平成28年 6月
定例会 平成28年
海南市議会6月
定例会会議録 第8号 平成28年7月8日(金曜日
)-----------------------------------議事日程第8
号平成28年7月8日(金)午前9時30分
開議日程第1
議案第41号
海南市議会議員及び
海南市長の選挙における
選挙運動用自動車の使用の公営に関する
条例等の一部を改正する
条例について日程第2
議案第42号
海南市立南風園条例及び
海南市立白寿荘条例を廃止する
条例について日程第3
議案第43号 財産の
無償譲渡について日程第4
議案第44号
海南市
水道事業給水条例の一部を改正する
条例について日程第5
議案第45号 平成28年度
海南市
一般会計補正予算(第1号)日程第6
議案第46号 平成28年度
海南市
国民健康保険特別会計補正予算(第1号)日程第7
議案第47号 平成28年度
海南市
簡易水道事業特別会計補正予算(第1号)日程第8
議案第48号
海南市新
庁舎整備工事の
請負契約締結について日程第9
議案第49号
工事委託契約の締結について日程第10
予算決算委員会及び
議会広報委員会の閉会中の
継続調査の
件日程第11
議員派遣の
件-----------------------------------本日の会議に付した
事件議事日程に同じ
-----------------------------------出席議員(22名) 1番 中西 徹君 2番
米原耕司君 3番
東方貴子君 4番
中家悦生君 5番
森下貴史君 6番
黒木良夫君 7番 美ノ谷 徹君 8番
榊原徳昭君 9番
川崎一樹君 10番
宮本勝利君 11番
上田弘志君 12番 岡 義明君 13番
橋爪美惠子君 14番
河野敬二君 15番
片山光生君 16番
寺脇寛治君 17番 川端 進君 18番
川口政夫君 19番
黒原章至君 20番
宮本憲治君 21番
磯崎誠治君 22番
栗本量生君
-----------------------------------説明のため出席した者 市長
神出政巳君 副市長
伊藤明雄君
総務部長 塩崎貞男君
くらし部長 岡島正幸君
まちづくり部長 北野 正君
会計管理者兼
出納室長 宮井啓行君
教育長 西原孝幸君
教育次長 池田 稔君
消防長 杖村 昇君
水道部長 石本和俊君
病院事業管理者 若宮茂樹君
企画財政課長 橋本伸木君
-----------------------------------事務局職員出席者 事務局長 楠戸啓之君 次長
小柳卓也君
専門員 瀧本純裕君 副主任
堀内進也君
----------------------------------- 午前9時30分開議
○議長(
宮本勝利君) おはようございます。 ただいまから本日の会議を開きます。 この際、お諮りいたします。 市長
神出政巳君から、6月22日の本会議における
橋爪議員の
一般質問に対する答弁の中で一部適切ではない発言を行ったので、その部分を取り消していただきたいとの旨の
申し出がありました。 この
取り消し申し出を許可することに御異議ございませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり) 御異議なしと認めます。 よってそのように決しました。
-----------------------------------
○議長(
宮本勝利君) 次に、去る6月22日の本会議における13番
橋爪美惠子君の
一般質問中の発言については、議長において後日、
会議録を調査の上、適当な処置をとりたいと思います。
-----------------------------------
△日程第1
議案第41号
海南市議会議員及び
海南市長の選挙における
選挙運動用自動車の使用の公営に関する
条例等の一部を改正する
条例についてから日程第9
議案第49号
工事委託契約の締結についてまで
○議長(
宮本勝利君) これより日程に入ります。 日程第1
議案第41号
海南市議会議員及び
海南市長の選挙における
選挙運動用自動車の使用の公営に関する
条例等の一部を改正する
条例についてから日程第9
議案第49号
工事委託契約の締結についてまでの9件を一括して議題といたします。 各
常任委員会の審査の経過と結果について、
委員長から報告願うことにいたします。 まず、
総務委員会委員長にお願いいたします。
総務委員会委員長 川口政夫君 〔
総務委員会委員長川口政夫君登壇〕
◆
総務委員長(
川口政夫君) おはようございます。
総務委員会の報告を行います。 去る6月27日の本会議において当
委員会に付託されました
当局提出議案2件について、その審査の経過と結果を御報告申し上げます。
委員会は、去る6月27日に開会し、
付託議案について慎重に審査を行いました。 まず、審査の結果を申し上げます。
議案第41号
海南市議会議員及び
海南市長の選挙における
選挙運動用自動車の使用の公営に関する
