和歌山市議会 > 1994-07-14 >
07月14日-09号

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  1. 和歌山市議会 1994-07-14
    07月14日-09号


    取得元: 和歌山市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-06-07
    平成 6年  6月 定例会                 平成6年          和歌山市議会6月定例会会議録 第9号             平成6年7月14日(木曜日)議事日程第9号平成6年7月14日(木)午前10時開議第1  会議録署名議員の指名第2  承第1号から承第3号まで並びに議案第1号から議案第21号まで第3  請願第3号、同第13号、同第18号の取り下げについて第4  議案第23号 助役の選任について第5  議案第24号 監査委員の選任について第6  議案第25号 固定資産評価審査委員会委員の選任について第7  諮第1号 人権擁護委員候補者の推薦について第8  諮第2号 人権擁護委員候補者の推薦について第9  和歌山県四市競輪事務組合議会議員の補欠選挙第10 発議第2号 法律扶助に関する基本法の制定と財政措置の拡充強化を求める意見書案第11 発議第3号 米市場開放阻止ガット合意の撤回を求める意見書案         ----------------------------会議に付した事件日程第1  会議録署名議員の指名日程第2  承第1号から承第3号まで並びに議案第1号から議案第21号まで日程第3  請願第3号、同第13号、同第18号の取り下げについて日程第4  議案第23号 助役の選任について日程第5  議案第24号 監査委員の選任について日程第6  議案第25号 固定資産評価審査委員会委員の選任について日程第7  諮第1号 人権擁護委員候補者の推薦について日程第8  諮第2号 人権擁護委員候補者の推薦について日程第9  和歌山県四市競輪事務組合議会議員補欠選挙日程第10 発議第2号 法律扶助に関する基本法の制定と財政措置の拡充強化を求める意見書案日程第11 発議第3号 米市場開放阻止ガット合意の撤回を求める意見書案総務委員会教育民生委員会経済企業委員会建設消防委員会議会運営委員会及び同和対策特別委員会の閉会中の継続審査及び調査について         ----------------------------出席議員(42名)  1番   井口 弘君  2番   姫田高宏君  3番   武内まゆみ君  4番   角田秀樹君  5番   青山 稔君  6番   山下直也君  7番   新島 雄君  8番   佐伯誠章君  9番   浅井武彦君 10番   永井佑治君 11番   森田昌伸君 12番   寺井冨士君 13番   麻生英市君 14番   山田好雄君 15番   田上 武君 16番   藤井健太郎君 17番   森下佐知子君 18番   新川美知子君 19番   森本保司君 20番   浦 哲志君 21番   波田一也君 22番   柳野純夫君 23番   平田 博君 24番   石谷保和君 25番   吉田光孝君 26番   小河畑喬夫君 27番   佛 栄次君 28番   宮本廣次君 29番   東山照雄君 30番   大艸主馬君 31番   辻本昌純君 32番   南 徹治君 33番   滝口直一君 34番   堰本 功君 36番   奥田善晴君 37番   高垣 弼君 38番   武田典也君 39番   西殿香連君 40番   岩城 茂君 41番   浜野喜幸君 42番   山崎 昇君 43番   中谷 悟君欠席議員(1名) 44番   九鬼嘉蔵君    --------------説明のため出席した者の職氏名 市長         旅田卓宗君 助役         得津 勇君 助役         吉田眞三君 収入役        橋口敏彦君 市長公室長      中村 保君 企画部長       阿部俊彌君 総務部長       栢木 孝君 財政部長       上野 宏君 経済労働部長     川口眞夫君 農林水産部長     野口法夫君 民生部長       高垣芳男君 環境事業部長     大浦宗吉君 保健衛生部長     和佐 慶君 都市計画部長     宮本 忍君 土木部長       井上隆勝君 下水道部長      榊 常次君 建築部長       加藤智弘君 教育委員会委員長   玉井千夫君 教育長        浅井周英君 教育総務部長     堅山喜弘君 教育文化部長     坂口全彦君 消防局長       中村清一郎君 水道局長       川端源一君 水道局業務部長    矢田彰吾君 水道局工務部長    臼井貞行君 選挙管理委員会委員長 貴志久治君 代表監査委員     伊藤松雄君 公平委員会委員長   北本一郎君    --------------出席事務局職員 事務局長       中森純一郎 事務局次長      南方 智 参事補        岡本清春 議事調査課長     松本 功 庶務課長補佐     秦野正彦 調査班長       山ノ井義雄 議事班長       池端 弘 庶務班長       奥 善博 主査         濱治 匠 主査         川口隆弘 主査         尾崎順一 主任         田畑和久 主任         石本典生 主事         中西 太    --------------  午後1時42分開議 ○議長(岩城茂君) ただいまから本日の会議を開きます。    -------------- ○議長(岩城茂君) この際、報告します。 7月7日付、総務委員会委員長から、武田典也君が副委員長を辞任し、佐伯誠章君が互選された旨、報告がありました。    -------------- △諸般の報告 ○議長(岩城茂君) 次に、諸般の報告をさせます。 ◎事務局長中森純一郎君) 平成6年7月6日付、和監査第 108号をもって、監査委員から例月出納検査の結果に関する報告が参っております。写しはお手元に配付いたしております。 次に、7月14日付、和財第 306号をもって、市長から追加議案が提出されました。議案はお手元に配付いたしております。 次に、7月14日付、議員浜野喜幸君、石谷保和君、滝口直一君、大艸主馬君、田上武君、平田博君、堰本功君、柳野純夫君、以上8人の諸君から、法律扶助に関する基本法の制定と財政措置の拡充強化を求める意見書案が、次に、同日付、議員藤井健太郎君、姫田高宏君、武内まゆみ君、森下佐知子君、大艸主馬君、以上5人の諸君から、米市場開放阻止ガット合意の撤回を求める意見書案が提出されました。発議第2号、同第3号としてお手元に配付いたしております。 次に、同日付、和四市組第10号をもって、和歌山県四市競輪事務組合管理者から、和歌山市議会選出の当組合議会議員石谷保和君、辻本昌純君、以上2人の諸君が辞職されましたので、組合規約第5条の規定により後任の議員の選出方依頼が参っております。 以上でございます。    -------------- △日程第1 会議録署名議員の指名 ○議長(岩城茂君) これより日程に入り、日程第1、会議録署名議員の指名を行います。 本日の会議録署名議員は、会議規則第80条の規定により、議長において   柳野純夫君   浜野喜幸君   滝口直一君 以上3人の諸君を指名します。    -------------- △日程第2 承第1号から承第3号まで並びに議案第1号から議案第21号まで △日程第3 請願第3号、同第13号、同第18号の取り下げについて ○議長(岩城茂君) 次に、日程第2、承第1号から承第3号まで並びに議案第1号から議案第21号まで、日程第3、請願第3号、同第13号、同第18号の取り下げについてまでの27件を一括議題とします。 ただいま議題となりました27件についての各委員長の報告を求めます。 総務委員長南徹治君。--32番。 〔総務委員会委員長南徹治君登壇〕 (拍手) ◆32番(南徹治君) [総務委員会委員長] 総務委員会の報告をいたします。 去る7月6日の本会議において当委員会に付託された議件につきましては、慎重審査の結果、いずれも多数をもって、原案どおり承認及び可決すべきものと、また請願第3号につきましては、取り下げ承認すべきものと決しましたので、お手元に配付の報告書写しのとおり議長まで報告した次第であります。 以下、審査の概要を申し上げます。 まず、市長公室について申し上げます。 平成6年度和歌山市一般会計補正予算(第2号)中、国際交流費中、太平洋鮭シンポジウム交付金 275万円の補正は、姉妹都市交流事業として、本市の中学生の代表10人と引率者1人、計11人を、カナダのリッチモンド市で開催される「太平洋鮭シンポジウム」に派遣するための経費であり、シンポジウムの目的として、自然環境の保全もうたわれている関係上、本市からも代表を参加させていただくということで、今回新規事業として計上した旨の説明がありましたが、これに対して、委員から、本市の子供と鮭とは、直接的には何ら関係がなく、余り意味がないと思われるところから、たとえ招待を受けたにしても、お断りすべきではないか。 また、義務教育課程の生徒を海外に派遣するについては、派遣の期間は当然学校を休むことになる。また、家庭の事情によっては、費用面から行けない場合も考えられる。そうしたことから好ましくないのではないか、との意見がありました。 次に、企画部について申し上げます。 企画調整費中、調査委託料 500万円は、(仮称)阪和自動車道和歌山南インターチェンジ設置を促進するために、需要予測調査等を委託するためのものであります。 委員から、インターチェンジ設置に対しては異論を唱えるものではないが、まず実現に向けての地道な活動が必要である。当局答弁では、開発インターを予測しており、種々条件があるとのことだが、例えば、第三セクター設立に向けての県市の協議会を持つとか、あるいは費用分担を決めるなど、事前に十分検討した上で進めるべきであり、先に委託調査をするということでは説得力がないとし、この点、市長の見解を求めたところ、市長より、本件に関しては、和歌山インターチェンジから約4キロしか離れておらず、距離的にも困難であると考えていたが、地元要望等により、関係機関に陳情に赴いた際、必ずしも不可能ではないとの感触を得たため、促進のための基礎資料としての利用見込み予測を行うものであり、御理解賜りたい旨の答弁がありましたが、これに対して、委員から、本インターチェンジ設置については、何も本市だけの問題ではなく、県を初め、まず促進に向けての体制づくりをすべきである。市長は設置に向けて熱意を持って取り組むとしているが、1年2カ月という任期内に、果たして実現のめどがつくか疑わしく、無責任である。この点、何ら具体的に進展していない段階での安易な委託料の計上は、税金のむだ遣いとしか言いようがない、との意見がありました。 また関連して、委員から、この種の調査委託は、以前からも種々なされた経過があるが、その調査結果を生かされないまま現在に至っているものが多々見受けられる。その点、せっかく多額の費用を投じて調査した以上は、それらを行政に生かすべきではないか、との意見もありました。 