射水市議会 > 2022-12-13 >
12月13日-04号

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  1. 射水市議会 2022-12-13
    12月13日-04号


    取得元: 射水市議会公式サイト
    最終取得日: 2023-05-05
    令和 4年 12月 定例会    令和4年12月射水市議会定例会会議録(第4日目)議事日程(第4号)               令和4年12月13日(火)午前10時開議日程第1 一般質問日程第2 議案第71号(提案理由説明、質疑)     議案第71号 令和4年度射水市一般会計補正予算(第6号)日程第3 予算特別委員会の設置並びに議案第55号及び議案第71号の付託日程第4 議案第56号から議案第70号まで(各議案の委員会付託)-----------------------------------本日の会議に付した事件日程第1から日程第4まで議事日程に同じ-----------------------------------議長及び副議長の氏名    議長   山崎晋次    副議長  加治宏規議員の定数   22名議員の現在数  22名出席議員(21名)     1番  石田勝志君      2番  大垣友和君     3番  西元勇司君      4番  西尾 哲君     5番  金 賢志君      6番  杉浦 実君     7番  山本満夫君      8番  寺岡伸清君     9番  呉松福一君     10番  加治宏規君    11番  高畑吉成君     13番  瀧田孝吉君    14番  中川一夫君     15番  中村文隆君    16番  山崎晋次君     17番  不後 昇君    18番  吉野省三君     19番  津田信人君    20番  堀 義治君     21番  奈田安弘君    22番  高橋久和君欠席議員(1名)    12番  根木武良君-----------------------------------説明のため出席した者 市長        夏野元志君   副市長       磯部 賢君 教育長       金谷 真君   代表監査委員    村上欽哉君 企画管理部長    小塚 悟君   財務管理部長    北 辰巳君 市民生活部長    長谷川寛和君  福祉保健部長    小見光子君 産業経済部長    宮本康博君   都市整備部長    吉田 忠君 上下水道部長    夏野吉史君   会計管理者     渡邉昇信君 教育委員会事務局長 久々江 豊君  監査委員事務局長  吉岡 浩君 消防長       竹内秀樹君   財政課長      坂井春良君-----------------------------------職務のため議場に出席した事務局職員 議会事務局長    桜川正俊    次長・議事調査課長 荒谷祥樹 議事調査係長    薬師智之    議事調査係主任   白川正之 △開議 午前10時00分 △開議の宣告 ○議長(山崎晋次君) 本日の出席議員数は、ただいまのところ21名であります。 よって、会議の定足数に達しておりますので、これより会議を開きます。-----------------------------------一般質問 ○議長(山崎晋次君) 本日の日程は、お手元に配付いたしました議事日程表のとおりであります。 日程第1 一般質問を行います。 質問の通告者は2名であります。 質問は、次の順でお願いいたします。 1番、不後 昇君、2番、西元勇司君、以上のとおりであります。 質問や答弁に当たっては、その都度、議長の許可を得ていただくとともに、簡明に行われるようお願いいたします。 質問は、昨日に引き続き、分割質問・分割答弁方式により行います。 それでは、順次質問を許します。----------------------------------- △不後昇君 ○議長(山崎晋次君) 不後 昇君。     〔17番 不後 昇君 登壇〕 ◆17番(不後昇君) 皆さん、おはようございます。 今、聞いてのとおり今日は何か一段とかれておりますけれども、お聞き苦しいかもしれませんけれども、よろしくお願いいたします。 一般質問2日目、最初の質問者であります公明党の不後 昇でございます。 ロシアによるウクライナ侵攻が厳しさを増し、新たな局面を迎えようとしております。深刻な電力不足が続く中、寒さが一段と厳しさを増し、市民の方々は過酷な生活を強いられております。このような状況を見ている世界の皆さんが一日も早い戦争の終結と破壊された都市の復興と平和の実現を祈っているのではないでしょうか。先人の言葉の中に、「なんじ、すべからく一身の安堵を思わば、まず四表の静ひつを祈らん者か」とあります。四表とは東西南北で世界を表し、静ひつとは平穏、平和のことで、あなたは一身の安堵を願うなら、まず周囲の平穏、世界の平和を祈ることが必要ではないかとの意味であり、この言葉を思い起こす日々であります。 それでは、通告書に従い、順次質問いたします。 初めに、内水ハザードマップの作成についてお聞きいたします。 私は3年前の12月議会で、内水ハザードマップの必要性を取り上げました。それは、その年の9月から10月にかけて襲来した台風の影響により各地で発生した内水氾濫を受け、国土交通省は全ての都道府県と市区町村に対し、浸水想定区域を示した内水ハザードマップの作成を進めるよう通知し、洪水ハザードマップと併せ作成の手引を周知するなど支援するとされておりました。内水氾濫による浸水は、河川氾濫による浸水より頻度が高く、発生までの時間が短い。また、河川から離れた場所でも被害が起こる可能性があることから、内水氾濫の浸水想定区域は、洪水ハザードマップ浸水想定区域とは異なるのが一般的であると言われております。 平成27年の水防法改正に伴い、国土交通省及び富山県が管理する河川について、計画規模から、想定し得る最大規模の降雨に条件を拡大した洪水浸水想定区域図を公表いたしました。これを受けて本市におきましても、令和2年3月に洪水ハザードマップの見直しがなされております。