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  1. 入善町議会 2019-09-01
    令和元年第10回(9月)定例会(第3号)  一般質問・質疑・委員会付託


    取得元: 入善町議会公式サイト
    最終取得日: 2021-09-19
    トップページ 検索結果一覧 使い方の説明 (新しいウィンドウで開きます) 令和元年第10回(9月)定例会(第3号)  一般質問・質疑・委員会付託 2019-09-12 文書・発言の移動 文書 前へ 次へ 発言 前へ 次へ ヒット発言 前へ 次へ 文字サイズ・別画面表示ツール 文字サイズ 大きく 標準 小さく ツール 印刷用ページ(新しいウィンドウで開きます) 別窓表示(新しいウィンドウで開きます) ダウンロード 表ズレ修正 表示形式切り替え 発言の単文・選択・全文表示を切り替え 単文表示 選択表示 全文表示 発言者の表示切り替え 全 311 発言 / ヒット 0 発言 すべての発言・ヒット発言表示切り替え すべての発言 ヒット発言 選択表示を実行・チェックの一括変更 選択表示 すべて選択 すべて解除 発言者一覧 選択 1 :  ◯議長(佐藤一仁君) 選択 2 :  ◯議長(佐藤一仁君) 選択 3 :  ◯5番(本田 均君) 選択 4 :  ◯議長(佐藤一仁君) 選択 5 :  ◯町長(笹島春人君) 選択 6 :  ◯議長(佐藤一仁君) 選択 7 :  ◯教育委員会事務局長(板倉 晴君) 選択 8 :  ◯議長(佐藤一仁君) 選択 9 :  ◯総務課長(小林一雄君) 選択 10 :  ◯議長(佐藤一仁君) 選択 11 :  ◯5番(本田 均君) 選択 12 :  ◯議長(佐藤一仁君) 選択 13 :  ◯教育委員会事務局長(板倉 晴君) 選択 14 :  ◯議長(佐藤一仁君) 選択 15 :  ◯5番(本田 均君) 選択 16 :  ◯議長(佐藤一仁君) 選択 17 :  ◯教育委員会事務局長(板倉 晴君) 選択 18 :  ◯議長(佐藤一仁君) 選択 19 :  ◯5番(本田 均君) 選択 20 :  ◯議長(佐藤一仁君) 選択 21 :  ◯町長(笹島春人君) 選択 22 :  ◯議長(佐藤一仁君) 選択 23 :  ◯5番(本田 均君) 選択 24 :  ◯議長(佐藤一仁君) 選択 25 :  ◯住民環境課長(泉 友子君) 選択 26 :  ◯議長(佐藤一仁君) 選択 27 :  ◯5番(本田 均君) 選択 28 :  ◯議長(佐藤一仁君) 選択 29 :  ◯住民環境課長(泉 友子君) 選択 30 :  ◯議長(佐藤一仁君) 選択 31 :  ◯5番(本田 均君) 選択 32 :  ◯議長(佐藤一仁君) 選択 33 :  ◯企画財政課長(竹島秀浩君) 選択 34 :  ◯議長(佐藤一仁君) 選択 35 :  ◯5番(本田 均君) 選択 36 :  ◯議長(佐藤一仁君) 選択 37 :  ◯住まい・まちづくり課長(米田正秀君) 選択 38 :  ◯議長(佐藤一仁君) 選択 39 :  ◯5番(本田 均君) 選択 40 :  ◯議長(佐藤一仁君) 選択 41 :  ◯住まい・まちづくり課長(米田正秀君) 選択 42 :  ◯議長(佐藤一仁君) 選択 43 :  ◯5番(本田 均君) 選択 44 :  ◯議長(佐藤一仁君) 選択 45 :  ◯住まい・まちづくり課長(米田正秀君) 選択 46 :  ◯議長(佐藤一仁君) 選択 47 :  ◯5番(本田 均君) 選択 48 :  ◯議長(佐藤一仁君) 選択 49 :  ◯結婚・子育て応援課長(清田和憲君) 選択 50 :  ◯議長(佐藤一仁君) 選択 51 :  ◯5番(本田 均君) 選択 52 :  ◯議長(佐藤一仁君) 選択 53 :  ◯結婚・子育て応援課長(清田和憲君) 選択 54 :  ◯議長(佐藤一仁君) 選択 55 :  ◯5番(本田 均君) 選択 56 :  ◯5番(本田 均君) 選択 57 :  ◯議長(佐藤一仁君) 選択 58 :  ◯2番(鍵田 昭君) 選択 59 :  ◯議長(佐藤一仁君) 選択 60 :  ◯建設課長(窪野 修君) 選択 61 :  ◯議長(佐藤一仁君) 選択 62 :  ◯2番(鍵田 昭君) 選択 63 :  ◯議長(佐藤一仁君) 選択 64 :  ◯2番(鍵田 昭君) 選択 65 :  ◯議長(佐藤一仁君) 選択 66 :  ◯建設課長(窪野 修君) 選択 67 :  ◯議長(佐藤一仁君) 選択 68 :  ◯2番(鍵田 昭君) 選択 69 :  ◯議長(佐藤一仁君) 選択 70 :  ◯町長(笹島春人君) 選択 71 :  ◯議長(佐藤一仁君) 選択 72 :  ◯教育長(小川 晋君) 選択 73 :  ◯議長(佐藤一仁君) 選択 74 :  ◯町長(笹島春人君) 選択 75 :  ◯議長(佐藤一仁君) 選択 76 :  ◯2番(鍵田 昭君) 選択 77 :  ◯議長(佐藤一仁君) 選択 78 :  ◯企画財政課長(竹島秀浩君) 選択 79 :  ◯議長(佐藤一仁君) 選択 80 :  ◯2番(鍵田 昭君) 選択 81 :  ◯議長(佐藤一仁君) 選択 82 :  ◯2番(鍵田 昭君) 選択 83 :  ◯議長(佐藤一仁君) 選択 84 :  ◯2番(鍵田 昭君) 選択 85 :  ◯議長(佐藤一仁君) 選択 86 :  ◯住まい・まちづくり課長(米田正秀君) 選択 87 :  ◯議長(佐藤一仁君) 選択 88 :  ◯2番(鍵田 昭君) 選択 89 :  ◯議長(佐藤一仁君) 選択 90 :  ◯建設課長(窪野 修君) 選択 91 :  ◯議長(佐藤一仁君) 選択 92 :  ◯2番(鍵田 昭君) 選択 93 :  ◯議長(佐藤一仁君) 選択 94 :  ◯議長(佐藤一仁君) 選択 95 :  ◯9番(五十里国明君) 選択 96 :  ◯9番(五十里国明君) 選択 97 :  ◯議長(佐藤一仁君) 選択 98 :  ◯がんばる農政課長(小堀 勇君) 選択 99 :  ◯議長(佐藤一仁君) 選択 100 :  ◯9番(五十里国明君) 選択 101 :  ◯議長(佐藤一仁君) 選択 102 :  ◯9番(五十里国明君) 選択 103 :  ◯議長(佐藤一仁君) 選択 104 :  ◯がんばる農政課長(小堀 勇君) 選択 105 :  ◯議長(佐藤一仁君) 選択 106 :  ◯9番(五十里国明君) 選択 107 :  ◯議長(佐藤一仁君) 選択 108 :  ◯9番(五十里国明君) 選択 109 :  ◯議長(佐藤一仁君) 選択 110 :  ◯9番(五十里国明君) 選択 111 :  ◯議長(佐藤一仁君) 選択 112 :  ◯副町長(梅津將敬君) 選択 113 :  ◯議長(佐藤一仁君) 選択 114 :  ◯9番(五十里国明君) 選択 115 :  ◯議長(佐藤一仁君) 選択 116 :  ◯副町長(梅津將敬君) 選択 117 :  ◯議長(佐藤一仁君) 選択 118 :  ◯9番(五十里国明君) 選択 119 :  ◯議長(佐藤一仁君) 選択 120 :  ◯副町長(梅津將敬君) 選択 121 :  ◯議長(佐藤一仁君) 選択 122 :  ◯9番(五十里国明君) 選択 123 :  ◯議長(佐藤一仁君) 選択 124 :  ◯9番(五十里国明君) 選択 125 :  ◯議長(佐藤一仁君) 選択 126 :  ◯9番(五十里国明君) 選択 127 :  ◯議長(佐藤一仁君) 選択 128 :  ◯副町長(梅津將敬君) 選択 129 :  ◯議長(佐藤一仁君) 選択 130 :  ◯9番(五十里国明君) 選択 131 :  ◯議長(佐藤一仁君) 選択 132 :  ◯副町長(梅津將敬君) 選択 133 :  ◯議長(佐藤一仁君) 選択 134 :  ◯9番(五十里国明君) 選択 135 :  ◯議長(佐藤一仁君) 選択 136 :  ◯副町長(梅津將敬君) 選択 137 :  ◯議長(佐藤一仁君) 選択 138 :  ◯9番(五十里国明君) 選択 139 :  ◯議長(佐藤一仁君) 選択 140 :  ◯副町長(梅津將敬君) 選択 141 :  ◯議長(佐藤一仁君) 選択 142 :  ◯9番(五十里国明君) 選択 143 :  ◯議長(佐藤一仁君) 選択 144 :  ◯副町長(梅津將敬君) 選択 145 :  ◯議長(佐藤一仁君) 選択 146 :  ◯9番(五十里国明君) 選択 147 :  ◯議長(佐藤一仁君) 選択 148 :  ◯副町長(梅津將敬君) 選択 149 :  ◯議長(佐藤一仁君) 選択 150 :  ◯9番(五十里国明君) 選択 151 :  ◯議長(佐藤一仁君) 選択 152 :  ◯9番(五十里国明君) 選択 153 :  ◯議長(佐藤一仁君) 選択 154 :  ◯9番(五十里国明君) 選択 155 :  ◯議長(佐藤一仁君) 選択 156 :  ◯副町長(梅津將敬君) 選択 157 :  ◯議長(佐藤一仁君) 選択 158 :  ◯9番(五十里国明君) 選択 159 :  ◯議長(佐藤一仁君) 選択 160 :  ◯9番(五十里国明君) 選択 161 :  ◯議長(佐藤一仁君) 選択 162 :  ◯9番(五十里国明君) 選択 163 :  ◯議長(佐藤一仁君) 選択 164 :  ◯副町長(梅津將敬君) 選択 165 :  ◯議長(佐藤一仁君) 選択 166 :  ◯9番(五十里国明君) 選択 167 :  ◯議長(佐藤一仁君) 選択 168 :  ◯9番(五十里国明君) 選択 169 :  ◯議長(佐藤一仁君) 選択 170 :  ◯副町長(梅津將敬君) 選択 171 :  ◯議長(佐藤一仁君) 選択 172 :  ◯9番(五十里国明君) 選択 173 :  ◯議長(佐藤一仁君) 選択 174 :  ◯9番(五十里国明君) 選択 175 :  ◯議長(佐藤一仁君) 選択 176 :  ◯9番(五十里国明君) 選択 177 :  ◯議長(佐藤一仁君) 選択 178 :  ◯9番(五十里国明君) 選択 179 :  ◯議長(佐藤一仁君) 選択 180 :  ◯副町長(梅津將敬君) 選択 181 :  ◯9番(五十里国明君) 選択 182 :  ◯議長(佐藤一仁君) 選択 183 :  ◯9番(五十里国明君) 選択 184 :  ◯議長(佐藤一仁君) 選択 185 :  ◯副町長(梅津將敬君) 選択 186 :  ◯議長(佐藤一仁君) 選択 187 :  ◯9番(五十里国明君) 選択 188 :  ◯議長(佐藤一仁君) 選択 189 :  ◯9番(五十里国明君) 選択 190 :  ◯議長(佐藤一仁君) 選択 191 :  ◯9番(五十里国明君) 選択 192 :  ◯議長(佐藤一仁君) 選択 193 :  ◯副町長(梅津將敬君) 選択 194 :  ◯議長(佐藤一仁君) 選択 195 :  ◯9番(五十里国明君) 選択 196 :  ◯議長(佐藤一仁君) 選択 197 :  ◯副町長(梅津將敬君) 選択 198 :  ◯議長(佐藤一仁君) 選択 199 :  ◯9番(五十里国明君) 選択 200 :  ◯議長(佐藤一仁君) 選択 201 :  ◯9番(五十里国明君) 選択 202 :  ◯議長(佐藤一仁君) 選択 203 :  ◯9番(五十里国明君) 選択 204 :  ◯議長(佐藤一仁君) 選択 205 :  ◯9番(五十里国明君) 選択 206 :  ◯議長(佐藤一仁君) 選択 207 :  ◯9番(五十里国明君) 選択 208 :  ◯議長(佐藤一仁君) 選択 209 :  ◯9番(五十里国明君) 選択 210 :  ◯議長(佐藤一仁君) 選択 211 :  ◯9番(五十里国明君) 選択 212 :  ◯議長(佐藤一仁君) 選択 213 :  ◯9番(五十里国明君) 選択 214 :  ◯議長(佐藤一仁君) 選択 215 :  ◯9番(五十里国明君) 選択 216 :  ◯議長(佐藤一仁君) 選択 217 :  ◯9番(五十里国明君) 選択 218 :  ◯議長(佐藤一仁君) 選択 219 :  ◯9番(五十里国明君) 選択 220 :  ◯議長(佐藤一仁君) 選択 221 :  ◯副町長(梅津將敬君) 選択 222 :  ◯議長(佐藤一仁君) 選択 223 :  ◯9番(五十里国明君) 選択 224 :  ◯議長(佐藤一仁君) 選択 225 :  ◯9番(五十里国明君) 選択 226 :  ◯議長(佐藤一仁君) 選択 227 :  ◯9番(五十里国明君) 選択 228 :  ◯議長(佐藤一仁君) 選択 229 :  ◯9番(五十里国明君) 選択 230 :  ◯議長(佐藤一仁君) 選択 231 :  ◯9番(五十里国明君) 選択 232 :  ◯議長(佐藤一仁君) 選択 233 :  ◯9番(五十里国明君) 選択 234 :  ◯議長(佐藤一仁君) 選択 235 :  ◯9番(五十里国明君) 選択 236 :  ◯議長(佐藤一仁君) 選択 237 :  ◯9番(五十里国明君) 選択 238 :  ◯議長(佐藤一仁君) 選択 239 :  ◯副町長(梅津將敬君) 選択 240 :  ◯議長(佐藤一仁君) 選択 241 :  ◯9番(五十里国明君) 選択 242 :  ◯議長(佐藤一仁君) 選択 243 :  ◯副町長(梅津將敬君) 選択 244 :  ◯議長(佐藤一仁君) 選択 245 :  ◯9番(五十里国明君) 選択 246 :  ◯議長(佐藤一仁君) 選択 247 :  ◯税務課長(横山国昭君) 選択 248 :  ◯9番(五十里国明君) 選択 249 :  ◯議長(佐藤一仁君) 選択 250 :  ◯9番(五十里国明君) 選択 251 :  ◯議長(佐藤一仁君) 選択 252 :  ◯9番(五十里国明君) 選択 253 :  ◯議長(佐藤一仁君) 選択 254 :  ◯企画財政課長(竹島秀浩君) 選択 255 :  ◯議長(佐藤一仁君) 選択 256 :  ◯9番(五十里国明君) 選択 257 :  ◯議長(佐藤一仁君) 選択 258 :  ◯企画財政課長(竹島秀浩君) 選択 259 :  ◯議長(佐藤一仁君) 選択 260 :  ◯9番(五十里国明君) 選択 261 :  ◯議長(佐藤一仁君) 選択 262 :  ◯9番(五十里国明君) 選択 263 :  ◯議長(佐藤一仁君) 選択 264 :  ◯9番(五十里国明君) 選択 265 :  ◯議長(佐藤一仁君) 選択 266 :  ◯9番(五十里国明君) 選択 267 :  ◯議長(佐藤一仁君) 選択 268 :  ◯9番(五十里国明君) 選択 269 :  ◯議長(佐藤一仁君) 選択 270 :  ◯副町長(梅津將敬君) 選択 271 :  ◯議長(佐藤一仁君) 選択 272 :  ◯1番(鍋嶋慎一郎君) 選択 273 :  ◯議長(佐藤一仁君) 選択 274 :  ◯がんばる農政課長(小堀 勇君) 選択 275 :  ◯議長(佐藤一仁君) 選択 276 :  ◯町長(笹島春人君) 選択 277 :  ◯議長(佐藤一仁君) 選択 278 :  ◯1番(鍋嶋慎一郎君) 選択 279 :  ◯議長(佐藤一仁君) 選択 280 :  ◯がんばる農政課長(小堀 勇君) 選択 281 :  ◯議長(佐藤一仁君) 選択 282 :  ◯1番(鍋嶋慎一郎君) 選択 283 :  ◯議長(佐藤一仁君) 選択 284 :  ◯がんばる農政課長(小堀 勇君) 選択 285 :  ◯議長(佐藤一仁君) 選択 286 :  ◯1番(鍋嶋慎一郎君) 選択 287 :  ◯議長(佐藤一仁君) 選択 288 :  ◯がんばる農政課長(小堀 勇君) 選択 289 :  ◯議長(佐藤一仁君) 選択 290 :  ◯1番(鍋嶋慎一郎君) 選択 291 :  ◯議長(佐藤一仁君) 選択 292 :  ◯がんばる農政課長(小堀 勇君) 選択 293 :  ◯議長(佐藤一仁君) 選択 294 :  ◯1番(鍋嶋慎一郎君) 選択 295 :  ◯議長(佐藤一仁君) 選択 296 :  ◯キラキラ商工観光課長(梅澤武志君) 選択 297 :  ◯議長(佐藤一仁君) 選択 298 :  ◯1番(鍋嶋慎一郎君) 選択 299 :  ◯議長(佐藤一仁君) 選択 300 :  ◯がんばる農政課長(小堀 勇君) 選択 301 :  ◯議長(佐藤一仁君) 選択 302 :  ◯1番(鍋嶋慎一郎君) 選択 303 :  ◯議長(佐藤一仁君) 選択 304 :  ◯議長(佐藤一仁君) 選択 305 :  ◯議長(佐藤一仁君) 選択 306 :  ◯議長(佐藤一仁君) 選択 307 :  ◯議長(佐藤一仁君) 選択 308 :  ◯議長(佐藤一仁君) 選択 309 :  ◯議長(佐藤一仁君) 選択 310 :  ◯議長(佐藤一仁君) 選択 311 :  ◯議長(佐藤一仁君) ↑ ページの先頭へ 本文 ▼最初のヒットへ (全 0 ヒット) 1: 議事の経過  午前10時00分 開議 ◯議長(佐藤一仁君) 皆さん、おはようございます。  それでは、ただいまより本日の会議を開きます。  これより本日の日程に入ります。        ─────────────────────────           町 政 一 般 に 対 す る 質 問 2: ◯議長(佐藤一仁君) 日程第1 町政一般に対する質問を昨日に引き続き行います。  順次質問を許可いたします。  5番 本田 均君。  〔5番 本田 均君 登壇〕 3: ◯5番(本田 均君) おはようございます。  今回、質問の機会を得られたことに皆様に感謝をしつつ、幾つかの課題に対しまして通告に従い質問をし、当局のお考えをお聞きしたいと思います。  まず最初に、入善町では最重要課題とし、ストップ人口減少を掲げる各種の施策を展開しておられます。移住、定住を推進する施策、結婚、子育て支援、健康寿命の延伸を目指した健康づくり支援など、町民の多様なニーズにきめ細やかに対応しておられます。  各施策においてその成果は、当初の掲げた目的、目標に対して、どの程度達成されているのかお聞かせください。  最近は、生産年齢人口の減少によりまして、各企業では労働力不足に悩んでいます。加えて、働き方改革によって、企業の労務管理に関する制約が増えてきました。  こういった中、国では労働力不足を解決する手段として、新たな外国人材の受け入れ制度として、在留資格に特定技能を創設しました。これにより、技能実習を経て特定技能に移行することで、10年間日本で就労できることになりました。  少子高齢化が進み深刻な人手不足に悩まされる日本で、外国人労働者は増え続けております。県内でも2018年10月末で1万334人と、4年前から67%増加しております。実質的に労働者の受け皿となっている技能実習生が半数以上を占めている現状であります。  入善町においても最重要課題として、ストップ人口減少を目指した施策を展開しておられますが、それ以上に少子高齢化のスピードは速く、入善町の地域経済の成長を持続させるためにも、また人口増加を考えた上でも、外国人材は欠かせない存在と思います。
