日程第5、
常任委員会委員の選任を行います。
このたび
補欠選挙で当選されました大上君の
常任委員会の選任について、
高野町議会委員会条例第7条第2項の規定により、3番大上君を
厚生建設常任委員会委員に指名したいと思います。これに御異議ありませんか。
〇議員(「異議なし」)
○議長(
松谷順功) 異議なしと認めます。
よって、3番大上君を
厚生建設常任委員会委員に選任することに決定しました。
日程第6、
特別委員会委員の選任を行います。
このたび
補欠選挙で当選されました大上君の
特別委員会の選任について、
高野町議会委員会条例第7条第2項の規定により、3番大上君を
高野町議会改革推進特別委員会及び
高野山小中学校等建設に係る
調査特別委員会委員に指名したいと思います。これに御異議ありませんか。
〇議員(「異議なし」)
○議長(
松谷順功) 異議なしと認めます。
よって、3番大上君を
高野町議会改革推進特別委員会委員及び
高野山小中学校等建設に係る
調査特別委員会委員に選任することに決定しました。
平野町長に
行政報告並びに
提案理由の説明を求めます。
平野町長。
○町長(
平野嘉也) 皆様、おはようございます。
このたび令和4年第2回高野町
定例会の御案内を申し上げましたところ、議員の皆様におかれましては、御出席賜りまして誠にありがとうございます。後ほど説明させていただきますが、今回の案件は、報告3件、承認10件、議案9件、諮問1件であります。どうぞ御審議のほどよろしくお願い申し上げます。
さて、4月の
町長選挙を受けて、町民の皆様から御信託をいただきまして、引き続き4年間、高野町の仕事をさせていただけることになりました。首長として3期目に入ります。初心を忘れず、より謙虚に、丁寧さを心がけて、時には大胆に行政を進めてまいりたい、そのように思っておるところでございます。
選挙期間中に、多くの町民の皆様に、次の4年間をどう進めていくかを訴えてまいりました。選挙時にお配りしたビラには6つの項目を示して、これからの4年間、主に取り組もうと考えたことを記させていただきました。確実に進めなければいけない
継続事業がとても多くありますので、少し地味に、目新しく感じることもないように映るときもございますが、大きな事業につながる事業も抱えております。今後、様々なことに精力的に取り組んでまいりたいというふうに思います。
まずは当面、ウイズコロナの中、
コロナ感染状況に応じた必要な対策をしながら、
社会活動、
経済活動を始めなければなりません。
コロナ禍となり3年目。3次産業で占める割合の多い高野町は、私の知る限りでは、ある意味、どん底を見たような気がいたします。よって、次は上昇しかございません。これからの3年間は、上昇していくためにとても大事な期間だというふうに考えております。
来年の2023年は弘法大師御生誕1250年記念大法会、2024年は
世界遺産登録の20周年の記念の年。その明くる年の2025年は
大阪関西万博が行われて、本町にとっても2019年の
誘客レベルに追いつき、追い越せ、そういう気持ちで、それぞれの事業に積極的に関与してまいりたいというふうに思います。
先日より、
訪日外国人観光客、いわゆる
インバウンド観光客のことでございますが、受付の事業も始まりました。新たな深刻な
変異株が出現しない限り、まだまだ制約のある形ではございますが、7月中旬以降からは、インバウンドの
お客様も少しずつ戻ってくるのではないかと期待しておるところでございます。
そして、2034年のお大師様の御遠忌まで12年となりました。それに向けて、町としては
歴史的風致維持向上計画を中心に、
ハード事業、
ソフト事業、
金剛峯寺をはじめとする
関係機関とともに進めてまいりたい、そのように思います。
選挙期間中に配付した資料の中で、6つの項目を示して24の細目を上げさせていただいた内容で主なものを説明させていただきたいと思います。
まず、
1つ目の一人一人が輝き支え合う活力ある
まちづくりの中で、
地域包括ケアシステムの
機能向上を進めると記させていただきました。団塊の世代が
後期高齢者、75歳以上になる2025年以降の超
高齢化社会を見据えて、医療や介護の需要が増加すると想定されることへの対応する
高齢者の
