田辺市議会 2024-07-10
令和 6年第3回定例会(第5号 7月10日)
○
議長(
尾花 功君) 続いて、
日程第21 3定
報告第5号
令和5年度
田辺市
土地開発公社の
事業の計画の変更について及び
日程第22 3定
報告第6号
令和5年度
田辺市
土地開発公社の
事業報告及び
決算報告について、以上2件を
一括上程いたします。
ただいま
上程いたしました
報告案件2件については、過日、既に当局の
説明が終了しておりますので、これより
質疑を行います。
それでは、まず、3定
報告第5号
令和5年度
田辺市
土地開発公社の
事業の計画の変更について、
質疑を行います。
議案書101ページから103ページまでです。
質疑はありませんか。
(「
なし」の声あり)
○
議長(
尾花 功君)
質疑なしと認めます。
3定
報告第5号は以上で終わります。
続いて、3定
報告第6号
令和5年度
田辺市
土地開発公社の
事業報告及び
決算報告について、
質疑を行います。
議案書104ページから117ページまでです。
質疑はありませんか。
(「
なし」の声あり)
○
議長(
尾花 功君)
質疑なしと認めます。
3定
報告第6号は以上で終わります。
◎
日程第23 3定発議第2号
災害発生時における
信頼性の高い
情報連携体制の構築へ
の支援を求める
意見書の
提出について
上程
○
議長(
尾花 功君) 続いて、
日程第23 3定発議第2号
災害発生時における
信頼性の高い
情報連携体制の構築への支援を求める
意見書の
提出についてを
上程いたします。
提出者の
説明を求めます。
3番、加藤喜則君。
(3番 加藤喜則君
登壇)
○3番(加藤喜則君) それでは、3定発議第2号
災害発生時における
信頼性の高い
情報連携体制の構築への支援を求める
意見書の
提出について、御
説明申し上げます。
田辺市
議会会議規則第14条第1項の
規定により、次のとおり
提出する。
令和6年7月10日。
提出者は、私、加藤喜則でございます。
賛成者といたしまして、浅山誠一議員、谷 貞見議員、北田健治議員、安達克典議員でございます。
続いて、
災害発生時における
信頼性の高い
情報連携体制の構築への支援を求める
意見書の内容について御
説明を申し上げます。
現在、情報通信技術の進歩と、それに伴う様々なサービスの拡大により、私たちはいつでもどこでも情報を入手したり、発信したりすることができるようになっている。そのため、インターネット上には膨大な情報やデータが流通しているが、その中には、事実とは異なる偽情報や誤情報が流されることもあり、適切な対処が必要である。
特に、
災害発生時における情報は、多くの人々の命に直結する重要なものであり、現在、必死の復旧と復興を進めている能登半島地震においても多くの偽情報が発信され、現場は大変混乱したとされ、具体的には、救援を求める情報を受けて現場に行っても誰もいなかったというケースも多々あったと聞いている。また、被災地の状況を知らせる画像情報においても、現場の実態とは全く違う合成されたと思われる画像も拡散されていた。
いつどこで発生するか分からない災害に対して、特に発災直後は情報が非常に混乱する中で、被災者の命を救うために1分1秒も無駄にはできない。その活動を大きく阻害する偽情報の拡散防止は喫緊の
課題である。
よって、国及び政府に対して、
災害発生時における
信頼性の高い
情報連携体制の構築に向けての支援の積極的な推進を求めるとともに、次の措置を講じるよう強く要望する。
3点ございます。
1点目、情報発信者や情報発信機器の事前登録等により、情報の
信頼性を担保し、現場からの正確な情報を収集し活用する情報連携環境を整備すること。
2点目に、IoTセンサーやドローンを活用して、リアルタイムでの国と地方自治体の災害情報共有体制を整備すると同時に、適切な情報分析と迅速な対策を促す気象防災アドバイザーの自治体への配置を支援すること。
3点目に、正確な情報を発信する公的情報サイトや政府認定のアプリケーション等、国民への普及を強力に推進すること。
以上、地方自治法第99条の
規定により
意見書を
提出する。
令和6年7月10日。
田辺市
議会議長、
尾花 功。
