氷見市議会 > 2020-06-12 >
令和 2年 6月定例会−06月12日-03号

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  1. 氷見市議会 2020-06-12
    令和 2年 6月定例会−06月12日-03号


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    令和 2年 6月定例会−06月12日-03号令和 2年 6月定例会           令和2年           6  月 氷見市議会定例会会議録(第3号)       ─────────────────────────────              令和2年6月12日(金曜日)         ─────────────────────────             議  事  日  程 (第3号)   第1 市政一般に対する質問並びに議案第43号から議案第54号まで及び議案第56号から議案第58号まで、令和2年度氷見市一般会計補正予算(第2号)ほか14件及び報告第3号から報告第13号まで、地方自治法第179条による専決処分についてほか10件(一般質問、議案質疑、委員会付託)         ─────────────────────────                本日の会議に付した事件 日程第1 市政一般に対する質問並びに議案第43号から議案第54号まで及び議案第56号から議案第58号まで、令和2年度氷見市一般会計補正予算(第2号)ほか14件及び報告第3号から報告第13号まで、地方自治法第179条による専決処分についてほか10件(一般質問、議案質疑、委員会付託)         ───────────────────────── 出席議員及び欠席議員の氏名   出席議員(17人)     1番  穴 倉 陽 子 君      2番  北   宣 市 君     3番  屋 敷 夕 貴 君      4番  稲 積 佐 門 君     5番  越 田 喜一郎 君      6番  萬 谷 大 作 君     7番  正 保 哲 也 君      8番  竹 岸 秀 晃 君     9番  松 原 博 之 君     10番  上坊寺 勇 人 君
       11番  小清水 勝 則 君     12番  積 良   岳 君    13番  萩 山 峰 人 君     14番  荻 野 信 悟 君    15番  澤 田   勇 君     16番  谷 口 貞 夫 君    17番  嶋 田   茂 君   欠席議員(0人)         ───────────────────────── 職務のため議場に出席した事務局職員   事務局長  串 田 安 弘      次長    舛 田 建 治   副主幹   横 田 慎 一      主査    洲 崎 孝 次         ───────────────────────── 説明のため議場に出席した者の職・氏名   市長    林   正 之 君    副市長   篠 田 伸 二 君   政策統括監 高 橋 正 明 君    企画政策部長京 田 武 彦 君   総務部長  藤 澤 一 興 君    市民部長  澤   永貢子 君   産業振興部長森 田 博 之 君    建設部長  釣 賀 勝 行 君   防災・危機管理監           会計管理者 川 淵 宏 朗 君         森 川 浩 延 君   財務課長  東 軒 宏 彰 君    会計課長  釜 田 弘 賢 君    教育委員会   教育長   鎌 仲 徹 也 君    教育次長  大 門 芳 宏 君    監査委員   代表監査委員金 谷 正 和 君    事務局長  新 井 和 浩 君    消防機関   消防長   横 山 修 一 君         ─────────────────────────  午前10時00分 開議 ○議長(荻野信悟君) これより本日の会議を開きます。  議事日程は、お手元に配付の日程表のとおりであります。         ───────────────────────── △市政一般に対する質問並びに議案第43号から議案第54号まで及び議案第56号から議案第58号まで及び報告第3号から報告第13号まで ○議長(荻野信悟君) 日程第1 市政一般に対する質問並びに議案第43号から議案第54号まで及び議案第56号から議案第58号まで、令和2年度氷見市一般会計補正予算(第2号)ほか14件及び報告第3号から報告第13号まで、地方自治法第179条による専決処分についてほか10件を一括議題といたします。 △市政一般に対する質問 ○議長(荻野信悟君) 市政一般に対する質問を継続いたします。  通告がありますので、順次発言を許します。  9番 松原博之君。  〔9番 松原博之君 登壇(質問席)〕 ◆9番(松原博之君) 皆さん、おはようございます。  今や、世はコロナウイルスという目に見えない難敵と闘わねばならない状況となり、また、ウィズコロナの新たなる生活様式が求められる時代となりました。国、県、そして市町村が一体となって対策することが必要となります。地域の命と暮らしを守るため、幅広い視点からそれぞれの地域の取組の検討も重要になってまいります。  まさに、今回のコロナウイルスでは、全国に緊急事態宣言が出された際、特に都会の歯車が崩れた場合の行き場のなさが見えたのではないでしょうか。一極集中の不便さから改めて地方の在り方が理解されたものと思われます。  同様に、経済をつかさどる大手上場企業も海外拠点の一部を日本へ回避させるなど、新しいサプライチェーン方式の見直しが急がれていると聞いております。ここは県と連携を取りながら、氷見市もしっかりとした経済を崩壊させず、命を守るコロナウイルス対策を行うことで氷見版地方創生を構築しなければならないと思われます。  そこで、コロナウイルス感染症対策から質問をさせていただきます。  まず、新型コロナウイルス感染症における生活困窮者対策についてお伺いいたします。  昨日の御答弁では、全国民1人当たり10万円の給付金については既に順次配給済みということでありました。よって、ここでは新たな生活困窮者自立支援事業等についてお聞きしたいと思います。  まず、これはどういった人を対象にどのような新事業を行っていくのかお聞かせ願えますか。澤市民部長、お願いいたします。 ○議長(荻野信悟君) 澤市民部長。 ◎市民部長(澤永貢子君) お答えしてまいります。  新型コロナウイルス感染症対策に係る生活困窮者への支援ということでございます。  まず、市では、通常、福祉の総合相談窓口として福祉相談サポートセンターを設置して様々な御相談をお受けしております。今般の新型コロナウイルス感染症の影響による休業、そして失業でお困りの方々の御相談も、こちらにおいて社会福祉士等の福祉の専門職がワンストップで相談をお受けしている状況でございます。  このサポートセンターへの相談状況も、昨年と比較をいたしますと、4月、5月の状況では、昨年は30人であったものが、今年は同じ時期50人へと増加をしており、約1.7倍という状況でございます。  これらの方々への生活支援策といたしまして、まず1点、社会福祉資金貸付制度というものがございます。こちらが今回、新型コロナウイルス感染症の影響により支給対象の拡大を図っておりまして、休業等で収入が減少した世帯を対象とできることとなりました。こちらは20万円を上限とする緊急小口資金の貸付けでございます。  また、2点目といたしまして、家賃等にお困りの方もいらっしゃるということで、休業、そして失業に伴う収入の減少により、住居を失うおそれが生じている方を対象に、家賃相当額の一部を、原則3か月、最大9か月を市から家主の方へ支給する住居確保給付金制度という支援策がございます。こちらにおきましても、福祉相談サポートセンターを窓口として申請をしていただいている状況でございます。 ○議長(荻野信悟君) 9番 松原博之君。 ◆9番(松原博之君) 緊急小口資金と住居確保給付金ということで、4月、5月、若干増えてきておるということでございました。  では、氷見市としましては、生活困窮の支援として、減免あるいは免除等の市単独の処置もあると聞いておりますが、その支援はどのような形で、また対象基準はどうなっておりますか。お聞かせ願えますか。澤市民部長。 ○議長(荻野信悟君) 澤市民部長。 ◎市民部長(澤永貢子君) 今のところ特に市独自で新たな施策を設けたということではございませんが、先ほどの中では相談件数の御報告を申し上げました。  まず緊急小口資金の現在の状況で申し上げますと、昨年は1件であったものが支給対象を拡大したことにより37件、また住居確保給付金につきましては、昨年の実績はゼロ件であったものが5件というふうに増えておりまして、条件の緩和によりまして御相談と、また支給の対象が非常に増えているということでサポートをさせていただいております。  以上でございます。 ○議長(荻野信悟君) 9番 松原博之君。 ◆9番(松原博之君) 分かりました。  それはそれとしまして、そうしますとどうでしょうか、感染症が多い都市部では生活保護の申請が増えてきているというふうに聞いておりますが、氷見市では増加傾向があるのかどうかお聞かせ願えますか。澤市民部長。 ○議長(荻野信悟君) 澤市民部長。 ◎市民部長(澤永貢子君) 生活保護の申請状況についてお答えをしてまいります。  こちらも昨年の同時期、2月から5月の状況を比較いたしますと、相談につきましては、昨年は18件であったものが22件、少し増えております。また、申請につきましては13件が12件、そして生活保護の決定におきましては、昨年11件であったものが12件ということでございまして、相談は若干増えておりますが、申請決定についてはほぼ同じような状況ということでございます。 ○議長(荻野信悟君) 9番 松原博之君。 ◆9番(松原博之君) 分かりました。  相談件数は増えているが、実際に申請者ということになるとそれほど増えていないというふうに解釈してよろしいわけですね。  では、生活困窮ということでは、若者の就業やアルバイトができない大学生が生活苦で困っているという話もあるわけでございますが、これは後ほど別のところでお聞かせ願うことにいたします。  では、ここで高齢者に少し目を向けたいと思います。  高齢者の自動車運転免許の返納時のタクシーチケットについて確認させてください。  自家用車がないとなれば、コロナウイルス感染を避けるため、乗り合いバスを避け、そしてタクシーを使うということになりました老夫婦からのお話でありますが、免許を返納した途端に旦那さんが脳梗塞で長期の入院になったと。奥さんは運転ができないので、旦那さんの返納で頂いたタクシーチケットを使用しようかと思った場合に、役所へ確認すると駄目ですと言われたということでございますが、これはなぜ駄目だったのかお聞かせ願えますか。澤市民部長。 ○議長(荻野信悟君) 澤市民部長。 ◎市民部長(澤永貢子君) まず、高齢者運転免許自主返納支援事業でございます。これにつきましては、現在の運用規定では、まず趣旨としては、高齢者ドライバーによる交通事故の減少を図ることを目的としていることから、タクシー利用券であったりバス利用券であったりという利用対象を、免許を返納される御本人に限らせていただいているという現状でございます。 ○議長(荻野信悟君) 9番 松原博之君。 ◆9番(松原博之君) 個人に渡したものだから駄目だということも理解できるわけでありますが、ただ、ここでは、奥さんと二人きりの生活であったとしますよね。それで、奥さんのほうは旦那さんが足代わりになっていたということは事実でございますので、今、このようなコロナウイルス感染症の注意時におきましては、それを使えないというのであれば、例えばそのチケットと引換えに氷見市で何らかの対応を考えると、市民に寄り添った対応策も検討いただいたらよろしいかなと思うんですが、いかがでございますか。澤市民部長。 ○議長(荻野信悟君) 澤市民部長。 ◎市民部長(澤永貢子君) 現在は利用券の使用を本人に限定しているところではありますが、今、議員の御発言にもありましたとおり、高齢者お二人の世帯で、免許を返納された御本人が家族の送迎をしていらっしゃる、そういった場合に御本人しか使えないということであると、今後、この事業の趣旨である高齢者の免許の返納そのものがスムーズにいかなくなるということも危惧されます。  よって、状況によっては、他市の事例も参考にはいたしますが、配偶者等も含む運用について今後は検討をしてまいりたいと存じます。  以上でございます。 ○議長(荻野信悟君) 9番 松原博之君。 ◆9番(松原博之君) ぜひ、これは検討というだけじゃなくて、実際に市民に寄り添った形ですぐお示しをいただきたいというふうにお願いしておきます。  それでは次に、同じくコロナウイルス感染症における子育て支援対策についてお伺いいたします。  氷見市では保育所での休園はなかったわけでありますが、コロナ対策は現在は保育所内でどのような対策を取っておられますか。まずお聞きしたいと思います。澤市民部長。 ○議長(荻野信悟君) 澤市民部長。 ◎市民部長(澤永貢子君) まず、保育所は、保護者が働いており、子どもが小さくて家に一人でいることができない年齢のお子さんをお預かりする場所であります。  そうしたことから、感染拡大の折には、家庭で保育、もしくは御近所にいらっしゃる御両親の援助も受けながら家庭での保育が可能なお子さんにつきましては登園の自粛の御協力をお願いしながら、それでも原則は保育所を開けてお子さんをお預かりしてまいりました。  そのような中で、保育所や認定こども園では、職員や児童の体調管理、そして手洗いの励行、換気などの徹底、そしてさらには園内の消毒等、感染防止対策を徹底して、また保護者の皆様に対しましては、お子さんの体調管理とともに、先ほど申し上げました可能な場合は家庭での保育といったことをお願いしてまいりました。  また、園の運営といたしましては、多数の方が参加される行事につきましても中止または延期をお願いしてきたところでございます。  以上でございます。 ○議長(荻野信悟君) 9番 松原博之君。 ◆9番(松原博之君) そうした中で、ある保育所におきましては、マスクは十分補充されるようになりましたが、アルコール除菌の消毒液が少ないのではないかという話も聞きましたが、その辺はいかがでございますか。澤市民部長。 ○議長(荻野信悟君) 澤市民部長。 ◎市民部長(澤永貢子君) アルコール消毒液につきましては、去る5月の臨時議会におきまして補正予算で計上し、既に購入を済ませ、必要量を各保育所、認定こども園、さらには放課後児童クラブに配置をしたところでございます。  一度配置しただけでは今後の補充も気がかりなところではありますが、今後の補充体制に備え、子育て支援課においてアルコール消毒液の備蓄を行い、必要に応じて配付していく予定にしております。 ○議長(荻野信悟君) 9番 松原博之君。 ◆9番(松原博之君) 分かりました。  小学校、中学校は休校という形で今回のコロナ対策を取ったわけでありますが、今ほどお話を聞いたとおり、保育園は特に休園ということを取らずに、保護者や家族が出入りする中、よりリスクが高かったと考えられます。ここは一歩進んだ対応を検討すべきと思います。  富山市では、保育士そのものが感染し、園内での感染が広がり、休園となり、保護者には大きな負担が発生したと聞いております。
     そこで、氷見市でもそういった緊急事態がもし発生した場合、もしもでございますが、近くの保育園でその園児を引き取るなど対応策は考えておられたのでしょうか。澤市民部長、お聞かせ願えますか。 ○議長(荻野信悟君) 澤市民部長。 ◎市民部長(澤永貢子君) まず園内で感染が出た場合ということでございます。  職員、そして児童に感染者が確認された場合ですが、まず原則、数日間は休園することになると思います。その休園の期間は、感染の状況であったり感染経路の状況であったり、そういったことに左右されますので、厚生センターや県と相談をしながら休園の期間は決めていくことになりますが、その中で、さらには職員、児童の健康状態の確認、報告などをすることになります。  その上で、子どもたちをどうするのかということでございます。  基本的には、自宅待機をまずはお願いしてまいります。ただ一方で、どうしても御家庭で見ることができない、本当にどうしても見られないという御家庭のため、また厚生労働省の通知にもありますが、保護者の方が医療職であるなど、社会的要請が強い職業にある場合もございます。そういった家庭の保育の確保は必要であると考えておりまして、他の園にお願いするということは現実なかなか難しいのではないかと思っておりまして、訪問型による一時預かり、また保育士による訪問保育など、そういったことを検討してまいりたいと考えております。 ○議長(荻野信悟君) 9番 松原博之君。 ◆9番(松原博之君) 今、次に聞こうかなというお話もちょっと聞いたわけでございます。  養育者がいないというときは、その支援というのは大変難しいものがあるのかなというふうに思うわけでありますが、それでは、あらゆる状況におきましても瞬時の対応が必要になってくると思います。ここにおきましては、さらなる対策を第2波に向けて検討をしていただきたいというふうにお願いしておきます。  では、子育て支援ということでございますので、国からの、子育て世代に関して児童手当を支給する世帯に児童1人当たり1万円の臨時特別給付金を配付ということで、6月9日までにはほぼほぼ支給されたと聞いております。  今度は、それとは別に氷見市も単独の臨時特別給付金1万円を支給するということになったわけでございます。合わせて2万円となるわけでありますが、ではまず、氷見市のほうで1万円にした理由をお聞かせ願えますか。澤市民部長。 ○議長(荻野信悟君) 澤市民部長。 ◎市民部長(澤永貢子君) お尋ねの1万円の根拠でございますが、まずは、議員の御発言にもありました、さきに支給をいたしております国の子育て世帯への臨時特別給付金の金額、こちらの金額をまず参考にしたことが1点、また他の市町村の動向も参考にいたしております。また、それに加え、子どもが在宅することによって必要となる食費や光熱水費の1か月分程度ということも勘案をして、総合的に1万円という判断をさせていただいております。 ○議長(荻野信悟君) 9番 松原博之君。 ◆9番(松原博之君) もちろん財源の限度もあるわけでございます。国の方針に合わせたというのは理解いたします。  これはちょっと他市町村等の支給額にばらつきがありましたので、確認させていただきました。  では、この氷見市の給付金でございますが、国のさきに配られた1万円という給付金との違いがどこにあるのかということをお聞きしたいと思います。中には所得制限もあるわけでございますので、片方をもらえたけど片方はもらえなかったということであっては受給者のほうは大変困惑するのではないかと思いますので、まず国と市の配付についての違いをお聞かせ願えますか。澤市民部長。 ○議長(荻野信悟君) 澤市民部長。 ◎市民部長(澤永貢子君) まず、国の子育て世帯への臨時特別給付金の1万円は、基準日を令和2年3月31日としております。具体的には、令和2年3月31日までに生まれたお子さんから現在の高校1年生までを対象とするものでございます。  また、今回、市で新たに支給するものにつきましては、基準日を5月31日までとしております。これは、前回の国のものに加え、4月、5月中に生まれたお子さん、そして氷見市に転入されたお子さんを新たに対象とするとともに、今回は中学3年生までを対象とするものでございます。所得制限については同じ考えをしております。 ○議長(荻野信悟君) 9番 松原博之君。 ◆9番(松原博之君) 分かりました。  では次に、同様な事業のひとり親世帯臨時特別給付金について確認させてください。  2万円の地域商品券を配布されるということで、これは5月の議会で採択しておりますので、昨日の話では、5月中にはほぼ配布済みと聞いております。  これに併せて、今度は県のほうから配給事業、同じ独り親世帯へのお米の券を支給するというふうに聞いておりますが、このお米の券というのは幾らの券で、例えば米の銘柄は自由に選べるのか等、使い方について確認させてください。澤市民部長。 ○議長(荻野信悟君) 澤市民部長。 ◎市民部長(澤永貢子君) 独り親世帯への支援でございますが、まず市で発送するひみキトキト商品券2万円分につきましては、お話にもありましたが、5月7日に発送をさせていただいております。  また、今般、県と共同でおこめギフト券を独り親世帯に1世帯当たりギフト券で20枚、こちらにつきましても6月9日に発送でございます。こちらの券は1枚券面が1キログラムとはなっておりますが、440円分のお米と引換えが可能となるもので、お米の銘柄は問いません。  また、440円分、この金額以上のお米をお買いになる場合は、その分を継ぎ足して御購入いただくことができるというものでございます。 ○議長(荻野信悟君) 9番 松原博之君。 ◆9番(松原博之君) 分かりました。  では、コシヒカリでも富富富でもいいということでございますね。ぜひ漏れのないように、スピーディーな対応をお願いしておきます。  次に、コロナウイルス感染症における病院対策についてお伺いいたします。  改めて総合病院の大切さが痛感された今回のコロナウイルスとなったわけでございますが、医師と看護師の死と背中合わせの中での対応、言葉に表せないほどの激務と思われます。関係各位には敬意を表する次第であります。  今現在、氷見市では、私が知っている限りでは感染者が2名ということで、どちらかといえば、他市町村から比べると危機感が薄い地域ではないかなと感じます。しかし、ここで気を緩めず、流行の第2波に向けて備える必要があると思われます。  5月臨時議会で個人防護具等の購入、それから人工呼吸器2台の購入を決めたわけでありますが、今現在、病院内でのコロナ対策の状況はどのようになっておりますか。お聞かせ願えますか。澤市民部長。 ○議長(荻野信悟君) 澤市民部長。 ◎市民部長(澤永貢子君) 5月の臨時議会におきまして、治療に必要な人工呼吸器、そして個人防護具の購入費、また病院の医療従事者が治療等による長時間勤務の軽減のための宿泊費助成の予算を御可決いただいております。  人工呼吸器につきましては、早急に発注をし配備を終えたところでございます。  また、市民病院では、病棟における隔離用のビニールカーテン、それから、スタッフステーションをアクリル板により覆うなど感染防止対策を施工しております。