入善町議会 2016-12-01
平成28年第17回(12月)定例会(第2号) 代表・一般質問
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ウィンドウで開きます) 平成28年第17回(12月)定例会(第2号) 代表・一般質問 2016-12-14 文書・発言
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発言者一覧 選択
1 : ◯議長(
鬼原征彦君) 選択 2 : ◯議長(
鬼原征彦君) 選択 3 : ◯
10番(
中瀬範幸君) 選択 4 : ◯議長(
鬼原征彦君) 選択 5 : ◯町長(
笹島春人君) 選択 6 : ◯議長(
鬼原征彦君) 選択 7 : ◯副町長(
梅津將敬君) 選択 8 : ◯議長(
鬼原征彦君) 選択 9 :
◯総務課長(
神子沢喜彦君) 選択 10 : ◯議長(
鬼原征彦君) 選択 11 : ◯
10番(
中瀬範幸君) 選択 12 : ◯議長(
鬼原征彦君) 選択 13 : ◯町長(
笹島春人君) 選択 14 : ◯議長(
鬼原征彦君) 選択 15 : ◯
10番(
中瀬範幸君) 選択 16 : ◯議長(
鬼原征彦君) 選択 17 : ◯結婚・
子育て応援課長(清田和憲君) 選択 18 : ◯議長(
鬼原征彦君) 選択 19 : ◯
10番(
中瀬範幸君) 選択 20 : ◯議長(
鬼原征彦君) 選択 21 : ◯
12番(松田俊弘君) 選択 22 : ◯議長(
鬼原征彦君) 選択 23 : ◯町長(
笹島春人君) 選択 24 : ◯議長(
鬼原征彦君) 選択 25 : ◯副町長(
梅津將敬君) 選択 26 : ◯議長(
鬼原征彦君) 選択 27 : ◯結婚・
子育て応援課長(清田和憲君) 選択 28 : ◯議長(
鬼原征彦君) 選択 29 : ◯税務課長(福沢和正君) 選択 30 : ◯議長(
鬼原征彦君) 選択 31 : ◯住民
環境課長(上浦雄治君) 選択 32 : ◯議長(
鬼原征彦君) 選択 33 : ◯キラキラ商工観光課長(梅澤武志君) 選択 34 : ◯議長(
鬼原征彦君) 選択 35 : ◯
12番(松田俊弘君) 選択 36 : ◯議長(
鬼原征彦君) 選択 37 :
◯総務課長(
神子沢喜彦君) 選択 38 : ◯議長(
鬼原征彦君) 選択 39 : ◯
12番(松田俊弘君) 選択 40 : ◯議長(
鬼原征彦君) 選択 41 :
◯総務課長(
神子沢喜彦君) 選択 42 : ◯議長(
鬼原征彦君) 選択 43 : ◯
12番(松田俊弘君) 選択 44 : ◯議長(
鬼原征彦君) 選択 45 : ◯町長(
笹島春人君) 選択 46 : ◯議長(
鬼原征彦君) 選択 47 : ◯
12番(松田俊弘君) 選択 48 : ◯議長(
鬼原征彦君) 選択 49 : ◯副議長(佐藤一仁君) 選択 50 : ◯住民
環境課長(上浦雄治君) 選択 51 : ◯副議長(佐藤一仁君) 選択 52 : ◯6番(五十里国明君) 選択 53 : ◯副議長(佐藤一仁君) 選択 54 : ◯町長(
笹島春人君) 選択 55 : ◯副議長(佐藤一仁君) 選択 56 : ◯副町長(
梅津將敬君) 選択 57 : ◯副議長(佐藤一仁君) 選択 58 : ◯6番(五十里国明君) 選択 59 : ◯副議長(佐藤一仁君) 選択 60 : ◯町長(
笹島春人君) 選択 61 : ◯副議長(佐藤一仁君) 選択 62 : ◯6番(五十里国明君) 選択 63 : ◯副議長(佐藤一仁君) 選択 64 : ◯副町長(
梅津將敬君) 選択 65 : ◯副議長(佐藤一仁君) 選択 66 : ◯6番(五十里国明君) 選択 67 : ◯副議長(佐藤一仁君) 選択 68 : ◯副町長(
梅津將敬君) 選択 69 : ◯副議長(佐藤一仁君) 選択 70 : ◯6番(五十里国明君) 選択 71 : ◯副議長(佐藤一仁君) 選択 72 : ◯副町長(
梅津將敬君) 選択 73 : ◯副議長(佐藤一仁君) 選択 74 : ◯6番(五十里国明君) 選択 75 : ◯副議長(佐藤一仁君) 選択 76 : ◯副町長(
梅津將敬君) 選択 77 : ◯副議長(佐藤一仁君) 選択 78 : ◯6番(五十里国明君) 選択 79 : ◯副議長(佐藤一仁君) 選択 80 : ◯副町長(
梅津將敬君) 選択 81 : ◯副議長(佐藤一仁君) 選択 82 : ◯6番(五十里国明君) 選択 83 : ◯副議長(佐藤一仁君) 選択 84 : ◯6番(五十里国明君) 選択 85 : ◯副議長(佐藤一仁君) 選択 86 : ◯副町長(
梅津將敬君) 選択 87 : ◯副議長(佐藤一仁君) 選択 88 : ◯6番(五十里国明君) 選択 89 : ◯副議長(佐藤一仁君) 選択 90 : ◯6番(五十里国明君) 選択 91 : ◯副議長(佐藤一仁君) 選択 92 : ◯6番(五十里国明君) 選択 93 : ◯副議長(佐藤一仁君) 選択 94 : ◯6番(五十里国明君) 選択 95 : ◯副議長(佐藤一仁君) 選択 96 : ◯副町長(
梅津將敬君) 選択 97 : ◯副議長(佐藤一仁君) 選択 98 : ◯6番(五十里国明君) 選択 99 : ◯副議長(佐藤一仁君) 選択 100 : ◯副町長(
梅津將敬君) 選択 101 : ◯副議長(佐藤一仁君) 選択 102 : ◯6番(五十里国明君) 選択 103 : ◯副議長(佐藤一仁君) 選択 104 : ◯副町長(
梅津將敬君) 選択 105 : ◯副議長(佐藤一仁君) 選択 106 : ◯6番(五十里国明君) 選択 107 : ◯副議長(佐藤一仁君) 選択 108 : ◯副町長(
梅津將敬君) 選択 109 : ◯副議長(佐藤一仁君) 選択 110 : ◯6番(五十里国明君) 選択 111 : ◯副議長(佐藤一仁君) 選択 112 : ◯副町長(
梅津將敬君) 選択 113 : ◯副議長(佐藤一仁君) 選択 114 : ◯6番(五十里国明君) 選択 115 : ◯副議長(佐藤一仁君) 選択 116 : ◯6番(五十里国明君) 選択 117 : ◯副議長(佐藤一仁君) 選択 118 : ◯副町長(
梅津將敬君) 選択 119 : ◯副議長(佐藤一仁君) 選択 120 : ◯6番(五十里国明君) 選択 121 : ◯副議長(佐藤一仁君) 選択 122 : ◯3番(中瀬淳哉君) 選択 123 : ◯副議長(佐藤一仁君) 選択 124 : ◯町長(
笹島春人君) 選択 125 : ◯副議長(佐藤一仁君) 選択 126 : ◯健康福祉課長(小堀 勇君) 選択 127 : ◯副議長(佐藤一仁君) 選択 128 : ◯教育委員会事務局長(板倉 晴君) 選択 129 : ◯副議長(佐藤一仁君) 選択 130 : ◯3番(中瀬淳哉君) 選択 131 : ◯副議長(佐藤一仁君) 選択 132 : ◯町長(
笹島春人君) 選択 133 : ◯副議長(佐藤一仁君) 選択 134 : ◯3番(中瀬淳哉君) 選択 135 : ◯副議長(佐藤一仁君) 選択 136 : ◯健康福祉課長(小堀 勇君) 選択 137 : ◯副議長(佐藤一仁君) 選択 138 : ◯3番(中瀬淳哉君) 選択 139 : ◯副議長(佐藤一仁君) 選択 140 : ◯議長(
鬼原征彦君) 選択 141 : ◯2番(本田 均君) 選択 142 : ◯議長(
鬼原征彦君) 選択 143 : ◯町長(
笹島春人君) 選択 144 : ◯議長(
鬼原征彦君) 選択 145 : ◯教育長(池原哲男君) 選択 146 : ◯議長(
鬼原征彦君) 選択 147 : ◯キラキラ商工観光課長(梅澤武志君) 選択 148 : ◯議長(
鬼原征彦君) 選択 149 : ◯住民
環境課長(上浦雄治君) 選択 150 : ◯議長(
鬼原征彦君) 選択 151 : ◯2番(本田 均君) 選択 152 : ◯議長(
鬼原征彦君) 選択 153 : ◯企画財政課長(竹島秀浩君) 選択 154 : ◯議長(
鬼原征彦君) 選択 155 : ◯2番(本田 均君) 選択 156 : ◯議長(
鬼原征彦君) 選択 157 : ◯住まい・まちづくり課長(米田正秀君) 選択 158 : ◯議長(
鬼原征彦君) 選択 159 : ◯2番(本田 均君) 選択 160 : ◯企画財政課長(竹島秀浩君) 選択 161 : ◯議長(
鬼原征彦君) 選択 162 : ◯企画財政課長(竹島秀浩君) 選択 163 : ◯議長(
鬼原征彦君) 選択 164 : ◯2番(本田 均君) 選択 165 : ◯議長(
鬼原征彦君) 選択 166 : ◯キラキラ商工観光課長(梅澤武志君) 選択 167 : ◯議長(
鬼原征彦君) 選択 168 : ◯2番(本田 均君) 選択 169 : ◯議長(
鬼原征彦君) 選択 170 : ◯2番(本田 均君) 選択 171 : ◯議長(
鬼原征彦君) 選択 172 : ◯議長(
鬼原征彦君) 選択 173 : ◯5番(五十里忠茂君) 選択 174 : ◯議長(
鬼原征彦君) 選択 175 : ◯町長(
笹島春人君) 選択 176 : ◯議長(
鬼原征彦君) 選択 177 : ◯住民
環境課長(上浦雄治君) 選択 178 : ◯議長(
鬼原征彦君) 選択 179 : ◯教育委員会事務局長(板倉 晴君) 選択 180 : ◯議長(
鬼原征彦君) 選択 181 : ◯5番(五十里忠茂君) 選択 182 : ◯議長(
鬼原征彦君) 選択 183 :
◯総務課長(
神子沢喜彦君) 選択 184 : ◯議長(
鬼原征彦君) 選択 185 : ◯5番(五十里忠茂君) 選択 186 : ◯議長(
鬼原征彦君) 選択 187 :
◯総務課長(
神子沢喜彦君) 選択 188 : ◯議長(
鬼原征彦君) 選択 189 : ◯5番(五十里忠茂君) 選択 190 : ◯議長(
鬼原征彦君) 選択 191 :
◯総務課長(
神子沢喜彦君) 選択 192 : ◯議長(
鬼原征彦君) 選択 193 : ◯5番(五十里忠茂君) 選択 194 : ◯議長(
鬼原征彦君) 選択 195 : ◯結婚・
子育て応援課長(清田和憲君) 選択 196 : ◯議長(
鬼原征彦君) 選択 197 : ◯5番(五十里忠茂君) 選択 198 : ◯議長(
鬼原征彦君) 選択 199 : ◯副町長(
梅津將敬君) 選択 200 : ◯議長(
鬼原征彦君) 選択 201 : ◯5番(五十里忠茂君) 選択 202 : ◯議長(
鬼原征彦君) 選択 203 : ◯町長(
笹島春人君) 選択 204 : ◯議長(
鬼原征彦君) 選択 205 : ◯5番(五十里忠茂君) 選択 206 : ◯議長(
鬼原征彦君) 選択 207 : ◯町長(
笹島春人君) 選択 208 : ◯議長(
鬼原征彦君) 選択 209 : ◯5番(五十里忠茂君) 選択 210 : ◯議長(
鬼原征彦君) 選択 211 : ◯教育委員会事務局長(板倉 晴君) 選択 212 : ◯議長(
鬼原征彦君) 選択 213 : ◯5番(五十里忠茂君) 選択 214 : ◯議長(
鬼原征彦君) 選択 215 : ◯住民
環境課長(上浦雄治君) 選択 216 : ◯議長(
鬼原征彦君) 選択 217 : ◯5番(五十里忠茂君) 選択 218 : ◯議長(
鬼原征彦君) 選択 219 : ◯議長(
鬼原征彦君) ↑ ページ
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1: 議事
の経過
午前
10時00分 開議
◯議長(
鬼原征彦君) 皆さん、おはようございます。
日増しに寒さ
の募る季節を迎えました。
本日は、代表、そしてまた一般質問で
あります。予算編成期でも
ありますので、議員各位には熱心な論戦を期待するもので
あります。
また、本日は、町職員新人研修ということで
の傍聴もございます。
ぜひとも議会
のありようというものを、研修を受け
ていただきたいというふうに思います。
また、ケーブルテレビを傍聴し
ておられる方々におかれまし
ても、議会
のありようというものをこの機会にさらに深め
ていただければというふうにお願いを申し上げます。
それでは、ただいまより本日
の会議を開きます。
これより本日
の日程に入ります。
─────────────────────────
町 政 一 般 に 対 す る 質 問
2: ◯議長(
鬼原征彦君) 日程第
1 町政一般に対する質問を行います。
私
の手元に質問
の通告
が来
ておりますので、順次質問を許可いたします。
まず初めに、会派アクセス代表質問、
10番
中瀬範幸君。
〔
10番
中瀬範幸君 登壇〕
3: ◯
10番(
中瀬範幸君) おはようございます。
雪
の予報も出
ており、連日寒い日
が続い
ております。インフルエンザで学年閉鎖
の学校も
あり、流行
の兆し
が見え
ているようで
あります。
皆様、寒さには十分注意し
て備え
ていただきたいものと思っ
ております。
会派アクセス
の中瀬範幸でございます。
傍聴においでいただきました皆様、テレビをごらん
の皆様、ありがとうございます。
今回、会派
の皆様
の御理解をいただきまし
て、12月定例会
の代表質問をさせ
ていただきました。感謝申し上げます。
しっかりと頑張りますので、よろしくお願いいたします。
国際情勢は、トランプ次期米国大統領あるいは韓国大統領
の弾劾訴追
の議決、フランス
の大統領選挙、イタリア
の首相辞任など、各国
のトップ交代あるいはプーチン大統領
の来日などビッグニュース
が続き、安倍第3
次内閣
の外交手腕
が試される重要な局面を迎え
ています。
「アメリカ
がくしゃみをすると日本
が風邪を引く」という言葉
がよく言われ
てきました。「日本
が風邪を引くと世界
が肺炎を起こす」という言葉も
あると、けさ
の新聞
が報じ
ておりました。
アメリカ
がTPPから離脱すれば、アベノミクス効果
の行方
が懸念されます。入善町は肺炎を起こし
て寝込むかもしれないこと
が危惧されます。
入善町を取り巻く情勢は、人口減少問題、少子高齢化、農業
の担い手など、大きな問題、課題を抱え
ています
が、しかし、そういう情勢を踏まえ
ても、総合計画、総合戦略
の着実な推進によるしっかりとしたまちづくり
が求められ
ています。
それでは、通告に従い質問いたします。
昨年、平成27年度予算は、笹島町政初めて
の予算編成で
あり、地域基盤づくり予算として、キャッチフレーズを「ストップ人口減少」としました。
ことし、平成28年度においても、最重要課題で
ある「ストップ人口減少」を政策
の柱に、入善町
が、「働きたい」「住みたい」「暮らしたい」「子どもを産みたい」そして「子育てしたい」町として「選択されるまち」となるよう施策
の重点化を図り、次世代につなぐ基盤づくり予算「パワーアップ!ストップ人口減少」として編成されました。
今年度
の事業として、新たに婚活事業、子育て支援、定住促進など多岐にわたる事業を展開し
ています
が、その成果をどう評価し
ていますか。結婚、出産、子育てに関して、また、定住促進について答弁願います。
次に、来年、平成29年度
の活動計画についてで
あります。
先ほども述べましたように、国内、国際情勢は予断を許さない情勢で
あります。
しかし、そういう情勢
の中でも、入善町における喫緊
の課題は、地方創生と人口減少
の克服で
あります。全国
の自治体も同様で
あり、自治体間
の競争、アイデア競争
が本格化し
ている状況で
あり、近隣
の市町と
の取り合いとなっ
ています。今後、さらに競争
が激しくなっ
ていくものと考えます。
平成29年度
の活動
の重点についてお答え願います。
次に、第6
次町総合計画
の後期基本計画
が平成28年3月に策定されました
が、平成28年9月には、新たに公共施設等管理計画
が策定され、今後40年間
の公共施設等
の更新費用総額
が1,268億円と示されました。年平均三十数億円にもなる大変な金額で
あります。
道路、橋梁、下水道などインフラ資産
の更新、長寿命化計画など、後回しにならないよう総合計画にローリングされ
て盛り込み、しっかりと整合性をとっ
ていただきたい。
次に、平成29年度
の主なハード事業と、それに伴う健全財政
の検証についてで
あります。
各地域
の公民館、防災センター
の整備、町
の消防防災センター、上青小学校
の大規模改造、さわすぎ保育所整備など
の大型投資
が相次ぎました。それぞれ
が償還時期に入っ
てきます。
まだこの後、保育所
の統合整備、小学校
の大規模改造、運動公園、体育館など
の長寿命化など大型投資
が続くと予想されます。
平成29年度
の主なハード事業
の予算化について、また、健全財政
の検証について答弁願います。
次に、水
のまち入善
の水博物館構想についてで
あります。
我が入善町は、母なる黒部川に育てられ、黒部川扇状地として育まれ、豊かな水
の恵みで多く
の恩恵を享受し
てきました。この扇状地
の発生
のメカニズムや科学的な追及、
自然資源と人々
のかかわり、文化、歴史など、多く
の先達
の研究
が行われ
てきました。
水博物館構想
の経緯について調べ
てみました。
平成8年度に、新川広域圏事務組合における新川地方拠点都市計画
の中
の水博物館建設構想として取り組むことになり、平成9年、水博物館構想推進協議会設立以来、基本構想
の検討
が進められ
てきました。
今から
16年前、平成
12年12月議会では、フィールドミュージアム、エコミュージアムについて議論
が交わされ、水博物館構想
の進展についてただされました。
平成
13年に作成された水博物館構想においては、従来
のような箱物中心ではなく、豊かな水
環境そのものを天然
の博物館、フィールドミュージアムと捉え、その中で黒部川扇状地を活動や研究
の中心としたみずはく事業を展開し
てきました。
入善町議会でも地域
環境特別委員会において、フィールドミュージアムについて議論
が進められました。
今、さらに発展的に地方創生と相まって進める水博物館構想について質問いたします。
従来進められ
てきたフィールドミュージアム事業をどのように評価し
ているのか。また、水博物館構想へ
の継承をどのように考える
のか。
次に、扇状地
の魅力を高度に発信する博物館として、まずは、訪問者に対し扇状地全体を概略的に正しく説明し、理解を深めること
が重要で
あり、これを生かす施設として、ビジターセンター
の設置
が求められます。
コア施設として
の整備に関する構想をどのように考え
ておられるか、町長
の考えを伺います。
事業
の推進には、住民
の理解、意識
の向上
が不可欠で
あり、主体性
の醸成を図ること
が必要で
あります。また、インターネットで調べますと、立山黒部ジオパーク、入善町
のジオエリアには27カ所
のジオポイント
が紹介され
ています。これら
のポイントを線でつなぎ、面でつないで情報
のネットワーク化を図ることで回遊性
が生まれると考えます。
水博物館構想
がこれからしっかりと進展するためには、専任
の学芸員を配置し
ての取り組み、あるいは地域学芸員
の養成など
の人材育成
が必要と考えます
が、いかがでしょうか。
水博物館構想による効果を交流人口
の増大、地域
産業、観光事業へ
の寄与など、どのように評価できるかお聞かせいただきたい。
次に、職場
の活性化と人材育成についてで
あります。
平成8年3月、入善町行財政改革大綱を策定し、以降
10年ごとに策定され
ており、平成27年3月、第3
次入善町行財政大綱
が策定されました。
具体的な取り組みとして、職員数
の適正化、組織機構
の再編、事務事業
のさらなる見直し、アウトソーシング
の推進、人材育成と職員
の意識改革
の5つで
あります。
平成27年度からストップ人口減少を重点に取り組み、大きく機構改革
がなされました。現在まで
1年半経過した現状では、各課における業務量に大きくアンバランス
が出
ていないか懸念されます。
各課、係における人数、時間外時間などで検証し、大きく個人差
があれば、人事異動で修正すべきではないでしょうか。答弁願います。
超多忙職場では、コミュニケーション
が欠け、職場
の活性化
が低下する。その結果、ヒューマンエラー
が発生すると仄聞します。
職場活性化
の施策は、それぞれ
の職場に合った方法
があると思う
が、例えば毎朝
のラジオ体操、3分間清掃、3分間ミーティング、朝礼など、あるいは職場ごと
の飲みにケーションや旅行会などいろいろと
あると思います。全庁的に進め
てはいかがでしょうか。
最後に、人材育成についてで
あります。
人材育成とは、人員確保と教育研修で
あります。
人員確保
の面では、職員
の年齢別ピラミッドで見ると、歯抜け状態
が見られます。定期卒
の確保はもちろんで
あります
が、人材マッチングフェアなどでUIJターンによる中途採用で
の補充を考えるべきではないでしょうか。
教育研修についてで
あります。現状でも、年齢別、階層別にはそれぞれ実施し
ておられることは承知し
ています。しかし、それを横軸に年齢、縦軸に階層別にマトリックスで整理し、教育体系図として整備され
ていけば、抜け
のない人材教育につながると考えます。
答弁を求め
て、私
の質問を終わります。
4: ◯議長(
鬼原征彦君) それでは、答弁を求めます。
平成28年度重点事業
の実施状況と平成29年度活動
の重点と予算編成並びに水博物館構想について、笹島町長。
〔町長
笹島春人君 登壇〕
5: ◯町長(
笹島春人君) 皆さん、おはようございます。
いよいよ師走に入り、寒さも一段と厳しさ
の増し
てくる、そういった季節を迎え
ております。
皆様方には、本格的な冬を迎える準備に余念
がないものと推察をいたし
ております。
今、入善町もインフルエンザ
の流行期に入っ
ておりまし
て、町民各位には、それぞれ予防対策あるいは健康管理には十分御留意いただきますようお願いを申し上げたいと思います。
それでは、会派アクセスを代表し
ての中瀬範幸議員
の御質問にお答えをいたします。
まず、平成28年度において、「パワーアップ!人口減少」として展開し
ているが、その成果はと
の御質問についてで
あります。
平成28年度は、最重要課題で
あります「ストップ人口減少」を政策
の柱に、入善町
が「働きたい」「住みたい」「暮らしたい」「子どもを産みたい」そして「子育てしたい」町として「選択されるまち」となるよう、関連する施策に重点的な予算配分を行ったところで
あります。
御存じ
のように、人口減少問題は一朝一夕で解決できるものではなく、現状では即効薬もないところでは
あります
が、その克服に向け
て、少子化対策や子育て支援を主軸に置きながら、さまざまな取り組みを展開し
ているところで
あります。
その成果は、少しずつ、少しずつでは
あります
が、あらわれ
てき
ているのではないかと感じ
ているところで
あります。
例えば結婚応援事業に関しましては、平成27年度から出会い
の機会を創出する婚活イベントを行っ
てき
ております。これまで9回、実施をいたし
ております
が、42組
のカップル
が成立をいたし
ております。そのカップリング率は平均し
て3割近くとなっ
ており、高い率ではないかと思っ
ております。
つい先日で
あります
が、そのうち
1組
の方
が御結婚を決められたという大変うれしい報告をいただいたところで
あり、近々、婚姻届を出すと伺っ
ているところで
あります。
御結婚されますお二人には、心から祝福をさせ
ていただきたいと考え
ております。
ほかにも結婚を前提としておつき合いをし
ておる方々もおられ、次に続く多く
の御成婚を願っ
ているところで
あります。
また、本年度創設いたしました新婚世帯住居費等補助事業につきまし
ては、新婚世帯
の新居入居にかかる初期費用を支援するもので
あります
が、これまで
13件
の申請
があり、そのうち3件
の方
が夫婦ともに町外から転入し
ておられます。
また、現在、5件
の申請相談を受け
ているところでもございます。
次に、出産・子育て支援に関しましては、子宝支援金を充実させるとともに、平成27年度から実施し
ております乳幼児在宅育児支援金をはじめ、出産祝い品や小中学校
の入学祝い金など、保護者
の皆様から非常に好評を得
ているところで
あります。
保育サービスにおきましても、西部保育所で
の休日保育や全小学校区で
の土曜一日保育
の実施など、保護者ニーズに対応したサービス
の拡充をいたし
ております。
保護者
の皆様方からは、「休日に子どもを預かっ
てもらえ、安心し
て仕事
ができる」といった声も
あるほか、利用
が大幅に伸びた保育所も
あり、大変好評を得
ているところで
あります。
また、保育料につきまし
ても、第3子以降
の完全無料化に加え、第2子
の完全半額化を実施し、子育て世帯
の経済的な負担
の軽減を図ったところ、「保育料
の割安感
が出
ている」といった声もございます。
さらに、本年度から実施し
ております保育所担当
の看護師を配置した病児・病後児保育施設へ
の移送事業で
あります。
全国的にもあまり例
がないこの移送事業は、子ども
の急病時に、仕事
の都合でなかなか迎え
ができない保護者
の方からは「非常に助かった」という声をいただい
ているところで
あります。
このように、非常に好意的な御意見をいただい
ているところで
あり、こうした取り組み
が、子育て支援
が充実し
ている町として
の評価に結びつい
ているものと考え
ております。
このほか、人口
の社会増に向けた定住促進といたしまし
て、同居や近居などを支援する安心定住促進事業や移住・定住に向けた情報発信など、関連する取り組みを積極的に展開し
ているところで
あります。
これら
の支援制度
の申請をされた方々からは、「入善町
の子育て支援
が充実し
ており、また、住居費
の支援
があったことから転入を決めた」と
の声も聞い
ているところで
あり、これら
の事業
が転入あるいは町内で
の居住を後押しし
ているものと考え
ております。
また、人口
のデータを見ますと、本年において、これまで減少
の一途をたどっ
ておった町
の人口にも、若干では
あります
が、増加へ
の兆しも
あったところで
あります。
ことし
の2月末
の人口におきましては、前月に比べ9名
の人口増となり、これは平成23年9月末以来、実に4年5カ月ぶり
の増となるもので
ありました。
転入
が転出を25名上回り、出生数につきまし
ても、平成24年8月以来
の19名となったもので
あります。
また、10月には2名
の社会増、そして11月には23名
の社会増となり、人口でも4名増となったところで
あります。
さらに、先日、本町
の人口
の増減に関しまして、興味深いデータ
が届いたところで
あります。
平成27年は、転入転出
の差による、いわゆる社会減
が約
100名となっ
ておりました。その内訳は、県外と
の転入転出
の差による減
が約80名。その80名
のうち50名
が首都圏へ
の流出で
ありました。
一方、県内で
の転入転出
の差による減
が20名というふうになっ
ております。
県内
の動きを見
てみますと、富山市や滑川市へ
の流出
がある一方で、黒部市や朝日町などから
の社会増、いわゆる転入超過となったと
の統計で
ありました。
こうした人
の流れは、少しずつでは
あります
が、ストップ人口減少
の取り組み
が実を結んできた結果と捉え
ており、近隣で人を取り合うことはどうかとも思います
が、町
の活性化を思えば、やむを得ないものというふうに考え
ております。
加え
て、人
の流れ
の創出といたしまし
ては、「入善牡蠣ノ星」や「にゅうぜん浜マルシェ」により海洋深層水パークへ
の新たな人
の流れ
が起き
ているほか、本年度
のフラワーロードでも、これまで
の最大となる9万人以上
の方
が訪れ
ておられます。
また、各町内企業から、人手不足、人材不足といった声
がありましたことから、8月に人材マッチングフェアを開催したところ、6
1名
の応募
があり、9名
の採用
が決定となったところで
あります。
人口
の増減につきまし
ては、一喜一憂するものでは
ありません
が、町
の手厚い子育て支援策などを評価し
ていただき、転入されたと
の声もいただい
ており、さまざまな取り組みに対する可能性も感じ
ているところで
あります。
町
の人口ビジョンにおける2060年
の人口目標
の2万人に向け、取り組み
の成果を検証しながら、引き続き知恵を絞り、集中し
て人口減少
の傾向を変える有効な取り組みを実行し
てまいりたいと考え
ております。
次に、平成29年度
の活動
の重点に対する所信についてお答えをいたします。
現在、喫緊
の課題で
あります「地方創生」と「人口減少
の克服」
の対策については、同様に全国
の自治体でも本格的に取り組まれ
ているところで
あります。
自治体間
の競争、アイデア
の競争
が本格化し
ている状況で
あり、今後、さらにこの競争
が激しくなるものと思われ、入善町といたしまし
ても、引き続き集中的な取り組みを進め
ていかなく
てはならないと思っ
ているところで
あります。
一方で、人口減少に起因した税収
の伸び悩み、あるいは地方交付税
の減など、町
の行財政を取り巻く
環境は、これまで以上に厳しい状況になるものと思われます。
しかしながら、冒頭に申し上げました「選択されるまち入善」に向け
て、平成29年度予算は、引き続き「町民
の幸せ
の追求」を命題として、総合計画や総合戦略を着実に推進させるとともに、ストップ人口減少に関する施策
の成果をさらに拡大させるよう編成をし
てまいりたいと考え
ております。
平成29年度予算において
の重点事業につきまし
ては、現在、予算編成に着手したばかりで
あり、具体的な事業内容を申し上げられる段階ではなく、今後
の予算編成
の過程で検討を進め
ていくもので
あります
が、少し考え方を述べさせ
ていただきたいと思います。
私
が目指すまちづくり
の基調「もっといい街、住みよい入善」
の最大テーマで
あり、最重要課題で
あります「ストップ人口減少」について、私は常々、3つ
の柱
が必要で
あると考え
ております。
1つ目
の柱は、子どもを産み育てやすい
環境づくりによる出生数
の増で
あります。
2つ目は、健康寿命
の延伸による人口
の自然減
の抑制で
あります。
そして3つ目は、IターンやUターン、移住・定住
の促進と地域活性化による社会増で
あります。
特に1つ目
の「子どもを産み育てやすい
環境づくり」では、少子化対策、子育て支援などを主軸に捉え、この3つ
の柱をストップ人口減少
の推進エンジンとして強力に牽引し
ていかなければならないと考え
ております。
先ほど申し上げましたように、これまで
の施策による効果
が一部あらわれ
てき
ていると感じ
ているところで
あります。
しかし、人口減少は、今この瞬間も進行し
ており、対応
が遅くなればなるほど、将来へ
の影響は、より大きくなるものと思います。
人口減少問題に手をこまねくことなく、「住んでよし」「結ばれ
てよし」「働い
てよし」
の選ばれるまち入善に向け、しっかりと未来へ
の投資を図っ
ていかなければなりません。
そのためにも、集中し
て効果
のある取り組みを実行すれば、この人口減少
の傾向を変えること
ができるはずで
あるというふうに考え
ております。
今ほど申し上げましたストップ人口減少
の3つ
の柱を基本的な視点として、これまで
の施策を深化させ、入善町で暮らし続けるため
の好循環
が生まれるよう、さまざまな角度からソフト・ハードともに充実を図っ
てまいりたいと思っ
ております。
主な事業
の予算化ということでございます
が、まず、ソフト事業を述べさせ
ていただきますと、結婚・妊娠・出産・子育て
のライフステージにおいて、切れ目
のない支援を、すき間
があれば埋め
ていくような形で、一層充実させ
ていきたいと思っ
ております。
そのほか、地域で安心し
て暮らすこと
ができるよう、地域包括ケア体制
の充実や健康寿命
の延伸に向けた健診など
の受診率
の向上へ
