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平成28年 9月定例会−09月08日-02号

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  1. 氷見市議会 2016-09-08
    平成28年 9月定例会−09月08日-02号


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    平成28年 9月定例会−09月08日-02号平成28年 9月定例会        平成28年9月  氷見市議会定例会会議録(第2号)       ───────────────────────────             平成28年9月8日(木曜日)       ───────────────────────────               議事日程 (第2号)   第1 市政一般に対する質問並びに議案第50号から議案第67号まで、平成28年度氷見市一般会計補正予算(第3号)ほか17件及び報告第13号から報告第 15号まで、地方自治法第180条による専決処分についてほか2件並びに認定第1号から認定第3号まで、平成27年度氷見市一般会計、特別会計歳入歳出決算の認定についてほか2件(代表質問、一般質問)        ─────────────────────────               本日の会議に付した事件 日程第1 市政一般に対する質問並びに議案第50号から議案第67号まで、平成28年度氷見市一般会計補正予算(第3号)ほか17件及び報告第13号から報告第 15号まで、地方自治法第180条による専決処分についてほか2件並びに認定第1号から認定第3号まで、平成27年度氷見市一般会計、特別会計歳入歳出決算の認定についてほか2件(代表質問、一般質問)        ───────────────────────── 出席議員及び欠席議員の氏名   出席議員(17人)     1番  稲 積 佐 門 君      2番  越 田 喜一郎 君     3番  濱 井   達 君      4番  萬 谷 大 作 君     5番  正 保 哲 也 君      6番  竹 岸 秀 晃 君     7番  松 原 博 之 君      8番  上坊寺 勇 人 君     9番  山 本 克 己 君     10番  小清水 勝 則 君    11番  阿字野 忠 吉 君     12番  積 良   岳 君
       13番  萩 山 峰 人 君     14番  荻 野 信 悟 君    15番  谷 口 貞 夫 君     16番  嶋 田   茂 君    17番  椿 原 俊 夫 君 欠席議員(0人)        ───────────────────────── 職務のため議場に出席した事務局職員   事務局長  濱 井 博 文      次長    坂 本 博 之   副主幹   串 田 安 弘      主査    西 島 秀 元        ───────────────────────── 説明のため議場に出席した者の職・氏名   市長    本 川 祐治郎 君    副市長   前 辻 秋 男 君   市長政策・都市経営戦略部長      まちづくり推進部長         高 橋 正 明 君          荒 井 市 郎 君   総務部長  桶 元 勝 範 君    市民部長  山 口   優 君   建設農林水産部長           防災・危機管理監         表   良 広 君          荻 野 直 樹 君   地方創生政策監            都市・まちづくり政策監         宮 本 祐 輔 君          浅 海 義 治 君   財務課長  藤 澤 一 興 君    会計課長  澤   永貢子 君    教育委員会   教育長   山 本   晶 君    教育次長  草 山 利 彦 君    監査委員   代表監査委員國 本 嘉 隆 君    事務局長  山 口 和 義 君    消防機関   消防長   堂 尻   繁 君        ─────────────────────────  午前10時00分 開議 ○議長(嶋田茂君) これより本日の会議を開きます。  