滑川市議会 2017-09-12
平成29年 9月定例会(第3号 9月12日)
平成29年 9月定例会(第3号 9月12日)
平成29年9月
滑川市議会定例会会議録 第3号
平成29年9月12日(火曜日)
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議 事 日 程 第 3 号
平成29年9月12日(火)午前10時開議
第 1 市政一般に対する質問並びに提出諸案件に対する質疑
第 2
決算特別委員会の正副委員長の選任について
第 3 議案の委員会付託
第 4 陳情の委員会付託
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本日の会議に付した事件
日程第1 市政一般に対する質問並びに提出諸案件に対する質疑
日程第2
決算特別委員会の正副委員長の選任について
日程第3 議案の委員会付託
日程第4 陳情の委員会付託
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出席議員(15名)
1番 青 山 幸 生 君 2番 角 川 真 人 君
3番 竹 原 正 人 君 4番 尾 崎 照 雄 君
5番 谷 川 伸 治 君 6番 水 野 達 夫 君
7番 高 木 悦 子 君 8番 原 明 君
9番 岩 城 晶 巳 君 10番 中 島 勲 君
11番 古 沢 利 之 君 12番 浦 田 竹 昭 君
13番 開 田 晃 江 君 14番 中 川 勲 君
15番 高 橋 久 光 君
欠席議員(なし)
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説明のため出席した者の職・氏名
市長 上 田 昌 孝 君
副市長 石 川 忠 志 君
総務部長 杉 田 隆 之 君
企画政策課長 岡 野 博 司 君
総務部参事総務課長事務取扱 下 野 宏 一 君
総務部参事(消防署長) 元 起 修 君
総務部次長財政課長事務取扱 石 坂 稔 君
総務部参事営繕課長事務取扱 成 瀬 久 之 君
税務課長 伊 井 義 紀 君
産業民生部長商工水産課長事務取扱 碓 井 善 仁 君
産業民生部参事市民課長事務取扱 藤 田 博 明 君
市民健康センター所長 結 城 幹 子 君
生活環境課長 黒 川 茂 樹 君
産業民生部参事福祉介護課長事務取扱 澤 口 幸 二 君
商工水産課主幹 長 崎 一 敬 君
産業民生部参事観光課長事務取扱 網 谷 卓 朗 君
産業民生部参事農林課長事務取扱 藤 名 晴 人 君
海洋資源振興課長 石 川 久 勝 君
建設部長 長 井 孝 芳 君
建設部参事まちづくり課長事務取扱 児 島 正 君
公園緑地課長 川 岸 弘 明 君
建設課長 岩 城 義 隆 君
上下水道課長 長 瀬 斉 君
会計管理者会計課長事務取扱 岡 本 修 治 君
監査委員事務局長 妻 木 朋 子 君
教育委員長 吉 田 達 郎 君
教育長 伊 東 眞 君
教育委員会事務局長 膳 亀 進 君
学務課長 石 倉 裕 子 君
生涯学習課長 地 崎 紀 子 君
スポーツ課長 落 合 真理子 君
子ども課長 石 川 美 香 君
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職務のため議場に出席した事務局職員の職・氏名
事務局長 菅 沼 久 乃
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◎午前10時00分開議
○議長(中島 勲君) ただいまから本日の会議を開きます。
本日の会議日程は、お手元に配付してあるとおりであります。
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◎市政一般に対する質問並びに提出諸案件に対する質疑
○議長(中島 勲君) 日程第1、市政一般に対する質問並びに提出諸案件に対する質疑を行います。
通告がありますので、順次発言を許します。
3番竹原正人君。
○3番(竹原正人君) おはようございます。
きょうは2日目の
トップバッターということで、元気よくはつらつと質問させていただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。
それでは、通告に従いまして質問をさせていただきます。
先月の8月17日から23日の7日間の行程で、本市の姉妹都市であるアメリカ・イリノイ州シャンバーグ市との海外派遣事業が行われました。
この事業については、平成9年の7月に姉妹都市提携を行い、過去、市民の翼や青少年交流としての少年の翼事業を行い交流事業を行ってきたわけでありますけども、ここ数年は市内の中学生を派遣しての交流事業が滞っていたという現実がございました。
本年は姉妹都市締結20周年という記念すべき年であることから、そういった意味も含めて、市内の中学生団員20名と一般団員12名、引率者6名で表敬訪問を果たすことができ、
シャンバーグ市との交流を深めてきたところでもあります。
私も一般団員の一人として参加をさせていただきました。それがゆえに、今後この
姉妹都市交流の行く末が気になって仕方がありません。「20周年だったから」の一言でまたしばらくの年月を何事もなく過ごすのか、今回の交流をきっかけにさらなる交流を進めていくのか、考え方については幾つもの選択肢があるというふうに思っております。
きのうは谷川議員さんより、参加した団員の立場から、今回の派遣事業の1週間の行程についての講釈がありました。また、岩城議員さんからは、団員として参加できなかった立場からの反省点を含めた質問があったというふうに思っております。
きのうと重複する点もあるかとは思いますが、今回、この
海外派遣交流事業についての事業評価についてどう考えているのか、改めてお尋ねをいたします。
○議長(中島 勲君) 答弁に先立ち、理事者側の皆さんに申し上げます。
答弁にあたっては、質問の内容や趣旨を的確に把握されたうえで、要点を簡潔に、かつ明瞭に答弁されるようお願いいたします。
石川副市長。
○副市長(石川忠志君) おはようございます。
それでは、答弁をさせていただきたいと思います。
今ほどお話もございました。昨日来、
シャンバーグの訪問につきまして、お二方の議員さんからもご質問をいただきました。それで、重なる部分につきましてはできるだけ省略をさせていただきたいと思いますけども、この事業の評価ということでございます。
この事業につきましては、やはり
姉妹都市シャンバーグ市との交流をさらに深めると。今ほどおっしゃったように、しばらくの間、交流が途絶えておった。例えば
ドゥーリー小学校からおいでになったとか、そういう関係では交流はやっておったんですけれども、訪問団の派遣とか、そういう面につきましては少し間があいておったと、そういうこともございます。
それから、やはり国際的視野を広げると、そういうこともあっただろうと思います。
それから、今回特に世界の経済事情に触れると、これも大きな目的の一つでございました。
そういうことで、今ほどおっしゃいましたように、38名が先月、お盆明けの8月17日から1週間、
シャンバーグ市等を訪問したところでございます。
そういう中で、やはり1つは、シャンバーク市の本当に温かい姉妹都市に寄せる思い入れといいますか、それを非常に強く感じました。久しぶりに訪問したということもあったんだろうと思いますけども、本当にようこそいらっしゃいましたと、そういう気持ちが、
アルラーソン市長をはじめ
姉妹都市委員会、あるいは
ドゥーリー小学校親の会の皆さん等々も含めて、本当に多くの皆さん方がそういうような気持ちで私たちを迎え入れていただきました。
そういう中で、きのう以来出ておりますけども、いろんな日程をこなしてきたわけでありますけども、この日程は、ただその日程に沿って事業を一つ一つこなしてきたということだけではありません。もちろん、それは日程でありますので、きちんきちんと一つずつこなしてきたわけでありますけれども、特に団員さんの熱意といいますか国際交流事業に寄せる思いが、中学生、そしてまた一般団員さんも非常に強かったと、そういうふうに思っておるわけであります。
そういう中で、やはりきのうも出ました。中学生はホームステイをしながら、一人でホストファミリーといろんなお話をしながら、アメリカ、異文化を自分で吸収する。そしてまた日本の文化を伝えると。そういう意味では、本当に親善大使としての役割を大きく果たしてきたのではないかなと、そういうふうに思っておるわけであります。
それから、一般団員の皆さん方にしても、この経済交流の中で、ビジネス協会あるいはサンスター・アメリカズ・インク、あるいはまたスギノコープも訪問したわけでありますけども、本当に積極的な質問をされて、向こうも真摯に対応していただきました。時間のたつのも忘れて、予定が狂った面もありましたけども、一生懸命市の事業に賛同して、その目的に沿っていろんな質問等もいただきました。
それから、20周年の
記念パーティーがあったわけでありますけども、そういう中でも、シカゴの総領事さんをはじめ領事館の関係者、あるいはまた各企業の関係者もたくさんおいでになりました。そこのところでも、本当に皆さん方が一生懸命会話をする、話をすると。そういう中では、この20周年を記念した事業は本当に成果があったんだろうと、そういうふうに思っておるわけであります。
やはりこれからは、国際化というのは避けて通れない大きな課題でございます。草の根交流とかいろんな言い方もあるわけでありますけれども、やはり日本、滑川が世界の中にあって、世界のいろんな動きにも影響されるわけでございますので、そういう中では、国際化にどう取り組んでいくかということは市としても非常に大きな課題であろうと、そういうふうに思っておるわけでありまして、そういう意味では、この成果を踏まえながら、今後これをどうさらなる国際化の進展につなげていくかということで、いろいろまた検討もしていきたいと、このように考えております。
以上でございます。
○議長(中島 勲君) 竹原正人君。
○3番(竹原正人君) 今ほどは、副市長が当時団長として行かれた立場から、さまざまな経験、私もそうですが、させていただきました。
次の質問に移らせていただきますけども、きのうの答弁では、派遣団の団長として参加をされました石川副市長からは、姉妹都市締結の20周年の節目だったということ、友好親善が深まったということ、一人ひとりが親善大使としての役割を果たせたということ、国際的な視野を広めたことを含めて、特に子どもたちには大いにこの経験を伝えてほしいということでありました。
それがゆえに、これからの子どもたちの活躍に期待を寄せているということでありましたが、先ほども申し上げましたとおり、この事業評価についてはしっかりとして次年度以降につなげていかなければならないというのは当然のことでありますけども、今回のように、ホームステイを中心に、現地の伝統や文化、さまざまな学びを得られる中学生の派遣が有益なのか、また、ビジネス交流として、市民の皆さんにも一般参加者として派遣事業に参加していただくのが有益なことなのか、引率者に学校の先生あるいは当局関係者が絶対に必要なのかということなど、さまざまな問題、課題はあるかというふうに思いますけども、今回の実績を踏まえて、今後の交流のあり方について市としてどう考えているのか質問をいたします。
○議長(中島 勲君) 石川副市長。
○副市長(石川忠志君) 今後の交流のあり方ということでございまして、派遣事業につきましては、やはりいろんな考え方があるんだろうと思います。例えば中学生の皆さんを派遣する方法、それからまた、分野分野での人たちを派遣する方法、あるいは一般の市民の方の市民の翼というような格好で派遣する方法と、派遣の方法はいろいろあると思っておりますけども、そこらあたりはまた今後どのような派遣、あるいはこの事業を継続していくかという中で検討していきたいと、そういうふうに考えておるわけでございます。
それから、派遣ばかりではなく、今までも、例えば東加積小学校が
ドゥーリー小学校と文通をやっているとか、あるいは向こうの親の会にも来ていただいたりとか、そしてまた市民の皆さん方もホームステイで受け入れていただくとか、いろんな中で交流を続けておるわけでありまして、それからまた、
姉妹都市委員会の皆さん方あるいは
ドゥーリー小学校の親の会の皆さんとか、情報交換というのは割と密にやっておると、そういうふうに思っておるわけでありまして、それらも含めながら、先ほども申し上げました、これからの滑川市の国際化事業につきまして、派遣も含めてどのようにしていけばいいのか、あるいは交互にいろんなことをやるという方法も当然あるだろうと思っておりますけども、そこらを含めて、これから十分検討して実行に移していきたいなと、このように考えております。
○議長(中島 勲君) 竹原正人君。
○3番(竹原正人君) 今後の交流のあり方、さまざまな課題、やり方等があるというふうに思っていますけども、関連しておりますので次の質問に移りますけども、先ほど副市長からもご説明がありましたとおり、今年度も
シャンバーグ市の
ドゥーリー小学校の児童とその保護者の訪問団が滑川市を訪れて交流を深めたというふうに伺っております。
一方、今回のシャンバーグ市への派遣事業に参加した団員の皆さんは、あちらから歓迎に歓迎を受けて、次、何かのご縁で
シャンバーグ市から派遣団あるいは交流員が滑川市に訪れた際には、逆にこちらから大変な接待をしてあげなければならないという使命を預かったというふうに私は思っております。
そういう気持ちが芽生えて、今度何かお手伝いをしなければと思っている私たち団員については、現地に行って体験してきたからこそ、この海外派遣事業の重みがわかったわけであります。
特に中学生の団員は、それぞれ1人ずつ個々にホームステイを通じて、英語でコミユニケーションをとるうえで、もっと語学力を高めていきたいという気持ち、あるいは全てにおいて、アメリカですから、ビッグな環境、チャンスがあれば海外で将来働きたいなどなど、未来ある子どもたちの夢や目標を与える
きっかけづくりになったとも思っております。
また、一般団員の皆さんにおいては、企業訪問などを通して、いろいろな形で学びを得ることができたと思っております。そして、語学力がなくても、ドラえもんの道具ではありませんけども、
スマートフォンを持っていれば、グーグルの翻訳機能を駆使して何とかなる時代を私は目の当たりにいたしました。今の世の中についていけない自分にいら立ちを感じたのと同時に、大変便利な時代になったなというふうに痛感したわけであります。
また、食文化についても、日本との違いを通して、ある
意味ハイカロリーな食事をし寿命が縮まる思いをしました。
生活習慣病予防と食育の大切さを間近に学んできたわけであります。
さて、今回は滑川市が主体となっての海外派遣事業でありましたが、今後、この
シャンバーグ市のように、
姉妹都市委員会などの任意の団体をつくっていくことも必要であるというふうに考えておりますが、当局の見解を伺います。
○議長(中島 勲君) 石川副市長。
○副市長(石川忠志君) 今ほどおっしゃいました
シャンバーグ市の
姉妹都市委員会、これは
皆さんボランティアで活動しておられまして、本当に今回の訪問に際してもお世話をいただきました。心から感謝とお礼を申し上げたいと、そのように思っておるわけでありまして、そういう中で、シャンバーグ市に限らず、今の場合
シャンバーグ市ですけども、皆さんがおいでになったときに、やはり滑川市としても真心のこもったおもてなしをしてあげたいな、そういうふうに思っておるわけでありまして、任意団体の話もございました。滑川市ですぐこれが組織できるかというと非常に難しい問題もあるんだろうと思いますけども、
ボランティア意識の醸成を含めながら、やはりこれからの国際化時代には、そういういろんな面でお手伝いをいただく、あるいは中心になって動いていただける、そういう組織というのはいろんな面でも必要だろうと、そういうふうに思っておるわけであります。
この海外派遣事業は、当面はやはり市が中心になってやっていこうと、そういうふうな気持ちでおりますけれども、任意団体等も含めまして、まずは皆さん方の意識の醸成を含めて、ぜひ国際化のためにまた協力していただける団体が設立できるように、市としても十二分に支援をしていきたいと、そのように考えております。
以上でございます。
○議長(中島 勲君) 竹原正人君。
○3番(竹原正人君) 今ほど私も
姉妹都市委員会なるものを今後つくっていけばいいのではないかという提案をさせていただきました。答弁では今すぐにはできないだろうと。私もそういうふうに思っております。
今回を機に、やっぱり現地に行った中学生、その保護者の皆さんは、あちらとの交流については、すごくよくしていただいたという気持ちが確かにあるというふうに思っています。
当然、
シャンバーグ市から訪問団が来た際には、例えばホームステイの受け入れ先として来てくださいという保護者の方等もあるやに伺っておりますので、そういった交流から少しずつ裾野、輪を広げていって、やっぱり体験した子どもたちでないとそういった気持ちは芽生えませんから、やっぱり行ったら行ったなりに感謝の気持ちを忘れず、帰ってきたら帰ってきたで、今度あちらからの受け入れをしっかりと歓迎するといったやりとりをするうえで、これが毎年とは言いませんけども、途切れることなくやっていくことができたのであれば、これは主役である中学生がそのまま年を重ねることでありますので、いわゆる
姉妹都市委員会が、高齢の方が先導を切ってやられても、十数年、20年とたてば当然頭打ちになるということもわかってきますので、やっぱり中学生の方が大人になり、それなりの立場になられたときに、そういった
姉妹都市委員会の中にしっかりと入っていただいて今後の交流を見守っていただける、そんな役割も私はしていただけることだろうというふうに思っていますので、ぜひともこの交流については、すぐさま
姉妹都市交流で民間団体に引き継ぐだとか、そういうことはできないというふうに思いますけども、市として姉妹都市という大事な立場を忘れずに、それに附随した形で子どもたちが世界に羽ばたける、そんな関係をつくってあげるというのも私は大事なことだろうというふうに思っております。
関連しておりますので次の質問に移りますけども、今後、通年事業としてこの
姉妹都市交流をするには多額の予算が必要になってくるというふうに思っています。
昨日では、3年に一度がいいのか何年に一度がいいのかというご提案もございましたが、今ほど当面は市での対応だということを伺いましたので、今後の対応についてはどう考えているのかお尋ねをいたします。
○議長(中島 勲君) 石川副市長。
○副市長(石川忠志君) 今後の対応でございますけども、確かに派遣ということになりますと非常に経費がかかるんだろうと、そういうふうに思っておるわけでありますけども、やはりこの
姉妹都市交流を途切れさせないと、継続していくということは非常に大事だろうと思うわけでございまして、そういう意味では、例えば派遣事業が毎年できなくても、そのほかにいろんな交流の仕方があるんだろうと、そういうふうに思っておるわけでありますけども、そういう中でも、今回、
山西富山大学名誉教授も参加をされました。この先生のご意見等をいただきながら、例えばICTを活用した情報交換とか、あるいはまた文通、あるいはまた漁師の特産物を交換できないかとか、いろんな形でシャンバーグ市との交流を継続していきたいと、このように考えておるわけでございまして、そういう中で、また今後どういう形になるか検討しながら、何年に一回になるか、今、確約はなかなかできませんけれども、派遣をする、あるいはまたシャンバーグ市からおいでになると、そういうこともあるかもわかりません。
いずれにしても、いろんな形で今後とも姉妹都市との交流を継続していきたいと、そしてまたお互い高め合っていくと、そういうことで交流を続けていきたいと、このように考えております。
以上でございます。
○議長(中島 勲君) 上田市長。
○市長(上田昌孝君) 少し補足をさせてもらいたいと思います。
今、副市長がるる申し上げました。本当に今回のシャンバーグとの交流は大成功に終わったものと、そのように評価させていただきたいと、このように思っています。
今回の皆さんとの交流の打ち合わせでは出しておりませんでしたけども、ごらんになりましたように、
シャンバーグ市には飛行場やゴルフ場、
スポーツ施設等がありました。あそこをまとめてやっている組織に、組織化されておりました。そういうことを含めて行政との関係を勉強するということで、副市長には副題が与えてあったわけです。でありますので、私が団長にならないで、副市長がその勉強も兼ねて行ったというのが副市長の背景にあったということを一つ申し添えておかなければいけません。
それからさらに、いろんな交流ということでご質問がございました。
シャンバーグが滑川に来たときは、あれは高校生ぐらいだったんでしょうか、楽団が一団来まして、そしてこのブラスバンドが横浜あたりでも演奏会をやったり、転々と回りながら滑川へやって来たということもございます。
滑川中学校は北信越でも大変いいところにおりますので、今、早月中学校が盛り上がっています。音楽の交流。そして、今回は福井先生にも行ってもらいました。博物館の福井さんでありますけれども、文化の面での交流の糸口が何かないかということを申し上げておりましたので、この方についてもご意見はまたいただけるものと思っています。多方面にわたりまして交流の機会を広げながら、もっともっと深い交流ができたらいいかなと思っております。
今回、私はひやっとしたことが1つございました。今竹原議員がおっしゃったように、間があいたということで、
姉妹都市交流の委員会のほうで、果たして
シャンバーグ市と滑川の交流は継続できるかどうかというのが問題になっていたという話を聞いてぞっとしたわけです。定期的にしっかりと継続しながら、この姉妹都市のきずなを深め大切にしていきたいと、このように思っております。
追加として以上でございます。
○議長(中島 勲君) 竹原正人君。
○3番(竹原正人君) 今ほどはありがとうございました。
通年事業として
姉妹都市交流をするというのは、先ほど石川副市長からもございました。多額の予算が必要になるということであります。
この問題については、参加したい子どもたちあるいは市民の皆様が全額実費負担で事業展開をしていけば何ら問題はございませんけども、やっぱり
姉妹都市交流という担いをどうしていくかということで、この問題とあわせて、姉妹都市でありますから、子どもたちにせっかくのチャンスを与えてあげたいという思いからであろうというふうに思っています。
決して現地に行くことが目標ではなく、そういうことをすると子どもたちには単なる遠足になってしまいますので、そういったことにならないように、やっぱり姉妹都市という市対市の交流をしっかりと継承しつつも、子どもたちには現地に行った体験、経験をどう今後の人生の糧にするかということを、
きっかけづくりとして行っていただきたいという思いであります。
当然のことながら、市が多額の経費負担ということでありますので、毎年この事業は行えるというふうには思っておりません。
先ほど答弁にもございましたが、今現在の文明の利器を活用して、インターネットだとか、そういった形での交流は、私はちょっと前よりもやりやすい環境にあるというふうに思っています。
今回派遣した子どもたちについては、やはり現地のホストファミリーの皆さんとのそういったメールのやりとりというのは私も見させていただいたので、今後、彼らの交流はずっと続くものだろうというふうに思っておりますので、そういったことも含めて、途切れない事業づくりに努めていただければなというふうに思っています。
今回の交流については、20周年ということでありましたが、今後の交流のあり方については、今回のように中学生を派遣するという想定であれば、昨日もありました、最低限、3年に一度なのか、あるいは隔年での2年に一回なのか、はたまた今回の表敬訪問で
シャンバーグ市の
アルラーソン市長からは、
シャンバーグ市は8月を滑川市の日として、交流のあかしとして鍵をいただいてきたわけでありますから、お言葉に甘えて毎年交流するというのもあるというふうに思っております。
きのうもこの派遣時期については今後の課題ということでございましたが、事業については継続していきたいということでもありましたし、きょうの答弁でもそういうことでありました。
しかし、避けて通れないのは予算の問題ということでありますので、今後、民間団体等でも事業展開できるように、交流の実績をつくっていくためにも、何かしらの基金を創出して対応していくという手法も一つあろうかというふうに思っていますが、そういった考え方についてはいかがでしょうか。
○議長(中島 勲君) 石川副市長。
○副市長(石川忠志君) 国際交流につきまして、基金を持っておられる市町村もあるわけでありますけども、それにつきましては、やはり市民の皆さん方のお気持ちというのは非常に大事な面もございますので、このあたりを含めながら、すぐ基金ができるかどうかというのはなかなかここで即答できませんけども、今後また検討させていただきたいと、そのように思います。
○議長(中島 勲君) 竹原正人君。
○3番(竹原正人君) ほかの自治体がつくっているからつくってくれと言っているわけではございませんので、やっぱり地元の中学生にある程度のチャンスを与えてあげるというのが私は行政としての責任だというふうに思っていますので、昨日もふるさと納税のお話がございました。青少年の健全育成等々が目的のふるさと納税もあるというふうにも伺っておりますので、そういったものも活用しながら、しっかりと交流事業ができるように、予算措置については今後も手段、手法を駆使していただいて、継続できるようによろしくお願いしたいというふうに思っています。
また、今後、この交流が途切れることなく、そして子どもたちのためになるような事業展開を期待いたしまして、次の質問に移らせていただきます。
次、大きな2問目の質問であります。
屋内運動場の運用についてでありますが、一昨年、市議会では公共施設のあり方検討特別委員会の提言を当局に提出したわけであります。
そこでは、厳しい財政状況や少子高齢化時代に対応するため、滑川が所有する公共施設の更新、統合、長寿命化など計画的に行い、財政負担の軽減、平準化を図るため、今後の公共施設のあり方について検証し提言するというものでありました。
公共施設の更新を含めて計画的にと提言してきたにもかかわらず、昨年来、降って湧いたように屋内運動場を建設する予定となり、今までの提言は何だったのか疑問でなりません。
この屋内運動場については、当局と議論を重ねるうち、当初の目的は子どもたちの野球の屋内練習施設としての予定であったのに、いつの間にか屋内運動場の基本構想には、事業目的が「屋外競技の練習環境の充実を図り、競技力向上や指導者の資質向上に繋げることで、本市の生涯スポーツ、健康づくりの振興を推進し、「いつでも・どこでも・いつまでも」スポーツに親しむことのできる生涯スポーツ社会と健康寿命延伸都市の実現、スポーツを核としたまちづくりを目指す」というふうになりました。
えらい上手に作文をしたわけでありますけども、目的そのものがぶれぶれでありまして、屋内運動場を建設することが目的としか理解できません。
そもそも土のグラウンドで整備予定なのに、施設としての使い勝手が制限されるのも現実としてあるというふうに考えております。
今回の定例会でこの屋内運動場についての条例案が提出されましたので、その中から少し質問をさせていただきます。
まずはじめに、滑川市屋内運動場の設置及び管理に関する条例の中の設置第1条に「市民の体育及びスポーツの普及振興を図り、並びに市民の健康増進、地域の活性化及び青少年の健全育成に資するため、滑川市屋内運動場を設置する」というふうに書いてありますけども、具体的な思いは何なのかお伺いをいたします。
○議長(中島 勲君) 落合スポーツ課長。
○スポーツ課長(落合真理子君) それではお答えいたします。
本市にはこれまで、十分な高さと広さを兼ね備えた屋内運動場がなく、野球やサッカーなどのスポーツ少年団の子どもたちが雨天時や冬場に小学校の体育館を使って練習する際には、練習内容が制限されてきたところでございます。
このたび屋内運動場が整備されるにあたり、雨天時や冬場においても本格的な守備や打撃、シュートなどの練習が可能となることから、技術力の向上とともに、土のグラウンドでの鍛錬が子どもたちの体力向上にもつながるものと期待しております。
さらに、平日の日中は施設の利用に比較的あきが生じるものと見込まれることから、悪天候時には高齢者の軽運動やウオーキング、ペタンクなどにも活用いただき、市民の健康増進を一層推進してまいりたいと考えております。
また、近年、スポーツ・健康の森公園において県外学生のスポーツ合宿が増えている中で、屋内運動場については悪天候時に適宜有効活用できることから、スポーツ合宿を誘致する中で積極的に施設をPRし、一層のスポーツ合宿の増加を目指し、スポーツ観光の推進、ひいては地域の活性化につながるよう取り組んでまいりたいと考えております。
以上でございます。
○議長(中島 勲君) 竹原正人君。
○3番(竹原正人君) ありがとうございます。
当初、野球の室内練習ということで始まったわけでありますけども、今ほどは、サッカー、ソフトボールあるいは高齢者向けの何かしらのプログラムというふうな活用を考えているということでございました。
使い方は、今後さまざまな形で使われていくだろうというふうに思っていますので、これとこれというような競技種目の指名は差し控えさせていただきますけども、次の質問も関連しておりますので、次に行きます。
この条例の中では、利用料の減免についてうたってあります。
ここでは市内のスポーツ少年団、市立中学校の部活動団体というふうになっていますが、これらの場合は減免措置がされると。
しかしながら、それらの団体以外で、例えば滑川市体育協会所属の各スポーツ単位協会が行っている小中学校向けのスポーツ教室なりプログラムなりがあるというふうに思っていますけども、そういった方々に対する減免措置の配慮というのは考えているのかお伺いをいたします。
○議長(中島 勲君) 落合スポーツ課長。
○スポーツ課長(落合真理子君) それではお答えいたします。
市内のスポーツ施設の使用料につきましては、平成26年7月から、一部の施設を除き、市内のスポーツ少年団と市立中学校部活動練習での使用に限り無料としているところでございます。
屋内運動場につきましても同様の扱いとし、小中学生のスポーツ活動のさらなる活性化を推進してまいりたいと考えております。
