田辺市議会 2008-11-26
平成20年12月定例会(第1号11月26日)
第10 3定議案第26号 平成19年度田辺市
交通災害共済事業特別会計歳入歳出決
算について
第11 3定議案第27号 平成19年度田辺市
同和対策住宅資金等貸付事業特別会計
歳入歳出決算について
第12 3定議案第28号 平成19年度田辺市
簡易水道事業特別会計歳入歳出決算に
ついて
第13 3定議案第29号 平成19年度田辺市
農業集落排水事業特別会計歳入歳出決
算について
第14 3定議案第30号 平成19年度田辺市
林業集落排水事業特別会計歳入歳出決
算について
第15 3定議案第31号 平成19年度田辺市
漁業集落排水事業特別会計歳入歳出決
算について
第16 3定議案第32号 平成19年度田辺市
特定環境保全公共下水道事業特別会計
歳入歳出決算について
第17 3定議案第33号 平成19年度田辺市
戸別排水処理事業特別会計歳入歳出決
算について
第18 3定議案第34号 平成19年度田辺市
診療所事業特別会計歳入歳出決算につ
いて
第19 3定議案第35号 平成19年度田辺市
駐車場事業特別会計歳入歳出決算につ
いて
第20 3定議案第36号 平成19年度田辺市
砂利採取事業特別会計歳入歳出決算に
ついて
第21 3定議案第37号 平成19年度田辺市
木材加工事業特別会計歳入歳出決算に
ついて
第22 3定議案第38号 平成19年度田辺市四村川財産区
特別会計歳入歳出決算に
ついて
第23 3定議案第39号 平成19年度田辺市水道事業会計の決算について
第24 4定報告第 1号 専決処分事項について
第25 4定報告第 2号 専決処分事項の報告について
第26 4定議案第 1号
田辺市営住宅条例の一部改正について
第27 4定議案第 2号 民事調停の申し立てについて
第28 4定議案第 3号 田辺市
紀州備長炭記念公園の指定管理者の指定について
第29 4定議案第 4号 田辺市
龍神総合交流拠点施設「季楽里龍神」の指定管理者
の指定について
第30 4定議案第 5号 田辺市龍神温泉センターの指定管理者の指定について
第31 4定議案第 6号 田辺市
ふるさとセンター大塔の指定管理者の指定について
第32 4定議案第 7号 和歌山県
後期高齢者医療広域連合規約の変更について
第33 4定議案第 8号 平成20年度田辺市
一般会計補正予算(第7号)
第34 4定議案第 9号 平成20年度田辺市
国民健康保険事業特別会計補正予算
(第2号)
第35 4定議案第10号 平成20年度田辺市
介護保険特別会計補正予算(第2号)
第36 4定議案第11号 権利の放棄について
第37 4定議案第12号 権利の放棄について
第38 4定議案第13号 権利の放棄について
第39 4定議案第14号 平成20年度田辺市
同和対策住宅資金等貸付事業特別会計
補正予算(第2号)
第40 4定議案第15号 平成20年度田辺市
漁業集落排水事業特別会計補正予算
(第1号)
第41 4定議案第16号 平成20年度田辺市
診療所事業特別会計補正予算(第1
号)
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〇会議に付した事件
日程第1から日程第41まで
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〇議員定数 30名
〇欠 員 0名
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〇出席議員
議席番号 氏 名
1番 川 﨑 五 一 君
2番 真 砂 みよ子 君
3番 久 保 浩 二 君
4番 小 川 浩 樹 君
5番 佐 井 昭 子 君
6番 出 水 豊 数 君
7番 安 達 克 典 君
8番 谷 口 和 樹 君
9番 鈴 木 太 雄 君
10番 塚 寿 雄 君
11番 山 本 紳 次 君
12番 松 下 泰 子 君
13番 中 本 賢 治 君
14番 棒 引 昭 治 君
15番 大 倉 勝 行 君
16番 宮 本 正 信 君
17番 高 垣 幸 司 君
18番 陸 平 輝 昭 君
19番 山 口 進 君
20番 宮 田 政 敏 君
21番 吉 田 克 己 君
22番 久 保 隆 一 君
23番 松 本 平 男 君
24番 天 野 正 一 君
25番 森 哲 男 君
26番 山 本 勝 一 君
28番 白 川 公 一 君
29番 岡 﨑 宏 道 君
30番 田 中 康 雅 君
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〇欠席議員 27番 吉 本 忠 義 君
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〇説明のため出席したもの
職 名 氏 名
市 長 真 砂 充 敏 君
副市長 森 章 二 君
収入役 福 田 安 雄 君
教育長 中 村 久仁生 君
水道事業管理者 大 江 潔 史 君
企画部長 山 崎 清 弘 君
情報政策課長 小 松 実 君
総務部長 岡 本 美 彦 君
総務課長 小 川 鏡 君
財政課長 田 上 豊 和 君
市民環境部長 池 田 正 弘 君
保健福祉部長 田 中 敦 君
やすらぎ対策課長 松 本 吉 弘 君
産業部長 福 井 量 規 君
産業部理事 室 井 利 之 君
建設部長 中 山 泰 行 君
建設部理事 長 嶝 義 雄 君
本宮行政局長 畠 中 守 君
消防長 山 本 久 雄 君
教育次長 濵 田 和 男 君
教育総務課長 弓 場 和 夫 君
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〇出席事務局職員
議会事務局長 中 瀬 政 男
議会事務局次長 梅 田 敏 文
議会事務局主任 前 溝 浩 志
議会事務局主査 松 本 誠 啓
開 会
○議長(鈴木太雄君) それでは、地方自治法第113条の規定による定足数がありますので、ただいまから本日招集の平成20年第4回
田辺市議会定例会を開会いたします。
(午後 1時00分)
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◎市長招集あいさつ
○議長(鈴木太雄君) 日程に入るに先立ち、市長から本定例会招集のあいさつのため発言を求められておりますので、これを許可いたします。
市長、真砂充敏君。
(市長 真砂充敏君 登壇)
○市長(真砂充敏君) 本日、平成20年第4回
田辺市議会定例会を招集いたしましたところ、議員各位におかれましては、何かとご多用の中にもかかわりませず、ご出席いただき、まことにありがとうございます。
月日のたつのは本当に早いもので、ことしも残すところ1月余りとなり、年の瀬に向けて少しずつ慌ただしさも感じられるような季節となってまいりました。ことしも暑かった夏の名残といいますか、当地域では11月に入ってからも「小春日和」といえるような穏やかで暖かい日がたびたびございましたが、先週半ばには、冬型の気圧配置により急激に気温が下がり、護摩壇山では積雪が見られたようでありまして、一気に本格的な冬が訪れたという感がいたします。
ところで、昨年11月に阪和自動車道の「みなべ
インターチェンジ」と「
南紀田辺インターチェンジ」の区間が開通してから、今月で1年が経過したわけですが、1日の平均利用台数は、
西日本高速道路株式会社が当初計画していた台数の2倍近くに上っており、また、隣接の「印南インター」から「みなべインター」間の利用台数もふえていることからも、高速道路を利用し紀南地方を訪れる方の増加が伺えます。利便性が向上したことに伴い、京阪神地域の方々を中心に、紀南地方がより身近に感じられるようになったことが大きな要因であろうかと思いますが、ことしの夏に扇ヶ浜海水浴場を訪れた方も、家族客を中心として昨年より大幅に増加し、もちろん天候に恵まれたこともありますが、過去最高の人数となっておりまして、こうしたところにも高速道路の効果があらわれているのではないかと思われます。
こうして1年が経過する中で、地域の振興にも一定の成果が見受けられるところでありますが、こうしたことを開通直後の一時的なものに終わらせず、今後、より有効にこの高速道路を活用し、いかにして地域の活性化につなげていくかが大きな課題となっています。豊かな地域資源を生かし、訪れた観光客を満足させ、いかにして当地域での滞在時間を延ばしてもらうか、再度訪れてもらえる、いわゆる「リピーター」をふやすかなど、さらなる誘客を図ることはもちろん、物流面での利便性の向上を生かし、産業振興にもつなげていかなければなりません。
現在、
インターチェンジから市街地へ連絡する道路の整備も進めているところでありますが、街中へも足を運んでもらうため、こうしたアクセス道路の整備が急がれるところでありますし、市街地での魅力あるまちづくりや、新しい交通の流れに対応したまちづくりなど、地域の活性化に向けたハード・ソフト両面からの取り組みが必要となっております。
こうした中、先月5日から13日にかけて第10回国際合気道大会が本市で開催され、国内外から多くの方が本市を訪れましたが、特に海外からは過去最多となる、700人を超える方が合気道の講習会や奉納演武大会などに参加されました。期間中は市内のホテルや旅館などに宿泊されるとともに、商店街での買い物や飲食店での食事をされる方も多く、大変なにぎわいを見せましたが、参加者からも本市での開催は好評であったようで、大会は大成功に終わったと実感しております。本大会の開催や国内外からの参加者の方々の受入れに、たくさんの方が早くから準備をされてきたことと思いますが、大会の開催、運営にご尽力をされた関係者の皆様方、大会の開催にご協力いただくとともに、言葉や文化の違いに戸惑いながらも参加者を温かくお迎えいただいた多くの市民の皆様方に、この場をおかりいたしまして改めて厚くお礼申し上げたいと思います。
また、この直前に開催された「第22回弁慶まつり」では、「紀州弁慶よさこい踊り」に過去最多の参加者を数えるなど、市外からもたくさんの方が訪れ大変な盛り上がりを見せました。今月に入ってからも、1日から3日にかけて「田辺・弁慶映画祭」が、20日、21日には「
観光ボランティアガイド全国大会」が開催され、国内外から関係者や参加者など多くの方が本市を訪れ、交流を深められました。盛会裏に終わりました各事業の開催、運営にご尽力、ご協力を賜りました関係各位に、あわせまして厚くお礼申し上げます。
このようなイベントは、一時的なものではあっても、地域の活性化にも大きく寄与しているものと思いますが、こうしたことも一つの契機として、高速道路の南伸による相乗効果も生かしながら、またさまざまな分野の方々のお力もおかりしながら、少しでも地域の活性化につなげていくための方策を今後も探ってまいりたいと考えておりますので、議員各位におかれましても、より一層のお力添えを賜りますようお願い申し上げます。
さて、本定例会におきましては、専決処分の報告2件、条例に関するもの1件、予算に関するもの6件、その他10件について、ご審議をお願いするものでございます。よろしくご審議の上、ご賛同を賜りますようお願い申し上げまして、招集に当たってのごあいさつとさせていただきます。
