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  1. 上市町議会 2014-03-01
    平成26年3月定例会(全員協議会) 本文


    取得元: 上市町議会公式サイト
    最終取得日: 2023-05-12
    ▼最初のヒットへ(全 0 ヒット) 1 議事の経過        ◆◆◆ 開               議 ◆◆◆ ◯議長(勝戸 謙君) ただいまから、本議場において、予算等質疑に係る全員協議会を行います。                               (午前10時00分)        ◆◆◆ 質               疑 ◆◆◆ 2 ◯議長(勝戸 謙君) 本日の質疑については、質問者は質問者席で、答弁者は自席で発言をお願いいたします。  それでは、通告に従い、順次発言を許します。         ────────────────────────             ◇  平  井  妙  子  君 3 ◯議長(勝戸 謙君) 8番 平井妙子君。 4 ◯8番(平井妙子君) おはようございます。  それでは、質問に入らせていただきます。  11日は、東日本大震災から丸3年ということで、各地で鎮魂のためのイベントが行われておりました。それで、やはり震災ということになりますと、木造住宅、特に上市町では木造住宅耐震診断、あるいは改修について支援されてこられましたが、今までに住宅の耐震診断は何件ほどあったでしょうか。中村建設課長よりお願いいたします。 5 ◯議長(勝戸 謙君) 中村建設課長。 6 ◯建設課長中村政一君) 木造住宅耐震診断支援事業の実績でございますが、平成15年度から制度化をしておりまして、今年度までに合計35件の方が診断を行ってございます。そのうち、耐震改修工事に着手し補助を受けられた方は、平成20年度から23年度までに、おのおの1件ずつございまして、合計4件となってございます。 7 ◯議長(勝戸 謙君) 平井妙子君。 8 ◯8番(平井妙子君) ありがとうございました。  そうしましたら、後の方からの申請はまだないということですね。35件中4件ということですので、そのほかの方はまだないということで。
     それと、あわせませして、今年度も耐震したいという申し込みがありますでしょうか、お願いします。 9 ◯議長(勝戸 謙君) 中村建設課長。 10 ◯建設課長中村政一君) それにつきましては、今のところ、お聞きしてございません。 11 ◯議長(勝戸 謙君) 平井妙子君。 12 ◯8番(平井妙子君) 1戸当たりの補助額は、どれくらいされておりますでしょうか。 13 ◯議長(勝戸 謙君) 中村建設課長。 14 ◯建設課長中村政一君) 1戸当たりの補助額につきましては、木造住宅耐震診断でございますが、富山県が耐震診断に要する経費の9割を補助しておりまして、申請者負担は、建設当時の図面がある場合は2,000円、図面がない場合は4,000円となってございます。これは診断の部分でございます。  また、改修工事につきましては、耐震改修工事に要する経費が90万円までは3分の2といたしまして、90万円を超えた場合は限度額が60万となっております。富山県が30万円、町が30万円という内訳になってございます。 15 ◯議長(勝戸 謙君) 平井妙子君。 16 ◯8番(平井妙子君) ありがとうございます。  そのほかに何か細かい基準を設けておいでますでしょうか。 17 ◯議長(勝戸 謙君) 中村建設課長。 18 ◯建設課長中村政一君) 耐震に関しましては、今のところは、今の制度が全てでございます。細かな基準は設けてございません。 19 ◯議長(勝戸 謙君) 平井妙子君。 20 ◯8番(平井妙子君) ありがとうございます。  それでは、次に、若年世帯定住促進事業についてでございます。  若年世帯定住住宅に対する補助制度が始まってから何件程度受けられましたでしょうか。 21 ◯議長(勝戸 謙君) 中村建設課長。 22 ◯建設課長中村政一君) 補助制度が始まってからの件数でございますが、平成13年度から当補助事業を創設以来、今年度までに130件ございます。 23 ◯議長(勝戸 謙君) 平井妙子君。 24 ◯8番(平井妙子君) この130件は、みんな町外の方でしょうか。 25 ◯議長(勝戸 謙君) 中村建設課長。 26 ◯建設課長中村政一君) 細かなデータはちょっと手持ちにございませんが、町外の方もございますし、町内の方もございます。その割合につきましては、今手持ちにございませんので、ちょっとデータは今お示しできないところでございます。 27 ◯議長(勝戸 謙君) 平井妙子君。 28 ◯8番(平井妙子君) そうしましたら、この制度は26年度も引き続きだとは思いますが、何か地域限定とかはしておいでなのでしょうか。 29 ◯議長(勝戸 謙君) 中村建設課長。 30 ◯建設課長中村政一君) 26年度の地域要件でございますが、平成13年度のこの当初は白萩西部と陽南小学校校下を指定区域としてございましたが、平成20年度からは指定地域外であっても段階的に補助金額を定めて、町全域を対象としてございます。  それから、先ほどのデータはないと言っておりましたが、手持ちにございましたので町外・町内のデータのほうをちょっと今読ませていただきます。  転入世帯といたしましては、48件でございます。後の残りの町内におきましては、82件ということでございます。 31 ◯議長(勝戸 謙君) 平井妙子君。 32 ◯8番(平井妙子君) ありがとうございます。  この促進住宅のところで、地域指定がないということなので、より一層若い世代に新しい住宅が増えるとは思いますが、今までずっと年齢制限ということを、夫婦で70歳ということを聞いておりましたが、新年度はどうなんでしょうか、26年度。 33 ◯議長(勝戸 謙君) 中村建設課長。 34 ◯建設課長中村政一君) 年齢制限の要件でございますが、平成13年度から22年度までは、補助金交付申請日において、満年齢が夫婦合わせて70歳未満の世帯としておりましたが、平成23年度からは、75歳未満の世帯に年齢要件を引き上げております。 35 ◯議長(勝戸 謙君) 平井妙子君。 36 ◯8番(平井妙子君) ありがとうございます。  最近の若い人たちの結婚年齢は大変高くなってきておりますので、引き上げていただいたことは大変うれしいことだと思っております。  また、先ほどの耐震に関しましても、町外の方もなんですけれども、町内の方もそれなりにたくさんの方が受けていらっしゃるということは大変喜ばしいことだと思いますし、先日新聞等で県内の活断層のほうの地図も示されておりました。「災害は忘れたころにやってくる」「備えあれば憂いなし」ということもありますので、やはり受けたいと思う方には、ぜひとも協力してあげていただければありがたいと思っております。  それと、後、今陽南のほうの町営住宅、そしてこれからは白萩の西部住宅と、新しくなる住宅が増えますが、この住宅等に住んでいらっしゃる方が上市町で家を建てたいと思えるような情報もまた発信していただければと思いますので、その点、いかがでしょうか。 37 ◯議長(勝戸 謙君) 中村建設課長。 38 ◯建設課長中村政一君) それは非常にうれしいことでございますし、そこで根づいて、そちらの地域のほうでまた家を建てていただくというのもひとつの方策でございますので、そのように進めていきたいというふうに考えてございます。 39 ◯議長(勝戸 謙君) 平井妙子君。 40 ◯8番(平井妙子君) ありがとうございました。  続きまして、学校給食のほうに関してお願いしたいと思います。  まず、元気とふれあい学校給食づくりはどのような給食になるのか、黒田産業課長にお尋ねしたいと思います。 41 ◯議長(勝戸 謙君) 黒田産業課長。 42 ◯産業課長黒田保廣君) 元気とふれあいの学校給食づくり事業というものについてまずご説明いたしますが、町内の小中学校における学校給食での地場産食材の活用というもので、児童生徒に対し、地元の食材に対する知識、理解を深める上で重要な役割を果たしております。  近年ますます学校給食への地場産食材の活用が注目されておりまして、町では、地産地消のもと、学校給食での地場産食材等の活用を促進するために、県の元気とふれあいの学校給食づくり事業というものを活用しまして、町教育委員会、それから地元の農業関係団体、生産者らの協力を得ながら、学校給食における児童生徒等地元食材活用の促進に取り組んでおります。  事業の概要からいいますと、地元農家からの四季に応じた食材、それから食材搬送費のほか、生産者らと児童生徒を対象とした収穫体験、地場産食材を活用した特別授業の実施などに対するものを経費としまして、県が2分の1、町が2分の1で補助をしております。  新年度におきましても、活用することによって、関係機関・部署等と連携しながら、地場産食材の活用促進に努めて、地場産食材の使用量の増大に努めていきたいというふうに考えております。 43 ◯議長(勝戸 謙君) 平井妙子君。 44 ◯8番(平井妙子君) ありがとうございました。  今ほど、この元気とふれあい給食は地場産を活用してということでしたので、次に、じゃ、上市産の活用はどの程度しておいでるのでしょうか、今まで学校給食での。 45 ◯議長(勝戸 謙君) 黒田産業課長。 46 ◯産業課長黒田保廣君) 学校給食で提供した全ての野菜、果物、菌類及び豆類を対象とした平成25年度の学校給食地場産食材の使用実績。これ、今年の3月現在で使用量を集計したものでございますが、使用量はおよそ1万5,175キロ、約15トンになっております。野菜全体の使用量につきましては、6万1,682ということで約62トンありますので、およそ24.6%というふうになっております。  24年度の実績においては3%程度であったことから、地元の協力にもよりまして大幅に地場産食材の使用量が増加したということで、本当に地元の農家の皆さんの協力をいただいたというふうに考えております。  それから、使用量の上位でございます。どんな野菜が使われておるかということですが、タマネギ、ジャガイモ、ニンジン、大根、キャベツということで、重量的には根菜類が多くなっております。  今後は、他の食材の活用についても、教育委員会等関係部署と検討していきたいというふうに考えております。 47 ◯議長(勝戸 謙君) 平井妙子君。 48 ◯8番(平井妙子君) そうしましたら、この上位野菜に根菜類が多いということですが、この中に里芋は、シーズン物ではありますが、含まれておりませんが、いかがなのでしょうか。 49 ◯議長(勝戸 謙君) 黒田産業課長。 50 ◯産業課長黒田保廣君) 里芋につきましては、シーズン的に時期が限られておるということで、600キロ程度ですが、この中に含まれています。それ以外にも、シーズンの野菜として、ナスですとかホウレンソウ、トマト、そういう物も、その時期でとれる物を農家の皆さんから提供していただいておるという実態でございます。 51 ◯議長(勝戸 謙君) 平井妙子君。 52 ◯8番(平井妙子君) 大変うれしいことです。  24年度が3%だったのが、急にこの20%台に上がったということは、やはり皆さん方の努力のおかげで上市の子どもたちは大変おいしい食材をいただいているということでうれしい限りではありますが、この中にお米が入っていなかったんですが、いかがでしょうか。 53 ◯議長(勝戸 謙君) 黒田産業課長。 54 ◯産業課長黒田保廣君) 米につきましては、県のほうから、それから町のほうからも補助金を出してということで、県のほうで一括して契約して入れておりますので、もちろん富山県産米が入っておりますが、地元だけでというわけにいきませんので、皆さんには県産のおいしいお米を食べていただいておるということでございます。 