これらは感染のため入院された患者様を受け入れるための整備を行ったものでございます。  この費用につきましては市で負担することとし、市民病院の感染症の診療に従事する医師や看護師等に対する特殊勤務手当、いわゆる危険手当でございますが、こちらにつきましても市から助成することとして、今議会で予算計上をお願いしているところでございます。  このように、医療機器、そして施設の整備を行うとともに、感染者やその疑いのある人の診療に当たる病院の医療従事者が安全でかつ健全に医療が行うことができるように、市としても指定管理者と共に連携をし、必要な体制や環境を整えて、これからの第2波、第3波に備えてまいりたいと思います。 ○議長(荻野信悟君) 9番 松原博之君。 ◆9番(松原博之君) それでは、富山県の方針で、蔓延期の場合には金沢医科大学氷見市民病院へも25床の病床を確保することと言われていると聞いております。  今現在、高岡市民病院が対象病院となっておりますが、蔓延期という、そういう時期になった場合には、この後、入院患者の受入れ体制というのはどのような対応をされるのかお聞かせ願えますか。澤市民部長。 ○議長(荻野信悟君) 澤市民部長。 ◎市民部長(澤永貢子君) 富山県において、いわゆる蔓延期には、感染者の入院の受入先として、県全体で500床を確保することとしております。そのうち高岡医療圏においては、感染症指定医療機関として、今お話のありました高岡市民病院で50床、厚生連高岡病院では重症患者用の4床を含め30床、そしてこれに加え、金沢医科大学氷見市民病院と済生会高岡病院において、それぞれ25床の合計で130床を確保することとしております。そのため、氷見市民病院では、この蔓延期に備え、感染者の入院のため25床を確保できるように、これまでも準備をしているところでございます。 ○議長(荻野信悟君) 9番 松原博之君。 ◆9番(松原博之君) 分かりました。  それでは、少し視点を変えまして、その患者を運んでくる救急隊の消防職員も大変気になるところでございます。救急患者からの感染のリスクもあり、また激務ではないかと思われますが、今現在、救急隊員におけるコロナ対策につきまして、横山消防長、少しお聞かせ願えますか。 ○議長(荻野信悟君) 横山消防長。 ◎消防長(横山修一君) 救急隊員の新型コロナウイルス感染症対策ですが、119番通報時に発熱、呼吸症状、倦怠感の3つの症状を確認することを2月中旬から実施しております。  この中で2つ以上該当した場合もしくは心肺停止患者と想定される場合には、指令センターからコロナ対応事案として、出動前に電話連絡をいただく対応を行っております。  救急隊の感染防止対策のため対応マニュアルを作成し、出動時の準備としましては、感染防護衣、防護ズボン、ゴーグルのほか、マスクをN95という医療用マスクに替えて出動いたしております。また、患者さんとの接触は避けられないことから、ゴム手袋を二重とし、破損や感染防護衣の着脱にも細心の注意を払って活動に当たっております。  さらに、緊急事態宣言発令後は、全ての救急出動においてコロナ対応の感染防護衣の着用を行い、患者さんやその家族にも感染防止措置をさせていただくこともあります。  そのほか、救急車内の遮蔽措置や出動ごとの消毒を実施して、患者さんの感染防止並びに救急隊員の感染防止に努めております。 ○議長(荻野信悟君) 9番 松原博之君。 ◆9番(松原博之君) 分かりました。大変きちんとした対応をされているというふうに解釈いたしました。  先ほどから第2波に心配をしながら質問をさせていただいておるわけでございますが、もしもの第2波対策のクラスターを防ぎ医療崩壊を招かぬためには、医師、看護師の確保が必要と思われるわけであります。  緊急時には、どうでしょう。金沢医科大学からの応援も難しくなるのではないかと思いますが、もしもそういった場合には、他の病院との連携など、医師の確保等についてはどのように検討されておりますか。お聞かせ願えますか。澤市民部長。 ○議長(荻野信悟君) 澤市民部長。 ◎市民部長(澤永貢子君) 御懸念の第2波、第3波で非常に感染拡大した場合の医療体制についてでございますが、これらは県内どこの病院も、またどこの自治体も不安に思っていることでございます。県ともそういった話をいろいろさせていただいておりますが、そういった場合には、多分、県全体、そして日本国内全体で、多くの地域で医師や医療従事者の確保が難しい状況になることも危惧されております。  ただ、これまでもですが、状況に応じて、まず必要な医師、そして看護師等につきましても金沢医科大学本学から御派遣をいただいているような状況もあります。状況が許せばという条件下ではありますが、そのような感染拡大の場合においても、医師が不足する場合には、本学の支援により対応をいただけるものとも考えております。  以上でございます。 ○議長(荻野信悟君) 9番 松原博之君。 ◆9番(松原博之君) 分かりました。  コロナ感染者以外の患者も入院されていらっしゃるので、今ほど確認させていただきました。  そうした中、今回、補正の金沢医科大学氷見市民病院の医療従事者の先ほどお話がありました特殊勤務手当の負担金でございますが、県より要請があったコロナウイルス感染者や疑いがある患者に対する診療等に係る特別勤務手当を負担するということだと理解しておりますが、それでは、もしもばかり申し上げてきたわけでございますが、氷見市民病院内で感染者が一人もいないということであれば、当然これは支払うことがないというふうに解釈すればよろしいわけですか。澤市民部長。 ○議長(荻野信悟君) 澤市民部長。 ◎市民部長(澤永貢子君) この特殊勤務手当につきましては、実際、感染確認がされた患者さんの治療等に関わる医療従事者だけではなく、その感染が疑われる患者との医療行為も当然想定をされることでございます。  そうした場合の診察や検査等に従事した場合においても手当の対象としていることから、感染患者が病院にいない場合でも手当の発生することはあり得ます。  以上でございます。 ○議長(荻野信悟君) 9番 松原博之君。 ◆9番(松原博之君) 分かりました。PCR検査をした場合には対象になるということでよろしいわけですね。  では、併せまして、このほどコロナウイルスに感染した場合、コロナウイルス感染傷病手当金の支給があると先ほどのお話の中にもありましたが、もともと社会保険等には傷病手当というものがあったわけでございますけど、このたびは、そうしますと、国民健康保険の方々が対象というふうに理解しておるわけですが、でも、その中でもどのような方にそれが支給されるのか、全員ではないと思いますので、確認させてください。澤市民部長。 ○議長(荻野信悟君) 澤市民部長。 ◎市民部長(澤永貢子君) 国民健康保険における傷病手当金支給の対象者についてでございます。  これは国民健康保険の加入者であって、給与の支払いを受けている被用者──給与の支払いを受けておられる方ですね──この方々が新型コロナウイルスに感染、または発熱等の症状で、またはその疑いによって、療養のために仕事に行くことができず労務に服することができなかった場合について手当を支給するものでございます。 ○議長(荻野信悟君) 9番 松原博之君。 ◆9番(松原博之君) 分かりました。  皆さんが全員対象かなというふうに思われるかと思いましたので、確認させていただきました。  先ほどからずっとコロナ対策ということで聞いておるわけでございますが、本来なら全ての市民が感染しないということが一番であると思います。  ここで、昨日から病院経営についてお話がありましたので、確認だけさせていただきたいと思います。  当然、コロナウイルス感染者が増えると、大変経営自身も厳しくなってくると思われます。令和元年度の金沢医科大学氷見市民病院の決算が昨年を上回る1億4,600万円の赤字と。私は、昨年の6月議会でその質問をした際には、病院経営につきましては、循環器内科、総合診療科など3名の医師を増員したというふうにお聞きしました。これで大変赤字が減少したのではないかなというふうに思っておりましたが、残念な結果になったと思います。  全国の病院経営改革で、三重県の松阪市民病院あるいは香川県の坂出市民病院など、累積赤字から黒字転換した病院もあると聞いております。それらの病院では、給与費が医業収益の50%台と、付加価値のある医療体制で収益を上げているのではないかと思われます。  当氷見市民病院の決算を見ますと、2年とも給与費が医業収益の62%を超えておるわけでございます。なかなかこれでは厳しいのではないかなというふうに思います。  昨日、我が会派の小清水議員の質問にもありましたが、こういった事例を含めてでございますが、公立病院改革プランの策定について、経営改善を目指すということで、いま一度市長に心意気を確認させてください。よろしくお願いします。 ○議長(荻野信悟君) 林市長。 ◎市長(林正之君) お答えをいたします。  昨年度に、これまでの市民病院を取り巻く環境の変化等を踏まえまして、市と指定管理者の負担の見直しを行いまして、そして、今年度にはさらなる公立病院改革プランを指定管理者と共に策定をし、経営が安定し、経営の持続性を確保することができるように進めてきたところであります。このたびの昨年度決算で損失の拡大という結果を受けまして、この改革プランにかける重みと期待が一層高まっているというふうにも感じております。  今後、2024年の医師の時間外労働の上限規制による医師不足や国が2025年までに実現を目指している地域医療構想など、医療を取り巻く環境がより一層厳しくなる、そんなことも懸念されている中で、さらに、現在、この新型コロナウイルス感染症の病院経営に及ぼす影響も大変心配されるところであります。  そうした中、何よりも持続的に経営していくことができるように、改善すべきところは改善し、需要があるところには資源を投入いたしまして、市民の皆様の医療ニーズにしっかりお応えをしていくことが大切だろうと、そんなふうに考えております。  そのため、まずは病院経営にたけた専門性を有し、実績があるコンサルタントを選び、そのノウハウを活用いたしまして、しっかり分析をする、そして方策を幅広く出していくことが必要であります。そのため、市と指定管理者、そしてコンサルタントの3者が一体となって取り組んで最善のものをつくり上げる、そんなことを期待しているところであります。  どこの公立病院も経営が厳しく大変な状況ではありますが、金沢医科大学氷見市民病院がいつまでも市民の皆様の命と健康を守っていく必要な病院として持続性を確保できるよう、さらなる公立病院改革プランの策定に今年度しっかりと取り組んでまいる所存でございます。 ○議長(荻野信悟君) 9番 松原博之君。 ◆9番(松原博之君) 氷見市唯一の総合病院でございますので、ぜひ存続に向けて改革をお願いしておきます。  次に、教育環境の整備ということで、GIGAスクールネットワーク整備事業についてお伺いいたします。  国のGIGAスクール構想の加速による学びの保障に基づき、学校における1人1台端末の実現を目指してきたわけでございますが、Society5.0時代を生き抜く子どもたちのICT環境の整備が急務ということだと理解しております。  前回の3月議会で同僚の越田議員の質問の際、教育長は令和2年から5年にかけてこの整備をしていくというふうに伺ったわけでございますが、今回は、整備事業の中身は大幅に変更になったのかどうか、令和2年度一括で全て準備するというふうな解釈でよろしいわけでしょうか。大門教育次長、教えていただけますか。 ○議長(荻野信悟君) 大門教育次長。
    ◎教育次長(大門芳宏君) 今ほどお話がありましたGIGAスクール構想の加速による学びの保障ということで、今回、国のほうで令和5年度までの整備というのを今年度1年でやるということでございます。 ○議長(荻野信悟君) 9番 松原博之君。 ◆9番(松原博之君) では、これも、前回の御答弁の中で、富山県とタイアップしながら共同調達をすると、そういった意味でスケールアップをした、より機能を備えたタブレットPCを安価に購入できるというお話もあったわけでございますが、今度は氷見市単独で購入を進めていくということでよろしいでしょうか。大門教育次長。 ○議長(荻野信悟君) 大門教育次長。 ◎教育次長(大門芳宏君) 現在、県の共同調達と市の単独調達の場合を比較しまして、購入価格や機能だけでなく、どちらが早期に購入できるかも大きな判断指標として検討しているところでございます。 ○議長(荻野信悟君) 9番 松原博之君。 ◆9番(松原博之君) 県内同一の機種で同じレベルのICT教育が望ましいのかと思われますが、ここで、子どもたち全員が1人1台持つということになりますと、教職員のフォローアップも必要になり、スクールサポーターの緊急時の対応ができるかどうか、技術者も必要になると思われます。この辺の対策はいかがでございましょうか。大門教育次長。 ○議長(荻野信悟君) 大門教育次長。 ◎教育次長(大門芳宏君) 新たに、ICT技術者をGIGAスクールサポーターとしまして配置をいたしまして、タブレット端末などのICT機器を授業で使用する場合のマニュアル作成を行うことや機器トラブルへの対応を行いたいと思っております。 ○議長(荻野信悟君) 9番 松原博之君。 ◆9番(松原博之君) 分かりました。  では、少し気になるのは、学校からの遠隔学習機能も可能ということでありますが、この場合、それぞれの家庭におきましては、インターネット対応ができている家庭とそうでない家庭もあるのではないかと思われます。そういった場合の調査等を行って対応されているのかどうかお聞きしたいと思います。大門教育次長。 ○議長(荻野信悟君) 大門教育次長。 ◎教育次長(大門芳宏君) 5月にインターネットに接続できない家庭の数を調査いたしましたところ、小中義務教育学校、合わせて約70世帯ということが分かりました。できるだけ早期に児童生徒へのタブレット端末を整備するとともに、今回のような長期の休校となった場合には、インターネットに接続できるUSB型の通信機器とセットでタブレット端末を貸し出すことで、全ての家庭での学習環境を整えたいと考えております。 ○議長(荻野信悟君) 9番 松原博之君。 ◆9番(松原博之君) それでは最後に、今ほど遠隔学習ということでお聞きしたんですが、子どもが1人で画面を見ながらの学習というと、なかなか自宅ではしっかり話を聞いているのかどうか心配なのかなというところがあります。  このICT教育全般と、それと、今ほど申しました遠隔学習の在り方等も含めまして、今度は教育長に今後の展望を含めてお聞きしたいと思いますが、いかがでございましょうか。 ○議長(荻野信悟君) 鎌仲教育長。 ◎教育長(鎌仲徹也君) 氷見市は他の自治体に先駆けまして、3人に1台のタブレット端末を配備しておりました。教職員のスキル向上に努めてきたところではございますが、このICT教育に関しましては、日常的に自然な形でICT教育が行われておりまして、県の内外を問わず高く評価されているところでございます。  国の1人1台端末整備の推進により、全国の自治体の端末整備の状況は一律となりますけれども、これまで先行自治体として培ってきたノウハウを十分に発揮して、児童生徒の学ぶ意欲の向上や確かな学力の定着を目指してまいりたいと思います。  それから、遠隔授業ですが、双方向の授業というのはまだ機能的には難しいものがございまして、今回行ってきましたように、授業等の発信は十分に行えるようになるかと思います。そういった意味では、子どもたちの学習には支障はない形での授業の進行はできると考えております。 ○議長(荻野信悟君) 9番 松原博之君。 ◆9番(松原博之君) 分かりました。  ぜひ、氷見市の小中学校は先進的なIT教育に力を入れているというふうに言われるよう期待を申し上げておきます。  では次に、教育環境の充実から、家計急変学生の支援についてお伺いいたします。小中学校から、今度は少し大学生に目を向けたいと思います。  コロナ関連では、先ほど申しましたように、アルバイトができず、親の収入も大変減収ということもあり、苦しい生活になっているという学生の話がよく聞かれるわけでございますが、政府では、他の支援策の対象にならない部分、学生が修学の継続が危ぶまれる場合は、地域の実情に応じて、その修学継続のための必要な支援をするというふうに伺っております。  それでは、この場合は、学生自身と親御さんへの支援と、間接的には二通りあると思われますが、氷見市としては、支援というものはどのようなものがあるんでしょうか。大門教育次長。 ○議長(荻野信悟君) 大門教育次長。 ◎教育次長(大門芳宏君) 学生支援についてでございますが、教育委員会におきましては、育英資金奨学制度におきまして、例年、年度末──3月でありますが──の募集となっているところを、今年度は5月から通年での追加募集を行っております。 ○議長(荻野信悟君) 9番 松原博之君。 ◆9番(松原博之君) 分かりました。  富山県では、県産米を直接学生に送っていただける支援があるというふうに聞いております。小中学校に子育て支援金があるなら、大学生への支援金もあってもよいのかなと思われますが、どうでしょう。御検討いただけたのでしょうか。そういったことも考えていただけたかどうか確認させてください。大門教育次長。 ○議長(荻野信悟君) 大門教育次長。 ◎教育次長(大門芳宏君) それに当たるかどうかはちょっと分かりませんけれども、現在、市単独の学生支援といたしまして、育英資金奨学生制度のほか、ぶり奨学プログラムがございます。このプログラムは、石川県を除く県外へ就学した大学生等を対象としており、将来、氷見市へ戻れば元金及び利子相当額が助成されるぶり奨学助成制度などがあります。こちらのほうも通年で募集を行っております。  その他の追加の支援策でございますが、先ほど紹介しました育英資金の奨学制度の拡充につきましても、市民の方からのお問合せ、相談から拡充したという経緯がございますので、今後、市民の皆さんのほうからそういう御相談があれば、現在ある制度の見直しとか、また新たな制度とか、そういうものを検討していきたいと考えております。 ○議長(荻野信悟君) 9番 松原博之君。 ◆9番(松原博之君) 確かに氷見市には、ぶり奨学金、それから育英奨学金の制度ということがあると思われます。例年なら3月で締めるというところを継続して募集されるとお聞きしましたので、少し安堵したわけでございます。  しかし、どうでしょう。これ、継続といいましても予算もあると思いますし、人数の制限等も含めて、制限があるのかどうかお聞かせ願いたいと思います。大門教育次長。 ○議長(荻野信悟君) 大門教育次長。 ◎教育次長(大門芳宏君) 要項にも書いてございますが、育英資金奨学生制度の対象条件といたしまして、原則として、募集要項にありますように、出願資格を満たせば対象となります。  ただ、予算の範囲内での受付ということがございます。ただ、この意味は、予算の範囲内でしか貸与決定できないという制度上の制約でありますので、そういうことがありましたら、必要に応じて補正予算のほうで対応させていただきたいと思っております。 ○議長(荻野信悟君) 9番 松原博之君。 ◆9番(松原博之君) 分かりました。  ある家庭では、長男はぶり奨学金で大学へ行き、次男が育英奨学金でまた大学へ行くと。それで今度、三男を大学へ出したいので育英奨学金を借りたいと申しましたら、ぶり奨学金で行っていた長男が卒業して帰ってきたと。いわゆる所得オーバーになりまして、三男は奨学金を借りられなかったというお話もありました。  それぞれ事業のルールもありますが、そんな現状の中、現在、各大学独自の学生支援というものを行ってきております。氷見市としても、若者が夢を持って勉学でき、そしてまたこの氷見へ帰ってくると、そういった支援の場をつくっていくべきではないかと考えます。教育長にこの所見についてお伺いしたいと思います。 ○議長(荻野信悟君) 鎌仲教育長。 ◎教育長(鎌仲徹也君) このような視点での御質問は私は初めてでして、これに関しては私の所見を述べさせていただきたいと思います。   教育は国家百年の計と言われています。今が大変なときでも、高い志を市民の皆さんと共に抱きながら、子どもたちが将来、文化的にも心豊かな生活を送ることは、そのときに生きていた大人の責任であると思います。  価値の多様化が進む中で、学びの環境も多様化しております。そして、学ぶ意思のある人への学び続けるための資金援助というのは、昨今とても大事であると認識しております。  学びへの資金援助は、氷見市百年の計として、いつかきっと氷見市の発展のために何らかの形で貢献してくれることを信じながら、氷見市としても、支援し続ける心を市民の皆さんと共に持ち続け支援をしていきたいと考えております。 ○議長(荻野信悟君) 9番 松原博之君。 ◆9番(松原博之君) ぜひ子どもたちにもしっかり将来を見据えられる、そのような環境をつくっていただきたいというふうにお願いしておきます。  では、最後の質問項目に入ります。  市職員のコンプライアンスの向上に向けた取組についてお伺いいたします。  去る3月24日に、氷見市建設部上下水道課職員が現金の不正引き出しを行ったと。窃盗の疑いで逮捕されたというショッキングな事件がありました。他人のキャッシュカードを使って現金30万円を盗んだという報道があったわけでございますが、公務員としてはゆゆしきことで、あってはならないことであります。  聞くところによれば、被害関係者が警察に相談して発覚して、そして、銀行のATM防犯カメラや聞き込みなどから本人を特定し逮捕に至ったと聞きました。  私はここで、なぜ他人のキャッシュカードの暗証番号を知っていたのかなと不審に思ったわけでありますが、よくよく聞きますと、課内の親睦会の金額というふうにお聞きしたのですが、これで間違いないでしょうか。藤澤総務部長。 ○議長(荻野信悟君) 藤澤総務部長。 ◎総務部長(藤澤一興君) 去る3月24日に、本市職員が窃盗容疑で逮捕されるという事態が発生いたしました。市を挙げてコンプライアンスの遵守に取り組んでいる中、このような事態に至ったことは、市民の皆様の信頼を裏切る全体の奉仕者たる公務員にあるまじき行為で、誠に遺憾であり、心からおわびを申し上げます。  今回の事件の内容につきましては、昨年10月末頃に、上下水道課の職員の親睦会であります上下水道課親和会の銀行口座のキャッシュカードを親和会の幹事をしている職員の机の引き出しから勝手に持ち出し、昨年10月から今年1月にかけて3回にわたって同口座から合計65万円を不正に出金し、現金を盗んだものであります。 ○議長(荻野信悟君) 9番 松原博之君。 ◆9番(松原博之君) ということは、課内の管理監督も甘かったと感じるわけでございます。  もともとそのお金に関係していたのであるなら、担当者にお任せであって、いわゆるチェック機能が機能していなかったということでございますが、この点についていかがでございますか。藤澤総務部長。 ○議長(荻野信悟君) 藤澤総務部長。 ◎総務部長(藤澤一興君) それまで上下水道課では、親和会のキャッシュカードを幹事である職員が自らの引き出しに保管しており、その引き出しには鍵がかかっていない状況でありました。このことについては、課内での管理が甘かったとしか言いようがなく、今回の事件を受けまして、上下水道課ではキャッシュカードでの取引をやめ、通帳などは金庫に保管するよう改善したと報告を受けております。 ○議長(荻野信悟君) 9番 松原博之君。 ◆9番(松原博之君) 少し辛口で申し上げますが、庁内の不祥事が警察沙汰になるということは、コンプライアンスの厳守など、基本的なルールの確立や管理体制に不備があると言わざるを得ません。  一昨年も建設部の職員が逮捕という不祥事があったと思われます。双方とも当然、職員個人のモラルの欠如が問題でありましょうが、それでは、これまでどのようなコンプライアンスに向けた取組について対策を行ってきたのか、藤澤総務部長にお聞きしたいと思いますが、いかがですか。 ○議長(荻野信悟君) 藤澤総務部長。 ◎総務部長(藤澤一興君) コンプライアンスに向けての取組でありますが、平成27年度には全職員を対象とするコンプライアンス研修を実施いたしました。また、その年度には、氷見市コンプライアンスガイドラインの策定など、コンプライアンスの遵守に取り組んでまいりました。  平成30年4月には、市長、副市長及び教育長と一般職の全職員を対象とする氷見市コンプライアンスガイドラインを改定いたしまして、その周知徹底を図るとともに、ガイドラインに定めております行動指針に沿って策定したコンプライアンス実施計画に基づきまして、コンプライアンスの確立に向けた取組を実施してまいりました。  昨年度は、職員がコンプライアンスについてより理解を深めるため、具体的事案や関係法令等を分かりやすくまとめたコンプライアンスハンドブックを作成して周知を図ったほか、消防職員、学校調理員及び用務員を対象としたコンプライアンス研修を実施いたしました。  また、12月の第1週を職員コンプライアンス週間と定め、市長からのメッセージの発信や誓約書への各自の署名、コンプライアンス自己チェックの実施、職場ミーティングによるハンドブックの読み合わせなどの各種取組を集中的に行ったところであります。  なお、今回の市職員の逮捕を受けての対応といたしましては、逮捕の翌日には、市長から部課長に対しまして直接訓示するとともに、全職員に対し、副市長名で綱紀粛正の文書を発出いたしております。 ○議長(荻野信悟君) 9番 松原博之君。 ◆9番(松原博之君) 対応はそれなりに早くやっていただいたというふうに解釈するわけでございますが、今回の件につきまして、市民の中には、今話題の検察庁の検事長の懲罰に合わせたのかどうか分かりませんが、今回の市職員の懲戒処分も甘いのではないかと市民からクレームがあったというふうにも聞いております。  私も民間企業で数々こういった経験もあるわけでございますが、今現在、このコロナという目に見えない減収減益で倒産と背中合わせの中にある民間企業の厳しさから見ると、甘いと言われてもしようがないと私は感じます。  そこで、同様に民間の出身であります、また管理者でもありました篠田副市長に、今回の事案を含め、今後のコンプライアンス向上に向けての陣頭指揮も今後あるかと思われますので、所見を含めお伺いしたいと思います。篠田副市長、いかがですか。 ○議長(荻野信悟君) 篠田副市長。 ◎副市長(篠田伸二君) 今回の事件における処分につきましては、人事院が定める懲戒処分の指針をベースに、本市における過去の処分事例やほかの自治体の事例などを参考として、当該職員の勤務態度、懲戒処分などの処分歴、ほかの職員及び社会に与える影響などを考慮しまして、4月21日付で停職6か月の懲戒処分とし、同日付で提出された退職届を受理し、承認いたしました。  また、当時の所属長には、職場内の監督責任は免れないと判断しまして、厳重注意を行いました。  今回の事件が報道されて何より残念だったのは、市民の皆様はもとより、県内外の方々を失望させたことです。氷見市に対する信用失墜による市のダメージは計り知れないものであったと思わざるを得ません。  1人の職員の1つの不祥事によって、市全体のイメージダウンになったことはとても残念でありまして、誠に申し訳ない思いです。  私の前職の民間企業でも、コンプライアンスの基準は当然あります。その基準は年々厳しくなっていて、そのための研修活動も多岐にわたって徹底されています。それが現在の世の中のスタンダードです。公務員は民間企業よりもさらに厳しいものであるべきだと私は思います。公務員は公の範たれ、その意識が基本であります。職員一人一人にその意識があれば、今回の事件は起こり得なかったと思います。  今後の市職員のコンプライアンスの向上につきましては、服務規律の遵守はもちろんのこと、コンプライアンスに対する意識の醸成に向けて、コンプライアンスガイドライン及びコンプライアンスハンドブックの周知徹底を図るとともに、再度、全職員に対してコンプライアンス研修を実施するほか、ガイドラインに定めている行動指針に沿った各種取組を強化していく必要があると考えております。 ○議長(荻野信悟君) 9番 松原博之君。 ◆9番(松原博之君) 確かにそのとおりでございます。しっかりこの後、副市長も一緒になって取り組んでいっていただきたいというふうに思っております。  最後に、このほど6月1日にはパワハラ防止法も制定されました。今回の不祥事に合わせてではありませんが、所内の体質改善も必要な気がいたします。  セクハラ、パワハラ、そして労働時間の管理体制と、規制が大変厳しくなる職場環境でありますが、ここは市民の模範として、そしてまた氷見市民の信頼を回復するためにも、市職員としての自覚、そして所内の規律を含めたコンプライアンスの向上に向けた対策につきまして、最後に林市長に所見をお伺いしたいと思います。林市長、いかがでしょうか。 ○議長(荻野信悟君) 林市長。 ◎市長(林正之君) 今回の事案につきましては、市民の皆様の信頼を裏切る行為でありまして、改めて私からもおわびを申し上げます。  今回の不祥事を受けまして、職員一人一人が改めてコンプライアンスについて厳に向き合い、認識と意識を高め、市民の皆様の期待と信頼にしっかりと応えられる職員、組織として立て直していかなければならないと思っております。  よく言われるわけでありますけれども、コンプライアンスあるいは危機管理においては掛け算であると。プラスであればプラスになりますけれども、そこに1人のマイナスがありますと全体がマイナスに見えてしまう。1人の不祥事で100の人間が一生懸命にやっていることが無になってしまう、そんなこともよく言われるわけであります。  そのためには、1つには、職員一人一人が不祥事の再発防止を期し、全体の奉仕者であると、そういったことを改めて強く自覚し、住民本位の行政の推進に全力を尽くすこと。2つには、勤務時間中は職務に専念し、無断の離席など、勤務態度に不信を持たれることのないよう心がけること。3つには、管理監督の地位にある者は部下職員に指導する立場にある者であり、まずは部下職員の範となるよう、公務員として自らその姿勢を正すとともに、部下職員に対しては服務義務、公務員倫理に係る周知徹底を図り、全体の奉仕者としての自覚を促すことが必要であります。  今後はこのようなことを二度と起こさないよう、より一層の服務規律の確保を図り、市民の皆様の信頼回復に向けて努力をしてまいりたいと考えております。 ○議長(荻野信悟君) 9番 松原博之君。 ◆9番(松原博之君) ぜひコロナ関係共々しっかりとした対策をお願いして、私の質問を終わります。 ○議長(荻野信悟君) 8番 竹岸秀晃君。  〔8番 竹岸秀晃君 登壇〕 ◆8番(竹岸秀晃君) まず初めに、自らの危険を顧みず、市民の皆さんのために精いっぱい頑張ってくださっている医療関係の皆さんに心から感謝と敬意を申し上げ、質問に入っていきたいと思います。
     まず最初は、市職員の新型コロナウイルス感染症対策について総務部長にお伺いいたします。  昨日から、各議員からそれぞれ新型コロナウイルス対策について大丈夫かという質問が出ておりますが、氷見市の中には、この市庁舎だけではなく、いろんな市の関連機関がございます。どの施設も市民生活になくてはならないものだと思っております。  また、多くの市民がいろんな施設を使っています。たくさんの市職員が働いております。この各施設でどのような感染症拡散防止対策を取っているのか、できるだけ詳しく教えていただきたいと思います。  特に私が心配しているのは、この市庁舎内及び多くの出先機関での新型コロナウイルス感染防止対策です。私も毎日のようにこの市役所に来ておりますが、玄関のアルコール消毒や各窓口のアクリル板の設置は目にするものの、職員や来訪者の検温などは見たことがありません。幸い、今のところ庁舎内での感染者は出ておりませんが、濃厚接触者が発生していたことは事実であります。  これから第2波が来ることを考えると、市役所がこの市内最大のクラスターとなる可能性もあります。市役所をはじめ市の公的機関がクラスターになっては、市民のサポートすらできなくなってしまいます。  私たち議員も、某市の市議会議員のように新聞沙汰にならないよう、引き続き自粛をし、新しい生活様式を進めていきたいと思っております。  有事の際の対応で大切なことは、備えと想像力と言われています。  改めて総務部長にお伺いいたします。  国、県とのつながりを保ち、いち早く市民への対応、支援に取り組むため、市内の各公的機関においてどのような新型コロナウイルス感染症対策が取られているのか確認させていただきたいと思います。  続きまして、2番目の質問に入らせていただきます。  それは、コロナウイルス等の感染症が発生しているとき、同時に災害が起きたときの対応です。  昨日、富山県は梅雨入りいたしました。これから本格的な梅雨のシーズンに入ります。最近はゲリラ豪雨などに代表される非常に激しい気象状況が見られます。また、夏が過ぎれば台風の到来が予想されます。  このようなとき災害が起こったらどうなるのでしょうか。これまで各地域において避難訓練等を行ってきましたが、新型コロナウイルス禍ではどのようにすればよいのでしょうか。避難所の3密対策についても併せて防災・危機管理監にお伺いいたします。  今までもそうでしたが、大雨や自然災害等が起きた場合、地区の住民は、事前に氷見市が指定した場所、学校や公民館、公共施設など、いわゆる避難所に避難するわけですが、今まではこのような新型コロナウイルス等感染症対策を避難所において検討していないのではと思っております。  これからも、何かあれば地区の住民が避難所に集まることが想定されます。区画を設ける資材を準備することや、換気施設、消毒液やマスクの備蓄の確保など、感染症対策や3密対策をしっかり取り組んでいくことが何よりの大前提ではないかと考えています。  避難所における感染症対策、氷見市の現状と検討状況はいかがでしょうか。もう一度繰り返しますが、早めの対策の準備、そして何より、想像力が災害対策や危機管理には大切です。  災害はいきなりやってきます。今定例会の補正予算にはこの対策費は計上されていないようですが、現在検討されていること、例えば予備費で対応する施策など、その方針とそのスケジュールについても答弁をお願いします。9月定例会では遅過ぎると思いますが、防災・危機管理監はどのようにお考えでしょうか。  続きまして、3番目の質問に入りたいと思います。  私がこれまで何度か質問させていただいております、まちなかの活性化についてです。これは産業振興部長にお願いいたします。  まず、現状の認識についてお伺いします。  今、氷見市のほうで考えているまちなかとはどこのことでしょう。どこからどこまでを想定しているのでしょう。今までも機会があるごとに確認させていただいておりますけれども、旧の市街地のみを想定しているのでしょうか。これをまずお聞かせください。そしてその上で、どこを活性化していこうと思っているのか教えてください。  続きまして、新たにできた氷見市ビジネスサポートセンターについてお尋ねいたします。  いよいよこの6月から、国道415号に面した氷見市本町に、氷見市ビジネスサポートセンターが開設されました。事業を行っている者がいろいろ相談したいことがあれば、今までであれば、とても高額なコンサルタントをお願いするか、商工会議所を通じて富山市にある新世紀産業機構に行くか、はたまた独自路線を貫くかだったと思います。  私も30年ぐらい小売業をしておりますが、30年前と今ではいろんなものが違います。ビジネスの仕方も多種多様になってきております。状況も刻一刻と変わっていっております。いろんな生きた情報、それも自分の業種に合ったものの情報を手に入れ、それを自分の会社経営に生かしていくためには細かな対応が必要になってきます。この自分の業種に合ったものを選ぶ、そして、それに対応して業績を伸ばすというのがなかなかできません。これは地方で商売をする上で大変なデメリットでした。  今までであれば、やはり東京、大阪、名古屋、大都市に行ってセミナーを受ける、そして勉強をしてくるというのが主な手法だったんですけれども、今、氷見市にビジネスサポートセンターができました。私は大変期待しています。その成果を楽しみにしております。  そこで質問ですが、今始まったばかりですけれども、今現在の相談件数やその手応え等、分かる範囲で結構ですのでお答えいただきたいと思っております。  それと、昨日、小清水議員の質問にも出ておりましたが、このビズモデルのことをもう少し詳しく説明していただきたいと思います。なかなかビジネスサポートセンターとかビズモデルといいましても知らない方も多いと思いますので、ぜひお願いしたいと思います。  続いて、昨年秋から就任しているエリアマネジャーの活動について質問したいと思います。  昨年の12月議会で質問したときには、まだ、着任して間がないので期待してくださいというような答弁があったと思いますが、今は6月になりましたので、その後どうなったか、その辺を教えていただきたいと思います。  これで氷見市には、エリアマネジャーと氷見ビジネスサポートセンター長と、お二人がそろいました。大変期待していますが、やはり税金を原資とする高額な報酬の対価、つまり、数値目標の設定はどのように設定されているのか、誘致件数や相談件数など明確な設定はあるのでしょうか。  この事業は、市民の大きな関心の的ではないでしょうか。このお二人にお任せ、丸投げにせず、行政も事業の進捗に関わることも大切であると思います。産業振興部長にお尋ねいたします。  それでは、次の質問に入ります。  リニューアルしたばかりの海浜植物園についてお伺いいたします。  先日、我々議員も施設を実際に見せていただきました。計画どおり、大変すばらしい施設が出来上がっておりました。  まず、目に飛び込んでくるのは、園の中庭に新しく設置されたふわふわドーム、ネット遊具、そして、植物があった部分にあるボルダリングルームやいろんな施設が目に入りました。  また、2階部分から中庭が見えるので、中庭では子どもたちが遊び、親は2階の部屋や新しいリカレント研修室で遊んでいる子どもたちを見ながら学び直しをしたり、1階の工房で親子で一緒に木工をしたり、親子で共に楽しめる大変いい施設だなと感じた次第です。  今年度は、この新型コロナウイルスの影響で、昨年もくろんでいたような集客等は困難になる可能性が強くなってまいりました。  そこで、今年度、今後の運営はどのようなことを検討しているのか、また、この施設を管理する指定管理者についても、今年度で現在の管理者の指定管理の期間が終わるわけです。今年は新たに募集する年ですが、どのような募集計画を立てているのか。説明をお聞きした時点では、今までの指定管理者だけではなく、子育てなど、新たな能力を持つ管理者を募集するとのことでしたが、指定管理者の選定に向けてのスケジュール等についてもお聞きいたしたいと思います。  新たな指定管理者に望むことは具体的にどのようなものか、建設部長にお伺いいたします。  次に、この施設の管理費と収益見込みについてお伺いいたします。  今までより電力消費など約2,000万円経費がかさむことは以前の議会でも指摘していますが、約2,000万円の経費増を2万人の来場者による増収で収支のバランスを図ると聞いておりましたが、今現在の手応えについて、こちらも建設部長にお伺いいたします。  最後に、このリニューアル後の植物園の利用計画についても建設部長にお伺いいたします。  この海浜植物園のリニューアルの際、リカレント教育(学び直し)、生涯学習にも利用して取り組んでいくということでしたが、こちらのほうの計画は今どのようになっているのでしょうか。  想定外のコロナの流行によりステイホームを余儀なくされ、なかなか人が集まって何かをする、そういう場合、気をつけなければいけないことがいろいろとあると思います。しかし逆に、いろいろ気をつければいろんなことができる施設のニーズが高まっていくことが予想されています。幸い、この施設はリニューアルしたばかりで大変衛生的で、しかも親子や孫、子で使用できる、とてもいい施設だと感じております。いかにこの造った施設を使っていくのか、どれだけの市民がこの施設を使ってくれるのか、これこそがこの施設を造った意義ではないでしょうか。いかに安く造っても、いかに有利な財源で整備しても、誰も使わなければ造った意味がありません。  この状況下では、県をまたいだりして遠くへ行くことはできません。しかし、子どもの成長はコロナだからといって待ってはくれません。もうすぐ子どもたちにとって大切な夏休みが来ます。この子どもたちの気持ちに寄り添った施設運営をしていくことが大切だと思っております。  どのような周知の仕方をし、どのようなことに気をつけて運営していくのか、海浜植物園の運営のこと、リカレント研修のこと、併せて建設部長にお尋ねいたします。  いろいろな質問をさせていただきましたが、やはり我々の望むものは、氷見市で暮らせてよかった、氷見で子育てができてよかったとより多くの市民の皆さんに思ってもらう市民の総幸福度を上げていくために、これからも私たち議員団も頑張っていきたいと思いますので、それをお誓いして質問を終わらせていただきます。 ○議長(荻野信悟君) 初めに、市職員の新型コロナウイルス感染症対策について答弁を求めます。  藤澤総務部長。  〔総務部長 藤澤一興君 登壇〕 ◎総務部長(藤澤一興君) 新型コロナウイルス感染症への基本的な対策として、まず、2月下旬から窓口対応職員を中心に、4月には全職員に対してマスクの着用を指示したところであります。  また、消毒用アルコールを出入口、窓口、事務室、会議室ごとに設置して、手指や共用機器等の消毒を実施するとともに、小まめな手洗い、事務室等の換気を励行しております。  加えて、消防本部や保育所においては職員の検温も実施しております。来庁者の検温につきましては、一人一人の検温は実施してはおりませんが、集会やイベント等の参加者に対しましては、新型コロナウイルス感染症対策実施チェックシートを用いて体調を確認するなど適切に対応いたしております。  設備面では、4月下旬に飛沫防止のための窓口用のアクリル板を本庁舎に52枚、いきいき元気館に3枚、環境浄化センターに2枚設置いたしました。そのほか、図書館、博物館などではビニールシートを設置して対応いたしております。  来庁者には、事務室等への立入りを御遠慮いただくよう表示を行い、保育所では送迎時の保護者の立入りは玄関までとしていただくなど、市民の皆様にも感染拡大防止への御協力をお願いしてまいりました。  次に、職員の勤務体制について申し上げます。  職員の密接を避けながらも、市民サービスを低下させないため、4月下旬から5月末まで、本庁舎、いきいき元気館、海浜植物園において、会議室等を使用して分散勤務を実施いたしました。  消防本部におきましては、4月中旬から5月末まで、窪地区防災センターに消防ポンプ車と救急車1台を配備し、臨時出張所を設置したところであります。  また、引き続き時差出勤勤務を奨励するとともに、今年の8月からは在宅型テレワーク制度を導入することとしておりまして、現在、実施に向けてICT環境の整備を進めております。  このほか、会議の開催や不要不急の出張はできる限り回避するよう努め、工事などの入札は応札者が一堂に会する出場入札ではなく、全て郵便入札にて行っております。  また、職員が濃厚接触者と接触したおそれがある場合などには出勤の自粛を求め、必要な期間は特別休暇を取得することとしております。  今後につきましては、引き続き感染拡大防止に努めながら、国が推奨する新しい生活様式などを参考に対策を行い、富山県や近隣市町村における感染状況や活動再開の状況を注視しつつ適切に対処してまいります。 ○議長(荻野信悟君) 次に、コロナ禍での災害における避難所について答弁を求めます。  森川防災・危機管理監。  〔防災・危機管理監 森川浩延君 登壇〕 ◎防災・危機管理監(森川浩延君) 新型コロナウイルス感染症対策として、避難所を開設する場合においても、3つの密を回避することが求められております。  また、新型コロナウイルスに限らず、避難所における感染症の対策は以前からも求められており、これまでも実施されてきたところであります。  これまでの避難所の設営や運営方法が大幅に変わるわけではございませんが、新型コロナウイルス感染症防止対策として追加される具体策といたしまして、体温検査、マスクの着用、手指の消毒、ソーシャルディスタンスの確保などが挙げられ、避難所において実施されることとなります。  また、避難所が過密になる状態を防ぐために、可能な場合においては、親戚や友人の家などへ避難をしていただくことも重要であります。  また、さきの5月臨時議会において補正予算として承認いただきました600万円余りの新型コロナウイルス感染症対策の備蓄品購入費に関しましては、感染症対策に有効と考えられるマスク、消毒液、非接触型体温計、フェースシールド、パーティション等、必要なものは現在備蓄しており、また発注もしている状況であります。  