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欠席議員(0名)
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事務局職員出席者
事務局長 倉 本 文 和
書記 大 谷 至 子
5 説明のため出席した者の職氏名
町長 平 野 嘉 也
副町長 西 上 邦 雄
教育長 森 下 英 男
会計課長 辻 本 寛 美
企画公室長 中 尾 司
総務課長 辻 本 幸 弘
税務課長 和 泉 ひろみ
観光振興課長 茶 原 敏 輝
福祉保健課長 尾 家 和 代
建設課長 小 西 敏 嗣
生活環境課長 松 本 嘉 文
防災危機対策室長 井 上 哲 也
診療所事務長 苗 代 千 春
消防長 中 西 清
教育次長 中 西 健
富貴支所長 植 田 達 夫
午前10時03分 開会
○議長(
大西正人) 皆さん、おはようございます。
開会に先だちまして、今定例会の運営について申し上げます。
今定例会におきましても、
新型コロナウイルス感染予防のためマスクを着用することといたします。また、発言については、町長並びに教育長は登壇の上、発言をお願いしますが、その他の執行部及び議員については、原則、自席にて発言することといたします。後日配信する録画配信を視聴される皆様には大変御迷惑をおかけすることになりますが、御理解をいただきますようお願い申し上げます。
また、出席されております執行部並びに議員の皆様におかれましては、会議中、前後左右の方と極力会話をされないようにお願いをいたします。
それでは、ただいまから令和2年第4回
高野町議会定例会を開会します。
これから本日の会議を開きます。
本日の議事日程は、あらかじめお手元に配付したとおりであります。
日程第1、
会議録署名議員の指名を行います。
会議録の
署名議員は、
会議規則第126条の規定により、議長において、8番所君、9番負門君を指名します。
日程第2、会期の決定についてを議題とします。
お諮りします。本定例会の会期は、本日から12月14日までの15日間としたいと思います。これに御異議ありませんか。
〇議員(「異議なし」)
○議長(
大西正人) 異議なしと認めます。
よって、会期は本日から12月14日までの15日間と決定しました。
お諮りします。議事の都合により、12月1日、2日、3日、4日、5日、6日、8日、11日、12日、13日は休会としたいと思います。これに御異議ありませんか。
〇議員(「異議なし」)
○議長(
大西正人) 異議なしと認めます。
したがって、12月1日、2日、3日、4日、5日、6日、8日、11日、12日、13日は休会とすることに決定しました。
日程第3、諸般の報告を行います。
地方自治法第121条の規定により、本定例会の説明のため出席を求めた者は、町長並びに教育長であります。
高野町監査委員から、
地方自治法第235条の2第3項の規定による
例月出納監査報告については、お手元に配付の報告書をもって報告といたします。
当局からの
報告事項はありませんか。
〇当局(「なし」)
○議長(
大西正人) なしと認めます。これをもって諸般の報告を終わります。
平野町長に
行政報告並びに
提案理由の説明を求めます。
平野町長。
○町長(
平野嘉也) 皆様、おはようございます。
このたび令和2年第4回の
高野町議会を招集させていただきましたところ、議員の皆様、全員出席くださいまして誠にありがとうございます。後ほど案件のほうは御説明させていただきますが、どうぞ慎重審議のほど、よろしくお願いしたいというふうに思います。今回の案件は、議案16件、承認1件、同意1件であります。
まず、9月議会以降の主な町行政の政策等を御報告させていただきたいというふうに思います。
違法支出金返還請求控訴事件についてであります。高野町を相手取りまして、高野町在住のMさんが起こしました富貴地区における
町所有施設の改修工事の3件の改修費用に関する
返還請求について、令和2年3月26日に
和歌山地方裁判所において、高野町が全面勝訴する判決がございました。また、Mさんは判決を不服といたしまして、
大阪高等裁判所に控訴しておりましたが、11月6日の
大阪高等裁判所において、
控訴人Mさんの控訴を棄却し、
控訴費用は控訴人の負担とする判決があり、高野町が全面勝訴となりました。2週間以内に相手方が
最高裁判所に上告しなかったため、勝訴が確定したことを御報告しときます。
7月27日より復帰しました
ふるさと納税のことでございます。今日現在、2,383件、3,575万8,000円の寄附をいただいておるところでございます。年末にかけては