意見書の
提出先としましては、衆議院
議長、参議院
議長、内閣総理大臣、総務大臣、デジタル大臣、国土交通大臣でございます。
よろしく御審議の上、御
賛同賜りますようよろしくお願いいたします。
(3番 加藤喜則君 降壇)
○
議長(
尾花 功君)
提出者の
説明が終了いたしました。
これより
質疑を行います。
質疑はありませんか。
1番、前田かよ君。
(1番 前田かよ君
登壇)
○1番(前田かよ君) 1番、日本共産党、前田かよです。
意見書の御提案につきまして、
意見書項目1番に関わって
質疑をさせていただきたいと思います。
まず、情報発信機器の事前登録についてですが、想定する具体的機器とその登録内容について詳細をお聞かせください。
また、情報の
信頼性の担保ということですが、事前の加藤議員の御
説明では、将来的にAIで判断をして情報機器にその結果が表示されるとのことでしたが、判断に当たっての具体的な指針というのはどのようになっていくのかということをお聞かせください。
3点目、情報連携環境の整備とありますが、これをもう少し具体的に御
説明願います。
(1番 前田かよ君 降壇)
○
議長(
尾花 功君) 1番、前田かよ君の
質疑に対する答弁を求めます。
3番、加藤喜則君。
(3番 加藤喜則君
登壇)
○3番(加藤喜則君) 前田議員の御質問にお答えいたします。
要望の1点目にございます情報発信者や情報発信機器の事前登録についてと情報
信頼性の担保、ここまで文章が続くわけなので、1番目と2番目の答えは一緒になるかなと思いますが、まず、情報の
信頼性を担保するために、将来的にはAIの導入は必要不可欠だと思うのですが、今は導入されているかどうかはまだ不明ですが、今の時点の情報発信機器の事前登録については、すなわち情報発信機器というのは、例えばスマートフォンであったりパソコンであったりといろいろな媒体によるアカウントを登録する上で今事前登録を既にされていると思います。そういった部分で、この
災害発生時に
信頼性の高い
情報連携体制の構築の支援をなぜ求めるのかについて前置きをしておきますと、そもそも災害時は平時と全く違います。例えば、不安、恐怖の高まりであったり、情報コミュニケーションの不足が大きくなって、平時よりも不確かな情報が出回る、またそれを見た第三者が拡散する、これを一番防止しなければならないということでございます。不確かな情報をすぐ精査するのはなかなか今現状難しいと思います。ですが、ある種正確な情報を担保できれば拡散を防げるという、こういうことはできるかと思います。
そういう意味で、まず発信者側についてはしっかり事前登録をする、事前登録するということは、いわゆる今もう既にいろいろなフェイスブックのアカウントを既に登録されていることですけれども、例えば、偽情報を発信する傾向といたしまして、まず悪意を持って偽情報を発信するケースがあります。もちろん善意を持って、それが偽情報という場合もございますが、まず悪意を持って、例えば詐欺を行うとか、また、合成写真等を出して現場を混乱させるといったことを防ぐ意味で、まず事前登録をきちんとしていただくというのは、今現在も行っていることであります。
事前登録等とあります。平時においてもこういったこと、こういうリスクを事前に防ぐには、平時のリテラシー向上や、やはり情報モラルの
教育、これは平時にできると思います。災害が起こってからやっていては遅いのですね。こういったことを平時からしっかり考えていくということが1点目、2点目のお答えになるかなと思います。
それから、情報連携環境の整備ということは、今、SNS等の運用媒体といたしましては、例えば、プラットフォーム
事業者と言われるSNSの運用者ですね、こういった方々、いろいろなそれを利用するユーザーがいますから、そういった部分で利用規約をしっかり踏まえた上で、きちんとリテラシー
教育であったり、自分が発信することで、例えば、個人情報が出てしまったりというリスクもありますし、そういった部分を平時に行うということをやっていくと。
