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  1. 山形市議会 1995-11-22
    平成 7年予算委員会(11月22日)


    取得元: 山形市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-06-17
    平成 7年予算委員会(11月22日)   平成7年11月22日(水曜日) 〇出席委員(38名)        石 澤 秀 夫 君    高 橋 啓 介 君        渡 辺 弥寿雄 君    石 沢 忠 八 君        高 橋   博 君    金 峰 聡 和 君        鈴 木 善太郎 君    澤 渡 和 郎 君        斎 藤 淳 一 君    加 藤 賢 一 君        渡 辺 ゆり子 君    豊 川 和 弘 君        加 藤   孝 若    竹 田 和 義 君        高 橋 民 夫 君    荒 井   啓 君        長 瀬 洋 男 君    高 橋 伸 行 君        峯 田 豊太郎 君    阿 部 善之助 君        高 橋 嘉一郎 君    佐 藤 義 久 君        酒 井 靖 悦 君    佐 竹 盛 夫 君        佐 貫 宏 一 君    小野寺   建 君        尾 形 源 二 君    阿 部 豊三郎 君        会 田 邦 夫 君    渡 辺 秀 夫 君        枝 松 昭 雄 君    武 田 一 夫 君        佐 藤   稔 君    浅 野 泰 孳 君
           深 瀬 悦 男 君    渡 辺 卓 弥 君        宝 沢 啓 輝 君    中 村 幸 雄 君 〇欠席委員(1名)        加 藤   正 君 〇傍聴議員        大 沢   久 君  ――――――――――――――――――― 〇説明のため出席した者   市長      佐 藤 幸次郎 君  助役      板 垣 啓 二 君   収入役     今 野 和 子 君   総合政策室長  斎 藤 健 司 君  総務部長    梅 津 久 男 君   財務部長    佐 藤 冨 也 君  市民部長    酒 井 正 男 君   環境部長    寺 崎 琴 雅 君  福祉部長    横 倉 明 雄 君   産業部長    日 野 茂 男 君  建設部長    奥 山   漸 君   都市開発部長  垂 石 定 敏 君  下水道部長   山 崎 輝 翁 君   消防長     武 田 鉄 雄 君  済生館事務局長 山 川 正 雄 若   水道部長    黒 沼 吉 男 君  教育長     洒 匂 勝 雄 君   選管委事務局長 加 藤 順 功 君  監査委事務局長 加 藤 弘 一 君   農業委事務局長 岸   善 明 君  ――――――――――――――――――― ◎午前10時10分 開会 ○阿部喜之助委員長  これより予算委員会を開きます。  欠席通告委員は,加藤正委員であります。  それでは議事に入ります。  本委員会に付託されました案件は議第107号から議第110号までの補正予算4件であります。  ――――――――――――――――――― ◎提案理由の説明 ○阿部喜之助委員長  これらを一括議題とし,各案件について当局の説明を求めます。佐藤財務部長。 ○佐藤財務部長  ただいま上程されました議第107号平成7年度山形市一般会計補正予算第1条歳入歳出予算第1表の歳入について,ご説明申し上げます。  議案書2ページ,事項別明細書は8ページからでございます。  第11款国庫支出金及び第12款県支出金は,国の第二次補正予算にかかる補助事業増額内示等に基づく所要の予算措置であります。  その主なものは,国庫支出金では,道路新設改良事業都市計画街路事業及び消防防災設備整備事業などにかかる補助金の増額計上であり,県支出金についても,農村総合整備事業などにかかる補助金等増額計上であります。  第16款諸収入は,市預金利子の追加計上であり,第17款市債は,農業生産基盤整備事業及び道路橋りょう整備事業ほか各適債事業許可見込額について,それぞれ補正措置を講じたものであります。  