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平成26年第3回定例会(第3号 9月19日)

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  1. 高野町議会 2014-09-19
    平成26年第3回定例会(第3号 9月19日)


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    平成26年第3回定例会(第3号 9月19日)                平成26年         第3回高野町議会定例会会議録(第3号)        第11日(平成26年9月19日 金曜日)          午前 9時31分 開議     第 1  議案第48号 平成26年度高野町国民健康保険特別会計補正予算(                 第1号)について     第 2  議案第49号 平成26年度高野町簡易水道特別会計補正予算(第1                 号)について     第 3  議案第50号 平成26年度高野町下水道特別会計補正予算(第1号                 )について     第 4  議案第51号 平成26年度高野町介護保険特別会計補正予算(第1                 号)について     第 5  議案第52号 平成26年度高野町立高野山総合診療所特別会計補正                 予算(第1号)について     第 6  認定第 1号 平成25年度高野町一般会計歳入歳出決算認定につい                 て     第 7  認定第 2号 平成25年度高野町国民健康保険特別会計歳入歳出決                 算認定について
        第 8  認定第 3号 平成25年度高野町国民健康保険富貴診療所特別会計                 歳入歳出決算認定について     第 9  認定第 4号 平成25年度高野町簡易水道特別会計歳入歳出決算認                 定について     第10  認定第 5号 平成25年度高野町富貴財産区特別会計歳入歳出決算                 認定について     第11  認定第 6号 平成25年度高野町下水道特別会計歳入歳出決算認定                 について     第12  認定第 7号 平成25年度高野町農業集落排水事業特別会計歳入歳                 出決算認定について     第13  認定第 8号 平成25年度高野町介護保険特別会計歳入歳出決算認                 定について     第14  認定第 9号 平成25年度高野町生活排水処理事業特別会計歳入歳                 出決算認定について     第15  認定第10号 平成25年度高野町立高野山総合診療所特別会計歳入                 歳出決算認定について     第16  認定第11号 平成25年度高野町後期高齢者医療特別会計歳入歳出                 決算認定について     第17  認定第12号 平成25年度高野町水道事業会計決算認定について     第18  同意第 4号 高野町教育委員会委員の任命につき同意を求めること                 について   追加日程第1 議案第58号 工事請負契約の締結について   追加日程第2 同意第 5号 高野町固定資産評価審査委員会委員の選任につき同意                 を求めることについて   追加日程第3 同意第 6号 高野町副町長の選任につき同意を求めることについて     第19  一般質問     第20  発議第 3号 ウイルス性肝炎患者に対する医療費助成の拡充を求め                 る意見書の提出について     第21  発議第 4号 手話言語法制定を求める意見書の提出について     第22  議員派遣の件について     第23  委員会の閉会中の継続調査(審査)について 2 出席議員(10名)    1番 負 門 俊 篤         2番 所   順 子    3番 中 迫 義 弘         4番 中 前 好 史    5番 掛   正 和         6番 大 谷 保 幸    7番 西 辻 政 親         8番 大 西 正 人    9番 松 谷 順 功        10番   11番 﨑 山 文 雄 3 欠席議員(0名) 4 事務局職員出席者   事務局長  奥 坊 恒 雄   書記    辻 本 香 織 5 説明のため出席した者の職氏名   町長        平 野 嘉 也   副町長   教育委員長     角 濱 正 和   会計管理者     上 江 良 幸   総務課長      下   勝 己   企画財政課長    辻 本 幸 弘   健康推進課長    阪 田 圭 二   建設課長      山 本 剛 久   富貴支所長     南   明 人   消防長       中 西   清   教育次長      中 上 浩 貴   診療所事務長    中 尾   司   生活環境課長    井 上 哲 也   まち未来課長    松 本 嘉 文                午前 9時31分 開議 ○議長(負門俊篤) これから本日の会議を開きます。  本日の議事日程は、あらかじめお手元に配付したとおりであります。  日程第1、議案第48号、平成26年度高野町国民健康保険特別会計補正予算(第1号)についてを議題とします。  本案について、提案理由の説明を求めます。  阪田健康推進課長。 ○健康推進課長(阪田圭二) おはようございます。  議案第48号につきまして、御説明申し上げます。  まず、1枚お開きいただきたいと思います。  平成26年度高野町国民健康保険特別会計補正予算(第1号)  平成26年度高野町の国民健康保険特別会計補正予算(第1号)は次に定めるところによる。  (歳入歳出予算の補正)  第1条 既定の事業勘定の歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ5,289万円を追加し、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ6億3,089万円と定める。  2 歳入歳出予算の補正の款項の区分及び当該区分ごとの金額並びに、補正後の歳入歳出予算の金額は、「第1表 歳入歳出予算補正」による。  平成26年9月9日提出。  高野町長 平 野 嘉 也  次に、6ページをお願いします。  まず、2、歳入です。  10款繰越金1項繰越金1目療養給付費交付金繰越金、補正額が329万3,000円、補正後の額が429万3,000円、1節で329万3,000円です。2目その他繰越金、補正額4,959万7,000円、補正後の額1億3,019万7,000円、1節で4,959万7,000円です。  次の7ページをお願いします。  3、歳出でございます。  8款保健事業費2項保健事業費1目その他の保健事業費、補正額が3,000円で、補正後の額が203万8,000円、12節で3,000円の増です。  11款諸支出金1項償還金及び還付加算金3目償還金、補正額が268万9,000円、補正後の額が468万9,000円、23節で268万9,000円の増です。  12款予備費1項予備費1目予備費、補正額が5,019万8,000円で、補正後の額が6,119万6,000円です。  以上です。よろしくお願いします。 ○議長(負門俊篤) これで提案説明を終わります。  これから質疑を行います。質疑はありませんか。  9番、松谷君。 ○9番(松谷順功) 皆さん、おはようございます。本日もよろしくお願いします。  歳入のところですが、6ページをお願いします。その他繰越金というところが非常に金額が高くなって4,959万7,000円ですか、金額が増えてきつつあります。これは全体に最終のところでもそうなんですが、これにつきましてお答えいただけたらというふうに思います。よろしくお願いします。 ○議長(負門俊篤) 阪田健康推進課長。 ○健康推進課長(阪田圭二) 繰越金が増えてくる理由というのは、二つほど考えられるかと思います。補助金、交付金等のもらい過ぎというのが一つあります。それに対しては次年度で精算されていくと。もう一つの一番大きな原因は、医療費が当初想定していたよりは少なかったということで、今回繰越金が増えたという理由は、歳出の医療費が当初見積もりよりも減ったということでございます。 ○議長(負門俊篤) 9番、松谷君。 ○9番(松谷順功) ありがとうございます。 ○議長(負門俊篤) ほかに質疑はありませんか。 〇議員(「なし」) ○議長(負門俊篤) 質疑なしと認めます。これで質疑を終わります。  これから討論を行います。討論はありませんか。
    〇議員(「なし」) ○議長(負門俊篤) 討論なしと認めます。これで討論を終わります。  これから議案第48号、平成26年度高野町国民健康保険特別会計補正予算(第1号)についてを採決します。  お諮りします。本件は原案のとおり決定することに異議ありませんか。 〇議員(「異議なし」) ○議長(負門俊篤) 異議なしと認めます。したがって、議案第48号、平成26年度高野町国民健康保険特別会計補正予算(第1号)については、原案のとおり可決されました。  日程第2、議案第49号、平成26年度高野町簡易水道特別会計補正予算(第1号)についてを議題とします。  本案について、提案理由の説明を求めます。  南富貴支所長。 ○富貴支所長(南 明人) おはようございます。  それでは、議案第49号について御説明申し上げます。  1ページをお願いします。  平成26年度高野町簡易水道特別会計補正予算(第1号)  平成26年度高野町の簡易水道特別会計補正予算(第1号)は次に定めるところによる。  (歳入歳出予算の補正)  第1条 既定の歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ59万4,000円を追加し、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ2,709万4,000円と定める。  2 歳入歳出予算の補正の款項の区分及び当該区分ごとの金額並びに、補正後の歳入歳出予算の金額は、「第1表 歳入歳出予算補正」による。  平成26年9月9日提出。  高野町長 平 野 嘉 也  6ページをお願いします。  2、歳入。  1款水道事業経営収益2項営業外収益2目繰越金、補正額59万4,000円、補正後の額74万6,000円、1節59万4,000円。  7ページをお願いします。  3 歳出。  1款水道事業経営費用1項営業費用2目配水及び送水費、補正額20万6,000円、補正後の額142万円、11節20万6,000円。  4款予備費1項予備費1目予備費、補正額38万8,000円、補正後の額63万3,000円となっております。  以上です。よろしくお願いします。 ○議長(負門俊篤) これで提案説明を終わります。  これから質疑を行います。質疑はありませんか。 〇議員(「なし」) ○議長(負門俊篤) 質疑なしと認めます。これで質疑を終わります。  これから討論を行います。討論はありませんか。 〇議員(「なし」) ○議長(負門俊篤) 討論なしと認めます。これで討論を終わります。  これから議案第49号、平成26年度高野町簡易水道特別会計補正予算(第1号)についてを採決します。  お諮りします。本件は原案のとおり決定することに異議ありませんか。 〇議員(「異議なし」) ○議長(負門俊篤) 異議なしと認めます。したがって、議案第49号、平成26年度高野町簡易水道特別会計補正予算(第1号)については、原案のとおり可決されました。  日程第3、議案第50号、平成26年度高野町下水道特別会計補正予算(第1号)についてを議題とします。  本案について、提案理由の説明を求めます。  井上生活環境課長。 ○生活環境課長(井上哲也) おはようございます。  議案第50号の御説明を申し上げます。  1ページ目をお願いいたします。  平成26年度高野町下水道特別会計補正予算(第1号)  平成26年度高野町の下水道特別会計補正予算(第1号)は次に定めるところによる。  (歳入歳出予算の補正)  第1条 既定の歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ185万3,000円を追加し、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ2億7,235万3,000円と定める。  2 歳入歳出予算の補正の款項の区分及び当該区分ごとの金額並びに、補正後の歳入歳出予算の金額は、「第1表 歳入歳出予算補正」による。  平成26年9月9日提出。  高野町長 平 野 嘉 也  6ページをお願いします。  2、歳入。  5款繰越金1項繰越金1目繰越金、補正額185万3,000円、補正後の額379万1,000円、1節185万3,000円。  次のページをお願いします。  3、歳出。  1款公共下水道費1項管理費1目総務費、補正額112万1,000円、補正後の額1,689万5,000円、27節112万1,000円。4目処理場費、補正額10万8,000円、補正後の額4,375万5,000円、18節10万8,000円。  4款予備費1項予備費1目予備費、補正額62万4,000円、補正後の額143万8,000円。  以上となっております。よろしくお願いします。 ○議長(負門俊篤) これで提案説明を終わります。  これから質疑を行います。質疑はありませんか。 〇議員(「なし」) ○議長(負門俊篤) 質疑なしと認めます。これで質疑を終わります。  これから討論を行います。討論はありませんか。 〇議員(「なし」) ○議長(負門俊篤) 討論なしと認めます。これで討論を終わります。  これから議案第50号、平成26年度高野町下水道特別会計補正予算(第1号)についてを採決します。  お諮りします。本件は原案のとおり決定することに異議ありませんか。 〇議員(「異議なし」) ○議長(負門俊篤) 異議なしと認めます。  したがって、議案第50号、平成26年度高野町下水道特別会計補正予算(第1号)については、原案のとおり可決されました。  日程第4、議案第51号、平成26年度高野町介護保険特別会計補正予算(第1号)についてを議題とします。  本案について、提案理由の説明を求めます。  阪田健康推進課長。 ○健康推進課長(阪田圭二) 続きまして、議案第51号を御説明申し上げたいと思います。  1枚めくっていただきたいと思います。  平成26年度高野町介護保険特別会計補正予算(第1号)  平成26年度高野町の介護保険特別会計補正予算(第1号)は次に定めるところによる。  (歳入歳出予算の補正)  第1条 既定の歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ2,699万8,000円を追加し、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ5億6,199万8,000円と定める。  2 歳入歳出予算の補正の款項の区分及び当該区分ごとの金額並びに補正後の歳入歳出予算の金額は、「第1表 歳入歳出予算補正」による。  平成26年9月9日提出。  高野町長 平 野 嘉 也  続きまして、6ページをお願いします。  2の歳入です。  3款国庫支出金1項国庫負担金1目介護給付費負担金、補正額が758万9,000円の減で、補正後の額が8,100万1,000円、1節で758万9,000円の減です。2項国庫補助金1目調整交付金、補正額が38万2,000円、補正後の額が4,534万5,000円、1節で38万2,000円の増です。  4款支払基金交付金1項支払基金交付金1目介護給付費交付金、補正額が572万8,000円で、補正後の額が1億5,061万1,000円、1節で572万8,000円の増です。2目地域支援事業支援交付金、補正額が20万1,000円で、補正後の額が43万3,000円、1節で20万1,000円の増です。  5款県支出金1項県負担金1目介護給付費負担金、補正額が349万8,000円、補正後の額が7,727万8,000円、1節で349万8,000円の増です。  次に、9款繰越金1項繰越金1目繰越金、補正額が2,477万8,000円、補正後の額が3,035万円、1節で2,477万8,000円の増です。  次のページをお願いします。  3、歳出です。  1款総務費1項総務管理費1目一般管理費、補正額が5万円で、補正後の額が1,699万8,000円、11節で5万円の増です。  6款諸支出金1項償還金及び還付加算金2目償還金、補正額が807万6,000円の増で、補正後の額が907万6,000円、23節で807万6,000円の増です。  7款予備費1項予備費1目予備費、補正額が1,887万2,000円、補正後の額が2,143万8,000円でございます。  以上です。よろしくお願いします。 ○議長(負門俊篤) これで提案説明を終わります。  これから質疑を行います。質疑はありませんか。 〇議員(「なし」) ○議長(負門俊篤) 質疑なしと認めます。これで質疑を終わります。  これから討論を行います。討論はありませんか。
    〇議員(「なし」) ○議長(負門俊篤) 討論なしと認めます。これで討論を終わります。  これから議案第51号、平成26年度高野町介護保険特別会計補正予算(第1号)についてを採決します。  お諮りします。本件は原案のとおり決定することに異議ありませんか。 〇議員(「異議なし」) ○議長(負門俊篤) 異議なしと認めます。  したがって、議案第51号、平成26年度高野町介護保険特別会計補正予算(第1号)については、原案のとおり可決されました。  日程第5、議案第52号、平成26年度高野町立高野山総合診療所特別会計補正予算(第1号)についてを議題とします。  本案について、提案理由の説明を求めます。  中尾総合診療所事務長。 ○診療所事務長(中尾 司) おはようございます。  それでは、議案第52号について御説明申し上げます。  議案第52号、平成26年度高野町立高野山総合診療所特別会計補正予算(第1号)でございます。  1ページをごらんください。  平成26年度高野町立高野山総合診療所特別会計補正予算(第1号)  平成26年度高野町の高野山総合診療所特別会計補正予算(第1号)は次に定めるところによる。  (歳入歳出予算の補正)  第1条 既定の歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ2,354万4,000円を追加し、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ2億8,294万4,000円と定める。  2 歳入歳出予算の補正の款項の区分及び当該区分ごとの金額並びに、補正後の歳入歳出予算の金額は、「第1表 歳入歳出予算補正」による。  平成26年9月9日提出。  高野町長 平 野 嘉 也  6ページをごらんください。  2、歳入。  4款繰越金1項繰越金1目繰越金、補正額2,354万4,000円、補正後の額4,354万4,000円、1節2,354万4,000円です。  7ページをごらんください。  3、歳出。  1款総務費1項施設管理費1目一般管理費、補正額867万5,000円、補正後の額1億9,433万9,000円、1節12万1,000円、15節670万円、18節180万円、17節5万4,000円。  4款予備費1項予備費1目予備費、補正額1,486万9,000円、補正後の額1,748万円です。  補正の内容につきまして、簡単に御説明をさせていただきます。  まず、工事請負費の医師住宅改修工事です。こちらにつきましては、平成4年に建築され、築20年たっております医師住宅ですが、経年の老朽化というところで、結構古くなってきております。今回、県から派遣されております蒸野先生がこちらに引っ越してこられるということになりまして、入居前の改修をしたいと思っております。  それと、ボイラー室撤去工事ですが、新しくできました診療所裏の役場の駐車場ですが、あちらの鶯谷に向かう町道に面した出口に建っておりますボイラー室が、視界の妨げになるということで、撤去する工事をさせていただこうと思っております。  備品購入費、公用車購入費につきましては、中古の救急車を患者輸送車として購入することで、現在、年間40件を超えております高野山診療所からの救急搬送の件数を少しでも減らして、救急出動の負担を減らそうということで、購入を計画いたしました。  以上でございます。よろしくお願いします。 ○議長(負門俊篤) これで提案説明を終わります。  これから質疑を行います。質疑はありませんか。  2番、所君。 ○2番(所 順子) 説明を受けました。  医師住宅改修工事の改修に当たってですけれども、これはどちらの業者がなさったのでしょうか。  そして公用車購入費でございますが、中古を買ったということですけれども、これがまた古くなったら新車に買いかえるというふうなようなことになるのではないかなと思っております。こういうときにはレンタルをするとか、そういう方法はこの救急車についてはないのでしょうか。これが本当に何キロ走っているのかわかりませんが、中古車の場合はまたまたこれを買いかえて新車ということになれば、また余計なお金がかかってくるんではないかと思って懸念をいたします。その辺のところはいかがなんでしょうか。 ○議長(負門俊篤) 中尾総合診療所事務長。 ○診療所事務長(中尾 司) 2番議員御質問の2点です。  まず、公用車、中古救急車の購入につきましてですが、今現在、まだ購入しておりません。予算を御承認いただいた時点で探してというところですが、何点か見つけてはいますが、承認いただいた後ちょっと現車の確認をして、購入に移りたいと思っております。  今後ですが、実は救急車をさらで買うと何千万かする品物で、今、予算を計上させていただいた参考にさせてもらったのが、大体平成15年式程度の車です。走行距離が15万から20万程度ですが、装備が古くなったんで救急車として使えないということで中古車市場に出ているようですが、患者輸送車としては、普通の車と違って適正に管理されて、改修等をされている車ですので、一度現車を確認してということになりますが、問題ないかなと思っております。  今後につきましては、高野の消防本部の救急車と買いかえがあった時点で、それを引き受けるという形で回していけたらなとは思っております。  それと、医師住宅につきましても、まだ改修には着手しておりません。御承認いただいた後、適正な方法で業者さんを選定して、できれば町内業者でということで予定をしております。  以上でございます。 ○議長(負門俊篤) 2番、所君。 ○2番(所 順子) 吟味していただくためにこの質問をさせていただいております。中古に関しましては15万から20万キロ走っている、これは大丈夫かなと思って、病人を運ぶのに15万から20万キロ走っている車は大丈夫かなとは思いますけれども、その辺のところは、十分吟味されてやっぱり購入すべきではないかと思いますので、その点を頭に入れまして、吟味しながら購入をしていただかないとこの問題は可決しないと思いますので、よろしくお願いします。  そして、医師住宅改修、これから可決すれば工事に入るんですけれども、業者さんの選定を同じ業者ばかり使わないで、やはり高野町の建設業界さんに順番に回すという、そういうふうな仕組みを持っていただかないと、同じような業者ばっかりこれを修理する。それは不公平かと思いますので、その辺のところを注意しながら、皆さんに仕事が行き渡るようにお願いをいたしておきたいと思っております。  以上です。答弁をお願いします。 ○議長(負門俊篤) 中尾総合診療所事務長。 ○診療所事務長(中尾 司) 2番議員の御指摘のとおり、業者の選定につきましては、協会さん等と相談させていただきながら、適正に選定をしたいと思っております。 ○議長(負門俊篤) ほかに質疑はありませんか。  8番、大西君。 ○8番(大西正人) 失礼します。  この18節備品購入費ということで、公用車購入180万ほど上がっておりますが、先ほど中古の救急車ということでございました。診療所の患者を搬送、輸送するための車ということでございます。そのときに、これが認められて、その車が購入されたという場合に、この後、その車は病院の職員の方が輸送に当たるのか。そのとき人員をどうされるのか。おる人員でいくのか。そして、またその折には資格が要って、資格を取らなければいけないのか。  消防署にあっては、2台の救急車で人員は手いっぱいだと思いますので、みずから考えなければいけない問題になるんではないかと思いますが、その辺はどうでしょうか。 ○議長(負門俊篤) 中尾総合診療所事務長。 ○診療所事務長(中尾 司)8番議員の御質問ですが、購入した患者輸送車は、診療所の職員が運転する予定でおります。資格につきましては、生業としてといいますか、事業として患者輸送をされている民間の救急的な業務をされているところがありますが、そういうところについては特別な資格が必要ということですが、自分のところの患者さんを運ぶということについては、運転免許以外に特に特別な資格は必要がないということです。  それと、基本的には業務時間外の搬送を診療所の職員で行うという計画でおります。それと、必要に応じて看護師、医師等が同乗してという予定でおります。さらに緊急性が必要な急病の方については、今までどおり消防で救急搬送をお願いするという予定でおります。夜間、休日等につきましても、基本的には救急でお願いするという予定でおります。  以上でございます。 ○議長(負門俊篤) 8番、大西君。 ○8番(大西正人) 今、搬送の体制につきましてもしっかり考えておられるということで、安心をいたしました。質問を終わります。 ○議長(負門俊篤) ほかに質疑はありませんか。 〇議員(「なし」) ○議長(負門俊篤) 質疑なしと認めます。これで質疑を終わります。  これから討論を行います。討論はありませんか。 〇議員(「なし」) ○議長(負門俊篤) 討論なしと認めます。これで討論を終わります。  これから議案第52号、平成26年度高野町立高野山総合診療所特別会計補正予算(第1号)についてを採決します。  お諮りします。本件は原案のとおり決定することに異議ありませんか。 〇議員(「異議なし」) ○議長(負門俊篤) 異議なしと認めます。  したがって、議案第52号、平成26年度高野町立高野山総合診療所特別会計補正予算(第1号)については、原案のとおり可決されました。  日程第6、認定第1号、日程第7、認定第2号、日程第8、認定第3号、日程第9、認定第4号、日程第10、認定第5号、日程第11、認定第6号、日程第12、認定第7号、日程第13、認定第8号、日程第14、認定第9号、日程第15、認定第10号、日程第16、認定第11号、日程第17、認定第12号の一般会計及び特別会計並びに水道事業会計歳入歳出決算認定についての件を一括議題とします。  本件に関し、決算審査特別委員会委員長の報告を求めます。  9番、松谷君。 ○9番(松谷順功) 決算審査特別委員会委員長報告。  決算審査特別委員会に付託された平成25年度高野町一般会計及び特別会計並びに平成25年度高野町水道事業会計歳入歳出決算について、去る9月16日、17日の2日にわたり、決算審査特別委員会を開催いたしました。  慎重審査の結果、平成25年度高野町一般会計及び特別会計並びに平成25年度高野町水道事業会計とも適正に執行されていることを委員一致で認め、認定すべきと決定したので、会議規則第77条の規定により報告いたします。  なお、未収金処理については、住民に不公平感が生じないよう再検討を行い、適切な処理を行うよう努めてください。  また、水道事業については本年度も利益が計上されておりますが、給水収益の減少などが見られ、経営の厳しい状況がうかがえます。有収率の向上、経費の節減等、なお一層の経営健全化に努めてください。  決算審査特別委員会での指摘事項については、今後の予算編成並びに行政執行に生かされるよう最大限の努力を期待するとともに、各会計の一層の健全化をお願いするものです。  平成26年9月19日。  決算審査特別委員会委員長 松谷順功  以上でございます。 ○議長(負門俊篤) ただいまの委員長報告に対する質疑を行います。質疑はありませんか。 〇議員(「なし」) ○議長(負門俊篤) 質疑なしと認めます。  これから討論を行います。討論はありませんか。 〇議員(「なし」) ○議長(負門俊篤) 討論なしと認めます。  これから認定第1号から認定第12号までの12件を一括して採決します。  この採決は起立によって行います。この決算に対する委員長の報告は認定とするものです。この決算は委員長報告のとおり認定することに賛成の方は起立を願います。 〇議員(賛成者起立) ○議長(負門俊篤) 起立多数です。したがって、一般会計及び各特別会計並びに水道事業会計歳入歳出決算については、認定することに決定しました。  日程第18、同意第4号、高野町教育委員会委員の任命につき同意を求めることについてを議題とします。  本案について、提案理由の説明を求めます。  中上教育次長。 ○教育次長(中上浩貴) 失礼します。