条例等の一部を改正する
条例について、
議案第48号
海南市新
庁舎整備工事の
請負契約締結についてのいずれも、
全会一致で原案可決されました。 次に、審査の概要について申し上げます。
議案第41号
海南市議会議員及び
海南市長の選挙における
選挙運動用自動車の使用の公営に関する
条例等の一部を改正する
条例について、まず、
委員から、政令に基づいた改正であるとのことだが、議会から、あるいは議員から、または市民からこのことにかかわっての要望あるいは意見があったかどうかを確認するとの質疑があり、当局から、
選挙管理委員会への要望、意見は聞いていないとの答弁がありました。 続いて、
委員から、本市において過去に公営の上限まで負担している実績について問うとの質疑があり、当局から、前回の
市議会議員選挙において、市が
限度額を負担した方の実績については、
自動車の借り上げでは3人である。
燃料費についてはなかった。なお、今回の改正には含まれていないが、
運転手については18人に、
選挙運動用ポスターについては3人に、
限度額までの負担をしている。前回の
市長選挙におけるビラについては、1人に
限度額までの負担をしているとの答弁がありました。 さらに、
委員から、若い方や初めての方が立候補しやすい向きでの公営の拡大というのであれば喜ばしいことだと考えるが、政令そのままのもので、実績として必要とされていない部分を拡大していくのはいかがかと思う。今回のようなケースは、
横出しであったり上乗せであったり実態を踏まえたものを提案していただきたいと考えるがどうかとの質疑があり、当局から、従来から
選挙公営に係る経費の規定は
公職選挙法施行令に準じて
条例で定めており、今回も、県及び県下8市においては本市同様、
公職選挙法施行令に準じた引き上げを行うと聞いている。選挙に係る
経費負担は法律で定められた制度であり、法律や
施行令で認められた額までの負担は市においても改正すべきであるとの考えから、改正のお願いをするものであるとの答弁がありました。
議案第41号に係る
質疑応答の主なものは以上であります。 次に、
議案第48号
海南市新
庁舎整備工事の
請負契約締結について、まず、
委員から、落札した
株式会社イチケンの
会社概要、
実績等の説明を求めるとの質疑があり、当局から、東京都港区に本社を置き、
従業員は約600人、
国内各所に支店を構える
建設会社である。これまで、
公共施設や
医療機関を初め、
商業施設、
マンション等の工事を行っており、本市内では、財務省の
海南合同庁舎や
スーパーセンターオークワが
株式会社イチケンによるものと聞いているとの答弁がありました。 続いて、
委員から、市庁舎のようなオフィスについての実績はどうかとの質疑あり、当局から、兵庫県
災害対策棟建築工事、
市川法務局新築工事、
国立病院機構和歌山病院病棟等建てかえ
整備工事、東京都台東区
本庁舎大
規模改修工事などがあるとの答弁がありました。 さらに、
委員から、
条件つき一般競争入札の
参加資格の指標である点数について、また、
調査基準価格について説明願うとの質疑があり、当局から、
経営事項審査における
総合評定値は、今回、
県内業者では1,400点、
県外業者では1,500点という設定をした。
総合評定値は、
建設業の
施工能力をはかる上で客観的な指標として全国的に活用され、本市においても、
建設業法の趣旨にのっとり、指名、一般の
入札方法を問わず
参加資格において活用している。 次に、低
入札価格調査制度とは、今回の場合では、
工事費の89%に設定した
調査基準価格を下回って入札しても直ちに失格とせず、同
価格未満で入札した業者からさまざまな資料の提出を受け調査の上、市が発注した工事を適正に遂行できるかどうかを判断し、
落札者を決定するもので、
調査基準価格は
入札業者に対し調査を行うか否かの基準となる価格のことである。なお、
予定価格及び
調査基準価格、双方を公表しているとの答弁がありました。 さらに、
委員から、今回、入札への
参加資格の条件に合った
県内業者数は何社あったのかとの質疑があり、当局から、県内に本社を置く業者にはなく、県内に
支店等を置く業者には7社あったとの答弁がありました。 次に、
委員から、以前、資材や
人件費の高騰があり、
建設費が上昇することから入札の不調も考えられるとのことであったが、入札結果からはその問題はどうであったのか、
入札価格は
自分たちで積算しているのかと不審に感じるが、認識を伺うとの質疑があり、市長から、
資材費等はやはり高騰し、
人件費もかなり上昇しているので、
設計業者からは厳しい入札になると聞いていた。4月28日には入札に係る質問を締め切ったが、
株式会社イチケンからは196項目の、
松井建設株式会社からは32項目の質問があり、この2社については、かなり真剣に
設計図をチェックし、積算したものと考えているとの答弁がありました。 次に、
委員から、資材の高騰や
