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令和 6年第3回定例会(第1号 6月19日)

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  1. 田辺市議会 2024-06-19
    令和 6年第3回定例会(第1号 6月19日)


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    令和 6年第3回定例会(第1号 6月19日)              第3回田辺市議会定例会会議録              令和6年6月19日(水曜日)           ―――――――――――――――――――    令和6年6月19日(水)午後1時開会  第 1 議席の一部変更  第 2 会議録署名議員の指名  第 3 会期の決定  第 4 新庁舎整備及びまちづくり等特別委員会中間報告の件  第 5 3定発議第 1号 特別委員会の名称及び付議事件の変更について  第 6 3定報告第 1号 専決処分事項について  第 7 3定報告第 2号 専決処分事項の報告について  第 8 3定報告第 3号 繰越明許費について  第 9 3定報告第 4号 田辺市水道事業会計予算の繰越しについて  第10 3定議案第 1号 田辺市火災予防条例の一部改正について  第11 3定議案第 2号 工事請負契約の締結について  第12 3定議案第 3号 物品購入契約の締結について  第13 3定議案第 4号 物品購入契約の締結について  第14 3定議案第 5号 訴えの提起について  第15 3定議案第 6号 訴えの提起について
     第16 3定議案第 7号 訴えの提起について  第17 3定議案第 8号 令和6年度田辺市一般会計補正予算(第3号)  第18 3定報告第 5号 令和5年度田辺市土地開発公社の事業の計画の変更につい               て  第19 3定報告第 6号 令和5年度田辺市土地開発公社事業報告及び決算報告に               ついて           ――――――――――――――――――― 〇会議に付した事件  日程第1から日程第19まで            ――――――――――――――――――議員定数 20名 〇欠  員  3名           ―――――――――――――――――――出席議員              議席番号   氏   名               1番  前 田 か よ 君               2番  久 保 浩 二 君               3番  加 藤 喜 則 君               4番  尾 﨑 博 文 君               5番  谷   貞 見 君               6番  柳 瀬 理 孝 君               7番  浅 山 誠 一 君               8番  宮 井   章 君               9番  福 榮 浩 義 君              10番  松 上 京 子 君              12番  北 田 健 治 君              13番  橘   智 史 君              14番  尾 花   功 君              15番  市 橋 宗 行 君              16番  安 達 幸 治 君              17番  安 達 克 典 君              20番  佐 井 昭 子 君           ―――――――――――――――――――欠席議員  なし           ――――――――――――――――――― 〇説明のため出席したもの              職  名      氏     名             市長        真 砂 充 敏 君             副市長       林   誠 一 君             副市長       木 村 晃 和 君             教育長       佐 武 正 章 君             企画部長      木 村 博 充 君             総務部長      西   貴 弘 君             総務部理事     新 谷 恭 伸 君             危機管理局長    茨   善 行 君             市民部長      松 本 清 子 君             市民部理事     福 榮   寛 君             環境部長      久 畑 弘 幸 君             保健福祉部長    馬場崎   栄 君             商工観光部長    古久保 宏 幸 君             農林水産部長    永 井 幸 彦 君             森林局長      榎 本 安 幸 君             建設部長      衣 田   克 君             龍神行政局長    前 田 敦 司 君             消防長       戎 嶋   健 君             教育次長      狼 谷 千 歳 君             水道部長      合 川   弘 君             選挙管理委員会事務局長                       栗 本 和 典 君           ―――――――――――――――――――出席事務局職員             議会事務局長    前 溝 浩 志             議会事務局次長   坂 本 明 人             議会事務局主任   松 本 早也香             議会事務局主査   藤 田 祐 輔  開 会 ○議長(尾花 功君)    皆様、こんにちは。  それでは、地方自治法第113条の規定による定足数がありますので、ただいまから本日招集の令和6年第3回田辺市議会定例会を開会いたします。               (午後 1時00分) ◎市長招集挨拶 ○議長(尾花 功君)    日程に入るに先立ち、市長から本定例会招集の挨拶のため発言を求められておりますので、これを許可いたします。  市長、真砂充敏君。             (市長 真砂充敏君 登壇) ○市長(真砂充敏君)    本日、令和6年第3回田辺市議会定例会を招集いたしましたところ、議員各位におかれましては、公私にわたり何かと御多用の中を御参集いただき、誠にありがとうございます。  去る6月7日に開催されました新庁舎整備及びまちづくり等特別委員会におきましても御報告させていただいたところでございますが、市民の皆様、議会の皆様と対話を重ねて進めてまいりました新庁舎整備につきましては、先月7日、待望の新庁舎開庁を迎えることができました。  そして本日は、この新たな議場において、初めての定例会が開かれる記念すべき日であります。