55 ◯議長(勝戸 謙君) 平井妙子君。 56 ◯8番(平井妙子君) 県内で一括してということでいただいているということはよくわかりましたが、せっかくこの上市に住んでおって、上市のおいしい水で育ったこのお米をせめて1回でも2回でも食べさせてあげるという方法はとれないかどうか、伊東町長にお尋ねします。 57 ◯議長(勝戸 謙君) 伊東町長。 58 ◯町長(伊東尚志君) 今ほどの話を聞いておりまして、かつて言っておりました農家のありようですが、法人化していただきたいということを申し上げておったところが、そういう形に持っていっておるということで、顕著にあらわれておるということは大変うれしいと思っております。  質問のお米については、1回でもということですが、おかげさまで米はここ10年さきと違って、どこの米も結構うまくなりました。ですから、さほど胸を張って、上市の米と言わなくてもいいんじゃないかなと、こう思っていますが、決定的に違うのは、やっぱりコシヒカリはさめてもおいしいということが、わせの品種やなかての品種、おくての品種と違うことであって、おにぎりのおいしさを一遍子どもたちに教えるというようなことがあってもいいというふうに思っていまして、また皆さんと相談させてもらいたいと、こう思います。 59 ◯議長(勝戸 謙君) 平井妙子君。 60 ◯8番(平井妙子君) ありがとうございます。  ぜひ、では上市産のコシヒカリをおにぎりで味わわせてやっていただきたいと思いますので、その点、またよろしくお願いします。  その次に、では、アレルギー体質子どもたちの状況をどのようにされているかということで、宮崎福祉課長のほうから、まず保育所のほうの関係はどうでしょうか。 61 ◯議長(勝戸 謙君) 宮崎福祉課長。 62 ◯福祉課長宮崎純始君) 保育所でのアレルギー体質の子どもの給食についてということでお答えいたします。  現在、上市町では、食物アレルギー症児用給食実施要綱に基づき給食の提供を実施しております。  アレルギー体質のお子さんの把握につきましては、各保育所で入所児説明会等におきまして、入所前に保護者の方と面談等によりましてアレルギーの有無を確認し、食物アレルギー児給食実施申込書及び医師の指示書等を提出していただいて把握することにしております。 63 ◯議長(勝戸 謙君) 平井妙子君。 64 ◯8番(平井妙子君) ありがとうございます。  それでは、じゃ保育所関係から先に行かせてもらいたいと思いますが、この中でどれくらいのお子さんが食物アレルギーということで申請されているんでしょうか。 65 ◯議長(勝戸 謙君) 宮崎福祉課長。 66 ◯福祉課長宮崎純始君) 現在、私どものほうで把握している数字につきましては、町内の保育所におきまして、食物アレルギー体質のお子さんということで、現在、入所児童数が638名おりますが、このうち25名の届け出がされておりまして、保育所入所児童数の約4%となっております。 67 ◯議長(勝戸 謙君) 平井妙子君。 68 ◯8番(平井妙子君) これは、いつごろからこのような形で増えたんでしょうか。 69 ◯議長(勝戸 謙君) 宮崎福祉課長。 70 ◯福祉課長宮崎純始君) 実際に、先ほど申し上げました食物アレルギー症児用給食実施要綱というものは、平成17年の3月に制定させていただいておりまして、平成17年の4月1日から施行させていただいております。  ですので、それ以前にも多分アレルギー症状の方はおられたと思うんですけれども、ある程度ちゃんと対応しなきゃいけないような状況になってまいりましたのは、多分この16年、17年くらいからでないかと思います。 71 ◯議長(勝戸 謙君) 平井妙子君。 72 ◯8番(平井妙子君) ありがとうございました。  この25名のお子さんに対して、保育所といってもそれぞれの保育所で給食を提供されていると思うんですが、じゃ、どのような形でこの子どもさんたちには、ゼロの保育所もあるかもしれませんし、2、3人いるかもしれませんし、このアレルギーの種類もどれくらいの方が持っていらっしゃる、お子さんの中には、1つのアレルギーだけじゃなくて、重複していろんな形で持っているお子さんもいらっしゃると思いますが、どうしていらっしゃるんでしょうか。 73 ◯議長(勝戸 謙君) 宮崎福祉課長。 74 ◯福祉課長宮崎純始君) 食物アレルギー体質のお子さんへの給食の提供につきましては、事前に保護者のほうに1カ月分の給食献立表をお渡しして、アレルギー食品の確認をしていただいております。それを保育所内で再度確認いたしまして、医師の指示書等をもとに食物を除去、あるいは代替品といいますか、ですから除去食、または代替品によって、アレルギーを持っておられるお子さんのほうに対応しております。  しかしながら、議員おっしゃいましたように、食物アレルギーの品数が非常に多くて給食で対応できないと、こういったお子さんがおられます。その方につきましては、保護者の方と相談をさせていただいて、献立の内容によっては、お弁当を持ってきていただくというようにして対応をしております。  そのアレルギーの種類につきましては、よく4大アレルゲンということで、大豆、牛乳、卵、小麦と、こういったものが一般によく知られておりますけれども、このほかに、そばアレルギーですとか、あるいは甲殻類、エビとかがだめだと、こういったお子さんもおられるというふうに聞いております。  また、届け出をしていただく様式のほうには、そういった物のほかに、加工品に関する物ですとか、あるいは調味料、例えばみそがだめだよとかしょうゆ、コンソメがだめですとか、そういった物、あるいは微量成分につきましても、例えば乳糖ですとかゼラチン、あるいはショートニングとか、あるいは卵殻カルシウムとか、こういったような項目までチェックをつけていただくような形の様式で届けていただいておりますし、具体的にこれ以外に、記載ができない物については個別に書いていただく、あるいは医師のほうで書き込んでいただくといったような様式になっております。 75 ◯議長(勝戸 謙君) 平井妙子君。 76 ◯8番(平井妙子君) 大変子育てしにくい、食べさせにくい時代になってきているなという思いで、そしてまた、これだけのことを、調査をもらった上でこれを食事として提供する側が大変だなという苦労の一端をかいま見た感じがいたします。
     しかしながら、赤ちゃんとして生まれて、そのときにはこういうアレルギー体質を持っていても、全く食べさせないで大人に行くまでに成長させればいいのか、それとも軽度の範囲で少しずつ与えることによって免疫がつくといっては何ですが、それだけ体力がついてくるとともに少しは改善されていくお子さんもいらっしゃるのではないかと思いますので、これは保護者とまた相談の上、ぜひとも少しずつ体力のついたころであれば食べさせてあげてもらえれば、大変ありがたいと思いますので、その点、課長、お願いします。 77 ◯議長(勝戸 謙君) 宮崎福祉課長。 78 ◯福祉課長宮崎純始君) 議員おっしゃるとおりだと私も思っております。また、各ご家庭におかれましても、この子はこの食べ物がだめだからということではなくて、少しずつ食べられるように、あるいは成長に合わせて食べられる物が増えてくると、こういったこともあるというふうに伺っておりますので、それこそかかりつけのお医者さんとご家庭のほうで十分に相談されて食育をされていることというふうに思っております。  先ほど申しました食物アレルギー児の給食の実施申込書のほうには、一応6カ月に1度、医師の診断に基づいて書類を出していただくことになっておりますので、議員お尋ねの、成長に合わせてとか、あるいはもう大丈夫になったよという物があれば、そういった項目を外すというような手続になっております。 79 ◯議長(勝戸 謙君) 平井妙子君。 80 ◯8番(平井妙子君) ありがとうございます。  やはり幼児、そしてまた成長過程であれですので、6カ月に1度というきめ細かな調査に基づいて知っていらっしゃるということは大変ありがたいことだと思いますので、今後とも、子どもたちが一人でも健やかに、そしてまた元気に育ってくれるように願っておりますので、よろしくお願いします。  続きまして、米沢教育委員会事務局長さんにお尋ねします。  最初に、アレルギーの子どものほうの状況からお願いします。 81 ◯議長(勝戸 謙君) 米沢教育委員会事務局長。 82 ◯教育委員会事務局長(米沢 渉君) アレルギーの対応が必要な児童生徒につきましては、文部科学省で定めた「学校のアレルギー疾患に対する取り組みガイドライン」及び町教育委員会でまとめました「学校給食における食物アレルギー児童生徒対応マニュアル」に基づき、就学時健診時、それと入学時、それと転入時、その都度保護者に調査票の提出を求め、アレルギー対応が必要な児童生徒を把握しているところであります。 83 ◯議長(勝戸 謙君) 平井妙子君。 84 ◯8番(平井妙子君) ありがとうございます。  それでは、調査の結果、何人ほど、小学校では、そしてまた中学校ではいらっしゃるか。 85 ◯議長(勝戸 謙君) 米沢教育委員会事務局長。 86 ◯教育委員会事務局長(米沢 渉君) 現在、アレルギーの対応が必要な児童生徒は30名おります。小学校で30名で、中学校はおりません。 87 ◯議長(勝戸 謙君) 平井妙子君。 88 ◯8番(平井妙子君) 中学校になると、それだけ体力がつくのか、いないということは大変うれしいことだと思っております。  小学校の30名、そうしましたら、このお子さんに対して、大変育ち盛りに差しかかってきている年代だと思いますが、どのような給食の提供の仕方をしていらっしゃるんでしょうか。 89 ◯議長(勝戸 謙君) 米沢教育委員会事務局長。 90 ◯教育委員会事務局長(米沢 渉君) アレルギー対応が必要な児童生徒の献立は、保護者と個別に献立調整を行います。アレルギーの原因となる食物を加えない、先ほどありましたように除去食を提供し、また学校給食等で対応できない場合、幾つものアレルギーが重なっているお子さんの場合は、自宅から代替食を用意してもらって対応しているところであります。  また、配膳の際には、担当教諭が個別に作成された献立表を必ず確認して配膳するなど、安心・安全な学校給食の提供に努めているところであります。 91 ◯議長(勝戸 謙君) 平井妙子君。 92 ◯8番(平井妙子君) 個別にしていただいているということは大変うれしいことで、私とこの町のよさは自校方式で学校給食を行っているということなので、よりきめ細やかに、そして目が届くような給食のやり方だから、やはりそれが可能なのだと思います。  また、一昨年、ある学校で、あまりにおいしかったので、アレルギー体質の子どもが「おかわり」と言ったおかわりを食べたために大変痛ましい事故が起きたという事例もありますので、その点、そのお子さんがいらっしゃる学校では、やはり給食に当たっては、「おかわり」と言うとき、細心の注意を払ってあげていただきたいと思います。  それでは、これで私の質問を終わらせていただきます。  ありがとうございました。         ────────────────────────             ◇  伊  東  俊  治  君 93 ◯議長(勝戸 謙君) 5番 伊東俊治君。 94 ◯5番(伊東俊治君) 初めに、私よりも若い人が、私の周りにもがんで亡くなる人が何人かいまして、先日も私たちの仲間であった69歳の入善の議員が、本当に、10月、私とともに、2週間後当選されて元気でしたが、突然、がんの抗がん剤で亡くなりました。  がんは、本当に、日本人の2人に1人がかかる国民病であるにもかかわらず、これまで種類や部位などの罹患率をはじめ、治療成績や生存率などについて、データに基づく対策が行われていませんでした。  それで、平成25年12月6日、全病院にがん患者の情報提供を義務づけるがん登録推進法が成立しました。