人件費が上昇しているとのことから工期がタイトになっているように思うが、完成時期の平成29年7月31日は大丈夫かとの質疑があり、当局から、資材の高騰については、二、三年前から高騰しているが、近ごろは落ちついてきたように聞いている。また、工期については、しっかり
設計業者との打ち合わせをした上で決定したものであるから、期限までには間違いなく完成できると思っているとの答弁がありました。 次に、
委員から、
追加費用が必要になることはないのかとの質疑があり、土の中など見えないところにはどんなことがあるかもしれないので言い切れないが、設計に基づき、
追加費用が必要にならないよう、
契約額を守りながら完成まで工事を遂行していきたいと考えているとの答弁がありました。 最後に、
委員から、かつて、
ボーリング調査を行い、大丈夫であるとのことから進められたわんぱく公園への
進入路の工事であったが、途中で山肌が崩落した経過がある。あの周辺の山々で、特に
南側斜面は危ないと言われていることもあり、
オイルタンクや
自家発電機を斜面に近いところに配置しているのは危険であると考えるが、市長に責任ある答弁を求めるとの質疑があり、市長から、付近の
地盤図というか、開発されたときの土地の形状や
ボーリング調査した資料については、引き継ぎ時に県から提供を受け、
設計業者に渡していることから、
十分検討の上、この設計になったものであり、恐らく心配はないと思うが、工事の着工前の試掘によりはっきりするので、
危険箇所への埋設はしないように対応するとの答弁がありました。
議案第48号にかかわる
質疑応答の主なものは以上であります。 以上、審査の結果と経過の概要を申し上げ、
総務委員会の報告といたします。
○議長(
宮本勝利君) 次に、
建設経済委員会委員長にお願いいたします。
建設経済委員会委員長 美ノ谷 徹君 〔
建設経済委員会委員長美ノ谷 徹君登壇〕
◆
建設経済委員長(美ノ谷徹君) おはようございます。
建設経済委員会の報告を行います。 去る6月27日の本会議において、当
委員会に付託されました
議案2件の審査の経過と結果を御報告申し上げます。 当
委員会は、去る6月27日及び28日に開会し、
付託議案2件について
慎重審査を行いました。 まず、審査の結果を申し上げます。
議案第44号
海南市
水道事業給水条例の一部を改正する
条例について、
議案第49号
工事委託契約の締結について、以上2件については、いずれも
全会一致で原案可決いたしました。 次に、審査の概要について申し上げます。 まず、
議案第44号
海南市
水道事業給水条例の一部を改正する
条例について、
委員から、第1条から第5条の
施行日がそれぞれ違い、各地区の
給水開始時期がそれぞれ違うが、同時に開始することはできないのかとの質疑があり、当局から、統合を予定している
共同井戸地区では、
メーターボックスは本工事で設置するが、
メーターについては個人の
申し出において設置することになる。一度に多くの地区で給水を開始することになれば、
メーターの設置の
申し出が重なり
設置業者が対応できなくなるおそれがある。また、
メーター設置後の検査を市で行っているが、
メーターの設置が重なると
事務執行上支障が出るおそれもある。そういったことから、
事業の
平準化を図るため、
配水池に近い地区から順次給水を開始したいと考えているとの答弁がありました。 次に、
委員から、
共同井戸地区の中には
上水道からの給水を受けずに
共同井戸組合に残る方もいると思うが、どの程度いるのかとの質疑があり、当局から、
上水道からの給水を辞退している方については、野上新の
臼岩地区で10軒程度、
山橋地区で1軒であるとの答弁がありました。 次に、
委員から、
共同井戸地区では
上水道を布設するための
分担金を徴収しているが、ちゃんと期間を決めて
分担金を徴収しているのかとの質疑があり、当局から、今回
上水道からの給水を開始する
共同井戸地区における
建設分担金の廃止時期の検討はしていない。今後、地元の
関係者を交えて検討していきたいと考えているとの答弁がありました。 続いて、
委員から、
分担金について、同じ
海南市の中で扱いに差が出るのはおかしいと思う。行政としてきっちり精査して廃止時期を決めておく必要があるのではないかとの質疑があり、当局から、
分担金条例の廃止については、
関係条文等を精査の上、廃止時期について慎重に検討するとの答弁がありました。 次に、
議案第49号
工事委任契約の締結について、
委員から、
和歌山下津港
係留施設整備委託料として当初予算では2億6,600万円が計上されているが、
契約金額は2億5,950万円になっている。この理由を説明願うとの質疑があり、当局から、当初予算では2億6,600万円を見込んでいたが、今年度に入り、
事業費の
割り当て及び
交付金の内示があり、その額が2億5,950万円であったため、
契約金額も2億5,950万円としているとの答弁がありました。 続いて、
