海南市議会 2005-07-07
07月07日-09号
平成17年 6月 定例会 平成17年 海南市議会6月定例会会議録 第9号 平成17年7月7日(木曜日
)---------------------------------------議事日程第9号平成17年7月7日(木)午前9時30分開議日程第1 議案第35号 平成17年度海南市一般会計予算日程第2 議案第36号 平成17年度海南市
国民健康保険特別会計予算日程第3 議案第37号 平成17年度海南市
老人保健特別会計予算日程第4 議案第38号 平成17年度海南市
介護保険特別会計予算日程第5 議案第39号 平成17年度海南市
産業廃棄物処理事業特別会計予算日程第6 議案第40号 平成17年度海南市
同和対策住宅資金貸付事業特別会計予算日程第7 議案第41号 平成17年度海南市
港湾施設事業特別会計予算日程第8 議案第42号 平成17年度海南市
簡易水道事業特別会計予算日程第9 議案第43号 平成17年度海南市水道事業会計予算日程第10 議案第44号 平成17年度
海南市民病院事業会計予算日程第11 発議第4号 小泉首相の靖国神社参拝の自粛を求める意見書(案)日程第12 発議第5号 道路整備の促進と財源確保に関する意見書(案)日程第13 海南市選挙管理委員の選挙日程第14 海南市選挙管理委員補充員の選挙日程第15 推薦第2号 農業委員会委員の推薦について
---------------------------------------本日の会議に付した事件日程第1 議案第35号 平成17年度海南市
一般会計予算---------------------------------------出席議員(37名) 1番 上田弘志君 2番 岡 義明君 3番 若林睦弘君 4番 丸山長和君 5番 中井富美夫君 6番 橋爪光一君 7番 河野敬二君 8番 幡川文彦君 9番 森下晴彦君 10番 藤田眞嗣君 11番 山本恵津子君 12番 尾崎弘一君 13番 宮本勝利君 14番 中家悦生君 15番 浴 寿美君 16番 前山進一君 17番 桝田隆造君 18番 大田 優君 19番 北浦 茂君 20番 前田雄治君 21番 浜崎政治君 22番 久保田正直君 23番 黒原章至君 24番 榊原徳昭君 25番 宮本憲治君 26番 矢本 伊君 27番 磯崎誠治君 28番 森本浩生君 29番 川端 進君 30番 寺杣茂男君 31番 馬場利之君 32番 瀧 多津子君 33番 寺脇寛治君 34番 出口茂治君 35番 山部 弘君 36番 谷上昌賢君 37番 米田光治君
-------------------説明のため出席した者 市長 神出政巳君 助役 宮脇昭博君 収入役 濱井兵甲君 政策調整部長 森 孝博君 総務部長 宗 泰雄君 産業経済部長 田中康雄君 都市整備部長 山西義彦君 下津行政局長 表 行男君 総務部参事兼財政課長 坂本寛章君 農林水産課長 北口和彦君 商工振興課長 田村彰男君 地籍調査課長 炭 典樹君 都市整備課長 岡本泰博君 区画整理課長 日根寿夫君 土木課長 名手保雄君 管理課長 田中伸茂君 下津行政局産業課長 平田喜昭君 下津行政局建設課長 尾崎真一君
-------------------事務局職員出席者 事務局長 千葉博己君 次長 西谷利広君 専門員 山本 明君 主事
栗山維希君 ------------------- 午前9時30分開議
○議長(宮本勝利君) おはようございます。 ただいまから本日の会議を開きます。
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△日程第1 議案第35号 平成17年度海南市一般会計予算
○議長(宮本勝利君) これより日程に入ります。 日程第1 議案第35号 平成17年度海南市一般会計予算を議題といたします。 5款農林水産業費についての質疑に入ります。 本款については、質疑の通告がありますので、まず初めに通告による質疑を通告順により、順次これを許可いたします。 20番 前田雄治君
◆20番(前田雄治君) まず、131ページ、農林水産業まつり委託料250万円と、わくわく市委託料250万円の内容を教えていただきたい。 次に、133ページ、
高品質果樹生産拡大対策事業費補助金200万円と、和歌山の
果樹ブランド強化対策事業補助金115万円。同じく133ページ、
農業生産総合対策事業費補助金1,317万3,000円、この4点について質問いたしたいと思いますので、内容を説明願います。
○議長(宮本勝利君) 当局から答弁願います。 北口農林水産課長 〔農林水産課長 北口和彦君登壇〕
◎農林水産課長(北口和彦君) 20番 前田議員からいただきました御質疑に御答弁申し上げます。 まず、131ページ、農林水産業まつり委託料250万についてでございます。 これは、毎年行っております、燦燦公園で行っております農林水産業まつりへの委託料でございます。この祭りは農家の経営意欲を高揚し、栽培技術研さんの場を提供するとともに、市民に地元の新鮮な産地野菜等のPRを図り、農家向けには農業相談、農業健康相談、農協展示即売等を行い、一般市民向けには農林水産物、あおぞら市場、米・牛乳消費拡大や花卉園芸展を行い農業に触れ合う、農家さんと市民の方に触れ合っていただく祭りとして実施されるものでございまして、本年度は11月26、27に開催を予定しております。 この祭りに際しまして、海南市
農林水産業まつり実行委員会、これは海南市の農政推進協議会の森林組合、JA、それから漁協、農業共済、農業士会、生活研究グループ、4Hクラブ、花木園芸組合、普及センター等々から構成されます実行委員会に対しまして、250万円でこの祭りを委託しようとするものでございます。 続きまして、133ページの高
品質果樹生産拡大事業補助金、それから和歌山の
果樹ブランド強化対策事業補助金、
農業生産総合対策事業費補助金に対する説明をいたします。 これはいずれも事業主体はJAながみねとなります。まず、
高品質果樹生産拡大対策事業でございますが、これはミカン及びカキの園地にマルチを被覆いたしまして、高品質で早期出荷を行う栽培に対しまして、費用の一部を補助しようとするものでございます。補助率は事業費の4分の1以内となってございます。これは市単独事業でございます。 続きまして、和歌山の果樹、
ブランド強化対策事業補助金でございますが、これは県が育種いたしました由良わせ、田口わせの改植を推進して、和歌山産ミカンのブランドを確立するために、苗木代の一部を補助する事業でございます。これも事業費の4分の1以内を補助するものでございまして、これは県の事業となります。 それから、
農業生産総合対策事業補助金でございますが、これもミカンに係る補助でございまして、極わせミカンに偏った作付を是正いたしまして、高糖度系のミカンに改植する費用の一部を補助しようとするものでございます。これは総事業費の2分の1以内を補助するものでございまして、これは国庫補助事業として補助金が支出されるものでございます。 ちなみに今年度は1,317万3,000円を計上させていただいておりますが、16年度に実施したもの、事業の未執行分が637万3,000円ございます。それと、17年度の補助事業として680万、計1,317万3,000円を計上させていただいております。 以上でございます。
○議長(宮本勝利君) 平田下津行政局産業課長 〔下津行政局産業課長 平田喜昭君登壇〕
◎下津行政局産業課長(平田喜昭君) 20番 前田議員からいただきましたページ131のわくわく市委託料250万円の御質疑について、御答弁申し上げます。 まず、目的でございますが、わくわく市は下津の地域の魅力をアピールするため、地元でとれたミカンを初め野菜類、その他農産物、シラス、ワカメ等の海産物、そして地場産品、特産品の直売に加え、ミカン狩り体験や郷土芸能やクイズ大会、もち投げといったアトラクションの開催を通じて、当日参加する市民を初め市内外から訪れたお客さんの交流の機会を設けることを目的に毎年開催し、好評を博しているイベントでございます。 17年度におきましては、合併記念イベントの一環として海南まるごと体験ツアーということで、熊野古道ウォークイベントとあわせ、本年10月23日の日曜日に、
海南市立下津小学校グラウンドにおいて開催予定となってございます。 現時点におきましては、その実施内容等に詳しい検討にはいまだ至ってないものではありますが、御承認をいただいた上で、実行委員会の立ち上げとともに、今後その実施について委託をしてまいりたいと考えているところでございます。何とぞ御理解を賜りますようお願い申し上げます。
○議長(宮本勝利君) 再度の御質疑ございませんか。 20番 前田雄治君
◆20番(前田雄治君) 説明いただきました。 まず農林水産まつり、それからわくわく市、両方を聞かせていただきました。内容は市民を対象にした農産物の販売なり、そういう催し物だと思います。海南の農林業まつりは、これは燦燦公園を中心にしてやっているわけです。下津のわくわくは合併記念として盛大にやるというような話でございました。 内容を聞かせていただきましたんやけども、4月1日から海南、下津が合併して新しい海南市になったという中で、ほかの行政機関の中でもこういう催し物なりそういうもんは一体にする方が、やっぱり行政改革の折から、経費軽減の折からでもやれないかというような感じを持っております。 ただ交通状態、それから一挙に人が押しかけると駐車場という問題もございますんで、ことしはこれでやってくれるようですけども、今後合併したんやから年1回にするとか、体育館のあたり、燦燦公園と借り切って1日でやるというような方法にするか、交代にするんか1回にする方が能率的やと私は思うんで、その点について答弁を願います。 それからマルチ栽培、それからミカンのことにつきましては、藤田議員が蔵出しミカンのことで今期質問をされました。また、新しい野菜のこともございました。また、大田議員さんはマルチ農法について質問をいたしました。また、上田議員さんが昭南工業の跡地へ、道の駅か、そういうような農販の農産物を販売するもんをこしらえたらどうなというような質問ございまして、この中にも農業を業としている人、たくさんあると思います。 今の農業は大変ですからね、そういう中でどうするかということが一番大事です。この中で
農業生産総合対策事業補助金1,317万という話が出てまして、その中には極わせをするんだという話ございまして。話ちょっと横へそれるかわからんのやけどね、今の農業、農家自体が農業経営が大変である。また、ミカンも大変な時代やと。 私もちっとつくってまんのやけどね、畑へ来てもろうたら極わせのミカンがある、わせがある、なかてがある、おくてがある、甘夏がある、ハッサクがある、俗に言う混植畑になってしもうてる。ていうのは、農協でも一般の農家自体でも、これは何やろ、宮本わせやろ。これは何やろ、ハッサクでなけりゃあかん、伊予柑でなけりゃあかん、セミノールでなけりゃあかん、たったたった植えていく。植えたらなかなか切らないんでね。 そういうような中で、ほんまにミカンをつくっている人は、「わたしゃどうしたらいいんでしょう」ちゅうような心境でございますわ。そういう中でね、やっぱり新しい田口となにが指名をされた。かつて宮本も市も力入れたし、県も入れて、さあ植えよう植えようて植えたら、もうことしら販売停止。のこぎりで切りなさいて皆から切らされた。やがてそんなことがあり得ると思うんでね。もう言葉悪いけども、奨励しといてわしゃ知らんというような農政のあり方というのは、非常にわしは不満。 そういう意味で、田口となにすんねんけども、115万という補助金はね、海南市の農家戸数が2,580戸あります。そのうちでミカン農家が約1,300。その1,300戸を農協の事業だということで課長は答えたんやけどね、農協であってでも国民の血税を補助金にすんねさけに、市は責任を持ってこれ事業をしてきたらやな、農協にばっかりせんとやっぱり農家にみんな行き渡るようにしてやらないかんと思うんや。 ちなみに海南と下津の合併したミカンの耕作面積、1,217ヘクタールあります。そんな中で、115万の4分の1を補助すると。大体ミカンの木1本、苗木4,000円ぐらいすんので、4分の1ちゅうことは500円になるわけ。116万円で募集をとったらこの額を超えたということになった折に、どうしてもらえる。それを9月に補正するか、12月に補正するか、そういうような計画あるんかどうか、答弁を願いたいと思うね。
農業生産総合対策事業補助金1,300、残ったん630万あるという話やけどね、こんな話一般の農家の人知らんで。こういうのをやっぱり行政自体がよ、県の指導員も入っちゃんのやさけね、やっぱり農家の人に周知徹底できるようにして、金を積み残すちゅうようなことないようにしてやらなんだらあきまへんで。 そんなような中で、500円は補助少ないというんでないけども、もし足らなんだらどうしてもらうんかというような何もございます。 マルチ農法についても一応4分の1を補助するというようにございまして、これも同じようにマルチを奨励するのであれば、どういうような方法でやっていくか。再度当局の答弁を求めます。
○議長(宮本勝利君) 当局から答弁願います。 北口農林水産課長 〔農林水産課長 北口和彦君登壇〕
◎農林水産課長(北口和彦君) 20番 前田議員の再質疑に御答弁申し上げます。 まず1点目の農林水産業まつり、またわくわく市がそれぞれ旧の海南市、下津町において実施されるということであるが、今後合併したということの中で、このイベントを一本化するなど改革についてどのような考えかということにつきまして、御答弁を申し上げます。 先ほど私、また産業課長の方から御答弁申し上げましたイベントは、生産者と消費者が触れ合い、交流することを目的に開催してきたもので、総合して開催することも検討してまいりました。ただ、農業形態を考えますときに、旧下津町はかんきつが中心、旧海南市はかんきつ、カキ等の果実、それから水稲、水田を利用した野菜など、その耕作に関しまして違いが見られるわけでございます。 イベントを従来秋に開催してきているわけなんですが、下津町はミカン収穫前の10月に、また海南はハッサク、キャベツ、大根等の野菜が収穫できる11月に開催するのが、農業関係者にとって作業上都合がよいというようなことから、今までどおり2カ所で開催することとしてきたわけでございます。 今後もそういった中ではございますが、合併して一つのイベントとして実施されないかにつきましては、検討してまいりたいというふうに考えてございますので、よろしく御理解を賜りたいと存じます。 それから、続きまして133ページの和歌山の
果樹ブランド強化対策事業費補助金115万円につきまして、この由良わせ、田口わせへの改植の推進をしていった場合に、予算の枠を超えた場合に補正するのかどうかといった御趣旨の質疑でございましたが、これは先ほど御答弁申し上げましたように、県の補助事業でございます。県におきましては、460万円の事業費の4分の1以内ということで115万円を予算措置しまして、これを市の方で受け入れて先ほど説明いたしましたJAながみねの方へ支出することになってございます。 この事業の希望が多い場合は、その予算の獲得につきましては県当局になるわけですが、JAながみねまた生産者等の希望も多いということであれば、また市の方でも県に対して働きかけはしてまいりたいというふうには考えてございます。 それから、農業生産総合対策事業費の中で、16年度未執行分が637万3,000円、これはこの予算があったのはどういうような内容なのかということでの御説明申し上げますと、16年度の637万3,000円というのは既に改植の事業がなされたわけなんですが、その補助の執行が16年度中にできなかったということで、事業としては637万3,000円に見合う事業というのは16年度に実施をされております。それの補助が17年度でさせていただくということで、予算計上させていただいてるものでございます。 それから、マルチの農家さんへのPRでございます。JAながみねの方におきましては、農家さんへの説明会また広報紙等で、これら事業のPRはなされておるところでございます。市といたしましては、事業者であるJAながみねのそういった情報提供にゆだねているわけでございますが、先ほど議員の方から市としても積極的にそういった補助事業のPRもなされるべきだといった御趣旨で御質問をいただきました。市といたしましてもJAながみねと協議いたしまして、そういったPR方法について今後検討してまいりたいというふうに考えますので、よろしく御理解を賜りたいと存じます。
○議長(宮本勝利君) 再度の御質疑ございますか。 20番 前田雄治君
◆20番(前田雄治君) 答弁いただきました。大体のことは了解できたんですけども、農林水産まつりそれからわくわく、これのなんは将来的に統合してやっていくとか、1つにしたら500万になるわけですな。盛大にやれるということも考えられるし、下津と海南と交代で各年でやるということで、私は一本化すべきだと思いますんで、当局の方で今後検討してください。 それから、この予算の概要というのを見せてもろうたらよ、さっきにも課長答弁あったけどね、由良わせと田口というふうに限定されてるわけ。それ以外は補助対象にならないのか。ということは、藤田さんが言われた蔵出しミカン、それから大田さんが言われたビワの問題、とにかくブランド品をつくらなければやっぱり市場性がない。そういうような中で、計画生産、計画出荷ということが今日の農業の経済状態の中から、そういうのがなければいけないと思う。 改植をすんのであれば、やっぱり統一をして進めていくというふうにしなければ、海南の場合はミカンもある、カキもある、ブドウもある、スモモもあるて、もう種々雑多や。その点では下津はある程度かんきつということに統制なっちゃるんやけど。そういうことについて、さっきも言うたような農家の跡継ぎないし、農家は高齢化していって寂しいもんじゃと、あかんなと、何つくったらええんよちゅうような時代になってきちゃんねん。田口、県のことであんねんけど、田口、由良に限定をした理由はあんねんけど、ある程度責任も持ってもらわなんだらいかんし、統一をするという将来方向をきちっとしてもらわないかん。 市長さん、すんません。あんたの御親戚は農業の方多いと思う。農業のことについて聞きましたんで、きょう私発言さしてもろうたけど、農業に対する予算のことで聞いたんやけど、どういうようなお考えであるか所信の一端を聞かせていただけば、結構だと思う。
○議長(宮本勝利君) 当局から答弁願います。 市長 神出政巳君 〔市長 神出政巳君登壇〕
◎市長(神出政巳君) 20番 前田議員の
高品質果樹生産拡大対策事業費補助金並びに
農業生産総合対策事業費補助金、また和歌山の
果樹ブランド強化対策事業補助金にかかわる再々御質疑にお答え申し上げます。 先ほど来農林水産課長からも御答弁申し上げましたように、農家の今後のいろいろの事業対策については、先般来の一般質問でもいろいろ御指摘を受けましたように、今後生産農家のいろいろな御意見、また御要望等もお聞きする中で、JAながみね等とも相談をし、できる限り農家の皆さんに今後も夢を持って農業できるように対応してまいりたいと思いますので、御理解を賜りたいと思います。
○議長(宮本勝利君) 以上で、20番 前田雄治君の質疑は終わりました。 次に、27番 磯崎誠治君
◆27番(磯崎誠治君) 私は農業の出身でもありませんので、前田議員みたいに的確な質問はようしませんと思いますが、同じようにこの133ページの高
品質ミカン生産拡大事業費補助金80万円。これは概要で見ますと糖酸バランスのとれたミカンを生産するために、マルドリ(
周年マルチ点滴灌水システム)を導入する費用の一部を補助するとあります。この中身読んだってちょっとまるっきりわかりませんので、このことについてちょっと説明をお願いしたいと思います。 それと、この中にはマルチ栽培のことが載っていると思いますが、マルチ栽培、これ今市の単独事業で出してるマルチ栽培のこともありましたが、県費でもこれ出てると思うんです。ミカン、カキ、両方にマルチ、桃とかいろんな形でマルチ栽培というのが入ってくると思うんですけども、私は今回ミカンに限定して、どのぐらい今普及されているのか、耕地面積。それから、今年度予想はどのぐらいあるのか、応募の予想は。 それと、今後このマルチ栽培をどのような形で産業課は進めていくつもりであるのか。ミカン産業にとっては、毎年その農家がミカンの出荷のときに、ことし値よかった、ことし値悪かったと一喜一憂、喜ぶちゅうことはほとんどないんです。毎年もう憂いてるときばっかりです。その中で、このマルチ栽培するのにシートあるいは巻き上げ機、この点滴灌水とかいろんな投資効果、投資が要るんです。できるだけその投資を安くするために、JAでは補助対象商品がどれだけあるのか。何種類、どういう商品があって、その補助対象商品の単価、どのようになってるのか。農家が自分とこで、自分とこの予算に合うたその補助対象商品を、どれだけ選択できるのか。そのようなことについてお伺いしたいと思います。
○議長(宮本勝利君) 当局から答弁願います。 北口農林水産課長 〔農林水産課長 北口和彦君登壇〕
◎農林水産課長(北口和彦君) 27番 磯崎議員の御質疑に御答弁申し上げます。