(市長 真砂充敏君 降壇)
開 議
○議長(鈴木太雄君) それでは、お手元に配付の日程により、本日の会議を開きます。
(午後 1時 7分)
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◎報告
○議長(鈴木太雄君) 27番、吉本忠義君から欠席の届け出があります。
◎諸般の報告
○議長(鈴木太雄君) この場合、事務局長をして諸般の報告をいたさせます。
議会事務局長、中瀬政男君。
(議会事務局長 中瀬政男君 登壇)
○議会事務局長(中瀬政男君) 報告申し上げます。
去る11月19日付、田総第258号をもって市長から本定例会に提出の案件として4定報告第1号 専決処分事項についてなど報告案件2件、及び4定議案第1号
田辺市営住宅条例の一部改正についてなど、議案17件並びに議案参考資料の送付がありました。いずれもお手元に配付しております。
以上であります。
(議会事務局長 中瀬政男君 降壇)
○議長(鈴木太雄君) それでは、日程に入ります。
◎日程第1 会議録署名議員の指名
○議長(鈴木太雄君) 日程第1 会議録署名議員の指名を行います。
会議規則第82条の規定により、本定例会の会議録署名人として、21番 吉田克己君、22番 久保隆一君、23番 松本平男君、以上3人の諸君を、また会議録署名の予備議員として、24番 天野正一君、25番 森 哲男君、以上2人の諸君を指名いたします。
◎日程第2 会期の決定
○議長(鈴木太雄君) 続いて、日程第2 会期の決定を上程いたします。
お諮りいたします。
本定例会の会期は、本日から12月18日までの23日間といたします。
これに異議ありませんか。
(「異議なし」の声あり)
○議長(鈴木太雄君) 異議なしと認めます。
よって、本定例会の会期は、本日から12月18日までの23日間と決定いたしました。
◎日程第 3 3定議案第19号 平成19年度田辺市
一般会計歳入歳出決算についてから
日程第23 3定議案第39号 平成19年度田辺市水道事業会計の決算についてまで
一括上程
○議長(鈴木太雄君) 続いて、日程第3 3定議案第19号 平成19年度田辺市
一般会計歳入歳出決算についてから、日程第23 3定議案第39号 平成19年度田辺市水道事業会計の決算についてまで、以上21件を一括上程いたします。
ただいま上程いたしました21件については、9月議会においてそれぞれ所管の常任委員会にその審査を付託し、かつ閉会中の継続審査としていたものであります。この場合、順を追って各常任委員長から報告を求めます。
まず、初めに、
総務企画委員会委員長の報告を求めます。
10番、塚 寿雄君。
(10番 塚 寿雄君 登壇)
○10番(塚 寿雄君)
総務企画委員会委員長報告をさせていただきます。
本委員会は、去る9月19日の本会議において付託を受けた議案9件のうち閉会中の継続審査事件でありました、平成19年度
各種会計歳入歳出決算4件について、10月20日、21日及び11月26日にそれぞれ委員会を開催し、当局の説明を聴取し慎重に審査をいたしました。
その結果、
委員会審査報告書に記載のとおり、3定議案第23号 平成19年度田辺市
分譲宅地造成事業特別会計歳入歳出決算についての所管部分、同議案第27号 平成19年度田辺市
同和対策住宅資金等貸付事業特別会計歳入歳出決算について、及び同議案第38号 平成19年度田辺市四村川財産区
特別会計歳入歳出決算についての以上3件については、全会一致により、同議案第19号 平成19年度田辺市
一般会計歳入歳出決算についての所管部分は、起立多数により、すべて原案のとおり認定することに決しました。
各会計における予算の執行状況とあわせて、行政効果等を主眼に審査を行いましたが、その中で委員からの質疑及び要望の主なものは、次のとおりであります。
まず、議案第19号 平成19年度田辺市
一般会計歳入歳出決算の所管部分のうち、企画費にかかわって、公共交通体系の整備に向けた今後の見通しについてただしたのに対し、「公共交通体系の方針を今年度中に完成できるよう取り組んでおり、来年度以降、この方針に基づき地域住民の方や関係事業者等と協議を重ね、効率的な運行ができるよう調整を図っていきたい」との答弁があり、委員から他の部署とも連携を図りながら、できる限り早急に方向性を決定し、効率的な運行に向け取り組むよう要望がありました。
さらに、
地域基盤整備基金の使途基準についてただしたのに対し、「
地域基盤整備基金は、今後も早急に対応しなければならない地域の基盤格差の解消等に活用するもので、今後もそれぞれの地域の基金として残していきたい」との答弁がありました。
次に、歳入にかかわって、市税の個人市民税の現年度課税分に収入不足が発生したことに関する詳細説明を求めたのに対し、「毎月収納される市県民税は、市民税と県民税に分け、県民税部分を翌月に県に送金する事務処理を行っている。今回、平成19年8月分の市県民税を徴収し翌月に送金する際、計算間違いの業務ミスにより、4,534万736円多く送金していたが、平成20年度に返還金として県から受けることになった。この違算金による減収がなければ、平成19年度決算書上の収納率87.24%が87.71%になり、経常収支比率も99.9%が0.2%下がることになる」との答弁があり、さらに今後の再発防止策についてただしたのに対し、「複数の職員で二重にチェックする体制と2種類のシステムによる数字の突合により再発防止に向け努めていく」との答弁がありました。
次に、市税全般に対する滞納整理への取り組み状況についてただしたのに対し、「収納対策を強化するため、本年4月の機構改革で納税推進室を設け、職員による夜間徴収や新たに雇用した納税推進員2名による電話等での納税折衝などで、新たな未納者をふやさない取り組みに努めている。また、滞納された方には、財産調査や生活状況の把握等をしながら、整理回収機構の活用や差し押さえ等の強制処分を行うなど厳しい態度で臨み未収金を減らしていきたい」との答弁がありました。
次に、市税の業種別所得分析の実施についてただしたのに対し、「毎年7月1日現在の課税の状況を調べる課税状況調べでは、給与所得者、農業所得、営業所得とその他の所得に区別されているため、業種別所得の把握はできていない状況である。今後は、関係課とも連携をとり、可能な限りデータ収集に努めたい」との答弁があり、委員から業種別所得の分析と検証を図り、各部署とも連携しながら、これからの市の政策に生かせるよう要望がありました。
次に、今後の田辺市の財政運営の見通しについて説明を求めたのに対し、「平成18年度から平成21年度までは、紀南病院の移転に伴う医療機器の償還金として毎年約6億円の負担が必要になることから、大変厳しい財政状況が予想される。それ以降については、現状のまま推移すれば負担軽減が図られる」との答弁があり、委員から今後も健全な財政運営を進めるよう要望がありました。
次に、議案第27号 平成19年度田辺市
同和対策住宅資金等貸付事業特別会計歳入歳出決算について、住宅新築資金等の納付状況についてただしたのに対し、「住宅新築資金等の貸付事業は、昭和48年度から平成8年度まで行われ、新築資金499件、改修資金197件、宅地取得資金406件の合計1,102件の貸し付けを行い、平成20年4月1日現在では805件が既に完済されており、完済率は73%となっている。また、平成19年度には既に貸付対象物件が処分され、償還に至らなかった6件の債権放棄を行っており、現在償還を行っている方には、今後も償還に向け積極的に取り組んでいきたい」との答弁がありました。
以上、委員長報告とさせていただきます。
平成20年11月26日、
総務企画委員会委員長、塚寿雄。
(10番 塚 寿雄君 降壇)
○議長(鈴木太雄君) 続いて、
産業環境委員会委員長の報告を求めます。
28番、白川公一君。
(28番 白川公一君 登壇)
○28番(白川公一君) 産業環境委員会からの委員長報告をさせていただきます。
本委員会は、去る9月19日の本会議において付託を受けた議案16件のうち、閉会中の継続審査事件でありました平成19年度
各種会計歳入歳出決算10件について、10月8日、9日及び11月26日に委員会を開催し、当局の説明を聴取し慎重に審査をいたしました。
その結果、
委員会審査報告書に記載のとおり、3定議案第21号 平成19年度田辺市
老人保健特別会計歳入歳出決算について、同議案第23号 平成19年度田辺市
分譲宅地造成事業特別会計歳入歳出決算についての所管部分、同議案第26号 平成19年度田辺市
交通災害共済事業特別会計歳入歳出決算について、同議案第29号 平成19年度田辺市
農業集落排水事業特別会計歳入歳出決算について、同議案第30号 平成19年度田辺市
林業集落排水事業特別会計歳入歳出決算について、同議案第31号 平成19年度田辺市
漁業集落排水事業特別会計歳入歳出決算について、同議案第33号 平成19年度田辺市
戸別排水処理事業特別会計歳入歳出決算について、及び同議案第37号 平成19年度田辺市
木材加工事業特別会計歳入歳出決算についての以上8件は、全会一致により、同議案第19号 平成19年度田辺市
一般会計歳入歳出決算についての所管部分及び同議案第20号 平成19年度田辺市
国民健康保険事業特別会計歳入歳出決算の事業勘定の以上2件については、起立多数により、いずれも原案のとおり認定することに決しました。
各会計における予算の執行状況とあわせて、行政効果等を主眼に審査を行いましたが、その中で委員からの質疑及び要望の主なものは、次のとおりであります。
まず、議案第19号平成19年度田辺市
一般会計歳入歳出決算についての所管部分でありますが、農業振興費の有害鳥獣対策にかかる補助金にかかわって、有害鳥獣対策の現状をただしたのに対し、「これまで市の有害鳥獣対策としては、防護さくの設置と銃器やわなによる捕獲に取り組んできた。当地域においては、現時点ではこの方法による捕獲が最も効果的であると考えており、今後とも捕獲と防護さくによる対策を積極的に進めていきたい」との答弁があり、これに対し委員から、有害鳥獣対策について根本的な対策を考えたときに、農業施策だけにとどまらず、鳥獣のおかれている森林環境面等から施策を講じる必要もあることから、それぞれの部署の連携により、今後なお一層有害鳥獣対策について取り組むよう要望がありました。
次に、アグリパートナーサポート事業費補助金について、事業内容とその効果をただしたのに対し、「農業後継者対策として、地元農家男性に対し出会いの場を設ける事業である。昨年、地元農業男性と都会の女性の交流会を開催したところ、男性17人、女性18人の参加があり、5組のカップルが成立し、そのうち1組が結婚の運びとなり、平成20年度においても同様の交流会を予定している。また、相談員を設け結婚等に関する相談事業も行っている」との答弁があり、委員から第一次産業をどのように育成していくかという視点から、後継者対策としてその成果を踏まえ、実効ある施策展開を図っていくよう要望がありました。