木の香りと温かみが感じられるこの議場において、御挨拶させていただきますことに感慨もひとしおであります。  改めまして、皆様方の御協力によりまして、無事、開庁に至ることができましたことに心より御礼申し上げます。  「人と地域を大切にする未来に“つなぐ”みんなの庁舎」を基本理念とした新庁舎の開庁からはや6週間が経過しましたが、多くの市民の皆様に来庁いただき、御利用いただく中、新庁舎内で高校生の姿を見かける機会も増えており、このことは想定以上のことでありますが、まさに「みんなの庁舎」として具現化された一例であると思っております。  未来を担う若い世代の皆様の日頃の利用が、少しでも市政に関心を持つきっかけにつながり、そして、いずれ本市のまちづくりに参画していただけるようになることを楽しみにしているところであります。  カフェ・売店につきましても、来庁される多くの皆様に御利用いただいており、また、各種団体や市内の小学校等から新庁舎の視察や見学のお申込みをいただくなど、こちらも感謝と喜びを感じております。  一方、先月28日には、全国各地で断続的に強い雨や激しい雨が降り、5月としては記録的な大雨となりました。本市でも龍神地区大雨警報が発表され、開庁後、初となる災害対策のための職員配備を行い、昨日も同様に市内の各地域に大雨警報が発表されたことから、災害対策のための職員配備を行い、その対応に当たりました。また、これに前後するように、先月26日にはJR紀伊田辺駅・田辺市合同津波避難訓練を、31日には新庁舎内各フロアの災害対応訓練を実施し、明日は新庁舎における初動対応の確認を目的とした災害対応訓練を実施する予定でありますが、新庁舎が市民の皆様の安全・安心を支える拠点として、果たすべき役割を十分に発揮できるよう、これからも日頃の災害対応や様々な訓練を通じて、ハードとソフトの両面で災害対策の一層の強化につなげ、さらなる備えを進めてまいります。  同時に、末永く市民の皆様に親しまれ、便利で頼りにされる庁舎であるよう、私を含め職員一同、日々努力してまいります。  翻って、本年も当地が誇る南高梅が収穫期を迎えております。今季は過去に例がないほどの不作に加えて、ひょうやカメムシの被害もあって品質の良い梅が少ないことから、農家の皆様をはじめ梅に関わる事業者の皆様、そして、例年御購入いただく消費者の皆様にとりましても大変厳しい年となっております。  そのような中、恒例となった東京大田市場での和歌山梅フェアにおいては、私も市場関係者の皆様に直接お会いして、梅の日を御紹介するとともに、当地の梅のPRを行ってまいりました。また、市内においても、熊野本宮大社での記念式典のほか、梅の日に合わせて企画された紀伊田辺駅前での梅酒づくり対話集会など、梅を楽しむ様々なイベントにより、梅の魅力をPRしていただいております。  消費の落ち込みが深刻化する中、首都圏や都市部での販売はもとより、生産地における消費の拡大も非常に重要であり、何より、本市の特徴的な産業である第一次産業につきましては、観光業とともに大きな部分を占めております。本市が未来にわたって活力を持続していくためにも、引き続き、これら地域の資源を生かした地元産業の活性化に取り組んでまいりますので、議員各位におかれましても、変わらぬお力添えを賜りますようお願い申し上げます。  本議会におきましては、専決処分の報告2件、繰越事業の報告2件、条例に関するもの1件、予算に関するもの1件、その他16件につきまして御審議をお願いするものです。よろしく御審議の上、御賛同を賜りますようお願い申し上げまして、招集に当たっての御挨拶とさせていただきます。             (市長 真砂充敏君 降壇)  開 議 ○議長(尾花 功君)    それでは、お手元に配付の日程により、本日の会議を開きます。               (午後 1時07分)          ――――――――――――――――――― ◎諸般の報告 ○議長(尾花 功君)    この場合、事務局長をして諸般の報告をいたさせます。  議会事務局長、前溝浩志君。
              (議会事務局長 前溝浩志君 登壇) ○議会事務局長(前溝浩志君)    報告申し上げます。  去る6月12日付、田総第56号をもって、市長から本定例会に提出の案件として、3定議案第1号 田辺市火災予防条例の一部改正についてなど議案16件、及び3定報告第1号 専決処分事項についての報告案件6件、並びに議案参考資料の送付がありました。  いずれもお手元に配付いたしております。  以上でございます。           (議会事務局長 前溝浩志君 降壇) ○議長(尾花 功君)    それでは、日程に入ります。 ◎日程第1 議席の一部変更 ○議長(尾花 功君)    日程第1 議席の一部変更を行います。  今回、新庁舎完成に伴い、会議規則第4条第3項の規定により、議席の一部を変更したいと思います。  お諮りします。  ただいま御着席のとおり、議席の一部を変更することに異議ありませんか。              (「異議なし」の声あり) ○議長(尾花 功君)    異議なしと認めます。  よって、そのとおり決定いたしました。 ◎日程第2 会議録署名議員の指名 ○議長(尾花 功君)    続いて、日程第2 会議録署名議員の指名を行います。  会議規則第89条の規定により、本定例会会議録署名人として、7番 浅山誠一君、8番 宮井 章君、9番 福榮浩義君、以上3人の諸君を、また、会議録署名予備議員として、10番 松上京子君、12番 北田健治君、以上2人の諸君を指名いたします。 ◎日程第3 会期の決定 ○議長(尾花 功君)    続いて、日程第3 会期の決定を上程いたします。  お諮りいたします。  本定例会の会期は、本日から7月10日までの22日間といたします。  これに異議ありませんか。              (「異議なし」の声あり) ○議長(尾花 功君)    異議なしと認めます。  よって、本定例会の会期は、本日から7月10日までの22日間と決定いたしました。 ◎日程第4 新庁舎整備及びまちづくり等特別委員会中間報告の件 ○議長(尾花 功君)    続いて、日程第4 新庁舎整備及びまちづくり等特別委員会中間報告の件を議題とします。  新庁舎整備及びまちづくり等特別委員会から、会議規則第45条第2項の規定により中間報告を行いたい旨の申出がありますので、これを許可することに異議ありませんか。              (「異議なし」の声あり) ○議長(尾花 功君)    異議なしと認めます。  この場合、発言を許可します。  新庁舎整備及びまちづくり等特別委員会委員長、7番、浅山誠一君。             (7番 浅山誠一君 登壇) ○7番(浅山誠一君)    それでは、新庁舎整備及びまちづくり等特別委員会中間報告を行いたいと思います。  本委員会は、令和3年5月31日の臨時会において、新庁舎に求められる機能、庁舎のあり方等に関する調査及び跡地利用を含む市街地におけるまちづくり基盤整備等に関する調査研究を目的に設置され、同年6月から順次委員会を開催し、このうち新庁舎整備事業については延べ17回にわたる委員会の中で、当局の説明を聴取するとともに、鋭意調査を行ってまいりました。  