○
議長 討論を終わります。 これより「
発委第2号 2025年
国際博覧会の
誘致に関する
決議」を採決いたします。 この採決は起立によって行います。
本案は、
原案のとおり決定することに賛成の方は、起立願います。 賛成11、反対1(10番) 起立多数であります。したがって、
本案は、
原案のとおり可決されました。 ここで、
町長より発言を求められていますので、これを許します。
-町長-
◎
町長 皆さん、おはようございます。 本日、
平成30年第2回
印南町議会定例会を招集いたしました。
議員の皆様にはご多用の中ご出席をいただき、誠にありがとうございます。また、3月の第1回
定例議会以降、
小学校卒業式、
県政報告会、
慰霊祭など、
各種行事等に際しましてご協力いただきましたことを、改めて厚く御礼申し上げる次第であります。 さて、町内至るところでは田植えが終わり、スイカや梅の収穫も
最盛期を迎え、暦の上では4日後の11日が入梅ということです。昨日、気象庁から「平年に比べて1日早く梅雨入りしたと見られる」と発表され、蒸し暑さも一段と増してくる季節となってまいりました。 このような
状況の中で
議会開会でございますが、
議案の
説明に先立ち、3月
議会以降の町政の主だった
執行状況及びその概要と、その他
諸般の
報告など、順次ご
報告を申し上げたいと思います。 最初に、「
職員の
人事管理:働き方改革」についてであります。 去る3月31日付で4名の
ベテラン職員が退職し、例年感じていることですが、これまで
町職員として町や町民の方々のために一生懸命に仕事をしていただいたことに心から感謝するとともに、一方では寂しい思いを持ってお送りをしております。しかしながら、今年も4月1日には、希望に満ち溢れた
新規採用職員3名を迎えると同時に、総勢50名の
人事異動を実施し、私自身も身が引き締まる思いで新年度を迎えたところであります。
人事異動は、言うまでもなく、組織の
活性化と、多くの職場を経験させることにより
職員のレベルアップを図ること、また、現在の全
職員数は82名であり、
平均年齢が36歳代と非常に若い組織であり、町を支えている
現役世代から次世代への引き継ぎを目的として、適材適所の異動を行なったものであります。 また同時に、
職員の働き方改革として「
印南町
特定事業主行動計画~女性が輝く社会のために~」に掲げている
職場環境の実現を目指し、
職員の声を踏まえつつ、仕事の仕方や
能力開発等を幅広く検討するなど、
生産性の向上を図るとともに、残業ゼロへの
意識改革を徹底し、週に2日以上の
ノー残業デーの実施を推進していきたいと考えております。 次に、「
人口減少:
若者定住対策」についてであります。
印南町
民間活力を活用した
賃貸住宅建築促進条例に基づき、旧
切山公営住宅の跡地を
民間賃貸住宅の建設、管理、運営を条件に
事業者に売却し、
人口減少:
若者定住対策としての取り組みに着手したところであります。今
議会に
関連補正予算を計上しておりますので、ご
承認いただきますようよろしくお願い申し上げます。 次に、
風力発電についてであります。 来たる7月2日、
印南風力発電所の
竣工披露式が、業者である
印南風力発電株式会社により執り行われる運びとなっております。既に6月1日より操業は開始されておりますが、当町に新たな企業が進出し操業をスタートすることは、大変喜ばしいことであり、本
事業者の益々のご発展を祈念申し上げるところであります。 次に、「
防災危機管理:
復興計画事前策定」についてであります。
和歌山県では、「
南海トラフ地震をはじめ、
直下型地震や風水害による大
規模災害が発生するリスクは、どの
市町村にもある」とし、各
市町村独自で
復興計画の
策定を進めるよう、「
復興計画事前策定の手引き」を本年2月に発行し、配付しております。特に、
東日本大震災における
復興計画策定時の問題を洗い出し、いち早く復興に取り組む
計画の
事前策定が必要とされております。当町につきましても、大
規模地震・
津波災害等の発生が予測されるため、県の支援の下、
策定についての協議を進めているところでございます。
議員各位におかれましても、本
計画策定についてのご理解とご協力をお願いするものであります。 次に、
建設分野についてであります。今
議会に
提案しております、3件の
工事請負契約及び
変更契約についてであります。 最初に、
町道印南西ノ地線法面対策工事の
変更契約についてであります。
事業進捗を図るため、
請負差額を追加し、
変更契約を行うものであります。なお、これと併せて今
議会に
補正予算を計上しておりますので、当
工事の
早期完成のため、
