田辺市議会 2016-03-01
平成28年 3月定例会(第2号 3月 1日)
平成28年 3月定例会(第2号 3月 1日)
田辺市議会3月
定例会会議録
平成28年3月1日(火曜日)
――
―――――――――――――――――
平成28年3月1日(火)午前10時開会
第 1 1定議案第13号
行政不服審査法の施行に伴う関係条例の整備に関する条例
の制定について
第 2 1定議案第14号 和歌山県と田辺市との間の
行政不服審査法第81条第1項
に規定する機関の事務の委託について
第 3 1定議案第15号 田辺市人事行政の運営等の状況の公表に関する条例の一部
改正について
第 4 1定議案第16号 田辺市職員の退職管理に関する条例の制定について
第 5 1定議案第17号
田辺市議会の議決すべき事件を定める条例の制定について
第 6 1定議案第18号 田辺市税条例の一部改正について
第 7 1定議案第19号
田辺市営住宅条例の一部改正について
第 8 1定議案第20号 田辺市
消防団員等公務災害補償条例の一部改正について
第 9 1定議案第21号 田辺市
火災予防条例の一部改正について
第10 1定議案第22号 田辺市
カモシカ食害対策事業分担金徴収条例の制定につい
て
第11 1定議案第23号 田辺市
勤労青少年ホーム条例の廃止について
大塔行政局長 藤 若 隆 司 君
龍神行政局産業建設課長
熊 本 喜代一 君
消防長 小 山 裕 史 君
消防次長 濱 中 延 元 君
教育次長 小 川 鏡 君
水道部長 田 中 久 雄 君
――
―――――――――――――――――
〇
出席事務局職員
議会事務局長 大 門 義 昭
議会事務局次長 前 溝 浩 志
議会事務局主任 榊 原 数 仁
議会事務局主査 稲 垣 清 司
開 議
○議長(吉田克己君) 定足数がありますので、ただいまからお手元に配付の日程により、平成28年第1回
田辺市議会定例会2日目の会議を開きます。
(午前10時00分)
――
―――――――――――――――――
○議長(吉田克己君) それでは、日程に入ります。
◎日程第 1 1定議案第13号
行政不服審査法の施行に伴う関係条例の整備に関する条
例の制定についてから
日程第36 1定報告第 4号 平成28年度
有限会社龍神温泉元湯の事業の計画についてまで一括上程
○議長(吉田克己君) 日程第1 1定議案第13号
行政不服審査法の施行に伴う関係条例の整備に関する条例の制定についてから、日程第36 1定報告第4号 平成28年度
有限会社龍神温泉元湯の事業の計画についてまで、以上36件を一括上程いたします。
昨日に引き続き、当局から提案の補足説明を求めます。
建設部長、林 誠一君。
(建設部長 林 誠一君 登壇)
○建設部長(林 誠一君) それでは、
建設部関係の補足説明をさせていただきます。
議案書の143ページをお願いします。
1定議案第19号
田辺市営住宅条例の一部改正について、
地方自治法第96条第1項第1号の規定により議会の議決をお願いするものです。
本件は、新屋敷1及び新屋敷2団地を廃止するほか、地籍調査の実施結果に伴い、所要の改正を行うものです。
次に、166ページをお願いします。
1定議案第42号 市道路線の認定について、道路法第8条第2項の規定により議会の議決をお願いするものです。
本件は、市道長野9号線ほか21線を認定するものです。位置図は、168ページから182ページまでを御参照願います。
次に、183ページをお願いします。
1定議案第43号 市道路線の変更について、道路法第10条第3項の規定により議会の議決をお願いするものです。
本件は、
市道田川大坊稲成線ほか16線を変更するものです。位置図は、186ページから200ページまでを御参照願います。
次に、201ページをお願いします。
1定議案第44号 市道路線の廃止について、道路法第10条第3項の規定により議会の議決をお願いするものです。
本件は、市道新庄町たきない町1号線ほか1線を廃止するものです。位置図は、202ページから203ページまでを御参照願います。
引き続いて平成28年度当初予算について、順次御説明申し上げます。
予算書の143ページをお願いします。
土木管理費、
土木総務費1億6,428万1,000円は、職員の人件費のほか、主に市道街路灯の電気料金などの光熱水費や、豪雨時の警戒・避難行動の啓発を目的とした
土砂災害警戒区域マップの配布に要する経費です。
委託料は、市道の認定・廃止・変更に係る
道路台帳補正業務に要する経費が主なものです。
143ページから144ページまでの
負担金補助及び交付金は、
国道等整備促進のための各種団体への負担金です。
次に、145ページをお願いします。
道路橋梁費、
道路維持費1億7,952万7,000円は、市内各地の市道の維持補修及び街路樹の管理等に要する経費です。
道路舗装費4,113万2,000円は、
市道湊神子浜1号線ほか8線の道路舗装を行うほか、市内各地の市道の舗装修繕を行うものです。
145ページから146ページまでの
道路新設改良費4億82万円は、
市道秋津川伏菟野線について、橋梁のかけかえに係る測量設計を行うとともに、
市道あけぼの東山2号線について、
道路改良整備に係る用地購入及び物件補償を行うものです。
また、市道堂の上線について、通学路の安全確保を図るため、道路及び橋梁の拡幅整備に係る測量設計に着手するとともに、道路構造物の定期点検の結果に伴う2カ所の
トンネル改修工事を行うほか、
市道あけぼの17号線ほか44線の改良整備を実施するものです。
道路局部改良費2,945万5,000円は、市道新庄町92号線ほか7線の
のり面保護等の改良整備に要する経費です。
147ページの
橋梁維持費150万円は、市内各地の市道橋の橋梁補修に要する経費です。