     同意第4号、高野町教育委員会委員の任命につき同意を求めることについて。  下記の者を高野町教育委員会委員に任命したいので、地方教育行政の組織及び運営に関する法律第4条第1項の規定により、議会の同意を求める。  平成26年9月9日提出。  高野町長 平 野 嘉 也  住所、伊都郡高野町大字西富貴305-1。  氏名、井阪祥春。  生年月日、昭和23年5月7日、66歳。  提案理由。任期満了による再任でございます。任期は平成26年10月1日から平成30年9月30日まででございます。  略歴は別紙のとおりでございます。  よろしくお願いします。 ○議長(負門俊篤) これで提案説明を終わります。  これから質疑を行います。質疑はありませんか。 〇議員(「なし」) ○議長(負門俊篤) 質疑なしと認めます。これで質疑を終わります。  これから討論を行います。討論はありませんか。 〇議員(「なし」) ○議長(負門俊篤) 討論なしと認めます。これで討論を終わります。  これから同意第4号、高野町教育委員会委員の任命につき同意を求めることについてを採決します。  お諮りします。本件は原案のとおり決定することに異議ありませんか。 〇議員(「異議なし」) ○議長(負門俊篤) 異議なしと認めます。  したがって、同意第4号、高野町教育委員会委員の任命につき同意を求めることについては、原案のとおり可決されました。  ただいま平野町長から、議案第58号、同意第5号、同意第6号が提出されました。これを日程に追加し、追加日程第1から追加日程第3として議題にしたいと思います。御異議ありませんか。 〇議員(「異議なし」) ○議長(負門俊篤) 異議なしと認めます。議案第58号、同意第5号、同意第6号を日程に追加し、追加日程第1から第3として議題とすることに決定しました。  追加日程第1、議案第58号、工事請負契約の締結についてを議題とします。  本案について、提案理由の説明を求めます。  山本建設課長。 ○建設課長(山本剛久) それでは、議案第58号の御審議をお願いいたします。  工事請負契約の締結について。  高野町議会の議決に付すべき契約及び財産の取得又は処分に関する条例(昭和39年高野町条例第13号)第2条の規定に基づき、指名競争入札に付した平成26年度町村国災第46号御殿川河川災害復旧工事について、下記のとおり請負契約を締結するため、地方自治法第96条第1項第5号の規定により議会の議決を求める。  平成26年9月19日提出。  高野町長 平 野 嘉 也  記としまして、1、契約の目的。平成26年度町村国災第46号、御殿川河川災害復旧工事。  2、契約の方法。指名競争入札。  3、契約の金額。9,222万1,200円。(内消費税分683万1,200円)  4、契約の相手。和歌山県伊都郡高野町大字高野山313番地、株式会社別府組、代表取締役別府治義です。  この請負契約につきましては、昨年9月16日の台風18号の災害で、相ノ浦地区の御殿川の河川が被災したものでございます。これは有田川漁協とアユ漁等々の関係で、春先4月ぐらいから9月の初めぐらいにかけては川を濁してはだめやというようなことから、工事は控えるようにということで、今の時期に災害復旧工事を始めるものでございます。  予算につきましては、当初予算に計上済みでございますが、予定価格が5,000万円以上の工事につきましては、予算案以外に別件としまして議決をいただくというふうになっておりまして、今回提案したものでございます。  以上です。 ○議長(負門俊篤) これで提案説明を終わります。  これから質疑を行います。質疑はありませんか。  7番、西辻君。 ○7番(西辻政親) ただいま説明いただきまして、去年の9月16日の災害復旧ということでございます。その中で、1点は工期についてなんですけども、基本的に繰り越しできている災害復旧の予算だと思います。といたしますと、平成27年3月末をもって多分次の繰り越しまではいけないと私は理解しているんですけども、その点について1点、契約の中身についての内容的なものを御質問します。  それと、今言ったように、その中で指名競争入札ということでございまして、当然積算されて一応予算化されているということで理解しているわけなんですけども、その中で特に積算については町当局でしたのか、もしくはそういう積算業者がされたんかというのが2点目のお尋ねでございます。  当然その中で指名競争入札、町の指名に入っておられる5社というんですか、その中でされたかということが3点目でございます。  以上、よろしくお願いします。 ○議長(負門俊篤) 山本建設課長。 ○建設課長(山本剛久) まず1点目の工期ということと、繰り越しということに関してでございます。これは昨年の9月16日に発生した災害でございまして、その後、国の補助事業になるものですから、国の査定を受けて災害として認めていただくわけなんです。それで25年に発生した災害でございますが、25年度で事業化をして、26年度に繰り越すというようなことが、9月16日以降、どうしても年度末までには猶予もないということで、あのときに起こった災害が全部で河川と道路災害を合わせて32件あったんですが、そのうちのほとんどが25年度の事業化は無理やということで、26年度の事業ということで当初予算に計上させていただいて御承認をいただいております。  ということは、25年に発生した、26年度に事業化したということで過年災ということですね。一つ前の年の過年災ということで処理しておりますので、26年度の年度中、来年の3月31日までに金額も相当大きい事業ですから、できない場合は27年度に繰り越しということになって、繰り越しはもう2年次の年までというふうな繰り越しはできませんが、26年度事業の27年度繰り越しということでやっていきたいと思っております。  過年災ということで処理したら、それは26年度事業ということで処理すればそれでいいようになっておりますので、そのように処理をしております。  次に、積算でございますが、この積算につきましては、途中で国の査定を受けるためには査定設計を受けるための結構厳しい設計を組まなくてはなりませんので、これについては設計業者に委託をしております。その後、数量等々をつかみまして、その後はうちのほうで出してもらった数量に基づいて、県の単価、国の単価等々を掛けて、最終の金額をはじき出すところは町でやっております。しかし、最初のところの数量をつかむ設計につきましては、業者に出しております。  その次に指名競争入札ですが、これにつきましても高野町内の5社の業者におきまして、指名競争入札を先日の9月16日に行いまして、ここに書いておる業者に決定したという次第でございます。 ○議長(負門俊篤) 7番、西辻君。 ○7番(西辻政親) ただいま説明いただいたわけなんですけども、25年度分が26年度へ繰り越されていると。そうしますと26年から今度27年へ繰り越しができるということで今進んでいるということで理解させていただいたらいいのかなというのが1点です。  と申しますと、契約の期間が設定が出てくるわけですね。例えば、平成27年3月末日の契約にするのか、そうしますとその間にできないことの中でまた繰り越すのかということになってくるわけなんですね。そこら辺が実務的な中でどう対応するかということを再度御質問いたします。  それと、契約の金額というのは指名競争入札で町当局のほうで仕切札があって一番最低の価格で落とされたのか、業者のランクをつけながら、県の例えば指名業者なんかは、Aランクの中でも管理者を何人置いてるとかいうことでその業者さんを指定されたのかということをお尋ねいたします。 ○議長(負門俊篤) 山本建設課長。 ○建設課長(山本剛久) まず、年度のどの年度に事業化するということでございますが、25年度事業の26年度に繰り越したという処理ではなくて、25年の9月に発生した災害でございますから、どうしてもその年中には事業化はできません。ということで26年度事業としての査定を受けて、それで通っておりますから、26年度事業の翌年の繰り越し、27年度には繰り越すことができます。  それで工期の設定ですが、工期につきましては、今日御承認いただければ、この議会の後から、年度としましては26年度末ですから、来年27年3月31日までを工期として設定しております。しかし、延長が250メートル、川の災害復旧工事でございますので、水の関係等々あったりとか、大変工事をしにくくなっておりますので、もし少しでもスムーズにできないような状況があれば、もしかしたら27年度に繰り越して施工するようになるかもわかりません。  それと、事業の業者の選定でございますが、高野町の場合は指名競争入札ということを実施しておりまして、県とかでしたら普通の競争入札ですね、それで最低価格等々を定めてやってるんですが、うちの場合は指名業者による指名競争入札をしておりまして、一番低価格を提示していただいた業者に決定するような仕組みになってございます。 ○議長(負門俊篤) 7番、西辻君。 ○7番(西辻政親) 大変大きな工事でございます。その点で、26年度では多分少しできないと。と申しますのも、高野山は御存じのとおり、積雪とか、いろんな中での大変な期間に入ってくるわけでございます。その点は町当局としても配慮しながら、当然繰り越すとなれば繰り越しの期間というのを設定されるんですけども、例えば平成28年の3月まで繰り越せるかというたらそうはいかんとは思いますね。その点について、繰り越しを認められる期間というのが2カ月とか決まっている、出納閉鎖までとかね。その点について、再度お尋ねいたします。よろしくお願いします。 ○議長(負門俊篤) 山本建設課長。 ○建設課長(山本剛久) どうしても工事の発注が今の時期になったということにつきましては、最初のほうでちょっとお伝えしたとおり、漁協の関係ですね。アユ漁の関係で、本当なら4月から発注できればこの年度内にはできたかと思うんですが、今になったということから、しかも大規模な工事ということで、繰り越しになる可能性はあるかと思います。  その場合の繰り越しですが、繰り越しする場合は27年度いっぱいの繰り越しまで行けますので、28年3月31日までというような設定は可能でございますが、またそうするとその次の漁期が来ますので、それを避けながら、できるだけそれまでには完了したいというふうに考えております。 ○議長(負門俊篤) ほかに質疑はありませんか。  2番、所君。 ○2番(所 順子) 今、工期のことをおっしゃっておりましたけれども、また新たな災害が芽生えるということも設定に置いていかなくてはならないので、27年3月31日までとおっしゃっても、28年にかかる可能性もなきにしもありますので、そのときはそのときでまた討議されるというのが無難ではないかなと思います。前もって工期をこれまでにということに設定いたしますと、どんな地震が来るのかもわからない。災害、天災、洪水が起こるかもしれません。新たな天災が起こる可能性もなきにしもあらずでございますので、この工事に関しましては工期をきっちりするのではなくて、積雪も高野山はございますので、ケース・バイ・ケースで進んでいくのがベターではないかと私は思いますけれども。 ○議長(負門俊篤) 山本建設課長。 ○建設課長(山本剛久) 現場のほうは川のことですので、また言ってる間に今年も台風が来るかもわからないというような心配はもちろんあるわけなんですが、そこまで心配し出すと全然工期というのも定められなくなってしまいますので、役所のする仕事でございますので、一応年度末というふうな工期を定めて、その間にもし新たな災害が今年の台風で発生すれば、そのときには国の査定をもう一度受け直して、新たな災害認定ということをしていただいて、予算づけ等々を行っていくような仕組みになっておりますので、御理解いただきたいと思います。 ○議長(負門俊篤) 2番、所君。 ○2番(所 順子) 私もなるべくなら工期中に進めばいいことを願っております。  以上です。 ○議長(負門俊篤) ほかに質疑はありませんか。 〇議員(「なし」) ○議長(負門俊篤) これで質疑を終わります。  これから討論を行います。討論はありませんか。 〇議員(「なし」) ○議長(負門俊篤) 討論なしと認めます。これで討論を終わります。  これから議案第58号、工事請負契約の締結についてを採決します。  お諮りします。本件は原案のとおり決定することに異議ありませんか。 〇議員(「異議なし」) ○議長(負門俊篤) 異議なしと認めます。したがって、議案第58号、工事請負契約の締結については、原案のとおり可決されました。  追加日程第2、同意第5号、高野町固定資産評価審査委員会委員の選任につき同意を求めることについてを議題とします。  本案について、提案理由の説明を求めます。  下総務課長。 ○総務課長(下 勝己) おはようございます。失礼します。  それでは、同意第5号、高野町固定資産評価審査委員会委員の選任につき同意を求めることについて。  下記の者を高野町固定資産評価審査委員会の委員に選任したいので、地方自治法第423条第3項の規定により議会の同意を求める。  平成26年9月19日提出。  高野町長 平 野 嘉 也  記。氏名、西本夏也。  生年月日、昭和40年8月28日、満49歳。  住所、和歌山県伊都郡高野町大字高野山417番地。  提案理由。前任者辞職による選任となります。任期が平成26年9月11日から28年1月12日までとなっております。  それから、後ろに略歴書をつけておりますので、よろしくお願いいたします。 ○議長(負門俊篤) これで提案説明を終わります。  これから質疑を行います。質疑はありませんか。  2番、所君。
    ○2番(所 順子) この方の選任方法はいかがなもので選任をされたかというのをお伺いいたします。どのようにして選任されたんですか。どなたがということをお尋ねいたします。 ○議長(負門俊篤) 下総務課長。 ○総務課長(下 勝己) 失礼します。  前任者が辞職したということになりまして、評価委員を1名選任したいということで、町長がこの方にお願いして、同意を今求めておる次第でございます。 ○2番(所 順子) どのような理由で、町長が。 ○総務課長(下 勝己) 町長がこの方が一番ふさわしいと思われたと思います。  以上です。 ○議長(負門俊篤) 2番、所君。 ○2番(所 順子) それでは町長にお伺いをいたします。どのような理由でこの方を選択されたのでしょうか。 ○議長(負門俊篤) 平野町長。 ○町長(平野嘉也) ありがとうございます。  西本夏也様を選んだというのは、やはり高野町固定資産評価審査委員会の委員として必ずいろいろ公平な形で仕事をしていただけるというふうに評価したからでございます。 ○議長(負門俊篤) 2番、所君。 ○2番(所 順子) 御説明をしていただきました。町長が信頼をなさっている方と受けとめました。 ○議長(負門俊篤) ほかに質疑はありませんか。 〇議員(「なし」) ○議長(負門俊篤) これで質疑を終わります。  これから討論を行います。討論はありませんか。 〇議員(「なし」) ○議長(負門俊篤) 討論なしと認めます。これで討論を終わります。  これから同意第5号、高野町固定資産評価審査委員会委員の選任につき同意を求めることについてを採決します。  お諮りします。本件は原案のとおり決定することに異議ありませんか。 〇議員(「異議なし」) ○議長(負門俊篤) 異議なしと認めます。したがって、同意第5号、高野町固定資産評価審査委員会委員の選任につき同意を求めることについては、原案のとおり可決されました。  しばらく休憩いたします。            午前10時31分 休憩            午前10時43分 再開 ○議長(負門俊篤) 休憩前に引き続き、議事を進行します。  追加日程第3、同意第6号、高野町副町長の選任につき同意を求めることについてを議題とします。  本案について、提案理由の説明を求めます。  下総務課長。 ○総務課長(下 勝己) 失礼します。  同意第6号、高野町副町長の任命につき同意を求めることについて。  下記の者を高野町副町長に任命したいので、地方自治法第162条の規定により議会の同意を求める。  平成26年9月19日提出。  高野町長 平 野 嘉 也  記。住所、和歌山県岩出市紀泉台96-63番地  氏名、西上邦雄。  生年月日、昭和26年2月7日、63歳。  提案理由。副町長の選任。  任期、平成26年10月1日から平成30年9月30日の4年間となっております。  略歴は別紙のとおり、次のページに添付しておりますので、御確認ください。  よろしくお願いします。 ○議長(負門俊篤) これで提案説明を終わります。  これから質疑を行います。質疑はありませんか。  2番、所君。 ○2番(所 順子) 先日の議会で条例をつくるため、町長は個人名こそ出さなかったが、県立医科大学の副理事長や振興局長も務めた方を特別顧問にしたい、これが否決されたら私に対する不信任であると恫喝まがいのことを言われましたが、見事否決されました。そう、不信任と同じです。それでもやめることなく、同一人物を副町長として任命、同意の議案が提出されました。あまりにも節操がないとは思いませんか。恥も外聞もなくこの方をどうしても高野町に連れてこられる。その考えは何なのでしょう。断るに断れない事情、誰か強力な方の推薦とか、その方と何かかたい約束でもしたからなのでしょうか。  後日談では、この方を否決したので、県庁内は大騒ぎだとか、某政治家が信じられないとか言われたと伺いましたが、この方を同意すれば、医師を連れてきてくれるのでしょうか。  半年ほど前だったでしょうか、私が国会議員の先生や知事さんに、以前、医師のことをお伺いしたときには、三、四年は無理だろうと言われました。そこで私は個人的なつてを頼って折衝してまいりました。うまくいけば本年度中にめどが立たなかったわけではありません。この方が副町長に就任されれば、医師のめどが立つと考えてのことでしょうね。  前町長の副町長も県職員、今回も県の方と、この書類を見ますと県の方。高野町を県職員退職者の受け皿にしてほしくはありません。できれば来年3月中に、遅くとも来年4月までには公約どおり医師確保、夜間、または入院、救急診療が果たせるようになると強い言葉があるなら同意もやむなきかとは思っておりますが、その辺のところをお伺いいたしたいと思っております。 ○議長(負門俊篤) 平野町長。 ○町長(平野嘉也) 所先生、ありがとうございます。  先日の本会議のところで、特別顧問の条例につきまして否決という判断をくださいました。それは議会の中でその条例についていろいろな角度から考えての否決だとこちらのほうは受けとめておるところでございます。その条例の中で給料が47万円とある中で、週3日、また24時間云々というような基準で、少しちょっと高過ぎるんではないかという御意見等、また私自身、医科大学の副理事長、保健健康部長云々、和歌山県のというふうには言っておりませんでして、御想像の方と今回一致したというようなことであると思います。  先生御指摘の、今後医師をこの方が来ればすぐ連れてこれるのかどうかという点ではありますが、まずしなければならないことは、前町政のときの医大との関係、それの関係修復に、今、一生懸命動いているところでございます。その動きに対してもっと加速させていきたい、そういう思いでこの方を選んだ理由の一つでもございます。  この方が来れば魔法遣いのように明日から先生が来るというような、また明日から土木関係の費用がどっと増えるというような魔法遣いではございません。高野町として、県との風通しをよくする、いろんなパイプを持つ、これが政治だと思っております。  できる限りこの西上を私たち、また議員先生皆さんで仕事を一緒になってやって、使って、そして高野町の利益となるものを我々自身がとってこなければならないと思っております。ただただ副町長に座っておれば全てが解決するという問題ではございません。この方をうまく副町長職として迎えて、そして我々高野町住民みんなが一緒になって、県とのパイプ、また国とのパイプを一生懸命、皆でつくっていかなければいけないと思っております。  それと、去年、仁坂知事が大師協会に来られたときには、お医者さんは無理でしょうというような発言がございました。現に和歌山市以外の医師については、非常に少ないというのが現実でございます。しかし、無理だからそれは仕方がないなというわけにはいきません。それを何とか高野町のために動く、それが政治だと思います。この方も一緒に、また町民と一緒に仕事をしていきたいと思っております。  西上自身は西口県政のときに知事公室でおられ、秘書課、また文化国際課長という職を歴任されております。また、仁坂時代には商工労働部の課長、県立医大の次長、また県土木整備部の政策局長をなされ、そして東牟婁郡の振興局長をされております。その後、医療と介護、福祉、また保健分野全般の和歌山県のトップである福祉健康部長までしておる人物でございます。また、退職後は、和歌山県立医科大学の副理事長ということで、事務方の医大のトップ、和歌山の医療の事務方のトップを務められた方でございます。  生まれは明遍です。  私、4月からいろんなところに走り回り、まだ日本中まで走り回ったわけではございませんが、和歌山県内、京阪神、走り回っていろいろな行政関係者、また政治家、医療関係者、そういった中、一生懸命つながりをつくってまいりました。その結果、この西上に出会ったということでございます。  いろいろと問題を抱えているこの高野町。私が公約を実現するためにぜひ必要な人物だと思っておりますので、どうか町長として伏してのお願いでございます。  以上です。 ○議長(負門俊篤) 2番、所君。 ○2番(所 順子) まだ顧問職を否定されて1週間です。1週間しかたってもいらっしゃらないのに、また今度は副町長として提出をされている。そこに疑問を抱いているわけであります。  そして、先日の議会では町長は、顧問職は専門の高野町の施策についてプロジェクトか何かを組みましてという職種であって、副町長とは職種が全く違うということを議場でおっしゃっておられるわけであります。否決をされたから、では違う分野の副町長にまた提出されてきたということは、あまりにも節操がないかなと思ってこの質問をしております。そして、どんな立派な方であろうとも、医者を連れてきてくださらなければ意味はないと思っております。 ○議長(負門俊篤) 平野町長。 ○町長(平野嘉也) 所先生、ありがとうございます。  先日の特別顧問設置条例否決に関して、またその後、19日に上程するという流れになったわけでございます。これはなぜかといいますと、この方を含めて水面下で高野山総合診療所応援団というものが8月過ぎぐらいから、医大教授を初め、いろいろな行政関係者、政治関係者とも動いております。起きつつあります。これをやはり水面上に出して前に進んでいきたい、その思いで今回の上程となりました。  また、先日の議会で、﨑山先生、また松谷先生のほうから、西上という名前は出してませんが、そういう人物がおるんであれば、ぜひ副町長にすればどうかという御意見も頂戴いたしました。いろいろそこから二、三日考えた結果、西上を今回の副町長ということで上程させていただいておるところでございます。  また、この副町長を決めるまでに、私、4月20日当選してから5月1日からの就任ではございますが、いろいろな方々、議員先生を初め、町民の方々、すばらしい方が高野山、高野町にはいらっしゃいます。当選当初は高野町の方から、いろいろな前例、2代続けて高野町外の副町長ということで、ぜひ次は高野町からというような思いは初めはありました。それで、いろいろ高野町の中ですばらしい識者の方々がいらっしゃる中で、当然、御相談した方もいらっしゃいます。アクションをかけた方もいらっしゃいます。そういった中で、二重に動いたというようなことも当然考えられるわけではございますが、高野町の抱える諸問題を進めていく上で、今回、この上程となった次第でございます。  また、このときに声をかけていろいろなその本人、またその周囲の方々に御迷惑をおかけしましたことは、この場をおかりしまして深くおわびしたいと思います。どうか、高野町の発展、そして未来に対していろいろな動きができる可能性の一つとして、この西上を同意していただきたいと思っておるところでございます。 ○議長(負門俊篤) 2番、所君。 ○2番(所 順子) あまりにも矛盾をしている説明だと思っております。そして、また本日提出するのも矛盾をしていると私は感じております。何しろ高野町を県職員退職者の受け皿にはしたくはございません。 ○議長(負門俊篤) ほかに質疑はありませんか。 〇議員(「なし」) ○議長(負門俊篤) これで質疑を終わります。  これから討論を行います。討論はありませんか。  まず、原案に反対者の発言を許します。  2番、所君。 ○2番(所 順子) これには私は時期尚早であると思います。先日否決されて間がございません。やはり間を置いて、考えて提出してくださるのが通常ではないかと思っております。あまりにも時期尚早でありますし、私が内容を説明させていただいた中で、顧問職と副町長職の違いもございますし、時期尚早ではないかと思いますし、いろんな問題が含まれてきておりますし、説明の中でも多々ありました。そして、いろんなことも多々ありましたので、やはり時期尚早であると思っておりますし、本当にお医者様を同時に連れてきてくださるというのであれば、本当にこの方を私も賛成し、もろ手を挙げて賛成をするところであると思っております。ですけれども、そのつつあるという言葉に関しましては、まだ先が読めないということでございますので、否決されて間もないのを副町長に上げてこられたという、時期尚早でもあるし、職種が違うということで、私はプロジェクトでは副町長を兼ねて病院のプロジェクト、施策のプロジェクトをこの先どのように副町長がやっていくのでしょうかというところに少し疑問を抱いておりますので、この問題に関しましては反対をいたします。 ○議長(負門俊篤) 次に、原案に賛成者の発言を許します。  9番、松谷君。 ○9番(松谷順功) 先日の顧問設置条例否決につきましては、副町長を先に選任すべきであるということで、この顧問の方の名を上げて否決したわけではありません。  以上です。 ○議長(負門俊篤) ほかに討論はありませんか。 〇議員(「なし」) ○議長(負門俊篤) これで討論を終わります。  これから同意第6号、高野町副町長の選任につき同意を求めることについてを採決します。  この採決は起立によって行います。  同意第6号、高野町副町長の選任につき同意を求めることについて、原案のとおり決定することに賛成の方は起立願います。 〇議員(賛成者起立) ○議長(負門俊篤) 起立多数。したがって、同意第6号、高野町副町長の選任につき同意を求めることについては、原案のとおり可決されました。  日程第19、一般質問を行います。  質問の通告がありましたので、発言を許します。  7番、西辻君。 ○7番(西辻政親) 一般質問のお許しが出ましたので、少し時間をいただきまして、私の一般質問、新たに町長さんが当選されて、これからの高野町ということで少しお尋ねを申し上げたいと思っております。  まず、高野町の自主財源を安定的に確保し、将来に向かって存続できる施策ということで御期待するわけでございます。特に、地方自治が疲弊している時代でございます。地方自治が疲弊している中で、新たな法案の中では地方創生というような形が今国会で論議されていることも、皆さん御存じだと思うわけでございます。平成18年12月に地方分権改革推進法案が成立し、同法に基づき設置された地方分権改革推進委員会からこれまでの4次にわたる勧告がなされるなど、分権型の社会が実現される動きは加速してまいっております。  しかし、分権社会を実現する中で、大きな課題として要するに歳入の課題があります。地域の実情に合わせた施策展開をするため、地方財源の確保が求められているわけでございます。  現在、市町村の財源については、地方交付税制度、各市町村の自然、地理的、社会的諸条件に対応する合理的かつ妥当的な水準における行政を行うために必要な財源を保障している。しかし、これは市町村の行う行政のうち、普遍性のある行政のみ対象とし、市町村が任意に行う特殊的な行政は対象外となっておるわけでございます。  したがって、財政補助機能によって財源が保障される場合を除き、地域実情に応じた多種多様な施策に必要な財源が必ずしも保障されてないケースがたくさん出ているわけでございます。地域によって求められる行政需要が異なるのであれば、それに対応する負担についても、地域ごとに異なってくることでございます。標準的な水準を超えたよりよい行政サービスを住民が選択するのであれば、それに応じ、財源の確保が必要となってくるのであります。そのため、市町村がみずから課税権限に基づいて自主的財源を確保する方法が求められているわけでございます。