議事日程は、お手元に配付の日程表のとおりであります。        ───────────────────────── △市政一般に対する質問並びに議案第50号から議案第67号まで及び報告第13号から報告第15号まで並びに認定第1号から認定第3号まで ○議長(嶋田茂君) 日程第1 市政一般に対する質問並びに議案第50号から議案第67号まで、平成28年度氷見市一般会計補正予算(第3号)ほか17件及び報告第13号から報告第15号まで、地方自治法第180条による専決処分についてほか2件並びに認定第1号から認定第3号まで、平成27年度氷見市一般会計、特別会計歳入歳出決算の認定についてほか2件を一括議題といたします。 △市政一般に対する質問 ○議長(嶋田茂君) まず、市政一般に対する各派代表質問を行います。  通告がありますので、順次発言を許します。  14番 荻野信悟君。   〔14番 荻野信悟君 登壇〕 ◆14番(荻野信悟君) 皆さん、おはようございます。自民同志会の荻野信悟でございます。  まず、この夏は、リオ五輪、甲子園とスポーツ三昧の夏でありました。阪神甲子園球場では、全国最多の37回目の出場で優勝を目指した北海高校を作新学院が下し、史上初の春夏連覇を達成した第44回大会以来、54年ぶり、2回目の優勝をなし得たのであります。その第44回大会の2年後には、オリンピック第18回東京大会が開催されました。夏の風物詩とも言える甲子園では、観客は高校生の純粋でひたむきなプレーに声援と拍手を送り、国民的スポーツであるところの野球に、日本中至るところで熱く燃え元気をもらったのであります。2020年のオリンピック第32回東京大会には、侍ジャパンメンバーの一人として活躍することでありましょう。期待したいものであります。  また、リオオリンピックでは、金メダルの獲得数こそ、第18回東京大会、第28回アテネ大会の16個には及ばなかったものの、金、銀、銅のメダル総数では過去最高の41個を獲得しました。メダルラッシュの現地からのライブに、連日テレビにくぎづけ、連日の睡眠不足でありました。  日本選手団の金メダル12個を生んだのは、競泳、柔道、レスリング、体操、バドミントン、この5競技には、いずれも有望競技を国が情報・医科学面から支えるハイパフォーマンスサポート事業のランク上位のターゲットAに位置づけられた競技で、予算を重点投下した成果があらわれ、日常的にサポートを受け、リオ現地での支援拠点「ハイパフォーマンスサポート・センター」においても、設置は非常に好評だったそうであります。  選手の日々の努力、頑張りなくしては成り立たないことは言うまでもありませんが、金メダルを逃した試合後のインタビューを聞いて、選手たちがそこまで自分を追い込まなくてもいいのになと思ったものであります。感動をくれた選手と、そして国に、ありがとうを申し上げたいというふうに思います。  爽やかさ、すがすがしさ、人を感動させるすばらしさ、元気づける力をスポーツは持っていると多くの国民は感じ、スポーツのよさを改めて感じたのではないでしょうか。  デンマークの女子ハンドボールチームの合宿を誘致し、本市の関係者や小学生ハンドボーラーとの交流を通じて友好ムードを盛り上げた。また、ふるさと氷見の未来を託す子どもたちに、このような感動体験を多く提供できるよう、4年後の2020年東京オリンピックパラリンピック競技大会に向けた取り組みをさらに推進するなど、スポーツによる交流人口の増加を目指すと市長は提案理由説明で述べておりますが、高橋市長政策・都市経営戦略部長にスポーツによるまちづくりと推進計画の策定について質問いたします。  まず、スポーツによるまちづくりについて、スポーツは健康につながり、する、見る、あるいはボランティアなど、いろんな参加のあり方が可能で、人とのコミュニケーションがとりやすく、互いが感動という共通の体験を共有し、相互理解を深め協力し合うなど、さまざまな関係を築くためのきっかけや要素が多分に含まれている特性を持っておるのであります。  