橋梁新設改良費1億2,691万4,000円は、橋梁218橋及びロックシェッド1カ所の定期点検に要する経費です。
次に、149ページをお願いします。
交通対策費、
交通安全施設事業費1,760万円は、
カーブミラー、ガードレール、水銀灯などの
交通安全施設の設置や維持修繕を行うとともに、私道から市道等へ至る見通しの悪い交差点の安全確保に供する
カーブミラーの原材料支給に要する経費です。
歩道新設事業費3,174万円は、
市道名喜里跡之浦線及び
市道明洋団地古町線の
歩道整備工事に要する経費です。
河川費、
水路維持費5,111万6,000円は、小溝清掃や市内各地の水路の維持補修に要する経費です。
149ページから150ページまでの
河川管理費4,267万5,000円は、市内6カ所のポンプ場及び樋門等の維持管理に要する経費です。
水路新設改良費510万円は、尾の
崎排水ポンプ整備に係る
マンホールポンプ2基の測量設計及び新庄町
田鶴排水路整備に係る測量設計に要する経費です。
150ページから151ページまでの
河床整備事業費9,630万9,000円は、本宮町小津荷地区におきまして、平成23年に発生しました台風12号により熊野川に堆積した土砂の撤去に要する経費です。
次に、
都市計画費、
都市計画総務費2億1,666万6,000円は、職員の人件費のほか、
都市計画審議会開催に要する経費です。
152ページの委託料は、平成21年度策定の
都市計画マスタープランに示された方針に基づく
都市計画区域及び用途地域の見直しに係る経費と、昭和48年に作成された
都市計画道路網を社会情勢の変化に合わせ見直しを行う経費が主なものです。
153ページの
負担金補助及び交付金は、
都市計画事業推進に伴う各種協会への負担金です。
153ページから154ページまでの
街路事業費2億2,646万9,000円は、県の文里港
海岸高潮対策事業と同時施行による
外環状線文里地区の整備に要する経費のほか、
都市計画道路元町新庄線ほか1線の整備に係る
県営事業負担金です。
154ページから155ページまでの
公園管理費9,738万4,000円につきましては、管理している市内119公園等の維持管理に要する経費です。
次に、156ページをお願いします。
住宅費、
住宅管理費1億7,725万6,000円は、市営住宅の維持管理に要する経費です。
次に、202ページをお願いします。
公共土木施設災害復旧費、現
年度公共土木災害復旧事業費7,503万6,000円は、平成27年7月の台風11号の豪雨に起因する地すべりが発生した市道峯線の
道路災害復旧工事に要する経費です。
次に、
駐車場事業特別会計について、御説明申し上げます。373ページをお願いします。
1定議案第38号 平成28年度田辺市の
駐車場事業特別会計の予算は、次に定めるところによる。
第1条
歳入歳出予算の総額は、歳入歳出それぞれ3,551万1,000円と定める。
同条第2項
歳入歳出予算の款項の区分及び
当該区分ごとの金額は、第1表
歳入歳出予算による。
内容につきましては、377ページから378ページまでの歳出で御説明しますが、本事業は
駐車場運営のための特別会計であり、
紀伊田辺駅前駐車場、
紀伊田辺駅前第二駐車場、
紀伊田辺駅前自転車駐車場、
扇ケ浜海岸駐車場を運営しています。
377ページの
駐車場事業費2,592万8,000円は、駐車場の維持管理に要する経費です。
378ページの公債費958万3,000円は、
駐車場整備に伴う起債の償還元金と償還金利子です。なお、これらの歳出に対する財源は、駐車場の使用料を充当しております。
以上で、
建設部関係の補足説明を終わらせていただきます。
よろしく御審議の上、御賛同賜わりますようお願い申し上げます。
(建設部長 林 誠一君 降壇)
○議長(吉田克己君) 続いて、消防長、小山裕史君。
(消防長 小山裕史君 登壇)
○消防長(小山裕史君) それでは、
消防本部関係の補足説明をさせていただきます。
まず、議案書の145ページをお願いします。
1定議案第20号 田辺市
消防団員等公務災害補償条例の一部改正ついて、
地方自治法第96条第1項第1号の規定により議会の議決をお願いするものです。
本件につきましては、
消防団員等公務災害補償制度による年金たる損害補償の給付における調整率は、
労働者災害補償保険施行令及び
地方公務員災害補償法施行令に規定されている調整率と同じ率を用いておりまして、今回これらの調整率が改正されたことに伴い、田辺市
消防団員等公務災害補償条例において所要の改正を行うものです。
次に、147ページをお願いします。
1定議案第21号 田辺市
火災予防条例の一部改正について、
地方自治法第96条第1項第1号の規定により議会の議決をお願いするものです。
本件につきましては、
対象火気設備等の位置、構造及び管理並びに
対象火気器具等の取り扱いに関する条例の制定に関する基準を定める省令の一部改正に伴い、火気設備等の設置基準を見直すほか、所要の改正を行うものです。
続きまして、当初予算の補足説明をさせていただきます。予算書の158ページをお願いいたします。
第9款消防費の予算総額は、18億1,609万3,000円でございます。
まず、第1目
常備消防費15億4,257万8,000円の主なものは、消防職員148人の人件費12億7,212万2,000円です。
159ページの賃金796万4,000円は、
消防総務課と大塔分署にそれぞれ1人を配置しています臨時職員の賃金と予防課等に配置の嘱託職員2人の賃金です。
旅費294万9,000円は、消防大学校や
県消防学校等での専門分野の研修に要する経費を初め、救急救命士を新規に養成するための経費が主なものです。これらの研修を通じて、各種災害に的確に対応し得る高度で専門的な知識、技術を有する消防職員を養成し、消防体制のさらなる充実に努めてまいります。
