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平成26年第2回定例会(第3号 6月17日)

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  1. 高野町議会 2014-06-17
    平成26年第2回定例会(第3号 6月17日)


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    平成26年第2回定例会(第3号 6月17日)                平成26年         第2回高野町議会定例会会議録(第3号)        第8日(平成26年6月17日 火曜日)          午前9時32分 開議     第 1 発議第2号 社会保障制度改革に関する意見書について     第 2 一般質問     第 3 議員派遣の件について     第 4 委員会の閉会中の継続調査(審査)について 2 出席議員(10名)    1番 負 門 俊 篤         2番 所   順 子    3番 中 迫 義 弘         4番 中 前 好 史    5番 掛   正 和         6番 大 谷 保 幸    7番 西 辻 政 親         8番 大 西 正 人    9番 松 谷 順 功        10番   11番 﨑 山 文 雄 3 欠席議員(0名)
    4 事務局職員出席者   事務局長  奥 坊 恒 雄   書記    辻 本 香 織 5 説明のため出席した者の職氏名   町長        平 野 嘉 也   副町長   教育長       角 濱 正 和   会計管理者     上 江 良 幸   総務課長      下   勝 己   企画財政課長    辻 本 幸 弘   健康推進課長    阪 田 圭 二   建設課長      山 本 剛 久   富貴支所長     南   明 人   消防長       中 西   清   教育次長      中 上 浩 貴   診療所事務長    中 尾   司   生活環境課長補佐  山 本 佳 代   まち未来課長    松 本 嘉 文                午前 9時32分 開議 ○議長(負門俊篤) 開会に先立ちまして、6月8日に御逝去されました桂宮様の本葬、斂葬の儀が本日営まれます。皆様で黙祷をささげたいと思いますので、起立。  黙祷。               (黙祷) ○議長(負門俊篤) ありがとうございました。着席。  これから本日の会議を開きます。  下総務課長。 ○総務課長(下 勝己) 失礼します。  本日、生活環境課長の井上がインフルエンザにより欠席しております。かわりに課長補佐の山本が出席していますので、御報告いたします。  以上です。 ○議長(負門俊篤) 教育委員会において教育長に任命されました角濱正和君が議場におられます。角濱君の挨拶をお願いします。 ○教育長(角濱正和) おはようございます。  まずもって失礼をいたしまして、私こと6月13日におきまして、高野町教育委員会臨時会において教育長を拝命いたすことになりました角濱でございます。非才の身には甚だ重く感じられますと同時に、前任者の粉骨砕身されました今日までなされてまいりました職責をお受けいたすことに、身の引き締まる思いがしております。  振り返ってみますと、町民憲章の中に、「緑深き山々に囲まれた高野町は、歴史の重みと文化の香りが宿る町です」とあります。そんな中で、少し見させていただきましたら、「未来を担う子供たちの夢を育む町をつくります。心身を鍛え、健康で明るい活力ある町をつくります。そして、宗教、環境、道徳の町をコンセプトにまちづくりを」と言っておられます高野町長のすばらしい言葉を背景にいたしまして、何分にも初めてのことであります。議会の諸先生方を初め、職員の皆様のお力をおかりいたしまして、高野町教育の充実のために努力いたす所存でございます。  貴重なお時間を頂戴いたしましたことを感謝いたしまして、初めの挨拶にかえさせていただきます。ありがとうございました。 ○議長(負門俊篤) 本日の議事日程は、あらかじめお手元に配付したとおりであります。  日程第1、発議第2号、社会保障制度改革に関する意見書についてを議題とします。  趣旨説明を求めます。  11番、﨑山君。 ○11番(﨑山文雄) 発議第2号、社会保障制度改革に関する意見書についてを提案させていただきます。  上記意見書を提出したいので、地方自治法第99条及び高野町議会会議規則第14条第2項の規定により提出します。  平成26年6月17日。  提出者 﨑山文雄。  賛成者 所 順子、同じく大西正人、同じく大谷保幸、同じく中迫義弘。  提案理由。我が国は本格的な高齢社会となり、誰もが長生きしてよかったと実感できる活力ある長寿社会の実現が急務となっています。退職公務員の処遇のみならず年金の支給開始年齢は段階的に引き上げられ、60歳定年退職後に無年金になる期間が発生します。また、今後国民健康保険料、介護保険料に伴い、年金者への負担増が危惧されます。社会保障制度改革の結果、費用負担の増大と消費税率のアップなどが年金生活中心高齢者負担増になってはならないこと。国民の誰もが安心して暮らせる社会保障制度を確立させることを切望し、意見書の採択を要望します。  社会保障制度に関する意見書(案)  我が国は本格的な高齢社会となり、誰もが長生きしてよかったと実感できる活力ある長寿社会の実現が急務となっています。これまでは一般財団法人日本退職公務員連盟及び和歌山県退職公務員連盟は、国民が安心して暮らせる社会保障制度の構築と退職者が心置きなく職務に専念、国家社会の発展に貢献できる制度の確立を希求し、厚生労働省や各政党代表者及び衆参国会議員宛てに陳情を行ってまいりました。  しかし、退職公務員においては、平成27年度から厚生年金制度への統合に伴うリスクや物価上昇・消費税等により年々追い詰められています。また、どの職種の労働者においても職務の多忙化、給与、退職金の減額など、勤務条件が極めて厳しくなっています。  こうした折、国税・地方税が正しく使われ、公務員のみならず国民の誰もが安心して暮らせる社会を構築してほしいという下記の5項目についての悲痛な願いにおこたえいただきたく、衷心よりお願い申し上げる次第です。  1、公務員及び他の労働者の処遇を検討するに当たっては、その職務の特殊性、有為な人材の確保について十分配慮する。  2、持続可能な社会保障制度は、経済の成長と現役世代の安定した雇用を通して実現されるものであり、これらの諸施策を積極的に推進すること。  3、60歳前後の在職者老齢年金支給停止基準を緩和すること。  4、雇用と年金の接続の重要性に留意し、65歳定年制を実現すること。  5、社会保障改革(特に年金・医療・介護)に当たっては、年金生活者の負担が過重にならないよう配慮すること。  以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出します。  平成26年6月  和歌山県高野町議会議長  提出先、内閣総理大臣、総務大臣、厚生労働大臣。  以上であります。 ○議長(負門俊篤) これで趣旨説明を終わります。  これから質疑に入ります。質疑はありませんか。 〇議員(「なし」) ○議長(負門俊篤) 質疑なしと認めます。  これから討論を行います。討論はありませんか。 〇議員(「なし」) ○議長(負門俊篤) 討論なしと認めます。  これから発議第2号、社会保障制度改革に関する意見書についてを採決します。  お諮りします。本案は原案のとおり決定することに異議ありませんか。 〇議員(「異議なし」) ○議長(負門俊篤) 異議なしと認めます。したがって、発議第2号、社会保障制度改革に関する意見書については、原案のとおり可決されました。  日程第2、一般質問を行います。  質問の通告がありましたので、発言を許します。  6番、大谷君。 ○6番(大谷保幸) おはようございます。1番目ということで、ありがたく思います。  町長さんには初めての議会ということで、よろしくお願いします。  先日、10日に町長より所信表明をお聞きしました。たくさんの項目を言われましたが、どの意見も興味あります。テレビ、新聞で発表された高野山総合診療所の件には非常に興味があります。自分は病院時代、40度の高熱を出して2回ほどと、ムカデにかまれて深夜に行き、助けてもらったことがあります。この高野山総合診療所の件は、他の議員さんにお任せいたします。  自分として気になる点で、防災、産業、町道筒香線の3点について、具体的に説明を町長よりお伺いしたく思います。  まず、防災から意見をもらいます。昨年の9月18日の台風についての話だったと思いますが、具体的な説明をお願いします。  あとは自席で。 ○議長(負門俊篤) 平野町長。 ○町長(平野嘉也) おはようございます。  先ほど大谷議員先生からの中で、防災のことというような内容で御質問いただきました。昨年の9月18日の台風のとき、やはり私自身、消防団として高野山内に出動いたしまして、非常に防災体制がなっておらないというのを実感させていただきました。  当然、私が所属する部の団員の皆様は、被災された方々が非常に多く、唯一辛うじて出ていけたのは私とあと2人、近い団員の皆様でございました。消防署につきましても、なかなか指揮系統が100%うまくいっておったというわけではなかったかと思います。それも想定されてなかった災害であったからであると思われます。  それと、富貴筒香地区での災害ということは、非常に甚大な災害ということをいろんな資料を見て十分勉強しておるところでございます。その災害で何が必要なのかということを言いますと、やはり強さ、そして優しさを兼ねた防災が必要だと思っております。  強さというのは、やはり行政から地域住民の方々に対して行う公共的なサービス。そして、優しさというのは災害に遭われた方々が、いろんな面で苦労して心配されておる、そういったところのケアもしていかなければならないということで、安心をいう上でやはり強さと優しさを兼ねた防災が今後必要ではないかと思っております。  昨年の12月議会を私、傍聴してきておる中で、筒香、富貴における災害備蓄品の期限切れということが問題になりました。傍聴に来ていた私としてみたら、非常に大きな問題であったという認識がありますが、あまり重要視されてなかったような気がします、一傍聴人として。これは行政の怠慢であり、非常に失態であると思っております。上筒香で55、それと中筒香で25、下筒香で21、西富貴197、東富貴332、計630の人口がいらっしゃいますが、かなりの数の食料、また水が期限切れとなっておりました。  それを踏まえて、NTT倉庫、ヘリポート、富貴支所、花坂小学校、全ての備蓄品に関しまして、期限とかそういうものをもう一度再確認して、今準備しているところでございます。  当初予算のほうでアルファ米を1,800食を買って、また水500㏄を3,600本買うということで、新たにそれぞれの地区に十分に行き渡るような備蓄食品等を配布していきたいと思っております。また、備蓄する場所についても、今後検討が課題であると思っております。  高野山に関したらヘリポート等に毛布250枚、アルファ米エビピラフ160食、水500㏄が360本、これはいずれも2017年5月ぐらいの期限があります。しかし、災害が発生しますとヘリポートに行く道までが非常に危険な箇所が多いと私自身思っておるところでございます。  そういったところから、その場所から移動するのが適切なのかどうなのか、そこはやはりヘリポート、高野町に対して、特に高野山上ですね、いろんな物資が届く場所として当然道は確保しなければならないと思うんですが、その場所に行けなかった場合、その次にするヘリポート、あとは備蓄倉庫というものを、この山の中で非常に安全なところに変えていかなければならないのではないかということで、今後検討していきたいと思っております。  また、防災についてなんですが、民間の方々、そして我々行政とともにわかりやすいハザードマップを作成して、広域災害のネットワークをつくっていきたいと、そのように思っております。関連する業界といいますと、どういう業界かというふうに思われるかもしれませんが、高野山内では土木関係業者、あとはコンサルタントですね。あとは町内会単位でハザードマップを作成することが必要であると思います。町内会の方々に来ていただいて、ハザードマップをさあつくるというて参加していただいても非常に難しいところがありますので、町内会の方々から、「ここは危険だよ」という箇所は一番よく地域の方々がわかっておると思うので、そういう観点で参加していただきたい、そのように思っております。  また、南海トラフ起因による地域の災害など、取り残される可能性も高野山はございます。県では高野町が被災した場合にどのような考えなのか、改めて災害対策室に確認させる考えであります。しかし、今のところ災害対策室長は不在であります。総務課長が兼務という形でしておりますので、議会終了後に災害対策室室長なる職を持つ職員を配置して、しっかりとした防災に対して動いていきたいと思っております。また、高野町が他府県での災害にどのような役割が果たせるのか、今後いろんな角度で総合的に考えて検証していきたいと思っております。  また、防災には自主防災組織というものが非常に必要ではないかと考えます。まず、今立ち上がっております自主防災組織の課題を聞きだすことが重要であるのではないかと思っております。地震、水害などの大規模災害が発生したときに、町は防災関係機関とともに全力を挙げて防災活動を行いますが、大規模災害のときには同時多発の災害が発生する場合がございます。十分対応ができないことが予想されますので、このとき頼りになりますのが、みずからの生命、みずからの命を守る、自分たちの町はみずから守るという連帯感に基づいて、日ごろから地域の皆さんが一緒になって防災活動を取り組む組織、自主防災組織が必要であると思います。  大規模な災害が発生した場合に、地域住民が的確に行動し、災害を最小限にとめるために、日ごろから地域内の安全確認や地域住民への防災知識の普及・啓発、防災訓練など、災害に対する備えを自主防災組織はする。また、実際に災害が発生した場合には、初期消火活動、被災者の救出・救助、情報の収集や避難所の運営といった活動を行うなど、非常に重要な役割を担ってくると思っております。それは山内のみならず、花坂地区、細川地区、神谷地区、湯川、相ノ浦、大滝、杖ケ藪、西郷、林、あと上筒香、下筒香、中筒香、西富貴、東富貴、全ての地区に自主防災組織というものが必要であると思います。  しかし、そこに住まわれる方々が年齢的になかなか自主防災組織というので活発に動けないということも考えられますので、今後、自主防災組織を立ち上げるに当たっては、それぞれの地区の年齢構成などをきっちりと把握して、できる限り自主的な防災組織をつくっていきたいと思っております。  自分たちが、じゃあつくる、というのではなかなか前には動きませんので、やはり啓発等をしっかりして、自分たちで立ち上げるというような考えを持っていただくように、行政としては啓発活動に取り組んでまいりたいと思っておるところでございます。  その後は、災害通信手段の検証ですね。あとは自助と共助、公助も入ってくると思いますが、緊急支援物資の備蓄等を考えておるところでございます。  災害に関しては以上でございます。 ○議長(負門俊篤) 6番、大谷君。
    ○6番(大谷保幸) たくさん意見を言っていただきましてありがとうございます。  高野町は地域防災計画ということで、平成24年3月30日で発効された部があります。さっき町長のほうから聞かせもらいますと、この件がうまいこと作動していなかったと、昨年の9月18日の台風に関しては。ただ単に計画だけであって、あまり作動してなかったというような意見を聞かせていただきました。  自分のこのときなんですけども、高野山、この信号のところで大水が出たと。あのときにまだ筒香地区は出てませんでした。昨年やったかな、前の総務課長に質問したときに、高野山がこういう状態であるのに、筒香地区のとこに、区長さんがトップと思うんですけども、区長さんのとこにそういう連絡がなかったと。高野山はこういう状態ですよということが一言あれば、筒香地区でもある程度の防備ができたんじゃないかと思っております。自分らが出たときにはもう大水が出てまして、自分のところにも水が10センチほど来てました。もう床下浸水の状態でありました。  以後、こういうことのないよう、もし雨量なんかが関係あると思うんですけども、筒香、この前に昨年の、その前の年やったと思いますけども、40何ミリあったと思います。そのときでも筒香の河川が氾濫寸前やったと思ってます。ああいうことがあるんで、雨量なんかには、さっき町長が言ってましたとおり、防災に関しての室長を新たにつくると。もっと防災に関しては重点的に取り組んでいくという話を聞かせていただきました。非常にありがたいことであります。  高野山で一度あったと思いますけども、東南海、南海地震に関しては、富貴地区、筒香地区というか、旧筒香村にはこういうものは関係ないと。さっき言った地域防災計画の中に、昨日か見たんですけども、中に入ってませんでした。水には非常に筒香地区は敏感で、東南海というか、地震に関してはあまり興味ないというか、東南海で8から8.5ぐらいの地震が来ると。そういうことを富貴筒香地区に関しては5.5ぐらいやったと思いますけども、そのぐらいしか被害がないと。あまり被害が及ばないんではないかと、そういうふうに解釈をしました。  この昨年の台風に関してなんですけども、筒香地区は砂防ダムがたくさんあります。砂防ダム、今、もう満杯の状態であります。前のときもちょっと、前町長にも質問したときがあるんですけども、土をとってくださいと。もう少し堤防を上げてくださいというようなことを陳情してまいりました。一向に県も動いてくれてないというか、現在工事にかかってるんですけども、もう少し堤防を上げてくださいと陳情しても、なかなか返事がありません。そこら辺のところ、町長として伊都振興局、県、国に対して、もっと働きかけてくれたらうれしいんじゃないかと思います。  もう一つなんですけども、雪による富貴の災害ということで、筒香地区、富貴地区には雪がぎょうさんふりまして、木の災害が起こりました。その木の災害で川へ流動木としてぎょうさん害になるものが倒れました。町に対しても、この木をどうにかしてくださいという陳情をしたんですけども、なかなか切ってくれなくて、これも台風に非常に害したんではないかと自負してます。  もし、こういう雪で倒れた木が個人的に処理されない場合、こういうときには町としてどこまでやってくれるんか。そこら辺のところを、すみませんけどもお願いします。 ○議長(負門俊篤) 平野町長。 ○町長(平野嘉也) 大谷先生の言われた中で、防災計画のところで、富貴筒香地区についてということと、あと砂防ダムの件と、あと山の倒木とか、そういうことでお答えさせていただきたいと思っております。  高野町にはこういうふうな平成24年度版という災害対策マニュアルというものが存在しております。これは平成18年度につくられたもので、24年に少しばかり改定されたところがございます。この中で、地震に関しては、高野山は津波がないのでというふうによく言われるところでございますが、南海トラフ巨大地震では震度5強、そして中央構造線の地震では震度6弱を予想しておるというようなことが、この防災対策マニュアルに書かれております。  残念ながら、震度5強の南海トラフ、また中央構造線の地震の震度6弱の地震が来ると、残念ではありますがこの庁舎はありません。この庁舎自身、震度5強で倒壊するというふうに私は聞いております。  先日の補正予算のほうで、耐震診断ということで今年させていただくことになりましたので、早急にそういうものをして、まず指令塔となるところを整備していかなければならないかと思っております。  富貴筒香地区の砂防ダムがいっぱいとか、かなりの河川被害というものは、私、選挙戦を通じて非常に目にしました。高野山よりもひどい状況が自分の目でもちゃんとわかっておるところでございます。その中で、その砂防の堤防をもう少し上げるとか、そういったところは、また災害復旧関連の事業等を検証しまして、担当課長、建設のほうと相談しまして、でき得る範囲で考えていきたいと思っておるところでございます。  また、山に関してですが、倒れた木がかなり水害に対して影響があったということで、倒木の処理も当然ではありますが、筒香富貴地区の山に関して、なかなか地籍も進んでないところもあると思いますので、そのあたりも進めていく中で間伐等を考えて、災害には何とか対応できるような状態に今後していきたいと思っておるところでございます。  以上です。 ○議長(負門俊篤) 6番、大谷君。 ○6番(大谷保幸) ありがとうございます。  一つだけちょっと気になったんですけども、雪による倒木の被害があるということで、前町長さんにも頼みました。今、高齢化が進みまして、なかなか倒木を切りに行くことができないという人がたくさんいます。切りに行ける人は自分で処理するということは、それは当然だと思いますが、地区住民もだんだん高齢化が進みまして、やはり機械を持って、チェーンソーを持っていくということは非常に危険です。山の持ち主というか、地元住民が多いんですけども、外へ出ていった人がその山を引き継いでというような状態であります。  さっき言いましたように、地籍調査、前々町長のときからなかなか山外に関して地籍が進まないと。一旦中止というのではないけども、ちょっとの間、休憩ということもされました。あのとき非常に残念でなりませんでした。今の町長さん、してくれるんじゃないかなというニュアンスで言ってくれましたので、非常にありがたく思ってます。なるべく早く、高齢化が進んで山の持ち主自体が、自分の山がどこにあるやらわからないというような状態であります。なるべく早く地籍のほうをお願いしときます。  雪なんですけども、薪ストーブが今学校関係なんかにあります。この古倒木を使って薪ストーブの確保に努めるとか、そういう考えをしてくれたら、非常にありがたく思っています。町としても費用がかかると思いますが、やはり河川の上ということで、県が関係あるということで、町単独で行うということは非常に難しい点もあると思いますが、地元住民が動くより、やはり行政、町当局が動いてもらって、やってもらえればスムーズに行くんじゃないかと、非常に危惧してます。そこら辺のとこも、すみませんけども、もう少し考え、どうしてくれるかというのがあれば、考えがあればすみませんけどもお願いします。 ○議長(負門俊篤) 平野町長。 ○町長(平野嘉也) 大谷議員先生の御指摘されました件で、雪の倒木等がたくさんあるということで、これ自身、町の財政とやはりちょっと相談して進めていかなければならないというところもあるかと思います。  地域の方々が自分たちの住むべきところの山、畑、やはりそれを管理するというのが基本だと私自身は思っております。そこでも、これ以上はできないというところで行政が出ていくのが一番よいのではないかと思っております。  また、地籍に関していえば、今の状態で進むと100年かかると言われております。特に、富貴筒香地区の地籍に関しては非常に難しいところがございますので、まず富貴筒香地区のほうで、自分のところの持ち山というものを地域の方々と一度お話し合いしていただいて、その上に地籍に入るというほうが前に進みやすいのではないかなと思っておるところでございます。  そして、高齢化がかなり進んでおるという現状は、私も十分承知しておるところでございます。その中で高野町全体ができることというものを総合的に考えて、取り組んでまいりたいと思いますので、よろしくお願いします。 ○議長(負門俊篤) 6番、大谷君。 ○6番(大谷保幸) ありがとうございます。貴重な意見、ありがとうございます。  地籍、ちょっと違うんですけども、地籍なんですけども、今、筒香に林研というグループがあります。林研グループが県のくいとかをちょっともらって、一応一部分くいを打ちに行っています。町長さんが言ったみたいに、なるべく生きてる間に少しでもできればと、今、少しずつでも動いてます。  防災に関しては結構です。  次なんですけども、産業についてですが、野菜、米等をブランド化してという発言がありましたが、これをどのように活用するか、説明をお願いします。 ○議長(負門俊篤) 平野町長。 ○町長(平野嘉也) 大谷議員先生指摘の産業に関して述べさせていただきたいと思います。  高野町全体を考えますと、高野山は当然観光が主流となってくるかと思っております。また周辺の町等に関しては農林業が主体となってくることは当然わかっておるところがございます。私としましても産業安定の確立に向けて地域活性化策というものを展開してまいりたいと思っております。  観光もそうですが、いろんな産業に関して私自身トップセールスとしてこれから動いていきたい、そのように思っております。そして、地域の宝を掘り出す、そしてつくり出す、創造する。その町の周辺の特性を生かして6次化産業にまでいろいろ持っていく必要があるんではないかと思っておるところでございます。  やはり富貴筒香地区のほうで、花坂とかほかも含まれてくると思うんですが、そこでとれる農産物などを加工して販売するというところまで、地域の方々がしていくようにしていかなければならないと思っておるところでございます。また、社会関係資本の蓄積による地域の宝を創造して、ブランド化を図っていきたいと思っておるところでございます。  以上でございます。 ○議長(負門俊篤) 6番、大谷君。 ○6番(大谷保幸) さっきからブランド化と町長さん、言ってるんですけども、大体高野山外と思いますが、野菜とか米というような発言をされたと思います。野菜をブランド化というたときに、自分の地区を見たときに何があるんかなと。昔はミョウガがあったんですけれども、ミョウガも高齢化が進んでとる人もおらんと。それで昔は筒香の特産でということで非常に出回った時期がありました。今は高齢化でとる人が少なくて、だんだん生産者が減ってきているのが現状です。こういうものをブランド化しても、どのように売り道、今はJAとかに出してますが、高野町としてどのようにしてくれるんか。  