の取り組み
の充実、また、移住・定住施策を一層推進するとともに、移住・定住
の促進や町
の活性化へ
の活躍を期待し
ての地域おこし協力隊事業なども行っ
ていければと考え
ております。
次に、主なハード事業について申し上げます。
平成28年度
の繰越事業になります
が、平成30年4月
の開所を目指し、仮称で
ありますけれども、入善統合保育所整備や、3月補正予定
の飯野小学校
の大規模改造をはじめ、平成29年度予算においては、要望
の多い生活道路整備など
のほか、学校トイレ
の改修あるいは親子でふれあい、安らげるような空間整備と町民スポーツ
の一層
の振興
のため
の中央公園整備、さらに、老朽化し
ている総合体育館
の長寿命化などを予定したいと考え
ております。
また、先ほど申し上げましたように、新たな人
の流れ
ができ
てき
ております海洋深層水パーク周辺へ、さらなる人
の流れを促進するため、シーサイドロードにも着手するほか、地域経済
の活性化と雇用
の創出を期待し、町内企業
の工場増設に伴う関連事業、具体的には工場用地
の造成あるいはアクセス道路
の整備なども計画をしたいと思っ
ております。
ただ、ハード事業には多額
の予算を要するものも
あることから、健全な財政運営に留意をしなければなりません。
そのためにも、有利な財源を確保し、毎年度ローリングし
ております総合計画
の実施計画に位置づけをするとともに、財政計画を立てながら、財政調整基金や本年度設置いたしました公共施設等整備基金
の計画的な運用を行いながら実施し
てまいりたいと考え
ております。
また、実質公債費比率や将来負担比率など
の財政指標においても、県内トップクラス
の健全財政を堅持し
ているところで
あります
が、ハード事業
の財源として町債
の活用を見込んで
いる事業も
あり、将来世代に過度
の負担を残すこと
のないよう、財政指標
の各数値
の推移に留意をしながら、引き続き健全財政に努め
てまいります。
次に、町総合計画、公共施設等総合管理計画と
の整合性はとれ
ているかについてお答えいたします。
毎年度見直しをし
ております総合計画実施計画は、予算編成
の指針となるもので
ありますので、平成29年度予算においても、基本的には実施計画と整合性を図りながら編成し
てまいりたいと考え
ております。
平成29年度から3
1年度まで
の実施計画につきまし
ては、今議会最終日
の全員協議会において、議員各位に御説明をさせ
ていただく予定とし
ております
が、平成29年度予算においては、今ほど申し上げました重点事業などを計画させ
ていただきたいと考え
ております。
また、本年8月末に策定いたしました入善町公共施設等総合管理計画と
の整合性についてで
あります
が、当初予算要求における公共施設等
の維持管理費については、本計画を踏まえ
て要求するよう指示をし
ているところで
あります。
特に施設
の大規模改造や統合保育所整備など、公共施設等
の更新や統廃合、長寿命化には多額
の予算を要する場合
があることから、総合計画
の実施計画に位置づけ、連動させながら、計画的に適正な公共施設等
の維持に努め
てまいりたいと考え
ております。
平成29年度予算につきまし
ては、町
が持つさまざまな魅力を生かし、生活者で
ある住民ニーズに的確に対応しつつ、入善町
が選択されるまちとなるような施策を積極的に展開し、
次の世代にも納得できる成果
が得られるものとなるよう予算編成に取り組んでまいる所存で
ありますので、御理解を賜りますようお願いを申し上げます。
次に、水
のまち入善
の水博物館構想について
の御質問にお答えをいたします。
まず、入善町における水博物館
の取り組みにつきまし
ては、第4
次総合計画
のリーディングプロジェクト「扇状地文化村プロジェクト」としてスタートしたもので
あります。
これまでは、黒部川扇状地を構成する地域
が広域的に連携することで、より効果を発揮するものと考え、平成
13年度に新川広域圏において策定した水博物館構想に基づき、ソフト事業を中心とした「みずはく事業」として展開され
てきたところで
あります。
その取り組み
の中で、資源
の調査研究や地域学芸員
の養成、フィールドツアー
の実施など、多く
の「モノ」「ヒト」「活動」
が生まれ、これら
の地域資源は、私たち
が暮らす黒部川扇状地
の魅力を伝えるため
の貴重な財産として蓄えられ
てまいりました。
一方で、扇状地、そして豊かな水
環境そのものを天然
の博物館「フィールドミュージアム」と位置づけ、水
のまち入善
の魅力を内外へ強力に発信する独自
の水博物館構想についても実現
の可能性を模索し
てきたところで
あり、地域資源
の洗い出しや先進的な取り組み
の研究、住民活動と
の連携など、これまで調査検討を重ね
てまいりました。
町といたしまし
ては、日本全国において地方創生
の機運
が高まる今こそ
が、町
の魅力、歴史、文化
の原点でも
ある「水」を主なテーマとした入善町
の水博物館構想に本格的に着手する適期と捉え、去る9月定例会において、地方創生推進交付金
の一部を活用した基本計画
の策定に向けた補正予算を計上させ
ていただいたところで
あります。
今後、町
が進める計画づくりにおいては、これまでのみずはく事業によって培われた資源を確実に継承し、大いに活用することはもとより、新たな資源
の掘り起こしや情報発信にも積極的に取り組んでまいりたいと考え
ております。
次に、コア施設
の整備についてで
あります
が、今後、計画づくりを進め
ていく上で、具体的に議論を深め
ていく必要
があるものと考え
ております。
まずは、町内に
あるさまざまな施設、場所、歴史、文化など水にまつわる資源を生かし、つなげ、どのように天然
の博物館「黒部川扇状地フィールドミュージアム」を形成し
ていくかを明確にすること
が重要で
あると考え
ております。
あわせ
て、それら
の資源をより有効に活用あるいは発信するため
の拠点となる中核的施設、いわゆるコア施設
の整備についても必要で
あると考え
ております。
コア施設につきまし
ては、新たな箱物
ありきではなく、既存施設
の有効活用も含め
て、フィールドミュージアム全体
の機能を整理する中で、あり方などについて十分検討し
てまいりたいと考え
ておりますので、御理解を賜りますようお願いを申し上げます。
次に、専任
の学芸員など
の必要性についてで
あります。
さきにお答えいたしましたコア施設とともに、黒部川扇状地に点在する町
の魅力をサテライトとして充実させることも、フィールドミュージアムを形成し
ていく上では重要な位置づけとなります。
サテライトを線的、面的につなげるためには、入善町
の地方創生
の実現に向けた、フィールドミュージアム
の位置づけを明確にし、町民主体
の積極的な活動を促すこと
が必要不可欠で
あります。
これまでのみずはく事業においても活躍し
てきた多く
の地域学芸員
の皆さんと、そのノウハウを十分に活用しつつ、さらには、水
のまちに暮らす町民
の皆さん
のフィールドミュージアムに対する興味と理解を深め、新たな活動を生み出し
ていくこと
が重要で
あります。
そのためには、町民
の活動を強く牽引し
ていくリーダー
の必要性も認識し
ているところで
あり、専任学芸員に限らず、人材育成など
の人づくりについても確実に取り組んでいきたいと考え
ております。
最後に、フィールドミュージアム
の交流・観光へ
の寄与についてで
あります。
フィールドミュージアムにおいては、誰も
が訪れたいと感じ、訪れた人
が楽しめるような興味をそそられる情報発信によって、町外から
の来訪者のみならず、地域
の皆さんにとっても、より関心を持っ
ていただける仕掛けづくり
が必要と考え
ております。
これまで収集し
てきた資料など
の展示による情報発信や学習機能
の充実などはもとより、新たな情報発信
の方法として、バーチャルリアリティ技術を活用したコンテンツ
の導入なども検討し
ていきたいと考え
ております。
例えば、扇状地
の上空から
の風景や地下構造、入善沖
の海底林や深層水、さらには入善町
の歴史など、ふだんは見ること
ができない、あるいは体感すること
ができない、また、既に見ること
のできなくなったものなども表現すること
ができる
のではないかと考え
ており、屋内外で黒部川扇状地を存分に体験できるような仕掛けについても検討し
てまいりたいと考え
ております。
水博物館
の取り組みは、地域
の魅力はもとより、住民力をも向上させるきっかけとなるものと考え
ております。住民
の皆さん一人ひとり
が地域
の魅力を誇りに感じ、愛着を持つことによって、入善町
が町外
の方にとっても、より魅力的なものとなるものと考え
ております。
その結果として、交流人口
の増加や観光振興につながることも十分期待されるところで
あります。
現在、県東部
の9市町村
の大地
の恵みを網羅した立山黒部ジオパーク
が日本ジオパークに認定され、さらには2020年
の世界ジオパーク認定を目指し、取り組みを進め
ているところで
あります。
今後
の町
の取り組み
が黒部川扇状地、ひいては入善町
のさまざまな魅力を、立山黒部ジオパークを代表するジオサイトへと発展させることを目指し、町民をはじめ多く
の皆さん
の御意見や御協力をいただきながら、水
のまち入善における水博物館構想を進め
てまいりますので、御理解を賜りますようお願いを申し上げ、会派アクセスを代表し
ての中瀬範幸議員
の質問に対する答弁とさせ
ていただきたいと思います。
なお、その他
の質問につきまし
ては、副町長並びに担当課長
が答弁いたしますので、よろしくお願いを申し上げます。
6: ◯議長(
鬼原征彦君) 次に、職場
の活性化と人材育成について、梅津副町長。
〔副町長
梅津將敬君 登壇〕
7: ◯副町長(
梅津將敬君) 中瀬議員
の職場
の活性化と人材育成について
の御質問にお答えさせ
ていただきます。
議員御質問
のとおり、急激な人口減少と少子高齢化など
の課題を踏まえ、1つ目といたしまし
ては、職員数
の適正化や最重要課題担当部署
の創設と組織機構
の再編、2つ目といたしまし
ては、窓口サービス
の改善や保育所運営方法
の見直しなど
の事務事業
の見直し、さらには、組織を挙げた職員
の人材育成と意識改革などについて規定いたしました第3
次入善町行財政改革大綱を策定したところで
あります。
とりわけ、人口減少に伴う課題につきまし
ては、多く
の自治体に共通する課題で
あり、自治体間
の競争
の時代を迎え
ているところで
あります。
本町におきましては、「ストップ人口減少」と銘打ち、この町で働き、結ばれ、産み、育てるという好循環を実現するために、各種施策を展開し
ているところで
あります。
あわせ
て、組織体制について検討し、事務事業に見合った人員配置に努め
ているところで
あります。
また、人口減少対策に重点的な取り組みを行うため、結婚・子育て応援課を新設し、住まい・まちづくり課に移住・定住政策を担当する係
の充実、さらには保育サービスを拡充し、保育士
の増員を図ったところで
あります。
この新たな体制
の中、業務量
の状況把握
のため、職員
の退庁時間
の記録を行い、担当課長へ
の業務
の聞き取りなど、職員
の過不足を検証し、今後
の採用や人事異動で対応し
ていきたいというふうに考え
ているところで
あります。
次に、職員
の多忙
が招く諸問題へ
の対応について申し上げます。
町職員には、高度化する行政サービスへ
の的確な対応、また、質
の高い住民サービス
が求められ
ております。
一方、現状におきましては、限られた職員数
の中、職員
の一人ひとりに求められるものは増え
ているものというふうに捉え
ております。
議員御指摘
のとおり、職員
が多忙で職員に余力
がない状況では、会話
がなくなり、仕事に追われ、ヒューマンエラー
の発生要因
の一つになるものと思っ
ております。
仕事上
のミスは、人間で
ある以上、常に発生する可能性
があります
が、特別なことではなく、やるべきことをきちんとやる、そして職員同士
が声をかけ合い、上司
の部下へ
の質問を通してチェック体制
が機能するよう努め
てまいりたいと考え
ております。
そのためにも、挨拶や報告、連絡、相談、いわゆるホウレンソウ、さらには整理整頓など
の基本を徹底し、風通し
のよい、明るい職場づくりに努め
てまいりたいと考え
ているところで
あります。
さらに、職員
の信頼関係、チームワークを築くには、仕事を離れた交流も大切ではないかというふうに思っ
ております。
なかなか役場全体で
の取り組みというものは難しい
ので
あります
が、各職場で
のスポーツや懇親会を通して
のコミュニケーションづくりを進め
ていければと考え
ているところで
あります。
いずれにいたしまし
ても、職員
が日ごろから会話
の機会をたくさんつくり、加え
て、仕事に対して後追いではなく、先を見越した先手
の仕事
の進め方を習慣づけること
が大切で
あります。そして、そのこと
が町民
の皆さん
の満足度、幸福度
の向上につながっ
ていくものと考え
ているところで
あります。
今後とも、議員各位
の御指導、御助言を賜りますようお願い申し上げまし
て、
中瀬範幸議員
の御質問に対する答弁とさせ
ていただきます。
8: ◯議長(
鬼原征彦君) 次に、職場
の活性化と人材育成
のうち、人員確保と教育研修について、神子沢総務課長。
〔総務課長
神子沢喜彦君 登壇〕
9:
◯総務課長(
神子沢喜彦君)
中瀬範幸議員
の職場
の活性化と人材育成について
の御質問
のうち、人材育成に係る人員確保と教育研修についてお答えいたします。
議員御指摘
のとおり、職員
の年齢構成
の現状といたしまし
ては、採用
のない年あるいは早期退職等により職員
の存在しない年齢層
が生じ
ております。
議員御提案
の新卒採用
のほか、UIターンによる中途採用で
の補充につきまし
ては、大変有効な手段で
あると考え
ております。
ただ、入善町
のような限られた採用人数といった現状もございますので、慎重に検討させ
ていただければと考え
ております。
次に、教育研修について申し上げます。
町における職員
の育成における優先課題といたしまし
ては、職務に必要なスキルアップと、仕事を進める上で
の土台となる人間力を高めること
の両面で
の育成
が必要だと考え
ております。特に人間力として
の会話、おもてなし
の心など
が欠け
ておりまし
ては、住民満足度
の向上にはつながらないものと考え
ております。
それを踏まえ
て、各階層、年齢別
のスキルアップ研修とあわせ
て、今年度においては、人間力アップ
のため
の意識改革研修や住民満足度アップ
のため
の接遇研修、また、そういった部下を育てるため
のリーダー研修を実施したところでございます。
今後も、身につくよう繰り返し実施をし
てまいりたいと考え
ております。
なお、現状における多様化、高度化する行政課題に対応するには、議員御指摘
のとおり、職員
の各職種における役職、階層あるいは年齢層に応じた教育研修
の実施、さらには、職場として責任を持っ
て職員一人ひとり
が求められる職員として成長できるよう、長期的視野に立った研修・育成計画を構築すること
が重要で
あると考え
ております。
今後とも、議員各位
の御理解と御支援を賜りますようお願いを申し上げます。
以上で、
中瀬範幸議員
の御質問に対する答弁といたします。
10: ◯議長(
鬼原征彦君) それでは、再質問を受けます。
10番
中瀬範幸君。
11: ◯
10番(
中瀬範幸君) ただいまは、幅
の広い内容につきまし
て、町長以下、詳しく、町長におきましては、特に熱意
のある答弁で、ありがとうございました。非常によくわかりました。
ここで、私
が町長にお願いしたいんですけども、昔から、我々
の先輩方に、「入善町には何
が自慢できるもの
があるか」という質問をよくしますと、「なーん、なんもないちゃ。田んぼだけやちゃ」というような話
がよく昔から言われたもんです。
しかしながら、こういったジオパークあるいはジオポイントといったものを改めて見
てみますと、入善町には、この扇状地には、現状でも27も
のジオポイント
があると。本当に、学術的に見まし
ても、歴史的に見まし
ても、大変有意なポイント
があるわけで
あります
が、我々地元
の皆さん
がそういうものを価値として理解し
ていないという
のが現状だと思います。
これを博物館事業に合わせ
て、ぜひとも学芸員
の、あるいは地域学芸員と
の連携で、地域に大いにPR、普及し
ていただい
て、住民
の理解度を向上し
ていただきたいということを切にお願いするわけで
あります。
その辺について、町長、再度答弁をお願いしたいと思います。
12: ◯議長(
鬼原征彦君) 笹島町長、答弁お願いします。
13: ◯町長(
笹島春人君) ありがとうございます。
やはり町民性といいましょうか、皆さん方、総じて控え目な性格
の方々
が多いようで
あります。
こういった機会を通じて、町
の魅力というものを、再度自覚をし
ていただく、そしてまた、自信を持っ
て町内外
の皆さん方に発信をし
ていただけるような体制づくりをし
ていかなければならないと思っ
ておりますし、特にたくさん
の方々、町外へ出られる方もおられるわけで
あります
が、こういった方々には、この入善町
の魅力というものを肝にと言いましょうか、頭に置い
ていただい
て、ふるさと
が入善ということをしっかりと言える、そういう町民性にし
ていかなければならないというふうに思っ
ておりますので、今後とも御指導いただければというふうに思います。
どうかよろしくお願いいたします。
14: ◯議長(
鬼原征彦君)
10番
中瀬範幸君。
15: ◯
10番(
中瀬範幸君) それと、平成28年度
の活動
の状況で、町長
の答弁で
ありましたように、非常に人口増におきましては、大きな成果
が出
ているということを、きょう、答弁を聞い
て、私自身、改めて認識し
ておるわけで
あります。
やっぱり、結婚・子育て応援課
の皆さん
の日ごろ
の努力
が報われ
ておるわけで
あります
が、やはりもうちょっとPRし
てもらえればありがたいなと。
本当に人口増につながるという
のは大変なことで
あります。そういったことで、担当課長、何かPRし
ていただければありがたいと思います
が。
16: ◯議長(
鬼原征彦君) 清田結婚・
子育て応援課長。
17: ◯結婚・
子育て応援課長(清田和憲君) 先ほど町長
の答弁にも
ありました
が、ようやく待望
の1組目
の結婚
が何とかなりそうなということで、大変喜んでおります。
これからも、もっともっとPRし
て、結婚という一つ
のきっかけから出産へとつなげ
ていっ
て、人口増にはね返っ
てくるような、そういう施策を一生懸命PRし
て、そして取り組んでまいりたいと思いますので、よろしくお願いいたします。
18: ◯議長(
鬼原征彦君)
10番
中瀬範幸君。
19: ◯
10番(
中瀬範幸君) 非常に心強い話で
あります。ありがとうございます。
以上で私
の質問を終わります。
ありがとうございました。
20: ◯議長(
鬼原征彦君) 以上で、
中瀬範幸君
の質問は終了いたしました。
次に、日本共産党代表質問、
12番 松田俊弘君。
〔
12番 松田俊弘君 登壇〕
21: ◯
12番(松田俊弘君) おはようございます。
私は、日本共産党を代表し、3点について質問いたします。
1点目は、町
の財政と、今ほど中瀬議員も取り上げ
ていた職員体制につい
てで
あります。
町
の借金残高は昨年度末で
125億3,700万円に上り、町民
1人当たりでは48万6,900円となりました。この額は、過去
15年間で最大となりました。
私は、全国
の町で入善町
の標準財政規模と人口
の似通った
10
の町と入善町
の財政状況を比較しました。これは平成26年度末段階
の比較になりますけれども、町
の借金残高
の総額は、類似
10町
の平均より20億円ほど多くなっ
ています。また、毎年
の借金返済額も、約2億円も多いものです。言うまでもなく、借金返済額
が増えれば、他
の財源を圧迫することになります。
私は、借金残高
が増えないように、身の丈を超えた大型事業は控え、必要な大型事業でも集中しないよう計画的に実施すべきと考えます
が、お答えください。
町
の基金
の積立額、これは、
15年前
の平成
13年から5年間
の平均では、毎年6,000万円程度でした。ところが最近
の5年間では、毎年平均3億円近い額を積み立て
ています。その多く
が減債基金へ
の積み立てです
が、減債基金
の残高は40億円を超え、富山市
の額を超えました。類似する
10町
の減債基金残高は平均で6億4,000万円程度ですから、町
の額はその6倍にもなります。
町
の収入は税金です。これを基金にため込む
のではなく、子育て支援
のさらなる強化などに回すべきと思います
が、いかがですか。
減債基金は繰上償還などで借金
の返済に充てるものです
が、町は平成2
1年に繰上償還を行っ
て以来、一度も減債基金を使っ
ていません。40億円も
の多額
の減債基金
があるのだから、繰上償還を行っ
て毎年
の借金返済額を減らすべきと考えます
が、答え
てください。
続い
て、役場
の職員体制について伺います。
言うまでもなく、住民サービスを支える
のは職員
の皆さんです。ところが、保育料や住民税
の徴収などで事務処理に誤り
が生じ、住民
の信頼を失いかねない事例
が連続し
ています。
その大きな要因
の一つ
が、行き過ぎた職員数
の削減に
あると考えます。
平成
13年には約3
10名
の職員
が平成25年には240名と、これは広域消防
の職員も含め
てのことです
が、
12年間で70名近く
が削減されました。給与
の削減と相まって、人件費
のうち職員給は、その間、約7億円
の減、42%も削減されました。
町当局は、平成26年に30名分
の職員不足を認め、職員を
10人増やすとしました。残り
のうち
10人分は職員
の能力向上で、あと
の10人分は事務
の外部委託で補うと説明し
てきました。
そこでお尋ねします
が、
10人分
の業務能力向上は図られた
のか。そのために何か特別な手だてをとった
のでしょうか。
残念ながら、事務処理
のミス
が最近も連続し
ています。能力向上などと抽象的な言葉で濁す
のではなく、必要な職員を確保すべきと考えます
が、答え
てください。
保育
の現場で、フルタイムで働く臨時保育士
がいまだに24人も
いるのは重大な問題だと考えます。
5、6年ほど前から保育所
の入所制限
が問題となりました。このころから、0歳児や
1歳児など
の入所者
が増え、現場
の負担
が増えたこと、そして臨時保育士を募集し
ても応募
がなく、保育士不足
が顕在化し
ていました。
私どもは、これまでも正規
の保育士を増やし、臨時保育士
の待遇改善を求め
てきました。当局は、ここ数年、毎年4人から5人
の臨時保育士を正規職員として採用し、臨時職
の待遇も一程度改善し
てきました。しかし、まだまだ不十分だと言わざるを得ません。
フルタイムで働く臨時保育士
の年収は、正規保育士
の6割から7割程度です。採用契約
の更新も半年ごとで、育児休業や介護休暇も与えられ
ていません。
さらなる正職
の保育士
の確保と臨時保育士
の改善を図るべきと考えます
が、答え
てください。
次に、住民
の暮らしと地域経済につい
てで
あります。
政府は、今年度
の国
の税収
が2兆円近く不足するとして、赤字国債を
1兆9,000億円程度追加発行する方針だと報道されました。年度途中で赤字国債を増やす
のは、リーマンショック以来7年ぶりと
のことです。
税収不足
の原因は、製造業を中心に業績
が悪化し
ているからと
のことで
あります。アベノミクスで景気は上向い
ているとされ
てきました
が、税収は全く逆
の様子を示し
ています。
入善町や地域
の経済
がどうなっ
ているのか心配です。地域経済、そして町民
の収入は、住民
の暮らしとともに、町
の税収も左右します。
住民税は国税と違っ
て前年度
の所得などをもとに徴収されます
が、今年度
の町税収入はどうなっ
ているか。また、町内で働く人
のことし
の所得をどのように見込んで
いるのか、あわせ
て答え
てください。
ところで、年金受給額
の増減も地域経済に影響を及ぼすものです。年金は高齢者
の暮らしを支え、そのほとんど
が消費に使われるからで
あります。
町内
の年金受給者全体
の年金収入総額は、遺族年金や障害年金を除いた課税年金ベースで、平成24年度では約
128億円でした。政府は、平成25年から27年まで年金支給額を2.5%削減しました。また、平成27年度には、初めてマクロ経済スライドを発動し、支給額を抑制しました。
物価
の上昇や消費税
の影響を加味すると、年金受給総額は実質でどう推移し
ているのか。また、国会では年金
の制度改正
が審議され
ています
が、今度
の制度改正で年金受給額はどうなる
のか、あわせ
て答え
てください。
ところで安倍首相は、これまでも経済界に対し、従業員
の賃金引き上げを要請し
てきました。来年度
の春闘に向け
て安倍首相は、初めて下請単価
の改善を求めました。地方では下請企業
が多く、こうした中小企業
が地域経済を支え
ています。入善町も例外では
ありません。
町としても、下請単価
の改善を親企業やトヨタなど
の大企業にも積極的に求め
ていくべきと考えます
が、いかがでしょうか。
最後に、平和行政についてお聞きします。
入善町と入善町議会は昭和63年に「非核平和都市宣言」を行い、核兵器
の緊急
の廃絶を訴え
ています。
その具体的な行動として、広島に核兵器
が投下された8月6日に、毎年、役場庁舎前で平和祈念式を行っ
てきました。また、同日、広島で行われ
ている式典に町内
の小学生を派遣し、原爆
の恐ろしさ、平和
の尊さについて、体験を通じて学んでもらっ
ています。同時に、役場
のロビーには、広島、長崎
の被爆
の状況を写した写真や、広島を訪れた小学生
の感想文などを展示し
ています。
私は、町
のこうした取り組みを大いに評価するものです
が、今後ともこれらを継続すべきと考えます。
また、住民団体で核兵器廃絶を求める署名運動や平和行進など
が取り組まれ
ています。こうした住民
の運動を励まし
ていくことも必要と考えます
が、あわせ
て答え
てください。
ところで入善町は、平成
18年に平和市長会議に加盟しました。この組織は、世界
の都市
が国境を越え
て連帯し、ともに核兵器廃絶へ
の道を開こうという広島市長
の呼びかけで結成されたもので、国連
の国際NGOに登録され
ています。平成25年には名称を「平和首長会議」に改めました
が、今月
1日現在で世界
162カ国、7,
196
の都市
が加盟し、日本国内では95%
の市町村
が加盟し
ています。
10月27日に国連総会
の軍縮委員会で、核兵器禁止条約に向けた交渉を来年開始するよう求めた決議
が圧倒的多数で採択されました。唯一
の被爆国で
ある日本
がこれに反対したことに非難
の声
が上がりました。
平和首長会議
の国内加盟都市会議
が11月に開催され、日本政府に対する要請文を採択しました。この要請文では、国連で
の日本政府
の態度を「被爆者
の切実な思いに背くもので極めて遺憾」と指摘し
ています。
平和首長会議に加盟し
ている町長はどのように考え
ているのか、答え
てください。
以上
が私
の質問で
あります。
22: ◯議長(
鬼原征彦君) それでは、答弁を求めます。
町
の財政と平和行政について、笹島町長。
〔町長
笹島春人君 登壇〕
23: ◯町長(
笹島春人君) 日本共産党を代表し
ての松田議員
の、まず、町
の財政について
の御質問にお答えをさせ
ていただきます。
まず、町債残高
が増えないように、身の丈を超えた大型事業は控え
て、必要な大型事業でも集中しないよう計画的に実施すべきと
のことで
あります。
町債残高は、御指摘
のように、平成27年度末におきまして、過去
15年間で最大で
ありました前年度末
の126億円余りに次ぐ
125億3,700万円余りとなったところで
あります。
ただ、このうち臨時財政対策債は48億9,700万円余りになっ
ております。
御存じ
のように、この臨時財政対策債は、国
の交付税特別会計
の財源不足に対応するために、平成
13年度から地方交付税
の振りかえとして導入された地方債で
あります。その償還額
の全額
が交付税措置されるものでは
あります
が、町債残高
が増大する大きな要因となっ
ているもので
あります。
この臨時財政対策債を除く町債残高は、平成27年度末で76億3,900万円余りとなります。この制度
がなかった平成
12年度末
の町債残高
の115億8,200万円余りと比較をいたしますと、実質的に39億4,300万円余り
の減となっ
ておるところで
あります。
また、大型事業
の実施を計画する場合、議員
の皆様と事業
の規模や内容などについて協議を重ねながら、毎年度ローリングし
ております総合計画
の実施計画に位置づけ
て、計画的に実施をさせ
ていただい
ているところで
あります。
大型事業
の財源といたしまし
て、国、県補助金など有利な財源をできるだけ確保しつつ、町債
の活用についても行っ
ているところで
あります。
大型事業につきまし
ては、町債を活用する場合、相応
の金額にもなることから、町債残高
が増加し、将来的に公債費
が増加する要因となっ
てまいります。
そのためにも、財政運営に支障を来さないよう減債基金
の計画的な運用を行うとともに、町債
の抑制としまして、本年度設置いたしました公共施設等整備基金
の有効な活用を行うなど、しっかりと財政計画を立てながら健全財政
の堅持に努め
てまいりたいと考え
ております。
次に、基金にため込む
のではなく、子育て支援
の強化などに予算を回すべきについてで
あります。
この5年間、基金積立額
の平均は3億円近いと
の御指摘で
あります
が、基金には特定
の目的
のために積み立てるもの
があり、平成22年度には消防防災センター建設基金として2億円、コミュニティ施設建設基金として5億円積み立て、それぞれ事業
の着実な実施に活用し
てきたところで
あります。
また、これまで
の議会で
の松田議員
の御質問に対しましてお答えし
てきたとおりで
あります
が、減債基金
の積み立てにつきまし
ては、地方債現在高
の状況及び公債費負担
の今後
の見通しに応じ
て計画的に積み立て
てき
ておるところで
あります。
今後は、統合保育所
の整備や学校施設
の大規模改造事業、中央公園
の改修、総合体育館
の大規模改造事業など
の大型事業を計画し
ており、その財源として相応
の町債を見込んで
いるところで
あります。
また、懸案
の耐震不足で
あります庁舎
の整備につきまし
ては、今後、財源を含め
てしっかり検討し
ていかなければならないもので
あります
が、現在
の制度では、町債を財源とするしかない
のが実情で
あります。
加え
て、補助金と比較し
て、より優位な財源として交付税措置
の高い地方債を選択することも考えられることから、高い水準で地方債残高
が推移する可能性も
あるものと考え
ております。
そのようなことからも、町債現在高
の状況と、その残高に対する今後
の見通しに応じ
て、財政運営に支障を来さないよう減債基金に積み立て
てきたところで
ありますので、御理解をいただきたいと思います。
また、子育てに関する予算につきまし
ては、平成28年度当初予算では、平成27年度当初予算より
1億
1,000万円余り大幅増額し、予算
の重点配分をしたところで
あり、本年度
の補正予算におきましても、統合保育所整備など子育て分野に係る予算をしっかりと確保させ
ていただい
ているところで
あります。
とりわけ子育て
の分野につきまし
ては、町
の将来にとっても非常に重要な分野で
あると考え
ております。
今後
の予算編成
の過程において、費用