     この自主財源の確保、多くの市町村は財政上から見ても取り組むべき課題でございます。当然、その中で地方の自主財源という中身についてなんですけども、地方税の原則としては、十分性、普遍性の原則、安定性の原則、それから伸長性の原則、伸縮性の原則、負担分任制の原則、応益性の原則、このような形で分けられているわけなんですけども、特に、地方税の柱とすれば、当然、個人の住民税というふうな形の分もものも主となっているわけでございます。  ただ、人口がこうして減ってくる中で、要するに経済的な活動のできる住民税の確保というのも非常に厳しくなっているのは、この高野町ではないかなと理解するわけでございます。  そうしますと、住民税の中、これが少し上がっていかない、人口が減少している中で、1点は人口減に歯どめをかけ、生産性のある人口増を施策的に打っていくかということが求められるところではないかなと思うわけでございます。  それと、特にその中で当然、税源とすればたばこ税とかいう税源もあるわけなんですけども、たばこ税につきましても禁煙とか、健康上の問題で非常に伸びることはこれからはできない状態にもなっているわけです。私の記憶では、この間の決算では2,300万円程度がたばこ税として入っているわけなんですけども、そういう意味では特に地方の財源としては厳しいことになっているわけです。そうしますと、やはり自主財源以外の依存財源に求められるところが出てくるわけでございます。  依存財源と申しますのは、当然その年度によって、災害が起こればそれだけ依存財源が大きくなるというのは国の法律で守られているわけなんですけれども、特に今回も依存財源を少し自主財源のバランスの中でどう求めていくかということが必要なことではないか。その必要なことは、やはり県、国がパイプとなって、自治体がどういう発信できる力を持つかということですね。将来に向かって、この高野町が5年、10年、20年と存続できる施策を打っていかなければ間に合わないと私は思うわけでございます。  先ほどから地方創生のことが少し出てるんですけども、地方創生の中身というのは、基本的には表向きは当然地方創生をしますよと言ってるんですけど、切り捨てられる市町村がたくさん出てくると私は理解しているわけです。そうしますと、この地方創生の1個の大きな柱は、人口の減少の是正とか、東京一極集中の是正、地域存続の現実のこの3点が柱となっているんですけども、果たしてそうすると、例えば一極集中を地方へばらすとなって、果たして高野町までそれが恩恵を受けられるのかということに疑問を感じるわけでございます。  そうしますと、いち早く高野町としてどういう町を将来に向かって確たるものをつくっていくかということが、非常に大きく求められるところがこのターニングポイントに指しているんではないかなと思うわけです。それを今やらなければ、今言ったように高野町の町自体が存続ができないような状態がもう見え隠れしているというのは、私の現状認識しているところでございます。  ただ、その中で、そしたら固定資産税はどうやとなったときに、例えば固定資産税、高野山でも求められるところが非常に少ない。住民税が少ない、たばこ税も少ない。こうなりますと、そうしたらどうしたらいいんよというような形になってくるわけです。だんだんだんだん人口は減ってきておるのは皆さんも認識のとおりです。その点、東京の一極集中を是正していく中で、いち早く高野町としてはどういう施策を打ちながら次の時代へ持っていくかということを今回はお尋ねしながら、一緒に考えていくということで御質問させていただいております。  そういうことで、あとは御答弁をいただきながら、自席でまた少しお伺いいたします。  以上でございます。 ○議長(負門俊篤) 辻本企画財政課長。 ○企画財政課長(辻本幸弘) 失礼します。  ただいま7番議員さんから御質問をいただきました。いろいろ御質問をいただいたわけなんですけれども、その中で、まず自主財源、それから依存財源ということにつきまして、簡単ではございますが御説明をさせていただきます。  まず、市町村の財源というのは、当然先ほどからの自主財源がございます。これはどういったものがあるかと申しますと、町税、それから使用料及び手数料、寄附金、そういったものが自主財源ということになっておりまして、また依存財源といたしましては、地方交付税、譲与税、国または県からの支出金というようなものに分けられております。自主財源により市町村の自主性、安定性に影響を与えるということでございます。  そこで高野町の自主財源でございますが、平成21年度から平成25年度の各年度の決算額に対しまして、自主財源の割合、町税の割合を率で申し上げますと、自主財源で25%から30%となっております。そのうち町税におきましては、9%から11%ということになっており、それを歳入決算額で御説明をさせていただきますと、歳入合計が38億6,605万円でありまして、町税等を含めた自主財源合計は10億1,381万2,000円となり、自主財源の割合は26%ということになっております。また、そのうち町税につきましては3億6,677万2,000円となりまして、割合は9%ということになっております。  そして、特に高野町の町税におきまして御説明をさせていただきますと、町税の中には町民税、固定資産税、軽自動車税、たばこ税、都市計画税がございます。平成21年度の町税の合計で3億9,224万5,000円ということになっておりまして、平成25年度の町税が3億6,677万2,000円となっております。この間4年間でございますが、2,547万3,000円の減ということになっております。  これは主に町民税の減ということでございまして、要因といたしましては、人口減に伴う課税対象者の減ということになりまして、平成21年度1,794人から平成25年度1,641人となりまして、153人の減というようなことで、町民税のほうが減額とされております。  続きまして、依存財源につきましては、平成21年度から平成25年度の各年度の歳入決算額に対しまして、依存財源の割合と地方交付税の割合を率で申し上げますと、依存財源で70%から75%、そのうち地方交付税におきましては47%から52%となっております。それを歳入決算額で説明させていただきますと、歳入合計は38億6,605万円でありまして、地方交付税等を含めた依存財源は28億5,223万8,000円となります。依存財源の割合は74%となっております。また、地方交付税につきましては、18億9,124万8,000円となりまして、割合は49%ということでございます。  やはり当町のような財政力指数の低い市町村、財政力指数が今年度で0.197です。これは1に近いほうがいいです。それが低いほどやっぱり自主財源の割合が低いということになってまいりますので、したがいまして依存財源である地方交付税に頼らざるを得ないというふうな現状となっております。  それから、人口減についてでございます。人口減につきましては、先ほど御質問の中にもございました。今回高野町の住民基本台帳人口によりまして、ここ数年、毎年約100人強の人口が減少しております。この中で平成16年度の人口、過去10年なんですが、4,401人でございます。それから平成25年度の人口が3,435人ということになりまして、10年間で1,064人の人口が減っております。  内容としましては、社会減、これは転入者から転出者を引いた人数でございます。それから自然減、こちらは出生者から死亡者を引いた人数ということになっておりまして、平成21年度から25年の5年間ではございますが、社会減につきましては、転入者775人、転出者1,075人でありまして、300人の減となっております。また、自然減につきましては、出生者105人に対しまして死亡者352人ということで、247人の減ということになってございます。  高野町は従来から施策も行っておるわけなんですけれども、なかなか人口増、あるいは人口維持というものができていないというのが現状でございまして、これはもちろん全国的に人口が減っているということもあるわけなんですけれども、なかなか現状は難しいという問題でございます。  それから、地方税と交付税の関係でちょっと簡単に御説明をさせていただきます。簡単に考えましたら、地方税が増えたら自主財源が増えるということにはなるわけなんですが、交付税との関係におきましては、交付税というのはよくできておりまして、地方税が増えれば普通交付税が減る、地方税が減れば普通交付税が増えるというふうな仕組みになっております。しかし、もう少し詳しく申しましたら、地方税の100分の75、75%が交付税の算入する場合に交付税の中に含まれる額75%が地方税として算入されます。残りの25%、これが基本的な町税が増えた分というふうな解釈になってきますので、一概に地方税がどんどん、当然増えていただくのはありがたいわけなんですけれども、増えた分、次に交付税が減ってくるというような仕組みということになっております。  以上でございます。また次、もし何か漏れがありましたらお願いします。 ○議長(負門俊篤) 7番、西辻君。 ○7番(西辻政親) 当然、国と県と町との関係の中で地方税の説明は受けてるわけなんですけれども、特に住民がなぜそうしたら高野山を離れていくのかなということが1点検証しなければいけないことがあるんではないかなと私は思うわけでございます。  それと、6月議会で少し質問されていた、要するに消防の4条違反ですね。今現状、8人が消防の町条例に違反して下から通っていると。この件についても、当然、その8人が高野山に住所を持ってきて住めば自主財源が上がってくるわけですね。それと、公務員法でいえば、例えば普通の事務職はそこまで歯どめはかけられておりませんけども、当然それも、例えば自治体でそういう法律が通るか通らんかは今後わかりませんけども、住むことを重点として採用されるようなことがなければ、じゃじゃ漏れなんですよ。それで何ぼ施策を打ってもだめですわ。  その点、やはりまず町条例に4条違反している消防の職員さんが8人おるわけなんで、これがずっと過去からそのまま来られて、それが1個の引き金となって、高野の町を捨てて高野山へただ仕事しに下から通ってる方が何人おるかと言うたら、役場の職員さんだけでじゃなしに、総本山金剛峯寺も含め、大学も含め、そしたらなぜこの町に住まんのかということは、やっぱり行政の責任も1個あるとは思うんですけども、その点、新たなまちづくりを進めるに当たって、町長さんはどういう形で人口に歯どめをかけながら未来へ向かって進むんであるかなということをお尋ねしたいわけでございます。  それと、町の住民税の税率については、各市町村と対比してどういう形になっているかということを御答弁いただければありがたいなと思うわけでございます。 ○議長(負門俊篤) 平野町長。 ○町長(平野嘉也) 西辻先生、ありがとうございます。  通告の中に高野町の自主財源を安定的に確保し、未来に向かって存続できる施策についてというような質問をいただいております。その中で、地方税の原則ということで六つの原則を質問の要旨ということでいただいております。  この質問書を見たときに、少し自分もちょっと勉強しなければいけないなと思いました。地方税原則というものなんですが、それを回答する前に、地方税も租税の一つでありますので、租税が満たすべき租税原則をまず満たす必要がございます。租税の3原則として、公平、効率、簡素、その三つの基本的な性質を満たす必要がございます。  一つ目が租税の公平です。納税者の税負担を求めるときに公平な配分を求めること。二つ目に効率。課税による経済活動に対する阻害効果をできるだけ少なくすることを求めるもの。三つ目、簡素。町税コストと納税協力費の最小限を目指したもの。そこへ地方税は租税の一部分でありますことから、租税が満たすべき3原則に加えて、地方税として特に満たすべき性質があり、これを地方税原則と呼びます。十分性の原則、普遍性の原則、安定性の原則、伸長性の原則、伸縮性の原則、負担分任性の原則、応益性の原則の7項目がございます。  十分性の原則。十分性とは収入を十分に上げる税、これは町がいただく税のことです。十分に町がいただく税のことでございます。課税客体が普遍的に存在し、課税標準が十分に存在する税に課するのが望ましいため、住民税や固定資産税などが該当することです。この十分性の原則にのっとりますと、高野町、人口減少等で住民税が下がっておるということでございます。  続いて、普遍性の原則ということで、裁量的に財政運営を行うためには、できるだけ多くの地方公共団体に課税客体が普遍的に税源が存在するような租税、税収が特定の地域に偏らないような税制でなくてはなりません。住民税や固定資産税などで、税源である所得や家屋、土地など、資産は普遍的に存在します。  また、安定性の原則。町の経費には経常的なものが多く、税収もそれに対応して変動が少なく、安定的であることが望ましい。固定資産税や軽自動車税など財産税であり、景気変動に影響をこうむりにくい。特に、法人税、これは所得割、均等割がございます。所得割は収入で左右されます。均等割は安定しております。住民税の所得割は景気動向に左右され、安定性に欠けます。実際には均等割を導入したり、影響をできるだけ緩和する措置がとられています。  あと、伸長性の原則、また伸縮性の原則、負担分任性の原則、応益性の原則等、地方税の7原則、6原則というものが存在します。  その中で、高野町が先生御指摘のとおり、税収がだんだん少なくなってきておるところでございます。それは平成18年、国からの委譲で税金がこちらのほうに委譲されました。そのときはかなり税収も上がったんですが、そこから先ほど課長が言われましたとおり、10年間で約100人、合計約1,000人ですね。1,000人の方が亡くなられていく中で、どんどん増えた税金も減っておるのが現状でございます。  このために、今後、高野町はどうしていくのかということなんですが、先ほど御指摘のとおり、高野町、自然減は仕方がないです。しかし、高野町から、高野領から人を出す、それを防ぐことは、行政の一番先、一番の仕事でございます。  徳富町長がなされておった政治の時代、高野町、高野領からは人を出さないという方針で突き進んできておりました。その徳富町政が終わりもう数十年たつわけですが、そこから消防等の問題が出てきておると思います。その消防の服務規程違反、先ほど西辻先生が言われました。これをずっとほっとくわけにはいきません、当然。消防長のほうにも今は7人でございますが、今後、世論が許さないというような内容で、その職員にも伝えておるところでございます。今後、その7人に関しては、いろいろな選択肢を与えて、服務規程どおり高野町に住んでいただくような方向に持っていきたいと考えております。  また、その公務員法の中で、高野町職員の居住というところで縛ることはできませんが、当然、採用のときに住民票をまず移す。そして住んでいただく、ここで暮らす。そういったものを雇う、そのときに約束していただいた方を当然採用の最優先にしていきたいと思っておるところでございます。  また、9月9日の総理指示のほうで、まちひとしごと創生の推進に当たって7項目、石破大臣のほうに取り組むことということで総理指示が出ております。その5番目に、地方の熱意や創意、自主性を基本とし、地域の個性を尊重し、全国どこでも同じ枠にはめるような手法はとらないことということで、過去にあった地方ふるさと創生事業のようなことをするなと、高野町独自のそれぞれの町独自のまちづくりをしていけ。努力をしなさい。その努力をした町に対しては、国は手だては考えるぞというような指示が出ておると思います。  安倍首相が地方創生というものを高らかに打ち出しております。その中で石破大臣が、今後地方創生に向けていろいろな角度で考えてくれることであろうと思います。それを棚からぼたもちのように待っておってもどないもなりません。こちらで考えて、いろいろな視野で、地方創生の考えに高野町が一つでも乗っかれるように、私初め、高野町全体でいろいろな人と知恵を絞って、この町の進むべき道というものを考えて、地方創生に乗っかっていきたいと思っておるところでございます。  高野山からは人が出ていくことが非常に多いです。今後はやはりなかなか難しいことではございますが、この高野町を愛してもらう、いろいろな方に高野町を思ってもらう、この高野町というのは高野山を抱えておる物すごい町だと思っております。京阪神の白浜ではございません。ここは日本、世界の高野山でございます。そういったことを考えて、宗教と環境と道徳の町、その考えで五つの安の実現、これは4年で果たしてできるのかわかりませんが、そういった考えで前に進んで、高野町の未来に少しでも人口が増えるような施策を今後打っていきたいと考えておるところでございます。 ○議長(負門俊篤) 辻本企画財政課長。 ○企画財政課長(辻本幸弘) 失礼します。  先ほど御質問の中にありました市町村民税につきまして、他の市町村との税率はどうかという御質問でございますが、現在は市町村間での違いはなくなっております。均等割は平成26年度から35年度までは3,500円ということになっておりまして、所得割につきましては前年度の所得金額ごとに計算をしております。計算方法や税率は法律の定めるところにより、どこの市町村でも同じものを使っているということでございます。  以上でございます。 ○議長(負門俊篤) 7番、西辻君。 ○7番(西辻政親) 今、企画財政課長から答弁をいただいてるわけなんですけども、都市計画税、これは市町村によって若干差が出てるんじゃないかと理解してるんで、その点について1点、またお尋ねするわけなんですけども。  それと、先ほどから町長さんから答弁をいただいているわけなんですけども、1点、例えば人口の減少に歯どめをかけながら、流動人口を増やしていくような施策ということはお考えになってないか、あるかということで、例えば流動人口が増えれば、1泊2日で帰っている方が、例えば一月、二月、高野山の季候のいいときだけは滞在するとか、何とか施策を打たんことには、当然、減ってます、減ってますって、そりゃ教科書どおり減っているのは当たり前の話でね。やっぱり政治をやるということは、基本的にそういう施策を打っていくというのが僕は政治だと思うんですよ。  先ほどから、副町長さんが来られるんですけども、この方は非常に経歴的にはすばらしい経歴を持っているんです。何かといいますと、商工課の労働課長もされておれば、例えば保健福祉部長という中で、そうすればそういう施策の中で、一体の中で流動人口に対して視点を当てるというような考えがあるかないかということでお尋ねしたいわけでございます。 ○議長(負門俊篤) 平野町長。 ○町長(平野嘉也) 西辻先生、ありがとうございます。  先生指摘の人口減、そのための流動人口を増やしてはどうかということで、いろいろ御提案をいただいております。当初、私自身、これはまだまだ政策の中に入ることはないんですが、もともとの考えで、リタイアメントビレッジというものをしたいというふうに思っております。それは60、もしくは65オーバーな定年された高野山真言宗の信者様を高野山で最後まで住んでいただく、そういったものを考えてはどうかというふうに思っておるときもございました。  そういったいろいろ人口減しておる中で流動人口をいろいろな政策をしていく中で、県または国、そういった部門の方々といろいろ話をして、この先をいろいろ考えていきたい、そういうふうに思っております。  当然、私の中ではいろんなモデル事業をしていきたい、高野モデルというものをたくさんつくっていきたいと思います。まずその中で、2050年、環境省が言っている低炭素社会、そういったもので高野モデルをどないかして先進的にできないかとか、あと農業の6次化をしっかりするとか、まず来る人を増やすために、この秋冬ぐらいから林間学校、また研修関係のところにセールスに行こうと思っております。まず来る人を増やす。そういったところで雇用も当然出てくると思います。  また、そうしていく中で、中・長期の考えの中で、その流動人口増というところにいろいろな医療、また福祉、介護の分野で流動人口を増やせる方法をこれから考えていきたく思っておるところでございます。 ○議長(負門俊篤) 7番、西辻君。 ○7番(西辻政親) 少し将来を展望した中で方向性も確認させていただいているわけでございます。  特に、生活の基盤となる医療、保健、福祉、ここらあたりにおきますと、先ほどからの高野山診療所の充実ということも早急な課題ではないかなと思っておるわけでございます。当然、町に住む人たちが安心、安全で生活の安定性を求めてこの1200年の歴史の続いている中でどう皆さんが来られるかということになりますと、医療問題、要するに今お医者さんの関係ですね。これは一番やはり大事なことでございます。先ほどから答弁をいただいておりますから、今後とも医療、福祉、保健、そこらのネットワークを含めながら、新たな再生の高野町を目指していただくことを御祈念いたしまして、私の一般質問を終わります。  ありがとうございました。 ○議長(負門俊篤) しばらく休憩いたします。            午前11時42分 休憩            午後 0時50分 再開 ○議長(負門俊篤) 再開に先立ち、先ほど高野町副町長に選任されました西上邦雄君が来庁されておりますので、御挨拶を行いたいとの申し出がありました。西上君の挨拶をお願いします。 ○副町長(西上邦雄) 御紹介いただきました西上でございます。議長のお許しをいただきましたので、一言御挨拶を申し上げます。  先ほどは私の副町長選任同意案件に御賛同賜りまして、本当にありがとうございます。これは議員の皆様方のしっかりと職責を果たせという激励の御意思であると思っております。  私自身は大変未熟でございますが、町長の補佐役といたしまして、また高野町のより一層の発展に向けまして、誠心誠意努力してまいりたいと考えておりますので、今後とも御指導、また御支援、御協力賜りますようにお願い申し上げまして、甚だ簡単ではございますが、御礼の御挨拶にさせていただきます。  どうもありがとうございました。 ○議長(負門俊篤) 休憩前に引き続き、議事を進行します。  9番、松谷君。 ○9番(松谷順功) 質問の機会を与えていただきましてありがとうございます。  質問事項は組織についてです。町長の所信表明演説にあった五つの安、安心、安全、安定、安寧、安らぎの施策を実施される組織をどう形成されるかというのが趣旨でございます。  町長の所信表明演説または座談会の抜粋ですが、以下のような発言をされております。  1番、医療についてです。誰もが安心できる医療体制を構築して、小規模多機能な診療所を目指します。町営診療所は一日でも多く救急を受け入れ、経過観察のベッドを再稼働させる必要があると考えております。必要な人材の確保から初め、持続可能な医療を提供するためにさまざまな取り組みが必要となってきます。住民の皆様が安心して暮らし、参拝の皆様、観光に来ていただける皆様が安心して訪れることのできるような体制をつくっていかなければなりません。これが1番目の発言でございます。ここで安心という言葉が出てまいります。  2番目に防災です。防災に際し、優しさと強さを兼ね備えた安全な防災を目指します。昨年の災害の対応は果たしてよかったのか、いま一度検証し、さまざまな災害に応じた図上訓練、防災訓練を行うように防災対策室に指示している。二度と備蓄品等の期限切れなどを起こさないように努めてまいりたいと思っております。また、全国の災害で高野山はどう対応するのか、高野山でどういうふうなお迎えができるのか、そういうことも考えていきたいと思っています。ということで、安全という言葉を使っておられます。  3番目に、産業の件でございます。産業安定の確立に向け、地域活性化を展開していきたいと思っております。社会資本の蓄積によります地域の宝を創造して、ブランド化を図っていきたいと思います。高野町でとれたおいしい野菜、米、そういったものを付加価値をつけ、より高く町外に売っていきたい。高野山は観光がメーンであります。道徳という考えを使って、いろんな観光客、参拝客の皆様、信者様の獲得につなげていきたい。林間学校の積極的な誘致、また企業の研修、そして学会シンポジウムの招致に働きかけたい。  4番目、人口流出問題です。子育て世代や高齢者が生き生きと暮らす安寧都市高野を創造していきたい。日本創生会議で2040年人口推計を発表、和歌山県で若年女性人口減少率が83%と自治体で1番になりました。消滅自治体で1番になりました。今後、今までの施策、それを継続していくとともに、本当に有効な施策というものを考えていきたいと思っております。リタイアビレッジ構想、そういうものも視野に入れていきたいと思っております。  5番目にまちづくり。宗教と環境のまちとして、安らぎあふれる町を創造していきたいと思っております。公民館の社会教育、そちらのほうを充実していきたいと思っております。また、公民館にある図書館、それの有効利用をしてまいりたいと思っております。  以上が五つの安でございます。五つの安以外に、公務員のスキルを上げるのが私の役割であると思っております。この4年間でそれができるかどうかわかりませんが、いつかは公務員が町民から見ると財産であるような職員をつくっていきたい、そのように思っております。そのためには職員間の人事交流、そういうものを入れていきたいと思っております。  五つの安の実現に向かって職員一丸となって前進してまいります。そのためにまず企画財政課の公室係の機能強化を図ってまいりたいと思います。今までの秘書のあり方を広げていきたいと思います。今までの機能の上に、さらに政策的なことを企画、推進、そして検証する職員を配置していきたいと考えています。  また、施策を進めていく中で町民の皆様からほど遠い施策等にしないように、行政が今まで以上に身近に感じられるように、秘書を中心に住民の皆様に参加していただき、施策がより住民の皆様の意見を反映できるような、仮称でございますが、高野町政策研究所のようなシンクタンクを設置し、やせ過ぎでもない、太り過ぎでもない、身の丈に応じた高野山らしい仕組みをできる限りしていきたいと思っているところです。  税源が少ないならばアイデアを生みましょう。財源が少ないならばいろんなところに働きかけましょう。高野は無限の可能性があり、今のチャンスを逃してはいけません。打つ手は無限にありますというような発言をされております。それで間違いございませんですね。  そこで質問に入ります。政策の中身は今変えなければならないというメッセージがたくさん込められているのは高く評価できると思っています。だから、今までの古い考え方というか、慣習を再考していただきたいんです。  そこで、組織について質問します。町長は就任以来、秘書を2名設置し、町長秘書を実質3名にされたわけであります。これは所信表明演説にありました公室係を中心として企画力の強化であります。しかし、本当に組織というのは何なのでしょう。自分に任された仕事を責任を持って実行、発展させていく職員が多ければ多いほどアイデアが潤沢に生まれると思います。公室係に任せればいいという組織は、職員のこうした芝青の目を摘むのではないでしょうか。  現に、地方分権が進む中で高野町はいろんな面で他の自治体よりおくれていると感じています。これはまだ地方分権時代前の状態を引きずっているのが原因だというふうに思っております。たまに室長に相談することなどはありますが、町長に聞かなければわからないというような言葉をよく耳にします。  課長は課の長であり、係長は係の長であります。問題が発生したときに、住民の立場に立って町長を納得させるような企画立案をしていただきたい。何でも町長代理にするような時代ではもうだめになってるんではないかということを認識していただきたいのです。もっと管理職の皆様が企画立案し、町長の施策を進めていってほしいのです。  今、町長が行っている公室の強化は、今までのこの閉塞感を打開することは多分できないと思います。町全体が人任せになるのではないのかというふうに感じられるわけです。まだこれからも公室を中心とした組織づくりを進めていかれる予定か、あと管理職の企画立案力について、日常どのように感じられているのか、この2点についてお答えください。  あとは自席でお話しさせていただきます。 ○議長(負門俊篤) 平野町長。 ○町長(平野嘉也) 松谷先生、御意見ありがとうございます。  まず、現状から説明させていただきたいと思います。  先ほど先生言われましたとおり、五つの安というものを当選してから6月議会のほうで所信表明させていただきました。その五つの安の実現、安心、安全、安定、安寧、安らぎの実現に向けて、現在進行形で動いているところでございます。  まず、安心について、先ほど言っていただいたように、誰もが安心できる医療体制を構築し、小規模多機能診療所に向けて5月より動いておるところでございます。県、大学、医療機関を初め、国会、県会の先生方、また医療を取り巻くさまざまな関係者と毎日のように連絡をとり合い、一歩一歩進んでおるところでございます。  まずは今の常勤の先生方のさまざまな環境をよくすることをまず第一に考え、一こまでも多くの救急体制を復活させることに全力を注いでおるところでございます。  そのため、連携強化というものがいろんな関係機関との確固、強いものをつくるものが必要でございます。いろんなつながりと信頼関係が非常に必要であると思います。それを今、修復、改善、そして発展とさせるために日夜努力しているところでございます。  安心の実現に向けて、現組織の中では健康推進課、そして総合診療所、また社会福祉協議会、南山苑様等の医療、介護、福祉の連携が必要であります。また、役場以外の組織、例えば医療機関、高野山の開業医、また調剤薬局、そういったところの連携、また母子健康推進委員さん、母推さんですね、そういった方々の連携が今後、安心の実現に必要ではないかと思っておるところでございます。  それで、今回、日本文教出版の5年生の社会の教科書に載りました、こちらの教科書なんですが、これは伊都医師会が先導して行っている「ゆめ病院」構想というものが社会の教科書に載りました。今後、この地区にも、この地域にもさまざまな方を巻き込んでの「ゆめ病院」のような連携が、いま以上に必要ではないかなと思っておるところでございます。