先ほど高品質ミカン生産拡大対策事業費補助金について、その内容はどのようなものなのかという御質疑をいただきました。これは先ほどありましたように、新海南市になりましても、ミカンというのは旧の下津町で約30億を誇る産業だということの中で、ただ、下津のような水の少ない、またしかも、傾斜地の園地というか地形の中で、マルチ栽培をしていくにはどのようにしていったらいいか。乾燥した際の水分管理をどうするか。また、減産対策どうクリアするのかといった、実際に被覆した場合に幾つかの課題がございます。 その中で、県において県内のそういった地形の特徴を踏まえながら、気象条件に左右されずうまいミカンを安定的に生産していくという観点において、平成15年度から周年マルチ栽培への取り組みに際して、県単独事業として補助制度が創設されたものでございます。 内容については御存じの方もあるかと思いますが、らくらく方式とマルドリ方式という2つに分けて想定されております。らくらく方式というのは、県の試験場の方で研究されたものでございまして、被覆したマルチシート、シートをその端に鉄管等に取りつけて、必要に応じて開閉、電動式ドリルで回転によってシートを開閉いたしまして園地に保管しておけるというもので、被覆と除去作業に大変省力化が図れるというものでございます。 また、マルドリ方式といいますのは、園地内にマルチを全面的に被覆した際に点滴灌水システムを設置して、効率的に必要なだけ水分を補給していく方法で、当然らくらく方式とあわせた中で効果を発揮されるものでございます。そうした取り組みに対しまして、4分の1以内で補助をしようとするものでございます。 これのマルチの被覆状況でございますが、現在旧の下津町におきましては約10%、それから海南市では1%という状況にございます。 今後、そういった中でどのように取り組んでいくかということでございますが、ミカンの価格も安値が続きまして経営も厳しい中で、設備投資もなかなか大変なことは現実ではございますが、逆に言えばマルチ栽培に取り組み、糖度11、12のミカンをつくらなければ、これからも安値の状況というのは決して変わらないだろうと。経営も楽にならないだろうというような状況にあるかと思います。 そうした中、危機感も生産者の方々にもあろうかと存じますが、そういった方々の努力と、また行政側の方も支援できる面で積極的に農家の経営の安定化に努めてまいりたいと、そのように考えてございますので、以上御理解を賜りたいと存じます。
○議長(宮本勝利君) この際暫時休憩いたします。 午前10時5分休憩
------------------- 午前10時17分開議
○議長(宮本勝利君) 休憩前に引き続き会議を開きます。 日程第1 議案第35号の議事を継続いたします。 27番 磯崎誠治君の質疑に対し、当局から答弁願います。 北口農林水産課長 〔農林水産課長 北口和彦君登壇〕
◎農林水産課長(北口和彦君) 答弁漏れがございました。申しわけございません。27番 磯崎議員に改めて御答弁申し上げます。 先ほどこのマルチに対してシートの品種はどのようなものかという御質疑に御答弁申し上げます。 現在、JAながみねにおいて高品質生産のために効果を期待できるものとして推奨しているシートは、タイベック、ナイスセブン、白黒マルチ名人の3品でございまして、これの単価でございますが、1アール当たりタイベックで1万2,054円、ナイスセブンで1万2,873円、白黒マルチ名人で1万437円となってございます。 それから、先ほど被覆面積につきまして10%と申し上げましたが、下津町で現在ミカン栽培面積が約1,000ヘクタールございます。被覆面積は100ヘクタールとなってございます。海南はちなみに197ヘクタールございますが、それの1%ということで、約2ヘクタールとなってございます。 以上でございます。
○議長(宮本勝利君) 再度の御質疑ございますか。 27番 磯崎誠治君
◆27番(磯崎誠治君) ありがとうございます。 マルチ栽培以外にも、この県の事業の中には昨年台風がたくさん来て、防風ネットの補助とかいろいろありました。この中で農家の方が常におっしゃってるのは、県の補助、市の補助でいろいろな事業をしてくれるけども、商品を選ぶ種類が少ないと。あそこの業者で買うたらもっと安いのに、JAばっかり使わなんだらいかんのやと。だから、そういうシステムは仕方ないけども、そういうような形でやるので、今後安くコストダウンできるような商品を産業課の方でJAの方へ働きかけ、あるいは県の方へ働きかけてやってもらえるかどうか、お聞かせ願いたいと思います。 一般質問でやるべきような項目ですが、一般質問でやると今度はこれ予算に計上されてるやないかというような形で言われます。だから、今回ここで言わな仕方ないん違うかなと思いまして、質問させてもらいました。 以上です。
○議長(宮本勝利君) 当局から答弁願います。 北口農林水産課長 〔農林水産課長 北口和彦君登壇〕
◎農林水産課長(北口和彦君) 27番 磯崎議員の再度の御質疑に御答弁申し上げます。 マルチ等の先ほど申し上げました農協において3点が推奨されておるわけでございますが、それよりも今後安くコストダウンを図れるような資材について、導入等について市としてどう考えるかといった御趣旨でございました。 このマルチにつきましては、他産地におきましても他の商品を採用しているケースがございます。ただ、それぞれのシートにつきまして適するかどうか、気象条件もありますし、土壌もあります。そういった実証試験をいたしまして産地に適合すれば、それについて市としても支援をしてまいりたいというふうに考えてございます。 先ほど言いました3点以外の資材につきまして、同等の効果があると事業主体であるJAが判断し、またその補助主体であります県当局においてもそういった資材の効果が認められるということでありましたら、当然のように対象として支援をしてまいりたいと思いますが。その実験結果等を待ちたいというふうに考えてございますので、よろしく御理解を賜りたいと存じます。
○議長(宮本勝利君) 以上で、27番 磯崎誠治君の質疑を終わります。 次に、34番 出口茂治君
◆34番(出口茂治君) 目3農業振興費のうち区分、原材料費、133ページです。このことについて質疑をさせていただきます。 ここに計上されております原材料費600万円。説明では諸材料費となっていますが、目的はイノシシの防護さく設置事業ということであるようでございます。具体的には被害対策、イノシシに限らないと思うんですけれども、鳥獣の被害対策を講じようとする集落に対しまして、防護用の金網を現物支給すると。その金網の費用だ、現物代だと。これを600万円計上されているわけでございます。 近年、鳥獣による農作物被害が中山間地の田畑から平地、低い土地でもあります低地、平地ですね、その民家のそばまでに及んでいる傾向にあります。数年前、海南市では県による猿の捕獲作戦が奏功して、最近はタイワン猿による被害が余り聞かれなくなったようであります。 ところが、ほかの獣であるイノシシ、タヌキ、そして新手のアライグマまで登場しまして、我が物顔をして各地の田畑を荒らしている状況でございます。今のところ農産物の被害額はそう大きいものではないと思いますが、時間をかけて丹精込めてつくる農家にとっては、怒りのやり場がないというのが実態かと思います。そこで、この原材料費の内容について、若干お尋ねいたします。 まず第1点目は、今までの鳥獣による被害の実態ですね、猿以外ですけども。その辺のとこ、わかればお聞きしたいと思います。 それから2点目は、この600万円の金網の費用で、どのくらいの田地を守れるんかな。この面積がわかればお聞きさせていただきます。 それから3点目、これらイノシシとかアライグマ等防護するための他の方策は何があるかということをお尋ねします。同じ目の中にほかに鳥獣捕獲事業と、こういうのがありますが、それ以外に何があるんだろうということをお尋ねします。 それから4番目は、ここの600万円で金網を一定の基準を満たす集落に支給するという現物支給にした理由をお尋ねいたします。 以上でございます。
○議長(宮本勝利君) 当局から答弁願います。 北口農林水産課長 〔農林水産課長 北口和彦君登壇〕
◎農林水産課長(北口和彦君) 34番 出口議員の御質疑に御答弁申し上げます。 イノシシの防護さく等にかかわりまして、数点、4点ですか、御質問いただきました。 まず、イノシシ、猿、それからアライグマという形でいろんな被害があるわけですが、その実態はということでございます。この防護さく等につきましては、平成14年度から補助事業としてスタートをさせていただいておりますが、状況といたしまして数年前までは稲の時期、秋の稲ができるような時期に、数点集落の方からイノシシ被害があるという状況がまず伝わってまいりました。 ただ、現在の状況と申し上げますと、稲の時期だけではございませんでして、年じゅう田畑の被害をこうむるということで、当課の方に被害が寄せられております。 そうした中で、現在のところはイノシシの被害がほとんどでございまして、あとカワウといった被害もございますが、アライグマ等についての被害というのは実態としては報告がなされておりません。 2点目の予算額により防護さくを実施して、どの程度の田畑を守るのかということでございます。ことしは600万円の予算を計上させていただいてるわけでございますが、これは約10キロ。単価600円の10キロの600万円を計上させていただいております。これによりまして、今年度は36ヘクタールの面積を防護しようというものでございます。 ただ、この面積の把握につきましては、地形的なこともございまして難しいわけでございます。また、2年、3年と1つの集落で継続的に事業をなされている場合もございます。ちなみに14年度からこの事業を実施しておりますが、現在までに約160ヘクタールほどの面積を防護できているのではないかというふうに把握してございます。 それから、金網以外の防護方法はとの御質疑でございます。先ほど議員の方からもございましたように、他にも鳥獣害に対する防護予算として計上させてもらっておるのは、捕獲おりの設置事業、それから有害鳥獣駆除委託料という形で、例えばさく以外にイノシシを捕獲するおりを設置したいということで、海南市領で2基、また下津管内で2基という形で考えてございます。また、有害鳥獣の駆除につきましては、それぞれ猟友会に対しまして被害の状況に応じて出動いただいているところでございます。 それから、現物支給にした理由、また利点はといった御趣旨の質疑でございました。先ほど言いましたように14年から事業を実施しておるわけですが、当初は補助事業として実施をしてまいりました。事業費の3分の1を県、市が3分の1、地元が3分の1という形で事業を実施してまいりましたが、この事業、補助事業として実施してまいりますと、集落の方から事業申請なり計画をいただきまして、県の方へそれについてお諮りをして、承認をいただいてからということになるわけです。 その後それぞれの手続、また資材等の購入の手続とかそういったものに非常に時間がかかるという中で、県当局とも協議をいたしまして、できる限りスムーズに被害に対応できる方法ということで、県当局にもお願いをしてまいりました。 そんな中で、16年度からではございますが、資材支給という形で支給をさせてもらっております。これは被害状況に応じて、集落に対してできるだけ速やかに、早く対応してまいりたいということで、補助事業よりも資材支給の方が対応しやすいということで、このような予算措置をさせていただいているわけでございます。 以上でございます。
○議長(宮本勝利君) 再度の御質疑ございませんか。 34番 出口茂治君
◆34番(出口茂治君) 過去の被害届の実態から、本年度の600万円という予算を立てられたと思います。聞いてみましたら、その防護した実績160ヘクタールと、本年度36ヘクタールと、相当広い範囲で対策を講じられているんだなということがよくわかりました。 それから、3点目の金網以外の防護策ということで、他に予算計上されているわけですけれども。技術的によく聞くんですけども、中には電気防護さくという方法もあるようでございます。それで、余り近隣の田畑では見かけないんですけども。ある地方の米づくりの自然農園のところで、鳥を田んぼへ放流して、それでそこで草を取るという、そういうところがよくアイガモですけども、周辺の犬とかあるいは鳥獣にいかれるということで、電気防護さくをやっていると。 また、目的は違うんですけども、近隣のゴルフ場でもイノシシがゴルフ場のコースへ入って、鼻でなんかミミズ探すらしいですな。コースを掘り起こして荒らしてしまう。こういうケースのところでは、電気防護さくを使っているところを見かけているんですけれども。これもひとつは、やっている限りはイノシシに限定してでも、電気防護さくというのは効果があるんじゃなかろうかな。 よく私どもの方の山間地の方で、イノシシの被害に遭うていっぺ来てくれよということで行かしてもらうことあるんです。ことしも冬にその件に関しまして、農政の方で面倒見ていただいて現場を見ていただいた。地元の方らとどういう対策するかというお話いただいたと思うんですけど。 そういう中の農家の声の中で、電気防護さくもひとつこれ、現物支給とはいわんのですけども、「防護さく並みの何か補助制度ないんかい」ということを、よく聞かれるわけです。「今のとこそういうのはありません」ということでありますが。仮にそういう要望があった場合に、市としてどう対応されるか、その1点を再質疑させていただきます。 それから、現物支給に対する理由は、県の補助事業、補助金もありまして手続が非常に繁雑になって、早く対応できないということから現物に変えた、これもよくわかりました。ただ、今先ほど言いました1点、電気防護さくについてだけを再御答弁お願いいたします。
○議長(宮本勝利君) 当局から答弁願います。 北口農林水産課長 〔農林水産課長 北口和彦君登壇〕
◎農林水産課長(北口和彦君) 34番 出口議員の再度の御質疑に御答弁申し上げます。 防護さくにつきまして、金網以外に電気さく等々の防護方法があるが、そういったものの導入についていかがかといった御趣旨の御質疑でございます。 先ほど当市の方で行っておるワイヤーメッシュ、丸鉄線溶接金網ですが、この防護さくについて市の方で推進をしているわけでございます。それ以外にも今ございました電気さくでありますとか、プラスチック製の網、カラートタン、それから有刺鉄線、それぞれ防護さくというのは種々ございます。それぞれによい点、悪い点があるわけでございます。 その中で、大きく分けまして防護さく、電気さくということになるわけですが、電気さくのよいところは設置が比較的簡単で、高さも確保され、景観もよいといった利点がございますが、逆に人に危害を与えるおそれ、要するに電気が通っておりますのでそういった点がございます。また、草が伸びると漏電する。草によってショートして漏電するということがございます。それから、電源の確保、見回り、断線といったものに注意を払わなければならないという、悪い点といいますか、がございます。 そうした中で、市の方針でございますが、イノシシの被害、有害駆除、有害捕獲を実施しても減少しないという状況にございます。被害をこうむっている園地を囲むと、その周りの園地が被害をこうむる、逆にそういうこともございます。園地の状況を見ながら、この手だてを進めていかなければならないということでございます。 その中で個々の園地を守ることは、先ほど言いましたようにその個々の園地は守れるが、周辺の園地に被害が出るおそれがあると。そういったことから、市といたしましては一団の集落といいますか、尾根で結ばれたところとか、顕著な川、道路で囲まれたような一定の区画をやはり防護する必要があるのではないかという方針でいたしてございます。 そうしたことから、電気さく等の導入についてでございますが、電気さく等につきましてはそういった一団の集落を囲むのは非常に難しゅうございます。また、当市のような傾斜地でございますと、それの管理等も非常に難しい状況にあろうかと思います。 ただ、集落の方々、またJA等関係者の方々の御意見をいただく中で今後検討してまいりたいというふうには考えてございますが、今のところこれまでの方針で進めてまいりたいというふうに考えてございます。 以上でございます。
○議長(宮本勝利君) 以上で、34番 出口茂治君の質疑は終わりました。 次に、26番 矢本 伊君
◆26番(矢本伊君) 私は地籍調査事業について、数点お聞きしたいと思います。 136、137ページであります。 まず初めに、この地籍調査費がどうして農林水産業費に入っているのかという、根本的なところがちょっと私、なじまないのかなというふうについ思うんですけれども。これの説明をお願いしたいんですが。これ担当課長さんからは無理と思いますので、ふさわしい方が答弁いただけたらありがたいと思うんですが、何とぞよろしくお願いいたします。 といいますのも、やはり都市政策というのが地籍調査の事業になってくるかと思うんですよ。そういうふうな中で、この農林水産業費の中の5款では、ちょっとよくわかりづらいなというふうに感じるわけなんです。旧海南市以外でもこの地籍事業につきましては、事務分掌、どこがいいのかというのもいろいろ、ほかの課もありましたけどね。それについて新市発足というふうなこともあって、ある意味暫定的な面もあろうかと思うんですが、よろしくお願いいたします。 一応予算の概要、総務部財政課からいただきました。そこの28ページにもあります概要のとおりだと思います。ところが、平成13年から旧海南市では事業着手したわけですね。その当時は1年で1平方キロを目標にしたいということなんで、私が33歳でしたから93歳でようやくできるのかなと、生きてるうちに事業完成の、僕でも見れないなというふうに個人的に思っていたんですけれども。 昨年の建設経済委員会の中で、急遽30年でいけます。こうなれば、多分私も生きてるやろうと思うて、喜ばしいことなんですけれども。ただ、海南地区で60年かかると言われたのが30年になるというのは喜ばしいことなんですけれども、そういうふうなことを考えていくと、この概要では本年度0.98平方キロということなんで、それはおかしいやないかと。事業実施は30年計画でいくんであれば、2分の1しか面積ないじゃないかというのが、やっぱり根本的に思うんです。 そういうことを考えていきますと、全体の計画なり方針というのは、あるでしょうかというのがどうしても入ってきますね。それが次の質問でございます。これが2点目の質問です。 もう一点は、下津町における地籍につきましては、かなり早い時期、昭和43年だったでしょうか。昭和55年に完了されたというふうに聞いております。ただ、若干の修正が必要かというふうなところは、以前からお聞きしてたんですけれども、私もその辺は調査してません。本年度の予算でそういうふうな修正の範囲があるのかないのか。万が一ないのであれば、今後そういうふうな費用が発生してくるのか。これが3点目の質問でございます。 もう一点が、一応この概要の右の方に補助等というような形で国費2分の1、県費が4分の1、結局4分の3が国・県に支えていただいているんですけれども。当然事業の中でいろいろな工程がありました。たしかC工程からH工程までの事業の分が、その補助額の対象になろうかと思うんですけれども。考え方として、やはりこれだけはやっぱり国が幾ら財政赤字になってもしっかりやっていかんとあかん事業は、昭和30年代の国会の方から法律ができて、随時改定をされてますけれども進んでいると思うんですが。和歌山県もおくれていますし、特に海南市はおくれていると思うんで、この補助枠を超えて予算を立てるという計画。ということは、本年度中にでも補正予算を実施するという考えはあるのかというのを、ぜひお聞きしたいと思います。 以上です。
○議長(宮本勝利君) 当局から答弁願います。 炭地籍調査課長 〔地籍調査課長 炭 典樹君登壇〕
◎地籍調査課長(炭典樹君) 26番 矢本議員の質疑に御答弁申し上げます。 まず第1に、どうして農林水産業費に予算を計上されておるかということでございますが、国土調査法は昭和26年に制定されまして、当時の都市政策上、面的な調査を行った場合土地イコール農地。農地が戦後荒廃されておりますので、面積の確定等が必要だという行政的な課題によりまして、当初から農業費に計上されておりまして、現在も農林水産の方の予算として計上されております。 次、2番目に平成13年度着手しましたが、年間1平方キロメートルを目標にしたいということでございました。着手後、熟練度、調査状況等把握した上で、徐々に1平方キロメートルを目標に達する方向で検討されておりましたが、今年度、平成17年度確かに0.98平方キロメートルということで、目標1平方キロメートルに達しました。 ただ、法律の改正等がありまして、事業を民間委託が可能になりましたので、今後2平方キロメートル以上の面積が実施できるめどが立っております。それにつきましては、海南市地籍調査推進委員会、助役を会長とします役所内のメンバーで構成されております推進委員会におきまして、2平方キロメートルを目標に実施しなさいということで方針が立てられております。 それから、3番目の下津町の地籍調査に関しまして、修正の必要があって予算的なものが計上されておりませんが、従来下津町で公共事業を、特に道路網の整備をした際にいろんな地籍図の不備が見つかりまして、修正を行ってまいりました。それに関しまして、法務局と協議した結果、平成15年度下津町の地籍図は17条準用地図という扱いをさせていただくことになりまして、土地の位置関係がおおむね合致しておれば修正は必要がないということでありまして、現在ではほとんど修正箇所はございません。 例外的に発生した場合、担当者がおりまして、現在使用料の方で計上しておりますが、地籍図を作成する測量用のソフトがありまして、担当者が現場に行ってはかってきて修正しますので、外注してかかる予算はございません。 それから、補助金、CH工程の補助金、4番目の質問でありますけれども、地籍調査事業は負担金事業でありますので、市が要望する予算の4分の3の確保がそう難しいことではないようになっておりますので、実際問題増額してやる場合、非常に職員の作業負担が大きくなりますので、本年度は1平方キロを限界に考えております。 したがいまして、補正予算等の措置はことしは考えていないんですが、来年もまた2平方キロで申請をする予定にしております。といいますと、ことしの倍の面積になりますので、これもまた増加することはちょっと無理かと考えております。19年度以降、30年内で事業を終わろうとしますと、2.5平方キロメートルで平均して実施しなければなりませんので、そのための体制を整えて準備しておるところでございます。 以上でございます。