そして、このたび新しい庁舎が完成したことにより、本委員会付託事件のうち、新庁舎に求められる機能、庁舎のあり方等に関する調査がその目的を達成したことから、これまでの経過及び主要な点について、以下のとおり中間報告を申し上げます。  まず、庁舎新築工事に関し、その契約について市は総合評価方式により入札を実施し、和歌山県の総合評価審査委員会の意見を踏まえて評価した結果、株式会社田中組落札候補者となり、その後、入札後結成方式により同社を代表者とする東宝建設株式会社株式会社山幸による共同企業体が結成されました。また、電気設備及び機械設備工事の契約についても、同じく総合評価方式により入札を実施し、株式会社第一テックを代表者とする岩本電気産業株式会社株式会社光明電設による共同企業体、第一工業株式会社代表者とする山本施設工業株式会社株式会社第一テックによる共同企業体がそれぞれ結成されました。これを受けて委員から、新型コロナウイルス感染症影響等によって資材入荷時期が遅延するような事案はあるか説明を求めたのに対し、「今後の情勢等が不透明な中、事前発注による資材の確保に努めたい」との答弁がありました。  一方、オークワオーシティ田辺店解体に伴うアスベスト撤去工事の対応について、前任期中の特別委員会においてもオークワ社との協議を求めていたところでありますが、約1年間にわたる交渉の中でその進展が見られない状況にあり、市及びオークワ社双方代理人弁護士による協議でも合理的な理由に基づく負担割合を求めることは難しく、オークワ社側和歌山弁護士会紛争解決センターADR裁判外紛争解決手続)の申立ての意向を示したことから、市もオークワ社からのADRに応じる方向であるとの報告がありました。このことについては後に、計5回のADRが行われ、申立人である株式会社オークワから市に対し、本件事件に関する解決金として金2,500万円の支払義務があることを認める和解案が和解あっせん人から示され、市もこれに応じることとなりました。これに対し委員から、解決金が2,500万円となった理由や経過について説明を求めましたが、「解決金についてはADRの中で判断されたものであり、市にもその根拠は提示されていない」との答弁でありました。その後、令和4年7月の和解契約の締結を経て、同年8月に解決金が市に支払われたものであります。  次に、ZEB化計画の検討について、当局からの報告を受けました。  ZEBとは、ネット・ゼロ・エネルギー・ビルの略で、建物で消費する年間の一次エネルギーの収支をゼロにすることを目指した建物のことを指しますが、新庁舎においても、太陽光発電の設置や省エネ機器の採用など、ZEBに近い設計をしている一方で、世界的な流れや国の新たな方針に伴い、さらに高いZEB化が求められると想定されるため、将来のZEB化に対応可能な工事を現時点で行うことが費用面でも有利であるとの判断から、その必要最低限の工事を実施したいとの内容でありました。これに対し委員から、設計段階からZEB化に取り組む必要があったのではないか、また、その効果はどれほどであるのかただしたのに対し、「令和3年6月に地域脱炭素ロードマップが示されたことからこのタイミングでの判断となった。効果については、ランニングコストの削減はもとより、災害発生時の非常用電源として活用できるといったメリットがある」との答弁がありました。  令和4年9月には、新庁舎建設工事現場視察を行い、工事の進捗状況の確認を行うとともに、庁舎棟1階躯体工事及び免震装置仕組み等について説明を受けました。  この際に視察した免震装置は、庁舎1階部分と2階部分との間に挟み込むことで地震の揺れを上部階に伝わりにくくするものであり、“命をつなぐ”災害に強い庁舎として、高い安全性の確保を目指した新庁舎建設における重要な要素をなす部分であります。同年12月の委員会では、鉄筋や型枠を浮かした状態で施工するという免震構造特有の複雑かつ慎重さを要する工事であることから、3週間程度の遅れが生じていること、また、その遅れについては、先行可能な工事の前倒しにより完成時期に影響が出ないよう進めていることの報告があり、委員からは、建物の心臓部分であるため急いで施工して不具合が生じないようきっちり行っていただきたいことを求めました。なお、この時点で免震装置設置自体は完了しており、次に開催した委員会でも、問題なく進捗していることを確認したほか、令和5年7月に実施した2度目の現場視察においても設置後の装置を確認したところであります。  このほか、新庁舎では、庁舎の管理業務を効率的かつ効果的に行うため、一括して同一業者に委託する庁舎総合管理業務を導入しております。このことについて逐次説明を受ける中で、委員から、業務を受託できる市内業者の有無について確認したところ、「県内業者を含めた何社かの対象業者はあるが、市内業者で直接受けられるところはないものと認識している」との答弁がありました。さらに委員から、これまで受託していた市内業者等労働条件等の悪化が懸念されることについてただしたのに対し、「労働条件等については判断しかねるが、プロポーザル方式を選択しようとする中で、市内雇用や市民の雇用、市内業者の活用を評価の対象としていきたい。また、3年ごとの契約更新においても地元業者への配慮について十分検討していきたい」との答弁がありました。その後、プロポーザル評価基準において、市内業者の活用についてどの程度配慮されているか、共同企業体の構成員に市内業者が含まれているか、田辺市民の雇用についてどの程度配慮されているか、市内業者活用方針が具体的かを、「地域への貢献」項目として全体の20%に配分しているとする内容が示され、プロポーザルの結果、日東カストディアル・サービス株式会社和歌山支店契約候補者として決定されました。ただし、実際の業務内容を協議する中で、委託範囲が限定的であることや別途発注することが管理面費用面において有効であるとの理由から、駐車場管理業務を除外し別途発注することが示されました。なお、この駐車場管理業務については、新庁舎建設に伴い整備する4か所の駐車場について一括して民間事業者に委託することとし、公募型プロポーザルによりタイムズ24株式会社実施事業者として特定されたことが報告されております。  次に、庁舎整備事業の総事業費については、以下の変遷のとおりでありました。  まず、建築工事電気設備工事及び機械設備工事において、それぞれの契約額が50.6億円、12.9億円、14.6億円となり、用地取得費道路整備費なども含めた総事業費は115.8億円となったことが示されました。このとき、予算計上時の総事業費が128.6億円であったことから、その差は12.8億円でありました。  その後、跨道橋解体撤去費が0.1億円増えたことにより総事業費は115.9億円となり、当局からは、できる限り事業費が増えないよう努めるが、工期が長いこと、また、コロナ禍後の世界的な経済変動に伴い資材価格が上昇、さらには原油価格の高騰に伴う様々な物価上昇が続いていることから、工事請負契約条項の物価の変動に基づく請負代金の変更を適用する可能性もあることが併せて報告されました。