例年寄附金額が増える時期になります。今年も12月、寄附金が少しでも伸びることを期待したいというふうに思いますし、まずは今復帰したところでございますので、こつこつと進めてまいりたい。そして、時期が来れば、大胆に
ふるさと応援寄附金事業をチャンスがあれば進めてまいりたいというふうに考えておるところでございます。
新型コロナウイルス対策としての2度目のマスクを配布させていただきました。
新型コロナウイルス感染症と
インフルエンザウイルスの同時流行を防ぐため、町民の皆様全員にマスクの配布を行いました。10月5日から配布を始めて、約98%の住民の皆様に配布を終えております。また、今回の配布では、住民の皆様の
経済的支援を目的として、住民お一人につき5,000円の
クーポン券も配布させていただいております。これも約98%配布させていただいております。
また、
季節性インフルエンザ予防接種の補助の拡充をさせていただきました。例年、65歳以上の高齢者と18歳未満の方に接種の補助を行っておりますが、今年は今までに補助がなかった19歳から64歳の方にも一部補助を行っております。令和2年10月1日から3年の1月31日まで実施したいというふうに考えておりますので、どうぞ御利用いただけたらというふうに思います。
続いて、
世界農業遺産登録関連であります。1回目はちょっと失敗したんですが、2回目のトライとして、高野山・有田川上流の
持続的農林業システムの
農業遺産登録に向けて、書類審査による一次審査を9月18日に無事通過いたしまして、12月8日火曜日、来週の火曜日に現地調査を受けます。来年1月に行う2次審査の判断材料となる重要な調査となりますので、町はじめ、
金剛峯寺はじめとする関係機関と連携を組んで、2次通過になるように努力してまいりたいと思います。
また、富貴産ホップの
天空般若の奉納式も
例年どおり、12月15日に
金剛峯寺のほうで行わさせていただくことが決まりました。本年8月に収穫した富貴産ホップと、そのホップを使った
クラフトビール天空般若を奉納するということでございます。ホップの栽培は本年で3年目を迎え、
実証実験の成果により、収量と品質が向上し、新鮮なホップを収穫することができました。
実証実験というのは、農林水産省の
ルネッサンス事業で
土壌改良をしたというような事業でございます。しっかりしたホップができました。本年9月16日からは、高野山の宿坊でもお取り扱いいただいて、お客様には大変好評であるというふうに聞きます。また、
ふるさと返礼品としても提供しております。今後、奉納式をきっかけに宿坊での
取り扱い数、また
ふるさと納税の注文数をさらに増加を目指して、高野町の
地域活性化に貢献できる商品に育ててまいりたいというふうに考えております。
また、先ほど説明しました
ルネッサンス事業(
土壌改良)でいろいろな作物が今後期待をされております。ホップだけではなかなか
地域住民の実感がわかないということも聞いておりますので、いろいろな作物にこの
ルネッサンス事業を与えて、そして地元の人が実感できるような事業に、少しずつではありますが、進めてまいりたいというふうに考えております。
また、地元木材を活用した
高野山中学校の学習机についてであります。当初予算のときに、この9万円の机はちょっと高いん違うかというような御指摘もありました。当然高い品物だなというようなことで、私も含め、関係部署、係もずっと思案しておりました。この事業を12月16日、
高野山中学校におきまして、高野町産の木材、この高野町産の木材というのは
奥の院周辺でとれた木材でございます。それを使用した机の組み立ての
木育事業を行いたいと思います。
コロナ禍によりまして、予定より遅れておりましたが、年内に実施することができるようになりました。自ら組み立てた机を使用することで、生徒の
ふるさとへの愛着、また地域材とのつながりをはぐくむことがこの事業の目的でございますので、
子供たちの思い出の一つになるような事業にしていきたいというふうに考えております。
また、この机が少し高価なものになるというようなことでございますので、次年度以降、この価格を3分の1にまで落として、何かしら高野町の
子供たちの事業に使う物品の提供、主には机になってくると思うんですが、また天板だけになってくると思うんですけど、そういった工夫をして、極力お金も縮小した中で、いい事業に育ててまいりたいというふうに考えております。
観光関連でございますが、高野山1万人御
招待キャンペーンということで、南海との
共同事業です。
