海南市議会 > 2016-09-21 >
09月21日-06号

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  1. 海南市議会 2016-09-21
    09月21日-06号


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    平成28年  9月 定例会               平成28年           海南市議会9月定例会会議録                第6号           平成28年9月21日(水曜日)-----------------------------------議事日程第6号平成28年9月21日(水)午前9時30分開議日程第1 議案第57号 平成27年度海南市一般会計歳入歳出決算の認定について日程第2 議案第58号 平成27年度海南市国民健康保険特別会計歳入歳出決算の認定について日程第3 議案第59号 平成27年度海南市後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算の認定について日程第4 議案第60号 平成27年度海南市介護保険特別会計歳入歳出決算の認定について日程第5 議案第61号 平成27年度海南市地域排水処理事業特別会計歳入歳出決算の認定について日程第6 議案第62号 平成27年度海南市同和対策住宅資金貸付事業特別会計歳入歳出決算の認定について日程第7 議案第63号 平成27年度海南市港湾施設事業特別会計歳入歳出決算の認定について日程第8 議案第64号 平成27年度海南市簡易水道事業特別会計歳入歳出決算の認定について日程第9 議案第65号 平成27年度海南市水道事業会計決算の認定について日程第10 議案第66号 平成27年度海南市病院事業会計決算の認定について日程第11 発議第7号 国旗及び市旗の議場内への掲揚に関する決議(案)日程第12 発議第8号 子どもの医療費助成に係る国民健康保険国庫負担減額調整措置の廃止を求める意見書(案)-----------------------------------本日の会議に付した事件議事日程に同じ-----------------------------------出席議員(22名)      1番  中西 徹君      2番  米原耕司君      3番  東方貴子君      4番  中家悦生君      5番  森下貴史君      6番  黒木良夫君      7番  美ノ谷 徹君      8番  榊原徳昭君      9番  川崎一樹君     10番  宮本勝利君     11番  上田弘志君     12番  岡 義明君     13番  橋爪美惠子君     14番  河野敬二君     15番  片山光生君     16番  寺脇寛治君     17番  川端 進君     18番  川口政夫君     19番  黒原章至君     20番  宮本憲治君     21番  磯崎誠治君     22番  栗本量生君-----------------------------------説明のため出席した者   市長           神出政巳君   副市長          伊藤明雄君   総務部長         塩崎貞男君   くらし部長        岡島正幸君   まちづくり部長      北野 正君   会計管理者兼出納室長   宮井啓行君   教育長          西原孝幸君   教育次長         池田 稔君   消防長          杖村 昇君   水道部長         石本和俊君   病院事業管理者      若宮茂樹君   企画財政課長       橋本伸木君   管財情報課長       中野裕文君   税務課長         中 圭史君   危機管理課長       楠間嘉紀君   市民課長         仲 恭伸君   社会福祉課長       中納亮介君   高齢介護課長       瀬野耕平君   保険年金課長       岡田慎司君   子育て推進課長      黒崎直行君   健康課長         野上修司君   環境課長         前山勝俊君   産業振興課長       中阪雅則君   建設課長         川村英生君   都市整備課長用地対策室長                久保田雅俊君   区画整理課長       上田 穣君   管理課長         森下順司君   業務課長         山本 満君   工務課長         谷口嘉作君   施設維持課長室山浄水場長                土谷 昇君   医療センター事務長    藤田裕之君   教育委員会総務課長    土田真也君   学校教育課長       大和孝司君   生涯学習課長       井内健児君   海南下津高等学校事務長  尾崎正幸君   消防次長兼海南消防署長  竹田正樹君   消防本部総務課長     川端好彦君   警防課長         佐本良之君   予防課長         南口雅一君-----------------------------------事務局職員出席者   事務局長         楠戸啓之君   次長           小柳卓也君   専門員          瀧本純裕君   副主任          堀内進也君-----------------------------------                           午前9時30分開議 ○議長(宮本勝利君) おはようございます。 ただいまから本日の会議を開きます。----------------------------------- △日程第1 議案第57号平成27年度海南市一般会計歳入歳出決算の認定について ○議長(宮本勝利君) これより日程に入ります。 日程第1 議案第57号 平成27年度海南市一般会計歳入歳出決算の認定についてを議題といたします。 7款土木費について質疑に入るわけでございますが、本款については質疑の通告がありますので、まず初めに通告による質疑を許可いたします。 21番 磯崎誠治君 ◆21番(磯崎誠治君) 4項1目13節委託料の和歌山下津港係留施設整備委託料について質疑させていただきます。 現在、完成している築地地区の係留施設の利用状況は、どのようになっておるんか教えていただきたいと思います。 それから、現段階では予測を立てにくいと思いますが、農協物流西側や冷水、下津などの施設ができ上がったら収容数はどのぐらいになるのか。また、その利用率というのをどのように見込んでいるのか。現在、不法係留って言われるようなプレジャーボートに対する取り締まりの実態はどのようになっておりますか。また、罰則規定というのはどのようになっているのか。全施設が完成すると、この施設のメンテナンスにどのぐらい必要となってくるのか、お聞かせ願いたいと思います。 ○議長(宮本勝利君) 当局から答弁願います。 森下管理課長 ◎管理課長(森下順司君) おはようございます。 21番 磯崎議員からの係留施設整備委託料にかかわっての御質疑にお答えいたします。 初めに、築地地区係留施設の利用状況でございますが、現在、築地地区係留施設につきましては、係留可能数70隻中25隻の利用がございます。国の直轄事業であります津波防波堤が内海地区に今後整備されることに伴いまして、工事の支障となってくるプレジャーボートが移動してくるものというふうに考えておりまして、将来的には、全ての区画が埋まるものと考えております。 それから、農協物流西側や冷水、下津の施設の利用予定数でございますけれども、現時点では農協物流西側につきましては94隻、それから冷水地区では35隻、そして下津地区では33隻の整備予定としてございます。 それと、利用率でございますが、海南水域における放置艇の数が整備予定数よりちょっと上回っていることから、やはりこれも将来的には埋まっていくものというふうに予測してございます。 それと、不法係留に対する取り締まりの実態、罰則等でございますが、プレジャーボートの係留につきましては、県において放置等禁止区域重点調整区域を指定して規制を行っております。放置等禁止区域プレジャーボート等を設置した場合は、1年以下の懲役または50万円以下の罰金に処せられます。また、放置艇に対しては、県により指示書、勧告書等所定の手続を経て、除去期日までに除去されない場合は、最終的に代執行を行い、その費用については持ち主に請求するということになってございますけれども、海南水域内では、今のところ事例はないということでございます。 重点調整区域につきましては、プレジャーボート隻数に比べて係留保管場所が不足するため、重点的にその調整を図る必要がある区域を重点調整区域として指定されております。この区域に係留するプレジャーボートの所有者は、住所、氏名等を県へ届けなければなりません。届け出を行わないで県の指導等に従わない場合は、所有者の氏名を公表し、また、所有者が不明のプレジャーボートについては撤去等の措置がとられます。 重点調整区域には、係留保管場所が十分確保された時点で解除し、放置等禁止区域に指定されると聞いております。現在、重点調整区域であっても係留施設が整備されてくれば、県が順次、放置等禁止区域の指定を行っていくこととなります。 それから、施設完成後のメンテナンス費用でございますけれども、現在、まだ施設が新しい、また、今後整備されていく中で、係船柱、それから鋼矢板につきましては、電気防食処理を行っておりまして30年間の耐用年数が見込まれるというふうに聞いております。維持管理費用としては、今のところ照明の電気代が、築地係留施設で年間18万円程度、今後整備されます農協物流西側の係留施設で年間30万円程度、冷水、下津地区では詳細設計はまだできておりませんが、現在できている規模から算出しますと、合わせて22万円程度と見込まれ、合計で70万円程度と考えられます。 周辺費用としましては、係船浮き輪が約5年の耐用年数と聞いておりますので、完成後5年目ぐらいから年間100万円程度、照明電球等取りかえ費用として年間10万円程度の合計110万円程度かかると予測しております。以上の合計で、現時点では年間180万円程度が見込まれるのではないかと考えております。 以上でございます。 ○議長(宮本勝利君) 21番 磯崎誠治君 ◆21番(磯崎誠治君) 御答弁ありがとうございます。 築地の係留施設の現状では、70隻のところ25隻利用で3分の1の利用率で、今後防波堤工事に伴って移動されてくるとのことですが、ほかの施設も順次できてくるので、もっと施設利用を促す対策をする必要があると思うんですが、どのように考えておりますか。 ざっと計算しますと、全施設でき上がって232隻の係留施設ができます。これで海南市管内での現状のプレジャーボートは全て賄えるのでしょうか、お聞かせ願いたいと思います。 放置禁止区域重点調整区域とで罰則が違うということですが、放置禁止区域重点調整区域というのは、どこがどのようにして決めるのか、教えていただきたいと思います。 それから、係留施設のメンテナンスについて、年間180万円程度ということで、施設が新しい場合はそのような形でできると思いますけれども、古くなってきた場合には、かなりメンテナンスの費用がかかる場合もあると思います。施設を十分利用してもらわないと、その180万円を賄い切れないということも考えられますので、しっかりと利用するように指導していっていただきたいと思います。 仮に、操船ミスで施設のブイなりくいなりを破損した場合、本人から届けがなくても、どの船が破損したとわかるようなカメラなどの設置は考えていないのでしょうか、必要ないでしょうか、お聞かせ願いたいと思います。 ○議長(宮本勝利君) 森下管理課長 ◎管理課長(森下順司君) 21番 磯崎議員からの再度の御質疑にお答えいたします。 まず、整備した係留施設で海南市内のプレジャーボートが賄えるのかということでございます。海南市が県に委託して整備する係留施設は、現時点で232隻の予定でございます。これプラス、県が整備してまいります国道42号の御前山付近の係留施設が70隻、合計302隻の整備を予定しております。海南市管内の現状のプレジャーボートの数は、以前の調査ですと約400隻となってございますので、計画している施設では全て賄い切れないという計算にはなります。 それから、もっと施設の利用を促す対策をとるべきではないかということでございますが、現在、海南水域に約400隻の放置艇があり、現時点の整備計画では係留可能数が若干不足することから、係留施設の整備に伴い、順次あきはなくなっていくものと考えておりますけれども、今後の係留施設の整備状況や係船数の推移を見ながら、県の指導とあわせて、海南市としては市報等で募集を行ってまいりたいというふうに考えております。 それから、放置等禁止区域重点調整区域はどこが決めるのかということでございます。放置等禁止区域重点調整区域の指定につきましては、港湾管理者であります県が港湾法及び和歌山県プレジャーボートの係留施設の適正化に関する条例に基づきまして、告示を行い指定しております。 それから、操船ミスで施設が破損したときのために、防犯カメラなど考えていないかということでございます。現在、操船ミスで施設を破損した場合ですが、条例や許可条件には、速やかに施設管理者に届け出てその指示に従うこと、また原状に回復し、またその損害を賠償しなければならないというふうに規定しておりまして、それに従い進めていくということになろうかと思いますので、御質疑のカメラの設置につきましては、現時点では対応できてございませんし、今のところ、想定はしておらないというのが現状でございます。 以上でございます。 ○議長(宮本勝利君) 21番 磯崎誠治君 ◆21番(磯崎誠治君) ありがとうございます。 先ほどちょっと質疑するの忘れたんですけれども、重点調整区域に係留されている船について、県へ届けている船か届けていない船かというのは一目瞭然でわかるのか、どのようなシステムになっているのか、教えていただきたいと思います。 それから、全部賄い切れるだけの施設ではないということですが、民間のマリーナもありますから、そこらを使いながら施設を運営していくということだと思います。今までどおり何もしないでほっといて、お金払わんでもとめられる状態であったら、誰もお金払う施設へほり込みません。やっぱり取り締まりをしっかりしていかなければならないと思います。ホームページ、市報などで広報していくとのことですが、不法係留の取り締まり時に、直接その不法係留の船にチラシを配ったりチラシを張ったり、あるいは看板を立てたりというのが私は必要だと思いますけれども、そういうのは海南市でやるのでしょうか、どのような形でやるのか。 それから、カメラの設置は考えていないということですが、駐車場でも柵を壊したりしていても、誰が壊したかわからないということがあります。カメラがあれば、ナンバーなり何なり見て、後でその車あるいは人を判定することができます。だから、カメラの設置が必要だと思いますが、そういうところを一応県と協力して検討していっていただきたいと思います。担当職員が係留施設の監視というのをどのような形でやられるのか、チェック体制というのが必要になってくると思いますので、監視体制はどのように考えているのか、最後にお聞かせ願いたいと思います。 せっかくできる施設を十分有効に使うためには、いろんな面で海南市が考えていかなければならないと思いますので、県へしっかり提言していかなければならないと思いますので、どのように考えているのか、よろしくお願いします。 ○議長(宮本勝利君) 森下管理課長 ◎管理課長(森下順司君) 21番 磯崎議員からの再度の御質疑に御答弁申し上げます。 初めに、重点調整区域に係留している船を一目見たら届け出しているかどうかわかるのかということでございますけれども、和歌山県のほうへ届け出た者には、和歌山県プレジャーボート届出済証というステッカーが交付されまして、それを船舶に張りつけるということになっておりますので、見てわかるという状態にはあると思います。 それから、不法係留の取り締まりについては、先ほど申し上げましたが、港湾管理者である県が行います。取り締まり方法については、県から直接の文書の送付や船への直接の張り紙、それから看板設置等によって撤去を促す指導を行います。 それから、カメラの設置でございますが、先ほども申し上げましたとおり、現状では対応ができておりません。県のほうに問い合わせたところ、県管理係留施設につきましても現状では設置している箇所はないということ、そして大きなトラブルについても起こっていないということを聞いておりますので、現状のまま運用させていただいて、県の状況なども注視してまいりたいというふうに考えております。 それから、現場の監視体制でございますが、係留施設の直接の監視につきましては、現在、非常勤職員が1日に1回見回りを行いまして、契約している船の確認を行っており、何かあれば当課のほうへ連絡いただいて、その都度対処しているところでございます。 