また、それを災害時において、例えば、偽情報をチェックする機関というのがございます。これはファクトチェック団体ですので、運営機関とはまた別のところでございますが、その真偽をチェックする機関というのがございます。当然、一般ユーザーもいますし、その裏にはマスメディアもあります。当然ながら政府広報などの行政機関であったり、それ以外の支援団体、企業、研究機関等があります。要するに、その情報の信ぴょう性をきちんと公的に担保するという意味で、今言いました各ステークホルダーですね、今上げましたステークホルダーがしっかり今後も情報連携していくべきだということでこういう
意見書となっております。
以上で答弁を終わります。
(3番 加藤喜則君 降壇)
○
議長(
尾花 功君) 他に
質疑はありませんか。
1番、前田かよ君。
(1番 前田かよ君
登壇)
○1番(前田かよ君) 御答弁ありがとうございました。
私がお伺いしたかったのは、想定する登録内容、具体的な内容についてお伺いしました。加藤議員の先ほどの御答弁では、今既にスマホのアプリ、SNSにアカウントが既に登録されていると。今回の
意見はそれにまた加えての登録内容と私は理解しているのですけれども、今あるアカウントに加えて今後何を登録していくのか。ちょっと具体的なことをもう一度お聞かせ願いたいと思います。
それと、平常時と緊急事態時の切り替えをどのようにするのかというのをもう少しイメージはっきりさせていただきたいのですが、御答弁の中では、平常時はリテラシーの向上と、これは大変重要なことかと私も感じております。そして、緊急時には情報をチェックする機関によってチェックするということなのですが、この平常時と緊急時の切り替えというのが行われるのかどうかということと、私が危惧しておりますのは、結局のところ平常時からその情報をチェックするということになりかねないのではないか。緊急時の対応のために対策を取っておくことはある程度必要なことではあるのですが、緊急時と平常時の境目がはっきりしていないと、登録とかチェックをする、その内容や範囲、それから、措置内容によっては平常時における市民社会の監視につながりかねない、このことを危惧いたしますが、その辺のお考えをお聞かせください。
(1番 前田かよ君 降壇)
○
議長(
尾花 功君) 3番、加藤喜則君。
(3番 加藤喜則君
登壇)
○3番(加藤喜則君) 前田議員の御質問にお答えいたします。
事前登録の件で、これ以上の登録があるのかということですかね。新しい登録については、例えば、先ほども申しましたが、情報の
信頼性を担保するために誰がまず発信しているかということが明確になります。今ですと、例えば名前が別の名前になっているとか、ここで表現してよいのかどうか分かりませんが、いわゆるなりすましであったりとか、そういうことが可能であると。だから、まず、先ほど申しました偽情報の発信においては、悪意を持って発信されるケースと、また、正しいと思って発信されるケースがありますけれども、これがいわゆる情報の正確性がない場合があって、例えば能登半島地震もそうですし、コロナ禍にもございました。そういったいろいろな災害の過去の教訓から踏まえまして、新たに事前登録をするのではなくて、今誰が登録しているのか、まず信ぴょう性が高いものとして、想像していただきたいのですが、例えば私が匿名で投稿するのと、私が名前を名乗って投稿する情報というのは全く信ぴょう性が違うのかなということでございます。ただし、これは悪意を持ったものを防ぐという意味です。でも善意を持って、例えば、有名人であったり著名人でも間違った情報を流すケースありますが、これは御質問にもありませんでしたので、ちょっと割愛はさせていただきますけども、悪意を持った発信をまず防ぐ手だてとして事前登録という部分で、今もなお行っていると思います。特別に何かやるということではなくて、まず誰がこの情報を流しているのかということを、SNSでの発信者、またはユーザーは、利用規約にのっとってやっていく必要があるのかなと思います。
2点目の質問ですが、平時と緊急時についての切り替えについてということの質問だったかなと思います。
先ほども申しましたが、こういうSNSとか、また情報サイトとか、これはいわゆる民間業者ですね、公的機関ではありません。これはプラットフォーム業者ということで運営されています。先ほどもそれをチェックする機関としてファクトチェック団体であったり機関、これはいわゆる民間業者でございますけれども、常時、この運営自体が互いに連携を今取っているわけでございますけれども、災害時におきましては情報量がぼっと出る傾向があります。例えば、
