田辺市議会 2023-12-21
令和 5年第5回定例会(第4号12月21日)
令和 5年第5回定例会(第4号12月21日) 第5回
田辺市議会定例会会議録
令和5年12月21日(木曜日)
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令和5年12月21日(木)午後1時開会
第 1 5定議案第23号
固定資産評価員の選任につき同意を求めることについて
第 2 5定議案第24号
人権擁護委員候補者の推薦につき意見を求めることについ
て
第 3 5定議案第25号
人権擁護委員候補者の推薦につき意見を求めることについ
て
第 4 5定報告第 1号 専決処分事項の報告について
第 5 5定議案第 1号 田辺市職員の給与に関する条例等の一部改正について
第 6 5定議案第 2号 田辺市議会議員の議員報酬及び費用弁償等に関する条例の
一部改正について
第 7 5定議案第 3号 田辺市
特定環境保全公共下水道事業の設置等に関する条例
の一部改正について
第 8 5定議案第 4号
工事請負変更契約の締結について
第 9 5定議案第 5号
工事請負変更契約の締結について
第10 5定議案第 6号 訴えの提起について
第11 5定議案第 7号 田辺市
紀州備長炭記念公園の指定管理者の指定について
第12 5定議案第 8号 田辺市
龍神総合交流拠点施設「季楽里龍神」の指定管理者
の指定について
第13 5定議案第 9号 田辺市
龍神温泉センターの指定管理者の指定について
第14 5定議案第10号 田辺市
本宮渡瀬温泉センターの指定管理者の指定について
第15 5定議案第11号 田辺市本宮渡瀬緑の広場の指定管理者の指定について
第16 5定議案第12号 田辺市龍神木族館の指定管理者の指定について
第17 5定議案第13号 町の区域の変更について
第18 5定議案第14号 令和5年度田辺市
一般会計補正予算(第8号)
第19 5定議案第15号 令和5年度田辺市
国民健康保険事業特別会計補正予算(第
3号)
第20 5定議案第16号 令和5年度田辺市
介護保険特別会計補正予算(第3号)
第21 5定議案第17号 令和5年度田辺市
農業集落排水事業特別会計補正予算(第
1号)
第22 5定議案第18号 令和5年度田辺市
漁業集落排水事業特別会計補正予算(第
1号)
第23 5定議案第19号 令和5年度田辺市
診療所事業特別会計補正予算(第1号)
第24 5定議案第20号 令和5年度田辺市
木材加工事業特別会計補正予算(第2号
)
第25 5定議案第21号 令和5年度田辺市
水道事業会計補正予算(第2号)
第26 5定議案第22号 和歌山県
市町村総合事務組合を組織する地方公共団体数の
減少及び組合規約の変更について
第27 5定議案第26号 田辺市手数料条例の一部改正について
第28 5定議案第27号 令和5年度田辺市
一般会計補正予算(第9号)
第29 5定議案第28号 田辺市
国民健康保険税条例の一部改正について
第30 5定議案第29号 令和5年度田辺市
国民健康保険事業特別会計補正予算(第
4号)
第31 5定発議第 1号
ブラッドパッチ療法(硬
膜外自家血注入療法)に対する適
正な診療上の評価等を求める意見書の提出について
第32 議員派遣の件について
第33 委員会の継続審査について
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〇会議に付した事件
日程第1から日程第33まで
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〇議員定数 20名
〇欠 員 3名
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〇出席議員
議席番号 氏 名
1番 松 上 京 子 君
2番 前 田 か よ 君
3番 久 保 浩 二 君
4番 加 藤 喜 則 君
5番 尾 﨑 博 文 君
6番 谷 貞 見 君
7番 柳 瀬 理 孝 君
8番 浅 山 誠 一 君
9番 宮 井 章 君
10番 福 榮 浩 義 君
12番 北 田 健 治 君
13番 橘 智 史 君
14番 尾 花 功 君
15番 市 橋 宗 行 君
16番 安 達 幸 治 君
17番 安 達 克 典 君
20番 佐 井 昭 子 君
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〇欠席議員 なし
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〇説明のため出席したもの
職 名 氏 名
市長 真 砂 充 敏 君
副市長 林 誠 一 君
副市長 木 村 晃 和 君
教育長 佐 武 正 章 君
企画部長 山 﨑 和 典 君
総務部長 西 貴 弘 君
総務部理事 平 田 光 誠 君
危機管理局長 茨 善 行 君
市民部長 松 本 清 子 君
環境部長 中 村 誠 君
保健福祉部長 古久保 宏 幸 君
商工観光部長 丸 山 勝 司 君
農林水産部長 木 村 博 充 君
森林局長 榎 本 安 幸 君
建設部長 衣 田 克 君
龍神行政局長 前 田 敦 司 君
消防長 戎 嶋 健 君
消防次長 岩 峪 慎 君
教育次長 前 川 光 弘 君
水道部長 合 川 弘 君
第三者調査委員会事務局長
狼 谷 千 歳 君
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〇出席事務局職員
議会事務局長 前 溝 浩 志
議会事務局次長 坂 本 明 人
議会事務局主任 松 本 早也香
議会事務局主査 初 山 季
開 議
○議長(尾花 功君) 皆様、こんにちは。
定足数がありますので、ただいまからお手元に配付の日程により、令和5年第5回
田辺市議会定例会4日目の会議を開きます。
(午後 1時00分)
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○議長(尾花 功君) それでは、日程に入ります。
◎日程第1 5定議案第23号
固定資産評価員の選任につき同意を求めることについて上程
○議長(尾花 功君) 日程第1 5定議案第23号
固定資産評価員の選任につき同意を求めることについてを上程いたします。
(市民部長 松本清子君 退席)
○議長(尾花 功君) 提出者の説明を求めます。
市長、真砂充敏君。
(市長 真砂充敏君 登壇)
○市長(真砂充敏君) ただいま上程されました議案は、
固定資産評価員、西 貴弘総務部長から辞任願が提出されておりますので、その後任といたしまして、新たに
松本清子市民部長を同委員として選任いたしたく存じ、同意をお願いするものであります。
住所、氏名、生年月日、職業でありますが、田辺市東陽14番、松本清子、昭和40年4月27日生まれ、58歳、田辺市市民部長でございます。
以上、御賛同賜りますようよろしくお願い申し上げます。
(市長 真砂充敏君 降壇)
○議長(尾花 功君) 提出者の説明が終了いたしました。
これより質疑を行います。
質疑はありませんか。
(「なし」の声あり)
○議長(尾花 功君) 質疑なしと認めます。
お諮りいたします。
本件については、会議規則第37条第3項の規定により委員会の付託を省略し、直ちに採決を行います。
これに異議ありませんか。
(「異議なし」の声あり)
○議長(尾花 功君) 異議なしと認めます。
よって、5定議案第23号については、委員会の付託を省略し、直ちに採決を行うことに決しました。
それでは、お諮りいたします。
5定議案第23号は、これに同意することに異議ありませんか。
(「異議なし」の声あり)
○議長(尾花 功君) 異議なしと認めます。
よって、5定議案第23号は、これに同意することに決しました。
(市民部長 松本清子君 着席)
◎日程第2 5定議案第24号
人権擁護委員候補者の推薦につき意見を求めることについてから
日程第3 5定議案第25号
人権擁護委員候補者の推薦につき意見を求めることについてまで一括上程
○議長(尾花 功君) 続いて、日程第2 5定議案第24号と日程第3 5定議案第25号の2件の