ケアシステム機能の向上に向けた取組はもとより、近年では8050世帯や、介護や育児の
ダブルケア、そして
ヤングケアラー等、
地域住民が抱える課題が複雑、また複合化する傾向にございます。今後は、属性を超えて地域の様々な相談を包括的に受け止める場の確保、並びに
行政内各課や行政以外の他機関との協働による
包括的支援体制の構築が必要となると考えております。本町の
地域特性を踏まえ、
過疎地域の戦略と
福祉制度としての
サービス等を融合させた取組をさらに推進し、
地域共生社会の実現に向けた
地域づくりに取り組んでまいりたい、そのように考えております。
次に、人を育む
まちづくりの中で学びの
交流拠点整備を
計画どおりに進めたい、そう記させていただきました。
コロナ禍、様々な要因での
サプライチェーンの問題や、また
ウクライナ戦争の影響を受けて、
材料費、
燃料費の高騰はもとより、
資材不足も深刻な影響も出てきております。工期は現在のところずらすことなく進めてまいりたい、そのように考えております。また、
価格高騰、
資材不足に関しては、役所各担当と
建設会社と調整を進めているところでございます。今後、この件でさらに変更するところが出てきたときには、議会に対して丁寧に説明をさせていただきたいと思います。
小中英語教育を強化し、
環境充実を進める。この件に関して、昨年度はこの
英語教育を
土木建築に例えれば、高野町の環境を調べ、地盤を調べ、その後、高野町の
英語教育の
基本設計を昨年度は行いました。今年度、
小学校では
英語教育を推進するリーダー3名に加えて、
学級担任の研修を毎月3日間、ブリティッシュ・カウンシルから実践的な指導を受講しております。昨年度からの取組により、
小学校全体の雰囲気が少し変わり、
先生たちが自発的に楽しく研修に取り組む姿は、児童にもよい影響を与え、しっかりとした
英語力が定着するものと考え、期待しておるところでございます。また、高野町の取組を注視している県からは、1名の
教員加配をいただきまして、
高野山小学校の
学級担任ではなく、
花坂小学校、
富貴分校の支援を行っておるところでございます。
中学校では、
小学校の取組を受け、教員が積極的に
小学校の
授業参観や
児童生徒への
指導等の協議を行うなど、
義務教育後半の体制を
小学校と一緒になり研さんを励んでおるところでございます。
続きまして、産業の
活力創出に取り組む
まちづくりとして、高野町
周辺地区の
活性化、また
関西万博2025の積極的な関与、
移住定住の窓口を強化する等を上げさせていただいております。
続きまして、安全で安心な生活を実現する
まちづくりとして、その中で、
防災行政無線の
デジタル化の検討を始めたいというふうに指示しております。現在、
防災行政無線は
アナログ方式でございます。したがって、平成28年度に配布させていただきました
戸別受信機も
アナログ方式であります。昨今は
デジタル方式に変わりつつありますが、それぞれに利点もあり、また町の知らせて
ネット等のインターネットのさらなる
活用等も含めた中で、2020年に
事業期間が5年間延長された
緊急防災・
減災事業債を活用できる範囲内で検討を始める指示を出したところでございます。
また、
公共施設の
集約化をさらに進めるための計画を策定するという件では、対象としては
役場本庁舎、
高野山会館、
中央公民館、
町民体育館、
高野山小学校、
高野山中学校等の案件でございます。老朽化した
公共施設の整理、そして整備は、町として必ずしていかなければならない案件でもございます。現段階では、高野町
中央公民館、
高野町民体育館、
高野山小学校、
中学校を対象に整理と整備を進めておるところでございます。これからそれらの跡地に関してや、また強い地震に耐えられない
役場本庁舎に関しても早急な議論が必要でございます。これらの案件に関しては、まずは庁舎内で様々の意見を出していただいて、私の
判断材料とさせていただきたい、そのように思います。
続きまして、豊かな自然・文化・歴史を守り生かす
まちづくりの中では、
金剛峯寺との連携、また2025年の万博に向けての高野町全体のメディアの露出、そしてイタリアのアッシジ、ネパールのルンビニ、そして今年、友好締結できるであろう中国の福州市鼓楼区、また