共同事業といってもほとんど高野町の事業と考えていただけたら結構だと思います。応募数が4万9,500人が応募していただいて、当然当選者は1万人の当選者が出ております。なかなかいつ来るというのはよく分かりませんが、年度末までにはこの1万人の方々が高野山に来て、宿泊、また買物等もされて、高野町にお金を落としていただけるものというふうに考えておるところでございます。
聖地高野山応援プレミアム付商品券事業のことであります。10月1日から、町外からのお客様に2,000円で5,000円分の商品券を販売させていただきました。利用の参加店舗は、宿坊の宿泊施設、また商店などの
一般事業所を含めて150の事業所が参加していただきまして、11月16日の月曜日に1万7,000冊を完売させていただきました。少しのにぎわいになったのかなというふうにも思っておりますし、まちの商店の皆様からは、ようやってくれたというようなことも伝わってきております。
この事業は当初、どれだけ売れるのかなというのが、やってみなければ分からないというのがあったんですが、できたらこの冬の、私自身、この冬にコロナの第3波が来るであろうというような予想もしておりましたので、その第3波が来るまでに、そしてできれば紅葉の後半戦に売れることができたらなというようなことを内心思っておったことでありますが、偶然と言っていいんでしょうか、計算まではしてませんけど、思ったとおりにできて一安心しておるところでございます。
この事業、非常に評価が、べたな事業ですけど評価が非常に高かったので、来年度、するとは確約はしませんが、経済が非常に落ち込んでおる場合はまた考えてもいいのかなというふうにも考えております。
そして、
ワーケーション事業も開催させていただいております。11月22日、23日の1泊2日で、
高野山森林公園管理棟におきまして、テスト
ワーケーションを実施いたしました。
ワーケーションといえば、和歌山の南のほうが活発で、すごく和歌山県も力を入れておりますので、ぜひ高野町でもしましょうよということで、和歌山県も、次は高野山でやるよというようなことで意気投合しまして、今回の事業にもつながっております。県内外からの企業で約15名の参加者を得まして、高野山の香りをテーマとした
研修会形式で実施させていただきまして、高野山らしい
ワーケーションの形を提案できたものであると考えております。
ワーケーションといえば、ワークと
バケーションですね。高野山ではワークとメディテーションがセットになれば非常に面白いものができるものかなというふうにも思います。
バケーションでいえば、白浜の海がばっと開けて、そういう海を見て、すっきりした後、仕事をさささっとするというようなイメージがありますが、中には瞑想もしながら、心静かに、穏やかに仕事もしたい、山の中で、また
弘法大師空海の、
山一つ向こうに御廟がありますので、そういうあたりで
ワーケーションをしてみたいというような方もいらっしゃるというふうにも思いますので、高野山ならでは、またこれが続いていけば、高野町全体の
ワーケーションができればいいなというふうにも考えておるところでございます。
また、
新型コロナウイルス対策補助金の実施ということで、高野町
観光事業者等緊急支援事業の補助金ということで、現時点では116件の応募がありました。県との施策と一緒にして出してきていただく事業者さんも非常に多かったので、この紅葉時期にたくさんのお客様が来るというふうな前提で、各事業所、宿坊も含めてですけど、
感染対策に非常にこの事業が役に立ったのかなというふうにも思っております。少しまだ件数、予算がちょっと残っておりますので、3月末まで、これ。
○
観光振興課長(茶原敏輝) 2月末まで。
○町長(
平野嘉也) 2月末までですので、議員の先生方も、
感染対策に非常に熱心な事業所もたくさんあると思いますので、していない事業所があればお声をかけていただけたらというふうにも考えております。
また、
事業支援金に関してはほぼ完了しております。
先日、
公設防火水槽場及びその周辺の
消防法違反存置物件の除去ということで、11月2日、3日に町として
行政代執行をさせていただきました。そして、その代執行をしたところを今後しっかりと保っていくために、フェンス、そして
監視カメラも設置させていただきました。今後、この場所をしっかりと管理していくためには、町行政だけではなくて町の皆様一丸となって、この地域の環境を守っていくために一緒に進んでいかなければならないのかなというふうにも考えております。
続きましての話ですが、第3回
高野町民親睦大運動会を10月18日に開催させていただきました。
新型コロナウイルス感染対策予防もした上で、完璧にした上でというのはなかなか難しいんですけど、できる範囲の対策をした中で、半日開催とさせていただきました。約230名の住民の皆様に参加をしていただきまして、
