田辺市議会 2018-11-28
平成30年12月定例会(第1号11月28日)
消防次長 梅 田 昌 宏 君
教育次長 弓 場 和 夫 君
水道部長 岩 本 章 君
――
―――――――――――――――――
〇
出席事務局職員
議会事務局長 千 品 繁 俊
議会事務局次長 前 田 敦 司
議会事務局主任 松 本 誠 啓
議会事務局主査 玉 置 大 祐
開 会
○議長(小川浩樹君) 皆様、こんにちは。
それでは、地方自治法第113条の規定による定足数がありますので、ただいまから本日招集の平成30年第4回
田辺市議会定例会を開会いたします。
(午後 1時00分)
◎
市長招集挨拶
○議長(小川浩樹君) 日程に入るに先立ち、市長から本
定例会招集の挨拶のため発言を求められておりますので、これを許可いたします。
市長、真砂充敏君。
(市長 真砂充敏君 登壇)
○市長(真砂充敏君) 本日、平成30年第4回
田辺市議会定例会を招集いたしましたところ、議員各位におかれましては、公私にわたり何かと御多用の中を御参集いただき、まことにありがとうございます。
月日のたつのは本当に早いもので、平成30年も残すところあと1月余りになりました。
今夏は猛暑に見舞われ、残暑が厳しかったこともあってか、今月に入ってからも夏場を思わせるような暑い日がたびたびありましたが、先週からは朝晩の気温も下がり、また去る14日には、平年より20日以上も遅くなったものの北海道で初雪を記録したとの便りも聞こえ、季節は秋から冬に変わりつつあるようです。
一方で、真冬でも温暖なこの地方で暮らしておりますと、冬の足音を感じるにはまだまだというのが実際のところかと思います。また、最近では年中手に入る食材も多く、季節感に触れる機会が昔に比べて少なくなってきたようにも思われます。しかし、里山の段々畑は特産のミカンが日に日に色づき、鮮やかな黄色が一段と目立つようになってまいりました。
いよいよ
本格シーズンに入った温州ミカンですが、ことしは、昨年と比較して実つきもよく、量も期待できるものとお伺いしており、売り場が広がるこの時期、市場の動向など、本市の
ミカン生産者にとって日ごろの御労苦が報われることを期待しております。本市にとって温州ミカンを含めたかんきつ類は年間を通して収穫できる主要な作物で、他産地に負けない味を誇っており、市場等での評価も高く、今後も関係機関と連携し、都市圏、そして海外への
販売促進活動に取り組んでまいりたいと思います。
さて、本市を含めた紀南地方2市8町で組織する
紀南環境広域施設組合において取り組んでいます
紀南広域廃棄物最終処分場整備事業につきましては、先日17日、
埋立処分地建設工事の起工式がとり行われました。
振り返りますと、今から13年余り前、紀南地域における
ごみ処理問題解決のため、和歌山県と紀南地域の市町村、産業界16団体を含めた組織で
紀南環境整備公社を設立し、処分場建設に向けて具体的な取り組みを開始いたしました。その後、現在の
紀南環境広域施設組合へと事業は継承され今日に至るわけですが、事業開始当初から携わってまいりました私としても、また関係自治体と住民、産業界にとっても念願の日を迎えることとなりました。稲成地区の住民の皆様におかれましては、本市を含め当地域が抱える切迫した廃棄物の処理問題に正面から向き合っていただき、大局的な見地に立って御理解くださいましたことに、改めて深く感謝を申し上げます。なお、これから工事が本格化していくこととなりますが、稲成地区を初め地域の皆様との信頼関係を第一に事業に取り組んで参りたいと存じます。
翻って、3日前には任期満了に伴う
和歌山県知事選挙が執行され、仁坂知事が4選を果たされました。これまで3期12年の中で、県政のさまざまな課題に取り組まれ、とりわけ
社会インフラの整備におきましては、長年にわたる大きな政治課題でもある高速道路や幹線道路網の整備を初め、防災対策、県財政の安定化などの課題解決に向け尽力されてこられました。さらには、平成27年の紀の国わかやま国体、紀の国わかやま大会では、開催誘致に始まり、大会を成功に導き、何より田辺市にとりましては、知事の英断により実現できた
田辺スポーツパークは、全国に誇れる
複合スポーツ施設の誕生となりました。現在の一般利用、合宿利用等の詳細を申すまでもございませんが、今や
田辺スポーツパークが当地域の活性化に大いに寄与していることは間違いありません。
市といたしましても、県下第二の都市、また、紀南地域のけん引役として、引き続き県との連携を密にし、広域圏での
スポーツ合宿誘致、
紀南広域廃棄物最終処分場整備等の政策のほか、
各種基盤整備に取り組み、活力ある和歌山の実現に向けてともに歩んでまいりたいと思いますので、議員各位におかれましても御支援と御協力を賜りますようお願い申し上げます。
さて、本議会におきましては、専決処分の報告2件、条例に関するもの1件、予算に関するもの5件、その他20件につきまして御審議をお願いするものでございます。よろしく御審議の上、御賛同を賜りますようお願い申し上げまして、招集に当たっての御挨拶とさせていただきます。
(市長 真砂充敏君 降壇)
開 議
○議長(小川浩樹君) それでは、お手元に配付の日程により、本日の会議を開きます。
(午後 1時07分)
――
―――――――――――――――――
◎報告
○議長(小川浩樹君) 1番 松上京子君から欠席の届け出があります。
◎諸般の報告
○議長(小川浩樹君) この場合、事務局長をして諸般の報告をいたさせます。
議会事務局長、千品繁俊君。
(
議会事務局長 千品繁俊君 登壇)
○
議会事務局長(千品繁俊君) 報告申し上げます。
去る11月21日付、田総第242号をもって、市長から本定例会に提出の案件として、4定議案第1号 田辺市印鑑登録及び証明に関する条例の一部改正についてなど議案26件、及び4定報告第1号
専決処分事項についてなど報告案件2件、並びに
議案参考資料の送付がありました。
いずれもお手元に配付いたしております。
以上でございます。
(
議会事務局長 千品繁俊君 降壇)
○議長(小川浩樹君) それでは、日程に入ります。
◎日程第1
会議録署名議員の指名
○議長(小川浩樹君) 日程第1
会議録署名議員の指名を行います。
会議規則第89条の規定により、本定例会の
会議録署名人として、3番 浅山誠一君、4番 前田佳世君、5番 川﨑五一君、以上、3人の諸君を、また、会議録署名の予備議員として、7番 宮井 章君、8番 福榮浩義君、以上、2人の諸君を指名いたします。
◎日程第2 会期の決定
○議長(小川浩樹君) 続いて、日程第2 会期の決定を上程いたします。
お諮りいたします。
本定例会の会期は、本日から12月20日までの23日間といたします。
これに異議ありませんか。
(「異議なし」の声あり)
○議長(小川浩樹君) 異議なしと認めます。
よって、本定例会の会期は、本日から12月20日までの23日間と決定いたしました。
◎日程第 3 3定議案第16号 平成29年度田辺市
一般会計歳入歳出決算についてから
日程第19 3定議案第32号 平成29年度田辺市
水道事業会計利益の処分及び決算
についてまで一括上程
○議長(小川浩樹君) 続いて、日程第3 3定議案第16号 平成29年度田辺市
一般会計歳入歳出決算についてから、日程第19 3定議案第32号 平成29年度田辺市
水道事業会計利益の処分及び決算についてまで、以上17件を一括上程いたします。
ただいま上程いたしました17件については、さきの9月定例会において、それぞれ所管の
常任委員会にその審査を付託し、かつ閉会中の継続審査としていたものであります。
この場合、順を追って各
常任委員会委員長から報告を求めます。
まず初めに、
総務企画委員会委員長の報告を求めます。
12番、尾花 功君。
(12番 尾花 功君 登壇)
○12番(尾花 功君) それでは、
総務企画委員会委員長報告を行います。
本委員会は、去る9月10日の本会議において付託を受けた議案10件のうち、閉会中の
継続審査事件でありました平成29年度
各種会計歳入歳出決算3件について、10月11日、12日、11月21日及び28日にそれぞれ委員会を開催し、当局の説明を聴取し慎重に審査をいたしました。
その結果、
委員会審査報告書に記載のとおり、3定議案第21号 平成29年度田辺市
同和対策住宅資金等貸付事業特別会計歳入歳出決算について及び同議案第31号 平成29年度田辺市四村川財産区
特別会計歳入歳出決算についての2件は全会一致により、同議案第16号 平成29年度田辺市
一般会計歳入歳出決算についての所管部分は賛成多数により、いずれも原案のとおり認定することに決しました。
各会計における予算の執行状況とあわせて行政効果等を主眼に審査を行いましたが、その中で委員からの質疑等の主なものは、次のとおりであります。
まず、議案第16号 平成29年度田辺市
一般会計歳入歳出決算についての所管部分のうち、企画費にかかわって、
シティプロモーション業務委託料の主体と目的、成果についてただしたのに対し、「
スターツ出版株式会社に委託し、減少傾向にある本市への
国内宿泊者数の増加を図るため、情報感度が高く、消費意欲があり、情報波及力の高い30代前後の一般女性にターゲットを絞り、街なかの魅力や周遊をテーマとして、ガイドブックの作成、イベントでのPR、本市への
モニターツアー、雑誌及びインターネットでの情報発信などを実施した。また、委託業者が行ったアンケートによると、本市や鬪鶏神社の認知度が若干上昇しているとともに、