効果的な治療法や予防の確立に道を開く、がん登録の重要性についてお聞きします。  初めに、がん登録推進法について、またその目的について福祉課長にお聞きいたします。 95 ◯議長(勝戸 謙君) 宮崎福祉課長。 96 ◯福祉課長宮崎純始君) 昨年12月のがん登録等推進法の成立について申し上げます。  がん登録等推進法の目的は、全国がん登録の構築と院内がん登録の促進により、がん医療の質の向上並びにがん予防の推進、国民への正確で網羅的な情報提供の充実、その他科学的知見に基づくがん対策の充実を図ることにあります。  また、この公布の日から起算しまして3年を超えない範囲内において政令で定める日から施行するとされておりまして、法の施行後、情報の集積が行われ、分析・評価されるものと考えております。 97 ◯議長(勝戸 謙君) 伊東俊治君。 98 ◯5番(伊東俊治君) がん登録法に基づき、全国がん登録データベースに情報が収集、また記録される、そういう仕組みについてお聞かせください。 99 ◯議長(勝戸 謙君) 宮崎福祉課長。 100 ◯福祉課長宮崎純始君) 情報の収集と登録につきましては、全ての病院と参加する診療所から、初診患者の移管、診療等の情報を、都道府県を通じて国の国立がん研究センターのほうにデータを集約しまして、全国がん登録データベースに登録すると、こういう手続になると伺っております。 101 ◯議長(勝戸 謙君) 伊東俊治君。 102 ◯5番(伊東俊治君) それでは、各自治体のほうにもきちっと来るということですね。  都道府県に届ける、そういう義務づけをするということですが、もし届けない場合は県知事のほうから勧告するとか、それからまた、もしそれにも応じない場合は病院名を発表するというような、そういう話も読みましたが、上市では、きちっとやっぱりされますでしょうか。 103 ◯議長(勝戸 謙君) 宮崎福祉課長。 104 ◯福祉課長宮崎純始君) 先ほども申し上げましたが、この情報の提供につきましては、各病院というふうになっておりますので、上市の場合は、かみいち総合病院のほうが数字を、報告を直接国のがんセンターのほうに登録すると、こういうことになります。また、現在もしておるというふうに伺っております。 105 ◯議長(勝戸 謙君) 伊東俊治君。 106 ◯5番(伊東俊治君) 次、全国がん登録データベースを用いて、全国のがん登録情報を自ら利用することができるという情報の利用及び提供についてお聞かせください。 107 ◯議長(勝戸 謙君) 宮崎福祉課長。 108 ◯福祉課長宮崎純始君) このデータの利用につきましてなんですが、情報の利用及び提供につきましては、登録されたがん情報を厳密に管理し、国や都道府県での調査研究への利用や、医療機関での患者等に対する適切な説明の場面、あるいはがん医療の分析、評価等、がん医療の質の向上に資する場合にのみ活用できるというふうにされております。 109 ◯議長(勝戸 謙君) 伊東俊治君。 110 ◯5番(伊東俊治君) 次に、全国がん登録が国の事業として創設され、がんを治療した病院にがんの届け出を義務づけることから、従来個人情報保護法への懸念から届け出に保証を与えることになった課題がありますが、法制化により解決しなければならない課題についてお聞かせください。 111 ◯議長(勝戸 謙君) 宮崎福祉課長。 112 ◯福祉課長宮崎純始君) 個人情報の保護のため、情報の目的外使用は禁止されております。また、秘密漏洩につきましては、懲役、罰金の罰則が設けられております。  医師及び医療従事者等につきましては、医師法ですとか看護師・保健師・助産師法などございまして、おのおのの法の中で個人情報の保護というものは当然守秘義務として義務づけておりますので、それ以外のものに対してもこの法制の中で義務づけた、位置づけたものだというふうに理解をしております。 113 ◯議長(勝戸 謙君) 伊東俊治君。 114 ◯5番(伊東俊治君) 大変なことになれば、医師免許停止とかということにもなるように聞いております。  次に、上市での地域がん登録はなされておられるか、お聞かせください。 115 ◯議長(勝戸 謙君) 宮崎福祉課長。 116 ◯福祉課長宮崎純始君) このがん登録推進法による登録というのは、当然のことながらいまだされておりませんが、従前からございますがん登録につきましては、中部厚生センター経由で報告を医療機関のほうからすると、こういうことになっておりまして、登録者数は、富山県がん疫学調査事業報告というのがございますが、これの最新の公開情報が平成20年となっておりまして、5年に1度の公開なもんですから、多分今年度の末にまた公開されるんでないかというふうに思っているんですけども、20年の段階では、男性83名、女性が62名ということで公開をされております。 117 ◯議長(勝戸 謙君) 伊東俊治君。 118 ◯5番(伊東俊治君) このがん登録推進法には、本当に必要なのは、地域のがん登録、それからがん診療連携拠点病院が院内の患者情報を集める院内がん登録と臓器別の臓器がん登録、これをきちっと全国がん登録へつなげていくことが本当にこれから大事だと思います。  私の母も三十数年前、胃がんだったんですが、「3年」「5年」「7年」と先生から言われてそれを待ちまして、今92歳で食欲もりもりで食べておりますが、本当にあの人はがんを乗り越えたんだなという思いもあります。先生の言われたとおりによくやっておりました。  それで、がん死亡率を下げるには、このがん登録推進法を利用しながらやるわけですけども、どのように下げるかお聞かせください。 119 ◯議長(勝戸 謙君) 宮崎福祉課長。 120 ◯福祉課長宮崎純始君) がん対策そのものにつきましては、やはり予防、検診、治療、療養支援への取り組みと、こういったものが重要であるというふうに考えております。  今回成立されましたがん登録等推進法によりまして、研究・分析が進み、がん対策が充実してがん死亡率の減少につながることを私も願っております。  いずれにいたしましても、がんの早期発見というのが何よりも大切でないかというふうに考えておりますので、今後一層がん検診の受診促進という面で私も努めてまいりたいというふうに考えております。 121 ◯議長(勝戸 謙君) 伊東俊治君。 122 ◯5番(伊東俊治君) 言われたとおり、本当に特に検診は早期発見ということで、それが一番大事だと思います。  この推進法によって全国統一の登録制度ができれば、患者数や生存率など、がんの正確な実態把握ができるようになります。また、その結果、有効な治療も予防も確立していくことができますので、この法によって道が開いていくというふうに本当に思います。  今も、例えば受診率向上を目指して国は無料のクーポンを始めましたが、がん登録が少ないため追跡調査が難しい。また、患者のその後の調査を行う際など個人情報保護ということで、行政の協力を得られない場合もあります。また、今後、がん登録の意味を国民に正しく理解してもらうためにも、学校でも小中高でがん教育の強化ということもなされると、また聞いております。  また、海外でもアメリカ、カナダ、イギリス、オーストラリア、韓国、特にアメリカはがん登録を先進的に進めている国で、死亡率が本当に低下したということを言われております。  このがん登録推進法は、目的は、がんになる人を減らし、たとえがんになっても的確な治療を受けられるようにすることというふうになっております。  どうか、上市でこの推進法が進み、またより多くの人が受診もされて、たとえがんになってもそれを乗り越える、またそれを治療するそういう情報をしっかりと集めていただきたいと思います。  上市でこのことが大きく変わっていくように希望して、私の質問を終わります。  ありがとうございました。         ────────────────────────             ◇  成  川  友  仁  君 123 ◯議長(勝戸 謙君) 1番 成川友仁君。 124 ◯1番(成川友仁君) 通告により、産業課長に質問いたします。  平成26年度の上市町一般会計予算案のうち、商工業の振興に関するもので、いわゆる商店街活性化の一環として設けられる空き店舗活用促進事業費補助金についてお伺いします。  これは来年度の新規事業でありまして、先日の定例会初日の全員協議会の説明と重なる部分もあるかと思いますけど、個別の質問に入る前に、この施策の趣旨と概要をちょっとお示しいただければと思います。お願いいたします。 125 ◯議長(勝戸 謙君) 黒田産業課長。 126 ◯産業課長黒田保廣君) 空き店舗の活用促進事業の補助金の趣旨というか、概要ですが、現在、上市の商店街の中心市街地に空き家、空き店舗、こういう物を、実は今年度、上市に住みたい、上市で店を開きたいという希望がございまして、それから探していたような状況があります。そういう方々に少しでも町に店を開いていただくということを、空き家対策によく似たようなものだったんですが、そういう商店を開きたいという方々に少しでも提供していけるようにという形でこの制度を考えております。 127 ◯議長(勝戸 謙君) 成川友仁君。 128 ◯1番(成川友仁君) ありがとうございます。  この説明資料では、家賃の3分の2を2年間にわたって補助する、また店舗改装費や設備の資金についても3分の1を補助すると伺っております。  それでは、個別の質問にまいります。  まず1つ目は、いわゆる上市の中心市街地にあると言われる空き店舗の状況についてです。これは需要と供給で言えば供給する側の実態について、町としてどのように把握しておられるのかお示しください。 129 ◯議長(勝戸 謙君) 黒田産業課長。 130 ◯産業課長黒田保廣君) 中心市街地にある空き店舗及び空き家について、起業者に供給できる物件として現在把握しているものは少ないです。この事業を興すに当たりまして、そういう物も把握していくということも事業の開始というふうに思っております。  新年度の事業が開始になったところから中心市街地における供給可能な物件の調査を商工会のほうにお願いして、その物件、また来られる方もどういうものを要求してこられるかということもありますので、いろんな情報を聞きながらそういうものの把握に努めてまいりたいというふうに思っております。 131 ◯議長(勝戸 謙君) 成川友仁君。 132 ◯1番(成川友仁君) ありがとうございます。  ということは、個別のオーナーさんとかから、こういうのがあるよという個別のお話はあっても、取りまとめとか本格的な調査ということは新年度以降ということですね。  それでは、この補助金の対象になる地域といいますか、区域というのはどのようになっておるのでしょうか。 133 ◯議長(勝戸 謙君) 黒田産業課長。 134 ◯産業課長黒田保廣君) 町の中の商業地域ということで、中心市街地の商業地域をエリアとして、特に中町周辺の現在店舗等がある西中町商店街ですとか駅周辺、このあたりを中心にできたらというふうに考えております。