和歌山県とインドのマハラシュトラ州がMOUを結んでおる。その中で本町としての
海外友好都市のつながり、さらに強化してまいりたいと思います。
続きまして、効率的な
行政運営と財源の確保ということで、
ふるさと応援寄附金事業で高野町の特性を生かした
返礼品の開発、安定した
自主財源の確保を目指したいというふうに考えております。これに関しては、平成30年以降、
県内自治体間で
返礼品を出し合う
相互協定をつくることができました。また、いろいろな
仕組みの中で
担当課と知恵を出し合って進めておるのが現状でございます。その一つではございますが、高野町の
ふるさと納税の
起爆剤となるように、
高野山宿坊協会に
ふるさと納税専用自動販売機を設置し寄附を募りたい、そのように考えております。この内容は後に報告させていただきます。
このほか、多くの皆様にこの4年間でしていかなければならない、そういう課題を皆様に提示しております。議員の
先生方とともにまたお話をしながら、しっかりと行政を進めてまいりたいというふうに考えております。
さて、国では第28回
通常国会が令和4年6月15日に会期末を迎え、
参院選に向けた戦いが事実上スタートしておるところでございます。これに先立ち、
参議院決算委員会で13日、
岸田文雄首相と全閣僚が出席して審議が行われました。また、
拘禁刑の創設、
侮辱罪の
厳罰化を盛り込んだ
刑法改正案も設立しております。15日は、首相が
目玉施策に掲げる
こども家庭庁の
設置法案、また
AV出演被害防止法案が成立する
見通しとなっております。政府が今国会に提出した61法案は、15日の
会期閉会日までに全て成立する
見通しとなりまして、
通常国会での
成立率が100%となり、1996年以来の26年ぶりになっておるというふうに聞いております。
新型コロナウイルス感染症の第6波は、徐々にではありますが、
感染者数の減少の傾向が見えてきました。
ゴールデンウイークが明けても思いのほか、大きな混乱は見られず、現状は落ち着いてきているのではないかと思います。しかし、全体的に感染に対する意識が小さくなりつつあることに不安も感じているところでございます。今後は、
出口戦略の一つとして、
新型コロナウイルス感染症の
感染症法上の位置づけや、また
早期診断、
早期治療ができるような
環境整備ができるように、国に対してさらに要望を行いたい、そのように考えております。
本町においても
ゴールデンウイーク以降の
観光客や参拝の
お客様が上向き傾向にあると感じております。
ゴールデンウイーク期間の
宿泊者数も3,000人に迫るなど、昨年に比べ
増加傾向が顕著に現れているように思います。以前のような活気を取り戻すため、様々な知恵を絞り、国の
交付金や
各種補助金を活用しながら事業に取り組むよう、各所属に指示しておるところでございます。
関連して、
高野山聖地応援プレミアム付商品券第2期の件でございますが、5月20日から販売を開始させていただきました。6月12日現在で1,692冊、1,692泊分の販売が終了しておりまして、第1期のときほど混乱はなくスタートしておるところでございます。これから気候もよくなり、
お客様も増えることが予想されることから、
感染対策は引き続き徹底する必要があると考えております。
新型コロナウイルスが消滅するのはなかなか困難ではございますが、しばらくは
新型コロナウイルスの共存を念頭に置きながら、しっかりと
経済活動を促す必要もございます。これからの季節、
熱中症の危険もありますので、
マスクの着用については、周りの状況なども考慮し、国のガイドラインに沿った形で、それぞれで対応をお願いしたいというふうに思います。
さて、国外におきまして、国外では
ウクライナへの侵略が開始され約4か月がたちました。この一方的な侵略は到底許せるものではございません。侵略される側の
ウクライナ、
当該国民に対し、国を挙げて支援するのは当然ではございますが、
ロシアの
指導者からの命令で戦地に行かざるを得ない状況にある兵士やその家族も、心中穏やかではないと想像ができます。紛争や戦争はこの地域だけではございませんが、一刻も早く平和が訪れることを願うばかりでございます。
これに伴って、世界のあらゆるビジネスが揺らぎ始め、
ウクライナに進出する企業は
事業停止をし、
