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平成24年第3回定例会(第3号 9月20日)

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  1. 高野町議会 2012-09-20
    平成24年第3回定例会(第3号 9月20日)


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    平成24年第3回定例会(第3号 9月20日)                   平成24年            第3回高野町議会定例会会議録(第3号)        第11日(平成24年9月20日 木曜日)          午前 9時31分 開会     第 1 認定第 3号 平成23年度高野町一般会計歳入歳出決算認定     第 2 認定第 4号 平成23年度高野町国民健康保険特別会計歳入歳出決算                認定     第 3 認定第 5号 平成23年度高野町国民健康保険富貴診療所特別会計歳                入歳出決算認定     第 4 認定第 6号 平成23年度高野町簡易水道特別会計歳入歳出決算認定     第 5 認定第 7号 平成23年度高野町富貴財産区特別会計歳入歳出決算認                定     第 6 認定第 8号 平成23年度高野町下水道特別会計歳入歳出決算認定     第 7 認定第 9号 平成23年度高野町農業集落排水事業特別会計歳入歳出                決算認定     第 8 認定第10号 平成23年度高野町介護保険特別会計歳入歳出決算認定     第 9 認定第11号 平成23年度高野町生活排水処理事業特別会計歳入歳出                決算認定
        第10 認定第12号 平成23年度高野町後期高齢者医療特別会計歳入歳出決                算認定     第11 発議第 2号 地球温暖化対策に関する「地方財源を確保・充実する仕                組み」の構築を求める意見書(案)提出について     第12 発議第 3号 「ゆきとどいた教育」の前進を求める意見書(案)提出                について     第13 発議第 4号 「教育費無償化」の前進を求める意見書(案)提出につ                いて     第14        一般質問     第15        議員派遣の件について     第16        委員会の閉会中の継続調査(審査) 2 出席議員(10名)    1番 﨑 山 文 雄         2番 目 黒 寿 典    3番 中 前 好 史         5番 大 谷 保 幸    6番 大 西 正 人         7番 松 谷 順 功    8番 所   順 子         9番 負 門 俊 篤   10番 平 野 一 夫        11番 西 辻 頼 数 3 欠席議員(1名)    4番 掛   正 和 4 事務局職員出席者   事務局長  奥 坊 恒 雄   書記    森   みどり 5 説明のため出席した者の職氏名   町長        木 瀬 武 治   副町長       中 島 紀 生   教育長       上中居 悦 弘   会計管理者     中 尾   司   総務課長      尾   和 哲   企画財政課長    辻 本 幸 弘   健康推進課長    阪 田 圭 二   建設課長      山 本 剛 久   富貴支所長     中 山 秋 夫   消防長       中 西   清   教育次長      下   勝 己   診療所事務長    上 江 良 幸   生活環境課長    井 上 哲 也   まち未来課長    佐 古 典 英                午前 9時31分 開議 ○議長(﨑山文雄) おはようございます。  これから本日の会議を開きます。  本日の議事日程は、あらかじめお手元に配付したとおりであります。  日程第1、認定第3号、日程第2、認定第4号、日程第3、認定第5号、日程第4、認定第6号、日程第5、認定第7号、日程第6、認定第8号、日程第7、認定第9号、日程第8、認定第10号、日程第9、認定第11号、日程第10、認定第12号の一般会計及び各特別会計歳入歳出決算書についての件を一括議題とします。  本件に関し、決算審査特別委員会委員長の報告を求めます。  9番、負門君。 ○9番(負門俊篤) 平成24年度決算審査特別委員会委員長報告。  決算審査特別委員会に付託された平成23年度一般会計並びに特別会計歳入歳出決算について、去る9月13日、19日の2日にわたり決算審査特別委員会を開催いたしました。慎重審議の結果、平成23年度高野町一般会計並びに特別会計とも適正に執行されていることを委員一致で認め、認定すべきと決定したので、会議規則第77条の規定により報告いたします。  決算審査特別委員会での指摘事項については、今後の予算編成並びに行政執行に生かされるよう最大限の努力を期待するとともに、今後とも一般会計特別会計の一層の健全化をお願いするものです。  平成24年9月20日。  決算審査特別委員会委員長 負門俊篤。  以上です。 ○議長(﨑山文雄) ただいまの委員長報告に対する質疑を行います。質疑はありませんか。 〇議員(「なし」) ○議長(﨑山文雄) 質疑なしと認めます。  これから討論を行います。討論はありませんか。 〇議員(「なし」) ○議長(﨑山文雄) 討論なしと認めます。  これから認定第3号から認定第12号までの10件を一括して採決します。  この採決は起立によって行います。この決算に対する委員長の報告は認定とするものです。この決算は委員長報告のとおり認定することに賛成の方は起立を願います。 〇議員(賛成者起立) ○議長(﨑山文雄) 起立多数です。したがって、認定第3号から認定第12号までの高野町一般会計及び各特別会計歳入歳出決算については、認定することに決定いたしました。  日程第11、発議第2号、地球温暖化に関する「地方財源を確保・充実する仕組み」の構築を求める意見書(案)提出についてを議題とします。  趣旨説明を求めます。  9番、負門君。 ○9番(負門俊篤) 発議第2号、地球温暖化対策に関する「地方財源を確保・充実する仕組み」の構築を求める意見書(案)について。  上記の意見書を提出したいので、地方自治法第99条及び高野町議会会議規則第14条第2項の規定により提出します。  平成24年9月20日。  提出者、負門俊篤。  賛成者、西辻頼数。  賛成者、平野一夫。  賛成者、松谷順功。  賛成者、中前好史。  提案理由。  「地球温暖化対策のための税」が平成24年10月に導入される一方、「森林吸収源対策などの地球温暖化対策に関する地方の財源確保」については、平成24年度税制改正大綱において、平成25年実施に向けた成案を得るべくさらに検討を進めるとされている。二酸化炭素吸収源として最も重要な機能を有する森林の整備・保全等を推進する市町村の役割を踏まえ、地球温暖化対策のための税の一定割合を、森林面積に応じて譲与する地方財源を確保・充実する仕組みを早急に構築する基本法を一刻も早く制定されるよう要望いたします。  地球温暖化対策に関する「地方財源を確保・充実する仕組み」の構築を求める意見書(案)。  地球温暖化防止のための温室効果ガスの削減は、我が国のみならず地球規模の重要かつ喫緊の課題となっており、森林の持つ地球環境保護、国土の保全、水資源の涵養、自然環境の保持など、森林の公益的機能に対する国民の関心と期待は大きくなっている。  また、我が国は京都議定書において、第1約束期間である平成20年から平成24年までの間に温室効果ガスを6%削減することが国際的に義務づけられているが、そのうち3.8%を森林吸収量により確保することにしている。  このような中、「地球温暖化対策のための税」が平成24年10月に導入される一方、森林吸収源対策などの地球温暖化対策に関する地方の財源確保については、平成24年度税制改正大綱において、平成25年度実施に向けた成案を得るべくさらに検討を進めるとされている。  もとより地球温暖化防止をより確実なものにするためには、森林の整備・保全等の森林吸収源対策や豊富な自然環境が生み出す再生可能エネルギーの活用などの取り組みを、山村地域の市町村が主体的・総合的に実施することが不可欠である。  しかしながら、これら市町村では木材価格の暴落・低迷や林業従事者の高齢化、後継者不足など厳しい情勢にあり、森林吸収源対策などの地球温暖化対策に取り組むための恒久的・安定的な財源が不足している。  よって、下記事項の実現を強く求めるものである。                    記  二酸化炭素吸収源として最も重要な機能を有する森林の整備・保全等を推進する市町村の役割を踏まえ、「地球温暖化対策のための税」の一定割合を、森林面積に応じて譲与する「地方財源を確保・充実する仕組み」を早急に構築すること。  以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出する。  平成24年9月20日。  高野町議会。  意見書の提出先は内閣総理大臣財務大臣総務大臣国家戦略担当大臣農林水産大臣、環境大臣、経済産業大臣衆議院議長参議院議長。  以上です。 ○議長(﨑山文雄) これで趣旨説明を終わります。  これから質疑に入ります。質疑はありませんか。 〇議員(「なし」) ○議長(﨑山文雄) 質疑なしと認めます。  これから討論を行います。討論はありませんか。 〇議員(「なし」) ○議長(﨑山文雄) 討論なしと認めます。  これから発議第2号、地球温暖化対策に関する「地方財源を確保・充実する仕組み」の構築を求める意見書の提出についてを採決します。
     お諮りします。本案は原案のとおり決定することに御異議ありませんか。 〇議員(「異議なし」) ○議長(﨑山文雄) 異議なしと認めます。したがって、発議第2号、地球温暖化対策に関する「地方財源を確保・充実する仕組み」の構築を求める意見書提出については、原案のとおり可決されました。  日程第12、発議第3号、「ゆきとどいた教育」の前進を求める意見書(案)提出についてを議題といたします。  趣旨説明を求めます。  5番、大谷君。 ○5番(大谷保幸) 発議第3号、「ゆきとどいた教育」の前進を求める意見書(案)について。  上記の意見書を提出したいので、地方自治法第99条及び高野町議会会議規則第14条第2項の規定により提出します。  平成24年9月20日。  提出者、大谷保幸。  賛成者、所順子。  賛成者、目黒寿典。  賛成者、大西正人。  提案理由といたしまして、平成13年度以降、学級編制の弾力化が進められ、独自に少人数学級を実施する自治体が全国に広がり、和歌山県においても平成15年度から少人数学級を実施し、子供たち一人一人に目が届くようになりました。  また、国は平成23年4月に義務標準法を改正し、小学校1年生の学級編制標準を35人に引き下げました。さらに、今年度は小学校2年生35人以下学級が実施されましたが、法改正せずに加配措置で実施したため、今後の国の制度による少人数学級の実施に大きな不安を残す形となりました。  教育の機会均等を保障するためには、国が責任を持って少人数学級を実施するために、国の責任で全ての小・中学校、高校で35人以下学級を実現すること、並びに新たな教職員定数改善計画をつくり、計画的に教職員を増やすことを要望いたします。  「ゆきとどいた教育」の前進を求める意見書(案)。  2001年以降、学級編制の弾力化が進められ、父母、住民の要望にこたえて独自に少人数学級を実施する自治体が全国に広がりました。国の指導方法工夫改善等の加配を転用する形で少人数学級が進められる一方で、少なくない自治体が独自の努力で少人数学級を実施してきました。和歌山県においても2003年度から35人・38人学級を実施し、子供たち一人一人に目が届くようになったと保護者、教職員から喜ばれています。  こうした動きに後押しされ、国は2011年4月に義務標準法を改正し、小学校1年生の学級編制標準を35人に引き下げました。さらに今年度は小学校2年生35人以下学級が実施されましたが、法改正せずに加配措置で実施したため、今後の国の制度による少人数学級の実施に大きな不安を残す形となりました。  少人数学級子供たちの教育充実のために誰もが必要であると認めています。しかしそれを地方自治体負担に転嫁するならば、財政力の違いによる自治体間格差が生じることになります。教育の機会均等を保障するためには、国が責任を持って少人数学級を実施することが強く求められています。  よって、国会及び政府に対して、次の事項を実現するように強く要請します。  1、国の責任で全ての小・中学校、高校で35人以下学級を実現すること。  2、国は新たな教職員定数改善の計画をつくり、計画的に教職員を増やすこと。  以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出します。  平成24年9月20日。  高野町議会。  意見書の提出先は、衆議院議長参議院議長内閣総理大臣文部科学大臣財務大臣総務大臣です。  以上です。 ○議長(﨑山文雄) これで趣旨説明を終わります。  これから質疑に入ります。質疑はありませんか。 〇議員(「なし」) ○議長(﨑山文雄) 質疑なしと認めます。  これから討論を行います。討論はありませんか。 〇議員(「なし」) ○議長(﨑山文雄) 討論なしと認めます。  これから発議第3号、「ゆきとどいた教育」の前進を求める意見書提出についてを採決します。  お諮りします。本案は原案のとおり決定することに御異議ありませんか。 〇議員(「異議なし」) ○議長(﨑山文雄) 異議なしと認めます。したがって、発議第3号、「ゆきとどいた教育」の前進を求める意見書提出については、原案のとおり可決されました。  日程第13、発議第4号、「教育費無償化」の前進を求める意見書(案)提出についてを議題とします。  趣旨説明を求めます。  5番、大谷君。 ○5番(大谷保幸) 発議第4号、「教育費無償化」の前進を求める意見書(案)について。  上記の意見書を提出したいので、地方自治法第99条及び高野町議会会議規則第14条第2項の規定により提出します。  平成24年9月20日。  提出者、大谷保幸。  賛成者、所順子。  賛成者、目黒寿典。  賛成者、大西正人です。  提案理由といたしまして、2010年度から公立高校授業料不徴収並びに私立高校等就学支援金制度高校無償化)が始まりました。これは教育の機会均等などを保障するものとして国民から大いに歓迎されました。  高校無償化法の附帯決議には3年後に見直しを行うとあり、一部には所得制限導入など、その理念を損なう見直しを検討すべきという声が出ていますが、教育の機会均等を国の責任で保障するという本来の趣旨に沿った制度拡充が求められており、国は高校無償化の維持・拡充を進めること、並びに高校生、大学生に対する給付奨学金制度を一刻も早く制定されるよう要望いたします。  「教育費無償化」の前進を求める意見書(案)  2010年度から公立高校授業料不徴収及び私立高校等就学支援金制度高校無償化)が始まりました。これは教育の機会均等を保障するものとして国民から大いに歓迎されました。しかし、文部科学省の調査によれば、保護者が年間負担する学校教育費は、公立高校で23万7,000円、私立高校では68万5,000円(平成22年度子供の学習費調査)となっています。長引く不況のもと、国民の平均所得が低下し続ける中で、教育費の負担が依然大きなものになっています。  高校無償化法の附帯決議には、3年後(2013年度)に見直しを行うとあり、一部には所得制限導入など、その理念を損なう見直しを検討すべきという声が出ていますが、教育の機会均等を国の責任で保障するという本来の趣旨に沿った制度拡充こそ求められています。  よって、国会及び政府においては、次の事項を実現するよう強く要望します。  1、国は、「高校無償化」の維持・拡充を進めること。  2、国は、高校生・大学生に対する「給付制奨学金」制度をつくること。  以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出します。  平成24年9月20日。  高野町議会。  意見書の提出先は、衆議院議長参議院議長内閣総理大臣文部科学大臣財務大臣総務大臣です。 ○議長(﨑山文雄) これで趣旨説明を終わります。  これから質疑に入ります。質疑はありませんか。 〇議員(「なし」) ○議長(﨑山文雄) 質疑なしと認めます。  これから討論を行います。討論はありませんか。 〇議員(「なし」) ○議長(﨑山文雄) 討論なしと認めます。  これから発議第4号、「教育費無償化」の前進を求める意見書(案)提出についてを採決します。  お諮りします。本案は原案のとおり決定することに御異議ありませんか。 〇議員(「異議なし」) ○議長(﨑山文雄) 異議なしと認めます。したがって、発議第4号、「教育費無償化」の前進を求める意見書(案)提出については、原案のとおり可決されました。  日程第14、一般質問を行います。質問の通告がありましたので、発言を許します。  3番、中前君。 ○3番(中前好史) よろしくお願いいたします。  今回、玉川通りの下りカーブ道路の改良をということで御質問いたしますので、よろしくお願いいたします。  高野町のことを考え、経済の発展やまた安心、安全のまちづくりのために日々考え、進めていただいているところではあります。また、歩いて楽しめる観光の町として、歩道、車道の改良も進めていただいているところでもありますが、冬季に少し気にかかる場所があります。  