次に、山村振興費の飲料水供給施設等整備事業費補助金について詳細説明を求めたのに対し、「上水道等未整備地域における飲料水の確保を図るため、施設改善等に要する経費の一部を補助するものであり、各地域で飲料水供給施設の組合組織で運営している100人以下の施設を対象としたものである。簡易水道とは別の小規模な施設で、現在、市内全域で79カ所が対象となっている。その補助率については、受益者数が50人以上100人未満の飲料水供給施設では2分の1、50人未満の簡易給水施設では3分の2となっている」との答弁がありました。
さらに、限界集落等でこの補助制度の対象とならない住民に対する取り組みについてただしたのに対し、「市内には1戸で水を引いている実態も何カ所かあることから、今年度『元気かい!集落応援プログラム』の過疎集落支援事業として、給水戸数が1戸の場合についても施設整備に対し2分の1の補助を行ったり、大雨の後の水源調査等、給水施設の維持管理について、高齢等により対応が困難な場合、外注に対する費用についても助成を行っている」との答弁がありました。
次に、林道新設改良費にかかわって、林道の開設状況並びに今後の新設計画についてただしたのに対し、「平成20年3月末現在、林道の総延長は464キロメートルで、現在開設中の林道は、龍神の虎ヶ峰坂泰線で残り11キロメートル、中辺路の政城線で残り4キロメートルとなっており、今後の計画としては、何路線かプロジェクトにおいて検討中であるが、この採択については調査をした上での決定となる。その他にも、災害時における国道等の迂回路となる路線について、のり面改良や舗装を重点的に作業を進めており、現在開設中の林道が完成すると総延長は520キロメートルほどになる」との答弁がありました。
次に、水産増養殖事業費にかかわって種苗放流育成事業の実績について説明を求めたのに対し、「平成19年度は、イセエピが190キロ、マダイが9万9,700尾、イサキが21万5,000尾、タイワンガザミが320匹、ヒオウギが8,700個、オコゼが5,000尾、鮎・アマゴで223万尾の放流を行った。平成18年度に比べ補助金を増額しているイサキについては、県で資源回復計画を策定し、20センチ以下のイサキは再放流するなど、県下的な資源管理の強化を図った結果、一定の成果が認められ、平成20年度の漁獲量について横ばい、もしくは回復傾向にあるという調査結果が出ている」との答弁があり、これに対し委員から、漁業不振が続く中、田辺の水産物の名産をつくり出していくという観点からも、放流数を大幅にふやす等、思い切った施策展開をするよう要望がありました。
次に、労働諸費の中小企業労働者生活資金貸付預託金について、その内容及び実績について説明を求めたのに対し、「本制度は県下の幾つかの市町村で実施されており、市内の事業者で貸付共済制度を持たない事業所に勤務する者に対して、病気療養、冠婚葬祭、教育資金等の生活資金を貸し付けるため、市が300万円を近畿労働金庫に預託し、近畿労働金庫を窓口として資金の貸し付けを行うものである。実績としては、平成13年に1件の貸し付けがあったが、それ以降は貸し付け実績がない状態である。その要因として、本制度は日本労働信用基金協会の保証が必要になるため、そういった手続の煩わしさもあって、一般ローンを活用されるケースが多いようである」との答弁があり、これに対して委員から、今後この制度については、さらなる広報の充実を図るとともに借りやすい制度への見直しを図るよう要望がありました。
次に、観光費の田辺「歓交」戦略推進事業委託料にかかわって、事業内容及び実績について説明を求めたのに対し、「市内5観光協会加盟による田辺市熊野ツーリズムビューローに対し、観光情報の発信と受け入れ地としてのレベルアップ事業を目的に平成18年度から事業委託をしているものである。事業内容としては、各種媒体を活用した観光情報の発信を初め、多言語化(日・英・仏・中・韓)を取り入れたパンフレットやホームページの作成等を行っており、まち歩きや熊野古道ウォークのための音声情報の作成も行っている。また、受け入れ地のレベルアップ事業として、それぞれの地域ごとや宿泊施設、交通機関、案内所等、業種ごとに関係者の皆さんに参加いただき、おもてなしの向上と受け入れ態勢充実のための研修会を実施している。田辺市熊野ツーリズムビューローが2年間取り組んできた実績としては、各種媒体を活用して露出の機会を確保したことによる広告費換算が248媒体で約4億2,700万円となり、この金額に数式を当てはめ経済波及効果に換算すると、約7億2,600万円となった」との答弁がありました。
次に、議案第20号 平成19年度田辺市
国民健康保険事業特別会計歳入歳出決算の事業勘定についてでありますが、繰越金について詳細説明を求めたのに対し、「平成19年度末の歳入歳出差額である繰越金は6億4,776万2,128円となっており、このうち平成18年度からの繰越金は3億9,821万9,062円、平成19年度単年度における歳入歳出差額が2億4,954万3,066円となっている。この内訳としては、平成18年度分の国負担金の追加交付及び平成19年度中の退職者医療に係る交付金の超過交付など、国負担金等の年度間精算が主な要因である。加えて、国の特別調整交付金や普通調整交付金の交付率の増加等、当初では見込むことができない要因により、繰越金が増加したものである」との答弁があり、さらに委員から、毎年の繰越金と18億円余りの基金がある状況の中、保険税に対する考え方をただしたのに対し、「国の基金取り崩し基準は、過去3年間の保険給付費等の25%とされており、これによると本市の基準額は21億円余りとなり、まだ、基準に達していない状況である。また、平成20年度の医療制度改革による後期高齢者医療制度の創設等により、被保険者が約1万人減少する中で、現在のところ、国保としては大きな負担増が考えられるが、国保の中長期的な安定を図るため、制度改革による影響が実績として確立するまで、保険税率を据え置くことを考えている」との答弁がありました。
以上、委員長報告といたします。
平成20年11月26日、
産業環境委員会委員長、白川公一。
(28番 白川公一君 降壇)
○議長(鈴木太雄君) 続いて、建設消防委員会委員長の報告を求めます。
30番、田中康雅君。
(30番 田中康雅君 登壇)
○30番(田中康雅君) 建設消防委員会の委員長報告を行います。
本委員会は、去る9月19日の本会議において付託を受けた議案14件のうち、閉会中の継続審査事件でありました平成19年度
各種会計歳入歳出決算9件について、10月16日、17日及び11月26日に委員会を開催し、当局の説明を聴取し慎重に審査をいたしました。
その結果、
委員会審査報告書に記載のとおり、3定議案第19号 平成19年度田辺市
一般会計歳入歳出決算についての所管部分、同議案第23号 平成19年度田辺市
分譲宅地造成事業特別会計歳入歳出決算についての所管部分、同議案第24号 平成19年度田辺市
公共用地先行取得事業特別会計歳入歳出決算について、同議案第25号 平成19年度田辺市文里港
整備事業特別会計歳入歳出決算について、同議案第28号 平成19年度田辺市
簡易水道事業特別会計歳入歳出決算について、同議案第32号 平成19年度田辺市
特定環境保全公共下水道事業特別会計歳入歳出決算について、同議案第35号 平成19年度田辺市
駐車場事業特別会計歳入歳出決算について、同議案第36号 平成19年度田辺市
砂利採取事業特別会計歳入歳出決算について及び同議案第39号 平成19年度田辺市水道事業会計の決算についての以上9件は、いずれも全会一致により、原案のとおり認定することに決しました。
各会計における予算の執行状況とあわせて、行政効果等を主眼に審査を行いましたが、その中で委員からの質疑及び要望の主なものは、次のとおりであります。
まず、議案第19号 平成19年度田辺市
一般会計歳入歳出決算についての所管部分でありますが、橋梁新設改良費における繰越明許費について説明を求めたのに対し、「落合橋の改良工事に伴い、県との河川協議に時間を要し、発注がおくれたため翌年度への繰り越しとなった」との答弁があり、市内の橋梁の点検調査委託を進める中、今後の災害対策として新設改良工事の必要性についてただしたのに対し、「市内にある橋長20メートル以上の272橋のうち、平成19年度に97橋の点検調査を実施しており、残りを平成20年度と21年度で進めていく予定である。また、橋梁の新設改良となればかなりの予算を要することから、点検調査結果をもとに、平成23年度から25年度までの3年間で長寿命化計画を立てた上で、国からの補助金による補修を図り、安全性が確保できるよう取り組んでいきたい」との答弁がありました。
次に、都市計画総務費の委託料にかかわって、公共下水道基本計画策定委託料が当初予算額をかなり減額しての執行になっていること、また、都市下水路等調査業務委託についてただしたのに対し、「平成元年に公共下水道基本計画を策定したものの事業が進捗せず、その後平成15年度に第1回目の見直しを行い、平成19年度には計画処理区域を浄化槽の設置が困難な住宅密集地域を中心とした275ヘクタールに縮小する基本計画を策定した。この策定委託料については、以前の基礎データを利用できたことにより当初予算額に比して安価な委託額となった。また、都市下水路等調査業務委託料については、以前からの懸案事項であったJR紀伊田辺駅付近の浸水対策を目的に、9月に補正で追加計上した上で、背戸川都市下水路及び周辺水路の流下能力等の調査を行った。
その結果、すべてを改修すると約10億円を要するという調査結果が出ているが、中心市街地活性化事業とも関連づけながら重要性の高いところから改善に向けて取り組んでいきたい」との答弁があり、委員から、この調査結果をもとに計画性を持って事業を進めていくよう要望がありました。
次に、住環境整備事業費についてでありますが、工事請負費の繰越明許費及び事業の現状について説明を求めたのに対し、「平成18年度からの第1期工事の工事請負費を繰り越して幹線道路や公園整備等の事業を進める中、残りの用地交渉が順調に進んだことにより、事業の早期完成を目指し9月議会で工事請負費を補正計上して事業の進捗を図ってきた。さらに、翌年度に事業を繰り越して平成20年度の完成を目指し取り組んでいる」との答弁がありました。
次に、常備消防費における工事請負費のうち、防火水槽設置工事について説明を求めたのに対し、「平成19年度で平瀬地区、高原地区、新庄町西跡之浦地区の3カ所で設置工事を行った。防火水槽はすべて40トンの二次製品の同じものであるが、それぞれ入札した結果金額は大きく差が出ている。これらの入札は、市の入札方針に基づき実施し、設計金額が500万円以下のため、最低制限価格を設けず、工事箇所地域の業者による指名競争入札を行ったことによりこのような結果となった」との答弁があり、委員から、設計金額の見直しをするとともに、入札方法について関係部局とも協議し検討するよう強く要望がありました。
次に、議案第23号 平成19年度田辺市
分譲宅地造成事業特別会計歳入歳出決算の所管部分である御所谷分譲宅地造成費に係る造成事業について説明を求めたのに対し、「平成19年度においては7区画分譲し、坪単価約20万円で完売している。さらに、現在は第3期工事として19区画の分譲を予定し造成工事を進めているところで、購入希望者もそろい、順調に進んでいる状況である」との答弁があり、委員から、経済情勢も変わり坪単価を下げたことから事業費との採算性が合わないことは理解しつつも、事業の完成に向けて、用地の売買については明確な基準をもって取り組むよう要望がありました。