今ほど議員がおっしゃいました各スポーツ単位協会が行うものにつきましては、基本的には通常料金となるものでございますが、市や教育委員会の後援による減免規定について、他の施設の例を参考にしながら、今後、規則等で整備する予定であり、効果的に連携させていただきたいと考えております。
以上でございます。
○議長(中島 勲君) 竹原正人君。
○3番(竹原正人君) よりこの施設を使っていただくためには、やっぱり利用料というハードルが1つあるというふうに思っていますので、別に営利を目的とした方々がやるわけではございません。
いつも市長がおっしゃっているように、市内の子どもたち、競技力が高まって、県大会で優勝だとか全国レベルの子どもたちが出てくるというのは、やっぱり施設の充実もあり、指導者の活躍もあり、それぞれ理由があってのことだというふうに思っていますので、そういった意味も含めれば、学校の部活動だとか少年団だけに限らず、やっぱりこの減免措置については裾野を広げていただいて、施設の稼働率を上げるということもひとつ腹の中に入れていただければなというふうに思っています。
次に行きますけども、当然、施設が完成すれば、運用については、維持管理を含めてさまざまな課題があるというふうに思っています。
先ほども申しましたように、せっかくの施設を市民の皆さんにより使っていただくためには、平日の利用率を上げることも必要だというふうに思います。
先ほど課長さんの答弁では、比較的あきがあるという表現でありましたが、私は力いっぱいあくと思いますので、そこらへんの利用率の向上について、どういった対応をしてどう考えているのか、再度お伺いをいたします。
○議長(中島 勲君) 落合スポーツ課長。
○スポーツ課長(落合真理子君) 滑川市屋内運動場の平日における利用時間は午前9時から午後9時までとしておりますが、今ほど議員さんもおっしゃいましたとおり、スポーツ少年団や市立中学校の部活動団体の利用がないと思われる午前9時から午後2時までの時間帯におきましては、午後2時以降の使用料の半額としており、利用しやすい設定としております。
高齢者の方々を対象とした健康づくり・体力づくりの運動教室やイベントといったソフト事業、部活動などが終了した後、さらにレベルアップを図りたいジュニア層の受け皿となるスポーツ教室など、平日の利用を促進する事業を検討してまいりたいと考えております。
以上であります。
○議長(中島 勲君) 竹原正人君。
○3番(竹原正人君) 比較的あきのある時間であろう午前9時から午後2時までは利用料を半額としたということでありますけども、例えば小学生のスポーツ少年団の子どもたちが、夕方急に雨が降ってきて、どうしても練習がしたいということで、じゃ、屋内練習場があいているから使いたいということになったとしても、彼らには移動する手段がないんですね。親の送迎で賄いできるのは、例えばもうちょっと遅い時間なのか、土・日なのか、そういうことであれば可能ではあると思いますけども、突発的なことあるいは平日の夕方の早い時間というのは、学校からの移動手段はほとんどないわけであります。
したがいまして、やっぱりこういうような施設を使ってくれ、使ってくれと言うのはいいんですけども、それなりに使いやすさをちゃんと計画的にしないといけないんだろうというふうに私は思っています。
例えばコミュニティバスがいいのかわかりませんけども、そういったバスを、総合体育センター付近まで来ていますから、ダイヤの改正もあわせて行うだとか、今後、滑川市がスクールバスを導入するかどうかわかりませんけども、そういった形で、何かしらの移動手段も配慮してあげないと、建てました、誰も使えません、そういったことになっては私はだめだろうというふうに思っています。
であるからこそ、私は、子どもたちに限らず、平日、先ほどは高齢者というお話もありましたけども、どんどんどんどん使っていただく仕掛けを市が主導的に考えて、いずれは指定管理者に委託ということでありますが、ちゃんと目的を持ってこの課題に取り組まないと、どう見ても屋内運動場をつくってしまうことが目的であるというふうにしか私は思っておりません。
やっぱり使い勝手、それ以降の施設のあり方をしっかりと検証して、今後どうあるべきかというのはやっぱり思っていただきたいなというふうに思っております。
関連しておりますので次の質問に移りますけども、この屋内運動場、完成時期が時期でありますので、年度途中の供用開始になることから、本年度中は市が直営で運営をすると。来年度からは指定管理で外部委託とするというふうに伺いましたけども、しっかり対応できるのかお伺いをいたします。
○議長(中島 勲君) 落合スポーツ課長。
○スポーツ課長(落合真理子君) それではお答えいたします。
屋内運動場につきましては、スポーツ・健康の森公園に隣接する位置にあることから、スポーツ・健康の森公園とあわせ、効率的に一体的に管理を行っていきたいと考えております。
現在のスポーツ・健康の森公園の指定管理期間は平成30年3月31日までとなっていることから、4月以降は新しい指定管理者で、屋内運動場も含むスポーツ・健康の森公園として新しく管理を行っていくこととなります。
滑川市屋内運動場は、早期完成を目指し工事を鋭意進めているところであり、完成後、速やかに市民の方々に利用していただけるよう、直営で準備を進め、施設の維持管理、運営等についても支障のないよう、関係団体と連携をとりながら、しっかり対応してまいりたいと考えております。
以上であります。
○議長(中島 勲君) 竹原正人君。
○3番(竹原正人君) 今ほどは、平成30年3月31日までは指定管理、次、どこの指定管理業者になるかわからないけど、そこにお任せをするということでありました。
指定管理となりますと、一番削られるのは維持管理費の人件費だというふうに思っております。年度中は市直営だということで、給料がしっかり担保された市の職員が責任を持って運営に当たるというふうに思っています。
そして、年度がかわって、仮に次の指定管理者が運営をしていく場合、当然、民間レベルで言うと、この屋内運動場の利用料金、先ほどもご説明がありましたが、半面利用で1時間1,000円、全面利用で夕方あるいは土・日は2,000円であります。休日が年末年始だけでありますので、実質、毎日使ってくださいと言って使っていただいても当然赤字なわけであります。指定管理に手を挙げてくれる民間業者は私はいないというふうに思っています。
このことから、施設が増える中で、必ず運営、運用していく際、私は利用者への安全は第一に考えていかなければならないというふうに思っていますので、それ相応の人員配置が必要になってくるというふうに私は思っています。
施設管理について、この人員、増員という物の考え方も含めてでありますが、このようなことの対応についてはどうお考えなのか、再度お伺いをいたします。
○議長(中島 勲君) 落合スポーツ課長。
○スポーツ課長(落合真理子君) このスポーツ・健康の森公園の指定管理者の募集につきましては、市のホームページで現在公募しているところでございます。指定管理者の申請書等の検証作業を行う中で、この人員配置等も含め、内容等を相互確認し合いながら作業を進め、検討してまいりたいというふうに考えております。
○議長(中島 勲君) 竹原正人君。
○3番(竹原正人君) しっかりと人員配置等も含めて考えていただきたいというふうに思っています。
これが屋内運動場だけの一つの施設の運用であれば、当然、9時から9時と12時間労働でありますら、人一人では足りないというのは十分承知していただけるというふうに思っていますので、スポーツ・健康の森を含めた一体的な施設管理ということであれば、それ相応の効率を上げて、人員もかつかつでやることも想定のうちには入るかもしれませんけども、使っていただける市民の皆さんの安全を担保するには、やはりそれなりの予算を担保してあげて人員を増やすということが私は必要になってくるだろうというふうに思っておりますので、ぜひ今後検討していただきたいなというふうに思っております。
次の質問に移ります。
先ほど課長さんからは、スポーツ観光としてもこの屋内運動場を使っていきたいということでございました。
この屋内運動場の建設についての補助金、交付金をいただいた経緯については、地方創生拠点整備交付金の申請概要を見させていただきました。施設の目的としては、「新たに土のグラウンドの屋内運動場を整備することで、天候に左右されることなく、これまで以上の合宿誘致、手軽に健康・体力づくりができる「スポーツを核としたまちづくり」に取り組むことができる環境の構築」とあります。これは交付金をもらうための作文だったのか、事業目的と施設の目的との整合性に私はちょっと欠けているなというふうに思っています。
先ほどもございましたが、合宿の誘致をうたっているのであれば、前回、私、9月議会でスポーツコンベンションの助成事業については、担当課が別であったためにお聞きすることはできませんでしたけども、今回通告させていただいたので改めて伺いたいと思います。
このスポーツコンベンションの誘致や対応はスポーツ課で行うべきだというふうに考えますが、見解を伺います。
○議長(中島 勲君) 落合スポーツ課長。
○スポーツ課長(落合真理子君) それではお答えいたします。
大きなスポーツ大会やイベントが誘致できれば、スポーツを通した観光振興や交流人口の拡大が期待できるものと考えております。
スポーツ観光は、通常のツーリズム以上の関連消費が期待できることから、地域活性化に大きく寄与するものと認識しております。
現在建設中の屋内運動場も含め、本市にはスポーツ・健康の森公園や野球場、日医工スポーツアカデミーなどのスポーツ施設が整備され、スポーツ環境が充実しており、多角的な視点から競技力向上や体力強化を図るに理想的な環境が備わっております。
スポーツ課のみならず、観光課をはじめとする関係各課や市観光協会、体育協会などの関係機関、団体が協力連携し、スポーツを通じた観光振興に効果的につなげていくことが大変重要であると考えております。
以上であります。
○議長(中島 勲君) 竹原正人君。
○3番(竹原正人君) 課長さんの講釈が長くて長くてわからんがですけど、私はスポーツコンベンションについては、スポーツ観光も含めて、これはスポーツ課で担当すべきだというふうに思っていますので、「私が担当します」と言えばそれでしまいなんですけども、ほかの観光課と連携してどうのこうのと言われたら、やる気があるがかないがかひとつも感じられんので、このスポーツコンベンションについてはスポーツ課がしっかりと面倒を見ていったほうが私はいいですよと言っているので、それについてやるのかやらないのか、それを聞いているわけでありますので、再度お願いいたします。
○議長(中島 勲君) 落合スポーツ課長。
○スポーツ課長(落合真理子君) 議員さんも今おっしゃいましたとおり、全国でも多くの自治体がスポーツ合宿に対する受け入れ支援制度、またコンベンション助成制度を設けていらっしゃいます。
それぞれ窓口は観光担当課であったり、スポーツ担当であったり、企画また観光協会、施設管理団体だったり、さまざまでございます。滑川市においては、どういった形がベストなのか、あるいはベターなのか、今後、観光、スポーツに関係する部課が連携する中で判断させていただきたいというふうに考えております。
○議長(中島 勲君) 竹原正人君。
○3番(竹原正人君) 連携、連携と言うとったらいつまでたっても終わりませんので、私が言いたいのは、スポーツ合宿も含めた、こういったスポーツ観光の絡みのものは、しっかりとスポーツ課で行うべきだと私は言っているんです。
前回は観光課の答弁をいただきましたけども、ほとんどがスポーツコンベンションにこの助成金を使っているという答えをいただいているわけであります。
そして、私も前回提示しましたけども、この申請書に十何枚のA4の紙ぺらをだらだらだらだらと書いて、手続が面倒くさいんですね。
そしたら、スポーツコンベンションと切り離して、コンベンションはコンベンションで観光課でやっていただければいいんですけど、スポーツに絡むもの、施設を管理しているスポーツ課も含めて、わかるわけじゃないですか。そしたら、そういったものをちゃんと使いやすいようにしてあげるのが私はスポーツ課の役目だというふうに思っていますので、体育館へ行ってくださいよ。滑川市の旅館組合の皆さん、どうぞスポーツ合宿に使ってくださいというチラシが置いてあるんですね。そういったことも自分が刷って置いてあるんですよ。それをやっぱり市が協力して、しっかりとスポーツを市としてバックアップしていますよ、どうぞ使ってください、地元の旅館も使ってくださいということをセットにしてPRしていかないと、それこそスポーツ観光には全く結びつかないわけでありますので、ぜひ考えていただきたいなというふうに思っていますので、よろしくお願いいたします。
時間になりましたので、これで質問を終わらせていただきます。ありがとうございました。
○議長(中島 勲君) 6番水野達夫君。
○6番(水野達夫君) それでは、あらかじめ通告してあります2点について質問させていただきます。
まず1点目は、海洋深層水の今後の利活用についてであります。
まずは海洋深層水の歴史について、過去の本会議での発言と重なる部分もありますが、市民の皆様にも認識してもらう意味で、改めて若干説明をしたいと思います。
平成4年から6年、今から25年前ですけども、富山県水産試験場、現在の農林水産総合技術センター水産研究所が富山湾に取水パイプを敷設し、水深321メートル、日量3,000トンの深層水の取水を始めたのが滑川での海洋深層水事業の始まりでありまして、全国では高知県室戸市に次いで2番目に着手しております。
その日量3,000トンのうちの100トンを富山県から分けていただき、平成10年、ほたるいかミュージアムとタラソピアの2つの施設が、そこからの水を分水させていただきながらオープンをしている経緯であります。
その後、平成11年からエネルギー使用合理化海洋資源活用システム開発という研究が始まりまして、この研究は、通産省の外郭団体である新エネルギー・産業技術総合開発機構、いわゆるNEDOから社団法人日本海洋開発産業協会、いわゆるJOIAへ委託がされまして、平成11年度から15年度まで続いております。
その中で、平成13年8月、滑川沖にもう一本の海洋深層水の取水管が敷設されております。その取水管が水深333メートル、日量2,000トンの取水を始めており、現在もなお続いているのが現状であります。
その際に、滑川市と富山県水産公社、現在の公益社団法人富山県農林水産公社栽培漁業センターが協定を交わして、お互いに日量1,000トンずつの利用ができるように取り決めておりまして、ほたるいかミュージアムとタラソピアで利用する深層水もこの時点で切りかえております。
このように、約25年前から滑川市では海洋深層水事業が始まっておりまして、水産分野での深層水を利用した研究をはじめ、滑川市においても、タラソピアを利用したアトピーへの効用や、メタボ対策等の非水産分野での研究や、農産物への深層水利用等、さまざまな研究を富山県立大学と共同で実施してきたこれまでの経緯等もあります。
それを補完する形なのか、新規の研究なのか、昨年度から新たに深層水に関する調査研究費が滑川市の予算として計上されております。
そこで、昨年度の予算書と決算書を見比べて、予算書には深層水調査研究委託費200万円が計上されておりましたけれども、今議会にいただきました決算書には数字が上がっておりません。
これはなぜかということが第1点目なんですけども、きのう高木議員の代表質問の中での碓井部長の答弁では、大規模な研究が急遽決まって見送ったと。その部分は執行していないという話でした。そのへんを再度確認したいんですけども、その答弁でよろしいんですよね。
○議長(中島 勲君) 石川
海洋資源振興課長。
○
海洋資源振興課長(石川久勝君) それではお答えいたします。
昨日の高木議員の代表質問でもお答えしたとおり、相手方によるものですが、大規模な研究が急遽決まったため設立準備に時間を要することから、今年度の委託契約を見送らせてほしいとの申し入れがあり、未執行となっているものでございます。
○議長(中島 勲君) 水野達夫君。
○6番(水野達夫君) 200万全部が未執行というわけではないと思いまして、必要経費、後で出てきます倉橋教授のほうも滑川へは一度来ておられるというのは仄聞しておりますし、こちらから倉橋教授にご挨拶方々東京に出向いたというのも話を聞いております。
そういった旅費等の執行はあったうえで、それ以外の費用を未執行、不用額ということで、28年度には予算を執行せずに29年度への繰越額に回したという理解でよろしいでしょうか。
○議長(中島 勲君) 石川
海洋資源振興課長。
○
海洋資源振興課長(石川久勝君) 委託経費の200万につきましては未執行という形でありますが、事務経費等々につきましては執行しておりますので、それは別途予算づけしておりますから、その中で執行しておるというものでございます。
なお、29年度に繰り越しているものはございませんので、29年度は29年度の別事業として動いているというご理解をいただければと思います。
○議長(中島 勲君) 水野達夫君。
○6番(水野達夫君) 私が言いたいのは、総額、その委託費200万というのは、不用額として決算から落としたという話であれば、29年度への繰越額の一般財源の中に含まれているという理解でよろしいんですよね。
○議長(中島 勲君) 石川
海洋資源振興課長。
○
海洋資源振興課長(石川久勝君) 28年度で想定しておりました委託経費の200万の中身、研究の中身も含めたものを29年度で継続してやりたいという思いがありますので、それを引き継いだという形ではありませんが、研究費は研究費で別に29年度で予算要求をしているところでございます。
○議長(中島 勲君) 水野達夫君。
○6番(水野達夫君) それでは次に行きますけども、では今年度、平成29年度の調査研究費として、当初予算535万円の深層水活用調査研究費が計上されております。
これまでの研究内容はどうか、また研究の成果はどのような形でいつ出てくるのかという質問をしたんですけども、これもきのうの高木議員と若干かぶっていますので、そのあたり、200万円で平成28年度予算立てしておられたものが、29年度に535万、335万増えた経緯も含めて、研究の内容が1年でどう変わったのか、そのへんをちょっと教えていただければと思います。
○議長(中島 勲君) 石川
海洋資源振興課長。
○
海洋資源振興課長(石川久勝君) 今年度予算をしております535万円の内訳なんですけれども、委託経費として一応500万円を想定しております。残りの35万円相当につきましては事務経費というような形でございますので、委託経費だけということであれば500万円というふうにご理解いただければと思っております。
その中で、きのうの高木議員の代表質問でもお答えしておりましたが、研究の進捗状況ということでございますが、倉橋先生が取り組んでおられます研究、7月末で一段落して8月から新たに取り組むという話を想定していたんですが、まだ講座の体制が整っていないというような中で、研究室との契約がまだ行われていないという状況もございます。
その中で、28年度の200万と29年度の500万円の違いという話なんですが、28年度におきましては、基本的には深層水にたけておられる倉橋先生の研究内容の中で、タラソピアの熱交換みたいな話がありましたので、そこらへんを中心に28年度はやりたいなという思いがあったんですが、それにつきましては未執行となったものですから、29年度の中では、それらも含めて、水産関係、農業関係、温度差発電というような話で説明させていただいていたかと思いますが、そういったような形で500万円を想定しているものでございます。
○議長(中島 勲君) 水野達夫君。
○6番(水野達夫君) きのうの高木議員の代表質問でもあったんですけど、東大大学院の農学生命科学研究科のバイオマス・ショア寄附講座、こういう寄附講座に対して、そのお金を使えるかどうかという答弁というか、議事録のほうには、市長が6月に中川議員の代表質問に答えた中で、「東京の民間の会社でありますけれども、この研究に私どもの500万円もこの中へ入るかどうか検討しているんですが、年間に2,000万円研究費を突っ込んで、民間とも協力して研究しようという話でございます」というのが、平成29年6月議会、6月13日の中川議員の質問に対する市長の答弁です。
その3カ月前、私がこの深層水の研究に関して質問したときに、石川
海洋資源振興課長のほうから、「研究費用として予算づけしております費用については、一括して全部をという形ではなく、1つの項目について、これについては幾ら、これについては幾らという形で進めていきたいと考えています」と、3月定例会ではそういう答弁だったので、500万をいろんな形で滑川市の深層水の利活用研究に使っていくという話で、3月は私、受けとめていたんですけど、6月の市長の答弁では、その500万が年間2,000万円の研究費に突っ込んでという話、そのあたりの説明が全く議会に対してないような気もするんですけど、それも含めて市の見解を伺いたいんですけど、よろしくお願いします。
○議長(中島 勲君) 石川
海洋資源振興課長。
○
海洋資源振興課長(石川久勝君) 議会での市長の発言、私の発言についてはそのとおりでございますが、3月定例会での予算づけの審議をさせていただいたときの予算につきましては、当然、単品、単品、500万円の中で実施したいということを想定して費用を計上させていただいて承認いただいたものでございます。
その後、先生とのやりとりの中で、先生自身は特任准教授という肩書でございますので、先生とすれば、当然、講座が維持されないと共同研究もできないというような体制もございます。そういった体制の中で、先生と研究できる体制をどのようにつくれるかという話の中で、6月定例会では市長の発言があったものということでございます。
○議長(中島 勲君) 水野達夫君。
○6番(水野達夫君) その寄附講座というものなんですけど、調べてみると、産学が連携して研究し、今言われた特任准教授という人件費もここから出てくる。東大の直属の教授じゃないみたいなので、こういう寄附講座の研究も単発なんですよね。3年から5年程度で研究を終了する。今、仮にこの500万円と2,000万円の1,500万円をどうされるか。
けさの北日本新聞では、上田市長のコメントとして、「倉橋さんは深層水利用による産業振興に理解を示してくれており、力を合わせて取り組む。資金は民間を通じて集めたい」という発言もあるんですけど、私らは一つ一つ個々の研究というつもりで500万を承認した思いでありますけども、それが変わって、この寄附講座開設、最低2,000万、1,500万円足りません。それは今、民間から集めます。これ、1年じゃないんですよね。3年から5年続くんですよ。それも含めてこの研究、バイオマス・ショア寄附講座、地球規模の研究の話ですよね。
この研究に滑川市の海洋深層水を使ってもらって、どのように滑川の海洋深層水を売っていくのか、そのへんが私、このバイオマス・ショア寄附講座というホームページを読んでも全然理解できないんですけども、そのあたりを含めて、どういう考えで今後進めていかれるのかお願いしたいんですけど。
○議長(中島 勲君) 石川
海洋資源振興課長。
○
海洋資源振興課長(石川久勝君) 昨日の高木議員の代表質問の席でもお答えしていたかと思うんですが、基本的には、2,000万円の寄附講座の立ち上げにうちの契約金を入れるという前提ではございません。あくまでも寄附講座が立ち上がっているという前提の中で、単品契約等々を想定しているというような話をさせていただいていたものでございます。
○議長(中島 勲君) 水野達夫君。
○6番(水野達夫君) そうすると、この寄附講座が立ち上がる時期というのはいつなんですか。
○議長(中島 勲君) 石川
海洋資源振興課長。
○
海洋資源振興課長(石川久勝君) 現在の寄附講座は一応7月末で終わるといいますか、もともとの寄附講座につきましては、昨年の8月に立ち上がって3年間というふうに聞いておりましたが、それが7月末で1年ほどで終わるというような話も聞こえてきている中で、現在も若干続いているというふうには理解しております。
○議長(中島 勲君) 水野達夫君。
○6番(水野達夫君) その去年から続いた寄附講座にやるのか、今まだ続いている、その状況の中で、その寄附講座にこの500万を充てることはないとはっきり言われましたので、ならばその2,000万という最低ライン、ハードルを越えるための資金、寄附講座、それは向こうが考える話なのかもしれないんですけども、寄附講座を開設された後に滑川市の深層水の利活用ということで個々に研究をしていく。それがこの500万だという形でよろしいんですか。
○議長(中島 勲君) 石川
海洋資源振興課長。
○
海洋資源振興課長(石川久勝君) 基本的には、その2,000万で講座を動かしておられるというのは、先生の寄附講座の運営でございます。講座ありきの中で研究室と契約ということであれば、共同研究という形で個別の契約をするという前提なんですが、寄附講座自身がなくなるという話であれば、先生の研究室自身がなくなりますので、そこの運営費という話の中で講座が継続するのかどうかを見守っているというような状況でございます。
○議長(中島 勲君) 水野達夫君。
○6番(水野達夫君) 仮に寄附講座が開設されなかったら、この500万というのはどうなるんですか。
○議長(中島 勲君) 石川
海洋資源振興課長。
○
海洋資源振興課長(石川久勝君) 基本的には、倉橋先生の講座への委託というものはなくなるという形になるかと思います。
○議長(中島 勲君) 水野達夫君。
○6番(水野達夫君) そうすると、次の質問に移りますけど、今この500万で、8月28日の産業建設委員会で示された滑川蒲鉾跡地利用計画の中の1番から5番までのこういった形に使いたいという中で、深層水を基盤とした事業を起こすことを目的とした研究として3つ挙げられておりまして、1つが水産業への利用研究、2つ目が微細藻類の培養、3つ目がその他の利用研究、これらを滑川蒲鉾の建物を利用して、どのような方法で進められる予定なのか伺いたいと思います。
○議長(中島 勲君) 石川
海洋資源振興課長。
○
海洋資源振興課長(石川久勝君) 滑川蒲鉾の跡地を利用した深層水の利活用研究の手法でございますが、基本的には工場跡地、今、土間コンクリートになっております広い場所を活用しまして、藻類等の培養をはじめ各種研究を実施したいと考えております。
なお、当然、深層水での利活用という話を想定しておりますので、深層水を引っ張っていきたいという思いはあるんですが、ただ、配管設備につきましては、前の道路からの掘削ができるのかどうかというような話もありますので、深層水の活用につきましては、アクアポケットからの陸送を想定しながら研究を進めたいというふうに考えております。
○議長(中島 勲君) 水野達夫君。
○6番(水野達夫君) ちょっと細かい話になりますけど、この利用計画、8月28日に議会側に示された中の水産業への利用研究、ここにはフサイワズダ、海ブドウや岩ガキ、トヤマエビ等の養殖技術研究による海産物のブランド化というものが1つ掲げてあるんですけども、例えばですけども、9月1日、私、富山県水産研究所へ行って副所長とお話をさせていただきました。その中で、副所長いわくですけども、トヤマエビをつくって海へ放すことはできますよと。それは十五、六年前にもう研究として確立しております、そういうことをはっきりおっしゃいました。
深層水の低温性を利用してトヤマエビをつくって海へ放すことができる。そこに係る生産コストに見合った水揚げ高がなかったものだから、ペイできないということで事業化にならなかった経緯があります。これもはっきり言われました。
そういった中で、滑川市が今、例えばここに書いてあるトヤマエビの養殖技術研究、今さら何をどうされるのか、そのへんを伺いたいと思います。
○議長(中島 勲君) 石川
海洋資源振興課長。
○
海洋資源振興課長(石川久勝君) 水産業の利用研究の一つというのは、題材としましてフサイワズタ、海ブドウですね、それから岩ガキ、トヤマエビ等というような形で1つの例として挙げさせていただいておるわけですが、その中身につきましては、当然、研究を進める中で何が適正かというものも含めて考えていきたいという中で、独自性という話の中で挙げさせていただいているものでございます。
○議長(中島 勲君) 水野達夫君。
○6番(水野達夫君) ここに3つ代表で書いてあるので聞いているんですけども、海ブドウ、市長以下、石川課長も含めて沖縄県久米島に行ってこられて、議員も9名ほどで久米島に昨年行ってこられたんですけども、その中で、海ブドウを養殖している技術なんですけども、私の聞いている限りは、沖縄は温かいところなので、25度ぐらいの表層水を使って海ブドウを養殖していますと。
ならば深層水をどう使っているか。夏場の海水温が30度前後に上がる。それを冷やすために深層水をまぜて、温度を下げるために使っている。それが、この富山の深層水、333メーターから引いた水温2度の深層水をまたそこまで温めて、海ブドウという養殖の研究をして、海ブドウというのはあまりこのへんじゃなじまないので、その供給先も含めて、そのへんのマーケットというか市場調査、きのう高木議員も言われました、市場調査も含めて研究をするというならわかるんですけど、そのあたりいかがなものでしょうか。
○議長(中島 勲君) 石川
海洋資源振興課長。
○
海洋資源振興課長(石川久勝君) 深層水の利活用研究の一つの中で、水産業への利用研究という話で説明をさせていただいておる中ですが、当然、海ブドウという話の中の沖縄での活用につきましては、平均気温は二十四、五度が生育温度であるという話も聞いております。
それから、基本的には表層水をメーンに深層水で温度調整しているという話も聞いております。
そういった中で、直接私ども海ブドウだけをつくるというような話ではなくて、水産業をブランド化していく中のフタイワズタ、海ブドウを製品化できないかという話の中で、当然、多段階利用という話を含めながらやっていきたいという話ですから、単品単品の説明にはなっているかと思いますけれども、継続した研究といいますか、その中で、海ブドウの可能性ですとか岩ガキの可能性という話を考えておるところでございます。
○議長(中島 勲君) 水野達夫君。
○6番(水野達夫君) その次、2番目に行きますけど、微細藻類の培養ということで、健康食品、飲料等に利用可能な成分の抽出とか、海産物養殖用の餌として活用、油の抽出、バイオマスエネルギーと「・」3つで書いてあるんですけど、まさしくこのバイオマス・ショア講座の中身と全く一緒なんですよ。