昨年、平野議員さんからも御質問があったかと思いますが、通称玉川通りのカメダ様宅前の道路のことです。通称蓮花谷方面から玉川通りに入ってからの下り坂のカーブですが、道路の斜面の状態がよくないのか、凍結時期には中の橋方面に向かう自動車がスリップし、カメダ様宅前まで滑ることが何度もあるようです。歩行しておりましても、車が来るたびに不安を感じることもあるかとは思われます。高野山では住まいしている方は十分注意して走行しているようですが、他府県から来るまで来られた方たちはスリップをして危険な状態になることがたびたびあるようです。  安心とか安全とかを考えた場合に、住民の方々や観光にお越しになった方々が、不安を感じにくいような道路の改良、対策を考え、町道であるならすぐにでも対処していただいているかとは思うのですが、その場所は国道であるために、県とも話し合って進めていかなければならないので、少し話も行きどまっているのではないかなとは思ったりしております。早期にその工事が行えるようなよい方策とか、何か考えをしていただき、進めていただけないものでしょうか。どうぞよろしくお願いいたします。 ○議長(﨑山文雄) 山本建設課長。 ○建設課長(山本剛久) 先日の通告を受け、早速現場を確認してまいりました。玉川通りのその道は下りながら右に曲がっておりまして、しかも左側が少し下がっているという逆バンクの状態になっておりました。多分凍結時には大変危険であろうというようなことを予想されますので、そういった現場は確認しております。  基本的に道路の逆バンクを解消できたらまずいいかなとは思いますが、左側にはたくさんの家が並んでおりまして、玄関もありますから、左側の路面を上げることはちょっと難しいかと思います。また、反対に右側を下げればいいのではないかとも思いますが、右側には水路があるもんですから、今の路面以上に下げるようなことはできないようになっているのが現状でございます。  そこで対策ですが、よく凍結防止のためにはその防止用の舗装材というのがありまして、それを施すことによって結構対処もできるというふうにはなっておりますが、そのアスファルトは見た目で少し色が濃いようなアスファルトになっておりまして、かえって見た目で凍っているのか、ぬれているのか、乾いているのかがわからないようなことから、かえって事故が多いというようなことも報告を受けております。  また、それ以外の対策としましては、アスファルト舗装にスリットを入れるというような方法もございます。スリットという細い溝ですが、溝を刻むことによって水切りが大変よくなりますので、凍結防止にはなるんではないかと考えております。  しかし、その道路につきましては国道でありますので、県の管理になります。県の担当とも今申しましたようなことを協議しながら、少しでも安全な道路になるよう、これからも要望を続けてまいりたいと思っております。  以上です。 ○議長(﨑山文雄) 中前君。 ○3番(中前好史) 御答弁ありがとうございます。  そこで住まいしている方といたしましては、1年間のうちにその凍結時期が何カ月かあるかと思います。その時期に不安を感じるということがあるようですし、また観光客の方々も、事故はしないにしても、少し不安を感じながらのカーブかと思いますので、できるなら早く県との協議をしていただいて、進めていただきたいなとは思うわけです。  また、そこの場所なんですけども、下り坂付近の樹木の枝が伸びることによって陰ができておるようです。そうしたときに、凍結材とかをまいたときに、日が当たれば少しでも早く溶けるとは思うんですけども、陰のために溶けにくいのでもあるかなと思いますので、その辺をもう一度その時期が来てから、また時期が来るまでにも一応そういう場所を確認していただいて、枝とかを少しでも少なくするような方策があるのであれば考えていただきたいと思うんですけども。  高野山に観光に来られた方が大門に入りまして、奥の院に向かっていく道中に、今までは枝が伸びて覆い茂っていた部分も、総本山金剛峯寺様が枝を打ったりして、少し明るい道路にもなっております。そうしたところ、そこの場所は暗く感じるかなと思いますので、一度見ていただきたいなと思いますので、よろしくお願いいたします。 ○議長(﨑山文雄) 山本建設課長。 ○建設課長(山本剛久) まず玉川通りの件でございますが、先日現場を見にいった折に、その横にあるお寺ですかね、そこの樹木が道路にはみ出してきているというようなことも確認しておりますので、今後、高野町が主になって県とも相談しながら、その持ち主さんの御理解、御協力をいただきながら、何とか少しでも日当たりがよくなるように御協力をいただくようなつもりではおります。  また、中前議員御指摘のところは多分大門東部のことかと思います。あそこは国道の上に金剛峯寺の敷地の中のアセビですかね、アセビであるとか、いろんな広葉樹が相当張り出してきておりまして、観光バスが通行するときには結構邪魔になったりもしておりますが、どうも紅葉の時期になりますと、その少し前には金剛峯寺さんのほうでも手入れをしてくださっているようで、何とかバスはつかえないように、しかもつかえないんですが、全部切り落とすわけでもなく、ちょうど紅葉のいい感じのトンネルになっているような光景をよく目にいたします。そういったことにつきましても国道のことでありますので、県ともいろいろ相談、協議をしながら、邪魔になるようであれば対処を考えていきたいと思っております。  以上です。 ○議長(﨑山文雄) 中前君。 ○3番(中前好史) その場所を確認していただいておるようで、御理解いただきましてありがとうございます。どうぞよろしくお願いいたします。  以上で質問を終わらせていただきます。  あと駐車場のことですけども、臨時駐車場のことなんですけども、高野町のほうの高野山は観光の町といたしましては、駐車場が少ないように思われます。自家用車で来られる方、また観光バスで来られる方々が、駐車スペースが少ないということで、道路に駐車したりなんかもしている光景やなんかも見受けられるわけです。  そういうところから、先日臨時駐車場を設けてはどうかということで、高野山大学の協力等を得まして臨時駐車場を設けたようでございます。また、マイカー通勤で金剛峯寺前駐車場にとめ、利用している方々にも協力いただきまして、先月、8月には20日間ほど金剛峯寺駐車場のところは観光客、また参拝客の方々の駐車スペースにということで御協力いただいたようでございます。
     そのことで、この山内の交通の流れをよくしよう、また歩きやすくしようということで社会実験を行ったようでございますが、とてもよい効果があったということを聞いております。そこのことをまたちょっと聞いてみたいと思いますので、よろしくお願いいたします。 ○議長(﨑山文雄) 辻本企画財政課長。 ○企画財政課長(辻本幸弘) ただいまの御質問について、お答えさせていただきます。  今回の社会実験に関しましては、金剛峯寺さんを初めマイカー通勤の方々、また関係機関の御協力をいただきまして、8月1日から20日までの20日間で行いました。通勤マイカーが金剛峯寺前駐車場に長時間駐車することが常態化しておりまして、本来の利用者である観光客や参拝客が利用できないという問題がございました。そして臨時駐車場といたしまして、高野山大学、営林署跡地、また高野山小学校をお借りしまして、社会実験を行い、参加者の方に対して臨時駐車場の駐車証を発行、駐車の際にはその駐車証を提出していただくということで、全部で31事業所、99人の方に御協力をいただきました。  実験期間中は役場としまして毎日午前9時と午後3時の2回、臨時駐車場及び金剛峯寺前駐車場の駐車台数を確認しております。  結果といたしまして、臨時駐車場の利用台数は、登録99台中平日平均で約48台、土日平均で約31台となりました。20日間の全体で申しますと、平均で約43台ということになっております。なお、今回の高野山中心部の通勤車両が100台以上あるということも確認できております。  また、金剛峯寺前駐車場につきましては、調査時点の延べ台数が982台で、そのうち他府県ナンバーは817台でございました。率にしますと約83%が他府県ナンバーの車ということになっておりました。観光客、参拝客の方の車は長くて1時間から2時間での車の移動をされると思われます。通勤車両を臨時駐車場に移動したことによって、実験期間中の金剛峯寺前駐車場におきましては、長時間の駐車車両が激減し、本来の駐車場として活用できたものと考えております。しかし、また盆の期間は駐車場が混雑したということも、これも事実でございます。  一方で、通勤車両につきましては、本来事業所または本人が駐車場を確保すべきではありますが、この限られた高野山の中ではそういった土地はなかなか難しい問題がございます。今後、金剛峯寺さんとも連携をとりながら、通勤車両の駐車場確保、また観光客、参拝客の駐車場整備を行っていきたいと考えております。  以上でございます。 ○議長(﨑山文雄) 中前君。 ○3番(中前好史) よい結果が出たとのことですし、またこれからの駐車をしていく上での考えも、また駐車場の確保なんかも考えて進めていってくれるというような、少しそういうような感じにとらえましたので、ありがたいことかと思います。  これで質問を終わらせていただきます。 ○議長(﨑山文雄) 6番、大西君。 ○6番(大西正人) 失礼いたします。  議長のお許しをいただきましたので、一般質問をさせていただきます。質問事項は2つでございます。まず、温かさに満ちたまちづくりについての質問。もう一つは総合レクセンタースケートリンクについてでございます。  まず、温かさに満ちたまちづくりについての質問でございますが、これは町長になられるときのキャッチフレーズでもあったと存じますが、温かさに満ちた活気あるまちづくりということをおっしゃっておりました。私もそうしたまちづくりを望んでおります。活気あるまちづくりは、3月議会におきまして一般質問で、若者の活発な動きが必要ではないかというような内容でお聞きをいたしましたので、今回は温かさに満ちたまちづくりということで質問をさせていただきます。  私は、この町に来ていただいた人々に住民が親切で優しい町であると同時に、行政が住民に親切で優しく温かさを感じられる町でなければならない、そういうふうに考えます。町長は、住民の生活を守るために、行政が今よりも一歩も二歩も踏み込んでいく必要があるとの考えを示しておられます。私ども住民には大変ありがたく、心強いことであります。そのことに関してどのような施策を考えておられるのかをまずお聞きしたいと存じます。  あとの質問につきましては自席でさせていただきますので、よろしくお願いをいたします。 ○議長(﨑山文雄) 木瀬町長。 ○町長(木瀬武治) 3月議会でしたか、6月議会でしたか、この場でお話をさせていただいたと思います。西暦816年に高野山が開創をされて、1200年を2年半後に迎えるわけです。そんな中で、我々住民としてはこの地に生活をさせていただいていることに感謝をして生活をしなければならないと思っております。それと、もちろんこの地に、この聖地に住んでいるという誇りを持って生活をしていかなければならないと思っております。  そんな気持ちの中で参拝観光客の方々をお迎えするには、温かさを持ったおもてなしをしていかなければならないというお話を6月議会でもさせていただきました。今回また再びそのような答弁をさせていただくわけなんですけども、議員指摘のとおり、役場職員一同、住民に対してももてなしの心、ホスピタリティという気持ちで接客もしていかなければならないし、もちろん一つのサービス業でありますので、その辺のところは重々これからも心がけて、おもてなしの心を持って住民に接していきたいと思っております。  ただ、非常に残念なお話が最近住民の方々、方々ではないですね、住民の方から指摘を受けました。接客、受付が少し怠っているんではないかという指摘でございました。早速、非常に職員に対してはそのような形で指導をしておるわけですが、そのような住民からの意見に対して、非常に寂しく遺憾に思ったわけです。早速、課長のほうから指導をし、これからもおもてなしの心を持って住民に接していきたいと思っておりますので、御理解をいただきたいと思います。  それと、温かさに満ちた活気あるまちづくりということで、今回温かさに満ちたという御質問であります。非常に高野町のほう、超高齢化時代に入ってきております。高野町全体で見ますと高齢化率が40%と、富貴・筒香地区に関してはもう64%というような高齢化率になってきております。在所自体、高野町19の在所があるわけなんですけども、山間地域を見ますと限界集落に近い以上、もう限界集落になった地域が数多く、先がこのままでは存続ができないような状況の地域が出てきております。  そんな中で、今まで自助というような形で、自分たちができたことが自分たちではできないと。もちろん高齢化、老齢化という部分でできない部分が多々目につくわけであります。今年度もそのような地域に対しては公助というような形の施策をとらさせていただきまして、ハード、ソフト面に関しましても取り組みを行っております。  全てが公助というような形はもちろんとりにくい部分もあるのは確かです。その辺の部分は共助というような形でこれからの施策を進めていかなければならないんですけども、ただ住民サイドに立ちますと、依存というような部分がかなり住民の方が持たれても、非常に行政としては取り組みにくい部分もございます。ただ、依存する部分に関して一歩も二歩もこれから行政が取り組んで、住民の安心、安全という部分で考えた部分で一歩も二歩も進んだ形で行政サイドが公助していかなければならないと思っております。  具体的な形では、今この場では申し上げにくい部分もありますが、今年度ももちろんそのような形で取り組んでおりますし、来年度予算においても一歩も二歩も住民サイドに立った、ハード面、ソフト面含めた形で予算組みもし、取り組みも進めていきたいと思っておりますので、御理解のほどよろしくお願いをしたいと思います。  以上です。 ○議長(﨑山文雄) 大西君。 ○6番(大西正人) 今、町長の御答弁をいただきまして、ありがとうございます。  今、聞いておりますと、地域のほうでは非常に高齢になられて、今まで自助、共助というもので、もちろん公助もあったわけですが、この三つで成り立っておったものが、だんだんバランスが崩れて、公助の部分が必要になってきておるんではないかと、もう少し力を入れなければならないんではないかということで、いろいろお考えがあるようでございますが、今のところはまずはっきりしたそういうものができていないということでありました。また、接し方につきましても、これは住民に対するサービスの中で少し理解を得られないような、そういう接し方があったんでしょうか。大分これは町長のほうから課長のほうに、また課長のほうから職員のほうに指導が入るというようなことでございます。  このようなことを見ましても、高野町もそういう課題を抱えておるわけなんでございますが、一つの例として、住民のさまざまな要望にすぐ対応するような、すぐやる課というのが昔、千葉県の松戸市に1969年ですか、できておりまして、市でございますので、高野町と比べますと大きな差は、市町村の人口と財政力とそういう差はあるんですけども、平成23年度のどういうことをしてきたかというようなデータがございまして、一番多いのはスズメバチなどの巣の駆除というようなことが載ってございます。これは23年度だけで1,422件取り扱っておると。あと多いのが壊れた側溝のふたなどの補修とか、道路の簡単な補修ですね。業者さんに頼んでもなかなか行ってもらえないというふうなところを、うちにも建設のところに3人ほどそういう優秀な方がいらっしゃいます。作業をしていただいて大変ありがたいというところではありますけれども。  それから、ほかには他課への通報による処理、そこにかかってきたものを、これは何々課の担当だからすぐ行ってくださいねというような、そういう処理をしているのが次に多かったというようなデータが載っております。  こういうようなすぐ動くような課を特別にまたつくるというのは大変なことではあると思うんですけれども、住民の要望にこたえて、今も総務課長とか建設課長とか、かかわる課長はすぐ今の体制の中では見にいってくれて対応していただいております。大変ありがたいことだとは思うんですけれども、いつまでもそういう体制で行かれるのか。また別のチームを編成して、そういうことに当たる。こういうときは総務課がチーム編成をしてすぐ対応に当たるとか、そういうふうなことが考えられるんではないかと思うんですけれども。  柔軟な対応が求められるわけなんですけれども、一人一人の対応の仕方、対応力も違ってきます。そうした場合、混乱を招くことにもなりかねない、そういうふうにも思いますので、何らかの対応するためにオープンな標準をつくり、また対応していくことも必要ではないかと考えるんですけれども、そういう条例とまでは行きませんけれども、基準、標準などをつくって対応されるというようなお考えはないのでしょうか。お聞きをいたします。 ○議長(﨑山文雄) 木瀬町長。 ○町長(木瀬武治) 今、全課長、非常に動きが速く、住民の御意見、また要望等に対処をしている体制ができていると思っております。ただ、要望、意見が来た場合にすぐ対応できる形、もちろんイエス、ノーも含めた形はこれからも維持をしていかなければならないと考えております。  すぐ対応課という6番議員さんの御指摘、御意見があったわけなんですけども、今のこの課の編成の中で特別チームをつくって云々という考えは今は現在持っておりません。これからも引き続き各課においてすぐ対応、対処できるような体制をとるよう、また指示もし、課長自身もそのような気持ちで行政に臨んでいくと理解しておりますので、よろしくお願いしたいと思います。  