の妥当性、事業効果、将来負担などを十分に精査するとともに、国や県など
の動向を見極めながら、さらなる必要な事業
の予算化を検討し
てまいりたいと考え
ております。
次に、40億円
の減債基金を活用し、公債費
の減額に充てるべきということについてで
あります。
御存じ
のように、減債基金は町債
の償還財源として積み立てられ
ているもので
あります。
減債基金につきまし
ては、先ほど申し上げました
が、町債を活用した大型事業も計画し
ており、公債費負担
が財政運営に支障を来さないよう、必要に応じ
て計画的に運用し
てまいりたいと考え
ております。
なお、町債
の繰上償還に減債基金を活用することについてで
あります
が、縁故債
の場合は、金融機関
が定める所定
の手数料など、そして政府系
の資金
の場合は、補償金
の支払い
が必要となっ
てまいります。
また、地方債は、将来にわたって効用
が及ぶ公共施設等
の整備費について、世代間負担
の公平性を調整する役割も持っ
ておるもので
あります。
こういったことから、町債
の繰上償還については、財政状況を見極めながら、必要に応じ
て行っ
ていくもので
あろうと思いますし、その場合においても、減債基金
の活用
の必要性について、あわせ
て検討し
ていかなければならないと考え
ております。
今後も財政規律を保持しつつ、基金を有効に活用しながら、将来
の世代に対しても責任
のある財政運営をし
ていかなければならないと考え
ておりますので、御理解を賜りますようお願いを申し上げます。
次に、平和行政について
の御質問
のうち、平和祈念式典や広島へ
の平和記念式へ
の小学生
の派遣を継続すべき。また、核兵器廃絶に取り組む住民運動を励まし
ていくことも必要と
の御質問についてお答えをいたします。
昭和20年8月、広島と長崎に原子爆弾
が投下されました。この出来事は、筆舌に尽くしがたい歴史的大惨禍で
あると認識いたし
ております。
しかしながら、70年以上
が経過した今日においても、世界には依然として莫大な数
の核兵器
が存在し
ているとされ、私たち人類は、今なおその脅威にさらされ続け
ているものと考え
ております。
こうした中、日本は世界で唯一
の核被爆国で
あることから、広島市や長崎市をはじめ、各自治体で非核平和へ
の取り組み
が積極的に行われ
ているところで
あります。
本町においても核兵器廃絶を全世界に強く訴えるため、県内でもいち早く、昭和63年9月に「非核平和都市宣言」を町議会で決議いたし
ております。
この非核平和都市宣言では、全て
の国
の核兵器
の緊急な廃絶を全世界に強く訴え、「核兵器をつくらず、持たず、持ち込ませず」
の非核三原則を将来にわたり厳守するとともに、戦争
の悲惨さを子々孫々に伝え、平和を守る行政を行っ
ていくことを宣言いたし
ております。
この宣言を基本的な指針として、平成元年、役場庁舎前に非核平和都市宣言
の石碑とモニュメントを建立し、毎年8月6日、その石碑
の前で入善町平和祈念式を挙行し
ており、原爆犠牲者
の慰霊と核兵器
の廃絶、世界
の恒久平和を誓っ
ているところで
あります。
また、これにあわせ
て、広島に原爆
が投下された8月6日から終戦
の8月
15日まで
の間、役場庁舎
1階ロビーにおいて原爆展を行い、広島、長崎で
の被爆状況
の写真などを展示することにより、非核平和
の啓発に取り組んで
いるところでもございます。
平和祈念式につきまし
ては、非核平和都市宣言
の内容
が形骸化すること
のないよう、今後
の開催方法や事業
の見直しを検討するなど、非核平和へ
の取り組みを継続し
てまいりたいと考え
ております。
次に、小学生
の派遣についてで
あります。
小学生へ
の平和学習へ
の取り組みにつきまし
ては、議員御承知
のとおり、平成8年度から毎年、小学6年生
の児童
12名を小学生平和大使として、広島市
の平和記念式典に派遣し
ております。
派遣先
の広島市では、記念式典へ
の参加をはじめ、各学校
の同級生とともに平和へ
の願いを込め
て折った千羽鶴を広島平和記念公園内
の「原爆
の子
の像」に奉呈いたし
ております。
また、原爆ドームや平和記念資料館
の見学、語り部による被爆体験
の聴講、さらには広島市役所
の平和推進課を表敬訪問し
ての勉強会など、戦争
の悲惨さや原爆
の恐ろしさ、平和
の尊さなどを現地でつぶさに学んでき
ております。
帰町後は、広島で
の経験や感想などをつづった報告書を作成するとともに、平和大使として学んできたことを多く
の人に伝えるため、家族はもとより、夏休み
の体験発表として全校児童に伝え
ているところでもございます。
小学生
の年代から平和
の尊さに対する高い意識を持っ
てもらうことを目的としたこの取り組みは、今年度
の実施で2
1回目を数えました
が、平和行政を推進し
ていく上で、今後も非常に重要な取り組みで
あると認識をいたし
ております。
原爆投下から70年以上
が経過した現在、日本
が体験した歴史的事実から目をそらすことなく、記憶
の風化を防ぎ、若い世代に戦争
の悲惨さと平和
の尊さを伝え
ていくためにも、これら
の取り組み
が重要で
あり、今後も継続し
てまいりたいと考え
ております。
次に、核兵器廃絶に取り組む住民運動を励まし
ていくことも必要ではないかと
の御質問で
あります。
県内では、毎年6月から8月にかけて、原水爆禁止国民平和大行進富山県実行委員会や原水爆禁止富山県民会議あるいは日本青年学生平和友好祭富山県実行委員会
の3つ
の団体
がそれぞれ県内全域で非核平和運動
の推進などを訴えるデモ行進に取り組んでおられるようで
あります。
例年、そのデモ行進
の中で入善町役場などへ立ち寄られ、デモ行進
のPRとともに、非核平和運動へ
の取り組みに対する協力を町へ要請され
ております。
その際、町では、その活動に対し、激励
のメッセージを読み上げるなど、町として
の世界
の恒久平和を願う心をお伝えし
てき
ているところで
あります。
次に、核兵器禁止条約交渉
のため
の会議を開催する決議案に日本は反対した。平和首長会議に加盟し
ている町長はどう考えるかと
の御質問についてお答えをいたします。
報道によりますと、10月に開かれた国連総会
の委員会において、核兵器を法的に禁止する核兵器禁止条約
の交渉開始決議に日本
が反対したと伝えられ
ております。
このことについて、核廃絶を目指す平和首長会議会長
の松井広島市長ら
が11月に外務省を訪れ、政府
の判断に遺憾
の意を唱え、あるいは安倍首相宛てに、条約
の早期実現を求める要請書を提出したと報じられ
ております。
本町も平和首長会議に加盟し
ており、核兵器
のない平和な世界を望むという点においては揺るぎないもの
がございます。
しかしながら、核兵器禁止条約
の交渉開始
の是非など、現実を踏まえた対応につきまし
ては、国
の動向あるいは平和首長会議に加盟し
ている自治体
の対応などを注視し
てまいりたいと考え
ているところで
あります。
以上で、日本共産党を代表し
ての松田議員
の御質問に対する答弁とさせ
ていただきます。
なお、その他
の御質問につきまし
ては、副町長並びに担当課長
が答弁いたしますので、よろしくお願いを申し上げます。
24: ◯議長(
鬼原征彦君) 次に、職員体制
のうち、職員
の業務能力向上及び職員
の確保について、梅津副町長。
〔副町長
梅津將敬君 登壇〕
25: ◯副町長(
梅津將敬君) 松田議員
の職員
の業務能力向上及び職員
の確保について
の御質問にお答えさせ
ていただきます。
本町では、平成25年度から26年度にかけて、行政
の現状と課題等
の分析を行ったところで
あります。
結果といたしまし
て、庁舎内
の一般事務職におきましては、約30人分
の労働力
が不足し
ていると診断
がなされたところで
あります。
この診断を受け、職員不足
の全てを職員数
の増員で対応することは、自治体経営上、困難で
あることから、第4
次入善町職員定員管理計画におきまして、不足する30人
のうち
10人分は職員
の増で補う、また、
10人分につきまし
ては、事務事業
の見直しや外部委託を推進し
ていく、さらに残り
の10人分につきまし
ては、職員
のスキルアップで対応するものとしたところで
あります。
まず、1つ目
の職員採用についてで
あります。
年齢
のバランスを考慮し
て職員採用を行っ
ているところで
あります。ことし4月には一般事務職8名
の増員を図っ
ております。
次に、2つ目
の事務事業
の見直しや外部委託
の推進につきまし
ては、アクションプログラムを確実に実行するため、さらに具体化し、進捗を図っ
ているところで
あります。
最後
の10人分につきまし
ては、業務能力向上について申し上げますと、職務に必要なスキルとして、能力アップ
のため
の専門研修をはじめ、各階層別あるいは年齢別にリーダー養成、課題認識、問題解決等
の各種研修に取り組んで
いるところで
あります。
松田議員御指摘
の10人分
の業務能力
の向上は図られた
のかにつきまし
ては、現在、職員
の増と外部委託、そして、業務能力
の向上
の3項目を同時に進め
ているところで
あります。
現在は、計画期間
の2年目で
ありまし
て、徐々に成果となっ
てあらわれるよう、引き続き取り組んでまいりたいと考え
ております。
御指摘
の職員による事務処理ミス
の発生につきまし
ては、この場をおかりしまし
て、本当に申しわけなく思っ
ております。
今後、こういうこと
がないようにどうやっ
ていくかということで
あります
が、1つには、職員間
の会話不足や職場内
の連携不足
が要因で
あると捉え
ておりまし
て、本来やるべきことをやれば防げるものと認識し
ております。
仕事を進める上で基本を徹底し、職場を活性化させ、さらには、業務
の手順
が後追いではなく、先手
の仕事
が定着するよう、職員
の意識改革や習慣づけ
が必要と考え
ております。
また、現在、ストップ人口減少に向けました各種施策を展開し、行政サービス
の拡充を図っ
ているところで
あります。それらにあわせ
て体制
の確保も、今後
の人事異動等で検討し
ていきたいというふうに考え
ております。
以上で、松田議員へ
の答弁とさせ
ていただきます。
26: ◯議長(
鬼原征彦君) 次に、職員体制
のうち、保育士
の雇用について、清田結婚・
子育て応援課長。
〔結婚・
子育て応援課長 清田和憲君 登壇〕
27: ◯結婚・
子育て応援課長(清田和憲君) 松田議員
の町
の財政と職員体制について
の御質問
のうち、保育士
の雇用に関する御質問にお答えします。
まず、正規職員
の保育士数についてで
あります
が、現在、町
の正規職員
の保育士は、昨年度末で3人
が定年退職し、今年度新たに7人採用したことにより、昨年度
の68人から4人増え、72人体制となったところで
あります。
また、御案内
のとおり、さきに実施しました来年度
の正規職員採用試験におきまして、保育士6人を合格としたところで
あり、今年度末をもっ
て定年退職となる正規職員
が2人おりますことから、来年度には、さらに正規職員
の保育士
が4人増え、76人体制になる予定で
あります。
このように、町では、年々高まる保育ニーズに対応するため、休日保育をはじめとした保育サービス
の拡充などに取り組む一方で、現場
の保育士に過重な負担
がかからないよう適正な正規職員体制
の構築にも計画的に取り組んで
いるところで
あります。
次に、臨時保育士についてで
あります
が、町では、正規職員だけでは人手
が不足する分につきまし
ては、臨時保育士
のお力をおかりし
て対応し
ているところで
あり、現在、フルタイム
の職員
が26人、パートタイム
の職員
が15人で、計4
1人
の臨時保育士を雇用し
ているところで
あります。
しかしながら、昨今
の社会的な保育士不足によりまして、年々、臨時保育士
の確保
が困難になっ
てき
ていることから、町では、近年、臨時保育士
の待遇改善を行い、人員
の確保に努め
ているところで
あります。
今年度は、フルタイム
の臨時保育士
の賃金月額を平均で約3%引き上げ、正規職員
の初任給と同水準としたところで
あります。
さらには、保育経験年数に応じた加算方法につきまし
ても、町外
の保育所で
の経験年数も前歴換算に加えるなど、少しでも臨時保育士を確保しやすいような体制
の整備にも努め
ているところで
あります。
また、御質問
の臨時保育士を正規職員に採用することにつきましては、本町では、近年、職員採用試験を行う際には、年齢要件を引き上げた中堅職
の採用枠を設けるなど、長年、勤務し
ておられる臨時保育士にも受験
が可能な形で採用試験を行っ
ているところで
あります。
今年度も同様
の採用枠を設けたところ、6人
の合格者
のうち、現在、町
の保育所
の臨時保育士
の中で3人
が合格となりました。
町としましては、今後も職員定員管理計画を踏まえ、保育士
の年齢構成
のバランス調整などにも配慮しながら、保育サービス
の業務量に見合った適正な正規職員体制
の構築を図るとともに、引き続き必要な臨時保育士
の確保にも努め
てまいりたいと考え
ておりますので、御理解を賜りますようお願い申し上げ、松田議員へ
の答弁といたします。
28: ◯議長(
鬼原征彦君) 次に、住民
の暮らしと地域経済
のうち、町税
の収入と個人所得
の見込みについて、福沢税務課長。
〔税務課長 福沢和正君 登壇〕
29: ◯税務課長(福沢和正君) 松田議員
の住民
の暮らしと地域経済について
の御質問
のうち、平成28年度
の町税収入はどうか。町内で働く人
の所得をどのように見込んで
いるかについてお答えいたします。
まず、平成28年度
の町税収入
の状況で
あります。
昨年度と比較し
て収入
の増加
が見込まれる
のは、固定資産税と軽自動車税で
あります。このうち固定資産税は、北陸新幹線開業に伴う償却資産
の増加などで3,000万円余り
の増を、また、軽自動車税につきまし
ては、税率
の改正に伴い約
1,400万円
の増を見込んで
いるところで
あります。さらに、入湯税でも昨年度に比べ
て若干
の増加
が見込まれるところで
あります。
一方、減少
が見込まれる
のは、たばこ税で
あります。
たばこ税は、喫煙者
の減少とともに年々減少
の傾向に
あり、今年度は昨年度より約600万円近く落ち込む
のではないかと思われます。
なお、町民税につきまし
ては、個人町民税、法人町民税を合わせまし
て、昨年度と同程度を見込んで
いるところで
あります。
次に、町内で働く人
の所得をどのように見込んで
いるかと
の御質問にお答えいたします。
町では、平成29年度
の個人町民税
の歳入を見込むに当たり、11月上旬に町内
の従業員数
の多い主要な事業所十数社に、給与支払額
の動向に関する調査を行っ
ております。
調査
の結果、給与支払総額を従業員数で割った
1人当たり
の給与支払額は、前年と比較しまし
て100.6%となったところで
あります。
また、この調査を行っ
ていない多数
の事業所につきまし
ては、不透明な部分も
あります
が、昨年同等
の給与支給額を見込んで
いるところで
あります。
このため、調査
の結果とあわせまし
て、町内で働く人
の平成29年度課税
のため
の1人当たり
の給与所得は、全体としては今年度と同程度、ほぼ横ばいになる
のではないかと推計し
ているところでございます。
以上で、松田議員へ
の答弁とさせ
ていただきます。
30: ◯議長(
鬼原征彦君) 次に、住民
の暮らしと地域経済
のうち、年金受給額について、上浦住民
環境課長。
〔住民
環境課長 上浦雄治君 登壇〕
31: ◯住民
環境課長(上浦雄治君) 松田議員
の住民
の暮らしと地域経済について
の御質問
のうち、年金受給額
の物価
の上昇や消費税
の影響による実質推移と法改正後
の年金受給者について
の御質問にお答えします。
公的年金は、高齢者
の生活
の基盤として重要なもので
あり、その年金制度は、現役世代
の納める保険料によって高齢者
の年金を補う世代間
の支え合いによって
成り立っているもので
あります。
しかし、少子高齢化
が急速に進み、世代間
の支え合いに不均衡
が生じたことから、平成
16年に制度
の安定化
のため、年金支給額
の計算方法
の見直し
が図られたところで
あります。
基本的に、年金額については、賃金や物価
の上昇を踏まえた改定率を反映し
て支給されるところで
あります。
現在は、平成
16年
の見直しにより、この改定率から現役
の被保険者
の減少と平均余命
の延びに応じ
て算出されたスライド調整率を差し引いたもので支給されることとなっ
ております。
なお、この計算
の仕組みは、賃金や物価
が上昇する場合には適用します
が、賃金や物価
の伸び
が小さく、適用すると年金額
が下がっ
てしまう場合には、年金額
の改定は行わず、特例的に据え置かれ
ていました。
厚生労働省
の報道発表によりますと、近年
の年金支給額
の状況は、平成26年度は◇0.7%
の引き下げ◇、平成27年度は0.9%
の引き上げ、平成28年度は据え置きとなっ
ております。国
の報道発表は、あくまで全国
の平均
の年金支給額で
あります。(※「◇」印で前後を囲んで
ある語句は発言訂正に基づき訂正済)
町における年金受給者
の受給額
の推移につきまし
ては、住民税課税ベースで平成27年分、受給者9,865人に対し年金所得額は約38億4,800万円で
あり、
1人当たり
の平均所得額
の増減については、対前年比0.7%
の増加で
あります。
しかしながら、3年前
の平成24年分と比較しますと、
1人当たり
の平均年金所得額は4%
の減となっ
ております。
現在、国会では、年金制度改革法案において、年金額改定
の新ルール
が審議されるところで
あります。新ルールでは、賃金
の下落幅
が物価
の下落幅よりも大きければ、賃金にあわせ年金支給額
が下がるもので
あります。
また、消費税は平成26年4月に8%に引き上げとなり、平成3
1年10月には
10%に引き上げになる予定です
が、これら
の引き上げに対する支援として、今年度、臨時福祉給付金
が支給され、また、今議会に上程中
の補正予算において、経済対策分
の臨時福祉給付金を計上し
ているところで
あります。
さらに、今後、無年金者へ
の救済措置として、年金を受け取る
のに必要な加入期間を25年から
10年に短縮することや、低所得者へ
の年金生活者支援給付金など
が予定され
ております。
物価
の上昇や消費税
の引き上げで、年金生活者
の方々
の家計へ
の影響も懸念され
ているところで
あります
が、少子高齢化
が進む中、年金財政を安定させ、将来世代
の給付水準を確保するために、御理解を賜りますようお願い申し上げ、松田議員へ
の答弁とさせ
ていただきます。
32: ◯議長(
鬼原征彦君) 次に、住民
の暮らしと地域経済
のうち、下請単価
の改善について、梅澤キラキラ商工観光課長。
〔キラキラ商工観光課長 梅澤武志君 登壇〕
33: ◯キラキラ商工観光課長(梅澤武志君) 松田議員
の住民
の暮らしと地域経済について
の御質問
のうち、下請単価
の改善についてお答えいたします。
国
の諮問機関で
あります働き方改革実現会議
の第3回会議
が平成28年11月
16日に開催され、安倍首相
が賃上げに関連し
て、「中小企業
の賃上げ
の環境を整備するため、下請等中小企業
の取引条件
の改善にしっかり取り組んでいただきたい」と
の発言をされたところで
あります。
この発言は、いわゆるアベノミクス
の成長戦略によって経済
の好循環を中小企業に波及させ、力強く継続させ
ていくためには、中小企業従業員
の賃上げ
が必要と
の不退転
の決意を改めて表明されたものと理解し
ております。
国では、中小・小規模事業者
が賃上げを行いやすい
環境をつくる観点から、下請等中小企業
の取引実態を把握し、取引条件改善に必要な検討を行うため、下請等中小企業
の取引条件改善に関する関係府省等連絡会議を平成27年12月2
1日から開催し、現在9回目を迎え
ております。
その会議において、下請法など
の規制法や振興法に関する取り組み、下請ガイドライン
の検討、下請中小企業、大企業に対するヒアリングなどを実施し、政府
の具体的取り組み
の進捗状況
が協議され
ております。
当町におきましても、2
次、3
次下請といった事業所
が多いことからも、アベノミクス
が中小企業に与える経済効果に対し、大変有効なものと期待し
ております。
あわせ
て、これら施策に伴い、働く人たち
の賃金
が上がっ
ていくことを期待し
ているところで
あります。
また、町としまし
ても、企業訪問
の機会などを捉え、雇用
の改善など、できる限り
のお願いをし
てまいりたいと考え
ておりますので、御理解を賜りますようお願いをいたします。
以上で、松田議員
の御質問に対する答弁とさせ
ていただきます。
34: ◯議長(
鬼原征彦君) それでは、再質問を受けます。
12番 松田俊弘君。
35: ◯
12番(松田俊弘君) 職員体制
のうち
の、特に保育士
のことについて、再質問したいと思います。
この間、私個人ですけれども、あるいはこういった役場
の保育士体制、特に臨時
のフルタイム
の話を住民と話をする機会
が何度か
ありまし
て、皆さん、驚かれるわけですね。「普通
の会社、企業だったら、それ、ブラック企業だよ」って言われるんですよね。
例えば、何という法律だったか忘れましたけど、臨時
が5年間勤めれば、正規
の職員として採用しなくちゃならんという法律
がありますけれども、そういう
のも地方公務員だから適用されないとか、半年ごと
の契約更新で次々とやられ
ていくわけですから、産休や育児休業も全く与えられないんだと。
ある方は、こういうところへ勤め
ている人は、やっぱり大事にし
ていかなくちゃいけないんじゃないかということを強調され
ていました。
ぜひとも改善を進め
ていっ
ていただきたいと思うんですけれども、町長、どう思いますか。
36: ◯議長(
鬼原征彦君) 神子沢総務課長。
37:
◯総務課長(
神子沢喜彦君) 臨時保育士について
の考え方ということでございます
が、職員につきまし
ては、先ほども御答弁申し上げたとおり、きちんと現状を見ながら増員を図っ
ていくということ。さらに、例えば職員
が育児休業だとか、あるいは病休だとかといった場合に、臨時的に対応し
ていくという考え方でございますので、そういったことを踏まえ
て、現状に対応し
ていきたいというふうに考え
ております。
38: ◯議長(
鬼原征彦君)
12番 松田俊弘君。
39: ◯
12番(松田俊弘君) 正規
の職員ですと、例えば育児休業についてですけれども、これは法律で決められ
ていますから、育児休業
の場合、
120日までは給料
の67%
が支給されると。それを超える分に対しては、子ども
が1歳半になるまでは50%を支給し
ていくと。育児給付制度という
のは
ありますけれども、残念ながら、町
のフルタイム
の保育士さんはこれに該当しないわけですよね。要するに、妊娠したらやめろということなんですわ。
実はいろいろ調べ
てみまし
て、お隣
の黒部市は、いわゆる臨時
のフルタイム
の保育士さんも正職員と同じように、育児休業、介護休暇
が当たっ
ている。しかも、育児休業
の給付金も給付され
ているんですよね。
私は、こういったことを参考にし
て、ぜひとも入善町でも対応できるようにし
てもらいたいと思うんです。
調べ
てみましたら、町と違っ
て臨時職員ではなく
て、同じ臨時職なんですけれども、委嘱員という形でフルタイム
の職員
が雇用され
ていると。ですから、雇用期間
が入善町
のように半年ごとということではないので、そういった制度
が適用できるんだろうと私は思っ
ています。
ぜひこういったところを研究し
て、せめてフルタイムで働い
ている正規
の保育士さんに育児休業
が、あるいは給付金
が給付できるように取り組んでもらいたいと思いますけれども、総務課長、どうでしょうか。
40: ◯議長(
鬼原征彦君) 神子沢総務課長。
41:
◯総務課長(
神子沢喜彦君) 今ほど松田議員
のほうから、黒部市
の取り組み等も
あったわけです
が、私どもとして、雇用体制について、雇用
の仕方について、このような要綱を定めまし
て募集をし
ておるところでございますので、その違いということは御理解いただければというふうに思います。
42: ◯議長(
鬼原征彦君)
12番 松田俊弘君。
43: ◯
12番(松田俊弘君) 保育サービスを担う
のは、本当に現場
の職員
の皆さんなわけで、こうした人たちにしっかりと仕事を担っ
てもらうためにも、きちんと身分保障をし
ていくということも大事だと思うんですよ。そうでないと、入善町は冷たい町だと言われますよ。職員に冷たい町は町民にも冷たい町になりかねないと私は思うんですよ。ぜひそこ
のところを検討し
ていただきたいと思います。
ちょっと財政についてお聞きしますけれども、借金
の地方に来る部分
が地方交付税に参入され
て、後で返っ
てくるんだという議論は、ずっと私どもは聞かせ
てもらっ
ていて、それはいいことだなというふうに思っ
てきましたけれども、最近、様子
が違っ
てき
ています。
大体、町は地方交付税を参入すると、普通交付税ですけれども、当初予算では、実際よりも、決算結果よりも5億円から4億円低く見積もっ
ているんですよね。いつ下げられるかわからないからだと、最低限を見積もっ
ていると言っ
ているんですよね。これ、矛盾し
ていますよね。
それから、先ほど地方交付税
が削減される方向に向かっ
ていると言われました。これ、私は大反対で
ありますけれども、臨時財政対策債、これは元利も地方交付税参入されますけれども、これ
が一般財源じゃなく
て特定財源として入っ
てくるなら、私は理解できるんですよ。普通交付税
の中にまぜ込まれ
ているから、実態
が見えないんですよね。これは大変恐ろしいことだなというふうには思っ
ています。
町長は財政畑を歩んでこられましたから、よく御存じだと思うんですけれども、どう思われますか。
44: ◯議長(
鬼原征彦君) 笹島町長。
45: ◯町長(
笹島春人君) 現状
の交付税制度
の中で、やはり私どもも一番危惧する
のは、交付税
の総額自体
がなかなか伸び
ていない中に、どんどんとメニュー
が入っ
てくるというような実態
が今
あるように思われます。勢いでその分だけ、場合によってはカットになる部分も
あるのではなかろうかという心配もし
ておるわけで
ありまし
て、今ほど御指摘
のありましたように、例えば臨時財政対策債、満額、元金、利子を含め
ていただけるという形
のものはしっかりと確保し
ていただけるように、またそれ以外
の交付税につきまし
てもしっかりと確保できるように、県あるいは国
のほうに働きかけ
ていきたいというふうに思っ
ております。
46: ◯議長(
鬼原征彦君)
12番 松田俊弘君。
47: ◯
12番(松田俊弘君) 先ほど町長は、子育て支援に新たに
1億
1,000万円積んだんだと、これは大きく評価しますけれども、町
が独自で行っ
ている町
の社会保障ですね、福祉といいましょうか、平成28年度は、恐らく6億円ちょっとだと思うんですね。一般財源ですよ。特定財源は入れません。町
が独自に行っ
ているやつです。
ところが入善町は投資的経費に対して、一般財源から直接投資するもの、それから借金返済として返済するもの、これを合わせますと、年間20億円になるんですよ、この間ずっと。だから、20億円といいますと、歳入、一般財源80億円
の4分の
1ですよね。だから、これをきちんと整理し
ていかないと、子育て支援
の強化なんて全くできないと思います。
ぜひこのことを長期的なことを考えながらも検討し
ていただい
て、町民
の暮らしを支える子育て支援を強化し
ていくようにお願いをいたしまし
て、私
の質問といたします。
ありがとうございました。
48: ◯議長(
鬼原征彦君) 以上で、松田俊弘君
の質問
が終了いたしました。
ここで暫時休憩いたします。
午後は
1時から開議します。
午前
11時59分 休憩
─────────────────────────
午後
1時00分 再開
49: ◯副議長(佐藤一仁君) 議長
が都合により不在となりました。地方自治法第
106条
の定めにより、私
が議長にかわり議事を進めます。
皆様
の御協力をお願い申し上げます。
それでは、休憩前に引き続き開議いたします。
午前中
の松田議員
の質問に対する答弁で、一部修正
の申し出
がありますので、発言を許可します。
上浦住民
環境課長。
〔住民
環境課長 上浦雄治君 登壇〕
50: ◯住民
環境課長(上浦雄治君) 先ほど
の松田議員
の住民
の暮らしと地域経済について
の答弁
のうち、厚生労働省
の報道発表
のうち、平成26年度
の年金支給額
の状況において、0.7%
の引き下げ
のところ、0.7%
の引き上げと答弁し
てしまいました。訂正をお願いするとともに、おわび申し上げます。(※該当部分において訂正済)
51: ◯副議長(佐藤一仁君) それでは、町政一般に対する質問を続行いたします。
これより一般質問に移ります。
6番 五十里国明君。
〔6番 五十里国明君 登壇〕
52: ◯6番(五十里国明君) 午後から
の1番でございます。何かと御飯を食べた後は眠くなるかと思いますけど、よろしくお願いいたします。
今、米国で、政治や公職経験
がない人
が国益最優先を掲げ、米国
の大統領につくこと
が大きな話題になっ
ている。日本など同盟関係国
の見直しを公言し、日米関係へ
の影響も必至と考えられる。
日本は、予測不能
の事態
の展開にも冷静に対処することは無論、オバマ政権
が日米など
が参加する環太平洋経済連携協定(TPP)を来年1月まで
の任期中に議会
の承認をえることを事実上、断念した。貿易拡大で参加
12カ国
の経済成長を促し、世界的な経済ルートづくりを日米
が主導し、中国
の地域経済
の覇権を牽制する狙いも
あったと思う
が、TPP
が主因で、貿易
の縮小から世界経済
が停滞すれば、貿易問題で選挙戦
の支持を広げた戦略
が徒労に終わる可能性を心配したトランプ氏は、選挙期間中、雇用
が奪われると強く反対したTPPを大統領就任
の初日に離脱すると宣言した。
安倍首相は、大統領選直後
の異例な早期訪米で個人的信頼関係
の構築を狙い、トランプ氏とニューヨークで会談し、日米同盟
の重要性やTPPを含めた自由貿易推進
の理解を促した。「トランプ氏は信頼できる指導者だと確信した」と報道され
ているが、安倍総理は、来年1月20日
の大統領就任式直後
の早い時期
の1月27日にもトップ会談
ができないか模索し
ている。
国内でも、戦後7
1年にわたって未解決
の北方領土問題を打開し、平和条約締結につなげようと、安倍首相とプーチン大統領
があす、あさって
の二日、山口県と東京で会談
が行われる
が、領土返還、共同経済活動、自由往来
の諸問題を一歩一歩着実に前進させ
ていくため全力を挙げると安倍首相は語っ
ているが、7日
の党首討論で、自由な往来をとにかく可能にし
てほしいという元島民ら
の希望に応える責務
があると強調され
ている。
きょう
の新聞で、プーチン氏は北方領土問題で、日ソ共同宣言
の枠を超えると述べ
ているが、7
1年目にロシアから
のプレゼント
が日本に届けられるかどうかだと思う。
では、通告に従い質問いたします。
農林水産省は、20
16年産水稲
の作況指数を発表し、富山は22年ぶり
106
の「良」と、新潟県に次ぐ全国2位
の高水準で6年連続作況指数
が100以上となり、
10アール当たり
の収量も566キロと最高だった20
15年産をさらに上回る過去最高記録と報道された。農家
が心配する豊作による供給過剰で
の米価下落はないという
が、反面、国
の手厚い補助金で作付面積
の生産調整目標を2年連続達成し
ているが、これで減反
が定着したとは思えぬ
が、国策に頼る、これ
が農業
の実態だと思う。