中学校グラウンドで開催し、
コロナ禍で悶々としたような環境ではありますが、参加した皆様が一生懸命この大会を通じて笑顔を出していただいたいい機会であったのかなというふうにも思っております。
11月1日から3日には、
町民文化祭がございました。当然、発表会は密室、3密にもなりますので、今回は開催しておりません。しかし、展示会は
例年どおりさせていただきました。そして、その3日には
文化協会によります45回の
文化表彰式をとり行われまして、高野山で培われてきた
伝統的木材建築の美術の伝承ということで、大彦組の辻本様、また
華道高野山の伝統継承と普及ということで、お花屋さんの五味様が受賞されました。改めてお祝いを申し上げたいというふうに考えております。
また、令和2年度の善通寺市と高野町の
中学生交流事業をさせていただきました。今年、
歴史友好都市締結の30周年と記念すべき年でございますが、中学生の交流は17回目というふうになっております。今回、コロナがあるということで、
交流事業はなかなかできる環境ではございませんでしたので、
高野山中学校と善通寺の中学校をズームでつないで、
オンラインの交流をいたしました。それぞれの学校だよりに詳細は載っておると思いますが、お互いに
ふるさとを、高野山はこんなとこだ、善通寺はこんなとこだ、うちの食べ物はこんなんがあるよって、善通寺はうどんがおいしいよとか、そういうような中学生のよい交流ができたというふうに思います。私自身は、当時、京都の東寺の長者さんの晋山式に行っておりましたので、ズームというのは便利ですね。京都の東寺のほうから参加させていただいたことになりました。
それと、まだこれは予算も当然ついていないお話でありますが、教育に関して、以前から
英語教育、
ふるさと教育はもちろんではございますが、専門的なことをしっかりしていこうということで、
英語教育をしていこうということを教育には投げかけておりました。その中で、教育長をはじめ、いろいろな関係者が
ブリティッシュ・カウンシルの導入というようなことも、先日、教育長の答弁からも出ておりました。日本の公立学校ではまだされていないこの仕組みではありますが、今後、この
ブリティッシュ・カウンシルが導入できたら、高野町で9年間勉強すれば英語がしゃべれるんだよ、英語が得意になるよというようなことにつながるように、町としても人材育成というようなことでしっかり進めていくように、今、鋭意協議を進めているところでございます。また、令和6年には完成する校舎であります。ハードは完成しますので、このソフト的な事業をしっかり進めて、住民の、また
子供たちの生涯教育、また教育に関して進めていけるようないい事業に進めていきたいと考えております。
それと、
コロナ関連は後にしまして、ただいま町では新年度の
予算編成の真っただ中でございます。今回の
予算編成に当たりまして、まずはウイズコロナの年になることを覚悟しなければなりません。また、今年度は
コロナ関連の支出など、
ふるさと納税の基金や国からの、少ないですけど、
臨時交付金を活用して様々な対策を進めているに当たりまして、町の財政もかなり傷んでおります。しかしながら、
まちづくりや
人づくりでもある大切な事業の高野町学びの
交流拠点整備事業も今後予定どおり進めていかなければならないことから、
住民生活に直接、直接です、かかわる事業を除いて、
新規事業を原則凍結する方針とさせていただきました。既存の事業も若干延期する可能性も考えております。
今後、議会に提出する内容も精査していかなければなりませんが、査定に関しては、今議会終了後、各課出された
予算要求案の副
町長査定が今年中、そして年が明けたら私の査定が始まりますが、選択と集中による事業の見直しも含め、町民の皆様に必要な事業を精査して、3月の議会に予算案として提出したいというふうに考えております。
さて、
コロナ関連でありますが、感染に関してはまだまだ予断を許す状況ではありません。本年2月ぐらいから町として様々な事案に対応して約10か月がたちました。2月ぐらいから学校の登校に関して、卒業式をするかしないか、入学式をするかしないか、するんであればどういうふうな対策をとって挙行していくかどうか、非常に頭を悩ませました。また、政府から学校の休業要請が出たとき、県内近隣の市町村と同じ歩調で学校を休業することは私は考えませんでした。その
感染状況に応じて休業する、そして再開をしていく。アクセルとブレーキ、そしてアイドリングをどうしていくかというようなことで、判断指標となる町独自の
ローカルルールではありますが、それをつくったり、また臨時の緊急的な教育の
