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平成19年 3月定例会(第6号 3月27日)

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  1. 田辺市議会 2007-03-27
    平成19年 3月定例会(第6号 3月27日)


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    平成19年 3月定例会(第6号 3月27日)              田辺市議会3月定例会会議録             平成19年3月27日(火曜日)            ──────────────────    平成19年3月27日(火)午後1時開議  第 1 1定議案第26号 田辺市職員の給与に関する条例の一部改正について  第 2 1定議案第27号 田辺市熊野牛振興対策事業基金条例の制定について  第 3 1定議案第28号 田辺市山村開発センター条例の廃止について  第 4 1定議案第29号 田辺市企業立地促進条例の一部改正について  第 5 1定議案第30号 田辺市道路占用料徴収条例の一部改正について  第 6 1定議案第31号 田辺市営住宅条例の一部改正について  第 7 1定議案第32号 田辺市立田辺文化高等専修学校設置及び管理条例の廃止に               ついて  第 8 1定議案第33号 田辺市立幼稚園条例の一部改正について  第 9 1定議案第34号 田辺市学童保育所条例の一部改正について  第10 1定議案第35号 田辺市立学校給食共同調理場条例の一部改正について  第11 1定議案第36号 民事調停の申立てについて  第12 1定議案第37号 平成19年度田辺市一般会計予算  第13 1定議案第38号 田辺市国民健康保険税条例の一部改正について  第14 1定議案第39号 平成19年度田辺市国民健康保険事業特別会計予算
     第15 1定議案第40号 平成19年度田辺市老人保健特別会計予算  第16 1定議案第41号 平成19年度田辺市介護保険特別会計予算  第17 1定議案第42号 平成19年度田辺市分譲宅地造成事業特別会計予算  第18 1定議案第43号 平成19年度田辺市公共用地先行取得事業特別会計予算  第19 1定議案第44号 平成19年度田辺市文里港整備事業特別会計予算  第20 1定議案第45号 平成19年度田辺市交通災害共済事業特別会計予算  第21 1定議案第46号 平成19年度田辺市同和対策住宅資金等貸付事業特別会計               予算  第22 1定議案第47号 平成19年度田辺市簡易水道事業特別会計予算  第23 1定議案第48号 平成19年度田辺市農業集落排水事業特別会計予算  第24 1定議案第49号 平成19年度田辺市林業集落排水事業特別会計予算  第25 1定議案第50号 平成19年度田辺市漁業集落排水事業特別会計予算  第26 1定議案第51号 平成19年度田辺市特定環境保全公共下水道事業特別会計               予算  第27 1定議案第52号 田辺市戸別排水処理施設条例の制定について  第28 1定議案第53号 平成19年度田辺市戸別排水処理事業特別会計予算  第29 1定議案第54号 平成19年度田辺市診療所事業特別会計予算  第30 1定議案第55号 平成19年度田辺市駐車場事業特別会計予算  第31 1定議案第56号 平成19年度田辺市砂利採取事業特別会計予算  第32 1定議案第57号 平成19年度田辺市木材加工事業特別会計予算  第33 1定議案第58号 平成19年度田辺市四村川財産区特別会計予算  第34 1定議案第59号 平成19年度田辺市水道事業会計予算  第35 1定義案第60号 物品購入契約の締結について  第36 1定報告第 4号 平成19年度田辺市土地開発公社の事業の計画について  第37 1定報告第 5号 平成19年度財団法人田辺社会教育振興会の事業の計画               について  第38 1定報告第 6号 平成19年度財団法人龍神村開発公社の事業の計画につい               て  第39 1定報告第 7号 平成19年度有限会社龍神温泉元湯の事業の計画について  第40 1定発議第 1号 日豪EPA交渉に関する意見書の提出について  第41 1定発議第 2号 田辺市議会委員会条例の一部改正について  第42 1定発議第 3号 田辺市議会会議規則の一部改正について  第43 1定選 第 2号 公立紀南病院組合の議会議員の選挙  第44 委員会の継続審査について            ────────────────── 〇会議に付した事件  日程第1から日程第44まで            ────────────────── 〇議員定数 30名 〇欠  員  0名            ────────────────── 〇出席議員              議席番号   氏   名              1番  川 﨑 五 一 君              2番  真 砂 みよ子 君              3番  久 保 浩 二 君              4番  小 川 浩 樹 君              5番  佐 井 昭 子 君              6番  出 水 豊 数 君              7番  安 達 克 典 君              8番  谷 口 和 樹 君              9番  鈴 木 太 雄 君             10番  塚   寿 雄 君             11番  山 本 紳 次 君             12番  松 下 泰 子 君             13番  中 本 賢 治 君             14番  棒 引 昭 治 君             15番  大 倉 勝 行 君             16番  宮 本 正 信 君             17番  高 垣 幸 司 君             18番  陸 平 輝 昭 君             19番  山 口   進 君             20番  宮 田 政 敏 君             21番  吉 田 克 己 君             22番  久 保 隆 一 君             23番  松 本 平 男 君             24番  天 野 正 一 君             25番  森   哲 男 君             26番  山 本 勝 一 君             27番  吉 本 忠 義 君             28番  白 川 公 一 君             29番  岡 﨑 宏 道 君             30番  田 中 康 雅 君            ────────────────── 〇欠席議員  なし            ────────────────── 〇説明のため出席したもの              職  名     氏     名            市    長    真 砂 充 敏 君            助    役    森   章 二 君            収入役       福 田 安 雄 君            教育長       中 村 久仁生 君            水道事業管理者   大 江 潔 史 君            政策調整部長    山 崎 清 弘 君            企画部長      庄 堂 琢 磨 君            総務部長      岡 本 美 彦 君            総務課長      小 川   鏡 君            市民部長      井 口 富 夫 君            保健福祉部長    中 瀬 政 男 君            保健福祉総務課長  寺 本 雅 信 君            環境部長      池 田 正 弘 君            商工観光部長    松 本 純 一 君            農林水産部長    溝 口 博 一 君            建設部長      橘   長 弘 君            建設部理事     中 家 啓 造 君            中辺路行政局長   坂 本 茂 久 君            消防長       津 田 正 視 君            教育総務部長    杉 原 莊 司 君            生涯学習部長    藤 畑 静 代 君            ──────────────────
    出席事務局職員             議会事務局長     福 井 量 規             議会事務局次長    梅 田 敏 文             議会事務局主任    中 田 信 男             議会事務局主査    松 本 誠 啓  開 議 ○議長(吉本忠義君)    定足数がありますので、ただいまからお手元に配付の日程により、平成19年第1回田辺市議会定例会6日目の会議を開きます。              (午後 1時02分)           ────────────────── ○議長(吉本忠義君)    それでは、日程に入ります。 ◎日程第 1 1定議案第26号 田辺市職員の給与に関する条例の一部改正についてから  日程第35 1定議案第60号 物品購入契約の締結についてまで一括上程 ○議長(吉本忠義君)    日程第1 1定議案第26号 田辺市職員の給与に関する条例の一部改正についてから、日程第35 1定議案第60号 物品購入契約の締結についてまで、以上35件を一括上程いたします。  ただいま上程いたしました35件については、過日の本会議においてそれぞれの所管の常任委員会に付託していたものであります。  この場合、ただいま議題となっております35件について、各常任委員長の報告を求めます。  まず初めに、総務企画委員会委員長の報告を求めます。  4番、小川浩樹君。             (4番 小川浩樹君 登壇) ○4番(小川浩樹君)    総務企画委員会委員長報告を朗読をもってさせていただきます。  本委員会は、去る3月14日の本会議において付託を受けた議案9件について、19日、20日及び27日に委員会を開催し、当局の説明を聴取し、慎重に審査をいたしました。  その結果、委員会審査報告書に記載のとおり、1定議案第26号 田辺市職員の給与に関する条例の一部改正について、同議案第38号 田辺市国民健康保険税条例の一部改正について、同議案第40号 平成19年度田辺市老人保健特別会計予算、同議案第42号 平成19年度田辺市分譲宅地造成事業特別会計予算の所管部分、同議案第45号 平成19年度田辺市交通災害共済事業特別会計予算、同議案第46号 平成19年度田辺市同和対策住宅資金等貸付事業特別会計予算及び同議案第58号 平成19年度田辺市四村川財産区特別会計予算の以上7件については、全会一致により、同議案第37号 平成19年度田辺市一般会計予算の所管部分及び同議案第39号 平成19年度田辺市国民健康保険事業特別会計予算の事業勘定の以上2件については、起立多数によりいずれも原案のとおり可決いたしました。  