次に、和歌山市新基本構想に関連して、委員から、市長は選挙戦において「共産党市政は阻止しなければならない」とし、また過日の本会議においても、今もなおそのような考えを持っているとの答弁をなされたが、第2次和歌山市基本計画策定に際し、その審議会委員として、共産党の議員も名を連ねているように、市長の方針すべてに反対を唱えるものではなく、議会においてはあくまでも政策論争をしていることを念頭に置くべきである。しかるに、その考え方を改めようとしない市長の姿勢については遺憾である、との意見がありました。 次に、財政部について申し上げます。 平成6年度和歌山市一般会計補正予算(第1号)中、歳入第1款市税中、商品切手発行税1億 6,100万円の補正は、同税の廃止見送りに伴い、前年度の実績等を勘案して計上したものであり、同税については、その廃止案が上程された去る2月定例会においても、種々論議のあったところであります。 これに関連して、委員から、市長は後援会への近況報告の中で、「商品切手発行税は、売り上げに乗じて課税されるものであり、一種の消費税のようなもので、最終的には私たち市民、消費者が負担することになります」としているが、同税は条例上、商品切手の発行額を課税標準額として、その発行者に対して課すものであり、市長の認識にずれがあるのではないかとし、いま一度、市長の見解をただしたところ、市長より、実際、一部の百貨店を除く百貨店等で転嫁されているという現実がある中、この条例を廃止すれば転嫁されなくなり、ひいては消費者の負担が軽くなるものと考えている。加えて、全国的に本市と北九州市の2市だけということもあり、かかる不公平感をなくすためにも廃止すべであるとの国からの通達があることからも、その点、御理解賜りたい旨の答弁がありましたが、これに対して、委員から、商品券自体、あくまでも任意のものであり、何らかのメリットがあるから発行しているものと思慮する。その上、実際に消費者が負担しているのは全体の1.53%であり、課税される商品券をやめて非課税のギフト券にするとか、消費者自身が選択できるものである。一方、消費税は消費の流通過程に課税されるもので、消費者すべてに課税されるという点で、性格上、明らかに異なるものであり、同税に対する市長の認識不足を指摘せざるを得ない。 また、同税の廃止案に対しては、去る2月議会でも述べたように、本市の厳しい財政状況を勘案し、あえて否決に回った経過等も謙虚に受けとめるべきである。しかるに、近況報告にあるように、条例案に賛同した議員に感謝するとか、あるいは一部の政党を誹謗中傷するといったことについては遺憾である、との意見がありました。 また関連して、委員から、商品券を購入する際に、一部の百貨店を除いて消費者に負担させているとするならば、条例に即した行政指導をする必要性があるのではないか、との指摘もありました。 次に、平成6年度和歌山市一般会計補正予算(第2号)中、財産管理費中、財産管理システム委託料 400万円の補正は、公有財産の管理を電算化するための経費でありますが、委員から、本市には市内でも有数のコンピューターシステムを保持し、専門職員も配置しているにもかかわらず、委託に出すとは理解しがたいとするとともに、財産管理という性格上、本来、庁内組織を活用して作成すべきではないか、との意見がありました。 次に、今後の財政運営に関連して、委員から、今回、三木町地下駐車場建設事業に、継続事業として総額54億 3,994万 9,000円が計上されているが、かかる大規模プロジェクトは、財源の見通しを十分立てた上で進めるべきであり、建設費の増大等により、本市一般財源で多額の持ち出しも予想されるところから、今後の財政運営に危惧を抱く、との指摘がありました。 最後に、総務部についてであります。 一般管理費中、行政診断委託料 700万円の補正は、複雑かつ多様化する行政需要と新たな行政課題に、的確かつ迅速に対応できる組織づくりを行うための行政診断を実施するための経費であります。 委員から、現在市役所の業務は、すべて委託に頼る傾向が見受けられる。本件に関しても外部に委託しようとしているが、その必要性等、いま一度、見解をただしたところ、当局より、行政診断については、昭和50年に実施して以来20年が経過しており、その間の社会情勢の変化、また内部的にも機構的にも問題が出ているところから、今回、行政サイドだけでなく、民間サイドから見た行政組織といった点を加味した診断を受け、それに基づく内部的な組織の検討を行う中で、抜本的な機構改革を実施したいと考えている旨の答弁がありましたが、これに対して、委員から、現今の行政の混乱等、市役所は組織として機能しておらず、これは一にかかって市長に責任がある。機構に問題があれば是正すればいいのであって、なぜ外部に委託しなければならないのか理解しがたい。この点、行政診断は、まず内部で十分検討すべきであり、むだ遣いとしか言いようがない。 また、機構改革は、今後の市政運営の出発点とすべきものである。しかるに、現市長は任期途中に知事選出馬を表明しており、今実施しなければという必然性が感じられない。機構改革をするのであれば、少なくとも1年2カ月が経過して、新市長のもとで実施されるべきであり、今回は見送るべきではないか、との意見がありました。 さらに、委員から、行政組織の問題点については、かねてから種々指摘しているが、行政診断を受けるのであれば、今回のように外部委託するのではなく、行政に対する要望等についての市民アンケートを実施するなど、まず市民の評価を受けるべきではないか、との意見もありました。 次に、研修費中、研修委託料 280万円の補正は、職場における電話、応対等の接遇のあり方を学び、より市民に親しまれる市役所の職員を目指すために、専門的に調査分析をし、より効果的な研修を実施するためのものでありますが、委員から、接遇については、何も研修所ばかりの問題ではなく、電話の応対等、各職場における日常の職員研修が重要であり、市民に対する接遇の基本から改善すべきは改善し、より親切な対応を心がけるようにされたい、と望んだのであります。 次に、議案第4号、和歌山市職員の分限に関する条例の一部を改正する条例の制定についてであります。 これは、地方公務員法第28条第4項の規定に基づき、職員の失職にかかる特例を定めるため、所要の改正を行うものでありますが、委員から、全国的な傾向については、和歌山県では本年4月から実施されているとのことだが、まだまだその傾向は少なく、今回直ちに改正しなければならないという必然性が感じられないところから、さらに研究・検討を加える必要があるのではないか、との意見がありました。 次に、議案第10号、公有水面埋立地の確認について、並びに議案第12号、公有水面埋立地に係る字の区域の変更についてであります。 委員から、当該埋立地は、現在海南市と係争中のマリーナシティの埋立地の第2工区分であると思慮するが、仮に海南市に帰属するといった判決があった場合、法的には問題はないのかとただしたところ、当局より、本年6月8日に本市に竣工認可の告示関係の書類の送付があったことにより、地方自治法に基づいて埋立地の確認をすると同時に、和歌山市毛見字馬瀬の区域に加えるものであり、法的には何ら問題はないものと考えており、海南市にという判決が出ることはないと確信している旨の答弁がありました。 以上が審査の概要であります。 何とぞ同僚各位の御賛同をお願いして、当委員会の報告を終わります。(拍手) ○議長(岩城茂君) 次に、教育民生副委員長寺井冨士君。--12番。 〔教育民生委員会委員長寺井冨士君登壇〕(拍手) ◆12番(寺井冨士君) [教育民生委員会副委員長] 教育民生委員会の報告をいたします。 去る7月6日の本会議において当委員会に付託されました議件について、慎重審査の結果、いずれも原案どおり承認及び可決すべきものと、また、請願第13号中、要旨第1項、第2項、第4項、第5項並びに、請願第18号中、要旨第1項、第2項、第3項、第4項については取り下げ承認すべきものと決しましたので、お手元に配付の報告書写しのとおり、議長まで報告した次第であります。 以下、審査の概要を申し上げます。 まず、民生部についてであります。 身体障害者福祉費中、扶助費24万円の補正は、重度視覚障害者が購読するための点字新聞の購読料の一部を助成するものであります。 委員から、対象者が36人いるにもかかわらず、途中からの実施ということで30人分の予算にとどまっているが、予算的にも少額であり、できるだけ早期に対象者全員の予算確保をされたい、との要望がありました。 次に、老人福祉費中、バス利用交付金 672万円の補正は、ジョイフル愛サービス事業の一環として、毎月15日のふれ愛の日にバス運賃を無料化するものでありますが、実施日数の増加を要望するとともに、実施日の限定は利用しにくいとの声も聞くところから、月1回の実施であれば、せめて任意に利用できる制度として検討されたい、との要望がありました。 次に、当初議会の委員会において、盲人用ワープロ関連の予算計上を6月補正で考えていきたいとの答弁がありましたが、今回計上されていないことからその旨ただしたのであります。 視覚障害者の社会参加を促進する上で必要だと考えて今回予算要求したが、計上するに至らなかった、との答弁に、今後とも強く予算要求をして、次期定例会には計上できるよう努力されたい、との要望がありました。 次に、議案第6号、和歌山市国民健康保険条例の一部を改正する条例の制定については、地方税法の一部改正による、みなし法人課税制度の廃止に伴い、みなし法人課税を選択した場合に係る保険料の算定の特例の規定を削除するものでありますが、議案書では附則の削除という表現にとどまり、内容が把握しにくいところから、だれが見てもわかるような内容に工夫されたい、との要望がありました。 次に、市長3選後の福祉行政における重点施策についてただしたのでありますが、ほとんどが国の補助事業を受けてのものであり、市の独自性が見受けられない。職員の英知を絞り、時代に即応した市独自のよりよい施策を見出されたい、との意見がありました。 次に、保健衛生部についてであります。 審査の冒頭、当局より、本年4月から施行された和歌山市排出水の色等規制条例に関し、去る7月4日、和歌山化学工業協会和歌山染色協会及び労働団体の代表者から、規制数値の緩和等について陳情を受け、近日の急激な円高と、長期にわたる不況の影響を受け、本市の地場産業である化学、染色工業の経済情勢が極めて悪化しているため、条例の規制基準、着色度80を、平均値80、上限値 120として運用する、実施期間は当面の間とする、との方針が示されたのであります。 これに対して、各委員から、 1.企業の厳しさを理解し、規制を緩和するとのことだが、円高になったという客観情勢だけで、着色度80から 120にというのは納得できない。川を美しく、という市民の願いをかなえるために、なぜ市が補助金を出してでも着色度80を守らないのか。環境を守るのは相手任せではできない。 1.経済情勢の悪化が着色度80を保つ上でどれだけの影響があるのか不明であり、規制緩和をした根拠があいまいである。 1.諸外国では、行政の先行投資による環境整備の後に企業が追随するのが基本的な姿勢であるが、当局の取り組む姿勢は全くの企業任せである。 1.経済情勢の悪化は条例施行前から予測されていたことであり、本会議、委員会において、この条例が経営者側を圧迫するということは幾度となく指摘してきたが、それでもなおかつ、川を美しくするために、ということで市当局は施行に踏み切った経過がある。