     そこで、現在の町の外国人登録者の現状と、労働者として技能実習生などの受け入れに対する基本的な姿勢についてお聞かせください。  続いて、関係人口について伺います。  関係人口とは、移住した定住人口でもなく、観光に来た交流人口でもない、地域や地域の人々と多様にかかわる人々のことを指します。  地方では、人口減少、高齢化により、地域づくりの担い手不足という課題に直面しておりますが、地域によっては若者を中心に変化を生み出す人材が地域に入り始めており、関係人口と呼ばれる地域外の人材が地域づくりの担い手となるよう期待されております。  副業解禁の広がりで、都市部に集中する人材のスキルを地方でシェアすることができるようになってきました。副業によって地方の仕事に携わってもらうことで関係人口を増やし、入善町の活性化につなげてみてはどうでしょうか。  関係人口から定住人口に移行する取り組みが欠かせないと思いますが、関係人口創出に関する具体的な施策があるのか、お聞かせください。  次に、入善町には地域ににぎわいを創出するためや伝統を守り続けるための多くの祭りがあります。新屋大磐祭り、吉原恵比須祭り、芦崎えびす祭り、入善ふるさと七夕まつり、そして舟見七夕まつり、墓ノ木タイマツ祭りや、最近ではラーメンまつりなど、数多くの祭りが入善町内で行われております。  入善ふるさと七夕まつりは本年で50回目の節目を迎え、ことしは笹島町長の強いリーダーシップもあって大きな見直し行い、祭り会場をうるおい館周辺に集中させ、大いににぎわいが創出されたものと思います。  さて、この七夕まつりにおいて、私が商工会青年部時代に西町に保管してあった曳山を展示したことがありました。当時のことを思い出すと、青年部員総出で曳山を倉庫から出して七夕会場まで移動しました。設置する際に青年部以外の地域の大勢の方々の協力を得ることができ、今でも感謝の気持ちでいっぱいであります。  そして、このイベントを通じて青年部員や地域の人たちと達成感と連帯感を共有することができたことが思い出されます。  富山県内には新湊曳山まつり、津沢夜高あんどん祭、となみ夜高まつり、福野夜高祭など、20以上の曳山に関連する祭りがあり、2012年には俳優の高倉健さん主演による「あなたへ」や、2016年には竹野内豊さん主演による「人生の約束」などのように、曳山をテーマにした映画が上映されております。映画が広く国内で上映されたことで撮影場所を訪れる観光客が増え、地域の振興につながっているようでもあります。  映画の撮影場所となった新湊曳山まつりは、13基もの曳山が、昼は花鉾山、夜は提灯山に装いを変えて、港町ならではの勇壮なかけ声とともに引き回されます。見どころは、狭い町角を曲がる角回し、夜に内川の橋を渡る際には水面に映る提灯山の幻想的な姿も楽しめます。このように、曳山には多くの魅力があると思われます。  そこで、現在も倉庫に保管してある曳山を今後活用してみてはいかがでしょうか。実現すると、三十数年ぶりのお披露目となりますが、来年はオリンピックが開催される年であり、この年に記念の事業を行うことは時宜を得たものであると考えます。  地域の人たちの要望や機運の高まりにより事業の計画がなされた場合、支援することを検討する考えはあるのかどうか、お聞かせください。  町民が協力し合って曳山を引く姿や車輪がきしむ音は、きっと見に来る人々に感動を与えるものと思います。地域の振興や世代間交流、文化継承、そして七夕まつりでの活用の可能性など、曳山の活用はにぎわい創出のため有効であると思いますが、当局の考えをお聞かせください。  次に、高齢者を含めた町民の車使用時における交通対策の一つとして、幾つか質問をさせていただきます。  高齢者ドライバーによる死亡事故が全国各地で相次ぎ、その対策が急務となっています。まずは免許の返納ということも選択肢の一つとして考えられます。  また、自動車の自動運転実用化は、世界中で私が想像するよりは格段のスピードで進化していると思いますが、日本では法的規制などまだまだ課題も多く、実現にはもう少し時間が必要であると思われます。  事故を起こしたドライバーの言葉から、ブレーキがきかなくなったなど、整備不良などの車両に問題があるケースも散見されますが、多くはアクセルとブレーキの踏み間違いが高齢者ドライバーの事故の主な原因だと考えられます。  東京都では、アクセルとブレーキの踏み間違いなどを防止する装置の購入費用を補助する考えを発表いたしました。装置自体は、現在のところ、メーカー、車種など、限られた車にしか適用できない現状でありますが、報道によりますと、来年には日本のほぼ全てのメーカーが商品化するということであります。  こうした装置購入の補助の仕組みを含め、来年度に向け、町も高齢者対策の事故防止の一助となると思われる機器購入補助を検討することも必要と考えますが、当局の見解をお聞かせください。  また、同じような効果を上げているのがドライブレコーダーの設置です。これまで警察車両や事業用のトラック、タクシーなどに設置されていましたが、近年はあおり運転の被害や交通事故に遭遇した際の映像が証拠になるほか、安全運転かどうかを診断する機種もあり、一般の車両にも普及が進んでいます。  町所有車においても、ドライブレコーダーは移動可能な防犯カメラとして非常に有効であり、既に多くの自治体で導入されている実績があります。また、公用車を運転する職員の安全運転の意識を向上させるとともに、事故が発生した場合の責任の明確化と処理の迅速化という副次的な効果もあります。  これらを受けて、鳥取県では対象年齢を限定せず、3,000円を上限とし、購入費用の一部を11月から補助することを開始しています。  公用車にはマイクロバス、スクールバスなど、専門に運転手がついて利用されている車両と、各課で公務のため職員などが利用する普通自動車や軽自動車などの車両があります。また、町が所有の車両を委託事業者に貸し出しているものや、時にはリース車を公務に使用しているものもあるかと思われます。また、ほかにも、この冬活躍をした除雪車両関係など、特殊車両を含めると多数の公用車両があると思われます。  入善町における公用車のドライブレコーダーの設置状況はどうなっているのか、お聞かせください。また、これらを踏まえ、予算化が必要な事業となりますが、町民の希望者への踏み間違いの補助装置の購入補助や、ドライブレコーダー購入への補助支援を考えてはいないか、お聞かせください。  以上、私の質問とさせていただきます。 4: ◯議長(佐藤一仁君) それでは、答弁を求めます。  人口減少対策について、笹島町長。  〔町長 笹島春人君 登壇〕 5: ◯町長(笹島春人君) 皆さん、おはようございます。  今議会の一般質問も2日目を迎えております。昨日同様、本日も町政一般について、さまざまな角度から議論を重ねてまいりたいと考えております。  それでは、本田議員の人口減少対策についての御質問にお答えいたします。  入善町におきましては、平成元年ごろをピークに人口が減少に転じております。国立社会保障・人口問題研究所などの推計によれば、2030年には2万人を割り込むとの将来推計人口が公表されているところであり、急速に進む人口減少、少子化、超高齢化社会への対応は大きな課題であると認識いたしております。  そのことから、町の最重要課題でありますストップ人口減少をテーマに、子どもを産み育てやすい環境づくりによる出生数の増、健康寿命の延伸による人口の自然減の抑制、IターンやUターンの促進と地域活性化による人口の社会増の促進を3本柱として、町の未来への布石となるさまざまな事業を積極的に取り組んでいるところであります。  出生数の増の取り組みとしては、結婚を促す「それ行け!結婚プロジェクト」、子宝支援金などの子育て支援、不妊・不育症治療などへの助成の拡充、出産準備ギフトボックスの贈呈などを行っております。  これまで28回開催いたしました婚活イベントでは、カップルが158組成立、そのうち8組が結婚され、さらに3組の御夫婦に赤ちゃんが誕生いたしております。  健康寿命の延長の取り組みにつきましては、生活習慣病を予防する「減塩いいね!プロジェクト」、各種検診率の向上に向けた健康ポイント事業、あるいは、おもりを利用した筋力トレーニングであります「いきいき100歳体操」の普及を行い、多くの方々が参加しておられます。  社会増の促進の取り組みといたしましては、入善UIサポートセンターを核として入善安心移住プロジェクトを行い、移住相談会や体験ツアーの参加者から6人の方が移住していることに加え、大きな減少が続いておりました社会動態も、平成28年には転入と転出が拮抗するなど、社会減に改善の兆しが見えてきたところであります。  人口減少対策には特効薬はありませんが、一つ一つの事業を着実に実施し、今あらわれている小さな成果を、より大きな結果に結びつけられるよう取り組んでいきたいと考えております。  次に、町内における外国人労働者の状況についての御質問にお答えいたします。  町では外国人登録を行っておりますが、どこの企業で働いているかは把握していないため、労働者としての状況はわかりません。  なお、ことしの1月1日現在の登録者は428人となっており、平成27年の308人と比較して約1.4倍になっております。国別においては、中国の方が151人で全体の35%程度を占めており、そのほかではブラジル、パラグアイ、フィリピン、ベトナム、韓国、インドネシアの順になっております。  外国人の技能実習生の受け入れに対する町の姿勢につきましては、企業の技能実習生として入善町に居住されるということであれば、その制度に従い外国人登録を行うとともに、必要な行政サービスを提供することに加えて、住民とのトラブルにならないよう、例えば、ごみのパンフレットの多言語版の作成や、窓口での自動翻訳機の導入などで、適切な窓口対応も行っているところであります。  外国人労働者については、今後も増えることが予想されることから、受け入れる企業の皆さんとも連携を図りながら適切に対応してまいりたいと考えております。  次に、関係人口についての御質問にお答えいたします。  御存じのように、関係人口とは、移住した定住人口でもなく、観光に来られた交流人口でもない、地域と多様にかかわる人々のことであり、人口減少や高齢化によって地域の担い手が減少している地方にとっては、関係人口と呼ばれる地域外の人材は、地域の新たな担い手になることが期待される重要な存在であると認識いたしております。  現在、国において策定を進めている第2期「まち・ひと・しごと創生総合戦略」の基本方針においても、将来的な地方移住につながる関係人口の創出、拡大を、第2期総合戦略の新たな視点として重点的に施策を推進しているところであります。  現在、町におきましても、令和3年度から始まる第7次総合計画の策定に合わせて、第2期のにゅうぜん「まち・ひと・しごと」づくり戦略の策定を始めておりますが、これらの計画策定においても、関係人口の創出、拡大は新たな視点となるものと考えております。  関係人口の拡大に向けた取り組みとしては、その地域にルーツのある人や居住経験などのある人、ふるさと納税などを通してその地域に一定の関心を持っている人などに対して、継続的なつながりを持つ機会の提供などがございます。  そのほか、サテライトオフィス、ふるさとワーキングホリデー、農山漁村での農山漁村体験や農泊の推進、二地域居住の推進などがございます。  将来的な移住につながるこれらの事業については、成果が出ている自治体もあり、第7次総合計画などの策定の中で、その有効性について調査を進めてまいりたいと考えております。  次に、2060年の目標人口は達成可能かということについてでありますが、町では平成27年度に入善町における人口ビジョンを策定し、その中で2060年の目標人口を2万人と定めたところであります。  人口ビジョンを策定した当時は、ピーク時に約3万人だった当町の人口が2万6,000人を割り込んでおりました。  また、平成22年の国勢調査をもとにした国立社会保障・人口問題研究所の将来推計人口は、2060年には、1万4,751人と推計されておりました。  そのため、結婚、出産、子育て支援により、合計特殊出生率を2030年には1.9に、そして25年後の2040年には、人口が増加も減少もしない均衡した状態、いわゆる人口置換水準である2.07にまで向上させることによって2,900人の増加を目指しております。  さらに、社会増を実現するために、仕事、交流、暮らしやすさなど、町の魅力の発信によって、若者の転出抑制や、移住、定住や、Uターンなどを促し、2,400人の増加を目指しており、将来推計人口に出生数の増と社会増を合わせて2万人としたところであります。この目標人口につきましては、策定当時から非常に高いハードルとして設定してきたところであります。  この目標が達成可能かということにつきましては、大変厳しい状況であると言わなければならず、策定当時と同様に、今もって高いハードルであると認識いたしております。  しかしながら、先ほども申し上げましたように、少しずつではありますが、取り組みの成果があらわれているものもございます。長期的な視点に立って、でき得る取り組みについては着実に行っていくことに加えて、第7次総合計画策定においても、人口減少への対応を大きなテーマとしており、人口の増加につながる施策について調査を進め、取り組める事業については積極的に計上するなど、総合的に人口減少対策を行ってまいりますので、御理解と御協力を賜りますようお願い申し上げ、私からの答弁とさせていただきます。 6: ◯議長(佐藤一仁君) それでは、次に、曳山について、板倉教育委員会事務局長。  〔教育委員会事務局長 板倉 晴君 登壇〕 7: ◯教育委員会事務局長(板倉 晴君) 曳山についての御質問にお答えさせていただきます。  入善町における曳山は歌舞伎曳山と呼ばれ、かつては入善元町の東町、西町に1台ずつあり、3年から4年に1回、春や秋の祭りに引き出されていたということでございます。  当時は朝から花火が上げられ、歌舞伎の上からは餅まきをし、曳山の下では三味線、笛、太鼓、鐘ではやし、上の部分では芝居をするなど、町の人たちがたくさん見物に来ていたということでございます。  残念ながら、今では東町の曳山は現存いたしません。  西町の曳山は昭和5年につくられたもので、昭和61年3月に入善14区から17区の皆さんで結成された西部同志会から児童館の展示用として町に寄贈されたものでございます。この寄贈の際に、町では展示用の施設として新たに収蔵庫を新設し、曳山の補修も行ってまいりました。  さて、曳山の管理状況と今後の活用についてでございますが、現在、曳山は、展示収蔵庫内で保管されたままの状態であり、先ほど申し上げましたとおり、昭和5年につくられたもので、既に90年近くが経過しており経年劣化は否めない状況にあります。  また、昭和61年の寄贈当時におきましても、材木が古く乾燥しており、曲がりぐあいがひどく、組み立てに苦労したという声もあり、補修に1カ月近くを要しております。  加えて、寄贈以後、議員お話しのとおり、平成2年の入善七夕まつりで披露された以外は、30年近く引き回したことがないという状況にあります。  そのため、曳山の活用については、展示に加えて、かつてのように引き回す場合、まずはその安全性を調査する必要があると考えております。その上で、曳山本体、附属の設備の修繕が生ずるものと考えております。  さらに、現存の曳山収蔵庫は、収蔵、展示用スペースとして設計されているため、曳山を出す際には、一度解体する必要があり、今後、曳山行事を継続していくためには、施設の修繕も必要になってくるのではと考えております。  そして何より、曳山行事のような祭りや伝統文化の行事は、地元や地域の機運の高まりと、かつての西部同志会のような担い手の確保が必要不可欠であると思っております。  町といたしましても大変夢のある御提言でもあり、実現が可能かどうか、検証してまいりたいと考えております。  以上で本田議員への答弁とさせていただきます。 8: ◯議長(佐藤一仁君) それでは、次に、車両による交通安全対策について、小林総務課長。  〔総務課長 小林一雄君 登壇〕 9: ◯総務課長(小林一雄君) 本田議員の車両による交通安全対策についてお答えいたします。  まず、安全装置機器取りつけへの補助についてであります。  最近、テレビの報道などで高齢者のブレーキとアクセルの踏み間違いによる大変痛ましい悲惨な交通事故のニュースをよく目にいたします。  入善警察署によりますと、幸いにも管内ではブレーキとアクセルの踏み間違いによる大きな交通事故の発生事例はないとのことであります。  しかし、全国的な車社会の進展と高齢化の進行により、高齢者が被害者だけでなく加害者となる交通事故が年々増えてきており、本町における交通安全対策の取り組みも、従来からの児童や生徒を中心とした取り組みに加え、高齢者を対象とした取り組みを重点化しているところであります。  運転ミスによる交通事故の防止を補助する安全装置につきましては、国も自動車に装着することを推奨しており、2020年までに自動ブレーキ装置を搭載したセーフティ・サポートカー、いわゆるサポカーを新車乗用車の9割以上とすることを政府目標に掲げて、官民一体となって取り組んでいるところであります。  また、国では、自動ブレーキ装置に加え、ペダル踏み間違え時加速抑制装置、いわゆる急発進防止装置を搭載した自動車をセーフティ・サポートカーS、いわゆるサポカーSと称して、特に高齢運転者に対して推奨し、普及に取り組んでおります。  本町でも入善自動車学校へ委託し、毎年実施している高齢者交通安全教室において、参加した高齢者にセーフティ・サポートカーSに乗車してもらい、自動ブレーキ装置や急発進防止装置の効果を体験するサポカー体験を昨年度から実施しており、その普及に取り組んでいるところであります。  議員御指摘の既に所有している乗用車への急発進防止装置の後づけ装着につきましては、今のところ全ての車種に装着できるわけではないようでありますが、取りつけ工賃込みで約5万円から20万円程度で何種類かの装置が販売されております。また、一部の国産自動車メーカーでは、純正の後づけ装置が用意されているようであります。  高齢運転者が急発進防止装置を後づけする費用の助成については、ことし4月に、東京都豊島区池袋で高齢ドライバーが運転する暴走車にはねられ、12人が死傷する悲惨な事故があった東京都が、緊急対策として、7月31日から補助限度額10万円の9割助成を、豊島区が、都の補助の残りの1割を限度額1万円で補助を開始しております。  東京都以外の道府県では2つの県で助成が行われており、茨城県が9月1日から1万円を、福井県が8月19日から今年度内に限定して、かかった経費の2分の1、限度額3万円で補助を行っているようであります。  また、豊島区以外で補助を行っている市区町村は全国に数カ所あると聞いておりますが、町といたしましても、今後、情報収集をしながら研究させていただければと思っておりますので、御理解を賜りますようお願いいたします。  次に、ドライブレコーダーの町公用車への搭載状況についてお答えいたします。  町では、平成28年度に事故などの非常時の対応措置として、作業用車両を除く町公用車全てにドライブレコーダーを設置したところであります。その後、車両の更新時にもドライブレコーダーを設置しており、現在、37台の公用車にドライブレコーダーが設置されております。  次に、ドライブレコーダーの有効性から、町民に対して購入補助を検討するつもりはないかとの御質問にお答えいたします。  ドライブレコーダーの有効性につきましては、交通事故の記録という本来の目的以外にも、常に運転している画像が記録されているということから、運転者の安全意識の高揚を図る効果が期待されるところであります。  また、副次的な効果といたしましては、記録映像が防犯カメラ的なものとして犯罪被疑者の検挙率向上につながるといったことも考えられます。  最近では、テレビの報道などにおいて、ドライブレコーダーによる映像が取り上げられることが増えたことや、比較的に安価なドライブレコーダーが市場に出ていることなどから、自身の安全を自ら守るといった意味で設置する方も多くなっているのではないかと思っております。購入費の一部を補助する自治体が幾つかあるとは聞いておりますが、急発進防止装置の補助と同様に、まだまだ全国的には例が少ないところとなっております。  町といたしましては、ドライブレコーダーの購入補助につきましても、情報収集をしながら研究させていただければと思っております。  いずれにしましても、自動車を運転することは、原則、自己責任であります。町では免許返納に対する支援も行っており、高齢者の皆様には免許の返納といったことも判断いただければと思っております。  以上、本田議員への答弁とさせていただきます。 10: ◯議長(佐藤一仁君) それでは、再質問を受けます。  5番 本田 均君。 11: ◯5番(本田 均君) 答弁ありがとうございました。
     まず、曳山のことなのですが、調査をする、そしていろいろ検証するということなのですが、例えば西町地区で機運が盛り上がり、来年に向けてそういう活用をしてみようという組織なり準備会ができましたとすれば、町としてどういう対応をしていただけるのでしょうか。 12: ◯議長(佐藤一仁君) 板倉教育委員会事務局長。 13: ◯教育委員会事務局長(板倉 晴君) 町といたしましても、教育委員会のほうへまずお声がけをいただきまして、どのような形でできるかということを模索しながら、一緒に考えさせていただきたいというふうに思っておりますので、一声おかけいただければというふうに考えております。  以上でございます。 14: ◯議長(佐藤一仁君) 5番 本田 均君。 15: ◯5番(本田 均君) 僕が平成2年に青年部、50名ほどいましたかね、手弁当でやったわけなんですが、それにしても多少の費用がかかったと。実際、今回何かやる場合には、費用的な面も発生するだろうなというふうに思います。  今の時期は、予算要求の時期が始まるのか始まらないのか、シーリングは終わっているのか終わっていないのかよくわかりませんが、今後、来年度に向けて予算措置などもお願いした場合、盛り込んでいただけるつもりはあるのかどうか。 16: ◯議長(佐藤一仁君) 局長、答えられますか。  板倉教育委員会事務局長。 17: ◯教育委員会事務局長(板倉 晴君) この場では載せますという断言はできませんけれども、前向きにできるように検討させていただき、必要であればしっかりと要求をしてまいりたいというふうには考えております。 18: ◯議長(佐藤一仁君) 5番 本田 均君。 19: ◯5番(本田 均君) ありがとうございました。  ことしは七夕まつりでも、南北のところで町長さんも審査員として、責任者としてやっておられましたが、例えば曳山を先頭にして踊り方をずっと引き連れてやるとか、非常に見ばえ的にもイベント的にも活用もできるだろうし、僕がやった経験者とすれば、意外と、そんなそんな美しいものではないんですが、やはり多少迫力もありますし、今、展示の状態だと言いますけど、展示にすらなっていない状態なので、ぜひ活用していただきたいと。多少、前向きな発言をいただきましたので、よろしくお願いいたします。  次に、ドライブレコーダーについてなんですが、有効性を確認しておると、有効性はわかっているんだということでありますので、そうだとすれば、そういうものを町民に対してどうだと、一歩背中を押してあげられるというようなことは。  例えば、防災ラジオだとかライフジャケットには非常に補助なんかも出ますけど、ドライブレコーダーとすれば、頻度というのは、ライフジャケットの使用だとか防災ラジオの比ではないと思うんですね。日常的に車を使う、それの効果というのは安いものだと、チラシでいうと三千何百円というのがどこかのホームセンターでも売っていますし、ぜひ町で有効性を認めておると、公用車にもつけておるということであれば、逆に、公用車は後でいい、町民の皆様から最初にどうぞと、むしろそういう感覚でも交通安全の一助になるのではないかと思いますが、いかがなものでしょうか。 20: ◯議長(佐藤一仁君) 笹島町長。 21: ◯町長(笹島春人君) おっしゃるように、例えば急発進防止装置であったり、ドライブレコーダーといったものが最近出回ってきておりますし、またそのことで安全対策にも貢献しておるというふうには考えておるわけであります。  