富山県におきましては、洪水ハザードマップの作成は全市町村が実施しておりますけれども、内水ハザードマップを作成し、公表しているのは、富山市、高岡市、上市町の3自治体だと聞いております。本年9月議会の予算特別委員会におきまして、高畑議員もこの内水ハザードマップの作成について提案されておりました。 そこで、本市において、これまでの取組と作成方針についてお聞かせください。 ○議長(山崎晋次君) 夏野上下水道部長。 ◎上下水道部長(夏野吉史君) 内水ハザードマップの作成についてお答えをいたします。 内水ハザードマップにつきましては、これまで国の方針として地下空間の利用度が高い都市部をはじめ、床上浸水など甚大な浸水被害が発生した地区において重点的に作成するよう求められてきました。この間、本市では内水ハザードマップに代わるものとして射水市雨水管理総合計画の策定時に調査しました浸水被害箇所をより分かりやすく明示した浸水実績図を作成し、雨水対策の自助、共助に活用できるようホームページで周知を図ってまいりました。 こうした中、近年、全国各地で毎年発生する甚大な浸水被害を踏まえ、国では令和3年5月に水防法を改正し、原則、下水道による浸水対策を実施する全ての自治体に対して、令和7年度までに内水ハザードマップを作成することが求められたところであります。このことから本市におきましても、国から示されたマニュアルに沿って計画的に作成作業を進め、令和7年度までに内水ハザードマップを完成させたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(山崎晋次君) 不後 昇君。     〔17番 不後 昇君 登壇〕 ◆17番(不後昇君) 今お答えいただいていたとおりでありますけれども、この内水ハザードマップの作成におきましては、洪水ハザードマップとは違いまして、国が3分の1の補助をしながら県と共同して、いわゆる洪水浸水想定区域内の作図といいますか、図を作成したわけでありますけれども、この内水については、いまだ国ははっきりとしたそういった補助等の話はまだ出ていない。これはやるということでありますけれども、そういうことでありますので、どうかこのことも県に来年度の新たな市の重点要望事項として取り上げていただければと思いますけれども、いかがでしょうか。 ○議長(山崎晋次君) 夏野上下水道部長。 ◎上下水道部長(夏野吉史君) 今ほどの御提言につきましては、令和5年度の重点要望としても国に要望しているところでございますし、国の交付金の概算要求もしているところでございます。本市といたしましては、採択をしていただけるよう今後とも尽力してまいりたいというふうに思っております。 ○議長(山崎晋次君) 不後 昇君。     〔17番 不後 昇君 登壇〕 ◆17番(不後昇君) 分かりました。どうかよろしくお願いいたします。 次に、休日の部活動の地域移行に対する対応についてお聞きいたします。 この質問については、昨日の西尾議員の質問にもありました。したがって、重複するところもあるかと思いますが、私なりのアプローチで質問をさせていただきます。 中学校の休日の部活動を地域のスポーツクラブなどに委ねる地域移行が2023年度から段階的に始まります。政府は、2025年度までの3年間を改革集中期間位置づけ移行を進め、将来は平日の指導も地域に委ねることを目指すとされております。これは部活動の在り方を大きく転換するものであり、学校や移行先だけでなく、保護者や行政などの関係者が連携しながら丁寧に進める必要があると考えます。 地域移行が求められる背景の一つに、教員の働き方改革があります。教員の長時間労働は深刻化しており、部活動を全廃しても文部科学省が定める残業時間のガイドラインを超えるとのデータがあります。このほか、少子化に伴う部員の減少により、学校ごとの部活運営が困難になりつつあるという現状も地域移行の必要性を高める要因となっております。 部活動には、スポーツや文化活動を通じて子供たちの健やかな成長を促すという役割があります。部活動を維持するため段階的に地域移行するとの政府の方針は理解できますが、一方で解決すべき課題は多い。具体的には、受皿となる適切な民間団体や外部指導者をどのように確保するのか、また、部活中の事故について誰が責任を持つのか、さらに、民間に指導者を依頼する場合の謝礼と負担の在り方などがあり、学校や地域の実情を踏まえて進めることが重要であります。 我が党は先月29日に、円滑な移行に向けて必要な施策を検討するために党内に部活動の地域移行に関する検討プロジェクトチームを設置して検討を始めました。射水市が県に要望している令和5年度重点事業の中にも、生徒の活動機会を確保しつつ学校の働き方改革を円滑に推進するため、部活動の地域移行に対する財政支援等を要望しております。 そこで、本市における現状と取組についてお聞かせください。 ○議長(山崎晋次君) 久々江教育委員会事務局長。 ◎教育委員会事務局長(久々江豊君) 本市の休日の中学校部活動地域移行につきましては、本年9月からバスケットボール、柔道、剣道の3つの競技をモデル競技として取り組んできております。 モデル競技には、合わせまして225名の生徒が参加しており、9月19日以降、現在まで、柔道、剣道については10回程度、バスケットボールにつきましては4回実施しておるところでございます。現在、モデル競技に参加した生徒、その保護者及び競技団体の指導者にアンケート調査を実施し、成果と課題について検証をしており、アンケート結果も含め、今後、本市の学校部活動在り方検討会において協議をし、改善策等を検討していくこととしております。 今後の移行スケジュールにつきましては、来年度、現在のモデル競技である3つの競技について改善を図りながら、4月から本格実施をすることとしております。また、9月以降には新たに3つの競技をモデル競技として実施できるよう競技団体と調整しているところであり、令和8年度には全ての部活動において休日の部活動の地域移行を目指しているところであります。 議員から御指摘がございましたが、地域移行を進める中では、指導者の確保や練習会場の確保、活動中の指導責任など競技団体との調整において解決すべき課題は多くございます。また、地域移行に当たっては、生徒の送迎や活動経費に関する保護者負担、さらには、市においては指導者への謝礼、会場借上げ料など財政負担が生じることから、国や県に対し財政支援について引き続き働きかけてまいりたいと考えております。今後もこれらの課題を整理し、学校や関係団体と丁寧に対話を続け、合意形成を図りながら休日の学校部活動の円滑な地域移行に取り組んでまいります。 以上です。 ○議長(山崎晋次君) 不後 昇君。     〔17番 不後 昇君 登壇〕