オンライン化を進めたり、いろいろなことでこの10か月の期間はもう未知の世界ではなくなりました。一通り経験させていただきました。当然、学校だけの問題ではなくて、経済がどういうふうに傷んだか、そしてどうすれば経済が回復、少しは元気になるかというようなこと。また、感染をしないためにどういうふうな行動が必要なのかということは、この10か月で大体分かりました。
しかし、これから我々全てが未知の時期に入ります。未経験の時期に入ります。政府は、頑張らないといけない3週間でしたっけ、何かそういうようなフレーズで言うとったと思います。これは本当に目先のことしか考えてない発言で、こういう発言しかしようがないのかなというのがちょっとどうなのかなと思うんですけど、ほんまにこれからの12月、1月、2月、ここが肝になってくると思います。この期間は我々は
感染対策、感染に対して未経験な時期でありますので、第3波が正月前に少しはましになると思いますけど、すぐにまた第4波が来るかもしれない。それを見越した考え方を、やはり国はじめ、いろいろなところがしていかなければならないというふうに考えております。
また、この
基礎自治体、町を預かる私としては、国の様々な対応が非常に遅い。そして、国民への有事を乗り越えていくためのメッセージのなさには極めて残念であります。政府与党を応援している首長の一人ではありますが、もっとしっかりしてほしい、より
リーダーシップを発揮してほしいというふうに毎日期待しておるところでございます。
先日、11月4日に
石田代議士の関係で和歌山に行きました。そのときに、会の前に
西村コロナの関係する大臣と知事を含め、知事も首長ですから、首長5人と
意見交換会をさせていただきました。町から、私からは
コロナ対策を十分した上で
GoToキャンペーンを
オリンピックまで続けてください。
オリンピックは必ずありますから、この
オリンピックまでどうか続けてほしいというような要望。そして、今後3次補正がなされるでありましょうから、こんな少ないお金じゃあどうもできへん、十分配慮して配分するようにというようなこともお伝えさせていただきました。それと、先ほどお伝えしました中とかぶりますが、これから3か月が正念場だ。これ言うたのが11月4日です。西村さんたちが騒ぎ出したのはほんこの間です。もうそれぐらいやはりこれから3か月は大事なんだ、正念場だというようなことを政府にしっかり伝えるように、
リーダーシップを出すようにというようなことを、高野町、1つの自治体のほうから提言させていただきました。
そして、またコロナの正念場となりますが、今後、誰もがコロナにも感染してもおかしくない時期でもあります。当然、コロナの予防をしていかなければならないのは当たり前ではございますが、コロナにかかっても何も責任もございません。だから、コロナの感染者が、感染が確認されたときは誰もが寄り添える心を持つようなまちであってほしいというふうに願うところでございます。
一番怖いのは、コロナは当然怖いんですけど、怖い怖いと言うてても、最近治療法も確立されてきまして、血液が固まらないお薬を打つとか、
免疫抑制剤を打つとか、ステロイドを打つとか、そういうようなことでかなり死亡率は下がってきております。大体治療の方針というのは固まってきておるかなというふうにも思います。がしかし、コロナに感染したというような事実を、その事実で人を差別する、また非常に追いやっていくというような風潮が日本全国で起きております。岩手で第1号に感染した人、またいろいろな小さい町で感染した人等が引っ越しせざるを得ない、また仕事を辞めざるを得ないというようなこともたくさん出てきております。逆にコロナよりこういうようなことで自殺者が出ないとも限らない。だから、そういう面では非常に注意していただきたいと思います。
うちの議会でも4月の議会で、コロナに感染していない人がこの町の風評被害をしているというような発言もございました。こういう時期はいろいろな不安感がありますので、そういう発言はどうかなと思いますけど、今から考えたらパニックになって、そういう発言もする人がおって当たり前というふうに思います。がしかし、今後、高野町はまだ感染者がいないというようなこともありますので、誰が感染してもおかしくない時期に入りますので、そういった温かい心で皆様を見守っていただきたい。感染する人を差別するようなことがありましたら、町としては断固許さないという姿勢を示していきたいというふうに思います。
ということで、本定例会においての御審議いただく議案等について御説明させていただきます。