人権擁護委員候補者の推薦につき意見を求めることについてを一括上程いたします。
提出者の説明を求めます。
市長、真砂充敏君。
(市長 真砂充敏君 登壇)
○市長(真砂充敏君) ただいま上程されました議案第24号及び第25号の
人権擁護委員候補者の推薦につき意見を求めることについての2議案につきまして、一括して御説明申し上げます。
まず、議案第24号につきましては、人権擁護委員、森 昌子氏の任期が令和6年6月30日をもって満了いたしますので、引き続き、同委員の候補者として法務大臣に推薦いたしたく存じ、御賛同をお願いするものであります。
住所、氏名、生年月日、職業でありますが、田辺市中辺路町野中1972番地、森 昌子、昭和38年11月21日生まれ、60歳、会社員でございます。
次に、議案第25号につきましては、人権擁護委員、能城美子氏の任期が令和6年6月30日をもって満了いたしますので、その後任といたしまして、新たに田上ひとみ氏を同委員の候補者として法務大臣に推薦いたしたく存じ、御賛同をお願いするものであります。
住所、氏名、生年月日、職業でありますが、田辺市中辺路町栗栖川338番地の2、田上ひとみ、昭和31年2月28日生まれ、67歳、無職でございます。
以上、御賛同賜りますようよろしくお願い申し上げます。
(市長 真砂充敏君 降壇)
○議長(尾花 功君) 提出者の説明が終了いたしました。
これより、一括して質疑を行います。
質疑はありませんか。
(「なし」の声あり)
○議長(尾花 功君) 質疑なしと認めます。
お諮りいたします。
ただいま議題となっております2件については、会議規則第37条第3項の規定により、委員会の付託を省略し、直ちに採決を行います。
これに異議ありませんか。
(「異議なし」の声あり)
○議長(尾花 功君) 異議なしと認めます。
よって、ただいま議題となっております2件については、委員会の付託を省略し、直ちに採決を行うことに決しました。
これより、ただいま議題となっております2件について、順次採決を行います。
◎日程第2 5定議案第24号
人権擁護委員候補者の推薦につき意見を求めることについて
○議長(尾花 功君) それでは、お諮りいたします。
5定議案第24号は、これに異議ありませんか。
(「異議なし」の声あり)
○議長(尾花 功君) 異議なしと認めます。
よって、5定議案第24号は、これを異議なしとすることに決しました。
◎日程第3 5定議案第25号
人権擁護委員候補者の推薦につき意見を求めることについて
○議長(尾花 功君) 続いて、お諮りいたします。
5定議案第25号は、これに異議ありませんか。
(「異議なし」の声あり)
○議長(尾花 功君) 異議なしと認めます。
よって、5定議案第25号は、これを異議なしとすることに決しました。
◎日程第4 5定報告第1号 専決処分事項の報告について上程
○議長(尾花 功君) 続いて、日程第4 5定報告第1号 専決処分事項の報告についてを上程いたします。
ただいま上程いたしました報告第1号については、過日、既に当局の説明が終了しておりますので、これより質疑を行います。
議案書の1ページから4ページです。
質疑はありませんか。
(「なし」の声あり)
○議長(尾花 功君) 質疑なしと認めます。
よって、5定報告第1号は、以上で終わります。
◎日程第 5 5定議案第 1号 田辺市職員の給与に関する条例等の一部改正についてから
日程第30 5定議案第29号 令和5年度田辺市
国民健康保険事業特別会計補正予算(第4号)まで一括上程
○議長(尾花 功君) 続いて、日程第5 5定議案第1号 田辺市職員の給与に関する条例等の一部改正についてから、日程第30 5定議案第29号 令和5年度田辺市
国民健康保険事業特別会計補正予算(第4号)まで、以上26件を一括上程いたします。
ただいま上程いたしました26件は、過日の本会議において、それぞれ所管の常任委員会に付託していたものであります。
この場合、ただいま議題となっております26件について、各
常任委員会委員長の報告を求めます。
まず初めに、
総務企画委員会委員長の報告を求めます。
9番、宮井 章君。
(9番 宮井 章君 登壇)
○9番(宮井 章君) それでは、
総務企画委員会から委員長報告を申し上げます。
本委員会は、去る12月12日の本会議において付託を受けた議案9件について、14日及び21日に委員会を開催し、当局の説明を聴取し慎重に審査をいたしました。
その結果、
委員会審査報告書に記載のとおり、5定議案第2号 田辺市議会議員の議員報酬及び費用弁償等に関する条例の一部改正について、同議案第13号 町の区域の変更について、同議案第15号 令和5年度田辺市
国民健康保険事業特別会計補正予算(第3号)の所管部分、同議案第16号 令和5年度田辺市
介護保険特別会計補正予算(第3号)の所管部分、同議案第22号 和歌山県
市町村総合事務組合を組織する地方公共団体数の減少及び組合規約の変更について、同議案第26号 田辺市手数料条例の一部改正について及び同議案第27号 令和5年度田辺市
一般会計補正予算(第9号)の所管部分の以上7件については、全会一致により、同議案第1号 田辺市職員の給与に関する条例等の一部改正について及び同議案第14号 令和5年度田辺市
一般会計補正予算(第8号)の所管部分の以上2件については、起立多数により、いずれも原案のとおり可決いたしました。
審査の過程における委員からの質疑の主なものは、次のとおりであります。
議案第1号 田辺市職員の給与に関する条例等の一部改正についてに関わって、人事院勧告を踏まえ給料等を増額するに当たり、正規職員と同様に
会計年度任用職員を遡及対象としない理由について説明を求めたのに対し、「国においても、3か月以内の雇用期間や勤務日数が平均週2日程度の職員等については、遡及対象から外れることとなっている。本市の場合、様々な雇用形態がある中で、遡及対象とすることで扶養から外れてしまうケースがあるなど様々な影響を考慮するには、全ての
会計年度任用職員の雇用形態を確認し、対象の職種を決めていく必要がある。そのため、田辺市職員労働組合との協議の中で、慎重な対応が必要であると判断したことから、今年度は遡及を行わず、次年度から増額を行うことで妥結に至っている」との答弁がありました。
また、今回の田辺市職員の給与に関する条例等の一部改正に関わって、委員から、議案第1号 田辺市職員の給与に関する条例等の一部改正について及び同議案第14号 令和5年度田辺市
一般会計補正予算(第8号)の所管部分についての修正動議が提出されましたが、修正案については、否決されたところであります。
以上、委員長報告といたします。
令和5年12月21日、
総務企画委員会委員長、宮井 章。
(9番 宮井 章君 降壇)
○議長(尾花 功君) 続いて、
産業建設委員会委員長の報告を求めます。
7番、柳瀬理孝君。
(7番 柳瀬理孝君 登壇)
○7番(柳瀬理孝君) 本委員会は、去る12月12日の本会議において付託を受けた議案12件について、13日及び21日に委員会を開催し、当局の説明を聴取し慎重に審査をいたしました。
その結果、
委員会審査報告書に記載のとおり、5定議案第4号
工事請負変更契約の締結について、同議案第5号
工事請負変更契約の締結について、同議案第7号 田辺市
紀州備長炭記念公園の指定管理者の指定について、同議案第8号 田辺市
龍神総合交流拠点施設「季楽里龍神」の指定管理者の指定について、同議案第9号 田辺市
龍神温泉センターの指定管理者の指定について、同議案第10号 田辺市
本宮渡瀬温泉センターの指定管理者の指定について、同議案第11号 田辺市本宮渡瀬緑の広場の指定管理者の指定について、同議案第12号 田辺市龍神木族館の指定管理者の指定について、同議案第14号 令和5年度田辺市
一般会計補正予算(第8号)の所管部分、同議案第20号 令和5年度田辺市
木材加工事業特別会計補正予算(第2号)、同議案第21号 令和5年度田辺市
水道事業会計補正予算(第2号)及び同議案第27号 令和5年度田辺市
一般会計補正予算(第9号)の所管部分について、いずれも全会一致により、原案のとおり可決いたしました。
審査の過程における委員からの質疑等の主なものは、次のとおりであります。