次に、議案第28号 平成19年度田辺市
簡易水道事業特別会計歳入歳出決算についてでありますが、電子計算機及び附属器具保守点検委託料における委託業務内容について説明を求めたのに対し、「現在、NEC製の機械を導入していることからそれに係る保守点検委託についてもNECに任せている。業務内容は、プログラムやデータの修正、その他機械器具の修繕も含んでいる」との答弁があり、さらに、委託内容の再確認と見直しについてただしたのに対し、「機械器具は、基本的に5年間のリース契約であるため、5年経過後においては業務内容を見直し、負担軽減につながるよう検討してまいりたい」との答弁がありました。
また、龍神中央簡易水道施設整備事業費についてでありますが、測量・設計委託料と工事請負費について詳細説明を求めたのに対し、「測量・設計委託料の入札差額分を補正で減額するとともに、工事請負費への組み替えを行い、工事の変更により事業を進めた。工事変更契約については、継続事業であることから本事業を進める上で有利と判断し随意契約で変更を行った」との答弁があり、委員から、国庫補助の関係もあり時間的な制限もあることを理解しつつも、随意契約で事業を進めていくことについては、より透明性のある入札制度のあり方という観点からも今後庁内で十分協議するよう要望がありました。
次に、議案第39号 平成19年度田辺市水道事業会計の決算についてでありますが、給配水管の維持修繕業務の全面外部発注とした効果についてただしたのに対し、「平成19年度から給水管と配水管の昼間の修繕業務をすべて外部に委託することにより、工務課維持係の職員数を2名削減するとともに、上水道管理システムや新たに導入したファイリングシステムのデータ入力作業も行っており、紙ベースの台帳や図面を電子化し、効率的な水道事業に向けた業務に取り組んでいる」との答弁がありました。
また、市内の配水管布設替工事の進捗状況について詳細説明を求めたのに対し、「基幹配水管については、石綿セメント管、70年以上経過の鋳鉄管、40年経過のダクタイル鋳鉄管、25年経過の硬質塩化ビニール管が耐震性に劣ることから管路更新の対象としている。これらは、市の配水管全体の45%を占め、合計約130キロメートルあるが、今後年間約4億円をかけて4キロメートルから5キロメートルの更新を進めるとともに耐震化を図っていきたい」との答弁がありました。
以上、委員長報告といたします。
平成20年11月26日、建設消防委員会委員長、田中康雅。
以上であります。
(30番 田中康雅君 降壇)
○議長(鈴木太雄君) 続いて、文教民生委員会委員長の報告を求めます。
11番、山本紳次君。
(11番 山本紳次君 登壇)
○11番(山本紳次君) 文教民生委員会の委員長報告をさせていただきます。
本委員会は、去る9月19日の本会議において付託を受けた議案7件のうち、閉会中の継続審査事件でありました、平成19年度
各種会計歳入歳出決算4件について、10月14日、15日及び11月26日にそれぞれ委員会を開催し、当局の説明を聴取し慎重に審査をいたしました。
その結果、
委員会審査報告書に記載のとおり、3定議案第20号 平成19年度田辺市
国民健康保険事業特別会計歳入歳出決算の直営診療施設勘定及び同議案第34号 平成19年度田辺市
診療所事業特別会計歳入歳出決算についての以上2件については、全会一致により、同議案第19号 平成19年度田辺市
一般会計歳入歳出決算についての所管部分及び同議案第22号 平成19年度田辺市
介護保険特別会計歳入歳出決算についての以上2件については、起立多数により、いずれも原案のとおり認定することに決しました。
各会計における予算の執行状況とあわせて、行政効果等を主眼に審査を行いましたが、その中で委員からの質疑及び要望の主なものは、次のとおりであります。
まず、議案第19号 平成19年度田辺市
一般会計歳入歳出決算の所管部分のうち、市民総合センター管理費の光熱水費の内訳についてただしたのに対し、「光熱水費の大半は電気代であり、合併後に市民総合センターへの機能集中が進んでいることから、電気使用量及び電気代が増加した。節電対策は講じているものの、平成19年度から地域包括支援センターの職員が大幅に増加したこと等に伴う事務室の増加など、業務拡大により前年度と比較して約4%増加となっている」との答弁がありました。さらに、建設時に設置した太陽光発電システムの効果についてただしたのに対し、「太陽光システムによる発電で、平成19年度では市民総合センターで使用した電気代の3.9%程度の軽減につながっている」との答弁がありました。
次に、老人福祉費にかかわって、高齢者実態把握調査の委託先についてただしたのに対し、「実態把握調査は市内12カ所にある在宅介護支援センターに委託している。新規の調査はもとより、前回の調査から年月が経過している高齢者に対しても再度調査し、さまざまな項目について綿密な聞き取り調査を行っている。また、本調査を介して介護保険サービスや各種在宅福祉サービス事業等につなげるなど、専門的知識に基づいたきめ細やかな調査が不可欠となっている。このようなことから今後も在宅介護支援センターへの委託を継続したいと考える」との答弁がありました。
次に、生活保護費の扶助費の減額理由についてただしたのに対し、「医療扶助費以外の扶助費は若干増加しているが、医療扶助費に関しては入院患者数が前年度と比較して月平均12名程度減っていることなどから減少している。また、平成18年度には重篤患者に多額の費用を要したこと等により、その分を見込んで予算計上していたが、その後在宅療養になるなどの理由により、大幅な減額となった」との答弁がありました。
次に、保健衛生総務費にかかわって、健康診査の受診状況についてただしたのに対し、「市が実施している基本健康診査の受診率は22.2%であり、前年度と比較して0.4%向上している。胃がん検診及び胸部検診の受診率については前年度と比較してやや低下しているものの、婦人科の乳がん検診及び子宮がん検診については、前年度未受診の対象者に受診券を個別発送したこともあり、受診率が向上した。これ以外に勤務先の事業所等で実施する健康診査を受診している場合もあるため、市全体の受診率はそれ以上あると考える」との答弁がありました。
次に、教育事務所費にかかわって、教育委員会の本庁と各行政局管内の教育事務所を統合する考えはないのかただしたのに対し、「教育事務所職員は本庁から離れている地域の公民館活動や、学校施設管理等に従事しているため、仮に事務所を1カ所に統合するとしても、職員を各地域に分散させないと非常に効率が悪くなる」との答弁があり、これに対し委員から、同じ業務内容であるならば統合して人件費の削減等を図るよう、要望がありました。
次に、学校管理費にかかわって、用務員の配置状況についてただしたのに対し、「合併時には旧市町村別の配置状況に違いがあったが、合併して3年経過後に見直すこととしていたことから、平成20年度からは児童生徒数や敷地面積等を勘案した配置基準を設定し、旧町村部には各地域ごとに1名の用務員を配置し、旧田辺地域には2校兼務や1校専任の用務員を配置している。ただし、旧田辺地域で配置基準に満たない小規模校には用務員を配置していない」との答弁があり、これに対し委員から、基準に満たない小規模校についても、他校との兼務による配置等も視野に入れ、配置基準を再検討するよう要望がありました。
次に、学童保育所運営費補助金にかかわって、学童保育所運営の現状についてただしたのに対し、「平成19年度は公設公営で7カ所、民間で1カ所の学童保育所が開設されており、公設保育所には指導員18名を配置した。平成20年度は公設公営で8カ所、民間で1カ所開設しており、民間を除く入所人数は、4月1日現在で定員360名に対し318名である。指導員の勤務状況については、平日が午後1時から6時までの5時間勤務、夏休み等の長期休暇は8時間勤務となっている」との答弁があり、さらに委員から、今後旧町村部での設置を検討しているかただしたのに対し、「補助事業の関係上、20名以上の利用が見込める保育所については随時開設してきているが、希望者が20名未満の保育所についてもニーズは把握しているので、今後の検討課題としたい」との答弁がありました。
次に、図書館費にかかわって、図書館分室の設置場所として行政局の空きスペース等を活用できないかただしたのに対し、「大塔分室及び本宮分室については、以前設置していた施設から行政局内に移動させている。龍神分室についても利用者の利便性を考慮し、行政局の方に移動させるよう申し入れを行っているが、現在空きスペースの活用について検討中であるため保留になっている。行政局内に移動することで利用者の増加も見込めるので、できるだけ利便性を図るよう取り組んでいきたい」との答弁があり、さらに委員から、図書館が取り組んでいる読書運動の実施状況についてただしたのに対し、「市民に幅広く利用してもらえるよう、親子向けのひよこタイムという本の読み聞かせや、年配層向けの郷士史講座等を実施している。また、学校にも出向いてブックスタートという本の紹介事業も実施しており、今後も積極的に本に親しんでいただける事業を展開していきたい」との答弁がありました。
次に、体育連盟交付金にかかわって、市体育連盟の現状についてただしたのに対し、「市内には田辺市体育連盟、龍神村体育協会、大塔地区体育協会、中辺路地区体育協会、本宮町体育振興協会の5団体があり、田辺市体育連盟は競技団体を中心に組織されているが、旧町村部については公民館活動等で実施していたサークル等も加盟している地域もある。現在、組織の一本化を図る方向で検討しているが、レクリエーション型の種目を除き競技種目のみの加盟とすることにも抵抗があるため、調整が進んでいない。将来的には、生涯スポーツ全体を対象に組織を一本化したいと考えている」との答弁があり、7年後に国体開催を控える中で、競技スポーツ選手育成のため市としても適度な補助を行い技術の向上を図るよう要望しました。
次に、議案第22号 平成19年度田辺市
介護保険特別会計歳入歳出決算にかかわって、介護予防事業の内容及び効果についてただしたのに対し、「主な事業は、介護予防特定高齢者施策と介護予防一般高齢者施策の2種類に分けられ、特定高齢者施策については、医師が生活機能評価により判定した要支援や要介護状態となるおそれの高い高齢者に対し、運動器機能や口腔機能の向上、栄養改善を基本事業とした介護予防教室を委託先の事業所において実施している。また、一般高齢者施策については、全高齢者を対象に運動器機能向上の教室や医師による講演会等を実施しており、今後も在宅介護支援センターやボランティア団体等と連携し介護予防の周知徹底を図っていく。特定高齢者の対象者は相当数あるものの、本事業実施により生活機能状態が改善する方も今後さらに増加していくものと考える」との答弁がありました。
以上、委員長報告といたします。
平成20年11月26日、文教民生委員会委員長、山本紳次。
以上です。
(11番 山本紳次君 降壇)
○議長(鈴木太雄君) 以上で、各常任委員長の報告が終了いたしました。
これより質疑に入ります。
ただいまの委員長報告に対し、一括して質疑はありませんか。