委員から、
議案に添付の図面によると、
冷水地区や
下津地区の
係留施設の
駐車場の部分は
市単独事業と記載されている。この契約には
市単独事業の部分も含んでいるのかとの質疑があり、当局から、従来、
駐車場の部分についても国の補助があったが、平成29年度以降は補助がなくなるので、その部分については
市単独事業として整備を行う。
駐車場の整備についてもこの
工事委託契約に含まれており、県に委託して整備を行うが、
市単独事業となる
冷水地区や
下津地区の
係留施設の
駐車場の整備については、平成28年度に実施の予定はないとの答弁がありました。 次に、
委員から、
冷水地区の
係留施設では、
基幹事業の部分が3メートルに対し
市単独事業が14.2メートルになっている。
補助対象外の
事業が拡大されることに伴い、
事業費がかなり必要になるのではないかとの質疑があり、当局から、
市単独事業については
駐車場や通路の
舗装部分のみである。舗装以外の埋め立てに係る工事などは
基幹事業として実施されるとの答弁がありました。 次に、
委員から、当初の計画では、4カ所の
係留施設の完成は平成29年3月であったと思うが間に合うのかとの質疑があり、当局から、この
事業は平成23年度から始まり、平成29年3月
完成予定であるが、
事業におくれが出ており、平成29年3月完成は難しいと認識している。どのくらいおくれるのかについては明確にはわかっていないが、二、三年はおくれるのではないかと考えている。 おくれの原因であるが、当初の調査で把握できていなかった海底の
埋設物が発見され、協議や撤去に時間がかかったことなど個別の原因はあるが、大きい原因としては
交付金や
事業費の
割り当てが思うようについていないためである。また、
東日本大震災の
復興事業の関係で、工事に必要な矢板の調達に時間がかかっていることも原因である。
事業費の
予算執行上の
進捗率は、平成27年度末時点で63.7%であり、平成28年度末には約85%になる予定であるとの答弁がありました。 次に、
委員から、
スーパーセンターオークワ海南店南側の
係留施設には70隻の船舶が係留できるが、現在は25隻しか係留されていない。その原因は把握しているのかとの質疑があり、当局から、現在、
海南市域は
重点調整区域に設定されており、船舶の
所有者名、
連絡先等を届け出すれば無料で係留することができる。つまり、
係留施設が整備されていない状況であるので、
放置艇の
取り締まりが十分できていない状況である。今後、
係留施設が順次整備されていけば、
取り締まりが強化されるので、
係留施設の
利用者はふえることになるとの答弁がありました。 以上が
質疑応答の主なものであります。 また、
委員会での審査に先立ち、
議案第49号
工事委託契約の締結について
現地調査を行いました。 以上、審査の結果と経過の概要を申し上げ、
建設経済委員会の報告といたします。
○議長(
宮本勝利君) 次に、
教育厚生委員会委員長にお願いいたします。
教育厚生委員会委員長 磯崎誠治君 〔
教育厚生委員会委員長磯崎誠治君登壇〕
◆
教育厚生委員長(
磯崎誠治君)
教育厚生委員会の報告を行います。 去る6月27日の本会議において、当
委員会に付託されました
議案2件の審査の経過と結果を御報告申し上げます。 当
委員会は、去る6月27日、6月29日の2日間にわたり
付託議案について
慎重審査を行いました。 まず、審査の結果を申し上げます。
議案第42号
海南市立南風園条例及び
海南市立白寿荘条例を廃止する
条例について、
議案第43号 財産の
無償譲渡について、以上2件は、賛成多数で原案可決いたしました。 次に、審査の概要について申し上げます。
議案第42号
海南市立南風園条例及び
海南市立白寿荘条例を廃止する
条例について及び
議案第43号 財産の
無償譲渡については、相互に関連があるため、
一括議題として質疑を行いました。 まず、
委員から、県への
合併認可申請は平成28年5月31日に既に申請したとのことだが、本来であれば議会で
条例が可決された後に県へ申請するのではないかとの質疑があり、当局から、合併に関しては、それぞれの
事業団で手続を行うものであるので問題ないと考えている。また、
議員全員協議会でも説明したが、契約の
解除要件として「本
契約締結の日から
合併成立までの間に、天災その他不測の事由により、甲又は乙の財産並びに今後の
事業運営に重大な変化が生じた場合は、
甲乙協議のうえ本契約を変更し、又は解除することができる。」という項目がある。県へ
合併認可申請を行っているが、
市議会で
合併関係議案が否決となれば、
事業間の合併は御破算になり、
和歌山県
福祉事業団も了解しているとの答弁がありました。 次に、
委員から、
合併協議会で確認されている職員の
処遇内容に、「希望する職員は、すべて
社会福祉法人和歌山県
福祉事業団の職員として引き継ぎ、現給を保障して雇用する」とあるが、合併後は遠くの