    ◆17番(不後昇君) 大変でしょうけれども、どうかよろしく、スムーズな移行に向けて頑張っていただきたいと思います。 次に、踏切道の安全対策についてお聞きいたします。 本市に在住する児童・生徒が通学する道路に、あいの風とやま鉄道線や万葉線が交差する踏切が36か所あると聞いております。この中で、あいの風とやま鉄道線と県道八町大門線とが交差する小島踏切は、多くの児童・生徒が通学することから、通学路における安全対策が必要な踏切として、平成29年1月に踏切道改良促進法の改良すべき踏切道として国の指定を受けております。 これは平成28年に、これまで危険な踏切や渋滞の原因となる踏切について、改良の方法が合意されなくても国が危険踏切に指定する仕組みに改正し、地域の声を取り込みながら当面の対策や踏切周辺対策など幅広い手法も活用して対策を推進するとともに、道路の安全確保や利便性の向上のための道路協力団体制度を創設する踏切道改良促進法等の一部を改正する法律が施行されたのを受けて行ったものであり、我が党の元参議院議員地元自治会の要望を受け、実に12年かけてこの法律の改正につなげたものであります。 このことを受け、私は平成28年9月議会において取り上げ、危険踏切の指定を受けるための国への申請を早急に行うことを要望し、平成29年1月の指定につながったものであります。この小島踏切道安全対策の推進についても、市の令和5年度重点事業として県に要望されております。私も県の高岡土木の担当者に問合せしたところ、小島踏切にはあいの風とやま鉄道、日本貨物鉄道、JR貨物といった鉄道事業者以外にも引込線を利用する民間事業者との調整が必要であり、少し時間がかかるとのことでした。そのことについては地元説明会を開催し、経緯と状況について報告されると聞いております。 そこで、これまでの経緯と取組についてお聞かせください。 ○議長(山崎晋次君) 吉田都市整備部長。 ◎都市整備部長(吉田忠君) 踏切道の安全対策についてお答えいたします。 議員御発言のとおり、平成28年の踏切道改良促進法の改正により、改良が必要と認められる踏切道について、国は改良の方法を定めずに指定することになり、地域の実情に合わせた改良計画が検討されることになりました。 小島踏切は幅員も狭く、歩道も設置されていないことから、朝夕は通行車両と歩行者、自転車で大変混雑しており、大島小学校大門中学校の通学路にもなっていることから、早急な安全対策が必要な踏切となっております。このような現状から、本市としましても県へ改良に向けた重点事業要望をしてきましたが、平成29年に改良が必要と認められる踏切道に法指定されたことによりまして、踏切の拡幅に向け着実に事業進捗が図られてきたところでございます。 県では、あいの風とやま鉄道株式会社日本貨物鉄道株式会社及び引込線を保有する事業者と着手に向けた協議、調整を進め、あわせまして、令和3年度から現地測量や詳細設計を実施しており、踏切本体の工事に先立つ踏切前後の県道拡幅工事に着手する予定と伺っております。本年10月には、関係する自治会へ説明会を開催し、事業計画や工事のスケジュール等について説明したところであり、本市としましては、引き続き事業の促進につきまして県に働きかけてまいります。 以上でございます。 ○議長(山崎晋次君) 不後 昇君。     〔17番 不後 昇君 登壇〕 ◆17番(不後昇君) この問題につきましては、先ほど申し上げましたように、初めて要望を受けてから実にもう15年以上たっているというような懸案でありますので、どうか地元のためにしっかりまた行政はスムーズな整備に向けて取り組んでいただきたい。この問題につきましては、地元の西元議員とも連携しながら、我々もしっかりまたカバーしていきたいと、そういうふうに思っております。 最後に、出産・子育て応援交付金についてお聞きいたします。 今月の2日に確定した第2次補正予算には、妊娠期からの伴走型相談支援と妊娠時に5万円、出産時に5万円、合わせて10万円相当の給付をセットで実施する新規事業、出産・子育て応援交付金が盛り込まれました。この事業については、9日の代表質問終了後の全員協議会で追加議案として説明があったものであります。 現在の日本の課題である少子化を克服するには、ライフステージや子供の年齢に応じた切れ目のない支援の充実を図っていくことが必要であり、誰もが安心して子供を産み育てられる環境を整備するとともに、一貫性や継続性、さらに恒久性や体系性に基づいた支援策の実行が重要であると考えます。 我が党が先月8日に発表した子育て応援トータルプランの中にライフステージや年齢に応じた支援を明記いたしました。妊娠・出産から社会に巣立つまで切れ目のない施策を示しております。具体的には、1、仕事と家庭の両立により生活を犠牲にしない働き方への転換、2、子育て負担が過重にならないための支援、3、子供政策を中心に据えた「こどもまんなか社会」の実現、4、男女間の不平等解消性別役割分担意識の是正、5、若者が将来の展望を描ける環境整備の5点を掲げております。 また、政策としては、1つは、出産育児一時金の増額、2つは、専業主婦家庭も定期的に利用できる保育制度の創設、3つは、児童手当の支給を18歳まで拡大、4つは、子ども医療費無償化を高校3年生まで拡大、5つは、高等教育無償化中間所得層に拡充などを盛り込んでおります。この中の出産育児一時金については、先日10日の岸田首相の記者会見で、来年度から現行の42万円から8万円増額し50万円にすることが発表されております。また、子ども医療費無償化については、射水市は私も要望してきました高校3年生までの拡大がこの10月から実施されていることは御存じのとおりであります。 