審査の過程における委員からの質疑及び要望の主なものは、次のとおりであります。  議案第37号 平成19年度田辺市一般会計予算の所管部分についてでありますが、まず一般管理費及び行政局費にかかわって、冷暖房機及びエレベーター等保守点検委託料に係る見直しについて、決算審査に係る委員会での要望から今回の予算計上に至る過程についてただしたのに対し、「本庁総務課及び各行政局総務課庁舎管理担当者会議を開き、以後の取り組みについて検討した結果、エレベーターや自動ドア等、保守業者が本庁と行政局で共通するものについては本庁総務課で一括して交渉することにより経費削減を図り、冷暖房機等の行政局固有部分については、各行政局で責任をもって交渉し、新年度の契約予定額を決定した後に財政課の査定を受けて予算計上をした。また、この保守点検委託料の見直しについては、本庁及び行政局の庁舎以外の市の施設についても行い、その結果、市施設全体の保守管理委託料は前年度に比べて1,079万7,000円の減額となった」との答弁がありました。  次に、企画費について、調査委託料の積算根拠をただしたのに対し、「市内全域において効率的な交通施策を講じるため、総合計画に位置づけている総合交通体系実態把握調査コンサルタントに委託するものである。業者は入札で決める予定であるが、予算計上額を積算する上で、専門業者2社から見積もりを取り、そのうち1社の見積額160万円から市の基礎資料等で対応可能な部分に係る人件費分を除き、100万円で計上した」との答弁があり、これに対し委員から、運行計画作成に当たっては住民の意見を十分反映するよう要望がありました。  次に、電子計算費にかかわって、情報処理システム関連の委託料全般について、以前の委員会において、各課別に委託業者と契約内容を交渉するのではなく、経費削減のために市全体として総合的に交渉すべきと要望したが、今回の予算積算に当たり、どのように反映されているかただしたのに対し、「現在は担当課において業務内容の精査をし、情報政策課において技術面での総合的なサポートを行っており、各課との連携を取りながら総合的な調整を行っている」との答弁があり、さらに今後も市全体で総合的に委託業者と交渉できる体系をつくってもらいたい旨、再度要望いたしました。  次に、防災対策費にかかわって、避難タワーの規模と今後の整備計画についてただしたのに対し、「津波避難タワー収容想定人数は100名で、備蓄品として簡易トイレやトイレ用のテント、毛布、発電機等を備蓄しておく予定である。今後の整備計画については、今年度に県下統一基準により名喜里、内ノ浦、跡之浦、江川地域が避難困難地域になるという結論が出たことを受け、避難タワーが有効となる地域には、用地が確保できれば建設を考えていく」との答弁がありました。  また、耐震改修促進計画策定委託料の詳細についてただしたのに対し、「耐震改修については、法改正により平成17年に各都道府県が促進計画を策定することとなり、和歌山県も平成18年度に策定している。それに基づき、市町村も独自の促進計画を策定することになっているため、予算を計上しているものである。当初平成16年度から5年計画で耐震改修の実施計画を策定していたが、平成17年の法改正を受けて、再度見直しを行うものであり、作成についてはコンサルタントに委託したい」との答弁がありました。  次に、徴税費のうち地方税回収機構負担金にかかわって、回収機構の実績と回収状況をただしたのに対し、「田辺市からは60件、滞納税額1億600万円程度を回収機構に移管し、2月末時点で2,548万円余りの滞納税額が回収できている。県下市町村から回収機構に移管された件数は1月末時点で827件であり、移管滞納税額と附帯額合わせて21億2,901万円である。そのうち、自主納付や納付約束、徴収などで7億9,153万円が確保できている」との答弁がありました。  次に、公債費にかかわって、マスコミで報じられている田辺市の財政状況についてただしたのに対し、「マスコミで報じられている財政状況等のランキングのもとになっているのは、平成16年度決算であるが、平成17年5月1日の合併により、従来5月末まである出納閉鎖期間が1カ月早まり、本来入ってくるべき県の委託金が入らなかったことにより、決算剰余金が少なくなったこと、及び合併に際し持ち寄る基金の積み立てをした結果、決算剰余金がさらに少なくなったことが要因として考えられる。これらの特殊事情によりランキング上位となったが、通常であればこうした状況にはなっていない」との答弁がありました。  以上、委員長報告といたします。  平成19年3月27日、総務企画委員会委員長、小川浩樹。             (4番 小川浩樹君 降壇) ○議長(吉本忠義君)    続いて、経済環境委員会委員長の報告を求めます。  16番、宮本正信君。             (16番 宮本正信君 登壇) ○16番(宮本正信君)    経済環境委員会委員長報告を朗読をもっていたします。  本委員会は、去る3月14日の本会議において付託を受けた議案11件について、15日、16日及び27日に委員会を開催し、当局の説明を聴取し慎重に審査をいたしました。  その結果、委員会審査報告書に記載のとおり、1定議案第27号 田辺市熊野牛振興対策事業基金条例の制定について、同議案第28号 田辺市山村開発センター条例の廃止について、同議案第29号 田辺市企業立地促進条例の一部改正について、同議案第42号 平成19年度田辺市分譲宅地造成事業特別会計予算の所管部分、同議案第48号 平成19年度田辺市農業集落排水事業特別会計予算、同議案第49号 平成19年度田辺市林業集落排水事業特別会計予算、同議案第50号 平成19年度田辺市漁業集落排水事業特別会計予算、同議案第52号 田辺市戸別排水処理施設条例の制定について、同議案第53号 平成19年度田辺市戸別排水処理事業特別会計予算及び同議案第57号 平成19年度田辺市木材加工事業特別会計予算の以上10件は全会一致により、同議案第37号 平成19年度田辺市一般会計予算の所管部分については、起立多数により、いずれも原案のとおり可決いたしました。  審査の過程における委員からの質疑及び要望等の主なものは、次のとおりであります。  まず、議案第37号 平成19年度田辺市一般会計予算の所管部分について、農林水産部関係では、都市農村交流促進施設整備事業費補助金の概要をただしたのに対し、「上秋津地区の住民約200名が組織する仮称『株式会社あきつの』が事業主体となって、旧上秋津小学校校舎の改築、宿泊施設及び農園を整備するもので、地域づくりの観点から、その整備費用に対して、国が5,526万円、県及び市が1,381万5,000円ずつを補助するものである。施設の概要については、農村が持つ自然環境、景観、文化など、多様な地域資源を有効に活用し、都市住民のグリーンツーリズムや農業体験、子供たちの食農教育の拠点となる施設である」との答弁がありました。  また、宿泊施設への見込み客の調査をさまざまな角度から十分実施しているのかただしたのに対し、「現在直売所『きてら』の利用者を対象に施設へ宿泊希望についてのアンケート調査を実施しているところであるが、和歌山県観光客動態調査では、田辺周辺の観光客のうち約40%が宿泊しており、上秋津地域においては以前から農業体験等を実施している実績もあり、直売所『きてら』へは県外の利用者も多いことから、宿泊客は十分見込めると予想している。また、和歌山大学に経営診断を依頼し、施設や体験メニューを魅力あるものにすれば宿泊客の利用は見込めるとの結果も出ている」との答弁がありました。  また、宿泊施設の建築にかかわって、紀州材をどの程度活用するのかただしたのに対し、「平成19年度に詳細設計を実施するため、現時点でどの程度の木材量が必要であるかを示すことはできないが、宿泊施設は木造建築を予定しており、相当量の木材が必要になると予想される」との答弁があり、委員から紀州材の活用に当たっては、乾燥や含水率の観点から、一定の準備期間が必要であるため、その点を十分考慮し、より多くの紀州材の活用に取り組むよう要望がありました。  次に、新規事業であるアグリパートナーサポート事業費補助金の概要説明をただしたのに対し、「現在、市内には30代と40代の独身の農家が非常に多いことから、農業に興味のある未婚者を対象に、地域後継者との出会いの場や農業体験の場を提供し、結婚まで結びつけ、地域農業の活性化を図るための補助金である。具体的には全国紙に結婚を希望する人を呼びかけ、出会いを手助けする方がその希望者と直接連絡を取り、本当に結婚する気持ちがあるのか意思を確認した上で、来訪していただき、結婚を前提とした交流会を開催するとともに、農業体験等を実施するものである」との答弁がありました。  次に、熊野牛振興対策事業費補助金にかかわって、畜産農家を増加させるため、市はどのような取り組みを実施しているのかただしたのに対し、「畜産農家をやめた方にもう一度取り組んでいただけないか要望を行うとともに、農業委員会委員に依頼し、畜産農家希望者を探していただいている。また、事業としては肉用雌牛貸付事業などを実施しているが、来年度はさらに試験的な取り組みとして、荒廃農地への放牧に対する費用の助成も予定している。さまざまな観点から熊野牛のブランド化を図るとともに、畜産農家を増加させる取り組みを推進していきたい」との答弁があり、観光の観点から食、特に熊野牛が注目されているので、畜産農家を増加させる取り組みを今後も引き続き積極的に推進するよう要望いたしました。  次に、梅産地支援事業費補助金にかかわって、関西電力のばいじん提供についての市の考え方をただしたのに対し、「梅枯れについては、田辺市梅対策協議会を中心として、長年にわたって原因究明に取り組んでいるところであるが、確実な原因の究明に至っていないのが現状である。多くの農家の意見として、関西電力のばいじんが原因ではないかとの指摘もあり、市はばいじんと梅枯れの因果関係を調べるため、関西電力に対し、ばいじんの提供を要請しているが、まだ提供には至っていない。今後とも引き続き、ばいじんの提供を求め続けるとともに、関係団体等と連携し、さまざまな調査研究を行いながら各種対策事業も実施していきたい」との答弁があり、委員から原因究明がなされていない中、各種対策事業を実施しても適切な対策にはならないので、まず原因究明に取り組むよう要望がありました。  次に、クルマエビ放流育成事業費補助金の廃止理由及びイサキ放流育成事業費の補助金の増額理由をただしたのに対し、「クルマエビ放流育成事業費補助金については、クルマエビ漁に従事する漁業者が高齢化等により相当数減少したため、来年度から放流事業を中止する予定である。一方、イサキ放流育成事業費補助金については、イサキは当地方の主要魚種であり、県においてはイサキ資源回復計画の策定により、平成19年度から本格的な資源管理に取り組むこととされている。そうしたことから、市としても放流尾数の増加を図るべく昨年度に比べて補助金額を増額するものである」との答弁がありました。  次に、オコゼ放流育成事業費補助金の新設理由をただしたのに対し、「当地方においては、現在オコゼの単価が他の魚種と比べて非常によく、漁業関係者から試験的に繁殖させたいとの要望があり、今回、補助金を新設したものである」との答弁があり、昨今の漁獲量の低迷により、漁業者の生活が困窮している中、漁業振興事業の費用対効果等も勘案しながら各種放流事業費補助金を増額させるなど、積極的な漁業振興に取り組むよう要望いたしました。  