事業所で勤務しなければならない不安から、退職を希望する職員も出てくると思う。残り数年で定年を迎える職員については、
南風園または
白寿荘で勤務できるようにするなどの配慮は行うのかとの質疑があり、当局から、希望する職員は全て
和歌山県
福祉事業団の職員として雇用されることを確認できている。また、定年を間近に迎えている職員も含め、
海南市
社会福祉事業団職員の合併後の勤務については現在の
勤務場所に配置すると合意できており、極端な
人事異動が実施されないと聞いているとの答弁がありました。 続いて、
委員から、「合併後の法人において、諸条件が整えばできるだけ早期に、
南風園及び
白寿荘の施設を
海南市内において新設すること。」と記載されているが、市として施設の新設時期をどのように考えているのかとの質疑があり、当局から、施設の建てかえはできるだけ早期にと考えている。
南風園及び
白寿荘の建てかえに当たっては、
現地開発が不可能なので、市内で約1,300坪の土地を探さなければならず、すぐに建てかえ場所を見つけることが難しい状況である。 また、50床の施設では
スケールメリットがないので、施設を建てかえる際には増床し、新しい
総合事業を含む
介護サービス事業を実施することなど、さまざまな課題があることから、時期は明確にしていないが、
和歌山県
福祉事業団においてもできるだけ早期に施設を建てかえたいという思いであるとの答弁がありました。 次に、
委員から、今回、公の施設を廃止するに当たり、
パブリックコメントなどで市民の声を聞いたのかとの質疑があり、当局から、施設が立地する地元の
自治会長には、
事業は継続される等の説明を行っている。今後、合併することが決まれば、
ケアマネジャー等関係者に周知するとともに広報する必要があると考えていると答弁がありました。 次に、
委員から、
海南市
社会福祉事業団のいわゆる
内部留保金はそのまま
和歌山県
福祉事業団へ譲渡されるのか、それはどちらから言い出したことなのかとの質疑があり、当局から、
海南市
社会福祉事業団のいわゆる
内部留保金である預金及び
積立金は、合併後存続する
県事業団へ承継されるものであり、平成27年度
決算額では約4憶1,000万円である。
和歌山県
福祉事業団へ承継される根拠として、
社会福祉法第53条の「合併後存続する
社会福祉法人又は合併によつて設置した
社会福祉法人は、合併によつて消滅した
社会福祉法人の一切の
権利義務を承継する。」という規定に基づくものであるとの答弁がありました。 次に、
委員から、
南風園及び
白寿荘の土地を
無償貸し付けすることについて、一定の金額で貸し付けるなど検討しなかったのかとの質疑があり、当局から、市が担うべき
事業として、今後も市内で
事業を継続してもらいたいことから、土地については
無償貸し付けとしたところであり、他府県の事例では、より市の関与の度合いを高められるように
無償貸し付けとしている自治体が多い状況となっている。また、財産の交換、譲与、
無償貸付等に関する
条例の第4条では、無償または時価よりも低い価格で貸し付けることができるという規定があり、これを根拠に
無償貸し付けを行うとの答弁がありました。 次に、
委員から、
介護保険事業計画を策定する際には、
策定委員会委員に
学識経験者として
大学准教授に入ってもらっている。また、財産の処分に当たっては
不動産鑑定士や税理士などに依頼すると思う。なぜ今回は
第三者委員会を設置しなかったのかとの質疑があり、当局から、
老人福祉施設の
事業及び施設のあり方を検討する際には、直営、
指定管理者制度、民営化による経営形態等について、内部の機関で検討できると判断し検討を始めた。検討の結果、例えば公募ということになれば、指定管理者の選定と同様に、有識者等を入れて選定
委員会を設置し選定することになったと考えるが、今回、検討途中で
和歌山県
福祉事業団から話があり、そのことも含め検討したところ、さまざまな面で
和歌山県
福祉事業団がすぐれていると判断ができたので、第三者を入れて検討するには至らなかったとの答弁がありました。 次に、
委員から、
南風園は広域型の施設であるが、入所者のうち市内と市外の人数の内訳を説明願うとの質疑があり、当局から、
南風園は50床の施設で、入所者全員が市内在住者であるとの答弁がありました。 続いて、
委員から、
和歌山県
福祉事業団の入所検討
委員会では、
海南市民を優先的に入所させてもらうなど、市の職員の意見をどの程度聞き入れてもらえるのかとの質疑があり、当局から、入所検討
委員会では、入所希望者や介護度や在宅サービスの利用率等の項目について点数化し優先順位を決めるが、協議の際には市の職員が公平な立場で意見を言えると考えているとの答弁がありました。 さらに、
委員から、入所判定基準では、現在、市内在住の方に加点がある。民間に移管されれば加点はどうなるのかとの質疑があり、当局から、市内在住の方に対する加点制度は引き継ぐとのことである。しかし、その点数を何点にするかについては今後の協議になるので、今後も