株式会社ブランド総合研究所の調査でも、
プロモーションを始める前の平成25年を起点とすると、平成29年度では主要指標の情報接触度、認知度、魅力度、居住意欲度、
観光意欲度等の項目で自治体の順位が上昇している」との答弁がありました。
次に、広聴広報費にかかわって、SNSの運用方針と活用についてただしたのに対し、「運用方針は、報道依頼を行っている情報、
市ホームページに掲載している情報、警報等の発令、市からの緊急情報、その他必要と認められる情報を掲載しており、法令等に違反する、またはそのおそれがあるものは掲載していない。活用については、即時性と拡散性のあるメリットを生かし、できるだけ各課で即時に投稿できるような取り組みを行っている」との答弁がありました。これに対し、委員から、即時性や拡散性というメリットは十分に生かされておらず、
ホームページで間に合わないものをSNSでカバーできるよう、また、
フォロワー数の増加につながるよう、さらに活用していくべきとの意見がありました。
次に、
地域情報化推進費にかかわって、
ケーブルテレビ設備保守点検委託業務に、災害等による
ケーブル断線を予防するため、事前に樹木の伐採等をする費用が含まれているのかただしたのに対し、「現在の委託業務には事前の対策等は含まれておらず、今後についても検討していない」との答弁がありました。これに対し委員から、テレビは住民の身近な情報源であるので、その断線の予防についても配慮が必要との意見がありました。
以上、
委員長報告といたします。
平成30年11月28日、
総務企画委員会委員長、尾花 功。
(12番 尾花 功君 降壇)
○議長(小川浩樹君) 続いて、
産業建設委員会委員長の報告を求めます。
13番、二葉昌彦君。
(13番 二葉昌彦君 登壇)
○13番(二葉昌彦君)
産業建設委員会委員長報告をいたします。
本委員会は、去る9月10日の本会議において付託を受けた議案13件のうち、閉会中の
継続審査事件でありました平成29年度
各種会計歳入歳出決算6件について、10月9日、10日、11月15日及び28日にそれぞれ委員会を開催し、当局の説明を聴取し慎重に審査をいたしました。
その結果、
委員会審査報告書に記載のとおり、3定議案第20号 平成29年度田辺市
分譲宅地造成事業特別会計歳入歳出決算について、同議案第22号 平成29年度田辺市
簡易水道事業特別会計歳入歳出決算について、同議案第29号 平成29年度田辺市
駐車場事業特別会計歳入歳出決算について及び同議案第30号 平成29年度田辺市
木材加工事業特別会計歳入歳出決算について、いずれも全会一致により、原案のとおり認定、同議案第32号 平成29年度田辺市
水道事業会計利益の処分及び決算については、全会一致により、原案のとおり可決及び認定することに決しました。また、同議案第16号 平成29年度田辺市
一般会計歳入歳出決算についての所管部分は、全会一致により、不認定とすることに決しました。
審査の過程における委員からの質疑等の主なものは、次のとおりであります。
議案第16号 平成29年度田辺市
一般会計歳入歳出決算についての所管部分のうち、農業振興費にかかわって、
有害鳥獣被害対策の現状についてただしたのに対し、「長年の課題であり、現在は総合的に取り組んでいる。有害鳥獣の個体数を減少させること、畑等を囲って防護すること、研修会等で有害鳥獣の生態を学ぶことなどを組み合わせながら、さらにジビエの普及啓発に対する支援も行うなど、さまざまな取り組みを進めている。今後は、わな猟を初めとする狩猟者数をふやしていきたい」との答弁がありました。
次に、観光費の
観光地域づくり支援事業にかかわって、当地域に来訪される観光客の宿泊手配等の対応をするため駅前商店街の一角にオープンした
熊野トラベルの売上高について説明を求めたのに対し、「
熊野トラベルは平成29年8月にオープンし、翌年3月まで8カ月間の売上高は約920万円であった。古道を安全で快適に歩いていただくために、宿泊手配や
荷物搬送サービスなどを行っている」との答弁がありました。さらに委員から今後の事業見通しについてただしたのに対し、「
地元事業者と連携した土産物の開発、味光路や中心市街地の店舗との連携、地域を体験していただくツアーの企画など、現在さまざまな挑戦をしている。3年で黒字化できるようしっかりと運営していきたい」との答弁がありました。
次に、
都市計画総務費の
不良空家等除却補助金にかかわって、現在の空き家数と
補助申請状況について説明を求めたのに対し、「空き家数は3,000から3,500軒を想定しており、現在実態調査を行っている。
補助申請件数は平成29年度実績で11件、平成30年度は既に予算額に近い17件程度を予定している」との答弁がありました。これに対し、今後の予算措置に当たっては、これまでの実績等を踏まえた上で枠を広げるよう要望しました。
次に、林業振興費にかかわって、
林業成長産業化推進事業費補助金の内容について説明を求めたのに対し、「平成29年度、国の
林業成長産業化地域創出モデル事業に指定され事業を実施している。
林業成長産業化運営協議会に対する補助金で、内訳は、同協議会運営費128万2,000円、基礎調査委託料496万8,000円、高性能林業機械等整備950万円となっている」との答弁がありました。
次に、水産増養殖事業費及び水産振興費にかかわって、委員から、5月15日開催の当委員会において、イセエビ放流事業で和歌山南漁協が市に種苗代の水増し請求をしていたことが明らかになった。今回の決算において、その部分は修正されているものの、他の放流事業の実態は明らかになっていない、また、海面環境保全事業については、不適切な会計処理を行っていたことが明らかにされているものの、決算は修正されておらず、詳細は調査中とのことであった。このような状況を踏まえると、予算が適切かつ効率的に執行されていないことは明らかであり、原因究明や今後の対応策等も示されていない中で決算認定はできないとの意見がありました。さらに、今後、現在調査中の案件の全容解明に全力で取り組み、再発防止のため必要な措置を早期に講じるとともに、真に漁業者の生活を守り、水産業の発展に寄与する取り組みを実施していくよう要請しました。
以上、
委員長報告といたします。
平成30年11月28日、
産業建設委員会委員長、二葉昌彦。
(13番 二葉昌彦君 降壇)
○議長(小川浩樹君) 続いて、文教厚生委員会委員長の報告を求めます。
11番、橘 智史君。
(11番 橘 智史君 登壇)
○11番(橘 智史君) 文教厚生委員会より
委員長報告いたします。
本委員会は、去る9月10日の本会議において付託を受けた議案14件のうち、閉会中の
継続審査事件でありました平成29年度
各種会計歳入歳出決算10件について、10月4日、5日及び11月28日にそれぞれ委員会を開催し、当局の説明を聴取し慎重に審査をいたしました。
その結果、
委員会審査報告書に記載のとおり、3定議案第16号 平成29年度田辺市
一般会計歳入歳出決算についての所管部分、同議案第17号 平成29年度田辺市
国民健康保険事業特別会計歳入歳出決算について、同議案第23号 平成29年度田辺市
農業集落排水事業特別会計歳入歳出決算について、同議案第24号 平成29年度田辺市
林業集落排水事業特別会計歳入歳出決算について、同議案第25号 平成29年度田辺市
漁業集落排水事業特別会計歳入歳出決算について、同議案第26号 平成29年度田辺市
特定環境保全公共下水道事業特別会計歳入歳出決算について、同議案第27号 平成29年度田辺市
戸別排水処理事業特別会計歳入歳出決算について及び同議案第28号 平成29年度田辺市
診療所事業特別会計歳入歳出決算についての以上8件については、全会一致により、3定議案第18号 平成29年度田辺市
後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算について及び同議案第19号 平成29年度田辺市
介護保険特別会計歳入歳出決算についての以上2件については、賛成多数により、いずれも原案のとおり認定することに決しました。
各会計における予算の執行状況とあわせて、行政効果等を主眼に審査を行いましたが、その中で委員からの質疑の主なものは、次のとおりであります。
まず、議案第16号 平成29年度田辺市
一般会計歳入歳出決算についての所管部分のうち、児童福祉費にかかわって、学童保育所の拡充と指導員の待遇についてただしたのに対し、「指導員の確保だけではなく、学校の空き教室や空き部屋を利用する関係上、施設を確保することが難しい状況である。また指導員の勤務は、原則、放課後から5時間の勤務となり、フルタイム雇用と同じような収入を得ることは難しいが、放課後児童支援員資格取得者には賃金単価の割り増しや主任には手当を付与するなどできる限り待遇を改善している」との答弁がありました。
次に、保健衛生費にかかわって、特定不妊治療費助成金で交通費を助成対象とすることについてただしたのに対し、「平成29年度から助成内容について拡充を図ったところで、まずは全体的に妥当な助成範囲かを検討し、より効果的な治療の助成について考えていきたい」との答弁がありました。
次に、体育施設管理費にかかわって、