需用費と役務費は、
常備消防業務全般に要する経常的経費が主なものです。
160ページの委託料3,129万7,000円のうち
消防緊急通信指令施設保守点検委託料841万5,000円及び
消防救急デジタル無線保守点検委託料1,389万1,000円は、田辺市、上富田町、白浜町及びすさみ町が共同で維持管理する当該施設の保守点検に要する経費でありまして、それぞれの町の案分負担分を歳入予算で計上しております。
緊急度判定等電話相談業務委託料267万9,000円は、♯7119の
救急安心センターサービスに係る委託料です。また、
緊急通報外国語通訳委託料50万8,000円は、外国人などで日本語による緊急通報ができない方に対する災害対応を円滑に行うために、三者間通話による
多言語通訳サービスに係る委託料です。
使用料及び賃借料1,039万円のうち
通信回線使用料401万1,000円は、
消防救急デジタル無線の消防本部と各基地局を結ぶ回線使用料で、
緊急度判定システム利用料160万4,000円は、救急出動に伴う
緊急度判定システムの利用料です。
161ページの
工事請負費1,620万円は、扇ヶ浜分署の
庁舎改修工事費900万円及び消防水利を充足するため中三栖地区に40トン防火水槽1基を設置するための工事費720万円です。
なお、工事明細につきましては224ページを、工事箇所につきましては
別冊参考資料156ページから157ページを御参照ください。
備品購入費8,308万7,000円のうち
消防用車両購入費8,120万円は、田辺消防署の
水槽付消防ポンプ自動車と本宮分署の高規格救急車の更新に要する経費です。
負担金補助及び交付金2,871万5,000円のうち
研修参加負担金599万3,000円は、旅費で御説明いたしました研修などに要する負担金が主なものです。
県防災ヘリコプター運航連絡協議会負担金661万8,000円は、
防災ヘリコプター運航経費のうち、航空隊員10人分の人件費を県下の市町村で負担するものです。また、
消防デジタル無線維持管理費負担金125万円及び
消防デジタル無線維持管理協議会負担金307万5,000円は、県及び県下市町村が共同で維持管理する当該施設の保守費や
協議会人件費等を案分負担するものです。
なお、参考までに、本市から両協議会へ計3人の職員を派遣しますが、これら派遣職員に対する人件費は、それぞれの協議会から田辺市へ交付されます。
消火栓設置工事負担金900万円は、上水道に対して消火栓の設置等を行う経費であります。
162ページの繰出金1,210万円につきましては、簡易水道に対して消火栓の設置等を行うのに要する経費です。
第2目消防団費2億6,232万3,000円のうち9,078万1,000円は、消防団員1,050人の年報酬のほか、出動加給、
公務災害補償費、退職報償金などの人件費です。
163ページの需用費及び役務費は、
消防団活動に要する経常的経費が主なものです。
委託料438万9,000円のうち測量・調査委託料132万9,000円は、設計委託料180万円及び
工事施工監理委託料119万円、並びに164ページの
工事請負費5,400万円、
公有財産購入費215万9,000円は、
三里分団車庫新築に要する費用であります。
なお、工事明細につきましては224ページを、工事箇所につきましては
別冊参考資料158ページを御参照ください。
備品購入費6,195万4,000円のうち
消防用車両購入費5,900万円は、芳養町大坊地区に
軽四ポンプ積載車を新規に配備するとともに、第1分団及び近野分団に配備している
消防ポンプ自動車や鮎川分団に配備している
動力ポンプつき水槽車などの更新に要する経費です。
負担金補助及び交付金2,698万8,000円のうち、
消防団員等公務災害補償等共済基金負担金2,243万2,000円は、消防団員及び消防協力者の
公務災害補償と消防団員の
退職報償金支払いのための基金への掛金で、
分団運営交付金370万円は団本部、5個支団本部及び31個分団に対する
運営交付金であります。
次に、第3目上富田消防受託費1,049万2,000円は、上富田町から委託されている上富田消防署の運営に要する経費であります。
なお、人件費を含めた平成28年度の消防事務受託経費の総額は、1億8,297万1,000円で、委託町である上富田町が負担し、50ページの消防業務受託事業収入において歳入予算を計上しています。
第4目水防費70万円は、土のうなどの水防用資器材の購入に要する経費が主なものです。
以上で消防関係の補足説明を終わります。
御審議の上、御賛同賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。
(消防長 小山裕史君 降壇)
○議長(吉田克己君) 続いて、教育次長、小川 鏡君。
(教育次長 小川 鏡君 登壇)
○教育次長(小川 鏡君) それでは、教育委員会関係の条例の制定及び廃止、並びに平成28年度
一般会計予算について、補足説明をさせていただきます。
初めに、条例の制定及び廃止について、御説明申し上げます。
議案書の160ページをお願いいたします。
1定議案第22号 田辺市
カモシカ食害対策事業分担金徴収条例の制定について、
地方自治法第96条第1項第1号の規定により議会の議決をお願いするものでございます。
本件につきましては、市が実施するカモシカ食害対策事業について、当該事業による受益者から分担金を徴収することに関し、必要な事項を定めるため条例を制定するものでございます。
次に、162ページをお願いいたします。
1定議案第23号 田辺市
勤労青少年ホーム条例の廃止について、
地方自治法第96条第1項第1号の規定により議会の議決をお願いするものでございます。