それと、今すぐ対応課というような形の6番議員さんからの意見の中で、今まち未来課のほうで地域振興課があります。その辺の地域振興係のほうでそういうすぐ対応できる課であるというキャッチフレーズのもと、地域振興係のほうではそのような特別といいますか、そのような考えで係、課を運営をいたしております。  以上です。 ○議長(﨑山文雄) 大西君。 ○6番(大西正人) 今すぐ特別チームを編成してということにはならないようでございますけれども、まち未来課の中に地域振興課というようなものがあって、対処をしていただけるということでございますが、まち未来課の課長にお尋ねをするわけですが、どういう対応を今していただいておるのでしょうか。よろしくお願いいたします。 ○議長(﨑山文雄) 佐古まち未来課長。 ○まち未来課長(佐古典英) ただいま町長からも説明があったわけでございますが、まち未来課、当然地域の未来に向かって取り組んでいくという中で、未来だけじゃなしに、今の現状がなくして未来はないということで、対応には速やかに地域のほうに出ております。  今、現状としまして、山外集落の皆さんの生活で欠かすことのできない飲料水、飲み水、これの改修に全力を注いでおります。それ以外にも鳥獣対策であるとか、地域からいろんな要望、苦情、そういうことも連絡いただいておりますので、随時現場には即対応できるような体制をとっております。  ちなみにうちのほうでも公用車のほうを1台まち未来課用に与えていただいておりますので、フットワークも軽く出るような体制も町のほうでもしていただいておりますので、今現状の中で困ったこと、住民の皆さんもどこへ電話したらええんよということで、まち未来課のほうに電話がかかってくるというケースが大半ございますので、全て対処し、できないことにつきましては、関係課に振るなり、協議して進めております。  以上でございます。 ○議長(﨑山文雄) 大西君。 ○6番(大西正人) 御答弁ありがとうございました。地域振興ということでまち未来課のほうもいろいろと地域の皆さんにかかわり、その問題、課題を解決するために奮闘されておるということで、これからもよろしくお願いしたいと思います。  今、自助、共助がままならなくなってきている当町の住民にとりまして、行政は最後の頼みの綱でありますから、これからも誠実に、また温かさを持って住民サービスに取り組んでいただき、親切、丁寧に接して応対をしていただいて、住民の皆さんに信頼をしていただくというようなことを申し上げまして、この質問に対しては終わらせていただきます。御答弁ありがとうございました。  続きまして、2番目に質問をさせていただくのはスケートリンクについてでございます。総合レクセンターのスケートリンクについてでございますけれども、これは平成18年より休止をしております。そして今までもいろいろと質問があったわけなんですけれども、ことしの3月議会におきましても議員が質問に立ちました。そのときの答弁は、自然凍結は無理でありますが、あの施設を今のままその状態で置いておくのは大変もったいないのではないかというようなことで、新しい方法でのスケートリンク復活を検討しておりますというような答弁でございました。  また、この8月の子供議会においても、スケートリンク再開についての質問が出ました。そのとき町長は、答弁で財源その他課題をクリアをして、前向きに進めていきたいとそういう答弁をされておりました。  そこで、その課題をクリアするために、課題にどう取り組んでいるのか、その課題などを、取り組んでいる課題、そしてまたその課題についてどう取り組んでいるかというようなことをまずお聞きしたいとそういうふうに存じますので、よろしくお願いいたします。 ○議長(﨑山文雄) 上中居教育長。 ○教育長(上中居悦弘) 今、大西議員のほうから質問いただいたスケートリンクの再開についてですが。  平成18年にスケートリンクのほうは休業いたしております。平成18年から休業いたしております。8月の子供議会のほうでも質問いただきましたが、本年5月には2日間にわたり、高野山小学校の体育館において樹脂ボードを使ったスケート体験を開催いたしました。2日間にわたり児童が体験をしたところ、後の聞き取りやアンケート結果におきましても、多くの児童がスケートリンクの再開を希望しており、教育委員会といたしましても、子供たちへの遊び場の提供と運動機能の向上のため、再開を模索しております。  大西議員の御指摘の課題についてですが、3月にも申しましたように、一番のウエートを占めるのは財源の確保であります。今のところ対象となる適当な補助金が見つからず、スポーツ振興くじ助成金(一般的にTOTOと言われております)の申請を行うとともに、審査で採択されない場合も考えて、起債(過疎債になると思うんですけれども)の申請も検討したいと思っております。  もちろん再開した場合でも、莫大な赤字の発生により、再度経営が困難になることは避けなければなりません。収益や運営コストなどについても、多くのシミュレーションを作成して検討する必要があります。  高野町民の利用、あと周辺住民、子供たちの利用など町活性化の面も含めて、教育委員会において十分な協議を行い、平成25年度中の再開を目指して取り組んでまいりたいと考えております。  以上です。 ○議長(﨑山文雄) 大西君。 ○6番(大西正人) 私もことしの5月21日ですか、22日と2日間、試し滑りというんですか、実際に実施をしていただいたわけなんですけれども、21日の日に小学校の体育館で仮設でつくったアイスマジックと言いましたね、それを使用したリンクで児童、また保護者の方と試し滑りをさせていただきました。  これ教育委員の方も来ておられて、ここまで実施するのは大がかりでしたので、また本当に子供たちや教育委員さん、またほかの関係者の方に来ていただいて、試し滑りまでして実施すると、これは大変なことであったろうなと思いまして、担当しておられた教育次長のそのときの熱意と本気度を私は感じたわけなんです。何より子供たちが、小学校の児童が本当にそのとき楽しく滑っている姿を見まして、このリンクが実現できたらなとそういうふうに素直に思いました。  今、教育長のほうから御答弁をいただきまして、課題のほうで一番問題になっているのは財源であると。そしてまた管理などを含めて、あと後々赤字が大きくなってくるようなことになってはならないというようなことで、利用率なんかもいろいろシミュレーションしながら慎重に進めていくというような答弁であったわけなんですけれども、氷のリンクを張って営業しておったときは、維持管理に年間600万円ほどかかり、収入は100万円ほどであったと。以前の会議録にも載っておりますけれども、新しい方法、そのアイスマジックといいますか、そういう特殊なパネルを使ってやられる場合はオールシーズン使用できるというように聞いております。また、そうであれば年間を通じての利用率を上げる努力をすることで、これ簡単なことではないんですけれども、収支のバランスがある程度とれるんではないか、そういうふうに期待もするところなんです。  このスケートリンクをもし実現できれば、児童・生徒が授業で使えます。また特色のある教育の実施につながるんではないかということも考えられます。またスケートリンクを必要とする大学、社会人の練習場所、合宿先として使用してもらえれば、町の活性化にもなってくるのではないかと、そういうふうにも思うのですけれども、今答弁の中で教育委員会の中でこれからというような感じでございましたが、教育委員の方はこのスケートリンク、試し滑りのときにも来ていただいておりましたが、どのようなお考えをお持ちになっているのか聞かせていただければと思います。  ちょっとアンケート調査のことを今聞きたかったんですが、これはお答えしていただいておりますので、そこら辺のところだけ少しよろしくお願いいたします。 ○議長(﨑山文雄) 上中居教育長。 ○教育長(上中居悦弘) 今申しました当日5月の2日間にわたりまして、教育委員も一緒に現場へ行って滑ることができました。当日の高野山小学校の子供たちの、後日アンケートもとらせていただいて、恐らく80%から90%以上の子供たちが、楽しかった、また滑りたい、初めてだったけれども実際思った以上にうまく滑ることができてよかったということで、結果をいただいております。  あと教育委員の方の、後に教育委員会のほうで当日のことについて検討したわけでありますが、もちろんいろいろ細かい課題、委員さんから上がってまいりました。例えば費用がどれぐらいかかるんかなという、もちろんそういうこともあります。  実際のところ、費用についてはアイスマジックという実際樹脂ボードについても、大体広さが714平米、今現状のスケート場があります。全面敷いた場合、パネルだけで大体2,400万円程度のお金がかかります。そこへただいま屋根のほうもかなり、平成18年から休止しているについて、さびも出ております。あと躯体につきましても、ところによっては基礎の部分のコンクリートにひびが入っていたり、あと設備を整えたり、そういうことでまだきっちりした費用というのは出してはいないんですけれども、ただ補助対象外の費用もかかるんではないかと、その分の捻出はどう行うんだと、そういうことも委員さんのほうから意見として出ております。  あと、今大西議員がおっしゃったように、通年を、1年、前回の場合は冬場しかアイススケート場は活用できなかったのですけれども、今度は通年を通じて活用することができる。あと電気代がかからないということで、ランニングコストも以前に比べたら非常に下がると思うんではありますが、果たして収支のほうがうまく回るかという、そのことについてもいろんな形を想定して、資料をこれからも継続して委員会のほうに提出してほしいという希望がありました。  以上です。 ○議長(﨑山文雄) 大西君。 ○6番(大西正人) いろいろ課題があり、難しい面もあるというような感じがいたしますけれども、平成20年でしたか、町制施行の80周年式典のときに、私も高野山会館に一町民として出席させていただきました。その中で高野町の子供たちと当時の教育長とのやりとり、これがいまだに思い浮かぶんです。女の子でしたけれども、その子供が、私はスケートをするのが大好きやったのに、何でスケートができなくなったんですかというような質問をぶつけておられました。そのときに、その当時の教育長は、スケートリンクを休止にしたのは私です。目にいっぱい涙を浮かべて、その子に直視して本当に申し訳ないですと言って、真っ赤な顔をして頭を下げて謝っておられました。そのときの長といいますか、教育の当事者といいますか、厳しい判断といいますか、苦しい判断であったろうと思います。  そういうこともありまして、この問題をまだ成熟してない間に取り上げた感はあるんですけれども、当町の特色ある教育の実施に向けて、また町の活性化の一つとして、スケートリンク再開は有効な施策になるんではないかと、そういうふうに今私存じますので、これから教育委員会の中でしっかり御議論をいただいて、これからの方向性を示していただければとそういうふうに思います。  以上で質問を終わります。ありがとうございました。 ○議長(﨑山文雄) しばらく休憩します。               午前10時42分 休憩               午前11時00分 再開 ○議長(﨑山文雄) 休憩前に引き続き、議事を進行します。  一般質問を続けます。  8番、所君。 ○8番(所 順子) 一般質問をさせていただきます。  まず初めに、役場別館民間店舗についてを質問したいと思っております。  広報高野お知らせ版9月号の誌面に、高野町役場民間店舗についてと題し、2つの業者に決定した旨のお知らせが掲載されていましたが、この決定はいつ、どこで、どのように決定なされたのか、まず経緯などをお伺いいたします。  あとは自席で質問させていただきます。 ○議長(﨑山文雄) 上江診療所事務長。 ○診療所事務長(上江良幸) 失礼します。  まず、これまでの経緯について説明させていただきます。以前から、病院の経営改革のプランの中で経営改善の一つとして医薬品の在庫をできるだけ圧縮しようという目標がございました。また、医薬分業の観点から、院内処方から院外処方へ移行し、できるだけ院内で在庫を持つことがないよう院外処方化の検討を以前からしておりました。もともと院外処方せんの発行率は30%ぐらいあったのですが、診療所から院外薬局まで遠いということもありましたので、今まで病院からだったんですけども、全面的な院外処方というのは無理なのが現状でした。  そこで、診療所の近くに院外薬局を招致することができないのかということがありまして、具体的には隣接している旧母子センターに招致することができないのかという議論が以前からありまして、関係機関との協議を重ねてきた中で、公募方式で民間店舗を募集することになりました。  民間店舗については、限られた町施設の有効利用と民間活力導入による高野町の住民福祉の向上のためということで民間店舗を募集し、そして総務課を窓口としていただいて公募をいただきました。そして2社からの応募があり、審査の結果2社の招致が決定し、現在に至っているのがこれまでの経緯でございます。よろしくお願いします。 ○議長(﨑山文雄) 所君。 ○8番(所 順子) 私は以前から、院外処方はと前に一度質問したことがあるんですけれども、そのときはお返事がございませんでした。今お聞きしましたら、経営改善のため以前からこういう計画があったと。そして総務課が窓口で公募をなさったと。  そうすることによりますと、この2業者、すなわち株式会社こうや総合調剤薬局と友厚カイロプラクティックセンターの設立登記はいつなされ、事業所の本部、役員、代表者、資本金などを答えていただきたい。簡単明瞭にお願いいたします。 ○議長(﨑山文雄) 尾総務課長。 ○総務課長(尾 和哲) 所議員さんの質問に御説明させていただきます。  総務課においては、昨年23年12月議会におきまして、行政財産使用料条例というのを可決させていただきました。それに伴いまして、平成24年1月から募集要項の回覧を各町内全員に回覧いたしました。高野町役場別館旧母子センター民間店舗募集についてということで、目的は高野町では限られた町施設の有効利用と民間活力導入による高野町住民の福祉向上を目的として、高野町役場別館旧母子センターの一部を開放し、民間店舗を下記のとおり募集しますということで募集しております。  申し込みの受付は1月31日まででございまして、2社応募いただきまして、申し込みしていただいたのはこうや総合調剤薬局と友厚カイロプラクティックセンターという2社が申し込みに来ました。その中で、2月6日、高野町役場においてヒアリングを実施しております。  要綱の中に共通要綱ということがありまして、高野町で平成23年4月1日現在で事業を行っている業者名、ただし高野町への新規参入が住民の福祉向上となる事業についてはこの限りではないということで、4点ばかりありまして、直近の2カ年において公租公課を完了していること。開業準備に必要な資金の調達及び賃料等の支払い能力を有すること。4番目に次のいずれかに該当する場合は応募できませんということで、会社更生法及び民事再生法等により更生または再生手続を開始している法人、代表者及び役員に破産者及び現に禁錮刑以上の刑に罰せられている者がいる法人、暴力団または代表者等、法人にあってはその役員(非常勤も含む)及び経営に事実上参加している者、その他団体にあってはその代表者及び運営に事実上参加している者をいうが、その構成員である団体ということで、4つの審査要綱がありまして、それをもとにしまして、2月6日、高野町役場でヒアリングを行いました。  その結果、こうや総合調剤薬局と友厚カイロプラクティックセンターがともに基準を満たしておりますので、民間店舗に貸し出すということが決定したのが今の経緯でございます。よろしくお願いします。 ○議長(﨑山文雄) 所君。