田辺スポーツパークにおけるスポーツ合宿での利用状況についてただしたのに対し、「県外からの利用者数は、平成29年度が3万1,516人で施設が全面供用を開始した平成27年度に比べて約1万2,000人増加している。また、県内からも多くの方にお越しいただいており、施設の利用率も前年度に比べて増加している」との答弁がありました。さらに委員から、せっかく来てくれている利用者が他の施設へ流出することを防ぐため、利用者の要望に沿えるような施設の改良を長期的な計画を立てて検討するように要望いたしました。
次に、南方熊楠翁顕彰事業費にかかわって、南方熊楠翁生誕150周年記念事業の全体的な講評と今後の課題について説明を求めたのに対し、「国立科学博物館で開催した企画展では、約60日の会期で、18万人以上の来場者があり非常に好評を得ることができた。また、記念式典・シンポジウムでは、開催日に台風が接近したにもかかわらず、申込者約1,000人に対して約600人の方に来場いただき、関心の高さがうかがえた。このほか、南方熊楠顕彰館の来館者数も、通常は年間約6,000人であるが、約1万人と大幅に増加し、全般的に成功裡に終了したものと思っている。しかし、熊楠翁の認知度は、関東圏に比べて関西圏ではそれほど高くないため、ことし12月から京都市で企画展の開催を予定しており、今後もさらに認知度向上のため啓発活動等を行いながら広めていきたい」との答弁がありました。
以上、
委員長報告といたします。
平成30年11月28日、文教厚生委員会委員長、橘 智史。
(11番 橘 智史君 降壇)
○議長(小川浩樹君) 以上で、各
常任委員会委員長の報告が終了いたしました。
これより質疑に入ります。
ただいまの
委員長報告に対し、一括して質疑はありませんか。
(「なし」の声あり)
○議長(小川浩樹君) 質疑なしと認めます。
これより、討論に入ります。
討論は一括して行います。討論はありませんか。
(「討論あり」の声あり)
○議長(小川浩樹君) 討論があるようですので、この場合、認定に対する反対討論の発言を許可いたします。
6番、久保浩二君。
(6番 久保浩二君 登壇)
○6番(久保浩二君) 6番、日本共産党、久保浩二です。
平成29年度
一般会計歳入歳出決算について、
後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算について、
介護保険特別会計歳入歳出決算についての3件について、認定に反対の立場で討論を行います。
一般会計歳入歳出決算について、市民に寄り添い、市民の願いに応える、また、市民の声を聞いて市民の暮らしを守る、市民の信頼回復を得るための予算執行がなされたかという点です。
暮らしの部分では、移動の確保が重要な課題であるにもかかわらず、住民バスや地方路線バスの維持に1億円ほどのお金をかけていますが、住民の要求に合致しているとはなり得ていないのではないか。利用者数の増加につながっていない現状は、使い勝手が悪いということではないのか。課題解決のため改善を進め、乗り合いタクシー等の実現も含め、一歩前に進め、願いに応え、地域で暮らしやすさを守る取り組みが必要ではなかったのか。
庁舎整備事業にかかわって、候補地を東山に決定するプロセスは、幹部職員だけで決定し、候補地決定について議会には事後報告的に行い、議論もされず、市民の皆様どうですかという市民的な議論も行わず、非常に非民主的なやり方で、市民との協働だと言っておきながら本当に市民を無視したやり方です。パブリックコメントは、言う機会を与えてあげるけれども聞く気はないという態度。扇ヶ浜公園整備事業費でカッパークを移動させてまで武道館建設についても同じで、市民の賛同が得られているとは到底思えません。現在の武道館近くの弓道場横に建設をすれば、明洋中学校の生徒の利便性にも問題がなく、弓道場での全国規模の大会も更衣室などの問題も解消されます。関係者にとって適切な場所であると思われますし、各団体からの声も届いているはずです。なぜカッパークの場所なのか。現在の市庁舎の土地は、庁舎移転が進めば更地となり、庁舎整備計画で跡地利用が検討されるとなっています。なぜ慌てて建設を進めなければならなかったのか。市民の願いに寄り添うという考え方ではありません。
行政の問題では、行政局費にかかわって、行政局職員の配置や異動で職員が行政局管内の実情を把握することは重要ですし、ましてや地元出身でない、地元の実情も知らない方が定年前に行政局長に配属される人事では地域に責任を持てる人事とはいえないのではないでしょうか。今後適切な人事配置計画が望まれます。
不正を生み出さないという問題でも、水産増養殖事業費のイセエビ放流の種苗代の不正が明らかになり、平成29年度は修正しましたが、他の放流事業について実態が明らかになっていない現状、水産振興費の海面環境保全事業費補助金の不正が明らかになっているにもかかわらず、修正がなされていない決算を認定するわけにはいきません。
今回明らかになった不正は、平成29年度に限らず、長年にわたって行われていたことが明らかで根深い問題です。なぜ不正が起きたのか、なぜ不正が続いてきたのかを解明し、二度と起きないための対策と真に漁業者の生活を守る取り組み、水産事業の発展に取り組むことを求めます。
また、今まで数々の不正問題があったにもかかわらず、システムの甘さがこれまでの不正や不適切な処理を生んできているという緊張感や反省が全く見られません。チェックするという体制が非常に弱いと言わざるを得ません。
子供の医療費助成については、長年の市民の願いが受け入れられ、中学校卒業までの無料化が実施されたことに対して、子育て世代を中心に感謝の言葉が寄せられました。このことについては最大の評価をしたいと思います。
次に、後期高齢者医療特別会計決算について。平成29年度は、繰入金の繰り入れでおよそ7割の方々の保険料が引き下げられたことは評価します。しかし、この医療制度は、医療に頼らざるを得ない75歳以上の高齢者だけを一般の医療制度から切り離し、受けられる医療を制限し、十分な医療が保障されないという制度の根本に問題があります。
介護保険特別会計決算について、介護保険は3年ごとに制度が見直され、見直しのたびに保険料が引き上げられており、高齢者の生活を脅かす負担増が続き、市民から悲鳴の声が上がっています。要介護3以上でないと施設入所ができない。収入や資産によって軽減が受けられない。利用料が2割負担になるなど負担が大変です。また、いざ必要となったときのための保険なのに、実際は満足に介護サービスが受けられないという状況が続いており、被保険者や家族から不満の声が多く出されています。利用がふえればふえるだけ保険料にはね返る料金制度自体に問題があり、国が責任を持って負担をするように制度を改善されるべきです。
以上、一般会計決算と二つの特別会計決算の認定について反対を表明し、討論とします。
(6番 久保浩二君 降壇)
○議長(小川浩樹君) 続いて、認定に対する賛成討論の発言を許可いたします。
賛成討論の発言はありませんか。
(「なし」の声あり)
○議長(小川浩樹君) 他に討論はありませんか。
(「討論あり」の声あり)
○議長(小川浩樹君) 13番、二葉昌彦君。
(13番 二葉昌彦君 登壇)
○13番(二葉昌彦君) 13番、誠和会、二葉昌彦です。3定議案第16号 平成29年度田辺市
一般会計歳入歳出決算に対し、不認定の立場で討論いたします。
3定議案第16号中、水産業費の各種放流事業は、資源管理の観点から漁業者及び漁業関係者の連携のもと、水産資源の維持、増殖を行う事業ですが、去る5月15日開催された産業建設委員会で、そのうちのイセエビ放流事業において、和歌山南漁協が市に種苗代の水増し請求していたことが明らかになりました。
また、これに合わせて、海面のごみ類を処理することで、環境を保全する海面環境保全事業について、田辺市水産振興会の事務局を務める市の水産課において、これまで不適切な業務執行、会計処理があったことが明らかにされました。
このように複数の不適切な会計処理や行政の業務執行が相次いで発覚した問題を重く受けとめ、市当局から明確な時期は示されておりませんが、他の関係事業を含め内部調査を行う方針が示されました。
今回の決算審査では、イセエビ放流事業における不適切な会計処理については適切な額に修正されたものの、なぜそのような問題が起こったのか。詳しい背景や経過などに関して、また、責任の所在について全く何ひとつ明らかにされていません。イセエビ放流事業以外の他の放流事業の実態も明らかになっていません。
海面環境保全事業の決算に至っては修正さえされていません。このような状況から、これら複数の問題に関しては、一刻も早い全容解明が望まれます。さらに、再発防止のための具体的な対策などは同時に示され、進められるべきだと思いますが、いまだ今後の課題として積み残されたままです。
この決算の認定に当たっては、平成29年度の予算が適正に執行されたのかという観点はもとより、経済的であるのか、効率的であるのかなど幅広い観点から総合的に判断しなければなりません。
しかしながら、平成29年度
一般会計歳入歳出決算については、水産業費の一部については、何回も申しますが、認めがたい会計処理や行政対応の問題が含まれているものと考えます。
水産業は、この田辺市にとってなくてはならない重要な産業であることは改めて言うまでもありません。現状での漁獲量はピークの昭和50年代の3分の1まで減少しております。大変厳しい状況が続いています。このことから一刻も早く水産業を立て直し、さらに発展させていくことが本来取り組まなければならない田辺市の優先課題ではないでしょうか。
今回発覚した問題は、今後の糧とするとともに、当局及び関係者にはこのことに真摯に向き合っていただき、問題の背景などを明らかにし、その上で問題の解決につなげていただきたいと、このように考えます。