本件につきましては、老朽化により閉館中の田辺市勤労青少年ホームについて、上位法であります「勤労青少年福祉法」が「青少年の雇用の促進等に関する法律」に改正され、勤労青少年ホームの項目が削除されたことに伴い、条例を廃止するものでございます。
続きまして、当初予算について御説明申し上げます。
予算書の77ページをお願いいたします。
総務費、総務管理費の国際交流事業費794万7,000円でございますが、これは国際交流活動に要する経費でございまして、主なものといたしまして、国際交流センターの国際交流員及び臨時職員の賃金のほか、外国人と直接触れ合う体験活動等を通して、子供たちの国際感覚を深めるための国際理解推進事業の経費、
負担金補助及び交付金につきましては、国際交流推進補助金等でございます。
続きまして、予算書の166ページをお願いいたします。
教育費、教育総務費の教育委員会費1,332万9,000円でございますが、これは教育委員4名といじめ問題専門委員会委員などの報酬及び各種の負担金が主なものでございます。
報償費につきましては、地方教育行政の組織及び運営に関する法律に基づき、教育委員会の事務の管理・執行状況について、点検・評価を行うために設置する事務事業評価委員会委員への謝礼でございます。
また、積立金につきましては、教育振興基金の運用利子を積み立てるものでございます。
次に、167ページの事務局費2億2,513万8,000円でございますが、これは教育委員会事務局の運営に必要な経費でございまして、主なものといたしましては、職員の人件費等でございます。
次に、168ページの教育事務所費1億1,146万8,000円でございますが、これは龍神、中辺路、大塔、本宮の4地域に設置しております教育事務所の運営に必要な経費でございまして、主なものといたしましては、職員の人件費と臨時職員の賃金等でございます。
同じく、教育指導費9,315万3,000円でございますが、このうち賃金につきましては、嘱託員賃金と教育相談員賃金、外国人英語指導教師賃金のほか、発達障害等、配慮を要する児童生徒に対し、日常生活の介助や学習活動上のサポートを行うための特別支援教育支援員賃金、日本語指導が必要な児童の増加に伴う日本語指導助手賃金、児童生徒の読書環境の整備や各教科の授業における調べ学習などで図書の選定を行う学校司書賃金が主なものでございます。
169ページの報償費につきましては、大学教授による授業研究の直接指導に係る講師謝礼や「特色ある学校づくり」のための講師等への謝礼、小中学校、幼稚園の学校評議員への謝礼等が主なものでございます。
旅費につきましては、外国人英語指導教師の帰国旅費が主なものでございます。
委託料につきましては、教育課程の研究充実のため、幼稚園、小中学校で継続しております授業研究委託料や、児童生徒の学校生活における満足度や意欲、さらに学級集団の状態を調べるための学級集団アセスメント業務委託料が主なものでございます。
また、使用料及び賃借料につきましては、小中学生の地域語り部事業のための車両借料や会場借料、田辺・西牟婁小中学校音楽会の会場借料が主なものでございます。
次に、170ページの教育振興費2,703万9,000円でございますが、これは高校生及び大学生等の教育振興に資するための費用が主なものでございます。
負担金補助及び交付金のうち高等学校通学費等助成金につきましては、高等学校等への修学のため、多額の通学費及び下宿費等を負担する世帯に、その費用の一部を助成するものでございます。
貸付金につきましては、勉学に対する意欲があるにもかかわらず、経済的な理由により修学が困難な高校生及び大学生等への奨学金及び大学、短大等へ入学する際の入学準備金の貸与に係る費用でございます。
また、積立金につきましては、教育奨学基金の運用利子を積み立てるものでございます。
次に、171ページの小学校費の学校管理費3億5,123万円でございますが、これは小学校27校の管理運営に要する費用でございまして、このうち賃金につきましては、小学校の事務員及び用務員13名分でございます。
また、172ページの
工事請負費につきましては、不足する教室を補うための新庄第二小学校校舎増築工事、芳養小学校受変電設備等整備工事ほかに要する費用でございます。
なお、工事明細につきましては、224ページに記載しておりますので御参照ください。
同じく、教育振興費1億7,335万円でございますが、このうち委託料のスクールバス臨時運行委託料及びコミュニティバス運行委託料、並びに173ページの使用料及び賃借料の車両借料につきましては、龍神、中辺路、大塔、本宮地域の小学校が校外学習等のためにバスを使用する際の費用でございます。
また、使用料及び賃借料のうち、電子計算機及び附属器具借料につきましては、教育用パソコンと校務用パソコンのリース料でございます。
備品購入費につきましては、図書と教材備品等の購入費であり、
負担金補助及び交付金につきましては、遠距離通学の児童に対する通学費補助金が主なものでございます。
扶助費につきましては、就学困難な児童の就学を援助するための費用でございます。
スクールバス運行費5,050万7,000円につきましては、児童の登下校のためのスクールバス運行に要する経費でございます。
次に、学校施設耐震改修事業費610万円でございますが、このうち委託料につきましては、小学校体育館の非構造部材耐震化対策に係る設計費でございまして、本年度は会津小学校体育館のほか、5カ所の小学校体育館の設計費を計上いたしております。
次に、174ページの会津小学校建築費720万円でございますが、これは老朽化した会津小学校の校舎改築のための経費でございまして、これまでの工事の影響により周辺家屋に損害が生じていないかを調査するための調査委託料でございます。
同じく、新庄小学校建築費8億7,572万4,000円でございますが、会津小学校と同様に、老朽化した新庄小学校の校舎を改築するための経費でございまして、本年度につきましては、仮設校舎の借料のほか、新校舎の建築及び周辺整備に係る工事費等を計上いたしております。