    135 ◯議長(勝戸 謙君) 成川友仁君。 136 ◯1番(成川友仁君) ありがとうございます。  つくってから結構時間がたっているようなんですけど、中心市街地活性化計画としてそのような上市の中心市街地はここであるという区分けはあったかと思いますけど、一般町民の方が、どこのあたりかよくわからんと。あと、商業地域は都市計画法上の概念かと思いますけど、それもなかなか専門的でわかりにくいということなので、ぜひとも、一昨日の商店街マップなどのご提案とも重なるんですけれども、上市の街なかはここであるというのを何らかの形でわかりやすく示して、もちろん次の質問の起業されたい側にもその情報提供という側面もあるんですけれども、取りまとめをお願いいたします。  ちなみに、中心市街地といいましても、何といってもカミールという立派な建物があるんですけれども、あそこも中華料理店が撤退して空き店舗という状況があると思うんですが、あそこは対象にはなるのでしょうか。 137 ◯議長(勝戸 謙君) 黒田産業課長。 138 ◯産業課長黒田保廣君) 今のところ、カミールにつきましては、いろんな補助事業等を入れまして整備していったということがございますので、カミール本体については対象外とする予定にしております。 139 ◯議長(勝戸 謙君) 成川友仁君。 140 ◯1番(成川友仁君) わかりました。  それでは、あくまで中心市街地にある一般建物や空き店舗が対象ということで理解いたします。  それでは、次に2番目の質問にまいります。  今度は、需要と供給でいうと需要する側の実態について。  店舗、お店を持ちたいと希望する起業者、新規創業する方の状況として、町はどのように把握しておられますでしょうか。 141 ◯議長(勝戸 謙君) 黒田産業課長。 142 ◯産業課長黒田保廣君) 先ほどもちょっとお話ししましたが、実は今年度、2件ほど店舗を探しておるという問い合わせがございました。やっぱり上市にどうしてもということで、上市がいいということで、来たいなということで2件ほどございまして、それから探しておったというような状況になりまして、なかなかタイミングが合わんかったということもあるんですが、それを諦めたわけではないんですけども、そういう申し出というのがございます。  それから、雇用創造協議会のほうが新規創業者のための育成セミナーというのを実施しております。こちらのほうは町内外からそういう起業の意欲を持った方が来ていらっしゃいまして、一生懸命受講していらっしゃる。  そんな中では当然お店を持ちたいということが出てきますんで、町としましても、そういう方々にぜひ、町の中で店を開いていただけるような、そういうふうに持っていきたいなということで、今後さらにそういう希望が多くなっていくということを期待しておるところでございます。 143 ◯議長(勝戸 謙君) 成川友仁君。 144 ◯1番(成川友仁君) ありがとうございます。  起業者という点では、私、雇用創造協議会のセミナーには町外からも結構熱心な方が受講されていまして、オフィスなりショップ、店舗なり持ちたいという声は伺って、ぜひ上市で学んで、上市の地域の食材、地域の特産品をつくっているグループがあるようですので、そういう方々に事務所なり上市でつくってもらえないかなというふうに思っております。  ちなみに、国の白書、中小企業白書というか、県の調査で大きなデータは載っているんですけれども、個別のこういう町や村の状況ってわかりづらいんで、調査とかアンケートであるとか、そういうものを何かご予定はされていますでしょうか。 145 ◯議長(勝戸 謙君) 黒田産業課長。 146 ◯産業課長黒田保廣君) 特別に今これをということはありませんが、これからこういう事業を起こしていく中で、必要に応じていろんな対策をとっていきたいというふうに考えております。 147 ◯議長(勝戸 謙君) 成川友仁君。 148 ◯1番(成川友仁君) ありがとうございます。  町民の皆様やこういう創業者、起業者を希望する方々の声を丁寧に拾っていく必要があるかと思います。  次の3番目の質問にまいります。  この補助事業の参考にした例などがあればお聞かせください。県内外の地域や先行する同種といいますか、よく似た事業、補助金などあればお示しください。 149 ◯議長(勝戸 謙君) 黒田産業課長。 150 ◯産業課長黒田保廣君) 現在、入善町が先行しているというか、平成19年度に入善町のほうで起業チャレンジ応援事業というものを起こしております。それを参考にさせていただいて、本町の事業を進めるということにしております。  これは、富山市とか大きいところもあるんですが、県内においては入善町が本町とは人口規模とか産業構造が近いこと。それから、入善町の商工会から人事異動で上市町商工会に経営指導員の方がいらっしゃいました。この方が当時こういう事業の経験、ノウハウを持っていらっしゃるということで、情報をいろいろいただいております。  そういうことから入善町、そして入善町のほうではこの実績が11件あるということで、非常にうまくいっていることで参考にさせていただいておるというふうに思っております。 151 ◯議長(勝戸 謙君) 成川友仁君。 152 ◯1番(成川友仁君) ありがとうございます。  確かに、入善は、ご承知のとおり、ラーメンまつりであるとか、あれも地域の資源を生かした取り組みを商工会の若い方々などを中心に大変活発にやっておられてうらやましいと思っていたので、ぜひ参考になればと思います。  入善のその事例がもう5年以上ですかね、事業としてあるようなんですけども、特に注目して、何というか、その出店者の成功事例というか、そういう何か注目をしているような例があればちょっとお聞かせください。何かありますでしょうか。 153 ◯議長(勝戸 謙君) 黒田産業課長。 154 ◯産業課長黒田保廣君) 具体的な例ということは、私、ちょっとまだそこまでは聞いてないんですが、ただ開業時期がございまして、平成20年、21年、23年とお店を開いていらっしゃいます。この方々、いまだにちゃんと、廃業もせんと事業をやっていらっしゃるということで、それが成功の事例じゃないかなというふうに思っております。 155 ◯議長(勝戸 謙君) 成川友仁君。 156 ◯1番(成川友仁君) 了解しました。  同じぐらいの規模の町でそうやって継続して、うまく軌道に乗っている例があると。大変心強い先行事例だと思います。  あと、ちょっと県外の例になるんですけど、ちょうどおとといの北国新聞で、金沢の商店街の例が紹介されていました。町の規模はかなり違うんですけれども、商店街のまちづくり協議会や活性化協議会などが空き店舗の情報を一元的に管理する「まちなか出店サポートセンター」を新年度から設置すると。これは、事務局は金沢のまちづくり公社のほうに置くそうなんですけれども、今までは出店希望者の方から問い合わせが個別にビルやテナントの管理会社のほう、あるいは商店街に問い合わせがあっても、なかなかうまく対応できなかったということで、情報を一元化しようと。もちろん調査もしますし補助事業とも連動するということなんですけれども、そういった一元化というか、今後、見通しということでもいいんですけれども、何かありましたらお聞かせください。 157 ◯議長(勝戸 謙君) 黒田産業課長。 158 ◯産業課長黒田保廣君) 今言われた金沢あたりは本当に大きな街ですから、そういう一元化のための専門の職員を置いてと、専門の部署をつくってということもできたのかなというふうに思います。  私のところの町の中では、産業課と、これから観光協会、それから商工会あたりが連携をしながらということになってくると思いますが、そういう先進事例等を参考にしながら必要なものをこれから協議会なり、必要であればそういうこともまた考えていかなければならないのかなと。何分にも、今、これから始めようかという事業なものですから、できる限りまたご相談しながら進めたいというふうに思っております。 159 ◯議長(勝戸 謙君) 成川友仁君。 160 ◯1番(成川友仁君) わかりました。  すぐには──いろいろな組織体制も必要ですし、お金も要ると思うんで、今後軌道に乗ればということでお伺いしました。  それでは、次に4番目のご質問です。  チャレンジショップやシェアオフィスのような形態を促す考えはあるかということなんですけれども、チャレンジショップというのは、お店を持つことに挑戦するということなんですけれども、かつて、10年以上前になりますけれども、富山の中央通りのほうでフリークポケットといって、一坪とか二坪ぐらい店舗を小分けにして貸し出していた。特に若者で雑貨を扱ったりするお店が幾つもあそこで小さな出店を果たして、中には商店街の単独テナントとして巣立っていった方もあるという事例があります。  ただ、表面的にまねだけしてうまくいかなかった例があったり、あと最近はインターネットで気軽にお店を持たずに販売できるということでかつてほどの勢いはないんですけれども、やっている地域はかなりきめ細やかなサポート、その商店街の先輩経営者の方が、また地域の活性化ということでやっている例はあるとお聞きします。チャレンジショップ。  あと、シェアオフィスというのは、シェアというのは共有するということで、共同オフィスなんですけれども、個人事業、デザイナーとか建築関係の方とかウエブ関係の方が3人とか4人で共同して事務所を借りてやっている例。  あと、そのシェアオフィス、共同事務所自体を事業としてやっているような例もあります。富山市の二口町にリタ・クラブなる民営のシェアオフィスがあったりします。机1個だけで月幾ら、安い金額で貸し出して、あるいは決まった机がなくてその場所、大部屋と言っては何ですけれども作業部屋といいますか、共同オフィスを貸し出している例があります。  あと、インキュベーションオフィスですかね。創業間もない方々のために、県や市町村がやはり小さな一坪程度の事務所を、小分けにして貸し出している例があったりするんですけれども、上市でこのような形態を促す考えってあるんでしょうか。 161 ◯議長(勝戸 謙君) 黒田産業課長。 162 ◯産業課長黒田保廣君) 起業される方々というのは、当然資金面に不安があると思います。立地条件がよいというところですとなおのこと月々の家賃負担というのはかなりきついんじゃないかなと。そういう意味で今の事業を興すわけですが、そういう方々にチャレンジショップですとかシェアオフィスといった共同利用の事業形態、そういうものは当然ニーズとして挙がってくるものじゃないかなというふうに思っております。  そのようなことから、共同利用の形態も含めた、起業者にとって利用しやすい補助事業になっていくように、事業開始後、そういう方々のニーズを把握しながら、また相談して、そういう形に合ったような補助制度にしていきたいというふうに思っております。 163 ◯議長(勝戸 謙君) 成川友仁君。 164 ◯1番(成川友仁君) ありがとうございます。  確かにニーズといいますか、小規模なお店をやっていて、自宅で事務作業をやっていたりする、あとはイベント限定でお店を出したりという例。上市町でもそういう例をやっていて、やっぱりできれば小さなお店なり事務所なり欲しいなと。  あと、曜日限定でお店なりやっている例が、上市町町内ではちょっと把握しておらんのですけれども、富山や氷見のあたりでは曜日限定のお店というのがあったりするようなので、そういう形態もできればいいのかなというふうに思っております。  最後に5番目の質問にまいります。  小売業以外の形態で空き店舗や空き家を生かした賑わいづくりに寄与する取り組みが県内でも見られます。上市町の可能性をちょっとお伺いするものです。  これはなかなかイメージが湧きにくいと思いますので例を挙げます。富山市の総曲輪通りでは、学生さんの活動拠点がありまして、「まちなか研究室」と呼ばれる「MAG.net」という名前の拠点があります。もともと空き店舗をどうしょうかなということで、富山市の補助金などを入れて、今、学生の活動拠点、そこで大学の先生と学生たちがゼミ、勉強の機会を持ったり発表したり、あとボランティアでも街なかサポーターとして街の情報発信などをやっている例がございます。  そこは、もちろんお金を出しておる市役所の若手職員なんかもそこで様子を見たり、イベントのときはちょっとお手伝いして担っているようでございます。  もう一つは、高岡市の国宝・瑞龍寺の参道に「コミュニティハウスひとのま」という若者の居場所のような場所があります。