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令和 3年第3回定例会 (第2号 9月 8日)

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  1. 高野町議会 2021-09-08
    令和 3年第3回定例会 (第2号 9月 8日)


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    令和 3年第3回定例会 (第2号 9月 8日)                令和3年         第3回高野町議会定例会会議録(第2号)        第7日(令和3年9月8日 水曜日)          午前9時40分 開会     第 1 一般質問 2 出席議員(10名)    1番 松 谷 順 功         2番 大 谷 保 幸    3番 菊 谷   元         4番 新 谷 英一郎    5番 中 迫 義 弘         6番 中 前 好 史    7番 大 西 正 人         8番 所   順 子    9番 負 門 俊 篤        10番 﨑 山 文 雄 3 欠席議員(0名) 4 事務局職員出席者   事務局長  中 西   健   書記    倉 本 文 和
    5 説明のため出席した者の職氏名   町長        平 野 嘉 也   副町長       西 上 邦 雄   教育長       森 下 英 男   会計課長      辻 本 寛 美   企画公室長     辻 本 和 也   総務課長      古 倉   充   観光振興課長    茶 原 敏 輝   福祉保健課長    尾 家 和 代   建設課長      苗 代   勝   生活環境課長    小 西 敏 嗣   防災危機対策室長  井 上 哲 也   診療所事務長    苗 代 千 春   消防長       中 西   清   教育次長      田 中 宏 人   富貴支所長     岡 本 哲 明                午前9時40分 開議 ○議長(松谷順功) おはようございます。  これから本日の会議を開きます。  本日の議事日程は、あらかじめお手元に配付したとおりであります。  日程第1、一般質問を行います。  質問の通告がありましたので、順番に発言を許します。  4番、新谷君。 ○4番(新谷英一郎) おはようございます。  私は今回2つの質問をさせていただきます。1つ目は町内の空き家の現状と課題について、2つ目は学びの交流拠点整備事業についてです。  1つ目ですが、昨年の一般質問では、町内の空き家対策と有効活用について問わせていただきました。ところが、一連の空き家に関わる行政の動きでありますとか取組などの情報も含めて、地域や住民のところまで十分届いていないのかなと思われます。折しも今月号の町報に、そうした空き家の相談会というのが町内でも2か所実施されると聞いているわけですが、そこで改めて町内の空き家の現状と課題についてということで質問いたします。  まず、各地域の空き家の現状について。例えば空き家率でありますとか、建物と敷地の状況、持ち主との連絡、そうした取組で改善したり変化してきたことなどがありましたらお願いします。  また、前回平成24年、平成25年あたりで調査をしたということですが、それ以来、前回もざっと概略はお聞きしたんですけども、このところ進展したケースなどがありましたら伺いたいと思います。  ここから後の質問は自席にて行います。 ○議長(松谷順功) 茶原観光振興課長。 ○観光振興課長(茶原敏輝) おはようございます。  今御質問いただいた件ですけれども、議員おっしゃるとおり、平成24年度に全町的に空き家の調査というものを当時企画公室のほうで行っております。その時点で、高野山地区については124件、花坂・細川・西郷地区においては55件、湯川においては16件、相ノ浦においては6件、摩尼・大滝においては73件、筒香においては47件、富貴については115件、計436件の空き家があるという結果が出ております。  ただし、この数字というのは、現在、長く人が住んでいなくて、家があるけれども住んでいる状況がないということで上げた戸数でして、これが全て、じゃあそれがほかの人に使っていただくみたいな形で活用できるかというとそういうわけではございません。  9月1日現在ですけれども、高野山地区においては、空き家登録をして使えるよということで、空き家を使いたいみたいな方と相談をしている、できる件数というのが19件です。そのうち成約している件数が5件。登録はしたんだけども、持ち主さんの御都合があってちょっと今紹介できない件数が9件というようなことで、実質、今、高野山地区においては紹介可能な物件数は5件しかありません。同じように、花坂、細川、西郷地区でしたら9件、湯川は現在紹介できる物件がないですね。相ノ浦もそうです。摩尼・大滝にしても8件、筒香で2件、富貴で4件、計28件が紹介可能な物件という形になります。  このうち高野山地区の5件についてはほぼ希望者があって、具体的な話を進めております。空いている、これから先紹介できる件数というのが1件か2件か、その程度しか残ってないような状態です。  今のところ、高野山上の空き家を利用したいという話はひっきりなしに来るんですけれども、それ以外の地区についてはあまり希望が出てきていない状況。神谷なんかに当たっては、同じ物件を複数の方が使いたいみたいな話があって、1件ずつ成約できるかどうかを繰り返しやっているみたいな、そんな状況が続いております。  なぜ436もあるのに28件しか利用可能な件数がないかというと、やはりいやいや、今住んでないよと。だけれど、盆、正月には帰るし、富貴であったら松茸のシーズンに使うからというようなことで、空き家登録して誰かにというような考え方はしないよというところが非常にやっぱり多いということですね。  それと、物件によっては長く放置になりましたので、どうしても状態が悪くなって、屋根が抜ける、屋根が抜けて雨が降るとか、入ってくるとか、床が抜けるとか、傾くとかそういうようなことで、ちょっとこれを利用しようと思ったらもう一から建て直さんとしゃあないなみたいなものも出てきているというところです。  ですから、こちらとしましては、当然、空き家の登録というところを進めていただくように、議員おっしゃっていただいたこの無料の空き家何でも相談会、こういったものを年に1回、もしくは2回ぐらい開催をいたしまして、そこのところを地区の方にも、地元の方にもそうですし、外へ出られている方も広報を入れることで人づてに聞いていただいて、そういうことがあれば貸していただくみたいなところに持っていけないかということで、地道な作業を進めさせていただいております。  この間も、細川地区ですけれども1件、出られてから2年ぐらいたったところですけれども、少し事業の都合もございましたので声をかけてみたところ、非常に状態のいい空き家ということで、貸していただけないかなということを今調整をさせていただいているような、そういうものもございます。  どうしても貸したい人、それと借りたい人というところがうまくマッチングしないと、そこへ住んでいただくことができないというところもありますので、しっかりと広報をしながら、空き家登録をしていただいて、登録していただいた物件についてはマッチングを繰り返し行って、できる限り高野町に住んでいただく人を増やしていくようなところをしっかりやっていきたいなというふうに担当課としては考えております。  以上です。 ○議長(松谷順功) 4番、新谷君。 ○4番(新谷英一郎) 昨年もそのようなことで、いかに有効活用するのか、対策をどうするかということで、聞くところによると、和歌山県が空き家率については全国1位の位置にあるということで、せんだって県の担当の部局の方に聞いたんですけども、何と言いますか、そのとき損する、損しない空き家というようなことで、こういう小冊子を頂きまして読んでみました。県のほうも相当これについては力を入れているのかなとは思うんですけども。  次に移るんですけども、担当部署、先ほどの前回調査は企画公室のほうで当たられたということなんですけども、なかなかそうしたところまで人的な、手が足りないというふうなところもあると思うんですけども、そうした中で、空き家に関連するいろんな課題があるんですけども、内容についての担当部署は、今、課長は観光振興課のほうの産業振興のほうで当たっているかなとは思うんですけども、県のほうは建設局の総合調整課といいますか、そうしたあたりで物件そのものの状態について担当しているというふうな形で、有効活用については移住定住であるとか、過疎対策であるとか、いろんな部署で分けていると思うんですけども、町については観光振興課と建設のほうで当たられているのでしょうか。そしてどのような業務に当たっているのかということでお伺いしたいんですけども。また、どのように空き家や耕作放棄地の実態把握といいますか、いろいろ相談があるのか。地元からここのところがもうかなり状態が悪いと。436戸があって、うちの近くにももう廃屋のような、空き家とは呼べないようなとこも出てきているんですけども、そうしたあたりの実態の把握に努めたりすることがあるのかなと。そして、問題点をどのように捉えているのかということです。  あわせて、そうした部署の連携であるとか、情報の共有、その次の段階ではそれに伴っての取組も、対応も必要かと思うんですけども、どの程度連携協力ができているのかというあたりでお伺いします。 ○議長(松谷順功) 茶原観光振興課長。 ○観光振興課長(茶原敏輝) 今、議員おっしゃられました県のほうで建設部局がという部分のお話になりますが、これについて町も同じなんですけれども、基本的に移住定住に係る利活用の部分というのは、町の場合でしたら観光振興課地域産業振興係、こちらのほうでワンストップパーソンを設けまして、そこを中心に動かさせていただいております。それで、建設のほうにお願いしている部分、これも100%建設ということじゃなくて、観光振興も協力するんですけども、特別措置法に係る、例えば廃屋が傾いて道路に倒れかけそうになっていると。でも持ち主はなかなかそれを対応することができないので、例えば行政代執行で建物を撤去しなきゃいけないみたいなことを特別措置法で行うんですけども、そういった部分は建設部局のほうが中心にやっていただいている。  それは県も同じです。県の場合でしたら、利活用の部分は移住定住促進課というところがやっております。これは企画絡みの部署だったと思います。一生懸命そこがやって、私たち市町村も協力しながら、和歌山県への移住定住を増やしていこうという努力をする。地域から町へ出て、なかなか地域へ戻ってこられない。引き継いだ財産の管理ができないみたいなところで、どうしても危険な状態になってきたときには、行政代執行も含めて、建設なんかも絡みながら対応していく、そういうようなすみ分けというか、協力関係があるということをちょっと御理解いただけたらなと思います。 ○議長(松谷順功) 4番、新谷君。 ○4番(新谷英一郎) 私の地域でも同世代で時々帰ってくるというふうな方もいます。そして、これ子供らとか親戚とかが今後、5年先、10年先、どうなっていくんかなというふうになると、筒香地区のほうは幸い水ですけども、今回の事業で飲料水の確保といいますか、上水道の開通というのが予定されて、ちょっと明るいニュースではあるんですけども、そうしたことも含めて、これから空き家をつくらないといいますか、今の状態を維持していくというふうなことが必要かなとは思います。この県のパンフレットもそういうふうな、空き家発生予防のための23カ条というような小冊子でありますけども、今後、空き家に関する様々な課題とか問題点、それぞれの部署から見た有効活用、移住定住にどうつなげるかという部分と、その状態をどんなふうに維持していくのか。また、問題となっているところをどんなふうに対応していくのかというあたりも検討していただきたいんですけども。  県であるとか、県下の各自治体で進められていると思うんですけども、本町も独自の条件整備であるとか、移住定住にかけてのいろいろな策を講じているわけですけども、そうしたことの空き家ですとか、付随した休耕地、隣接する土地などもそうなんですけども、そうした対策もあるかと思うんですけども、町として移住定住の促進につながると。そして、ひいては地域の特色であるとか、歴史などの地域資源が、住民が気づいていないところもあるか分かりませんけども、そうしたものの活用と掘り起こしにつながると思うのですけども、そのあたり、今後の移住定住を促進するという部分と増えていく空き家、状態が悪化している、景観上も非常に問題になってくるというあたりはどのような形で進めていくのか。  例えば、地域住民の方と屋敷の所有者、管理者への働きかけであるとか、町との連携協力なんですけども、そのあたり。これ前回もお伺いしたんですけども、伺いたいと思います。 ○議長(松谷順功) 茶原観光振興課長。 ○観光振興課長(茶原敏輝) 国、県、高野町が連携をして、例えば東京都から地域に移住をしてくれる方については補助を出していくよみたいな制度があったり、高野町においても、水回りを直すときに上限2分の1、100万というものを出したりとか、あと物件の購入で80万、新築で80万、そういう補助を出させていただいたりしております。  ただ、全国的にやはり都市部から、今新型コロナの関係でテレワーク、ワーケーションも含めてですけれども、都市部から環境のいい地域に住みたいという方も増えつつある傾向にはあるんですけども、やはり全体からするとさほど大きな人数でないところを、それぞれの行政がいろんなサービスでそれを取り合うような状況になってしまっております。やはりその中には子供の教育であったりとか、病院であったりとか、買物であったりとか、情報インフラ、もちろん住めるところの条件、自然環境、あとどれだけ入ったら補助がもらえるのみたいなところで競争をしてしまっている。これってなかなか毎年、毎年、競争を勝ち抜いていくというんですか、それだけのものを出していくというのは難しいところがありまして、現状、私たちが今考えさせていただいているのは、住みたい人を求めるというよりも、企業誘致によってそこで住まないといけない、そういう人をつくっていくほうがいいのかなというふうに考えております。  昨年あたりから企業誘致をもとにして移住定住人口を増やしていくというふうに、町長のほうの御英断がありましたんで、かじを切らせていただいておって、そういったところに向けて、例えば昨年であれば環境省のワーケーション推進事業費補助金みたいなもの、これは協議会で取りましたので、町としてはこのまま出ているわけじゃないんですけども、そういうものを使わせてもらったりとか、観光庁の誘客多角化等のための魅力的な滞在コンテンツ造成実証事業みたいなものをやらせていただいたりとか、本年においては、観光庁の既存観光拠点の再生・高付加価値化推進事業であったりとか、内閣府のテレワーク交付金であったりとか、そういったものを積極的に取りにかかって利用して、企業誘致をとにかくしていきたいということで、今一生懸命やらせていただいている。企業誘致をすることによって、そこで住まないといけない必然性をつくることで、やはり限られた、移住したいというパイを取り合うよりも効率的に移住定住を進めていくことができるんじゃないかなというふうに考えています。  当然、高野町にもいろんな地域があって、環境がいろいろ変わっております。ですから、いろいろな地域、いろいろな環境に対して企業が興味を持って入ってきてくださったら非常にうれしいなと。富貴・筒香でしたら、農地、トウキであったり、マツタケ、そういう地場産、農業のことがやりやすい環境があるわけですから、そういったものに興味を持って来てくださる企業があればというふうに思いますし、高野山上でしたら、宗教的な部分、マインドフルネスみたいなことを思いながら、ITなんかの企業が来てくれればいいだろうしというようなことで、いろんな切り口で高野町のよさを売り込んでいって、企業を誘致していく。それによってより効率的に定住してもらえる人、そこで住まないといけないという必然性のある人を増やしていく。そういう考え方が必要じゃないかなと思ってやらせていただいている、そんな状況です。 ○議長(松谷順功) 4番、新谷君。 ○4番(新谷英一郎) そのような形で、それが広がっていくといいますか、一つのきっかけになればとは思うんですけども、現在、各地元では空き家があるのが当たり前、自然の風景のようになっています。日頃、所有者、管理している方との連絡は、あまり地元の住民同士でも取らないというのが現状であるのかなと思います。  そこで、町が主体となって、再度空き家調査ですとか、アンケートなどによって実態をつかんでいただけたらなとは思います。そこで、改めて地元の方々の空き家に対する意識も高まるのかなとは思います。周辺地域にあっては町内会単位ぐらいで協力をお願いしたらとは思うんですけども。  一つ目についての最後の質問です。高野町として、今後どのような方針で重点施策、今後を見通した計画であるとか具体策ですけども、進めて、そして課題に対応するのかということでお願いします。町長、いかがですか。 ○議長(松谷順功) 平野町長。 ○町長(平野嘉也) 4番議員のお尋ねにお答えさせていただきます。  町内の空き家の現状と課題というのは、高野町に限らず、全国どこでも大変な問題となってきております。その中で、本町の人口ですね。平成7年、1995年、ここを起点にして極端に減少し始めました。この理由は今いろいろと勉強して、今後の施策をしていく中で自分たちはしっかりと理解していかなければいけないと思いますが、当時、やはり世帯ごと近隣の市町に流出していったというのが大きな原因であるのかなというふうに思っております。  最近でいいますと、人口の減少幅というのはかなり減ってきました。子供の数に至っては、激増こそはしておりませんが、約7年、8年前ぐらいの子供の世帯数に比べたら世帯数は増えてきて、また子供の数も維持、もしくは微増というか、維持ですね、しているような状況で、非常にありがたい状況でございます。  そのようなところをいろいろ考えてみると、当然、移住してきていただいた方もたくさんいらっしゃいますし、いろいろな義務教育の無償化とか、いろんなことで御家庭に子供をもうけていただいたというようなこともあると思います。  そういったことをいろいろ少しずつ今後も積み重ねながら、また空き家の有効活用というのも当然、今後も町の施策として考えていかなければなりませんが、やはり空き家自身、個人の持ち物でございますので、やはりそこは所有者の責任のもとで、その物件をそのままにするのか、またどのような形かで貸し出したいのかというのをまた聞く機会などもさらに設けて、活用したい人に一つでも提供できるようなことにつながればというふうにも思っております。  しかし、先ほど担当の課長からもお話があったように、使える物件、そしてかなり傷んだ物件、また諸事情によりもともと貸出しはしないよというような物件とか、そういうのがございますので、それぞれの住民の方に、こういうときは役所に一度相談してみたらどうかというようなことを、今までも随分皆さんにも周知しておりますが、さらにそういったことも情報がすぐ上がってきやすいようなことになるように努めてまいりたいというふうに思います。  空き家もたくさんございますので、それらを全て一気に解決するという策はどこにもやはりございません。住んでいただくだけでは駄目です。やはり仕事もしなければならないし、教育環境も当然一つの大きな要因にもなることかなというふうにも思いますので、一つ一つ、1年に1件、2件とか、そういう単位で埋まっていけるようなことになるように、引き続き町としても努力してまいりたいと思います。  以上です。 ○議長(松谷順功) 4番、新谷君。 ○4番(新谷英一郎) そうですね。一気に解決という問題じゃなくて、じわじわと、先ほども出ましたけども、何十年も前あたりからそうしたことが見え始めていて、今後そうしたケース、今住んでいる家をどのように家族で引き継いでいくのかというようなあたりもポイントかなとは思います。そういう周知活動も併せてお願いしたいんですけど。  今後、地域住民も加わって空き家対策であるとか、有効活用などを住民の目線で協議検討するというような連絡協議会のようなものも、そんな場も必要かなとは思いますので、御検討ください。  2つ目に移ります。学びの交流拠点整備事業についてです。  まず進捗状況です。ハード面整備事業については工程表などで公表されておりますし、大体分かるんですけども、現時点の進み具合はという点。そして、ソフト面といいますか、例えば町独自の英語教育でありますとか、ふるさと教育でありますとか、特色のある教育、ICTの教育も含めてなんですけども、その準備段階にあるとは思うんですけども、その内容でありますとか、今後の見通しなどをお願いします。 ○議長(松谷順功) 田中教育次長。 ○教育次長(田中宏人) おはようございます。  それでは、4番議員の御質問につきまして御説明いたします。  