なお、工事明細につきましては、224ページに記載しておりますので御参照ください。
次に、大坊小学校建築費1,766万1,000円でございますが、老朽化が著しく耐震性についても安全の基準値を大きく下回っている大坊小学校の校舎を改築するための経費でございまして、本年度につきましては、敷地の現況測量のほか、仮設校舎の設計、既存校舎の解体設計及び新校舎の建築設計等に要する経費を計上いたしております。
同じく、三里小学校建築費2,359万6,000円でございますが、大坊小学校と同様、老朽化が著しく耐震性についても安全の基準値を大きく下回っている三里小学校の校舎を改築するための経費でございまして、本年度につきましては、建築予定地であります旧三里中学校跡地の現況測量のほか、旧三里中学校校舎及び体育館の解体設計、三里小学校新校舎の建築設計等に要する経費を計上いたしております。
続きまして、175ページの中学校費の学校管理費1億3,555万1,000円でございますが、これは中学校14校の管理運営費でございます。各費目につきましては、おおむね小学校費に準じており、このうち賃金につきましては、中学校の用務員9名分ほかでございます。
また、176ページの
工事請負費につきましては、本宮中学校の敷地の一部が、県が指定する土砂災害特別警戒区域(レッドゾーン)に含まれていることから、施設の安全を確保するために実施する急傾斜地対策工事に要する費用でございます。
なお、工事明細につきましては、224ページに記載しておりますので御参照ください。
次に、177ページの教育振興費1億3,189万5,000円でございますが、各費目につきましては、おおむね小学校費と同様でございます。
スクールバス運行費5,825万円につきましては、生徒の登下校のためのスクールバス運行に要する経費でございます。
次に、178ページの学校施設耐震改修事業費1,730万円でございますが、このうち委託料につきましては、高雄中学校旧校舎解体工事等の影響により周辺家屋に損害が生じていないかを調査するための調査委託料と中芳養中学校体育館の非構造部材耐震化対策のための設計費でございます。
また、
工事請負費につきましては、高雄中学校校舎耐震改修に伴う周辺整備工事の工事費でございます。
なお、工事明細につきましては、224ページに記載しておりますので御参照ください。
続きまして、幼稚園費の管理費1億845万2,000円でございますが、これは幼稚園4園の管理運営に要する経費でございます。
次に、180ページの教育振興費6,831万1,000円でございますが、このうち委託料につきましては、新制度に移行した認定こども園において、現在実施している預かり保育を引き続き市の事業として実施するための一時預かり事業(幼稚園型)委託料でございます。また、
負担金補助及び交付金につきましては、幼稚園就園奨励費補助金や県の「バージョンアップ紀州3人っこ施策」に対応する幼稚園保育料助成事業費補助金が主なものでございます。
続きまして、社会教育費の社会教育総務費3億6,682万7,000円でございますが、主なものといたしまして、社会教育委員13名の報酬を初め、田辺青少年センター等の嘱託職員及び臨時職員、龍神市民センター管理人等の賃金のほか、生涯学習センター、ふるさと陶芸館、龍神市民センター等の管理運営に要する経費を計上いたしております。
また、182ページの
負担金補助及び交付金につきましては、田辺市、上富田町青少年センター協議会負担金等を計上いたしております。
次に、文化財費3,873万円でございますが、これは市内に所在する文化財の調査研究、啓発・顕彰活動、世界遺産「紀伊山地の霊場と参詣道」や指定文化財の維持管理、保全に要する経費でございます。
主なものといたしまして、需用費につきましては、熊野参詣道の修繕等に要する経費であり、委託料につきましては、熊野参詣道の維持管理や保存資料を得るための測量等に要する経費でございます。
また、183ページの
工事請負費につきましては、特別天然記念物カモシカ食害対策事業として実施する防護柵設置工事と、熊野参詣道保存整備事業として実施する継桜王子社保存修理工事に要する経費でございます。
なお、工事明細につきましては、225ページに記載しておりますので御参照ください。
次に、公民館費7,533万5,000円でございますが、主なものといたしまして、公民館長34名の報酬のほか、公民館の各種教室や人権を初めとする学習会などに係る講師謝礼等でございます。その他、地域力を高める公民館活性化モデル事業、学社融合推進事業、家庭教育支援事業、自分磨き講座に係る経費や施設の維持管理費等を計上いたしております。
また、184ページの委託料のうち、耐震診断委託料につきましては、田辺市耐震改修促進計画に基づき、中辺路コミュニティセンターと大塔総合文化会館において耐震診断を実施するための経費でございます。
次に、185ページの図書館費1億1,322万5,000円でございますが、これは図書館及び田辺市文化交流センターの管理運営に要する経費でございます。
人件費、施設の管理経費のほか、主なものといたしまして、187ページの
備品購入費につきましては、本館、分室及び移動図書館に係る図書購入費でございます。
同じく、集会所運営費70万4,000円につきましては、南松原教育集会所等の管理運営に要する経費でございます。
次に、歴史民俗資料館運営費542万8,000円でございますが、これは田辺歴史民俗資料館及び大塔歴史民俗資料館の管理運営に要する経費でございます。