県は今、作付され
ているコシヒカリを超える新品種
の作付を20
18年に最大で
1,000ヘクタール
の作付できる種もみを確保し、県内で実証栽培し、収穫した米を先行販売し、富山
のブランド力を高め、産地間競争に勝てるようにと知事
が語られ
ている。
笹島町長は、本町
の基幹
産業は農業だと常々語られ
ているが、この県
の政策に本町も早い時期から
の取り組みを考えるべきと思う
が、どのように考え、指導される
のか答弁願いたい。
本年4月より入札制度
が改正され、価格事後公表で入札
が執行され
ているが、制度改正後
の入札物件で、再入札や不落随意契約
の件数
が出
ていると思う
が、この件数と、不落にかかわる再入札した入札物件数
の回答を願いたい。
入札制度改革後
の9月28日に、入善町建設協会から、改正された入札制度に対し当局に要望書を提出された。その要望内容に、見積もりにより定めた資材単価及び施工単価については、県発注工事は公告時に公表し
ているので公表し
てほしいと求めた当局
の回答は、公表はしない。その理由として、「当局
が見積もり提出者に不利益を与える可能性
があるため、見積もりを公表しない」とし
ているが、それはどういうことか。要望された契約後に、工事費内訳書を公開し
ていただきたいと
の答弁に、新年度より公表を検討し
ていきたいと答弁された
が、業者
が不落再入札物件
の積算過程で、当局
が見積もりによる資材単価、施工単価は公表しないとする当局
のこの入札指導
が不落
の要因になっ
ていると考えられる
が、この2点について
の答弁を願いたい。
最後に、本員
が9月議会で、町発注
の下水道工事で差しかえ入札
があり、後日、契約を破棄し、入札
のやり直しを全員協議会で報告された事案で、入善町
の入札心得第2条第3項を守っ
ていなかった3業者、地方自治法施行令第
167条
の8第2項に反する
1業者
の指名留保すべきと述べた事案
の処分措置業者数を当局は何社で
あったか把握し
ていると思う
が、再度、正確に業者数を教え
ていただきたい。
副町長は、前回議会で回避措置件数を町民に公表され
ていない処分措置件数
の間違いを議事録から指摘され、平成
13年度
の指名回避
がなかったと
の答弁をいとも簡単に訂正された
が、公開され
ている平成
10年度から
の指名停止業者
の停止期間確認
のため、期間は何月何日から何日までと正確に答弁をお願いしたい。
平成
13年12月議会で、差しかえ入札
の処置業者について、一定
の入札回数を留保しました。当該業者につきまし
ても反省
の色濃く、現在では指名
の回復を行っ
ていると議事録で答弁され
ているが、この処置業者
の指名回避、留保された期間と回数を答弁願いたい。
副町長はこの事案について、前回、現課
の担当者に何回か調べるように言った
が、議事録だけだったということで、再度調査すると答弁された
が、その後
の調査結果をあわせ
て答弁願いたい。
指名回避について、先輩議員
が議事録で処分措置について
の問題点を発言され
ています。朗読します
が、平成
13年
の9月議会で、どういう理由であなたを指名から外しますよと、外した業者
のところへ出向き、文書で戒告処分
のようなものは行っ
ていない
のか。業者にすれば、自分としてもどういう罪な
のか、公平・公正・平等な入札制度と町は言っ
ているけど、これ
がいつまで続くんだろうかという点についても、町
の基本方針というものを明確に出すべきと質問され
ている。
また、
ある議員は、平成
15年9月議会で、指名回避、留保
のいかなる処分で
あれ、当然その措置基準を設けなければなりません。それ
がどこに定め
てあるか、指名留保する業者にその理由を明らかにするとともに、公表すべきとただされ
ているが、この発言について、町民に十分に理解できる答弁
がなされ
ていない。
また、当局
が指名回避を業者に通知することは、代表者個人
の法令違反や町民税滞納による指名回避理由を記載した通知を送付することになることから、代表者
の個人的な情報を会社に知らせることになり、個人情報に抵触するおそれ
があることから、これを行わないものとしたと答弁され
ているが、では、回避業者に処分措置
の内容を含め、是正処置等
がどのように過去
の処分業者に伝えられ
ていた
のか。
副町長は、指名回避、留保は、指導というふうに捉え
ております。しかし、指導で
あっても処分措置
の伝達は文書ですべきということで、平成
19年からし
ているものと推察し
ておりますと答弁され
ているが、副町長
のこの答弁は行政内
の二重答弁で
あり、かつ処分措置を課せられた業者に、整合性を欠く答弁と考える
が、副町長
の答弁をお願いし、質問を終わります。
53: ◯副議長(佐藤一仁君) それでは、答弁を求めます。
県
が開発した新品種について、笹島町長。
〔町長
笹島春人君 登壇〕
54: ◯町長(
笹島春人君) 五十里国明議員
の県
が開発した米
の新品種に関する御質問にお答えをいたします。
現在、県では、平成24年度から米
の新品種
の開発を進め
ております。
その目的は、激化する米
の産地間競争に打ち勝つため、富山県
の主力品種で
あるコシヒカリを超える、食味
がよく、高品質な新品種
の育成、導入で
あります。
この新品種
の特徴といたしまし
ては、低タンパクでおいしいこと、高温でも白未熟粒
が少なく、高品質で
あること、草丈
が短く、倒伏しにくいこと、いもち病に強く、農薬を節減できることなど
があります。まさに現在
のコシヒカリ
の弱点を克服し、おいしさを最大限に発揮した品種と言え、新たなブランド米として大いに期待されるもので
あります。
開発に係るこれまで
の経過につきまし
ては、平成24年度から県
の農業研究所において、「高温でも高品質」「草丈
が短い」「いもち病に強い」という3つ
の特性を持つ稲
の交配を開始し、3,000系統に及ぶ多様な稲を生み出しました。平成26年度には、この3,000系統
の中から
16系統を選抜し、昨年度は、その
16系統から3系統にまで絞り込みを行ったところで
あります。
今年度は、その3系統について、土壌条件や気候など栽培
環境の異なる入善町を含む県内4カ所
の圃場で現地栽培し、比較試験を行っ
ております。
さらに、生育特性や収量性、米
の外観品質や食味について分析し、評価を行うとともに、専門家で
ある日本穀物検定協会など
の助言も踏まえながら、今年度中に、品質や食味など
が最もすぐれた系統を1つ選抜する予定で
あると伺っ
ております。
また、こうした取り組みに合わせ
て、県では、この新しい富山米
の名称を10月29日から12月2日まで広く公募したところで
あります。応募総数は延べ9,4
11件と聞い
ており、期待と関心
の高さ
が伺えます。
今後は、農業団体や卸売業者、有識者など
の民間
の方々で構成する検討会で公募されたものから名称を決定し、今年度中に品種登録
の出願をする予定と聞い
ております。
そして、来年度は、入善町で行われるかは不明で
あります
が、県内各地に実証圃場を設置し、地域特性に応じた栽培技術を確立するとともに、一般栽培用
の種子
の生産を行い、平成30年度から本格的な栽培を開始し、消費者など
の評価を踏まえながら、順次生産拡大を図る予定で
あるとし
ております。
なお、新品種へ
の作付転換に当たりましては、県下一丸となっ
て戦略的に進め
ていく必要
があり、本町におきましても、県
の動向にあわせ、JAなど関係機関と連携しながら計画的に推進し
ていかなければならないものと考え
ております。
一方、新品種
がいかにつくりやすく、おいしく
ても、それに見合う米価
が確保され、農家
の所得向上につながらなければ意味
がなく、しっかりとしたPR、販売対策
が重要で
あります。
県では、今後、新品種と他品種と
の差別化を図るため
のマーケティング戦略や、知名度を高めるため
の各種メディアなどによるPR活動、イベント開催など
の販売戦略について積極的な展開を図っ
ていくと伺っ
ております。
町といたしまし
ても、コシヒカリを超えるとされるこの新品種は、農家
の所得向上に大いに期待できるものと考え
ております。消費者から高い評価
が得られ、米価に十分反映されるよう、今後、県やJAなどと歩調を合わせながら積極的な展開を図っ
てまいりたいと考え
ております。
以上で、五十里国明議員
の御質問に対する答弁とさせ
ていただきます。
なお、その他
の御質問につきまし
ては、副町長
が答弁いたしますので、よろしくお願いを申し上げます。
55: ◯副議長(佐藤一仁君) 次に、入札制度並びに町建設協会
の要望書回答並びに下水道工事
の差しかえ入札について、梅津副町長。
〔副町長
梅津將敬君 登壇〕
56: ◯副町長(
梅津將敬君) 五十里国明議員
の4月に改正いたしました入札制度に関する御質問についてお答えさせ
ていただきます。
町では、本年4月から予定価格を事後公表に改正したところで
あります。
予定価格につきまし
ては、平成
13年9月から事前公表としたところで
あります
が、事前公表では、業者
の積算努力や企業努力
が損なわれる、また、競争性
が制限されるなど
の理由から、平成23年8月
の閣議において、「公共工事
の入札及び契約
の適正化を図るため
の措置に関する指針」
が決定され、地方公共団体におきましても、事後公表に見直すよう国から要請
があったところで
あります。
これを受けまし
て、町におきましては、庁内
の入札制度改善検討委員会などで検討した結果、本年4月より事後公表としたところで
あります。
五十里議員御質問
の中で、積算能力向上は図られ
ていると思う
のかという御質問で
あります。
9月議会でもお答えいたしました
が、現在は改正から8カ月しか経過し
ておりませんので、現時点で業者
の積算能力
が向上したかについては判断しかねるところで
あります
が、入札を重ねるごとに積算能力
が向上し
ているものと考え
ているところで
あります。
次に、何件
の不落物件
が出たか、あるいは不落
の要因は何
が考えられるかについてで
あります。
今年度、11月末まで
の工事入札件数につきまし
ては
122件ございます。入札参加者全社
が予定価格を上回ったことによる、いわゆる入札不落件数につきまし
ては
10件で
あります。
そのうち、工期
が限定され
ていることから、また、最低価格
が予定価格
の10%以内ということで
ありますので、随意契約ということで入札価格を再提示し
ていただい
て随意契約としたところで
あります。
この不落
の原因につきまし
ては、個々
の工事によってさまざまです
が、主な原因としては、業者
の積算誤りによるものと考え
ているところで
あります。
中でも、工事によっては複数
の工種を求める工事も
あり、業者
の専門外
の工種について
の積算
の乖離というもの
があるのでないかと考え
ているところで
あります。
次に、不落
の入札物件はどのように再入札
がなされる
のかについてで
あります。
不落となった場合においては、その都度、その原因を調査し、適宜対応し
ているところで
あります。
不落による再入札につきまし
ては、具体的に申し上げますと、専門業種へ
の分離発注など設計図書
の見直し、入札参加業者
の入れかえなどで対応し
ているところで
あります。
町といたしまし
ても、不落となりますと、再見積もりによる業者
の負担
が大きくなるばかりか、工期
の遅れにより関係住民
の方々に御迷惑をおかけすることになります。
今後も業者から
のヒアリングや入札書とともに提出される工事費内訳書と町
の積算を比較し
て、不明確なところ
があれば改善をし、わかりやすい設計書
の作成に努め
てまいりますので、よろしくお願いいたします。
次に、入善町建設協会
が提出いたしました要望書
の回答に関する御質問にお答えさせ
ていただきます。
議員御質問
の要望書とは、入善町建設協会から本年9月28日に現行
の入札制度
の改善について町に提出されたもので
あります。
内容につきまし
ては、まず、再度入札時
の見積期間
の短縮、適正な工期
の確保、見積単価、工事内訳書
の開示など5項目
の要望
があったところで
あります。
この要望に対しましては、まず、協会役員
の皆様に口頭で回答し、改めて10月初旬に文書で回答させ
ていただいたところで
あります。
さて、議員御質問
の見積もり
の資材単価及び施工単価を公告時に公開しない理由といたしまし
ては、当局
が見積もり提供者に不利益を与える可能性
があるため、見積もりを公表しないとし
ているが、それはどういうことか。また、再入札されるときに、入札参加者は見積金額
の正当性を知ること
ができないについてお答えさせ
ていただきます。
見積もり資材単価や施工単価を公表することにより、公表された金額
が基準となっ
てしまい、その金額に縛られ、見積もり提供者
が他
の工事でも、それ以外
の金額を提示すること
ができなくなるなど、その後
の営業活動に影響
が生じるということ
が考えられます。
加え
て、入札前に見積もり資材単価等を公表いたしますと、一部で
あります
が、事前公表ということになり、業者
の積算努力や企業努力
が損なわれる、競争性
が制限されるなど
の問題も
あり、現在
のところ、公表は考え
ておりません。
しかしながら、応札業者から見積もり資材単価等
の積算につきまし
ては、難しいという声も伺っ
ているところで
あります。
積算に当たりましては、仕様書や図面等に仕様や製品
の型番などを明確に記載し、積算期間中における質疑期間を今まで以上に確保するなど、積算
がしやすいように努め
ているところで
あります。
次に、工事内訳書
の入札後公開は当然と思う
がについてで
あります
が、入善町建設協会にも回答させ
ていただきました
が、平成29年度から
の公表を今、検討し
ているところで
あります。
町といたしまし
ては、予定価格事後公表とあわせ
て、工事内訳書
の事後公表により、今後一層、業者
の積算能力
がさらに高まることに加え、競争性
が高まることを期待するもので
あり、また一方で、反面では
あります
が、業者負担
が重くならないよう、この入札制度
の工夫をし
てまいりますので、御理解をいただきますようお願いいたします。
次に、下水道工事
の差しかえ入札について
の御質問にお答えさせ
ていただきます。
まず初めに、9月議会
の御質問で調査依頼
がありました平成
13年
の下水道工事
の入札における入札書を差しかえしたことにより、関係業者
が指名回避
の処分を受けた
のではないかと
のことについてで
あります。
再度調査した結果、資料は平成
13年9月議会定例会
の議事録だけで
あり、他
の資料は廃棄処分となっ
ており、処分
の有無等についてはわかりませんでした。
また、五十里議員は9月議会
の再質問
の中で、現在係争中
の裁判資料を引用され
ておられましたので、当町
の顧問弁護士とも協議をした結果、この件に関する答弁につきまし
ては、今後控えさせ
ていただきますので、よろしくお願いいたします。
次に、指名回避者
の文書通知は個人情報と
の整合性に欠ける
のではないかについてで
あります。
平成
19年度以前は、指名回避
の理由に代表者個人
の法令違反や町税滞納なども含まれること
があり、個人情報保護法に抵触するおそれ
があること、また、指名回避
が指導的意味合いを持つことから、文書で
の通知はし
ておりませんでした。
しかし、庁内
の検討
の結果、指導で
あっても文書で通知すべきという結論になり、平成
19年度より文書で
の通知をすることになりました。
9月議会でも答弁させ
ていただきました
が、個人情報保護
の観点から、文書を郵送する
のではなく、本人に直接手渡しで通知することにより、個人情報
が漏えいすること
のないよう配慮し
ておりますので、御理解
のほど、よろしくお願いいたします。
以上で、五十里国明議員へ
の答弁とさせ
ていただきます。
57: ◯副議長(佐藤一仁君) それでは、再質問を受けます。
6番 五十里国明君。
58: ◯6番(五十里国明君) まず、笹島町長から答弁願った新しい品種
の経過等を聞きました。
これは、富山県ばかりでなく、福井県も同様なことをやっ
ているのは事実でございます。
ただ、これは、まだ年数は
あることは
あります
が、町長
の基幹
産業は農業ということを考えたとき、JAとも連携しながら、なるべく早目
の対応をすること
がこれから大切じゃなかろうかと思っ
ております。
そういう意味では、町長
が常々おっしゃっ
ていることですから、よろしく御指導
のほう、お願いいたします。
農民
のほうも大変町長には期待し
ておりますから、またひとつ、お願いいたします。
59: ◯副議長(佐藤一仁君) 笹島町長。
60: ◯町長(
笹島春人君) ありがとうございます。
常々、私も町
の基幹
産業は農業で
あるということは申し上げ
てき
ておるとおりで
あります
が、今、やはり町
の主力品種で
ありますコシヒカリ
が主流になっ
ております。
ただ、気候
の関係なども含め
て、コシヒカリ一辺倒ではいかがなものかということもございますし、やはり効率的な農業を営むため
の作付体系といったものも見直す必要
が出
てき
ておる時期ではなかろうかというふうに思っ
ております。
こういった中で、新たな品種
ができ上がるということで
ありますので、町といたしまし
ても大いに期待をしながら今後
の推移を見守り、また、できる限り
の支援をし
ていきたいというふうに思っ
ております。そのこと
が農業所得
の増大につながれば、なおうれしいというふうにも思っ
ておりますので、今後も精いっぱい
の努力をし
ていきたいと思います。よろしくお願いいたします。
61: ◯副議長(佐藤一仁君) 6番 五十里国明君。
62: ◯6番(五十里国明君) では、引き続きまし
て、副町長
のほうにお願いいたします
が、私もしつこいような形です
が、何回も言っ
ておりますけど、副町長
のほうももう少し頭をやわらかくし
ていただきたいと思います
が、何か言いますと副町長は、係争し
ているからどうのこうのと言われますけど、私
の質問は、係争とは全然関係
ありませんよ。下水
の再入札に関して
の話、含め
ての話を質問し
ているわけですから、そのことについてまず聞きますけど、私
の質問
の中で、指名回避業者
が何社で
あったかということは、まずはっきりと何社ということを答え
ていただきたい。そういう質問をしたと思うんです
が、その答弁になっ
ておりませんから、答弁、よろしくお願いします。
63: ◯副議長(佐藤一仁君) 梅津副町長。
64: ◯副町長(
梅津將敬君) 今ほど申し上げましたように、書類
が全て廃棄され
ておりますので、調査した結果、いわゆるそういう書類
がないもんですから確認
ができなかったということで答弁させ
ていただきます。
それと、この案件については係争中ではないというお話でございました
が、先日、係争中
の公判
があったそうで
あります。そこで原告側
のほうから、今ほど質問されました案件についても言及
があったということで
ありますので、顧問弁護士
のほうから、今回
の質問については答弁は差し控えるようにという御指導をいただい
ておりますので、今後、この件に関し、いわゆるこの下水道工事
の差しかえ入札につきまし
ては、答弁を差し控えさせ
ていただきますので、どうかよろしくお願いいたします。
65: ◯副議長(佐藤一仁君) 6番 五十里国明君。
66: ◯6番(五十里国明君) 副町長に聞きますけど、そういう相談された話はまた別といたしまし
て、副町長
の口から出ました書類
が廃棄され
ているという話でございましたけど、廃棄され
ても調べることは可能じゃないですか。どうですか。
67: ◯副議長(佐藤一仁君) 梅津副町長。
68: ◯副町長(
梅津將敬君) 担当
の企画財政課
の入札担当
のほうに指示し
て報告を受けたところ、廃棄され
て、ないということで
あります。
ただ、議会議事録
の中では、何社かということでは3社、そのほかに
1社で、4社という読み取り方
がされるかと思います
が、そういうこと
があった
のか、ただ、その中で指名回避、当時は指名留保という表現を使っ
ております
が、それ
がどの業者な
のか、また、それ
が何カ月、何回行われた
のかについては、その議事録
の中でも触れられ
ておりませんので、申しわけございません
が、いわゆる確認という形ではできないということで、不確定なことで答弁をすることを差し控えさせ
ていただきます。
69: ◯副議長(佐藤一仁君) 6番 五十里国明君。
70: ◯6番(五十里国明君) 副町長、確認と、確認する努力をしない
のとは全然違いますよ。一介
の私らでも、調べようと思えば調べること
ができるんですよ。それを公的な立場で、調べることは十分できると思いますよ。どうですか。答弁お願いします。
71: ◯副議長(佐藤一仁君) 梅津副町長。
72: ◯副町長(
梅津將敬君) 具体的にどうやっ
てやればいい
のかは私もよくわかりません
が、担当
のほうからそういう報告を受け
ております。
したがいまし
て、いわゆる確認できる確かな資料に基づくものというもの
ができませんので、御理解いただきたいと思います。
また、たとえ確認できたとしても、先ほど申し上げましたように、顧問弁護士
のほうからは、この件について、先ほども申しました理由において、答弁は差し控えるようにということで
ありましたので、差し控えさせ
ていただきますのでよろしくお願いいたします。
73: ◯副議長(佐藤一仁君) 6番 五十里国明君。
74: ◯6番(五十里国明君) 副町長ね、この平成
13年
の差しかえ
の件
が、なぜそれ
が裁判と関係
がありますか。弁護士
が答弁する必要ないとかとおっしゃったと言いますけど、私
の調べ
ている話
の中では、議事録だと3社に
1社、4社になりますよね。これ、私
の調べた範囲では、2社
が指名回避になっ
ているんですよね。そもそも4社と2社、4社
のうち2社という形で、数
が少ないということはいいという形をとれば、結構いい形になるけど、正確なこと
がどこに根拠
があるのか、どういう形だった
のかということをね、新聞報道でも4社になっ
ているのが、実際に調べ
てみると2社しかないんですよね。そういうものをほっ
ておけるわけないでしょう。答弁お願いします。
75: ◯副議長(佐藤一仁君) 梅津副町長。
76: ◯副町長(
梅津將敬君) 当局側に反問権
がないことは重々承知し
ております。なぜ
15年ほど前
の話をされる
のかも、ちょっと私はわからないわけで
あります
が、今ほど申し上げましたように、当時
の資料
がまるっきりないということで、いわゆる確定できた書類に基づいた答弁はいたしかねるということ
がまず第
1点で
あります。
それと、平成
13年当時につきまし
ては、いわゆる指名入札ということで
あったかというふうに記憶し
ているところで
あります。その指名入札につきまし
ては、もちろん工事費
の金額あるいは地域性ということで
あります。
五十里議員
が御指名される部分、その2社か3社かという
のは私、承知し
ておりません
が、それ
が果たして指名留保な
のかどうな
のかということも確定できませんので、そういう状況
の中で御答弁させ
ていただく
のは非常に不親切というか、そういったことも
ありますので、いわゆるそれを確認する資料
がなかったということでお願いしたいと思います。
また、平成
13年ということで、現在係争中
の案件
の、いわゆる直接的な論点にはなっ
ておりません
が、先ほど申し上げましたさき
の公判において、原告側
のほうからそういう発言
があったということで、この案件につきまし
ては、答弁を差し控えるようにということで
ありますので、御理解いただきたいと思います。
77: ◯副議長(佐藤一仁君) 6番 五十里国明君。
78: ◯6番(五十里国明君) 質問する立場からしますと、理解し
てくれという
のは、まず無理な話ですよ。
副町長
がおっしゃっ
ているのは、自分事で答弁され
ているだけで
あって、正確なものは議事録に載っ
ているんですよ。私は議事録
の話を副町長に聞い
ているわけでね、正確さ
がないとか、
15年前
の古い話だとかっておっしゃいますけど、議事録は間違いないでしょう。どうなんですか。
79: ◯副議長(佐藤一仁君) 梅津副町長。
80: ◯副町長(
梅津將敬君) 議事録は、五十里議員も何度も見られたと思うんです
が、議事録に
あるのは、3社プラス
1社というような答弁
がなされ
ているところで
あります。その中で、指名留保期間あるいは指名留保回数というもの
が述べられ
ておりませんので、現在
の私たちとすれば、確認しよう
がないという意味で答弁させ
ていただい
ていますので、お願いいたします。
81: ◯副議長(佐藤一仁君) 6番 五十里国明君。
82: ◯6番(五十里国明君) 何か水かけ論
のような形になりますけど、そういう措置をされたことは事実なんですよ。ただ、その事実
が私
の調べた中では当局
のおっしゃる
のと違うから、どうしてですかと、正確に調べること
ができないんですかと言う
ているんですよ。何も違ったことを言っ
ておりませんよ。よろしくお願いします。
83: ◯副議長(佐藤一仁君) いや、先ほどから同じ回答ばかりだと思います
が。
84: ◯6番(五十里国明君) だから、何度も言う
がやけど。
85: ◯副議長(佐藤一仁君) 答えられますか。梅津副町長。
86: ◯副町長(
梅津將敬君) 何度も申し上げます
が、我々とすれば、平成
13年については、たしか指名留保あるいは回避関係についてはゼロというふうに一回お答えし
て、五十里議員
のほうから、そうじゃないだろうと、議事録にも
あるにかという御質問をいただい
て、議事録を調べさせ
ていただいたところで
あります。
それで、9月議会におきましては、再調査をするということで答弁をさせ
ていただきました。
しかしながら、今ほど申し上げましたように、議事録では3件プラス
1社、もしくは3社な
のか、ちょっと読み取れない部分
があります
が、その議事録で当時
の当局
の助役等
が答弁し
ておりますので、指名留保された
のは間違いないだろうというふうに考え
ております。
ただ、道路業者、正確に何社だった
のか、あるいは指名留保あるいは指名回避という形で、その日数というか月数あるいは回数という
のは確認できないということで、そういった不確かな答弁をさせ
ていただく
のはいかがなものかということで、今回、要は確認できなかったという形で答弁させ
ていただいたもので
あります。
87: ◯副議長(佐藤一仁君) 6番 五十里国明君。
88: ◯6番(五十里国明君) 副町長にもう一度聞きますけど、副町長
の答弁
の中で、その当時
の職員も退職されたし、なかなか聞き取りもできないと、そういう答弁もいただい
ておりました。
それで、私
のほうでもそういう職員、みんな退職した
のかなという中で、これはベターな答弁者
が見つかったんですよ。
平成
13年に、副町長はどこにいらっしゃいましたか。
89: ◯副議長(佐藤一仁君) ちょっと待っ
てください。それは質問ですか。
90: ◯6番(五十里国明君) はい、質問。
91: ◯副議長(佐藤一仁君) 平成
13年
の副町長
のポジションですか。
92: ◯6番(五十里国明君) うん。
93: ◯副議長(佐藤一仁君) それは今回
の質問と何か関係
があるんですか。
94: ◯6番(五十里国明君) 関係
あります。
95: ◯副議長(佐藤一仁君) 答えられますか。梅津副町長。
96: ◯副町長(
梅津將敬君) 私は、当時、名称は企画財政課か財政課か、いろいろ境界
が変わったりし
ております
が、財政課
の財政係長で
あります。
97: ◯副議長(佐藤一仁君) 6番 五十里国明君。
98: ◯6番(五十里国明君) そうすればね、おのずからこの問題は、一般
の職員よりも、副町長、あんた
が一番わかるんじゃないですか。そういうもの
がわからないとかというような感じになっ
てね、副町長
が務まるわけないでしょう。
99: ◯副議長(佐藤一仁君) ちょっと待っ
てください。少し臆測
が入っ
ておるようで
ありますけれども、答えられますか。梅津副町長。
100: ◯副町長(
梅津將敬君) 今ほど申し上げましたように、私は財政係長という立場で
あります。しかしながら、当時は指名入札で
ありますから、いわゆる指名された業者さん
が全社出場され
ての入札というふうに思っ
ております。そういった入札会場には、もちろん今回
の下水道工事
の問題にされ
ている部分についても、私はその入札現場には立ち会っ
ておりませんので、どういうこと
が行われたか、また、どういったこと
がなった
のかは承知し
ておりません。
たとえ聞い
ておったかもしれません
が、
15年前
のことで
ありますので、私は直接的な仕事では
ありませんので、ちょっと記憶
がありませんので、御理解いただきたいと思います。
101: ◯副議長(佐藤一仁君) 6番 五十里国明君。
102: ◯6番(五十里国明君) 記憶
がないと言うなれば、それはしよう
のない話ですけど、私、今
の話を聞い
ていますとね、我々、何度もこういう指名停止とか回避、留保
の問題はしつこく聞い
ておりますけど、これは解決しなかったら、どうしようもない話でしょう、本来からすると。違った話をやっとるんですから。
これは、もともと指名回避とわからない話
が偶然出
てき
て、じゃ、どういう
のかということを調べ
て、そういう結果になったということですよね。だから、回避
の通知さえもわからない、議事録からそういう問題
があったと、なおかつ新聞にまで載っ
ていたからわかったと。わかっ
て調べ
てみると、結果からすると、4社じゃなく
て2社に絞っ
ての指名回避
があったと、私はそこまで言うんですよね。
だから、当局は、調べること
ができないとか何とかと言うけど、調べようと思えば、私、9年前からも調べたことも
あるんですよ。だけど、今、副町長
のおっしゃる
のは、答えたくないからそういう形を言っ
ているわけでね、自分で、もう一回調べますと前回話をされ
て、結局同じことを答えるということは、調べてなかったというだけで
あって、結論は初めからそのときにわかっ
ていたわけでしょう。
やはり、もう少し真面目に、答えることは答え
てくださいよ。処分された業者も
いるわけですから、される
のが、そういう不明な中でされたということになっ
てくると、これは業者としてもかわいそうな話じゃないですか。どうですか。
103: ◯副議長(佐藤一仁君) 梅津副町長。
104: ◯副町長(
梅津將敬君) くどいようです
が、言葉はちょっと悪いかもしれません
が、いわゆるそういった証拠書類
が現在ない中で、不確かな答弁をさせ
ていただく
のは、やはりおかしいと思いますので、先ほども申し上げましたように、担当
の者から
の報告では、やはり書類
がないということで
ありますので、その辺は不確かな情報
の中でお答えするということはできないというふうに思っ
ております。
ただ、議事録を読むとおり、当然、指名留保等は
あったものというふうには思います
が、先ほど言いましたように、じゃ、どの業者
が何カ月あるいは何回されたということ
が書類上、確認できませんので、こういう答弁をさせ
ていただい
ているということで御理解をお願いいたします。
決して、前回9月議会
のときに、初めから答え
がわかっ
ているというふうに言われました
が、そういうことでは
ありませんので、職員も一生懸命調べ
てくれたというふうに思っ
ておりますので、よろしくお願いいたします。
105: ◯副議長(佐藤一仁君) 6番 五十里国明君。
106: ◯6番(五十里国明君) わからないと言うから、あえて私
のほうから教えますけど、片方
のほうは
16回、片方
のほうは
14回。ちょっと書い
ておい
てくださいよ。これは、後日、また話
