平成21年 12月 定例会 平成21年
海南市議会12月
定例会会議録 第6号 平成21年12月22日(火曜日
)---------------------------------------議事日程第6号平成21年12月22日(火)午前9時30分
開議日程第1 議案第99号 和歌山県
市町村非常勤職員公務災害補償組合の解散について日程第2 議案第100号 和歌山県
市町村非常勤職員公務災害補償組合の解散に伴う
財産処分について日程第3 議案第101号 和歌山県
市町村職員退職手当事務組合規約の変更について日程第4 議案第102号 海南市
地域排水処理施設条例について日程第5 議案第103号 海南市
地域排水処理施設管理基金条例について日程第6 議案第104号 海南市
手数料条例の一部を改正する条例について日程第7 議案第105号 海南市
漁港管理条例の一部を改正する条例について日程第8 議案第106号
海南市議会議員の
公務災害補償等に関する条例を廃止する条例について日程第9 議案第107号 平成21年度海南市
一般会計補正予算(第6号)日程第10 議案第108号 平成21年度海南市
国民健康保険特別会計補正予算(第4号)日程第11 議案第109号 平成21年度海南市
介護保険特別会計補正予算(第4号)日程第12 議案第110号 平成21年度海南市
同和対策住宅資金貸付事業特別会計補正予算(第3号)日程第13 議案第111号 平成21年度
海南市民病院事業会計補正予算(第4号)日程第14 議案第112号 (仮称)
黒江防災コミュニティセンター新築(本体)工事の
請負変更契約締結について日程第15 議案第113号 平成21年度海南市
一般会計補正予算(第7号)日程第16 発議第5号 海南市乳幼児の医療費の助成に関する条例の一部を改正する条例について日程第17 請願第1号 2010年度の
年金減額改定を行わないための意見書の提出を求める
請願日程第18 請願第2号
後期高齢者医療制度を直ちに廃止する意見書の提出を求める
請願日程第19
議員派遣の
件---------------------------------------本日の会議に付した
事件議事日程に同じ
---------------------------------------出席議員(24名) 1番 中西 徹君 2番
片山光生君 3番
中家悦生君 4番
上田弘志君 5番
栗本量生君 6番
磯崎誠治君 7番
久保田正直君 8番
尾崎弘一君 9番 浴 寿美君 10番 川端 進君 11番
宮本憲治君 12番 岡 義明君 13番 矢本 伊君 14番
寺脇寛治君 15番
宮本勝利君 16番
前田雄治君 17番
前山進一君 18番 川口政夫君 19番
黒原章至君 20番
榊原徳昭君 21番 瀧 多津子君 22番 河野敬二君 23番
出口茂治君 24番 山部 弘君
-------------------説明のため出席した者 市長 神出政巳君 副市長 宮脇昭博君
総務部長 田中康雄君
くらし部長 田中伸茂君
まちづくり部長 田村彰男君
会計管理者兼出納室長 小島 悟君
下津行政局長 藤原憲治君
水道部長 冷水茂則君
病院事業管理者 小山 陽君
市民病院事務長 伊藤明雄君 教育長 西原孝幸君
教育次長 児嶋俊治君 消防長 岩崎好生君
くらし部参事兼
クリーンセンター所長 山西一通君
総務課長 岡本芳伸君
-------------------事務局職員出席者 事務局長 寺本順一君 次長 坂部泰生君 専門員 瀬野耕平君 係長
岡室佳純君
------------------- 午前9時30分開議
○議長(
出口茂治君) おはようございます。 ただいまから本日の会議を開きます。
-------------------
△日程第1 議案第99号 和歌山県
市町村非常勤職員公務災害補償組合の解散についてから日程第18 請願第2号
後期高齢者医療制度を直ちに廃止する意見書の提出を求める請願まで
○議長(
出口茂治君) これより日程に入ります。 日程第1 議案第99号 和歌山県
市町村非常勤職員公務災害補償組合の解散についてから日程第18 請願第2号
後期高齢者医療制度を直ちに廃止する意見書の提出を求める請願までの18件を一括して議題といたします。 各
常任委員会の審査の経過と結果について、委員長から報告願うことにいたします。 まず、
総務委員会委員長にお願いいたします。
総務委員会委員長 瀧 多津子君 〔
総務委員会委員長 瀧 多津子君登壇〕
◆
総務委員長(瀧多津子君) おはようございます。
総務委員会の報告を行います。 去る12月11日の本会議において、当委員会に付託されました議案8件について、その審査の経過と結果を御報告申し上げます。 委員会は、去る12月15日午前9時30分に開催し、付託された案件について慎重に審議を行いました。 まず、審査の結果を申し上げます。 議案第99号 和歌山県
市町村非常勤職員公務災害補償組合の解散について、議案第100号 和歌山県
市町村非常勤職員公務災害補償組合の解散に伴う
財産処分について、議案第101号 和歌山県
市町村職員退職手当事務組合規約の変更について、議案第104号 海南市
手数料条例の一部を改正する条例について、議案第106号
海南市議会議員の
公務災害補償等に関する条例を廃止する条例について、議案第107号 平成21年度海南市
一般会計補正予算(第6号)中の
関係予算、議案第112号 (仮称)
黒江防災コミュニティセンター新築(本体)工事の
請負変更契約締結について、議案第113号 平成21年度海南市
一般会計補正予算(第7号)中の
関係予算の8件については、いずれも
全会一致で原案可決いたしました。 次に、審査の概要について申し上げます。 まず、議案第107号 平成21年度海南市
一般会計補正予算(第6号)中の2
款総務費について、委員から、
全国瞬時警報システム整備工事費にかかわって、なぜ今回
Jアラートの
設置予算が補正で計上されているのか。今の
システムにふぐあいがあったのかとの質疑があり、当局から、本年度から
Jアラート2により、
気象情報も含め、すべての情報を得ているが、この
システムでは放送文が固定化されていて、
国民保護法の関係では柔軟に対応できないので、今回、国において全国一斉に
システムの仕様を統一し、
Jアラート3に切りかえることとなった。具体的には、消防署に設置されている
Jアラート専用の
小型受信機の整備と
Jアラート連動自動起動装置の整備であるとの答弁がありました。 さらに、委員から、今回の
Jアラート3導入にかかる
整備工事費720万5,000円のうち、市の負担は幾らになるのかとの質疑があり、当局から、
防災情報通信設備整備事業費交付金として、国から100%交付されるとの答弁がありました。 また、委員から、この
システムは県下でどれだけ導入されているのかとの質疑に、当局から、
Jアラートは現在、県下で8市町村に導入されている。今回の導入で
Jアラート3は30市町村中、29市町村が導入する予定となるとの答弁がありました。 また、委員から、6目
財産管理費の
調査委託料は、何を調査するのか。また、
公用廃止建物等撤去工事費であるが、
下津体育館を撤去して、
イベントや学校行事の際に利用する
臨時駐車場を整備するとの説明だが、恒久的な駐車場となるのか。将来的な
跡地利用について検討がなされたのかとの質疑がされ、当局から、
調査委託料では、撤去する
下津体育館の
隣接家屋への
影響ぐあいと家屋の現状を調査する。また、駐車場の活用方法は、今のところ、
下津小学校の運動会やその他の行事、地域の
イベントや
交流センターの
イベントなど、駐車場が足りない場合などに臨時的に利用する。担当課からの要求の都度、貸し出す計画である。今後、売却も考えているが、今は未定であるとの答弁がありました。 また、委員から、予算は
撤去工事費であり、駐車場の
整備工事費ではない。本来の用途が決まるまでは、無断で立ち入らないようにしておくべきであろう。利用者は不特定多数なのか。将来の
利用目的をよく検討し、将来計画に支障が出ないように駐車場の
貸し出しをしてもらいたいとの質疑があり、当局から、
撤去予定の
体育館隣接地には駐車場があり、現在も
イベントや市の行事などに利用している経緯がある。今回、撤去に伴い空き地となるが、できるだけ市民の要望にこたえたいということで、臨時的に学校や地域の
イベントの際の駐車場を整備するもので、個人への
定期貸し出しや一時
貸し出しは考えていない。また、周囲は