なお、長期にわたり新型コロナウイルス感染症対策を講じなければならない状況もあり得ることから、今後の補正予算の提出や緊急の場合は予備費からの支出も必要と考えております。  これからも、市民の皆様の安全で安心して暮らせる環境づくりに全力で努めてまいります。  以上であります。 ○議長(荻野信悟君) 次に、まちなか活性化について答弁を求めます。  森田産業振興部長。  〔産業振興部長 森田博之君 登壇〕 ◎産業振興部長(森田博之君) まちなかのエリアにつきましては、旧市街地を中心といたしまして、南が仏生寺川、北が上庄川周辺の北大町などの一部、西が市役所周辺までの範囲としており、都市再生整備計画におきましては都市機能誘導区域と定めております。この区域内の活性化を目指していくものでございます。  氷見市ビジネスサポートセンターの相談件数につきましては、6月8日から相談を開始しておりますが、現在76の事業者からの予約があり、既に16の事業者の相談を終えておるところでございます。相談を終えました16事業者全てが、センター長からのアドバイスに対する取組を行うことを前提に次回の予約を入れておられます。これらの状況から見ても、本センターに対する事業者の期待の高さが表れているものと考えております。  ビズモデルの特徴といたしましては、事業者からの相談に無料で何度でも応じ、会話を重ねる中で、事業者の強みやよさを見いだし、なるべくお金をかけずに新たな製品やサービスを生み出すこととしております。  また、IT化やプロモーションの必要があると判断した場合には、事業者に負担をかけずにこれらの専門家を招聘することとしており、事業者と共に歩む伴走型支援を行うことにより事業者の売上げ拡大を図ってまいります。  センターの活動内容につきましては、毎月開催するまちづくり協議会の連絡会で報告するほか、SNS等を活用して情報発信してまいります。  エリアマネジャーの取組につきましては、既存事業者と新規創業者の橋渡しを行い、比美町の海産物店の中にカフェを開店させたところでございます。また、中央町地内の空き店舗への新規出店者の誘致を行っているところであり、雑貨店、シェアオフィス等につきまして現在調整中となっております。  このほか、まちなかへの出店希望者が入るチャレンジショップスペース、これを今年度末に開設させることとしておりますので、候補地等の調査に取り組んでおるところでございます。  事業の数値目標につきましては、本市のまち・ひと・しごと創生総合戦略におきまして、エリアマネジャー事業におきましては、まちなかでの新規の出店者数を、1年目は3件、2年目は6件、3年目は9件とし、ビジネスサポートセンター事業につきましては、1年間の相談件数を、延べ件数でございますけれども、1,000件としております。  いずれも容易な数値目標ではございませんが、エリアマネジャーとセンター長が一体となって事業に当たるとともに、氷見商工会議所様など関係機関と連携して、目標の達成に向けしっかりと取り組んでまいりたいと考えております。  以上でございます。 ○議長(荻野信悟君) 次に、海浜植物園について及びリカレント研修の推進について答弁を求めます。  釣賀建設部長。  〔建設部長 釣賀勝行君 登壇〕 ◎建設部長(釣賀勝行君) 海浜植物園につきましては、去る3月末にリニューアル工事が完了し、4月からのオープンを予定しておりました。そこからの実績を基に指定管理者選定の仕様を肉づけしていく予定でありましたが、新型コロナウイルス感染拡大によりオープンがおよそ2か月遅れ、なおかつ十分な形でのスタートではないことから、指定管理者選定の仕様についてはまだ詰めていない状況にあります。  また、県をまたぐ移動自粛という措置の影響あるいは経済全体の萎縮という状況もあってか、海浜植物園の指定管理に興味を示されていた団体からのアプローチも途絶えている状況であります。  今後、明日のオープン以降、新型コロナウイルス感染拡大状況を見ながらとなりますが、なるべく平常に近い運営状況を確保の上、その実績を基に指定管理者選定の仕様をまとめ、8月には公募を行い、12月定例会で議会の御承認をいただけるよう手続を進めてまいりたいと考えております。  指定管理者につきましては、現在の指定管理者の再選定を否定するものではなく、これからとなりますが、今年度積み上げる知識や実績を基に、再度応募があれば選考の対象となり得るものと認識しております。  また、管理費と収益見込みについてでありますが、これまで2,000万円の経費増を2万人の来園者増による増収で収支バランスを取ると説明してまいりました。しかしながら、先ほど申しましたとおり、オープンの遅れと十分な形でのスタートとはならないことから、当初の来園見込み数を確保することは難しいと考えております。  経費につきましては、オープンしておらずとも固定費がかかることから、入園者が減少すれば、それだけ収支バランスを確保することは難しくなってまいります。  しかし、できるだけ経費の節減を図り、なおかつ集客につながるアイデア等を出しながら、少しでも多くの方々に御利用、御来園いただく努力を続けてまいります。  次に、リカレント研修の推進についてお答えいたします。  海浜植物園で計画するリカレントは、直接的な起業、創業支援というものではなく、就業、再就業につながるもの、あるいは生きがいにつながるものを学ぶ機会を意識したものであります。  そのため、昨年度のリニューアル工事では、新たに遊具や研修室を整備し、子どもの遊び場と大人の学びの場を併設することで、子どもを遊ばせながらでも親が講座等を受講できる環境を整えました。  こうした環境を利用しながら、子育て世代を対象とした子育てと仕事の両立に役立つ講座や仕事に関する時間短縮技能、あるいは企画力を習得するといった研修等の開催を想定しております。
     しかしながら、こちらにつきましても、コロナウイルス感染症拡大の影響で対応は遅れております。地域おこし企業人と地域おこし協力隊の協力を得て事業実施に向けた準備を進める予定としており、地域おこし協力隊員を確保したところではありますが、地域おこし企業人の選定、アプローチには苦労している状況にあります。  テレワークにつきましても、議員御指摘のように、起業、創業にノウハウを有する商工会議所などとの連携が必要と考えており、今後、御意見を伺いながら、多くの市民に使っていただけるよう、市の広報紙やホームページ等でPRしてまいります。  以上です。 ○議長(荻野信悟君) 8番 竹岸秀晃君。 ◆8番(竹岸秀晃君) それでは、順番に聞いていきたいと思います。  先ほど市職員の新型コロナウイルスの感染症対策についてお答えいただきましたけれども、これで十分と思っておられるでしょうか、それともこの後もっと何かしようと計画しておられるのでしょうか。 ○議長(荻野信悟君) 藤澤総務部長。 ◎総務部長(藤澤一興君) 現在行っている対策につきましては、できる限りのことはやっているというふうには自覚しております。  ただし、やはりこの後、第2波、第3波が襲来し、氷見市にもっと大きな危機が及ぶようなことがあれば、やはりそのときには、さらなる対策も考えなければならないというふうには考えております。 ○議長(荻野信悟君) 8番 竹岸秀晃君。 ◆8番(竹岸秀晃君) 今は夏に向かって割と収束に向かうんじゃないかなという感じなので、この後の冬に向かってのことを考えると非常に心配なんですけれども、その辺は部長はどう思っておられますか。 ○議長(荻野信悟君) 藤澤総務部長。 ◎総務部長(藤澤一興君) やはり先ほど申し上げましたように、いろいろなリスクを想定しながら、できる限りの対策は行ってまいりたいと考えております。 ○議長(荻野信悟君) 8番 竹岸秀晃君。 ◆8番(竹岸秀晃君) 続きまして、避難所のことについてお伺いしたいんですけれども、避難所の体制というものか、今のコロナを受けて、何かもう一回計画を直そうとか、こんなふうに対策をしていこうとか、そういうのは考えておられますか。森川防災・危機管理監。 ○議長(荻野信悟君) 森川防災・危機管理監。 ◎防災・危機管理監(森川浩延君) 新型コロナ感染症に対応した避難所対応ですけど、国なり県なりが避難所運営マニュアル等を策定いたしております。それにつきましては、うちの避難所運営指定職員にもマニュアルを配付していまして、今、体制を整えている状況であります。  それで、今年度、一応避難所運営職員については、4名を増員いたしまして、50名体制で今のところ考えております。  以上であります。 ○議長(荻野信悟君) 8番 竹岸秀晃君。 ◆8番(竹岸秀晃君) 予算のこともありますし人員のこともありますけれども、備えがあれば皆さん安心すると思うんですけれども、この点に関して市長はどのようにお考えでしょうか。 ○議長(荻野信悟君) 林市長。 ◎市長(林正之君) 御指摘のとおり、備えあれば憂いなしでございます。  今ほど防災・危機管理監が申し上げましたとおり、県のマニュアルに沿った対応をするわけでありますけれども、例えば3密を避ける、あるいはソーシャルディスタンスを取るということでありますので、避難所がやっぱり密集状態にならないようなことも大事でございます。  そんなことから、例えば現在、学校の体育館を避難所としている場合、やはりそこに過度な人数を収容するということになりますと、ソーシャルディスタンスというところからも問題がありますので、例えば今後は避難に配慮を要する方とか、そういったことも含めまして、空き教室とか、あるいはそういったような教室等の利用も検討していく、そういうようなことも考慮しなければならないのかなと、そんなことも考えているところでございます。 ○議長(荻野信悟君) 8番 竹岸秀晃君。 ◆8番(竹岸秀晃君) 災害は待ってはくれませんので、早急にまた計画のほうを立てていただきたいなと思います。  それでは、次の質問をさせていただきたいと思います。  海浜植物園のことについてもう少し聞かせていただきたいと思います。  ふわふわドームの設置をされましたけれども、結構見た感じ、メンテナンスに手間がかかりそうなんですけれども、この辺の管理はどのようにしていくつもりでしょうか。釣賀建設部長、お願いします。 ○議長(荻野信悟君) 釣賀建設部長。 ◎建設部長(釣賀勝行君) ふわふわドームにつきましては、別に管理人といいますか、管理する人を雇いまして、その中で管理をしていただく。例えば掃除でありますとか、今、コロナウイルス関連であれば、消毒、清掃といったこともやっていただいておる状況であります。  以上です。 ○議長(荻野信悟君) 8番 竹岸秀晃君。 ◆8番(竹岸秀晃君) 植物園側は大変きれいになっているし、これから管理はしっかりしていくと、今の答弁で分かったんですけれども、では、道路を挟んで海側、この間、桟橋が壊れたところなんですけども、あちらのほうは今後どのようにしていくつもりなんでしょうか。釣賀建設部長、お願いします。 ○議長(荻野信悟君) 釣賀建設部長。 ◎建設部長(釣賀勝行君) 海側の海浜散策園につきましては、県内有数の自然海岸である松田江の長浜に位置しており、美しい景観の中に散策路が広がっている状況ではあります。しかし一方では、波の影響を受けやすく砂浜の侵食が進行していることから、植物や工作物にとっては厳しい立地環境にあります。  このことから、平成30年度に行われた氷見市海浜植物園のあり方に関する基本方針策定検討委員会におきまして、外部有識者からは、海浜散策園については自然に返していくべきとの意見をいただいております。  これを踏まえ、訪れた人たちが散策しやすいように、散策路の草刈り等、最低限の維持管理を行いつつ、自然観察ガイドの場とする等、活用方法を模索してまいりたいと考えております。  以上です。 ○議長(荻野信悟君) 8番 竹岸秀晃君。 ◆8番(竹岸秀晃君) また植物園のことをお聞きするんですけれども、木育というものを今まで進めていたと思うんですけれども、今後、この新しくなった植物園で木育を進めていくお考えはありますか。釣賀建設部長、お願いします。 ○議長(荻野信悟君) 釣賀建設部長。 ◎建設部長(釣賀勝行君) 木育事業の取組につきましては、これまで進めてきたものに加え、今年度、メインホール及びエントランス、展示ホールについて、氷見産材を活用して内装を木質化するほか、木製玩具を多数配置することなどを予定しております。  これにより、木のよさ、氷見産材のよさをPRしていくほか、木のおもちゃを入り口に、実際に生きている木や身近にある自然への愛着を育むような場として、海浜植物園ならではの遊びの場、学びの場を創出し、木育を進めてまいりたいと考えております。 ○議長(荻野信悟君) この際、暫時休憩いたします。  再開は午後1時からといたします。  午前11時53分 休憩         ─────────────────────────  午後 1時00分 再開 ○副議長(積良岳君) 休憩前に引き続き会議を開きます。  市政一般に対する質問を続けます。  1番 穴倉陽子君。  〔1番 穴倉陽子君 登壇〕 ◆1番(穴倉陽子君) 日本共産党の立場から、市政一般について質問をします。  先般、4月28日に日本共産党氷見支部として、池上支部長と共に、市長に対し、新型コロナウイルス感染症対策について、緊急要望10項目を申入れいたしました。しっかりとした実態を基に実効性のある対策を望みました。また、臨時交付金活用の自由度が高くなったことを生かし、県からの協力金支給対象から漏れる事業者へのケア、何より市民一人一人が氷見市民でよかったと実感できるように温かい応援策を求めました。  このことを踏まえて、以下の質問をさせていただきます。  まず、新型コロナウイルス感染症対策の進捗状況と実態把握に関して。  特別定額給付金については、氷見市は県内の他市と比較しても迅速な対応で、ここは行政は本当に頑張ったと思います。ただ、当初、高齢者の方々が多数市役所に押し寄せる事態となり、中には封を切らずに持参した高齢者もいたと聞きます。  国からの申請書は支給不要のチェック欄があり、高齢者はコピーにも不慣れで戸惑いがあったかと思われます。他市では、チェック欄を外し記述式にする工夫をしたところもあります。3密回避でオンラインと郵送申請が原則ですが、窓口を設置して市民をサポートしたことは本当によかったと思います。  そこで、第2の給付があるとして、次に生かすために、今回の申請手続や窓口対応を検証すると、どのような教訓が引き出されるでしょうか、京田企画政策部長にお尋ねします。未申請者については、昨日の北議員への答弁で理解しました。  次に、緊急小口・総合支援金の申請状況はどうでしょうか。コロナ禍の長期化が予想される中、一時的でもとにかく当座をしのげるこういう制度が、特例で比較的簡便に申請できることを知らない市民も多いと思われますが、周知についてはどうでしょうか。申請状況及び周知方法について、市民部長にお尋ねします。  次に、小学校の臨時休校に伴う保護者の休暇取得支援で、労働者に休暇を取得させた事業向けと、委託を受けて個人で仕事をする、いわゆるフリーランスと言われる人向けの支援について、この状況が分かるでしょうか。学校の臨時休校は2か月半と長期にわたり、休暇を取る必要に迫られた保護者も皆無ではないと思われます。森田産業振興部長にお尋ねします。  次に、介護施設の現状についてです。  コロナ禍において、全国の介護施設ではクラスターの発生、係る人員不足、マスクなどの物資不足で介護崩壊が懸念されるとの報道がありました。富山市の老健施設も大変な事態となりましたが、介護施設も病院と同じく在宅ワークができない、しかも命を預かる重要な使命を担っています。  市内の介護施設に勤める友人は、「いつ自分が利用者さんに感染させるか毎日ぴりぴりしている」と不安げな表情で話していました。他市の話ですが、「利用者が減り収入も減るが、職員の給料は払わなければならない。この先が不安で廃業もちらつく」との悲痛な声を聞きました。  本市の状況はどうでしょうか。また、マスクや消毒液など必要物資は充足していますか。  介護施設の人員不足については、これは以前から大きな社会問題となっております。平成18年度の介護関係有効求人倍率は3.95倍、訪問介護職では13.1倍にも上り、平成25年度には約34万人の介護人材が不足するという推計もあり、これだけ成り手がいないのは、一にも二にも賃金が低い。2月の政府資料では、全産業平均と比較して月に9万円も低くなっています。その上にコロナ禍が追い打ちをかけ、さらに離職率が高まるのではないかと危惧されます。氷見市としても、さらなる処遇改善を国に要求してほしいと思います。  以上、市内事業所の状況と物資不足への対応、介護従事者の処遇改善について、市民部長にお尋ねします。  次に、新型コロナウイルス感染症対策の今後の支援について、まず市内事業者に対する市独自の支援について質問します。  101業種から外れた個人事業者には、ある不公平感があります。この間、商店街で声を聞いてみました。休業要請から外れた美容室、理容室では、「髪を触るには密接するしかないが、なぜ休業要請の中に入れてもらえなかったのか」。魚屋は、「民宿やすし屋が全部休業で、売上げは上がったり」。売上げ伝票を見せてくれた店主もいました。花屋は、「軒並みイベントが中止で大変厳しい」。衣料品店主は、「もともと人通りは多くないけれど、自粛宣言でほとんど人影なし。飲食業はテークアウトできて、しかも行政から補助もしてもらっていいよな。うちらも配達してほしいよ」と悔し紛れに言われました。カラオケスナックのママさんは、「短縮営業の協力金が入るらしいけど、申請手続を考えるとね」とちゅうちょしていました。  当局は、これは休業・営業短縮した協力金であって補償ではないから、不公平とは言えないですよと答弁をする。はい、確かに補償ではありません。おっしゃるとおりと私は受け止めますが、商店街の当事者の方々からすればそうはならないと思います。  そもそもステイホームで人がいなければ、店を開けていても仕方がない。休業して協力金をもらうほうがどれだけいいかです。休業に交ぜてもらえないという不満を店主が持つのは当たり前だと思いませんか。その上、7日から引き続き休業した業者に市からまたお金が入るとしたら、外れた業者は不満を募らせても仕方がないと思いませんか。  確かに持続化給付金はありますが、売上げ50%減が条件で40%ならもう対象外。電子申請のみで、パソコンが手ごわくて諦めた高齢者の店主もいるのではないでしょうか。協力金にしても、床面積100平方メートル以下は対象外の線引きがある。国からも県からもことごとく線引きされて、救済の網にかからない個人業者は少なからずいるのではないかと思います。  ある店主は、「コロナに関係なく商店街は死んでるよ」と吐き捨てるように言いました。商店街を活性化させようと、行政もビジネスサポートやエリアマネジメントを駆使して取り組もうとしていますが、商店街の人を少しでも元気づけることがまず大事ではないですか。  折しも、小型モビリティーでひみ番屋街から中心市街地を巡り、町なかの周遊ルートや見どころ云々との計画がありますが、元気のない死んでいる商店街を巡ってもアウトでしょう。  全員協議会で嶋田議員が新文化施設の上乗せで言われました。「そんなお金があるんなら、おらっちゃへ回してくれ」と。私はそこでうなずきました。これは偽らざる市民の気持ちだと思います。  行政は商店街を、小さな店も忘れていない、誰一人取り残さないというメッセージとして、線引きなしの市内個人業者への給付を考えることはできないでしょうか。臨時交付金も2兆円増額されます。本市にどれだけの額が下りてくるか分かりませんが、何とかならないものでしょうか。産業振興部長にお尋ねします。  次に、水道料金です。  氷見市は徴収猶予となっていますが、コロナ禍の長期化に当たって、全国また県内でも数か月間基本料金の減免、営業のみのところもありますが、そういう支援策を打ち出しております。  県内一高い水道料金の氷見市、数か月でも減免にすることはできないでしょうか。市民への大きなインパクトになると思います。建設部長にお尋ねします。  次に、学校再開後の学童保育支援についてです。  休校中の子どもたちの居場所として重要な役割を果たした学童保育は、学校再開に当たっていよいよ存在感を増すと思われます。それは、新型コロナウイルス感染防止のために制限の多い学校生活での疲れを学童で発散すると思われるからです。  担任の先生と支援員さんへの接する子どもの対応には大きな違いもあり、一人一人を受け止める支援員さんの負荷も大きくなると予想します。余裕を持って迎えられるように支援員さんを確保することが必要ではないでしょうか。それから、感染防止のための物資は学童には足りているでしょうか。  また、今後、学童保育からの困り事や要望なども増えるのではないかと思いますが、委託丸投げでなく双方向での連携は取れているでしょうか。  また、これは提案ですが、支援員同士の悩み事や経験を交流し合う市全体の学童情報交流会のような場があれば、支援員さんの士気も高まり、絆も深まり、活動にプラスになるのではないでしょうか。  以上4点について市民部長にお尋ねします。  次に、新型コロナウイルス感染症と自然災害による複合災害への対応についてですが、避難所の件は竹岸議員と重複しましたので割愛します。  地域住民をスムーズに避難させるためには、自治会との日頃からの協力が重要であると思います。我が地区でも5月予定の防災避難訓練がコロナウイルス感染防止のために延期になりました。そして、実際に3密を避けての避難の仕方は訓練できておりません。  複合災害に対応できる避難の在り方を各自治会とどのように連携、共有していくのか、防災・危機管理監にお尋ねします。  次に、生活保護の申請について質問します。  コロナ禍で全国的に生活困窮者が増え、生活保護の申請も増大しているのではないかというふうに思います。申請については、松原議員の答弁にありましたので省略します。  生活保護申請時の窓口対応については、全国で水際で追い返されているという悲しき実態が報道されています。人数が多過ぎて対応するマンパワー不足との指摘もありますが、わらにもすがる状態で訪れた人を追い返せば、福祉が人を殺すことになりかねません。  厚生労働省からは、生活保護の要否認定に直接必要な情報のみを聴取し、面接時の適切な対応、速やかな保護決定を求めるとの事務連絡が下りています。本市の窓口対応はこの指導方針を反映しているのでしょうか。市民部長にお尋ねします。  次に、学校の再開についてですが、まず児童生徒の心のケアについてです。  日本共産党は6月2日、学校再開に当たっての緊急提言を発表しました。提言は、3か月に及ぶ長期の休校が子どもたちに計り知れない影響を与え、学習の遅れ、学力の格差の拡大、心身のストレスと、不安は大変深刻だとしています。  国立成育医療研究センターのコロナ×こどもアンケートでは、「いらいらする」「夜眠れなくなった」「何もやる気がしない」「死にたい」など痛切な声が記されています。  学校再開に当たってまず一番大切にすべきことは、そういう児童生徒の心のケアに重点を置いて、担任、養護教諭、スクールカウンセラー等が協力して一人一人と向き合う時間を確保することです。これについては、昨日の北議員への教育次長の答弁で、そのとおりの対応がなされているとありました。また、市独自でスクールソーシャルワーカー3名を配置していると、これは大変うれしい、喜ばしいことだと思います。