ロシアでの事業を見直す動きも広がってきております。
日本企業にとっても大きな影響が及ぼされており、大企業の工場や事業の停止、店舗の休止、
駐在員の
国外退去等、大きな問題が出てきております。このことにより、欧米が
ロシアに対する
経済制裁を強化したことで、当町にも深く関係しておりますが、
天然ガスや原油、パラジウム、小麦などの
ロシアに依存する資源、農産物の価格が上昇しており、私たちの生活に直接影響が出始めております。
また、
避難民の
受入れ等も課題となっております。高野町と
和歌山県の間でもいろいろこの
避難民の
受入れに関してもお話、協議をしております。その中で、CIRや
ALTで活用できないか、活躍していただける場が設けられることができないか、そういうのを探っておりますが、現在の
仕組みの中では
ウクライナが
対象国となっていないので招致はできません。居住の面は解決できても、就労に対する課題はたくさんございます。今後はそういった
就労面で国が支援できる、また市町村が参画できるような事業ができるよう要望できれば、そのように思っております。町といたしましても、今後、国や県の動向に注視しつつ、町民の皆様に対して有意義な事業を展開できるよう、検討を迅速に心がけて進めたいというふうに思います。
続きまして、4月から6月に関して、庁舎内で取り組んでいることを報告させていただきます。
企画公室で進めていただいております
ふるさと納税自動販売機の設置について、先ほど説明した内容の追記でございます。6月20日、午前9時よりスタートしたいというふうに考えています。
ふるさと納税の
自動販売機は、ウェブサイトからの寄附とは異なりまして、
地産地納税型の
仕組みを構築したものでございます。
自動販売機で
謝礼品を選択して、氏名、
住所等を入力し入金するとレシートが発行されます。当然、個人情報の入力に関しては免許証、マイナンバーカード、QRコードを用いてワンタッチで行うことができるようにしております。このレシートを宿坊協会の事務員の方に提出することで、
返礼品と交換できる
仕組みでございます。高野町に魅力を感じた方がその場で気軽に寄附することができる
仕組みで、今までに
ふるさと納税をしたことのない方に対しても御寄附を促すことができます。高野町に訪れて魅力を感じる方による地域への応援という、
ふるさと納税本来の趣旨を体現しているとも言えるのではないでしょうか。この
ふるさと納税自動販売機は近畿圏内では初となります。高野町の
ふるさと納税の今後の
起爆剤になればと思っております。
総務課関連でございます。総務課のほうからは、選挙管理委員会で決まったことを報告を受けております。参議院議員通常選挙に関する選挙当日の投票時間の変更について報告がありました。7月に想定されている参議院議員通常選挙から高野町の各投票所での投票時間を短縮いたします。なお、高野町役場、富貴支所で行われる期日前投票については変更がないそうです。
投票時間については、第1投票所高野町役場は午前7時から午後7時、第2投票所から第14投票所は午前7時から午後6時までに変更するふうに報告を受けております。この投票時間短縮については、以前から選挙時に時間ごとに投票者数を調査しておりまして、第1投票所においては午後7時から午後8時までの1時間、その他の投票所については、午前7時から午後7時まで、閉めるまでの投票者については非常に少ないことから、業務改善及び働き方改革の観点からも、今回より投票時間を短縮すると報告を受けております。
なお、投票率向上のためには、引き続き啓発活動、いろいろな状況にある住民の皆様が選挙に行っていただけるような形を町としても取り組んでまいりたい、そのように考えております。
福祉保健課関連でございます。
新型コロナウイルスワクチン4回目についてでございます。
新型コロナウイルスワクチン4回目接種を実施することが決まり、準備を進めています。4回目の接種は重症化予防を目的として実施され、対象となる方は、60歳以上の方、また18歳から60歳未満の基礎疾患を有する方や、医師より重症化リスクが高いと認める方で、接種の期間は3回目の接種から5か月を経過した日以降となります。本町では一般の対象者の接種は7月となります。6月中旬には3回目の接種を終えておられる対象の方に接種券を発送するとともに、予約の受付を開始したいというふうに思います。18歳以上60歳未満で希望される方、対象者については、御本人の申出に基づき接種券を発行する準備を進めております。予約方法、接種場所は3回目までと同様で、高野町の医療機関2か所、そして民間の医療機関、花谷医院での予約受付をコールセンターで始めたいと思います。