これに対し委員から、物価スライドの見込みについて説明を求めたのに対し、「新庁舎建築工事が終了するまでの状況は見通せていないが、経費を削減する方法があれば設計事務所施工業者から提案していただくよう申入れを行っている」との答弁がありました。  しかしながら、令和4年9月の委員会で、建築工事電気設備工事及び機械設備工事について、JV3社から物価の変動に基づく請負代金の変更の適用の申出があったことが報告され、入札差額約12億円の範囲内、およそ16%の上昇で収まれば全体事業費を増額させることなく事業実施できるとの説明がありました。  なお、この物価上昇の背景ですが、アメリカでの新型コロナワクチン接種の進展に伴う経済活動の再開による原材料価格の高騰、さらに、それに拍車をかけるようにロシアによるウクライナ侵攻が世界的な原材料、燃料価格の高騰を招いたことによるものでありました。  結果として、令和5年度当初予算において、11.2億円を物価上昇分として計上したものの7.7億円の上昇にとどまり、事業の精算に伴う変更増減分の0.1億円を含め総事業費は123.7億円となりました。これに、備品購入費引っ越し費用など基本計画に含まれない項目に関する費用7.1億円を加え、店舗駐車場棟建設費に対するオークワ社負担分8.6億円を差し引くと、本市が負担する全体事業費は122.2億円となったものであります。  なお、これらの事業費に係る財源として、緊急防災減災事業債93.2億円、合併特例債1.8億円、森林環境譲与税3.6億円、そして従来から積立てを行っていた庁舎整備基金20.2億円などが充当され、実質的な一般財源による市の負担額は、基金の積立て約20億円と起債のうち交付税算入分を除いた将来償還額約30億円の約50億円となります。  こうして、新庁舎整備事業は、本年3月末に建物の引渡しが完了し、4月29日の完成記念式典、5月7日の業務開始を迎えたわけでありますが、先般6月7日に開催した委員会では、市長から、「“命をつなぐ”災害に強い庁舎」となるよう、オペレーションシステム操作研修をはじめ、災害対策本部を設置した場合の訓練など災害対応力向上に取り組むことや、「“人をつなぎ”交流を生むみんなの庁舎」として、市民の皆様に愛されるよう、意見箱に寄せられた意見も参考にしながら、よりよい庁舎を目指し職員一丸となって努力していきたいとの報告がありました。  また、委員から、ユニバーサルデザインの取組について説明を求めたのに対し、「「“心をつなぐ”みんなに優しい庁舎」を実現するため、設計段階から専門家や障害者団体の皆様と意見交換を重ね、障害の有無、年齢、性別、国籍にかかわらず、多様な人々が利用しやすいようユニバーサルデザインを取り入れており、新庁舎整備に係る様々な取組を発信する中でこうした取組についてもPRしていきたい」との答弁がありました。  以上、新庁舎整備に関わって、本委員会はこれまで庁舎新築工事の進捗、移転に向けた具体的取組、そして業務開始に至るまでの報告を受けるとともに、協議を重ね、提言等を行ってまいりました。平成28年7月に設置されました市庁舎整備調査特別委員会から数えますと、8年にわたって特別委員会を設置し取り組んできたわけでございます。ここに、新たなシンボルとなる田辺市庁舎が完成し、新庁舎整備事業に係る本委員会での調査は一定の終結を迎えようとしておりますが、新しい庁舎が、その基本理念である「人と地域を大切にする未来に“つなぐ”みんなの庁舎」となることを願い、本委員会中間報告といたします。  令和6年6月19日。新庁舎整備及びまちづくり等特別委員会委員長浅山誠一。             (7番 浅山誠一君 降壇) ○議長(尾花 功君)    これより中間報告に対する質疑を行います。  質疑はありませんか。               (「なし」の声あり) ○議長(尾花 功君)    質疑なしと認めます。  本件については、以上で終わります。 ◎日程第5 3定発議第1号 特別委員会の名称及び付議事件の変更について上程 ○議長(尾花 功君)    続いて、日程第5 3定発議第1号 特別委員会の名称及び付議事件の変更についてを上程いたします。  提出者の説明を求めます。  議会運営委員会委員長、15番、市橋宗行君。             (15番 市橋宗行君 登壇) ○15番(市橋宗行君)    それでは、ただいま上程されました発議第1号について、議会運営委員会を代表して、私から提案説明をさせていただきます。  3定発議第1号 特別委員会の名称及び付議事件の変更について。  田辺市議会会議規則第14条第2項の規定により、次のとおり提出する。  令和6年6月19日。提出者は、議会運営委員会委員長、市橋宗行です。  特別委員会の名称及び付議事件の変更について、令和3年5月31日議決により設置した新庁舎整備及びまちづくり等特別委員会の名称及び付議事件を次のように改める。  1、名称について、新庁舎整備及びまちづくり等特別委員会を庁舎跡地活用等まちづくり特別委員会に変更するものです。  2、付議事件について、新庁舎に求められる機能、庁舎のあり方等に関する調査及び跡地利用を含む市街地におけるまちづくり基盤整備等に関する調査についてを、庁舎跡地利用を含む市街地におけるまちづくり基盤整備等に関する調査についてに変更するものです。  3、提案理由につきましては、新庁舎の整備が完成を迎え、新庁舎に求められる機能、庁舎のあり方等に関する調査が達成したことに伴い、所要の変更を行うものであります。  なお、庁舎跡地利用を含む市街地におけるまちづくり基盤整備等に関する調査研究については引き続き進めるものです。  議員各位の御賛同を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。  以上です。             (15番 市橋宗行君 降壇) ○議長(尾花 功君)    提出者の説明が終了いたしました。  これより、質疑を行います。  質疑はありませんか。               (「なし」の声あり) ○議長(尾花 功君)    質疑なしと認めます。  本件については、会議規則第37条第2項、本文の規定により委員会の付託を省略いたします。  これより、採決を行います。  それでは、お諮りいたします。  3定発議第1号は、原案のとおり可決することに異議ありませんか。              (「異議なし」の声あり) ○議長(尾花 功君)    異議なしと認めます。  よって、3定発議第1号は、原案のとおり可決いたしました。