     そこで、検討中であった土曜授業の導入は、氷見市はどうなるでしょうか。また、県教職員組合の現場アンケートでは、小中教員共に土曜授業、7限目授業反対が6割以上に上っています。詰め込みでは子どもは伸びません。学校は、数値を測る見える学力だけでなく、自分で考え表現し、人との関係性をつくっていく見えない学力を培う場でもあり、数々の学校行事がそれを担っていると言えます。文部科学省は、数年をかけ、学年をまたいで学習の遅れを解消してもよいとし、行事も重視しております。  学校行事については、昨日の教育次長の答弁では、全て中止ではなく、感染症対策を取るのであれば、学校が創意工夫して実施することはやぶさかでないとのことでした。  若い教員から、工夫して案を出しても、結局校長が他校を気にして却下する傾向がある。市教委として市内統一した一定の指針を示してもらえればありがたいとの声がありました。  市教委として、コロナと共にある学校行事をどのように位置づけるか、また土曜授業検討結果について教育長にお尋ねします。  次に、感染予防と熱中症対策についての質問ですが、北議員とまた重複していましたので、ほぼ割愛します。  検温、消毒、給食配膳など、子どもたちがやっていたものとか今までにない業務とか、新型コロナ感染症のために教員の業務が増えています。もともと長時間労働の教員に今以上に負担を課すのは酷としか言えず、何よりも肝心の教育活動に注力できません。  政府は2次補正に、臨時教員やスクール・サポート・スタッフの増員を予算化していますが、その数は焼け石に水で、また、人員確保に現場がどれだけ苦労するかは認識しておりません。  電話をかけてもかけてもなかなかオーケーをもらえない、承諾してもらえない中、本市はスクール・サポート・スタッフが小学校10校に全て配置できているというのは大変すばらしいです。しかし、1名ずつではやはり大変だと思いますし、中学校にも必要ではないかと思います。  今後の増員対策はどうされるのでしょうか。教育長にお尋ねします。  最後に、自殺防止対策について質問します。  12月の定例会でも取り上げた問題ですが、新型コロナウイルスの影響による自殺者も増えることが予想されています。  2019年度の県内自殺者は、10人増の186人となっています。また、全国統計では引き籠もる人の28%が孤立化しているという深刻な状態があり、自殺予備軍となっています。  生きづらさを抱える人に対し、ゲートキーパーや家庭相談員等、縦の縛りを緩めて横の連携を強め、層の厚い寄り添うサポートが重要ではないでしょうか。また、滑川のようにゲートキーパーネットひみというものを発足させて、自殺防止の網の目を細かくしていくということも考えてはいかがでしょうか。市民部長にお伺いします。  大変早口ですみませんでした。以上、新型コロナ感染症が一日も早く収束し、子どもたちが友達と心置きなく遊び回れる、飛び回れる日が来ることを願って、私の質問を終わります。 ○副議長(積良岳君) 初めに、新型コロナウイルス感染症対策の進捗状況と実態把握についてのうち、特別定額給付金について答弁を求めます。  京田企画政策部長。  〔企画政策部長 京田武彦君 登壇〕 ◎企画政策部長(京田武彦君) まず、特別定額給付金の未申請者の方へは、おっしゃられたとおり、今後周知に努めてまいりたいと考えております。  次に、この後、2回目の特別定額給付金の支給があった場合ということではございましたが、このたびの申請書にございました申請の辞退欄につきましては、これは国が定めた様式に示されたものでありまして、現に辞退された方もおられることから必要な欄ではあったと考えております。しかしながら、御指摘のとおり、申請される方がチェック欄として間違えることがないような、そうした配慮は次回にも配慮をしていく必要があると考えております。  また、窓口の対応につきましてでありますが、このたびの申請に当たりましても、申請書発送翌日から大変多くの方が来庁されたことは事実でございます。やはり十分な感染予防対策を講じる必要がございます。  そして、このたびの課題といたしましては、やはり待ち時間の短縮のために窓口の数の確保、それから待機していただくための待合場所の広いスペースの確保、そうしたことは今回にも増して考慮すべき点であったかと、そのように考えております。  以上です。 ○副議長(積良岳君) 次に、新型コロナウイルス感染症対策の進捗状況と実態把握についてのうち、緊急小口・総合支援金について及び介護施設の現状把握について答弁を求めます。  澤市民部長。  〔市民部長 澤 永貢子君 登壇〕 ◎市民部長(澤永貢子君) まず初めに、緊急小口・総合支援事業についてお答えをしてまいります。  生活福祉資金貸付制度のうち緊急小口・総合支援金の事業につきましては、昨年度の同時期、4月、5月の状況と比べ、申請状況は、昨年は1件でございましたが、今年の同時期は37件ということで、大幅に増えております。また、今後、新型コロナウイルス感染症の影響が長引くと思われますので、今後も申請は増えてくるものと見込んでおります。  これらの制度の周知につきましては、6月号の広報で市が取っている支援策をまとめてお伝えする中でこの事業もお示しをしているほか、市のホームページなどでも御案内をしているところでございます。  これらの制度につきましては、国においても新型コロナウイルス対策による給付条件の緩和、また申請方法、手続方法など、度々の変更や見直しが行われているという状況もございます。このため、相談窓口となるふくし相談サポートセンターにおいて随時情報提供を行うとともに、特に相談にいらした方には丁寧な説明に努めるとともに、個別のニーズに対応した情報提供を行い、速やかに手続ができるよう申請の支援等も行ってまいります。  次に、介護施設の現状把握についてお答えをしてまいります。  新型コロナウイルスの感染拡大により、全国の介護施設では利用者が死亡するなどのクラスターが相次いだことも報道されております。厚生労働省の調査によりますと、自治体による休業要請や、この感染症による集団感染を恐れて自主休業をした高齢者の通所介護施設は、4月20日時点で858事業所にも及び、一時は介護サービスが提供できない、介護崩壊が危惧されたところでもございます。  県内の事業所におきましても、3月中旬から5月下旬では57の事業所が休業していたという状況にあると伺っております。  市内の介護サービス事業所におきましては、日々感染リスクが高まる中で、それぞれ徹底した感染防止対策に取り組んでいただいておりまして、現在のところは感染者は出ておらず、また休業要請を行ったり自主的に休業に至った事業所はございません。  また、国が新型コロナウイルスの感染による影響を想定した介護報酬、人員、運営基準等について柔軟な対応を行っていることもあり、利用者の減少による経営悪化で廃業が危ぶまれている報告も現在のところはございませんが、今後も事業所とは情報を共有し、また情報収集に努めてまいりたいと存じます。  介護サービス事業所への物資のサポートにつきましては、3月以降、国が介護報酬のデータを活用して、職員や利用者の人数を踏まえた枚数の布製のマスクを配布するとともに、市でも中国の寧海県から御寄附いただきましたマスクを市内の事業所へ100枚程度配布をしたほか、県により手指消毒用のエタノールの配布も行われたところでございます。  感染拡大当初は、マスクや消毒液の確保が困難であったことから、今後は、市としても不測の事態に備え、衛生用品の備蓄の在り方について検討する必要はあるかと思っております。  喫緊の課題とされている介護人材不足につきましては、この感染のリスクから離職するなど、より深刻になることが危惧されていることから、国に対しての介護職員のさらなる処遇改善に向けた要望を継続するだけでなく、氷見市介護人材就労支援補助金の周知を一層強化し活用していただくことで、潜在的な介護人材の確保に努めてまいります。  以上でございます。 ○副議長(積良岳君) 次に、新型コロナウイルス感染症対策の進捗状況と実態把握についてのうち、小学校等の臨時休校に伴う支援について答弁を求めます。  森田産業振興部長。  〔産業振興部長 森田博之君 登壇〕 ◎産業振興部長(森田博之君) 小学校等の臨時休校に伴う支援につきましては厚生労働省から民間委託をされておりまして、学校等休業助成金・支援金受付センターというところで受付事務、集計事務が行われております。そのことから、富山県だけの部分とかという数字については把握ができないという状況になっております。  全国の5月末の状況につきましては、労働者に休暇を取得させた事業者向け、働いている人を休ませた場合の支援につきましては、申請件数が約2万7,300件、支給決定につきましては9,447件となっております。また、委託を受けて個人で仕事をする方向けの支援につきましては、申請件数が約6,600件、支給決定は2,799件となっております。  以上です。 ○副議長(積良岳君) 次に、新型コロナウイルス感染症対策の今後の支援についてのうち、学校再開後の学童保育支援について答弁を求めます。  澤市民部長。  〔市民部長 澤 永貢子君 登壇〕 ◎市民部長(澤永貢子君) 学校の長期休業や感染症対策の中で再開された学校生活で、不安や戸惑いがあると思われる児童が利用する放課後児童育成クラブに対しては、児童が安心して過ごすことができる環境づくりが一層求められていると考えられます。  市としては、そういう中で支援員の負担を軽減できるよう、各クラブと連携を取りながらサポートをしてまいりたいと考えております。なお、支援員の人数については、現在のところどのクラブも基準を満たしておりますが、今後も安定的な運営を行うためにも、また不測の事態に備えるためにも、支援員の育成には努めてまいります。  新型コロナウイルス感染症対策のためのマスクや消毒液等の物資につきましては、一時、クラブごとの購入が困難であったため、3月からは随時、市が一括購入することにより配布を行い、感染症拡大の防止に努めてまいりました。  次に、現場での声を把握してほしいという御指摘に対しましては、この数か月間、休校中の児童の受入れの状況、また分散登校から本格的な学校再開、そして給食の再開までの間の放課時間の繰上げなど、急な決定や変更などをたくさんしてきたわけですが、そういった面でも、その都度、学童のほうへお願いをし、御相談をし、そして対応をお願いしてまいりました。  その際、運営についての課題や困り事などをお寄せいただいた場合には、教育委員会とも連携をし、学校や地域の皆様の御協力もいただきながら、可能な限り対応するよう努めてきたところでございます。  今後も、児童が安全で安心して過ごすことができるよう、支援員の皆様からの課題や要望等の把握と、そして迅速な対応を取ってまいりたいと考えております。  支援員同士の情報交換についてでございます。  現在は年に1回、放課後児童健全育成事業事務担当者会議を開催しており、事業についての説明とともに、その場で質疑応答の時間、意見交換の時間を設け、各クラブで情報交換を行っていただいております。  他のクラブの運営を参考にしたり連携を取ることは非常に重要でありますので、今後も、情報交換の機会や回数を増やすことについても検討をしてまいりたいと考えております。  以上でございます。 ○副議長(積良岳君) 次に、新型コロナウイルス感染症対策の今後の支援についてのうち、市内事業者に対する市独自の給付について答弁を求めます。  森田産業振興部長。  〔産業振興部長 森田博之君 登壇〕 ◎産業振興部長(森田博之君) 昨日、稲積議員の御質問にもお答えいたしましたが、大幅に売上げが減少した事業者に対しましては、国が持続化給付金を用意しております。  確かに、先ほど委員おっしゃいましたとおり、50%という、それなりの大きな数字ではございますが、これは年間ではなく、ある月の昨年と比べたことによって50%という数字となっております。一部ではなかなか申請が大変という声もお聞きしておりますが、対象となるということであれば、申請をしていただきたいというふうに考えます。  また、事業運転資金等を確保するための制度融資が用意されております。これにつきましては、売上げが5%以上減少した場合につきまして該当するということでございますが、市では、融資の際に発生する保証料や3年間の利息分につきまして、国、県が助成しているもの以外の、本来なら自分で支払わなければいけないものにつきまして、市として事業者に対して助成をすることとしております。  休業要請等及び営業時間の短縮の協力要請に伴う給付金につきましては、あくまで新型コロナウイルス感染症拡大防止に対して協力をいただいた事業者への協力金でありますことから、御理解をいただきたいと思います。 ○副議長(積良岳君) 次に、新型コロナウイルス感染症対策の今後の支援についてのうち、水道基本料金の減免について答弁を求めます。  釣賀建設部長。  〔建設部長 釣賀勝行君 登壇〕 ◎建設部長(釣賀勝行君) 現在、水道事業における新型コロナウイルス対応については、料金の支払いが困難な水道使用者に対して支払いの猶予を実施しております。  一方、水道基本料金の減免については全国的に広がりを見せているところであり、県内においても南砺市などが実施されております。  現在、本市の水道料金は、市内事業者の休業要請等の影響で水道水の使用も少なくなったことから、5月調定、4月使用分でございますけれども、前年度と比べ収入が減少しております。それに加えて数か月間の基本料金を減免するとなれば、一層収入が減少し、水道事業経営に与える負担は大きなものとなることから、水道事業単独での減免の実施は難しいものと考えております。  今回、一時的に減免をしたとしても、水道事業を継続していくためには、近い将来において料金の値上げを市民にお願いするか、計画的に推進している老朽管更新事業等を抑制するなどして財政収支計画を見直す必要があります。  水道事業の経営に影響を与えないようにこの減免を実施するには、一般会計からの持ち出しを検討しなければならず、その場合には国の第2次補正の動向を見ながら、国の補助対象となるか否かや、優先的に実施すべき事業か否かを市全体で精査した上で判断すべきものと考えております。  以上です。 ○副議長(積良岳君) 次に、新型コロナウイルス感染症と自然災害による複合災害への対応について答弁を求めます。  森川防災・危機管理監。  〔防災・危機管理監 森川浩延君 登壇〕 ◎防災・危機管理監(森川浩延君) 3密を避ける訓練の在り方につきましては、今後、実施予定をしている自主防災会議や地区自主防災訓練の打合せ会議などを通じまして、ソーシャルディスタンスの確保を含め、マスクの着用による避難行動などをお願いすることと考えております。  基本的な訓練内容は、これまでも実施いたしました避難訓練や炊き出し訓練、救護訓練など、内容的には変わることはないと思っております。  また、日頃、自主防災会とは、先ほど申しました訓練の打合せ会議や会長会議を通じて連携を深めており、また、富山県原子力防災訓練や市総合防災訓練にも協力、参加いただいているところであり、新型コロナウイルス対策についても対応できるよう、自主防災会と一緒に進めていきたいと思います。  以上であります。 ○副議長(積良岳君) 次に、生活保護申請について答弁を求めます。  澤市民部長。  〔市民部長 澤 永貢子君 登壇〕 ◎市民部長(澤永貢子君) 午前中の松原議員の御質問にもお答えしたところでございますが、本市においては、現在のところ、生活保護の申請や決定の件数が著しく増えている状況にはございません。  相談の内容を見てみますと、無年金、それから低年金、また障害などを理由に就労が難しいといった事情が生活困窮の主たる要因であることがほとんどですが、今後は新型コロナウイルス感染症の影響が長引くことで、休業、そして失業により生活困窮に陥る人が増加することが考えられます。  本市では、社会福祉協議会に委託して実施しているふくし相談サポートセンターが福祉の相談窓口としての役割を果たしており、生活に困っているがどこにも相談できず孤立している可能性がある人のお宅を訪問するなど、相談者に寄り添った対応を心がけ、積極的な支援に努めているところでございます。  生活保護の申請につきましては、市の福祉介護課が窓口となっておりますが、ふくし相談サポートセンターとも連携をしながら、国から示されている事務連絡にある留意点も踏まえ、適正で速やかな保護決定に努めているところでございます。  今後も、相談に来られた方には丁寧な説明に努めるとともに、その上で、申請の意思が確認された方に対しては、手続の支援も行っていきたいと考えております。  以上でございます。 ○副議長(積良岳君) 次に、学校の再開について答弁を求めます。  鎌仲教育長。  〔教育長 鎌仲徹也君 登壇〕 ◎教育長(鎌仲徹也君) 初めに、児童生徒の心のケアについてお答えいたします。  新年度に入りまして2か月もの間、児童生徒は臨時休校のため登校することができませんでした。学校生活や学習に対しての心配、不安を軽減するために、各学校では担任による教育相談を実施するとともに、必要な場合は養護教諭、スクールソーシャルワーカー、スクールカウンセラーなどのカウンセリングを行って、適切な指導・支援を行っております。  また、学校再開に伴って教員の業務が増加することが予想されるため、それらを軽減するために、緊急スクール・サポート・スタッフを小学校、それから義務教育学校の前期に配置済みでございます。  学習の遅れへの対応につきましては、夏休みを短縮することで対応いたします。さらに、学習指導要領を弾力的に運用することで、学習内容を効果的に身につけるようにいたします。なお、現在のところ、土曜授業、それから平日の7限授業につきましては実施する予定ではございません。  学校行事につきましては、児童生徒の成長、特に主体性を育てる大切な活動であります。さらに、健全な心と体を育成するためにも大変重要であると考えております。感染症対策を取りながら、教職員のアイデアを生かし、児童生徒の思いを生かした活動として、できる範囲で実施することを検討してまいります。  次に、感染予防について御説明申し上げます。  現在、各学校では、今までとは違う、新しい生活様式にのっとった指導の徹底を図りながら学校教育を進めております。感染症対策につきましては、文部科学省が作成した学校における新型コロナウイルス感染症に関する衛生管理マニュアルにのっとり、学校規模、それから児童生徒数に応じて実施しているところでございます。さらに、感染症予防に関する業務増加につきましては、先ほど申しましたように、緊急スクール・サポート・スタッフを配置したところでございます。  現在のところ、緊急スクール・サポート・スタッフの配置につきましては、小学校と義務教育学校前期が対象になっております。その配置につきましては、早急に調整を図って全ての学校に配置したところでございます。今後、中学校においても、国、県の方針が示され次第、早急に調整を図り人員の確保に努めていきたいと思っております。