以上,このたびの歳入補正予算は,8億8,132万9千円を追加しようとするものであります。  次に,議案書3ページ,事項別明細書20,21ページの補正予算第3条地方債の補正でありますが,歳入において申し上げましたとおり各通債事業について,本年度の許可見込に基づく起債の限度額の変更であり,所要の予算措置をお願いするものであります。  以上でございますが,よろしくご審議のうえご決議下さいますようお願い申し上げます。 ○阿部喜之助委員長  日野産業部長。 ○日野産業部長  産業部関係補正予算についてご説明申し上げます。  議案書2ページ,事項別明細書は12,13ページでございます。  第6款農林水産業費,第1項農業費における補正の主なものを申し上げます。  はじめに,農地費関係でございますが,国の第二次補正予算の内示により増額された広域営農団地農道整備事業のうち,村山東部広域農道2期分のうち高瀬地区分用地取得費及び工事費など事業費に係る負担金の増額をお願いしようとするものでございます。  また,同様に増額の内示がありました県営土地改良事業のうち,水田営農活性化排水対策特別事業として中部幹線等排水路整備事業について,老朽ため池等整備事業として,本沢,羽竜沼整備事業について,並びに土地改良総合整備事業として竜湖地区の農道整備事業について,それぞれの事業に要する負担金の増額補正をお願いするものでございます。  さらに,農村総合整備モデル事業のうち農道"学校内表線"及び"中野目公園線"の路盤工等に要する事業費の増額補正をお願いしようとするものでございます。  次に,第7款商工費,第1項商工費の補正について申し上げます。  第2目商工業振興費でございますが,商店街活性化推進事業に要する経費につきましては,中小企業庁の中小商業輸入品販売促進事業の第二次補正を受けて実施する商店街の輸入品フェアに対する助成費の予算措置をお願いしようとするものでございます。  次に,議第110号,平成7年度山形市農業集落排水事業会計補正予算についてご説明申し上げます。  議案書10ページ,事項別明細書は42ページからでございます。  国の第二次補正予算の内示により,上野地区の農業集落排水事業について平成8年度中の事業完了を図るため,管路施設の建設に要する経費について債務負担行為の設定をお願いするものでございます。  以上で説明を終わりますが,よろしくご審議のうえご決議下さいますようお願い申し上げます。 ○阿部喜之助委員長  奥山建設部長。 ○奥山建設部長  建設部関係補正予算についてご説明申し上げます。  議案書2ページ,事項別明細書14ページからでございます。  第8款土木費第2項道路橋りょう費でございますが,国の二次補正に基づく補助事業としての市道二口線道路改良事業及び市道旧県庁北通道路改良工事等に要する経費の補正が主なものであります。  第3項河川費でございますが,同様に国の二次補正に基づく補助事業としての都市小河川野呂川の河川改修事業に要する経費の補正が主なものでございます。  次に,債務負担行為についてご説明申し上げます。  議案書3ページ,事項別明細書18ページからでございます。  補助事業として実施してまいりました準用河川不動川の河川改修について所要の措置をお願いするものでございます。  以上で説明を終わりますが,よろしくご審議のうえご決議下さいますようお願い申し上げます。 ○阿部喜之助委員長  垂石都市開発部長。 ○垂石都市開発部長  都市開発部関係補正予算についてご説明申し上げます。  このたびの補正は,いずれも国の二次補正による国庫補助事業費の追加内示によるものでございます。  初めに一般会計でありますが,議案書2ページ,事項別明細書14ページからでございます。  第8款土木費第4項都市計画費でございますが,土地区画整理費では,区画整理事業会計への繰出金の増額補正を,また,街路事業費及び公園整備事業費では薬師堂上桜田線ほか2路線並びに鈴川公園整備事業費増額補正をお願いしようとするものでございます。  次に,債務負担行為の補正でありますが,議案書3ページ,事項別明細書18ページからでございます。  都市計画街路事業に係る工事費及び用地購入費等事業費に関し,限度額及び期間を定めようとするものでございます。  