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平成10年12月定例会(第1号12月 2日)

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  1. 田辺市議会 1998-12-02
    平成10年12月定例会(第1号12月 2日)


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    平成10年12月定例会(第1号12月 2日)             田辺市議会12月定例会会議録             平成10年12月2日(水曜日)            ――――――――――――――――   平成10年12月2日(水)午後1時開会  第 1 会議録署名議員の指名  第 2 会期の決定  第 3 5定議案第11号 平成9年度田辺市一般会計歳入歳出決算について  第 4 5定議案第12号 平成9年度田辺市国民健康保険事業特別会計歳入歳出決算               について  第 5 5定議案第13号 平成9年度田辺市食肉処理場特別会計歳入歳出決算につい               て  第 6 5定議案第14号 平成9年度田辺市分譲宅地造成事業特別会計歳入歳出決算               について  第 7 5定議案第15号 平成9年度田辺市簡易水道事業特別会計歳入歳出決算につ               いて  第 8 5定議案第16号 平成9年度田辺市交通災害共済事業特別会計歳入歳出決算               について  第 9 5定議案第17号 平成9年度田辺市同和対策住宅資金等貸付事業特別会計歳               入歳出決算について
     第10 5定議案第18号 平成9年度田辺市老人保健特別会計歳入歳出決算について  第11 5定議案第19号 平成9年度田辺市農業集落排水事業特別会計歳入歳出決算               について  第12 5定議案第20号 平成9年度田辺市駐車場事業特別会計歳入歳出決算につい               て  第13 5定議案第21号 平成9年度田辺バイパス用地先行取得事業特別会計歳入歳               出決算について  第14 5定議案第22号 平成9年度田辺市公共用地先行取得事業特別会計歳入歳出               決算について  第15 5定議案第23号 平成9年度田辺市水道事業会計の決算について  第16 6定報告第 1号 専決処分事項について  第17 6定議案第 1号 田辺市税条例の一部改正について  第18 6定議案第 2号 工業開発に伴う市税の特例に関する条例の一部改正につい               て  第19 6定議案第 3号 田辺市保育所条例の一部を改正する条例の一部改正につい               て  第20 6定議案第 4号 市有財産の譲与について  第21 6定議案第 5号 田辺市災害融資条例の一部改正について  第22 6定議案第 6号 田辺市漁港管理条例の全部改正について  第23 6定議案第 7号 田辺市立幼稚園設置条例の一部改正について  第24 6定議案第 8号 田辺市小公園(ちびっこ広場)設置及び管理条例の一部改               正について  第25 6定議案第 9号 土地の取得について  第26 6定議案第10号 平成10年度田辺市一般会計補正予算(第6号)  第27 6定議案第11号 平成10年度田辺市国民健康保険事業特別会計補正予算               (第2号)  第28 6定議案第12号 平成10年度田辺市交通災害共済事業特別会計補正予算               (第1号)  第29 6定議案第13号 平成10年度田辺市老人保健特別会計補正予算(第2号)  第30 6定議案第14号 平成10年度田辺市農業集落排水事業特別会計補正予算               (第3号)  第31 6定議案第15号 平成10年度田辺市水道事業会計補正予算(第3号)             ―――――――――――――――― 〇会議に付した事件  日程第1から日程第31まで             ―――――――――――――――― 〇議員定数 20名 〇欠  員  0名             ―――――――――――――――― 〇出席議員            議席番号   氏   名              1番  田 中 康 雄 君              2番  芝 峰   進 君              3番  鈴 木 太 雄 君              4番  大久保 尚 洋 君              5番  棒 引 昭 治 君              6番  高 垣 幸 司 君              7番  家根谷   覚 君              8番  天 野 正 一 君              9番  浅 山   勉 君             10番  山 本 紳 次 君             11番  初 山 丈 夫 君             12番  山 口   進 君             13番  宮 田 政 敏 君             14番  松 本 定 市 君             15番  大 倉 勝 行 君             16番  八 山 祐 三 君             17番  森   哲 男 君             18番  青 木 伸 夫 君             19番  稲 沢 勝 男 君             20番  熊 野 芳 和 君            ―――――――――――――――― 〇欠席議員  なし            ―――――――――――――――― 〇説明のため出席したもの             職  名       氏     名             市 長       脇 中   孝 君             助 役       鈴 木 信 行 君             収入役       柴 田   修 君             教育長       角   莊 三 君             水道事業管理者   弘 末   勉 君             企画部長      室 井 修 一 君             人権推進課長    福 田 安 雄 君             総務部長      八 百 耕 貮 君             財政課長      藤 畑 富三郎 君             保健福祉部長    田 中   憲 君             やすらぎ対策課長  福 田 徳 一 君             経済部長      平 本 寿 男 君             水産課参事     坂 上 克 己 君             建設部長      高 橋 進 一 君             理  事      田 中 秀 章 君             理  事      古 谷 利 男 君             建築課長      橘   長 弘 君             消防長       砂 野 啓 三 君             教育次長      清 水 節 雄 君             教育委員会総務課長 佐 武 守 郎 君             理  事      矢 倉 靖 彦 君            ―――――――――――――――― 〇出席事務局職員             議会事務局長     木 村 一 美             議会事務局次長    川 端 清 司             議会事務局主任    福 井 量 規             議会事務局主査    前 溝 浩 志 開 会 ○議長(稲沢勝男君)    それでは、地方自治法第113条の規定による定足数がありますので、ただいまから本日招集の平成10年第6回田辺市議会定例会を開会いたします。               (午後 1時04分)            ―――――――――――――――― ◎市長招集あいさつ