まず、学びの交流拠点整備事業の進捗状況ということで、ハード面なんですけれども、4月から本格的な工事が始まりまして、まず4月から高野町の総合グラウンドの整備、工事現場の仮囲いというところから始まりまして、テニスコートですね。あとそれと町営グラウンドトイレの撤去、工事道路の設置というところが5月に始まりまして、6月からはスケートリンクの解体を始めてます。8月からはテニスコートの跡地の整地ということで、9月からは仮囲いのほうの変更であるとか、こども園横の倉庫と町道の旧レクセンター線の撤去を予定しております。10月より給食センターの建設を開始予定しておりまして、給食センターのほうは来年の3月末に完成予定となっております。  ソフト面の件なんですけれども、ブリティッシュ・カウンシルの件なんですけれども、令和3年度につきましては、新カリキュラムの企画立案及び教員研修ということで進めております。5月より管内小中学校のほうで、まずその英語教育を進めていくに当たってのプロジェクトリーダーの選定をしております。6月よりプロジェクトリーダー研修ということで、ワークショップ等の開催を中心に開いております。あと、8月の夏季休業からはプロジェクトリーダーを含んだ管内小中学校教員の研修を始めまして、9月以降に新カリキュラムの作成を進めるということで、小学校のほうでは事業案の作成をブリティッシュ・カウンシルからプログラムを頂いてしております。中学校につきましては、教員とALTの効果的なティーム・ティーチングということをしておりまして、来年度の本格実施に向けた新カリキュラムの作成を進めている段階となります。  それと、あとふるさと教育関連のところなんですけれども、現在、「私たちの高野町」の冊子づくりを進めておりまして、現段階で8月に編集したものの初稿ということで、一旦製本、印刷会社のほうで初稿で手直しをしておりまして、9月から10月につきまして、初稿したものを編集委員と教育委員会のほうで精査しまして、12月に完成予定というふうになっております。  それでは以上です。よろしくお願いします。 ○議長(松谷順功) 4番、新谷君。 ○4番(新谷英一郎) コロナ禍の中で、十分集まってということもやりにくいところもあると思うんですけども、スムーズに進行しているという部分を伝えていただきました。  それと併せて文教施設である現在の図書館ですとか公民館も移転していくわけなんですけども、それでも今の現行の活動といいますか、取組はされているわけなんですけども、このオープンというか、開設までの期間というのはそれに向けての充実を進めていくという時間であると位置づけて、何らかの特色ある活動などを、学校も含めてなんですけども、用意されてはと思うんですけども、今のところ、そうした文教施設ですね、社会教育に関連する部分ですけども、そうしたものは検討されていますか。 ○教育次長(田中宏人) すいません。ただいまの御質問につきまして。 ○議長(松谷順功) 田中教育次長、挙手してください。  田中教育次長。 ○教育次長(田中宏人) すみません、失礼いたしました。  ただいまの議員の御質問なんですけれども、社会教育につきましては、ちょっと特段、これといった内容のことは現在は検討しておりません。  以上です。 ○議長(松谷順功) 4番、新谷君。 ○4番(新谷英一郎) これまでも十分内容のある活動、社会体育の部分も含めて実績も十分あるんですけども、より中身を検討していただいて、新たな場所ではさらに内容といいますか、住民が足を運びたくなると、学びたくなるような施設にしていただけたらなと思います。  続いて、2点目です。2月から4月にかけて開催したワークショップですけども、そこでの内容。また、保護者でありますとか、児童生徒、地元住民の方々の要望や意見、この概要についてはいかがだったんでしょうか。また、計画の策定に今後どのように反映させるのかという点についてお願いします。 ○議長(松谷順功) 田中教育次長。 ○教育次長(田中宏人) それでは、御質問につきまして説明させていただきます。  ワークショップなんですけれども、2月から4月にかけて3回開催しております。ワークショップと、あと保護者、児童生徒、住民の要望や意見等の概要というところになるんですけれども、ワークショップと、あと住民からの意見、要望等につきましてのポイントなんですけれども、主に3点ありまして、1つは施設について、2つ目は運営について、3つ目につきましてはセキュリティーということで御意見をいただいております。
     その内容なんですけれども、施設についてなんですけれども、従来型の学校、公民館、こども園という縦割り的な使用ではなくて、いかに融合して住民全体が使いやすい施設にするかという意識で要望をいただいてるというのが印象的でありました。  2つ目の運営についてなんですけれども、住民が使いやすい状態にするには、行政だけではちょっとやっぱり難しい部分もあります。そこを町内のボランティアや人材の活用などについてしていったらいいんではないかというふうな意見をいただいております。  あと、セキュリティー面についてなんですけれども、学校施設を主とした複合でありますので、どこまで施設を開放するのか、どのように来場者をチェックするのかというふうなことも含めて、また来場者についても、積極的に来館を促進していくかということを考える必要があるんではないかというふうな意見をいただいております。  次に、その計画策定に、その意見、いただいたものをどんな形で反映していくかということになるんですけれども、ワークショップ等でいただいた意見、要望につきましては、予算の範囲内で可能な限り対応させていただくということで、実際、意見をいただいた分というのは計画の中にも反映させていただいております。  それで、ワークショップの意見をもとにいただいて計画変更したものというのは、実際の建物、当初計画していたよりもちょっと延べ床面積が増えたというふうな状態でもありまして、今後というのは、面積が変わるほどの意見の反映というのは難しいんですけれども、家具とか設備については、運営やセキュリティー面を考慮しながら計画していく段階ということで、意見については計画、できる限り図面とかに、設計のほうに反映をして、取り入れていくというふうな方向で進めております。  以上です。 ○議長(松谷順功) 4番、新谷君。 ○4番(新谷英一郎) 地元というか、町内の方々にも随時、ホームページとかを通じて、そうした内容については折々といいますか、これからやがて建物がまた姿を現すという時期も来るかと思うんですけども、そうした情報提供もよろしくお願いします。  次に移ります。町内、また町内を問わず、近隣の市町村などから期待や興味、関心に応じた取組や情報提供や広報活動的なものが必要かなと考えます。とりわけ子育て世代の働きかけをどのように展開していくのかという点についてです。  また、関連するのですが、平成26年に認定こども園で再スタートした高野山のこども園ですけども、現在の様子ですとか、取組、そして今後、これからこども園をどのように特色づけて充実した運営を目指していくのか、またいるのかということについてお願いします。 ○議長(松谷順功) 田中教育次長。 ○教育次長(田中宏人) それでは、ただいまの質問につきまして御説明いたします。  これまで取り組んできました内容等の情報提供につきましては、町のホームページであるとか、町内回覧等でもお知らせさせていただいております。また、英語教育につきましては、先日、保護者に現在の進捗状況と今後の取組について御説明させていただいております。今後も定期的に保護者の皆様に御説明していきたいなというふうに考えております。  以上です。 ○議長(松谷順功) 尾家福祉保健課長。 ○福祉保健課長(尾家和代) おはようございます。  4番議員の御質問について御説明をさせていただきます。  まず、私のほうからはこども園のことについて御説明させていただきたいと思っております。  園舎、こども園の建物のことですが、現在のこども園は、昭和53年に高野町立保育所として、鉄筋コンクリート造で建設されております。約43年という年月が経過しておりまして、本当にここ数年、ボイラーが壊れたとか、先日もちょっと雨漏りが発生しているとか、いろいろとトラブルが出てきてまして、新しい園舎の建設完成が待ち遠しいような状況でございます。  新しくできるこども園の園舎に関しましてですけれども、まず特徴としましては木造であるということ。子供たちに木のぬくもりをしっかりと感じていただく、木のぬくもりに触れさせたいという思いから木造での建設を計画しております。また、園舎の中、完全床暖房の採用を考えておりまして、施設の要所要所に子供たちが自由に遊びを創造できる構造を取り入れるなど、子供たちの好奇心や探求心をしっかり育てる構造ということで検討を進めております。さらには学校施設、小学校、中学校、公民館と室内通路でつながっていること、これらのことから、今まで以上に学校や生涯学習との連携が図れるということで、期待を膨らませているところでございます。  もう一つの御質問ですけれども、今ハード面について御説明をさせていただきました。高野山こども園は高野山保育所、御存じのとおりですけれども、高野山保育所、高野山幼稚園の合同保育の期間を経て、平成26年度より保育所型認定こども園として和歌山県の認定を受け、公設民営という形で運営をしております。  現状と課題ということ、そして新しくできる学びの交流拠点の中でどんなことを展開していくかということ。今現在、指定管理を受けていただいている高野山学園さんとも協議に一緒に入っていただいて行っておりますけれども、まず私のほうから、いろいろな見方がありますけれども、5点、これは新しい園舎に移ったときにはどうか実現していきたいということを御説明させていただきたいと思います。  まず、現在、1歳児から5歳児、全年齢で定員が76名ということで運営をしておりますけれども、令和3年度、今年度は54人のお子さんを受け入れております。こども園全体では定員数に達していないように見えるんですけれども、年齢別で見ますと、1歳児の定員数が非常に少なく設定されております。これは建物の構造上の問題でありますとか、保育士の人数とか、いろいろな要因となっておりますけれども、人数が少なくて、ここ数年、子供さんの出生率も非常によく、令和3年については2名の待機児童が1歳児で出ているような状況です。今年の1歳児はまた来年2歳児に上がりますし、今年どんどん出生しているお子さんたちがまた来年は1歳児で入ってくるというようなことですので、できましたら新しい園舎においてはしっかりと部屋の数、部屋の広さなど、ハード面では対応できるように考えて計画しておりますので、保育士の採用の問題はございますけれども、1歳児クラスの定員の増ということを目指したいと思っております。  2点目としましては、0歳児保育の導入。高野山保育所の時代から引き継ぎまして、現在0歳児保育の提供ができておりません。仕事を持つお母さん方からのニーズとしては、やはり0歳児保育ということが常に出てまいります。保育所型のこども園ということもありまして、これは何としても実現したい一つの制度でございます。0歳児保育の導入ということを、新たな施設に移った後に検討してまいりたいと考えております。  3番目といたしましては、特色ある幼児教育の充実。先ほどから御説明させていただいている0歳児、1歳児保育の拡充と併せまして、さらに特色ある幼児教育の確立ということで、保育と幼児教育の違いを明確にし、保護者のニーズや各御家庭の子育ての方針等に合わせ選択していただけるよう、こども園を整備する必要があると考えております。また、小中学校の学びにつなげるよう、幼児教育の充実を図るため、各課、関係機関と連携を密に取り組んでまいりたいと考えております。  4つ目でございます。こども園と子育て支援センターの一貫体制の確立。本町では地域における子育て支援機関といたしまして、主に入園前の親子を対象とした子育て支援センター、げんきっこルームという名称がついておりますけれども、それを開設しております。本来はこども園の施設内に併設されることが望ましいとされております。現在の施設の構造上、それが実現できずに、現在は保健福祉センター内での開設となっております。新園舎が完成いたしましたら同一施設内での開設が可能となるよう設計されておりますので、こども園との交流、連携により、こども園入園にスムーズにつなげるというようなこと、いろいろな利点が考えられますので、子育て支援センターの充実ということにつなげていきたいと思っております。  最後です。5つ目としまして、給食の見直しということです。本来、こども園の中に給食センターの設置が義務づけられております。ただ、本町におきましては保育所から中学校までの統一献立による一貫給食、一貫した食育の推進を掲げた構造改革特別区地域計画というものを作成いたしまして、平成19年度に認定を受けております。小中学校給食共同調理場からこども園への給食搬入が容認されております。学びの交流拠点の建設においても、共同調理の計画で進めておりますが、先ほどから実現したいことの中に0歳児保育ということを挙げさせていただいております。0歳児を受入れするに当たっては離乳食の調理なども発生してまいりますし、1歳児、2歳児は、現状中学生と同じ献立の給食を食べていただいているんですけれども、なかなか給食の時間が大変やということもあります。なので、新しい園舎に移ることを契機に、今後、子供の年齢や発達段階に応じた献立と調理方法による給食、補食、おやつのことです、補食の提供ができるように努力したいと思っています。  以上です。 ○議長(松谷順功) 新谷君に申し上げます。質問時間の残りがあと5分少々でございます。よろしくお願いします。  4番、新谷君。 ○4番(新谷英一郎) 今後、どのようにこども園を特色づけて、そうした子育て世代に応えていくのか。ひいては小中学校へつながるというようなあたりを分かりやすく、詳しく説明いただいたわけなんですけども、今後もより一層分かりやすい情報提供であるとか、広報、またPR活動ですけども、継続的に行っていただけたらなと思います。  それと、また運営面でのことも、現在、高野山学園と協議しているということなんですけれども、ぜひそうした、先ほどの中身が実現するような形で進めていただけたらなと思います。そうする中で、町民各世代の認知度も上がってくると思いますし、そのことをよろしくお願いします。  最後です。開設、運用開始までの期間、子供たちや教職員の皆さんの意向や声に応えながら、学びの充実といいますか、そうしたものを図るという期間になると思うんですけども、現在の児童・生徒や教職員の中には、開設を待たずに卒業する学年であるとか、転勤される先生もいるかと思います。そうした皆さんも含めて、各学校では特色ある、先ほど来も出ていましたけども、活動をしていると思うんですけども、併設型の小中学校のスタートに向けて相互の交流や意見交換が求められていると思うんですけども、どのように関わり、充実を図っていくのかなというようなあたりを最後伺いたいと思います。 ○議長(松谷順功) 田中教育次長。残り時間、3分少々です。 ○教育次長(田中宏人) すみません、それでは御質問につきまして御説明させていただきます。  開校までなんですけれども、準備しなければいけないこととか、時間割、行事はもとより、運営面など多数あるんですけれども、現在はそのあたりを想定しながら意見を聞く段階であるというふうに認識をしております。その中の取組として1つ御紹介させていただきます。  先日、8月25日になるんですけれども、高野山中学校のほうで生徒対象のワークショップを開催させていただきました。内容といたしましては、今回の事業において、新しい時代の学びの環境をつくることも目標の一つであるということで、そこで中学校に教科教室型の教育施設の導入を検討しておりまして、このことについて生徒から御意見をいただきました。  教科教室型というのは、端的に言いますと、従来であれば特別教室に移動して勉強する機会はあるんですけれども、数学とか英語とか国語とかというのも、いうたらそれぞれの教室がありまして、そこへ行って勉強すると。だから、従来であれば一つの教室で大体授業を受けるんですけれども、教科ごとの教室に移動して授業を受けると、そういうのを教科型教室ということで、その導入について意見をいただいたというふうな取組を一つ行いました。  以上です。 ○議長(松谷順功) 4番、新谷君。あと1分30秒です。 ○4番(新谷英一郎) また長くなってしまいまして申し訳ありませんでしたが、そうした形で併設型ということは一つ大きなメリットもあると思います。そうしたことも含めて、先ほど来の生徒対象のワークショップということなんですけども、段階を踏みながらぜひ充実を図っていただけたらなと思います。  以上で終わります。 ○議長(松谷順功) ありがとうございました。  しばらく休憩します。  再開は10時50分からです。            午前10時40分 休憩            午前10時50分 再開 ○議長(松谷順功) 休憩前に引き続き、会議を開きます。  一般質問の続きを行います。順番に発言を許します。  10番、﨑山君。 ○10番(﨑山文雄) ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・  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・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ○議長(松谷順功) 﨑山君に申し上げます。一般住民の名前というか、固有名詞は避けていただきたい。議員の名前もできるだけ避けていただきたいと思いますが、いかがでしょうか。 ○10番(﨑山文雄) ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ○議長(松谷順功) 今までのを訂正されますか。 ○8番(所 順子) 訂正して。 ○10番(﨑山文雄) ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・  ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ○8番(所 順子) ちょっと、不法、何。 ○10番(﨑山文雄) ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ○8番(所 順子) ちょっと待って、議長さん、この人の言ってること、おかしいん違いますか。止めるべきでしょう。 ○議長(松谷順功) しばらく休憩します。            午前10時57分 休憩            午前11時38分 再開 ○議長(松谷順功) 休憩前に引き続き、会議を開きます。  先ほどの﨑山さんの発言の中に個人名、議員名、それから個人一般住民の個人名が出されております。これについては全面的に発言を取り消したいと思いますが、皆様方の御意見というよりも賛否を問いたいと思います。これについては賛成の方の挙手をお願いします。 ○8番(所 順子) 取消しやろ。 ○議長(松谷順功) 取消し。 〇議員(賛成者挙手) ○議長(松谷順功) 﨑山さん以外、全員でございます。よって、﨑山さんの発言は一から始めていただきたいと思います。今までの発言につきましては全面的に取り消します。  以上です。  では、﨑山さん、どうぞ。一からです、始めからです。  10番、﨑山君。 ○10番(﨑山文雄) 個人名の取消しを指摘されましたので、名前を削除させていただきます。  私がこのように名前を出したというのは、過去においても大変な言葉が出ておりまして、議会に動議としてそれを提出したことがありますが、議会は取り上げたものの解決には至っておりません。  それでは、個人情報持ち出しの事柄によるてんまつについて、行政のほうにお伺いをいたします。  平成28年12月、元議長によって、現議員にまつわる、これは事業の名称はよろしいですね。事業をされた人の名前はよろしいですね。 ○議長(松谷順功) 特定できんように、A、B事業所とかというてくれたらいいんじゃないですか。 ○10番(﨑山文雄) ・・電気商会が請け負った。 ○議長(松谷順功) ・・と言わずにOと言ってください。Oに変えてください。 ○10番(﨑山文雄) Oに。アルファベットのO。 ○議長(松谷順功) Aでも結構です。 ○10番(﨑山文雄) 削除をお願いします。O電気商会が請け負った富貴地区の工事に不正があったとされる住民訴訟であります。これは高野町長と住民〇〇氏によって行われている裁判で、この裁判を有利に展開させようとする意図と思われる行為であります。裁判の終結によっては、不法にして持ち出した、この不法という言葉も悪いという指摘を受けておりますが、正式ではなかったので不法という言葉を使っております。持ち出した元議長に依頼した元議員には。 ○8番(所 順子) ちょっと待って、持ち出したって、それ困る。議長、持ち出したってそういう言葉は困る。 ○10番(﨑山文雄) 行政処分を与える必要があるんではないかとこのように思いますが、いかがでしょうか。  