現在所有している係留施設は1カ所で、次に整備されるのは近くにありますので、この体制でも何とか行けるのかなというふうに考えておりますけれども、これが今後、冷水、下津となりますと、ちょっと広範囲になりますんで、そのときにはちょっと対応を考えなければならないというふうに思っております。 以上でございます。 ○議長(宮本勝利君) 以上で、通告による質疑を終了いたします。 次に、本案について御質疑のある方ございませんか。 12番 岡 義明君 ◆12番(岡義明君) 5項1目13節委託料の都市計画道路見直し業務委託料です。昨年、都市計画道路が見直しをされました。昭和56年来ずっと計画されてきたんですが、未着手の部分も非常に多くて見直しがされました。その中で1点だけお聞きしたいんですが、船尾藤白線の六堂ノ辻から藤白交差点間について計画が廃止されました。道幅が狭くて、大型トラックなんかが通れば、特に六堂ノ辻から橋を越えて、製材工場のあの辺は自転車などは危険ですわね。計画を見直しして道幅を広げるのを廃止されたということなんですが、それに伴って歩行者や自転車の方の安全対策が必要と思うんです。私は、あの部分については、大型トラックを基本的に通行させないという方向でいくのが一番いいのかなって思うんですが、いろいろ当局のほうにもお聞きすると、そういうふうにするには、今の国道42号の辻整形外科の近くの交差点の右折だまりがどうも短いということで、大型トラックを国道へ回すことがなかなか難しいということをお聞きしたんですが、その点ちょっとどういうふうな考えを持っているかお聞きしたいと思います。 以上です。 ○議長(宮本勝利君) 久保田都市整備課長都市整備課長用地対策室長(久保田雅俊君) 12番 岡議員の都市計画道路見直しに伴って、船尾藤白線の六堂ノ辻から藤白交差点に向かっての狭隘部分について、計画を廃止したことに伴って、その課題の対応をどう考えるのかという点について御答弁いたします。 まず、当該路線については、かなり狭隘な部分であります。大型車両等通行するとなると、自転車、歩行者ともに、特に浜橋のあたりでは、かなり狭隘な部分もありますので、なかなか改良といいましても具体的な対策が見えないのが実情であります。 その中で、都市計画審議会の中でも御説明させていただきましたが、最もよい現実的な改良の方法というのは、辻整形外科の隣にある交差点の右折だまりを広くして、大型車両にそちらに回っていただくという方法が一番よいのかなというふうに考えておるということを説明させていただきました。その点については、具体的にどのような対応をさせていただいたかといいますと、都市計画審議会が終わった平成28年3月15日付で県へも要望を出しております。その要望の内容といいますのは、都市計画審議会の中でも御説明させていただいたとおりでありますが、内容としては、船尾藤白線の沿線の住環境改善のために、和歌山河川国道事務所長に対しまして、大型車両が国道42号を円滑に通行できるように、築地交差点の改良を要望するという内容であります。県に対しましても、引き続き積極的な御支援を賜りますというような内容で要望しました。それに関して、国土交通省の和歌山河川国道事務所へも同時に事務レベルでの要請をしておりまして、現在事業中の事業以降に候補として調整していくとの回答を得ているところであります。 以上です。 ○議長(宮本勝利君) 12番 岡 義明君
    ◆12番(岡義明君) 狭隘な部分を広げるということは到底不可能なんで、やはり国道42号の右折だまりがポイントとなってくると思います。国道なんで、あれですが、機会あるごとにやはり市としても、国、県へ要望を上げていただきたいと思います。それで結構です。 ○議長(宮本勝利君) 他に御質疑ございませんか。 13番 橋爪美惠子君 ◆13番(橋爪美惠子君) 5項1目19節負担金、補助及び交付金の住宅リフォーム工事補助金についてです。平成27年度は、申し込みから工事着手、完成までどういう流れでどれだけかかったのか教えてください。 また、600万円の予算でしたが、決算額は527万6,000円ということで全額使われていないんですけれども、申し込みがあればこの補助ができるというような形になっていたんでしょうか、教えてください。 ○議長(宮本勝利君) 久保田都市整備課長都市整備課長用地対策室長(久保田雅俊君) 13番 橋爪議員の住宅リフォーム工事補助事業に関する御質疑にお答えします。 まず1点目、申し込みから工事着手までの手続の流れについてであります。平成27年度についてのことでありますが、まず募集期間は、4月1日から5月15日までの期間で募集をしまして、5月21日から本申請を開始しております。追加募集は、8月3日からしたというような状況であります。 それと、600万円の予算が全て使われていないのではという件であります。これについては、1件当たり10万円を上限として住宅リフォーム工事をしていただくわけですけれども、その10万円上限を使っていただく方から数万円で終わるというような軽微なリフォームも中にはたくさんございますので、そういったことから最終的に600万円全てが支出できなかったということであります。 以上であります。 ○議長(宮本勝利君) 13番 橋爪美惠子君 ◆13番(橋爪美惠子君) 個々の件で違うでしょうけれども、5月に申し込みがあって、その工事着手及び完成というのは、どうだったのか。 それで追加が8月3日からということですけれども、これはずっと申し込みがあればできたのかを教えてほしいんです。といいますのは、平成27年度はこういうふうにやられたわけですが、この目的は、住宅の安全性、耐久性及び居住性を向上させ、市民が安心して住み続けられる住まいづくり及び居住環境の向上を図るためということなんですけれども、ただ、緊急な工事への対応というのが、この住宅リフォーム工事補助事業ではなかなか難しくて、例えば、雨漏りしたんでもうすぐに直さなあかんねんけどとか、ちょっと壁がとか、あとシロアリがとかいろいろあると思うんですけれども、そういうときにちょっと手助けしてもらえたら助かるよというお声をお聞きしまして、申し込みをして現場の写真を撮っといて、とりあえずやってもらったら後で申し込みはできるよというような形でできたらありがたいなと思うんですが、そういった使いやすさというのはどう考えているかということをお聞きしたいわけです。どうでしょうか。 ○議長(宮本勝利君) 久保田都市整備課長都市整備課長用地対策室長(久保田雅俊君) 13番 橋爪議員の住宅リフォーム工事補助事業についての御質疑に御答弁いたします。 まず、5月21日から本申請を開始して、完成時期はいつであったかということでありますが、これについては個々の工事の内容ということまで全て把握してございませんで、最短でいつ完了したかというのも現在把握しておりません。ただ、一般的にリフォーム工事は、約1カ月程度かかる工事が多いかと思いますので、5月21日から本申請を始めていただくと、最短では6月中には終わっている方がおられたというふうに認識しております。 次に、8月3日から追加募集の件について、随時募集をしていたのかということであります。これは随時募集しておりましたんで、予算の範囲内で年度末に向けてずっと随時募集をしておりました。なお、平成27年度の決算とはちょっと趣旨がずれるんですけれども、橋爪議員がおっしゃった、できるだけ柔軟に速く対応できるようにという部分につきましては、平成28年度の事業については募集期間を改良しておりまして、1次募集期間は4月1日から4月18日で一旦切りまして、急ぐ方についてはこちらのほうに応募していただいて、それでいきますと最短で4月末、5月連休前後から工事にかかれるというような内容に改良しておりまして、今年度は、第1次の募集枠を40件とし、その40件に対して28件の申し込みがあったところであります。 以上です。 ○議長(宮本勝利君) 他に御質疑ございませんか。 8番 榊原徳昭君 ◆8番(榊原徳昭君) 先ほど、21番 磯崎議員がお尋ねになった和歌山下津港係留施設整備事業に関連してなんですけれども、おおよそわかりました。1点だけ教えていただきたいんですけれども、整備をするということなんですけれども、設備の内容をお教え願いたいと思うんですよ。係留するための設備、また利用される方に対しての設備について、駐車場等があるのは理解できるんですけれども、その点をお願いします。 ○議長(宮本勝利君) 森下管理課長 ◎管理課長(森下順司君) 8番 榊原議員からの御質疑に御答弁申し上げます。 係留施設の設備ということでございます。設備につきましては、議員がおっしゃりました駐車場と、それから係船に係るものとしましては、海中に係船ぐいという太いくいを打ち込んでおります。それと、係留するための強固なチェーンがずっと端から端までございます。それと、転落したときに海から上がってくるはしごを数カ所整備しております。 以上でございます。 ○議長(宮本勝利君) 8番 榊原徳昭君 ◆8番(榊原徳昭君) ありがとうございます。 今、70隻とめられるところに25隻とめられているということなんですけれども、その利用者の方から苦情等は出てきておりませんか。 ○議長(宮本勝利君) 森下管理課長 ◎管理課長(森下順司君) 8番 榊原議員からの再度の御質疑にお答えいたします。 苦情ということでございますが、特に係留者の方から苦情というものは聞いておりません。ちょっと伝わっていないだけかもわからないんですけれども、特にということであれば直接には聞いてございません。 以上でございます。 ○議長(宮本勝利君) 8番 榊原徳昭君 ◆8番(榊原徳昭君) ありがとうございます。 苦情が耳に届いていないというふうなことなんですけれども、私ちょっと知り合いの方が船が好きで持たれて利用しているようなんですけれども、くいがあって、駐車場があるんはありがたいんやけれども、とめて置いておくだけではなくて、船に乗って釣り等に出かけるということなんですけれども、当然海面水位というのは上下するわけで、海面水位によって、安全に船に乗りおりできないという声や水道の一つもないんで困るんやよっていうような声を耳にしましたので、今後利用を促していくというふうなことを御答弁なされておりましたけれども、やはり利用する方の声をある程度受けとめていかないと、利用する方が少ないんじゃないかなと思います。そしてそれが放置艇につながっていって、そしてそれを処分していくというようなことにもなりかねないんじゃないかなと思いますんで、ひとつそういうふうに利用者の方の声も収集して、よりよい施設になるように考えていってほしいと思います。 以上です。 ○議長(宮本勝利君) 他に御質疑ございませんか。 17番 川端 進君 ◆17番(川端進君) 係留施設の話なんですけれど、磯崎議員が質疑いたしまして、そこの答弁の中で、現在不法係留はないというふうに明言されましたけれど、そうではないんではなかろうかと思うんです。議場での答弁ですんで責任を持って答えていただきたいんやけれど、冷水港と富士興産の間にちょっとした海域があって、そこに和歌山マリンという会社がありますわな。その和歌山マリンの会社の仕事として船舶を係留しているんですよ。そのマリン自身が不法な開発ではなかろうか。昔調べたときにそうであったんですよ。不法な開発に基づいて営業をしているところへ船を係留すれば、それはすなわち不法係留になります。したがって、和歌山マリンの営業は、合法的な手続を済ましてやっているんかどうか調べていますか。それが、違法な建設であり違法な営業であるとすれば、そこにとめている船は違法係留ということになるわけですよ。その点、議会のことですんで明確な御答弁をお願いします。 ○議長(宮本勝利君) この際、暫時休憩いたします。                           午前10時6分休憩-----------------------------------                           午前10時38分開議 ○議長(宮本勝利君) 休憩前に引き続き会議を開きます。 日程第1 議案第57号の議事を継続いたします。 17番 川端 進君の質疑に対し、当局の答弁を求めます。 森下管理課長 ◎管理課長(森下順司君) 大変貴重なお時間をおとりいただきまして、まことに申しわけございませんでした。 17番 川端議員からの御質疑に御答弁申し上げます。 先ほど、私の磯崎議員への答弁の中で、不法係留は一切ないという答弁をしたとの御指摘でございましたが、先ほど申し上げましたのは、重点調整区域、それから放置等禁止区域また域内の放置艇、ボート数を申し上げましたが、不法係留は一切ないということには触れておりませんので御理解いただきたいと思います。 次に、和歌山マリンは不法係留ではないかとの御質疑でございますが、和歌山県のほうへ問い合わせたところ、届け出は出ていないという回答でございました。 以上でございます。 ○議長(宮本勝利君) 17番 川端 進君 ◆17番(川端進君) 県に届け出が出ていないということは未届けの、不届き者やな。つまりそこへとめている船は不法係留に当たるわけやな。そしたら、海南市でそういう不法がまかり通っているのをそのまま放置していいんですか。市の担当と違い、県の港湾課の仕事やということで関係ないんやと言うて済ませられることでしょうか。あるいは、知った以上は尽瘁すべく県と話し合いをするんが本当ではありませんか、お伺いします。 ○議長(宮本勝利君) 北野まちづくり部長まちづくり部長(北野正君) 17番 川端議員の再度の御質疑に御答弁申し上げます。 何分この区域については県の管轄でございますので、いろいろと今後、県と十分協議させていただきながら、不法係留等について対応していきたいというふうに考えておりますので、御理解賜りますようよろしくお願い申し上げます。 以上でございます。 ○議長(宮本勝利君) 17番 川端 進君 ◆17番(川端進君) 市長に聞いたんやで。 ○議長(宮本勝利君) 市長 神出政巳君 ◎市長(神出政巳君) 和歌山下津港係留施設整備事業にかかわっての再度の御質疑でございます。 先ほども議員から発言がありましたし、ちょうど4年前の平成24年11月定例会で、公有水面の埋め立て承認出願に対する意見について御審議いただいたときに、川端議員や宮本勝利議員から、この和歌山マリンの件についての御質疑がございまして、同じような御発言だったというふうに思います。その後、私どもといたしましては、特定重要港湾和歌山下津港湾の港湾管理者であります県のほうへ、しかるべき対処をしてほしいということを申し入れをしているところでございますが、いまだに現状のとおりということがございますので、先ほども担当部長からお答えしましたように、再度県と協議をさせていただきたいと思いますので、御理解をいただきたいと思います。 ○議長(宮本勝利君) 他に御質疑ございませんか。   (「なし」と呼ぶ者あり) 質疑なしと認めます。 よって7款土木費に対する質疑を終了いたします。 次に、8款消防費について御質疑ございませんか。   (「なし」と呼ぶ者あり) 質疑なしと認めます。 よって8款消防費に対する質疑を終了いたします。 この際、当局入れかえのため、暫時休憩いたします。                           午前10時43分休憩-----------------------------------                           午前10時51分開議 ○議長(宮本勝利君) 休憩前に引き続き会議を開きます。 日程第1 議案第57号の議事を継続いたします。 次に、9款教育費について御質疑ございませんか。 14番 河野敬二君 ◆14番(河野敬二君) 図書館運営事業についてです。 決算成果表を見ますと、貸出数が下津図書館で3,359件、児童図書館で2,778件減り、貸出予約数も減っているんですが、かなりの減数になっていますね。これはどういう理由なんですか、お教え願えますか。 それから、次に、総合体育館等指定管理事業です。利用者数の増減が極端ですね。総合体育館などは前年度から2万1,762人ふえており、これはこれで非常に喜ばしいことですし、市民体育館も倍とは言いませんが、7,429人もふえておりますね。ところが、極端な部分で言いますと、拝待体育館は大幅な減、それから下津テニスコートも大幅な減になっています。いろいろ違いはあると思うんですが、同じ指定管理者で、総合体育館や市民体育館は、大幅にふえているんですが、片一方で極端に減っているというのはどういう理由なんですか、お教え願えますか。 ○議長(宮本勝利君) 井内生涯学習課長 ◎生涯学習課長(井内健児君) 14番 河野議員からいただきました図書館の利用者数の減少、それから総合体育館、市民体育館、それから拝待体育館の利用者の増減についての御質疑にお答え申し上げます。 まず、図書館でございます。議員御指摘のとおり、図書館につきましては、平成26年度から約3,000件ずつ下津図書館、児童図書館の貸出数が減少してございます。この理由といたしましては、若い方の読書離れが進んでいるということがございます。それから、よく日ごろ借りに来られた高齢者の方が、最近来られなくなったということで報告を受けてございます。