が出ること
があろうと思いますけど、これに関しまして、本来、我々議員にも応分
の責任は
あると思うんですよ。本来、議員
の立場として、二元代表制
の目指すものは何かといったときに、きちっとバランスを含めた議員
の立場で、それを監視するということも必要だったと思うんですよ。
今、我々
のほうも、議会改革等でいろいろ話をし
ておりますけど、議会は議会で真剣に考え
ているんですよ。だけど、答える当局
がそういう曖昧なもの
の言い方をするならばね、時として、議員
の立場として、特別委員会を開い
てものを考えるとかというような必要にもなっ
てくると思うんですよ。お互いに、こういう中で、隠すじゃなく
て、
あったことを忠実に、こうだったと、「じゃ、五十里さん、どういう形で調べたんですか」とか、うそでもそういう聞き方ならわかりますけど、「わかりませんでした」「わかりません」って、うち
の孫
が学校
の宿題を持っ
てき
て、「わからん、わからん」と言う
のと同じようなことを言うとる。もうちょっと真剣にやっ
てほしいね。
今
の話はこれで一応考えますけど、先ほど
の入札
の件でちょっと話をしますけど、副町長は、業者
の積算
の誤り
があったとおっしゃいましたけど、少なくとも1つ
の物件に7社、8社、
10社ぐらい
の業者
がみんな一応積算するわけですよね。その入札
が不落だったから、誤りだったというその解釈
の仕方ですよね。
きょう、この話を聞い
ている業者
がいたとするならば、副町長には、えらい不信感を持つと思いますよ。業者は業者で真剣に考え
ているんですよね。ただ、業者
の持っ
ている積算
のソフトと当局に
あるソフトとはそんなに大差
がないと思うんですよ。
あるとすれば、見積業者に依頼したそのところ
が積算
の中で違っ
てくるんじゃないかと思います
が、どうですか。
107: ◯副議長(佐藤一仁君) 梅津副町長。
108: ◯副町長(
梅津將敬君) 町発注工事につきまし
ては、いろいろな種類
がございます。いわゆる一般土木あるいは建築、さらには電気あるいは下水も含めた、水道も含めた管と、4つくらいに分かれる
のかなというふうに思っ
ております。
土木関係については、それほど、いわゆる不落という
のは少ないわけで
あります。これは、今五十里議員
が言われましたように、いわゆるそういった積算ソフトという
のは各業者さん
が持っ
ておられますから、そんなに差異は出
てこないわけで
あります
が、やはり建築、さらには特殊な電気あるいは管、特に電気で
あればキュービクル
の問題、配電盤
の問題、その捉え方によって大きく変わっ
てくるということで
ありまし
て、先ほども申し上げましたように、仕様書、図面等につきまし
ては、製品等
の型番を明確に記載し
ていくという形で積算
がしやすくなるよう努め
ておりますので、よろしくお願いいたします。
109: ◯副議長(佐藤一仁君) 6番 五十里国明君。
110: ◯6番(五十里国明君) 今、副町長
のほうから見積もりに関して、型番等を明示するというもの
の言い方をされましたけど、これはぜひやっ
ていただきたいなと思います。
といいます
のは、入札
の結果を見
てつくづく思ったんですけど、例えば今
の統合保育所、ああいうような職種になりますと、いろんな業者
が絡んできますよね。そうしますと、1つ
の入札
の物件
が不落になっ
て随契までいけば、それは大した日にちはかかりませんよね。だけど、再入札となったときに、ほか
の入札
の業者にし
ても、相当迷惑なんですよね。だけど、迷惑となること
が積算とどういうふうに関係
があるのかと言われれば、それは積算
がまずかったからなったと、そういう形になろうかと思いますけど、お互いに業者、仕事をやる立場からしますと、みんな用意ドンでやれれば一番いい中で、片方は、入札、
いつ、どういう
がになる
がかなと見
ておるような状態になっ
てくると、工期
が一番心配されますから、それに関しては先ほども話しましたけど、見積もり
の開示という
のは、やっぱりある程度必要じゃないかと私は思うんですよ。それについて。
111: ◯副議長(佐藤一仁君) 梅津副町長。
112: ◯副町長(
梅津將敬君) さき
の建設協会と
の話し合い
の中でも、いわゆる普通、建物をつくる場合、建築主体、電気あるいは設備というふうに分かれるわけで
あります
が、例えば建築主体
がそのまま入札をやったと、電気
が不落あるいは管
が不落といった場合に、建築主体側とすれば、一体誰と話しすりゃいいがか、今
の状況ですと、
10日以上、2週間近く待たなきゃいけないということで、再入札
の期間を短縮し
てくれと、できれば
1週間程度に、今までよりも相当詰め
て1週間くらいでできないだろうかという御要請
があったところで
あります。
それで、皆さんにお諮りしたところ、
1週間程度で
あれば再見積もり
ができるということで
ありましたので、再入札まで
の期間は、土日を挟みますので2週間程度とっ
ていたわけで
あります
が、それを今、
1週間程度に縮めるということで、再入札まで
の期間を短縮し
ております。
一方で、工期
の問題で
あります
が、当然
1週間、再入札は先ほども言いました2週間
あったわけで
あります
が、その2週間
の工期をどういうふうに設定し
てくれる
のかということで
あります。
現場
の状況等に応じ
て、工期
の変更ということも考え
ていきたいということで、協会
のほうに答弁させ
ていただい
ておりますので、よろしくお願いいたします。
113: ◯副議長(佐藤一仁君) 6番 五十里国明君。
114: ◯6番(五十里国明君) 時間
がありませんから一方的に言いますけど、この不落については、業者
の見積もりをとっ
ておりますけど、見積もりをとった業者を、指名権は当局に
ありますから、誰を指名し
ても構いませんよ。だけど、その見積業者を指名し
て、その見積もりをした業者
が落札し
ているという事実は知っ
ていますよね。
もう時間
がありませんから、イエス、ノーでお願いします。
115: ◯副議長(佐藤一仁君) 議長を通し
てください。
答弁を求めますか。
116: ◯6番(五十里国明君) はい。
117: ◯副議長(佐藤一仁君) 梅津副町長。
118: ◯副町長(
梅津將敬君) 言っ
ておられること
がちょっと理解でき……。要は、工事積算するときに、どこか
の業者に御依頼し
てという、そういう意味だろうと思うんです
が、基本的にはそういったことではなく
て、結果的に落札され
ておるかもしれません
が、我々とすれば、工事費
130万円以上
のものについては、指名あるいは一般競争入札でやっ
ておりますので、よろしくお願いいたします。
119: ◯副議長(佐藤一仁君) よろしいですね。
次の質問者に移ります
が、よろしいですね。
120: ◯6番(五十里国明君) もう時間
がないからね。
121: ◯副議長(佐藤一仁君) 御苦労さまでした。
次に、3番 中瀬淳哉君。
〔3番 中瀬淳哉君 登壇〕
122: ◯3番(中瀬淳哉君) 皆さん、こんにちは。会派アクセス
の中瀬でございます。
質問に入る前に、一言述べさせ
ていただきます。
総務省は10月26日に、平成27年国勢調査
の人口等基本集計結果を公表いたしました。
これによると、平成27年10月
1日現在、我が国
の人口は
1億2,709万5,000人となり、前回
の調査から96万3,000人、率にし
て0.8%
の減となりました。これは、大正9年
の調査開始以来、初めて
の減少ということで
あります。
そして、当町においては、平成22年では2万7,
182人でした
が、平成27年では2万6,333人と
1,824人、率にし
て6.7%
の減となっ
ております。
また、総人口に占める65歳以上
の人口
の割合は、全国で23%から26.6%。当町においては28.4%から33.2%となっ
ております。
この人口減少、少子高齢化
が進行し
ていく中で、若者世代
の結婚、出産、子育て
の希望をかなえ、少しでも出生率を増加させることはもちろん大切なことで
あります
が、それと同時に、高齢者に生きがいを持っ
て高齢期を過ごし
てもらうことも大切で
あります。
地区
の祭り事や行事事、そして、地区
のコミュニティーを担っ
てくれ
ているのは、65歳以上
の方
が中心となっ
ているという
のは、当町においてどこ
の地区でも同じこと
が言える
のではないかと思います。
現代
の人口減少、少子高齢化社会において、当町
の地域コミュニティーを今後も維持し
ていくためには、高齢者
の方々に元気で長生きし
てもらい、社会参加をし
ていただくこと
が不可欠で
あると言えると思います。そのためには、どうしたら健康寿命を延ばすこと
ができるかを考え
ていかなければなりません。
そこで、今回
の一般質問
のテーマを「健康寿命」として、通告に従い質問に入ります。
健康寿命とは、健康上
の問題
がなく、日常生活を普通に送れる状態
のことを指します。この健康寿命です
が、国民全体で見たとき、平成22年において、男性は70.42歳、女性は73.62歳で
あります。そして、平均寿命と健康寿命
の差は、男性で9.
13年、女性
12.68年となっ
ております。これは、日常生活に制限
のある不健康な期間を意味し、この期間を縮めること
が高齢者
の方々に元気で長生きし
てもらうことにつながります。
そこで質問させ
ていただきます
が、当町における健康寿命は何歳な
のか。そして、平均寿命と健康寿命
の差は何歳な
のか、お答えください。
また、第6
次入善町総合計画後期計画において、「生涯健康に暮らせるまちづくり
の推進」という政策
の柱
の中で、健康寿命を延伸させること
が課題で
あると言っ
ております
が、当町における健康寿命は何歳を目標とし
ているのか、お答えください。
さて、先ほど申し上げました総合計画後期計画
の健康寿命
の延伸
の中に、ひとり暮らし高齢者世帯など
の健康管理にICTを活用し
てはどうかという町民
の声
がありました。
そこで、次に、健康寿命とICTについて質問させ
ていただきます。
このテーマを考えたとき思い出した
のが、平成27年度に総務常任委員会で岩手県遠野市に視察に行ったとき
のことでした。
遠野市では、遠野型ICT健康塾を行っ
ております。
遠野型ICT健康塾とは、テレビ電話など
のICTを使い、医師と健康指導スタッフ
が連携した顔
の見える健康サポートやネットワークによる疾病予防、健康づくり
のコミュニティーづくりを目的とし
ております。
具体的な流れとしては、まず、市民は歩数計を持っ
て毎日運動し、その歩数計を週
1回、遠野市内に2
1カ所
ある集会所
のテレビ電話に取り込みます。集会所には、テレビ電話
のほか、血圧計や体重計なども設置し
てあり、そのデータもテレビ電話に取り込みます。その集会所には看護師
1名とサポート2名
が週
1回、集会所を巡回し、歩数データや血圧データから健康状態を指導、年2回
の採血など
の健康づくりをサポートし
ております。さらに、医師
が健康情報や血圧、血液データをもとに、テレビ電話で健康指導を年2回し
ているということで
あります。
この事業
の成果としては、平成2
1年に最高血圧値
が基準範囲内だった参加者
が26%だった
のに対し、平成25年には60%と大幅に増加し、病院
の受診を勧められるほど
の高い値
の参加者も大きく減少し、服薬
の必要
がなくなった人も増え
ていると
のことでした。また、50%以上
の人
が減量に成功し
ており、全体を通して健康づくりに役立っ
ており、医療費
の削減にもつながっ
ております。
まさしく地域全体で健康寿命を延ばそうという試みにつながっ
ていると感じ
ております。
そこで、当町においてもケーブルテレビ網などを生かし
て、入善版ICT健康塾を取り入れるべきと考えます
が、いかがでしょうか。
さて、健康寿命を延伸させるためには、一般的に、「テクテク」「カミカミ」「ニコニコ」「ドキドキ」
がよいと言われ
ております。
「テクテク」は適度な運動、「カミカミ」は三度
の規則正しい食事、「ニコニコ」は心
の健康、「ドキドキ」は五感を使った感動を指します。
普通に規則正しく働い
ていれば、これら
の要件はほぼ満たされると思います
が、仕事をやめ
て家に
いると、これら
の要件を毎日満たすことはなかなか難しくなる
のではないかと思います。つまり、健康寿命を延ばすためには、高齢者
の方も、働きたい人は全て働けるような社会
環境を整えること
が必要ではないでしょうか。
内閣府
が行った平成25年度高齢者
の地域社会へ
の参加に関する意識調査結果によると、「65歳以上まで働きたい」と回答した人
が約9割近くで
あり、また、「働けるうちはいつまでも」と答えた方は約3割に上ることから、高齢者
の就業意欲は非常に高いこと
がわかっ
ております。
当町においても、シルバー人材センターや社会福祉協議会、NPO等、官民問わず、既にさまざまな就労や社会参加支援機関
が存在し
ているわけです
が、厚生労働省
が言っ
ているように、関係機関内外
の連携を強化し、ネットワークを構築し
ていくこと
が重要で
あります。
そこでお聞きいたします
が、高齢者
の就労
のため
のプラットホーム
の整備と、コーディネーターを育てるべきと考えます
が、いかがでしょうか。
プラットホーム
の役割、機能としては、地域
のニーズと高齢者
のニーズを収集し、それらを見える化するとともに、点在する官民
の関係機関で共有する場を提供すること、また、関係機関で共有した情報を住民に積極的に提供し
ていくとともに、地域
の情報を一体的に集約する場を設けることに
あります。
また、コーディネーター
の役割としては、企業に
いる間
の退職後
の就労や社会参加に関する意義づけや動機づけ
の支援、社会参加活動し
ていない高齢者に参加を促す高齢者へ
のアウトリーチ、また、企業やNPO、ボランティア団体等へ
の支援、そして、地域ニーズや地域資源と高齢者
の就労や社会参加ニーズ
のマッチングなど
が挙げられます。
プラットホームを整備し、コーディネーターを置くことにより、高齢者
が社会参加や就労に対して意欲を持ち、その結果、健康寿命
の延伸につながると考えます
が、当局
のお考えをお聞かせください。
さて、これまでは高齢者に対して
の健康寿命
の延伸を取り上げ
てきました
が、ここからは町民全体で考え
ていきたいと思います。
まずは、データヘルス計画についてお聞きいたします。
政府
の日本再興戦略を受け、平成26年3月に保健事業指針
の一部
が改正されました。これに基づき全て
の健保組合は、診療報酬明細書等、これをレセプト等と言います
が、そのような健康医療情報を活用し
て、PDCAサイクルに沿った効果的、効率的な保健事業
の実施を図るため、保健事業
の実施計画で
あるデータヘルス計画を策定し、実施することになりました。
これからはやみくもに事業を実施する
のではなく、データを活用し
て科学的にアプローチすることで事業
の実効性を高め
ていく、これ
がデータヘルス計画
の狙いで
あります。
まずは、当町において、このデータヘルス計画を策定し
ているのかどうか、お聞かせください。
また、レセプト等
のデータを分析し、健康増進にどのように活用し
ておられる
のか、あわせ
てお聞かせください。
データヘルス計画に関連した
次の質問に入ります
が、具体的な保健事業を効果的に実施するためにも、事業主と
のコラボヘルスを考え
てはいかがでしょうか。
広島県
の全国健康保険協会広島支部では、このレセプト等
のデータを活用し、事業主と
のコラボヘルスに取り組んでおります。
事業主は、昨今
の人手不足などから、従業員
の健康増進
の必要性及び重要性を強く意識し
ておりますし、また、事業主
の義務だと思っ
ておられます
が、自社
の健康課題や具体的な取り組み方法はわからないこと
が多いものです。
そこで、この協会けんぽ
の広島支部では、レセプト等
の基礎データにより健康課題を見える化し、事業主
が自社
の健康課題を把握できるツールで
ある「ヘルスケア通信簿」を開発いたしました。このヘルスケア通信簿を用い
て、広島支部は事業所ごと
の健康課題に対応する保健事業
の提案を行い、事業主と共同で保健事業を実施し
ていると
のことです。
平成26年
の保健統計によると、当町における特定健康診査
の受診率は53.8%となっ
ており、同規模
の平均から見れば大きく上回っ
ております
が、40歳から64歳
の受診者は33.9%で
あり、特に40歳から44歳男性では
19%と受診率
が非常に低くなっ
ております。
このような結果から見
ても、働き盛り
の人ほど自分
の体に気を使っ
ては
いない。若いからまだ心配しなく
ても大丈夫だと思っ
ておられる方も多い
のではないかと思います。また、同時に、仕事
が忙しく、なかなか健康診断に行く時間
がないということも考えられます。
働き盛り
の世代に、自分
の健康や家族
の健康を考え
てもらうためには、やはり事業主と
のコラボ
が不可欠だと感じます。できれば広島
のように、レセプト等
のデータを事業所ごとに分析し、保健事業を実施すればよいと思います。
しかし、町で扱うこと
ができる
のは国保のみですので、それはなかなか難しいとは思います
が、大きな企業や中小・小規模企業を含め
て、今後何らかのアプローチを行い、事業主と
のコラボヘルスをし
ていくべきと思います
が、当局
のお考えをお聞かせください。
次に、健康ポイント事業についてお聞きいたします。
今ほどは、当町における特定健康診査
の受診率について少し触れました
が、当局は昨年度から健康ポイント事業を行っ
ております。これは、健診や健康イベントに参加することによりポイント
がたまり、
100ポイント
がたまると、ジャンボ~ルグッズなど
の記念品
がもらえるという事業で
あります。昨年までは40歳以上を対象とし
ておりました
が、今年度からは20歳以上を対象とし
ております。
町民
の健康寿命延伸に一役を買っ
ているということから、よい取り組みだろうと思っ
ています。しかし、少し景品
が寂しいかなとも思いますので、若者にはなかなか普及しない
のではないでしょうか。
そこで、町内
の飲食店や小売業など
の店舗に協力し
ていただき、ポイントに応じ
てサービスや物品などを提供し
てもらう「健康ポイント協力店制度」を行っ
てはいかがでしょうか。
協力店を集めることは大変なことだと思います
が、協力店にとっては、健康ポイント制度に協力することにより社会貢献でき、また、認定証など
のステッカーを張ることにより町民にアピールできます。そして、若者でも参加
がしやすく、町民全体で健康寿命延伸
の機運
が高まる
のではないかと考えます。
健康ポイント協力店制度について、当局
のお考えをお聞かせください。
続い
て、子どもに対して
の食育についてお聞きいたします。
学童肥満
の約4割、また、思春期肥満
の約7割
が成人肥満に移行すると言われ
ております。
平成27年度学校保健統計調査によると、
10歳児
の男子で約
10%、女子で約7%
が肥満傾向児で
あるという調査結果
が出
ております。
学童肥満、思春期肥満から移行した大人
の肥満は、生活習慣病
のリスク
が高いとされ
ていますし、子どもでも生活習慣病になり得るということなので、やはり生活習慣病を予防し、健康寿命を延伸させるためには、子ども
のころから食に対して気をつけ
ていくこと
が大切で
あります。
当町において、子どもに対して
の食育は、私は非常に熱心なもの
があると思っ
ております。
私には、現在、小学5年生
の子ども
がいます
が、家庭科
の授業では、食べ物を体に必要な栄養素ごとに色で分け、わかりやすく勉強し
ており、家でよく教え
てくれます。また、給食だよりでは、献立
の食材をその色ごとに分け
て書い
ており、また、豆知識も載っ
ております。そして、「早寝・早起き・朝ごはん」運動を実施し
ております。
このように、子どもに対してしっかりとした食育をし
てくれ
ているということは、保護者
の一人として大変ありがたいと感謝申し上げます。
しかし、子ども
の食事をつくり、健康管理をする
のは保護者で
あるため、子ども
の食育と同時に保護者
の食育も重要で
あると思います
が、当町はその辺
が少し弱い
のではないかと感じ
ております。
そこで、学校やPTA連絡協議会とも連携しながら、セミナーなどを開催し、保護者に対しても食育をし
ていくべきと考えます
が、当局
のお考えをお聞かせください。
それでは、最後
の質問に移ります。
株式会社タニタと
のコラボヘルスに取り組んではいかがでしょうか。
株式会社タニタは、皆さん
が御存じ
のとおり、健康計測器具などを販売し
ており、最近では、タニタ食堂としても有名で
あります。
新潟県長岡市では、「ながおかタニタ健康クラブ」として、子どもから高齢者まで多世代にわたる方々
が気軽に楽しく簡単に健康づくりに取り組めるサービスを提供する会員登録制
の健康クラブを行っ
ております。
また、同クラブでは、会員証
の活動量計と市内8カ所
のウエルネスチェックポイントに
あるプロフェッショナル仕様
の体組成計、血圧計を使っ
て体
の変化を見える化し、ダイエットサイクル
の循環による健康づくりをサポートし
ております。そして、平成26年にオープンした市内
のタニタカフェとも連動しながら、健康
の3要素で
ある「食」「運動」「休養」を良質でバランスよく実践できるようにし
ていると
のことです。
タニタと
のコラボは、タニタ
の健康に対するノウハウによる健康増進、町民
の意識
の高揚、また、地域
の活性化にもつながると考えられます。
また、タニタは旅行会社などとコラボレーションし、タニタ
の健康プログラムを体験できる特別ツアー商品「まるごとタニタ生活 体感ツアー」を企画し
ており、最近では、ヘルスツーリズムにも取り組んで
いると
のことです。
観光商品
の少ない当町にとって、タニタとコラボすることにより、ヘルスツーリズムにも取り組むこと
ができるようになると考えられます。
タニタと
のコラボは、今申し上げたとおり、メリット
が大きいと思われます。こちらから提案し
ても、タニタ
が提案を飲むかどうかはわかりません
が、タニタと
のコラボヘルスについて、当局
のお考えをお聞かせください。
以上を一般質問とさせ
ていただきます。
123: ◯副議長(佐藤一仁君) それでは、答弁を求めます。
健康寿命
の延伸について、笹島町長。
〔町長
笹島春人君 登壇〕
124: ◯町長(
笹島春人君) 中瀬淳哉議員
の健康寿命
の延伸に関する御質問
のうち、まず、当町における健康寿命は何歳な
のか。そして、平均寿命と健康寿命
の差は何歳な
のかについてお答えをしたいと思います。
御存じ
のように、健康寿命とは、「健康上
の問題で日常生活
が制限されることなく生活できる期間」とされ
ております。平均寿命よりも健康寿命は短く、この差
の期間だけ、健康面で不都合を感じながら過ごし
ておられることになるというふうに
あります。つまり、健康寿命をいかに延ばすか
が人生を豊かに過ごす上で大切だということで
あります。
健康寿命
の算出には幾つか
の方法
がございます。国
が算出した健康寿命
のデータによりますと、中瀬議員
の数値と若干ずれるかもしれません
が、平成25年
の富山県
の健康寿命は、男性は平均寿命80.2歳に対し健康寿命
が7
1歳で、その差は9.2歳で
あります。女性は平均寿命
が87.
1歳に対して健康寿命は74.8歳で、その差
が12.3歳で
ありました。
残念ながら、国
が市町村別に算出したデータというものはございません。国
の基準により算出した本町
の健康寿命につきまし
ても、したがって把握でき
ていないという
のが実態で
あります。
次に、2点目
の当町における健康寿命は何歳を目標とし
ているのかについてお答えをいたします。
健康寿命
の算定については、さきにお答えしたとおり、町独自で
の算定は困難なことから、具体的な目標値は定め
ては
いないという
のが実態で
あります。
しかしながら、平均寿命と健康寿命と
の差をいかに縮め
ていくか
が大切で
あると考え
ており、単に寿命を延ばすだけではなく、それ以上に、
1年でも長く健康に生活できる期間を延ばすこと
が大切だと強く認識し
ているところで
あります。
「寿命」という言葉を用い
ております
が、私
の思いは、老若男女全て
の方々
が健康で過ごせることを目指すもので
あります。
最近では、若くしてがんなどにより亡くなられることも少なく
ありません。そのようなこと
が少しでもなくなるよう、元気なうちに健診などを積極的に受け
てもらいたい。体調
の変化に注意をし
ていただきたい。そして、早期発見・早期治療につなげ
ていただきたい。それ
が、行く行く年を重ね
ても、健康で健やかに過ごせることに結びつくもので
あると考え
ております。
きょうは、町
の保健師も職員研修
の一環として傍聴し
ております
が、町民
の健康づくり
のかなめとなるもので
あり、健康寿命
の延伸
の取り組みについても、やはり私どもは保健センター
の活動に期待をし
ておるもので
あります。
いずれにいたしまし
ても、健康寿命
の延伸に向け
て、今後もさまざまな施策を展開し
てまいりたいと考え
ておりますので、御理解を賜りますようお願いを申し上げ、中瀬淳哉議員へ
の答弁とさせ
ていただきます。
なお、その他
の答弁につきまし
ては、担当課長
が行いますので、よろしくお願いを申し上げます。
125: ◯副議長(佐藤一仁君) 次に、健康寿命
のうち、入善版ICT健康塾及び就労
のため
のプラットホーム
の整備とコーディネーター及びデータヘルス計画並びに事業主と
のコラボヘルスについて、小堀健康福祉課長。
〔健康福祉課長 小堀 勇君 登壇〕
126: ◯健康福祉課長(小堀 勇君) 中瀬淳哉議員
の健康寿命
の延伸に関する御質問
のうち、ケーブルテレビ網などを生かし
て、入善版ICT健康塾を取り入れるべきと考える
がどうかについてお答えいたします。
まず、議員御提言
の遠野型ICT健康塾で
あります
が、テレビ電話など
の情報通信ネットワーク機器を用い
て、歩数、血圧、体重等
の健康情報を集積、蓄積し、医師や医療従事者と
の相談、指導により健康づくりをサポートするというもので
あると伺っ
ております。
本町
の状況で
あります
が、介護保険認定を受け
ている人
がどんな疾患を持っ
ておられるかを見ますと、最も多い
のは転倒、骨折、関節疾患など
の運動機能
の障害で
あります。高齢者
が寝たきりにならず健康で過ごすためには、転倒、骨折をしないように、筋肉
の衰えを食いとめること
が大切で
あります。
そのため、町では各地区
の公民館などで、転倒予防や健脚度測定を内容とした「元気わくわく教室」を開催し
ているところで
あります。平成27年度は44会場で778人に参加いただきました。
この健脚度測定は、高齢者
の移動能力を測定するもので、5メートルを全力で歩く秒数と最大
1歩
の歩幅を計測します。測定にあわせ
て、基本チェックリストや主観的健康感、睡眠状況、関節痛
の有無を聞き取り、全身
の状態や生活状況も把握し
ております。加え
て、これら
の測定結果はインターネットを活用した健脚度評価分析システムを使い、性別、年代別
の標準値に照らし合わせ
て評価を行っ
ております。
この測定は平成
16年から開始し
ており、
12年間で3,554人
の蓄積データ
があるため、参加者は、経年的、客観的に自分
の体や足腰
の状態を知ること
ができます。そして、結果説明と一緒に、一人ひとりに応じた運動を継続し
て実践できるように働きかけ
ております。
このように、遠野型ICT健康塾
の歩数、血圧、体重とは切り口
が違います
が、元気わくわく教室は、地区担当保健師や理学療法士ら
が行い、必要な方には健康相談に応じたり、虚弱な方を対象とした介護予防事業
の「きときと教室」へ
の参加を促し
ております。
また、これら
の事業
の推進に当たっては、「生涯現役めざし隊」や「地域運動指導リーダー」など、住民による介護予防ボランティアを養成、確保するとともに、地域
の住民
が気軽に歩い
て集まれる場所で、誰も
が簡単にできる体操を週
1回以上行える運動教室
の立ち上げにも努め
ているところで
あります。
今後も、これまで蓄積し
てきたデータと情報機器を有効活用しながら、引き続き高齢者
の健康づくりに取り組んでまいりたいと考え
ております。
次に、高年齢者
の就労
のため
のプラットホーム
の整備と、コーディネーターを育てるべきと考える
がどうかについてお答えいたします。
健康寿命
の延伸には、健康づくりのみならず、高齢期における就労など社会参加
が重要で
あります。
国
が設置した生涯現役社会
の実現に向けた雇用・就業
環境の整備に関する検討会でまとめられた報告書によりますと、地域における多様な雇用、就業機会
の確保
のためには、高年齢者
の多様なニーズに対応した雇用、就業機会を提供できるシステムづくり
が必要とされ
ております。あわせ
て、地域において高年齢者
の社会参加
の促進に取り組んで
いるさまざまな機関
のネットワークを構築すること
が必要で
あるとされ
ております。
このことから、高齢期における社会参加
の円滑な推進
のためには、議員御指摘
のとおり、地域
のニーズと高齢者
のニーズを集約し、官民
の関係機関で共有する場で
あるプラットホームを設け、その情報を住民に積極的に提供し
ていくとともに、それら
のニーズを結びつける役割を担うコーディネーターを設置することは有効で
あると思われます。
この取り組み
の先進事例を見ますと、自治体
が中核となり、関係機関と協議しながら地域ニーズを踏まえ、これまで家族
が担っ
てきた子育てや介護など
の分野に係る新しい仕事を創出し、多く
の高齢者を就労につなげ
ている例も
あります。
当町におきましても、高齢者に対して多様な就業
の機会を提供し、高齢者
の活動拠点となるシルバー人材センター
があり、まさにこの一翼を担っ
ているものと言えます。
また、当センターは、介護予防・日常生活支援総合事業
の担い手
の一つとして期待され
ているところで
あり、そのことにより地域
の高齢者に対して、多様な雇用、就業機会
の提供を図ること
ができるものと考え
ております。
現在、当センターには、会員確保業務や仕事と会員
のマッチングを行うコーディネーター
が設置され
ており、町からも支援を行っ
ているところで
あります。
また、高齢者
の社会参加
の一助として、町社会福祉協議会
の設置する見守りや声かけなどを行うケアネット事業
のコーディネーターについても同様に町から支援を行っ
ているところで
あります。
町といたしまし
ては、引き続きシルバー人材センターや社会福祉協議会と連携を図り、地域
の人材活用を進め、高齢者
の就労機会
の充実や社会参加
の推進に取り組んでまいりたいと考え
ております。
今後とも、高年齢者
が就労や社会生活を通じて、地域社会で居場所と出番を得
て、充実した生活を送ることで健康寿命
の延伸につなげられるよう、引き続き社会
環境の整備
の推進を図っ
てまいります。
次に、データヘルス計画
の作成及びデータ分析をどのように健康増進に活用し
ているかについてお答えいたします。
データヘルス計画とは、医療保険者
が医療記録や健康診断情報等を活用し、効果的かつ効率的な保健事業
の実施を図るため
の計画で
あります。
取り扱う疾病は生活習慣に起因する疾患で、特に、心臓、脳、腎臓を守ることを目的とし
ております。
国は、全て
の医療保険者にデータヘルス計画
の策定を求め
ており、こうした状況を受け
て、当町でも平成27年度にデータヘルス計画を策定いたしました。
データヘルス計画を策定するに当たり、特定健診、いわゆるメタボ健診
の結果を分析したところ、メタボリックシンドローム該当者やその予備軍となった方
の割合
が29.