    ○8番(所 順子) 御説明いただいたんですけれども、私の質問したこととちょっと外れております。私は設立者、役員、代表者、資本金などを回答していただきたいと言いましたんですけれども、簡単明瞭にその分について御回答いただきたいと思います。経緯は説明をいただいたわけですけれども、私の質問はまだここの中に入っておりません。 ○議長(﨑山文雄) 尾総務課長。 ○総務課長(尾 和哲) 済みません。カイロプラクティックセンターの代表者は東一秀彰という方でございます。ちょっと資本金とかそういうのは資料を持ってませんので、すぐ調べてまた報告させてもらいます。それとこうや薬局については平野嘉也さんの奥さん。名前はちょっと。それもすぐ調べますので、よろしくお願いします。 ○8番(所 順子) 平野純子さんが代表ですね。 ○議長(﨑山文雄) 所君。 ○8番(所 順子) 2業者と高野町は当然貸借関係にあるわけですから、貸借契約書が存在すると存じますが、これはできているのでしょうか。また最初の補償金、1カ月の施設使用料、あるいは年間賃貸料はお幾らなのでしょうか。それについて簡単明瞭に一つずつ答えてください。 ○議長(﨑山文雄) 尾総務課長。 ○総務課長(尾 和哲) 契約書は交わしております。  それで賃貸料についてなんですけども、1平米3,000円ということでございまして、こうや薬局のほうが12万8,280円、カイロプラクティックセンターというとこは、これは年間の総合人数を日数で割って、それで計算しておりますので、まだ金額はちょっと出てないんですけど、その計算で払ってもらうようになっております。光熱水費とかやったら分別器をつけておりますので、そこから皆払っていただくというふうになっておりますので。  以上でございます。 ○議長(﨑山文雄) 所君。 ○8番(所 順子) お伺いをいたしましたですけれども、片や12万8,200円、これは毎月だと思います。もう一方、友厚カイロプラクティックは総合人数で日割り計算で割るって今おっしゃってくださいましたですけれども、一応お部屋は丸々一つお貸しになるということなんですよね。そうすることによりますと、患者が少なかったら家賃が少ないというふうな形になる形のように今お伺いしたように思うんですけれども、これじゃあ採算というか、貸した意味では。たくさんの患者さんがいらっしゃればたくさん家賃がいただける。少なければ家賃は少なくする。この辺のところはいかがなものなんでしょうかね。その辺はどういうふうにしてお決めになりましたですか。1室使われるのですから。 ○議長(﨑山文雄) 尾総務課長。 ○総務課長(尾 和哲) カイロプラクティックセンターということで、整体師ということでございまして、毎日使うわけではございませんので、一応契約時には人数と日数で割ってやっていただきたいということを聞いておりましたので、そういう契約になっています。  薬局のほうは毎月使うということですけども、整体師のほうについては一応総合人数ということで、1日何人ということで、日数は入ってきます。それで一応割らせてもらって使用料をいただくということでございますので、よろしくお願いします。 ○議長(﨑山文雄) 所君。 ○8番(所 順子) そういうふうな賃貸のさせてくれるところは類を見ないような気がいたしますけれども、そうして借っていただいたとお決めになったのは、これはどなたが判断されたものかと私は思いますけれども。  そして、さきの質問にも関連いたしますが、民間の調剤薬局ができたことにより、診療所内の薬局はなくなると理解していいのでしょうか。それとも規模を縮小して続行運営されるのでしょうか。これについてお願いいたします。 ○議長(﨑山文雄) 上江診療所事務長。 ○診療所事務長(上江良幸) 診療所の中の薬局の運営方法についてなんですけども、院外処方に今後全面的に移行していきます。それにつけては調剤、薬を調剤することについては院外処方で全面的に移行になります。そして、あとの薬剤の管理とかという業務がございますので、それについても現状では一応2名の薬剤師さんがおりますので、1名については9月末で退職となります。そしてあともう1名の方については、今やっている調剤業務はなくなるんですけども、今後の継続的な今やっている管理等の継続的な仕事を問題なく円滑に移行するためにどのようにしていくかということを検討しているさなかです。  今後の医薬品の管理等継続業務の引き継ぎが完了するまでは、もう一人の方については勤務していただくということで、早急に引き継ぎをしながら、今度薬剤師さんがいなくなります。いなくなった中で診療所としていかにやっていくかということが大きな新しい医薬分業の新規の事業になりますので、住民の方に迷惑のかからないように移行していきたいと思っております。  それと、診療所の人員、薬剤師さんの標準の人員があります。それについては基準では1名の薬剤師さんを配置しなさいという基準がございます。しかしながら今後の今の流れではゼロになりますので、県知事のほうに専属の薬剤師の設置免除申請書を県知事に出して許可を受ける必要がございます。ということでその許可を受けた上でゼロにしていって、診療所として今の薬剤業務が円滑に行けるようにということで進めてまいりますので、御理解いただきたいと思います。 ○議長(﨑山文雄) 所君。 ○8番(所 順子) ちょっとわかりにくい説明でしたんですけれども、お一人の方は9月におやめになるということだけはわかりましたですけれども、あとのお一人についてはそのまま残るのか、それとも県に申請してとか、ちょっと理解に苦しむような説明でしたんで、この辺のところはもっとはっきりと、やめる、それとも残るというふうな方法で答弁をいただきたかったものでございます。  そして、このお一人の方がおやめになるのは、自主退職か、それともどういうふうな形でおやめになるのか。職員の進退は一応守られるような感じはするんですけれども、この方は自主退職なんですか、それともどういうふうな形なのかというのを。配置転換はされなかったのかとか、そういうふうなところを簡単明瞭に聞きたいのと。  そして、もう一人の方のことですけれども、この方はもし県に申請なりなんなりして病院に残られた場合には、総合薬局には携わらないという形でないと、その辺のところはどの辺のようになっていくのかということをもう少し丁寧に、簡単に説明を、皆様にわかるような説明の仕方をしていただきたいです。 ○議長(﨑山文雄) 上江診療所事務長。 ○診療所事務長(上江良幸) まずお一人の9月末で退職される方についてです。この方については自主退職になります。診療所として薬剤師さんがゼロになるということで、この方について引き続き、調剤業務はなくなりますけども、ほかの業務が残りますので残ってくれないかということで話はしたんですけども、調剤業務を引き続いてやっていきたいということで自主退職となりました。  もう一人の方については、期限は今のところ円滑に移行できるまでの間という期限つきにはなるんですけども、また退職という形になります。それにつけてはゼロになってしまいますので、先ほど言いましたように県への申請書を出して承認を得なければならないというところがあるんですけども、それと同時にゼロになりますので、今後その部分を診療所全体でカバーしていけるように持っていかなあかんということがありますので、円滑に引き継ぎができるように、継続した業務がありますので、それを円滑に引き継げるようにこれから取り組んでいくところでございます。そういうことでゼロになるということです。 ○議長(﨑山文雄) 所君。 ○8番(所 順子) 今の説明では、そうすることによりますと役場の職員ではなくなるというふうに思ってもよろしいでしょうか。このお二人につきましては、自主退職とは思うんですけれども、ほかの役場職員、病院職員の方々はほかの場所に配置されていらっしゃるのにもかかわらずこのような形になったというのは、とてもその辺のところは心配をするような、これからの生活もありますでしょうし、心配をする部分が残るのではないかと思っております。  そして、次に4月から診療所となりましたが、今回また医師が増員され5名となったようですが、夜勤が厳しいということで昨年度も増やし、今回また増やした理由をお聞きしたいです。 ○議長(﨑山文雄) 上江診療所事務長。 ○診療所事務長(上江良幸) 先日の9月補正の中で応援の先生の話がありまして、補正のほうで応援の先生の賃金をアップさせていただきました。補正予算ですね。8番議員さんが言いました5名というのは、その応援の先生のほうが4月から1人増えております。その増えた方の賃金が確かに増えているんですけども、あくまで応援の先生ですので、月に今現状では24時間勤務が1日と平日勤務が1日の勤務だけでございます。それについては4名の先生の当直の負担がかなり厳しいというのはもう以前から言わせていただいていることなんですけども、厳しい状況の中で応援の先生に来ていただいて、少しでも今おられる常勤の4名の先生の負担を軽減するための応援の先生ですので、御理解をいただきたいと思います。 ○議長(﨑山文雄) 8番、所君。 ○8番(所 順子) 今の説明で補正予算でこの2名の方の賃金がアップと今答弁がありましたですけれども、これはなぜ賃金アップなのかが知りたいですし。  そして以前私は質問いたしましたですけれども、4月以降、橋本市民病院にお二人の医師がお勤めというんですか、派遣されてというか、出張で働きに行っていらっしゃる。それに関して1日5万円の給料ですかね、それはどこに入られてるんですかということを前にお尋ねいたしましたら、病院のほうに収入が入るというふうな答弁を前のときにはいただいております。それは今回補正のときにはのぼってまいりませんでした。この賃金がアップされたというのはこのお金ではないのですか。その辺のところをお伺いしたいです。  そしてまた橋本市民病院でお働きになったお金は、補正を今度いたしますということですけれども、それはどのようなところに入るのでしょうか。その辺のところをお伺いいたしたいです。 ○議長(﨑山文雄) 上江診療所事務長。 ○診療所事務長(上江良幸) 補正の件ですけども、賃金のアップというのはあくまで応援に来ていただいている先生が増えたということで、今まで応援の先生は実際こちらに来られてる方は2名でした。実際に来れる方は。それで4月以降1名の方が新たに応援に来てくれるという形になりましたので、新たに来てくれる方についての補正をさせていただいたので、常勤ではなしに応援の先生の補正ですので、それが1名分補正させていただいたということです。  それと、市民病院への応援の件なんですけども、和歌山県と高野町で、和歌山県職員医師の派遣に関する協定書というのがございます。その協定書によって現在和歌山県のほうから2名の派遣を受けているというのが現状です。  その中で、これまでも協定書に基づいて2名の先生を派遣していただいたんですけども、今回、4月から病院から診療所になるということもありまして、県としましては病院から診療所になったということで、県としての考えは伊都橋本の医療圏がございます。その医療圏に県から2名のお医者さんを派遣しますよ。高野町に派遣はするんですけども、医療圏に対しても2名のお医者さんを派遣しますよという考え方なんです。その医療圏の中で橋本市民病院さんのほうが医師不足というのが、どの病院でもそうなんですけども、医師不足がございます。その中で市民病院さんのほうへ、県のほうから、うちに県から2名来られてる先生の中でうちの診療所の業務に支障のない範囲で市民病院さんのほうへ応援に行ってくれませんかというのが事実です。  給料については全く今までどおりでございますので、その応援に行った賃金については市民病院さんからうちのほうで行った回数に応じていただいております。それを今回の補正には入れてませんけども、1年間を通して回数が出てきますので、その分については3月補正で収入として補正予算を組まさせていただいて、そちらのほうへ入れると。今も現実的に入ってますので、今の実情では雑収入のほうへその収入については入れさせていただいております。  以上です。 ○議長(﨑山文雄) 所君。 ○8番(所 順子) 雑収入の中に入っているということでございましたですけれども、それは私は予算のところでお尋ねができなかった部分でありますけれども、雑収入でこの収入は今度入ってこられるという見込みでありますということを思っていいんですよね。わかりました。その件に関しては理解をいたしました。高野町の収入に入るということですよね。  先日、診療所に私が用事があり行ったところ、見かけない事務員が2名おられました。人員削減で役場に配置がえされた方もおられますのに、新たに雇用した理由は何でしょうか。簡単明瞭にお答えいただきたいのと。  この方は高野町民ではないとのことですが、かつらぎと橋本の方ということをお伺いいたしました。これも本当でしょうか。そして、雇用の募集はいつどのような形で行われましたかというところをちょっとお尋ねいたしたいです。 ○議長(﨑山文雄) 上江診療所事務長。 ○診療所事務長(上江良幸) これも9月の補正のところの関連となると思うんですけども、4月に診療所化しまして、その時点で診療所の中で全体の人員の見直しがあり、事務のほうへ中で異動があり、1カ月、4月、5月、2カ月ですか勤めていただいた方がおります。その方が退職というふうな形になりまして、事務のほうで人員がまた減ったということになりました。  その中で、年度途中でもございますので、人事異動も難しいということもありまして、また人員削減の分とか経費の削減の分がございましたので、今後の事務所内の事務をどないしていくかという中で、業務の委託という形で今回させていただいております。  その業務委託の中で委託をしております職員として、8番議員さんがこの間来たときに見られた方は委託をしている会社からの職員でありまして、住民票のほうは高野町にはございませんけども、かつらぎ町、橋本のほうから来ていただいておりまして、2人の方がおるんですけども、2人で1カ月で16日間を業務の委託をしておりますので、1人については16日間のうちの週に1回、もう1人の方については残りの日数という形で、大体3対1の割合ぐらいで来ていただいております。できることなら同じ人にずっと来ていただきたいというのがあるんですけども、会社さんの都合によりまして2人の方が来れるときにかわるがわる来てもらっているというのが実情でございます。  以上です。 ○議長(﨑山文雄) 所君。 ○8番(所 順子) それでは高野町でも募集とかそういうのはなさったのでしょうか。町民の方でも働きたいと希望する方もおられると思いますが、その辺のところはどのようになっていたのでしょうか。これでは診療所の職員を減らしているのか、増やしているのか、私には理解ができませんが、その辺のところを。そしてましてや委託などということは私どもは聞いておりません。その辺のところを説明、簡単明瞭にお願いいたします。時間もございませんので、よろしくお願いいたします。 ○議長(﨑山文雄) 上江診療所事務長。 ○診療所事務長(上江良幸) 委託については事務の即戦力としての委託です。アルバイトで来てもらう方法もあるわけなんですけども、即戦力として会社のほうへ委託して、業務を委託しているというのが実情です。  それと、あとどうしても診療所の中の業務の中で、事務に占める割合というのがなかなか減らすことができない。ほかの部分で機械化してますので、その機械を使う上で事務のほうの負担割合が増えております関係上、どうしても事務のほうに回さざるを得ないというのが実情ですので、御理解いただきたいと思います。 ○議長(﨑山文雄) 所君。 ○8番(所 順子) 私の言いたいところは、高野町の方を必要ならば雇っていただければ税収も入ることですのに、ほかの地域でお雇いになったという意味が理解できないんですよね。こういうことをやっていっていいのかなというところが、町当局の人事に関係のあることは町長様の人事関係ですので町長も御了承なさったこととは思うんですけれども、このようなことをしていいのかどうかというのが少し疑問が残りますね。やはり高野町の、今までしてた業務は別に委託しなくても高野町の方で賄っていけてた事務ですし、その辺のところは高野町の人を雇っていただいたほうがよかったのではないかと、こういうことをやっていただいたら困るのではないかと、私は町民代表として思っております。  この辺についてもう一度、簡単明瞭で、ほかの質問もやりたいので答えていただきたいです。高野町の方をどうして雇わなかったのか。 ○議長(﨑山文雄) 上江診療所事務長。 ○診療所事務長(上江良幸) 8番議員さんの質問なんですけども、そのとおりできることが一番望ましいとは思うんですけども、委託している会社が高野町の会社ではございませんので、そういう関係で他町村の職員となっております。 ○議長(﨑山文雄) 木瀬町長。 ○町長(木瀬武治) 現在、病院の事務職員は1名、病院の当時に比べて1名減になっております。職務がえということで、先ほど事務長のほうから答弁があったわけなんですけども、4月、5月、高野町の職員が事務職、看護助手だった人が事務職のほうに配置転換となったわけです。その間に事務職の勉強をしていただきました。ただ、個人的な理由がありまして、自主退職をされたわけです。事務職、急遽専門的な知識が必要になりますので、委託をして急遽委託業者に依頼をして、今現在そのようになっております。ただ、これは来年の3月までの契約という形になっております。それ以降については検討をしていきたいと思っております。  以上です。 ○議長(﨑山文雄) 所君。 ○8番(所 順子) それは詭弁だと思います。高野町の方で十分どんな難しい業務であろうか私は存じ上げませんですけれども、今まで高野町の診療所の職員がやってきた業務でありますので、別に委託せずもやっていけたのではないかと私は思っております。  そして、お医者さんのクレームも時々耳に聞こえてまいります。そのところも診療所として心配な部分も多々残っております。人口減、患者減、本当に診療所はこの先大丈夫なのか。よそ者じゃこれはちょっと言葉が悪いですけれども、高野町の住民でない方を働かす。せっかく院外処方をして職員が薬剤師の方がお二人がおやめになっていきます。でも人口が減ったときはどうなるのかな。患者が減ったときにはどうなるのかな。この院外処方のせっかく調剤株式会社をつくったにしても、さまざまな不安が残ります。この先は診療所として長く続けられるように予算も考え、また医者の自助努力もしてほしいものです。どうしようもなくなってから議会に振ってこられても、そのときは遅過ぎるということのないように願いたいものです。  この質問についてはこれで終わらせていただきます。  次の質問に入りたいと思います。  ごめんなさい、これに関しまして何か答弁ございましたらいただきたいです。  不安だから、その辺のところはどうなのかということを聞きたいんです。 ○議長(﨑山文雄) 上江診療所事務長。 ○診療所事務長(上江良幸) 診療所になりまして、新規事業として在宅医療のほうを今重点的に行っております。訪問診療、訪問看護、その部分で今後充実していき、そしてそれに伴って看護師さん等の減少等がありますが、よりコンパクトにした中で町からの繰入金を十分に生かしながらやっていきたいと思いますので、できるだけ削減できるところは削減し、必要な部分についてはまたお願いすることもございますけども、精いっぱいやっていきますので、よろしくお願いいたします。 ○議長(﨑山文雄) 所君。 ○8番(所 順子) では、次に行きたいと思います。  8月1日から20日まで、マイカーの駐車に関する社会実験が行われましたが、参加しない事業所などもあり、種々問題やクレームがあったとお聞きしております。実施計画に基づく計画が出ていましたら、簡単にお聞かせをいただきたいと思います。