(「なし」の声あり)
○議長(鈴木太雄君) 質疑なしと認めます。
これより討論に入ります。
討論は一括して行います。
討論はありませんか。
討論があるようですので、この場合、委員長の報告は、いずれも認定であります。
よって、認定に対する反対討論の発言を許可いたします。
3番、久保浩二君。
(3番 久保浩二君 登壇)
○3番(久保浩二君) 平成19年度一般会計、介護保険特別会計、国民健康保険事業特別会計、文里港整備事業特別会計、以上4会計の決算の認定について反対討論をいたします。
今回の決算は、合併後3年目でこれからの田辺市をどのようなまちにつくっていくかを考えて組まれた予算執行であり、市民の皆さんが市民生活やまちづくりに対する期待の大きいものでありました。しかし、19年度決算は市民の皆さんの期待にこたえるものになっていませんでした。以下、認定について反対する各会計について個別の反対理由を述べます。
一般会計については、小泉内閣以来の三位一体の国の改革のもと、平成12年度交付税に比べ、19年度も17億円削減されています。また定率減税が廃止され、住民税が10%に統一されたことにより、ほとんどの市民の方は大幅な増税で負担増になりました。景気がよく収益が上がり住民税がふえたのであれば喜ばしいことですが、税率を上げて住民税がふえたのでは、それは住民への負担の押しつけで生活を圧迫するだけです。
第一次産業が大変厳しい状況にある中、特に水産業が長引く不漁、魚価の低迷の中、漁業者への支援が行政に求められています。しかし19年度も漁業振興贄、増養殖事業費を含めて1,000万円余りと余りにも少なく、その期待にこたえるものになっていません。19年度、田辺市の児童生徒7,240名のうち1割以上の子供が経済的な事由から要保護・準要保護及び教育扶助を受けている状況があり、また、希代の悪法といわれる後期高齢者医療制度負担金が見直しや部分的な修正で済むものではなく、制度の廃止しかないというのが圧倒的多数の市民の声だと思いますが、高齢者を苦しめるままになっている。
また、当局が関係する車両の燃料費は、契約した分の燃料代に対しては補正を行っていません。学力テスト問題では結果から保護者の経済力により学力が左右される問題など、教育委員会がそれらの問題をきちんと論議できていたのか大変疑問を持っています。長引く不況の中、市民の暮らしに貧困と格差のあらしが吹き荒れる状況です。中小企業者や商店主、高齢者、障害者など住民の生活は国の悪政に押しつぶされようとしています。住民の生活を守る防波堤となるべき田辺市の行政は19年度も国の悪政をそのまま市民に押しつける結果になっています。
次に国民健康保険についてでありますが、3年連続の値上げで市民に厳しい負担を強いてきました。しかし、18年度に比べ19年度の繰越費は2億5,000万円もふえて6億5,000万円もあります。基金積立金も18億8,000万もあり値上げをする必要がありませんでした。値上げして市民に負担を重くすることで収入未済額がふえ、不納欠損額をふやすやり方を改め、保険料を引き下げ、支払いやすくすることで滞納者を少なくすることになり、国保財政の健全化につながります。
次に、介護保険特別会計ですが、山間部に住む高齢者や障害者が日常の買い物等の外出に苦労している状況がいろいろの調査や決算審査からも明らかになりました。介護予防事業が変更されたことによって楽しみにしていた外出の機会を奪われた高齢者も少なくありません。特別徴収が原則といわれる介護保険料ですが、年金額が少ないために天引きできず、払い込みもままならず滞納する方やおくれる方も含めて年間2,000人近くいます。生活保護水準すら下回るこれらの方のうち半数は最終的に納めることができず不納欠損処理をされています。これらの方は利用料の支払いも困難だと思われるので、介護サービスも満足に受けられているか疑問ですし、十分なサービスを選び切れない状況に置かれているのではないかと思います。施設に入りたいと思っても、市内には200人を超える入所待機者がいてすぐに入所できる態勢にはなっていません。保険あって介護なしの状態を一刻も早く解消すべきです。
次に、文里港整備事業特別会計についてですが、1946年の南海地震において多くの被害を出した文里港を埋め立てて造成したことが問題です。造成しても実現可能な利用ができないような文里港の整備は必要ありませんでした。
以上、4件について反対討論とさせていただきます。
(3番 久保浩二君 降壇)
○議長(鈴木太雄君) 続いて、認定に対する賛成討論の発言を許可いたします。
賛成討論の発言はありませんか。
5番、佐井昭子君。
(5番 佐井昭子君 登壇)
○5番(佐井昭子君) 5番、公明党の佐井でございます。
賛成の立場で意見を述べさせていただきます。
原稿がありませんので、うまく言えるかどうかわかりませんが、よろしくお願いいたします。
まず初めに、第19号 平成19年度一般会計のところでありますが、後期高齢者医療制度が非常に悪い制度であるから、これに対する支出に反対であるというご意見でございましたが、まず新しい制度が今年度初めて実施されました。なかなか周知徹底されておりませんでしたので、確かに混乱がございました。また、政局に絡んでマスコミ等で非常に偏った報道などもされましたので、いろいろ皆さん混乱をしたことと思いますが、おっしゃられましたようにこの制度が悪い制度であると思っておりません。なぜかと申しましたら、皆さんもご存じだと思いますが、日本は超高齢社会になりました。その中で、医療費が年々増加をしているわけです。
年に1兆円ベースで増加をしておりまして、このままでいくと今は現役世代4人でお一人を支えているという状況が2人で1人を支えなければならない。このままでは医療制度が破綻する。ここら辺のことは皆さん本当にもうおわかりだと思います。これを持続して、安定した制度にするためにということで、この新しい制度ができたわけです。私はこの制度は必要な制度であると思いますので、これは賛成でございます。
それから、次に第20号、国民健康保険ですが、繰越費のお話がございましたが、先ほどの委員長報告の中でも述べられておりましたが、この繰越金というのは超過交付とか、交付率の増加、当初は見込むことができなかったという要因による繰越金であるという説明がございました。そのような繰越金を残せたというのも堅実な運営、また市民の皆様方の健康に対する意識の向上、ご努力のたまものであると思います。それを大いに評価して、これは認めるべきであると考えます。
それから、次に第22号の介護保険でございますが、今のお話をお伺いしておりましたら、負担に対してサービスが合っていないというようなことであろうかと思います。この介護保険の制度というのはこれも高齢社会で当然必要とされる制度だと思います。もしこの制度がなかったら、家族だけで介護をするとなったら本当に大変なことになるだろうなと想像されます。とても家族だけ、また素人の手では介護というのはできないだろうと考えます。皆でお金を出し合って、公的にこういう仕組みをつくっていくというのは当然必要なことだと思います。
その上で、負担とサービスがバランスよくできるということが望ましいわけです。そういうことで、19年度の決算におきましても、負担とバランス、ここはやはり認めていいのではないかと思います。
以上で、私の賛成の討論とさせていただきます。
(5番 佐井昭子君 降壇)
○議長(鈴木太雄君) 他に反対討論はありませんか。
(「なし」の声あり)
○議長(鈴木太雄君) それでは、これをもって討論を終結いたします。
これより、ただいま議題となっております21件について順次採決に入ります。
◎日程第3 3定議案第19号 平成19年度田辺市
一般会計歳入歳出決算について
○議長(鈴木太雄君) 3定議案第19号 平成19年度田辺市
一般会計歳入歳出決算についてお諮りいたします。
本件については、起立により採決いたします。
議案第19号は、委員長の報告のとおり認定することに賛成の諸君の起立を求めます。
(起立多数)
○議長(鈴木太雄君) 起立多数であります。
よって、3定議案第19号は認定することに決しました。
◎日程第4 3定議案第20号 平成19年度田辺市
国民健康保険事業特別会計歳入歳出決算について
○議長(鈴木太雄君) 続いて、3定議案第20号 平成19年度田辺市
国民健康保険事業特別会計歳入歳出決算についてお諮りいたします。
本件については、起立により採決いたします。
議案第20号は、委員長の報告のとおり認定することに賛成の諸君の起立を求めます。
(起立多数)
○議長(鈴木太雄君) 起立多数であります。
よって、3定議案第20号は認定することに決しました。
◎日程第5 3定議案第21号 平成19年度田辺市
老人保健特別会計歳入歳出決算について
○議長(鈴木太雄君) 続いて、3定議案第21号 平成19年度田辺市
老人保健特別会計歳入歳出決算についてお諮りいたします。
3定議案第21号は、委員長の報告のとおり認定することに異議ありませんか。
(「異議なし」の声あり)
○議長(鈴木太雄君) 異議なしと認めます。
よって、3定議案第21号は認定することに決しました。
◎日程第6 3定議案第22号 平成19年度田辺市
介護保険特別会計歳入歳出決算について
○議長(鈴木太雄君) 続いて、3定議案第22号 平成19年度田辺市
介護保険特別会計歳入歳出決算についてお諮りいたします。
本件については、起立により採決いたします。
議案第22号は、委員長の報告のとおり認定することに賛成の諸君の起立を求めます。
(起立多数)
○議長(鈴木太雄君) 起立多数であります。
よって、3定議案第22号は認定することに決しました。
◎日程第7 3定議案第23号 平成19年度田辺市
分譲宅地造成事業特別会計歳入歳出決算について
○議長(鈴木太雄君) 続いて、3定議案第23号 平成19年度田辺市
分譲宅地造成事業特別会計歳入歳出決算についてお諮りいたします。
3定議案第23号は、委員長の報告のとおり認定することに異議ありませんか。
(「異議なし」の声あり)
○議長(鈴木太雄君) 異議なしと認めます。
よって、3定議案第23号は認定することに決しました。
◎日程第8 3定議案第24号 平成19年度田辺市
公共用地先行取得事業特別会計歳入歳出決算について
○議長(鈴木太雄君) 続いて、3定議案第24号 平成19年度田辺市
公共用地先行取得事業特別会計歳入歳出決算についてお諮りいたします。
3定議案第24は、委員長の報告のとおり認定することに異議ありませんか。
(「異議なし」の声あり)
○議長(鈴木太雄君) 異議なしと認めます。
よって、3定議案第24号は認定することに決しました。
◎日程第9 3定議案第25号 平成19年度田辺市文里港
整備事業特別会計歳入歳出決算について
○議長(鈴木太雄君) 続いて、3定議案第25号 平成19年度田辺市文里港
整備事業特別会計歳入歳出決算についてお諮りいたします。
本件については、起立により採決いたします。
議案第25号は、委員長の報告のとおり認定することに賛成の諸君の起立を求めます。
(起立多数)
○議長(鈴木太雄君) 起立多数であります。
よって、3定議案第25号は認定することに決しました。
◎日程第10 3定議案第26号 平成19年度田辺市