我が党が作成したこの子育て応援トータルプランに対して、恵泉女学園大学大日向雅美学長さんが、子供の幸せを最優先する社会の構造改革に挑む決意にあふれたプランだと思います、さらに、すばらしいポイントが3点あると言われています。1つ目は、子供に関する政策を政治の中心に据えることを明確にした点です。これは安定財源の確保のみならず、男女共同参画社会の実現、全世代型社会保障の充実にも欠かせない視点です。2つ目は、ライフステージに応じた支援策をきめ細かく示した点です。切れ目のない支援は子育てに安心感をもたらします。3つ目は、全国規模のアンケートや当事者との意見交換など、現場の声を聞き作成された点ですと、このように言われております。また、すばらしい施策も知られなければ意味がありません。例えば、子育て中の親を主人公にストーリー仕立ての小冊子を作って配布するなど、施策に親近感と自分事としての当事者感を持てる工夫を期待していますとの助言もいただいております。このほか、京都大学の柴田准教授、日本大学の末冨教授などからも称賛のお声をいただいております。 今回の出産・子育て応援交付金は、一回限りのばらまき型の対策ではなく、子育て支援の空白期間とされてきたゼロ歳から3歳未満の低年齢期に焦点を当てたものとなっています。このことから、妊娠時から出産、子育てまで一貫した伴走型相談支援として、家庭の希望や事情を踏まえた子育てサポートプランを作成し、継続的な支援につなげていくことが、この事業の主体者である自治体に求められています。また、地方自治体の創意工夫により妊娠・出産時の関連用品の購入費補助や産前産後ケア、一時預かり、家事支援サービス等利用負担軽減を図る経済的支援を一体的に実施することが重要であると考えます。したがって、来年度以降も継続的に実施する方向で進められているものと伺っております。 ちなみに、今回の事業は、我が党が作成した子育て応援トータルプランの一部を先行実施するものであります。兵庫県明石市は、新年度から高校生、いわゆる18歳までにも児童手当を独自に5,000円支給するとの市長の発言があったようであります。所得制限などはなく子供たちに公平に支給する、本来は国がやるべきことだが、明石市は先行して実施する、要はやる気次第なので国もやる気を出していただきたいと、このような発言でありました。 そこで、本事業の概要と射水市の今後の取組方針をお聞かせください。 ○議長(山崎晋次君) 小見福祉保健部長。 ◎福祉保健部長(小見光子君) 出産・子育て応援交付金についてお答えいたします。 国の出産・子育て応援交付金事業は、全ての妊婦、子育て家庭が安心して出産、子育てができる環境を整備するために、妊娠期から出産、子育てまで一貫して身近に相談に応じ、必要な支援につなぐ伴走型の相談支援経済的支援を一体として実施するものでございます。 この国の事業に基づき、本市では、本定例会に補正予算案を上程し、出産・子育て応援給付金を支給する予定としております。具体的には、妊娠届出時に面談を実施後、出産応援給付金として5万円を支給いたします。また、希望者には妊娠8か月時に面談を実施いたします。そして、出生届出後に再度面談を実施後、子育て応援給付金として新生児1人当たり5万円を支給いたします。その後の育児期においても継続的に相談支援や情報発信を行っていくものでございます。なお、本年4月1日から基準日である令和5年1月1日まで出産した方には、出産応援給付金子育て応援給付金を併せて、また、基準日時点で妊娠中の方には出産応援給付金をそれぞれ遡及して支給いたします。 本市としましては、経済的支援である出産・子育て応援交付金を速やかに妊婦や子育て家庭に届けるため面談体制を整備し、2月中の支給開始に向け鋭意取り組んでまいります。 以上でございます。 ○議長(山崎晋次君) 不後 昇君。     〔17番 不後 昇君 登壇〕 ◆17番(不後昇君) 1点だけちょっとお聞きしたいんですけれども、子育てサポートプラン等の作成については何か考えておられますか。 ○議長(山崎晋次君) 小見福祉保健部長。 ◎福祉保健部長(小見光子君) サポートプランにつきましては、それぞれのお子さんの状況に応じた形で特に支援が必要な方につきましては、現在も子育て支援課におきまして母子・父子自立支援員家庭児童相談員などが計画的に対応をしているところでございます。この後、児童福祉法の改正により、こども家庭センターなどの設置も考えていくことになっておりますので、その中で体系的に整備をしてまいりたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(山崎晋次君) 不後 昇君。     〔17番 不後 昇君 登壇〕 ◆17番(不後昇君) よろしくお願いいたします。 射水市は子育てに関する施策のトップランナーとして、県内市町村をこれまでリードしてきた実績があります。今後もトップランナーとして少子化問題を克服し、誰もが安心して子供を産み育てられる環境整備に努めていただくことをお願い申し上げまして私の質問を終わります。-----------------------------------西元勇司君 ○議長(山崎晋次君) 西元勇司君。     〔3番 西元勇司君 登壇〕 ◆3番(西元勇司君) 皆さん、おはようございます。 自民射水の会、西元勇司です。しんがりらしく早速質問に入りますので、よろしくお願いいたします。 初めに、第一イン新湊とクロスベイ新湊の連携についてお伺いします。 1点目に、バリアフリールームの客室設備とユニバーサルデザイン状況について伺います。 来る令和5年3月19日、市民待望の第一イン新湊が複合交流施設クロスベイ新湊に隣接して開業され、2階の渡り廊下で接続して宴会やセミナー、イベント開催の利用による相乗効果が期待されています。 新しいホテルは地上5階建てで客室は83室になり、VIP、要人にも対応可能なスイートルーム1室、ダブルルーム2室、ツインルーム37室、シングルルーム42室、さらに身体障害などのハンディキャップを持つ利用客専用のバリアフリールーム1室も備えていますが、車椅子利用者や児童、老老介護の高齢者でもくつろげて満足しリピートする、人に優しいバリアフリールームをアピールして集客につなげるため、車椅子利用者も使用可能な低いベッド、バリアフリー風呂として簡易な昇降リフトの導入やホテルスタッフに対する救命講習の受講等、バリアフリールームの客室設備とユニバーサルデザイン、安心安全な介助サービスの充実について、株主の本市としても発言するべきと考えますが、今後の取組について当局の見解をお聞かせください。 