○議長(宮本勝利君) 宗総務部長 〔総務部長 宗 泰雄君登壇〕
◎総務部長(宗泰雄君) 26番 矢本議員の地籍調査費をなぜ農林水産費に置くのかという御質疑でございます。 この農林水産費に置かなければならないということは何もございません。他市の状況等で見てみますと総務費に置くところもございますし、また土木費に置いておられるとこもございます。もちろん農政の費用に置いておられる、そうした市もございます。 私どもといたしましては、やはりこの農地るあいは山林、水路等にかかわることもございまして、農政の方へ費用を置かせていただいてございますし、また市全体の事務量の配分という立場の見地からも、そうした農林水産費に置いておると。そういう事情でございますので、御理解をいただきたいと思います。
○議長(宮本勝利君) 再度の御質疑ございませんか。 26番 矢本 伊君
◆26番(矢本伊君) 答弁ありがとうございます。大まかによくわかりました。また、方向づけ等々もあらかた、深く御協議なされた提案だなというふうに評価したいと思います。 ただ、そういうふうな中では、先ほど総務部長、また担当課長からもお話があったように、確かに農林水産というのはわかるんですけれども、実質今の状態であれば、やはり海南市の中で合併しても、合併前であっても旧海南市においてもやっぱり道路のところを優先していく。またやっぱりどうしても道路をせんとあかんとこに対しては、公図の混乱があったりであるとか、あと民家がたくさんあって非常に境界が難しいであるとか、現実には問題があります。 確かに今まである境界というのを、新しくつくっていくんだというふうなことはあるんですけれども。そういう中で、やはり海南市の場合は都市政策というようなことを考えていかなきゃならんと思うんで、余り好ましくないのではないかなというふうに一応指摘はさせていただきたいと思います。答弁はそれは結構です。 ただそれで、先ほど答弁いただいた中の概要の中で、それでは実施2地区というのは具体的にどこの場所を実施させていくんでしょうか。どうして今回選定された場所は、どういうふうな効果があってこの場所に決まったのかというのを教えていただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。
○議長(宮本勝利君) 当局から答弁願います。 炭地籍調査課長 〔地籍調査課長 炭 典樹君登壇〕
◎地籍調査課長(炭典樹君) 26番 矢本議員の再質疑に御答弁申し上げます。 実施地区はどういう場所であったかという御質問でございます。平成15年度、重根地区それから阪井地区、それと16年度には阪井地区、木津、沖野々地区の一部、17年度、本年度は沖野々地区と阪井地区の一部でございます。 どういう効果があるのかという御質問でございますが、重根地区におきましては道路整備事業を計画されておりまして、その地区が重根地区だということでございます。 それから、阪井、沖野々、木津地区につきましては、同じく国道370号線の整備を計画されている地区でございますので、その地区が計画を実施されております。 以上でございます。
○議長(宮本勝利君) 再度の御質疑ございませんか。 26番 矢本 伊君
◆26番(矢本伊君) 答弁ありがとうございます。 ちょっと違っていたと思うんですよ。要はこの実施2地区で面積が0.98平方キロというふうな形なんですけれども、これは新たにするところが0.98なのか、今までの延長上にあったのが、今、炭課長がおっしゃられたこの地区であるのかということなんです。 要はどうしてこの実施2地区というところが選定されたのかというふうなところをお聞きしたかったんで、今の答弁は要は前年からの継続であるのか、それとも本年度の予算は前年からの継続であるのか、本年度予算は新規でここのところをするのかというところの、本年度の中身を教えていただきたかったんで。15年度、16年度はあらかたこちらも理解しているつもりでございますので、何とぞ答弁の方よろしくお願いいたします。 なお、木津地区は424号線です。
○議長(宮本勝利君) 当局から答弁願います。 炭地籍調査課長 〔地籍調査課長 炭 典樹君登壇〕
◎地籍調査課長(炭典樹君) 答弁誤りまして、まことに申しわけございません。26番 矢本議員の質疑に御答弁申し上げます。 平成17年度につきましては、現在阪井、木津地区におきまして直営のE工程、現地確認調査業務を行っております。それと新たに且来地区、0.61平方キロメートルを予定しておりまして、沖野々、木津地区で本年度調査しますのは0.33平方キロメートルでございます。合わせまして0.94平方キロメートルでございます。 阪井、木津地区につきましては国道建設事業が予定されていまして、且来地区につきましては、将来県道秋月海南線の整備をする際に、計画があれば対応できるという形で行っております。 以上でございます。
○議長(宮本勝利君) 以上で、26番 矢本 伊君の質疑は終わりました。 次に、18番 大田 優君
◆18番(大田優君) だんだんの質疑がございまして、私、予定をいたしておりました部分がもう既にほとんど質問を終わったような感じでございますけども、私は私なりに二、三お伺いをいたしたいと思います。 まず第1点は、132ページの委託料、農業振興対策委託料250万。この対策委託料について、決定をいたしておればその対策協議会へ出られる人選について、公表していただきたいなと考えます。 それから、2つ目にはマルチであります。マルチのいわゆる実施時期というのは、6月下旬から7月上旬にかけて極わせミカンは一番適当な時期であると、こう言われております。あるいはまた、わせミカンでは7月上旬から7月中旬、普通温州ミカンでは7月下旬から8月中旬と、これが一番よい時期であるとこう言われておりますけれども。 本年度は恐らく日和がよくて、ここ四、五日前まで干ばつのような感じの日和が続きましたんで、まだ現在ではマルチの被覆は行われてるとこが少ないと思うんでございます。しかし、先ほど来からのいわゆる答弁の中で、面積は下津町で1,000ヘクタール耕作の中の1割の100ヘクタールがマルチを引かれると、こういう答弁があったわけでございます。その中で、各種いわゆるわせでどれだけ、極わせでどれだけ、普通、温州ミカンでどれだけというもし内訳がわかりますなれば、お知らせをいただきたいと思います。 それから、その10%によるところの補助金が200万円ほどでございますけれども、この200万円に対する希望面積で除したところに、いわゆる10アール当たりの単価が出てくると思うんですけれども。その単価についてももしおわかりなれば、お知らせをいただきたいなと、こう思います。 それから、この事業につきましては市単独の事業であるということでございますけれども、どなたかの質問の中でも、いわゆるビニールを買うのに高いとこと安いとことあるという話があったわけでございますけども。以前の問題として、単独じゃなしに県の補助金並びにJAの補助金、そして旧市町村で申し上げますと下津町、こう3つが寄って補助金を出し合ったいわゆる事業という形の中で進んできた年があったわけであります。 そんなことで、農協さんの場合はうちは補助金を出さないけれども、いわゆるビニール等の資材費で補助をするような形をとりましょうと。こんな形で100%がJAを使ったようなことがあったわけであります。そういうふうなことも考慮に入れて、町としてはJA一本できたわけでありますけれども、そこらの問題点も担当課としては今後努力されて、JAに対して格別な補助金を交付されるような要望をしていただきたいなと、こういうふうに思いますが、いかがなもんでございましょうか。 次に、中山間地域等の直接支払い等の交付金についてでございます。 1億5,432万4,000円という補助金が、国からおりてくるわけでありますけれども、昨年度はたしか1億3,000何百万であったように記憶をいたしております。そうした中で、本年度につきましてかなり内容が変わってきたんかなというような気もするのでお聞きをいたしますけれども、対象農地の基準がどういうふうになってきたか。そして、その単価がどんなになってきたかということ。 それから2つ目には、対象の農用地の傾斜基準ですね。中山間というのはいわゆる15度以上のミカン園でないと、平たん地へミカンつくっておって、その平たん地へマルチをかけてもこれは補助金の対象にならんと思うんです。そうした問題について、どないなってきたんかということについてお聞かせいただきたい。 それから、先ほども申し上げましたように1億3,000万何がしから1億5,000万何がしにふえたということについての交付金の単価ですね。その単価についてもひとつ教えていただきたいなと思います。 それから、マルチを引くということは、例えばミカンの団地があって、そこが1ヘクタールの団地であったと。そのうち10人がつくっておって、そしてそのうちに1人だけ10アールだけ、わしマルチ引くんやから、補助金の対象にしてほしいよといっても、この事業ではだめやと思うんです。そうした問題点について、そういうことが多分ないと思うんですけども、あった場合の直接支払いでいただいたいわゆる交付金の返還というようなことについてはどないなってるのかというようなことを、あわせてお伺いをいたします。 それから、恐らく新しい海南市では、耕作放棄っていうのがどんどんと出てきておるわけでありまして、それを防止するための中山間地域の直接支払い制度という形の中で、部落協定を結んだ中で交付すると、こういうことになっておると思うんですけれども、それに間違いがないかどうかということもあわせて教えていただきたいなと思います。 それから、平成12年から5年間既にもう中山間支払いのこの交付金というのを、皆農家の方がいただいておるわけでございますけれども、そのときの平成16年までと、17年度から向こう5年間で1億幾らずつ毎年交付される対象になる面積ですね。その面積がどんな形で変わっていくか、変わったかと。そんなこともあわせて教えていただきたいなと思います。 それから、対象農地の基準でございますけれども、例えば傾斜地が15度以上の農地と、それから8度以上15度以下ということになっておると思うんですけれども、その内訳がわかりましたら教えていただきたいなと、こういうふうに思います。 それから次に、先ほど矢本さんの方から質問がございましたので、ちょっと変わった点について、地籍調査の内容についてお聞きをし、触れてみたいなとこういうふうに思うわけであります。 下津町では昭和43年から13年間をかけて、大体3億ぐらいの費用で全地域が完了したわけでありますけれども、その13年間の間にかなり担当者としては苦労をされてやってきたということを聞いております。そんな中で、この新市において実質ことしから地籍調査が始まるということやと、私、思うんですけれども。1平方キロメーターしか実施できないということについて、30年もかかるというようなことになりますと、非常に問題が多く出てくるんじゃないかなというふうに思うので、できるだけひとつ、これは国なり県なりに話しかけて、少なくとも15年間ぐらいで完成できるように協力をしていただきたいなというふうに思います。 そして、初年度はどこでするんかというようなことも聞きたかったわけですけども、先ほど重根とか阪井とかそこらの方面でやるということの御説明がありましたので、これはもう結構でございます。 それから、地籍調査というのは非常に難しい精度の高い調査になりますので、旧下津町で行ったときにはかなり誤差が出まして、先ほど課長はそうした小さい誤差は認めてもらってるんやというような話がありますけれども、現実はそうはいかないんでないかなと思うんです。この和歌山県内で地籍調査を実施する業者が果たしてあるんかないんかいうこともひとつ疑問に思うわけであります。 下津は13年間やってきた中で、和歌山県にはそういう精度の厳しい調査する会社等はなかったんです。なかったから信濃、いわゆる長野県です。長野県から13年間ずっとお願いをした中で完成を見たと、こういうようなのが実態でございます。 その地籍調査について、どういう調査内容でやっていくんかということも一つの大きな問題点であると思うんです。下津町やったときはもちろん平板といいますか、余り土木のことわからんのですけれども、やったように記憶をしておるんですけれども。現時点では航空写真等を撮って、それに基づいた地籍調査というのができないんかどうか。そんなことができるであろうというようなことも、ちょっと以前聞いたことあるんですけれども、費用の面について航空でやるとちっと高つくようなこともお伺いするんですけれども。そうしたことの調査はやられましたか。その点もあわせてお伺いをいたしたいと思います。 それから、本年度は3,000万円という少ない金額しか予算を持ってないんですけれども、いっそやる限り、やっぱりこれは少なくとも2億や3億、調査費に入れていただかんといかんのと違うんかいなと思うんです。私は常に感じるんですけれども、精度が問題になってくるわけなんです。そして、この調査をせなんだら、わしとこけんかになってないのに、この調査をされたために境界の争いがあっちからこっちから、「この境界はここまではわしとこんや」「いやいやここまでわしとこんや」という問題点が百出するんです。 そうした面を考慮しますと、やっぱりできるだけ短時間で、できるだけ多くの面積ができるようなシステムをとってほしいなあと。こういうふうにちょっと私もこういう問題というか、工事についてかじってきた経験がありましたので、経験上申させていただくわけであります。 それから、そうした面は担当者の方で十分、いわゆる精度をきちっと10ヘクタールあるもんでしたら10ヘクタールにきちっとはかってもらうような業者の選定をしていただきたいなというふうに思います。 それから、ちょっとわからんのでお尋ねするんですが、海南市の場合、本年予定されてる3,000万円のうちで筆数が全地域、いわゆる実施される地域全体で何筆あるのかということ。それから、海南市全体で恐らく下津町でも3万からの筆数があるんですから、海南市さんはどれだけあるんかわかりませんが、そこらの筆数もどれぐらいあるのかな。その筆数によって調査の時間帯も長くかかるように思いますので、ちょっともし調べておれば報告をいただきたいなというふうに思います。 1つの筆数で10坪、30平米のものがはかるのでも1筆は1筆やし、1ヘクタールが山林なんか1筆になっておったら、それも1筆であるという形の中で調査というのは進められていくので、そうした点を十分考慮しながら、いわゆるどこの地区はことしやるけども、何筆で面積はどれだけだぞと。面積が多いばっかしで、いわゆるお金がようけかかるとか、少なく済むとかということはないと思いますので。そうした点についてもどういうふうな方法を検討されておるのか、お伺いをいたしたいと思います。 以上です。
○議長(宮本勝利君) この際暫時休憩いたします。 午前11時15分休憩
------------------- 午前11時37分開議
○議長(宮本勝利君) 休憩前に引き続き会議を開きます。 日程第1 議案第35号の議事を継続いたします。 18番 大田 優君の質疑に対し当局から答弁願います。 北口農林水産課長 〔農林水産課長 北口和彦君登壇〕
◎農林水産課長(北口和彦君) 18番 大田議員からいただきました御質疑に御答弁申し上げます。 まず最初に、農業振興委託料にかかわりまして、その協議するメンバーが決まっておればということでの御質疑でございました。 現在、市内で生産される農作物の有利販売とか、農業所得の向上を目的にそれらの今後の市内農業の進め方について協議いただくために、海南市農業振興協議会なるものを立ち上げたく準備を進めておるところでございまして、構成メンバーといたしましては、市議会議員、農業委員、農業生産者及び農業団体、農業協同組合、農業改良普及所、学識経験者等約20名で構成したく、進めておるところでございます。 それから続きまして、
高品質果樹生産拡大対策事業にかかわりまして、数点の御質疑をいただいております。 まず、被覆状況につきまして、内訳がわかっておればということでの御質疑でございましたが、まことに申しわけございませんが把握ができてございませんので、御容赦いただきたいと存じます。 続きまして、この事業での10アール当たりの補助金額についてはどうなっておるかということでございます。10アール当たり補助対象の上限額が8万4,000円となります。そうしたことから4分の1以内の補助ということで、10アール当たりの単価が2万1,000円となります。 続きまして、JAでの助成についてはどんな状況かということで、JAにおきましては資材費の約1割を助成していただいているところでございます。また、今後の助成について、市といたしましてもJAと協議をいたしまして、助成を続けていただけるよう要望してまいりたいというふうに考えてございます。 また、県、市、JA一体となった取り組み姿勢ということで御質疑がございましたが、今後も連携をとりながらマルチを推進していきたいというふうに考えてございます。 続きまして、中山間地域等直接支払い交付金にかかわっての御質疑でございます。 まず1点目、平成12年から行われた5年間に実施した中山間地域の直接支払い制度が、17年度から新たな制度としてスタートするわけでございますが、対象とか単価等は変わっていないかとの御質疑でございますが、対象、単価等については変わってございません。 続きまして、今年度予算で1億5,432万4,000円、前年との比較について増額なっておるがということでございますが、旧下津町におきまして1億3,684万1,000円、旧海南市におきまして1,748万3,000円、これを合計いたしまして17年度は1億5,432万4,000円を計上させていただいているところでございます。 それから、新制度での傾斜基準等はどうなっておるのかということでございますが、制度は変わってございません。 また、集落の中で例えば例として1軒がマルチを被覆した中で、集落として全体じゃなくて1軒だけが被覆した場合の取り扱いはどうなるのか。またそういったことで、全体、集落として取り組みが目標までに至らなかった場合、返還というのがあるのかといった御質疑でございます。 まず、集落の関係について後ほど簡単にまた新たな制度の御説明も申し上げますが、この中山間の新たな制度の中で、それぞれ必須要件でありますとか選択の必須要件、その補助金をいただくための目標数値をそれぞれに計画いただくわけなんですが。その中で先ほど例えばマルチにかかわりますと、集落の中で高付加価値型農業ということでマルチの被覆等について取り組む場合、5年間の目標として5年後に例えばそれの協定面積のうちの5%、または1ヘクタール以上面積が増加した場合、これがクリアされるということになりますので、全体としてでなくても1軒で集落の協定の中で今言いました5%、また1ヘクタール増加なった場合は対象として取り扱います。ただ、それが至らなかった場合は返還ということの対象となると考えてございます。 それから、新制度になって対象面積の変化はどういうふうにとらまえておるかということでございますが、ただいま旧海南市それから下津町、それぞれの今までに海南で9集落、下津町で32集落と協定を結んでおるわけでございますが、それぞれの今までの集落に対して説明をさせていただきまして、今集落の方におきましてその計画を立てていただいて、取りまとめをしている段階でございます。恐らく変わらない形でお考えいただける集落がほとんどではないかというふうに考えておりますので、御容赦いただきたいと存じます。 それから、対象農地にかかわりまして15度以上、また15度以下8度以上といったことで、内訳についての御質疑でございますが、新海南市におきまして要するに旧の海南、下津、それぞれでもそうだったわけですが、すべてが15度以上の農地となってございます。 以上でございます。よろしくお願いいたします。
○議長(宮本勝利君) 炭地籍調査課長 〔地籍調査課長 炭 典樹君登壇〕
◎地籍調査課長(炭典樹君) 18番 大田議員の質疑に御答弁申し上げます。 まず初めに、下津町ができたように15年間ぐらいで海南市の地籍調査を完成できないかということでございます。 下津町は40平方キロメートルございまして、13年ぐらいで完成いたしました。年間3ないし4平方キロメートルを実施しております。当時は平板測量かつ巻き尺を使いまして、非常に現在にはない古い器械で行ったことでございまして、大変苦労をされております。したがいまして、私どもの課といたしましては、できるだけ努力目標として頑張りたいと思っております。 ただ、当時と現在は若干立ち会いの面で非常に厳密化されておりまして、当時代理人が広く認められておりましだか、現在はきっちり所有者を特定して、現地できっちり確認するというスタイルになっておりますので、非常に業務量が多く、大変な作業でございます。 続きまして、精度の方でありますが、地籍調査を精度的に立派にやれる業者があるのかということでございます。 現在和歌山県全市町で、地籍調査がかなり何らかの形で行われておりまして、完了した地域も多数出てまいりました。その点で県下でもかなりたくさんの業者さんがおります。今回、去年もことしというふうに指名入札をしましたが、ことしは8社を指名いたしました中で、4社が和歌山県の業者と思っておりますし、ほかの業者につきましても支店が和歌山にございます。そういう形で、非常に業者さんは充実してまいっております。 それから、航空写真でできないのかということでございます。これにつきましては、航空写真も非常に精度が上がりまして、写真の場合は周辺でゆがみが生じるんですが、何度か飛行機で飛ぶことによってそのゆがみを修正し、正しい測量ができるようになっております。ただ、実際調査は現地に入って境界がどこか、ここかということが非常に大事でありまして、航空写真は補足的な利用できると思うんですが、やはり現地調査が優先されます。 そのほか補足的には人工衛星等も機能が向上しておりますので、補足的に測量に活用できるのではないかと考えておりますので、もう少し勉強させていただきたいと思っております。 それから、現在3,000万円の予算をいただいて実施しております。1平方キロメートルになっておりますが、これは3億円になれば10倍の事業規模が実施できるんですが。実際問題としまして民間業者に委託した場合、本当に正しく現地を調査して所有者の確認をしながら、この境界が本当に正しいのかという丁寧な調査がされているかどうかをチェックする体制が非常に重要になってまいりますので、現状の職員体制では10倍の規模はちょっと無理だと思います。ことし1平方キロメートル、来年は2平方キロメートル、徐々に延ばせればいいですけれども、責任問題もございますので一気に大きくすることは難しいかなと思っております。 それから、筆数でございますが、海南市の筆数は約8万筆、61.35平方キロメートルです。ことし17年度に実施しますのは、0.98平方キロメートルで、筆数は2,830筆になっております。 以上でございます。