次に、商工観光部関係では、中心市街地活性化基本計画策定業務委託料について、計画を策定する目的をただしたのに対し、「現在、全国の地方都市においても本市においても、中心市街地の吸引力が弱まっていることで、地域全体の活力が低下している状況である。そのため中心市街地の活性化を図り、地域経済の再生を図るために郊外に拡散していった公共機能や道路、住居、商業施設等、さまざまな都市的機能を中心市街地に集約し、効率的な都市運営に取り組めるよう基本計画を策定するものである」との答弁がありました。  また、計画策定をコンサルタントへ委託することについて、地域の実情を一番把握している行政、田辺商工会議所、商店街等、みずからが計画を策定することはできないのかただしたのに対し、「商業活性化については、中心市街地において最も効果的な業種を配置し、消費者の購買活動に基づく適切な施設を配置する等の検討が必要で、計画策定に当たっては商業施設を開発できる専門知識や経験が必要である。地域の実情はそこに住む者でないとわからないが、行政職員にはそのような専門知識が不足しており、一般の小売店の方々や田辺商工会議所職員であっても、ほとんど経験がない。また、これまでの取り組みを見ても、余り効果が得られていない状況を考えれば、外部の新しい視点と実績のある専門家の力をかりて活性化の方策をさぐることについては、大変意義があるものと考えている」との答弁がありました。  また、民間事業者による郊外への大型店出展計画に対する市の考えをただしたのに対し、「民間事業者が法律に基づき、その範囲内において郊外に大型店を出店することを阻止することは非常に難しいが、市としては中心市街地にさまざまな機能を集約させることが非常に大事であり、中心市街地活性化基本計画に取り組む姿勢と矛盾する施策はとれないことを訴えつつ、民間事業者と交渉していきたいと考えている」との答弁がありました。  次に、ビジターセンター建設事業費について、ビジターセンターの概要をただしたのに対し、「新たに地域の交流拠点として、世界遺産の中心的役割を持った世界遺産熊野の象徴となるビジターセンターを建設するものであり、施設の概要としては、熊野本宮観光協会や県世界遺産センター、熊野本宮語り部の会の事務室を初め、文化的景観、いやし、熊野・高野の精神文化などを写真や映像で表現する展示区画や情報図書区画のほか、市民と観光客との交流機会を提供し、各種イベントが開催できる大ホール等の整備を計画している。また、施設については景観を最大限に考慮し、基本的に木造建築とするとともに、内外装とも木質化を図り和風建築物とする」との答弁があり、日本の文化伝統と古事記や日本書紀における熊野の位置づけ等を十分認識した上で、地域住民の熊野に対する強い思いを取り入れながら、多角的な視点をもって取り組むよう要望いたしました。  次に、環境部関係では、委員から、可燃ごみの収集について、A地区は月曜日と木曜日、B地区は火曜日と金曜日が収集日と指定されており、ハッピーマンデー制度の関係で、月曜日が祭日になることが多くなったことから、A地区において可燃ごみの収集が実施されない月曜日が非常に多い。休日の収集については、多額の費用を要することは理解しているが、夏場の月曜日が祭日になった場合は、収集を実施するよう要望がありました。  次に、議案第52号 田辺市戸別排水処理施設条例の制定について、及び議案第53号 平成19年度田辺市戸別排水処理事業特別会計予算について、戸別排水処理事業の概要をただしたのに対し、「戸別排水処理事業とは、市が事業主体となって各家庭へ戸別に浄化槽を設置し、各家庭から使用料及び負担金を徴収して、市が浄化槽の維持管理を実施するものである。来年度からは、以前に集合排水処理計画があった秋津川地区において、モデル的に実施するものである」との答弁がありました。  また、年1回の浄化槽の清掃について、ひとり暮らしや二人暮しの場合には、それほど汚泥がたまらないので、2年や3年に1回の清掃とする対応はできないのかただしたのに対し、「基本的に浄化槽の清掃については、浄化槽法に年1回実施しなければならないと義務づけられている。家庭用の小型浄化槽には汚泥のたまるところが1槽から3槽に分かれており、各家庭の排水状況によって1槽目だけの清掃で対応できるときは、2槽目や3槽目まで清掃する場合に比べ安価になることもある。また、戸別排水処理事業においては、市と清掃業者が調整することで、事業実施区域の清掃作業を効率的に実施でき、作業量が低減できることから、清掃にかかる費用については若干安価になるであろうと予想している」との答弁がありました。  以上、委員長報告といたします。  平成19年3月27日、経済環境委員会委員長、宮本正信。  以上でございます。             (16番 宮本正信君 降壇) ○議長(吉本忠義君)    続いて、建設消防委員会委員長の報告を求めます。  21番、吉田克己君。             (21番 吉田克己君 登壇) ○21番(吉田克己君)    建設消防委員会の委員長報告を朗読をもって報告します。  本委員会は、去る3月14日の本会議において付託を受けた議案12件について、19日、20日及び27日に委員会を開催し、当局の説明を聴取し、慎重に審査をいたしました。  その結果、委員会審査報告書に記載のとおり、1定議案第30号 田辺市道路占用料徴収条例の一部改正について、同議案第31号 田辺市営住宅条例の一部改正について、同議案第36号 民事調停の申立てについて、同議案第37号 平成19年度田辺市一般会計予算の所管部分、同議案第42号 平成19年度田辺市分譲宅地造成事業特別会計予算の所管部分、同議案第43号 平成19年度田辺市公共用地先行取得事業特別会計予算、同議案第44号 平成19年度田辺市文里港整備事業特別会計予算、同議案第47号 平成19年度田辺市簡易水道事業特別会計予算、同議案第51号 平成19年度田辺市特定環境保全公共下水道事業特別会計予算、同議案第55号 平成19年度田辺市駐車場事業特別会計予算、同議案第56号 平成19年度田辺市砂利採取事業特別会計予算及び同議案第59号 平成19年度田辺市水道事業会計予算の以上12件について、いずれも全会一致により、原案のとおり可決いたしました。  審査の過程における委員からの質疑及び要望等の主なものは、次のとおりであります。  議案第37号 平成19年度田辺市一般会計予算の所管部分についてでありますが、建設部関係では、道路台帳統合業務委託料についての詳細説明を求めたのに対し、「現在の道路台帳は、旧の市町村ごとに本庁と各行政局において管理しているが、今回これをデジタルデータ化し、全庁的に共有できるシステムの構築を委託するものである。平成19年度は3,850万円を予算計上し、平成20年度及び21年度の2年間で7,700万円の債務負担行為を設定、合計1億1,550万円の事業費を見込んでいる」との答弁があり、さらに委託業者の選定についてただしたのに対し、「当初のシステムを開発するに当たってはそれなりの技術と経験がある業者での指名入札を考えおり、その後の移動修正においては単年度の入札、発注を考えている」との答弁がありました。  次に、河床整備事業について、現在の事業の再開の見通しをただしたのに対し、「現在は、市の平成18年度事業が終了し、中断している状態である。管理者である県の河川整備計画の策定がおくれていることもあるが、本宮地域の浸水対策としての課題はまだ解消されていないことを認識した上で、平成19年度も引き続き市としてこの事業を継続していく考えである。なお、事業の設計ができ次第継続の申請をするので、再開は早くても5月以降となる見込みである。また、県に対しては河川整備計画の早期の策定及び実施を強く申し入れている」との答弁がありました。  次に、公共下水道基本計画策定委託料にかかわって、公共下水道事業に対する考えと、基本計画の委託についての詳細説明を求めたのに対し、「公共下水道事業については、以前の基本計画を縮小し、できるだけ最小限度の区域において、前向きに実施しようという意向である。今後、市民の説明を行っていくために、専門的な部分をコンサルタントに委託し、幹線となる管路計画、ポンプ場や処理場の位置や規模等の検討、事業費の精査等を行うためのものである。また、この基本計画が策定されてから住民説明等を積極的に行い、都市計画決定、事業認可等具体的な事業を進めていくための第一歩の段階である」との答弁があり、この基本計画策定委託を効率的に進め、現実性のあるものとするよう要望しました。  次に、住宅管理費において、火災警報器購入費用について説明を求めたのに対し、「既に平成18年度から一部の市営住宅に設置しているが、平成19年度においては残りの市営住宅全戸に配置するよう1,100万円の予算を計上している。この発注については、工事請負ではなく備品対応とし、また数も多く地域も分散しているので、できるだけグループ分けをして業者選定をした上で入札していく考えである」との答弁がありました。  次に、消防本部関係では、防火水槽設置の工事請負費にかかわって、設置計画についてただしたのに対し、「防火水槽の設置に関しては、現在のところ、旧田辺市に1基、旧町村に2基の計3基を毎年計画的に設置している。国から示された望ましい設置の目標基準によると、市街地では、設置場所の問題でなかなか基準を満たすだけの防火水槽の設置数ではない現状ではあるが、消火栓については十分網羅し、火災対応はできている。また、旧町村地域の水利の悪いところについては、簡易水道事業にあわせて消火栓の設置工事を進めている」との答弁がありました。  次に、議案第47号 平成19年度田辺市簡易水道事業特別会計予算についてでありますが、三里簡易水道施設整備事業費にかかわって、事業の進捗の状況と平成19年度の予定について説明を求めたのに対し、「平成18年度末で32%の進捗率となっており、平成19年度の工事については、本宮町切畑地区と伏拝地区にろ過機等の浄水施設や、電気計装設備を整備し、また伏拝地区、竹の本地区、萩地区の配水管布設工事を予定している」との答弁があり、さらに、浄水施設については設備場所の問題等、計画の段階から地元との話し合いが十分なされていなかったことを指摘し、簡易水道事業における合併前からの計画を再認識した上で、今後の事業推進に向けて積極的に取り組むよう要望しました。  次に、議案第59号 平成19年度田辺市水道事業会計予算についてでありますが、企業債の繰上償還や借り換え等による高金利対策を行っているかただしたのに対し、「平成18年度末の企業債残高は約36億円で、借入先は財務省資金運用部と公営企業金融公庫である。利率は8.10%から3.65%の範囲で、7%を超える分については、数年で償還が終了する。繰上償還については、平成16年度に財務局と協議したが、元金に加えて利息とほぼ同等の補償金を一括して支払う必要があり、かえって収支を圧迫しかねないとの結論に達した。また、平成19年度から3年間は国の特別措置として、補償金なしの繰上償還ができる制度があり、利用できないか検討したが、国が示す基準に該当しないことから、既存の企業債については現状どおり償還を継続していく方針である」との答弁があり、企業会計としてこれからも一層効率のよい健全な資金管理を検討していくよう要望しました。  以上、委員長報告といたします。  平成19年3月27日、建設消防委員会委員長、吉田克己。             (21番 吉田克己君 降壇) ○議長(吉本忠義君)    続いて、文教民生委員会委員長の報告を求めます。  