印南町議会 > 2012-09-03 >
09月19日-03号

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  1. 印南町議会 2012-09-03
    09月19日-03号


    取得元: 印南町議会公式サイト
    最終取得日: 2021-08-08
    平成24年  9月 定例会(会議の経過) △開会 9時00分 ○議長 皆さん、おはようございます。ただいまの出席議員は11名であります。定足数に達しています。 これより平成24年第3回印南町議会定例会第3日目の会議を開きます。 本日の議事日程は、お手元に配付のとおりであります。 ただいまより議事日程に従いまして、議事を進めてまいります。 日程第1、会議録署名議員の指名を行います。 会議規則第119条の規定により、本日の会議録署名議員は、        7番 榎本一平君        8番 廣野英幸君を指名いたします。 日程第2、一般質問を行います。 順次発言を許します。 それでは、-10番、西山徹君- ◆10番(西山) 皆さん、改めておはようございます。10番、西山です。議長のお許しを得ましたので、通告書に従い一般質問させていただきます。 昨年9月3日から4日の未明にかけて紀伊半島に甚大な被害をもたらした台風12号は、印南町においてもその被害は過去に類を見ないほどの規模であり、特に切目川の氾濫による被害は過去における大災害に匹敵するものでありました。ことしも早い時期から大型台風が発生し、既に16号の台風が日本近海に発生し、沖縄を初めとして大きな被害をもたらしています。年々大型化する台風のシーズンを迎え、いま一度気を引き締めなければならないと思います。 また、ことし8月29日に国の一つの有識者会議が発表した南海トラフ巨大地震での印南町における津波の想定は、3月31日に発表した内閣府の南海トラフ巨大地震モデル検討会による津波高の推計結果と大きな差異がなく、より一層の地震・津波対策が喫緊の課題となっております。これに関連する質問は後ほどいたしますが、台風12号でも紀伊水害でも感じたように、自然の猛威のすさまじさは想像を絶するものがあります。町長は防災のまちづくりとして強靭で安全・安心なまちづくりを公約としていますが、一日も早い実現を期待するものであります。 さて、前段長くなりましたが、今議会での私の一般質問でありますが、まず大きな1点目は、国体開催に向けての印南町の戦略について2点質問いたします。 平成27年度に開催される和歌山国体地域活性化につなげることについては、さきの議会において、私の質問に対し、町長も積極的に対応する旨の答弁をいただいたところであります。役場内部でも協議され、秘書政策室が統括し、組織的対応を図ることを意思決定されたと聞いております。私は、この国体を機会として、町全体でのスポーツ振興を企画し、老若男女がいつでもスポーツに親しめる環境をつくり、スポーツまちづくりを推進することによって、隠れている逸材を見出すことへの期待も生まれてくるのではないでしょうか。さらに、国体を初め全国大会など大きな大会への出場選手に対しての激励会といったものもスポーツ熱を高める一つの手段ではないかと考えます。当然、小学校のころから育成も大切ですが、そうしたことへの対応について、教育委員会からの提案待ちではなく、総括をしていく秘書政策室で積極的な対応をすることで、印南町の一つとなった国体活用の対応ができるのではないかと思います。 また、私はさきの議会でも、国体を起爆剤とした活性化については、スポーツの振興だけでなく、印南町のPR、観光産業の振興など、本町のさらなる活性化について質問させていただきました。こうした内容も協議、検討されていることであると期待して、まず1点目ですが、第2回定例会から3カ月が経過する中で、どのような協議、検討がなされているのか、経過も含めて現在の状況を説明願います。2つ目に、今年度の国体に出場される選手が町内に何名いるのですか。また、その対応についてはどういった対応をされているのか、お伺いいたします。 次に、大きな2点目として、自然エネルギーの活用について質問いたします。 東日本大震災での福島原発事故に端を発したエネルギー問題が毎日のようにメディア等で報道されております。こうした中で、再生エネルギー特別措置法が7月1日から施行されることにより、自然エネルギーに対する価値観が大きく変わろうとしています。印南町においても、その導入、利活用について検討することは、自然エネルギーの普及はもとより町益につながるものと考えます。特別措置法を活用しての自然エネルギーへの取り組みは全国的にも増加している中で、自然エネルギーに関する2点の質問をいたします。 まず1点目は、切目川ダムの完成に合わせて整備が進められている水道施設既存水道施設を利用した小水力発電の導入は考えられないかお伺いいたします。小水力発電は、ある程度の水量があれは基本的にどこでも設置可能ということであり、特措法では水路方式の1,000kw以下の水力発電としており、水道施設のみならず水量が確保できる施設であれば可能かと思われます。 そこで、2点目の質問ですが、一例を挙げますと、古井下水処理場に小水力発電を設置し、売電することで、農業集落排水事業特別会計安定化を図ることができると考えますが、いかがでしょうか。ぜひ検討いただきたいと思います。 次に、大きな3点目の電算システム危機管理対策についてでございます。 前段、南海トラフ巨大地震について述べさせていただきましたが、東南海南海地震での津波高は6mであったのが、8月29日での南海トラフ巨大地震の公表では15mの最大津波高で平均でも13mという津波が想定されていますが、これがいつごろ起こるかということの想定時期が示されていません。地震を初め災害はいつ起こるという保障もありません。時間も設定されていません。真冬の雨の降る深夜に地震が発生したという最悪のシナリオは十分考えていかなければなりません。来るべき南海トラフ巨大地震に備えて、町民の命と財産を守るべきシステムの管理について質問をいたします。 役場電算システムにおける住民データ等情報資産危機管理対策について、具体的な対策は講じられていますか。特に、耐震化が図られていない現庁舎のサーバー及びデータを守るために今後どのような対策を講じられるのか、具体的な整備計画をお聞かせください。 以上で、1回目の質問を終わります。再質問については自席でよろしくお願いします。 ○議長 ただいまの質問に対し、執行部の答弁を求めます。 -教育課長-教育課長 国体開催に向けての1点目、どのような協議、検討がなされたのか、現在の状況についてでございますけれども、まず現在の状況につきましては、去る7月11日に平成27年開催第70回国民体育大会開催決定書文部科学大臣日本体育協会から和歌山県知事あてに交付されました。このことを受け、9月9日に開催決定記念イベント和歌山ビッグホエールで実施されました。その席上で県知事より各競技の会場地決定書を各市町村に交付されました。 当然のことながら、当町につきましてはゴルフ自転車ロード競技会場決定通知書の交付を受けました。その間、特に自転車ロード競技において、県と県自転車競技連盟、また警察等と協議を重ねてきました。その中でも、特に7月14日には中央競技団体自転車の競技の部でございますけれども、その中央競技団体正規視察を受け、コースの確認を行ってございます。現在、県が自転車競技の運営や安全対策についての基本計画民間業者に委託し、その策定中でございます。 また、どのような協議、検討をなされたかについてでございますけれども、先般、町長、秘書政策室、総務課、産業課、それから教育課とともに協議をしたわけでございます。結果、協議内容も数々あったわけでございますけれども、その中で特に今の状況としまして、まず最初に競技の運営のレイアウトを作成することと。それを少し待とうということで、そういう結果になってございます。そして、何はともあれ9月29日から開催されます岐阜国体ゴルフ、また自転車競技を一度視察に行くと。その後において再度協議をするというふうになってございます。 以上でございます。 ○議長 -10番、西山徹君- ◆10番(西山) 10番、西山です。 今、教育課長のほうから説明を受けたんですけれども、私が話をしているこの内容についてですけれども、基本的に6月議会でも話をしたように、印南町として、この町の活性化を含めてどういった対策をするのかと。その中で町全体で検討していくべきじゃないかということで、町長もそのようにおっしゃられて、私の聞いたところでは、秘書政策室のほうで集約するという話を聞いたんですけれども、今のところ教育委員会のみでやられているということで、町としてはこの国体に向けて活性化を考えていかないのかどうか、それをまず1点。どこがその芯になって対応していくのかということもお聞かせください。 それから、自転車ロードレース競技については、当初から印南町が要望したものではなくて、県からの依頼ということで開催されるということになったんですけれども、やはりそういったことを踏まえて、そこに町としての言い分というのができてくると思うんです。