次に,議第108号山形市区画整理事業会計補正予算についてご説明申し上げます。  歳出から申し上げますが議案書5ページ,事項別明細書28ページからでございます。  第1款総務費では組合施行土地区画整理事業に対する負担金を,第2款山形駅西区画整理事業費では建物等移転補償費をまた,第3款十日町区画整理事業費では用地購入費を,それぞれ増額補正をお願いし,事業の推進を図ろうとするものでございます。  以上の歳出に係る歳入につきましては,国庫補助金及び地方債等をもって措置しようとするものでございます。  次に,債務負担行為の補正でありますが,議案書6ページ,事項別明細書32ページからでございます。  南館地区土地区画整理事業に係る組合施行土地区画整理事業費負担金に関し,限度額及び期間を定めようとするものであり,地方債の補正は事業費の増額補正に伴う限度額の変更をお願いしようとするものでございます。  以上で説明を終わりますが,よろしくご審議のうえご決議下さいますようお願い申し上げます。 ○阿部喜之助委員長  山崎下水道部長。 ○山崎下水道部長  下水道部関係補正予算についてご説明申し上げます。  議第109号平成7年度山形市公共下水道事業会計補正予算でございます。  議案書は7ページ,事項別明細書は34ページからでございます。  このたびの予算補正は,国の第2次補正予算公共事業費の内示による,管渠の延長により整備促進を図るため,歳入,歳出それぞれ10億1,990万円の追加補正をお願いしようとするものでございます。  はじめに歳出から申し上げます。明細書は38ページからでございます。第2款建設費,第1項公共下水道建設費,第1目下水道総務費につきましては,建設整備促進にかかる図面等の作成経費等の追加をお願いするものであり,汚水管渠建設費につきましては,楯山,鈴川及び千歳地内等の面整備に要する工事費を追加し,滝山地内等の次年度工事予定箇所にかかる設計委託料の追加をお願いするものであります。  雨水管渠建設費につきましては,嶋堰幹線北町,河原田地内の整備に要する工事費等の追加をお願いするものであります。  流域下水道建設費につきましては,最上川流域下水道山形処理区における,山形浄化センター沈砂池設備等の整備に要する本市負担分の追加をお願いしようとするものであります。  次に,第3項特定環境保全公共下水道建設費につきましては,流域下水道幹線管渠の通過する千手堂,七浦地内等の面整備に要する工事費の追加をお願いするものであります。  以上の歳出に係る財源につきましては,国庫補助金及び起債をもって措置しようとするものであります。  次に,第2条の債務負担行為の設定につきましては,より一層の整備促進を図り合わせて年間工事発注の平準化を図るため汚水管渠建設事業等について設定をお願いするものであります。  はじめに,公共下水道汚水管渠建設事業におきましては,流域関連公共下水道として整備を進めております。鈴川及び楯山地内の面整備に要する経費3億7千万円,また,雨水管渠建設事業においては,北町一丁目地内の嶋堰幹線の延長に要する経費として1億円,更に特定環境保全公共下水道汚水建設事業においても同様の措置により,出羽,大郷地内の面整備の所要額4億3千万円を限度額として,それぞれ設定をお願いするものであります。  次に,第3条の地方債の補正につきましては,起債対象事業の変更に伴い限度額の変更をしようとするものであります。  以上で説明を終わりますが,よろしくご審議のうえご決議下さいますようお願い申し上げます。 ○阿部喜之助委員長  武田消防長。 ○武田消防長  第9款消防費補正予算についてご説明申し上げます。  議案書2ページ,事項別明細書16,17ページでございます。  今回の補正は,国の第2次補正予算を活用し,本市消防力のより一層整備の促進を図るため,100tの耐震性貯水槽を設置しようとするものであります。  以上で説明を終わりますが,よろしくご審議のうえご決議下さいますようお願い申し上げます。 ○阿部喜之助委員長  以上で当局の説明は終わりました。  ――――――――――――――――――― ◎質疑