また、企業ばかりに責任を負わさずに市も応分の負担をするべきではないか、という指摘もしたが、今回の件でも、市が痛みを感じないで、ただ数字だけを変更し、責任すら持たない。市も応分の負担をした上で、市民の願いである内川をきれいにしていくべきではないか。 等々の意見、指摘があり、助役より、色抜き設備ランニングコストの負担について十分検討してまいりたい、との答弁がありました。 重ねて、委員から、環境問題は行政の大きな使命であるが、当局の取り組む姿勢に疑問を感じる。企業だけに任さず、経済面等の援助を市としても十分検討されたい、との要望があった次第であります。 次に、地域医療対策費中、院内保育所運営費補助金 126万 7,000円の補正は、深刻化する看護婦不足解消の一環として、有子看護婦の離職防止及び潜在看護婦の再就職促進のため、病院内に保育所を設置している7病院に対し、運営費として補助するものであります。 委員から、院内保育所を運営する上で、大きなウエートを占めるのは人件費であるところから、各病院に一律に補助するということではなく、より補助効果を高めるため、保母の人数に比例した補助を検討されたい、との意見がありました。 次に、さきの2月当初議会の委員会において、当局より、食品衛生費における予算計上は、世界リゾート博という目標のため、通常の予算が少なくなった旨の答弁がなされたが、今回肉づけ予算であるにもかかわらず、補正計上されていないところから、その旨ただしたところ、当局より、当初予算の計上に当たっては、リゾート博関係とともに、市民の衛生管理に直結する通常の予算計上を行っており、当初予算額で例年どおりの事業執行はできると考えて、今回補正計上しなかった。との答弁がありましたが、当初の予算審議における答弁と矛盾することから、助役に出席を求め、再度見解をただしたのであります。 助役より、食品衛生費の予算は、前年度と比較すると増額となっているところから、2月当初議会の委員会における答弁の取り消しとともに、委員会を混乱させたことの陳謝の意が述べられた次第であります。 次に、過日の本会議一般質問でも論議された、さきの市長選における幻となった保健衛生部次長の出馬表明問題についてであります。 委員から、出馬表明の真偽、出馬要請を固辞したいきさつ等についてただしたところ、次長より、出馬表明については、全く本人の知らないものであり、出馬要請に対しても、私は研究者として和歌山市に来たものであり、頑健な体力の必要な政治家はとても務まらないと固辞した。将来的にも研究者としての職を続けたいと思っており、政治家になる気持ちはない。また、このことに対する抗議をしようと思っているが、時間がなく、抗議するに至っていない。との答弁に、委員から、事は職員の進退にかかわる問題であり、本人の知らないままに不本意にも渦中に巻き込まれたのは遺憾とすべき問題であり、たとえ長といえども厳重に抗議を申し込まれたい、との意見がありました。 最後に、環境事業部についてであります。 清掃総務費中、消耗品費 348万 3,000円の補正は、ごみ減量効果が認められる家庭用生ごみ処理容器を購入し、市民に無償貸与するものでありますが、これに関連して、委員から、最近、ごみの減量に大きな力となる画期的な工法、設備も出てきていると聞き及ぶ。そうした都市の視察をするなどして種々研究し、より、ごみの減量化に努められたい、との要望がありました。 以上が審査の概要であります。 何とぞ同僚各位の御賛同をお願いして、当委員会の報告を終わります。(拍手) ○議長(岩城茂君) 次に、経済企業委員長宮本廣次君。--28番。 〔経済企業委員会委員長宮本廣次君登壇〕(拍手) ◆28番(宮本廣次君) [経済企業委員会委員長] 経済企業委員会の報告をいたします。 去る7月6日の本会議において当委員会に付託された議件につきましては、慎重審査の結果、いずれも多数をもって原案どおり承認及び可決すべきものと決しましたので、お手元に配付の報告書写しのとおり、議長まで報告した次第であります。 以下、審査の概要を申し上げます。 まず、農林水産部についてであります。 農政費中、海外出張旅費 192万 5,000円及び農業担い手等海外研修費補助金573万8,000円の補正は、オーストラリア並びにニュージーランドの農業実態を視察研修しようとするものであります。 委員から、農業の担い手及び後継者の育成に努めようとしている当局の前向きな取り組みについては評価する。この点、今後においても研修の成果を踏まえ、農業振興に努めていただきたいとの要望がありました。 関連して、委員から、農家の方々は、外国の農業に対しさまざまな関心事があると思われるため、その認識を高めていただく意味からも、視察先の方々と交流の機会が得られるよう配慮するとともに、臨空農業の推進に取り組んでいる本市において、今後の農業政策に反映されたいとの要望がありました。 さらに、関連して、昨年度も同様に欧州の視察研修を行っているが、その後の農業政策において方向づけといったものが示されているのかとの質問に、当局より、委員御指摘の点については、視察研修の結果を踏まえた中で、今後、指針等の策定に努めてまいりたい旨の答弁に、外国の農業実態を視察研修する以上、ぜひとも本市の農業に生かされるよう、十分配慮されたいとの要望がありました。 次に、農政費中、出資金 500万円の補正は、(仮称)農業公社の設立に伴う経費であります。 当局より、本公社は、農作業の受委託、四季の郷公園の管理及び花・野菜等の安定供給等を目的として設立するもので、公社設立に当たっては、農協と協議の上、双方 500万円を出資し、今年度中に設立登記を行い、平成7年度から業務開始いたしたい旨の説明があり、委員から、公社の設立及び業務運営についても一般財源で賄われるとのことであるが、本市の厳しい財政状況を考慮すると、公社設立の趣旨である農業振興につながるのか懸念される。この点、しかとした説明あるいは資料の提出等がなければ、設立の意義が見出せないとの指摘に、当局より、公社の事業範囲、人員面あるいは雇用問題等については、今後、農協とも十分協議を重ねた上で、当委員会へ資料の提出も含め御報告いたしたいとの答弁がありました。 次に、水産振興費中、出資金 1,000万円の補正は、(仮称)和歌浦湾水産公社の設立に伴う経費であります。 当局より、本公社は、和歌浦湾沿岸の水産関係公共施設の維持管理及び沿岸の環境保全事業等を実施するもので、本市から拠出する出資金を基本財産とし、本年8月から市単独の公社として業務開始いたしたい旨の説明に、委員から、公社の従事者が5名であることを考えたとき、業務が湾一帯の浮遊物の除去だけに追われないかとの指摘に、当局より、現在の漁業事情は乱獲等により漁獲量の増加が見込めないのが現状であり、将来的には管理型漁業を導入するなど、漁業振興に努めてまいりたいとの答弁がありましたが、さらに委員から、漁業を取り巻く環境は非常に厳しいものがある。単に公社の設立のみで、果たして行政が漁業問題の解決に取り組んでいけるのか疑問であるとの意見がありました。 次に、水路及び農道の改修予算に関連して、委員から、市長は所信の中で、現在の農業を取り巻く環境が国際化する中、自立できる農業を目指していくと述べられているが、当初予算と今回の補正分を含めても、なおかつ前年度並みの予算であるところから、この点、農業基盤の整備にかかわる予算については、今後十分配慮されたいとの要望がありました。 次に、経済労働部について申し上げます。 労働福祉費中、出資金 450万円の補正は、重度の障害者等の雇用を促進するため、県・市及び民間の第三セクター方式による重度障害者雇用企業を設立しようとするものであります。 委員から、就職問題で苦労されている障害者の方々のためにも、ぜひとも希望が持てる働きがいのある職場にしていただきたいとの要望がありました。 次に、景気対策に関連して、委員から、新聞報道によると、さきの市長選挙に際し、市長は中小企業対策として経済活性化等の推進、また不況対策には融資制度の利率の引き下げ等の公約が掲載されていたが、その公約が今議会に反映されていないとの指摘に、当局より、特に中小企業者の方々に対しては、資金援助を含め、金利の引き下げや融資枠の拡大等、今後十分検討してまいりたい旨の答弁がありましたが、さらに委員から、融資制度の活用状況といった調査も実施し、中小地場産業の実態把握に努める中、さらに制度の充実に一層の努力を傾注されたいとの要望がありました。 関連して、委員から、バブル崩壊等により地価の下落を伴い、金融機関では債権保全の意味から、事業者に対し担保の差しかえの話があると仄聞するところから、この点についてただしたところ、当局より、金融機関に対しては、事業者にとって借り入れがたやすくなるよう、市長名の文書で要望している旨の答弁がありました。 次に、駐車場管理事業に関連して、委員から、けやき及び城北地下駐車場の利用状況が当初計画と比べ下回っていることについてただされ、当局より、両駐車場の現況については、主にPR不足が起因していると考えており、今後、市民の方々への周知も含め、部内で十分検討する中、利用者の増加に向け鋭意努力してまいりたいとの答弁がありましたが、さらに委員から、公共駐車場の建設が財政悪化を招き、ひいては周辺商店街等の活性化を阻害することのなきよう、公共の駐車場を十分活用し、本市の経済活性化に寄与されたいといたした次第であります。 次に、「排出水の色等規制条例」の規制緩和措置に関連して、資金面の支援を行っている経済労働部とともに、保健衛生部の出席をも求め、その報告を受けたのであります。 委員から、円高等の影響により、経営を圧迫している状況を考慮して、着色度の規制基準を緩和するとのことであるが、実施しようとする以上、ランニングコストの負担あるいは経営状態について十分把握する必要がある。その点、対象企業の決算報告書等の書類を精査して、規制緩和の根拠を見出すべきであるのに、行政がそれを十分行わずに、単に陳情を受けただけで緩和措置するのは問題があるとの意見がありました。 また、委員から、地場産業保護の観点から規制緩和は理解できるが、十分論議がなされ、議決された条例であるにもかかわらず、事前に議会へ相談もなく施行規則を運用面で変更することは議会軽視ではないかとの意見があり、また経済労働部に対しても、償還条件の緩和等、関係企業から陳情を受けていることから、補助金の支出や援助方法等について見解をただしたところ、当局より、現在、地場産業の育成という立場から、部内において補助金の支出等検討しているが、金融機関との関係もあり、今後他の方策等も含め研究させていただきたい旨の答弁がありました。 さらに委員から、経済労働部としては、長期にわたる不況の中、地場産業の振興について、事業者が経営に支障を来すことのなきよう、十分配慮されたいとの強い要望がありました。 最後に、水道局の審査において、渇水状況の経過報告がなされたことを申し添えます。 以上が審査の概要であります。 何とぞ同僚各位の御賛同をお願いして、当委員会の報告を終わります。(拍手) ○議長(岩城茂君) 次に、建設消防副委員長青山稔君。--5番。 〔建設消防委員会副委員長青山稔君登壇〕(拍手) ◆5番(青山稔君) [建設消防委員会副委員長] 建設消防委員会の報告をいたします。 去る7月6日の本会議において、当委員会に付託されました議件について、慎重審査の結果、いずれも多数をもって、原案どおり承認及び可決すべきものと決しましたので、お手元に配付の報告書写しのとおり、議長まで報告した次第であります。 