一番利用者の少ない年代といいますと、やはりスマートフォンとかタブレットを利用されている20代、30代の方の利用が少ないということで報告を受けてございまして、当課といたしましても、若い方、小学生、中学生の利用者をふやすということで、さまざまなイベントを実施しているところでございますけれども、結果として減少になったというところでございます。 それから、総合体育館、市民体育館を初め、拝待体育館の利用者の増減でございますけれども、総合体育館は、昨年は国体がございましたので、増加してございます。それから、市民体育館につきましても、総合体育館が国体等で長期に利用した分、普段総合体育館を利用していた方が利用できない期間とかもございまして、その分が市民体育館のほうに流れていくといったこともございますし、それ以外にも、卓球等による利用者がふえているということで報告を受けてございます。 それから、拝待体育館の利用者が減少したことにつきましては、海南スポーツセンターがオープンしまして、拝待体育館でフットサルをされていた方などが海南スポーツセンターのほうへ流れたということで、報告を聞いているところでございます。 下津テニスコートにつきましては、定期的に利用されていた方の利用が減ったということでございます。 以上でございます。 ○議長(宮本勝利君) 14番 河野敬二君 ◆14番(河野敬二君) 図書館の問題から行くわ。なぜ図書館のことをしぶとうに言うかちゅうたらね、跡地利用で図書館を中心にやられていくんやからね、それは私らも基本的には反対しているわけではないんです。せやけれど、現在ある図書館をやっぱりそれなりににぎわってほしいわな。読書離れは、今に始まったこと違わいしょ。ほんで高齢者は来んようになったって、確かにね、私も高齢者やけれど行きにくいんよ。有田市で子供のサッカーの試合とかいろいろあったときに利用させてもらうんやけれど、正直、行きにくい。交流センターも図書館も一番南の端にあるんですよ。イベントもいろいろやってくれちゃあるけれども、利用者の声はどんだけ聞いちゃあんのよ。 ほんでね、児童図書館も含めて図書館には、職員がどんだけいてんのよ。そして、その司書と正規職員の配置はどないなっちゃあんのよ。 そやからね、読書離れは今に始まったこと違う。もうずっとあって、新聞などでもキャンペーンしちゃあるわな。海南市でもリサイクルブックフェアやったり、いろいろとやっているけどもよ。 それと、もう一つは、学校図書館との連携などはどうなっていますか。スマホ世代の20代、30代の社会人に図書館に来てもらうんはなかなかいかんけれども、学校図書館との連携いうのはどないなっちゃあら。これも質疑ですわ。 庁舎跡地に図書館を中心としたもんができるのはそれでええわけよ。新しい図書館も盛んになってほしいし、下津図書館も盛んになってほしいんやで。僕は児童図書館ちょいちょい行くけれど、下津図書館に行こうと思ったら、えいっと行かな行けやんで、正直。下津図書館の位置が悪いんは、最初からわかっちゃあるんですよ。高齢者はなかなか行けやん。そんなんわかっちゃある最初から。 これも質疑ですが、平成24年度や平成25年度の利用者はどうなっていますか。ずっと減っていないか、減ってなかったらええんやで、それが図書館に対する質疑ですわ。 次に、総合体育館は、国体だけでなしに、お年寄り向けの体力づくりとかいろいろ取り組みをやって、それでふえた部分もあるんか思ったんやけども、それはそれで評価してるんです。そこで拝待体育館は何でかなと思ったんやけれども、なぜ聞きたいかっていうと、総合体育館や市民体育館、拝待体育館などは、全部海南スポーツ振興グループが指定管理しちゃあるわな。そして、そのグループの中にゆうゆうスポーツクラブ海南とか海南市体育協会があるけれども、これ全部一緒に指定管理してるんですか。指定管理をする最大の理由は、いわゆる人件費を安く抑えるという部分なんですが、例えば総合体育館だったら2万人もふえ大変な状況やったんや。市民体育館でもそうや。そういった中で管理されている方々の人件費などの待遇の保証などはしてくれちゃあるのかどうか。 ○議長(宮本勝利君) 井内生涯学習課長 ◎生涯学習課長(井内健児君) 14番 河野議員からいただきました図書館についてと総合体育館の指定管理業務に係ります再度の御質疑にお答え申し上げます。 まず図書館でございます。まず図書館に高齢者が行きにくいということで、利用者の声をどのように聞いているかということでございますけれども、特に高齢者の方に直接お聞きしているということはございませんけれども、保護者の声をお聞きする目安箱を置かせていただいて、いろんな要望等を聞いているところでございます。 それから、行きにくいということで、借りやすいように児童図書館との連携、それから以前からも公民館との連携をしておったんですけれども、ことしから特に、各地区の公民館との連携を強化するということで、まず、各公民館から予約していただいて、各公民館へ取り寄せるっていう方法もとってございますし、司書が選書した図書を公民館へ配送して、移動図書館ではないですけれども、各公民館へ一定期間置きまして、図書に触れてもらうという取り組みもことしから始めているところでございます。 それから、職員の数でございますけれども、下津図書館には、正規職員の司書が1人、それから臨時職員が3人で、そのうち1人が司書資格を持ってございます。それから職員1人と館長1人の計6人、それから児童図書館には、館長が1人と臨時職員の司書2人を配置してございます。 それから、学校図書との連携ですけれども、これも司書が選書した図書を各学校の図書室へ配送、それから学校からの要望を受けまして選書した図書を学校へ配送するというような連携もしてございまして、図書離れの対策として実施しているところでございます。 それから、図書館利用者の推移でございますけれども、平成24年度は約8万9,000人、それから平成25年度が約9万2,000人、それから平成26年度が約9万1,000人、ことしが8万5,000人ということで、増加をしたり減少したりというのを繰り返している状況でございます。 それから、総合体育館等の指定管理に関する御質疑ですけれども、先ほどちょっと答弁漏れがあったんですけれども、総合体育館につきましては国体以外でも、トレーニングルームの利用が増加してございまして、国体以外でも利用者が増加しているところでございます。 それから、海南スポーツ振興グループの人件費につきましては、予算の中で人件費は賄っていただいてございまして、忙しいときはほかの部署から回したり、臨時職員を雇用して対応しているというような報告も受けてございまして、その雇用につきましては、年2回協議をする場を設けてございまして、確認をしているところでございます。 以上でございます。 ○議長(宮本勝利君) 14番 河野敬二君 ◆14番(河野敬二君) 体育館のほうからやけれども、指定管理にするメリットは、人件費を抑えるということやいしょ。利用者数がふえてき、いろいろ対応できやなんだら、人を配置せなあかんやん。市民体育館の利用者数は倍近い数になっちゃあるんやろ。そんな時はやっぱり、指定管理ちゅうのは問題あるというのはそこなんやで。具体的に聞くけれど、どんな対応したんよ。倍近い人が来たら今までの状態では対応できへんで。あたふたせなあかんやろ。今、臨時雇用どうのこうのって答えてくれたと思うんやけれども、働く人が過労になっていないかっていうんが質疑やで。 もう一つは、利用者数がどっさりふえたことによって、利用者への対応はちゃんとできているのか。 図書館について、数をもう一回答えてよ。下津図書館と児童図書館の平成24年度と平成25年度は何人だったか、これは課長に答えてもらいます。 あと、児童図書館は跡地利用の中でなくすのはわかるわけよ。せやけれども、下津図書館はずっと直営でやられていくわけで、庁舎跡地に建てられる図書館も利用を促進してほしいんですが、下津図書館は今のままやったらずっと寂れていく一方やわ。さっきも言うたけれど位置が悪いねん。南の端や、旧下津町のときだって南の端や。まして海南の七山や高津からやったら、紀の川市や和歌山市の図書館に借りに行くほうが近い。高齢化されていく中で、読書離れも進んでいく中で、庁舎跡地に図書館を中心とした施設が建てられるんねやけどよ、こことリンクをして有効利用していってほしいんで、一定の手を打たなあかんと思う。これじり貧になっていくで。 一定の手というのは、小中学校の学校図書館とのリンクの問題や思う。岩出市は今そこを頑張っているんやいしょ。司書をちゃんと配置してやっているんです。そやから、そこはやっぱり、位置が悪いのは確かなんで、小中学校の学校図書館との連携をやりながら利用を広げていくことと、そしてきちっとした職員の配置よ。正規の職員は、下津図書館も児童図書館もたったの1人でしょ。正規職員の司書をちゃんと配置して、学校図書館との連携もしながらやっていかなあかん。正規職員の司書の配置の問題と、学校図書館との連携を中心に教育委員会はきちっと活用について考えるべきだと思いますので、その点について、教育長が答えてください。 ○議長(宮本勝利君) 井内生涯学習課長 ◎生涯学習課長(井内健児君) 14番 河野議員からいただきました図書館事業と総合体育館等指定管理事業につきましての再度の御質疑にお答え申し上げます。 まず、図書館の平成24年度と平成25年度の利用者数でございますが、平成24年度の下津図書館が約4万6,000人、児童図書館が約4万2,000人、平成25年度が下津図書館が約4万6,000人、児童図書館が約4万6,000人となってございます。また、貸出冊数ですが、平成24年度が下津図書館が約9万9,000冊、児童図書館が7万7,000冊、平成25年度の下津図書館が約9万8,000冊、児童図書館が約8万2,000冊となってございます。 それから、総合体育館の指定管理についてでございますけれども、国体の利用、それからトレーニングルームの利用者の増加ということで、利用者が増加しているんですけれども、過労とか市民対応につきましては、定期的に指定管理者と報告会といいますか、そういう協議をする場を持ってございまして、そういうチェック機能を果たしているところでございまして、運用はできているものというふうに考えてございます。 以上でございます。 ○議長(宮本勝利君) 西原教育長 ◎教育長(西原孝幸君) 14番 河野議員からの図書館運営にかかわる件についての御質疑にお答えいたします。 初めに、職員配置の件につきましてですが、この件につきましては、以前からも河野議員からも御質疑をいただいたりしているところでございまして、現在、先ほど担当課長がお答えしましたように、司書資格を持った正規職員が下津図書館に1人、それから臨時の職員がおりますが、その中にも司書資格を持っているものが1人、それから児童図書館は館長1人とそれから臨時職員が2人おりますが、この2人については司書資格を持った職員で運用をしております。 今後、図書館を中心とした市民交流施設が整備されるわけですが、将来展望については、教育委員会としても十分協議していかなくてはならないと考えておりますので、関係各課と協議をしていきたいと考えております。 それから、下津図書館の今後の運営にかかわって学校図書館の運営についてですが、現在においてもいろいろな面で学校とも協議をしている中で、学校司書の配置を本年度から行いまして、各学校図書館に入っていただいていろいろ指導していただいているところです。下津図書館との直接の連携につきましては、数年前からですけれども、学校で習う教科書の中で取り上げられている作家とか作品の一覧を作成し、その作家のほかの作品など下津図書館にあるものを選書いたしまして、それを小学校は低・中・高学年、それから中学校、高等学校等にコンテナで分けまして、それを1カ月とか2カ月とか長期間にわたって各学校へ配書をして、そうして子供たちに積極的にそれを読むような指導もしてもらっている状況もあります。 まだまだいろんな利活用が考えられると思いますので、今後、新しい図書館が海南地域に計画され、そして下津図書館は、議員御指摘のように、市域の南にありますけれども、地元の人の活用はもちろん、学校等の活用というのを今後進めていくように考えております。 以上でございます。 ○議長(宮本勝利君) 他に御質疑ございませんか。 20番 宮本憲治君 ◆20番(宮本憲治君) 図書館費に関連してお伺いいたします。 先ほどの説明では、正規雇用は下津図書館と児童図書館でそれぞれ1人ということで、気になったんですけれども従来からずっと、図書館を運営するキャリアのない校長先生がそちらのほうに雇用されることに対しては非常に反対をしていたんですけれども、この平成27年度に実際勤めていられる方は、学校関係あるいは教育委員会関係の職員の雇用であったのかなかったのか、かつその方は、図書館司書の資格あるいは学校司書の資格のどちらかを持っていたのかどうかをお伺いします。そして、その方は実際、レファレンスとかそのような少し難しいような仕事に対応できていたのかどうか、この3点をお伺いいたします。 ○議長(宮本勝利君) 井内生涯学習課長 ◎生涯学習課長(井内健児君) 20番 宮本憲治議員からいただきました図書館運営にかかわっての御質疑にお答え申し上げます。 まず、平成27年度の各図書館の館長ですけれども、この2人につきましては学校の教職員のОBでございます。 それから、司書資格につきましては、2人とも持ってございません。また、学校司書の資格は持ってございません。 それから、館長のレファレンスサービスについてでございますけれども、司書資格は持ってはございませんが、学校の教職員のОBということで、その持ち得る能力の中で対応はしていただいてございます。 以上でございます。 ○議長(宮本勝利君) 20番 宮本憲治君 ◆20番(宮本憲治君) 対応できていますかね。どうなんでしょうかね。いろいろ耳に入ります。いいかげんにやめてほしいという思いがあって、毎回毎回質疑するんですけれども、実際教職員時代も図書館関係の活動等熱心にやられていた、あるいは学校関係の図書館の運営の資格を持っていたとか特殊なものがあって雇うんだったらまだわかるんですけれども、そうでない方を雇い続けているのはいかがなものかというように思いますので、それについての考えをお伺いしたい。 もう一つは、トップランナー方式についてです。図書館の管理に関しても、トップランナー方式で平成29年度以降に導入するものと検討するものとして挙げられており、その中では業務改革の内容として、指定管理者制度導入等が挙げられていると思いますけれども、これについての考え方、今後の方針等をお伺いいたします。 ○議長(宮本勝利君) 井内生涯学習課長 ◎生涯学習課長(井内健児君) 20番 宮本憲治議員からいただきました図書館運営にかかわっての再度の御質疑にお答え申し上げます。 図書館の館長につきましては、司書資格については持ってございませんけれども、今の2人につきましては校長を退職された方で、学校運営に携わった方で、人事管理から始まって職員への指導、対応、市民への対応等を長年されてきた方でございますので、そういう能力を生かして図書館で活躍していただいているところでございまして、議員御指摘の件につきましては、今後考えていかなければならないというふうに思っているところでございます。 それから、トップランナー方式の導入による指定管理者制度の図書館への導入につきましても、現在、庁舎跡地に整備を予定している市民交流施設の中には図書館機能もございまして、全体的に指定管理ということで進めてございます。今後、下津図書館との関係、機能分化を図る中で運営を進めていきまして、総務省がトップランナー方式を進めておりますので、今後、下津図書館の指定管理についても視野に入れて考えていかなければならないというふうに思っているところでございます。 以上でございます。 ○議長(宮本勝利君) 他に御質疑ございませんか。 13番 橋爪美惠子君 ◆13番(橋爪美惠子君) 中学校の空調設備整備事業についてです。平成27年に空調設備が中学校に設置されたわけですが、この空調設備の利用状況はどうだったのか。 それから、決算成果表では、「授業時数を確保し、教育の充実に努めました」とありますけれども、実際のところどうだったのかをお聞きしたいと思います。 それから、外国青年招致事業と小学校英語活動推進事業の関連っていうのがどうなっているのか。同じ方々が小学校でもやってくださっているんではないかと思うんですけれども、この2つの事業の関連について教えてください。 ○議長(宮本勝利君) 土田教育委員会総務課長教育委員会総務課長(土田真也君) 13番 橋爪議員からいただきました中学校の空調設備の整備事業についての御質疑にお答えいたします。 まず、1点目の空調設備の運用方針ということでお答えさせていただきます。 中学校の空調設備につきましては、外気温が30度を超えるときに空調設備を使用するという方針を各学校長に連絡をしてございます。それで、設定温度は28度ということで設定をしてございます。それから、運用の期間ですが、7月、8月、9月ということで空調の設備の設定としてございます。 