これは、空き家となっていた一軒家を借りて、商業じゃなくて、どちらかというと市民活動のような補助金を使っていると伺いますけれども、そちらは経営者は民間人で、もともと高岡市内で学習塾をやっておったんですけど、いろいろ問題のある生徒さんというか、学校に通えなかったり、あと発達障害のようなコミュニケーション上の不都合を抱えた子どもさんですね、親御さんや学校からのご相談を受けて、じゃ別のところにちょっと若者が気軽に集えるような場所、また近所のおばあちゃんとかおじちゃんたちも気軽に立ち寄れるような場所、あと観光客も瑞龍寺を訪れたり道を尋ねたりで立ち寄るんですけれども、そういう形態もあったりいたします。  これは空き店舗の、今回の補助金では趣旨が違うのですぐにというわけにはいかないかと思いますけど、もし何か、そういう活動拠点なり居場所なりというのは、可能性としてはいかがなのでしょうか、お伺いいたします。 165 ◯議長(勝戸 謙君) 黒田産業課長。 166 ◯産業課長黒田保廣君) 今回補助事業の中では、そういう中心市街地における小売店の創業というものを対象にして考えておりますが、商店街の賑わい創出という意味では、今ご指摘のような多様な方法というのはあると思います。  必ずしも小売業に限るというものでなしに、そのために必要な賑わいの創出ということができるということであれば、学生の活動拠点だとか若者の居場所づくりだとか、そのような形で少しでも有意義なものができるということであればまた、そしてまた、こういう私のところの産業課の分野だけじゃなしに、例えば障害者の皆さんだとかそういう方々がもし店を開くとか、そうなれば当然ほかの課の補助事業とかいろんなものを活用しての事業を興すことにもつながってくると思います。そんな中で必要なことを今後検討して、少しでも賑わいづくりに活用できたらというふうに考えております。 167 ◯議長(勝戸 謙君) 成川友仁君。 168 ◯1番(成川友仁君) 前向きなご答弁、ありがとうございます。  もちろん産業課だけでできるものではなくて、いろんな部署のご協力なり補助金なり使えればいいのかなと思います。  とにかく若い人がなかなか上市の街なかを歩いていないと。上市高校はあるんですけれども、どこも立ち寄らずに駅のほうに行ってしまう。コンビニぐらいですかね、立ち寄るのは。という現状もあるので、何か賑わいができればと思います。  ご参考までに、ちょっと県外の事例なんですけれども、ちょうど北陸新幹線がらみで今の長野、長野新幹線の佐久平駅の近くに、中山道に由来する商店街に岩村田というのがあるんですけど、そこは結構全国的にも注目されていて、そこの会長さんが一昨年だか富山にも講演に来ていますし、富山からも視察に行っているそうです。  そこは、やっぱり賑わいが欲しいということで、もちろん、おかず市場なる生鮮食品なり食料品なり扱うお店をつくったり、あと手仕事村として手づくり、職人さんの、そういう作品なりの作業所、工房のような形で、富山県内でも井波町に彫刻の通りのような例もあるんですけれども、そういう場所をつくったり、あとは商店街の経営者の方が学習塾といいますか、子どもに勉強を教えるスペースを、空き店舗を使って「寺子屋塾」といった名称で運営していると。運営者は商店街のおっちゃんやおかみさんだそうです。教える人はそこの学生さんだったりするんでしょうけど。  こうやって若者や子どもの居場所、あるいはものづくりの街ということで、多様性といいますか、そういった複合的な機能を持っているということで注目されている例がございます。  では、私の質問は以上です。  どうもありがとうございました。 169 ◯議長(勝戸 謙君) ここで10分間休憩いたします。                               (午前11時07分)         ────────────────────────                               (午前11時17分) 170 ◯議長(勝戸 謙君) 休憩前に引き続き会議を開きます。         ────────────────────────             ◇  碓  井  憲  夫  君 171 ◯議長(勝戸 謙君) 9番 碓井憲夫君。 172 ◯9番(碓井憲夫君) それでは、先ほどの成川議員さんとダブっているところもありますので、端的にてきぱきと進めますので、よろしくお願いします。  まず最初に、空き店舗活用促進事業費補助と、これが136万円ついております。非常に時機に適したいい予算だと思います。  ただ、これを進める上で実効性の問題が問われると思うんですね。私も昨年、天安という行列ができるラーメン屋さんが富山の豊田のほうでありまして、そこが場所を探しておりましたので、ぜひ上市へ来てくれということで、私は上市のある場所へあっせんしました。本人さんも来られて、本人は気に入ったんだけど、持ち主さんが、私、調べて富山まで行ったんですけど、富山の持ち主さんで、「いや、ちょっと売りたいんだ。全部買ってくれるんなら」と、こういう感じでだめになるとか。それと、行列ができるカレー屋さんが魚津の経田で、探しているということで、これも私、営業をやりましたけど、持ち主さんが横浜におられて、親戚の方が上市におられたんだけど、これもだめということで、なかなか簡単にいかないと。  私、きょう、この質問をしたいのは、これを実現するためにはそれなりの営業が必要だというふうに思うんですね。私、このとき、ラーメン店さんもカレー屋さんも、役場担当課に、ひとつ一緒にやらんかという投げかけをした経過がありました。いろいろ協力してもらったんですけど、やはりこれは具体的なモーションというか、アクションが必要だと思うんで、ここの点、そういう営業努力について質問します。 173 ◯議長(勝戸 謙君) 黒田産業課長。 174 ◯産業課長黒田保廣君) 先ほど成川議員さんのご質問でもお答えしたとおりでございますが、この事業というのは入善町の起業チャレンジ応援事業というのを参考にさせていただいたものでございまして、実効性という点では、入善町も平成19年度の事業開始から事業を開始した起業が11件あるということで、引き続き現在も事業をしておるということになっておりますが、その入善町でさえも事業開始の1年目というのは1件しかなかったと。そういう中で、2年目にはもう4件の起業実績が生まれてきておるということで、こういう事業というのは起こしていくと当然、広報かみいちですとか商工会のホームページですとか、それから雇用創造協議会とかと連携しながら周知・広報活動、そういうものをやっていく必要があるんじゃないかなと。  先ほど言われたカレー屋さんの件も、実は昨年、私、聞いておりました。私のところの産業課のほうでも、そのカレー屋さんが言われる内容で、どこかないかということであちこちにやっぱり探したことがあります。  そういうこともあってこの事業を起こしていこうというふうになったわけでして、やっぱりそういう情報が来たときに──結局は、ほかのまちとの競争になってしまうがですね。隣の滑川がいいか、上市がいいか、立山がいいかみたいな話になってきたときに、上市へ行けば少しでも親身になってもらえて、なおかつこんないろんな補助があってという、隣へ行かんと上市へ来てもらったというような実績にもつなげられるように、これから、成川議員さんのときにもお話ししたように、いろんな物件を探したり、それから情報を集めながら実行していきたいというふうに思っております。 175 ◯議長(勝戸 謙君) 伊東町長。 176 ◯町長(伊東尚志君) 今聞いておりまして、役場の職員で、よく、特産品は何をつくるんですか、何があるんですかという話が出る。何されるんですかという話が出て、役場の職員の今の規模の中で特産品、直接つくるというわけに、前申し上げましたとおり、ならないというわけですけど、「どうするがか、どうするがか」と具体的に、今おっしゃったように、こういう話があるんだけど、何か町として協力していただけないかと。そういう話をぜひ聞かせていただければ、町は親身になって、今の提出しておる予算は別にいたしましても、その話が実るように努力したいと思っています。  そういうネタが少ないんですけれども、それを職員に探せということはなかなか難しいと思うんです。だから、碓井議員さんがおっしゃったように、そういうような努力については実らせるように今後頑張っていきますので、これに懲りずにそういうネタをいっぱい流していただきたいと、こういうふうに思っています。感謝します。 177 ◯議長(勝戸 謙君) 碓井憲夫君。 178 ◯9番(碓井憲夫君) そういう点で、論より証拠で、やっぱり具体的にそういう人を引っ張ってきて営業もやると。  私、本会議で妙高が積極的に東京へ営業に行って観光、何というか、研修先を探していると。営業というのはそういう点、大変ですけど、やりがいあるもんで、私も一肌脱いで、長い間議会でやっていますけど、あれやったらどうか、これやったらどうかだけじゃなくて、俺もこれやるから一緒にやろうという姿勢で今後やりたいと思っております。
     次の題に移ります。  地域材活用促進事業費、これが出ております。私、これは前からこのことは非常に大事なことだなと。山が荒れ、山が真っ暗になっていくと。そういう点で地域材を活用した事業を興せないかと、私、一般質問でこのことはこの20年間で2回ほどしたこともあります。この予算が載っております。  また、住民の方、これをまだよく周知されていないんじゃないかなと思いまして、ここ数年の実績について教えてください。 179 ◯議長(勝戸 謙君) 中村建設課長。 180 ◯建設課長中村政一君) それでは、地域材活用促進事業につきまして、ご説明させていただきます。  平成23年度から本事業を創設いたしましたが、これまでの実績は、平成23年度が1件で8万円、平成24年度が1件で13万円でございます。今年度の実績はございません。  以上でございます。 181 ◯議長(勝戸 謙君) 碓井憲夫君。 182 ◯9番(碓井憲夫君) 今年度の実績がないというのは残念なんで、私も積極的に大工さんに、こういうのがあるから地域材を使ってやるようにまた宣伝もしたいと思います。  それでは、3番目、これは本会議で宝嶋議員さんも質問されたんですけど、地域観光資源、これが、上市はすばらしい観光資源を持っております。この上市で剱岳がすばらしい。涙が出たという木村監督が指したこの上市の観光。スイスにも匹敵する、上市はそういうのがあるとスイスの公使の方が今から20年前に上市へ来て言っておられます。  その観光資源のPR事業委託という予算がついているんですけど、具体的にはどのようなことなのか、ちょっと教えていただきたいと思います。 183 ◯議長(勝戸 謙君) 黒田産業課長。 184 ◯産業課長黒田保廣君) 地域観光資源PR事業という事業の内容ですが、雇用創出に係る国の交付金を活用した起業支援型の地域雇用創造事業になります。  この事業は、創業から10年以内の若い企業を対象としておりまして、創業間もない企業が抱える必要な人材の欠如等の問題の解決に資するということによりまして、将来的に地域の雇用を支える潜在力を持つ企業の成長を促すということを目的にしております。  なお、本事業におきましても、委託先が新規に求職者1名を雇用し、委託先が持つ特徴を生かしまして、将来的な新規事業への足がかりとして受託をいただいております。  今回委託しております事業内容につきましては、さきの宝嶋議員さんの一般質問においてもお答えいたしましたが、新幹線開業に向けて上市町の観光PRを行うことを目的とするものでありまして、対外的な情報発信の前に、まずは町民の皆様が自ら上市のよいところ、実際に体験して楽しかったことを発信していただけるように、「町民総ガイド化計画」をテーマにした町民のネタ帳づくりを行うものでして、人を1人雇う分、あわせてこのネタ帳をつくる分の予算を委託しておるものでございます。 185 ◯議長(勝戸 謙君) 碓井憲夫君。 186 ◯9番(碓井憲夫君) 続いて4番目、これもまたすばらしい命題の「くらしたい国、富山」推進本部負担金と。