以下、審査の概要を申し上げます。 まず、建築部についてであります。 住宅費中、公営住宅建替建設費11億 3,800万 9,000円については、松江団地建替事業の実施に要する諸経費の補正でありますが、これに関連して、高齢者の入居状況についてであります。 全国的に高齢化が進行している中で、本市においても、高齢者に対する住宅施策が急務となっており、松江団地の建てかえに際しては、高齢者専用のシルバーハウジングを30戸建設する予定であり、また既存の今福西団地では24戸、鳴神、岡崎、菖蒲ケ丘の各団地についても、今後の空き家状況を勘案する中で対応しようとするものであります。 委員から、単身の高齢者が、民間の住宅に入居を希望するも、高齢と火災等の危険性を理由に、入居困難なケースもあるやに思われるところから、急速な高齢化社会を迎えた現在、既存の公営住宅での対応のみではなく、単身の高齢者が入居できる住宅の確保と、高齢者向けの住みやすい住宅の建設についても検討されたい、との意見がありました。 また、松江団地建替事業は、平成6年度から平成8年度まで、3カ年継続事業として着手しており、住宅への入居は平成9年度を予定しています。 これに対し、委員から、付近住民、特に北側住民との話し合いについていかにとしたところ、関係する地元自治会と過去4回の説明会を開催し、本年5月の解体工事に際しても、概要説明を行い一応了解を得たものである。との答弁が行われたのでありますが、委員から、それは解体工事についての了解であり、14階建てという高層住宅に対する種々の問題点については解決していないようでもあり、問題の解決のため、より精力的に話し合い、所期の目的どおり、住宅が完成するよう努力されたい、といたしたのであります。 次に、承第2号、平成6年度和歌山市土地造成事業特別会計補正予算中、スカイタウンつつじが丘造成費の補正額14億 4,200万円に関連して、委員から、当局の説明によれば、スカイタウンつつじが丘の起債総額は、金利をも含め約 200億円でありますが、バブル崩壊後の今日、どのような方法で起債を償還するか危惧するところである、と述べるとともに、委員会は、後日の分譲計画も含め、総合的な計画書を提出するよう求めたのであります。 また関連して、委員から、地価の動向、交通事情等、和歌山市の実情を十分把握していないコンサルタントに委託し、計画書が作成された場合、採算の合う価格で分譲ができるか疑問であるところからも、それらを解消するため、コンサルタントと和歌山市の諸情勢について十分協議し、いま一度、計画を見直し、目標が達成するよう、述べたのであります。 また、委員から、スカイタウンつつじが丘造成費の起債の償還期限が明示されているにもかかわらず、「国や県との協議の結果、やむなく市長専決処分に」との説明でありますが、償還期限までに事務的な手続を終え、少なくとも3月議会の当初予算に計上するよう指摘するとともに、今後においては、市長専決処分として措置することなく、慎重に事を進められたい、との意見がありました。 また、償還の方法として、「繰上償還若しくは低利に借り換えることができる」とあるがいかにとしたところ、当局より、金利負担の軽減という形の中で、国の指導を受けながら、関係する財政当局とも十分協議してまいりたい、との答弁がありました。 次に、委員から、建築部技術職員の技術の向上を高める意味からも、先進地の視察等についてただしたところ、助役より、他都市の状況を理解するためにも、委員指摘とする視察等について、部内で検討したい旨の答弁がありました。 次に、都市計画部についてであります。 都市計画総務費中、総合道路体系調査業務委託料 1,000万円については、都市圏の現状を把握する意味からも交通量の調査等を行い、今後の街路計画の基礎として、また将来のモデル道路体系としての資料を作成するための経費であります。 委員から、都市計画街路もその状況を調査し、将来を見通す中で計画されているものと思われるが、その整合性についてただしたのであります。 当局より、昭和41年以降、第二阪和国道、近畿自動車道、関西国際空港等、社会経済情勢が大きく変化しており、これらの幹線道路や大規模な事業を考慮する中で調査しようとするものである、との答弁が行われましたが、和歌山市の交通事情など、市独自で対応できるものを、安易な形で外部に委託することは納得しがたい。また、都市計画街路は将来を見越しての計画であり、計画決定が行われている道路と行われていない道路が重複しているこの時期に委託に出す必要性が理解できない、と述べたのであります。 また、委員から、和歌山から海南方面に向かう幹線道路、西脇山口線と新南海橋との接続、将来的に京奈和自動車道に関連する道路、大阪方面から加太への湾岸道路の延長、南港山東線等の早期完成を目指し努力されたい、との意見がありました。 また、委員から、都市計画決定の手続等においては、十分現況調査をされ、後日、立ち退き等の問題が生じないよう十分配慮されたい、との意見がありました。 次に、和歌山市駅周辺地区市街地総合再生計画事業委託料 1,150万円については、市駅周辺地区の住環境の改善を図り、和歌山市の玄関口としてふさわしい町並みにするための調査委託でありますが、当局から、市駅周辺地区は戦災復興土地区画整理事業が施行されていませんが、平成4年に国の再開発法ができたこともあり、種々な手法により全体的な構想を作成していきたい旨の説明がありましたが、委員から、質疑の過程において、調査目的について再々ただすも、明確な答弁が行われないまま委託料として計上しており、そのような予算計上のあり方については承服しがたい、との意見がありました。 関連して、委員から、市駅ビルの再開発を行い、各種の施設をつくる等、高度利用を図り、ここを北の玄関口にふさわしいステーションに。また、紀の川の景観を生かし、市駅北側の川沿いにホテル群が立ち並ぶような計画を図られてはどうか、との意見もありました。 また、市駅前再開発については、土地所有者あるいは借地権者等の協力が得られない状況でありますが、委員から、船橋市や金沢市では駅裏に公園や高層ビルが建設され、先に再開発が行われており、そのような実例をも参考に、地域の再開発に協力が得られるよう進めるのが行政としての役割であり、協力が得られるよう、なお一層努力されたい、といたしたのであります。 また、開発計画をコンサルタントだけに任すことなく、和歌山市の実情に見合った意見を十分伝え、より充実した計画書を作成することが重要ではないか。また、それを実行するためには、職員の研修、先進地の視察等を検討する必要があるのでは、との意見がありました。 次に、先般、城北公園地下駐車場が完成し、公園もきれいになりましたが、委員から、地下駐車場のトイレは水洗処理されていますが、城北公園のトイレはくみ取り処理をしているところからも、早急に水洗化を図られるよう要望したのであります。 次に、フォレストシティ計画に関して、委員から、過日の本会議・一般質問において、フォレストシティ計画の問題点は進入路用地と事業者の資金及び信用である、との答弁が行われましたが、去る6月30日の初公判の内容を、陳述書などで承知するところでは、役員個人が罪に問われているのではなく、和興開発、会社そのものが罪に問われ、全面的に認めている事実から、県が許可権者ではあるが、和歌山市として県に進達書を提出しているということを、いま一度、再認識するべきではないか、との意見がありました。 また、委員から、1号調整池を含んだ鳴滝川上流は砂防指定区域ということでありますが、この調整池の許容量で十分対処可能なのか、この点については関係する地域住民にとって命にかかわってくるところからも、県との協議を密にし、万全を期されたい、との意見がありました。 次に、下水道部についてであります。 毎年多額の財源を投じ、下水道普及率の向上を図るも、全国ワーストワンという汚名をぬぐい去ることができません。そのため下水道部においては、普及率向上のため、職員一丸となり努力しているものと思われるが、その状況は芳しくありません。市長の言う「快適でうるおいのあるまちづくり」にはほど遠く、下水道部職員の重荷になっているところから、いま一度、普及率向上のための方法を研究されたい、と述べたのであります。 また、委員から、浸水対策の一環として、ポンプ施設を随所に設置していますが、その管理状況を考慮したとき、管理の一元化等についても一考されたい、との意見がありました。 また、委員から、北部終末処理場の供用開始が一日でも早くできるよう、関連予算の獲得、あるいは人員の配置等なお一層努力されたい、と述べたのであります。 最後に、土木部についてであります。 議案第13号、公有水面埋立ての免許出願に対する意見についてであります。 委員から、50ヘクタール以下の公有水面埋立は、環境アセスメントの対象外でありますが、議案第11号、公有水面埋立地に係る字の区域の変更についてとは同じ湾内の埋立であり、その面積は50ヘクタールを超え、1つの議案としては環境アセスメントの対象外でありますが、結果的には50ヘクタールを超えており、環境アセスメントが必要と思われるがいかにとしたのであります。 当局より、公有水面埋立に関し、県との事前協議の中で、緑地の整備、あるいは木材の廃材等に関しての意見調整を行った旨の説明がありました。 これに対し、委員から、当局の説明は限られた調査である。本来の環境アセスメントとは、公有水面の埋立により、周辺にどのような影響を与えるかと。そのような環境に対する影響調査をいま一度協議されたい。また、結果的に50ヘクタールを超えており、当然、環境アセスメントの対象にと思われるが、それが難しいのであれば、意見の中へ「環境に十分配慮されたい」という項目をつけ加えられたい。また、「港湾の機能を充実させるために必要である」という中で、具体的に県と協議をされるのであれば、水軒川の浄化問題をも含め、全体の環境問題についても検討をされたい、と要望したのであります。 次に、議案第19号、平成6年度和歌山市駐車場建設事業特別会計予算についてであります。 本件は、城北並びにけやき大通り地下駐車場に加え、本年度から継続費として、三木町地下駐車場の建設に着手しようとするもので、その財源内訳は、総事業費54億3,994万9,000円、そのうち国庫補助金は12億 2,150万円、一般財源は12億 6,074万 9,000円で、起債は29億 5,770万円であります。 委員より、総事業費約54億円もの財源を投じ、三木町地下駐車場を建設しようとしていますが、その財源内訳についてただすも、「思う」等、確たる答弁が得られず、当局の事業に対する姿勢について指摘するとともに、平成3年11月に作成した和歌山市駐車場整備計画に基づき、地下駐車場を建設していますが、供用開始した城北、けやき大通りの地下駐車場に、現在計画中の三木町地下駐車場を加えると、5年後に開始するであろう償還分は、年間約5億円に上ることが明らかになりましたが、供用開始した地下駐車場の利用状況は、当初計画をかなり下回っているものと思われ、三木町地下駐車場の建設に際しては、供用開始した地下駐車場の推移を見守るべきであり、多額の財源を要する駐車場建設の緊急性、必要性など考慮し、事業に対する財政的なあり方、民間の駐車場の動向、その後の附置義務条例等、より実情を見きわめた中で再検討する必要があるのではないか、との意見がありました。 