続いて、令和4年度の住民税非課税世帯等に対する臨時特別給付金給付事業、それと令和4年度子育て世帯生活支援特別給付金給付事業について説明させていただきます。国のほうから決まった内容でございまして、令和4年4月26日、原油価格・物価高騰等に関する関係閣僚会議に諮られた
コロナ禍における原油価格・物価高騰等総合緊急対策において、令和3年度の住民税非課税世帯に対する臨時特別給付金について、令和3年1月以降に家計急変し受給資格があるにもかかわらず、申請がないことにより受給できていない世帯に対し、令和4年度税情報を活用してプッシュ型給付を行うものでございます。
また、後者の事業につきましては、非正規雇用労働者等に対する緊急支援対策として実施された令和3年度子育て生活支援特別給付金事業と同様の制度設計でございまして、低所得の独り親世帯とその他の低所得の子育て世帯を対象に支給するものでございます。
両事業とも、今後のスケジュールは本会議で予算措置の承認を得た後、速やかにシステム改修に着手して、7月中旬には給付対象者に確認書を送付して、確認書の提出に併せ、順次給付を行います。また、町の広報紙、広報高野の8月号で、制度に対して周知を行う予定でございます。
高野山こども園指定管理者の募集開始についてでございます。高野山こども園について、現在の指定管理期間が令和5年3月31日をもって満了いたします。このことにより令和5年度から令和9年度までの5か年における指定管理者を選定することとなっており、6月には募集要項の配付、現地説明会を今現在予定しておるところでございます。その後のスケジュールとしては、スケジュール案としては7月下旬に書類審査、そして9月下旬に応募者によるプレゼンテーションを受けて、10月下旬に選定委員会による選定を行い、12月議会において議案として上程し、御承認をいただけるような案件として準備を進めていきたいというふうに思います。
こども園は令和5年度から学びの交流拠点新園舎での運営となり、ゼロ歳児保育の導入、また地域子育て支援センターの併設、一時預かり事業への取組など、新しい仕様に基づく指定管理者の選定となります。
続いて、観光振興課関連でございますが、初めに説明したプレミアム付商品券2期でございます。高野町内の登録宿泊施設に宿泊した人を対象に、1泊につき1冊3,000円のプレミアがついたプレミアム付商品券2期の販売を開始しております。冊数は1万5,000冊、1万5,000泊分でございます。期間は11月30までで、売り切れ次第終了、一般社団法人
高野山宿坊協会に委託をしており、この事業で低迷しておる高野町の宿泊需要の掘り起こしを図り、また観光事業者の
活性化につなげてまいりたいというふうに思います。
また、観光振興課関連でございますが、青葉まつりが開催されました。3年ぶりの開催ということで、多くの町民の皆様、また来町者をお迎えすることができました。15日、直前の土曜日に前夜祭、そして翌日に、翌、日曜日には本祭と決まってから中止が2年続きました。このにぎわい、この勢いを来年の弘法大師様のお誕生法会に向けてつなげることを期待し、町としても責任を果たしてまいりたいというふうに思います。日曜日開催ということで、毎年役場の職員の皆さんは現場に張りついていただきましたが、今回より、日曜日ということで、踊り連という大師音頭の団体も立ち上げ、参加することもできました。
続きまして、教育委員会であります。学びの
交流拠点整備事業、新高野町学校給食センターの引渡しを4月6日に行うことができました。その時点から5月6日まで、給食センターからの移転作業、また、新給食センターでの運営準備を行い、5月9日より新しい場所で運営を開始しております。
また、学びの
交流拠点整備事業の現場報告、進捗報告会を4月15日、町民の皆様向けに説明会を実施いたしました。内容は内覧会、工事現場の案内、また