また、やましいことがなければ、この事業をやった業者、やましいことがなければ堂々と損害賠償を求めることも考えたらいいのではないかとこのように思います。これは余分なことでございます。  いつまでもこうした事件という言葉を省きまして、事柄を終結せず放置、置いておくことは、行政にとって将来に問題を残すことにならないか。行政の決断が住民の信頼を得ることになると思います。あわせて、見解をお伺いいたしたいと思います。  以下はまた自席のほうから質問を行わせていただきます。 ○議長(松谷順功) 古倉総務課長。 ○総務課長(古倉 充) では、10番議員の質問につきまして説明させていただきます。  平成27年12月に、会計課が管理している伝票等の写しを2人の会計職員が情報公開条例の手続を経ずに閲覧させ、また写しを交付した件については、以前にも議会で報告させていただきましたが、再度申し上げますと、関係した会計課の2人の職員に対し、平成28年6月28日付をもって懲戒処分を行いました。その後、当時の管理職であった職員については、同6月30日付をもって責任を取り辞職したいという申出があり、本人の希望どおり辞職させました。  また、10番議員御指摘の書類の返還に関しても以前に議会で報告しているところですが、再度、写しをね、写しです。写しの返還につきましても、以前議会に報告しているところですが、再度申し上げますと、会計職員がお渡しした方から別の方に回されたとお聞きしましたので、その方に平成28年8月から6回ほど文書でお願いし、また電話で何回もさせていただきましたが、結局、その方から当時依頼していた住民訴訟の担当弁護士に渡して手元にはないということでした。その話を受けまして対応を協議する中で、町の顧問弁護士に照会した結果、弁護士には厳しい守秘義務があるので他に漏れることはないから問題ないとの回答をいただいたので、この段階でこの件については終了することで決定しております。  なお、大阪高等裁判所における住民訴訟に関して、控訴審の令和2年11月24日付をもって、今回全ての件において控訴人が主張する行為は存在せず、全て請求は棄却するということで確定しております。以上でこの件に関しては全て終結したと考えております。  以上でございます。 ○議長(松谷順功) 10番、﨑山君。 ○10番(﨑山文雄) 今、課長から報告をいただいた中で、職員が処分されているんですよ。これ地方自治法の中で、こういった問題を職員に懲罰を与えるということはできないという内容の記事があちこちに出ております。ただし、職員が故意にそれを持ち出して、自分の利益のために使われたということになれば、これは懲罰規定になるということであります。今回のような状況から考えますと、職員を処分したということについては、少々行き過ぎがあったのではないかな、このように思われます。  そして持ち出されている原本については、町長がこういったものが紛失しているということを議会の冒頭で申し上げたその日に、原本は帰ってきております。しかし、そのコピーしたものが元議員を通じて弁護士に届いておると。弁護士に届いておるということについて、今課長のほうから説明があったように、漏えいすることはないので返却の必要がないのではないかというような御回答でしたけれども、私の言っているのはそうじゃないんです。この漏えいされた、持ち出されたこの書類が弁護士に渡った。弁護士がその内容を見た。弁護士に内容が漏えいした、これが問題やということを僕は言うとるんです。
     弁護士さんも正式に要求されて、そういうものを出したと、申請によってそれを提出したというんであれば、今課長が答弁されるようにそれでいいと思うんです。私が言うておるのは、弁護士が偶然、今行っている弁護士に対してそれを渡されたということは、弁護士も突然のことやったと思います。そして、その内容を見て裁判を有利に使うために仕掛けられたような状況にあると思うんです。それがいかんということを言っているんです。行政もそこを反省せないかんのと違うんかなと、そういうことを言っているんです。  我々、どんなことやったんや、一遍中身を見せてくれよと言うたって見ることができないんです。そうでしょう。そして、3人にその内容が漏えいしてしまってるんです。それがいかんということです。漏えいして向こうへ行ったものが係争中の住民訴訟中の裁判に有利に使われたと。使われたかどうか分かりませんよ、使われたと解釈するのが正論であると、こう思うわけです。  まだそのものが向こうに、その書類が向こうに残っておるというんであれば、これはやっぱり返してもらわないけない。もう向こうとしては不要のものになっておるんか知らんけれども、やっぱり現物があるんであれば返してもらわないかん。以前、負門議員もそれを返してほしいということをこの議会で申し上げた。 ○議長(松谷順功) また名前を出さないでください。 ○10番(﨑山文雄) 申し上げたことがありますので、僕もそれが耳に入っておりますので、そういうやっぱり動きを行政はしなければならない、こんなふうに思うわけです。  そして、今課長が報告したとおり、これはこれで終結していますというんであれば、行政としての決まりになるんだろうと思いますけれども、こういったことについてはやっぱりちゃんとした終結をしておかなければ、こんなことがあったでなということはいつまでも語り継がれるということであります。  そういう意味において、答弁いただいた課長におかれましては、本当にそれでいいのか、住民に対してそれでええのか、今やっておる行政の仕事の一部としてそんなことで終結してええのかということについて、もう一度考えをお聞きしたいと思います。 ○議長(松谷順功) 古倉総務課長。 ○総務課長(古倉 充) では、10番議員の質問につきまして説明させていただきます。  基本的に、うちの職員が情報公開条例に基づかずに閲覧させ、それの写しを渡したということは問題であります。その件に関して懲戒処分をしたということがうちの決定でございます。そして、町としては二度とこういうことを起こさないよう、当時も職員の研修を行いましたが、随時研修を行ってきております。また、今年は個人情報の改正もありましたので、これについて、職員について、より研修を行い、個人情報へのさらなる意識の向上を図りたいと思います。また、今後とも改正個人情報等をはじめとする法令を遵守し、より厳正に業務を執り行っていきたいと思います。  以上です。 ○議長(松谷順功) 10番、﨑山君。 ○10番(﨑山文雄) 言葉遣いが難しいんですけれども、こうした不法な出来事がなかったら職員が処分されることがなかったんだろうとこのように思います。職員の人は非常に気の毒であるとこんなふうに思わけです。  そこで、町民に対してはどうですか。こういったことに対して行政はどのようにお答えにならますか。 ○議長(松谷順功) 古倉総務課長。 ○総務課長(古倉 充) 町としても二度とこういうことが起こらないよう、より法令遵守をもとに、今年個人情報の改正保護法もありまして、個人情報も改正されます。それを含めて法令を遵守して、より厳正に業務を執り行うことで、町民の信頼を図っていきたいと思います。  以上です。 ○議長(松谷順功) 10番、﨑山君。 ○10番(﨑山文雄) 穏便な措置でございまして、そのとおりで結構だと思います。  こういうことに対して、どう言ったらいいかな。とにかくいいことをしてない。こういう問題を起こしてある。問題を起こしてあることについて、行政処分、始末書を書かすとか、これからこういうことについてはというような内容の処分というものは考えられないのでしょうか。考えないのでしょうか。そういうことをお聞きしたいと思います。そうでないと、これからも会計室へ何の気なしに入っていくこともできるでしょうし、会計課の奥にある金庫なのか、書庫なのか知らんけれども、そこにあるものを提示して見せれというようなことも、どないしてそれを取り締まっていくというか、規制していくんかということの心構えもつくっていかないかんと思うし、そういうことのあらかじめやっぱり関係した人に反省を求めておかなければならないとこのように思います。 ○8番(所 順子) ちょっと議長さん、全然違うことを言うてますよ。 ○議長(松谷順功) 古倉総務課長。 ○総務課長(古倉 充) より情報公開条例改正保護法をもとにということなんですが、入り口にも防犯カメラをつけまして、よりそういうことが起こらないように処置はしております。また、今年も、何回も言いますが、個人情報保護法が改正されます。それをもとに、より職員の研修をし、個人情報に対してより厳正に業務を執り行っていくように、よりやっていきたいと思っております。  以上でございます。 ○8番(所 順子) ちょっと待って。あたかも金庫に入ったりとか、そういうふうな勝手にしたというようなことを発言されたら。 ○議長(松谷順功) 発言しないでください。 ○8番(所 順子) 議長さん、そういうことは止めらなあかん。取り消さな。 ○議長(松谷順功) 所さん、発言しないでください。いや、今それを答えたでしょう、テレビカメラもつけてと言いましたよね。 ○8番(所 順子) それはいいけれど、この人の言った質問よ。聞いとったらいいかげんなもんやで。 ○10番(﨑山文雄) 議長、発言を止めてください、私に発言を止めたように。 ○議長(松谷順功) 所君、発言しないでください。 ○8番(所 順子) いや、気分が悪いときは言いますよ。 ○議長(松谷順功) 10番、﨑山君。 ○10番(﨑山文雄) 今、総務課長のほうから答弁いただいた件についてはごもっともだと思います。それは以前にこういうことがあったから今後このようにするという対策を述べていただいただけのことであって、今まで起こったことのてんまつ、いわゆるどないするんなということについては、先ほど言われたことで大体了解できるんです。しかし、関係した人たちへの行政処分というか、何らかの形の反省を求めておかなければならないと思うんですけれども、それはいかがですか。 ○議長(松谷順功) 古倉総務課長。 ○総務課長(古倉 充) 先ほども申し上げましたが、この件に関して、支払伝票等の写しを渡した件に関して会計職員2人は処分しております、懲戒処分してます。それで当時の管理職であった職員についても退職しております。そんな感じの処分をしております。  以上でございます。 ○議長(松谷順功) 10番、﨑山君。 ○10番(﨑山文雄) その職員の処分だけのことを言うとれへんのよ。職員を処分したということについては、自治法、あるいは個人情報保護法等の中の精神を伺いますと、関係した職員を処罰してはいけないというようなことを書いてあります。最前も言うたように、ただし、故意的にした行為については違いますよということを言うてあります。そういうことを申し上げておるのであります。  関係した者、そうでしょう、今までいろいろなことに関係したことについては、こんな清福にでかでかと出ておるわけですわ。ですから、やっぱり関係した人には行政処分的なものをやっておかなければ、後に問題を残しますよということを申し上げておるわけであります。町民への信頼回復ということも大事であると思います。  これね、議会だけのことじゃないんです。委員会においてでも、委員会の議事録を持ち帰ったままいまだに返ってこないんです。私はこれを願書で2回、貸してくださいって申し入れとるんですが、いまだに回答がないんです。 ○議長(松谷順功) 﨑山さん、それは通告外でしょう。そんな通告はありません。 ○10番(﨑山文雄) そういうことでありますので、委員長も責任を持って対応してほしいと思います。  この弁護士さんが持っておられる書類等については今後どないしますか。もう向こうに置いたままですか。 ○議長(松谷順功) 古倉総務課長。 ○総務課長(古倉 充) 先ほども申し上げましたが、大阪高等裁判所における住民訴訟において、令和2年11月24日付をもって全て請求は棄却されました。写しに関しては、うちの町の弁護士に照会した結果、守秘義務があるのでほかに漏れることはないという回答を得ましたので、もうこれ以上の申請はしないということで決定しております。 ○議長(松谷順功) しばらくこの放送の間、ちょっと止めさせていただきます。(町内放送)  10番、﨑山君。 ○10番(﨑山文雄) 裁判は終わったんやからそれでいいんじゃなくて、その裁判の記録の中に、ここから持ち出ていたものがここへ綴じてあるんです。だろうと思います。これをやっぱり引き上げるということが行政としての使命の一つやとこのように思います。そういうことを申し上げておるんです。もう裁判が終わってしたんやからそれでいいんだというような考え方はどうかなと思います。  どうですか、返してもらいに行ってこいといったら返してもらいに行ってきますけど。そういうふうに私は思っております。  もう最後になりますが、ひとつ行政処分をやるのかやらないのかということだけお聞きしたいと思います。 ○議長(松谷順功) 古倉総務課長。 ○総務課長(古倉 充) すみません。質問にお答えさせていただきます。  今回の全協の写しの件を閲覧させた件、情報公開条例を経ずに閲覧させて写しを交付した件につきまして、うちの職員は懲戒処分を受けております。もうそれ以上でございます。 ○議長(松谷順功) 10番、﨑山君。 ○10番(﨑山文雄) 大体の行政の姿勢というんですか、考えというのがこれで分かりました。非常にもう一つお聞きしたいことが聞けなかったということについては残念に思います。  こういったことにつきましては、我々はやっぱり起こったことについては必ず解決をするという考えを持って、行政なり、議会活動をやっていかなければならないと思うんです。私はいつも心の中で思っていることは、うそを言わずごまかしをせず。ごまかすからうそを言わないかんのやと、うそを言うからごまかしせなしゃあないんやというようなことが多々あります。非常に残念なことにもあるわけであります。  僕ね、このことを、少し時間を頂いてすみません。このことを考えるのに、小学校の子供をスタートラインへ並べて用意ドン、走らす。次の子供らをまた並べてスタート、ドン、走らす。そして、向こうではもう自動解散のような形にするのか。向こうではやっぱり受入れをして、はい、あんた1番、2番、あんた3番、3番やったけどスタート遅くなったなということを声かけて終結する。スタートがあってゴールがあると、こういうような物の考え方ができないのかということを申し上げたいと、このように思うわけであります。  それに伴いまして、先ほどもちょっと触れさせていただきましたですけれども、行政のみならず、懲罰委員会においてもうそや疑問がたくさん出てきます。 ○議長(松谷順功) 﨑山君に申し上げます。ただいまの発言は、一般質問の範囲を超えてますので注意します。そういう通告はありません。 ○10番(﨑山文雄) そういうことが議会でも起こっております。  以上をもちまして、私の質問を終わらせていただきます。残念でありますけれども、出ていった個人情報は戻ってくる気配はありません。それと行政処分的なものは行うということはありません。それと、町民に対して、本件のことについての御了解をいただく内容にしても少し弱いような気がいたします。そういうことを申し上げて、締めくくりの御発言があればお願いいたしたいと思います。  以上です。 ○議長(松谷順功) どなたか締めくくりの発言はありませんか。  平野町長。 ○町長(平野嘉也) 10番議員のお尋ねにお答えさせていただきます。  この件に関しましては総務課長が説明したとおり、適正に処理されたものと思います。  以上です。 ○議長(松谷順功) 﨑山さん、よろしいですか。 ○10番(﨑山文雄) はい。 ○議長(松谷順功) しばらく休憩します。  再開は1時10分でお願いいたします。            午後 0時06分 休憩            午後 1時09分 再開 ○議長(松谷順功) 休憩前に引き続き、会議を開きます。  一般質問の続きを行います。順番に発言を許します。  5番、中迫君。 ○5番(中迫義弘) 失礼します。  質問の機会を頂きましたので、桜ヶ丘沈砂池清掃の進捗状況と桜ヶ丘周辺の道路整備について伺います。  以前に清掃してから数年経過し、夏が近づくにつれて雑草が生えてきており、悪臭とボウフラの発生も懸念されるので至急清掃をお願いしたところ、快諾をいただきましたが改善されていませんが、どうなっていますか。  後は自席にて質問させていただきます。 ○議長(松谷順功) 古倉総務課長。 ○総務課長(古倉 充) すみません。  では、議員の質問に説明させていただきます。  6月議会で説明させていただいたんですが、沈砂池なんですけども、見た目は草が生えているんですが、状況を確認すると、底には砂がほとんどないような状況なんです。沈砂池の使用上問題はないので、土砂の除去は今のところ様子を見ているところです。もし沈砂池の支障が出てくれば土砂を除去するというような感じで考えております。  以上です。 ○議長(松谷順功) 5番、中迫君。 ○5番(中迫義弘) 沈砂池の清掃というのは、砂を取り除くのがほとんど主なんですか。 ○議長(松谷順功) 古倉総務課長。 ○総務課長(古倉 充) 沈砂池ということなので、あそこに砂がたまってくるやつをあそこにためるというのが機能なんです。その機能をそのまま続けるためにということなので、砂を取ることが沈砂池の掃除ということになってます。それで、今のところ様子を見ている状況です。 ○議長(松谷順功) 5番、中迫君。 ○5番(中迫義弘) 数年たってるのに砂がたまらないということは、上から土砂が流れてきてないと判断してよろしいですか。沈砂池の役目はしているんでしょうか。 ○議長(松谷順功) 古倉総務課長。 ○総務課長(古倉 充) 全くたまらないわけではなくて、それまでも2年ぐらいで砂の除去はしていたんです。今回見てみるとそんなに砂がたまってない状況で、まだ沈砂池の機能上はまだ砂の除去をする状況ではないという判断で、今のところ様子を見ている状況です。 ○議長(松谷順功) 5番、中迫君。 ○5番(中迫義弘) 今、水がたまっているところ、藻が繁殖してヘドロ状態となっとるような気がするんです。見た目にも非常に不快感をあらわにするというか。  それで、一度水を全て抜く方法とか、多分バルブか何かで水を抜いたり、ためたりってできるんじゃないかなと思うんですけども、水をためて藻を川に流すとか、そんな方法を取るわけにはいきませんか。 ○議長(松谷順功) 古倉総務課長。 ○総務課長(古倉 充) 今議員さんがおっしゃるとおり、あの水は抜くことは可能です。沈砂池の目的として、砂をためるということでしたら、水をためとく必要もどうなのかなというのもありますので、水を抜くということもこれから検討させていただけたらなと思います。 ○議長(松谷順功) 5番、中迫君。