     続きまして、安全に関してでございます。災害の際に、優しさと強さを兼ねた安全な防災、それに対しましては緊急性を感じておるところでございます。先日の台風11号の後に、2役、それと課長会議、その席に消防団幹部の皆様も来ていただいて、よい点、悪い点などさまざまな御意見を頂戴いたしました。その話が進行しているうちに、昨年の災害時の教訓、それが生かされているのか否か、疑問にも感じました。しかし、過去にあったことを教訓として前進していかなければなりません。早急にしなければならない事柄で進むペースも非常に遅いぐらいです。しかし、それは今防災対策推進室長、そして臨時の職員だけでできることではなく、その室の業務量は膨大なはずでございます。いろんな災害に対応した形をまずつくるために、今後、防災対策推進室の規模の検討もしていかなくてはいけないと思っております。  安全の実現に向けて、まず町民の皆様が起こるべき、起こるであろう災害についてまず理解をし、そして自分の命は自分で守る、これをしっかり御理解していただいた上で、行政がシナリオをつくっていかなければならないと思っております。そのためにも全部の課の連携、指揮系統の確立をしっかりとしていかなければなりません。また、役場以外の関係組織として、町内会等の連携も今後重要ではないかなと思っております。  続いて安定です。産業安定の確立に向け地域活性化策を展開ということで、松谷先生御指摘の社会関係資本ということでソーシャルキャピタルの構築ということを就任当初に言わせていただきました。当然、それも進めていきたいと考えております。  現在は既存の事業がさまざま継続されておるところでございます。高野町は日本・世界の高野山を有する町でございます。また、高野山を取り囲むそれぞれの地区も特徴あるすばらしい集落でございます。高野山に関して、世界に誇る山上の宗教都市でございます。また世界遺産にも登録され10年になり、来山される方も年々増加しているところです。しかし、世界遺産となり、多方面より来られた方もいらっしゃいますが、今後、いま以上に日本の方々が来られる高野山を目指さないといけないと考えております。そのためにも宗教、環境、道徳の考えで進みたい。  また、短期的には、以前から述べさせていただいております徳パック、それをしっかり組み立てて、各方面にセールスに行きたく思っておるところでございます。新たな高野ブランドをつくっていく。また、周辺の地区に関してはまず住んでいただけるような環境をできるだけ整備し、Iターン、Uターンをしていただけるような政策を考えていきたい。安定の実現に向けては企画財政、まち未来課を中心に進んでまいります。またその実現には深く町民の皆様の御理解と御協力が必ず必要であると考えます。  最後に、安寧、そして安らぎです。子育て世代や高齢者が生き生きと暮らす安寧都市高野の創造、また宗教と環境の町として安らぎあふれる町の創造に関してでございます。  現在行っている事業として、医療費のこと、またリフォームのこと、給食の無料化のことなどいろいろ継続しておるところでございます。今後は今の事業に加えて、心、気づき、それらが関係することに進むことが高野全体の発展につながる。そのためには役場のみならず、金剛峯寺様を初め、あらゆる関係団体、町民の皆様の御理解、御協力が必要でございます。  安寧、安らぎ、安定、それらをメーンに、未来創生塾高野、先ほど言っていただきました政策研究所、それを立ち上げてまいり、たくさんの御意見を出していただくために、また一緒に高野を考えていくために、またいろんな方々に入っていただき高野を進めてまいりたいと思っております。  先ほど松谷先生から政策研究所のことがありました。それぞれの職員に今そのメンバーになってくれないかということで回覧を送っております。その中で地方分権一括法の施行により、基礎自治体への大幅な権限委譲など、地方自治体を取り巻く環境はめまぐるしく変化をしております。こうした中、地方自治体は自身の責任と判断で進むべき方向を決定し、自立した経営を行う必要がございます。また、地域間競争の時代、競争に勝つためには、政策形成力の向上が不可欠な要素となっております。こうして生まれたのが高野町政策研究所、未来創生塾高野でございます。これは幅広い分野の中堅、そして若手職員から構成され、町民の皆様との共同による調査研究と政策立案、企画を行っていきたいと思っております。そして、町全体の政策形成力を高めながら、有効な政策提言を目指すということで、今、庁内の職員にこのプロジェクトに参加しないかというのを問いかけておるところでございます。  それで、先ほど御指摘ありました公室係、今3名おります。2人が7月1日異動により増員しました。その2人がこの政策研究所のまとめというふうになることは間違いないんですが、この方を中心として町が動くということは決してございません。町の考え、町の必要としている物事をこの政策研究所におろし、そして町のいろいろな方々が入っていただいた委員会で答えを出していただき、それを答申していただいて行政に反映していきたいと考えておるところでございます。  また、スキルアップのためにというような発言もしていただきました。当然、公務員は町民の財産である、町民が公務員のことを私たちの財産だと思うような公務員をつくるのが私の使命だということも言わせていただいております。そのためにいろいろな研究会、そういったものに入っていただいたり、いろんなところとの人事交流初め、町民の皆様から尊敬される職員を一人でも多くつくっていくことが私の仕事だと思っておるところでございます。  以上です。 ○議長(負門俊篤) 9番、松谷君。 ○9番(松谷順功) 私が聞きたかったのは、町長の公約の中で、公室係を中心として組織づくりを進める予定ですかということに対しては、それではないというふうにお答えいただきましたが、あと管理職の企画力、企画立案力については、日常どのように考えられているのでしょう。この2点という形で、回答はその2点に絞っておるわけでございます。回答いただくのはその2点に絞ってあるわけでございますが、管理職の企画立案力について、日ごろどのように感じられておられるでしょうか。 ○議長(負門俊篤) 平野町長。 ○町長(平野嘉也) 松谷先生、ありがとうございます。  管理職の企画力というようなことなんですが、今の課長、管理職の皆さん、非常に優秀でございます。私の掲げた宗教、環境、道徳の町の実現に向けて、それぞれの課でいろいろな事業に結びつけていってくれておるところでございます。 ○議長(負門俊篤) 9番、松谷君。 ○9番(松谷順功) ありがとうございます。  続いて行きます。次に、政策を職員一丸となってという言葉が出てきます。今回の議会へ特別顧問を設置したい旨ありました。その中で報酬が高額だったというふうに思います。ただ、町長はこれは妥当な値段だというふうに説明されたわけでありまして、自分が必要とされる方については高額で支払うという姿勢を見せるのに、管理職手当であるとか、超過勤務手当におきましては、財源が厳しいからといって圧縮するのは矛盾してないでしょうか。職員は町民より財政が厳しいことを理解して受け入れているわけです。それを所信表明で財源が厳しいのであればアイデアを出しましょうと言いながら、自分の必要なものについてはお金を使おうという気持ちが理解できません。このようなことで職員がついてくるのでしょうか。  今までにない施策をするには人と時間がかかります。成果が出ればというよりも、成果を出さなければならないんです。現状を打開してほしいと町民は願っているわけです。管理職手当や超過勤務手当のカットのような今までの慣習に取り込まれず、思いっきり職員に働いてもらう環境整備は、町長の挙げる全ての政策を実現する近道と私は考えます。このためにも人事評価と人材育成をする組織が必要だと思います。頑張って仕事をした人にはいい給与を払い、いい管理職は戦略を持って育成する。一般の企業では当たり前のことでございます。それができる今タイミングだと私は考えます。町長決断のときだと思いますが、いかがお考えでしょうか。 ○議長(負門俊篤) 平野町長。 ○町長(平野嘉也) 松谷先生、ありがとうございます。  先ほど財源がないならアイデアをということで、まず先日の補正予算のところでふるさと応援寄附金の案を可決していただきました。それで10月1日から新たに高野町ふるさと応援寄附金、御大師様からの贈り物というような形で、今までのふるさと応援寄附金と全くちょっと規模が違うようなことを仕掛けてまいります。これで少しでも高野町の財源として取り組めたらよい。それとともに、高野町が和歌山県全体の産品、また弘法大師ゆかりの地の産品を高野町全体で宣伝しますというような形で、この事業は進めていきたいと考えております。  また、管理職手当、残業コスト等の質問ではございますが、4月に超過手当、また管理職手当が上がり、そして私5月1日から就任したということで、一旦それは撤回ということで下げさせていただいております。今後、当然スキルアップのために、評価のために、そういったものが必要であるならば、今後、検討の一つとしてもよいのではないかと考えております。 ○議長(負門俊篤) 9番、松谷君。 ○9番(松谷順功) 検討という言葉が今出ましたですが、よく考えていただきたいというふうに思います。よろしくお願いしときます。  それから、次の質問に移ります。人口は減っていきますが、地方分権時代における事務量の増加はこれからしていくものと思われます。そこで町長の新たな施策も実行しなければなりません。ここでギャップが生まれてくると感じるわけですが、人口にあわせて職員を減少させていくような、今までのやり方では人が足りなくなるんではないかなというふうに考えます。  この対策として、広域でできる仕事は広域でという組織のつくり方もあると思いますし、職員の新規採用や再任用の活用など、職員不足を解消する方法もあると思います。職員の定数についてはどのようにお考えかお答えください。また、新規で採用する計画があるならば、ある程度資格を持った人、技術職の職員といいますが、少ないように思います。技術職の職員を採用し、しかるべき場所に配置すべきと考えますが、その辺のところはどうお考えになっておられますでしょうか、お答えください。 ○議長(負門俊篤) 平野町長。 ○町長(平野嘉也) 松谷先生、ありがとうございます。  人口減少が続いております。毎年約100名の方々が亡くなっておるという状況で、これをとめる、また増加させていくというようなことも今後取り組まなければならないことであります。  人口が減るに当たって、当然、役所の事務量はそう変わることはないと思います。しかし、全て採用に当たっては財政を考えた上で検討していかなければならないと考えております。また、定数というのも御質問ありましたが、現在の定数が、今の人口にとって、また財政上にとって、一番今はベストかなと考えております。  また、有資格者をもっと採用したほうがいいのではないかというのもございます。当然、それぞれの課で必要な資格というのがあると思います。それぞれの課で必要な人材が出てくるとそういった資格保有者の採用というのも考えていきたい。また、当然一般職ということで、有資格者ではない職員の募集というのも当然していかなければならない。しかし、全ては財政を考えた上で考えていきたいと思っております。 ○議長(負門俊篤) 9番、松谷君。 ○9番(松谷順功) ありがとうございました。  次に、所信表明にもありましたが、5月に人口減少問題検討分科会によって、消滅自治体リストが公表されたわけであります。内容は、自治体がショックを受ける内容でございました。和歌山県高野町におきましては、県下ナンバー1、1位になったというようなことで、高野町も非常に深刻な状態であることが提示されたわけであります。  また、先ほども話が出ましたが、国も地方創生を目的にさまざまな施策を模索しているようでございます。全国の市町村が目の色を変えてさまざまな施策を繰り広げていくと思われます。この中でより戦略的なアイデアを出していかないと自治体として生き残っていけない世の中になってくると思います。町長の午前中のお話にもありましたが、国の財源もばらまきはしないという方針ですし、直接手を差し伸べてくることはないと思います。このような情勢の中で、高野町は人口流出を食いとめるだけでなく、住んでいただける人を獲得していかなければならないわけです。  そこで高野町を見た場合、Iターン、Uターンの促進、過疎地対策は企画財政課が担当されていると思います。地域振興はまち未来課でやっている。ちょっとこの辺がダブっているのではないかというか、理解に苦しみます。町の施策の重要な長期総合計画は企画課で作成しているのに、統計は総務課と。統計を担当していないのに長期計画を立てることができるのでしょうか。こういう矛盾をいつも感じているわけですが、こんな状態で全国の市町村と対抗できるとお考えでしょうか。組織全体の構想を見直す必要があると思いますが、いかがでしょうか。 ○議長(負門俊篤) 平野町長。 ○町長(平野嘉也) 先生、ありがとうございます。  ここは2040年、日本創生会議のほうで発表された記事の中で、和歌山県ナンバー1になりました。当然、5月9日の新聞でございましたので、私、5月1日に就任したその週末に出た記事だったんで、非常にびっくりしました。しかし、それがチャンスと捉えております。  ここは普通の過疎の地域ではございません。高野の過疎のこれから行っていく対策というものは、あまりいろんなところの過疎のところには役立たないと考えてます。ここの高野町、そして高野山、僕は日本の縮図のところだと思うんです。いいときはいい、そしてあぐらをかいてしまった。知らん間に景気が落ちてしまった。日本の全体の中でもいろいろなすばらしい宝物が落ちているのに、それを発揮できない。それが高野町、今の高野町だと思っております。  高野町の中、たくさんの宝物が落ちております。それを役場だけではなく、民間も巻き込んでいろんな形でそれらをまちおこしのために使う。それがこの高野町の発展につながっていくことと思っております。  それと、Iターン、Uターン、またそれぞれの業務をまち未来課、また企画財政課のほうでしております。その業務分担ということがどういうふうな経緯でなされたかというのは、聞いたところ、それぞれの課長が以前の課長が持っていた内容なのでというふうに聞きました。今後はやはりこういったものも時間をかけて整理していかなくてはいけないと考えております。今後は組織の改選、そういったものも視野に入れて、統制のとれた組織にしていきたいと考えております。 ○議長(負門俊篤) 9番、松谷君。 ○9番(松谷順功) ありがとうございました。  最後に、元気で若さあふれる町長が就任されたわけです。もっと役場が元気で職員同士が住民のため、町のために激論を交わすような風景を見たいと思います。そんな組織をつくり上げてもらいたいものでございます。そこがターニングポイントになったんだなということが、減少が非常に言われています2040年のときに笑顔で言えるような礎を築いていただくようお願いいたしまして、質問を終わります。ありがとうございました。 ○議長(負門俊篤) 11番、﨑山君。 ○11番(﨑山文雄) 通告に従いまして、3件、お伺いをいたしたいと思います。  我々議員はいつも清廉潔白でなければならない。そして、また私の信条でありますが、うそを言わずごまかしをせずというのが私の信条でございます。そういうような精神のもとに、1番目の質問をいたします。  県会だより№25に目を通しておりますと、虚礼廃止に御理解と御協力との記事が掲載されていました。当然、我々議員は既に承知している事項であります。ところが、県内で発行されております地方紙によりますと、最近こういう記事が出ておりました。高野山でざわざわ、うわさ、御礼?、挨拶?、そういった見出しで、平野町長が特定の人物に中元を郵送で送ったとか、いかにも選挙違反めいた記事でありました。問題の中元ギフトというのは、これ新聞に書いてありますのでそのまま読んでみますと、牛肉400グラム程度、宅配便か郵送で送ったようだとリアルに報道されております。選挙違反めいているわけですけれども、それが事実とすれば、警察当局が動かないはずはありません。ただうわさにすぎないのでありましょうか。そうであるとすれば、本人にとってはこれ以上の不名誉なことはないのであります。また、高野町においても、こんな土壌なのかと思われることに非常に遺憾の意を持つものであります。新聞社に抗議すべきではないかと思うのでありますが、この点はいかがなものでございましょうか。  次に、高野山総合診療所についてお伺いをいたします。町長は4月に行われた町長選挙で医療体制の充実を掲げ選挙戦を戦い、現職を破って初当選したことは偽りのない事実であります。総合診療所は365日救急を受け入れ、それに入院ができる体制の復活は私ならできると、このように約束されたのであります。ところが、既に5カ月が経過をいたしておりますが、今なお医師の確保は進んでいないようであります。平日の夜間救急患者の受け入れもストップしたままであります。  総合診療所は365日救急、入院ができる体制を敷くと言われたことは、床に伏している町民、住民が今か今かと首を長くして待っているのが現状であります。今後、夜間の救急体制の復活ができるのか、これに対してやりますという言葉が出てくるんではないかと思いますが、これに期待したいと思います。医師の確保、また医療スタッフの確保ができるのでありましょうか。公約は必ず実行してほしいというのが町民が思っているところでありまして、町民に向かってそのように答えていただきたいと、このように思うわけでございます。  6月の定例会では勤務の医師が確保でき次第24時間救急を一日でも多く増やしていきますと言っておられたのであります。改善は一向にできていませんが、なぜできないのか。実行できない原因はどこにあるのか、お示しをいただきたいとこのように考える次第でございます。  次に、環状道路の問題でございますが、平成26年度で完成される環状道路の供用が、間もなく、来年の3月末までにはできるわけであります。それに伴いましてアクセス道の計画がどうなっているのか。当初、これはセットで考えてこられたことであります。平成26年度で国道371号線、すなわち高野山環状道路が竣工されます。供用されますと、町はどのように変わると想定されておられますか。まちづくりの基本的な計画はできているのでありましょうか。今後、どのように取り組むか、お聞きしたいところであります。  町長は、金剛峯寺と役場が両輪となり、高野山の魅力を最大限に生かす観光政策を行いたいと言っておられました。この環状道路の供用とどのようにかかわっていこうと考えておられますか。こういったことをお聞きしたいと思います。  少し離れますが、林間学校や企業研修の誘致をみずから赴いて行いたい、受け入れ体制づくりをしていきたい。金剛峯寺、行政、寺院、商工会が連携できる仕組みを構築すると言っていますが、実行に動いておられるのでしょうか。こういった3件につきまして、お伺いをいたしたいと思います。  少々ボイスを悪くしておりまして、お聞き苦しい点、おわびいたします。 ○議長(負門俊篤) 下総務課長。 ○総務課長(下 勝己) 失礼します。  11番議員様の今の御質問について、説明させていただきます。  まず最初の地方紙の件でございます。先ほどのギフトを送ったとかいうお話でございますが、その記事を私も見まして、私のほうから町長に確認いたしましたが、そういう事実は全くないということで、何かの間違いであり、記事について訂正等を申し出ることも考えていないという回答をいただいております。  以上です。 ○議長(負門俊篤) 11番、﨑山君。 ○11番(﨑山文雄) マスメディアの伝えた内容については、一切問題がないという答弁をされました。そうなりますと、日本には三権分立というのがありますけれども、マスコミを入れまして四権分立、マスコミの力は非常に強いわけであります。そういった面から、ああいう紙面を使って高野山のそういったことを報道されるということについては、非常に遺憾に思うわけです。これが事実でないということであれば、私、この新聞社に対して、こういったでたらめに違いような記事を載せるなと、どういう意図でそういうことをやっておられるのかということを一度抗議申し上げたいと、こんなふうに考えております。  そういうことで、もう一度確認しますが、あの記事については一切関係していない、でたらめであるということでよろしいでしょうか。 ○議長(負門俊篤) 平野町長。 ○町長(平野嘉也) 﨑山先生、御指摘ありがとうございます。  肉というところで、高野の町長たるものが肉ということで、どうせやったらごま豆腐とかいうような記事にしていただいたほうがよかったかなと思うんですが、当然、公職選挙法等にひっかかることでございます。私、今回当選させていただいて、今まで受け取っていたものも、当然今年からはきっちりと返しております。そして、送ることもございません。  以上です。 ○議長(負門俊篤) 11番、﨑山君。 ○11番(﨑山文雄) この報道された記事についてはどうですか、やっぱり遺憾の意というんですか、気分的に腹が立つというんですか、そういった感情にはならないわけでしょうか。 ○議長(負門俊篤) 平野町長。 ○町長(平野嘉也) 当然、高野町の長としての記事が出ておるわけで、高野町に傷が入ってしまったということは認識しておるところでございます。もう一度、私もその紙面をきっちり読んでないので再度読ませていただいて、今後対応をしっかりしていきたいと思っております。  また、いろんな中でネットとかでもよくこの牛肉問題も出ておるそうです。いろいろ話題を上げていただいて、私自身、いろいろ注目していただいているんだなというふうに感謝しておるところでございます。  以上です。 ○議長(負門俊篤) 11番、﨑山君。 ○11番(﨑山文雄) こういった新聞報道に関しましては、町長のみならず、我々議員といたしましても十分心がけて、遺憾行為に対しては強く抗議をしていくという精神に基づいていただきたいと、こんなふうに思います。  次に、高野山総合診療所のことについてはいかがですか。 ○議長(負門俊篤) 中尾診療所事務長。 ○診療所事務長(中尾 司) 11番議員様から町長にという御質問ですが、まず私のほうから現状と今までの経過につきまして、御説明をさせていただきます。  まず、高野山病院のときからそうですが、当診療所は自治医大の1期生の今の院長が就任して以来、自治医大卒業の義務年限中の先生を県から派遣していただくという形で医師を確保して診療を行ってまいりました。去年、平成25年度からその派遣医師が従来の2名から1名に減ったということで、それと院長の病気、副院長の病気ということが重なりまして、医師不足ということに陥って、当初の計画でありました365日24時間の診療というのができなくなったという状況であります。  その後、県のほうには派遣の医師を1名、もとの2名に増員していただきたいということでお願いをしておりまして、今年度、来年度の派遣についての要望ということで、また2名でお願いしますということで今要望をしております。今月中に県のヒアリングを受けて、その後決定ということになる予定ですが、県としましてもほかの病院、有田市民さんですとか、橋本市民さん、お医者さんが大変不足しているという中で、なかなか厳しい状況であるという感じはしております。  それ以外に、地域医療振興協会さん、自治医大卒業の先生方がつくっている協会ですが、こちらに今、日直、当直の応援ということで、医師の派遣をしていただいているところですが、常勤医師の派遣につきましても要請をしているところです。こちらにつきましても全国的な医師不足という中で、先生が全くいない診療所ですとか、そういったところもたくさんあるということで、現状ではなかなか厳しいという御返事をいただいております。  それ以外に、和歌山県が運営しております医師募集サイト、青洲ネットというところがございます。こちらにつきましても常勤医師の募集ということで広告を掲載していただいているところです。それ以外に、高野町のホームページのほうにも常勤医師、あと当直、日直医師の募集ということで、募集広告案内を出させていただいているところです。  また、民間の医師募集事業者というのがたくさんございまして、エムスリーキャリアさんですとか、民間医局さんとかたくさんあります。そちらのほうにも情報を掲載していただいているところですが、今のところいい反応がないという状態です。  ただ、その中、今年の8月から、実はうちの診療日程の中で、毎週金曜日というのが今県のほうから派遣していただいている先生が医大のほうで研修に入る日になっておりまして、院長1人になる日になります。その日を何とか埋めたい、院長の負担を減らしたいということで、毎週金曜日の9時から16時、橋本から先生が1人お越しいただけることになりまして、8月から勤務いただいているところです。基本、毎週金曜日、9時から16時を、院長の1診の隣で、2診、急患と新患の診療をしていただいているという状況でございます。  現状は以上でございます。よろしくお願いします。 ○議長(負門俊篤) 11番、﨑山君。 ○11番(﨑山文雄) 医師を探しておられるプロセスについて、今説明いただきましたですけれども、なかなか御苦労をされているということであります。しかし、我々としてはやっぱり形として、成果としてあらわれてこなければ、何の意味もないわけであります。  橋本のほうから先生も金曜日に来ていただいているというようにおっしゃいましたですけれども、この内容も聞いてみますと、送り迎えに職員を派遣していると。橋本へ迎えにいって、それで連れてくるのに2時間。そして夕方、送っていって自分が帰ってくるのに2時間。1日に4時間という時間が費やされる。職員が半日というものは仕事ができないというような状況ではないかと、このように想像するわけです。  町長が言われる誰もが安心できる医療の復活に向け、小規模多機能な診療所を目指すということは、言葉上では非常にきれいですけれども、やっぱり実行に移していかなければならない、成果を出してもらわなければならないというのが住民の最も一致した考えだろうと、このように思うわけであります。  これも先日の新聞にちょっと出ておりましたですけれども、去年の救急出動件数、昨年310件あったと出ております。そのうちの196件が町外へ搬送していると。その196件のうちで、昼間であれば結局重病患者として搬送したということが考えられると思うんです。夜間の場合は、この196件のうち何件あったかわかりませんですけれども、この中で軽病の人で搬送したとして、1晩泊まって、その明くる日に帰ってこれるような軽い病気の人であったとしたら、高野山で入院ができれば何の苦労もなく、患者の負担もなく過ごせるんではないかと。そういう面から考えたら、これは何件かちょっとわかりませんけれども、できるだけ早く入院ができる体制を整えなければならないんではないかとこんなふうにも思いますが、救急搬送についてのこの件数はいかがなものですか。 ○議長(負門俊篤) 平野町長。 ○町長(平野嘉也) 﨑山先生、ありがとうございます。  日勤の先生で金曜日の2診に来ていただきました。当然、送り迎えするということで職員にも負担がかかるということで、御指摘どおりだと思うんですが、やはり2診の果たす役割というものが非常に大切でございます。  また、この先生に来ていただくためにいろいろお話しさせていただいて、お互いの考えが一致して、そしてほな行ったろというようなことでようやく来ていただいた大切な先生でございます。今後ともこの送り迎え等発生することが続くかもしれませんが、金曜日の2診体制の確保のために、この先生にお世話になっていきたいと考えておるところでございます。  また、入院等の質問もございました。とにかく24時間の救急が1こまでも増えるように、今、努力しておるところでございます。また、朝までの経過観察が必要であれば経過観察できるような体制が必要かと思っております。入院は6月の議会で少し軌道修正をさせていただいております。  以上です。
