新宮市議会 > 2022-06-21 >
06月21日-02号

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  1. 新宮市議会 2022-06-21
    06月21日-02号


    取得元: 新宮市議会公式サイト
    最終取得日: 2023-03-29
    令和 4年  6月 定例会          令和4年6月新宮市議会定例会会議録             第2日(令和4年6月21日)---------------------------------------議員定数15名、現在員13名、出席議員13名、氏名は次のとおり。                             1番  大西 強君                             2番  大坂一彦君                             3番  大石元則君                             5番  岡崎俊樹君                             6番  三栗章史君                             7番  濱田雅美君                             8番  東原伸也君                             9番  久保智敬君                            10番  榎本鉄也君                            11番  竹内弥生君                            13番  松本光生君                            14番  屋敷満雄君                            15番  福田 讓君---------------------------------------欠席議員 なし。---------------------------------------議事日程 令和4年6月21日 午前10時開議 日程1 一般質問      別冊 一般質問通告表 番号(1)から---------------------------------------会議に付した事件 日程1 一般質問      別冊 一般質問通告表 番号(1)から(4)まで---------------------------------------地方自治法第121条の規定による出席者               市長               田岡実千年君               副市長              向井雅男君               企画政策部               部長               新谷嘉敏君               企画調整課長           峪中直樹君               商工観光課長           津越紀宏君               総務部               部長               稗田 明君               参事兼防災対策課長        竹田和之君               総務課長             赤木博伯君               市民生活部               部長               西山和視君               生活環境課長           竹田和博君               健康福祉部               部長兼福祉事務所長        福本良英君               健康長寿課主幹          萩原桂二君               保健センター長          西 洋一君               建設農林部               部長               木村雅洋君               熊野川行政局               局長               下路 拓君               住民生活課長           勢古口千賀子君               医療センター               事務長              奥  靖君               庶務課長             岡本真治君               教育委員会               教育長              速水盛康君               教育部               部長               尾崎正幸君               教育政策課企画員         富田英之君---------------------------------------本会議の事務局職員               局長               岸谷輝実               次長兼庶務係長          辻坂有美               庶務係主任            中尾 愛               次長補佐兼議事調査係長      岡崎友哉               議事調査係主任          大居佑介             第2日(令和4年6月21日)--------------------------------------- △開議 午前10時00分 △開議の宣告 ○議長(榎本鉄也君)  おはようございます。 ただいまの出席議員は12名であります。 定足数に達しておりますので、これより本日の会議を開きます。 本日の議事日程は、別紙にて配付いたしたとおりであります。御了承願います。 本日、竹内議員より所用のため遅刻の届出がありましたので、御報告いたします。--------------------------------------- △日程1 一般質問 ○議長(榎本鉄也君)  それでは、日程に入ります。 日程1、一般質問を行います。 別冊、一般質問通告表により、その番号順に従い、順次発言を許可いたします。 当局の答弁は、備付けのマイクを通して明快に答弁願います。 この際、お諮りいたします。 今期定例会一般質問は、議会運営の都合上、会議規則第54条の2の規定に基づき、あらかじめ発言時間の制限を答弁を含め1人90分にいたしたいと思いますが、これに御異議ありませんか。     (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(榎本鉄也君)  御異議なしと認めます。 よって、今期定例会一般質問の発言時間の制限を1人90分とすることに決定いたしました。 それでは、一般質問を行います。--------------------------------------- △大西強君 ○議長(榎本鉄也君)  1番、大西議員。 ◆1番(大西強君) (質問席) 一般質問を行います。 市長及び教育長の政治、行政理念について質問をいたします。 教育長、人事評価制度の弊害について質問するんですけれども、この3月議会で私の一般質問でいろいろ問題起こりましたけれども、この問題のセクハラに係る賠償請求問題ですけれども、これ発生のときは、教育長おらなんだんですよ。ですから、もう一遍そこんところを説明しますから、いいですか。 人事評価の弊害は、いつも言うように一つだけじゃないんですよ。人事管理上有効なのか、教育指導上有効なのか、その弊害の事実ですね。いろいろあるので、今日も教育長、通告表で上げていますけれども、全てあらゆる面からの弊害の事実を上げているわけで、そこでこのセクハラの問題も平成30年9月議会で人事評価の弊害について、科学的な明確な基準もなしに権力者が、評価者が他人を評価するときに、常に公正公平に行われるかと。評価者は権力者でしょうと、評価権限を持つ人、部長が課長の評価する場合、その評価の権力者は部長です。ですから我々議員の評価者は、主権者である市民でしょう。常に人を評価する立場の評価権限を持つ者の評価をするときに、明確な科学的な基準がなかったら、常に公正に行われるかと。 その中で、教育長、平成30年9月議会で、私はこの間も、同僚議員からセクハラされたと訴えられたが、これが表へ出たら市民は、そういう破廉恥な議員は辞めさせと、大西を辞めさせということになりませんかと。そのときに市民は、大西がセクハラをしたという事実が本当ですかと言うたんや。教育長、例に挙げたんや。そしたら、この一般質問の場で、そういうことを言うべきじゃないというて、私に対して処分要求議案が提案されたんですよ。そこで、何を言うてるんなと。一般質問で、私が何を言おうと地方自治法第132条に違反しない限り、言論の自由があるんだと。そういうて対抗して、それで紛糾したんです。だから、私はここで一般質問するのに、言論の自由を訴えているんです。 ところが、我々はここで何を発言しようとそれは自由なんですよ。しかし、人の名誉を傷つけるような発言は許されるはずがない。それは地方自治法第132条で、侮辱発言は許されないと規定しているんですよ。侮辱された議員は、処分要求も出せると。当然じゃないですか。だから自由、自由というても、何を言うてもええもんじゃないんですよ。 そこで、一般質問に当たって何を言うてもいいんだけれども、虚偽の事実はあかんでしょう。だから、真実の事実を指摘して、摘示して、ここで何を、市長を批判しようが、教育長を批判しようが、それは自由なんだと。その自由を国家賠償法が保障しているんですよ。ですから、私がここでこうして発言していること、それが他人の名誉を傷つけることがあっても、それで、損害を生じた場合は、所属の自治体、新宮市がこの補償に応ずると、言論の自由を国家賠償法は、保障しているんですよ。ですから、これからまた始めますけれども、教育長、三人称で聞いてください。私は、大西が自分を立場を自己弁護するために、言い訳をするためにしているんじゃないんですよ。教育長に言うているこのセクハラ問題の賠償事件を言いますけれども、これ大西強という議員、三人称で聞いてくださいよ。こういう事件はあるでしょうと、みんなどうですかと、それに対する市長の対応はどうですかと、それを質問するんで、ですから3月議会にもあったように、こういう事象が起こった、それに対して議員が一審判決敗訴したと、それに対して今度はこれを控訴するかどうか、評価するのは市長でしょう。権力者です。執行権者、市長です。そのとき、市長は、控訴するかどうかの問題について、私情が入らないか、公正に対処するかとこれから質問するわけです。権力者に対して、権力者に嫌われるとどういうことになるか、公正に判断してくれるかどうか、そういうことをこれから言うんで、ここの案件も全て人事評価制度の弊害について言うんで、だからここへ上げている国家賠償法の問題も、これは3月議会で問題になったセクハラ事件賠償事件のことです。またやるけれども、聞くときに聞き手は、大西が言い訳しているとかじゃなくて、こういう事例があったと、それに対して、執行権限を持つ当局がどう対応しているかということを言っている。公平に対応しているか、公正に対応しているか、市長の私情が入っていないか。そうでしょ。だから3月議会で、屋敷議員に対して、私は処分要求議案を出したんや。私を侮辱しとると。出したら、評価者、権力者は、議員ですよ。これをどうするか評価するでしょう。そしたら、委員が選ばれて、懲罰特別委員会で評価したら、懲罰特別委員会は可決なったんですよ。しかし、本会議で否決になったじゃないですか。教育長、一つの問題に対して、意見分かれるでしょう。明確な基準がないからじゃないですか。明確な基準があったら、意見が分かれるはずがない。そのときに、議員がこの議案に賛成するか反対するかのときに、私情が入らないのか。議員個人のポリシー、価値観、あるいは利害、入らないと思っていますか。半々ですよ。そこで言うたように、だから一審の裁判官が評価者です。一審の裁判官は、大西に非があると出したけれども、1人の裁判官では、いろいろ裁判官も価値観が違うから、不満の場合は、また上級の裁判所で裁判をやり直してもらうという権限がある。終わるまでは確定していないんやから。 教育長、これは今年の2月の議会だよりです。この2月の議会だよりは、去年の12月議会の大体結果を広報するんです。それで、これ終わった後、この広報が来た後、私は、私的な集会の会合へ行ったんですよね。そしたら、集まっている市民の中で、大西さん、あんたどうなっているんやと、議会だより見たでいうて。議案、みんな賛成しているのに、あんた1人反対している。どうかしているんと違うかと絡んできたわけです。いいですか、なぜみんなのおるところで、あんた1人が反対しとると。おかしいやないかと。なぜ、その人が大西に絡んできたかというたら、去年の10月の市長選挙で、その人は市長を応援している。その人は、大西が市長を応援せなんだんを知っているんですよ。ですから、みんなが賛成しているのにあんた1人が反対しておると、おかしんかと、おかしいん違うか、どうしてなと。私は、答えようがないでしょう。それで、何でやと言われても、俺は、大西強やからやろうと。新宮市議会に、大西強という議員は1人しかおらんと、だから俺は反対したんやろねと、そう言わざるを得んでしょう。 そこで教育長、おかしいのは大西ですか。この議会だよりがおかしいんじゃないんですか。だから、こんな誤ったメッセージを市民に送るようなものに税金を使うなと、これをやめようと言うている、僕は、議会にね。なぜかと、これ三つ議案書いたあるんや。賛否分かれた議案、大西1人これ三つとも反対しとるんよ。大事なのは、何で反対したのか、何で賛成したのかが大事なんでしょう。反対したとか賛成とかだけしか書いていない。みんな賛成しとるのに、大西は三つとも1人だけ反対しとる。教育長、大西のどこがおかしいの。教育長、あんたの人事案件も、大西1人反対したあたんやで。おかしいと思いませんか。大西がこれ反対せなんだら、あんた満票ですよ。教育委員は、もともと市議会議員と一緒、公選で選ばれていたんですよ。選挙していたんですよ。今は市長が指名してきたのを、我々が市民に代わって、代理選挙をやっているんです。大西がこれ反対していなかったら、あんた満票やのに。去年の市長選挙、市長が立候補して選挙やって、市長は7,000票、市長に反対する者は1万票あるんやで。市長に反対した人のほうが多いんやで。それやのに何で教育長も副市長も満票になるんですか。おかしいじゃないですか。市長の選挙で市長に投票した人は、誰が市長に反対したか、1万。誰も分からん。ところが、教育長、あんたの選挙で反対したのは大西て書かれている。何でかいうたら、反対したの、無記名投票やないから分かるんや。これ書かれる。おかしいと思いませんか、教育長。だから教育長にも家族おる、副市長にも家族おる。教育長のお父さんには大変世話になっておる。副市長のお父さんは、僕の恩人なんですよ。しかし、前の教育長にも、人事評価やっているからと同じ条件で、私は反対している。同じ状態やのに、速水教育長は承認するというわけには、僕いかんでしょう。これが無記名投票やったら、賛成したか反対したか分からんから、僕は賛成票入れたか分かりませんよ。そやけど、前の教育長には反対しておいて、人事評価しやるからいうて反対しておいて、速水教育長やったら構わんかって、それ市民に知られたら、おかしいじゃないですか。選び方も違うし、そやから、大西が反対しているから、議会が存在するんです。全部賛成するんだったら議会要らんじゃないですか。大西が反対したから、反対者あったから健全なんよ。 そういうふうに、人が人を評価するときは、その人が大西がけしからんと、評価するときに、みんな評価者は、自分の感情、偏見、利害、そういうものが入らないですかと聞いている。明確な基準がなかったらそうなるでしょうと。 それで、教育長、通告しているの、3月に書いていた朱熹の偶成の詩と荀子の性悪説をそこへちょっと抜粋して、これ3月議会にも載せていたんですけれども、この損害賠償事件の事実確認に時間充てたんで、これできなんだんでもう一遍上げさせてもらっているんです。今日もその上の国家賠償法、これについても損害賠償事件の、これに1時間以上かかっていくんで。だけど、前回も上げて今回も飛ばすわけにはいかんので、これ先に、なぜこれ上げているかということを簡単に説明させてもらいます。 この朱熹の偶成の詩、「少年老い易く学成り難し、一寸の光陰軽んずべからず」、この格言は超有名で、この格言を解説するためにそこへ上げたんではないんですよ。人事評価のことを上げとるんです。教育がいかに大事かということを上げているんです。これ教育長、我々は、この少年老い易く学成り難し、一寸の光陰軽んずべからずという格言は、我々中学校2年か3年で習うわけですね。要するに教育を受けるわけ。しかし、この朱熹は、これを書いたのは十四や十五じゃないと思うんですよ。成人して後年振り返って、学問はなかなか身につかない、もっと若いときから勉強しといたらよかったと、それを詩にしたんでしょう。それを我々習うのは中学校2年か3年で、これは13か14歳ですよ。遊びたい盛りの少年に、こういうことを教えても体得、秀才もおりますから分かるんでしょうけれども、我々凡庸な子供は、体得できませんよね。しかし、これを教えられているから、成人するにつれて、遊びほうけていると頭の隅、心の奥で罪悪感があるんですよ。教育を受けているから。教育を受けていなかったら、遊びほうけても罪悪感はないんです。そうでしょう。これが大事なんやで。だから、曖昧な基準の中で、権力者が部下を評価して、いい成績を取ったら給料上げたるとか、こういう利益を求める教育を指導していたから、今、社会が乱れているんじゃないんですか。 そこで、なぜこれ上げたかというと、だからこの格言を、朱熹は、朱子学の祖ですよ。大変な教育者、哲学者ですね。言うているのは、この朱熹は官僚だったんですよ、皆さんと一緒。公務員やったんやで。だけど、時の宰相、総理大臣と意見が合わなくて追放されて、迫害されるんですよ。言いたいのは、こういう立派な人でも権力者と意見が合わないと、追放されて、迫害されるんやと。権力者が部下を評価するときに、公正な評価ができるのかと、その例に対して上げているんで、この格言を解説するために上げているんじゃないです。こういう立派な人も、時の宰相に嫌われて、追放される。しかし、朱熹は迫害されながらも、自分の学問をめげずに広めた。そして今、歴史に名を残しているわけですね。 次に、人の性は悪なり、荀子、長いんですけれど、抜粋して書いたある。 人の性は悪なり、其の善なる者は偽なり、いま人の性、生まれながらにして利を好む有り、是に順う、故に争奪生じて、辞譲亡ぶ、故に必ず将に師法に之れ化し、礼儀に之れ道ること有りて、然る後に辞譲に出で、文理に合して治に帰せんとする。 人の性格は、生まれながらにして悪なんや。生まれながらにして利益を貪る性質がある。これをほっといたら、教育せずにほっといたら、必ず利益の奪い合いになって、社会が乱れる。譲り合いの心がなくなるんや。であるから、指導者、先生は、利益よりも、礼儀、社会の秩序、社会倫理の大切さを教える、教育すると、それによって、人は感化されて、譲り合いの心が芽生えて、道理に合った行動を取るようになると。ついては、社会が平和に収まるんですよと、教育が大事や言うとるんや。それを私は、孟子の性善説派なんですよ、根は。しかし、孟子はやっぱり理想主義なんでね。僕も理想主義なところがあるんです。だけど、荀子は、現実主義なんでね。だから理想主義、要するに性善説を唱えると、みんないい人に見えるんだが、しかし現実は、政治の世界では、荀子の言うように、生まれながらに、そうでしょう、これだけと違うんですよ。人は生まれながらに性的な興味を持つわね。だから、教育しないと犯文乱理、そういう性的な不祥事を起こす。今問題なっとるやないですか。細田衆議院議長も、今の自民党の若手も、今問題なっているじゃないですか。これだけじゃないですよ、人間のさが、生まれながらにして持つ、それを善に導くのは教育やと。それをこの人事評価は、基準もなしに部下を評価して、いい成績取ったら給料上げたると言うたら同僚同士が競争になる。譲り合いの気持ち、手柄を譲り合う、そういう気持ちがなくなって、チームワークが乱れる。そやから、本能を助長する役目じゃないかと、この人事評価は。そこで上げとるやろ、これ。それで上げているんですよ。上げたんや。 この間も、経産省のキャリア官僚、東大出と慶應大学出身キャリア官僚が、同級生やこれ、同級生2人でペーパーカンパニーつくっていて、コロナの給付金を詐欺しておった。