交通災害共済事業特別会計歳入歳出決算について
○議長(鈴木太雄君) 続いて、3定議案第26号 平成19年度田辺市
交通災害共済事業特別会計歳入歳出決算についてお諮りいたします。
3定議案第26号は、委員長の報告のとおり認定することに異議ありませんか。
(「異議なし」の声あり)
○議長(鈴木太雄君) 異議なしと認めます。
よって、3定議案第26号は認定することに決しました。
◎日程第11 3定議案第27号 平成19年度田辺市同和対策住宅資金等貸付事業特別
会計歳入歳出決算について
○議長(鈴木太雄君) 続いて、3定議案第27号 平成19年度田辺市
同和対策住宅資金等貸付事業特別会計歳入歳出決算についてお諮りいたします。
3定議案第27号は、委員長の報告のとおり認定することに異議ありませんか。
(「異議なし」の声あり)
○議長(鈴木太雄君) 異議なしと認めます。
よって、3定議案第27号は認定することに決しました。
◎日程第12 3定議案第28号 平成19年度田辺市
簡易水道事業特別会計歳入歳出決算について
○議長(鈴木太雄君) 続いて、3定議案第28号 平成19年度田辺市
簡易水道事業特別会計歳入歳出決算についてお諮りいたします。
3定議案第28号は、委員長の報告のとおり認定することに異議ありませんか。
(「異議なし」の声あり)
○議長(鈴木太雄君) 異議なしと認めます。
よって、3定議案第28号は認定することに決しました。
◎日程第13 3定議案第29号 平成19年度田辺市農業集落排水事業特別会計歳入決算について
○議長(鈴木太雄君) 続いて、3定議案第29号 平成19年度田辺市農業集落排水事業特別会計歳入決算についてお諮りいたします。
3定議案第29号は、委員長の報告のとおり認定することに異議ありませんか。
(「異議なし」の声あり)
○議長(鈴木太雄君) 異議なしと認めます。
よって、3定議案第29号は認定することに決しました。
◎日程第14 3定議案第30号 平成19年度田辺市
林業集落排水事業特別会計歳入歳出決算について
○議長(鈴木太雄君) 続いて、3定議案第30号 平成19年度田辺市
林業集落排水事業特別会計歳入歳出決算についてお諮りいたします。
3定議案第30号は、委員長の報告のとおり認定することに異議ありませんか。
(「異議なし」の声あり)
○議長(鈴木太雄君) 異議なしと認めます。
よって、3定議案第30号は認定することに決しました。
◎日程第15 3定議案第31号 平成19年度田辺市
漁業集落排水事業特別会計歳入歳出決算について
○議長(鈴木太雄君) 続いて、3定議案第31号 平成19年度田辺市
漁業集落排水事業特別会計歳入歳出決算についてお諮りいたします。
3定議案第31号は、委員長の報告のとおり認定することに異議ありませんか。
(「異議なし」の声あり)
○議長(鈴木太雄君) 異議なしと認めます。
よって、3定議案第31号は認定することに決しました。
◎日程第16 3定議案第32号 平成19年度田辺市特定環境保全公共下水道事業特別
会計歳入歳出決算について
○議長(鈴木太雄君) 続いて、3定議案第32号 平成19年度田辺市
特定環境保全公共下水道事業特別会計歳入歳出決算についてお諮りいたします。
3定議案第32号は、委員長の報告のとおり認定することに異議ありませんか。
(「異議なし」の声あり)
○議長(鈴木太雄君) 異議なしと認めます。
よって、3定議案第32号は認定することに決しました。
◎日程第17 3定議案第33号 平成19年度田辺市
戸別排水処理事業特別会計歳入歳出決算について
○議長(鈴木太雄君) 続いて、3定議案第33号 平成19年度田辺市
戸別排水処理事業特別会計歳入歳出決算についてお諮りいたします。
3定議案第33号は、委員長の報告のとおり認定することに異議ありませんか。
(「異議なし」の声あり)
○議長(鈴木太雄君) 異議なしと認めます。
よって、3定議案第33号は認定することに決しました。
◎日程第18 3定議案第34号 平成19年度田辺市
診療所事業特別会計歳入歳出決算について
○議長(鈴木太雄君) 続いて、3定議案第34号 平成19年度田辺市
診療所事業特別会計歳入歳出決算についてお諮りいたします。
3定議案第34号は、委員長の報告のとおり認定することに異議ありませんか。
(「異議なし」の声あり)
○議長(鈴木太雄君) 異議なしと認めます。
よって、3定議案第34号は認定することに決しました。
◎日程第19 3定議案第35号 平成19年度田辺市
駐車場事業特別会計歳入歳出決算について
○議長(鈴木太雄君) 続いて、3定議案第35号 平成19年度田辺市
駐車場事業特別会計歳入歳出決算についてお諮りいたします。
3定議案第35号は、委員長の報告のとおり認定することに異議ありませんか。
(「異議なし」の声あり)
○議長(鈴木太雄君) 異議なしと認めます。
よって、3定議案第35号は認定することに決しました。
◎日程第20 3定議案第36号 平成19年度田辺市
砂利採取事業特別会計歳入歳出決算について
○議長(鈴木太雄君) 続いて、3定議案第36号 平成19年度田辺市
砂利採取事業特別会計歳入歳出決算についてお諮りいたします。
3定議案第36号は、委員長の報告のとおり認定することに異議ありませんか。
(「異議なし」の声あり)
○議長(鈴木太雄君) 異議なしと認めます。
よって、3定議案第36号は認定することに決しました。
◎日程第21 3定議案第37号 平成19年度田辺市
木材加工事業特別会計歳入歳出決算について
○議長(鈴木太雄君) 続いて、3定議案第37号 平成19年度田辺市
木材加工事業特別会計歳入歳出決算についてお諮りいたします。
3定議案第37号は、委員長の報告のとおり認定することに異議ありませんか。
(「異議なし」の声あり)
○議長(鈴木太雄君) 異議なしと認めます。
よって、3定議案第37号は認定することに決しました。
◎日程第22 3定議案第38号 平成19年度田辺市四村川財産区
特別会計歳入歳出決算について
○議長(鈴木太雄君) 続いて、3定議案第38号 平成19年度田辺市四村川財産区
特別会計歳入歳出決算についてお諮りいたします。
3定議案第38号は、委員長の報告のとおり認定することに異議ありませんか。
(「異議なし」の声あり)
○議長(鈴木太雄君) 異議なしと認めます。
よって、3定議案第38号は認定することに決しました。
◎日程第23 3定議案第39号 平成19年度田辺市水道事業会計の決算について
○議長(鈴木太雄君) 続いて、3定議案第39号 平成19年度田辺市水道事業会計の決算についてお諮りいたします。
3定議案第39号は、委員長の報告のとおり認定することに異議ありませんか。
(「異議なし」の声あり)
○議長(鈴木太雄君) 異議なしと認めます。
よって、3定議案第39号は認定することに決しました。
休 憩
○議長(鈴木太雄君) この場合、2時25分まで休憩いたします。
(午後 2時16分)
──────────────────
◎再 開
○議長(鈴木太雄君) それでは、休憩前に引き続き会議を開きます。
(午後 2時25分)
◎日程第24 4定報告第 1号 専決処分事項についてから
日程第41 4定議案第16号 平成20年度田辺市
診療所事業特別会計補正予算(第
1号)についてまで一括上程
○議長(鈴木太雄君) 続いて、日程第24 4定報告第1号 専決処分事項についてから、日程第41 4定議案第16号 平成20年度田辺市
診療所事業特別会計補正予算(第1号)についてまで、以上18件を一括上程いたします。
提出者の説明を求めます。
市長、真砂充敏君。
(市長 真砂充敏君 登壇)
○市長(真砂充敏君) ただいま上程されました議案は、専決処分報告2件、条例に関するもの1件、予算に関するもの6件、その他9件でございまして、その概要についてご説明申し上げます。
まず、報告第1号 専決処分事項についてでありますが、平成20年度田辺市
一般会計補正予算(第5号)につきましては、去る9月19日の台風13号により被災した農林施設及び公共土木施設災害復旧費等を、損害賠償の額の決定及び和解については、去る10月6日に発生した本市のマイクロバスと軽乗用自動車の交通事故に伴う損害賠償について、平成20年度田辺市
一般会計補正予算(第6号)は、この交通事故に伴う損害賠償金等をそれぞれ専決処分したものであります。
報告第2号 専決処分事項の報告については、車両損傷事故及び小学校児童の転倒による負傷事故の損害賠償について、議会の指定に基づき専決処分したものの報告であります。
議案第1号
田辺市営住宅条例の一部改正については、大塔団地及び本宮団地の一部を廃止するとともに、本宮団地に住宅1戸を追加するため、議案第2号 民事調停の申立てについては、市営住宅の家賃及び駐車場使用料の滞納者及び連帯保証人に対し、当該家賃等の支払いを求める民事調停の申し立てを行うため、議案第3号 田辺市
紀州備長炭記念公園の指定管理者の指定についてから議案第6号 田辺市
ふるさとセンター大塔の指定管理者の指定についてまでは、当該施設の指定管理者の指定について、それぞれ議決をお願いするものであります。
議案第7号 和歌山県
後期高齢者医療広域連合規約の変更については、高齢者の医療の確保に関する法律施行令の全部改正等に伴い、所要の規定の整備を行うものであります。
次に、議案第8号 平成20年度田辺市
一般会計補正予算(第7号)につきまして、その概要をご説明申し上げます。
今回の補正は、1億5,820万6,000円で歳出の主なものを申し上げますと、職員配置の変動等に伴う人件費の更正等を行うほか、総務費では個人住民税の公的年金からの特別徴収制度の導入等に伴う電子計算機プログラム開発委託料等を、民生費では精算に伴う国庫及び県支出金返還金を、衛生費では健康診断の受診の増加による検診委託料等を、農林水産業費では遊休農地の解消と農地の流動化を促進するための果樹産地づくり総合支援事業費補助金、原油高騰対策として田辺木材流通加工センターが行う木質資源利用ボイラー施設の整備に対する林業・木材産業構造改革事業費補助金等を、商工費では原料価格高騰対策保証制度の新設による信用保証料補助対象業種の拡大、和歌山県の融資枠の拡大等による田辺市中小企業信用保証料補助金を、土木費では道路新設改良費の予算の更正等を、災害復旧費では去る9月19日の台風13号により被災した公共土木施設災害復旧費を、諸支出金では介護保険特別会計繰出金を補正するほか、債務負担行為及び地方債の補正をしております。今回の補正に要する財源としましては、地方交付税、県支出金、諸収入等をもって充てることにしております。
議案第9号 平成20年度田辺市
国民健康保険事業特別会計補正予算(第2号)につきましては、職員配置の変動に伴う人件費の減額及び制度改正に伴う電子計算機プログラム修正委託料等を、議案第10号 平成20年度田辺市
介護保険特別会計補正予算(第2号)につきましては、職員配置の変動に伴う人件費及び制度改正等に伴う電子計算機プログラム修正委託料をそれぞれ補正するものです。
議案第11号から議案第13号までの権利の放棄については、住宅新築資金貸付金及び宅地取得資金貸付金に係る債権を放棄することについて議決をお願いするもので、議案第14号 平成20年度田辺市