    阿部喜之助委員長  ただちに質疑に入ります。  議第107号から議第110号までの補正予算4件について,総括的な質疑がありましたらお願いをいたします。高橋嘉一郎委員。 ○高橋嘉一郎委員  産業部長にお伺いしたいと思います。農業集落排水事業ですね。これは,大変喜ばれておるわけですけれども,問題は加入すればそれなりの負担が大きい。住宅が密集していないとか,いろいろな条件があるなかで,山村地域が特にですけれども,負担が非常に増大する。トイレなんかも改修しますと300万円もかかる家庭が出てくるわけだね。公の負担分をいかに軽減するかということが,そういうことが地域住民から要望が出ていると思いますけれども,やはり加入するに負担が大きければ,実際引いても同意はしますけれども,加入については後々になる。そうしますと,その集落排水事業の運営上,会計上なかなか大変になる。やっぱり同意100%,加入も100%としないとなかなか運営上大変になるんじゃないかと,その辺のことを考えた場合,今後どういう取り組みでやるか。公共下水道から見るとかなり高いという,そういう実態を見る必要があるんじゃないか,同じ市民としてそこら辺いかがなものと思います。一つお願いします。 ○阿部喜之助委員長  日野産業部長。 ○日野産業部長  農業集落排水事業の受益者の分担金のことだろうと思いますけれども,ご案内のように,このいわゆる農集排事業は国と県の補助をいただき,また受益者の負担金ですか,分担金をいただいて,山形市が事業主体になって整備しているものでございますが,ご質問のように地域によっては地形的なもの,それから集落が点在しているようなところ,それがやはり一定の適性事業規模にするためには,三つの集落も一つの事業区域で整理しなければならないということがございます。  例えば,今建設しようとしております,建設中の双葉地区につきましては,七ツ松,それから礫石,荻ノ窪,この三つの集落を一つの事業区域として整備するわけですが,三つとも離れている点在しているとこういうことでありまして,工事費が割高になるわけです。したがって,受益者の分担金も高くなると。こういう特殊なところがございます。したがいまして,私どもとしましては,この上限額を設定して,改善できないかということで検討中でございまして,議会の皆様からご了解を得られれば,いずれご提案して改善を図りたいとこのように考えております。  なお,加入につきましては,初年度で100%ということは至難なわけですけれども,できるだけ早い期間で100%になるように努力をしていきたいと思います。以上でございます。 ○阿部喜之助委員長  ほかにご質疑ありませんか。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○阿部喜之助委員長  ご質疑なしと認めます。  これをもって質疑を終結いたします。  ―――――――――――――――――――分科会付託阿部喜之助委員長  案件全部を付託案件表のとおり各分科会に分割付託いたします。   ~~~~~~~~~~~~~~                  付  託  案  件  表 (総務分科会) 議第107号 平成7年度山形市一般会計補正予算のうち第1条第1表歳入,歳出第9款,第3条 (産業文教分科会) 議第107号 平成7年度山形市一般会計補正予算のうち第1条第1表歳出第6款,第7款 議第110号 平成7年度山形市農業集落排水事業会計補正予算建設分科会) 議第107号 平成7年度山形市一般会計補正予算のうち第1条第1表歳出第8款,第2条 議第108号 平成7年度山形市区画整理事業会計補正予算 議第109号 平成7年度山形市公共下水道事業会計補正予算   ~~~~~~~~~~~~~~阿部喜之助委員長  この際,各分科会を開くため休憩いたします。      午前10時39分 休 憩  ―――――――――――――――――――      午後3時   再 開 ○阿部喜之助委員長  休憩前に引き続き会議を開きます。  議第107号から議第110号までの補正予算4件を一括議題といたします。  ―――――――――――――――――――分科会委員長報告阿部喜之助委員長  この場合,各分科会における審査の経過と結果について各分科会委員長の報告を求めます。   ~~~~~~~~~~~~~~総務分科会委員長報告阿部喜之助委員長  佐藤総務分科会委員長。 ○佐藤義久総務分科会委員長  総務分科会における審査の経過と結果についてご報告いたします。  議第107号平成7年度山形市一般会計補正予算の歳入についての主な質疑を申し上げますと,委員から,公共事業における補助金の中の事務費を事業費にあてることができるのか,との質疑があり,当局から,必要最小限度の事務費以外は事業費に振り返るようにとの建設省からの指導もある。今回の11月補正予算では直接事務費だけしかとらず,極力事業費にあてている,との答弁がありました。  また,委員から,国の方針ということであるが,事務費が削減されれば,事業費全体の額から,その分が減額されることはないのか,との質疑があり,当局から,事務費の割合はきびしくなってくると思うが,事業費が減額されることはないと思う,との答弁がありました。  大要以上の後,一般会計歳入については全員異議なく可決すべきものと決しました。  また,次に,歳出の負担部分についての主な質疑を申し上げますと,委員から,防災計画の中で,消防としての施設整備計画はどうなっているのか,との質疑があり,当局から,阪神淡路大震災の教訓により,100tの耐震性貯水槽の建設を促進していきたい。とりあえず,東西南北に4カ所,設置を計画している。なお,今回は市の西部として篭田中央公園の地下に建設を予定している,との答弁がありました。  また,委員から,100tの耐震性貯水槽の大きさと耐用年数について質疑があり,当局から,大きさはいろいろなものがあるが,長方形のものは約縦18m,横3.5m,深さ2m,丸形のものは直径6.5m~6.7m,深さ3.5mのものなどがある。耐震性貯水槽は新しいものなので,耐用年数のデータがとれていない,との答弁がありました。  大要以上の後,一般会計歳出付託部分については,全員異議なく可決すべきものと決しました。  最後に,第3条地方債の補正についての主な質疑を申し上げますと,委員から,今回の補正より,市債残高はどうなるのか,との質疑があり,当局から,地方債の平成7年度末の現在高見込額は834億121万3千円となっている,との答弁がありました。  また,委員から,今後さらに財政運営がきびしいものになってくると思われるが,長期的な視野に立った財政運営計画は作っているのか,との質疑があり,当局から,来年度からの6次総に伴い,今後5カ年の財政計画を試算している。また起債の選択にあたっては,国から交付税措置される有利なものを利用している,との答弁がありました。また委員から,今後とも公債費の増加が見込まれるので,事業費を抑制することなく,経常経費の削減に努め,長期展望に立った財政計画をたてていただきたい,との意見がありました。  さらに,委員から,景気浮揚に向けての国の施策であり,地方としても財政負担をして景気浮揚に努め,事業を抑制することなく,その財政負担を国に働き掛けるようお願いしたい,との意見がありました。  大要以上の後,第3条地方債の補正については全員異議なく可決すべきものと決しました。  以上で報告を終わりますが,本分科会決定どおりご賛同賜りますようお願い申し上げます。   ~~~~~~~~~~~~~~産業文教分科会委員長報告阿部喜之助委員長  会田産業文教分科会委員長。 ○会田邦夫産業文教分科会委員長  産業文教分科会における審査の経過と結果についてご報告いたします。  最初に,議第107号平成7年度山形市一般会計補正予算付託部分から申し上げます。  まず,第6款農業水産業費第1項農業費について,その主な質疑を申し上げます。  委員から,今回の補正予算は国の14兆円にものぼる経済対策によるものと言っているが,産業部関連の予算額が,景気浮揚等を配慮するのに少なすぎるように思えるがどうか,との質疑があり,当局から,農業費の補正額は約1億5千万円となっているが,この金額は県事業への負担金であり,事業費ベースに換算すると,総額では約13億5千万円となっている。ひとつ大きなものとして例を上げれば,広域営農団地農道整備事業のうち,村山東部広域農道は今回の補正で事業費ベースで8億9千万円の追加となり,平成7年度における事業費は約20億円となっている,との答弁がありました。  また,委員から,村山東部地区の農道が完成すれば,中山間地域である高瀬地区などの活性化が図られることに期待が寄せられているので,行政サイドからの配慮をお願いしたいとの要望がありました。  