1%と、人口
が2万人以上
の同規模
の町村平均27.6%と比較し
て1.5%高くなっ
ております。
また、診断項目で
ある血圧、血糖、脂質
のうち、異常値で
あった方
が最も多い
のは血圧で
あるということ
が明らかとなっ
ております。
また、医療記録
の分析では、
1人当たり
の医療費を見た場合、入院では高血圧、外来では脳血管疾患
が県内
の他市町村より高額となっ
ております。
加え
て、医療費に占める入院
の割合
が同規模町村
の平均より高いことから、疾病
の重症化傾向
が読み取れます。
さらに、要介護認定者を見た場合、基礎疾患では高血圧
が、循環器疾患では脳卒中で
ある方
の割合
が最も高くなっ
ております。
これら
のデータを総合的に分析した結果、入善町
の国保加入者は高血圧
の方
が多く、重症化
の傾向に
あるという課題
が見え
てまいりました。
町では、この課題に対する短期的な目標をリスク
の高い高血圧II度、数値で上
が160以上、下
が100以上
の人数
の減少と、特定健診
の受診率60%と設定し、重点的に取り組みたいと考え
ております。
具体的なデータ
の活用としましては、課題となっ
ている高血圧対策として、メタボリック予防ヘルスクッキングで
の減塩に配慮した食事
の提案、また、サンウェルdeフェスタで
の減塩に関するチラシ
の配布等、さまざまな場面で啓発活動を推進し
ております。
次に、特定健診
の受診率向上対策として、健診データを活用し、未受診
の方にはがきや電話による受診勧奨を積極的に行っ
ております。
入善町
の特定健診
の受診率は、平成27年度で53.8%、県内市町村で第4位と高い水準で
あります。しかしながら、未受診
の方
の医療記録を分析したところ、約70%は何らかの生活習慣病を持っ
ておられるという結果
が出
ており、これを踏まえ、今後もさらなる受診率
の向上と健診
の重要性
の周知に取り組む必要
があると考え
ております。
また、特定健診
の結果、メタボリックシンドローム該当者及びその予備軍となった方については、特定保健指導を受け
ていただくこととなっ
ております。
特定保健指導とは、保健師や管理栄養士らによる一人ひとり
の状態に合った生活習慣
の改善に向けたサポートで
あり、健診結果
のデータをもとに、きめ細やかな指導を実施し
ております。
今年度からは訪問による保健指導を強化し、利用率
の向上及び疾病予防、重症化予防
の推進につながるよう取り組んでおります。
さらに、特定健診
の受診者
の中には、健診
の結果から治療
が必要で
あると判明したにもかかわらず、医療機関を受診され
ていない方もおられます。
このような場合には、医療機関へ受診し
ていただくよう働きかけを行い、その疾病
が重症化しないよう予防策を講じ
ております。
あわせ
て、医療機関を受診後も保健センターと医療機関
が情報連携し、保健指導等に当たるなど
の仕組みを構築し、重症化予防
の実効性を高め
ております。
今後もデータ分析を活用することにより、当町
の健康課題などを明確にし
ていくとともに、課題
の改善に向け、効果的かつ効率的な保健事業に取り組み、健康増進を図っ
てまいりたいと考え
ております。
次に、具体的な保健事業を効果的に実施するためにも、事業主と
のコラボヘルスを考え
てはどうかについてお答えいたします。
さきに申し上げたとおり、データヘルスは医療保険者
が保有するレセプトや特定健診データを活用し
て保健事業を進めようとするもので
あります。
町
の国民健康保険には、町民
の22%、約5人に
1人
の方
が加入し
ておられます
が、そのうち60から74歳
の方
の占める割合
が7
1%と多くなっ
ております。
このため、町
の把握するデータは高齢者
が中心
の情報で
あり、働く世代
の健康課題を把握しにくいという問題
があります。
そこで、これまでも国保
の加入者
が少ない壮年期に対し、生涯を通じた健康づくりを継続的に支援するため、町内企業
の健康管理者で
ある事業所保健師、看護師と情報、意見交換を行ったり、商工会と連携し、がん検診受診を促すチラシや自殺予防パンフレット
の配布なども行い、生活習慣病対策や心
の健康づくり等
の普及啓発に努め
てまいりました。
一方、中小
の企業
の従業員や、その家族
が加入する健康保険で
あります協会けんぽは、59歳以下
の加入者
が70%と若い世代
が多く、また、町民
のこの健康保険へ
の加入者は28%で
あることから、国保加入者と合わせますと、町民
の5割を占め
ております。
そこで、国保
の健康データに協会けんぽ
のデータを合わせることで、町
の若い年代から
の健康課題
が顕在化し、生活習慣病
の予防、改善に向けた対策を立てられること
が期待できることから、相互
の連携協力に向けた検討を進め
ているところで
あります。
次に、ポイントに応じ
て、飲食店など
の店舗にサービスを提供し
てもらえるような健康ポイント協力店制度を行っ
てはどうかについてお答えいたします。
健康ポイント事業は、町民
の主体的な健康づくりを促す一助として、イベントなどで
のPR
のほか、健診や健康教室など
の参加者にポイントを付与することで、受診率
の向上や健康行動
の習慣化により健康寿命
の延伸を目指そうという事業で
あります。
本事業は、平成27年度から40歳以上を対象に開始しました
が、周知不足から参加者
が町民
の一部にとどまっ
ていたという反省
がありました。
そこで、本年度は対象者を20歳以上
の町民に拡大するとともに、努力度に応じ
てポイント
が付与されるように、自分
の健康目標を記入する「がんばるポイント」と、3カ月以上継続した健康習慣には、「やっとるよポイント」を追加したところで
あります。また、チラシ
の全戸配布及びポスターをコンビニ等にも掲示をお願いし
て、若い世代
の目にもつくよう範囲を広げ
て周知に努め
ております。
目標で
ある100ポイントをためた方には、ジャンボ~ル三世
のピンバッチ、スケジュールノート、マグネット
のオリジナル賞品いずれかを参加賞として差し上げ
ております。さらに、その中から抽選を行い、特別賞として商品券を差し上げ、参加者
のお楽しみとし
ております。
議員御提案
の健康ポイント協力店制度で
あります
が、健康ポイント事業に協力した事業所などに実利的なメリット
が得られるかという点など、協力店
の確保などには幾つも
の課題
があるものと思われます。
町としましては、まずは、さきに申し上げました多く
の方々
の目に触れるような周知
の徹底に努め
てまいります。
その結果として、若い世代も含めた町全体で
の取り組みとなっ
ていくような機運
の醸成を図っ
てまいりたいと考え
ております。
最後に、株式会社タニタと
のコラボヘルスを考え
てはどうかについてお答えいたします。
議員御質問
のタニタと
のコラボは、住民一人ひとり
が健康に関心を持ち、継続的に健康づくりに取り組める
環境づくりに、「タニタ健康プログラム」を利用するもので
あると伺っ
ております。
登録を行った会員は、活動量計、体組成計、血圧計で計測したデータをいつでもパソコンやスマートフォンを使っ
て閲覧すること
ができ、また、健康まちづくり拠点、タニタカフェに常駐する管理栄養士から、データに基づいたアドバイスを受けること
ができます。また、飲食店では、地元
の食材を使ったタニタ食堂レシピによるヘルシー定食を提供し
ていると
のことで
あります。
当町においては、健康寿命を延伸するためには、若いころから
の食生活
の改善や運動習慣
の定着など、生活習慣
の改善による発症予防、健診受診率
の向上等による早期発見・早期治療
が重要で
あることから、健康増進計画「新・健康にゅうぜん2
1」を策定し、各種事業に取り組んで
いるところで
あります。
株式会社タニタに限らず、町
が抱える課題にはどのような取り組み
が合うものか検証し
ていく中で、さまざまな事例を参考にさせ
ていただき、町民
の健康寿命延伸に向け
て、より効果的な施策に取り組んでまいりたいと考え
ております。
以上、御理解賜りますようお願い申し上げ、中瀬淳哉議員へ
の答弁とさせ
ていただきます。
127: ◯副議長(佐藤一仁君) 次に、健康寿命
のうち、保護者に対する食育について、板倉教育委員会事務局長。
〔教育委員会事務局長 板倉 晴君 登壇〕
128: ◯教育委員会事務局長(板倉 晴君) 中瀬淳哉議員
の健康寿命
の延伸について
の御質問
のうち、学校やPTA連絡協議会とも連携した保護者に対する食育についてお答えいたします。
食育は、身体
の健康
の維持、成長発育
の増進とともに、人と人と
のつながりを通して心
の豊かさを育むなど、私たち
の心身両面
の健全な発達に深くかかわっ
ております。
町では、平成
19年度に入善町食育推進計画を策定し、家庭、保育所、学校、地域、関係団体等
が連携を図りながら食育を推進し
ているところでございます。
中でも、食生活
の基礎
が形成される学童期において、食に関する正しい知識を身につけることは不可欠と考え
ております。
具体的な施策として、学校においては、栄養教諭等を中心とした食育
の推進、地場産食材を活用した給食づくり、希望する親子を対象とした食育教室
の開催等に取り組んで
いるところでございます。
議員御指摘
のとおり、食育推進
の第一歩は家庭に
あり、保護者を対象とした食育は大変重要なものと考え
ております。
現在、町では小学校
1年生において、食育講座を組み合わせたPTA親子給食会を開催し
ており、食
の大切さを理解し
ていただくとともに、食
の楽しさについて啓発を図っ
ております。さらには、それぞれ
の学校
の特色を生かしながら、親子で
の食育活動を推進し
ているところで
あり、今後も、これら
の取り組みを継続し
てまいりたいと考え
ております。
また、議員から御提案いただきましたPTA連絡協議会と連携したセミナー
の開催につきまし
ても、家庭で
の食育推進
の有効な方法と考えられますので、PTA連絡協議会へ連携について働きかけるなど工夫をし
てまいりたいと考え
ております。
一人ひとり
が食育
の大切さを理解し、実践し
ていただくこと
が生活習慣病を予防し、将来にわたる健康寿命を延ばし、町民
が生涯にわたり元気で生き生きと社会参加できることにつながるものと考え
ており、今後もさまざまな機会を通じた食育活動に支援をし
てまいりますので、御理解、御支援
のほどをお願い申し上げまし
て、中瀬淳哉議員へ
の答弁とさせ
ていただきます。
129: ◯副議長(佐藤一仁君) それでは、再質問を受けます。
時間
がないので端的にお願いをいたしたいと思います。
3番 中瀬淳哉君。
130: ◯3番(中瀬淳哉君) 今ほどは、答弁
のほう、ありがとうございました。
まず、健康寿命についてです
が、具体的な目標はないと、町では目標値を持っ
ていないということを伺いました。
聞いた話によれば、算出方法
が違うということで、下手したら平均寿命よりも健康寿命
のほう
が延び
てしまう可能性も
あるという
のも、市町村
のやつはそうだというふうにはちらっと聞きました
が、ただ、国と県で出
ていて、市町村
が出ないというわけ
がないだろうなというふうに、単純に考えればそうじゃないかというふうに思うので、できれば県とか国からデータ
がもらえるとかそういうこと
があるのかどうかわからないです
が、働きかけ
てもらっ
て、しっかりとした目標値を立て
て、それに沿っ
て向かっ
ていっ
てほしいなと思うんです
が、いかがでしょうか。
131: ◯副議長(佐藤一仁君) 笹島町長。
132: ◯町長(
笹島春人君) なかなか健康寿命、平均寿命等
の算出方法
が、いろんなと言いましょうか、難しい状態、少なくとも県レベルでは、ある程度はわかっ
てき
ておるということで
ありますので、また保健センターなどを通じて、厚生センターなどへも働きかけながら、より正確な数値
が出るような対応に努め
ていきたいというふうに思っ
ております。
いずれにいたしまし
ても、やはり健康寿命をどう延ばすかということにつきましては、若い人たち
の理解も得なければならないというふうにも思っ
ておりますので、そういったことも含め
て、より町民
の皆さん方に健康寿命
の延伸
の必要性というものを訴えながら、今後もさまざまな施策に取り組んでいきたいというふうに思います。よろしくお願いいたします。
133: ◯副議長(佐藤一仁君) 3番 中瀬淳哉君。
134: ◯3番(中瀬淳哉君) ありがとうございます。
今、町長も言っ
ておられました
が、若い人に対して働きかけなければいけないということですね。
先ほど課長
のほうも答弁されました
が、健康ポイントについてです
が、「がんばるポイント」「やっとるよポイント」等を20歳以上に拡大したということです
が、本当は昨年
の実績も聞こうかと思ったんです
が、その辺はちょっと置い
ておい
て、今年度から対象を20歳以上にされたということで、年齢を下げられたということで、年度末にはまだなっ
ておりません
が、現段階で、年齢を下げた効果
が出
ているのかどうか、ちょっとお聞かせ願えたらと思います。
135: ◯副議長(佐藤一仁君) 小堀健康福祉課長。
136: ◯健康福祉課長(小堀 勇君) ただいま
の御質問にお答えいたします。
今年度
の状況でございます
が、直近で567名と、昨年度より67名増
の状況で
あります。
ただ、年齢を下げた効果につきまし
ては、20代は参加
がなく、また、30代では
17名と、年度途中です
が、その効果は一部にとどまっ
ておるような状況で
あります。
以上です。
137: ◯副議長(佐藤一仁君) 3番 中瀬淳哉君。
138: ◯3番(中瀬淳哉君) ありがとうございます。
正直、予想どおりと言ったら失礼かもしれません
が、そういうイメージだなというふうに思っ
ております。
10月
の全員協議会
のほうで、入善町消防団応援
の店というので、事業登録者
が28店舗
あったということで、今回、健康ポイント
の協力店舗募集についてなんです
が、このシステムを参考にさせ
ていただい
て、消防団応援
の店という
のができる
ので
あれば、健康ポイントということもできるんじゃないかなと思いまし
て、今回提案させ
ていただきました。
若い人たち
のそういった健康に対する意識をどうやっ
て上げるかという
のが、本当に今後、重要な課題になっ
てくる
のかなというふうに思うんです
が、今回、私、この健康寿命をテーマに決めたときに、太った体型だと説得力
がないと思いまし
て、ちょっとダイエットをし
て体重を六、七キロ落としたんです
が、それからというもの、幾分か健康には気をつけるようになっ
てきました。
私
の例で申しわけないんです
が、若者という
のは、やっぱり何らかのきっかけさえ
あれば、健康について気を使っ
ていくんじゃないかなというふうに思います。
今回、ICTとか健康ポイント、また、タニタ等を提言させ
ていただきました
が、今後、何かしら健康を考えるきっかけを当局にはぜひ考え
ていただい
て、ジャンボ~ルグッズだけではなく、いろいろまた考え
ていただきたいなというふうに思います
が、町民全体
が健康に対して気をつけ
ていこうという機運
が必要だというふうに思いますので、そういったことを要望いたしまし
て、一般質問を終了させ
ていただきます。
ありがとうございました。
139: ◯副議長(佐藤一仁君) ここで暫時休憩いたします。
3時
15分に再開いたします。
午後 2時59分 休憩
─────────────────────────
午後 3時
15分 再開
140: ◯議長(
鬼原征彦君) 休憩前に引き続き開議いたします。
町政一般に対する質問を続行いたします。
2番 本田 均君。
〔2番 本田 均君 登壇〕
141: ◯2番(本田 均君) 大変皆さんお疲れ
のところでございます
が、質問
の機会を得ましたので、質問を幾つかさせ
ていただきます。
今、議長
の許可を得まし
て、資料を配らせ
ていただきました。
これにつきまし
ては、時間
があれば触れたいなと思います。また後ほど、よろしくお願いいたします。
それでは、まず初めに、国
の経済対策に呼応した経営支援事業についてお聞きします。
御承知
のとおり、国では大型
の経済対策を決定し、現在、それぞれ
の補助金を公募し
ているところで
あります。
これまで、中小・小規模事業者
が活用し
てきた補助金としては、ものづくり・商業・サービス新展開支援補助金や小規模事業者持続化補助金
があります。
ものづくり補助金は、中小・小規模事業者
が抱える経営課題を主に設備投資を用い
て解決する際、その導入する設備投資
の所要額
の一部を補助するもので
あります。
富山県は、このものづくり補助金
の活用
が多い県として有名で
あり、平成27年度補正事業では、入善町においても商工会や金融機関
の支援を受けながら、数社
が採択を受け
ております。
一方、小規模事業者持続化補助金は、小規模事業者
が作成する経営計画をもとに、地道な取り組みで販路開拓を行う際に必要となる事業費
の一部を補助するもので
あります。
入善町では、平成26年度補正予算事業として50件以上
の採択を受け、本年
の補正事業では、県下で最も多く
の小規模事業者
がこの補助金を活用し
て販路開拓に取り組んでおります。
しかしながら、それぞれ
の補助金
の全国的な採択率は、ものづくり補助金で約50%、小規模事業者持続化補助金は約40%となっ
ております。すなわち、応募した半分
の事業者は補助金
の採択を受けず、経営課題
の解決に取り組めない状況
があります。
そこで、入善町において、採択を受けられなかった中小・小規模事業者を対象とした新たな販路開拓等
の補助事業に取り組まれ
てはどうでしょうか。
中小・小規模事業者は入善町経済
の源泉で
あります。これら
の事業者
の前向きな取り組みをぜひ検討、支援し
ていただきたいと思います。
次に、マイナンバーカード
の普及と活用方法
の周知についてお聞きします。
御承知
のとおり、12月から事務手続
が始まります。平成28年
の給与所得
の年末調整事務から、昨年町民に通知されましたマイナンバー
の記載
が必要となります。
社会保障・税番号制度(マイナンバー制度)
の導入に伴い、各種申告手続などにはマイナンバー
の記載と本人確認書類
の提示または写し
の添付
が必要となります。本人確認書類としては、国
が発行を進め
ているのがマイナンバーカードで
あります。
入善町における発行枚数はどの程度か、お聞かせください。
所得税
の申告
の際は、マイナンバーカードだけで本人確認
が可能となり、自宅などからe-Taxで送信すれば、本人確認書類
の提示または写し
の提出
が不要です
が、一方、マイナンバーカードを持っ
ていない場合は、番号確認書類として通知カード、もしくは住民票
の写し、または住民票記載事項証明書
が必要となり、身元確認書類としては運転免許証やパスポート、公的医療保険
の被保険者証など
が必要となるなど、これまで
の所得税申告より町民
の事務負担
が増加いたします。
来年2月から
の確定申告時期には、町民
の申告で各会場は混雑すると思われ、また、これまで以上に事務手続
が煩雑となること
が予想されます。
町における所得税申告
の繁忙期
の対応と、町民
の事務負担を軽減することや、予想されます混雑改善
のため
の現状で
のマイナンバーカード
の普及について、今後
の方針
があればお聞かせください。
次に、町では新たに「人口ビジョンにゅうぜん」「にゅうぜん「まち・ひと・しごと」づくり戦略」
が策定されるとともに、国
が掲げます地方創生
の第一歩を踏み出し、人口減少時代を生き抜くために、各種施策に取り組まれ
ているところで
あります。
この人口減少問題は、全国において深刻化をし
てき
ており、入善町においても例外では
ありません。国全体においては、経済成長や社会保障へ
の影響をはじめとし、地方においても地域経済や自治体財政、医療や介護、各種
産業や教育など、私たち
の世界に密接にかかわるあらゆるものに影響を与え、ひいては地域
の崩壊につながる大変に危機的な状況に陥っ
てしまうものと危惧をし
ております。
しかしながら、一朝一夕に解決できるものでもなく、また、今
の人口減少や少子高齢化
の状況は、その度合いや地域
の置かれ
ている条件も異なることなどから、その地域
の実情に合わせたきめ細やかな対応をし
ていかなければならないと思います。
入善町において
の施策は、子育て、婚活事業などを通じて
の自然増対策と、移住・定住を目指す社会増対策、そして健康寿命
の延伸を目指す対策、これら
の大きな柱
の施策により、人口減を食いとめようとし
ております。
この中で、現在行っ
ております社会増を目指すため
の施策と、健康寿命
の延伸に関する具体的な取り組みについてお聞かせください。
次に、付託されました平成27年度入善町一般会計歳入歳出決算認定についてほかを、先日、決算特別委員会において審査をいたしました。第
1回
の委員会を9月2
1日に開催し、その後3日間にわたり、会計管理者をはじめ担当課長
の出席
のもと、質疑など6回
の委員会を開催し、予算
の執行
が適正か、また、行政効果
が上がっ
ているかなど、政策的な面に重点を置き審査をいたしました。
町政全般に関する調査を行うため、いかに能率よく質問、確認し、今後
の予算編成や行政運営に生かすか
が重要な視点で
あると思われます。
そのときに出されました意見について、幾つかを質問させ
ていただきます。
1つ目は、毎年行われます全国学力調査について
の試験後
の結果
の活用をどのように生かし
ているのかをお聞きいたします。
県
の教育長
の談話では、「結果
のデータをよく生かし
ている」と
の回答は、県内
の市町村
の44.5%にとどまると
のコメント
があったように思います
が、当町で
の学力調査結果は、全国平均及び県内
の市町村と
の比較ではどの程度
の位置に
いるのかをお聞かせください。個別
の公表はできないと
の見解ですので、公表できる範囲でお聞かせを願いたいと思います。
また、当町では、結果について分析、活用し
ていると
の回答で
あったかとは思います
が、ここ数年
の県内における当町
の成績
の位置づけや変遷をお聞かせください。
次に、新幹線ライナーについ
てで
あります
が、新聞報道によると、県内で
の新幹線利用は入善町
が70%ぐらいだったと思います
が、トップで
あると報じられ
ています。そうで
あるとすれば、現在
のビジネスマン対応ではなく、町民を中心とした考えにシフトすべきだと考えます
が、御見解をお聞かせください。
最後になります
が、委員会で出ました資源回収につきまし
て、どのような回収品目
があるのか、また、資源回収
の補助金
の現状はどうな
のか、そして、生ごみ処理機
の補助
の現状をお聞かせ
てください。
以上、これらを私
の質問とさせ
ていただきます。
142: ◯議長(
鬼原征彦君) それでは、答弁を求めます。
まず、人口減少対策について、笹島町長。
〔町長
笹島春人君 登壇〕
143: ◯町長(
笹島春人君) 本田議員
の人口減少対策について
の御質問にお答えをいたします。
町では、人口減少問題
の克服に向け
て、「ストップ人口減少」を政策
の柱に掲げ、昨年度策定いたしました「にゅうぜん「まち・ひと・しごと」づくり戦略」、いわゆる町
の総合戦略に基づくさまざまな施策を本年度より本格的にスタートさせたところで
あります。
このストップ人口減少を着実に実現させるには、「出生数
の増」「健康寿命
の延伸」「社会増
の実現」
の3つ
の柱
が必要と捉え
ており、それぞれ
の柱を中心に施策
の重点化を図りながら、さまざまな取り組みを行っ
ているところで
あります。
この3つ
の柱
のうち、本田議員
の御質問で
あります「社会増対策」と「健康寿命
の延伸」
の具体的な取り組み
の現状について申し上げます。
まず、社会増
の対策についてで
あります。
この人口
の社会増を実現させるためには、入善町
がやはり選択されるまちとなるよう移住・定住
の促進と地域
の活性化に積極的に取り組み、転入者
の増加を図っ
ていく必要
があります。
具体的な取り組みといたしまし
ては、移住・定住促進
の総合相談窓口で
あります入善UIサポートセンターを核として、情報発信、移住体験、移住・定住支援
の3つ
の視点から事業を進め
ているところで
あります。
とりわけ本年度においては、今後
の移住・定住施策を推進するため
の基盤づくりに重点を置き、各種事業に取り組んでおります。
まず、情報発信事業で
あります
が、移住・定住用
のパンフレットを作成し、東京
のふるさと回帰支援センターや富山市
の富山くらし・しごと支援センターなど
の関係機関に配置あるいは移住希望者へ
の送付などを順次行っ
ているところで
あります。
さらに、移住・定住情報
の発信基盤となる専用ホームページを近々開設する運びとし
ており、移住希望者に対して、よりきめ細やかな情報提供に取り組んでまいりたいと考え
ております。
また、言・学・官連携移住・定住促進PR事業といたしまし
て、富山大学や富山県立大学など
の学生と北日本新聞社、入善町
の3者
が連携し
て、PR動画
の制作や移住定住情報
の発信などに取り組んで
いるところでもございます。
さらに、今後は町内
の有識者などにも参加をいただき、町
の移住・定住促進に対する提言会議などを開催し
ていくことといたし
ております。
続い
て、移住体験事業といたしまし
ては、来年2月下旬から3月中旬
の間で、
1泊2日
の移住体験ツアーを実施したいと考え
ております。
現在、ツアー内容
の調整をし
ているところで
あり、内容
が固まり次第、首都圏を中心とした移住希望者に対し、さまざまな情報ツールを活用しながら参加募集を行っ
てまいります。
次に、移住・定住支援事業につい
てで
あります
が、住まいに関する補助制度として、同居や近居、空き家
の売買などを支援する住まい・まちづくり推進事業補助金、優良住宅団地
の宅地購入を支援する民間宅地開発事業補助金を設け、移住・定住へ
の積極的な支援を継続し
て行っ
ております。
これら
の補助制度については、さらなる移住・定住者
の増加を狙い、今年度から、中学3年生まで
の子どもを養育する子育て世帯を対象とした子育て支援加算を設けたところで
あります。
これら
の補助金
の今年度
の実績につきまし
ては、本日までに移住・定住に関係する交付決定件数
が両補助金合わせ
て29件、このうち町外から
の転入
が13件を占め
ていることからも、人口
の社会増
の実現に対し、着実な効果をもたらし
ていると捉え
ているところで
あります。
成果
の一端として、先ほど会派アクセスを代表し
ての中瀬範幸議員へ
の答弁でも申し上げました
が、直近では、本年11月に転入6
1名、転出38名で23名
の転入超過、いわゆる社会増となったところで
あります。
そのほか
の支援策といたしまし
ては、地域における移住希望者
の受け入れ体制
の構築などを目的として、町内全
10地区に
12名
の移住・定住アドバイザーを設置、会議を開催し、町
の移住・定住施策へ
の取り組みなどに対してさまざまな御意見をいただいたところで
あります。
なお、この会議において、移住・定住促進用ポスター
のデザインについても御意見をいただき、今回制作した3種類
のうち
の一つは、アドバイザー
のアイデアを反映させたデザインといたし
ております。
さらに、こうした人口
の社会増
の実現に向けた取り組み
の機運を町全体で高めるため、今年度
のまちづくり懇談会
の町提案テーマを「地域とともに考える移住・定住
の促進」として、地域における取り組み
の重要性などを説明し、さまざまな御意見や御提言をいただいたところで
あります。
ここまで、移住・定住促進
の取り組みについて申し上げました
が、さらに転入者を増加させるためには、地域
の活性化を図りながら、新たな人
の流れをつくる取り組みを推進し
ていかなければなりません。
まずは、働く場として
の雇用
の確保、さらには地域経済
の活性化を図るため、新たな企業立地
の推進や既存立地企業
の支援について、継続し
て取り組んで
いるところで
あります。
また、入善町独自
の資源を生かすことも地域活性化には有効な手段で
あることから、農業や水産業における新たな取り組みを展開いたし
ております。
農業振興では、町特産
の入善ジャンボスイカ
の栽培に、新たにチャレンジする農家を対象とした「入善ジャンボ西瓜新規栽培促進事業補助金」を創設し、本年度は7件
の担い手農家に対する支援を行ったところで
あります。
水産業においては、昨年から大きな話題となっ
ております深層水仕込み
のカキを新たな町活性化
の呼び水としてさまざまなイベントで大いに活用し、情報発信することで新たな人
の流れを生み出し、交流人口
の拡大を図っ
ております。
今年度は、7月に開催した「深層水ふれあいデー」に加え、新たな浜
の観光交流拠点として、深層水活用施設内に整備した「にゅうぜん浜マルシェ」
のオープニングイベントを実施したところ、町内に限らず県内外からも大勢
の人
が入善町を訪れたところで
あります。
このようなさまざまな取り組みを通じて、町
の魅力発信と地域活力
の向上を図ることは、選択されるまちとして、転入人口
の着実な増加に結びつくものと考え
ております。
続い
て、健康寿命
の延伸について申し上げます。
現在、生活
環境の改善や医療
の進歩により、本町でも長寿命化
が進んで
いるものの、健康で自立した生活
ができる期間、いわゆる健康寿命
の延伸
が課題となっ
ております。
そこで、全て
の町民
が健康で生き生きと暮らし
ていただけるよう第6
次入善町総合計画において、政策
の柱
の一つとして「生涯健康に暮らせるまちづくり
の推進」を掲げ、町民
の健康寿命
の延伸を図る各種事業を推進し
ているところで
あります。
健康寿命
の延伸
のためには、高齢期を迎え
ているからということだけではなく、乳幼児期から始まり青壮年期、そして高齢期に至るまで
の一連
のライフステージに応じた健康習慣
の実践
が重要で
あります。
そこで、町では健康増進計画として、「新・健康にゅうぜん2
1」を策定し、各種事業を展開いたし
ております。
この計画は、一人ひとり
が健康づくりに取り組めるよう、乳幼児期、青壮年期、高齢期
の各ライフステージと心
の健康づくりについて行動目標を設定し、自助、共助、公助
の面でおのおの
ができることを掲げたもので
あります。
ライフステージごと
の計画では、まず、乳幼児期は基本方向を「明るく心豊かに育つ「元気な子」」と設定し、乳幼児健診や育児相談など
の場で、目標とする健康な生活習慣を身につけること
ができるよう働きかけ
ております。
また、青壮年期は、「健康
の大切さを知る」「望ましい生活習慣を実行し、継続する」「生活習慣病を予防し、重症化を防ぐ」このことを目標とし
ており、特定健康診査や特定保健指導、がん検診、メタボ予防料理教室あるいは健康教室など
の事業を通じて、生活習慣
の改善
の実践を支援いたし
ております。
高齢期
の目標は、病気や障害を抱え
ていても、「自分らしく楽しみや生きがいを持っ
てふれあいを深める「生涯現役」」といたし
ております。
また、高齢期
の共助として、町民
の方々
ができることに、「いきいきふれあいサロン等をつくり運営すること」を掲げ
ております。
公助となる行政、関係機関
ができることといたしまし
ては、介護予防活動と情報提供、交流しやすい条件や
環境づくり、生きがいづくり
の支援などを掲げ
ております。
加え
て、生活習慣病予防や鬱病予防、介護
の原因となる転倒、骨折、認知症予防などを目標としたさまざまな健康講座を実践し、一人ひとり
が健康づくりや介護予防に取り組めるよう支援をし
ておるところで
あります。
さらに、地域
の住民主体
のサロンなどで活動するボランティアで
あります「生涯現役めざし隊」や、運動を推進するため
のボランティアで
あります「地域運動指導リーダー」
の育成や派遣、町オリジナル体操
のDVD
の貸し出しなども行い、参加者
が楽しく交流できるよう支援もいたし
ております。これらは、ひきこもり
の防止にもつながっ
ていくものと思われます。
以上
のように、さまざまな事業に取り組んで
いるところで
あります。
これら
の効果につきまし
ては、一朝一夕にあらわれるものでは
ありません
が、一つ一つ
の事業について、その効果を見極めながら着実に推進することで、ストップ人口減少
の実現につなげ
てまいりたいと考え
ているところで
ありますので、御理解を賜りますようお願いを申し上げます。
以上で、本田議員
の質問に対する答弁とさせ
ていただきます。
なお、その他
の質問につきまし
ては、教育長並びに担当課長
が答弁いたしますので、よろしくお願い申し上げます。
144: ◯議長(
鬼原征彦君) 次に、決算特別委員会で
の意見、提案
のうち、学力調査
の活用について、池原教育長。
〔教育長 池原哲男君 登壇〕
145: ◯教育長(池原哲男君) 本田議員
の全国学力・学習状況調査について
の御質問にお答えいたします。
全国学力・学習状況調査は平成
19年度から、小学校6年生、中学校3年生
の全児童生徒を対象として実施され
ており、今年度
の全国
の調査結果につきまし
ては、9月末に公表されたところで
あります。
まず、この調査
の分析結果を教育活動
の改善に活用したかについてお答えいたします。
学校
のアンケートによりますと、県内
の小学校では、「よく行った」と答えた割合は44.5%で
あり、「行った」と答えた割合は52.4%となっ
ております。
中学校におきましては、「よく行った」と答えた割合は22%で
あり、「行った」と答えた割合は70.7%となっ
ております。
このアンケート結果からもわかるように、90%以上
の小中学校で調査
の分析結果を活用し
ており、9月議会でも申し上げました
が、町におきましても、毎年、教育センターで分析を行い、校長研修会において、町全体
の傾向等を把握、分析し、改善点とその対策を検証し
ているところで
あります。
また、各学校におきましても、その特徴や児童生徒
の実態を把握し、課題を明確にした上で、授業方法
の改善や指導方法
の工夫に取り組んで
いるところで
あります。
また、家庭学習
の進め方についても、個別
の指導を行うとともに、全体的な学習状況
の傾向を該当する児童生徒
の保護者に文書でお知らせをし
ているところで
あります。
次に、結果
の公表につきまし
ては、9月議会でもお答えいたしましたように、全国学力・学習状況調査
の目的は、順位づけではなく、その分析を生かした授業
の改善に
あります。その本来
の目的に沿った使い方をしたいと思うところで
ありますので、公表については控えさせ
ていただきます。
また、学年によって成績
の変動
がありまし
て、一定したものでは
ありませんので、御理解をいただきたいと思います。
今後とも、全国学力・学習状況調査
の結果を有効に活用し、児童生徒
の学習習慣
の改善や学習意欲
の向上に結びつくよう努め、それぞれ
の学年
が小学校から中学校に進む中で、どのように成長し
ているのか、中長期的な視点に立ちながら、心身ともに健やかな成長を支援し
てまいりたいと考え
ております。
以上で、本田議員
の御質問に対する答弁とさせ
ていただきます。
146: ◯議長(
鬼原征彦君) 次に、中小・小規模事業者等を対象とした補助事業並びに新幹線ライナーについて、梅澤キラキラ商工観光課長。
〔キラキラ商工観光課長 梅澤武志君 登壇〕
147: ◯キラキラ商工観光課長(梅澤武志君) 本田議員
の中小・小規模事業者を対象とした補助事業についてお答えいたします。
国
の支援制度で
ありますものづくり・商業・サービス新展開支援補助金は、国内外
のニーズに対応したものづくりやサービス
の新事業を創出するために、革新的なサービス開発、試作品開発、生産プロセス
の改善を行う中小企業や小規模事業者
の設備投資を支援するもので
あります。
補助率は3分の2で
あります
が、補助限度額は従業員数によって異なります。商業サービス業で5名以下
の従業員数、それ以外
の業種では、20名以下
の従業員数で
あれば小規模型として500万円、そのほかは一般型となり
1,000万円
が補助
の上限額となります。
また、平成27年度補正予算事業からは、新たにインターネット等で管理する仕組みを用いた生産性を向上させる設備投資を行う場合については、補助率は変わりません
が、補助金額
の上限
が3,000万円に拡充されたところで
あります。
次に、同じく国
の支援制度で
あります小規模事業者持続化補助金は、小規模事業者
のビジネスプランに基づく経営を推進するため、商工会、商工会議所と一体となっ
て経営計画を作成し、その経営計画に基づき販路開拓に取り組む費用を支援するもので
あり、補助上限金額は50万円で、補助率は3分の2で
あります。
それぞれ
の補助申請手続においては、まず、ものづくり・商業・サービス新展開支援補助金では、経営革新認定支援機関から
の支援
が必要となっ
ております。
この認定支援機関とは、入善町では、入善町商工会、北陸銀行、富山第一銀行、富山銀行、にいかわ信用金庫などで
あります。さらに、申請
の窓口は、富山県中小企業団体中央会となります。
小規模事業者持続化補助金につきまし
ては、商工会、商工会議所
が申請窓口で
あり、経営計画等
の作成も入善町商工会において行われるもので
あります。
これら
の補助制度は、国
の経済対策
の一環として、国
の補正予算事業により実施され
ているもので
あります。
しかしながら、予算には限り
があることから、ものづくり・商業・サービス新展開支援事業補助金につきまし
ては、平成28年度では全国平均で30%程度
の採択率、小規模事業者持続化補助金では45%程度
の採択率で
あると伺っ
ております。
入善町における採択状況は、平成28年度で町商工会
が申請されたうち、ものづくり事業補助金では4件申請
のうち2件
が採択され、採択率は約50%、小規模事業者持続化補助金については3
1件申請
のうち
18件
が採択され、約58.