    ○5番(中迫義弘) 水は抜けるということですので、できれば水を抜いていただけたら、アオミドロというんですか、藻がなくなるんじゃないかなという気がしますので、そちらのほうでお願いしたいと思います。よろしくお願いしときます。  それでは、次の質問に移ります。町が40年前に開発した桜ヶ丘ですが、道路が非常に荒れ、バイクで走ると危険な箇所も数か所出てきています。緊急の対策をお願いしたい。数年前に入り口から20メートル程度舗装してもらいましたが、全体の1割にも達していません。町単独の工事となるので費用もかかりますが、計画的に進めていただければありがたい。  以前、町長にお願いしたとき、町単独の事業になるので、改修するだけでも6,000万たしかかかるというようなお話をいただきました。町の持ち出しが相当になるんで、一度に全部せいというのは、そんなことは毛頭考えておりません。放置しておいてもよくなることはないので、こども園の送迎バスが走る外周部分の改修を計画的にお願いしたい。桜ヶ丘の所有権移転登記も41区画残っているとのこと。このような道路状況では進展しないのではないかと危惧されますが、答弁願います。 ○議長(松谷順功) 苗代建設課長。 ○建設課長(苗代 勝) 失礼いたします。  5番議員の御質問について説明させていただきます。  まず、桜ヶ丘内の修繕歴を調べたところ、桜ヶ丘内で舗装の修繕を行ったのは、平成28年度が最後の修繕になっております。御指摘のようにバイク等の通行の際に危険と思われるようなスポット的な補修は、早急に修繕を行いたいと考えております。ただ、全面的な補修となりますと、御指摘のように費用等も多額にかかってまいりますので、時間等々必要になってまいります。  町道のほうは管理延長が176キロありまして、限られた予算と人員の中で最大の効果を発揮するために努力をしておりますので、御理解をいただきたくよろしくお願いします。  以上です。 ○議長(松谷順功) 5番、中迫君。 ○5番(中迫義弘) 町道でも優先順位とかっていうのはあるんでしょうか、ないんでしょうか。 ○議長(松谷順功) 苗代建設課長。 ○建設課長(苗代 勝) 先ほども申し上げたように、町道が全体で176キロと非常に長い延長を維持管理しております。その中で、桜ヶ丘といいますと、人もたくさん住んでいるというところで、順位的には高くはなってくるのですが、補修箇所が無数に発生しておるところがありますので、全体を見極めながら計画のほうをさせていただきたいと考えております。  以上です。 ○議長(松谷順功) 5番、中迫君。 ○5番(中迫義弘) 私もバイクでよく周辺というか、走るんですけども、ひび割れとか相当しております。電動の老人の方が乗る車では、とてもじゃないけどもあそこは走れないかなというような気はしております。バイクでも相当振動が来ます。それで20メートルほどは数年前、平成28年に舗装し直ししていただいたんですけども、支線はとてもじゃないけども無理だとは思います。外周道路、今年はあとここから20メートルとか、そんな計画的な舗装の修繕をお願いしたいんですけども、いかがなものでございましょうか。 ○議長(松谷順功) 苗代建設課長。 ○建設課長(苗代 勝) 失礼します。  現場のほうを私も確認させてもらいました。前々から、私の記憶の中だけなんですけども、3回とか4回とかという、桜ヶ丘の中では工事の修繕はさせていただいてます。ただ、そのときにも現場のほうの確認をして、悪いところだけをスポットで直させてもらっているというところがありまして、以前の工事のときに、調査の段階で割ときれいな場所というのがやっぱり残ってきております。その残ってきている場所がやっぱり経年劣化によって進行してきているというところがありますので、御指摘のように悪くなっております。  ただ、先ほどからもお話にもいただいてます単年度の予算規模の増大を防ぐために複数年にわたり事業を継続して実施できるような方法も考慮しながら、今後の予算の要望を行っていけるように検討します。  以上です。 ○議長(松谷順功) 5番、中迫君。 ○5番(中迫義弘) 今、建設課長から計画的にしていきたいというような答弁をいただきました。町長さん、これに関していかがなものでございましょうか。 ○議長(松谷順功) 平野町長。 ○町長(平野嘉也) 5番議員のお尋ねにお答えさせていただきます。  まず、沈砂池の件でございますが、水を抜けるということで、先ほど課長のほうから説明しましたが、その水を抜いて、水は抜けるんですが、それが果たして沈砂池として機能が十分発揮できるかどうか。また、流すことによってその砂が下流に与える影響とか、そういうこともしっかり考えながら、まずは、水を抜けるのは抜けるんですが、抜くに当たってどういうことが生じるかというのを検討してから答えを出していきたいなというふうにも思っております。  それと、議員御指摘の桜ヶ丘の周辺の道路整備についてということで、町内170何キロを町道として管理している中で、当然、桜ヶ丘周辺の道路についてもひび割れもして、歩行に、あと車の通行ですね、そういったものにも多少影響が出てくるというふうにも思っております。  スポット的な修繕で対応していくというふうな、緊急的にはそうしていこうかなというふうにも思いますが、町内、町道でいろいろなところを直してほしいというようなお声もございますので、今後、当然計画的にはなりますが、またそこまで毎年大きな予算をなかなか割けるということもございませんが、長い年月をかけて計画的に取りかかっていくように、引き続き検討を重ねてしたいと思っております。  以上です。 ○議長(松谷順功) 5番、中迫君。 ○5番(中迫義弘) 沈砂池につきましては、検討して水を抜くなり、その様子を見て判断したいという答弁をいただきました。これは桜ヶ丘周辺の道路整備についても計画的にできればしていきたいというような答弁をいただいております。  確かに今桜ヶ丘で子供が十六、七人いてると思うんです。自転車であれしてたら、確かに課長が言われたみたいに、修復はしていただいてます。へこんだところとかはしていただいてますが、してもらったとこが逆に今度膨らんでいる。自転車であれしてたらちょっと危ないかなというような気もしてます。うちの孫らも自転車で走り回ってますので、いつどこへ飛び出すか分からないというふうなそんな状況ですので、計画的に、ぜひとも優先的に修復のほうをしていただけたらと思います。そうすることによって、41区画残っている登記の移転も拍車がかかって、きれいな道になったら拍車がかかるんじゃないかなというようなことを思ってます。  それと、もう1点なんですけども、石垣がやっぱり崩れているような、崩れつつあるところがあるようです。所有権を移転したら自分とこで直さんなんの違うかなというような、そんなんをちょっと聞かせてもらったんで、町で直していただけたら所有権、うちは移転しますというようなお話も聞いております。そこら辺、課長、どうでしょうか。 ○議長(松谷順功) 古倉総務課長。 ○総務課長(古倉 充) 桜ヶ丘の件なんですけども、基本的には地籍調査で境界が決まってます。例えば、塀というか、石積みがあって、石積みの下にくいがあって、それがその人になってしまって、所有権移転してしまったら多分個人的なものになってしまうので、それを町が直すということはありません。やはり所有権がありますのでね。やはり借りてるときは確かに高野町のものなので、直さないといけないんですけども、基本的には民有地ですので、それに関しては公が入っていくということはありませんね。  以上です。 ○議長(松谷順功) 5番、中迫君。 ○5番(中迫義弘) 先ほどから申しましたように、だから移転、所有権を変えないと。変えてしまったら自分とこで修理せんと駄目だとやっぱり思ってる方もおられると思います。ぜひひび割れとか、そんなとこを点検していただいて、修理せんなんところは先にしていただいたら、これも所有権移転に拍車がかかるんじゃないかなということ、お願いして私の質問を終わりたいと思います。 ○議長(松谷順功) 答弁よろしいですか。 ○5番(中迫義弘) あれば。 ○議長(松谷順功) 古倉総務課長。 ○総務課長(古倉 充) 一応買う時の契約で、一応10年間ということがあって、それがもしあれば移転登記していただきたいということで契約しているということはあります。  今まで結構まだ移転登記してないところがあるんですけど、議員さん言われるように、もしかしたらそういうことの懸念もあるのかなとは思うんですね。それで直していくということが妥当かどうかとなってくるんですけども、やはりその場所なんかは本人が買ったということなので、やはり石垣も含めて一応賃借の相手に入ってるということで考えていただけたらなと。でも、あれは購入するために契約して買ったというのが最初の桜ヶ丘の基本ですので、ということです。 ○議長(松谷順功) もう中迫君、よろしいですか。 ○5番(中迫義弘) 結構です。 ○議長(松谷順功) 順番に発言を許します。  7番、大西君。 ○7番(大西正人) 失礼いたします。  質問の機会を頂きましたので、ただいまより一般質問をさせていただきます。  私からの質問事項は2つでありまして、1つ目につきましては、高野町歴史的風致維持向上計画について。そして、2つ目の質問でありますけれども、テレワーク促進事業についてであります。  それでは、まず高野町の歴史的風致維持向上計画について伺います。平成20年に歴史まちづくり法が制定され、それに基づいて当計画が平成31年1月に認定されまして、その計画に沿って今事業が進められております。そういうことからも、歴まち、歴まちというふうな縮めた名称で言われております。正式には地域における歴史的風致の維持及び向上に関する法律というふうなことでございまして、当計画の目的ということは、私、理解しますのは、平成30年度策定された第4次高野町長期総合計画というものがございます。その長期総合計画が目指す将来の姿の実現に向けて、この高野町の固有の歴史的風致を維持向上させ、そしてまちや暮らしの環境とその魅力を守り高めまして、そして後世の方々に継承するためというふうに理解をしております。そして、そのためにこの計画を策定しまして、高野山の歴史的資源を活用する事業として今進めておるということで、非常に当町にとっては重要な計画というふうに考えております。  本日質問の内容なんですが、事業内容を大きくこの中で4つに分けられておりますので、それを4つとも聞いておりますととても時間が足りませんので、今回は歴史的建造物等周辺のまちなみ形成に関する事業について、進捗をまず伺っていきたいと思います。  後は自席にて質問を続けさせていただきます。よろしくお願いいたします。 ○議長(松谷順功) 辻本企画公室長。 ○企画公室長(辻本和也) 失礼します。  7番議員御質問の件につきまして、御説明申し上げます。  私のほうからは、高野町歴史的風致維持向上計画の進捗状況でございます。コロナの関係で実施できていない事業も若干ございますが、基本的には計画どおり進んでございます。事業につきましては各担当にてお答えをさせていただいておりますけども、参考までに申し上げます。  町では、歴史まちづくり法に基づきまして、進行管理、評価制度、自己評価を行い、計画に位置づけた様々な事業につきまして、進行状況と事業の評価を町ホームページにて公表してございますので、そちらも御覧いただければと思います。  以上です。 ○議長(松谷順功) 7番、大西君。 ○7番(大西正人) 簡潔に答弁をいただきまして、ありがとうございます。  計画は計画どおり進んでおるというような答弁でございました。そして、また進んでいる進捗状況、こういうことにつきましては町のホームページにも載っておるので御覧をいただきたいというような答弁でございまして、大分しっかりと練り込まれた計画になっておりましたので、私も目を皿のようにしてしっかりと隅々まで見させていただきましたが、非常に多岐にわたりまして、これからの高野町にとって非常に大事な重要な計画であるなというふうに思いました。  それで、進捗は計画どおり進んでおるということでございますが、私のほうから、特にいろんなところの道路の美装化であるとか、そしてまた公園の整備であるとかというところを進められていくということでございますので、その辺の事業の展開について答弁をいただきたいなと思います。 ○議長(松谷順功) 苗代建設課長。 ○建設課長(苗代 勝) 失礼いたします。  7番議員の御質問について説明させていただきます。  先ほどもありましたが、議員の説明からもありましたが、事業のほうが細かく幾つかに分かれております。その概要のほうからちょっとだけ説明させてもらいます。  この本計画なんですけども、大きく20の事業について推進していくこととなっております。その中で、建設課では1番として街づくり調査、2番として電線類地中化・歩道整備事業、3番としまして道路美装化事業、4番小公園整備事業、5番公園整備事業、6番歴史的風致形成建造物保存事業、13番としまして歩道設置事業の、この7つについて担当することとなっております。  それで、この7つのうちなんですけども、次の5つ、何回も言うて申し訳ないんですけども、1番の街づくり調査と3番の道路美装化事業、それと4番の小公園整備事業、そして5番の公園整備事業、そして6番の歴史的風致形成建造物保存事業につきまして、この事業につきまして、高野山地区街なみ環境整備事業として実施のほうを進めております。  まず、街づくり調査なんですけども、これは平成元年に実施のほうをしております。簡単に言いますと、まちづくり環境整備事業を実施するために高野山地区の町並みに関する維持向上に対する住民の意見の把握とか、各エリアに分類して、五の室地区でしたら公園整備事業、歴史的風致形成建造物保存事業、それと西ケ峰地区の小公園整備事業、南小田原地区の道路美装化事業、こういうふうな各エリアに分類して、この事業は具体的にどういうふうに進めたらよいか、これは妥当かというところの検証を行うのがこの街づくり調査ということになっております。  それで、大きく事業としまして道路美装化事業なんですけども、これが南小田原地区の町道6路線について計画を行っております。まずは弁天通1号線、高野山大学より東の方向へ350メートル、それと弁天通3号線、郵便局の西側道路で40メートル、それと弁天通4号線、千手院交差点より大学方向への41メートル、大滝1号線、金剛三昧院より北向きになんですけども130メートル、高野相ノ浦線、かさ國さんの交差点のところより相ノ浦方向へ178メートル、南小田原3号線、金剛三昧院より東側に46メートル、この6路線について計画があります。  それで、進捗としましては、令和2年度にこの6路線全てについて測量設計のほうは完了しております。工事のほうなんですけども、今年度、令和3年度より着手する予定で、弁天通3号線、郵便局の西側40メートルについて実施予定となっております。  小公園整備事業、谷ヶ峰のロータリーがある部分の北側になるんですけども、防火水槽のあるところと、公園整備事業として五の室の金輪公園、歴史的風致形成建造物保存整備事業、これも金輪公園にあるんですけども、こちらのほうはほかの事業を進めながら、順次着手、進めていくような計画になっております。  それと、もう一つなんですけども、無電柱化、②の工事なんですけども、電線地中化・歩道設置事業なんですけども、これも令和2年から測量設計のほうを行っております。一部コロナの影響を受けておりまして、調整のほうが長引いて、もう設計のほうは出来上がった形になっているんですけども、それと今年度から工事のほうは着手するような準備を進めております。着手場所としましては、深山3号線ということで、谷ヶ峰のロータリーのある付近の道路から着手するような予定で進めております。  もう一つ建設ではあるんですけども、歩道設置事業ということで、これは鶯谷線のところになるんですが、こちらのほうは街なみ環境整備事業と無電柱化事業の進捗を見ながら随時実施していく予定でおります。  以上です。 ○議長(松谷順功) 7番、大西君。 ○7番(大西正人) たくさん聞かせていただきました。この計画につきましては、今の説明ですと20の事業に分かれておって、建設関係は7つの事業があるというようなお話でした。  まず、街づくり調査を進めて、住民の意見などを把握した上で計画をつくっていくというふうなお話でありまして、今実際に事業をしている、もう設計が完了してこれから進んでいくというところもあるというようなことで、まず弁天線、そして金輪公園のことについてお尋ねをしていきたいと思います。  町道弁天線の道路美装化のことでありますけれども、これは街灯整備も含むというようなことで書いてございましたが、この街づくりの調査の段階で、今の話ですと住民の方の意見などを聞いて進めていかれているような話でありましたけれども、このことにつきましては弁天通に住んでおられる事業者の方、住民の方からお話を、この計画が持ち上がる前の段階からその舗装のことについては上に上に重ねておるということで、道路がかまぼこ状のようになって、非常にお店や、また家から出ていくときにつまずくような、溝が、グレーチングのとこが低くなって危ないので、何とかしていただけませんかというようなお話も聞いておりました。  まだそのときは計画ができていなかったのですが、こういう風致維持の向上計画の計画があるということを聞いておりましたので、それで道路がよくなっていくんやと、それまでちょっと待ってもうといてよというような感じでございましたので、二度手間になってもったいないことになってはいけませんので、その辺の事情を説明しながら、・・・さんの、そして横の河内屋の間の、これは個人名を出したらいかんですかな。T昔薬屋さん、N商店さん、この間のところはきれいに石畳風の感じにしていただきました。そういうようなことで、続けて弁天の中のほうもきれいになっていきますよというようなお話をさせていただいたことがございます。それが着々と進んでいくというふうに理解をしているわけでございますが。  今お聞きしますと、まず弁天のこれから取りかかろうとしているのは3号線ですよね。お店屋さんと今郵便局の間のところをするというようなことで、徐々に一つずつ完成させて、最終的には1号線である長い弁天通の本線というふうなところが着工されていくんだと思います。これにつきましては、住民の人の意見をしっかり聞いてやっていただきたいと思うわけです。  といいますのは、結構あそこ、頻繁に車が通ったり、人が往来したりというようなことがありまして、もちろん事業者のほうは自分たちのしやすいように進めていきたいと思うと思うんですけれども、その辺、トラブルにならないように、住民の人の意見をしっかり聞いていただきまして、事業を進めていただきたいなと思うわけでございます。  それで、金輪公園、そしてまた谷ヶ峰の緑地帯のことなんですけども、これはやはり金輪公園なんかは特に、谷ヶ峰の緑地帯などは特に、近くに小さなお子さんがおられる家庭の人がおられます。そういう御家族の方とか、関係者の意見を非常に反映していく必要があるのではないかなと思うんですけれども、その辺、この計画前の街づくり調査、進めていく前の街づくり調査のほうでしっかりと反映されているのかなというようなところをお聞かせをいただきたいと思いますので、この両方につきましてもう一度答弁をお伺いしたいと思います。 ○議長(松谷順功) 苗代建設課長。 ○建設課長(苗代 勝) 失礼します。  まず、街づくり調査での住民の意見というところなんですけども、こちらのほう、直接住民さんと対話をして意見をいただいたという形ではなく、抽出をさせていただきまして、その抽出をさせていただいた方にアンケート用紙を送付させていただいて、アンケートに協力いただいたという形になっております。  というところで、小公園と金輪公園の件なんですけども、こちらのほう、問題点の抽出は街づくり調査のほうでしております。この後なんですけども、細かな計画等々というのはこの後になってまいります。というところで、今後、また近隣の方等々に意見のほうを聞かせていただくような機会が出てくるんかなと思っております。  それと、弁天通の件なんですけども、気にしていただいている段差についてなんですが、側溝と舗装と両方工事のほうをさせていただく予定になりますので、段差のほうはなくなっていきます。それで、部分的にというか、各路線で手法が少し変わるんですけども、とらやさんの隣のような全面的に石張りでする場所と、金剛峯寺さんの東側のような石張り、石畳風とアスファルトの舗装と並行でさせてもらう部分と、ちょっと場所によって使い分けをさせていただくような形に考えております。  以上です。 ○議長(松谷順功) 7番、大西君。 ○7番(大西正人) この事業につきまして、まだ直接その地域に関わる住民の方からの意見を聞いたわけではないというようなことでございます。  全体に聞いておるようなアンケート調査になるんですか、お配りしたやつの返ってきたやつをまた抽出するというのがちょっと分かりにくいんですけど、アトランダムに選んで、そして送って、どういうふうな意見があるのかというのを書いていただいたというような答弁であったと思います。  これから当該地区の住民の方とまた話をしながら事業のほうは進めていかれるというようなことであったので、非常にそういうふうなところでは安心をするわけでございますが、やはりせっかくすることですから、将来に継承することはもちろんなんですけども、今住んでおられる方がこのような公園であったらいいな、こういうようなたたずまいの公園にしてほしいよ、また休憩所はこういうものがいいなとか、そして道路の美装化につきましては、やっぱりしっくり落ち着いたこういう雰囲気でとか、街灯にあってはあまり明るくしますと高野山の雰囲気を壊してしまうんでこのぐらいにしてほしいと、そういうような意見も取り入れられるところはしっかり取り入れられて、そして高野山に合うような町並みの形成というのを図っていただければというふうに思うわけでございます。これから住民の方の意見も聞かせていただける場面もあるということで、よろしくお願いをいたしたいと思います。  そして、この本計画に関する事業費のことなんですけれども、私が感じましたのは、今年度の予算額、前年より少しというか、結構減額といいますか、少ないなというふうに思ったわけでございます。大師入定1200年の御遠忌、これも12年後ですか、もう間近に迫ってきていると思うんです。この歴まちは10年の計画でありますけれども、それまでに完了してできるのかなというような思いもございます。  事業の内容の優先順位も決まっていると思うんですけれども、今、本山の五の室線のほうの柵も工事にかかられております。そういう優先順位というのはある程度決まっておると思うんですけれども、やっぱり途中でここを先に進めていかなければならないなと思ったところは、優先順位、いろいろ決まっておったとしても変えて進んでいかれるんでしょうか。 ○議長(松谷順功) 茶原観光振興課長。 ○観光振興課長(茶原敏輝) 今、議員のお話にありました本山、本坊の柵の話ですけれども、これについては高野町の事業として実施しているものではございません。総本山金剛峯寺さんのほうが国の補助を受けて独自に実施をされております。ただ、高野町歴史的風致維持向上計画があって、国土交通省の補助金、歴史的観光資源高質化支援事業というものが使えるようになったことで、この補助金を取りにいってやられているということになります。  議員おっしゃられるように、来年、再来年5月中旬から7月中旬まで、弘法大師生誕1250年の御法要を、稚児行列も含めて行うということを聞いておりますが、それに向けて令和3年度においては本坊エリアの約700メートルの六角柱木柵を更新する予定です。令和4年度におきましては、奥之院エリアの約640メートルを、令和5年度、壇上伽藍エリアの約1,000メートル、それを順次、国の補助を得ながら改修をしていく御予定というふうに聞いております。町におきましても国との折衝とかそういったところについては協力をさせてもらいながら、円滑に事業が進んでいくように協力はさせていただいているところです。  以上です。