次に、JR和歌山駅の地下連絡道については、老朽化が激しく、地元住民から、美観、防犯面から改善するよう要望もあり、早急に対処されたい、と述べたのであります。 次に、平成6年5月10日から道路交通法が改正され、過積載に対する取り締まりが大変厳しくなり、建設省から通達が届いているものと思われるが、市の対応はいかにとしたところ、平成6年7月1日より、「過積載の違法運行の防止対策」ということで市の業者に通知文を発送し、適正な価格をということの中で業者指導を行っている旨の答弁がありましたが、委員から、過積載防止の観点から、行政として公共事業を元請に発注すれば、ということだけではなく、市の事業がどういう過程で下請業者に発注されているかが問題であり、より実態の把握に努められたい、と要望したのであります。 次に、三重県の磯部町で開催されている「志摩スペイン村」が、5月の連休と重なり、車で10分のところが約2時間もかかり、町の経済が麻痺するという大混乱を引き起こしていましたが、世界リゾート博も間近に迫り、リゾート博協会において、交通問題等について協議しているものと思われるが、先般、紀三井寺競技場において開催されたJリーグ主催によるサッカー大会においても、南北の幹線が2・3キロにわたり交通渋滞を起こしているところから、不測の事態に陥らないよう、その体制を確立するとともに、日常、生活道路として利用している一般市民への影響を最小限に食いとめるよう、万全を期されたい、との意見がありました。 次に、坂田磯の浦線については、境界線の明示等がネックとなり、事業の進展はおろか、地域の発展をも阻害し、相当の年月と多額の経費を要しており、担当部においても苦慮しているところである。また、さきの国土法による地積調査を実施すれば、坂田磯の浦線を初め、他の部局において買収難となっている公共用地等の取得も容易になるという答弁を得ており、いま一度、助役にただしたところ、促進すべく方向で早急に検討したい旨の答弁が行われましたが、委員から、遅々として促進しない街路事業の主な要因は境界明示であるが、この問題について前向きに努力するよう、厳しく指摘したのであります。 以上が審査の概要であります。 同僚各位の御賛同をお願いして、当委員会の報告を終わります。(拍手) ○議長(岩城茂君) 以上で各委員長の報告は終わりました。 これより、ただいまの各委員長の報告に対する質疑に入ります。 質疑はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(岩城茂君) 質疑なしと認めます。 これより討論に入ります。 討論の通告がありますので、順次、発言を許します。 姫田高宏君。--2番。 〔2番姫田高宏君登壇〕(拍手)
    ◆2番(姫田高宏君) 日本共産党市会議員団を代表して、今定例市議会に提出された議案のうち、議案第4号、第5号、第21号を除く各議案についての反対の立場から討論します。 今議会に提出された補正予算案(第2号)は、市長選挙後の肉づけ予算ということで、生活関連予算の充実や不況対策など、市民の期待も大きなものがありました。そういう点から、民生費において、ジョイフル愛のサービスの拡充としての高齢者や障害者(介護人を含む)のバス料金の無料化の新設 738万8,000円や、教育費における小・中学校の図書購入費の増額 2,000万円など、市民要求の反映も見受けられます。 全体として財源が逼迫していることは、今回の補正予算額65億 2,022万円のうち35%が基金繰入金で、40%が市債で充てられていることでも明らかです。こういう厳しい財政状況にあるにもかかわらず、市長や財政当局みずから述べている「事業の必要性、緊急性、投資費用と効果」から見て整合性のない各種の委託料が計上されています。 まず、総務費で、行政診断委託料 700万円は、「複雑かつ多様化する行政課題に的確かつ迅速に対応できる組織づくりを行うための行政診断を実施し、来年度、機構改革の前提とする」とのことですが、本来このような調査は安易に外部に委託するべきではなく、あくまでも市民要求に基づいて、職員の英知と創意によりつくられるものです。それこそが市政と市民に責任を負うことではないでしょうか。 また、阪和自動車道和歌山南インターチェンジ設置調査委託料 500万円は、「インターチェンジ設置に向けての利用予測調査を行う」とのことですが、利用見込み調査などは委託の必要はなく、まずしなければならないことは、道路公団の責任を明確にし、設置のためのプログラムを具体化することです。 土木費で、総合道路体系調査委託料 1,000万円は、「本市都市圏の広域的な位置づけ、交通概況及び問題点を調査し、将来の道路体系のあり方を検討するため基本計画を策定する」というものですが、まず本市に必要なのは、現計画の都市計画道路の完成に力を入れるべきであり、今の時期に調査する必要性や外部に委託する必要性について納得できません。 また、和歌山市駅周辺地区市街地総合再生計画事業委託料 1,150万円は、「市駅周辺地区の活性化、土地の高度利用、住環境の改善を図るための調査」ということですが、市がこの地域をどうするのかという構想が明らかでなく、したがって調査の目的が不明確であり、今回の委託調査には納得できません。 また、新規事業として計上された民生費の点字新聞購読料助成については、「重度視覚障害者が購読する点字新聞の購読料(1人当たり 8,000円)を助成する」というもので、30人分、24万円計上していますが、これに対し対象者は36人ということでした。対象者全員に助成するために、あと4万 8,000円計上すればよいものを、この4万 8,000円を削るという大変厳しい予算となっている一方で、駐車場建設事業においては、新たに三木町地下駐車場の設計委託料が計上されています。 完成したばかりの、けやき、城北地下駐車場の利用も当初の計画に比べおくれている状況にあります。この3カ所の駐車場は、5年後から償還が開始され、25年間にわたり毎年約5億円ずつという、市民に多額の後年度負担を強いるものです。既に完成している、けやき、城北地下駐車場が利用計画を下回っている状況からも、今後の利用の推移を見守るなど、整備計画の見直しを含め慎重に対応すべきです。 農林水産費のうち、農業公社の設置については、農業振興を目的として、出資金と設立助成金が計上されていますが、具体的な運用方法や事業計画づくりはこれから協議していくということで、予算計上の詰めの甘さが将来への不安を残すものとなっています。 市長は、選挙公約では不況対策として、「公共事業の早期発注や中小企業の受注拡大、融資枠の拡大、金利負担の軽減」など具体的な施策を提示しながら、それらが今補正予算案に盛り込まれておらず、これから検討するというのでは、とても市民の期待に沿う予算とは言えません。財源が厳しい中での行財政運営という点から、より慎重で緻密な事業計画の立案と予算づけが必要であることを指摘しなければなりません。 しかも、こうした市の財政力を無視したような予算措置は、地方公共団体の健全な発達を保障することを目的とした地方自治法で定めた市長の4年の任期を、「市長の保障期間である」として、次期知事選が行われるときがあれば、いかなるときであろうとも市長の座を投げ出すことを市長選挙告示日前から公言し続けている無責任な市長のもとでなされています。市民にも市政にも何ら責任を持たないような市長が、将来の市政を拘束する長期の大規模なプロジェクトを予算計上すること自体、大変問題があると申し上げ、私の反対討論とします。(拍手) ○議長(岩城茂君) 次に、堰本功君。--34番。 〔34番堰本功君登壇〕(拍手) ◆34番(堰本功君) 議長の指名をいただきましたので、私は、ただいま上程されている諸議案に対しまして、反対の立場から討論させていただきます。 議案第17号、平成6年度一般会計補正予算(第2号)については、本年度当初予算が6月の市長選挙を控えて骨格予算という形で編成し、6月の補正で肉づけをするということでありましたが、今次の補正をした本年度予算は、市長の言うところの、21世紀を展望した「愛と夢と活力あふれる国際文化都市」の基礎づくりを決意させていただいたという割には、そして2期8年間の実績を結実開花させる3期目の初年度としての予算としては、内容の乏しい予算であることをまずもって指摘しておきたいと思います。 すなわち、一般会計で 0.6%の減、特別会計、公営企業会計合わせて全体で 2.0%の減額で、本市財政は縮小過程に入ることを余儀なくされています。特に、自主財源の中核をなす市税の前年度比マイナス 3.9%の落ち込みは、減税措置による影響もありましょうが、停滞する不況の反映として、今後の本市の財政運営における基礎条件にマイナス要因を持つものとして、注目せざるを得ません。 さらに、人件費 4.3%、物件費 9.1%、公債費16.7%等の対前年度比伸び率を見ても、財政硬直化がますます進んでいることが見られます。 反面、事業に回す金がなくなり、これは建設事業費の対前年度比マイナス18.0%となって顕著にあらわれています。これを予算書で見ると、歳出の土木費48億円余の追加補正は、歳入の繰入金22億円余と市債約26億円に符合しています。そして、今次補正後の財政調整基金残高は14億 3,000万円余ということでありますから、今年度中には恐らく底をつくことが予想されます。 その内容について、特徴として挙げられるのは、まず第1に、委託料の多いことです。 行政診断委託料 700万円、財産管理システム委託料 400万円、固定資産地図情報管理システム作成業務委託料 4,300万円、家屋照合業務委託料 3,800万円、市民意識調査委託料 450万円、農業集落排水事業計画作成委託料 300万円、漁業集落排水事業基本計画委託料 150万円、総合道路体系調査業務委託料1,000万円、和歌山市駅周辺地区市街地総合再生計画事業委託料 1,150万円、和歌山市公園整備基本計画策定業務委託料 350万円等、締めて1億 2,600万円が計上されています。 行政事務診断は、行政事務開発室の仕事の出発点ではありませんか。固定資産の台帳はあるはずです、今、税金をかけているのですから。それを地図化するのでしょう。家屋照合にしても、戦災で焼失した台帳を歩いてつくった先輩の労苦が思い出されます。また、かつては新規採用職員は税務課に配属、歩いて市内の番地、それぞれの家を覚えたと聞きます。市民の意識調査は、郵送費とアンケート用紙の印刷費だけで担当課でやれるはずです。農業、漁業の集落の排水計画は、農林水産部と下水道部と共同でできませんか。財産管理は管財課、市駅周辺の再生計画は計画課で、道路体系は道路課で、公園整備計画は公園課でできませんか。自分のする仕事も人に考えてもらい、実施についても委託に出すのなら、一体市役所で多くの職員は何をしているのでしょうか。 金の問題ばかりでなく、以前は、企画マン、広報マン、あるいは税務マン、また土木、農林等、各部にはそれぞれの技術屋、事務屋がおり、それぞれ自分の仕事に誇りを持っていました。各課には魂がありました。それは、自分で考えて、足を使って仕事を覚えることによって、また課員一体となって仕事をすることにより、魂がつくられていったのです。残念ながら、今の市役所にそうした職員の誇りとすべき魂を見ることはできません。残念なことです。 