次に、188ページの社会教育活動費1,066万1,000円でございますが、このうち報償費の講師謝礼につきましては、地域のこれからを考える場として、20地区公民館単位で開催する地域シンポジウムを初め、生涯学習フェスティバル、人権教育総合推進事業、青年の交流や教養の場としての各種教室の開催等に係る講師謝礼でございます。また、謝礼金につきましては、放課後子ども教室推進事業に係る謝礼でございます。
委託料につきましては、将来を担う青少年の育成を目的とした子どもクラブ育成事業委託料と子ども芸術鑑賞事業委託料でございます。
189ページの
負担金補助及び交付金につきましては、学校・家庭・地域の連携協力した取り組みを支援するための地域子ども会活動支援事業費補助金を初め、地域組織活動費補助金、田辺市青少年育成市民会議補助金等が主なものでございます。
次に、児童館費4,237万7,000円でございますが、これは児童館3館の維持管理に要する経費と集団活動を通して自主性や主体性を養うことを目的とした教室や各種事業の実施に要する経費でございます。
次に、190ページの文化振興費9,769万円でございますが、これはふるさと文化の普及・振興を図ることを目的に、市民の文化活動への支援や田辺市美術展覧会の開催、文化事業の実施、紀南文化会館の運営等に要する経費でございます。
主なものといたしまして、191ページの需用費につきましては、紀南文化会館への電気引き込み高圧ケーブル取替修繕に要する経費等であり、委託料につきましては、文化事業の公演委託料と指定管理者への紀南文化会館運営委託料でございます。
また、
備品購入費につきましては、紀南文化会館内の共聴設備用カメラ等の購入費用であり、
負担金補助及び交付金につきましては、田辺市文化協会へのふるさと文化振興補助金等でございます。
次に、
成人式典費136万円につきましては、「成人の日」記念式典に要する経費でございます。
次に、美術館運営費9,916万2,000円でございますが、これは田辺市立美術館本館及び分館である熊野古道なかへち美術館の管理運営に要する経費でございます。
主なものといたしまして、193ページの委託料のうち展覧会委託料につきましては、平成28年度が本館の開館20周年記念の年となることから、これを記念して、館所蔵作品の核である「佐伯祐三」や「前田寛治」らが中心になって結成した「1930年協会」を取り上げた展覧会などの特別展3回と小企画展1回、館蔵品展1回の計5回を、また、分館につきましては、特別展2回と小企画展1回、館蔵品展1回を開催するための費用でございます。
また、
備品購入費につきましては、美術品の購入費が主なものでございますが、購入に際しては収集方針をもとに調査、研究を行い、美術館としてふさわしい作品の購入に努めてまいります。
次に、194ページの南方熊楠翁顕彰事業費2,362万6,000円でございますが、これは南方熊楠翁の顕彰及び南方熊楠顕彰館・南方熊楠邸の管理運営のための経費でございます。
主なものといたしまして、委託料につきましては、顕彰館所蔵資料の調査・整備や展示会、講演会等の教育啓発事業に係る南方熊楠翁顕彰事業委託料、第26回南方熊楠賞授賞
式及び第27回受賞者の選考に係る南方熊楠賞運営委託料のほか、顕彰館と南方熊楠邸の維持管理等に要する経費でございます。
また、
負担金補助及び交付金につきましては、南方熊楠顕彰会の運営に対する南方熊楠翁顕彰事業費補助金でございます。
続きまして、195ページの保健体育費の保健体育総務費2,408万6,000円でございますが、スポーツ合宿や各種スポーツ大会の誘致に向けて営業活動を行うスポーツ・ツーリズム・コーディネーターへの謝礼金や費用弁償のほか、196ページの委託料につきましては、夢の教室事業に係る委託料等が主なものでございます。
また、
負担金補助及び交付金につきましては、体育連盟交付金、植芝盛平翁顕彰会補助金、市民体育祭・市民スポーツレクリエーション祭補助金、関西実業団対抗駅伝競走大会補助金等でございます。
次に、体育施設管理費1億9,417万8,000円でございますが、田辺スポーツパークの各施設及び弓道場を初め、既存の体育施設の維持管理等に要する経費でございます。
主なものといたしまして、施設の管理人等の賃金のほか、維持管理業務に係る委託経費及び体育施設用備品の購入費等でございます。
次に、198ページの保健管理費3,756万4,000円でございますが、これは小中学校の児童生徒、幼稚園児及び教職員の健康管理に要する費用でございます。
このうち報酬につきましては、学校医、学校歯科医、学校薬剤師への報酬であり、報償費につきましては、児童生徒の心臓検診判定会への謝礼及び教職員健康検査に係る産業医判定への謝礼が主なものでございます。
199ページの役務費につきましては、児童生徒、幼稚園児及び教職員の検尿検査手数料並びに教職員の健康検査に要する費用と、校医不在の小中学校及び幼稚園を対象に、紀南病院で実施する眼科及び耳鼻咽喉科検診に要する手数料が主なものでございます。
次に、学校給食費7億4,346万7,000円につきましては、田辺市立城山台学校給食センターを初め、学校給食調理場の管理運営に係る経費でございます。
主なものといたしまして、賃金につきましては、自校
式及び共同調理場での臨時職員賃金と32名分の嘱託員賃金でございます。また、需用費の賄材料費につきましては、給食の食材等の費用でございます。
200ページの委託料のうち、給食業務委託料につきましては、城山台学校給食センターの調理及び運搬業務等に要する費用でございます。
工事請負費につきましては、給食調理場統合事業に伴う大塔給食センター増改築工事及び中辺路学校給食調理場解体撤去工事に係る費用でございます。
また、
備品購入費につきましては、統合調理場の給食
備品購入費等に要する経費でございます。
なお、工事明細につきましては、225ページに記載しておりますので御参照ください。
以上で、教育委員会関係予算等の補足説明を終わらせていただきます。