そして、米なんですけども、だんだん高齢化が進んで、ちょっと花坂とか細川はわからんですけども、旧富貴村に関しては年々田んぼをつくっている人、面積が減っていってるというのが現状です。昔はぎょうさんつくっていたんで、政府米の買い上げとか、いろいろあったと思うんですけども、今現在は自給自足というか、自分のとこで食べる分をつくっていると。あとは近所に人にちょっと余った分を買ってもらっていると。そういう状態だと思います。これをブランド化って、生産性を上げろという言い方だと思いますが、これをどうしてくれるんか。さっきの説明じゃあちょっとわからなかったんで、もう少しすみませんけどもお願いします。 ○議長(負門俊篤) 平野町長。 ○町長(平野嘉也) 先ほど大谷先生が言われましたとおり、なかなかブランド化というものは難しいかなと考えがちですが、高野町には高野山というところでお大師さんという方が開かれた町でございます。その中で、富貴筒香地区でとれる田畑の米、野菜、そういうものをできるだけ高野山でより高く売るような仕組みをつくっていきたい。ブランドというと、あきたこまちとか、地域のいろんな名前がついたのがありますが、いろんな物語をつくって、そしてそれを高野山で売る。地産地消も当然大切なことではありますが、地元でとれたものに対して、より地元の歴史などそういう付加価値をつけて、より高く売るというようなことをこれから考えていくのが非常にいいんではないかなと思っておるところでございます。そのために、やはり地域開発から地域力の開発までやはり踏み込んでいかなければならないんではないかと思っております。  さっき言いましたように、社会関係資本、横文字でいいますとソーシャルキャピタルと言いますが、ソーシャルキャピタルと地域力、地域づくりに生かそうとするならば、これまでの社会など施策を変えたりする必要もございます。ソーシャルキャピタルと地域力に対する施策。従来地方自治体が行ってきた社会基盤の整備といったハードの地域開発ではなくて、人間の価値観や行動様式といったソフトの地域力開発にかかわる施策であります。そういった地域力開発、人とのつながりですね、社会的なつながり、高野山と富貴筒香とのつながり、そういったものを総合的にいろいろミックスして、ブランド化をつくる。わざわざつくるということであります。  私自身、筒香のミョウガは大好きでして、御飯の上に加工もせず切ったやつをぼんと乗っけて、しょうゆをかけてぶっかけたらおいしいと、こういうものを誰もが知らない。あまりしたことがないというのもあります。それはやはり行政等が、そういったブランド物があって、こういった食べ方もあるんだよというような情報発信をしていくのも一つかなと思っております。これは一つの例でございます。  ブランド化が難しいというふうなことは、この田畑の少ない高野町にとっては非常にこれから検討していかなければならない課題だと思っております。しかし、ここはお大師様の土地でございます。お大師様が開かれた町ということで、お大師様にちなんだ米、野菜等をつくっていく必要があるんではないでしょうか。  以上でございます。 ○議長(負門俊篤) 6番、大谷君。 ○6番(大谷保幸) 今、ちょっといいことを言っていただきました。筒香というところ、何年前になるかな、高野山の2カ所のマーケットに野菜をおろすということで、そういう事業が立ち上がりまして、そういう行動があったと思います。それ以来、何かしぼんでるんか、ちょっと自分の耳に入ってこないんですけども、今どうなってるのかなと。あれはまち未来課だと思いますが、そこが担当して、いろんなイベントとかに富貴地区も参加してくださいということで何人か手伝いに行ったことも自分は思ってます。あれ以来、何か知らんけど、ここ一、二年、しりすぼみみたいな格好になってるような危惧してます。そこら辺のところ、また町長さんがまち未来課の担当課に強く言ってもらいまして、山外の野菜、米なんかを上でぎょうさん消費できるように協力してくれれば、うれしいと思います。  ちょっと時間の都合で、すみませんが、これで産業は終わらせてもらいます。  もう一つの町道筒香線についての発言がありました。以前よりこの道は県道にしてもらいたいと、この道を利用している住民の人は思ってます。願いです。町道筒香線を今度、どのようにしてくれるか、すみませんけども、御意見をお願いします。 ○議長(負門俊篤) 平野町長。 ○町長(平野嘉也) 大谷議員先生が言われました、ごめんなさい、先ほどの産業の中での報恩市のことですよね。確かに千手院のところの天神さんでされてたり、この間は観光情報センターのところの駐車場でしたりしておりました。私個人の今のところの考えでは、金剛峯寺様がいいよと言ってくれたらしたい箇所でもあるんですが、五大連絡線のところに弘法市というものを、できればあの数百メートルのところに開いて、定期的に開催できたらなというふうな構想は考えております。やるというふうにはまだ言えません。構想はしているというところでございます。  また、最後の質問でありました町道筒香線のことであります。河合橋から上筒香まで6.4キロ、非常に狭い4メートル、約6割が4メートル以下の道であり、私も選挙戦のときに何回行ったかわかりませんが、大きい石が落ちてたり、河川のところがちょっと崩れたり、そういったところで非常に危ないなというふうに思いました。やはりあそこの地区というのは高野町第2の町につながる非常に大切なところだと思っておるところでございます。  今のところ、県道川津高野線が上筒香から野川まで行っておるというところで、今後、上筒香の交差するところから河合橋のところまで、まずは危険箇所を高野町のほうで一度再確認させていただいて、今後の方針というものを考えていきたい。その中で県等にいろいろ相談をかけてしていきたいと思っております。あの道自身、非常に大切な道であると私自身は認識しているところでございます。  施政方針のときも言わせていただきましたが、筒香地区の方、あと富貴地区の方は五條、もしくは橋本方面にやはり地理的なところから向いておるというところで、じゃああそこの道を置いておいていいのかというわけにはあかないと思います。ぜひ筒香地区の皆様と富貴地区の皆様が、高野山に買い物、あとは診療所に受診していただけるような、来やすい道をつくっていかなければならないと思いますし、あの道自身、非常に大切な防災の道であると思っております。あの道がなければ、何かあったときに富貴筒香に行くことはなかなか難しいというところがあると思いますので、いろんな道がある中で、今後、建設課長ともども検討して、前に進んでいきたいと考えております。 ○議長(負門俊篤) 6番、大谷君。 ○6番(大谷保幸) 前々町長さんを今の平野町長は遂行してるということで、そんなことがちらっと新聞なんかに載ってまして、今日はそのネクタイでお見えになってますが、対向車がスムーズにいけるように待避場所を設けもって、道を広げるということは非常に費用もかかるし、これは無理な点があると。県道にするにも無理があると。それは前々町長のときから聞かせていただきました。しかし、待避場所ぐらいはつくりますよと言うたものの、一向にしてくれなかったというのは非常に思ってます。  そして、今現在、ガードレールは毎年のように何メートルかずつつけてもらってるんですけども、これから以後、またこれに関して少しでも地域住民のために、車が行きますと石ころがさっきも落ちてるとあります。パンクした人がたくさんいてます。そういうことで、こういう件、すみませんけども、よろしくお願いしておきます。  もう少し、今年もガードレールなんかをしますよとか、待避場所を何カ所かは工事しますよというような考えがあるかどうか、そこら辺のところをすみませんけど。 ○議長(負門俊篤) 平野町長。 ○町長(平野嘉也) 大谷先生、ありがとうございます。  あそこの道自身、平成18年当時から、町の方針で拡幅工事というものは中止となっておるところでございます。木瀬町長、後藤町長のときに中止ということであるんですが、今年度は300万円の予算を計上してガードレール等はつくる予定でございます。  先ほど大谷先生が言われましたとおり、今後、待避場所などいろんな面を考えて、地域住民の方々が通行しやすい、大切な生命線なんで、一生懸命取り組んでいきたい。その中で財政とともに考えていかなければならないというのもありますので、そのあたり、大谷議員先生、あと富貴の負門議長先生とまた御相談して、いろんなところにまた働きかけ等もしていきたい、いっていただきたいと思っておりますので、よろしくお願いしたいと思います。 ○議長(負門俊篤) 6番、大谷君。 ○6番(大谷保幸) この丹生川にダムをつくるということで、つくられなかった。そのときにダムができなかったお金ということで、まだ残高が残っていると思います。そのお金に関しましても、なるべくあの金額は早く使いなさいということをちらっと聞いた記憶があります。あれは杖ケ藪と下筒香地区に関して使うお金だと聞いています。そういうことなんで、なるべく早く道を早急に危険場所、危険なところをなるべく早く修理してもらえたらと思います。そこら辺のところ、すみませんけども、もう少し意見があればお願いします。 ○議長(負門俊篤) 平野町長。 ○町長(平野嘉也) 大谷先生が言われましたとおり、丹生川ダム基金というものがございます。平成16年にいただいて、平成25年度末では8,806万3,000円があるということを確認しておるところでございます。今後、町の施策を全般的に考えて、全てこれを丹生川ダム基金を使うということは不可能やと思いますので、いろんな施策を進める中で、このような基金を一部取り崩してというふうな方向も考えて取り組んでまいりたいと思います。 ○議長(負門俊篤) 6番、大谷君。 ○6番(大谷保幸) あまり時間がないと思いますので、最後に、要望としてお願いします。  町村合併から、町三役のうち一役を旧富貴村から選ばれてきています。その当時は町長、助役、収入役、現在は町長、副町長、教育長という格好になっていると思いますが、今後もこの方法で富貴村から一つでも、三役の一角に誰かを人選してくれればうれしいと思います。何事も高野山集中にならないよう希望して、これで終わります。 ○議長(負門俊篤) 9番、松谷君。 ○9番(松谷順功) 質問の機会を与えていただきましてありがとうございます。  高野山開創1200年法会に向けた環境整備について質問したいと思います。  平成27年4月2日から5月21日までの50日間にわたり、開創1200年法会が開催されるわけでありますが、もう1年前を過ぎているにもかかわらず、準備等がいま一つ進んでいるのかわからない状態と感じております。そこで高野町の行政としての取り組みについて、組織、施設の整備、清掃活動等の環境の3点について質問させていただきたいと思います。  まず、1点目は組織についてでございます。  先ほど述べましたとおり、法会まで1年を切っているにもかかわらず、3月の議会で、前町長が高野町の観光施設の変更を説明されたわけであります。町が組織を新たに設立するのか、独立した組織を設立するのかについて、別組織との発言をされております。非常にわかりにくくなっております。あれから3カ月過ぎたわけですが、いまだはっきりしたものが見えてきません。町長がかわられたわけで、いま一度どのような組織を設置するのか、正確に設立時期を踏まえお答えください。  あとの質問につきましては自席でさせていただきます。よろしくお願いします。 ○議長(負門俊篤) 平野町長。 ○町長(平野嘉也) 松谷議員先生の御指摘がありました開創1200年法会に向けた環境整備ということで、環境整備のソフト面、組織整備に対してどうなっているのかというようなことである中で、現在、観光情報センターで新観光協会準備委員会というものが立ち上がっておると聞いておるところでございます。今、町の行政の中に、まち未来課のほうに数名、そこにおった職員が帰ってきて、またそこの観光情報センター等で、今、高野町の職員もそちらに行っておるというようなことで、準備委員会の職をしたり、あと観光推進事業に関しての職、それが重きになり、そういった中で、今後、高野町の観光行政がどうあるべきかということを考えていかなければならないかと思います。  それを言う前に、開創1200年に向けて、高野町として果たしてきっちり仕事をしておるのかというところから、まずお答えさせていただきたいと思います。  実際、ハードの面にしては十分進んでおるところでございます。1200年を迎える4月2日までにはいろんな面で完了させていくところでございます。  また、町民に対しての啓発活動というところでは、全く行われていないに等しいと私は考えております。必要な手だてをこれから打っていこうと考えておるところでございます。  また、観光行政というものと、あと違う組織の観光する組織がいざ必要なのかというところから考えていかなければならないかと思いますが、現時点で観光協会、新観光設立準備委員会というものが前町長様が立ち上げておりますので、その方針にのっとって新観光協会というものを考えていきたいと思っておるところでございます。  また、観光事業推進協議会に関しましては、総本山金剛峯寺様と協議をしまして、方向性を考えていきたい、そのように思っておるところでございます。 ○議長(負門俊篤) 9番、松谷君。 ○9番(松谷順功) 今現在、観光情報センターでは、新観光設立準備委員会が立ち上がっているという町長の御説明でございましたが、まち未来課長さん、これは間違いないでしょうか。観推の事業を主に置いているというふうに聞きましたが、これについては間違いございませんでしょうか。これはかなり重要な問題ですので、一つお願いしたいと思います。 ○議長(負門俊篤) 松本まち未来課長。 ○まち未来課長(松本嘉文) 先ほど町長のほうからお答えがございましたように、新設立準備委員会ということで当初は設立されていました。今ちょっと状況等詳しくはつかめておりませんが、現在のところは観推事業及び観光情報センターとしての日常的な業務、観光の問い合わせ等、観光案内を行っているところでございます。そのように理解してございます。  以上です。 ○議長(負門俊篤) 9番、松谷君。 ○9番(松谷順功) 主に行っている事業が新観光準備委員会なのか、今の課長の答弁では、要するに観推の事業及び一般の観光事業という回答で、食い違いがあるわけですが、それについてはどうなんでしょうか。  それと、もう一つは設立時期をいつするのかということをお聞きしてますので、その辺を町長、お答えください。 ○議長(負門俊篤) 平野町長。 ○町長(平野嘉也) 松谷議員先生からの質問の中で、ちょっと言う順番を間違えておりました。訂正いたします。  新観光協会設立準備委員会も当然その施設にはございますが、主に観推の事業、観光案内等、そちらのほうを主に行っておるところでございます。  また、設立時期等につきましては、今新観光設立準備委員会等のほうでいろいろ規則等を検討しておるというところで、高野町がしっかりその規則等を見まして、そしてその後、観光推進事業推進室の主たる諸団体の皆様と協議して、しかるべき日に設立してまいりたいと思っておるところでございます。 ○議長(負門俊篤) 9番、松谷君。 ○9番(松谷順功) ここでのことなんですが、新観光準備委員会を中心にある程度重点を置いて仕事をさせているとなりますと、臨時職員さんの問題が出てくるわけです。それについて、まち未来課長さん、いかがでしょうか。 ○議長(負門俊篤) 松本まち未来課長。 ○まち未来課長(松本嘉文) 今の御質問でございますが、新観光協会設立に向けてということで、行っているところが観光情報センター内の場所であり、そこへ臨時職員として町の職員が入っているということにつきましては、ほかの業務もございますので問題ないかと考えてございます。
    ○議長(負門俊篤) 9番、松谷君。 ○9番(松谷順功) なかなか明確な答えではないですが、その辺はもうおしまいにしておきます。  まず、20日前後ぐらいに観光推進事業委員会のような総会が開かれるというような話がありますが、これはどなたが招集されるのでしょうか。また、そのような総会の構成はどうなっていますか。また、高野町からはどなたが出席されるのでしょうか。それについてお答えください。 ○議長(負門俊篤) 松本まち未来課長。 ○まち未来課長(松本嘉文) 6月20日の観光事業推進協議会におきましては、構成団体でございます金剛峯寺、商工会、宿坊協会、町の関係者が出向くような形になってございます。その総会において、観光事業推進協議会の組織としてのあり方、運営方針、事業内容について協議されることだと思ってございます。以上です。 ○9番(松谷順功) 高野町から誰が出席する。 ○まち未来課長(松本嘉文) 町長を初め、総務課長と私ということになってございます。 ○議長(負門俊篤) 9番、松谷君。 ○9番(松谷順功) 今の答弁の中で、金剛峯寺、高野町、宿坊組合、商工会という話が挙げられましたが、今回、宿坊組合が離れられて組織の変更になったのではないでしょうか。それにつきましてはいかがでしょうか。そこのところを聞きたいと思います。 ○議長(負門俊篤) 松本まち未来課長。 ○まち未来課長(松本嘉文) 先ほどの質問でございますが、組織は外れたわけでございますが、観光推進事業協議会というのは前年度から引き続いてあった協議会でございまして、その中に観光協会があって、今は姿というか呼び名が変わって宿坊協会となってございますが、そのこともあって入っているのだろうと思います。  以上です。 ○議長(負門俊篤) 9番、松谷君。 ○9番(松谷順功) どなたが招集されたかというのについてはお答えがなかったように思いますが、どなたが招集されたのか。どこが招集されたのか。それについて、新観光準備委員会等々の話はなされるのかどうか。要するに、観推の精算というか、もとの宿坊協会が入ってるということになりますと、観推に関して今まで入ってたから今回も入ってるよという感じだと思います。新観光設立準備委員会というのはまた別にされる予定でしょうか。 ○議長(負門俊篤) 平野町長。 ○町長(平野嘉也) ありがとうございます。  招集したのは会長である私、平野が招集しておるところでございます。その観推に関しては宿坊組合等も入っておりますので、当然その中で今後の高野町の観光というものを考えていかなければならない。また、その中で今後、この役場、まち未来課が中心とする観光行政と、あと民間の観光協会というものをつくっていくような話は、観推の会議でなされるとは思いますが、まず観推の今後のあり方というところが主に話されると思っておるところでございます。  また、新しい観光協会、それが法人格であるのかないのか、そのあたりは今後検討していかなければならないと思うんですが、やはり高野町の総合的な発展を図る、魅力を国内、国外に発信する観光事業の推進を図るというような目的で進んでいきたいと思っておるところでございます。  果たしてどういった事業をするのか。私自身が考える、これは個人のまだまだ案ではございますが、観光資源の調査、創出に関する事業、また観光商品の開発事業に関する事業、観光情報の宣伝及び参拝客、観光客の誘致、受け入れに関する事業、また国際的宗教地、観光地として、参拝客、観光客の増大に関する事業、観光に関する事業及び自主イベントの実施に関する事業、観光客誘致に関する企画立案情報発信、観光従事者及び町民の観光意識の向上、観光に関する調査、企画、提案、並びに各種情報の収集、情報に関する事業、地域の物産品、観光土産等のPR広報及び販売、そして高野町のブランド商品、またはブランド化した商品開発などをする事業と考えておるところでございます。  以上です。 ○議長(負門俊篤) 9番、松谷君。 ○9番(松谷順功) 一応観推の事業はそこで精算というか、そしてまた新しい観光協会の設立について話されるという形で理解してよろしいでしょうか。  高野町としまして、その総会に出られてどのような発言をされる予定になっておるのでしょうか。それについてお伺いします。 ○議長(負門俊篤) 平野町長。 ○町長(平野嘉也) 松谷議員先生がおっしゃられました、その場で観推を精算するというようなことはまだ考えておりません。観推を基盤として、そして新しい観光協会というものを立ち上げていく必要があると思っておりますので、直ちに観推等を精算するというふうには思っておりません。  しかし、町としまして観推に対して、当初でございますが680万円の補助をしておるところでございます。また、歩いて楽しい周遊型事業に関しても640万円ほど支出しておるところです。また、ごみとかそれに伴うパトロールを含めて480万円支出しておるところでございます。ざっと見ましても1,800万円ぐらいの額が高野町から出ていってる中で、新しい観光協会ができ上がったときにどこまで高野町が踏み込んで入っていくのか。それを考えていかないと、新観光協会にも補助が必要、もしくは観推にも補助が必要となると二重、三重になってきますので、そのあたりはきっちりと精算していきたいと思っております。 ○議長(負門俊篤) 9番、松谷君。 ○9番(松谷順功) 新しい観光協会というのは、要するに(仮称)観光協会ですが、宿坊組合が一応抜けられるという形になるわけでしょう、基本的には。観推の事業には間違いないんですけど、その中から一つが抜けられるために新しい観光協会ができるんではないんでしょうか。それにつきましていかがでしょうか。 ○議長(負門俊篤) 平野町長。 ○町長(平野嘉也) 松谷先生指摘の新たな観光協会から宿坊組合が出ていくというようなことは考えておりません。観光推進事業協議会、観推に関しまして、宿坊組合が入っておるということで、新しい観光協会には宿坊組合は入っておるかどうかというような質問であったと思いますが、団体としましては、今のところは考えておらないんでありますが、いろんな観光を進めていく上で、宿坊関係、あと金剛峯寺関係の方々がその中に入っていただくというのを一つ選択肢ではないかと考えておるところでございます。 ○議長(負門俊篤) 9番、松谷君。 ○9番(松谷順功) そうなりますと、今まで観推を構成していた組織というのはそのまま全部残るわけで、分かれる必要性がなくなってくるのではないですか。新しい組織を設立するという、名前だけかえたら要するに組織が設立できるんではないでしょうか。もとの宿坊組合が離れられるということで今回こういう形になってきたんではないでしょうか。松本課長、どうでしょうか。 ○議長(負門俊篤) 松本まち未来課長。 ○まち未来課長(松本嘉文) 今、宿坊協会が外れるというお話でございましたが、この6月20日の総会において、どういうふうな形、組織として、さっきも申し上げましたが、あり方とか運営方針、事業の内容によって、また参画されてもいいんじゃないかというふうに思います。 ○議長(負門俊篤) 9番、松谷君。 ○9番(松谷順功) これは押し問答になりますので、この辺は新しく今度の観光推進事業委員会に出席されるまち未来課長、総務課長、町長様におかれまして、決めていただけたらいいと思います。  続きまして、観光情報センターについてお伺いします。  現在、観光情報センターのもとの職員は引き上げており、臨時の職員さん1名と、高野町の職員さんでない方が使用されてますが、どのような組織なのか、あわせてお答えください。 ○議長(負門俊篤) 松本まち未来課長。 ○まち未来課長(松本嘉文) 観光情報センターにおりました職員は町のほうに戻ってきてございます。その職員につきましては、役場の観光行政を行うために戻ってきてございます。4月1日より宿坊協会2名とうちの臨時職員が観光情報センターに行っているわけでございますが、その方たちにつきましても、観光情報センターにおける観光客の対応についてお仕事をしていただくということと、先ほどからあった他の推進協議会や日常的な観光対応ということでございます。 ○議長(負門俊篤) 9番、松谷君。 ○9番(松谷順功) 了解しました。観光情報センターはどのような形で構成変更されたか、今お答えを一部いただきましたが、要するに職員の入れかえはなぜされたのかということをお伺いしたいと思います。また、昨年までセンター長を置くほどの観光事業の重要拠点だったと思いますが、なぜ現状になったのでしょうか。その辺のお答えをいただきたいと思います。 ○議長(負門俊篤) 松本まち未来課長。 ○まち未来課長(松本嘉文) その職員の入れかえにつきましては、観光情報センターのほうにおいて観光協会設立に向けてというお話であったということで、観光協会のほうから2名、うちの臨時職員が1名ということで職についてございます。その関係で町のほうへ、行ってた3名がまち未来課のほうへ勤務しているというふうな状況でございます。ですから、どちらにしても業務上は何ら差し支えないというふうなことになってございます。 ○議長(負門俊篤) 9番、松谷君。 ○9番(松谷順功) 今、回答をいただきました。高野町の観光行政につきまして、まち未来課が主体になってやっておられると思います。観光情報センターの業務も、昨年同様1年間通じてなされるのかどうかを聞かせていただきたいと思います。観光情報センターは従来どおり1年間行われるのかどうかということをお聞きしたいと思います。 ○議長(負門俊篤) 松本まち未来課長。 ○まち未来課長(松本嘉文) 現在のところ、1年間する予定でございます。 ○議長(負門俊篤) 9番、松谷君。 ○9番(松谷順功) 1年間、観光情報センターの仕事を現在行かれている職員さんもなされるということで理解してよろしいでしょうか。  法会まで期間がないわけですが、早急な対応が求められるわけです。交通問題や諸施策、施設等、多方面で検討する課題が多いと思いますが、金剛峯寺や他の市町村行政機関、民間団体ともに特別なプロジェクトチームのような組織をつくる予定はありませんでしょうか。 ○議長(負門俊篤) 平野町長。 ○町長(平野嘉也) 1200年開創法会に向けて総本山金剛峯寺様と高野町、あと警察のほうで協議会を立ち上げることになっております。 ○議長(負門俊篤) 9番、松谷君。 ○9番(松谷順功) 協議会はどういう名称で呼ばれるんでしょうか。 ○議長(負門俊篤) 平野町長。 ○町長(平野嘉也) 高野山開創1200年記念大法会開創法会連絡協議会でございます。 ○議長(負門俊篤) 9番、松谷君。 ○9番(松谷順功) ありがとうございます。観光行政につきまして、今後どのような体制で進められていくお考えなのかをお聞かせください。