市長は、平成6年度の施策の柱の1つとして行政サービスの向上を挙げ、「最少の経費、最大の効果」「組織及び運営の合理化」を旨として市政を推進してきたと言っていますが、むしろ「最大の経費、効果ゼロ」「組織及び運営の不合理」で市の機能を破滅的に低下させ、職員の無能化と士気沈滞を招いていることを、事務執行の長として責任を感じるべきであります。 さらに、農業公社設立助成金35万円、出資金 500万円、水産公社設立助成金3万 2,000円、委託料 2,149万 6,000円、出資金 1,000万円、及び県の和歌浦シーサイド管理公社出資金 400万円、こういった公社の設立が計画され、それぞれ予算が計上されていますが、市の業務の管理委託のみのために設立し、プロパー職員のみふえるということになるのではないでしょうか。 第2に、補助金、交付金、助成金等の名目で、特定の団体、グループ、地区あるいは行事に無制限に金が出ています。 性質別予算額表を見ても、補助費等の科目については対前年度比伸び率は平成4年度は28.0%、5年度は11.0%、6年度においてさえも 8.8%と、どんどんふえ続けていっています。毎年出している補助金については当初予算に計上していますから、補正予算に計上しているのは新規と見るべきでしょう。 保健所事業補助金 898万 8,000円は何でしょうか。精神障害者施設及び身体障害者作業場に対する補助金だそうでありますが、それならそれで該当の科目があるはずです。保健所事業に補助金とは、これはどういう意味でしょうか、わかりません。 農業担い手等海外研修費補助金573万8,000円、また、市長も行くのでしょうか、外国出張旅費 192万 5,000円。本市に一体専業農家は何軒あるのでしょうか。各業種、各職種の団体、グループから海外研修の申し出があった場合、市は補助金を出し、市長は同行するのでしょうか。農業農村活性化農業構造改善事業補助金 9,712万 8,000円。本市に一体農村はあるのでしょうか。 魚食普及事業補助金 100万円は、名称から見て何のことかわかりません。肉食、パン食、野菜はだめなのでしょうかということになります。朝市への補助金らしいのですが、交付先、規模等、この先問題が多いと思います。まず実施し、定着してから市として育成を考えるべきで、初めに補助金ありきでは安易に過ぎます。 商店街等振興事業補助金 400万円、商店街等活性化策定事業補助金 150万円、この2つの事業にどれだけの違いがあるのでしょうか。 福祉関係の5つの大会及び研修会は別として、教育委員会関係の17の大会への補助金、恐らく和歌山市で開く大会は、すべて市の補助金を出すことになったのでしょうか。補助金の出ていない大会はあるのでしょうか。 補助金をもらわねば損、市長さんは気前がいい、市民の金をばらまいて、市長自身の何らかの目的に役立たせようとしているのでしょうか。勘ぐられても仕方がありません。 第3に、議案第19号によって特別会計を設定している総事業費54億 3,994万 9,000円の三木町地下駐車場建設事業については、所管の委員会の委員長報告にもありましたように、その必要性についても疑問なしとせず、また、本市の財政負担力の点から見ても問題があり、平成6年度から10年度までの継続事業であることからしても、平成7年度途中でおやめになる市長がこの事業に着手するのは適当とは言えず、次期市長によって改めてこの事業を実施するかどうかを検討することが望ましいと考えます。 また、阪和自動車道和歌山南インターチェンジ設置需要予測調査事業 500万円については、南港山東線が完成し、貴志川、桃山町から高野山に至る路線との接続として県に考えてもらうべき事業で、新しい知事にとっておくべきでありましょう。先走って本市で進めては 500万円のむだ遣いになるおそれがありますし、新しい知事に失礼であると思われます。 さらに、駐車場案内システム整備事業3億9,956万6,000円については、用を足すのに一番近い駐車場に行き、詰んでいれば待つだけであって、他の駐車場のすきぐあいは関係ありません。それに4億円もの金を使うのは、ばかばかしいむだ遣いとしか言いようがありません。1けたの足し算にコンピューターを使ってやるようなもの。だれが考えたか知りませんが、ちょっとおかしいのと違いますか。 以上、目についたものを挙げましたが、今次補正予算も、市みずからの業務執行の放棄、ためにするばらまき補助金行政、無計画、思いつき、むだ遣いの放漫財政、あとは野となれ山となれの無責任市政、後に残される市民は、たまったものではありません。かかる乱脈市政の予算については反対せざるを得ません。 選挙では確かに勝って、あなたは市長に3選されました。しかし、さきの市長不信任案動議にも見られるように、議員の約半数はあなたを市長として信任していません。このことを考え、今風に言えば、厳粛に受けとめ、1年2カ月と言わず、一日も早くおやめになって、あなたの所期の目的に邁進されることをお勧めします。あなたの都合によって市政が左右されることは、はた迷惑もいいとこと言わねばなりません。 なお、分離採決されます、議案第4号、職員の分限に関する条例の一部改正条例の制定については、この種、特例措置を定める条例が、最近、各都市で見られるとしていますが、国家公務員にはいまだないということでありますし、「過失」そのものについての法的解釈も複雑であります。特に、情状の考慮、救済の必要性の判断を任命権者にゆだねることについては、かつて懲戒免職に値する職員が優遇措置の適用を受けて退職した例もあるごとく、恣意的な人事行政の目立つ本市の場合、いまひとつ賛成することはできません。 議案第5号、恩給条例等の一部改正条例の制定について、及び議案第21号、社会福祉和田基金条例の制定については、あえて反対するものではありません。 以上をつけ加えて、私の反対討論といたします。(拍手) ○議長(岩城茂君) 以上で通告による討論は終わりました。 ほかに討論はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(岩城茂君) これにて討論を終結します。 これより、ただいま議題となっております27件の採決に入ります。 まず、承第1号から同第3号までの3件を一括して採決します。 この3件に対する各委員長の報告は、いずれも承認であります。この3件は、いずれも各委員長の報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。 〔賛成者起立〕 ○議長(岩城茂君) 起立全員。 よって、承第1号から同第3号までの3件は、いずれも各委員長の報告のとおり承認と決しました。 次に、議案第4号、同第5号、同第21号の3件を一括して採決します。 この3件に対する各委員長の報告は、いずれも可決であります。この3件は、いずれも各委員長の報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。 〔賛成者起立〕 ○議長(岩城茂君) 起立全員。 よって、議案第4号、同第5号、同第21号の3件は、いずれも各委員長の報告のとおり可決と決しました。 次に、議案第1号から同第3号まで、同第6号から同第20号までの18件を一括して採決します。 この18件に対する各委員長の報告は、いずれも可決であります。この18件は、いずれも各委員長の報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。 〔賛成者起立〕 ○議長(岩城茂君) 起立多数。 よって、議案第1号から同第3号まで、同第6号から同第20号までの18件は、いずれも各委員長の報告のとおり可決と決しました。 次に、請願第3号、同第13号、同第18号の3件の取り下げを一括してお諮りします。 総務委員会に付託していた請願第3号は、平成6年3月31日付をもって、教育民生委員会に付託していた請願第13号、同第18号は、いずれも平成6年7月8日付をもって、請願人から取り下げしたい旨の申し出があります。写しはお手元に配付しております。 この3件に対する各委員長の報告は、いずれも取り下げ承認であります。この3件は、いずれも各委員長の報告のとおり決することに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(岩城茂君) 御異議なしと認めます。 よって、請願第3号、同第13号、同第18号の3件は、いずれも各委員長の報告のとおり取り下げ承認と決しました。    -------------- △日程第4 議案第23号 助役の選任について ○議長(岩城茂君) 次に、日程第4、議案第23号、助役の選任についてを議題とします。 市長から提案理由の説明を求めます。--旅田市長。 〔市長旅田卓宗君登壇〕 ◎市長(旅田卓宗君) 議案第23号、和歌山市助役の選任について御説明申し上げます。 和歌山市有本 371番地の10、得津勇君は、本年9月11日をもって任期満了となりますが、同君は助役として適任と思われますので、引き続き選任いたしたく、地方自治法第 162条の規定により議会の同意を求めるものであります。 何とぞよろしくお願いいたします。 ○議長(岩城茂君) 質疑はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(岩城茂君) 質疑なしと認めます。 お諮りします。 ただいま議題となっている議案第23号については、先例により委員会の付託を省略し、直ちに採決することに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(岩城茂君) 御異議なしと認めます。 よって、そのように決しました。 これより議案第23号を採決します。 この採決は無記名投票をもって行います。 議場の閉鎖を命じます。 〔議場閉鎖〕 ○議長(岩城茂君) ただいまの出席議員数は40人であります。 投票用紙を配付させます。 〔投票用紙配付〕 ○議長(岩城茂君) 投票用紙の配付漏れはありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(岩城茂君) 配付漏れなしと認めます。 投票箱を改めさせます。 〔投票箱点検〕 ○議長(岩城茂君) 異状なしと認めます。 念のため申し上げます。 議案第23号に同意することを可とする諸君は賛成と、否とする諸君は反対と記載の上、点呼に応じて順次、投票を願います。 点呼を命じます。 〔南方事務局次長・氏名点呼〕 井口弘君、姫田高宏君、武内まゆみ君、角田秀樹君、青山稔君、山下直也君、新島雄君、佐伯誠章君、浅井武彦君、永井佑治君、森田昌伸君、寺井冨士君、麻生英市君、山田好雄君、田上武君、藤井健太郎君、森下佐知子君、新川美知子君、森本保司君、浦哲志君、波田一也君、柳野純夫君、平田博君、石谷保和君、小河畑喬夫君、佛栄次君、宮本廣次君、東山照雄君、大艸主馬君、辻本昌純君、南徹治君、滝口直一君、堰本功君、奥田善晴君、高垣弼君、武田典也君、西殿香連君、浜野喜幸君、山崎昇君、中谷悟君。 〔各議員投票〕 ○議長(岩城茂君) 投票漏れはありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(岩城茂君) 投票漏れなしと認めます。 投票を終了します。 議場の閉鎖を解きます。 〔議場開鎖〕 ○議長(岩城茂君) 開票を行います。 会議規則第30条第2項の規定により、立会人に姫田高宏君、角田秀樹君、新島雄君、以上3人の諸君を指名します。 よって、3君の立ち会いを願います。 〔立会人所定の位置に着く〕 〔投票点検〕 ○議長(岩城茂君) 投票の結果を報告します。   