    ○議長(負門俊篤) 11番、﨑山君。 ○11番(﨑山文雄) 町長、軌道修正、どんなような格好になってるんですか。 ○議長(負門俊篤) 平野町長。 ○町長(平野嘉也) 軌道修正、6月の議会、所信のほうで言わせていただいたか、そのあたりは議事録をくっていただいたらわかると思うんですが、24時間の救急と入院というものを同時に復活するというものは、非常に不可能に近い。また、この高野町に果たして以前のような入院施設、そういったものが本当に必要なのかどうか。それはいろんな財政等も考えた上で検討していかなければならないと考えております。今、必ず必要だと感じておるのは、24時間の救急と、朝まででも診れる経過観察のベッドがまず回復しなければならないところだと思っておるところでございます。 ○議長(負門俊篤) 11番、﨑山君。 ○11番(﨑山文雄) とにかく町民として一番不安なのは、夜病気になったときにどうするか。高野山では診てもらえない。そして、下へ搬送される。搬送された状況においては、来んでもよかったのと違うかなというような人もおられるんでしょうけれども、患者としては不安でならないと。そういった患者さんが高野山で診療してもらって、すぐ家に帰られるような状況をつくり上げるということが安全、安心につながっていくものではないかと、このように思うわけでありまして、やっぱり当初から夜間診療、入院というものを目指していくということに努力していただかなければならないんではないかと思います。  とにかく、我々じゃなくて町民からいえば、非常に医療に対する心配が多いわけですね。当初、町長が言ったような内容を実行してほしいというのが町民の考えのように思います。  先日こういう記事がありました。高野山の新聞でございまして、塔頭寺院の寺族が書いておられる記事でありまして、一部をちょっと読ませていただきますと、高野山も4月に若い新しい町長になった。もう2カ月がたった。多くの公約を果たしてくれるか、300票以上も現職の町長さんを上回ったのだから期待に沿えるか、町民が楽しみにしているが、欲を言えば、町会議員も経験し、役場の内容、町内の事情を把握してから立候補してほしかったと思った。まだ、年齢も若いのだから、いろんな人の意見を聞き、老人の話に耳を傾け、町内を歩いてほしい。高野山病院を復活し、医師を確保しますという約束はどうなっているのかしら。老人が多く、若人が山外へ移っていく。何とかこの不安を少しずつ解消できないかしら。そして、来年の大法会に備えて、どういう施策を練っているのか、町長としての発信をしてほしい。こういうのが町民の本当の気持ちではないかと、総意ではないかとこんなふうに思います。  そういう意味におきまして、もう5カ月を経過しようとしておりますので、総合診療所の一歩前進というようなところに努力をしていただきたいと、こんなふうに思います。  改善は一向に進んでいない状況が今現実に見られるわけですけれども、実行できない本当の原因というのはどこにあるんでしょうか。やっぱり経済的なものでしょうか。 ○議長(負門俊篤) 平野町長。 ○町長(平野嘉也) 﨑山先生、ありがとうございます。  これが達成できない原因といいますのは、やはり医師の一極集中というか、地方のほうに医師が足らないという現状であると思っております。あとはいろんなつながりでそういったのを解消して進んでいきたいと思っておるところでございます。 ○議長(負門俊篤) 11番、﨑山君。 ○11番(﨑山文雄) しっかり努力していただきますよう切望いたします。  救急の件はどうですか。 ○議長(負門俊篤) 中西消防長。 ○消防長(中西 清) 先ほどの11番議員の御質問に、御説明させていただきたいと思います。  これ9月15日の産経新聞に載っていた記事と思うんですが、昨年の救急出動件数310件、そのうち町外への搬送は196件にのぼったということで、議員御質問のこのうち何件が夜間当直医不在の件数で、何件が軽症で経過観察のみで行けたかというような件に関しましては、今現在、ちょっと手持ちで資料がございませんので、また調べた後に正確にお答えしたいと思います。  以上でございます。 ○議長(負門俊篤) 11番、﨑山君。 ○11番(﨑山文雄) よろしくお願いしときます。いわゆる軽病、軽い病気で搬送された人がこの件数の中でどのぐらいほどおられたのか、半分として約100名、そういった人のうちの何人かは連れてこなくてもよかったのにな。高野山診療所の夜間診療ができればそれで対応できたのになというようなことになりますと、やっぱりここに町民の不安を募らせる点があるのではないかと、こんなふうにも思うわけでございます。  とにかく診療所の充実、充実まで行かなくとも、一歩前進してサービスを行っていくということについては、医師の確保ということも大変であるし、金もかかるし、大変な行政の一つであると思いますが、やっぱり公約で自分はこのようにやっていきたいと言った約束事については、一歩前進、一歩前進をお願いして努力をしていただきたい。その努力を私たちは見届けたいと、こんなふうに思いますので、よろしくお願いいたします。  次に、環状道路の完成に伴って、どういうまちづくりを想定されておられるのでしょうか、お伺いいたします。 ○議長(負門俊篤) 山本建設課長。 ○建設課長(山本剛久) 環状道路のアクセス道の計画はどうなっているのかという質問につきまして、まず今までの経緯でございます。環状道路の建設につきましては、平成21年度に計画、そしてその後に設計等々が始まりまして、今年の4月に四つのトンネルが貫通いたしております。総延長4.3キロの環状道路のうち、その半分の距離ですね、その距離がトンネルになっているということで、そのトンネルが貫通したというのを機に、来年の1200年の大法会に向けて着々と工事を進めてもらっております。  それで、21年当時、その当時の構想ですね。アクセス道は計画というほどのものでもなくて、それ以前の構想というような形で何パターンかありました。  まず、文化通りですね。第2トンネルの手前から元の幼稚園の跡地までのアクセス道ということで、7ルートの図面を引いて、それぞれのルートはどういったメリット、デメリットがあるのかというようなことも含めて、また大まかな事業費等々も含めていろいろ構想は持っておりました。  また、終点ですね、元幼稚園跡地には駐車場というような構想も持っておりまして、平面から3階建ての立体駐車場というような、全部で9パターンですね、そういった構想も持っておりまして、いろいろ考えはその当時は持っていたようです。  その後、平成24年1月ぐらいには、高野町の商工会の会長さんのほうから、ぜひアクセス道は整備してほしいというような要望もありまして、ちょうどそれぐらいから私が建設課に来たわけなんですが、その当時、商工会の会長さんに対して、またこの議場の場でも、機会あるごとにずっと私が言っておりましたのは、まずは環状道路、できた後に交通の流れというのがどのようになるのかというのを見きわめていただいて、それからでもアクセス道というのは考えてもいいんじゃないかというようなことは、ずっとそのようには答弁しておりました。何といっても、先ほど言いましたアクセス道の7ルートにつきましては、うちのほうでつかんでおる、ちょっと出した数字によりましたら、4億から14億というような費用がかかるような試算になっております。また、駐車場につきましても、平面の駐車場だったら5,000万円から、3階建てになったら11億というような金額にもなっておりまして、何しろそういった膨大な金額をかけて環状道路の完成と同時にアクセス道をつくるのはいかがなもんかなというふうに考えておりまして、まずは環状道路が完成した後、交通の流れを見てから考えてもいいんではないかというふうには考えております。  なぜそういった環状道路が完成してその流れを見てからでいいのかというふうなことなんですが、その当時、構想のあった当時から比べますと、いろんな状況が相当変わっているように思います。まず、交通の流れというのを考えるときには、どうしてもそれまで高野山の中が渋滞しておるということもあって、それはどういったことかといいますと、駐車場のことにも環状道路とか交通の流れというのは物すごく密接にかかわっていると思います。そういったことですから、21年に比べて状況が相当変わっているんだから、もう少し待ってみてもいいかなとは考えております。  まず、その中で駐車場がどのように変わっているかというようなことなんですが、先日、高野山の中の駐車場をちょっといろいろ台数をざっと数えてみたんですが、ほとんどが金剛峯寺さんの駐車場になるわけなんですが、伽藍の中門前の駐車場に18台、霊宝館の前に何台というようなこともあって、それを全部合計しますと現在では440台ぐらいの駐車場がその当時はありました。  その後、21年から今までの間には、役場の裏に大学寮跡地の駐車場というのも今年完成しまして、そこに約140台駐車できます。ふだんは役場職員が使っているんですが、土日等々につきましては、そこにお客さんを誘導して使ってもらうというふうなことも考えております。また、環状道路が完成した折には、お助け地蔵の少し下手に大門南駐車場というのができまして、そこには大体220台、その後金剛峯寺さんの駐車場ですが、大門の愛宕前ですね、大門中部のところにできている駐車場には38台の駐車スペースがございます。それを全部合わせますと、ほぼ400台ぐらいの駐車場がその当時からは増えております。ほぼ440台に400ですから、ほぼ駐車台数が倍になっているわけなんです。ですから、それだけ駐車場が倍になったんであれば、やはり交通の流れも渋滞も相当変わるんではないかと思っております。  また、大門の環状道路のところにできます南駐車場につきましては、りんかんバスの大門の終点というのが、今は大門の入り口のところでUターンしているんですが、先日からりんかんバスさんとの協議の中で、その終点を大門南駐車場まで行きましょうというふうな話になっております。そうすることによりまして、そこにとめたお客さんの山内へ入ってくる足の確保ができますので、そういった点も解消できるんではないかと思っております。  それと、状況が変わっているという中で、国道371号線の南小田原のところの件でございますが、あそこも引っ越しをしていただけるということで、大変曲がり角の狭いところが解消されることによりまして、ちょうどあの場所は4.3キロある環状道路のちょうど中間地点で平面交差をしているところでありますから、緊急車両等々を初め、いろんなお客さんも、今はまだ道は狭いですが、そこから入ってくるにも大変都合のいいような道になるというようなことも予想されます。そういったいろいろ状況が変わっているというふうなこともありますので、完成してから交通の流れを見ていただいて、それから判断しても遅くはないんではないかなというような考えでおります。  以上です。 ○議長(負門俊篤) 11番、﨑山君。 ○11番(﨑山文雄) いろいろお話しいただいたんですけれども、もうちょっと焦点を絞り込んで答弁いただきたいんですけれども、この環状道路ができれば、結局山内としたらどういうまちづくりをしていくのかということになるわけですね。環状道路は国、県でやりましょう、アクセス道は地元が負担ですよというのは、現在の知事さんのお話であったと思います。これをセットで完成させていく。その中でまちづくりをしていく。いよいよアクセス道はできないけれども、環状道路はできるわけですね。来年の3月末までには供用されて車がどんどん通れるような状況になる。そうなったときに、片肺のような状況で高野山の町をどのようにやっていくのかというのは、計画にあるのでしょうか、ないんでしょうか。考えておられるんでしょうか。その点をまち未来課の課長にお聞きしたいと思います。  この計画につきましては、当初、高野町と金剛峯寺と議会、議会は議長だけしか頭を突っ込んでおりませんでして、その当時、その状況がわからないということで特別委員会をこしらえて調査したという事例があります。商工会、宿坊、観光協会、消防署も入りまして、これを県に陳情し、そしてアクセス道とあわせて完成に導いていくという当初の考えがあったようであります。  このアクセス道の計画というのはもう高野町がやってくださいよということで、それでやりましょうというのが県の回答やったわけですけれども、県といたしましては、X軸構想で、九木、中南、箕峠、そしてスカイラインへ入っていくというような計画のようであったのでありますけれども、高野山に必要な道路としてこれを陳情して、環状道路が計画されたということになるわけであります。現在においてはどんな考えなのか、町当局としてもほかから何も突き上げがなかったら、相談がなかったらもういいというような考えがあるのか。その辺がちょっとよくわからないんですけれども、このアクセス道というのを将来どうしていくのかということについて、ビジョンがあれば聞かせていただきたいと思います。  25年に商工会のほうへ、私このアクセス道をどないするんよということを、資料をつくって出したことがあるんですけれども、その会というのは、高野山次世代地域活性化会議という会議であって、ここへ行って説明させてくださいよと言うたら、これはだめですということで参加することができませんでした。後に、﨑山さん、来てもらっても結構ですよと言うていただいたんですけれども、これはだめですよと。物言いはだめですよと。この中には委員として平野現町長も中におられたわけですけれども。これは議事録、私が提出しました案件についての議事録だということで、議事録をいただいたわけですけれども、この内容によりますと、やっぱり建設については希望すると、アクセス道の建設については建設は希望すると。そしたら、27年までにするのか、27年以降なのかと、どっちでもいいと、どちらでもいいというような回答がここにちょっと出てきております。これを見せていただく限り、積極的なものではありません。商工会自身としてでも、本当にこの道というのはもう要らんのと違うんかというようなお考えがあるんではないかと、そんなふうにも思うわけです。  当初、あらかたの見積もり、そして図面を提示しまして、話に持っていったんですけれども、積極的にこの道をやろうじゃないかという話にはなりませんでした。ぼつぼつ山内にこんな道つけてもうたら寂れるんと違うかな、えらい道をつけたなというような声もするような状況。県に言わせば、何を言うとんなと。高野山が一丸となってこれをやりたいという、高野山の総意でやったんと違うんかというお考えがあるように思われます。  そこで、最後になりますけれども、どうですか、この道ができることによって、とにかく道ができたら様子が変わるんですよ。様子が変わる。だから町はこのように変わるだろう。そして、このように計画、考えを持ってますという内容をできたら示してみていただきたいと思います。 ○議長(負門俊篤) 平野町長。 ○町長(平野嘉也) 﨑山先生、ありがとうございます。  先生の言われた次世代活性化委員会というところにも当時、もうちょっと若い時分ですが、入っておりました。どうもアクセス道路建設ありきの会議というふうな感じがいたしまして、いろいろ意見も分かれたのは覚えておるところでございます。  実際、バイパスが来年の3月半ば、または後半に開通いたしまして、今後の高野山の中の交通の形態というのは、当然変わってくることだと思っております。アクセス道路をつけたから、高野山内ですね、それがすごくよくなるとも限りません。高野山、この山の中にどれだけ人が入ってきたくなるか、そういった町を町全体でつくっていかなければならない。それがこのバイパスができることによってのチャンスやと思っております。このバイパスができて今後の高野の中の町のいろんなまちづくり、景観に関してでもそうです、そういったものを考えられる一つのチャンスだと思っております。  具体的な内容はまだまだ詰めていかないといけませんが、いろんな提案が各方面から上がってきたときには、議員先生方ともいろいろ相談しながら、前に進めてまいりたいと思っております。 ○議長(負門俊篤) 11番、﨑山君。 ○11番(﨑山文雄) 町長、そうしましたら、このアクセス道というのは将来に向かってつくらんでもいいんじゃないかというようなお考えなのでしょうか。ぜひこれはやっていかないかんというようなビジョンを持っておられるんでしょうか。 ○議長(負門俊篤) 平野町長。 ○町長(平野嘉也) 先生指摘のアクセス道につきましては、バイパスが完成した後、いろいろなまちづくりをしながら考えていかないといけないと思っております。 ○議長(負門俊篤) 11番、﨑山君。 ○11番(﨑山文雄) 各種団体からアクションが起こってこなければというようにも聞こえるんですけれども、僕はもうこの道は27年の法会までに完成するような動きをしてくださいよ、できんことはないんですよというて話を持っていったのが、25年のこの商工会へのデータであったわけです。25年を過ぎますともうタイムリミット、工事することもできないでしょうし、ムード的には無理でしょうし、法会が済んだ後にこのアクセス道をつくっていこうかというようなことは、恐らくもうできんと、私はこのように思います。そして、また山内各種団体はどうか知りませんですけれども、当初、首を上げてきて、陳情に行かれた皆さんの名前もここに出てますけれども、恐らくもうそれで終わってしまうんじゃないかと、こんなふうに思います。  もうアクセス道を考えずにしてこれから高野山の交通形態が変わっていくである中で、まちづくりというのをどのように考えていかれるのか。バスで来られて中の橋へ、アクセス道を通して中の橋の駐車場にとめて、そして奥の院参拝をしていただく。大門の入り口へとめて、そしてアクセス道があれば、その中間から中へ入ってきてもろうて、歩いてもらうというような計画は聞いておりましたですけれども、そういうことも不可能ということになれば、実際、山内に来られる参拝者、観光者に対してどのようなサービスを提供していこうと考えておられるか。未来課長、何か考えはありませんか。 ○議長(負門俊篤) 松本まち未来課長。 ○まち未来課長(松本嘉文) それでは、ちょっと御質問にお答えさせていただきます。  まち未来課のほうでは、環状道路に伴ってできる大門の新しい駐車場を何か有効に活用できないかなと思ってございまして、そこへ車をとめていただいて、観光客の方に高野山の文化や歴史を感じながら大門から奥の院までゆっくりと歩いていただいて、滞在時間を増やしてもらうことで、にぎわいや潤いが生じるのではないかなと思ってございます。  そのために、金剛峯寺や関係機関を初め、住民の皆様と連携して、一体となって高野山ならではの新しい観光、産業の魅力の掘り起こしが必要でございまして、その上でその情報の発信を行いまして、高野山にお越しいただいた方に、さすが高野山である、また来たいと思えるような取り組みを行っていきたいなと思ってございます。  以上でございます。 ○議長(負門俊篤) 11番、﨑山君。 ○11番(﨑山文雄) 大門のほうに大きな駐車場ができて、観光バスをここにとめて、そして山内へ歩いていただく新しい観光を考えていくということは非常に結構なことであります。  ところで、今、金剛峯寺前に霊木の家、そして資料館というのができておりまして、この中に接待所というのを設置しております。ここではお茶の接待をしているわけですが、ここの収益事業ではないんですけれども、音ペンといいまして、一つのブックがあります。そして、そのブックの中の印のところにペンを当てますと、そこの部分の解説ができるという、山内を1人でも回れるという資料ができております。 ○議長(負門俊篤) 残り時間10分です。 ○11番(﨑山文雄) こういったところに協力してあげるということも考えるわけですけれども、その点はいかがなものでしょうか。今は日本語と英語とフランス語、その中に韓国語、中国語を入れていきたいという構想でございまして、3国語についてはもう完成しております。それをもって山内を回れば、また違った意味の観光ができるんではないかと。研究していただいて、協力できる点は協力してあげたらというように思いますが、それも考えていただきたいと思います。その点については、いかがなものですか。 ○議長(負門俊篤) 松本まち未来課長。 ○まち未来課長(松本嘉文) その件に関しましては、いろいろ私のほうへも情報提供をいただいておりまして、どういうふうな形で取り組まれているのかというところがちょっと明確にわからないところがございまして、一方的なお話、先ほどの案内ですね。ブックで指して紹介されるというふうなところも含めまして、うちもWi-Fiの環境整備を行ってまいりたいと思いますので、検討させていただきたいと思います。  以上です。 ○議長(負門俊篤) 11番、﨑山君。 ○11番(﨑山文雄) その点は一つよろしく御検討いただきたいと思います。  これで時間が迫っておりますので失礼いたしますけれども、アクセス道については、将来やるのかやらんのかというような、結果を出せということは難しいのかわかりませんけれども、我々としたら、やるんかな、やらんのかなというような状況の中に置かれているということが、非常に苦しい立場にありますので、将来的にもうこれはしないと、またするんだというような結果が出れば非常にありがたいと、こんなふうに思います。  高野山診療所等につきましても、4月からこちらあまり事実的には、実際には変わったところがない、好転しているところがない、サービスが同居した状況ではないということでございますので、それぞれ御苦労いただいているということの回答をいただきましたので、一つよろしく頑張っていただきたいとこのように思います。  新聞報道等につきましては、町長のみならず、我々もやっぱり紙面を観察して、抗議すべきは抗議して、高野山の清純さをアピールしていかなければならないとこんなふうにも考えますので、よろしくお願いいたします。和ネットのような無責任な報道ではなくて、はっきりした新聞社が記事にするというものについては、違うことについては違う、抗議すべきは抗議する、しなければやっぱりだめだと、こんなふうに思いますので、そういったことについても心がけていっていただきたいとこのように思いまして、長い質問をいたしまして申し訳ございませんでした。  これで私の質問を終わります。 ○議長(負門俊篤) 6番、大谷君。 ○6番(大谷保幸) ほかの議員とは少し離れた面から質問させていただきます。  有害で毒を持った蜂、スズメバチやアシナガバチ等、駆除のことについて質問いたします。  一つとしまして、本町として現在装備されているもの、駆除要請の問い合わせがあったときに行っていることは。そして、2番目は今年度町民から駆除要請は何件ありましたか。3点目は、今後、本町としてどのように取り組みをしていくか、この3点を質問させていただきます。  まず初めに、蜂に触れたり脅かさない限り害はありませんが、いつそういうときに遭遇するかわかりません。有害な蜂を駆除するには、蜂をとる網、殺す蜂スプレー、巣を入れる袋、蜂に刺されない防護服等々が必要と思いますが、本町に現在装備しているものは。そして、どこで保管していますか。駆除するための問い合わせがあった場合、どのような取り組み、処理を行ってますか。よろしくお願いします。あとは自席で。 ○議長(負門俊篤) 下総務課長。 ○総務課長(下 勝己) ただいまの質問について説明させていただきます。  まず、スズメバチ等、町として装備しているものですが、現在、蜂の防護服というものを2着、総務課のほうで置いております。その2着で、役場の公共的な建物などは役場の各担当で蜂の巣をとったりということはしております。それと、あと今年度、どれぐらいの駆除要件があったかということですけども。 ○6番(大谷保幸) すみません、それは後です。 ○総務課長(下 勝己) 後ですか。はい。  そして、蜂の巣があるんでとってほしいとかいう問い合わせは来てますけども、実際、個人的なものについては蜂服を貸し出して、処理していただいております。  以上です。 ○議長(負門俊篤) 6番、大谷君。 ○6番(大谷保幸) 今、聞きますと、本庁に、ここに2着で、富貴支所にもあるということを聞いてるんですけども、そこら辺はどうですか。 ○議長(負門俊篤) 下総務課長。 ○総務課長(下 勝己) 失礼しました。富貴の支所にも1着置いております。  以上です。 ○議長(負門俊篤) 6番、大谷君。 ○6番(大谷保幸) ありがとうございます。  今現在、町で保管されているのは3着だけと。ほかの装備に関しては一切ないというふうに判断していいんですか。 ○議長(負門俊篤) 下総務課長。 ○総務課長(下 勝己) 総務課に2着と富貴支所に1着は貸し出しもしております。そのほかに教育委員会のほうにも、急に休みの日とかに町石道で蜂に刺されるとかいうことがありますので、教育委員会のほうにもたしか2着、教育委員会専用ということで置いていると思います。 ○議長(負門俊篤) 6番、大谷君。 ○6番(大谷保幸) それなら、現在は5着ということ、ほかのものは一切ないと。わかりました。  2番、問い合わせがあった場合、これの担当というのは総務課、支所の担当ですか。 ○議長(負門俊篤) 下総務課長。