    ○議長(松谷順功) 7番、大西君。 ○7番(大西正人) ちょっと優先順位が決まっておって、その計画に沿って順次進められていっておるというようなところに、いろんなところで先に進めるべき工事ができた場合に、それを進めてもらって一向に構わないんですけども、今やっておられる木柵のところについては、本山さんが国の補助をいただいて独自でやっておるというような説明でございましたが、ある程度関連づけてやっておることも、それでうまいこといくんであれば、お互いに協力し合って進めていくとこはそれでよろしいと思います。  私としましては優先順位がいろいろあって、それに縛られることなく進められるんかどうかというような確認をしたかっただけのことになりますけれども、柔軟に対応していただいて、高野町の利するものになればそれはそれでいいと理解をしております。  このことに関しまして、この計画を含め、将来、このまちを継承していくための歴まちの計画ですけれども、どういうふうにこのまちをしていきたいのか。  以前に、前々前の町長ですか、町長が開いた研修会、講習会みたいなところに私も行きまして、それは公民館やったんですけど、スイスのツェルマットですかね、そういうところのガイドさん、シェルパーさん、そういう方が来られて、スイスのツェルマットというのはこういうまちで、観光の人が来られたときには、もう既存の自動車とかを全部入れないで、そこでこういうふうな世界的なまちづくりをしてます、すばらしいまちですというようなのを伺ったことがございます。そのときのイメージが強くありますもんですから、高野町も歩く周遊するまち、それを目指しているんだろうなというふうに、今もそれが継承されているのかなというふうなイメージを持つんですが、現町長はこういう歴まちの計画、そしてこの後、またテレワークについてお尋ねしたりしますけれども、大事な小中学校の、私今かかる調査委員の委員長もさせていただいておりますけれども、そういう大事な大きな計画を含め、このまちをどういうふうにしていきたいのか、この歴まちを含め、町長の考えるこの高野町というふうな姿をちょっとお聞きしたいと思います。よろしくお願いします。 ○議長(松谷順功) 平野町長。 ○町長(平野嘉也) 7番議員のお尋ねにお答えさせていただきます。  今日はこの歴史的風致維持向上計画の中の主にハード面のことを御質問されておりますので、その件に関して少しお話を、お答えをさせていただければというふうに思っておるところであります。  この歴史的風致維持向上計画、もう皆さんも釈迦に説法で申し訳ない、御存じと思いますが、2018年に策定を開始させていただきました。それで、2019年の1月に所管大臣、国土交通大臣、また文科大臣等に、我々がつくったその策が認定をいただきまして、議会の先生方にも御説明したというふうな経緯がございます。また、その3か月後に、2019年3月に、町の法的拘束力はないですが、長期総合計画も策定させていただきまして、その長期総合計画というのは当然上位計画でありますので、できたらこの計画を完成させるためにもこの歴史的風致維持向上計画を重ねてやっていきたいなという思いで今取り組んでいるところでございます。  この歴史的風致維持向上計画を策定しようかというふうに思った理由は、特に高野町が景観行政団体に平成20年になったからとか、いろいろな要因はあると思いますが、直接そういう要因は私にはありません。2015年の開創法会1200年のときに、2014年に私ここに就任させていただいて、その次の年の4月から開白で50数日間法要がありましたけど、その約3日、1週間ぐらいまで五大連絡線、今南都銀行の横から警察のほうに抜ける道、ここをどうするかというような話が平成25年からされておりました。  どういった道になるかというと、別に改良することもなく、普通に舗装して、普通に青、もしくはグリーンの色分けをして、歩行者も歩けるような道にして御遠忌を迎えたらというようなお話で、その当時議員だった先生方は、その議案に対して議決して賛成されたというふうに思います。当時の建設課長と、就任したものですから、平野は一体この道をどうしたいんなというふうなことを聞かれまして、どうせするんやったら今後の大字高野山の中のいろんな仕組みづくりができるような一つのきっかけの材料となるような道にしたいというふうなことがありまして、両端に看板がありますが、今でもありますけど、これは試験的にした道でございますというような看板が今も立っております。  やはりそこでその道を造ってやはり感じたのは、多くの参拝の皆様、またお客様が堂々とゆっくり歩ける道がやはりもっともっと求められてるんだなというような感覚を、開創法会の後もしっかり自分の心にも思うことに、目にも焼きつくことになりました。町民の中からは、よくあんなに狭い道にしたな、歩行者が邪魔じゃないかというようないろんな御意見が飛んでくるんかなと思いましたが、ほとんど飛んでくることなく、当然、歩行者に気を遣いながらゆっくり皆さん走っていただき、たまに出口付近が歩行者が危険だから少し改良が必要じゃないかというような御意見もいただきましたが、おおむね町民の方々も御理解いただき、そして高野山を訪れてくれる方々があの道を有効的に活用してくれているんじゃないかなと思ってました。  また、その道を利用して、反対側に、今はちょっと休んでおられますけど、21日にされている高野市があの路線でできたら一番いいよねというふうに思いました。屋台が立って、いろんな昔の御影供のときにも道には出てましたけど、そのような状況があそこの路線で使えないかなというようなことも考えることになりました。  今後、どんな道にしていくかというのを考えた中で、この歴史的風致維持向上計画を策定すれば、いろいろなタッチから取組が開始できるよというふうなことがありまして、当時の職員にこれを策定しようということを持ちかけて1年半ぐらいかけた中で、まちづくり協議会委員で高野山大学の先生、和歌山大学の先生、県の教育委員会の方々、また当然総本山金剛峯寺、観光協会、宿坊協会、霊宝館長、商工会、また商工会の青年部、奉賛会、各高野山のいろいろな方々が入っていただいて、計画を策定させていただきました。  また、その中では地域からの住民の声もこの協議会の委員さんも拾ってきていただいて、進んでおるというふうな状況でございますが、議員が先ほど御指摘にありました、せっかく計画をするんだから地域の住民とともに道であり、公園であり、いろいろ意見があったというんじゃなくて、進めていく中でも、改良の仕方とか、さらに意見を聞いて丁寧に進めろというふうなお話でございましたので、当然そのようにしていきたい、そのつもりでもございます。  そのようなことから、今後、議員の質問でもございますが、どういうふうな町並みですよね、町並みにしていくのかというのがあると思います。私なりの目標は、やはり2034年の御遠忌、2034年にございまして、当初はあと16年、17年先と言うとったのが、もう11年、12年先になってきております。そのときに金剛峯寺の方、またまちの方々にもいろいろとお話しするんですが、金剛峯寺前駐車場をぜひ、この計画には当然入ってませんけど、昔の我々が聞く伝説の広庭というのを、広庭を知っている方もいらっしゃると思いますけど、昔のお庭のような状況にできないかというようなことで、2034年に向けてこれらの計画をした上で、そういうふうな町並みを完成させたいなというとこがございます。  その歴史的風致維持向上計画を策定したからというて全てが完成するわけでも当然ございませんし、この歴史的風致というのは、やはり歴史的な風景などの持つ趣を維持して向上させていくということでございますので、これは1200年前から、お大師さんからスタートしておりますけど、それぞれの時代でこの山の上でお暮らししていた方々、また運営してきていただいた方々によってその趣とかそういうものがどんどんつくられていったものでございまして、我々が行政の中でどういったことができるのかというのは、少しだけでも行政として1200年の中の一つの歯車としてちょっとでも貢献できたらいいなというようなことでこの事業を進めてまいりたいというふうに思っております。  長くなって申し訳ないですが、五大連絡線でヒントを得たように、多くの方々が高野町に来て、また高野山に来て、車に乗って来る方もこれからも多分多いと思います。電車で来る方も多いと思います。当然、その中にはパーク・アンド・ライドの話とか、そういったことも当然2034年に向けてもしていかなければならない案件の一つではあると思いますが、やはりこの場所に、あの場所に行ってみようと、高野山に行ってみたいなと、あの空間に自分の身を置いてみたいなと、そういうような町並みづくりをしていきたい。町並みばかりあってもあきませんので、それを迎えるための住民の皆様、お客様をしっかり迎えられるような考え方、歴史的な勉強も含めて、そういったことも考えながら、包括的なこの計画をしっかり取り組んでまいりたいというふうに思っておるところでございます。  以上です。 ○議長(松谷順功) 7番、大西君。 ○7番(大西正人) 今、答弁の中で五大連絡線のことにも触れられておりました。私も五大連絡線という名前を最初に聞いたとき、もうちょっと前に聞いたのかな、最初どこの線のことか分かりませんで、五の室大門間、そこで五大連絡線なのかなというふうなことでございました。確かに、五大連絡線の道路の美装化といいますか、あれは非常に好評といいますか、私の聞く間では好評であると。そして、使い方も、私も実は私の知り合い、よく知っている人に本山の課長さんがおりまして、あんた議員やっとるのにあんなんでええんかよと、危ない違うんか、もし何かあったら誰が責任取るんやというような言い方もされましたけれども、立派にあの道が役に立って、本当に高野山の景観を形成する一つのいい道路の見本になっているというふうに私も思います。  誰がその看板を見て気にするわけでもなく、自然と通行する人と、そして車を運転する人がお互い気にし合い、お互いを思いやり、横によけて、またスピードを落としてやっておる、そういう形を見ますと、あ、これがやっぱり人間の営みの中で高野山自体が持っているパワーである、そういうふうにさせていくのかなと、そういうふうな思いも持ちました。よそであんなことをやっとったら大変なことになるん違うかなというような気もするんですが、それは私の自分のまちを愛する気持ちが言わせるんかも分かりませんけれども、町長もそういう成功した例をまた参考に、これからのまちづくりに生かしていくというようなお話も聞かせていただきましたので、またこの道のことに関しましては、また公園のことに関しましてはよろしくお願いをしたいと思います。  この高野町歴史的風致維持向上計画、これは高野町の本当に聖地高野山にふさわしいまちを維持していくために必要な計画と思いますので、誇りを持って後世に継承できるようにしっかりと事業を進めていただきたいと思います。よろしくお願いいたします。  それでは、次の質問でございます。  テレワーク促進事業についてを伺いたいと思います。このコロナ禍の中で従来の勤労形態ではなく、情報通信技術を活用して、時間とか場所、そういう制約を受けずに、柔軟に働くためにこのテレワークという形態が今求められていると考えておるわけでございます。  6月定例会ではこのテレワーク促進事業の予算が可決され、認められたわけでありますけれども、財源としていた国の補助金、これはまだ出ておらなかったので非常に心配しておりましたけれども、今定例会の冒頭にも、町長より通りましたというような報告をいただきました。内容につきまして、もう一度担当課のほうから、こういうことでありましたという報告をいただけたらなと思います、説明をいただけたらなと思います。よろしくお願いします。 ○議長(松谷順功) 茶原観光振興課長。 ○観光振興課長(茶原敏輝) 今、議員御質問いただいた件ですけれども、提案を内閣府の地方創生テレワーク交付金、これに提案をさせていただいた件ですけれども、進達をしております和歌山県のほうから、8月20日付で交付決定が参りました。交付決定金額といたしましては7,419万1,000円ということで、こちらが提案した金額ほぼほぼ、2、30万ちょっと減らされているんですけども、ほぼほぼ満額の回答をいただいているような形となっております。  この交付金の中で事業を行っていくんですけれども、まず一つは、高野山森林公園管理棟。今、昨年環境省の補助を使いながらワーケーションができる、研修ができる施設として活用している部分があるんですけれども、それとは別に、倉庫として現在使われていない部分がありますので、そこを企業に入っていただけるようなテレワークスペースに改修するということをまず考えております。  それと、テレワークに積極的な、前向きな宿坊等の事業所2件に対して、最大3,000万円を補助率3分の2ということで支援をさせていただいて、まち全体のテレワークにできる箇所というのを増やしていこうというふうに考えております。  それと、テレワークをPRするための動画を、PRビデオですね、これを作成する予定でおります。作成した動画につきましては、町のホームページ、また関連する県であったりとか、そういったところのホームページ等も使いながら、皆さんに見ていただくような形を取りたいと思っております。  それと、テレワークを推進するためのパンフレット、これは一応1万5,000冊を作成する予定で進めております。高野山と御縁のある企業、各金剛峯寺であったり、各宿坊寺院等が様々な企業と御縁をいただいているわけですけれども、そういったところを中心に、全国の1万社にダイレクトメールを送付いたしまして、高野山でもこういうテレワークをやっているよと、高野山の特徴あるテレワークをやっているよということをお知らせをして、事業を進めていく予定でおります。  高野山におきましては、今、全国的にテレワーク、ワーケーションというのが盛んに進められております。ただ、やはりテレワーク、ワーケーションということで名前が挙がっているところというのは、地域にある特色というのをうまく利用しているところが多いかなというふうに考えております。逆にいうと、そういう地域にある特色をいかにブラッシュアップできるかが、ほかの場所と差別化をして勝ち抜いていくためには必要なんだろうなというふうに考えております。  高野町としては、もう他界をされましたけれども、アップルの創始者でスティーブ・ジョブズという方がマインドフルネスという考え方を出して、日本にも来られて、禅をやってみたいとかでやっておられましたけれども、そういう東洋の神秘みたいな感覚的な部分、そういったものというのが現在もIT企業を中心に非常に根強い人気を持っております。そうしたものが高野山の持っている宗教性と非常に相通ずるところがございますので、そういったところを利用しながら、しっかりとテレワーク、ワーケーション、高野らしいものというのを提案をさせていただきたい。  その中には、お大師様が1200年前に開いていただいて、真土から七里四方、28キロ平方という広大な領地をいただいて、そこですばらしい森林を育てて守り伝えてきてくれたわけですけれども、そういった森林というものが令和3年2月には日本農業遺産、聖地高野山と有田川上流域を結ぶ持続的農林業システムということで認定をされておりますし、森林セラピーというものもやり始めて十数年たってきたかと思います。そういったものもしっかりと高野山の魅力として打ち出して、他所と違うんだという差別化をして、これを売っていきたいなというふうに考えております。 ○議長(松谷順功) 7番、大西君。 ○7番(大西正人) 非常に危惧しておった国からの補助金の件に関しては、2、30万の減額でほぼ満額いただけたということで、非常にいい申請の内容であったんかなと、よくやっていただいたなと思って感心しております。ありがとうございました。  それで、ワーケーションということで、前回に議会の中で認められたところとは別に、別棟をテレワークのスペースとして今回やりたいというようなことでございました。私の頭の中では、今まであったワーケーションのところをそのまま使うのにまた何でかなと思っておったんですが、別のところというようなことでございまして、これで理解をしたわけでございます。また、宿坊やまた宿泊施設をお持ちのところに働きかけまして、また2件のところに3分の2、1件につき3,000万円ですか、までいける補助金をつけたテレワーク事業というものをまた進めていきたいというようなことで、これはまだ説明会とか、そういうところがこれからあるんだろうと思いますけれども、本当によいテレワークの場所になりますように、それがまた企業誘致にもつながりますように、非常に期待をするところでございます。  議長、時間はあと何分でしょうか。 ○議長(松谷順功) あと残り時間が10分少々です。 ○7番(大西正人) 分かりました。ありがとうございます。  別にいろいろほかにも聞きたいことがあったんですが、あまり時間がないようですので、このテレワークの促進事業のPR動画の予算も計上されておって通ったわけでございますけれども、このテレワーク促進事業PR動画、このイメージですね。和歌山県では、白浜町のテレワーク推進事業というのが2015年に総務省からふるさとテレワーク推進事業というものに採択をされまして、それまでは非常に白浜もイメージ的にはいいように思うんですが、あまりぱっとしなかったと。言い方は悪いですけど、そういうふうなところが採択されてから、今はオフィスが満室というようなことを聞いております。  私も今年の5月まで県町村議長会のことに関わっておりましたので、このときに交流がありました白浜町の西尾議長、これまた個人名を出したら怒られますが、白浜町の議長に、これは昨年の話になるんですけど、もしうちが、うちの議会で議員研修にというふうにもしなりましたら、もしですよ、受入れをそのときはお願いしますというようなことを内々に話をしたこともあるんですけれども、コロナ禍でそういう状況ではなかったので行っておりませんけれども、先行しているそういう身近にあるところとか、いろんなところを参考にして、心に響く高野町のテレワークのイメージ動画に、PR動画にしていただきたいなというふうに思うわけですけども。  町長、どんなイメージ、課長、どんなイメージで捉えられておるんかなということをお聞きしたいと思います。 ○議長(松谷順功) 茶原観光振興課長。 ○観光振興課長(茶原敏輝) 今回、事業が8月20日採択ということで、今年度中に事業を進めていかないといけないところがあって、非常にうまく事業を進めないといけないようなところがあります。  それで、動画のほう、例えば高野山においては春、夏、秋、冬、特徴的な風景、光景があって、そういったものを盛り込みたいなと思うわけですけれども、その点、8月20日の採択ということで、なかなかできない部分があると。過去の資産みたいなものもうまく活用しながら、先ほども言いましたように、他所と差別化できる高野山らしい宗教性の部分をベースに置いた、マインドフルネスですよね。この考え方を基本に置いたものをやっていきたいと。  白浜の場合は海を楽しむ、海産物であったり、温泉を楽しむということだと思うんですけども、高野山の場合は森を楽しむ、マインドフルネスを楽しむ、そういったことで、しっかり特徴づけて差別化したものを打ち出していきたい、そんなふうに考えております。  あと、言われておりました2件募集する説明会があるんだろうということですけれども、現状としては来週、9月14日の午後に宿坊協会さんの2階をお借りして、希望する事業者さんを集めて説明会を開きたいということで、順次、事業のほうは進めさせていただいているところです。 ○議長(松谷順功) 大西君に申し上げます。あと残り時間は6分少々です。  茶原観光振興課長。 ○観光振興課長(茶原敏輝) すみません、一つ抜けておりましたので補足をさせてください。  当事業については、来年度も実施をされる方向だというふうに聞いております。現在2件、テレワークができるところ、事業所を募集するということですけども、もしたくさんの希望が出た場合は、また来年度の事業について継続して提案をしていくというようなことも考えながら、高野町のテレワークというのを推進して、それによって移住定住の部分をしっかり手当していきたいなというふうに考えております。 ○議長(松谷順功) 7番、大西君。 ○7番(大西正人) 宿坊協会の2階においてまた説明会をされるというようなことで、本当に今回、2件しか、2件分でもよく取っていただいたなというところなんですけども、また来年にもつながるぐらい皆さんが関心を持たれて、うちもやるよ、うちもやりたいなというようなことで盛り上がっていただければ非常にありがたいなと思うわけでございます。  