今ちょっとメモをいただいたんですが、高野山観光協会を社団法人化する、宿坊組合も社団法人化する、高野山参拝講は有限会社化するというような方向性を持たれてるようですが、まだはっきりきっちり決まったわけではないかと思うんですが、こういう考えのもとに行きますと、高野町の観光行政について今後どのような体制で進めていかれるお考えですか、お聞かせください。 ○議長(負門俊篤) 平野町長。 ○町長(平野嘉也) 今後の観光行政ということであると思うんですが、やはり高野山開創1200年法会に向けた環境整備を極力進んでいかなければならない。また、観光の実現に関する施策の総合的かつ計画的な推進を図るために、観光の実現に関する基本的な計画というものは、役場のほうで観光行政としてしていかなければいけないと思っておるところでございます。観光の実現に関する施策についての基本的な方針や、観光の実現に関する目標、観光の実現に関し、町が総合的かつ計画的に講ずべき施策等を考えるために行政はしていかなければならないと思っております。  また、民間の観光協会等でございますが、やはり観光は交流と公益を同時に生み出す総合産業であると思いますので、最近の観光にはやはり質的変化が見られてきてる中で、今まで名所旧跡を見て宿坊に泊まったりしたりするのがほとんど観光というものであったんですが、これからはやはりいつもと違う日常を楽しんで、それによって元気、あと気持ち等を回復する観光などがこの高野山では求められているのではないかと思っておるところでございます。  観光はお金を使う観光から、まさに高野山では時間を楽しむ観光というものに変えていかなければいけない、そのように思っておるところです。  ただ、行政が観光をやるというのにも限度があるというふうに私自身思いますし、総合計画的なものはつくれるとは思うんですが、やはりいろんな観光資源を考える中でその総合計画も長続きしないと思っております。役所のお金でいつまでもパンフレットを作成するとか、観光は大事だというても、今の御時勢、なかなかお金が使いにくいところが出てきておるところでございます。  だから、観光キャラバンや販売促進など、行政でない別の組織でやらなければならないと考えますが、やはり外部のコンサルタント、マネジメントなどは地域のことをよく知らないというのもありますし、経済優先で動くのでは見込みがないともうさっさと帰ってしまうというのがあると思います。だから、観光に関して任せるにはふさわしくないのではなかろうかと思っておるところでございます。地域を知らない人が観光の商品等をつくってもだめでございます。  しかし、既存の観光協会、今はもう観光協会はありませんが、商工会、行政もそうですが、結局縦割りでしがらみ等があるところもあると思いますので、観光を委ねるのは非常に難しいというところで、最終的には民間が主役になっていくのが今後の方向性であるのではないかと考えておるところでございます。 ○議長(負門俊篤) 9番、松谷君。 ○9番(松谷順功) ありがとうございました。総合基本計画は役場でと。方針としましては時間を楽しむような観光を目指したいと。しかし、民間主導でやっていかなければならないというふうなお話だと思いますが、観光の組織についてはこれぐらいにさせていただきまして、次、施設等の整備についてでございます。  五ノ室線等の電線地中化、駐車場の整備等が進められているわけではありますが、今行っている電線地中化の完成までのスケジュールがわかれば、大ざっぱで結構ですがお聞かせください。 ○議長(負門俊篤) 山本建設課長。 ○建設課長(山本剛久) 五の室の女人道から千手院までの地中化の工事につきまして、昨年度からかなり長期間にわたりまして道路の状態が仮復旧というようなままになっておりまして、町民の皆さんには大変御迷惑をかけているところでございますが、地中化が完了しました折には全線舗装のやり直しをいたしますので、あとしばらくお待ち願いたいと思います。  本年度の地中化の予定でございますが、まず電柱の撤去をいたしまして、そのあと電線の地中化を行ってまいります。大体時期としましては秋ごろを目安にそれを進めてまいります。そして、それが済みましたら側溝の改修も含めまして、全線の舗装をやりかえたいと思っております。  しかし、地中化工事といいますのは主たる事業所が関西電力さんであったり、NTT、ケイ・オプティコムさんであったりするわけでございまして、なかなか町の思うように事業が進まないのが現状でございます。しかし、来年4月2日の1200年の記念大法会は待ってくれませんので、できるだけ一日も早く地中化工事が完成するよう進めてまいりたいと思っております。 ○議長(負門俊篤) 9番、松谷君。 ○9番(松谷順功) 電柱の撤去が秋までかかると。その後側溝の整備等をやって舗装も完了させると。一応3月末までには完了させたいというような意向でよろしいでしょうか。  非常に業者の方には秋以降になりまして冬場の仕事になって大変だろうと思いますが、一つその辺のところ、今日傍聴にも来ていただいてますが、よろしくお願いしたいと思います。  先ほど質問した工事以外に、町として法会まで整備を予定している工事があればお答えください。また、今現在予定していないが、町長として必要だと感じている工事があればお答えください。よろしくお願いします。 ○議長(負門俊篤) 平野町長。 ○町長(平野嘉也) 松谷議員先生の御指摘があり、その1200年開創法会に向けての環境整備、ハード面についてということで、先ほど建設課長が言われたとおりのことで、今後、新たにハード面の工事をしていくというものはございません。補正予算等で上がっておる中で、本山前、出版社前の防護柵とか、あと五大連絡線、そこを石畳風にするとか、そういうふうな工事が入ってくると思っております。  ハード面に関してはやり残しはないんですが、やはり啓発運動がまだまだなされておらないということがありますので、建設課の課長さんと相談しながら、修景の審議委員会さんとも相談しながら、町中の電灯などに開創法会1200年記念大法会、4月2日から5月21日まで開催ですよというような修景の審議会の皆さんが許していただける範囲内での掲示物を、山内各電灯につけていきたいと思っておるところでございます。 ○議長(負門俊篤) 9番、松谷君。 ○9番(松谷順功) ありがとうございます。  このほか、公園の整備であるとか、細かく言えばベンチの整備であるとかということは、町長、考えておられないでしょうか。その他、いろいろ考えてみますと、一部の寺院さんや金剛峯寺でやられたような、要するに施設ではありませんが、木の枝打ち等の整備であるとか、大門の周辺の道路でも実施されており、各寺院さんでも実施、本山前でも実施されてますが、非常に見晴らしがよくなっていると思います。そのような施策に補助金をつけて実施されたりはどうでしょうか。それはいかがでしょうか。  その他、道路等のところで、最近のニュースでありましたように、車に木が直撃するというようなこともありまして、県等と協力して、枯れ木等の見直しをしてはいかがでしょうか。その辺につきましていかがでしょうか。 ○議長(負門俊篤) 平野町長。 ○町長(平野嘉也) 松谷議員先生の御指摘どおり、公園とか便所等、いろんなおもてなしができるように、また地域住民の皆様が便利に使えるようにしていかなければならないと思っておるところでございます。公衆便所に関しては当初から上がっておる中で改修工事を進めていきたいと思っておるところでございます。  また、公園に関しても、今後、町職員いろいろ公園等を一度見て、手を入れなければいけないと感じていることがあるならば、また9月補正のときにお願いするかもわかりません。そのあたりは継続的に町として考えていきたいと思っておるところでございます。 ○議長(負門俊篤) 9番、松谷君。 ○9番(松谷順功) 続きまして、環境整備につきましてお伺いします。  3点目が環境の整備、美化活動についてでございます。4月4日に行われましたお山を美しくする会の清掃活動に参加させていただきました。自分たちの地域は自分たちできれいにするという大変すばらしい活動だと思います。法会に訪れる方々も、きれいで景観がすばらしい町、高野山をアピールすることが、また訪れたいなと思っていただけるリピーターにつながると考えます。  そこで質問をさせていただきます。高野町が行政として行っている環境整備の施策についてですが、高野町の町の美化を推進する条例第4条町の責務に掲げられてますきれいで快適なまちづくりに係る意識の啓発、パトロールの実施、自主活動団体の支援等に関する施策、その他町長が必要な施策とは、それぞれどのような施策を行っているのかお答えください。よろしくお願いします。 ○議長(負門俊篤) 山本生活環境課長補佐。 ○生活環境課長補佐(山本佳代) 課長不在のため、代理で私山本が出席させていただきます。  今、松谷議員様より御質問のありました件なんですが、山内のほうで、お山を美しくする会ということで、町内を年に2回、清掃活動を行っております。その他、小・中学生による夏休みの登校日なんですけれども、午前中に「一汗運動」ということで、周辺の道路整備等をお手伝いいただいております。また、今年の5月なんですが、ボランティア団体による町石道の清掃活動等も行ってくださっております。  また、保健所のほうなんですけれども、保健所のほうから委託業者に頼んでまして、そこから廃棄物不法投棄監視パトロールということを月に1回行ってくださっておりまして、それの日報ということで、月に1回こちらのほうに報告があります。その報告を受けまして、生活環境課のほうでその場所へ確認に行き、すぐとれるようなテレビとか、小さいものでしたら職員でとってくるんですけれども、時によったら不法に放置している自動車とか、軽自動車とかというのも見受けることがあるんですけれども、それについてはその土地の所有者を探したり、わかる範囲で持ち主を探して、持ち主と交渉をしてみたり、1件あったのには、それは不法に放棄しているものかと思っていたら、ただ倉庫がわりに置いていると、人から見ればごみに見えるんですけども、倉庫がわりに置いているんだというようなものもあったので、そういう報告も受けております。  それから、社団法人和歌山県産業廃棄協会による不法投棄防止巡回パトロールというのを年に2回してくれておりまして、それを町のほうからも廃棄物の回収のお手伝い等をしております。また、ことしの7月も実施する予定ですが、丹生川河川清掃ということで、筒香や富貴地区のほうでも行っております。  以上です。 ○議長(負門俊篤) 平野町長。 ○町長(平野嘉也) 先ほど山本課長補佐のほうから答弁がありましたとおり、今のところ行政ではそういったことをしたり、あと補助したりしているところでございます。行政が主体となってするというよりも、私の考えでは、やはり町に住む方々、高野山の中では金剛峯寺さんのお庭で暮らしておるというような認識を持って、ごみが落ちておれば自分とこの庭にごみが落ちているんだということで、みずから進んでごみ拾いをするというような考えを町民全体が持たなければ、いつまでたってもごみの問題は解決していかないと思っておるところでございます。  不法投棄等、そういうものは論外ではございますが、目に見えるごみ等は自分たちの庭に、家の中というふうなぐらい考えて、自分たちの手でごみを拾う、そういう習慣を、高野町の住民の皆様が今後、進んでしていただけるような啓発等も行政としてはしていかなければならないかと思っておるところでございます。
    ○議長(負門俊篤) 9番、松谷君。 ○9番(松谷順功) いろんな組織が協力していただいているということで、続きまして、町の美化条例の制定は平成16年でございますが、町の美化についての苦情等は年間何件ぐらいあるのでしょうか。また、苦情があった場合、どのように対応されているのかお聞きします。よろしくお願いします。 ○議長(負門俊篤) 山本生活環境課長補佐。 ○生活環境課長補佐(山本佳代) ただいま御質問いただきました件ですが、総務課のほうには2件ほど苦情のほうが来ております。生活環境課のほうには、大きな問い合わせというのはないんですけれども、小さな道端に何々が落ちていたよとか、あそこにごみが落ちているのではというような問い合わせ等を含めますと、年間20件弱というのが来ております。それに対しましては、すぐ一応その場所に確認に行きまして、自分たちで処理できるものならとってきますし、職員の危険ということもありますので、案外草が茂っているときとか、がけのほうに落ちているところならば、できる範囲でとりにいったり、またほかの日程と調整しながら、職員に協力もいただいて、五、六人等で対処にいく場合もございます。  以上です。 ○議長(負門俊篤) 9番、松谷君。 ○9番(松谷順功) 総務課に2件、小さな問題は自分たちで解決しているというふうにお伺いしましたですが、総務課長さん、その2件につきましては、この高野町の町の美化を推進する条例に従いまして、いろいろなされてるんでしょうか、お答えください。 ○議長(負門俊篤) 下総務課長。 ○総務課長(下 勝己) ただいまの御質問にお答えさせていただきます。  昨年、そういう苦情が町の駐車場の中にあったようです。それで、そのときは1回目は口頭注意ということでさせていただいて、2回目にはもう撤去するようにということで文書で指示をしました。それですぐに撤去したようになっております。  以上でございます。 ○議長(負門俊篤) 9番、松谷君。 ○9番(松谷順功) ごみ等が散乱したり、車の放置がなされている場合は、第13条で立入調査等を行うことになっております。立入調査等に必要な身分証明書は今まで何枚発行されており、何度調査されたことがあるでしょうか、お答えください。この身分証明書、職員が持っている身分証明書じゃなくて、これは別様式が定められておりますが、それについてお答えください。 ○議長(負門俊篤) 山本生活環境課長補佐。 ○生活環境課長補佐(山本佳代) 今、松谷議員様より連絡いただきました美化条例にあります規則の中に、第13条第2項に規定する身分を示す証明書をつくるということで、別紙様式がございます。ただし、今のところ立入調査を行うような法的に違反しているところとか、立入検査を行わねばならないような案件については今まではなかったので、一度も身分証明書ということについては発行はされておりません。  以上です。 ○議長(負門俊篤) 9番、松谷君。 ○9番(松谷順功) 高野町の町の美化を推進する条例の中で、要するに立入調査等が必要であるというような条件に該当する場所はないというふうに理解してよろしいですね、ということですね。  そうなりますと、この中でいろいろ土地所有者の責務であるとか、空き地の管理であるとかという、条例に従いまして協力を求めることはできないでしょうか。要するに立入調査までできなくても、協力を求めるということはできると思いますので、条例に従いまして6条、7条ですね、土地の所有者の責務等につきできると思いますが、その辺の協力のほどをお願いするというような考えはありませんでしょうか。 ○議長(負門俊篤) 山本生活環境課長補佐。 ○生活環境課長補佐(山本佳代) やはり私も見て思うんですけれども、人から見たらごみかもわからないんですけど、その方にとったら宝物であったり、これは有価物であって必要とするものだというところもあるので、これはモラルの問題やその方の良心に任すしかないと思うので、そのためにはお願いしかないと思うんです。ですから、これからも行政としては広報をするとか、1200年に気持ちよく皆さんが、高野山っていいところだな、きれいなところだなって思っていただけるような道路や町にできるようにお願いしたり、ちょっと汚いなとか、これはもうちょっときれいにしてほしいなというところに対しては、私たちがお願いに上がったり、文書等でお願いして、お願い、お願いという形で御協力を仰ぎながら行きたいと思っております。 ○議長(負門俊篤) 9番、松谷君。 ○9番(松谷順功) 今まで勧告された回数は何回でしょうか。勧告されたことがあるんでしょうか。何回かされたんでしょうか。その辺のところをお伺いします。 ○議長(負門俊篤) 山本生活環境課長補佐。 ○生活環境課長補佐(山本佳代) 今までは勧告というのは一度も行ったことはございません。今後そういうところがある場合は、法的に厳しいところがあるのであれば、勧告等も考えた後は、町長や総務課長等の意見を取り入れながら努めていきたいと思っております。  以上です。 ○議長(負門俊篤) 9番、松谷君。 ○9番(松谷順功) 先ほど総務課長が言われた、いろいろ文書を出されたというやつは、勧告でも何でもなかったんですか。 ○議長(負門俊篤) 下総務課長。 ○総務課長(下 勝己) ただいまの質問でございますが、山本補佐のほうからは勧告はないということなんですが、総務課のほうからは、一度、文書で勧告という形で、先ほどの件でございますが、出したことはございます。それ1回でございます。 ○議長(負門俊篤) 9番、松谷君。 ○9番(松谷順功) 高野町役場も事業所の一つと考えますが、第6条に掲げる事業所の責務の果たし方はどのように行っているのでしょうか。これについてお伺いします。 ○議長(負門俊篤) 下総務課長。 ○総務課長(下 勝己) 失礼します。  この町の美化を推進する条例の第6条になるんですけれども、事業者の責務ということで、この条例を見ていただければ事業者の方はおわかりになると思うんですが、事業所というのは町内において事業活動を行う全てのものをいうということになっております。ですから、いろいろ工事をしていただける業者さんとか、いろいろあると思うんですけれども、その事業者の方は、この清掃活動等に積極的に努めるようにということに6条にうたわれておりますので。        (「あと残り時間1分です」の発言あり)  その条例に則して事業者の方は協力していただけるものと思っております。  以上でございます。 ○議長(負門俊篤) 9番、松谷君。 ○9番(松谷順功) 今聞いたのはそういうことではないんです。事業所のことはわかってるんです。高野町役場も事業所の一つでしょうということです。高野町役場も事業所としてどういう責務の果たし方をしてるんかという意味です。 ○議長(負門俊篤) 平野町長。 ○町長(平野嘉也) 町の美化を推進する条例の2条の5項で、「事業者、町内において事業活動を行う全てのものをいう」というところで考えますと、事業者の責務のところに当たる町役場は事業者ではありません。 ○議長(負門俊篤) 持ち時間は終了しました。  しばらく休憩いたします。  再開は12時30分より予定しております。            午前11時37分 休憩            午後 0時32分 再開 ○議長(負門俊篤) 休憩前に引き続き、議事を進行します。  2番、所君。 ○2番(所 順子) 一般質問をさせていただきます。  平野町長、御就任おめでとうございます。町長になられての初議会、初の一般質問と続いておりますが、本日は8名もの議員が質問に立たれております。私が議員になって11年ですが、こんなに多くの質問者がおられるのは初めてでございます。これは新町長に期待を込めてのことと拝察をいたします。それでは、私も期待を込めまして質問をさせていただきます。  私はここ数年来、病院、残念ながら今は診療所となった件について質問をしてまいりました。前町長が診療所に格下げしたことにより、医師の不足、入院体制の崩壊などの問題が噴出いたしております。新町長は立候補に際し、5項目の重点公約を列記し、第1番目に医療を掲げておられます。これを第1番にして当選された、いわばそれほどに住民は医療に対して興味を持つといいますか、不安があるということかと思うものであります。就任以来、約1カ月がたちますが、掲げられた公約にどのように誠心誠意立ち向かっておられるのかをお伺いいたします。  まず、24時間、365日の救急への対応、入院ができるため、医療スタッフ確保のために、今日までの活動、運動の概要をお尋ねし、その成果をお聞きいたしたいと思っております。  あとは自席で質問をさせていただきます。よろしくお願いいたします。 ○議長(負門俊篤) 中尾診療所事務長。 ○診療所事務長(中尾 司) 2番議員からの町長の公約についてという御質問ですが、ちょっとこの一般質問の貴重なお時間を拝借しまして、1件、御報告と、ちょっと現状の説明を私のほうからさせていただきたいと思います。  まず、御報告ですが、今県からの派遣でうちに来ていただいています蒸野先生ですが、ちょっと内臓のほうで手術が必要な病気が見つかったということで、約1カ月間、休暇をとることになりました。その間、院長が1人になりますので、橋本市民病院さんですとか、県のほうにお願いをしまして、現状で橋本市民病院さんのほうから火曜日と水曜日の午前中、代診の応援をいただけるということになりました。市民病院さんからはですけども、市民病院さんも先生が不足しているという中で、ちょっと県のほうにもお願いしまして、大変無理な中、応援いただけるということで、市民病院さんからも院長先生がお越しいただけるということで、うちの院長も大変恐縮をしてるんですけども、3人の先生が交代で、火曜日と水曜日の1カ月間お越しいただけるということになりました。  それで、入院の期間ですが、先週の金曜日に手術をする医大のほうから連絡が入りまして。8月6日から療養期間を入れて約1カ月間の休暇ということになりました。その間、院長初め、残りのスタッフで全力で業務を行うということになりますが、健診等もありまして、院長がどうしても診療所をあけなければいけない時間帯もありますので、その点を含めまして、今月末の町内回覧で住民の皆様にはお知らせとお願いをさせていただこうと思っております。  それと、水曜日の午後は訪問診療に院長が出かけることになっております。やむなくちょっと水曜の午後につきましては1カ月間休診ということにさせていただきたいと思っております。午前中につきましては、水曜日も含めて代診の先生と、あと院長とで対応していくという予定でおります。  眼科と整形につきましても、予定どおり、今までどおり市民病院から応援をいただくということで、木曜と金曜の午後に診療をさせていただく予定でおります。  以上、御報告です。  それと、以前、高野山病院で入院の受け入れをしていた平成23年当時と、現在の医療スタッフにつきまして、簡単に私のほうから御説明をまずさせていただきます。  まず先生ですが、平成23年当時、常勤の先生が4名でした。4名全員が当直を行うという形で、先生1人当たり大体100時間程度の時間外勤務ということで、結果としまして院長の病気ですとか、副院長の休職というところの一つの大きな要因にもなったんではないかなと考えているところです。現在は、休職中の副院長を除いて、常勤の医師が2名、院長が当直できる状態ではありませんので、1人で当直という今体制になっております。  以前からもお話ししていますが、伊都医師会の先生ですとか、橋本市民病院の先生、地域医療振興協会の先生方に応援をいただいて、何とか昼間につきましては365日、対応できているという状態です。ただ、夜間につきましては、御存じのように土曜日と祝日前の日曜日のみの対応ということに今とどまっております。  ただ、現状のスタッフでできる範囲というところで、今現在の状態になっております。院長につきましては、特に病気の後という体調にもかかわらず、平日、毎日診察をするという今状態です。  次に、看護師ですけども、看護師につきましては、当時は正看護師7名、准看護師5名の計12名に、非常勤の4名、あわせて16名で昼間の診療と入院病棟の管理を行っておりました。現在は常勤の看護師が、正看護師4名、准看護師3名の計7名、非常勤の3名をあわせて10名です。それで昼間の診療と訪問看護を行っている状態です。  次に、薬剤師ですが、薬剤師につきましては、当時、常勤の薬剤師2名おりましたが、診療所、その後の院外処方への切りかえというところで、現在は常勤の薬剤師は置いておりません。  昨年、一昨年から夜間急患の受け入れをできる日を1日でも増やそうということで、応援医師の確保ですとか、常勤医師の確保につきまして、診療所としましても手を尽くしているところですが、残念ながら、現在のところ常勤医師の確保には至っていないという状況でございます。  院長の思いとしましては、とにかく今のスタッフでは昼間の診療をとにかく最優先して、何とか町民の皆様、患者の皆様の期待にこたえたいというところで、スタッフ全員、今、全力で取り組んでいるところでございます。  以上、私のほうから現状の御報告をさせていただきました。ありがとうございます。 ○議長(負門俊篤) 平野町長。 ○町長(平野嘉也) 所先生が言われましたとおり、私、今回の選挙戦で5つを掲げました。医療と防災、産業、人口流出、まちづくり等で訴えて選挙戦に挑みました。また、私自身、病院勤務を20年しておったところで、いろいろこの高野町、そして高野山の医療というものにどういうものが必要なのかということをみずから考え、そして今回の選挙戦の中で公約の中の一つとして、医療も掲げさせていただきました。その中にあるのが、誰もが安心できる医療の復活に向け、小規模、多機能な診療所を目指すということを掲げておるところでございます。  先ほど所先生がおっしゃられたとおり、24時間、365日の救急、それと入院等ができる体制を復活するために医療スタッフを確保するということで、選挙中、訴えてこさせていただきました。  今一番必要なところというのは、土曜日の晩にしか救急が行けないという現状、これを何とかしなければならない、これが最優先でございます。医師、看護師が1人だけ、2人だけ確保できたというところで、直ちに入院がすぐ体制復帰できるということは非常に不可能なことというのは、私、病院勤務のころから考えますと、それは自分でもわかっておるところでございます。  その中で診療所をどのような診療所にしていくのかというのは、職員時代に議員先生方にも当時事務長、院長、そして副院長先生のほうから町当局のほうにいろいろ相談した中で、小規模多機能な診療所を目指しましょうということでいろいろ動かさせていただきました。その中で、在宅をする、そして健診もする、外来もする、またいろんな啓発活動もして予病に努めるなど、いろいろ提案をさせていただいたところでございます。  実際のところ、入院というものはこの高野町、高野山では必要とは考えるところではございますが、今現在、この入院というものに対してすぐ動けるかというと、これは当面無理かなというふうに自分は考えておるところでございます。  今、しなければならないところは24時間の救急体制の復活。