フェンスで囲む予定にしているとの答弁がありました。 次に、議案第112号 (仮称)
黒江防災コミュニティセンター新築(本体)工事の
請負変更契約締結について、委員から、
建設現場の
隣接家屋に工事の影響で支障が生じたということであるが、設計を委託する際、
発注仕様書に施工に当たっての養生について明記されていたのかとの質疑があり、当局から、設計に当たっては
地質調査等を行い、その結果に基づき、
設計業者や担当課、
建築担当課とも検討・協議したが、最終的に、矢板は必要ないとの判断をしたとの答弁でした。 さらに、委員から、現場は昔、湾であり、土質が泥や砂でやわらかい。民家に隣接した工事でもあり、市も
設計業者も養生は必要ないと判断したことに疑問がある。
ボーリング調査の結果、地層がそういう強度だったのかとの質疑があり、当局から、2カ所で
ボーリング調査を行った結果、地表面より下、約3メートルのところまでは軟質な盛土層で、3メートルから16メートルぐらいまでは沖積層と呼ばれ、非常にやわらかい地質と深くなるにつれてかたい地層からなっている。そこから、さらに地下35メートル付近は、基盤に相当する非常にかたい層となっていて、今回はそこまでくいを打つ工事を行っている。上の3メートル部分は軟弱な盛土層ではあるが、長年建物が建っている状況も総合的に判断して、矢板を想定しなかった。しかし、地域の状況等を考えると、基本的な事項でもあり、
隣接家屋に影響を与えたことは、市としても判断が甘かったということで反省しているとの答弁がありました。 さらに、委員から、
隣接家屋からどれだけ離れたところに矢板を打つ予定か。また、重機の重さ、その工法はどうか。
工事監理の市の所管はどこかとの質疑に、当局から、民家に一番近いところで約1.2メートルのところに油圧による無振動の工法で矢板を押し込む。重さ1トンから2トンぐらいの重機である。矢板の長さは10メートル、幅40センチ、
施工延長は建物の周囲に当たる約84.8メートルで、枚数にして212枚である。現場は、
業務委託を受けた業者が
監理指導等を行っているが、市の監督員も出向き、業務等の
現場確認、仕様どおりできているかの確認、
立ち会い等を行っている。市の所管はどこかということであるが、今回は生涯学習課と
建築担当の
都市整備課で対応し、現場は
工事監理者と市の
建築担当者が協議をして進めているとの答弁がありました。 また、委員から、今回矢板を打つということだが、隣家との間隔は1.2メートルしかない。無振動の工法だというが、絶対影響は出ないのかとの質疑に、当局から、矢板の厚みは13ミリで、
設計業者と市の担当者で協議した。厚みからして、体積的には影響はないと考えているとの答弁がありました。 さらに、委員から、
設計業者の設計を市が精査できなかったということになる。現場は、水がわくということはわかっていたはずである。業者にそのことを説明したのか。そのことを知っていれば、業者はくいだけで大丈夫なのか、矢板は必要ないのかなど、市に対して質疑をすると思う。どこに責任があるのかとの質疑があり、当局から、重機の振動により、
隣地建物に影響が出、結果として補修・補償、工事に関しては鋼矢板による土どめ工法を余議なくされた。
設計業者の
工法選択の面での配慮が足りなかったという面も否めないが、それを認めた市の判断もチェックが十分でなかったと反省している。
工事着工前には、東側の
隣地建物の西側に
既設建物があり、見通しがきかず、またその間に敷き
コンクリートの打っていない排水路が存在している。
隣地建物や家屋を囲う塀は、石が野積みをされた上に立っているというかなり劣悪な状態にあり、
設計業者が
基礎調査資料のみで隣地までを配慮した完璧な設計をするということは不可能であったと判断し、その
実施設計を認めた発注者の市が
隣地建物の補修費用や土どめ工法に変更する費用を負担することと判断した次第である。来年3月の完成を待ち望んでいる市民の皆さんには、完成が7月20日に延び、まことに申しわけなく思っている。本議案を認めていただいた後は、市民の皆さんに改めておわびし、十分反省し、二度とかかることのないように
工事施工については安全に、効率的に行われるよう注意を払い、市における
工事施工の
チェック体制、
管理体制についても、再度検討をしていく必要があると考えているので理解いただきたいとの答弁がありました。 以上が
質疑応答の主なものであります。 なお、議案第99号、議案第100号、議案第101号、議案第104号、議案第106号、議案第113号については、質疑はございませんでした。 以上で審査の結果と経過の概要を申し上げ、
総務委員会の報告といたします。
○議長(
出口茂治君) 次に、
建設経済委員会委員長にお願いいたします。
建設経済委員会委員長 中家悦生君 〔
建設経済委員会委員長 中家悦生君登壇〕
◆
建設経済委員長(
中家悦生君)
建設経済委員会の報告を行います。 去る12月11日の本会議において、当委員会に付託されました議案5件について、その審査の経過と結果を御報告申し上げます。 委員会は、去る12月11日午後1時29分に開会し、
付託議案について
慎重審査を行いました。 まず、審査の結果を申し上げます。 議案第105号 海南市
漁港管理条例の一部を改正する条例について、議案第107号 平成21年度海南市
一般会計補正予算(第6号)中の
関係予算、議案第110号 平成21年度海南市
同和対策住宅資金貸付事業特別会計補正予算(第3号)、議案第111号 平成21年度
海南市民病院事業会計補正予算(第4号)、議案第113号 平成21年度海南市
一般会計補正予算(第7号)中の
関係予算、以上議案5件については、
全会一致で原案可決いたしました。 次に、審査の概要について申し上げます。 議案第105号 海南市
漁港管理条例の一部を改正する条例について、委員から、駐車場の申請をされる方は、場所を指定できるのかとの質疑があり、当局から、
駐車場定期使用許可申請書の中に希望の区画番号を書く欄を設けるとの答弁がありました。 次に、委員から、
多目的広場の一部が
ヘリポートにもなるとのことだが、緊急時にヘリが飛んできた場合、駐車している方への配慮はしないのかとの質疑があり、当局から、災害等の
緊急使用時に消防や
防災関係のヘリが飛んでくる状況になれば、車等の個人の財産に被害を与えないように、
事故防止策を考えていくとの答弁がありました。 次に、委員から、
多目的広場と駐車場の間は仕切りをするのかとの質疑があり、当局から、広場は
駐車場用地、
多目的広場、緑地がある。駐車場については、北側から進入し、緑地内のトイレやあずまやは駐車場から進入できる。駐車場と
多目的広場の境に車が進入できないように、
フェンスを設ける。また、東側から
多目的広場に車が進入できないように、緑地帯を設けているとの答弁がありました。 次に、委員から、一時使用と
定期使用の車をどのように識別するのかとの質疑があり、当局から、
定期駐車の車は、許可証を車外から見えるところに置いてもらうか、常備してもらうことで対応できると考えているとの答弁がありました。 次に、委員から、ルールを無視して
路上駐車をする人に対し、駐車場に置いてもらうようにどういう対処をしていくのかとの質疑があり、当局から、新たにできた東西の道路について、
駐車禁止にしてもらいたい旨を警察に申し入れたが、現時点では市道とつながっていないので
駐車禁止にはできない。今後、検討するとのことである。ルールを無視する人への対策として、駐車場の場所を示す啓発看板を用意しているとの答弁がありました。 さらに、委員から、
漁具置き場や
荷揚げ場、
ヘリポートの付近に車を置く人も出てくると思う。全体の管理をどのようにされるのかとの質疑があり、当局から、
ヘリポートにヘリがおりるには、
漁業組合で管理する
漁具保管修理施設用地も必要なので、その部分は
漁業組合で管理する。
一般車両が
漁具保管施設に入れないように、道路より40センチメートル高くなっており、施設を使用する
漁業組合の方が出入りできるよう、進入口を1カ所設けているとの答弁がありました。 さらに、委員から、
漁具保管場所と
ヘリポートが重なる。ヘリコプターがおりるために、そのスペースをあけておかなければならないのなら、
漁具保管場所にならないのではとの質疑があり、当局から、
漁具保管修理施設用地は保管のためだけではなく、底びき網等を修理する際の必要な広さを確保しており、常にそこに漁具を置いている状態ではないと考えているとの答弁がありました。 次に、議案第107号 平成21年度海南市
一般会計補正予算(第6号)中の