その中で、やっぱり地域活性化につながるような対策を考えてほしいということで、6月議会においても町長はもうそういった方向で考えていきたいということであったかと思うんですけれども、今、教育課長のお話の中では、まだまだその競技の内容の検討ということだけで、一体この町としてこの国体を機会に地域の活性化ということにつなげていくようなことというのは一切考えてないということなのかどうか、3点ちょっとお聞かせください。 ○議長 -秘書政策室長-秘書政策室長 先生言われるように、国体に向けての印南町の戦略はということで、6月議会の後、課長会の中で今後どうしていくんよというような検討をした中で、国体の競技については教育委員会が中心になっていくと。それ以外で町全体でせんなんことができてきた場合は、秘書政策室が窓口となっていくという方向で皆さんの同意を得ております。 その後、いろいろ検討したんですが、まだ県のほうから国体の具体的な内容、全体像がまだ見えてこないんです。何回も協議したんですが。今回、岐阜県の国体を実際外から見て、どんなことができるんかと。印南町として、印南町のPRができるんか、活性化等への戦略へ持っていけるのかということを検討して、それから話し合っていこうかということになっています。 ロードレースに向けても、それも調べた結果、広範囲な地域が参加せないかんようになると思うので、全面通行規制となるらしいです、1日か半日。そんな中でPRとかそんなんもできるんか。そういうこともまだ見えていません。ゴルフ場においても、ゴルフの競技はゴルフ場の中なんですけれども、そこへ印南町としてどの程度入っていけるんか、そこら辺もちょっと具体的な方向がまだ聞いておりません。 それと、ロードレースにおいては、各交差点とか-もう物すごいスピードで走るんですわ。それ危なくないように-全部、立哨員と言うんですけれども、何人立たないかんのか。100人になるんか、200人になるんか、そこら辺の人数も、全然まだ結果というか、今コンサルに調査を出しているらしいんですけれども、その結果が来た中で検討していきたいと。そしてまた、駐車場においても、来客数がどんだけ来るんか。ロードレースにおいては、どこの辺まで駐車場を確保せないかんのか。また、駐車場で何かPRなんかはできるのか。それもまだ回答が来てませんので、それが大体見えてきてからまた進めていきたいと考えております。 以上です。 ○議長 -10番、西山徹君- ◆10番(西山) 10番、西山です。 僕の言っているのは、国体を開催するに当たって、特にロードレースなんかは、うちがお願いした競技じゃないということの中で、もっと強く出ていくべきじゃないかと。この際に、この機会をとらまえて活性化につながる方策を考える。それは国体の競技内容がこうだというような決定ができるまで検討を待つということじゃ、まるっきしないんだと思うんです。 例えばロードレース競技については、黒潮フルーツラインを使用するということになっていると思うんですけれども、あそこは携帯電話不感地なところがあると。だから、そういうところについては、そういう方向で携帯電話不感地をなくしてほしいであるとか、ゴルフ場については前々からもブロードバンドについて何とかしてほしいという声も上がっていると聞いていますので、そういったことについての整備を行政として戦略を立ててやるべきじゃないか。 それから、県や事業者に働きかけることによって、そういったブロードバンドの整備であるとか、ゴルフ場は前々からの強い要望があるんで、その辺は非常に対策としてできるんじゃないかなと思います。また、それがないと、競技としても国体の競技の中ででもそういった情報というのが必要になってくる中では、こういったことはまずしていかないかんのじゃないかと。こういったことについて、町が持ち出すことになるかどうか。 それから、先ほども言われていたように、どんだけの人員が必要かどうかということについても、そんな活性化というんか、町でこの機会をとらまえて地域活性化を図るということなんですけれども、何のメリットもなしに地域住民が、この日、半時間協力してくれと、1日通行止になるねんと、ぽんと言われて、地元が協力できるかどうか。そういったことも踏まえて、もっと積極的にその活性化策というのを町がきちっと打ち出していかんといかんのじゃないかなというふうに思うんで、何か情報が来てないんやとか具体的な内容が決まっていないという問題じゃなしに、町がどういう活性化対策をこれを機会に打ち出すかと強く国へ求めていったらいいんじゃないかなというふうに思うんです。 サイクリングコースなんかにしても、地元の産品を売るであるとか、何かサイクリングコースをつくって集客をしていくというふうなことをしていけば、少しでも地域に特典が出てくるんじゃないかということで、こういったことは私も前々からいろいろとお話はさせてもらってるつもりであったんですけれども、全くその辺の対応というのができてないので、実際やる気はあるんかどうか。国体のその日一日過ぎたらええわというふうな感覚を持っているんであれば、大変これは問題が出てくると。地域の人からの協力というのはなかなかできないということで、役場職員の中でやるんであれば、それはそれで結構ですけれども、地域としても1日も通行止にされると迷惑だと思うので、これは地域は承認は得やんような気がするんですよ。そこで住民に協力してもらうためにどうしていくかということになると、やはり活性化を考えていくべきやと思うので、もうちょっとペースを速めて、何とか町から、こんなことできへんか、あんなことできへんのかという積極的な問い合わせなり施策というの出していくべきじゃないかと思うんですけれども、その辺どうですか。 ○議長 -秘書政策室長-秘書政策室長 まず、自転車ロードレースにおきましてですけれども、当初は新宮市で実施される計画がありましたが、平成22年度に自転車競技連盟コースを確認した結果、実施困難と判断されまして、そしてまた県下探した中で、平成23年2月14日に印南町の周遊コースが最適と判断されて、現在に至って実施になったものでございます。新宮市があかなくなって印南町へ来た中で、何か条件とかいろいろは聞いてたんですけれども、実際の県の回答といたしましては、運営経費については通常より上回る特別加算を行うということの約束をしているだけです。それが何%になるんかはこれからの交渉だと思います。それで、ロードレース安全確保については、仮設物については県が全額負担しますよ。一応決まっているのは今のところそれだけです。 それと、競技に関連してブロードバンドを整備せいとか、携帯電話が入るようにできんのかという話なんですけれども、これも問い合わせましたけれども、自衛隊の無線とか、それを使うので競技自体には影響ないという判断が出ていますので、この方向については、また別の方面から、ゴルフ場ブロードバンドですか、そういうのもまた進めていかないかんとは思っています。国体自体できんのではないかということも言うたんですけれども、国体はできますということを返事いただいております。 それと、全面交通規制になって地元へ説明、これはまだ聞いたばっかりなんで、まだ伝えておりません。十分な事前通知などをせないかんのですが、まだ全面交通規制がどの程度のものになるんか、1日じゃ長いんで半日にならんのかと。何周かするんで、その期間で限定できるんか、そこら辺はまだ詳細がないので、地元へはまだ説明できない状態です。これは結果が来次第、関係者に連絡して、もう国体は実施するということで進んでおりますので、説明してご了承を得たいと思っております。 以上です。 ○議長 -10番、西山徹君- ◆10番(西山) 10番、西山です。 だから、競技がどうのこうのでブロードバンド整備せいとか不感地を解消せいとかと言うてるんじゃなしに、国体するさかいにということをこじつけて、ブロードバンドの整備があるとか、不感地の解消をするとか、そういう戦略を持ったらどうなということを言うてるんで、僕は国体するためにどうしよう、こうしようということを言うてるんではないんですよ。国体を利用して町の活性化をするにはどうしたらええかということをもっと真剣に考えてもらわなんだらね、ただ単に、それは国体するだけでブロードバンドをどうのこうのって、それがためにブロードバンドの線引くのに県に金出せらて、それは無理かもわからん。そやけども、町として前々からゴルフ場にもブロードバンドの整備をしてほしいというような話もあるんやから、これを機会に、国体するんやからということでブロードバンドを引くんに何か事業ないんかとか、もっと積極的にそういった別の事業をきちっと探してきたらええんじゃないですか。 それをすることによって、町の負担することも町民に説明できるんじゃないですか。国体があるからブロードバンドをここのゴルフ場へ引くんやということだったら、町民も納得するじゃないですか。だから、そういう考え方を持ってやってもらわなんだったら、活性化なんかにつながれへんやん。その辺をどうしていくかということ、こんなことできるはずですよ。業者に言うたらええんじゃないですか。あそこ国体するんで、不感地だったら、警備員もつかなあかんのでしょう、そのときに携帯電話がつながらなんだら警備員どないして連絡つくんですか。だから、それに対しては、何とかここへつけてほしいと、そういった業者に対して言うたらええんじゃないですか、折衝したらいいんじゃないですか。その辺、そういった積極的な要望というのなり町の取り組みというのをきちっとやっていくことはできませんか、町長。ひとつ町長のほうからきちっとした答えを出してもらいたいと思います。 ○議長 -町長- ◎町長 西山先生が言われていることは十分わかります。まだブロードバンドあるいは携帯以外にもそれに関連したことがあるんではないかな。歩道の拡幅でありますとか、そういったこともあるかと思います。そういったことも含め、できるだけの範囲で進めていきたい。そういうふうに思っております。 ◆10番(西山) 結構です。次、お願いします。 ○議長 -教育課長-