議案第14号 令和5年度田辺市
一般会計補正予算(第8号)の所管部分のうち、山村振興費に関わって、過疎集落再生・
活性化支援事業費補助金の詳細説明を求めたのに対し、「県補助金を活用し、龍の里づくり委員会が実施する龍神村地域の活性化を図るための取組に対して補助を行うものである。令和7年度までの3年間を事業期間としており、本年度は、龍の活用をテーマとした
パネルディスカッション等の実施や龍神村
ドラゴンミュージアム内展示空間のデザイン一新に係る設計のほか、来年の辰年にちなんだ各種イベントの情報発信媒体の制作を予定している」との答弁がありました。
以上、委員長報告といたします。
令和5年12月21日、
産業建設委員会委員長、柳瀬理孝。
(7番 柳瀬理孝君 降壇)
○議長(尾花 功君) 続いて、
文教厚生委員会委員長の報告を求めます。
10番、福榮浩義君。
(10番 福榮浩義君 登壇)
○10番(福榮浩義君) それでは、
文教厚生委員会委員長報告させていただきます。
本委員会は、去る12月12日の本会議において付託を受けた議案11件について、13日及び21日に委員会を開催し、当局の説明を聴取し慎重に審査をいたしました。
その結果、
委員会審査報告書に記載のとおり、5定議案第3号 田辺市
特定環境保全公共下水道事業の設置等に関する条例の一部改正について、同議案第6号 訴えの提起について、同議案第14号 令和5年度田辺市
一般会計補正予算(第8号)の所管部分、同議案第15号 令和5年度田辺市
国民健康保険事業特別会計補正予算(第3号)の所管部分、同議案第16号 令和5年度田辺市
介護保険特別会計補正予算(第3号)の所管部分、同議案第17号 令和5年度田辺市
農業集落排水事業特別会計補正予算(第1号)、同議案第18号 令和5年度田辺市
漁業集落排水事業特別会計補正予算(第1号)、同議案第19号 令和5年度田辺市
診療所事業特別会計補正予算(第1号)、同議案第27号 令和5年度田辺市
一般会計補正予算(第9号)の所管部分、同議案第28号 田辺市
国民健康保険税条例の一部改正について及び同議案第29号 令和5年度田辺市
国民健康保険事業特別会計補正予算(第4号)について、いずれも全会一致により、原案のとおり可決いたしました。
審査の過程における委員からの質疑等の主なものは、次のとおりであります。
まず、議案第3号 田辺市
特定環境保全公共下水道事業の設置等に関する条例の一部改正についてに関わって、改正内容の概要と影響について説明を求めたのに対し、「本条例の改正は、現在は特別会計として経理している
各種集落排水事業等について、総務省からの要請に応じて公営企業会計を適用し、今ある
特定環境保全公共下水道事業会計と併せて、単一の公営企業会計とするものである。あくまで、損益や資産等を的確に把握することで、より適正な管理を図るための会計上の統合であり、それぞれの集落排水事業等の状況については、今後も個別に把握し管理していくため、施設の維持管理の在り方や市民サービスに変更はない」との答弁がありました。
次に、議案第27号 令和5年度田辺市
一般会計補正予算(第9号)の所管部分のうち、児童福祉費に関わって、
子ども食堂食材等高騰対策支援事業の対象となる団体数と支援内容について説明を求めたのに対し、「現在市内で子ども食堂を運営している4団体全てが対象となり、食材等が高騰する中、食堂運営費の負担軽減のため、各団体の令和5年度中の運営回数に応じて、段階的に設定した支援金を支払うものである」との答弁がありました。さらに委員から、本年度から県が子ども食堂の開設に対する補助制度を拡充したことを受け、今後の市の方針をただしたのに対し、「今回は国の
物価高騰対応重点支援地方創生臨時交付金を活用した支援事業である。来年度以降は、今後の状況を見定めながら、県と連携して取り組んでいきたい」との答弁がありました。
以上、委員長報告といたします。
令和5年12月21日、
文教厚生委員会委員長、福榮浩義。
(10番 福榮浩義君 降壇)
○議長(尾花 功君) 以上で、各
常任委員会委員長の報告が終了いたしました。
この場合、ただいま議題となっております26議案のうち、5定議案第1号 田辺市職員の給与に関する条例等の一部改正について及び5定議案第14号 令和5年度田辺市
一般会計補正予算(第8号)については、3番、久保浩二君のほか1人から、お手元に配付しております修正動議が提出されていますので、これより提出者の説明を求めます。
3番、久保浩二君。
(3番 久保浩二君 登壇)
○3番(久保浩二君) 3番、日本共産党、久保浩二です。
議案第1号 田辺市職員の給与に関する条例等の一部改正についてに対する修正動議。
上記の動議を地方自治法第115条の3及び田辺市議会会議規則第17条の規定により修正案を添えて提出します。
令和5年12月21日。発議者は、私、久保浩二と前田かよ議員です。
議案第1号 田辺市職員の給与に関する条例等の一部改正についてに対する修正案。
議案第1号 田辺市職員の給与に関する条例等の一部を改正する条例の一部を次のように修正する。
第5条を次のように改める。
田辺市
会計年度任用職員の給与及び費用弁償に関する条例の一部改正。
第5条 田辺市
会計年度任用職員の給与及び費用弁償に関する条例(令和元年田辺市条例第4号)の一部を次のように改正する。
第14条及び第28条中「100分の120」を「6月に支給する場合には100分の120、12月に支給する場合には100分の125」に、「100分の125」を「6月に支給する場合には100分の125、12月に支給する場合には100分の130」に改める。
附則第1条第2項中「及び第3条」を「、第3条」に改め、「市長等給与条例」という。)の規定」の次に「及び第5条の規定による改正後の田辺市
会計年度任用職員の給与及び費用弁償に関する条例(以下「改正後の
会計年度任用職員給与条例」という。)の規定」を加える。
附則第2条の見出し中「給与」を「給与等」に改め、同条中「又は改正後の市長等給与条例」を「、改正後の市長等給与条例又は改正後の
会計年度任用職員給与条例」に、「又は第3条」を「、第3条」に、「の規定に基づいて支給された給与」を「又は第5条の規定による改正前の田辺市
会計年度任用職員の給与及び費用弁償に関する条例の規定に基づいて支給された給与又は報酬」に、「給与の」を「給与又は報酬の」に改める。
次に、5定議案第14号 令和5年度田辺市
一般会計補正予算(第8号)に対する修正動議。
上記の動議を、地方自治法第115条の3及び田辺市議会会議規則17条の規定により別紙の修正案を添えて提出します。
令和5年12月21日。発議者は、私、久保浩二と前田かよ議員です。
5定議案第14号 令和5年度田辺市
一般会計補正予算(第8号)に対する修正案。
5定議案第14号 令和5年度田辺市
一般会計補正予算(第8号)の一部を次のように修正する。
第1条第1項中「12億8,207万3,000円」を「13億2,620万円」に、「518億6,732万円」を「519億1,144万7,000円」に改める。
第1表 歳入歳出予算補正の一部を次のように改める。
歳入。繰越金を補正額6億7,445万8,000円を7億1,858万5,000円、歳入合計の補正額を12億8,207万3,000円を13億2,620万円に、4,412万7,000円を繰越金で充当するということです。
次に、歳出については、款、項ごとに全て
会計年度任用職員の報酬部分の増額になります。
次に、1号と14号の修正案の提案理由の説明をさせていただきます。
今回の修正案は、
会計年度任用職員を人事院勧告に従い、増額分を今年の4月に遡って支払いを求めるものです。
日本の非正規雇用者はこの20年で1.5倍、650万人も増加し、2,100万人を超えています。賃金は、正規雇用者の67%にとどまる上、ボーナスや各種手当の不支給などの格差もあり、年収200万円以下のワーキングプア(働く貧困層)を形成しています。非正規雇用の増加が低賃金構造を拡大し、日本を賃金の上がらない国にし、経済の長期停滞の大きな原因になっています。