関係予算について、委員から、
定住促進奨励金について、今までの
受付状況と今回の件数について説明願うとの質疑があり、当局から、本年度の当初予算4,000万円、
申請件数80件を想定していたが、11月末で既に77件、
付加金対象の子供110人で、予想以上の申請があったため、今回800万円の増額をお願いするものであるとの答弁がありました。 次に、委員から、
河川維持費で財源の内訳が振りかわった理由を説明願うとの質疑があり、当局から、今回の補正は、
硯地区排水ポンプ場が対象で、財源の中には
経済危機対策の臨交金を適用しているが、おのおのについて入札差額が発生したため、財政課のほうで財源の借りかえなど、配分を変えているとの答弁がありました。 次に、議案第113号 平成21年度海南市
一般会計補正予算(第7号)中の
関係予算について、委員から、
農業災害復旧費工事費の
工事場所、内容について説明願うとの質疑があり、当局から、
小野田八反田の田の
コンクリート畦畔が崩壊、下津町
百垣内丸岡の道路の石積みが4.5メートルにわたり崩壊、孟子上池の護岸の崩壊等、延べ10カ所の
復旧工事であるとの答弁がありました。 以上が
質疑応答の主なものであります。 なお、議案第110号、議案第111号についての質疑はありませんでした。 以上、審査の結果と経過の概要を申し上げ、
建設経済委員会の報告といたします。
○議長(
出口茂治君) 次に、
教育厚生委員会委員長にお願いいたします。
教育厚生委員会委員長 磯崎誠治君 〔
教育厚生委員会委員長 磯崎誠治君登壇〕
◆
教育厚生委員長(
磯崎誠治君)
教育厚生委員会の報告を行います。 去る12月11日の本会議において、当委員会に付託されました議案6件と請願2件の審査の経過と結果を御報告申し上げます。 当委員会は、去る12月14日午前9時30分に開会し、
付託議案並びに請願について
慎重審査を行いました。 まず、審査の結果を申し上げます。 議案第102号 海南市
地域排水処理施設条例について、議案第103号 海南市
地域排水処理施設管理基金条例について、議案第107号 平成21年度海南市
一般会計補正予算(第6号)中の
関係予算、議案第108号 平成21年度海南市
国民健康保険特別会計補正予算(第4号)、議案第109号 平成21年度海南市
介護保険特別会計補正予算(第4号)、以上
当局提出議案5件については、
全会一致で原案可決いたしました。 発議第5号 海南市乳幼児の医療費の助成に関する条例の一部を改正する条例については、
賛成者少数で否決されました。 次に、請願第1号 2010年度の
年金減額改定を行わないための意見書の提出を求める請願と、請願第2号
後期高齢者医療制度を直ちに廃止する意見書の提出を求める請願の2件の請願につきましては、
賛成者少数で不採択とすべきものと決しました。 次に、審査の概要について御報告いたします。 まず、請願第1号 2010年度の
年金減額改定を行わないための意見書の提出を求める請願について、委員から、
請願文面に
消費者物価指数は不当に低く表示されているとあるが、具体的にどういうことかとの質疑があり、
紹介議員から、毎日の生活に必要なものが下がっていないのに電化製品など、
ぜいたく品が下げられていることで全体の
物価指数が下げられている。そのことを不当と表現されていると思うとの答弁があり、続いて、委員から、それは不当とは言わないと思う。不当とは政府がわざと
物価指数を低く表示しているという意味にとらえた。少し過激な表現であるとの意見がありました。 次に、委員から、年金の財源の問題で、毎年物価が上がり、年金をスライドしていった場合、かなりの財源が必要と思うが大丈夫かとの質疑があり、
紹介議員から、現在、
厚生年金、
国民年金、
共済年金の合計が約220兆円を超える。また、
厚生労働省が別個に直接管理している積立金が148兆円あると言われている。それだけではなく、
マクロ経済スライドの導入で、2050年には380兆円まで積み立てると計画されているので、お年寄りの年金を削らなくても
年金財源は十分にあるとの答弁がありました。 続いて、委員から、年金をかける人がふえていくはずがないのに、なぜ財源がふえるのか。年金をもらえる人で働いている人は、年金がカットされている。その分でふえるのかとの質疑があり、
紹介議員から、そういう部分が大きいと思うとの答弁がありました。 次に、委員から、当局に
参考意見として、
マクロ経済スライドで年金が減額されたことはあるのかとの質問があり、当局から、
マクロ経済スライド調整については、現実にはまだ実施されていないとの答弁がありました。 次に、請願第2号
後期高齢者医療制度を直ちに廃止する意見書の提出を求める請願について、まず、委員から、直ちに廃止する意義、根拠の説明を願うとの質疑があり、
紹介議員から、直ちに廃止というのは、この制度が人間の尊厳を否定しているということのみならず、
保険料負担が新たに発生するということである。
健保組合などで負担が重くなり解散したところもあり、全体から見れば、いろんな混乱を引き起こしているのが実情であるとの答弁がありました。 次に、委員から、仮にもとの
老人保健制度に戻すとしても、立ち上げたときと同じくらいの労力と時間が必要であるとともに、
老人保健制度も不備な点があるので、戻すならそういう点もきちっと議論して実施することが大事である。
後期高齢者医療制度を直ちに廃止して
老人保健制度に戻すというのは、乱暴だと思うがどうかとの質疑があり、
紹介議員から、立ち上げたときと同じくらいの労力と時間が必要であるということは、確かにそのとおりだと思う。しかし、75歳以上の高齢者の方々の心情と
後期高齢者医療制度の不備から直ちに廃止というのは理解できるとの答弁がありました。 次に、委員から、
参考意見として、当局にもとの
老人保健制度に戻すとなれば、費用はどのくらいかかるのかとの質問があり、当局から、
老人保健制度から
後期高齢者医療制度に移ったとき、
システム構築だけで1,200万円かかっている。そのうち、市の持ち出しが400万円である。そのほかに郵送、印刷等があるとの答弁がありました。 以上が請願に対する主な質疑であります。 次に、議案第103号 海南市
地域排水処理施設管理基金条例について、委員から、本会議での答弁で大規模な修繕に対応するためとあったが、大規模な修繕とは何か。また、民間の保険では対応できず、基金でしか対応できないのかとの質疑があり、当局から、大規模な修繕はタンク、曝気槽の破損などを想定している。民間の保険については想定していない。大規模修理を必要とする以前の問題として、メンテナンスを十分実施していけば、大規模修理をある程度回避できるのではと考えているとの答弁がありました。 次に、議案第107号 平成21年度海南市
一般会計補正予算(第6号)中の
関係予算について、3款民生費について、委員から、扶助費の3,400万円と国庫負担金返還金685万6,000円の内容を説明願うとの質疑があり、当局から、返還金は平成20年度分の受け入れ額に対する返還金である。3,400万円の補正は、21年度の新たに追加となる費用である。総体的には、世帯数がふえてきたことによる増加分である。また、医療扶助費は実施を見た中で増加してきているということと、今後インフルエンザが蔓延したときの対応として補正した。介護扶助費は受給者、被保護者全体について、高齢化が進んでいるという観点から増加となったとの答弁がありました。 次に、委員から、子育て応援特別手当が執行停止となったことによる採用取り消しの影響などの詳細な経過を説明願うとの質疑があり、当局から、10月15日に
厚生労働省雇用均等児童家庭局長から、平成21年度版の子育て応援特別手当を執行停止する旨の通知があった。それを受けて、今定例会に減額の補正予算を計上した。本市では、まだ