災害発生時24時間以内ですと膨大な情報量、不確かな情報が蔓延される傾向があります。そこで偽情報を判別するのは事実上無理なので、ですから、先ほども要点を申し上げましたが、これは第三者が見て拡散をどれだけ防げるかという拡散を防止するという意味で、それ以外の一般ユーザーであったりマスメディアであったり行政機関、支援団体、いわゆるこれは偽情報なのかどうかというのをお墨つきというか、行政機関、またそういった研究機関の知見をもらいながら、今後もっと情報連携をしていかないとなかなか偽情報の拡散が防止できないのではないかという観点でございます。平時と切り替えという表現をされましたが、平時においては、先ほども申しましたとおり、まず、いわゆるユーザーに対しても、またいわゆるステークホルダー同士の情報連携というのを災害時において協定を結ぶわけで、監視するわけではございません。災害時においてこういう偽情報が出回るといった問題を、これは偽情報ということで知見を持ちながら、リテラシー
教育であったり、また有事においてはそういった部分で、いわゆる拡散を防止するために連携をしっかり取っていこうではないかということで政府に
訴えかけるものでございます。
答弁になっているかどうか分かりませんが、よろしくお願いいたします。
(3番 加藤喜則君 降壇)
○
議長(
尾花 功君) 他に
質疑はありませんか。
2番、久保浩二君。
(2番 久保浩二君
登壇)
○2番(久保浩二君)
意見書の
説明の部分のちょうど真ん中辺りに、能登半島地震においても多くの偽情報が発信され、現場は大変混乱したとされ、具体的には、救援を求める情報を受けて現場に行っても誰もいなかったというケースも多々あったというふうに聞いていると書かれてありますが、実際に救援を求める情報というのはどれだけあって、そして偽情報というのは具体的にどれだけの数があったのかお聞かせください。
(2番 久保浩二君 降壇)
○
議長(
尾花 功君) 3番、加藤喜則君。
(3番 加藤喜則君
登壇)
○3番(加藤喜則君) 久保議員の御質問にお答えします。
具体的な数は、こちらでは掌握はできておりませんが、例えば、事例で申しますと、建物が崩れて、例えば、救援を待ってます、その
住所も書かれて、助けてくださいということがございましたが、そこに行ったら誰も、そういう
住所すらなかったという数多くの知見がありました。これは例の一つですけれども、正確にどれだけあったのかというところは現在掌握はしておりません。そういった事例は能登半島地震に限らずこれまでも、例えば、水害であったり大雨であったりと、そういったことで、いろいろな誤情報、また偽情報ということであったということでございます。文脈でも申しておりますが、いつどこで発生するか分からない災害に対して、特に災害直後は情報が非常に混乱する中で、被災者の命を救うために1分1秒も無駄にできないということでございます。限られた救援体制で、また、コミュニティーの中で、やっぱりそういった誤情報、また偽情報の拡散をまず防ぐということで、何度も申しておりますけれども、そういった目的でございますので、御理解賜りますようによろしくお願い申し上げます。
(3番 加藤喜則君 降壇)
○
議長(
尾花 功君) 他に
質疑はありませんか。
2番、久保浩二君。
(2番 久保浩二君
登壇)
○2番(久保浩二君) 今、答弁の中でそういう現場に行ってもそういうものが何も救援を求めていなかったということがあったという一つだけの
説明であったのですが、ここに書いてあるように多々あったというふうな書き方でしたら、本当に多くの偽情報、誤情報があって、現場が本当に大変混乱したというふうな状況にあるのですが、実際に災害、非常事態なんかが起こった時には、本当にここにも書かれてあるように1分1秒命を救うために対応しなければいけないということなのですが、もう少し具体的な、どれだけの偽情報、全体の情報の中の2割もあったのだ、3割もあったのだというふうな情報ということでしたら、喫緊にそういうことを対応する必要があると思うのですが、ちょっと具体的というふうに書かれているのですが、どうも具体性が少ないのではないかなと思うのですが、その辺についてはいかがでしょうか。