    ◎日程第 6 3定報告第1号 専決処分事項についてから  日程第19 3定報告第6号 令和5年度田辺市土地開発公社事業報告及び決算報告についてまで一括上程 ○議長(尾花 功君)    続いて、日程第6 3定報告第1号 専決処分事項についてから、日程第19 3定報告第6号 令和5年度田辺市土地開発公社事業報告及び決算報告についてまで、以上14件を一括上程いたします。  提出者の説明を求めます。  市長、真砂充敏君。             (市長 真砂充敏君 登壇) ○市長(真砂充敏君)    ただいま上程されました議案は、専決処分報告2件、繰越事業報告2件、条例に関するもの1件、予算に関するもの1件、その他8件でありまして、その概要について御説明申し上げます。  まず、報告第1号 専決処分事項についてでありますが、田辺市税条例の一部を改正する条例につきましては、定額減税の実施に伴い、個人市民税の特別税額控除に係る規定を定めるほか、土地に係る固定資産税の負担調整措置の期間延長等について、田辺市地方活力向上地域における固定資産税の特別措置に関する条例の一部を改正する条例につきましては、特別措置の適用期限を定めた規定の削除について、田辺市過疎地域における固定資産税の特別措置に関する条例の一部を改正する条例につきましては、関係省令の改正に伴い、特別措置の適用期限を延長することについて、田辺市国民健康保険税条例の一部を改正する条例につきましては、地方税法施行令の一部改正に伴い、後期高齢者支援金等課税額に係る限度額を引き上げるほか、保険税の軽減措置に係る所得判定基準の改正について、それぞれ専決処分したものであります。  令和5年度田辺市一般会計補正予算(第12号)につきましては、市債の決定に伴う財源更正のほか、繰越明許費及び地方債の補正等を、令和5年度田辺市後期高齢者医療特別会計補正予算(第3号)につきましては、高齢者健康チェック補助金の補正に伴う歳出予算の組替え及び財源更正を、令和6年度田辺市一般会計補正予算(第1号)につきましては、予防接種健康被害救済補償費の補正を、令和6年度田辺市一般会計補正予算(第2号)につきましては、三栖67号線地滑り災害の復旧に要する経費のほか、地方債の補正を、令和6年度田辺市駐車場事業特別会計補正予算(第1号)及び令和6年度田辺市木材加工事業特別会計補正予算(第1号)につきましては、出納閉鎖による繰上充用額を計上したものであります。  報告第2号 専決処分事項の報告については、交通事故5件の損害賠償について専決処分したものの報告で、報告第3号 繰越明許費について及び報告第4号 田辺市水道事業会計予算の繰越しについては、それぞれの会計において、令和6年度に予算を繰り越して執行するものです。  議案第1号 田辺市火災予防条例の一部改正については、建築基準法及び消防法施行令の一部改正に伴い、屋内消火栓設備及び自動火災報知設備に関する設置基準を見直すほか、所要の規定の整備を行うもので、議案第2号 工事請負契約の締結については、瀬谷川改良工事請負契約の締結について、議案第3号及び議案第4号 物品購入契約の締結については、小型動力ポンプ付水槽車購入契約及び消防ポンプ自動車購入契約の締結について、議案第5号から議案第7号までの 訴えの提起については、金銭消費貸借契約に基づく未払金等の支払いを求める訴えを提起することについて、それぞれ議決をお願いするものです。  次に、議案第8号 令和6年度田辺市一般会計補正予算(第3号)につきまして、その概要を御説明申し上げます。  今回の補正額は4億5,739万9,000円で、補正予算の内容につきましては、総務費では、一般社団法人うつほの杜学園設立準備会が実施する私立小学校の開設に向けた取組に対する旧二川小学校利活用促進事業補助金のほか、町内会及び自主防災会が実施する各種取組に対するコミュニティ助成事業費補助金、木造住宅耐震診断委託料の補正等を、衛生費では、新型コロナウイルス感染症予防接種事業に要する経費の補正を、農林水産業費では、降ひょう被害を受けられた梅農家の皆様に対する梅降雹被害営農継続支援補助金の補正を、商工費では、降ひょう被害対策として実施する梅製品PR事業委託料の補正を、教育費では、県委託事業の採択を受けて実施する思春期のこころの学校健診事業に要する経費のほか、国のデジタル田園都市国家構想交付金事業の採択を受けて実施する電子黒板の整備費用等の補正を、災害復旧費では、農林施設及び公共土木施設の復旧費用を補正するものです。  今回の補正の財源としましては、国庫支出金、寄付金、繰入金、繰越金、諸収入及び市債等をもって充てることにしており、このほか債務負担行為及び地方債の補正をしております。  報告第5号 令和5年度田辺市土地開発公社の事業の計画の変更について及び報告第6号 令和5年度田辺市土地開発公社事業報告及び決算報告については、当該法人から提出のあったものの報告であります。  以上、提案いたしました議案について御説明申し上げましたが、詳細につきましては、関係部長から説明いたさせますので、よろしく御審議の上、御賛同賜りますようお願いいたします。             (市長 真砂充敏君 降壇) ○議長(尾花 功君)    続いて、補足説明を求めます。  総務部長、西 貴弘君。            (総務部長 西 貴弘君 登壇) ○総務部長(西 貴弘君)    それでは、議案書に基づきまして、補足説明をさせていただきます。  4ページをお願いします。  3定報告第1号 専決処分事項については、地方自治法第179条第1項の規定により専決処分したもので、同条第3項の規定によりこれを報告し、御承認をお願いするものです。  専決事項といたしましては、田辺市税条例の一部を改正する条例から令和6年度田辺市木材加工事業特別会計補正予算(第1号)までの10件で、内容につきましては、5ページから順を追って御説明申し上げます。  まず、5ページから12ページまでの田辺市税条例の一部を改正する条例につきましては、令和6年3月30日に公布された地方税法等の一部を改正する法律に基づくもので、その主な内容は、個人市民税につきまして、国が行うデフレ脱却のための経済対策として、令和6年度の個人住民税から、納税者及び配偶者を含めた扶養家族1人につき1万円の定額減税を実施することに伴い、個人市民税の特別税額控除に係る規定を定めるものです。  固定資産税につきましては、土地の負担水準の均衡化を促進するため、現行の負担調整措置等を3年延長するものです。  次に、13ページの田辺市地方活力向上地域における固定資産税の特別措置に関する条例の一部を改正する条例につきましては、和歌山県が策定した地域再生計画の変更に伴い、適用期限を削除することで対応するものです。  次に、14ページの田辺市過疎地域における固定資産税の特別措置に関する条例の一部を改正する条例につきましては、過疎地域の持続的発展の支援に関する特別措置法第二十四条の地方税の課税免除又は不均一課税に伴う措置が適用される場合等を定める省令の一部改正により、特別償却設備の取得等をした場合における固定資産税の免除について、適用期限を3年延長するものです。  次に、15ページの田辺市国民健康保険税条例の一部を改正する条例につきましては、令和6年3月30日に公布された地方税法施行令の一部を改正する政令に基づくもので、国民健康保険税の後期高齢者支援金等課税額について課税限度額を引き上げるとともに、保険税の軽減措置について5割軽減及び2割軽減の対象世帯に係る所得判定基準を改正するものです。  