今ほどおっしゃったドライブレコーダー等につきましては、安価な時代にもなってきております。そういったことも含めて、安全運転に気をつけていただく、そういった装置があるから安全だということではないので、まずは安全運転に注意をしていただくということと、やはり自分の身は自分で守るという観点からも、できれば各自で備えていただいたほうがいいのではないかというふうに考えております。 22: ◯議長(佐藤一仁君) 5番 本田 均君。 23: ◯5番(本田 均君) 何を優先して何に補助をするのかというのは、当局の考え方だと思いますが、災害においては広く全体に行き渡るリスクだということで、ライフジャケット、防災ラジオなんかには補助をされておると思いますが、繰り返しになりますが、費用対効果といいますか、日常の効果があるドライブレコーダーのほうを考えられてもいいんじゃないかなというふうに思いますので、またぜひ検討していただきたいと思います。  続きまして、時間がありますので、人口減少問題に対して。  今現在、町報を見ましたら、人口は7月末時点で2万4,678人だったんですが、最新の人口はどんなものになっていますでしょうか。 24: ◯議長(佐藤一仁君) ちょっと待ってください。答弁、どちらですか。  泉住民環境課長。 25: ◯住民環境課長(泉 友子君) 8月末現在で2万4,644人となっております。 26: ◯議長(佐藤一仁君) 5番 本田 均君。 27: ◯5番(本田 均君) ちなみに、10年前がわかれば教えていただけますか。 28: ◯議長(佐藤一仁君) 泉住民環境課長。 29: ◯住民環境課長(泉 友子君) 10年前の平成21年8月末で2万7,800人となっております。 30: ◯議長(佐藤一仁君) 5番 本田 均君。 31: ◯5番(本田 均君) 人口目標は2060年に2万人ということでありますが、今取りかかっておられます第7次総合計画、それに対して人口目標の数値を変更するつもりはないんでしょうか。やはり現実に即した目標なりを掲げて計画をするというのも、これは必要ではないかと思いますが、いかがなものでしょうか。 32: ◯議長(佐藤一仁君) 竹島企画財政課長。 33: ◯企画財政課長(竹島秀浩君) まず、人口目標を設定するかどうかということも、今のところは決めてはおりませんが、何らかの検証は必要だというふうに思います。  平成22年国調をベースとして、2060年に1万4,000人台というところですが、平成27年国調では、10年ほど人口減少が早まっているという状況が出てきておるということで、そういったことも考えながら、人口目標というものをどうするかということは、今後検討していきたいというふうに思っております。 34: ◯議長(佐藤一仁君) 5番 本田 均君。 35: ◯5番(本田 均君) 先月、8月8日に富山県町村議会議員・事務局職員研修会というのが朝日町でありまして、僕たち議員全員と事務局から何人か来ていただいたんですが、そこで同志社大学の新川達郎教授の資料があったんですが、その中に総合計画に対して、議会が政策責任と監視の義務を法的に負うという文章がありました。第7次総合計画に対して、議会として法的に責任を負うと。これは質問できなかったんですけれども、第7次総合計画というのは非常に大事なものなんだなという認識だけで終わったんですが、中身まではわからないんですが、法的に責任を負うぐらいですから、現実に即した、人口目標、書くか書かないか、設定するか設定しないかという課長さんの答弁ですけど、ぜひ実態に合ったような形でやっていただきたいなというふうに思います。  次に、人口問題で、ことしの2月から移住体験施設が入善高校の裏のほうにできましたが、人口減少対策として交流人口、移住、定住の面でこういう施策をされたと思うんですが、それに対しての稼働率といいますか、使用率というのはどんなものなんでしょうか。 36: ◯議長(佐藤一仁君) 米田住まい・まちづくり課長。 37: ◯住まい・まちづくり課長(米田正秀君) 入善町移住体験住宅の話だと思います。  こちらのほうにつきましては、平成31年の2月21日に開所させていただきまして、それから移住希望者に対して、中長期を目的にお貸しをして、入善町の生活を体験していただく、もしくは移住のための準備を、そこを活用してやっていただくというものでございます。  稼働の状況でありますけれども、平成30年度には3組3人の方に御活用いただいております。令和元年度に入りまして、2組5名の方に活用いただいておるところであります。  積極的に興味を持って来られる方には、こちらのほうで丁寧に御案内をしたり、PRをしたりしながら活用させていただいておるところであります。  以上です。 38: ◯議長(佐藤一仁君) 5番 本田 均君。 39: ◯5番(本田 均君) 僕の記憶では、この移住体験施設は何かいろいろ縛りがあったように思うんです。移住を前提にしておるとか、何か条件があったようなんですが、一般的にぱっと思うと、類似施設でいろり館ですか、あれと条件、縛りみたいなものを一緒にして、もっと活用していただければと思うんですが、どんなものなのでしょうか。 40: ◯議長(佐藤一仁君) 米田住まい・まちづくり課長。 41: ◯住まい・まちづくり課長(米田正秀君) お答えします。  名前のとおり、移住体験住宅ということであります。これは県内は別としまして、県外に居住する町への移住希望者ということに限らせていただいております。  ややもすると、県内でも短期的な旅行のついでにちょっと1泊させてくれみたいなことも活用されておるようですけれども、こういうこととはまた趣旨が違いますので、私どもとしましたら、あくまでも移住希望者ということで縛りをかけていきたいというふうに思っております。 42: ◯議長(佐藤一仁君) 5番 本田 均君。 43: ◯5番(本田 均君) お答えですと、県外の人を対象に移住希望者ということなんでしょうけど、僕は根本的にわからんがですけど、そもそも県外の人で入善町を知っておる人がどれだけおるかということなんですよ。  僕は、例えば四国だとか中国だとか九州だとか、どれだけ町があって、どういう村があるのか全くわからんがです。1,800ほど市町村があるにしても、せいぜいわかって、1,700、1,800のうち200か300、僕が名前を出せるのはですよ。そもそも県外の方で入善町を全く知らない、そしてまた、関心もないし関係もないという方に、どういうふうな取り組みで、どういうアプローチをされるのか。ホームページに載せたからいいですよって、そもそも知らないんですから見もしないでしょうけど。  だから、どういう発想というか、基本的考え方を持っておられるのか、お聞かせください。 44: ◯議長(佐藤一仁君) 米田住まい・まちづくり課長。 45: ◯住まい・まちづくり課長(米田正秀君) お答えします。  例えば、町のホームページ「行っトコ入善!」、移住希望の方を対象にしたホームページもございます。また、空き家バンクのホームページもございます。  そういったものを見られて、特に移住希望というのは入善町でなければならないということでは決してない。例えば、富山あたりがいいなあという思いでホームページを見られる。富山の中でも、例えば空き家バンクですとか、移住のほうのホームページ、そういうのを見て興味を持って入善町に連絡をしていただく、空き家バンクをどうしたらいいかということで連絡をいただく。そういった方が、ぜひ入善町に一度行ってみたい、入善町はどういう町なのか見てみたいということで、興味を持ってこられる。そういう方たちが使えるようにということで、またPRの仕方としては、県と一緒になって移住相談会みたいなことですとか、NPO、いろんな活動をしておられますけれども、そういうところへ来られる方たちにもホームページをぜひ見ていただいて、興味を持っていただくと。  実際にここへ来ておられる方というのは、空き家バンクに興味があって来られた方もおられますし、そういったイベントのときに富山に興味を持った。中でも、入善町の空き家バンクは非常にいいということで興味を持ってこられる、そういう方もおられますので、そういう方にぜひ積極的に活用いただきたいというふうに思っております。 46: ◯議長(佐藤一仁君) 5番 本田 均君。 47: ◯5番(本田 均君) 2年前ほどから移住枯渇論というのがあるそうです。移住したい人はもう既にして、終わっておると。今は人の奪い合いの状態だというような、これはマスコミの論調なのか、一部の考え方なのか知りませんけど、そういうこともありますが、人口減少の施策の一つとして移住、定住、交流人口の増加を目指しておられますので、できれば交流人口の増加も人口減少対策の一つと捉えれば、先ほど言われました県外の人に中長期に限って移住体験施設を貸し出すということばかりではなく、多少いろり館ベースで、もう少しハードルを下げて貸し出してあげて、入善町を体験していただくということも必要ではないかなというふうに思いますので、また検討していただきたいと思います。  それから、人口減少対策でもう1つ、婚活、子育てというような部分がありますが、どうも結婚イコールとは言いませんけど、直線的に出産というのを言われると、何か非常に嫌な感じといいますか、不愉快といいますか、どうも物悲しいというか。結婚というのはそういうものなのかなというふうに思うがですけど。もうちょっと、結婚は人の触れ合いだとか、一緒におりたいだとかという愛情の面が多くて、それを出産に結びつけるというのは、僕自身は何か嫌な感じだなと思うんですが、課長さんはどういうふうに思っておられますか。 48: ◯議長(佐藤一仁君) 清田結婚・子育て応援課長。 49: ◯結婚・子育て応援課長(清田和憲君) 担当課の名前が「結婚・子育て応援課」となっていますが、町としましては一緒くたにするつもりもありませんので、結婚はあくまでも結婚を応援するということで、「それ行け!結婚プロジェクト」という事業をつくりまして、男女の出会いを後押ししていくということ。  それから、子育ては子育てとして、生まれた子どもたちを育てやすい環境づくりということで子育て支援をやっていますが、それを一緒に考えているわけではないということで、どちらも人口増対策の大事な目玉ではありますが、一緒くたに考えているわけではないというふうに御理解いただきたいと思います。 50: ◯議長(佐藤一仁君) 5番 本田 均君。 51: ◯5番(本田 均君) 今言われましたように、結婚とか婚活は、人口減少対策の有効な手段の一つだということであるかと思いますが、先ほどの答弁の中で158組があって8組成婚されて3組。5年目ぐらいにかかると思うんですが、これにかかる予算というのはどのぐらい使っておられるのでしょうか。 52: ◯議長(佐藤一仁君) 清田結婚・子育て応援課長。 53: ◯結婚・子育て応援課長(清田和憲君) 「それ行け!結婚プロジェクト」に取り組んだ平成27年度から平成30年度までの4年間に投じた事業費は、婚活イベント費や講演会費や事務費などを合わせた総額で約2,300万円。そこから国の補助金900万円、それから参加者負担金200万円を差し引いた一般財源ベースでは、4年間で1,200万円ということで、平均すると毎年約300万円の一般財源を投じて結婚応援事業を大々的に展開しているということになります。 54: ◯議長(佐藤一仁君) 5番 本田 均君。 55: ◯5番(本田 均君) 成果は出ておると。つい最近、滑川市にも結果が新聞に出ておりましたけど、滑川市の予算ベースといいますか、決算ベースでも、大体年200万円から300万円というような形でありました。  僕はさっき教育委員会にも言いましたけど、これからまたそういうような予算要求があるんだろうなと思いますが、どうもかけ過ぎではないのかなというふうには思うんですが、今後、婚活事業、そして結婚が人口減少対策の有効な手段ということであれば、僕の考えなんですが、今までのやり方をやっておると、従来のやり方ですと、従来の結果ぐらいしか出ないと思うので、思い切って、例えば直接補助みたいなことで、これはちょっと生々しいという意見もあるかと思いますが、結婚祝い金なんかを100万円ぐらいにぼんと増やして直接支援すると。  結婚できない、しない理由の中で出会いがないというのは1番なんですね。次にあるのがお金の問題なんですね。お金がない、将来的に生活も不安だと、そこにスポットというか焦点を当てて、思い切って直接支援すると。結婚式場に行って使ってくださいと。思い切った支援というのは、結婚が人口減少対策に有効であるという前提でですよ、そのほうがいいんじゃないかなというふうには思うんですが。  もっと言えば、結婚が人口減少対策に有効なのかどうか。1年間で大体300人減っておられるんですよね。それは願望を施策にぽんと落としたようなだけなので、どうも本当に有効なのかなと。  これは僕の考えなので、例えば20年ほど前にふるさと創生事業というのがあって、1億円どうぞみたいなのがありまして、そのときに金塊みたいなのをどんと買って展示したというのがちょっと調べたらありました。  その際、センスがないとか知恵がないとかというふうな、さんざんマスコミにたたかれたような部分もありましたけど、ふたをあけてみれば、余りにも露骨だったのかなと思うけど、調べてみると、そこにトータルで370万人以上の見学者が来て町が潤ったり、そしてまた、1億円で買ったものを1億9,000万円で売却して9,000万円の売却益を得たりとか、今売れば、計算しますと、1億円のものが2億7,500万円になっておられるんですね。  その当時は極端なふるさと創生事業の使い方だったと思うんですけど、町長がよく言われる、アイデアのない町は、ないというようなことがありますので、大胆な、もし結婚が人口減少対策に有効だというふうに思っておられるなら、思い切って、予算がとれればなんですけど、従来のやり方を変えられて、そういう方向に進められてもいいんじゃないかなというふうに僕は思うので、多分無理だと思いますけど……。  〔「何言うとらよ」と呼ぶ者あり〕 56: ◯5番(本田 均君) はい。  人口減少対策は非常に大事だと思うんですが、僕は個人的に、最後、1分ほどありますから、現実的に捉えて、少なくなっても2060年、それが1万5,000人を割ったとしてもリスクに耐えられるように、今から行政として準備をしていくと。声高に言わなくてもいいけど、準備をしていくと。その際に戸惑わないように、そして困らないように。  そしてまた、これは個人的な考え方なんですが、人口が減って何が悪いんだというようなことも僕は思うんですね。人口が減って、来たいやつは来ればいいし、出ていきたいやつは出ていけばいいし。ただ、残ったやつで一生懸命町で過ごすと、分をわきまえて一生懸命暮らすということで、卑屈にならずに、人口減少をとめるというようなことではなくて、もっと残った者で頑張っていきましょうみたいな発想もいいんじゃないかなというふうに思って、行政サービスを滞りなく今後もやっていただけるようにお願いしまして、私の質問とさせていただきます。  ありがとうございました。 57: ◯議長(佐藤一仁君) 以上で本田議員の一般質問を終わります。  次に、2番 鍵田 昭君。  〔2番 鍵田 昭君 登壇(質問席)〕 58: ◯2番(鍵田 昭君) 皆さん、おはようございます。  会派、アクセスの鍵田 昭です。  今回、発言の機会をいただき、まことにありがとうございます。  近年、35度以上の高温になり、晴れていたと思ったら豪雨と洪水となり、きのうも大変な雨でした。台風が来ると今までに経験したことのない強風が吹き荒れ、地球が暴れ回っているように思われます。  世界情勢も中国とアメリカがけんかをし、日本政府と韓国政府との対立も激化し、融和の糸口が見つからない不安定な国際状況です。  ところで、私は入善町の議員として、今回この町のこれからの農業対策と人口減少の対策、道路網の課題を当局に投げかけたいと思います。  それでは、通告にのっとり分割方式にて発言させていただきます。  さて、最初に、次世代のための農業基盤整備の改善を考えてはどうかについてお尋ねいたします。  入善町で圃場整備が本格化したのは、昭和44年に発生した黒部川の福島堤防の決壊でした。そのときは他の市が区画整理を計画中だったところ、急遽入善町に決まったそうです。そのときの地面の価格は相当高い値段で、まして農地は誰も手放そうとする人はいませんでした。それもそのはずです。サラリーマンが1週間働いてやっと米1俵が買えたとのことでした。今、米1俵と言ってもわからない人が増えていると思いますが、米1俵は60キロで、当時2万円以上していました。しかし、そのときの収穫量は反当たり約6俵半ぐらいでした。名画にある「落穂拾い」も、米価が高いので少しでも収穫量を上げたいとの思いだったと思います。  私も小学校のときは、いつも私の祖父と一緒に落ち穂拾いをしていました。今となれば、1日1,000円以上、家計に貢献していたと思います。  さて、圃場整備が始まってから約50年がたち、畦畔もコンクリート幅が当初の幅12センチから25センチに拡幅し、表土の厚さも15センチから、客土で今は20センチ以上になり、収穫量は反当たり約10俵となりましたが、反面、米価が1俵1万3,000円と、50年前の半額となり、農機具のハイテク化で購入費が高くつき、農家の営農への委託が増えています。  圃場整備後の当時はみんな手で植えていて、私のところの田んぼは140メートルありましたので、とても遠くて腰が痛く、私は大変でした。  その当時、田んぼ1枚植えるのに家族全員10人で丸一日かかりましたが、しかし現在は1時間もかかりません。農機具のハイテク化はとてもよいことだと思いますが、農機具の高価格化により営農業者への委託が増えている状況です。私もその一人です。  さて、本題に入りますが、今、営農組合の皆さんや営農法人の皆さんは、この一等地である入善地区の農地を守ろうと試行錯誤を重ね、無駄を省き、おいしいお米をつくろうと考え、毎日暑さを乗り越え農作業に従事しています。  その苦労に応えるためにも、隣の農地へ移動しやすく、作業の効率化のためにも排水路の暗渠化はできないものでしょうか。御返答願います。  また次に、障害になっているのは複雑な地形の耕地や小さな耕地です。そして、仲間田の畦畔は大型機械の作業にとても無駄が多く、一方向作業しかできず、とても時間がかかり、全ての作業所が敬遠し、受け手がない状況ですが、人のよい業者はどこでも引き受けている状況です。そして、地権者に承諾を得て畦畔を撤去して3反歩田に改造し耕作している状況ですが、その費用は全て営農法人が自腹で行っています。時代はいつも変わっています。