(2番 久保浩二君 降壇)
○
議長(
尾花 功君) 3番、加藤喜則君。
(3番 加藤喜則君
登壇)
○3番(加藤喜則君) 久保議員の御質問にお答えいたします。
例が一つであり、もっと掌握できていないということが、申し訳ございませんが、あくまで例を申したまででございます。こういった誤情報というのは、ここで答えますと、たくさん事例はあるわけですけれども、今そういった資料は持ち合わせてございませんので、完全な答弁ができないことをお許しいただきたいなと思います。御理解賜りますようによろしくお願いいたします。
(3番 加藤喜則君 降壇)
○
議長(
尾花 功君) 他に
質疑はありませんか。
(「
なし」の声あり)
○
議長(
尾花 功君) それでは、
質疑を終結いたします。
お諮りいたします。
本件については、
会議規則第37条第3項の
規定により
委員会の
付託を省略することにいたします。
これに
異議ありませんか。
(「
異議なし」の声あり)
○
議長(
尾花 功君)
異議なしと認めます。
よって、3定発議第2号については、
委員会の
付託を省略することに決しました。
これより
討論を行います。
討論はありませんか。
(「
討論なし」の声あり)
○
議長(
尾花 功君)
討論なしと認めます。
(1番 前田かよ君 2番 久保浩二君 退席)
○
議長(
尾花 功君) これより、
採決を行います。
3定発議第2号
災害発生時における
信頼性の高い
情報連携体制の構築への支援を求める
意見書の
提出について、お諮りいたします。
発議第2号は、原案のとおり可決することに
異議ありませんか。
(「
異議なし」の声あり)
○
議長(
尾花 功君)
異議なしと認めます。
よって、3定発議第2号は、原案のとおり可決いたしました。
(1番 前田かよ君 2番 久保浩二君 着席)
◎
日程第24
委員会の
継続審査について
○
議長(
尾花 功君) 続いて、
日程第24
委員会の
継続審査についてを議題といたします。
この場合、閉会中の
委員会の
継続審査について
報告いたします。
各常任
委員会、
議会運営
委員会及び特別
委員会の
委員長から、目下
委員会において審査または調査中であります、お手元に配付の申出事件一覧表に記載のとおりの事件について、
会議規則第112条の
規定により、閉会中も審査または調査を継続いたしたい旨の申出があります。
それでは、ただいま
報告いたしました
委員会の
継続審査についてお諮りいたします。
各
委員長から申出のとおり、それぞれの
委員会において閉会中も審査または調査を継続することに
異議ありませんか。
(「
異議なし」の声あり)
○
議長(
尾花 功君)
異議なしと認めます。
よって、各
委員長から申出のとおり、それぞれの
委員会において閉会中も審査または調査を継続することに決しました。
以上をもって、本
定例会に付議されました
議案は、全て議了いたしました。
他に発言、その他はありませんか。
(「
なし」の声あり)
◎
教育長退任
挨拶
○
議長(
尾花 功君) この場合、
教育長から発言を求められておりますので、これを許可いたします。
教育長、佐武正章君。
(
教育長 佐武正章君
登壇)
○
教育長(佐武正章君)
議長のお許しを得ましたので、
教育長退任の御
挨拶を申し上げます。
私は、平成30年7月20日、
教育長に就任して以来、2期6年間にわたり
田辺市の
教育行政に携わってまいりましたが、このたび、来る7月19日をもちまして
任期満了により退任する運びとなりました。
振り返りますと、在
任期間のうち実に3年半にわたる期間、新型コロナウイルスの感染症対策に明け暮れる日々でございました。そうした厳しい状況の中にありましても、新武道館、植芝盛平記念館をはじめ公民館、小・中学校などの施設整備
事業を進め、生涯学習活動、文化活動なども活動の形を変えながらも継続して実施し、第36回国民文化祭・わかやま2021及び第21回全国障害者芸術・文化祭わかやま大会も滞りなく開催することができました。