投票総数   40票 これは先ほどの出席議員数に符合しております。そのうち   有効投票   40票   有効投票中     賛成   34票     反対    6票 以上のとおり賛成が多数であります。 よって、議案第23号は原案に同意することに決しました。    -------------- △日程第5 議案第24号 監査委員の選任について ○議長(岩城茂君) 次に、日程第5、議案第24号、監査委員の選任についてを議題とします。 市長から提案理由の説明を求めます。--旅田市長。 〔市長旅田卓宗君登壇〕 ◎市長(旅田卓宗君) 議案第24号、和歌山市監査委員の選任について御説明申し上げます。 和歌山市榎原 173番地、伊藤隆通君は、本年9月12日をもって任期満了となりますが、同君は人格が高潔ですぐれた識見を有し、監査委員として適任と思われますので、引き続き選任いたしたく、地方自治法第 196条第1項の規定により議会の同意を求めるものであります。 何とぞよろしくお願いいたします。 ○議長(岩城茂君) 質疑はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(岩城茂君) 質疑なしと認めます。 お諮りします。 ただいま議題となっている議案第24号については、先例により委員会の付託を省略し、直ちに採決することに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(岩城茂君) 御異議なしと認めます。 よって、そのように決しました。 これより議案第24号を採決します。 この採決は無記名投票をもって行います。 議場の閉鎖を命じます。 〔議場閉鎖〕 ○議長(岩城茂君) ただいまの出席議員数は40人であります。 投票用紙を配付させます。 〔投票用紙配付〕 ○議長(岩城茂君) 投票用紙の配付漏れはありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(岩城茂君) 配付漏れなしと認めます。 投票箱を改めさせます。 〔投票箱点検〕 ○議長(岩城茂君) 異状なしと認めます。 念のため申し上げます。 議案第24号に同意することを可とする諸君は賛成と、否とする諸君は反対と記載の上、点呼に応じて順次、投票を願います。 点呼を命じます。 〔南方事務局次長・氏名点呼〕 井口弘君、姫田高宏君、武内まゆみ君、角田秀樹君、青山稔君、山下直也君、新島雄君、佐伯誠章君、浅井武彦君、永井佑治君、森田昌伸君、寺井冨士君、麻生英市君、山田好雄君、田上武君、藤井健太郎君、森下佐知子君、新川美知子君、森本保司君、浦哲志君、波田一也君、柳野純夫君、平田博君、石谷保和君、小河畑喬夫君、佛栄次君、宮本廣次君、東山照雄君、大艸主馬君、辻本昌純君、南徹治君、滝口直一君、堰本功君、奥田善晴君、高垣弼君、武田典也君、西殿香連君、浜野喜幸君、山崎昇君、中谷悟君。 〔各議員投票〕 ○議長(岩城茂君) 投票漏れはありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(岩城茂君) 投票漏れなしと認めます。 投票を終了します。 議場の閉鎖を解きます。 〔議場開鎖〕 ○議長(岩城茂君) 開票を行います。 会議規則第30条第2項の規定により、立会人に青山稔君、佐伯誠章君、麻生英市君、以上3人の諸君を指名します。 よって、3君の立ち会いを願います。 〔立会人所定の位置に着く〕 〔投票点検〕 ○議長(岩城茂君) 投票の結果を報告します。   投票総数   40票 これは先ほどの出席議員数に符合しております。そのうち   有効投票   35票   白票      5票   有効投票中     賛成   35票 以上のとおり賛成が多数であります。 よって、議案第24号は原案に同意することに決しました。    -------------- △日程第6 議案第25号 固定資産評価審査委員会委員の選任について ○議長(岩城茂君) 次に、日程第6、議案第25号、固定資産評価審査委員会委員の選任についてを議題とします。 市長から提案理由の説明を求めます。--旅田市長。 〔市長旅田卓宗君登壇〕 ◎市長(旅田卓宗君) 議案第25号、和歌山市固定資産評価審査委員会委員の選任について御説明申し上げます。 和歌山市吹上4丁目3番21号、竹田實君は、本年7月17日をもって任期満了となりますが、同君は委員として適任と思われますので、引き続き選任いたしたく、地方税法第 423条第3項の規定により議会の同意を求めるものであります。 何とぞよろしくお願いいたします。 ○議長(岩城茂君) 質疑はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(岩城茂君) 質疑なしと認めます。 お諮りします。 ただいま議題となっている議案第25号については、先例により委員会の付託を省略し、直ちに採決することに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(岩城茂君) 御異議なしと認めます。 よって、そのように決しました。 これより議案第25号を採決します。 この採決は無記名投票をもって行います。 議場の閉鎖を命じます。 〔議場閉鎖〕 ○議長(岩城茂君) ただいまの出席議員数は39人であります。 投票用紙を配付させます。 〔投票用紙配付〕 ○議長(岩城茂君) 投票用紙の配付漏れはありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(岩城茂君) 配付漏れなしと認めます。 投票箱を改めさせます。 〔投票箱点検〕 ○議長(岩城茂君) 異状なしと認めます。 念のため申し上げます。 議案第25号に同意することを可とする諸君は賛成と、否とする諸君は反対と記載の上、点呼に応じて順次、投票を願います。 点呼を命じます。 〔南方事務局次長・氏名点呼〕 井口弘君、姫田高宏君、武内まゆみ君、角田秀樹君、青山稔君、山下直也君、新島雄君、佐伯誠章君、浅井武彦君、永井佑治君、森田昌伸君、寺井冨士君、麻生英市君、山田好雄君、田上武君、藤井健太郎君、森下佐知子君、新川美知子君、森本保司君、波田一也君、柳野純夫君、平田博君、石谷保和君、小河畑喬夫君、佛栄次君、宮本廣次君、東山照雄君、大艸主馬君、辻本昌純君、南徹治君、滝口直一君、堰本功君、奥田善晴君、高垣弼君、武田典也君、西殿香連君、浜野喜幸君、山崎昇君、中谷悟君。 〔各議員投票〕 ○議長(岩城茂君) 投票漏れはありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(岩城茂君) 投票漏れなしと認めます。 投票を終了します。 議場の閉鎖を解きます。 〔議場開鎖〕 ○議長(岩城茂君) 開票を行います。 会議規則第30条第2項の規定により、立会人に山下直也君、浅井武彦君、永井佑治君、以上3人の諸君を指名します。 よって、3君の立ち会いを願います。 〔立会人所定の位置に着く〕 〔投票点検〕 ○議長(岩城茂君) 投票の結果を報告します。   投票総数   39票 これは先ほどの出席議員数に符合しております。そのうち   有効投票   33票   白票      6票   有効投票中     賛成   33票 以上のとおり賛成が多数であります。 よって、議案第25号は原案に同意することに決しました。    -------------- △日程第7 諮第1号 人権擁護委員候補者の推薦について △日程第8 諮第2号 人権擁護委員候補者の推薦について ○議長(岩城茂君) 次に、日程第7、諮第1号、日程第8、諮第2号の2件の人権擁護委員候補者の推薦についてを一括議題とします。 市長から提案理由の説明を求めます。--旅田市長。 〔市長旅田卓宗君登壇〕 ◎市長(旅田卓宗君) 諮第1号及び諮第2号、人権擁護委員候補者の推薦について、一括御説明申し上げます。 本件につきましては、現在16名である当該委員の増員として、新たに2名を推薦するものであります。 諮第1号、和歌山市東高松4丁目1番21号、林大作君、諮第2号、和歌山市川辺 124番地の2、福田寛治君は、ともに人格、識見が高く、広く社会の実情に通じ、人権擁護委員に適任と思われますので、法務大臣に候補者として推薦するため、人権擁護委員法第6条第3項の規定により議会にお諮りするものであります。 何とぞよろしくお願いいたします。 ○議長(岩城茂君) 質疑はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(岩城茂君) 質疑なしと認めます。 お諮りします。 ただいま議題となっている諮問2件については、先例により委員会の付託を省略し、直ちに採決することに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(岩城茂君) 御異議なしと認めます。 よって、そのように決しました。 これより、ただいま議題となっている2件の諮問の順次、採決に入ります。 この2件の採決は、いずれも無記名投票をもって行います。 諮第1号を採決します。 議場の閉鎖を命じます。 〔議場閉鎖〕 ○議長(岩城茂君) ただいまの出席議員数は39人であります。 投票用紙を配付させます。 〔投票用紙配付〕 ○議長(岩城茂君) 投票用紙の配付漏れはありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(岩城茂君) 配付漏れなしと認めます。 投票箱を改めさせます。 〔投票箱点検〕 ○議長(岩城茂君) 異状なしと認めます。 念のため申し上げます。 諮第1号に異議のない諸君は賛成と、異議のある諸君は反対と記載の上、点呼に応じて順次、投票を願います。 点呼を命じます。 〔南方事務局次長・氏名点呼〕 井口弘君、姫田高宏君、武内まゆみ君、角田秀樹君、青山稔君、山下直也君、新島雄君、佐伯誠章君、浅井武彦君、永井佑治君、森田昌伸君、寺井冨士君、麻生英市君、山田好雄君、田上武君、藤井健太郎君、森下佐知子君、新川美知子君、森本保司君、波田一也君、柳野純夫君、平田博君、石谷保和君、小河畑喬夫君、佛栄次君、宮本廣次君、東山照雄君、大艸主馬君、辻本昌純君、南徹治君、滝口直一君、堰本功君、奥田善晴君、高垣弼君、武田典也君、西殿香連君、浜野喜幸君、山崎昇君、中谷悟君。 〔各議員投票〕 ○議長(岩城茂君) 投票漏れはありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(岩城茂君) 投票漏れなしと認めます。 投票を終了します。 議場の閉鎖を解きます。 〔議場開鎖〕 ○議長(岩城茂君) 開票を行います。 会議規則第30条第2項の規定により、立会人に寺井冨士君、森下佐知子君、新川美知子君、以上3人の諸君を指名します。 よって、3君の立ち会いを願います。 〔立会人所定の位置に着く〕 〔投票点検〕 ○議長(岩城茂君) 投票の結果を報告します。   投票総数   39票 これは先ほどの出席議員数に符合しております。そのうち   有効投票   38票   白票      1票   有効投票中     賛成   32票     反対    6票 以上のとおり賛成が多数であります。 よって、諮第1号は異議なしと決しました。 諮第2号を採決します。 議場の閉鎖を命じます。 〔議場閉鎖〕 ○議長(岩城茂君) ただいまの出席議員数は39人であります。 