システム開発の委託契約や人員の雇用等の事務的経費は生じていなかったので、その分の影響は全くない。事務的経費が生じていたとしても、国でその経費は見てもらえるとの答弁がありました。 次に、委員から、社会福祉総務費の地域見守り協力員活動費交付金について説明願うとの質疑があり、当局から、平成21年度県の新規事業であり、設置の趣旨は地域における福祉の増進を図るため、社会奉仕の精神に基づき、地域の実情に応じ、民生委員、児童委員と連携・協力した見守り活動等の福祉活動を行うボランティアとして地域見守り協力員を設置し、地域における重層的な見守り体制等の構築を図るということである。協力員の任用は、地域の在住者を原則とし、市町村長の推薦に基づき、知事が依頼するとされており、推薦に当たっては、民生委員児童委員協議会や担当民生委員を初め、福祉関係機関等の意見も踏まえて行うとなっている。活動の内容は、日常生活の中での高齢者や障害者等へのさりげない見守りや声かけ、健康面や生活面での適切な相談や支援が客観的に必要と思われる場合には、地域の民生委員、児童委員に連絡するなどである。活動経費は、全額県補助金である。ボランティア活動に対する経費として支弁するが、報酬や謝金は支給しない。準備経費は、ボランティア保険の加入料や文具等の購入である。年齢制限はされていなく、地域の実情に応じ依頼していくとの答弁がありました。 次に、4款衛生費について、委員から、予防接種扶助費は、生活保護と住民税非課税世帯の経費と聞いているが、その他の対策は考えていないのかとの質疑があり、当局から、
厚生労働省から示された対象者のみを扶助する形で行ったとの答弁がありました。 次に、9款教育費について、委員から、集会所費の(仮称)黒江防災コミュニティセンターにかかわって、家屋調査などについて説明願うとの質疑があり、当局から、家屋調査は着工前に16軒、17棟の
隣接家屋を調査している。今回、くい工事を行った際に、東側に隣接する家屋にすき間などが発生した。このことについては、損失補償の手続をしているとの答弁がありました。 続いて、委員から、保険の適用はないのかとの質疑があり、当局から、通常の施工により発生したものであるので、保険の適用はないとの答弁がありました。 次に、発議第5号 海南市乳幼児の医療費の助成に関する条例の一部を改正する条例について、委員から、会派の意見として議会へいきなり提出し、通ると考えているのかとの質疑があり、提出議員から、発議は議会としての意思を決定するものである。発議は慎重にするようにという趣旨と理解しているが、議員の皆様方に十分納得いただけていないことについては、私自身反省している。最近の経済不況の中、子育て世帯の経済的困窮を救済するため、乳幼児の医療費の助成を抜本的に拡充していく必要があると考えている。御意見、御批判を十分にいただき、御審議願いたいとの答弁がありました。 次に、委員から、改正すれば現状の2倍以上の医療費増が予測される。必要見込み額の1億2,700万円は、あくまで3割負担分であり、国保が医療機関に支払う保険者負担分である7割負担分も増加することが考えられる。7割部分は国保会計から支払われることとなるため、国保税の引き上げにつながらないか。また、今なぜこの議案を出されたのか説明願うとの質疑があり、提出議員から、助成の額は窓口負担分、就学前の乳幼児でいうと現在2割となっている。8割は国保のみならず、組合健保等の負担となる。これらの負担については、計算していない。現在、子育て世帯の家計収入の減少により、一般的に受診抑制が起こっている。8割負担が一時的に増加する可能性はあるが、初期に医者にかかることにより、重篤化を防ぎ、医療費を削減できる面がある。今回、発議に至った理由は、紀美野町長や紀の川市長がそういった考えを示している、また、子育て支援への経済的支援として、本市の少子化の現状を見る中で、今回の発議としたとの答弁がありました。 次に、委員から、少子化をとめていくためには有効な対策だと考えるが、財源についての具体的な考えはあるのかとの質疑があり、提出議員から、平成17年度の乳幼児医療費助成の扶助費が決算額で約1億1,000万円負担していた。それが、平成21年度予算では7,800万円である。小学6年生まで制度を拡充させた場合の必要予算見込み額は1億2,670万5,000円で、平成17年度とそれほど変わらない。この水準を確保すれば活用できるとの答弁がありました。 次に、委員から、紀美野町や紀の川市はいずれも首長が発言している。それなりに来年度予算も充てられると思うが、議会が財源問題を考えないで条例案を出すのは好ましくない。当局の考えを聞いたり、財源問題について当局に提案するなどのステップを踏んですべきではないのかとの質疑があり、提案議員から、具体的に予算をどうするかはあえて踏み込まなかった。議会が予算提案権を持たず、当局の予算を修正するか、修正案を提出する、あるいは修正動議を出す権能しか議会に与えられていないからである。対象を拡大する方向で議会が意思表示すれば、当然として行政側で所要の財政確保がなされるはずであるとの答弁がありました。 次に、当局から、今回の発議における乳幼児の医療費助成の対象年齢引き上げについては、子育て支援を行う上では一つの有意義な施策であると思う。しかし、これを施策として実施していくには、恒久的に行うことを考える必要がある。年間1億3,000万円程度の予算が必要であり、本市の財政状況を見る中では、無理があると考えるとの意見がありました。 次に、委員から、当局に対して、この施策を実施した場合、全体の国保の医療費はどれだけ増加するのかとの質問があり、当局から、国保の影響としては3割負担分については、国庫減額相当額として追加される400万円である。これは助成制度の拡大を行うことにより、受診率が上昇する。この上昇分については、国庫補助の対象から除かれ、補助金が減額される。7割負担分については、国保の被保険者の乳幼児医療助成対象者は全体の約20%であり、助成制度を拡大すると、受診率が30%から50%高くなると言われていることを考え合わせると、約4,000万円程度医療費が増加すると思われるとの答弁がありました。 次に、委員から、受診者が増加することで医療費がかさむことはわかる。しかし、かかりつけの患者がふえることによって、重症患者が減ると想定されることについてどのように考えるかとの質問があり、当局から、助成制度の拡大によって、重病化の低下につながることについての分析は行っていないとの答弁がありました。 さらに、委員から、平成20年度の実績をもとに、助成費を1億3,000万円と推定している。乳幼児の人口推計はこれから下がると考えられるが、これに伴って医療費も減少するのかとの質問があり、当局から、人数が減れば、その分医療費が減るのは事実である。しかし、医療費の増加にはほかにも影響を及ぼすものがあり、医療費単価の上昇や高度化医療が挙げられる。したがって、一概に人口が減れば医療費が減るとは言えないとの答弁がありました。 以上が
質疑応答の概要です。 なお、議案第102号、議案第108号、議案第109号についての質疑はありませんでした。 以上、審査の結果と経過の概要を申し上げ、
教育厚生委員会の報告といたします。
○議長(
出口茂治君) 以上で各委員会委員長の報告が終わりました。 これより各委員会委員長の報告に対する質疑を行います。 御質疑ございませんか。 (「なし」と呼ぶ者あり) 質疑なしと認めます。 よって質疑を終結いたします。 これより討論を行います。 討論ございませんか。 10番 川端 進君
◆10番(川端進君) 発議第5号 海南市乳幼児の医療費の助成に関する条例の一部を改正する条例について、反対討論を行います。 自治体の議会は、行政のチェック機関であると言われることがあります。つまり、直接選挙で選ばれた首長が行政のことを任されているのだから、行政が独善で判断したり、手続に間違いがないかチェックするのが議会の仕事だということです。 しかし、本当にそれだけであるのなら、監査委員がしっかりすればよいことですし、多くの議員数が必要かどうか疑問となってきます。議員定数や処遇のあり方についても、議会がどのような仕事をすべきかということに関係してきます。今般の議会において定数2減が決定しましたが、