今後の水産業の発展に対して全力を尽くすことを強く求めて、平成29年度田辺市
一般会計歳入歳出決算に不認定の立場の討論といたします。
以上です。
(13番 二葉昌彦君 降壇)
○議長(小川浩樹君) 他に討論はありませんか。
(「なし」の声あり)
○議長(小川浩樹君) それでは、これをもって討論を終結いたします。
これより、ただいま議題となっております17件について順次採決に入ります。
◎日程第3 3定議案第16号 平成29年度田辺市
一般会計歳入歳出決算について
○議長(小川浩樹君) それでは、3定議案第16号 平成29年度田辺市
一般会計歳入歳出決算についてお諮りいたします。
本件については、起立により採決いたします。
本件に対する委員長の報告は、認定、不認定と分かれております。したがって、原案について採決をいたします。
議案第16号は、原案のとおり認定することに賛成の諸君の起立を求めます。
(起立なし)
○議長(小川浩樹君) 起立なしであります。
よって、3定議案第16号は、不認定とすることに決しました。
◎日程第4 3定議案第17号 平成29年度田辺市
国民健康保険事業特別会計歳入歳出決算について
○議長(小川浩樹君) 続いて、3定議案第17号 平成29年度田辺市
国民健康保険事業特別会計歳入歳出決算についてお諮りいたします。
議案第17号は、委員長の報告のとおり認定することに異議ありませんか。
(「異議なし」の声あり)
○議長(小川浩樹君) 異議なしと認めます。
よって、3定議案第17号は、認定することに決しました。
◎日程第5 3定議案第18号 平成29年度田辺市
後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算について
○議長(小川浩樹君) 続いて、3定議案第18号 平成29年度田辺市
後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算についてお諮りいたします。
本件については起立により採決をいたします。
議案第18号は、委員長の報告のとおり認定することに賛成の諸君の起立を求めます。
(起立多数)
○議長(小川浩樹君) 起立多数であります。
よって、3定議案第18号は、認定することに決しました。
◎日程第6 3定議案第19号 平成29年度田辺市
介護保険特別会計歳入歳出決算について
○議長(小川浩樹君) 続いて、3定議案第19号 平成29年度田辺市
介護保険特別会計歳入歳出決算についてお諮りいたします。
本件については起立により採決をいたします。
議案第19号は、委員長の報告のとおり認定することに賛成の諸君の起立を求めます。
(起立多数)
○議長(小川浩樹君) 起立多数であります。
よって、3定議案第19号は、認定することに決しました。
◎日程第7 3定議案第20号 平成29年度田辺市
分譲宅地造成事業特別会計歳入歳出決算について
○議長(小川浩樹君) 続いて、3定議案第20号 平成29年度田辺市
分譲宅地造成事業特別会計歳入歳出決算についてお諮りいたします。
議案第20号は、委員長の報告のとおり認定することに異議ありませんか。
(「異議なし」の声あり)
○議長(小川浩樹君) 異議なしと認めます。
よって、3定議案第20号は、認定することに決しました。
◎日程第8 3定議案第21号 平成29年度田辺市同和対策住宅資金等貸付事業特別会
計
歳入歳出決算について
○議長(小川浩樹君) 続いて、3定議案第21号 平成29年度田辺市
同和対策住宅資金等貸付事業特別会計歳入歳出決算についてお諮りいたします。
議案第21号は、委員長の報告のとおり認定することに異議ありませんか。
(「異議なし」の声あり)
○議長(小川浩樹君) 異議なしと認めます。
よって、3定議案第21号は、認定することに決しました。
◎日程第9 3定議案第22号 平成29年度田辺市
簡易水道事業特別会計歳入歳出決算について
○議長(小川浩樹君) 続いて、3定議案第22号 平成29年度田辺市
簡易水道事業特別会計歳入歳出決算についてお諮りいたします。
議案第22号は、委員長の報告のとおり認定することに異議ありませんか。
(「異議なし」の声あり)
○議長(小川浩樹君) 異議なしと認めます。
よって、3定議案第22号は、認定することに決しました。
◎日程第10 3定議案第23号 平成29年度田辺市
農業集落排水事業特別会計歳入歳出決算について
○議長(小川浩樹君) 続いて、3定議案第23号 平成29年度田辺市
農業集落排水事業特別会計歳入歳出決算についてお諮りいたします。
議案第23号は、委員長の報告のとおり認定することに異議ありませんか。
(「異議なし」の声あり)
○議長(小川浩樹君) 異議なしと認めます。
よって、3定議案第23号は、認定することに決しました。
◎日程第11 3定議案第24号 平成29年度田辺市
林業集落排水事業特別会計歳入歳出決算について
○議長(小川浩樹君) 続いて、3定議案第24号 平成29年度田辺市
林業集落排水事業特別会計歳入歳出決算についてお諮りいたします。
議案第24号は、委員長の報告のとおり認定することに異議ありませんか。
(「異議なし」の声あり)
○議長(小川浩樹君) 異議なしと認めます。
よって、3定議案第24号は、認定することに決しました。
◎日程第12 3定議案第25号 平成29年度田辺市
漁業集落排水事業特別会計歳入歳出決算について
○議長(小川浩樹君) 続いて、3定議案第25号 平成29年度田辺市
漁業集落排水事業特別会計歳入歳出決算についてお諮りいたします。
議案第25号は、委員長の報告のとおり認定することに異議ありませんか。
(「異議なし」の声あり)
○議長(小川浩樹君) 異議なしと認めます。
よって、3定議案第25号は、認定することに決しました。
◎日程第13 3定議案第26号 平成29年度田辺市特定環境保全公共下水道事業特別
会計
歳入歳出決算について
○議長(小川浩樹君) 続いて、3定議案第26号 平成29年度田辺市
特定環境保全公共下水道事業特別会計歳入歳出決算についてお諮りいたします。
議案第26号は、委員長の報告のとおり認定することに異議ありませんか。
(「異議なし」の声あり)
○議長(小川浩樹君) 異議なしと認めます。
よって、3定議案第26号は、認定することに決しました。
◎日程第14 3定議案第27号 平成29年度田辺市
戸別排水処理事業特別会計歳入歳出決算について
○議長(小川浩樹君) 続いて、3定議案第27号 平成29年度田辺市
戸別排水処理事業特別会計歳入歳出決算についてお諮りいたします。
議案第27号は、委員長の報告のとおり認定することに異議ありませんか。
(「異議なし」の声あり)
○議長(小川浩樹君) 異議なしと認めます。
よって、3定議案第27号は、認定することに決しました。
◎日程第15 3定議案第28号 平成29年度田辺市
診療所事業特別会計歳入歳出決算について
○議長(小川浩樹君) 続いて、3定議案第28号 平成29年度田辺市
診療所事業特別会計歳入歳出決算についてお諮りいたします。
議案第28号は、委員長の報告のとおり認定することに異議ありませんか。
(「異議なし」の声あり)
○議長(小川浩樹君) 異議なしと認めます。
よって、3定議案第28号は、認定することに決しました。
◎日程第16 3定議案第29号 平成29年度田辺市
駐車場事業特別会計歳入歳出決算について
○議長(小川浩樹君) 続いて、3定議案第29号 平成29年度田辺市
駐車場事業特別会計歳入歳出決算についてお諮りいたします。
議案第29号は、委員長の報告のとおり認定することに異議ありませんか。
(「異議なし」の声あり)
○議長(小川浩樹君) 異議なしと認めます。
よって、3定議案第29号は、認定することに決しました。
◎日程第17 3定議案第30号 平成29年度田辺市
木材加工事業特別会計歳入歳出決算について
○議長(小川浩樹君) 続いて、3定議案第30号 平成29年度田辺市
木材加工事業特別会計歳入歳出決算についてお諮りいたします。
議案第30号は、委員長の報告のとおり認定することに異議ありませんか。
(「異議なし」の声あり)
○議長(小川浩樹君) 異議なしと認めます。
よって、3定議案第30号は、認定することに決しました。
◎日程第18 3定議案第31号 平成29年度田辺市四村川財産区
特別会計歳入歳出決算について
○議長(小川浩樹君) 続いて、3定議案第31号 平成29年度田辺市四村川財産区
特別会計歳入歳出決算についてお諮りいたします。
議案第31号は、委員長の報告のとおり認定することに異議ありませんか。
(「異議なし」の声あり)
○議長(小川浩樹君) 異議なしと認めます。
よって、3定議案第31号は、認定することに決しました。
◎日程第19 3定議案第32号 平成29年度田辺市
水道事業会計利益の処分及び決算について
○議長(小川浩樹君) 続いて、3定議案第32号 平成29年度田辺市
水道事業会計利益の処分及び決算についてお諮りいたします。
議案第32号は、委員長の報告のとおり可決及び認定することに異議ありませんか。
(「異議なし」の声あり)
○議長(小川浩樹君) 異議なしと認めます。
よって、3定議案第32号は、可決及び認定することに決しました。
◎日程第20 4定報告第 1号
専決処分事項についてから
日程第41 4定議案第20号 平成30年度田辺市