同和対策住宅資金等貸付事業特別会計補正予算(第2号)につきましては、これに関連し、財源を更正するものです。
議案第15号 平成20度田辺市
漁業集落排水事業特別会計補正予算(第1号)につきましては、管路施設整備工事費及び地方債を補正するもので、議案第16号 平成20年度田辺市
診療所事業特別会計補正予算(第1号)につきましては、職員配置の変動に伴う人件費を減額するものであります。
以上、提案いたしました議案についてご説明申し上げましたが、詳細につきましては、関係部課長から説明いたさせますので、よろしくご審議の上、ご賛同賜りますようお願いいたします。
(市長 真砂充敏君 降壇)
○議長(鈴木太雄君) 続いて、補足説明を求めます。
総務部長、岡本美彦君。
(総務部長 岡本美彦君 登壇)
○総務部長(岡本美彦君) それでは、議案書に基づきまして補足説明をさせていただきます。
1ページをお願いします。
4定報告第1号 専決処分事項については、地方自治法第179条第1項の規定により専決処分したもので、同条第3項の規定によりこれを報告し、ご承認をお願いするものです。
専決事項といたしましては、平成20年度田辺市
一般会計補正予算(第5号)及び損害賠償の額の決定及び和解について、平成20年度田辺市
一般会計補正予算(第6号)の3件です。
2ページをお願いします。
平成20年度田辺市の
一般会計補正予算(第5号)は、次に定めるところによる。
第1条歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ4,376万5,000円を追加し、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ402億9,143万5,000円とするものです。
内容につきましては、5ページの歳出をお願いしますが、工事請負費につきましては6ページに工事明細を、別冊参考資料の1ページ、2ページに工事事業箇所を掲載していますので、あわせてご参照願います。
この補正は、去る9月19日の台風13号により被災した道路等の復旧費用で、道路橋梁費につきましては、市道2路線の局部改良工事に要する費用を、農林施設災害復旧費及び公共土木施設災害復旧費につきましては、市道、農道、林道、水路等82件の復旧に要する機械、器具借料や原材料費などの費用を専決処分したもので、補正に要する財源といたしましては、繰越金を充てています。
次に、7ページをお願いします。
損害賠償の額の決定及び和解については、平成20年10月6日午後4時30分ごろ、本市スポーツ振興課臨時職員が、マイクロバスを運転し、国際合気道大会の参加者の送迎のため、田辺市体育センターへ向かう途中、芳養町54番地の1地先の市道芳養町136号線の交差点において、前方不注意により、同交差点内を左方から進行中のAさんが運転する、Bさん所有の軽乗用自動車に追突し、当該車両の右後部を損傷させたもので、この損害に対する賠償金として本市が73万2,163円を相手方に支払うものです。
本件につきましては、交通事故に伴う損害賠償事件について、代車費用等を軽減し、被害者に対する迅速な賠償を行うため、専決処分を行ったものです。
続きまして、8ページをお願いします。
平成20年度田辺市の
一般会計補正予算(第6号)は、次に定めるところによる。
第1条歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ121万2,000円を追加し、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ402億9,264万7,000円とするものです。
内容につきましては、ただいまご報告いたしました車両損傷事故の和解に伴う損害賠償金及び市の車両の修繕料でございまして、補正に要する財源といたしましては、諸収入を充てています。
次に、12ページをお願いします。
4定報告第2号 専決処分事項の報告については、損害賠償の額を定め、和解することについて、地方自治法第180条第1項の規定に基づき専決処分したので、同条第2項の規定によりこれをご報告申し上げるものです。
まず、1件目の内容といたしましては、平成20年6月26日午前10時ごろ、本市本宮教育事務所用務員が、本宮小学校駐車場内において草刈りをしていたところ、小石が飛び散り、当該駐車場内に駐車していたCさん所有の軽乗用自動車の左側面部を損傷させたもので、この損害に対する賠償金として、本市が16万9,470円を相手方に支払うものです。
次に、13ページ、2件目の内容といたしましては、平成19年6月7日午後9時20分ごろ、和歌山県立潮岬青少年の家において、田辺第一小学校第5学年の合宿訓練中、Dさんがキャンプファイア会場から宿泊施設に戻る際、その指導が十分でなかったため照明のない箇所で転倒し、前歯を折る負傷をしたもので、この損害に対する賠償金として、本市が20万円を相手方に支払うものです。
次に、14ページをお願いします。
4定議案第1号
田辺市営住宅条例の一部改正について、地方自治法第96条第1項第1号の規定により議会の議決をお願いするものです。
本件につきまして、まず、昭和31年度建設の木造2階建て住宅である合川637番地の7の大塔団地2戸につきましては、老朽化が進んでおり、また当該住宅の敷地面積が狭く、和歌山県立自然公園条例に規定されている第3種特別地域に所在しているため、建てかえによる戸数の維持を図ることは非常に困難であることから、当該住宅を公用廃止し、譲渡処分するものです。
また、昭和30年度建設の木造平屋建て住宅である本宮町本宮538番地の1の本宮団地1戸につきましては、田辺市営住宅ストック総合活用計画に基づき平成19年5月31日以降空き家としておりましたが、老朽化が著しいことから公用廃止するものであり、昭和38年度建設の木造平屋建て住宅である本宮町伏拝1087番地の本宮団地1戸につきましては、市道日浦(ひうら)線道路改良工事に伴い公用廃止し、同敷地内に所在している昭和41年度建設の木造平屋建て住宅である三里小学校教員住宅を市営住宅として新たに設置するものです。
次に、16ページをお願いします。
4定議案第2号 民事調停の申立てについて、地方自治法第96条第1項第12号の規定により議会の議決をお願いするものです。
本件につきましては、6カ月以上市営住宅の家賃及び駐車場使用料を滞納し、再三にわたる督促状、催告状及び内容証明郵便による催告にも一切応じず、支払いがない入居者3人及びその連帯保証人、滞納家賃等の支払いについて再三の納付指導に応じない退去者2人及びその連帯保証人並びに滞納家賃等の支払いについて民事調停または和解が成立したものの、これを履行しない退去者6人の連帯保証人を相手方として、当該滞納家賃等の支払いを求めるため、民事調停法に基づく調停を簡易裁判所に申し立てるものです。なお、あわせて別冊参考資料の3ページから7ページまでをご参照願います。
次に、17ページから20ページまでをお願いします。
4定議案第3号から第6号までは、本市の公の施設について、それぞれの指定管理者を指定いたしたく、地方自治法第244条の2第6項の規定により議会の議決をお願いするものです。
まず、17ページの4定議案第3号 田辺市
紀州備長炭記念公園の指定管理者の指定については、当該施設の指定管理者として、
紀州備長炭記念公園を核として秋津川地区の地域振興に大きく寄与している田辺市秋津川1491番地の1、秋津川振興会会長藤谷肇(ふじたにはじむ)氏を平成21年4月1日から平成24年3月31日までの間、指定いたしたく議決をお願いするものです。
次に、18ページの4定議案第4号 田辺市
龍神総合交流拠点施設「季楽里龍神」の指定管理者の指定については、当該施設の指定管理者として、引き続き現在の指定管理者である田辺市龍神村龍神189番地、財団法人龍神村開発公社理事長下村順司(しもむらじゅんじ)氏を平成21年4月1日から平成24年3月31日までの問、指定いたしたく議決をお願いするものです。
次に、19ページの4定議案第5号 田辺市龍神温泉センターの指定管理者の指定については、当該施設の指定管理者として、引き続き現在の指定管理者である田辺市龍神村龍神37番地、有限会社龍神温泉元湯代表取締役、平岡照章(ひらおかてるあき)氏を平成21年4月1日から平成24年3月31日までの間、指定いたしたく議決をお願いするものです。
次に、20ページの4定議案第6号 田辺市
ふるさとセンター大塔の指定管理者の指定については、当該施設の指定管理者として、公募による選考の結果、田辺市鮎川2567番地の1、大塔村観光事業振興会会長、花本健(はなもとつよし)氏を平成21年4月1日から平成26年3月31日までの間、指定いたしたく議決をお願いするものです。
次に、21ページをお願いします。
4定議案第7号 和歌山県
後期高齢者医療広域連合規約の変更について、地方自治法第291条の3第1項及び第291条の11の規定により議会の議決をお願いするものです。
本件につきましては、高齢者の医療の確保に関する法律施行令の全部改正に伴い、政令番号を変更するほか、所要の規定の整備を行うものです。
次に、23ページをお願いします。
4定議案第8号 平成20年度田辺市の
一般会計補正予算(第7号)は、次に定めるところによる。
第1条歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ1億5,820万6,000円を追加し、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ404億5,085万3,000円とするものです。なお、債務負担行為及び地方債の補正につきましては、27ページをご参照願います。
補正予算の内容につきましては、歳出の32ページからに沿ってご説明いたしますが、各費目にございます給料、職員手当等、共済費につきましては、職員配置の変動等にかかる人件費の補正で、その説明は省略させていただきますのでご了承願います。なお、人件費につきましては、給与費明細書を57ページから59ページに掲載しておりますので、ご参照願います。また、工事請負費につきましては工事明細を60ページに、あわせて別冊参考資料の8ページに、工事事業箇所を掲載しています。
それでは33ページをお願いします。
総務管理費、地籍調査事業費につきましては、地籍調査実施地区における現地詳細調査の結果、地籍測量を行う基点となる地籍図根三角点(ちせきずこんさんかくてん)設置箇所の追加が必要となり、これに伴う周辺の樹木の伐採が必要となったことから、その補償費を増額するほか、経費配分の変更を行うものです。
34ページの徴税費、賦課費及び徴税費につきましては、平成21年10月から実施する個人住民税の公的年金からの特別徴収制度の導入、及び3年に一度実施しております固定資産税の評価がえ、その他固定資産税に関する地方税法の改正等に対応するため、電子計算機システムのプログラム開発及び改修を行うための委託料です。
36ページをお願いします。
統計調査費、指定統計調査費につきましては、本年度実施する住宅・土地統計調査等7件の統計調査に係る委託金の確定や変更見込みに伴い、これに要する費用を増額するものです。