このテレワークに関する事業なんでありますけれども、このコロナ禍にありまして、これからの高野町の企業誘致、そういうことを考えますと非常に重要な役割を担うと思っております。担当課長はじめ、関係者の方々にはスピード感を持って取り組んでいただきたい、そういうふうに思うわけでございます。  私の質問した高野町歴史的風致維持向上計画、またテレワーク促進事業、今日はこの2つだけでありましたけれども、ほかにも本当に重要な計画が今この高野町で進んでおります。しっかりと責任を持たれて、町長には進めていただきたいと、そういうふうに思います。  12月議会のお知らせではございませんが、次、来期こういう計画を、来期からいろいろな計画の中で、また新しい首長を決めるような期日も迫ってまいると思いますが、その件に関しましてはまた12月議会にお尋ねをしたいと思います。しっかりと責任を持ってこれらの計画を進めていただきたい、そういうふうなことを念願いたしまして、私の質問を終わりたいと思います。 ○議長(松谷順功) 平野町長。あと3分少々ですので、手短にお願いします。 ○町長(平野嘉也) 7番議員から歴史的風致維持向上計画とテレワークの件で貴重な御質問をいただきました。ありがとうございます。  テレワークの促進事業ということで、内閣府のほうから、非常に面白い計画を出してくれたというお褒めの言葉もいただくことができました。これは課長含め、担当職員に、また議員先生のほうから、おまえらよくやったなというてねぎらいの言葉もかけていただけたら、こちらのみんなもやった甲斐があるなというふうになりますので、よろしくお願いしたいと思います。  そういうような内閣府からお褒めをいただいたというような案件でございます。でも、ただただ管理棟、町が管理する管理棟を改築するだけとか、あと宿坊協会に頼んで宿坊とかもしくは宿坊協会を通じて違うような事業所さんがテレワークをしたいとか、そういったところで、ただただこの事業を進めていくだけでは、なかなか企業さんというのはこの高野町、高野山でワーケーション、テレワークをしようというようなきっかけにはなかなかまだまだなれへんと思います。  というのが、やはり先ほどから議員がおっしゃるように、バケーションとワークがやはり注目されてます。それのワーケーションでございます。先ほどから課長がメディテーションとか、あとマインドフルネスとかおっしゃってますが、やはりメディテーションしていく、瞑想もしながら仕事もできる環境ということを探しますと、日本でもここしかないというようなぐらい、やり方によってはすごくいいテレワークの場所になるんだなと、なるんだろうなというふうにも思っておりますので、チャンスは非常にあると思います。そういうチャンスを逃すことなく、PR動画をしっかり作ったり、和歌山県を通じて、総務省、また国のほうにもテレワークをするなら、また海とかそういうのを希望する人ではなくて、違うスタイルで仕事がしたい、そういうときには高野山をぜひ紹介してくれというようなこともしっかりやっていきたいと思いますが、浮き足立たずに、しっかり時間をこれはかけて、いい企業さんに1社でも来ていただけるような仕掛けを長い時間かけてやっていきたいなというふうにも思っておるところでございます。  また、先ほど12月議会でまた質問、来年の首長選挙のことをおっしゃられてると思いますが、まだ今の時点では何とも、コロナのこととか、こういった事業もありますので一向に考えることはやはりできておりません。しかし、この事業を進めていく中で、金剛峯寺、宿坊協会、また商工会青年部とか、いろんなところから来年も行けというような言葉もいただいておりますので、そういうようなこともしっかり自分の行政、政治をしながら考えていった中で、12月の議会で質問を受けたときにはしっかりお話しできるようにしたいというふうに思っておりますので、どうぞよろしくお願い申し上げます。  以上です。 ○議長(松谷順功) しばらく休憩します。  再開は2時40分です。            午後 2時29分 休憩            午後 2時42分 再開 ○議長(松谷順功) 休憩前に引き続き、会議を開きます。  一般質問の続きを行います。順番に発言を許します。  8番、所君。 ○8番(所 順子) 失礼します。  質問する前に議長に一言。議長は人を犯罪者扱いするような質問者も停止もせず、また当局も答弁もなく、行政処分は一体誰にするんでしょうかね。このような質問を取り下げていただきたかったものでございます。  それでは、質問に入らせていただきます。  昨年の町長自ら、ふるさと納税からは住民向けの補助金は出せないと答弁があったにもかかわらず、8月に3億4,000万円ほどを可決、決定されたことについての質問をいたしたいと思います。この発行する補助券の印刷代と会社名を答弁願います。  後は自席で質問をさせていただきます。 ○議長(松谷順功) 茶原観光振興課長。 ○観光振興課長(茶原敏輝) 議員おっしゃられているのは、住民向けの応援商品券の印刷会社ということでよろしいですかね。それでありましたら、現在、和歌山市内の西岡総合印刷というところと事業のほうを進めさせていただいております。 ○8番(所 順子) 金額は。 ○観光振興課長(茶原敏輝) 通告の中で細かい内容が分かりませんでしたので、個々の支出の額については今ちょっと分かりかねます。 ○8番(所 順子) 大体。印刷代って言ってるで、質問の中で。 ○議長(松谷順功) 茶原観光振興課長。 ○観光振興課長(茶原敏輝) すみません、6月議会で議決をしていただいた商工費の中の需用費、新型コロナウイルス対策印刷製本費というのは728万上げておるんですけれども、これの中には、今言われている商品券、それと一般向けの商品券、あと申込書、チラシ、そういったものの費用も入っておりますので、ちょっと今やはり調べないとその商品券の印刷費が幾らかというのはちょっとお答えできない状態です。 ○議長(松谷順功) 8番、所君。 ○8番(所 順子) 分からないというのは困るんで、10月に皆様に配布するということですので、印刷をかける前に金額を聞いてから印刷にかけると思うんですけれども、それをちょっと詳しく調べて、質問内のところで答弁をいただきたいと思います。時間がかかるのは嫌ですので。  次の質問で、ふるさと納税の現在までの残高と、今までに使っている見込額も含みますので、その残高をお答えください。 ○議長(松谷順功) 辻本企画公室長。 ○企画公室長(辻本和也) 失礼します。  8番議員さんの御質問について御説明申し上げます。  令和2年度末時点で65億8,551万9,290円でございます、残額は。 ○8番(所 順子) 今度のは入って。 ○企画公室長(辻本和也) ふるさと納税は8月末時点で1,401万6,000円頂いております。  以上です。 ○議長(松谷順功) 8番、所君。 ○8番(所 順子) 今回のこのふるさと納税から出るのも含めて、残高が65億あるということですか。 ○議長(松谷順功) 辻本企画公室長。 ○企画公室長(辻本和也) 今、御説明申し上げた金額は、令和2年度末の残額でございます。  以上です。 ○議長(松谷順功) 8番、所君。
    ○8番(所 順子) もう少し分かりやすい答弁をいただきたいんですよ。今まで、この見込みも入れての残高を教えていただきたいんですけれども。  このふるさと納税の歳入歳出につきましては、予算書が全く住民に、議員に配られて配布されておりませんし、どこで何を使ったかなという出入り、出、入ですか、それが全く分からないんですね。それで、普通の言わば私たちの頂く予算書とか、そういう中でふるさと納税だけ別にやはり出入りというんですか、歳入歳出、はい、幾ら寄附、今月来ましたよとか、そういう出入りのものがなければ、1回1回、今現在残高幾らですかとか、使ったものが全く分からないんですね。そういうふうではふるさと納税の出入りも分からんし、何人に、いつ何月何日に頂いたかということすら分かりません。何となく隠れみののような気がしてなりませんので、やはりこれを明確に、ふるさと納税でありますので、頂いた方にもやはり明確にしなくちゃいけないので、このふるさと納税だけの予算書ですか、それを新たに制作して、議員なりに配布していただかないと、1回1回、はい、令和2年度は何ぼ、令和3年は何ぼ、使わさせていただきましたって、これじゃあ全くふるさと納税の出入りが私たち住民代表には理解ができません。そういうのがあればここ今にでも提出をしていただければありがたいかなと思っておりますし、提示をしていただきたいなと思っております。このことに関して提示を求めたいと思います。 ○議長(松谷順功) 茶原観光振興課長。 ○観光振興課長(茶原敏輝) すみません、今宿題を頂きました住民向けの商品券ですね。頑張ろう高野町商品券、住民向けの分ですけれども、2万9,000冊を印刷するということで、和歌山市内の西岡総合印刷というところと263万4,940円で物品の購入の契約をして、現在進めております。 ○8番(所 順子) もう一度、200。 ○観光振興課長(茶原敏輝) 金額ですか。263万4,940円。税込みですけれども、これで進めております。 ○8番(所 順子) それじゃあもう一つ、プレミアム券は。 ○議長(松谷順功) 茶原観光振興課長。 ○観光振興課長(茶原敏輝) 追加で調べます。 ○8番(所 順子) これも一緒。 ○観光振興課長(茶原敏輝) 調べます。 ○議長(松谷順功) あと所さんから。平野町長。 ○町長(平野嘉也) ふるさと応援寄附金が毎月どれぐらい入っているかとか、そのあたりはまた企画公室の財政のほうに直接お尋ねしていただけたら、そういった一覧の表も渡すことができますので、またお声をかけていただけたらというふうにも思っているところでございます。  また、令和3年度のふるさと寄附金充当事業を主に少しだけ説明させていただきたいというふうに思います。どういったものが昨年度に利用されたのかというのは、主にホームページとかに公開しなければならないので、そういったものは情報媒体を通じて公に出させていただいておるところでございます。  少し説明いたしますと、町内の防犯灯の電気料金の補助金、また一斉情報発信システム、ラインとか知らせてネットですね。あと近畿大学の、これはコロナ禍でできておりませんが、業務委託、またデマンドの運行委託料ですね、デマンドタクシー、高齢者の方々とか皆様が使っていただいておる事業にも充当しているところでございます。また、集落の生活用の水の確保、それを支援するためにもふるさと納税も出しておりますし、また富貴・筒香の健康教室、高齢者運転のサポカーの補助金、またあとは災害関係の備蓄品ですね。県のほうの防災のパワーアップ事業ということで。 ○8番(所 順子) トータルでじゃあ幾らでいいですよ。 ○町長(平野嘉也) トータルで言いますと、昨年度の決算レベルはまた後ほど財政課長のほうから、トータルの金額でよろしいですか。3年度はいろいろ補正でいろんな事業がございますので、令和2年度の事業について、後ほど担当課長から合計金額をお知らせするようにいたしますが、多分これを読んでおったら5分ぐらいはかかります。 ○8番(所 順子) だから時間が取られるからもう結構でございます。 ○町長(平野嘉也) 一度またこれは役所の中の資料でございますので、でも隠す必要は当然ございません。こういったものにふるさと応援寄附金が使われとるよというのを議員の先生方にも知っていただくというのも大切だというふうに思いますので、予算協議をする前のあらかたの項目をまたお示しできたらというふうにも思っておりますので、どうぞ御理解していただきたいと思います。  以上です。 ○議長(松谷順功) 8番、所君。 ○8番(所 順子) 私、金額を聞こうと思ったら町長の答弁をいただきましたんですけれども、このふるさと納税の残高を1回1回聞くのも大変で、聞きにこいとか言って、何かでインターネットやそういうので発信しているということを答弁いただいたんですけれども、やはり予算書の中にふるさと納税の出入りとかっていう書物をつけていただいたら、そういう説明も要りませんし、また議員も何に幾ら使っているんかなということが一目瞭然で分かりますので、そのようにしていただきたいということを先ほど私が言ったんで、個人的にじゃあそれをくださいと言って自分だけ見ても仕方がないというか、皆さんが分かるように御提示できるこの書類的なものをこれからしていただけたらいいのではないかなというふうに思っておるんです。言われた質問だけに答弁をいただきたいと思います。  先ほどの金額ですね。私、1個、1個、いつも茶原、お名前を出したら悪いんですけども、観光課長さん、やはり分かれてちょこちょこと答弁なさるんですよ。私が質問しているのに、補助金の券の印刷と代金はと言ったら、プレミアム商品券も一緒に決まってますじゃないですか、30何億のことを質問しているんですから。それに1個1個しか答弁ないんですよ。そういうのはやめていただきたいんですよ。ですから、プレミアム商品券の印刷代はお幾らですか。 ○議長(松谷順功) 茶原観光振興課長。 ○観光振興課長(茶原敏輝) 準備が不足しておりまして御迷惑をおかけしました。申し訳ございません。  一般向けのプレミアム商品券の印刷代金ですけれども、3万5,000冊を先ほどと同じ西岡総合印刷というところに対して301万4,550円で発注をかけております。 ○8番(所 順子) トータルで幾らですか。 ○観光振興課長(茶原敏輝) トータルで計算をさせていただいて、トータルで印刷代金、商品券の印刷代金は住民分、一般分合わせて564万9,490円となると思います。 ○8番(所 順子) そのようにお答えください。 ○観光振興課長(茶原敏輝) 申し訳ございません。 ○議長(松谷順功) 8番、所君。 ○8番(所 順子) もう1点、回覧で補助金額が議場で可決した金額とは2,000万円も違っていますが、これは一体どういうことなんですか。議会では、総務費、高野町商品券事業1億5,000万、プレミアム商品券、これが1億9,352万1,000円。トータルで3億4,300万円ぐらいなんですけれども、回覧板では2,000万お金が足りません、このトータルに。それは一体どういうことでしょうか。 ○議長(松谷順功) 茶原観光振興課長。 ○観光振興課長(茶原敏輝) そこの点につきましては、当時6月議会の予算書のところにもあるかと思うんですけども、ごめんなさい、8月の補正で臨時議会を開いていただいたところの歳入の部分でお話しているかと思うんですけれども、一般向けのプレミアム商品券につきましては、券の金額としては500円の10枚で5,000円です。だけれども、このうちの2,000円分は本人に負担していただいております。その金額が3万5,000冊なので7,000万というものは収入として入ってくる形になります。ですから、雑入の中でその金額を上げさせていただいて、今度、券を換金していくところでは、住民分が2万9,000冊、一般分が3万5,000冊、これで5,000円ということですので、3億2,000万ということになってまいりますので、その分を計上させていただいてます。ですから、少し差異が出るというのは、そういったところの部分かというふうに思います。 ○議長(松谷順功) 8番、所君。 ○8番(所 順子) そんな内訳はこちらは分かりませんし、予算書で明許繰越しで3億4,300万円出ております。しかしながら、回覧板では2,000万が足りません。ですから、そこのところはなぜかなということすら、今聞くしか分からないんですよ。ですから、ちょっと疑問を抱いたというふうな部分もあります。そういうことでこれをお伺いをしておるんでございますね。  ですから、そしたら、じゃあ幾らぐらい、この2,000円で5,000円買えるんですよね、プレミアム商品券は。そしたら、町持ちのお金ですね、その3,000円についてですね。それは大体幾らぐらい要りますか。町持ちのお金でございますね。2,000円で買うことは、5,000円で買うんだから3,000円はどこが負担するんですか。 ○議長(松谷順功) 茶原観光振興課長。 ○観光振興課長(茶原敏輝) すみません、1冊3,000円を町が負担します。これを3万5,000冊発行しますので、トータルで1億500万というものが町から出ていくお金になります。 ○議長(松谷順功) 8番、所君。 ○8番(所 順子) それでは、次の質問で、これも回覧板で回ってたんですけれども、この8月議会では富貴の議員さんたちもこの高野町の商品券については。 ○議長(松谷順功) しばらく放送の間、お待ちください。                 (町内放送) ○議長(松谷順功)8番、所君、どうぞ。 ○8番(所 順子) 延ばしてくれましたか。 ○議長(松谷順功) 延ばしました。 ○8番(所 順子) そうですね、言うことを忘れますわ、途中で切られたら。  回覧板の話でございます。回覧板で、配達支援事業所という募集があるんですよね。これ8月の議会で富貴の議員さんが、この商品券は富貴では買物をするところがないと質問をいたしておるに、私は現金がいいと言いましたのにもかかわらず、反対のような質問をなさっていたにもかかわらず、採決ではプレミアム券でいいと言って、富貴の議員は全員賛成をいたしたという形になっております。そこまでは議会で分かっておりましたですけれども、その後、この配達業務ですね。こういうものを議会では何も聞いておりませんし、こういうものが議場で出ておりませんでした。回覧板で知りましたですよ、こういう事業所を募集しているということを。これはいつ決定されて、いつどのように誰が決めたのかというのをお伺いいたしたいのと。  そして、この事業所を募集するための審査会とか、そういうのがありますですよね。これは何件募集がありましたですか。そして、もう決まっているのですか。そして、またこの事業者にお支払いする金額ですね。これはお幾らぐらい事業所にお支払いするのか、その辺の答弁をよろしくお願いします。 ○議長(松谷順功) 辻本企画公室長。 ○企画公室長(辻本和也) 失礼します。  8番議員さんの御質問について御説明申し上げます。  これは前回の8月の議会で予算計上させていただいたときにも説明はさせていただいております。諸費のところで、委託料として新型コロナウイルス対策買物代行サービス委託料ということで300万計上させていただいてます。  その中で、この配達支援業務なんですけども、まだちょっと今募集等をかけておりますが、決まった件数、まだごめんなさい、確定しておりません。一応配達については社会福祉協議会さんに配達いただく予定です。あとその事業所さんについては今募集中で、まだ確定はされておりません。  以上です。 ○議長(松谷順功) 8番、所君。 ○8番(所 順子) 先日、8月27日でしたですか、私がちょっと知るところによりますと4者が来ておりましたですね。それはなぜそういうふうに、説明会だけでしたの、それともその4者の中で1者が決まったということはないんですか。 ○議長(松谷順功) 辻本企画公室長。 ○企画公室長(辻本和也) 失礼します。  この27日の分につきましては説明会のみです。こちらからこういうことをしますよと、御賛同いただくようお願いしますという説明会を開催させていただきました。 ○8番(所 順子) 説明会だけ。 ○企画公室長(辻本和也) はい。以上です。 ○議長(松谷順功) 8番、所君。 ○8番(所 順子) これはなぜ、これはじゃあどことどこを配達業務をなさるのか、ちょっと答弁をお願いします。 ○議長(松谷順功) 辻本企画公室長。 ○企画公室長(辻本和也) すみません、失礼します。  主には富貴・筒香地区を想定してございます。周辺集落のほうにもちょっと商品券をお配りするに当たっていろいろと聞き取り調査とか、アンケート等をさせていただいておるんですけども、一応今回については主には富貴・筒香地区。また御要望のある地域についてはまたその都度対応していくということで。 ○8番(所 順子) ええ、何て、何て。 ○企画公室長(辻本和也) その都度対応させて、周辺集落について。 ○8番(所 順子) 周辺集落のためな。 ○企画公室長(辻本和也) はい。高野山上の方々はお買物に行ったり、配達という仕組みが出来上がっているので、あと特に富貴・筒香ということになると高野山までお越しになるすべがないというところで、こういった事業を展開していくというところでございます。  以上です。 ○議長(松谷順功) 8番、所君。 ○8番(所 順子) 高野山は論外ですか、高野山内は。高野山のやっぱりお年寄りも買物とかそういうのは行けない人もいるんですよ。なぜ山外だけにこのような事業者があるのか、私には分からない。高野山だってお年寄りの方もいるし、こういうふうな用事をしていただきたいという方もいらっしゃるのに、山外だけというのはちょっとおかしいと思います。これ高野町に一くくりで、今は富貴・筒香も1区でございます。何事も選挙につけ、何につけ、1区ですので、高野山内のじゃあ買物に行けない人たちを置いてきぼりというふうな形に今はなっておりますので、山外だけでは困ると思うんですよ。その辺のところはいかがなものですか。 ○議長(松谷順功) 辻本企画公室長。 ○企画公室長(辻本和也) 失礼します。  8番議員おっしゃるとおりでございます。