議員各位のご理解をお願い申し上げるものであります。 次に、
踊谷池改修工事の
変更契約についてであります。現在、堰堤、
洪水吐や
底樋管などの
更新等、池の
機能強化に向け
改修工事を進めているところでありますが、堤体を掘削したところ、当初想定していた土砂の地層に汚泥が多く堆積していたため、
底樋管の施工に
周辺汚泥の
浚渫等が必要となり、
所要額の増となる
変更契約を行うものであります。 次に、上道改良住宅建替第6期
建築工事の
請負契約についてであります。
工事内容は、旧
あけぼの保育園跡地を中心に、
ファミリータイプ4戸、少
人数タイプ6戸の、計10戸を建築するものであります。 次に、
国民健康保険事業についてであります。
平成30年度から、
国民健康保険事業は、
和歌山県と
市町村が共同で運営する新たな
制度がスタートしております。この新たな
制度は、これまでの
財政運営とは別に
財政基盤の安定した新しい
制度であることを、事あるごとにご
説明させていただいてきましたが、
平成29年度
決算では、想定内とは言え2,362万9,000円の
赤字決算となってございます。
平成24年度にも
赤字決算となり、その後は翌年の
税率引き上げ、また
一般会計からの
基準外繰り入れなど、新
制度移行を睨み、被
保険者に安易な
税負担を求めることなく凌いでまいりましたが、5年間の旧
制度下での
累積赤字となったものであります。これにつきましては、
赤字財源を
平成30年度の
国保税と
県支出金を充用する
補正予算として
専決処分をしておりますので、
議員各位にはご理解いただくとともに、併せてご
承認賜りますようよろしくお願い申し上げます。 次に、
教育分野についてであります。 新学期が始まり、はや2ヶ月が経ちました。小・
中学校では落ち着いた中で
学校運営が行われております。
中学校においては、
最大行事でもあります
東京方面への修学旅行を2泊3日で実施し、無事に終えたとの
報告を受けているところであります。また、
小学校においては、春の運動会が行われ、
保護者をはじめ地域の皆様にご協力をいただき、無事開催できたとのことであります。 次に、
平成29年度の
決算の概要についてであります。 去る5月31日に
出納閉鎖を迎え、
平成29年度各
会計の
決算を終えております。
国民健康保険事業特別会計を除いた5
事業の
特別会計と
一般会計は、
黒字決算であります。
一般会計及び
特別会計の
歳入総額は84億8,292万9,000円、
歳出総額は83億486万8,000円、
差し引き1億7,806万1,000円であります。
一般会計では、
歳入総額55億6,555万8,000円、
歳出総額は54億2,811万1,000円、
差し引き1億3,744万7,000円で、このうち
繰越財源(
法面対策事業と、町道殿
平農免線整備事業、
地籍調査事業など)を差し引いた
実質収支は、1億1,936万7,000円の
黒字決算であります。 また、
一般会計、
特別会計を合わせた年度中の起債の
状況は、
新規借り入れ:3
中学校普通教室等空調設備設置事業に伴う
過疎対策事業債の
繰越分4,270万円を含め6億6,110万円、
償還元金:7億6,325万3,000円で、
平成29年度末現在高は91億1,327万5,000円となり、前年度比1億215万3,000円の減額となっております。 一方、
各種基金の動向は、
積立額5億8,493万3,000円に対し、取り崩し額8,409万円、
差し引き5億84万3,000円の増であります。
平成29年度末の基金現在高は65億5,847万7,000円となり、
類似団体、また
県内町村の中でも、比較的高い
基金保有高を保持しております。
水道事業会計については、
企業会計として1年が経ちました。
経営成績を表す
決算の一つとして、費用と収益を比べ、その差額を利益として表す
損益計算は、収益の部で1億9,080万4,000円、費用の部で2億2,219万9,000円となり、3,013万5,000円の赤字となります。キャッシュ・
フロー計算では、資金は936万4,000円増額され、
期末残高が2億765万3,000円となっております。 なお、各
会計の
決算状況については、現在
担当課において
分析作業中であり、今後機会を見て詳細をご
報告させていただきます。 最後に、今
議会に
提案の
議案についてご
説明申し上げます。
議案第46号は、
地方税法及び
地方税法施行令の一部
改正に伴う
印南町
税条例の一部
改正について、
専決処分事項の
承認を求めるものであります。
議案第47号は、同じく
地方税法及び
地方税法施行令の一部
改正に伴う
印南町
国民健康保険税条例の一部