また、各学校や幼稚園におきましては、園・
学校教育の充実はもちろんのこと、コロナ禍の子供たちの命を守ることを最優先に考え、市・県などの関係部局とも協議し、市の状況を踏まえた新型コロナウイルス対策マニュアルを作成、見直しを重ね、感染対策の徹底に努めてまいりました。その結果、幸い1人の児童生徒も重篤な状況に至らなかったことは、市当局をはじめ議員の
皆様方、そして関係する多くの
皆様の多大なる御支援のおかげと深く感謝申し上げるところでございます。
私は、子供たちには、時代を生き抜く力と未来を切り開いていく力の基礎を幼稚園、義務
教育期に身につける必要があると考えています。そのためには、幼稚園、学校が保護者や地域と連携して行ってきた学社融合はもちろんのこと、少子化が進む中で多くの分野の
皆様との連携を図ることがさらに
教育の充実を期することにつながると考えております。
森林環境
教育推進
事業、農業体験学習推進
事業並びに食育
事業、ICT
教育、第14回世界遺産学習全国サミットinたなべの実施に関しても、
教育以外の分野の
皆様方との連携の下、充実した成果を得ることができましたことは誠に感慨深いところでございます。
教育行政を進める中、これまで議員の
皆様方からは、市
議会を通じて多くの御指摘、御教示、そして御提言を賜りました。そのおかげで大過なくその任を全うすることができましたことに心よりお礼を申し上げるところでございます。
今後は、一市民として地域における青少年の健全育成活動に協力してまいる所存でございます。
最後になりましたが、今後の
田辺市政並びに
教育行政のますますの発展と
皆様方の御健勝を心より御祈念申し上げ、退任の御
挨拶とさせていただきます。これまで本当にありがとうございました。
(
教育長 佐武正章君 降壇)
◎
市長閉会の
挨拶
○
議長(
尾花 功君) それでは、
市長から閉会に当たっての
挨拶のため、発言を求められておりますのでこれを許可いたします。
市長、
真砂充敏君。
(
市長 真砂充敏君
登壇)
○
市長(
真砂充敏君)
令和6年第3回
田辺市議会定例会の閉会に当たり、一言御
挨拶を申し上げます。
去る6月19日に開会した本
定例会も、議員各位の御理解と御協力をいただく中、本日、無事最終日を迎えることができました。本
定例会におきましては、条例の一部
改正をはじめ、一般会計の補正予算案など様々な
議案を
提出させていただきましたが、議員各位におかれましては、終始にわたり慎重なる御審議をいただき、それぞれ原案のとおり御
賛同を賜りましたことに厚くお礼を申し上げます。
遡ること平成16年、中国蘇州で開催された第28回世界遺産
委員会において、紀伊山地の霊場と参詣道が世界遺産に登録されましたが、去る7日で丸20年を迎えました。
世界遺産登録後に設立した
田辺市熊野ツーリズムビューローの旅行
事業の売上も年々増加し、途中、コロナ禍で大きく減少し、厳しい状況も経験しましたが、直近となる
令和5年度における旅行
事業売上高は、過去最高を記録した
令和元年度を大きく上回るなど、大きく成長しています。何より、売上の大部分が地域に還元されるなど、地域経済の活性化にも大きく貢献しており、また、外国人目線でのプロモーションや受入れ体制の確立など数々の取組により、世界中から多くの観光客に来訪いただける観光地へと成長してまいりました。
思い起こせば、平成17年の合併当時、
田辺市内の観光協会を構成団体とした
田辺市熊野ツーリズムビューローの設立を決断し、平成18年4月に新たな一歩を踏み出したことが大きなターニングポイントであったと感じており、厳しい時期を乗り越えながらも地域や関係の
皆様とともに持続可能な質の高い観光地づくりや地域の活性化に取り組む
田辺市熊野ツーリズムビューローの活動をこれからもしっかり応援してまいりたいと思っております。
先月25日には、大阪・関西万博開会式の開催日が発表されるなど、大阪・関西万博について様々な報道が行われておりますが、本市としましても、こういった世界の耳目を集める機会を逃さず、積極的に活用し、本市の魅力をより一層PRしていくことで、持続可能な誘客へとつなげるとともに、地域経済の持続的な発展にもつながるよう取り組んでまいります。