     この仲間田の畦畔の撤去工事費の補助はできないものか、御返答願います。  現在、法務局でも地番も確定していて面積も判明しています。町でも地番と面積を確定し税金も徴収しています。今の世代、畦畔がなくなったからといって復元は十分可能ですし、何の支障もありません。御配慮をお願いいたします。  次に、1町歩田への整備は考えているのか、お聞きします。  昨年まで古黒部地区での1町歩田への整備が行われていましたが、古黒部地区は入善町で初めて圃場整備が行われ、そのときは1反歩田への賛同者が少なく、完全なる圃場整備が行われなかったと聞いています。農業意欲の減退した現在、1町歩田整備は地権者の反対が多く実現は無理だと思いますが、町では、農業は町の基幹産業と位置づけ、農業の発展に寄与されています。  そこで、町では1町歩田整備を考えておられますか、お答え願います。  次に、田んぼの陥没対策についてお聞きします。  圃場整備後約50年が過ぎ、その当時では考えられなかったことが耕地の陥没です。今では産業廃棄物の木の根や倒木の埋設が腐って、耕地や道路の陥没を起こしています。陥没発見当初は全て改良区負担で除去を行っていましたが、陥没箇所が多くなり、次第に地権者負担が3分の1、そして2分の1、今は地権者の農地への関心不足により負担を敬遠するようになり、営農法人が陥没箇所を埋めるだけの行為を行っています。完全なる対策とは言えませんが、仕方ない対策だと思われます。  道路の陥没でも対策が遅れている現状ですが、田んぼの陥没対策はどうしているのか、お答えください。  以上、質問を終わります。 59: ◯議長(佐藤一仁君) それでは、ここで答弁を求めます。  農業基盤整備の改善について、1項目から4項目まで、窪野建設課長。 60: ◯建設課長(窪野 修君) 鍵田議員の農業基盤整備の改善に関する御質問にお答えいたします。  本町の圃場整備事業におきましては、昭和37年より団体営ほ場整備事業飯野西部地区から始まりまして、以降、県営事業と併用しながら、町内の各地区で取り組まれ、古黒部地区が平成26年に完了したところであります。  また、我が国の近年における農業、農村を取り巻く環境につきましては、担い手の減少や高齢化の進行、さらには農業所得の減少など、さまざまな課題に直面しております。  さらに、用排水路などの土地改良施設の多くが年数の経過とともに老朽化が進んでいることから、効率的な維持管理が求められております。  このような中、今年度より、用水路の更新整備を主目的とした県営農地整備事業入善北部地区が事業着手されたところであります。  それでは、1点目の御質問であります排水路の暗渠化はできないものかという点についてでありますが、圃場整備が開始されたときから、一部の地域を除き、用水路や排水路は維持管理がしやすい構造として開水路で整備されてきたところであります。  現在は農業形態も変わり、担い手農家や集落営農が増えてきたことで、多くの圃場を持って移動にも時間がかかることから、排水路を暗渠化して、農道あるいは搬入路として利用できないかということだと思われます。  排水路等を暗渠化するためのメニューということで、県営事業ですとか団体営事業といったことで、こういったメニューについてはございまして、これらを利用して整備することは可能でありますけれども、地元負担が必要になってくるということで、まずは地権者の皆様の同意が必要でありまして、それをもって、次に事業推進の主体となります土地改良区と協議をしていただければというふうに考えております。  次に、仲間田における畦畔の撤去に対する補助についてお答えいたします。  仲間田における畦畔の撤去につきましては、県の補助制度というものはございません。  また、圃場整備が国の補助事業で整備されたという点ですとか、仲間田畦畔が個人的に整備されたものであるということなどを勘案すれば、町が補助支援することは困難ではないのかなというふうに考えております。  次に、1町歩田への整備についてお答えいたします。  先ほども申し上げたとおり、入善町の圃場整備につきましては、平成26年度において一通り完了しております。現時点で3反歩田を1町歩田に圃場整備を行う手法といたしましては、県営事業に整備を行うメニューがございます。現在、富山県では、県内において、1町歩田を標準としまして圃場整備事業で整備することとしております。  しかしながら、さきの暗渠整備と同様に、この事業を行うには地元負担を伴うことから、地元地権者の同意が必要でありまして、今後、事業実施の要望がある場合には、まずは土地改良区さんのほうに協議していただければというふうに考えております。  次に、田んぼの陥没対策についてお答えいたします。  議員御指摘のとおり、圃場整備後、約50年が経過し、入善町内においても田んぼの陥没が起きている状況がございます。  田んぼの陥没につきましては、土地改良区さんのほうで事業主体となって修復に取り組んでいただいておりまして、町としましても補助支援をさせていただいているところでございます。  今後も、陥没があった場合には、土地改良区と協議され、早期復旧に努めていただければと考えております。  以上、答弁とさせていただきます。 61: ◯議長(佐藤一仁君) それでは、ここで再質問を受けます。  2番 鍵田 昭君。 62: ◯2番(鍵田 昭君) ありがとうございました。  今回あえて耕地と言わず、わかりやすく田んぼと言わせてもらいましたが、耕地の水路や畦畔は約20年前に改修が完了いたしました。しかし、田んぼの落とし、すなわち排水施設が50年前と変わらず、劣化がかなり進んでいます。  今もその排水路がかなり傷んで陥没とかになっておりますが、この改修計画はあるものでしょうか。排水路の落としの。 63: ◯議長(佐藤一仁君) 排水路の改修計画ですか。 64: ◯2番(鍵田 昭君) はい。 65: ◯議長(佐藤一仁君) 窪野建設課長。 66: ◯建設課長(窪野 修君) 土地改良区施設でございますので、土地改良区のほうで事業化等を行っているということで、細かい事業はわかりませんけれども、県単独の補助事業とかで、土地改良区さんのほうで行っておられる事例は聞いております。 67: ◯議長(佐藤一仁君) 2番 鍵田 昭君。 68: ◯2番(鍵田 昭君) どれもこれも入善土地改良区とJAみな穂さんと、また入善町との協議だと思いますが、大事な資源ですので、三者、手を合わせて入善町の大事な資源を守っていってほしいなと思っております。  では、次の議題に入らせていただきます。  人口減少の歯どめはできないかについてお聞きします。  現在、入善町では、結婚、移住、Uターン、Jターンと、いろいろな対策を行っております。先ほども本田議員が質問されていましたが、人口減少に歯どめをかけるのは大変だと思います。政府も危機感を持って取り組んでいますが、成果はありません。それを町政が成果を一瞬に上げるということはかなり難しいと思いますが、努力は欠かせないと思います。  そこで、入善町の人口流動の対策はどのような状況か、お聞きします。  今、隣の市で分譲住宅の造成工事が進められており、その地区では2期工事、そして今は3期工事が行われ、また別の地区ではショッピングセンターや道の駅、そして分譲住宅の造成工事、娯楽施設の計画が進行中です。  そこでショックだったのは、入善町の住人にその分譲地の購入希望者が余りにも多いと聞いたことでした。以前は、入善は地面が安く税金が安いとのことで、隣の市から移住する家庭がたくさんおられましたが、今は全く逆転しました。  人口流動の対策はどのような状況か、お答え願います。  次に、町での児童減少による小学校の統廃合のガイドラインの状況をお聞きいたします。  児童減少により、小学校の児童が1世代ごとに1学年につき1クラスずつ減少し、今はどの小学校も1学年1クラスずつとなりました。次の世代はどうなるかと不安になりますが、小学校の統廃合のガイドラインはあるのでしょうか、ないのでしょうか、お答え願います。  私としましては、いつまでも現在の小学校が存続してほしいと思っております。また、地区民の願いだとも思っております。お答え願います。  次に、入善町の将来の人口減への対策は考えているのかについてお聞きします。  人口減による税収減と後期高齢化により医療費が増えます。そして、空き家が増え、商店街の空白化が進み、町の活力がなくなります。働き手の人口減により企業の進出も減少し、また、消費人口の減少によりショッピングストアの撤退が始まると思われます。  今まで私の聞いたところでは、ショッピングストアの進出、撤退は、人口何万人だと、これははっきり言えませんが、境界線はあるというふうに聞いております。  入善町の将来の人口減への対策は考えておられるのか、お聞きします。  次に、入善町の未来像をどのようにしたいと考えているのか、お聞きします。  現在、人口減は大幅に進行していますが、今の出生数から推測すると、これから先は大変な減少につながっていくと考えられます。何が人口減の原因か、根本的に考えてみてはどうでしょうか。  今は自由な国民性で核家族化が進み、親子別世帯が当たり前となり、若い世代は自由気ままな生活ができています。しかし、住宅ローンや生活費、子育て、塾などで家計がとても圧迫されている現状です。  昔、私たちのときも、私は次男だということで、自分で家を建て、家計が大変なときがありました。そのとき、子どもを何人も欲しいと思っていましたが、現実は難しい状況だったと今でも思っています。  核家族化が今の人口減少の最大の原因だと私は思います。おじいちゃん、おばあちゃんが孫を子守りし、家計を応援し、若い世代を応援する。すなわち、日本古来の3世代家族が人口増につながるのではないかと思いますが、皆さんはどう思われるでしょうか。  でも、これからは核都市コンパクトシティ化が進み、小学校、ショッピングストア、医療機関、住宅が整った空間がとても大事な時期に来ていると思います。どこの市町村でも、人口が増えている地区は、核都市化を進めたところでしか増えていません。  我が町でも東はコスモショッピングセンター周辺、町中心はアルビス、大阪屋があり、活性化しています。  しかし、町西部には大きなショッピングセンターはありません。人口減対策に町西部にショッピングセンターを誘致してはどうでしょうか。  隣の市では、従業員が集まらないとのことで、1年間、営業を延期すると報道されていました。人口減対策の進んでいる市でも従業員の確保が困難な状況です。入善町でも思い切った対策が必要だと思いますが、入善町の未来像をどのようにしたいと考えているのか、お答え願います。  以上です。 69: ◯議長(佐藤一仁君) それでは、ここで答弁を求めます。  まずは、人口減少対策についてのうち、1)番、入善町の人口流動の対策はどのような状況かという点について、笹島町長、お願いいたします。 70: ◯町長(笹島春人君) それでは、鍵田議員の入善町の人口流動の対策に関する御質問にお答えいたします。  入善町では、平成元年ごろをピークに人口が減少に転じており、2030年には2万人を割り込むとの将来推計人口が公表されるなど、急速に進む人口減少、少子化、超高齢社会への対応は大きな課題であると認識いたしております。  そのことから、町の最重要課題であるストップ人口減少、これをテーマに、子どもを産み育てやすい環境づくりによる出生数の増、健康寿命の延伸による人口の自然減の抑制、IターンやUターンの促進と地域活性化による人口の社会増の促進、これを3本の柱として、町の未来への布石となるさまざまな事業に積極的に取り組んできたところであります。  議員御指摘の人口流動につきましては、町の県内市町村間の転出入を見た場合に、隣接市町からの転入、または隣接市町への転出の割合が高いのが現状であります。  その理由は、やはり結婚によるものや、職場との関係で転居などを迫られることによるさまざまな要因があるものと考えております。  町では、人口の社会増を目指して、移住、定住を促進するためのさまざまな施策を行っているところであります。町外や県外から移住される方に対する定住促進住宅の整備、あるいは入善UIサポートセンターや空き家バンクの運営のほか、親子世帯などの同居、近居に対する住宅支援である安心定住促進事業、空き家バンクを活用した方への支援となる空き家バンク活用促進事業などの支援制度に加えて、移住相談会や体験ツアーなども行っております。  平成27年度から平成30年度までに、これらの支援制度を活用して町に移住してこられた方は、57世帯149人となっていることに加えて、同居、近居なども含めて241人が入善町での定住を決断されておるわけであります。  また、新婚世帯の町内アパートなどへの入居費用や引っ越し費用を支援する新婚世帯住居費等支援事業にも取り組んでおります。この事業では、平成28年からことし8月末までに67組に支援を行っており、そのうち、御夫婦で町外から入善町に転入してこられた方は16組でございます。  入善町から他市町村へ転出される方もおられるわけでありますが、これらの制度があることで入善町への移住や、あるいは町での定住に結びつき、町外への人口流出の防止にもつながっているなど、一定の成果があるものと考えております。  これらの制度につきましては、しっかりと継続することで、町外や県外からの移住者の増加や、町外への人口流出の防止に取り組んでまいりたいと考えておりますので、御理解を賜りますようお願い申し上げます。 71: ◯議長(佐藤一仁君) それでは、次に、小学校の統廃合のガイドラインについて、小川教育長。 72: ◯教育長(小川 晋君) 鍵田議員の町での児童減少による小学校の統廃合のガイドラインの状況についてお答えいたします。  議員御指摘のとおり、当町における小学校の児童数は、最後の統合校である桃李小学校が開校した平成9年の児童数1,822人から、本年5月1日現在では1,044人と減少傾向にあります。  また、当町の小学校はかつて10校ありましたが、出生数の減による児童数の減少や校舎の老朽化、教育水準の確保などの対策として、町学校統合審議会や議会などの議論を経ながら、黒東小学校を皮切りに学校の統合を進め、現在、小学校では6校にて学校運営を行ってきているところであります。  これまで統合を進めてまいりましたが、現在のところ、今後の小学校の統廃合に関する町のガイドラインはございません。  学校教育法施行規則において、学校規模は小中学校ともに12学級以上18学級以下を標準とし、地域の実態その他により特別の事情があるときには、この限りではないとされております。  また、平成27年には文部科学省において、公立小学校・中学校の適正規模・適正配置等に関する手引が策定されております。この手引において、学校規模の適正化は、あくまでも児童・生徒の教育条件の改善の観点を中心に据え、学校教育の目標をよりよく実現するために行うべきものであり、市町村においては、これからの時代に求められる教育内容や指導方法の改善の方向性も十分に勘案しつつ、総合的な観点から分析を行い、保護者や地域住民と共通理解を図りながら、学校統合の適否について考える必要があるとされております。  また、学校は、児童・生徒の教育のための施設であるばかりでなく、各地域のコミュニティーの核としての性格を有することが多く、防災、保育、地域の交流の場など、さまざまな機能をあわせ持っており、まちづくりのあり方と密接不可分な性格も持っております。  地域の未来を担う子どもたちのために国の手引を参考にしつつ、義務教育の機会均等や水準の維持、向上の観点を踏まえ、現在、町長を先頭にストップ人口減少を最重要課題として各種施策を展開しており、その効果を見極めながら、将来的に入善町の学校規模のあり方について、保護者や地域住民の皆様とともに課題を共有していければと考えております。  以上であります。 73: ◯議長(佐藤一仁君) 次に、人口減対策と未来像について、笹島町長。 74: ◯町長(笹島春人君) それでは、人口減少に歯どめをかけることはできないものかという質問の中の入善町の将来人口減への対策、あるいは未来像をどのようにしたいのかということについての質問にお答えいたします。  これらにつきましては、まずは現在行っておりますストップ人口減少の取り組みを着実に行ってまいりたいと考えております。先ほど本田議員の御質問にもお答えいたしましたが、将来的な地方移住につながる関係人口の創出、拡大は、新たな視点であります。  その主な取り組みでありますサテライトオフィス、あるいはふるさとワーキングホリデー、農山漁村での農山漁村体験や農泊の推進、二地域居住の推進など、その有効性について調査してまいりたいと考えております。  加えて、第7次総合計画策定においても、人口減少への対応を大きなテーマとしており、人口の増加につながる施策について、ソフト事業にとどまることなく、住宅政策や土地利用なども含めて調査を進め、取り組める事業については計上するなど、総合的に人口減少対策を行ってまいりたいと考えておりますので、どうかよろしくお願いを申し上げ、答弁とさせていただきます。 75: ◯議長(佐藤一仁君) それでは、再質問を受けます。  2番 鍵田 昭君。 76: ◯2番(鍵田 昭君) 今、私の知るところでは、ほかの市町村の方ですが、入善町は子どもをたくさん産んだらお金がたくさん当たる、引っ越してきてもお金が当たると、こんないい町はどこにあるんだと言われますが、それは後から聞いたことであって、もっと早く知りたかったと、そういう大変有利な政策があるのに、もう少しほかの市町村でもアピールしてほしかったと、そういうのをよく聞きます。私の知っている限りでも何人かいます。  子どもをほかの市町村でつくって、うちも建ててしまったと。では、補助金、今さらうちを売ってこっちへ来るほどでもないと。すなわち、入善町のPR不足だと思います。その点、どう思われますでしょうか。 77: ◯議長(佐藤一仁君) 竹島企画財政課長。 78: ◯企画財政課長(竹島秀浩君) PRがなかなか行き届いていないというのは、そうなのかなというふうに思います。  子育て関係においても、例えばテレビコマーシャルを流しているとか、住宅施策についても、各近隣の不動産屋さんのほうに、町の住宅施策についてしっかり情報提供をしておるとかということ等々、進めてはおりますが、まだまだ不足しているということでございますので、これは一生懸命やっていかなくちゃいけないというふうに思っております。 79: ◯議長(佐藤一仁君) 2番 鍵田 昭君。
    80: ◯2番(鍵田 昭君) よろしくお願いします。入善町がいい町だということを広告するのは一番大事なことだと思います。  さて、次にお聞きしますが、現在、入善町、県の行政では農振除外と農地転用の許可がおりにくいという現状です。近日、県でも早期に許可をおろそうと知事も始めましたが、町も改善はできないものでしょうか。  宅地造成業者は市町村の協力を求めています。以前、市町村で宅地造成を行ったことはあったと思いますが、今の財政状況ではとても無理だと思いますが、今、町で商店のそばに人口減少のために造成工事をするという、いっときはほかの市町村でやっていたことがあります。人口増対策に宅地造成をするとか補助をするとか、そういう考えはないものでしょうか。 81: ◯議長(佐藤一仁君) 宅地造成に関するところの、まずは農振除外のスピード化と、あとは助成の問題ですか。 82: ◯2番(鍵田 昭君) いや、宅地造成だけで1つお願いいたします。 83: ◯議長(佐藤一仁君) 宅地造成への助成についてですね。 84: ◯2番(鍵田 昭君) はい、そうです。 85: ◯議長(佐藤一仁君) それでは、答弁、米田住まい・まちづくり課長。 86: ◯住まい・まちづくり課長(米田正秀君) 以前、町では、横山地内に松風団地を町が積極的に造成して分譲をしたところであります。  ただ、それ以降、やはり行政が独自に宅地開発をしていくということではなくて、民間の力を活用していきたいと、民間の力を活用して、不足する住宅地の開発をお願いしたいということで、民間宅地開発事業補助金というものを創設いたしました。  当時は一定基準ありましたけれども、1,000万円というものを助成したりもしておりましたが、購入者にはなかなかわかりにくいということで、半分半分の500万円、それから宅地購入者に直接の助成ということもやってはいました。  そんなことで、民間宅地開発事業補助金というのは1区画500万円という形で続けてやっておりますし、先ほどの開発行為や、いろんな農振除外等についても、積極的に相談も受けながらやっておるところであります。  ですから、町独自で開発事業をやっていくということは、今のところ考えておらず、民間の開発を期待していきたいということでございます。 87: ◯議長(佐藤一仁君) 2番 鍵田 昭君。 88: ◯2番(鍵田 昭君) まことにありがとうございます。  民間と協力することが町の活性化には一番手っ取り早い対策だと思います。これからも民間と仲よく、よろしくお願いいたします。  では、次の問題に行きます。  国道8号バイパスの完全4車線化についてお聞きします。  いつまでたっても事業が進行していない感じがしますが、用地買収とか測量中とか実施設計中といって、まだ作業はされていません。私の地元では草管理がずさんで、多面的の協議会でもボランティアで草管理をしたいと請願しましたが、保安上の理由で断られました。  そこで、入善町の完全4車線化はいつごろになるのかお聞きします。  私たちは地区の美化活動でボランティア活動を行っていますが、国土交通省は年1回の草刈りしか行っていません。草が生え放題で、田んぼのそばの草刈りは6月ごろカメムシ対策で行われていますが、歩道の草刈りは9月ごろ行われます。お盆の帰省時には背丈ほどの草が生え、とても国道とはいえない状況です。入善町民にとってとても恥ずかしいと思います。外の市町村を見ても入善町だけです。完全4車線化はいつごろになるのかお聞きします。  次に、東狐地区に地下横断歩道の設置はできないものかについてお聞きします。  今現在、通学路で地下横断歩道の整備がないのは、一般県道小摺戸芦崎線と国道8号との交差点だけです。国道8号バイパス設置当時は、交通量がこんなに多いとは地区民は考えておらず、平面交差か立体交差の選択を迫られ、当面2車線とのことで地下横断歩道の整備を見合わせてほしいと陳情したと聞いております。  しかし、4車線化が現実化した今、子どもたちのために地下横断歩道の整備を検討しなければならない状態となりました。子どもたちが4車線化した長い幅の道路を横断中、信号の青の状態が赤に変わり、中央分離帯でとどまり、恐怖心で信号を無視する子どもが出る心配があります。  当初、4車線になるときに地下横断歩道の整備を検討してもいいとの約束がありました。整備を検討してもらえないでしょうか、よろしくお願い申し上げます。  以上です。 89: ◯議長(佐藤一仁君) それでは、答弁を求めます。  窪野建設課長。 90: ◯建設課長(窪野 修君) 国道8号バイパスに関する御質問のうち、1点目であります入善町の完全4車線化はいつごろになるかという御質問にお答えいたします。  国が進めている国道8号入善黒部バイパス事業につきましては、バイパス区間と現道拡幅区間がありまして、このうちバイパス区間につきましては、新幹線の開業に合わせて、平成27年3月に魚津市江口から入善町上野までの区間が暫定2車線で供用されております。  現在は、現道拡幅区間の入善町椚山から上野間におきまして、国の直轄事業により用地買収や工事が進められております。  工事の状況につきましては、入善中学校付近の青島口交差点や、県道新屋上野線と国道が交差する上野中交差点の地下横断歩道工事のほか、拡幅工事などに着手されております。  現道拡幅区間の4車線化の時期につきましては、現在は用地買収を推進中であるということで、国のほうでは完成時期を示せないものの、早期完成に向けて、引き続き用地買収や道路改良工事を推進するというふうに伺っております。  町としましては、国との連携を密にしながら、要望活動や用地交渉等の調整に積極的に努めてまいりたいというふうに考えております。  また、バイパス区間の4車線化の時期につきましては、現道拡幅区間の進捗状況や交通状況などを踏まえつつ検討していくというふうに伺っております。  町としましても、現道拡幅区間の整備促進やバイパス区間の全線4車線化につきましては、引き続き、重点要望として強く国に要望してまいりたいと考えておりますが、現状での交通渋滞等に鑑み、当町の現道拡幅区間を優先して整備されるよう、関係機関に働きかけてまいりたいと考えておりますので、御理解を賜りますようにお願い申し上げます。  次に、東狐地区におきます地下横断歩道の設置はできないかという御質問についてでございます。  