水道事業会計補正予算(第5号)
まで一括上程
○議長(小川浩樹君) 続いて、日程第20 4定報告第1号
専決処分事項についてから、日程第41 4定議案第20号 平成30年度田辺市
水道事業会計補正予算(第5号)まで、以上22件を一括上程いたします。
提出者の説明を求めます。
市長、真砂充敏君。
(市長 真砂充敏君 登壇)
○市長(真砂充敏君) ただいま上程されました議案は、専決処分報告2件、条例に関するもの1件、予算に関するもの5件、その他14件でございまして、その概要について御説明申し上げます。
まず、報告第1号
専決処分事項についてでありますが、平成30年度田辺市
一般会計補正予算(第6号)、平成30年度田辺市診療所事業特別会計補正予算(第1号)、平成30年度田辺市
木材加工事業特別会計補正予算(第2号)、平成30年度田辺市
水道事業会計補正予算(第4号)につきましては、去る9月4日の台風第21号により被災した各施設等の災害応急復旧費等を専決処分したもので、平成30年度田辺市
一般会計補正予算(第7号)、平成30年度田辺市漁業集落排水事業特別会計補正予算(第2号)につきましては、去る9月30日の台風第24号により被災した各施設等の災害応急復旧費等を専決処分したものであります。
報告第2号
専決処分事項の報告については、交通事故1件、道路管理に係る事故4件の損害賠償について専決処分したものの報告であります。
議案第1号 田辺市印鑑登録及び証明に関する条例の一部改正については、多機能端末機による印鑑登録証明書の交付を行うため、所要の改正を行うものであります。
議案第2号
工事請負契約の締結については、田辺市斎場建築
工事請負契約の締結について、議案第3号
工事請負契約の締結については、(仮称)扇ヶ浜公園武道館建築
工事請負契約の締結について、議案第4号
工事請負契約の締結については、(仮称)扇ヶ浜公園武道館建築に伴う機械設備
工事請負契約の締結について、議案第5号
工事請負契約の締結については、(仮称)扇ヶ浜公園武道館建築に伴う電気設備
工事請負契約の締結について、議案第6号
工事請負変更契約の締結については、田辺市斎場敷地造成
工事請負変更契約の締結について、議案第7号
工事請負変更契約の締結については、
田辺スポーツパーク野球場防球ネット設置
工事請負変更契約の締結について、議案第8号
工事委託契約(委任協定)の締結については、紀勢本線紀伊新庄・紀伊田辺間第二神子浜架道橋新設
工事委託契約(委任協定)の締結について、それぞれ議決をお願いするものです。
議案第9号 損害賠償の額の決定及び和解については、交通事故に係る損害賠償の額を定め、和解することについて、議案第10号 損害賠償の額の決定及び和解については、道路管理による事故に係る損害賠償の額を定め、和解することについて、議案第11号 田辺市龍神ごまさん
スカイタワーの
指定管理者の指定についてから議案第15号 田辺市
近露観光交流館の
指定管理者の指定についてまでは、それぞれの施設の
指定管理者の指定について、それぞれ議決をお願いするものです。
次に、議案第16号 平成30年度田辺市
一般会計補正予算(第8号)につきまして、その概要を御説明申し上げます。
今回の補正額は12億5,904万4,000円で、歳出の主なものを申し上げますと、時間外勤務手当の増加等に伴う人件費の補正を行うほか、総務費では、津波避難施設整備事業の進捗を図るための予算の組み替え、ブロック塀等耐震対策事業費補助金の増額等を、民生費では、医療扶助費等の精算による国庫及び県支出金返還金、障害者に係る生活介護サービス費の増額等を、衛生費では、みなべ町への火葬業務委託料の増額等を、農林水産業費では、台風第21号により被災した農業施設の修繕等を支援するため経営体育成支援事業費補助金等を、商工費では、台風被害の復興情報の発信や誘客促進を図るため、観光客誘致キャンペーン事業委託料等を、土木費では、
不良空家等除却補助金の増額等を、教育費では、体育施設のブロック塀改修費等を、災害復旧費では、農林施設、公共土木施設及び教育施設の復旧費用を補正するほか、債務負担行為及び地方債を補正しております。
今回の補正の財源としましては、国庫支出金、県支出金、繰越金、市債等をもって充てることにしております。
議案第17号 平成30年度田辺市
国民健康保険事業特別会計補正予算(第2号)につきましては、保険給付費を増額するもので、議案第18号 平成30年度田辺市
介護保険特別会計補正予算(第2号)につきましては、職員配置の変動に伴う人件費の減額を行うほか、保険給付費及び地域支援事業費を補正するもので、議案第19号 平成30年度田辺市
木材加工事業特別会計補正予算(第3号)につきましては、受注の増加に伴う木材加工用材料費を補正するものです。
議案第20号 平成30年度田辺市
水道事業会計補正予算(第5号)は、時間外勤務手当の増加等に伴う人件費を補正するほか、被災した水道施設の復旧費用を補正するものです。
以上、提案いたしました議案について御説明申し上げましたが、詳細につきましては関係部課長から説明いたさせますので、よろしく御審議の上、御賛同賜りますようお願いいたします。
(市長 真砂充敏君 降壇)
○議長(小川浩樹君) 続いて、補足説明を求めます。
総務部長、松川靖弘君。
(総務部長 松川靖弘君 登壇)
○総務部長(松川靖弘君) それでは、議案書に基づきまして補足説明をさせていただきます。
1ページをお願いします。
4定報告第1号
専決処分事項については、地方自治法第179条第1項の規定により専決処分したもので、同条第3項の規定によりこれを報告し、御承認をお願いするものです。
専決事項といたしましては、平成30年度田辺市
一般会計補正予算(第6号)から平成30年度田辺市漁業集落排水事業特別会計補正予算(第2号)までの6件で、内容につきましては、2ページ目から順を追って御説明申し上げます。
それでは、2ページをお願いします。
平成30年度田辺市の
一般会計補正予算(第6号)は、次に定めるところによる。
第1条 歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ3億196万円を追加し、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ447億7,078万円とするもので、地方債の補正につきましては、5ページを参照願います。
補正予算の内容につきましては、8ページからの歳出をお願いいたしますが、本補正は、去る9月4日の台風21号及び9月9日から10日にかけての豪雨等による災害に対応するための費用でありまして、工事請負費につきましては、工事明細表を14ページに掲載していますので御参照願います。
それでは、8ページをお願いします。
林業費、山村振興費につきましては、地元組合が管理する水道施設が被害を受けたことから、飲料水供給施設等整備事業費補助金を増額し、復旧に向けた整備を支援するものです。
次に、農林施設災害復旧費、災害応急復旧費につきましては、
農道、林道、水路等120件の応急復旧に要するものです。
9ページにまいりまして、公共土木施設災害復旧費、現年度公共土木災害復旧事業費につきましては、市道11件の災害査定申請のための測量・調査・設計を実施するもので、災害応急復旧費につきましては、市道、河川、水路等156件の応急復旧に要するものです。
次の現年度その他土木災害復旧事業費につきましては、新庄総合公園等の公園施設8件の復旧を行うものです。
民生施設災害復旧費、現年度民生施設災害復旧事業費につきましては、市民総合センター及びくりすがわ保育園等の民生施設7件の復旧を行うものです。
10ページをお願いします。
水産施設災害復旧費、災害応急復旧費につきましては、芳養漁港内に漂流した流木等の除去を行うもので、現年度水産施設災害復旧事業費につきましては、目良漁港内の防護柵等の復旧を行うものです。
11ページにまいりまして、商工施設災害復旧費、現年度商工施設災害復旧事業費につきましては、龍神ごまさん
スカイタワー及び熊野古道館等の観光施設8件の復旧を行うものです。
次の公営住宅災害復旧費、現年度公営住宅災害復旧事業費につきましては、新万7団地及び9団地等5件の復旧を行うものです。
12ページをお願いします。
教育施設災害復旧費、現年度教育施設災害復旧事業費につきましては、幼稚園、小学校及び中学校17件のほか、大熊コミュニティーセンター等の社会教育施設2件、
田辺スポーツパーク室内練習場等の社会体育施設8件の復旧を行うもので、次のその他公共施設災害復旧費、現年度その他公共施設災害復旧事業費につきましては、ケーブルテレビの伝送路を復旧するものです。
13ページにまいりまして、消防施設災害復旧費、現年度消防施設災害復旧事業費につきましては、消防庁舎等の消防施設5件の復旧を行うもので、次の特別会計繰出金、水道事業会計繰出金につきましては、旧簡易水道施設4件の災害復旧事業に対する繰出金です。
以上、補正に伴う財源といたしましては、繰越金、諸収入及び市債をもって充てています。
続きまして、15ページをお願いします。
平成30年度田辺市の診療所事業特別会計補正予算(第1号)は、次に定めるところによる。
第1条 歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ200万円を追加し、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ3億5,300万5,000円とするもので、地方債の補正につきましては、18ページを御参照願います。