10番、塚 寿雄君。             (10番 塚 寿雄君 登壇) ○10番(塚 寿雄君)    文教民生委員会の委員長報告を朗読をもってさせていただきます。  本委員会は、去る3月14日の本会議において付託を受けた議案9件について、15日、16日、19日及び27日に委員会を開催し、当局の説明を聴取し慎重に審査をいたしました。  その結果、委員会審査報告書に記載のとおり、1定議案第32号 田辺市立田辺文化高等専修学校設置及び管理条例の廃止について、同議案第33号 田辺市立幼稚園条例の一部改正について、同議案第34号 田辺市学童保育所条例の一部改正について、同議案第35号 田辺市立学校給食共同調理場条例の一部改正について、同議案第39号 平成19年度田辺市国民健康保険事業特別会計予算の直営診療施設勘定、同議案第41号 平成19年度田辺市介護保険特別会計予算、同議案第54号 平成19年度田辺市診療所事業特別会計予算及び同議案第60号 物品購入契約の締結についての以上8件については、いずれも全会一致により、同議案第37号 平成19年度田辺市一般会計予算の所管部分については、起立多数によりいずれも原案のとおり可決いたしました。  審査の過程における委員からの質疑及び要望等の主なものは、次のとおりであります。  まず、議案第37号 平成19年度田辺市一般会計予算の所管部分についてでありますが、教育総務部関係では、奨学貸付金について、貸付状況をただしたのに対し、「平成17年度では当初予算額2,464万円に対し、決算額は1,126万円、平成18年度は当初予算額2,220万円に対し、決算見込額は1,298万円であり、いずれも募集60人に対する応募者数が少なかったことによるものであるが、平成19年度で採用が内定している奨学生は、平成18年度の27人から大幅に増加して、41人となっている。また、このほかにも年度途中に家庭状況の変化等により、就学が困難になる生徒に対する貸し付けも考慮していかなければならない」との答弁があり、委員から、この制度は勉学に対する意欲があるにもかかわらず、経済的な理由により就学が困難な者に対する制度であり、所得基準の緩和や廃止は難しいとのことだが、特に大学進学の場合は費用がかさみ、保護者の負担が大きくなってくる。田辺市独自の考え方として、奨学貸付金についても、将来の田辺市を担っていく子供たちに投資するという観点も含め進めてほしいとの要望がありました。  次に、小中学校費にかかわって、市内の小中学校の適正規模について、学校規模に偏りがあれば、校区編成等行うことも考えられるが、市全体を見て教育委員会はどのような考えを持っているのかただしたのに対し、「学校統合については、地域によりさまざまな意見がある。県においては小中学校の適正規模化を目指しており、市としても今後十分その方向性について検討していかなければならない課題である」との答弁があり、さらに委員から、学校規模を適正化することで、児童生徒が切磋琢磨し、学校生活を送ることができる。地域の伝統や地域性も言われるが、子供たちの教育にとって何が一番大切かを考え、すべての児童生徒に対し、平等に教育する観点からも、学校の適正規模化に対し、積極的に取り組みを進めるよう、要望がありました。  次に、学校給食費の賄い材料費にかかわって、平成19年9月より城山台学校給食センターでの給食が開始されるが、食材の調達について、地産地消の考え方をただしたのに対し、「現在、食材調達について、登録事業所の登録申請が終わり、城山台学校給食準備委員会の食材調達部会において、地産地消の進め方についても検討していただいている。規格や価格等の点で制限されることもあるが、米や野菜、魚類等、またそのほかにも地元で製造される製品もあわせ、地元産を優先させる調達方法について、食材調達部会に諮っていきたい」との答弁がありました。  また、これに関連して、給食では残食の問題も出てくるので、処理方法の検討にとどまらず、残食を減らす観点から、児童生徒に対し、給食指導のほかにも保健科や家庭科等の授業において、積極的に食育について取り組むよう要望がありました。  続いて、生涯学習部関係では、生涯学習推進計画策定委託料にかかわって、計画策定の詳細説明を求めたのに対し、「合併により広い市域となり、地域性も異なっていることから幅広い生涯学習活動を推進していく上で、これまで実施してきた事業の見直しや新しい事業展開について考えるとともに、今後は市民の学習活動への支援のみにとどまらず、地域づくり、まちづくりの分野にもかかわっていく必要があると考える。このような総合的な観点から、公民館はもとより、生涯学習部の各部署が施策の方向性を共通認識し、合理的・計画的に生涯学習推進に資するさまざまな事業展開を図っていくため、今回、新たに生涯学習推進計画を策定するものである。委託料については、和歌山大学が設置している生涯学習センターと連携し、先進地の情報提供や支援等を受けるための業務委託料である」との答弁があり、委員から、高齢社会においては、生涯を通じて新しいことを学び続けることは非常に重要であり、生涯学習推進について、より一層取り組みを進めるよう要望がありました。  次に、紀南文化会館管理委託料のテレビ電波障害解消対策委託料について、詳細説明を求めたのに対し、「昭和59年の紀南文化会館建設により、当時白浜局からのテレビ電波が遮られ、周辺民家において受信障害が出たことから、共聴設備を設けていたが、老朽化により今後使用できなくなるため、電波障害による難視聴であった家庭について、平成18年度から3カ年で戸別テレビアンテナを設置し、幹線ケーブル及び共聴設備機器本体の撤去を実施するものである」との答弁がありました。  さらに、1軒当たりの工事費の積算についてただしたのに対し、「電気商業組合及び電気工事業者から取り寄せた見積書を参考として積算した1軒当たりのテレビアンテナ設置並びに引込線及び保安器撤去費用8万4,000円を積算根拠としている」との答弁があり、厳しい財政の中、予算削減の観点からも発注に当たっては、指名競争入札などの従前の手法のみにとらわれることなく、合理的かつ効果的な予算執行に取り組むよう強く要望いたしました。  次に、保健福祉部関係では、老人福祉費の高齢者実態把握調査委託料について、調査内容及び調査した結果をどのように活用していくのかただしたのに対し、「この調査については、市内12カ所の在宅介護支援センターに調査を委託し、65歳以上の方を対象に実態調査を行うものである。高齢者を訪問し、身体の状況等を調査する部分と、特定高齢者事業につなぐための基本チェックリスト25項目について調査をし、地域包括支援センターで一括集約し、高齢者福祉施策の必要な方へのサービスや介護保険制度のサービス利用につなげることに活用していく」との答弁がありました。  次に、議案第41号 平成19年度田辺市介護保険特別会計予算について、介護予防サービス給付費が大幅な減額になっていることについてただしたのに対し、「介護保険法が改正され、平成18年4月から施行されたことに伴い、国の当初の試算では介護サービス費対象の要介護1と認定を受けていた方のうち7割から8割が介護予防サービス対象の要支援2に移行することが見込まれ、市においても国の見込みに基づき、予算計上していた。しかし、旧の要支援認定者で認定有効期限が切れていない場合、介護サービスの対象とする決定がなされたことにより、介護サービス費及び介護予防費の見込みが違ってきたため、平成18年度当初予算と比較すると介護サービス給付費が増額し、介護予防サービス給付費で減額となっている。全体的には特別養護老人ホームが白浜町に新設され、また上富田町において改築、増床されることや、市内に認知症のグループホームができたため、その施設で受けるサービスに係る費用の増額も見込んでいる」との答弁がありました。  以上、委員長報告といたします。  平成19年3月27日、文教民生委員会委員長、塚 寿雄。             (10番 塚 寿雄君 降壇) ○議長(吉本忠義君)    以上で、各常任委員長の報告が終了いたしました。  これより質疑に入ります。  ただいまの委員長報告に対し、一括して質疑はありませんか。
                  (「なし」の声あり) ○議長(吉本忠義君)    質疑なしと認めます。  これより討論に入ります。  討論はありませんか。  討論があるようですので、この場合、原案に対する反対討論の発言を許可いたします。  2番、真砂みよ子君。            (2番 真砂みよ子君 登壇) ○2番(真砂みよ子君)    1定議案第37号、38号、39号、41号、44号の5議案に対する反対討論を行います。  まず、1定議案第37号 平成19年度一般会計予算について問題点を申し上げます。  今回の予算では、2008年度の後期高齢者医療制度実施に向け、「県後期高齢者医療広域連合」負担金として約7,800万円が計上されています。後期高齢者医療制度の問題点については、先の議会でも指摘しましたが、75歳以上の高齢者を後期高齢者として他の年齢の医療保険から独立させ、負担の明確化による世代間の対立をあおり、企業の負担を軽減します。その一方で、保険料は介護保険同様、年金から天引きされます。年額およそ7万4,000円、月額6,200円が強制的に年金から徴収されますが、万一、保険料の滞納があれば、一般の国保同様保険証が取り上げられ、短期保険証や資格証明書が発行されることになります。こうして負担増と医療からの切り離しが推し進められます。こうした制度及び広域連合の設立に7,800万円もの負担が行われている予算に強く反対するものです。  また、産業の分野では水産業への支援が少なく、漁獲量の減少により漁業従事者が大変厳しい生活を余儀なくされています。イサキ放流育成事業費は増額されていますが、水産増殖事業費枠内での組み替えであり、水産費そのものは増額されていません。新市の産業の柱として位置づけられている水産業への支援が不十分です。  1定議案第38号 田辺市国民健康保険税条例の一部改正については、合併以来毎年、国民健康保険税の税率を引き上げるものです。  国民健康保険法第1条には、「この法律は、国民健康保険事業の健全な運営を確保し、もって社会保障及び国民保健の向上に寄与することを目的とする」とうたわれているように、社会保障の意味合いを持っています。  ところが格差社会の広がりで国保税を払いたくても払えない人がふえ、田辺市においても2006年度には、全額自己負担の資格証明書が327世帯、415人と年々増加しており、保険証がないことにより病気でも病院に行けず、重病化して亡くなられる方も多く、このことが全国的に社会問題になっています。税率を引き上げれば、ますます払いたくても払えない方をふやすことになります。  1定議案第39号 平成19年度国民健康保険事業特別会計予算について、歳入では督促手数料を前年に比べ1.7倍の320万円を計上しています。その理由は景気低迷による所得減と国保の税率アップだと当局自身が答弁していますが、払いたくても払えなくなる人がふえることはわかっていながら、税率アップをするという予算を承認するわけにはいきません。  1定議案第41号 平成19年度田辺市介護保険特別会計予算については、新予防給付による介護ベッドや車いすの取り上げ、再認定による介護度の切り下げで利用抑制を推し進め、「保険あって介護なし」という状況を生み出す予算となっており、賛成するわけにはいきません。  