バイパス区間におきます整備につきましては、計画した当時、現在の形状で整備することとして、地元、それから県など、関係機関との調整が行われて整備が進められてきたというふうに伺っております。  東狐地区の地下横断歩道につきましては、現時点では整備計画はありませんが、地域から要望があれば、町としましても交通量や歩行者数などの交通状況、それから周辺状況を踏まえつつ、国などの関係機関とともに必要性を検討してまいりたいというふうに考えております。  以上、答弁とさせていただきます。 91: ◯議長(佐藤一仁君) それでは、再質問を受けます。  2番 鍵田 昭君。 92: ◯2番(鍵田 昭君) まことにありがとうございました。  今回は、県、国の協力なくして実現できない課題をあえて質問させていただきました。町は、県、国の協力なくして町政は行えませんし、反対に、町、市、県の意見なしでは国政は動きません。  私もいろいろ勉強させていただきましたが、県と協力し、国と協議し、企業とともに成長していく町政を目指してもらいたいと思います。  今、横山地区での洋上風力発電が実施予定ですが、観光資源としても活用できますし、官民一体として入善町の活性化を図っていきたいと思います。  そして、園家山は他県の人たちからも高い評価をもらっています。入善町のますますの活性化を祈念いたしまして、今回の一般質問を終わらせていただきます。  御清聴ありがとうございました。 93: ◯議長(佐藤一仁君) 以上で鍵田議員の一般質問を終了いたします。  ここで暫時休憩いたします。午後は1時から再開いたします。  午前11時49分 休憩        ─────────────────────────  午後 1時00分 再開 94: ◯議長(佐藤一仁君) それでは、休憩前に引き続き開議いたします。   町政一般に対する質問を続行します。  9番 五十里国明君。  〔9番 五十里国明君 登壇(質問席)〕 95: ◯9番(五十里国明君) 通告に従い、一問一答形式で質問させていただきます。  議場内の皆さん、ことしもジャンボ西瓜は食べましたか。  〔「食べたよ」と呼ぶ者あり〕 96: ◯9番(五十里国明君) はい。本員も立派なスイカをいただきました。  猛暑の中、丹精込めて栽培された、見事に育ったスイカの重いこと。もらった手に栽培者の苦労の重みが伝わってきました。  新聞に「守れジャンボ西瓜」と、生産者の高齢化が進み、大正時代、96ヘクタールの作付が、現在14農家4ヘクタールに作付面積が減少したと報道されていました。  2017年、各地の特産物を守る地理的表示保護制度に登録された、楕円形でしま模様のジャンボ西瓜を町と入善高校生が共同で研究栽培に取り組み、栽培の労力を減らす、少ない肥料で糖度の高いスイカ栽培に挑戦と、心強い意気込みを語られていましたが、町でこの研究栽培計画をこれからどのように続けるのか、伺いたい。 97: ◯議長(佐藤一仁君) それでは、答弁を求めます。  小堀がんばる農政課長。 98: ◯がんばる農政課長(小堀 勇君) お答えいたします。  入善ジャンボ西瓜は町を代表する大切な特産品でありますが、その作付面積と生産者数は年々減少傾向にあります。  町では、今年度、未来へつなぐ入善ジャンボ西瓜プロジェクトとして、これまでの新規生産者の掘り起こしにあわせ、既存生産者の栽培拡大に向けて事業を拡充したところであり、議員御指摘の入善高校生との共同研究栽培であるNEW農チャレンジ事業は、町の特産品である入善ジャンボ西瓜の生産振興の一助として、今年度より取り組みを開始した事業です。  この事業は、入善高校農業科と入善町ジャンボ西瓜生産組合、JAみな穂など、関係機関で協力し、入善ジャンボ西瓜の生産にかかる労働力の軽減や、より栽培しやすい方法などの改良を模索するものであります。  今年度の栽培は、取り組み初年度のため、栽培方法の勉強から始め、4月の植えつけから7月の収穫まで、研究に携わった生徒はもとより、世話役であった生産組合員や学校の先生方など、多くの関係者の苦労があったものと伺っております。  その結果として、大きさ、重さ、糖度とも、立派な入善ジャンボ西瓜を育て上げられたことに感謝申し上げます。今年度の研究結果報告は来年の1月中を予定しておりますが、周囲の期待に十分な手応えを残す成果であったと考えております。  さて、今後も継続するのかとの御質問でありますが、入善ジャンボ西瓜の生産については、連作障害など多くの課題があり、この事業は始まったばかりですので、今後も、この事業が、その目的である生産振興の一助となるよう、継続して実施してまいりたいと考えております。  以上です。 99: ◯議長(佐藤一仁君) 再質問ありますか。  9番 五十里国明君。 100: ◯9番(五十里国明君) では、私のほうから提案と要望を兼ねて質問いたしますが、千疋屋の店頭に黒部西瓜が並ぶと田舎を思い出す。ことしも田舎に夏が来たんだな、ことしは田舎に帰ろう。これは「長い道」の作家、柏原兵三氏が田舎を懐かしむ東京在住の県人の思いを小冊子に書かれた一節です。  ジャンボ西瓜は、当時は黒部西瓜と言われ、皮が厚く日もちがよかったので喜ばれていました。  それで昔を思い出し、東京の千疋屋の広報に電話をし、様子を聞いてみました。10年前から重くて大きいので店頭販売はしなくなり、熊本、長野県の小玉を主流に販売していると教えていただき、ジャンボ西瓜の時代の流れと現状の変化を知らされました。  JAみな穂の資料を見ますと、東京で平成20年1,400個、平成25年で297個、平成30年で18個、大阪では平成20年で400個、平成25年で220個、平成30年で81個、名古屋では平成20年で1,300個、平成25年で350個で、これを最後に1個も販売されていません。  また、生産者の意見も聞いてみました。ジャンボ西瓜を生産しつつ、保存や食べやすい小玉品種の導入ができないか。桟俵作成の負担軽減のため、環境に優しい人工素材はどうか。昔と家族構成が変わって少人数で、ジャンボ西瓜は大き過ぎるとの意見も耳にしました。  そこで、現在栽培されている贈答品としての人気のあるジャンボ西瓜とは別に、生産農家と協議し、ジャンボ西瓜の小型の研究、開発をしてはどうかと考えるが、この提案は当局はどのように思うか、伺いたい。これは要望ですから、感想があればですけど。 101: ◯議長(佐藤一仁君) 答弁求められますか。ジャンボ西瓜の小型化。 102: ◯9番(五十里国明君) できるものなら。 103: ◯議長(佐藤一仁君) 小型化について考えはありますか。  小堀がんばる農政課長。 104: ◯がんばる農政課長(小堀 勇君) お答えいたします。  今ほどの栽培の提案と要望ということでありますが、ジャンボ西瓜の小型化については、そういうような現在の市場のニーズからすれば、そういうことかと思います。  ただし、この入善ジャンボ西瓜の一つの特長は、やはりその大きさであろうかと思います。置いておくだけで夏の風物詩、あるいは置いておくだけでいろんな話題になるということで、町を代表する贈答品として長く活用されておるわけでもありますので、ひとつここは、そうかもしれませんが、この大きさも1つの大きな特長でありますので、この特長を生かしながら栽培を続けていかれるように取り組んでまいりたいと考えておりますので、よろしくお願いいたします。 105: ◯議長(佐藤一仁君) 9番 五十里国明君。 106: ◯9番(五十里国明君) なかなか的を射た答弁かと思いますが、逆に大きいやつにしたらどうですか。  では、次の質問をいたします。  2番目として、入札格付についてただしたいと思います。いいですか。 107: ◯議長(佐藤一仁君) はい。今の要望と提案が2)の質問ですね。再質問ではなくて。 108: ◯9番(五十里国明君) そう。 109: ◯議長(佐藤一仁君) それでは、(2)番、入札格付についてに移ります。よろしいですか。 110: ◯9番(五十里国明君) はい。  本員は6月議会で建設業者の入札格付についてただしました。今回の格付について建設業者の間で公正、公平に欠け、透明性がないとの意見である。このことを議員各位にも業者からそのことの申し入れがあったと聞いている。
     当局は確認され、一部修正があるのではと思っていましたが、格付修正がなく、入札が執行されている現状を鑑み、再度質問したいと思います。  では、1番ですが、新規参入業者の決定は何を基準に認定し、格付されたのか、答弁願いたい。 111: ◯議長(佐藤一仁君) それでは、この件については、梅津副町長。 112: ◯副町長(梅津將敬君) 新規参入業者の決定基準についてにお答えさせていただきます。  新規参入業者の決定基準につきましては、建設工事の場合、地方自治法施行令による入札参加者の資格に該当しており、加えて建設業法の規定により、建設業の許可を受けている会社が対象でございます。  その上で、入善町請負工事等入札参加資格審査委員会におきまして、総合評価点や工事完成高、技術者数など、新規参入業者の経営状況を総合的に判断して決定し、C等級に格付するものとしているところであります。  以上であります。 113: ◯議長(佐藤一仁君) 再質問ありますか。  9番 五十里国明君。 114: ◯9番(五十里国明君) ただいまの副町長の答弁では、私の聞いた限りでは、通称、経審ですよね。経審は参考にされていないということですか。 115: ◯議長(佐藤一仁君) 梅津副町長。 116: ◯副町長(梅津將敬君) 今ほど申し上げましたように、経営状況ということでありますので、経審もその中に経営状況の部分も入っておりますので、それを参考にしているということで、よろしくお願いいたします。 117: ◯議長(佐藤一仁君) 9番 五十里国明君。 118: ◯9番(五十里国明君) では、2番目に移りますが、当局はBランクの格付基準は、近年の業者数の減少傾向や年度別の入札実績を踏まえ、Cランク同様に総合評価点の指定を削除し、町土木事業で一定の実績がある業者をBランク格付基準としたと答弁されたが、その条件を満たさない業者がランクに格付されていると業者間で不信の声があることを承知かどうか、伺います。 119: ◯議長(佐藤一仁君) 梅津副町長。 120: ◯副町長(梅津將敬君) 繰り返しになりますが、Bランクの格付につきましては、町では近年の業者数の減少傾向や年度別の入札実績などの状況を踏まえまして、Bランク格付基準を総合評価点の指定を削除いたしまして、町土木事業で一定の実績のある業者を総合的に判断して格付したものであります。  なお、業者に不信感があるのではないかという御質問でございますが、町のほうへは直接そういった声は聞いていないことだけお伝えしたいと思います。 121: ◯議長(佐藤一仁君) 9番 五十里国明君。 122: ◯9番(五十里国明君) 業者間でBランクの格付要件を満たしていないと先ほど言いましたが、その要件とは代表者が新規に会社を起業すれば営業年数がなく、また、新規業者は一定の町発注工事完成高を有していない、この2点の問題を満たしていないのに格付されているという不信があるということです。  これは、当局と、発言する私との見解の相違かとも思いますが、あえて言いますけど、経審で新規に入札参加するときに、受けたこういうものがあると思います。それは、当局もこういうのを見られたことはありますか。  とりあえず、今、コピーしたものがあるから持ってこようか。(五十里議員が資料を提示) 123: ◯議長(佐藤一仁君) 誰かちょっとかわりにとってきて。 124: ◯9番(五十里国明君) アンダーラインを引いたけど。 125: ◯議長(佐藤一仁君) 見られたこと、あるかないかという質問ですか。 126: ◯9番(五十里国明君) それもあわせて。 127: ◯議長(佐藤一仁君) まず、間違いのないように、しっかり、ゆっくり見てください。  よろしいですか。それでは、梅津副町長。 128: ◯副町長(梅津將敬君) いわゆる経審の評価の表だと思っておりますが、これについては、各指名参加願いの業者からはいただいているところであります。 129: ◯議長(佐藤一仁君) 9番 五十里国明君。 130: ◯9番(五十里国明君) そうしますと、新規業者が県で確認を受けた、これは経審の結果ですよね。これに営業年数がゼロとなっているのに、どうして役場は実績の中に、格付のときに採用したかということですね。  というのは、当局がこれを受け付けたときに、役場のA、B、Cの格付、ありますよね。Cランクのところに明記しているのは、新規の参入業者ということをうたっていますよね、Cのほうで。というのは、受け付けしたときに、格付基準のCのところにランクづけするのは当たり前じゃないかということですよ。どうですか。 131: ◯議長(佐藤一仁君) 梅津副町長。 132: ◯副町長(梅津將敬君) この経審につきましては、平成28年、平成29年の完成の関係だろうというふうに思っています。というのは、審査基準日が昨年の4月30日というふうになっております。  そこで、我々といたしましては、平成31年、いわゆる令和元年の格付の問題でありますので、平成30年度の工事云々について審査をさせていただいたというふうに記憶しております。 133: ◯議長(佐藤一仁君) 9番 五十里国明君。 134: ◯9番(五十里国明君) 私もこれは業者の方を含めて確認したわけではありませんから、これはあくまで上部組織の県の審査を受けた資料を参考に、今、当局にただしているところでございますけれども、どの段階であっても、新規に入ったときにはCにするのが当たり前じゃないですかということを言っているんです。 135: ◯議長(佐藤一仁君) 梅津副町長。 136: ◯副町長(梅津將敬君) 先ほども申し上げましたように、新規参入業者、いわゆる令和元年度についてもそうでありますが、そういったことがあれば、とりあえずCということになるかと思います。  ただ、当該の業者につきましては、令和元年度においては新規参入業者ではないというふうな判断をしたところであります。 137: ◯議長(佐藤一仁君) 9番 五十里国明君。 138: ◯9番(五十里国明君) そうしますと、当局のBランクの今回の格付では、町発注の工事高1,000万円以上ということをうたっております。新規に入った業者がなぜBのランクで入札、落札する機会が得られるかということですよ。本来、入ったときにCのランクでいくわけですから、Bの工事発注には参加できないわけですよ、原則からすると。どうなんですか。 139: ◯議長(佐藤一仁君) 答えられますか。  梅津副町長。 140: ◯副町長(梅津將敬君) 今ほどいただきました経審の業者の件につきましては、前回の格付基準後でありますが、法人化されたということで、町とすれば事業を継続されたものというふうに捉えたところであります。 141: ◯議長(佐藤一仁君) 9番 五十里国明君。 142: ◯9番(五十里国明君) 認めたという結果ですから、あなたは認めた結果でわかりますよ。だけど、通常、こういう業者関係の人が見ると、継続は継続なんですよ。これは新規という形になっているんですよ。だから言うんですよ。  だから、私は今、こういう仕事をやっていませんからわかりませんけど、この業者のやっている姿からすると、どうしてそういうふうになったのかと、これが一番問題なんですよ。あなたたちは新規に登録されたこの書類を、継続されたと判断したと。この判断する材料はないでしょう、これは新規になっているんだから。どうですか。 143: ◯議長(佐藤一仁君) 梅津副町長。 144: ◯副町長(梅津將敬君) 今ほど申し上げましたように、我々、いわゆる町当局とすれば事業の継続がなされているものというふうに、新規という判断ではなかったと。これは平成29年度、平成30年度の格付の問題だろうというふうに思っておりますが、そういうふうに判断したということであります。 145: ◯議長(佐藤一仁君) 9番 五十里国明君。 146: ◯9番(五十里国明君) これは、私個人で質問していますけど、汗水垂らして働いている業者の人からすると、副町長の答弁に納得するという人は一人もいませんよ。平成29年、平成28年、これは前の会社の代表者が会社でやっておられたから、それはそれで結構なんですよ。名前を、代表者を変えてやる。ましてや、本人が新規という形で意思表示されている、審査を受けているんですよ。それをあえて継続という措置をとったということに問題があるということですよ。  どうですか、もう一回。 147: ◯議長(佐藤一仁君) 梅津副町長。 148: ◯副町長(梅津將敬君) 繰り返しになりますが、町とすれば継続というふうに捉えて、平成29年、平成30年のところでBランクの格付を行ったというふうに思っているところであります。 149: ◯議長(佐藤一仁君) 9番 五十里国明君。 150: ◯9番(五十里国明君) そうしますと、格付基準というものは、あってもなくても関係ないわけですよ。格付する当事者が、私はそういうふうに思いましたと、その結果で格付しているんだから。  しかしね、そのあなたの言葉で、汗水垂らす業者が2年間これと同じような形になっているんですよ。2年間、これ継続するんだから。令和元年、令和2年まで。それで業者の人が納得できるかということですよ。  だから、本来ね、私、大きくして言うわけじゃないけど、前のときに、例えばの話、五十里さん、あんたの言うておられることはどういうことなのかって聞いてもらえば、いや、俺はこいが思っとるがやけど、解釈の仕方が違うんじゃないがかと、そのときはまだ初めなんですよ。  それと、全員協議会で一覧表をもらいましたけど、私を含めて皆さん方も、間違いないものだと思っているから了解したような形になっていますけど、そういうふうに調べてみると、こういう問題があるから、あのときに、ちょっともう一回、間違っとるがじゃないがかと言ったときに、先ほど言いましたけど、五十里、あんたね、言うとるのはどういうことながけって、言うてもよかったんやないかということですよ。  そうすりゃ、そういうふうに従えと言ったら、いや、それは違いますよって、俺、はっきり言うたと思うよ。だけど、こういう議場で、格付の基準もあるがを曲げてそういうふうにするということを通されるわけないでしょう。 151: ◯議長(佐藤一仁君) 答弁求めるんですか。 152: ◯9番(五十里国明君) いや、求められれば……。 153: ◯議長(佐藤一仁君) どの点。曲げたということの答弁をもらうんですか。 154: ◯9番(五十里国明君) ああ。 155: ◯議長(佐藤一仁君) 梅津副町長。 156: ◯副町長(梅津將敬君) 先ほどからも申し上げておりますように、当該業者につきましては継続という判断のもと、令和元年度の格付基準においてBクラスというふうに格付したものであります。  以上であります。 157: ◯議長(佐藤一仁君) 9番 五十里国明君。 158: ◯9番(五十里国明君) つけたことを間違っとるから言うとるんですよ。 159: ◯議長(佐藤一仁君) 冷静に。 160: ◯9番(五十里国明君) これ、冷静に話ができますか。 161: ◯議長(佐藤一仁君) 冷静に。 162: ◯9番(五十里国明君) あなたね、皆さんにはこういうもので格付しましたと、その基準が違っておるのに、わかりましたと言えますか。質問している立場からすると。どうですか。 163: ◯議長(佐藤一仁君) 梅津副町長。 164: ◯副町長(梅津將敬君) 何回も申し上げますが、事業の継続ということで判断したものであります。  なお、Bクラス云々、いわゆる格付の問題がどうして業者間の不信という部分になるのか、ちょっと理解できない部分がありますが、基本的には町として、Bクラス、Aクラスもそうですが、一般競争入札であります。適正な入札をしていただくようにクラス分け、それは業者の施工能力も鑑みましてやっているわけでありまして、なぜ、Bクラスに云々、あるいはAクラス云々という問題ではなく、町とすればより多くの方に適正に入札に参加していただければというところでありますので、よろしくお願いいたします。 165: ◯議長(佐藤一仁君) 9番 五十里国明君。 166: ◯9番(五十里国明君) これは時間の関係もありますから、ちょっと次のほうに移りますけど。 167: ◯議長(佐藤一仁君) 次へ移ってよろしいですか。どうぞ。 168: ◯9番(五十里国明君) 本町の格付には、入善町の主観的評価点、1、町工事成績の数値、2、信用状況の数値、3、地域・社会への貢献の数値、4、品質管理の取り組みの数値を数値化し評価点を出している。また、主観的評価点4項目の算出方法は公開していると答弁されながら、その中に一部非公開の項目があることから、主観的評価点そのものの公表はしていないと答弁された。  県は本町同様、数値化した補足点を公表しているが、補足点には非公開項目はなく、数値化されたそのものが公開されている。  当局は、一部非公開の項目があり、補足点の公開はできないと答弁された。その非公開項目とはどのような項目か、正確な答弁を願いたい。 169: ◯議長(佐藤一仁君) 梅津副町長。 170: ◯副町長(梅津將敬君) それでは、お答えさせていただきます。  入善町の主観的評価点につきましては、まず町工事成績の数値、次に信用状況の数値、3つ目といたしまして地域・社会への貢献の数値、4つ目には品質管理の取り組みの数値、この4項目があるところであります。これらを数値化いたしまして、主観的評価点を算出しているところであります。  この中の2つ目にあります信用状況の数値のうち、書面または口頭による警告、注意及び指名回避等については非公開となっておりますので、先ほど議員が言われましたように非公開とさせていただいているところであります。 171: ◯議長(佐藤一仁君) 9番 五十里国明君。 172: ◯9番(五十里国明君) 非公開の部分は、暗にそういう話を言われましたから、理解するにしてでも、それを加味して評価されているわけですよね、評価点をつけていると思うんですよ。  だから、はっきりと評価点幾らと言えば、あえて非公開のものがありましたとかなかったって、そんなもの言う必要ないんですよ。非公開のものがあるということを言われるから、業者の者にしてみると、そういうものがあるがかとか、そういうことを聞いてびっくりするがいちゃね。何よ、そういうものがあるちゃどいがけって。  ということは、やはり数値化したものははっきり公表するときはする、それが自然だと思いますよ。  それで、例えば格付の答弁で、本町のここ数年の業者数の減少や建設事業費の縮小、さらに各業者の経営状況を考慮されるなら、当然業者に町内外の営業活動の推進や奨励指導することが重要と考えられる。それを町発注工事完成高の格付基準にすることは、業者の町内外の民間工事受注活動の萎縮につながると思う。工事高はA、B、Cランク同様公開し、公平、公正にするのが当たり前だと思うが、副町長、答弁をお願いします。 173: ◯議長(佐藤一仁君) 前の格付のほうへ戻られました? 今は非公開…… 174: ◯9番(五十里国明君) 格付へ戻るじゃなくて、みんなかかわってくるからよ。 175: ◯議長(佐藤一仁君) よろしいですか。今、非公開項目は何かということでおっしゃって答弁をもらいました。その後の再質問に格付云々かんぬんということでおっしゃいましたが、もう一度要旨をしっかりお伝えいただければありがたいです。 176: ◯9番(五十里国明君) さっきの非公開というやつを先ほどおっしゃったから、それは理解して次に移っておるわけですけど、でも、本来はそういうものを公開すべきじゃないかということを私は言ったんですよ。 177: ◯議長(佐藤一仁君) 先ほど言われた、数値化して公開するべきではないかということですか。 178: ◯9番(五十里国明君) うん。 179: ◯議長(佐藤一仁君) それについて。いわゆる評価点を数値化して全て公表するべきではないかという点についての質問であります。  梅津副町長。 180: ◯副町長(梅津將敬君) 今ほども申し上げましたが、指名停止につきましては公表しているところであります。