そのへんも含めて、この寄附講座には参画しない、これ以外の形で一つ一つやっていくという話なんですけど、そのあたり、バイオマス・ショア講座の中身と、この(2)の微細藻類の培養というのは全く一緒なんですけども、そのあたりの見解はどんなものでしょうか。
○議長(中島 勲君) 石川
海洋資源振興課長。
○
海洋資源振興課長(石川久勝君) 当然、倉橋先生と研究を一緒にやるという話の中、現在先生がやっておられる研究も活用しながらという想定をしておりますので、その中身と一致するという部分があるのも自然の流れだと思っております。
○議長(中島 勲君) 水野達夫君。
○6番(水野達夫君) そうすると、寄附講座が開設されないと、これもできないという理解でよろしいんですよね。
○議長(中島 勲君) 石川
海洋資源振興課長。
○
海洋資源振興課長(石川久勝君) 再度のお答えになりますが、寄附講座が立ち上がらない限り契約という形はできませんので、当然ない形になるかと思います。
○議長(中島 勲君) 水野達夫君。
○6番(水野達夫君) 時間の関係上、次に行きますけども、先ほども言いました、平成13年度に2本目の深層水の取水管を入れたときに、富山県水産公社と協定を交わして、お互いに日量1,000トンずつ利用するということを決めました。その際に、滑川市海洋深層水利活用基本計画というものを14年1月につくっておりまして、その1,000トンの利活用を考えるべきだと私は思っております。
その基本計画に明記された配水フローによる海藻養殖施設や農業施設、工業団地計画等も図面にはありますけども、それに対する現時点での市の見解、今この計画がどうなっているのかも含めてお伺いしたいと思います。
○議長(中島 勲君) 石川
海洋資源振興課長。
○
海洋資源振興課長(石川久勝君) 平成14年の1月に策定されました滑川市海洋深層水利活用基本計画の中では、未利用分は工業団地ないしは農業施設並びに海藻養殖施設での深層水活用が明記されているところでございますが、現在まで新たな取水管の敷設ですとか土地の確保という形のものはできておりませんので、これまでは実施されていなかったものでございます。
今回、深層水の利活用研究の中、養殖研究の可能性なども想定しておりますので、そういったものが地方創生ですとか地域活性化につながると判断できれば、計画の実現性というか可能性も出てくるものという考え方は持っております。
○議長(中島 勲君) 水野達夫君。
○6番(水野達夫君) この深層水利活用基本計画、平成14年1月(資料を示す)、私、また図書館へ行って借りてきました。これ、1冊しかないんですけども、フローが97ページにあるんですけど、取水ピットから2,000トンの深層水を取って、そのうち1,000トンを使うという形の中で、タラソピアには1日200トン、ミュージアムには1日100トン、ここでもう日量300トン使っているんですよね。
そうすると、残り700トンをどう利活用するかというのがこの利活用計画の中で示されているので、私、先ほどから壮大な規模の研究の話もしていますけども、滑川市の身の丈に合った日量1,000トンの300トンを引いた700トン、これをどう利活用していくかを考えるのが今の滑川市の立ち位置というかスタンスかなというふうな思いもあるんですけども、そのあたりいかがでしょうか。
○議長(中島 勲君) 石川
海洋資源振興課長。
○
海洋資源振興課長(石川久勝君) 当然、未利用されている水量につきましては、若干違うかもしれませんが、活用されている数量につきましては、500トンが利用されているという判断をしておりますけれども、残りの500トンだけを考えた研究という話ではなくて、あくまで深層水を活用していくんだよという話の中の研究した中で、それが残り500トンの中にはまるのか、それを超えるのかということも含めているということでご理解いただければと思っております。
○議長(中島 勲君) 水野達夫君。
○6番(水野達夫君) そのへん、ちょっと平行線になりますので次の質問に移らせていただきますけど、深層水の利活用の研究にどうしても滑川蒲鉾の用地及び建物が必要なのか。水産利用研究等も含めて、富山県水産研究所との連携も必要だと思われますが、そのあたりの見解について伺いたいと思います。
○議長(中島 勲君) 石川
海洋資源振興課長。
○
海洋資源振興課長(石川久勝君) 滑川蒲鉾の用地及び建物については、これまでの繰り返しになりますけれども、当然、深層水の利活用研究を含めて、各種活用も想定しているものですから、その場所で実施したいという考えのもと必要であると考えております。
なお、研究の中身等々におきましては、水産研究所で過去にやったものがあるというのも当然理解しておりますので、新たにどういったものができるかということは、当然、研究所、それから隣にあります栽培漁業センターとの連携も必要と考えております。
なお、これまでの担当者レベルではどういうことができたかとか、例えばこういうことをお願いしたら施設的にどんなもんかねという話等もさせていただいているところでありまして、引き続き両施設等とも連携はとってまいりたいと考えております。
○議長(中島 勲君) 水野達夫君。
○6番(水野達夫君) 1点確認なんですけど、9月10日日曜日、北陸中日新聞に「滑川蒲鉾の跡地取得ありきか」ということで、でかでかと記事が載っています。
ここに水産研究所の所長のコメントが載っていまして、「市の担当者から何も説明はない。研究の場所を維持するだけでも大変だと思う。跡地を取得するために理由をつけた印象がある」とのコメントがこの新聞には載っています。
今、担当レベルではお話をされているという話なんですけども、このコメントとのそごというか、そのあたりの見解を伺いたいと思います。
○議長(中島 勲君) 石川
海洋資源振興課長。
○
海洋資源振興課長(石川久勝君) 申しわけございませんが、あくまでも研究所の所長が回答された中身については、私、把握しておりませんので、発言は控えさせていただきたいと思います。
○議長(中島 勲君) 水野達夫君。
○6番(水野達夫君) きのうの市長の中川議員の代表質問の答弁だったと思います。税金の話、入札関係の話ですけども、市民の税金を守るのが第一義だとはっきり言われました。市民の限りある税金をどう使うか、それを考えるのが市当局でありまして、事業の選択と集中も含めて、本当に真剣に考えていただきたいなということで次の質問に移らせていただきます。
2点目は、タラソピアの現状と今後の方向性についてであります。
平成10年10月に海洋深層水体験施設としてオープンしたタラソピアも、これで19年の月日が経過しております。
私ごとで申しわけありませんが、私も当時、市の担当者として、海洋深層水をほたるいかミュージアム、タラソピアへ送水する管の敷設をする工事にも携わってきております。その後も、道の駅周辺の外構工事にも携わっており、平成13年度から16年度の4年間は、当時の滑川深層水振興課の一職員として、先ほど来出ている基本計画の策定や、2本目の海洋深層水取水管の陸上部分の送水管の敷設工事にもかかわってきた一人でありまして、深層水に関する思い入れというのは人一倍というか、非常に強い、思い入れが深いと私なりに思っております。
その私が今、議員となりまして、タラソピアの今後のあり方について質問を最初にしたのが、平成21年11月に議員になった1年後、平成22年の12月定例会で、このタラソピアの今後のあり方について質問したのが最初です。
その際には、深層水のブームも一段落していて、平成12年度のピーク時5万1,000人から平成21年度には3万2,000人まで入館者が落ち込んだということで、特に落ち込みの激しかったヒーリングゾーンに何か対策を講じてできないかということで質問をしたのが7年前です。
その当時、「当面は、利用率の低下の著しい海藻、海泥のパック等のヒーリングメニューを大幅に抜本的に見直して、内部改修及び設備の更新で対応したい」と当時の担当部長から答弁があって、「内部改修にいつごろから取りかかるのか」という私の再質問に対して、当時、上田市長からは「前向きに急いでやりたい」という答弁が議事録にはっきり残っております。
それから7年、ヒーリングゾーンは平成27年度から廃止されました。それに伴う施設料収入もがくんと下がって、1人当たりの客単価も大幅に下がっているのが現状だと思います。
その後も、平成25年6月を皮切りに、何度もこの施設の老朽化の現状等を訴えて、当時は私、ヒーリングゾーンをリニューアルして、地域の宝として盛り上がっていけばいいなという思いでの質問だったんですけども、7年間、何も手つかずのまま、ポンプの更新も年次的な機械の設備更新もされないまま現在に至っておりまして、平成27年11月、市議会公共施設のあり方検討特別委員会の提言では、タラソピアの廃止ということを議会側から提言したところでありまして、その提言を受けて、タラソピアを日ごろから愛好されている方々の署名運動等が始まり、6,000名余りの署名が市長へ届けられて今現在があるのかなという理解であります。
そこでまずは、先般8月9日に開催されたタラソピア愛好会との意見交換会での状況はどうだったのか伺いたいと思います。
○議長(中島 勲君) 網谷観光課長。
○観光課長(網谷卓朗君) それではお答えいたします。
8月9日に、施設の存続を望むタラソピア愛好会23名の会員の皆様と利用者増を図るための方策について意見交換を行ったところでございます。
意見交換では、利用者数の落ち込みとそれに伴う施設利用料の現状を示し、意見を伺ったところでございます。
愛好会からは、健康増進や交流の場として、タラソピアの有益性と必要性に関するご意見や、愛好会自体が存続に向けて積極的に利用促進のPR活動を行っていくなどのご意見を伺ったところでございます。
また、営業時間短縮に伴うサービスの低下、宣伝不足により利用者が減少していることなどのご指摘も受けたところでございます。
以上でございます。
○議長(中島 勲君) 水野達夫君。
○6番(水野達夫君) 私、平成27年12月議会、約2年前ですけども、質問もしました。一方的な意見だけじゃなくて、なぜタラソピアを利用しないのか、そういった声を拾う機会をぜひとも設けてほしいということを2年前にも言いましたけど、いまだにそういう会合が開かれたという情報は入ってきていませんけども、そのあたり、なぜタラソピアを利用しない、そういうハードルが高い人たちもおられるということをもちろん理解はしておられるんでしょうけども、そちらの話を聞く機会というのは、2年前にも僕、同じような質問をしたんですけども、その後の進捗状況も含めて答弁をお願いします。
○議長(中島 勲君) 網谷観光課長。
○観光課長(網谷卓朗君) 利用されない方のご意見、それについては現在のところまだ、調査というか、お聞きしている機会はございません。
ただ、性別、それから年代、かかわらず幅広くご意見をお聞きしたいというふうには考えておるところでございます。
以上です。
○議長(中島 勲君) 水野達夫君。
○6番(水野達夫君) ならば、その幅広く聞く機会というのはいつ設けられるんでしょうか。
○議長(中島 勲君) 網谷観光課長。
○観光課長(網谷卓朗君) 存続に向けて、施設のあり方のめどがございますが、それに向けて、今後いろんな方たちから意見を聞きたいというふうに考えております。
○議長(中島 勲君) 水野達夫君。
○6番(水野達夫君) すみません、今爆弾発言があったんですけど、「存続に向けて」という一言があったんですけど、もうそれありきで進んでいるんですかね。
○議長(中島 勲君) 網谷観光課長。
○観光課長(網谷卓朗君) すみません。存続ではなく継続、今市のほうでタラソピアを継続して、存続のあり方について、今方針を決定するということもございますので、それに向けてという意味でございまして、存続ありきということではございません。
○議長(中島 勲君) 水野達夫君。
○6番(水野達夫君) 苦しい答弁ですね。
平成28年10月の滑川市公共施設等総合管理計画の策定の中で、タラソピアの具体的な方針として、市当局から示された施設のあり方について、3年をめどに方針を決定すると28年10月の管理計画ではっきり文字になっています。
そこで、その3年をめどに、この期限はいつなのか伺いたいと思います。
○議長(中島 勲君) 網谷観光課長。
○観光課長(網谷卓朗君) 平成31年3月をめどに方針を決定したいと考えております。
○議長(中島 勲君) 水野達夫君。
○6番(水野達夫君) それまでもう1年半ですよね。方針を決定するためのもう準備段階に入っていると思いますので、そのあたりも含めてどういった方針を出されるのか。もう動かなきゃいけない時期だと思います。
そこで、今後の方針を決定する重要な根拠となる数字について若干確認をさせていただきますと、これまでのタラソピアの来客数及び総売上高、市からの委託事業収入等の推移及び介護予防事業の実施状況について伺いたいと思います。
○議長(中島 勲君) 網谷観光課長。
○観光課長(網谷卓朗君) 平成10年10月のオープンから平成28年度末までのタラソピアの利用者累計は64万8,476人でございます。そこの施設利用料の累計につきましては、5億5,907万3,000円となっております。
市からの委託事業収入については、累計で8億5,665万9,000円となっており、利用者の減少に伴い、平成15年度以降は毎年5,000万円前後で推移しております。
営業時間の見直しを行った結果、平成28年度の指定管理料は4,513万7,000円で、その前年、平成27年度の5,215万4,000円と比べ701万4,000円の減額となっております。
昨年度から、タラソピアの深層水プールを活用し介護予防運動教室を実施しており、平成28年度の実績は延べ1,004人の利用でございました。
今年度8月末の利用人数は478人となっており、毎月約100人前後の利用がございます。引き続き健康増進施設としての機能を持つ施設として利用者数の増加を図ることとしております。
また、平成28年度の脱メタボタラソピア運動実践講座については145人の利用がございまして、介護予防事業と合わせると、健康増進に関する利用者は1,149人となります。
そのほか、医療福祉専門学校の理学療法士で医学療法学科長による個別相談を実施しており、昨年度の相談件数は8カ月で62件、本年度は5カ月で62件の相談となっております。利用者からは大変好評で、予約が必要な状態になっているほど好評ということでございます。
また、悠々クラブの皆さん方からの全面的なご理解とご協力をいただき、高齢者の健康づくりと介護予防を含め、タラソピアをご利用いただいているところでございます。
タラソピアを利用いただいた方からのご意見を伺う中では、ダイナミックゾーンにおける歩行浴が健康増進に効果があるということで、施設の継続の強い要望がございます。
今後、これらの健康増進事業を展開しながら、皆さんに元気になっていただくために、さらなる利用促進を図ってまいりたいと考えているところでございます。
以上です。
○議長(中島 勲君) 水野達夫君。
○6番(水野達夫君) すみません。売上高と委託事業収入の件が抜けているんですけど。
合計だけ言われたんですね。今までの合計で。
○観光課長(網谷卓朗君) はい。
○6番(水野達夫君) 私、ウェーブの決算資料をもとに委託事業料収入、ウェーブに出ている市からの委託事業収入ですけども(資料を示す)、ごらんのようにがくんと減っていますけども、これに関しては裏があるというか、介護保険の特別会計から人件費が一部、それも市の税金ですよね。介護保険特別会計ですけども、そこからの人件費というものがあって、この委託事業収入が入っているという裏わざも使いながらのこのグラフなんですけども(資料を示す)、収入のほかに、事業収入とか商品売上高、一番は料金収入ですよね。使用料収入、5年前でも1,700万あったのが、平成28年度、昨年は1,200万、500万、右肩下がりで下がっているんですよ。
このグラフ、苦労してつくってきたんですけども、こういった形で、収入に関してはもう全部右肩下がりでありまして、逆に今度支出のほうですけども(資料を示す)、思ったより人件費が下がっていない。それ以外の外注費はがくんと、営業時間を短縮したので、当たり前の話と言えば当たり前の話なんですけども、がくっと下がっている。燃料費もここしばらくは下がっている。こういったような現状があります。
きのう高木議員の代表質問でもありましたけど、5年間の決算をまとめてみると、当期純損益(資料を示す)、ごらんのように、昨年、一昨年は若干の黒字ですけども、毎年赤字。これにはさっきの委託事業収入をまぜた形でこれだけなので、4,000万、5,000万の滑川市からの税金をつぎ込んで今期は180万ぐらいの赤字、それを入れればもう五千何百万の赤字みたいな話になりますので、それを今後どうされていくのかというのが私の質問なんですけども、時間の関係上、次に行きますけども、来年10月で、平成10年10月オープンのタラソピアは20周年を迎えます。その中で、タラソピアの機械類の現状をどう捉えておられるのか伺いたいと思います。
○議長(中島 勲君) 網谷観光課長。
○観光課長(網谷卓朗君) タラソピアの設備・機器類の更新については、平成25年度に更新計画を立てております。
早急に更新が必要な設備といたしましては、まずボイラー関係と給排水管設備というふうに捉えております。
以上でございます。
○議長(中島 勲君) 水野達夫君。
○6番(水野達夫君) 9月2日に機械室を見せていただきました。これが現状です(資料を示す)。ピントが合っていないんですけど、こういう状況です。
私が見ていただきたいのはこれなんですね(資料を示す)。床のマンホール、全てもうはまらない状態なんですよ。ふだん管理しておられる方はもちろんわかっているので足のつまずき等はないと思うんですけど、全部が全部マンホールがもうこういう状態です。
施設もこういう(資料を示す)、海水なのでこれは仕方ないと言えば仕方ないんですけども、このソルトフィルターユニットの横がもうこういう状態ですよ。
あと、一番見ていただきたいのはこれなんですけど(資料を示す)、電気室の天井ですよね。この上、何かわかっています? この上、今のダイナミックゾーンです。ダイナミックゾーンから確実に漏れています。海水の結晶がこういう天井につららになっている。これ、一回取ったはずなんですよ。
私、2年前にも一回こういう写真を撮ってきたので、その後一回きれいにされたんですけど、結局またこういう状態なんです。
その壁もお見せしますと(資料を示す)、電気室の壁もこういう、そこの石膏ボードなんかはもう下が膨れ上がって膨張しているような状況なので、これも含めてこの設備をどうされていくのか。
そのへん含めて、最後の質問ですけども、ちょうど1年ぐらい前に静岡に行く所用がありまして、その際に、静岡に行くのならということで、私一人で前もって入らせていただいて、静岡県焼津市の「アクアスやいづ」という同じような施設を、焼津市役所に行ってお話も聞きながら、アクアスやいづにも連れていってもらって中の視察もさせていただきました。
そのときに焼津市水産部の漁港環境課長から、今後の課題として最初に挙げられたのが施設の故障や修繕箇所の増加であり、同様の施設、同様の悩みを抱えていらっしゃることがよくわかった視察だったんですけども、こういう現状を踏まえて、このタラソピア、今後の課題を整理した段階で、将来的に持統可能な施設だと思われているか、そのあたりを伺いたいと思います。
○議長(中島 勲君) 網谷観光課長。
○観光課長(網谷卓朗君) 今ほど議員おっしゃいました焼津のほう、そこの担当者にも話は伺ったことはございます。
タラソピアについては来年10月で開館から20年を迎えると、経過するということから、今後さらに機器の故障や修繕箇所が増加することが当然想定されます。
現在、必要最小限の保守管理をウェーブ滑川において行っておりますが、抜本的な整備は当然必要になってまいります。更新計画に基づき整備を行えば、持続可能な施設になるというふうに考えているところでございます。
以上です。
○議長(中島 勲君) 水野達夫君。
○6番(水野達夫君) 今ほど、更新計画に基づき整備を行えば持続可能な施設と言われましたけど、その更新計画に基づくと毎年幾らぐらいの支出があるのか伺いたいと思います。
○議長(中島 勲君) 網谷観光課長。
○観光課長(網谷卓朗君) 更新計画においては、年度によって整備項目が違いますので、2,000万から4,000万円の整備費ということで25年当時計画を立てております。
○議長(中島 勲君) 水野達夫君。
○6番(水野達夫君) 何年計画ですか。
○議長(中島 勲君) 網谷観光課長。
○観光課長(網谷卓朗君) たしか10年計画であったかと思いますが、詳細についてはちょっと、申しわけありません、また確認して報告させてください。
○議長(中島 勲君) 水野達夫君。
○6番(水野達夫君) 仮に安く見積もって2,000万、10年計画で2億円。
タラソピアは幾らで建ったかはご存じですよね。
○議長(中島 勲君) 網谷観光課長。
○観光課長(網谷卓朗君) すみません。ちょっと詳細な数字までは記憶にございませんが、たしか十数億だったかと記憶しております。
○議長(中島 勲君) 水野達夫君。
○6番(水野達夫君) 当時の担当の碓井部長と今、アイコンタクトしながらやっていたんですけど、私は10億、今9億円と言われるんですけど、9億、10億かかった施設なんですよ。ほたるいかミュージアムが30億、タラソピアが10億、ざっくり僕はこれで40億という理解をしていたんですけども、20年たった中で、もう機械類も古くて更新の部品がないという悩みも聞いてきました。そのあたりも含めて10年計画でこれをして、それだけのお金をかけて、それでも持続可能な施設と言われますか。それを最後確認したいんですけど。
○議長(中島 勲君) 網谷観光課長。
○観光課長(網谷卓朗君) おっしゃるとおり、部品の交換とかございますが、25年当時、計画を策定した中では、計画の中で整備すれば、今後さらにまた施設の延伸が可能だということで計画を立てておりますので、可能だというふうに考えております。
○議長(中島 勲君) 水野達夫君。
○6番(水野達夫君) そのへんはちょっと見解の相違でありまして、私もこれで2期8年の質問、これで最後になります。この後生き返ってこられれば、また12月議会に向けて、タラソピアの今後の方向性について質問もさせていただこうかなというふうに思っております。
そういった形で、私の一般質問を終わらせていただきたいと思います。ありがとうございました。
○議長(中島 勲君) 暫時休憩いたします。
再開は12時50分といたします。
午前11時48分休憩
─────────────────────
午後0時50分再開
○副議長(古沢利之君) 休憩前に引き続き本会議を開きます。
13番開田晃江君。
○13番(開田晃江君) それでは、通告に従いまして以下の質問を行います。
はじめに、乳がん検診についてでございます。
これは、フリーアナウンサー小林麻央さんの死去で関心が高まる中、テレビの番組あるいは新聞報道の中で、乳がんに対する新たな取り組みとしていろいろ報道されていました。その思いを込めて質問いたします。
(1)乳がん検診の検査項目はどのようになっていますか、お伺いいたします。
○副議長(古沢利之君) 結城
市民健康センター所長。
○
市民健康センター所長(結城幹子君) それではお答えいたします。
市の乳がん検診の検査項目は、平成25年度から国の指針に基づき、集団検診では視触診は実施しないこととなり、乳房X線検査(マンモグラフィー)を実施しているところでございます。
医療機関では、従来どおり視触診と乳房X線検査(マンモグラフィー)を実施しているところであります。
以上でございます。
○副議長(古沢利之君) 開田晃江君。
○13番(開田晃江君) 新聞報道の記事の中では、マンモグラフィーや超音波を使った検査もあるとありますが、ここで課題があることも説明すると出ています。
マンモグラフィーあるいは超音波、滑川市はまだ超音波検査はしていないんですか、お伺いします。
○副議長(古沢利之君) 結城
市民健康センター所長。
○
市民健康センター所長(結城幹子君) 現在のところ、マンモグラフィーだけの検査でございます。
○副議長(古沢利之君) 開田晃江君。
○13番(開田晃江君) 今のところ、マンモグラフィーだけで大体のことは網羅されていると考えておられるんですよね。お願いします。
○副議長(古沢利之君) 結城
市民健康センター所長。
○
市民健康センター所長(結城幹子君) それではお答えいたします。
乳房には乳腺が張りめぐらされ、乳腺密度が高い順に、高濃度、不均一高濃度、乳腺散在、脂肪性の4段階に分類されております。
高濃度乳房は日本人女性の約4割を占めるとされ、特に30歳から40歳代の若い女性に多く、マンモグラフィー検査では乳腺もがんも白く写ることから、高濃度乳房の場合は見分けにくくなることがあるため課題となっております。
そのため、国では超音波検査を併用することも検討されていますが、現段階では、超音波検査を追加することによる効果は確認されておらず、超音波検査を追加することで要精検者も増加することから、受診者の不利益が増すこともあると指摘されております。
そのため、対策型乳房検診に超音波検査を追加で行うことについては、さらなる研究と検討が必要であるとされております。
以上でございます。
○副議長(古沢利之君) 開田晃江君。
○13番(開田晃江君) それこそマンモグラフィーだけではわかりにくいこともあるということで、超音波検査も必要と言うお医者さんもいらっしゃいます。
ただ、先ほど所長さんからの答弁では、結果として、がんではないものに対する精密検査の指示というのが多く出るんじゃないかという思いもあって、それも不利益という形になっているんだと思います。
滑川としては、私は女性たちのために、本当にいい形で健康診断が行われたらうれしいと思っておりましてこの質問をいたしておりますが、今度3番目です。今後、高濃度乳房と判定された場合、受診者への通知はどのような手法で行っているかということですが、今、高濃度乳房であるとかないとかの判定はしていないんですか。
○副議長(古沢利之君) 結城
市民健康センター所長。
○
市民健康センター所長(結城幹子君) 現在のところの結果の報告は、要精検か異常なしの2種類でございます。
○副議長(古沢利之君) 開田晃江君。
○13番(開田晃江君) 本当に高濃度乳房というのは、私の知り合いのお嬢さんも、異常なしという結果に対して本当はがんであったということも実際ありました。
そういう意味では、今ほど所長さん、要精密検査あるいは異常なしの結果で今まで来ていたと思いますが、特にマンモグラフィーでは、この高濃度乳房は、がんは見つけにくい。また、病気ではなく体質であるということと年齢で変化もする。また、体重の増減で変化するということが特徴として挙げられています。
また、乳房のタイプとしては、今ほど所長さんもおっしゃいましたが、脂肪性というのは病変は見つけやすい。あるいは乳腺散在、これは病変が比較的見つけやすい。また不均一高濃度、これは病変が比較的見つけにくい。そして、今ほど言っています高濃度は、乳腺に脂肪がほとんどなく見つけにくいということになっています。
現在、滑川市は乳房のタイプまでは求めていないというのも、国もその指針ですが、これからは見落としたら大変です。高濃度乳房のタイプの通知もあわせてできるように体制を考えてほしいと思います。
また、国は一律に全自治体に義務化するのではなく、体制の整った自治体に活用してもらうとありますが、今年度中に通知方法を定めた指針をまとめるとあります。若い30代、40代の皆さんのためにも早急に体制を整えていただきたいと思いますが、いかがでしょうか。
○副議長(古沢利之君) 結城
市民健康センター所長。
○
市民健康センター所長(結城幹子君) 今ほど議員さんもおっしゃいましたが、現在、国のほうで、乳房のタイプにつきまして検診の際に通知をするということに対して、一定の指針を定めるという作業をしているところであります。
住民健診は、そういった法律にのっとった根拠に基づいて効率的な形で行うことが大変重要であると思っておりますので、またその指針も参考にしながら、適切に乳房タイプの伝達ということも行っていきたいと思っております。
また、現在のところ、この乳房のタイプということに対して4つのタイプがあるということも、先ほど議員さんがおっしゃったように、最近にわかにそのことに注目が集まってきておりまして、乳房のタイプを知るという、その4種類があるという啓発からというところでも、また市民の方の意識も、ご自身が自己管理の意識を向上されるという意味で大変重要な部分であるかと思いますので、またそういったところは市として取り組んでいける部分であると思いますので、積極的に動向を見て取り組んでまいりたいと考えております。
以上です。
○副議長(古沢利之君) 開田晃江君。
○13番(開田晃江君) ありがとうございます。
本当に健康診断を受けたら、「これくらいならいいがじゃないかな」とか「ああ、よかった」だけで終わってしまう。そういうことを見ると、やっぱりいろいろな形で、重篤化を防ぐためには、ちょっとした心配ということも意識づけてもらいたいと思いますし、せっかく多額のお金をかけて健康診断をしてもらっています。そういう立場でも、私たちにしても、やっぱり聞いておく必要もあるという思いがありますので、これからもよろしくお願いいたします。
それでは、2番目の防災についてでございます。
9月は防災月間ということで、ラジオの特別番組が組まれたり、防災意識を高めるために、いろいろな角度で報道が行われています。
西加積地区でも、自治会連合会としては、10月には炊き出し訓練、あるいはまた、その状況把握のため、町内会長さんはじめ連合会長を先頭に協議しておられます。
きのうの尾崎議員の質問にもありましたが、私なりに緊急時を想定して質問いたしたいと思います。
まず1番として、避難所となる学校の断水時のトイレの水の確保はどのようになっているかです。また、公共施設でも断水時対応はなされていますかですが、これは西部小学校の耐震、リニューアル工事のときに、雨水を水洗トイレに使用するということがありました。現在も雨水をためて、それらを水洗トイレに流している、使っている。なくなったら水道水を使うということを聞いております。
これらのことも含め、災害時の避難所の、特に学校のトイレ事情をお聞かせください。あわせて公共施設はどのようになっているかもお願いいたします。
○副議長(古沢利之君) 下野総務課長。
○総務課長(下野宏一君) それではお答えいたします。