2点目に、クロスベイ新湊のホールや屋外、屋上スペースでのウエディングやディナーショー等の利用実績、今後の連携イベント取組について伺います。 旧第一イン新湊では、正さん300名、立食450名まで利用可能な天井の高い大宴会場、小宴会場、パーティールーム、神前挙式場、結納や法要の和室等を備えており、自分も平成10年に大宴会場にて結婚式と披露宴を行った大切なホテルであり、地域の飲食業、引き出物店、貸し衣装店、美容院、写真館、ウエディングプランナー等にも少なからず経済効果をもたらしたと思いますけれども、新第一イン新湊では宿泊のみになるので、これからも市民や利用客の皆様に愛され事業が永続できるよう、射水ベイエリアの新たな交流拠点として他のホテルと差別化し、価格競争ではなく付加価値が高くて若者たちが出会う結婚活動の場としても活用すべきと思いますが、クロスベイ新湊のホールや屋外、屋上スペースでのウエディングやディナーショー等の利用実績、今後の連携したイベントの取組について、当局の見解をお聞かせください。 ○議長(山崎晋次君) 小塚企画管理部長。 ◎企画管理部長(小塚悟君) 私からはバリアフリールームの客室設備とユニバーサルデザイン状況について申し上げます。 来年3月に開業が予定されております第一イン新湊につきましては、御紹介いただきましたように全83室の客室のうち1室がバリアフリールームとなっております。御提案の低床ベッドやリフトつきの浴槽といった設備は設けられてはおりませんが、ホテル建設に当たりましては、富山県民福祉条例による高齢者や障害のある方が円滑に利用するための整備基準の適合を受けており、客室のユニットバスは車椅子のまま利用できる広さを確保し、手すりを備え、段差のない仕様となっております。加えまして、隣接のツインルームと行き来ができるコネクティングルームとしての利用も可能となっており、障害をお持ちの方御本人と介助に当たる方が共に安心して利用できる施設となっております。 また、ユニバーサルデザインにつきましては、ホテル内のサイン表示を日本語と英語の併記表示としておるほか、トイレなどの施設表示に絵文字、いわゆるピクトグラムを利用し、視覚的、直感的な情報伝達ができるよう配慮がなされております。また、1階ロビーにはオストメイト対応トイレも設置するなど、国籍や年齢、障害の有無にかかわらず多くの人に御利用いただける施設となっているものと理解しております。 こうした客室などのホテル設備、機能につきましては、集客に与える効果や本市に滞在する宿泊客の利便性などに着目し、設計段階から市も関わり協議に加わってきたところでございます。その結果、ホテルの規模や採算性などを踏まえた経営判断の中で現在の仕様に至ったものと認識をいたしております。議員から御発言いただきました各種客室設備や介助サービスの充実につきましては、今後、ホテルの集客状況などを注視しつつ、運用面での対応が可能な事項や、より集客につながると考えられることなどに関しまして、市といたしましても提案に努めてまいります。 私からは以上です。 ○議長(山崎晋次君) 宮本産業経済部長。 ◎産業経済部長(宮本康博君) 私からは、今後の連携イベント取組についてお答えいたします。 クロスベイ新湊の公共施設部分でございます観光交流センターのコンベンションホール、パーゴラ及び屋上では様々なイベントが開催されていますが、現在までウエディングやディナーショーでの利用実績はございません。 観光交流センターにつきましては、来年度から指定管理者制度を導入することとしており、指定管理者候補者が第一イン新湊の運営事業者となっており、このことから、来年度以降は施設管理者として観光交流センターとホテルを一体的かつ効果的に運営することはもとより、ディナーショーなどホテル事業者ならではのイベントなどを企画、実施していただき、これまで以上ににぎわい創出や交流、地域活性化の拠点として施設を積極的に活用していただくことを期待しているところでございます。 以上でございます。 ○議長(山崎晋次君) 西元勇司君。     〔3番 西元勇司君 登壇〕 ◆3番(西元勇司君) 両施設とも本市が大きく関わっておりますので、今後も利用者の皆様の声を反映して、ぜひ利便性向上に努めていただきたいと思います。 次に、ベイエリア活性化のにぎわい創出と滞在型観光についてお伺いします。 1点目に、ベイエリアにおけるにぎわいづくりの実績、景観を生かしたマリンアクティビティを楽しむ方への本市のPRについて伺います。 今回の第一イン新湊の移転新築によりベイエリアの宿泊施設の不足が解消され、新湊地区が通過型の観光から脱却し、年間を通じて宿泊して滞在型の観光地に転換するチャンスが到来しました。また、本市唯一の海水浴場の海老江海浜公園は、無料の駐車場にシャワー施設やトイレも完備しており、日本最大級の宿、ホテル予約サイトのじゃらんnetに5つ星のうち4.1星の観光スポットとして紹介されています。実際、今年の夏に週末視察したところ、海水浴場西側のプレジャービーチの駐車場には、飛騨、岐阜、尾張小牧、一宮、名古屋等の東海地方のナンバー車が多くにぎわっており、富山ナンバー車は約25%ぐらいの駐車台数でした。 なお、本ホテルのホームページには、「今後、クロスベイ新湊が交流者を迎え入れ、射水ベイエリアの新たな価値を創造し、地域ににぎわいや活力を生み出していきます」のメッセージや、「射水市ベイエリアに位置し、夏はマリンアクティビティ、冬は天然のいけすと言われる富山湾で捕れた新鮮なベニズワイガニや寒ブリが楽しめます」との記載がありますので、西側のビーチではプレジャーボートやヨットによるマリンアクティビティも行えて、子供から若者たちまで楽しめ、男女が出会える滞在型の観光地として、射水市公式フォトアンバサダーのイナガキヤスト氏の写真、ポスター等による積極的な周知活動と、さらに広域から来市し、宿泊して稼げる観光が必要であると思いますが、ベイエリアにおけるにぎわいづくりの実績、景観を生かしたマリンアクティビティを楽しむ方への本市のPR、取組について当局の見解をお聞かせください。 