    ○総務課長(下 勝己) 失礼します。  担当というか、外からの問い合わせとかにまず担当になるのは、窓口が総務課のような形になります。それから富貴の場合は富貴の支所になります。蜂の巣のある場所によって、各担当で、先ほども言いましたけども、公共的な住宅とか集会所、それから学校とか、先ほど言いました町石道とか、その管理している課が大体は対応しております。  ですから、総務課のほうへ連絡をいただいても、例えば団地の高いところに蜂の巣があるというようなときは、建設課のほうで対応したりしておりますし、女人道とか、町石道の木の歩く付近にあるとかいう場合は教育委員会が対応しておりますし、そういうことで、公共的なもの、こちらで管理しているもののところについては、担当課のほうである程度処理しております。  一般的な人、町内の人とか、うちの家に蜂の巣があるんですけどとかいうような問い合わせについては、なるべく自分で個人的に処理していただきたいと。蜂服も貸してくださいということで、貸し出しをしているというような状況でございます。  以上です。 ○議長(負門俊篤) 6番、大谷君。 ○6番(大谷保幸) 大体わかりました。ほんなら町の関係のあるものは町がやると。そして一般のとこは一般の人に防護服を貸して対応していると。それ以外はないというか、後でまた3番目でその件に関してお伺いします。  2番目としまして、今年度は当地区、筒香地区のことなんですけども、スズメバチの巣が例年より多くつくっていたと聞いています。町民からの駆除要請、問い合わせ等、何件ぐらいありましたか。地区ごとにわかっていれば答弁お願いします。 ○議長(負門俊篤) 下総務課長。 ○総務課長(下 勝己) 失礼します。  今年度町民からの駆除要請ですが、役場のほうへは今のところ5件がありました。今富貴の支所のほうでは10件、これ両方とも貸し出しということで、貸し出し件数と思ってください。去年は役場では10件ぐらいの貸し出しがあったんですけども、今年はちょっと役場のほうは去年より少なくて、今のところ5件の申し出でありました。  以上です。 ○議長(負門俊篤) 6番、大谷君。 ○6番(大谷保幸) 今年度のことに関してはわかりました。  3番目ということで、今後、本町としてどのように取り組んでいくかということなんですけども、高齢者の人が多く、ひとり住まいの家がいま以上に増えてくると思われます。1人で蜂の駆除、処理をしないようにと、蜂の飛ぶ前に広報等で通知するように毎年行っていってはいかがかなと思います。それに本町としてできる範囲を広報してはいかがかなと思います。そういう点、どういう考えであるか、すみませんけどもお願いします。 ○議長(負門俊篤) 下総務課長。 ○総務課長(下 勝己) 失礼します。  蜂の季節になってきますと、今まで蜂に気をつけてくださいというふうな広報はあまり町のほうからは出してない状況です。注意してくださいというような広報も取り入れたらどうかなというふうには思います。  今後の取り組みということになりますが、確かに高齢者の人が多く、ひとり住まいの家が増してくるということで、高齢者の方は自分ではどうしようもできないというようなことで、個人個人、こちらに何とかしてと言うてくる気持ちはわかるんですけども、全てに対応しなくてはならないような状況になると、なかなか蜂ばっかり行きますと、全部行かんなんようなことになってくるんで、できれば今でもあるんですけども、自分ではとれないんですけども、町内会の人とか、町内会長さんとかがかわりに、服を貸してくれたらとるんで貸してよというようなこともあるんで、また親戚の人とか、そういう方になるべく貸し出しで対応していただきたいと思います。  広報については、また今後も考えていかせていただきます。  最近、どうしても自分ではとれないしというような家からも電話がかかってきたりする場合、今蜂の巣を専門にとってくれる業者がいます。それも今はハローページとかに蜂の巣を処理しますというようなのがどんどん載ってますので、そちらのほうの電話番号とかを役場のほうから電話で返事して対応してくれてる人もあって、そこのページとかもホームページとかを見ますと、高野町からの依頼もたくさんありますとかということで載ってますので、そういう業者も紹介というか、ここへ電話したら処理してくれますよというのは、こちらからも連絡を入れております。  以上です。 ○議長(負門俊篤) 6番、大谷君。 ○6番(大谷保幸) わかりました。防護服は貸すけども、あととれなかった老人というか、高齢者がだんだん増えている状態で、さっき業者を紹介されたら費用もかかるし、その費用も出せないと。さっきから町長さんがよく答弁で、町民のために職員をとかいう話を答弁されてますが、もしそういうひとり住まい、絶対とれませんよというふうな人が来た場合、職員、そりゃ前にけがしたという話も聞きました。職員にどえらい荷にかかるとは思いますが、もしそういう問い合わせがあった場合、なるべくなら鹿とかイノシシとかいうのは補助のお金も出てますし、町単独で蜂を駆除するために、そういう費用を見ることができないかどうか、すみませんけどもその辺のところを少しお願いします。 ○議長(負門俊篤) 下総務課長。 ○総務課長(下 勝己) 失礼します。  補助金がどうかというのは一つの検討ということにもなるかもわかりませんけども、確かに困っているのはわかるんです。老人1人で業者を雇えばお金も要るしというのはわかります。しかし、何でもかんでも役場にということが、この間からもムカデが出てどないかしてくれとか、ハクビシンが天井裏に入ってきてとか、そういうのまで全て役場が対応してたら、やっぱりそういう課が別にあるとか、専門に誰かを雇っておるとかいうことでしたら対応できると思うんですけど、なかなか職員が今蜂の巣があるということで、住宅でも公共のとこへでも蜂の服を着て行くんですが、職員もやっぱりその蜂に対しても素人ですし、知識もない。ただ服を着てるというだけでとりに行けよというような状態で行っております。  服を着て処理をしてますが、やっぱりそういうことを商売にもしてないものが行って、刺されてショック死するとかいうようなことを考えれば、私も総務課長として、おまえ行ってこいというような軽々しい気持ちではあまり行かせられないような状態です。ですから、行ってあげたい気持ちはあります。私ももう何回も蜂の巣をとりに行きました。ですけども、これは仕方がないということで、公共の建物なりへ行っておりますけども、行ってあげたい気持ちはわかりますが、何から何まで行かんなん。しまいにネズミが出たんでどないかせいとかというとこまでいきますんで、やっぱり補助金はどうかある程度考えるにしても、役場として専門業者でもないのに全てのそういう蜂の駆除に対して対応できるかという、してもいいかというところにもまたなると思うんです。ですから、今の考えでは服を貸し出しします、そういう専門業者に処理していただきたい。そういうふうな考えでおります。  以上です。 ○議長(負門俊篤) 6番、大谷君。 ○6番(大谷保幸) 町としての対応の仕方というのは大体わかったんですけども、さっきの蜂以外の小動物に関しては、これは命にかかわらないものなので、蜂に関してはどえらいこと生命にかかわる問題です。前、筒香地区で自分のとこの地区なんですけど、近所の人が刺されて、診療所へ行ったと。もうちょっと遅かったら、おまえ命が危なかったぞと、そういう話も聞きます。そういうことがあるんで、なるべくなら専門的なことをちょっと職員で、そういう季節柄と思うんですけども、そういう専門の人をつくってもらって、専門にとってもらえたらうれしいと思います。  もう1点なんですけども、高野山診療所、富貴の診療所にどういう装備をしてるかというか、血清とか点滴とか、そういうものが装備されておるか、装備されてないか、そういうことがわかっていればちょっと教えてほしいんですけども。 ○議長(負門俊篤) 中尾診療所事務長。 ○診療所事務長(中尾 司) 蜂に対するものが装備されているかということですけど、診療所にも、富貴の診療所にもあると思うんですけども、点滴という形で、毒蛇のように血清とかいう形じゃなくて、アナフィラキシーショックというショックを起こさないように打つ注射とか点滴がありますので、それで対応しております。どこへ行かれても同じような対応になると思います。 ○議長(負門俊篤) 南富貴支所長。 ○富貴支所長(南 明人) 今の蜂の件に関してですけれども、高野山診療所事務長の説明どおり、富貴の診療所におきましても、蜂用の点滴は置いてあります。それと、先ほどと同じことになるんですけれども、ハブの血清とかはないんですけれども、蜂用の点滴は置いてあります。  以上です。 ○議長(負門俊篤) 6番、大谷君。 ○6番(大谷保幸) こういうことをどこにどういうものがあるかとか、どういうものを貸し出してくれるとか、どこの業者に蜂をとってくれるとかというような、高野町として広報が一向に今まで出した記憶がないと。自分も見たことはないんですけども、蜂が発生するまでにこういうことは気をつけたらいいよというような広報、春先にこういうものを出してもらって、もし刺された場合は、こういう面で町として行動しますよとか、ここへ連絡してくださいとか、そういうようなシステムをとってもらったらいいんかなと思います。そこら辺のとこをもう一度、担当の課長さんから、すみませんけどもお願いします。 ○議長(負門俊篤) 下総務課長。 ○総務課長(下 勝己) 失礼します。  今まで蜂の広報とかをあまりしてなかったので、また春先ぐらいにでも、蜂服の貸し出しは役場とか支所へというようなこととか、もし刺されたときは医療機関にすぐ行って点滴を受けてもらったりとか、そういうような広報も今度からできるようなことを考えていかせていただきます。  以上です。 ○議長(負門俊篤) 6番、大谷君。 ○6番(大谷保幸) そういうことで、すみませんけどもよろしくお願いします。今後、ほんまに老人がたくさんいてまして、自分では処理できないというようなだんだん環境になってくると思います。今年は例年よりもアシナガバチというか、蜂がたくさんいてまして、それに一つ取るのに難儀した。防護服を借りらんと、蜂スプレーで蜂の巣を落としたというようなことも聞いてます。この間も筒香のほうでたくさん蜂の巣、大きな蜂、直径30センチぐらいの巣をつくっているところを自分も見ました。そういうことを見ますと、なるべくなら早く駆除して、毎年同じところに大体つくるというのが蜂の習性というか、そういうことになってます。なるべくそれを早く駆除して、女王蜂を駆除するというのを心がけて、なるべくなら町職員に、悪いんですけども、なるべく協力してもらって、蜂を駆除するようにお願いしときます。  これで終わります。 ○議長(負門俊篤) しばらく休憩いたします。  15時から。            午後 2時44分 休憩            午後 3時00分 再開 ○議長(負門俊篤) 休憩前に引き続き、会議を進行します。  8番、大西君。 ○8番(大西正人) 失礼いたします。  それでは、質問の機会を与えていただきましたので、これから一般質問をさせていただきます。  私からは1番目、防災についてと、2番目、今後の教育環境についてでございます。  防災につきましては、高野町のハザードマップの活用、新たな避難場所について、また町内会との連携についてなど、防災に関することについてをお聞きいたします。  今後の教育環境につきましては、以前に質問をいたしました高野山中学校に関することで、大規模改修とか、また改築、小中一貫など、これからの教育環境についてお尋ねをいたします。  それでは、初めの防災についての質問です。広島におきましては、土石流による大規模な災害が発生しまして、多くの尊い人命が失われました。そして、昨年の台風では特に高野山地区、筒香地区、富貴地区で水害が発生しております。そして、今なお原状回復に努めていただいているところでございます。また、いつ起こるかわからない南海・東南海地震に対しても備えなければなりません。  そういう中で、高野町のハザードマップの活用についてですが、この11日に質問の要旨を提出いたしましたが、次の日、12日にこの土砂災害の危険箇所マップが各町内へ回覧をされました。こういうものが各町内に回覧されたわけです。これを私は言おうとはしておったんですが、明くる日に回覧されております。活用についての質問に先手を打たれたような形ではございますが、これを機に、皆さんにこれを再確認していただくというのは大変よいことだと思っております。  これは住んでいるところが危険性がある場所ですよという認識のもと、日ごろからそういうことに、避難とか、防護とか、そういうことに備えていただくためのものと、そういうことでございます。  ただ、今回、町内回覧という形で手元に残りません。コピーをとられている方は別といたしまして、最終とじに身を守るために知っておいてくださいというような、こういう最終とじにあるんです。これ非常に大事なことが書かれております。これなんかはやっぱり回覧ではなくて、全戸配布していただいて、目につくところ、台所とか皆さんが目につくようなところに張ってもらって、いつも気にしておいてもらうというようなことがいいのではないかと思います。  それと対策です。がけ崩れのおそれのある箇所、多くあります、このマップの中にも。そして、小さな谷でも大雨で土砂が大量に流れ込んでくるようなところも多くあります。そして、そのことによって国道、県道、町道にもその土砂が流れ込んで、近くにある民家や寺院も大変危険を感じる次第です。  これに関しまして、山の持ち主と町当局が話し合い、近くの近所の住民もですけれども、被害をなくす、小さくする、そういう方法をとれないのか。どうしても個人と山の持ち主との折衝というのはなかなか難しいものがありますので、そういうところを主導していただいて、話し合いをして、こういう方法でそしたらやってみようかというようなことでもできないのかというようなこと、そういうことをまずお尋ねをしたいと思います。  あと、まだ災害、防災についてお聞きをするわけですが、教育のこととそういうことに関しまして、後は自席でお尋ねをいたしますので、まず今の全戸配布をしてはどうかということと、山の持ち主と町当局、または近くの人が話し合いをする、被害をなくす方法をとれないかということについて、お答えをいただけたらと思いますので、よろしくお願いします。 ○議長(負門俊篤) 平野町長。 ○町長(平野嘉也) 大西先生、ありがとうございます。  防災についてということで、今日で広島の土石流から約1カ月になっております。大変な人数の方が亡くなられて、一つの町であれだけ多数の土石流が出るということも、この高野町も考えておかなければならないことだと思っているところでございます。また、昨年の台風において高野町全体がかなりの被害を受けました。その反省点に立ちながら、今後、いろんな防災行政につなげていきたいと思っております。  まず、その町のハザードマップの件でございますが、現在、災害のハザードマップとしては県が作成した土砂災害危険箇所マップを、県、町のホームページに立ち上げて、土砂災害の危険を周知しているところでございます。昨今、大雨に起因した土砂災害が多発して、特に伊豆大島や、先ほど申しました広島市のように、多くの住民の犠牲者が出ております。高野町においても、集落のあるところは急峻な斜面にあるため、土砂災害危険箇所マップのとおり、565カ所、これは人家に影響が出そうなところです。それの土砂災害のおそれがあります。  また、広島市の土砂災害の後、国から住民の防災意識、危機意識の向上のため、土砂災害危険箇所や周辺、また土砂災害警戒区域に居住している住民に対して、危険箇所、また警戒区域等の情報を緊急周知する旨の通知を受け、至急町内回覧をしたところでございます。  今後の対策としては、土砂災害危険箇所、また警戒区域のハザードマップ、避難場所、避難経路等の警戒・避難に役立つ情報や、危険が迫ったとき住民がとるべき避難行動などをあわせた防災情報の周知が必要であると考えております。  町としては今のところ気象情報等の情報収集して、避難勧告等の発令時には、住民の皆様に安全な場所に避難していただくことが重要であると考え、住民の命を守るためにも空振りを恐れず対応する所存でございますので、議員の皆様にも御協力お願いしたいと思っております。  また、先ほど御指摘の回覧を全戸配布にしたらどうかというような提案がございました。たしか伺い上がってきたときに全戸配布してはどうかという旨は書いて担当課におろしたつもりでございます。今後、必要な情報等をこちらできっちりと整理して、全戸配布可能な資料にできるんであれば全戸配布して、それぞれの家にあるのが一番よろしいかと思います。  そして、まず自分の住んでおるところが果たしてどういう危険性があるのかというのを、住民の皆様が知ってもらわなければいけません。今後、機会があればもっともっと、どういった災害がこの地域にある、自分とこの地区にはこういうことがあるというものを煮詰めた上で、大きな会場等で説明会等ができればと思っておるところでございます。 ○議長(負門俊篤) 8番、大西君。 ○8番(大西正人) 今、ハザードマップについてでございました。町長のほうは全戸配布をというようなことも言われておったようですが、回覧という形で回りましたので、最初についておるのは危険箇所といいますか、危険のおそれのある箇所ですね。そういうことの情報が載っておって、最後にこういう土砂災害から身を守るために知っておいてください。これが大事だと思うんです。避難の仕方とか、事前に避難をする心構え、そういうものが書いてあります。これをやはり目のつくところに置いておいて、もしそういうことがあったときはこないするんやな、書いてあるわみたいな、自分がパニックになったときに、これを見たら一からまた自分の行動がとれると思うんです。  今、言われておったことで、広島の災害を受けての緊急通知であると。これからは避難行動計画みたいなものも用意しなくてはいけないような話でありましたが、そういうことも事前にしっかりお知らせするようなものをつくっていただいて、ぜひとも身を守るために知っておいてくださいという、これが大事だと思いますので、このことを考えていただきたいと思います。  もう一つ、これは細かいこういうことを尋ねますよということでは書いてないですけれども、非常に防災の重要な部分だと思います。対策で、がけ崩れのおそれのあるところというのは、前に建設課長にもこういうことができます、県のほうに申請して、土地の所有者と、そしてそれにかかわる危ないところに住んでおる方が皆共同して、1割負担を覚悟で申請しておって、それがひっかかればそういう対策も受けれるというようなお話もあったんですが、今度、沢みたいなのが合流してくるようなところが家の裏に皆さん抱えられております。雨が降りますとどうしても大水が発生してそこに寄ってきて、土砂と一緒に家の周りから道へ流れ込んでくるというような状況が起こっております。また、県道や町道におきましても谷のほうの土砂、または切り出した木なんかが道にあふれて、通行どめになってしまうというような光景をよく見られてると思います。そういうことに対して、山の持ち主とそこの近隣の住民というのがなかなか話し合いが持てないんですね。そのきっかけもなかなかつかめないということで、これは行政側がその中に入って、どういうことができるか、また住民の人はどういう協力をしなければいけないのか、それに対して。そういうことを進めていってはどうかというようなことでお尋ねをいたします。よろしくお願いいたします。 ○議長(負門俊篤) 平野町長。 ○町長(平野嘉也) 大西先生、ありがとうございます。  山の持ち主と近隣の住まわれている方との話し合いというのは、今後いろんな形で重要なことだと思います。自分とこのうちの裏が金剛峯寺の山とか、どこかのお寺の山とか、個人さんの山とか、いろんなケースがございます。そういう中で土砂が出てきたとき、木が流れ出てきたとき、そういったときに緊急性を要するものに関しては、町としてしかるべき措置をしなければならないと思いますが、基本、その山の持ち主とのお話になってくるかと思います。  今後、高野町全体で水が出た、砂利が出た、木が出た、そういったときにどこがいつも危険なところかなというのが過去の水害等でわかってきておると思いますので、そのあたり、その山の持ち主、また金剛峯寺であれば金剛峯寺さんといろんな形で話をしていけたらと思っておるところでございます。 ○議長(負門俊篤) 8番、大西君。 ○8番(大西正人) 行政が主導していただいて、何もかも行政が音頭をとって最後までやるということはできませんので、ここからは住民との話し合いですよと、住民の皆さんもこういう努力をしていただかなければいけませんよということをはっきり言ってもらって、少しでも問題の解決になればいいなと思っている次第でございます。  それでは、避難施設について少しお伺いをしたいと思います。屋内運動場とか、集会所が示されているわけです。この配られましたマップもそうです。重要な長期の避難所と、そして緊急の避難所というような形だと思いますけども、示されております。その中に町民体育館も指定の避難施設になっておるわけですけれども、台風とか大雨になると、手前の道路が川のようになりまして、とてもあの坂道を年寄りが上っていくには無理があると思うんです。ほかの場所もよく検討する必要があると思うんですけれども、このお盆ですか、お盆にお参りに皆さん来て、お坊さんにお参りに来てもらって拝んでいただいたりすることが多いと思うんですが、そのときにお年寄りの家庭を訪問して聞いた話が、こういうことがあります。  周りは危険性がある場所だらけで、どこに行けばいいのかわからんと。これは町民体育館の近くに住んでおる方からやったんですが、あそこはとてもじゃないけど、水が出て、土砂も流れ込んでくるし、そんなとこをすり足で私らはよう上っていかんよというようなことがありました。あそこが一番自分らの指定場所としては近いのは知ってるんやけどもというような話でありました。  そこで、私も少し考えまして、土砂災害や土石流の危険性の少ない場所、避難所として、協定とまではいかなくても、それに近いようなことをしてはどうかなと考える次第です。少し遠くはなりますが、伽藍の金堂であるとか、大学の黎明館であるとか、金剛峯寺の新別殿であるとか、大師協会など、これは平地にあります。行きやすく、危険性の少ない場所と考えますけれども、こういうところにちょっと一時的にでも避難をさせていただけるような、そういうことが前もってお話し合いをすることができないのかなと思いますので、この辺についてお考えをお聞きしたいと思います。 ○議長(負門俊篤) 平野町長。 ○町長(平野嘉也) 避難場所を探していろんなところと協定を結んではどうかというようなことなんですが、現在、避難場所として指定しているところは、全ての災害の避難所として安全に使用できるところが物すごく少ないのが現状でございます。避難場所の考え方として、災害発生のおそれがある場合、その安全性にかかわらず最寄りの避難所に避難して被災されることもあり、避難行動をとる際の安全確保の観点から、一時的に避難する場所と被災者を受け入れる避難所を明確化していきたいと考えております。  新たな一時的避難場所としては、全ての安全性を確保することは困難ではありますが、何カ所か安全な場所があり、関係者と調整をこれからしていきたいと思っております。また、被災した人の避難所としては、高野山には宿坊があり、かつ安全な建物もあるので、今後、宿坊組合に避難所として使用させていただけないものかと考えておるところでございます。  いろんな資料をもとに指定避難所、また緊急避難場所とか、いろいろあるんですが、全ての災害、浸水、土砂、急ながけ崩れですね、あと地震、火災、風倒木、そういったものに耐え得る避難場所というのは数少ないです。富貴であれば富貴の高齢者福祉センター、また高野山大学の黎明館、ゲートボール場、または高野山大学のグラウンド、森林公園多目的広場、森林公園管理棟、花坂憩いの家等、現時点では資料としてはそれが出ております。しかし、どのような災害が来るかわかりません。今挙げた全て行けるといったところも落とし穴があるかもわかりません。今後、町内会の方々とか、あと行政といろいろ話をして、今後避難する場所について、本当に安全な場所、そういったものを探っていきたいと思っております。 ○議長(負門俊篤) 8番、大西君。 ○8番(大西正人) 町当局も安全性を疑うというか、ここはどうかなというようなところが大分あるというようなニュアンスでございましたので、何カ所かいいとこも、ここはどうかなというような形で検討はされておるようでございますので、早くそういうところを指定していただいて、皆さんに周知していただきたいというふうに思うわけです。  宿坊協会さんのほうもどういうふうな持っていき方で御協力をいただけるか、まだ定かではございませんが、そういう人命にかかわることでございますので、ぜひとも協力をいただいて、新しいしっかりした寺院なんかは皆さんの受け入れを拒まないと思いますので、そういう話をしっかり進めていただきたいと思います。  続きまして、防災のことに関しましてですが、防災会議を開いておりますかということです。もし今年開かれたとして、私が知り得なかったどのような話し合いが持たれたんでしょうか。先ほど課長会議に検証するために消防関係の方も来ていただいてというような話がありましたが、防災会議、ここが地域防災計画をつくっております。実務、計画書なんかは防災対策推進室がつくっておるわけなんですけれども、そのもとを決めているのは、方針とか指針を示す防災会議であると思います。そして、そこが高野町の実情に合わせた防災計画を、国とか県の基準がころころ変わっていく中で、変更しながら大変というのは、私もこの間、防災担当の室長に明遍の自主防災組織の講習会みたいな、ちょっと希薄になっておるんで、そういう講習会をしてもらわれへんかなというのをお話に行ったときに、今国の基準とかそういうのをつくったら変わってきて、また変えなあかんとかいうこともあって大変なんですというようなお話も聞きました。そして、やはり防災会議が指針、方針を決めてくれなければ、自分たちで勝手にというようなことはできないので、そこら辺がちょっとどうなのかなと、クエスチョンであるというようなお話であったと思います。  そういう防災会議を開かれて、そこでこういうことができます、行きましょうよというようなことが話し合われると、まとめるほうもまとめやすいんじゃないか。早急に仕上げていく必要があると思いますが、この件に関してはいかがでしょうか。 ○議長(負門俊篤) 平野町長。 ○町長(平野嘉也) 大西先生指摘の防災会議なんですが、5月1日以降は開いておりません。今後、担当課、担当職員と一度きっちりと協議をして、いろんなある程度行政のほうでつくり込んで、そして防災会議等でさまざまな御意見をいただくように進めてまいりたいと思います。 ○議長(負門俊篤) 8番、大西君。 ○8番(大西正人) 5月1日以降開かれていないと。そうそう開くものではないと思いますが、8月に11号台風もありまして、被害を受けておる民家もございます。何度も細川の住宅なんかはテレビに映りまして、ここどこよというふうな感じで皆注視して見ておりました。まだ記憶に残っておる間に、ここの対策はやっぱり不十分であったなとか、ここは前もってできたなとかいうような思いが残っているうちに、いろんな対策を考えていかなければならないと思うので、よろしくお願いいたします。  それで、災害とか被害が予想されるときの行政と町内会との連携のことについてなんです。これが必要になるんではないかなと私は今回思いました。各町内には台風とか地震による被害が及びそうなときに、自分たちだけでは避難できない高齢者の方とか、それから体の御不自由な方がおられるんですね。消防署とか、消防団の警戒の巡回、これは赤灯を回して行きますから、それを見て住民の方は非常に安心感を覚えます。そういうことも非常にありがたいんですけれども、町内の役員や近所の方に、そういう方のお声がけとか安否確認をしてもらう、また町内の情報を消防署や対策室に伝える。そして行政側の情報も共有するということが大事だと私は考えるんですけれども、そういうことを進めていきませんかというようなことで、提案も兼ねて御質問をさせていただきます。