     しかしながら、指名回避については公表項目となっておりませんので、その部分の点数があるということでありますので、非公開ということで御理解いただければというふうに思っております。 181: ◯9番(五十里国明君) 了解。 182: ◯議長(佐藤一仁君) よろしいですか。次の質問に移られますか。  それでは、どうぞ。次の質問は主たる営業所ということになっておりますが。  9番 五十里国明君。 183: ◯9番(五十里国明君) 一部公開、非公開というものがあること自体、業者の人もこの説明で何となくわかるような気はしますが、それならもう一度、同じような形になりますけど、数値化したものを算出方法まで公開しておるがやから、公開しておるから、逆にA、B、Cの補足点というものを公開すればいいんじゃないかということをあえて言うことが、業者の者は自分の会社の成績がどういうような形になっているか、ほかの人の会社の成績がどうなっているか、お互いに競争しながら健全な営業活動をやっているわけですよ。  それを公正な立場にいる行司役の当局の者が非公開にしたり、非公開の中にそういうものがあるとかって、今、話を聞きましたけど、そういうことをすること自体が間違っていると、それが不信につながるということを言っているんですよ。  だから、これから次回のとき、例えば、次回じゃなくても、この次のとき、その項目の中に補足して、補足点の公表を企画財政課の前なら前に張り出してもいいんじゃないですか。 184: ◯議長(佐藤一仁君) じゃ、もう一度数値化して公表する用意があるかどうか、その点だけでお答えください。  梅津副町長。 185: ◯副町長(梅津將敬君) 検討項目につきまして、今ほど申し上げたように一部非公開項目があるということでしているところであります。これらの項目について、改定云々ということも含めて、また検討させていただければというふうに思っておりますが、今ほど申し上げましたように、指名回避等につきましては非公開としておりますので、この項目がある以上、要は総合評価における点数につきましては、非公開とせざるを得ないというふうに思っております。  繰り返しになりますが、そういったことも含めてまた検討させていただければと思います。 186: ◯議長(佐藤一仁君) 9番 五十里国明君。 187: ◯9番(五十里国明君) 副町長にちょっと質問しますが、2年に一度、格付基準が変わるのは理解できます。その中で、総合評価点が外されるのは今回が初めてだったということですね。  総合評価点は、言うまでもなく、経審の点数と町の補足点が加算されての数値。経審というのは経営成績の全国統一の基準であり、町の補足点は町への貢献度、業者の技術力を加味したものである。ゆえに、格付基準の総合評価点を外してしまうことは、完工高重視になって公共工事の品質を曲げる、低下させることにつながると思うが、副町長の考えはどういうものですか。 188: ◯議長(佐藤一仁君) 五十里さん、ちょっとお待ちください。点数化して公表できるか、やる用意があるかどうかということで答弁をもらって、指名回避とかという非公開の部分があるから点数化して一律に出せないという答弁だったと思います。  その答弁を聞かれて、今の質問にはどういうつながりを……。 189: ◯9番(五十里国明君) その評価点というものをはっきりしなかったら、今、町の格付では、Bの場合ですよ、工事点数だけでやっているんですよね、完成高の工事高。1,000万円以上というもので格付していますけど、そういう形になっていますよね。  私が言うのは、経審という全国的な統一の基準をもとにしてやる、その中に工事高というものがあっても結構ですよ。というのは、経審というものは今回外しましたよね。初めて外しましたよね、総合評価の中からそういうものを外しましたよねというの。 190: ◯議長(佐藤一仁君) 一問一答方式で、今回、総合評価の中から総合点を抜きましたが、その理由は何かという質問はここには届いていないのですよ。一問一答方式は書いたとおりに行きましょうというのがルールだったと思いますが、少し派生をしておられるような気がいたします。  先ほど答弁の中で、一般的にできないというところで、今、答弁をもらって終わっておるわけでありますので。  私どもも業界の言葉とか、よくわからない部分がありますが、どういう関連性で今お話しなさるのかも、ちょっとそこら辺もお伝えいただければありがたいです。 191: ◯9番(五十里国明君) 今、質問している中で、まず話が出たのが新規業者の決定の基準のことを伺いましたよね。だけど、本来はこの上部団体の県の審査をもとにして、ほかの町内はみんな格付されているわけですよ。それなくして、今回、初めて工事高だけでBのランクを格付されたということから始まって、AもBもみんな絡んでくるんですよ。 192: ◯議長(佐藤一仁君) Bランクのこと……。  梅津副町長。 193: ◯副町長(梅津將敬君) いわゆる基準として何点以上という形では、令和元年度、令和2年度について、その点数、いわゆるラインを廃止したところであります。  しかしながら、基準っておかしいですが、Bランクに格付する場合には、当然その業者さんの経審における評価点、さらには技術者、先ほど、いわゆる新規参入業者のところでもお答えいたしましたが、そういったものを加味しながら、また、今回、いわゆる貢献と言うとおかしいのでありますが、町との工事の受注状況と、そういったものを加味しながらBランクの業者さんを設定させていただいたところでありまして、決して、確かに総合評価点というラインは引きませんでしたが、経審等のものについては参考にはさせていただいているところであります。 194: ◯議長(佐藤一仁君) 9番 五十里国明君。 195: ◯9番(五十里国明君) 副町長のおっしゃることはわかるけど、例えばの話、Bの業者がAに上がるときに900点か何かの基準ってありましたよね。それと同時に、CからBに上がるときの基準点がないわけですよね。今度は工事高で持っていったから。  そうしたときに、今までのCのランクづけされた上位の経審の点数が705点なんですよ。これは補足点なしの県の経審のやつ。それで、今、新規にされた業者の点数が321点なんですよ。  だけど、副町長の詭弁で、上手に答弁されていますから、何となくBの業者に格付したということを言われていますからいいですけど、これは入善町の業者だけじゃなくして、よそ、例えば黒部の業者、泊の業者でも、あら、どいがよ、おらとこ、こんだちゃどうなるがかって。現に出ていますよね。ということは、経審は関係ない、Bの業者に関しては。経審、総合評価しとらんがやから。そういうことでしょう。  そういうことでしょう。何か首かしげることありますか。違っていますか。 196: ◯議長(佐藤一仁君) 答えますか。質問にはない話ですよね。答えますか。  梅津副町長。 197: ◯副町長(梅津將敬君) 繰り返しになりますが、経審の評点数を完全に無視したという形ではなくて、そういったものも含め、さらに技術者の数、あるいは町との契約完成高、そういったものを吟味しながら、いわゆる総合評価点という形での点数でラインを引いたということではなくて、そういったものを加味しながらBランクの格付をしたということでお答えしたところであります。 198: ◯議長(佐藤一仁君) 9番 五十里国明君。 199: ◯9番(五十里国明君) 説明の中には経審も加味したような形、おっしゃったから、話に出たんですよ。というのは、Cのランクの上位の人が705点で、Bのランクの人で、321点の人がBにいると。これは業者にしてみると、一体どうなっておるのかということは誰でも思いますよ。  あなたのそういう説明で業者の人にあなたの真意は伝わるかといったら、正直伝わらないと思いますよ。それこそ、どいがよって。俗に言うそんたくかって、そういう話が出てくるということは、誰が見ても余りにも数字的におかしいということと同時に、これは前後するから控えなきゃならないのかなと思いますけど、本来は新規に入っているのに、私は継続だと思って、役所ではそういうふうに思ってしたがやって、そういう通る話じゃないことを言われるから話がおかしくなってくるんですよ。  それで、私の家にある人から封書に入ったやつが来たんですね。それをちょっと一読しますと同時に、ちょっと答えてほしいんですけど、いいですか。 200: ◯議長(佐藤一仁君) 五十里さん、質問どうされますか。この後の質問もありますので。あなたの受け取られた封書を今この議場で読む必要があるのですか。 201: ◯9番(五十里国明君) これは同じこと、関連することやから。 202: ◯議長(佐藤一仁君) Bの格付の話。 203: ◯9番(五十里国明君) ああ。 204: ◯議長(佐藤一仁君) それは一旦終わったんじゃないですか。今終わって、評価点を公開してはどうかというところで、なかなかできないというところで終わっておるわけです。 205: ◯9番(五十里国明君) 議長、あなたの言うやつはね、業界の流れとか、そういうものがわからんからね…… 206: ◯議長(佐藤一仁君) わからんです。わからんがです。 207: ◯9番(五十里国明君) わからんから、言葉尻だけとってね、終わったとか、その言葉はこうやったとか言うか知らんけどね、2番の格付についてということは、みんな総合しておるわけなんですよ。 208: ◯議長(佐藤一仁君) 議会改革特別委員会で一問一答方式をやるときは、後ろに戻らないという約束で一問一答方式をやりましょうということを皆さんの総意でやったはずながです。 209: ◯9番(五十里国明君) これは戻っているわけじゃないんですよ。 210: ◯議長(佐藤一仁君) 私どもには……。じゃ、まず読んでください。 211: ◯9番(五十里国明君) これは戻っていませんよ。 212: ◯議長(佐藤一仁君) 私には戻っているようにしか聞こえません。 213: ◯9番(五十里国明君) それはあなたね……。 214: ◯議長(佐藤一仁君) ですから、今お伺いをしておるのです。 215: ◯9番(五十里国明君) だから、今、3番では非公開の話も出ましたから、それも加味したときに、私は今、話を言ったんですよ。それだったら、経審というのはどういう形になるのかということを言ったんですよ。  ちょっと話しますけど、総合評価点を外すというのは健全経営を行い、町にも貢献し、例えば除雪等の町の工事評価点がよい会社が正しく評価されないということを心配しておるということを言うがですね。他社と比べて、比較しても、経審の点数がよく、経審の点数がいいということは健全経営を行っている。その業者が工事の評価もよい、それでも町の完工高が少ないのみでBランクから落とされるという現象が起きてしまう。現実に、今回の格付にそういう問題が逆転したような形ですけど、起きているということですよね。わかりますか。 216: ◯議長(佐藤一仁君) 答弁を求められるんですか。 217: ◯9番(五十里国明君) ええ。 218: ◯議長(佐藤一仁君) 逆転して…… 219: ◯9番(五十里国明君) しているということですよ。 220: ◯議長(佐藤一仁君) どういうことですか。  梅津副町長。 221: ◯副町長(梅津將敬君) 今手元に逆転したかどうかということについては、確認ができませんので、ちょっと答弁は差し控えさせていただきます。 222: ◯議長(佐藤一仁君) 9番 五十里国明君。 223: ◯9番(五十里国明君) じゃ、もうあと11分しかありませんから、最後の質問をして、4番、5番を削除したいと思いますが、議長、どうですか。 224: ◯議長(佐藤一仁君) 最後の質問というのは。 225: ◯9番(五十里国明君) 4番、解体工事の発注について、5番、アスベストの除去についてということを割愛して、私、最後の質問をしたいと思いますが、いかがでしょうか。 226: ◯議長(佐藤一仁君) 3番に移られる、解体工事区分に移られるんですか。 227: ◯9番(五十里国明君) いや、4番、5番を割愛する。ああ、3番、4番、5番を割愛する。 228: ◯議長(佐藤一仁君) 3番、4番、5番をやめて、主たる営業所について。 229: ◯9番(五十里国明君) 最後の質問に移りたいと思います。  今回の質問で入札の格付……、議長、失礼しました。2番の営業所の問題があるんですけど、それ、ちょっとやってもいいですか。だめですか。 230: ◯議長(佐藤一仁君) 主たる営業所の話ですか。2番の? 231: ◯9番(五十里国明君) 2番の中に主たる営業所という…… 232: ◯議長(佐藤一仁君) さっきから待っとるがであります。 233: ◯9番(五十里国明君) え? 234: ◯議長(佐藤一仁君) さっきから、いつそこへ行かれるがか、お待ちを申し上げておりました。 235: ◯9番(五十里国明君) いや、興奮しとるからね。 236: ◯議長(佐藤一仁君) 冷静に。ひとつ冷静にお願いをいたします。 237: ◯9番(五十里国明君) 主たる営業所についてただしますが、私は前回のときに、支店とは本店に従属し、本店の指示に基づいて命令に服しているのが支店で、主たる営業所ではないとただしましたが、副町長の答弁は、営業所長に入札及び契約の権限を付与されていることを挙げられ、竹島企画財政課長は、主たる営業所とは、営業所等々を統括している、いわば通常でいきますと本店という扱いになりますが、形骸的な本店でなく、実質的に指揮系統を有しているというのが主たる営業所ということになります。したがって、何々支店ということで上位に総括するものが存在するということになれば、それは主たる営業所にはならないことになりますと答弁されたが、今回ただすのは、指名委員長の副町長の答弁と竹島企画財政課長の答弁の違いをどのように整理され、入札参加資格表を修正されるのかなと思っていましたが、修正はなく格付されている現状は、質問に対する二重答弁であり、議会軽視に当たる。  副町長は、竹島企画財政課長の答弁をどのように理解されているのか、答弁願いたい。 238: ◯議長(佐藤一仁君) わかりますか。  梅津副町長。 239: ◯副町長(梅津將敬君) さきの議会のことだったと思いますが、五十里国明議員から主たる営業所に対しての答弁を求められたところであります。  私の申し上げたのは、一部の権限機能でございまして、竹島課長がその後また再答弁しているというところでありますが、私が言ったのは権限の一部分でありまして、竹島課長が答弁したことが全てであります。  いわゆる言葉足らずだったことについては、申しわけなく思っております。どうかよろしくお願いします。 240: ◯議長(佐藤一仁君) 9番 五十里国明君。 241: ◯9番(五十里国明君) 今、副町長が竹島企画財政課長の答弁が主たる営業所の答弁であったということを認められているわけですから、逆に聞きますが、入善町の入札参加資格申請書の提出書類には、町内業者とは町内に主たる営業所を有する業者ですということをはっきり書いておるがやちゃね。ということは、主たる営業所にということは、町内業者ということに限定されると思うんですが、どうですか。 242: ◯議長(佐藤一仁君) 答弁はどなた。  梅津副町長。 243: ◯副町長(梅津將敬君) 土木工事につきましては、町内の事業所ということで限定しているところでありまして、入札参加資格というのは、五十里さんも過去にやっておられたと思いますが、いわゆるどこからでも、例えば県外からでも、東京からでも指名参加願というのが出てくるわけであります。  問題は、発注工事につきまして、その都度、指名基準を設けて発注しているところであります。  したがいまして、例えば建設業、いわゆる建築につきましては、町とすれば金額に応じて、いわゆる指名業者数を何社以上というふうにしているところでありますが、町内に、例えば特定の建築の許可を持たない業者がその業者数に満たない場合は、町外等も含めまして指名をさせていただいているところであります。  特に、主たる営業所云々につきましては、指名に係る工事について、そういった場合も指名をさせていただいているところであります。 244: ◯議長(佐藤一仁君) 9番 五十里国明君。 245: ◯9番(五十里国明君) びっくりされるか知らんけど、税務課長、質問をちょっとします。いいですか。  この入札参加に何々支店という形で格付されている業者がいると思いますが、支店登記すれば、法人税では赤字でも支払わなければならない均等割というのが新しく発生していると思います。  それで、その金額は市町村で異なると思いますが、当局は支店というところから均等割というのを徴収されていますか。 246: ◯議長(佐藤一仁君) これは、そっちは答えられますか。  横山税務課長。