1定議案第44号 平成19年度田辺市文里港整備事業特別会計予算については、南海地震に備える中で、津波の被害が想定される地域を宅地造成したことが問題であり、土地開発公社が造成した宅地が多く売れ残っている中での事業であり、そもそもこの事業が間違いであったと言わざるを得ません。  以上、5議案に対し反対討論といたします。            (2番 真砂みよ子君 降壇) ○議長(吉本忠義君)    続いて、原案に対する賛成討論の発言を許可いたします。  賛成討論はありませんか。               (「なし」の声あり) ○議長(吉本忠義君)    それでは、これをもって討論を終結いたします。  これより、ただいま議題となっております35件について、順次採決に入ります。 ◎日程第1 1定議案第26号 田辺市職員の給与に関する条例の一部改正について ○議長(吉本忠義君)    それでは、1定議案第26号 田辺市職員の給与に関する条例の一部改正についてお諮りいたします。  議案第26号は、委員長の報告のとおり可決することに異議ありませんか。              (「異議なし」の声あり) ○議長(吉本忠義君)    異議なしと認めます。  よって、1定議案第26号は可決いたしました。 ◎日程第2 1定議案第27号 田辺市熊野牛振興対策事業基金条例の制定について ○議長(吉本忠義君)    続いて、1定議案第27号 田辺市熊野牛振興対策事業基金条例の制定についてお諮りいたします。  議案第27号は、委員長の報告のとおり可決することに異議ありませんか。              (「異議なし」の声あり) ○議長(吉本忠義君)    異議なしと認めます。  よって、1定議案第27号は可決いたしました。 ◎日程第3 1定議案第28号 田辺市山村開発センター条例の廃止について ○議長(吉本忠義君)    続いて、1定議案第28号 田辺市山村開発センター条例の廃止についてお諮りいたします。  議案第28号は、委員長の報告のとおり可決することに異議ありませんか。              (「異議なし」の声あり) ○議長(吉本忠義君)    異議なしと認めます。  よって、1定議案第28号は可決いたしました。 ◎日程第4 定議案第29号 田辺市企業立地促進条例の一部改正について ○議長(吉本忠義君)    続いて、1定議案第29号 田辺市企業立地促進条例の一部改正についてお諮りいたします。  議案第29号は、委員長の報告のとおり可決することに異議ありませんか。              (「異議なし」の声あり) ○議長(吉本忠義君)    異議なしと認めます。  よって、1定議案第29号は可決いたしました。 ◎日程第5 1定議案第30号 田辺市道路占用料徴収条例の一部改正について ○議長(吉本忠義君)    続いて、1定議案第30号 田辺市道路占用料徴収条例の一部改正についてお諮りいたします。  議案第30号は、委員長の報告のとおり可決することに異議ありませんか。              (「異議なし」の声あり) ○議長(吉本忠義君)    異議なしと認めます。  よって、1定議案第30号は可決いたしました。 ◎日程第6 1定議案第31号 田辺市営住宅条例の一部改正について ○議長(吉本忠義君)    続いて、1定議案第31号 田辺市営住宅条例の一部改正についてお諮りいたします。  議案第31号は、委員長の報告のとおり可決することに異議ありませんか。              (「異議なし」の声あり) ○議長(吉本忠義君)    異議なしと認めます。  よって、1定議案第31号は可決いたしました。 ◎日程第7 1定議案第32号 田辺市立田辺文化高等専修学校設置及び管理条例の廃止について ○議長(吉本忠義君)    続いて、1定議案第32号 田辺市立田辺文化高等専修学校設置及び管理条例の廃止についてお諮りいたします。  議案第32号は、委員長の報告のとおり可決することに異議ありませんか。              (「異議なし」の声あり) ○議長(吉本忠義君)    異議なしと認めます。  よって、1定議案第32号は可決いたしました。 ◎日程第8 1定議案第33号 田辺市立幼稚園条例の一部改正について ○議長(吉本忠義君)    続いて、1定議案第33号 田辺市立幼稚園条例の一部改正についてお諮りいたします。  議案第33号は、委員長の報告のとおり可決することに異議ありませんか。              (「異議なし」の声あり) ○議長(吉本忠義君)    異議なしと認めます。  よって、1定議案第33号は可決いたしました。 ◎日程第9 1定議案第34号 田辺市学童保育所条例の一部改正について ○議長(吉本忠義君)    続いて、1定議案第34号 田辺市学童保育所条例の一部改正についてお諮りいたします。  議案第34号は、委員長の報告のとおり可決することに異議ありませんか。              (「異議なし」の声あり) ○議長(吉本忠義君)    異議なしと認めます。  よって、1定議案第34号は可決いたしました。 ◎日程第10 1定議案第35号 田辺市立学校給食共同調理場条例の一部改正について ○議長(吉本忠義君)    続いて、1定議案第35号 田辺市立学校給食共同調理場条例の一部改正についてお諮りいたします。
     議案第35号は、委員長の報告のとおり可決することに異議ありませんか。              (「異議なし」の声あり) ○議長(吉本忠義君)    異議なしと認めます。  よって、1定議案第35号は可決いたしました。 ◎日程第11 1定議案第36号 民事調停の申立てについて ○議長(吉本忠義君)    続いて、1定議案第36号 民事調停の申立てについてお諮りいたします。  議案第36号は、委員長の報告のとおり可決することに異議ありませんか。              (「異議なし」の声あり) ○議長(吉本忠義君)    異議なしと認めます。  よって、1定議案第36号は可決いたしました。 ◎日程第12 1定議案第37号 平成19年度田辺市一般会計予算 ○議長(吉本忠義君)    続いて、1定議案第37号 平成19年度田辺市一般会計予算についてお諮りいたします。  本件については、起立により採決いたします。  議案第37号は、委員長の報告のとおり可決することに賛成の諸君の起立を求めます。                 (起立多数) ○議長(吉本忠義君)    起立多数であります。  よって、1定議案第37号は可決いたしました。 ◎日程第13 1定議案第38号 田辺市国民健康保険税条例の一部改正について ○議長(吉本忠義君)    続いて、1定議案第38号 田辺市国民健康保険税条例の一部改正についてお諮りいたします。  本件については、起立により採決いたします。  議案第38号は、委員長の報告のとおり可決することに賛成の諸君の起立を求めます。                 (起立多数) ○議長(吉本忠義君)    起立多数であります。  よって、1定議案第38号は可決いたしました。 ◎日程第14 1定議案第39号 平成19年度田辺市国民健康保険事業特別会計予算 ○議長(吉本忠義君)    続いて、1定議案第39号 平成19年度田辺市国民健康保険事業特別会計予算についてお諮りいたします。  本件については、起立により採決いたします。  議案第39号は、委員長の報告のとおり可決することに賛成の諸君の起立を求めます。                 (起立多数) ○議長(吉本忠義君)    起立多数であります。  よって、1定議案第39号は可決いたしました。 ◎日程第15 1定議案第40号 平成19年度田辺市老人保健特別会計予算 ○議長(吉本忠義君)    続いて、1定議案第40号 平成19年度田辺市老人保健特別会計予算についてお諮りいたします。  議案第40号は、委員長の報告のとおり可決することに異議ありませんか。              (「異議なし」の声あり) ○議長(吉本忠義君)    異議なしと認めます。  よって、1定議案第40号は可決いたしました。 ◎日程第16 1定議案第41号 平成19年度田辺市介護保険特別会計予算 ○議長(吉本忠義君)    続いて、1定議案第41号 平成19年度田辺市介護保険特別会計予算についてお諮りいたします。  本件については、起立により採決いたします。  議案第41号は、委員長の報告のとおり可決することに賛成の諸君の起立を求めます。                 (起立多数) ○議長(吉本忠義君)    起立多数であります。  よって、1定議案第41号は可決いたしました。 ◎日程第17 1定議案第42号 平成19年度田辺市分譲宅地造成事業特別会計予算 ○議長(吉本忠義君)    続いて、1定議案第42号 平成19年度田辺市分譲宅地造成事業特別会計予算についてお諮りいたします。  議案第42号は、委員長の報告のとおり可決することに異議ありませんか。              (「異議なし」の声あり) ○議長(吉本忠義君)    異議なしと認めます。  よって、1定議案第42号は可決いたしました。 ◎日程第18 1定議案第43号 平成19年度田辺市公共用地先行取得事業特別会計予算 ○議長(吉本忠義君)    続いて、1定議案第43号 平成19年度田辺市公共用地先行取得事業特別会計予算についてお諮りいたします。  議案第43号は、委員長の報告のとおり可決することに異議ありませんか。              (「異議なし」の声あり) ○議長(吉本忠義君)    異議なしと認めます。  よって、1定議案第43号は可決いたしました。 ◎日程第19 1定議案第44号 平成19年度田辺市文里港整備事業特別会計予算 ○議長(吉本忠義君)    続いて、1定議案第44号 平成19年度田辺市文里港整備事業特別会計予算についてお諮りいたします。  本件については、起立により採決いたします。  議案第44号は、委員長の報告のとおり可決することに賛成の諸君の起立を求めます。                 (起立多数) ○議長(吉本忠義君)    起立多数であります。  よって、1定議案第44号は可決いたしました。 ◎日程第20 1定議案第45号 平成19年度田辺市交通災害共済事業特別会計予算 ○議長(吉本忠義君)    続いて、1定議案第45号 平成19年度田辺市交通災害共済事業特別会計予算についてお諮りいたします。  議案第45号は、委員長の報告のとおり可決することに異議ありませんか。              (「異議なし」の声あり) ○議長(吉本忠義君)    異議なしと認めます。  よって、1定議案第45号は可決いたしました。 ◎日程第21 1定議案第46号 平成19年度田辺市同和対策住宅資金等貸付事業特別会計予算 ○議長(吉本忠義君)    続いて、1定議案第46号 平成19年度田辺市同和対策住宅資金等貸付事業特別会計予算についてお諮りいたします。  議案第46号は、委員長の報告のとおり可決することに異議ありませんか。              (「異議なし」の声あり) ○議長(吉本忠義君)    異議なしと認めます。  よって、1定議案第46号は可決いたしました。 ◎日程第22 1定議案第47号 平成19年度田辺市簡易水道事業特別会計予算