私どもも一応いろいろと調べさせていただきましたら、高野山上はそういった御注文を受けていただいて、お宅へ運んでいただけるという、そういう仕組みがもうあるというふうに既にお聞きしてたので、山の上については、どこそこさんへお願いしたらそこからも配達いただけるということをお伺いしていたので、もうまずそのすべすらないところにまずこういった事業で取り組むというところで対応させていただきました。  以上です。 ○議長(松谷順功) 8番、所君。 ○8番(所 順子) 高野山でも出入りの商売人さんにお電話して持ってきてもらうという人はいるんですけれども、自分で買いに行くというお年寄りの方もいるんですね。そして、鶯谷の団地から歩いてはとても荷物も重たいしというのもあるし、それでは全く不公平感が出てるというたらおかしいんですけれど、やはり事業所に300万円も支払いするんであるならば、やはり山内もそれに付随していかないとおかしな形になるんではないかなと私はその辺のところを思います。どうして山外だけ優遇されて、山内の配達、お電話、まあない方もいるかもしれませんやん、お年寄りとかでしたら。そういう方たちは注文するにも電話がなかったらできませんですけれども、その辺のところがちょっと何か不満が出るようなこともなきにしもあらずかなというにおいは思うんですよね。ですから、困った人にはやはり事業者まで300万もお支払いしてする中で、そのようなことをしていったほうが、山外だけやって、高野町のお年寄りは何でしてくれへんかなというふうになるんで、そこら辺のところをもう一度考え直していただきたいなというふうにありますね。答弁。 ○議長(松谷順功) 辻本企画公室長。 ○企画公室長(辻本和也) 失礼します。  議員おっしゃる心配されていることは十分私も理解してございます。当然、高野山上につきましてはそういった仕組みもあるという中で、またうちのほうからもそういった企業さんに働きかけといいますか、今はこうやって富貴・筒香のほうへ運んでいただくということで話は進んでおるんですけども、当然議員おっしゃるように、高野山の上でも御高齢の方とか、買物へ行けない方もいらっしゃると思います。そういったところは当然それも山の上の事業所さんに、一つの企業努力じゃないですけども、そういったことをお願いするのも一つだと思いますし、また社会福祉協議会さんとも一応その辺は協議して、どういったことができるのか、また社協さんが入らなくても企業さん自体で御対応いただけるのか、その辺もしっかりと協議していきたいと思います。  以上です。 ○議長(松谷順功) 8番、所君。 ○8番(所 順子) それでは、ほかに聞きますが、町長さんが昨年、このふるさと納税でお金をいただいたものを町民に給付されるというのは、どこのふるさと納税を入れてくれた方も考えておらない。高野町の事業所、住民に給付するためにふるさと応援基金をしたという方はゼロであります。なかなかこのふるさと応援基金を給付に回すというのは厳しいように思います。これをやってしまうと、今後ふるさと応援基金、応援していただけない可能性も十分ある。このふるさと応援基金から少し借りて、今後財政の中で切り詰めて、またふるさと応援基金に返していくというような気持ちで使っていけたらというふうに思うというふうな答弁がありました。そして、昨年に現金配布をお願いしますという答弁の中で断られたような理由の答弁でありましたですよ。それにもかかわらず、なぜ今ふるさと納税から補助金として、補助金イコール現金でありますからね。3億4,000万円を使用するのか。その辺のところをお伺いをいたしたいと思います。 ○議長(松谷順功) 平野町長。 ○町長(平野嘉也) 8番議員のお尋ねにお答えさせていただきます。  以前、そのような内容のお答えはこの場所で答弁させていただきました。引き続き、国に関しては、自由度の高いコロナ対策の地方創生臨時交付金、それを交付していただくように、令和2年度並みに今年度も出していただくように、引き続き強力に要望してまいりたいというふうに思いますし、そのような形で議会当日も、初日もお話をさせていただいております。  また、この住民1人に5万円の商品券を配布する。また、観光客、また参拝の方々にプレミアムの商品券で町内事業所、町内の経済を活性化していただくというようなことは、やはりコロナ感染で第5波、デルタ株が7月に非常に大きな伸びをされて、そして夏以降の社会情勢、また経済情勢が高野町内においても非常に不透明になったというようなことも当然見受けられましたので、しっかりこれを乗り越えるために何とかしなければならないというような判断をさせていただいたというような経緯でございます。  以上です。 ○議長(松谷順功) 8番、所君。 ○8番(所 順子) そうです、去年は出してはいけないと言いながら、今年は御都合のいいように出す。  それでは、この10月から配布するんですけれども、5か月にかけて。高野町は冬は過渡期ですし、11、12、1、2、3月頃までは冬ごもりのようで、お客様も毎年あまり来ない時期のためにこれを配布するのであって、これは何のためにするのかなというふうなにおいもございますけれども、今、コロナで県境を越えてはいけないというさなかでありますし、そのときにお客様、どうぞいらっしゃいよということをこれはするんですよね。そういうのはコロナ対策からは相反しているかなというふうにも思うんでありますよね。その辺のところはどのようなことをお思いになってこのプレミアム商品券を10月から配布するのかを答弁いただきたいです。単刀直入に答弁願います。 ○議長(松谷順功) 平野町長。 ○町長(平野嘉也) 8番議員のお尋ねに答えさせていただきます。  議会の初日にも説明させていただきましたし、また先月の広報高野の裏表紙にも書かせていただきましたが、参拝の皆様方、また観光の皆様方のプレミアム商品券につきましては、感染状況によって人の動きが当然変わってきます。それと、あと国のGoToキャンペーン等、そういった大きな施策と併せて初めて効果が出るものというふうに伝えておるはずでございます。そのようなことから考えて、10月1日を目標にはしておりますが、感染の状況も考えて10月の半ばになる、11月になる、そういうようなことで、非常に効果が出るような時期に開始時期を定めてまいりたいというふうに考えておるところでございます。 ○議長(松谷順功) 8番、所君。 ○8番(所 順子) このプレミアム商品券については、どのような商品券になるんですか。どのように買って、1枚1人とかそういうのがあるでしょう。どのような仕組みになっておりますか。 ○議長(松谷順功) 茶原観光振興課長
    観光振興課長(茶原敏輝) 1枚500円の券が10枚ついたものが1冊ということで、これを2,000円で販売をさせていただきます。 ○8番(所 順子) それは分かりますけれども、中身ですね。どんなもの、模様とか、そんな金額だけかとか、いろいろあるでしょう。 ○観光振興課長(茶原敏輝) それは住民向けのプレミアム商品券と一般向けとが見て分かるようにデザインを変えさせていただいております。  券には番号を振って、ナンバリングというんですけども振っておりますので、そういう状態で一般向けは3万5,000冊、住民向けは2万9.000冊を作らせていただいております。 ○議長(松谷順功) 8番、所君。 ○8番(所 順子) 番号を打ってて何枚というだけが分かるというふうな仕組みなんですか、何枚売れたかとか、そういうふうな仕組みだけなんですかね。どういうふうなために番号を打ってるんですか。 ○議長(松谷順功) 茶原観光振興課長。 ○観光振興課長(茶原敏輝) 販売数、住民の給付数が非常に多くございますので、今、何冊売れているのかというところを把握していくことが必要ですので、ナンバリングというものをさせていただいております。これについては過去に行ったプレミアム商品券、国が行った商品券、プレミアム商品券ですね、この事業でも同じように番号については振らせていただいております。 ○議長(松谷順功) 8番、所君。 ○8番(所 順子) 何となく悪いことをしようと思ったらできるようなチケットのように伺いますけれども。  そうですね、私、前のときにも質問いたしたんですけれども、1人1枚ということですよね。その辺のところは、お1人1枚買えるということなんですか。 ○議長(松谷順功) 茶原観光振興課長。 ○観光振興課長(茶原敏輝) 8月の議会でも御説明させていただきましたけれども、1人1日1回1冊ということで。 ○8番(所 順子) 1日1回。 ○観光振興課長(茶原敏輝) はい。そういう言い方をさせていただいております。昨年につきましては1人1冊ということでうたわせていただいておりますけれども、本年につきましては販売総数も多くございます。また、コロナのこともあって、いつから始められるかというところもございますので、ある一定の経済効果を持たせるために、本年については1人1日1回1冊ということで販売をする予定でおります。 ○議長(松谷順功) 8番、所君。 ○8番(所 順子) 1日1冊でありましたら、明くる日にまた1日1冊買えるというふうな仕組みなんですよね。ということですよね。そしたら、近隣の人たちが、今日は1日買いに行って、2,000円で買うて5,000円買うて、また明日も行って2,000円で買うて5,000円分買えるとか、そういう仕組みですか。  ああそうですか、分かりました。あまりいいシステムではないようには思いますけれどもね。ちょっと悪いことを考えようと思ったら考えられるというシステムには見えております。  去年もこのように事業をして、前に課長さんが何件か残っていたというふうな答弁をお聞きしておりますんですけれども、住民には現金配布は全くなく、今回も商品券ということになっておりますよね。商品券は結局事業者さんが現金化されてしまうというシステムでありますし、プレミアム商品券についても山外の方たちには2,000円で5,000円が使える。事業者はこの商品券を現金化できる。現金が入らないのは事業をしていない住民さんだけというようなこのプレミアム商品券と商品券の配布かなというふうに思ってしまいます。  また、印刷代や配送、今事業費、郵送料はまだ聞いておりませんが、もろもろを含めますと1億以上というんですか、1億何千万が、無駄な予算が使われるというふうなシステムでございます。やはり現金配布であればこういうものも要らなかったんではないかな。事業所代も要りません、印刷代も要りません、また配送事業の人も要りません、郵送料も要りませんということになったんではないかなと、そういうお金は無駄でもったいないなという予算が使われているような気がいたします。  そして、もう一つお聞きしたいのは、事業者さん、高野町には申請している方、プレミアム商品券の、何件あられますか。 ○議長(松谷順功) 茶原観光振興課長。 ○観光振興課長(茶原敏輝) 今回、住民向けの給付、商品券で、それと一般向けの参拝観光に来られる方に対して3万5,000冊を売っていくというのは、これは商品券でまちの中の事業所で使っていただくことで、まちの中の経済を活性化させる、そういう意味合いでやっております。ですから、お金で住民に給付してしまいますと、お金はどこででも使えるという形になってしまいますので、そのお金が橋本へ行ったり、和歌山へ行ったり、そういったところで使われてしまうと、町内の経済振興というところには全くつながりません。私たちが思っているのは。 ○8番(所 順子) そんな質問はしてないでしょう。 ○観光振興課長(茶原敏輝) 同じような事業を行うに当たっても、必ず町内の振興につながるということを目的にやっておりますので、まずそれをお含みいただきたいと思います。  それと、事業者の総数ですけれども、8月31日現在で193だったか、事業所が手を挙げてくれているというふうに聞いております。 ○議長(松谷順功) 8番、所君。 ○8番(所 順子) これね、193事業者があるんですけれども、この人たちも公平にお金が入るわけではないんですね。商品を買うのは限られるところでやはり買ってしまうと思うんですよ。大門から中の橋の奥まで、そしてまた富貴も含め、お商売をされている方たちに満遍なくお金が入るわけではなくて、入るところにはどっと入って、入らないとこには全く入らないというような気がいたします。それこそ、これこそ一部の方の事業者にだけたくさんのお金が入るというふうなシステムのような気がしてならないんですね。ですから、そういうのはもう少し考えてこのプレミアム商品券というものを出さなくてはいけないんではないかなというふうにも思いますし。  使用してはいけないと言っていたふるさと納税ならば、無駄を省き、スピード感を持って、今こそ町内住民にサポートするべきと思っておりますし、町外の方たちにこのような莫大な1億以上のお金を出している時期ではないと思うんですね。もう少しコロナが収束に近づき、県境を越えてはいけないということも外れたときに、また誘客のことを考えていくのがいいのではないかなというふうに思います。このプレミアム商品券につきましては、悪いことを考えようという方は結構いらして、その内容はここでは言いませんが、結構いろいろと考えている方もいらっしゃいますよ。ですから、住民全員に公平に現金化して、今はこの3億を配布するべきだと私は思ってるんですね。無駄なお金が多過ぎますよ。町から1億何千万も、この補助券について、町も負担しなくちゃいけない、いろんなことに1億というふるさと納税の使う無駄も出ていくんですね。それってすごく何でこんな無駄なお金を使うんかなと私は思っております。  町長さんがお集めになったふるさと納税やから、わしは住民のためにここをするんやと思っているんか知りませんけれども、ふるさと納税は高野町みんなのものです。そしてあなたが言っているように使っていい場所は限られているんですよ。補助金としては払えないって、自分自らおっしゃっているのに、じゃあこのお金、あなたがおっしゃって、町長がおっしゃっているように、借りて返していくという計画などはあるんですかね。その辺のところを、お借りして、今後財政の中で切り詰めてまたふるさと応援基金に返していくというような気持ちで使っていったらいいというふうに思っていると町長は答弁なさってるんですね。ですから、一時借りて返済していくんか、それとも返済しないのか、返済していくように考えているんであれば、この1億何千万かの無駄なお金も返済していかなくてはいけないということになりますし、このような使い方を本当はしてほしくもございませんが、コロナで疲弊もしておりますので、出されたのだなというふうにも思います。  しかしながら、外部の方たちにも1億ほどのお金が高野町から出ていくんですね。ですから、その辺のところも、今この時期には山内のサポートが必要ではないかなという。誘致も大事ですが、今この段階では誘致している段階にはないんじゃないかと。そして、過渡期で冬を挟みます、10月から11、12、1、2、3は高野山は、私も店をしておりますけれども、お客様は少ないです。ですから、そういうときにプレミアム商品券を出してるんですね。ですから、余ったらまた減額として出されてくるんでしょうけれども、そういうことばっかりは考えてもらっては困るわけで、計画がちょっと無計画ではないのかな。それとも町長選に向けてお出しになったんかなというふうに思われる方もいるかもしれませんし、その辺のところは分かりませんが、町長さんがコロナ対策で今サポートして、誘客をしたいというふうな気持ちだとは理解をいたしますけれども、その辺のところがちょっと、もう一度町長さん、答弁をいただけたらいいのではないかと。 ○議長(松谷順功) 平野町長。 ○町長(平野嘉也) 8番議員のお尋ねにお答えさせていただきます。  一般に給付というようなものは国がするものであるというふうに私は思いますし、そうであるというふうに思います。我々、基礎自治体、地方の行政は地域の振興をまず第一に考えたやり方でないと、ただただお金を配るというようなことは決して地方自治体の施策としていいものではないというふうに私は思います。  議員おっしゃるように、ふるさと応援寄附金は当然みんなの、高野町の住民みんなのものであります。教育に、また産業に、文化財保護に、いろいろなことに使っていく。それも今までもお示ししたと思いますが、20年、30年のスパンで使っていけるような財源にしておきたいというようなことも再々言うておるところでございます。  議員がこのプレミアム商品券、また住民に対する5万円のクーポン事業は無駄な予算というふうなことでおっしゃられておると思いますが、やはり市外にこのお金が出ていくものではないんです。全部町内で回る。高野町のふるさと応援寄附金で、2,000円で出して3,000円で買っていただいたお客様も合計5,000円をこのまちに落としていただけるというようなことであります。  よって、住民向けのクーポンにしても、またプレミアム商品券に。 ○8番(所 順子) ちょっと短めにお願いします。 ○町長(平野嘉也) 短く頑張ってるんですけど。 ○8番(所 順子) 次の質問がしたい。 ○町長(平野嘉也) ちょっと忘れた。  両事業をこのまちに全てお金が循環するというようなことで、地域振興に資するものであるのかなというふうにも思っておるところでございます。  議員おっしゃるように、この制度、使いによっては非常に得をする方も出てくるかもしれません。しかしある程度常識の範囲でいろんな方々にリピートもしていただいて、このまちで使用していただくということは、ある程度行政としてもその範囲も広げていくということも認めて進めていったほうがいいんじゃないのかなというふうにも思っておるところでございますので、決してこれは無駄な予算ではございません。地域住民を支える、そして地域の事業所を支える。事業所を支えるということは、そこに働く地域の住民をも守るということにつながりますので、どうぞ御理解いただきたく思っております。  以上です。 ○議長(松谷順功) 8番、所君。 ○8番(所 順子) 無駄なお金とは思っておりませんよ。公平に現金化して、していただきたいというだけで、決して配布するのを邪魔をしている答弁ではございませんし、配布するんであれば皆住民に公平に、そして事業者にも公平にお金が入ればいいんではないかなということを質問いたしておりますし、そして、今は他県の方にお金をばらまく時期ではないと。この山内が疲弊しているので、山内の方にお金を十分に配布して現金化したほうがいいのではないかなというふうなことを私は言っているだけで、決して出すなとは、使ってはいけないとは言っていることは一度もございませんので、その辺のところ、町長御理解をいただきたいと思います。私は出してはいけないと一言も言っておりません。出してもいいですけれども、無駄な使い方ですね、それが皆さんのふるさと納税であるので、もったいない部分であるなというふうに思うことを言っているだけでございます。  ふるさと納税のこのお金を使うんでありますので、皆様が本当に公平にお金が回れるようになることを願ってやみませんが、その辺のところはもう少し計画をちゃんとした計画にしていただければよかったんではないのかなと思って。  住民さんはキャッシュを手にすることはないんですよ。お金は事業者に方には回ります。チケットを交換すれば現金化されます。ですから、住民もやはり現金がいいというお年寄りの方たちもいらっしゃいますので、高野町で1軒に5人おりましたら、25万もらっても買うものがないという方も結構いらっしゃるんですね。1人の家庭でしたら5万円ぐらいでしたら使用はできますけれども、一家にたくさんの子供さんがいて6人おったら六五30万のチケットが手に入るわけですね。買うものが、高野山にはデパートもないし、買うものがない。そういうふうなことを耳にしますので、このような質問をさせていただいたわけでございます。その辺のところも鑑みて質問させていただいただけでございます。  次の質問。そうですね。 ○議長(松谷順功) 所君に申し上げます。あと残り時間、質問時間が10分少々です。 ○8番(所 順子) ありがとうございます。  それでは、ほかの質問もちょっとしたいので、簡単明瞭に答弁いただけたらありがたいと思います。  5月議会で減額された5億円がありましたですね。9月に戻すと言っていました。そして、これはどのように、9月の決算も我々はもう近づいております。その決算書の中には到底課長が3,300万円入れますという答弁をいただいておりますが、そのお金は一体どのようなところに入っているのかというのをお伺いしたいです。 ○議長(松谷順功) 辻本企画公室長。 ○企画公室長(辻本和也) 失礼します。  8番議員御質問の件につきまして御説明申し上げます。  5月の承認第5号、専決処分です、令和2年度高野町一般会計補正予算(第9号)につきまして、歳入歳出それぞれ5億6,430万円を減額し、歳入歳出それぞれ46億5,220万円と定めるとしてございます。この減額された5億6,430万円なんですけども、これは以前にも申しておりますとおり、事業を行う予定で歳入歳出予算を計上しておりましたが、歳入として入ってこなかったもの、また事業を執行できなかったものがあるための歳入歳出予算の減額でございます。5月の繰越し3,300万円あったんですけども、それは予備費のほうへ繰り越されてます。 ○8番(所 順子) 幾ら。 ○企画公室長(辻本和也) 5月の専決の分については約3,300万です。 ○8番(所 順子) 5億は。 ○企画公室長(辻本和也) 5億は特に何もないです。 ○8番(所 順子) プラマイゼロということですか。 ○企画公室長(辻本和也) プラマイゼロです。入ってくるお金がないんで、それを減額して、まず予算書から落とした。歳出で予算を取っているお金も、もう出るお金がないので減額、ただそれだけです。 ○8番(所 順子) 3,300万円は予備費に入っている。 ○企画公室長(辻本和也) はい。入ってございます。 ○8番(所 順子) 分かりました。 ○議長(松谷順功) 8番、所君。 ○8番(所 順子) そしたら、次の質問、簡単明瞭にお答えください。今のは長かった。  町が賃貸している建物の家賃は全部で幾ら入っておりますか。神谷の町の持ち物ですね。カフェをしていると耳にしたんですけれども、ここも含め、何件ありますか。 ○議長(松谷順功) 古倉総務課長。 ○総務課長(古倉 充) 基本的には、うちの行政財産を貸しているところは3件でございます。 ○8番(所 順子) どちらとどちら。 ○総務課長(古倉 充) それは母子センターと、それと高野町福祉センターですね。保健福祉センターですね。神谷のほうは、あれは白藤の会がやっているところです。 ○議長(松谷順功) 8番、所君。 ○8番(所 順子) では、H薬局はどうなっているんですか。あそこは家賃だと思うんですけれども。 ○議長(松谷順功) 個人情報はやめていただきたい。 ○8番(所 順子) 個人名じゃない。 ○議長(松谷順功) 個人名じゃないでしょう、H薬局というのは違うでしょう。 ○8番(所 順子) ああそうね、H薬局にしてください。H薬局。 ○議長(松谷順功) 古倉総務課長。 ○総務課長(古倉 充) 8番議員の質問にお答えさせていただきます。  基本的に年間使用料は、高野町行政財産使用条例によって決められております。年間は12万8,280円です。 ○議長(松谷順功) 8番、所君。 ○8番(所 順子) 12万8,000円ということは月1万ちょっとで、1万1,000円とかそんな、大体1万円ですね。そこを先日住民に言われました、あそこはトイレ工事をしてたんですね。その工事費は一体どちらから出たんでしょうか。 ○議長(松谷順功) 古倉総務課長。 ○総務課長(古倉 充) 高野町でやった工事でして、あそこは母子センターの使用のためにバリアフリー化をしてます。うちとこのほうでは高野町の使用施設は全てバリアフリー化をしてまして、トイレの改修工事をしております。 ○8番(所 順子) お幾ら、金額は、修理。 ○総務課長(古倉 充) 修理金額ですか。分かりました。ちょっとお待ちくださいね。修理金額は99万7,400円です。 ○8番(所 順子) 99万。 ○総務課長(古倉 充) はい。 ○議長(松谷順功) 所君に申し上げます。あと質問時間は5分少々です。  8番、所君。 ○8番(所 順子) 結構でございます。お安くお借りになっているんでございますねというのが実感でございます。やはり個人のH薬局であれば、もう少し家賃を頂いてもいいのではないかなというふうには思います。母子センターを借りているというふうな形になっていると思うんですけれども、あまりにも町の建物を個人の方にお貸しするのにはちょっと安過ぎますね。せめて5万とか、もうちょっと金額的に頂ければいいのではないかなということを思います。  次の質問。コロナについてでございます。コロナが拡大しており、和歌山県でも連日増加しております。近隣病院が先日の私たちの会議の中で満床となっております。受入れ不可能になる可能性は大でございます。そのようなときの高野町の対策はできておられますか。簡単明瞭に。 ○議長(松谷順功) 尾家福祉保健課長。 ○福祉保健課長(尾家和代) 今の質問について御説明させていただきます。  感染症に関しましては、和歌山県が治療等、方向性を全て医療機関と調整するということになっております。今、所議員おっしゃいましたけれども、現在、病床の確保数600床、昨日の10時現在で入院者数409名ということになっております。9月1日より宿泊療養の部屋の確保も県のほうがなさっておりまして、151室。こちらにつきましては和歌山県全員入院ということを原則としておりますので、その辺の活用については今後県のほうから指示があるということで聞いております。  以上です。 ○議長(松谷順功) 8番、所君。 ○8番(所 順子) コロナ難民が出ないようにお願いをいたしておきます。
     何しろ高野町は入院施設もなく、医者も日曜日やらそういうときにはいない。週何日かは当直医もおらない状況でございますので、どうかコロナが出ないとは限りません。この先に。ですから、その辺のところも十分コロナ難民が出ないようにお願いをいたしておきたいと思います。 ○議長(松谷順功) 古倉総務課長。 ○総務課長(古倉 充) 先ほどの賃貸の件なんですけども、高野町行政財産使用条例によって決められております。これは施設においては3,000円以内とするというのがある、平米上。平米が42.76平米ありまして、それに3,000円掛ける。それでこの金額が出てます。  以上です。 ○議長(松谷順功) 8番、所君。あと2分少々です。 ○8番(所 順子) それはおかしいと思います。高野山の業者ですね、業者にそのような安くお借りできるんであれば、皆さん借りたいと思うんですよ。それはスペシャルで特別扱いになると思います。そういうのをお借りできるというのはどのような方策で借りられるのかなと不思議で仕方ありません。皆さんそういうふうなところを借りたいと思いますよ、そういうのは。ですけれども、あれは個人でありますので、総合でも何でもありません。ですから、そういう方がお借りするのはちょっと、どのようにして借りるんですかね、そのようなところを。 ○議長(松谷順功) 古倉総務課長。あと2分少々です。端的にお願いします。 ○総務課長(古倉 充) 平成23年の12月に広報で募集しまして、それで応募が2件ありました。その2件のうちの1つで、2件ありまして、その2件とヒアリングしまして、それで場所を決めました。その当時は平成24年です。平成24年の4月1日からその金額で行っております。  以上です。 ○議長(松谷順功) 8番、所君。 ○8番(所 順子) じゃあ、もうずっとこの先、それはチェンジすることもなく、一生借りようと思ったらその金額でお借りできるということですね。 ○議長(松谷順功) 古倉総務課長。 ○総務課長(古倉 充) 今の条例ではそうなっております。ほかの借りてる方もそれで借りております。 ○8番(所 順子) ほかの方は家賃を払っているところはありますか。 ○総務課長(古倉 充) 払ってます。ほかは今言ったとおり、23年に2件あって、2件とも同じ平米で借りております。 ○8番(所 順子) 2階は使ってない。 ○総務課長(古倉 充) 2階も今でも借りております。 ○8番(所 順子) してないじゃないですか。 ○総務課長(古倉 充) してないかどうか知りませんが、借りております。それでやってますので、もし条例が変われば変わりますが、今の条例のままではこれで行きます。  以上です。 ○8番(所 順子) いいですね。 ○議長(松谷順功) あと所君、持ち時間38秒です。  8番、所君。 ○8番(所 順子) お借りした人は得ですね、安いお家賃で。  以上でございます。 ○議長(松谷順功) 御苦労さまでした。  しばらく休憩します。  再開は3時55分にいたします。            午後 3時43分 休憩            午後 3時55分 再開 ○議長(松谷順功) 休憩前に引き続き、会議を開きます。  一般質問の続きを行います。順番に発言を許します。  6番、中前君。 ○6番(中前好史) 失礼いたします。  議長より許可を頂きましたので、2点質問させていただきます。1点目は、高野隧道トンネルの内側の照明設置についてでございます。2点目は、若者向けワクチンの接種について、この2点を質問させていただきます。  1点目、高野隧道トンネル内の照明設置について。町道高野相ノ浦線の高野隧道トンネル内のことですけれども、通称南小田原から相ノ浦へ通じるトンネルの隧道のことでございます。現在、照明がなく、曇天のときではとても暗い状態です。住民の通行はもとより、観光客が安全に通行するためには照明が必要かと考えておりますが、いかがですか。現在の暗いトンネル内を歩行者が通行する場合、また車両が通行するため安全を考えたときに、あの暗い高野隧道トンネルを当局はどのような考えで安全に通行できるかとお考えでおられますか。高野隧道トンネルは、御存じのように本当に車両だけでなく、観光客、また住民、歩行者が通過するトンネルでありますので、安心して歩ける道路であってほしいとの声も住民、また観光客からの声もあります。  後は自席で聞かせていただきますので、よろしくお願いいたします。 ○議長(松谷順功) 苗代建設課長。 ○建設課長(苗代 勝) 失礼します。  6番議員の御質問について説明させていただきます。  御指摘の場所は質問の内容にもありましたが、町道高野相ノ浦線にある高野隧道です。この路線は平成28年12月27日より町管理となった路線で、トンネルが1か所と橋梁が26橋ある延長7.5キロの路線です。以前は国道371号として和歌山県により維持管理が行われておりました。トンネルの延長は103.5メートルで、幅員が4.5メートル、御指摘のように照明施設はありません。照明は道路構造令でいいますと、「トンネルには安全かつ円滑な交通を確保するために必要がある場合においては、当該道路の設計速度等を勘案して適当な照明施設を設けるものとする」となっております。国道のときから照明は設置されておらず、設置の必要がないトンネルとして計画されたトンネルと思われます。さらに施工年次が不明であり、施工当時の資料が残されていないため明確なことが言えない状態となっております。  以上です。 ○議長(松谷順功) 6番、中前君。 ○6番(中前好史) 今説明を聞かせてもらったとおり、今は町道になっております。町道になっておるからこそ今必要であると思われる照明をつけてはいかがですかなということなんですけれども。歩く者が少ないからつけないのか、また必要でない、本当に必要でないと思われているのか、そこは当局はどのような判断をしているかということですけれども。  これ住民からも、あそこにはやはり照明が必要ですよねという声も聞こえております。もし照明代が要るからつけられないのであれば、今現在、LEDなどの電気のランニングコストも低くなっておりますので、そこを考えてみてはいかがですか。また、常時つけるのに電気が必要であるならば、その隧道に差しかかったときに、また車両、通行人が入るときに電気がともるように、照明がともるような、そんな設備を考えてみたらどうかなと思うんですけども、その辺はいかがですかね。  本町は聖地高野山と有田川上流域を結ぶ持続的農業システム、これが農林水産大臣より日本農業遺産にも認定されたところに通じる相ノ浦。そこではコウヤマキが生産されているわけですけども、そこに通じる道路でもありますので、そこを一度考えてもらったらどうかなと思います。  また、高野町では観光のまちとして山歩きをされる方もいらっしゃいます。あのトンネルを楽しんで歩けるようなトンネルにしてみてはいかがかなと思うんですけども、そこは考えることはできませんか。ちょっと聞かせていただきたいと思います。 ○議長(松谷順功) 苗代建設課長。 ○建設課長(苗代 勝) すみません、失礼します。  先ほどもちょっとだけ触れさせていただいたんですけども、照明の設置につきましては、道路構造令にもあるように、必要がある場合となっております。以前に比べて車両や歩行者の利用が格段に増える、または増える可能性がある場合に検討が必要かと考えております。しかし、現状を見た場合に、現状維持でよいかと今のところは考えております。  以上です。 ○議長(松谷順功) 6番、中前君。 ○6番(中前好史) 町長はじめ、町当局はあのトンネルには照明は必要でないということですね。そのように住民の方には分かってもらえるかなと思います。それでよろしいですね。 ○議長(松谷順功) 苗代建設課長。 ○建設課長(苗代 勝) もう一つなんですけども、今度、通行者、利用される方なんですけども、特に通行車両なんですが、道路交通法のほうで一部規定があります。夜間、ああいうトンネルも含めてなんですけども、道路にある場合には政令で定めるところにより前照灯、車幅灯、尾灯、その他の灯火をつけなければならないというふうな規定があります。高速道路や自動車専用道路でしたら、前方200メートルが確認できるように、その他、今回の道路もそうなんですけども、50メートルまで確認できるような形、そうじゃない場合には前照灯をつけなさいというような決まりになっておりますので、その辺をあわせて考えますと必要がないんじゃないかなと思っております。  ただ、歩行者の状態がちょっと私どももちゃんと把握できないところがあります。昔よりも格段に増えてるのかな、どうなのかなというところがあるんですけども、もしそうであるならば、トンネルの前後に歩行者に注意するような、そういうことを促すような看板を設置するのが今の現状には合ってるんじゃないかなと考えております。  以上です。 ○議長(松谷順功) 6番、中前君。 ○6番(中前好史) 課長がおっしゃられたように、あそこのトンネル内は200メートルもないわけです。だから、今現在では必要でなかろうかなということ。ただ、そのトンネルの入り口、その付近に通行する歩行者、また車両が来るかもしれないので、安全のために注意してくださいよと、そんな標示は必要かなと思いますので、そこをまず手始めにしてもらったらいいんではなかろうかなと思いますので、そこをよろしくお願いいたします。  それでは、2点目に入らせていただきます。  新型コロナウイルス感染拡大を防ぐために、今ワクチン接種を皆様に呼びかけてしてもらっているところですけれども、高齢者も大体終わり、今後は若者に対してのワクチン接種について、今町当局はどのようにお考えをされて、今現在進めているか、そこをちょっとお聞きしたいと思いますので、よろしくお願いいたします。 ○議長(松谷順功) 尾家福祉保健課長。 ○福祉保健課長(尾家和代) 6番議員の御質問について御説明させていただきます。  高野町においては、高齢者、若者ということで、基本的に区別をせず進めてまいっておりますので、全体的なところで御説明をさせていただくのと、その中で、若い世代について少し、ちょっと具体的に御説明をさせていただこうと思いますが、よろしいでしょうか。  まず、高野町でのワクチン接種の現状でございます。高野町の接種状況につきましては、高齢者の約90%が2回目の接種を既に終えておられます。予約率に関しましてはもう92%まで来ております。また64歳以下の接種状況でございますが、1回目の接種を終えた方が78%、2回目の接種を終えた方は約75%ということになっております。5月11日から接種を開始させていただいたわけですけれども、早期に接種を希望していただいた方々の接種についてはほぼ完了しているという状況でございます。また、接種対象者全体では8割を超える状況となっております。  そのほかにも高野山高校、高野山大学、高野山専修学院、金剛峯寺など、高野町内で就学、就労されている方々、住民票は高野町にはございませんけれども、高野山、高野町の中でお仕事をされたり、お勉強をしてくださっている方々を日中人口とみなし、対象とさせていただきました経緯があります。その方々につきましては、約250名の方に現時点では接種を終えている状況でございます。  議員御質問の若者向けの予約状況でございますが、16歳以上の皆さんにつきましては5月中旬に接種券を発送しております。これは65歳以下というくくりで接種券を発送しております。6月7日から予約を開始いたしました。また、5月の下旬にファイザー社のワクチンの、高野町は全てファイザーのワクチンを接種しておりますけれども、ファイザー社のワクチンの接種対象年齢が12歳以上ということで、対象年齢が引き下げられました。そのことを受けまして、対象者には6月8日に接種券を発送いたしました。全国で見るところ、まだ接種券が届いてない、この年代にお届けしてないような市町村もあると聞いております。対象者には6月8日に接種券を発送いたしまして、同時に予約の受付も開始いたしました。これは大人の方と同じ枠組みで実施することという方針を持ちまして、行ったことでございます。  学校単位の集団接種でありますとか、今若い世代の優先接種ということを報道でよく耳にしますけれども、高野町は人数も少ない状況ではございますけれども、学校単位で集団接種ということはかなり検討はいたしましたけれども、最終的にはその選択をいたしませんでした。理由といたしましては、やはり接種をした人、打たなかった人というのが特定されやすい状況になると、そういうことに配慮した判断でございます。  また、若い世代、学校へも行かれてる、部活動もある、いろんな状況の中でどうやったら接種を希望されるお子さんたちがスムーズに接種できるかなということを考えたときに、6月、7月の日曜日、これは町民全員を対象にさせていただいた集団接種でございますけれども、その中に積極的に若い世代の方々もお父さん、お母さん、おじいちゃん、おばあちゃんと一緒に来てくださいねということで御案内を差し上げて、御家族で御相談して来ていただくというようなことで、日曜日に設定をさせていただいたこと。8月に入りまして、夏休みを利用して接種いただけるということで、若者の接種の計画を作成し、実施してまいりました。  年代別の接種予約受付状況でございますけれども、9月6日現在でございます。12歳から16歳未満、小学校6年生、中学校1年生から中3、高1という年代です。35.1%予約を受けております。16歳から20歳未満85%、20歳から30歳未満73.3%というような状況です。16歳未満の中学生の接種はまだ全国的に見ても接種が進んでいるとはいえない状況でございまして、今日の新聞に和歌山県下の状況も出ておりましたけれども、ちょうど本町と同じぐらいのパーセンテージで、発表がされておりました。やはり副反応のことなどを不安視する御家庭も多く、接種すること自体に不安感を持たれているという御家庭も非常に多いと聞いています。  接種、そういう御家庭があるということでございますけれども、先日、7月に入りまして未接種の方でまだ御予約も入れていただけてない御家庭に対して、意向調査を実施いたしております。457名対象者がおられたんですけれども、そのうち247名が御回答いただいておりまして、回答率は53.6%ということです。回答いただいた方の中で接種を希望しないと回答いただいたのは123人、50.2%の方。そのうち意向調査をしたうち109名の方が接種希望とアンケートにお答えいただき、既に40名の方が予約を入れてくださっています。中には20代、30代、若い世代というところで、出産後に接種を検討するというような御回答をいただいているような方もおられます。  ただ、今後、冬の季節になってまいりまして、季節性のインフルエンザの予防接種なんかも出てまいりますので、そういうものとの重なりを避けるということも考えていかないといけない。さらには若い世代、受験対策をこれから検討していかないといけない時期がやってまいります。未接種の方に対しましては、また今後個別に郵送でお知らせをして、接種を希望する場合は早期に接種をしていただくように速やかに手配させていただくということで対応させていただこうと考えております。  以上です。 ○議長(松谷順功) 6番、中前君。 ○6番(中前好史) 高野町ではほんとにいろんな配慮をしていただいて、進めていただいていることはよく分かりました。副反応を恐れている方もいらっしゃるでしょうけれども、やはり受けたいときに受けられるという、これが高野町だと思いますので、皆さんにまだ受けてない方がいらっしゃる方にはそういうことも少しやわらかく伝えてもらったらいいんじゃないかと思います。ありがとうございます。よろしくお願いしときます。  戻りますけれども、先ほどの建設課長に質問していたトンネルの部分ですけども、入り口には安全のために標示をしてもらうということで、よろしくお願いします。ちょうどトンネルの入り口が緩やかなカーブになっておりまして、気をつける車はよく気をつけてトンネル内に向かうんですけども、初めての方であれば、カーブからトンネルに入るというのを知らない方は、スピードはあそこは出しにくいところですけども、そんなことがあった場合にはちょっと危険なので、安全であるような標示をどうぞよろしくお願いいたします。  以上で質問を終わります。 ○議長(松谷順功) まだ時間がありますが、よろしいですか。 ○6番(中前好史) 結構です。 ○議長(松谷順功) これで一般質問を終わります。  以上で本日の日程は全て終了しました。  お諮りします。議事進行の都合により、明日9日は休会としたいと思います。御異議ありませんか。 〇議員(「異議なし」) ○議長(松谷順功) 異議なしと認めます。  したがって、明日9日は休会とすることに決定しました。  本日はこれで散会します。  御苦労さまでした。               午後 4時16分 散会...