また、非正規雇用の7割が女性であり、男女賃金格差の大きな要因になっており、ジェンダー平等を阻害しています。日本の非正規雇用者は、先進国の中でも劣悪な労働環境に置かれていると言わなければなりません。
自民党政治は、正規公務員を削減する代わりに非正規公務員の増員が行われてきました。その結果、現在、公務員全体の約3割以上が非正規公務員となっています。中には、半数以上が非正規という自治体も現れています。
非正規公務員は、多くの人が官製ワーキングプアと言われる低賃金で働いており、しかもその大半が女性です。国や自治体自身がワーキングプアと雇用形態を通じた男女差別を拡大してきたのです。このことを深く反省し、国・自治体が率先して非正規雇用の待遇改善を進めるべきです。
田辺市の
会計年度任用職員の事務職は、現在、1級1号で時給956円で、年収は約190万円。事務職の最高で1級5号は、時給985円で年収は195万円です。正規職員の平均年収614万円と比べて3分の1以下となっています。この状態で市役所の職員として、市民サービス向上に寄与しています。
今年度、
会計年度任用職員の人勧適用、期末手当・勤勉手当について、国から公務員の給与改定に関する取扱いについて(令和5年10月20日閣議決定)、常勤職員の給与改定が行われた場合における
会計年度任用職員の給与に係る取扱いについて(令和5年5月2日付、総務省自治行政局公務員部給与能率推進室長通知)を踏まえ、常勤職員の給与改定が行われた場合における
会計年度任用職員の給与については、改定の実施時期を含め、常勤職員の給与改定に係る取扱いに準じて改定することを基本とされていることに留意されたいとあります。
今回、人事院は、
会計年度任用職員についても常勤に準じて4月に遡及するよう勧告しています。また、総務省も今回初めて
会計年度任用職員も常勤に準じて4月に遡及して行うよう、今年5月から準備するよう求め、補正まで組んで予算を用意する。さらに遡及をこれからも促していくと言っているのです。非正規公務員(
会計年度任用職員)の処遇改善を国も応援しています。
議員の皆様、今回の修正案で
会計年度任用職員の人事院勧告に沿った今年の4月に遡って適用すると約5,000万円の支出増になりますが、国は4,000億円を超える予算を計上していますし、田辺市の財政から見ても繰越金で十分対応できます。
市長や特別職、市の正規職員も4月に遡って人勧の適用を受けますし、我々議員も現在提案されています議案第2号で期末手当の増額が決まり、年内に支給されます。
なぜ、
会計年度任用職員だけが人事院勧告の適用を受けられないのでしょうか。皆様が修正案に賛成すれば、
会計年度任用職員も増額の恩恵を受けられます。修正案が通れば、
会計年度任用職員は年明けに増額分を受け取れます。
市役所で働く仲間全員が同じように喜び合えるように十分に考えていただき、修正案に賛同いただくことをお願いしまして、提案説明といたします。
(3番 久保浩二君 降壇)
○議長(尾花 功君) 提出者の説明が終了いたしました。
これより質疑を行います。
ただいまの委員長報告及び修正案の説明に対し、一括して質疑はありませんか。
2番、前田かよ君。
(2番 前田かよ君 登壇)
○2番(前田かよ君) 2番、日本共産党、前田かよです。
総務企画委員会の報告に対し質疑いたします。
当局が
会計年度任用職員の今年度分を遡及改定をしない理由に、様々な雇用形態がある中で、遡及対象とすることで扶養から外れてしまうケースがあるとの報告がされていましたが、人事院勧告は全ての
会計年度任用職員を対象としていません。
また、この答弁内容について、私が扶養から外れてしまうおそれのある職員の人数を後に伺いましたが、当局はどなたが扶養に入っておられるか資料は持ち合わせておらず、答弁としては不確定な話であります。
また、扶養の目安となる年収額106万円の件で言いますと、本市の
会計年度任用職員の事務職の場合、1級の1号で初任給が約190万円ほどです。週20時間以下のパートタイム勤務でも、仮に遡及改定されたとしたら、時給1,000円で年収96万円くらいになり、扶養の目安となる106万円を超すことはないと思われます。こうしたことから、報告された文言は、委員会として取り上げるに当たり精査されるべき内容かと思いますが、いかがでしょうか。
(2番 前田かよ君 降壇)
○議長(尾花 功君) 2番、前田かよ君の質疑に対する答弁を求めます。
9番、宮井 章君。
(9番 宮井 章君 登壇)
○9番(宮井 章君) それでは、
総務企画委員会委員長報告に対する御質問にお答えしたいと思います。
総務企画委員会の委員長報告に対する質疑ということでありまして、委員会審査の結果に対する質疑であると認識しているところでございます。
質疑の件に関しましては、細かい審議が当委員会ではなかったものであります。そして、そのほかの件につきましても、報告書に記載のとおり、委員会審議の中で御答弁いただいたものであります。
以上でございます。
(9番 宮井 章君 降壇)
○議長(尾花 功君) 他に質疑はありませんか。
(「なし」の声あり)
○議長(尾花 功君) それでは、質疑を終結いたします。
これより、討論を行います。
討論はありませんか。
(「討論あり」の声あり)
○議長(尾花 功君) 討論があるようですので、この場合、原案に対する反対討論を許可いたします。
なお、議案第1号及び議案第14号の修正案に対しては、賛成討論といたします。
3番、久保浩二君。
(3番 久保浩二君 登壇)
○3番(久保浩二君) 3番、久保浩二です。
5定議案第1号 田辺市職員の給与に関する条例等の一部改正について、反対討論を行います。
修正案の提案説明でも述べたように、この30年で労働者の実質賃金は、96年のピーク時から64万円も減少し、日本経済の5割以上を占める家計消費の落ち込みは国内経済を停滞させ、国民1人当たりのGDP(国内総生産)はG7でアメリカに次ぐ第2位だったものが現在は最下位、世界で32位となっています。
一方で、大企業は、利益と内部留保を急膨張させ、30年間で大企業の売上げは16%増にすぎませんが、税引き後の最終利益は11倍と常識では考えられない利益を上げています。大企業の内部留保は、今や528兆円を超えています。この10年間で200兆円も積み増したことになります。
正規雇用を減らし、非正規雇用に置き換え、労働者の賃金が30年前よりも落ち込んでいる現状を改善するために、正職員の賃金を上げることはもちろんですが、ワーキングプア(働く貧困層)や官製ワーキングプアと言われる非正規雇用公務員、
会計年度任用職員の大幅な待遇改善が求められているのに、今回の議案で
会計年度任用職員を遡及しないか委員会でただしますと、当局の答弁は、3か月以内の雇用や勤務日数が平均週2日程度の職員については遡及対象から外れるとか、遡及対象とすることで扶養から外れるケースがあるなど、様々な影響を考慮するには全ての
会計年度任用職員の雇用形態を確認し、対象の職種を決めていく必要があるとしています。そのため、田辺市職員労働組合との協議の中で慎重な対応が必要であると判断したことから、今年度は遡及を行わず次年度から増額を行うことで妥結に至っているという答弁がありましたが、今、前田かよ議員が質疑でただしたように、どの方が扶養から外れるのか、そういう資料がないということでありますし、
会計年度任用職員の方は労働組合に加入をしていません。
毎日、朝8時半から午後4時15分まで勤務のパートタイム
会計年度任用職員はすぐに把握できるでしょうし、もともと年収190万円から195万円ということですから、扶養から外れています。理由にならない答弁で、
会計年度任用職員を遡及から外すことは、ますます格差を広げることにつながります。
会計年度任用職員の方々の願いに応えないということは、市民の願いにも応えないということになり、5定議案第1号に反対を表明し、討論とします。
(3番 久保浩二君 降壇)
○議長(尾花 功君) 続いて、原案に対する賛成討論を許可いたします。
なお、議案第1号及び議案第14号の修正案に対しては、反対討論といたします。
発言はありませんか。
6番、谷 貞見君。
(6番 谷 貞見君 登壇)
○6番(谷 貞見君) 6番、くまのクラブ、谷です。
5定議案第1号 田辺市職員の給与に関する条例等の一部改正について、及び同議案第14号 令和5年度田辺市