また、スポーツの社会的な意義の一つとして、スポーツを通じて住民が交流を深めていくことは、住民相互の新たな連携を促進するとともに、住民が一つの目標に向かい努力し、達成感を味わうことや、地域に誇りと愛着を感じることにより、地域の一体感や活力が醸成され、人間関係の希薄化などの問題を抱えている地域社会の再生につながるなど、地域の連帯感の醸成に資するのであります。  スポーツイベントが開催されることやスポーツチームがフランチャイズを置くことで、メディアへの露出が多くなるということを通じて、まちに対してアイデンティティーを覚えることや誇りを持てるようになると考えます。  また、オリンピック事前キャンプ誘致も、スポーツによるまちづくりの上でもインパクトが大きいものと考えます。  施設として、タラフレックスの敷設などが国際ハンドボール連盟の認定基準を満たす必要がありますが、オリンピック事前キャンプ誘致についてどのように考えておられるか答弁願います。  次に、推進計画の策定については、第8次氷見市総合計画の「スポーツの振興」では、基本方針として、「市民一人ひとりのライフスタイルや年齢・性別・体力・運動能力・興味等に応じて、誰もが生涯を通じて、いつでも、どこでも、いつまでも気軽にスポーツに親しみ、楽しめるような「生涯スポーツ社会」の実現を目指す」とあります。そして、1つに「生涯スポーツに親しむ環境づくり」、2つには「全国や世界で活躍できる選手の育成」を掲げております。  本年の3月定例会・自民同志会の上坊寺議員の質問に対し、スポーツ推進計画策定委員会を設置し、スポーツに関する市民意識調査、市内29の競技団体に対するヒアリング、学校開放事業団体とのヒアリング、あるいはパブリックコメントなどを実施し、特定事項については4つの専門部会を設置して検討し、平成28年度末を目途に策定するとの答弁をいただいておりますが、策定委員会並びに専門部会の進捗状況について、以上、スポーツによるまちづくりと推進計画の策定について、高橋市長政策・都市経営戦略部長にお伺いいたします。  次に、とやま呉西圏域連携中枢都市圏連携事業について質問いたします。  6月定例会では、やはり我が自民同志会の積良議員のとやま呉西圏域都市圏ビジョンの概要、形成するに至った背景、また、どのようなことについて連携していくのか、今後のタイムスケジュールについての代表質問に対し、人口減少・少子高齢化社会における一定の規模と都市生活機能を包括する広域的な職域において、単独の自治体では解決できない社会問題に対し、自治体相互が連携してこれに取り組み、人口や活力ある社会経済を維持することが大きな背景として求められ、地域の再生、創生を果たすため、平成28年度から32年度までの5カ年を計画期間として、圏域全体の経済成長や住民サービスの向上につなげる連携事業に取り組み、都市圏ビジョンにおいては、高規格幹線道路や鉄軌道、そして港湾などが集結する広域交通の結節点であることから、目指す将来像を「環日本海の中核拠点」とし、その実現に向けて、「人」、そして地域が持っている「強み」「つながり」を活用・充実することを3つの大きな柱として、圏域各種の機能分担を図りながら、産業、観光、地域交通、医療・福祉など、各種の連携施策に取り組んでいくこととしており、圏域連携の軸である公共交通網のさらなる活性化を位置づけている中で、JR城端線・氷見線の直通化を最優先課題としている。  また、今後のスケジュールについては、連携中枢都市圏を形成するに当たり、まず連携中枢都市圏ビジョンの策定、連携協約の締結といった手続が必要であると答弁しておりますが、とやま呉西圏域が目指す将来像「環日本海の中核拠点」の実現に向けて、圏域の「人」「強み」「つながり」の活用・充実を大きな柱とし、連携中枢都市圏としての3つの役割を果たすための連携事業─32事業でありますが─とはいかなるものなのか。また、今定例会において、6市が連携して予算措置するとしている事業概要について、どのような内容であるのか、高橋市長政策・都市経営戦略部長にお伺いいたします。  次に、保育所の統廃合と民営化について質問いたします。  平成15年氷見市保育行政検討委員会から、1つ、多様化する保育ニーズへの対応、2つ、民間活力の活用と公立保育所の民営化の推進、3つ、小規模で老朽化している保育所の統廃合という提言を受け、平成17年には氷見市次世代育成支援行動計画、氷見市公立保育所民営化等実行計画を作成し、その計画に基づいて、公立保育所18、私立5から統廃合、民営化を推進してきたのであります。