    ○議長(負門俊篤) 平野町長。 ○町長(平野嘉也) 大西議員先生の御指摘どおり、今年8月の台風のもう1個前の台風のときに、台風が接近する前に各町内会長さんに高齢者の方が実際に住まわれているかどうかというのを確認せよと指示を出させていただきました。住民票等でその人が高野町に在籍云々というのがわかっておりますが、台風接近時に果たしてその町内会のどちらかでおるかどうかというのは、町内会の皆様のお力なくしては知り得ない情報だと思っております。今後、当然町内会のほうからもそういった形でお話をして、情報を知り得ていかなければならないと思っております。  また、災害が予想されるようなとき、町内会との連携というふうに先ほどからおっしゃられますが、防災行政を進める上で町内会との連携は、先ほどから言っておりますように不可欠であると思います。町内会にどのような方が住んでおられるかよく知っておられるのが町内の方だと思っております。災害発生のおそれのある場合は、町内会役員の方にこちらから情報を伝達いたしますので、町内の人の周知をしていただいて、早目の避難につながればと思っております。  連携としては、気象情報等で危険が迫った場合、避難勧告等をこちらのほうでタイミングを見て発令します。一人でも多くの方にお声をかけていただき、いい安全な場所に避難していくことが一番であると思います。避難していただける安全な場所は、町内会の皆様とともに今後考えていきたいと思っておりますので、御教示いただければありがたく思っております。  また、これからの予定ではありますが、これはスピード感を持ってしなければいけないんですけど、時間がかかると思います。災害時要援護者台帳、それをもとにして町内会で援護を必要とする方、お一人一人担当職員が面談をして、理解いただいた方を町内会に報告をするというふうに進めていきたい。そして、避難時には町内会の皆様に要避難者の支援をお願いするようなことも考えておるところでございます。町内会との連携というのは、地域力アップのために必ず必要であると思います。  また、町内会の話とはずれるんでございますが、防災行政無線、大雨のときなかなか聞こえません。そういったことのために、今後、フェイスブック、またホームページ、知らせてネット、それらをしていただきたく思っております。いろいろパソコンをさわれる方、携帯をさわれる方、高齢者の方はなかなかそういうものもできないよという声も16カ所を回った中でも聞いておりますが、今後進めていく中で各世帯に一人でもそのような情報が入っていけるようなことができないか、こちらから周知徹底していきたいと思っておるところでございます。 ○議長(負門俊篤) 8番、大西君。 ○8番(大西正人) 今の御答弁でいろいろ考えてはくれておるようでございますが、まだ実際には行き渡っていないと、スピード感を持ってやらなければいけないというようなお答えでございました。  高齢者の方へ情報を伝えるということは非常に難しい面もございます。いろんな方法でとれない、紙媒体であるとか、アナログ的な情報伝達の方法が一番いいんだとは思いますが、いろんなことを考えてくださっておりますが、これはだめ、これはいいというようなそういうより分けをしないで、全ての面で情報を提供できるように考えていただければいいと思います。  また、災害時の要支援とか、要援護者ですか、災害弱者と言われる方たちのことを、各町内に自主防災組織でもあれば、まだそこの組織に働きかけて、行政側がいろんな情報を与えたり、また協力を求めたりできるんでしょうけれども、なかなかそういうところができません。できたとしても、日ごろから訓練やそういう認識を持っていなければ何の役にも立たない。これは私、自分のところが入っておるんですが、まさしくふだんのそういう認識、または訓練とまでは行きませんが、そういう講習会でも開いて、こういうときはこういう動き方をせなあかんのやなとか、こういう情報が大事なんやなというような、そういうやはり心構えがふだんからないとなかなか機能しない。そういうふうなことを実感しておりますので、ぜひともこれから自主防災組織を各町内でつくっていただいて、その中身の充実に努めていただきたいなと思うような次第です。  この要支援、要援護者に対しましては、今日は健康推進課長もいらっしゃいますので、どうもここの課が少し進めようとしておるようなこともございますということでございましたので、何かここで答弁をいただけることがありましたら、よろしくお願いいたします。 ○議長(負門俊篤) 阪田健康推進課長。 ○健康推進課長(阪田圭二) 先ほどの町長の答弁の中で要援護者台帳という言葉が出てまいりました。既にそれは100%完成できてるとまでは言えないですけども、民生委員さんとか区長さんの御協力を得て、そういった台帳が出ております。ただ、先ほども推進室長と話したら、制度が変わって、ころころ変わってなかなかそういった説明会とかしにくいなという話があったとおり、今は要援護者台帳の作成とか、避難支援プランというのは、あくまでも体に障害を持っておられる方とか、介護認定を受けられてる虚弱な高齢者の方ですね。そういった方の手挙げ方式で、希望される方は手を挙げてくださいねという感じでやってまいりました。ですから、なかなか実際にこちらが思っている人が手を挙げてないというケースも多々あったかと思います。  制度が変わったというのはどう変わったかというのは、いやいや、そんな手を挙げるのを待ってるのと違って、行政がリストアップして、その方々にまず声をかけて同意をもらえと。その上で台帳を立て、支援プランを立てましょうと、そういう形に変わってまいりました。  これも昨日たまたま推進室長のほうからリストアップされた資料が私のところへ回ってまいりまして、まずは私が見ても、この人はいてるな、いてないなというのはわかるんですけども、月1回、保健福祉センターで高齢者サービス調整チームというのがありまして、ケアマネさんがいっぱい集まってくるんですね。物すごく詳しいです、高齢者のことについては。一遍そこでまずはこの人の生活実態ですね、あまり細かい個人情報を漏らすのはまずいんやけども、とにかくいてるかいてないかというところをそこで把握して、その上で最終的に実際の生活実態ですね、入院してるんか、施設に入ってるのか、そういったものを振り分けて、ある程度ちゃんとしたリストをつくった上で、一人一人ちょっと声をかけるような形になると思うんですけども、やっていきたいなと思っています。  以上です。 ○議長(負門俊篤) 8番、大西君。 ○8番(大西正人) 御答弁していただきまして、ありがとうございました。  本当に支援を必要としている人が支援を受けられるようなリストアップの体制、またそういうプランをしっかり進めていってほしいと思います。よろしくお願いいたします。  最後になるんですけれども、これは質問にはなりませんが、私が思いますのは、やはり住んでいる周り、自分たちが住んでいる周りをハード面だけで固めていくというのは、やはり範囲も広いし、また高野山は景観のこともありますし、なかなか進まないというようなことが実情だと思います。ですから、住民と協力して、全員で災害を防ぐ、また被害を最小限にする。これは今年の8月にもあったわけなんですが、土のうなどを早目に置いたり、そして危険な状態になる前に避難していただくと、そういう早目の基準で、また消防団の方に協力してもらって警戒に当たっていただくとか、そういうことが無駄足になっても、この高野町ではそれが当たり前のようにみんなが行動できると、そういうことが災害に強い、また災害に負けないまちづくりになるのではないかと思いますので、そういうことをこれからの防災にぜひとも生かしていただきたいと思いますので、どうぞよろしくお願いいたします。  それでは、続きまして教育のことについての御質問でございます。  教育のほうにつきましては、昨年の3月議会で高野山中学校のことについて質問をさせていただきました。地盤の沈下によりまして、各所に支障が出ているということで、教育委員会のほうでも抜本的な対策が必要ではないかというようなお話でございました。それから1年半が過ぎたわけですけれども、大規模な改修による長寿命化の改修、また建てかえを含むような改築、小中一貫も含め、防災や社会教育も含めた多機能的な施設の建設、そういったことを含め、高野町のこれからの教育をどうされていくのか、そういうことをお聞きしたいと思いますので、よろしくお願いいたします。 ○議長(負門俊篤) 角濱教育長。 ○教育長(角濱正和) 失礼いたします。初めて答弁をさせていただくわけでございますけれども、非常に光栄に思っております。  実は御質問にお答えする前に、町設置の小学校3校、それから中学校2校における行事、あるいは研究授業等の機会があるごとに参加をさせていただいておるわけでございますけれども、その中で一つ私が感じたことは、非常に高野山の生徒さんというのは素朴であると。純粋である、純朴であるということが一番感じられて、うれしく思っておるところでございます。それも皆様方、高野町の住民の皆様方に温かく見守っていただいておりますこと、そして月1回開催されます教育委員会に協議いただくとともに、校長会で提案、指導することで、現場に反映させていただいておりますことを報告させていただきます。  さて、御質問の件でございますけれども、私も中学校のほうに寄せていただきまして、そして25年3月の大西先生の御質問も拝見、拝読させていただきました。非常に校舎等におきましては、これは大変だなということは痛感しておるところでございます。そして、また生徒並びに教職員の皆様方には御不便と御心配をおかけいたしておりますことを、ここにおわびを申し上げたいと思います。  そして、25年度の答弁の繰り返しになるかもわかりませんが、いま一度設計会社に、その現状を伝えて、そしてこれはこれからどうしていったらいいのかと、修繕をすればどのような方法があるのかということを聞いておりますが、現在まだ回答が返ってきておらないということが現状でございます。それにつきまして、いつまでも放っておくつもりはありませんけれども、別の観点から、少子高齢化、そして生徒数減少の中で、いずれ考えなければならない小中一貫校を含めたことも考慮に入れなければならないときが来ていると思われるわけでございます。  平成25年度の児童生徒数の調査を見てみますと、小学校の生徒につきましては、大体70、80、100という数字が出てまいりますけれども、中学校の生徒におきましては、30もしくは45を推移していくんではないかなというふうに考えております。  近年、このような社会情勢の変化から、小・中学校の空き部屋施設を中心とする学校施設について、人々の多様かつ高度な学習需要にこたえる生涯学習の場として積極的に活用するとともに、教育方法等の多様化及び弾力化に適切に対応することが要請されておりまして、このために高機能化、多機能化が問われておるところでございます。多機能化を図るとして学校施設と他の文教施設との複合化が有効であると考えられるようになってきております。  先ほど申しましたように、当面は高野山中学校の生徒数は36及び45を推移するというふうにお答えさせていただいたんですが、これらを考えたときに考えられる複合型施設というのは、当然幼児から高齢者まで多様な人たちが学校施設の開放部分や、各施設の共同利用部分の配置が必要になると。なおかつ先ほど御質問がございましたように、防火、防災についても必要になってくるんじゃないかなというふうに考えております。  そこで、児童・生徒、地域住民等の多様な人々の利用に対応して、けがの発生防止、その他の安全性の確保に努める等々が考えられるわけでございます。そして、学校、家庭、地域社会における地域の充実を図り、高齢化社会を進めるためには、学校施設が本来持っております児童・生徒の学習・生活の場としての機能を確保しながら、学校を地域の学習、そしてまた交流の拠点として位置づけながら、十分な検討を行って実施することが大切であろうと思われております。  この中で、事例は福井県勝山市などにも出ておりますし、これは放課後子ども教室に利用したり、島根県益田市ではボランティアハウスをつくったりして、そしてこの近辺では和歌山県海南市の小学校におきましては、学童保育をつくって、すこやか教室として個別指導を要する児童を対象に、国語科と算数の基礎的、あるいは基本的な内容について、児童の能力についての確実な習熟する場所として活用しているという事柄も伺っております。  そこで、今後の高野町の教育についてでございますけれども、高野町の学校は小規模で基準を満たさないところでありますから、県配置の人員というのは十分ではございません。そのために町のほうで独自で支援員であるとか、それから養護教員を置くなどして、幼児それぞれがベストな成果を上げられるよう取り組ませていただいております。  昨年度の学力テストの結果につきましても、決して全国レベルに見劣りするようなことはなく、和歌山県下の数値よりも上回っていること、そして先生方の熱心な取り組みを物語っていると思います。しかし、全国や県で誤答、誤った解答が多く見られた問題については、やはりこの学校でも同じ間違いをされているということが分析結果からも出ております。  全国学力学習状況調査の問題の正答率が低いということにつきましては、習得することが望ましいと国が判断した学習内容が子供たちに身についていないという事実、これを真摯に受けとめて、そして子供一人一人に社会で独立、生きていくために必要な最低限度の学力を保障しなければならないと思っております。  といいますのは、この地域、すなわち高野山を例にとりますと、国語の成績が若干低い。それはやっぱりどうしてかといいますと、標準語、高野山の公用語でございます。特に「ぞうきん」を「どうきん」と言う、それが先生の教えることによって「どうきん」というのを、漢字が出れば「ぞうきん」とは書けないというそういった間違いでございます。ですから、基本的な事柄がそこで修復されるんであれば、非常に成績ももう少し上がってくるんじゃないかなというふうに思っております。  読み書き計算等の基礎的な知識、技能を習得すること、これは最近よく言われていることでございますけれども、15歳から24歳の完全失業率が7%、そして非正規雇用率が30%、若年無業者、いわゆる職についてない青年たちが60万人いると。これにつきましては中教審もいろいろなことを答申したりしておるんですけれども、どうして働くのかというふうなこともわからない、そういう状況下にあるみたいです。 ○議長(負門俊篤) 残り10分です。 ○教育長(角濱正和) そういうことで少し答えさせていただきました。少し長くなりましたが、よろしくお願い申し上げます。 ○議長(負門俊篤) 8番、大西君。 ○8番(大西正人) 今、長い御答弁をいただきましてありがとうございました。一般質問初めての御答弁ということで、どうぞよろしくまたお願いいたします。  それで、今答弁の中で非常に返答をまだいただいていないような御回答がございました。これにつきましては、やはり耐震はしておりますけれども、Vの字のようになったようなところに学校が建っております、谷状のところに。地震か何かが発生したときは、そこが非常に前向きにがさっと倒れないかというような心配をする方もおられましたので、そこら辺のところは早くそういう返答をいただいて、対策をしていただきたいなと思うわけです。  そして、これは教育の内容でありましょうけれども、支援員の先生とか養護の先生をしっかりと配置されて対応しているというようなことで、教育内容についても試験においても全国レベルを上回っておるというようなお話で、心強い限りではございます。  そこで、今年の6月に改正地方教育行政法が成立いたしまして、教育委員長を廃止しまして、教育行政の権限を新教育長に集中させることとか、首長が総合教育会議を主宰いたしまして、基本方針となる大綱を策定するというようなことが柱であったと思います。平成27年4月1日から施行されるというようなことだと思うんですけれども、教育の内容に首長が大変大きくかかわってくるような制度と思うのでございます。ですからというわけではございませんが、小中一貫とか、学校の統合とか、学校施設の建設などは、早く協議会などを設けて、高野町の教育環境をこれからどうしていくのか、先ほどもいろんな他県のことを紹介していただきましたが、全国にあるそういう先進的な学校や施設をしっかり実際に見て、聞いて、場所とか、将来の教育環境の基本方針を示していただいて、首長が主宰する総合教育会議を、そういう開かれた場所でございますが、そこをリードしていただきたい、そういうふうに思うのです。  庁舎とか学校の建設ということに関しましては、基金を積み立てている市町村もあるというふうに聞いておりますので、資金面も重要でありますから、そのような考えも必要ではないかと思うわけです、資金ですね。急いで悔やまれるようなことになってはいけませんけれども、早くそういう協議をする場を設ける必要があると思います。その辺に関して、教育長の見解をお願いいたします。 ○議長(負門俊篤) 角濱教育長。 ○教育長(角濱正和) 申し訳ございません。少しそれた答弁ということで申し訳ないんですが、今先ほど来、大西先生のほうから御指摘されたように、いわゆるこれからの展望は、私も非常に痛感しております。つきましては、小中一貫等の協議の委員会であるとか、そういうことも立ち上げねばならないというふうに考えております。そこら辺のところをうまく御説明できなかったことを非常に残念に思っておる次第でございます。  今後の高野山の教育のあり方、いわゆる施設の持っていき方につきましての今後のあり方については、非常に大事なところかというふうに思っております。これも短絡的な考え方ではなくて、中・長期的に非常に財産も金銭も絡んでくることでございます。そこにもって非常に長いスパン、いわゆる10年のスパンであるとかというスパンもここでは必要になってこようかと思っております。  以上でございます。 ○議長(負門俊篤) 8番、大西君。 ○8番(大西正人) もう時間もありませんので質問はいたしませんが、これからの高野町を担う大事な子供たちの教育の問題ですので、高野町の将来を見据えたしっかりとした教育環境、また教育の提供ができますようにお願いいたしまして、私の質問を終わらせていただきます。ありがとうございました。 ○議長(負門俊篤) 2番、所君。 ○2番(所 順子) 失礼いたします。タイムツーロング、答弁ツーロングで皆様お疲れだと思いますが、私最後でございますので、手短には行きたいと思っている心でございますので、どうかよろしくお願いいたします。  本日はパンフレット、ニュースペーパーの内容を皆様が好んでいらっしゃいますので、私もニュースペーパーを好んで質問をさせていただきたいと思っております。  9月15日の11番議員さんと同じになるかもしれませんが、そんな中に、見出しは高野山診療所、平日の夜間救急ストップとあります。高野町にとりましては、本当にイメージの悪い見出しではございます、まず最初に。  産経新聞の中から、医師不足から1年余りにわたって平日の夜間救急患者の受け入れがストップしたままとなっている。高野町立高野山総合診療所、町内での夜間の救急患者は約30キロ離れた橋本市民病院などに搬送されるが、到着までに1時間近くもかかる。4月の町長選では医療体制充実を全面に出した平野嘉也町長が現職を破って初当選したが、医師確保は進んでいない。夜に何かあったら何とか町内で診てもらえればと住民の不安は募るとあります。  そして、そんな中で、院長が体調を壊し、昨年の4月には県からの派遣医師が2人から1人に減らされた上、副院長も体調を壊しとあります。そして、副院長は復帰のめどもたっておらずとあります。そして、また9月定例議会には医療充実などの施策を加速させ、肉づけをしてくれるを人と、非常勤の特別顧問を設置する条例案を提出したが、11日の本会議で否決された。週3日24時間以上の勤務に対し、月給47万円の高額な報酬や、空席となっている副町長としての起用ではないことなどが問題視されたようだ。診療所が機能しないとお年寄りの方が不安から町外へ転出してしまいかねない。医師確保は必ずやらなければならないと平野町長。住民の安全と安心へ猶予はないとあります。  新聞にもありますが、より前町長時代より悪化をたどるように見受けますが、あなたの公約とはほど遠い状況と考えますが、いかが思っておられますか。  あとは自席で質問いたしますけれども、答弁のほうをあまりだらだらやらないでいただきたいです。手短に答弁をお願いしたいと思っております。 ○議長(負門俊篤) 平野町長。 ○町長(平野嘉也) 所先生、ありがとうございます。  9月15日の産経新聞、私も今日は持ってきております。診療所が機能しないとお年寄りの方が不安で町外へ転出してしまいかねない、医師確保は必ずやらなければならないと記者に言いました。当然、今の状態はなかなか満足のいくものではございません。前町長時代に比べてだんだん悪くなっておるのかというふうな御指摘がありましたが、日勤の先生1名確保、また今高野町の総合診療所を何とかしようといういろんな動きをつくり出しておるところでございますので、前町長のときよりかは一歩、二歩進んでおると思います。 ○議長(負門俊篤) 2番、所君。 ○2番(所 順子) 私は前と同じで、何ら前進しているとは思ってはおりません。  そして、副院長の復帰はまだ見通しが立たずとなっておりますが、これは現にまだ職員としていらっしゃるんですかね、この新聞の内容の中にありましたら、副院長の復帰のめどはたっておらずとありますが、これは現役で残っておられるのでしょうか。その辺のところもお尋ねいたしたいと思っております。  それと、救急体制について、聞き及ぶところでは、過日急患を町内の個人病院に搬送したとのことですが、この件については事実でしょうか。その辺のところをお伺いをいたしたいと思っております。 ○議長(負門俊篤) 中尾総合診療所事務長。 ○診療所事務長(中尾 司) 失礼します。  2番議員御質問の副院長の件ですが、今現在は休職となっております。無給の休職ということになっております。 ○議長(負門俊篤) 2番、所君。 ○2番(所 順子) もう一つあったんですけど、答えていただけなかったんですけれども、それに関してはまた後で答弁いただきたい。もっと手短にやりたいんですよ。  私がもうずっと6月も3月もこの診療所につきまして、去年から質問いたしておりますし、副院長さんは4月で終わって、あとはお給料は共済のほうから出るというふうになっておりますとお聞きをしておるんですけれども、その辺のところはいかがなっていらっしゃるんですか。現職であればそのままのお給料をお支払いしている現状でありますか。その辺のところはまだ私も伺っておりませんので、その辺のところはいかがなっておりますか。  そして、この救急体制について、先ほど質問したんですけれども、それの答弁がございませんでしたので、急患を町内の個人病院に搬送したとお聞きしておりますので、その事実はあるのですかという答弁をいただきたいです。 ○議長(負門俊篤) 中尾総合診療所事務長。 ○診療所事務長(中尾 司) 副院長は無給というのは、給料がない無給です。給料としてはお支払いしておりません。共済組合のほうで支給金という形で現在支給されております。  救急の件につきましては、ちょっとうちのほうでは把握できておりませんので、消防長のほうで。 ○議長(負門俊篤) 中西消防長。 ○消防長(中西 清) 2番議員から御質問のありました個人病院の搬送の件ですけども、この記事の中には載ってないんですけれども、確実な搬送先を調べた後に、後ほど。花谷医院のことだと思います。確か最近運んであるとは思います。 ○議長(負門俊篤) 2番、所君。 ○2番(所 順子) 何とも情けない話であります。それは多分お昼だったと思います。夜の急患ではなかったと思います。確かお昼の急患だと思って私は住民から聞いて伺っているように思います。  税を投入しているにもかかわらず、ゆゆしき問題だと思っております。その件に関しての内容は、どうして行かれたかというのを御答弁いただきたい。 ○議長(負門俊篤) 中西消防長。 ○消防長(中西 清) 内容についてはちょっと個人情報も含まれてますので、今この場で事細かく御説明することはできません。  以上でございます。 ○議長(負門俊篤) 2番、所君。 ○2番(所 順子) そういうことは聞いてないんです。どうして個人病院に運んでいったのかということをお聞きしてるんですよ。その患者さんの容体とか、そういうことは聞いておりませんよ。どうして個人病院に行かれたのか、そのわけをお話しくださいと聞いております。 ○議長(負門俊篤) 中西消防長。 ○消防長(中西 清) どうして個人病院に運ばれたかの御質問に対してですが、ちょっと私、出動報告書のほうで、ちょっと今記憶がありませんので、ちょっと調べてまいりたいと思います。時間をいただけますか。 ○議長(負門俊篤) 2番、所君。 ○2番(所 順子) それはお医者様が高野町の診療所にいらっしゃらなかったので、休日かどうかはちょっとわかりませんが、聞き及ぶところでございますので、個人病院は1軒でございますので、花谷医院さんに運ばれたということを住民からお聞きをいたしております。  そして、なぜ診療所がありながら個人病院に行かなくちゃいけないのかなというふうな住民さんからのお言葉もございました。ふだんの休日でない曜日でございましたらとんでもないことだと私は思っております。休診、祭日、土日、土曜日はいらっしゃると伺っておりますので、その曜日にかかわりますので、後で調べていただいて、そのことはお尋ねをすると思いますので、よろしくお願いいたします。  公約に反して実行できていないことに町民は最近憤りを感じているころで、文句の一つも言いたいのではないかと思いますが、県から天下りのいいえ、受け皿の高野町の副町長を迎え、医療確保などのタイムスケジュールがあればお示しをいただきたいと思います。あまりだらだら言わずに、簡単明瞭にお願いいたします。 ○議長(負門俊篤) 平野町長。 ○町長(平野嘉也) 所先生、ありがとうございます。  先ほどからの副院長の件がありましたが、無給で在籍ということで、たまに連絡をとり合って、一生懸命高野山に戻ろうと努力して頑張っておるところでございます。少しまだ時間がかかると思いますが、ぜひ高野山に帰ってきたいと本人がまだ思ってくれておりますので、経過を見たいと思っております。  また、昼の救急搬送のことなんですが、申し訳ございません。こちらのほう、私自身、確認しておりませんので、きっちりした、何曜日にそういうことがあったのか、果たしてどういったことでなったのかというのをきっちりと担当職員に聞いて、また御報告させていただきたいと思います。  それと、タイムスケジュールの件なんですが、来年の1200年開創法会までには少しでも夜間救急の枠を埋めていきたいとは考えておりますが、しかし何月にどう、来年の何月にどこまでというようなタイムスケジュールはまだ組めておりません。それが果たして組めるかどうかもわかりませんが、来年の開創法会に向けて安心して住める町、そして訪れる町にしていきたいと考えております。 ○議長(負門俊篤) 2番、所君。 ○2番(所 順子) 簡単明瞭な答え、ありがとうございます。  でも一こまでも埋める予定ではだめなんですよ。公約にはやはり365日、24時間、入院体制をいたしますというのが町長の施策でありますので、一こまでも埋める予定では決しては許してはくれないと思っております。