和歌山県
福祉事業団に強く申し入れていきたいとの答弁がありました。 次に、
委員から、公の施設の廃止をなぜ急ぐのか、第7期
介護保険事業計画の策定に取りかからなければならないことや地域医療構想とのかかわりも出てくる。これらにあわせて市の
老人福祉施設のあり方を検討すべきではなかったかとの質疑があり、当局から、次期地域医療計画は
介護保険事業計画と連動することとされており、平成30年度からの計画となる。市の老人福祉
事業及び施設のあり方については、平成26年4月から約1年半かけて検討してきたものであり、次期
介護保険事業計画に合わせると平成30年度以降になってしまうことや、協議が長引くことにより
和歌山県
福祉事業団が撤退することも考えられることから、市の老人福祉の
事業及び施設のあり方で方針を出し、進めてきたとの答弁がありました。 以上が
質疑応答の主なものであります。 以上、審査の結果と経過の概要を申し上げ、
教育厚生委員会の報告といたします。
○議長(
宮本勝利君) 次に、
予算決算委員会委員長にお願いいたします。
予算決算委員会委員長 黒原章至君 〔
予算決算委員会委員長黒原章至君登壇〕
◆予算決算
委員長(
黒原章至君)
予算決算委員会の報告を行います。 去る6月27日の本会議において、当
委員会に付託されました
議案3件の審査の経過及び結果を御報告申し上げます。 当
委員会は、去る6月27日に開会し、付託された
議案の質疑を省略し、各分科会へ委託しました。 分科会は、6月27日に総務分科会、6月28日に建設経済分科会、6月29日に教育厚生分科会を開催し、
慎重審査を行いました。 分科会では討論、採決は行わず、7月7日開催の
予算決算委員会で各分科会座長からの審査の報告をいただき、その報告に対し質疑を行い、討論、採決を行いました。 各分科会座長の報告につきましては、本日お手元に配付してございます。 次に、審査の結果を申し上げます。
議案第45号 平成28年度
海南市
一般会計補正予算(第1号)、
議案第47号 平成28年度
海南市
簡易水道事業特別会計補正予算(第1号)、以上、
議案2件については、いずれも
全会一致で原案可決いたしました。
議案第46号 平成28年度
海南市
国民健康保険特別会計補正予算(第1号)については、賛成多数で原案可決いたしました。 以上、審査の経過及び結果を申し上げ、
予算決算委員会の報告といたします。
○議長(
宮本勝利君) 以上で各
委員会委員長の報告が終わりました。 これより各
委員会委員長の報告に対する質疑を行います。 御質疑ございませんか。 (「なし」と呼ぶ者あり) 質疑なしと認めます。 よって質疑を終結いたします。 これより討論を行います。 討論の通告がありますので、発言を許可いたします。 11番
上田弘志君
◆11番(
上田弘志君)
議案第42号
海南市立南風園条例及び
海南市立白寿荘条例を廃止する
条例について、
議案第43号 財産の
無償譲渡について、
議案第46号 平成28年度
海南市
国民健康保険特別会計補正予算(第1号)に反対をいたします。
議案第48号
海南市新
庁舎整備工事の
請負契約締結については、反対をしませんが、後ほど意見を述べさせていただきます。 まず、
議案第42号及び
議案第43号について、討論いたします。 第1に、第三者機関による検討や市民の意見を聞いていないということであります。公の施設は、当該地方公共団体の住民の利用に供するための施設であり、その管理運営に当たっては議会の関与、住民による監査請求や行政訴訟の対象となります。公の施設の廃止とは、当該施設の目的に従って住民の利用に供しないこととする行政措置であります。 このような高齢者福祉施設の廃止及び財産の処分については、第三者機関を設置し、その是非や民間
事業者の選定に当たっては、その適格性や民営化後の
事業計画についても慎重に時間をかけて検討する必要があったのではないかと考えております。 また、施設周辺の自治会等への説明、意見聴取を行ったとしていますが、全市民を対象とした意見公募は行っていません。これでは不十分ではないでしょうか。 2点目、市内在住者の入所利用の確保の問題についてであります。
南風園の現在の入所者は、入所定員50人の全てが市内在住者の方でございます。
南風園の入所は、基本的には広域的入所となっていますが、市の設置である施設のため、入所判定に当たり加点措置がとられています。今は公の施設であるので、入所判定基準の中で市内在住者の方に加点をつけることができるが、民間に移管されれば市内の介護を必要とする方が入所できない問題が起こってくるのではないかとの
教育厚生委員会での質疑に対しての答弁は、
事業団の合併に当たっては、
南風園及び
白寿荘の全ての