次に,委員から老朽ため池等整備は,今回の補正によってどの程度早まる見込みなのか,との質疑があり,当局から,本沢ダムは平成3年度の着工で平成12年度の完成,羽竜沼は平成5年度の着工で平成11年度の完成を予定しており,工期的には縮まる見込みである,との答弁がありました。  次に,委員から,農業総合整備モデル事業については,今後新たに指定する予定はあるのか,との質疑があり,当局から,農業総合整備モデル事業は,昭和61年度から平成9年度までの事業であり,西部10地区67集落を指定し,実施している。  平成8年度には,事業も終結の見込みであり,県との協議も必要であるが,新しい地区の指定は少ないと考えている,との答弁がありました。  次に,第7款商工費第1項商工費についての主な質疑を申し上げます。  委員から,輸入品販売促進事業について,事業総額はいくらか。また,国や県からの補助金も出るのか。また,輸入品販売促進事業で取り扱う商品はどういったものがあるか,との質疑があり,当局から,国からの補助金が306万円,県と市が各100万円,商工会議所から94万円拠出されるほか,七日町商店街から諸経費が出され,事業費の総額約700万円を見込んでいる。また,事業の取り扱う商品は,自動車やオートバイに加え,食料品や化粧品など七日町商店街取り扱い関連商品となっている,との答弁がありました。  これに対して委員から,輸入品販売促進事業支援の目的は,消費者のライフスタイルや消費者ニーズの多様化に合致した販売サービスの促進を図っていくものとの事だが,従来,課題とされていった流通経路の確立に向けてどうのように取り組んでいるのか,との質疑があり,当局から,中小商業者は輸入品の流通経路が不安内であるため,今回の輸入品フェアを通じて物流コストの低減を図るため,外国のメーカーから大手商社を介さずに直輸入できるような販売経路の確立を目指して,テストケースとして実施するものである,との答弁がありました。  大要以上の後,議第107号平成7年度山形市一般会計補正予算付託部分については,全員異議なく可決すべきものと決しました。  最後に,議第110号平成7年度山形市農業集落排水事業会計補正予算については,当局の説明を了承し,全員異議なく可決すべきものと決しました。  以上で報告を終わりますが,当分科会決定どおり,ご賛同賜りますようお願い申し上げます。   ~~~~~~~~~~~~~~ ◎建設分科会委員長報告阿部喜之助委員長  長瀬建設分科会委員長。 ○長瀬洋男建設分科会委員長  建設分科会における審査の経過と結果についてご報告申し上げます。  はじめに,議第107号平成7年度山形市一般会計補正予算歳出のうち,第8款第2項道路橋りょう費,第8款第3項河川費について申し上げます。  まず,委員から,旧県庁裏のグレードアップ化をするというが,その場所の選定基準はあるのか,との質疑があり,当局から,街づくり基本計画に基づいて実施することになるが,グレードアップする際には地元負担が伴うこともあり,地域のまとまりのある所からやることにもなる,との答弁がありました。  次に,委員から,基準によって選定したものを情報として住民に公開してもらえれば,もっとわかり易くなると思うので,その点について配慮してほしい,との要望がありました。  次に,第8款第4項2目,3目,5目についての主な質疑を申し上げます。  まず,委員から,今回の鈴川公園整備に要する経費の内容はどんなものなのか,との質疑があり,当局から,平成7年度,8年度で屋内プール建設を予定しているが,今回の補正で平成8年度分を先取りして行うものである,との答弁がありました。  次に,委員から,市街地と周辺の郊外地区では,公園整備において,バランスが取れていないように思われるが,どんな計画で公園を整備しているのか,との質疑があり,当局から,緑のマスタープランに基づいて整備をしており,又,区画整理事業の中でも整備を進めている,との答弁がありました。これに対し,委員から,郊外の公園について計画的に進めてほしい,との要望がありました。  