そのためにいろいろ関係機関、大学病院、また国会議員の先生方、和歌山大学の学長さん、前学長さん、前々学長さん、先生たち、いろいろなところのパイプをつくって今活動している最中でございます。現状、今のところ成果的には1人も獲得できていないのが現状でございます。今一番しておるのは、各医師、大学との信頼関係、それを一生懸命、今つくっておるところでございます。  伊都医師会にしましては、前政権のときよりも、かなり自分が薬剤師会というところでおったということで、かなり前田伊都医師会会長先生を初め、横手先生並びにほかの先生方と緊密にさせていただいておる中で、何としてでも高野町立高野山総合診療所に対して絶大な協力をさせていただくということを言ってくれておるところでございます。  しかし、医師会先生方も平日の自院の業務等もございますので、来れる曜日とか、そういうのには限りが出てくるということで、まず週に1回、そして週に2回というような形で24時間の救急体制を増やしていきたいと思っておるところでございます。  その時点では入院等できるのはそれは不可能なことになりますので、在宅を中心に体制を組む、また高野山総合診療所の2階の今後の活用というところも真剣に考えて、いろいろ取り組んでいきたいというふうに思っておるところでございます。  まず、一番大切なことは、橋本医療圏、これを崩さないこと、これが一番大切なことであると私は思っておるところでございます。橋本市民病院はこの地域の最後の砦となる病院でございます。それは議員先生方も御承知のこととは思うんですが、そこでそれぞれのドクターの取り合いというものをしてしまうと、この橋本医療圏全体のバランスが崩れてしまうというふうなことが予想されます。県におかれましても、このような橋本医療圏を崩すようなことはなかなか許してくれないようなことであると思います。医師にも、この和歌山県にも医療資源として限りがありますので、そのあたりは考えながら医療圏を崩さないように高野町としてできる範囲でしていきたい、そのように思っておるところでございます。  また、今の和歌山医大の学長先生初め、救急の地域医療センター、上野教授とも密な関係でありまして、その先生方もすぐということはないんですが、1200年開創法会のとき、やはり高野山に来ていただく方、高野町民初め、観光客の皆様、信者様、参拝の皆様が、安心して訪れる体制をとっておかなければ、県としてでもやはり恥をかいてしまうということもありますので、大学のほうは1200年重きに今のところ考えてくれているとこちらは理解しておるところでございます。  進めていく中で、やはり院長先生の考えのもと、二人三脚で進めていかなければならないと思っておるところでございます。そして、先ほど事務長が言いましたとおり、平日の診療業務、これを穴を開けないように、まずそれを努力して前に進んでいくというふうに思っておるところです。  残念ながら蒸野先生が病気療養ということで、一月入院して、医師1人という状況になってしまいますが、高野町として関係機関に働きかけ、橋本市民病院等、院長先生を初め、休診にならないように精いっぱいこちらのほうに応援体制を組んでいただいておるところでございます。  また、今後なんですが、通所デイサービス、もしくは理学療法士(PT)ですね、作業療法士(OT)などを考えて、そういうふうな理学療法、リハビリに関しても可能性はないか考えていきたいと思っておるところでございます。  それと、やはり当初から言われていたとおり、2床の復活というふうにしていきたい。あくまでも入院ではなくて経過観察をするベッドとして、責任を持って次の日の朝まで経過を観察して、しかるべき医療機関に送るというような体制に、ぜひ戻していきたいと思っておるところでございます。  また、住民の皆様には高野町行政から、やはり高野山総合診療所の財政、あと町の財政、並びにコンビニ受診にならないような啓発を進めるとともに、予病、病気を予防する活動、そういうものが今後、この高野町では必要ではないかと思っておるところでございます。  公約の中では24時間、365日の救急、入院ができる体制を復活するため医療スタッフを確保しますとありますが、現段階では24時間、365日の救急と2床の経過観察ベッドを稼働させるという方向に、今、邁進しているところでございますので、御理解ください。  以上でございます。 ○議長(負門俊篤) 2番、所君。 ○2番(所 順子) 御答弁、課長と町長にしていただきました中での何だかちょっと寂しいような答弁に感じさせていただいております。今2人いらっしゃる医師のうち、お1人の先生が8月から1カ月間お休みになって、今院長だけの形というのを御説明いただいたということと、そして今、町長からの答弁の中に、当分の間は入院施設は無理だということをお聞きいたしました。そんな中で1人、2人の確保をしてもしょうがないと、まずは救急体制を充実するというふうな答弁をいただきました。公約にはほど遠い答弁かなという思いを持ちました。  何分、就任してから日が浅いこともあり、十分な活動は思うに任せないのではないかと拝察しますが、しかしながら、今おっしゃったように、来年は高野山開創1200年の記念の年です。参拝登山者も比でなく、52日間で30人万人とも、40万人とも予想されております。そして、明年1年間は開創法会年と銘打ち、年間を通じて登山者が大幅増となることが予想されます。  喫緊の課題は常勤医師の確保です。それが今のところはかなわないということをおっしゃいました。1年間、否、50日間だけでも応援してくださる医師を確保することが求められるところではないのでしょうかと私は懸念をいたしますし、そしてそれも要望をしていきたいと思いますし、しなければ住民にうそをついて、やはり公約から外れた形になっていくのではないかと、その分も懸念をいたします。  なぜならば、やはり公約の中では24時間、365日の救急への対応、入院ができるため、医療スタッフ確保のためにしていくということが公約にうたっておりますので、そこに一歩でも近づいて邁進していかなくては、住民の方々も残念でもあるし、それができないのであれば、やはり町長の責任も問われるようなこととなっていくのではないかと、そこらを懸念いたします。  そして、院長先生が8月からお1人で、火、水以外は診療なさると、そういうことを今、説明がありましたですけれども、そんな中で水曜日昼から休診、これは訪問看護をするために昼から休診ということを説明を今いただいたんですけれども、この訪問看護自体がもう前町長の公約でもありましたので、これはお年寄りの方々にたくさんのお声を拝察いたしますところによりますと、訪問看護は元気なお年寄り、病気ではないお年寄りがおうちでたまに訪問して診ていただくというシステムですので、お年寄りの方に聞きますと、こんなん言っていいかどうかちょっとわからないんですけれども、来ていただくためにはかえって掃除せなあかん、お茶出さなあかん、そして話して帰る、このようなことを多々聞きますので、この訪問看護に関してはあまり意味がないのではないかと思います。意味があるのかもしれないけれども、この水曜日、訪問看護のために院長先生がお昼から休診になさるよりも、訪問看護のそこのところをこれからもう少しお考えになったほうがいいんじゃないですか。  医師が少ないんですよ。2人いる中で1人が入院されて、1カ月、橋本の応援の先生が応援に来てくださるという形をとらない中での訪問看護、この辺のところももう少し考えて、皆様、本当の病気の方たちのためにやはり診療ができるという方向性も考えていかなくてはいけないのではないでしょうかね。その辺のところをどうお考えになっているのかをお尋ねいたしたいと思います。 ○議長(負門俊篤) 平野町長。 ○町長(平野嘉也) 所先生、ありがとうございます。  御指摘のとおり、今のところ医師確保、また入院等のことの発言で軌道修正というふうにとられても、それは仕方がないところではございますが、まずやはりこの高野町、この山の上で一番必要なのは、24時間の救急体制、これが一番やはり必要であると思っておるところでございます。  そして、責任を持って次の翌日まで診れる2床、経過観察ができる2床、別に朝までおることもなく、担がれたときにそれぞれの医師の判断で翌日までおることもなしにほかに転送されるケースもあることと思います。また、救急救命士の判断で高野町立高野山総合診療所に直接来ないで、しかるべき専門機関に運ばれるケースもあるかと思われます。
     しかし、やはり高野山に住まわれている子供からお年寄り、高齢者の方々にとって24時間の救急の体制というのは絶対に必要であると思います。はかりにかけるわけではございませんが、今の現状、入院施設を持つよりも救急体制を一日でも多くしていくというのが、この町の町民の命を救う、救える命を必ず救っていくというようなスタンスになるんではないかと私は思っておるところでございます。  また、当然、常勤医師を獲得のために今走ろうとしております。この1カ月間はそれぞれの医療機関、また大学の学長先生、先ほども言いましたが教授先生、その他たくさんの先生方、あと国会議員の先生方とお会いして、いろんなパイプづくりに今走っておるところではございますが、この議会終了後に企画財政課のほうにいろんな施策を考える秘書さんというものを設置したい。その施策の中で、施策が自分がしていく中でその政策的な秘書が医師の洗い出し、全国にいる医師、どういった先生がこの日本におられるのか、そういうものをいろんな角度で調べまして、こちらから御挨拶に行って、一度交渉してくるというような形で、常勤の先生を獲得してこようと進んでいく所存でございます。  また、入院等で行きますと、なかなか今も一生懸命手伝っていただいております地域医療振興協会の先生方、東京に事務局財団があるんですが、院長先生と同期の自治医大の先生であります。そこの考えとしましては、高野町に入院という施設、救急は別として入院という施設をつくるんであるならば、今後、地域医療振興協会としても考えていかなければならないという厳しいお話がありますので、そう考えると、町全体で在宅をしっかりして、そして救急の受け入れをしっかりして、そして2床、救急のための2床を稼働させて、そしてしかるべき診療機関に行っていただく、そういうふうな構図が、今現状では一番よろしいんではないかと私自身考えておるところでございます。  その医師の獲得につきましては、1200年開創法会を迎えるまでにできるかどうかはわかりませんが、組織を立ち上げ、いろんな方々とのパイプを通じて探していきたいと思いますので、よろしく御理解ください。ありがとうございます。 ○議長(負門俊篤) 2番、所君。 ○2番(所 順子) 残念な答弁をいただいたなという感じがいたします。何だか公約から少し外れていってるようにお伺いするような感じになってしまいました。  救急対応が一番必要、これは今までと同じだと思います。救急対応といいますのは、消防職員ですか、救急救命士ですか、そういう方たちが前町長のときから対応はしてくださっておりますが、それ以上にもう少し力を入れていくというようなことなんでしょうか。これは今でもやっておられます、24時間、救急に関しましては対応ができております。ですけれども町長の公約はそれではなく、やはり入院ができて24時間、365日の救急入院ができる体制を復活するため、医療スタッフを確保しますと公約にあるんですよ。ですから、そこから外れないようにやはり邁進していかなければ、やはり住民たちも安心、安全の町にはなっていかないような気がいたします。  きついようでございますが、まだ日も浅いのに、今すぐしろというのは無理でございます。私もそれぐらいは認識をいたしておりますけれども、やはり自分の目指した道を外すような答弁ではなく、やはりそのことを実行に移していく、これからどんどんと先に移していくような答弁をしていただかないと、やはり住民の方々も許してはくださらないのではないかと思います。  そして、そんな中で全く今のところお医者さんの目途はついていないというふうな答弁に感じましたけれども、来年の法会のための私の質問に関しまして、せめてそのときだけでも常勤でお医者さんが駐留してくださるというふうな形をとっていかないと、やはり救急体制の中にも消防車、救急車が2台ぐらいしかないんですよ。そして、救急隊員の方たちも人数がその50万人ともいらっしゃる観光人のためにはとても手が足りないのではないかなというふうに危惧いたしますので、その辺のところはいかがなっていらっしゃって、どのように考えていらっしゃるのかということでございます。  2階の使い道に関しては、後で質問させていただきますけれども、簡単明瞭、的確に答弁をいたしていただきたいと思っております。 ○議長(負門俊篤) 平野町長。 ○町長(平野嘉也) 所先生、ありがとうございます。  今のところ消防の24時間の救急ということでやっておるんですが、救急救命士にも処置の限度がございますので、それが24時間の救急というふうには私自身思っておりません。やはり救急救命士が患者さんを診て、その場で適切な治療を即座にして、そして高野山総合診療所に運んでこられる患者さんについては、適切な処置をすぐするというようなことが一番大切なことだと思っております。  公約に対してそれるとは全く私自身、入院というところで若干なってくるんですが、一番大切なものは、やはり一日でも多く夜間の救急、高野山総合診療所に行ける体制をつくっていかなければならないというふうに思っておりますので、一日でも多く埋めていけるように、今動いておるところでございます。  また、1200年開創法会約50日間のとき、このときは大学、伊都医師会、そして地域医療振興協会等に働きかけて、責任を持ってその期間、毎日救急ができるように働きかけていきたいと思っておるところでございます。 ○議長(負門俊篤) 2番、所君。 ○2番(所 順子) 今の答弁を、救命士がいて高野山診療所に運ぶ、それが今のなすべきことであるということをお伺いいたしました。ですが、この高野町総合診療所に救命士がいて運ばれたとしても、夜間は医師がおりません。土曜日しかおりません。そんな中でこれが実行できるわけがないでしょう。そういう答弁はちょっとおかしいのではないですか。土曜日以外は夜間はお医者さんはいないんですよ。そんな中で救命士がいて、診療所に運び速やかに対処する。じゃあ夜はお医者さんもいない、救命士だけで診療所に運んでいる時間があれば下の病院に運んだほうが病気的には助かる場合もありますし、そんなときはどうなさるんですかね、今の答弁でしたら。救命士がいて、じゃあ救命士は今以上にお雇いになることを考えていらっしゃるんですか。救命士のところ、今の答弁によりまして救命士についてを御答弁いただきたい。 ○議長(負門俊篤) 平野町長。 ○町長(平野嘉也) 所先生が御指摘の救急救命士による高野山診療所への搬送での措置というところで、私の発言に不明瞭なところがあったということで、明確にお答えさせていただきますと、高野山総合診療所に救急のための医師、それをきっちり置いて、その上で救急救命士が運んでくるというようなことで、24時間、365日の救急体制の確立というふうに進んでいくということです。  救急救命士の判断で高野町立高野山総合診療所に運ばれ、そこで医師がいないという状況は私自身、想定はしておりません。今、土曜日の晩しか24時間救急を受け入れることができない現状を、一日でも多く救急体制を受け入れるための医師の確保というところで、今動いているところでございます。 ○議長(負門俊篤) 2番、所君。 ○2番(所 順子) そういうことでは町長は医師のめどはたっているのでしょうか。今の答弁によりますと、それを一日でも増やしていきたいという希望的な観測はわかるんですけれども、それのめどは立っておりますか。 ○議長(負門俊篤) 平野町長。 ○町長(平野嘉也) 所先生の質問に対してなんですが、めどを立てるために今、一生懸命活動を行っておるところでございます。 ○議長(負門俊篤) 2番、所君。 ○2番(所 順子) めどが立つことを祈っておりますし、そのように持っていってくださらないと、やはり町長としての公約から外れてもいきますし、皆様も黙ってはいないと思いますので、その辺のところは緊急に動いて、そして一刻、1秒でも救急車が高野山診療所に運ばれましたら夜間診療をしていただける医師確保、それが第一条件かと思っております。  そして1200年祭、そのときにかけてほんの2カ月の間だけでもやはり医師確保に向けてこれからは邁進していくべきだと思いますし、邁進していってもらわなくては困るんです。ということを重々このことは申し上げたいと思っております。  そして、2階の活用でございますが、私は2階の活用云々よりも、まず本当は医師探し、医者のことが第一番だと思っております。そのほかの2階の活用、そういうことは後回しでもいいんではないかと私は思っております。そういうことが念頭にございましたら、やはり医師確保の時間が無駄にもなりますし、考えているということがもったいないような気がいたします。一刻、一秒を争って、法会にも向け、高野町の診療所にも向け、やはり入院施設に向け、医者確保、それしかないんではないでしょうかね。2階のことに関しましては、どのような計画がおありなのでしょうか。まずそれはお聞きをいたします。 ○議長(負門俊篤) 平野町長。 ○町長(平野嘉也) 所先生のおっしゃるとおり、まずは医師確保に現在動いておるところでございます。その中で、診療所の2階をどうこれから活用していくのか、これは重要な課題であると思います。医師確保とともに、その使い方について議論を重ねていきたい、そのように思っておるところでございます。  そのために、秘書に政策的な職員を置いて、私とその秘書と、あと仮称でありますが、今日も一般質問であると思いますが、高野町政策研究所等の皆さんでその2階を考え、また当然、廣内院長先生の考えもありますので、院長先生を初め、病院の職員、そして行政のほうで全体的に考えた上、また財政的にもそれがいけるのかどうか検証しながら、いろんな使い方を考えていきたい。しかし、一番初めに動くのは医師確保のことでございます。  以上です。 ○議長(負門俊篤) 2番、所君。 ○2番(所 順子) 2階のことでございますが、前町長は某施設にあの施設を貸すというふうなニュアンス的なことを前の答弁でお伺いをいたしております。それに関連する事業とか、そういうものはお考えなのでしょうか。全くそれとは別のものなのでしょうか。その辺のところはいかがなものでしょう。 ○議長(負門俊篤) 平野町長。 ○町長(平野嘉也) ありがとうございます。  2階の使い方については、現時点では白紙に近い状況であると私は述べさせていただきます。あの2階、非常に老朽化しておるところもありますが、施設的にリハビリ等が行える、あと入浴等が行えるというところで、今後、通所リハビリ的なものも考えていってもいいんではないかというところです。あくまでも選択肢の一つとして考えておるところでございます。その中で、いろいろな施設、この伊都橋本地域にたくさんございますが、それぞれの施設とやはり意見交換をして、また市民病院、紀北分院等の先生方とも話をして、高野町に必要な施設、そういうものをじっくりと考えて前に進んでいきたいと思っております。 ○議長(負門俊篤) 2番、所君。 ○2番(所 順子) 今の答弁では全く白紙であると答弁をいただきました。白紙であるならば、そんなところに力を注ぐ必要はないかと私は思います。そうなればやはり医師のほうに力を注いでいただきたい。2階のことは今日以来、外していただけたらいいのではないかと思います。そういうことを考えている余裕があるんであれば、一刻一秒でもお医者さん探し、法会に向けての医者探し、そこのほうが重要ではないかと私は考えております。  そして、地域医療従事者を育成できる町にするとありますが、この構想の具体的な方法や構想をお聞きいたしたいと思っております。 ○議長(負門俊篤) 平野町長。 ○町長(平野嘉也) ありがとうございます。先ほど所先生が言われたました、白紙なので少し医師確保のために先に動いたほうがいいというようなお話もございましたが、参考にさせていただきます。  私は町長としていろんな施設、事業に対して、同時並行して物事を考えていかなければならない立場にある中で、白紙だからこそいろんな人から意見を取り入れて、活用させていくというふうに、前に動いていきたいと思っておるところでございます。白紙だから今はチャンスかなと思っておるところです。  また、先生御指摘の地域医療従事者が育成できる町にということで、やはりこの高野町というところ、高野山というところで一番何が不足しておるのかというと、やはり今医療資源が不足しておる。その中で、自治医大、または近隣の大学等、地域医療枠等でその地域に御奉公するというような制度がございますが、高野町も今はないですが、奨学金制度等を今後考えて、地元から医師初め、コメディカルの方たちをつくっていくことも考えていかなければならない、そのように思っておるところでございます。 ○議長(負門俊篤) 2番、所君。 ○2番(所 順子) 白紙であれば、もっといい方向に進めるのではないかというふうな答弁をいただきましたので、そのことはこれからいい方向に向けていずれ考えていっていただければいいのではないかと思っております。  医師確保、とても難しいことだと思っておりますので、町長さんにだけに要望して責め立てるのではなく、町全体、また議会も含めまして協力をして、このことに関しまして協力をしていかなくては、住民の願いから外れた政治をするということになってもいきかねませんので、その辺のところは町、また議会、高野町、そして高野町の皆様方とともに、一刻も早くこの状況から脱皮し、皆様が安心して住める診療所、また入院、何日間でもできるという方向性に持っていかなくてはいけないとは私も心より思っておりますので、それに皆さんで邁進していくことが一番です。  そして、町長もこれで公約で本当に当選なさったんでありますので、そのことに関しまして、何はともあれ全てをかけてやっていただくことを望みたいと思っております。  そして、医療機関のことを育成できる町にとか、そういう公約の中で立派なこともありますけれども、一つ一つ小さなことを一つでもクリアできる、そういうふうなことを考えて新町長様にお願いをしたいと思っておりますので、これから頑張って、医師確保のために頑張っていただきたいと思っておりますので、よろしくその辺のところをお願いいたします。  最後に町長の答弁、何かあればお伺いをいたしたいと思います。それについて、また何かありましたら質問をいたします。 ○議長(負門俊篤) 平野町長。 ○町長(平野嘉也) 所先生、ありがとうございます。  私自身、医療従事者でございました。約20年勤務させていただきました。その中で高野町に必要な医療というものは重々わかっておるところでございます。まず24時間365日の救急ができるように、医師確保に向けて現在、今一生懸命動いておるところでございます。また、今後もその常勤、非常勤に捉われず、医師確保に向けて動いていく所存でございます。  入院とか、2階の問題とかいろいろあるとは思いますが、まずは救急の確保ということで動きたいと思いますので、議員先生方、また町役場としてでも、また町全体としてでも、一生懸命動いていただきたい、そのように願いを込めて答弁とさせていただきます。よろしくお願いします。 ○議長(負門俊篤) 2番、所君。 ○2番(所 順子) この施策が来年ぐらいまでに少しでも回復しなければ、選挙した意味がなくなりますので、その辺のところを重々町長も理解をして、突き進んでいってくださることを願望いたして、質問を終わらせていただきます。 ○議長(負門俊篤) 7番、西辻君。 ○7番(西辻政親) 失礼いたします。  貴重なお時間をいただきまして、一般質問をさせていただきます。どうかよろしくお願いいたします。  1点目は人事考課制度について、2点目は高野町の消防職員の服務規程第4条について、3点目は高野山の学童の全国大会ですね、このことについての3点ということで、まず1点目の人事考課制度の推進についてということで、本来、人事考課制度については、国家公務員法においての基本的な中から地方自治体へおりてきているわけなんですけども、能力実績主義の人事管理を導入した内容の中で、平成19年7月に設立した国家公務員法に基づき、平成21年10月から人事評価が本格的に実施されてこられております。地方公務員につきましても、地方公務員法第40条の勤務成績の評定実施及びその結果に基づく措置が義務づけられており、現行法の下にあっても、一人一人の能力、実績を評価することが重要であるということでございます。  このような状況の地方公共団体において、人事考課制度の導入はもちろんのこと、特に評価の結果を給料への反映、能力実績主義に基づく人事評価システムの構築を図ることで進んでいると推察するわけでございますけども、職員のキャリアアップ、各部課長が部下への指導及び育成に当たっているかが1点、被評価者への評価結果のフィードバックをどのように行っているかということが2点目、何らかの工夫を行っているとは存じておるわけなんですけども、その点についてと、当然、目標設定、業務遂行、評価の実施、結果全ての段階において、被評価者と評価者の面談を行っているか。当然、新しく町長さんに就任されておりますので、これからの問題だと思いますんですけども、その中でどういう期間においてどういう形でやっていくかということをいただければありがたいんではないかなと思うわけです。  特に、今回6月の初めての町長さんになられた中での説明では、職員のスキルを高める力強い決意を述べられていることに御期待を申し上げているところでございます。その点につきましても、今後どういう形で具体的に実施していくかということで、御答弁いただければありがたいなと思うわけでございます。  各職員の専門性を配置しなければいけない住民サービスがございます。その点についても、当然資格を持っている方の中でも、年数的に経験年数で資格を持っておられる方が定年等になりますと、次の中で事業が停滞するようなことが起こっては、非常に行政の住民サービスができないと思うことが多々出てくると存じます。この点についても少し計画的にそういう専門性をスキルアップの中でやっていけたらありがたいんではないかなと思います。  あとの2番、3番については自席にてまた御質問等勉強させていただきますので、よろしくお願いいたします。 ○議長(負門俊篤) 下総務課長。 ○総務課長(下 勝己) ただいま7番議員さんからの御質問について御説明させていただきます。  