○議長(宮本勝利君) 北口農林水産課長 〔農林水産課長 北口和彦君登壇〕
◎農林水産課長(北口和彦君) 申しわけございません。18番 大田議員からいただきました御質疑で、1件答弁漏れがございました。 議員から中山間地域等の直接支払い制度の新たな制度の中で、現制度から変わった点ということで、先ほど答弁の中でも一部対象面積であるとか、そういったものが変わっていないかという御質疑で、変わっていないという形で御答弁申し上げておりますが、制度の中で大きな点で変わっている点というのがございます。 12年から16年まで5年間この制度を実施してきて、それぞれの集落協定を結んだところでは、計画に基づき一致団結してその耕作放棄地を守るとか、いろいろな取り組みをしていただいてこの補助制度を活用していただいたわけでございます。17年度も引き続きこの制度がスタートする中で、かなりハードルが高くなっております、というか、新たな項目も設けられてございます。 いろいろ細かな点がたくさんあるわけですが、1つ大きな点では通常今までのプラン、計画以外に必須条件として例えば集落マスタープラン、集落が目指す将来像とかその実現に向けた活動計画を作成する必要がございます。それぞれ今までの取り組みの上に、新たな取り組みをつけ加えた上で、それが守られて通常価格の80%を補助いただくわけです。 それ以外に100%補助もらおうとすると、それ以外の必須条件としては将来にわたって適正に協定農用地を保全していくための農地、のり面、水路、農道等の補修、改修を必要とした範囲とか位置図、それから鳥獣害防止対策が必要とする位置でありますとか、既存の耕作放棄地の復旧、または隣地化を実施する範囲でありますとか、それぞれ集落の中で今後農用地保全をしていく上でのマップを作成し、さらにその上にこれもたくさんあるわけですけども、生産性、収益向上の項目でありますとか、担い手育成の項目でありますとか、多面的機能を発揮する項目でありますとか、いろいろな項目について集落として実施していく項目を幾つか選択する必要がございます。 これらすべてをクリアいたしますと、今までと同じような100%の補助金が出るということでございます。細かな点につきましてはたくさんございまして、ここで説明いたしかねるわけでございますが、そういったハードルが高くなってるということで御理解いただきたいというふうに思います。 以上でございます。
○議長(宮本勝利君) 再度の御質疑ございませんか。 18番 大田 優君
◆18番(大田優君) 御答弁いろいろありがとうございました。 あと一、二点、ちょっと簡単にお伺いしたいんですけども、農振の役職については、ちょっとお聞きするところによりますと、何かお年寄りの寄り集まりのような感じがしてならないんです。実際に農業をやってるいわゆる若い方たちの、やっぱり農振の中へ入って、これからの経営ちゅうのはこういうふうにならなんだらいかんのやということを、もっとやっぱり発言する場を与えてやらないと、各種団体のそういう、怒られるかしらんけども、老人が出てですよ、本当の農業振興にならないと、こう思うんです。 今回はもうそういうことで決まっておれば仕方ないとして、次の機会にもっと若い方をこの会へ入れられるような措置をとっていただきたいと、要望いたしておきます。 それから2点目に、地籍調査の推進委員の選出であります。ここに136ページの中に、1人日額7,700円の38人を選ぶと、こういうふうに予算では出ておるんですけれども、どんな方を選ばれるんかなという疑問もあるわけであります。 これは、なぜ私そういうことを申し上げるかというと、そこの地域の中からもちろん選ぶんでしょうけれども、その選ばれる方が昔からそこに住んでおって、いろいろ農地、宅地、原野、平野、そういったいろんなことに精通された人を選んでいただかんと、「どっからどこまではだれの、これは資産やと思いますよ」「ここは昔だれが持ってやったんやけれども、今もう大阪の方へ行かれて、ここ持ってる方は現在大阪ですよ」とか、そうした役所の中で書類面でわからないことが非常に多く出てくると思うんです。 そういうことから考えると、非常にここに出てくる推進委員さんの選任については気を使っていただいて、いわゆるその地域、地域に精通した方を選んでいただきたいと。これどうでございますか。どんな形で選ぶ予定ですか、ちょっと御答弁をいただきたいと思います。 それから、この地籍調査をなぜ15年ほどでやり上げよと言うかというと、この成果ですね。でき上がった成果というのが、既に下津町では固定資産税にもう活用されてるんです。昔の測量を聞いてみますと、明治生まれの方なんか山へ行って、縄の先へ石をくくりつけてぽんとほうって、あそこまではわいとこのやろと、そんな形の中でいわゆる1つの、1筆の面積を出したというようなことが、ほとんど大昔にあるわけですね。そうなってくると、その当時何といいますか、その村、その地域の偉いさんが、自分勝手に1反のものを「わいとこはこれ1筆しかないんや」というて、1筆でおさまったうちもあるような、そういううわさ、ニュースをよく聞きます。 現在税金は、下津町では既にきちっと地籍調査でやった面積によって課税をされております。それはやってない海南市は、うちの宅地は100坪あんねけど、20坪しか課税されてないんやよといううちも、あるやもわかりません。そういうことを考慮して、30年もかけてやるというの、これはもう全くの不自然だと思うんで、これはもう徹頭徹尾改めていただいて、とにかく一年も早く完成をしていただくような方針でやっていただきたいなと。最後にこの問題について市長、どう思われますか。一言だけお答えいただきたいと思います。終わります。
○議長(宮本勝利君) 当局から答弁願います。 市長 神出政巳君 〔市長 神出政巳君登壇〕
◎市長(神出政巳君) 18番 大田議員の地籍調査費に関しての再々御質疑にお答えいたします。 この予算説明書の136ページ、137ページを見ていただければおわかりのように、国・県の支出金と、そして一般財源の比率が1対2にほぼなっているところでございまして、近年、国・県等の御支援もふえてくる中で、ようやく予算等もふやしてきたところでございまして、今までは職員の体制等にも不備がございまして、なかなかこういった事業に積極的に市として取り組めなかったわけでございます。 しかし、先ほど来課長の方からもお答えしましたように人員体制も整ってまいりましたし、また委託業者もそれぞれ県内にも優秀な調査会社がふえてまいりましたので、今後庁内でこの地籍調査については、鋭意取り組めるように協議をしてまいりたいと思います。 他の議員さんからも、以前からもいろんな御意見をお伺いをし、早期に地籍調査を完成しろという要望も強うございましたので、今後とも積極的にこの事業については取り組みを考えてまいりたいと思いますので、御理解を賜りたいと思います。 以上です。
○議長(宮本勝利君) 炭地籍調査課長 〔地籍調査課長 炭 典樹君登壇〕
◎地籍調査課長(炭典樹君) 18番 大田議員の質疑に対しまして御答弁申し上げます。 推進委員の選出について御質問がありましたので、38名の方について説明させていただきます。 38名の方は全員地元の方でございまして、地域の調査の際に2名ずつついて回っていただいております。その土地に古くから住まれている方で、農地を持たれ、所有地もところどころ持っておられる方にしていただいてまして、信頼できる方でございます。 以上でございます。
○議長(宮本勝利君) 再度御質疑ございませんか。 18番 大田 優君
◆18番(大田優君) ちょっと1つだけ忘れておりましたんで。 地籍調査をやっていく上において、里道とか水路とか、いわゆる一般公共物であるのか、個人のものであるのかわからんようなことが往々にして出てくると思うんですけれども、そうしたことについて、できるだけ地籍調査をする時点で解決できればひとつやっていってあげてほしいなと、こういうふうに感じておりますんで。これはもう答弁は結構です。
○議長(宮本勝利君) 以上で、18番 大田 優君の質疑は終わりました。 この際、昼食のため、午後1時10分まで休憩いたします。 午後0時休憩
------------------- 午後1時10分開議
○議長(宮本勝利君) 休憩前に引き続き会議を開きます。 日程第1 議案第35号の議事を継続いたします。5款農林水産業費について、次の通告者の質疑に入ります。 7番 河野敬二君
◆7番(河野敬二君) 131ページからいきます。 もう皆さん質疑をされて、ほんまに残りかすみたいな質問になるかもわかりませんけども、よろしくお願いします。 まず委託料、農林水産業まつりとわくわく市、委託料の件についても前田議員の方から質問がありましたが、やってるそれぞれの日、よく似てると思うんですわ。それをお教え願えますか。 それから、わくわく市委託料、私全然知らんかったんですね。旧下津のときからでも、海南市から、駅から出発して、藤白峠を越えてやってるちゅうの、私全然知らんかった。恥ずかしい次第でありますが。しかも県外からも来ていただくという、非常にええ取り組みだと私も思います。 片一方、農林水産業まつり、これも私いろんな形で参加させていただきましたけど、ちょっとこっちはマンネリも起こっちゃるのよ。もうはっきり言います、ね、課長。 ですからね、やっぱり合併を記念して、もちろん関係者の皆さんの意見は聞かなあきませんがね、毎年毎年1つにするちゅう問題もありますが、やっぱり海南を合併したと。下津の名前が残りましたけども、海南市の下津町ですからね。やっぱりかなり全国のお客さんも来ていただくんですから、下津のミカンや水産業もわかっていただくと。そして、旧海南の、前田議員もおっしゃってましたけども、たくさんの品目はいっぱいありますわね、旧海南市はね。 だから、そういったことも知らしていって、農林水産業の生産者に新たなやる気を起こしてもらう意味でも、また地元の方々や近畿各方面から来ていただく方に、海南市のよさを知ってもらう意味でもね、ひとつ記念をして一緒にやれないものかなというふうに、日もよく似てると聞きましたんで、その点での答弁を求めます。 それから次、132ページですわ。 イノシシのこのさくの問題は、出口議員の方から質問がありました。私、その捕獲、おりですわ。おりもいろんな問題点あります。そこはもう言いません。しかし、そのさくを設置して、おりはおりでやるわけですので、要望や要求の関係で16万でいけるのかどうか。もうその点だけでいいです、その問題は。 それから、農業振興対策委託料、その下の。これも大田議員の方から質問をしてましたし、観点は同じです。ちょっと違う立場から言います。当局からいただいたこの予算の概要のところに、24ページに市内農産物の高品質生産や消費者ニーズ云々とありますね。もちろん消費者ニーズだけやなしに、高齢化や後継者不足、いわゆる農業の発展のために協議会を設置するんだということです。後継者対策は大田さんが言われたとおりでありますがね。 しかし、ことしはどういう方々が入るというのは課長の方からお話がありましたがね、やっぱりいわゆる消費者ですね。消費者に、私は地産地消、すべて地産地消ではできないのようわかるんですよ。鯨なんかここでとれませんからね。牛肉でもある程度輸入に頼らなあかん部分いうのもあります。牛乳でも北海道やそこあたりから入れな、だめな部分があります。 基本的にはできる部分は地産地消していくという観点からいいましても、やっぱり地元の消費者、今年度は無理でもね、もし今年度で入れられるものであればね、やっぱり地元の消費者の方々も入ってもらうと。消費者でも私らも消費者ですわ。まあそやけどこれは外しまして、やっぱり女性の方。若い方入れよて大田さん言われましたように、やっぱり若い方もお年寄りの、特に女性の消費者を何人かね。まさしくいろいろな機関から選ぶんじゃなしに、ほんまに消費者の、一消費者ということで、これは公募してもええと思いますがね。やっぱり消費者も入れていって、直接農業者に意見を上げていくような形をとるのが私はいいと思いますものでね。その点でのお考えをお聞きをいたします。 以上です。
○議長(宮本勝利君) 当局から答弁願います。 北口農林水産課長 〔農林水産課長 北口和彦君登壇〕
◎農林水産課長(北口和彦君) 7番 河野議員からいただきました御質疑に御答弁申し上げます。 まず131ページ、農林水産業まつり、またわくわく市の委託料にかかわりまして、まずその開催日時等が拮抗してる中で、一緒にイベントとしてできないかといった御趣旨の質疑でございました。 旧海南市の農林水産業まつりにつきましては、毎年11月の下旬に開催しておりまして、今年は11月26、27を予定してございます。また、下津町で行われておりましたわくわく市に関しましては、例年10月下旬、20日以降に開催することが多うございます。今年は10月23日となってございます。 そうした中で合併もなされた中で、大きなイベントとして消費者や農業者に喜んでいただける、また他府県から来られる方々に喜んでいただける祭りとして、一括してできないかといった御質疑でございましたが、先ほど午前中にも御答弁申し上げましたが、下津町と海南市において扱うといいますか、耕作している作物に違いがございます。どうしても下津町はミカンを中心とした果実中心になってございますし、海南は果実も含めまして水稲並びに水田を利用いたしました野菜などをつくっておるところでございます。 下津町のミカンの収穫時期が11月に入りますと盛んになります。そうしたことから10月中の開催という形で実施しておるところでございます。また熊野古道のハイク、海南から下津にまいりますハイキング、熊野古道を歩くハイク、ちょっと名称を忘れましたがハイキングと同時に開催してるところでございます。 海南市につきましては、どうしても中心が白菜、キャベツ、大根といった野菜が中心になりまして、これの収穫については11月下旬ということになります、そうしたことから11月下旬に開催しているところでございます。 このイベントにつきまして、海南市として一つのイベントとしてできないかということにつきましては、合併協議の中で農林水産課、下津町の産業課でいろいろと協議をしてまいりました。ただ、先ほど申し上げましたそういった取り扱う農作物等に違いがあるということから、合同したイベントとしては成り立ちにくいということで、引き続きそれぞれの地域で開催していこうというふうに決まったところでございます。 ただ、午前中も御答弁申し上げましたように、今後このイベントを一つの形として、例えば旧海南市でやる、翌年度は下津町でやるといった形で実施できないかも含めまして、いろいろ種々検討してまいって、一つのイベントとして成り立っていかないかについては今後検討してまいりたいというふうに考えてございますので、御了解いただきたいというふうに存じます。 続きまして、132ページのイノシシ捕獲おり設置等委託料についてでございます。 午前中にもありましたようにこういったイノシシの被害については、年々増加をしてございます。農業者よりイノシシの捕獲について種々要望がなされているところでございます。いろいろ防護さくでありますとか、銃器による捕獲とかありますが、イノシシの捕獲おりにつきましては去年、おととしから予算化をさせていただきました。ことしでですから6基目になるわけでございます。 ただ、合併したということで、下津管内におきましても2カ所予定しておりますが、これですべてで8個の捕獲おりを設置することになります。この捕獲おりにつきましては、先ほど議員の方から16万でいけるかということでございますが、年々増加している被害につきましては今後も状況を見ながら、捕獲おりの設置も猟友会等の意見もいただく中で、設置に向け検討してまいりたいというふうに思っています。ただいまのところは、それぞれの対応で何とか対応しているところでございますので、御理解いただきたいと思います。 それから、農業振興対策の委託料にかかわりまして、地元消費者を委員として参加させられないかといった御趣旨の御質疑でございました。女性また若者といった中で、こういった方々の意見を反映するためにも、委員会の方の委員として参加できないかということでございます。 委員の構成につきまして、例えば女性の関係者でいきますとJAながみねの女性部会の方からも参加いただく予定をしております。また、生活研究グループの方からも委員として参加をいただく予定としております。また、若者という点に関しましては4Hクラブ、また下津町にございます青年同志会、そういった団体からも御参加いただきたく考えております。 ただ、今後こういった振興策を図っていく上で、消費動向を考慮しないとやはり生産所得につながらないということは、もう農家の方々もそうでございますし、市としても認識してございます。初めて設置いたしますこの協議会において、そういった方々の意見を聞きながら、また委員の方からもそういった参加について検討する必要があるというような意見もいただけるのであれば、その委員等の追加とかそういった部分も今後考えていきたいというふうに考えておりますので、よろしく御理解賜りたいと存じます。
○議長(宮本勝利君) 再度の御質疑ございませんか。 7番 河野敬二君
◆7番(河野敬二君) いやね、課長の答弁聞いてたらね、こうやからこうやけどもまあ何とかするちゅう、ずっと同じ観点や、3つとも質問したけどもよ。こうやから、こうやから、こうや。そやけど、まあこうなんで言うこと聞こかちゅうなとこやな。総じて、感想を言わせてもろたら。 言いわけしてくれいでもええのん、別に。もうやるんかやらんかね、検討するか検討せんか、ぱしっと答えてよ。委員会もあんのやから。 それで、ちょっと一言言うとこか。イノシシの捕獲おりやけど、足らんねん。いろいろ相談受けちゃんね、わし。例えば自分とこの田んぼへ勝手に置くやつあかんやろ、法的に。そういうことも課長知ってるはずでしょ、そうやろ。そやからそういうことも含めてね、ことしの予算はこうやからということを言うてくれたらええけど、いっぱいいろいろ言いわけしてどうのこうのいうたら、やる気あるんかなと疑い出したくなる。 すぐできるとは、私3つとも思うてません。委員会もありますから、細かいことは委員会に譲るとしてね。やっぱり農業振興の立場で私質問してるんですからね、1点だけ聞きます。 農業振興対策協議会のこのメンバーやけどね、同じ女の人でもね、消費者の立場で発言すんのとね、ながみねの婦人部の立場で発言するの違いますよ。ここの違いを言うてんのよ。わしら消費者よ、そやけど今議員の立場で発言してんでしょ、そやろ。 そやから、そういうことをそういう人たちの委員の意見を聞くて、事務局ここやしてよ。シイタケの話さしてもろうたやろ、この間この農業振興協議会の設置要綱の説明のときに。シイタケなんて中国から何ぼでも安いの入ってきちゃら。国内産のええシイタケ売ろ思うたら、どうしてるかいうたらやっぱり味よ。味、質よ。絶対価格で負けんのよ。桃らでもミカンらでも、ミカン中国から余り入ってないか。入ってきたら絶対負けるで。 私も何回か中国行かせてもろうたけどよ、ほんまに見てくれの悪いやつ、ぽんと置くだけやったけどね。価格では負けんで。価格では負けるけど、シイタケ農家はどうしてるかったら、直接その人らは東京、岐阜かちょっと忘れました、どこかね。やっぱり大都市のスーパー行って、自分で売るんよ、自分で。ほいでそこの奥さんは、シイタケ農家の奥さんはどないしてるかいったら、シイタケの調理を考える。それで来てもらうんよ。それで子供らからお年寄りまで直接来てもろうて、いわゆる観光農園と違うのよ。そこで販売して、食べる方もやんのよ。シイタケの味をわかってもらうんや。 そやからまさにそういうことをせなんだら、なかなか変わらん。やっぱり僕らかて安いもん、すぐ行くよ。そやけど値打ちがわかってきたらよ、普通5円で売っちゃるもんでも、これは10円でも値打ちがあるということになってくるよ。ましてね、この環境問題や言われちゃるし、BSEの問題出ればよ、やっぱりいろんなもん怖いんやからね。そやからほんまに海南の農業をよくしていくための委員会であればよ、やっぱり消費者の意見も入るような組織にするかどうか。 これはあんた、委員の皆さんに聞くん違うっしょ。これは正味事務局は農林水産課に置くんやからね。その人たちをことしはいいですと、わし言うちゃんねん、あかなんだら。ことしはいいけど、来年からはそういった事務局として、入れる気がありますかと言うちゃんの。ことしはあかなんだらあかんでいいです。来年から検討するなら検討するで、そんなふうに答えて。もういろいろ要りません。悪いんですが、北口さん。
○議長(宮本勝利君) 当局から答弁願います。 北口農林水産課長 〔農林水産課長 北口和彦君登壇〕