    教育課長 2点目の今年度の国体に出場される選手が町内に何名いるか等についてのご質問でございますけれども、今年度は第67回国民体育大会ぎふ清流国体が9月29日から10月9日の11日間開催されます。和歌山選手団としましては、仁坂和歌山県知事を団長に役員、監督等を含め327名でございます。そのうち町からの選手は2名であります。いずれも高校生でありまして、そのうち1名は高校3年生で陸上競技少年女子走り幅跳びの部、また、同じく高校3年生でカヌー競技の部、少年男子カヌースプリットカヤックシングルの部に出場される2名でございます。当町としましては、この2名の方の健闘を祈念しまして、スポーツ推進委員体育協会等とともに国体選手出場壮行会を来る29日の夜に行う予定でございます。 以上です。 ごめんなさい、24日です。 ○議長 -10番、西山徹君- ◆10番(西山) 10番、西山です。 印南町においても、なかなか全国大会へ出るとか、近畿大会へ出るとか、保護者からの要望もいろいろとあって、そういったことでの助成をしてほしいとか、いろんな要請は来ているんですけれども、案外まだもう一つ今までは印南町としてはそういったスポーツに関して少し置いてきたんじゃないかなというふうにも思うんです。 特に今回もちょっと国体へ出られる保護者の方からも話はあったんですけれども、こうやっての国体へ出る選手なんかを盛り上げていくことによって、やっぱり国体、今度は和歌山国体に対して、意識が上がってくるんちゃうんかいよって、そういう声も聞かれたんで、確かにそういうことだと思うんで、今回、教育委員会のほうでは、そういったきちっとした対応をしていただけるということで、本当にありがたいことだと思うんですけれども、特に頑張っておられる子どもたち、今回も高校生なんかだと、なかなか町外に出てるもんで、国体選手になったというのがなかなかわかりにくいんやとは思うんですけれども、その辺注視しながら、町内のスポーツ熱を高めていくために、今後、町内選手の育成とか、そういったことをどのように考えているのかだけお願いします。 ○議長 -教育課長-教育課長 スポーツの推進につきましては、印南町にはスポーツ賞ということで、各年度年度県大会または近畿大会等全国大会に出場された方に町長表彰等を行ってございます。また、今年度からでございますけれども、近畿大会以上に出場する選手等につきましては、できるだけ壮行会等を実施していきたいというふうに考えてございます。 ただ、議員からもございましたが、何分町内といいますか、郡外といいますか、そういうところの高校生、または町出身で県外で活躍されている方の実績等は非常に把握するのが困難でございます。そのこともございまして、スポーツ推進委員の方々にできるだけアンテナを高くして情報を収集していただきたいというふうなこともお伝えしてございます。また、あらゆるそういう情報をいただきまして、今後、スポーツ少年団または体育協会とともに、いろいろな方策を講じていきたいというふうに考えてございます。 以上です。 ◆10番(西山) ありがとうございます。次、お願いします。 ○議長 -生活環境課長-生活環境課長 大きな2番の自然エネルギーの活用についてということで、①の水道施設を利用した小水力発電の導入は考えられないかというご質問ですが、昨年、町内の水道の施設を活用して小水力発電設備の導入が可能かどうかということを調査、検討してございます。1日の使用水量、つまり流量ですが、これが多く、落差も十分に確保でき、最も可能性が高いと推察される印南水道の配水池を利用して小水力発電が可能かどうかの検討をしてございます。 この検討結果から判断しますと、現状では不可能であると言えます。不可能と判断する理由といたしまして、発電機器から水道管に油脂類、油ですけれども、これが流入し、浄水が汚染されてしまうことや、水量、流量が少ないため、既存の水車が使用できない等の技術上の問題、水道水のため、夜間などに規定の流量が流れない等の効率性やスケールメリットの問題、施設整備や管理に係る費用が高い。つまりコスト面からの採算性、費用対効果の問題等、さまざまな課題やハードルがあり、議員ご提案の水道施設を利用しての小水力発電の導入は現状では非常に難しいと考えてございます。 以上でございます。 ○議長 -10番、西山徹君- ◆10番(西山) 10番、西山です。 昨年度において、そういった検討をされているということですけれども、環境省は来年度、上下水道施設での再生エネルギーの導入支援に乗り出すことを表明し、2013年度の予算概算要求に関連経費を盛り込む方向で調整しているということです。また、グリーン基金制度の見直しなどによって、公共施設での再生エネルギーの利用には追い風もあると思いますが、その点、年度がかわって新しい制度の中で、また新たなコスト的に補助が出たりとか、そんなことがあるんか、ないんか。ちょっとまだ僕もそこまで調べてないんですけれども、その点一回調べてみてはどうかなというふうに思うんですけれども、今回、再生エネルギーの買い取り制度については、新しく買い取り制度ができて、単価的にもコスト的に計算の合うような方向での買い取りになっていると思うんですけれども、その辺再度検討して、何とかその辺で特別会計なり、何かうまいこと回していければ、町益につながっていくんではないかなというふうに思っているんで、今後、将来的なことも考えた中で再度検討していただけるということはできませんか。 ○議長 -生活環境課長-生活環境課長 来年度以降の環境省、厚生労働省になると思うんですけれども、いろいろなところで、その補助制度がないのかというようなことも聞いておりますが、それはまだ未定であるということで県のほうから聞いております。ただ、そういう有利な補助制度が来年度以降できれば、それはそれで検討していきたいと考えております。 昨年検討した調査によりますと、昨年7月の買い取り制度が始まるまでの売電単価で検討はしておるんですけれども、それが7月以降の水力の買い取りの単価に置きかえた場合でも全く採算がとれないというような状況でございます。買い取り単価につきましては、7月からは約4.5倍の単価アップはしておりますけれども、水道施設を使えば、その施設に係る費用とかは約4,000万円程度ということで、電気量につきましては年間約1万3,000kwの発電が可能であるということで出ておりますけれども、それを年間の売電単価に置きかえましても年間約45万円程度ということで、これで採算をとるには約100年近くかかるということで、全く採算が合わないという結果が出ております。 以上でございます。 ◆10番(西山) 次、お願いします。 ○議長 -生活環境課長-生活環境課長 ②の古井下水処理場で小水力発電を設置し、それを売電して農業集落排水事業特別会計安定化を図ってはというご質問ですが、切目川の流水を利用し小水力発電するには、まず河川法に基づき河川管理者の水利使用の許可が必要となり、規模にもよりますが、法的な規制がかかるため、手続が非常に複雑で、これが水力発電の普及を妨げている原因でもあると一般的に言われております。また、川の水を利用する場合には、ごみの除去などメンテナンスが必要であり、降水量が少ない場合には、発電量が減り、安定した電力の供給ができないという可能性もございます。 さらに、何よりも一番問題となってくるのは、風力や太陽光に比べて水力発電発電機器設備に係る設置費用、イニシアルコストや運用メンテナンスに係るランニングコストが割高となるということですし、また、売電する場合にも施設整備に係る補助金はないと聞いてございます。このように効率性、採算性などの費用対効果等あらゆる面から考慮、検討しても、現状では小水力発電で利益を上げるということは非常に難しいと考えております。 以上でございます。 ○議長 -10番、西山徹君- ◆10番(西山) 10番、西山です。 特に農集については、特別会計ももうあれですし、施設の維持であったりということの中で使用料の値上げをせないかんのじゃないかなというような、そういう話も出ています。 そんな中で今回、小水力というか、再生エネルギーの買い取り制度ができた中で、こういった何らかの、小水力を施設内でつくった場合は、その施設内の電力を賄うことができて、それで余った分は売電すると。売電することによって、売電のお金を特別会計へ入れることで、多少やっぱり町としてもこんだけの努力しやるんやと。