一般会計補正予算(第8号)に対する修正動議について、反対の立場から意見を申し上げます。
去る14日に総務企画委員会に付託を受け開催された
総務企画委員会での審査においても、田辺市職員の給与に関する条例等の一部改正に関わって、久保委員から、議案第1号 田辺市職員の給与に関する条例等の一部改正について、及び同議案第14号 令和5年度田辺市
一般会計補正予算(第8号)の所管部分についての修正動議が提出され、反対多数で修正案は否決されました。
今回の論点といたしましては、人事院は、月例給及び期末・勤勉手当を引き上げるとした勧告を行ったことで、一般職員の給与については、令和5年4月1日から適用となり、いわゆる遡及措置が行われることになりますが、
会計年度任用職員についての給与は、令和6年3月31日までの間においては、改正後の給与とはならず、遡及もされないということになります。
総務企画委員会での質疑に対しての答弁では、本市の
会計年度任用職員の中には、様々な雇用形態があり、国と同様、遡及対象から外れる職員がいるなど、それぞれ全てを点検した上で対象の職種を決めていく必要があるとのことで、団体交渉権を有する田辺市職員労働組合との間で妥結に至っているとのことでありました。
また、来年度については、対象となる職種の仕分けを今年度中から行うとのことでありました。
私自身の思いとしましては、
会計年度任用職員の給与についても、本年4月1日に遡及して改定し、改定差額を支給するよう、賃金アップを含め働く環境を充実させていってくれればよいとは思いますが、そもそも田辺市職員労働組合との団体交渉の中で、諸般の実情を踏まえ、次年度から反映させていくという内容で妥結され、労使協定に基づき市議会に提出された条例改正案であり、今回は、労使協定に至った経緯も理解できることから、今回の田辺市職員の給与に関する条例等の一部改正等について、原案を支持し、修正動議については反対いたします。
(6番 谷 貞見君 降壇)
○議長(尾花 功君) 続いて、原案に対する反対討論を許可いたします。
なお、修正案に対しては、賛成討論といたします。
発言はありませんか。
2番、前田かよ君。
(2番 前田かよ君 登壇)
○2番(前田かよ君) 2番、日本共産党、前田かよです。
議案第1号 田辺市職員の給与に関する条例等の一部改正について、議案第14号 令和5年度田辺市
一般会計補正予算に対する修正案に対する賛成の立場で討論いたします。
まず、この問題は、人事院勧告による増減のいずれの改定に対しても、本市では、
会計年度任用職員の年度内の給与を改定しないという給与制度の問題と矮小化するような課題でないことを申し上げたいと思います。
日本がデフレのスパイラルに陥っている大きな要因の一つに、ここ30年余りの賃金が上がらないことがあり、政府も認識しているところです。
そして、この影響を最も受けているのが非正規で働く方たちです。それゆえ、怒りの矛先が時に公務員に当てられることもありますが、公務員は安定しているというイメージの陰で、
会計年度任用職員は、低賃金と不安定な短期契約で、時に自立が困難になる場合もあるほど劣悪な労働条件で働いています。官製ワーキングプア(働く貧困層)と言われるその多くが女性であることも問題です。
本市の
会計年度任用職員で事務職の初任給は号給が1級の1の場合、地域手当を含めて年収約190万円で、時給にすると956円、最高額である1級の5の場合でも年収195万円で時給985円と和歌山県の最低賃金929円を僅かに上回る程度です。
今、諸外国の多くの最低賃金は1,500円から2,000円、イギリスでは、来年4月から2,133円となり、世界はもはや2,500円を目指そうとしている中、日本は大きく立ち遅れているのです。
総務省調査では、地方公共団体で働く非正規の
会計年度任用職員のうち76.6%が女性です。職種別に見ると、非正規割合が多いのは、図書館職員が73.3%、給食調理員が69.8%、保育士が56.9%でいずれも女性が多い職場です。本市でもこの状況はあまり変わりがないことが、先日の久保議員の一般質問でも明らかになりました。
これまで、私が処遇改善を求めてきた学童保育の指導員もほとんどが女性です。非正規公務員問題とは、つまり女性の労働の問題なのです。
ジェンダー不平等を解消する旗振り役であるはずの自治体でこのように生まれている問題を解決に向かうべく、本市においては、今回の人事院勧告である
会計年度任用職員の給与改定も常勤に準じて、今年度4月まで遡及する旨の通知を重く受け止められたいです。
公務員は、給与の引上げを求めてストライキを行うことが禁止されるなど、労働基本権が制限されており、その代償措置として人事院や人事委員会が民間給与と比較して給与を調整し、政府や自治体に勧告する制度が設けられています。
非正規職員の賃金交渉は、労働基本権があるときはされていたかもしれませんが、会計年度任用制度が始まって以降、労働基本権が制限された上に、短期契約がゆえに、ものが言えない、弱い立場に置かれていることを考慮すべきです。
そして、非正規職員は1年任用が基本で、遡及改定がなければ今年度でやめる職員がいた場合、勧告の効果を受けられません。これらを考えれば、やはり勧告の意義を全うするなら、
会計年度任用職員も遡及されるべきです。
さきの
総務企画委員会では、当局が
会計年度任用職員には遡及改定しない理由に、雇用形態を点検し、対象の職種を決めていかなければならないからと、要するに事務の煩雑化を言われておりましたが、遡及改定の通知は5月から出ておりましたし、和歌山市では今回
会計年度任用職員にも対応されておりますし、上富田町では、今年度末に改定分が支払われることになっているとのことです。本市でも不可能なことではありません。
また、委員会における反対意見に、組合と妥結に至っているというものもありましたが、組合には
会計年度任用職員は加入しておりませんので、当事者との協議、妥結に至ったということではありません。
以上のことから、人事院勧告の効果を今現在本市職員として働く
会計年度任用職員にも遡及改定されることを改めて求めて、賛成討論といたします。
(2番 前田かよ君 降壇)
○議長(尾花 功君) 続いて、原案に対する賛成討論を許可いたします。
なお、修正案に対しては、反対討論といたします。
発言はありませんか。
(「なし」の声あり)
○議長(尾花 功君) 他に討論はありませんか。
(「なし」の声あり)
○議長(尾花 功君) それでは、これをもって討論を終結いたします。
これより、ただいま議題となっております26件について、順次採決を行います。
◎日程第5 5定議案第1号 田辺市職員の給与に関する条例等の一部改正について
○議長(尾花 功君) それでは、5定議案第1号 田辺市職員の給与に関する条例等の一部改正について、お諮りいたします。
まず、本案に対する3番、久保浩二君ほか1人から提出されました修正案について、起立により採決いたします。
本修正案に賛成の諸君の起立を求めます。
(起立少数)
○議長(尾花 功君) 起立少数であります。
よって、修正案は、否決いたしました。
続いて、原案についてお諮りいたします。
5定議案第1号 田辺市職員の給与に関する条例等の一部改正については、委員長の報告のとおり可決することに賛成の諸君の起立を求めます。
(起立多数)
○議長(尾花 功君) 起立多数であります。
よって、5定議案第1号は可決いたしました。
◎日程第6 5定議案第2号 田辺市議会議員の議員報酬及び費用弁償等に関する条例の一部改正について
○議長(尾花 功君) 続いて、5定議案第2号 田辺市議会議員の議員報酬及び費用弁償等に関する条例の一部改正について、お諮りいたします。
議案第2号は、委員長の報告のとおり可決することに異議ありませんか。
(「異議なし」の声あり)
○議長(尾花 功君) 異議なしと認めます。
よって、5定議案第2号は可決いたしました。
◎日程第7 5定議案第3号 田辺市
特定環境保全公共下水道事業の設置等に関する条例の一部改正について
○議長(尾花 功君) 続いて、5定議案第3号 田辺市
特定環境保全公共下水道事業の設置等に関する条例の一部改正について、お諮りいたします。