それから、効果ということでございますが、やはり、空調を入れるまでは、体育の授業の後などはタオルで汗を拭いたりとか、下敷きであおぐなど、教室内が比較的騒がしいというのか、落ちつかない様子でありましたが、空調設備を入れることによりそういったこともなく、授業に集中できるというような状況になってございます。 以上でございます。 ○議長(宮本勝利君) 大和学校教育課長学校教育課長(大和孝司君) 13番 橋爪議員からいただきました外国青年招致事業、それから小学校英語活動についての御質疑にお答えをいたします。 まず、外国青年招致事業でございますけれども、これはJETプログラムを活用いたしまして、外国青年を3人雇用してございます。主には、中学校、高等学校の英語科におきまして、英語担当教員とともにティームティーチングによる指導を行っているところでございます。 それから、小学校英語活動推進事業でございますけれども、これは御存じのとおり、小学校5年生、6年生に外国語活動というのが数年前から必修化されていることを受けまして、民間会社に外国青年の派遣を委託するのと、それから外国語に堪能な日本人講師を併用しながら、小学校5年生と6年生の外国語活動についているところでございます。なので、このALTの外国人と小学校英語活動の担当講師につきましては、別の方でございます。 以上でございます。 ○議長(宮本勝利君) 13番 橋爪美惠子君 ◆13番(橋爪美惠子君) 中学校の空調ですけれども、30度以上のとき28度設定でということで、7月から9月はわかるんですけれども、空調というとクーラーだけじゃなくて暖房もあるのかなと思っていたんですけれども、それについてはどうなっているんですか。寒い日もつらいんじゃないかなと思います。この議場でも冬になると暖房が入るんですが、それはどうなっているのかということと、また、授業に集中できるというのはわかりますけれども、夏休みが短くなったわけですよね。何か気の毒な気がするんですけれども、これについて、授業時数を確保しっていうことではどうだったのかということを教えてほしいと思います。 それから、外国青年招致事業と小学校英語活動推進事業は別な人であるということはわかりました。わざわざ3人の方に外国から来ていただいて授業をしてもらっているんですけれども、ALT勤務日数75日、幼稚園、小学校への訪問日数29日ということで、3人の方で1,300万円余りかかっているというのはこれで十分なのかという思いがするんですが、どうなのかな。3人で75日と29日ですが、年間ではないのかなと思うんですが、どうなっているんでしょうか。 ○議長(宮本勝利君) 土田教育委員会総務課長教育委員会総務課長(土田真也君) 13番 橋爪議員からいただきました中学校の空調設備の整備事業に係る再度の御質疑にお答えをいたします。 まず、暖房につきましては、ことしの1月26日ぐらいの雪の降った次の日に大変寒い日がございましたが、そういった大変寒い日には、校長先生の御判断で暖房も入れております。 それから、夏休みが短縮され、授業時数を確保というところで、どういう効果があるのかということですが、各学校のほうにお聞きしましたところ、これまで授業でしたいよと思っていたようなAEDの使い方の講習などの授業時数が確保でき、子供たちに教科以外の体験学習的なことができるようになったというような報告はいただいております。 以上でございます。 ○議長(宮本勝利君) 大和学校教育課長学校教育課長(大和孝司君) 13番 橋爪議員からいただきました外国青年招致事業に係ります再度の御質疑にお答えをいたします。 ALT勤務日数っていうのは、中学校と高等学校にALT3人が回ります。つまり、中学校7校と高等学校1校の合計8校に3人が回ることになります。それぞれ各学校に75日ずつ来たということになります。なので、課業日は必ずALTはどっかの学校に行っているということです。それから、幼稚園、小学校への訪問日数というのは、例えば中学校、高等学校で定期考査のときにはALTの活躍する場がないので、幼稚園や小学校にもスポットで入っている日数が29日ということでございます。 以上でございます。 ○議長(宮本勝利君) 13番 橋爪美惠子君 ◆13番(橋爪美惠子君) 外国青年招致事業についてはわかりました。申しわけないです。頑張ってもらっているというのがわかりました。 中学校の空調なんですけれども、ことしから小学校でも始まっているわけですけれども、大変寒い日に校長先生の判断でということがありますけれども、授業する上で、教室の環境ということで基準があるんじゃないんですか。せっかくこれだけのお金をかけて空調を整備したわけですけれど、教室内の環境ということで、寒いときの基準というのがあるんじゃないかと思うんですがどうなんですか。 ○議長(宮本勝利君) 土田教育委員会総務課長教育委員会総務課長(土田真也君) 13番 橋爪議員の再度の御質疑にお答えをいたします。 確かに教室の環境基準というのがございまして、先ほども申しましたように、寒い日には暖房も入れているという現状でございます。今後、基準等も見ながら検討してまいりたいと考えております。 以上です。 ○議長(宮本勝利君) 他に御質疑ございませんか。   (「なし」と呼ぶ者あり) 質疑なしと認めます。 よって9款教育費に対する質疑を終了いたします。 次に、10款災害復旧費について御質疑ございませんか。   (「なし」と呼ぶ者あり) 質疑なしと認めます。 よって10款災害復旧費に対する質疑を終了いたします。 次に、11款公債費について御質疑ございませんか。   (「なし」と呼ぶ者あり) 質疑なしと認めます。 よって11款公債費に対する質疑を終了いたします。 次に、12款予備費について御質疑ございませんか。   (「なし」と呼ぶ者あり) 質疑なしと認めます。 よって12款予備費に対する質疑を終了いたします。 以上で、歳出各款についての質疑を終わります。 この際、当局入れかえのため、暫時休憩いたします。                           午前11時40分休憩-----------------------------------                           午前11時46分開議 ○議長(宮本勝利君) 休憩前に引き続き会議を開きます。 日程第1 議案第57号の議事を継続いたします。 次に、歳入についての質疑を行います。 歳入についても各款ごとに御質疑いただくことにいたします。 歳入1款市税について御質疑ございませんか。   (「なし」と呼ぶ者あり) 質疑なしと認めます。 よって1款市税に対する質疑はこれで終了いたします。 次に、2款地方譲与税について御質疑ございませんか。   (「なし」と呼ぶ者あり) 質疑なしと認めます。 よって2款地方譲与税に対する質疑はこれで終了いたします。 次に、3款利子割交付金について御質疑ございませんか。   (「なし」と呼ぶ者あり) 質疑なしと認めます。 よって3款利子割交付金に対する質疑はこれで終了いたします。 次に、4款配当割交付金について御質疑ございませんか。   (「なし」と呼ぶ者あり) 質疑なしと認めます。 よって4款配当割交付金に対する質疑はこれで終了いたします。 次に、5款株式等譲渡所得割交付金について御質疑ございませんか。   (「なし」と呼ぶ者あり) 質疑なしと認めます。 よって5款株式等譲渡所得割交付金に対する質疑はこれで終了いたします。 次に、6款地方消費税交付金について御質疑ございませんか。   (「なし」と呼ぶ者あり) 御質疑なしと認めます。 よって、6款地方消費税交付金に対する質疑はこれで終了いたします。 次に、7款ゴルフ場利用税交付金について御質疑ございませんか。   (「なし」と呼ぶ者あり) 質疑なしと認めます。 よって7款ゴルフ場利用税交付金に対する質疑はこれで終了いたします。 次に、8款自動車取得税交付金について御質疑ございませんか。   (「なし」と呼ぶ者あり) 質疑なしと認めます。 よって8款自動車取得税交付金に対する質疑はこれで終了いたします。 次に、9款地方特例交付金について御質疑ございませんか。   (「なし」と呼ぶ者あり) 質疑なしと認めます。 よって9款地方特例交付金に対する質疑はこれで終了いたします。 次に、10款地方交付税について御質疑ございませんか。   (「なし」と呼ぶ者あり) 質疑なしと認めます。 よって10款地方交付税に対する質疑はこれで終了いたします。 次に、11款交通安全対策特別交付金について御質疑ございませんか。   (「なし」と呼ぶ者あり) 質疑なしと認めます。 よって11款交通安全対策特別交付金に対する質疑はこれで終了いたします。 次に、12款分担金及び負担金について御質疑ございませんか。   (「なし」と呼ぶ者あり) 質疑なしと認めます。 よって12款分担金及び負担金に対する質疑はこれで終了いたします。 次に、13款使用料及び手数料について御質疑ございませんか。 12番 岡 義明君 ◆12番(岡義明君) 1項使用料、4目農林水産業使用料です。塩津漁港のプレジャーボート等の係留施設使用料はどこへ入っているんですかね。漁港施設占用料2,030円に入っているんかな。その点説明お願いいたします。 ○議長(宮本勝利君) 答弁願います。 中阪産業振興課長産業振興課長(中阪雅則君) 12番 岡議員からの塩津漁港のプレジャーボートの係留施設使用料はどこに入っているのかという御質疑でございますが、これにつきましては、漁港施設使用料の中に含まれてございます。 以上でございます。 ○議長(宮本勝利君) 12番 岡 義明君 ◆12番(岡義明君) ちょっと内訳を教えてほしいんですが、何隻で、幾ら使用料をいただいているんですか。 ○議長(宮本勝利君) 中阪産業振興課長産業振興課長(中阪雅則君) 12番 岡議員からの再度の御質疑にお答えいたします。 まず、プレジャーボートが何隻あるかということでございます。これにつきましては、平成27年度末時点で、塩津漁港におきましては15隻、戸坂漁港におきましては2隻となってございます。 以上でございます。 ○議長(宮本勝利君) 12番 岡 義明君 ◆12番(岡義明君) 戸坂漁港でも使用料をいただいているんですか。 そして、合計で使用料は幾らになるんですか。 それと、まだ置ける余裕があるんですかね。もし余裕があれば、あと何隻ぐらい置けるかも教えていただきたい。 ○議長(宮本勝利君) 中阪産業振興課長産業振興課長(中阪雅則君) 12番 岡議員からの再度の御質疑にお答えいたします。 まず、塩津漁港につきましては、平成27年度末におきまして15隻で、使用料につきましては85万9,280円、そして戸坂漁港につきましては2隻で、使用料は9万4,600円でございます。 あと何隻置けるかということですが、塩津漁港におきましては、管理の上ではあと5隻程度はいけるというふうには聞いておりまして、実際、平成28年度に入りまして、この10月からは17隻にふえる予定となっております。また、戸坂漁港につきましては、平成28年度に入りましてから1隻ふえて、3隻ということになっておりまして、もう少し置けるというふうには聞いておりますが、あと何隻かというとこまではつかんでおりません。 以上でございます。 ○議長(宮本勝利君) 他に御質疑ございませんか。   (「なし」と呼ぶ者あり) 質疑なしと認めます。 よって13款使用料及び手数料に対する質疑はこれで終了いたします。 次に、14款国庫支出金について御質疑ございませんか。 14番 河野敬二君 ◆14番(河野敬二君) 社会資本整備総合交付金というのがえらい気になって、この間からちょっと調べてんのんよ。土木の関係は聞きません、あえて。ところが、2項1目1節総務管理費補助金の中にも社会資本整備総合交付金があらな。これはどういう内容ですか。 それから、2項2目民生費国庫補助金の中にも社会資本整備総合交付金ありますね。それから5目教育費国庫補助金、4節社会教育費補助金と5節保健体育費補助金にもあるんや。最近、何でもかんでも社会資本総合交付金でやられてきちゃあるんです。 いわゆる民主党政権で、コンクリートから人やという中で自民党政権によりまた揺れ戻しで、国土強靱化政策ということで偉い人が打ち出されて、その流れやと思うんですが、それぞれのどんな事業ですか。 それから、これは交付金ですわね。交付割合とか、3年以内にせえとか5年以内にせえとか事業の年数などもいろいろあると思うんですが、土木に関してはいろいろお聞きをしたんですが、その辺は全部土木のところと同じ内容になっているかどうか。 そして今言いましたように、交付金を使うたら起債を起こすのに有利になってくるんかどうかね、そんだけです。 ○議長(宮本勝利君) この際、昼食のため午後1時まで休憩いたします。                           午前11時58分休憩-----------------------------------                           午後1時開議 ○議長(宮本勝利君) 休憩前に引き続き会議を開きます。----------------------------------- ○議長(宮本勝利君) 日程第1 議案第57号の議事を継続いたします。 14番 河野敬二君の質疑に対し、当局の答弁を求めます。 楠間危機管理課長危機管理課長(楠間嘉紀君) 14番 河野議員からの社会資本整備交付金に係る御質疑のうち、当課にかかわる部分についてお答えします。 2項1目1節の社会資本整備総合交付金2,338万1,000円のうち、現年分339万1,000円についてですが、内訳といたしましては、土砂災害ハザードマップ作成委託料307万8,000円の2分の1の153万9,000円と池崎山避難誘導灯整備工事費の370万4,000円の2分の1の185万2,000円の合計額となってございます。 次に、繰越事業分の1,990万円についてですが、こちらは池崎山津波避難場所整備工事費でございまして、平成26年度からの繰越事業でございます。事業費は3,998万円の補助額の2分の1になってございます。 事業期間についてでございますが、土砂災害ハザードマップ作成委託料の事業期間は、平成25年度から平成27年度までの3年間、池崎山津波避難場所整備工事費の事業期間は、平成24年度から平成28年度までの5年間となってございます。 いずれも補助額は、事業費の2分の1となってございまして、また現年分の池崎山避難誘導灯整備工事費及び繰り越し分の池崎山津波避難場所整備工事費については、公共事業等債を充当してございます。 以上でございます。 ○議長(宮本勝利君) 黒崎子育て推進課長子育て推進課長(黒崎直行君) 14番 河野議員からの御質疑にお答えいたします。 2項1目民生費国庫補助金の社会資本整備総合交付金8,220万4,740円についてですが、事業内容といたしましては、(仮称)西部こども園整備にかかわりまして、旧市民病院建物撤去工事費の1億5,636万7,800円、それから除却工事にかかわっての工事管理委託料264万6,000円、それと測量調査設計委託料539万5,680円の合計額1億6,440万9,480円の2分の1がこちらの額となっておりまして、補助率は補助対象経費の2分の1となってございます。 なお、(仮称)西部こども園の整備にかかわりまして補助対象となる期間は平成27年度から平成29年度までとなってございます。こちらの事業につきましても、公共事業等債を充ててございます。 以上でございます。 ○議長(宮本勝利君) 井内生涯学習課長 ◎生涯学習課長(井内健児君) 続きまして、14番 河野議員からいただきました社会資本整備総合交付金の当課にかかわります御質疑にお答え申し上げます。 2項5目4節社会教育費補助金、それから5節保健体育費補助金の社会資本整備総合交付金についてでございます。 まず、社会教育費補助金の社会資本整備総合交付金ですが、これは方集会所の耐震診断業務の委託料への補助金となってございまして、補助率は3分の1となってございます。総事業費は、139万3,200円となってございまして、期間につきましては、耐震診断は1年でございます。それから、残りの3分の2につきましては、起債の適用はございませんので、一般財源となってございます。 それから、保健体育費補助金の社会資本整備総合交付金ですけれども、これも耐震診断の業務の委託料となってございまして、市民体育館と下津室内プールの耐震診断となってございます。市民体育館につきましては、事業費180万円のうち、今回の交付金は3分の1の60万円となってございます。それから、下津室内プールにつきましては、総事業費が182万5,200円で、そのうち補助金が3分の1の60万8,000円、計120万8,000円となってございます。それぞれ事業期間は1年となってございます。 以上でございます。 ○議長(宮本勝利君) 再度御質疑ございませんか。 14番 河野敬二君 ◆14番(河野敬二君) 答弁ありがとうございます。 2項2目の(仮称)西部こども園にかかわっての社会資本整備総合交付金について、平成27年度から平成29年度ということは、建物本体じゃなしに撤去だけのことなんですか。(仮称)西部こども園の建物を建てる場合は、また別に社会資本整備総合交付金の交付を受けるのかどうか。 それから、耐震診断については、公共事業等債を借っていませんけれども、ハザードマップの作成でも公共事業等債は借れるのか。それと、公共事業等債というのは、利子とかどのような債権なんですか。その点お教え願えますか。 以上です。 ○議長(宮本勝利君) 黒崎子育て推進課長子育て推進課長(黒崎直行君) 14番 河野議員からの再度の御質疑にお答えします。 民生費国庫補助金の社会資本整備総合交付金について平成27年度の事業につきましては、旧市民病院の撤去に伴う工事の事業費になっておるものでございます。平成28年度、平成29年度につきましては、(仮称)西部こども園建設に係る工事の費用分を補助として申請する予定といたしております。 以上でございます。 ○議長(宮本勝利君) 楠間危機管理課長危機管理課長(楠間嘉紀君) 14番 河野議員からの再度の御質疑にお答えさせていただきます。 ハザードマップに対して起債の充当がつかないのかに関しましては、社会資本整備総合交付金の起債対象は池崎山のみでございまして、ハザードマップは対象になってございません。 以上でございます。
