黒部市議会 2016-06-22
平成28年第3回定例会(第4号 6月22日)
「議案第60号 黒部市
温泉活用施設整備基金条例の廃止について」は、原案を可とすることに決定。
以上、審査の結果をご報告申し上げましたが、よろしくご審議くださいまして、適切なご決定を願う次第であります。
〔
産業建設委員長 中村裕一君自席に着席〕
○議長(
木島信秋君) ただいまの
委員長報告に対する質疑を行います。
質疑は、ありませんか。
〔「質疑なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
木島信秋君) 質疑なしと認めます。
これをもって、質疑を終結いたします。
これより、討論を行います。
討論の通告がありますので、発言を許可します。
9番、
谷口弘義君。
〔9番
谷口弘義君登壇〕
○9番(
谷口弘義君) 「議案第59号 黒部市
家庭的保育事業等の設備及び運営に関する基準を定める条例の一部改正について」反対の立場からの討論を行います。
この条例の一部改正については、黒部市における
対象施設はないと記載されています。しかし、今はなくてもこれから
小規模保育事業所A型といわれる事業所ができないとは言えません。
保育所型事業所内保育事業所も同じです。
A型の
小規模事業所は、定員6〜19名以下。年齢は0歳児〜2歳児を対象としています。職員は、0歳児は3人に1人の職員配置です。1〜2歳児は6人に1人の職員配置です。保育人数に、この配置基準を当てはめ、1人の
加算保育士を配置するようになっています。今まで、保育士の加算が必要だったから行っていたのであり、その加算している保育士を、条例改正で保育士でなくても可能とすることは、保育の質の低下につながる恐れがあります。
国が基準を変えることになったのは、
保育所不足、
保育士不足により、「保育所に入れない、仕事ができなくなる」、「保育所に入れないのは私だ」といったことが、大きな問題となり、国会で取り上げられたことが発端であり、これまで政府が問題として解決にあたらなかったことが、原因だと思っています。
今回の一部改正の条例は、1人の
加算保育士の配置を、保育士でなくても市長が認めれば、可能とする条例案です。先ほども述べましたが、いま、黒部市に
対象施設がありませんが、今後どうなるかわかりません。保育の質の低下につながる恐れのある条例の一部改正には反対です。
〔9番
谷口弘義君自席に着席〕
○議長(
木島信秋君) 次に、2番、
成川正幸君。
〔2番
成川正幸君登壇〕
○2番(
成川正幸君) 私は、会派「新政会」を代表して、今定例会に提案されている「議案第53号 平成28年度黒部市
一般会計補正予算(第1号))から「議案第60号 黒部市
温泉活用施設整備基金条例の廃止について」までの8件について、賛成の立場で討論いたします。
北陸新幹線が開業し、人の流れが大きく変わったと言われた昨年から、その流れと地域経済への波及効果を上げるための真価が問われる開業2年目。「第33回
カーター記念黒部名水マラソン」も成功裏に終了し、
宇奈月温泉総
湯オープン、
吉田科学館プラネタリウムリニューアルと黒部市の新名所も出来、今後が期待できるところであります。
そして今、6月定例会においては、
地方創生推進交付金事業として黒部の水に関する新しい切り口での事業「水資源を活用した未病対策と
健康づくり」が示されたのであります。
「名水の里くろべ」として市民憲章にも、「わたしたちは、水と緑をいつくしみ、うるおいのあるまちをつくります」とあります。しかしながらその名水の里の取り組みが「なおざり」になっているのではないかとの思いの中で大いに期待するところであります。
地方創生交付金事業関連に関しては、平成26年度の
先行型交付金や
加速化交付金、そして今回の
地方創生推進交付金を合わせて、議会としても市の関わりと責任を持った対応が必要であり、進捗と併せてチェックしていく必要があると思うのであります。
また、平成28年度黒部市
一般会計補正予算の教育費では、4月17日に発生した
暴風被害対応が計上されています。危険性のチェックにより早めの対応も必要であり、今後も起こらないとも言えない自然災害に対する備えも必要だと考えます。
民生費では、子どもの
貧困支援体制を整えるための
計画策定事業費が計上され、黒部市の未来を担う
子どもたちへの取り組みに期待するところであります。
議案54号においては、
国民健康保険事業として、平成30年県域化に向けての事務準備が進められる予算が計上されました。
議案55号においては、
地域開発事業として、新
石田企業団地の
造成事業が計上され、今後の雇用創出や経済発展が期待されるところであります。
議案第59号 黒部市
家庭的保育事業等の設備及び運営に関する基準を定める条例の一部改正についてでは、市内では対象となる施設は無いものの、