議案第3号は、委員長の報告のとおり可決することに異議ありませんか。
(「異議なし」の声あり)
○議長(尾花 功君) 異議なしと認めます。
よって、5定議案第3号は可決いたしました。
◎日程第8 5定議案第4号
工事請負変更契約の締結について
○議長(尾花 功君) 続いて、5定議案第4号
工事請負変更契約の締結について、お諮りいたします。
議案第4号は、委員長の報告のとおり可決することに異議ありませんか。
(「異議なし」の声あり)
○議長(尾花 功君) 異議なしと認めます。
よって、5定議案第4号は可決いたしました。
◎日程第9 5定議案第5号
工事請負変更契約の締結について
○議長(尾花 功君) 続いて、5定議案第5号
工事請負変更契約の締結について、お諮りいたします。
議案第5号は、委員長の報告のとおり可決することに異議ありませんか。
(「異議なし」の声あり)
○議長(尾花 功君) 異議なしと認めます。
よって、5定議案第5号は可決いたしました。
◎日程第10 5定議案第6号 訴えの提起について
○議長(尾花 功君) 続いて、5定議案第6号 訴えの提起について、お諮りいたします。
議案第6号は、委員長の報告のとおり可決することに異議ありませんか。
(「異議なし」の声あり)
○議長(尾花 功君) 異議なしと認めます。
よって、5定議案第6号は可決いたしました。
◎日程第11 5定議案第7号 田辺市
紀州備長炭記念公園の指定管理者の指定について
○議長(尾花 功君) 続いて、5定議案第7号 田辺市
紀州備長炭記念公園の指定管理者の指定について、お諮りいたします。
議案第7号は、委員長の報告のとおり可決することに異議ありませんか。
(「異議なし」の声あり)
○議長(尾花 功君) 異議なしと認めます。
よって、5定議案第7号は可決いたしました。
◎日程第12 5定議案第8号 田辺市
龍神総合交流拠点施設「季楽里龍神」の指定管理者の指定について
○議長(尾花 功君) 続いて、5定議案第8号 田辺市
龍神総合交流拠点施設「季楽里龍神」の指定管理者の指定について、お諮りいたします。
議案第8号は、委員長の報告のとおり可決することに異議ありませんか。
(「異議なし」の声あり)
○議長(尾花 功君) 異議なしと認めます。
よって、5定議案第8号は可決いたしました。
◎日程第13 5定議案第9号 田辺市
龍神温泉センターの指定管理者の指定について
○議長(尾花 功君) 続いて、5定議案第9号 田辺市
龍神温泉センターの指定管理者の指定について、お諮りいたします。
議案第9号は、委員長の報告のとおり可決することに異議ありませんか。
(「異議なし」の声あり)
○議長(尾花 功君) 異議なしと認めます。
よって、5定議案第9号は可決いたしました。
◎日程第14 5定議案第10号 田辺市
本宮渡瀬温泉センターの指定管理者の指定について
○議長(尾花 功君) 続いて、5定議案第10号 田辺市
本宮渡瀬温泉センターの指定管理者の指定について、お諮りいたします。
議案第10号は、委員長の報告のとおり可決することに異議ありませんか。
(「異議なし」の声あり)
○議長(尾花 功君) 異議なしと認めます。
よって、5定議案第10号は可決いたしました。
◎日程第15 5定議案第11号 田辺市本宮渡瀬緑の広場の指定管理者の指定について
○議長(尾花 功君) 続いて、5定議案第11号 田辺市本宮渡瀬緑の広場の指定管理者の指定について、お諮りいたします。
議案第11号は、委員長の報告のとおり可決することに異議ありませんか。
(「異議なし」の声あり)
○議長(尾花 功君) 異議なしと認めます。
よって、5定議案第11号は可決いたしました。
◎日程第16 5定議案第12号 田辺市龍神木族館の指定管理者の指定について
○議長(尾花 功君) 続いて、5定議案第12号 田辺市龍神木族館の指定管理者の指定について、お諮りいたします。
議案第12号は、委員長の報告のとおり可決することに異議ありませんか。
(「異議なし」の声あり)
○議長(尾花 功君) 異議なしと認めます。
よって、5定議案第12号は可決いたしました。
◎日程第17 5定議案第13号 町の区域の変更について
○議長(尾花 功君) 続いて、5定議案第13号 町の区域の変更について、お諮りいたします。
議案第13号は、委員長の報告のとおり可決することに異議ありませんか。
(「異議なし」の声あり)
○議長(尾花 功君) 異議なしと認めます。
よって、5定議案第13号は可決いたしました。
◎日程第18 5定議案第14号 令和5年度田辺市
一般会計補正予算(第8号)
○議長(尾花 功君) 続いて、5定議案第14号 令和5年度田辺市
一般会計補正予算(第8号)について、お諮りいたします。
まず、本案に対する3番、久保浩二君ほか1人から提出されました修正案について、起立により採決いたします。
本修正案に賛成の諸君の起立を求めます。
(起立少数)
○議長(尾花 功君) 起立少数であります。
よって、修正案は、否決いたしました。
続いて、原案についてお諮りいたします。
5定議案第14号 令和5年度田辺市
一般会計補正予算(第8号)については、委員長の報告のとおり可決することに賛成の諸君の起立を求めます。
(起立多数)
○議長(尾花 功君) 起立多数であります。
よって、5定議案第14号は可決いたしました。
◎日程第19 5定議案第15号 令和5年度田辺市
国民健康保険事業特別会計補正予算(第3号)
○議長(尾花 功君) 続いて、5定議案第15号 令和5年度田辺市
国民健康保険事業特別会計補正予算(第3号)について、お諮りいたします。
議案第15号は、委員長の報告のとおり可決することに異議ありませんか。
(「異議なし」の声あり)
○議長(尾花 功君) 異議なしと認めます。
よって、5定議案第15号は可決いたしました。
◎日程第20 5定議案第16号 令和5年度田辺市
介護保険特別会計補正予算(第3号)
○議長(尾花 功君) 続いて、5定議案第16号 令和5年度田辺市
介護保険特別会計補正予算(第3号)について、お諮りいたします。
議案第16号は、委員長の報告のとおり可決することに異議ありませんか。
(「異議なし」の声あり)
○議長(尾花 功君) 異議なしと認めます。
よって、5定議案第16号は可決いたしました。
◎日程第21 5定議案第17号 令和5年度田辺市
農業集落排水事業特別会計補正予算(第1号)
○議長(尾花 功君) 続いて、5定議案第17号 令和5年度田辺市
農業集落排水事業特別会計補正予算(第1号)について、お諮りいたします。
議案第17号は、委員長の報告のとおり可決することに異議ありませんか。
(「異議なし」の声あり)
○議長(尾花 功君) 異議なしと認めます。
よって、5定議案第17号は可決いたしました。
◎日程第22 5定議案第18号 令和5年度田辺市
漁業集落排水事業特別会計補正予算(第1号)
○議長(尾花 功君) 続いて、5定議案第18号 令和5年度田辺市
漁業集落排水事業特別会計補正予算(第1号)について、お諮りいたします。
議案第18号は、委員長の報告のとおり可決することに異議ありませんか。
(「異議なし」の声あり)
○議長(尾花 功君) 異議なしと認めます。
よって、5定議案第18号は可決いたしました。
◎日程第23 5定議案第19号 令和5年度田辺市
診療所事業特別会計補正予算(第1号)
○議長(尾花 功君) 続いて、5定議案第19号 令和5年度田辺市
診療所事業特別会計補正予算(第1号)について、お諮りいたします。
議案第19号は、委員長の報告のとおり可決することに異議ありませんか。
(「異議なし」の声あり)
○議長(尾花 功君) 異議なしと認めます。
よって、5定議案第19号は可決いたしました。
◎日程第24 5定議案第20号 令和5年度田辺市
木材加工事業特別会計補正予算(第2号)
○議長(尾花 功君) 続いて、5定議案第20号 令和5年度田辺市
木材加工事業特別会計補正予算(第2号)について、お諮りいたします。
議案第20号は、委員長の報告のとおり可決することに異議ありませんか。
(「異議なし」の声あり)
○議長(尾花 功君) 異議なしと認めます。
よって、5定議案第20号は可決いたしました。