    ○議長(宮本勝利君) 橋本企画財政課長企画財政課長(橋本伸木君) 14番 河野議員からの公共事業等債の内容ですが、この起債は充当率90%で、交付税算入が20%の起債となっております。 以上でございます。 ○議長(宮本勝利君) 14番 河野敬二君 ◆14番(河野敬二君) (仮称)西部こども園にかかわる社会資本整備総合交付金は平成29年度に終わるということやな。そうすると、ようわからんのが、(仮称)西部こども園と庁舎跡地整備事業の関係なんよ。跡地整備は平成28年度から平成31年度で(仮称)西部こども園と一緒に社会資本整備総合交付金を活用するとのことですが、社会資本整備総合交付金というのは、民生もあるし、教育もあるし、総務もあったけれども、別の事業ちゃうんか。一緒にやらなあかんちゅうこと言うているけれど、別々の事業ちゃうんか。そこらがわからんねん。もう一回一から勉強せなあかんので、聞いたんやけれどよ、僕の言うてることが間違っちゃあったら間違っちゃあるて言うてくれたらええんで、答えてください。 ○議長(宮本勝利君) 黒崎子育て推進課長子育て推進課長(黒崎直行君) 14番 河野議員からの再度の御質疑にお答えいたします。 平成27年度の社会資本整備総合交付金につきましては、8,220万4,740円ということで、この分につきましては旧市民病院の除却にかかわります事業の分で交付を受けているところでございまして、続きまして行う(仮称)西部こども園の建設にかかる工事分につきましては、平成28年度と平成29年度で実施することといたしておりまして、今回の交付金の額には、建設工事分は含まれていないものでございます。 以上でございます。 ○議長(宮本勝利君) 橋本企画財政課長企画財政課長(橋本伸木君) 14番 河野議員からのこども園と跡地に関しての御質疑にお答えいたします。 (仮称)西部こども園の事業と跡地整備事業をするという前提で、5カ年の補助の申請を行って認められているということですので、(仮称)西部こども園と跡地整備事業がセットという考え方で平成31年度完成の1つの補助事業として国に認めていただいているということでございます。 以上でございます。 ○議長(宮本勝利君) 他に御質疑ございませんか。   (「なし」と呼ぶ者あり) 質疑なしと認めます。 よって14款国庫支出金に対する質疑はこれで終了いたします。 次に、15款県支出金について御質疑ございませんか。   (「なし」と呼ぶ者あり) 質疑なしと認めます。 よって15款県支出金に対する質疑はこれで終了いたします。 次に、16款財産収入について御質疑ございませんか。   (「なし」と呼ぶ者あり) 質疑なしと認めます。 よって16款財産収入に対する質疑はこれで終了いたします。 次に、17款寄附金について御質疑ございませんか。   (「なし」と呼ぶ者あり) 質疑なしと認めます。 よって17款寄附金に対する質疑はこれで終了いたします。 次に、18款繰入金について御質疑ございませんか。   (「なし」と呼ぶ者あり) 質疑なしと認めます。 よって18款繰入金に対する質疑はこれで終了いたします。 次に、19款繰越金について御質疑ございませんか。   (「なし」と呼ぶ者あり) 質疑なしと認めます。 よって19款繰越金に対する質疑はこれで終了いたします。 次に、20款諸収入について御質疑ございませんか。   (「なし」と呼ぶ者あり) 質疑なしと認めます。 よって20款諸収入に対する質疑はこれで終了いたします。 次に、21款市債について御質疑ございませんか。   (「なし」と呼ぶ者あり) 質疑なしと認めます。 よって21款市債に対する質疑はこれで終了いたします。 以上で歳入各款についての質疑が終わりました。 以上をもって平成27年度海南市一般会計歳入歳出決算の認定についての質疑は全て終了いたしました。 よって本案に対する質疑は終結いたします。 この際、当局入れかえのため、暫時休憩いたします。                           午後1時14分休憩-----------------------------------                           午後1時20分開議 ○議長(宮本勝利君) 休憩前に引き続き会議を開きます。----------------------------------- △日程第2 議案第58号 平成27年度海南市国民健康保険特別会計歳入歳出決算の認定について ○議長(宮本勝利君) 日程第2 議案第58号 平成27年度海南市国民健康保険特別会計歳入歳出決算の認定についてを議題といたします。 お諮りいたします。 本案についても、既に説明書が添付されておりますので、内容説明は省略いたしたいと思います。 これに御異議ございませんか。   (「異議なし」と呼ぶ者あり) 御異議なしと認めます。 よってそのように決しました。 これより質疑を行いますが、議事進行上、一括して御質疑いただくことにいたします。 御質疑ございませんか。 20番 宮本憲治君 ◆20番(宮本憲治君) 被保険者の状況に関連してお伺いいたします。 平成26年度の被保険者数が1万5,912人、平成27年度が573人減って1万5,339人。人口減少、少子高齢化に伴い、大幅に減っております。 そこで、被保険者の所得は、非常に苦しいと思うんですけれども、セーフティーネットの意味合いがありますので、年間所得300万円以下の人が何%、200万円の人が何%、100万円以下の人が何%か今回も聞きたいと思います。その辺の数字をまずお願いいたします。 それと、海南市の被保険者は、非常に年収が低くて、所得が低くて苦しい状態になっています。実際、保険税を満額負担できている世帯は少ないと思いますので、2割軽減を受けている世帯は何世帯で何%なのか、5割軽減を受けているのは何世帯で何%なのか、7割軽減を受けているのは何世帯で何%なのか、2割、5割、7割の軽減を受けているのは合わせて何世帯で何%なのか、これも毎年聞いていることですので、すぐ出ると思いますので、この2点をお願いいたします。 ○議長(宮本勝利君) 岡田保険年金課長保険年金課長(岡田慎司君) 20番 宮本議員の御質疑に御答弁申し上げます。 まず、1点目でございます。国民健康保険における300万円未満の世帯の構成割合についてでございます。 まず、ゼロ円の所得の方につきましては44.8%、1円以上100万円未満の世帯につきましては27.7%、100万1円以上200万円未満が14.7%、200万1円以上300万円未満の世帯が4.5%となってございます。 続きまして、法定軽減の世帯及び割合についての御質疑に御答弁申し上げます。 法定軽減は国の補助金の制度になっておりまして、補助金の申請時の世帯数で御答弁させていただきます。 2割軽減世帯につきましては1,225世帯、全体に占める割合が13.6%、5割軽減世帯につきましては1,457世帯、全体に占める割合が16.2%、7割軽減につきましては3,134世帯、34.9%、これら2割、5割、7割軽減全て合わせますと、5,816世帯、全体に占める割合は64.8%となってございます。 以上でございます。 ○議長(宮本勝利君) 20番 宮本憲治君 ◆20番(宮本憲治君) 軽減を受けている世帯が64.8%で、200万円以下の年間所得の方が87.2%、100万円以下で72.5%。それが本市の国保の被保険者の現状です。もう限界超えていますよね。年々保険税を上げてしまっている。もう無理だと思うんですよね。 多くのまちでは、一般財政から行政改革して捻出したお金を繰り入れとして国保のほうへ持っていっています。その持っていっている繰入金の量が多過ぎるから、おかしいん違うかという議論が多くのまちでなされているんですけれども、本市の場合は純生の繰入金がほとんどされていない。本市の場合は医療波及分へ一般財政のほうで頑張って捻出して繰り出ししている分は幾らになるのか。 また、まちによって保険料、保険税が違います。県下においても大きく違います。繰入金をきっちりしている隣の自治体なんかは、実際に1人当たりの医療費が高くても、保険料調定額は低かったりする。古座川町では本市に比べて極端に低いです。本市の平成27年度の保険料調定額というのは他の9市あるいは古座川町に比べてどのような位置づけになっているのか、この2点をお伺いいたします。 ○議長(宮本勝利君) 岡田保険年金課長保険年金課長(岡田慎司君) 20番 宮本議員の2点の再度の御質疑にお答えいたします。 平成27年度の国民健康保険特別会計における一般会計繰入金の状況についてでございます。 他市町村では法定外繰り入れがなされているという事実というのは、もちろん我々も認識しておりまして、そういった法定外繰り入れに係る議論も昨年度、国保運営協議会におきまして審議させていただいたところでございます。 平成27年度におきます法定外繰り入れでございますが、2,313万1,000円でございます。議員御発言のとおり、これは福祉医療波及分に係る法定外繰り入れとなってございます。 続きまして、県下9市の平成27年度の調定額の状況についてでございます。 平成27年度の決算速報値でございます。海南市は1人当たり8万8,277円となってございまして、県下9市では、上位から3番目の金額となってございます。 また、古座川町の実績につきましては、手元に平成26年度の資料しかございませんが、1人当たりの調定額は5万6,743円となってございます。 以上でございます。 ○議長(宮本勝利君) 20番 宮本憲治君 ◆20番(宮本憲治君) 市長にお伺いいたします。 今、担当課長との質疑応答で本市は、古座川町や隣の紀美野町と比べて、1人当たりの調定額が非常に差がついてきており、海南市が高い。9市の中でもやはりトップクラスになってきている。事実、トップだった年も近年でありますよね。もう平成27年度の時点で、海南市も全国の多くの自治体のように、純生の繰入金のほうをふやしていくべきだったと考えますけれども、市長はいかがお考えか。 あるいはこれからこの先、被保険者の海南市民は非常に苦しい状態にありますので、それを少しでも助けるために市本体の行財政改革を行って、何とか捻出をしてそれを国保に繰り入れることによって、苦しい人たちの状態を少しでも緩和させるようにしていくべきだと私は考えますけれども、市長のお考えをお伺いいたします。 ○議長(宮本勝利君) 市長 神出政巳君 ◎市長(神出政巳君) 国保に関する々御質疑にお答えいたします。 ただいまも担当課長から御答弁をいたしましたように、国保運営協議会等を開き、いろいろ御協議をいただいておるところでございます。これから平成29年度の予算編成等に入ってまいりますので、近隣の町や県内各市町村の状況等も十分勘案し、取り組んでまいりたいと思いますので、またいろいろ国保運営協議会等でも御発言をいただきたいと思います。 ○議長(宮本勝利君) 他に御質疑ございませんか。   (「なし」と呼ぶ者あり) 質疑なしと認めます。 よって質疑を終結いたします。----------------------------------- △日程第3 議案第59号 平成27年度海南市後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算の認定について ○議長(宮本勝利君) 次に、日程第3 議案第59号 平成27年度海南市後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算の認定についてを議題といたします。 お諮りいたします。 本案についても、既に説明書が添付されておりますので、内容説明は省略いたしたいと思います。 これに御異議ございませんか。   (「異議なし」と呼ぶ者あり) 御異議なしと認めます。 よってそのように決しました。 これより質疑を行いますが、議事進行上、一括して御質疑いただくことにいたします。 御質疑ございませんか。   (「なし」と呼ぶ者あり) 質疑なしと認めます。 よって質疑を終結いたします。----------------------------------- △日程第4 議案第60号 平成27年度海南市介護保険特別会計歳入歳出決算の認定について ○議長(宮本勝利君) 次に、日程第4 議案第60号 平成27年度海南市介護保険特別会計歳入歳出決算の認定についてを議題といたします。 お諮りいたします。 本案についても、既に説明書が添付されておりますので、内容説明は省略いたしたいと思います。 これに御異議ございませんか。   (「異議なし」と呼ぶ者あり) 御異議なしと認めます。 よってそのように決しました。 これより質疑を行いますが、議事進行上、一括して御質疑いただくことにいたします。 御質疑ございませんか。   (「なし」と呼ぶ者あり) 質疑なしと認めます。 よって質疑を終結いたします。----------------------------------- △日程第5 議案第61号 平成27年度海南市地域排水処理事業特別会計歳入歳出決算の認定について ○議長(宮本勝利君) 次に、日程第5 議案第61号 平成27年度海南市地域排水処理事業特別会計歳入歳出決算の認定についてを議題といたします。 お諮りいたします。 本案についても、既に説明書が添付されておりますので、内容説明は省略いたしたいと思います。 これに御異議ございませんか。   (「異議なし」と呼ぶ者あり) 御異議なしと認めます。 よってそのように決しました。 これより質疑を行いますが、議事進行上、一括して御質疑いただくことにいたします。 御質疑ございませんか。   (「なし」と呼ぶ者あり) 質疑なしと認めます。 よって質疑を終結いたします。----------------------------------- △日程第6 議案第62号 平成27年度海南市同和対策住宅資金貸付事業特別会計歳入歳出決算の認定について ○議長(宮本勝利君) 次に、日程第6 議案第62号 平成27年度海南市同和対策住宅資金貸付事業特別会計歳入歳出決算の認定についてを議題といたします。 お諮りいたします。 本案についても、既に説明書が添付されておりますので、内容説明は省略いたしたいと思います。 これに御異議ございませんか。   (「異議なし」と呼ぶ者あり) 御異議なしと認めます。 よってそのように決しました。 これより質疑を行いますが、議事進行上、一括して御質疑いただくことにいたします。 御質疑ございませんか。   (「なし」と呼ぶ者あり) 質疑なしと認めます。 よって質疑を終結いたします。----------------------------------- △日程第7 議案第63号 平成27年度海南市港湾施設事業特別会計歳入歳出決算の認定について ○議長(宮本勝利君) 次に、日程第7 議案第63号 平成27年度海南市港湾施設事業特別会計歳入歳出決算の認定についてを議題といたします。 お諮りいたします。 本案についても、既に説明書が添付されておりますので、内容説明は省略いたしたいと思います。 これに御異議ございませんか。   (「異議なし」と呼ぶ者あり) 御異議なしと認めます。 よってそのように決しました。 これより質疑を行いますが、議事進行上、一括して御質疑いただくことにいたします。 御質疑ございませんか。   (「なし」と呼ぶ者あり) 質疑なしと認めます。 よって質疑を終結いたします。----------------------------------- △日程第8 議案第64号 平成27年度海南市簡易水道事業特別会計歳入歳出決算の認定について ○議長(宮本勝利君) 次に、日程第8 議案第64号 平成27年度海南市簡易水道事業特別会計歳入歳出決算の認定についてを議題といたします。 お諮りいたします。 本案についても、既に説明書が添付されておりますので、内容説明は省略いたしたいと思います。 これに御異議ございませんか。   (「異議なし」と呼ぶ者あり) 異議なしと認めます。 よってそのように決しました。 