    247: ◯税務課長(横山国昭君) 登録によって、資本金と従業員数によって均等割の金額が決まっております。最低は5万円というように均等額を決めております。 248: ◯9番(五十里国明君) 払っています? 249: ◯議長(佐藤一仁君) 質問は手を挙げて。はい、よろしくお願いいたします。  9番 五十里国明君。 250: ◯9番(五十里国明君) 入善に格付されている支店というのは、お金を納めていらっしゃるということですか。はっきりと。 251: ◯議長(佐藤一仁君) ちょっとお待ちください。納めているかどうかということを聞きたいのですか。 252: ◯9番(五十里国明君) ええ。支店やったら納めんならんがや。 253: ◯議長(佐藤一仁君) いや、それはここで言う問題なんでしょうか。私では判断ができませんが。守秘義務といいますか。  竹島企画財政課長。 254: ◯企画財政課長(竹島秀浩君) 個別の事業所どうのこうのということよりも、そういう営業所、支店等が入善町に所在しているということになれば、一般的にはきっちりと課税されて納税されているものというふうに思います。 255: ◯議長(佐藤一仁君) 9番 五十里国明君。 256: ◯9番(五十里国明君) 竹島企画財政課長に聞きますが、間違いなく納められているということですね。それは、一般論として納めなきゃならないのと、納めていますとはまた違うと思うんですよ。 257: ◯議長(佐藤一仁君) 竹島企画財政課長。 258: ◯企画財政課長(竹島秀浩君) 個別の事業所、どの事業所をどうのこうのということは、全然調査もしておりませんが、一般的には課税されて納税されているということしか申し上げられません。 259: ◯議長(佐藤一仁君) 9番 五十里国明君。 260: ◯9番(五十里国明君) 私、格付の話をしておるんだから、入善町に支店という格付されたところがあるから今言っているんですよ。どうですか。 261: ◯議長(佐藤一仁君) 主たる営業所という定義の話かと思いますが、主たる営業所という定義を聞いておられるんだろう……、定義以外に納税の話まで行くんですか。 262: ◯9番(五十里国明君) 納税したか、しとるかどうかという…… 263: ◯議長(佐藤一仁君) いや、そのことは書いてありません、質問には。  9番 五十里国明君。 264: ◯9番(五十里国明君) 主たる営業所ということで、支店というものを明記して出とるがやから。 265: ◯議長(佐藤一仁君) その納税のことまでは…… 266: ◯9番(五十里国明君) いや、それしなかったら、支店の意味がないということですよ。資格がないということですよ。 267: ◯議長(佐藤一仁君) 納税してなければ営業できないんですか。 268: ◯9番(五十里国明君) そういうものはしなければならないということは、竹島課長がおっしゃったから、それはわかるがやちゃね。ただ、入善の格付された業者がしているかどうかということを聞いたんですよ。 269: ◯議長(佐藤一仁君) ですから、その「格付」という言葉になってくると、もうそれは前に終わった話……。  答弁してください。梅津副町長。 270: ◯副町長(梅津將敬君) 竹島課長が言いたかったのは、一般論の話と、今回、五十里さんが言っておられる、町に指名参加願を出して、町に営業所がある部分について、納税ということでありますが、これはいわゆる守秘義務並びに会社等への個人情報の関係になりますので、答弁は差し控えさせていただきます。 271: ◯議長(佐藤一仁君) 以上で五十里国明議員の一般質問を終了いたします。  それでは、次に、1番 鍋嶋慎一郎君。  〔1番 鍋嶋慎一郎君 登壇(質問席)〕 272: ◯1番(鍋嶋慎一郎君) 議場の皆さん、そしてケーブルテレビをごらんの皆様、こんにちは。  今議会において大トリで質問をさせていただきます鍋嶋です。いましばらくのおつき合いのほど、よろしくお願いします。  まだまだ残暑が厳しい日もありますが、かなり秋らしくなってきたきょうこのごろであります。毎年言っているように感じますが、ことしの夏も暑かったです。外にいると、肌からじりじりと焦げる音が聞こえてくるぐらい暑かったように感じます。本当にエアコンを考えた方に感謝しかありません。  そして、暑い夏といえば高校野球。娘が大好きなこともあり、夕食の際はいつも録画したその日の試合を見ながら一喜一憂するのが日課でした。  高校野球といえば、昔は年上のお兄さんたちが暑い中、甲子園で泥だらけになりながら野球しているのをすごいなと思いながら見ていた印象が強いからか、大学生になっても、また働き出してもまだ、年上のお兄さんたちが甲子園で野球をしているイメージがあったのをふと思い出しながら観戦していました。  それが今では、選手は自分の子どもたちの年代となっているんだとしみじみと感じていると、さらにびっくりしたことがありました。白髪やかっぷくのいい年配の方が監督というイメージがあったのに、多くの監督がいつの間にか自分の同年代や年下になっていたということでした。  考えてみれば、私自身、白髪も増え、腹も出てきているだけに納得せざるを得ないわけですが、何よりその監督たちは、毎日毎日選手とともに汗を流し、抜群の指導力でこの甲子園にたどり着いていることを思うと、一体自分は何をしているのかと考えてしまいました。  そんな輝かしい実績を上げている同年代のように、今から野球の監督はできませんが、私は私なりに、今させていただいているこの議員としての仕事にしっかり責任を持って、町長の掲げる「もっといい街、住みよい入善」の構築に向けて、町民の方々のために汗を流していこうと改めて感じたところであります。  それでは、通告に従い、分割方式にて質問させていただきます。  まず、入善高校の存続に向けてということで質問します。  入善町を代表する特産品の一つとなっている入善ジャンボ西瓜は、生産者の高齢化や栽培面積の減少などの問題を多く抱えています。  平成29年には、農林水産省の保護制度である地理的表示、GI保護制度に登録されるなど、地域のブランド品として価値がより高まる一方で、入善ジャンボ西瓜の継承が入善町の課題の一つとなっています。  ここ数年、JAみな穂、入善町ジャンボ西瓜生産組合、そして入善町が協力し、ジャンボ西瓜の栽培に興味を持ってもらうため、5株チャレンジや新規栽培者を支援する取り組みを行ってきました。  入善ジャンボ西瓜の栽培は多くの労力がかかるため、簡単に栽培を始めることができず、5株チャレンジ栽培を行った10経営体のうち、実際に栽培を始めたのは5経営体のみとなっています。これまで新規栽培者が増えなかったことを考えると、大きな前進となりましたが、既存の生産者の高齢化を考えると、まだまだ取り組みを行っていく必要があると思います。  ことし、入善町はNEW農チャレンジ事業として、入善高校農業科を中心とし、入善町ジャンボ西瓜生産組合とJAみな穂、新川農林振興センターと協力し、入善ジャンボ西瓜の栽培研究を始めました。  この取り組みの目的は、生産者がふだん感じている改善案や試験的に実施してみたい方法などを入善高校農業科が調査研究し、結果を生産者に還元し、栽培の省力化につなげることです。この取り組みには入善高校農業科の生徒5人が挑戦しました。生徒はもちろん、入善高校も入善ジャンボ西瓜の栽培経験はなく、NEW農チャレンジ事業は手探りの状態でスタートしました。  入善町ジャンボ西瓜生産組合やJAみな穂など関係者が協議し、施肥量を変えることで生育に変化が見られるかをテーマとし、既存の施肥量の慣行区に加え、5割減と2割減を各5株ずつ、計15株の栽培を行いました。  7月18日に第1回目の収穫を行い、同日に開催されたふるまい市で事業の中間報告会が行われ、スイカの糖度を計測した際、2割減のものも5割減のものも、慣行区のものより糖度が高かったと聞いております。  また、一番大きなもので26キロのものができたなど聞いておりますが、そのほかにも詳しい結果などわかりましたらお聞かせください。  また、栽培の労力を軽減するための調査研究を目的として、入善高校農業科の生徒に入善ジャンボ西瓜を栽培してもらいましたが、今後、入善高校農業科に生産者の一農家になってもらってはいかがでしょうか。もちろん、NEW農チャレンジ事業の研究対象になっているものではなく、そのほかに同じように栽培してもらい、手塩にかけて育てたすばらしいジャンボ西瓜を自分たちの名前で販売することで喜びが倍増するのではと思います。そして、その喜びを胸に将来ジャンボ西瓜の生産者や生産に携わっていってもらうことで、より活気ある生産組合へつながっていくと思っています。  入善ジャンボ西瓜は、地理的表示(GI)保護制度に登録されているため、条件等の見直しが必要となってくると思います。また、毎年ずっと同じ生徒が栽培に携わるわけではないので、栽培方法の継承や、これまで組合員以外には栽培方法を教えてこなかったことを考えると、課題はたくさんあると思います。  しかし、今回のチャレンジで高校生でも栽培できるということが証明されたので、入善町の特産品を継承していくためにも前向きに考えていってもらいたいと思います。  また先日、入善高校と泊高校の合併後の高校名は、現在の入善高校の名前をそのまま引き継ぐことが決まりました。  しかし、以前からお話ししているとおり、今後さらに少子高齢化が進み、高校生が減少していくことを考えると、入善高校の存続について、近い将来、話が出てくる可能性があると思います。  そのことを踏まえて、今回の入善ジャンボ西瓜や農業に限らず、さまざまな方向から入善高校に支援をして地域住民や地域とかかわってもらってはどうでしょうか。入善町には、高校は入善高校しかありません。この高校を今後も存続していくためには、地域にとって、より必要な高校にしていく必要があると思います。  今回の入善町の特産品である入善ジャンボ西瓜の研究のように、地域住民と一緒になって入善町のさまざまな課題の解決などに協力してもらい、さらにはこの地域の活性化につながる活動を行うことで、入善町、さらには富山県にとって入善高校が必要な存在となり、入善高校の存続へとつながっていくものと信じていますが、当局の考えをお聞かせください。 273: ◯議長(佐藤一仁君) それでは、答弁を求めます。  入善高校存続に向けてのうち、1番、NEW農チャレンジ事業、そして2番、GI登録の条件緩和について、小堀がんばる農政課長。 274: ◯がんばる農政課長(小堀 勇君) NEW農チャレンジ事業の成果についてお答えいたします。  入善ジャンボ西瓜は、平成29年12月にGI、地理的表示保護制度に登録された町を代表する大切な特産品でありますが、その作付面積と生産者数は年々減少傾向にあります。町では、今年度、未来へつなぐ入善ジャンボ西瓜プロジェクトとして、これまでの新規生産者の掘り起こしにあわせ、既存生産者の栽培拡大に向けて事業を拡充したところであり、NEW農チャレンジ事業は、町の特産品である入善ジャンボ西瓜の生産振興の一助として、今年度より取り組みを開始した事業であります。  事業概要は、入善高校農業科と入善町ジャンボ西瓜生産組合、JAみな穂など、関係機関で協力し、入善ジャンボ西瓜の生産にかかる労働力の軽減や、より栽培しやすい方法などの改良を模索するものであります。  試験的な栽培及び研究は、入善高校農業科が行い、初年度としての研究課題は、与える肥料の量を変えることで生育に変化が見られるかでありました。圃場に3つの区画を設け、慣行の施肥量、5割減の施肥量、2割減の施肥量に区分し、それぞれ5株ずつ、計15株を実際に栽培し、観察していただきました。  今年度における成果は、1月中に最終報告を取りまとめる予定でありますが、去る7月18日に行ったNEW農チャレンジ事業中間報告会にて、関係者及び報道機関に中間報告を実施したところであります。  その際、最も重いものは25.8キログラムもあり、立派に育ったスイカを見て、入善高校農業科の皆さんが一生懸命この事業に取り組んでいただいたことを実感し、関係者一同、驚くとともに大変うれしく思ったところであります。  入善高校農業科による中間報告では、生育初期には5割減の株が大きく成長したところでありますが、最終的には大きさ、重さともに大きな差は見られなかったとのことでありました。  中間報告会当日に計測した糖度は、慣行の区画のものが11度、5割減区画と2割減区画のものがともに12度でありました。入善町ジャンボ西瓜生産組合による出荷基準は12度程度、平均的な重さは18キログラムでありますので、大きさ、糖度とも大変よいできばえでありました。  このように、事業1年目としては大きな成果を上げたところでありますが、120年の歴史のある入善ジャンボ西瓜の栽培における労働力の軽減や栽培方法の改良につなげる成果を得るには、まだまだ多くの課題があり、相当な期間が必要であると思われます。  今後も、この事業が、その目的である生産振興の一助となるよう、実施してわかった課題や次に取り組むべき研究課題について、生産組合等と意見交換しながら決定し、継続してまいりたいと考えております。  次に、入善高校として入善ジャンボ西瓜の生産者登録をするなど、GI登録の条件緩和はできないのかについての御質問にお答えいたします。  議員御指摘の趣旨としては、入善高校農業科による活動や研究において、新たな取り組みにチャレンジしやすい環境を提供すべきとの御提案と思います。  まず、生産者登録についてでありますが、現在のところ、入善高校農業科における入善ジャンボ西瓜の栽培は、あくまで研究目的であり、販売を視野に入れたものではないと伺っており、販売が可能となる生産者登録については、必要性を感じておられないようでありました。  先ほど申しましたNEW農チャレンジ事業などを通し、今後も入善高校と連絡をとり合い、意向を確認してまいりたいと考えております。  次に、GI登録についてであります。  GI登録とは、地理的表示保護制度への登録であり、入善ジャンボ西瓜は、JAみな穂により平成29年に富山県内で初めて登録をしております。地理的表示とは、その名称から当該商品の産地を特定でき、産品の品質などの確立した特性が当該産地と結びついているということを特定できる名称の表示を言います。  この制度への登録で期待される効果としては、模倣品の排除、取引の拡大や価格の上昇、担い手の増加などの効果のほか、生産者団体が、自ら産品の価値を再認識することにより、品質管理の重要性の認識や、よりよい産品を生産しようとする意欲の高まりなどにつながるものと考えております。  この登録に際して、産地が入善町であるほか、入善ジャンボ西瓜の特性や生産の方法、最終製品としての出荷形態などを定義し、公示されていることから、例えば入善高校が栽培者となれるようにGI登録の条件を緩和することは、制度上も難しいものと考えております。  GIへの登録は、先ほど申し上げたような効果が期待されるものであります。よりよい特産品の保護や生産振興のあり方について、今後もJAみな穂や関係機関と連携を密にし、引き続き積極的な展開を図ってまいりたいと考えております。  以上です。 275: ◯議長(佐藤一仁君) それでは、次に、入善高校への支援について、笹島町長。 276: ◯町長(笹島春人君) それでは、私のほうから、鍋嶋議員の入善高校への支援についてお答えいたします。  県立高校の再編につきましては、少子化による中学卒業予定者の減少を踏まえ、来年4月から泊高校と統合し、新たな入善高校として再編統合することとなりました。  しかしながら、今後も中学卒業予定者は減少することが予想されております。その推移を踏まえれば、今後において再編統合が再び議論されることがあり得るものと懸念いたしております。  昨日の田中議員の御質問でも御答弁したとおり、引き続き特色ある魅力あふれる学校づくりに努め、また、町を挙げて応援する体制づくりに力を注いでいく必要があるものと考えております。また、特色ある、魅力ある学校づくりを進めることで、地元の生徒が増加することを目指すことも重要であります。  現在でも入善高校は、入善町出身の生徒が半数近くと高い割合であります。したがいまして、近隣の高校よりも地元意識が強い高校ではないかと感じております。  加えて、現状では、バイオ技術による入善乙女キクザクラの増殖研究や、ボランティアによる沢スギガイドツアーの実施、水の小径での花壇整備、花苗の地元販売、そして農商校連携による耕作放棄田の有効活用、6次産業推進会議との連携による商品の開発事業、自然科学コースにおけるフィールドワークなど、体験型学習を取り入れた授業など、地域資源を生かした特色ある研究や授業に取り組んでおられます。ほかにも、町内のさまざまなイベントに対し、美術部や書道部が協力するなど、町の活性化や、にぎわい創出にも貢献しておられます。  今後も入善高校が存続するためにも、特色ある、魅力ある学校として、地域に根差した活動を展開していただきたいと考えております。  入善町唯一の高等教育機関としての存在感を高めていくことが大切であり、町といたしましても、でき得る限りの支援をしてまいりたいと思います。  今後のさらなる支援につきましては、現在行っておりますNEW農チャレンジ事業のように、町の課題解決やまちづくりに向けて取り組めることがあり、その取り組みに対して支援が必要ということになれば、どのような支援ができるか、調査を進めてまいりたいと考えております。  また、農業を基幹産業とする入善町にとりましては、入善高校の存続は町農業の礎であると考えております。  入善高校での取り組みを通して就農する生徒が1人でも増えることも重要なことであり、そのため、今後も地域の皆さんと十分に連携を図りながら、入善高校の発展を目指し、学校の魅力づくりや活性化に対して支援してまいりたいと考えておりますので、御理解を賜りますようお願い申し上げて、私からの答弁とさせていただきます。 277: ◯議長(佐藤一仁君) それでは、再質問を受けます。  1番 鍋嶋慎一郎君。 278: ◯1番(鍋嶋慎一郎君) 今回の入善高校に対するNEW農チャレンジ事業、町にとっても高校生にとっても非常にいい事業になったなと思っております。もちろんこれからも続けてあるものだと期待はしているものですけれども。  今回、7月の試し割りのときに、慣行区と2割減と5割減のもので糖度をはかったわけですけれども、誰もが肥料を減らせば甘くなくなると思っている中、逆に慣行区が11度で、2割減、5割減のものが12度だったということで、皆さん驚いていたように感じるんですけれども、そもそも生産組合だったり農協が主導でやっていることなので、肥料設計とか、向こうで考えていることだと思うんですけれども、今スイカを植えて収穫を終わったところでも十分肥料が残っているということで、いろんな方が大根を植えたり、野菜を植えて、これがまた立派な野菜が育って収穫されているんですけれども、それだけ肥料が残るぐらいの最初の肥料設計、そもそもどうしてそういう設計になったのか。これは農協の設計だと思うんですけれども、そういったことをまさに今回数値で出してもらえたのかなと思います。  入善町としても、東京に行ったり、いろんなところで入善町のPRだったり、そして入善ジャンボ西瓜のふるまい市などを行いながらPRを行っている以上、このGIというのは農協がとられたことだと思うんですけれども、これをとったことによって、本当に有名なもので言えば、夕張メロンであったり、松阪牛であったり、そういったものはGIを取得しているわけですけれども、果たしてそこまで取る必要があったのかなと今回思ったんですけれども、GIを取得することによって、目に見えるメリットって何か出ているんですか。 279: ◯議長(佐藤一仁君) 答弁、小堀がんばる農政課長。 280: ◯がんばる農政課長(小堀 勇君) 先ほどの答弁のとおり、地理的表示(GI)保護制度は、地域で長年育まれた特別な栽培方法で、高い品質や評価を得ている産品として登録されたことで、知的財産として保護され、またGIブランドとしても認知されるメリットがございます。  加えて、生産者団体が自らその産品の価値を再認識することで、品質管理の重要性の認識や、よりよい産品を生産しようとする意欲の高まりなどにつながっているものと受けとめております。  以上です。
    281: ◯議長(佐藤一仁君) 1番 鍋嶋慎一郎君。 282: ◯1番(鍋嶋慎一郎君) 品質管理の重要性、このものを大事に次に継承していくんだという思いは非常に伝わるんですけれども、GIを取得したからといって高く売れる、よく売れるようになったというのは、まだまだ見えてきていないのかなというふうに感じたので質問させていただきました。  先日も東京のほうにふるまい市、そしてまた、入善町のPRということで、ジャンボ西瓜をたくさん掲げて行ってきたんですけれども、スイカを並べてPRしていると、ほとんどの方、10人中9人、時には10人中10人、「このスイカってでかいね。本物?」という感じで聞かれます。ということは、ほとんどの方が入善ジャンボ西瓜というのは知らないんだな、認知度が低いんだなということをまじまじと感じてきました。もっといろんな方が知っているかなと思ったんですけれども、ちょっとそれはショックだったことなんですけれども、そういう状況の中で、みんながジャンボ西瓜をまねしてつくろうかと思わないと思うんですけれども、そういうときにGIをとらなくてもなというふうに単純に考えました。  やはりもっと認知度が出て、それこそ松阪牛ですって販売していて、皆さんがおおって言うならそれはわかるんですけれども、大体の方が、「これ、本当のスイカ?」とか「これっておいしいが?」と聞いてこられる中で、GIというのはもう少し待ってからでもよかったのかなというふうに感じました。  これからまた入善町としても、農協も生産組合の方も一緒にPRには出かけるとは思うんですけれども、一緒にそういうPRをする場がたくさんあるということであれば、先ほど、中身の変更、条件の変更は厳しいかもしれませんけれども、何かしら変えていって、もっとつくりやすいように、もっとたくさんできて、より多くの方に知ってもらえるようにしていくことがまず必要なのかなというふうに感じました。それからもう一度GIを取り直すわけじゃないですけれども、そういうふうにしていってもいいのかなと思ったので、また町のほうからも農協さん、また生産組合のほうに、そういう助言や改善などありましたら促していってもらえればというふうに感じました。  先ほど入善高校の生徒が生産者の一つになるのは難しいというふうに言われたんですけれども、やはり生徒は、研究は研究としてつくるけれども、栽培は栽培としてやって、自分たちで最終的にはそれを売って消費者の方に届けるというのが本当は一番の喜びになると思うんですけれども、入善高校農業科が入善ジャンボ西瓜ですという形で売るのは難しいことですか。できないことなんですか。 283: ◯議長(佐藤一仁君) 答弁は。入善高校が入善ジャンボ西瓜を売ることはできるかということでありますが。  小堀がんばる農政課長。 284: ◯がんばる農政課長(小堀 勇君) 入善ジャンボ西瓜として入善高校が売るということについては、先ほど答弁いたしましたように、入善高校さんにそのような意思がないということでありましたので、栽培に授業の一環といいますか、実習の一環として取り組んでおられるものと思っております。  そもそも、今回、入善高校の皆さんにこのジャンボ西瓜を栽培していただいたことでありますけれども、生徒さんにすれば、本当に栽培できるのか、一つ一つ不安であったのではないかなというふうに思っております。ですから、ジャンボ西瓜をつくることそのものが1つのチャレンジではなかったかと思います。  そして、どうしてスイカが大きくなるのか、この疑問がやはり栽培していこうという動機、あるいは研究課題になったのではないかなと、こういうふうに思っております。中には、1株で1つか2つの果実を残して、あとは摘果するんだというだけで本当に大きくなるのか。肥やしをいっぱいやれば大きくなるのか、やらなくてもなるのではないかとか、あるいは、いつの時期に肥やしをやれば大きくなるのか、だめになるのか、いろんな疑問が出てくると思うんです。  そういうことの疑問を研究していく、栽培を通じてやっていく、これが今回の一番の成果でなかったかなと私は思っておりますので、こういうことを引き続きやっていけたらなというふうに思っておりますので、よろしく御指導のほどお願いいたします。 285: ◯議長(佐藤一仁君) 1番 鍋嶋慎一郎君。 