補正予算の内容につきましては、20ページの歳出をお願いいたしますが、本補正は、去る9月4日の台風21号により被災した龍神湯ノ又診療所の屋根を復旧するもので、補正に伴う財源といたしましては、諸収入及び市債をもって充てています。
続きまして、21ページをお願いします。
平成30年度田辺市の
木材加工事業特別会計補正予算(第2号)は、次に定めるところによる。
第1条 歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ300万円を追加し、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ2億6,039万4,000円とするものです。
補正予算の内容につきましては、25ページの歳出をお願いいたしますが、本補正は、去る9月4日の台風21号により被災した木材加工場の屋根等を復旧するもので、補正に伴う財源といたしましては、繰入金及び諸収入をもって充てています。
続きまして、26ページをお願いします。
平成30年度田辺市
水道事業会計補正予算(第4号)です。
第1条 平成30年度田辺市水道事業会計の補正予算(第4号)は、次に定めるところによる。
第2条 平成30年度田辺市水道事業会計予算(以下「予算」という。)第3条に定めた収益的収入及び支出の予定額を次のとおり補正する。
27ページにまいりまして、第3条 予算第4条に定めた資本的収入及び支出の予定額を次のとおり補正する。
第4条 予算第8条中、簡易水道事業債償還利息の次に、及び災害復旧に要する経費を加え、5,702万1,000円を6,752万1,000円に改めるものです。
内容につきましては、28ページをお願いいたしますが、本補正は、去る9月4日の台風21号による災害に対応するための費用であります。
収益的収入及び支出につきましては、自家発電機用燃料及び自家発電機借料を補正するとともに、栗栖川第2取水所進入路を復旧するほか、自家発電機の接続修繕を行うものです。
29ページにまいりまして、資本的収入及び支出につきましては、栗栖川原水中継ポンプ所導水ポンプ及び皆地配水池水位計の復旧を行うものです。
続きまして、30ページをお願いします。
平成30年度田辺市の
一般会計補正予算(第7号)は、次に定めるところによる。
第1条 歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ4,770万円を追加し、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ448億1,848万円とするもので、地方債の補正につきましては、33ページを御参照願います。
補正予算の内容につきましては、35ページからの歳出をお願いいたしますが、本補正は、去る9月30日の台風24号により被災した施設の復旧に要する費用であります。
それでは、35ページをお願いします。
農林施設災害復旧費、災害応急復旧費につきましては、
農道、林道、水路等22件の応急復旧に要するものです。
公共土木施設災害復旧費、現年度公共土木災害復旧事業費につきましては、市道3件の災害査定申請のための測量・調査・設計を実施するもので、災害応急復旧費につきましては、市道、河川、水路等40件の応急復旧に要するものです。
次に、36ページをお願いします。
水産施設災害復旧費、災害応急復旧費につきましては、芳養漁港及び目良漁港内に漂流した流木等の除去を行うもので、現年度水産施設災害復旧事業費につきましては、芳養漁港内の防波堤及び目良漁港内の防護柵等を復旧するものです。
次に、商工施設災害復旧費、現年度商工施設災害復旧事業費につきましては、大塔青少年旅行村等の観光施設4件の復旧を行うものです。
37ページにまいりまして、公営住宅災害復旧費、現年度公営住宅災害復旧事業費につきましては、扇ヶ浜団地等21件の復旧を行うもので、次の特別会計繰出金、漁業集落排水事業特別会計繰出金につきましては、漁業集落排水施設の災害復旧事業に対する繰出金です。
以上、補正に伴う財源といたしましては、繰越金及び市債をもって充てています。
続きまして、38ページをお願いします。
平成30年度田辺市の漁業集落排水事業特別会計補正予算(第2号)は、次に定めるところによる。
第1条 歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ200万円を追加し、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ7,625万8,000円とするものです。
補正予算の内容につきましては、42ページの歳出をお願いします。
本補正は、去る9月30日の台風24号により被災した漁業集落排水処理施設のフェンス等を復旧するもので、補正に伴う財源といたしましては、繰入金及び諸収入をもって充てています。
続きまして、43ページをお願いします。
4定報告第2号
専決処分事項の報告については、損害賠償の額を定め、和解することについて、地方自治法第180条第1項の規定による指定に基づき専決処分したもので、同条第2項の規定によりこれを御報告するものです。
まず、1件目の内容といたしましては、平成30年7月31日午前8時ごろ、Aさんが軽乗用自動車を運転し、高雄二丁目1202番地の1地先の駐車場に駐車するため後進したところ、市道側溝のグレーチングがはね上がり、当該車両の左前部が損傷したもので、この損害に対する賠償金として本市が6万2,040円を相手方に支払うものです。
次に、44ページ、2件目の内容といたしましては、平成30年7月5日午後2時35分ごろ、本市集落支援員が、配食サービスのため軽乗用自動車を運転し、市道上の硲線を東進中、自宅から後進して当該市道に進入してきたBさん運転の軽貨物自動車と接触し、Bさん運転の車両については右後部が、本市職員運転の車両については右後部が損傷したもので、これらの損害に対する賠償金として、本市が8,975円を相手方に、相手方が21万800円を本市にそれぞれ支払うものです。
次に、3件目の内容といたしましては、平成29年9月18日午前10時10分ごろ、Cさんが軽貨物自動車を運転し、龍神村龍神1022番地先の林道白馬線を東進中、路面の破損箇所に当該車両の車輪が滑落し、車両の底部が損傷したもので、この損害に対する賠償金として本市が10万円を相手方に支払うものです。
次に、45ページ、4件目の内容といたしましては、平成30年10月6日午前10時35分ごろ、Dさんが軽貨物自動車を運転し、中辺路町福定425番地先の市道兵生線を北進中、のり面上部からの落石により、当該車両の左前部が損傷したもので、この損害に対する賠償金として本市が6万4,584円を相手方に支払うものです。
次に、5件目の内容といたしましては、平成30年10月12日午後9時ごろ、Eさんが小型乗用自動車を運転し、新庄町1662番地の9地先の市道新庄町133号線を南進中、当該道路の陥没箇所に当該車両の右前輪が落ち込み、損傷したもので、この損害に対する賠償金として本市が8,030円を相手方に支払うものです。
次に、46ページをお願いします。
4定議案第1号 田辺市印鑑登録及び証明に関する条例の一部改正について、地方自治法第96条第1項第1号の規定により議会の議決をお願いするものです。本件につきましては、コンビニエンスストア等に設置している多機能端末機による印鑑登録証明書の交付を行うため、所要の改正を行うものです。
次に、48ページをお願いします。
4定議案第2号
工事請負契約の締結については、田辺市斎場建築
工事請負契約の締結について、田辺市議会の議決に付さなければならない契約及び財産の取得又は処分に関する条例第2条の規定により議会の議決をお願いするものです。
工事名は田辺市斎場建築工事、契約の方法は条件付き一般競争入札、応札者数は7社、入札年月日は平成30年11月13日、契約金額は4億2,012万円、契約の相手方は東宝建設株式会社、代表取締役、澤井憲一氏です。なお、工事概要等につきましては、別冊参考資料1ページを御参照願います。
次に、49ページをお願いします。
4定議案第3号
工事請負契約の締結については、(仮称)扇ヶ浜公園武道館建築
工事請負契約の締結について、田辺市議会の議決に付さなければならない契約及び財産の取得又は処分に関する条例第2条の規定により議会の議決をお願いするものです。
工事名は(仮称)扇ヶ浜公園武道館建築工事、契約の方法は条件付き一般競争入札、応札者数は4共同企業体、入札年月日は平成30年10月16日、契約金額は13億4,449万2,000円、契約の相手方は田中・テンコー特定建設工事共同企業体、代表者、株式会社田中組、代表取締役、瀧川公平氏です。なお、工事概要等につきましては、別冊参考資料2ページを御参照願います。
次に、50ページをお願いします。
4定議案第4号
工事請負契約の締結については、(仮称)扇ヶ浜公園武道館建築に伴う機械設備
工事請負契約の締結について、田辺市議会の議決に付さなければならない契約及び財産の取得又は処分に関する条例第2条の規定により議会の議決をお願いするものです。
工事名は(仮称)扇ヶ浜公園武道館建築に伴う機械設備工事、契約の方法は条件付き一般競争入札、応札者数は6社、入札年月日は平成30年10月16日、契約金額は2億2,318万2,000円、契約の相手方は株式会社第一テック、代表取締役、朝間一議氏です。なお、工事概要等につきましては、別冊参考資料3ページを御参照願います。