◎農林水産課長(北口和彦君) 7番 河野議員の再度の御質疑に御答弁申し上げます。 議員から消費者の声を聞くという観点で、農業振興協議会の方に消費者を参加させる意思があるかどうかという御趣旨の再度の御質疑でございましたが、先ほど申しましたように、消費動向を考慮しないで生産につながるというふうには思っておりませんし、今後も消費動向の把握には農業者はもとより、市、農協、農業に関係する団体は把握する必要もあるかというふうに考えております。それにつきましては、今まででも農業振興の中でJAと協力する中で、それぞれの把握には努めてきたところでございます。 生産者においても当然のごとく消費動向については把握しているというふうに考えてございますので、今回設置いたしました協議会には、消費者の意向は十分、現在の委員さん方で把握できるものと考えてございます。 以上でございます。 (発言する者あり) そういうことで、把握できると考えてございますので、入れる意思は今のところございません。
○議長(宮本勝利君) 再度の御質疑ございませんか。 (「なし」と呼ぶ者あり) 以上で、7番 河野敬二君の質疑は終わりました。 以上で、通告による質疑は終了いたしました。 次に、本款について他に御質疑のある方ございませんか。 (「なし」と呼ぶ者あり) 質疑なしと認めます。 よって5款農林水産業費に対する質疑はこれで終了いたします。 この際暫時休憩いたします。 午後1時31分休憩
------------------- 午後1時40分開議
○議長(宮本勝利君) 休憩前に引き続き会議を開きます。 日程第1 議案第35号の議事を継続いたします。 次に、6款商工費についての質疑に入ります。 本款についても質疑の通告がありますので、まず初めに通告による質疑を通告順により順次これを許可いたします。 23番 黒原章至君
◆23番(黒原章至君) 144ページの商工振興事業費補助金に関してお伺いいたします。 まず、昨年来からの合併協議会等からの商工会についてのお話を聞かせていただいてる中で、地域の商工に対しての事業も商工会でいろいろやっておられるのと、また下津町が従来行うべき商工業の振興の政策に関しましても、商工会にお願いしてやっているというような文言がずっと聞こえてきております。 その中で、この負担金補助及び交付金ちゅう形で処理されてますが、であれば従来市・町で行うべきものが、商工会で行っていただいているのであれば、その一部分は委託料として計上されるのが妥当だと私は考えますので、その辺の区分の19節にまとめられてる理由をお聞かせ願いたいと思います。
○議長(宮本勝利君) 当局から答弁願います。 田村商工振興課長 〔商工振興課長 田村彰男君登壇〕
◎商工振興課長(田村彰男君) 23番 黒原議員の御質疑に御答弁申し上げます。 144ページの商工振興事業費補助金についてでございます。 議員からは補助金として処理しているが、旧下津町からの委託となれば、委託料ではないかというようなことでございます。 この事業につきましては、当然17年度におきましては旧下津町政の考え方を踏襲する中で、商工会が行政にかわって行う商工業振興事業費に対して補助金を交付し、商工業の活性化を図るものでございます。ただ、議員言われる委託料という形になれば、この補助金という形の中でそういう運営補助的なものであるとか事業補助とかがございますので、一応補助金という形で17年度の旧下津町政からの考え方も踏襲する中で、再度言いますけども補助金として上がっていることでございます。 以上です。
○議長(宮本勝利君) 再度の御質疑ございませんか。 23番 黒原章至君
◆23番(黒原章至君) 考え方の相違かと思うんです。前年も下津町議会さんの中での予算が1,650万という形で、そんなような性質の中で計上されてる中でというたことは事実やと思うんですよ。それを踏まえて委託料と、別に金額は多いとか少ないとかと言うてるわけでない。それを正しくこういう予算書の中はね、見えるもんですから、皆さんに。何でもかんでも合切にごしゃごしゃとするんでなくて、これは委託なら委託料という部分をきちっと分けて明記するべきでないかということを問うたわけでございます。 担当課として、それは見解で物申されても、すべてこちらが委託だと思ってるものが、当局の方からしてこれは委託事業でなくて補助事業であると見解された場合は、すべてどの予算書の節の中でも補助金という形で片づけてしまうんでしょうか。
○議長(宮本勝利君) 当局から答弁願います。 田村商工振興課長 〔商工振興課長 田村彰男君登壇〕
◎商工振興課長(田村彰男君) 23番 黒原議員の再度の御質疑に御答弁申します。 議員からは委託料と補助金の違いについて、再度の御質疑でございます。私どもといたしましては、申請団体から上がってまいりました交付申請に基づきまして、商工業関係団体の交付要綱にのっとりまして、補助金交付申請等の交付のことにつきまして種々指導をしているとこでございまして、委託料につきましては、見解につきましては、委託料は委託料としての本来の目的等でございますので。 ただ、議員からは委託料がすべてだちゅうことでございませんので、補助金とやっぱり委託料のその両方の使い分けというのがございましたから、商工業振興事業費につきましては全体的な事業費の中での補助金という形で位置づけをさせていただきました。 以上でございます。
○議長(宮本勝利君) 再度の御質疑ございませんか。 23番 黒原章至君
◆23番(黒原章至君) そしたら、今まで私だけかもしれませんけども、前年からお話の中で、「町が行うべき商工等振興事業政策等に関しまして、従来どおり下津町の商工会にお願いしてきた」という言葉は、どういう意味をなされているのか。ここがわかりにくいんですよ。 それを、自分たちがせなあかんことを投げたということは、委託業務になるんじゃないんですかねと思うんで、そういうふうに説明ずっと聞いてましたんで。それであれば委託料として区分を別々に計上するべきでないんでしょうかということを聞いてるんですけれども。 だから、そのときのこのお話ちゅうのは、これもう白紙になるんでしょ。それか引き続いてこの本年度の予算になってるのか、その辺わかりませんけど。多分同じような内容なので、前年比と同じ丸々の数字になってるということでしょうね。 ちゅうことは、こちらの認識としましては、従来下津町でやることが商工会さんでお願いしてると、せなあかんことをやってるんやという位置づけは、委託料になるんと違うんでしょうか。
○議長(宮本勝利君) この際暫時休憩いたします。 午後1時47分休憩
------------------- 午後2時開議
○議長(宮本勝利君) 休憩前に引き続き会議を開きます。 日程第1 議案第35号の議事を継続いたします。 23番 黒原章至君の質疑に対し、当局から答弁願います。 田村商工振興課長 〔商工振興課長 田村彰男君登壇〕
◎商工振興課長(田村彰男君) 貴重な時間を借しまして、ありがとうございます。23番 黒原議員の再度の御質疑に御答弁申し上げます。 従来下津町管内にある商工業者のほとんどが加入している等、商工会が行っている商工振興対策、関連事業等に対して補助金として交付してございます。このことにより、商工業の活性化と、地域振興に支援しているところでございますが、議員御指摘の委託料についての見解について、今後そういうことでどうなんという形でございます。委託料としてなじむかどうか等も勘案しまして、市といたしましても今後研究課題として御理解を願いたいと思います。 以上でございます。
○議長(宮本勝利君) 再度の御質疑ございませんか。 23番 黒原章至君
◆23番(黒原章至君) お許しが出ましたので、いま一度。 2回、3回の話の中ではかみ合わないというか、押し問答になると思いますので、今後正しく判断した中で、きっちり分けるものは分けると。特例を認めた形で、このことだけにはこういう形で19節へ入れたらいいんだという見解のもとで物事を運べば、ほかの担当の課にしても何でもかんでもこっちへほうり込んどきゃわからんよなるわとか、目くらましみたいな予算書にならないようにですね。きっちり分けるものは分けて、それがあって初めて今後これは大切なことであるのか、むだなものであるのか、もっとふやさなあかんものなのかちゅう資料になりますから。 そういうことで税金の使い方ちゅうのはきっちきっちと段階踏んでいく、これ予算書の土台になりますんでね。余り目くらましなような表示の仕方をするというくせはやめて、各課で取り組んでいっていただきたいと思いますので、来年度はよろしくお願いいたします。 以上です。
○議長(宮本勝利君) 以上で、23番 黒原章至君の質疑は終わりました。 次に、27番 磯崎誠治君
◆27番(磯崎誠治君) 同じ商工会と商工会議所144ページ、中小企業相談所補助金400万円、それと商工振興事業費補助金1,650万円。これは合併時混乱を起こさないために、昨年度の予算をそのまま計上したということはお聞きしました。その中でいろいろ私も勉強不足で、商工会と商工会議所について余りはっきりとわかりませんので、何かわかる資料をいただけませんかということで、商工会議所と下津商工会についてという資料を、これ配付していただきました。 そして、予算の計上について基本になった資料はございませんかということでいただいたのが、両方の決算書をいただきました。この中でこれをもとにして、また質問させていただきます。 旧下津ですね、今下津地区、それで海南地区、双方の商工業者の総数、この商工会と商工会議所の資料をいただきまして、2ページ目見せていただいても分母が載ってないんですね。会員の数は乗せていただいております。ところが、双方の地域での分母の部分が出ていませんので、その分お願いしたいと思います。 それと、この商工会の決算書の中で、今ちょっと見せていただいたら、なるほど事業は8,362万円事業をやっております。それに対する30%、補助金がふえてきて1,650万という補助金を計算されているんだと思うんですけども。この支出の部のざっと見ただけで、ほとんど人件費がかなりのウエートを占めてますね、各項目。 だから、今、黒原議員から補助金、委託金この問題がクローズアップされましたが、その問題触れてももうすれ違いばっかりでうまいこといかんと思うんですけども。この1,650万円については、下津で16年の3月議会でこの予算を審議するに当たって、かなり紛糾しました。予算の計上の算定基準を出せと。そしたら前の実績によって出たんやと。だから、そのときの資料を私、きょうは求めましたが、そのときの資料はきょうは出せませんということで、これいただきましたが、支出の部の出てきているこの部分はほとんど同じです。この決算の収支決算には、細かいことは載ってません。でも、ほとんどこの金額は同じ金額が出てると思うんですけども。 それと、その中で町ができない部分、海南の旧下津町でほとんど職員がもうできてなかったんですよね、商工業行政に関しては。商工会に全部委託してたんですよね。委託やないということですよね。でも、ほとんど商工会でしてもらってたんです。 海南の場合は商工会議所。これ恐らく下津よりもこの底辺が多いと思うんです。分母の部分が、業者が。そして、会員数見たら1,097、下津の場合540。この会の中で中身は違うと思います、事業の。商工会と商工会議所のすることは違うと思いますが、片っぽは400万円で1,097の会員の補助をやってるんですね。片っぽは1,650万円の市からの補助で540名。 会に入ってない人のいろいろ相談事務も受けてやっているということでありますが、その会に入ってない人がもし海南の本庁の方へ来て、相談に来る窓口はどこにあるんですか。産業課にあると思いますが、いろいろ経営相談とかそういうことをやるときに、この予算のどっちの、どこの予算を使うのか。どこが主体になって予算を執行するのか、その分私ちょっと勉強不足でわからないんで 、教えていただきたいと思います。 この商工会議所と商工会についてのこの資料は、産業課でつくられたんですよね。これはどこでつくったんですか、それをお聞きしたいと思います。1回目、お願いします。 (「議事進行」と呼ぶ者あり)
○議長(宮本勝利君) 8番 幡川文彦君
◆8番(幡川文彦君) 途中で議事進行をかけるちゅうの、大変どうかと思うんですが、議長さんに諮っていただきたいんです。 この資料を見させていただきますとね、いわゆる商工会の補助金収入、支出の方からいうと補助金への支出は、商工会の全体の運営の補助のように受け取れます。そうなってくると、本年度の予算の審議について、その商工会から報酬を受けられてる議員さんがおられます。この17年度の補助金の収入あるいは支出について、妥当性を審議するのに当然除斥が議長の立場からいうと妥当ではないかと思うんです。これをひとつ審議を深める前に、誤りのないようにしていただきたいと思います。
○議長(宮本勝利君) この際暫時休憩いたします。 午後2時10分休憩
------------------- 午後4時27分開議
○議長(宮本勝利君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
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△会議時間の延長
○議長(宮本勝利君) この際、本日の会議時間は議事の都合によりあらかじめこれを延長いたします。
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○議長(宮本勝利君) 日程第1 議案第35号の議事を継続いたします。 この際、6款商工費中、下津町商工会補助金について御質疑のある方は御質疑願います。 27番 磯崎誠治君
◆27番(磯崎誠治君) まだ1回目の答弁もらってませんけども、この件に関してもう2回目の質問させていただきます。 というのは、このさっき出していただいたこの資料は、多分商工会と商工会議所の違いについての資料に関しては、商工課がつくっていただいたんだと思うんですけども、この中に役員という形で商工会の専務理事が載ってますよね。そして、役員報酬はなしとなってますよね。ところが、商工会が出している毎月の商工会報、これは各戸配布に出てる資料には、給与は商工会から払ってますということ載ってます。 だから、そのことに関してこの補助金出すことに関して、最初にこの1,650万に関してどこに、どの事業に3分の1、これだけの補助金を出してるとか、そういう明細書があればこういう問題は起こらないんですけども、商工会全体にこの1,650万円が出て、何に使われているか聞いても余りわからないと。先ほど黒原議員が補助金か委託金かいうたら、補助金やと。補助金なら何に対しての補助というのが出てくるんが、本当じゃないかなと思うんですけども、その件について言えるかどうか。もし答えられれば細かい部分、答えていただきたいと思います。 それと、今その専務理事というのは商工会の役員ですが、この役員報酬なしというところで報酬をもらってる。これ商工会の中の問題ですから、産業課ではわからないというんだったら結構です。でも、その1,650万円の補助金にこの部分が含まれるかもしれませんから、果たしてこれでいいんかということをお聞かせ願いたいと思います。 それと、もう2回も3回も同じことを答弁もらってからまた聞くのも何ですから、もう自分が考えてることを全部言わせてもらいます。私はこの1,650万円、あるいは商工会議所へ出してる460万円、これが適当であるか、適切でないかというのはわかりません、専門家でないから。でも、来年も同じようなこの問題が起こったら、これは下津でずっとこういう問題が起こってきました。しかし、解決せずに合併に至りました。 この問題が来年も起こらないようにするためには、どの部分にどれだけの補助金を出してるかというようなことをきちっと出していただきたいと思うんです。それだけお願いします。
○議長(宮本勝利君) 当局から答弁願います。 田村商工振興課長 〔商工振興課長 田村彰男君登壇〕
◎商工振興課長(田村彰男君) 貴重なお時間をおとりいただきましてまことに申しわけございません。27番 磯崎議員の御質疑に御答弁申し上げます。 まず、初めの質疑の部分でございます。144ページの商工会議所補助金と商工振興事業費補助金にかかわっての御質疑でございます。 1点目の会員数の件で、分母の部分の数はとのことでございますが、商工会議所は2,493事業所、商工会は1,060事業所でございます。 また、2点目の会員に入っていないが、市の方に相談に来た場合、どの予算を執行するかとのことでございますが、市民の方が相談に来られれば、市として商工振興施策を御説明をする中で、対応できる補助金があれば御活用いただければと思ってございます。 3点目のこの資料をどこで作成したのかとの御質疑でございますが、下津行政局産業課の資料をもとに商工振興課が作成をしたところでございます。 次に、27番 磯崎議員の再度の御質疑でございます。資料の中に役員報酬はなしとなっているが、商工会報には給与が載っていると。これはどうなってるんかということでございますが、商工会の定款によりますと、役員報酬は無報酬いうことでうたってございますが、ただ常勤役員につきましては総代会の同意が得られれば、報酬は支払いできるちゅうことになってございます。 それと、1,650万、460万円の適正化はわからないが、来年もこの予算をするのかとの御質問でございますが、やはり私どもといたしましては、やっぱり商工会の役割、行政の役割等を調整を図る中で、来年度の予算につきましてもそういうことで研究なり、そういうことで調整をしていきたいと思います。 以上でございます。
○議長(宮本勝利君) 再度の御質疑ございませんか。 (「なし」と呼ぶ者あり) 質疑なしと認めます。 よって27番 磯崎誠治君の下津町商工会補助金についての質疑が終わりました。 次に、7番 河野敬二君
◆7番(河野敬二君) 磯崎さんの質問との関連からまずお聞きをいたします。 定款には役員の報酬について、報酬を支給することができると第25条の第2項にあります。確かにこの定款には載ってます。 しかし、磯崎さんが請求して出された資料の中に、報酬というのはないんです。57ページ、支出の部、管理費の中に給与手当というのはあります。商工会から出されてる6月号のニュースの中にも、「給与については補助対象の人件費じゃなくて云々」とありますけども、これは別にして、今磯崎さんが質問されましたから。そこのとこは追いませんが、いわゆる報酬ではなく給与で出てるはずですね、ここに。それはどういうことなんですか。 それは定款にもみずからのうたった定款にも、とその決算書に出しとるのともちょっと違うんですね、それが1点目です。 それから2点目は、ある役員に1,000万ほどの報酬か給与か知りませんが、出てるというふうに下津町旧議会でやりとりがあったそうですね。1,000万も給与が出てるという、そういった商工会に1,650万ですか、出す必要がありますか。商工会、先ほど会員数は540人で、1,060業者だというふうに聞きました。確かに商工会に参加されてる業者の皆さんは、大変な思いをして商売なさったり、ものをつくられておるわけです。 ですから、そういったこともあなた方、調査をされましたか。だから、補助金ですからこの商工会ニュースにも書いてるように、給与については先ほど言いかけましたが、人件費の商工会ニュースには、給与については補助対象の人件費ではなく、自主財源から支出しておると。そやから幾ら給料もろうてもええんやちゅうような書き方してますね、どなたか知りませんよ。どなたか知りませんが、幾ら給料もろうてもええんやちゅう書き方してますね。 そやけど、この補助金は磯崎さんの質問によりますと、私もそう思います。町補助金収入ということで、どんなお金に使うてもええちゅうことですやろ。それは課長も認めましたね。 ですから、そういうふうに余裕があるのであればね、私は商工会の、下津の中小商工業者の発展に、これは定款にもある商工会の改善、発達、この目的に沿った補助というのは非常に大事なことだし、私はそのことをいささかも反対するもんではないですよ。2,000万出そうが3,000万出そうが、商工会の皆さんに使える補助金ならどんどん出していただいても結構だと思いますよ。 しかし、ここから補助金を出しといて、それが1,000万も報酬やの給与やのわからんような、定款には報酬となってる。ここには給与となってる。これどちらがどちらかわからんようなことしてね、ややこしいですやろ、1,000万も出されるということについて。そのこと調査されましたか。2,000万、3,000万出してもいいですよ。商工業者のところに振興になるのなら、私は反対しませんよ。そういう形で補助金が確実に商工業者の振興に使われてるなら結構なんですよ。それからその点についても答弁を求めます。 とりあえずその2点。
○議長(宮本勝利君) 当局から答弁願います。 田村商工振興課長 〔商工振興課長 田村彰男君登壇〕
◎商工振興課長(田村彰男君) 7番 河野議員の御質疑に御答弁申し上げます。 報酬にかかわってのことでございます。資料によりますと報酬としてあると。これは給与ではないのかということでございます。私ども提出しました決算書の中では、給与体系ということで書かれてございます。ただ、私どもといたしましては報酬として見込んでるちゅうんですか、報酬として見込んでるところでございます。 次に、役員に1,000万ほどの給与出ていると聞いてるが、1,650万出す必要があるのかというようなことでございますが、全体的な商工振興を図る中で、総事業費8,000数百万事業費としてあるんですけども、その中に経営改善事業であるとか、小規模地域総合整備事業等々の項目があるわけでございますが、私どもといたしましては、全体的な予算の枠組みの中で、1,650万円というのは適正であると思ってございます。 次に、給与について商工会報では自主財源等と出てるがどうか、そしてまた、調査をしたのかということでございますが、私どもといたしましても、新海南市合併以来2回程度、商工会さんの方の話し合いをいたしましたが、そういう調査をしたことはございません。 以上、御理解を賜りたいと思います。