286: ◯1番(鍋嶋慎一郎君) そうですね。確かに疑問を解決というか、疑問があるから研究になると思いますし、生徒もその疑問を一つ一つ解いていくことで、また成長につながって、喜びにつながっていくものだと思います。  何よりも私はふるまい市を見ていて、本当にほほ笑ましくといいますか、うれしく思ったのが、生徒たちがスイカを切って、はかっている最中も、ずっと目の前に見たこともない数のテレビカメラや新聞社のカメラを持った人たちがたくさんいて、後から聞いたら、こんなの初めてだったということで、非常に恥ずかしいけどうれしいというか、そういう姿を見ていて非常にうれしくなったといいますか、またこういう思いをさせてあげたいなというふうに思いました。やはりそういう、ほかでは味わえないことを今回できた、それだけでも今回のNEW農チャレンジ事業、非常によかった、充実あるものだったなと思います。  これから、来年、再来年とこの事業が続くものであれば、先ほども言われたとおり、研究課題というのはまだまだたくさんあると思います。どうしてもGIを取っている以上、自分たちで自分の首を絞めるような生産方法にしてしまっているところがある以上、どうしてもそれを打破するための新たな生産方法というのはこれから考えていかなければいけないと思いますし、それを研究するのが入善高校だと思っております。  連作障害を避けるために、6年以上あけた田んぼじゃないとつくれないだとか、雨が降れば毎回薬をかけている、それをハウスの中でやれば、雨がかからないから薬はやらなくてもいいんじゃないかとか、そういった一つ一つの疑問というか、大変だなと思うことを楽にすることで、高齢化になっていっても、つくりやすいジャンボ西瓜になると思いますし、だからといって、方法を変えるだけで味を変えるのではなくて、しっかりとした入善ジャンボ西瓜としてPRしていくこと、それがまた町の仕事でもあるかなと思っております。  今回のNEW農チャレンジ事業、こういった形で、生徒にとっても、そして町にとっても活気を生む、非常にいい支援だと思いました。入善高校だけではない、普通科でもあり、また部活動、そういったものにいろいろと同じような支援をされていかれることを期待いたしまして、これで次の質問に移りたいと思います。  豚コレラ対策について質問したいと思います。  昨年、岐阜市の養豚所で26年ぶりに豚コレラ感染が判明し、ことしの7月には三重県や福井県にも感染が広まり、8月下旬までで岐阜県で20例、愛知県で15例、福井県で2例、三重県でも1例の感染が確認されています。  感染拡大を防ぐための殺処分は、発生施設だけではなく、出荷先などでも行われており、長野県、大阪府、滋賀県を加えた7府県で計13万頭を超え、1年間の殺処分頭数は過去最大規模となったそうです。  また、ウイルスを拡散しているとされる野生イノシシの感染範囲は、富山県を含む複数県に拡大しています。  豚コレラとは豚やイノシシ特有の家畜伝染病で、発熱などの症状があらわれ、強い伝染力と高い致死率が特徴となっています。20世紀に入ってから全国に蔓延しましたが、ワクチンを用いて鎮静化を図り、1992年に熊本県で発生してからは確認されていませんでした。  国際獣疫事務局に2007年に清浄化を宣言し、2015年には清浄国として認められましたが、今回の26年ぶりの発生でその資格は一時停止となっています。  岐阜県や愛知県では、ウイルス拡散防止のため、イノシシ向けのワクチン入りの餌を山間部に埋設するなどの対策を講じていると聞いています。  最近は毎日のように地方新聞に取り上げられ、先日、県内で10体目となる陽性のイノシシが見つかったのは立山町と、いよいよ近くまで危険が迫ってきている状態となっています。  本町において養豚施設はないものの、感染が危惧されている10キロ圏内の黒部市内には養豚施設があることから、今回の豚コレラの感染発生を受け、本町として何か対策がありましたらお聞かせください。  先日、富山市で豚コレラの拡散を防ぐために埋設した捕獲イノシシの死骸が地中深くに埋められておらず、体の一部が地上に出ていたことがニュースになっていました。周辺には野生イノシシの痕跡が見つかっており、荒らされた可能性があるとのことでした。埋設されたのは約20頭で、中には豚コレラの感染検査の結果が出ていないものも含まれており、陽性であれば感染拡大のおそれがあります。  埋設作業を行うのは各自治体に設置されている地元猟友会と自治体を中心に構成される有害鳥獣協議会となっています。野生イノシシは死骸を食べる習慣があるので、埋設を行う際は掘り起こされないよう、深い場所に埋める必要があります。  今回、富山市では深い場所に埋められておらず、体の一部が地上に出てしまった理由として、市から自治体に対して埋設方法の徹底がされていなかったことや、市の職員が適切に埋設されているかの巡回や確認をしていなかったことが指摘されています。  このような中ではありますが、ことし、黒部市に新川地区獣肉加工施設が開所され、捕獲したイノシシの肉が今までより気軽に加工できるようになりました。  農林水産省のホームページには、豚コレラは、豚やイノシシが感染する病気であり、強い伝染力と高い致死率が特徴ですが、豚肉、イノシシ肉の摂取により、豚コレラが人に感染することは世界的に報告されていませんと記載されています。  しかし、いざ消費する立場からすると、黒部市や魚津市の関係者の方々には申しわけないですが、食べたくないのが人間のさがだと思います。感染が終息するまで、しばらくの間のイノシシ肉の加工は避けるべきだと思うところであります。  本町においても、近年増え続けるイノシシの中には豚コレラに感染したイノシシがいる可能性があることから、捕獲されたイノシシは、場合に応じては検査をしてかかるなどの適切な処理が必要だと考えます。  いま一度、確認の意味も込めまして、入善町で捕獲されたイノシシがどのように処理されているのか、お聞かせください。  県は、今月4日に今秋はツキノワグマが大量出没するおそれがあるとして、県ツキノワグマ出没注意情報を発表しました。熊の餌となるブナやドングリが凶作なため、食べ物を求め山裾の集落のみならず、平野部にもあらわれる危険性があるということです。ブナやドングリが凶作だったのは2006年、2010年、2014年で、いずれも熊の出没が多い年とのことです。  2006年には当町の舟見地区において、ツキノワグマに襲われ亡くなられる方が出たという痛ましい事件も起きていることから、近隣住民はもちろんですが、入善町全体に注意を促す必要があると思いますので、よろしくお願いいたします。  また、増え続ける有害鳥獣に関して9月にも質問いたしましたが、昨年度から富山県では、イノシシ被害防止対策方針において、被害ゼロを目指す重点集落、被害ゼロモデル集落を設定し、関係機関が連携し重点的に支援することとしています。被害ゼロモデル集落を育成し、その取り組み結果を広く他地域でも行うことで、県全体のイノシシ被害を低減させることを目指しています。事業内容は、県の対策方針に基づいて地域ぐるみで対策を行い、3年以内に被害ゼロを達成するための活動に支援することとなっています。  この重点集落に対する活動支援事業に、さまざまな有害鳥獣被害が発生している舟見地区が選定されていますが、この1年で行った取り組み内容や、豚コレラの問題を含めて新たな対策を行っているのか、また、町として新たな対策を考えているのかをお聞かせください。 287: ◯議長(佐藤一仁君) それでは、答弁を求めます。  豚コレラ対策について、小堀がんばる農政課長。 288: ◯がんばる農政課長(小堀 勇君) 豚コレラ対策についての御質問にお答えいたします。  昨年9月に岐阜県内の養豚農場において、国内では26年ぶりとなる豚コレラ感染が確認され、先月末までで養豚農場で殺処分された豚は13万頭を超え、いまだ終息のめどが立っていない状況であります。  豚コレラは、豚コレラウイルス感染による豚やイノシシ特有の病気で、高熱や食欲低下などの症状を引き起こします。感染した豚やイノシシに触れたり、その肉を食べたりしても、人体の健康に影響はありません。  しかしながら、豚やイノシシに対して伝染力が強く、致死率が高いことから、家畜伝染病予防法による家畜伝染病に指定されており、1頭でも感染すれば、同じ養豚場の豚は全て殺処分となるなど、広がれば広がるほど、養豚農家はもとより、家畜業界への影響が甚大になります。  富山県内では、本年7月30日に富山市大沢野地先において、野生イノシシの感染が確認されて以降、昨日まで、野生イノシシの豚コレラ感染確認検査結果は、陽性が12頭、陰性が77頭となっており、養豚農場へのウイルスの侵入に予断を許さない状況が続いております。  町としての豚コレラ対策につきましては、町内には養豚場がありませんが、先月2日、県から示された野生イノシシの豚コレラ感染拡大防止対策に沿って、町では引き続き野生イノシシの捕獲、パトロールを実施しているところです。  感染確認検査につきましては、本町は、豚コレラに感染した野生イノシシの発見地点を中心とした半径10キロメートル以内及びその周辺地域に入っておらず、捕獲した野生イノシシについての検査の必要がないとされていることから、現在、検査は行っておりません。  一方、死亡した野生イノシシを発見した場合の対応については、交通事故、水死など、死亡原因が明らかな場合を除いて、県へ通報し当該検査を行うこととされておりますので、引き続き町の有害鳥獣捕獲隊や県、関係機関と連絡を密にし、豚コレラに対する体制整備、情報収集に努めてまいります。  次に、町で捕獲されたイノシシの処理方法についてお答えいたします。  町における捕獲後の対応につきましては、国の豚コレラ対策における野生イノシシ対策マニュアルや県指導のもと、適切な処理に努めております。  具体的には、入善町では、町が委託する有害鳥獣捕獲隊から野生イノシシ捕獲の連絡を受け、同捕獲隊協力のもと、その場で袋に入れた後、町職員がエコぽ~とへ搬入し、焼却処分することとしております。  今後の対応ですが、豚コレラ感染に終息のめどが立っていない現状を勘案し、町では、さらに万全を期すため、感染が確認された半径10キロメートル範囲内と同等の感染拡大防止策を行うものといたします。  具体的には、山で捕獲したイノシシはその場で袋に詰め、速やかに焼却処分場であるエコぽ~とに搬入、焼却するものとし、捕獲した現場及び運搬車両等は、消石灰などを活用し消毒を実施することとし、感染の拡大防止に努めてまいります。  次に、イノシシや猿への新しい対策や考えについての御質問にお答えいたします。  町では、これまでも有害鳥獣捕獲隊や入善町野生鳥獣被害対策連絡協議会等の関係機関と連携し、熊や猿、イノシシによる農作物被害、生活環境被害対策に取り組んでまいりました。  捕獲対策につきましては、町が委託する有害鳥獣捕獲隊が主体となり、4月から11月中旬まで、毎週定期パトロールを実施しております。特にイノシシ対策については、8月から舟見山周辺に9カ所捕獲おりを設置し、2日に一度見回りしていただいております。  また、被害防除対策としましては、毎年2回、冬眠前後の活動が活発化する熊への注意喚起としてチラシを全戸配布しているほか、入善町野生鳥獣被害対策連絡協議会を中心に、舟見地区におきまして、電気柵の設置、撤去や日々の維持管理等、地元の皆様に御尽力いただいているところであります。  昨年度から県の委託を受け、入善町野生鳥獣被害対策連絡協議会が実施主体となり取り組んでおります被害ゼロモデル集落育成事業において、昨年は山際の草刈りによる緩衝帯を整備したほか、センサーカメラを5台導入いたしました。  2年目となる今年度は新しい対策といたしまして、7月に捕獲おりへのイノシシの侵入をセンサーで感知するICT機器を2セット導入しております。今年度は、9月初めまででイノシシ7頭を捕獲しておりますが、このうち5頭はこのセンサーつき捕獲おりで捕獲しており、大きな事業効果があったものと考えております。  また、今年度、国の補助事業を活用して、舟見地区におきまして、通年設置が可能で維持管理に係る負担の少ない、耐雪型の侵入防止柵を設置する計画であり、現在、準備を進めております。このように、有害捕獲、被害防除の両面から新たな対策を講じているところであります。  有害鳥獣被害対策につきましては、地域の協力が必要不可欠であり、行政や関係機関、そして地域住民の皆様が一丸となって取り組む必要があります。  今後も協力体制の強化を図りつつ、国、県の事業を活用するなど、さらなる被害防止に努めてまいりたいと考えておりますので、御理解のほど、よろしくお願いいたします。  以上です。 289: ◯議長(佐藤一仁君) それでは、再質問を受けます。  1番 鍋嶋慎一郎君。 290: ◯1番(鍋嶋慎一郎君) 豚コレラの対策として、感染が確認された地区と同等の処理を行うということで、非常にそれは大切なことだなと思いました。まだ感染が確認されていないから、これぐらいでいいかなという処理ではなく、やはりそれ同等の処理をすることが一番といいますか、やらなければいけないことなのかなというふうに感じております。  どうしても、動物なので、今いるところだけではない、ほかからどんどん入ってくるものなので、仮に感染したイノシシが発見されても、別に町が悪いという、そういうものではないと思うんですけれども、そういうときにこそ、ちゃんとした処理をすることで、近隣の市町村なり養豚業者が安心できるのかなと思います。今一番心配している、危惧されているのが養豚業者だと思いますので、そういう方々のためにも適切な対応をしていくことが大切だと思っております。  私もたまに山に行くんですけれども、バーデン明日から舟川ダムのほうに上っていく林道、アスファルトが敷いてあるんですけれども、その両方が掘り起こされて、上のほうはでかい石がごろごろ落ちてきて、そこに行く間の田畑はトラクターで起こしたかのようにイノシシの鼻で荒らされたりしているんですけれども、そういうのは確認されていますか。 291: ◯議長(佐藤一仁君) 答弁は。小堀がんばる農政課長。 292: ◯がんばる農政課長(小堀 勇君) 現地を確認しております。 293: ◯議長(佐藤一仁君) 1番 鍋嶋慎一郎君。 294: ◯1番(鍋嶋慎一郎君) 確認されているということなので、あのひどさはわかられると思うんですけれども、ことし、きれいにヒマワリが咲いていた舟見城から東側のほうにおりてきた、ヒマワリの周りもものすごくイノシシが餌を求めて、鼻で掘ったような跡がたくさんあるんですけれども、あれだけ景観のきれいなところ、ましてや、これから紅葉の時期が始まってくるとなれば、バーデン明日に泊まった人のみならず、あの辺に車をとめて散策される方というのもたくさん出てくるかと思います。  イノシシは夜行性なので、日中なかなか遭遇することはないんですけれども、見に行かれる方が、夜、行かれないとも限りません。やはりそういう方のためにもバーデン明日の中で注意喚起をしたり、近隣に看板を立てたり、もっと注意喚起をしていく必要があるかなと思うんです。確実にイノシシは増えているので、そういうことも考えられてはどうでしょうか。 295: ◯議長(佐藤一仁君) 梅澤キラキラ商工観光課長。 296: ◯キラキラ商工観光課長(梅澤武志君) ことし、谷江の堤のほうで夏場、ヒマワリの、景観作物のほうの栽培をして花も咲いたということで、ある程度の方もおいでになりました。バーデンにもお客様にこういうところがあるよということでPRなんかもしていたみたいです。  イノシシ関係に関しましては、現地で注意喚起の看板の設置、それからバーデン明日のほうにも注意をするようにというようなことで、案内のほうもさせていただいております。  今後も紅葉の時期がありますので、出くわすということも絶対ないとは言えませんので、今後も注意をしっかりとしてまいりたいと思いますので、よろしくお願いいたします。 297: ◯議長(佐藤一仁君) 1番 鍋嶋慎一郎君。 298: ◯1番(鍋嶋慎一郎君) ありがとうございます。  イノシシに出くわすことはないかもしれませんが、先ほど言いました熊ですね、これからどんどん出てくるというふうに、非常にテレビでもたくさんそういうことを注意されていましたので、そのことも踏まえてまた注意していただければと思います。こればっかりは幾ら注意していても、何か人に危害があってからでは遅いことであり、絶対に危害がないようにしてもらえればと思います。  今、各市町村で、おり、わなの増設ということで、たくさん購入されて増設されているということですけれども、私もいろんなおりを回っている中で、イノシシが捕まっているところはなかなかいません。だけれども、夜、車で走っていると、親子で連なってイノシシがごろごろといます。  そういったところを見ると、おりで捕まえる、おりに入ってもらうのではなくて、いるところに自ら出向いて、夜間発砲とかというのはできないものですか。 299: ◯議長(佐藤一仁君) 夜間の発砲について、小堀がんばる農政課長。 300: ◯がんばる農政課長(小堀 勇君) 夜間ということでありますが、夜間発砲につきましては、どうしても安全確保の面から、法において原則禁止されておるということでありますので、よろしくお願いいたします。 301: ◯議長(佐藤一仁君) 1番 鍋嶋慎一郎君。 302: ◯1番(鍋嶋慎一郎君) 原則禁止ということは知っているんですけれども、難しい許可らしいんですけれども、許可がとれればそういうこともできるということも耳にしたことがあります。  幸い、入善町はまだ所有している山が少なくて林道も少ないので、通行どめにもしやすい、待ち受けるにはいい場所がたくさんあると思いますし、わなで10頭捕まえるよりも、夜、道路を走っていれば、恐らく20頭、30頭、本当にそれぐらい見るので、だからといって、鉄砲で撃って当たるかというのはまた別の話ですけれども、上手な人を連れていけば当たることもできると思うので、そうやってでも減らしていかないと、今ちょっと危険な状態だと思います。  それに伴って、イノシシだけではなくて、何度も言っておりますけれども、熊、そして猿もたくさん増えてきて、猿は逆に人間に近づいてくるといいますか、人間を怖がっていないというか、からかってきますので、そういったことも注意をこれから促していくことが必要だと思います。もちろん、駆除隊の方々が見つければ捕獲はすると思うんですけれども、それだけではどうしても追いつかないので、そういったこともこれから危惧しながら注意をしていってもらえればと思います。  これで質問を終わります。 303: ◯議長(佐藤一仁君) 以上で鍋嶋議員の一般質問を終了いたします。  これをもちまして、町政一般に対する質問は全て終了いたしました。        ─────────────────────────             議案第37号ないし議案第40号 304: ◯議長(佐藤一仁君) 次に、日程第2 議案第37号ないし議案第40号、令和元年度入善町一般会計補正予算(第3号)ほか3件の議案4件について総括質疑を行います。  なお、これらの議案につきましては、各所管の常任委員会へ審査付託の予定であります。議員各位には、できるだけ所属委員会以外の分野について簡潔に質疑されるようにお願いをいたします。  (総括質疑) 305: ◯議長(佐藤一仁君) まず、議案第37号 令和元年度入善町一般会計補正予算(第3号)について質疑を行います。  質疑、ございませんか。
     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 306: ◯議長(佐藤一仁君) 質疑がないものと認めます。  次に、議案第38号 令和元年度入善町下水道特別会計補正予算(第1号)について質疑を行います。  質疑、ございませんか。  〔「なし」と呼ぶ者あり〕 307: ◯議長(佐藤一仁君) 質疑がないものと認めます。  次に、議案第39号 入善町の職員の給与に関する条例等の一部改正について及び議案第40号 入善町印鑑条例の一部改正についての議案2件について、一括して質疑を行います。  質疑、ございませんか。  〔「なし」と呼ぶ者あり〕 308: ◯議長(佐藤一仁君) 質疑がないものと認めます。  以上で、上程案件に対する質疑は終結いたしました。  (議案等の常任委員会付託) 309: ◯議長(佐藤一仁君) お諮りいたします。ただいま上程中の案件につきましては、お手元に配付の委員会付託表(案)のとおり、所管の常任委員会へ付託し、慎重に審査することにいたしたいが、これに御異議ございませんか。  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 310: ◯議長(佐藤一仁君) 御異議なしと認めます。よって、付託表(案)のとおり常任委員会へ付託し、審査することに決定いたしました。        ───────────────────────── 311: ◯議長(佐藤一仁君) 以上をもちまして、本日の日程は終了いたしました。  本日はこれにて閉議いたします。  なお、さきに配付してあります議会日程のとおり各常任委員会を開催され、委員長は審査の結果を18日午前中までに事務局へ提出をお願いいたします。  また、次の本会議は9月19日木曜日午後1時30分から再開し、委員会審査報告、討論、採決、及び予定されている残りの案件につきまして審議をいたします。  それでは、本日はこれにて散会いたします。  議員並びに当局には大変お疲れさまでございました。  午後 3時04分 散会 発言が指定されていません。 © Nyuzen Town Assembly. All rights reserved. ↑ ページの先頭へ...