市内の小中学校9校につきましては、全て市の指定の避難所となっておりまして、避難所を開設した際には、特に断水している場合には、北加積小学校や東加積小学校には高架水槽がございますので、そういったものを活用するというふうな予定であります。それから、早月中学校の体育館には雨水のタンクもございます。西部小学校のほうはおっしゃいましたが、残念ながらそれ以外の学校につきましては、プールの水は使えないかと考えております。
それから、プールに水がないとか、あるいは使えないようなときには、学校のトイレがちょっと使えないのではないかというふうに考えておりまして、きのうの質問でもちょっとお答えしておりましたが、消防署の横にあります備蓄倉庫にあります仮設トイレ、段ボールトイレですけども、そういったものを使用しようと考えております。
それから、避難所となるその他の公共施設につきましては、いずれも高架水槽等の設備がございませんので、断水した場合には全て仮設トイレ、先ほど説明しました段ボールトイレでの対応ということになると想定しております。
以上でございます。
○副議長(古沢利之君) 開田晃江君。
○13番(開田晃江君) この滑川市地域防災計画の208ページに、トイレ対策としてこういう項目がございます(資料を示す)。これは、「トイレの洗浄水、手洗い用水、トイレットペーパーのほかのものも含め、衛生対策に必要な物資を供給する」とあります。特にトイレの洗浄水に関してはすぐ必要なことですので、水の確保の対策はこの後とられていきますかどうですか、お伺いします。
○副議長(古沢利之君) 下野総務課長。
○総務課長(下野宏一君) お答えいたします。
現在想定しています災害の状況、いろいろなものがあると思いますけども、一番心配しておりますのは、下水の配管が使えないことが想定できないかと。
今、上流側の水のことをおっしゃっているんですけど、果たしてそのまま下水あるいは合併浄化槽に流してもいいのかということを盛んに内部で検討しておりまして、そういったことから言いますと、その場で完結できるようなトイレというものが重要でないかということから、そちらの方面を重点的にやっておりまして、今ほどおっしゃいました上流側の水についてはちょっと検討は遅れておるかと思います。
○副議長(古沢利之君) 開田晃江君。
○13番(開田晃江君) そうしましたら、課長さん、例えばこういう防災計画にいろいろな形で記載してありますが、例えばです。次、これは209ページですね。「平常時は水洗トイレを使いながら、非常時に汲み取りトイレとして使用が可能なものなど、災害時に対応できるようなトイレの整備を推進する」とあるのですが、この私たちがいただいたのは平成26年ぐらいだと思います。その後、例えばついことしですか、中加積駅のトイレもできました。あるいは、その前に、これができ上がってから順番に、例えば寺家小学校の改修であったり、田中小学校の新築であったり、いろいろなところで、お金をかけてとは変ですが、順番順番に整備されています。
ですから、こういうことは想定しないで、学校だけつくろうと思われたのか、そこのところをちょっとお伺いします。
○副議長(古沢利之君) 下野総務課長。
○総務課長(下野宏一君) 学校の改築等をする場合にどこまで配慮してやるかについては、残念ながら私、かんでおりませんで、お答えしづらいということで、すみません。
○副議長(古沢利之君) 開田晃江君。
○13番(開田晃江君) それこそ十何年前に西部小学校が建ったときに、雨水を利用した水洗トイレ、これもある程度のそれこそエコ生活なのかわかりません。ただ、そういうことに対するいろいろな環境下であったり、今の総務課のトイレであったり、教育委員会がつくる学校に対して、いろんな角度から力を持ち寄って学校ができていったんじゃないかと思いますが、総務課長は「僕はわかりません」と言われますので、仕方ないのかなと思いながらおります。
ただ、例えば大型の災害が来たとき、消防署のほうへトイレを取りに行くとか、何かしに行くとかってなかなかできない。そういうことを考えると、すぐそこでお手洗いができるような、そういう設備も各地区にあってもいいんじゃないかなと思いますので、せっかく地域防災計画として書いてあるんです。それもあわせて見ながら整備をしていただきたいと思いますが、いかがですか。
○副議長(古沢利之君) 下野総務課長。
○総務課長(下野宏一君) 計画に乗っておりますところは私も十分承知していないということがありますけども、そういったことも含めて、今後どういったことが一番適切かまた検討していきたいと思います。
○副議長(古沢利之君) 開田晃江君。
○13番(開田晃江君) 今ほど下水道のほうも心配だとおっしゃいましたので、下水道の皆さんから、あるいはまたトイレの、あるいは災害の、いろんな角度で庁内会議を進めていただいて、いざというときの安心と安全はやっぱり役所から発信していただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。
○副議長(古沢利之君) 上田市長。
○市長(上田昌孝君) 開田さんの今のトイレの話は、雨水を使うということ。私、サッカー場の休憩室をつくったときに命令をしたんですが、職員が来てくれなかったのであります。これは極めて自然のきれいな水を、雨水は結構きれいなものですから、放射能でも来ればまた別ですけれども、この水は大いに使うべきだろうと、順次整備すべきと思っております。
以上です。
○副議長(古沢利之君) 開田晃江君。
○13番(開田晃江君) 市長さん、ありがとうございます。
女性はトイレが命です。ご飯を食べる前にトイレですので、よろしくお願いいたします。
次、(2)です。滑川市の学校で、災害時に対応するため、電力の確保、飲料水の確保、備蓄、通信設備の保有などは、それぞれ何%ぐらいありますか。お願いいたします。
○副議長(古沢利之君) 下野総務課長。
○総務課長(下野宏一君) 市内の小中学校の災害時の設備につきましては、電力は田中小学校、東部小学校、北加積小学校、滑川中学校の4校に太陽光発電がございまして、それの非常用発電の設備がございますので44%、それから、飲料水、食料等の備蓄につきましては、備蓄倉庫が田中小学校にございますので11%、それから、通信設備は全校で防災ラジオを保有しておりますので100%としております。
以上でございます。
○副議長(古沢利之君) 開田晃江君。
○13番(開田晃江君) 田中小学校に関しては、完成したときに備蓄倉庫ということで見せていただきました。あるいはまた、太陽光発電もいろんなところで確認させてもらっています。ただ、ないところもありますので、今後またそういうことの整備もお願いしたいと思います。
それでは、3番目です。ちょっとたくさん書いたので、時間がないので急ぎます。
(3)として、避難所間、例えば西加積でしたら西部小学校と西加積地区公民館、地元のことでごめんなさい。この避難所間の通信網をどのように考えていらっしゃるかなと思っています。
トランシーバーだけなのか、どうせ携帯も使えないと思いますので、何かウルトラCがあるのか、そこのところを考えていらっしゃるかどうかお伺いします。
○副議長(古沢利之君) 下野総務課長。
○総務課長(下野宏一君) 指定避難所を開設した場合につきましては、各避難所と市災害対策本部あるいは避難所間をつなぐ通信手段として、基本的には電話、ファクスが使えればそちらを基本としたいと思っています。
ただし、断線等がありました場合には、携帯電話ですとか防災行政無線―移動系のものですね。それから広報車等を活用するということしかないのかなと考えております。
○副議長(古沢利之君) 開田晃江君。
○13番(開田晃江君) 滑川市と避難所とをつなぐのって、必ずやっていらっしゃると思うんです。避難所と避難所なんです。結局、西加積の人たちは2カ所ですよといったら、この人とこの人の毛布ないよとか、お水持ってきてとか、そういうことの連絡ですよね。
例えば、たまたまドローンを動かす人が、ドローンを利用して両方に電波を出せないかとか、いろいろ考えていらっしゃるということも聞きました。ですから、ここも少し工夫していただきたいなと思っております。
その次、4番目です。現時点で、各校下の避難者をどれだけ収容できる予定なのか、お伺いします。
これも自分のところばっかりでごめんなさい。西加積地区では、西部小学校と公民館で約500人は収容できるだろうと話しておられました。各校下の避難者受け入れの把握はしてありますか、お伺いします。
○副議長(古沢利之君) 下野総務課長。
○総務課長(下野宏一君) 各校下の収容人数でございますけども、とりあえず今、学校だけに限って言いますと、寺家小学校が1,300人、田中小学校が1,400人、東部小学校が1,500人、北加積小学校が1,200人、東加積小学校が750人、南部小学校が1,300人、西部小学校は2,100人でございます。
そのほかに、中学校ですとか高校、それから幼稚園、保育園、地区公民館等、避難所がたくさんございますが、それらを全て合わせますと、3万1,945人が収容可能というふうに集計しております。
以上でございます。
○副議長(古沢利之君) 開田晃江君。
○13番(開田晃江君) 西加積地区自治会連合会が500人ぐらいだろうといった数字と随分違うと思うんですね。例えば西部小学校で約2,000人入るといったら、目いっぱい、立っとらんならんくらいじゃないですか。これで収容施設と言えるかどうかというのはいかがですか。
○副議長(古沢利之君) 下野総務課長。
○総務課長(下野宏一君) 収容というか避難していただく場所ですけども、体育館ですとか教室、廊下等、いろいろな場所を合わせますとこれだけの人数ということでありまして、例えば教室だけに限ったことではございませんので、収容可能かと思っています。
○副議長(古沢利之君) 開田晃江君。
○13番(開田晃江君) すみません。1人何平米とか何か書いてあった……ごめんなさい。私、こんな大きくないと思ってあまり勉強してきませんでしたが、避難に対して1人幾らとかって何か基準があるんですよね。お伺いします。
○副議長(古沢利之君) 下野総務課長。
○総務課長(下野宏一君) 手元の資料によりますと、面積で計算する場合には、1人当たり必要な面積は2平米ということで、畳2枚ほどですね。
それから、その他の施設につきましても、必要面積は大体2平米ということで積算しております。
○副議長(古沢利之君) 開田晃江君。
○13番(開田晃江君) 2平米、畳1枚、寝るだけ。わかりました。
それこそ大きな災害がないというのが一番ありがたいことでして、災害があることを想定して話をしているわけではありません。ただ、そういう少しざっくりと、ゆったりとしたものをと感じております。
それでは5番目です。幼稚園や保育園を避難所に指定すればどうかという意見です。
これはなっているところもあるのかなと思いながら聞いておりましたが、グラウンドだけが避難所になっているというところもありますし、なっていないところもありますが、授乳をしている赤ちゃんなんかは、たくさんの公民館や体育館に入るよりも、ああいう小さな保育園とか畳のあるところ、木造のところ、そういうようなところも非常に、今滑川市さんのおかげで保育園や幼稚園、全部非常にきれいになりましたので、あわせて避難所とかお願いしたらいかがですか。
○副議長(古沢利之君) 下野総務課長。
○総務課長(下野宏一君) 市では、幼稚園や保育園につきましても、構造が木造である施設などを除きまして、9施設を指定避難所に指定しております。避難所を開設するにあたりましては、選択肢を多くしたいということで、こういった配慮をしておるということでございます。
今ほど女性の方だけを避難するための施設とおっしゃいましたけども、一番最初の段階では、そういった女性の方はこちらというのはできにくいのかなということと、あと、家族を分けるという話になりますので、夫婦で分かれて避難するのは寂しくないかとか、そういったいろいろなことを考えたりしておりますが、一応施設としては避難所として開設できるということでございます。
○副議長(古沢利之君) 開田晃江君。
○13番(開田晃江君) いざとなったら、男性の皆さんは川の掃除やら瓦れきの片づけやらで大変ですので、家族が云々というのももちろん大事でしょうけども、女性からすれば、赤ちゃんにおっぱいをあげる、安心して飲ませてあげられる、そういう場所もあったらいいなと思っております。
次に移ります。滑川市運動公園についてです。
これは、今盛んに堀江の運動公園が工事されております。堀江地内のふれあい広場のことですが、本当にきれいに順番にできておりまして、長いこと手つかずであった堀江の公園、公園になるんでしょう、なっています。
とてもいいなと思っておりますが、まず1番として、運動公園日本庭園側の童和保育園の横のポータブルトイレ、これはポータブルトイレです(資料を示す)。このトイレ、下水道が通ったら新しくするということを聞いておりましたが、この改修の考えはありますか、ありませんか、お伺いします。
○副議長(古沢利之君) 川岸公園緑地課長。
○公園緑地課長(川岸弘明君) 童和保育園側のトイレの改修についてお答えいたします。
現在、日本庭園ゾーンにおいては仮設トイレにて対応していますが、下水道が整備されたことから、新たなトイレの設置を検討しているところであります。
また、市長と語る会においても要望を受けており、設置場所、規模についても検討してまいります。
○副議長(古沢利之君) 開田晃江君。
○13番(開田晃江君) 課長、検討していただきたいと思いますが、こういう検討で随分悩まされて16年過ぎました。いつごろまでにできるとか、いつごろつくりたいとかということを明言できますか、お願いします。
○副議長(古沢利之君) 川岸公園緑地課長。
○公園緑地課長(川岸弘明君) トイレについてはご不便をかけているところでございます。今後、早急にトイレ整備を行えるよう、また努力してまいりたいと考えています。
○副議長(古沢利之君) 開田晃江君。
○13番(開田晃江君) トイレ整備してよってずっと言ってきました。野球場のあそこの広場のトイレもやはり和式トイレです。そういう意味では、洋式トイレにしてもらいたいという思いもありますし、ただ、仮設トイレよりまだいいでしょう。この仮設トイレ、それこそすぐ隣で植樹祭があった公園です。この仮設は早目にきちっとしたトイレの設置をお願いしたいと思います。
もう一度、来年ぐらいにはできませんか、課長、お願いします。
○副議長(古沢利之君) 川岸公園緑地課長。
○公園緑地課長(川岸弘明君) できるだけ早急に整備したいと考えております。
○副議長(古沢利之君) 開田晃江君。
○13番(開田晃江君) 課長は答弁、それですよね。
部長さん、いかがですか。
○副議長(古沢利之君) 長井建設部長。
○建設部長(長井孝芳君) 開田議員からは、私が若いときから、この議場でこういう質問をよく受けました。
そういうことで、答えを言わないと引き下がっていただけないということで、財政とも相談して、できれば要望、市長と語る会でも出ていますので、来年あたりをめどに頑張ってまいりたいと思っていますので、よろしくお願いします。
○副議長(古沢利之君) 開田晃江君。
○13番(開田晃江君) 部長、ありがとうございます。トイレになったら嫌だなと思っておられたと思いますが、来年楽しみに。私、そばですので、よろしくお願いします。
それでは(2)です。植樹祭のための公園はこの後どのように管理されますかです。
植物は生き物ですから、本当に手がかかり、費用もかさむと思います。指定管理を募集するのか、委託事業にするのか、しっかり決めて公園の管理を行わなければならないと思いますが、公園の芝生、あるいは除草、あるいは虫も含めた病気、予防ですね。計画を立てなければいけませんが、どのように考えていらっしゃいますか、お知らせをお願いします。
○副議長(古沢利之君) 川岸公園緑地課長。
○公園緑地課長(川岸弘明君) 植樹祭後の管理についてお答えいたします。
市植樹祭、全国植樹祭を5月に開催し、市、県内外の多くの方々にご協力をいただき、樹木ではクヌギ、トチノキなど、果樹では梅、アンズ、クリなど、750本の植樹をしたところであります。植樹した樹木については、防除や除草に努め、順調に生育しているところであります。
また、今後の樹木管理については、専門知識を有する業者への委託を考えており、軽微なものは市で対応したいと考えております。
皆様に植樹していただきました樹木を大切に守り育て、憩いや集いの場として親しまれる公園となるよう管理に努めてまいりたいと考えています。
○副議長(古沢利之君) 開田晃江君。
○13番(開田晃江君) それでは、これなんですが(資料を示す)、あそこの公園はどこまでが公園でどこまでが墓地なのかなかなかわかりませんが、何か境界をするとか、ここですよということがありますか。
それともう1つ、今、小さな事業は滑川市が直営でするということをおっしゃったんですか、あわせてそれもお聞かせください。
○副議長(古沢利之君) 川岸公園緑地課長。
○公園緑地課長(川岸弘明君) 墓側の境界につきましては、8月におきまして、堀江町内と管理境界、境を決めるということで、地権者と境界立ち会いを行ったところであります。
今後、堀江町内と維持管理につきまして、その境界、仮の木ぐいが打ってあるんですが、そちらを境にしまして除草をすることとしております。
境については、今フェンス等は考えているんですが、今後、煮詰めていきたいと考えております。
市で施行する直営の部分ですが、例えばことし芝刈り機を買いましたが、職員が芝の管理の技術を習得しまして、きめ細かな公共サービスの提供やコストを縮減するため活用したいと考えておるところであります。
○副議長(古沢利之君) 開田晃江君。
○13番(開田晃江君) この芝刈り機、230万で、予算書にも230万で買うとありました。これは委託業者さんに渡すんですよねって言おうと思っていたんです。ただ、専門的なものは業者さんに委託するって、これはもうぜひしてもらいたいと思います。
それで、この230万の芝刈り機を使って、手のあいた人、芝刈ってこられではだめなんじゃないですか。
というのは、もし職員がそれをすることになると、時間給2,000円ぐらいの人が芝を刈っているわけですね。私、そういうのだったら、そういうことがあるかなと思って書いてきたのは、今後は滑川市役所維持管理班を新設して、各公園や児童館のこども農園あるいは道路など、人夫さん―人夫さんと言ったら失礼ですね。そういう作業班をつくって、滑川市のいろんなところに温かい目を、そして、すぐやる課じゃないですが、そういうものを設置して、外部団体をつくったらいかがかなと思いますが、いかがでしょうか。
○副議長(古沢利之君) 川岸公園緑地課長。
○公園緑地課長(川岸弘明君) ご提言、多岐にわたりまして、非常に大きいものと思っております。
これにつきましては、私ども……。
○副議長(古沢利之君) 長井建設部長。
○建設部長(長井孝芳君) それではお答えいたします。
管理の部門につきましては、今ご指摘いただきましたいろんな専門業者とか、市でやる部分、これがございます。その中で、今年度230万ということで、乗用の芝刈り機なんですが、購入しております。そういう意味で、これを活用するという目的で予算を計上しておりましたので、当然市のほうでこれを使うと、これが基本でございます。
その中で、私ども職員がそれに乗って云々ということになりますと、部長はじめ課長、いろんな公園の職員もおりますが、いろんな仕事がございますので、これは市の中で、建設課の職員、外部をしておる職員もございます。そういう面を含めて、どういうふうにやっていくかということは検討させていただきます。
それと、ご提案いただきました件については、これは総務部門でございまして、私のほうからはお答えできませんので、ご了解を願います。
以上です。
○副議長(古沢利之君) 開田晃江君。
○13番(開田晃江君) それこそ、本当にせっかく230万で芝刈り機を買われたわけですので、これをどのようにたくさん活用できるか、これも今後考えていただきたいと思います。滑川市の維持管理班、これもやがてできたらいいなと思っております。一応耳にとどめておいてください。
それでは3番目です。植樹祭のための山が崩れています。こうですね(資料を示す)。早急に直すべきではないかと思っています。
雨の降り方が異常ですので、いつ降ってくるかわからないということもあって直せないという気持ちもわからんでもありませんが、これで雨終わりねということはありませんので、それと同時に、せっかく植樹してくださったところも雨でなくなっているということもあります。
そういう意味で、せっかく5月28日、たくさんの皆さん、天皇陛下もお迎えして大植樹祭が行われたわけですので、滑川市は滑川市として管理をしていただきたいと思いますが、いかがでしょうか。
○副議長(古沢利之君) 川岸公園緑地課長。
○公園緑地課長(川岸弘明君) 植樹祭の山が崩れているということに対しまして早急に直すべきではということですが、7月初旬の豪雨により表層部が洗掘したため、根の周りの埋め戻しやウッドチップによる法面の補修を行ってきたところであります。
しかしながら、8月25日から26日に発生した豪雨により、樹木周り表層部がさらに被害を受けたことから、早急に直すこととしています。
○副議長(古沢利之君) 開田晃江君。
○13番(開田晃江君) そしたら、本当に直ったらいいなと思っておりますので、よろしくお願いいたします。
それでは、公園東側の未整備の土地はどのような計画ですかですが、何年までに何を計画していますかと書いている横から、パークゴルフ場をあと2ホール整備する予定はありますかとも書きましたが、日曜日の朝、2ホールできておりました。9ホールまでつくってありましたので、あれっという思いですが、本当にこの後、トイレの休憩所の横もただいま整備中ですので、きれいになると思います。
ただ、入り口から東側、左手に向かった築山のような山があります(資料を示す)。この山は何になりますか、お伺いします。
○副議長(古沢利之君) 川岸公園緑地課長。
○公園緑地課長(川岸弘明君) 堀江自然ふれあい広場に隣接しています堀江城をイメージした築山となっております。
○副議長(古沢利之君) 開田晃江君。
○13番(開田晃江君) あのままですか。あと、何かの整備をされますか。
○副議長(古沢利之君) 上田市長。
○市長(上田昌孝君) 開田議員の全体について、少しお話ししたいと思います。
最初は、いわゆる下のほうの公園の延長でありましたので、去年植えたのは梅、紅梅も含めて植えました。それは、日本庭園から延長すると梅が坂道になじむだろうということで、そういう考えです。
それから、ゴルフ場というのは、パークゴルフの関係がありますから、街路は日光でパークゴルフの芝生に重ならんようにしながらも植えているのはリンゴと梨、これも花見も兼ねてと。花の中を、パークを回るというようなことを考えています。
梅は、南部小学校の子どもが梅干しを漬けると。食育にも生かしたいと。こういうようなこともいっぱいあの中に、目的がいろいろ植え込んであるわけです。
今、この写真ですが、堀江城を想定しております。堀江城跡ということで、堀江の地でありますので、そこに建てるかどうか建物の話はずっと先になるかもわかりませんが、高台に少し盛って、ここに堀江城があったんだよというあかしにこれを土で盛ったということです。
以上です。
○副議長(古沢利之君) 開田晃江君。
○13番(開田晃江君) 私も生まれは堀江のそばですので、そういう意味で、歴史を感じるものもできればうれしいと思っております。生まれは上市なんです。堀江の横なんです。
そういうこともありまして、長いこと、ここの整備がされておりませんでしたが、今パークゴルフをしている皆さんもいらっしゃいます。そういう意味で、近くの皆さんはとても喜んでおられますので、あわせて私たちも一緒になって期待していきたいと思いますが、よろしくお願いいたします。
それと、今ほど言われました日本庭園からの続き、とてもきれいになっておりまして、とっても見応えのある公園になってきたと思っております。
以上です。これは期待します。
次です。4番目といたしまして、「子どもの対応」と表現しましたが、ほたるいかミュージアムの入館料を市内の子どもたち、保育園、幼稚園、認定こども園、小学生は無料にして、ふるさと教育の一環にしてはいかがですかという質問です。
先日、魚津水族館に知り合いの子どもたちと一緒に行ってきました。あの施設の中に、こうやって手を入れると魚がくっついてくる、そういう場所があります。それを子どもたちがこうして、ああ、おもしろい、おもしろいとさわっていました。そしたら小さな幼稚園の子が、「えっ、滑川のほたるいかミュージアムちゃ、いっぱいの魚さわれるがんぜ。カニもおるし、エビもおるし、ホタルイカもおる。そういうのが滑川にあるがんぜ」って言ってくれたんですね。
小さな子どもたちは、1回か2回の体験がもう滑川自慢です。子どもに教えられるというのを本当にそのまま感じました。
遠足や校外学習を利用してほたるいかミュージアムへ行って、ふるさと自慢をし、自慢と言ったら変ですね。ふるさとを自信持って、「ほたるいかのまち滑川」というのを意識づけたらどうかなという思いで質問いたします。
入場料は教育委員会や市役所が負担したらいかがですか、お願いします。
○副議長(古沢利之君) 石倉学務課長。
○学務課長(石倉裕子君) お答えいたします。
これまでも、小学生の市内文化財見学事業や校外学習の一環として、ミュージアムを訪問した際に、株式会社ウェーブ滑川から入館料の免除を受けております。
また、毎年実施していますディスカバー滑川ふれあい事業のホタルイカ解剖教室では、ミュージアムで解剖教室を行った後、館内の見学を行っており、参加児童の入館料は事業の中で予算化しており、参加児童の負担はないようにしております。
ふるさと教育の観点からも、市内の児童等がほたるいかミュージアムで学習する事業などで入館する際においては、今後とも児童等の負担とならないよう努めていきたいと考えております。
以上でございます。
○副議長(古沢利之君) 開田晃江君。
○13番(開田晃江君) 行事のときだけ無料なんですか。校外学習とか、あるいは学童保育ですよね。ことし、西加積地区の学童保育が、三、四十人でしょうか、「のる my car」を利用しながらミュージアムへ行ったと。ちゃんと350円払った。どうしても免除にならない。
そういうのとか、保育園とか幼稚園、認定こども園もそうですが、本当に何にも補助がないんです。そのまんまお金を払っています。
そして、小学校も、免除してもらっていますと今課長さんはおっしゃいました。ところが、ほたるいかミュージアム、赤字だ、赤字だ、赤字だってみんなで言っとるがですね。それは免除してもらうんじゃなくて、学校単位で校外学習に行くとか、そういうことはやはり市でその分もほたるいかミュージアムに補填してあげなきゃいけないんじゃないかなと思います。
というのも、1つの団体が来られると、本当にキラリンをかぶって汗だくで対応しておられます。それくらいにミュージアムへ来てもらいたいという、ミュージアムの皆さんは一生懸命おもてなしをしていらっしゃいますので、そういうところはふるさと教育というところでいかがでしょうか。
○副議長(古沢利之君) 石倉学務課長。
○学務課長(石倉裕子君) ありがとうございます。
学童保育や保育園、認定こども園、幼稚園など、民間が主催される事業での入館料の無料化ということにつきましては、ミュージアムを管轄する担当課がありますので、そちらのほうとまた一緒に検討してまいりたいと思っております。
以上でございます。
○副議長(古沢利之君) 開田晃江君。
○13番(開田晃江君) 課長、何か言わんにゃならんようになってしまったなかいに。
民間がって言われたら、じゃ、あずま保育所と坪川保育所はただで、あとの民間の保育園その他は有料でみたい形ですか。そういう考え方になりますか。お伺いします。
○副議長(古沢利之君) 石倉学務課長。
○学務課長(石倉裕子君) 申しわけございません。私の言葉足らずだったと思うんですけれども、現在、ほたるいかミュージアムに校外学習として行っておりますのはほとんどが小学校ということでございまして、それで、今議員がおっしゃったような、民間の方も含めた保育園児や、例えば学童保育等、さまざまな子どもたちが利用する場合の利用料金につきましては、管轄する担当課と相談して検討していきたいということでございます。
以上でございます。
○副議長(古沢利之君) 開田晃江君。
○13番(開田晃江君) 担当課と相談してだめねって言われるのか、いいねって言われるのかわかりませんが、例えば小学校の校外学習でほたるいかミュージアムを訪問しているのは寺家小学校。田中小学校は小諸との交流会のとき。あるいは東部小学校、これはシーズン外ですね。それくらいしか行っていません。
ですから、そういうことを考えると、校外学習の先にミュージアムへ寄って、ミュージアムの状況を見て、魚、ホタルイカ、そういうものに対して、見る、聞く、さわるをして、それから東福寺へ行くなり、いろんな校外学習に出かけられてもいいんじゃないかという思いです。
そういうことを含めて、私は今、幼稚園の子どもでさえ、滑川のほたるいかミュージアムではもっとたくさんの魚さわれるよと自慢しているんですね。こういう心は、今つかんで上手に表現してあげないと、しぼんでしまいます。課長、いかがですか。
○副議長(古沢利之君) 石倉学務課長。
○学務課長(石倉裕子君) 議員のおっしゃるとおり、小さいころの体験というものは得がたいものだと思います。ましてや、我が滑川の誇るホタルイカ、それから豊かな富山湾で採取された魚介類など見学できる場となっておりますので、十分またそういったよさを保育所、認定こども園、小学校へと広め活用していただくように、教育委員会からもまた働きかけていきたいなと思っております。
以上でございます。
○副議長(古沢利之君) 開田晃江君。
○13番(開田晃江君) 子どもたちというのは、本当に小さいときは宝物です。そういう真心も一緒に育ってくれると思いますので、ほたるいかミュージアムの管轄の課と相談しないで、教育委員会の予算として、これはしっかり子どもたちを育てる、ふるさとの子どもたちを育てる、そういう意識をもう一度持っていただきたいと思います。
全部大事な子ども、市長さんは子ども第一主義で来ておられるがに、大事なところで負けたらちょっと寂しいじゃないですか。よろしくお願いします、課長。「はい」って言ってよ。
○副議長(古沢利之君) 伊東教育長。
○教育長(伊東 眞君) ふるさと教育、熱心なご提案ありがとうございます。
ただいまおっしゃいましたように、市の関連する施設で市の子どもたちに見てほしいということであります。