     そして、修復、改善には邁進をしていくだけでは、これもだめなんです。やっぱりこれからは確たることを、副町長もお迎えになられたんでございますので、進んでいってもらわなくては公約違反にもなりますし、そして御立派な副町長さんがいらしてくださったのであれば、その方とともに施策をして、邁進していきたいという町長の姿勢を皆様の前でおっしゃってくださっておりますので、一刻も早くそれをしないと町民は許してくれませんということでございます。  そして、答弁の中に、南山苑さんと連携するといったことがございました。この辺の内容については、どのような計画がございますか。その辺のところを説明をお願いしたいと思います。先ほどからそのにおいが出ておりますので、そのことについてを答弁いただきたいと思っております。 ○議長(負門俊篤) 平野町長。 ○町長(平野嘉也) 所先生、ありがとうございます。  特に変なにおいはないと思います。医療、福祉、介護の連携を深めていくために名前を出してしまったということで、高野山総合診療所が入院も今のところできない。そういった中でそういった施設との連携というのも考えられないかという意味も込めて答弁させていただいたもので、何ら今の時点で南山苑様と何らかのお話、また協定を結んだというのは全くございません。 ○議長(負門俊篤) 2番、所君。 ○2番(所 順子) 今のところは何もないとおっしゃってくださっておりますが、2階の活用にやはり南山苑さんがかかわってくるのかどうかというところも私も懸念をいたしております。  これに付随してでございますが、私、今回の質問の中に薬局の建物のことも申請をいたしてございます。現在、薬局の建物が月1万円という家賃でございます。そして、2階の整体の方は月5,000円となっております。このような安い家賃ではとても、2階をまたお貸しするような計画がございましたらとてもそのようなことでは高野町の利益にはつながらないですので、やはりその条例をまず変えていただいて、家賃アップになるような条例を提出すべきではなかろうかと思っております。これについて答弁をいただければと思っております。 ○議長(負門俊篤) 下総務課長。 ○総務課長(下 勝己) 失礼します。  今あそこの役場の建物、薬局になっているところでございます。確かに今所議員が言われたとおり月1万円、カイロプロテックのほうは5,000円という金額ですが、正式には少し半端があるんですけども、一応高野町の行政財産の使用料条例の中で、金額が1平米当たり3,000円ということで、あまり町民の方とかに使っていただくのに高額なものもということから、この条例でそういうふうな金額の設定があるものですから、今の金額で契約されているということになっておりますので、その条例の改正となりますと、また議会のほうの議決ということになりますが、今のところは改正する予定はございません。  以上でございます。 ○議長(負門俊篤) 2番、所君。 ○2番(所 順子) ぜひとも条例案を出していただきたいと思っております。住民からの要望でございまして、1万円や5,000円、私たち高野町の住宅はやはり給料によってたくさんの家賃を引かれておりますということも伺っております。町長におなりになったのに、どうしてそんな安い家賃であそこがずっと続いて、自分だけ安いんですかというふうなことも住民から多々聞こえてまいりますので、やはりそれなりの金額というんですかね、どんなお店を借りましても敷金も要りますし、それなりの家賃というものが発生してきます。住民にやはり納得していただくための家賃ですかね。公共の建物でもありますし、その辺のところは改正していくべきではなかろうかというように懸念をいたします。いつまでたっても1万円や5,000円、どこもそういうのでは借りれる世の中ではございませんので、公共の建物でありましても、やはり改正をしていかなくてはいけないところは改正をして、高野町の税につなげるようにしていかなくてはいけないのではないかと思っております。これについての答弁をお願いいたします。 ○議長(負門俊篤) 平野町長。 ○町長(平野嘉也) 所先生、ありがとうございます。  家賃のことなんですが、やはりそこの条例をいじるということは、ほかのいろんな施設の家賃にも響いてくると思っております。今後、関係の部署と相談して、あらゆる方向を考えていきたいと思っております。  また、これは確認したんですが、23年12月15日起案の伺いで、民間店舗募集というものが伺いに上がっております。そして、回覧で高野町では限られた町施設の有効利用と民間活力導入による高野町住民の福祉向上を目的として高野町役場別館旧母子センターの一部を開放し、民間店舗を下記のとおり募集しますという内容で回覧が回って募集されたというふうに聞いております。今後、家賃等の話、そういったものを継続して検討してまいりたいと思います。 ○議長(負門俊篤) 2番、所君。 ○2番(所 順子) よりよき裁量で考えていただければ一番いいのではないかと思っております。これからやっぱり税を増やしていかなくてはいけないので、税も少ないと思いますので、やはり公共の建物であったって、それなりの税を増やすことを考えていっていただきたいものだと思っておりますので、この件は何しろ税金が入って、1円でもたくさん入るような方法で前向きに考えていただきたい問題でございますので、お願いいたします。  そして、救急搬送された市民病院とか、紀北分院とか、そういうところに高野山から搬送をされます。診ていただきます。軽症の方、お年寄りです。帰りはタクシーで帰ってくるんですよ。行きは救急車で運ばれます。しかしながら帰りは電車にもよう乗りません、患者ですから。そうすることによりますと、タクシーで帰ってくるのに物すごく費用がかかるということを住民から訴えられております。この辺のところはどうお考えでしょうか。搬送をするだけで、病人さんは、じゃあもうあと二、三時間で帰ってもいいですよと言われた場合、足がないんですよ。この辺のところはどのようにお考えでしょうか。 ○議長(負門俊篤) 平野町長。 ○町長(平野嘉也) 所先生御指摘の内容のとおり、困っておる方がたくさんおるのは現状でございます。救急車で橋本市民病院、また近隣の公的病院、私立病院に行かれまして、そして帰りはタクシーで帰ってくるという話もよく聞きます。和歌山医大にヘリで行っても、帰りはタクシーというのもございます。  なかなかこれはやはり近隣の医療機関で少しでもすぐに救急対応できるように今後考えていかなければならないと思いますので、何とか一こまでも多く救急体制を復活していくべくことによって、解決してくる問題ではないかなと思っております。 ○議長(負門俊篤) 2番、所君。 ○2番(所 順子) そうですよね。厳しい状況を打破するために専門的な副町長様を雇ったのですから、一刻も早くこの状況から抜け出せる方法を考えていただかなくては、お年寄りの方たちも苦情ばっかりを申してきます。やはり車のある方はよろしいですよ。ですけどもお車のない方は本当に困っているというのが現状なんですね。救急車で運ばれたわ、帰りはタクシー、これが常のようでございますので、その辺のところも早急に何とか考えていかなくてはいけない案件かと思いますので、その辺のところをどのように考えてくださるのかをここで答弁いただきたいです。今現状、今すぐこのことを考えて解決していなかければいけない問題だと思っております。 ○議長(負門俊篤) 平野町長。 ○町長(平野嘉也) 所先生、ありがとうございます。  新しい副町長を迎えてさまざまな問題に一緒になって、職員一同取り組んでいこうと思っておりますが、新しい副町長なんですが、手品師でも何でもございません。就任されてすぐぽっといろいろ変わるということもないです。全て私自身がいろんな方々を通じて諸問題に対して穴をあけて進んでいくということが一番解決につながると思いますので、そういったことをして、一日でも多く救急体制を復活させるために頑張っていきたいと思います。 ○議長(負門俊篤) 2番、所君。 ○2番(所 順子) 時間もたちますので、病院のこともたくさん聞いてくださった議員の方もいらっしゃいますので、まとめたいような気もいたしております。  いろいろ口でいい施策を言ってくださいますが、その中で幾つ実現してくれるのでしょうか。厳しい状況から打破するため副町長をお雇いになったのだから、努力すべきでありますし、全てを実現に向けてほしいものです。一つ一つの答えもやはりいただきたいです。ですから、先ほどのタクシーで帰る年寄りのことですね。それもどのようなことを今思って答弁をいただけるのかを、お考えの答弁をいただきたいと思います。 ○議長(負門俊篤) 平野町長。 ○町長(平野嘉也) そういった案件に関しては、今後研究していきたいと思います。 ○議長(負門俊篤) 2番、所君。 ○2番(所 順子) 早急に考えて答えを出していただきたいと思っております。考えておきますでは解決をいたしませんので、早急に考えて答えを出していただきたいと要望をいたしておきます。私はめったに要望はいたしませんが、この件に関しましては要望をいたしておきたいと思っております。  何しろ診療所に一刻も早くお医者さんを呼んできてくださいまして、夜間、一こま、二こまではなくて、全ての夜間急診、診療をしていただけるお医者様を呼んできていただきたいと要望をいたします。  そして、時間も次の方も待っていらっしゃるので、次に進みたいと思います。  夏の台風11号についての災害についてを聞きたいと思います。 ○議長(負門俊篤) 中西消防長。 ○消防長(中西 清) 先ほど2番議員のほうから御質問のございました当消防本部の救急出動で管内の個人医院に搬送した理由について、御説明させていただきます。  この救急出動につきましては、救急の発生時間帯が日曜日の夕刻で、診療所の医師が不在の時間帯であり、また軽症であったため、個人医院に打診したところ、個人医院の医師の好意で受け入れをしていただき、受診していただけたということでございます。  以上です。 ○議長(負門俊篤) 2番、所君。 ○2番(所 順子) ありがたいことで、軽症で済んだとは思いますが、高野町住民は税金を払っておるんです。ですから、高野山に診療所がありながら個人病院に救急車が行くなんてことはちょっと恥ずかしいかなと、住民からのクレームでした。この件に関しましては、やはり高野町に税金を払って、診療所に予算を繰り出しておりますので、その辺のところはいかがなものかと思っております。それについて一言答弁をいただきたいです。 ○議長(負門俊篤) 平野町長。 ○町長(平野嘉也) 所先生、ありがとうございます。  税金等で病院のほうにお金が入ってるというのは皆さん御承知のことと思います。病院運営のためには必要な経費というものをどんどん出さなくてはいけません。その中で、現体制で救急患者の受け入れというのは平日、それは土日祝日、年末年始はちょっと入りますね、昼間の救急または1診体制、2診体制、水曜日は1人でやっておりますが、それは必ずしっかり確保するということで動いております。  先ほど消防長からお話がありましたように、日曜日の夕刻ということで、当然医師、職員等が不在ということで、非常に町といたしましても何とかしなければいけないというのは痛感に感じておるところでございます。今後、先ほどから議員指摘のように、医師確保に向けて邁進して、一こまでも多く夜間に対して、お休みに対して対応できるような形がとれればと思っておるところでございます。 ○議長(負門俊篤) 2番、所君。 ○2番(所 順子) 何しろ住民は見ております。いろんなことを見ております。そして議員に聞こえてまいります。肝に銘じて解決すべきだと思っております。そうすることを思いますと、やはり診療所はもう要らんように思いますやん。個人医者に診ていただいて、診療所は日曜日はお医者さんがいないということになりましたら、もう診療所は要りませんよねというふうに思います。そうすることによれば、個人病院がもう1軒、2軒あれば、事が済むというようでは、税金を投入する意味がないと思っておりますので、一刻も早くこのことを肝に銘じて解決していくように望みます。  次に進みます。夏の台風11号についてを質問いたします。  この台風で山崩れがありましたが、どのような対処、対応をなされましたか。 ○議長(負門俊篤) 下総務課長。 ○総務課長(下 勝己) 2番議員様の質問に説明させていただきます。  この8月9日、10日、台風11号で、がけ崩れというか、裏山が崩れてきたということで、これが9日の朝8時15分ぐらいに通報がありまして、それからすぐに現地に向かいました。それで土砂等が家の中に入っておりますので、職員も行きましたし、一時的に家を避難してもらうとか、ブルーシートをずっと裏山に張ったりとかいう応急的な手当を、その災害が起こってすぐにはそういう対応をさせていただきました。 ○議長(負門俊篤) 2番、所君。 ○2番(所 順子) そのことに関しては御苦労さまでございました。  民家が少し壊れたようですが、その方々の避難場所に、某ホテルを提供したと伺っております。今後もそのような状況になったらホテルに避難させるのでしょうか。 ○議長(負門俊篤) 下総務課長。 ○総務課長(下 勝己) 今の避難していただいたというか、避難してくれたんですけども、これは自主避難になっております。それで、役場のほうからその費用を出したとかそういうことではなくて、家の近くに学校とかもあるんですが、集会所もあったんですけども、川の水がかなり増水していて、非常に危ない状態でした。そして、そういうところへ避難してもらおうか、細川の住宅の集会所のほうが安全かなとか、いろいろ言っている中で、この住民の方は自主的に橋本のほうのホテルのほうへ避難するということを決めて行かれましたので、役場は費用とかは出しておりません。  以上です。 ○議長(負門俊篤) 2番、所君。 ○2番(所 順子) 高野町はそういうことに対処する場所が確保されていないのですかね。ちゃんとした確保できている場所がありましたら、そこに避難をしていただく。今回は1軒でありましたけれども、これがたくさんの方になった場合は、皆さん、じゃあホテルに自主でいかなくてはいけないというような状況では困るんですよ。ですから、そのような対応ですかね。災害についての対応ができていないということになりますので、やはりそれを完璧にすべきじゃないですか。全然できてないじゃないですか。公民館もありますし、体育館もありますし、あいた小学校もございます。やはりそういう避難場所というのは前もってつくっておかなくてはいけないことでございますので、その辺のところは何だかお金を使っていないような気がいたしますので、早急にすべきかなという思いは持っております。皆さんホテルに行くようなお金のある方も、ない方もいらっしゃいますので、その辺のところをどうお考えでしょうか。 ○議長(負門俊篤) 下総務課長。 ○総務課長(下 勝己) ただいまの質問でございますが、この方々はたまたま橋本のほうへ安全だということで自主的に行かれました。ただ、高野町には、先ほどからも出ておりますが、一時的に避難していただけるような場所とか、それから長期的避難ということで、高野山中学校の体育館とか、町民体育館とか、そういう指定の避難場所はあります。  それで、そういうのを活用していないかという話ですけども、この間の11号の台風のときにでも、19世帯27人が避難しております。それは高野山で1世帯2人、この人たちはちょっとお年寄りのため南山苑のほうへ行くということで行っておりますし、あと西細川の3世帯も近くの親戚の家に避難して5人おりますし、富貴のほうでは富貴の福祉センターとかへ8世帯9人、それから下筒香の3世帯も下筒香の集会所のほうへ6人というふうに、各集会所のほうではこういうときに自主的に避難される方は避難されておりますので、避難所がないというような状態ではございません。 ○議長(負門俊篤) 2番、所君。 ○2番(所 順子) そのためにはお布団とか、食料品とか、そういうものもそろっていらっしゃるんですよね、現時点で。 ○議長(負門俊篤) 下総務課長。 ○総務課長(下 勝己) 失礼します。  今、個人的に親戚の家とか、そういうところへ行かれる方は別として、富貴の福祉センターとかでしたら、そういう布団とかもありますし、下筒香とかそういう集会所には、食料とか水とか、そういうものも置いておりますので、あと高野山の町民体育館に常時置いてるかというようなことはないんですけども、そういうときはその都度、こちらのヘリポートに置いてあるものとか、食料はそこのNTTの倉庫にもありますし、そういう事態が発生しそうになったときは、すぐに運べるような状態になっております。  以上です。 ○議長(負門俊篤) 2番、所君。 ○2番(所 順子) ふだんから何かが起こって運びますというのはぐあい悪いんで、そこに常備していないと、もし地震とかそういうのが来ましたら、そこから運びたくても動けない場合もあるんですよ。常に常備しておくのが私は安全に対する十分な、町長のおっしゃる安全というところにつながるんでありますので、やはり事が起こってから運ぶのでは遅過ぎると思いますので、そういうのは常に常備しておくというのが一番ではないかと思っております。その辺のところをよくお考えになって、そこからヘリポートまで地震とかで行けなくなったときのことを考えなくてはいけません。やはり常に避難所には常時、布団やら食料品を備えておく、それを願望いたします。そして、答弁をいただければありがたいなと思います。 ○議長(負門俊篤) 平野町長。 ○町長(平野嘉也) 所先生御指摘の件でございますが、避難所等のまず安全な箇所を探さなければなりません。先ほどから、午前のほうから防災に対していろいろ質問されておる中で、高野町の防災計画の中での避難所等の危険度というものが、今担当職員によって洗い出されております。今後、本当に安全な場所、先ほども言いましたが、本当に安全な場所というのはないと思います。いろんなデータをもとにして安全と思いますけど、何らかの落とし穴があると思った中で進めていかなければならないと思います。  また、議員指摘のように、各箇所に布団、もしくは食料品等置いておくというのは一番理想的かもしれませんが、あまりに広範囲に広がってしまいますと管理の面でまた期限切れを起こしてしまうというような危険性もございます。今後はいち早くそれぞれの避難所に運べるような体制、場所、そういったものを考えていきたいと思っております。 ○議長(負門俊篤) 2番、所君。 ○2番(所 順子) 常に常備は必要でございますので、何か天気予報とかそういうのもキャッチするのを一刻も早くして、それ以前に運んでおくという手はずとか、そういうことも大事かと思いますので、これは本当は私はやはりそこにちゃんと用意しておくべきものではないかと私自身は思っております。考えが違う場合もございますが、私は常にそれを常備していくのが、どんな手間がかかっても必要ではないかと思っております。  そして、時間もたっておりますので、診療所しかり、災害のときしかり、抜かりのないように、早急に物事を進めていかなくてはいけない時期に差しかかっていると思っておりますので、その辺のところをよく考えて進んでいっていただきたいと思います。  最後に町長、何かありましたら答弁お願いします。 ○議長(負門俊篤) 平野町長。 ○町長(平野嘉也) 先生御指摘のとおり、医療に関してでも、防災に関してでも、その他いろいろ高野町が抱えている諸問題、いろいろございます。この点に私町長、そして副町長、また教育長、そして職員全員一丸となって取り組んでいきたい。スピード感を持ってやっていきたいと思いますので、どうか議員先生方の御協力もどうかよろしくお願いいたします。 ○2番(所 順子) 確実にお願いいたします。  以上です。 ○議長(負門俊篤) これで一般質問を終わります。  本日の会議時間は議事進行の都合によって、あらかじめ延長します。  日程第20、発議第3号、ウイルス性肝炎患者に対する医療費助成の拡充を求める意見書の提出についてを議題とします。  趣旨説明を求めます。  9番、松谷君。 ○9番(松谷順功) 発議第3号、ウイルス性肝炎患者に対する医療費助成の拡充に関する意見書について。  上記の意見書を提出したいので、地方自治法第99条及び高野町議会会議規則第14条第2項の規定により提出します。  平成26年9月19日。  提案者、松谷順功。  賛成者、中前好史。賛成者、西辻政親。賛成者、大谷保幸。賛成者、掛正和。  提案理由。現在、ウイルス性肝炎患者が350万人以上蔓延しているのは、国の責に帰すべき事由であると明確になっている。しかしながら、ウイルス性肝炎患者に対する医療費の助成は抗ウイルス療法に限られており、医療費助成の対象外である肝硬変・肝がんの治療費は高額であるとともに、検討を進めるという附帯決議がなされているにもかかわらず、具体的措置が講じられていないのが現状です。ウイルス性肝炎患者が安心して治療が受けられることを切望し、意見書の採択を要望いたします。  ウイルス性肝炎患者に対する医療費助成の拡充を求める意見書(案)  我が国においてウイルス性肝炎、特にB型・C型肝炎の患者が合計350万人以上とされるほど蔓延しているのは、国の責めに帰すべき事由によるものであるということは、肝炎対策基本法や「特定フィブリノゲン製剤及び特定血液凝固第Ⅸ因子製剤によるC型肝炎感染被害者を救済するための給付金の支給に関する特別措置法」、「特定B型肝炎ウイルス感染者給付金等の支給に関する特別措置法」でも確認されているところであり、国の法的責任は明確になっている。  ウイルス性肝炎患者に対する医療費助成は、現在、肝炎治療特別促進事業として実施されているが、対象となる医療が、B型・C型肝炎ウイルスの減少を目的とした抗ウイルス療法であるインターフェロン治療とB型肝炎の核酸アナログ製剤治療に限定されているため、医療費助成の対象から外れている患者が相当数にのぼる。特に肝硬変・肝がん患者は高額の医療費を負担せざるを得ないだけでなく、就労不能の方も多く、生活に困難を来している。
     また、現在は肝硬変を中心とする肝疾患も身体障害者福祉法上の障害認定(障害者手帳)の対象とされているものの、医学上の認定基準が極めて厳しいため、亡くなる直前でなければ認定されないといった実態が報告されるなど、現在の制度は、肝炎患者に対する生活支援の実効性を発揮していないとの指摘がなされているところである。  他方、特定B型肝炎ウイルス感染者給付金等の支給に関する特別措置法の制定時(平成23年12月)には、「とりわけ肝硬変及び肝がんの患者に対する医療費助成を含む支援のあり方について検討を進めること」との附帯決議がなされた。しかし、国においては、肝硬変・肝がん患者に対する医療費助成を含む生活支援について、何ら新たな具体的措置を講じていない。  肝硬変・肝がん患者は、毎日120人以上の方が亡くなっており、医療費助成を含む生活支援の実現は、一刻の猶予もない課題である。  よって、高野町議会は、下記事項を実現するよう強く要望する。                 記  1、ウイルス性肝硬変・肝がんに係る医療費助成制度を創設すること。  2、身体障害者福祉法上の肝機能障害による身体障害者手帳の認定基準を緩和し、患者の実態に応じた認定制度にすること。  以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出する。  平成26年9月19日                          和歌山県高野町議会  提出先は衆参両院議長、内閣総理大臣、厚生労働大臣でございます。  以上でございます。 ○議長(負門俊篤) これで趣旨説明を終わります。  これから質疑に入ります。質疑はありませんか。 〇議員(「なし」) ○議長(負門俊篤) 質疑なしと認めます。  これから討論を行います。討論はありませんか。 〇議員(「なし」) ○議長(負門俊篤) 討論なしと認めます。  これから発議第3号、ウイルス性肝炎患者に対する医療費助成の拡充を求める意見書の提出についてを採決します。  お諮りします。本案は原案のとおり決定することに異議ありませんか。 〇議員(「異議なし」) ○議長(負門俊篤) 異議なしと認めます。したがって、発議第3号、ウイルス性肝炎患者に対する医療費助成の拡充を求める意見書の提出については、原案のとおり可決されました。  日程第21、発議第4号、手話言語法制定を求める意見書の提出についてを議題とします。  趣旨説明を求めます。  9番、松谷君。 ○9番(松谷順功) 発議第4号、手話言語法制定を求める意見書について。  上記意見書を提出したいので、地方自治法第99条及び高野町議会会議規則第14条第2項の規定により提出します。  平成26年9月19日。  提案者、松谷順功。  賛成者、中前好史。賛成者、西辻政親。賛成者、大谷保幸。賛成者、掛正和。  提案理由。手話とは、日本語を音声ではなく手や指、体などの動きや顔の表情を使う独特の語彙や文法体系をもつ言語であり、ろうあ者にとって大切な情報獲得とコミュニケーションの手段です。  手話が音声言語と対等な言語であると国民に広め、そして聞こえない子供が手話を身につけ、手話を学び、手話を自由に使い、言語として普及、研究することのできる環境整備に向けた法の制定を行う必要があるので、意見書の採択を要望いたします。  「手話言語法」制定を求める意見書(案)  手話とは、日本語を音声ではなく手や指、体などの動きや顔の表情を使う独自の語彙や文法体系を持つ言語である。手話を使うろうあ者にとって、聞こえる人たちの音声言語と同様に、大切な情報獲得とコミュニケーションの手段として大切に守られてきた。  しかしながら、ろう学校では手話は禁止され、社会では手話を使うことで差別されてきた長い歴史があった。  平成18年12月に採択された国連の障害者権利条約には、「手話は言語」であることが明記されている。  障害者権利条約の批准に向けて日本政府は国内法の整備を進め、平成23年8月に成立した「改正障害者基本法」では「全て障害者は、可能な限り、言語(手話を含む。)その他の意思疎通のための手段についての選択の機会が確保される」と定められた。また、同法第22条では国・地方公共団体に対して情報保障施策を義務づけているところである。  以上のようなことから、手話が音声言語と対等な言語であることを広く国民に広め、聞こえない子供が手話を身につけ、手話で学べ、自由に手話が使え、さらには手話を言語として普及、研究することのできる環境整備に向けた法整備を国として実現することが必要であると考える。  よって、高野町議会は、政府と国会が下記事項を講ずるよう強く求めるものである。                 記  手話が音声言語と対等な言語であることを広く国民に広め、聞こえない子供が手話を身につけ、手話で学べ、自由に手話が使え、さらには手話を言語として普及、研究することのできる環境整備を目的とした「手話言語法(仮称)」を制定すること。  以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出する。  平成26年9月19日                          和歌山県高野町議会  提出先、衆議院議長、参議院議長、内閣総理大臣、総務大臣、文部科学大臣、厚生労働大臣。  以上でございます。 ○議長(負門俊篤) これで趣旨説明を終わります。  これから質疑に入ります。質疑はありませんか。 〇議員(「なし」) ○議長(負門俊篤) 質疑なしと認めます。  これから討論を行います。討論はありませんか。 〇議員(「なし」) ○議長(負門俊篤) 討論なしと認めます。  これから発議第4号、手話言語法制定を求める意見書の提出についてを採決します。  お諮りします。本案は原案のとおり決定することに異議ありませんか。 〇議員(「異議なし」) ○議長(負門俊篤) 異議なしと認めます。したがって、発議第4号、手話言語法制定を求める意見書の提出については、原案のとおり可決されました。  日程第22、議員派遣の件についてを議題とします。  議員派遣の件については、会議規則第120条の規定により、お手元に配付しましたとおり議員派遣を行います。  これに御異議ありませんか。 〇議員(「異議なし」) ○議長(負門俊篤) 異議なしと認めます。したがって、議員派遣の件については、配付のとおり決定しました。  日程第23、委員会の閉会中の継続調査の件を議題とします。  各委員長から、目下、委員会において調査等の事件について、会議規則第75条の規定により、お手元に配付しました申出書のとおり閉会中の継続調査の申し出があります。  お諮りします。各委員長から申し出のとおり、閉会中の継続調査とすることに異議ありませんか。 〇議員(「異議なし」) ○議長(負門俊篤) 異議なしと認めます。したがって、各委員会とも委員長からの申し出のとおり、閉会中の継続調査等に付することに決定しました。  以上をもって、本定例会に付議された案件の審議は全て終了いたしました。  会議規則第7条の規定により、本日をもって閉会したいと思います。  これに御異議ありませんか。 〇議員(「異議なし」) ○議長(負門俊篤) 異議なしと認めます。したがって、本定例会は本日をもって閉会することに決定しました。  閉会に当たり、町長の挨拶をお願いします。  平野町長。 ○町長(平野嘉也) 議員先生の皆様、9月定例会、本当にありがとうございました。そして、お疲れさまでございました。  おかげさまで1200年開創法会にかかるPR、またふるさと応援寄附金、そして未来創生高野塾、あと五大連絡線の石畳等、いろいろ物事が動き始めることができます。町長初め、職員一同、頑張っていきたいと思います。  また、来週になりますが、台風が来そうな予感がいたします。町といたしましても、空振りを恐れず、事前の情報提供等をして、万全なる体制をとっていきたいと考えておるところでございます。  朝夕、かなり冷え込んでまいってきております。議員先生方も体調を崩さず、行政、私たちと議会の先生方と一緒になって高野町の行政を進めてまいりたいと思いますので、どうかよろしくお願い申し上げまして、終わりの挨拶にさせていただきます。お疲れさまでございました。 ○議長(負門俊篤) これで平成26年第3回高野町議会定例会を閉会します。  お疲れさまでした。                午後 4時54分 閉会   この会議録は、議会事務局で作成したものであるが、その内容の正当なるを証するために署名する   平成26年 9月19日   高野町議会   議長   負 門 俊 篤   議員   掛   正 和   議員   大 谷 保 幸...