海南市議会が「議会がどのような仕事をするべきか」という点で非常に浅い認識であり、時間がないこともあって拙速な議論でありました。議会がどのような仕事をするべきか、あるいは首長がどのような仕事をするべきかという基本的な認識は、我が国が地方分権国家へと向かう中で、地方自治体にとって確立していくべき根本的な考え方であります。この点を整理しておかなければなりません。 議会でしか決められない大事なことが2つあります。地方自治法第96条に示されているとおり、それは条例をつくることと予算を決定することであります。この2つは首長ができなくて、議会がやることです。これからもわかるとおり、自治体の意思を決めるということが議会の重要な役割なのであります。チェック機関という点よりも、もっと大切な役割であります。あたかも首長が自治体の意思を代表しているかのように見えますが、実はそうではありません。地方自治法第138条の2によりますと、次のように示されています。市長は自治体の条例、予算、その他の議会の議決に基づく事務及び法令、規則、その他の規定に基づく自治体の事務をみずからの判断と責任において執行する義務を負っています。つまり、議会の決めたことを誠実に執行するのが首長の仕事なのであります。首長と議会との関係はこのようになっています。ですから、今回の発議第5号についても、議会の賛成多数を得て可決したならば、首長は誠実に執行しなければならないというのが筋です。 しかしながら、仮に可決したとして、首長は執行できるでしょうか。俗に、ないそでは振れないということわざがありますが、本市のどこに発議第5号による新規事業を実施する財源があるのでしょうか。何しろ、経常収支比率が98.8%という本市の財政難です。どこかで大幅な歳出カットをしない限り、財源は賄えません。その方途を発議案の根拠として示すべきでありました。財源の当てのない条例案の提案は無責任であり、非常識、不親切としか言いようがありません。ですから、発議第5号については反対します。 さて、先ほども申したとおり、議会は条例や予算の決定を通じて、その町がどういう方向に進むべきか、どのような政策を実施するべきかを決めるところであります。ところが、実際に条例案や予算案を提出するのは首長がほとんどです。むしろ予算案は首長しか提出できず、議員には提出権がないとされています。条例案は議員定数の12分の1以上が集まれば提出できますが、実際には多くの条例案が首長の提出によるもので、議員提出の条例案は2割程度です。その2割についても、ほとんどが議員報酬の値上げや議会の運営にかかわることで、政策提案的な条例案の提出はめったに見ることができません。市民のために働きますと言って当選したはずの議員が市民のための条例案を発議せず、議員の処遇、すなわち自分たちの処遇のみしか条例発議していないわけであります。 こうしたことから、全国市議会議長会などでは、政策条例を議員発議していこうというのが今日の議会改革の主要なテーマとなっています。ですから、こうした観点に立つとき、発議第5号は議員定数削減の発議よりも、今日的に有意義な発議であることは評価できます。 今回の発議は財源のめどのない、賛成できないものでしたが、この失敗にめげず、この失敗を端緒にして、今後どしどし政策条例の発議に取り組みましょう。財源にめどのある、市民の利益になることであるなら、私も及ばずながら協力します。また、空き缶ポイ捨て禁止条例や早寝早起き朝ごはん条例、あいさつ運動条例など、予算を伴わない倫理条例や啓発条例などは、財源のめどがなくても実施できますので、こんな条例づくりにも取り組みましょう。今後、どんどん議員発議していきましょう。 以上をもちまして、反対討論といたします。
○議長(
出口茂治君) 他に討論ございませんか。 12番 岡 義明君
◆12番(岡義明君) 議案第99号から議案第113号については賛成といたします。 そして、ただいま川端議員が反対討論した発議第5号についても、賛成の立場であります。 私からは、請願第1号 2010年度の
年金減額改定を行わないための意見書の提出を求める請願についての賛成討論を行いたいと思います。 物価スライドの凍結が解除され、平成15年度において年金給付額が0.9%引き下げられました。この影響で、全国で3,000万人の年金受給者の生活を直撃してしまいました。それ以後も、
消費者物価指数の上昇があっても、給付金の引き上げ改定は行われておりません。例えば、昨年の原油高騰、まだまだ記憶に新しいと思いますが、ガソリンや灯油が大幅に値上がりし、大豆、バター、生鮮食品等々も異常に高騰いたしました。 しかし、その物価の高騰が反映されるはずの今年度の年金給付額は、引き上げられませんでした。「お年寄りは年金をたくさんもうて結構なもんやな」と言われる方も多くありますが、それは本当にごく一部の方々です。
国民年金受給者の方については、全国平均で1カ月4万7,000円と言われています。そのような方々の生活を守ることが、我々市議会議員の立場でもあると思います。請願者、請願のこの方々、団体については最低保障年金制度の創設など、抜本的な改善を待ち望んでいますが、とりわけ来年度の年金減額は実施しないよう、緊急的な請願をされてきたものだと考えます。 皆さん、どうかこの方々のために、この請願第1号について、賛同していただけますようお願い申し上げます。 以上です。
○議長(
出口茂治君) 他に討論ございませんか。 24番 山部 弘君
◆24番(山部弘君) 請願第2号
後期高齢者医療制度を直ちに廃止する意見書の提出を求める請願の討論に参加をさせていただきたいと思いますけれども、結論的には、直ちに廃止する意見書の提出には反対をいたします。 皆さん方も記憶に新しく残っているとおりに、昨年の6月の定例会では、高齢者に負担増と差別医療を強いる
後期高齢者医療制度の中止、撤回を求める請願が提出されましたが、私もその際、
紹介議員の一人として名前を連ねさせていただきました。 そして、以下の理由で賛成討論もさせていただきました。討論の後段の部分を議事録から引用させていただきます。その内容は、今までに経験したことのない、この国の少子高齢社会の到来、その意味では国民には痛み、リスクを伴うことは覚悟しております。そして、もとの制度では、これからの時代に備えることに限度のあることも承知をしておりますけれども、にわかづくり的なこの制度では、この国の未来に備えることは不可能と考えます。この際、一たんこの制度を白紙撤回し、改めて国民合意の制度形成に当たることが、国民の期待にこたえるものと確信をいたしますというものでありました。 今期定例会の初日の諸般の報告でいただきました、11月20日付の全国市議会議長会で議決をされました全国市議会議長会社会文教委員会からの文教施策の政府並びに国会への要望書の中では、
後期高齢者医療制度の扱いについては、当面、制度の根幹を維持しつつ、
保険料負担の軽減など、その運用改善に努めることとなっておりますけれども、私は、それとは別に、本請願が提出された際にも
紹介議員さんへの質疑でも一部申し上げたように、去る11月30日に
厚生労働省が
後期高齢者医療制度廃止後の新たな医療制度を検討する高齢者医療制度改革会議の初会合を開いたと。その基本方針の一つとしては、
後期高齢者医療制度を廃止、2つは、年齢で区分する問題を解消、3つは、市町村の国保などの負担増に十分配慮、4つは、市町村国保の広域化につながる見直し、5つは、高齢者の保険料が急に増加したり、不公平にならないようにする。そして、6つは、政権公約で掲げる地域保険としての一元的運用の第1段階として、高齢者のための新たな制度を構築という6原則を示して、長妻厚生労働大臣から2011年の通常国会に関連法案を提出できるよう、今後1年間で論議を進め、2012年度末に現行制度を廃止して、2013年春から新制度をスタートさせると示されて、高齢者医療制度改革がスタートしたことに一定の評価をしたいと考えますので、
後期高齢者医療制度の廃止には異論はありませんが、今回、提出をされました
後期高齢者医療制度を直ちに廃止し、
老人保健制度に戻すことについては反対いたします。 以上です。
○議長(
出口茂治君) 他に討論ございませんか。 4番
上田弘志君
◆4番(
上田弘志君) それでは、討論を行います。 当局提案の議案並びに私自身が発議者となった発議第5号、請願第1号、請願第2号に賛成の立場で、特に、請願第2号
後期高齢者医療制度を直ちに廃止する意見書の提出を求める請願についてにかかわっての賛成討論をいたします。 まず、
教育厚生委員会の委員長報告がありましたけれども、この
後期高齢者医療制度を続けよという、いい制度だという意見は、私は、その報告にもなかったというふうに思います。 まず、この請願者から出されています、直ちに廃止をして、一たん
老人保健制度に戻して、廃止をしていくという3点の理由を述べられていますけれども、この1の年齢で保険料も医療内容も差別するもので、高齢者の尊厳を侵すものである。この点については、もう同僚議員の皆さんもそれぞれの方の市民とのかかわりの中で、こういう意見を聞かれたと思います。また、現内閣、民主党ですね。民主党政権はこの8月の総選挙で、年齢で差別する制度を廃止して、医療制度に対する国民の信頼を高める、このような形で選挙に臨んだわけであります。まさしく世界でも例を見ない、年齢によって受けられる医療が違ってくる。こういった、本当に高齢者の人格、尊厳を傷つけるこういった医療制度はですね、やはり続けるべきでない。これは私は、一つは言えると思います。 それから、2番目に、
老人保健制度に戻すということについてでありますけども、この