小学生については文化財見学等々を含めて、そこに行けるように交通手段、そして入館料につきましても、今ほどおっしゃいましたように、本当に収入について心配される中で、よくこうして対応してもらっていると思いますので、積極的にそうしたことを進めたいと思っております。ありがとうございます。
○副議長(古沢利之君) 開田晃江君。
○13番(開田晃江君) 教育長さん、ありがとうございます。
「積極的にそういったことを進めたいと思います」と言われましたので、きちっと小学生の校外学習、幼稚園、保育園の遠足の前の施設見学、それらも何とかして無料になればうれしいなと思っております。
ただ、保護者その他はお金はきちっともらってください。それもはっきりと言っておかないと、大人まで、引率者までただというのはちょっと厚かましいと思いますので、お願いします。
それでは5番目、まちづくりでございます。
新幹線から見える滑川市のPR看板の設置の進捗状況はいかがですか。
3月議会でも質問いたしましたが、前の年の繰越明許、今回また繰り越しなんてならないように、現在の進捗状況をお伺いいたします。いかがですか。
○副議長(古沢利之君) 網谷観光課長。
○観光課長(網谷卓朗君) お答えいたします。
現在、北陸新幹線の乗客からはっきり見えるよう準備を進めており、近いうちに設置することといたしております。
場所については、早月川の河川、大掛地内に設置することといたしております。
以上でございます。
○副議長(古沢利之君) 開田晃江君。
○13番(開田晃江君) うれしいです。これは平成25年もそうです。その前の平成23年にもこの質問をしながら今まで来ました。その間に碓井部長から、ここもだめ、ここもだめ、ここもだめって、連れていっていただきながら、今ようやく早月川のそこにできるということですので、期待して待っております。
その次、最後6番目です。児童虐待の状況をお伺いいたします。
富山県の状況として、非常に悪いという報道がありました。
滑川市の状況として、現在はいかがですか。相談や通報など件数としてわかりますか、お願いします。
○副議長(古沢利之君) 石川子ども課長。
○子ども課長(石川美香君) それではお答えいたします。
平成28年度の県内児童相談所における相談対応件数は629件であり、27年度の358件に比べ大幅に増加しています。
これは、県民の児童虐待に対する意識が高まっていることに加え、市町村や警察と児童相談所が情報共有して連携する対応が進んだことが大きな要因とされています。
本市における児童虐待相談件数は、27年度8件、28年度18件となっています。警察や児童相談所を経由したものが増加しており、本市においても関係機関との情報共有、連携による対応が進んだためと思われます。
児童虐待への対応としては、要保護児童地域対策協議会を設置するとともに、学校、保育所、健康センター等の関係機関と連携し、早期発見・早期対応に努めているところであります。
○副議長(古沢利之君) 開田晃江君。
○13番(開田晃江君) ありがとうございます。
これは非常にデリケートな問題でして、なかなか難しい、解決がどこにあるのかわからない部分がいっぱいありますが、私は自民党でして、自民党女性部では緊急通報システム「189(いちはやく)」という番号を設定して、ハッピーオレンジキャンペーンというのをしています。
誰かの、そして何かの救いになればという思いで取り組んでおられますが、これはなかなか男性にはわかりにくい産後鬱、これは男性の人、多分誰もわからない、産後鬱は。よくわかります。ネグレクト、お世話してあげんにゃならんがにできなくなる。そういうことなども含めて女性たちが取り組んでいるわけですが、今こそ官民一体となって、いろいろな事柄に対して高いアンテナを張って見守っていかなければいけないんじゃないかと思います。
県は、早期に対応することが重篤化を防ぐ。今後も関係機関と連携を強化していくとありましたので、ぜひ本当に滑川市も、誰とか、あの人とかこの人とかということではなくて、広い視野で、温かい愛情で、また時には厳しく見守っていかなければいけないことだと思っておりますので、今後とも大事な子どもたちの育ちに、心に傷のないように、ひとつ一緒になって守ってあげたいなと思っておりますので、よろしくお願いします。
これで私の質問は終わります。どうもありがとうございました。
○副議長(古沢利之君) 1番青山幸生君。
○1番(青山幸生君) それでは、通告に従いまして以下の質問を行います。
早速ですが、写真をごらんください(資料を示す)。きれいな紫色の花がついております。しかし、この花が、昨年は田中川、そしてことしは田中川と小林川それぞれに異常発生しました。町内の資源保存会が、見なれない植物であったため富山県中央植物園に鑑定をお願いしたところ、在来種の遺伝子攪乱が生じる特定外来生物オオカワヂシャと判明します。この植物は、栽培や販売また運搬など全て禁止されております。現在、環境省では16種が指定されており、担当者にも資料が保存会から行っているはずだと思います。
(1)オオカワヂシャの被害の状況はどうか。また、近隣での被害は把握しているか、お願いします。
○副議長(古沢利之君) 下野総務課長。
○総務課長(下野宏一君) お答えいたします。
オオカワヂシャの被害につきましては、上梅沢地内の河川におきまして繁殖していたことから、町内の方のほうでことしの4月と6月に処理されまして、合わせて3.6トンを除去したと聞いております。
これ以外に、市内あるいは市外で大量に繁殖したというような情報は現在まで把握しておりません。
以上でございます。
○副議長(古沢利之君) 青山幸生君。
○1番(青山幸生君) 現在のところ把握しておりませんと。被害がなければいいんですけれども。
一番心配なのは水稲の影響だと思います。調べてみましたところ、水田雑草的帰化植物にオオカワヂシャも書いてありました。
そこで、水稲への影響などは把握しているか、お願いします。
○副議長(古沢利之君) 藤名農林課長。
○農林課長(藤名晴人君) お答えいたします。
水稲への影響につきましては、農業者や関係機関からも聞いておりません。
○副議長(古沢利之君) 青山幸生君。
○1番(青山幸生君) いきなり藤名課長に変わったので、あっ、そうか、農林課だと思いながら、びっくりしましたけれども、今のところないと。
昨日、町内のオオカワヂシャ異常発生場所から、下梅沢の工業団地を抜け、日医工から線路まで、また田中小から雪嶋神社まで、ずっと川底を見ながら海まで歩きました。時期もあってか、目視では繁殖しているような感じはしませんでした。恐らく田中川から自動車学校側、山側と領家町、高月町は水路の水を引いていると思いますが、今のところ地元の声などもないか、お願いします。
○副議長(古沢利之君) 下野総務課長。
○総務課長(下野宏一君) 現在のところ聞いておりません。
○副議長(古沢利之君) 青山幸生君。
○1番(青山幸生君) 一度か歩いてみたこととかはありますか。
○副議長(古沢利之君) 下野総務課長。
○総務課長(下野宏一君) 田中川につきましては、議員さんの距離からすれば10分の1とか、少なくとも自慢できるほどの距離ではありませんけれど、現地は確認しております。
○副議長(古沢利之君) 青山幸生君。
○1番(青山幸生君) 先ほど言ったように、帰化植物というふうに書いてありますので、もし本当にどこかからだーっと出てしまえば、もうこの写真のとおりなんですね。
今後、田中川から引いている田の把握、どれだけ引いているか、あとオオカワヂシャの調査、これを毎年してほしいんですけれど、お願いします。
○副議長(古沢利之君) 下野総務課長。
○総務課長(下野宏一君) 関係課と協議しまして進めたいと思います。
○副議長(古沢利之君) 青山幸生君。
○1番(青山幸生君) ぜひお願いします。
今説明したオオカワヂシャも含めて、(3)今後、さまざまな特定外来生物が発生した場合、この場合、植物ですね。どう対処するのか、お願いします。
○副議長(古沢利之君) 下野総務課長。
○総務課長(下野宏一君) お答えします。
特定外来生物、特に植物が国内に入り込む要因としましては、種が飛散する場合、それから渡り鳥にくっついてくる場合、それから海外から来る牛の餌など、そういった飼料に含まれてくる場合と、いろいろな場合がありまして、それを全部遮断するということはなかなか困難なのかなと思っております。
新たな特定外来生物の繁殖は、もともとおります生態系や市民生活に影響を及ぼすことから、特定外来生物を発見した場合には、関係機関等と連携をとりまして、速やかに防除あるいは防除の支援を行ってまいりたいと考えております。
○副議長(古沢利之君) 青山幸生君。
○1番(青山幸生君) 支援を行っていきたいというところなんですけれども、特性もいろいろあると思うんですけれども、一応保存会からかなりの量の資料を多分渡していると思うんですけども、目は通されていますよね。
○副議長(古沢利之君) 下野総務課長。
○総務課長(下野宏一君) 私のほうには届いておりません。
○副議長(古沢利之君) 青山幸生君。
○1番(青山幸生君) どこでとまっているでしょうか、お願いします。
○副議長(古沢利之君) 下野総務課長。
○総務課長(下野宏一君) ちょっと私のほうでは存じ上げません。
○副議長(古沢利之君) 青山幸生君。
○1番(青山幸生君) 行ったり来たり申しわけないですけれども、多分どこかの課には行っていると思うんですけど、我が課にあるというのがあれば、ここの課長の席で手を挙げられる方、いらっしゃればお願いします。
○副議長(古沢利之君) 藤名農林課長。
○農林課長(藤名晴人君) 町内の保存会の方からオオカワヂシャ、当時私もオオカワヂシャを知らなかったんですが、保存会の方から農林課のほうへ、その取った草の処理について何とかならんかと相談をしに来られたというのは伺っておりますが、それだけで終わっています。あとは生活環境課のほうをご紹介したということでございます。
○副議長(古沢利之君) 青山幸生君。
○1番(青山幸生君) 違った話になりそうなので、怖いのでやめますけれども、縦割り社会でもいいんですけれども、そういった大事な資料はしっかり横の課で回してください。お願いします。
基本的に、抜き取り回収し、枯らしてからごみとして捨てます。先ほどおっしゃったとおりです。保存会でも写真のとおりです。
このとおり、人手とお金が非常にかかります(資料を示す)。現在では、多面的機能支払交付金を活用していますが、人手のほうは年々高齢化しており、一事業体でこのような活動を続けていくことは将来的に困難を極めます。
市として何か解決策はとれるでしょうか、お願いします。
○副議長(古沢利之君) 下野総務課長。
○総務課長(下野宏一君) 今ほど拝見しまして、即答はなかなか厳しいと思いますが、また関係課と協議していきたいと思います。
○副議長(古沢利之君) 青山幸生君。
○1番(青山幸生君) 協議をしてほしいんですけれども、ここで考えられる取り組みは、私は2点だと思っております。
1点目は、外来植物を駆除する中央農高、隣の市ですね、54人、河川敷で活動、高校生らでつくるボランティア団体「河川環境を守り隊」は、大山地域と立山町の河川敷で特定外来生物に指定されているオオキンケイギクを駆除しています。
また、数年前ですが、小杉小学校の川の森づくり委員会では、「神社で街中ビオトープづくり」に取り組んでおります。児童16人が繁殖力が強い外来種のコカナダモを除去というニュースが入っております。
こういった小学生、中学生などの委員会や団体などの組織をつくること、これは、外来種なので、もともとの種を守るためでもありますね。ジオパークの大地の遺産を教育に役立てるということにもなります。また、滑川高校の海洋環境保全運動に入れていただくなど。
2点目は、立山黒部アルペンルートで代表的外来植物のセイヨウタンポポの数が減少している事例です。
ナチュラリストたちが指導者として積極的に活動に携わり、参加者は年間延べ500から800人台までボランティアが増えているそうです。
このようなボランティアを組織化し、例えば「滑川山・川・海守り隊」をつくるなど、またそれを市が共同で取り組む、この2点ついてはどうでしょうか、お願いします。
○副議長(古沢利之君) 下野総務課長。
○総務課長(下野宏一君) 今ほどご提案があった2点につきましては、また検討していきたいと思います。
○副議長(古沢利之君) 青山幸生君。
○1番(青山幸生君) ぜひ検討していただきたいですけども、水稲の関係はいろいろ、困ったことがあったら一番、市長は水稲に対しては非常に熱い思い入れがあると思うので、市長、どうでしょうか、こういった今の2点の考え方、検討したいという話でしたけれども。
○副議長(古沢利之君) 上田市長。
○市長(上田昌孝君) 検討してまいります。
○副議長(古沢利之君) 青山幸生君。
○1番(青山幸生君) ぜひ検討をお願いします。
大きな2に入ります。都市の将来像についてです。
先に一言申し添えれば、大きな2については、滑川市全体の将来像について、一人の見識ある専門家として見解を述べさせていただくことをご了承いただきたいと思います。
さて、都市マスは20年後構築するものであります。「第3章 都市整備の方針」、この図では(資料を示す)、将来的にはこのように目指すというふうになっております。
まずは、青に色分けされているここですね。環境配備型産業振興地区に指定されている第4期安田工業団地造成工事は、既に企業から引き合いはあるのか。また、滑川市の中小業者に対してJVを組んで発注することはできなかったか。きのうもちょっとありましたけれど、お願いします。
○副議長(古沢利之君) 長崎
商工水産課主幹。
○
商工水産課主幹(長崎一敬君) まず私のほうからは、今ほどご質問の前段部分であります造成工事完了後の造成地に対しまして企業から引き合いがあるかということでご回答させていただきます。
第4期安田工業団地造成事業につきましては、今年度末に造成工事の完了を予定しております。また、完了後の有効敷地面積―企業への売却面積でございます―につきましては約3万9,900平方メートルで、造成区画数については4区画で計画を進めているところでございます。
現在、一部の企業から造成地購入についての問い合わせをいただいており、おおよその売却単価を提示し交渉を進めているところであります。
引き続き市内外の企業活動情報を収集し、優良な企業の誘致を進めてまいりたいと考えております。
以上です。
○副議長(古沢利之君) 石坂財政課長。
○財政課長(石坂 稔君) それでは私のほうから、市内の中小業者に対して発注することはできなかったかということにつきましてお答えさせていただきます。
昨日の代表質問におきましても答弁をさせていただきましたけれども、第4期安田工業団地造成工事の発注につきましては、工事を分割して発注するよりも一括で発注したほうが費用を安く抑えられ、またそれにより売却単価をも抑制できることから、一括で発注することとしたところでございます。
さらには、約5ヘクタールの造成で総費用4億円を超える大規模工事を約半年で確実に施工する必要があることから、相当程度の施工実績がある企業で構成された共同企業体による施工が適切であると判断したところであり、企業体の代表構成員につきましては、経営規模等評価結果通知書・総合評定値通知書の総合評定値を1,000点以上、また構成員となる市内業者につきましては、総合評定値800点以上を入札参加資格としたところでございます。
○副議長(古沢利之君) 青山幸生君。
○1番(青山幸生君) そうすると、3万9,900平米に対して交渉中という新たな話もいただいたんですけれども、時期の問題のほうが大きかったのかなというふうに今認識しました。
といいますのも、価格、スケールメリットの話、きのうからもずっと聞いていたんですけれども、私、今割り出してみましたら、1坪造成単価2万5,000円ちょっとで今請け負っているんですね。私、そういった仕事の経験もありますのであれですけれども、何となく値段だけ見たら、市内業者でいけたんじゃないかなと思うんですけれども、その値段についてだけ、もう一度見解があればお願いします。
○副議長(古沢利之君) 石坂財政課長。
○財政課長(石坂 稔君) 私のほうから、工事費につきまして答えさせていただきます。
分割して発注した場合と一括で発注ということについてなんですが、昨日、総務部長のほうから5%から10%程度ということでお話しさせていただいておるかと思うんですけれども、原課のほうではある程度設計等をしておりまして、その差額につきましては約2,500万程度でなかったかというふうに思っております。
○副議長(古沢利之君) 青山幸生君。
○1番(青山幸生君) そこらへんがちょっと私の金額感覚とずれがあるというか、先ほど言ったような坪単価であれば実はいけたんじゃないかなというふうな気がしてならなかったんですね。
きのうの答弁で、1期から3期までで増え出した分も含めてかけていますよというところで、それでも99.9で1期から3期がなったというのは、どういうふうに市は思っているのか、ちょっと聞かせてください。
○副議長(古沢利之君) 石坂財政課長。
○財政課長(石坂 稔君) 1期から3期の工事の落札率につきましては、当時はまだ、制限付き一般競争入札につきましては10億円以上を対象とするといった時期でございましたので、基本的にはほとんどが市内業者を指名して入札を行ったといったところで、予定価格に対して実際それだけの高い率での落札であったというふうに理解しております。
○副議長(古沢利之君) 青山幸生君。
○1番(青山幸生君) きのうの答弁もずっと、あれだって大体そんな感じなんだろうなと思うんですけれども、今の課長の答弁からすると、期限的なもののほうがちょっと急いでいたのかなという思いがしております。
しかし、地元企業は地元の税金を納めていただいております。きのう市長の答弁もありましたけれども、できるだけ地元企業を今後も優先して、第一に考えていただいて、何とか通れるような形で今後は進めていただきたいなというふうに思っていますので、これは要望です。
○副議長(古沢利之君) 上田市長。
○市長(上田昌孝君) きのうから言っておりますとおり、愛市購買は原則中の原則で変わりません。
今の話の延長になって申しわけないんですが、田中小学校と寺家小学校のグラウンド整備をやりました。春休みの間に完了したいと思っていました。晴れているのに、滑川の業者は10日間も現場に入ってこない。やっぱり学校が始まってからもまだ工事が続きました。寺家小学校のスタートはよかったんですが、結局は授業が始まってから仕事をずっと続けている。仕事の手順、私から見ましても、土方の会社におった私にとっては大変不満な思いで眺めていたわけです。
そういう差がここに出てはいけないと、このように思っておりますので、そういうことも配慮しながらこれからも、場合によっては業者指導も強化しながら、滑川市の愛市購買がより高い率になるように努めてまいりたいと、このように思っております。
以上です。
○副議長(古沢利之君) 青山幸生君。
○1番(青山幸生君) 市長、ありがとうございます。
次の質問にまいります。
次は、地図上紫の丸で記してあります市内6カ所の(2)住環境創出地区は本当に創出できるか、また上下水道設備以外に選定した理由はあるか、お願いします。
○副議長(古沢利之君) 児島まちづくり課長。
○まちづくり課長(児島 正君) それではお答えいたします。
都市計画マスタープランは、本市の将来都市像を実現するため、都市計画の総合的な理念、目標とこれを実現するための方針を定めたもので、平成28年度に策定しました。
住環境創出地区は、土地利用方針で示した土地利用の区分の10地区の一つで、公共交通の利便性を生かした新たな住環境を形成する地区として6地区を位置づけしたものであります。
人口減少社会にあって、持続可能なまちづくりを推進していくうえで、コンパクトなまちづくりへの取り組みは郊外部でも重要であると考えており、その一環として提案したものです。
まちづくり課では、土地の都市的な利用は用途地域内で推進したいと考えており、まちなか居住の一助となるよう用途地域の見直し作業を進めているところであります。
また、マスタープランの土地利用方針図等で示した住環境創出地区の位置は、駅周辺や小学校等の公共施設周辺で新たな公共施設整備の必要性が低い箇所等をイメージしたもので、指定区域を確定したものではありません。
以上でございます。
○副議長(古沢利之君) 青山幸生君。
○1番(青山幸生君) ちょっとびっくりしております。ここまで地図に落とされているのに指定場所を確定したものではないという、何かもうちょっと、今からの話が台なしになってしまうんですけれども、一応ここを目指すということでよろしいんですよね、課長。
○副議長(古沢利之君) 児島まちづくり課長。
○まちづくり課長(児島 正君) 言い方としては、そこへ必ず張りつけという意味ではないということで、前段でしましたように、その一環として提案したと。結局、6地区につきましては、インフラがほとんど整備されておると。歩道も整備されております。今ほども指摘ありましたように下水もあります。水道もあります。道路も整備されている。そういう地区というのは、新たに、どういいますか、張りついた後でこれをしてくれ、あれをしてくれと言われる箇所ではない、もうほとんどできておりますから、その地区へ集まっていただければということで提案させていただいている地区ということでございます。
○副議長(古沢利之君) 青山幸生君。
○1番(青山幸生君) そこまで整備が整っているという、今、念押しの話をされたんだと思います。
住環境創出地区の定義は、今ほど言われたように、公共交通の利便性を生かした新たな住環境を創出する地区です。書いてあります。紫色の丸の内容を見ますと、「……」というやつですね。できれば映してほしいんですけど。
菰原は、現在存在している住宅を除けば、あまり前面道路にある田はありません。下梅沢の宅地は住宅で埋まっています。堀江は、鳥瞰図で出てくるようなまちを古くから形成しています。敷地境界は曖昧なところが多く、整理するのがかなり大変だと思われます。四ツ屋、追分も既存宅地は住宅で埋まっています。中塚も一緒です。開は、90年代からの宅地造成の分譲地はほぼ埋まっています。既存の住宅を壊すわけではないと思っております。
もう一度聞きます。今想定されているところに住宅環境地区は本当にできますでしょうか、お願いします。
○副議長(古沢利之君) 児島まちづくり課長。
○まちづくり課長(児島 正君) 環境地区の指定につきましては、必ずできるということでなくて、そういう地区として張りついていただきたいということでご理解いただきたいと思います。
○副議長(古沢利之君) 青山幸生君。
○1番(青山幸生君) かなりの予算を使ってマスタープランをつくっていますから、できればこれに準じていただきたいなというふうに思っていますので、先に進めますけれども、境界の曖昧なところは行政ではなかなか改善は難しいと思っております。しかし、今言った田について、農振除外または農地転用可能な面積は、一般住宅の場合は500平米以内、これを住環境創出地区の中だけでも何とかできないのかなというふうに思っております。
農家住宅の1,000平米以内と同等にするだけでも、対象となる敷地が増えて、より今言っている住宅環境地区になるんじゃないかというふうに思うんですけれども、どうでしょうか。
○副議長(古沢利之君) 児島まちづくり課長。
○まちづくり課長(児島 正君) 議員ご指摘の500平米というのは農転のサイドでございまして、私がどうこう言うものでないんですけども、やはり富山県というのは、住宅をつくるのが長男とか次男さんでもつくられますので、そういう方向に行けばとは思いますけども、ここでその面積についてはなかなか答弁できませんので、よろしくお願いします。
○副議長(古沢利之君) 青山幸生君。
○1番(青山幸生君) 多分そういう話なんだろうと思うんですね。
そこのところで、今度は市街地ゾーンでもあります土地利用誘導地区です。地図上ではオレンジ色の斜線ですね。ここです(資料を示す)。ちょっと見づらいですけれども。
土地利用誘導地区とは、田園環境と調和させつつ、段階的に土地利用を誘導する地区であります。
今の答弁でもそうなんですけれども、この地図を見て矛盾を感じているわけです。矛盾とは、韓非子の故事成語で、どんな盾でも突き通す矛と、どんな矛も防ぐ盾を売っていた楚という中国の国の男から、その矛でその盾を突いたらどうなるかと問われ返答できなかったという話から、つじつまが合わない、これが矛盾であります。
私が見つけた土地利用誘導地区との矛盾は、早月川地区幹線水路に伴うトンネル工事です。工期は平成30年度から35年度。概算事業費は20億円。県に確認しましたところ、これは平成30年度からほぼ用途地域以外での農振除外と農地転用が認められないとします。
さらに、農業振興地域の整備に関する法律では、「当該変更に係る土地の事業の工事が完了した年度の翌年度から起算して8年を経過した土地であることとする」としています。普通に読めば、平成44年度からしか農地は転用できないと思っております。市のマスタープランは平成47年度に向けてつくったものです。時間的に考えて設計矛盾しています。
そこで、(3)土地利用誘導地区は本当に誘導できるのか。まちづくり課、農林課の見解と整合性はどうか、お願いします。
○副議長(古沢利之君) 児島まちづくり課長。
○まちづくり課長(児島 正君) それではお答えいたします。
土地利用誘導地区でございます。図面で示してあります既成市街地周辺から新の国道8号線までの地区でございます。
用途地域内における土地利用進展の後に、段階的に土地利用を誘導する地区として位置づけしたものであります。
また、土地利用誘導地区の多くは農業振興地域に指定されており、農地を活用・保全すべき地区となっています。
土地の都市的な利用は、道路、公園、上下水道等の社会資本が整備された(既存施設を利用できる)用途地域内で推進したいとまちづくり課では考えております。農地を保全する立場の農林課との見解の整合性はとれているものと考えています。
簡単に言いますと、当然うちのほうとしては用途地域内で開発をしていただきたいと。まだまだ農転だけで、農振を外さなくても、たくさんの住宅地とかでそういうものがありますので、まずそこからやってもらって、今ほど説明しました新8の上まで順に上がってほしいという意味でこの地域を指定したわけでございます。
○副議長(古沢利之君) 青山幸生君。
○1番(青山幸生君) 平成47年までに向けてこうやってやっていくときに、じゃ、今つくっている住宅地が売れていった後に、例えば本当に農転が必要になったときに、今の話、私の説明で許可はおりるんでしょうか。
○副議長(古沢利之君) 児島まちづくり課長。
○まちづくり課長(児島 正君) まちづくり課の担当者が農振とか農転の話というのはなかなかちょっと、できる、できんというのはお話しできないんですけども、うちのところのマスタープランを策定した時期と同時期にそういう話が並行で進んでおったと思うんですけども、うちのところの策定の中でその話というのはなかなか、一番最初のスタートのときには出てきておりませんでしたので、うちのほうが確定した時点で、滑川地域内の今ほど言われる土地の転用ができない範囲が網がかけられたということなものですから、うちのほうとは若干スタートの時期がずれておりますけども、ただ、網がかかったとしても、うちのほうが下から順番に上がっていくという方針と、農振のほうの、新8の下のほうが一番用途、農振除外としては虫食い状態が新8よりもかなりあるという場所で、農振がとりやすい場所には変わりはないかなとは思いますけども。
○副議長(古沢利之君) 青山幸生君。
○1番(青山幸生君) ちょっと意味がわからなかったんですけど、課長がおっしゃるには、まちづくり課サイドではそういったことは可能であるというふうな話だと思うんですね。
農林課サイドで何か意見があれば、せっかく僕、見解はと通告に入れてあるのでお願いします。
○副議長(古沢利之君) 藤名農林課長。
○農林課長(藤名晴人君) 農林課では、いわゆる農振除外は、優良農地を確保する観点から、農業上の利用に支障が少ない農地へ誘導しているところでございます。いわゆる無秩序な開発を抑制するということでございます。
商業施設や住宅地などの集積が見られる国道8号や県道の蓑輪滑川インター線沿道の一部の区間については、農業振興地域の中でも農業上の利用に支障が少ないというふうに考えており、まちづくり課の言っておるものと整合性はとれているというふうに考えております。
○副議長(古沢利之君) 青山幸生君。
○1番(青山幸生君) 少ないのとないのでは全然違うんですね。
私はてっきり、マスタープランをつくるときに、これだけお金をかけて時間もかけてやったから、こういう整合性はとれているものだろうと思っていたんですけれども、課長、もう一回、ないんですよね。転用はできるという考え方でいいんですよね。
○副議長(古沢利之君) 藤名農林課長。
○農林課長(藤名晴人君) いわゆる農振除外、5要件ございますが、その要件にマッチしておれば可能だということでございます。
○副議長(古沢利之君) 青山幸生君。
○1番(青山幸生君) その矛盾をクリアできればなというふうに思っておるんですけれども、今のだと何かちょっと、今聞いた話では、うまくいけば、段階的に行けば行けますけど、場合によっちゃ行けませんよという話で、このとおりになるのかなというちょっと不安もありますけれども、少し視点を変えまして、マスタープランを考えるうえで、過去からまた将来の話をさせていただければと思っております。
1940年代の平均気温は14.6度、ここ10年は16.6度です。70年ほどで平均気温が2度上がっております。温室効果ガス排出中位で算出した2080年度から2100年の変化は、2.6ぐらい上がると言われております。2080年にしても、今から63年後ですから、恐らく私もいないでしょう。しかし、今から明らかに違う世界を見ながら亡くなるような気がしております。
歴史を見ますと、縄文時代は5メートル海が高かったそうです。縄文海進です。しかも、たかだか平均気温が1度から2度高かったとされております。あと2度の上昇で一気に南極の氷が溶けてしまうかもしれません。
こちらをごらんください(資料を示す)。これが縄文時代のときの富山湾です。全然格好が違うと思います。
こっちを見ていてもしようがないので、こちらが滑川です(資料を示す)。縄文時代当時の地形はこう推測され、市役所や西滑川駅は海の中です。私の住んでいる上梅沢は細い川と短い川が入り乱れて、「沢」という名前がついていることがうなずけます。ちなみに、海に近い場所は戦国時代まではほとんど沼地だったそうです。