1%
の採択率となっ
ており、全国平均を上回っ
ております。また、県内でも大変高い採択率で
あると伺っ
ているところで
あり、ひとえに入善町商工会など関係機関
の御支援、御指導
のたまもので
あると感じ
ております。
これら
の補助金活用申請事業者へ
の支援を町独自で考え
てはどうかと
の本田議員から
の御提言で
あります
が、町といたしまし
ては、中小企業・小規模事業者へ
の支援は、国や県、町、商工会、金融機関等
が連携し、それぞれ
の役割を担うこと
が大切で
あると考え
ております。
そのため、町として、既存
の国
の支援制度をうまく活用できるよう支援し
ていくこと
が重要で
あると考え、選考から惜しくも漏れた事業者には、入善町経営アドバイザー派遣事業を通じて、経営計画等申請書
のブラッシュアップを行い、次回応募
の際に採択を受けること
ができるよう努め
ているところで
あります。
なお、町はこの事業で、経営アドバイザー派遣費用
のうち自己負担分
の2分の
1を助成し
ております。
そのほかにも、中小企業設備投資促進補助金などをはじめとする商工業振興事業補助制度などを通じて、中小企業へ
の設備投資や経営
の安定化などに対して継続し
て取り組んで
いるところで
あります。
あわせ
て、商工会
が開催する小規模事業者支援機関等連携会議を通じて、町内金融機関や商工会から町内事業者
の新規事業や設備投資など
の動向について情報収集をするとともに、引き続きこれからも町商工会や町内金融機関、公的金融機関と連携し、各種制度
の活用を通して支援をし
てまいりたいと考え
ております。
次に、入善新幹線ライナーについて
の御質問にお答えいたします。
入善新幹線ライナーにつきまし
ては、北陸新幹線を利用し
てこの地域を訪れた方に対し、入善まで
のアクセス
の利便性を目的として、北陸新幹線
の開業に合わせ
てスタートしたもので
あります。
このことにつきましては、県外に本社
のある町内企業や県外
の企業と
の取引など
がある町内企業
の皆様から、黒部宇奈月温泉駅と入善町を結ぶアクセスバス
の運行を求める声
が多く
あったことから、定時定路線で、かつ速達性を重視し、運行し
ているところで
あります。
首都圏や関西
の企業
の方々からは、「入善新幹線ライナーは大変便利で、出張
の際は使っ
ています」と
の声をいただい
ております。
新幹線
の開業効果を企業活動に最大限に生かすためにも必要なもので
あると考え
ております。
平成27年度
の入善新幹線ライナー
の利用状況につきまし
ては、
1日当たり
の利用者は2
1.9人で、年間を通して一定
の利用
があったと考え
ております。
便ごと
の利用状況を見ると、新幹線駅へ向かう便では、8時台、
15時台、
16時台
の便
の利用
が多く、新幹線駅から入善へ向かう便では、
11時台、
12時台、
14時台、
16時台、20時台
の便
が多くなっ
ております。
朝や夕方から夜にかけて
の町民
の方
の利用はもちろん
のこと、昼間にはビジネスで入善を訪れる方
が多く利用し
ておられます。平日
の約7割
がビジネスで
の利用となっ
ております。
平成28年度におきましては、新幹線
のダイヤ改正に合わせ
て、
1日
13往復から
11往復に減便したことに加え、黒部市
の行った調査によれば、昨年度と比較し
て利用者
が2割近く減少し
ていることに伴い、前期は新幹線ライナー
の利用は若干減少し
ておりました。しかし、秋ごろからは昨年並み
の利用となっ
てき
ております。
町民
の方
の新幹線ライナー利用という点では、新幹線駅周辺に駐車場
が整備され
ていることから、自家用車で
の利用や御家族
の方
の送迎
が圧倒的に多いものと理解し
ております
が、広い駐車場を歩く必要
がないことから、高齢
の方を中心として、徐々に利用
が広がりつつ
あると伺っ
ております。
今後も、花月公園駐車場を利用したパーク・アンド・ライドによる町民利用
の促進について、周知に努め
てまいります。
繰り返しになります
が、新幹線ライナーは、県外から入善町を訪れる方にとっては、新幹線駅へ
のアクセス路線として重要な社会基盤
の一つで
あります。
今後とも運行事業者と連携し、利用者
のニーズを捉えながら、利用者増
のため
のPRやサービス
の向上に努め、適切に運行されるよう支援し
てまいりますので、御理解を賜りますようお願いいたします。
以上、本田議員へ
の答弁とさせ
ていただきます。
148: ◯議長(
鬼原征彦君) 次に、マイナンバーカード
の現状と今後
の取り組み並びに資源回収について、上浦住民
環境課長。
〔住民
環境課長 上浦雄治君 登壇〕
149: ◯住民
環境課長(上浦雄治君) 本田議員
のマイナンバーカード
の現状と今後
の普及促進
の取り組みについて
の御質問にお答えします。
マイナンバー制度は、社会保障・税制度
の効率性、透明性を高め、国民にとって利便性
の高い公平・公正な社会を実現することを目的に導入され、そのため、利用
の範囲は、社会保障、税、災害分野に限定され
ております。
マイナンバー制度は平成28年1月から開始し
ており、具体的な利用としては、雇用保険
の給付や会社
が税務署に提出する源泉徴収票、生命保険
の支払調書など
の法定調書などにマイナンバーを記載することになっ
ております。
現在
のマイナンバーカード
の申請状況について申し上げます。
11月末現在で、申請件数2,074件、人口に対する割合は8.
1%で
あります。そのうちカード交付件数は
1,676件、6.6%
の割合で
あります。
なお、富山県内で
の申請割合は9.0%となっ
ております。
役所や金融機関で自分
のマイナンバーカードを提示する際は、マイナンバー
がわかる通知カードと運転免許証など
の身分を証明する2つ
の書類を提示すること
が現在必要になります
が、マイナンバーカードは顔つき
の写真
のカードとなっ
ており、公的な身分証明書として、
1枚でマイナンバー
の提示と身分証明
ができるという利点
があります。また、e-Tax
のオンラインで確定申告にも利用できます。
カード
の普及促進については、町
の広報やホームページ、出前講座などを通じ、制度
の周知や申請方法など
の説明に取り組んでおり、特に高齢者を対象とした出前講座を中心に、現在まで9地区において開催し
てきたところで
あります。
平成29年には、自分
の情報を
いつ、誰
が、なぜ提供した
のかを確認できるマイナポータルサイト
の運用
が開始されます。マイナンバーカードとパソコン
が必要では
あります
が、このサイトで行政機関から
のお知らせも受け取れるようになります。
このように、国では、今後カードを利用し
て生活
の利便性を高める検討を進め
ておりますことから、町におきましても、広報やケーブルテレビ、ホームページ、出前講座などで情報を住民に向け発信しながら制度
の理解と周知を図り、一層
のマイナンバーカード
の普及に努め
てまいりたいと考え
ております。
次に、資源回収について
の質問にお答えします。
初めに、回収品目
の種類を細分化することにより分別リサイクルを先進的に行っ
ている自治体
があり、入善町においても同様
の取り組みを検討できないかと
のことで
あります
が、現在、分別し
ていただい
ている品目は、買い取り業者
が取り扱っ
ている品目
が対象となっ
ております。そのため、分別品目を細分化した場合、細分化した回収品を買い取ること
ができる業者
が新たに必要となります。また、分別品目を細分化することによる町民へ
の負担も考慮すること
が必要になります。
今後、より効果的な分別リサイクル体制
の構築
のため、買い取り業者を含め関係団体と連携し、研究に努め
てまいりたいと考え
ております。
次に、生ごみ処理器設置事業補助金
の現状について
の御質問にお答えします。
この制度は、家庭用
の電動生ごみ処理器や畑などに設置するプラスチック製
のコンポストなどを対象とし
ており、補助額は購入価格
の3分の
1、上限額
が2万円となっ
ております。
平成27年度決算以降
の件数です
が、11月末まで
の交付実績は、交付件数8件に対し5万7,
100円
の補助を行っ
ております。
次に、資源回収団体へ
の報奨金
の現状について
の御質問にお答えします。
回収された資源
の買い取り価格は、需要と供給
のバランスにより変動する要素
があります。
町といたしまし
ては、新聞及び雑誌を対象に、その変動に影響されずに一定
の報奨金を支出することで、資源回収団体
の活動に支援を行っ
ているところで
あります。
報奨金につきまし
ては、業者
の買い取り価格とは別に、
1キログラム当たり
1円とさせ
ていただい
ているところで
あります。
平成27年度決算以降
の件数です
が、11月末まで
の交付実績は、交付件数25件に対し37万200円を交付し
ております。
ごみ
の減量化とリサイクル活動につきまし
ては、町民意識
が定着し
てき
ております
が、今後とも継続的に推進し
てまいりたいと考え
ております。
以上で、本田議員へ
の答弁とさせ
ていただきます。
150: ◯議長(
鬼原征彦君) それでは、再質問を受けます。
2番 本田 均君。
151: ◯2番(本田 均君) 今ほどはありがとうございました。
まず、中小企業へ
の支援についてお尋ねしたんです
が、きょうも朝から、入善町
の基幹
産業は農業だということを町長から言われ
ております。
僕は以前、基幹
産業とは人口な
のか、生産高な
のかということをお聞きしたかと思いまし
て、就業比率では第
1次産業は7%程度、生産高にし
ては2.6%、甚だ低い数字な
のです
が、基幹
産業、基幹
産業とずっと言い続け
ておられますので、調べましたら、厳密な定義はないということで
ありました。ただし、無理に挙げるとすれば、雇用
の吸収といいますか創出という部分
が基幹
産業ということで表現できるだろうということで
ありました
が、それにしまし
ても低い
のかなというふうに思います。
でも、なかなかそれを言い続けられるので、僕は別に反対ではないんです
が、就業人口、生産高におきましても、商業とかサービス
が随分比率を持っ
ておりますので、ぜひ商業、サービス
の分野に補助金なり助成金を検討し
ていただけないかと、これは入善町
の雇用も創出し
ておりますし、税金も払っ
ておりますというか、そういうことですので、改めてお願いしたいと思います。
それから、補助金とか助成金、例えばがんばる農政課だとかキラキラ商工観光課とか建設課だとかいろいろ
ありますけど、国だとか県
の助成金、補助金
の情報という
のは、おのおの集め
ておられる
のか、それとも何か町
のほうで一括し
てその情報を管理し
て各課に流し
ておられる
のか、どういうことなんでしょうか。
152: ◯議長(
鬼原征彦君) 竹島企画財政課長。
153: ◯企画財政課長(竹島秀浩君) もちろん担当課
のほうで、いろいろ情報収集に当たっ
ております。
総合計画、予算等、連動し
てきますので、企画財政課
のほうで一定
の集約をし
ていると。もちろん、直接企画財政課に入っ
てくるものも
あるというところで、各担当と私ども
のほうとうまくリンクをし
て、いろいろ情報を当たっ
ているというところでございます。
154: ◯議長(
鬼原征彦君) 2番 本田 均君。
155: ◯2番(本田 均君) 私も商売をし
ておりまし
て、僕は小売業なんですけど、小売業だとか旅行業だとか石油販売業だとか、一番もうかる電気工事業だとか建設業、例えばそれを登録し
ておきますと、銀行
のほうから、銀行は毎日情報を収集し
ておりまし
て、それに合ったような補助金を知らせ
てくれるというシステム
があります。それですと、漏れることも
ありませんし、知った後、締め切り
が終わっ
ていたというようなことも
ありませんので、費用はかかります
が、私ども事業をし
ている者とすれば非常にありがたいサービスで
あります。
町としても、おのおの頑張っ
て情報収集し
ておられると言います
が、できれば、例えば総務課なら総務課、企画財政課なら企画財政課で、一括し
てそういうこともできるようになればいい
のではないかなというふうに思います。
それから、今月
の初め、会派
の視察で永平寺町に行っ
てまいりましたら、永平寺町さんは、ミッドタウンだとか虎ノ門ヒルズ、六本木ヒルズをつくった森ビルさんとコンサル
の契約をし
ておりまし
て、まちづくりに対してアドバイスを行うということをやっ
ておられます
が、その話
の中
の一つで、森ビルさん
が官庁中央
の補助金を
1,000万円取っ
てき
てくれたと。それに対する対価として80万円払っ
て、まちづくりに使うんだということ
が町長さんから
ありました。
結局、言われる
のは、情報量
が圧倒的に違いますと。森ビルさんならだとは思うんです
が、そういう東京におられる方、情報量
が全く違うということなので、今、入善町も一生懸命情報収集し
ておられると思いますけど、もしかすれば、漏れたり、借り
ているものを返し
て、またつけかえたりというようなことも考えられる
のではないかなというふうに思いますので、また研究し
ていただきたいなというふうに思います。永平寺町さんはそういうふうにし
ておられます。
それから、移住・定住です
が、昨日
の新聞に、上市町は移住・定住
の数値目標、
1年間に5世帯、
15名から20名
の目標を掲げたというふうに書い
てありましたけれども、入善町においては、数値目標はつくるんでしょうか。目指すんでしょうか。
156: ◯議長(
鬼原征彦君) 米田住まい・まちづくり課長。
157: ◯住まい・まちづくり課長(米田正秀君) 移住・定住につきまし
ては、今年度、先ほど町長
の答弁にも
ありましたように、さまざまなツール、そういったものを準備し
ておるところで
あります。
スタートしたばかりでも
ありますし、来年度から、さらに本格的に事業を進め
ていくことにし
ております。
現在
のところ、年間何世帯、何人という目標については、決め
てはおりませんけども、着実に事業
のほうを推進し
て、そこ
の社会増につなげ
ていきたいというふうに、今
のところ考え
ておるところで
あります。
158: ◯議長(
鬼原征彦君) 2番 本田 均君。
159: ◯2番(本田 均君) そうしますと、数値目標はつくらないということだと思います。
160: ◯企画財政課長(竹島秀浩君) すみません、よろしいですか。訂正です。
161: ◯議長(
鬼原征彦君) 竹島課長、訂正願います。
162: ◯企画財政課長(竹島秀浩君) 昨年つくりました総合戦略
の中で、平成3
1年まで
の目標値というものを置い
ておりまし
て、具体的には、UIサポートセンターを通じた移住については
10世帯を一応目標値というふうに置い
ております。
それと、いわゆる社会増については、現状より30人増ということを目標に置い
てやってき
ているところでございます。
一応目標は設定し
ているということです。
163: ◯議長(
鬼原征彦君) 2番 本田 均君。
164: ◯2番(本田 均君) 目標は目標で頑張っ
ていただきたいと思います。
これも永平寺町
の町長さん
のお話でした
が、移住・定住、いろいろな政策を町長さんも言っ
ておられましたけど、例えば移住・定住、来
てください、住んでくださいということ
のPRは永平寺さんもやっ
ておられるんです
が、テレビコマーシャルやパンフレット、それから移住・定住フェアなど、よく似たようなこと、テレビだけ、うち
の町と違う
のかなと思いながらも、その中身
が、例えばアナウンスとして、県下で学力
がトップクラスだということをばんとPRし
ていると、そういうようなことも
ありましたので、先ほど教育長さん、なかなか公表しにくいと言いますけど、移住・定住に向け
て外に発信する場合、例えば学力調査
の結果を活用ということで、学力を充実させるという
のも活用でしょうけど、まちづくりだとか定住だとか
のPRに対しても、もしか学力
が伸び
ていったり、トップクラスで
あるとすれば、そういう面にも活用できる
のではないかなというふうなことも
ありますので、そういう面でも活用については、学力向上だけではなく
て、そういう面でも考え
ていただきたいなというふうに思います。
それから、移住・定住はいろんな有識者会議とかでと町長も言われましたけど、よく若い人たち
の意見を聞くとか、有識者会議とよく耳にもしますし、それ
が何かお墨つきを与えるみたいな感覚もなきにしも
あらずなんですけど、僕も若いとき、部
の役職なんかをし
ていますけど、そんなそんなすばらしい意見を言ったとか、それ
が20年たっ
て何かものになったかというと、あんまりないような気
がします。
だから、若い人とか有識者会議、甚だ失礼な言い方ですけど、特別なその人たち
の意見に価値を求めるといっ
ても、大したものはない
がじゃない
がかなと思うんで、それなら、大きな話を言えば、そういう立派なアイデアを持ったり意見を持ったり有能な人は、失礼ですけど、
いないと思います。もっと日本で羽ばたいたり、世界で羽ばたいたりし
ておられ
て。
だから、集め
て意見を聞い
て、有効な特別なアイデアをというようなことはどうかな、今
の若い人は知りません
が、そう思います。
それ以外に思う
のは、年配
の方々は、僕たちよりも経験も見識も、つらいことも楽しいことも、サラリーマン時代、どこ
の町もいろんな深い考えも
あります。
ゆえに、若い人だ、有識者会議だって、何か決まり切ったことよりも、本当に年配
の方々に、敬老会だ福寿会だということではなく
て、真剣に聞く場を求め
て、辛辣な意見も
あるかと思いますけど、そういうことを取り入れられ
て、シルバー民主主義とも言われます
が、政策、政治に対しても非常に興味を持っ
ておられる方も多いと思いますので、そういう方
の活用も考えられたらどうかなというふうに思います。
そして、新幹線ライナーですけど、町民シフトにすればどうかということで、黒部市は6回調査し
ております
が、その情報という
のは持っ
ておられるんでしょうか。
165: ◯議長(
鬼原征彦君) 梅澤キラキラ商工観光課長。
166: ◯キラキラ商工観光課長(梅澤武志君) 黒部市さんからはいただい
ております。
167: ◯議長(
鬼原征彦君) 2番 本田 均君。
168: ◯2番(本田 均君) 僕もいただきまし
て、それを見ますと、日曜日なんかという
のはビジネス客、例えばこれは10月30日ですけど、3,000人
の乗降客数
があって、ビジネス客は
100人、3%しかない。平日は、これは11月
17日です
が、半々ぐらいです。直近
のやつを僕はもらったんです
が、あと4回分
ありますけど、これを分析しまし
ても、例えば日曜日は、ビジネス客は
いないと言っ
てもいいほどだと思いますので、例えば日曜日は町民
の方にただで乗っ
てもらうとか、それはただだから、受益者負担も要るだろうという考え方も
あると思いますけど、この委託料自体
が町民
の税金ですので、そこでまず負担し
ておるということですから。
あさって、在来線
の委員会
がありますので、またそこで言っ
てみたいと思います。
169: ◯議長(
鬼原征彦君) 時間
がありませんので端的に。
170: ◯2番(本田 均君) ごみ
の話をしようかと思ったんですけど時間
がありませんので、ごみ
の減量化に向け
て頑張りましょうということで、また機会
があったら。
それから、資料につきまし
ては質問できなかったので、今後また考えさせ
ていただきます。よろしくお願いします。
ありがとうございました。
171: ◯議長(
鬼原征彦君) 以上で、本田 均君
の質問を終わります。
ただいま
の時刻は、議場
の時計で午後4時
15分で
あります。
時間
の延長についてお諮りいたします。
本日
の会議時間を議事終了まで延長したい
が、これに御異議
ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
172: ◯議長(
鬼原征彦君) 御異議なしと認めます。よって、議事終了まで会議時間を延長することに決定いたしました。
町政一般に対する質問を続行いたします。
5番 五十里忠茂君。
〔5番 五十里忠茂君 登壇〕
173: ◯5番(五十里忠茂君) お疲れさまです。今12月議会におきましても質問
の機会をいただき、感謝申し上げます。
年暮れ中で、お互いに健康管理に気をつけ
て、はえ
ある新年を迎えたいものだと、このように思います。
さて、現代社会において、新幹線
の技術的進歩
が人々に大きな恩恵をもたらし、経済
の発展のみならず人的交流も頻繁化する昨今、ことし10月
18日
の新聞記事で、「特殊詐欺 新幹線で流入 北陸新幹線で富山に来
て、北陸新幹線で帰った」と
ありました。
特殊詐欺は2004年にピークを迎え、減少する傾向に
あるというものの、ことしは9月まで
の振り込み詐欺においても97億円に上る事案
の発生を見
ている現状で
あります。その中で、息子を語った富山市
の70代
の女性から現金をだまし取ったとする容疑。容疑者は、「上司
の息子
が行くから金を渡し
て」と電話をかけ、富山駅近くで現金を受け取ったとされるものです。特殊詐欺は、個人
の財産管理のみならず、人間間
の信頼、信用度を失墜させる大罪で
あるというべきで
あります。
県警では、20
11年から20
15年まで
の被害総額は約
18億円に達するとし
ています。その後、一旦減少傾向に至ったものの、ここ数年は3億円超え
が続く状況で
あります。その一端は、新幹線
の開業に伴い、首都圏と富山
がダイレクトに結ばれることにより、特殊詐欺犯
が県内に入り込む頻度を高めさせ
ているものと推察します。
いかなる時代革新
があろうとも、労せずし
て富を得ることは
あってはなりません。一人ひとり
が時代を受け入れ、また、人間性を高めることで、詐欺犯罪に立ち向かう姿勢こそ
が今、求められ
ているものと思います。
それでは質問に入ります。
防災について伺います。
20
11年3月
11日、突然
の東北地方太平洋沖地震に伴っ
て発生した津波及び余震により東日本を襲った未曽有
の惨事は、人的被害2万4,607人に上り、また、経済損失においても復興費、
10年間で23兆円
が見込まれる中、福島原子力発電所においては、莫大な解体費用と数十年を見込まれる解体期間。20
14年4月以降、一部
の地域で徐々に避難指示
が解除され
ているが、帰還困難区域は事故発生から
10年後以降となる見通しを示し
ています。いまだにおさまること
のない風評被害。
かつて、町においても
1969年8月、県下を襲った集中豪雨は福島堤防などを破壊し、多く
の田畑
が被害を受けるとともに、平曽川に接する下飯野地内では、床上浸水などにより損害と被害を見たところで
あります。また、2008年2月24日未明から
の風速
15メートルを超える暴風により、寄り回り波により波状的に堤防を乗り越え、人的被害や家屋など
の甚大な被害を見たところで
あります。その後も、熊本地震、鳥取地震や関東、東北豪雨など、
自然災害
の恐ろしさをまざまざと痛感したところで
あります。
そうした中で、20
14年8月
14日に行われた日本海における大規模地震に関する調査検討会
の報告では、県内津波は、入善町では最大7.5メートルとし
ています。
これに対する町
の対応策は万全で
あるか、お答えください。
今年9月
の全員協議会において、津波対策用ライフジャケット
の申し込み状況
が報告され、申込数488着
の購入希望
があり、この数字をどのように評価し、今後、ライフジャケットに対する意識喚起をどう高め
ていく
のか、お答えください。
また、平成26年に建築された飯野コミュニティ防災センター、横山地区交流防災センター
の防災意識に対する活動内容をあわせ
てお聞かせください。
次に、公営
の共同納骨堂建設はいかがかについて質問いたします。
従来から
の生活
環境や社会様式は一変し、さまざまな問題
が表面化し
ています。
そうした中で、ここ数年、姻族関係終了届提出に至るケースも
あると聞い
ています。家族制度においても、旧来から
のあり方
が大きく変化し
ているのが現状で
あります。
先日、知り合い
の方
が私
の家に訪ね
てこられ、妻
が亡くなり、納骨するお墓をどうするか悩んで
いると
のことで
ありました。「町に共同
の納骨堂
があれば、親戚に気兼ねなく納骨できるのに」と言われたこと
が今も脳裏から離れることは
ありません。その後、本家に再三にわたり頼んだ末、本家
のお墓に納骨したと
のことです。
現代においては、代々続い
てきた家ですら、
次の代
があっさりと別に家を建てる時代感覚でも
あります。そのような感覚
がお墓においても例外では
ありません。
昭和55年、平成
17年、平成23年において、上飯野地内で
1,098区画
の整備をし、現在は
176区画
の空き
があるということです。これら
の整備は町民
の要望に応えたもので
あります
が、時代的感覚変化と経済的観念から、多少なりとも迷う人
が多い
のではないかと推察いたします。
町政におけるお墓
の基本的な姿勢はいか
が考えでおられる
のか、答弁願います。
また、時代趨勢
が変わる中で、共同納骨堂
のあり方をどのように捉え
ているのか、お答えください。
このような状況を鑑み、実態調査を行う考え
があるのか、お答えください。
次に、地域文化・郷土芸能
の発展と継承をどのように図る
のかについてお伺いいたします。
昭和4年、入膳元町における複数
の地区
の有志により、獅子舞保存会・安津満会
が発足。4年に一度
の巡行に対し、当時は大いなる感動と称賛を博したとする記録文
が残っ
ています。昭和30年代には数地区
が会から離れ、現在、4地区において獅子舞を継承し
ているところで
あります。
近年、約
1カ月
の練習場所を確保すること
がなかなか難しい状況下に置かれ
ています。通常ならば公民館を利用する中で
の練習となるところです
が、老朽化と練習場所
の狭さから、ここ数回は空き作業所を利用し
てまいりました
が、それも傷み
が激しく、練習にそぐわないということで、本年はほか
の場所
の確保
が余儀なくされ、幾つか
の場所を探す中で、町民会館
の視聴覚室を確保できました
が、先申し込み
があるため20日間
の練習期間となり、また、利用料
の減免、後援依頼にどのような対応をとられた
のか、お聞かせください。
今年3月定例議会において、提案理由
の中で、文化を守り、心豊かな人を育てるまちづくりと称し、町
の文化や伝統に触れ、親しむこと
が、心
の豊かさやふるさと力を育みますとし
ています
が、いかなる観点から発想されたものか、答弁願います。
以上です。
174: ◯議長(
鬼原征彦君) それでは、答弁を求めます。
まず、防災対策全般について、笹島町長。
〔町長
笹島春人君 登壇〕
175: ◯町長(
笹島春人君) 五十里忠茂議員
の防災対策
の御質問にお答えをいたします。
まず、津波対策についてで
あります。
平成26年8月に、日本海における大規模地震に関する調査検討会から新たな津波推計
が公表されました。
これによりますと、入善町は県内最大となる7.5メートルも
の津波高
が想定され、海岸近くにお住まい
の皆様を中心に、大きな衝撃を受けたところで
あります。
加え
て、7.5メートル
の津波
がどこ
の地点で想定される
のか、浸水範囲はどうな
のかなど、政府
の検討会による推計
の詳細な影響などは、いまだに明らかにされ
ておりません。
現在、県において実施され
ておりますシミュレーション調査
の結果
がいち早く公表されるよう、直接あるいは町村会などを通じて要望し
ているところで
あります。
しかしながら、詳細な影響
が判明しない中においても、できる限り
の対策
が必要で
あると考え
ております。
特に、迅速な避難行動
が命を守るために不可欠で
あります。そのため、避難情報をできるだけ早く、広く伝えること
が重要で
あり、防災行政無線
のデジタル化、家庭でも無線を受信できる防災ラジオ
の普及促進、さらには津波警報・注意報
の発表時は自動で無線放送を行う仕組みづくりなど、情報伝達
の強化を図ったところで
あります。
また、東日本大震災
の発生を受け、地域
の自主防災会
が主体となっ
て行う訓練に対する補助制度
の創設、沿岸地域へ
の海抜表示、防災マップ
の作成など、津波に対するリスク情報
の提供や地域における訓練・避難方法
の検討など、関心と意識を高め
ていただくよう努め
ているところで
あります。
今後は、県
が公表するシミュレーション結果に基づき、防災マップなど
の改定を行うなど、早急に対応し
てまいりたいと考え
ております。
しかしながら、災害対応に、これで万全ということは
ありません。今後も、より迅速に、円滑に避難できる体制
の構築を目指し
て、着実な取り組みを進め
てまいりたいと考え
ております。
次に、津波対策用ライフジャケット整備事業
の取り組み状況についてお答えをいたします。
町では、津波時
の人的被害
の減少と津波避難
の意識向上を目的として、本年度、ライフジャケット
の購入をあっせんする事業を進め