先ほどの課長の説明では、協力された事業所は31件、99人が参加したとお伺いはいたしております。私はこれは決してよい結果とは思っておりません。そのようには思っていません。住民はいろいろと振り回された部分もあったのではなかろうかと思っております。この辺のところはもう一度お伺いいたします。 ○議長(﨑山文雄) 辻本企画財政課長。 ○企画財政課長(辻本幸弘) 失礼いたします。  ただいまの御質問でございますが、まず社会実験を行うに至った理由につきましては、現在総合交通計画の策定をしております。その中でやはり高野町といいますか、高野山内、その部分の通勤車両のあり方、また駐車場のあり方というのが特にクローズアップをされました。  そういった中で、まず中心部、もちろん金剛峯寺前の駐車場が基本となるわけなんですけれども、そちらの駐車場をどのようにしていくかという中で、基本的にはその周辺の事業所の通勤の方の車が多いということもありまして、金剛峯寺前から刈萱堂前の間の事業所、一応全ての事業所を町のほうから訪問をいたしまして、従業員の方で通勤されている方、そういった方がもしおられて、本山前の駐車場なりを利用されておるんであれば、今回の社会実験に参加していただきたいというお話をさせていただいた中で、99人の方が御協力いただいたということになっております。  それでいろいろ問題があったかというようなこともあるわけなんですけれども、社会実験の期間中につきましては、特に役場のほうにはこれといったクレーム等のものは来ておりません。そういうことで、今回の実験は成功したとか失敗したとかではなく、今後の検討の一つになったと考えております。  以上でございます。 ○議長(﨑山文雄) 所君。 ○8番(所 順子) 今の課長の説明でクレームはなかったというのはまた後で、ちょっと私が先に進めたいので、後でまた時間があれば質問いたします。  高野町総合交通計画検討委員を任命して、平成22年度より委員会が何度か開催されているようです。構想や理念は美しく映りますが、現実を見据えない空論と思えるところも見受けられます。町民の関心事は環状道路にあります。既に着工され、平成27年までには完成する予定のようですが、当初、環状道路から山内に入る道も計画されていましたが、この案件はいかがなりましたでしょうか。この進入道路ができるか否かによって、山内の交通体系も大いに変わると思われます。進入道ができるかできないかの回答を棚上げにして、将来の交通体系を議論してみても意味のないことと思います。  実際、山内を歩き、周遊することを想定しているようですが、車や観光バスで登山した方が料金まで払ってバスに乗ったり、中の橋や大門から歩かれると思われますか。私は当初から、環状道路の設置には反対してまいりました。後藤町長のときからでした。高野山に登山される方々から聞かれることがございます。高野山はどこですか。ここが高野山ですよとお教えしたら、いいえ、判をもらうところですと、奥の院が高野山だと思っている方が多くおられます。奥の院は参拝料をいただかないから参拝客の把握は難しいかもしれません。しかし、金剛峯寺や伽藍に比べ、5倍も10倍も人が多いと思われます。登山者にとっては、それで事足りる方が多いのです。  環状道路ができて、中の橋の向こうに駐車場ができれば、なお一層その傾向が強くなると思われます。そうなれば、今の五の室のように、昔はにぎわっていたのがうそのように千手院、小田原通りもにぎわいが衰退するのが目に見えるようです。だからこそ進入道路でもできれば何ほどか役に立つことと思っております。  安心して歩ける町、静寂と風情あるにぎわい、高野山の原風景の回復など、耳当たりのよい言葉ですが、もっと現実を直視する必要があるのではないでしょうか。今後の施策をお聞きするとともに、専門家と言われる学識経験者なども委員に入っていますが、これに対する予算はどのぐらい出され、幾らぐらい使っておられるのかをお尋ねいたしたいと思います。 ○議長(﨑山文雄) 辻本企画財政課長。 ○企画財政課長(辻本幸弘) 失礼します。  ただいまお話にありました環状道路、またアクセス道路というお話があったわけなんですが、この検討委員会におきましては、環状道路、アクセス道路をどうするこうするというような検討委員会ではございません。まず環状道路ができるということを契機に、高野山内の交通のあり方を考える、また人がどのようにして周遊いただけるかという方向を考えていただくというような検討委員会になっておりまして、それに基づいて計画を策定していくということでございます。公共交通も現在南海りんかんのバスが路線を走っているわけなんですけれども、そういった路線の変更等いろいろ検討もしていただいております。  そしてまた人の歩く道といいますか、そういったところの修理、修繕、また今現在でしたら奥の院方面への参拝客、観光客は多いわけなんですけれども、大門での人の流れというのは少ないことも事実です。ですので、大門方面においての整備等々も含めた中の公共交通計画ということになってまいります。  それから、委員さんです。検討委員の中の学識経験者に幾ら払っているかということでございますが、1回来ていただきまして報酬として8,000円お渡ししております。ですので、去年5回しておりますので4万円の歳出ということになっております。その他の委員さんにつきましては無報酬で来ていただいております。  以上でございます。 ○議長(﨑山文雄) 所君。 ○8番(所 順子) これをなくして考える計画、そういうふうなのは無意味だと思います。これからできる環状線、そして日本の高野町につながる道。それを想定しての計画でない。そうしたらどうしてこんな学識経験者までお雇いになって、こういうことを住民が嫌う、ましてやいろいろクレームもつくようなことをなさるのか。それは不思議でたまりません。これはやはり環状線ができ、また駐車場も計画し、その上での社会実験と私は認識してるんですけれども、ただいまの課長のお答えでは、これとはまた別の計画だとおっしゃいました。こういうことにお金を使っていいのでしょうか。とても考えられない部分でございます。その辺のところはどう思ってらっしゃいますか。 ○議長(﨑山文雄) 辻本企画財政課長。 ○企画財政課長(辻本幸弘) ただいまの学識経験者云々というお話がございますが、この委員会の中には地元代表者6名、交通事業者4名、道路管理者2名、交通管理者1名、学識経験者1名、その他1名、合計15名の委員で構成されております。ですので、この計画云々につきましては、広く関係者の意見も聞き、各団体の意見につきまして、この高野町をどのような形で交通計画を立てていくか、身近な人からの意見も聞くということであって、学識経験者だけの方が計画を立てるというものではございません。
     以上でございます。 ○議長(﨑山文雄) 所君。 ○8番(所 順子) 時間も迫ってまいりましたので、診療所、交通問題にかかわらず、委託の委員会が多過ぎるように思います。本来は町長が、あるいは副町長がよきブレーンを持ってつくり上げていくべきで、国や県のように予算が潤沢にあるわけではないのです。町長の私的諮問機関とすれば、例の収入も必要ないと思われます。今後はそのあたりを考慮され、進めていただきたいと思っております。この無意味な学識経験者を雇ってのこういう検討委員会、ましてやいろいろ検討会とか、病院の検討会とかもございますけれども、そういうのを今言ったような方法でやっていただいたほうがいいのではないかと思いまして、私の質問を終わらせていただきます。  そして、検討委員会のクレームと言いますのは、住民の方からではございましたですけれども、商工会の会長さんが道に車を置いていて、このことに参加しなかったという住民の方がいらっしゃいまして、多々お耳に聞くこととなりました。皆さん、検討委員の中にはこういう駐車証をもらう、もらわないというのは、ある一部の方しか内容がわかっていなくて、ほかの住民の方は認識不足でありますので、その方たちからすれば、商工会の会長さんがそういうふうなことをしてもいいのかというふうなことも耳にしたんですよ。そういうクレームが出るということは、やはり高野町の住民が全員把握もせずにこういう実験をなさった結果だと思いますので、このようなことがないように、実験をなさる場合とか、いろいろなさる場合もございましょうですが、考えてこれからはするのであればやっていただきたいものでありますし、私はこういうのは無意味だとは思っております。  以上でございます。私の一般質問を終わらせていただきます。 ○議長(﨑山文雄) しばらく休憩します。               午前11時55分 休憩               午後 1時05分 再開 ○議長(﨑山文雄) 休憩前に引き続き、議事を進行します。  一般質問を続けます。  7番、松谷君。 ○7番(松谷順功) 質問の機会を与えていただきまして、誠にありがとうございます。  高野町の防災計画についてお尋ねいたします。昨年9月、紀伊半島を襲った台風による被害及び東日本大震災は記憶に新しいところでございます。隣接する野迫川村では深層崩壊による大被害を受け、復旧に向けて作業が進められているところでございます。  平成24年3月30日、本年ですが、高野町防災会議より、地域防災計画が発行されております。大規模な地震、風水害はいつ起こるかわからず、基本となるこの計画に従って災害予防、応急対策、災害復旧がマニュアルどおり実行できることが大切と思っております。そんな中で特に地震に絞りましてお尋ねいたしたいと思います。  高野町は中央構造線による地震、それからまた東海や東南海で起こる地震を想定されております。南海地震が100年から150年におきまして繰り返して起きており、東南海大地震を踏まえまして内閣府はさらに広い震源域を設定し、3連動地震、マグニチュード9を南海トラフ巨大地震と呼び、確率は低いものの警戒を呼びかけております。  そこで防災計画の中の地震の被害の想定が出ております。これ第5節で出ております。皆さん御存じだと思いますが、和歌山県では地震の被害の想定調査を行い、平成18年3月に調査結果を公表されております。高野町は東海、東南海地震ではマグニチュード8.6、地震の想定震度は震度5弱から5強というふうに言われております。それから、中央構造線による地震、いわゆる淡路沖から奈良付近についての中央構造線ですが、これはマグニチュード8相当、震度5強から6強というふうな想定が出されております。時刻や季節によってもいろいろ条件が異なってくるわけでございますが、冬の18時というのは一番危険だというふうに言われております。観光客等の想定はされているかどうかということは書かれておりませんので、この辺はちょっとわかりかねます。  ただ、被害予想ですが、中央構造線による地震、東南海と分けて出ているわけですが、地震等による全壊というので、中央構造線による地震によりますと262棟が全壊するというふうに予想されております。火災による消失、これも条件の悪いときですと20棟、被害総数は最大で311。それから全壊や消失率、パーセンテージでは7.7%、死者最大14名、これは中央構造線による地震でございます。東海、東南海の地震の場合は数値は少し低いようでございます。  それから、負傷者数ですが、最大68名。それから道路等の施設被害、これも最大17カ所、鉄道被害は1カ所、上下水道は最大3,089、断水人口ですね。80.3%、ほとんど断水しますよということです。それから、停電人口ですけども、停電人口最大5,355というふうな数字が出ておりまして、地震後、復旧するには約1カ月かかるというふうに見られております。  一時的な避難者等につきましても、人口の半数近く、半数以上になりますから2,000名ぐらいが一時住居制約者という形になっております。帰宅困難者も50%を超えております。以上の条件のもとで、東日本大震災のときのように、想定が出ておるわけですから、二度と想定外という言葉は使えないと思います。  そこで質問に入りたいと思います。  質問の概略だけお話しします。まず、総務課長さんですが、庁舎の耐震は幾らかという内容です。町長さんには、市庁舎の耐震はどのように考えられているのか。それから総務課長さんには実動に備えて職員の合同訓練をされているのかどうか。それから町長さんに、将来を担う若い職員の技術者資格の場を与えられる考えがあるのかどうか。それから、副町長さんには緊急通報システムや自主防災組織と消防との連携についてをお聞きします。それから教育長さんには、非構造部分の耐震化はできてますかという御質問をさせていただきます。  まず第1問としまして総務課長さんにお願いします。本年、高野山総合診療所、消防署の耐震化は計画されています。来訪した職員、住民、職員も含めまして、生命、戸籍等の重要な書類を守らなければならない役場庁舎はどれぐらいの地震に耐える強度があるのでしょうか。また書類の保管状況はどうでしょうか。バックアップ体制はどのような形でできているのかをお答えください。  あとは自席でやらせていただきます。  以上、よろしくお願いします。 ○議長(﨑山文雄) 尾総務課長。 ○総務課長(尾 和哲) 松谷議員さんの質問に御説明させていただきます。  まず役場庁舎の耐震強度はどのぐらいかということでございますが、平成15年に耐震診断を行っております。それに基づきまして結果が出ておりますので、御報告させていただきます。  庁舎の耐震診断は、平成15年8月に第2次診断を実施、診断結果としては最小値で0.45から0.21と全ての階のはり間方向、桁行き方向とも比較的体力が小さいということでございました。本庁舎は1961年、50年前の設計のため、当時の基準より断面サイズが小さいことと、柱、はりの主筋量とせん断補強筋も少ない構造設計となっているというふうな結果が出ております。  そのために一応今の震度6強が来たら、役場の庁舎がということになってたら倒れるおそれも出てきますので、今後、上司と協議しまして、どういうふうに補強していくかということは協議させていただきたいと思います。  それと、書類の保管状況なんですけども、現在、今年高野町で震災等緊急雇用創出事業ということで事業を行って、本庁庁舎に保管されている文書を整理し、文書事務情報公開制度及び個人情報保護制度に係る事務等が円滑に推進できる基盤を構築するとともに、災害による文書の被害を最小限にするために事業を今行っております。  重要書類とかということについては、一応公民館のほうへ保管するようになっております。それとそれが今年整備されたら、データは一応いただくようになっておりますので、どこに何があるというデータが明確にできるようになっております。  それと、バックアップなんですけども、バックアップについては本庁の向こうの北別館にありますコンピュータ室のとこに戸籍とかそういうのがありまして、あそこは耐震の強度になっておりますので、住民票とかそういうやつは皆そこに入っておりますので、書類としてはもう大丈夫と思います。バックアップ制度に対しては十分に行っていると思います。  以上でございます。 ○議長(﨑山文雄) 松谷君。 ○7番(松谷順功) 6強ではつぶれるというふうな御説明だったと思うんですけども、今現在何ぼぐらいの震度に耐えられる。数値を言うていただきましたけども、過去の例からいうて、どのぐらいに耐えられるというお考えでしょうか。 ○議長(﨑山文雄) 尾総務課長。 ○総務課長(尾 和哲) 一応阪神大震災のときは5弱でしたので、それぐらいの震度には耐えられるということを聞いておりますので、よろしくお願いします。 ○議長(﨑山文雄) 松谷君。 ○7番(松谷順功) 5弱に耐えられるということですんで、それに何らかの補強をすれば6を確保することができるかもしれません。データにつきましては公民館にデータを保管しているということと、バックアップ体制は北別館でやっている、これは耐震ができているので大丈夫だという御回答でしたので、この回答はこれで結構でございます。  続きまして、町長さんにお願いします。安心、安全を目指されている町長は、庁舎の耐震をどのように考えられ、耐震補強をいつ実行される予定ですか。災害時には対策本部になる、役場庁舎が対策本部になるというのが基本ではないでしょうか。この辺につきましてはいかがでしょうか。  昭和55年の建築基準法の施行令の大改正によりまして、中規模地震、震度5程度によりまして建築物の構造が軽微な損傷であること、それから大規模地震震度6以上で建物の倒壊を防ぐとともに、圧死者を出さないというのが目的で、55年改正、56年施行という形になってるわけですけれども、この辺に対して町長さんは現在どういう考えを持っておられるのかをお聞きします。 ○議長(﨑山文雄) 木瀬町長。 ○町長(木瀬武治) 総務課長が答弁をしました。阪神大震災においては、高野町は5弱であったと。もちろんそのときには耐えたわけです。7番議員さんの先ほどからの質問の中で、南海トラフ大地震が起こった場合には国の想定では6弱であると。この間新聞紙上では6弱という発表があったように記憶をいたしております。それと中央構造線に関しましては6強の地震、震度があるんではないかという想定であります。もちろん高野町においては中央構造線の地震が起こった場合には震度のほうが高いということで、非常に中央構造線のほうが怖いと感じております。  この建物自体、平成15年、先ほどある議員さんとの話の中で、20年というようなお話をさせていただいたわけなんですけども、私の記憶違いで15年に耐震診断をとった場合には、費用的な分ももちろん出ております。かなりの経費がかかるという部分で先延ばしになってきたのが現状です。  ただ、先般、マスコミの報道の中でも耐震に対する簡略化といいますか、作業方法もかなり経費を削減する方向性のものが出てきているようです。その辺のところもかんがみて、経費ももちろんかんがみた中で、耐震構造には着手をしていくべきであろうし、行かざるを得ないと考えております。  