ここに先ほどのマスタープランの地図を入れ込むと(資料を示す)、ここ、全部海ですよ、5メーター上がったら。土地利用誘導地区も新8号から新幹線までも、ちょっと高まで入れないと土地利用誘導地区に本当になるのかなというふうに思っております。防災上よくないかと思われます。実際は堤防のかさ上げや川土手を積み上げる方法がとられると思いますが、海が高くなるわけですから、決壊したら水がここまで必ず来るということですよね。もし5メーター上がれば。
さて、話を戻しまして、やはり農業振興地域の整備に関する法律をうまく抵触しないように、将来、防災上、こっち側はもうやばいので、山側、こうやって本当に決めているのであれば、山側の住環境地区と土地利用誘導地区の田を8年縛りの場所から抜いてマスタープランを優先にやっていただきたいと思いますが、答弁をお願いします。
○副議長(古沢利之君) 児島まちづくり課長。
○まちづくり課長(児島 正君) 今の段階でそれについて答弁はなかなかしづらいので、ちょっとご理解いただきたいなと。
○副議長(古沢利之君) 青山幸生君。
○1番(青山幸生君) とっぴな話だと思っていると思いますけれども、必ずこうなってきますよ。いろんな本を読んでいますと。将来のマスタープランは、ここで決まったことがだんだんだんだん徐々にそうなってくるので、そういったことを頭に入れながら将来の設計、20年後、30年後を考えいくという意味で私はこの質問をしております。真面目な話です。
次の質問は、今の範囲以外の農地をどう守っていくか。今度は逆です。農地を守るという話です。
米の生産調整が2018年で廃止し、前回の原議員の質問にもあったとおり、約800ヘクタール転作あるいは減免対象になる可能性があります。米の直接支払交付金10アール当たり7,500円も廃止になる。平成30年産米から生産目標を提示し、JA、市町村などで構成される地域農業再生協議会で地域の生産目標の方針を決め、生産者に周知を図っていくという答弁であったと思います。
具体的には、まだ手探り状態で不安です。それらも含め、田園地区は今後維持できるか。担い手不足の市の見解は。お願いします。
○副議長(古沢利之君) 藤名農林課長。
○農林課長(藤名晴人君) 田園地区につきましては、既存集落や都市と調和した優良農地を保全する地区としておりますが、農振除外は農業上の利用に支障が少ない農地へ誘導しているところであり、その維持保全に努めているところでございます。
担い手不足につきましては、全国的に高齢化による農業者の減少や後継者不足が見られる中、市としても地域の中心となる経営体(担い手)のほうへ農地中間管理機構等を活用した農地の集積・集約化や作業の効率化、規模拡大に必要な機械の助成、中山間地域等直接支払交付金や多面的機能支払制度により、耕作放棄の防止、水路・農道の管理などの保全活動、学校給食用野菜の栽培や海洋深層水を活用した農産品の栽培の推進を行うなど、積極的に農業振興に取り組んでいるところであり、今後も引き続き担い手の育成・確保に努めてまいりたいというふうに考えております。
○副議長(古沢利之君) 青山幸生君。
○1番(青山幸生君) あらゆる面から担い手確保に努めるという話なんですけれども、もうかる、もうからない農業の話はさておきまして、先ほど800ヘクタールとは3反田で、2,689枚分ですからすごい広さなんですね。これが高齢化と相まって、耕作をやめてしまえば休耕田だらけで、田園地区はそのまま守れないでしょう。
全国の農業者の平均年齢は66.8歳と年々高齢化が進んでおります。滑川市の平均年齢は把握しているでしょうか、お願いします。
○副議長(古沢利之君) 藤名農林課長。
○農林課長(藤名晴人君) 全国平均とそんなに変わらないと思います。
○副議長(古沢利之君) 青山幸生君。
○1番(青山幸生君) 全国平均と同じように、年々上がっているということでよろしいですか。
○副議長(古沢利之君) 藤名農林課長。
○農林課長(藤名晴人君) そのとおりです。
○副議長(古沢利之君) 青山幸生君。
○1番(青山幸生君) 今ほどのように高齢化が進んでおります。
私は、仲よくさせていただいているレスリングの監督の言葉に答えが隠されているんじゃないかなというふうに思っております。
レスリングは、サッカーや野球に比べマイナースポーツです。農業と一緒ですよね。監督は、滑川のジュニア世代にどうやってレスリングが根づくか考えていらっしゃいました。監督の出した答えは、ピラミッドの底辺を増やすです。
まず、間口を広げるために、入りやすいイベント、また体操教室などを開いて、柔軟にもいいよという形で間口を広げ、子どもたちが入りやすい環境を整えたわけであります。
ピラミッドの底辺が大きくならなければ頂点は高くなりません。論理的ですね。そして、今では全国4連覇の選手やそれに続く選手が続々出てきております。市長もわかっているとおりだと思います。
農業は真逆の方向に向かっているかと思います。大規模農家に集積してコストを下げ、利益を出す方法です。
極端な話をしたら、高齢者の最後の大規模農家さんがお亡くなりになったとか、そういう話になってきたら、一気に技術的にも厳しくなるんじゃないでしょうか。
答えは、レスリングの事例を平行移動させたらいいのだと思います。そのためには、農業の間口を広くすることです。農業をやりたいという人は結構多いんですよね。
でも、その一番のボトルネックと考えておりますのが農地法第3条、いわゆる農家になりたい人の、申請農地を含め、耕作する農地の合計面積が下限面積要件で5,000平米以上であること。5,000平米ですよ。これでは、少しから始める農業は完全に無理です。人が集まらなければアイデアも生まれてきません。先ほどで言えば、ピラミッドの底辺が広がらないため、その頂点が高くならず、強い永続的な農業にはなりません。
私は、この下限面積5,000平米が最大のボトルネックだと考えます。これは変えていくべきじゃないかなというふうに思うんですけれども、答弁をお願いします。
○副議長(古沢利之君) 藤名農林課長。
○農林課長(藤名晴人君) 5,000平米の要件でございますが、これからの社会の動き、あと全国的な動向などを注視しながら、そういった動きになれば遅れないようにして、また改正ができるといいなというふうに思います。
○副議長(古沢利之君) 青山幸生君。
○1番(青山幸生君) 遅れないようにって、行政はこれから、もう将来人口が見えていますので、先手先手で行ってほしいんですね。
平成15年度から、原則5,000平米の下限面積を1,000平米以上の地域の実情に応じた面積に緩和できる構造改革特区が導入され、全国52特区が総理大臣の認定を受けました。これにより、新たな担い手の育成、遊休農地の解消と発生防止に向けた取り組みが各地で展開されております。
政府はこの特区の実施によって弊害が発生しないと判断し、平成17年9月1日以降の新制度では、県知事が農地法第3条第2項第5号に規定する別段の面積を公示することで、下限面積を1,000平米以上の地域の実情に応じた面積に緩和できるようになり、総理大臣の認定を受けることが不要になりました。
今ほどの話がそうなんですね。課題解消に向けて、もう一度お願いいたします。
○副議長(古沢利之君) 藤名農林課長。
○農林課長(藤名晴人君) 現在は、中間管理機構等を活用した農地の集積・集約化のほうへ力を注いでおります。
また一方で、そういった小規模な需要もあるかと思いますので、これはこれからの課題というふうにさせていただきたいと思います。
○副議長(古沢利之君) 青山幸生君。
○1番(青山幸生君) 検討にもならないですかね。今のところは課題だけですかね。もう一度お願いします。
○副議長(古沢利之君) 藤名農林課長。
○農林課長(藤名晴人君) 課題ですので、検討してまいります。
○副議長(古沢利之君) 青山幸生君。
○1番(青山幸生君) ぜひ検討していただきたいと思います。
今度は大きな3、観光振興についてです。
(1)ほたるいかミュージアムにキラリングッズを置かないのはなぜか、お願いします。
○副議長(古沢利之君) 網谷観光課長。
○観光課長(網谷卓朗君) お答えいたします。
キラリングッズの販売については、昨年3月までは市観光協会がミュージアム内でキラリングッズを販売していたことから、ウェーブ滑川においての販売は行っていなかったところでございます。
現在、市観光協会では、ほたるいかミュージアム内でのキラリングッズ販売に向けて、ミュージアム―ウェーブ滑川と協議を進めて準備中でございます。近日中に販売ができるものと聞いておるところでございます。
以上でございます。
○副議長(古沢利之君) 青山幸生君。
○1番(青山幸生君) 近日中に置いていただけるという話なのでほっとしておりますが、先日、県外の友人にほたるいかミュージアムを観光に紹介しました。しかし、今ほどの話でキラリングッズがないと言われます。まさかと思って私も見に行くんですけれども、やっぱりなかったです。これは非常に残念でした。
仕方なく黒部宇奈月温泉駅で購入していただいて帰っていただきましたが、非常にがっかりじゃないですかね。
新幹線開業時には、海上観光で職員がキラリンのはっぴでお出迎え。キラリン誕生5周年祭もありました。キラリン焼き、イメージアップキャラクターだから何でもキラリンに統一しています。肝心のミュージアムにグッズがないのは、今ほど言うとおりまずいと思いますので、キラリンの特設ブースで今度ちょっと用意していただきたいなと思うんですけれども、どうでしょうか。
○副議長(古沢利之君) 網谷観光課長。
○観光課長(網谷卓朗君) 観光協会とウェーブ滑川で、キラリングッズがPRできるように、また相談しながら進めていただきたいというふうに思っております。
以上です。
○副議長(古沢利之君) 青山幸生君。
○1番(青山幸生君) 次の質問にまいります。(2)ですね。平成28年9月定例会でキラリンの絵本の販売について伺った。3年間のうちに検討したいとの答弁であったが、1年たって何か検討したか。
また、(1)のように、ほたるいかミュージアムで販売はどうか、お願いします。
○副議長(古沢利之君) 地崎生涯学習課長。
○生涯学習課長(地崎紀子君) お答えいたします。
絵本「キラリン光の旅」については、平成28年3月に1,200部作成し、市内小学1年から3年生児童及び幼稚園、保育所、認定子ども園、児童館などの公共施設、県内公共図書館等に配布いたしました。
また、ゼロ歳児を対象としたブックスタート事業においても希望者へ配布し、好評につき、先月、在庫がなくなったところでございます。
来年度増刷したいと考えており、その際、ほたるいかミュージアム等での販売についても検討したいと考えております。
○副議長(古沢利之君) 青山幸生君。
○1番(青山幸生君) ちょっとうれしいですね。増刷するということで、本当にありがたく思っております。
増刷したら、先ほど課長もおっしゃったとおり、キラリンのブースに置いていただいて、去年も話ししたとおり、キャラクターのコンテンツってすごいんですね。くまモンを利用した1,000億円の話、ちょっとでかい話ですけれども、させていただきました。
ミュージアムも、先ほどの話ですけど、微増ではありますが、ミュージアムの来館者数も増えているという答弁なので、ぜひ前向きに検討していただいて、来年度よろしくお願いいたします。
次の質問にまいります。今度は大きな4、最後ですね。滑川蒲鉾取得についてであります。
(1)6月定例会で修正してから、滑川蒲鉾側と再度交渉を行ったかという話なんですけれども、副市長がちらっと話しされていたんですかね。具体的な値段の話はしていないというところなんですけど、もうちょっと詳しくお願いします。
○副議長(古沢利之君) 石川
海洋資源振興課長。
○
海洋資源振興課長(石川久勝君) 昨日の尾崎議員の答弁の中で副市長がお答えしておりましたけれども、まず具体的な金額提示は行っていないわけですけれども、いろいろな意見を聞き相手側に情報を伝える中で、話の一角としては、例えば解体費を差し引くケースがあるですとか、一般的な話ですとか、あとは、当然、うちのほうは登記簿の面積で行っておりますよという話もございますので、実面積の面積が必要なんじゃないかとか、そういったような話を行ったところでございます。
○副議長(古沢利之君) 青山幸生君。
○1番(青山幸生君) そこの話で確認なんですけれども、ということは、そういう話をして、実際問題、いわゆるもうちょっとという話もあったと思うんですけれども、それでもこの金額で再度提出ということは、応じられなかったということでよろしいでしょうか。
○副議長(古沢利之君) 石川
海洋資源振興課長。
○
海洋資源振興課長(石川久勝君) 大原則の中で、価格については一応適正だという考え方がある中で、今回も同額で提出させていただいているというものでございます。
○副議長(古沢利之君) 青山幸生君。
○1番(青山幸生君) きのうの尾崎議員の話にもあったんですけれども、我々はそういうふうには思わず、多分全議員が否決という話だったと思うんですね。
私が前回、購入費に賛成しなかった理由に、昭和46年と古いこと。建蔽率が60%のところを、今もらっている資料の中では82.21%と違法建築物扱いになっているんじゃないかということで、購入後、一部解体費が必要になるようなこともあると思います。
また、屋根と外壁、かなり傷んでおります。購入後、修繕するだけでも大きい費用がかかるため、4,800万円では高過ぎると判断しました。
なぜそこらへん、我々の議決ないし今言ったことも含めてしっかり交渉していただけなかったのかなと思うので、もう一度お願いします。
○副議長(古沢利之君) 石川
海洋資源振興課長。
○
海洋資源振興課長(石川久勝君) 4,800万円の積算につきましては、これまでも示してきたとおり、面積、建物、それぞれを積算の中で、売り手と買い手の合意という原則の中、合意したという形の中で提出させていただいております。
ただ、議会全員否決という話の中で、価格的なものですとか、協議の中では当然、更地で購入すべきじゃないかとか、いろいろ話はある中ですが、私どもにつきましては、あくまでもホタルイカと並ぶ本市の資源である海洋深層水をさらなる利活用していきたいという話の中で、既存の建物を有効活用して進めていきたいという経緯がありますので、今回そのような提出をさせていただいているところでございます。
○副議長(古沢利之君) 青山幸生君。
○1番(青山幸生君) 正直、今の課長の話も、聞いていてどうかなというふうに思っております。
私は、修正してからやらなければならないと思うことがもう1点、価格交渉以外にありまして、企画の充実です。
(2)6月定例会で修正してから3カ月たったが、企画や基本構想などはきのうから答弁がずっとあるんですけれども、どの程度練ってあるのか、お願いします。
○副議長(古沢利之君) 石川
海洋資源振興課長。
○
海洋資源振興課長(石川久勝君) 6月定例会におきまして、滑川蒲鉾の用地の取得に際し、用途や目的などの計画がはっきりと示されていないという指摘を受けておりますので、それに基づきまして、8月28日開催の産業建設委員会協議会のほうで利用計画をお示しさせていただいたという経緯がございます。
なお、企画の中身につきましては、これまでと利用計画についてはほとんど変わらない部分がございます。
それにつきましては、天日塩の作業関係、それから学校給食用野菜の保管関係等ございますが、その中の深層水利活用研究という話については、詳細につきまして、まだ100%確定という部分じゃないんですけれども、お示ししたものと、もう1つにつきましては、県のまちづくり総合支援事業補助金を活用したダイビングのスポット整備につきましては、ここで実施するというような形で決定をしておるものでございます。
○副議長(古沢利之君) 青山幸生君。
○1番(青山幸生君) きのうの話だと、副市長は深層水ブランドは活性化させたいという話で、きょうの課長の話だと、先生ありきの事業であるという、先ほどの深層水の活用の話。
5月22日に最初にいただいた私の資料と否決後の8月28日の資料を見比べました。これ、正直、とても4,800万円の予算の計画書だと思えません。
ちょっと厳しい言い方をさせていただきますと、民間の事業で、もし事業を起こすときにお金を借りようとこの資料を銀行などに見せたら、貸してくれるどころか門前払いだと思いますよ。
大きく5つ計画が記載されております。一部やりたい内容ももちろんわかるんですけれども、ここでやる目的が正直見えません。どうしてこのぺら2枚に対してぺら2枚のものを肉づけせずにまた出してきたのかというのをお願いします。
○副議長(古沢利之君) 石川
海洋資源振興課長。
○
海洋資源振興課長(石川久勝君) 再度のお答えになるかと思いますけれども、あくまでもあそこは今まで説明してきた内容で活用していきたいという考え方がありますので、再度そのような提出になっているものでございます。
○副議長(古沢利之君) 青山幸生君。
○1番(青山幸生君) 全員が否決して出てきた内容が、5月にちょっと増やした、で、先ほどの話を聞くと、なおかつ不確定、不確実という話だと、正直審議していいのかなというレベルなんですけど、それの見解をお願いしてよろしいでしょうか。
○副議長(古沢利之君) 石川
海洋資源振興課長。
○
海洋資源振興課長(石川久勝君) 私どもとしましては、再度の提案という中で、事業を持っておる部分もございますので、現状の事業も進めたいという思いの中から提出させていただいているものでございます。
○副議長(古沢利之君) 青山幸生君。
○1番(青山幸生君) それが伝わらなくて困っております。
3月定例会で、企画書のつくり方をコンセプトから想定ターゲット層、商品サービス、会計、そして想定ターゲット層へのアプローチまで事細かに目に見える形で私、提案させていただいたんですね。
4,800万円に見合う計画書を自分の全てをかける思いで書いていただきたかったなというのが本心なんですけれども、いかがでしょうか。
○副議長(古沢利之君) 石川
海洋資源振興課長。
○
海洋資源振興課長(石川久勝君) 3月の際に議員から提案いただいている内容についても十分理解しているつもりでございますが、申しわけございませんけれども、こちらの施設を買うという中で、基本的にはこういったような活用、目的という話であったものですから、現在の提出資料となっておるものでございます。
○副議長(古沢利之君) 青山幸生君。
○1番(青山幸生君) これからいろんな提案が出てくると思うんですけれども、我々議員もそうですし、市民がぐうの音も出ないぐらいのすばらしい企画書を提出してほしいと思います。これは本当に切なる要望であります。
最後になりますが、企画能力をさらに高め、市民にとってよりよい滑川にできるようお願い申し上げまして、私の質問を終わります。
ありがとうございました。
○副議長(古沢利之君) 暫時休憩いたします。
再開は午後3時10分からといたします。
午後2時55分休憩
─────────────────────
午後3時10分再開
○議長(中島 勲君) 休憩前に引き続き本会議を開きます。
なお、本日の会議を延長いたします。
2番角川真人君。
○2番(角川真人君) それでは、通告に従いまして順に質問を行っていきたいと思います。
まずはじめに、子育て支援について質問を行います。
滑川市は富山県の中でも先駆けて、中学生までの医療費の無償化を実施してきましたが、家の経済状況を気にして、体の都合が悪くても病院に行くことができないという家庭も少なくない今、この事業は本当に健全に子育てを行える環境を整えるいいものだと思っております。
この中学生までの医療費無償化も今ではほぼ富山県中で行われており、子育て支援において有効でかつ市民の皆様からも求められていた制度だったことが証明されているということではないでしょうか。
そこで、今回はさらにこれを一歩進めて、高校生までの医療費無償化を提案してみます。
高校へ進学しますと、それまでの小中学校の通学よりもはるかに行動範囲が広がることも多く、通学のために電車に乗ったりバスに乗ったりと交通費がかかることもありますし、学校ごとの新しい制服や、何よりも学費、何かとお金が必要となってまいります。
高校へ進学すると、その先、大学などへの進学もまた視野に入ることになって、そのためのお金を準備する。そういったことも考えますと、中学校までと比べてさらにお金のゆとりがなくなってくるのではないでしょうか。
そうしたお子様を持つ家庭への支援策として、この高校生までの医療費無償化を提案いたします。
平成28年の4月から朝日町でも始まっておりますけれど、滑川市でもこれに取り組んで、さらにこれもまた富山県中に広がっていくことを期待したいのですが、どうかご検討いただけないでしょうか、お伺いいたします。
○議長(中島 勲君) 石川子ども課長。
○子ども課長(石川美香君) それではお答えいたします。
子ども・妊産婦医療費助成制度につきましては、平成22年10月に中学3年生までの入院・通院医療費を無料化するとともに、ひとり親家庭等医療費の入院医療費助成の所得制限を撤廃しました。平成23年10月には、子ども・妊産婦医療費助成の所得制限を撤廃したところであります。
子ども施策につきましては、選択と集中に努め、平成28年度から第2子の給食費を含む保育料を無料化したところであり、医療費助成の拡充については今のところ考えておりません。
○議長(中島 勲君) 角川真人君。
○2番(角川真人君) 急に言ってすぐにオーケーが出るとは思ってもいないんですけれど、やっぱりこういった医療費無償化となりますとネックになってくるのが財源という話にもなりますし、既にこうした高校生への医療費助成を行っている自治体がどういうふうにしているのかとちょっと調べてみたんですけれど、そうするとまず出てくるのが東京の千代田区、千代田区の人口は平成29年1月のときでおよそ5万7,000人、そのうちの15歳から19歳の年代の人数は約1,900人、こうしたところで、助成費への予算はどのぐらい使っているのか見ますと約3,670万円となっておりました。
同じくすぐに見つかったのが兵庫県の小野市で、こちらは人口4万9,000人に対して15歳から19歳の人数が2,600人ほど、予算は3,000万円となっていました。
滑川市の人口から考えますと、このどちらよりもこの年代の人数が多いということはないと思うんですけれど、積立金の中から3,000万円ぐらい何とか捻出して考えることはできないでしょうか、お伺いいたします。
○議長(中島 勲君) 石川子ども課長。
○子ども課長(石川美香君) 私のほうで、昨年度の朝日町の医療費の実績を滑川市に当てはめまして粗い数字で算定したところ、市の医療費ではなく市の負担額といたしましてはおよそ1,000万円ほどかと思います。これが1年ではなく始めたところから毎年かかるということでございますので、今すぐ始めますとは軽々には申せませんので、ご了承願いたいと思います。
○議長(中島 勲君) 角川真人君。
○2番(角川真人君) 高校生になりますと、中学校までと比べまして部活で遠征することなどもありますし、またやっぱり激しい運動とかも中学校までに比べると増えますので、大きなけがをする可能性も高くなるんですね。
先ほど言いましたように、通学にも、遠距離になる方もいますので、そうしたところでまた事故に遭う危険性もありますし、そうした不慮のけがのためにもこうした手当ては何とかしてほしいと思ったんですけれど、またこれから検討していただきたいと思います。
それでは続きまして、空き地・空き家についての質問に移りたいと思います。
市へ寄附された空き家を除却した跡地の管理について考えたいと思います。
今はまちづくり課の担当となっておりますけれど、危険老朽化空き家対策事業におきまして、市街地の老朽化した危険な空き家のうち、土地も含めて寄附をいただいた家屋を市において取り壊す、そんな取り組みが行われております。
まずこれが何件あったのか、お尋ねしたいと思います。
○議長(中島 勲君) 児島まちづくり課長。
○まちづくり課長(児島 正君) それではお答えいたします。
危険老朽空き家で取り壊した件数につきましては、平成20年から平成23年の間で8件ということを確認しております。
○議長(中島 勲君) 角川真人君。
○2番(角川真人君) この事業はまちなかの空き家を取り壊すというものですけれど、滑川の旧町部のほうになりますと、隣の家と壁を一体化して家を建てている、そんな町並みがよくあると思うんですけれど、その8件のうちにそういった家というものはありましたか。
○議長(中島 勲君) 児島まちづくり課長。
○まちづくり課長(児島 正君) 議員ご指摘のとおり、旧町部ですと壁を隔てて建っているうちがありますもので、このうちの何件かは隣のうちと壁が接していましたので、取り壊した後むき出しになったという状況のうちもございました。
○議長(中島 勲君) 角川真人君。
○2番(角川真人君) ちょっとプリンターがインクが切れかけていたもので色がちょっとおかしいんですけれど(資料を示す)、うちの近所にも、こうした取り壊した後の壁がむき出しになっていたもので、ブルーシートをかけてあるままになっている家があるんですね。
こちらもそうした類いだと思うんですけれど(資料を示す)、こちらのほうは、このへんですね。多分蔵か何かだったと思うんですけれど、ブルーシートが風で破れてしまってぼろぼろになっているというのを近所の方も気にしておられまして、ここがその家とは限らないんですけれど、こうしたふうになっている家はないかお尋ねしたいと思います。
○議長(中島 勲君) 児島まちづくり課長。
○まちづくり課長(児島 正君) 今議員ご指摘の分につきましては、市のほうで取り壊した空き家の片方ということでよろしいでしょうか。
○2番(角川真人君) はい。
○まちづくり課長(児島 正君) 市のほうで取り壊した場合につきましては、壁と壁が接していた場合につきましては、取り壊した部分の面積につきましては市のほうで補修をさせていただいております。
○議長(中島 勲君) 角川真人君。
○2番(角川真人君) それを聞いて安心いたしました。やっぱりこういった壁がどうなるかというのが心配でなかなか言い出せないという方もおられると思いますので、また周知を図っていただきたいと思います。
あと、こうした危険老朽家屋、誰が住んでいるかわからないけれど、町内から何とかしてくれと、そういうふうに訴えられたこととかってないですかね。たまに雑草とかが生い茂っているけれど、住んでいる人がどこにいるかわからないとか、そんなふうになっていたのを市役所に訴えて何とか草だけは刈ってもらえたみたいな、そういうのもあったんですけれど、ちょっとこれは違いますかね、質問。すみません。
○議長(中島 勲君) 児島まちづくり課長。
○まちづくり課長(児島 正君) 範囲としてお答えさせていただきます。
うちのほうの危険老朽空き家、それから空き家・空き地対策の中では、空き家の中では樹木が繁茂したり草が繁茂して、当然、樹木というのは大きくなると道路なり隣のうちにしなだれかかってくる状態があります。そういう場合につきましては、生活環境課とうちのところが共同で、空き家の詳細につきましては、100%ではありませんけど、ほぼ把握しておりますので、その方に文書で連絡して対処についての依頼をしております。
○議長(中島 勲君) 角川真人君。
○2番(角川真人君) どうもありがとうございます。
それでは、今の危険老朽化の取り壊しの話ですけれど、土地も含めて市へ寄附を受けているということですけれど、その取り壊した跡地、空き地が荒れていかないように管理していかないといけないわけなんですけれど、どういった定期的な確認とか行っているんでしょうか。
○議長(中島 勲君) 児島まちづくり課長。
○まちづくり課長(児島 正君) 市で危険老朽空き家で寄附を受けた建物につきましては、当然市のほうで取り壊しまして、跡地につきましては、町内会と事前に協定を結んでいただいて、町内会のほうで草刈りとかの管理をしていただくということが前提で受け取っております。
ですから、近所から取り壊した後の空き地に対しての草木の苦情とか、そういうものが市のほうに来ることはございません。
○議長(中島 勲君) 角川真人君。
○2番(角川真人君) 寄附を受けているのに壊した後は町内会任せというのは何か違うような感じがするんですけれど、できたらもう少しそのへんは見守りなど行っていただきたいと思います。
では、次の質問のほうに移りたいと思います。
○議長(中島 勲君) 角川君、市長から答弁があります。
上田市長。
○市長(上田昌孝君) 寄附をされる方に一つの条件がありまして、町内会でそれを受けて、町内会が後の管理をするという了解があったものについてのみ寄附を受けるということになっております。
以上であります。
○議長(中島 勲君) 角川真人君。
○2番(角川真人君) 実施要綱を見ていましてもそういうのにちょっと気がつかなかったもので、どのへんにあったのかな。また詳しく読んでみたいと思います。
それでは、次の質間に移りたいと思います。
こうした市への寄附による取り壊し以外でも、旧町部では老朽家屋の取り壊しがあちこちで進んでおります。
ただ、そうした跡地、以前は家がずっと並んでいたところに、今はぽつんぽつんと砂利しかない空き地が存在するというのは、ちょっと見た目にも物悲しいものがあります。
アスファルトで舗装して駐車場にしている、そんな方も見受けますけれど、ほかに何か使い道はないものかと考えておりましたら、空き地に自治体の補助で簡単なベンチや日よけになるものを設置して、公園や憩いの場、そうしたものにする取り組みが行われているというのも見つけました。ほかにも、まちなか菜園や花壇づくりなど、そういうことを行っているところもありました。
こうした取り組みは、空き地を放置することによって雑草が生い茂ったり、ごみなどが不法投棄される、そんな温床になることを防ぐための取り組みとして行われております。
今は全然活用される気配がないような、そんな空き地の持ち主に対して、市からも何か働きかけてみてはいかがでしょうか、お伺いいたします。
○議長(中島 勲君) 児島まちづくり課長。
○まちづくり課長(児島 正君) 今議員ご指摘のとおり、個人で除去されたものにつきましては、当然、個人の方が跡地の利用、管理をされるべきでありますので、管理をされているのが現状だと思います。
ただ、市のほうで、今ほど議員ご指摘のベンチとか花壇とか、そういうものにつきましては、うちのほうは直接個人には指導しておりませんけど、市の関係で取り壊したものにつきましては、町内の中で植栽をしたりベンチを置いたり、そういう事業はうちのほうではやっております。
ただ、個人については、特定の指導やお金の補助とかは出しておりません。
○議長(中島 勲君) 角川真人君。