その結果、現在は公立6、新制度の認定こども園を含む私立10と変遷し、現在に至っております。  ちなみに、6公立保育所の児童数は、定員270名対して現在185名であります。中でも明和保育園は、定員30名に対し入所数7名と運営が大変厳しい状況にあると思いますが、明和保育園の運営についてどのように考えているのか、山口市民部長にお伺いいたします。  次に、新高岡駅利用促進について質問いたします。  8月24日にJRは、10月1日から11月30日までの秋季の臨時列車の運行計画を発表しました。新高岡駅に停車する北陸新幹線「かやがき」は、1往復の運行継続はあったものの定期便化はならず、新高岡駅に停車する「かがやき」の運行時刻は従前どおり、上りが午前7時22分新高岡発、下りが午後7時56分東京発となっております。  そういう中、さらなる利用促進に向けて、県西部6市が連携し、新高岡駅における1日当たりの乗車人員を現状より500人上積みすることを目標に、利用促進活動を進めておると聞いております。  去る今月3日には、高岡市民による新高岡駅停車の「かがやき」臨時便や定期化を目指し、初乗車する市民を掘り起こし、利用促進に弾みをつける狙いで、市民運動の一環であるところの800人一斉乗車キャンペーンが行われたところであります。  グランクラスを除き、計843の普通指定席はほぼ満席だったそうでありますが、臨時便としては繁忙期を除き、異例の乗車率だったそうであります。  氷見市におきましては、市民向け用として、新幹線利用補助・啓発チラシの作成事業として220万3,184円、また観光客向け用として、旅行商品の造成・駅ポスターの掲出・テレビ番組誘致事業として936万8,784円が今定例会に計上されております。  そこで、その内容について、また、県西部6市はどのような連携をとりながらこの推進活動を進めておるのか、また3つ目には、JRに対して新高岡駅への「かがやき」の定期便の実現要望活動はどのように連携しながらしているのか、荒井まちづくり推進部長にお伺いいたします。  次に、防災対策について質問いたします。  従来の氷見市の防災行政無線は、消防無線のシステムを利用していたため、同一システムに防災行政無線と消防無線の2つの免許を取得しているという状況にあり、北陸総合通信局に平成19年12月の免許申請時から防災行政無線単独のシステムを構築するよう指導され、また、防災行政無線の免許更新期限が平成24年11月であったことから、それまでに防災行政無線単独のシステムを構築し、実施計画を示す必要があったことを踏まえ、通常の同報系防災行政無線では、東日本大震災において基地局の倒壊が多く報告されていたこと、初期投資がかさむことなどを勘案し、MCA無線を採用し整備することとなったのであります。  整備時期は平成24年、25年の2カ年、事業費は3億7,611万3,000円であり、そのうち起債は3億7,440万円、一般財源は171万3,000円でありました。  起債の内訳につきましては、緊急防災・減債事業債2億4,830万円、辺地債1億2,610万円の整備事業であります。従来の33カ所の設置箇所から133カ所と大幅に増加したのであります。  屋外拡声局は、居住者や一時滞在者の屋外に有効なものと考えます。しかし、室内におると聞こえにくいであるとか、いろんな感想が入っているようでありますが、本来、屋外拡声器というのは、外に対して知らしめる役が適しておるのでありまして、それのみで防災に対する情報伝達は完璧とは言えません。そういう中で、そういうものを補完するツールがいろいろとあるわけであります。  そこで、今回といいますか、28年度には、個別受信機であるところの防災ラジオの導入ということで、1,000台ということが年度当初予算に計上されておりますが、その導入整備内容について荻野防災・危機管理監にお伺いいたします。  最後に、学校統合についての質問に移りますが、まず灘浦・北部中学校の統合に伴う整備について質問します。  