だから、こういったことでまだまだ足らんとこがあるんやないから値上げに協力してほしいんやとかという、こういったことが説明としてはつきやすいんじゃないかなというふうに僕はちょっと感じたんで、今回こういった質問をさせてもらうんですけれども、きのう、議員、一般質問の中でも、一般会計については印南町は順当に黒字を出しているということで、余裕あるんちゃうかというような質問もあったんかと思うんですが、私のほうとしては、やっぱり国保であったり、介護であったり、農集であったり、特別会計については今後非常に厳しい状態が出てくるんじゃないかという中で、より何とかしてこの特会でお金を生む方法というのを考えていくべきじゃないかなと。今回その再生エネルギーの買い取り制度ということの中で、うまいこと活用していけば、その辺が解消できるんじゃいかなというふうに考えているんですけれども、その辺、確かに非常に難しい点とかもあるんですけれども、何とかいい方法はないかどうか。一回何とか検討してもらいたいなと思うんですけれども、その辺もう一回どうですか。 ○議長 -生活環境課長-生活環境課長 確かに農集の特別会計は大変厳しい状況であるとは言えます。今、議員ご提案の例えば小水力発電で何とか利益が上がらないかということございますけれども、先ほども言いましたけれども、やはり国の制度として補助が何とかもらえれば、ちょっと検討する余地はあるのかなと。今の状況では、売電の買い取り制度ができたということで、基本的に補助は出なくなる。売電をして、その利益をもって運営するということでございますので、補助は基本的にはなくなったということでございます。ただ、先ほども言いましたように、今後そういう補助制度ができたり、売電の単価が、これは1年限りということで、将来継続するか、単価が下がるかどうかわかりませんけれども、単価なんかもアップするようなことがあれば、もう一度検討していきたいと、そのように考えてございます。 以上でございます。 ◆10番(西山) 結構です。次、お願いします。 ○議長 -総務課長- ◎総務課長 3点目の電算システムの危機対策についてというご質問に対しまして答弁させていただきます。 東日本大震災の発生を受け、情報資源の危機管理につきましては、全国の各自治体と同じく、当町におきましてもその重要性を再認識したところでございます。対策の現状といたしましては、住民情報を主に扱う基幹系システムにつきましては、データの保全を目的として既に平成23年9月より一部データのバックアップ媒体の外部保管を行っております。 今後の対応につきまして、メール、ホームページ、文書管理、共有ファイル等、通常の事務で使用する情報系のシステムにつきましては今回補正予算で計上しておりますが、安全な場所にあるデータセンターへのハウジングを年度内に実施したいと考えてございます。また、基幹系システムにつきましては、今申し上げましたとおり一定の対策は既に講じておりますが、さらなる可用性を確保すべく、通常の機器更新サイクルから考えて平成25年9月末のリースアップを一つの契機ととらえ、これにあわせソフトウェア部分のリプレースの必要性も含めて整備計画を現在検討しているところでございます。 以上です。 ○議長 -10番、西山徹君- ◆10番(西山) 10番、西山です。 今、課長のほうから、次期電算システムの導入というようなことで、ずっとクラウド的なことをやられているということをお聞きしたんですけれども、特に現在、庁舎移転の計画も進められているということで、この辺で二重投資にはならないのかどうかということですね。ちょっとその辺も気にはなるところがあるんですが、この辺どう考えているのかということを聞かせていただきたいなと思います。 今後の行政処理の形態を考えまして、現行のシステムの集約化というのは求められるように思うんです。特に窓口の業務についても、一元化していく必要があると思うんですけれども、町長にお伺いしたいんですけれども、この新システムの構築にあわせて組織の統廃合、統合や再編によって住民窓口の一元化についてどのように考えているのか、お聞かせ願いたいなと思います。 それで、行政報告にもあったかと思うんですけれども、第3日曜日にサービスを行うと。そういった中でも、あれもすべてのサービスじゃないと思うので、税金であったり、ごみ袋であったりというのは、またそんなことも含めて、一括して住民サービスという組織を検討していくべきじゃないかなというふうに思うんですけれども、その辺町長としての考え方というのをお聞かせください。 ○議長 -総務課長- ◎総務課長 それでは、まず1点目の新庁舎を建設したときの二重投資にはならないかということについてでございますけれども、このクラウド型、ハウジング型、インハウス型というようなものがあります。それで、安全性なのか、費用面なのかなども総合的に判断して検討していきたいと、そのように考えてございます。そして、新しいシステムを構築しますと、窓口業務の一元化というのも可能になります。 以上でございます。 ○議長 -町長- ◎町長 今、総務課長のほうからお話がございましたが、やっぱりシステムが一元化しないと、1カ所でするということがなかなか難しいということもございます。将来そういったサービス面あるいは庁内の改革、そういったことも含めて、これは検討していかなければいけないことである。そういうふうに認識しております。 以上です。 ◆10番(西山) 結構です。ありがとうございます。 ○議長 以上で、10番、西山徹君の質問を終わります。 ここで暫時休憩いたします。 ただいま9時49分ですが、10時10分まで休憩いたします。 △休憩 9時50分 △再開 10時09分 ○議長 休憩前に引き続き一般質問を続けます。 次に、-11番、堀口晴生君- ◆11番(堀口) 11番、堀口です。今回議長のお許しを得て一般質問をさせていただきます。 私は、印南町の教育について、庁舎建設について、2点について質問させていただきます。 まず、最初に印南町の教育についてお伺いします。 1点目、印南町では、家庭教育、幼児教育、学校教育、社会学習を通して連続性、系統性のある教育を展開することを方針としています。このことは、7月17日の文教厚生常任委員会において教育長から説明があったと聞いております。大いに期待したいと思います。 もとより教育の実践は教育委員会が主としてその役割を負うわけですが、町長は今後の印南町の教育行政についてどのような考えを持っておりますか。どのような政策展開をされているのですか、お伺いします。 2点目、就任後の新たな課題や見直すべき事項を含め教育長の現在の所感を改めてお伺いします。 3点目、印南町の学校現場におけるいじめの実態については、どのように把握されて対策を講じているのか、お伺いします。 次に、庁舎建設についてお伺いします。 1点目、高台移転の決定について。 第1回検討委員会の冒頭のあいさつで、町長は庁舎の高台移転の必要性を表明したということですが、どのような理由から町長は高台移転を判断されたのですか。住民の意見を聞いた上で、検討委員会の意見を聞いた上で判断されたことが、町長の掲げていた住民目線のまちづくりではなかったのですか。住民の意見を聞くための検討委員会ではなかったのですか、お伺いします。 2点目、庁舎検討委員会の協議事項について。 新庁舎建設についての基本方針等については、現在、検討委員会において協議されていますが、これまで開催された3回の検討委員会では、いずれも平成23年度に計画された町有地への移転計画を事務局案として協議、検討が進められているようですが、これにかわる代替案等は町長は持ち合わせていないのですか、お伺いします。 次、3点目、庁舎検討委員会の今後の協議事項とスケジュールについて。 新聞報道や会議録、また関係職員の説明により、現在までの状況は把握していますが、今後どのようなスケジュールで、どのような協議を経て、委員会の意見、提案をいただくのか全く想像できないのですが、どのように考えておられるのかお伺いします。 第1回目の質問は、これで終わります。議席にて再質問をさせていただきます。 ○議長 ただいまの質問に対し、執行部の答弁を求めます。 -教育長- ◎教育長 印南町の教育についての1点目についてお答えいたします。 まず、どのような教育行政をしているか、その概要を少しお話しさせていただきます。 まず、家庭教育、幼児教育における目標は、健康な体、豊かな心、生活習慣・生活規範をはぐくむことです。そのために、いなみっ子応援隊の充実、家庭教育の拠点整備、認定こども園の支援、学校教育との連携、子育て・保育環境の整備充実に取り組みます。 学校教育における目標は、確かな学力を身につけること、豊かな心、健康な体をはぐくむことです。そのために、学校教育の充実、教職員の資質・能力の向上、小・中学校施設の整備、地域に根差した教育の推進、特別支援教育の充実、食育の充実に取り組みます。 社会教育における目標は、生涯学習のまちづくりを目指します。そのために、社会教育の充実、文化意識の高揚と伝統の継承、人権の尊重、スポーツ・レクリエーション活動の振興に取り組みます。 これらを進める中で非常に大切にしていることは、平成24年度に出した印南町教育方針のとおり、家庭教育、幼児教育、学校教育、生涯教育を通して、連続性・系統性のある教育を展開することです。