    ○議長(稲沢勝男君)    日程に入るに先立ち、市長から本定例会招集のあいさつのため発言を求められておりますので、これを許可いたします。  市長、脇中孝君。              (市長 脇中 孝君 登壇) ○市長(脇中 孝君)    本日、12月定例市議会を招集いたしましたところ、議員各位には大変ご多用の中、ご出席をいただきまして、まことにありがとうございます。  今年も早いもので、12月、今日は2日でございますけれども、巷には師走の慌ただしさが漂う季節になって参りました。ところで、今日、低迷を極める日本経済の再生は、現在、我が国の最大かつ喫緊の課題になっております。政府は、公共事業費など社会資本の整備、それから所得税、住民税の減税、貸し渋り対策などを柱とした総事業規模が、約24兆円に上る、過去最大の緊急経済対策を決定いたしまして、現在、開会中の臨時国会に、その一部が第三次補正予算案として提出されておりますけれども、一方では、長引く景気の低迷により、国、地方を合わせて9兆円を上回る税収不足が見込まれておりまして、大変厳しい状況下において、金融システムの安定とか、経済再生のための財源を、将来の借金である赤字国債に頼らざるを得ないという現況を見るにつけて、大規模な経済対策への期待とは裏腹に、将来に対する一抹の不安が感じられるところでございます。  いずれにいたしましても、こうした政府の経済対策が、一日も早く功を奏して、日本経済に、また私たちの地域経済に明るい回復の兆しがあらわれてくることを切望するものでございます。このように国、地方を問わず、暗い話題ばかりが目につく昨今ではありますが、地域住民が安心して、日々の生活を送ることができ、また若い世代が将来に希望を持ち、夢を託せるような地域社会をつくっていくためには、経済の活性化や社会資本の整備、充実などはもちろん不可欠な要素でありますが、それ以上に市民の皆さんと行政との信頼関係、協力関係の醸成というものが、大変重要な要素になって参ります。こういうことを十分に踏まえた上で、今後とも市民の皆さんの声を真摯に受け止め、職員共々信頼に足るべき行政運営に努めて参る所存でございますので、議員の皆様方には、より一層のお力添えを賜りますようお願いを申し上げます。  ところで、今議会におきましては、条例の改正に関するもの7件、予算に関するもの6件、その他4件について、ご審議をお願いいたしております。どうかよろしくご審議の上、ご賛同賜りますようお願いを申し上げまして、議会招集のごあいさつにさせていただきます。ありがとうございました。              (市長 脇中 孝君 降壇) 開 議 ○議長(稲沢勝男君)    それでは、お手元に配付の日程により本日の会議を開きます。               (午後 1時08分)            ―――――――――――――――― ◎諸般の報告 ○議長(稲沢勝男君)    事務局長をして諸般の報告をいたさせます。  議会事務局長木村一美君。            (議会事務局長 木村一美君 登壇) ○議会事務局長木村一美君)    報告申し上げます。  去る11月25日付、田総第661号をもって市長から本定例会に提出の案件として、6定報告第1号 専決処分事項について及び6定議案第1号 田辺市税条例の一部改正について等、議案17件並びに議案参考資料の送付がありました。いずれもお手元に配付しております。  以上であります。            (議会事務局長 木村一美君 降壇) ○議長(稲沢勝男君)    それでは日程に入ります。 ◎日程第1 会議録署名議員の指名 ○議長(稲沢勝男君)    日程第1 会議録署名議員の指名を行います。  会議規則第82条の規定により、本定例会の会議録署名人として、7番 家根谷覚君、8番 天野正一君、9番 浅山勉君、以上3人の諸君を、会議録署名議員の予備議員として、10番 山本紳次君、11番 初山丈夫君、以上2人の諸君を指名いたします。 ◎日程第2 会期の決定 ○議長(稲沢勝男君)    続いて、日程第2 会期の決定を上程いたします。  お諮りいたします。  本定例会の会期は、本日から12月21日までの20日間と決定いたします。  これに異議ありませんか。              (「異議なし」の声あり) ○議長(稲沢勝男君)    異議なしと認めます。  よって、本定例会の会期は、本日から12月21日までの20日間と決定いたしました。 ◎日程第3 5定議案第11号 平成9年度田辺市一般会計歳入歳出決算についてから  日程第15 5定議案第23号 平成9年度田辺市水道事業会計の決算についてまで一括上程 ○議長(稲沢勝男君)    続いて、日程第3 5定議案第11号 平成9年度田辺市一般会計歳入歳出決算についてから、日程第15 5定議案第23号 平成9年度田辺市水道事業会計の決算についてまで、以上13件を一括上程いたします。  ただいま上程いたしました13件については、9月議会において、それぞれ所管の各常任委員会にその審査を付託し、かつ閉会中の継続審査としていたものであります。  この場合、順を追って、各常任委員長から報告を求めます。  まず、初めに、総務企画委員会委員長の報告を求めます。  17番、森哲男君。             (17番 森 哲男君 登壇) ○17番(森 哲男君)    それでは、総務企画委員会委員長報告を朗読をもっていたします。  委員長報告、平成10年9月24日の市議会定例会において、付託された平成9年度田辺市一般会計歳入歳出決算についてのうち当委員会の所管部分及び5特別会計歳入歳出決算について、当委員会は11月4日、5日及び12月2日の3回にわたって会議を開き、慎重に審査いたしました。  その結果、当委員会は、委員会審査報告書に記載のとおり、5定議案第11号 平成9年度田辺市一般会計歳入歳出決算についてのうち当委員会の所管部分について、同議案第12号 平成9年度田辺市国民健康保険事業特別会計歳入歳出決算について、同議案第14号 平成9年度田辺市分譲宅地造成事業特別会計歳入歳出決算について、同議案第16号 平成9年度田辺市交通災害共済事業特別会計歳入歳出決算について、同議案第17号 平成9年度田辺市同和対策住宅資金等貸付事業特別会計歳入歳出決算について及び同議案第18号 平成9年度田辺市老人保健特別会計歳入歳出決算についての以上6件を、いずれも全会一致でこれを認定することに決しました。  委員会においては、歳入の確保状況と歳出予算の執行状況の詳細について聴取しつつ、行政効果等を主眼に審査いたしました。その過程において、委員からの質疑及び要望の主なものは次のとおりであります。  議案第11号 平成9年度田辺市一般会計歳入歳出決算に係る財政状況について、各財政指数が年々増加傾向にあるなかで、その主な要因と今後の見通しをただしたのに対し、「財政構造の弾力性を示す経常収支比率は、前年度より2ポイント上昇して90.4%、公債費比率は2.3ポイント上昇して20.5%、また20%を超えると起債の発行が制限される起債制限比率についても、0.7%ポイント上昇の14.3%と、それぞれ増加の傾向にある。これらの要因は、ここ数年来、懸案であった塵芥処理場埋立最終処分場等生活環境上どうしても必要な事業並びに高齢者複合福祉施設及び市民総合センター等、市民福祉のニーズに対応するための整備を行ったことにより、その財源を地方債に大きく依存しているなかでの公債費の元利償還維持管理経費財政指数の増加を招く結果となり、こうした傾向は地方財政全体の流れとなっている。今後においても、大型事業による借入金の元利償還が平成12、13年度をピークに毎年3億円から4億円ずつ増え続け、厳しい状況下にあると認識しており、さらに効率的な財政運営はもとより、行財政改革を積極的に推進し、職員一丸となって市政の運営に取り組んで参りたい」との答弁がありました。  次に、歳出についてでありますが、企画部関係の地域新エネルギービジョン策定業務委託料について、委託業者の選定方法とビジョン策定後の推進方策をただしたのに対し、「委託業者の選定については、市第三次総合計画で位置付けしているライフスポット防災対応型エネルギーシステム)に精通し、しかも経験豊富で見積金額が他の2社より安価な株式会社日建設計と随意契約を行い実施した。調査の結果、当地域で導入可能な新エネルギーとしては、太陽光エネルギー、高効率エネルギーとしてのコジェネレーション(熱と電気の併給)及び蓄電池とガソリンとを複合したハイブリッド自動車の活用が考えられ、今後、公共施設への導入をも含め、中長期的な観点に立った新エネルギーの活用について検討を行うとともに、市民や民間企業への広報啓発活動や情報提供に努めて参りたい」との答弁があり、委員から省エネルギー対策の推進を第一義とした取組に一層努められるよう要望いたしました。  次に、議案第12号 平成9年度田辺市国民健康保険事業特別会計歳入歳出決算のうちの直営診療施設勘定歳入歳出決算について、診療及び収支状況についてただしたのに対し、「上芳養診療所については、常勤医師の死去により、昨年の10月からは、委託医師による週1回の出張診療となり、他の3診療所へも公立病院及び個人医院の医師に委託をして、1回当たりおおむね2時間程度の出張診療を行っている。それぞれの年間延診療件数は、上芳養診療所で4,008件(1回平均30.6人)、中芳養診療所は週1回の診療で年間894件(1回平均17.9 人) 、秋津川診療所は週3回の診療で年間1,351件(1回平均9.3人)、長野診療所については週2回の診療で年間871件(1回平均9.4人)となっており、病名の主なものは高血圧、腰痛及び風邪等で、単年度収支額は4診療所合計で、1,154万円余の赤字となっている」との答弁がありました。さらに、委員からそうした財政状況の中での今後の診療所運営について問いただしたのに対し、「厳しい財政運営ではあるが、地元からの強い存続の要望もあり、地域医療の必要性からも、現時点では現状維持もやむを得ないと考えている」との答弁があり、今後、現状に照らした地域医療の在り方について検討の旨を要望いたしました。  次に、議案第17号 平成9年度田辺市同和対策住宅資金等貸付事業特別会計歳入歳出決算については、平成8年度をもって貸付事業が終了し、平成9年度からは償還業務のみの事業となっているなかで、今後とも償還促進委員会と連携を密にし、協力を得ながら、残された貸付金のさらに適正な償還業務に努められるよう要望いたしました。  以上、委員長報告といたします。  平成10年12月2日、総務企画委員会委員長、森哲男。  どうぞよろしくお願いいたします。             (17番 森 哲男君 降壇) ○議長(稲沢勝男君)    続いて、建設経済委員会委員長の報告を求めます。  18番、青木伸夫君。             (18番 青木伸夫君 登壇) ○18番(青木伸夫君)    委員長報告、平成10年9月24日の市議会定例会において、付託を受けた平成9年度田辺市一般会計歳入歳出決算のうち当委員会に付託された部分、その他各種会計歳入歳出決算について、当委員会は10月15日、16日と12月2日にそれぞれ委員会を開催し、当局の説明を聴取し、予算の適正な執行とその行政効果に視点を置き、慎重に審査を行いました。  その結果、当委員会は、委員会審査報告書に記載のとおり、5定議案第11号 平成9年度田辺市一般会計歳入歳出決算のうち付託された部分について、起立多数で、同議案第15号 平成9年度田辺市簡易水道事業特別会計歳入歳出決算並びに同議案第19号 平成9年度田辺市農業集落排水事業特別会計歳入歳出決算、同議案第20号 平成9年度田辺市駐車場事業特別会計歳入歳出決算、同議案第21号 平成9年度田辺バイパス用地先行取得事業特別会計歳入歳出決算、同議案第22号 平成9年度田辺市公共用地先行取得事業特別会計歳入歳出決算、同議案第23号 平成9年度田辺市水道事業会計決算について、以上6件は、いずれも全会一致により、これを認定することに決しました。  審査の過程において、次の諸点について、新年度の予算編成に反映されるよう求めるとともに、それぞれの課題の解決に向け、鋭意取り組むよう要望いたしました。  まず、経済部関係では、 1中小企業勤労者生活資金貸付預託金にかかわって、ここ数年は同生活資金貸付利用実績がないという状況であるが、現下の経済状況を勘案すると、中小企業の経営状況は非常に厳しいものがあり、田辺市中小企業勤労者生活資金貸付要綱の見直しも含め、さらに幅広く活用されるよう努力されたいこと。 2梅の立ち枯れ並びに成育不良の問題については、平成9年度から11年度の予定で、梅生育障害対策研究会等において、その原因究明に取り組んでおり、来年には一定の研究結果が発表されるという重要な時期でもあるが、現在も確実に被害面積が拡大している状況であり、早期究明とその対策に積極的な対応を図るとともに、梅生育不良緊急対策事業費補助金については、育てる技術の確立に向け、平成12年度以降についても、さらに継続して取り組まれたいこと。 3紀州備長炭記念公園については、現在のところよく利用されている状況であるが、来年の4月末からは、南紀熊野体験博も開催されることから、全国的なPRに努めるとともに、さらに積極的な利用促進を図られたいこと。  また、建設部関係では、 1文里湾環境整備調査業務委託料に関連して、平成9年度に実施した同調査をたたき台として、現在、事業化に向けて県当局と最終の協議段階であるが、事業効果が十分図られるよう取り組まれたいこと。 2街路事業目良線について、昨年度から実質的な用地買収に着手され、今後は、元町ロータリー付近の部分を重点的に取り組むが、当該路線の交通量については、年々増加傾向にあることから、一日も早い完成に向けた取組を積極的に図られたいこと。  水道部関係では、平成7年4月の水道料金改定の際には、平成7年度から10年度までの四か年の期間を設定し、14.3パーセントと引上げを実施しているが、ここ3年間の決算並びに現年度の状況で推移すると、財政状況の悪化が予想されるが、現在の経済情勢を勘案すると、水道料金改定による市民の負担増は厳しいと考えることから、なお一層の経営努力をされたいこと。  以上、委員長報告といたします。  平成10年12月2日、建設経済委員会委員長青木伸夫。  どうぞよろしくお願いします。             (18番 青木伸夫君 降壇) ○議長(稲沢勝男君)    続いて、文教民生委員会委員長の報告を求めます。  12番、山口進君。             (12番 山口 進君 登壇) ○12番(山口 進君)    文教民生委員会委員長報告を朗読をもって行います。  委員長報告、平成10年9月24日の市議会定例会において付託を受けた平成9年度田辺市一般会計歳入歳出決算のうち当委員会に付託された部分及び特別会計1件の歳入歳出決算について、当委員会は、10月26日、28日及び12月2日に、それぞれ委員会を開催し、慎重に審査いたしました。  その結果、当委員会は、委員会審査報告書に記載のとおり、5定議案第11号 平成9年度田辺市一般会計歳入歳出決算のうち当委員会に付託された部分は、起立多数により、また、同議案第13号 平成9年度田辺市食肉処理場特別会計歳入歳出決算については、全会一致により、これを認定することに決しました。  審査の過程においては、各会計における予算の執行に併せて、行政効果等を主眼に審査する中で、委員からの質疑及び要望の主なものは次のとおりであります。  まず、教育委員会関係では、南方熊楠翁顕彰事業について、南方熊楠賞により、内外研究者の功績を顕彰することの大きな意義は理解しつつ、南方熊楠の人となりを広く市民に情報提供する取組をただしたのに対し、「翁の足跡について市民の理解を促進するために、以前に市民読本を作成し、市内全戸に配付しているが、その後は、翁の足跡を巡る“南方を訪ねて”を毎年開催し、さらには“南方熊楠ゼミナール”等の各種事業を実施するとともに、会員制の“熊楠ワークス”では、会報誌を年4回発行するなど、官民一体となって取り組んでいる。また、小学校では4年生の社会科教科書に、地域に尽くした先人として南方熊楠が紹介されているほか、毎年5年生に副読本を配付するなど各学校で工夫しながら学習を進めており、小学校卒業までに十分理解できるものと考えている。なお、研究所建設については、学術文化の情報発信基地としての機能を担うべく内容等を官民一体となって鋭意検討しており、邸の保存と研究所の整備を一体化した形で進めて参りたい」との答弁がありました。  次に、保健福祉部関係では、年々少子化が進む中、今後の保育所運営を含めて子育て支援策をただしたのに対し、「保育所運営については、定員割れが出ている現状にあり、近い将来、定員の見直し等、検討すべき課題と考えている。多様なニーズに応えるべく、今後とも時間外保育、障害児保育等保育内容の充実に努めて参りたい。また、子育て支援施策については、子育て支援短期利用事業を実施するとともに、子育て支援センター事業等、保育所を核とした在宅家庭に対する支援施策を実施している」との答弁があり、委員から、今まさにエンゼルプラン策定の時期にあり、子供を産み育てやすい環境をどう構築していくかを含めて、なお積極的な取組を要望いたしました。  また、廃棄物最終処分場の延命策として、あるいは容器包装リサイクル法の施行等からごみの再資源化をどう進めていくのかただしたのに対し、「本市のごみの現状を見ると、プラスチック類が多いことから、来年度から試行的にペットボトルの分別収集に取り組みたい」との答弁がありました。  その他、、特に、次の各点について、それぞれの課題解決に向け、鋭意取り組むよう要望いたしました。  まず、教育委員会関係では、 1障害児の学童保育所入所受入及び設置について、今日の時代の要請に鑑み、なお積極的に取り組まれたいこと。 2厳しい財政状況にあるが、狭隘な施設であるため、市民ニーズに十分応えられているとはいえない歴史民俗資料館等の施設の改築・整備に取り組まれたいこと。 3学習活動助成団体等、各種団体の活動内容を広く市民に公表し、活動の輪がさらに広がるよう取り組まれたいこと。  また、保健福祉部関係では、 1市民福祉の向上のため各種事業に取り組まれているが、福祉タクシー券や高齢者住宅改造費補助金等、利用が少ないものもあることから、今後とも事業の重要性に鑑み、利用促進に一層積極的に取り組まれたいこと。 2野焼き対策等、ダイオキシンに係る市民啓発に積極的に取り組まれたいこと。 3廃棄物最終処分場の簡易側溝の破損及び浸出水処理施設の水漏れ等への対処については、応急処置だけでなく抜本的な対策を講じられたいこと。  以上、委員長報告といたします。  平成10年12月2日、文教民生委員会委員長、山口 進。  以上であります。             (12番 山口 進君 降壇) ○議長(稲沢勝男君)    以上で、各委員長の報告が終了いたしました。  これより質疑に入ります。  ただいまの委員長報告に対し、一括して質疑はありませんか。               (「なし」の声あり) ○議長(稲沢勝男君)    質疑なしと認めます。  これより討論に入ります。  討論は一括して行います。  討論はありませんか。  討論があるようですので、この場合、委員長の報告はいずれも認定であります。