老人保健制度もいろいろな問題点はあるんですけども、老人保健の対象者にとってはですね、何も問題はないわけですね。
老人保健制度を支える医療保険者にはいろいろと問題はあります。この現行の
後期高齢者医療制度は、すべての被保険者から保険料を徴収します。これは
老人保健制度になかったことであります。また、保険料を納めていないという、こういった滞納を理由に、現行制度では被保険者証の返還という形で、本市でも20名の方に短期被保険者証を交付しているということがあります。国においてもですね、滞納を理由にして資格証明証を機械的に発行してはならないと言わざるを得ないようなね、現実を生んでいるんです。こういった意味でいいますと、
老人保健制度は、すべての老人保健医療の対象者が、いわゆる医療を受けられる、お医者さんにかかれる、こういう受療権を保障していたわけです。これを奪ってしまった。これはけしからん問題であります。 そして、そういった問題がありまして、だから、私は問題ありますけども、今の新しい制度よりもよりましだと。一たんこれに戻して、高齢者を含めた日本の医療制度がどうあるべきか、これを議論していこうではないか、こういうことに大いに賛成であります。 そして、先ほど山部議員も反対討論の中で言われましたけども、今、国において見直しをやっていると。そして、2013年度から新しい制度に移行していくと。こういうことを、今取り組んでいるということを言われましたけども。最近ですね、一つは、後期高齢者の医療制度に加入している方に新たな問題が起こっているかというと、和歌山県の広域連合にお聞きをしてもらったんです。そしたら、和歌山県でも、来年以降ですね、保険料が約13.8%の増加が必要だと、何にも抑制策を講じなかったらね。これがどんどん2年ごとに起こってくるんです。だから、非常に高齢者に対する負担が高まってくる。 それと、もう一つは、高齢者の健康にとって重大な問題が起きています。この
後期高齢者医療制度が始まると同時に、いわゆる健康を守るための健診が75歳以上のこの広域連合では義務づけられていません。努力義務になっております。こういうことで、どのようなことが起こっているのか。 これは最近の、2日ほど前に明らかになったことでありますが、
老人保健制度、この後期期高齢者の前年度、2007年度では、75歳以上の方の基本健診の受診率が和歌山県では13.4%であったというんですね。この特定健診、特定保健指導が始まって、
後期高齢者医療制度になって健康診断の受診率が4.5%、これは大変な問題ですよ。本当に医療費減らしていこうという制度であるならば、こういうことは起こらないはずなんですよ。こういった問題が起こっています。40道府県で健診の受診率が低下したと、こういう結果が出ているんですよ。これはね、本当にこの
後期高齢者医療制度というのは、いかに75歳以上の人の心身の健康保持を目的としていない、このことがやはり年を経るごとに深刻になっていくんです。こういった問題があります。 それと、政府で今、見直しをやっていると。これはね、かつての安倍政権、福田政権も言ったんです。麻生政権も言ったんです。問題があるということを認めているんです。ましてや、現政権は総選挙の公約で
後期高齢者医療制度の廃止といったことで、国民の期待を背負って、今政権を担っているわけですね。これを先送りすればどうなるか、4年後に。 こういったことが、先ほど言いましたようなことが毎年毎年起こっていくんです。ということは、見直しを言いながら、この
後期高齢者医療制度を4年間存続させるということになるんですよ。ここはやはりね、政治の責任ですっぱりと廃止をして、そして
老人保健制度に一たん戻しておいて、そして、皆さんが言われるような医療保険制度をどうあるべきか、これをすべきなんです。 地域保険の一元化、これも大変な問題をはらんでいます。それぞれの保険者間の調整をしなければなりません。これを果たして4年間でできるのかどうかね。こういった問題を考えますとね、これはそんなに1年や2年、3年や4年でね、できると。この
後期高齢者医療制度を含めた医療改革を前政権がやったのに10年かかっているんでしょう、2000年から始まって。これは中家議員なんかよく御存じだと思うんですよ、ね。これを1年や2年、この民主党政権4年の間に果たしてできるでしょうか。ということは、この
後期高齢者医療制度は続いていくということになるんですよ。そのために、やっぱり請願者の請願趣旨にあるように、直ちに廃止すること。そして、
老人保健制度に戻して国民的な議論を行っていく、こういう趣旨に賛成するものであります。 以上によって賛成の討論を終わります。
○議長(
出口茂治君) 他に討論ございませんか。 8番
尾崎弘一君
◆8番(
尾崎弘一君) 請願第2号
後期高齢者医療制度を直ちに廃止する意見書の提出を求める請願について、反対討論をいたします。 私も、先ほど山部議員がおっしゃったような、全く同意見で委員会でも述べさせていただきました。全国議長会の各省庁に対して実現に向けた実行運動として、簡単に言いますと、現制度の根幹を維持しつつということで、その運用改善に努めることという、各省庁に意見を申し出るということが一つあります。 それから、先ほども山部議員が申し上げましたように、民主党の長妻厚生労働大臣の考えが新聞に載ってまして、それを読みますと、まず、最初に現行制度は廃止と、そういうふうにうたっていまして、それを含めまして6つの原則があります。先ほど上田議員もおっしゃいましたけども、現制度をつくるまでに10年かかっております。それを簡単に、直ちに今廃止というのは、なかなかその改善策もいろいろ考えなければいけませんので、期間はある程度かかるものではないかと思っております。 それから、3つ目として、ある世論調査の統計によりますと、手直しを続ける47%、それから現制度のままでいいというのが16%ありまして、約半数以上が現制度を検討するという期間を考えているのではないのかと私もそのように思いますので、この請願に対しては反対でございますので、反対を申し上げまして討論とさせていただきます。
○議長(
出口茂治君) 他に討論ございませんか。 22番 河野敬二君
◆22番(河野敬二君) おはようございます。 討論に参加をいたします。 まず、
当局提出議案には賛成です。 そして、発議、請願2件についてもすべて賛成です。すべて賛成するというのも共産党議員団、珍しいことですがすべて賛成です。 まず、請願第2号
後期高齢者医療制度を直ちに廃止する意見書の提出を求める請願について、上田議員が賛成討論を行いましたので、私はダブらないで請願に賛成の討論を行います。 御存じのように高齢者医療の財政を悪化させた最大の要因というのは、御存じのように国保会計もそうですね。国の会計が減らして保険者、市や市民に、国保の加入者に負担を大きくしてきた、これもそうなんです。老人医療費に対する国の負担は、1983年は45%です。それが2007年には37%まで落ち込んで、何と2008年には35%まで下げられてしまったんです。 ですから私ども共産党としては、
老人保健制度にすぐ戻して、そして75歳以上の方の医療費を無料にする、後で乳幼児医療の問題も言いますが。ここへの国庫負担をふやして、国保保険税の負担をやっぱり軽減していくということなんです。 財源ですわ、財源のこと言うておきます。まずね、一番大きな問題は、今皆さん御存じのように、毎日テレビでやっちゃるな。これも民主党、いろいろがたがたしています。山部議員ががたがたしているわけではありませんが。沖縄の問題や、ね。こんなもん、もう沖縄の県民はなぜ民主党に入れたんですか。やはり、米軍の基地をなくしてほしい、そして米軍の思いやり予算をこういった5兆円に上るこの軍事費、それから高速道路の無料化も言っていますよ。これもね、いろいろと問題がありますね。そういう点で1兆3,000億円あったら、後でも言いますが高齢者、子供の医療費も国の制度でね、無料にできるわけです。 ですから、請願第2号については、私ども直ちに廃止するという立場であります。賛成をしていただくよう、皆さんお願いをいたします。 (発言する者あり) という、いろいろやじも飛んでおります。 発議第5号 海南市乳幼児の医療費の助成に関する条例の一部を改正する条例についても賛成の立場で討論いたします。 まず、1点目。先ほど老人医療費についても、子供の医療費についても、私ども共産党は国がやるべきことだというふうに考えております。