○議長(宮本勝利君) 再度の御質疑ございませんか。 7番 河野敬二君
◆7番(河野敬二君) いやいやそのね、補助金ですからどういう形に使おうと、自由なお金ですやろ。しかし、1,650万というお金は高額ですね。補助金をどう使われてるかどうかというについては、これ16年やろ。決算資料いただいて役員報酬が、この定款には役員の報酬第25条の2では、「非常勤または常勤の役員に対する報酬を支給することはできる」となっちゃるでしょ。 ところが、向こうから求めた資料、決算書にはやな、給与手当になっとるでしょ。それで、聞くところによりますと1,000万ももろうたる、報酬か給与か知りませんよ。何でそこのところを1,650万の使い道を、きちっと調べないんですか。だから、1,000万も給料もろちゃるところの人があるというのであれば、指導すべきですよ。補助金というのは、私は先ほども言いましたよ。商工会の会員さんの商工業活動に補助を3,000万要るんやったら出してもいいですよ、要るんだったら。 1,650万の使い道をきっちりとあなた方資料いただいて、資料もしあれば出してほしいですよ。その給与、1,000万の給料もろちゃる資料があるなら出してほしいんですよ。おかしいん違います。商工会の活動にお金を有益に使うちゃるんやったら、私は3,000万だろうが5,000万だろうがいいと、私は言うてるんですよ。 そやけど1,000万ももらうそういう余裕があるとこへ、何で1,650万も出すんですか。削ったらええんですよ。そう違います。あの傘下の商工会に入ってる皆さんは、大変な思いで商工業活動してるん違いますの。それはもう内部のことやと、わしは知らんと。商工振興課はできやんということでありませんよ。内部問題ではありませんよ。補助金として出してるんですからね。 そやから資料をいただいて、そういう給与出てるということであれば、下津の商工業の発展のために有効に使いなさいと指導できるはずですよ。まず資料をいただきましたか。資料出さしましたか。それで、1,000万の給料出てるということは、ほぼ確定らしいですからね。資料を出してそのことを指導しましたか。16年度決算ですから終わってるわけですやろ。そういうことであれば、やっぱり私は改善、1,650万出さんというとん違いますよ。有効に補助金を使ってほしいということを指導できるはずですよ、あなた方は。 ですから、そういう報酬や給与やわからん部分がありますやろ。片一方ではみずからが定款では報酬といってる部分。それからところが、商工会報にも、またみずから出した資料にも給与ということになってますね。非常にややこしいですね。そやからややこしい分もあるし、そやからそういうことを含めて1,000万ももらってる人があんのやったら、資料をいただいて、まず資料をとりましたか。そういう補助金について的確に使ってくださいという、いわゆる商工行政本来の姿になるように指導したかどうかです。
○議長(宮本勝利君) 当局から答弁願います。 田村商工振興課長 〔商工振興課長 田村彰男君登壇〕
◎商工振興課長(田村彰男君) 7番 河野議員の再質疑に御答弁申し上げます。 16年度の決算資料の中で、資料をもらいましたかということでございます。これは資料をもらってございます。 それで、そのことの中で、どういう補助金の内容というんですか、決算内容ちゅうんですか、を指導したのかということでございますが、私どもといたしましては、やはり旧下津町の商工業者の方の行政サービスの低下がまず気になるとこでございますので、やはり中身といたしましては補助金の経営改善普及事業であるとか、先ほども申しました地域総合振興事業、これは商業振興であるとか工業振興、また観光環境等々いろんな分野でそういう振興事業等をしてございます。 そういうことで、補助金を適正に処理をしているところでございますが、そのことを指導をしたのかということは、指導はしてございません。 以上です。
○議長(宮本勝利君) 再度の御質疑ございませんか。 7番 河野敬二君
◆7番(河野敬二君) そしたら、この報酬というのは管理費の給与手当の部分でええんですね。ややこしいと私、言いましたけども。この報酬は定款にある第25条、役員の報酬の定款にある、報酬はないというふうになってますけど、当局の資料ではね。この給与手当でいいわけですか、それが1点です。 そして、その1,000万ももらってるという方があるのであれば、名前も含めて資料出してくださいよ。そんなんで指導せんというんやったら、市長さんおかしいわ。商工行政、海南市の商工行政はそういうもん違いますやろ。商工業者に有効に使える部分については、私どもいささかも反対してませんよ。 まして議員としてであればよ、私は言ってませんよ。この商工会報にみずから書いてますやんか。彼がつくったかどうか知りませんよ。平成17年6月1日付の、兼職分を自主財源から支出するんやなんやいろいろ言いわけしてあるわな。これは私が言ったあれと違いますからね。みずからが出してる資料ですわ。旧下津町の皆さんに公に配られた資料ですからね。資料とってるなら資料を出してくださいよ。 商工課長は指導してないんやったら、市長さん、これ私は指導すべきだと思うんですよ。健全なる商工行政を私どもはね、下津の商工業者の皆さんがね、やっぱりもっともっと商売やものつくるということで、正しくなってほしいというのはもう、すべての議員の皆さんのこれは一致するところだと思いますからね。市長さん、私のその質問に市長さんは答えてほしいし、課長、その資料を出してください。 ほんでこの役員報酬というのは全部これ、役員、管理費の給与手当は全部これ、1,028万5,949円はどなたに出されているん、名前もここに出してください。
○議長(宮本勝利君) この際暫時休憩いたします。 午後4時50分休憩
------------------- 午後5時25分開議
○議長(宮本勝利君) 休憩前に引き続き会議を開きます。 日程第1 議案第35号の議事を継続いたします。 当局から答弁願います。 田村商工振興課長 〔商工振興課長 田村彰男君登壇〕
◎商工振興課長(田村彰男君) 貴重なお時間をちょうだいいたしまして、まことに申しわけございません。7番 河野議員の再々御質疑に御答弁申し上げます。 決算書の件につきましては、個人情報に該当するかと考えますので、御答弁は差し控えさせていただきますので、御理解を賜りたいと存じます。 また、資料の提出の件でございますが、私どもがもらっている資料は、先ほど提出させてもらいました決算書資料でございます。 以上でございます。
○議長(宮本勝利君) 市長 神出政巳君 〔市長 神出政巳君登壇〕
◎市長(神出政巳君) 7番 河野議員の商工振興事業費補助金についての再々御質疑にお答え申し上げます。 下津商工会は小規模零細事業所に対する相談、指導団体でありまして、今年度につきましては旧下津町の考え方を踏襲いたしまして、私どもは下津商工会が行う商工業振興事業に対して1,650万円の補助金を交付し、商工業の活性化と地域振興を図っていきたいと考えております。 先ほども御指摘をいただきました黒原議員さんからの補助要綱の課題、そしてまた磯崎議員さんからも御提起いただきました市と商工会の役割分担、そして連携も含め、今年度の早い段階に小規模事業者の皆さんの御意見、御要望等も聞かせていただきまして、どのような支援がよいのか、新市といたしましてどのような対応がより適切かどうかということを検討させていただきたいと考えております。 何とぞ本補助金につきましては、御理解賜りますようお願い申し上げます。
○議長(宮本勝利君) 7番 河野敬二君の下津町商工会補助金についての質疑が終わりました。 以上で、商工費中下津町商工会補助金の質疑は終わりました。 次に、先ほどの休憩前の27番 磯崎誠治君の質疑に対しては、先ほど当局から答弁がありました。 再度の御質疑ございませんか。 (「なし」と呼ぶ者あり) 以上で、27番 磯崎誠治君の質疑は終わりました。 この際暫時休憩いたします。 午後5時29分休憩
------------------- 午後5時30分開議
○議長(宮本勝利君) 休憩前に引き続き会議を開きます。 日程第1 議案第35号の議事を継続いたします。 次に、26番 矢本 伊君
◆26番(矢本伊君) 商工費の負担金、補助及び交付金の中の主に補助金についてお伺いしたいと思います。 144、145、150ページの19節であります。ほとんどの補助額は、旧海南市での昨年度の予算と同額です。先ほど磯崎議員さんは、合併なのでやむを得ないというふうな判断ではありますが、私はそれに対して質疑をさせていただきたいと思います。 当局はこれらの補助金をどのようにお考えなのでしょうか。1つは、効果の面ではどうなのか。2つ目として、減額や増額の交渉はあった上で予算を議会に提出なされたのでしょうか。主に補助金に対してはマンネリ化というものが危惧されるところですが、そのようなことにはなっていないのでしょうか。もう一つが、諸補助金の執行に対して方向性というのを教えていただきたいと思います。 続きまして、同じく145ページのインキュベータ事業についてお伺いをいたします。 海南市は和歌山リサーチラボの中で、8室のインキュベータの補助というふうにお伺いしておりますが、私は昨年9月にも和歌山リサーチラボの関係について、おのおの質問をさしていただきました。そういうふうな中で、ラボや和歌山県とも協議はあったのでしょうか。 と申しますのも、和歌山県の施策としましては、スタートアップオフィス事業、また海南市としてはインキュベータ事業というふうな形の中で、市と県の施策の違いは改善されたのでしょうか。同じく県の事業と比較して、本市の独自性やセールスポイントは何なのでしょうか、お尋ねいたします。 151ページでございます。 一般質問の中で休憩室つくってはどうかというようなことを質問したんですけれども、この質疑の中でお聞きするのは、勤労青少年ホーム運営委員会についてお尋ねしたい。あと中身についてお尋ねしたい。 10名の委員さんで1回開催するというふうなことであります。また、館長報酬も12カ月分計上されております。ところが、最近のニーズでは青少年ホームという施設がニーズに合わなくなっているようで、閉鎖しているような自治体もあると聞いております。本市のこの勤労青少年ホームの年間利用件数等はどのようになっておりますでしょうか。 また、運営委員会の本年度の議題としてましては、どのようなことを考えておられるのでしょうか。大きく分けて3点、よろしくお願いいたします。
○議長(宮本勝利君) 当局から答弁願います。 田村商工振興課長 〔商工振興課長 田村彰男君登壇〕
◎商工振興課長(田村彰男君) 26番 矢本議員の御質疑に御答弁を申し上げます。 まず、144、145、150ページの19節負担金、補助金にかかわっての御質問でございます。 私どもといたしましては、補助金の執行につきましては、市内の産業団体等の育成と事業推進を図るため、その費用の一部を補助することで効果的に、適正に補助をしてきたところでございます。議員からは効果の面ではどうか、減額や増額の交渉はあったのかということでございますが、減額とか増額の一部はそういうことでした例がございます。 また、マンネリ化などになってないか、将来の方向性はどうなのかということでございますが、補助金行政につきましては、効果的、適正に補助をしなければならないということでございます。住民の視点に立って、住民サービスの低下を招かないのを前提に、補助の執行に当たっていかなきゃならないと思ってございます。 また、何よりも現在の社会情勢が目まぐるしく変化してございまして、そのときのニーズに合った商工振興施策をいかに的確に判断し、今後の商工振興行政という形の中で執行していかねばならないんでございますが、今後におきましては、その行政としての役割を十分認識しながら商工関係団体、企業とも意見を拝聴する中で、商工振興施策の補助なり負担金のことにつきまして推進に向けて頑張っていきたいと思ってございます。 次に、145ページにかかわってのインキュベータ事業にかかわってのことでございます。 ラボと県との協議はあったのか。当然和歌山リサーチラボとも、このことに関しまして協議もしてございます。ただ、県との連携も図るちゅうよなことでございますが、具体的にはそういうことではやってございませんが、ただ県のスタートアップ事業とも関連をすることもございますので、やはりそういう形で今後とも精力的に連携を図ってまいりたいと思います。 それで、県の施策との違いはどうかなということでございますが、県のスタートアップ事業につきましては、やはり違いは何かというと光ファイバーが県の事業としてはできます。ただ、当市といたしましてはその対応はできてございません。今後そういう形で研究もしてまいりたいと思ってございます。 また、県との比較として本市の独自性やセールスポイントはあるのかということでございますが、これに関しましては本年度の時点で、4月の時点でございますが、部屋代は市の方が安くなってございます。 それから、151ページの勤労青少年ホームにかかわってのことでございます。議員からは年間利用件数、また運営委員会等々の件でございます。過去3年間でございますが、平成14年におきましては7,221人、1日平均約24人でございます。それから、平成15年6,157人、1日平均20名、平成16年は5,965人、約これも1日平均20名でございます。 それから、運営委員会についての事業計画等はどうなっておるんかということでございますが、まだ運営委員会等は本年度は開催してございませんが、今後運営委員会の委員さんの方にもその事業計画等をお示しをしていきたいと思います。 以上です。
○議長(宮本勝利君) 再度の御質疑ございませんか。 26番 矢本 伊君
◆26番(矢本伊君) 言いたくないですけどね、課長さん、休憩時間中にいろいろ調整させていただいたでしょ。きちんと答弁してくださいよ。議事の運営上協力しますけど。一般質問もやって、今回の予算が出てきて、そんないいかげんな答弁でいいんですか。 それでは、気を取り直しまして質疑をさせていただきます。実は補助金行政というふうなことは、やはり一般質問と同じことばっかり言うなよというふうに、当局の方そう思われてるかもしれませんけど、早急にこれ必要なもんですわ。ただ、やたら多いんですよ、項目が。総務委員会では僕が所管してますので、その辺はとめますけども、やはり合併して農業であるとかそんなことを考えていくとね、とてもとてもそこまで僕も頭回りません、申しわけないです。 そういうふうな中で、以前からただしているところをきっちりやってるんですから、そりゃ将来の方向性あるんですかというふうなことではね、そりゃはっきり答弁できないかもしれませんけれども、そんなもの補助金欲しいというふうに言うんやったらね、だれだって欲しいですよ、そんなもん。 ただね、一市民の方々が例えばいろんな市の助成を、補助金をいただいて事業するんだと、すごい複雑な手間がかかるわけですよ。例えば言いましょか。中古車屋さん、組合ありますよ、整備屋さん組合ありますよ、補助金出してますか。何で和雑貨、木工関係、漆器関係に補助金を入れてるかという意義をもっと追求してくださいよ。いい意味で使ってくださいよということですよ。それで、不必要なもんはカットしていくというふうなことをしていかないと、行政改革にならないじゃないですか。 かつ窓口がいっぱいあるじゃないですか。この1年でやっていくんですか。これは質問ですよ。将来的にどうやっていくんですかということを、早急に決めやなあかん。例えばこの1年は対相手に対して交渉していくんですか。今回は、本年度はこれで予算執行しますけど、効果はどうやったとか、何件あるんですか。言えないでしょう。その辺でよろしくお願いします。 インキュベータですね、光ファイバーはついてません。それは存じておりますが、ではなぜできないんですか、それ言われますと。県のスタートアップオフィス事業は幾らで、市がやっているインキュベータ事業は部屋代は幾らなんですか、受益者負担として。それが明確に打ち出せますか。僕は昨年の9月議会で、利用者に対して県がやろうと市がやろうと、利用するのは利用する方々なんやから統一したらどうですかて、大胆な提言をさせていただいたんですよ。 そういうことを考えていくとね、ちょっと答弁はわかりづらいですね。もっと独自性を発揮、セールスポイントは何なんですかというのはあるんですから、ちゃんと教えてください。 以上です。
○議長(宮本勝利君) 当局から答弁願います。 田村商工振興課長 〔商工振興課長 田村彰男君登壇〕
◎商工振興課長(田村彰男君) 26番 矢本議員の再質疑に御答弁申し上げます。 補助金に関してのことでございます。 この1年間で補助金等に対して各産業団体とも交渉していくのかちゅうなことでございます。この件に関しましては、今後もちろん産業団体等とも補助金につきましてもいろんな面で情報収集も図りながら、産業団体とも御意見を拝聴してまいりたいと思います。 それから、インキュベータの件に関しまして、なぜそういう光ファイバーができないのか、また、今現在、市の賃料は幾らかいうことでございます。 それにつきましては、県は県で独自の施策をしてる中で、やはり私どもといたしましてはベターな補助だと思ってるんですけど、ただ議員御指摘のとおり、今、光ファイバーちゅうのは当然今のITの中では重要な要素を占めてございますので、今後研究課題として受けとめさせていただきたいと思います。 それから、市が幾らになってるんかちゅうことでございますが、平米当たり私どもは月630円でございます。県の場合は月額700円でございまして、差額は平米当たり70円でございます。 以上です。
○議長(宮本勝利君) 再度の御質疑ございませんか。 (「なし」と呼ぶ者あり) 以上で、26番 矢本 伊君の質疑は終わりました。 次に、2番 岡 義明君
◆2番(岡義明君) 私は穏やかにいきたいと思います。そして1,600万も、そういった大きな補助金のことを言いません。少なく30万のこれも補助金ですね。146ページの雇用対策費です。海南地域雇用情報連絡協議会への補助30万円についてです。 私も以前から議会の方で、特にこの雇用の問題の方でいろいろ質問させていただきました。特に今若者のそうした雇用問題、フリーターが多い、仕事がないというようなそういった観点から、何とかならないものかということで質疑いたします。 わずかこの協議会に30万ということなんですが、今年度ですね、まず1回目質問したいんですが、今年度のその連絡協議会の主な取り組みをまず教えていただきたいと思います。よろしく。
○議長(宮本勝利君) 当局から答弁願います。 田村商工振興課長 〔商工振興課長 田村彰男君登壇〕
◎商工振興課長(田村彰男君) 2番 岡議員の御質疑に御答弁申し上げます。 146ページ、海南地域雇用情報連絡協議会補助金にかかわっての御質問でございます。 今年度の主なものは何かということで、事業としてどうかということでございます。実は、この雇用情報連絡協議会ちゅうのは、いうたら会議所が事務局を持ってございまして、まだ本年度の総会がなされてございません。ただ、聞いておるところによりますと、当然雇用促進に関する研修会であるとかいうような形でしてございます。 それで、主なものといたしましてはやはりインターネット、ホームページを立ち上げまして、若者含めて雇用の促進を図るべく、そういうインターネットをより充実した形でということで聞き及んでございます。 以上です。
○議長(宮本勝利君) 再度の御質疑ございませんか。 2番 岡 義明君
◆2番(岡義明君) 私も以前その法が改正されまして、インターネットのホームページ、求人のそうした業務が自治体でもできるということを、議会でも取り上げさせていただいたですが、どこでしようとそれは大いに結構なことだと思うんですが、商工会を中心にしていただければ大いに喜ばしいことだと思いますので。 1点だけね、もうちょっと詳しく教えてほしいんですが、わからなかったらいいですよ。商工会の、この協議会の中のことですからね。具体的にこのホームページ、どのようなものになるかどうかと、そしてこのホームページ立ち上げるというんですが、この管理がそしたら商工会議所で行うということでしょうか。
○議長(宮本勝利君) 当局から答弁願います。 田村商工振興課長 〔商工振興課長 田村彰男君登壇〕
◎商工振興課長(田村彰男君) 2番 岡議員の再質疑に御答弁申し上げます。 協議会のホームページを立ち上げる主な内容はどうかということでございますが、まだ詳しいことはわかってございません。ただ、管理等につきましてはそういう専門業者ちゅうんですか、いうよな形で情報提供していうよな形で思っておるところでございます。そういうことで聞き及んでございます。 以上です。
○議長(宮本勝利君) 再度の御質疑ございませんか。 (「なし」と呼ぶ者あり) 以上で、2番 岡 義明君の質疑は終わりました。 次に、7番 河野敬二君
◆7番(河野敬二君) 147ページ、物産観光センターのところの部分ですね。 TMOに委託をして、TMOは駐車場の管理等々もそこでやって、あそこを中心に始めてるそうですんで、なぜこの質問をするかというと、TMOに委託をしましたし、そして先ほどのわくわく市のところでもありましたように、やっぱり駅を利用されて県外から来るお客さんがふえてると思うんですね。 ですから、一定の物品の販売をされてるように、何かし出したというふうにお聞きをしちゃるのよ。それでTMOの、一応市直接ではありませんしね。だから、結構お客さんに例えば漆器とか、いわゆる家庭日用品とか、一定の季節で、例えば水産物でも刺身とかそういう分は無理でも、シラスとか一定の加工品などやったらいけると思うんですがね。その辺の販売をしていってほしいのです。それで、今一定の部分が販売されたとお聞きをしてますのでね、今何を販売してるのかというのが1つと。 それから、今後そういった販売をされていくのかについて、どのようなものを、やっぱりお客さんとの関係で一定の要望はありますのでね。踏み込んでほしいので、どのようなものを売って、お客さんの関係で言ってほしいのですが、どのようなものを販売する予定かどうか。なければいいです。その点よろしく。