改正について、
専決処分事項の
承認を求めるものであります。
議案第48号は、
決算見込みによる
平成29年度
印南町
一般会計補正予算(第7号)で、
既定の
歳入歳出予算の
総額に2億9,081万9,000円を追加し、58億257万8,000円とする
専決処分事項の
承認を求めるものであります。
議案第49号は、同じく
決算見込みによる
平成29年度
印南町
国民健康保険事業特別会計補正予算(第5号)で、
既定の
歳入歳出予算の
総額から2,597万7,000円を減額し、15億4,964万1,000円とする
専決処分事項の
承認を求めるものであります。
議案第50号は、同じく
決算見込みによる
平成29年度
印南町
介護保険事業特別会計補正予算(第4号)で、
既定の
歳入歳出予算の
総額から20万7,000円を減額し、10億6,281万8,000円とする
専決処分事項の
承認を求めるものであります。
議案第51号につきましても、同じく
決算見込みによる
平成29年度
印南町
農業集落排水事業特別会計補正予算(第1号)で、
既定の
歳入歳出予算の
総額に20万8,000円を追加し、8,081万7,000円とする
専決処分事項の
承認を求めるものであります。
議案第52号は、
平成29年度の
赤字決算に伴う
平成30年度
印南町
国民健康保険事業特別会計補正予算(第1号)で、
既定の
歳入歳出予算の
総額に2,362万9,000円を追加し、13億416万2,000円とする
専決処分事項の
承認を求めるものであります。
議案第53号は、
印南町
税条例等の一部
改正についてであります。
議案第54号は、
介護保険法の
改正に伴う
印南町
指定地域密着型サービスの
事業の人員、設備及び運営に関する
基準等を定める
条例の一部
改正についてであります。
議案第55号は、
町道印南西ノ地線法面対策工事に伴う
工事請負契約の
変更についてであります。
議案第56号は、
踊谷池改修工事に伴う
工事請負契約の
変更についてであります。
議案第57号は、上道改良住宅建替
工事に伴う
工事請負契約についてであります。
議案第58号は、
印南町
過疎地域自立促進計画の
変更についてであります。
議案第59号は、
損害賠償の額を定めることについてであります。
議案第60号は、
平成30年度
印南町
一般会計補正予算(第1号)で、
既定の
歳入歳出予算の
総額に6,516万5,000円を追加し、49億3,905万1,000円とするものであります。
議案第61号は、
平成30年度
印南町
国民健康保険事業特別会計補正予算(第2号)で、
既定の
歳入歳出予算の
総額から76万4,000円を減額し、13億339万8,000円とするものであります。
議案第62号は、
平成30年度
印南町
後期高齢者医療特別会計補正予算(第1号)で、
既定の
歳入歳出予算の
総額から52万円を減額し、2億1,394万2,000円とするものであります。
議案第63号は、
平成30年度
印南町
介護保険事業特別会計補正予算(第1号)で、
既定の
歳入歳出予算の
総額に567万5,000円を追加し、10億1,072万4,000円とするものであります。
議案第64号は、
平成30年度
印南町
水道事業会計補正予算(第1号)についてであります。 次に、
報告第1号は、
平成29年度
印南町
一般会計繰越明許費繰越計算書について、同じく
報告第2号は、
平成29年度
印南町
介護保険事業特別会計繰越明許費繰越計算書について、ご
報告申し上げるものであります。 以上、
専決処分事項7件、
条例の一部
改正2件、
工事請負契約及び
工事請負契約の
変更3件、
計画の
変更1件、
損害賠償事案1件、
平成30年度
一般会計、
特別会計及び
公営企業会計補正予算5件、
報告事項2件の、計21件であります。
議案の詳細については、その都度、副
町長、
教育長及び
担当課長がご
説明申し上げます。ご審議の上、全
議案可決賜りますようお願い申し上げ、
諸般の
報告並びに
議案の
説明とさせていただきます。 長時間ご清聴ありがとうございました。
○
議長 ここでお諮りします。都合により、明8日から11日までを休会といたしたいと思います。これにご
異議ありませんか。
◆
議員 「
異議なし。」
○
議長 ご
異議なしと認めます。よって、明8日から11日までを休会とすることに決定いたします。 以上をもって本日の
日程は全部終了いたしました。 本日の
会議はこれをもって散会いたします。
△散会 9時30分
地方自治法第123条第2項の
規定により、下記に署名する。
平成 年 月 日
印南町議会議長 印南町議会議員 印南町議会議員...