次に,委員から,花火大会やいも煮会の時期の河川公園の安全面の対策にどう取り組んでいるのか,との質疑があり,当局から,あたご橋の通行止めや,夜の巡回パトロール等を実施してきているが,今後とも住民の安全対策に努めたい,との答弁がありました。  次に,委員から,公園の植栽はどこで決定しているのか。桜の木を植えれば,花見の頃には自然に人が集まると思うがどうか,との質疑があり,当局から,木の種類については公園緑地課で決定しているが,これまでの反省に立って今後選定していきたい,との答弁がありました。  大要以上の後,議第107号山形市一般会計補正予算歳出のうち付託部分については,採決の結果全員異議なく可決すべきものと決しました。  次に第2条,債務負担行為のうち準用河川改修事業について及び都市計画街路事業については,当局の説明を了承し,全員異議なく可決すべきものと決しました。  次に,議第108号平成7年度山形市区画整理事業会計補正予算の主な質疑を申し上げますと,まず,委員から,今回の補正で,駅西区画整理事業の進捗率は,どの位になるのか,との質疑があり,当局から,現在仮換地案を策定中であり,今の段階では数字では表わせないが,この仮換地が行われれば,かなり進捗したことになると思われる,との答弁がありました。  次に,委員から,東ソーのその後の進捗状況はどうなっているのか,との質疑があり,当局から,具体的な成果がないので,報告出来なかったが,早期解決に向け努力し遅れを少しでも取り戻したい,との答弁がありました。  次に,委員から,十日町区画整理事業の用地買収はどうなっているのか,との質疑があり,当局から,全体で約7,300㎡を予定しており,今回の8件約2,100㎡を買収すれば約3,300㎡の買収となる,との答弁がありました。  大要以上の後,議第108号平成7年度山形市区画整理事業補正予算については,採決の結果,全員異議なく可決すべきものと決しました。  次に,議第109号平成7年度山形市公共下水道事業会計補正予算についての主な質疑を申し上げます。
     まず,委員から,雨水というのは若干の土砂はあっても,それほど汚れていないのか,との質疑があり,当局から,雨水と汚水とに分けて処理しており,下水道の利用率は約80%となっており,残り約20%の生活汚水が五堰に流れることになり,完全な水というものはない,との答弁がありました。  次に,委員から,都市化が進み地表がコンクリート化されるなど,最終的には須川に水が流れていく。河川改修等などで産業的基盤を失うことなど末端の人々のことを考えて開発してもらわないと困るのでは,との質疑があり,当局から,今後十分に検討していきたい,との答弁がありました。  これに対して,委員から,マイナスの経済効果についても議論があってもよいのではないか。今後新しい観点に立ってやってもらいたい,との要望がありました。  大要以上の後,議第109号平成7年度山形市公共下水道事業会計補正予算については,全員異議なく可決すべきものと決しました。  以上で報告を終わりますが,本分科会決定どおり,ご賛同賜りますようお願い申し上げます。 ○阿部喜之助委員長  以上で各分科会委員長の報告は終わりました。  ――――――――――――――――――― ◎質疑 ○阿部喜之助委員長  ただいまの報告に対し,ご質疑ありませんか。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○阿部喜之助委員長  ご質疑なしと認めます。  これをもって質疑を終結いたします。  ――――――――――――――――――― ◎採決 ○阿部喜之助委員長  これより採決いたします。  お諮りいたします。議第107号から議第110号までの補正予算4件を各分科会委員長報告のとおり決するにご異議ございませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○阿部喜之助委員長  ご異議なしと認めます。  よって,議第107号から議第110号までの補正予算4件については,いずれも原案のとおり可決すべきものと決しました。  以上で付託案件の蕃査は全部終了いたしました。  ――――――――――――――――――― ◎閉会 ○阿部喜之助委員長  これをもって予算委員会を閉会いたします。      午後3時18分 閉 会      予算委員長 阿 部  喜之助...