ただ、この建物を耐震にするか、建てかえ云々というような問題もあろうと思いますので、その辺のところもかんがみながら、時期的には今ここで答えられませんが、よろしくお願いをしたいと思います。 ○議長(﨑山文雄) 松谷君。 ○7番(松谷順功) 時期的には考えられないけど、耐震のことは考えてますよという話。  それから、これは一部新聞での紙上でございますけども、清水建設さんがタフネスコートといって吹きつけ材でゴムのような形、いわゆる被覆するような形のものを考えているようでして、これも実用化にはまだ3年ぐらいかかるというようなことで、私自身も清水建設に直接電話して聞いてみたんですが、まだ実用化はされてないようですが、研究はされているようです。この辺ももしよければ、この建物に合致するかどうかわかりませんけれども、ひとつ参考に検討していただきたいと思います。  それから、続きまして第3問目に移ります。総務課長さんにお願いします。災害対策本部の組織図、各部、班の4分所は決められてますが、実動に備えまして、職員全員による合同訓練をされておりますかどうか聞きたいと思いますが、お聞きします。よろしくお願いします。 ○議長(﨑山文雄) 尾総務課長。 ○総務課長(尾 和哲) 災害時の実動に対しての訓練ということで、本庁では今のところやっておりません。ただ、昨年から平野議員さんの災害時の防災訓練をということで、やっていただきたいということで言われておられたんですけども、今年ちょっとある地域を想定して、一応災害の訓練をしようかという計画は今しておりますので、時期的にはちょっとまだわかりませんけども、防災の自主組織のできている町内会と打ち合わせて、どういうふうにして災害対策ということで防災のことでやっていくかということを、今ちょっと担当の者と話をしておりますので、それを実施してやっていきたいと思いますので、よろしくお願いします。 ○議長(﨑山文雄) 松谷君。 ○7番(松谷順功) ぜひこの組織図に従いまして、実動に備え合同訓練をされることを期待したいと思っております。  続きまして、町長にお願いします。災害に強いまちづくりのために、将来を担う若い職員さんにいろいろな技術や資格の習得の場を与える積極的なお考えはございませんでしょうか。できれば1人一つ以上の資格を持つような集団を形成するようなお考えはないでしょうか。お願いします。 ○議長(﨑山文雄) 尾総務課長。 ○総務課長(尾 和哲) 済みません、災害に備えての技術、資格なんですけども、今のところ大型特殊車ということで、グレーダーの運転をできる者が4名おります。それと今年県下で5年計画なんですけども、災害の家屋調査評定員ということで、県下で、一応県が100名程度用意しまして、災害時に起こった家屋の調査ということで評価員ということの研修で、その研修を受けたら知事に認定していただけるということで、今年うちで3名行かす予定でおります。それは5カ年計画でありますので、最低うちの町として5名ほど行かせたいと思ってます。  それについては災害のときに応援協定って、うちで起こってなかっても、去年東日本大震災のときらかて各町村から全国から応援に行ってるんですけども、そういうふうな応援のこともありますので、県下で100名ほど募集してやるんで、今年は3名うちも行かせて、最低でも5名はとって、そういう資格とか行かせたいと思っておりますので、よろしくお願いします。 ○議長(﨑山文雄) 松谷君。 ○7番(松谷順功) 現状は今課長さんからお話しいただきましたですけども、私が聞きたいのはそういうことではなくて、災害に強いまちづくり、安心、安全のまちづくりのために、町長さん自体がそういう積極的なお考えがないかどうかということで、町長さんにお伺いしているわけです。ひとつよろしくお願いします。 ○議長(﨑山文雄) 木瀬町長。 ○町長(木瀬武治) 今総務課長が答弁をしましたのは、災害が起こったときの答弁でございます。もちろん災害が起こったときにはそのような形でこれから順次職員を研修に参加をさせていただくと。  7番議員さんは災害が起こる前の技術といいますか、その辺のところがちょっと認識、理解しにくい部分があるんですけども、できれば再度質問をしていただければありがたいです。よろしくお願いします。 ○議長(﨑山文雄) 松谷君。 ○7番(松谷順功) 町長さんの施策の中に安心、安全のまちづくりというのがございます。その中で現在いろんな方が資格を持って対策できるとは思うんですけども、これから今育ってきている若い世代の方に町長さんは積極的に資格を取らせていって、強いまちづくりの人づくりというんですか、体制をつくるお考えはございませんかということでございます。そういうお考えはありますかということです。 ○議長(﨑山文雄) 木瀬町長。 ○町長(木瀬武治) 非常に再度質問をさせて非常に申し訳ございません。理解不足で非常に申し訳ございませんでした。もちろんその気持ちは重々胸に秘めてそのような形で研修等々を受けていくように指導をしていきたいと思っております。  以上です。 ○議長(﨑山文雄) 松谷君。 ○7番(松谷順功) ありがとうございます。  続きまして、教育長さんにお願いします。  災害時、避難所となる学校の耐震化はできていると聞いていますが、非構造部分の耐震化はできていますか。例えば家具であるとか、つり照明器具、高さ6メートル以上、200平米以上のつり天井、ガラス等の安全について配慮されておりますか。子供たちの避難訓練は定期的に行われていますか。避難所を必要なもの、改修しなければならないところはありませんかという質問です。ひとつよろしくお願いします。 ○議長(﨑山文雄) 上中居教育長。 ○教育長(上中居悦弘) 議員の御指摘の件ですが、学校施設は子供たちの活動の場であるということ、そして非常時、災害時には地域住民の緊急避難所として役割を果たすことから、その安全性の確保は極めて重要です。特に、近年中に発生が予想される東南海地震、東海、あと中央構造線による地震の被害から子供たちを守るため、地震に強い施設づくりは緊急の課題であると考えております。  まず、学校の非構造材の耐震化についてでありますが、今松谷議員がおっしゃったように、非構造部材といたしましては、天井材、内装材、窓ガラスなどの建築非構造部材と、あと照明器具、放送器具、テレビや書棚、そしてピアノなどの設備機器や家具等があり、地震発生時の被害を軽減するためには、早期点検により可能なものから順次耐震化をしなければなりません。  方法といたしましては、各学校で現場で行われております定期的な点検、対策の継続に加え、専門的な知識や多額の費用を伴うものについては、2年に1回の施設検査、定期点検の活用や、あるいは必要によっては、この必要によってはというのは、恐らくこの2年に1回の点検による報告に基づいて必要を感じた場合、専門家に依頼して調査、点検を依頼し、学校と調整を図りながら計画的に耐震化工事の実施に取り組んでいきたいと考えております。  次に、避難訓練の実施状況についてでありますが、管内各校におきましては、地震や火災、大雨による土砂崩れなど災害発生を想定した訓練が、各校の学校防災マニュアルに沿って年2から3回実施されております。そしてその実施結果につきましては、直近の校長会で報告されており、常に緊急措置がとれる体制を確立しております。  3点目である災害時緊急避難所として指定を受ける学校施設の整備予定についての御質問について答えさせていただきます。  一応高野町では小学校屋内運動場3校、中学校屋内運動場1校が避難指定所として指定を受けております。災害時には各校それぞれの裁量で受け入れをすることとなります。屋外、屋内利用のトイレ、これはともに洋式トイレを設備しておるのですが、これは高野山小学校にあるのみで、ほかの学校は屋内運動場のみの設置となっております。この中で高野山中学校については洋式トイレはちょっとございません。あと屋内運動場のスロープは富貴小学校、花坂小学校に設置されておりますが、備蓄倉庫や通信装置、自家発電設備、貯水槽、要援護者や女性に配慮されたスペース等は今のところ設置されておりません。  このことにつきましては、今後の整備につきましては、防災担当部局との間で互いに役割を明確にし、連携協力して支援制度を活用し、計画的な実施をできればと考えております。  ただ、学校施設を改修する機会があるときには、特に室内運動場の改修時には、防災部局と連携の上で必要と考えられる防災機能について検討対応したいと思っております。  以上であります。 ○議長(﨑山文雄) 松谷君。 ○7番(松谷順功) まず明確に答えられなかったんですけれども、非構造部分の耐震化はできてますかということでお尋ねしました。実は新聞の報道によりますと、高野町はできていると、100%できているという報道がされてます。これにつきましてはいかがでしょう。何かやはり問題というか、国からのこれに対する質問事項が非常にあやふやで、間違って報告した例というのがあるようでございます。県下では3市町村が耐震化を誤って報告したということで訂正されてます。例えば和歌山市が100%というのをゼロ%に変えたり、日高町は100%というのを25%に変えたり、上富田町は100%を66.7%に変えたりしてるわけでございますけれども、高野町は100%のままになって、非構造物の耐震はできているという形になってますが、これはどなたがどのように答えられたんでしょうか。 ○議長(﨑山文雄) 上中居教育長。 ○教育長(上中居悦弘) お答えいたします。  恐らく今松谷議員がおっしゃられたのは9月14日付の朝日新聞で報道された内容と思われます。この内容を朝日新聞のほうでは、県内公立小学校372校の非構造材、耐震対策実施率は23.7%と低いと。  この調査自体は、最初に県のほうから高野町について調査票が来たのは今年の5月であります。その5月のときに高野町の耐震対策の現況について問い合わせがありました。それで各管内、各校4校について、校長先生のほうに連絡させていただいて、各学校、これは毎学期ごとに点検は各校でしておるんでありますが、これは法律のほうで学校保健安全法施行規則のほうで決まっておる点検でありますが、あといつもやっている点検、文部科学省の学校施設の非構造部材の耐震化ガイドブックに基づいた目視での調査を行っていただきました。  その結果、各学校において特に問題になっているところはありませんということを受け、それを集計して県のほうにまずは報告させていただきました。その後、県のほうで、そのときはそのままで報告させていただいたんでありますが、その後、9月14日に朝日新聞のほうで出たわけでありますが、新聞社のほうから当教育委員会のほうへ指摘、問い合わせはありませんでした。  あと県の教育委員会のほう、新聞社の報告の前だったんですけど、県教委のほうからもう一度電話で問い合わせがあって、高野町については今年は、今回問題はないんですねということで、問題はあるかないか、対策は問題はあるかないか、その2つのどちらか、ないんですねということで念押しがありました。現状では問題となる部分が見つかっておりませんということで連絡させていただいたところ、それでは対策済みということで判断させていただきますということになりました。それで、その後に100%という結果が新聞のほうへ載ったということになっております。  一応県下でも構造材の耐震化を優先したために、非構造材部材の耐震化ができていないところが多いようです。本町においても今後よく調査し、対策が必要な場所があれば対策していきたいと思っております。  以上です。 ○議長(﨑山文雄) 松谷君。 ○7番(松谷順功) 私が言いたいのはそういうことではなしに、非構造部材というのを理解できてないん違いますか、教育長は。要するにただ今置いてるものが安全ですよということではないんですよ、これは。天井は落ちませんか、照明器具は落ちませんか、落下しませんか。ただ今現在ひっついとるというそんな意味じゃないんですよ。地震のときにそういうものが落下しませんか。それに対する対策をしましたかという内容なんです。ちょっとその辺の理解が逆なん違いますか、間違ってるのと違いますか。100%という回答やったら、高野山は何も問題ないということになりますけども。  例えば家具の固定ができてますか。ピアノ等の固定もできてますか。天井材が落ちないようにできてますか。僕は多分ゼロやと思うんですけども。まだ100にこだわって、100%で問題ないと答えらるんですか。その辺をお答えください。 ○議長(﨑山文雄) 上中居教育長。 ○教育長(上中居悦弘) 今の問いに答えさせていただきます。  先ほど申しました文部科学省の学校施設の非構造材の耐震化ガイドブックのほうで、一つ一つチェックシートになっております。その中で、実際一番基本は目視、遠くについては双眼鏡を使ったり、あと近いところでは目視、そしてさわって確認するということになります。  確かにパーセントで例えば日高町とか25%、あるいは由良町とか75%、そういうふうな値が出ております。これについてはどの程度まで耐震化ができておるかというよりも、各例えば10校があって、そのうちの何校ができている、あるいは何校ができていないということで、その割合がここに載っておると自分は判断しております。極端に言うと、それぞれの学校でどの程度できているか。これはあくまでも点検のたびに変わるはずです。高野町の場合100%というのは、これは高野町の場合現状では不具合のところの報告がないというのを集計して届けた結果100%と出ましたが、100%と出すつもりで自分は報告したわけではなかったです。こういう形の結果が新聞のほうに出たのは、ちょっと自分も初め見たときに、これは一体何だということにちょっと思いました。  ただ、目視と、あと自分たちは学校の設置者において図面の確認。あと建築基準法の第12条に基づく報告、これ2年に1回業者が入って、例えば天井材、モルタル材、それから防火扉の確認、そういうので業者のほうから連絡をいただいた分については、順次対応しております。例えば高野山小学校の外壁のモルタルの転落防止、あるいは高野山中学校の防火用扉の改修、こういう形で徐々にというか、非構造材の耐震の対応は、一遍には進まないんですけど行っております。
     そして、今申したように、各学校におけるチェックシート、これもございます。各学校のチェックシートに伴って、今おっしゃったようにテレビの固定とか、あるいは棚の上に物を置かないとか、そういうような形については学校のほうに指導させていただいてはおるんですけど、またそれについても確認していきたいと思っております。  以上です。 ○議長(﨑山文雄) 松谷君。 ○7番(松谷順功) 大分認識の違いやと思います。これは話でも、何か教育長を疑ってしまいたいんですが、あなた技術屋さんでしょう、もともと。ですよね。要するに耐震の設計をしてやった建物がつぶれてるわけですよ、もともと。非構造部材については耐震、もともと建築基準法をクリアして落ちてるわけですよ。そういうことを考えられてないんでしょうか。例えばロッカー一つにしても固定されてますか。そういうことを考えてほしいということを言うとるんで、ただいま物を置いてないから安全やと、そういうちょっと認識ではおかしいんではないですか。  要するに地震が起こったときに、例えばそういうものが壊れないというのが非構造物の耐震化ということなんで、ちょっと認識が違うというふうに私は思うんですけど、いかがでしょうか。簡単にお答えください、時間がありませんので。 ○議長(﨑山文雄) 上中居教育長。 ○教育長(上中居悦弘) 認識違いと申しますと、実際に構造材の部分についてはこれは全て耐震化は済んでおります。非構造材の部分について、例えば転倒防止、転落防止、できる部分のそれは各学校で行っております。それについて100%ではないと思います。ただそのことについては指導させていただきます。  あと例えば体育館、室内運動場のつり天井、これについては図面でつりのアンカーボルトの数、そして振れ防止のボルトの数、そういうのは定期的な点検のほうで確認していて、その中で指導いただいております。それで全面的な改修が必要だと判断した場合には予算化して対応したいと思っております。  以上です。 ○議長(﨑山文雄) 松谷君。 ○7番(松谷順功) 何回言ってもわかっていただけないようでございます。もう認識違いやと思います。要するに、安全であるということを、例えばつり天井一つにしましてもフックでかけておるだけで、耐震用のフックを使ってないんですよ。現実としては、今までの施工の分はね。だから要するに例えばV字型にするとか、真っすぐするんでなしにV字型につるであるとか、いろいろ耐震構造指針というか、基準はまだできてないようですけれども、そういうことを皆さんやっておられるんです、各地方では。全くしてないところもあります。それを安全やと思われたら困るんです。  ですから、教育長さんにおかれましては、何遍言うても同じことなんで、もうこれ以上言いたくはありませんけれども、そういうことを含めて地震が起こった際に、6強の地震が起こったぐらいのときに安全かどうかということを考えて検討いただきたいと。今現時点で置いてあるから、棚の上に物を置いてないから大丈夫であるというような考えでは困るということでございます。  次に移らせてもらいます、時間がありませんので、次に移らせてもらいます。  副町長さんにお願いします。過疎化が進む中、地域の安心ネットワークづくりを進めていただいておりますが、自主防災組織の現状、緊急通報システムの協力員の確保の状況、また消防との連携についてどのように組織化するのかをお答えいただきたいということでございます。ひとつよろしくお願いします。 ○議長(﨑山文雄) 中島副町長。 ○副町長(中島紀生) お答えいたします。  まず、近年非常に少子高齢化が進みまして、世界でも類を見ない長寿大国となっております。ここ高野町におきましては65歳以上の方が約40%というふうに高齢化が紀北地方で最も進んでおります。  