     よって、認定に対する反対討論の発言を許可いたします。  2番、芝峰進君。              (2番 芝峰 進君 登壇) ○2番(芝峰 進君)    私は、日程第3 議案第11号 平成9年度田辺市一般会計歳入歳出決算、それから、日程第4の議案第12号 平成9年度田辺市国民健康保険事業特別会計歳入歳出決算、日程第10の議案第18号 平成9年度田辺市老人保健特別会計歳入歳出決算、これについて、反対の立場から討論をしたいと思います。  まず、私も建設経済の副委員長でありますし、その分野では十分論議も入っておる中で、そういう中では、それなりに意見もいい、反対もしてきたところでありますけれども、国保とか老健、これについては、ちょっと出席ようしなかったことに対して、えらい申し訳ございませんが、反対の意見を述べたいと、このように思います。  さて、最初に市長も招集のあいさつで言われておりましたけれども、国、地方を問わず大変厳しい財政状況、この中で、これはお互い認識を一つにするところでありますけれども、問題は、そういうことに対して、本当に国民の立場、市民の立場に立って願いを実現していく、こういうことが大変大事やなと、こう思うわけでありますけれども、9年度決算を審議する中で、まあ言うたらこの当時から、田辺もいろんな事業を行ってきました。先ほど総務企画委員長の報告にもありましたように、生活に密着した本当にし尿処理場、あるいはごみ処分場の建設ですね、こういう市民要望の大変強い要望にかなっていく、こういうこともありますし、これはこれで評価したいと思うんですけれども、こういう地方への公共事業ですね。この振り分け、国も大変やから、地方でも「どんどん公共事業やれ、やれ」と、こういった方針のもとに、全国で田辺市も例外ではなく、起債の枠を広げて、借金を多く抱えてきている、こういう状況であります。こういうことからして、本当にこの9年度の事業に、緊急必要性、こういう角度から物差しを当ててみたいと、このように思って、例えば一つは建設部関係、私の所管でもありますけれども、新庄総合公園の中で干潟事業、これは地域総合整備事業というやつですね。これは事業と違うんですけど野外音楽堂なんかも、どんどん建設を進めてきたわけでありますけれども、これでもこれから本当に今までの利用あるいは市民要望、こういうもののもとにできてきたのかと、ここにやっぱりクエスチョン、これをこう思わざるを得ないと、こういう中で、干潟、これ本当に皆よう遊んでくれるんか、利用してくれるんかようと、親しんでくれるんかようと、こういうことでありますけれども、これから利用してもらうように一層努力をすると、こういう答弁でもありました。  あるいは、文里湾整備事業にかかわってですけれどもね、当初は、目的はこれも聞いたところ、人工島を造るんやとか、あるいはこの間は、ロシアの材木の搬入やら、いろいろと言われておりましたけれども、1つはやっぱり目的、ここをしっかり一貫性がないなと、このように思うわけであります。こういう本当に財政緊急の折、そういう角度から、市民のほんまに要望から出発すべき、こういうことが非常に大事ではなかろうかと、こういうように思うんですけれども、まずもって目的からして、そういうことからすると、最初に調査があって、それから後で使途や規模を考えると、こう思わざるを得ないと思うんですけれども、だとするならば、これはやはり本末転倒の話ではないんかと、こういうように思うわけです。さらに、貿易港では無くなるんではないかと。あるいは、ロシアの材木入れるということは、これはなるんか、ならんのかはわかりませんけれども、地場産業を守っていくと、守り発展させていくと、こういう観点から、ほんまにこれ市民に納得のいくもんかどうか、こういう疑問点、次から次と出てくるわけですけれども、こういうことからして、本当に規模を縮小して検討しやるんや、こういうことで、さあええのかどうかと、この辺に疑問がいまだに残っているわけでございます。  民生費関係では、先ほども報告ありましたけれども、ごみ最終処分場、例えばですね、ここでは十数億円かけてですね、大手ゼネコン会社に工事をやってもらった。この問題は、僕一般質問でも何回か言わせていただいておりますけれども、それでも平成8年に完成をして、それから2年目、9年の決算の中でも、雨降るたびに水をくみ上げんなん。あるいは、その対策として、水がこんがにここへ浸出してくるとは思わなんだと。溝切りもせんなん、こういう水対策に追われっぱなし、こういう状況に、9年だけではなしに10年もなっておったと。僕はこの金額自体は、そんなに大きい金額ではありませんけれども、こういう要らん金ですね。要らん金が要っておると。  あるいは、もう1つ、ちょっとこれはまだ断定的な話ではございませんけれども、農林業関係ですね、この中でよう見てみますと、土地改良事業団体連合会と、こういう負担金が一般会計だけでも2,000万円を超えておるんですね。この土地改良事業団体連合会の定款やら規約、とってもらいまして、見せていただきましてもね、この負担金の目的やら内容が一つも理解できないわけであります。これ目的ですね。県とあるいは市町村の間に、まあ言うたらこれが入るんかどうか、これできたのは昭和33年、今から約40年前ですね。規約変わっておって、16年前、昭和で言うたら57年、1982年にも変わっております、施行すると。こういうふうになっておりますけれども、ほんまに事業をするたびに、調査委託料、こういうものは要るんですからね。何でこういうとこのお世話にならんなんのかなと、こういう疑問を抱いたわけでありますけれども、行政の簡素化、あるいは民主主義的観点から言いましても、本当にこういう組織が今も必要なんかどうかと、これも答弁では検討すると。全国的な問題でもありますし、和歌山県だけの問題ではありませんから、こういうことであったわけですけれども、これも2,000万円費用が要ってると。  こういった中でですね、関連の中で、公債費比率は、先ほどもおっしゃられました20.5%、起債391億円、そして紀伊民報にも載っておりましたけれども、借金は市民一人当たり47万7,000円ですか、こういうように、まさに厳しい折でもありますし、その中で国の施策にのっとって、公共事業も推し進めてきたけれども、そういう中身に無駄がなかったんかなと。緊急必要性があったんかなと、こういうことを考えるときに、納得はできやんなと、こう思うわけでありますけれども、さらに国保の関係でありますけれども、未済額が4億6,000万円余、こういうことでありますけれども、やっぱりどこへ行っても、国民健康保険が田辺市だけではありませんけれども、まあ言うたら掛金、税金が高いなと、こういう中での問題点が含まれておるんではないかと。さらに、1億5,700万円の積立金、計上しておりますけれども、基金含めて9億円、やっぱりこういう積立金をですね、低所得者層の救済と、この間、条例改正しましたけれども、そういう中で、その線上から外れた人ですね、負担の増えた人、こういうところへほんまに回すべきではないんかなと、こういうように思っておるわけでございます。  もう1つ、老人保健の関係については、もう最初から見込み違いなんかもありましたけれども、当初からこういうように運営できない財政構造、こういうもので、今まで現在に至っておると、こういうことで、これについても納得はいたしかねますと、こういうことでもって、決算について、三つの会計について、反対の立場を述べておきます。  どうもありがとうございました。              (2番、芝峰 進君 降壇) ○議長(稲沢勝男君)    続いて、認定に対する賛成討論の発言を許可いたします。  賛成討論の発言はありませんか。               (「なし」の声あり) ○議長(稲沢勝男君)    他に討論はありませんか。               (「なし」の声あり) ○議長(稲沢勝男君)    それでは、これをもって討論を終結いたします。  これより、ただいま議題となっております13件について、順次採決に入ります。 ◎日程第3 5定議案第11号 平成9年度田辺市一般会計歳入歳出決算について ○議長(稲沢勝男君)    まず、5定議案第11号 平成9年度田辺市一般会計歳入歳出決算については、起立により採決いたします。  5定議案第11号は、委員長の報告のとおり、認定することに賛成の諸君の起立を求めます。                 (起立多数) ○議長(稲沢勝男君)    起立多数であります。  よって、5定議案第11号は、認定することに決しました。 ◎日程第4 5定議案第12号 平成9年度田辺市国民健康保険事業特別会計歳入歳出決                算について ○議長(稲沢勝男君)    続いて、5定議案第12号 平成9年度田辺市国民健康保険事業特別会計歳入歳出決算については、起立により採決いたします。  5定議案第12号は、委員長の報告のとおり、認定することに賛成の諸君の起立を求めます。                 (起立多数) ○議長(稲沢勝男君)    起立多数であります。  よって、5定議案第12号は、認定することに決しました。 ◎日程第5 5定議案第13号 平成9年度田辺市食肉処理場特別会計歳入歳出決算につ                いて ○議長(稲沢勝男君)    続いて、5定議案第13号 平成9年度田辺市食肉処理場特別会計歳入歳出決算について、お諮りいたします。  5定議案第13号は、委員長の報告のとおり、認定することに異議ありませんか。              (「異議なし」の声あり) ○議長(稲沢勝男君)    異議なしと認めます。  よって、5定議案第13号は、認定することに決しました。 ◎日程第6 5定議案第14号 平成9年度田辺市分譲宅地造成事業特別会計歳入歳出決                算について ○議長(稲沢勝男君)    続いて、5定議案第14号 平成9年度田辺市分譲宅地造成事業特別会計歳入歳出決算について、お諮りいたします。  5定議案第14号は、委員長の報告のとおり、認定することに異議ありませんか。              (「異議なし」の声あり) ○議長(稲沢勝男君)    異議なしと認めます。  よって、5定議案第14号は、認定することに決しました。 ◎日程第7 5定議案第15号 平成9年度田辺市簡易水道事業特別会計歳入歳出決算に                ついて ○議長(稲沢勝男君)    続いて、5定議案第15号 平成9年度田辺市簡易水道事業特別会計歳入歳出決算について、お諮りいたします。  5定議案第15号は、委員長の報告のとおり、認定することに異議ありませんか。              (「異議なし」の声あり) ○議長(稲沢勝男君)    異議なしと認めます。  よって、5定議案第15号は、認定することに決しました。 ◎日程第8 5定議案第16号 平成9年度田辺市交通災害共済事業特別会計歳入歳出決                算について ○議長(稲沢勝男君)    続いて、5定議案第16号 平成9年度田辺市交通災害共済事業特別会計歳入歳出決算について、お諮りいたします。  5定議案第16号は、委員長の報告のとおり、認定することに異議ありませんか。              (「異議なし」の声あり) ○議長(稲沢勝男君)    異議なしと認めます。  よって、5定議案第16号は、認定することに決しました。 ◎日程第9 5定議案第17号  平成9年度田辺市同和対策住宅資金等貸付事業特別会                 計歳入歳出決算について ○議長(稲沢勝男君)    続いて、5定議案第17号 平成9年度田辺市同和対策住宅資金等貸付事業特別会計歳入歳出決算について、お諮りいたします。  5定議案第17号は、委員長の報告のとおり、認定することに異議ありませんか。              (「異議なし」の声あり) ○議長(稲沢勝男君)    異議なしと認めます。  よって、5定議案第17号は、認定することに決しました。 ◎日程第10 5定議案第18号 平成9年度田辺市老人保健特別会計歳入歳出決算につ                 いて ○議長(稲沢勝男君)    続いて、5定議案第18号 平成9年度田辺市老人保健特別会計歳入歳出決算については、起立により採決いたします。  5定議案第18号は、委員長の報告のとおり、認定することに賛成の諸君の起立を求めます。                 (起立多数) ○議長(稲沢勝男君)    起立多数であります。  よって、5定議案第18号は、認定することに決しました。 ◎日程第11 5定議案第19号 平成9年度田辺市農業集落排水事業特別会計歳入歳出                 決算について ○議長(稲沢勝男君)    続いて、5定議案第19号 平成9年度田辺市農業集落排水事業特別会計歳入歳出決算について、お諮りいたします。  5定議案第19号は、委員長の報告のとおり、認定することに異議ありませんか。              (「異議なし」の声あり) ○議長(稲沢勝男君)    異議なしと認めます。  よって、5定議案第19号は、認定することに決しました。
    ◎日程第12 5定議案第20号 平成9年度田辺市駐車場事業特別会計歳入歳出決算に                 ついて ○議長(稲沢勝男君)    続いて、5定議案第20号 平成9年度田辺市駐車場事業特別会計歳入歳出決算について、お諮りいたします。  5定議案第20号は、委員長の報告のとおり、認定することに異議ありませんか。              (「異議なし」の声あり) ○議長(稲沢勝男君)    異議なしと認めます。  よって、5定議案第20号は、認定することに決しました。 ◎日程第13 5定議案第21号 平成9年度田辺バイパス用地先行取得事業特別会計歳                 入歳出決算について ○議長(稲沢勝男君)    続いて、5定議案第21号 平成9年度田辺バイパス用地先行取得事業特別会計歳入歳出決算について、お諮りいたします。  5定議案第21号は、委員長の報告のとおり、認定することに異議ありませんか。              (「異議なし」の声あり) ○議長(稲沢勝男君)    異議なしと認めます。  よって、5定議案第21号は、認定することに決しました。 ◎日程第14 5定議案第22号 平成9年度田辺市公共用地先行取得事業特別会計歳入                 歳出決算について ○議長(稲沢勝男君)    続いて、5定議案第22号 平成9年度田辺市公共用地先行取得事業特別会計歳入歳出決算について、お諮りいたします。  5定議案第22号は、委員長の報告のとおり、認定することに異議ありませんか。              (「異議なし」の声あり) ○議長(稲沢勝男君)    異議なしと認めます。  よって、5定議案第22号は、認定することに決しました。 ◎日程第15 5定議案第23号 平成9年度田辺市水道事業会計の決算について ○議長(稲沢勝男君)    続いて、5定議案第23号 平成9年度田辺市水道事業会計の決算について、お諮りいたします。  5定議案第23号は、委員長の報告のとおり、認定することに異議ありませんか。              (「異議なし」の声あり) ○議長(稲沢勝男君)    異議なしと認めます。  よって、5定議案第23号は、認定することに決しました。 ◎日程第16 6定報告第1号 専決処分事項についてから  日程第31 6定議案第15号 平成10年度田辺市水道事業会計補正予算(第3号)まで一括上程 ○議長(稲沢勝男君)    続いて、日程第16 6定報告第1号 専決処分事項についてから、日程第31 6定議案第15号 平成10年度田辺市水道事業会計補正予算(第3号)まで、以上16件を一括上程いたします。  提出者の説明を求めます。  市長、脇中孝君。              (市長 脇中 孝君 登壇) ○市長(脇中 孝君)    提案説明を申し上げます。  ただいま、上程されました議案は、専決処分報告1件、条例に関するもの7件、予算に関するもの6件、その他2件でございまして、その概要についてご説明申し上げます。  まず、報告第1号 専決処分事項についてでございますが、平成10年度田辺市一般会計補正予算(第5号)につきましては、去る9月22日の台風7号及びこれに続く24日の大雨により被災した教育施設等の公共施設、土木・農林施設等の災害復旧費等と参議院議員補欠選挙費を計上するとともに、地方債を補正したものであり、平成10年度田辺市農業集落排水事業特別会計補正予算(第2号)につきましても、被災した処理場の修繕料等を専決処分により補正したものであります。  次に、議案第1号 田辺市税条例の一部改正については、地方税法の一部改正により、新たに制度化された特定非営利活動法人について課税の特例を設けるため、議案第2号 工業開発に伴う市税の特例に関する条例の一部改正については、新設又は増設をした工業生産設備に賦課される固定資産税の免除基準となる取得価額の合計額を引き上げるため、それぞれ改正を行うものであります。  議案第3号 田辺市保育所条例の一部を改正する条例の一部改正については、あゆみ保育所の経営を社会福祉法人へ委譲することに伴い、公用廃止の期日を変更するため改正するとともに、これに伴い議案第4号 市有財産の譲与については、同保育所の現有建築物を譲与するため、地方自治法の規定により議決をお願いするものであります。  議案第5号 田辺市災害融資条例の一部改正については、災害復興資金の融資対象者に係る要件を整備するものであり、議案第6号 田辺市漁港管理条例の全部改正については、漁港の適正な維持管理を図るため、遊漁船等の停係泊施設を指定するほか、その使用料を徴収する等所要の措置を講ずるため改正するものであります。  議案第7号 田辺市立幼稚園設置条例の一部改正については、市立幼稚園の授業料の額を改定するものであり、議案第8号 田辺市小公園(ちびっこ広場)設置及び管理条例の一部改正については、新たに新庄町1564番地の67ほかに小公園を設置するものであり、議案第9号 土地の取得については、上芳養小学校建築用地を土地開発公社から取得することについて、それぞれ議決をお願いするものであります。  次に、議案第10号 平成10年度田辺市一般会計補正予算(第6号)につきまして、その概要をご説明申し上げます。  今回の補正額は、5億6,089万円で、歳出の主なものを申し上げますと、まず、総務費では、市有地処分に伴う損害賠償請求訴訟の確定による弁護士委託料等、民生費では、私立保育所運営費負担金、デイサービス用車両購入費、介護保険システム開発委託料等、農林水産業費では、中山間野菜産地活性化推進モデル事業費補助金、台風7号等農作物等被害対策緊急資金利子補給補助金、扇ケ浜総合整備に係る雑排水処理基本計画調査策定業務委託料等、土木費では道路・水路新設改良費、紀伊田辺駅前広場整備費、銀座・アオイ両地区沿道区画整理型街路事業費、住環境整備事業費等、消防費では、防火水槽設置工事費等、教育費では、心の教室整備事業費等、災害復旧費では、農林施設災害復旧事業費をそれぞれ計上するほか、諸支出金では、国民健康保険事業特別会計への繰出金の額が確定したことに伴う減額であり、地方債補正は、事業実施に伴う補正であります。  なお、今回の補正に要する財源としましては、地方交付税、国・県支出金、寄付金、繰越金、市債等をもって充てることにしております。  次に、特別会計でありますが、議案第11号 平成10年度田辺市国民健康保険事業特別会計補正予算(第2号)については、高額療養費、基金積立金、返還金等を補正するものであります。  議案第12号 平成10年度田辺市交通災害共済事業特別会計補正予算(第1号)は、共済見舞金を、議案第13号 平成10年度田辺市老人保健特別会計補正予算(第2号)は、臨時職員賃金をそれぞれ補正し、議案第14号 平成10年度田辺市農業集落排水事業特別会計補正予算(第3号)は、長野地区施設整備事業費を増額するとともに、古屋谷地区施設整備事業等の変更を行うほか、債務負担行為及び地方債の補正を行っております。  議案第15号 平成10年度田辺市水道事業会計補正予算(第3号)は、新庄町19号線配水管布設工事費等を計上しております。  以上、簡単にご説明を申し上げましたが、詳細につきましては、関係部課長から説明いたさせますので、ご賛同くださいますようお願いいたします。  以上であります。              (市長 脇中 孝君 降壇) ○議長(稲沢勝男君)    続いて、補足説明を求めます。  総務部長、八百耕貮君。             (総務部長 八百耕貮君 登壇) ○総務部長(八百耕貮君)    それでは、議案書に基づきまして、補足説明を行います。  1ぺージからお願い申し上げます。  6定報告第1号 専決処分事項について、次の事件は、地方自治法第179条第1項の規定により専決処分したので、同条第3項の規定によりこれを報告し、承認をお願いするものでございます。  内容といたしましては、まず一般会計でございますが、2ぺージに参りまして、平成10年度田辺市の一般会計補正予算(第5号)は、次に定めるところによる。  第1条 歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ2億8,726万3,000円を追加し、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ294億8,092万1,000円とするもので、併せまして地方債の補正について専決いたしたものでございます。  本件につきましては、去る9月22日の台風7号または24日の大雨による災害復旧費及び関係経費並びに、去る11月8日執行の参議院議員補欠選挙費について急施を要するため専決いたしたもので、9ぺージの歳出で説明をさせていただきますが、9ぺージの総務管理費の諸費、災害見舞金につきましては、市設置の施設、設置物等が、台風により一部が落下または飛散し、自動車等9件に被害を与えたことによる見舞金を。  次の選挙費、参議院議員補欠選挙費3,200万円につきましては、去る11月8日に執行した参議院議員補欠選挙に要した経費でございます。  10ぺージの道路橋梁費、地域総合整備事業費の給料等の減額は、13ぺージの現年度公共土木災害復旧事業費へ組み替えをいたしたものでございます。  次に、住宅費の住宅管理費、災害見舞金につきましては、新万市営住宅のベランダ手すり等の落下、内之浦市営住宅自転車置場屋根、またサンシャイン団地倉庫屋根の落下物により、自動車等14件に被害を与えたことによる見舞金。  12ぺージの教育総務費の教育委員会費、災害見舞金につきましては、学校施設の屋根の落下物、またブロック塀の倒壊により、家屋、自動車、農業施設等5件に被害を与えたことによる見舞金でございます。  次の農林施設災害復旧費、現年度耕地災害復旧事業費4,960万円につきましては、道路18件、水路6件、頭首工1件の復旧事業費を。  工事明細につきましては、21ぺージ、22ぺージをご参照願います。  次の災害応急復旧費につきましては、崩土、倒木等、101件の応急復旧費、また秋津多目的センター、紀州備長炭記念公園施設等の施設修繕料等を。  次の公共土木施設災害復旧費、災害応急復旧費につきましては、道路36件、水路5件、標識80件、倒木等39件の応急復旧費と20か所の都市公園の復旧費を。  次の現年度公共土木災害復旧事業費3,902万3,000円につきましては、道路12件、水路2件の復旧事業費を。  工事明細につきましては、22ぺージをご参照願います。  次の民生施設災害復旧費、災害応急復旧費につきましては、はまゆう作業所、なぎさ保育所、松風荘、天神老人集会所、南部デイサービスセンターの施設修繕料を、次ぺージの衛生施設災害復旧費、災害応急復旧費につきましては、清掃事業所の組立ハウス倒壊に伴うプレハブ倉庫購入費を。  次の水産施設災害復旧費、災害応急復旧費につきましては、芳養、目良の漁港関連施設の施設修繕料を。  16ぺージの商工施設災害復旧費、災害応急復旧費につきましては、3地区大型共同作業場ほか4つの共同作業場の施設修繕料を。  次の公営住宅災害復旧費、現年度公営住宅災害復旧事業費3,902万8,000円につきましては、新万市営住宅6棟の復旧事業費を。  工事明細につきましては、22ぺージをご参照願います。  次の災害応急復旧費につきましては、新屋敷市営住宅ほか21の市営住宅の施設修繕料を。  17ぺージの消防施設災害復旧費、災害応急復旧費につきましては、田辺市消防署北分署、第3分団第1車庫、上芳養分団第1車庫の施設修繕料を。  次の教育施設災害復旧費、現年度教育施設災害復旧事業費1,090万8,000円につきましては、東陽・明洋・新庄の各中学校の復旧事業費を。  工事明細につきましては、22ぺージをご参照願います。  次の災害応急復旧費につきましては、文化高等専修学校、各小・中学校、中部公民館ほか6つの公民館、歴史民俗資料館、跡之浦小公園ほか9つの小公園、勤労青少年ホーム、市立美術館、武道館ほか4つの体育施設、文里いこいの広場テニスコートの施設修繕料を、また賃金、借料につきましては、長野の熊野古道の倒木整理に係る経費を。工事請負費につきましては、被害を受けました旧上芳養公民館を解体するための経費でございます。  工事明細につきましては、22ぺージをご参照願います。  18ぺージのその他公共施設災害復旧費、災害応急復旧費につきましては、市庁舎、文里の倉庫、防災無線屋外アンテナの施設修繕料でございます。本補正の財源といたしましては、地方交付税、国・県支出金、基金繰入金、市債、保険金収入を充てております。なお、保険金収入につきましては、全国市有物件災害共済会から建物修繕につきまして、被害額の二分の一の保険金収入を計上いたしております。  次に、23ぺージをお願いいたします。  平成10年度田辺市の農業集落排水事業特別会計補正予算(第2号)は、次に定めるところによる。  第1条 歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ277万4,000円を追加し、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ8億1,953万9,000円とするもので、専決いたしたものでございます。  本件につきましても、先にご説明申し上げました台風7号に伴う停電、また大雨によりまして、7か所の施設の浄化槽の真空排水施設の汚物が流れなかったために、その除去に要した経費でございます。財源といたしましては、使用料を充てております。  26ぺージに参りまして、6定議案第1号 田辺市税条例の一部改正について、地方自治法第96条第1項第1号の規定により議会の議決をお願いするものでございまして、内容といたしましては、特定非営利活動促進法に基づいて設立されました特定非営利活動を行う団体について、法人市民税の課税に当たっては、法人税法第2条第6号に規定する公益法人等と同じ取り扱いをするものでございます。  28ぺージに参りまして、6定議案第2号 工業開発に伴う市税の特例に関する条例の一部改正について、地方自治法第96条第1項第1号の規定により議会の議決をお願いするものでございまして、内容といたしましては、低開発地域工業開発促進法等に基づく改正でございまして、新設又は増設をした工業生産設備に賦課される固定資産税の免除基準となる取得価額を、2,100万円から2,300万円に引き上げるものでございます。  30ぺージに参りまして、6定議案第3号 田辺市保育所条例の一部を改正する条例の一部改正について、地方自治法第96条第1項第1号の規定により議会の議決をお願いするものでございまして、本件につきましては、あゆみ保育所の経営を社会福祉法人へ委譲することに伴い、同保育所の公用廃止の期日を平成11年4月1日に変更するため、改正するものでございます。  32ぺージに参りまして、6定議案第4号 市有財産の譲与について、次のとおり市有財産を譲与することについて、地方自治法第96条第1項第6号の規定により議会の議決をお願いするものでございまして、本件は、先の3号議案との関連議案でありまして、行革による保育所の民間委譲でございまして、平成2年度の扇ケ浜保育所、3年度の会津保育所、4年度、芳養保育所と委譲して参りましたが、平成11年度にあゆみ保育所を委譲するものでございまして、内容といたしましては、譲与する市有財産の所在地は、田辺市文里二丁目6番13号。種類は、建物(現田辺市立あゆみ保育所用建物)。構造は、鉄骨ブロック造2階建。延床面積は、745平方メートル。譲与の相手方は、田辺市秋津町206番地の4 社会福祉法人幸竹会 理事長竹中幸一殿。譲与の条件は、譲与の相手方は、譲与する市有財産を自ら経営する保育所の用に供さなければならない。譲与の時期は、平成11年4月1日でございます。  なお、位置図、平面図につきましては、別冊参考資料1ぺージから2ぺージをご参照いただきたいと思います。  次ぺージに参りまして、6定議案第5号 田辺市災害融資条例の一部改正について、地方自治法第96条第1項第1号の規定により議会の議決をお願いするものでございまして、本件につきましては、田辺市災害融資条例に基づく復興資金融資の対象となる被災者の被害の程度について、本条例第2条第2号の被災者についての規定と市長又は消防署長が発行するり災証明書におけるり災程度の区分が相違しておりますので、本条例の規定をり災証明書のり災程度の区分に合致するよう改正するものでございます。