少子化時代の
保育ニーズ多様化に対応したものであると考えます。
今年4月に
議会基本条例が制定されました。その流れの中で5月25日に黒部庁舎で
議会報告会が開催され、80名の市民に参加していただいたところであります。
参加された方のアンケート結果からは、「もう少し具体的に説明してほしい。」「もっと開かれた議会を求める」「今後も続けて欲しい」といった叱咤激励をいただき、市民に見える、分かりやすい議会にまい進することを誓ったのであります。
また、4月から施行された
議会基本条例により議決事件の拡大で「くろべ
市民交流センター基本構想」、「黒部市
観光振興計画」を審議の対象とする事が示されました。今後、ますます議会の責任が重くなり、
議員一人ひとり、今まで以上の調査研究と緊張感を持って取り組んで行かなければいけないと思うのであります。
以上、本定例会に提案されました8件の議案が黒部市発展のための必要案件であるという思いから賛成討論といたします。
〔2番
成川正幸君自席に着席〕
○議長(
木島信秋君) 他に、討論はありませんか。
〔「討論なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
木島信秋君) 討論なしと認めます。
これをもって、討論を終結いたします。
これより、採決を行います。
議題のうち、まず、「議案第57号
黒部市議会議員及び
黒部市長の選挙における選挙運動の
公費負担に関する条例及び
黒部市長の選挙におけるビラの作成の
公費負担に関する条例の一部改正について」及び「議案第58号 黒部市
手数料条例の一部改正について」以上、2件を一括して採決いたします。
本2件に対する各委員長の報告は、原案を可とするものであります。
委員長の報告のとおり決することにご異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
木島信秋君) ご異議なしと認めます。
よって、「議案第57号」及び「議案第58号」以上2件は、原案のとおり可決されました。
次に、「議案第59号 黒部市
家庭的保育事業等の設備及び運営に関する基準を定める条例の一部改正について」を起立により採決いたします。
本件に対する委員長の報告は、原案を可とするものであります。
委員長の報告のとおり、決することに賛成の諸君の起立を求めます。
〔
賛成者起立〕
○議長(
木島信秋君) 起立多数であります。
よって、「議案第59号」は、原案のとおり可決されました。
次に、「議案第60号 黒部市
温泉活用施設整備基金条例の廃止について」を採決いたします。
本件に対する委員長の報告は、原案を可とするものであります。
各委員長の報告のとおり、決することにご異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
木島信秋君) ご異議なしと認めます。
よって「議案第60号」は原案のとおり可決されました。
次に、「議案第53号 平成28年度黒部市
一般会計補正予算(第1号)」、「議案第54号 平成28年度黒部市
国民健康保険事業特別会計補正予算(第1号)」、「議案第55号 平成28年度黒部市
地域開発事業特別会計補正予算(第1号)」及び「議案第56号 平成28年度黒部市
牧場事業特別会計補正予算(第1号)」以上、4件を一括して採決いたします。本4件に対する各委員長の報告は、原案を可とするものであります。
委員長の報告のとおり決することにご異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
木島信秋君) ご異議なしと認めます。
よって、「議案第53号から議案第56号まで」以上4件は、原案のとおり可決されました。
――
――――――――――――――――――〇―――――――――――――――――――
○議長(
木島信秋君) 日程第2、「陳情第3号」を議題といたします。
本件を付託した委員会の審査の結果について、委員長から報告を求めます。
生活環境委員長、
川本敏和君。
〔
生活環境委員長 川本敏和君登壇〕
○
生活環境委員長(
川本敏和君) 本委員会に付託されております「陳情第3号」について、慎重に審査を行いましたのでその結果をご報告申し上げます。
「陳情第3号 若者も高齢者も安心できる年金制度の実現を求める
意見書採択の陳情」については、不採択とすべきものと決定。
なお審査の過程において、さらに慎重な審査の必要性があることから、
継続審査とすべきとの意見があったことを申し添えます。
以上、審査の結果をご報告申し上げましたが、よろしくご審議下さいまして、適切なご決定を願う次第であります。
〔
生活環境委員長 川本敏和君自席に着席〕
○議長(
木島信秋君) ただいまの
委員長報告に対する質疑を行います。