特に、こども園から小学校への連続性、小学校から中学校への連続性を重視し、小1プロブレム、中1ギャップを軽減させるよう、連携を大切にした取り組みを行っています。 例えば、こども園と小学校では、町教育研究会の就学前教育部会には、それぞれの職員が所属し、連携のあり方等研究を始めています。また、小学校と中学校の連携として、4校区でそれぞれ独自の取り組みを行っていますが、例えば小学生が中学校を訪問し、授業見学、中学校生活のプレゼンテーションを受けたり、また中学校の教師が専門性を生かし小学校で授業をする。また、小・中職員が合同会議を持って情報交換をする等、連携を図っています。そして、認定こども園を充実、発展させるよう、多方面にわたり支援を行っています。 また、学校教育の中で、地域に根差した教育の推進を図るため、小学校、中学校とも地域の文化、歴史、産業を学び、人的な教育資源も十分活用し、特色ある教育を展開しています。 なお、現在11名の町単独事業による学習支援員を採用していただいていますが、学習指導、生活指導に非常に効果を上げています。今後もぜひ継続していきたいと思います。 以上が、印南町の進めている教育行政の概要です。 今後は、基本的には今進めている政策を継承し、弱い部分は思い切って改善しながら、常によりよい教育を追求していく覚悟でございます。印南町のすべての子どもたちは、地域の教育力を大いに活用させていただき、地域に根差した特色ある教育活動を進める中で、確かな学力を身につけ、豊かな心、健康な体をはぐくみ、将来どのような社会になろうとも、どのような境遇に置かれても、強く生きる力の礎をはぐくみたいと思っています。そして、子どもたちが大人になって、印南町で勉強してよかったと言え、印南町で育ったことに自信と誇りを持てるような教育を推進したいと思っています。 以上でございます。 ○議長 -町長- ◎町長 印南町の教育行政についてどのような考えを持っているのか、また、どのような行政展開をするのかということでございます。 ただいま教育長のほうから具体的に申し上げましたので、私のほうからは、大ざっぱといいますか、私の意見といたしまして、考えといたしましてご答弁申し上げます。 ふるさとが人をはぐくみ、人がふるさとをつくる。地域が一体となって子どもたちを育て、そして成長した子どもたちが大人になり、やがて印南町を支え、つくっていく。そんな教育行政をしていきたい。そういうふうに思っております。そのような結果の出せる教育を目指しております。 そして、どのような政策展開をするのかということであります。 大変大きい課題ではございますが、私の思いといたしましては、それぞれの年齢、年代に合った教育、そして印南町の地域力、地域の力を生かした教育を展開していきたいと、そういうふうに考えております。 以上です。 ○議長 -11番、堀口晴生君- ◆11番(堀口) 11番、堀口です。今の教育長、また町長の説明、教育に対して力強い説明ありがとうございます。 少子化、防災面を考慮した場合、学校統合をあわせた高台移転について、町長はどのような考えを今後持っているのかお伺いします。 ○議長 -町長- ◎町長 今のところ、印南こども園ということで幼稚園、保育園が統合いたしまして1カ所に統合されております。そういったことも考え、やはり高台へ校舎を移転しなければいけない。そういうことはもう避けて通れないことであると思います。 しかし、対象となる学校も幾つかございます。危険にさらされる学校もございます。それぞれの学校が、それぞれ高台へ移るということは、そういったことを考えた場合、やはり統合ということは避けて通れない。そういうふうに思っております。それは、皆さんの意見を十分聞き、印南町全体の問題として、教育委員会だけの問題ではなく、皆さんも一緒になって考えていただいた中で、ある程度時間はかかると思いますが、統合と高台ということは避けて通れないことではないかなと、そういうふうに考えております。 ○議長 -11番、堀口晴生君- ◆11番(堀口) 今の町長の答弁、理解するんですけれども、学校統合については、やはり将来を見据えて、また今回の震災の国の方針も、学校施設とか公共施設については高台に移転する方向で考えているわけですが、今、印南町としても、こういう少子化の中で、やはり早急に計画を持って、5年、10年計画の中で早く、住民の意見の合意も必要だと思いますけれども、町長のトップとして住民に対してこうだという決意を持って、住民に説明して理解を求めるような方向で考えていただきたいと思いますけれども、その点どうですか。 ○議長 -町長- ◎町長 いずれそういう時期はあると思います。しかし、今、いつまでにという判断をする時期ではないと、そういうふうに考えております。 ◆11番(堀口) 次、お願いします。 ○議長 -教育長- ◎教育長 2点目、就任後の新たな課題や見直すべき事項も含め、現在の所感ということです。 新たな課題や見直すべき事項については、まだ就任し3カ月なので、もう少し自分の目で経過を見る時間をください。やはり1年を通して評価すべきと考えます。 しかし、現在少し感じていることは述べさせていただきます。 1点目、通学バスについて、実際自分で6コース乗らせていただきました。そしたら、やはり上洞とか川又は遠く感じました。児童・生徒の中で、体調の悪いときは車酔いをしたことがあったという生徒もいました。一日も早く川又まで国道の改修をしてほしいなと思いました。 2点目、これはきのうもあったんですけれども、洪水警報発令のときの対応について。 やはり町内各校区で状況に差があり、統一的な指示が出しにくい場合があります。それについて本当に今現在協議中であります。 それから、先ほど1点目の回答と重複いたしますが、3点目です。 小規模校のデメリットを軽減するために取り組んでいる小・小連携、中・中連携や小1プロブレムや中1ギャップ解消のために取り組んでいる園、こども園、こういう言葉は今並べてつくっただけですけれども、園・小連携や小・中連携については、児童・生徒の様子から効果的であると思っております。 4点目、町単独で学習支援員、講師ですけれども、それを採用していただいていますが、TTによる授業を多く実施でき、よりきめ細かな指導ができているため、効果は非常に大きいと考えております。 5点目、どの学校にも地域との連携を重視した取り組みを進めていますが、非常によい取り組みがございます。 以上でございます。 ◆11番(堀口) 結構です。次。 ○議長 -教育長- ◎教育長 3点目、いじめに関することでございます。この3点目についてお答えいたします。 まず最初に、いじめの実態についてでございます。 重大ないじめはないものの、3校から3件報告がありました。3校とも全校体制で取り組み取り組みの経過ごとに校長を教育委員会へ呼び、報告させ、その都度指導しました。結果、3件とも現在はおさまったと見ております。 2点目、取り組みについてでございます。 7月10日の校長会で、各校の取り組みについて報告させました。各校とも取り組んではいるが、もう少し詳しくチェックし、指導しようということから、7月16日に再度臨時校長会を開き、さらに細部にわたり報告させ、留意事項を指導しました。アンケートは、結果を提出させるんではなくて-疑うということになるか、そういうことは言いたくないんですけれども-現物そのまま出してくださいということで、各学校の現物そのまま提出させております。8校とも、よく取り組んでいますが、印南町教育委員会として、次の5点について徹底して取り組むことを指導しました。 どういうことかといいますと、アンケート等で実態を調べて、それで取り組むという、もし見えない部分、そういう方法ということですけれども、そうではなくて起させない取り組みを重視しなければならないと考えており、1点目としては、日ごろから子どもたちの様子を細かく観察し、児童・生徒等が発する危険信号を見逃さないようにして早期発見に努めること。これは当然です。 2点目、自他ともに大切にし合い、協力し合える学級集団づくりを進めること。 3点目、年間を通じ、学級活動、道徳、人権学習等の時間で、お互いを思いやり、尊重し、生命や人権を大切にする態度を育成し、生きることのすばらしさや喜び等についても適切に指導すること。 4点目、生活・人権等に関するアンケートを今まで行ってきたとおり年2回以上実施し、いじめの実態把握に努めること。これは全校とも年2回以上やっております。これは「いじめはありますか」というようなアンケートでは、当然子どもたちは構えますので、「学校生活はどうですか」という生活に関するようなアンケートです。その中へ効果的にこの点をぽんぽんと入れております。そういうふうなアンケートで、より実態を詳しく見るためでございます。 それから、5点目、いじめを把握した場合には、速やかに保護者を呼び、教育委員会に報告し、適切な連携を図ること。保護者からの訴えを受けた場合には、まず謙虚に耳を傾け、その上で、関係者全員で取り組むことです。また、取り組みの参考資料も制作しました。マニュアルのようなものです。そして、それを各学校に配付しています。それから町民への啓発、これも考えております。