2点目に、ユニバーサルツーリズム推進に対する見解について伺います。 観光庁は、高齢や障害等の有無にかかわらず誰もが気兼ねなく参加し、安心して旅行を楽しむことが可能な環境を整備するため、地方自治体や関係機関、NPO、各団体等と連携して、地域の受入れ体制強化を進める旅行商品の造成、普及の取組、全ての人が楽しめるようつくられた旅行「ユニバーサルツーリズム」の普及・促進事業を実施しており、主な対象者層である高齢者、障害者、乳幼児等の数が国内人口の3分の1に達し、これらの方々を含む家族旅行やグループ旅行、団体旅行等も含めると大きなシェアとなることや、ユニバーサルツーリズムに取り組むことにより、高質なおもてなしができる地域や施設として捉えられ、結果として健常者である一般観光客も増加するため、我が国においては今後より一層の高齢化の進展が見込まれており、ユニバーサルツーリズムに取り組まないことは、観光地や施設において地域間競争の観点からリスクとさえ言えるかもしれませんと報告しています。 9月定例会でも提案した海老江海浜公園の東側のビーチでは、富山県初のユニバーサルビーチ導入を行うべきと思いますが、本市のユニバーサルツーリズム推進に対する当局の見解をお聞かせください。 ○議長(山崎晋次君) 宮本産業経済部長。 ◎産業経済部長(宮本康博君) まずは、ベイエリアにおける賑わいづくりの実績、景観を生かしたマリンアクティビティを楽しむ方への本市のPRについてお答えいたします。 ベイエリアにおける賑わいづくりの実績につきましては、今年度、新湊大橋開通10周年、海王丸パーク開園30周年記念事業としてアニバーサリーウォーク、地域おこし協力隊が中心となって実施した「光の道」プロジェクト、3年ぶりの開催となった富山新港花火大会が行われたほか、音楽イベントなども開催されました。 海老江海浜公園では、富山湾ふれあいビーチフェスティバルや、今年4月にオープンしたオリバースポーツフィールド射水においては、ボールゲームフェスタin射水や、オリスポフェス2022などのスポーツ体験イベントが実施されております。また、内川周辺では、橋や川沿いの道路などの公共空間などに様々なお店が出店する、かわべの開放WEEKを実施し、内川が持つ新たな魅力や可能性が見いだされたところでございます。 さらに、クロスベイ新湊では、定期開催のマルシェイベントをはじめ、万葉線ビアガーデン、のじた盆踊り、いみず「イタリアの食」フェスティバルが行われたほか、今月17日にはイルミネーション点灯式イベントが予定されており、施設を活用した様々な集客イベントが予定されているところでございます。 これらのイベントには市内外から多くの方々が訪れており、ベイエリアのにぎわい創出や地域活性化につながったものと考えております。 次に、マリンアクティビティを楽しむ方への本市のPRにつきましては、海老江海浜公園や新湊マリーナでマリンアクティビティを楽しむ方々に対し本市の食の魅力をPRするなど、滞在型観光へつなげ地域活性化が図られるよう取り組んでまいります。加えて、海老江海浜公園は、世界で最も美しい湾クラブに加盟する富山湾の一部でもあることから、この美しい景観の魅力をより多くの方に知っていただくため、議員御発言の市公式フォトアンバサダーのイナガキヤスト氏やインフルエンサーなどの写真を活用し、SNSへの掲載やポスターの作成など、この景観の美しさを生かした情報発信により観光振興にも努めてまいりたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(山崎晋次君) 西元勇司君。     〔3番 西元勇司君 登壇〕 ◆3番(西元勇司君) ぜひこの景観を生かして、さらに、今は中京圏からの来客が多い状況でありますけれども、また関東圏、関西圏からもぜひお越しになっていただいて、やはり滞在をしっかり絡めていくと、そうすることによってまた今後、本市にいろいろと宿泊施設もありますから、さらに今後の伸び代にもなってくるのかなと思っておりますので、ぜひよろしくお願いしたいと思います。 最後に、射水市中小企業支援事業補助金についてお伺いします。 1点目に、令和2年度、3年度の市内景況調査の結果と……。 ○議長(山崎晋次君) 西元議員、ちょっといいですか。 宮本部長、2番目の答弁されていますか。 ◎産業経済部長(宮本康博君) 大変失礼いたしました。 次に、ユニバーサルツーリズム推進に対する見解についてお答えいたします。 ユニバーサルツーリズムの推進につきましては、現在策定中の第2次射水市観光振興計画の中で、ユニバーサルデザインの視点に立った観光基盤づくりを掲げており、年齢、性別、人種、障害の有無にかかわらず全ての観光客の方が快適に過ごせる環境の整備を目指すこととしております。この方針は、ユニバーサルツーリズムの趣旨と合致するものであることから、市や観光協会、観光関連事業者など観光に関わる様々な主体が観光課題を共有し、連携して取り組んでまいりたいと考えております。 以上でございます。大変失礼しました。 ○議長(山崎晋次君) 西元勇司君。     〔3番 西元勇司君 登壇〕 ◆3番(西元勇司君) 関係機関と連携して、ぜひ前向きの取組を行っていただきたいと思いますし、本市ならではの長所を伸ばしていただきたいなと思います。 最後に、射水市中小企業支援事業補助金についてお伺いします。 1点目に、令和2年度、3年度の市内景況調査の結果と令和4年度の見通しについて伺います。 本年11月29日、加藤勝信厚生労働大臣は閣議後の会見にて、専門家の意見を聞きながら最新のエビデンスに基づき、総合的に早期に議論を進めていきたいと述べており、新型コロナウイルスの感染症法上の位置づけを2類から、季節性インフルエンザと同じ5類に見直しを検討すると表明されました。 いよいよアフターコロナに向けて本市の令和4年度、宮本産業経済部長の政策宣言で、新型コロナウイルス感染症の影響が長期化する中、事業者を取り巻く環境が依然として厳しいことから、市内中小事業者に対する事業継続と雇用維持に向けた支援を行い、地域経済の活性化に努めますと述べておられますので、令和2年度、3年度の市内景況調査の結果と令和4年度の見通しについて当局の見解をお聞かせください。 