次に、16ページをお願いします。  令和5年度田辺市の一般会計補正予算(第12号)は、次に定めるところによる。  第1条 歳入歳出予算の総額から歳入歳出それぞれ532万2,000円を減額し、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ529億1,097万8,000円とするもので、併せて繰越明許費及び地方債の補正について、それぞれ専決処分をしたものです。  内容につきましては、歳出の25ページから御説明いたしますが、補正額がゼロの費目は、起債額の確定に伴い財源の更正を行ったもので、その説明は省略させていただきますので御了承賜りたいと存じます。  それでは、27ページをお願いします。  災害救助費につきましては、令和5年度中に執行がなかった災害援護資金貸付金について、500万円を減額するものです。  39ページをお願いします。  特別会計繰出金、後期高齢者医療特別会計繰出金につきましては、後期高齢者医療特別会計の補正に伴い、32万2,000円を減額するものです。  歳出の説明は以上ですが、今回の補正に伴う財源といたしましては、地方交付税を増額する一方、繰越金及び市債を減額しています。  次に、40ページをお願いします。  令和5年度田辺市の後期高齢者医療特別会計補正予算(第3号)は、次に定めるところによる。  第1条 歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ21億3,997万5,000円とするもので、人件費につきましては、給与費明細書を45ページ及び46ページに掲載していますので御参照願います。  補正予算の内容につきましては、44ページの歳出をお願いします。  総務費、総務管理費につきましては、人件費の不用額を減額するもので、保健事業費につきましては、実績により高齢者チェック補助金を増額するものです。  補正に伴う財源といたしましては、繰入金を減額する一方、諸収入を増額しています。  次に、47ページをお願いします。  令和6年度田辺市の一般会計補正予算(第1号)は、次に定めるところによる。  第1条 歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ4,441万2,000円を追加し、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ444億9,741万2,000円とするもので、補正予算の内容につきましては、歳出の51ページを御参照願います。  保健衛生費、保健衛生総務費につきましては、国の予防接種後健康被害救済制度に基づき、新型コロナワクチンの接種により健康被害を生じた市民の方への救済に要する経費を専決処分したもので、補正に伴う財源といたしましては、国庫支出金をもって充てています。  次に、52ページをお願いします。  令和6年度田辺市の一般会計補正予算(第2号)は、次に定めるところによる。  第1条 歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ9,400万円を追加し、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ445億9,141万2,000円とするもので、地方債の補正につきましては、55ページを御参照願います。  補正予算の内容につきましては、歳出の57ページで御説明いたしますが、工事請負費につきましては、工事明細表を58ページに、併せて別冊参考資料の2ページに、工事事業箇所図を掲載していますので御参照願います。  それでは、57ページをお願いします。  公共土木施設災害復旧費、現年度公共土木災害復旧事業費につきましては、本年5月27日から28日にかけての豪雨により、三栖67号線において、地滑りの兆候が確認されたことから、地滑り観測調査を実施するとともに、国の災害査定に向けた測量設計を行うものです。  次の災害応急復旧費につきましては、被災した三栖67号線の応急工事を行い、地滑りの範囲拡大を抑制するものです。  補正に伴う財源といたしましては、繰越金及び市債をもって充てています。  次に、59ページの令和6年度田辺市駐車場事業特別会計補正予算(第1号)及び64ページの令和6年度田辺市木材加工事業特別会計補正予算(第1号)につきましては、いずれも前年度の歳入が歳出に対して不足する額を、翌年度の歳入を繰り上げて、その年度の歳入に充用する措置について専決処分をしたものです。  次に、69ページをお願いします。  3定報告第2号 専決処分事項の報告については、損害賠償の額を定め、和解することについて、地方自治法第180条第1項の規定による指定に基づき専決処分したもので、同条第2項の規定によりこれを報告するものです。  まず、1件目の内容といたしましては、令和5年12月20日午後2時頃、本市企画広報課職員が、軽貨物自動車を運転し、市道芳養町26号線から芳養町2703番地の6地先の私道に進入するため右折したところ、当該車両の運転席ドア及び右側ミラーがAさん所有のガレージに接触し、これを損傷させたもので、この損害に対する賠償金として、本市が25万3,000円を相手方に支払うものです。  次に、70ページをお願いします。  2件目の内容といたしましては、令和5年12月21日午前8時50分頃、本市スポーツ振興課職員が、軽貨物自動車を運転し、国道42号を西進中、下万呂560番地の1地先の下万呂西交差点において、赤信号で停車していたBさん運転の小型貨物自動車に追突し、Bさんを負傷させるとともに当該車両の後部を損傷させたもので、これらの損害に対する賠償金として、本市が39万986円を相手方に支払うものです。  次に、3件目の内容といたしましては、令和6年3月8日午後6時50分頃、本市子育て推進課職員が、新庄第二小学校校門前に駐車していた軽貨物自動車を前進させたところ、前方に駐車していたCさん所有の軽乗用自動車の後部に追突し、当該車両の後部を損傷させたもので、この損害に対する賠償金として、本市が47万6,234円を相手方に支払うものです。  次に、71ページをお願いします。  4件目の内容といたしましては、令和6年3月6日午前8時20分頃、本市スポーツ振興課職員が、田辺スポーツパーク駐車場において軽貨物自動車を後進させたところ、駐車場内を徐行していたDさんが運転する軽乗用自動車の右側面ドアに接触し、これを損傷させたもので、この損害に対する賠償金として、本市が10万5,000円を相手方に支払うものです。  次に、5件目の内容といたしましては、令和6年1月23日午後1時40分頃、本市はやざと保育所職員が、西牟婁郡上富田町岩田1776番地の1の南紀医療福祉センター駐車場に駐車していた軽乗用自動車のドアを開けたところ、右隣に駐車していたEさん所有の普通乗用自動車の左後部ドアに接触し、当該車両のドアパネルを損傷させたもので、この損害に対する賠償金として、本市が35万5,500円を相手方に支払うものです。  