質疑は、ありませんか。
〔「質疑なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
木島信秋君) 質疑なしと認めます。
これをもって、質疑を終結いたします。
これより、討論を行います。
討論はありませんか。
〔「討論なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
木島信秋君) 討論なしと認めます。
これをもって、討論を終結いたします。
これより採決を行います。
「陳情第3号 若者も高齢者も安心できる年金制度の実現を求める
意見書採択の陳情」を起立により採決いたします。
本件に対する委員長の報告は、「不採択」でありますが、「陳情第3号」を「採択」とすることに賛成の諸君の起立を求めます。
〔
賛成者起立〕
○議長(
木島信秋君) 起立少数であります。
よって「陳情第3号」は、不採択(採択)とすることに決しました。
――
――――――――――――――――――〇―――――――――――――――――――
○議長(
木島信秋君) 日程第3、「各
常任委員会の
議会閉会中の
継続審査について」を、議題といたします。
各委員長から、会議規則第111条の規定により、お手元に配付いたしました申出一覧表のとおり、所管事務の審査について、
議会閉会中の
継続審査の申し出があります。
お諮りいたします。
各委員長からの申し出のとおり、
議会閉契沖の
継続審査に付することにご異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
木島信秋君) ご異議なしと認めます。
よって、各委員長からの申し出のとおり、
議会閉会中の
継続審査に付することに決しました。
――
――――――――――――――――――〇―――――――――――――――――――
○議長(
木島信秋君) 日程第4、「
総合交通対策について」及び「公共施設及び
跡地等対策について」以上、2件を一括議題といたします。
本2件を付託した各
特別委員会の審査の結果について、各委員長から報告を求めます。
まず、
総合交通対策特別委員長の報告を求めます。
総合交通対策特別委員長 伊東 景治 君。
〔
総合交通対策特別委員長 伊東景治君登壇〕
○
総合交通対策特別委員長(伊東景治君) 本
特別委員会に付託されております「
総合交通対策について」ご報告申し上げます。
6月17日、本
特別委員会を開催し、市長から三月定例会以降の経過について報告を受けたのであります。
その概要を申し上げますと、4月20日、
黒部峡谷鉄道宇奈月駅前にてEMU三台の命名式が行われ、それぞれの愛称が「うなづき」、「やまびこ」、「きょうこく」に決定したこと。
4月25日、
新幹線開業くろべ
市民会議総会が開催され、
北陸新幹線開業1周年イベントとして約8千人を集め、3月12日に開催された「
サクラ咲ク・フェスタ2016」の
事業報告がされ、今回の総会をもって市民会議としての活動を終えられたこと。
4月26日、第17回目の黒部市
公共交通戦略推進協議会が開催され、
地方創生交付金を活用した
交通まちづくり創生事業の
事業計画や
富山地鉄宇奈月温泉駅
バリアフリー化調査事業等について、協議・報告がされたこと。
5月1日、
北陸新幹線黒部宇奈月温泉駅乗降者数調査を実施したところ、利用者数は3,407名となり、今後も引き続き、昨年同時期での調査を実施する予定であること。
5月18日、富山県
北陸新幹線対策連絡協議会・
北陸新幹線建設促進富山県民協議会の
合同決起大会が開催され、大阪までのフル規格による整備方針及びルートの
早期明確化や、金沢―敦賀間の平成34年度末までの確実な開業実現など6項目が決議されたこと。
5月20日、JR西日本から、7月から9月までの
北陸新幹線夏の臨時列車の運行について発表され、今回の臨時列車の運行では、
北陸新幹線開業後初の「はくたか」臨時便が運行されることとなり、
黒部宇奈月温泉駅には、主に土日を中心に延べ24本停車することとなったこと。
6月6日、
黒部宇奈月温泉駅と
YKKセンターパーク、魚の駅「生地」を結ぶ
新幹線生地線の運行が開始され、一乗車200円で平日21便、休日10便が運行されていること等の報告を受けたのであります。
次に、当局から
富山地鉄宇奈月温泉駅バリアフリー化調査事業について説明を受けたのであります。その後、当局を交えて、今後の事業促進の方向等について、意見交換したのであります。
その中で、二次交通となっているコミュニティバスの利用促進、
黒部宇奈月温泉駅周辺駐車場の増加傾向にある利用者のピーク時への対応、また、富山地鉄荻生駅の駅舎及び周辺の環境整備や
富山地鉄宇奈月温泉駅のバリアフリー化については、国・県・鉄道事業者との早急な協議がそれぞれ必要との意見があったことを申し添えます。