東大出るぐらいやさか勉強はよくできたんやろう。こういうことやよ、こういう教育を受けていないから、公務員がそういうことをやっているじゃないですか。そのときや、このやつらが捕まって、教育長、その反省の弁ですよ。一生懸命勉強して東大出て公務員になったが、存在感が感じられない。それはそうです。若いときは事務するだけで、そうでしょう、政治やっている人は表へ出てやっているが、自分たちは地味にデスクワークしていると存在感がないんで、知らず知らずのうちに、拝金主義に陥っていたと。金が全てやというふうになってしもうてたと言って、その反省の弁を聞くわけや。だから、荀子が言うように、教育の間に社会の秩序、社会倫理を教育しておかないとこういうことになる。あなた方がやっている人事評価は、逆行していると言っている。そのためにこれ上げた。 次に、戻って、上の国家賠償法(言論の自由の保障と個人の名誉の保護)について質問する。 総務部長、これは教育長、この3月議会の問題は、今年の2月に元女性議員が大西の議会の発言で、名誉をおとしめられたといって訴えてきたわけです。その裁判が、一審判決が下りたので、報道されたんです。大西は、市議会定例会で身の潔白が完全に証明されたなどと和解内容の事実に反する発言をし、さらに当事者間で合意した和解内容を逸脱し、虚偽の事実を示した。地裁は、大西の発言が議員に与えられた権限の趣旨に背くなどとしており、国家賠償法上違法とした。地裁は、大西の発言が名誉毀損に当たると認め、国家賠償法に基づき、市に33万円の支払いを命じたという報道やった。この判決を下した裁判官は、評価者、この事件の評価者です。正しいんですか。なぜ言うか。アメリカは、この判決を下すのは、陪審員がやるんです。一般人。今、日本も裁判員裁判で、我々一般市民も裁判に加わるようになってきておる。ですから、我々はここで、この議会の問題ですから、本当にこの一審判決の裁判官の判断が正しいんか、正しいと思う人もおるやろうし、さっきも言ったように処分要求議案でも、ちょうど半分半分に分かれるんです。 それで、教育長、3月に言うたのは、だから人が人を評価するときに、1人の人の価値観でやった場合、何で三審制取っているかと言ったら、前回ですよ、前回の裁判は一審判決で、大西がセクハラしてないのを認められたから終わっているんですよ、新宮の裁判所で。だから今回も、大西に不満がなければ、相手もそうですけれども、なければもう終わっている一審で。不満があった場合、上級審で、また判断を求める権利がある。それで、これに対して同僚議員から、同僚議員がこれに対して、市長に一般質問した。したんですよ。それが新聞報道されとるんやだ。こう書いてある。さらに、田岡市長は補助参加人である大西議員が控訴したため、裁判は控訴審で争われるが、市としては、一審判決を受け止め、控訴審で弁明するつもりはないと答えた。こんな人権侵害、許されますか。我々市民、国民は、公正な裁判を受ける権利が憲法で保障されているんです。なぜこういう答弁するか、市長は大西が嫌いやさかいや。 そこで、事実の確認なんで、教育長、この新聞報道されたということは、これ、市民に知らされているこれ、全部。そうすると、大西が控訴しても市長は、弁明してやらんぞということは、大西はやっぱりセクハラしたんやなと、みんな思うじゃないですか。違いますか。そうでしょう。そうじゃないんだと、市長がですよ、いや、この判決は、大西が不利な判決出ているれども、うちの新宮市の代理人、顧問の弁護士の先生は、大西は虚偽のことを言うたわけじゃないし、大西に責任ないから、賠償せんでもと言うてますんで、私としては控訴したいと思いますと言ったらもうそこで済んだあるんや。この件は終わったあるわけでしょう。終わったあるのに。なぜですか。顔も見たこともない和歌山の裁判官のことはどうでもいいんですよ。身内の新宮市の顧問弁護士は、代理人弁護士は新宮市民の税金で雇って、新宮市民そのものじゃないですか。その新宮市民が、大西に責任ないと言うてくれているんやから、もう僕は気済んでいるわけや。それ分かってくれたらいいと。この件を終息させたいと思ったんでね。そしたら市長が、議員説明会でそんな答弁するから、同僚議員が大西の責任やと言ってきて、大西の名誉を汚すことを言われたから、それが市民に広まったから、この議員を訴えとるんや。第1回裁判、9月2日や。そうでしょう。 こっちは、法律じゃないんですよ、気持ちやからね。分かってくれたらいいことじゃないですか。このセクハラの問題についても、私の家族は私がセクハラしたとは思っていません。だから気持ちは楽ですよ。そうやけれどもこれ事実やったとしたら、家族、うちの息子らもみんな公務員ですよ。大変な問題でしょう。そこで、そしたら大西は、俺がその同僚議員を訴えたり、これ終わったら市長も訴えますけれども、よく、総務部長。市長は、顧問弁護士の所見も伺いながら、内部で協議した結果、控訴しないと答弁したんですよ。この新宮市の代理人弁護士は控訴しないと、しないほうがいいと言ったんですか。この33万円は、大西に請求せいと言ったんですか。大西が控訴しても、高裁で弁護しなくてもいいと言ったんですか。 総務部長、あなた方一般公務員は、市長のポリシーで仕事せなあかん義務があるんです。しかし、事実関係、私は市民を代表してここで質問しとる。あなたたち一般公務員は、市長に不利であろうが、事実関係はうそ言ったらあかんのですよ、この人事評価制度でも10年前に、地方公務員法で義務規定があるから、誰が市長になってもやらんならんのやと答弁して、去年8年目でやっと義務規定やないのを認めた。8年間ずっとしてきて、だからあなた方は、市長は、法律の専門家じゃない。だから市長に、人事評価制度の任意規定を説得するのに、顧問弁護士もおるんやろうと。総務省もついとるんやから、大西が義務規定やないと言うんですけれどもどうですかと聞いたらええんやろうと言うているんですよ。にも関わらず、8年もかかった。だからあなた方は、300人もおるんや。地方公務員法上の人事評価制度は、地方公務員の義務規定やと。間違った認識やったんやろうけれども、そやけど300人の職員の中に、いや大西議員の言うとおりやで言うの、1人か2人かおらんのかい。正直に答えてください、総務部長。 顧問弁護士の伊藤先生は、控訴するなと言うたんですか。違うんや、市長が勝手に判断したんやったら、市長は法律家じゃないんやもん。そやけど、市長が顧問の弁護士に所見を求めて協議した結果としているから、それを市民に伝えたら弁護士の先生がそう言うているから、みんな信じるやないですか。だから、顧問弁護士はしなくていいと言ったんですか。33万円は大西に請求せいと言ったんですか。大西が控訴してきても、いや、公務員、あんたは市長と一緒や。言うたんですか。 ◎総務部長(稗田明君)  今回の裁判の控訴の関係の決定権はあくまでも市にございます。そういう中で当然弁護士とその意向、控訴していくかどうかについては、やはり弁護士と相談した上での決定ということでございます。 ◆1番(大西強君)  そうでしょう。その顧問の弁護士が、控訴するなと言ったんですか。33万円は、大西に請求せいと言ったんですか。大西が控訴しても、弁明しないと言ったんですか。それを聞いている。決定するのは、あんたところにあるのは分かっている。この人事評価も総務建設委員会で義務規定やないんやと言うたら、市長は、長いこと誤解を招く答弁してすみませんでしたって、おわびしますいうて謝るのよ。しかし、人事評価は私の権限なんで、私が市長の間やりますと、そういう答弁したんやで。分かっとる、あんたの権限やさかいあんたに言うとるんや。違うか。議長の権限やったら、議長に言うよ。市長の権限やから市長に、これ見直しませんかと意見を言うとるんや。そういう答弁する。総務建設委員会でそうでしょう、総務部長。いや求償できるんです。国家賠償法第1条第2項に求償権が規定されていますんで、求償はできますいうて。知っとるよ。この件で、大西のこの件で求償できるんかと聞いた。そしたら、国家賠償法で求償の規定があるから、ということは、当然大西議員に市は求償して何が悪いんですかと、そういう答弁したらみんなそうやそうやと思うじゃないですか。私が聞いているのは、この件でね。すぐそういう答弁する。知ったある。だから人事評価でも、地方公務員法第23条の2に、市長が、教育長が、人事評価をやらなければならないと書いとるの知ったある。知ったあるけれどもそれは任意規定やから。各自治体の自由にできるんやから、私は、この人事評価制度は、職員の管理に弊害があると、だから見直してくれませんかと言っている。それをすぐそうやって言う。そしたら知らん者は法律に書いたあると、地方公務員法読んだら義務規定と誰でも思うじゃないですか。法律に詳しくない人はやで。だから、この件で、伊藤弁護士が33万円は大西に請求したらええと言うたんですかと言うてんのや。 ◎総務部長(稗田明君)  私が直接この伊藤弁護士とは協議したわけではございませんけれども、詳細については総務課長から答えさせますけれども、結論としては、国家賠償法のこの1条第2項に沿って、行っていただく…… ◆1番(大西強君)  もうそんな説明いらんねん。今、聞いたかどうかや。 ◎総務部長(稗田明君)  そういうことでございますので…… ◆1番(大西強君)  伊藤弁護士が言うたんかどうか聞いとるんや。 ◎総務部長(稗田明君)  伊藤弁護士と協議した上での決定でございます。市の決定でございます。 ◆1番(大西強君)  そしたら、伊藤弁護士が控訴せんでもいい言うたんやね。33万円は大西に請求せい言うたんやね。言うたんやね。 ◎総務課長(赤木博伯君)  総務課の赤木よりお答えします。 市が行った控訴しない、また求償権を使う、そういった部分については、全て顧問弁護士の意向もお伺いする中での判断でございます。 ◆1番(大西強君)  そしたら伊藤弁護士がそう言うたんやて、それでいいんか。大変な問題やで。
    ◎総務課長(赤木博伯君)  はい、相談する中では、そういった見解をお伺いしております。 ◆1番(大西強君)  伊藤弁護士がそう言うたんやね。 そしたら、今から説明するからこれ資料。 総務部長、伊藤弁護士は、田岡市長の代理人やないんやで。大西の代理人でもないんやで。新宮市民の代理人やで。市長の代理人やない。 伊藤弁護士がこの33万円を大西に請求せいと言うたんやったら、これ伊藤弁護士の責任になるんやで。説明するわ、資料の1だけ、先説明して休憩。いいですか。 国家賠償法、言論の自由の保障と個人の名誉の保護について。 最高裁の判例、昭和41年6月23日の最高裁の判例や。こう書いたある、判例は。民事上の不法行為たる名誉毀損については、その行為が公共の利害に関する事実に係り専ら公益を図る目的に出た場合には、摘示された事実が真実であることが証明されたときは違法性がなく、また事実が真実であることが証明されなくても、行為者においてその事実を真実と信ずるについて相当の理由があるときは、その行為には故意過失がなく、結局、不法行為は成立しない。これが判例。 そうすると、伊藤弁護士が、市役所の弁護士がこの33万円を大西に請求せいと言っていたら大変な問題やで。いいですか。 そこで、資料2を見てください。資料2のところに、類似の議員がほかの議員に名誉毀損した、これが判例ある。最高裁第二小法廷は、平成15年2月17日、仮に名誉毀損があったとしても議員個人は賠償責任を負わないとした。国家賠償法は「公務員が職務を行う際の違法行為は国や地方公共団体に賠償責任がある」と規定。「公務員個人は賠償責任を負わない」とした過去の最高裁判例を踏襲した。 いいですか。たとえ賠償責任があっても、大西には賠償責任はないと。判例。 それで、資料3を見てください。 全部説明したんやから。これです。いいですか。その2項、大西に請求できるか。いいですか。こう書いてある。大西に故意または重大な過失があったときは、新宮市は大西に対して求償権を有すると書いている。そこで第一条との今言ったように、名誉毀損しても、議員本人には、大西には賠償責任がないと言うたことに対するその解説が、最高裁の裁判官の解説が資料3の下のとこへ書いてある。国家賠償法1条2項に基づく求償権の行使は、ほとんど行われていない。この求償権に基づく訴訟について判例も皆無の状況やと。1項にある、議員本人には賠償権がないんでね、今まで、これが裁判になったことない。だから判例もない。 その下、新宮市は、大西に過失がないとして争った場合には、新宮市は敗訴した後、要するに裁判に負けた後になって、大西に故意過失があると主張して求償することは困難と。当たり前のこと。 求償された例はない。しかし、もし求償しても、新宮市が大西議員に、故意過失がないとして争った後で裁判に負けても、大西に求償することはできない。そこで1項に戻ったら、大西は、この議会で身の潔白が証明されたという事実を、ここで言うたんやね、その事実がセクハラなかったということが証明されたと言うた事実が本当やったら、違法性はない。また、身の潔白が証明されたということが真実であることが証明されなくても、大西において、その身の潔白が証明されたと信ずるについて相当の理由があるときは、その行為には故意過失がなく、結局、不法行為は成立しない。これ最高裁の判例や。 そこで、資料4、総務部長、あなたこの資料4、伊藤弁護士のこの裁判における口頭弁論、準備書面、これあんた読んでいるんですか。 ◎総務部長(稗田明君)  裁判に関する書面等については、逐一目を通しておるところでございます。 ◆1番(大西強君)  市長に読んでもらいましたか。 ◎市長(田岡実千年君)  私も目を通してございます。 ◆1番(大西強君)  休憩取ってもらうけれども、議員の皆さんにこれ読んでてもらう。 この裁判で、市の代理人弁護士は、この判決文と最高裁の判例と全く忠実に弁護していませんか。大西の要請、絶対認めていません。認めていない上において、私はちょっと不満なんやけれども、認めていない、しかしたとえ大西が和解条項を誤解してたとしても、誤解して発言したんやったにしても、相手議員は、セクハラなかったと認めているんやから。大西が議会でそれを発表しても、問題ないと思ったことは仕方がない。大西議員に責任はないと。ここですよ。たとえその事実が真実と証明されなくても、大西において、身の潔白が証明されたと信ずるについて相当の理由がある場合は、その行為は、故意過失がないんや。ないと言って、最高裁の判例に基づいて、忠実に新宮市の代理人弁護士は、弁護しとるんや、そうでしょう。 新宮市の弁護士は、大西の代理人やない、市長の代理人じゃないんですよ。新宮市民の代理人やから、争っているのは新宮市民の大西と元議員や。だから、新宮市の弁護士が後で大西にこれを求償しようと思ったら、大西の責任がないと裁判所で弁護したらあかんのや。分かるね。そうでしょう。そしたら知らんのかいうことになるやん。この判決はこれもう有名、この最高裁の判例は、名誉毀損の重大な判例で、この判例に従って裁判が行われる。だからそこでやで、この33万円を大西に求償せいと言うたって、大西とそれで争ったって、この判例がある限り、これこの準備書面というのは、裁判所の口頭弁論のここでいう議事録や。ここで、伊藤弁護士が大西に何の責任もないとした場合、新宮市が大西に責任ないとして裁判を争った場合、後で負けても大西に求償することはできない。ほんだら伊藤弁護士はそれ知らなんだということになるんです。なりませんか。 それで、休憩取ってください。 ○議長(榎本鉄也君)  会議中ですが、10分程度休憩いたします。 △休憩 午前11時05分--------------------------------------- △再開 午前11時18分 ○議長(榎本鉄也君)  休憩前に引き続き会議を開きます。 一般質問を続行いたします。 1番、大西議員。 ◆1番(大西強君) (質問席) 総務部長、後ろからやじ飛びやるけれども、セクハラがあったかなかったかの説明しやるんと違うんやだ。裁判に勝った負けたのしていないでしょう。33万円を大西に請求せいと弁護士が言うたんかと。弁護士が言うたということになれば、伊藤先生は、この判例を知らんということになるんじゃないですか。大西はこの判例を知っているから、真実に基づいて、ぎりぎりの線で質問しやるんや、市長に。これ以上言うたら侮辱発言になる。そうでしょう。 昔、教育長、箕島に東尾というピッチャーがおったんや。このピッチャー、今の西武ライオンズに入って200勝した。200勝した名投手やけれども、プロとしてはそんなに剛速球やなかったんや。だから彼は、打者のインコーナー攻めるんやだ。インコーナーの高めを攻めると野球やればやるほど逃げる。石と一緒やで。だから恐怖心があるから突っ込んで来れんので、彼はインコース狙う。ここはボクシングで言うたら、リング。ボクシングは拳で戦うんやけれども、ここは言論で市長と、教育長と、これ戦いやる。だから、ルールに許可されたぎりぎりのとこを攻める。だから、それを勉強してここまで許される、ここまでは許されないというところをやったんや。そしたら、また屋敷議員を訴えて、また無駄な訴訟要るというけれども、その屋敷議員が議長のときやで、法律に違反せなんだら何を言うてもええらという、そんな考えは認められんと言ったんやで。だから何って言うてる。屋敷議員じゃなかったら訴えていませんよ。私は、言論の府やから、言葉でしか戦うことできない。市長は執行権限がある。だから市長は、大西が控訴すると言っても、新宮市は控訴するつもりはありませんと、今言ったように。33万円請求しようとしまいと、逆に言うたら判例で請求できないってなっとるんやから、請求せなんでも構んのや。議会からどうするんなと聞かれたら、いや、うちの顧問の弁護士の先生は、大西に違法な発言ないんで責任ないから、賠償する必要ないと言うていますんで、私はできたら控訴したいんですと言ったらもう話終わっている。言うたやろう。どっちでも構んのや。控訴せんと市長が言おうが、控訴しますと言おうが、どっちでもええ。そのときに、市長の私情が介入していないかなと。無理無体に、弁護士が自分が雇ってきた、市民の税金で雇ってきたある公平なこの弁護士が大西を弁明しようと、せまいと、弁護士の良心に従ってやったらいいことで、別に大西の有利な証言する必要ないんや。だから市長は、法律の専門家じゃないんで、市民の税金使って、代理人、弁護士を委嘱してきたんでしょう。弁護士は法律の専門家、和歌山の裁判官も法律の専門家、和歌山の裁判官も弁護士になったり、弁護士が裁判官になったりする。法律の専門家や。両方の意見を戦わして、新宮市の弁護士は、資料4、一切大西が虚偽の発言したわけでもなく、和解条項に違反もしていない。議員の職務を逸脱して発言したのを認められないから賠償する責任はないと書いたある。言うとるんやで。言うたら普通は、ところが和歌山の裁判官は、いや大西に何がしかの責任あると。だから賠償金払えと言うわな。それは一審やから。それに不満があったら控訴できる。当然、新宮市の代理人の弁護士は、一審で自分の主張を退けられたんやから、法律家としてのプライドがあるんや。だから、伊藤弁護士が控訴せんでもいいと言うとは思えない。あえて市長が控訴しない、執行権があるんやから。それと戦うのは、私は弁論しかない。 それで、東尾投手の話やけれども、彼はインコーナーを攻めるから、200勝した名投手やけれども、相手にぶつけるデッドボールも新記録持ったある。それで、現役のとき物すごい評判悪かった。乱闘事件ばかり、あの時分、乱闘事件あったら、もう東尾投手が投げたら乱闘事件が起こるんや。そやけど、その人が西武ライオンズの監督にまでなっているんですよ。ですから、東尾投手は評判悪かったけれども、乱闘事件ばかり起こしたけれども、彼はルールに従って目いっぱい、ルール目いっぱいで勝負していた。それと一緒で、私はむやみやたらに人を侮辱するようなこと言うていません。執行権に対立するには、私は言論しかないんでね。 そこで、私はこの裁判で、総務部長、こう言ったんですよ。みんなあんたら、裁判員やと思って聞いてくれなあかん。私はこう言ったんやで。本案に係る名誉毀損、損害賠償請求事件の裁判を通じて、女性議員は、提案者大西の手が女性議員の臀部を性的な意図を持ち、あえて触ったわけではないことを認めたこと。また、さっき言った、新宮市も議員の会議における発言について、提案者大西が主張した会議における言論、表現の自由が保障されており、地方自治法第132条の規定に違反しない限り、提案者の大西の自由な発想に基づいて演説を行う権利があることを問題なく認めたことにより、提案者大西と女性議員より、本件における提案者大西の身の潔白が完全に証明されたので、提案者大西と元議員は、今後互いの立場を尊重することを相互に確認し、本処分要求を撤回するものだと、こう言った。