また、ひとり暮らしのお年寄りの割合も高うございまして、重い病気をお持ちの方も少なからずいらっしゃるという状況の中で、孤独死といった悲しい事態を招かないため、あるいは災害時に1人取り残されることがないように、安心、安全な仕組みづくりを進めていく必要がございます。  そういう趣旨のもと、先ほどお話ございました現在地域安心ネットワーク構築事業ということで、健康推進課、防災対策室、消防本部、社会福祉協議会等が連携いたしまして、町内各地域で懇談会を開催しておるところでありまして、私も時間が許す限り一緒に回らせていただいております。そういう点を御承知で私を御指名いただいたんではないかなと思う次第であります。  御質問いただきました自主防災組織に関しましては、まだまだ初についたばかりのところでありまして、現在回っております懇談会の先で、そういう自主防災組織づくり、いつでも話しておりますし、今回っております趣旨は、先ほど申しましたひとり暮らしのお年寄りといったのが全面に出ておるわけでありますが、今の御質問の点も含めまして、連携をさらに強めて、安心、安全を進めてまいりたいというふうに考えております。 ○議長(﨑山文雄) 松谷君。 ○7番(松谷順功) 第1回目の緊急通報システムの協力員の確保の説明会に、協力員につきましての会議に出席させていただきましたですけれども、お年寄りの方が多くて、歩くのが精いっぱいというような状況でございます。消防署との連携についてはどのようにお考えでしょうか。 ○議長(﨑山文雄) 中島副町長。 ○副町長(中島紀生) 御質問の趣旨は、一朝事あった場合の緊急通報先の件ではないかと推測いたします。松谷議員におかれましては、第1回の説明会に御出席でありまして、そこで私どもがお話しいたしました緊急通報システムということについてお聞きいただいて、また会場で出た御意見を踏まえての御質問ではないかと思っております。  消防本部の位置づけでありますけども、この緊急通報の通報先でありますけど、各会場でいろいろ御意見をいただいております。我々も県内で既に実施をしておりますところのやり方も情報収集いたしました。  そうした中で、例えば近隣で申しますと九度山町、かつらぎ町では、通報はまず消防に入ります。消防に設置しました受信機には、利用者の既往歴、病歴ですね、を初め、さまざまなデータがシステム入力されており、消防ですから24時間速やかな緊急対応ができます。そして、消防が出動する際に、御近所の協力員の方々にも連絡して、通報者宅へ出向いていただくと、こういうシステムになっております。  今お話になった協力員というのはそういうことで、例えばこの通報システムを設置していただくひとり暮らしで御病気のお年寄りの御近所にお住まいの方々等を想定しておるんですが、その協力員の方の位置づけといたしまして、消防との兼ね合いで申しますと、まず通報が協力員の方のおうちに入って、その方に出向いていただいて、御確認いただいた上、消防に通報していただくという方法もございます。ございますが、お隣との距離が相当離れているというような地区もありますし、また深夜や早朝に緊急事態が発生するということもあります。協力していただく方御自身がもうお年寄り、御高齢というケースも多々ございます。そういう点から、通常の119番通報以上に一刻一秒を争う緊急時においては、協力員を第一通報先にするとその負担は過重になってくるかと思われます。  以上のような理由から、高野町におきましても第一通報先は消防本部にということを基本に考えておるところでございます。 ○議長(﨑山文雄) 松谷君。 ○7番(松谷順功) もう時間が差し迫ってまいりましたけども、今消防署のほうを基本にしたいということでございますが、実は消防署員の方、夜間に救急車が2台出て、担当者が1名しかいないというような現状もございます。消防署員を増やされるというようなお考えもあるでしょうか。救急車を増やすとか、現実2台ともないという場合がございますんですが、この辺につきましてどうでしょうか。簡単にお答えください。あと1分か2分しかありません。 ○議長(﨑山文雄) 中島副町長。 ○副町長(中島紀生) 増やす、増やさないはまだ検討しておりません。と申しますのは、通報事例を県下消防本部で確認いたしましたところ、今高野町が想定している件数というのはそんな日に何件とかそんなんではございませんで、今の想定では月二、三件ではないかというような状況でございますので、もちろん重なった場合どうするかという問題もあります。そういうときに協力員の方をどう活用するかということもあわせて考えながら検討していきたいと思います。 ○議長(﨑山文雄) 松谷君。 ○7番(松谷順功) 消防署が基本という形で問題はないという御回答だと思うんですが、ここでちょっと変則でよろしいでしょうか。消防長、何か御意見ございませんでしょうか。 ○議長(﨑山文雄) 中西消防長。 ○消防長(中西 清) 先ほど副町長が説明したとおり、消防としましても各地域、健康推進課、防災対策室、副町長、社会福祉協議会ともども回って地域の要望を聞いております。その中で、まず住民のことを第一に消防も考え、今副町長がおっしゃられたとおり、協力できるところは協力していきたいと思います。確かに松谷議員言われるとおり、消防にとってのデメリットもあります。しかし、やはり住民のことを第一に考え、進めてまいりたいと思います。  以上です。 ○議長(﨑山文雄) 松谷君。 ○7番(松谷順功) ありがとうございます。以上で質問を終わらせていただきます。 ○議長(﨑山文雄) 10番、平野君。 ○10番(平野一夫) 最後で、皆さん大変お疲れのところでございますが、最後までおつき合い願いたいと思います。  私の質問は、まず第1点目は町の予算の編成の行い方と、そして予算要望への町民参画について、まず第1点。  2点目は防災危険箇所の対策について。これについてはただいま前議員が述べておりました内容についても若干ダブることがございますが、御容赦願いたいと思います。  3点目についてでございますが、これも以前からずっと私が言い続けております熊谷寺の前のバス停の改修と、それからバス停と並行してあります熊谷寺の前の国道に面した壁面、これの改修工事、これは早急にやってほしいなと思います。  4点目、開創法会、国体時の観光計画について、この4点について質問させていただきます。  まず第1点目の、町予算編成についての意見と、それから要望がございます。これについてお答え願いたいと思います。  まず第1点目は、町予算の編成の仕方については、町長が毎年施政方針をして、自分はこういうように今年はしていきたいというようなことを施政方針で申し述べますね。それについて予算づけについて、そのときに町長がいかにその予算に、自分の配慮で目的の予算を組めるかどうかということを私は尋ねたいと思います。 ○議長(﨑山文雄) 辻本企画財政課長。 ○企画財政課長(辻本幸弘) 失礼いたします。  まず、今の平野議員からの御質問で、予算編成がどうなっていくかということでございますが、予算編成の全体の流れについて御説明をさせていただきたいと思います。  まず、企画財政課におきまして、毎年9月から10月、今の時期でございますけれども、一般会計の新年度予算の見込みを作成しております。現在は25年度の予算の歳入歳出の見積もりを行っている状況であります。また、例年11月に予算編成についての町全体会議を行い、その際に予算編成における町長からの指示、また企画財政からの注意事項等の説明を行い、また各課に対してはシーリングをかけ、その金額以内の予算要求にするようにということで指示を出しております。そして、12月下旬に予算要求を締め切るということになるわけですけれども、この時点で、担当課長がその担当課の査定を終了しているということになってございます。そして年明けの1月に企画財政課、また副町長において査定を行い、その後、町長査定終了後に予算案が確定するということになっております。以上が予算編成の一連の流れとなります。  また、担当課から個々の予算要求に関しましても、団体、あるいはまた住民からの要望につきましても、必要なものを盛り込んだ予算要求、協議の上でございますが、なっているものと考えております。  今後の予算編成につきまして、当然協議が必要になりますけれども、住民目線にのっとった予算編成を行っていきたいと考えております。  以上でございます。 ○議長(﨑山文雄) 平野君。 ○10番(平野一夫) ただいま予算の組み立ての順序について説明を受けました。よくわかるんです。このことにつきましては、町当局としては町長の施政方針がまず述べられて、それが町長のいわゆる意見の予算の樹立のために、いろいろとずっと経過します。今全体を聞きましたら、1月の段階で町長の査定があると、こういうふうに聞きました。これでいいんですか。  ということは、それまでの間、町長自身が前年度、もし例えば前年度にいろんな町の行事があります。その行事をにらみ合わせながら、自分は続けてこの事業をやっていこうという目標があったときには、それに対してのバックアップというか、反映というか、どこで課長さんらに委譲して、これについてはもう少しこういう予算をつけてほしい、ここにしてほしいというような要望を申し述べられるかどうかということ、それまでに、課長さんらに話す場があるのかどうか。まずそれが1点と。  そこで先ほど最後に課長が言いましたけども、住民の目線での予算の充実とおっしゃいましたね。これについては、例えば町民の皆さん方の意見がいかに反映できるか、その予算の反映が、目線がどこでどういうふうにとらえられて予算に計上されていくんかということを、住民の皆さんから見れば考えるわけなんで、住民の皆さん方の意見というのは大いに取り入れてほしなと私は個人的に思っております。もちろん町長はそういう目線について、町民の意見をいろいろ聞いて、いろいろとそれを加味しながら自分の予算を町長の査定のときは言うかしりませんが、町民の目線というのは、町長だけじゃなくて、各課の課長さん方がそれぞれ目線を持って、こういう予算の背景に考えてほしいなと私は思うわけです。  ということは、どんなことをせないかんかということは、町民の意見を聞こうと思ったら、皆さん方が忙しいので、役場の中で言うよりも役場の外に行って、町民の皆さん方にどういうことやというのは尋ねる機会というのはほとんどないと思います。それはそれぞれの外部団体、例えば教育委員会とか、あるいはいろいろな委員会がございますよね、派遣された外にできた委員会があります。そういった委員会での、町民が入ってきている委員会でまとまった意見が、例えば教育委員会で話がありましたときには教育次長さん、教育長さんがそれをまとめて、町民の目線を町の教育のほうに反映するようなことを意見されると思うんです。また、それも予算に入れると思うんです。  そういったことをしようと思えば、やっぱり皆さん方に、昨年度町長なり、富貴で町民の懇談会と違ったかな、何かそんなのをされたん違いますか。もしそのときの町民の懇談会のされたときの内容というのは覚えておったら教えてください。  そういった町民の懇談会というのかな、町民との意見の交換会というものをして、町民がどういうことを今望んでいるんやと。先ほどからたくさんのお年寄りの問題とか、あるいは災害の問題とか、高野町の抱えている観光の問題とか、いろんなことを申し上げておったですけども、そういったことがそういうところでどんどん意見が出てきておると思うんです。それがいかにそういうところに集約されて、集まってきてるかということを考えた予算の樹立というのを考えていかなければいけないんじゃないかと思います。その点について、町長、富貴の町政懇談会についてやったことがありますよね。それをちょっと、富貴の例をお話しして、今の私の意見をちょっと、ほいて意見を頂戴したいと思います。 ○議長(﨑山文雄) 木瀬町長。 ○町長(木瀬武治) 質問が非常に長かったんで、何から答えたらいいかちょっと、漏れておりましたらまた再質問のほどよろしくお願いをしたいと思います。  施政方針というのは3月議会でさせていただくわけです。ただ、施政方針を述べさせてもらうに関しましては、もうそのときには予算編成ができ上がっておりますので、その内容等々をこの議会で御説明をさせていただくわけで、施政方針の中では予算編成云々という部分は、次年度の予算編成が入ってくるわけではございません。  それと住民目線に立ってというような形で10番議員さん質問があったわけなんですけども、課長を含めて、私たち含めてそのような形の予算はもちろん編成をさせていただいております。先般も子供議会があったわけです。この定例会も年に4回持たさせていただいております。私も住民の代表であります。もちろん議員さんももちろん住民の代表でここに、本会議に臨んでいただいております。  議員さんの質問の中にもいろんな要望、意見等々が出てくるわけです。それを吸収させてまた予算にも編成もさせていただいております。その辺は住民目線に立った意見を議員さんが私たちに投げかけていただいておりますので、その部分は非常に私たちも理解をいたして予算編成に当たらせていただいております。  それと、課長にいつ予算の話をするんだというような質問もあったと思います。常日ごろ、課長会の定例会というような形で持たさせていただいております。予算編成、この9月議会が終わったらもうすぐに入るわけであります。各課からもちろん上がってくる部分の予算ももちろんありますが、それ以外にトップダウン的な形で各課に指示を出して、この予算を上げてこいというような指示ももちろんさせていただいております。最終的に皆合算した中で、もちろん全てが限られた予算でございますので、その中で町長査定、また町長査定というような形の中、最終予算ができ上がるわけです。もちろん全ての予算に町民目線で高野町の住民のための予算でありますので、御理解をいただきたいと思います。  最後に質問があったわけなんですけども、富貴の行政報告会、そのときには事前に富貴の方々に御意見、要望等々をお聞きをさせていただいて、各課長が丁寧に答弁をさせていただいたという形でございました。それは再質問というようなこんな形ではなしに、時間的なものもございましたので、約2時間ほどで事前の質問に答弁をさせていただいた形をとらさせていただきました。  以上です。 ○議長(﨑山文雄) 平野君。 ○10番(平野一夫) ただいま町長から、自分の目線で全て一応またチェックされて、課長さん方の御意見の中に加味されていくということを聞きました。それから富貴での町政というのは、事前に課題を出して、それから答えに対して私のほうからお話ししたということのような話を聞きました。  そういう目線、町民の目線のレベルを拾い上げようと思えば、そういった住民の皆さん方の集まりをもって、そこでいろいろと皆さんに意見を聞くということも僕は大事だと思います。  前から私も言ってますとおり、町民大会というか、町民の何でも言える、こういうような発言したり、こんなことを高野町ではどうやというようなことは、我々議会議員が町に出てよう聞き取れなかったことでも、こんな場やったら言えるというような感じで、住民の方々がぱっと言うてくれる。そういうような場というのを今後、総務課長さん、設営していただけたらなと思うんです。いわゆる町民懇談会というのかな、町民のことを考える会というんですか、そういう会を設定していただいて、そしてそこでみんなでわっといろんな意見を吸い上げるというようなことをすれば、非常に町民の目線の予算ができるんじゃないかなと、町民が納得するんじゃないかなと、こういうように思うわけでございます。そんなところでいかがでしょうか。そういうような懇談会を設営というんですか、計画していただくかどうかということを総務課長さん。 ○議長(﨑山文雄) 木瀬町長。 ○町長(木瀬武治) 1年弱前に富貴で行政報告会を持たさせていただきました。その後、山間部、また高野の山上でも行政報告会をさせていただくという約束をしたまま、今の現状に至っております。  ただ、各地区であまり要望ばかりを聞くような形になった場合に、各地区地区の予算、全体的なパイ、金額というのは決まってますので、その辺のところは予算の各地区地区の予算の取り合いになりかねやん部分もございます。予算的なところはこちらのほうでもちろん要望等を聞いた中で精査をさせていただいて、最終、その年度の予算組みには取り組みをさせていただきます。  それと、行政報告会的なものはこちらでは持っていくようにしていきます。  以上です。 ○議長(﨑山文雄) 平野君。 ○10番(平野一夫) ありがとうございます。町長の今の言葉で私はこれでわかりました。そういうことで、町民参画の予算の設計、それを今後やっていただきたいとこういうように思いますので、よろしく課長さん方、お願いいたしたいと思います。  次に、防災危険箇所対策についてでございます。これにつきましては松谷議員がとうとうとお話ししていただきましたので、私とダブるようなこともございます。これにつきましては、実はここ五、六年ほど前、和歌山県並びに町が和歌山県の一番危険箇所、これを調べた経緯がございます。そのときに和歌山県の一番危険箇所が多いのは高野町やでというのを私は聞いております。高野町のどこかなと思ったところが、悲しいかな、東小田原の裏山でございます。  あの裏山にちょうど今山の持ち主は三宝院さんです。その場所のちょうど松の木がもう本当に枯れて、今にも落ちそうな大きな大木が岩の上に乗っかっております。現場を見ますと、非常に岩肌が出てきて、地震、あるいは風水害、これがすごければ、雨なんかがしみこんで山崩れ、山津波、これが発生する。これ恐らくそういう危険が大きくのさばってきて、小田原の人たちは非常に、あの松の木が崩れたら恐らくこの東小田原も全滅やなという想定もされております。  なぜかと言いますと、御存じのとおり御殿川が流れております。