御審議の上、御賛同賜りますようよろしくお願い申し上げます。
(教育次長 小川 鏡君 降壇)
○議長(吉田克己君) 続いて、水道部長、田中久雄君。
(水道部長 田中久雄君 登壇)
○水道部長(田中久雄君) それでは、水道部が担当しております予算につきまして、予算書及び参考資料に基づき、補足説明をさせていただきます。
まずは、予算書の283ページをお願いします。
1定議案第31号 平成28年度田辺市簡易水道事業特別会計の予算は、次に定めるところによる。
第1条
歳入歳出予算の総額は、歳入歳出それぞれ12億7,580万1,000円と定める。
2
歳入歳出予算の款項の区分及び
当該区分ごとの金額は、第1表
歳入歳出予算による。
第2条
地方自治法第230条第1項の規定により起こすことができる地方債の起債の目的、限度額、起債の方法、利率及び償還の方法は、第2表地方債による。
内容につきましては291ページの歳出から御説明いたします。
総務費1億3,112万8,000円の主なものは、職員7名の人件費6,458万1,000円、量水器の検針委託料297万円、水道システムに係る器具借料148万3,000円などの一般管理経費のほか、上水道事業との統合準備事業として、未登記水道用地の整理事業1,240万円、測量・調査・設計委託料では、おおとう簡易水道における変更認可申請業務委託料1,700万円、水道配管等の情報管理システムの導入・設定委託料2,200万円を計上してございます。
292ページから293ページの水道施設維持費1億2,460万円の主なものは、施設の稼働に要する光熱水費3,500万円、施設修繕料2,948万円、施設管理委託料1,513万円などの維持管理経費を計上してございます。
293ページの水道施設改良費2億2,900万5,000円につきましては、上水道統合に向け維持管理の上で必要な施設整備として、本年度から2カ年において、簡易水道9施設に係る浄水施設、送・配水施設の整備を行うもののほか、昨年度から実施しております鮎川簡易水道施設の配水管更新整備を予定してございます。
次に、平成26年度から実施しております龍神中央簡易水道施設整備事業費2億3,260万円につきましては、未普及地域である下宮代地域への区域拡張事業として、今年度を整備最終年度とし、配水管、給水管及び消火栓設備の整備を予定しています。
次に、平成25年度から実施しております本宮簡易水道施設整備事業費3億6,177万6,000円につきましても、今年度を整備最終年度とし、主に取水施設、浄水施設、加圧ポンプ設備の整備を予定しています。
なお、工事明細につきましては301ページを、工事箇所につきましては別冊の参考資料173ページから181ページを御参照願います。
294ページの公債費1億9,629万2,000円につきましては、長期債償還金1億3,346万円、長期債利子6,283万2,000円でございます。
以上の経費に要する財源といたしましては、主に簡易水道使用料、国庫補助金、一般会計繰入金、市債をもって充当いたします。
続きまして、
水道事業会計予算の御説明を申し上げます。
別冊の
水道事業会計予算書をお願いします。
1定議案第41号 平成28年度田辺市
水道事業会計予算。
第1条 平成28年度田辺市水道事業会計の予算は、次に定めるところによる。
第2条 業務の予定量は、次のとおりとする。
本年度は、給水戸数2万9,100戸、総配水量1,000万立方メートル、1日平均配水量2万7,397立方メートルを予定しております。
その他、量水器の取りかえ4,353個、消火栓新設の受託工事6件、配水設備改良費として3億266万4,000円を予定しております。
第3条 収益的収入及び支出の予定額は、次のとおりと定める。
収入合計として、水道事業収益16億2,784万7,000円、支出合計として、水道事業費用15億5,705万6,000円で、差し引き7,079万1,000円の利益を見込んでいます。
次ページをお願いします。
第4条 資本的収入及び支出の予定額は、次のとおりと定める。
収入合計として、資本的収入665万2,000円、支出合計は資本的支出3億7,265万5,000円で、資本的収入額が資本的支出額に対し不足する額3億6,600万3,000円は、損益勘定留保資金等で補填することにいたしております。
第5条は、予定支出の各項の経費の流用範囲を、第6条では、議会の議決を経なければ流用することができない経費を、第7条では、棚卸資産の購入限度額をそれぞれ定めるものであります。
続いて、次ページからの予算に関する説明書により具体的な説明をさせていただきます。
1ページをお願いします。
平成28年度田辺市
水道事業会計予算実施計画について。
(1)収益的収入及び支出。収入の予算総額として、水道事業収益16億2,784万7,000円を計上しております。
第1項、営業収益の内訳は、給水収益13億7,840万4,000円、受託給水工事収益1,640万円、その他営業収益1,990万6,000円です。
第2項、営業外収益の内訳は、受取利息480万円、長期前受金戻入1億9,903万4,000円、雑収益928万2,000円です。
このうち長期前受金戻入につきましては、建物や構築物などの固定資産を取得した際に受け入れた補助金等について、当該固定資産の減価償却や除却を行う際に、補助率相当額を現金を伴わない収益として計上するもので、本年度の減価償却費及び固定資産除却費に対応する額を計上しています。
第3項、特別利益2万1,000円は、固定資産売却益等であります。
2ページをお願いします。
支出の予定総額として、水道事業費用15億5,705万6,000円を計上しております。