また、今
議会の一般質問でも御質問いただいたところでありますが、6月から新しい税金、森林環境税が始まりました。遡ること平成3年、本宮町時代に中山町長が森林の公益的機能を確保するための財源措置として森林交付税の創設を提唱され、それから30年以上の時を経て、ようやく森林の整備に関する新しい税が創設されることとなりました。しかしながら、時にその使途と効果について、報道等で賛否の議論が行われています。本市では、
田辺市森づくり構想を策定し、市民の
皆様と共に持続可能な山村の暮らしの実現に向け取組を進めているところでありますが、日本有数の広域な森林を有するまちとして、また、同制度の
賛同者の一人としても、本市の様々な取組を通して、その都度、森林環境税の持つ重要な意義を発信してまいりたいと考えております。
本市のさらなる発展に向け、引き続き、活気あふれ、魅力あふれる
まちづくりに努めるとともに、次世代によりよい未来を引き継いでいくため尽力してまいりますので、議員各位におかれましては、変わらぬ御支援、御協力を賜りますようお願い申し上げまして、閉会に当たっての御
挨拶とさせていただきます。
(
市長 真砂充敏君 降壇)
◎
議長閉会の
挨拶
○
議長(
尾花 功君) 私からも一言御
挨拶を申し上げます。
去る6月19日に開会いたしました本
定例会は、22日間にわたる熱心かつ慎重な審議を経て、
市長から
提出されました全ての
議案を議了し、本日、無事閉会の運びとなりました。
議員各位におかれましては、開会以来今日まで諸
議案の審議並びに
議会運営に御精励、御協力を賜りましたことに深く感謝申し上げますとともに、
市長をはじめ当局の
皆様には、真摯な対応をいただきましたことに
議長として厚くお礼を申し上げます。
新庁舎が開庁され、初めてとなる本
定例会の一般質問では13人の議員が
登壇し、防災・減災、
教育・福祉、空き家対策など、様々な視点から活発な議論が展開されました。各議員から出されました
意見や要望等については、今後、諸
課題解決等に生かしていただきたく、よろしくお願いいたします。
さて、
田辺市
議会では、高校生ならではの目線で地域社会と連携し、地域
課題解決の一翼を担う取組が積極的に展開されている中、将来の担い手である高校生に、
議会への興味や政治への関心を持っていただくとともに、
まちづくりに対する思いや
意見を今後の市政への参考とさせていただくため、来る8月17日に高校生
議会を開催いたします。市
議会といたしましては初めての取組ですが、高校生の率直な思いや
意見を今後の
まちづくりに少しでも届けられるよう、我々市
議会としても政策提案能力のより一層の向上に励んでまいりたいと考えています。
今年の近畿地方の梅雨入りは、昨年よりも23日遅く、統計史上3番目に遅い梅雨入りとなりましたが、これから梅雨が明け、本格的な夏を迎え、秋の台風シーズンまでは集中豪雨や災害の発生しやすい時期が続きます。また、今年は酷暑だと予想されていますので熱中症対策にも十分な警戒が必要です。
議員並びに当局の
皆様には、引き続き、新型コロナウイルス感染防止対策の徹底など、健康には十分御留意いただき、市政のさらなる発展と市民福祉の増進に御尽力を賜りますようお願い申し上げます。
来る7月19日、
任期満了により退任されます
佐武教育長におかれましては、
教育長として6年間、本市の
教育発展のため多大な御尽力を賜りましたことに厚くお礼を申し上げます。今後は、健康に十分留意され、市政発展のため御指導と御協力を賜りますようお願い申し上げますとともに、御多幸を心からお祈り申し上げます。
最後になりましたけれども、報道関係各位の
皆様方のいつもながらの御協力に心から感謝を申し上げ、閉会の
挨拶とさせていただきます。ありがとうございました。
閉 会
○
議長(
尾花 功君) それでは、これをもって、
令和6年6月19日招集の
令和6年第3回
田辺市議会定例会を閉会いたします。
御苦労さまでした。
(午後 2時16分)
地方自治法第123条第2項の
規定により署名する。
令和6年7月10日
議 長 尾 花 功
議 員 浅 山 誠 一
議 員 宮 井 章
議 員 福 榮 浩 義...