     以上でございます。 ○副議長(積良岳君) 次に、自殺防止対策について答弁を求めます。  澤市民部長。  〔市民部長 澤 永貢子君 登壇〕 ◎市民部長(澤永貢子君) 氷見市における自殺死亡率は、平成17年をピークに近年は減少傾向にあります。平成30年の本市の人口10万人当たりの自殺死亡率は8.8となっており、県全体の15.5、また国の16.1に比べ低い状況にあります。  自殺防止対策の市の取組については、まず、ひきこもりにつながる社会的孤立者の支援も非常に重要であることから、現在、市が取り組んでおります地域セーフティネット活性化事業に重点的に取り組むとともに、健康教室や臨床心理士等の専門職によるこころの健康相談会を毎年開催いたしております。  また、ゲートキーパーの養成講座に平成24年度から取り組んできており、健康や福祉、介護に関わる人材がゲートキーパーの役割を担っていただくことが重要であると考え、健康づくりボランティア、民生委員児童委員、介護支援専門員の皆さんにも御参加をいただき、延べ728名の方に受講をしていただいております。  今年度は障害者相談員等を対象に実施を予定しておりまして、これに加え、これまで受講された方のフォローアップ講座を開催するなど、人材の育成に努めてまいります。  平成30年度には氷見市自殺対策推進会議を設置し、保健・福祉・教育・労働等の関係機関や地域の各種団体と連携して氷見市自殺対策計画を策定し、誰もが自殺に追い込まれることのない氷見市の実現を目指して、それぞれの分野で自殺対策を推進しております。  昨年度は、各分野の自殺防止対策に関する取組状況を共有し、心の相談窓口に関するチラシを共同で作成して市民に周知を図るなど、ネットワークを強化してまいりました。今年度は、新型コロナウイルス感染症により雇用情勢が悪化し、働く世代で心に不安を抱える人が増えると考えられるため、商工会議所報でもこころの健康相談会をお知らせするなど、相談窓口を広く市民に啓発してまいりたいと思っております。  議員の御質問の中にありましたようなゲートキーパーネットとやまのような団体の発足予定は、現在のところ氷見市にはまだありませんが、先ほどお話をいたしました平成30年度に発足をいたしました自殺対策推進会議を基盤に、関係機関や各種団体、そして庁内の関係課等と連携を密にして、命を支える自殺防止対策に取り組んでまいりたいと考えております。  以上でございます。 ○副議長(積良岳君) 1番 穴倉陽子君。 ◆1番(穴倉陽子君) 大変早口で述べたものに対してしっかりお答えいただきまして、ありがとうございました。自分が提案、提議したというか、質問したことに対して、なかなか厳しいなというふうに思っております。  そこで、まず介護施設の現状把握についてでありますが、介護の市内事業所というのは、介護報酬というのは2か月遅れで入ってくるというふうに聞いております。すると、前の収支では何とか運営がもっていたけれども、今後、6、7月、8月手前みたいな、そういう遅れての、収支が厳しい状況が予想されると思います。今は6月ですよね。7月ぐらいになってくると、事業所の経営的なものが数値で上がってくるのではないかなと思いますが、澤市民部長は今、廃業とかというような危機的な事業所はないとおっしゃられたんですけども、今後2か月、2か月と遅れて報酬が入ってくる事業所に対しての状況を注視していただきたいと思うのですが、そういう、ちょっと厳しくなってしまった事業所への行政の対応というか、ケアというのはどのように考えておられますでしょうか。 ○副議長(積良岳君) 澤市民部長。 ◎市民部長(澤永貢子君) まず、それぞれの事業所の運営状況、経営状況は、今後厳しくなったりということも想定はされます。そういった中で、事業所からの御相談をしっかりお聞きすること、そしてその上で、特に介護施設に限らず経済的な支援策を受けられる場合もございますので、そういったところにも必要があれば御案内をしつつ、できるだけ皆さんに寄り添う、そういった支援を心がけてまいりたいと存じます。 ○副議長(積良岳君) 1番 穴倉陽子君。 ◆1番(穴倉陽子君) ということは、経済的な支援というか、そういうものについては、行政としての直接な穴埋めではなくて、財政的に安定するような方向へ御案内をするということでしょうか。澤市民部長。 ○副議長(積良岳君) 澤市民部長。 ◎市民部長(澤永貢子君) まず1つには、現在のところ、介護事業所に対して特別な支援策を設けてはございません。ただ、経済産業省であったり厚生労働省であったり、幅広い支援策、経済的な支援策がございます。そういったものの中で該当する場合もたくさんあるというふうに認識をしておりますので、そういったところに適切に御紹介をしたいということでございます。 ○副議長(積良岳君) 1番 穴倉陽子君。 ◆1番(穴倉陽子君) 分かりました。ありがとうございます。また温かい寄り添いのサポートをお願いしたいなというふうに思います。  あと、介護人材の処遇改善なんですけれども、介護職員のさらなる待遇改善ということで行政も国へ要望していると思いますが、氷見市介護人材就労支援補助金、これが氷見市に設定されているという、この周知を一層強化しとありますけれども、周知の工夫、どんな層へ働きかければ効率的に人材が確保できるのかなということを澤市民部長にお聞きしたいと思います。 ○副議長(積良岳君) 澤市民部長。 ◎市民部長(澤永貢子君) この補助金の周知につきましては、まず対象となる方が新規に就職をされる方、学校を卒業した後、就職をされる方、また子育てなどで離職して、現在職に就いていらっしゃらない方、そしてまた、一旦リタイアをされて、定年後、それでもまだお元気で働いていただける方、そういった方が対象になると思っております。そういった方々の確保、掘り起こし、そして定着を図るためにこの事業を設けております。  周知につきましては、ホームページはもちろんのことハローワーク、それから市内の介護サービス事業所、これは就業の御相談があった場合に備えてでございます。そういったところへチラシを送付したほか、広く一般の皆さんの目にも触れていただけるよう、ふれあいスポーツセンターやいきいき元気館など、市の施設にも配置をしております。そういったところで周知を図っているところでございます。 ○副議長(積良岳君) 1番 穴倉陽子君。 ◆1番(穴倉陽子君) 何度もすみません。それで、これの実績というか、確保できたのはありますか、何人か。澤市民部長。 ○副議長(積良岳君) 澤市民部長。 ◎市民部長(澤永貢子君) 今年度始めた事業でございますが、現在のところ3名から申請をいただいているところでございます。 ○副議長(積良岳君) 1番 穴倉陽子君。 ◆1番(穴倉陽子君) よかったです。始めたばかりですけど3名の申請があるということで、大変実績が見えていいことだなというふうに思います。  あと、コロナ禍で、今後は休業や失業により生活困窮に陥るということは、高齢者のような低年金とか無年金、そういう生活に困窮する年代に、働き世代が陥ることもあるわけですよね、非正規とかで派遣切りに遭ったり。そういう働き世代の困窮者が窓口に来られたときに、なかなか生活保護を選ばないというか、そこは違って、もっと違った融資がないかみたいなことをおっしゃられるということをちょっとお聞きしましたが、そういう生活保護に対する、最後は生活保護、そこまでは行きたくないということに対しては、やはりこの制度に対する恥というかスティグマがあると思うんです。こういうのを利用するのは、自分が駄目だから、恥だからという。でも、そういうような申請者自身の気持ちを払拭する、これは憲法25条に保障された当然の権利だよというようなことを窓口の職員の皆様が、行政の方が進んで説明をするという機会、そういう機会を持って啓蒙していただきたいと思うんですけど、これの状況はどうでしょうか。澤市民部長。 ○副議長(積良岳君) 澤市民部長。 ◎市民部長(澤永貢子君) 生活保護の申請に当たりましては、まず御相談をいただいた場合には、議員のお話にもありましたが、この保護の制度が国民の当然の権利としてあることを丁寧に御説明を行った上で、その上で申請の意思の確認をさせていただいております。また、申請をしたいというお気持ちが見えれば、当然ではありますが、申請の支援を行い、速やかな保護決定に努めているところでございます。 ○副議長(積良岳君) 1番 穴倉陽子君。 ◆1番(穴倉陽子君) 本市では、社会福祉協議会に委託して実施しているふくし相談サポートセンターが福祉相談窓口としての役割を果たして、窓口に来られるだけではなく、アウトリーチで生活に困っている、孤立している地域の人たちのお宅を訪問するというふうにありますが、そういう人をどうやって把握されるのか。地域に埋もれているというか孤立されている方たちを、行政の方がどのように発掘されるというか把握されるのでしょうか。澤市民部長。 ○副議長(積良岳君) 澤市民部長。 ◎市民部長(澤永貢子君) 答弁の中でもお伝えをしてまいりましたが、生活困窮に陥る可能性のある方、また孤立をする可能性のある方、そういった方を一人でも見逃すことがないように、市ではセーフティネット活性化事業に取り組んでいるところでございます。  ふくし相談サポートセンターが、当然ではありますが、いきなりその方のお宅を訪ねるということができるわけではありません。このセーフティネット活性化事業により、地域の民生委員児童委員の皆さんであったり自治振興委員であったり、また一般の市民の方からも、近くにお困りの方がいらっしゃるようだというお話をいただいた上でサポートセンターが動いております。そういったことで機能しているということで御理解をいただければ幸いでございます。 ○副議長(積良岳君) 1番 穴倉陽子君。 ◆1番(穴倉陽子君) ありがとうございます。申請の、国から示されている留意点、速やかに解決する迅速な決定というところで、国から示されている留意点を踏まえて適正で速やかな保護決定ということがあるんですけど、これを一言で言えば、適正で速やかなとなるんですが、何かこれに対して、こういう例があったよというような、例えばこんなふうに決定しましたというような事例は教えていただけるでしょうか。澤市民部長。 ○副議長(積良岳君) 澤市民部長。 ◎市民部長(澤永貢子君) 個別の案件でもありますので、まず手元にそういった事象のデータは持ち合わせておりません。申し訳ございません。  ただ、先ほども申し上げましたが、国の指針に基づいて、必要な場合にはお待たせすることがないように努めているところでございます。 ○副議長(積良岳君) 1番 穴倉陽子君。 ◆1番(穴倉陽子君) 澤市民部長に集中攻撃ですみません。  次に行きます。  避難訓練のことなんですけど、我が地区に女性防災士の資格を受けた方がいるんですけど、免許というか資格は取ったけれども、市から何の研修とかの誘いもないんだけどというようなことがありました。  今、自主防災会と共にいろんな避難訓練の打合せをする機会があるというふうに言われましたが、こういう防災についての定期的な自治会との連携の回数、場所というのは年に何回ほどあるのでしょうか。防災・危機管理監。 ○副議長(積良岳君) 森川防災・危機管理監。 ◎防災・危機管理監(森川浩延君) まず、自主防災会の会合ですけど、自主防災会会長会議は年2回程度やっております。それと、先ほども言いましたけど、地区自主防災訓練で年間大体5地区、それと原子力防災訓練に協力いただいている地区、それと総合防災訓練に協力いただいている地区等には3回から4回程度会合をやっております。  それと、今議員さんがおっしゃった防災士ネットワークにつきましては、氷見市防災士ネットワーク協議会というものをつくっておりまして、役員会と総会をやっております。  それと、呉西地区の事業になりますけど、防災士になって2年目の方だったと思うのですけど、2年目の方を対象に呉西地区で防災士の研修会等を行っておりますので、そういう方に案内しております。  ただし、今このコロナ禍の中だったものですから、4月、5月に本当はやるような会合もあったがですけど、ちょっと今はできないもので、先ほども言いましたけど、今後そういうような会合は実施していきたいと思っております。 ○副議長(積良岳君) 1番 穴倉陽子君。 ◆1番(穴倉陽子君) 今、私自身も地元に入って防災の仲間になって、いろいろと訓練とかのお世話をするようになったんですけども、生きて働く訓練になるように、行政とのつながりをしっかり自治会がつかんでいないと駄目だなということを実感しておりますので、またいろいろな情報を流していただければというふうに思います。ありがとうございました。  次は、学校の再開、教育関係なんですけれども、今教育長は学校教育、学校行事についての答弁をされました。昨日の教育次長の答弁でもありましたけれども、ある教員から、今コロナ禍でいろいろと学校行事が制限されている中、例えば小学校が10校あるうち、ここでこういうすてきな何とか大会をした、今プールは禁止というふうに聞いたんですけども、例えば夏にこの学校はプールをするよと言ったら、この学校はプールをしないという。同じ市内、ある一定にそろえてくれないと、学校で創意工夫をしてくださいと言われても、ベースが、これだけは校長会か何かでそろえましょうみたいな何かがないと、自分だけ頭が出てしまったようなことをしてしまうと、他校のお母さん方も「あの学校ではこんなことしとるがに、我が子の学校はこんなんしてくれない」みたいな、そういうようなクレームにもつながっていくのではないかなと思ったりするので、市教委としてある一定の、こういうことはみんな共通して指針として出しますよみたいな、そういうようなことは考えられませんでしょうか。教育長。 ○副議長(積良岳君) 鎌仲教育長。 ◎教育長(鎌仲徹也君) 私は、教育長になってからこういう言い方をしています。学校は学校の独自で創意工夫してやるのが教育の本質であると、それは今も変わっておりません。ただ、今回のように新型コロナウイルスで様々なものが変化していく中で、それぞれの校長が考えて学校を経営するというのは大変難しいだろうと思います。  ですので、今回、それぞれの学校で考えている学校の行事等に関しては、校長会でよく相談をして、校長会で統一したほうがいいものは統一してください、ただ、それぞれの学校の特色があるので、それは潰さないようにしてくださいということでお願いをしてあります。  以上であります。 ○副議長(積良岳君) 1番 穴倉陽子君。 ◆1番(穴倉陽子君) 教育長のおっしゃることは本当によく分かりますし、大賛成というか、やはり学校の創意工夫が生かされてこそ、子どもたちも豊かに育つというふうに思うんですけれども、これからコロナ禍で現場は右往左往する部分もあると思いますので、またいろいろと指針というか、市教委から示されるもの、それを参考にしていく現場の気持ちもまた酌んでいただければというふうに思います。  あとはスクール・サポート・スタッフ、今言われましたように、小学校10校に1名ずつということで、年代的にも小学校を重点的にと。中学校は予算的にもということがあると思うんですけれども、先日来、中学校の先生方とちょっと話をしましたら、やっぱり教員も生徒も中学校はもう疲れていると、疲労感がいろいろあるということですので、中学校にもちょっとした行動範囲、なかなか多動な子どもたちのケアもあると思いますので、そういうときでもスクール・サポート・スタッフの方が1名でもいてくれたら、現場はちょっと違うのではないかなというふうに思うんですが、今教育長は国の予算とかというふうに、予算的なものもあり県教委からの指令ということもありますが、市教委からぜひこういうことで、中学校にもという要請というのは考えておられますか。教育長。 ○副議長(積良岳君) 鎌仲教育長。 ◎教育長(鎌仲徹也君) 先ほども申しましたとおり、緊急スクール・サポート・スタッフというのは国からの要請で派遣したものでございまして、それに関しては、中学校に関しての派遣要請等がまた出てきた折には、早急に中学校にも配置したいというふうに考えております。 ○副議長(積良岳君) 1番 穴倉陽子君。 ◆1番(穴倉陽子君) ということは、国が中学校は無視をしているということなんでしょうかね。小学校に重点的にスクール・サポート・スタッフを置いて、中学校へも補助、ケアをしていただきたいなというふうに思っております。  とにかく学校、子どもたちは通常授業が始まっておりまして、1つ小さな楽しみ、密接を避けて、それでもクラスでちょっとしたことで楽しむというような学級行事、特活、押しやられている授業ですけども、少しのゲームタイムでも笑顔になれる子どもたちというのもありますので、学校の創意工夫もあるかと思いますが、楽しいこと、子どもたちにちょっとでもそういう思いをさせるような、学習面だけではなく楽しい企画もクラスで代替案をということを何回も、これはまた教育長に言われるかもしれませんが、市教委のほうからそういうことの指針、学級行事、特活、そういうようなこともちょっと重点を置いてやったらどうだみたいな、そういうようなことは、教育長、どうですか、市教委から発することはできますか。教育長。 ○副議長(積良岳君) 鎌仲教育長。 ◎教育長(鎌仲徹也君) 言い方が非常に難しいなと。私でよければ幾らでも声はかけていきたいなと思っていますが、私が言うまでもなく、各学校で今言われたことは頑張っていると思います。それの応援は幾らでもできると思っております。 ○副議長(積良岳君) 1番 穴倉陽子君。 ◆1番(穴倉陽子君) 若い先生方は何かもう本当に突き進んで、ちょっとした時間でもこういうゲームがあるよというような、そういうのをなかなか経験の中から分かられない方も多いというふうに聞きましたので、そういうところをちょっと周りでサポートできればいいなというふうに今思いましたので、大変苦しい答弁を教育長にさせてしまいましてすみません。  以上で私からの質問を終わらせていただきます。ありがとうございました。 ○副議長(積良岳君) 6番 萬谷大作君。  〔6番 萬谷大作君 登壇(質問席)〕 ◆6番(萬谷大作君) 自民同志会、そして令和2年6月一般質問、最後のトリとして質問させていただきます。  コロナ禍の中、人との接触そのものがリスクとされました。誰もが接触を避ければ避けるほど、接触を担わざるを得ない人の負担が増えてしまいました。医療崩壊、介護崩壊、保育崩壊などという言葉がささやかれましたが、こうした、今でも感染症への恐怖に立ち向かいながら現場の最前線で我々の命、生活、そして市民サービスを支えてくださっている方々に感謝申し上げて、質問に移らせていただきます。  まずは、新型コロナウイルス感染症収束後の市政について尋ねてみたいと思います。  新型コロナウイルス感染症のため、多くの人々が身体的接触、いわゆる3密を避けねばならない生活を強いられました。リモートワークが推奨され、身体感、生活、働き方の感覚も大きく変わった方々も多いのではないでしょうか。  リモートワークの拡大で不要な出社、会議、出張、業務が明らかとなり、オフィスに行かないでもいいのでは、密が緩やかな地方のほうがいいのではというパラダイムシフトが起きそうな気配さえ私はいたしております。そして、生活コスト、不動産がもともと安い地方の価値はもっとクローズアップされそうです。  そこで、民間のトップでばりばり仕事をされていた篠田副市長にお尋ねいたします。  リモートワークやテレワークの拡大で、地方が改めて見直されてくると私は推測するのですが、大きな企業、工業団地のない氷見市がコロナ禍に打ちかち、働き方の面で移住や滞在先として選ばれるにはどうすればよいのか。これでもう約2か月間、氷見市に住まわれた、感じたままの御所見をまずお願いいたします。篠田副市長。 ○副議長(積良岳君) 篠田副市長。 ◎副市長(篠田伸二君) 非常に大きな課題といいますか、大きな質問かと思いますけれども、私が思いますことを申し上げます。  地方がいいと思っている人で、パソコンで仕事ができる人ならば、どこでもリモートで働ける時代がようやく始まったということでもありましょう。あるいは、コロナのリスクの高い都会で暮らすより、地方がいいと気づいた人も今回増えたようにも思います。  それでも、わざわざ地方に引っ越してまで働きたいまちとして選ばれるためには、まずは暮らしやすいまちであることが第一なんじゃないかなと思います。そのための条件が氷見市には整っていると私は思います。何度も申し上げていますけども、絶景の立山連峰、穏やかな富山湾、それから美しい海岸線、ちょっと車で走れば里山も控えています。何より魚が抜群においしい。温泉もある。家賃の価格も都会に比べれば十分に安い。子育て環境もすばらしい。  ですが、楽観をしてはいけないなと。つまり、こんなに優れている場所であるということをまずは知っていただく努力が前提になければなりません。つまり、圧倒的に広報が足りない。氷見がこんなにすばらしいまちであるということを、メディアにいた私、30年いたんですけども、メディアにいた私でもうかつにも気づきませんでした。恥ずべきことなんですけれども。広報が絶対的に不可欠だと思うんですね。  その上で、例えばですが、こんなことが実現できたらなと思うことなんですけども、あくまでも私見なんですけれども、このまちにはこれだけ優れた温泉宿があります。皆さん、コロナの影響で大変大きな打撃を受けておられます。温泉宿には、水周りからWi─Fiなどの通信環境も含めて基本インフラが整っています。ならば、温泉宿1室をオフィスとして月額幾らで貸し出してはどうか。それを県や市が助成する。ただし条件をつける。最低3名は氷見市民を雇用すること。これならば、初期投資もさほど必要がなく、すぐにでも移り住んで仕事も開始できるんじゃないかと思います。  実はこれ、既に九州の某温泉地域で始まっている取組なんですね。これは例えばの例でしたけれども、全国でうまくいっている例を氷見市にフィットさせるような形で、そういったやり方を模索していくということも必要でしょうし、そのための情報収集や取材も必要だと思います。しかし、そんなアイデアでもセンスのいい広報が絶対的に不可欠であるということは強調しておきます。 ○副議長(積良岳君) 6番 萬谷大作君。 ◆6番(萬谷大作君) もし移住をしていただくとなれば、仕事の次に家族のことを考えたときに、やはり子どもの教育というのは大きいと思います。選ばれる地方に欠かせない生活、特に子どもの教育の点ですね。長期間の休校を強いられて、改めてオンライン教育の必要性が認識されたと思います。しかし、今回、教育においても地域間の格差が明るみになったのも事実だと思います。  氷見市においても、1人1台のタブレット端末を配布するということになりましたけれども、「先んずれば人を制す」と言いますけれども、1人1台はいずれ標準装備になってしまうと思います。地方や氷見市において、教育の面において氷見市がデメリットを感じなくするには、篠田副市長の感覚ではどういうことだと思いますか。所見をお願いいたします。 ○副議長(積良岳君) 篠田副市長。 ◎副市長(篠田伸二君) ICT教育の1人1台のタブレットというのは、すばらしいことだと思います。何をそこで子どもたちにやってもらうかですよね。そのことをちゃんと指導する先生たちへの研修みたいなこともとても必要だと思います。  子育ての環境には何が必要かということで言いますと、野山で遊んだり跳んだりはねたり、川で魚を捕ったりといった遊ぶ自然環境ですとか、あるいはお母さんの負担を軽減する様々な手だて、保育園の入園待ちがないとか、あるいは子どもが病気になっても医療費はただであるとか、あるいは学校の手厚い教育があることなど、氷見にはそのほとんど全てが僕はあると思うんですね。自然環境はもちろん、待機児童はゼロ、中学生まで医療費は全額支給、学校教育は全国に引けを取らない手厚い体制である、学級崩壊もない、不登校の児童生徒に対しては教育総合センターで手厚いフォローも実現されている、すばらしい環境なんですね。  ただ、私が唯一足りないといいますか、改善されるといいなと思うことが1つありまして、それは学校給食だと私は思っています。意外と思われるかもしれませんが、子どもたちの給食はとても大事だと私は思っています。単に、子どもたちのランチを滞りなく提供するというだけではもったいなくて、こんなに食材豊富なまちの現段階での給食における地産地消率は何と5%ということを聞いて、私は本当にびっくりしました。こんなに魚がおいしい土地なのに、給食食材に魚が敬遠されているのはなぜかというと、理由は調理に必要な量を安定的に確保することが難しいことと、魚価、価格の問題だということを聞きました。  でも、地産地消率5%の食材で、子どもたちが故郷の食に果たして誇りを持てるのか。誰もがお母さんの手料理が体に染みついて、幾つになってもそこへ帰りたいと思うものですけども、給食もおふくろの味と同じだと思うんですね。