御存じのように、老人医療費はこれ最初、東京都の革新自治体のときに東京都がやってね、さっと全国的に広がってお年寄りを大事にしよう、まさに敬老の精神でということでやられてきて、今非常に改悪をされてきています。子供の医療費についても今、少子化の問題、子供を社会で育てるといういろんな観点から言えば、これはね、小学生まではこの無料だというのは、もう当たり前の状況になってきていますし、子ども手当も大事ですが、この点も非常に大事だと。国にも私どもはどんどんどんどん意見を申し上げますし、国もそういうことも実施をすべきだという。しかし、国の実施を待てませんのでね、市としても小学校卒業までやるべきだということが1点目であります。 2点目についてであります。財源の問題、いろいろと川端議員がお褒めをいただいたり、また無責任、非常識だというふうに、どういう立場で討論されたかようわからんのですが、えらい褒めてもうたと思うたら、またえらい落としてくれたり言われていただきましたので、財源の問題について若干、歳出のほうから言っておきます。 委員長報告にもありました。平成17年度で1億1,000万円ですね。小学校に入る前のこの負担が1億1,000万円の負担だと。ところが、平成21年度予算で7,800万円ですね。それを今、6年生まで実施すると1億2,670万円、これは委員長報告にもありました。ですからね、歳出も、人口減って、子供の人口はふえていってほしいんですよ。今産まれても小学校行くまで6年たちますからね。ですから、もっともっと人口も減っていきますからね。歳出についても、今までのこの歳出を上回るということはないんですね。 歳入の問題行きます。確かに、私どもの議員団、幡川議員が予算修正案を出したこともあります。そして、私は旧海南市のときに予算修正動機も出しました。これはちょっと軽いんです、動議の場合はね。 (「組み替え動議」と呼ぶ者あり) 組み替え動議を出しました。間違うてました。えらいありがとうございました。組み替え動議も出したことがあります。これ条例の改正案ですからね。予算の修正案と違いますからね、きちっと予算を、歳出については、ある程度当局と話し合いをしました。 しかし、一般財源になりますからね。これは、細かいことまでやっぱり詰めていくと、やはり当局の予算に反対された方も言うておられましたけどもね、予算にかかわる部分については、余り踏み込んでは、これはあかんということもありましたが、あえて歳出の点についてはいろいろ申し上げましたが、歳入の点については一般財源が主だということもありましたのでね、余り踏み込まなんだわけです。予算修正案の場合でしたら、歳入、歳出についてもきちっと組み替え動議や修正案の場合は出していかなければならないというふうに思います。それが2点目です。 3点目に、なぜ急いで出したかという最大の理由です。御存じのように和歌山市、これは入院、所得制限等々ありますがね、入院で無料になっています。紀の川市も市長がそういう方向をしておるようで、今度やられるというようにお聞きをしてますし、紀美野町は、既にもう小学校卒業まで実施をされておりますし、聞くところによりますと、現町長が選挙戦が1月に戦われますが、その公約として、中学校卒業まで実施をしたいという公約を述べておるそうであります。近隣のそういった状況の中からも、私ども急いでこれを出したという問題であります。 4点目の拙速の問題についてです。3点目で情勢の問題も言いました。しかし、この発議を審議する委員会の中で、これは私ども3人、休憩もいただきまして、いろいろと拙速だと言うのであれば、私ども例えば継続してやる方法、そして、例えばいろいろと皆さんが修正をせよと言うのであれば、小学3年生に戻して、そして3年生で実施をしていただいて6年生にする方法。こういうことについても、私ども提案をいたしました。小学3年生でやりなさいということを一般質問でやった議員もこの議場におられます。ですから、そういう声は共産党議員団だけではなしに、市民の声、議会の声であるわけです。 そして、予算の問題についても、先ほど予算を伴わないものはいいのではないか、例えば空き缶のポイ捨てとか、たばこのいろいろあります。しかし、予算が伴ってもこういう形で提案はできるはずです。例えば、隣の紀美野町議会、中学校の給食の問題で陳情が出されたそうです。1,000何人かから出された。この陳情は可決したそうです。この陳情の可決した後について、紀美野町当局がどう確保するかは、紀美野町当局の問題であります。市民から、隣の町民から中学校給食を実施してほしいという願いがあって、それは議会がまじめに、誠実に論議をして、まじめに誠実、一緒やな、それで議会でその陳情を可決する。こういうことだってあり得るんですからね。ですから、議員が予算を伴わないという条例案については私どもわかるわけですが、こういう形で出せないということはありません。 ですから、いろいろな状況からこの発議について、私ども全面的に賛成の立場で奮闘してまいりますし、来年4月に議会の改選があります。共産党議員団、4人を目標に頑張っておりますが、4人が当選されれば、この条例を変える改正案について出していきたいというふうに考えています。 以上、討論を終わります。
○議長(
出口茂治君) 他に討論ございませんか。 (「なし」と呼ぶ者あり) 討論なしと認めます。 よって討論を終結いたします。 これより
当局提出議案15件について、順次採決を行います。 各議案についての委員長の報告は、いずれも原案可決であります。 お諮りいたします。 議案第99号 和歌山県
市町村非常勤職員公務災害補償組合の解散についてを委員長報告どおり原案可決することに御異議ございませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり) 御異議なしと認めます。 よって本案は委員長報告どおり原案可決することに決しました。 お諮りいたします。 議案第100号 和歌山県
市町村非常勤職員公務災害補償組合の解散に伴う
財産処分についてを委員長報告どおり原案可決することに御異議ございませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり) 御異議なしと認めます。 よって本案は委員長報告どおり原案可決することに決しました。 お諮りいたします。 議案第101号 和歌山県
市町村職員退職手当事務組合規約の変更についてを委員長報告どおり原案可決することに御異議ございませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり) 御異議なしと認めます。 よって本案は委員長報告どおり原案可決することに決しました。 お諮りいたします。 議案第102号 海南市
地域排水処理施設条例についてを委員長報告どおり原案可決することに御異議ございませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり) 御異議なしと認めます。 よって本案は委員長報告どおり原案可決することに決しました。 お諮りいたします。 議案第103号 海南市
地域排水処理施設管理基金条例についてを委員長報告どおり原案可決することに御異議ございませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり) 御異議なしと認めます。 よって本案は委員長報告どおり原案可決することに決しました。 お諮りいたします。 議案第104号 海南市
手数料条例の一部を改正する条例についてを委員長報告どおり原案可決することに御異議ございませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり) 御異議なしと認めます。 よって本案は委員長報告どおり原案可決することに決しました。 お諮りいたします。 議案第105号 海南市
漁港管理条例の一部を改正する条例についてを委員長報告どおり原案可決することに御異議ございませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり) 御異議なしと認めます。 よって本案は委員長報告どおり原案可決することに決しました。 お諮りいたします。 議案第106号
海南市議会議員の
公務災害補償等に関する条例を廃止する条例についてを委員長報告どおり原案可決することに御異議ございませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり) 御異議なしと認めます。 よって本案は委員長報告どおり原案可決することに決しました。 お諮りいたします。 議案第107号 平成21年度海南市