事業を引き継ぐことが確認されているので、合併後も入所基準は引き継がれるものと考えているとの答弁であり、合併協議の中でこの点について明確な確認がなされていません。これでは、現在は市内在住の方が全員入所できていますが、特別養護老人ホームに入所したくても入所できない現状がある中で市内在住者の入所が十分確保されているとは言えないと思います。 3点目、
海南市
社会福祉事業団の職員の雇用問題であります。 現在、
南風園54人、
白寿荘19人の合計73人の方が雇用されています。平成27年9月28日の
海南市
社会福祉事業団理事会において、雇用の確保と現給保障は絶対条件であると
南風園事務局長は答えられています。また、理事会の決議には職員の継続雇用の附帯意見が付されています。しかし、両
社会福祉事業団の合併協議での確認は、
海南市
社会福祉事業団の職員で希望する職員は全て
和歌山県
福祉事業団の職員として引き続き現給保障するとされています。 職員の雇用について、今後どのような機会を捉えて詳細な協議を詰めていくのかとの
教育厚生委員会での質疑に対して、合併協議は基本的な事項の内容であるので、詳細な事項については、覚書等により、
条例が可決された後に詰めていきたいとの考えであるとの答弁でありました。全ての職員の雇用の継続は確認されておりません。 職員の雇用等については、第一義的には雇用者の
海南市
社会福祉事業団の責任であると思いますが、
事業団の合併及び
事業の移管方針を立てたのは市の責任であり、その責任を十分果たしているとは言えません。 以上が、
議案第42号及び
議案第43号についての反対の討論であります。 次に、
議案第46号 平成28年度
海南市
国民健康保険特別会計補正予算(第1号)についての討論を行います。 2015年(平成27年)の医療保険改革法によって、2018年度(平成30年度)から国民健康保険の財政運営の責任主体が都道府県に移ります。国民健康保険は、他の協会けんぽなどの公的医療保険に比べ高齢者や低所得者層が多く加入しているという構造的な問題を抱え、結果、高過ぎる保険料、税や財政の悪化につながっています。都道府県化の議論の際、全国知事会は、少なくとも協会けんぽ並みの保険料、税とするため、国は1兆円の投入をと要望しましたが、結局3,400億円のみにとどまりました。 今後、高齢化や医療技術の進歩などにより、医療費の増大が予測されます。国民皆保険制度の中で最後のセーフティーネットである国民健康保険制度を立て直すためには、国民健康保険制度の都道府県化の道ではなく、1984年(昭和59年)以降国庫負担が大幅に削減され、現在23%程度となっているこの国庫負担を大幅に増額することが、何よりも必要だと考えます。 以上が反対の討論です。
議案第48号
海南市新
庁舎整備工事の
請負契約締結について意見を述べます。
議案第48号には反対はしませんが、問題点を指摘をしたいと思います。
総務委員会での審査において
委員から、
入札価格は
調査基準価格そのものの価格で
事業者が入札し、1業者は28億円というぴったりの入札額であった。
自分たちで積算しているのかと不審に感じるが認識を問うとの質疑がございました。
調査基準価格の事前公表は、業者が適切な積算を行わず、
調査基準価格あるいはその近傍で入札が行われるということが懸念されております。そのため、
調査基準価格は事後公表を検討すべきということを申し述べます。ちなみに
和歌山県は、
調査基準価格は入札後事後公表となっております。この点について検討を要望しておきます。 それから、価格による失格基準の問題でございますが、担当課にお聞きすると、
調査基準価格制度の中で価格による失格基準については作成をしてないが、個々の応札条件に応じて調査をしているということであります。 2008年(平成20年)以降、低
入札価格調査制度による調査のみでは低価格入札排除の実効が上がらないため、国は価格による失格基準の導入を推奨しています。低
入札価格調査制度によるダンピング対策として、価格による失格基準を導入し、基準価格の適正化を図ることを求めて意見とします。 以上です。
○議長(
宮本勝利君) 以上で通告による討論は終了いたしました。 他に討論ございませんか。 (「なし」と呼ぶ者あり) 討論なしと認めます。 よって討論を終結いたします。 これより、
当局提出議案9件について順次採決を行います。 各
議案についての
委員長報告は、いずれも原案可決であります。 お諮りいたします。
議案第41号
海南市議会議員及び
海南市長の選挙における
選挙運動用自動車の使用の公営に関する
条例等の一部を改正する
条例についてを
委員長報告どおり原案可決することに御異議ございませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり) 御異議なしと認めます。 よって本案は
委員長報告どおり原案可決することに決しました。 次に、
議案第42号については起立により採決いたします。 お諮りいたします。
議案第42号