これより質疑を行いますが、議事進行上、一括して御質疑いただくことにいたします。 御質疑ございませんか。   (「なし」と呼ぶ者あり) 質疑なしと認めます。 よって質疑を終結いたします。----------------------------------- △日程第9 議案第65号 平成27年度海南市水道事業会計決算の認定について ○議長(宮本勝利君) 次に、日程第9 議案第65号 平成27年度海南市水道事業会計決算の認定についてを議題といたします。 お諮りいたします。 本案についても、既に説明書が添付されておりますので、内容説明は省略いたしたいと思います。 これに御異議ございませんか。   (「異議なし」と呼ぶ者あり) 御異議なしと認めます。 よってそのように決しました。 これより質疑を行いますが、議事進行上、一括して御質疑いただくことにいたします。 御質疑ございませんか。   (「なし」と呼ぶ者あり) 質疑なしと認めます。 よって質疑を終結いたします。----------------------------------- △日程第10 議案第66号 平成27年度海南市病院事業会計決算の認定について ○議長(宮本勝利君) 次に、日程第10 議案第66号 平成27年度海南市病院事業会計決算の認定についてを議題といたします。 お諮りいたします。 本案についても、既に説明書が添付されておりますので、内容説明は省略いたしたいと思います。 これに御異議ございませんか。   (「異議なし」と呼ぶ者あり) 御異議なしと認めます。 よってそのように決しました。 これより質疑を行いますが、議事進行上、一括して御質疑いただくことにいたします。 御質疑ございませんか。 17番 川端 進君 ◆17番(川端進君) 経済財政改革の基本方針2007の閣議決定を踏まえ、同年12月、総務省は公立病院改革ガイドラインを策定し、関係機関に通知しています。それによると、平成20年度に改革プランを立て、平成25年度決算で赤字の場合は、経営形態を見直すことになりました。経営形態の見直しとは、1、独立行政法人化、2、指定管理者化、3、民間譲渡のいずれかへ経営を移管することです。つまり公立病院の倒産であります。ただし、海南市民病院は、KIC(海南医療センター)の建設計画推進中でしたので、直の適応を避け、平成30年度の決算で赤字の場合に経営形態を見直すとされています。 病院事業管理者にお伺いします。平成27年度決算も赤字ではありませんでしたか、お伺いします。 また、KIC新築以来の平成25年度、平成26年度の決算も赤字ではありませんでしたか。 この反省と、平成30年度決算黒字化へ向けた対策の方針と決意のほどをお伺いします。 当院の赤字の原因と対策に目星がついていますか。この点もお伺いいたします。 ○議長(宮本勝利君) 若宮病院事業管理者病院事業管理者(若宮茂樹君) 17番 川端議員の4点の御質疑にお答えいたします。 1点目の平成27年度決算は、100万円単位で申し上げますと、収益が31億5,200万円、費用が35億800万円、経常収支がマイナス3億5,600万円となり、赤字となってございます。ちょうどこの分が減価償却費の3億8,700万円に相当する額となってございます。 2点目の平成25年度、平成26年度についても同様に経常収支が平成25年度3億5,500万円、平成26年度が3億5,400万円で議員の御指摘のとおり、赤字となってございます。 3点目のこの反省と平成30年度の決算黒字化へ向けた対策と決意についてでございますが、開院後は院長や医師を中心とした職員で構成する病院機能向上委員会を立ち上げるなどして、特に入院収益を上げるため、新入院の患者の確保や医療の向上をさせるとともに、入院単価を上げるなど病院全体でさまざまな取り組みを行ってきましたが、現実問題として経常収支がマイナスとなってございますので、本当に残念な結果と思ってございます。 このことから、着任後すぐに経営改善の取り組みを強化するため、院長や医師を初め各部門長との面談を行い、経営に対する認識を確認するとともに、従来から計画もございましたが、短期的な経営目標も必要だと思い、取り組みの大きなアウトラインを示すものと個別目標が入った3年間の改善目標を策定し、役員会初め、所属長会議を改組した経営連絡会議において協議、決定するなどして取り組んでいくこととしました。 さらに、この目標については、取り組み状況の進行を管理するため、毎月開催の経営連絡会議において各部門長から報告をさせているところでございます。 いずれにいたしましても、病院全体、職員一人一人が計画の意味合いや取り組みの内容を理解し、職員一人一人が目標を持って取り組んでいくことが重要と考えており、院長とともに経営改善に努力をしてまいります。 4点目の赤字の原因と対策に目星はついているのかでございますが、前段でも申し上げましたが、主な原因は減価償却費分が赤字分に相当するのではないかと思ってございます。このことから、基本的には現在実施の取り組みも継続強化しつつ、結果として入院収益を中心に増収させ、経営の改善を図っていくことが重要であると考えてございます。 具体的には、1点目が急性期病院としての機能の向上と質の向上、2点目が地域との機能分化と連携強化、3点目が人材の育成と組織体制の強化などを目標として、院長と両輪となって病院全体の職員が一体となり、病院の取り組みができる体制づくりに頑張ってまいります。 以上でございます。 ○議長(宮本勝利君) 17番 川端 進君 ◆17番(川端進君) ただいま御答弁いただきましたけれども、次に医療センター事務長にお尋ねします。 公立病院改革ガイドラインと改革プランに基づき、経営指標に係る数値目標の設定が指導されているところですが、この数値目標に比した当年度KICの実績をお尋ねすることにします。 ア、収支改善に係るものとして、A、計上損益の額、B、資金不足額、C、資金不足比率、D、減価償却前収支の額、E、経常収支比率、F、医業収支比率、G、職員給与対医業収益費比率、H、100床当たり職員給与費。 次にイの項目にして、経費削減に係るものとして、I、医薬材料費を一括購入により何%削減したのか、J、薬品使用効率、K、材料費対医業収益比率、L、100床当たり職員数。 次の項目として、ウ、収入確保に係るものとして、M、病床利用率、N、平均在院日数、O、患者1人当たり診療収入。 その他としてP、医師1人当たり診療収入、Q、患者満足度指数。 以上17項目について今回の決算と前年度決算の比較、E、F、G、K、Mについては全国平均の比較についてもお伺いいたします。 ○議長(宮本勝利君) 藤田医療センター事務長医療センター事務長(藤田裕之君) 17番 川端議員からいただきました各種経営指標についての御質疑にお答えいたします。 各項目ごとで申し上げますと、まず、Aの計上損益の額は、平成27年度マイナス3億5,603万8,000円、平成26年度マイナス3億5,413万8,000円。B、資金不足額は、平成27年度が1億773万1,000円、平成26年度が6,441万円。C、資金不足比率は、平成27年度が3.8%、平成26年度は2.5%。D、減価償却前経常収支の額でございますけれども、平成27年度は3,104万2,000円、平成26年度が1,696万7,000円となってございます。 次に、E、計上収支比率でございますが、平成27年度が89.9%、平成26年度が89.2%で平成26年度の全国の100床以上200床未満の病院の平均は96.7%となっております。 次に、F、医業収支比率ですが、平成27年度は85.3%、平成26年度が84.4%。全国平均は、85.0%。Gの職員給与費対医業収益比率ですけれども、平成27年度が60%、平成26年度が62%、全国平均は58.4%。Hの100床当たり職員給与費ですけれども、平成27年度が11億3,834万1,000円、平成26年度が10億8,349万2,000円となっております。 次に、Ⅰ、薬剤料等一括購入により削減した額ということですけれども、当院は一括購入という形では今のところ行っておりませんので、購入単価差の比較を参考までに申し上げますと、平成27年度は前年と比べて1.2%の削減、平成26年度では0.9%の削減となっております。 次に、J、薬品使用効率ですけれども、平成27年度が65%、平成26年度も同じく65%となっております。Kの材料費対医業収益比率でございますけれども、平成27年度が20.3%、平成26年度が17.8%、全国の同規模病院では17.5%。Lの100床当たり職員数ですけれども、平成27年度が184.8人、平成26年度が184.2人となっております。 次に、Mの病床利用率ですけれども、平成27年度が73.8%、平成26年度が72.7%、全国の同規模病院の平均は、66.7%となっております。 次に、Nの平均在院日数ですけれども、平成27年度が14.6日、平成26年度が15.8日でございます。Oの患者1人当たり診療収入ですが、入院から申し上げますと平成27年度が4万3,498円、平成26年度が4万982円。次に、外来ですけれども、平成27年度が1万250円、平成26年度が9,388円となってございます。 次に、Pの医師1人当たり診療収入でございますけれども、平成27年度は33万2,118円、平成26年度が30万8,409円となっています。Qの患者満足度指標につきましては、昨年度アンケート等を行ってございませんので、数字としては申し上げられないような状況となってございます。 以上でございます。 ○議長(宮本勝利君) 17番 川端 進君 ◆17番(川端進君) 議長、今聞いていてわかると思うとおり、項目が多いちゅうことは課題が多いんです。やけれど、あんまり多かったら何言うているかわからん。質疑と答弁の距離が離れてまうんでね。1個ずつ聞いて、1個ずつ答えたらわかるんやけれども、これ3回しか質疑やれやんというのまずいわなという感想を述べた上で、最後の質疑に移ります。 平成になってから海南市民病院及びKICの決算で毎年、赤字か黒字か出ていますわな。歴年の赤字経営の歴史を一遍発表してもらいたい。黒字も3年ほどあるんですけれども、何年と何年が黒字で、赤字のところは金額まで言うたら時間なくなってまうんで赤字かどうかだけ言うてくれたら結構やけれど、どれだけ赤字の伝統ある経営をやってきたかちゅうことを御披露いただきたいと思うんです。 2つ目は特勤手当についてです。これが厚生労働省の事務次官通達が来て、けしからんちゅうことになっているんですよ。海南医療センターは特勤手当高過ぎるんです。まず、特勤手当が幾らか言うてください。それと、院長が前に言うていましたけれど、国の初任給調整手当もあるんやということなんやけれど、初任給調整手当は入ってから35年間つくんよ。ところが海南市の場合は、特勤手当というのは、入ってから退職するまでずっとつくんやろう。ほいで、金額減らんとそのままついていくんやろう。その点で、初任給調整手当とは随分性格が違うと思うし、赤字に対する影響度も全然違うので、特勤手当を改正していくべきだと思うんです。2年ほど前に質問したことがあるんやけれども、その後検討しましたか。特勤手当は一律についているわけで、これを合法へはめていくちゅうんは難しいんよ。調整するんに技術要るんで、年数もかかるんやけれど、やっていかなんだら改正できやんのよ。 とにかく、特勤手当つけたら、ようさん働いた者もいっこも働かん者も同じように手当がつく。ほんだら、どうしても働かんようになるんや。働いても、働らかんでも同じ手当もらえるんやもん。本俸にて勤勉手当をカットできるような範囲の中で細工していかなんだら、経営上のプラスにならんと思うんで、その辺について詳しく御答弁いただきたいと思います。 それから、病院事業管理者、武弘道先生って知っているかな、名前聞いたことないかな。全国自治体病院協議会の副会長やったと思うんやけれど、この人はもう故人ですけれど、この人は経営が物すごい上手な人やったんです。この人によると、赤字病院というのは、いろんな理由があってケース・バイ・ケースやけれど黒字病院というのは共通点があるんやて。不思議と全国の黒字病院はそういう共通要素を持っているらしいんやいしょ。そうやさけに、どこのポイントを押さえたらうまくいくってことがあると武先生は言うています。変わってきちゃあるんで数字そのものは使えやんと思うけれど、原理は同じや、絶対使えるはずや。 そうなんで、一生懸命一遍調べてやな、理想とする黒字病院を見て、そこの数字と海南医療センターの数字を比べて、海南医療センターの数字がおかしかったら、そこへ近づけていくように改善努力をしたら黒字になるはずや。とにかく黒字病院を3つ、4つ挙げて、そこと比較していったらええということなんや。 それで、職種別給与総額のあり方については、医業収益全体に対して医師の給料が9.3%、看護師は17から18%、事務職員は2から3%、医療技術は5%ぐらいがええて言うんや。話変わりまして、外部委託は医業収益に対して9%よりも超えたらだめですよって言うちゃあるんですよ。それから時間外手当は2.8%から5.5%ということです。 そういう共通要素があるらしいんや。そやさけ、黒字病院を5院でも6院でも調べたらええんよ。ほんだら、海南医療センターはここが高いんやな、ここ削らなあかんなちゅうのがわかってくるからね、そういうふうにしたらいいですよというふうに武先生が言うているんや。そういう観点から調査はされたことはありますか。調査する気持ちがありますか。お伺いします。 ○議長(宮本勝利君) 藤田医療センター事務長医療センター事務長(藤田裕之君) 17番 川端議員の再度の御質疑にお答えいたします。 まず、1点目の平成に入ってからの当院の黒字、赤字に関する御質疑にお答えさせていただきます。 平成元年以降、経常収支で黒字となっている年度を申し上げますと、平成元年度、平成9年度、平成10年度、平成11年度が経常収支黒字でございます。それ以外の年は赤字ということになってございます。 次に、2点目の医師の特勤手当についてでございますけれども、以前にも議員から御質問いただきましたとおり、特勤手当の扱いについては全国の病院であったりとか、県内の病院の状況等を以前にお答えさせていただいたところです。現状については、まだ見直しというところまでには至ってはいないんですけれども、当院の医師の給与月額でいうと、全国の同規模病院であるとか、全国の黒字病院よりも下回っているような状況というところもございます。 そんな中で、今年度より人事評価制度というのも導入していますので、そういうものときっちり連動させながら特殊勤務手当の見直しをし、処遇についてもできるだけ頑張っている、医師も含めた職員に対しては手厚く手当を支払えるような形で見直してまいりたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(宮本勝利君) 若宮病院事業管理者病院事業管理者(若宮茂樹君) 17番 川端議員から御質疑をいただきました。 武先生の例題を参考にしたらどうかということでございますが、私も他の黒字病院の事務長に話をお伺いしたことがあるんですが、そのときやはり同じようなことを申し上げていました。 ただ、非常に難しいのは、海南医療センターと同じ医療条件にあるところ、なおかつ立地条件などを含め勘案しながら、今、議員がおっしゃったような病院を参考にし、まねすると言ったらおかしいですが、そういうやり方をすると非常に効率がいいよというお話もお伺いしましたんで、ちょうど私も院内の取り組みが半年たって落ちついてまいりましたので、同地域、同条件に合うような病院を含めて一度視察に行って勉強をしてまいりたいと考えてございます。 以上でございます。 ○議長(宮本勝利君) 他に御質疑ございませんか。 20番 宮本憲治君 ◆20番(宮本憲治君) 入院、外来患者数に関連してお伺いいたします。 まず、入院について。平成26年度が3万9,808人、これが平成27年度で4万537人、1.8%増。外来は平成26年度11万4,842人が11万7,578人で2.4%増。これは増加しています。まず、これは評価します。 しかしながら、個別に見ていくと、婦人科の入院は、平成26年度502人だったのが、平成27年度は250人と半分以下です。小児科が1,367人が1,077人で21.2%減。著しく下がっております。 皆さん御存じのとおり、本市は産科が民間の1診療所しかない。本市の産科は休止状態になっております。さまざまな子育て支援の関係も他自治体に比べて非常に低かった。最近少し頑張っていただきまして、子ども医療費の無料化の枠を広げていただいたりとか、いよいよ中学校給食等の導入等で前進しております。 そこで、ぜひとも産科の部分も前進していただきたい。平成27年度に産科の再開に対して、どのような取り組みをしたのか、今後どのように考えているのかお伺いしたい。個人的には産科のほうが動き出しますと、婦人科や小児科の落ち込みも十分抑えられると考えます。最初、子供を産んでそのまま同じ病院というのは、当然ありますので、そのように考えております。ですので、それについてはどのように考えているのかお伺いしたい。 次に、給与費に関してですけれども、平成26年度の給与費の病院事業費用に対する割合が41.4%。