役場におきましては人事評価制度ということで、これは国が平成18年度より開始しました公務員の改革制度の一環ということでございます。今までの年功序列というような給料体系から、能力実績主義ということへの変更という改革でございます。  町におきましては、経営コンサルタントに業務委託しまして、人事評価制度導入に向けて、平成18年4月から平成23年3月まで、5年間を職員向けの研修ということで、課長、課長補佐、係長、主査、主事等の職階別に研修を実施いたしました。運用は試行期間を含め、平成24年度より開始しております。  実際、いろいろとまどいもあったんですけども、研修を受けて評価の仕方等々を研修の中で学び、現状としましては、まず年度初めに町長の方針なり目標を聞き、それから各課の目標を立て、それから係の目標、個人の目標設定という形で、4月に個人の目標を立て、それを課長等が確認しというような順番に評価を実施していっております。  現状としましては、その目標設定から先ほど言われましたようにフィードバックや上司との面談、こういう目標はどういうふうに進めるべきだというような指導とかはやってきておりますが、ただ、給与に反映するという手前でちょっととまってしまったような状態で、現在ではまだ給与のほうに反映はしておりません。現状は以上のようなことでございます。 ○議長(負門俊篤) 7番、西辻君。 ○7番(西辻政親) ただいま総務課長から、給料にはまだ反映していないということですけども、よくできる、要するに課長さん、職員さん、それが確かに高野町の職員さんではおられると私は思います。そうしますと、やはりそういう人たちが少し評価されることによって士気が上がったりとか、モラルが上がったりとかいうことが出てくると思うんですね。  大変難しい、給料に反映することはあれなんですけど、もう1点は諮問機関というんですか、例えば今、公平公正委員会というのがございます。そうしますとそこへ諮問をしていただいたり、直接町長さん、部課長さんが受けてたって評価しながら、ちょっと外の機関がございます、公平公正委員会というのは。そこらあたりへ諮問していただいて戻してくるということで、最終給与へ反映していくという流れをつくったらいかがなものかなと思うわけでございます。  限りある人件費の中で、やはり職員のキャリアアップを含め、住民サービスの向上に図るについては、そういう諮問機関を通しながら少し進めていけば、うまく給与に反映していく経緯がとられるんではないかなと私は思うんですけども、その点についても少し御意見をいただきたいなと思うわけでございます。 ○議長(負門俊篤) 平野町長。 ○町長(平野嘉也) 西辻先生、ありがとうございます。  議員先生指摘のとおり、人事評価というものは非常にこれから大切なものと思っておるところでございます。また、自分の公約の中でも職員のスキルアップというふうにうたわせていただいておるところでございます。その中で給料に反映していく、これが世間一般の流れだと思います。また年功序列制度というものを急に廃止するわけにも当然いかないという現状がございます中で、先日、補正予算の中で御質問いただいた4月の管理職手当の1万円を下げたこと、また超勤を0.8から0.5%に下げたこと等で、給料を下げたということで職員のスキルが下がったか、下がるのかというのはちょっとわかりませんが、少ない財源の中でむやみに給料のアップというのは、これから避けていかなければならないと私は思っておるところでございます。  議員先生指摘の外部機関の公平公正委員会等にかけるとか、いろんなことができるかと思います。私自身、平成18年からこの人事評価システムの中でいろんな評価の点数をつけたり、自分自身の目標を立てたりしました。その中で、やはり今の状況ではいろいろ問題点がございまして、その問題点を克服して今後につなげていきたいと思っておるところでございます。  来年の4月ぐらいをめどに方向性を出していきたいと思っております。現状でありますが、橋本市では導入が平成21年から勤勉手当ということで入っております。対象職員は課長以上100人程度となっておるところです。かつらぎ町に関しましては、平成15年から給料、本俸のほうですね、給料に全員が対象となっておるところです。九度山町は現在、導入は平成21年からしておりますが、今のところ評価のこの制度はしていないというのが現状でございます。本町といたしまして、来年の4月からできれば係長以上の職員に対して人事評価というものをしていきたいと思っております。いろいろ問題点があるので、そのあたり、総務課と人事係、あと議員先生等のお話を聞いて、適正な人事評価ができるような仕組みをつくっていきたいと思っております。 ○議長(負門俊篤) 7番、西辻君。 ○7番(西辻政親) ありがとうございます。  限られた原資の中で、やはり職員さんの配分ということになるわけでございます。ただいま平野新町長さんより力強く来年から進めていくという中で、特にこれから求められる部分につきましては、全体の人件費コスト、これは交付税等による減少も含めた中と住民の減少の中での住民サービスとなりますと、非常に課長のスキルアップというんですか、何個かの仕事を統括せないかん能力が必要になってくるわけなんです。そうしますと、それと部下の指導というところを少しやっていただく中で、高野町の基本的に住民サービスの低下につながらないような職員の育成をよろしくお願いして、人事評価制度の推進については終わらせていただきます。  続いて、高野町の消防職員の服務規程第4条についてですけども、これは当然大事なことでございますし、また消防職員さんが、病院から総合診療所に移行された中で、救急体制が非常に出動も、また時間のかかるというような形で対応していただいていると思っております。  その中で、特にこの条例の中で定めている内容につきまして、55年の10月1日に改正し、第4条の職員ということは、高野町の消防職員は高野町に在住、要するに居住しなければならないというところで終わっております。そうしますと、それに職務違反している人をとがめるんじゃなしに、違反していることを認めるんだったら、例えば条文を、ただし高野町長が認めた場合はこの限りでないとか、そういう方向に持っていくのか、例えばこれだけを取り上げられますと職務規程違反がおられるということになれば、条例に違反しているんですね。ここらの方法をどういう方向で新しく町長さんが考えているかということを御報告いただければありがたいなと思うわけでございます。 ○議長(負門俊篤) 平野町長。 ○町長(平野嘉也) 西辻先生、ありがとうございます。  服務規程に、高野山に居住することということで、この服務規程にはただし書きはありません。今後もただし書きをつけるつもりも私はございません。  その中で、非常に困った問題です。当初、消防職員全員がこの服務規程にのっとって就職されたというのはわかっております。その中で、いつの時点かわかりませんが、1人が少しちょっと悪いという気持ちもありながら、単身で団地に居住したということがございます。その後、住民票のみを高野山に置きまして、橋本から通っていたというところで、当初は通勤手当等は出ておりませんでした。それがいつの間にか通勤手当も出て、そしたら通勤手当が出るんであれば、山外から通ってもいいんじゃないかというような職員の解釈、そして当時それを重要視していなかった町行政がやはり今の状態を生み出してしまった。現状では7名の職員が下から通ってきている。1名の職員は臨時で今来ておるというのが現状でございます。  今、その中でどういった形で最終持っていったらいいのか。当然、議員先生が言われるように服務に規定しておるので、条例違反となります。条例違反なので直ちに分限処分、懲戒処分するというので、果たしてこれでよいのかどうか。それだけで、処分を受けただけでそしたらもう構いませんよというようなことが起きかねんと思います。  一番大切なことは、高野町の職員という自覚が必要でありまして、高野町の皆さんの生命と財産を守るために、服務規程では高野町に住みなさいという規程が盛り込まれております。これは徳富前町長がされておった施策の一つだと私は認識しておるところです。高野町から行政は自分とこの領以外には出さない、それが行政の仕事というような考えで徳富町長はされておったと聞いております。その中でつくられた条例、服務規程がこの服務規程でございます。  ですから、今後も軌道修正するわけでもないですけど、この服務規程を的確に守っていただくよう、新しい職員に対してはこれをきっちり適用する。それでは、今まで規則違反している職員をどうするかというところを、今、各職員にそれぞれ聴取して、いろんな方向性を聞いておるところでございます。 ○議長(負門俊篤) 7番、西辻君。 ○7番(西辻政親) 当然難しいというんですか、要するにコンセンサスの要るところではないかなと思います。新しく採用された方については、当然その職務の中の高野山内に住民票を置いてということになりますね。  そうすると、例えば消防署員の方が高野町でそういう民間、もしくは高野町の町営住宅を確保しながら新しい消防へ入る方をとっていくとかいう1個の施策が要ると思うんです。勝手に探せよじゃあ、これはだめだと思います。その点についても、今後やはり高野町へ籍を置いて、結婚してお子さんを産んで住むんやということについての中期的、長期的な部分の施策を打ちながら、当然今高野町長さんのお話ですと、7人が既に下から通っているということ、これは今言ったように、懲罰をするんじゃなしに、やはりその中で何らかの事情を聴取しながら、再度どうですかというようなことを少し面談を含めてやっていただければありがたいんではないかなと思うわけです。いろんな事情があってのことだと理解するわけです。  そして、また新しく採用される消防職員につきましては、やはり町行政のほうで住宅確保なり、高野町に住めるという1個のものを持って当たるということが大事なことではないかなと思います。その点について町長さんにお尋ねいたします。 ○議長(負門俊篤) 平野町長。 ○町長(平野嘉也) 先生ありがとうございます。  議員先生の指摘のとおり、新しく採用する消防職員等、これから採用する職員等につきましては、住宅確保とか、そういったものも今後積極的に検討していかなければならないと考えております。  また、その新しく採用した職員が服務規程がある中で高野町から出ていかなければならないというような事情があった場合には、当然服務規程どおりにしていくつもりでございます。 ○議長(負門俊篤) 7番、西辻君。
    ○7番(西辻政親) そういうことで、第2問目の高野町消防職員の服務規程第4条についての質問はこれで終わりたいと思うんですけれども、やはり高野山内では重要文化財を含め大切な、要するに1200年の歴史を守る1個の役割として職員さんも日々活躍されておりますので、今後、やはりそういう中で対処しながらやっていただけることを御期待申し上げまして、3番目に移りたいと思います。  3番目は高野山の学童野球は全国大会になって、去年から始まったわけなんですけど、これを何とかもう少しチーム数を増やしながら、高野山の観光と、また当然宿坊に宿泊し、精神修養やスポーツマンシップの精神を学ぶと同時に、参加チーム間の交流や夏休みの思い出づくりに寄与し、やはり今平野町長さんが、学校では道徳というんですか、そういう環境の中で取り組むというふうにおっしゃっているわけなんですけども、来られた方にもそういうことを含めた中を全国発信し、そしてまたチーム数を増やすことによって、高野山の意味があるんではないかなと私は考えるわけなんです。  そうしますと、若干、今のグラウンドの状況でいいのか。また少しグラウンドを将来的に増やしながら、例えば今の行政の中で少しそれも含めた、要するに教育を含めた一環として取り組んでいくかということをお聞かせいただければありがたいなと思うわけでございます。 ○議長(負門俊篤) 松本まち未来課長。 ○まち未来課長(松本嘉文) 今御質問いただきました野球場を増設し、参加チームを増やせば、高野山旗全国学童野球軟式大会のますますの発展と選手間の交流の輪が広がり、大変意義のあることだと思います。選手や関係者も多く来町されることから、経済効果も上がると思われますが、球場造成に係る莫大な費用と、現在ございます総合グラウンド、ちびっこ野球場の現状を見ますと、大会当日は大変にぎわってございますが、その後は閑散としたような状況でございます。そのようなことを考えますと、費用対効果ですね、何億というようなお金をかけてもその効果というのが非常に薄いと思われますので、造成につきましてはちょっと難しいかなと考えてございます。 ○議長(負門俊篤) 7番、西辻君。 ○7番(西辻政親) 当然、今言ったように高野町の財政から言いますと、新たにグラウンドを設けるというのは不可能に近いということは私も理解はできるわけです。そうしますと、今言ったように高野山旗の争奪の組み立て方を少し変えるとか。その中でいろんな形があると思うんですよ。そこらも含めて、今までと少し違った方法で何とかチームを増やせないかということを少しお答えいただければありがたいなと思うわけでございます。 ○議長(負門俊篤) 平野町長。 ○町長(平野嘉也) 西辻議員先生の御指摘のとおり、球場を増やすことによって最大10チームの数の増が見込めるということで、1チームが約25名としまして、保護者を含めると約50名が来ると。50名の10チームで1日大体500名近くが増えるというようなことも予想されます。  しかし、先ほど担当課長が言いましたとおり、一つの球場をつくるに当たって非常に莫大な予算がかかってきます。つくるだけでやはりウン千万億というような額になってきて、またその後、いろんな維持管理というところで非常に町の負担が大きいと考えておるところでございます。  また、いろんなところに働きかけて、球場をつくったるよというようなスポンサー等があれば、こちらもちょっと乗っていこうかなというふうには考えておりますので、まち未来課、また観光を推進しておる担当職員とか、あと観推さんとか、金剛峯寺の方々とかと協力して、一度球場を増やすんであれば球場を製造していただけるスポンサーはいないかというようなところも一度考えて、していきたいと考えておるところでございます。  また、今、ちびっこ野球場、そして総合グラウンド、高野山高校のグラウンド、大学グラウンド、中学校グラウンドの5球場が開催地ということであります。前回に使われておるのが中学校グラウンド以外が多目的に使用頻度が高いんですが、あと使用方法、練習場所等を整備していくような考えでいけば、もう少しチーム増が期待できるんではないかと思っておるところでございます。  それと、先ほどちょっと言い忘れました、申し訳ございません。消防の件でございますが、消防長との話の中で、1200年を迎えるときなど、単身赴任で高野町に住んでもらえないかとか、そのあたりを消防長と検討しておるところでございます。 ○議長(負門俊篤) 7番、西辻君。 ○7番(西辻政親) 参加チームを少し増やす方法として、当然練習場が要るということで、グラウンドよりもね。そうしますと当然、今の現状で少し高野山の山上でも総本山金剛峯寺の空き地とか、例えば鶯谷のスキー場周辺あたりとかいうことで検討する中で、できるだけせっかく全国大会というような大きな大会になっておりますので、高野町のすばらしい環境の中でお子さんたちが野球ができるという方法をとっていただければ、全国にも少しありがたい場所ではないかなと思われるんじゃないかと思います。そういうことで、希望するわけでございます。  これで私の質問は終わらせていただきます。以上です。 ○議長(負門俊篤) 8番、大西君。 ○8番(大西正人) 失礼いたします。  平野町長さん、御就任大変おめでとうございます。1200年の記念大法会を迎える前年の大事なときの町のかじ取りでございます。全力で何とぞよろしくお願いをいたします。  それでは、質問の機会を与えていただきましたので、これより一般質問をさせていただきます。  町長の目指す町の将来像といいますか、そのための施策、所信表明といいますか、施政方針といいますか、5つの安とのお話をお聞きしたわけです。そのことにつきまして、いま一度、先ほどから、朝からも皆さんのお尋ねがあったわけなんですが、具体的なお話をお聞きしたいと存じます。今も申しましたように、先に質問された議員の方と重なるところも多々あると思いますけれども、よろしくお願いをいたしたいと思います。  一番目の安心というところで、小規模多機能な診療所のことにつきましては、2番議員の所先生に十分聞いていただきましたし、またこの後にも聞かれる方がおると聞いております。私の聞くとこが本当になくなってしまったわけなんですけれども、2番目の安全というところで聞きたいところがあります。これも6番議員がしっかりと聞いていただきまして、本当に根掘り葉掘りといいますか、これは非常に大事なことなんで聞いていただきまして、大変参考になりました。私の聞くところというたら、もうなくなってしまったん違うかなと思うわけですが、残っておりました。安定というところのお話を聞かせていただきたいと思います。  ここでは農産物を加工して出したりとか、ブランド化していくような施策のお話を伺いました。そして五大連絡線のあたりで高野市のような、そういう物産販売のような催しをやったらどうかなというお話もお聞きしたわけなんですけれども、産業という安定というところで、企業の研修、そしてまた学会、林間学校の招致というようなことも聞いてございます。このことにつきましても、具体的にこれをどう進めていくのか、どう招致されるのかというようなところと、観光に対して道徳を使っていくと、道徳の町として高野山が発信できることもあるということでございます。この中身を少しお話しいただきたい。  そして、これは安定に入るのかちょっと私のほうでも判断が難しかったんですが、財源をアイデアをというような話がございました。これが一番私は物すごく、なかなかええことを言うてくれるんかな、いいことをお考えやろなということで、財源をアイデア、これを具体的にお話しいただきたいと思います。  また、安寧、安らぎについてもまた自席でお伺いしたいと思いますので、どうぞよろしくお願いいたします。 ○議長(負門俊篤) 平野町長。 ○町長(平野嘉也) 大西議員先生、ありがとうございます。  先日の施政方針の中で、5つの安に実現に向けてということで施政方針を述べさせていただきました。その5つの安の実現に向けてということで、いろんな施策を進めていく、その安とは、安心、安全、安定、安寧、安らぎというような中で施策を打っていきたいと考えております。  先生が言われています町長の目指す町の将来像についてというところで、当然、私、宗教と環境と道徳の町という考えでいろいろ進めていきます。そのときいろんな施策を打つ中で、最終的にはどのような町にしたいか。それはやはり共利群生の精神に立ち、安寧都市高野の創造というようなことで、この町をずっと先にこういった町ができればなというふうに考えておるところでございます。  また、先生が言われる道徳をどう生かしていくかというような中で、道徳と宗教というのは相反するところもございますが、あえて道徳と入れさせていただきました。道徳の概念もいろいろ、その時代、時代によって違うと思うんですが、私自身が考える道徳というものは、大体江戸時代の1615年から1624年の儒教の朱子学の道徳というもので、この価値観を説明しようとする山鹿素行という学者によって、新たに士道の概念が確立された。これによって初めて儒教的な倫理、仁義忠孝などが武士に要求される規範とされるようになったとされる。以降、この道徳というものが今に続いておるというふうに認識をしまして、私の考えはこの山鹿素行氏の道徳ということで進んでいこうと考えておるところでございます。  また、どういうふうに道徳というのを考えていくか、そのところでいきますと、やはりそこは武士道も絡んできます。道徳と武士道を絡めていきたいと思っております。  武士道は日本の近世以降の封建社会における武士の階級、倫理、道徳規範及び価値基準の根本をなす体系化された思想一般を指すというような定義がございます。この考えにのっとって書道やら柔道やら剣道やら、そういった道のつくようなスポーツ等をこの高野町に誘致してまいりたいと考えておるところでございます。  どういうふうに誘致してくるか。それはもうトップセールスしかないと思います。最近、高野町からはそれぞれの教育委員会、大阪とかの行政、教育委員会等に働きかけは一切行っておりません。今動くんであれば、当然この道徳、武士道等を考えた形で、気づきとか、心とか、そういうものを組み込んだものを、いろいろ教育委員会に提案して、高野町に来ていただくように考えておるところでございます。  さて、それがどこの部署がするかということになりますが、当然施策的な秘書が企画立案して、その後、企画課長からほかの課長におろされて動いていくというような形になろうかと思っておるところでございます。企業研修も、学会もシンポジウムもそういった道徳を根底に置いた考えの研修をしていただくために、トップセールスでいろいろ働きかけをしたいと思っておるところでございます。 ○議長(負門俊篤) 8番、大西君。 ○8番(大西正人) 最初に言いました町長の目指す町の将来像については、将来的なものかもわかりませんけれども、宗教、環境、道徳の町というようなコンセプトで考えておられるというようなことだと思います。  それで、私がお聞きしました観光に道徳を使っていく、道徳の町としての高野町が発信できるものというようなものをお聞きしたわけなんですが、それが江戸時代ですか、山鹿素行先生の道徳を考えておられた、そういう偉い先生がおられたというお話でございますが、その人の精神にのっとって武士道のような精神を取り入れ、高野町には道のスポーツを誘致したいというようなお話であったと思います。これをトップセールスで行うというようなお話でございますが、筋道とかいうのは、方向的なものは施策的なところ、これまた企画を中心にした政策を立案するようなところができて、そことの話し合いによって進めていくのかなというようなところが推測されたわけなんですけれども。  今、大阪のほうの教育委員会のほうに近年は働きかけてなかったというようなお話でございます。これを町長がトップセールスで教育委員会に、乗り込んでいくというのは失礼な言い方ですが、教育委員会さん、すみませんが、お話を聞いていただけませんかというようなことで、もちろんアポはとっていくんでしょうけども、一つ一つそういう教育委員会にお話をされるのか、それとも連合的な教育委員会があって、高野町さんからこういうお話がありますが、どこかの市町村の教育委員会さんで聞いていただけるところがありますかというようなことに進めていくのかよくわかりませんけれども、おもしろいアイデアであると思いますので、そこはしっかり進めていってもらったらいいかと思います。  あまり詳しく聞きましても、まだこれから企画のところでつくろうと思われている政策委員会みたいなところとお話ということでございましょうから、これ以上の深いところは聞きませんが、財源をアイデアということも、ここで聞かせていただけたらと思いますので、よろしくお願いいたします。 ○議長(負門俊篤) 平野町長。 ○町長(平野嘉也) 大西先生、ありがとうございます。  一応、7月から大阪の南海沿線の市町、首長さんにアポをとって会いにいく段取りを今、秘書を通じてしておるところでございます。それでちょっと足がかりをつけて、次に担当者が教育委員会に行くというような順序で、今後、進めていこうと考えておる中でございます。  それと、先ほど質問していただきました、失礼しました、答弁を忘れておりました。財源をアイデアではなくて、税をアイデアでというようなことで、施政方針のときに言わせていただきました。これはふるさと納税ですね、ふるさと納税がしっかりなされておらない、いっぱいしてくれてる人もおるんですが、もっともっと全国からふるさと納税をしてもらえるようなアピールを高野町がしていかなければならない。それでふるさと納税でまたついてくる特典とかも、いろいろ考えていかなければならないというようなことで、税をアイデア、それをふるさと納税でどう歳入としていっぱい入れていくかというのを知恵を絞っていきたいということで述べさせていただいたところでございます。 ○議長(負門俊篤) 8番、大西君。 ○8番(大西正人) 失礼いたしました。財源をアイデアでと、ちょっと私の聞き違いかもわかりませんが、納税ということであったようにお聞きいたしました。  このふるさと納税でありますけれども、前年度ですか、少しふるさと納税にかかる、前年度じゃなかったですね、当初予算ですか、ところに上がっておった額が、収入額が少なかったものですから、前町長のときにもうちょっと目標設定を上げたらどうですかと、少ないんじゃないですかというふうな御質問をさせていただきました。そのときに、全国で今ふるさと納税が過熱になっておるということでございました。確かに、米沢牛ですか、高級な、それから海産物、北海道のほうへ行きますとイクラとか、サーモンとか、それからカニとか、そういう高級な食べ物も所有しておる市町村もたくさんございます。そういうところが過剰に反応いたしまして、ふるさと納税をしてもらうというところで、大々的なサービスを打っておると。前町長は、そういう競争にならないようにしたいんだと、そうじゃなくて別の方法で高野町をしっかりとしていきたいというようなお話であったと思うんです。  今回、そのこととは直接関係はございませんが、まだこれは議会で決まったわけではございませんが、平戸というところがございまして、平戸市の市長が去年、善通寺市に来られておりました。私たちも議会で表敬訪問といいますか、行ってきたわけですが、そのときに平戸市の市長さんも行っておられました。  ぜひともまたうちと、歴史的につながりがあるんですから、また関係を持ちませんかと、また来ていただけませんかというような雰囲気で、議長ともお話をしとったように思います。それもありまして、今回の視察研修の候補にも上がっておるところでございますが、その平戸は前年度、一応ランキング的にはちょっとわかりかせんが、非常に健闘しておりまして、なかなかふるさと納税が何倍にも増えたというようなことを伺っております。  町長におかれましても、ふるさと納税、これをアイデアをしっかり出していただきまして、増やしていただけるような算段を考えていただければ、非常にありがたいかなと思うわけです。