その結果、本市における
総合交通対策について、引き続き調査・研究する必要があることから、今後とも付託事件の審査が終了するまで、
継続審査すべきものと決定した次第であります。
〔
総合交通対策特別委員長 伊東景治君自席に着席〕
○議長(
木島信秋君) 次に、公共施設等あり方検討特別委員長の報告を求めます。
公共施設等あり方検討特別委員長 村井 洋子 君。
〔公共施設等あり方検討特別委員長 村井洋子君登壇〕
○公共施設等あり方検討特別委員長(村井洋子君) 本
特別委員会に付託され、
継続審査に付されております「公共施設及び
跡地等対策について」慎重に審査を行いましたので、その結果について、ご報告申し上げます。
まず、6月20日、本
特別委員会を開催し、市長から3月以降の経過について報告を受けたのであります。
その概要を申しますと、昨年12月から地元振興会等で進めていた若栗地内の未利用農地の売却手続きについて、5月11日に所有権移転登記の手続きが完了されたこと。
3月に公募していた前沢小学校旧布施山分校跡地について、売買契約が完了し、所有権移転登記に向けた手続きが行われていること。
5月17日、国の要請により、複式簿記を用いた「統一的な財務書類の作成」のために必要な固定資産台帳の整備に係る委託業務の契約が締結されたこと。
5月27日、施設の再編や長寿命化を進めていく上での、優先度の判定などに必要な基礎資料となる、劣化度調査委託業務の契約が締結されたこと。
5月31日から6月2日まで公共施設の再編に関する基本計画の個別計画作成に向けて、各施設担当課との協議が行われたこと。今後は、固定資産台帳の整備にあたり、全庁的な資産の把握をするため、職員の説明会が開催されること。
各施設の長寿命化対策について、総合的に把握するため、7月以降、公共施設の劣化度調査が行われること等の報告を受けたのであります。
次に当局から、固定資産台帳整備について説明を受けたのであります。
その中で、固定資産台帳の目的や必要性など、市民にわかりやすく説明する事が必要との意見があったことを申し添えます。
その後、当局を交えて、「今後の公共施設のあり方等について」意見交換を行ったのであります。
その結果、本市における公共施設及び
跡地等対策について引き続き調査・研究する必要があることから、今後とも付託事件の審査が終了するまで
継続審査すべきものと決定した次第であります。
〔公共施設等あり方検討特別委員長 村井洋子君自席に着席〕
○議長(
木島信秋君) ただいまの、各
委員長報告に対する質疑を行います。
質疑はありませんか。
〔「質疑なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
木島信秋君) 質疑なしと認めます。
これをもって、質疑を終結いたします。
お諮りいたします。
本2件に対する各委員長の報告は、いずれも付託事件の審査が終了するまでの
継続審査であります。
各委員長の報告のとおり、
継続審査に付することにご異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
木島信秋君) ご異議なしと認めます。
よって、本2件は、付託事件の審査が終了するまでの
継続審査に付することに決しました。
――
――――――――――――――――――〇―――――――――――――――――――
○議長(
木島信秋君) 日程第5、「議会運営に関する調査について」を議題といたします。
本件を付託した議会運営委員会の調査の結果について、委員長から報告を求めます。
議会運営委員長、川上浩君。
〔議会運営委員長 川上 浩君登壇〕
○議会運営委員長(川上 浩君) 本委員会に付託され、
議会閉会中の
継続審査に付されております議会運営に関する調査について、その結果をご報告申し上げます。
本委員会は、4月21日に開催し、6月定例会の会期及び会議日程について協議したのであります。
次に、5月27日に開催し、6月定例会の市長提出議案8件及び報告8件の説明を受け、その付託委員会について協議した後、陳情1件取り扱い及び、本年、4月施行となった
議会基本条例第8条に規定する議決事件の拡大について協議したのであります。
次に、6月10日に開催し、議決事件の拡大について再度協議を行い、平成28年度においては、「(仮称)くろべ市民交流センター建設基本構想」及び「黒部市
観光振興計画」を議決対象とすることを確認したのであります。
また、本日、本会議前に開催し、6月15日、本会議中発生したテレビ中継の音声不具合について協議をいたしました。
以上の審査事項を含め、本委員会では議会運営の効率化等について、引き続き調査する必要があると認め、
議会閉会中も継続して審査すべきと決定した次第であります。
〔議会運営委員長 川上 浩君自席に着席〕
○議長(