○議長(宮本勝利君) 当局から答弁願います。 田村商工振興課長 〔商工振興課長 田村彰男君登壇〕
◎商工振興課長(田村彰男君) 7番 河野議員の御質疑に御答弁申し上げます。 147ページの物産観光センターにかかわっての件でございます。 今、何を売ってるのかということでございます。現在、昨年10月より漆器組合にお願いをいたしまして、漆器製品を販売をしてるとこでございます。 今後何をしていくのかということでございます。今後におきましては、家庭用品組合を初め今後そういう形でまちづくり海南とも協議をしてまいりたいと。拡大の方向で考えてまいりたいということでございます。 以上です。
○議長(宮本勝利君) 再度の御質疑ございませんか。 (「なし」と呼ぶ者あり) 以上で、7番 河野敬二君の質疑は終わりました。 以上で、通告による質疑は終了いたしました。 次に、本款について他に御質疑のある方はございませんか。 1番 上田弘志君
◆1番(上田弘志君) すみません、お疲れのところ。146と147ページですね、これの6款の3目の21節貸付金、中小企業勤労者生活資金預託金ですね、500万。これは非常に旧海南市では歴史のある貸付制度だと私は認識しています。 ところが、私がこの議会へ出させていただいてから、私の感じでは多分この勤労者生活資金ですね、貸し付けが実行されてない記憶があるんです。それで、先日労働金庫さんへちょっとお聞きに行ったところ、二、三年申込者はあるんだけども貸し付けを実行してないと、こういうことがございます。そこでまたことしも500万円が予算計上されております。 確かに私はこの制度はいい制度だと。いわゆる会社へ勤めて、事業所へ勤めても例えば労働組合がない、そういう中に未組織の労働者の方に必要な生活資金を市が預託して貸し付けていくと、こういう制度なんですね。金利もいわゆるカードローンよりも安い金利が設定されております。ですから、そういう意味でことしも500万計上されたんですけども、毎年こういう500万計上されてます。これ削れという意味ではないんですけども、これがなかなか予算執行されていないので、担当課としてどのように現状認識されて、このような予算計上されてるのか。 予算というのはやっぱり執行されてこそ意味を持ってくると思いますんで、現行の制度にどのような評価を加えられてるんか。どのような問題点があるというふうに把握をされてるのか。そういうことも含めてこの予算計上されたことについて、答弁を求めます。 それから、同じく商工費、7目の物産観光センター費、これ今河野議員が質疑をいたしましたけども、このいただいた平成17年度予算の概要、これ見させていただきますと、この概要の中に地場産業の啓発及び観光の案内を行う。そして、先ほどの河野議員の質疑がありましたけども、まちづくり海南へ管理等委託をしているということでございます。 私がお聞きしたいのは、この管理等委託となっておりますけども、これはあそこの運営も含めまして委託契約をしているのかどうかについて、1つであります。 それから、この概要にもありますけども、地場産業の啓発及び観光の案内を行うということなんですけども、この規則を見させていただきますと、ここは2つのブロックで形成されてると思うんです。物産展示コーナー、観光案内コーナー、ギャラリーコーナー及び物品販売コーナー。これ物品販売コーナーってあるんですね、今の河野議員の質疑にもありましたけど。これが、開所時間が午前9時半から午後6時まで。交流コーナーが午前6時半から午後10時30分までとなっております。 私もよく海南駅、早朝に行く場合あるんですけども、8時過ぎても交流コーナー以外はシャッターおりてるわけですね。一方、観光事業として「ぶらり海南あるき旅」ですか、そういうことやって市外から集客を図ろうと、海南を知ってもらおうと、いろんな努力されてますね。ところが、大体観光に海南の町を歩こうかとか、下津へ行って長保寺を見に行こうか、朝早いわけですわね。ところが来たら閉まってるんですよ。 それとか、いろいろとこの観光対策については、相当の予算を使って事業を展開されていますね。観光総務費の中でもですね。ですから、そういう意味でいいましたらね、このやっぱりあそこの運営を見直していくべきでないか。そういうことについて、この物産観光センター費についてはその2点について、担当課の御答弁を求めます。 以上です。
○議長(宮本勝利君) 当局から答弁願います。 田村商工振興課長 〔商工振興課長 田村彰男君登壇〕
◎商工振興課長(田村彰男君) 1番 上田議員の御質疑に御答弁申し上げます。 146ページにかかわって、中小企業勤労者生活資金預託金500万円についてでございます。 議員からはここ二、三年、支給をしていないんじゃないかということでございます。議員御指摘のとおり、平成14年に1件ございまして、平成15年、16年度は執行してございません。借り入れがなかったということでございます。 それで、担当課として現状認識をどうしているのかということでございます。ただ、これにつきましてはやっぱり目的といたしましては、中小企業の勤労者に対して生活に必要な資金の融資を行い、福祉の向上を図るということで、目的にもうたっているとおりでございます。 ただ、なぜそういうことを借り入れられないかということは、やっぱりいろいろと条件面とかで合わない面も多分あろうかと思いますが、今後いろんなそういう事情を聞く中で、改めるところはそういう使いやすいちゅうんですか、要綱等も研究をしてまいりたいと思いますので、御理解を賜りたいと思います。 それから、147ページの物産観光センター費にかかわっての御質疑でございます。 議員からは開設時間等々言われました。午前9時30分から午後6時までとなってございまして、ただ交流コーナーにつきましては、議員のおっしゃいました午前6時30分から午後10時までとなってございます。 先にすみません、申しわけございません。管理運営を含めて委託しているのが、地元で管理運営委託をTMO、まちづくり海南に委託してございます。それで、そういう開所時間等ですね、運営を今後見直していくべきではないかということでございます。この件に関しましては、当然物産観光センターの業務については、議員言われました観光案内はもちろん漆器、地場産業の展示のPR等々、いろんな形で情報発信という形でやってございます。 ただ、観光に関していえば、私ども日帰り観光という一日観光圏の形成事業をやっておるわけでございますが、やはり一日観光圏ちゅうな形の中で、遅くまで云々ちゅうなことは、今現在のところ10時過ぎに来られて、夕方には帰って来られるということ、実態も含めて現状でございます。 ただ、議員御指摘のとおりそういう運営を今後見直すべきでないかということでございますが、今後運営につきましてそういうニーズ等もいろんな各界各層にそういう形の中で聞くなりいうことで、今後議員からの御提起も含めまして研究課題としていきたいと思いますので、御理解を賜りたいと思います。 以上です。
○議長(宮本勝利君) 再度御質疑ございませんか。 1番 上田弘志君
◆1番(上田弘志君) 御答弁ありがとうございます。 それで、この中小企業勤労者生活資金の貸与ですね、貸し付けのあれです。これは近畿労働金庫さんと契約をして預託をされてることなんで、労働金庫さんの貸し付け要件というのはあると思うんです。これ労働金庫さんで聞きますと、やっぱり県下各市同じなんですよ。制度使ってるけどもね、使い勝手が悪い。確かにお金を貸すわけですから、貸す方にとってみたらいろいろ金利とか信用調査、これあると思うんですね。 これはどういう制度かいうと、先ほど言いましたように労働組合のない職場のそこで働いてる方が、いわゆる労働組合に入って、その労働組合が労働金庫に入ってたら、結局組合が保証で金貸してくれるわけですわ。ところが、未組織の場合はそういう保証がないということでね、市がかわって預託をしてそういう労働金庫がつくっている互助組織へ入るということで、保証をして貸し付けを受けていくちゅう制度なんです。 これは直接本人さんのとこへ入らないんですよ。見積書、例えば車買うとか、引っ越しするとかいうたら、その見積書をもらったとこへ入るんです。これは考えによっては妥当だと思うんですよ。ところが、やっぱり申し込む人はある程度余裕を持ちたいわけですね。そういう意味で、そういうことが少ない原因になってるんだということが、大体県下の状況らしいです。 もちろんお金を貸すわけですから、貸す方は信用調査します。これでふるい落とされる人は、これはもう仕方ないですね。だからそういうことも踏まえまして、やはり毎年毎年こういう形であろうと、執行されるであろうとなかろうとね、こういう予算を計上するやり方、これひとつやっぱり問題あろうかと思うんです。ですから、いい制度ですから市民の皆さんに、これはもう旧海南市、旧下津、使える制度ですからね。これのやはりどう制度を活用してもらえるかという、この点についてもうちょっと知恵が要るんではないかと。 だから、市報等でもやっぱりこの制度の具体的な中身を知らせていく。それと労金さんと貸付要件について改善できないかどうか交渉していく。そういうことをぜひ取り組んでいただきたい。そういうことでこれは終わっときます。 物産観光センター費ですね、これ先ほどの河野議員のあれでもありましたけども、検討、物産の物品販売コーナーの設置も含めて、いわゆる開場時間も含めて運営を見直していくちゅうことなんですけども。この物品コーナーについてはね、いろいろと前回から言われまして、やっと検討していくちゅうことであったんですけども、この規則に載ってるわけですね。 ですから、こういうやっぱりきちんと条例、規則に載ってて、市民の皆さんから要望あったり、議会で要望あったりしたことはね、やはり調査なり検討をやらなければならないですけども、やっぱりやっていくというこれがなければ、毎回こういうことが質疑が繰り返されると思うんですよ。 やっぱり海南の物産観光センターというのは、海南の玄関口にある、いうたら海南市、あそこを見て海南市というのはどういう町かなと。これで判断されるわけですからね、やはりこの運営もまちづくり海南に含めて委託をしてるということでしたら、早速こういう問題をそれぞれ話し合って、早期のやっぱり改善をお願いしたい。 課長は日帰り交通のそういう状況の中でこれ運営してるんだ言いますけどね、例えば亀池の観光協会なんかも補助されて、あそこは春になりますと亀池桜祭り、これは市当局も一緒になって取り組んでおられます。大体桜祭り行くのに10時ごろ出ていこうかちゅうの少ないでしょ。はよ行って、場所とって。だから市外から、また県外から来られる方もマリーナシティ行こか。大体早い時間に来て行きますわね。大体、前やったら家帰る時間考えて、大体4時か5時ぐらいに帰るんちゃいますか。だから、実態に合ってないんですね。 それに対して561万3,000円の委託料を支払ってると。この予算が十分この趣旨に生かされるような取り組み、やっぱりこれはね、別に新たな設備つくるとかね、いろいろお金を使わんならんいうことないんですね。要するにやる気とそういう前向きな姿勢があったらできることなんですよ。そういう点でやっぱり、こういったことはもうちょっとね、ぱぱっとやるようにしましょうよ。この件について課長さんもう一回、検討するとかそういうんじゃなしに、やるかやらんかだけはっきりしてください。
○議長(宮本勝利君) 当局から答弁願います。 田村商工振興課長 〔商工振興課長 田村彰男君登壇〕
◎商工振興課長(田村彰男君) 1番 上田議員の再度の御質疑に御答弁申し上げます。 物産観光センターにかかわっての開所時間等々も含めて、早期に改善すべきでないかと、そういうやる気と前向きな姿勢はどうかということでございます。 当然議員のおっしゃるとおり、私もやる気と前向き性は当然持ってございます。ただ、以前その開館時間等を早めて、先ほどちょっと答弁なかったんですけども、調査を行った経緯がございまして、時間の関係もあると思うが、早朝より訪れる観光客はほとんどいなかったことも聞いてございます。 ただ、観光PR等考えた場合は、現状の時間帯では十分であろうと考えるところでございますが、ただ議員の御指摘も踏まえまして研究をさせていただきたいということでございます。 以上です。
○議長(宮本勝利君) 他に御質疑ございませんか。 (「なし」と呼ぶ者あり) 質疑なしと認めます。 よって6款、商工費に対する質疑はこれで終了いたします。 この際暫時休憩いたします。 午後6時10分休憩
------------------- 午後6時20分開議
○議長(宮本勝利君) 休憩前に引き続き会議を開きます。 日程第1 議案第35号の議事を継続いたします。 次に、7款土木費についての質疑に入ります。 本款についても質疑の通告がありますので、まず初めに通告による質疑を、通告順により順次これを許可いたします。 12番 尾崎弘一君
◆12番(尾崎弘一君) 時間も遅くなりましたので、もう簡単に。 173ページ、5款5目の委託料、山崎都市下水路整備事業について、1,000万円でありますが、この内容をお聞きいたします。 今回の工事となるのは、100数十メートルぐらいと思うんですが、全体が何メートルで、今回の工事を含めてどれぐらいの完成になるのか。 それからまた、残る区間の目標ですが、これ県の工事でありますので、なかなかそういうことはわかりにくいと思いますが、ことしの計画もありましたらあわせて教えていただきたいと思います。 以上です。
○議長(宮本勝利君) 当局から答弁願います。 岡本都市整備課長 〔都市整備課長 岡本泰博君登壇〕
◎都市整備課長(岡本泰博君) 12番 尾崎議員の予算書173ページ、都市下水路事業費15節山崎都市下水路建設工事費1,000万についての御質疑に御答弁を申し上げます。 山崎都市下水路につきましては、昨年までに排水機場、機械設備、電気設備、自家発電設備、それから1号幹線奥ノ谷方面の管渠埋設工事等の工事を完了いたしておりますが、今回予算計上させていただいております工事費は2号幹線神田方面の管渠埋設工事費でございます。 2号幹線につきましては、議員御承知のとおり県が施工中の県道海南金屋線の拡幅工事に伴い、県により用地買収が終わった箇所にボックスカルバートを市で順次埋設いたしてございますが、本工事費は縦横1メーター10センチのボックスカルバートを約40メートルにわたり埋設しようとするものでございます。 なお、2号幹線全長約260メートルのうち、昨年までの埋設完了延長は約72メートルで、平成17年度の用地買収予定は3カ所を計画していると聞いてございます。 以上でございます。よろしくお願い申し上げます。
○議長(宮本勝利君) 再度の御質疑ございませんか。 12番 尾崎弘一君
◆12番(尾崎弘一君) こういった店舗の多分前を工事するというものと思うんですが、苦情としてよく聞く例がありますので、その委託業者と工事を始める時期等をその付近の方と十分話をして工事を進めていくよう、指導していただきたいと思います。 これでもう終わります。
○議長(宮本勝利君) 以上で、12番 尾崎弘一君の質疑は終わりました。 次に、26番 矢本 伊君
◆26番(矢本伊君) 175ページ、都市公園事業費、予算の概要では30ページでございます。よろしくお願いします。 海南中央公園進入路等整備事業についてお尋ねをいたします。 神出市長は、公約として防災対策をまず一番に挙げられました。そういうふうな中での施策であるかと思いますけれども、この事業の決定に対してはどのような庁内の流れがあったのでしょうか。 私自身、浴議員さんと同様にわんぱく公園を活性化してほしいというふうな中では、進入路については非常に有意義な事業だと思います。かつ私自身もこの中央公園の東側の方に住んでおりますので、何らかの恩恵は当然受けると思います。 ただ、当然都市公園区域の中での事業でありますので、有利な起債であるとかができるということは十分存じてはおりますが、道路政策ということを考えますと、防災の公園です。その中でやっぱりアクセス道路というのは、42号の拡幅であるとかいろんなことがありますけれども、この海南地区においてはやはり北赤坂から亀川へ抜ける北向きの道路の狭隘なところというのもあります。そういうなことを考えていくと、喜んで賛成できるかなというふうにいいますと、ちょっとまだ私自身悩んでいる、心揺れるところがあるんです。 そういうふうな中で、この事業をするというふうな決定は当然市長の公約、先ほども申しましたけれども、理解はしておるんですけれども、余りにも政策的なところが早過ぎるもんですから、どういうふうな流れでこの事業が実施に至ったのかというのをお尋ねしたいと思います。あわせて、全体のこの事業の概要をお示しください。
○議長(宮本勝利君) 当局から答弁願います。 山西都市整備部長 〔都市整備部長 山西義彦君登壇〕
◎都市整備部長(山西義彦君) 26番 矢本議員の中央公園の進入路にかかわっての御質問にお答えをいたします。 まず、庁内における会議等の御質問でございます。 この計画につきましては、平成15年当時、計画の必要性から予算編成時ヒアリング等でも計画の内容の説明を行ってまいりました。この公園の進入路につきましては、市民運動場、総合体育館付近一帯は現在は県道海南金屋線から大野中10号線の出入りとなってございます。現状は総合体育館でのイベントがあった場合、自動車、自転車、歩行者等々一堂に集中し、入り口付近は大変な混雑をしている状況であります。 なおまた、周辺の地形は県道から1路線、市道から体育館、市民運動場、公園等の利用になってございます。以前からこの市道大野中10号線は、体育館入り口の県道金屋線から市民運動場北側を通り、高速下に通じ、さらに高速道路東側の狭隘な道路でJAながみね付近へ通ずる市道でございます。 なお、この市道は現在車両の通行ができにくい高速道路東側の狭隘な道路を、今回一部拡幅をするものでございます。なお、この体育館周辺は、海南市の中央公園として都市計画公園として位置づけされ、そのうち現在は12.7ヘクタールが開設されてございます。 また一方で、この公園区域内、市民運動場周辺は海南市の防災拠点、広域避難地災害対策本部になる箇所でございます。先ほどもお答えしましたように、現状の体育館周辺は大規模な大会時には中央公園の入り口が1カ所であるため、大変な混雑をしている状況でございます。そのような状況で、今回の進入計画については防災拠点の強化を図るためとともに、より利便性の向上を図る目的でございます。 なお、この事業は国の補助事業として、本年度より整備を行うものでございます。 以上でございます。
○議長(宮本勝利君) 再度の御質疑ございませんか。 26番 矢本 伊君
◆26番(矢本伊君) 答弁ありがとうございます。 平成15年当時からの計画があったということで、それは私自身存じてなかったもので、答弁ありがとうございます。 もう少し全体の計画というか、お示しください。文化スポーツ振興事業団の説明のときにもありましたように、道路の位置で若干先ほど休憩中に担当の方といろいろお話ししましたところ、駐車場も2カ所つくれるようでございます。 こちらの予算の概要書の中にも、バス等の大型車の進入を可能にし、わんぱく公園の利用者の利便性の向上も図るというふうになっておりますけれども、高速道路のガード下は観光バス通れるんでしょうか。くるっと一周はできるのでしょうか。また、駐車場の計画もあるというふうに聞いております。それについてはいかがでしょうか。 それとあと都市計画道路、大野中重根線とは接続していないですね。あそこと接続できて、供用開始になるのは大体いつごろの予定なのでしょうか。当然用地交渉等も必要になってくると思うのですけれども、関連するものがあるのであればお示しいただきたいと思います。 以上です。
○議長(宮本勝利君) 当局から答弁願います。 山西都市整備部長 〔都市整備部長 山西義彦君登壇〕
◎都市整備部長(山西義彦君) 26番 矢本議員の再度の御質問にお答えいたします。 全体の計画でございますが、公園区域内で340メーターの道路、そしてまた区域外からJAながみねの東側の地点、大野中重根線へ接続する道路でございますが、この道路が60メーターということで、全体で約400メーターの計画でございます。なお、幅員につきましては10.2メーター程度の片側歩道を予定してございます。 なおまた事業費につきましては公園区域内で約3億、そして公園区域外で1億を合わせますと、合計で4億円程度になる予定でございます。 次に、現状の高速のガード下でございますが、バスの通行につきましては現在通行ができません。 なおまた、次の駐車場につきましてはこの公園区域内の地権者の御協力をいただく中で、約100台程度、面積で2,000平米から3,000平米が100台程度では必要であろうかと考えておりますが、今後用地の交渉の状況等について、交渉の状況をにらみ合わせながら駐車場面積、台数は考慮していきたいと考えてございます。 次に、大野中重根線の開通の時期とあわせてどうかという御質問のお尋ねでございますが、現在大野中重根線は本年度で用地交渉を進める予定になってございまして、計画では来年度、あるいは遅くても再来年度には用地の御協力の度合いを見て開通ができるんではないかなと考えてございます。 なお、公園のこの計画につきましては、本年度から予定として3カ年を予定をしてございますので、多少この開通の時期とはずれ込むかとは思いますが、ほぼ1年、2年ぐらいの程度の中で同時開通になるんではないかと、このように思ってございます。 以上でございます。
○議長(宮本勝利君) 再度の御質疑ございませんか。 (「なし」と呼ぶ者あり) 以上で、26番 矢本 伊君の質疑は終わりました。 次に、2番 岡 義明君