そこら辺も含めまして、よろしくお願いをいたしたいと思います。  それでは、4番目の安寧の安についてを質問させていただきます。  これは人口流出がなかなかとまらないわけです。人口問題についての有効な施策のお考えということをお聞きしたいわけなんです。そこのところをよろしくお願いいたします。 ○議長(負門俊篤) 平野町長。 ○町長(平野嘉也) 大西先生、ありがとうございます。  私自身、公約というか、町の施策を進めていく中で、子育て世代や高齢者が生き生きと暮らす安寧都市高野を創造していくということを、課長を含め、全職員に聞いていただいておるところでございます。安寧ということで、やはり無事で安らかにこの町に住みたい、そういった方々をこの高野町に呼んできたい。そして、命が終わるまでこの地でおっていただきたいというようなことで、安寧都市高野を創造というふうに書かせていただきました。  先日の施政方針のときも、日本創生会議が出した2040年の消滅都市というようなことで、非常にショッキングな記事を見させていただきました。やはりその中で、高野町がしていけることといえば、ほかの過疎地とこことはまた違うということです。ここはやはり何かを手を打てば人々がここにやってくる可能性は十分にあると考えております。  私自身、もともと、これは町の施策でも何でもありませんが、リタイアメントビレッジ構想というようなものを考えたこともございます。高野山真言宗の信者様で、60歳、または65歳以上で定年した方で、退職金をお持ちで、今後どこに住まわれようか、お大師さんの近くに行きたいなと思われてる方もきっとたくさんいらっしゃると思っております。そういった方々に対して安寧都市高野で、最後まで暮らしませんかというようなことも考えて、人口流入にはつながらないのかなと個人的には考えたこともございます。  そういうようなことも含めて、今後、この高野町が言うとる間に3,000人を切る可能性もございます。ほっとけば2,000人も切って、限界集落になる可能性もございますので、そうならないうちにいろんな施策を行政としても打ちたいと思いますし、また議員先生方からいろんなアイデアを頂戴して、町行政に進めていきたい。また、町民の方々とも懇談をとって、いろんなアイデアを聞いて進めていきたいと思いますので、よろしくお願いしたいと思います。 ○議長(負門俊篤) 8番、大西君。 ○8番(大西正人) 2040年に消滅するような都市に数えられておるというようなショッキングなお話をということがありました。私もこれはニュースでも見ましたし、本当にショッキングなニュースでございました。  その2040年になりますと、この高野町に子供さんを生めるような年ごろの女性が一番全国で少なくなる人口比率というようなお話であったと思います。これを聞きまして私も思っとったんですが、5月に行われました商工会の総会がありまして、これは現町長さんはお越しでなかって、企画財政課長さんが来られておったと思うんですが、そのときに、高野山の金剛峯寺の代表、偉い人がおられました。挨拶されておりました中で、もうそれやったら昔みたいに先手を打って、もう女人禁制にしようかというような、そういうようなちょっと冗談めかしの話もいただきましたが、本当にそれぐらい非常に深刻な問題だと思います。  それで、去年ですか、町政の懇談会というような形のことが各地で、集会所で開かれたわけなんですが、そのときにもお話が出ておりまして、なかなか人口流出がとまらないけれども、このままでいいんですかと、何かよい施策はないですかというようなお話がありました。そのときの答弁で、今まで施策をして、そのために方策をやってきたが、なかなかそれがうまく行かないので、何かまた新しいことを考えなければいけないというようなお答えがありました。  私、そのときに思ったんですけれども、幾ら施策を次々しましても、なかなか有効なものがないし、もちろん財源も限られております。ですから、全然違う方向もあると思うんですけれども、同じような施策でも内容ややり方を考えて試してみるというような手もあると思います。  そして、今リタイアされたような65歳以降の方を迎え入れるような施策も考えておるというようなお話でもございましたが、そういう新しい施策等、今までも行っておったが、なかなか有効に至らなかった。でもよく考えてみれば、ちょっとやり方が悪かったなとか、そういうこともあると思います。そういうことも見詰め直されて、やる人が変われば、また違った効果が生まれるかもしれませんので、その辺の検証も含めましてしっかりと進めていただきたいなと思うわけです。  本当にその人の気持ちが安らげて、安寧で暮らせるような町であるならば、皆さんがここに終のすみかとして登っていただけるような町になるんではないかと思いますので、その辺の施策をよろしくお願いしたいと思います。  5番目に移りますが、安らぎの安でございます。この中で社会教育、公民館の充実のようなことはまた4番議員の質問があるように聞いておりますので、お任せをいたします。  公務員のスキルのことでございます。公務員のスキルを上げ、町の宝と言われるようにしていきたいというような施策のお話もありました。所信表明のときにあったと思います。そのために何をしていかれるのかというところからお聞きをしたいと思います。よろしくお願いいたします。 ○議長(負門俊篤) 平野町長。 ○町長(平野嘉也) ありがとうございます。貴重な意見、いろいろ施策に反映していきたく思っております。  先ほど、大西先生が言われました今までの政策、施策で、人口流出等をとめれてないというふうな御指摘がありましたが、それは当然とめられておらないということがあります。1個1個の事業は言いませんが、私はできる限り、ばらまき的な施策はしたくないというふうに考えております。きっちりと検証して、その費用対効果も考えながら施策をしていくというようなスタンスで今後進めてまいりたい。その中で今までしてきた事業が果たしていいのか、全然実を結ばないのか、そのあたりを考えて、継続、廃止していくような考えであるところでございます。  それと、スキルを上げるためということなんですが、公務員のスキルを上げる、そして住民の皆様が、公務員が私たちの財産やと、これはなかなか難しい課題やと思いますが、それをするのが首長の役割だと僕は思っております。  当然、いろんなスキルを上げるための方法というのはあると思います。先ほどから言うている人事評価制度もそうであると思いますし、県、または国への人事交流というような形で出向していただくというのも当然考えております。  国には行けますが、国からの出向というのは望めません。県からの出向というのは望めます。というような中で人事交流をしっかり進めていきたいと思っておりますが、何しろ若い年代の優秀な職員さんも数が限られておりますので、そのあたりは高野町行政の施策推進に支障が出ないように考えていかなければならないのではないかと思っておるところでございます。 ○議長(負門俊篤) 8番、大西君。 ○8番(大西正人) 財源に限りがあるということで、費用対効果も考えて各施策は進めていくということでございます。そのとおりだと思います。  それで、これは大分以前になりますけれども、ちょうど私が入って間もないころやと思うんですけども、何年も前になります。今のまち未来課が管轄しておったところの転軸山公園ですか、そこにバーベキュー棟がありまして、そのバーベキュー棟が二つあるわけです。第2ログハウスのところと古いところと、旧のところと。そのときにといいますか、そこの場所を消防団の訓練の後、懇親会というようなことで貸していただいて、そこでバーベキューのようなことをやったりして反省会をしたわけなんですが、そのときにあまりにも場所の焼き肉等の機材等が不備であったり、またぼろぼろに朽ちておったりで、炭が火袋からこぼれるというような設備でございまして、そのときの担当課長さんに、これではよその人にも貸し出しできませんよというようなことをお話しした経緯がございます。  そのときにどういう答えが返ってきたかというと、前町長の政策判断で、転軸山公園にはあまりお金を入れたくないんやと、本当は一円も入れたくないというような極端なことをおっしゃっておりました。そのお金をどうするんやというと、子供たちの第2子からの無料に充てる、それから中学生まで全国どこへ行っても保険適用になる、その部分の医療費を無料にするんやと、そういうような大胆な政策といいますか、そういうことを実施しておられたような感があります。  ですから、もちろんいろんな町民の細かい要望はあると思います。うちにこんなもんをつくってほしい、こういうことをしてほしいといろいろあると思います。もちろんまたそれを聞いてもらえると思います。もちろんそれも実現することも大事だと思うんですが、平野新町長は、新町長の考えで突き進んでいくと思われるんですけれども、公務員のスキルを上げるという、ここは非常に大事なことやと思います。自分たちも、私たちもスキルを上げていかなだめなんですけれども、今のところ、住民の皆さんは公務員の方、また入り口の住民票をとりに来たりするときの、あのときの雰囲気ですね、そういうところが変われば、行政も役場も変わったなというように感じるんではないかと思います。これがそのスキルということになるのかどうかわかりませんけれども、そういう雰囲気を変えるということも大事なんではないかなと思います。  そういうことを考えますと、人事交流で優秀な県の職員の方とか、それ以外の方と交流することが自分を高めていく一歩とは思っておりますので、その辺はしっかりと進めていっていただきたいと、そういうふうに思います。  最後に、私が町長の目指すこの町の将来像にというようにお聞きしましたけれども、ここに平成21年度から平成30年度の第3次高野町の長期総合計画というものがございます。これは御存じのこういう人のお顔が載っておって、次年度に次の町長さんがまたここに文を添えて出しておりますけれども、そのときの将来像が、歴史と文化を守り伝える心豊かな高野町と、こういうふうになっております。そして、それを主体として宗教環境都市ということの将来目標を定めて、総合計画をつくっていったというようなことでございます。これに沿って前町長も政策を進めていたと思うんです。そして、その前々町長も自分がつくられた総合計画でございますから、もちろんこれをしっかり実施していたと思うんですが、これにこだわるのもいいですが、平野町長は平野町長ですから、前々町長にもちろん敬意を表しこだわるのも結構ですけれども、自分を信じて、自分の施策をしっかりと、平野町長の信じる道をしっかりとやられて、そしてまた町の信任を取りつけていただきたいとそういうふうに思いますので、まだ町長に就任されて2カ月足らずではあるんですけれども、住民は町長が就任前に言われていたことをしっかり覚えておりますので、急いで不備のあるような内容になってはいけませんけれども、皆さんの期待にしっかりとこたえられますように、着々と各施策を進めていただきますようにお願いを申し上げて、これで私の質問を終わりたいと思います。  御答弁、ありがとうございました。 ○議長(負門俊篤) しばらく休憩いたします。  再開は2時45分に予定しております。            午後 2時28分 休憩            午後 2時46分 再開 ○議長(負門俊篤) 休憩前に引き続き、議事を進行します。  11番、﨑山君。 ○11番(﨑山文雄) 私は次の3点につきまして、質問を申し上げたいと思います。  まず、今回診療所の問題を取り上げました理由は、4月16日の産経新聞によりますと、24時間救急も入院もできない医療体制が町の最大の問題。町の最大の問題。住民や観光客を守るため、医師の確保に取り組みますというのが第一声ということで報道されておりました。町としての大きな問題のようでありますのでこれを取り上げさせていただいたわけでございます。  次に、二つ目は総合調剤薬局について、この運用についてですけれども、これも一つお伺いしたいと思います。現在は総合という文字が外されておりますので、この後は調剤薬局ということで質問を申し上げたいと思います。  3点目は、高野町営駐車場の運営についてです。今後これをどうしていくかということについてお伺いしたいと思います。  それでは、3年目の一般質問に私、なります。少し前段を越えさせていただきたいと思いますので、御了承いただきたいと思います。  6月10日の6月定例会の初日の町長の所見表明では、近年になかった町長の所見表明だったと高く評価したいと思います。なかなか勉強しておられた様子でありました。これにはどうしても実行が伴いますし、過日、成功をしなければならないということを、これは自他ともに感じるところであります。  前町長、前町長ですので皆おわかりと思いますが、前町長の町政が発足して、着々と町政の向上に努力されてきたことは多くの住民が認めるところでありますが、いよいよ成果を実現を目指した2期目の入り口で、住民の過半数の評価は得られず、本人はもとより、支援者の反省する結果となったことは事実であり、残念だったと思います。最近、議員を辞職された人の手記によりますと、今高野町は多くの問題を抱え、多くの問題を抱え、未来のない状態まで緊迫しておりますが、緊迫しておりますが、今若い力が終結し、今の高野、明日の高野、未来の高野を考え動き出しましたというように論評されています。この手記が正論であるとすれば、今日まで行政は、議会は何をしてきたのか、一つ疑問があります。金剛峯寺、関係機関、それに高野町商工会は自己の利益のために働き、高野山の、高野町の抱える諸問題に背を向けてきたのかということになるわけでございまして、私はこの件には同調できないところであります。  また、ある新聞の報道によりますと、病院から入院施設のない診療所に移行してから2年以上が経過しました。これも前町長です。前町長の選挙を控え、町長から各戸に配られたチラシには、元町長や委員長、それに薬局長まで引き合いに出して、いかにも私には責任はない、またあらゆる方法により医師確保に努めていると自分を売り込んでいます。前町長の施策にある安心、安全のまちづくりからはほど遠い結果であります。  医師確保については探しています、お願いに行っています、努力していますで何年かが過ぎました。逆に言えば町長のネットワークのなさを露呈しているということと思います。失礼ではありますが、次期町長は任せられないという危惧をしておるところであります。このような論評をされているのがありました。  今回の選挙では、おっしゃるとおりそのような評価されたのでありましょう。前町長の言い分は私も聞いております。2人の国会議員とも相談し、進行中であり、医大、東京の地域医療振興協会、近大、阪大、それに伊都医師会にも相談を持ちかけ、努力はしていたものの、医師も医療スタッフも確保できなかったことは事実であり、結果責任だったと思うわけでございます。  しかし、新町長においては、この状況を見かねて、医療界の経験もあり、ネットワークの広さ、強さもあわせて、町民の安心と安全を守るために24時間、365日の救急、また入院のできる体制を復活します、復活したいということを強く述べられておりました。そのために医療スタッフも確保しますと胸を張って公約されていたことは事実のようであります。  また、医師も2ないし3人は確保できている、連れてきますとのことのようであります。これは私は「ことのようであります」と表現させていただきます。町民はそれを待っています。平野新町長を支え、若い力は想像を超えた勢いで取り組んでいこうとする姿に、私は敬意を表したいと思います。特に、総合診療所の復活は多くの住民が今か今かと期待を寄せているところであると思います。  先日、青葉祭がありまして、前夜祭に五の室地区に行きました。道端にいすを出して座っておられる人、私も五の室で生活しておりました関係で御挨拶をしたわけですけれども、「﨑山さん、いつから入院できますか」「それは待ってくれ」と。次の17日には町長のほうからそういったお話も聞けるんではないかということを申し上げて、その場は去ったわけであります。  そこで、お伺いしたいと思うんです。これは質問になりますので、できたら一つ一つメモをして回答していただきたいと思います。
     24時間、365日救急医療体制の復活について、夜間診療はいつから始められるんですか。始めようとしておられるんですか。二つ目に、入院はいつからできるようになるのですかというお聞きをしたかったんですけども、先ほどの質問に対しての回答では、今は入院は不可能であるというお答えをいただいておりますので、それで結構でございます。19床とはいわず、10床ぐらいから始められたらどうですかという質問を申し上げたかったんですけれども、これも今は入院は不可能であるということですので、これも答弁は結構かと思います。  そのための医療スタッフ、これからやっていこうとする総合診療所の改善につきましては、スタッフは確保できているのか。できますかということをお尋ねしたいと思います。  そして、依頼しているらしい医師、医者はいつから来ていただけるのでしょうかということをお伺いしたかったんですけれども、いろいろ今は交渉中のようでございまして、現在は確保していないという先ほどの答弁でありましたので、5番目のこの問題につきましても結構でございます。  町長が就任されてまだ間がないんですけれども、今朝からの答弁を聞いておりますと、やっぱりすばらしい答弁をしておられると思います。近年、多くの町長の所信表明なり、所見表明を聞いてきた中で、一番よかったんではないかなと高く評価したいわけでありますけれども、就任されて間がないといえども、今日に至るまでの間に決意を持って就任されてきて、いすに座った。6月にはその計画的な予算もあらわれてきてもよかったんではないかなと、このように思うわけでございます。そういう点につきまして、お答えをいただきたいと思います。  二つ目に、調剤薬局についてというのを通告しております。調剤薬局については、これからは町長が管理する町の建物の一部を町長の親族が使用し、収益事業を行うことには何ら違法ではないと思うわけでありますが、運用につきましてはとかく話題のある運営に対し、町民感情もよくないように思われます。よって、返還を願って、町行政の活動の場所として、今後使われるようにしてはいかがなものでありましょうか。  高野山には、近くに老舗3店の調剤薬局があります。サービスの点等については、それぞれの薬局店が考え、行えばよいことではないでしょうか。このように思うわけでございます。  質問でございますが、現在、住民が使用している総合調剤薬局、総合を外します。調剤薬局の施設をもとに戻し、町行政の活動拠点として使用するようにしてはいかがでしょうか。できるのか、できないのか。しないのか、そういったことの答弁をいただければよろしいかと思います。  運営については、不都合があるというようなことを申し上げましたが、これは具体的に申し上げることは一時下げたいと思いますけれども、たってということであれば具体的に申し上げることも用意しております。  ここに調剤薬局開設基準の中で調剤薬局を開設したいんやという、その文書の中にこういうのがあります。医療機関のすぐ近くに開局した場合、医療機関で出された処方せんを持って自動的にその薬局に行ってしまうのが恒常的です。恒常的、常にそういう流れになりますということを言うてるわけですね。ですから、反映している医療機関のすぐ近くに開局すると、客足が途絶えることがありません。もちろん1カ所の薬局を勧めることは違法になりますが、医事課、これは事務局、医療をしているところ、薬局はどこにありますかと尋ねられたときに、尋ねられた場所、ここにありますと答えられる薬局は、医療機関と多少のギブアンドテイクがありますと、このような解説が出ております。そういうところを申し上げれば、事務局並びに町長におかれましては、私の言いたいことがわかっていただいているのではないかと、このように思われるわけでございます。よって、今質問いたしました調剤薬局をもとに戻すことは考えられるかどうかということの質問でございます。  次に、高野町営駐車場について、これからどのような運営をしていくのかということをお尋ねしたいと思います。今までこの駐車場については有料というところからスタートし、無料であるというようなことに変更してきた、そういった流れの中で、実際はどのような契約内容になっているんかなということで、契約書を見せていただきますと、次のような状況であります。  土地の所有者はもちろん金剛峯寺であります。借地人は高野町であります。貸借契約を締結しております。地番は634番地のほかで、面積は3,571.477平米。地代は無料ですとこのようになっております。ただし、一切の租税、公租公課は行政が負担しなさいとこういうことです。清掃、施設の維持、捨てられているような自転車等の整理もしなければならない内容になっております。管理されている駐車場の環境保持というものについては、当然行政がしなければならないことになっています。  この駐車場の使用者は誰かといいますと、主として町外から働きに来られている人の車です。そして、次に町役場の職員。地元住民。そして観光客。土曜、日曜日の様子を見てみますと、5台前後しかとまっておりません。  そこで、こういった大きな施設を行政が抱えることになりますと、今後、維持管理していくのに費用がかかります。そこでこういうことを分析してみました。得する人、損する人。得する人は誰かといえば町外から働きに来る人。例えて言えば町外から来た人は、リュックを持ってきて、そこにお金を持って山からおりていく。参詣者はリュックにお金を入れて高野山へ登っていく、こういう差がありますね。  そういう意味から言いますと、やっぱり山内に働きに来られる人の車が一番多いわけでございまして、ざっと計算してみますと250台、これが平均で請け負いする人もおられますしで、いろいろ考えてみますと、500万円をリュックへ入れて持って帰る。250台ですから、12億5,000万円。これが山から持っておりられるわけですね。12億5,000万円というたらどれぐらいの金かといえば、高野町の一般会計の3分の1、これが持っておりられる。それに対する税収は納まらない。そういうことになるわけです。損をする人は誰かといえば、高野町の在住している町民であります。これを維持管理をしていかなければならないということになるわけであります。  それで、行政は今日までどれだけ費用を使われたかということを知っておられますか、当然知っておられるわけです。今後、毎年どれだけの費用を負担していかなければならないか。毎年行政が必要とする維持管理費の試算はされておられるんでしょうかといったことの質問を申し上げたいと思います。  もう既に完成しております工事費に3,100万円、それから、これからやろうとする電気、照明関係に330万円。これは聞きますところによりますと、外灯11基を建設する。電気はこのごろのことですからLED、電気代も少ないですよというようなお話でありますけれども、これにどのぐらいほど要るのか試算されておられるのでしょうか。  そして、次に除雪であります。これは3,571平米といいますから、30センチの雪が積もりますと1,000立米の雪があります。これを除去しなければならない。これはどのぐらいの費用がかかるんでしょうか。どうされるんでしょうか。  そして、この土地に課せられる公租公課、租税ですね、これは行政が負担することになるわけですけれども、行政が負担することが要らんなら、それだけのものが入ってくるわけですけれども、これは行政が負担するということになるんで、一応どのぐらいの数字になるんですかと、計算になるんですかということをお聞きしたいと思います。  それから、今後、この駐車場の維持管理ですね。清掃、巡視、放置物の撤去、そういったことにどれぐらいの費用がかかると試算されておられるのでしょうか。その点をお聞きしたいと思いますので、よろしくお願いします。  3点お伺いいたしましたので、まず総合診療所のことから御回答いただいて、その次に調剤薬局のことについて答弁いただき、次に高野町営駐車場について答弁していただくということでお願いしたいと思います。よろしくお願いします。 ○議長(負門俊篤) 中尾診療所事務長。 ○診療所事務長(中尾 司) それでは、まず私のほうから診療所の、議員御質問の医師の採用に予算計上が必要だったのではないかという点につきまして、御説明をさせていただきます。  まず、4月に御承認いただいた26年度当初予算、こちらのほうに現在の常勤の医師3名分以外にプラス1名、4名分の給与手当を計上させていただいております。医師1名が見つかったという前提で1名分を増やして計上させていただいております。さらに、もう1名ということになりましたら、また議員の皆様の御承認を得て、補正予算で対応ということも必要になってくるかと思いますが、当初予算においては4名分の給与手当を計上させていただいておりますので、よろしくお願いいたします。 ○議長(負門俊篤) 平野町長。 ○町長(平野嘉也) 﨑山先生、ありがとうございました。  先生の言われておる総合診療所の運営についてということで、365日、24時間の救急はいつからかということだと思います。  その前になんですが、当然、前町長様のしてきたいろんな政策、そして施策等、私が引き継ぎ、よいところはそのまま続けていくというふうに考えておりましたが、しかし4月21日に辞表を出されて、4月30日臨時議会が開かれるまで、役場のほうから秘書を通じてぜひ引き継ぎをしてくださいという再々のお問いかけにもおこたえしていただくことはできず、歴代町長、副町長が交わしておった引き継ぎ書という公式的なものはできておりません。  その中で、やはり私自身、この庁舎できっちり事務方が前町長の政策したこと、施策してきたこと、そういうものをきっちり仕上げて、それを次の町長に伝えるというものの日にちが任期満了というふうに僕は考えておるところでございます。  副町長様にも再々引き継ぎのお願いをしたんでありますが、5月1日に辞表を総務課長宛てに出されて、私の手元には届いておるんですが、まだ封書をあけておらないところでございます。その間、4月20日までは前副町長に関しましては、高野町副町長という職にもかかわらず、次なる職を探して、今、県の観光関係のところに就職したというふうにも聞いておるところでございます。  