     35ぺージに参りまして、6定議案第6号 田辺市漁港管理条例の全部改正について、地方自治法第96条第1項第1号の規定により議会の議決をお願いするものでございまして、内容といたしましては、近年、遊漁船、プレジャーボート等、漁船以外の船舶の増加により、漁港における登録漁船との間に係船施設や駐車場の占用等のトラブルが生じております。市管理漁港において、漁業活動に支障のない範囲を指定するなどして、漁船と遊漁船等の棲み分けを進め、トラブル解消と航行の安全を確保し、漁業と海洋性レジャーを共存させる必要がございますので、内之浦漁港高度利用活性化対策事業で、係船岸壁、係船いかり、駐車場等の整備を進めるのを機に、漁港維持管理や漁港利用者の責務、係留施設での行為制限、漁船以外の船舶からの利用料徴収等の規定を整備するため、全部改正をするものでございます。  次に、42ぺージをお願いいたします。  6定議案第7号 田辺市立幼稚園設置条例の一部改正について、地方自治法第96条第1項第1号の規定により議会の議決をお願いするものでございまして、内容といたしましては、園長等の設置及び職務等について、学校教育法に規定のあるものを削除し、題名及び条文における規定の整備を行うとともに、授業料につきまして、平成11年4月から、月額5,000円から5,500円に改定するものでございます。  44ぺージをお願いいたします。  6定議案第8号 田辺市小公園(ちびっこ広場)設置及び管理条例の一部改正について、地方自治法第96条第1項第1号の規定により議会の議決をお願いするもので、小公園の設置につきましては、児童の健全な遊び場の確保を目的に、新たに田辺市新庄町田鶴1564番地の67に、田辺市田鶴第二小公園を、田辺市文里一丁目4番13号に、田辺市文里第二小公園を設置するものでございます。  次に、46ぺージに参りまして、6定議案第9号 土地の取得について、次のとおり上芳養小学校建築事業用地を取得することについて、議会の議決に付さなければならない契約及び財産の取得又は処分に関する条例第3条の規定により議会の議決をお願いするものでございまして、場所は、田辺市上芳養3312番ほか41筆。面積は、2万2,194.07平方メートル。取得予定価格は、6億9,197万9,797円。契約の相手方は、田辺市土地開発公社理事長濱名賢治殿。  次ぺージをお願いいたします。  6定議案第10号 平成10年度田辺市の一般会計補正予算(第6号)は、次に定めるところによる。  第1条 歳入歳出予算の総額に、歳入歳出それぞれ5億6,089万円を追加し、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ300億4,181万1,000円とするもので、併せて地方債の補正をお願いするものでございます。  内容につきましては、59ぺージの歳出でご説明申し上げます。  59ぺージをお願いいたします。  人事管理費につきましては、臨時・嘱託員賃金の4名分の追加補正と、需用費での職員の制服の入札差額による減額をお願いするものでございます。  次の財産管理費の弁護士委託料につきましては、し尿処理場建設に伴う代替地として処分いたしましたたきないの土地に対し、平成7年11月8日付で、相手方より裁判の訴えがございましたが、去る10月19日の最高裁の決定をもって、市の勝訴が確定いたしましたので、これに伴う弁護士の報酬金として補正をお願いするものでございます。  次の社会福祉総務費、償還金利子及び割引料につきましては、在宅福祉事業、老人ホーム措置費、生活保護費、保育所措置費等の精算による国庫及び県支出金返還金を。  次ぺージの児童福祉費につきましては、私立保育所に対する保育所運営費負担金で、保育単価の改正及び低年齢児の入所児童数が増加したことにより補正するものでございます。  次の保育所費につきましては、臨時職員賃金の不要分の減額とあゆみ保育所を民間委譲していくに伴い、必要な修繕を行うための経費、また国の補正予算で、新たに乳児保育促進対策事業が新設され、本市においても質の高い乳児保育環境を整備するため、乳児保育用具の整備に係る備品購入費の補正をお願いいたしております。  次の老人福祉費につきましては、特別養護老人ホーム第二真寿苑で、E型デイサービス用の送迎車両の購入費及び本年10月に設立されました和歌山県シルバー人材センター連合会負担金を。  次の介護保険準備費につきましては、平成12年4月実施の介護保険制度に対応し、必要な事務を電算処理するため、国の補助を受け、介護保険システム開発の委託料を計上させていただいております。  次の生活保護総務費の委託料につきましては、生活保護に係る医療費の適正な執行を図るため、診療報酬明細書等の点検を充実する経費を。  次ぺージの同和対策総務費につきましては、平成3年度から田辺同和史を編さんしておりますが、現在執筆作業中の第1巻、通史編につきまして、当初の予定より約100ぺージの増加が必要となって参りましたので、印刷費の補正をお願いいたしております。  次の保健衛生総務費につきましては、妊婦健康診査事業の精算による国庫返還金を。  次の農業振興費につきましては、有害野性猿被害の増加に伴う駆除事業費補助金の増額、また中山間野菜産地活性化推進モデル事業費補助金につきましては、長野地区で新たに野菜産地活性化推進事業を実施いたしますが、それに伴うきゅうり栽培施設への補助金と事務経費を。また、台風7号等農作物等被害対策緊急資金利子補給補助金につきましては、去る9月22日の台風7号及び9月24日の大雨等により、農作物等へ被害を受けた農業者が借り入れた台風7号等農作物等被害対策緊急資金に対して、金利負担を軽減するため、0.3%の利子補給を行うものでございます。  次の林業振興費につきましては、上芳養字峯玉地内で、間伐を実施するため、作業道を整備するための補助金であります。  次ぺージへ参りまして、農村活性化住環境整備事業費でありますが、本事業は、平成5年度から上野地区で、平成7年度から長野地区で実施いたしております農業基盤を複合的に整備する事業でありますが、委託料等につきましては、長野地区のほ場整備に係る確定測量のため、予算の組み替えをお願いいたしております。  次の農業集落環境整備事業費につきまして、本事業は平成6年度から稲成町谷上地区におきまして実施しております農道改良舗装と、営農飲雑用水施設の整備事業でございます。工事請負費につきましては、県道復旧が、市施工の自己復旧となったことによる予算の組み替えでございます。工事明細は、75ぺージをご参照願います。  次の、中山間地域総合整備事業費につきましては、本事業は老朽した営農用水及び飲用水施設を改修し、集落内道路の改修等を行うことにより、地域の生活環境の改善を図ることを目的に、上芳養古屋谷地区で、今年度から事業実施をしているものでございます。今回の補正は、委託料の確定による予算の組み替えをお願いいたしております。  次ぺージの水産業総務費につきましては、県におきまして実施しております扇ケ浜総合整備事業に伴う、扇ケ浜背後地からの雑排水処理についての基本調査策定業務委託料を、次の漁業集落環境整備事業費につきましては、平成6年度から芳養町松原地区内におきまして、道路の整備、防災安全対策及び漁業集落排水等の住環境の整備を図ることを目的に実施しております、芳養漁港漁業集落環境整備事業に係るものでございまして、芳養町の交差点改良を早期に進めるため、今回、予算の組み替えをお願いしております。工事明細につきましては、75ぺージをご参照願います。  次の商工振興費の使用料及び賃借料につきましては、田辺駅南側飲食ゾーン環境整備事業に伴いますポケットパーク用地の賃借料でございます。  観光費の工事請負費につきましては、来年、南紀熊野体験博開催を控えて、元島入口の駐車場と秋津川の備長炭記念館に県費補助を受け、観光案内板を設置するための経費でございます。  工事明細につきましては75ぺージを、工事箇所につきましては、別冊参考資料3ぺージをご参照願います。  次ぺージに参りまして、道路維持費につきましては、石神線の法面保護工事、県道南紀白浜空港線から神島台への入口の緑地整備等をお願いしております。  次の道路新設改良費につきましては、国道バイパス四車線化に伴います市道新庄町16号線の取り合い部分の改良を行うための工事費と新庄町19号線の改良工事費をお願いしております。  工事明細につきましては75ぺージを、工事箇所につきましては、別冊参考資料4ぺージをご参照願います。  次の交通安全施設事業費につきましては、工事箇所の増加に伴い、予算の組み替えをお願いするものでございます。  次ぺージの水路新設改良費につきましては、元町目良地内の排水路の老朽化により、地盤沈下が起こったため、これの改良に伴う工事費等を計上しております。  工事明細につきましては75ぺージを、工事箇所につきましては、別冊参考資料5ぺージをご参照願います。  次の都市計画総務費につきましては、来年4月に南紀熊野体験博が開催されますので、田辺駅前広場の整備費として、点字ブロックの設置等の工事費と花の苗及びプランター等の原材料費を計上いたしております。  工事明細につきましては75ぺージを、工事箇所につきましては、別冊参考資料6ぺージをご参照願います。  次の街路事業費につきましては、扇ケ浜秋津線の予算の更正、それから元町新庄線ほか1線の予算の増額による県営事業負担金の補正をお願いしております。  次の新庄総合公園建設費につきましては、委託料の額の決定による減額と野外音楽堂の雨水排水の工事費の補正をいたしております。  工事明細につきましては75ぺージをご参照願います。  次の銀座地区沿道区画整理型街路事業費につきましては、家屋移転を促進するための補償費等の補正をお願いしております。  次のアオイ地区沿道区画整理型街路事業費につきましても、事業促進のための家屋移転補償費等の補正をお願いしております。  次ぺージの住宅管理費につきましては、需用費、施設修繕料として、市営住宅退去後の修繕、崖団地の屋根修繕、台風7号による住居被災者に対し、市営住宅特別一時入居を実施するための修繕等の補正をお願いいたしております。  