一般会計補正予算(第6号)を委員長報告どおり原案可決することに御異議ございませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり) 御異議なしと認めます。 よって本案は委員長報告どおり原案可決することに決しました。 お諮りいたします。 議案第108号 平成21年度海南市
国民健康保険特別会計補正予算(第4号)を委員長報告どおり原案可決することに御異議ございませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり) 御異議なしと認めます。 よって本案は委員長報告どおり原案可決することに決しました。 お諮りいたします。 議案第109号 平成21年度海南市
介護保険特別会計補正予算(第4号)を委員長報告どおり原案可決することに御異議ございませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり) 御異議なしと認めます。 よって本案は委員長報告どおり原案可決することに決しました。 お諮りいたします。 議案第110号 平成21年度海南市
同和対策住宅資金貸付事業特別会計補正予算(第3号)を委員長報告どおり原案可決することに御異議ございませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり) 御異議なしと認めます。 よって本案は委員長報告どおり原案可決することに決しました。 お諮りいたします。 議案第111号 平成21年度
海南市民病院事業会計補正予算(第4号)を委員長報告どおり原案可決することに御異議ございませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり) 御異議なしと認めます。 よって本案は委員長報告どおり原案可決することに決しました。 お諮りいたします。 議案第112号 (仮称)
黒江防災コミュニティセンター新築(本体)工事の
請負変更契約締結についてを委員長報告どおり原案可決することに御異議ございませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり) 御異議なしと認めます。 よって本案は委員長報告どおり原案可決することに決しました。 お諮りいたします。 議案第113号 平成21年度海南市
一般会計補正予算(第7号)を委員長報告どおり原案可決することに御異議ございませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり) 御異議なしと認めます。 よって本案は委員長報告どおり原案可決することに決しました。 次に、発議1件、請願2件について、順次採決を行います。 まず、発議第5号について採決を行います。 発議第5号についての委員長報告は、否決であります。 よって本発議については、可とするほうを諮る原則により採決いたします。 なお、この採決は先例により、起立による表決の方法で行います。 発議第5号 海南市乳幼児の医療費の助成に関する条例の一部を改正する条例についてを原案可決することに賛成の方は起立願います。 〔賛成者起立〕 お座りください。 起立少数。 よって本案は否決することに決しました。 次に、請願第1号について採決を行います。 請願第1号についての委員長報告は、不採択とすべきものであります。 よって本請願については、可とするほうを諮る原則により採決いたします。 なお、この採決は先例により、起立による表決の方法で行います。 請願第1号 2010年度の
年金減額改定を行わないための意見書の提出を求める請願を採択することに賛成の方は起立願います。 〔賛成者起立〕 お座りください。 起立少数。 よって本請願は不採択とすることに決しました。 次に、請願第2号について採決を行います。 請願第2号についての委員長報告は、不採択とすべきものであります。 よって本請願については、可とするほうを諮る原則により採決いたします。 なお、この採決は先例により、起立による表決の方法で行います。 請願第2号
後期高齢者医療制度を直ちに廃止する意見書の提出を求める請願を採択することに賛成の方は起立願います。 〔賛成者起立〕 お座りください。 起立少数。 よって本請願は不採択とすることに決しました。
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△日程第19
議員派遣の件
○議長(
出口茂治君) 次に、日程第19
議員派遣の件を議題といたします。 お諮りいたします。 本件については、地方自治法第100条第13項及び会議規則第162条の規定により、お手元に配付しました
議員派遣の件のとおり議員を派遣したいと思います。 これに御異議ございませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり) 御異議なしと認めます。 よってそのように決しました。 お諮りいたします。 ただいま可決されました
議員派遣の内容に今後変更を要するときは、その扱いを議長に御一任願いたいと思います。 これに御異議ございませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり) 御異議なしと認めます。 よってそのように決しました。 以上で本日の日程はすべて終了いたしました。
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△市長のあいさつ
○議長(
出口茂治君) この際、市長からあいさつの申し出を受けておりますので、これを許可いたします。 市長 神出政巳君 〔市長 神出政巳君登壇〕
◎市長(神出政巳君) 閉会に際し、お許しをいただき、ごあいさつを申し上げます。 昨日、12月21日は昭和の南海地震が発生した日でありました。発生から63年が経過し、その間の技術の進歩により、迅速で的確な情報の伝達方法が開発されているところでありますが、地震や津波の発生の際には、まず人的な被害を最小限にとどめることが肝要であります。広報かいなん12月号にも掲載してございますが、来年1月17日に15年前に発生した阪神・淡路大震災を思い起こし、本市の沿岸部地域を対象に東海・東南海・南海地震の同時発生と大津波の来襲を想定し、各自治会、自主防災組織が主体となって、「津波から身を守る、1秒でも早く、1ミリでも高く」をテーマとして実践的な津波避難訓練を実施いたします。何とぞ御支援を賜りますようお願い申し上げます。 さて、本12月定例会におきましては、議員の皆様方には、年の瀬を控え公私ともに御繁忙の中、本会議並びに各委員会を通じ、連日にわたり慎重なる御審議を賜り、まことにありがとうございます。おかげをもちまして、提案させていただきました諸案件につきましては、いずれも御可決を賜り、厚く御礼を申し上げます。 御審議をいただく中で、皆様方より賜りました貴重な御意見等を真摯に受けとめ、今後のさらなる市政発展のため、努力してまいる所存でございます。どうか、なお一層の御指導、御鞭撻のほどをよろしくお願い申し上げます。 本年も余すところわずかとなり、寒さ一段と深まる時節柄、議員の皆様方にはくれぐれも御身御自愛の上、輝かしい新年をお迎えくださいますよう祈念申し上げ、ごあいさつとさせていただきます。ありがとうございました。
○議長(
出口茂治君) あいさつが終わりました。
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△議長のあいさつ
○議長(
出口茂治君) この際、私から一言ごあいさつを申し上げます。 平成21年も余すところわずかとなりました。議員の皆様には連日にわたり御精励を賜り、各案件について慎重に審議され、また、議事運営に当たりましても御協力を賜りました。本日ここに閉会の運びとなりましたことを心から厚く感謝申し上げます。 いよいよ厳寒に向かいます折から、皆様におかれましては、くれぐれも御自愛くださいまして、御多幸な新年を迎えられますよう祈念申し上げ、閉会のごあいさつとさせていただきます。 以上で今期定例会の日程はすべて終了いたしました。 よって平成21年
海南市議会12月定例会はこれをもって閉会いたします。ありがとうございました。 午前11時6分閉会
------------------- 地方自治法第123条第2項の規定によってここに署名する。 議長
出口茂治 議員
上田弘志君 議員 川端 進君 議員 瀧 多津子君...