    ○議長(吉本忠義君)    続いて、1定議案第47号 平成19年度田辺市簡易水道事業特別会計予算についてお諮りいたします。  議案第47号は、委員長の報告のとおり可決することに異議ありませんか。              (「異議なし」の声あり) ○議長(吉本忠義君)    異議なしと認めます。  よって、1定議案第47号は可決いたしました。 ◎日程第23 1定議案第48号 平成19年度田辺市農業集落排水事業特別会計予算 ○議長(吉本忠義君)    続いて、1定議案第48号 平成19年度田辺市農業集落排水事業特別会計予算についてお諮りいたします。  議案第48号は、委員長の報告のとおり可決することに異議ありませんか。              (「異議なし」の声あり) ○議長(吉本忠義君)    異議なしと認めます。  よって、1定議案第48号は可決いたしました。 ◎日程第24 1定議案第49号 平成19年度田辺市林業集落排水事業特別会計予算 ○議長(吉本忠義君)    続いて、1定議案第49号 平成19年度田辺市林業集落排水事業特別会計予算についてお諮りいたします。  議案第49号は、委員長の報告のとおり可決することに異議ありませんか。              (「異議なし」の声あり) ○議長(吉本忠義君)    異議なしと認めます。  よって、1定議案第49号は可決いたしました。 ◎日程第25 1定議案第50号 平成19年度田辺市漁業集落排水事業特別会計予算 ○議長(吉本忠義君)    続いて、1定議案第50号 平成19年度田辺市漁業集落排水事業特別会計予算についてお諮りいたします。  議案第50号は、委員長の報告のとおり可決することに異議ありませんか。              (「異議なし」の声あり) ○議長(吉本忠義君)    異議なしと認めます。  よって、1定議案第50号は可決いたしました。 ◎日程第26 1定議案第51号 平成19年度田辺市特定環境保全公共下水道事業特別会計予算 ○議長(吉本忠義君)    続いて、1定議案第51号 平成19年度田辺市特定環境保全公共下水道事業特別会計予算についてお諮りいたします。  議案第51号は、委員長の報告のとおり可決することに異議ありませんか。              (「異議なし」の声あり) ○議長(吉本忠義君)    異議なしと認めます。  よって、1定議案第51号は可決いたしました。 ◎日程第27 1定議案第52号 田辺市戸別排水処理施設条例の制定について ○議長(吉本忠義君)    続いて、1定議案第52号 田辺市戸別排水処理施設条例の制定についてお諮りいたします。  議案第52号は、委員長の報告のとおり可決することに異議ありませんか。              (「異議なし」の声あり) ○議長(吉本忠義君)    異議なしと認めます。  よって、1定議案第52号は可決いたしました。 ◎日程第28 1定議案第53号 平成19年度田辺市戸別排水処理事業特別会計予算 ○議長(吉本忠義君)    続いて、1定議案第53号 平成19年度田辺市戸別排水処理事業特別会計予算についてお諮りいたします。  議案第53号は、委員長の報告のとおり可決することに異議ありませんか。              (「異議なし」の声あり) ○議長(吉本忠義君)    異議なしと認めます。  よって、1定議案第53号は可決いたしました。 ◎日程第29 1定議案第54号 平成19年度田辺市診療所事業特別会計予算 ○議長(吉本忠義君)    続いて、1定議案第54号 平成19年度田辺市診療所事業特別会計予算についてお諮りいたします。  議案第54号は、委員長の報告のとおり可決することに異議ありませんか。              (「異議なし」の声あり) ○議長(吉本忠義君)    異議なしと認めます。  よって、1定議案第54号は可決いたしました。 ◎日程第30 1定議案第55号 平成19年度田辺市駐車場事業特別会計予算 ○議長(吉本忠義君)    続いて、1定議案第55号 平成19年度田辺市駐車場事業特別会計予算についてお諮りいたします。  議案第55号は、委員長の報告のとおり可決することに異議ありませんか。              (「異議なし」の声あり) ○議長(吉本忠義君)    異議なしと認めます。  よって、1定議案第55号は可決いたしました。 ◎日程第31 1定議案第56号 平成19年度田辺市砂利採取事業特別会計予算 ○議長(吉本忠義君)    続いて、1定議案第56号 平成19年度田辺市砂利採取事業特別会計予算についてお諮りいたします。  議案第56号は、委員長の報告のとおり可決することに異議ありませんか。              (「異議なし」の声あり) ○議長(吉本忠義君)    異議なしと認めます。  よって、1定議案第56号は可決いたしました。 ◎日程第32 1定議案第57号 平成19年度田辺市木材加工事業特別会計予算 ○議長(吉本忠義君)    続いて、1定議案第57号 平成19年度田辺市木材加工事業特別会計予算についてお諮りいたします。  議案第57号は、委員長の報告のとおり可決することに異議ありませんか。              (「異議なし」の声あり) ○議長(吉本忠義君)    異議なしと認めます。  よって、1定議案第57号は可決いたしました。 ◎日程第33 1定議案第58号 平成19年度田辺市四村川財産区特別会計予算 ○議長(吉本忠義君)    続いて、1定議案第58号 平成19年度田辺市四村川財産区特別会計予算についてお諮りいたします。  議案第58号は、委員長の報告のとおり可決することに異議ありませんか。              (「異議なし」の声あり) ○議長(吉本忠義君)    異議なしと認めます。  よって、1定議案第58号は可決いたしました。 ◎日程第34 1定議案第59号 平成19年度田辺市水道事業会計予算 ○議長(吉本忠義君)    続いて、1定議案第59号 平成19年度田辺市水道事業会計予算についてお諮りいたします。  議案第59号は、委員長の報告のとおり可決することに異議ありませんか。              (「異議なし」の声あり) ○議長(吉本忠義君)    異議なしと認めます。
     よって、1定議案第59号は可決いたしました。 ◎日程第35 1定議案第60号 物品購入契約の締結について ○議長(吉本忠義君)    続いて、1定議案第60号 物品購入契約の締結についてお諮りいたします。  議案第60号は、委員長の報告のとおり可決することに異議ありませんか。              (「異議なし」の声あり) ○議長(吉本忠義君)    異議なしと認めます。  よって、1定議案第60号は可決いたしました。 休 憩 ○議長(吉本忠義君)    この場合、2時15分まで休憩いたします。               (午後 2時05分)          ――――――――――――――――――― 再 開 ○議長(吉本忠義君)    休憩前に引き続き会議を開きます。               (午後 2時16分) ◎日程第36 1定報告第 4号 平成19年度田辺市土地開発公社の事業の計画についてから  日程第39 1定報告第 7号 平成19年度有限会社龍神温泉元湯の事業の計画についてまで一括上程 ○議長(吉本忠義君)    続いて、日程第36 1定報告第4号 平成19年度田辺市土地開発公社の事業の計画についてから、日程第39 1定報告第7号 平成19年度有限会社龍神温泉元湯の事業の計画についてまで、以上4件を一括上程いたします。  ただいま上程いたしました報告案件4件については、過日既に当局の説明が終了しておりますので、これより質疑を行います。 ◎日程第36 1定報告第4号 平成19年度田辺市土地開発公社の事業の計画について ○議長(吉本忠義君)    それでは、まず、1定報告第4号 平成19年度田辺市土地開発公社の事業の計画について質疑に入ります。  議案書204ページから217ページまでです。  質疑はありませんか。               (「なし」の声あり) ○議長(吉本忠義君)    質疑なしと認めます。  それでは、1定報告第4号は、以上で終わります。 ◎日程第37 1定報告第 5号 平成19年度財団法人田辺社会教育振興会の事業の計画について ○議長(吉本忠義君)    続いて、1定報告第5号 平成19年度財団法人田辺社会教育振興会の事業の計画について質疑に入ります。  議案書218ページから221ページまでです。  質疑はありませんか。               (「なし」の声あり) ○議長(吉本忠義君)    質疑なしと認めます。  それでは、1定報告第5号は、以上で終わります。 ◎日程第38 1定報告第6号 平成19年度財団法人龍神村開発公社の事業の計画について ○議長(吉本忠義君)    続いて、1定報告第6号 平成19年度財団法人龍神村開発公社の事業の計画について質疑に入ります。  議案書222ページから225ページまでです。  質疑はありませんか。               (「なし」の声あり) ○議長(吉本忠義君)    質疑なしと認めます。  それでは、1定報告第6号は、以上で終わります。 ◎日程第39 1定報告第7号 平成19年度有限会社龍神温泉元湯の事業の計画について ○議長(吉本忠義君)    続いて、1定報告第7号 平成19年度有限会社龍神温泉元湯の事業の計画について質疑に入ります。  議案書226ページから229ページまでです。  質疑はありませんか。               (「なし」の声あり) ○議長(吉本忠義君)    質疑なしと認めます。  それでは、1定報告第7号は、以上で終わります。 ◎日程第40 1定発議第1号 日豪EPA交渉に関する意見書の提出について上程 ○議長(吉本忠義君)    続いて、日程第40 1定発議第1号 日豪EPA交渉に関する意見書の提出についてを上程いたします。  提出者の説明を求めます。  24番、天野正一君。             (24番 天野正一君 登壇) ○24番(天野正一君)    1定発議第1号 日豪EPA交渉に関する意見書の提出についてを、田辺市議会会議規則第14条の規定により、次のとおり提出する。  平成19年3月27日。提出者は私、天野正一。賛成者には、久保浩二議員、佐井昭子議員、山本紳次議員、棒引昭治議員、大倉勝行議員、宮本正信議員、高垣幸司議員、陸平輝昭議員、山口 進議員、吉田克己議員、松本平男議員、田中康雅議員、以上、農業研究クラブの議員です。  意見書を朗読いたします。  日豪EPA交渉に関する意見書。我が国政府は、日豪両国政府の共同研究最終報告書が取りまとめられたことを受けて、昨年12月12日の首脳会談で、日豪EPA交渉の開始に合意しました。  我が国の豪州からの輸入状況を見ると、農林水産物輸入の占める割合が高く、しかも我が国にとっては、極めて重要な米、麦、牛肉、乳製品、砂糖などの品目が含まれているのが実態です。このため、豪州との交渉では農産物の取り扱いが焦点となるのは必至であり、その取り扱いいかんによっては、我が国農業・農村に壊滅的な打撃を与えるだけでなく、関連産業等に対しても影響を及ぼし、地域経済をも崩壊させる懸念があります。  このような状況の中、自由民主党や衆参農林水産委員会においては、日豪EPA交渉に当たっては、政府に対して毅然とした対応を求める趣旨の決議が採択されました。こうした状況を踏まえ、政府においては豪州との交渉に当たり、以下の事項が確保されるよう断固とした対応を強く要望します。  