次の住環境整備事業費につきましては、御所谷地区住宅地区改良事業として行います地区外改良住宅建設に伴い、近隣に隣接いたします田辺警察署の無線等に障害が生じるため、電波及び無線設備設置工事及びフェンス工事を行うものでございます。  工事明細につきましては75ぺージを、工事箇所につきましては、別冊参考資料7ぺージをご参照願います。  次に、常備消防費の工事請負費につきましては、アオイ地区沿道区画整理型街路事業の県道拡幅工事に合わせ、アオイ通りに40トンの防火水槽を設置する工事費でございます。  工事明細につきましては75ぺージを、工事箇所につきましては、別冊参考資料8ぺージをご参照願います。  次の消防団費の工事請負費につきましては、老朽化した上芳養分団第2車庫を再建築するための費用でございます。  工事明細につきましては75ぺージを、工事箇所につきましては、別冊参考資料9ぺージをご参照願います。  次の中学校費、学校管理費の工事請負費につきましては、国の補正予算を活用して、東陽中学校と高雄中学校の保健室等を改修し、生徒が心のゆとりを持てるようなカウンセリングスペース等の整備を行うものでございます。  工事明細につきましては75ぺージを、工事箇所につきましては、別冊参考資料10ぺージをご参照願います。  次のぺージの文化財費、工事請負費につきましては、田辺市の指定史跡となっております田辺城水門の石垣にかかる石梁7本のうち3本に大きな亀裂が入り、崩落する危険が生じたため、損傷石梁を撤去の上、新しい石梁の敷設を行う工事費でございます。  工事明細につきましては75ぺージを、工事箇所につきましては、別冊参考資料11ぺージをご参照願います。  次の図書館費につきましては、篤志家の方からご寄附をいただきました浄財を財源にいたしまして、図書の購入をお願いするものでございます。  次の勤労青少年ホーム運営費につきましては、地盤の沈下による浄化槽流入管路の破損を修繕するための費用として補正をお願いするものでございます。  美術館運営費につきましては、市内の篤志家からいただきましたご寄附を市立美術館運営基金へ積み立てるものでございます。  次に、体育施設管理費でございますが、先の台風7号で市民球場レフト側フェンス及びポール等が倒壊いたしました。応急復旧は行っておりますが、本復旧につきましても、本来、災害復旧費において対処すべきところでありますが、当球場の野外フェンスは、今年度当初予算で修繕を予定しておりましたので、復旧工事と併せて修繕を実施する方が、予算的にも安価となり、また工事施工もしやすいことから、今回、補正をお願いするものでございます。  次に、現年度耕地災害復旧事業費につきましては、去る10月16日から17日の台風10号により被災しました道路5件、水路2件、ため池1件の計8件の復旧工事費でございます。  工事明細につきましては76ぺージをご参照願います。  次ぺージに参りまして、特別会計繰出金で、国民健康保険事業特別会計繰出金につきましては、保険基盤安定及び財政安定化支援事業の額の確定に伴うものと、助産費等、また職員給与費等の精算見込みによる減額をいたしております。  以上の財源といたしましては、繰越金、交付税、国・県支出金、市債等をもって充てることにいたしております。  77ぺージをお願いいたします。  6定議案第11号 平成10年度田辺市の国民健康保険事業特別会計補正予算(第2号)は、次に定めるところによる。  第1条 事業勘定の歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ2億4,298万6,000円を追加し、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ62億4,011万8,000円とするものでございまして、内容につきましては、82ぺージをお願いいたします。  総務費の連合会負担金は、被保険者の増加により、国保連合会負担金を増額するもので、次の収納率向上特別対策事業費は、今年度途中より、国の補助金が特別調整交付金に切り替わりまして、これに伴い増額をされたため、補正するものでございます。  次ぺージの保険給付費は、一般並びに退職被保険者の療養費及び高額療養費並びに葬祭費の支払いに充てるものでございます。  85ぺージの老人保健拠出金につきましては、額が確定いたしましたことによる所要の補正をお願いいたしております。  次の基金積立金は、前年度の決算で生じた余剰金を、今後の保険給付及び保健事業等の財源として、国民健康保険基金に1億円積立を行うもので、次の諸支出金は、保険税の過誤納に対する還付金及び還付加算金でありますが、償還金につきましては、財政調整交付金のうち、市町村間の財政力不均衡を調整する普通調整交付金について、全国多くの市町村で算出の誤りが判明いたしましたことから、厚生省より全国的に指示が出されまして、本市におきましても、県からの指示により調査をした結果、平成6年度及び7年度において、普通調整交付金の算出基礎となる基準総所得金額の算出に誤りが判明したため、今回、過大交付となっておりました普通調整交付金を返還するものでございます。  以上の財源といたしましては、国庫支出金、療養給付費交付金、繰越金をもって充ててございます。  87ぺージに参りまして、6定議案第12号 平成10年度田辺市の交通災害共済事業特別会計補正予算(第1号)は、次に定めるところによる。  第1条 歳入歳出予算の総額に、歳入歳出それぞれ591万7,000円を追加し、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ2,536万8,000円とするもので、内容につきましては、前年度繰越金を財源に、共済見舞金の補正をお願いしております。  90ぺージをお願いいたします。  6定議案第13号 平成10年度田辺市の老人保健特別会計補正予算(第2号)は、次に定めるところによる。  第1条 歳入歳出予算の総額に、歳入歳出それぞれ23万5,000円を追加し、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ62億4,320万4,000円とするもので、内容といたしましては、前年度繰越金を財源に、老人保健レセプト点検事務の増加に伴いまして、臨時職員1名増員の経費の補正をお願いいたしております。  次に、93ぺージをお願いいたします。  6定議案第14号 平成10年度田辺市の農業集落排水事業特別会計補正予算(第3号)は、次に定めるところによる。  第1条 歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ1億150万円を追加し、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ9億2,103万9,000円とするもので、併せまして債務負担行為の補正、地方債の補正をお願いいたしております。  内容につきましては、99ぺージをお願いいたします。  総務費につきましては、長野地区施設整備に係る事務費並びに県土地改良事業団体連合会負担金を。三栖右岸地区施設整備事業費、上芳養地区施設整備事業費につきましては、国の当初予算分の地区間調整による組み替えでございますが、三栖地区におきましては、管路の延長工事を行い、工事明細につきましては、100ぺージをご参照願います。  長野地区施設整備事業費につきましては、国の経済対策による追加認証1億円に伴う処理場建設事業費の増額と併せて債務負担行為の補正をお願いいたしております。  なお、工事明細につきましては、100ぺージをご参照願います。  古屋谷地区施設整備事業費につきましては、予算の組み替えをお願いいたしております。財源といたしまして、県支出金、分担金、市債、繰越金を充てております。  101ぺージに参りまして、6定議案第15号 平成10年度田辺市水道事業会計補正予算(第3号)につきましては、収益的収入及び支出は、臨時職員賃金の補正でございます。資本的収入及び支出は、配水設備改良費の工事請負費の補正でありまして、県道及び市道改良計画変更等に伴う配水管の布設工事の減額補正でありまして、工事内容につきましては、105ぺージを、工事箇所につきましては、別冊参考資料12ぺージから14ぺージをご参照願います。  以上で、補足説明を終わらせていただきます。  よろしくご審議の上、ご賛同賜りますようお願いいたします。             (総務部長 八百耕貮君 降壇) ○議長(稲沢勝男君)    以上をもって、提出者の説明が終了いたしました。  お諮りいたします。  本日の会議はこの辺にとどめ延会し、明12月3日から12月9日までの7日間は議案精査のため休会とし、12月10日午前10時から再開いたします。  これに異議ありませんか。              (「異議なし」の声あり) ○議長(稲沢勝男君)    異議なしと認めます。  よって、さよう決しました。  なお、一般質問の通告につきましては、明12月3日午後4時までに事務局へ提出願います。締め切り後、抽選により質問順位を決定いたしまして、通知申し上げます。 延 会 ○議長(稲沢勝男君)    それでは、本日はこれをもって延会いたします。               (午後 2時34分)  地方自治法第123条第2項の規定により署名する。   平成10年12月2日
                       議  長 稲 沢 勝 男                    議  員 家根谷   覚                    議  員 天 野 正 一                    議  員 浅 山   勉...