◆2番(岡義明君) まず、土木管理費の土木総務費、154ページの指定外道路の維持、補修工事、このまず500万ですね、概要を教えてください。 次に、道路橋梁費、道路維持費158ページの道路愛護助成金55万円。これも概要を教えてください。 続きまして、同じく道路橋梁費交通安全施設費160ページの日方45号線歩道等整備工事費2,700万円。そして同時に、河川費の河川改良費163ページ、新浜排水路改良工事費1,300万円。この日方の45号歩道と、そして今の新浜排水路、これ一括して質疑したいと思います。 この両事業とも、そこの
環境施設組合が設立当時に組合側と、そしてこの周辺の地元の住民の方々でこの工事が約束されていたわけですね。そして、その工事もいよいよこの2つで最終ということになります。ですから、この工事費にかかわる費用の全額が、施設組合の負担ということです。 ところが、まず海南市が先行して工事を行うんですね。そして、その翌年から施設組合が海南市に元利償還を始めるわけです。元金と利息分をずっと払っていくわけですね。ところが、今回下津と海南合併しました。この合併したことによって、海南市がこの歩道整備と排水路改良工事を特例債で使うちゅうんですよ。本来施設組合がまずお金出すもんですからね、おかしいのではないかなと思うんです。 そこで、組合負担の整備事業ですね、合併特例債で賄うことができるんでしょうか。当然こうした疑問が出てまいります。施設組合ちゅうのは御存じのように美里も野上も加わっていますからね、共同運営しているわけですから、当然この周辺整備事業は美里や野上町も大きくかかわっているわけなんです。その工事を一たん海南市が合併による特例債を充当するということになっているわけです。これは県でも認められているんでしょうか。まずお答えください。 次に、土木費、河川費、河川維持管理費及び河川改良費全般についてです。162、163、164にかかわる質疑でございます。 各地域でその河川維持補修工事や、またポンプ場の整備予算が計上されています。雨が強く降ると必ず被害があちこちで出てまいりますけども、特に私も以前から議会でも質問してるんですが、この藤白南地区の浸水対策です。もうこれは地元では、とってもこのままほっとかれたら我慢ができないという声。これ市長さんもよく御存じなことだと思うんですが、しかしどうでしょうかね。ことしのまた予算には、計上されていないんです。大変不服なんですね。 質問です。せめてあちこちせんなんことありますけどね、せめて調査費ぐらいはやっぱり計上していただいてね、調査から始めていただきたいんですよ。何か藤白がずっとほったらかされてるような気もするんです。ちょっと市長さんに、そこらお伺いしたいと思います。 次に、土木都市計画都市公園事業費、先ほど矢本さんが質問したところでございます。重ならないように行いたいと思いますんで。176ページですね。そして、予算の概要でいけば30ページのとこです。 この予算の概要の30ページ見ていただいたらわかると思うんですが、海南中央公園進入路整備事業、この概要の説明の中で本市の災害対策本部が設置されるということで、1つはそういうことで道をつけるということですね。そしてもう一つは、大型車の進入、多分観光バス等だと思うんですが、この進入を可能にしてわんぱく公園へ観光客をスムーズに運べるということだと思うんですが。 1つ問題なのが、先ほど部長さんも答えていただいたんですが、この災害の場合、対策本部が設置される場所になるってたしか答えられました。これしかし、旧海南市の防災計画の中では、対策本部はこの市役所なんですね。いつこの中央公園へ対策本部つけるて決めたんでしょうか。今度新市になって新しくまた防災計画を練り上げてしなければならないんですが、まだその防災計画の案自体も出てないでしょう。なのにこの予算の概要では、もう設置されるって書いてるわな。これどういうことでしょうか。 まだ防災会議の中で、いろいろ案これから練るところだと思うんですが、そこらちょっとおかしいのではないですか、もう既に書かれてるということは。お答えください。 そして、駐車場等100台程度設けるんだということですが、もちろんここにも書かれているように大型車の進入も可能にするんだと。ところがね、あそこの場所よく皆さん御存じだと思うんですが、あそこへ大型車入ってったら大変危険違いますか。小さい子供も走り回るだろうしね。そこらどういうふうに考えて、そういう計画をされてるのでしょうか。 以上でございます。
○議長(宮本勝利君) 当局から答弁願います。 市長 神出政巳君 〔市長 神出政巳君登壇〕
◎市長(神出政巳君) 2番 岡議員の御質疑にお答えいたします。 162ページから164ページにかけての河川維持費及び河川改良に係る予算については、防災対策等により浸水地域の被害軽減を図るべく、旧海南市、旧下津町の継続工事、また新規工事等を予算計上させていただいております。特に排水ポンプ場につきましては、旧海南市側には18カ所、そして旧下津町側には現在県において進められておりますポンプ場を含め4カ所ございます。 そして、先ほど議員御質疑の藤白地区の浸水対策につきましては、平成15年度におきまして藤白南排水ポンプ場内にある700ミリのポンプ1基の自動化により、浸水対策に対する初期対応を実施いたしております。当該地域の浸水対策等につきましては、少し大規模事業となりますので、防災対策の推進施策として海南市総合計画を策定していく中で、対応を検討してまいりたいと考えております。 以上です。
○議長(宮本勝利君) 山西都市整備部長 〔都市整備部長 山西義彦君登壇〕
◎都市整備部長(山西義彦君) 2番 岡議員の中央公園進入路道路にかかわって、駐車場を大型車が進入可能になれば大変危険でないかと、そういう意味の御質問にお答えをいたします。 現在のわんぱく公園につきましては、高架下道路を通り、風の子館に通ずる両サイドについては、南側については駐車場が設置されてございます。今回の駐車場の計画の場所でございますが、その風の子館と高架下道路のその付近、その場所ではなしに、高架下道路の南側の現状は山合いになっているとこでございますが、その付近へ用地の御協力がいただけるようになれば、その付近へ駐車場の計画をしてございますので、もちろんわんぱく公園等の利用者の安全性も考慮して、付近の道路整備に注意を払い、考慮して計画をしたいと、このように考えてございます。 以上です。
○議長(宮本勝利君) 森政策調整部長 〔政策調整部長 森 孝博君登壇〕
◎政策調整部長(森孝博君) 2番 岡議員の海南市中央公園進入路等整備工事費の関係で、総合体育館へ災害対策本部が設置されることについての御質問にお答え申し上げます。 総合体育館への災害対策本部設置につきましては、県から浸水域が提示されましたのを受けまして、市役所が津波により浸水し本部機能が果たせなくなることから、震度5以上の地震また大津波警報発令時に、総合体育館に災害対策本部を設置するものでございます。 旧海南市の地域防災計画では、「本部は海南市役所に置く。ただし災害の規模、その他の状況により災害応急対策の推進を図るため本部の移動が必要と認めるときは、本部長は他の適当な場所に移動し、設置することがある」と規定されてございます。 しかしながら、大地震また大津波の発生時には、市役所が本部機能が果たせないために、海南市地震津波等対策検討委員会で総合体育館を災害対策本部の設置場所に位置づけたところでございますので、よろしく御理解をお願い申し上げます。
○議長(宮本勝利君) 坂本総務部参事 〔総務部参事兼財政課長 坂本寛章君登壇〕
◎総務部参事兼財政課長(坂本寛章君) 2番 岡議員の御質疑は、合併特例債の活用についてということでございますので、私の方からお答えさせていただきます。 予算説明書の160ページの15節工事請負費の日方45号線歩道等整備工事費2,700万円と、163ページ、15節工事請負費の新浜排水路改良工事1,300万円の合計4,000万円につきましては、し尿陸上処理施設を建設した際に、地域環境整備事業として本市が地元と覚書を結び、それに沿って実施してきたものの事業の一つでございまして、それにかかる費用は海南海草環境衛生施設組合が次年度に負担することになっているところでございます。 議員の御質疑は、次年度に組合が負担するという事業にまで合併特例債を活用するのか、またそうした活用をすることができるのか、そうした御趣旨の御質問でございます。 まず、従来よりこうした事業の財源といたしまして、少しでも有利な市債を活用するということによりまして、組合の負担を軽減すべく実施してきたところでございます。この組合の負担を軽減するということは、組合の構成員である本市の経費の負担の軽減につながりますので、こうした措置を従来より講じてきたところでございます。 今回、こうした市債を計上するに当たりまして、少しでも有利な市債を活用したいという考え方で合併特例債を充当するものとして、予算計上をしているところでございます。 次に、こうした合併特例債の活用について、県が認めているのかという御質疑でございます。これから起債の申請をしていくということになりますが、生活道路の整備、防災対策の推進を実施していくという趣旨でございますし、事前に協議した中では起債の許可がされるものと考えてございます。 以上でございます。
○議長(宮本勝利君) 田中管理課長 〔管理課長 田中伸茂君登壇〕
◎管理課長(田中伸茂君) 2番 岡議員の認定外道路維持補修工事に関する御質疑に御答弁申し上げます。 今回予算計上させていただいてございます154ページ、認定外道路維持補修工事費500万円につきましては、以前より要望の非常に多くございました市道以外の私道の維持補修工事費でございまして、不特定の多くの住民の皆様が利用される道路について一定の基準を設け、補修工事を実施するための費用でございます。対象といたしましては、開発区域内道路、及び道路維持指定道路やみなし道路等でございます。 なお、これらの実施基準につきましては、現在策定いたしてございます内容について御説明申しますと、袋小路にあっては一定の距離を考慮いたしたいと考えてございます。また、道路として供用された日から原則として10年を経過していること。 なお、申請につきましては、自治会から補修等の要望があるもの。施工については土地所有者及び地域住民の同意を得ること等といたしてございます。 以上でございます。
○議長(宮本勝利君) 尾崎下津行政局建設課長 〔下津行政局建設課長 尾崎真一君登壇〕
◎下津行政局建設課長(尾崎真一君) 2番 岡議員の158ページの19節道路愛護助成金の御質疑について御答弁申し上げます。 この事業は地区の活動として、下津行政局管内における道路の管理活動支援、環境美化の向上を図ることを目的とし、対象地区に助成を行う事業でございます。この事業は長年関係地区の活動として広く定着しており、経費節減はもとより、地区の道路環境、美化促進についての意識の向上にも寄与しているものと考えられ、平成17年度予算において55万円を計上させていただいてございますので、御理解を賜りたくよろしくお願いします。
○議長(宮本勝利君) 再度の御質疑ございませんか。 2番 岡 義明君
◆2番(岡義明君) 大体概要の方はね、指定外道路維持補修工事、内容の方はわかりました。要綱というのは、もうつくられているんでしょうか。それだけ、1点ちょっとお願いします。 それから、この500万円というその中で、なかなかわしとこも、うちとこもちゅうて特に今までそういう整備がなされてなかったんでね、注文も多いと思いますんでね。きちっとした要綱が必要かなと思いますんで、要綱つくってますか、お答えください。 そして、道路愛護助成金ということで、旧下津の地域でということですが。ちょっとこの、もう少し内容をわかりやすく、実際何するかとか、そこらが大体今の概要ちゅうんはわかりましたけども、実際どうした方々が何を行うのかお教え願えたらと思います。 そして施設組合と、そして合併特例債というこの施設組合の工事と、そしてこの合併特例債という絡みですね。今、答えていただいたんですが、確かにこの合併特例債というのは有利ですね。借金は借金ですけども、工事費の、この工事だったら多分95%充当できるわけですね。そして、元利償還の70%が後ほど普通交付税によって措置されるということです。 有利というのはわかるんですが、その組合とのいえば工事やいしょな。それ組合が最終的にお金を払わんなん、元利償還しないといけないという工事を合併したことによって、この特例債使うたら有利やということで、果たしてそれ使うことが組合と特例債の関係ちゅうんは、ちょっと先ほどの答弁だったらわかりにくいんですよ。使えるだろうということですが、組合がしなければならない工事を先、市が先行工事するわけですね。 でも、もともとは組合ですわな。美里、野上、今もう下津はあれですけども。美里、野上入って。そういう工事を美里、野上にしたら合併関係ないな、特例債もな。そこらちょっと先ほどの答弁ではわかりにくいので、私にもわかるようにもう一度お願いしたいんですが、よろしくお願いします。 そして、先ほど市長さん、浸水対策についてお答えいただきました。なるほど平成15年にたしかポンプの方も径の大きなやつに据えかえていただいて、初期段階では確かに浸水するとこは少なくなったかなとは思うんですが。市長さん、前に私の質問にもお答えしていただいてるんですがね、やはり大きなこうした財政的にも大きな負担になる多分工事になると思うんです、抜本的な工事をしようと思うたらね。 そこへ市長さんも前に答えていただいたんが、国や県のそうした資金も援助してもらいながら、計画を練っていかないかんということだったんでね。特にこうした先ほどの合併特例債を、そういうとこ使わんとこういうとこえ使うてくださいよ、ほんまに。何ぼでも使うとこあるんですから、特例債を使いたいところがね、実際に必要なところがね。そういう意味で、もう市長さん結構ですんで、ぜひそこら考えてください。よろしくお願いします。 それで、都市公園の中央公園進入路整備事業は大方わかりましたが、これはもう要望だけ言うときますが。 まず一つは、確かに国か県か何かが津波の際は向こうへ本部を置きなさいと言うてるのかもしれませんがね、やはり海南市は海南市でこれから防災計画を立てていくんですからね、その中でやっぱりみんなの意見聞きながらやっていくん当然じゃないですか。そうしないと、先こんなもんできて、防災計画ここへ合わすという形になるんでね。ここへつくるのは反対ではありません。ありませんけども、ちょっと先行し過ぎてるんじゃないですか。それだけ指摘しときます。 そして、もう一つちょっとついでに、あそこへ行った場合に、例えば防災施設ですね。体育館だったらほとんど何もないと思うんですが、防災無線とかああいうのもあそこへ使えんやろ。これからまた整備していくんかもわかりませんが、そこらも含めて防災協議会の中で協議しっかりしていただきたいと思います。
○議長(宮本勝利君) 当局から答弁願います。 坂本総務部参事 〔総務部参事兼財政課長 坂本寛章君登壇〕
◎総務部参事兼財政課長(坂本寛章君) 2番 岡議員の合併特例債の活用についての再度の御質問でございます。 先ほどもお答えさせていただきましたけども、こうした合併特例債を活用することによりまして、組合の負担が軽減する。そのことが旧海南市と旧下津町を合わせて、その負担率が8割余しの本市としての負担の軽減につながるということで、こうした合併特例債を活用させていただいたということでございますので、よろしく御理解賜りますようにお願いします。
○議長(宮本勝利君) 田中管理課長 〔管理課長 田中伸茂君登壇〕
◎管理課長(田中伸茂君) 2番 岡議員の認定外道路維持補修工事費についての再質疑に御答弁申し上げます。 この要綱については、私どもで作成をいたしてございます。 以上でございます。
○議長(宮本勝利君) 尾崎下津行政局建設課長 〔下津行政局建設課長 尾崎真一君登壇〕
◎下津行政局建設課長(尾崎真一君) 2番 岡議員の再質問に御答弁いたします。 この事業は、下津行政局管内35地区のうち21地区の対象地区であって、もう少し概要をとのことでございますので、参加住民が約2,000人ぐらい参加しまして、1人当たり約200円ぐらいの金額になろうかと思います。それを地区に助成するものでございまして、作業内容としましては道路等の草刈り、側溝の掃除等でございます。 以上です。
○議長(宮本勝利君) 再度の御質疑ございませんか。 2番 岡 義明君
◆2番(岡義明君) この歩道、環境衛生施設組合の歩道、45号線の歩道と新浜排水路のことについてです。 もう質問いたしません。私はどうもやっぱり組合が、本来最終的に元利償還しなければならないわけやいしょな。それを市が先行して工事かかる。それを合併特例債で使うというのは、私も法律調べたんやけど載ってないんよ。それで課長さんの判断もらおうと思うたんですが。 先ほども言いましたが、こういうところへ確かに使うんもいいですけども、こういうところ使うんだったらほかいろいろ使いたいとこ、先ほど言いましたがそういうところへ使っていただきたいという意味でね、質問させていただきました。ここへ使わんかってもよ、組合からまあ充当、最終的には元利償還されるわけですな。その分を使わんかったらほかへ使うて、ほかでもっと有利に使えるわけ。それだけ言うて終わります。
○議長(宮本勝利君) 以上で、2番 岡 義明君の質疑は終わりました。 次に、6番 橋爪光一君
◆6番(橋爪光一君) 質疑の内容が重なりましたので、質疑をとりやめたいと思います。
○議長(宮本勝利君) 以上で、通告による質疑は終了いたしました。 次に、本款について他に御質疑のある方はございませんか。 27番 磯崎誠治君
◆27番(磯崎誠治君) 1項土木管理費の公共残土処分場管理事業費について、ちょっと確認したいんですけども。これは工事請負費、公共残土処分場の排水管の暗渠整備事業という形で工事費が出ていますが、この予算の概要の説明の中に、概要の中に、ただし受け入れ土砂は市内で施工される公共事業により発生した建設残土で、公共残土の不法投棄云々と書かれております。 私、この公共残土の整備事業の、公共残土捨てる場所に関しては、旧下津の建設工事だけっていうことを聞いてるんですけども、この項目を見ますと新しい海南市、すべての海南地区の公共残土も捨てられるていうような感覚にとれますけども、ここのとこいっぺん確認したいんですけども、どうですか。
○議長(宮本勝利君) 当局から答弁願います。 尾崎下津行政局建設課長 〔下津行政局建設課長 尾崎真一君登壇〕
◎下津行政局建設課長(尾崎真一君) 27番 磯崎議員の御質疑にお答えします。 公共残土処分場、この管理事業は、旧下津町で昭和63年に屋外スポーツ公園として活用することを目的として事業に着手したものでございます。その埋め立ては公共事業により発生した残土を処分することで賄い、今日までその整地等を行っているところでございます。また、そうすることで処分費の節約により、公共事業費の節減にもつながっているものでございます。 平成17年度予算といたしましては、平成16年度未払い分520万円分と、平成17年度630万円、計1,150万円を工事費として計上しているものでございます。 それから、埋立残土は下津管内の公共事業、県とか下津町の公共残土だけで約1万7,000立米ぐらい、毎年、いうそれを予定としております。あとこの調子でいけば、2年ぐらいが限度と思います。 以上です。
○議長(宮本勝利君) 再度の御質疑ございませんか。 27番 磯崎誠治君
◆27番(磯崎誠治君) ということは、下津町内に限定した、旧下津の公共残土だけということなんですよね。それだけちょっと確認しときます。
○議長(宮本勝利君) 当局から答弁願います。 尾崎下津行政局建設課長 〔下津行政局建設課長 尾崎真一君登壇〕
◎下津行政局建設課長(尾崎真一君) 27番 磯崎議員の御質疑にお答えします。 先ほど答弁しましたとおり、一応あと残土処理もちょっと少なくなっておりますので、一応下津管内だけと思っています。
○議長(宮本勝利君) 他に御質疑ございませんか。 26番 矢本 伊君
◆26番(矢本伊君) あと1回残ってますので。 今の公共残土処分にかかわってなんですけれども、ということは旧下津地区には公共残土処分場があって、海南地区にはないということなんですよね。となれば、この土木費の総括でちょっとお聞きするんですけれども、工事の発注であるとかそういうよなところで公共残土が発生した場合に、海南地区と下津地区というのは、その辺の金額の方も違うというふうに判断させていただければよろしいんでしょうか。
○議長(宮本勝利君) 当局から答弁願います。 この際暫時休憩いたします。 午後7時18分休憩
------------------- 午後7時22分開議
○議長(宮本勝利君) 休憩前に引き続き会議を開きます。 日程第1 議案第35号の議事を継続いたします。 26番 矢本 伊君の質疑に対し、当局から答弁願います。 山西都市整備部長 〔都市整備部長 山西義彦君登壇〕
◎都市整備部長(山西義彦君) 26番 矢本議員の御質問にお答えをいたします。 公共残土処分につきましては、旧海南市、旧下津町、設計単価はおのずと違うということで御理解をいただきたいと思います。 以上でございます。
○議長(宮本勝利君) 他に御質疑ございませんか。 (「なし」と呼ぶ者あり) 質疑なしと認めます。 よって7款土木費に対する質疑はこれで終了いたします。 お諮りいたします。 本日の会議はこの程度にとどめ延会し、明日午前9時30分から会議を開きたいと思います。 これに御異議ございませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり) 御異議なしと認めます。 よってそのように決しました。 本日はこれをもって延会いたします。 午後7時24分延会
------------------- 地方自治法第123条第2項の規定によってここに署名する。 議長 宮本勝利 議員 若林睦弘 議員 浴 寿美 議員 宮本憲治...