これを言い出すともう切りがないので、あとは公的な立場という公の人とはどういうものかというものを考えて行政を動かしていく、それが年下の私ではございますが、そう思ってならないというところでございます。  私自身、前町長がしてきた施策、これからしていきたい施策、それを聞く義務が、高野町の町長選挙に勝った私にとってはその義務があります。そして私は前町長に御指導くださいと、先輩町長に頭を下げる義務がございます。これを許否されたということは、非常に高野町の4年間にとって問題が生じることであるかと思います。しかし、前町長が行ってこられた政策については、それぞれ担当課の課長さんからいろいろ聞き出し、施策のほうに入れていくところでございます。  前町長のしてきたこと、それと副町長がしてこられたこと、それらをいろんな方面にこれからもつなげていけるところはつなげていきたいと思っておるところでございます。  また、24時間、365日の救急体制、それはいつからできるかというような議員先生の質問等がございましたが、今、そのための医師確保のために一生懸命動いておるところでございます。非常勤、または常勤の先生が獲得でき次第、24時間の救急を今より一日より多くしていきたいと思っておるところで、いつからというのは今答えることはできないというようなところでございます。  また、6月議会の補正予算として提出されておらない、人件費が提出されておらないという御指摘がありましたが、先ほど事務長が述べたように当初予算で4名の給与手当を計上させております。これは6月補正予算作成時に補正査定をするときに私も確認させていただいたところでありますので、できるだけ4名に支払えるように努力してまいりたいと思っておるところでございます。  以上です。 ○議長(負門俊篤) 11番、﨑山君。 ○11番(﨑山文雄) 今、副町長の辞表届けがまだ開封されていないというようなお話があったと思うんですけれども、副町長に対してはこういう動きをしてほしいというような要請はされたのでしょうか。そういったことは耳にしておりません。時期が来たので辞職したというような御挨拶状はいただいております。  それと、夜間診療についてはやっぱり無理があって、医者確保でき次第、夜間診療のほうに向かいたいということのようであります。入院はいましばらく可能ではないと。  予算的に医師の常勤4名の分については計上しているということでありますけれども、我々が願っていることは夜間診療を始めます、始めました、それにかかる医師のスタッフはこのようにそろえました。予算はこのように計上しましたと、そういった答弁をいただきたいわけでありますけれども、それにはまだ少しほど遠いとおっしゃられるんでしょうか。 ○議長(負門俊篤) 平野町長。 ○町長(平野嘉也) ありがとうございます。  今のところ常勤2名、そして休んでおられる先生1名の給与ということで、あと1名分の先生の予算を当初予算に入れさせていただいております。現在の段階でこの4名の先生方に支給できるための体制にはなっておりません。 ○議長(負門俊篤) 11番、﨑山君。 ○11番(﨑山文雄) 繰り返しますけれども、夜間診療は医師のスタッフができていないので、いましばらくできないということに認識させていただいてよろしいものだと思いますが、もし違いましたら訂正をしていただきたいと思います。  ほかのお尋ねについては全て関係しておりますので、医療スタッフの確保も今のところはできていない。できるように努力するというような内容だと思いますが、もし違いましたら訂正してください。  それで、この依頼していたらしい、依頼している先生二、三名がおられて、この方を連れてきますという今までの発言については、議会ではありませんが、そういったことについては、それはどうだったんですか。誠ではなかったと解釈したらよろしいでしょうか。 ○議長(負門俊篤) 平野町長。 ○町長(平野嘉也) ありがとうございます。  まず、夜間診療ではなくて、夜間の救急の体制ですね。それは医師が確保でき次第始めるというふうに認識してください。しかし、毎日ではございません。院長先生は夜間の救急のために当直することは今の状態では不可能でありますので、今おる医師1名と、そして新たに確保できたならばその医師、その2名ででき得る限りの範囲内で救急体制をしていきたいと思っておるところでございます。  それと、医師を確保しているらしいというような表現で﨑山議員先生おっしゃられておると思いますが、私自身、この職についてやっと医師を探せる立場になったということで、そういうもう2名も確保してるというような言い方は今までしてはございませんので、そのあたり御理解ください。 ○議長(負門俊篤) 11番、﨑山君。 ○11番(﨑山文雄) そうですね、皆さんやっぱり町で言うておるのは、病院の復活までということは無理やなというようなことは言っておりますけれども、今の診療所よりも一歩前進した診療所にしてくれるんだということに期待を持っておるようです。病院を復活するというようなことについてはあまり聞いておりません。  しかし、夜間診療というのは大事でありまして、夜中何時に病気になってでもここへ連れてくれば対応していただいて、そして2床というのが今もあります、2床に一晩泊めていただいて、朝になって対応するというようなことは、現在、今もやっておられることであります。  救急医療ということについては、今町長も言われてましたけれども、これは今までどおりとあまり変わらないんじゃないかとこのように思うわけです。今ここでこのように変わりましたということを我々は回答いただきたいというのが考えであります。  それから、医師の問題ですけれども、町長は医師を連れてくるでと言うてくれてるんで、決まりましたかというようなことを尋ねられるんですが、いや、そこまでは私もまだ聞いておりませんというような答弁をするんです。我々議員としてうかつな答弁はできませんので、そういう尋ねがあります。町長は医師を連れてくるで、もう確保できとんやでということを言っていただいてるというようなことを我々に聞かされますので、その答弁に苦慮するというのが事実であります。  町長と私は同じグループの中で生活したことがあります。その信条は、うそを言わず、ごまかしをせずというのは我々の仲間の信条であります。そういう面からいいましても、やっぱり言ったことについては実行していくと、うそを言わずということにお考えをいただきたいと思います。私も今そう思って、私の信条としても、うそを言わず、ごまかしをせずということに毎日の生活をしているつもりであります。  それと、先ほど言われた副町長については、まだ辞表は開封されていないような状況ですか。そして、このことについて、副町長と、あなたの職務をこれまで実行してくださいというような要請というんですか、協議されたことは事実なんでしょうか。 ○議長(負門俊篤) 平野町長。 ○町長(平野嘉也) 﨑山先生、ありがとうございます。  同じようなグループの中で、私は仏と国とに誠を尽くし、おきてを守りますというような文言がある組織だと思っております。私はうそ偽りは全く言ってもないし、これからも言うつもりもございません。数名の医師には当然お声がけはしております。でもその医師に確約を得ているというわけではございません。  いろんなところで、今病気で休まれておる先生を無理やり働かせるために声をかけとるとかいうようなことで言われてるところもあるんですが、それを聞くとあいた口がふさがらないと。あの先生の状態をわかっておるのは院長先生、そして私、そして中尾事務長初め、一番近い人だと思っております。あの先生を大事に復帰させるためには、まだまだ時間がかかる、そのように考えておりますので、休暇されている先生につきましては、自分の体が完全に戻ってから復帰したらいい、ゆっくりすればいいというふうに私のほうからも言うております。  あと副町長さんからのことなんですが、副町長を職務代理者として4月21日から4月30日まで、この本庁におられたと思います。私、4月21日に前町長が辞表を出された、もう役場に来ないというふうにお聞きしましたので、役場の中、特に私行政をやってないから心配やとか、いろんなことが言われた中で、いろんな課でどういった事業をなされておるのかというのを事前にいろいろ聞いておこうかなというふうに来させていただきました。  当然、そのとき副町長、職務代理者は一応探したこともありますが、ほとんど庁舎におらなかったというのが現状でございます。私その時点で、高野町長選挙に当選はさせていただきましたが、5月1日までは職務代理者が高野町のトップでありますので、私には何も権限がございません。そういう中でなかなか引き継ぎというものも難しいかなとは思います。そして5月1日に私が町長として就任してから、中島前副町長様に引き継ぎをしてくださいというような形をとったんですが、それも許否されて、4月20日まで、本当は高野町の副町長ということで、こちらからの勤務の要請にもかかわらず、それを放棄したということで、いろんな法的手段も考えたんですが、自分の自己都合の退職というようなことではどうにもならないというようなことで、自動的に4月20日に失職したというような形になっております。  当然、私自身、当時の副町長にも話を聞きたかったし、それよりも前木瀬町長にも話を聞きたかったというのはございます。公の人、先ほども言いましたが、この4年間、高野町の3,500人以上の方々が託したお二人でありますので、それをきっちり次の4年につなげるために私は聞く義務はあったと思うんですが、それがなされなかったということは非常に残念で遺憾に思っておるところでございます。 ○議長(負門俊篤) 11番、﨑山君。 ○11番(﨑山文雄) 副町長のとられた態度につきましては、御説明をいただきましたので事情はわかります。そこで、この退職届は受理されたんですか。開封されてないということは受理されてないということですか。 ○議長(負門俊篤) 平野町長。 ○町長(平野嘉也) 総務課長宛てに5月1日に提出された辞職願については、私は受理しませんでした。 ○11番(﨑山文雄) 現在も受理されてないということですか。 ○議長(負門俊篤) 下総務課長。 ○総務課長(下 勝己) 失礼します。現在も受理していないかという質問でございますが、町長なり、副町長がやめる場合、辞職をする20日前までに提出しなければならないという決まりがあります。それで5月1日の時点で、私が預かりまして、町長には渡しましたが、その後、連絡もなし、自己都合で退職させていただきますという内容のため、20日間は保留のような状態でおったんですけども、20日たった時点で、失職ということになります。  以上です。 ○議長(負門俊篤) 11番、﨑山君。 ○11番(﨑山文雄) 20日が経過しましたので失職しました。退職届については開封されないままそのまま保管されているということになるんだろうと思います。法的なことはよくわかりませんので申し訳ないんですけれども、20日間の間に退職金なんかの精算はされた、それが済んでからですか。 ○議長(負門俊篤) 下総務課長。 ○総務課長(下 勝己) 失礼します。  5月1日まで在籍していたということになりますので、20日で退職という手続をとっておりますので、退職金なりの精算は、5月20日時点までということで精算しております。  以上です。 ○議長(負門俊篤) 11番、﨑山君。 ○11番(﨑山文雄) その辺の事情はわかりました。どのようにすれば法的に正しいのか、正しくないのかは私はちょっと理解できませんが、申し訳ございません。既に退職金は支払いをされているようであります。  とにかく先ほども申し上げましたとおり、高野町の最大の問題はやっぱり医療体制を復活することであると、それは住民のため、観光客のためやと、このように第一声で言われております。2月18日の毎日新聞においてでも、診療所の救急受け入れ可能な体制を見直すと、18日の産経新聞においても、365日、受け入れ可能な救急体制や医療の再構築をすると。4月26日の産経においても、全く24時間救急や入院体制の整備を強調、行政のリーダーシップとして住民を守りますと。4月21日の毎日新聞では、高野山病院の総合診療所化により地域医療の危機を指摘し、入院設備を再稼働させ、常勤医師を呼んでくると主張しておられたということが毎日新聞で報道されております。  こういったマスメディアの知らせもありまして、住民、町民はよく知っておられますので、特に総合診療所、現在よりも一歩前進させるというようなことで進めていただきたい。そうしなければ何か期待外れというような形になってくるように思われますので、その点、十分考えていただいて、今後の活動に御期待を申し上げたいと思います。  二つ目に調剤薬局についてでありますが、これについて答弁をお願いします。 ○議長(負門俊篤) 平野町長。 ○町長(平野嘉也) 先生ありがとうございます。  先ほどちょっとお答えのほうが少なかったので、補足で言うとかさせていただきたいと思います。2床のベッドは現状、稼働しておりません、ここ一、二年は。それを稼働させるために24時間救急のために今医師を探してこようと一生懸命動いておるところでございます。19床ありまして、17床、9床、そして2床が救急対応のベッドということであるんですが、平日、月、火、水、木、金の夕方5時15分から、翌朝8時30分まで、高野山総合診療所に行くことはできません。そして、その2床も動いておりません。それをまず復活させるために今動いておるというところでございます。  先ほど議員先生がその2床と救急のほうは動いてるという認識がございましたので、そのあたり訂正をお願いしたいと思います。  それと、先ほどの副町長の話なんですが、これはちょっとわからないですけど、6月の期末手当も出ておるという現状です。これは報告させていただきます。 ○議長(負門俊篤) 﨑山君に申し上げます。質疑は答弁を含め、あと残り時間が11分です。 ○11番(﨑山文雄) 次へ進んでください。調剤薬局のほうへ。 ○議長(負門俊篤) 中尾診療所事務長。 ○診療所事務長(中尾 司) 11番議員御質問の、高野調剤薬局のことについてです。まず私のほうから、調剤薬局ができ院外薬局に移行した経緯と、今の診療所での対応について御説明をさせていただきます。  まず、調剤薬局に変わりましたのは平成25年1月からです。理由としましては、まず院内に薬局を置いておるときの人件費があります。当時は薬剤師2名がおりまして、その分の人件費もかかっていたというところです。  次に、薬のストックにかかる経費というのが結構高くなっていたというところもあります。院内で処方するとしますと、めったに出ない薬ですとか、あと同じ病気でもいろいろな複数の薬を置いたりですとか、最近ですとジェネリックという薬もありますけども、そういういろんな種類の薬の在庫が必要ということで、結構そのコストがかかるというところがございます。そういうところもありまして、院外薬局という選択をして、院外薬局に調剤をお願いするという仕組みになりました。  患者さんから見ますと、診療所で受診して、精算して、その後処方せんを持ってまた院外薬局へ行くという手間がかかるわけですが、高野山の場合ですと、3軒、全部で4軒ですけども薬局がありまして、患者さんが分散するということで、結果として、患者さんの待ち時間、トータルで見ますと待ち時間が少なくなるというメリットはございます。  あとかかりつけのそれぞれの薬局で薬の情報を一元管理できますので、複数の病院へかかられている方も薬の管理ですとかがしやすいというメリットがございます。診療所としましては、先ほど言ったコストが抑えられるというところと、あと新しく出た新薬、これについても診療所でのストックという必要がないので、先生方が新薬を使いやすくなるとか、あと効果とか副作用の違うほかの薬への変更というのも柔軟に対応できるメリットがございます。  それと、たまに誤解を招く部分があって、うちの診療所のほうで高野調剤薬局のほうを勧めているんじゃないかという御質問もたまにいただくんですが、診療所としまして特定の調剤薬局を指定するということはございません。  ただ、町外からお越しいただいた患者さんですとか、初めて受診されるお客さんの中には、一番近い薬局へ行きたいという御希望もあります。その場合は高野調剤薬局がすぐ隣にありますという御案内はさせていただきますが、うちのほうからそこの薬局を勧めるということはございませんので、その点、御理解をいただきたいと思います。  それと、昔は病院のほうでも薬価の仕入れ値と薬価点数との差額というのが結構ありまして、薬でもうけるということもありました。ただ、国のほうもそういうことをなくそうということで、薬価ですとか、医療点数の改正が何回も行われまして、薬の差額でもうかるという仕組みがなくっています。全国的に医薬分業ということで、院外の調剤薬局で薬を出すという仕組みを取り入れるところが増えております。  また、診療所としましては、どちらの事業者になるかは別にしまして、歩いていけるすぐ近くに院外薬局がないと、歩いて来られる患者さんもいらっしゃいますし、ふれあいタクシーですとか、バスとかでお越しいただく患者さんもいらっしゃるので、すぐ近くに調剤薬局が必要というところは必要になってまいります。
     現在のところは、院外処方を切りかえるですとか、院内処方に戻すというような予定はございません。 ○議長(負門俊篤) 11番、﨑山君。 ○11番(﨑山文雄) 時間がないので申し訳ありませんが、事情を説明していただいてサービスの問題で近くにというようなこともあるんですけれども、先ほどからも院外処方、院外処方という言葉が出ております。院外処方というのは病院の外の薬局で薬をもらうことを院外処方と心得ておるんですけれども、もし間違っておりましたら訂正してください。  先ほども申し上げましたとおり、薬局は医療機関と多少のギブアンドテイクの関係があるというようなこともあります。そういうこともあって、この院外をもとに戻すというようなことを提案したいと思うんですけれども、それはできる、できないということでお答えいただきたいと思います。時間がありませんので、それだけ。 ○議長(負門俊篤) 中尾診療所事務長。 ○診療所事務長(中尾 司) 院内での処方というか、調剤に戻すということだと思うんですが、それにつきましては先ほど言いましたコストの面からもとに戻す予定は今のところございません。 ○11番(﨑山文雄) 考えもありませんか。 ○診療所事務長(中尾 司) 今のところございません。 ○議長(負門俊篤) 11番、﨑山君。 ○11番(﨑山文雄) ちょっとあせってきました。  現在のところを撤収していただいて、役場の行政の活動拠点として使うようにしてはどうですかということを提案したんですけれども、今はその考えはありませんと。ありませんということはそういうことをしませんという答えにつながるんだろうと思います。だったら、あそこの調剤薬局は誰がやってるんですか、名前だけ言うてみてください。 ○議長(負門俊篤) 中尾診療所事務長。 ○診療所事務長(中尾 司) 私どものほうで経営者ですとか、管理薬剤師の方がどなたかというところの把握はできておりません。 ○11番(﨑山文雄) それはおかしいん違う。はっきり言うたらどうや。 ○診療所事務長(中尾 司) うちは処方せんを発行して、高野山内に限らず。 ○11番(﨑山文雄) わかりました。 ○議長(負門俊篤) 残りあと3分です。  11番、﨑山君。 ○11番(﨑山文雄) もうそれははっきりしてるんですよ。あれは平野薬局が経営してやっておられるんやから、調剤薬局、調剤薬局って、この間も4月27日に僕診療に行ったんです。﨑山文雄というのは議員であるかどうか、知っとってか知らんか知りませんけれども、「院外処方で結構ですか」と言うんで、「院外処方で結構ですか」と言われるんで、私は「結構です」、院内でもまだやっておられるんかなと思いながら、「院外処方で結構です」と言うたら、あそこへ院外処方で行く先はあそこなんです。そういうことがありますので、はっきり平野調剤薬局という看板は上げられないのでしょうか。上げられるように指導はできないんですか。 ○議長(負門俊篤) 平野町長。 ○町長(平野嘉也) 議員先生の御指摘ではありますが、あそこは平野薬局とは全く関係ございません。平野薬局の開設者は平野一夫でございます。そして、高野総合調剤薬局に関しては、代表取締役は平野純子となっております。  以上です。 ○議長(負門俊篤) 11番、﨑山君。 ○11番(﨑山文雄) あそこに平野調剤薬局って看板を上げてくれたら非常にわかりやすいんじゃないかとこのように思われます。そういったトラブルもありますので、気をつけていただきたいと思います。  時間の都合で、駐車場の問題はだめになるわけですね。残念ですけれども、この駐車場、今後、毎年どのぐらいの費用が要って、どのぐらいの収入が得られるかということを試算できてましたら言うてください。 ○議長(負門俊篤) 平野町長。 ○町長(平野嘉也) 時間がないので申し訳ないんですが、きっちり言うとかないとだめです。  あそこは公正に公募された場所でございます。利権とかよく言われますが、全くそれはございません。町としましては、今後総合的に判断して、今後あの施設の運営を考えていきたいと思います。  以上です。 ○議長(負門俊篤) 持ち時間は終了いたしました。  4番、中前君。 ○4番(中前好史) 失礼いたします。  私からの質問でございますが、町長の施政方針の中身についてでございます。  一つ目は、(仮称)高野町政策研究所シンクタンク設置についてでございます。二つ目は、産業安定の確認についてでございます。三つ目は公民館と社会教育を充実させることについてでございます。  このことについてでございますけれども、一つ目のことですけれども、企画財政課公室係の機能強化にということで、仮称とのことですが、高野町政策研究所シンクタンク設置を考え、進めていくということでございます。設置日程や計画があればお聞かせください。また、この係は高野町内の職員さんで組織されるものでしょうか。または、外部の町職員以外の人を入れるのでしょうか。また、何名の組織で編成されるのでしょうか。このことを知りたいのでございます。  5つの安といたしまして、町長は安心であり、安全であり、安定であり、安寧であり、安らぎとのキーワードで進めていることとは思いますけれども、このキーワードに向けて(仮称)高野町政策研究所を役目として扱うのでございましょうか。  また、秘書の方も、今も優秀な秘書がいるとは思いますけども、施策をしていく上でまた特別な秘書をとのことですが、それも日程のほうはお決まりなのでしょうか。そのことをちょっと知りたく思います。  それと、産業安定の確立についてということでございますけれども、農業に関しましては花坂、また筒香、富貴全般にわたりまして、農業、また林業のことに関してそれを生かすということで、産業の発展とかを考えているようでございます。  また、高野山内におきましては、やはり観光ということに力を入れていきたいということもお聞かせいただいております。この観光についてでございますけれども、もう間近に迫ってきております高野山開創1200年法会のことについて、間近なのでちょっとお尋ねいたします。  来年になりましたら、物すごくお客さんに来ていただけるようなことを望みまして、本年、高野町民に対してもそういうことを知らせていくということで、先ほどの町長のお言葉の中で、もし可能であれば電柱に掲示をできればということであったり、また山内に回覧をしていったりするかと思います。その中で多方面から来られるお客様が電車であったり、また車で来るかと思います。車で来るときに、道路の混雑を避けるような対策を今、考えておられるでしょうか。  また、山上に来られたときに道路の混雑を避けるために駐車場を生かしていくという上で、総本山金剛峯寺さんとの話し合いであるとか、また町が持っている駐車場を利用していく、またどのような利用の仕方を考えているかということもちょっと知りたく思います。  もし可能であれば、この山上に登ってくるまでに、かつらぎ町、また九度山町、高野山への入り口の町村、町民に対してもそれを御協力願うような、また掲示をしていただけるような、また県とも話し合って電光掲示板を利用して高野山の山上の状況を知らせるであるとか、また駐車場がここにありますよというそういうことも、まず上がってくる前に知らせておけば混雑も免れるんではないかと思うんですが、その辺もお考えがあるかと思いますけども、その辺もお聞かせください。  三つ目の公民館と社会教育の充実についてでございますけれども、公民館の利用に関しましては、昨年から図書のほうには1人置かれまして、また子供さんにもそういう本を通じて教育、また一般の方にも本について教育、そのことも進めているわけです。  また、社会教育の充実についてということでございますけれども、社会教育はどのようなことで進めていくのでしょうか。また事業をしていく上で予算とかも計上していくのでございましょうか。その辺も少し聞きたく思います。  宗教と環境、また道徳を生かした町にということで、全国各地から勉強に上がってこられる方を募りたいというお考えもあるということを聞かせてもらっておりますので、その辺も近々、本年どこに来てもらって、どういうふうな方策を練っているとか、そんなこともあれば教えていただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。  一つだけ、安心ということで一つ気がかりなことがあったんですけれども、先日、町長の言葉の中で、小規模で多機能な施設に診療所をしていきたいという上で、町全体の決断が必要だと思いますという言葉があったように思います。これはどういうところから、どのような決断が必要であるかということをお考えでありましょうか。  それと、お言葉の中で、医師への配慮がなかったのではないかという言葉もお聞かせいただきました。地域医療を志す医師の先生を大切にしていないのではないかというような、そういうようなことも少し聞かれたようにも思ったわけです。この悲しい現実をコントロールするには行政しかない。本当に必要な人材を確保していくためにいろんなことを考えていくということでございますので、その辺も少しお聞かせください。よろしくお願いいたします。  あとは自席でよろしくお願いします。 ○議長(負門俊篤) 平野町長。 ○町長(平野嘉也) 中前先生、ありがとうございます。  高野町政策研究所の設置と、あと産業のこと、1200年を前にどういったことを今後考えているのか。それと公民館のことでお尋ねいただきありがとうございます。  