これが平成27年度には55.9%で、4.3%伸びています。非常に大きな伸びだと思います。これについて、7対1の看護基準であったりとか、その辺の部分も関与しておりますけれども、この辺はどうしてこのような数字になっているのかという説明のほうをお願いします。 以上、2点です。 ○議長(宮本勝利君) 若宮病院事業管理者病院事業管理者(若宮茂樹君) 20番 宮本議員の御質疑にお答えいたします。 これまでの病院事業管理者また院長におかれましては、県立医大を訪問するなど特に産科医師の確保などに努めてまいりましたが、県全体の産科医師という話がございますので、なかなか医局の問題で非常に難しいと考えてございます。 ただ、私も着任してからすぐの4月中には大学の学長、病院長、また17人の本院に派遣していただいている医師の教授に訪問をしてまいりました。そのときに産科の教授にお伺いしたんですが、やはりどうしても最近女性の医師が非常に多くて、入局者がふえても結婚、出産で休職してしまうケースが多くて、非常に厳しいというようなお話もお伺いしています。 ただ、産科の標榜も掲げておりますので、当然他の医師と同様に、今後も私のほうから県立医大のほうの医局に対して派遣依頼をするとともに、現在、地域医療機関医師適正化配置検討委員会というのが県立医大にございまして、ちょうど今の時期に医師の派遣について議論されます。そういったところの12人の委員のところにも訪問し、事情を説明して、派遣依頼をしてございますが、何分医局員の不足がございますので、非常に産科医師の派遣については厳しいと考えてございます。 ○議長(宮本勝利君) 藤田医療センター事務長医療センター事務長(藤田裕之君) 20番 宮本憲治議員の職員給与費にかかわる御質疑にお答えさせていただきます。 まず、職員給与費がふえている要因につきましては、人員の増のほか人事院勧告によるプラスであったりとか、共済組合負担金の率の改定等があり含めてふえております。先ほど議員がおっしゃった数字というのは私のほうでは押さえてはないんですけれども、先ほど川端議員からの御質疑の中でお答えしました職員給与費対医業収益比率でございますけれども、これについては前年度から2%改善しておるところでございますので、決してこれでいいというわけではないんですけれども、より収益を上げながら職員給与費をコントロールしつつ、収益に対する給与費の割合というのを抑えていけるよう努力してまいりたいと考えております。 ただ、患者へのサービスということで言いますと、一定の人件費っていうのも要ってくるわけなんですけれども、今申し上げたとおり、収益もふやしながらその中で職員給与費をできるだけ適正にコントロールしていくよう努力してまいりたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(宮本勝利君) 20番 宮本憲治君 ◆20番(宮本憲治君) 本市の合計特殊出生率は1.25人で、紀美野町と並んで県下最下位です。もちろん全国平均と比べて著しく低い。これを何とかしていかなければいけません。特に本市は団塊ジュニアの世代にはある程度の女性の人数があったんですけれども、その次の世代になると極端に減っています。合計特殊出生率を少々上げたところでも、なかなか人口の減少の速度はとまりません。ですから、非常に思い切った施策を打ち出していかないと、なかなか適正な人口比率はもちろん、消滅可能性都市からの脱却さえも難しいと思いますので、全力で頑張っていただきたいと思います。 市民病院のときに海南市の本体とは別に市民病院のみ人件費を抑えたという過去の実績があると思います。あのときは抑えて、かつ古い病院を何とか新しくして、市民に喜ばれるあるいは赤字体質から脱却できるような病院というふうに頑張られたというふうに記憶しておりますので、ぜひとも何とか赤字体質から脱出して、永続できるような体質に持っていってほしいと思いますので、それに対する考え方をお伺いいたします。 ○議長(宮本勝利君) 藤田医療センター事務長医療センター事務長(藤田裕之君) 20番 宮本憲治議員からいただきました職員給与費に係っての再度の御質疑にお答えさせていただきます。 今、議員御発言いただいたのは、恐らく給料表の切りかえについてのお話だったと思います。その後、組合等の協議の中で、より職務職階という部分を徹底していこうということの中で、例えば従来でしたら4級まで全員が上がっていたものを主任職に上がらなければ4級に上がれないとか、その辺の職務職階というのをその後段階的に整備しまして、平成26年度以降から今の制度を確立したような形になっています。 ただ、経過措置という部分も残っておるわけなんで、ちょっと時間はかかるんですけれども、適正化という道筋については職務職階を徹底して、その中で先ほども申し上げた人事評価とかその辺とかも絡めて、できるだけ職員の給与費もコントロールしながら、できるだけやる気のある職員には給料を分配していけるような給与体系にしてまいりたいと考えてございます。その中で経営改善というのも見えてくると思いますので、そういった取り組みも引き続き頑張ってまいりたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(宮本勝利君) 他に御質疑ございませんか。   (「なし」と呼ぶ者あり) 質疑なしと認めます。 よって質疑を終結いたします。 この際、暫時休憩いたします。                           午後2時9分休憩-----------------------------------                           午後2時19分開議 ○議長(宮本勝利君) 休憩前に引き続き会議を開きます。----------------------------------- △日程第11 発議第7号 国旗及び市旗の議場内への掲揚に関する決議(案) ○議長(宮本勝利君) 次に、発議第7号 国旗及び市旗の議場内への掲揚に関する決議(案)を議題といたします。 提出者の説明を求めます。 17番 川端 進君   〔17番 川端 進君登壇〕 ◆17番(川端進君) それでは、発議第7号 国旗及び市旗の議場内への掲揚に関する決議(案)の朗読をもって説明にかえさせていただきます。 平成11年に「国旗及び国歌に関する法律」が制定され、日章旗を日本の国旗とすることについて、法律の根拠が与えられた。国際社会においては、各国の国民が交流し、友好を深め、平和を築くため相互の文化や伝統を尊重し、かつ、お互いの国旗や国歌に敬意を表することが大切であり、日章旗は、オリンピックなど大規模な国際交流の場において、国家の象徴として、多くの人に受け入れられている。 また、平成17年4月1日の合併により誕生した新海南市においては、同年、本市を象徴する市章が定められ、その市章を配し市旗として使われている。 このようなことから、本市議会は、国際社会の一員として我が国の国旗に敬意を表し、かつ、海南市旗のもと、市民の代表として、より一層真摯に議会活動に臨むため、次期定例会から議場に国旗及び市旗を掲揚するものである。 以上、決議する。 議員各位におかれましては、趣旨を十分に御理解いただき、本決議案に御賛同賜りますようお願い申し上げまして、私の提案説明を終わります。 ○議長(宮本勝利君) 説明が終わりました。 これより質疑を行います。 御質疑ございませんか。 11番 上田弘志君 ◆11番(上田弘志君) それでは、4点にわたって質疑をさせていただきます。 まず1点目は、決議案には法律の根拠が与えられたとありますが、当時の小渕内閣総理大臣は、2月時点で特に法制度することは考えていないとしながら、6月に国旗国歌法案を閣議決定し、第145回国会会期末に法案を提出し、わずか二、三カ月の審議で法案が可決されました。国民の中に多様な歴史観、価値観がある現状があることを考えれば、国民の合意形成に最大限の努力と期間が必要ではなかったのでしょうか。これが1点目です。 そして2点目は、日章旗はオリンピックなど大規模な国際交流の場において、国家の象徴として多くの人に受け入れられているとありますが、オリンピックは国と国とが争う国際スポーツ大会ですか。また、オリンピックで掲揚や演奏されているのは、国旗、国歌でしょうか。 3点目、国際社会の一員として我が国の国歌に敬意を表しとされているが、提出者が国旗に敬意の念を持っていることに私は論評する立場にはありません。国旗に敬意をあらわすのは、各議員の内心の問題ではないでしょうか。 4点目、より一層真摯に議会活動に臨むため次期定例会から議場に国旗及び市旗を掲揚するものであるとあるが、国旗及び市旗の掲揚が真摯な議会活動とどう結びつくのか御説明をお願いします。 ○議長(宮本勝利君) 答弁願います。 17番 川端 進君 ◆17番(川端進君) 1点目は法律の根拠って言うたんかな。法律の根拠が与えられたんでええんと違いますか。 2点目、日章旗はオリンピックなど大規模な交流の場で国家の象徴として受け入れられてって、これもこれでええんと違いますか。 3点目は、国旗に敬意をあらわし、これは内心の問題やし、国旗に敬意をあらわすってこれもええことやないですか。 4点目、次期定例会から議場に国旗及び市旗を掲揚する、これでええん違いますか。何も問題ないわいて。 ○議長(宮本勝利君) 11番 上田弘志君 ◆11番(上田弘志君) 代表者会議が4回開かれたんです。そして、議会運営委員会で決めるべきかどうかと言ったときに、本会議で発議をして、質疑もして市民にオープンにしてやらんとあかんと言われたのは発議者の川端議員なんです。ですから、そのとき議長は、本会議に発議をされたら、各会派で活発な質疑をお願いしますということだったんで、私はけさ3時に起きて質疑原稿を考えさせてもらってやったんです。 今、発議者にお聞きしていると、法律として根拠が与えられたのでいいではないかということがあるんですけれども、一方、国の立法動機は、日の丸及び君が代が国民の間に定着されていると答弁されているんです。このことが法律制定の根拠とされていますが、慣習的な位置づけで、法制定でなくってもいいんではないでしょうかというのが再度の質疑です。 ほいで、2点目は平成11年6月29日の第145回国会本会議での当時の小渕内閣総理大臣は、今日の法制化に当たり、国旗の掲揚等に関し義務づけを行うことは考えられず、したがって国民の生活に何ら影響や変化が生じることはないと言っております。また、野中広務国務大臣は敬意を表する、尊重するということに対して、国民一人一人が日の丸、君が代に対してどのように認識するかにつきましては、基本的に個々人みずから判断することであると考えておりますと言っています。私は、確かに国旗国歌法を法律として制定することは、よしとしませんけれども、まだ保守のリベラル的な矜持はここにあったと思うんです。やはりこれを義務づけない、それから基本的には個々人みずから判断することであるということがやはり大事なんであって、ちょっと余談になりますけれども、2014年に自民党が改憲草案を策定しましたね。この中で国旗国歌法を尊重しなければならないという規定が入っているんですよ。これは、今まで歴代の内閣なり、特に国旗国歌法の国会審議に当たって確認されていたことが、私はやっぱり大事だと思うんです。そういうことについて、提出者はこのことを御存じでしたでしょうか。お答えください。 それと、先ほどの4点目のより一層真摯に議会活動に臨むためとありますけれども、掲揚することがどう結びつくんかということで質疑しましたところ、川端議員はそれでええやないかということであったんですけれども、提出者の川端議員は海南市の市政の喫緊の課題はどのように考えておられますか。国旗や市旗の掲揚が喫緊の課題だとお考えになっておられるんでしょうか。 ○議長(宮本勝利君) 17番 川端 進君 ◆17番(川端進君) 何や難しいことを3時から起きて勉強されたようで、詳しいんやけれど、要はこの議場へ国旗と市旗を掲揚するということなんですよ。それでええんじゃないんですか。 ○議長(宮本勝利君) 11番 上田弘志君 ◆11番(上田弘志君) それでええんやないかということですけれども、海南市民の中にだって、いろんな思いを持っている方おられるんです。そういうときに、やっぱり選挙で選ばれ、市民から市政について負託を受けた議員が果たしてこのことを決議をして、掲揚していくことについてどう考えるかということだと思うんです。 私は、川端議員のお家で祝日に日の丸を掲げることは、別にとやかく言うことではないんです。また、別に川端議員が日の丸に敬意を表したり、掲げたりするのはやめておけと言うんじゃないんですよ。それは川端さん個々人の問題ですから。しかし、議場というのは個人の持ち物じゃないですね。そこだけお答えください。 ○議長(宮本勝利君) 17番 川端 進君 ◆17番(川端進君) 議場というのは、個人の持ち物じゃないです。そやよって、今、発議しているんです。議員の賛成が多数あったら決まるわけで、これ、自由意志によって決まるんです。それでいいんじゃないですか。 ○議長(宮本勝利君) 14番 河野敬二君 ◆14番(河野敬二君) 川端 進議員は、先ほどの医療センターへの質疑を聞いておってもよく勉強されておるし、ほんまに敬意を表しているんです。そこで、お伺いしますが、発議の最後により一層真摯に議会活動に臨むためってありますね。これは、旗があるかないかで真摯に議会活動に臨むことがあるとは私は関係ないと思うんですよ。私は私なりに真摯に議会活動に臨んでいますし、旗があろうがなかろうが、臨めるとも思いますので、その点私の考えに沿って反論があればしてください。もう、なければ河野の言うとおりやと言うてくれたら結構です。 次に、オリンピックの問題よ。リオでオリンピック・パラリンピックやっていました。特に、オリンピックは私も好きですから見ていました。優勝した人たちがそれぞれの国の旗を抱いて走ったりしておりました。しかし、難民の人も出ちゃあった。国を代表して出ていないんですわ。ほんでね、1980年に選手団の旗、選手団の歌にオリンピック憲章を改定しはった。そやから、いわゆるスポーツというのは、国家のためや国威発揚でないということを選手はわかりつつあるんですよ。ところが、マスコミはやたらとそれやっていますけれど。 そやから、先ほど言いましたように、国旗、国歌から選手団の旗、選手の歌にオリンピック憲章は改正されたんですよ。日本は日章旗でやっていますよ。 確かに日章旗は多くの人に受け入れられているというのは事実ですけれど、やっぱり国際交流の場でそういうこともありますし、例えばアメリカでこんな事件も起こりました。国旗の問題をめぐって裁判になった、バーネット事件という有名な事件があるんですよ。バーネット家の子供が、宗教上の違いで国旗への敬礼を拒絶し、退学処分を受けるような事件が起こったんです。ところが、アメリカの連邦最高裁は敬礼の強制を違憲としたわけです。 より一層真摯に議会活動に臨むためには、そのままのほうが私は真摯にできます。私は旗があろうがなかろうがやりますが、気分的に真摯にできにくくなります。その点のちょっと反論をしていただきたい。 以上。 ○議長(宮本勝利君) 17番 川端 進君 ◆17番(川端進君) 1つ目は、一層真摯に議会活動に臨むためとかっていうことで言うていましたな。何にせよ国旗掲げたらええんちゃうん。ほいで、市旗掲げたらええんちゃうん。それだけのことなんよ。 それから、国威発揚についてやけれど、国威発揚ら言うていないで。国のマークやしマークつけて、4掛ける100メートルリレーで銀メダルとってたけれど、あれでええんちゃうんか。それはオリンピックのことやけれど、議場へ掲げるていうだけのことや。何にも問題ないわけです。 そういうことです。 ○議長(宮本勝利君) 14番 河野敬二君 ◆14番(河野敬二君) オリンピックのことは、もうそれ以上言いませんけれど、より一層真摯に議会活動に臨むという話です。私は臨めやん。皆さんの総意でやられたら、それはそれで掲げておいてくれて結構ですよ。数で決めようとされているんですから。しかし、ここに旗を掲げることによって、より一層真摯に議会活動に臨めると言うけれど、私は臨めやんということで言いたいんです。あなたは、臨めるて言うけれども、私は臨めやんと思うんですよ。ないほうが私は臨めると言うているんですよ。それは平行線ですから、もういいです。 ○議長(宮本勝利君) 他に御質疑ございませんか。 12番 岡 義明君 ◆12番(岡義明君) 私は、日の丸を議場に掲揚してほしいという市民からの要請があったとしても、本件については、もっと慎重に取り扱うべきものだと考えているんです。先ほど登壇して発議者が決議(案)を読み上げられたんですけれども、市民の代表としてと書かれていますわね。しかし、その市民は思想や主義、また価値観がみんな違うと思うんですよ。その代表で我々が議員になっちゃあねんやから。 今も、市役所の屋上に国旗が市旗とともに掲揚されております。しかし、特に言うまでもなく、議場という公正な、そして民主的な運営をするようなところに、国旗を掲揚するということは問題があると思います。市民の代表ですから、市民はさまざまな思想とか持っているわけなんですよ。その代表でここへ出てきているんですから、そういう傍聴者の方も来られるかわかりませんわ。その点について発議者の考えをお聞かせいただけたらと思います。 ○議長(宮本勝利君) 17番 川端 進君 ◆17番(川端進君) 市民の代表として議会活動に臨むということで、市民の代表ちゅうのはいろんな考えがあるということですが、そういうことを踏まえて議員の皆さんで議論の上、可決します。非常に議会活動が熱心になってようなってくるで。 ○議長(宮本勝利君) 12番 岡 義明君 ◆12番(岡義明君) 旗がなかっても、もうちょっと真摯に答えてよ。旗つけやんと真摯にできやんのかい。 議場に掲げればええちゅうもんと違うと思うんですけれど、そこでお伺いしますが、今、市民の間で日の丸掲揚が一体どの程度定着してんのよ。その点、簡単な質疑ですんで、真摯にお答えください。 ○議長(宮本勝利君) 17番 川端 進君 ◆17番(川端進君) どの程度浸透しているか、定着しているかちゅうことは調べていません。 ○議長(宮本勝利君) 12番 岡 義明君 ◆12番(岡義明君) こんなこと言いたないんやけれど、おとつい国民の休日やったけれど、あなたも含めて家で日の丸の掲揚をされたんですか。ほいでまた、友達とか知り合いの中でどの程度揚げておられるんですか。 ○議長(宮本勝利君) 17番 川端 進君 ◆17番(川端進君) きのうは忙しかったんや。うちは日の丸を掲げていませんし、市民の皆さんがどういう状態かは関係ないんや。議場へ掲揚するって言うているんよ。議場へ掲揚したらええがな。それだけのことです。 ○議長(宮本勝利君) 他に御質疑ございませんか。 13番 橋爪美惠子君 ◆13番(橋爪美惠子君) 他の同僚議員が質疑してくれたんでもういいかなと思っていたんですが、川端議員にお聞きいたしますけれども、さっきからええやないか、ええやないかってだけ言われていて、私も真摯な議論をしようというふうな意識に欠けているように思うんですけれども、日の丸は嫌だとか君が代は嫌だという人があるということは御存じでしょうか。