海南市立南風園条例及び
海南市立白寿荘条例を廃止する
条例についてを
委員長報告どおり原案可決することに賛成の方は御起立願います。 〔賛成者起立〕 お座りください。 起立多数。 よって本案は
委員長報告どおり原案可決することに決しました。 次に、
議案第43号については起立により採決いたします。 お諮りいたします。
議案第43号 財産の
無償譲渡についてを
委員長報告どおり原案可決することに賛成の方は起立願います。 〔賛成者起立〕 お座りください。 起立多数。 よって本案は
委員長報告どおり原案可決することに決しました。 お諮りいたします。
議案第44号
海南市
水道事業給水条例の一部を改正する
条例についてを
委員長報告どおり原案可決することに御異議ございませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり) 御異議なしと認めます。 よって本案は
委員長報告どおり原案可決することに決しました。 お諮りいたします。
議案第45号 平成28年度
海南市
一般会計補正予算(第1号)を
委員長報告どおり原案可決することに御異議ございませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり) 御異議なしと認めます。 よって本案は
委員長報告どおり原案可決することに決しました。 次に、
議案第46号については起立により採決いたします。 お諮りいたします。
議案第46号 平成28年度
海南市
国民健康保険特別会計補正予算(第1号)を
委員長報告どおり原案可決することに賛成の方は起立を願います。 〔賛成者起立〕 お座りください。 起立多数。 よって本案は
委員長報告どおり原案可決することに決しました。 お諮りいたします。
議案第47号 平成28年度
海南市
簡易水道事業特別会計補正予算(第1号)を
委員長報告どおり原案可決することに御異議ございませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり) 御異議なしと認めます。 よって本案は
委員長報告どおり原案可決することに決しました。 お諮りいたします。
議案第48号
海南市新
庁舎整備工事の
請負契約締結についてを
委員長報告どおり原案可決することに御異議ございませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり) 御異議なしと認めます。 よって本案は
委員長報告どおり原案可決することに決しました。 お諮りいたします。
議案第49号
工事委託契約の締結についてを
委員長報告どおり原案可決することに御異議ございませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり) 御異議なしと認めます。 よって本案は
委員長報告どおり原案可決することに決しました。
-----------------------------------
△日程第10
予算決算委員会及び
議会広報委員会の閉会中の
継続調査の件
○議長(
宮本勝利君) 次に、日程第10
予算決算委員会及び
議会広報委員会の閉会中の
継続調査の件を議題といたします。 本案については、
予算決算委員会委員長及び
議会広報委員会委員長から会議規則第111条の規定により閉会中の
継続調査の
申し出があります。
申し出の写しはお手元に配付のとおりであります。 お諮りいたします。
予算決算委員会委員長及び
議会広報委員会委員長からの
申し出のとおり、閉会中の
継続調査に付することに御異議ございませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり) 御異議なしと認めます。 よってそのように決しました。
-----------------------------------
△日程第11
議員派遣の件
○議長(
宮本勝利君) 次に、日程第11
議員派遣の件を議題といたします。 お諮りいたします。 本件については、地方自治法第100条第13項及び会議規則第169条の規定により、お手元に配付しました
議員派遣の件のとおり議員を派遣いたしたいと思います。 これに御異議ございませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり) 御異議なしと認めます。 よってそのように決しました。 お諮りいたします。 ただいま可決されました
議員派遣の内容に今後変更を要するときは、この扱いを議長に御一任願いたいと思います。 これに御異議ございませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり) 御異議なしと認めます。 よってそのように決しました。 以上で本日の日程は全て終了いたしました。
-----------------------------------
△市長の挨拶