大西は市議会定例会で身の潔白が完全に証明されたのと、和解内容の事実に反する発言をし、さらに、当事者間で合意した和解内容を逸脱し、虚偽の事実を示した。こう報道されているんや。これ見ただけで、どこに、この相手の女性議員を誹謗する、名誉を毀損する発言、どこに含まれていますか。虚偽の事実かと言ったら、資料5を見てください。これは和解、和解調書やで。裁判所で受ける和解調書は、確定判決と同じ効力、裁判所が判決を下した場合は判決文、和解がなったときは、この和解条件が判決文と一緒なんや。そこで確定している。裁判は一事不再理やから、この確定したやつは、もう確定判決やから、そこに1項、一番大事なんです。被告女性議員は原告大西に対し、大西の手が女性議員の臀部に触れたことに関し、大西が女性議員の臀部を性的な意図を持ち、あえて触ったわけではないことを認める。認めているじゃないですか。認めたことを議会で言うているやろう。何が大西は、身の潔白を証明されて、うそ言うているんですか。分かりますね。セクハラがあったかなかったか、懲罰特別委員会でしてもらう前に、裁判で訴えるから、そこで、法治国家やから仕方ないと、セクハラしていないけれども、もし裁判でセクハラあったと認定されたら、懲罰特別委員会の懲罰を待たなくても私は議員を辞職しますと言うて裁判起こしたんや。そやから訴訟費用いるけれども、それは我慢してくださいよと、民主主義を守るための経費やからと言うてしたから、セクハラがなかったことを認められたことを議会に報告するの当たり前じゃないですか。 そこで、みんな読みたいけれども、この資料4、新宮市の代理人、裁判所での口頭弁論、3ページ見てください。本件和解条項第3項(1)における理解を示したの意味は、やや不明確であるが、セクハラ行為がなかった旨の本件大西議員の説明に対し、少なくとも、その説明に、女性議員は納得したことは明らかである。セクハラ行為がなかったと認めたのとほぼ同義である。伊藤先生の発言やで。実際、本件補助参加人大西も、本件和解条項第3項(1)における理解を示したの意味を本件女性議員がセクハラ行為をなかったと認めたのと同義だと考えたことが疑われると。そして、女性議員が、本件和解条項第1項において認めたという表現を用いて、セクハラ行為はなかったことを認めた以上、そのように大西が解釈したこともやむを得ない。これは、資料1にある判決文の身の潔白が証明されたと大西が言うたことを、それが真実だと、大西が思う相当の理由があるということや。いいですか。 次、本件和解条項第3項(1)における理解を示したの意味について、上記解釈を前提とすれば、本件補助参加人が本件和解条項第1項の内容をそのまま発言したことは、決して本件和解条項第3項に違反するものではない。また、実際に女性議員は、本件和解条項第1項において、セクハラ行為がなかったことを認めているのであるから、身の潔白が完全に証明された発言内容自体は、何ら虚偽ではないと。これ新宮市の代理人が言うとんやで。むしろ本件補助参加人とすれば、新宮支部事件において、身の潔白が証明されたとすることは、どうしても譲歩できない点だったのであり、ただ女性議員がセクハラはなかったことを認めたことから、原告大西はその余の請求、損害賠償の請求を放棄するということで、歩み寄りを行ったのである。したがって、本件発言1及び発言2は、いずれも本件和解条項第3項に違反するものではない。 それで、結論として、新宮市の弁護士は、以上より本件発言1及び発言2には、職務と関わりなく違法または不当な目的を持って事実を摘示し、あるいは虚偽であることを知りながら、あえてその事実を摘示したものではなく、市議会議員として付与された権限の趣旨に明らかに背いてこうしたものとは認められないから、本件被告には国家賠償法第1条第1項に基づく賠償責任は成立しないと。総務部長、そしたら大西が議会で発言したことは事実やと。もし和解条項を少し解釈が誤っていたとしても、大西には身の潔白が証明されたということを信じるに足りる十分な理由があるじゃないですか。これは新宮市の弁護士に僕は不満やというのは、違うんですよ。新宮市の弁護士は、和解のときに裁判所におらなんだんですよ。私の出している証拠資料を新宮市の伊藤弁護士は吟味して、大西に責任はないと言った。違うんですよ。事実は、裁判官が資料5の添付しているこのゲラ刷り、これは和解案です。私は、和解らしていらんと、判決くれと。勝つ自信あると。セクハラしていないんやから。していないのに、セクハラしたという判決下りると思ってないからね。要らんと突っぱねたら、大西議員さんのその寛大な心で和解して、新宮市のために力を合わせてやってくれませんかと言われてやね、だったらいいですと、それやったら、セクハラなかったということを認めたら、和解してもいいですよと言うたら、後でこれでどうですかと、ゲラ刷り案を持ってきたんで、私はそれを見た。見たら、この記の(1)、被告、女性議員は、この説明に理解を示したと書いてあった。書いてあったからね。裁判官、これなんですかと、理解ら示していらんと、はっきりセクハラがなかったいうことを認めんのやったら和解しませんよと怒ったんや。そうしたら裁判官が部屋から出ていって、多分向こうと打合せしたんやろう。裁判官が戻ってきてや、戻ってきて相手も認めましたから書き直しますねと、認めると書き直したんや。そしたら大西は、相手がセクハラなかったことを認めたと、身の潔白が証明されたと思うの当たり前やないか。違うか。そのとおりに伊藤弁護士は弁護しよるんや。それで、今回、伊藤先生が分かってくれたんやったら、よそはどうでもええと。だったらもう大西に、セクハラはなかったいうことを認めてくれて、やったらもうええやないかと、事を収めようということで、3月議会、議長に骨折ってもらったけれども、理解を得られなんだ。得られなんだから、控訴せざるを得んでしょう。控訴したんや。ですから、市長は、議会から予算要ることやから、どうするんなと聞かれたら、顧問の先生、大西に責任がないと言っているんで、この判決不満やから控訴しますって言うたら、大西の気持ち分かってくれたんやなと、理解してくれたんやったら、私は控訴しませんと。市民に損害かけるわけにいかないから、私はこの33万円、自分で払う。ところが、大西に33万円も、法律の問題持ち出されたら、こっちは法律で対抗せなあかんやん。違うか。だからそこで済んだあるのにね、そやろ。大西が相手の名誉毀損してない。相手の言い分はやで、大西が認めたとここで言うたから、世間からセクハラはなかったのに、セクハラされた言うてうそ言って訴えた女やと。社会的な評価が落ちたから弁償せいて言やる。どこにそんなこと書いています。私は初めから、彼女は勘違いしたんやろうと言っている。勘違いは誰でもあるやないですか。勘違いされて……     (「勘違い違うやろ。判決出とるぞ」と呼ぶ者あり) ◆1番(大西強君)  ちょっと待ってくれ。今判決出とると言うているのは、屋敷議員のやじやで。記録しといてくれよ。ええね。 判決文らにセクハラあったらいうて、全然書かれてないで。 ○議長(榎本鉄也君)  やじは不規則発言ですので、会議録には載せない…… ◆1番(大西強君)  不規則発言で載せといてくれ。 いや、これできやるから。 俺の発言は会議録載るやろう。これ裁判所持っていくんや。屋敷議員言っていたの事実やない。セクハラあったいうて判決出てると、出てない。出るはずないやないか、もう判決、セクハラがなかったって前の裁判で確定しとるんやから。彼や、あるいは市長の答弁が、市民にセクハラあったいうて裁判に載っとるやないかと言われたんで、テレビ見ている市民は、大西はやっぱり前あれセクハラしたあたいうことになるやろうと。そしたら、大西の名誉はどうなるなと言うとるんや。だから損害賠償の請求をしたんや。違うか。どこに書いたあるんな。ちょっと待ってくれよ。 副市長、前、屋敷議員に港の貸与問題言うたら、あんた証拠あるいうて言わなんだんやないか。どいうことや。そやから、答弁求めてないよ。あれ平成30年に契約更新しているんや。そのときはもう副市長なんやから、新宮市と三輪崎区と、建物建ったらあかんいう契約、あんた知ったあるのに。知ったあるときに、そう答弁してくれたら問題ならんよ。     (「建物建ったらあかんらいう契約ありませんよ。どこにあるんな、そんなもん。うそ言うな」と呼ぶ者あり) ◆1番(大西強君)  これ時間ないんで、これはまた別のときに。 ああ言うからね、だからこれ問題になってくるから、契約書は無断で建てた場合は、これ撤去するって書いたある。これ追及していきますよ。契約書、よう読んどいてよ。無断で建てた場合撤去せいと書いとるやないか。その撤去費用は、三輪崎区が持てと書いとる。契約更新していないで。そのまんまやで。昭和49年に契約したそのままが5年ごとに契約更新してるんや。それをあんたは、いやそういう契約ありましたと言うてくれたら問題になっていない。だから無下に返答断っているんと違うんや…… ○議長(榎本鉄也君)  大西議員、通告内容より少し逸脱しておりますので。 ◆1番(大西強君)  それで、最後に市長、あんたに聞いとくけれども、総務部長、控訴するかしないかは執行権の問題やから、これは市長のほうへ、大西に求償するか、せんかも市長の権限、しかし控訴審で弁明しないという発言は、大西の憲法第13条違反、公正な裁判を受ける権利を妨害しとるんや。そこで、なぜか、新宮市の顧問弁護士、新宮市の代理人弁護士は、市長の代理人と違う。市長が委嘱するんやけれども、委嘱された弁護士というのは、弁護士の良心に従って、その裁判を進めるんや。大西に責任あるとすればある。ないとすればない。その雇われた弁護士の良心に従ってするんやで。その弁護士が高裁で、大西を弁護するかしないか分からんのに、市長が高裁で弁護しないということは、どういうことや。大西も新宮市民であり、国民や。だから、そういう大西の不利になる答弁をする、市長が発言をするということは、反抗する、批判する大西が憎たらしいからそういう答弁したんでしょう。どうですか。そこだけ教えてください。 ◎市長(田岡実千年君)  決して憎たらしいわけではございません。尊敬してございます。 一つ申し上げさせていただきたいんですが、改めまして、一審の判決に対しまして、真摯に受け止めるべきだという思いに至りましたので、そういう中で控訴審においては、弁明しないというふうに3月議会で答弁させていただいたわけでありますが、ただ今回一審の判決出た後、控訴をしない、市が控訴権を放棄して、補助参加人にも控訴の権利をなくすということができたわけでありますが、それはしませんでした。それは、大西議員の意思を尊重して、控訴するかしないかは、補助参加人大西議員の判断に任せたいということで、その控訴権の放棄はせず、その面では大西議員の思いを尊重させていただいた、それは理解いただきたいというふうに思ってございます。 ◆1番(大西強君)  それで終わります。それで市長、あんたは今、大西議員が反抗してくる、田岡市政を批判ばっかりする大西議員が憎たらして、大西が不利な控訴をしても弁護したらんでとか、そう言うたんでしょうと言うたら、今あんた、いやそんな意思はありませんと今答弁した。本当ですか。 ◎市長(田岡実千年君)  いえ、私は一審の判決を真摯に受け止めておりますので…… ◆1番(大西強君)  憎たらしてしたんかどうか聞きやるんや。時間ないんや。 ◎市長(田岡実千年君)  全くそれはございません。 ◆1番(大西強君)  ないんやの。ないんやの。大西は、顧問弁護士が大西には責任ないから、賠償する必要はないというのをあえて、あんたが控訴する、高裁で弁護しないということは、私はあんたが大西が憎いから人事評価、ちょっと聞けよ。人事評価のこと言いやるんや。だから権力者に盾突くとどういう扱いを受けるかいうことを聞きやるんや。そこでだから私は、あんたを憲法第13条違反、大西の人格権を侵害したということで、あんたを訴えるんや。そこで、今言ったように、大西が憎たらしいから控訴しない、あるいは賠償金を請求する、むちゃなことね。ほいで、控訴審になったら弁明しないと、そういう答弁したと私は訴える。あんたはそんな意思は毛頭ありませんと、今言うているやろ。どう証明するんですか。いいですか。だから、私は女性議員、委員長これでどうですかと報告書を見せてきたから、その子が近寄ってきたんやで。どうですかというから、どらよと言うたときに、手がちょっと触れたんや。だから、性的な目的で触ったんじゃないって言うてるのに信じてくれんのやだ。どう証明せいって、どう証明するんですか。触ったことも分からん人間が、どうして性的な目的で触るんですか。 ところが、この判決は、性的な目的で触ったと言ってないで。そやけれども、身の潔白が証明されたということは、認めたということは、セクハラがなかったということを認めたとは言えないと。認めたと言っている。だから大西は、ちょっと言い過ぎたと、その和解条件から、言い過ぎたと。その部分だけを責任を追及してきたあるんやから。そやんで、今、市長に言うてんのは、自分は決して大西議員をためにするために言うたじゃないんですと言うているけれども、僕はためにされたと思っているわけや。彼女も大西が触ったんで、セクハラされたと彼女も思っているんや。それ違うんやと言うても理解してくれない。だから、あんたも裁判所で決して大西議員をためにするために発言したんじゃないんですと証明してください、裁判所でね。 終わります。 ○議長(榎本鉄也君)  会議中ですが、午後1時まで休憩いたします。 △休憩 午前11時54分--------------------------------------- △再開 午後1時00分 ○議長(榎本鉄也君)  休憩前に引き続き会議を開きます。 一般質問を続行いたします。--------------------------------------- △竹内弥生君 ○議長(榎本鉄也君)  11番、竹内議員。 ◆11番(竹内弥生君) (質問席) マスクを外させていただきます。 議長のお許しをいただきましたので、6月定例会一般質問をさせていただきます。 初登壇から3年が過ぎました。市民の皆様のお声を届けるべく懸命に活動をしてまいりました。3年前の立候補の公約のときに様々な提案をしてまいりましたけれども、今年予算をつけていただきまして心からお礼申し上げますと3月議会にお話をさせていただきました。その中でも、防災ラジオ、防災戸別受信機につきましては、発注する段階に入ったと担当課からお聞きをいたしました。独り暮らしの高齢者の方だけでもとお訴えをしていたことが、このように第一歩を踏み出し、ありがたいことだと存じます。 私の政治活動の最初からの立候補の理念は、弱者を助けるが原点でございます。そして、市民生活におきましては、ごみ袋が足りない、高いとかいうお声をたくさんお聞きしましたので、一般質問で何度も取り上げさせていただきました結果、2歳児未満の乳幼児がいらっしゃる御家庭へ10枚増やしていただき、そしておむつなどをお使いの御家庭にも10枚増やしていただきました。これは担当課の課長はじめ皆様におかれまして、熟慮を重ねて50枚のところ10枚を増やして、現在も続行中でございます。 また、公園改革として子供たちが伸び伸び遊べる場所を、遊具も古くなっていることを鑑みまして、私は新宮市のいろいろな公園をしっかり楽しく遊べるような場所にしたいと思って立候補のときにも言わせていただきました。また、人生100年時代ということにおきましては、健康で長生きをするということが必要だと思います。公園で散歩をしたり体操したりいろんなことをしていくことができるような明るい公園づくりを目指して何回も何回も訴えさせていただきました。 まず、黒潮公園に熱中症対策、そして憩い場として黒潮公園の右と左にあずまやを造らせていただきました。これも3月議会にお礼を申し上げました。皆さん楽しく使っていらっしゃいます。ありがとうございます。 この3年間は、コロナ禍や自然災害、そしてロシアによるウクライナ侵攻などの燃油高、物価高騰、もう様々なことが起こり、3年前の私たちの生活では考えられなかった、本当に想定できなかったことが起こっております。質問したいことは山ほどございます。提案したいことも山ほどございます。皆様から税金をいただいて、その財源を予算として、そのお金の使い方を決定していくのが当局でございます。議会は当局の予算の使い方のチェック機関です。監視役を行っております。そして、議員一人一人には提言権、提案権もあります。私はしっかりと議会の一員として監視役の役割を果たし、個人として皆様のお声を代弁し、提案・提言をしてまいりたいと思っております。 今までの生活が根底から覆るような社会情勢、生活状況におきまして、今回の6月一般質問はちょっと欲張りまして、市長を支える部長級の方にもお話を伺いたく作成しております。この部長級、課長級を入れますと15人ぐらいになりまして、少し竹内欲張りし過ぎたので飛ばすところもあると思いますし、お願いでございますが課長は少し答弁を短くしていただきたいと思います。 そして、この6月定例会の一般質問におきましては、少子高齢化、人口減少をテーマとしております。最後の項で行う予算の要るコロナ交付金の使い方以外は、今回は予算の要る提言はございません。きめ細かい取組である提案や予算のつく提言は9月定例会で行わせていただきます。 今から質問する項目につきまして、参考にしていただきたいことがございます。新宮市の人口は2万7,187人、65歳から高齢者人口は1万425人、全体の3分の1を大きく上回っております。人口減少、少子高齢化は、この年齢別の人口を鑑みますと急激に進むことが明確でございます。この事実から、昭和のキャッチフレーズ、揺り籠から墓場までの住民サービスを、こういったサービスを提供していくことがどれほど難しいことになったのか。複雑に本当に絡み合ったいろんな様々なことについて難しいと思います。揺り籠から墓場までの住民サービスについてですね。したがって、今までの前例を重視した施策、または国が提案した政策につきまして、いかに知恵を絞り真正面から見詰め直して調査研究して住民へのサービスが低下しないように改革していくことが当局にとっても必要だと私は考えます。 それでは、質問に入らせていただきます。 項目1、新宮市の溝掃除、側溝清掃ですね、について。 台風や豪雨などの自然災害における水災害や害虫駆除等への準備が必要。新宮市が定期的に検査をして町内会に推奨してほしい。町内会に入会していない世帯についても進め方を考えてほしい。 ある日、市民の方からお手紙が届きました。町内の溝掃除について悩んでいる。昔は2年か3年に一度行われていたけれども、2011年以降していません。回覧板で、希望のようなここをしたいですと申し込むのですが、希望するとなかなか書けないのです。理由は周りの人を巻き込むからです。どうか調べていただけませんか。実際におはがきを頂きました。 現状は、町内会が回覧板などを回して希望を聞く。そして、行政が動いていく。溝掃除の取組方については、結構御存じでない方がいらっしゃると思いますので、ざっくり説明をいたしますと、まず、どれだけ土砂がたまっているのかを市が、当局が検査をします。それで、たまっているとすると、町内会長にお知らせをしたり、順次、今たまっているのを市が検査します。該当すれば実行になります。そして、当局が溝蓋の上げ下げをしてくれます。だから住民の皆様は、その溝の中にたまっている土砂等をすくい出して袋に入れるだけでいいのです。その袋も本市から頂けます。そこに入れておきますと、土砂を取ったらその場に置いておきますと業者が来て回収してくれます。だから、こういった取組は行政がしっかりとした取組として行っていることを結構御存じでない市民の方がたくさんいらっしゃると思います。 しかし、高齢化が進む中、世帯数が少なくなる町内会もあり、また世帯数は同じでも空き家が増えている。そして、町内会に入会していない方もいらっしゃる。その中でも、先日、井の沢地区の側溝清掃の新聞でお知らせを見て、実行しているところを拝見いたしました。詳細が分かりやすく、説明し実行することに私、感銘を受けました。この井の沢地区のように実行できる地区が少なくなっている。これは人口減少、少子高齢化の要の原因だと私は思っております。 このような現状と先ほどのお手紙の内容、市民のお声を鑑みまして、各町内会が溝掃除を定期的に行っていくことは困難なことになっているのではないかと推測をいたします。高齢化もあり、そして地域でのコミュニティーが少ない、コミュニケーションを取る機会が少ない、コミュニティーを取ることが苦手だ。