承認は1件でございます。承認第16号、専決処分の承認を求めることについて(令和2年度高野町一般会計補正予算(第5号))であります。当初予算に計上した債務負担行為について、その期間を1年延長しなければならなくなったため、債務負担行為の期間を令和6年度までとするための補正予算案で、11月27日に仮契約を締結する必要があったため専決処分したものでございます。
議案は16件ございます。
49号、高野町職員の給与に関する条例の一部を改正する条例についてということで、人事院勧告に基づき、期末手当の支給月数を0.05か月分引き下げるための改正であります。コロナによる減給です。
議案第50号、
高野町議会の議員及び町長の選挙における選挙運動用自動車の使用の公営に関する条例の制定について。51号、同じく、選挙運動用ビラの作成の公営に関する条例の制定について。同じく52号、選挙運動用ポスターの作成の公営に関する条例の制定についての3件は、公職選挙法の一部改正に伴い、町議会議員の選挙及び町長選挙における選挙運動用の自動車の使用料及びビラ、ポスターの作成費用を公費負担とするための条例制定でございます。
議案第53号、上筒香・中筒香地区飲料水供給施設の設置及び管理に関する条例の制定についてであります。当該地区に飲料水供給施設を整備するため、施設の名称、給水区域等を定める条例であります。
議案第54号、高野町職員の再任用に関する条例の一部を改正する条例についてであります。これは、定年後の医師を再任用し、引き続き勤務を可能とするための改正であります。
議案第55号、国民健康保険税条例の一部を改正する条例については、国民健康保険税の軽減判定に関わる所得基準を見直したことによる改正であります。
議案第56号、高野町後期高齢者医療に関する条例の一部を改正する条例については、地方税法の改正に伴う保険料に関わる延滞金の割合の特例に関する規定の改正であります。
57号、高野町火災予防条例の一部を改正する条例については、関係省令の改正により、出力50キロワットを超える急速充電設備について、消防署への設置の届出が必要となったことによる改正であります。
議案58号、高野町医師住宅、看護師住宅条例の一部を改正する条例は、入居料を住居手当の加減に合わせて増額するための改正であります。
議案第59号、令和2年度高野町一般会計補正予算(第6号)につきましては、歳入歳出それぞれ990万円の増額となり、予算総額は53億5,790万円となりました。まず、公共事業設計積算システムに関する委託料と分担金について、後年度負担が発生することから、令和7年度まで債務負担行為を設定させていただきます。歳出で主なものとしましては、人件費総額3,526万4,000円の減額、財政調整基金の積立て3,700万円の増額、障害者自立支援給付金1,828万円の増額、
新規事業としましては、新型コロナワクチン接種体制確保事業委託料300万円などを計上させていただいております。
議案60号から63号につきましては、令和2年度高野町国民健康保険特別会計補正予算(第3号)など4特別会計の補正予算でございます。
議案第64号、請負契約の締結について、高野町学びの
交流拠点整備事業は、11月5日のプロポーザル選考委員会を経て決定した優先交渉権者との契約について、予定価格が5,000万円を超えるため、
地方自治法の規定によりまして議会の議決に付するものでございます。
同意は1件であります。同意第7号、固定資産評価審査委員会委員の選任について同意を求めることは、任期満了に伴う再任についての同意を求めることでございます。
議案等については以上でございます。各議案の詳細につきましては担当課長より説明いたしますが、どうぞ慎重審議を賜りまして、御同意いただきますようお願い申し上げ、開会に当たりの挨拶とさせていただきます。どうぞよろしくお願いいたします。
○議長(
大西正人) 日程第4、議案第49号、高野町職員の給与に関する条例の一部を改正する条例についてを議題とします。
本案について、
提案理由の説明を求めます。
辻本
総務課長。
○
総務課長(辻本幸弘) おはようございます。
それでは、議案第49号につきまして御説明を申し上げます。
高野町職員の給与に関する条例の一部を改正する条例について。
高野町職員の給与に関する条例(昭和40年高野町条例第29号)の一部を改正したいので、
地方自治法第96条第1項第1号の規定により議会の議決を求める。
令和2年11月30日提出。
高野町長
平野嘉也。
提案理由。人事院勧告に基づき、期末手当の支給月数の改正を行うためでございます。
1枚おめくりください。
高野町職員の給与に関する条例の一部を改正する条例。
第1条 高野町職員の給与に関する条例(昭和40年条例第29号)の一部を次のように改正する。