まず、高野町政策研究所なんですが、これは案でございまして、意図的には、この研究所は自治体、高野町です、高野町の政策形成力を高めて、調査研究によって問題解決を図りながら、有効な政策、提言を行うことを目的にしたいと思っております。当面は政策的な秘書から組織を出していきたく思っております。また、町の執行部等が固まり次第、新たに組織を変えていくように今のところ考えておるところでございます。  また、政策的な秘書ということで、政策秘書の資格を持っておる職員は今のところ、私の確認しているところではおりませんので、今の秘書さんと、そしてあと1人、2人、1.5人ぐらいというたらよろしいですかね、財政にも詳しい、そして政策にも走っていけるような職員を近くに置いて、政策研究所なるものを立ち上げていきたいと思っておるところでございます。  その政策研究所なんですが、副所長、所長形式というような形をとれば、副所長はその政策担当秘書になって、条例等に詳しい職員等も入ってくるかと思います。また、同列に高野町のいろんな団体があります。政治団体ではありますが、高野の明日を考える会とか、あと次世代活性化委員会とか、いろんな団体がございますので、そういった方々。また、高野町に対して行政に関心ある方々をこちらのほうで選ばせていただいて、組織をつくっていきたいと思っております。  その民間の方々が入っていただく名前として、これも仮称ですが、まちづくり戦略会議なるものをつくっていきたい。それと同列で政策形成アドバイザーということで、学識経験者、非常に政策をしていく上で高野町に対してアドバイスしていただける方を今、探しておるところでございます。その下に、主任研究員がいまして、それが政策秘書も兼ねております。研究員がありまして、政策担当の職員、あと広報担当、あとはプロジェクトメンバー、またワーキングメンバーなど、それぞれの部門別で考えていって、これは主に高野町の町職員を選んでいきたいと思っておるところでございます。  自分たち、役場内でいろいろ物事を考え、政策で施策していくために、役場の職員みんなで考えて、それをまちづくり戦略会議、または政策形成アドバイザーの方々の意見をよく聞いて、政策に反映して、最終的には議会先生方のところに上程するというようなシステムをつくってみたいと思っております。  なかなかスピード感をこういうものは出さないといけないとあるんですが、動き出した中でどういうふうな運営がよろしいのかというのを、いろんなこういう自治体が抱える政策的なシンクタンクを勉強しまして考えていきたいと思っておるところでございます。  あと、産業安定の確立についてということで、先生が質問していただきました。本日の午前のほうにも産業安定ということで言わせていただいたとおりでございます。また、1200年のイブイヤーの年でありますので、これも重複になるかもしれませんが、やはり住民に対する啓発活動というのを強力にしていきたいと思っておるところでございます。  先ほど中前議員先生がおっしゃられていた、高野町の駐車場のこととか、交通形態とか、そういうところに関しましては、1200年開創法会の連絡協議会なるものでいろいろ話をして、御指摘、御助言ありましたとおり、かつらぎとか九度山方面での高野山での交通というものの掲示などをいろいろ考えていきたいと思っておるところでございます。  何しろ4月2日の前の週ぐらいにバイパスが完成して開通になりますので、どういった流れがこの高野山上でなされるのかわかりません。バスに関しましては480号バイパスの入り口付近にとめて、そこから歩いてくるというような流れに今のところなっていくとは思うんですが、この件につきましても連絡協議会の中でスムーズに駐車場に登ってきていただける、車が動けるようなサインの表示なり、そういうものを考えていきたいと思っておるところでございます。  公民館のことで、社会教育を充実させることということで、やはり社会教育というのは非常に重要であると思います。朝一番に角濱教育長がおっしゃられた町民憲章がございます。緑深き山々に包まれた高野町は歴史の重みと文化の香りが宿る町です。私たちは先人の努力を受け継ぎ、心のふるさと高野町をこよなく愛し、希望に満ちた世界にひらけいく高野文化の町をつくるためこの憲章を定め、その実現に努めますということで、5項目書かれておるところでございます。  公民館活動として、社会教育をこの上、長きに渡りやられてこられた中前先生に言うのも非常に失礼なことになるんですが、方針としましては、やはり高野町民の生涯にわたる主体的な学習を保障し、支援して、町民憲章を具現化することで地域社会の発展、当文化の向上を図る、そして社会教育を柱にリーダーの育成を図る。また、互いに人権を尊重する、心の触れ合い運動を町ぐるみで推進する。各社会教育団体との連携を密にし、町民が参加し活動しやすいシステムの構築を図るということで、方針としてはこうありますが、生涯学習、公民館活動、地域家庭教育の向上、生涯スポーツ、人権教育、青少年教育の推進、環境教育の充実、家庭教育の推進、文化財の保護、芸術の振興、社会教育施設の設備充実、社会教育施設の防災体制の充実、2015年紀の国和歌山国体に向けての啓発ということで、当面の取り組みが高野町社会教育方針でございます。これを実現するために、夏過ぎには臨時で公民館長をきっちりと置いて、社会教育の充実というものを今後していきたいと思っておるところでございます。  以上です。 ○議長(負門俊篤) 4番、中前君。 ○4番(中前好史) 御答弁ありがとうございました。  一つまたお尋ねしたいんですけれども、産業のほうには力を注いでいただけるということを聞かせていただいております。その中で、私の言うことはそれは商工会、また住民、民間のものは率先していくべきであろうという答えになるかもしれませんけれども、少し町長の御意見も聞かせていただきたいと思います。  表通りの商店さんは、観光客は歩くということで潤うわけですけども、少し裏側に回ったところは、ややもすれば置き去りになるような箇所もございます。そこに足を向けてもらうということで、町の方々と、また住民、商店のものたちが話し合う場をつくって、そちらのほうへ足を向けていただくようなそういう表示をしてもらったりとか、何かそういう対策とかいう案をお互いに出し合って考えていただくような、そんなことも進めていただけたらと思うわけです。  その中で、先ほどからお聞きしております優秀な秘書を置かれたときにそういうことも一つの案として考える中で聞かせてもらえたらと思うわけですけども、いかがでしょうか。 ○議長(負門俊篤) 平野町長。 ○町長(平野嘉也) 中前先生、ありがとうございます。  若干優秀な秘書というところでプレッシャーを感じておるところでございますが、優秀な秘書になっていただくよう、私が一生懸命頑張っていきたいと思っておるところでございます。  また、先ほど言われました商工会等、民間等でまた話し合う機会というのも当然持っていきたいと思いますし、やはり町中で表通りと、裏通りという表現がいいのかどうかはわかりませんが、どこの町に行かれても、本通りじゃない次の通りが意外と楽しいというふうに思います。そういったところから、高野町全体では無理かもわかりませんが、山内の上での高野の本通り以外の通りの活性化に対して、役場だけではなくて、いろんな方々との話し合い、そういうものを持っていきたい。その中には商工会さんの話も聞き、商工会青年部さんの話も聞き、青年団さんの話も聞き、本山様の話も聞きということで、いろんな団体様のお話も聞いた中で、この町の形成というものを一緒に考えていきたいと思います。その中で、中前先生にも当然、いろんな案を頂戴したいと思いますので、またよろしくお願いしたいと思います。 ○議長(負門俊篤) 4番、中前君。 ○4番(中前好史) 町長、答弁ありがとうございます。  まだまだ町長にはお話ししたいことがあるわけですけれども、あともまた掛議員が控えておりますので、この本会議ではなくてもまた話を持っていきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。  以上です。終わります。 ○議長(負門俊篤) 5番、掛君。 ○5番(掛 正和) 長時間にわたり、町長におかれましても初めての一般質問の答弁に当たり、最後まで誠実なお答えをいただきまして、本当にありがとうございました。  私、本当に今日はラストバッターで、皆様も疲れておると思いますが、私もちょっと健康上の加減で疲れておりますが、再度、先輩議員の2番議員さんやら、8番議員さん、11番議員さんが質問されて答えられておりますけれども、また少し同じことを聞かせていただいてもまたちょっとした違いがあろうかと思いますので、前の方のを私も控えさせてはいただいておりますが、本当にそう変わらん、同じようなあれになってしまうかと思いまして、皆さんにはまた再度同じことを聞いていただくようなことになりますが、よろしくお願いします。端的に終わりたいと思いますので、よろしくお願いいたします。  総合診療所についてということで、本当に何か今先輩議員さんの後をまねするような形になってしまいましたが、宣告した通告で質問させてもらうということで、急に変えることもできませんし、下手なあれで違う質問にもよう持って行きませんので、同じことになってもまた町長、よろしく再度お願いしておきます。  そういう中で本当に同じことになってしまって申し訳ないんですけども、高野町総合診療所についてということで、「総合診療所を24時間、365日の救急、入院ができる体制を復活するため、医療スタッフを確保します」と町長は選挙公約5項目の中でも本当にトップにこのことを自信を持っておっしゃられました。誰もが安心できる医療の復活に向け、小規模多機能診療所を目指しますと。町民にとっては大変ありがたい安心のできる言葉であります。  やはり皆さん、町民はやっぱり体のこと、特に高齢者が多くなりましたので、そしてまた若い人もお医者さんに連れて行ってくれるという人も減ってきましたので、そのことに関してはすごく関心があるように思います。既に医師の確保のめどがついているのですか。また、以前のような救急、入院体制がとれるのは具体的にいつごろになるのでしょうかと、何回もという形になりますが、最後また復唱みたいな形になりますけども、町長さん、端的におっしゃっていただければ皆さんも聞かれていますので、お願いしたいと思います。  私からはこの1点だけを答弁いただけたら結構です。  あとは自席で。 ○議長(負門俊篤) 中尾診療所事務長。 ○診療所事務長(中尾 司) 失礼します。  5番議員の御質問です。残念ながら、先ほどから町長が答弁いたしましたとおり、医師の確保というところにつきましては実現には至っておりません。ただ、前年から引き続き、今回またさらにいろんなところにお願いに行って、医師の確保については努力をしておるところです。ただ、繰り返しになりますが、全国的な医師不足という中で、なかなか実現には至っていないというところです。  この機会に、ちょっと先生の不足の原因というところをいろいろ聞いてきました。まず、先生の総数が減っているという中で、開業される先生ですとか、民間の病院にお勤めされる先生が大変増えているというところです。そして、私どものような公共の病院につきましては、勤務条件が民間よりも厳しいというところもあります。それと先生の責任についても、民間の病院よりも重いということもありまして、それに比べて給料等の条件がよくないということもありまして、全国的に公立病院の先生が減っているという状況です。  御存じのように、県下でも有田市民病院さんを始め、橋本市民病院さんでも内科の先生の数が非常に足りないという状況です。そのような状況の中で、今回8月、市民病院から内科の先生が3人応援に来ていただけるということで、うちとしては大変ありがたく思っております。  当直と日直等の応援の先生につきましても、今医師会の先生ですとか、市民病院の先生にお越しいただいているわけです。中にはお金を出せば来てくれるんじゃないかという御意見もたまに頂戴するんですが、お金を出せば来ていただける先生も確かにいてるようです。ただ、そういう先生につきましては、大阪ですとか、東京ですとか、京都ですとか、勤務条件のいいところでなおかつお給料等のコストがたくさんいただけるというところに流れるという傾向にあるようです。私どものような公立の僻地の診療所にはなかなかお越しいただけないという状況です。その中で、今お越しいただいている先生は、当診療所の状況を見ていただいて、何とか応援しようということで、お金じゃなく応援に来ていただいているという状況です。  以上です。どうもありがとうございます。 ○議長(負門俊篤) 平野町長。 ○町長(平野嘉也) 掛先生、ありがとうございます。  やはり総合診療所、医療についての御質問が多いということは、私の公約等に書いたというところもありますが、やはり高野町、特に高野山の中で医療に対する関心が非常に深いということで、御質問されておられます議員先生が多いというふうに理解しておるところでございます。その中で、総合診療所が24時間、365日の救急体制、そして経過観察の2床を復活させる、それをまず目標に今掲げておるところでございます。  現状、先ほども申しましたが、月曜日から金曜日と日曜日の晩は、夜間に関しては救急車は高野山総合診療所には行くことができません。できないということは、2床のベッドも動きません。当直の事務の方がおるだけなので、あとは消防本部の職員、救急救命士を初めとする消防職員の判断で適切な病院のほうに搬送されておるというような状況でございます。それを1日でも多く救急を増やすことが、今、一番大切なことであると思います。  予算等で4人の先生を計上しているところではございますが、1名増えたからといいましてすぐに24時間救急が毎日できるというふうにもやはりできないと思っておるところです。やはり今後は常勤の先生と非常勤の先生、それを組み合わせた形で救急体制の確立というのをしていきたいと思っておるところでございます。  まだ、24時間体制にするために、先ほどからも言うておりますが、5月1日から積極的に動いておるところでございます。その中で、一番感じることは、やはり人と人とのつながりを最も大切にしようというふうに心に決めて動いておるところでございます。人と人といいますと、当然、ドクターと私との関係、ドクターと高野町との関係、私、高野町と大学との関係、あと国会議員先生方との関係、そういう人と人とのつながりというものをまずつくって、信頼関係が一番大切であると思いますので、今まで以上に密につき合いをしていきたいと思っておるところでございます。  また、企画財政課の中に政策等の担当の職員を置いて、町として個別に当たっていくことも準備しておるところでございます。その個別というのは、全国にたくさんお医者さんがおる中で、その先生の家族構成、またどういった診療科ができるのか、そういったものをこちらのほうで調べた上で個別に当たっていくというふうに考えておるところでございます。まずは信頼関係の構築に今努めておるところでございます。  また、先ほど申しましたように、病気で休まれておられます先生につきましてはたまに連絡をとっていたりいたしますが、症状が安定し、業務に復帰するためには、まだいましばらく時間がかかると思いますので、あの先生は高野山を深く愛し、そして高野町民のためにあれだけ動いていただいておった方なので、じっくり待ちたいと思っておるところでございます。  それと、先ほど掛先生の質問の前に、中前先生のときに答弁し忘れとったこともありますので加えて言うておきますが、小規模多機能な医療施設にするためには、町全体の決断が求められていると思いますというところの決断というのは、大きい意味でいわば財政のことであると思います。高野町の財政がどれぐらいで、そして診療所の機能強化を図るためにどれだけお金がかかってくるというのは試算できると思います。その中では町全体、議会先生初め、町民の皆さんの決断も出てくる可能性もあるというための文言でございました。
     当然、赤字だから云々ということでしてはいけないと思います。企業努力という、診療所の努力というのも今後必要だと思っております。健診の中で、今後はまだ方向性はできておりませんが、先日、小出町長という、和歌山のちょっとごめんなさい、町名があれなんですが、ふだんの健診の中にヘリコバクターピロリの検査も入れていくというようなことで、周りの市町村も今度考えていこうというふうに言うておりました。  当高野山総合診療所におきましても、今後の可能性としまして、そのヘリコバクターピロリの検査も入れて、それはバリウムの検査とセットということで、胃カメラに行くまでにそういう検査も今後考えていきたいと思っておるところでございます。補助につきましては、40、45、50代の節目の年にされる健診でありますので、財政が許せる限り、町の負担も持ち出していきたいと思っておるところでございます。  また、地域医療を志す医師を、その地域がつぶしてしまうという悲しい現実をコントロールできるのは行政でしかないというようなことを私はずっと言わせていただいております。それは病院に20年勤めておる中で、一緒に働いておった先生方の勤務時間を考えますと、病気になるしかないというふうに思います。院長先生、副院長先生、人はどういう病気になるのかわかりませんが、あれだけの超過時間、100時間以上の超過勤務をして、寝ずに次の日の外来もやったりすることによって、やはりストレスがたまってくると思います。それはやはり行政がきっちりとその先生方の体をコントロールしていかなければならない。体をコントロールというか、勤務体系をコントロールするのは行政の役割だと僕はそう思っておるところで、そういうふうな表現をさせていただいておるところでございます。  掛先生の総合診療所についてという内容で、まずは24時間救急の復活、365日の救急の復活、2床の復活ということで進めていきたい。そして、質問の中での医師の確保は、本当にできているのですかというような質問がありますが、このできているのですかという質問に対してはできておりませんと答えるしか今はございません。そのほか、コメディカルに関しては、2人、3人、こういう体制になったら仕事をさせていただきたいという住民の皆様がおるということを報告させていただきます。  以上です。 ○議長(負門俊篤) 5番、掛君。 ○5番(掛 正和) 御答弁ありがとうございました。  この診療所のことですけども、前町長も医師確保のために各機関、協会、大学病院、国会議員等へお願いに出向かれたのは見ております。やはり地域の医師不足というのは全国各地で問題とされている状況で、医師の確保は実現できませんでした。その後、現院長先生、副院長、応援医師の方、事務長さんを含めてスタッフ一同には大変な労力をおかけしていると拝察している次第でございます。近隣をとってみてでも、先ほど事務長からもお話がありましたけども、橋本市民病院も、科のあれはわかりませんけど、この前の報道では13人ぐらい不足しているというふうな、えっと私も見てびっくりしたような状態ですが、そういう状態だそうです。  こういう中で、前向きに努力してくれているということですけども、前に8番議員さんがこういう方法はどうですかという中で、今回、平野町長も取り入れてくれてますけれども、医師の確保に関してですけども、すぐ具体的に確保ができないとなれば、その対策として対策チームというのを結成して、対応していくことが大事じゃないですかと、私はそういうふうに思います。町長さん、事務長さんが全部責任を持ってというのは、なかなか一生懸命やってくれてでもそういう無理ができてくると思いますので、そういうお医者さん、そういうところにかかわりのある人、心やすい人なんかを、議員さんも含めてですけども入っていただいて、早急にそういうチームを結成されたらと私は思います。  来年は紀の国国体、1200年法会が控えて、特に町民の皆さんもそういうことを心配しておられると思います。いろいろな方法も、町長さんも言ってくれましたけども、こういう中で何か地域医療への見直しという形で、何か特例法とか、当てはまるようなこともないか、そういうのも研究してみる。  そして、また長期スパンでは先ほどから町長もおっしゃっていましたけども、医師の確保をしていくために国会議員さんやら、知事さん、県会議員さんにお願いして、自治医大のそういう派遣医のお医者さんの枠とか、地域医療振興協会への働きかけ、いま以上です。和医大のそういう学生さんの枠を増やしていただいて、地域へ残って、奨学金等によってのそういう、自治医大でもそういうことをやっておられるそうですけれども、その枠を増やしていただいて、その地域、各都道府県ですけども残っていただけるような、そういう働きかけを並行してやっていったらと私は思います。  いろいろと町長さんからお答えいただいてますので、もう私の最後にくくります。  町長におかれましては一生懸命取り組んでいるこの姿を町民の皆さんにお見せいただいて、そして約束されたまず一つのテーマ、これに全身全霊打ち込んでいただきたいと。これはまた全て町民の願いですからということで、私の質問を終わらせていただきます。  最後に、町長さんから何かまた私の言ったことで、試みの件とか御意見ございましたらお答えいただいて、なければ私の質問は終わります。 ○議長(負門俊篤) 平野町長。 ○町長(平野嘉也) 掛先生、ありがとうございます。  御指摘の診療所の中でのお医者さんを探す対策チームをつくってはどうかというような内容の中で、この6月議会が終了した時点で、内示等で企画財政課の政策担当秘書がそういうことをしていくというふうな流れにしていきたいと思っておるところでございます。  また、今後なんですが、やはりプライマリーケアの資格をとりました院長先生に、今度お医者さん、地域医療を勉強しに来たいという環境をつくっていくのが必要ではないかと思っておるところでございます。今現時点、院長先生は朝の8時30分過ぎから夕方の4時過ぎぐらいまで予約の患者さんで詰まって詰まって、そのうち救急車が日中来られますとそれにも対応しておるというようなことで、なかなか後輩の先生方の育成にはまだまだ力が及んでいないというのが現状であるかと思っております。やはり自治医大の1期生、地域医療を従事している先生ということで、やはり院長先生、廣内幸雄という先生はやはり日本中でも有名でございます。そのあたり、若い先生方が地域医療とはこういうものなんだというものを高野町立総合診療所院長廣内幸雄先生にいろいろ指導していただくような体制に、今後していく必要はあると思っておるところでございます。  また、議員先生指摘の奨学金とか、そういうもので医師確保に努めていきなさいという中で、いろいろな大学の中で地域医療枠というものがございます。それの卒業してくる先生方は、あと2年、例えば卒業してくることになります。そうすることによって、近畿大学医学部等にも地域医療枠等があります。和歌山県立医科大学にも地域医療枠等がございます。1医大だけではなく、全て和歌山医大の医局等に関係することとは思いますが、そういった先生方が、今後高野町に高野町立総合診療所に来ていただけるように、県知事初め、保健福祉部等の関係機関に強力に働きかけていきたいと思います。  失礼します。 ○議長(負門俊篤) これで一般質問を終わります。  日程第3、議員派遣の件についてを議題とします。  議員派遣の件については、会議規則第120条の規定により、お手元に配付しましたとおり議員派遣を行います。  これに御異議ありませんか。 〇議員(「異議なし」) ○議長(負門俊篤) 異議なしと認めます。したがって、議員派遣の件については、配付のとおり決定いたしました。  日程第4、委員会の閉会中の継続調査の件を議題とします。  各委員長から、目下、委員会において調査等の事件について、会議規則第75条の規定により、お手元に配付しました申出書のとおり閉会中の継続調査の申し出があります。  お諮りします。各委員長から申し出のとおり、閉会中の継続調査とすることに異議ありませんか。 〇議員(「異議なし」) ○議長(負門俊篤) 異議なしと認めます。したがって、各委員会とも委員長からの申し出のとおり、閉会中の継続調査等に付することに決定いたしました。  以上をもって、本定例会に付議された案件の審議は全て修了いたしました。  会議規則第7条の規定により、本日をもって閉会したいと思います。  これに御異議ありませんか。 〇議員(「異議なし」) ○議長(負門俊篤) 異議なしと認めます。したがって、本定例会は本日をもって閉会することに決定いたしました。  閉会に当たり、町長の挨拶をお願いします。  平野町長。 ○町長(平野嘉也) 閉会に当たり、一言御挨拶をさせていただきます。  10日から始まりました6月定例会。たくさんの傍聴の方も来ていただいた中で進めさせていただきました。8人の議員先生からの一般質問を初め、補正予算等も通り、平成26年度もこれからスタートしていくこととなります。  本年は7月7日で世界遺産登録10周年、また来年の4月2日から5月21日までは開創1200年記念大法会がございます。またその夏明けには紀の国和歌山国体、高野山では公開競技でゲートボール、デモンストレーション、スポーツで3B体操が開催されていきますので、この中で行政ができることはしっかり進めていきたいと思っておるところでございます。それを進めるに当たりまして、これからも議員先生方のお力、知恵をおかりしたいと思っております。  宗教と環境と道徳の町、そして5つの安の実現に向けて、一生懸命頑張る次第でございます。また、7月過ぎから山内17カ所で座談会等を開催させていただきます。最低年に1回はそういうような座談会をして、町の一方的な方策の説明ではなくて、住民の御意見、おしかり等いろいろ聞いた上で行政を進めていきたいと思います。  最後に、結びになりますが、本日、傍聴に来ていただきました町民の皆様方、また議会議員先生の皆様方の御健勝を御祈念申し上げまして、閉会に当たりの御挨拶とさせていただきます。  本日は御苦労さまでございました。ありがとうございました。 ○議長(負門俊篤) これで平成26年第2回高野町議会定例会を閉会いたします。  お疲れさまでした。            午後 4時38分 閉会   この会議録は、議会事務局で作成したものであるが、その内容の正当なるを証するために署名する   平成26年 6月17日   高野町議会   議長   負 門 俊 篤   議員   中 迫 義 弘   議員   中 前 好 史...