記。(1)重要品目に対する例外措置の確保。  我が国農業は、戦後農政の大転換を決定し、平成19年度からの実施に向け、現在、農家及び生産現場は担い手育成や構造改革の取り組みに懸命に努力しているところである。このような中で、我が国は米、麦、牛肉、乳製品、砂糖などの重要品目の関税撤廃を行うことは、こうした改革の努力を無にし、食料自給率の向上どころか、低下を招き、我が国農業を崩壊させることにつながるものである。EPA交渉においては、これらの重要品目を除外するなどの例外措置を確保すること。  (2)WTO農業交渉に対する我が国の主張に基づいた対応の確保。  これまで我が国は、農業の多面的機能の発揮と多様な農業の共存等の観点から、十分な数の重要品目の確保とその柔軟な取り扱い、また上限関税の絶対阻止を主張し続けている。このため、豪州とのEPAにおいては、WTO交渉における従来の主張から譲歩すれば、これまで一致団結して戦ってきたG10国への背信行為となるとともに、これまでの交渉の努力が水泡に帰することとなる。また、米国やカナダを含むその他の国々からも同様の措置を求められることにつながりかねないことから、WTO交渉における主張に基づいた整合性のある適切な内容が確保されるよう交渉すること。  (3)交渉いかんによっては、交渉を中断するなど厳しい判断を持って交渉に臨むこと。豪州とのEPA交渉に当たっては期限を定めず、粘り強く交渉するとともに、豪州側が我が国の重要品目の柔軟性について十分配慮しない場合には、交渉の継続について中断も含め、厳しい判断を行うこと。  以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出する。  平成19年3月27日。田辺市議会。  提出先は、内閣総理大臣、内閣官房長官、外務大臣、財務大臣、農林水産大臣、経済産業大臣。  以上でございますけれども、日豪EPAは昨年首脳会議で話し合いを開始することに合意をしておりますけれども、農産物の輸入の占める割合が高くて、日本農業が圧迫され、離農による農家戸数や人口の減少を招き、食料の自給率の低下を招きます。交渉いかんによって、オーストラリアの主要農産物をもし受け入れるとなれば、一説には日本の食料自給率が、現在40%から15%に下がるとの説もあります。需給率の低下は次に何を招くかについては、今回は述べませんけれども、ほかにも農家人口や農林業の従事者がこれ以上、減少すれば、国土保全や治山治水による防災環境保全、循環型社会の構築にも支障を来すことになります。  安倍首相は、ことし3月1日の予算委員会で農業は日本の食料だけでなく、地域や環境文化を支えている農村風景の美しさを失ったら日本でなくなると答えています。農業の持つ他面的機能を守らなければ美しい日本とは言えません。  以上、ご理解、ご審議の上、ご賛同賜りますようよろしくお願い申し上げます。             (24番 天野正一君 降壇) ○議長(吉本忠義君)    提出者の説明が終了いたしました。  これより質疑に入ります。  質疑はありませんか。               (「なし」の声あり) ○議長(吉本忠義君)    質疑なしと認めます。  お諮りいたします。  本件については、会議規則第37条第2項の規定により、委員会の付託を省略することにいたします。  これに異議ありませんか。              (「異議なし」の声あり) ○議長(吉本忠義君)    異議なしと認めます。  よって、1定発議第1号については、委員会の付託を省略することに決しました。  これより討論に入ります。  討論はありませんか。               (「なし」の声あり) ○議長(吉本忠義君)    討論なしと認めます。  お諮りいたします。  1定発議第1号は、原案のとおり可決することに異議ありませんか。
                 (「異議なし」の声あり) ○議長(吉本忠義君)    異議なしと認めます。  よって、1定発議第1号は原案のとおり可決いたしました。 ◎日程第41 1定発議第2号 田辺市議会委員会条例の一部改正についてから  日程第42 1定発議第3号 田辺市議会会議規則の一部改正についてまで一括上程 ○議長(吉本忠義君)    続いて、日程第41 1定発議第2号 田辺市議会委員会条例の一部改正について、及び日程第42 1定発議第3号 田辺市議会会議規則の一部改正についての2件を一括上程いたします。  提出者の説明を求めます。  29番、岡﨑宏道君。             (29番 岡﨑宏道君 登壇) ○29番(岡﨑宏道君)    それでは、ただいま上程されました2件の議案につきまして、一括してご説明申し上げます。  1定発議第2号 田辺市議会委員会条例の一部改正について。  地方自治法第112条第1項の規定により提出する。平成19年3月27日。  提出者は、私、岡﨑宏道。賛成者、久保隆一議員、川﨑五一議員、小川浩樹議員、安達克典議員、中本賢治議員、大倉勝行議員、陸平輝昭議員、山口 進議員、松本平男議員、白川公一議員、いずれも議会運営委員会の方々であります。  提案の理由は、地方自治法の一部を改正する法律により、議会制度の見直し等が行われたことに伴い、別紙のとおり所要の改正を行うものであります。  改正法では、議会は議案の審査、または地方公共団体の事務に関する調査のために必要な事項に係る調査を学識経験を有する者にさせることができるものとすること。  議長は議会運営委員会の議決を得て、長に対し、議会に付すべき事件を示して臨時会の招集を請求できるものとすること。委員会制度の見直しで、議員の複数常任委員会への所属の制限廃止、委員会の委員について閉会中でも議長が指名することによって、選任ができることとする。委員会の議案提出権を認める。会議録の作成に関する規定の見直し。長の専決処分の要件の明確化等の議会制度の見直しがされました。  今回、提案いたしました田辺市議会委員会条例の一部改正については、第2条において常任委員会については、現状の1人1常任委員会とし、法との調整で同条に第2項を加えるとともに、第3条から第13条においては、これまで一般的には会期の初めに議長が会議に諮って、指名、所属変更等を行っており、閉会中に補欠選挙で当選した議員は、直ちに委員会活動に参加することができませんでしたが、今回、これを常任委員の選任を議長の指名によることに改めるとともに、議会運営委員及び特別委員についても、常任委員と同様に改めるものであり、また改正法において議会の会議録作成が電磁的記録により作成できるとされたことに伴い、条例第29条を現状の冊子による方法をいつでも電磁的記録とすることができるように、今回、両論併記の方法に改めるものであります。  なお、改正後の条例の施行日は、平成19年4月1日からとするものであります。  次に、1定発議第3号 田辺市市議会会議規則の一部改正について。  田辺市議会会議規則第14条の規定により、別紙のとおり提出する。  平成19年3月27日。提出者は、私、岡﨑宏道。賛成者、久保隆一議員、川﨑五一議員、小川浩樹議員、安達克典議員、中本賢治議員、大倉勝行議員、陸平輝昭議員、山口 進議員、松本平男議員、白川公一議員、いずれの方も議会運営委員会の方であります。  提案の理由は、地方自治法の一部を改正する法律により、議会制度の見直し等が行われたことに伴い、別紙のとおり所要の改正を行うものであります。  今回、提案いたしました田辺市議会会議規則の一部改正については、法改正により委員会はその部門に属する地方公共団体の事務に関するものにつき、議案を提出することができる」と追加されたことに伴い、田辺市議会会議規則第14条から第37条において、その手続等について所要の改正を行うとともに、第79条から第82条において、会議録の作成及び配付に関する規定等の改正を行うものであります。  なお、改正後の条例の施行日は、平成19年4月1日からとするものであります。  以上、2点についてご説明申し上げましたが、よろしくご審議の上、ご賛同賜りますようお願い申し上げます。             (29番 岡﨑宏道君 降壇) ○議長(吉本忠義君)    提出者の説明が終了いたしました。  これより質疑に入ります。質疑は一括して行います。  質疑はありませんか。               (「なし」の声あり) ○議長(吉本忠義君)    質疑なしと認めます。  この場合、お諮りいたします。  ただいま議題となっております2件については、会議規則第37条第2項の規定により、委員会の付託を省略することにいたします。  これに異議ありませんか。              (「異議なし」の声あり) ○議長(吉本忠義君)    異議なしと認めます。  よって、ただいま議題となっております2件については、委員会の付託を省略することに決しました。  これより討論に入ります。討論は一括して行います。  討論はありませんか。               (「なし」の声あり) ○議長(吉本忠義君)    討論なしと認めます。  これより、順次採決に入ります。  1定発議第2号は、原案のとおり可決することに異議ありませんか。              (「異議なし」の声あり) ○議長(吉本忠義君)    異議なしと認めます。  よって、1定発議第2号は、原案のとおり可決いたしました。  続いて、1定発議第3号についてお諮りいたします。  1定発議第3号は、原案のとおり可決することに異議ありませんか。              (「異議なし」の声あり) ○議長(吉本忠義君)    異議なしと認めます。  よって、1定発議第3号は、原案のとおり可決いたしました。 ◎日程第43 1定選第2号 公立紀南病院組合の議会議員の選挙 ○議長(吉本忠義君)    続いて、日程第43 1定選第2号 公立紀南病院組合の議会議員の選挙を行います。  本件は、当該組合の議会議員の任期が平成19年3月31日をもって満了となるため、同組合規約第6条第1項の規定により、本市議会議員の中から8人の議員を選挙するものであります。  この場合、お諮りいたします。  選挙の方法については、地方自治法第118条第2項の規定により、指名推選により行います。  これに異議ありまんか。              (「異議なし」の声あり) ○議長(吉本忠義君)    異議なしと認めます。  よって、選挙の方法は、指名推選によることに決しました。  さらにお諮りいたします。  指名の方法については、議長において指名することにいたします。  これに異議ありませんか。              (「異議なし」の声あり) ○議長(吉本忠義君)    異議なしと認めます。  それでは、指名いたします。氏名表をお手元に配付いたします。                (氏名表配付) ○議長(吉本忠義君)    ただいま配付いたしましたとおり、鈴木太雄君、塚 寿雄君、大倉勝行君、陸平輝昭君、山口 進君、森 哲男君、岡﨑宏道君、私、吉本忠義、以上8名を指名いたします。  お諮りいたします。  ただいま、議長において指名いたしました8名を、公立紀南病院組合の議会議員の当選人と定めることに異議ありませんか。              (「異議なし」の声あり) ○議長(吉本忠義君)    異議なしと認めます。  よって、ただいま指名いたしました8名につきましては、公立紀南病院組合の議会議員に当選されました。  