第18条第2項中「100分の130」を「100分の125」に、「100分の110」を「100分の105」に改め、同条第3項中「100分の130」を「100分の125」に、「100分の110」を「100分の105」に改める。
第2条 高野町職員の給与に関する条例(昭和40年条例第29号)の一部を次のように改正する。
第18条第2項中「100分の125」を「100分の127.5」に、「100分の105」を「100分の107.5」に改め、同条第3項中「100分の125」を「100分の127.5」に、「100分の105」を「100分の107.5」に改める。
附則。
(施行期日等)
この条例は、公布の日から施行する。ただし第2条の規定は、令和3年4月1日から施行する。
後につきましては新旧対照表となっておりますので、よろしくお願いいたします。
それで、具体的には、国のほうで給与改定、これが11月27日に国で成立しております。それで、ボーナス、期末勤勉手当でございますが、現在、年間4.5か月、これが改正後4.45か月となり、マイナスの0.05か月、これだけが減額になる月ということになります。ただし、月給につきましては据置きということの人事院勧告ということになっております。
以上でございます。
○議長(
大西正人) これで
提案理由の説明を終わります。
これから質疑を行います。質疑はありませんか。
2番、松谷君。
○2番(松谷順功) 人事院勧告による給与の改定だということでございますけども、まず第1条のところでは減額になってますよね。減額になってます。第2条のところで増額になってますよね。増額になってますよね。その辺のところをもう少し丁寧に説明していただきたいんです。要するにプラスマイナスがどうなんかということなんです。高野町の職員の給与自体、県下でもそんなに高くないというふうには聞いております。人事院勧告のことで仕方ないということなんですが、この割合で全て考えるというのはどうなんかなというふうにも思います。この上がり具合と下げ具合とのバランスの、月給のほうが上がってボーナスのほうが下がるというような感じのように今聞こえたんですが、そのところをもう少し詳しく御説明いただきたいです。
期末手当等は上がりそうです。後ろのやつですと下がるばっかりになってます。ですけども、その前のページのところですと、第2条のほうは上がるようになってます。まず、この辺のバランスを教えていただきたいです。よろしくお願いします。
○議長(
大西正人) 辻本
総務課長。
○
総務課長(辻本幸弘) ただいまの御質問につき御説明をさせていただきます。
今回の改正につきましては、期末勤勉手当のみの月数の減ということで、通常の月給のほうは変更ございません。それと、ただいま御指摘ございました第1条、第2条でございますが、第1条につきましては、こちらは今年度、この12月のボーナスを支給する際に、本来であれば年間で4.5か月分支払うということになるんですが、0.05か月分減額したということの条例改正ということになりまして、第2条のほうにつきましては、これは年間で0.05か月下がりますので、6月、また12月両方ともに同じ月数になってくるということでございまして、6月、12月、2.225か月分、これの2回分ということで4.45か月分というようなことになっております。
以上でございます。
○議長(
大西正人) 2番、松谷君。
○2番(松谷順功) ちょっとよく分からないんですけど、ちょっと理解が悪くて申し訳ないですけど、これ施行日が令和3年4月1日になってますやん。それなのに今12月からということでしょう。これどういう、その辺がまず分からない。
それから、6月、12月、第2条の辺、これプラスになってますよね。この辺との兼ね合いをもう一度丁寧に説明してもらわんと、この日付も合えへんし、公布日が令和3年4月1日から施行すると書いてあるのに、今年の12月から適用しますよというのも変な話だし、今回、今日出てきたというのはそういうことなんだろうとは思ってはおりますけども、この日付、まず日付の問題と、この金額の問題、第1条と第2条の差の問題、もう一度ちょっと説明を丁寧にしてください。
○議長(
大西正人) 辻本
総務課長。
○
総務課長(辻本幸弘) それでは、ただいまの日にちの関係でございます。まず、第1条、第2条がございます。第1条につきましては、今年度、12月に支給するために条例を改正するものでありまして、こちらは公布の日から施行するということになります。第2条につきましては、令和3年度の6月、12月のボーナスに対応する率ということになりますので、令和3年4月1日が第2条の施行する日ということになっております。