これも広報いなみ、もうすぐ出ますが、10月号に掲載予定です。 以上でございます。 ○議長 -11番、堀口晴生君- ◆11番(堀口) 11番、堀口です。 今の教育長のいじめに対する考え方というのは、5点にわたって説明いただきましたが、実際に学校でそういういじめ問題が起きたときに、果たして学校、校長、担任が、こういう問題があったということで表へ出すというか、そういうことがほんまにできるのか。 今回、滋賀県で、いじめの結果、自殺という犠牲者が出たということで、新聞等で大きく報道され、テレビなんかでも大きく報道されました。その結果、学校、校長にしてでも、教育委員会にしてでも、いじめがなかったと当初言われた中で、いろんな関係等からのつつかれというんか、何かそういう問題の中で発覚してきたという中で、今の学校体制というんは、伏せるというんか、そういう傾向が大きく見られます。印南町としても、そのようなことがないように、教育長として、学校からの意見もそうですけれども、父兄、子どもらの対応について、しっかりとしていただきたいと思います。 今回、いじめについてですけれども、私どもに印南中学校の父兄から、テニスクラブについて、秋の大会で成績がよかったら、ベスト8かそこらやったら、次の段階へ、大きな大会へ進めるという中で、去年、おととしから、出場が学校行事と重なってできないという中で、父兄から相談が来ました。私と岡本議員に、出場できるような方向で何とか教育長、学校側に話をできないのかということで、父兄が、もうほんまに相談するとこがないという中で私たちに相談に来ました。 生徒、父兄の考えというのは、去年、おととしから、そういう重なる大会については、ちょっと行事を変更してくれないかということで言われたんですけれども、学校側としては、年間行事の日程についてはどうしても変えられないという中で、父兄からは、生徒に対する学校側のいじめではないかと、そういう声も聞きました。このクラブについてでもそうですけれども、生徒が、小学生、ちびっ子のときから頑張ってきて、義務教育最終の中学校3年間の間でクラブでまた頑張って、勉強も兼ねて集中力を高めるためにスポーツを頑張っている中で、上を目指して頑張っています。そんな中で、その大会へ出場できないという結果が、もう去年、おととしから続いています。その対応について、教育長として学校側へ何らかの形で話を持っていく考えはないのですか、お伺いします。 ○議長 -教育長- ◎教育長 やはり学校へ指導する場合は、できる場合と、してはいけない場合があると、私は考えております。 今の堀口先生のご質問、ご意見にもありましたけれども、中体連以外でもいろんな大きい大会がございます。それで、いろんな種目のいろんな大会もございますし、また文化的ないろんなこともあると思うんです。それを考慮して学校行事をどうこうというのは、物すごく難しい面があると思います。こればかりはもう学校で総合的に判断して、学校行事を優先して日程等を決めておりますので、なかなかそれは私のほうから言えないものであると私は思っております。確かにそういうことは難しいと思いますが、たしか今でも、今、私が言わせてもらいましたように、いろんなイベントがある中で、学校行事と重なって学校行事を遠慮するようになったら、もうむちゃくちゃになりますので、非常に難しい面があると思います。これは堀口先生のご意見、よくわかります。 以上です。 ○議長 -11番、堀口晴生君- ◆11番(堀口) 11番、堀口です。 父兄もそうですけれども、そういう学校側のいじめじゃないかという考えを持つ生徒もいます。いじめについては、いろんないじめのとり方もありますけれども、今回こういった形で私たちは父兄から、議員として教育委員会に、教育長にお話を持っていって、何とか出場できるようにお願いできないかということの中で、今回この質問の中でも教育長に考えをお聞きしたんですけれども、教育長としては、学校の行事事については一切携わることはできないというわけですけれども、だけど学校の問題、今回こういうクラブについての問題ですけれども、学校の問題にあって、父兄から、生徒から、これから生徒についても目標を持って、近畿大会全国大会と、この後つながっていく。こういう重要な大会であるので、何とでも参加させたいという考えを私は持っています。 そんな中で、今、教育長が述べられたように、学校行事等については口出しはできないと言いますけれども、私もこの年間行事というんか、1年間のあれ、もらいました。だけど、12月の大会です。12月のその日程については文化祭とかち合うということの中で、前後で土日で何とかこうやってできないかという中で、その事業計画を見させていただいた中で、あいてるんです。どうしても変えられない事情というのは、私は説明も聞きましたけれども、納得いかないんです。先生らの勝手というんか、都合の中で、そういうこと、計画を持っているんですけれども、父兄、生徒から、そういう問題が出た場合には、やはり職員会議などでも、こういう問題があるんだという中で協議した結果、先生にも多少の負担もかかってくるかわかりませんけれども、生徒の今後のことを考えれば、やはり参加さす方向に持っていくのが学校の責任でもあり、教育委員会としても、その生徒を出場さすという意味でも、やはりもっと教育委員会から強く学校に対して話をしていただきたいと思いますけれども、どうですか。 ○議長 -教育課長-教育課長 ただいまの実際の具体的な事案でございますけれども、このこと等につきましては、教育長室に、学校長、それから私も同席して、協議をしてございます。ですので、私のほうからご説明させていただきます。 このこと等については、学校側等についてもかなり協議をしていただいてございます。結果として動かすことは無理だということになってございます。というのも、文化祭というのは、あらゆることを考えまして、当初学校の保護者の説明会、全体の説明会で、この日に文化祭をということも学校側からすべての保護者に通知されている事業でございます。その中で、全員が周知しているところを動かすかというところにも、かなり大きな問題もあったわけでございます。 また、実際に動かすとなれば、その後の日程はということを学校にかなり聞いてございます。例えば中学3年生のこともございます。3者面談とか、あらゆる日程が詰んでくると。年末に近づきますと、そういうものも入ってくるという中で、全体としてその部分、実際に大会に出られる生徒のこともそうでございますけれども、全体のバランスを考えたときに、今回は非常に動かすことは困難であるというふうな判断になっているということを聞いてございます。 ですので、何もどうの言わない、または協議をしないというわけではございません。そういうことを踏まえた中で、今回はやむを得んなというところに至ってございます。 以上です。 ○議長 -11番、堀口晴生君- ◆11番(堀口) 今、課長の説明では、今回は無理だということで説明をお聞きしましたけれども、これ、去年、おととしから、そういう問題が出ているんです。今回だけと違うんです。それ、理解していただいていますか。 ○議長 -教育課長-教育課長 今回というのはあれなんですけれども、学校として学校行事を決めるときに、先ほど教育長からもありましたが、テニス以外にも民間の大会がかなりございます。そういうこともあるんですけれども、最優先は学校行事を埋めていこうというふうに考えてございます。その点もご理解いただきたいというふうに思います。 以上です。 ◆11番(堀口) 最後にちょっと。 ○議長 -11番、堀口晴生君- ◆11番(堀口) この件については、この間、学校側と校長、教育長、そして担任と、その中で父兄7名と参加して、私と岡本議員と話し合いの中で、学校側としては、来年度については前向きに検討して出場できる方向で考えていくということを、決定ではないけれども、前向きに進めるということを、校長ははっきりと言いました。それが実際にその大会へ出場できる方向になるかならんかは別として、前向きに考えると。前向きに考えることができるというのであれば、なぜ、去年、おととしからそういう問題が起きているのにから、今回できなかったのかということです。 課長から、学校側について、生徒がそういう思いで頑張っている姿、この9月にまた大会あります。そやけど次の目標がなければ、その大会に力が入りません。ベスト8、ベスト4へ入っても、次のステップ、次の段階へ進めないという生徒の気持ちがあれば、その大会についての集中力も、大会に対しても力も何も入りません。そういう子どもの精神的な面を考えれば、教育委員会としても、もっと生徒のことを考えるべきではないですか。どうですか。 ○議長 -教育課長-教育課長 今回の具体的な事案もそうでございますけれども、学校の行事等につきましては、学校が中心となって1年間の行事等を決めてございます。また、その中には、PTAともかんでいる部分がかなり多くありますので、PTAの方々とも話し合った中で行事等を決めている部分が多いというふうに承知してございます。その結果として、今回重なったわけでございますけれども、それはテニスというその部分をとらえたときはそうでございますけれども、全体的なバランス等を学校側で判断して日程を決めていますので、その点だけご理解いただきたいというふうに思います。 