◎日程第25 5定議案第21号 令和5年度田辺市
水道事業会計補正予算(第2号)
○議長(尾花 功君) 続いて、5定議案第21号 令和5年度田辺市
水道事業会計補正予算(第2号)について、お諮りいたします。
議案第21号は、委員長の報告のとおり可決することに異議ありませんか。
(「異議なし」の声あり)
○議長(尾花 功君) 異議なしと認めます。
よって、5定議案第21号は可決いたしました。
◎日程第26 5定議案第22号 和歌山県
市町村総合事務組合を組織する地方公共団体数の減少及び組合規約の変更について
○議長(尾花 功君) 続いて、5定議案第22号 和歌山県
市町村総合事務組合を組織する地方公共団体数の減少及び組合規約の変更について、お諮りいたします。
議案第22号は、委員長の報告のとおり可決することに異議ありませんか。
(「異議なし」の声あり)
○議長(尾花 功君) 異議なしと認めます。
よって、5定議案第22号は可決いたしました。
◎日程第27 5定議案第26号 田辺市手数料条例の一部改正について
○議長(尾花 功君) 続いて、5定議案第26号 田辺市手数料条例の一部改正について、お諮りいたします。
議案第26号は、委員長の報告のとおり可決することに異議ありませんか。
(「異議なし」の声あり)
○議長(尾花 功君) 異議なしと認めます。
よって、5定議案第26号は可決いたしました。
◎日程第28 5定議案第27号 令和5年度田辺市
一般会計補正予算(第9号)
○議長(尾花 功君) 続いて、5定議案第27号 令和5年度田辺市
一般会計補正予算(第9号)について、お諮りいたします。
議案第27号は、委員長の報告のとおり可決することに異議ありませんか。
(「異議なし」の声あり)
○議長(尾花 功君) 異議なしと認めます。
よって、5定議案第27号は可決いたしました。
◎日程第29 5定議案第28号 田辺市
国民健康保険税条例の一部改正について
○議長(尾花 功君) 続いて、5定議案第28号 田辺市
国民健康保険税条例の一部改正について、お諮りいたします。
議案第28号は、委員長の報告のとおり可決することに異議ありませんか。
(「異議なし」の声あり)
○議長(尾花 功君) 異議なしと認めます。
よって、5定議案第28号は可決いたしました。
◎日程第30 5定議案第29号 令和5年度田辺市
国民健康保険事業特別会計補正予算(第4号)
○議長(尾花 功君) 続いて、5定議案第29号 令和5年度田辺市
国民健康保険事業特別会計補正予算(第4号)について、お諮りいたします。
議案第29号は、委員長の報告のとおり可決することに異議ありませんか。
(「異議なし」の声あり)
○議長(尾花 功君) 異議なしと認めます。
よって、5定議案第29号は可決いたしました。
◎日程第31 5定発議第1号
ブラッドパッチ療法(硬
膜外自家血注入療法)に対する
適正な診療上の評価等を求める意見書の提出について上程
○議長(尾花 功君) 続いて、5定発議第1号
ブラッドパッチ療法(硬
膜外自家血注入療法)に対する適正な診療上の評価等を求める意見書の提出についてを上程いたします。
提出者の説明を求めます。
20番、佐井昭子君。
(20番 佐井昭子君 登壇)
○20番(佐井昭子君) それでは、説明をさせていただきます。
5定発議第1号
ブラッドパッチ療法(硬
膜外自家血注入療法)に対する適正な診療上の評価等を求める意見書の提出について。
田辺市議会会議規則第14条第1項の規定により、次のとおり提出をいたします。
令和5年12月21日。提出者は、私、佐井昭子でございます。賛成者は、久保浩二議員、浅山誠一議員、北田健治議員、安達幸治議員、安達克典議員でございます。
それでは、意見書を朗読させていただきます。
ブラッドパッチ療法(硬
膜外自家血注入療法)に対する適正な診療上の評価等を求める意見書。
交通事故、スポーツ、落下事故、暴力など全身への外傷等を原因として発症する脳脊髄液漏出症(減少症)によって、日常生活を大きく阻害する様々な症状に苦しんでいる患者の声が全国各地から国へ数多く寄せられていた。
そのような中、平成18年に山形大学を中心に関連8学会が参加し、厚生労働省研究班による病態の解明が進んだ結果、平成28年から同症の治療法である
ブラッドパッチ療法(硬
膜外自家血注入療法)が保険適用となった。
その結果、それまで高額な自費診療での治療を必要としていた患者が、保険診療のもとに
ブラッドパッチ療法を受けることができるようになったが、脳脊髄液漏出症(減少症)の患者の中には、保険適用(J007-2)の要件に掲げられている「起立性頭痛を有する患者に係るもの」という条件が当てはまらない患者がいるため、医療の現場では混乱が生じている。
また、その後の研究で、脳脊髄液の漏出部位は一か所とは限らず、頚椎や胸椎部でも頻繁に起こることが報告された。頚椎や胸椎部に
ブラッドパッチ療法を安全に行うためには、X線透視下で漏出部位を確認しながらの治療が必要であるが、診療上の評価がされていないのが現状である。
よって、国及び政府においては、上記の新たな現状を踏まえ、脳脊髄液漏出症(減少症)の患者への公平で安全な
ブラッドパッチ療法の適用に向け、以下の事項について適切な措置を講ずるよう強く要望する。
記。
1、脳脊髄液漏出症(減少症)の症状において、約10パーセントは起立性頭痛を認めないと公的な研究でも報告があることを受け、診療報酬算定の要件の注釈として「本疾患では起立性頭痛を認めない場合がある」と加えること。
2、
ブラッドパッチ療法(硬
膜外自家血注入療法)の診療報酬において、X線透視を要件として、漏出部位を確認しながら治療を行うことができるよう、診療上の評価を改定すること。
以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出する。
令和5年12月21日。田辺市議会議長、尾花 功。
意見書提出先は、衆議院議長、参議院議長、内閣総理大臣、文部科学大臣、厚生労働大臣、国土交通大臣でございます。
よろしく御審議の上、御賛同賜りますようお願いいたします。
(20番 佐井昭子君 降壇)
○議長(尾花 功君) 提出者の説明が終了いたしました。
これより質疑を行います。
質疑はありませんか。
(「なし」の声あり)
○議長(尾花 功君) 質疑なしと認めます。
お諮りいたします。
本件については、会議規則第37条第3項の規定により委員会の付託を省略することにいたします。
これに異議ありませんか。
(「異議なし」の声あり)
○議長(尾花 功君) 異議なしと認めます。
よって、5定発議第1号については、委員会の付託を省略することに決しました。
これより討論を行います。
討論はありませんか。
(「討論なし」の声あり)
○議長(尾花 功君) 討論なしと認めます。
これより採決を行います。
5定発議第1号
ブラッドパッチ療法(硬
膜外自家血注入療法)に対する適正な診療上の評価等を求める意見書の提出について、お諮りいたします。
発議第1号は、原案のとおり可決することに異議ありませんか。
(「異議なし」の声あり)
○議長(尾花 功君) 異議なしと認めます。
よって、5定発議第1号は、原案のとおり可決いたしました。
◎日程第32 議員派遣の件について
○議長(尾花 功君) 続いて、日程第32 議員派遣の件についてを議題といたします。
お諮りいたします。
本件については、地方自治法第100条第13項及び会議規則第168条の規定により、お手元に配付の議員派遣の件のとおり議員を派遣いたしたいと思います。
これに異議ありませんか。
(「異議なし」の声あり)
○議長(尾花 功君) 異議なしと認めます。
よって、さよう決しました。
なお、この際、お諮りいたします。
ただいま議決されました派遣期間等議決事項について、諸般の事情により変更がある場合は、議長に御一任願いたいと思います。
これに異議ありませんか。
(「異議なし」の声あり)
○議長(尾花 功君) 異議なしと認めます。
よって、さよう決しました。
◎日程第33 委員会の継続審査について
○議長(尾花 功君) 続いて、日程第33 委員会の継続審査についてを議題といたします。
この場合、閉会中の委員会の継続審査について報告いたします。