2点目に、商店街等新規出店支援事業補助金の交付内訳、新規出店事業者の地域別内訳、補助金を交付した事業者の事業継続状況について伺いますので、今後の取組について当局の見解をお聞かせください。 3点目に、新商品・新技術等開発支援事業補助金について伺います。 新商品・新技術等開発支援事業補助金の事業概要に、教育・研究機関等との連携が必要なことや、公募期間が令和4年5月2日から令和4年6月30日の約2か月間と短い上、制約が厳しく不便であり、また、約70%の雇用を維持する中小事業者に対する補助金の限度額20万円は、1年以内出店者100万円、創業者の場合130万円の補助金制度とは不公平感があると思いますが、新商品・新技術等開発支援事業補助金の利用実績、要綱の教育・研究機関等との連携や公募期間、限度額20万円の見直しについて当局の見解をお聞かせください。 4点目に、介護関連分野等に参入する市内事業者支援について伺います。 11月に視察した川崎市経済労働局イノベーション推進部成長産業担当課では、産業と福祉の融合による新たな活力と社会的価値の創造を実現するため、積極的にウエルフェアイノベーションに取り組んでいます。理由は、2065年には2.6人に1人が65歳以上になる超高齢化社会が進展し、介護保険費用も急増して公的保険制度のみでは超高齢化社会を乗り越えることは困難であるため、産業の力を活用して、自立支援の促進、健康寿命の延伸、介護負担の軽減、介護人材の確保・定着に取り組む必要があり、当事者、企業、行政が持つ課題やアイデア、技術を持ち寄り、川崎市がハブとなって地域リハビリテーションに取り組む理学療法士、作業療法士、言語聴覚士等と共創により優れた福祉製品、サービス等を生み出す風土を醸成し、新開発を伴走支援し、優れた福祉製品等を認証して、市民や福祉施設等での認証製品導入促進補助金を整備して普及させています。 高齢化が進展する本市も、需要が急増する介護分野の課題解決と市内中小事業者の雇用維持と事業継続を支援するため、例えばアルミ製品製造事業者でしたら既存の設備や技術を活用したアルミ製の段差解消スロープの製作等、介護関連分野等に参入する市内事業者の新規事業の取組を支援する射水市認証制度の導入や、トライアル事業補助金を創設すべきと考えますが、今後の取組について当局の見解をお聞かせください。 以上で質問を終わります。 ○議長(山崎晋次君) 宮本産業経済部長。 ◎産業経済部長(宮本康博君) それではまず、市内景況調査についてお答えいたします。 毎年、市内500社を対象に実施している企業状況調査によりますと、令和2年度は全ての業種において景況感が悪化しており、令和3年度につきましては建設業、運輸・輸送業及び卸・小売業において景況感が悪化したとの結果でありました。 令和4年度の景況感につきましては、来月実施予定の企業状況調査で把握することとしておりますが、直近の本年11月末に県が公表した富山県の経済情勢報告によりますと、個人消費は緩やかに持ち直しており、雇用情勢についても緩やかな改善の動きが続いていることから、最近の本県の景気は緩やかに持ち直しているとしております。加えて、市内商工団体から聞き取った景況感は、コロナ前までの回復には届いていないとのことでございます。 今後の景況感につきましては、円安や原材料価格の高騰を受けた物価上昇や燃料価格の高騰に加え、来年には電気料金の値上げも予定されるなど、景況感の好転にはまだまだ時間を要するのではないかと推測しているところでございます。 次に、商店街等新規出店支援事業補助金についてお答えいたします。 商店街等新規出店支援事業補助金は、商店街地域において新規出店または事業継承後、店舗改装などの経費を助成することにより新規出店等を促進し、商店街等の活性化及び振興を図ることを目的として創設した補助制度でございます。 平成25年度の制度創設から現在までに14件の新規出店を支援しております。業種の内訳といたしましては、飲食業5件、小売業5件、美容業2件、宿泊業1件、サービス業1件となっております。地域別では、千成商店街2件、西新町商店街1件、東新町商店街1件、内川沿い10件であり、この間、1件の廃業もなく全ての出店者が事業を継続されております。 今後も新規出店を促すため、補助制度の充実及び周知に努めるとともに、創業時の支援に加え、持続的に経営するための講義や先輩創業者や新規創業者間で情報共有を図るサポートセミナーなどを開催するなど、より身近な商工団体と連携を強化し、事業者の事業継続を支援してまいります。 次に、新商品・新技術等開発支援事業補助金についてお答えいたします。 市内中小企業者の経営革新及び創造的な事業活動を支援するため、産学連携で取り組む新商品及び新製品の開発、材料の利用技術の開発及び機械、器具、装置の高度化などに係る費用の一部を支援するこの補助金制度は、制度を創設した令和元年度に1件の利用がございました。それ以降は、コロナ禍の影響等で利用の実績はございません。このことから、少しでも利用しやすくするため、公募期間は柔軟に対応してまいりたいと考えております。 一方、申請要件に産学連携を規定しておりますが、これは市内中小企業者と高等教育機関や研究機関などとが、お互いの豊富な知見を融合することで効果的かつ斬新なアイデアによる新商品の開発などを促進するためであり、産学連携の要件は大変重要であると捉えております。また、補助限度額20万円の引上げにつきましては、引き続き制度の周知による利用件数の増加に努めまして、多くの事案を検証した上で適正な補助額について検討したいと考えております。 続きまして、介護関連分野等に参入する市内事業者支援についてお答えいたします。 議員御発言のとおり、神奈川県川崎市のウエルフェアイノベーションの取組は、高齢化が急速に進行する中、産業と福祉との融合により地域産業の安定化と福祉環境の充実を図る施策として大変参考になる取組であると考えます。 