私も、いや、こういうのがあるのかなと。それで、「くらしたい国、富山」推進本部というのがあって、どのような活動をしておられて、上市が負担金が25万円ついておりますけど、上市にとってどのようなかかわり、恩典があるのかお伺いします。 187 ◯議長(勝戸 謙君) 渡辺企画課長。 188 ◯企画課長(渡辺隆明君) 「くらしたい国、富山」推進本部は、県が中心となりまして、全ての県内自治体、定住交流を促進する民間団体等が参画する組織であります。上市町は、平成26年度当初予算で負担金として25万円を計上しております。  この組織は、定住交流に関する情報発信、定住を考える方への居住場所や就職などの相談支援、そして地域住民が主体となって進める定住交流に関する事業支援が主な柱であり、市町村単独では丁寧に対処できない案件を、県が一つの組織となって総合的に取り組もうとするものであります。  町負担金の中身ですが、首都圏などで開催される定住交流に関するセミナーにおいて、町独自の相談窓口を設けた場合の場所代や交通費1名分が含まれるほか、「くらしたい国、富山」が発行する冊子のうち、町独自のページの作成費が主であります。このほか、組織として活動する啓発活動や相談活動においても町負担金が活用されております。  町といたしましては、大きな組織で大々的に啓発でき、相談体制などが充実した当組織と連携強化することで、定住交流事業を強化してまいりたいと考えております。 189 ◯議長(勝戸 謙君) 碓井憲夫君。 190 ◯9番(碓井憲夫君) わかりました。  以上で終わります。         ────────────────────────           ◇  伏  黒  日  出  松  君 191 ◯議長(勝戸 謙君) 8番 伏黒日出松君。             〔10番 伏黒日出松君 登壇〕 192 ◯10番(伏黒日出松君) では、よろしくお願いします。  前任者の質問とちょっと中身が共通しておるものがあるかと思います。それからまた、一般質問で聞いたのと同じ項目のものを再質問させていただくような格好になると思います。  というのは、後日、答弁書をいただきましたので、あれ、早くもらっておれば、もう少し私の質問の中身も変えて質問させていただいたと思いますが、私の考え方を確認する意味で再質問します。  まず、先ほどから言っておりますが、私、旧町の中町かいわいの賑わいにつきましては、正直言うて、やっぱり保育所の園児のイベントの場合は一番たくさん皆さんが集まってきてくれています。これからも6月から市姫さんどがあると思いますけど、例年見ておりますと、やはり保育所の子どもさんが出演するイベントにつきましては、普通の2倍から3倍の皆さんがおいでになっておりますので、そういうことを考えながらイベントを考えたらいいんじゃないかと、こう思います。  そこで、まず1番目の上市町の観光の発信について。  これは誰しも「観光元年」という言葉を聞きますと、やっぱり関係者はそれに一生懸命に頭を絞るわけでございまして、一般質問でもこのやつ、先ほども答弁がありましたネタ帳配り、町民総ガイド化ということでございますが、私自身ももう80年おりましたけど、さて、外へ上市町のよさを発信するというときには何があんがかなというて、正直言うて思案をしておるわけです。  ネタ帳を配るというけど、特に第1号、4月には「大岩七不思議」と書いてありますけど、七不思議というのは、俺が子ども、80年何があったかなと。私は思い起こせば、不動はんの水で眼病が治ったと。ホウ酸の成分があるから直ったという程度の説明しかないわけでして、これで果たして上市以外の人が町へ「いいのう」と言うて毎日来るかどうかと。  大岩の場合、私も経験ありますが、あこで座禅を組ませるとか、あるいは夏に滝に打たれるという体験が、非常に興味があるがでないかなと、こう思ったりしておりまして、果たしてネタ帳を配ると。配るだけ配ったけども、それで効果がなかったということで……。  上市ならではということで、最近新聞を見ておったら、上市に桜、新品種だったということでありました。石仏の嶋町神社に植えられておる桜が非常に、新品種だということで、これらの桜を中心にして桜を見る。そのほかに、上市には折戸の桜、それから大坪の土肥さんところの桜が新品種だということで一時はPRされました。  そういうものを見て、本当に春の一時期でありますけれども、大体4月の第2週が桜の、上市では一番の見どころではないかと。そういうときを、やっぱり上市の桜を見る会だということで上市町が人を集めて、ただ見ただけでだめなんで、そしてやはり会費2,000円ぐらいもらって、やっぱり上市で上市のよさ、飲む、食べるということをやる。そうすれば、私はそれなりに上市の特産品もPRになるだろうし、そういうことを私は考えておるわけでして、そのことについて産業課長はどうお考えですか。  そこで、去年、おととしから言うと、「おい、上市に泊まるところがないがでよ。富山まで行かんにゃあかんねかい」と、こういうような話を聞きました。残念だけど、昨年の9月で一本杉さんもやめてしもたと、閉めてしもた。で、今回の中に、どこやら宿泊設備をするというような話が出ておりますけど、正直言うて、私はしないほうがいいと思います。  きのう、私の保育所の子ども、卒園旅行ということで、立山の国立青少年の家に行ってきました。あこは300人ほど収容するところでして、食事はバイキングです。それから、風呂はでかいがと中と2つ持っておりました。さらに、今度は宿泊設備につきましては、ベッドと普通のたたむ布団、両方持っておりまして、職員は20人常時おると。そのほかにパートがおると。  あこは、冬はやはり雪がこちらよか倍、3倍、4倍ありますので、そり遊びをさせて、子どもが遊べるということで、結構あれでイベントとしてきておるということで。  私は、残念だけど上市では、過去の、東部小学校か、それから種の学校、それから今現在のシルバー人材センターのあこに風呂がありましたけども、なかなかそういう、改装して設備して維持管理をするということを考えたりすると莫大な金がかかるし、そういうものをせず、やはり業者もあるからそこと委託契約して、上市にお泊まりの場合はここという具合にしたほうが、私は最終的に町の予算といいますか、そういうものだと非常に助かるんじゃないかと、こういう認識でおるわけでして、観光については、私、現在、そういう具合にネタ帳配りということは、ないよかいいけども、やっぱりそれだけではちょっと線が細いんでなかろうかなと思います。  特に新幹線云々と言われますけど、正直言うて、新幹線、黒部、それから富山から上市へ来るときは、やっぱり上市へ来て泊まるというような設備がなかったら、私はなかなか前向きには進まんがじゃないかという考え方をしておりますが、担当の黒田さん、どうですか。 193 ◯議長(勝戸 謙君) 黒田産業課長。 194 ◯産業課長黒田保廣君) 「上市はあんまり魅力ないがでないか」という話だと思いますが……。  年齢を問わず、長く暮らしていると見落としがちになるということが、観光とか、自分のところの町のよさというのは、なれてくるとそういうものが見落としがちになるんかなと。上市が誇る観光地についても例外ではなくて、地元の人にとってはついつい当たり前のものに映っていても、外から訪れる方にとっては、自分が住む場所にない魅力が感じられるというふうに思っております。  また、観光地だけでもなく、自然や伝統文化も観光資源として十分に訴求できるものというふうに考えておりますので、これらを組み合わせて、上市に来て体験していただけるものを旅行商品として造成・発信していくことが、上市そのものの雰囲気や魅力の発信につながるというふうに考えております。  そういう意味で、ネタ帳というのは、外から見た方も含めて、上市にはこんないいところがあるんだということを住民の皆さんが自分で再認識してもらうような形でつくっていくということで考えております。  なお、今言われた大岩のことですが、その場所で体験できる滝修行、それから今では、写仏といいますが、昔、写経だったんですけども、写経というのはすごく時間がかかるんですね。で、不動さんの絵をなぞって書くというその写仏というのがございます。それはもう既に商品化して売り出しております。昨年の春ごろ、あまりたくさん来られません──まだ売り出したばっかりで、なかなか認知度が低かったんですが、夏あたりからかなりの方が来ていらっしゃいまして、そういうものがメディアのほうからも、目をひいていただいたということで……。  それから、そうめん、おみくじ、その他のものもあわせて発信してきましたが、最近、若者、それから女性同士のお客さんが来ていらっしゃるということで、十分認知度が上がってきております。やっぱり外から見た方々が、特に都会の方々がそれを見てどういうふうに思うかという視点で考えていけたらというふうに思っております。  それから、桜を見る会を開けばどうかということなんですが、現在、桜につきましては、折戸にあります剱折戸菊桜の開花情報、これを公益財団法人花と緑の銀行の本店ホームページにおいて、「富山さくらの名所70選開花情報」として情報を発信しています。  先日に新聞等で掲載されました新種の桜をはじめとしまして、多くの桜というものは個人とか宗教団体の物で所有・管理されております。そういうことから、観光情報として発信するときには、やっぱり個人の方々によく了解を得たりということで、慎重な対応が必要かというふうに思っております。  それから、桜を見る会を開くということにつきましては、桜というのは、やっぱり間際まで開花の情報というのはどんどん揺れます。天候の具合とかによって、1週間ぐらいすぐ開花の状況というのは変わってきます。  そういうことで、三杉公園とか上経田の中央公園とか、たくさん桜の名所というのはうちの町にもあります。皆さんで十分鑑賞していただけたらというふうに思います。町では、今のところ、これを開催していくという予定は考えておりません。  また、町の特産品のPRということもご心配いただきましたが、昨年、「かみいち時間」などいろんなイベントを町でやっております。この際には、極力こういう商品の試食ですとか商品PRというものを今進めているところでありまして、今後も職員が一丸となって情報発信、PRに知恵を絞ってまいりたいというふうに考えております。 195 ◯議長(勝戸 謙君) 1点、訂正させていただきます。  伏黒議員の席番、「8番」ということで案内しましたが、10番であります。  失礼しました。  伏黒日出松君。 196 ◯10番(伏黒日出松君) よそから上市へ来るか、あるいはそういうところ、いろいろ情報にたけておりまして、ちょっとやそっとじゃなかなか、魅力ないと来ませんぞ。なるほどと言っても、来ようというときはそれだけの、よそを見ても、そういう人ばかりくるからね。ちょっと私は真剣に考えるべきでないかと思うて、とにかく上市の本当に魅力あるものを選んで発信しないと、私は長続きせんがないかと、こう思います。  1番についてはそれだけにします。早、でも11分たったからね。  次、女性のがん検診につきましてですが、先ほどからも出ておりますが、やはりがんは早期発見・早期治療ということでございまして、それを踏まえて、特に女性の皆さんの場合は、上市町の場合は検査を受けてないという方について、新しく電話戦術によるローラー作戦と申しますか、各戸啓発で一人一人進めるということでございまして、なかなかいい話でございますが、専門に電話をかける人が1人ないし2人を設けるということで、率を上げたいということですが、これにつきましては、大体受診率は幾らほど考えておられるのか、目標は。  