     子どもたちは高校、大学から一旦このまちを出ていくと思いますけれども、氷見のおいしい食材100%で育った子どもたちは、いずれ必ず帰ってくると私は確信します。これは子どもたちが故郷へ戻ってくるための刷り込み教育といいますか、9年間かけて行うふるさと教育にもなるんじゃないかと、そういうふうに思います。  もし、給食食材の地産地消率が年々100%に近づいていったとするならば、このまちで育ったことの誇りを、子どもたちはまずは給食から獲得することができるんじゃないだろうか。こんなまちで子どもを育てたいとか、働きたいと思うと思うんですね、都会の人たちは。  でも、それを実現しようとしたら、様々な課題が今はまだある。限られた時間で確実に、安全に給食を届けるということが最優先ですから、クリアしなければならない課題は多いんですが、これが実現したら全国から間違いなく注目もされますし、氷見市のブランディングにもつながる画期的な企画になるんじゃないかなと。  市長の掲げておられます「住みたい街」「働きたい街」「育てたい街」にまた一歩近づくんじゃないかなと私は思っています。 ○副議長(積良岳君) 6番 萬谷大作君。 ◆6番(萬谷大作君) 篠田副市長が就任時に、私の強みは伝える力だとおっしゃっていたのが私は印象的でございました。アフターコロナは、新たな厳しい地方間競争の時代の幕開けとなります。氷見市が地方間競争に勝ち抜くには、今いろいろな施策を考えられて発言していただきましたが、氷見市民がどういう気持ちで臨めばいいか、その辺の御所見をもう一度お願いいたします。 ○副議長(積良岳君) 篠田副市長。 ◎副市長(篠田伸二君) 氷見市の方々はもっと氷見市に自信を持っていただいて、どんどんアピールをしていかれたらどうでしょうか。私の印象では、皆さんとても控えめでいらっしゃって、もっともっとアピールしていいですし、こんなまちは本当にないと思いますので、まずそこからかなと。それはつまり何かというと、我々外から来た人間から見たら本当にいいと思うことがいっぱいあるんですけども、そのことに気づいていただくことから私はやらねばならないかなというふうに思っています。 ○副議長(積良岳君) 6番 萬谷大作君。 ◆6番(萬谷大作君) 副市長、厳しいこの時代によくぞ氷見市にいらっしゃっていただきました。共に闘うことを誓っていただいて、次の質問に行きます。  次は予防ワクチン接種についてです。  新型コロナウイルスに対して皆が抗体を持って打ちかつには、ワクチンとか治療薬さえできればコロナは恐るるに足らずになるはずでございます。  今、私の元に富山県氷見市長の名で「風疹に関するお知らせ」という文書が届いております。私もその文書のままに、該当者ですので風疹の抗体検査を先日行ってまいりました。  そこで、風疹予防接種について、なぜこのようなお知らせが届いたのか、そして概要についてお聞かせください。澤市民部長。 ○副議長(積良岳君) 澤市民部長。 ◎市民部長(澤永貢子君) 風疹の予防接種についてでございます。  まず、平成30年7月以降、大都市圏を中心に風疹の患者数が増大したことを受けまして、政府におきましては風疹の追加的対策といたしまして、今後の感染拡大防止のため、期間としては令和元年度から令和3年度までの3年間に限り、これまで公的に風疹の予防接種を受ける機会のなかった世代、具体的には議員も含まれるのだと思いますが、昭和37年4月2日から昭和54年4月1日生まれの世代の男性を対象に抗体検査を改めて実施し、十分な抗体価がない方に対しては、予防接種法に基づく定期接種を実施することとしておりまして、今回の御案内につきましてもこの対策の中でお知らせをしたものと思います。 ○副議長(積良岳君) 6番 萬谷大作君。 ◆6番(萬谷大作君) 結局新型コロナウイルスと同じで、抗体を持たず、知らず知らずのうちに感染をしてしまうと、一緒ですけれども、飛沫を通して他人にうつしてしまうことがあると。そのうつした相手が妊娠初期の方だと、子どもに障害がうつってしまうおそれがあるのだというふうに理解しておりますが、この風疹検査の昨年度の受診実績及び抗体検査の受診率向上に向けた対象者への周知等はどうされていますか。澤市民部長。 ○副議長(積良岳君) 澤市民部長。 ◎市民部長(澤永貢子君) これにつきましては、国の方針に沿って御案内、また抗体検査、予防接種をさせていただいております。それによりますと、令和元年度、検査のためのクーポン券を発送した対象が2,274人となっております。このうち、昨年度、令和元年度の抗体検査の受検者数は515人、実施率にして22.6%となっております。また、この抗体検査受検者のうち、風疹の予防接種を受けられた方は187人となっております。 ○副議長(積良岳君) 6番 萬谷大作君。 ◆6番(萬谷大作君) 皆さん、対象者は受けていただきたいなと思います。  次に、3月議会で屋敷議員が質問されておりました子宮頸がんワクチンについて質問したいと思います。これは個人的に恨みのある病気で、私は罹患者ゼロにしたいと思っておりますので、詳細に聞いてまいります。  最近の子宮頸がんの罹患者数と死亡者数の増加状況、そして若年層の罹患率をお知らせください。澤市民部長。 ○副議長(積良岳君) 澤市民部長。 ◎市民部長(澤永貢子君) 厚生労働省から資料が出ております。それによりますと、子宮頸がんは、まず罹患者でございますが、年間約1万人ほどが罹患をされている、また死亡者につきましては、約3,000人の方がこの病気で亡くなっていらっしゃるということでございます。  年代別の罹患率につきましては、特に20代、30代の女性の罹患率が他の世代に比較すると高い状況ということでございます。 ○副議長(積良岳君) 6番 萬谷大作君。 ◆6番(萬谷大作君) 若い世代、そしてこれから妊娠、出産を考える、そしておしゃれがしたい。若いがゆえにがん保険に入っていない。そして、その世代は検診受診率も低い。この若い世代の罹患を私は防ぎたいんですが、子宮頸がんはほぼヒトパピローマウイルス──HPVと言いますが──というウイルスによって感染する病気であり、ワクチンさえ打てば防げる病気、ゼロにできる病気でございますが、子宮頸がんワクチンの接種とはどういうものか、お教えいただけますか。澤市民部長。 ○副議長(積良岳君) 澤市民部長。 ◎市民部長(澤永貢子君) まず、子宮頸がん予防ワクチンは、子宮頸がんの主な要因とされるヒトパピローマウイルスへの感染の予防に有効であることから、小学校6年生から高校1年に相当する年齢の女子を対象として、平成25年4月に定期予防接種化されております。  しかしながら、3月の議会の屋敷議員の質問の中でもお答えしたところですが、予防接種化された後、このワクチン接種の後にワクチンとの因果関係を否定できない重篤な副反応がまれに報告されたことから、平成25年6月には、厚生労働省の審議会において、定期予防接種としては継続をするものの、副反応の発生頻度がより明らかになり適切な情報提供ができるまでの間、定期接種を積極的に勧めるべきではないとされているところでございます。 ○副議長(積良岳君) 6番 萬谷大作君。 ◆6番(萬谷大作君) それでは、ここ数年の氷見市の子宮頸がんワクチンの接種実績をお教えいただけますか。澤市民部長。 ○副議長(積良岳君) 澤市民部長。 ◎市民部長(澤永貢子君) 本市におけるこのワクチンの接種実績でございます。  定期接種化された平成25年度から令和元年度までの7年間で、66人の接種者数となっております。ただ、そのほとんどが平成25年度の接種者となっている状況でございます。 ○副議長(積良岳君) 6番 萬谷大作君。 ◆6番(萬谷大作君) 先ほど澤市民部長も言われたとおりに副作用がある。我々の世代の方で知っている方でいえば、「アルプスの少女ハイジ」のクララのような感じの病気が出るという報道があったということで私は理解しておりますが、厚生労働省の見解では全く問題ない。私も問題ないと思うんですけども、私はここが黒か白かの議論ではなくて、定期接種の通知方法について議論したいと思います。  氷見市では現在、ほぼ広報のみの通知、広報にちょっと小さな文字で積極的勧奨は行っていませんという程度を申し添えている状態のみということで理解していいですね。澤市民部長。 ○副議長(積良岳君) 澤市民部長。 ◎市民部長(澤永貢子君) 広報でお知らせをしているのみでございます。 ○副議長(積良岳君) 6番 萬谷大作君。 ◆6番(萬谷大作君) 接種機会、これはどうしても若い世代のほうがいいんですけども、高校1年生までのほうがいいと言われていますけれども、若い世代がその機会を逃さないように、定期接種対象者に定期接種であることの個別通知を行わないのはなぜでしょうか。澤市民部長。 ○副議長(積良岳君) 澤市民部長。 ◎市民部長(澤永貢子君) 先ほども説明をいたしました、厚生労働省からの定期接種を積極的に勧めるべきではないというところで判断ができているものと思います。  県内のほかの市の状況も参考にはしておりますが、今のところは個別の接種勧奨は差し上げていないということでございまして、ただ、広報の中で周知を図り、またその中では、接種を希望される場合は健康課のほうで御相談いただき、その際に詳細な説明を差し上げ、接種の判断をしていただいているという状況でございます。 ○副議長(積良岳君) 6番 萬谷大作君。 ◆6番(萬谷大作君) 行政は、前例がないとなかなか前に進むことができないというのが私は弱点だと思います。ただ、朝日町、入善町、舟橋村では既に個別通知を行っていますし、今年度から個別に通知を送付することを検討していますのが、滑川市、南砺市、富山市、そして高岡市がございます。  市町村長には予防接種を行わなければならないという予防接種法があります。予防接種をお知らせしないということは予防接種法違反ですね。そして、行わなかったことに対する、これは不作為かもしれませんけども、氷見市が将来、もしかしたら、後で罹患した人に訴訟を起こされるというような可能性はないと考えておりますか。澤市民部長。 ○副議長(積良岳君) 澤市民部長。 ◎市民部長(澤永貢子君) 法的な判断については、今ここで私が述べることは非常に難しいと存じます。  ただ、これまでの周知方法で不十分であるとすれば、今後は個別の接種についての情報提供も含め、しっかりと情報提供をしていく必要はあるかと存じます。 ○副議長(積良岳君) 6番 萬谷大作君。 ◆6番(萬谷大作君) 私は、ワクチンを接種するにせよしないにせよ、信頼できる情報を得て、選択する権利を与えてほしいなと思います。接種すれば罹患する可能性はほぼゼロになります。そして、接種しないでおきますと、将来的に子どもが産めるときに罹患したり、子どもが幼いときに罹患してしまって子どもと別れなければならなくなってしまうという例がございます。  氷見市も信頼ができる情報を提供することによって、親御さんとゆっくり考えて判断する。1学年、今は200人前後しか生まれていませんので、女の子は100人前後で、あの人は、この人はというふうに顔が見える、そういう市政でございます。私は、情報、定期接種であることをお知らせして、一人でも救うことができれば、それは行政のすばらしさだと思いますけれども、定期接種であることを個別通知することを早く判断すれば、多くの子どもたちの命や、その人たちが子どもを産もうとしたときに子どもを産むことができる、そして将来を守ることができると考えますが、もう一度聞きますけども、定期接種であることを個別通知することはできませんでしょうか。澤市民部長。 ○副議長(積良岳君) 澤市民部長。 ◎市民部長(澤永貢子君) このワクチンの接種に関しては、お知らせすべき大事なことが2点あると思います。1つは、議員がおっしゃるように定期接種として継続されていること、もう1つ忘れてはならないのは、子宮頸がんに対する正しい知識、そしてワクチンの有効性、安全性に関する情報、これらの正しい情報の下に、お話にもありましたが、接種について御検討をいただくことが大切であると考えます。  今後は、これまでの市の広報の掲載に加え、ホームページ、そして広報では特集ページを組むなどして、ワクチンの概要について、そしてワクチン接種の副反応についてもしっかりお知らせし、その上で定期予防接種の開始時期である小学校6年生の保護者や、予防接種最後の機会となる高校1年生に相当する年齢の方に対し個別に案内するなど、効果的で分かりやすい周知方法をしっかりと検討してまいります。  以上でございます。 ○副議長(積良岳君) 6番 萬谷大作君。 ◆6番(萬谷大作君) 私は、可及的速やかに、できれば個別に定期接種であることをお知らせしたいと思いますけれども、速やかに判断することをお願いして次の質問に移ります。  次はコロナ禍での災害対策ですが、先ほどの竹岸議員の質問で、備蓄等しっかりと対応されているのは十分に理解いたしました。  そこで、あえてもう一度確認させていただきますが、2017年、3年前の7月1日に氷見市が24時間降水量202.5ミリメートルの豪雨に見舞われました。今年の7月1日も豪雨になるかもしれません。  氷見市の洪水・土砂災害ハザードマップの指定緊急避難場所だとか指定避難所の感染症対策、そして職員の確保、そういうことにもう抜かりはないですね、もう一回聞きます。森川防災・危機管理監。 ○副議長(積良岳君) 森川防災・危機管理監。 ◎防災・危機管理監(森川浩延君) 議員おっしゃるとおり、多くの方々が避難することを想定している避難場所には、3密の状態が起こりやすいところであります。  このため、富山県から5月末に、新型コロナウイルス感染症に対応した避難所運営マニュアル策定指針が提示されたところであります。これと、先ほど答弁でも申しましたけど、氷見市避難所指定運営職員を4名増やしまして50名体制にいたしました。その職員に対して、そのマニュアルと今までの避難所マニュアルを事前に配付いたしまして、実際の避難所においては、県の策定指針に準じた対応ができることと思っております。  以上であります。 ○副議長(積良岳君) 6番 萬谷大作君。 ◆6番(萬谷大作君) 今、6月議会ですけども、9月議会になりますと、その間に、昨年の8月30日にも大雨が降って、氷見市はレベル4に当たる避難勧告を出しました。レベル4の警戒レベル、住民が取るべき行動と、その準備もできているかどうか、森川防災・危機管理監、お願いします。 ○副議長(積良岳君) 森川防災・危機管理監。 ◎防災・危機管理監(森川浩延君) 避難警戒体制については、4月の人事異動もありましたけど、4月の人事異動以降、すぐ体制を移行して整備しております。  昨年の台風19号の避難でありますけど、避難所等は15か所程度の開設、それと避難者数においては33人程度と報告が上がっております。  先ほども申しましたけど、避難所運営については、市の職員もそうですけど、自主防災会さんとかにも協力をいただいて運営に万全を期していきたいと思います。  以上であります。 ○副議長(積良岳君) 6番 萬谷大作君。 ◆6番(萬谷大作君) 近年の災害は、50年から100年に一度の災害がいつ起こってもおかしくないという状況にあります。だけれども、行政が緊急時にできることは限られていますので、やはり最終的には、自分で自分の命を守るという意識づけが肝要かと思います。  そこで、私は12月議会にマイ・タイムラインというのをおのおの御家庭で作ったりするのがいいと提案したんですが、まずこのマイ・タイムラインとはどのようなものか、森川防災・危機管理監、お願いします。 ○副議長(積良岳君) 森川防災・危機管理監。 ◎防災・危機管理監(森川浩延君) マイ・タイムラインは、防災行動を時系列に沿って整理しておく計画表のことであります。これを事前に準備することによりまして、自身の防災行動を考えていただくことによりまして、何かあった場合にすぐ御自身が防災行動を取ることにより、リスクを軽減することにつながることと思っております。 ○副議長(積良岳君) 6番 萬谷大作君。 ◆6番(萬谷大作君) 災害時、台風だと時差がありますので、近づいてきたらこういう行動を取るとか、準備はこういうのをしようというものの計画を書き込むものなんですけども、高岡市のホームページで私はこういうものを取りました。こういうA4一枚物のマイ・タイムラインなんですけども、私は12月議会に提案したんですけども、これは今からでも、今日の夕方にはできそうな感じなんですけれども、こういうものの準備は氷見市ではしないんでしょうか。森川防災・危機管理監。 ○副議長(積良岳君) 森川防災・危機管理監。 ◎防災・危機管理監(森川浩延君) マイ・タイムラインの様式につきましては、国のほうから国のタイムライン(防災行動計画)策定・活用指針というものが出ておりまして、そこに様式が載っております。  ただし、先ほども申しましたけど、氷見市独自の災害とか、いろんなことがあります。それともう一つ大事なことにおきましては、個人本人さんがまずそれを見て書いていただかなければ、そしてそれによって自分の行動を理解していただくということが大事だと思います。  それについては先ほど申しましたけど、うちのほうで自主防災会会長会議とか講習会とか防災士ネットワークさんとか、そういうところをつくって、皆さんに理解いただいた上でそういうものを策定するということをやっていきたいと思います。  ただし、様式については議員さんも申されたとおり、今ホームページに載せることはすぐに可能でありますので、即座に対応していきたいと思います。 ○副議長(積良岳君) 6番 萬谷大作君。 ◆6番(萬谷大作君) それでは、コロナ禍の話に戻りますけれども、マイ・タイムラインとかハザードマップもございますけれども、避難持ち出し品の中に、例えばアルコール消毒液だとかマスクだとか自分の体温計だとか、そういうものを加えると、やはりスムーズに避難もできるのかなと思いますけれども、その辺はどう思いますか。森川防災・危機管理監。 ○副議長(積良岳君) 森川防災・危機管理監。 ◎防災・危機管理監(森川浩延君) その辺につきましても、従来の災害備品のパンフレットとかいろんなものが出ておりますけど、そういう中にはある程度の、消毒液ではないですけど、例えばフェイスタオルとか除菌シートとか、そういうものを持ち込んでいただきたいと。市のほうでも、防災備蓄品としてある程度準備していますが、個人の方でもある程度、3日間から1週間程度のものは用意して避難所に集まっていただきたいと思っております。  以上であります。 ○副議長(積良岳君) 6番 萬谷大作君。 ◆6番(萬谷大作君) 早速の準備をお願いしたいなと思います。  それでは、中長期財政見通しについてに行きたいと思います。  新型コロナウイルス収束後は、日本の厳密な対応のおかげで多分ほとんどの人が生き残り、ただ、日本国(日本政府)には、定額給付金をはじめとする対策費等に充てた大きな借金が残ってしまうと私は思います。  ただでさえ1,100兆円の借金、これは赤ん坊からお年寄りまで1人ずつ割ると800万円以上の負債にさらに積み増す結果を国家が背負うということになってしまい、親元の国家がそういう状態になるというのは、非常に不安を感じるところでございます。  給付金やこういう対策費等は税金であり、いずれ広く浅く皆で返済していかねばなりません。私は常日頃から、苦しいときは収入を増やすか支出を減らす、もしくは貯金を崩してしのぐ、これしかないと考えます。
     氷見市の歳入増が今よりあまり望めない中で、歳出、経費の削減は絶対条件です。しかし、お年寄りや子どもの福祉サービス、これを扶助費と言いますが、これはなかなか減らせない。借金の返済も今から増えていくかもしれません。人件費の縮小も難しいとなると、経費の中の、この後確実にボディーブローのように効いてくる大きな負担、それは大規模な改修や建て替えが必要となってくる公共施設、この公共施設の再編は必ずなし得なければならない問題だと思っています。  でありますから、一般市民の代表として楽観的ではなく超悲観的に聞いてまいります。当局におかれましては、全て心配ない、ノープロブレムというお答えをいただければ幸いに存じます。  それでは行きます。  氷見市では、公共施設を維持、これをBグループ、そして協議・検討、これをCグループ、そして廃止するという、これをDグループと言いますけど、こういう分類分けをいたしました。  D分類、廃止の分類を全てすぐ廃止したとしても、年間22.3億円かかる管理運営費が直近10年間で約1.8億円の削減、30年間で年間5.1億円、23%の削減は到底達成できないという3月議会のお答えでございましたが、その現実は今も変わりませんでしょうか。藤澤総務部長。 ○副議長(積良岳君) 藤澤総務部長。 ◎総務部長(藤澤一興君) 今ほどおっしゃいました削減目標額に対して、まず3月議会の説明では、2027年までには年間1.8億円という目標を立てておりましたが、D分類につきまして全部廃止したとしても1.22億円、67.7%しか削減できないということでありました。その辺りの現状は、残念ながら今のところ変わってはおりません。 ○副議長(積良岳君) 6番 萬谷大作君。 ◆6番(萬谷大作君) 3月議会での正保議員への答弁にありましたが、その中に、整備中である学校給食センターや今話題の新文化施設に要するコストも算入していると答えておられましたが、これも間違いありませんでしょうか。藤澤総務部長。 ○副議長(積良岳君) 藤澤総務部長。 ◎総務部長(藤澤一興君) それについては、そのとおりでございます。 ○副議長(積良岳君) 6番 萬谷大作君。 ◆6番(萬谷大作君) ほかの市町村もやはり公共施設に頭を悩ませております。ほかの市町村を見ましても、公共施設全部を合わせた面積、これを延べ床面積と言いますけれども、これを25%減らすだとか、一般に公共施設をどうしても削ろうとしているのが今の流れでございます。  氷見市は、公共施設最適化基本方針、再編計画等を立てられておりますけれども、私は今までの議会なり、こういう氷見市の流れを見ますと、逆に、公共施設を縮小するという流れに逆行しているように見えてなりません。管理運営費の削減どころか、今のままだと増えることにはならないでしょうか。藤澤総務部長。 ○副議長(積良岳君) 藤澤総務部長。 ◎総務部長(藤澤一興君) これまでの計画の中におきましても、やはり人口減少などによりまして厳しい財政運営は避けられない状況にございます。この個別施設計画に記載されている対策を確実に実施していくとともに、これからの社会環境の変化や施設の状況に応じて、随時対策内容の見直しを行いながら、目標を達成するように取り組んでまいりたいということでございまして、全く廃止ということが念頭にないわけではございません。 ○副議長(積良岳君) 6番 萬谷大作君。 ◆6番(萬谷大作君) ちなみに、先ほど学校給食センターと新文化施設の維持管理費を入れておられる、想定しているとおっしゃいましたけれども、昨日の京田企画政策部長の発言ですと、新文化施設の維持管理費は分からないと言っておられましたけども、藤澤総務部長のほうではどれくらいを想定されているんですか。 ○副議長(積良岳君) 藤澤総務部長。 ◎総務部長(藤澤一興君) 3月にお示ししました中長期財政見通しの中では、新文化施設につきましては、作成時はちょっと遡るのでございますが、グランドデザインのときに示された額を示しております。ただ、この後見直す見通しの中では、今年度、類似施設の費用を参考に精査いたしたいというふうに考えております。  なお、学校給食センターにつきましても、類似の施設を参考に盛り込んだものでございます。 ○副議長(積良岳君) 6番 萬谷大作君。 ◆6番(萬谷大作君) なかなかちょっと、先ほど声もありましたが、ざっくりしているなという感じなんですけども、分からないのであれば、公共施設再編計画、そしてこの後話題にする中長期財政見通しの数字はどうして出たのか、その辺をお答え願います。藤澤総務部長。 ○副議長(積良岳君) 藤澤総務部長。 ◎総務部長(藤澤一興君) 分からないというのではなくて、その当時あった数字を参考にしてまとめさせていただいたということでございます。 ○副議長(積良岳君) 6番 萬谷大作君。 ◆6番(萬谷大作君) 私は議員になってから、氷見市漁業文化交流センターの前身のときのように、最初は黒字ということを信じ込まされていましたけれども、一般財源の追加が横行し、最後は閉館になってしまったというのを目の当たりにしております。この見積りの甘さは、私は致命的になると思います。  それでは、もう一度聞きますけれども、新文化施設の総事業費、そして総事業費のうちの氷見市の手出しといいますか一般財源といいますか、この手出し分はお幾らになりますか。もう一度聞きます。京田企画政策部長。 ○副議長(積良岳君) 京田企画政策部長。 ◎企画政策部長(京田武彦君) お答えいたします。  今般、増額の補正もお願いしているところでございますけれども、継続費の中でお示ししている全体の事業費は47億7,000万円余りでございまして、そのうち国庫支出金、市債、過疎債ですけれども、その他基金等を出させていただく中で、現在の財源として一般財源を充てているのは4億2,135万9,000円としているところでございます。 ○副議長(積良岳君) 6番 萬谷大作君。 ◆6番(萬谷大作君) いろいろ算出の方法はあると思いますけど、市長をはじめいろんな方が努力されて、なるべく少ないようにされているのは感謝申しますけれども、私が持っている資料では、鹿島建設をはじめとする大手ゼネコンの統計ですと、公共施設の全維持管理費、いわゆる建ててから解体するまでのランニングコストは、民間のように費用対効果、そして経費節減をどうやっても、建てた事業費の3倍から4倍は確実にかかるそうでございます。  先日の議会で、小清水議員が増は許さないと言いましたけれども、計算のために一応50億円というふうにさせてください。もし50億円の事業費だとしたら、150億円が解体まで、どうしても、どう見積もってもかかるわけでございます。ということは、これは50億円の整備費だけではなくて、確実に新文化施設という200億円のプロジェクトで掲げなければ私はいけないと思います。運営費、ランニングコスト、解体までの費用はどこも助けてくれません。これは一般市民が出さなければいけない費用でございます。まさに親子3代の住宅ローンを組んだような話でございます。私は、こんな200億円のローンを組んだ家を建てられたら、孫はおじいちゃんに怒ると思います。もしくは、200億円かかるかもしれないけれども、将来は100億円の負担にするだとか、お願いしようかとかという、こういう維持管理費の設備費ばっかり言っていて、ランニングコストの議論を何もなしに簡単にやるのは、維持管理費は語れないんじゃないですか。藤澤総務部長。 ○副議長(積良岳君) 藤澤総務部長。 ◎総務部長(藤澤一興君) 先ほど申し上げましたように、維持管理費につきましては、今年度、類似施設の費用を参考に精査することとしております。  管理費の目標の達成に向けましては今議会でも説明されておりますが、ZEB実証事業(太陽光発電設備、蓄電池システムの整備)などによりまして、光熱費の削減による管理運営費の抑制が見込まれるほか、この施設に限らず他の施設につきましても、エネルギー構造高度化実証事業を通じまして、施設間で電力を融通し合う仕組みを構築するなど、工夫して管理運営費の抑制には努めてまいりたいと考えております。 ○副議長(積良岳君) 6番 萬谷大作君。 ◆6番(萬谷大作君) 今までは管理運営費の話でございます。この後、30年以上の施設が全体の41%あるそうなんですが、これも更新時期を迎えます。それは年間9.3億円不足すると言われていますけれども、この管理運営費とは別に、更新、改修費用はどうなされるつもりですか。氷見市は大丈夫ですか。藤澤総務部長。 ○副議長(積良岳君) 藤澤総務部長。 ◎総務部長(藤澤一興君) そこに向けましても、やはりいろいろ投資の抑制あるいは管理運営費の縮減にも努めながら、そのようなことに備えていかなければならないというふうには思っております。 ○副議長(積良岳君) 6番 萬谷大作君。 ◆6番(萬谷大作君) 話を元に戻すけれども、公共施設再編計画の中に、管理運営費の中でグランドデザインというものを考えましたね。この中には旧市役所跡地の氷見まんが広場、そして市民会館跡地のひみ発見館の管理費も入っていると考えてよろしいですか。藤澤総務部長。 ○副議長(積良岳君) 藤澤総務部長。 ◎総務部長(藤澤一興君) この計画期間内におきましては、まだそこまで具体的な姿が見えておりませんので、この運営費は含まれてはおりません。 ○副議長(積良岳君) 6番 萬谷大作君。 ◆6番(萬谷大作君) それでは、この新文化施設がいまだままならないということは、新文化施設ができないと考えないという考えでよろしいでしょうか。藤澤総務部長。 ○副議長(積良岳君) 藤澤総務部長。 ◎総務部長(藤澤一興君) 新文化施設ができてから考えるというのではなく、この施設の施設管理費につきましては、どのような施設になるのか、そういうものが分かってからでないとなかなか想定できないというふうに考えております。 ○副議長(積良岳君) 6番 萬谷大作君。 ◆6番(萬谷大作君) 私は、氷見市の将来の財政を非常に恐怖に感じます。ここはトレードオフの考えで、公共施設の建設を進めるのであれば、現在の公共施設の分類、廃止をできるだけ早急に進め、将来の投資も一旦白紙等、もしくは現在進めている事業も考え直すなど、私は数字をもって語らないと市民は納得しないと思います。その辺はどう思いますか。林市長。 ○副議長(積良岳君) 林市長。 ◎市長(林正之君) 議員御指摘のとおり、大型投資を行うという中で目標を達成するためには、やはり何が何でも進めてよということではなくて、他の何かを犠牲にする、そういう、いわゆるトレードオフの考え方、そういうことも当然考えなければなりません。  新文化交流施設の整備費につきましては、今議会でお願いをしておりますが、想定以上に大きくなっております。この整備費をまずはできる限り抑える、そして有利な財源を確保していく、それがまずは当面の課題であります。  そうした上で、今ほど総務部長が答弁いたしましたとおり、新文化交流施設の大体の概略、全体の見通しが立った上で、次のグランドデザインに示されている(仮称)ひみ発見館あるいは(仮称)氷見まんが広場、こういった次の施設の整備について検討すべきだろうというふうに思いますし、また、そういった施設につきましても、費用対効果なども勘案し、また最終的には財政の健全性が保たれますよう、中長期財政見通しとの整合性を図り、事業の選択と集中を図りながら検討をしてまいる所存でございます。 ○副議長(積良岳君) 6番 萬谷大作君。 ◆6番(萬谷大作君) ちょうど話が出たので、中長期財政見通しに移りたいと思います。  私は、氷見市、そして会社、家計も財政に関しては同じだと考えております。やはり収入があって貯金があって、足りなければ借金をしてしまう。財政にもいろんな指標、チェックポイントがございますけれども、まずは1つの財政の指針であります、よく言われる貯金でもあります財政調整基金についてお尋ねしていきます。  財政調整基金の目的は、景気動向による税収の変動、そして災害時、そして社会保障関係費の増大、公共施設の老朽化、そして人口減による税収減など、将来の歳入の減少、歳出の増大に備えるためでございます。このコロナ禍でも、東京都や富山県をはじめ御殿場市や福岡市など、そして我が氷見市も独自コロナ対策で1億4,000万円を拠出いたしました。  そこで、3月議会での萩山議員の質問に対する答弁では、令和10年度末、財政調整基金の残高は12億7,400万円になるとお答えになりましたが、それに変わりはありませんか。藤澤総務部長。 ○副議長(積良岳君) 藤澤総務部長。 ◎総務部長(藤澤一興君) 3月の議会で申し上げました数字につきましては、若干変動要素が出てきているというふうに自覚いたしております。必ずそのとおりになるとは言えないと思います。 ○副議長(積良岳君) 6番 萬谷大作君。 ◆6番(萬谷大作君) 私が議員になった頃、財政調整基金は10年後4億円と言っておりました。それがどうしたものか、ほぼ一夜の間に14億円になった、そして12億7,000万円になったと。なかなか予想しづらい不思議な基金でございますけれども、3月議会では想定外は答えられないと言っておりましたが、学校給食センターや西の杜学園の増額分も見込んでかと思いますが、今回の新文化施設の突然の整備費増5.8億円、そして市民病院の経常損失による協定の見直し等は見込んだ数字に、この12億7,000万円はなっておりますか。藤澤総務部長。 ○副議長(積良岳君) 藤澤総務部長。 ◎総務部長(藤澤一興君) 3月にお示しした中長期財政見通しの中では、まず市民病院につきましては、昨年で見直した協定の見直し分は含んでおります。ただし、新文化交流施設整備費の今定例会に提案されております増額分は見込んではおりませんでした。 ○副議長(積良岳君) 6番 萬谷大作君。 ◆6番(萬谷大作君) 病院事業会計は改善しない、新文化施設がもっと増額になる、そして今回の議会で植物園、そして病院の会計ももしかしたらよくない、そういう場合はどういうふうに考えていますか。藤澤総務部長。 ○副議長(積良岳君) 藤澤総務部長。 ◎総務部長(藤澤一興君) やはりその後をしっかり見通して、長期見通しに盛り込んでいかなければならないと考えております。 ○副議長(積良岳君) 6番 萬谷大作君。 ◆6番(萬谷大作君) いろいろ想定外でありますけれども、この想定外がよく出てきますけども、想定外になった場合の代替案は考えているのか考えていないのか。藤澤総務部長。 ○副議長(積良岳君) 藤澤総務部長。 ◎総務部長(藤澤一興君) やはり代替案といたしましては、まず財源を求めていかなければならないと思っています。例えば、今回の新文化交流施設整備費、先ほど企画政策部長から約4億2,000万円の一般財源の増というお話もありましたが、この辺りにつきましても、今後、過疎債が充当できるように要望していかなければならないというふうに思っております。 ○副議長(積良岳君) 6番 萬谷大作君。 ◆6番(萬谷大作君) 普通の人、どんな人でもそうですけども、小さな運動会なら、明日、雨天になったら中止しようとかと考えますけれども、行政は今回のコロナのような事態、自然災害、財政難が起きると、むしろ考えないのではないかと私は思います。しかし、雨は降るときは降りますし、災害も起こってしまう。代替案、プランBがないと非常に壊滅的なことになると思います。  それで、先ほど話が出ましたとおり、過疎債、頼みの過疎債ですけども、これは現状どうなっているのかということと、令和3年度見直しということなんですけれども、この辺は大丈夫なんでしょうか。藤澤総務部長。 ○副議長(積良岳君) 藤澤総務部長。 ◎総務部長(藤澤一興君) 現行の過疎法(過疎地域自立促進特別措置法)は、今年度末で一応期限が到来することとなります。それで、現在国において、来年度以降の新たな法整備に向けた検討を進めているところであります。  現時点では、来年度以降も現行の過疎法の基本的な枠組みは維持される見込みと見ております。本市において新たな過疎地域自立促進計画を策定する中で、過疎債の発行額も勘案し、中長期財政見通しも踏まえながら借入れを行ってまいりたいと思っています。  先ほど、プランA、Bという中で少し抜けましたが、1つ、解決策と言えるかどうかはちょっと議論があるところではありますが、昨年度の決算剰余金の見込額、速報値ではありますが約7億9,000万円の見込みでありまして、その2分の1、約3億9,500万円を財政調整基金に繰り入れること、そしてまた、これはプランCになろうかと思いますが、他の事業費を見直すことなどによりまして、中長期財政見通しに影響を及ぼすことのないよう努めてまいりたいと考えております。 ○副議長(積良岳君) 6番 萬谷大作君。 ◆6番(萬谷大作君) 過疎債のことでまた聞きますけど、私は借りることは全く問題ないと思います。ただ、返していけるかがやはり問われていると思いますけれども、この数値、実質公債費比率は大丈夫ということですね。藤澤総務部長。 ○副議長(積良岳君) 藤澤総務部長。 ◎総務部長(藤澤一興君) 過疎債につきましては、償還費の7割が普通交付税の基準財政需要額に見込まれるということであります。ただし、逆に言えば3割の負担が生じるということでございまして、それにつきましては、やはり減債基金につきましても、それに対応できるような額を維持してまいりたいと考えております。 ○副議長(積良岳君) 6番 萬谷大作君。 ◆6番(萬谷大作君) 財政規律の話に戻りますけど、規律を守って基金残高12億円を守っていかなきゃならないとすると、収入は増えない、経費は増える、そして文化施設の償還も始まる、どう考えてもやりくりがきつくなってきませんかね。藤澤総務部長。 ○副議長(積良岳君) 藤澤総務部長。 ◎総務部長(藤澤一興君) やはりやりくりはきつくなってくるというふうには考えております。  ただ、経費、例えば人件費でございますが、令和3年までは現在の人員を確保することにしておりますが、それ以降は徐々にやはり減ということを目指しておりまして、人件費につきましては減少というふうに進めていきたいと思っております。 ○副議長(積良岳君) 6番 萬谷大作君。 ◆6番(萬谷大作君) 自由に使えるお金があるとか、ちょっときつきつというか、そういう指標を経常収支比率と言いますけれども、これは氷見市は今90%でございまして、それは何かといいますと、例えば1,000万円の収入があるうちでありますと、900万円は使い道が決まっていまして、自由に使えるお金は100万円しかないと。500万円のおうちだと450万円はもう行き先が決まっていて、自由に使えるお金が50万円しかないという状態です。これが氷見市の状態でございまして、平成30年度の財政概要、これです。財務課が出している概要では、経常収支比率、これが県内ワースト2位でございます。これは財政健全化プログラムを行っている市が1位でございますけれども、今からですよ、新文化施設の建設等が始まるのは。その前にワースト2位ということは、新文化施設の償還が始まると、もっと悪くなるんじゃないですか。藤澤総務部長。 ○副議長(積良岳君) 藤澤総務部長。 ◎総務部長(藤澤一興君) それによりまして公債費が増えていくということになれば、その要因だけで考えれば悪化の一つの原因になろうかと思います。 ○副議長(積良岳君) 6番 萬谷大作君。 ◆6番(萬谷大作君) このままですと、年度末のキャッシュフローも私はきついんじゃないかなと、繰替え運用をしているんじゃないかなというような気がいたします。  自由に使える、氷見市独自の政策に使える、これを政策的経費と言いますけれども、これがどんどん減っていく。新たな生活への投資ができなくなってしまう。こういうのを健全な財政と言えるんでしょうか。藤澤総務部長。 ○副議長(積良岳君) 藤澤総務部長。 ◎総務部長(藤澤一興君) キャッシュフローのお話が出ましたが、繰替え運用は一時的に不足が生じた場合に行っているものでございます。ただ、令和元年度、まだ正式に決算の分析もしておりませんが、先ほど申し上げましたように、約7億9,000万円の黒字が出ているということから考えれば、それほど最悪という事態には至っていないというふうに思っております。 ○副議長(積良岳君) 6番 萬谷大作君。
    ◆6番(萬谷大作君) それでは、ここで林市長に聞いていきたいなと思います。  将来、10年後、何十年後でもいいですけど、氷見市をもっとよくしていこうと、勇んで氷見市に帰ってくる若者がいると思います。そういう若者が、政治家なりになって来たときに、今のままだと政策的経費、政策を推進するためのお金が全然ないということは、あってはならないと思います。  それでも、新文化施設をはじめとするこの公共投資を、もしかしたら破滅的な結果を招くかもしれませんが、突き進めるお考えなのか、もう一度、林市長、お答えをお願いいたします。 ○副議長(積良岳君) 林市長。 ◎市長(林正之君) 私が市長になったときから感じていることでございますけれども、氷見市には市民会館もない、あるいはまともに野球のできる野球場もない。こんなところだったら若い人はどうなんだろうと。小さいときから、音楽は高岡の文化ホールへ行く、高岡の野球場で野球をする、そういった若者が果たして氷見にどれだけの愛着を持っているか。そんなことで、私は新文化施設、そして大浦の氷見運動公園の野球場の改修、この2つは何としても進めたい、そんな思いでこれまで取り組んできたところであります。  その中で、特にこの新文化施設は40億円前後でスタートしたわけでありますけれども、有利な財源ということで、私のこれまで、県庁時代にお付き合いのありました国土交通省の職員にお願いをして、何とか上限の社会資本交付金の21億円、事業費でありますが、国費で半分、何とかそれを満額いただいた。残りは何とか過疎債あるいは基金等の活用ということで、新文化施設については何とかめどをつけていたところでありますが、今般、約5億8,000万円の増額ということであります。  これにつきましては、確かに昨年策定をした将来の財政調整基金の見通しから当然外れるわけでありまして、先ほど総務部長が言いましたとおり、5億8,000万円のうち一般財源が約4億2,000万円ということでありますが、もしこれに過疎債を充当することができれば、1億3,000万円に抑えることができるということであります。  そのほか、これも総務部長から言いましたとおり、幸いにも昨年度の決算剰余金、概略でありますけれども、約7億9,000万円程度であろうということで、その2分の1、3億9,500万円程度を今年度財政調整基金に繰り入れることができるのではないかと、そんなようなことでいろいろ工夫をしながら新文化施設、そして野球場、この2つはまずは優先的に進めていく。  そして、これの全体像が見えた中で、やはり将来、財政が負担になるようなことがあれば、その後の施設については縮小もしくは延期というようなことはやむを得ないと、そんな形で進めてまいりたいと思っております。 ○副議長(積良岳君) 6番 萬谷大作君。 ◆6番(萬谷大作君) もしかしたら、新型コロナウイルスの影響で働き方や教育、生活の流れの潮目が変わったのかもしれないと私は感じております。若者にとっては、氷見市の公共施設よりも新しく働ける環境が必要かもしれませんし、子どもにとってのIT関係の整備が必要なのかもしれません。もしかしたら、それとプラス医療関係かもしれません。もしかしたら、今の時代の流れをどうつかむかの判断が氷見市の将来を左右するかもしれないと私は思っております。  こういう面を考えて、もう一度数字で財政を考え直してみるというお考えはどうでしょうか。林市長、もう一度答えをお願いいたします。 ○副議長(積良岳君) 林市長。 ◎市長(林正之君) 社会情勢というのは、今回のこうした新型コロナウイルス等、いろいろ刻々と変わるわけであります。そうしたことから、氷見市におきましては、毎年、将来の財政見通しをしっかり進めながら次年度の計画をつくっていく、そういうことにしているわけでありまして、財政規律を守る、そしてまた、一方では将来の世代の希望が持てるように、そういった施設も整備をしていく、あるいは医療等、あるいは福祉、そういう命と暮らしを守る施設のところにも光を当てていく、そういう財政規律、そしてまた市民の豊かな暮らし、この2つを、非常に針の穴を通すような作業ではありますけれども、そういったところにしっかりと取り組んでまいりたいと考えております。 ○副議長(積良岳君) 6番 萬谷大作君。 ◆6番(萬谷大作君) 新型コロナに負けるな、そして負けてたまるかだと私は思います。今からの様々な投資は、将来を見越して正確な数字で語っていただくことをお願いいたしまして、私の質問を終わります。 ○副議長(積良岳君) 以上で、市政一般に対する質問を終わります。 △議案に対する質疑 ○副議長(積良岳君) これより上程全案件に対する質疑に入りますが、通告がありませんので質疑なしと認め、これをもって質疑を終結いたします。 △議案の委員会付託 ○副議長(積良岳君) 次に、ただいま議題となっております、議案第43号から議案第54号まで及び議案第56号から議案第58号まで、令和2年度氷見市一般会計補正予算(第2号)ほか14件並びに報告第3号 地方自治法第179条による専決処分については、お手元に配付してあります委員会付託案件表のとおり、それぞれ所管の常任委員会に審査を付託いたします。  なお、念のため申し上げます。報告第4号から報告第13号までは市長からの報告事項であり、議会の議決事項ではありません。よって、委員会付託をしませんので御了承願います。         ───────────────────────── ○副議長(積良岳君) 以上をもって、本日の日程は終了いたしました。  お諮りいたします。来る18日は議事の都合により休会いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○副議長(積良岳君) 御異議なしと認めます。よって、18日は議事の都合により休会することに決しました。  次会の日程を申し上げます。  明13日及び14日は休日のため、15日から17日までは常任委員会開催のため、また18日は議事の都合により、いずれも本会議を休み、19日に本会議を再開し、上程全案件の審議を行います。  なお、念のため申し上げます。常任委員会の日程につきましては、6月15日産業建設委員会、6月16日厚生文教委員会、6月17日企画総務委員会を、いずれも午前10時から委員会室において開催いたします。  本日はこれをもって散会いたします。  午後 3時16分 散会...