時代の変化に伴い様々なニーズで、そういった人も、そういった御世帯も増えてきているのが現実だと思います。 人口減少、少子高齢化により溝掃除を定期的に行うためには人手不足であり、高齢化が進み、してくださいという希望する勇気がなくなってくる。町内会に入っていない。あまり御近所とも関わりがない。本来の本市のやり方だけでは、水災害、そして衛生上の問題の防災活動ができなくなると懸念されます。人口減少、少子高齢化の弊害がここには現実に起こっております。 提案といたしまして、まず新宮市が町内会から回覧板を回して、希望はないですかとお尋ねするまでに、新宮市が定期的に優先順位を決めて検査をして、その上で町内会長にお知らせをする。こういったふうに本市が積極的に何らかの形を取っていくことが必要だと思います。 そして、町内会に入っていない御世帯の方につきましては、お知らせをし、新しい取組方、仕組みをつくっていくことが必要ではないかなと私は考えます。 お尋ねします。課長、現在の溝掃除の実績はどうですか。二つの提案についてお答えください。 ◎生活環境課長(竹田和博君)  生活環境課、竹田より答弁をさせていただきます。 溝蓋上げ支援事業の今年度の実績でございますが、25町内会の申込みがありまして、調査の結果、13町内会で実施が決まっており、5月末から順次実施されております。 議員御指摘の2点の提案についてですが、まず側溝のしゅんせつにつきましては、環境保全対策、それから浸水対策、災害対策など重要な施策ということで認識しております。現在、新宮市が行っている溝掃除事業につきましては、まず一つとしまして、町内会による側溝清掃について、地域の皆さんの負担を軽減するための溝蓋上げ支援事業、それと市道の側溝で浸水対策としてしゅんせつを行う側溝堆積土砂のしゅんせつ、この二つの事業がございます。これらについては、庁内で関係課が情報共有しながら進めております。 道路の側溝というのはエリアも広く、数年のサイクルで土砂なども蓄積されるので終わりはありません。場所によっては側溝の勾配、また周辺の環境により土砂の堆積度合いも違ってまいります。今後、議員御提案の件も含めまして、よりよい方法を関係課でしっかり組み立てて進めてまいりたいと、このように思っております。また併せて回覧のみならず、全世帯にお知らせできるような広報新宮やホームページの記載など、周知方法についても広くお知らせできるようにしっかり取り組んでまいりたいと、このように思っております。 ◆11番(竹内弥生君)  ありがとうございます。 今課長がおっしゃられた答弁は、実際そのとおりだと思いますけれども、しかし10年も20年もしていないという地域もある。今回、希望したその町内会、13町内会ですか、その他にも町内会に入ってない御世帯がたくさんある。そういったことも鑑みてしっかりと進めていただきたいと思います。 余談になりますけれども、水道の配管事業につきましては、今回この一般質問の中身ではありませんので、ただお話でございますが、600メートルずつ直していくことに関して134年かかると委員会でお聞きしました。この溝掃除も同じです。先ほど課長がおっしゃいましたように、終わりがない、それを優先的に順番にやっていくということが必要だと思いますので、どうぞよろしくお願いいたします。 それでは、部長にお尋ねします。今回は部長にお尋ねするということがテーマでございます。 この生活環境課におきましては、担当課が全て住民との接着度が高い。陳情であったり、苦情であったりいうことを、じかに市民の方からお聞きするというような担当課であると思います。この市民生活に密接した部署におきまして、そこの課を率いる部長はどのような考えで担当課を動かされていくのかお聞かせください。 ◎市民生活部長(西山和視君)  市民生活部よりお答えさせていただきます。 いつも貴重な御意見、御提案をいただきましてありがとうございます。 今、竹内議員おっしゃっているとおり、市民の皆さんからの様々な陳情や要望、相談などがたくさん寄せられてございます。例えばごみに関する問題、町内会や住居表示、あと犬や猫など。まずはしっかりと問題や課題を見極めながら、市民の声を聞きながら市民の心に寄り添った対応がとても大切だと心がけてございます。 ◆11番(竹内弥生君)  ありがとうございます。今後ともどうぞよろしくお願いいたします。 続きまして、項目2、空き家問題についてに入らせていただきます。 相続問題や空き家バンク、賃貸や売買による空き家利活用など新宮市はこの課題についてどのように進んでいるか。 この空き家問題に関しましては、かねてから一般質問でも何回も提言をさせていただきました。今年3月、不良空家除却補助金が予算に組み込まれました。今、募集を行っております。簡単ではない複雑な空き家問題につきまして、第一歩を踏み出していただきましたことに心から感謝申し上げます。そして、熊野川町のほうでは、これは県の事業だと思いますけれども、熊野川町定住促進住宅の空き家入居者を募集しています。 今回の一般質問は、今後ますます増えるであろう空き家問題をどのように本市は解決に向かって動き出していくのか、お聞きしたいと思います。 冒頭、人口について述べさせていただきましたが、少子高齢化、人口減少の波はここにもずっしりと弊害が起こっております。空き家の数が物すごい勢いで増えております。私自身もまちを歩いてこの目で見て、昔はにぎやかなおうちだったのだろうなと思うような立派な家がひっそりとたたずみ荒れています。もう草もぼうぼうで、どうしようもないような古い空き家もございます。時代の変化を感じるということは、空き家を見ることで一番この新宮市の時代が分かるのではないでしょうか。 その空き家の近隣にお住まいの方が草刈りなどをして、一生懸命手入れをなさっている姿もお見かけします。防犯的にも危なくなってきますし虫も湧きますし、いろんな問題、弊害が起こってきます。私自身、何回も一般質問で取り上げさせていただきまして、提言もいたしましたし提案をいたしましたので、今回は省略させていただきます。この件につきましては、各課が連携をして取り組んでいかなければならない、そして決して簡単ではない難しい複雑な問題であると私は認識しております。一方、本市が継続をして、施策を計画して実行していかなければならない問題であるということも認識しております。 お尋ねします。今取り組んでいる施策についてお聞かせください。 ◎住民生活課長勢古口千賀子君)  熊野川行政局住民生活課、勢古口より答弁させていただきます。 現在、県内の空き家につきましては、県のわかやま空き家バンクに登録することができます。登録された方は、空き家の不具合等を調査する補助金を受けることができます。また、その中で移住推進地域となっております熊野川・高田地域につきましては、空き家改修補助金、そして空き家の片づけの支援金を受けることができます。両地域につきましては、広報7月号に、県の空き家に関するリーフレットを折り込む予定としております。 ◆11番(竹内弥生君)  熊野川地域におきましては空き家バンクをやっているということですね。それを前例として、新宮市単体でこれからもやっていっていただきたいと私は思っております。 この問題に関しましては、連携をしていらっしゃる担当課の皆様にお聞きしたいと思います。 10年前と比べて明らかに増加しているこの空き家問題について、いかに難しい、困難なことを解決していかなければならないか、どのように取組をなされていくのか、担当課の部長のお話をお聞きしたいです。まず熊野川行政局長にお尋ねをいたします。 ◎熊野川行政局長(下路拓君)  熊川行政局、下路よりお答えさせていただきます。 移住の推進についてなんですけれども、住居の確保は重要な要素であります。今後、地方で豊かな暮らしを実現できる移住・定住に向けて、希望者に提供できる空き家の登録強化に取り組みたいと思っております。庁内関係部署と協力して、地域の活力向上、地域振興に取り組んでまいりたいと思っております。 ◆11番(竹内弥生君)  ありがとうございます。よろしくお願いいたします。 建設農林部長にも御答弁お願いしたいのですが、お願いいたします。 ◎建設農林部長(木村雅洋君)  建設農林部、木村がお答えします。 空き家等の対策に係る関係部局につきましては6部局で構成されてございます。主に不良空家除却補助事業に関しましては管理課、市道や里道、水路への影響が懸念される場合は都市建設課、草木の繁茂、ごみの放置、不法投棄などの環境に関することは生活環境課、まちづくり計画内の空き家等対策に関しましては企画調整課、空き家店舗の活用は商工観光課など、そのほかに税務課、熊野川行政局や新宮消防など様々な関係課にわたって構成されてございます。 適切な管理がされていない空き家等は、火災、地震による倒壊等の防災上の問題や犯罪の温床となるおそれなど防犯上の問題も懸念され、生活環境の悪化だけでなく、地域の活力が失われることにつながります。 今年度から始まりました管理課の新宮市不良空家除却補助事業につきましても、今後も市民の皆様への一層の事業内容周知に努め、事業を推進していきたいと考えてございます。そして、空き家等の適切な管理、活用を推進するために、関係部局が密になり連携した取組が必要であると考えてございます。 ◆11番(竹内弥生君)  ありがとうございます。 市民の皆様、このように6課、さっとお聞きしただけで、もういろんな担当課がマッチングして連携をして空き家問題に取り組んでいく。まず計画を立てて、今後どのようにしていくかということを考えていくというのはなかなか困難な難しい作業だと思いますが、今お二人、行政局長、建設農林部長のお話によりますと、取り組んでいくという決意がしっかり私、認識させていただきました。 そして、担当課をたくさんマッチングさせていく、連携していくために、こういった空き家対策取組事業に係る費用、財政的なものが生じてくると思います。これは財政課を率いる総務部長、どうですかね、これ予算をつけて。最後に市長にどんとお聞きますけれども、総務部長は市長の下の総取締役としてちょっと御意見をお聞かせください。 ◎総務部長(稗田明君)  総務部長の稗田より答弁させていただきます。 議員御指摘のとおり、重要な案件につきましては、所管が違うといえども連携をしながら取り組んでいかなきゃならないというのは当然のことであります。一例として挙げるのであれば、今、建設農林部長が答弁したように、今回の不良空家除却制度につきましても、私ども総務部の関係では、固定資産税の関係、不良空き家を除却することによって固定資産税が上がるというような市民の意見もございましたので、そういう部分についても総務部としては、税の減免はできるのかと、税を減免して5年間という期間の措置はありますけれども、そういう部分を取り入れながら不良住宅の除去に向けて、重要な施策については今後とも各課連携しながら取り組んでいきたいというふうに思っております。当然、各課の意見を尊重し、また財政的な面につきましても、重要な施策についてはそれなりにやっぱり配慮をしながら取り組んでいきたいというふうに考えているところでございます。 ◆11番(竹内弥生君)  力強い御答弁ありがとうございます。 本当ですね、税の減免、固定資産税高いので、しかし固定資産税は市の大切な財政、予算であります。今部長がおっしゃったように、しっかり取り組んでいっていただくことをお願いして、この項を終わらせていただきます。 項目3、人口減少により独り暮らしや免許返納、激増している世帯について。 買物に行くこと、医療機関に通うこと等、市民の暮らしを守るために新宮市の地域交通を実情に合わせて敏速に進めてほしい。 総務省が発表した日本の人口は1億2,544万人、65歳以上の高齢者は3,640万人、総人口に占める割合は29.1%と過去最高・最多を記録しております。和歌山県では27市町村で、令和2年度国勢調査で、現在の総人口は和歌山県92万3,033人、平成27年度の人口96万3,579人に比べ、4万546人減少しています。5年の間に4万人も減っています。和歌山県の65歳以上の高齢者は30万8,961人、総人口に占める割合は32.4%となっております。 新宮市の人口は2万7,187人、世帯数は1万4,668世帯、65歳以上の高齢者の人口は1万425人と全体の30%超、3分の1を大きく上回っております。日本全体がこのように30%、3分の1超、3分の1弱というふうな高齢者の人口が増えております。団塊の世代もこれから後期高齢者になっていくことを鑑みますと、ますます高齢者が多いということになります。 市町村別に平成27年度から5年間の人口減増をちょっと御紹介いたします。 人口増しているのは3市町です。岩出市、日高町、上富田町。減少している近隣の市町村は、5年間の人口推移で、新宮市が2万7,187人、2,144人減、これ5年間です。田辺市は人口6万9,906人、4,864人減。那智勝浦町1万4,144人、1,538人減。太地町2,797人、290人減。古座川町2,480人、346人減。北山村404人、42人減。串本町は1万4,969人、1,589人の減でございます。この数字を見ますと、いずれも恐ろしい劇的に人口減少が進んでいます。 日本は分かっていたと思うんです、もう10年前から人口は減少していくことを。経済が成長しないので、人口は減少していくのは間違いないじゃありませんか。それなのに見て見ぬふりをしてきた。自治体もいろんな国の施策に合わせてやってきた時代が長かった。今ここに来て、こんなに数字が出てきているから、大慌てで人口減少の取組を行っている。そういった国の施策に振り回されながら、地方自治体は懸命に取り組んでいっていると思っております。 この地域交通サービスというものは柔軟に敏速に行っていかなければなりません。今までの前例主義から実動主義に変わっていくということをしっかり心に刻んでいってほしいと思います。 そして、新宮市の令和3年度の高齢者の要介護、要支援は2,316人、チェックリスト支援80人、生活支援50人、在宅1,744人、介護施設572人、独り暮らしは991世帯、高齢者のみは249世帯。この数字を見ても恐ろしいことになっております。見れば見るほど交通手段はスピードを持って住民の皆様が移動できる手段をつくっていかなければならないと、私は強く思います。 人口減少、少子高齢化の波は激しい、こんな地方の現状は都会の人には分かりません。参考にお話ししますと、新宮市の令和3年度の保有自動車、車の数でございます。登録自動車は9,904車、軽自動車は1万1,747車、合計2万1,651車でございます。人口2万9,787人、1万4,688世帯の中の車をお持ちになっているのが2万1,651台あるということです。1家庭につき2台の車をお持ちになっている方が多いと思います。それだけ交通機関がないという、地方の。本当に今までの暮らしを物語っていると思います。 そして、今申し上げました数字を鑑みますと、地方で暮らすには車が移動の手段であることには間違いありません。圧倒的な交通手段でございます。生きていく手段と言っても過言ではないと思います。 しかし、高齢化が進み事故防止のために免許返納などが、皆さん真面目な方いっぱいいらっしゃるのでしっかり返納しておられます。そして、子供たちは都会に巣立っていき帰ってこない。寄り添って暮らしていた御夫婦も独りになってしまった。近くに子供や親戚がいても、仕事をしているので乗せていってと頼むことができない。この頼むこと、我慢することは、日本人のよき文化であると思いますけれども、我慢をしているんですね。日本人の文化の一つです。耐えることというのがよく取り沙汰されておりますけれども、今は動画やインターネットの普及もスピード感あってのデジタル化におきまして、若者たちにとってはそういう日本人の古きよき文化はだんだんなくなっていって多様性のほうがクローズアップされていますけれども、やっぱり地方で暮らしていると乗せていってほしいけれども、仕事をしている子供に乗せていってくれとは言えないという気持ちになるというのが現状だと思います。 そして、人付き合いをしていない。先ほど申し上げましたように1人世帯が新宮市に996世帯ございます。それで車がなかったらもう交通手段がない。バスやタクシーを使わないとどこにも行けないのが現状でございます。しかし、バスの本数は少ない。大きな道路のところを止まっていく。バス停まで歩けない。遠いから歩けない、足が痛くて。三輪崎からいいますと三輪崎の端からスーパーセンターまで、徒歩でゆっくりゆっくり歩いていくと片道約1時間かかります。帰りは荷物を持って約1時間、そういう姿もお見かけします。 医療センターに旧市内から通っている方は、行きはバスで行きますけれども帰りはバスの時間がない。したがってタクシーで帰る方が多い。年金暮らしなので、食費は1万円以内に抑えるようにしている。1万円といいますと1日約333円。パン一つ買っても120円、150円するこの時代におきまして。年金も増えていないのに、物の価値は上がって、物の値段は上がっているにもかかわらずタクシーを使わなくてはならない、これは重大な問題であります。 足も痛い、膝も痛いのに皆さん我慢して歩いている。こんな三輪車のような自転車で、前も後ろも籠いっぱいに食料品や生活品を乗せて、一生懸命こいでいっている高齢者の方もお見かけします。 そして、遠方から学校に通う。これはやっぱりひとり親であったり、共稼ぎ夫婦であったりしますと、送っていく御家庭より送っていけない御家庭の方もいらっしゃいまして、まあ言えば、通学をするのに雨の日も風の日も大きなランドセルしょって歩いていかなければならない。都会だとそうじゃありませんね、バスがありますので。地方の物すごい苦しい状況でございます。 でも、このような地方の苦しい現状に手を差し伸べていくのが地方自治体の役割だと私は思っております。まあ言えば車を持たずに、膝も痛い足も痛い、雨の中荷物を持って歩いていく、弱者です。その弱者を救う公共交通をしっかり充実したものにして、移動手段をつくってあげるということは、弱者を救う。そして、市民の皆様の暮らしを豊かにするということになります。 そして、こんなお声もありました。すばらしい文化ホールができました。芸術をめでる、音楽を聴いたり、舞踊を見たり、太鼓をたたくのを聴いたり、ミュージカルを見たり、そういう心にとっての豊かな、メンタルがよくなるようなことを聴きに行きたいし、見に行きたいけれどもバスがないのでなかなか行けない。今申し上げましたように、多くの市民の方が諦めたり、不安がったり我慢したりして暮らしていかれているのが現状でございます。 今は、この登録車数を見ますと踏ん張っています。まだ少ない。それが5年先になると団塊の世代が後期高齢者になり、免許も返納し増えてきます。その前に手を打っていただきたい。早急に対策を打っていただきたい。 国土交通省のホームページを探ってきました。山のような概念が盛り込まれています。山のような概念なので最初から最後まで読むのは諦めましたけれども、地域公共交通の活性化及び再生に関する法律が、平成19年から度々改正されております。山のような概念のホームページの論文の中、国土交通省のこの地域公共交通のところだけで、私の頭に残っていることは、国土交通省においては地方公共団体が中心となって作成する地域公共交通計画等を通じて、地域の移動手段の確保、充実を図るための取組については支援してまいりますと文章がありました。国が様々な支援を、財源を出してくれるのであれば、新宮市が独自の交通手段を早急に検討して、市民の皆様に手を差し伸べるべきだと私は考えます。 もう大きなバスでなくていいんです。それはいろいろな今までの公共交通の仕組み等々、決まり事であることは認識しておりますけれども、大きな広い道路に止まるような大きなバスではなく、ちょっと小さい道路を拾いに行ったってほしいんです、乗せにいってあげてほしい。ある程度これ巡回をして、本数を増やしていただきたい。お医者さんとか買物に行けるような交通手段をつくってほしい。市民の多くの方のお声を代弁させていただきました。 お尋ねいたします。現在の地域公共交通の現状をお聞かせください。課長、簡単でいいです。ざっくりお聞かせください。 ◎企画調整課長(峪中直樹君)  企画調整課、峪中より答弁をさせていただきます。 新宮市では、令和2年10月より熊野川町内におきましてデマンドタクシー事業を実施させていただいております。また、本年10月より高田地域内での公共交通再編に向けた準備を現在、進めさせていただいているところでございます。 新宮市におきましても地域公共交通計画を策定すべく、今年度より法定協議会を設置して進めているところでございます。 ◆11番(竹内弥生君)  ということは、だんだん一番つらいであろう過疎化しているところから、きっちり新宮市は攻めていっている、この問題につきまして。だんだんだんだん広がって、旧市内に入り三佐木地区、進めていっていると認識してよろしいですか、課長。 ◎企画調整課長(峪中直樹君)  本年10月から高田地区の再編が始まっていくことになりますので、今その準備を進めさせていただいているところでございます。その10月から高田の再編が始まりますので、その後、旧市内のほうの検討に入っていくのかなというふうに考えております。 ◆11番(竹内弥生君)  まだ間に合います。皆さん、今まだ我慢していらっしゃる段階です。5年後は大変なことになりますので、どうぞよろしくお願いいたします。 企画政策部長に聞かせていただきます。お尋ねします。新谷部長は、率先して長い間、企画政策部長の仕事をやっていらっしゃいます。幅広い分野での知見・知識も持っておられると私は認識しております。これは新宮市の未来を考えていかなければならない、公共交通だけではなく、今後の新宮市の未来、部長は今どういったふうに、こんなふうにざっくりと大きな大きな企画調整課の中の担当課を併せてしゃべると思ったら、部長は3時間、私も3時間ぐらいもらわないとお話しすることは、皆さんに分かっていただくことはちょっと難しいと思いますけれども、ざっくり部長の理念とか思いをこれからの新宮市に対して聞かせてください。 ◎企画政策部長(新谷嘉敏君)  企画政策部、新谷より答弁させていただきます。 公共交通に関しましては今、課長申し上げましたとおり、現状、山間部のほうから今後、市街地へというふうに順次進めてまいります。議員御指摘のとおり、スピード感を持って、市街地と三輪崎、佐野、木ノ川、蜂伏、共通してできる部分は共通して並行して進めていきたいと、そのように考えてございます。 また、まちづくりの理念ということですけれども、そういった大したほどの理念は持ち合わせておりませんが、少し考えを述べさせていただきます。 本市におきましては、昨年度、念願であった文化複合施設が建設されて、主要な大型事業も一つの区切りができました。しかしながら、まだ多くの懸案事項、また議員、冒頭に申し上げていただきましたように、人口減少、少子高齢化というところが今後ますます進むと思われます。そういったことによって、生産性が低下するという非常に懸念する問題がございます。そうした社会情勢の中、市は今のうちにしっかりと将来において揺るぎのない行財政基盤をつくっておく必要があると、まずそのように考えてございます。 また、政策的には全てが重要政策でございますけれども、強いて言えば、防災、医療といったような市民の安心・安全に直結するような施策を柱としまして、各分野におきましても市長が日頃言われております選択と集中を柱に、そういった視点を持ちまして市民の皆様に満足度を少しでも高めていただくような実効性のある施策を講じていきたいと、そのように考えてございます。 ◆11番(竹内弥生君)  ありがとうございます。 選択と集中の中に、部長、公共交通の手段についてスピード感を持って進めていっていただけますかね。 ◎企画政策部長(新谷嘉敏君)  今議会についても、多くの議員がこのことについて興味持たれております。このことは非常に、日々日々声も高くなってきておりますので、優先順位を高くして、我々そのような認識の下に進めてまいりたいと、そのように考えております。 ◆11番(竹内弥生君)  本当にしっかり部長も認識なされていると、今お聞きして思いました。 かわいそうなんですよ。足痛いし膝痛いし、コロナやったし家でおらなあかんし、買物に行こう思ってもタクシーで行かなあかんからなかなか行けないし、お金もないし、ないない、かわいそうだらけです。かわいそうということは語弊かもしれませんけれども、人生を70、80年しっかり生きてきて、この激動の時代を。1000年前にはもう人殺しなんて、戦争と言おうか戦国時代、そこから日本は成長し、世界と共に成長していって、また戦争が70年前に起こり、太平洋戦争が起こり、そのときの反省をして高度成長期を迎えた、がむしゃらに頑張ってきた世代が今、後期高齢者、高齢者となっていると思うんです。子供たちを大学に行かす、自分の着る物を我慢して子供を大学に行かす。または借金をして大学に行かす。そういった時代を駆け抜けてきた方たちを最後しっかり自治体が、村社会ではなくなってきているのでセーフティーネットがございません。だから、移動手段というものは大変大切でございます。どうかこの公共交通、デマンドタクシーや100円バス、いろんな見出しで各議員、同僚議員の皆様、先輩の皆様もずっと訴えてきたと思います。そろそろ本格的にしっかりじっくり手を打っていかなければならない問題だと私は認識しております。部長、ありがとうございました。 続きまして、項目4、医療センターの医師確保、新宮市のかかりつけ医院減少傾向について。 官民連携をして市民の命を守るためにこの問題をどう解決していくか。 昨年の10月末から産婦人科の医師退職におきまして様々な議論がなされてきました。市長はすごいです、政治力。市長の政治力の要である外交力、また退職なされた元消防長の敏速な対応、そして直接的な市民の方々からの署名運動等が重なり合って、マッチングして網羅して、連携をして物事を動かしてきました。 我が新宮市議会も議長が物すごい力を入れてくれまして、市議会全体で当局と団結をして、医師確保に向かい急スピードで解決に向かってまいりました。私も強く強く様々な提案・提言をさせていただきました。危機管理体制の充実、妊婦の方、そして御家族の方の心情を切々と訴えてまいりました。そういった議長をはじめ議会、市長をはじめ当局が一致団結をして、そして県・国の御協力をいただき、現在の医療センターは通常どおり、分娩はもう少しあれですけれども、戻っております。関係者の皆様方には心から感謝申し上げます。 そして、私はこの継続した医師確保については新宮市を代表して市長と議長がこの間、県知事に陳情しに行ったのをお伺いしております。内容は、地域の中核病院として各診療科における質の高い医療の提供体制維持、他の医療機関とのより緊密な連携体制構築のため、医師数の維持、確保への支援を求め、産婦人科医師確保への支援として、安定した通常分娩体制の維持に向け、県内外からの医師派遣と医師育成に引き続き支援を求める。当地域の救命医療の提供体制構築のため、令和4年度から稼働している高度急性期病床(HCU)を生かすため、不在となっている救急専門医師の確保に支援を求める。このような項目をもって、市長と議長が要望を出しております。 我が新宮市は、医療センターがもしないと考えると、今あるんです、中核病院の医療センター、救急車で運んでくれるところがあるがゆえに、命が守られているということは明確です。もし医療センターがなくなったらということを考えると空恐ろしいです。 しかし、ここにも本当に少子高齢化、人口減少の波が押し寄せて、医師絶対数の不足、お医者さんの数はこれだけ要りますよという数に対して不足、そして地域間の診療間の偏在等が極めて弱くなっている。地域医療崩壊の危機的状況に陥っていると、医師分科会の提言論文に掲載されていましたのを読みました。要するに日本中どこもかしこも地方は医師不足ということになっているんです。 ここも10年前から医師分科会とか、ちょっと難しい、私には分かりませんが、学者の先生方の論文をインターネットでぐぐって入っていきますと、もう山盛りの天から降ってくるようなほどの論文がありまして、その中から自分が分かるようなものを探し出して、ちょっと見つけると今申し上げました項目がありました。地域医療崩壊の危機的状況であると、10年前のもありました。同じです、人口減少、少子高齢化に伴う10年前からどうにかしなくてはいけないということを提唱したのにもかかわらず、今現在、医師が全くない。医師確保ができない状況になっているところまで追い込まれています。それは複雑で難しい問題だと思います。今の世代に、24時間勤務である、診療科によりますけれども、体制をもって医師になるという信念であり、そういったものがなくなってきたこと。そして、医師も人間です。働き方改革が実行されていきます。どんな原因を挙げようが、どんな理由を挙げようが難しい複雑な問題であることは私も認識しております。 しかし、新宮市はこの医療センターという中核病院、近隣の皆さんの命を守るため、医師確保は永遠の課題であり、強い意思を持ち続け政治力で結果を出していかなければならないことだと認識しております。 近隣の市町村と連携を取って、継続的に協議を行い、国や県に要望を行い、そして全国どこからでもお医者さんに来てもらえる環境をつくる。当局と議会が足並みをそろえて活動していくことが必須だと私は考えます。 お尋ねします。現在において、医療センターの絶対数の医師は確保なされていますか。 ◎医療センター庶務課長(岡本真治君)  医療センター庶務課長、岡本が答弁させていただきます。 現在、部門によっては不足している診療科もございまして、現在は国・県に対しまして産婦人科医師派遣の継続に加え、救急専門医の派遣を要望しております。 また、それ以外の取組として、院長と共に継続的に和歌山県立医科大学等に対して派遣要望を行っております。 ◆11番(竹内弥生君)  ありがとうございます。 皆さんちょっと分からない方もあるかもしれませんけれども、ドラマで物すごく視聴率が高かった「白い巨塔」、お医者さんの物語の虚構を書いている映画とドラマだったんですけれども、昔は教授とか医局長が、あなたは、おまえは地方のどこどこへ行きなさいよと、あなた行ってきなさいと、帰ってきたら次のポジションが待っているからねというようなことで、しっかり若いインターンの先生たちも言うことも聞くということが、昔ながらの現実にはあった。しかし、今はそういうなかなか東京に生まれ、東京に住んで暮らしているお医者さんになった若い先生たちが、和歌山県新宮市に行ってきなさいと言ってもなかなか首を縦に……、いってきます、東京へ行くまでに時間かかります、新宮市は。なかなかそういう現実にならない。日本全体、地方の問題ですね。そして、成り手も不足している。この医療センターの医師確保につきまして、事務局長、どう考えますかね。 ◎医療センター事務長(奥靖君)  医療センター事務長、奥が答弁させていただきます。 まずもって、昨年11月、当院で3月以降の分娩ができないということで、妊婦そしてまた地域住民の皆様方に御心配、御迷惑をおかけしました。改めておわび申し上げます。 そして、ようやくこの6月1日から常勤医師3名、そして非常勤含めて通常の産科、婦人科体制が整って今、診療を行っているところでございます。 議員から言われました医師確保につきましてですけれども、今回、産婦人科医師確保一つ取りましても、医師の派遣元である大学、ここの医局員の少なさ、そしてまた医師の生活の拠点が遠方であることなど医師派遣は非常に難しいものがあると痛感しました。 そういう中で、今回の産婦人科医師不足によって分娩が休止され、新宮医療圏におきまして大きな問題が生じたこと、それを和歌山県が医療センターは地域の中核医療機関として大変重要な役割を担っていることを認識していただいているからこそ、関東圏の大学まで出向いていただき、医師の確保に御尽力いただきました。 先ほど議員が申しましたように、市当局はじめ議長団、国会議員への要望を一丸となって医師確保に努めていただいたこと大変感謝しております。今後、2024年には医師の働き方改革によりますます当院のような地方病院への大学からの医師派遣は非常に難しいことが予想されます。現在、産婦人科医師の常勤医師3名体制は、それぞれ違った大学の先生方で構成されています。 当院は和歌山県立医科大学を中心にそれぞれの診療科の医師を派遣いただいているところでございますが、今後は和歌山県立医科大学の理解を得ながら、今回のように一つの大学に捉われず学閥を越えた医師の確保が当院のような地方の病院では必要であるというふうに思います。 この地域の医療を担っていく最後のとりでとして医療センターがあるわけですから、地域住民の皆様が安心・安全な医療を受けられるよう、引き続き不足する診療科の医師確保に努めてまいりたいと、そういう思いでございます。 ◆11番(竹内弥生君)  今の医療センター事務局長の答弁、お言葉、しっかり胸に刻んでおきます。お願いいたします。 その次に、かかりつけ医の医院減少のことについてお話ししたいと思います。 この間、これは官民連携をしていっていただきたいというテーマでございます。 三輪崎の井畑先生が廃業されました。大変地域の方、そして新宮市内の方お困りになっていらっしゃるお声をたくさん聞きます。しかし、井畑先生におかれましては、長い間地域医療のために貢献され、本当に尽力なされて心から感謝をいたしております。ありがとうございましたと心からお礼を申し上げたいです。 私は母が亡くなったときに、家で死んでいましたものですから検死というものが入りました。前にも申し上げましたけれども、検死をして先生からの死亡確認がないと新宮署に連れていって冷蔵庫に入れなければならないというので、井畑先生、慌てて夜中でも来て死亡確認をしてくれたので、母は警察署の中の冷蔵庫に入らなくて済んだことがありました。娘の私は動揺していまして、冷たくなった母を発見したのに、冷たくしてもいい冷蔵庫に入れるのは嫌だと騒いだそうです。このときに井畑先生、もう本当に神様のように思いました。私、かかりつけ医は大事だなとこのとき真剣に思ったのです。 そして、新宮市の全ての病院におきましても、ある程度の高齢化が進み減少化が進んでいくことは間違いないと、私はこの人口減少、少子高齢化の波において認識しております。これは官民連携をしてしっかりと構築しておかなければならない問題だと思います。こうなったらこうする、どうなったらどうなるということを計画していくことが必要だと思います。医院の先生方には、民間の先生方には、コロナワクチンのときにも骨を折って協力していただき心から感謝をしております。 しかし、もう人口減少が間違いない現実だとすると、どうにか手を打っておかなければならない問題だと、かかりつけ医の確保も思います。私たち議員は市民の代表ですが、当局は民間の医療と連携をして、その民間の医療を自治体が把握するということ、調べていただきたい。調査をしていただいて、新宮市の実態を今後どうなっていくかということを分析していただきたい。そして、住民の私たちが不安にならないように手を打っていってほしい。これもうすぐ簡単にはいきません、複雑だと思いますよ。しかし、少しずつでも階段を上がっていかなければならない問題だと思っております。 市民の命、安全に守っていくことです。これは政治の力が必要です。議長をはじめ、議会も一丸となって、皆様のお声を代弁して、当局も一丸となって調査研究をして、かかりつけ医が減少、少なくなっていくのを止める手だてをつくっていただきたいと思います。 そして、医療センターでもかかりつけ医に行かないと、初診でいきますと今年の10月1日から診療科がない脳神経外科と形成外科、呼吸器外科、そして心臓血管外科以外は紹介状をお持ちでない患者の皆さんの御負担が、初診で10月1日から7,700円になる、医科で。歯科で5,500円になる。これは国が決めたことなのでどうにもなりません。しかし、このようにお金がかかってくると、頻繁にかかることもままなりませんし、そして医療センターのほうも高度医療や救急医療を担っている立場として、風邪などのような軽い症状の方をお受けしていると重篤な患者を助けることができないことになります。オーバーヒートを起こします。キャパオーバーも起こします。こんな様々な事情を鑑みますと、かかりつけ医の減少は大きな問題であり、必ず少なくなっていくであろうというこの問題に関しまして手を打っていく。長期的なスパンで考えていく取組案件だと強く認識いたしております。 お尋ねします。新宮市のかかりつけ医の数を教えてください、課長。 ◎保健センター長(西洋一君)  保健センター、西から答弁させていただきます。 現在、新宮市の個人病院は、内科、外科、その他全診療科合わせて27の医院と新宮病院、岩崎病院、熊野川診療所、医療センターを合わせた全31医療機関であります。 ◆11番(竹内弥生君)  5年後になるとどれぐらい減っていくのか、本当に恐ろしいですね。 部長、お尋ねします。このような地域の現状について、少子高齢化、人口減少の中の波にのまれていく、かかりつけ医も減少していくという傾向が考えられます。どうお考えかお話しください。 ◎健康福祉部長兼福祉事務所長(福本良英君)  健康福祉部、福本より答弁させていただきます。 かかりつけ医の減少は、大変重要で困難な課題であると考えております。 議員おっしゃいますように、これも人口減少、少子高齢化の大きな波の影響によるものであると考えております。 新宮市総合計画におきましては、安心・安全に暮らせるまちづくりを目指す中で、良質な医療の提供に取り組むという目標も掲げられております。庁内におきましても、医療センター、保健センター含め、関係課が集まり連絡会を開催し情報共有するとともに、将来を見通した協議、検討を進めていきたいと考えております。 また、行政の力では難しい部分がございます。当然のことながら新宮市医師会、また新宮保健所とも連携を密にし、協力また御尽力いただきながら対策を検討してまいりたいというふうに考えております。 ◆11番(竹内弥生君)  部長がおっしゃったとおりに考えていっていただきたいと思いますので、どうぞよろしくお願いいたします。 ○議長(榎本鉄也君)  会議中ですが、10分程度休憩いたします。 △休憩 午後2時00分--------------------------------------- △再開 午後2時12分 ○議長(榎本鉄也君)  休憩前に引き続き会議を開きます。 一般質問を続行いたします。 11番、竹内議員。 ◆11番(竹内弥生君) (質問席) マスクを外させていただきます。 引き続きまして、項目5、国はこども庁を発足し妊産婦や子育て政策の相談に応じるこども家庭センターを市区町村に新設する努力義務が法律に規定されました。 教育におけるデジタル部門への推進や妊産婦や子育て世帯への支援を新宮市はどのように進めていくのか。 これはかなり幅の広いテーマでございますので、答弁におかれましても気をお遣いになると思いますけれども、幅の大きいテーマをお話ししていきたいと思います。 地方行政のデジタル化を検索してみますと、検索ばかりしているのですが、「総務省では、政府が掲げるデジタル社会の目指すビジョンである、『デジタルの活用により、一人ひとりのニーズに合ったサービスを選ぶことができ、多様な幸せが実現できる社会~誰一人取り残さない、人に優しいデジタル化~』の実現に向け、住民の利便性向上や自治体の業務効率化などを目的とした、地方行政のデジタル化を推進する各種施策に取り組んでいます」と明記しています。誰一人取り残さないなんてことできるわけないじゃないですか。これいつも思うんですよ、誰一人取り残さない。10人寄っても全く自分のことを嫌いな人が2人ぐらいいます。どんなに努力をしても嫌いになる。どんなによいことを言っても、向こうにとってはよいことではない。誰一人取り残さないというキャッチフレーズはすばらしいと思いますけれども、私はいつもこの国の誰一人取り残さないとは、どういうことだろうと思うんです。これは個人的な見解ですけれども。 デジタルだってそうです。デジタル庁をつくりますよというたら、菅総理大臣が退陣なされて引き継いでやっと出来上がってきた。それは複雑だと思います。縦割りの打破を横につなげていく、連携させていくという国の取組も。各派閥、そして政治家というものは物すごく何だか恐ろしい生き物なので、自分で言うのもなんですけれども。それが、デジタル化を進めている、マイナンバーカードを進めている、マイナポイントをつけている。だけど市民において、マイナンバーカードというのは住民票にひもづけられているわけでありまして、そのカードを作るだけでマイナポイントもらえる。それを全面的に本当に新宮市は何人、国が補助を出すからこれだけしたってくださいねということをあんまりやれていないのではないかなと、デジタル化、デジタル化と言いますけれども、マイナンバーカード一つ使えるところが少ない。保険証も免許証も持たずにマイナンバーカードだけポケットに入れて携帯を持って出ていく、車の鍵と、出ていくような世の中になるにはまだまだ遠いと思うんです。しかし、着実に進んでこども家庭センターというものをつくって、デジタル化も進めていくということだとは思います。 