灘浦中学は、平成21年6月25日に開催されました第1回灘浦地区学校統合検討委員会から平成26年8月4日の検討委員会まで15回開催し、平成29年4月の北部中学との統合決定を受け、灘浦中学校・北部中学校統合準備委員会からの要望や意見を聞き、円滑な統合に向けて、生徒間同士の交流会などを開催してきたと聞いておりますが、その事業についてどのように行ってきたのか。また、教育環境の充実や整備についてどのように今後実施するのか。  今定例会に購入予定とされるスクールバス2台の仕様変更による増額補正が上程されておりますが、そのスクールバスの運行計画について、現段階で決まっておるとすれば、その内容についてお伺いしたいというふうに思います。  それから、今後どのようなスケジュールで来年の統合まで持っていくのかお伺いしたいというふうに思います。  次に、学校統合についての灘浦・北部中学校統合後の灘浦小学校について質問いたします。  灘浦小学校の前身である宇波小学校は、明治43年、西暦で言いますと1910年でありますが、現在の場所に移ってから106年、昭和48年には創立100周年記念式を行い、翌々年の昭和50年には、当時として異例の単独校新築をなし得た伝統校であります。近年の少子化、児童数の減少影響は、その学校運営にも例外ではありませんでした。  平成21年に発表されました氷見市小中学校将来計画では、10年後の平成30年度の児童数を見据えながら、児童への教育効果や教員の負担面から恒常的に見られる複式学級を解消することにより、教育の機会均等と教育効果の向上を図るためとして、平成30年度までを目途として講じる対策が掲げられました。  その中で、女良小学校は宇波小学校と統合し、灘浦中学を活用し、統合目途は平成23年度でありましたが、中学校の統合の関係で灘浦中学校での統合はなりませんでしたが、女良小学校は複式解消のため、宇波小学校で平成23年4月に統合したのであります。  市内の全小中学校で耐震化が完了しましたが、そのような事情の中で、灘浦小学校は昭和50年建設から現在まで、そのままの状態であります。灘浦中学校・北部中学校統合後は、平成29年4月から早い時期に灘浦中学校校舎を活用した学校生活ができるよう、校舎の、いわゆる中学生仕様から小学生仕様への改修を行うことは言うまでもありませんが、灘浦小学校で学ぶ子どもたちの安全で、そして安心、より快適な教育環境の実現、また、グラウンド照明をはじめとする周辺の環境整備を充実する必要があると考えます。  地元地区の区長さん方あるいは学校後援会、保護者、小中学校など関係者といろいろ協議をしているということは聞いておりますが、仮称でしょうが、先般のマスコミの報道にもありましたが、移転準備委員会を設置し、場所の移転に対して支障のないように十分な策を講じていきたいという報道が載っておりました。  そういう中で、ともしますと、準備委員会というのは、開校といいますか、始まるまでが準備委員会という懸念を、心配しておるところでありまして、いわゆる開校してみて、使ってみて初めてこの辺も問題があるなということが多々出てくるんじゃないかなというふうに考えるところでありまして、そういうことからいくと、準備委員会も、学校が始まってからも、それをそのまま継続し、やっぱり教育環境の充実にいろいろと御意見を頂戴すべきでないかというふうに考えます。  そういうことからいくと、準備委員会というものは、いつまで、どのような形で御意見をお伺いするのか、そういうことを含めまして、教育環境の充実整備について山本教育長の所見をお伺いして、私の代表質問を終了したいと思います。 ○議長(嶋田茂君) 初めに、スポーツによるまちづくりと推進計画の策定について及びとやま呉西圏域連携中枢都市圏連携事業について答弁を求めます。  高橋市長政策・都市経営戦略部長。  〔市長政策・都市経営戦略部長 高橋正明君 登壇〕 ◎市長政策・都市経営戦略部長(高橋正明君) 改めまして、皆様、おはようございます。  自民同志会を代表して質問されました荻野議員のスポーツによるまちづくりと推進計画の策定についての御質問にお答えをいたします。  リオデジャネイロオリンピック競技大会においては、富山県から2名の金メダリストが出るなど、身近な選手の活躍に沸き、世界を身近に感じることができました。  けさ開幕をいたしましたパラリンピック競技大会におきましても、日本選手団の活躍を大いに期待したいところでございます。  