ております。
申し込み状況につきまし
ては、9月
の議員全員協議会
の報告
のとおり、対象地域をあい
の風とやま鉄道より海側として、7月下旬から8月末にかけて購入希望者を募ったところで
あります。
現在、488着
の申し込みを受け
ており、申し込み分
のジャケット
の製作を急いで
いるところで
あります。
当初、申込者へ
の配布時期を12月と考え
ておりました
が、国
の型式承認
の手続
が、
1着ずつ検査することなどから、納入時期は2月上旬になる見込みで
あります。お申し込みいただいた皆様には、なるべく早くお渡し
ができるよう進め
てまいりたいと考え
ております。
なお、この事業は、平成28年度
の単年度事業として考え
ております。年度内で
あれば、追加
の要望にも対応し
てまいりたいと考え
ております。
また、津波発生時
の人的被害
の軽減、避難意識
の向上などをどのように図っ
ていく
のかと
の御質問で
あります。
津波
の発生あるいは発生
が見込まれるときには、とにかく高く、遠くへ逃げること
が大原則で
あります。地震イコール津波と判断し
て、直ちに避難行動
がとれる体制づくり
が不可欠で
あります。
自ら
が暮らす土地
のリスクを認識し、地域
の中で常に話し合うなど、出前講座なども活用しながら、津波避難に係る意識あるいは知識
の普及啓発と避難訓練
の実施に取り組んでいく必要
があると考えおります。
次に、飯野コミュニティ防災センター、横山地区交流防災センター
の防災意識
の構築についてお答えをいたします。
両地区
の交流防災センターにつきまし
ては、従来
の地区公民館
が老朽化し、耐震性も確保され
ていなかったことなどから、平成26年度に、新たに整備をしたところで
あります。
平常時は地域住民
の交流
の場として
の機能はもとより、地区
の防災活動
の拠点として活用を図るほか、災害時には避難場所として活用できるよう必要なスペースを確保したところで
あります。
さらに、本年度は、停電時でも避難拠点
の機能を維持できるよう蓄電池を備えた太陽光発電を整備し、施設
の機能強化を図ったところで
あります。
また、防災意識
の構築という点では、両地区
の津波対応に限らず、地震や洪水も含め
て、全て
の地区に共通する課題で
あろうと考え
ております。
万が一
の災害発生時には、やはり自分
の身は自分で守る「自助」、みんな
の地域はみんなで守る「共助」
の取り組み
が重要となるもので
あります。
そのためには、災害
がいつ起き
ても対応できるような体制づくり
が必要となるほか、いざ発生した場合には、一人ひとり
がいかに命を守る行動
がとれるか
が鍵で
あり、改めて日ごろ
の備え
が大切で
あると考え
ております。
繰り返しになります
が、町といたしまし
ては、災害は必ずやって来るという前提に立ち、地域ごとに、より実践的な訓練
の取り組みを促すよう、地区へ
の働きかけを強化するとともに、防災士や地域リーダーとなる皆様
の協力を得ながら、より一層
の災害に強い地域づくり、防災意識
の底上げに努め
てまいりたいと考え
ております。
以上で、五十里忠茂議員へ
の答弁とさせ
ていただきます。
なお、その他
の御質問に対しましては、担当課長
が答弁いたしますので、よろしくお願いを申し上げます。
176: ◯議長(
鬼原征彦君) 次に、公営
の共同納骨堂建設構想について、上浦住民
環境課長。
〔住民
環境課長 上浦雄治君 登壇〕
177: ◯住民
環境課長(上浦雄治君) 五十里忠茂議員
の公営
の共同納骨堂建設
の構想について
の御質問にお答えします。
議員御承知
のとおり、入善町では昭和55年度に、公営
の墓地として上飯野地区に現在
の「入善町やすらぎ公園」を整備いたしました。その後、平成
17年度に第2期、平成23年度に第3期
の造成を行い、現在に至っ
ております。
全体
の使用区画数は
1,098区画で
あり、うち
176区画
が空き区画となっ
ております。
また、町内に点在する在来墓地につきまし
ては、宗教法人、地区
の皆様や個人
がそれぞれ管理を行っ
ておられます。
御質問
の町
の共同納骨堂建設に対する基本姿勢で
あります
が、共同納骨堂は、県内では都市部となる富山市において開設され
ているほか、一部
の宗教法人
の墓地や町内においても幾つか
の地区
の墓地において設置され
ているところも
あるとお聞きし
ております。
さて、近年、少子化や核家族化
が急速に進み、お墓に対する概念も徐々に変わりつつ
あります。
共同納骨堂は、利用者にとって将来
の維持管理
の不安
がないことや価格面で
のメリット
が考えられることから、今後、共同納骨堂
の需要
が高まるものと予想されるところで
あります。
一方、宗教や慣習など
の違いから利用者間
の問題
が発生する可能性も
あり、公営で
の共同納骨堂建設につきまし
ては、墓地、埋葬等に関する法律などにより、建設場所や管理運営
の方法など、より慎重に取り扱う必要
があるものと考え
ております。
次に、議員御提案
の実態調査についてで
あります。
先ほども申し上げたとおり、やすらぎ公園には現在
176区画
が空い
ており、また、使用権利を取得されたものの長期間にわたって未建立となっ
ている区画も相当数見受けられます。
町としましては、まず、これら
の空き区画をなるべく早い段階で御利用いただけるよう努め
ているところで
あります。
また、取得された後、未建立となっ
ている区画についても、その使用者に対して、今後、建立
の意向
があるかといった調査を以前より行っ
ております。
昨年度
の調査結果では
あります
が、取得後、未建立
の257区画
の使用者
のうち、「今後、建立
の意向あり」
が182区画で
ありました。しかし、残り
の75区画については、第三者に譲渡したいなど、建立
の見込み
がない状況で
あります。
そのため、この区画については、別に希望される方と現使用者
のあっせんや仲介なども順次行い、活用に努め
ているところで
あります。
このように、町としましては、まず、現在存在し
ておりますやすらぎ公園
の空き区画など
の整理を順次進め
てまいりたいと考え
ております。
今後、区画
がある程度御利用いただける見通しとなれば、
次の公営墓地
の検討
の中で、関係団体と連携した情報収集や他自治体
の事例など
の把握も含め、共同納骨堂
のあり方についても検討を進め
てまいりたいと考え
ております。
以上で、五十里忠茂議員へ
の答弁とさせ
ていただきます。
178: ◯議長(
鬼原征彦君) 次に、地域文化、郷土芸能
の発展と継承について、板倉教育委員会事務局長。
〔教育委員会事務局長 板倉 晴君 登壇〕
179: ◯教育委員会事務局長(板倉 晴君) 五十里忠茂議員
の地域文化、郷土芸能
の発展と継承をどのように図る
のかという御質問にお答えさせ
ていただきます。
文化や伝統は、人々に楽しさや感動、精神的な安らぎや生きる喜びをもたらし、人生に充実感をもたらすもので
あり、さらに、豊かな人間性を涵養する上で、また、個人
の根幹を確立する上でも大変重要で
あります。
町では、地域に根差した文化や伝統を受け継ぎ、発展させ
ていくためには、地域
の若い世代、とりわけ子どもたち
の参加
が重要で
あると考え
ております。
子どもたち
が町特有
の自然や独自
の文化、特色
ある伝統などに接することは、それらを保護、継承するだけではなく、子どもたち
の郷里を愛する心を育み、地域コミュニティーを支える礎となり、さらには、将来
のふるさと回帰につながるものと考え
ております。
その考え
のもと、町内
の各小学校では、地元
の文化、伝統を学び、守り、伝える活動を行っ
ており、その活動そのもの
がよき伝統となっ
ているもの
がございます。
例えば上青小学校では、杉沢
の沢スギにおいて、地元
の方々とともに落ち葉拾いなど
の清掃を行っ
ていただい
ております。また、ひばり野小学校では鼓笛隊を結成し、舟見七夕祭りにおいてパレード演奏を披露し
て、祭りに花を添え
ていただい
ております。
両活動とも40年もの長きにわたり続い
ている伝統行事で
あり、活動を通じて文化に対する理解を深め、守り伝え
ていく大切さを学ぶとともに、地元
の方々と
のよい交流
の場となっ
ていることと思っ
ております。
このほかにも、飯野小学校で
のサケ
の遡上をテーマとした現地学習や、黒東小学校で
の昔
の農機具に触れられる資料室
の設置など、各校とも地域
の文化、伝統を学ぶ特色
ある活動を行っ
ております。
町といたしまし
ては、心
の豊かさやふるさと力
が育まれますよう、今後も学校や家庭、地域において、参加、体験できるさまざまな文化、伝統、芸術活動
の機会を充実させ
ていきたいと考え
ております。
次に、獅子舞保存会に対する公的施設使用に関して、利用料金、後援等
の対応についてでございます。
現在、町内では、各地区
の保存会等を中心に獅子舞
が行われ
ております
が、その練習場所として、多く
の団体
が地元
の自治公民館や地区公民館あるいは神社など
の境内を活用し
ていると伺っ
ております。
また、確認しましたところ、このような場では、利用料金
が発生しない、または徴収をし
ていないということでございました。
一方、獅子舞
の練習場所として公的施設を利用する場合は、まず、その利用方法
が施設
の設置目的に合致するもので
あるか検証する必要
があるものと思われます。
議員御存じ
のとおり、公的施設はそれぞれ
の施設に応じた設置目的を果たすため、その役割を最大限有効に利用、活用し
ていただけるよう整備され
ているものでございます。また、そのため
の料金
の減免措置など
が規定され
ているところで
ありますし、施設
の性質上、利用目的
がぞぐわないという場合には、御利用をお断りする場合もございます。
公的施設で
の獅子舞保存会へ
の利用料金
の減免などといった措置については、今ほど申し上げましたそれぞれ
の施設
の設置趣旨に照らし合わせた上で
の判断
が必要で
あると考え
ております。
そのため、公的施設におきましては、一律
の対応は困難と考え
ておりますので、御理解を賜りますようお願い申し上げ、五十里忠茂議員へ
の答弁とさせ
ていただきます。
180: ◯議長(
鬼原征彦君) それでは、再質問を受けます。
5番 五十里忠茂君。
181: ◯5番(五十里忠茂君) まず、防災についてお伺いをしたいと、このように思います。
20
11年3月
11日、誰しも
が皆、テレビや人
の話でくぎづけになったと、このように記憶をし
ています。
津波とは、
自然の起こす災いで
ありまし
て、いかなる人
が科学的技術を駆使し
ても、とめること
のできない
自然災害だと、このように思っ
ております。
その中で、入善町
が9月
12日、全員協で報告された津波ライフジャケットについて
の質問をしたいと思います。
この中で、目的は、津波時
の人的被害
の軽減、それと、津波避難
の意識向上、この2項目を挙げ
ておられるわけでございますけれども、数字を見ますと、中学生以上
が462着、小学生
が2
1着、園児
が5着で
あります。答弁にも
ありましたとおり、総額では488着ということになっ
ております。そうしたこと
が今回
のライフジャケットに対する住民
の意識
が高まった
のかどうか、また、行政として、これは成功したと言える
のかどうか、お答え願いたいと思います。
182: ◯議長(
鬼原征彦君) 神子沢総務課長。
183:
◯総務課長(
神子沢喜彦君) ただいま
の五十里議員
のライフジャケット
の事業実施
が成功した
のかどうかというような御質問かと思います
が、先ほど町長
の答弁でも申し上げましたとおり、災害対策については、これで万全というものはございません。したがいまし
て、いろんなものを組み合わせながら実施をし
ていくということで、このライフジャケットについては、これだけ
の希望
があったというふうに考え
ております。
これも一つ
の事業として
の取り組みで
あるというふうに考え
ております。
184: ◯議長(
鬼原征彦君) 5番 五十里忠茂君。
185: ◯5番(五十里忠茂君) 事業で
あるならば、町民
の皆さんとお約束した12月配布というもの
ができなくなった状況
があります。そうしたことを、やっぱり住民
の皆さんに、購入者
の皆さんに、つぶさに知らせるべきものだと私は思いますよ。そうすれば、こういった結果で、こうなっ
ておりますから、若干遅れ
ておりますよということで言えば、町民
の皆さんだって、行政に対して
の不信感を抱くことはないだろうと私は思っ
ているんです。やっぱりそういったことを明らかにし
てこそ、防災意識
の高揚につながるんじゃないかなと思っ
ているんです
が、その辺はどうですか。
186: ◯議長(
鬼原征彦君) 神子沢総務課長。
187:
◯総務課長(
神子沢喜彦君) 今ほど
ありましたように、当初12月ということで、この時期に何とか配布させ
ていただきたいという思いで取り組んでおりました
が、先ほど町長
の答弁にも
ありましたように、検査に意外と時間
がかかっ
ております。
そういったことで、今、五十里議員さんから御質問いただいたということで、これをごらん
の皆さんには大分わかっ
ていただけたという
のが一つと、もう1つは、お申し込みいただいた皆様には、今12月でございますので、ちょっと遅れるということで御案内を差し上げ
ているところでございます。
188: ◯議長(
鬼原征彦君) 5番 五十里忠茂君。
189: ◯5番(五十里忠茂君) こうしたこと
が津波対策
の予防線を張る上で、私は効果的だろうと、このように理解し
ておる
がです。
しかしながら、これ
が一過性で終わる
のではなく、やっぱり継続的な行政
の対応
が今求められ
ておる
のじゃないかなと思うわけでございますけど、その辺についてはどうですか。
190: ◯議長(
鬼原征彦君) 神子沢総務課長。
191:
◯総務課長(
神子沢喜彦君) このライフジャケットにつきまし
ては、ロット数によって単価とかも大きく違っ
てまいります。それで、今年度、事業として取りまとめ
て、実施をさせ
ていただきました。
結果としては、こういった数字でございます
が、年度内につきまし
ては、先ほど
の町長
の答弁
のとおり、単価
が違っ
ておりまし
ても対応させ
ていただきたいというふうに思っ
ております。平成28年度
の事業として御理解いただければと思います。
192: ◯議長(
鬼原征彦君) 5番 五十里忠茂君。
193: ◯5番(五十里忠茂君) 受けとめは一過性で終わるというようなことを言われましたけども、津波に関しては、あい
の風とやま鉄道
の、要するに北方ですよね、海に面し
ているところ。そこには、芦崎保育所と横山保育所
がありますよね。その社会的弱者をどのように津波から守る
のか。
津波という
のは、予期せぬときに必然的に起こるものです。それを事前的な装備
の中で、また、避難状況を確保する中で、幾らかは回避できるという思いを持っ
ております。その避難
の行程は、保育所において
あるのかどうか、お聞かせください。
194: ◯議長(
鬼原征彦君) 清田結婚・
子育て応援課長。
195: ◯結婚・
子育て応援課長(清田和憲君) 各保育所において、避難訓練等は実施し
ております。
196: ◯議長(
鬼原征彦君) 5番 五十里忠茂君。
197: ◯5番(五十里忠茂君) 今、避難訓練を実施し
ているということでございますけども、何しろ職員
1人で複数
の保育児を扱っ
ておる状態ですよね。いざ万一津波
が起きたときに、富山県
のシミュレーションあるいは入善町
の防災マップでも示され
ておるとおり、約5分で5メートル
の津波
が予期され
ておるわけですよね。そうしたときに、海抜も低い、また、避難所をどこに持っ
ていくかということも明らかでないということになりますと、現状では横山保育所
が避難所になっ
ておりますよね。そうじゃなくし
て、今町長
が言われたように、一刻も早く高台へ逃げるということを私はすべきだと思います。
何でそう言うかというと、20
11年3月
11日、岩手県
の普代村には太田名部防潮堤、普代水門と、2つ
の要するに津波を防ぐもの
がございます。そこで津波
が起き
て、水門
が閉まらないということで、消防団員
が手動に切りかえ
て水門を閉めたところ、人的な被害
が報告されることはなかったということでございます。
その人いわく、堤防とか水門は、全て
の人を救う道具じゃないと。何しろ逃げること
が先決だと。要するに高台へ逃げるということを今後
の皆さんに伝えるべきとおっしゃっ
ておりました。
そうすると、保育士
が複数
の子どもたちを連れ
て高台へ逃げるということはなかなか難しい状況に
あると思うんですけど、その辺、どうですか。
198: ◯議長(
鬼原征彦君) 梅津副町長。
199: ◯副町長(
梅津將敬君) 今ほど五十里忠茂議員
が言われました浸水は5メートル
の浸水ということで、入善町において、ほとんど浸水域
がないという、少しだけ
ありますけど、そういう状況で
あります。
しかしながら、今ほど御質問にも
ありましたように、入善町において、富山県内において7.5メートル
の津波
が想定されると。
現在、町長
の答弁にも
ありましたように、県
が今一生懸命シミュレーション中で
ありまし
て、それ
がどこまで来る
のか、いわゆる地震発生からどのくらい
の時間で7.5メートル
のもの
が来る
のか、今
のところ、まだ明らかになっ
ていないところで
あります。
したがいまし
て、避難場所あるいはそういったものについては、再検討
が必要というふうに考え
ております
が、いずれにしろ、そういうデータ
がまだ出
てき
ていないということで御理解いただきたいと思います。
町長も申し上げましたように、まず、津波
が来たらではなく
て、地震
が起きたら、すぐに高台へ逃げるということで、町民
の皆さんにも啓発し
ていきたいと思いますし、また、そういった訓練も、想定される保育所についてもやっ
ていかなければいけないと、要は「津波
が来るぞ」ではなく
て、地震
が起きたら、もうすぐに逃げると。
五十里議員、言われましたけど、やはり複数
の児童を抱え
ている保育士さん
が一生懸命やるためには、津波
がどうのこうのではなく、地震
が起きたらすぐ逃げるという行動
が一番大切ではないかというふうに思っ
ておりますので、よろしくお願いいたします。
200: ◯議長(
鬼原征彦君) 5番 五十里忠茂君。
201: ◯5番(五十里忠茂君) 私は何でそう言うかというと、20
14年版
の入善防災マップに基づい
て話をし
ておるんで
あって、津波
の想定
のところで、糸魚川沖
の地震
があった場合には、
1.5メートルから5メートル、そして、時間については5分としておる
がですね。そういったことを言っ
ておるんで、その辺
の考え方
の違いも
あるんですけども、地震
が起きればすぐ逃げるということは根底に持たなければならないと、そして、なおかつ津波に対しても、避難誘導を適切に行うということも、あわせ
て防災的な思考として取り入れるべきだろうと思っ
ておる
がです。
今、訓練をされ
ていると言いましたけども、年に複数回やる必要性
があるんだろうと思います。小さい子どもたちは、一度体にしみ込んだら、年代を超え
てもそういった気持ち
が残っ
ておりますので、やっぱり若いとき
の訓練という
のも、防災を阻止する上でも絶対的に欠かし
てはならないものだと思っ
ておる
がです。
そして、もし万一、地震とか津波
が起こる場合については、やっぱり保育士さん
1人では複数
の子どもたちをかばうこと
ができませんので、その辺は地域
の皆さん
の共助体制、協力体制という
のが不可欠だろうと思うんですよね。横山にしろ飯野にしろ、地元企業
がありますので、そういったところには協力体制をとっ
て、協力関係を持っ
て、スムーズに来
ていただい
て、全体で子どもたちを安全な場所に送り出すということを当初から考え
ていく必要性は
あるんじゃないかなと思っ
ておる
がです。その辺、どうですか。
202: ◯議長(
鬼原征彦君) 笹島町長。
203: ◯町長(
笹島春人君) ありがとうございます。いろいろと貴重な提言をいただきました。
県
のシミュレーションを待っ
てということで
あります
が、こういった災害という
のは想定外ということ
が常で
あります。
そういったシミュレーションを待つことなく、この後もいろんな機会を捉え
て、地域
の皆さん方
の力をかりながら、どうすればいち早く避難
ができるか、そういった訓練も順次やっ
ていきたいというふうに思っ
ておりますので、よろしくお願いいたします。
204: ◯議長(
鬼原征彦君) 5番 五十里忠茂君。
205: ◯5番(五十里忠茂君) 町長
の施政方針でも述べ
ておられますとおり、
1小学校区
1保育所という思いでおられることは間違いないと、このように捉え
ておるわけでございますけども、こういった状況
があるから、保育所
の統合という
のは早めるべきと、今、大型事業
が相次いで
いるところでございますけども、それよりも人
の命を守る、社会的弱者を守るという立場で、そういった考え方に至っ
てもおかしくないんだろうと思いますけども、その辺どうですか、町長。
206: ◯議長(
鬼原征彦君) 笹島町長。
207: ◯町長(
笹島春人君) 力強い後押しと言いましょうか、お言葉をいただいたわけで
あります。
私どもとすれば、この後も順次、
1小学校区
1保育所
の体制づくりに向け
て取り組んでいくということ
の気持ちは持っ
ております
が、今ほど議員からも御指摘
がありましたように、ほか
の事業等もございます。また、地域
の皆さん方
の御理解をいただくということ
が何よりも大前提だろうというふうにも思っ
ておりまし
て、そういった中で、いち早く
1小学校区
1保育所という体制づくりをしながら、保育所、学校
が連携をした、こういう避難にも強い地域づくりに向け
て取り組んでいきたいというふうに思っ
ておりますので、どうかよろしくお願いいたします。
208: ◯議長(
鬼原征彦君) 5番 五十里忠茂君。
209: ◯5番(五十里忠茂君)
次の質問に移りたいと、このように思います。
地域文化と郷土芸能
の発展と継承についてでございますけども、今、
1年間を通して、地域にはいろんな催し物等
がございます。春祭りから始まりまし
て、夏
のバーベキュー、運動会、忘年会、新年会と、そしてその中で、4年サイクルですけども、獅子舞というもの
が地域にとって大きなイベントでございます。その中で、答弁
がありましたとおり、各地域では、自治公民館、地区公民館を利用し
ての練習ということになるわけでございますけども、とりわけ東町に
ある獅子舞保存会は、どこ
の公民館においても使用すること
ができない状況に
あるということで、どうしてもほか
の場所を探さなければならないということで、三、四件回ったそうです。その中で、町民会館
の視聴覚室をどうにか確保されたと。しかしながら、そこで
の対応は、第6
次の総合計画
の中でも、地域
の具体的な取り組みとしていろんなことを継承され
ておる
がですね。
文章的にはうまいこと書い
てありますよね。だけども、実際的に地域
の皆さんは、役場に郷土芸能を保存したい
がため、要するに地域
の融和を図りたい
がために、町
の施設を利用し
て、町
の理解をいただこうとし
ているわけなんですよね。
そこで、地域
の文化を発展、継承させると言いながら、なかなかそこにスポットライト
が当たらないという
のが現実なんですよね。その辺を、特例か何かを設け
て、そのときは対処すべきだったんじゃないかなと思っ
ておる
がです。
地域
の皆さんは、そういったことに対して過敏に反応され
ておりますし、また、町
のあり方に対して相当
の不信感を持っ
ております。
そういったことを、融和を図る上でも、何らかの道を探っ
ていただい
て、郷土芸能
が永続的に発展する方向性に結びつけ
ていくという役目を行政は負っ
ているんじゃないかと私は思うんですよ。郷土芸能は地域だけでやればいいねかという考え方じゃなくし
て、地域と行政
が一体
の中で物事を進め
ていくという形
が一番理想的だと思うんです。そういったことで、考え方、どうですか。
210: ◯議長(
鬼原征彦君) 板倉教育委員会事務局長。
211: ◯教育委員会事務局長(板倉 晴君) お答えします。
先ほど五十里議員
の御質問
の中にもございました
が、私ども
の入善町民会館
の中央公民館棟で
あります視聴覚室を御利用いただいたということで、20日間
の御利用ということで
ありますので、使用料は、夜とすれば2,000円掛ける20回ということで4万円になるかと思います。
そういった御利用をし
ていただい
ているところで
あります
が、中央公民館棟という
のは、中央公民館として
の利用ということから設置され
ておりますので、実は、中央公民館では利用団体
の登録をいただきまし
て、現在
のところ、57団体
の登録をいただい
て、曜日と時間とを区切っ
て御利用いただい
ておるところで
あります。
安津満会さんにつきまし
ても、どこもないので困っ
ているというお尋ねはいただいた記憶
がございますけれども、そういったすき間
の中で御利用いただいたということで、申しわけないなとは思うんですけれども、何とか20日間御利用いただいたということで、公民館的な関連
のあるもので
あったりすれば、中央公民館
の減免等にも該当いたします
が、また、今回は特別にというか、急に使えなくなったという御利用
の理由も
あったと聞い
ておりますので、もし許される
ので
あれば、中央公民館
の利用団体等に御登録いただけるような、そういった団体で
あれば可能かと思います。
ただし、先ほどから言う
ておられる伝統芸能ということからすると、なかなか中央公民館活動として、ほか
の方を受け入れたりというような縛りもございますことから、なかなか難しい
のではないかなというふうに考え
ております。
また、先ほど御提案もいただいたことですので、一度、その団体さんからも詳しくお話を聞い
て、検討
のほうをさせ
ていただきたいというふうに考え
ております。
以上でございます。
212: ◯議長(
鬼原征彦君) 5番 五十里忠茂君。
213: ◯5番(五十里忠茂君) あくまで蛇足ですけども、地域
が一体となっ
てやる事業に対して、やっぱり行政
が応援し
ておる姿勢を見せるということは大切だろうと思っ
ているんです。
その前に、勤労者福祉センター
のほうに申し込みに行ったんですけども、勤労者でないから、獅子舞保存会
の活動はそぐわないということを言われたんですよね。そうじゃなくし
て、そぐわないなら、どこ
の施設を使っ
て、どのようなあり方をしたらいいかということぐらいアドバイスするくらい
の行政
の姿勢
がほしいと思うんですよ。それは非常勤
の人だったから、それはそれで済まされる
のかわからんけどね、正職員だったら、少し大きな問題になると思うんですけども、その辺は、区
が寛大な気持ちを持っ
て飲み込んだということなんですよ。
そういったことで、今後
の段階
の中で、4年後に一度、実質こういった問題
が出
てきますので、行政としても最大限
のアドバイスをし
ていただい
て、地域
が融和と団結を結ぶようにやっ
ていただければ幸いかと、このように思っ
ておる
がです。
次に、共同
の納骨堂について答弁いただいたところなんですけども、今、区画でも
1,098ですか、それだけ
の区画
が既に契約済みということで、建っ
ておるところも
ありますし、未建立
のところも
あります。
その中で、永代使用料
の関係でございますけども、未建立
の場合で
あっても永代使用料はいただい
ておるということでよろしい
がですよね。
214: ◯議長(
鬼原征彦君) 上浦住民
環境課長。
215: ◯住民
環境課長(上浦雄治君) 永代使用料につきまし
ては、2万円一括というふうな形で対応し
て、いただい
ております。
216: ◯議長(
鬼原征彦君) 5番 五十里忠茂君。
217: ◯5番(五十里忠茂君) 納骨堂については、いろんな宗教的な絡みもございますから、なかなか難しい一面
があると言わざるを得ませんけども、やっぱり町民
が悩んで
いることに対して、少しでも光を当て
て、住みよい入善町を最大限つくっ
ていただきたいと、このようにお願いし
て、終わります。
218: ◯議長(
鬼原征彦君) 以上で、五十里忠茂君
の質問を終わります。
─────────────────────────
219: ◯議長(
鬼原征彦君) 以上で本日
の日程を終了し、閉議します。
残余
の町政一般に対する質問は、明日
15日午前
10時から続行いたします。
本日はこれにて散会いたします。
議員並びに当局には大変御苦労さまでした。
午後 5時
16分 散会
発言
が指定され
ていません。 © Nyuzen Town Assembly. All rights reserved. ↑ ページ
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