以上です。 ◆11番(堀口) 結構です。 ○議長 -町長- ◎町長 2番目の庁舎の建設ということで、高台移転の決定のことでございます。 冒頭のあいさつで、町長が高台移転の必要性を表明したのはどうしてであるのかというご質問と思いますが、現庁舎は耐震性がなくて、また内閣府の出した津波高さでは低地でございます。低地での庁舎の建設を進めることは考えられない。そういうことから、検討委員会のほうへのあいさつで高台での建設は必要であるというふうなことをお願いしたわけでございます。その後、第2回の検討委員会の中で高台移転については検討していただいております。 以上です。 ○議長 -11番、堀口晴生君- ◆11番(堀口) 今の町長の説明というんか、私は余りわからないのですけれども、この庁舎高台移転については、選挙で住民が判断したと。高台移転については、庁舎だけ高台へ行くのはおかしいと。ほんで、町長自身が、庁舎については凍結ということで、住民の理解を得て当選されたと思います。それは住民の判断の結果で、私はもう理解するんですけれども、高台移転ということについては、町長が凍結した上で、その後で高台移転やということで言うているんですけれども、3月議会で議員みんなそれぞれが庁舎についての質問をしました。その中で町長がおっしゃったのは、庁舎移転・建設については、議会の3分の2の議決が得てないので、しないということは、3月議会ではっきり町長自身述べられたと思います。それで、今回、高台移転ということで、今議会の課長の説明の中でも調査費とか建設費の計画、予算をつけています。議会の承認も議決も得てないのに、そうやって進めていく。これはおかしいんではないですか。やはり議会の議決を得てから進めるのが町長の言っている住民目線ということではないんですか。どうですか。 ○議長 -町長- ◎町長 3月議会で申し上げましたことは、庁舎を移転する場合には議会の3分の2の議決をいただかなければ庁舎は移転できないということは、ご承知のことでございます。私も承知しております。皆さんもご承知していただいておると思います。そういったことの中で検討委員会を開いていただき、検討委員会の中でいろいろと議論していただき、その議論をもとに判断していく。そういうことでございます。 ○議長 -11番、堀口晴生君- ◆11番(堀口) 検討委員会でそうやっていろんな意見を聞いて進めると、判断をするということですけれども、検討委員会の委員の方々、17名やったんですか、17名の委員の方々は町民の代表でも何でもありません。町長が決めた、任命された17名です。そこで判断するというのはおかしいと思います。私たち議員は住民の代表で、選挙で選ばれてこの場に立っています。こういうことについて庁舎移転、高台移転ということの判断をするのは議員であり、その調査委員会で任命された人らが、そういう権利というんか、権限というのは一切ありません。そこのところを履き違えしてもうたら私は困ると思います。その点どうですか。 ○議長 -町長- ◎町長 ただいま堀口先生のご質問でございますけれども、あくまでも検討委員会は検討委員会の意見を出していただく。そのことによって、意見を私のほうでまとめ、それを議会に諮って、議会のご同意をいただける議案を出していく。そういうふうにするのが当たり前でございまして、そういうふうに考えております。 ○議長 -11番、堀口晴生君- ◆11番(堀口) 私の言いやることとちょっと食い違いというんか、質問と回答と少し違うと私は感じるんですけれども、今回の庁舎の件にしてでも、町長は高台移転をしなければならないという考えですね。 それであれば、はっきり言わせていただきますけれども、凍結したその意味というんは、私、感じないんですけどよ。凍結については、選挙でそういう流れの中で言うて当選したと思いますけれども、その結果、何カ月もたたないうちに町長本人が高台やと。住民の意見を聞いての高台というんであれば私も理解しますけれども、もう第1回の検討委員会の冒頭で、町長みずから高台やということを発したと。検討委員会の中で議論して高台が妥当だというんであれば理解するんですけれども、その説明の冒頭で高台移転やと町長が先に述べられたということについては、ちょっと私たちも理解できないんですけれども、その判断はどう考えていますか。 ○議長 -町長- ◎町長 検討委員会で検討していただく内容ということでちょっと述べさせてもらいますけれども、高台へ行くんかどうかということももちろん検討していただくことではございます。それだけではございませんで、場所でありますとか、規模でありますとか、その他いろいろなことも検討していただかなければならないわけでございます。 私も、高台移転を凍結したという、一口の言葉で言えばそういうふうになりますけれども、私たち、住民を置いてそのまま庁舎だけ上がるんかという、今、先生のほうからもお話がございましたが、そういったことも十分聞いた中での判断ではございますが、決して住民も高台へ移転することには反対はしていないと、私はその時点で思っております。 ただ、高台と建設する場所であるか規模であるとかということを一つにまとめてするので、ちょっと話がおかしくなってくるんでありまして、それは一応ある程度分けて話したほうがわかりやすいんじゃないかなと、そういうふうに思います。 そういったことで、高台へ行くということについては、まず住民が安全に避難できる避難道路の整備、そういったものに、完全に整理はできなくとも、ある程度のめどというのをつけたその時点で、庁舎も安全なところへ行くよと。そして、皆さんの司令塔である庁舎も安全なところへ行くよという、そういった流れをつくっていきたいと、そういうことでございます。 ○議長 本件につきましては、会議規則第55条の中で、申し出はございますけれども、発言は許しませんので、この件につきましては、町長を初めとする執行部と、また議員代表であり、また全員でありのいわゆる話し合いというのをもう一度持つべきではなかろうかと議長は判断いたしますので、この件につきましてはこの程度で、次に進めていきたいと思います。 次、回答お願いします。 -総務課副課長- ◎総務課副課長 庁舎建設についての2番目の新庁舎建設についての庁舎検討委員会の協議事項についてということでご質問でございます。 現在の検討委員会の協議事項についてでありますが、事務局案というのではなく、庁舎建設の規模並びに駐車場の規模等を判断していただくための参考資料として提示をさせていただいております。また、さきの町長の行政報告にもありますように、庁舎検討委員会の委員の皆さんの意見、提言を参考にして建設候補地を選定していきたいと、このように考えてございますので、今のところは白紙の状態でございます。 以上でございます。 ○議長 -11番、堀口晴生君- ◆11番(堀口) 今、副課長から説明いただきましたけれども、今の説明では庁舎移転建設については白紙だと。白紙の状態で、きのうの岡本議員の質問か何ぞで、きちっとした計画案というんか、出されてますね。26年度で15億円の建設費を計画されていると思います。 それで、この代替案とかそういうことを執行部として何もその考えは持っていないのですか。今、私のほうに町民から、仮称ではあるが、上野山へもう庁舎移転するんかという電話、そしてまた家の方へ足を運んで聞きに来ています。私は、そういう問題、一切議会で何も通っていませんと、はっきりと言いますけれども、そやけど、そういう住民側の-どのように伝わっていったんか私はわかりませんけれども-もう上野山ありきで進めているということをみんな聞いているんですけれども、これ、どうなと。ほんまに上野山へ行くんかというような話、いろいろ聞きに来るんですけれども、上野山という案も計画の中に入っているんですか。どうですか。 ○議長 -総務課副課長- ◎総務課副課長 場所等の代替案というものは、今のところ先ほども申し上げましたように白紙の状態でございます。議員先ほどおっしゃられたようなことは、まだ今何も考えておりませんので、先ほども申し上げて、繰り返しになりますけれども、代替案等につきましても現在白紙の状態でございます。 以上でございます。 ○議長 -11番、堀口晴生君- ◆11番(堀口) 今、担当課長から白紙、白紙と言われるけれども、そやけどもう計画案というんはちゃんとつくってるんでしょう。それで設計費も計画の中に入っているんで、5,000万円かそこら金額も示していたと思うんですけれども、そういう数字だけこうやってきちっと計画を持っているのにから、場所とか、そういう代替案とか、その計画は何も示されやんということは、これはおかしいんではないですか。もっと真剣に庁舎を早く移転せなあかんということは、町長も私らも早く町民の安全・安心、危機管理を持つためには、庁舎を一年でも早く高台へ移転せんなあかんという気持ちは持っていると思います。そういう計画の中で庁舎を進めるという中で、きちっとした計画を持たなくては、これ物になるんですか。本当にやる気あるんですか、庁舎について。もう一度答弁お願いします。 ○議長 -総務課長- ◎総務課長 ただいまの議員の質問ですけれども、これにつきましては、やはり一度凍結ということでしてございました。