この取組にある川崎市独自の福祉製品認証基準かわさき基準(KIS)を満たす福祉製品の開発や製造を促す認証制度を本市においても導入してはどうかとの御提案でございますが、政令指定都市と地方都市という人口規模や都市構造、さらには産業構造や介護環境など、まちの特性が全く違う本市におきまして、同様の取組をそのまま行うには、整理すべき課題が多いものと捉えております。まずは、急速な高齢化の中で本市のあるべき将来の産業振興や介護環境の姿をしっかり捉え、それぞれの分野において本市に見合う、本市ならではの施策を検討し、その際には川崎市の取組を参考とさせていただきたいと考えております。 次に、市内中小企業者が既存の設備などを利用した新たな商品開発、特に福祉分野における事業拡大に対するトライアル補助金制度創設の御提案につきましては、まずは、新分野の展開や業態展開を支援する国の事業再構築補助金制度の周知に努めながら、本市で設けている既存の補助事業の周知及び活用を促進してまいりたいと考えております。その上で、市単独制度の創設につきましては、その必要性について福祉部局とも情報共有を図りながら、他市の事例や商工団体からの意見の把握に努めてまいりたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(山崎晋次君) 以上で一般質問を終結いたします。----------------------------------- △市長の追加提案理由の説明(議案第71号) ○議長(山崎晋次君) 次に、日程第2 本日提案された議案第71号 令和4年度射水市一般会計補正予算(第6号)を議題として、市長から提案理由の説明を求めます。 夏野市長。     〔市長 夏野元志君 登壇〕 ◎市長(夏野元志君) 本日、追加提案いたしました議案1件について御説明を申し上げます。 議案第71号 令和4年度射水市一般会計補正予算(第6号)につきましては、歳入歳出にそれぞれ8,500万円を追加し、予算総額を419億6,373万9,000円とするものであります。 国におきましては、今月2日に成立した令和4年度第2次補正予算において、妊娠時から出産・子育てまで一貫した伴走型相談支援の充実を図るとともに、出産育児関連用品の購入や子育て支援サービスの利用負担軽減を図る経済的支援を一体として実施する出産・子育て応援交付金が創設されたところであります。この交付金を活用し、全ての妊産婦、子育て家庭が安心して出産、子育てができるよう速やかに経済的支援を実施するため、今回所要の経費について追加の補正を行うものであります。 以上が本日提案いたしました案件の概要であります。何とぞ慎重審議の上、議決賜りますようよろしくお願い申し上げます。 ○議長(山崎晋次君) 以上で、市長の提案理由の説明が終わりました。----------------------------------- △質疑 ○議長(山崎晋次君) これより、議案に対する質疑に入ります。質疑ありませんか。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(山崎晋次君) 質疑なしと認めます。 よって、これにて質疑を終結いたします。-----------------------------------予算特別委員会の設置並びに議案第55号及び議案第71号の付託 ○議長(山崎晋次君) 次に、日程第3 予算特別委員会の設置及び議案の付託についてを議題といたします。 お諮りいたします。 議案第55号 令和4年度射水市一般会計補正予算(第5号)及び議案第71号 令和4年度射水市一般会計補正予算(第6号)については、先例により、議長を除く議員全員で構成する予算特別委員会を設置し、これに付託いたしたいと思います。これに御意義ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(山崎晋次君) 御異議なしと認めます。 よって、予算特別委員会を設置し、議案第55号及び議案第71号を付託することに決しました。 ここで、予算特別委員会の正副委員長互選のため、暫時休憩いたします。 △休憩 午前11時07分 △再開 午前11時18分 ○議長(山崎晋次君) ただいまの出席議員数は会議の定足数に達しております。 休憩前に引き続き会議を開きます。-----------------------------------予算特別委員会の正副委員長の互選結果報告 ○議長(山崎晋次君) 予算特別委員会が開かれ、正副委員長の互選が行われましたので、報告いたします。 予算特別委員会委員長、堀 義治君、同副委員長、津田信人君が就任されました。----------------------------------- △各議案の委員会付託(議案第56号から議案第70号まで) ○議長(山崎晋次君) 次に、日程第4 各議案の委員会付託を行います。 議案第56号から議案第70号までについては、お手元に配付いたしました議案付託表のとおり、それぞれ所管の常任委員会に付託いたします。----------------------------------- △散会の宣告 ○議長(山崎晋次君) 以上で、本日の議事日程は終了いたしました。 なお、この後、午前11時35分から予算特別委員会、14日は総務文教常任委員会、15日は民生病院常任委員会、16日は産業建設常任委員会、19日は港湾振興特別委員会及び議会改革特別委員会が開かれます。 ここで、お諮りいたします。 20日は議案調査日として休会にいたしたいと思います。これに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(山崎晋次君) 御異議なしと認めます。 よって、20日は休会とすることに決しました。 21日及び22日は予算特別委員会が開かれます。 ここで、お諮りいたします。 予算特別委員会の審議が21日で終了した場合は、22日を議案調査日として休会にいたしたいと思います。これに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(山崎晋次君) 御異議なしと認めます。 よって、予算特別委員会の審議が21日で終了した場合は、22日を休会とすることに決しました。 次の本会議は23日に開きます。 本日はこれをもって散会いたします。 御苦労さまでした。 △散会 午前11時21分...