○2番(角川真人君) ぜひともそうした取り組みをやっているということの周知をまた図っていただきたいと思います。
では、次の質問に行きたいと思います。空き家を活用して若者向けにシェアハウスを行ってはどうかという質問です。
長引く不況で、なかなか正規雇用となれない、そんな若者が多い中、若者世代の収入は決して多いものとは言えません。そんな若者が少しでも暮らしやすい滑川市にしていくために、また、まちなかの空き家が朽ちていくのを防ぐような意味でも、空き家を活用してシェアハウスを検討してみてはいかがでしょうか。
シェアハウスの方式では、たとえ一軒家でも複数人で共同利用するため、家賃も頭割りになって、収入が多くなくても借りやすくなるはずです。
滑川市には医療福祉専門学校もありますし、大手の企業もございます。下宿がわりにという、そんな需要も期待できるんじゃないかなと思うんですけれど、いかがでしょうか、お伺いいたします。
○議長(中島 勲君) 児島まちづくり課長。
○まちづくり課長(児島 正君) それではお答えいたします。
常盤町において空き家を改修し、シェアオフィス等として活用されているなどの事例も確認しておりますが、現在、市で把握している空き家の中には、昭和56年以前に建築された旧耐震基準によるものが多く、耐震化や水洗化などのリフォームをしてシェアハウスとして活用するというのは、費用面を考慮すると難しいのではないかと考えております。
活用のための取り組みとしては、市では空き家・空き地情報バンクの利用を促進しているところであります。
以上でございます。
○議長(中島 勲君) 角川真人君。
○2番(角川真人君) さすがに、耐震基準がだめで使えない家を無理やり使えとは言いませんので、せっかくの空き家バンクなので、そういった今すぐにでも使えるような家をそういうふうに進めていけないかと、そういうことをまた聞いてみたいんですけれど、そういう家に限れば、働きかけってどうですか、できそうですか。
○議長(中島 勲君) 児島まちづくり課長。
○まちづくり課長(児島 正君) 最近は、うちのほうの空き地・空き家バンクの登録を推進することによって、ここ2カ月で数件、空き家を借り受けられて、市外から来られて住んでおられる。立山町からも、外国人の方ですけど、来られて住んでおられるということで、シェアというよりも、家庭とか個人の方で借りられる方が多いです。
シェアというので来られる方については、当然来られればあっせんしますけども、なかなか空き家を売る方についても、個人についての売買はありますけど、何人の方に貸すというのはなかなかちょっと、相手方についても、やはり個人の方1人と何人というのであれば、契約の段階でもかなりハードルが高くなるということもありますので、ちょっと難しいかなと思いますけども。
○議長(中島 勲君) 角川真人君。
○2番(角川真人君) 空き家の取り組み、まちなか再生の事業の中で、小売店への応援というのは、小売店を開くときに空き家を購入する助成は行っているけれど、そういった借りる者に対する助成というのは今たしかやっていないですよね。購入だけの助成ですよね。
だから、そういった意味でも、こういったシェアハウスみたいなものへの助成をまた考えていただきたいなと思って今回は提案させていただきました。
そうしたことってまた検討できますかね。
○議長(中島 勲君) 児島まちづくり課長。
○まちづくり課長(児島 正君) 今ほども議員にお話ししたとおり、まずまちづくり課としては、空き家を登録していただいて、現在800余りある空き家の中で実際使用できるのは何件かということも把握せんならんもんですから、まず登録していただくということに今力を入れて宣伝、それから、いろんな場所にパンフレットを置いて広報活動しているところでございます。
その段階が過ぎた時点で、次のステップとしてそういうものも考えねばならないかなとは思いますけど、今の段階では、まず登録していただいて、どのものがそういうものに適応しているかということも検討したいと思います。
○議長(中島 勲君) 角川真人君。
○2番(角川真人君) それでは、1件でも多く空き家バンクに使える家を登録してもらえるように、また不動産屋への働きかけをよろしくお願いいたします。
それでは、3つ目の大きな質問、買い物支援について行います。
これまでの議会でも何回か取り上げてきたと思いますけれど、今まちなかには昔からの個人商店がほとんど姿を消しております。その理由としては、店をやっている人が年をとって、それに伴って後継の人がいない。あとは単純に体がしんどくなってやめたと、そんなことが挙げられます。
そうなりますと、今の滑川市で買い物をしようと思ったら、エールやプラント3、パスタと旧8号線のほうまで上がっていかないと行けないことが多いと思うんですけれど、そのための移動手段として車がやっぱり必要になってきます。
ただ、そうした車の運転ということも、高齢化が進んで、今では免許を返納している方も大分増えてきているんじゃないでしょうか。
そうでなくても、年をとって車を運転するというのは不安だといった家族の方から、車の運転をとめられている、そういった方の話もよく聞きます。
コミュニティバスもありますけれど、こちらも残念ながらまだ、そうした方の足にはなり得ていないんじゃないかなと感じます。
バス停から家まで重たい買い物袋を提げて歩きたくないという人は、あえてバスを使わずに、近所の人に乗せてもらったり、タクシーを使ったりといった話を聞きます。
そこまでするんでしたら、近くに商店がない方のために、移動販売車を改めて今回提案したいと思います。いかがでしょうか。
○議長(中島 勲君) 長崎
商工水産課主幹。
○
商工水産課主幹(長崎一敬君) 市内では、野菜等の生鮮食料品や日用品、弁当などを電話で注文すると自宅まで配達してもらえる配達サービスを実施している小売店等があります。配達エリアを設定している場合や市内全域を配達しているなど、事業者によってさまざまであります。
また、店舗で購入したものを当日に自宅に配達してもらえるサービスを行っているスーパーマーケットもございます。
これらの買い物支援サービスは全ての方が利用できるサービスで、配達などの利用料金についても、ほとんど事業者が無料で行っております。
これらの利便性の高いサービスが提供されていることから、移動販売車についての事業者への働きかけについては現在のところ考えておりません。
以上です。
○議長(中島 勲君) 角川真人君。
○2番(角川真人君) 多分そういうふうに、電話での宅配サービスなど言われるとは思っておりましたけれど、あえて代替でそういった取り組みを挙げられるということは、市としてそういった事業者に何か援助とか行っているんでしょうか。
○議長(中島 勲君) 長崎
商工水産課主幹。
○
商工水産課主幹(長崎一敬君) 現在、事業者については、8店舗のほうがこういった配達のサービスを行っておられます。
市の助成については今のところ特にございません。事業者の方々のご努力で実施しておられるところでございます。
○議長(中島 勲君) 角川真人君。
○2番(角川真人君) 営業努力だけでは限界があるんじゃないかなと思うので、そういうふうに言われるんでしたら、せめてそうした配達のためのガソリン代の助成とか、そういったこともまた考えていただきたいと思うんですけれど、ただ今回、この移動販売車を提案している理由には、電話サービスの欠点といいますか、高齢者の方とか、なかなか外に出たがらないような方の場合だと、そうやって電話をすれば物を届けてもらえるとなると、自分は外に出なくて、もう電話だけでいいじゃないかと。もう電話だけが外の世界との接点になってしまう、そんなおそれもあると思います。それはまた高齢者の閉じこもりを助長してしまう、そんな危険性もあるんじゃないかなと私は思います。
買い物をするために、自分が家の外に出て、ご近所の方と買い物しながらおしゃべりをして商品を選ぶ、こうしたコミュニケーション、その手段として、移動販売車を私は提案しているわけなんですけれど、どうお考えでしょうか。
○議長(中島 勲君) 長崎
商工水産課主幹。
○
商工水産課主幹(長崎一敬君) 今ほど議員おっしゃいますコミュニケーションの場ということでは非常に有効かと思っております。そのあたりもまた今後考えていきたいと思っております。
以上です。
○議長(中島 勲君) 角川真人君。
○2番(角川真人君) ぜひとも前向きに考えていただきたいと思うんですけれど、ちょっとここで、朝日町でやっている移動販売車、これは試しで始めたときの広報の写真なんですけれど(資料を示す)、これは町で軽トラックを購入して、それを改造して保冷車にしたものを、大阪屋でしたかね、たしかそのあたりと業務提携をして移動販売で回ってもらっていると、そうした形でやっているものです。
ここの顔が描いてある側面のところが上に上がって、そこを上がると、横開きというかガラス戸になっている保冷部分、そこに商品が入っていると。こうしたものを定期的に週に何回かで過疎の地域を回っていると、そういう取り組みが今でも続いているそうです。
こうした移動販売車の取り組みは、よそでやっているところを聞きますと、JAだったり、やっぱりそうした大阪屋などの大手スーパーとか、そうしたものが多いようですけれど、滑川市にもプラント3や大阪屋、ありますよね。働きかけてみてはいかがでしょうか。
○議長(中島 勲君) 長崎
商工水産課主幹。
○
商工水産課主幹(長崎一敬君) 朝日町の例を今ご紹介いただきましたけれども、朝日町のほうでも恐らくシルバー人材センターが事業者となっておられるのではなかろうかと思います。それらのことも今後考えながら、ちょっと検討していきたいと思っております。
以上です。
○議長(中島 勲君) 角川真人君。
○2番(角川真人君) 先ほども言いましたように、出不精の方の閉じこもり防止のためにも、またご近所で、昔はお友達がたくさんいたのに、だんだんと亡くなられて、最近寂しくなったなと、そんなおばあちゃんもうちのご近所にはおられます。
そうした方のコミュニケーションの場を増やすためにも、こうした取り組み、ぜひとも前向きに検討していただきたいと思います。
では、これで私の質問を終わりたいと思います。ありがとうございました。
○議長(中島 勲君) 12番浦田竹昭君。
○12番(浦田竹昭君) ご苦労さんです。最後の質問になりました。どうか最後までよろしくお願いをいたしたいと思います。
それでは、あらかじめ通告してあります諸点についてお伺いをいたします。
まず第1点目は、東加積小学校児童数の減少についてでございます。
この課題につきましては、以前から問題提起させていただいているところでありますが、はじめに、当局からは、東加積小学校については将来において存続させていくという心強いお言葉をいただいていることに、まずもって安堵するとともに感謝を申し上げたいというふうに思っております。
さて、東加積小学校の今年度の在学児童は67名でございます。
では、5年前は何人かといいますと83名、10年前は100名、そしてまた15年前は118名の児童がおったわけであります。児童数の減少は今に始まったわけでなく、ここ15年で約40%減少しているわけであります。
また、東加積小学校区のことしの4月1日現在の未就学児童の数は、ゼロ歳児が5名、1歳児が12名、2歳児が4名、3歳児が4名、4歳児が6名、5歳児になって二桁10名、6歳児が13名ということであります。したがいまして、ゼロ歳児から6歳児までの合計が41名であります。よって、ここからわかるのが、6年後の東加積小学校の全児童数はおのずと41名になるということでございます。
そこで1つ目、この状況を踏まえて、小学校の運営あるいは教育上の観点から、今後の東加積小学校の児童数の減少のこの現状について、当局はどのように把握、認識されているのか、まずもって見解をお伺いいたしたいと思います。よろしく。
○議長(中島 勲君) 石倉学務課長。
○学務課長(石倉裕子君) お答えいたします。
東加積小学校については、議員もおっしゃったように、現在、児童数が67名であり減少傾向にありますが、少人数の温かい雰囲気、豊かな人間関係が築かれていると考えております。
また、教職員の目が行き届くことにより、きめ細やかな指導、支援がなされ、児童の学力向上にも成果を上げております。
高学年では、一人ひとりにリーダーシップを発揮する場面が多く設定され、自己有用感、責任感を育んでいるところでございます。
市では子ども第一主義を掲げ、中学校3年生までの医療費の給付、所得制限なしの第2子保育料等の無料化等、人口減少に歯どめをかけ施策を展開しているところでございます。
今後も、地域の皆様、保護者と学校が一体となって、より魅力ある学校づくりを目指すとともに、教育に自信を持って推進していただきたいと考えております。
以上でございます。
○議長(中島 勲君) 浦田竹昭君。
○12番(浦田竹昭君) 私の質問の趣旨に沿っていないのかなという思い、この減少について、東加積の現状についてどう認識されているか、一言お願いします。
○議長(中島 勲君) 石倉学務課長。
○学務課長(石倉裕子君) 申しわけございません。
年々減少しているという実態につきましては、委員会のほうでも把握しております。少子高齢化の中、市内9校とも減少傾向にあることは変わらないというふうに受けとめております。その中で、市の施策として、少子高齢化、児童減少に向けて精いっぱい施策を推進していきたいと考えているところでございます。
○議長(中島 勲君) 浦田竹昭君。
○12番(浦田竹昭君) 当然、7小学校とも減少傾向にあるわけでありますけども、とりわけ私は今、東加積小学校の件について取り上げさせていただいているということでございまして、改めて危機感を感じておられるかどうかだけ一言お願いします。
○議長(中島 勲君) 石倉学務課長。
○学務課長(石倉裕子君) 少子高齢化に関しては、私だけではなく、市役所の職員、それから市在住の方々も皆危機感を感じているところだと思います。
その要因としましては、いろいろなことがあると思うんですけれども、そういったいろいろな課題を解消して、子どもたちを生み育てやすい環境づくりということ、私から言うのは差し出がましいのでございますけれども、そういったものが大事かなと考えております。
以上でございます。
○議長(中島 勲君) 浦田竹昭君。
○12番(浦田竹昭君) この程度にしておきます。
次に移りますけども、私も小規模校には小規模校のメリットあるいはデメリットがあると思っております。
また、メリットにつきましては、今ほど課長さんが申し上げたほかに、東加積としては、子どもたちが恵まれたすばらしい自然環境の中で伸び伸びと学校生活や学習ができること。あるいは、学習状況や学習内容の定着状況が的確に把握できること。あるいは、補充指導や個別指導ときめ細かい指導―先ほども先生の話をされました―ができること。それから、これも課長さん言われたように、意見や感想、発表の機会が多いというようなこと。あるいは、さまざまな活動のリーダーを務める機会が多くなること等々が挙げられるわけでありますが、一方、デメリットとしては、社会性を涵養する機会が少なくなること、あるいは多様な意見に触れる機会が少なくなること、そしてまた切磋琢磨により向上心を高める環境がつくりにくくなることなどなどあるわけであります。
そして、一番問題点は、子どもたちの、先ほども未就学児童の人数を言いました。将来、ここ3、4年のうちに複式学級をとらざるを得ないという問題があるわけであります。
そこで2つ目は、今後はそのデメリットを克服しながらも、メリットを最大限に生かしながら、児童・生徒の教育環境を充実させる政策を検討しなきゃならないというふうに考えておるわけでありますが、そこで一番の問題は、今ほど言いました複式学級の回避であります。
その解決方法の一つに小規模特認校制度の指定があるわけでありますが、課長さんもご存じだと思いますが、まず小規模特認校制度とは、従来の通学区域を前提としながらも、一定の条件のもと、市内全域から児童・生徒が認定校に通学できる制度であるわけであります。この制度で1人でも2人でも児童・生徒が増えればなというふうな思いをいたしております。
また、どうしても複式学級をとらざるを得ない場合は、従来どおりの1学年1学級1教室での学習ができるよう、市単独で採用する教員、いわゆる市採教員の配置であります。
この複式学級を回避するための施策として、小規模特認校制度の指定並びに市採教員の配置を検討できないか、見解をお伺いいたします。
○議長(中島 勲君) 石倉学務課長。
○学務課長(石倉裕子君) ここにいらっしゃる皆様のためにも、複式学級の定義について申し上げます。
複式学級は、2つの学年以上の児童・生徒を1つに編制した学級のことを言います。県の基準では、1、2年生は8名以下で複式となります。3年生以上では15名以下で複式学級となるものであります。
これに対しまして、議員もおっしゃいましたが、通学区域以外の児童・生徒を受け入れる小規模特認校制度を取り入れている学校は、県内で1市1町の4校がございます。
今年度、複式学級解消のための教員の増員につきまして、富山県市町村教育委員会連合会を通じまして県へ要望したところであり、他市町村とも連携し、県費負担の教職員の配置を今後とも要望していきたいと考えております。
以上でございます。
○議長(中島 勲君) 浦田竹昭君。
○12番(浦田竹昭君) 今ほど県費負担の教職員という話が出ました。私もこれについては初耳なんですが、もし複式学級になった場合にそれが可能なのかどうか、ちょっとコメントをお願いします。
○議長(中島 勲君) 石倉学務課長。
○学務課長(石倉裕子君) そのへんのことにつきましては、十分把握しているわけではありませんが、県の連合会のほうで県のほうに働きかけて定数を少し下げるとか、そういった形で要望していって複式解消につなげていくということを要望していきたいと考えております。
以上でございます。
○議長(中島 勲君) 浦田竹昭君。
○12番(浦田竹昭君) それはそれとして、今私、市採教員の話もさせていただきました。もしそれができなかった場合は市採教員という話も出てくるかなというふうに思うわけであります。
この点につきましては、先ほども言いましたように、3、4年後、確実に複式学級になるというのは明確に既にわかっていることであります。
子ども第一主義の観点から、私は今のうちに計画的に事を備えなければいけないですよということを今申し上げたいなということで、複式学級になった場合に、先ほど言いました完全複式じゃなくて、1学年1学級1教室の形になるような手配を今のうちからしていかなきゃいけないでしょうと。そのためには、県費で可能であればそれでよし。もしそれでだめならば、やはり市採教員も検討しなきゃいけないでしょうと。今のうちからそういうことを考えなきゃいけないでしょうということで見解をお伺いします。
○議長(中島 勲君) 伊東教育長。
○教育長(伊東 眞君) お答えします。
まず、教員の配置についてであります。
市の単独で教員を採用し、それを雇用すると大変なことであります。なかなか困難なことであると思っておりますので、今年度初めて県のほうにそうした要望をしたわけでありまして、同じように必要な市町村もありますので、連携してお願いしていきたいと思っております。これは加配の要員でありますので、困難であることは承知のうえでこうした要望を続けていきたいと思っております。
例えば教科によってさまざまな部分があります。国語や算数等の教科においては、やはりそれぞれの進度があります。しかしながら、体育やさまざまな教科で、また縦でのつながり、例えば東加積においてはランチルームで全員がそろって給食をする、こういった活動もあります。それぞれ学校の教育活動の中でさまざまな工夫もできるのではないかと思っております。
何よりも、やはり市として取り組んでいる少子化への対策、こうしたことをもっと進めて、さらにはまた、地域でのご努力とあわせて学校の活動がより一層活性化されるように、地域の方の協力も得て、さまざまな方の応援も得て進めていきたいと考えております。
○議長(中島 勲君) 浦田竹昭君。
○12番(浦田竹昭君) ありがとうございました。
まだ先のことでございますので、まずは努力いただきたいなというふうに思っております。
そしてもう1つ、私、先ほど特認校の話と市採教員の話をさせていただきました。ほかに複式学級を解決する方策があるとすれば、これ以外にご存じであればご紹介いただければなと。
○議長(中島 勲君) 伊東教育長。
○教育長(伊東 眞君) 先ほど、いわゆる学校選択制のお話をされたことに関連してでありますが、学校選択制について文科省のほうでそうしたことを可能とするようなことが行われまして、全国でも各地で行われている例があります。
研究はしておりますが、その中で、逆にやはり地域というものが失われるということで、学校選択制を選んだ地区で、むしろもう一度元へ返すというふうな動きも出ているやに聞いております。
果たして東加積において学校選択制をとるのがいいのかどうかということについては疑問と思っておりますので、やはり地域の中で、いわゆる市内から集めるということではない方法で、地域の中で地域の学校として大事に育てていくということが必要であるというふうに考えております。
○議長(中島 勲君) 浦田竹昭君。
○12番(浦田竹昭君) 今ほどほかの自治体の話もされました。
私も視察等々で勉強させていただいて、今ほど言いました事例もあるわけでございます。当局のほうもそれをまた研究していただいて、よりよい施策、方法をともに考えていきたいというふうに思っておりますので、私も、今後もこれを一つの重要課題として取り組んでまいりたいと思っておりますので、ひとつよろしくお願いいたします。
次に、2つ目へまいります。2点目は、有害鳥獣被害防止対策についてであります。
この課題についても、これまで私自身、たしか12回ほど質問をしているかなというふうに思っております。
そして、初めて質問したのが平成18年9月の定例会であったわけであります。このときはまだ熊だけでありました。イノシシはまだ存在しておりません。
また、イノシシについて問題にしたのが、私は平成21年12月の定例会からでございます。その当時、室山・大日にイノシシの足跡の痕跡があったがゆえに質問させていただいて、どうするの? という話をさせていただいたかなというふうに思っております。それから8年。まだ8年しかたっていないです。
今日、このイノシシは、きのう原議員からも質問がありましたが、イノシシはスーパー農道まで出没し、東加積地区あるいは山加積地区、これは全域です。と同時に、北加積、早月加積の一部もイノシシの出没エリアに入っております。そして、イノシシの個体数も年々増加し、それとともに被害も増大している状況であります。
これを踏まえて、1つ目は、通告にはイノシシの出没、あるいは捕獲状況、被害状況という話もしましたが、きのう原議員の質問で答えられました。
出没状況については、現在15頭、捕獲状況は30頭、被害状況については4.52ヘクタール、金額については505万程度というふうに報告がありましたので答弁は要りませんが、このデータに基づいて、過去のデータと比較して減少しているのか、あるいは増加していると感じておられるのか、そして現在の状況をいかに認識しておられるか、危機感を持っておられるか、お伺いします。
○議長(中島 勲君) 藤名農林課長。
○農林課長(藤名晴人君) お答えいたします。
今年度は今ほど言われたような数字でございますが、今年度は近年最も被害額が多かった平成27年度に迫っているところでございます。
侵入防止柵や電気柵等の対策も進んでおりますが、被害が大きくなって、しかも広域化していることから、個体数も増えておるんだろうというふうに考えております。
鳥獣による農作物の被害は、被害面積や被害金額に集計されている経済的な影響以上に住民生活や農業集落の運営に影響を及ぼしている可能性があるというふうに考えております。
営農意欲の低下や耕作放棄の増加につながるおそれもあり、地域の活力の減退が危惧されているところというふうに感じております。
○議長(中島 勲君) 浦田竹昭君。
○12番(浦田竹昭君) ありがとうございました。
と言いながら、さほど深刻に感じていないような雰囲気も感じられるんですが、危機感を感じておられますか。
○議長(中島 勲君) 藤名農林課長。
○農林課長(藤名晴人君) 担当課長として非常に危機感を感じております。
○議長(中島 勲君) 浦田竹昭君。
○12番(浦田竹昭君) ありがとうございます。心強い答えをいただきました。
次に移ります。
さらに、年々イノシシの個体数が増えますと、出没エリアもスーパー農道からさらに里へと拡大しておるわけでありますが、それと同時に、農業被害あるいは交通事故―ちょっと待ってください。2つ目の質問ですよね、ごめんなさい。
2つ目、出没状況、被害状況について、地域住民からの通報、それに伴う現場確認、パトロールや現場調査等々実施され、データを積み重ねてこられたというふうに思っておりますが、現状に危機感を感じながら、この状況で行きますと、将来の予想をどのように認識されているか、お答えいただきたいと思います。
○議長(中島 勲君) 藤名農林課長。
○農林課長(藤名晴人君) 県のイノシシ管理計画によりますと、県内において平成10年代からイノシシの出没が確認されるようになり、平成27年度末にはおよそ5,000頭弱が生息しているものと推定されております。
本市においては、具体的な生息数は不明でありますが、イノシシによる農作物被害や捕獲頭数については増加傾向にあり、今後さらに個体数は増加する可能性があるものと考えております。
また、猿については、3群140頭余りが市内に生息しているとされており、今後の推計については推定しておりません。
○議長(中島 勲君) 浦田竹昭君。
○12番(浦田竹昭君) 将来においては、ますます増えるということであります。それを踏まえて、このままでは、先ほどもちらっと話ししましたが、年々イノシシの個体数が増えております。と同時に、出没エリアもスーパー農道からさらに里へと拡大し、それと同時に、農業被害から交通事故、さらには人身事故と被害が増大してまいります。
そしてまた、我々農業者にとっても死活問題であり、そしてまた耕作放棄地の増加、そしてまた農業の存続にも多大な影響を及ぼす問題であります。何よりも、市民の生活の安全・安心にかかわる重大な問題であり、そしてまた、これまでさまざまな対策を講じてこられたというふうに思っております。それが現在、功を奏していない状況であろうというふうに思っております。
私は一貫して、このイノシシ等々については捕獲の拡大を訴えてきたわけでありますが、なかなか現状に沿わないのが現状であります。
改めて、今日の状況を真剣に受けとめていただき、予算処置も含めてさらなる対策を講じていただきたいというふうに考えております。
そこで3つ目は、さらなる被害防止対策として、具体的に、これも何度も話はしているわけでありますが、捕獲実施隊の人材育成並びに体制強化、2つ目が捕獲おりのさらなる増設・設置、そしてまたイノシシ進入路へのグレーチング等々の敷設、要するに出ていかない対策ですね。住民並びにグループの金網柵、あるいは電気柵設置、維持管理等において、現在市には侵入防止柵等における資材補助があるわけでありますが、その拡大、そしてまた維持管理に係る資材補助への拡大等の検討について見解をお伺いしたいと思います。
○議長(中島 勲君) 藤名農林課長。
○農林課長(藤名晴人君) 有害鳥獣における被害防止対策に関しましては、有害鳥獣の捕獲体制の強化のため、本年4月に滑川市鳥獣被害対策実施隊を設置し、銃器やおりによる捕獲活動やパトロールの強化を図っているところでございます。
将来的な実施隊員の人材育成・確保を目的とし、狩猟免許取得に対しても助成を行っているところでございます。
また、おりによる捕獲については実施隊が行っておりまして、その設置や増設等につきましては、鳥獣の出没状況や隊員の意見を参考にして実施していきたいというふうに思っております。
進入路等のグレーチングの敷設につきましては、テキサスゲートやハニカムゲートという名前であると思いますが、現在のところ導入事例が少ないことから、今後導入しているほかの自治体での事例を参考に、設置に係る費用や効果、設置した際に生じる交通等への影響、維持管理方法等について研究してまいりたいというふうに思っております。
また、侵入防止柵等に係る資材補助につきましては、中山間地域等直接支払交付金の活用や市単独の侵入防止柵資材への補助を実施しているところであります。
また、予算増額や対象の拡大につきましては、予算を伴うものでありますので、予算編成の中で検討したいというふうに考えております。
以上であります。
○議長(中島 勲君) 浦田竹昭君。
○12番(浦田竹昭君) 今ほどの答弁、これまでと何ら変わらん答弁かなというふうに思っております。
再質問になりますけども、中山間地域では、市長と語る会でも地域住民から、要望として毎年、毎回のように出されているわけであります。そしてまた、各町内会からも切実な思いから、要望書が数多く提出されているというふうに聞いております。
地域からすれば最重点要望事項であろうかというふうに思っておりますし、また行政については、これはやっぱり最重要課題として取り上げ、そしてまた対応すべきものというふうに私は思っております。
そして、今日、今やこのイノシシの被害、これはもう自然災害、天災でございます。被害がこれ以上拡大するようであれば、これは人的災害、要するに人災だろうと私は思っております。
この点に関して見解をお伺いいたしたいと思います。
○議長(中島 勲君) 藤名農林課長。
○農林課長(藤名晴人君) 人災と言われますけど、市でも頑張りますが、ぜひ地域でも頑張っていただきたいと。
イノシシは本来、聞くところによりますと、繊細で用心深いと。で、人間を恐れる習慣があるというふうに聞いておりますので、地域においても草刈りなどでイノシシの隠れ場所をなくして、電気柵の周辺等に見通しのよい緩衝帯をつくるといったことも重要だというふうに思います。
餌場や隠れ場をなくしていただいて、電気柵などによる防除効果を並行して進めて農作物被害を抑制していければいいなと思いますので、議員、中山間地を代表されておりますが、ぜひ議員もご協力いただいて、被害減少に一緒に取り組んでいっていただければと思います。
○議長(中島 勲君) 浦田竹昭君。
○12番(浦田竹昭君) 今一緒に取り組んでいただきたいという話がございました。
私は言うのをやめようかなと思ったんですが、昨年、私、やむにやまれず狩猟免許を取得させていただきました。私は猟友会のメンバーであります。