次に、51ページをお願いします。
4定議案第5号
工事請負契約の締結については、(仮称)扇ヶ浜公園武道館建築に伴う電気設備
工事請負契約の締結について、田辺市議会の議決に付さなければならない契約及び財産の取得又は処分に関する条例第2条の規定により議会の議決をお願いするものです。
工事名は(仮称)扇ヶ浜公園武道館建築に伴う電気設備工事、契約の方法は条件付き一般競争入札、応札者数は7社、入札年月日は平成30年11月6日、契約金額は1億5,530万4,000円、契約の相手方は有限会社光明電設、代表取締役、當仲優憲氏です。なお、工事概要等につきましては、別冊参考資料4ページを御参照願います。
次に、52ページをお願いします。
4定議案第6号
工事請負変更契約の締結については、田辺市斎場敷地造成
工事請負変更契約の締結について、田辺市議会の議決に付さなければならない契約及び財産の取得又は処分に関する条例第2条の規定により議会の議決をお願いするものです。
工事名は田辺市斎場敷地造成工事、元契約金額は2億9,559万9,240円、変更契約金額は3億3,427万9,440円で、3,868万200円の増額です。請負人は、株式会社伊藤組、代表取締役、西棟慶悟氏です。
変更理由といたしましては、土工の追加、のり枠工の追加、臨時駐車場等の仮舗装の追加により、契約金額の変更を行うものです。
次に、53ページをお願いします。
4定議案第7号
工事請負変更契約の締結については、
田辺スポーツパーク野球場防球ネット設置
工事請負変更契約の締結について、田辺市議会の議決に付さなければならない契約及び財産の取得又は処分に関する条例第2条の規定により議会の議決をお願いするものです。
工事名は
田辺スポーツパーク野球場防球ネット設置工事、元契約金額は1億6,868万5,200円、変更契約金額は1億7,855万6,400円で、987万1,200円の増額です。請負人は、株式会社松本組、代表取締役、松本洋一氏です。
変更理由といたしましては、鋼管柱の仕様変更や既設配管の移設、舗装路面の復旧などの追加工事により、契約金額の変更を行うものです。
次に、54ページをお願いします。
4定議案第8号
工事委託契約(委任協定)の締結については、紀勢本線紀伊新庄・紀伊田辺間第二神子浜架道橋新設
工事委託契約(委任協定)の締結について、田辺市議会の議決に付さなければならない契約及び財産の取得又は処分に関する条例第2条の規定により議会の議決をお願いするものです。
工事名は紀勢本線紀伊新庄・紀伊田辺間第二神子浜架道橋新設工事、契約の方法は随意契約、契約金額は5億7,605万6,000円、契約の相手方は西日本旅客鉄道株式会社和歌山支社、執行役員和歌山支社長、伊藤義彦氏です。なお、工事概要等につきましては、別冊参考資料の5ページを御参照願います。
次に55ページをお願いします。
4定議案第9号 損害賠償の額の決定及び和解については、損害賠償の額を定め、和解することについて、地方自治法第96条第1項第12号及び第13号の規定により議会の議決をお願いするものです。
本件につきましては、平成28年6月16日午前9時20分ごろ、本市廃棄物処理課職員が、ごみの回収のため軽貨物自動車を運転し、県道文里湊線を北進中、新屋敷町交差点において、前方不注意により赤信号で進入したため、左方面から直進してきたFさん運転の普通乗用自動車と衝突し、Fさんを負傷させるとともに、当該車両の右前部を損傷させたもので、これらの損害に対する賠償金として、本市が499万7,247円を相手方に支払うものです。
次に56ページをお願いします。
4定議案第10号 損害賠償の額の決定及び和解については、損害賠償の額を定め、和解することについて、地方自治法第96条第1項第12号及び第13号の規定により議会の議決をお願いするものです。
本件につきましては、平成30年8月30日午後2時ごろ、中辺路町栗栖川938番地の3、有限会社たまき運送社員が、同社所有の大型貨物自動車を運転し、西大谷11番地の4地先の市道西大谷線を東進中、当該道路が陥没し、当該車両の右後輪が陥没箇所に落ちたため、車体後部が損傷したもので、この損害に対する賠償金として本市が145万円を相手方に支払うものです。
次に、57ページの4定議案第11号から61ページの4定議案第15号までは、本市の公の施設5施設について、それぞれの
指定管理者を指定するため、地方自治法第244条の2第6項の規定により議会の議決をお願いするものです。
まず、57ページの4定議案第11号 田辺市龍神ごまさん
スカイタワーの
指定管理者の指定については、現在の
指定管理者である田辺市龍神村龍神165番地、龍神はーと、代表、小川さだ氏を平成31年4月1日から平成34年3月31日までの間、当該施設の
指定管理者として指定するものです。
次に、58ページの4定議案第12号 田辺市
龍神丹生ヤマセミの郷の
指定管理者の指定については、現在の
指定管理者である田辺市龍神村殿原391番地、殿原ニュー泉会、会長、深瀬武文氏を平成31年4月1日から平成34年3月31日までの間、当該施設の
指定管理者として指定するものです。
次に、59ページの4定議案第13号 田辺市
本宮渡瀬温泉センターの
指定管理者の指定については、田辺市本宮町本宮454番地の3、株式会社本宮おとなし、代表取締役、渕上太志氏を平成31年4月1日から平成36年3月31日までの間、当該施設の
指定管理者として指定するものです。
次に、60ページの4定議案第14号 田辺市本宮渡瀬緑の広場の
指定管理者の指定については、田辺市本宮町本宮454番地の3、株式会社本宮おとなし、代表取締役、渕上太志氏を平成31年4月1日から平成36年3月31日までの間、当該施設の
指定管理者として指定するものです。
次に、61ページの4定議案第15号 田辺市
近露観光交流館の
指定管理者の指定については、現在の
指定管理者である田辺市中辺路町近露1129番地、ちかの平安の郷推進協議会、会長、久保智彦氏を平成31年4月1日から平成34年3月31日までの間、当該施設の
指定管理者として指定するものです。
続きまして、62ページをお願いします。
4定議案第16号 平成30年度田辺市の
一般会計補正予算(第8号)は、次に定めるところによる。
第1条 歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ12億5,904万4,000円を追加し、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ460億7,752万4,000円とするもので、債務負担行為及び地方債の補正につきましては、66ページ及び67ページを御参照願います。
補正予算の内容につきましては、歳出の74ページから御説明いたしますが、各費目の給料、職員手当等、共済費につきましては、職員配置の変動及び災害対応等に伴う時間外勤務の増加等に伴う人件費の補正で、その説明は省略させていただきますので、御了承賜りたいと存じます。
なお、人件費につきましては、給与費明細書を96ページに、工事請負費につきましては、工事明細表を97ページから102ページに、あわせて別冊参考資料の6ページから74ページに、工事事業箇所図を掲載していますので御参照願います。
それでは、歳出の75ページをお願いします。
総務管理費、財産管理費につきましては、ブロック塀の安全点検を踏まえ、和歌山県教育委員会に貸与している南部高等学校龍神分校学生寮の敷地内にあるブロック塀の撤去等を行うものです。
防災対策費につきましては、芳養地区津波避難施設の整備に係る工事請負費の入札差額を減額する一方、津波避難困難地域の早期解消を図るため、文里地区津波避難施設の整備に係る測量・調査・設計業務委託料等を計上するものです。
また、ブロック塀等耐震対策事業費補助金については、
補助申請件数が増加していることから、補助金を増額するものです。
次に、78ページをお願いします。
社会福祉費、社会福祉総務費につきましては、生活保護費国庫負担金を初め、障害者福祉、高齢者福祉、児童福祉施策等に係る各種負担金及び補助金の平成29年度の精算等に伴う返還金で、次の障害者福祉費につきましては、更正医療費等において、利用件数の増加など実績状況を勘案し、扶助費を増額するものです。
79ページにまいりまして、国民年金費につきましては、第1号被保険者の産前産後期間における保険料免除制度が平成31年4月から始まることから、システム改修を行い、対応を図るものです。
次の市民総合センター管理費につきましては、当センター北館西側に位置するブロック塀を撤去するもので、福祉センター等管理費につきましては、本宮保健福祉総合センター温泉交流施設に係る源泉水中ポンプの修繕等を行うものです。
次に、80ページをお願いします。
児童福祉費、保育所費につきましては、牟婁保育所のブロック塀の撤去等を行うもので、81ページにまいりまして、保健衛生費、保健衛生総務費につきましては、龍神歯科診療所及び大塔健康プラザのブロック塀の撤去等を行うほか、平成29年度の健康増進事業等に係る国庫及び県補助金の精算に伴う返還金を計上するものです。
斎場費につきましては、みなべ町が本年度中に町立斎場の便所を改修することから、みなべ町の斎場に関する委託業務協定書に基づき、改修費用の一部を負担するため火葬業務委託料を増額するものです。