投票用紙を配付させます。 〔投票用紙配付〕 ○議長(岩城茂君) 投票用紙の配付漏れはありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(岩城茂君) 配付漏れなしと認めます。 投票箱を改めさせます。 〔投票箱点検〕 ○議長(岩城茂君) 異状なしと認めます。 念のため申し上げます。 諮第2号に異議のない諸君は賛成と、異議のある諸君は反対と記載の上、点呼に応じて順次、投票を願います。 点呼を命じます。 〔南方事務局次長・氏名点呼〕 井口弘君、姫田高宏君、武内まゆみ君、角田秀樹君、青山稔君、山下直也君、新島雄君、佐伯誠章君、浅井武彦君、永井佑治君、森田昌伸君、寺井冨士君、麻生英市君、山田好雄君、田上武君、藤井健太郎君、森下佐知子君、新川美知子君、森本保司君、波田一也君、柳野純夫君、平田博君、石谷保和君、小河畑喬夫君、佛栄次君、宮本廣次君、東山照雄君、大艸主馬君、辻本昌純君、南徹治君、滝口直一君、堰本功君、奥田善晴君、高垣弼君、武田典也君、西殿香連君、浜野喜幸君、山崎昇君、中谷悟君。 〔各議員投票〕 ○議長(岩城茂君) 投票漏れはありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(岩城茂君) 投票漏れなしと認めます。 投票を終了します。 議場の閉鎖を解きます。 〔議場開鎖〕 ○議長(岩城茂君) 開票を行います。 会議規則第30条第2項の規定により、立会人に森田昌伸君、山田好雄君、藤井健太郎君、以上3人の諸君を指名します。 よって、3君の立ち会いを願います。 〔立会人所定の位置に着く〕 〔投票点検〕 〔議長退席、副議長着席〕 ○副議長(高垣弼君) 投票の結果を報告します。   投票総数   39票 これは先ほどの出席議員数に符合しております。そのうち   有効投票   31票   無効投票    1票   白票      7票   有効投票中     賛成   31票 以上のとおり賛成が多数であります。 よって、諮第2号は異議なしと決しました。    -------------- △日程第9 和歌山県四市競輪事務組合議会議員の補欠選挙 ○副議長(高垣弼君) 次に、日程第9、和歌山県四市競輪事務組合議会議員の補欠選挙を行います。 この選挙は、和歌山県四市競輪事務組合議会議員のうち、本市議会から選出されている石谷保和君、辻本昌純君が辞職され、2人の欠員を生じておりますので、この補欠選挙を行うものであります。 お諮りします。 選挙の方法については、地方自治法第 118条の規定により指名推選によりたいと思います。これに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○副議長(高垣弼君) 御異議なしと認めます。 よって、そのように決しました。 お諮りします。 この指名の方法については、議長において指名することにしたいと思います。これに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○副議長(高垣弼君) 御異議なしと認めます。 よって、そのように決しました。 和歌山県四市競輪事務組合議会議員に森本保司君、岩城茂君を指名します。 ただいま議長において指名しました森本保司君、岩城茂君を当選人と定めることに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○副議長(高垣弼君) 御異議なしと認めます。 よって、ただいま指名しました森本保司君、岩城茂君が和歌山県四市競輪事務組合議会議員に当選されました。 ただいま和歌山県四市競輪事務組合議会議員に当選されました森本保司君、岩城茂君に対し、本席から会議規則第31条の規定による告知をいたします。    -------------- △日程第10 発議第2号 法律扶助に関する基本法の制定と財政措置の拡充強化を求める意見書案 ○副議長(高垣弼君) 次に、日程第10、発議第2号、法律扶助に関する基本法の制定と財政措置の拡充強化を求める意見書案を議題とします。 提出者から提案理由の説明を求めます。 浜野喜幸君。--41番。 〔41番浜野喜幸君登壇〕(拍手) ◆41番(浜野喜幸君) ただいま上程されました発議第2号につきまして、提出者を代表して提案理由の説明を申し上げます。 本案は、法律扶助に関する基本法の制定と財政措置の拡充強化を求める意見書案でありまして、地方自治法第99条第2項の規定により、内閣総理大臣、法務大臣、大蔵大臣に意見書を提出しようとするものであります。 文案はお手元に配付のとおりでございますので、何とぞ同僚各位の御賛同をよろしくお願い申し上げます。(拍手) 〔副議長退席、議長着席〕 ○議長(岩城茂君) これより質疑に入ります。 質疑はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(岩城茂君) 質疑なしと認めます。 お諮りします。 本案は、先例により委員会の付託を省略することに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(岩城茂君) 御異議なしと認めます。 よって、そのように決しました。 これより討論に入ります。 討論はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(岩城茂君) 討論なしと認めます。 これより、ただいま議題となっている発議第2号を採決します。 本案は原案のとおり決することに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(岩城茂君) 御異議なしと認めます。 よって、発議第2号は原案のとおり可決と決しました。    -------------- △日程第11 発議第3号 米市場開放阻止ガット合意の撤回を求める意見書案 ○議長(岩城茂君) 次に、日程第11、発議第3号、米市場開放阻止ガット合意の撤回を求める意見書案を議題とします。 提出者から提案理由の説明を求めます。 藤井健太郎君。--16番。 〔16番藤井健太郎君登壇〕(拍手) ◆16番(藤井健太郎君) ただいま上程されました発議第3号につきまして、提出者を代表して提案理由の説明を行います。 本案は、米市場開放阻止ガット合意の撤回を求める意見書案でありまして、地方自治法第99条第2項の規定により、関係大臣に意見書を提出しようというものであります。 案文はお手元に配付のとおりでございますので、何とぞ同僚各位の御賛同をよろしくお願い申し上げます。(拍手) ○議長(岩城茂君) これより質疑に入ります。 質疑はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(岩城茂君) 質疑なしと認めます。 お諮りします。 本案は、先例により委員会の付託を省略することに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(岩城茂君) 御異議なしと認めます。 よって、そのように決しました。 これより討論に入ります。 討論はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(岩城茂君) 討論なしと認めます。 これより、ただいま議題となっている発議第3号を採決します。 本案は原案のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。 〔賛成者起立〕 ○議長(岩城茂君) 起立少数。 よって、発議第3号は否決と決しました。 お諮りします。 ただいま議案等が議決されましたが、その条項、字句、数字、その他整理を要するものについては、その整理を議長に委任されたいと思います。これに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(岩城茂君) 御異議なしと認めます。 よって、そのように決しました。    --------------総務委員会教育民生委員会経済企業委員会建設消防委員会議会運営委員会及び同和対策特別委員会の閉会中の継続審査及び調 ○議長(岩城茂君) この際、報告します。 総務委員長、教育民生委員長、経済企業委員長、建設消防委員長、議会運営委員長及び同和対策特別委員長から、会議規則第 103条の規定により、お手元に配付の申出書のとおり、おのおの閉会中の継続審査及び調査をしたい旨の申し出があります。 お諮りします。 各委員長からの申し出のとおり、おのおの閉会中の継続審査及び調査に付することに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(岩城茂君) 御異議なしと認めます。 よって、そのように決しました。 以上で今期定例会の日程は全部終了しました。    -------------- △議長のあいさつ
    ○議長(岩城茂君) 一言ごあいさつを申し上げます。 今期定例会は、去る6月24日の開会以来、本日まで、議員各位には終始熱心に御精励を賜り、ここに閉会の運びとなりましたことを厚く感謝申し上げます。 今議会において辞職されました石谷議長、吉田副議長には、就任以来、諸問題に積極的に取り組まれました。本席をおかりしまして感謝申し上げます。 このたび、私ども正副議長は、議員各位の温かい御支援を賜り、重責を担うこととなりました。今後とも格別の御指導、御鞭撻を心からお願い申し上げます。 「世界リゾート博」を皮切りに、巨費を投じたマリーナシティは、いよいよその姿をあらわします。地域の飛躍と発展に、必ずや多大な貢献がなされるものと思料いたします。 議員各位には、向暑の折から十分御自愛を賜り、なお一層御活躍のほどを祈念いたしまして、ごあいさつといたします。(拍手)    -------------- △市長のあいさつ ○議長(岩城茂君) 旅田市長。 〔市長旅田卓宗君登壇〕 ◎市長(旅田卓宗君) 閉会に当たり、一言ごあいさつ申し上げます。 去る6月24日開会の6月定例市議会におきましては、一般会計、特別会計各補正予算、条例の制定、工事請負契約、人事案件等の諸議案について御審議をいただいてまいりました。 この間、議員諸先生方におかれましては、本会議あるいは委員会を通じて連日慎重かつ熱心に御審議をいただき、御賛同賜りましたことを厚くお礼申し上げます。 さて、「世界リゾート博」の開催まであと2日と迫りました。私たちがその成功に向けて取り組んでまいりました諸事業もおおむね完成を見ることができました。 今後ともビューティフル和歌山推進事業を初めさまざまなプロジェクトを推進し、新しい時代への活力ある都市づくり、美しい和歌山の実現に取り組んでまいりたいと思います。 何とぞ格段の御指導、御鞭撻、御協力を賜りますようお願い申し上げます。 最後になりましたが、暑さ厳しい折から、議員諸先生方にはくれぐれも健康に御留意せられ、ますます御活躍されますようお祈り申し上げ、閉会のごあいさつといたします。 ありがとうございました。(拍手) ○議長(岩城茂君) これにて平成6年6月24日招集の和歌山市議会定例会を閉会します。  午後3時56分閉会    -------------- 地方自治法第123条第2項の規定によってここに署名する。   議長   岩城 茂   副議長  高垣 弼   議員   柳野純夫   議員   浜野喜幸   議員   滝口直一...