ただいま当選されました8名の諸君に通告いたします。あなたは、選挙の結果、公立紀南病院組合の議会議員に当選されましたので、会議規則第32条第2項の規定により、本席から告知いたします。 ◎日程第44 委員会の継続審査について ○議長(吉本忠義君)    続いて、日程第44 委員会の継続審査についてを議題といたします。  この場合、閉会中の委員会の継続審査について報告いたします。  各常任委員会、議会運営委員会、特別委員会の委員長から、目下、委員会において審査、また調査中でありますお手元に配付の申出事件一覧表に記載のとおりの事件について、会議規則第105条の規定により、閉会中も審査または調査を継続いたしたい旨の申し出があります。  それでは、ただいまご報告いたしました委員会の継続審査について、お諮りいたします。  各委員長の申し出のとおり、それぞれの委員会において閉会中も審査または調査を継続することに異議ありませんか。              (「異議なし」の声あり) ○議長(吉本忠義君)    異議なしと認めます。  よって、各委員長の申し出のとおり、それぞれの委員会において閉会中も審査または調査を継続することに決しました。  以上をもって、本定例会に付議されました議案は、すべて議了いたしました。  ほかに発言、その他ありませんか。               (「なし」の声あり) ○議長(吉本忠義君)    この場合、市民部長より発言を求められておりますので、これを許可いたします。  市民部長、井口富夫君。            (市民部長 井口富夫君 登壇) ○市民部長(井口富夫君)    条例の一部改正2件につきましての専決処分のお願いでございます。  まず、田辺市税条例の一部改正についてでございますが、今国会において、株式等譲渡所得などに係る軽減税率の適用期限の延長、住宅のバリアフリー改修に係る固定資産税の特例措置の創設などが盛り込まれた地方税法の一部を改正する法律が可決され、交付される予定となっております。  その主な改正内容でございますが、株式等譲渡所得などに係る軽減税率の適用期限の延長につきましては、上場株式等を譲渡した場合における譲渡所得などに対する市民税の課税の特例措置について、平成21年度まで1年間適用期限を延長するものでございます。  また、住宅のバリアフリー改修に係る固定資産税の特例措置の創設につきましては、平成19年4月1日から平成22年3月31日までの間に、高齢者、障害者などが居住する既存住宅について一定のバリアフリー改修工事が行われた場合、翌年度分の固定資産税を100平方メートル分までを限度とし、税額の3分の1を減額する措置を創設するものでございます。  次に、田辺市国民健康保険税条例の一部改正についてでございますが、地方税法施行令の一部が改正されることに伴いまして、国民健康保険税の基礎課税額についての賦課限度額を引き上げるものでございます。これら地方税法等の改正に伴い、田辺市税条例及び田辺市国民健康保険税条例の一部改正を専決処分させていただきたいと存じますので、ご了承賜りますようよろしくお願い申し上げます。
     以上でございます。            (市民部長 井口富夫君 降壇) ◎市長閉会のあいさつ ○議長(吉本忠義君)    それでは、市長から閉会に当たってのあいさつのため発言を求められておりますので、これを許可いたします。  市長、真砂充敏君。             (市長 真砂充敏君 登壇) ○市長(真砂充敏君)    平成19年第1回田辺市議会定例会の閉会に当たり、一言ごあいさつを申し上げます。  去る2月28日に開会した本定例会も、議員各位のご理解とご協力をいただく中、本日無事に最終日を迎えることができました。本定例会においては、間もなくスタートする平成19年度の各種会計予算案を初め、66件に及ぶ議案、報告を上程させていただきましたが、議員各位におかれましては、終始にわたり慎重なるご審議をいただき、それぞれ原案のとおりご賛同を賜りましたことに、厚くお礼を申し上げます。  本会議冒頭の平成19年度の施策と予算の大綱の中でも申し上げましたが、新市が発足して3年目となる新年度は、今後10年間の進むべき方向とまちづくりの基本を示した第1次田辺市総合計画の初年度の年でもございます。新たな気持ちを持ってスタートを切る「まちづくり元年」との思いをしっかりと肝に銘じ、各種事業の実施や予算の執行に当たっては、既存の概念にとらわれることなく、常に創意工夫を念頭に置きながら、最小の負担で最大の効果を生み出せるよう、しっかりと努めてまいりたいと考えておりますので、今後ともよろしくお力添えを賜りますようお願い申し上げます。  さて、記録的な暖冬のため、例年に比べて随分早くなるだろうと言われていた桜の開花は3月に入って気温の低い日が続いた影響などもあって、しばらく足踏み状態になっておりましたが、そうは申しましても、彼岸を過ぎたころから春の足取りは一気に早まり、春本番を前に各地で開花の便りが聞かれるようになってまいりました。  ことしは、4年に一度の統一地方選挙の年でもあり、春の訪れとともに、選挙戦のの方もいよいよ本番へと入ってきております。先週3月22日には、統一地方選挙の前半戦となる13の都道県の知事選挙が、同じく25日には4つの政令市、広島市、浜松市、静岡市、札幌市の市長選挙がそれぞれ告示されました。また、今月30日には、44の都道府県議会議員選挙と15の政令市議会議員選挙がそれぞれ告示され、いずれも4月8日の投票日まで選挙戦が繰り広げられることになります。  日本の人口が減少の方向に転じ、少子高齢化が一段と加速する中で、地方と呼ばれる地域の多くは、厳しい財政事情や歯どめのかからない過疎化、経済や産業などさまざまな分野で広がりつつある都市との格差問題など、多くの課題を抱えているというのが現状です。  また、昨年12月に新しい地方分権推進法が成立し、第2期の地方分権改革が本格的に動き出そうとする中で、今後、さまざまな課題を抱える地方自治体のかじ取り役となる首長や、議員の役割、指導力というものが改めて問われることになるだけに、今回の選挙に対する住民の関心は非常に高いのではないかと思います。  一方、昨年来、夕張市の財政破綻の問題がテレビや新聞、雑誌など、メディアに大きく取り上げられたのをきっかけに、財政に対する住民の不安や関心が一気に高まりました。実際、私のところにも田辺市の財政は大丈夫なのか。という質問が幾つかございました。住民の皆さんが自分のまちの財政状況や行政運営について、関心や危機意識を持つということは、しごく当然のことでありますし、また非常に大切なことだと思います。本来、私たち行政側は、もっと積極的にそうした仕組みや機会をつくっていくべきなのかもしれません。  それと同時に、あいまいな情報や根拠のないうわさにより、住民の不安をあおったり、住民に疑心を抱かせたりするようなことがあるとすれば、即座にこれを改め、不安や疑心を払拭するための正しい情報を伝えていくことも行政の大きな責務であると思います。  申すまでもございませんが、行政にとって最も大切なのは、住民との信頼関係です。そして、その信頼関係を築くための基本は、行政の透明化を図り、住民と行政が同じ情報を共有し、同じ目線で物事をとらえることだと思います。  新年度からは、一日市長室や市政未来ポストの取り組みに加え、住民の皆さんと直接対話し、市政についてより一層関心を深めていただくための機会として、まちづくり対話の集いや、まちづくり学びあい講座の開催を予定しておりますが、こうした取り組みを通して田辺市の状況を正しく理解していただくとともに、住民と行政との距離を縮め、一人でも多くの方々に行政に対して関心を持っていただけるよう、職員ともども鋭意努力を重ねてまいる所存でございます。  この定例会が終了いたしますと、間もなく平成19年度がスタートいたします。議員各位におかれましては、新年度におきましても、変わらぬご理解とご協力を賜りますようお願い申し上げまして、簡単ではございますが、閉会に当たってのあいさつとさせていただきます。どうもありがとうございました。             (市長 真砂充敏君 降壇) ◎議長閉会のあいさつ ○議長(吉本忠義君)    大変高い席から恐縮でございますけれども、私からも一言ごあいさつを申し上げます。  去る2月28日の開会以来、平成19年度当初予算並びに関連議案・条例等、多くの重要案件を審議してまいりました本定例会も、本日をもってすべて議了し、無事閉会の運びとなり、ご同慶にたえなく、議会運営に対するご協力に議長として厚く御礼を申し上げます。  とりわけ、現下の厳しい社会情勢の中で、本定例会においては、平成19年度をまちづくり元年と位置づけ、積極的な予算を編成された真砂市政に対し、情熱あふれる議論を展開し、当局の見解をただされました。  議長として、議員各位に深く敬意を表する次第であります。また、これに対し、真砂市長以下、当局の皆さんにおかれましても、連日、積極的な対応をいただき感謝を申し上げます。  新しい年度の開始を数日後に控えておりますが、一般会計を初め、議決案件の執行に当たっては、審議の上で開陳されました議員の意見を十分尊重され、ご努力いただきますことをご期待申し上げる次第であります。  本年は、近く県会議員選挙が、そして夏には国政上重大な選挙も控えておりますが、この新しい年度を迎えるに当たって、議員各位には、今後ともより一層活発で市民ニーズに即した活動を実施され、田辺市の発展と市民福祉向上のために、一層のご精進をご期待したいと思います。  なお、この3月末をもって退職される職員の皆さんには、市政の上に日々ご苦労を続けられてこられたことに対し、議長として、この場をおかりして、深く感謝を申し上げます。中でも、2年間の出向を全うし、県へ復帰される中家理事さん、それから退職される津田消防長さん、井口市民部長さん、杉原教育総務部長さん、久保龍神行政局長さんには、これまでの本市行政推進の上に、多大のご貢献を賜りました。心からお礼を申し上げますとともに、今後とも市政の高揚とまちづくりの推進にご協力くださいますようお願いしつつ、ご多幸を心からお祈りをいたします。  また、一昨日の朝、最大震度6強の地震が石川県能登半島を中心とする広い地域を襲いました。被災地では、懸命の救援活動と復旧作業がフル回転で続いていますが、不気味な余震もまだおさまっておりません。紀伊半島に住む我々にとりまして、改めて震災対策の重要性を認識したところでありますが、今は何よりも被害がこれ以上広がらないことを、悲しい犠牲者のふえないことを祈るのみであります。  日増しに暖かさを増して、春は足早に早まっております。議員並びに当局各位の今後とものご健勝とご活躍をご祈念申し上げ、最後になりましたが、報道関係の皆様に御礼を申し上げまして、閉会に当たってのごあいさつといたします。本当にありがとうございました。  閉 会 ○議長(吉本忠義君)    それでは、これをもって平成19年2月28日招集の平成19年第1回田辺市議会定例会を閉会いたします。               (午後 2時53分)  地方自治法第123条第2項の規定により署名する。   平成19年3月27日                    議  長  吉 本 忠 義                    議  員  岡 﨑 宏 道                    議  員  田 中 康 雅                    議  員  川 﨑 五 一...