    ○議長(宮本勝利君) 17番 川端 進君 ◆17番(川端進君) 存じております。 ○議長(宮本勝利君) 13番 橋爪美惠子君 ◆13番(橋爪美惠子君) そういった多様な人があるのにもかかわらず、それを一律に掲げようとしているということに問題は感じていませんか。 ○議長(宮本勝利君) 17番 川端 進君 ◆17番(川端進君) そういう存在は認めますけれど、議場へ掲げるちゅうのは我々が決めたらええことなんですよ。ここで、賛成多数で可決したら決まるんやで。仕組みはそないなっちゃあんのやで。 ○議長(宮本勝利君) 13番 橋爪美惠子君 ◆13番(橋爪美惠子君) 現に私も日の丸に対しては大変抵抗を覚えます。そういう一人です。賛成多数で決まるやないかというふうにおっしゃいます。決まるんだろうなと私も思っていますけれども、民主主義の根幹というのは、決め方だけですよね。その前になぜこういうふうに質疑があるのか、討論があるのかというのは、少数意見も含めて、意見を開陳してわかり合うということが大事だと思うんですけれども、さっきからの質疑を聞いていますと、川端議員にはその誠意が感じられないんですけれども、そういうことをどう感じられていますか。 ○議長(宮本勝利君) 17番 川端 進君 ◆17番(川端進君) 私は誠意を持って答えているつもりです。そちら側の主観の問題と違いますか。 ○議長(宮本勝利君) 他に御質疑ございませんか。   (「なし」と呼ぶ者あり) 質疑なしと認めます。 よって質疑を終結いたします。 お諮りいたします。 本案については、先例により委員会の付託を省略いたしたいと思います。 これに御異議ございませんか。   (「異議なし」と呼ぶ者あり) 御異議なしと認めます。 よってそのように決しました。 これより討論を行います。 討論ございませんか。 11番 上田弘志君 ◆11番(上田弘志君) 発議第7号に対して反対の立場で討論を行います。 国旗国歌法案が国会に上程された当時の小渕内閣は、1999年2月に国旗、国歌の法制定について、特に法制化することは考えていないとしながら、同年6月に国旗国歌法案を閣議決定し、第145回国会へ法案を提出し、わずか二、三カ月の短期間で国旗国歌法が成立しました。 国民の中にある多様な歴史観、価値観を考えれば、国民合意形成に最大限の努力をすべきだったと考えます。日の丸や君が代についての国民の意見が分かれている背景には、単なる好き嫌いの問題ではなく、歴史、特に日本近代の戦争の見方や、それとかかわる一人一人の問題があります。このことは簡単に意見の一致が見られる問題ではないと考えます。 日本の国旗、国歌を議論することに際し、日の丸、君が代が日本の国旗、国歌としてふさわしいのかを含め、それをめぐる歴史的事実を踏まえ、日本国憲法を基準にして考えなければならないと考えます。この問題をきちんと国民の同意によって解決することは、日本人の歴史認識を深めることであり、我が国の民主主義を成熟させることにほかなりません。国旗国歌法が制定されたといっても、この視点が大切であると考えます。 法案提出者の政府は、国旗の掲揚等に関し、義務づけを行うことは考えていない、国民一人一人が日の丸、君が代に対し、どのように認識するかについては基本的に個々人みずから判断することと考えていると答弁をしています。 このような歴史的事実から見ても、また国民、市民の多様な歴史観、倫理観がある中で、発議第7号を決議することは、市民の負託を受けた市議会としてすることではないと考えます。 よって日本共産党海南市議会議員団は発議第7号 国旗及び市旗の議場内への掲揚に関する決議(案)には反対します。 ただし、議場内への市旗の掲揚に反対するものではないことを申し添えておきます。 以上です。 ○議長(宮本勝利君) 他に討論ございませんか。   (「なし」と呼ぶ者あり) 討論なしと認めます。 よって討論を終結いたします。 これより本案に対する採決を行います。 お諮りいたします。 発議第7号については、起立により採決いたします。 発議第7号 国旗及び市旗の議場内への掲揚に関する決議(案)を原案可決することに賛成の方は御起立願います。   〔賛成者起立〕 お座りください。 起立多数。 よって本案は原案可決することに決しました。----------------------------------- △日程第12 発議第8号 子どもの医療費助成に係る国民健康保険国庫負担減額調整措置の廃止を求める意見書(案) ○議長(宮本勝利君) 次に、日程第12 発議第8号 子どもの医療費助成に係る国民健康保険国庫負担減額調整措置の廃止を求める意見書(案)を議題といたします。 提出者の説明を求めます。 14番 河野敬二君   〔14番 河野敬二君登壇〕 ◆14番(河野敬二君) 発議第8号 子どもの医療費助成に係る国民健康保険国庫負担減額調整措置の廃止を求める意見書(案)について、意見書(案)を読み上げ、説明にかえたいというふうに思います。 全国の地方自治体は、地域の実情に応じさまざまな少子化対策に真剣に取り組んでいる。特に、少子化対策の一つとしての子ども医療費助成制度の現物給付は、子育て世代等の経済的負担を軽減するとともに、必要な受診の抑制につながらないようになっている。 そのような自治体に対し、国庫負担金の減額措置を行うことは、本来、国が果たすべき少子化対策に矛盾するものであり、さらには、国民健康保険財政の運営努力を阻害するものである。 このことから、国におかれては、国民健康保険の国庫負担金減額調整措置の見直しについて、閣議決定され、年末までに結論を得ると明記されており、現在、厚生労働省の社会保障審議会で議論されているところでありますので、これまでの地方6団体からの要望意見等を真摯に受けとめられ、医療費助成の実施に伴う国庫負担金の減額措置について廃止されることを強く要望する。 以上、地方自治法第99条の規定によって意見書を提出する。 提出先は衆議院議長、参議院議長、内閣総理大臣、厚生労働大臣であります。 議員全員の皆さんの御賛同を得たいというふうに考えておりますので、よろしく審議の上、御可決賜りますようお願い申し上げまして提案理由の説明といたします。 ○議長(宮本勝利君) 説明が終わりました。 これより質疑を行います。 御質疑ございませんか。 1番 中西 徹君 ◆1番(中西徹君) この件については、私も以前から少し疑問があったわけでございます。子供の医療費については、中学校卒業までとか小学校卒業までとか、地方自治体ごとに競争するものではないし、これは国が一律に少子化対策としてやっていかなければならないんではないかというふうに考えていたところであります。 そして、今回の意見書につきましては、子ども医療に関する福祉医療波及分に対するペナルティーの廃止を求める意見書ということでございますけれども、まず、前年度のペナルティーに対する金額、そして、ことし4月から中学校卒業まで医療費が無料になったわけでございますけれども、それに対するペナルティーの金額がどれぐらいと想定しているのかお聞きします。 それと、意見書(案)にもございますように、国におかれては国民健康保険の国庫負担金減額調整措置の見直しについて閣議決定され、年末までに結論を得ると明記されておるということですが、年末までもう近いこの時期に出された理由というのをお聞かせください。 ○議長(宮本勝利君) 答弁願います。 14番 河野敬二君 ◆14番(河野敬二君) 1番 中西 徹議員の質疑にお答えをいたします。 1点目です。 あらかじめ担当課にお聞きをいたしました。平成27年度決算でペナルティー分については、海南市で109万8,000円です。それから平成28年度は御存じのように子供の医療費が中学校卒業するまで入院、通院全て無料になりましたので、金額が上がりました。ですから、平成28年度はまだ予算ですが、513万6,000円になります。 次に2点目です。 国の動きも私なりにつかんでおりますし、意見書(案)の中にも書かれております。特に、6月2日に策定されたニッポン一億総活躍プランなどで、年末までに結論を得るというようなことを言われております。ところが全国知事会から政府へ8月1日に要請がされているんです。その特別決議の内容の抜粋を読み上げさせていただきます。 地方創生の本格実現のための特別決議です。 1、少子化対策及び子どもの貧困対策の抜本強化。全ての子どもを対象にした医療費助成制度の創設、子どもの医療費助成に係る国民健康保険の国庫負担金減額調整措置の廃止ということで、少子化対策の抜本強化になるような点や貧困対策のさらなる充実をしてくださいということで、8月1日付で要請をしているんです。全国知事会も要請をされておりますし、全国市長会、全国町村会及びそれぞれの各全国議長会も幾度も幾度も要請をしているんです。ことしの4月ごろにことしの医療費助成に伴うペナルティーをやめようかという動きもあったんですが、今もペナルティーがかけられております。ですから、全国知事会もこの8月1日に要請をし、来年度から特に子ども医療費については、ペナルティーの廃止をしてほしいということを政府に要請をしております。 以上、答弁といたします。 ○議長(宮本勝利君) 再度御質疑ございませんか。   (「なし」と呼ぶ者あり) 他に御質疑ございませんか。   (「なし」と呼ぶ者あり) 質疑なしと認めます。 よって質疑を終結いたします。 お諮りいたします。 本案については、先例により委員会の付託を省略いたしたいと思います。 これに御異議ございませんか。   (「異議なし」と呼ぶ者あり) 御異議なしと認めます。 よってそのように決しました。 これより討論を行います。 討論ございませんか。 6番 黒木良夫君 ◆6番(黒木良夫君) 発議第8号 子どもの医療費助成に係る国民健康保険国庫負担減額調整措置の廃止を求める意見書(案)に反対いたします。 減額措置自体の廃止を求めることに対しては賛成でありますが、少子化対策の観点から減額調整は不適切として廃止を求める自治体の声を受け、厚生労働省の子どもの医療制度の在り方等に関する検討会がことし3月に公表した取りまとめでは、子供分に対する国庫負担金減額措置の見直しを提言したとあります。 また、それに対して政府が6月2日に閣議決定したニッポン一億総活躍プランでは、見直しを含め検討し、年末までに結論を得るとしています。また、厚生労働省は検討会の取りまとめを受け、今後必要な対応の検討を行っていきたいということで、現に国は動いているわけです。期間とか範囲等はわかりませんが、現在国が動いているということなので、私たちは国の動向を見守りたいとの立場で反対といたします。 ○議長(宮本勝利君) 他に討論ございませんか。 13番 橋爪美惠子君 ◆13番(橋爪美惠子君) この意見書に私は賛成の立場で討論に加わりたいと思います。 子ども医療費助成制度というのは、もちろん公明党の黒木議員も賛成で、減額をやめさせることには賛成だっていうふうにおっしゃっていました。そして、私たち市議会にとっては、地方自治法第99条によって、意見書を提出する権利があるわけです。国で今動いているので見守りたいということでしたけれども、国が動いているからこそ今自治体からも意見を述べていく、子育てに国としても力を入れてほしいということで国庫負担金の減額調整措置廃止を求める意見を上げていくことが大切だと考えます。 よってこの意見書(案)に賛成です。 ○議長(宮本勝利君) 他に討論ございませんか。 14番 河野敬二君 ◆14番(河野敬二君) できるだけ、討論をやめておこうと思ったんですが、まるっきり橋爪議員が討論をされた内容と違う角度から私は賛成の討論に参加をしたいんです。というのは、この意見書(案)、全ての方々に賛成してもらえると思いました。しかし、私は私なりにこれつくるのに苦労したんよ。ほんで、全会一致していただこうということで最初の提案から3回書き直したんですよ。3回書き直した理由ちょっと言います。皆さんに納得していただこうと思って、中西 徹議員からの意見を十分聞いて書きかえたんですよ。これは、海南市議会議長宮本勝利名義で出すわけですので間違うてたら宮本勝利議長に恥かかすことになるし、私ら全体が恥になってくるというふうに思って、当局にも聞いて書きかえをし、必死になってつくり上げた意見書なんですよ。そのことをお酌みとりいただきたい。 それから、先ほどの中西 徹議員の質疑に答えましたけれども、この間政府は、何回もやるやるちゅうようなことを言うとるんですよ。そして、財務省や財界からの巻き返しで実現できていないんですよ、多くは言いませんが、全会一致で意見書を上げていただきたくお願い申し上げまして、ちょっとしつこいこと言いましたけれども、よろしくお願いしておきます。 ○議長(宮本勝利君) 他に討論ございませんか。   (「なし」と呼ぶ者あり) 討論なしと認めます よって討論を終結いたします。 これより本案に対する採決を行います。 お諮りいたします。 発議第8号については起立により採決いたします。 発議第8号 子どもの医療費助成に係る国民健康保険国庫負担減額調整措置の廃止を求める意見書(案)を原案可決することに賛成の方は起立願います。   〔賛成者起立〕 お座りください。 起立多数。 よって本案は原案可決することに決しました。 この際、今期定例会に提出された議案のうち、報告を除く当局提出議案16件を既に配付の議案付託表のとおり、それぞれの所管の委員会に付託いたします。 この際、委員会開催日程調整のため暫時休憩いたします。                           午後3時7分休憩-----------------------------------                           午後3時10分開議 ○議長(宮本勝利君) 休憩前に引き続き会議を開きます。----------------------------------- △諸般の報告 ○議長(宮本勝利君) この際、各委員会委員長招集の委員会開催日程を事務局長から報告させます。 楠戸事務局長 ◎事務局長(楠戸啓之君) 報告いたします。 予算決算委員会、本日、本会議終了後直ちに本会議場で開催いたします。 総務委員会、本日午後3時30分、第1委員会室。 建設経済委員会、本日午後3時30分、第2委員会室。 教育厚生委員会、本日午後3時30分、第4委員会室。 以上でございます。 ○議長(宮本勝利君) 報告が終わりました。 以上で本日の日程は全て終了いたしました。 お諮りいたします。 明日9月22日から10月4日までの13日間を休会とし、10月5日午前9時30分から会議を開きたいと思います。 これに御異議ございませんか。   (「異議なし」と呼ぶ者あり) 御異議なしと認めます。 よってそのように決しました。 本日は、これをもって散会いたします。                           午後3時11分散会----------------------------------- 地方自治法第123条第2項の規定によってここに署名する。 議長   宮本勝利 議員   寺脇寛治 議員   川口政夫 議員   栗本量生...