各常任委員会、議会運営委員会及び特別委員会の委員長から、目下委員会において審査または調査中であります、お手元に配付の申出事件一覧表に記載のとおりの事件について、会議規則第112条の規定により、閉会中も審査または調査を継続いたしたい旨の申出があります。
それでは、ただいま報告いたしました委員会の継続審査についてお諮りいたします。
各委員長の申出のとおり、それぞれの委員会において閉会中も審査または調査を継続することに異議ありませんか。
(「異議なし」の声あり)
○議長(尾花 功君) 異議なしと認めます。
よって、各委員長の申出のとおり、それぞれの委員会において閉会中も審査または調査を継続することに決しました。
以上をもって、本定例会に付議されました議案は、全て議了いたしました。
他に発言、その他はありませんか。
(「なし」の声あり)
◎市長閉会の挨拶
○議長(尾花 功君) それでは、市長から閉会に当たっての挨拶のため、発言を求められておりますのでこれを許可いたします。
市長、真砂充敏君。
(市長 真砂充敏君 登壇)
○市長(真砂充敏君) 令和5年第5回
田辺市議会定例会の閉会に当たり、一言御挨拶を申し上げます。
去る11月29日に開会いたしました本定例会も、議員各位の御理解と御協力の下、本日、最終日を迎えることができました。提出させていただきました様々な議案につきまして、終始にわたり熱心かつ慎重なる御審議をいただき、厳正に採決を賜りましたことに、この場をお借りしまして厚くお礼を申し上げます。
今年も残すところあと10日余りとなりました。師走に入ってからも、12月の観測史上最高気温を記録し、10月下旬から11月上旬並みの暖かさとなるなど、日中は暖かく比較的穏やかで過ごしやすい日が続いておりましたが、週明けからは冬型の気圧配置が強まり、町なかを行き交う人の装いの変化や川面に発生する気嵐など、本格的な冬の到来を肌で感じるようになってまいりました。
一年間を振り返りますと、令和5年の新年挨拶で、今年の干支「卯」にちなんで、物事がとんとん拍子に前に進むことの例えとして、「兎の上り坂」ということわざにあやかり、市民の皆様の生活が順調に回復しますようにと願ってまいりましたが、5月に感染症法上の位置づけが5類へ移行したことに伴い、市内各所で地域のお祭りやイベントが4年ぶりに開催されるなど、停滞していた地域活動や経済活動も以前の姿を取り戻し、外国人観光客の急速な回復や味光路界隈における新規開業店舗の増加と客足の回復など、まちや観光地にもコロナ禍前のにぎわいが戻り、まさに見通しが明るくなった一年であったと感じています。
また、市内では個人や団体の皆様が地域や社会の課題に対して独自の視点を持って積極的に取り組まれておりますが、農家の生活や環境を取り巻く地域の課題解決に向けた上芳養地区の株式会社日向屋の取組や、魅力的な観光地域づくりに努めてきた田辺市熊野ツーリズムビューローの取組、木を切らない林業を提唱し、育林に特化した株式会社中川の取組など、それぞれの分野において、これまでの取組が高く評価された一年でもありました。
人口減少社会においては、経済活動や市民活動の原動力となる活力の減衰が危惧されるところではございますが、こうした皆様の御活躍が私たち市民の励みや希望となり、まちづくりを進めていく原動力となります。市民の皆様がそれぞれの力を発揮し、まちづくりの主役としてさらに活躍していただけるよう、これからも精一杯応援してまいりたいと考えております。
さて、今月8日から10日までの間、本市において世界遺産学習全国サミットが開催され、紀南文化会館において本宮地域の子供たちによる語り部ジュニア活動の実践発表が行われました。発表する子供たちの生き生きとした表情、そして周囲からの賞賛の声が今も強く心に残っているところでありますが、来年はいよいよ「紀伊山地の霊場と参詣道」が世界遺産登録20周年を迎え、また、本市とサンティアゴ・デ・コンポステーラ市が観光交流協定を締結して10周年を迎えます。11月には、本年5月に新しく就任したサンティアゴ・デ・コンポステーラ市長と会談を行い、両市の関係を深め、連携を強化していくことを確認するとともに、観光交流協定締結10周年に向けた記念事業の実施や両市の今後の取組などについて率直な意見交換を行ったところでありますが、来る令和6年もこの好機を逃すことなくさらなる魅力の発信により、地域の持続的な発展に全力を尽くして取り組んでまいりますので、議員各位におかれましても、今後とも変わらぬお力添えを賜りますようお願い申し上げます。
結びに、議員並びに市民の皆様方をはじめ、日頃から市民の皆様への情報提供に御尽力をいただいております報道関係各位、そして、今年一年お力添えを賜りました多くの皆様方の御厚情に深く感謝を申し上げまして、閉会に当たっての御挨拶とさせていただきます。ありがとうございました。
(市長 真砂充敏君 降壇)
◎議長閉会の挨拶
○議長(尾花 功君) 閉会に当たりまして、私からも一言御挨拶申し上げます。
去る11月29日に開会いたしました本定例会は、先ほど提出されました全ての議案を議了し、無事閉会を宣言できる運びとなりました。
議員各位におかれましては、開会以来、今日までの議会運営に係る御支援と御協力に対し深く感謝を申し上げます。
また、真砂市長をはじめ当局の皆様には、審議の過程において真摯な対応をいただきましたこと、議長として厚くお礼を申し上げます。議員各位から出されました意見や提言を真摯に受け止められ、市政の推進及び令和6年度の予算編成に臨まれるよう切に願います。
さて、今年1年を振り返りますと、3月には、野球の国・地域別対抗戦、ワールド・ベースボール・クラシックにおいて、日本がアメリカを破り、見事3大会ぶり3度目の優勝を果たしました。早春の日本列島が歓喜に包まれたものです。
そして、3月27日には、明治維新以来初めて中央省庁の一つである文化庁が京都に移転し、業務を開始いたしました。東京に一極集中している様々な機能を分散し、地方から日本を元気にしようという国家プロジェクトであり、今後の我が国の観光振興における重要戦略の一つでもある文化財を活用した観光の強化という観点からも、我々地方都市にとっては大変意義深いことではないかと考えています。
一方、全国的に猛威を振るった新型コロナウイルスに係る感染症法上の位置づけが5月8日から5類に移行した中で、5月以降は本市を訪れる外国人観光客もだんだんと戻ってきており、コロナ禍前の活気を取り戻してきています。
そのような中、10月に開催されました第35回弁慶まつりでは、和歌山県人会・世界大会で来県されました海外の県人会員約400人の方々が弁慶ゲタ踊りに参加され、市街地は活気に包まれました。今後も田辺市の秋を彩る伝統ある地域イベントとして、より一層の発展を遂げるよう、我々市議会も微力ながらその一端を担ってまいりたいと思っています。
さて、本年も早いものであと10日を残すのみとなりました。来春には待望久しい新庁舎も竣工し、いよいよ新庁舎での業務がスタートいたします。
本市には、田辺ONE未来デザインの策定や自治体DXの推進、脱炭素化など様々な重要課題が山積しています。
来年の干支は「辰」でありますが、辰年は、陽の気が動いて万物が振動するので活力も旺盛になり、大きく成長する年だと言われています。
市議会といたしましても、新庁舎における業務開始元年を見据え、市民福祉のさらなる増進、そして多様な地域資源を生かした魅力あるまちづくりに向けて、執行部の皆様方と共に手を携えながら、全力で取り組んでまいりたいと思っています。
結びになりますが、皆様方にはくれぐれも御自愛いただき、御多幸で清々しい新年を迎えられ、さらなる御活躍を御祈念申し上げますとともに、報道関係各位のいつもながらの御協力に心から感謝を申し上げ、閉会の挨拶とさせていただきます。ありがとうございました。
閉 会
○議長(尾花 功君) それでは、これをもって、令和5年11月29日招集の令和5年第5回
田辺市議会定例会を閉会いたします。
御苦労さまでした。
(午後 2時22分)
地方自治法第123条第2項の規定により署名する。
令和5年12月21日
議 長 尾 花 功
議 員 安 達 幸 治
議 員 安 達 克 典
議 員 佐 井 昭 子...