基本設計図書の説明、3D動画鑑賞会でございました。
また、6月3日にはこども観光大使を任命させていただきました。観光振興課と教育委員会が主に段取りをしていただきました。
高野山小学校のふるさと教育の一環ということで、6年生が取り組む世界遺産学習の内容となっております。今回で4年目ということで、1200年続く歴史が深いこのまちをしっかり勉強して、多くの方に高野町のすばらしいところを伝えていっていただけるようになればいいと思っております。
各課関連では以上でございます。
それでは、本
定例会において御審議いただく議案等について御説明させていただきます。
報告は3件でございます。
報告第1号、令和3年度高野町
一般会計繰越明許費繰越計算書の報告につきましては、令和3年度から4年度へ繰越明許した11事業、3億7,303万5,000円についての報告でございます。
報告第2号、令和3年度高野町
簡易水道特別会計継続費繰越計算書の報告につきましては、令和3年度から令和4年度へ逓次繰り越しした件でございます。
報告第3号、令和3年度高野町下水道特別会計繰越明許費繰越計算書の報告につきましては、令和3年度から令和4年度へ逓次繰り越しした1,853万3,000円についての報告でございます。
承認は10件でございます。
承認第3号、専決処分の承認を求めることについて(高野町課設置条例の一部を改正する条例)につきましては、令和4年度機構改革のため、高野町課設置条例の一部を改正する条例について、第2条の改正でございます。
承認第4号、専決処分の承認を求めることについて(高野町税条例の一部を改正する条例)につきましては、住民税についての住宅ローン控除の適用期限の延長、固定資産税についての土地の負担調整措置等による地方税法の改正でございます。
承認第5号、専決処分の承認を求めることについて(高野町都市計画税条例の一部を改正する条例)につきましては、固定資産税についての土地の負担調整措置等による地方税法の改正でございます。
承認第6号、専決処分の承認を求めることについて(高野町半島振興対策実施地域における固定資産税の特別措置に関する条例の一部を改正する条例)につきましては、制度適用期限の延長の整備による総務省令の改正でございます。
承認第7号、専決処分の承認を求めることについて(高野町国民健康保険税条例の一部を改正する条例)につきましては、賦課限度額の変更による地方税法の改正でございます。
承認第8号、専決処分の承認を求めることについて(令和3年度高野町一般会計補正予算(第10号))でございますが、令和3年度の最終予算となることから、地方交付税や各種
交付金の交付額確定による歳入予算の減額と、事業実施に伴う歳出予算減額の補正予算でございます。
承認第9号から第12号につきましては、特別会計の補正予算について専決処分の承認を求めるものでございます。
続きまして、議案は9件でございます。
議案第30号、高野町手話言語条例の制定についてでございますが、障害者の権利に関する条例、平成18年度採択されております。また、障害者基本法、平成23年度改正しております。この中で、手話は言語であると定義されていることから、本町における手話に対する理解及び普及を図るための方針を定めるものでございます。
議案第31号、高野町国民健康保険税条例の一部を改正する条例につきましては、
新型コロナウイルスの減免措置に関する期限の延長に関する改正でございます。
議案第32号、高野町介護保険給付費準備基金条例の一部を改正する条例につきましては、介護給付費準備基金は介護保険事業における保険給付の増加などによる財政需要に対し、介護保険財政の年度間の均衡を保つことを目的として設置しております。介護保険の給付に要する費用に不足が生じた場合は、これを財源として取り崩して介護保険特別会計歳入に繰り入れ、余剰金が生じた場合は、その生じた年度の翌々年度までに積立てをし、計画期間中の財政運営を確保するほか、計画期間における保険料の軽減化に充てることができるよう明文化するための改正でございます。
議案第33号、令和4年度高野町一般会計補正予算(1号)につきましては、令和4年度一般会計当初予算で義務的経費や
継続事業を中心とした骨格予算と編成しておりましたが、今回の6月補正予算は肉づけ予算として新たな町政運営を実現するため、政策的経費や