しかしながら、実施隊のメンバーには入らせていただけませんでした。と同時に、柵、おりを仕掛けたいと思っても、現状では仕掛けさせていただいておりません。そしてまた、現在、市の職員にも何人かおり、わなの資格免許を取っている方がおりますが、その方が「わしと一緒におり仕掛けてこうや」という話もしますが、一切受け入れていただけません。協力しようにも協力しようがないということをいかが思いますか。
○議長(中島 勲君) 藤名農林課長。
○農林課長(藤名晴人君) 協力というのはおりの設置のみではございませんので、いろんな環境整備もございますので、できるところでお願いいたします。
○議長(中島 勲君) 浦田竹昭君。
○12番(浦田竹昭君) 違うんですよ。私は必要に迫られて免許を取ってきたんですよ。これは私のできることなんですよ。資格があるゆえに、いつでもおりは仕掛けようと思えばできるんですよ。それをやらせていただけないというのは、これは不思議な行政だなと。そこはいいですよ。これでとめておきます。それ以上言ってもしようがないなというふうに思っています。
次に3点目、みのわ温泉テニス村・東福寺野自然公園研修センター「青雲閣」の利活用計画についてであります。
この課題につきましては、私はこれまで何度とお伺いしてきたところでありますが、しかしながら、これまで何の変化もなく、何の進捗もないように思われる。そしてまた、声が聞こえているのか心に届いているのか、疑問に感じるところであります。
とりわけ、みのわ温泉、グリーンハウスにおいては、昭和61年に建設、オープンし、既に31年が経過し、お風呂は現在使用されていない状況であります。ボイラーは老朽化し放置されたまま。厨房においても同様で、全く使用されていない状況であります。
また、東福寺野自然公園研修センター「青雲閣」においては、昭和49年に建設、オープンし、既に43年が経過し、施設の老朽化とともに耐震強度も不足しているにもかかわらず放置されたままであり、宿泊施設としても現代に即応しないような状況でございます。
また、市議会においては、平成27年11月に公共施設のあり方に関する提言書が提出され、また当局からは、平成28年9月に公共施設等総合管理計画が策定されております。
みのわ温泉に関しましては、引き続き施設を運営することとし、今後、施設の長寿命化を計画的に行うとされております。
東福寺野自然公園については、総合的に勘案し、3年をめどに今後の方針を決定するということであります。
これらを踏まえて、1つ目は、みのわ温泉テニス村、とりわけグリーンハウス、並びに東福寺野自然公園研修センター「青雲閣」の利用状況並びに今後の見通しについてお伺いをいたします。
○議長(中島 勲君) 膳亀
教育委員会事務局長。
○
教育委員会事務局長(膳亀 進君) それではお答えいたします。
みのわ温泉テニス村の年間の利用状況につきましては、平成26年度が5万2,365人、平成27年度が5万6,171人、平成28年度が5万9,212人となっております。
施設ごとでは、ファミリーハウスの温泉利用者数については、ここ数年、約4万人程度で推移しております。みのわ温泉の泉質が神経痛や高血圧に効果的であると利用者からも大変好評を得ており、高齢者を中心に、市内外の温泉リピーターに親しまれているものと見ております。
今後とも温泉の効能を広くPRするなど、利用者の増加に努めてまいりたいと考えております。
グリーンハウスにつきましては、テニスコートの利用者について、平成26年度から小中学生の練習での利用を無料としていることもあり、年々増加しており、今後もにぎわうものと期待しているところであります。
一方で、宿泊数についてはここ数年伸び悩んでいることから、今後、営業活動を強化していくとともに、温泉やレストラン、テニスコートとの連携を図り、効果的な施設運営に取り組んでまいりたいと考えております。
次に、東福寺野自然公園研修センター「青雲閣」についてであります。
過去5年間の利用者数は増加傾向にあり、昨年度の利用者数は、宿泊者3,808人、日帰り1,073人、合わせて4,881人でありました。
宿泊者の内訳については、幼児が101人、小中学生1,358人、高校生294人、大学生等440人、その他が1,615人となっております。
主な利用目的としては、小中学生は宿泊学習やリーダー研修会など、高校生・大学生はスポーツ合宿、文化活動であります。
今後の見通しについては、北陸新幹線が開通し首都圏との利便性が向上したことや、2018年にねんりんピック富山、2020年に東京オリンピック・パラリンピックが開催されることから、県外等からの宿泊等の利用客も期待されるところであります。
以上でございます。
○議長(中島 勲君) 浦田竹昭君。
○12番(浦田竹昭君) ありがとうございました。
みのわ温泉については横ばい、あるいは青雲閣については多少増えているということでございますが、人数についてはまだまだかなというふうに思っております。
次、2つ目、みのわ温泉テニス村において、長寿命化の計画として中長期的な明確な計画案をお示しいただきたいと。これは今までもずっと言っておったわけでありますが、これが1点。
そしてまた、東福寺野自然公園研修センター「青雲閣」においては、3年をめどということであります。それは来年度、要するに30年度には明確な結論を出さなければならないことだろうというふうに思っております。
また、これについては総合的に勘案するということで、この意味は、検討、計画、立案するということであろうというふうに思っておるわけでありますけども、その検討、計画について、それぞれみのわ、あるいはグリーンハウス、そして青雲閣、これまでの検討、計画等々についての進捗並びに現状についてお伺いしたいと思います。
○議長(中島 勲君) 膳亀
教育委員会事務局長。
○
教育委員会事務局長(膳亀 進君) みのわ温泉テニス村の長寿命化の計画につきましては、これまでも温泉のボイラーや屋外の水道管、客室エアコンなど、故障や老朽化に伴う更新について、緊急性の高いものから随時取り組んできたところであります。
また、平成27年度に辺地に係る総合整備計画を策定し、これまで以上に利便性の高い施設となるよう、エレベーターの設置やレストランの換気設備の更新等を図ってきたところであります。
長寿命化につきましては、今後とも優先順位をつけながら計画的に行い、ふぐあいを未然に防止してまいりたいと考えております。
青雲閣につきましては、滑川市の公共施設の維持管理について、滑川市公共施設等総合管理計画を昨年10月に策定し、公共施設全体の維持管理に関する基本的な方針を示したところであります。
この計画に基づき、青雲閣管理棟や体育館、グラウンド等について、耐震補強または建てかえも含め、費用面、利用方法、運用面などから総合的に勘案し、今後の整備方針を決定していきたいと考えております。
○議長(中島 勲君) 浦田竹昭君。
○12番(浦田竹昭君) みのわについても、これまでと同様な答弁でございます。
私が言いたいのは、グリーンハウスをどうしていかれるかなと。これは具体的な施策をお伺いしたいなと。要するに、既存施設をどうやっていくのかなということをお伺いしておるわけであります。
と同時に、青雲閣についても、今ほど答弁ありましたけども、総合的に勘案すると、これ、来年、なるんですよね。ということは、31年3月31日までには完全な計画ができてくるということになると思います。
それを踏まえて、次の3つ目の質問でありますが、このみのわについても、単発はわかります。単発はわかるんですが、グリーンハウスを総合的にどうするか、ファミリーハウスを総合的にどうするかという私の問いでございまして、それを検討していただける形、メンバーを確認させていただきたい。
ということで、メンバーの選任、あるいは委員会とか協議会を設置し、そしてまた検討、計画、立案、そして議会での議論を踏まえて市民への公表、またはその過程の中でアンケート調査や懇談会、パブリックコメント等々で市民や地域住民、関係諸団体からの意見聴取をする機会をつくって、計画、立案、策定の参考にする機会をつくることが必要かと私は思っております。これは大事な計画であります。
そのような観点から、それぞれの施設の検討並びに計画、立案に対して、まずは取り組みの前段、やはり人、組織、調査、分析、議論等々がしっかりと組み立てられなきゃいけないなという思いから、そのプロセスについて、できているのであれば発表いただければいいんですが、今後はそれを検討されるのかどうかも含めて見解をお伺いいたしたいと思います。
○議長(中島 勲君) 膳亀
教育委員会事務局長。
○
教育委員会事務局長(膳亀 進君) みのわテニス村につきましては、滑川市公共施設等総合管理計画において具体的な方針を示したところであり、今後、施設の長寿命化を計画的に行いながら、利用者のニーズ把握にも努め、営業活動やソフト事業の充実を目指していきたいと考えております。
東部山麓道路の整備が予定されており、剱岳をはじめとする登山客やアウトドア愛好者など新たな利用者ニーズが見込まれることから、有利な起債の利用も検討しながら、効果的な施設運営と維持管理に取り組んでまいりたいと考えております。
青雲閣につきましては、自然公園に隣接し、文化財施設、パークゴルフ場、バーベキュー施設等とあわせて一体的な利用ができることから、関係各課と連携し進めたいと考えております。
また、青雲閣管理棟や体育館、グラウンド、駐車場等は一体的に調査分析するため、専門家の意見も聞きながら議論を重ねていきたいと考えております。
○議長(中島 勲君) 浦田竹昭君。
○12番(浦田竹昭君) 答弁ありがとうございます。と言いながら、前回と変わりません。
みのわについては、今ほども計画的に単発で行いますよという話なんですが、その計画的に行いますよという計画を教えてくださいよという話なんですよ。
計画がないのに計画的に行いますよというのは、納得せいと言われてもできないというのが現状であります。多分ないからそういう答弁になるんだろうと思いますから、これ以上言っても仕方ないのかなという気がします。
それから、青雲閣についても、そういう専門家等々とも話をします。これは3年をめどに方針を決めるとか云々、先ほどの水野議員のタラソピアも一緒です。やはり検討するには検討するだけのしっかりとした組織なり云々をしっかりやるのがプロセスだと思うんですよ。そうでないと公表もできないじゃないですか。誰にもわからない。そういうことを私は問いかけているわけですよ。
きちんとした人、組織、そしてプランづくりを、どういうプロセスでやるかを示してくださいよということをお聞きしているのであって、今はないということだろうと思います。今後どうされるか、それを改めて見解をお聞きします。
○議長(中島 勲君) 膳亀
教育委員会事務局長。
○
教育委員会事務局長(膳亀 進君) まず、市役所内の関係各課の職員からなる検討チーム的なものをつくって検討を進めていくことにしたいと今のところ考えております。
あわせて、例えば青雲閣におきましては、管理棟、体育館、グラウンド、こういった建築なり土木工事、これも絡んできますので、またそのへんの専門家の意見も聞きながら検討し、あわせて議会のほうにも報告をしながら進めていきたいというふうに考えております。
○議長(中島 勲君) 浦田竹昭君。
○12番(浦田竹昭君) 時間もないので次に行きます。後ろで待っておられるみたいだから……。
次、4点目、遊覧船キラリン運航についてであります。
これにつきましては、昨日の中川議員の代表質問と重なるところもあろうかと思います。私なりの質問をさせていただきます。
このキラリン号について、海上観光も含めて、今年度最大の関心事であり、大きな問題となっているわけであります。
新聞報道されたことから、いろんな方々から私のほうにも、キラリンは今どうなっているんだよと。あるいはクルージングは本当に間に合うのか、あるいはほたるいか海上観光が本当に来年できるのかという問い合わせが何件かあります。しかしながら、私には明確な返事、回答ができませんでした。
なぜならば、この問題については、さまざまな憶測やらうわさが飛び交っており、何が本当で何がうそなのか、私自身全くわからない状況であります。また、私にとってもこれらに関する情報はほとんどないというのが現状であります。知りたくても、役所では箝口令が引かれているのか、全くそういう情報が入ってこないというのが現状かなというふうに思っております。
そこで、1つ目は、昨日の答弁でも業者との調整がつかなかったということでありますが、果たしてそれだけかなと。ことし遊覧船キラリンが運航できなかった本当の理由はそれだけなのかなと。ほかにあるんじゃないの? 市民が知りたいのは、何で、なぜ、どうしてという話を言われるわけであります。そういうことで、本当の理由をお聞かせいただければなと。
そしてまた、今現在キラリンはどうなっているのか、その現状についてもあわせてお伺いしたいと思います。
○議長(中島 勲君) 網谷観光課長。
○観光課長(網谷卓朗君) それではお答えいたします。
観光遊覧船キラリンの運航ができなかった理由については、昨日の中川議員の代表質問でも副市長のほうから答弁いたしております。
また、再三にわたりまして、6月議会においても市長が答弁しているとおりでございます。
本当の理由ということでございますが、これは、市長、副市長が答弁したのが本当の理由でございます。
それから、キラリンの現状については、昨年11月末以来、船を運航させていなかったことから、現在、船舶検査証の取得に向けて必要な点検と整備を実施しているところでございます。
以上でございます。
○議長(中島 勲君) 浦田竹昭君。
○12番(浦田竹昭君) 今、点検と整備をしているという話がございました。
再質問になるわけですが、調整がつかなかったということなんですが、運航業者との契約、これは一方的に解除されたというふうに聞いておるわけでありますが、その解除の具体的な理由は何かという疑問ですよね。これは私だけじゃなくて、ほかの人たちもそう言うわけでありますが、答弁をお願いいたします。
○議長(中島 勲君) 網谷観光課長。
○観光課長(網谷卓朗君) 解除の理由ということでございますが、これも昨日の答弁にもございますが、変更内容、当然、運航の方法、こういう内容によってはホタルイカ漁への影響もあるということで、これらの協議が調わなかったということがございます。
また、市と運航会社において意見の相違があったと。また、これもたびたびあったということで、これらの協議の中で、協力関係の構築よりも責任追及等の議論が多くなったということがございます。そういう中で、信頼関係が損なわれていったということで契約に至らなかったということがございます。
以上でございます。
○議長(中島 勲君) 浦田竹昭君。
○12番(浦田竹昭君) 今ほど信頼関係が構築できなかったという、単なるそういう理由での解除と。
それで確認なんですが、例えば我々民間であれば、不始末を起こしたとか、事故を起こしたとか、あるいは人身をやったとか、法律違反したとか、だから処分しました、解除しました、これは誰もがわかるような理由づけ、また誰もが納得する理由づけかなというふうに思うわけでありますが、そういうことではないわけですよね。
○議長(中島 勲君) 網谷観光課長。
○観光課長(網谷卓朗君) 当然、運航する以上は、安全な運航で実施されておったところでございます。
ただ、ほたるいか海上観光、クルージングということについては、契約の際には当然、市のほうで定めた仕様が出てまいります。これらについては当然、協力者である漁業協同組合さんの協力がないとできないと。そういう中で協議を進める中で、最終的な契約、来年度の契約、29年度になりますが、それらの契約に至らなかったと、協議が調わなかったということで解除になったということでございます。
○議長(中島 勲君) 浦田竹昭君。
○12番(浦田竹昭君) 今、私、確認したのは、運航業者さんの、要するに事故があったとか、そういう具体的な理由じゃないということを確認させていただいたかなという思いをいたしております。
次に2つ目、キラリンの今後の対応並びに見通しについて何点かお伺いをいたしたいと思います。
まず1つ目は、船舶検査証書の取得についてでありますが、これについて、先ほど点検云々とあったわけですが、点検云々って、これがないとできないと思うんですが、後からまた質問しますけども、いつ、誰が、どのように申請前の検査をされて、そして誰の名義で船検証明の取得に対する届けをされたのか。要するに、いつ、誰が、誰の名義、名義というか代表者、これは判こがあるわけですので、誰の形で提出されているのかお伺いをいたしたいと思います。
○議長(中島 勲君) 網谷観光課長。
○観光課長(網谷卓朗君) 船舶検査を受けるためには、船舶を陸上に揚げることが必要となるため、現在、運航するための臨時航行検査というものをまず8月31日に受けておりまして、9月4日にはその許可証が発行されております。これは当然、市が申請するものでございますから、市に対して臨時航行の許可証が発行されたところでございます。
それと、船舶が臨時航行できる状況になったことから、現在、いわゆる検査を誰がするかということでございますが、これは日本小型船舶検査機構、いわゆるJCIと言われておりますが、検査機構が行うものでございます。
船舶検査の日程調整、先ほど申しました点検整備というものを今現在行っておるところでございまして、それらの日程調整を行ったうえで、検査に合格すれば、数日のうちに検査証書というものが取得できるということになります。
以上でございます。
○議長(中島 勲君) 浦田竹昭君。
○12番(浦田竹昭君) 船検証は誰の名義で出されるか。
○議長(中島 勲君) 網谷観光課長。
○観光課長(網谷卓朗君) 船舶検査証については、市が検査を受けるということでございますので、当然、市の名義ということになります。
○議長(中島 勲君) 浦田竹昭君。
○12番(浦田竹昭君) 市の名義ということは、市長名義で出されるということですね。
○議長(中島 勲君) 網谷観光課長。
○観光課長(網谷卓朗君) 所有者欄のほうには、「所有者 滑川市」というような記載になります。
○議長(中島 勲君) 浦田竹昭君。
○12番(浦田竹昭君) これで押し問答するつもりはないんです。角印、丸印の申請書の名前、団体名、個人名というのは入らないんですか。滑川市役所だけで登録できるんですか。
○議長(中島 勲君) 網谷観光課長。
○観光課長(網谷卓朗君) 申請の届け出の申請書のところには、当然、滑川市長の名前を申請に出します。ただ、検査証書というものができてくるときには、そこの所有者欄の名前だけになるということでございます。
○議長(中島 勲君) 浦田竹昭君。
○12番(浦田竹昭君) 届け出は一応、滑川市長上田昌孝で出されるということでありますね。
次、運航ルートの選定・届け出でありますが、これについても同様で、いつ、誰が、どのようにルートを選定されるのか。また、いつ、誰が、誰の名義で、先ほどと一緒なんですが、提出、届け出されるのか、具体的に再質問せんでもいいようにお答えください。
○議長(中島 勲君) 網谷観光課長。
○観光課長(網谷卓朗君) 運航ルートの選定・届け出ということにつきましては、運航ルートは旅客不定期航路の運航事業者、これの運航主体が当然届け出することになりますので、現在、その選定というものを詰めておりまして、今後それが決まれば、現行のルートと同様のものを新たな運航主体が届け出をするということになります。
以上でございます。
○議長(中島 勲君) 浦田竹昭君。
○12番(浦田竹昭君) これについては、今ほど答弁があったように、運航業者が届け出るということでございますので、これは運航業者が決まらないと届け出ができないということでよろしいですね。
○議長(中島 勲君) 網谷観光課長。
○観光課長(網谷卓朗君) そのとおりでございます。
○議長(中島 勲君) 浦田竹昭君。
○12番(浦田竹昭君) 次に3番、信頼できる運航業者の選定・契約についてであります。
これについても、いつ、誰が、どのように業者を選定されるかという話になります。と同時に、この契約はやはり前回と同様、貸与と運航の二本立てになるのかどうか。要するに、貸借の契約と運航の契約が二本立てになるのか。そしてまた、二本立てにする必要があるのかどうかというのと、契約期間、前回は1年と3年だったというふうに思いますが、それぞれやはり1年と3年になるのか、また1年、3年にする必要があるのか、あるいは両方とも3年でいけるのかどうか、その確認だけ。
○議長(中島 勲君) 網谷観光課長。
○観光課長(網谷卓朗君) 運航主体の選定ということについては、海上運送法、船舶安全法、船員法の関係法令に基づいて、当然安全を第一に選定するということになります。
二本立てということでございますが、当然、運航主体が船舶を借り入れるということになれば船舶借入人の届け出を出してするということになりますので、当然また船舶の借入契約と運航契約の2本になるものと考えております。
現在のところ運航主体は決定しておりませんので、そのへん、現在と一緒ということであればそういうような手続になると考えております。
以上です。
○12番(浦田竹昭君) 期間も。
○観光課長(網谷卓朗君) 契約の期間につきましては、運航委託契約については前回1年ということでございました。それから、船舶の貸し付け期間について、前回は2年半ほどの複数年ということにしておりましたが、それらも含めて、安全を第一にどのようにするかということは今後早急にまた検討したいというふうに考えております。
○議長(中島 勲君) 浦田竹昭君。
○12番(浦田竹昭君) 契約についてはまだ決まっていないということで理解していいのかなと。と同時に、時間もないので何ですが、いつ運航業者さんが決まるのか。まず、運航業者が決まらないと先に進まないんだろうなという、届け出もあるので、それをちょっと確認だけ。
○議長(中島 勲君) 網谷観光課長。
○観光課長(網谷卓朗君) 再三申し上げておりますが、現在のところ運航会社は決定しておりません。まず、この運航会社の選定ということで、大至急検討していきたいというふうに考えております。
以上です。
○議長(中島 勲君) 浦田竹昭君。
○12番(浦田竹昭君) 4点目へ行きます。業者と関連あるんですが、信頼できる安全上の話、法律上云々ではそれでいいんですけども、船長・甲板員の確保についてであります。
本当に安全にかかわるということでありますので、やはり経験、実績等々で人選について、信頼性はどうなのかなと。そしてまた、人選について、誰がそれをチェック、確認されるのかなということを確認させていただきたい。誰がチェックされるかということ。
○議長(中島 勲君) 網谷観光課長。
○観光課長(網谷卓朗君) お答えします。
船舶を安全に運航するためには、当然、運航管理者である船長、それと補助する甲板員の確保というものが不可欠になってまいります。その確保につきましても、当然、運航主体が確保するということになります。
そして、その確認ということでございますが、先ほども申し上げましたが、関係法令がございますので、それに基づいて、契約をする際には当然それらをこちらのほうでもまたチェックしていくというようなことになるかと考えております。
以上です。
○議長(中島 勲君) 浦田竹昭君。
○12番(浦田竹昭君) あわせて、当然、船が運航すれば、この運用・管理について、日々の点検も含めてなってくるわけでありますが、それを誰がどのように実施されて、そしてまた、誰が確認、最終チェックをされて、これも安全にかかわることなので、何かあった場合、人的要因あるいは物的要因といろいろあるので、その責任は誰なのかお伺いしたいと思います。
○議長(中島 勲君) 網谷観光課長。
○観光課長(網谷卓朗君) これにつきましても、船舶の運航に関しての運用・管理、これは旅客不定期航路運航事業申請ということになりますと、運航主体が必要となる基準を設けて実施することになります。
この基準につきましては、海上運送法や船舶安全法等の関係法令によりまして、安全統括管理者、それから運航管理者、これはいわゆる船長になりますが、これらが責任を負うということになります。
いずれにしても、運航主体がこれらの基準をきちんと整備したうえで行っていくということになります。
以上でございます。
○議長(中島 勲君) 浦田竹昭君。
○12番(浦田竹昭君) 次、行きます。6つ目は、先ほどから法令がたくさん出てまいっております。一つ一つ私もよく存じてはおりませんが、先ほどから出た法令を含めて、法的処理が適切に行われて、これは現場あるいは書類等々も含めて、いつ、誰が最終チェック、私が言いたいのは最終チェックを誰がされるかということを聞きたいんですよ。最終チェック者は最終責任者だろうなと私は思っておりますので、その最終チェック者は誰ですかということだけ確認させてください。
○議長(中島 勲君) 網谷観光課長。
○観光課長(網谷卓朗君) 最終チェックでございますが、これは当然、旅客不定期航路運航事業、これ、運航主体の中で、先ほど申しましたが、安全統括管理者が専任されます。最終的には安全統括管理者が責任を負うということで、全てチェックを行う立場にある人間が安全統括管理者であるということであります。
それから、運航だとか船に関することについては運航管理者、これは大体船長が負うことになりますが、それらについては最終的なチェックは船長によるものというふうに思っております。
以上でございます。
○議長(中島 勲君) 浦田竹昭君。
○12番(浦田竹昭君) それでは、統括管理責任者というのは逆に言うと誰に当たるわけですか。
○議長(中島 勲君) 網谷観光課長。
○観光課長(網谷卓朗君) 旅客不定期航路運航事業において、安全統括管理者というのは運航の事業のマネジメントをする、経営者に当たる人が安全統括管理者になるというものでございます。
以上でございます。
○議長(中島 勲君) 浦田竹昭君。
○12番(浦田竹昭君) 最後7点目ですが、そして最後に、何よりも私が気になるのは、やはり安全の確保ということであります。そしてまた、責任の所在、万が一事故が起きた場合、その責任は誰が負うのかと。今までの話を聞きますと安全統括管理者という形になるんだろうと思いますが、改めてお伺いします。
○議長(中島 勲君) 網谷観光課長。
○観光課長(網谷卓朗君) 最終的な責任ということでございますが、先ほどから答弁申し上げているとおり、船の経営の面に関しては当然安全統括管理者、そして運航の面については船長、運航管理者になるものと思っております。
以上でございます。
○議長(中島 勲君) 浦田竹昭君。
○12番(浦田竹昭君) これは最終確認です。役所は全て責任はありませんね。
○議長(中島 勲君) 網谷観光課長。
○観光課長(網谷卓朗君) 当然、キラリンは滑川市の所有船でございます。そういう中で、所有船にかかわること、いろんなケースが出てくるかと思いますが、ほたるいか海上観光、クルージングの委託については当然市が行うことになりますので、そのへんに関する責任というのは、今の段階でどういうものを想定されるのかわかりませんが、場合によっては出てくる可能性もあるかと思っております。
以上です。
○議長(中島 勲君) 浦田竹昭君。
○12番(浦田竹昭君) 私がここで言っているのは、キラリンの運航、維持管理を含めてというキラリンに関する責任ということです。所有云々には、これは単なる所有者責任というだけですね。ということで理解してよろしいですね。
○議長(中島 勲君) 網谷観光課長。
○観光課長(網谷卓朗君) いろんなケースが出てまいりますので、ケース・バイ・ケースになるかと思っております。
以上でございます。
○議長(中島 勲君) 浦田竹昭君。
○12番(浦田竹昭君) 時間がないので、最後の3つ目の質問。
今年度事業のクルージングの実施の見通し並びに来年度のほたるいか海上観光の実施の見通しについてお伺いするわけでありますが、私、正直言って、今までの質問内容も含めて、ある程度はっきりしたうえで、日程をきちんと把握したうえで発表されたほうがいいのかなと。あまり曖昧に発表されると、市民に対して、期待感を持ってもらっても困るのかなという気がしますので、それも含めて見通しについてお伺いします。
○議長(中島 勲君) 網谷観光課長。
○観光課長(網谷卓朗君) 先ほどから申し上げておりますとおり、運航主体の選定から運航許可、運航申請までの手続、これらがございますので、これらの手続について一日も早い手続を進めまして、早い段階で運航再開に向けて今現在取り組んでいるところでございます。軽々に日程等、いつ再開できるかということはなかなか申し上げられませんが、とにかく一日も早い運航に向けて頑張っていきたいと思っております。
以上でございます。
○議長(中島 勲君) 浦田竹昭君。
○12番(浦田竹昭君) 頑張ってください。終わります。
○議長(中島 勲君) 暫時休憩します。
再開時刻は後ほどご案内いたします。
午後4時48分休憩
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午後5時50分再開
○議長(中島 勲君) 休憩前に引き続き本会議を開きます。
これをもって、市政一般に対する質問並びに提出諸案件に対する質疑を終結いたします。
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◎
決算特別委員会の正副委員長の選任について
○議長(中島 勲君) 日程第2、先般設置されました
決算特別委員会における正副委員長の互選の結果をご報告いたします。
決算特別委員会委員長に、高木悦子君
同副委員長に、谷川伸治君
以上のとおり選任されました。
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◎議案の委員会付託
○議長(中島 勲君) 日程第3、議案の委員会付託を行います。
今定例会に提出されております議案第48号から議案第66号までについては、お手元に配付してある議案審査付託表のとおり、それぞれ所管の常任委員会及び特別委員会に付託いたしますので、会議日程に従い、本会議休会中に調査、審査を願います。
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◎陳情の委員会付託
○議長(中島 勲君) 日程第4、陳情の委員会付託を行います。
議長宛てに提出されました陳情については、お手元に配付してある陳情文書表のとおり、総務文教委員会に付託いたしますので、会議日程に従い、本会議休会中に調査、審査を願います。
9月13日から9月14日まで、議案調査等のため、本会議を休会といたします。
9月15日、午後3時から本会議を開き、議案第65号について産業建設委員長の報告を求め、質疑、討論並びに採決を行います。
本日は、これにて散会いたします。
午後5時52分休憩...