次に、83ページをお願いします。
農業費、農業振興費につきましては、三川生活改善センター及び龍神村内の地域資源活用施設におけるブロック塀の撤去等を行うほか、経営体育成支援事業費補助金については、台風21号により被害を受けた農業者の経営再建を図るため、被災した農業用施設等の復旧を支援するものです。
84ページをお願いします。
林業費、林業振興費につきましては、林業担い手社会保障制度等充実対策事業に係る県実施要綱の改正に伴い、これまで県が事業主体に直接交付していた補助金を市を通じて交付することになったことから、本市の補助金を増額するものです。
次に、86ページをお願いします。
商工費、観光費につきましては、本年8月及び9月の台風の影響により、観光面での被害も大きかったことから、本市への誘客を促進するため、宿泊費の助成等を行う復興観光キャンペーン事業を実施するものです。
土木管理費、土木総務費につきましては、市道西大谷線の陥没による車両損傷等に対し道路事故賠償金を支出するもので、87ページにまいりまして、道路橋梁費、道路維持費につきましては、田辺第三小学校に隣接する里道に設置しているブロック塀の撤去等を行うものです。
次の道路新設改良費につきましては、市道兵生線の坂泰隧道改修事業に係る測量・調査・設計委託料の入札差額を減額するもので、橋梁維持費につきましては、橋梁点検の進捗を図るため、道路構造物定期点検業務委託料を増額するものです。
88ページをお願いします。
都市計画費、
都市計画総務費につきましては、
補助申請件数の増加に対応するため、
不良空家等除却補助金を増額するものです。
91ページをお願いします。
社会教育費、図書館費及び次の集会所運営費につきましては、旧図書館及び本宮町民センターのブロック塀の撤去等を行うものです。
92ページをお願いします。
保健体育費、体育施設管理費につきましては、わかしおテニスコート及び鮎川若もの広場のブロック塀の撤去等を行うもので、93ページにまいりまして、農林施設災害復旧費、現年度林業施設災害復旧事業費につきましては、本年8月23日から24日にかけての台風20号により被災した林道22件の復旧を行うものです。
次の過年度林業施設災害復旧事業費につきましては、昨年の台風21号により被災した林道武住谷線の復旧事業について、本年の雨により新たなクラックが発生し、施工完了済み箇所の再施工が必要となったことから、
工事請負契約に基づき、請負業者に対し損害金を支出するものです。
現年度耕地災害復旧事業費につきましては、本年8月23日から24日にかけての台風20号及び本年9月30日の台風24号により被災した農業用施設3件、農地21件の復旧を行うものです。
94ページをお願いします。
公共土木施設災害復旧費、現年度公共土木災害復旧事業費につきましては、本年8月23日から24日にかけての台風20号及び本年9月4日の台風21号等により被災した市道34件、河川12件、橋梁1件の復旧を行うもので、次の現年度その他土木災害復旧事業費につきましては、台風20号により被災した大塔水辺の楽校の復旧を行うものです。
次に、教育施設災害復旧費、現年度教育施設災害復旧事業費につきましては、本年8月23日から24日にかけての台風20号により被災した本宮小学校のグラウンド等の復旧を行うものです。
95ページにまいりまして、特別会計繰出金につきましては、介護保険特別会計及び水道事業会計における補正予算に対応し、必要となる一般会計からの繰出金です。
以上、今回の補正に伴う財源といたしましては、国庫支出金、県支出金、繰越金、及び市債などをもって充てています。
続きまして、103ページをお願いします。
4定議案第17号 平成30年度田辺市の
国民健康保険事業特別会計補正予算(第2号)は、次に定めるところによる。
第1条 事業勘定の歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ2億3,100万円を追加し、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ99億5,677万3,000円とするもので、内容につきましては、107ページの歳出をお願いします。
療養諸費及び高額療養費につきましては、当初見込み額を上回る給付実績に鑑み、一般被保険者療養給付費及び一般被保険者高額療養費を増額するもので、補正に伴う財源といたしましては、県支出金をもって充てています。
続きまして、108ページをお願いします。
4定議案第18号 平成30年度田辺市の
介護保険特別会計補正予算(第2号)は、次に定めるところによる。
第1条 歳入歳出予算の総額から歳入歳出それぞれ2,970万5,000円を減額し、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ91億3,277万4,000円とするもので、人件費につきましては、給与費明細書を119ページに掲載していますので御参照願います。内容につきましては、115ページの歳出をお願いします。
総務管理費につきましては、職員配置の変動に伴い人件費を減額するもので、次の介護サービス等諸費から116ページの高額介護サービス等費までの各種保険給付費につきましては、各介護サービスの対象者数、利用件数等の実績状況を勘案し、それぞれ補正するものです。
116ページから117ページの介護予防・生活支援サービス事業費につきましても、各介護サービスに係る実績状況を勘案し、それぞれ補正するもので、次の包括的支援事業・任意事業費につきましては、職員配置の変動に伴い人件費を減額するものです。
118ページにまいりまして、その他諸費につきましては、実績に基づき、介護予防・生活支援サービス事業に係る審査支払い手数料を増額するものです。
以上、今回の補正に伴う財源といたしましては、国庫支出金、支払基金交付金、県支出金、繰入金及び繰越金を減額しています。
続きまして、120ページをお願いします。
4定議案第19号 平成30年度田辺市の
木材加工事業特別会計補正予算(第3号)は、次に定めるところによる。
第1条 歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ1,800万円を追加し、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ2億7,839万4,000円とするもので、内容につきましては、124ページの歳出をお願いします。
木材加工事業費につきましては、これまでの製品受注及び今後の受注予定に鑑み、木材加工用材料費を増額するもので、補正の財源といたしましては、木材加工事業収入をもって充てています。
続きまして、125ページをお願いします。
4定議案第20号 平成30年度田辺市
水道事業会計補正予算(第5号)です。
第1条 平成30年度田辺市水道事業会計の補正予算(第5号)は、次に定めるところによる。
第2条 平成30年度田辺市水道事業会計予算(以下「予算」という。)第3条に定めた収益的収入及び支出の予定額を次のとおり補正する。
126ページにまいりまして、第3条 予算第4条中本文括弧書きを次のとおり改め、資本的収入及び支出の予定額を次のとおり補正する。
第4条 予算第7条に定めた経費の金額を次のとおり改める。
第5条 予算第8条中6,752万1,000円を6,892万1,000円に改める。内容につきましては、127ページをお願いします。
収益的収入及び支出につきましては、職員配置の変動や台風20号等の災害対応等に伴う人件費の補正のほか、県道静川請川線道路災害復旧に伴う配水管修繕工事及び消火栓の復旧を行うものです。
128ページをお願いします。
資本的収入及び支出につきましては、台風20号等の災害対応等に伴う人件費の補正のほか、市道沖谷籠山線道路災害復旧に伴う導水管移設工事を行うものです。
なお、人件費につきましては、給与費明細書を129ページに、工事請負費につきましては、工事箇所表を130ページに、あわせて別冊参考資料の75ページから76ページに、工事事業箇所図を掲載していますので御参照願います。
以上をもちまして、補足説明を終わらせていただきます。よろしく御審議の上、御賛同賜りますようお願い申し上げます。
(総務部長 松川靖弘君 降壇)
○議長(小川浩樹君) 以上をもって提出者の説明が終了いたしました。
お諮りいたします。
ただいま議題となっております22件については、審議の都合上、後日審議願うことにいたします。
これに異議ありませんか。
(「異議なし」の声あり)
○議長(小川浩樹君) 異議なしと認めます。
よって、さよう決しました。
この場合お諮りをいたします。
本日の会議はこの辺にとどめ散会し、あす11月29日から12月6日までの8日間は議案調査のため休会とし、12月7日午前10時から再開いたします。
これに異議ありませんか。
(「異議なし」の声あり)
○議長(小川浩樹君) 異議なしと認めます。
よって、さよう決しました。
なお、一般質問の通告につきましては、あす11月29日午後2時までに事務局へ提出願います。締め切り後、抽せんにより質問順位を決定し、通知申し上げます。
散 会
○議長(小川浩樹君) それでは、本日はこれをもって散会いたします。御苦労さまでした。
(午後 2時35分)
地方自治法第123条第2項の規定により署名する。
平成30年11月28日
議 長 小 川 浩 樹
議 員 浅 山 誠 一
議 員 前 田 佳 世
議 員 川 﨑 五 一...