次に、72ページをお願いします。  3定報告第3号 繰越明許費については、令和5年度田辺市一般会計歳出予算の経費の金額を翌年度に繰り越したので、地方自治法施行令第146条第2項の規定により御報告するもので、73ページから74ページ、併せて別冊参考資料の3ページから4ページを御参照願います。  内容につきましては、地籍調査事業をはじめ、低所得世帯支援金給付事業、キャッシュレス決済ポイント還元事業、橋梁新設改良事業、小学校特別教室空調設備整備事業、中学校トイレ改修事業など、合わせて26事業、15億1,699万2,512円を翌年度に繰り越すものです。  次に、75ページをお願いします。  3定報告第4号 田辺市水道事業会計予算の繰越しについては、令和5年度田辺市水道事業会計予算において、建設改良費及び営業費用を翌年度に繰り越したので、地方公営企業法第26条第3項の規定により御報告するもので、内容につきましては、関連工事の工期延長等に伴い、建設改良費2億7,812万1,000円を繰り越すとともに、76ページの営業費用につきましては、関連工事の工期延長等に伴い、原水及び浄水費、配水及び給水費並びに受託給水工事費を合わせて1,468万5,000円を繰り越すものです。  次に、77ページをお願いします。  3定議案第1号 田辺市火災予防条例の一部改正については、地方自治法第96条第1項第1号の規定により議会の議決をお願いするものです。  本件につきましては、令和6年4月1日に施行された脱炭素社会の実現に資するための建築物のエネルギー消費性能の向上に関する法律等の一部を改正する法律により、建築基準法及び消防法施行令が改正されたことに伴い、改正するものです。  内容につきましては、部分的に木造化が可能となった耐火建築物について、屋内消火栓設備及び自動火災報知設備に関する設置基準を緩和するものです。  次に、79ページをお願いします。  3定議案第2号 工事請負契約の締結については、瀬谷川改良工事請負契約の締結について、田辺市議会の議決に付さなければならない契約及び財産の取得又は処分に関する条例第2条の規定により議会の議決をお願いするものです。  工事名は瀬谷川改良工事、契約の方法は条件付一般競争入札、応札者数は27者、入札年月日は令和6年4月30日、契約金額は1億5,928万円、契約の相手方は株式会社尾花組、代表取締役、谷口庸介氏でございます。  なお、工事概要等につきましては、別冊参考資料5ページをお願いします。  次に、80ページをお願いします。  3定議案第3号 物品購入契約の締結については、小型動力ポンプ付水槽車購入契約の締結について、田辺市議会の議決に付さなければならない契約及び財産の取得又は処分に関する条例第3条の規定により議会の議決をお願いするものです。  契約名は小型動力ポンプ付水槽車購入契約、契約の方法は指名競争入札、応札者数は1者、入札年月日は令和6年5月24日、契約金額は3,164万7,000円、契約の相手方は和歌山日野自動車株式会社田辺支店支店長、田中勝則氏でございます。  なお、購入物品の概要等につきましては、別冊参考資料6ページをお願いします。  次に、81ページをお願いします。  3定議案第4号 物品購入契約の締結については、消防ポンプ自動車購入契約の締結について、田辺市議会の議決に付さなければならない契約及び財産の取得又は処分に関する条例第3条の規定により議会の議決をお願いするものです。  契約名は消防ポンプ自動車購入契約、契約の方法は指名競争入札、応札者数は2者、入札年月日は令和6年5月1日、契約金額は4,752万円、契約の相手方は和歌山日野自動車株式会社田辺支店支店長、田中勝則氏でございます。  なお、購入物品の概要等につきましては、別冊参考資料7ページをお願いします。  次に、82ページをお願いします。  3定議案第5号から84ページの3定議案第7号までの訴えの提起については、地方自治法第96条第1項第12号の規定により議会の議決をお願いするものです。  本件につきましては、令和元年10月24日付で和歌山家庭裁判所田辺支部にて受理された相続限定承認に基づき市の債権となったものに関し、市から支払い催告に応じない者に対して、相手方の住所地を管轄する簡易裁判所に支払い督促の申立てを行うにつき、相手方から督促異議の申立てがあった場合には通常訴訟へと移行することから、あらかじめ議会の議決をお願いするものです。  なお、経過等につきましては、別冊参考資料8ページから10ページまでをお願いします。  次に、85ページをお願いします。  3定議案第8号 令和6年度田辺市の一般会計補正予算(第3号)は、次に定めるところによる。  第1条 歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ4億5,739万9,000円を追加し、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ450億4,881万1,000円とするもので、債務負担行為の補正につきましては88ページを、地方債の補正につきましては89ページをそれぞれ御参照願います。  補正予算の内容につきましては、歳出の95ページから御説明いたしますが、工事請負費につきましては、工事明細表を100ページに、併せて別冊参考資料の11ページから13ページに、工事事業箇所図を掲載していますので御参照願います。  それでは、95ページをお願いします。  総務管理費、企画費につきましては、令和5年度のふるさと納税寄附金の増加に伴い、ふるさと納税基金に係る利子を増額するものです。  まちづくり推進事業費の旧二川小学校利活用促進事業補助金につきましては、一般社団法人うつほの杜学園設立準備会が実施する私立小学校の開校に向けた備品購入及び広報宣伝等に対し、ふるさと納税寄附金を原資として補助するものです。
     市民生活費につきまして、コミュニティ助成事業費補助金については、一般財団法人自治総合センターの助成事業の採択を受け、万呂町内会が実施する天王・神頭自治会館の新築事業、中芳養町内会が実施する公園遊具の整備及び西郷町内会が実施する町内会館備品の整備に対して補助するものです。また、町内会館新築及び改修等補助金につきましては、万呂町内会が実施する天王・神頭自治会館の新築事業に対して補助するものです。  次の防災対策費につきましても、一般財団法人自治総合センターのコミュニティ助成事業の採択を受け、青葉台町内会自主防災会が行う防災資機材の整備に対して補助するものです。  96ページをお願いします。  保健衛生費、保健衛生総務費につきましては、新型コロナウイルス感染症の予防接種の定期接種化に伴いシステム改修を行うもので、次の予防費につきましては、予防接種事業委託料など新型コロナウイルス感染症の定期予防接種の実施に要する経費を計上するものです。  次の農業費、農業振興費につきましては、本年3月20日の降ひょうにより被害を受けられた梅栽培農家の経営安定を図るため、次期作に向けた肥培管理に対して補助するものです。  