昨年の一般質問で、デジタル化におきましてはオンライン授業におけるメリット・デメリット等をお話しさせていただきました。今回の一般質問は確認をさせていただきます。物が入ってきているかどうか。先生は足りているのか。授業の時間はあるのか。インターネットの環境が整っていない御家庭の数は分かっているのか。国からPCタブレットの配布はあったのかと、従来の先生だけで使い方を教えることが可能なのか。先生は授業のカリキュラムや校外学習、そしてクラブ活動などで多忙を極めているということを推測いたしております。授業時間の中で、教えるとしたら時間外に入れていくのか。インターネットが使えない御家庭の数は確認してきちっと補足をしていく準備はあるのか。4点、担当課にお尋ねします。 ◎教育政策課企画員(富田英之君)  教育政策課、富田より御回答させていただきます。 まず、配布につきましてですが、新宮市立小中学校10校全て、全児童生徒数分の端末は既に整備済みでございます。 教員の指導につきましてですが、これにつきましては、研修等を実施しながら対応していくことが必要であると考えております。教員によっても得手不得手がございます。まずは教員が導入した端末で何ができるかを知る必要がありましたので、企業から指導員に来てもらいまして、実際に端末を触りながら操作方法を学ぶ研修というものを全校にて実施いたしました。現在は、それぞれの端末ができること、それを活用することによって、これまで以上に子供たちの学びが深まるように、どのように活用すればよいかということについて研究、取組を進めておるところでございます。 3点目の授業時間の中で教える時間はあるのかということにつきましては、端末にはたくさんの機能がついております。その機能を指導するために授業をするというよりも、例えば観察の時間にカメラ機能を使ってまとめてみるとか、話合い活動の中でどのようにデータの共有をするのかであったりとか、そういう方法を教育課程の中で様々な場面を使いながら指導していくというふうな形で対応しております。 最後のインターネットが使えない御家庭の数の確認につきましては、こちらは令和2年度と令和3年度の2回にわたりまして、各家庭のWi-Fi環境について調査しております。設備がない家庭数ももちろん把握させていただいておりまして、把握した数、それを基にモバイルルーターを教育委員会のほうで用意させていただいております。したがいまして、Wi-Fi環境が整っていない家庭でありましても、緊急の際には端末と一緒にモバイルルーターを持ち帰っていただいて、インターネットに接続して端末が使用できる、そういう準備を整えておるところです。 ◆11番(竹内弥生君)  ありがとうございます。じゃ、粛々と今、御指摘した4点については進んでいるということで、認識しましたのでありがとうございます。 その活用方法から入っていっているともう間違いないですよね。そんなに簡単に、さあ届きましたよと、生徒にすぐ教えるというようなこと、どこから入っていったらいいのかとかの組立て、カリキュラムも必要ですし、今答弁なされた課長が粛々と新宮市は進めていくことが分かりましたので、今後ともどうぞよろしくお願いいたします。 教育部長にお尋ねします。この国は華々しく家庭庁センター、こども庁センターから家庭庁センターに、家庭庁に替わって、市区町村、新宮市や各自治体に申請してくださいよという努力義務をなされてきましたけれども、まだ先のことだと思います。 地方の事情を把握していない。地方自治体の教育、学校、教育をつかさどる担当課の皆様にとりましても、この急ピッチで進むいろんな変化の中の案件を抱えて右往左往していることが地方自治体の事実だと思いますし、国は慌ててコロナや戦争やそういったものに現状を当てはめていくのに、施策を当てはめていくのに、物価は高い、施策をたくさん出してきておりますが、それについていく地方自治体も大変です。これは当局をかばうのではなく、本当に細かい施策が国から飛んできて、担当課の皆さんはいろんな形で一生懸命仕事をこなしているのが現実だと私は認識しております。 しかし、その中でも短期間のうちに解決していかなければならない施策もあると思います。このようにデジタル化、私も最近、地上波より動画等のいろんなユーチューブであったり、ABEMAであったり、そういう動画を見るほうが、自分の見たいことが見られるので結構、動画のほうに変わってきているんですね、デジタル化のほうに。これは様々な多様性において、様々な人間が様々な意見を言えるということについて必要でありますし、また誹謗中傷等におきましてはしてはならないこと、たくさんこれから込み入った形で複雑なことだと思いますけれども、子供の教育に関しましては多様化も必要です。デジタル化が必要です。デジタル化なしで教育の発展はないと考えますけれども、部長、どう思いますか。 ◎教育部長(尾崎正幸君)  教育部長、尾崎から答弁させていただきます。 議員おっしゃいましたように、国が言われておりますデジタルトランスフォーメーション、その中で、教育部門では昨今いろいろな取組がなされています。その最たるものがGIGAスクール構想というものでございます。 その中で、御存じのように1人1台端末が配布されておりますけれども、これにつきましては、コロナ禍の中、その対応として全国一斉に今、予定を前倒しして端末を整備したというところでございます。 そういう中で、オンライン授業等の活用、これに注目が集まっているわけでございますけれども、それだけではございませんで、本来の趣旨といいますか、端末を活用するということを考えますと、子供たち個々に応じた多様な学びを提供していく、その中で確実な学力を持っていただく。また、それを活用しながら創造性を育んでいくということが一面大きく活用の目的となっているところだと私、認識してございます。 その中で、教職員につきましても端末の活用については、先ほど企画員が御説明させていただいたように、基礎的な部分、学んでございます。それをベースにおきまして、今後いかに有効に活用していくか、この有効に活用という部分が非常に大事だと思っております。各教職員、学校の中でもそういうこと、授業の組立てを研究してございまして、自主的な研究活動の段階の中でも、それらを各校の情報を共有しながら取組を進めているところでございます。 全国的にまず使ってみようということでスタートが始まったわけですけれども、今後はさらに広がりを持たせていくということが大事だと思っておりますので、我々市教育委員会としましても他の自治体とか、国がまた新たな考えや方針を出しておりますので、そういう情報もアンテナ高く取りながら取組を進めてまいりたいと考えてございます。 ◆11番(竹内弥生君)  ありがとうございました。どうぞよろしくお願いいたします。時間もせってまいりましたので、すみません、ちょっと早口になると思いますがお許しください。欲張りなんですよ、もうちょっと減らせばいいのに。年に4回しかないので、もういっぱい組み込んでいくので時間が少なくなってくる。 子供を産み育てる環境を整えること、これは、私は子供が増えると地域経済も回ります。そうすると税収が増えて、財源として市民サービスに換えていくことができる、転換していくことができる。妊産婦や子育て支援に支援していくということは、子供を産もう、育てていこうという気になっていきます。その気になる。そこの支援はとても市が今後発展していくことについて大事なところだと思うんです。子供が生まれて人口が増えていくということは、そこに経済も回り税収も増え、その税収においては、また住民サービスのほうに転換していく。これはリターンとして、どちらもよしという幸せな施策になっていくと思うんです。だから、子育て支援、または妊産婦に対する支援というのは、絶対に財政を使い支援していくということが大事なのではないかと私は考えております。課長、ごめんね、ちょっとまた9月で聞くんで。さっきも都市建設の課長飛ばしてすみません。 部長、これお聞きしたい。子供を育てることについて、子育てについての係る支援、妊産婦に係る支援をしっかり出していく、取り組んでいくことは新宮市の未来にもつながるということを私は思っております。どういうふうにお考えですか。 ◎健康福祉部長兼福祉事務所長(福本良英君)  健康福祉部、福本より答弁させていただきます。 市ではこれまで子育て支援センターつぼみやファミリーサポートセンター事業、総合相談窓口として子育て世代包括支援センターや、その一環として産後ケア事業を実施するとともに、学齢期には放課後児童クラブ、学童保育を実施するなど、切れ目のない支援体制を拡充するとともに、子供を産み育てやすい環境づくりに取り組んでまいりました。 子育てするなら新宮でと言われるまちを目指し、今後とも安心して子育てができるよう事業を充実するとともに、気軽に事業を利用したり、また悩みを相談したりできるよう利便性の向上を図っていく必要があると考えております。その中で、必要な事業に対しては予算を充てていきたいというふうに考えてございます。 ◆11番(竹内弥生君)  こんな5分や6分で課題を語れるようなことないのに、各部長、本当ありがとうございます。またじっくりと時間を持ってお話を伺いたいし、私も提言させていただきたいと思います。どうか今おっしゃった答弁を続行していかれますことを強く希望いたします。 項目6、市長に問います。タイトルの順番を変えますので、よろしくお願いします。 コロナ禍における経済の停滞、ロシアのウクライナ侵攻による燃料高、物価高騰、自然災害、市民の苦しい状況は続いております。 政府は、地方創生臨時交付金を拡充し1兆円のコロナ禍における原油高・物価高騰対応分を創設しました。1兆円のお金は、各自治体の判断で様々な事業ができるということを国は言っております。新宮市は約1億8,000万円頂きました。繰越金が今までの2億円あるので、足して3億8,000万円、この中から市長肝煎りのプレミアム付商品券、40%のプレミアムがついた商品券を1億円かかると推測しますと、残りは2億8,000万円残ります。 この地方創生交付金の臨時コロナのほうは自治体で自由に活用できると、先ほど申し上げました。現在の新宮市の状態は本当にまだまだ苦しいです。今が一番苦しいかもしれない。それは事業者向けには様々な支援も出ましたし補助金も出ました。お金も借りることもできました。しかし、その支援金も補助金も経費を払うのに全てなくなっていっているんです。もらっても出ていく、自分の給料にはならない、全部経費に消えていっています。借金の支払いも迫ってきております。それなのにまだまちに人が出てこない。今が一番苦しい。もう少し本当に踏ん張ってくださいと言うことしかできませんけれども、コロナの数もだんだん減ってきましたし、もうあと少し踏ん張るとある程度の日常、まちに人が戻ってくることを私は希望します。事業者の皆様にとって苦しい生活が続いておりますけれども、どうか頑張っていただけるようにお願いしたいです。 そして、事業者ではない市民の方におかれましても、これも国が決めたことだからどうしようもないのですが、1年間の年金も約1万円下がります。医療センターの初診料も10月1日から選定療養費において、先ほど申し上げたとおり上がります。ロシアのウクライナ侵攻によってガソリン代も上がるし、ふと気がつけばスーパーへ行って、こんなに高かったっけというような値段になっているようなこともあります。現在もう起こっております。 そして、この約10年、もうちょっとで10年間ですね、主に。給料は上がらないのに物の値段は上がっていっています。もちろん事業者も売上げが減少しているのだから給料を上げることはできません。そして、プレミアム40%ついていても、年金で暮らしている方にとってプレミアム付商品券を購入することもできません。そして、唯一の楽しみであった花火大会、いろんなお祭りがこの2年間中止になって、人々のメンタル、心の癒やしも中止しているのです。四方八方塞がっています。少しずつ少しずつ元の生活に戻っていくことができることを私は希望いたしますけれども、今回このコロナ交付金が、繰越金を合わせて3億8,000万円、そのうち1億円を市民のためにプレミアム付商品券をもう一回出す、40%つけて。そして、まちの経済を潤っていただく。あと残り2億8,000万円につきましては、光をともすと申しましょうか、市民の方皆さんに光をともすために、市長はもう12年、10年以上市長はこの新宮市を率いている当局の長になられて4期目に入られました。いつも困った人を助けていくんだという思いを聞いております。これだけで助けることにはならないと思いますが、新宮市は新宮市民のことを考えてくれているのだと私は思うと思うのです。一つの光といいましょうか、希望といいましょうか、一筋の光が入ってくるのではないかと思います。 何回も申し上げますが、1億8,000万円入ってきたコロナの交付金に繰越金を足して3億8,000万円、プレミアム付商品券を市民のために40%還元して1億円を使う、残りの2億8,000万円を2万7,187人の全市民の方に1万円ずつ配布していただきたい。そうすると子供が多い御家庭の方は、2人いらっしゃる方は2万円、3万円となっていきます。年金の方もプレミアム付商品を買ってみようかという気になります。コロナ交付金、国からこれは使ってくださいよと、実際に言ってきたお金なので、そういった使い方をしていただきたいと私は強く思います。 これは1年目のコロナのときに1万円お配りして、振込等の経費は要らないのです。だから、市長、私、ばらまきではないかと思われる方もいらっしゃるかもしれませんけれども、ばらまきでは絶対ないと思います。国からコロナのためにお金が入ってきているんです。それを市民の皆さんが何らかの形で苦しい目に遭っているから、新宮市は皆さん頑張ってくださいよという意味で支給すると私は強く希望しますけれども、市長も多分心のどこかでそんな気持ちはないでしょうか、市長、どうか答弁お願いします。 ◎市長(田岡実千年君)  大変具体的な御提案ありがとうございました。 議員おっしゃるとおり、このコロナ禍もう2年以上になって、市からもいろんなコロナ対策を市民の皆さんにお願いをしております。そういう中で、今までなかった出費、例えばマスクでありますとか、手指の消毒とかいろんな対策をしっかりやってくださっていて、今また収束にも少しずつ向かってきて大変感謝しているところでありまして、そういった経費とか、また昨今の物価の高騰で、結構苦しい環境にもあるということは議員おっしゃるとおりだと思っております。 そして、市としては、やはりコロナ対策、市民の皆さん全体に施策を行っていく必要があると思っておりますので、ただいまいただいた貴重な御提言、早速関係部署に検討するよう指示を出したいというふうに思います。ありがとうございました。 ◆11番(竹内弥生君)  ありがとうございます。検討していただく、市長もおっしゃったとおり、いろんな経費かかった、心の慰めになると思います。どうぞよろしくお願いいたします。 6月のこの定例会の一般質問は、各部長にもお話を聞かせていただきました。欲張り過ぎたので、短時間でまとめていただき御苦労をおかけしましたけれども、市長を支える部長級の思いは、先ほどから聞かせていただいたところ真剣に新宮市の未来を考えて、そして市長の信念をそしゃくされている。しっかり市長の信念を皆さん分かっていらっしゃる。もちろんだと思いますけれども。それもこの短時間に数分で答えていただきましてありがとうございます。 市長も4期目の公約、ほとんど予算がつき市民のためになることを実行されております。王子町の放課後児童クラブもそうでありますし、防災ラジオも提言しましたけれども予算をつけていただきましたし、公園のほうも新しい公園に予算をつけていただいております。市長の4期目の公約が、ほとんど予算がつき実行されていくということは、市民サービスが上がっていくことに間違いはございません。ありがたいことだと思います。この激動を駆け抜けていく、本当に激動だと思うのですこの10年間。18歳で役所に入られた方も30歳になるのを市長の顔しか知らないわけですから、もう市長がお父さんのような感じやと思うんです。その若い子たちを育てていく、そしてまたこういうような全く人生の中で考えられなかったコロナ、そういった戦争、いろんなことの中の時代の激動にもまれながら、当局を全部引っ張っていく市長、部長等にもお話を聞かせていただきましたけれども、市長は今後、この新宮市の未来をどんなふうに導いていくのか、少ない時間ではございますがお聞かせください。 ◎市長(田岡実千年君)  まず改めまして、本日の竹内議員の一般質問においては、各項目大変今の新宮市の課題に対して的確に御提言等もいただきましたこと大変ありがたく感じておりますし、特に今回、ふだん発言の機会が少ない部長級に思いも聞いていただけて、大変有意義な一般質問だなとありがたく思っております。各部長級の皆さんそれぞれふだんから熱意を持って市政に取り組んでくれておりまして、こういった思いの話せる機会、本当にありがたいと思っております。 私、市民の皆さんから選んでいただいて、この行政の最高責任者として就任させていただいているわけでありますが、ふだんいろんなこと、いろんな課題に対してしっかりと取り組んでくれているこの職員の皆さんが、いかに熱意を持って頑張ってくれるようにする、それも大きな私の仕事だと思っておりまして、そこもしっかりと対応してまいりたいと思います。 昨年の10月に文化複合施設、丹鶴ホールが無事完成して、大きなハード事業、一旦落ち着きました。前も申し上げましたが、これからは市民に密着した、市民生活に寄り添った細かいソフト事業も含めて、必要なことを一つ一つ実行していくこの4期目だというふうに思ってございます。向井副市長、速水教育長とも力を合わせて、この三役でもしっかりと力を合わせて、市民の誰もが元気で心豊かに暮らせるまちの実現にしっかりと取り組みたい。今日、竹内議員の一般質問を聞かせていただいて改めて身の引き締まる思いでございます。どうもありがとうございました。 ◆11番(竹内弥生君)  市長の答弁、本当にありがとうございます。 気持ちが通じていると申しましょうか、私の提言を取り入れ、そしゃくされていることをお聞きしましてありがたく存じます。そして、各部長におかれましては、短い答弁の中で思いを語っていただきまして、ありがとうございます。課長はちょっと飛ばしたことがありますけれども、ごめんなさい。しっかり9月定例会で取り入れさせていただきます。課長は若い、まだまだこれから発言する機会はたくさんあると思いますので、私はこれからも部長のお話を聞きたい。なぜかというと今市長が言ったように、市長の手足となる部長級をはじめ、一番若い職員の方は現場で経験を積み、そして係長になり、課長は現場の中の現実をきっちりまとめる。そして、部長級になると、上がってきたことの責任を持つ。君たちがしっかりやってきたことについて僕はしっかり責任を持つよと。先ほど市長がおっしゃってくれましたように、職員がやる気になって一定の施策案を出して、それをみんなで考えていく力を身につけていってほしいという市長の思い、私も上に上がるにつれどんとした気持ちで、責任は僕が取るからしっかり頑張ってくれよというような趣旨だったと私は認識しております。 現場におかれましても建設や水道、この間、日曜日、スーパーセンターのほうに夜ちょっと涼みに自転車で行きましたら、水道の若い職員の子が仕事しておりました。土曜日の夜9時頃です。すごいなとこういう目に見えないところで若い職員が現場で仕事をして、そして係長になり、係長にならなくてもしっかり育っていく。その若い職員たちが、行政というものは市民のために行っていくんだということを市長はしっかり教育なされているとお聞きしております。どうぞこれからも私たち新宮市のために税金を使う、財源として予算をしっかり執行していく執行機関として、市民の声を聴き、分析して調査して進んでいってもらいたいと思いますので、どうぞよろしくお願いいたします。ありがとうございました。--------------------------------------- △三栗章史君 ○議長(榎本鉄也君)  それでは、一般質問を続行いたします。 6番、三栗議員。 ◆6番(三栗章史君) (質問席) 通告に従い一般質問をさせていただきます。その前にマスクを外させていただきます。 まず、第1点、新宮市の観光と商店街の活性化についてというテーマで質問をさせていただきます。 新型コロナウイルスの感染症の影響が長期化する中、既にコロナ禍の3年目を迎えたところであります。全国的に見ても比較的感染状態が落ち着きつつあるようで、ゴールデンウイーク頃から本市にも観光客が増えたように思います。 