新型コロナウイルス感染症に対応した事業に加え、従前よりの課題のうち早期に着手すべき事業や重点的に実施すべき施策を中心に編成した結果、補正予算の総額は1億9,100万円の増額となっておるところでございます。
議案第34号、令和4年度高野町国民健康保険特別会計補正予算(1号)につきましては、
新型コロナウイルス感染症に係る傷病手当の給付について、県の財源支援措置も令和3年度までの期限付で令和2年度から導入された本制度でございますが、本町においても実績がなく、令和4年度当初において予算計上しておりませんでしたが、本年度に入り支給申請があったため、予算措置を行うものでございます。
議案第35号、令和4年度高野町国民健康保険富貴診療所特別会計補正予算(第1号)につきましては、
新型コロナウイルスワクチン接種に関する個別及び集団接種に伴う歳入歳出それぞれ47万円の増額でございます。
議案第36号、令和4年度高野町水道事業会計補正予算(1号)につきましては、水道事業を安定的に運営するためにアセットマネジメントにより中長期的な視点に立ち、水道施設のライフサイクル全体にわたって、効率的かつ効果的に水道施設を管理運営する計画を作成するためのものでございます。
議案第37号、町道の路線廃止につきましては、県道川津高野線と町道筒香線の交換について、締結した覚書による交換条件の手続が完了したため、町道筒香線が4月1日に
和歌山県道川津高野線となったことにより、町道の路線廃止を行うものでございます。
議案第38号、工事請負契約の締結について(上中筒香地区水道整備工事)に関するものでございまして、5月31日に指名入札により仮契約をした工事について、議会の議決により本契約となります。工事の内容は、上中筒香地区水道整備工事として令和5年度に計画予定の供用開始に当たり、施設整備の工事を行うものでございます。
諮問は1件でございます。諮問1号、人権擁護委員の推薦につき意見を求めることについてでございますが、令和4年12月31日前任者退任により、新任候補者として法務大臣へ推薦したいので同意を求めるものでございます。
また、本
定例会の中で追加議案等を出す予定がある内容を御説明させていただきます。
新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時
交付金が4月28日に国から内示がございました。使用目的に関しては、
コロナ禍における原油価格・物価高騰対応分のみというような形で交付される予定でございます。国のほうでは、令和3年度の2,000億円を繰り越しした分、また、令和4年度の予備費8,000億円を使った分の1兆円のうち、6,000億円がこの事業に配分される予定となっております。本町から県を通じて総務省に提出する期限は7月21日となっておりまして、ただいま制度設計を行っておるところで、今議会の追加議案と致す方向性で今調整しているところでございます。
各議案の詳細につきましては
担当課長より御説明をいたしますが、どうぞ慎重審議を賜りまして、御同意いただきますようお願い申し上げ、開会に当たりの提案説明とさせていただきます。どうぞよろしくお願いいたします。
○議長(
松谷順功) 日程第7、報告第1号、令和3年度高野町
一般会計繰越明許費繰越計算書の報告についてを議題とします。
本件について報告を求めます。
辻本
企画公室長。
○
企画公室長(
辻本和也) 失礼します。
それでは、報告第1号について御説明申し上げます。
令和3年度高野町
一般会計繰越明許費繰越計算書の報告について。
地方自治法施行令第146条第2項の規定により、別紙のとおり報告します。
令和4年6月14日。
高野町長
平野嘉也。
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報告。令和3年度高野町
一般会計繰越明許費繰越計算書。
2款総務費、1項総務管理費、事業名がんばろう高野町商品券配布事業、金額1億5,027万9,000円、翌年度繰越額2,936万9,000円。事業名インターネット接続系サーバー更新事業、金額307万6,000円、翌年度繰越額307万6,000円。
3項戸籍住民基本台帳費、事業名社会保障・税番号制度システム整備事業、金額220万円、翌年度繰越額220万円。