その中で、今、検討委員会、住民の代表ではないんですけれども、各種団体の代表の方々に委員となっていただきまして、今の職員数だったらどれぐらいの規模であったりとか、町内の人口であれば、どれくらいの駐車場のスペースが必要であるかということをもって、それで委員さんに規模的なところをイメージしていただいております。それをもって委員さんからは、場所の選定ではないんですけれども、それぞれの考えられる意見すべてを出していただくということで進めていっています。その中で、それを総合的に判断しまして、まあ言えば一番適切である場所というのを設定して進めていきたいと。 そして、今の予算の計画についてでありますけれども、これはあくまでも、その設計費であったりとか、それは概算の費用でございます。それを年度ごとに計画をして県に申請しているというところでございます。 以上です。 ○議長 -11番、堀口晴生君- ◆11番(堀口) 11番、堀口です。 検討委員会の総合的な意見を聞いて進めると、判断をするということですけれども、それは町長が住民目線ということで、そういう検討委員会の中でお伺いするということは、別に意見を聞くんであれば構いません。しかし、その中で判断するというのは、僕はおかしいと思う。 先ほども言うたんです。検討委員会の委員の人らには、そういう権限とか決定、代表でも何でもないということを先ほども言いました。その意見を取り入れてするというのはちょっとおかしいと。意見を聞くだけであれば、それはそれで別に構わんと思いますけれども、私たち、この11名の議員は、庁舎についての検討をする。それで、この本議会の中で、庁舎をどうするかということも議会の中で議員が判断するべきであって、検討委員会の委員の方々が判断するべきではないということを言うてるんです。 そしてまた、この庁舎の計画について、町長初め私たち議員が、現在、国の補助金がないかということで国へ陳情に行きました。そのときに副課長が担当局長に印南町さんはどのような場所を考えているんですかと言われたときに、今の前からの計画を持った場所を指をさして、ここを考えていますと、はっきりとその局長の前で示しました。そういう考えを持っているのにから、白紙ということは、これはちょっとおかしいんではないですか。どうですか。 ○議長 -総務課長- ◎総務課長 まず、1点目の委員会に決定権はないと。委員会には決定権はありません。先ほどもちょっと言葉少なかったんで申しわけなかったんですけれども、委員会での意見を集約して、町長が候補地を選定すると。それで、町長が議員さん、皆さんにそれを諮って、承認いただいて決定と。そういう運びです。町長は意見を聞いて、町長が議員さんにこういう提案をしまして、それで承認いただいて初めて建設地の決定という運びになります。 そして、もう一点目のここと示したということでありますけれども、これについては、私はそこにいてないのでどうかはないんですけれども、候補地の一つという意味での示しだったというふうには聞いてございます。 以上です。 ○議長 ③にいってください。 総務課副課長 ◎総務課副課長 それでは、3番目の庁舎検討委員会の今後の協議事項とスケジュールについてということでございます。 検討委員会の委員の皆様方には、3回の委員会で、庁舎の規模や敷地の規模などについて、参考資料としてお渡ししている資料の中でイメージをしていただいているかと、このように思ってございます。それをもちまして、先ほど総務課長のほうからもいろいろお話がありましたとおりですけれども、委員の皆様方から建設について考えられる多くの意見を出していただき、その意見を集約するとともに、委員の皆様に再度ご確認をしていただき、その意見について町長に提言をしていただきたいと、このように考えてございます。 スケジュールにつきましては、できるだけ早い時期に意見の集約を行っていただいて町長に提言していただきたいと、このように考えているところでございます。現段階におきましては、できるだけ早い時期に提言していただくと、このような回答になろうかと思います。 以上でございます。
    議長 -11番、堀口晴生君- ◆11番(堀口) 今の説明で理解させていただきます。 今回、こうやって庁舎の建設・移転について質問させていただいたのは、住民から、いつ庁舎を移転するのか。また、場所については、先ほども言うたように、いろんな場所というのか、上野山を特定して、うわさというんか、出ています。そういうことのないように、早く決定、場所についてでも町長の判断で。前からの計画が妥当であれば、やはり町長自身、凍結したことについて、改めて私の考えが間違っていたということで町民に示すべきであると私は思うんですけれども、どうですか。 ○議長 -町長- ◎町長 ちょっと意味がわかりにくい部分はあるんですけれども、町民が庁舎だけ高台へ上がって我々はほっておくんかよという意見もある中で、早く庁舎を上げてくれよということもあるということで、その分だけ、庁舎が早く上がってくれよということは、我々をほってお前らだけ、庁舎だけ上がるんかよと言われていることが、防災に対する避難道であるとか、そういったことが、着々と進めておりますが、でき上がっておりません。そういったことが、住民に浸透していただいて、もう庁舎は上がってもええよというふうな道になってくれたんかなという、そういった解釈も私はしている。今、先生のお話を聞いて、そういうふうに思っているところでございます。 ○議長 -11番、堀口晴生君- ◆11番(堀口) 私は別に町長を責めてるんでも何でもありません。住民から、早く庁舎を移転しなければ、大惨事のときには住民に対して行政がその危機管理を含めてきちっとできないのではないかという中で、住民から、早く庁舎の件については、もう片をつけて、早く決着つけるほうがええんとちゃうかということを聞く中で質問させていただいているんで、町長を責めてるんではありません。 今の前からの計画で、例えば、かえるの里へするのであれば、設計費についても、もう4,000万円ほど使われています。それ無駄になっています。そやけど、それをもとのところへ行けば、無駄にはなりません。それで、先ほどから職員の数とかそういう説明もありましたけれども、27年、28年ぐらいになってきたら職員の方も80人体制ぐらいになってくると思います。そういう先を見詰めたら、余りこういう立派な大きな建物は要りません。そして、今の事務処理とかそういう関係等でも、縮小した、使いよい、前回の庁舎を理想として持っていけば十分可能だと私は思っています。 何も白紙の状態で、庁舎については、まだ場所も何も考えていないというんであれば、もう一度、前からの計画を見直して、それが妥当であれば、町長の判断で、やはりここが一番ベストだという考えを持つんであれば、住民に対して私が凍結したことが間違いであるということをきちっと説明した上で今の場所へ庁舎移転をするべきではないかと私は思うんですけれども、どうですか。 ○議長 -町長- ◎町長 いろいろと混乱をいたしまして申しわけございません。 今のといいますか、以前から計画されている場所へするということも含めた中で、検討委員会に含めるといいますか、そのことをたたき台として、こういうふうなイメージをしていたんだということ、つまり印南町の人口がどうであり、職員数がどうであり、駐車場がどうありということを検討委員会の方が理解していただいた中でイメージしていただくということは、それがなければイメージできないと思います。 そういった中で、以前から建設を予定していたところが適当であるのか、あるいはもう少し別の場所を考えたほうがいいのであるか。また、庁舎が行くことによって、周辺の環境といいますか、例えば銀行が来るかもわからんし、郵便局が来るかもわからんしという、そういったことも含めた中で意見をいただいて、それを十分熟慮した中で進めていく。決して皆さんの前で凍結をしたのが私の誤りであったということは、私は思ってございません。 以上です。 ○議長 -11番、堀口晴生君- ◆11番(堀口) 11番、堀口です。 最後に、町民に不安や疑問を感じさせなく、行動力、判断力、バランス力、和合力、これらを協力アップし、バイタリティーあふれる行政の取り組みを切に期待しています。 以上をもって、私の質問を終わります。 ○議長 以上で、11番、堀口晴生君の質問を終わりますが、ここで議長の立場として、先ほど来申し上げましたように、本件、庁舎建設につきましては、歯車が合わないように見受けます。今後、ともに協議検討の場を持っていただくことを希望いたします。 以上で一般質問を終わります。 以上をもって本日の日程は全部終了しました。 ここでお諮りいたします。議案調査、委員会審議のためと、明30日を休会といたしたいと思います。これにご異議ありませんか。 ◆議員 「異議なし。」 ○議長 ご異議なしと認めます。よって、明20日を休会とすることに決定いたしました。 本日はこれをもって散会いたします。ご苦労さんでした。 △散会 11時20分地方自治法第123条第2項の規定により、下記に署名する。      平成  年  月  日 印南町議会議長 印南町議会議員 印南町議会議員...