第1項、営業費用の第1目、原水及び浄水費4億7,201万9,000円は、原水の取水及び浄水施設の維持管理等に要する経費です。職員3名分の人件費のほか、施設の修繕費や動力費、それに上富田・白浜の両町からの受水に係る負担金及び受水費3億4,063万4,000円が主なものであります。
また、賞与引当金繰入額として167万1,000円、法定福利費引当金繰入額として32万4,000円を計上しております。
これは、翌年度の6月の期末・勤勉手当に係る本年度の負担に属する額について、本年度において引当金として計上するもので、この後の人件費を計上している費目にも同様に計上しております。
2ページから3ページにかけての第2目、配水及び給水費2億9,134万3,000円は、配水管や給水管などの維持管理に要する経費です。主なものは、職員9名分の人件費のほか、給配水管維持管理業務等の委託料3,177万5,000円、給水管切りかえ等の修繕費8,806万1,000円、それに中継ポンプ所の動力費等であります。
第3目、受託給水工事費326万5,000円は、消火栓新設の
工事請負費270万円と材料費であります。
なお、工事明細につきましては22ページを、工事箇所につきましては別冊の参考資料185ページから191ページを御参照願います。
第4目、業務費6,791万円は、検針及び水道料金徴収並びに窓口業務に要する経費です。職員3名分の人件費のほか、検針業務などの委託料2,340万5,000円等であります。
4ページの第5目、総係費9,218万3,000円は、水道事業経営全般にわたる諸経費です。職員5名分の人件費のほか、会計システム保守業務などの委託料241万3,000円等であります。
また、債権の不納欠損に備えるために貸倒引当金繰入額1,094万円を計上しております。
5ページの第6目、減価償却費4億3,399万9,000円は、水道事業に係る有形及び無形固定資産の減価償却費です。
第7目、資産減耗費4,648万1,000円は、有形固定資産除却費が主なものであります。
第2項、営業外費用5,724万7,000円の主なものは、企業債支払利息と支払消費税であります。
第3項、特別損失の第2目、過年度損益修正損679万5,000円は、過年度水道料金の調定減額分や不納欠損消費税相当分を計上したものであります。
第3目、その他特別損失の退職給付引当金繰入額8,509万4,000円につきましては、平成26年度の会計基準見直し時における退職給付引当金計上不足額2億5,528万953円について、経過措置により平成26年度から平成28年度の3カ年にて均等に分割して計上しているものであります。
次に6ページの資本的収入及び支出ですが、資本的収入として、665万2,000円を計上しています。宅地造成分担金が主なものであります。
次に7ページ、資本的支出としては、3億7,265万5,000円を計上しています。
第1項第1目、配水設備改良費3億266万4,000円は、職員3名分の人件費のほか、年次的に実施しております老朽配水管を耐震性の高い管へ更新するための費用等であります。
なお、工事明細につきましては23ページを、工事箇所につきましては別冊の参考資料183ページから193ページを御参照願います。
第3目、有形固定資産費1,170万6,000円は、中継所の送水ポンプ更新等に要する費用であります。
第2項第1目、企業債償還金5,671万8,000円は、企業債元金の償還費用であります。
予算実施計画の概要は、以上のとおりでございます。
次に8ページをお願いします。
平成28年度田辺市水道事業予定キャッシュ・フロー計算書ですが、これは、本年度における現金及び預金の増減について、業務活動、投資活動及び財務活動の三つに区分して表示しています。
以上で水道部関係の補足説明を終わらせていただきます。御審議の上、御賛同賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。
(水道部長 田中久雄君 降壇)
○議長(吉田克己君) 以上をもって提出者の説明が終了いたしました。
この場合、お諮りいたします。
ただいま議題となっております36件については、審議の都合上、後日審議願うことにいたします。
これに異議ありませんか。
(「異議なし」の声あり)
○議長(吉田克己君) 異議なしと認めます。
よって、さよう決しました。
◎日程第37 1定議案第 1号 田辺市職員の給与に関する条例等の一部改正についてから
日程第48 1定議案第12号 平成27年度田辺市四村川財産区
特別会計補正予算
(第1号)まで一括上程
○議長(吉田克己君) 続いて、日程第37 1定議案第1号 田辺市職員の給与に関する条例等の一部改正についてから、日程第48 1定議案第12号 平成27年度田辺市四村川財産区
特別会計補正予算(第1号)まで、以上12件を一括上程いたします。
ただいま上程いたしました12件については、昨日、既に当局の説明が終了しておりますので、これより総括質疑に入ります。
質疑はありませんか。
(「なし」の声あり)
○議長(吉田克己君) 質疑なしと認めます。
それでは、ただいま議題となっております12件については、会議規則第37条第1項の規定により、それぞれ所管の常任委員会に付託いたします。
各常任委員会の付託事件は、お手元に配付いたしております議案付託表のとおりであります。
この場合、お諮りいたします。
本日の会議はこの辺にとどめ散会し、あす3月2日から9日までの8日間は休会とし、3月10日午後1時から再開いたします。
これに異議ありませんか。
(「異議なし」の声あり)
○議長(吉田克己君) 異議なしと認めます。
よって、さよう決しました。
散 会
○議長(吉田克己君) それでは、本日はこれをもって散会いたします。
(午前10時57分)
地方自治法第123条第2項の規定により署名する。
平成28年3月1日
議 長 吉 田 克 己
議 員 橘 智 史
議 員 湯 口 好 章
議 員 尾 花 功...