ちょうどあの名前を言いますと中谷さん、岩田さん、かさ国さんの家の裏の裏山から崩れますと、家はもちろん崩壊します。もし夜間であれば人災があろうかと思います。そして昼間であれば人間はとにかく逃げてくるだろうと思います。そして土がずっと三谷さんあたりまでやってきて、あの御殿川をせきとめます。せきとめるということはダムができることです。御殿川の水がどこへも逃げる逃げ道がありません。そうすると小田原一帯がダム化します。ちょうど国道のあたりまで水が浸すんじゃないかなと思います。  ということになりますと、人災から、家屋から、もう本当に大変な水の中に入ってしまうということで、大きな災害が発生するというのは将来見えております。  これについて町は恐らくどうのこうのせいと言うたって、これは大変無理なことであって、県もこれは知っております。県の危険箇所というのは知っておりますので、これについて県、あるいは国に対して、高野町としてこういう危険箇所を何とかしてもらわな、もういつ何時岩が崩れてくるかわからんというような状態ですので、現場を見ていただいたら非常によくわかります。ああ、本当やなということがよくわかります。これについてこういう危険箇所を県、あるいは国のほうに働きかけて、防除網、網ですね、網を張るとか、あるいはそういうような工夫をしていただいて、山崩れに対して何とか防ぐ方法を考えていってもらいたいと思いますが、これは建設課長に言うても恐らく無理だと思います。総務課長さん、いかがでしょうか。 ○議長(﨑山文雄) 尾総務課長。 ○総務課長(尾 和哲) 平野議員さんの質問に御説明させてもらいます。  2年前に平野議員さんも同じように、高野町の危険箇所ということで、裏山の松の木、倒木が危険、崩壊ということで質問がありまして、県におきましては、平成21年度から土砂災害防止法の災害の基本調査が行われております。高野町におきましては、東小田原の裏山については急傾斜地崩壊の条件である傾斜度が30度以上、高さ5メートル以上の地域で指定されていますということでございます。  それで昨年、東小田原の住民のほうから、裏山に枯れた松の木が倒木の危険性があるので対応してほしいということの旨がありまして、地主さんのほうのところへ行って、倒れてくるのではないかと不安がっていますので伐採等の処理をしていただきたい旨の説明をお願いした経緯があります。そのときには、地主さんのほうは検討はしますという御返事をいただいております。これは前のときに言った資料でございます。  一応今後の対策としましては、県のほうの建設部になると思うんですけども、土砂の災害対策法になると思うんですけども、その人と一度現場を見ていただきまして、それで対応していただいて、まず条件となるのは地主さんがするということが条件になってくるので、危険箇所の崩壊については地主さんが、事業を行うということで地主さんの了解を得ないといけませんので、その辺一応県のほうと協議しながら今後進めてまいりたいと思っておりますので、どうぞよろしくお願いします。 ○議長(﨑山文雄) 平野君。 ○10番(平野一夫) 県と交渉していただくというのはありがたいんですが、地主さんの了解を得るという。地主さんのは応分の負担はおかけしないんですよね、費用的に。防護柵をつくるとかそういうときに、地主さんから負担してもらうということはないんですか。出してもらわないかんという、お寺から出してもらうという何が、負担せないかんというのはあるんですか。それとも全て県が見てくれるんですか、国が見てくるんですか。 ○議長(﨑山文雄) 尾総務課長。 ○総務課長(尾 和哲) 治山事業になりますと地主が何割負担というのが必要になってきます。フェンスとかいう場合については個人負担の地主さんになるという可能性も出てきますので、そのとき一応施工の段階でどういうふうな施工になるかということで協議していきまして、それと地主さんと話になると思っておりますので。どういう工法とか、何とかというよりも、まず見てもらって、それから話をしていきたいと思いますので、よろしくお願いします。 ○議長(﨑山文雄) 平野君。 ○10番(平野一夫) 工事内容によって費用のかかり方の負担をしていただくということで、わかりました。  そんなことで非常に危険な場所でございますので、大惨事が起こる前に、恐らく例の今までお話ありましたとおりに南海トラフというんですか、東南海、南海地震、そういったものが発生したときに恐らくあの岩は崩れ落ちるのは間違いないと思います。だからそれに対して事前にやっぱり見直しておかなければいけないところは見直しておくということが大事だと思いますので、ここで南海トラフ地震のことが出てきましたために、それを発言させて、質問させていただいたわけでございますが、それ以前にも私も危険やなと思いながら2年前にもそれについて質問させていただいたわけでございます。  いよいよ国、県もこれを見直して、これを全国では南海トラフなんかでは30万人以上の不幸者が出る。また和歌山県では8万人ぐらいの不幸が出るというのを聞いております。とにかく最小限に人災がないように、大体事前にわかっているようなことは、事前にある程度のことは防災、防ぐというような感じで町としても構えを見せてほしいなとこういうように考えておりますので、よろしくお願いいたします。  次に、熊谷寺前のバス停の改修と壁面改修工事についてでございます。これについては議会が始まる前に資料を建設課長からいただきましたね。あれに壁面の改修はやるということで載ってましたね。これはもうオーケーですね。  そして、ところが前課長はバス停の改修もすると、こういうように言うてくれておりましたので、バスの停留所がみすぼらしい、本当に南海とも交渉してもらわないかんと思いますけども、ほんとみすぼらしい停留所なんで、あそこももっとすかっとして、あれは本山の木ですんで、三本がしょに立ってます。これも本山の木として、一応またもしあそこを改修するときには了解を求めに行ってほしいなと思います。これについてはオーケーですね。
    ○議長(﨑山文雄) 山本建設課長。 ○建設課長(山本剛久) この道に関しましては、町道明遍通り1号線という名称になっておりまして、古くは天川村への古道、古い道ということやったようです。それでつい先日の9月補正予算案におきましては、この改修工事の測量設計費を認めていただきました。  その工事内容についてですが、まず今木が生えておるわけです。十四、五本あるわけなんですが、この木は切らせていただこうと考えております。これにつきましては、金剛峯寺さんと熊谷寺さんともに交渉済みでございまして、御了解は得ております。  その木を切った後です。現在石積みになっておりまして、何とも味のある石積みになっておるわけなんですが、ちょうどその場所は国道との取り合わせといいますか、合わさっている場所でございますので、もし可能ならばせっかく昔からの古い道でございますので、石積みを補強して済むなら、できることなら補強をして残せたらいいなとは思っておりますが、国道の規格とか県のほうの考えもあって、安全上いろんな問題があるということなら、もしかしたら擁壁になるかもとは思っております。  その後でございますが、あの部分は地籍調査も済んでおりまして、明遍の下のところから恵光院さんの前までのところが町道になっておりますので、その部分につきましては石畳風の歩道というんですか、コンクリート敷きの歩道整備にできたらいいなとは思っております。  その工事の時期なんですが、先ほど議員さんは早急にというふうには言ってくれてたんですが、今、設計委託料を認めていただいたばかりでございまして、この後工事費を12月補正でなれば、工事が冬場の工事になってしまいます。少し石畳風のコンクリート舗装をするというようなときにちょっと冬場の工事はきついかなというようなこともでき上がりの問題がありますので、できましたら当初予算で認めていただいて、4月以降も早々には着工したいと思っております。  それと、今御指摘のバス停でございますが、改修工事の折にはさわりたいなと思っておりますが、あのバス停につきましてはりんかんバスさんの現在設置してくれているものですので、工事の折りにはりんかんバスさんと協議して、景観に配慮したものを設置したいと考えております。  あの場所は奥の院への参道の入り口でもある一の橋周辺の、大変景観にも配慮しなければならない場所だと考えておりますので、今後、金剛峯寺さんとも協議をしながら、来年早々には工事にかかりたいと思っております。  以上です。 ○議長(﨑山文雄) 平野君。 ○10番(平野一夫) 本当に工事を進めていただくということで、ありがとうございます。どうかよろしくお願いしたいと思います。  次に、町道花坂線、これにつきましては私ちょっと現場へ行って何したんですが、これはちょっと削除させていただきます。皆さんに質問したかったんですが、これは削除してください。  4番目の開創法会、国体のときの観光計画についてということでございます。  平成27年度は高野山を開いた弘法大師が1200年祭という大きな大祭がございます。と同時に国体が開催年、平成27年度開催されます。これについて、このときにいろんな催し物があると思いますが、高野町と本山との一緒に合わしたような、共同作業の観光事業というか、観光のそういったものについて、お客さんに来てもらうためにどんなような計画を考えているのか、あるいはまた町としてはどういうように考えてるかということを、佐古課長あたりからちょっとお答えいただいたらありがたいと思いますが。 ○議長(﨑山文雄) 佐古まち未来課長。 ○まち未来課長(佐古典英) 議員から御指摘がありました平成27年度の催し等について御質問いただいたと思っております。  高野町におきましても平成26年からは大々的なイベントが続いてまいります。26年につきましては全国のJRグループ6社によるデスティネーションキャンペーンというのが9月から12月まで3カ月間、全国を挙げて和歌山のPRということで行われます。また世界遺産10周年という記念の年にもなってまいります。その翌年には4月2日から50日間にわたっての開創大法会、そして9月26日から11日間、第70回の和歌山国体が開催されるというふうな情報のもとで、観光推進のほうでいろいろ検討してございます。  まず最初に和歌山国体でございますが、この11日間に競技者関係者が約3万5,000人和歌山へ入るという情報でございます。延べにしまして14万人の方が和歌山で滞在される。そのうち紀北地方には和歌山市、海南市を含めまして、紀北地方には全体の63%の延べ8万8,000人が滞在されるという情報のもとで、つい先日、8月に和歌山県の国体準備室、紀北地域の各市町村の国体準備室の職員、それと紀北で開催されます競技責任者に高野山のほうに集まっていただきまして、観光協会の2階で宿泊説明会を開催したところでございます。  この和歌山国体におきましては、やはり競技に来るということで、ちょっと観光のほうと結べないという若干点があるんですけども、やはり高野山に来ていただくという大きな観点の中で、つい先日説明会を開催したわけでございますが、高野山、紀北筋に宿泊所があまりないという情報の中で、高野山で紀の川市を含めた紀北筋の方を高野山に誘致したいというふうな考えを持っております。  ただ、配宿につきましては大手JTBを初め、旅行会社が配宿センターという形で入ってくるというふうな情報でもございますので、どこの旅行業者を使ってでも高野山にとりあえず誘致したいということで、そのような感じで国体のほうについては取り組みを進めております。  それと記念法会につきましては、当然内容的には宗教的な弘法大師御大師様の1200年の大法会という中で、本山のほうでも50日間の法会日程、法会内容が決まっておりますが、それに合わせまして、今本山と歩調を合わせながら進めております事業と申しましたら、トイレの整備、それと町中の看板を全部やりかえるということで、高野山らしい看板に全てやりかえるということで、現在協議会を立ち上げまして、本山とともに町中の再整備ということで進めております。  それと、当然町並みの景観等にもなってくるんですけども、高野山の町並みを整備して、町長がよく申しておりますおもてなし、ホスピタリティというその観点のもとで、気持ちよくお迎えして、気持ちよく返っていただく、これがやはり観光の一番PRになる原点じゃないかということで、その点につきましても商工会、観光協会といろいろ連携しながら進めております。  実はあすの21日ですけども、昔法印市という高野市というのが高野山で開催されてたわけですが、21日にこの法印市を復興したいということで、中前議員さんにもお願いして協力していただくわけですけども、観光協会の横の天神境内で、法印市を復興ということで第1回開催します。これが21日ずっと続いていけるような一つの仕掛けになって、昔の出店が今商店にかわっているわけでございますが、商店がどんどん潤っていける、また高野山の商工振興にもつなげていって、27年の法会に向けたいということで、実はあす開催します。  それと、今日の夜ですけども、お逮夜ナイトウオークという事業も進めておりますし、高野山のお大師さん、弘法大師の教え、法恩を皆さんにいただいていただく、これがやはり高野山に来ていただく大きな観光の要素にもなってございますので、そういうところを本山と協力しながら進めると同時に、ハード整備として細関係とかトイレ関係というところを整備していくということで、具体的にまだちょっと先ですので、イベント的な打ち合わせというのは入っておりませんが、とりあえずハード面とソフト面の事業整備については順次進めておる状況でございます。  以上です。 ○議長(﨑山文雄) 平野君。 ○10番(平野一夫) ただいまよくわかるように課長からお話ししていただきました。国体については非常に気持ちよく迎える、高野山のそういったおもてなしの、いわゆる接待方法をする。そしてお客さんにたくさん高野山に来ていただくというような計画、また姿勢というものを課長からいただきました。  次に、高野山で私は非常に楽しみにしてます市ですね。それは本当に昔はずっと東小田原のあたり、高室院、西小田原、あの位置の川の縁にずっと市が並んで、金剛峯寺からずっと市が。そして天神さんのとこではヘビ使いとか、あるいは四十雀のおみくじを引くとかで、もともとたくさんのイベントがあったわけです、昔。そういったことが再現されると今聞きました。非常に懐かしいなと思いながら、その行事をすると子供たちが非常に喜ぶ。確かにこれは思い出になると思いますし、やっぱり高野山でしかできないようなことを、ほかの地域に行ってまねができないようなことを高野山でして、観光客を誘致するということが大事だと思いますのでひとつよろしく、課長、今述べられたような内容については、敢行していただきたいなと思っております。  町長、何かまだ俺言いたいことがあるんでというような感じでもないですか。課長さんがええことを言うてくれたから。ありがとうございました。  以上、私もこの5点だったんですが、今最後のそういうような御大師さんの1200年祭、それから国体を迎える、そういったおもてなしの気持ち、そういったことがひしひしと皆さん方の気持ちがよく伝わりましたので、非常に気持ちいい議会だったなと私は思っております。  ありがとうございました。以上で終わります。 ○議長(﨑山文雄) これで一般質問を終わります。  日程第15、議員派遣の件についてを議題とします。  議員派遣の件については、会議規則第120条の規定により、お手元に配付したとおり議員派遣を行います。  これに御異議ありませんか。 〇議員(「異議なし」) ○議長(﨑山文雄) 異議なしと認めます。したがって、議員派遣の件については、配付のとおり決定いたしました。  日程第16、委員会の閉会中の継続調査の件を議題とします。  各委員長から、目下、委員会において調査等の事件について、会議規則第75条の規定により、お手元に配付した申出書のとおり閉会中の継続調査の申し出があります。  お諮りします。各委員長から申し出のとおり、閉会中の継続調査とすることに御異議ありませんか。 〇議員(「異議なし」) ○議長(﨑山文雄) 異議なしと認めます。したがって、各委員会とも委員長からの申し出のとおり閉会中の継続調査等に付することに決しました。  以上をもって、本定例会に付議されました案件の審議は全て終了いたしました。  会議規則第7条の規定により、本日をもって閉会にしたいと思います。これに御異議ありませんか。 〇議員(「異議なし」) ○議長(﨑山文雄) 異議なしと認めます。したがって、本定例会は本日をもって閉会とすることに決定しました。  閉会に当たり、町長の挨拶をお願いいたします。  木瀬町長。 ○町長(木瀬武治) 平成24年度9月議会、全議案を可決をいただきまして本当にありがとうございました。  一般質問、また補正予算において、非常に議員さん方から貴重な御意見をいただきました。住民目線に立った御意見だったと解釈をいたしております。  先ほども述べさせていただきましたが、9月議会が終わりますと来年度の予算編成に入っていきます。来年度は特に一歩も二歩も前へ進んだ、住民目線に立った予算の編成を計上していきたいと考えております。  ぜひともまた議員各位におかれましては、貴重な御意見を当局に持ってきていただきますようよろしくお願いをいたしまして、閉会の御挨拶にかえさせていただきます。どうもありがとうございました。 ○議長(﨑山文雄) これで平成24年第3回高野町議会定例会を閉会いたします。  長時間につきまして、議会運営に御協力いただきましたこと、心から御礼申し上げます。  お疲れさまでした。               午後 2時45分 閉会   この会議録は、議会事務局で作成したものであるが、その内容の正当なるを証するために署名する   平成24年 9月20日   高野町議会   議長   﨑 山 文 雄   議員   所   順 子   議員   負 門 俊 篤...