それから、金額的といいますか、月数ですが、先ほども申し上げましたが、この12月といいますか、今年度6月には通常の率を支給されております。12月で調整するということになりますので、年間で4.45か月、0.05の減額ということになります。来年度につきましては、その6月分、こちらのほうが0.05の半分、0.025、これの減額、それから12月分につきましては今0.05減らしますので、同じように0.025プラスして、6月、12月が同じ率になると、そういったものでございます。
以上です。
○議長(
大西正人) 2番、松谷君。
○2番(松谷順功) そうしますと、ここの施行する日じゃなくて公布の日、要するに今回議会で通れば公布という形になるんですかね。12月から適用すると。その他については4月、来年度の4月から施行すると。もう一つは、第1条のこの減額分は、来年度カバーすると、そういう解釈でよろしいですか。来年の6月、12月でプラスアルファするということではないですか。じゃあない。これ下はプラスになってますやん。それでマイナス。下はプラスでしょう。125を127.5に上げる形になってる。という解釈ではないんですか。もう一度、そこの、上の減額は分かりました。公布日も分かりました。今年12月から適用するというのは分かりました。第2条はプラスになってます。これは上との関係がどうなるのか。6月、12月で調整するのかというふうに今聞こえたように思うんですけども。そこのところをもう一度、再度お願いして終わります。お願いします。
○議長(
大西正人) 辻本
総務課長。
○
総務課長(辻本幸弘) ただいまの月数の関係でございます。今年度、この12月につきましては、年間で0.05か月減額ということになりますので、6月分は既に支払いは済んでおります。ですので、12月で一括して1年分を減額さすというものでございます。来年、令和3年度の6月、12月につきましては、同じ率にするということですので、今年の12月に0.05を一遍に引いておりますが、2回にわたって0.025、それの半分ずつが6月、12月に支給するということになりますので、その関係で12月は0.025が増えるような形というふうになってきております。
以上です。
○議長(
大西正人) ほかに質疑はありませんか。
8番、所君。
○8番(所 順子) 人事院勧告で仕方がないことだとは認識をいたしておりますが、もう少し平たくて、0.05%減額というのは、大体金額にして、町長をはじめ、金額はボーナスは違うと思いますけれども、課長、町長、副町長はじめ、普通の職員さんたち、大体平たく幾らぐらい下がるんですか。その辺のところだけをお尋ねいたしたいと思います。何千円かだとは思いますけれども、その辺のところはいかがなものか、お尋ねをいたします。
○議長(
大西正人) 辻本
総務課長。
○
総務課長(辻本幸弘) ただいまの御質問でございます。国のほうでは大体2万円強か2万円前後というふうに言われておりますが、高野町に当てはめましたら、例えば40万円の給料をもらっておれば2万円の減ということになりますので、おおむね1万5,000円、平均してですね、1万5,000円前後ぐらいになるのではないかというふうに考えております。
○8番(所 順子) 町長、副町長はどれぐらい。
○
総務課長(辻本幸弘) 町長、副町長についても同じく0.05の減額ということになります。
以上です。
○議長(
大西正人) 8番、所君。
○8番(所 順子) 大体数万円、2万円、3万円程度のことだと分かりましたので、結構でございます。コロナも含みますし、仕方がないことだとは思っておりますので、受け入れるしか仕方がないことだとは思って認識をいたしております。
以上です。
○議長(
大西正人) ほかに質疑はありませんか。
〇議員(「なし」)
○議長(
大西正人) 質疑なしと認めます。これで質疑を終わります。
これから討論を行います。討論はありませんか。
〇議員(「なし」)
○議長(
大西正人) 討論なしと認めます。
これから日程第4、議案第49号、高野町職員の給与に関する条例の一部を改正する条例についてを採決いたします。
お諮りします。本案は、原案のとおり決定することに御異議ありませんか。
〇議員(「異議なし」)
○議長(
大西正人) 異議なしと認めます。
したがって、日程第4、議案第49号、高野町職員の給与に関する条例の一部を改正する条例については、原案のとおり可決されました。
以上で、本日の日程は全て終了いたしました。
本日はこれで散会をいたします。
御苦労さまでした。
全員協議会ですけれども、この後11時10分から会議室にて行いたいと思います。議員の皆さんは御参集よろしくお願いいたします。
午前10時54分 散会...