3款民生費、1項社会福祉総務費、事業名住民税非課税世帯等臨時特別給付金給付事業、金額1,989万5,000円、翌年度繰越額1,579万4,000円。
7款商工費、1項商工費、事業名聖地高野山応援プレミアム付商品事業、金額1億9,352万1,000円、翌年度繰越額1億451万3,000円。
8款土木費、2項道路橋梁費、事業名橋梁長寿命化修繕事業、金額8,036万円、翌年度繰越額5,741万5,000円。事業名町道深山線無電柱化事業、金額4,550万円、翌年度繰越額4,550万円。事業名トンネル長寿命化修繕事業、金額300万9,000円、翌年度繰越額300万9,000円。
4項都市計画費、事業名街なみ
環境整備事業、金額1,958万円、翌年度繰越額1,958万円。
5項住宅費、事業名公営住宅等ストック総合改善事業、金額9,180万円、翌年度繰越額9,180万円。
11款災害復旧費、1項農林業施設災害復旧費、事業名農地・農業用施設災害復旧工事、金額77万9,000円、翌年度繰越額77万9,000円。
金額合計6億999万9,000円、翌年度繰越額合計3億7,303万5,000円。
令和4年6月14日提出。
高野町長
平野嘉也。
以上でございます。
○議長(
松谷順功) これで報告第1号を終わります。
日程第8、報告第2号、令和3年度高野町
簡易水道特別会計継続費繰越計算書の報告についてを議題とします。
本件について報告を求めます。
岡本
富貴支所長。
○
富貴支所長(
岡本哲明) 失礼します。
それでは、報告第2号について御報告いたします。
令和3年度高野町
簡易水道特別会計継続費繰越計算書の報告について。
地方自治法施行令第145条第1項の規定により、別紙のとおり報告します。
令和4年6月14日提出。
高野町長
平野嘉也。
次のページをお願いします。
報告。令和3年度高野町
簡易水道特別会計継続費繰越計算書。
1款水道事業経営費用、1項営業費用、事業名公営企業法適用移行支援業務、継続費の総額3,415万5,000円、令和3年度継続費予算現額、予算計上額1,417万9,000円、前年度逓次繰越額5,000円、計1,418万4,000円、支払済額及び支出見込額1,417万9,000円、
残額5,000円、翌年度逓次繰越額5,000円、左の財源内訳、繰越金5,000円、特定財源、国県支出金ゼロ、地方債ゼロ、その他ゼロ。
令和4年6月14日提出。
高野町長
平野嘉也。
以上です。
○議長(
松谷順功) これで報告第2号を終わります。
日程第9、報告第3号、令和3年度高野町
下水道特別会計継続費繰越計算書の報告についてを議題とします。
本件について報告を求めます。
小西
生活環境課長。
○
生活環境課長(
小西敏嗣) それでは、報告第3号、令和3年度高野町
下水道特別会計継続費繰越計算書の報告について。
地方自治法施行令第145条第1項の規定により、別紙のとおり報告します。
令和4年6月14日提出。
高野町長
平野嘉也。
めくっていただきまして、令和3年度高野町
下水道特別会計継続費繰越計算書でございます。
1款公共下水道、1項管理費、地方公営企業法適用公営事業会計支援事業、継続費の総額3,950万円、予算計上額1,600万、前年度逓次繰越額5,000円、計1,600万5,000円。支払済額及び支出見込額1,599万4,000円、
残額1万1,000円、翌年度逓次繰越額1万1,000円、繰越金1万1,000円。
次に、1款公共下水道、2項公共下水道建設改良費、高野山下水処理場長寿命化対策事業、継続費の総額11億5,000万、予算計上額1億8,000万、前年度逓次繰越額1,452万2,000円、計1億9,452万2,000円、支払済額及び支出見込額1億7,600万、
残額1,852万2,000円、翌年度逓次繰越額1,852万2,000円。財源の内訳としましては、繰越金62万2,000円、国庫支出金990万円、地方債800万。
令和4年6月14日提出。
高野町長
平野嘉也。
以上、報告を終わります。ありがとうございます。
○議長(
松谷順功) これで報告第3号を終わります。
以上で本日の日程は全て終了しました。
本日はこれで散会します。
御苦労さまでした。
午前11時08分 散会...