富山市の場合を申し上げますと、これも予算出ておりましたが、過去の4年間に検診をまだ受けていない方につきましては、無料のクーポンを配布して受診の勧誘を行うとともに効率を上げたいということでありますが、私は、電話だけでどれほど期待できるのかなという、それよりもやはり料金的なものを、今、新しいアミノ酸の検査、まだまだ検査方法がしっかりしとらんからということで後回しになっておりますが、ある程度電話ローラー作戦と同時に、やはり料金についても補助をして渡すというほうが受診率を高めるんじゃないかと、こう考えるわけでありますが、宮崎課長、お願いします。 197 ◯議長(勝戸 謙君) 宮崎福祉課長。 198 ◯福祉課長宮崎純始君) 「電話でどれだけほどの効果が上がるがか」と、こういうことだというふうに理解しておりまして、お答えしたいと思います。  電話によるがん検診受診勧奨ですけども、昨年度、平成24年度に実施しました上市町健康づくりに関する町民意識調査で、がん検診を受診しない理由ということで幾つか項目が挙がっておりまして、「自覚症状もなく、健康なので受ける必要がない」、あるいは「受けるのが面倒、時間がない」と、こういった項目が上位にありまして、検診に対する個人の意識を高める取り組みが重要だというふうに考えております。  一人一人に直接働きかけることに、電話によりますけども、電話による受診勧奨を実施することにするべきだというふうに考えて、平成25年度、今年度、45歳、55歳、65歳の住民対象に試験的に電話による受診勧奨を行いましたところ、そのおのおのの年齢については、受診率が前年度に比べて4%上がっておりました。  このことから、電話による受診勧奨は、受診状況の把握に加えて、がん検診の受診のための動機づけとなって、受診者増加への一定の効果が得られるというふうに考えております。  現在、乳がん検診及び子宮がん検診の受診率は、おおよそ30%であります。来年度、平成26年度から、節目年齢をおのおの対象にしていきますので、5年間をかけて40歳から5歳刻みの65歳までの節目年齢の方を対象に、電話による受診勧奨を行いまして、受診率が将来的には35%になるように取り組んでまいりたいというふうに考えております。  また、無料クーポンの配布につきましては、平成21年度から25年度まで実施してきたわけなんですが、実際のこのクーポンの利用率が、おおよそ20%台でございました。無料のクーポンをお配りしても、こんなもんでした。  しかし、来年度につきましては、現状で引き続きやってもあまり効果が望めないということから、無料クーポンの配布は実施しないというふうに考えております。  しかしながら、節目検診ということで、集団検診を受けていただく場合は無料にしておりますし、施設等の検診の場合も半額助成ということを、この事業につきましては引き続き実施していきますので、ご理解をしていただきたいと思います。 199 ◯議長(勝戸 謙君) 伏黒日出松君。 200 ◯10番(伏黒日出松君) ありがとうございます。  なら、また進めてください。  次、空き家対策についてお話しします。  なかなか空き家対策、条例をつくるについては時間がかかるようでございますが、ただ1つ教えてもらいたいのは、長い間放置してあったために家屋の一部が破損して、台風や雪のために隣接の家や近所の他人の家に損害を与えた場合の補償について、どこへ、どのように請求したほうがよいのか教えてもらいたいんです。中村建設課長、お願いします。 201 ◯議長(勝戸 謙君) 中村建設課長。 202 ◯建設課長中村政一君) 議員ご質問の賠償請求につきましては、やはり民法の世界に入り込んでまいりますが、民法717条では、土地の工作物等の占有者及び所有者が負担する不法行為責任についてうたわれてございます。  ちょっと内容を説明しますと、「土地の工作物の設置または保存に瑕疵があることによって他人に障害を生じたときは、その工作物の占有者は、被害者に対してその損害を賠償する責任を負う。ただし、占有者が損害の発生を防止するのに必要な注意をしたときは、所有者がその損害を賠償しなければならない」となってございます。  これは、家屋を想定いたしますと、占有者というのはその家を借りておられる方、それでまた、所有者はその家の所有者ということで理解をしてございます。  したがいまして、老朽空き家は、あくまでもやはり個人の財産でございますので、建物の占有者及び所有者に損害賠償請求をすることとなります。  また、この場合、民法709条に不法行為の成立要件がうたわれてございまして、建物の占有者及び所有者の故意・過失の立証責任は被害者側にございますので、ご理解のほどよろしくお願いいたします。 203 ◯議長(勝戸 謙君) 伏黒日出松君。 204 ◯10番(伏黒日出松君) それは民法で基本的に言うとんがですけど、相手がなかなか払わんとか、あるいはどっかへ行ってしもてわからんという場合は、これはどうするんですか。泣き寝入りですか。私はそういうことのために、早くやっぱり管理の人を条例化できないかということを言うとんがです。 205 ◯議長(勝戸 謙君) 伊東町長。 206 ◯町長(伊東尚志君) まさしくその1点にあって、今県内で行われておる条例については、そういう点は全くなんですね。何々してください程度で終わりなんですよ。  今おっしゃるように、問題のあるところが町にも幾つかあって、その問題を解決したいがです。ほかのことで空き家の問題は心配しておらんと思います。上手に回っておるというふうに思っています。  そんな意味で、それをやるときにはということで、これは、前に申し上げましたとおり、全国町村会でも国のほうでも動きがありますので、それを見てからと、こういうがです。  で、県のほうは条例制定をやるということで進めていますが、県のほうでやったのは、壊せという場合について、どういう分類の仕方、県が、まちまちであかんからということで、ただそれだけ示しただけだということであって、今条例をつくっておる内容というのは、そういうものに絶対対応できないんですよ。そのことを待ってからやると言うておるんであって、ただ手をこまぬいておるわけではありませんので、その点をよく理解してほしいというふうに思っています。 207 ◯議長(勝戸 謙君) 伏黒日出松君。 208 ◯10番(伏黒日出松君) 一番心配するのは、やっぱり今の点をみんな心配しておるわけでして、できるだけ早目にやっぱりきちん、きちんと出して、ひとつ指針を出して、町でもそういう人、隣近所の皆さんに──私の近所でも空き家が増えていきますもん、どんどん。お願いします。  じゃ、次に進みます。  次は小水力発電。  これ、なぜまた質問したかといいますと、「だめながやちゃ、そういうが考えておらんがやちゃ」という事前の話し合いがあったんですけれども、答弁書を見ますと、幸い非常に大岩川の皆さんがそういうものに興味があると。小水力発電建設の可能性について検討されておりますという答弁が出てきた。  こうした経緯を踏まえて、町としては大岩地区全体の地域振興にかかわる案件と捉え、地元大岩地区の理解が整うのであれば適宜検討してまいりたいと考えておりますという、こういう前向きの答弁をいただいたもんだから、私、それならば全くゼロという回答よりも大きく前進しておるということで、再度担当課にその考え方を。  というのは、地元の大岩の主導を待っておっては、なかなか私は進まんと思うんですよ。具体的に言いますと、町主導でこういう計画があると、どうだということで提案をしていかれたらどうだろうかということを提案しておるわけでして、その前に、話になっておる場合、なら想定される発電機の能力や、あるいは大岩地区の需要に応えられるものなのかどうかと、そういうことを重ねて質問させていただきます。 209 ◯議長(勝戸 謙君) 渡辺企画課長。
    210 ◯企画課長(渡辺隆明君) 発電事業につきましては、規模が小さくとも収益事業であります。大岩川の発電事業を民間の方々が事業検討している段階では、町といたしましては、補助制度などの、そういう適宜相談には応じますが、町が主となって事業検討することは、現在はいたしません。  なお、大岩地区につきましては、小水力発電についてコンサルなどを入れて事業検討をしている段階でございますが、水量の問題、あるいは設備投資等がかさむ段階で計画は今中断しておるということは聞いております。  また、発電規模につきましても、これはコンサルのところの発電計画ではございますが、1時間当たり141.5キロワット、毎秒0.5トンの水量、落差31メートル等が計画構想の中身でございます。  なお、設備投資等につきましても、2億8,000万ほどかかると聞いております。  以上であります。 211 ◯議長(勝戸 謙君) 伏黒日出松君。 212 ◯10番(伏黒日出松君) 今のところ、もう少し検討した上でというような話ですね。  ありがとうございました。  では、次、教育委員会さんのレポート。一般質問に出ておりましたが、1つは、小規模ならではのアットホームの雰囲気を生かした授業づくりや学校運営に努めることも大切なことと考えておりますとありますが、「アットホーム」という言葉、温かいような言葉ですけども、それ、私はやはり小学校1・2年程度でございまして、3年過ぎると「競争、競争、競争」というような時代になったんで、そこら辺、「アットホーム」という言葉だけで陰に隠れておったらえらいことになんがじゃないかと、こう思っておりまして、やはり授業量やたくさんの人たちとの出会いがあって初めて人間形成に大きな成果があると思いますので、必ずしも小規模学校はいいという認識は、私は持っておりません。そういう点で、今後どういう具合に考えていかれるのか。  それから、公民館講座の利用でございますけども、なかなか人が集まってこんと。新しい講座が見当たらんということですが、一つの案として、日曜大工だとか、あるいは収納術だとか、ハウスクリーニングということを書いておられるけど、生活に密着して活用できるものという考えになれば、私は四季のガーデニングや料理や、さらにはケーキづくりの講座ならどうかということを提案したいわけでございまして、生活に密着した講座となれば、私、そういうものが……。  さ、今の日曜大工やハウスクリーニングや収納だとかというよりもよいのではないかと、私はそういう具合に考えますが、教育長、どうですか。 213 ◯議長(勝戸 謙君) 山本教育長。 214 ◯教育長(山本 靖君) 今のアットホームな学校運営ということでありますが、確かにファジーな表現でありますけれども、やはり学校の教職員全てと子どもたち全部が、いわゆる、何といいますか、精神的な距離が非常に近い。大規模になりますと、やはり先生方と、例えば生徒にとって、子どもにとって、校長先生というのは非常に距離の遠い、離れたものだというふうに感じます。それがどうだという話になりますけれども、例えば校長先生に、「何々ちゃん」とかと言って声をかけてもらうということが、やはり自分の存在感とか充実感というのを、満足感といいますかね、そういったもので、目に見えない人間性、全人格的なものの養成にもまた役立つのかなというふうに思います。  それと、今後、住宅政策によって子どもたちが増えることをまた期待しておるものであります。  それから、公民館講座につきましては、一般質問の答弁につきましては、これは単なる例でありまして、いわゆる学ぶ、講座を受ける皆さんが、こういうことを学びたいということで自発的に、自立的にグループを組んで立ち上げていただければ、恐らく、公民館活動としてふさわしいものであれば、それは大いに活動していただければ結構かと思います。  質問に答えたのは、単に例を挙げただけでありまして、それを町が主導してやるということではありませんので。 215 ◯議長(勝戸 謙君) 伏黒日出松君。 216 ◯10番(伏黒日出松君) ありがとうございました。  いや、失礼ながら、そういう答弁を私だって聞きたないがやちゃ。やっぱり真剣勝負でやっておるから、確実な──一次的な、お茶を濁すような答弁ちゃ要らんがですよ。なるほどと。