そういった中、令和4年6月10日以降の外国人観光客の受入れが限定的に開始されるなど、少しずつ明るい兆しが見えつつあります。私といたしましても非常にうれしく感じているところであります。新宮市といえば、やはり観光のまち、今現在のようなコロナ禍に陥る前は、この熊野新宮の様々な魅力に魅せられ国内外問わず数多くの観光客が訪れていただいたものと思います。 さて、ここでお聞きいたしますが、このコロナ禍前からそれ以降の観光客数の推移についてお聞かせください。 ◎商工観光課長(津越紀宏君)  商工観光課、津越より答弁させていただきます。 観光客数の推移でございますが、コロナ禍前の令和元年は、新宮市への観光客入り込み数でございますが136万8,191人でございましたが、令和3年は77万8,004人でございました。このように、コロナ禍によりまして観光客は大幅に減っております。 ◆6番(三栗章史君)  やはりこのコロナの影響により、観光面で非常に大きな打撃を受けているというのが実情かと思われます。しかしながら、先ほど申し上げましたように、外国人観光客の受入れが少しずつ開始されるなど明るい兆しが見えつつある中、アフターコロナ、ウィズコロナの視点からも、今から観光のまち新宮市としての魅力を改めて積極的に発信していくことが重要であると考えております。 また、昨年10月には、熊野文化の拠点施設として文化複合施設丹鶴ホールが開館いたしました。現在オープニングイヤーとして様々なイベントや催しを開催されているなど、多くの方々に御利用いただき好評の声をいただいているかと思います。 この丹鶴ホールはイベントや催しを行うホールとしての役割だけではなく、大型バスの駐車場を完備しているという点からも、まちなか観光の拠点施設という役割もあろうかと考えているところであります。このような現状を踏まえた上で、今後、どのような形で観光のまち新宮市としての魅力を発信していくのか、お聞かせください。 ◎商工観光課長(津越紀宏君)  新宮市の魅力を発信するに当たりまして、特に今コロナ禍の状態の中では、大手旅行ガイドブックのウェブでの情報発信や大手旅行会社への営業活動を実施しております。特に旅行会社には、丹鶴ホールには大型観光バスの駐車場がある点やホール内に展示コーナーがございまして、新宮の歴史・文化、自然を学んだ後に、まちなか周遊をしてもらえばより知識が深まるということでPRをしておるところでございます。 ◆6番(三栗章史君)  今御答弁にもありましたように、既に大手旅行会社への営業活動を展開していただいているとお聞きし、まずほっとしております。やはりなかなか、こちらからアクションを起こさないと新しい場所に駐車してもらえるというのは難しいと思っておりましたので、まずそういうふうな動きをしていただいたことには、大変安心いたしました。 繰り返しになりますが、やはり今時点からの積極的な魅力発信が、コロナの収束後の観光を見据えた上では必要不可欠であると考えておりますので、大手旅行会社などの営業活動やあらゆるツールを使っての情報発信などの取組を継続して積極的に展開していただくことと考えております。 さて、そういった中で、観光と切り離すことができないのが、地元経済の活性化についてであります。これまでは、観光客の方が速玉大社を訪れた後、すぐにお隣の那智勝浦町や本宮町へ行ってしまうなど、いわゆる通過型の観光と言える状況が続いていたかと思います。やはり観光という面で大事なことは、訪れていただいた観光客の方に少しでも長く新宮市に滞在していただき、新宮市の魅力を感じていただくとともに、お土産物の購入や飲食などにより地元の経済への活性化につなげていくことだと考えております。 先ほど申し上げたように、昨年10月にオープンした丹鶴ホールには大型バスの駐車場が完備されており、一つの観光拠点とも言えるかと思います。またその周辺には、仲之町商店街や丹鶴商店街、駅前商店街といった商店街が存在しております。数多くのお店が軒を連ね営業されております。そういった中、この新宮市を訪れていただいた観光客の方をいかにしてそういったお店へ誘導するかということが非常に重要であると考えております。担当課としてのお考えをお聞かせください。 ◎商工観光課長(津越紀宏君)  丹鶴ホールを核といたしまして、まちなか周遊をしてもらうには、商店街というのは重要なポイントであると認識しております。その中で、商店街の活性化を図る上で、各商店街や観光協会等、関係機関と連携しながら、観光客が行きたい魅力あるものにするために、意見交換を進めながら検討していきたいと考えております。 ◆6番(三栗章史君)  ありがとうございます。 この商店街や関係機関との連携ということで今言っていただいて、これは本当に大切なことだと思います。これは商店街においても、やはりこれから考えていかなくてはならないのは、魅力ある店舗、魅力ある商品の品ぞろえ、そういったものもいろいろと考えていかなくてはいけないと思います。 そういったことも、最近ではコロナもあったんで勉強会とか、そういうセミナーがめっきり減っていたと思います。昔は商店街の視察なんかも行ったりもして、そういうことで勉強したりもやってまいりました。そういったことを重点にやっていって、商店街づくりもそれは含まれてくると思うので、これかなり重要なことだと僕は思っております。その辺についてどのような感覚で進めていくのか、何か腹案、現在ありましたらちょっと簡単にでも説明していただけますでしょうか。 ◎商工観光課長(津越紀宏君)  商店街の皆様とまた意見交換をしながら、コロナ禍で今できておりませんでしたが、商店街のイベントを開催とか、そういうことを視野に入れながら進めていきたいと考えております。 ◆6番(三栗章史君)  通ってもらって、その商店街に魅力がなければ、観光客の方も通ってもらえなくなるというようなことも考えられます。そういった中で、やはりもう一回来たいなと思えるような商店街づくりも取り組んでいただきたいと思います。それには、やっぱり今のような状況の空き店舗がたくさんあるような商店街ではなかなか難しいというふうにも思いますし、若い方が率先して空き店舗に入れるような、今は家賃の補助であったりとか、改装費の補助を出してもらっておりますけれどもなかなか進んでいない。そこら辺の問題点も商店街の方たちとしっかり練っていただいて、ただバスがあそこへ止まって観光客が歩いてくれるんで、何かイベントしましょうかというだけじゃなしに、やっぱりそういう根本のところから、商店街の魅力を引き出すところからやっていかんとなかなかこの時代、全国そうですけれども商店街というのが元気なくなっております。というのはやっぱり新しいお店が出てこないので、商店街自体の魅力が落ちてきているように私は思っております。その辺はやはりなかなか経営者も高齢化してきて、だんだんと意欲も少なくなっている方も多いかと思います。そういう部分をやはり行政がいろんなアイデアを絞りながら、商店街の方が今何を求めているのか、お客様が何を求めているのかとかいうのを常にコミュニケーションを取りながら、一緒に考えていってあげてもらいたいと思っておりますので、どうかぜひよろしくお願いいたします。 観光客をいかにしてそういったお店へ誘導するかということは、いろいろな切り口もあるでしょう。決して正解は一つではないと考えております。これはあくまで個人的な考えではありますが、そういったことについて、かしこまった場ではなくあらゆる機会を通じて、各商店街の方々とざっくばらんに意見交換を行うことが大事なことだと考えております。今後の観光施策の積極的な事業展開を期待いたしまして、この項を終わらせていただきます。ありがとうございました。 続きまして、避難行動要支援者について御質問いたします。 この避難行動要支援者避難支援制度の目的をまず教えてください。 ◎健康長寿課主幹(萩原桂二君)  健康長寿課、萩原より答弁申し上げます。 避難行動要支援者避難支援制度の目的は、平成23年の東日本大震災において、被災者全体の死者数のうち、65歳以上の高齢者の死者数は約6割であり、障害者の死亡率は被災住民全体の死亡率の約2倍に上りました。 避難行動要支援者支援制度は、高齢者や障害者等に対する災害時における安否確認及び避難支援、平常時における見守り活動及び救助活動を円滑に行い、避難行動要支援者の自助・共助・公助を基本とし、災害時に一人で避難できないおそれのある者が安心して暮らすことができる地域づくりの推進を図ることを目的としております。 ◆6番(三栗章史君)  今の中で自助・共助というふうにありますけれども、例えばそういう支援者の中は、どういうふうなメンバーの方が入ってされるようになるんでしょうか。 ◎健康長寿課主幹(萩原桂二君)  自分の命は自分で守るの精神の下、一人で避難することが困難な方について、その方の身体的な状態を地域の支援者に知ってもらい、御近所、町内会、民生委員といった地域の支え合いの精神で接していただける方にできることについて支援していただき、また市、消防、警察といった公的支援で、災害時の避難についての準備を行うことで被害を防ごうとするものです。 ◆6番(三栗章史君)  分かりました。 それともう一点、安心して暮らすことができる地域づくりの推進を図るということを目的としていますということですけれども、安心して暮らすことができる地域づくりの推進をもう少し具体的に教えていただけますでしょうか。 ◎健康長寿課主幹(萩原桂二君)  自助・共助・公助を基本とする中で、地域での支え合いが不可欠であり、支え合いの機能を高めていくということが、地域づくりの推進になるものと考えております。 ◆6番(三栗章史君)  避難行動要支援者名簿、個別支援計画の進捗状況はいかがでしょうか。 ◎健康長寿課主幹(萩原桂二君)  令和4年6月1日時点での要配慮者の方が5,514人おられまして、そのうち一人で避難することが困難な方が1,120人おられます。そして、このうち個別支援計画作成済件数は4件となっています。 令和3年5月の災害対策基本法の改正により、個別支援計画の作成が努力義務となり、優先度の高い避難行動要支援者に対して、地域の実情に合わせておおむね法改正後5年程度で作成することが示されており、それに合わせて現在、取り組んでいるところでございます。 ◆6番(三栗章史君)  個別支援計画作成件数が今4件ということでお伺いしましたけれども、要支援者、要配慮者、それから困難者、合わせると6,634人おられます。ペース的にどうなんでしょうか。間に合っていくのか。途中変更される、容体がまた悪くなって違う避難方法を考えなければあかんとかいうことも出てくると思うんですけれども。 ◎健康長寿課主幹(萩原桂二君)  この個別支援計画作成済件数は4件となっていますが、全国的にも個別支援計画の進捗率は低迷しております。個別支援計画の作成意義について、要支援者の方や地域の支援者の方に丁寧に説明することで、計画の進捗率を上げ、地域の避難訓練に取り入れていただき、避難の実効性を確保できるように努めてまいりたいと思います。 ◆6番(三栗章史君)  それでは、もう一個、個別支援計画の作成ということで、その内容はどのような内容なんでしょうか。 ◎健康長寿課主幹(萩原桂二君)  個別支援計画の内容は、支援を受ける方が支援を受けるために必要な情報でありまして、避難支援者、避難場所、避難経路、情報伝達や避難時の注意点、緊急連絡先等を記載しております。 ◆6番(三栗章史君)  これはなかなか作るのも難しいと、全国的にもあまり進んでいないということですけれども、当地域はやっぱりいつ南海・東南海地震が発生してもおかしくない地域であります。大変これ個人情報もかなり入ってくる難しい問題かとは思いますけれども、やはりできるだけスピード感を持って進めていっていただきたいと思っております。 避難行動要支援者名簿、個別支援計画は、いつまでに完成する予定でしょうか。 ◎健康長寿課主幹(萩原桂二君)  先ほどの答弁と繰り返しになりますが、令和3年5月改正の災害対策基本法では、個別支援計画の作成が努力義務となり、優先度の高い避難行動要支援者に対しておおむね法改正後5年程度で作成することが示されており、それに向けて取り組んでおります。 しかしながら、新たに支援が必要となる方や計画作成済みの要支援者の方の支援計画の情報も更新していかなければなりませんので、継続して整備に取り組んでまいります。 ◆6番(三栗章史君)  これの作成については、何名体制ぐらいで行われる予定にしているんでしょうか。 ◎健康長寿課主幹(萩原桂二君)  現在、高齢者係で担当しており3人体制で行っております。 ◆6番(三栗章史君)  3人というのが、大変この支援を必要とされる方からすると少ないのかなと、時期からしてもちょっと大変かなと思います。その辺は人事のこといろいろございますけれども、もう少し手厚い人事配分をしていただきたいと思っております。非常に大切なことでありますので、当局、どうぞよろしくお願いいたします。 次に、こういった方が避難できない人の避難路を確保するための手段や補助についてちょっとお聞きしたいと思います。
    ◎総務部参事兼防災対策課長(竹田和之君)  防災対策課、竹田より答弁させていただきます。 避難路の整備に係る補助につきましては、防災対策課では自主防災組織に対する活動支援事業の中で、避難路整備に対しましても補助を行っております。 ◆6番(三栗章史君)  自主防に対してそういう補助をするということでございます。 東北の津波の映像が全国にテレビで流されまして、地震というと津波というイメージが新宮市民の方も持っておられる方、大変多いんですけれども、津波も確かに怖いですけれども新宮市は和歌山県内でも地盤の緩い地域であるというふうにお聞きしております。 そういった中、まちも古い町並みもありまして、細い道、救急車が入らないような道等たくさんございます。その上、古い建物も多いので、私としては津波が来る前にその揺れで家屋の崩壊するほうが大変危ないのかなと、怖いなというふうに思っております。津波もそうですけれども。そういった中で、今、耐震の補助であったりそういうのも出されておりますけれども、そういった細い路地等を車椅子で逃げろと言われましても、今までやってくれました避難行動の支援者の方も無事でおれるかどうか分からないというような中で、おまけに物が倒れて進路が塞がれるというようなことが起きますと、大変避難に遅れが出る、支障が出てくると思います。 そういったところで、もう一つ問題になるのが、市道であれば出していただけますけれども、私道を含んだ通路があるところなんかに対しては、そういう補助が出ないという問題がございます。これは結構、新宮市内でも場所多いんじゃないかなと思います。そういったときに、スムーズに避難できるだけの道幅であったりを確保できるのかということを、本当に避難させることができるのかなというのはすごい疑問に思うことが多いですし、ここ本当に大丈夫かなという場所がかなりございます。そこら辺、行政として個人のところにというのは大変難しいとは思いますけれども、やはり市長も言われているように安心・安全なまちづくりをする上では、そういったこともある程度、行政が関わっていかんとなかなか個人でできるものではないと思うんですけれども、その辺、すみません突然で、市長、どうでしょうか。 ◎市長(田岡実千年君)  大地震もだんだん確率が高くなってきて、今30年以内に7、80%というふうにも言われておりますので、とにかくいろんなところをしっかりと備えていくということがこれから大変大事だと思いますので、できること一つ一つ頑張りたいと思います。 ◆6番(三栗章史君)  どうぞよろしくお願いします。 そういった場所で住まれている方が、本当に切実にもう私ら取り残されて死んでいくだけなんかいねと真剣に考えられている方がおって、もう地震来たらそないなるんやというふうに、そういう不安を抱えながら生活されている方おられます。1人や2人ではないと思います。そういった気持ちを、不安を少しでも拭えるように、やっぱりある程度、手厚いそういった部分も四角四面にするのではなくて、ちょっと考えていただければありがたいと。 市民の方が安心して暮らせるまちに近づくのかなと思っておりますので、なかなかすぐには難しいとは思いますけれども地震はいつ来るか分かりませんし、待ってもくれませんので、当局の方は大変かとは思いますけれども精いっぱいスピード感を持ってやっていただきたいと思います。 以上で、私の一般質問を終わります。どうもありがとうございました。 ○議長(榎本鉄也君)  会議中ですが、10分程度休憩いたします。 △休憩 午後3時08分--------------------------------------- △再開 午後3時21分 ○副議長(東原伸也君)  休憩前に引き続き会議を開きます。 一般質問を続けます。--------------------------------------- △屋敷満雄君 ○副議長(東原伸也君)  14番、屋敷議員。 ◆14番(屋敷満雄君) (質問席) マスクを外させていただきます。 それでは、一般質問を始めさせていただきます。 先般、テレビで子供が作ったキャリーカーの放映がありました。それはランドセルを毎日背負う子供の気持ちが、大変つらい目に遭遇しているのではないかと僕は考えさせられたものでした。それについて、子供の声がないとかあったんですけれども、大人の意見は安心・安全のために両手が自由に使えて、また重い物を担ぐので体力も使うと、そういう意見でございました。学年によっても違うでしょうけれども、現在、子供たちが背負っているランドセルの中身の重さは大体どのぐらいなんですか。 ◎教育政策課企画員(富田英之君)  教育政策課、富田が答弁させていただきます。 教科書のサイズが、近年大きくなってきておりまして、それに合わせてランドセルが大きくなってきたこと、外国語や道徳などを学ぶ教科が増えてきて、教科書の種類も増えてきておりますので重くなってきているという状況です。実際は2、3教科と筆記用具等を入れまして4キロ弱程度、高学年になってきますと重いときで5キロ弱程度になっているのではないかなと思われます。 ◆14番(屋敷満雄君)  この一般質問を作るのに、たまたま僕の孫が5年生なんです。金曜日だけ私の家へ来るものですから、ちょうどその日うちに、ここにおったんですけれども、気ついて嫁さんにランドセルの重さ量ってと電話したら4.2キロの重さでした。後から親に聞くと、うちの孫は必要な本を入れて置いていっていますけれども、たまには、忘れ物するというて、親が全教科書を持っていかせている、ランドセルに入れている子供さんもおるということが分かりました。4.2キロプラス水筒、今の子供さん皆持っているらしいんですけれども、大体2リットルの水筒を持っておられますので、中へ、ランドセルの横へつくような形がありますから、そうなると約6キロなんですよね。 僕も今日、今ここへ作ってきました。これは、これから我が家で使うナスビとキュウリ漬ける漬物の重さ3.5キロ、これが2.5キロ、計合わせて6キロ。今からちょっと体験していただきますので、背負ってくれますか、市長からお願いします。     (市長がリュックを背負い、重さを体験) ◆14番(屋敷満雄君)  6キロはあれとして、4キロとして3.5キロ。いかがですか。ずしりと重さがくると思うんです。ありがとうございます。 これを本人に聞くと、重さどうかというと、子供、大丈夫言うね。いうことは毎日担いでいるから、それがもう身についているんですよね。これちょっと考えて、キャリーカーを作るということは、彼らはやっぱりこれ負担になって、そういう気持ちがあるんやないかと思っているんですよ、僕。確かに体力つくやろうけれども、弊害として、こんな重い物を毎日持たせていたら骨とか姿勢とか、そういう影響は全然ないのかなと、またそうではないと思うんです。たまたまいろんなお母さん方に聞くとやっぱり重いでと。この頃気になるから聞いて思っているんです。 ただ僕らも含めて、教育に対して親の気持ちいうのは何の抵抗感もないんやね。やれよと言われたら、忠実にこなしていくと。本当にこれ何の弊害もないんですか。どうなんですか。そういう検証とか、そういうのはなされたことないんですか。 ◎教育政策課企画員(富田英之君)  検証というのは特には出ておりませんが、通学時における児童生徒の荷物の重さであったりとか、その配慮につきましては文部科学省のほうも気にしていたことがございまして、幾つか通知のほうも出ております。 ◆14番(屋敷満雄君)  これは、今さら僕も議論することはないんですけれども、そういうおそれがあって今後、新宮市だけでもやっぱりある程度の調査、研究をしていただきたいと思うことをお願いして、この項は終わらせていただきます……、もう一つある、ごめん。 それで、これランドセルに教科書を軽減さそうとしたら、学校と自宅へ両方置くというような形を取らせていただきますと、ランドセルの中はノートと筆記用具とあるいは宿題とか、そういうようなものプラス、先ほど後ろからペットボトルでもいいというような、そういうような飲物入れ、かなりの軽減できると思うんですよ。今、教科書も無料配布になっているから、それは確かに予算要りますよ。要りますけれども、子供の健康のことを考えると、やっぱり子供は宝物なので、ある程度そういうことも御配慮できたらありがたいです。これは今後、課題としてよろしくお願いいたしまして、この項は終わります。 2番目に、県立高校(新宮高校と新翔高校)の再編整備における新宮市の課題と対応についてをお尋ねさせていただきます。 和歌山県教育委員会が本年3月、県立高等学校の充実と再編整備に係る原則と指針を公表されました。 中身を見せてもらって、抜粋して読み上げさせてもらいますと、近年の日本社会では、少子化や地方の人口減少が大きな問題となっています。本県では、約30年前から中学校卒業生徒数の減少が始まっています。高等学校や高等学校教育の大きな枠組みを維持しつつ、学校規模の縮小等で対応できていましたが、今後の少子化等の影響はより切実かつ深刻なものとなり、枠組みの転換を考えざるを得ない時期にあります。 県教育委員会は令和元年10月、第6期きのくに教育審議会に対して、「これからの県立高等学校の在り方について~高等学校が地域とともに持続可能な存在であるために~」を諮問し、答申では、15年後に生徒数が3分の2になると予測し、それに見合った高等学校への再編整備が必要ということのみならず、高等学校教育のありようを変えていくことも必要であるという、斬新かつ衝撃的な内容でした。 答申を受けて、県教育委員会は、高等学校や高等学校教育の再編整備の手順や、どのように充実発展を図っていくかについての県民合意の形成が要事であると考え、県内各地域での説明会や意見公募、パブリックコメントを行ってまいりました。寄せられた意見や要望も踏まえ、「県立高等学校教育の充実と再編整備に係る原則と指針」をまとめるに至りました。 この高等学校は何年先にどうなるといった結論は示しておりません。今後の取組や地域の意識・行動によって、当該高等学校を取り巻く状況がよりよく変化することを期待するからです。 この「原則と指針」が、高等学校教育の充実と再編整備の進め方についての共通認識となり、皆さんが一堂にスタートラインに立ち、次の時代を担う子供たちの教育環境をどう充実発展させていくかを議論し、一定の方向性をもって協働できることを願っています。 令和4年3月、和歌山県教育委員会。 その内容は、新宮高校と新翔高校は令和6年以降、生徒数の減少が予測されることから、新翔高校、新宮高校とも再編整備により学校の活力を維持するとともに、地域の多様な教育ニーズに対応する拠点校としてその一翼を担う。当面、施設等の有効活用のため校舎制を取る。 地域における新宮高校(普通科5学級)、新翔高校(総合学科3学級)の2校は、地域の教育ニーズに応える1校への再編整備を検討し、着手する。これがおおむね指針の主なものなんです。 ただ、新聞紙上とかいろんなとこに発表されているんですけれども、施設等の有用活用のための校舎制を取るということは一言も発表されておりません。これはどういうことかといいますと、キャンパス制、神倉キャンパス、新宮高校でいえば。新翔高校は佐野キャンパスと、大学並みのそういう分けた使用をするということが分かりました。 今年5月2日には、新宮高校と新翔高校が魅力ある高校教育を実現するため、地域の皆さんに意見を募集していますというのが発表されて出ております。これは新宮地域における魅力ある高等学校を実現するため、地域の皆さんの意見を募集しています。県立高等学校教育の充実と再編整備に係る原則と指針が策定されたことを受け、新宮高校、新翔高校の両校は、現在の小学校6年生が高等学校に入学する令和8年4月をめどに、これは決定ではありません。新たな高等学校として充実して再出発するべく、地域関係者の皆さんの意見、要望を聞きながら、丁寧に詳細な検討を進めようとしています。両校では、昨年夏から学校関係者や地域の方々から高校教育の充実について御意見をいただきました。新たな高校のあるべき姿を考え、より広く意見を募集し、実行に向けて取り組んでいます。多くの方々から御意見や要望を両校にお寄せください。一人一人のやる気と可能性に応える高校教育、魅力ある高校教育を実現させたいと新宮高校、東校長、新翔高校、藤田校長が連名で発表されております。 またこれに基づき、紀南新聞が生徒数の減少を考えれば統合はやむなしという考えが大半であろうが、今は生徒と地域の将来を第一に考え知恵を絞ることが大切。隣の三重県では、紀南高校は以前から生徒数の減少で木本高校と統合の議論がなされていましたが、地域に根差した様々な取組によって地域の学校として定着した。また、相可高校、地産地消、食育の視点を持って食産業の担い手を育てる食物調理科があり、日本で初の高校生が運営するレストランまごの店には行列ができるほど特殊な学校ができております。 現在の小学校6年生、これが対象になります。この子が高校に進学するときスタートするんやけれども、新宮市の児童数は小学校6年生と次の明くる年にずれ込んだら5年生、何名おるんですか。 ◎教育政策課企画員(富田英之君)  令和4年度の6年生が205名、5年生が198名でございます。 ◆14番(屋敷満雄君)  ちなみに昨日、那智勝浦町に聞きました。101名です6年生。ほいで5年生が98名。ちょっと待ってね。計算するわ。101足す205、306名。明くる年は98足す……。306名が6年生、那智勝浦町とね、これがもう大半や思うわ。これが新宮高校と新翔高校の対象、串本古座高校へ行く子もおるやろうけれども。この中で、近大新宮高校へ入る子供がおるから、今年がたしか200人と120人の320人応募したあたと思うわ。ほいで新宮高校が205人と、あっちが98人か、定員割れやったはずや。もうそれだけでもかなりの人数がやっぱりね。今後、子供の数は減り続けると思いますよね、これずっと。これはもう決まっていますわ。増えることはありません。 和歌山県のこの指針でいうと、令和3年3月の新宮・東牟婁の中学校の卒業生は487名やったと、去年ね。その中、その地域、高校が新宮高校5クラス、新翔高校が3クラス、串本古座高校が3クラスの11学級があると。令和17年3月には、今から33%ぐらい減って200人半ばやと県は予測しています。200数人になったら、7学級だと県は予測しているんですけれども、近大も行くんで6学級になる可能性もある。そうすると、このままでいったら新宮高校3クラス、新翔高校1クラス、串本古座で2クラスの6クラスの可能性も出てくる。この子らが令和17年、県が予測している200人半ばの人間いうのと、去年、令和2年、おととしか、新宮市で子供さん何人生まれているんですか。 ◎教育政策課企画員(富田英之君)  令和2年度生まれ、つまり令和9年度に小学校に入学するお子さんの数は141名というふうに聞いております。 ◆14番(屋敷満雄君)  141名。これを那智勝浦町がこう見ていくと新宮市の大体半分やわ。ほんだら70人足しても200人ぐらいになる思うで。ほいだらもう5クラスや。新宮高校と新翔高校合わせて、ようあってやで。そのときに二つに分けて、いや、その学校一つになるのはみんな、クラブ活動も今のままやったらできんのやから、一つになるのも非常にありがたいんやで。ただ二つの学校を使うということは串本高校と古座高校と同じようなことをしている。古座高校は1年から3年まで、串本高校も1年から3年までというように分けてなさっていると思うんです。 新宮高校、新翔高校が一つになって、一つの学校や言いながらキャンパス制やいうて二つを使うということは、いかがなものかと思うんですよ。この辺がかなり気になるんです。 去年、再編整備の説明会が新翔高校であったんです。ほんで、たまたま僕も行かせていただきました。もちろん新翔高校でやるんですから、90何%が新翔の皆さんでした。新翔を残せ、建物を使えという声が非常に強かった。それが反映されて、そういうような指針が出ているのかなと僕は今思っているんです。これは定かじゃありませんよ。せやけど指針が出ている以上は、そういうことを僕は考えざるを得ない。 そのとき私も皆さんの前で、新翔の皆さんが大半の中で発言させていただきました。というのは、私の年代まで新宮高校1校でした。普通科8クラス、商業科4クラス、土木、建築1クラスずつの14クラスで生徒数もほとんど40人以上、45人ぐらいあったと思うんです。3年生まで入れますと2,000人を超える県下最大の高校でした。クラブ活動も非常に盛んで、サッカー、バドミントン、卓球、軟式野球、相撲、剣道、ほんで硬式野球もかなり常時ベスト4かベスト8ぐらいまでずっと行っていました。県の予選大会をサッカー、卓球、何かまだあったんかな、新宮が会場でした。非常にスポーツも盛んでした。何でかいうとやっぱり人間が多かったからですよね。現役で僕の同級生、東大1名、京大1名、慶應や早稲田、国立の大学とか有名校へかなりの人間が行っています。非常にやっぱり頑張っておったと僕も思います。僕の1年下が昭和22年生まれなんです。これが戦後のベビーブームの第1期生、それで学校が足らんから新宮商業高校ができて、そこで分離して、彼らが第1期として現在まで行っていたんです。 昭和21年と22年生まれの中学校を新宮市内で何人卒業していますか。 ◎教育政策課企画員(富田英之君)  昭和21年度生まれの方は昭和36年度の卒業生、昭和22年度生まれが昭和37年度の卒業生となっておりますが、昭和36年度の中学校の卒業生が769名、昭和37年度の卒業生が1,216名でございます。 ◆14番(屋敷満雄君)  羨ましい限りですよね、市長。これだけ人間おってん。僕の光洋中学校も133人おったんです。僕の1級下は6クラスぐらい、いっぱいぐらいあったんですかね彼らも、そのぐらい子供がいたということです。そやから、そういう時代を乗り越えて現在あるんですけれども、やはり学校が一つの学校で、一つの学びやで学ぶということが非常に大切かということが分かるんです。 再編整備について、新翔の藤田校長、新宮高校の東校長、お会いしました。この指針に対する説明を受けました。やはり校長としても、この指針にのっとってキャンパス制を取りたいということをおっしゃっておりました。僕は頭から反対の意見させてもらいました。 なぜかといいますと、やはり子供の教育、現在スポーツが全然できない。クラブ活動ができない状態もありますし、分けてしまうとやはりどうしても最終的に人間が増えるんだったらいいんですけれども、先細りになることも分かっていますので、いつかはもう一つにならんとあかんのですよということで、なんでしたらもうこのままの状態で両校長にいってくださいと、もし新翔は新翔、新高は新高でいっていただければありがたいと。 この二つに分けるお話が、新翔の卒業同窓会の方はよく御存じなんです。新宮高校の僕の同級生も全員新宮高校一本で新宮へ帰ってくると皆思っている。この話が全然分かっていない。だから東校長に僕は今日、県の話なんやけれども、新宮市も巻き込んだお話を一般質問でさせていただきますと、今日は聞いていると思いますよ。どういうお話になるか。ほんでお許しを得てしているんですけれども、やっぱり偏ったような気が僕はしたもので、今日ここでお話しさせてもらっているということなんです。 その中で、説明会でも説明させてもらいました。小学校も今、三輪崎小学校も今確かに児童は1学年2クラスあるんです。せやけど、このままいくと増えることはありませんし、横ばいということもございません。いつか1クラスになります。だから新翔高校、三輪崎小学校と光洋中学校を統合した9クラス、一貫校区として新宮市へ譲ってほしいと、その旨その席上で宮崎教育長に申し上げました。この問題、今日初めて言うんですけれども、新宮市としても学校の編成、校舎の持続性から考えていきますと非常に重要な課題だと思うんです。どうですか、新翔高校購入という、買っていただくというお話は御検討できますか、教育長どうですか。 ◎教育長(速水盛康君)  今、議員から御質問いただきました点ですけれども、まだ新宮、新翔高校の再編については、今後検討していくという中身になっております。それはもう議員も御承知のとおりのことと思います。 また、今の段階で教育課程の内容であったり、いつどこにどのような学校を編成するかということについても不確実な状況でありますので、議員のお気持ちはよく私も御承知しておりますし、そのことについてはしっかりと受け止めたいと思っておりますが、私たちのほうから新宮市教育委員会で今の段階で、そのような状況の中で、県の教育委員会のほうにそのような有効活用のために御利用、市から独自に何らかの動きをするというのはまだ適当でないかなと考えております。そういう時期が来まして、そういう環境が整いましたら、議員がおっしゃられたことを一つの選択肢として、市全体としてまた協議をしていく必要があるのかなと、そのように思ってございます。 ◆14番(屋敷満雄君)  確かにそうです。今はまだ、県教委も策定に向けて準備を行っている段階で、策定はゴールではなく、今後、高等学校の充実と再編に向けたスタートやぞとおっしゃっております。ただ既に多様なメンバーで構成された協議会が発足して、熱心な協議が議論されている地域もあると、これは県教委のほうも指針に載っているんですよね。 それで、三重県で、これ木本高校と紀南高校について中日新聞が、6月16日付、三重県の県教育委員会が今後の在り方を12月までに判断するというのは、三重県はこの問題ずっとやっておったんでしょうね。熊野市と御浜町、紀宝町の住民や教員らでつくる紀南地域高等学校活性化推進協議会が、少子化で学級数の減少が見込まれる木本高校と紀南高校の在り方をめぐり、将来的な統合を含め本格的な議論が始まったと。 三重県教育委員会は、協議会で出た意見を踏まえ、両校の今後の在り方を12月までに判断する方針。三重県教委は、今年度から5年間の県立高等学校活性化計画で、統合を検討する学校の対象を1学年3学級以下としていると。現在、1学年木本高校は4学級、紀南高校は2学級、2025年度両校への入学者は、現在の6学級から5学級の規模に減ると見込まれていると。現状で既にもう影響が出ておると、木本高校では少子化により学級数も減ったので、着任する先生も減少していると、そうなるとどうなるかというと部活動の顧問の確保が難しくなって、現在、男子バレーボール部と女子バスケット部が、本年度の、今年やな、もう終わっているん違うか、県大会、県の総体終了後、廃部となるとこれもここですわな。 ほんで紀南高校でも、あそこは卓球すごかったんですけれども、団体競技の部活動で部員が集まらず廃部となったり、他校と合同チームを組んだりしている状況になっていると。 協議会は、県教委から委員を委嘱する3市町の教育長や小中学校の校長、教員、PTA、商工会長ら20人でつくって、昨年度まで地域における両校の在り方を中心に議論して、本年度は統合するかどうかが主な議題となっていると。 この中で、委員の意見の中で、在籍生徒が減っていくと集団の中での教育の面でも疑問があると、学校が地域のよりどころで、防災時にも役立つという声も上がっていると。統合といってもまた反面、分校として残っているところもあるじゃないかと、そういういろんな注文が出ていると、これが今、三重県の状態です。 新宮市としても、こういうような協議会、小学校6年生、小学校5年生ぐらいのPTAとか子供を含め、中学校から小学校の校長、教育委員会、商工会とかいろんな団体のメンバーで協議会を発足させるべきだと思っておるんですが、いかがですか。 ◎教育長(速水盛康君)  一昨年、先ほど御指摘ありました答申が出された折に、私も県の担当者と情報交換などを行いながら、9月に県が主体でありますけれども県の教育委員会と東牟婁の市町村教育委員会との共催で、新宮高校で説明会を開催させていただきました経緯があります。その後、新宮市内でも数団体が県へのさらなる説明会を要望して実施をしたと聞いております。 今年になりまして、先ほど説明がありましたように、県立の両校長先生方が中心になりまして、もう少し先ほどの指針に基づいた内容を地域の方々から意見を吸い上げようということで、今実施をしているところであります。 県が主体となって、今そのようなことでやっておりますので、今のところ市町村が主体となってこのことをやるということについては少し難しいのかなというふうに考えております。ただ、議員御指摘のように、いろんなところの関係がございますので、市教育委員会として何らかの依頼があったときには、適切にといいますか、しっかりとできる範囲の対応、協力はしていきたいなと、そのように考えております。 ◆14番(屋敷満雄君)  僕も20年ほど議員させてもらっとるんですけれども、こういう問題になりますとほとんどの場合、指針が出るということは、もう筋書どおりの脚本ができているんですわ。それにのっとって進めていくというのが僕もずっと経験した、議員で体験している行政のやり方やと思うんです。確かに意見を高校へ持ってきてくださいといっても、なかなか現実そういうことは不可能やと思うんです、僕は。最終的にどうなるかといいますと、行政はこういうことをしましたよと、ですけれども意見はありませんでしたとなってくるんですよね。 僕も市議会議員で、市が、当局がやることについて住民の皆さんに知らせますと、皆各13名の議員のところへ、こうしてほしいんやという陳情並びに要望が来るんですね。直接言うのはめったにないと思うんです。たまたま市の教育委員会やったらこのメンバー、僕ら皆やわね。県の教育委員会いうたら、県議会議員一人しかないんやから、その県議会議員のところへ統合で何とかしてほしいんやという話が行くのが、これが普通の話です。ほいで濱口県議会議員は新宮商業出身なんです。県のほうの教育委員会で話した場合、県の教育委員会も当局として、議員どうですかというようなお話がないことはないと、現実分かりませんよ。そやけども、そういうお話が、またOBの方も自分ところの卒業生、濱口県議会議員やから新宮商業残してほしいと要望するのが当たり前の話でね。なかったかもしれませんよ。そやけど、僕としたらそういう話もあったんじゃないかと僕は思っているんです。 実は、最後に、先日、毎日新聞の和歌山支局の山口智記者が、記者の目、和歌山県のIR誘致頓挫の題名で記事が載っていた。和歌山県が進めていたカジノを含む統合型リゾートIRの誘致は4月、国への申請直前で県議会が関連議案を否決し、夢と散った。経緯を取材して、情報公開が不十分のまま、重要政策を進める行政の姿勢に疑問を覚えたと投稿している。 今回の再編整備は、新翔高校では既に始まっております。反面、新宮高校関係者は指針の内容を把握していなくて、ほとんどの方が新宮高校1校になると思い、まさかキャンパス制で二つもあるとは思ってもいない。そうなれば、無理に統合するメリットは全然なく、いずれ少子化で生徒が必ず減るまで現状維持のままでもいいんじゃないかと、このまま無理してこれを推し進めれば両校の同窓会の皆さんが、私も含め遺恨が残ります。 新宮高校は、明治34年、新宮中学校として開校しております。今日まで121年、佐藤春夫はじめ多くの新宮市の名誉市民も輩出し、新宮中学、旧制新宮商業高校、新宮商業、ほいで新宮女学校、終戦時には、学校編成ちょっといろんなことで変わったということを聞いていますけれども、僕らの時代になって新宮高校として長い歴史のある学校です。 さきに述べましたように、ベビーブームの時代、新宮商業を分離して今に至っていますが、変えるのであれば新宮高校へ戻ることがベストではないかと、そういう夢を見ながら、私の一般質問を終わります。ありがとうございました。--------------------------------------- △延会の宣告 ○副議長(東原伸也君)  お諮りいたします。 本日はこの程度をもって延会いたしたいと思いますが、これに御異議ありませんか。     (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○副議長(東原伸也君)  御異議なしと認めます。 よって、本日はこれをもって延会することに決定いたしました。 本日はこれにて延会いたします。 △延会 午後4時14分...