97ページの商工費、商工振興費につきましても、本年3月20日の降ひょう被害への対策として実施するもので、降ひょう被害により梅産業への影響が懸念されることから、梅製品の魅力を発信するPR事業に取り組むものです。  次の教育総務費、教育指導費につきましては、県の委託事業の採択を受け、思春期のこころの学校健診事業に取り組むもので、悩みや不安を抱えた児童生徒の早期把握や早期支援につなげるため、その実施に要する経費を計上するものです。  次に、98ページをお願いします。  小学校費及び中学校費の教育振興費につきましては、国のデジタル田園都市国家構想交付金事業の採択を受け、市内小・中学校の全普通教室に電子黒板等を整備するため、所要の経費を計上する一方、当初予算に計上していました電子黒板整備に係る使用料及び賃借料を減額するものです。  99ページにまいりまして、農林施設災害復旧費、現年度耕地災害復旧事業費につきましては、本年5月27日から28日にかけての豪雨により被災した農地の復旧費を計上するもので、次の過年度林業施設災害復旧事業費につきましては、令和5年8月14日から15日にかけての台風7号豪雨により被災した政城線について、本年3月25日にのり面が拡大崩壊したため、工事請負費を増額するものです。  公共土木施設災害復旧費、現年度公共土木災害復旧事業費につきましては、本年3月12日の豪雨により被災した市道観音谷黒線及び本年3月23日から26日の豪雨により被災した大居1号線について復旧費を計上するものです。  以上、今回の補正に伴う財源といたしましては、国庫支出金、寄付金、繰入金、繰越金、諸収入、市債等をもって充てています。  次に、101ページをお願いします。  3定報告第5号 令和5年度田辺市土地開発公社の事業の計画の変更について御報告するものです。  令和5年度田辺市土地開発公社の事業の計画の変更(予算の変更)については、次のとおりです。  102ページをお願いします。  第1条 令和5年度田辺市土地開発公社会計の補正予算(第1号)は次に定めるところによる。  第2条 令和5年度田辺市土地開発公社会計予算第2条に定めた収益的収入及び支出の予定額を次のとおり補正するものです。  内容につきましては、103ページの令和5年度田辺市土地開発公社会計補正予算(第1号)実施計画をお願いします。  収益的収入につきましては、事業収益のうち土地造成事業収益について、完成土地における分譲地の売却実績よるもので、補助金等収益は、城山台分譲地の売却に伴う事業損失相当分に対する田辺市からの補助金です。  収益的支出につきましては、事業原価は、完成土地における分譲地の売却実績によるものです。  続きまして、104ページをお願いします。  3定報告第6号 令和5年度田辺市土地開発公社事業報告及び決算報告については、次のとおりです。  なお、別冊参考資料の14ページから18ページに各種明細表を掲載していますので、併せて御参照願います。  それでは、105ページをお願いします。  令和5年度田辺市土地開発公社事業報告書です。  1、土地処分状況につきましては、土地造成事業として、事業用地4,188.72平米を1億6,809万4,635円で処分しています。詳細につきましては、記載のとおりです。  2、手持資産の状況につきましては、特定土地、完成土地等と合わせまして、面積26万2,855.47平米、金額にしまして8億4,218万8,055円を保有しています。  次に、106ページをお願いします。  令和5年度田辺市土地開発公社貸借対照表です。  資産の部につきましては、資産合計が8億9,043万1,859円で、負債の部につきましては、負債の合計が8億5,010万4,204円です。  107ページをお願いします。  資本の部につきましては、資本合計が4,032万7,655円で、負債合計を合わせた負債資本の合計は8億9,043万1,859円です。  次に、108ページをお願いします。  令和5年度田辺市土地開発公社損益計算書です。  当期純損失は426万8,748円となっており、城山台分譲地の売却に伴い発生した簿価と売却額との差額は、田辺市からの補助金として、事業収益、補助金等収益に計上しています。  109ページの令和5年度キャッシュ・フロー計算書ですが、現金及び現金同等物期末残高は4,809万3,984円です。  110ページをお願いします。  令和5年度田辺市土地開発公社注記事項につきましては、重要な会計方針及び追加情報の注記を記載しており、その内容につきましては記載のとおりです。  111ページの令和5年度田辺市土地開発公社財産目録につきましては、貸借対照表と同じ内容ですので、説明は省略させていただきます。  112ページをお願いします。  令和5年度田辺市土地開発公社決算報告書です。  収益的収入及び支出につきましては、収入の決算額が2億4,893万6,357円、支出の決算額は、114ページの合計2億5,320万5,105円です。  資本的収入及び支出につきましては、収入の決算額は19億4,000万円、支出の決算額は、115ページの合計21億8,000万円です。  なお、116ページ及び117ページには監事の監査報告書を添付しています。  以上をもちまして補足説明を終わらせていただきます。よろしく御審議の上、御賛同賜りますようお願い申し上げます。            (総務部長 西 貴弘君 降壇) ○議長(尾花 功君)    以上をもって、提出者の説明が終了いたしました。  お諮りいたします。  ただいま議題となっております14件については、審議の都合上、後日審議願うことにいたします。  これに異議ありませんか。              (「異議なし」の声あり) ○議長(尾花 功君)    異議なしと認めます。  よって、さよう決しました。  この場合、お諮りいたします。  本日の会議はこの辺にとどめ散会し、明日6月20日から6月27日までの8日間は、議案調査のため休会とし、6月28日、午前10時から再開いたします。  これに異議ありませんか。              (「異議なし」の声あり) ○議長(尾花 功君)    異議なしと認めます。  よって、さよう決しました。  なお、一般質問の通告につきましては、明日6月20日、午後2時までに事務局へ提出をお願いします。  締め切り後、抽せんにより質問順位を決定し、通知申し上げます。  散 会 ○議長(尾花 功君)    それでは、本日はこれをもって散会いたします。  御苦労さまでした。               (午後 2時01分)  地方自治法第123条第2項の規定により署名する。   令和6年6月19日                    議  長  尾 花   功                    議  員  浅 山 誠 一                    議  員  宮 井   章                    議  員  福 榮 浩 義...