37ページの社会福祉費、社会福祉総務費の償還金利子及び割引料は、保育所運営費を初め児童福祉、高齢福祉、障害福祉関係のそれぞれの国庫及び県支出金の精算に伴い超過交付分を返還するものです。
次に40ページをお願いします。
保健衛生費、予防費につきましては、がん検診受診率向上のための受診券発行や大腸がん検診における受診対象の年齢区分の撤廃等により、健康診断の受診件数が増加していることから、検診委託料を増額するものです。
次の斎場費につきましては、燃料費単価の高騰と遺体処理件数の増加に伴う施設燃料費の増額です。
42ページをお願いします。
農業費、農業振興費は、遊休農地の解消と農地の流動化を促進するため、県が今年度から新たに実施しております「果樹産地づくり総合支援事業」を活用し、市内において遊休農地を借り受け、梅を生産する方に補助金を交付するものです。
43ページの林業費、林業振興費は、製材業における原油高騰対策のため、国の林業木材産業構造改革事業補助金を活用し、田辺木材流通加工センターが木質資源利用ボイラー施設を整備することに対し補助金を交付するものです。
次の林業土木費、林道維持費は、これまでの降雨時に林道における崩士等が多発し、その除去作業等に多額の費用を要しているため、維持補修費用を増額するものです。
44ページをお願いします。
林業土木費、林道新設改良費につきましては、平成19年度の繰越事業の林道政城線開設工事について、請負者の責に帰する事由により契約を解除したため、過払前払金保証金を充当し、残りの工事を再入札し施工するとともに、これに伴い現年度の林道政城線開設事業に要する経費について、事業費を減額し、林道虎ヶ峰坂泰線開設事業の事業費へ予算の組み替えを行うものです。
また、林道龍神本宮線改良事業に要する経費につきましても、同じく事業費を減額し、林道小広静川線改良事業の事業費へ予算の組み替えを行うものです。
次の居住環境整備事業費につきましては、林道竹ノ又坂又線開設事業、林道坂又線改良事業、小皆地区飲料水供給施設整備事業の3つの事業に要する経費について、測量・設計委託料や補償費から工事請負費へそれぞれ予算の組み替えを行うものです。
45ページをお願いします。
水産業費、水産業総務費につきましては、芳養漁港埋立地内の再開発用地の鑑定評価及び土地の測量を実施するもの、次の漁港管理費は、市が管理する漁港内におけるプレジャーボート係留船舶の増加に伴い、その係船使用料徴収業務に係る委託料を増額するものです。
46ページの商工費、商工振興費につきましては、国の安心実現のための緊急総合対策における原材料価格高騰対策等保障制度の新設により、これまでの信用保証料補助対象業種185業種が618業種に拡大されるとともに、県の経営支援資金セーフティ枠の融資枠及び融資期間が拡充されたことから、融資に係る信用保証料の2分の1を補助しております田辺市中小企業信用保証料補助金を増額するものです。
続きまして、48ページをお願いします。
道路橋梁費、道路新設改良費につきましては、市道小瀬小原(こぜおはら)線ほか5路線の事業費について、それぞれ予算の組み替えを行うものです。
55ページをお願いします。
公共土木施設災害復旧費は、去る9月19日の台風13号により被災した本宮地区の市道2路線の復旧に要する費用です。
次の特別会計繰出金は、介護保険特別会計において補正をお願いしております職員給与費及び事務費を一般会計から繰り出すためのものです。
以上、今回の一般会計の補正に要する財源といたしましては、地方交付税、使用料及び手数料、国庫支出金、県支出金、市債等をもって充てています。
次に、61ページをお願いします。
4定議案第9号 平成20年度田辺市の
国民健康保険事業特別会計補正予算(第2号)は、次に定めるところによる。
第1条歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ230万1,000円を追加し、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ112億3,336万2,000円とするもので、内容につきましては、職員1名が休職したことに伴う人件費関係の減額と代替臨時職員の賃金の増額、そして、後期高齢者医療制度の導入に伴う高額療養費の制度改正に対応するための電子計算機システムのプログラム改修を行うための委託料です。補正の財源といたしましては、国庫補助金を充てています。
次に、67ページをお願いします。
4定議案第10号 平成20年度田辺市の
介護保険特別会計補正予算(第2号)は、次に定めるところによる。
第1条歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ2,160万9,000円を追加し、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ74億4,073万8,000円とするもので、内容につきましては、71ページの総務管理費は人件費関係の増と平成21年度からの第4期の保険料算定における第4段階の保険料の一部減額措置、介護認定調査項目の変更などに対応するための電子計算機システムのプログラム改修を行うための委託料です。
また、次の介護サービス等諸費から73ページの介護予防サービス等諸費につきましては、介護サービス事業所の転換や新設、介護予防サービスの需要増などに対応した保険給付費の組み替えを行うものです。補正の財源といたしましては、一般会計からの繰入金を充てています。
次に、76ページから78ページまでをお願いします。
4定議案第11号から第13号までの権利の放棄について、地方自治法第96条第1項第10号の規定により議会の議決をお願いするものです。
これらの3件の議案につきましては、住宅新築資金貸付金及び宅地取得資金貸付金に係る3名に対する4件の債権を放棄するものです。
住宅新築資金等の貸付事業は、地域の住環境の整備改善を図るため、昭和48年度から平成8年度までの問に1,102件の貸し付けを行いました。平成20年11月15日現在で、このうち823件が既に完済され、6件を債権放棄しております。現在償還中のものは273件で、そのうち正常償還50件、滞納223件となっています。
今回債権を放棄する4件の金額を合わせますと、1,402万8,334円となりますが、国費・県費補助金で63%が交付されることとなり、残る37%、517万4,334円が実質債権放棄する金額となります。
それでは、続きまして各議案の内容を説明させていただきます。
まず、76ページの4定議案第11号につきましては、放棄する権利の内容は、住宅新築資金貸付金及び宅地取得資金貸付金に係る債権で、債務者はEさんです。放棄する債権の額は、住宅新築資金貸付金653万8,429円及び宅地取得資金貸付金109万6,659円で、理由といたしましては、債務者は、平成10年に破産宣告を受け、競売によって貸付対象物件は処分され、その売却代金が貸付金の償還金の一部として充当されましたが、残債務については回収できず、その後、債務者、連帯保証人ともに無資力の状態にあるためです。
次に、77ページの4定議案第12号につきましては、放棄する権利の内容は、住宅新築資金貸付金に係る債権で、債務者は故人でありますが、Fさんです。放棄する債権の額は、住宅新築資金貸付金521万3,045円で、理由といたしましては、債務者は、貸付金等の債務を解消するため、平成3年に競売によって貸付対象物件を処分され、その売却代金が貸付金の償還金の一部として充当されましたが、残債務については回収できず、その後、債務者は平成19年に死亡し、連帯保証人2人も平成10年と平成11年に死亡しているためです。
次に、78ページの4定議案第13号につきましては、放棄する権利の内容は、住宅新築資金貸付金に係る債権で、債務者は、Gさんです。
放棄する債権の額は、住宅新築資金貸付金118万201円で、理由といたしましては、債務者は、貸付対象物件について、平成12年に不動産競売開始決定を受けましたが、任意売買での売却となり、その売却代金を貸付金の償還金の一部として充当しましたが、残債務については回収できず、その後、債務者は平成15年に破産宣告を受け、現在も無資力の状態にあり、連帯保証人も無資力の状態にあるためです。
次に、79ページをお願いします。
4定議案第14号 平成20年度田辺市の
同和対策住宅資金等貸付事業特別会計補正算(第2号)は、次に定めるところによる。
第1条歳入歳出予算の総額はそれぞれ5億6,252万1,000円で、金額の増減はありませんが、議案第11号から第13号でご説明いたしました債権放棄に伴いまして、歳入予算の組み替えを行うものです。
次に、82ページをお願いします。
4定議案第15号 平成20年度田辺市の
漁業集落排水事業特別会計補正予算(第1号)は、次に定めるところによる。
第1条歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ1,070万円を追加し、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ3億1,784万2,000円とするもので、内容につきましては、87ページの歳出及び工事明細表と別冊参考資料の9ページの事業箇所図をご参照願いますが、集落排水の管路の末端に位置する世帯の新規加入等に伴い、管路施工延長が増加したことにより工事請負費を増額するもので、補正の財源といたしましては、市債等を充てています。
次に、88ページをお願いします。
4定議案第16号 平成20年度田辺市の
診療所事業特別会計補正予算(第1号)は、次に定めるところによる。
第1条歳入歳出予算の総額から歳入歳出それぞれ517万5,000円を減額し、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ4億7,504万1,000円とするもので、内容につきましては、人件費関係の減額です。
以上をもちまして、補足説明を終わらせていただきます。よろしくご審議の上、ご賛同賜りますようお願い申し上げます。
(総務部長 岡本美彦君 降壇)
○議長(鈴木太雄君) 以上をもって、提出者の説明が終了いたしました。
お諮りいたします。
ただいま議題となっております18件については、審議の都合上、後日審議願うことにいたします。
これに異議ありませんか。
(「異議なし」の声あり)
○議長(鈴木太雄君) 異議なしと認めます。
よって、さよう決しました。
この場合、お諮りいたします。
本日の会議は、この辺にとどめ散会し、明11月27日から12月7日までの11日間は議案精査のため休会とし、12月8日午前10時から再開いたします。
これに異議ありませんか。
(「異議なし」の声あり)
○議長(鈴木太雄君) 異議なしと認めます。
よって、さよう決しました。
なお、一般質問の通告については、明日11月27日午後4時までに事務局へ提出願います。締め切り後、質問順位を決定し、通知申し上げます。
散 会
○議長(鈴木太雄君) それでは、本日はこれをもって散会いたします。
(午後 3時00分)
地方自治法第123条第2項の規定により署名する。
平成20年11月26日
議 長 鈴 木 太 雄
議 員 吉 田 克 己
議 員 久 保 隆 一
議 員 松 本 平 男...