木島信秋君) ただいまの
委員長報告に対する質疑を行います。
質疑はありませんか。
〔「質疑なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
木島信秋君) 質疑なしと認めます。
これをもって、質疑を終結いたします。
お諮りいたします。
本件に対する委員長の報告は、「
議会閉会中の
継続審査」であります。
委員長の報告のとおり、
継続審査に付することにご異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
木島信秋君) ご異議なしと認めます。
よって、本件は、「
議会閉会中の
継続審査」に付することに決しました。
以上で、本日の日程はすべて終了し、本定例会に付議されました議案は、すべて議了いたしました。
市長からご挨拶がございます。
市長、堀内康男君。
〔市長 堀内康男君登壇〕
○市長(堀内康男君) 黒部川に若鮎が跳ね、紫陽花の鮮やかな紫が目を楽しませてくれる季節となりました。梅雨晴れの庁舎から見える僧ヶ岳の残雪も、例年より随分少ないようであります。
それでは、市議会6月定例会の閉会にあたり、一言ご挨拶を申し上げます。
議員各位には、今月6日から本日まで17日間にわたり開会されました今定例会におきまして、本会議、委員会等を通じ、提出議案や重要諸課題への真摯なご議論を賜りましたことに、心から敬意を表する次第であります。
また、補正予算、条例その他の案件につきまして、慎重かつ熱心なご審議のもと、滞りなく議了、承認いただきましたことに対しまして、深く感謝申し上げます。審議の中で賜りましたご意見、ご要望等につきましては、十分に調査、検討を加え、適切に対処してまいります。
特に今定例会では、先の熊本地震を受けて、本市の防災対策に関するご質問やご意見を数多くいただきました。地震大国日本にあって、これまで地震が少ないといわれていた九州で、突然このように大地震が頻発したように、本県でも大地震はいつか必ず起こるという想定で、その被害を最小限に抑えられるよう日頃からの防災・減災施策を進めていく必要があるものと考えております。今年は、熱帯海域での海水温が低いため未だ台風の発生がない等、世界規模で異常な気象状況が続いておりますが、過去において本市は幾度となく7月上旬頃に洪水や土砂災害に見舞われており、これからの本格的な梅雨時期に向け、引き続き警戒を強めていく所存であります。万一の災害に備え、市民の皆様におかれましても、市や各地区の防災訓練等に積極的にご参加いただき、またご家庭においても、家具や備品の固定や防災備蓄品の準備、災害発生時の行動について話し合われる等、これまで以上に防災・減災に努めていただければと思います。
さて、昨日、東洋経済新報社による「住みよさランキング」が公表されました。これは、全国全ての市と特別区について、統計結果から「安心度」、「利便度」、「快適度」、「富裕度」、「住居水準充実度」に関連する15の指標の偏差値を単純平均して算出されたものであり、本市の順位は、813自治体中第23位、県内では第5位でありました。昨年より順位を若干落としたものの高い評価をいただいたものと考えております。また、全国の上位50市に県内から全国最多の9市が選ばれており、改めて本県の住みよさが際立つ結果となっております。本市といたしましても、こうした高い評価をいただくことは、「選ばれる都市」への飛躍を目指す上で励みとなるものであります。また、移住、定住の促進や企業誘致を進めていく上でも、アピールポイントの一つとして活用していきたいと考えております。
本日、参議院議員通常選挙が公示されました。先週19日に施行された選挙権年齢の満18歳への引き下げ後、最初の選挙であり、本市においても満18歳と満19歳合わせて811名が新たに有権者となります。未来を担う若い皆さんをはじめ、有権者の一人ひとりが、18日間の選挙期間中、候補者や政党の訴えに耳を傾けられ、日本の進路を決める大切な一票をしっかりと投じられますことを切に願っております。
終わりになりますが、昨日夏至を迎え、明後日からは、じんじんまつりも始まり、いよいよ夏本番を迎えようとしております。梅雨入り後、連日高温多湿の気候が続いておりますが、議員各位並びに市民の皆様におかれましては、体調に十分ご留意のうえ、ますますご活躍くださいますようご祈念申し上げまして、閉会のご挨拶とさせていただきます。ありがとうございました。
〔市長 堀内康男君自席に着席〕
○議長(
木島信秋君) これをもって、平成28年第3回
黒部市議会6月定例会を閉会いたします。
閉 会 午前10時44分
上記会議の次第等を記録し、その正確なることを証するために、次に署名する。
黒部市議会議長 木 島 信 秋
黒部市議会副議長 小 柳 勇 人
署名議員 高 野 早 苗
署名議員 川 本 敏 和...