そうせんにゃ、さ、日曜大工というのは、ほんの一握りの人しかやらんがだねかね。いや、仕方なしに答弁で言うてやれというようながでちゃ、ごめんなさい、そういう答弁はしてもらいたないがです。ね、我々はやっぱり一応真剣勝負で言うておるつもりですから。お遊びでやっておるがないがですからね。教育長、頼んますよ。  それから、子どもの成長につきましては、やっぱりできるだけたくさんの人と出会いがあったほうがやがて人間形成に特にいいです。私の保育所も、卒園するとなるとやっぱり大きい学校の近くにみんな行ってしまいます。そういう点で、これからもまたひとつお願いしたいなと思います。 217 ◯議長(勝戸 謙君) 伊東町長。 218 ◯町長(伊東尚志君) 全国町村会の財政委員会の視察に行きまして、1ついい例を伺ってきたんです。何かというと、これは兵庫県の会長のところだったと思うんですけど、学校の授業を、要するによその学校と組んでやる。そうすると、その科目について、その時間帯について先生が2人で教えるということになるといって、その交流の数もあるし、いろんな効果が出ておるということを力説しました。そこで、それはおもしろい話だなというふうに思いまして、教育委員会に、一遍視察しながら検討してほしいというふうに指示しております。  ですから、小規模校なら小規模校のいいところを伸ばしていけばそれでいいですし、中規模校なら中規模校の、大規模校なら大規模校のいいところを伸ばしていけばいいわけですから、小規模校として、何といいますか、足りない分をそういうような形で補えるとすればおもしろいことだというふうに思っています。  検討してもらっていますので、ひとつまた後押ししてやってください。 219 ◯議長(勝戸 謙君) 伏黒日出松君。 220 ◯10番(伏黒日出松君) 今、蛇足になると思いますが、かつて上市にも、中央小学校、中央小学校とばっかり集中した年がありました。それではだめだということで分散……。  皆さんやっぱりそういう人の出会いといいますか、そういう触れ合いがちょうど子どもの一番人間形成の大事なときですから、そういうものをやっぱり親としては求めているんですよ。そういうことを今、町長はえらい参考にして、また今後の教育によろしく考えてください。  それから、次は土曜授業について。  これもこの前言うておったんですけど、県議会でも寺井教育長か、きのうだったか、答弁で月1回ずつ何かそういうこと考えていきたいということでございますが、私が心配するのは、よそは先へ先へと進んでおるのに、上市は「後だ、後だ」と言っておったすの、やがて学力テストが行われた結果、「いや上市はなんだい。もうちょっと頑張りゃいかったんに」というような成績になると、親も、「か、なんだい。上市の学校で大丈夫かのう」という不安を与えるようなことになったらだめです。  正直言うて、人間はやっぱり1時間でも活字を読めば、それだけの力がつくんですよ。本当にそういう面で、みんな一握りの子どもさんですから、大体もうほとんど、97、8%の子どもさんは、上からというか、外からというか、そういう刺激を与えるようにせんとやっぱりなかなか伸びてくれないんですよ、先ほどの話にも関連しますけども。  そういう点で、私はやっぱりできることなら早く、どうせやらんにゃならんがなら、早目にひとつやってくださいよ。今、例として滑川が予算を組んで積極的にやるという情報も出ておりますように、やっぱり最後は競争で勝たんにゃあかんがです。何を言うておってもだめながです、ね。「サクラサイタ」というような吉報がもらわれるような人ちゃ、やっぱり日ごろからそれなりの努力をしておかないとならんで、ただ寝て待っておってちゃ、桜は咲きません。そういうことを申し上げておきたいと思います。  次に、山菜農園の整備についてですが、これもちょっと全員協議会で出ておりましたけど、40万円の計上。  これは山菜農園という、整備費と書いてありますけども、これ、山菜だから、山菜をこっしゃえて……。  人間ちゃ正直でね。か、全部、前も言いましたように、みんな盗みに入るがですよ。見回りなんかに行くと、全然何もないと。見事にとっていく。どういう計画を持っておられるがか、これはやっぱりその品物……。  昔はやっぱり伊折にもワサビ園がありましたし、折戸にも一部にワラビ園だとかいっぱいありましたけれども、今度、これ、いろんな、私も、情報出ておりますけど、「いや伏黒や、そういうもん、やめとけよ。さ、なも、全然商売にならんって。無駄やざい」、こういう情報も得ておりますし、これについて担当課長、ひとつまた。  本人の考えておる意識、ないがですよ。上市の人は紳士だけども、上市以外の人が来て、寝ずとして3時から4時に来て、みんなとっていきますよ。絶対ありません。  そういうことで、同じ40万使うがだったら、別のところへ使われたらどうですかと私は提案したいんですよ。  担当者、その真剣みはわかるけども、制度がだめだと思うんです。 221 ◯議長(勝戸 謙君) 黒田産業課長。 222 ◯産業課長黒田保廣君) この山菜農園の整備ということなんですが、昨年の11月27日に、ご存じのとおり、白萩東部地区というのはすごく過疎が進んでおりまして、もうほとんど人が住んでいない状況になっております。そこの東部地域の皆さんが、皆さんというか、その出身者の方々ですね、白萩東部地域振興対策協議会ということで総会を開催しまして、剱岳を望む景観、それから山菜の採取、栽培商品の開発などを通して観光客を呼び込むことによりまして、山の魅力を生かした賑わいの創出を図るということでして……。  要するに、人を山に呼んでくるということは、自分たちも山にかかわって生活もできるようにしていく。そういうことを考えて、山菜の加工品の開発ですとか、採取ですとか、管理ですとか、そういうことをしながら、その一つとして山菜農園を開園するということで計画されたものでございまして、町としましても、当然、特産品の振興の一環としまして、この農園を開設するに当たりまして、もう現在かなり荒れた状態になっております。抜根ですとか、開拓、整地工事、こういうものに係る費用の2分の1を補助しようということでございます。  最初から諦めてしまうと、これもう、今なってしもうたもんというのは、次につながりません。やはりそこに人々が管理に入るということで、今言われたような、とっていくという、要するに盗難ですね。そういうものの抑制にもつながっていくということで、安全・安心なまちづくりということも含めてこの事業をやっていけたらということで補助することにいたしました。 223 ◯議長(勝戸 謙君) 伏黒日出松君。 224 ◯10番(伏黒日出松君) 山菜農園って言われっけ、なら。別のがならいいけど、山菜、人口的に植えて育てるというために整備少しと言われるから、それは、残念だけど、みんな盗みに入るから、だめだから。別の園ならいいですよ。やめとけって。同じこの東部の振興会の人もいろいろ私とつき合いありますから言っておきますけど、「これ、やめてくださいね」と言っておるがです。私一人です。過去、見てきておるもん。折戸にあったんも見てきておりますし、そういう点で、もう一遍考えてみてください。  それから、最後になるかなと思うんですが──もう1つ抜けたかな。  消防団の若手獲得について、渡辺総務課長は、何かいい方法を検討してまいりますというような答弁をしておられるようだったんですけど、具体的に何か考えておられるかなと。何か考えておられるような、そういうような答弁書に、私、読み取れたもんだから、もしあれば。  私もいろんな手で探しておるけど、どだけ言うても、区長さんだわ分団長でも、もうどうにもならんですよ。やっぱり悪いけど、役場の職員の皆さんに、地域を守ると。あわせて、少なくとも40歳までと。全国でそういう例が幾つもありますし、あなたの答弁についても、担当課長はどこやったい。あこは非常にいいことだと、奨励しておるというんだから、それを私は上手に利用すべきじゃないかなとこう思うんですが、渡辺課長、もう一遍ひとつ。 225 ◯議長(勝戸 謙君) 渡辺総務課長。 226 ◯総務課長(渡辺隆明君) 新規採用職員の消防団の加入ということでございますが、町職員につきましては、災害の発生時には、町地域防災計画に基づき、職員各自が速やかに初動体制を確立し、災害対策本部としての災害対策活動を展開する必要があることから、職員が消防団としての活動には限度があると考えております。  しかし、ご提案のありました職員の入団につきましては、一般質問でもお答えしましたとおり、団員の確保はもちろん、若い世代の加入により消防団の活性化も図られることと思っております。  したがいまして、新規採用職員には、採用後に消防団への理解と参加を呼びかけ、加入を促してまいりたいと考えております。 227 ◯議長(勝戸 謙君) 伏黒日出松君。 228 ◯10番(伏黒日出松君) なかなかいいような話に聞こえっけど、それでは、私は確保できんがだと思う。だんだん、だんだんと人の物の考え方がドライになってきまして、昔は「人のため、世のため」という教育を我々は受けて成長してきたわけですけど、最近は核家族ですから、そういう人生経験のある人、生活体験がないから、もう自己中心の生活をしていますから、私は難しいと思うんで……。  別の方法があるがなら、私は言いますよ。ただし、これはという、私は今まで見ておったら、ないと思うんですよ。最後の手段のような気もしますけども、そこら辺で、また担当者のほうでよく検討してみてください。  最後に、そこの、役場の西側の用地を何とか確保しておいてもいいんじゃないかなと、将来駐車場なり車庫のあいつとして。見たところ、田んぼとしては3筆ぐらいになっていますけど、実際に公図の上で幾つありますかね。そういうことをして、町の将来の用としてあの土地を準備しておかれてもよいのではなかろうかと、私自身はそういう具合に考えるから、伊東町長、またそういう点、どういう具合に考えるか。 229 ◯議長(勝戸 謙君) 伊東町長。 230 ◯町長(伊東尚志君) 今、庁舎について特別広げにゃならんという理由は、今のところありません。駐車場の問題ですとかいろんなことにつきましても、それ相当の数はあるというふうに思っております。  したがいまして、具体的な事業計画のない用地の取得については、今のところ考えないというのは基本方針でございますから、要するにあそこの土地につきましても、今手を差し伸べてどうということはありません。  かつて中川町長が議会に、特に僕におっしゃったのは、議会におりましたときに、道路沿いにほとんどの用地がほかの形で埋まったと。それで、もう中学校と上市の間というのは大事なところで、何とかひとつ買っておきたいと、こうおっしゃったことがあります。そして、ご案内のとおり、あそこの地面を買われたということでありますが、あのときにやっぱり駐車場とかいろんな用地、そのときはまだ体育館という問題もありましたから、考える余地はありましたですけれども、今回については、それほど重要性がないというふうに考えておりまして、今のところ、そういう計画は持ち合わせません。 231 ◯議長(勝戸 謙君) 伏黒日出松君。 232 ◯10番(伏黒日出松君) わかりました。ありがとうございました。  これで終わります。  ありがとうございました。        ◆◆◆ 閉               議 ◆◆◆ 233 ◯議長(勝戸 謙君) 以上で予算等質疑に係る全員協議会を終了いたします。  議会の日程を申し上げます。  14日及び17日は総務教育常任委員会、17日及び18日は産業厚生常任委員会を開催いたします。  よろしくお願いいたします。  本日はどうもご苦労さんでございました。  ありがとうございました。                               (午後 0時12分) Copyright (C) Kamiichi Town, All Rights Reserved....