さて、本市におきましても、この夏は国際的なスポーツ交流の機会に恵まれました。7月29日から8月2日にかけまして、先ほど御紹介もいただきましたが、オリンピックで3連破を果たしたことがある強豪国デンマークから、ハンドボールの女子クラブチーム「SKオーフス」の皆さんが合宿にお越しくださり、世界レベルのわざとスピード、練習方法をお伝えくださいました。昨年の早稲田大学応援部の合宿に続き、ふれあいスポーツセンターに大いなる活気がみなぎりました。  また、8月17日から8月25日には、第26回世界少年野球大会が呉西6市で開催され、お母様が氷見市出身である王貞治理事長が氷見運動公園野球場にお越しくださいました。氷見市での交流試合を観戦され、氷見市の少年野球チームからメッセージが書かれた色紙を一枚一枚優しく受け取ってくださいました。  これらのイベントの参加者、とりわけ、子どもたちのきらきらした目に映る大きな未来から、やはり世界基準のトップスポーツに触れる機会の確保や競技環境の充実は、本市のスポーツによるまちづくりを進める上で、非常に重要かつ有意義であると再認識をいたしたところでございます。  2020年東京オリンピックパラリンピック競技大会に向けたこの事前合宿の誘致活動につきましては、ハンドボール競技による候補地ガイドへの掲載あるいは独自ルートの2つのアプローチで進めてまいりたいと考えております。  今回のSKオーフスの合宿から学び得たことといたしまして、SKオーフスの監督であり、またスイスの代表監督でもあるイエスパー氏から、オリンピックの合宿地決定に関するこれまでの判断基準についてお話を伺うことができましたし、実際に合宿を受け入れてみて初めてわかるさまざまな情報を得ることができました。  特に、外国選手団からいただいた、体育館におけるトレーニングルームが併設されていることが重要であるということ。また、宿泊施設においては、食事内容の充実といった合宿地を選定するに当たっての優先事項に係る意見、こうした意見は今後のあらゆるトップスポーツの合宿誘致を進める上において本市が改善すべき重要事項となります。  事前合宿の誘致に向けた課題の中には、関係機関や民間施設の御理解、御協力が必要となる項目もございますが、市民の皆様が夢を育み、元気や感動を享受できる無二の機会を創出するべく、今後も果敢にチャレンジしていきたいと考えております。引き続き御協力賜りますよう、よろしくお願いいたします。
     続いて、氷見市スポーツ推進計画策定委員会についてお答えを申し上げます。  氷見市の今後のスポーツ施策を都市戦略や健康福祉などの観点から総合的に検討するため、昨年10月、氷見市スポーツ推進計画策定委員会を設置いたしました。  現在、重要なテーマにつきまして4つの専門部会を設置し、しっかり時間をかけて議論をさせていただいているところでございます。  4つの部会の詳細でございますが、1つには、ハンドボール競技を中心に本市のスポーツによるブランド発信を検討する都市ブランディング部会。2つには、強化循環やスポーツ関連の周辺産業を育てたり、キャリアの選択肢を広げるキャリアデザイン部会。3つには、生涯スポーツを推進し、医療政策や介護政策との融和を検討する地域の元気・健康づくり部会。そして4つには、人口構成の変動を考慮して、市内の各種施設の今後の整備や更新の未来計画を提示するスポーツ施設再配置部会、この4つの部会でございます。  これまで各部会の議論では、地方創生総合戦略で掲げる基本目標、「仕事づくり」「人の流れづくり」「若者や女性の希望をかなえる」「時代に合った効率的な施設配置」、これらの4つのテーマに応じて、スポーツの分野においても都市間競争を勝ち抜くための差別化戦略を設計するものでありまして、氷見市の強みを生かしながら新たな方向性を示していくものであります。  今後、一層議論を深めまして、スポーツのまち氷見を力強く推進する氷見市スポーツ推進計画、今年度末を目標に策定してまいりたいと考えております。引き続き皆様の御協力を賜りますよう、よろしくお願いを申し上げます。  次に、とやま呉西圏域連携中枢都市圏連携事業についての御質問にお答えをいたします。  去る8月3日に開催されました呉西圏域ビジョン懇談会におきまして、この圏域が果たすべき3つの役割といたしまして、1つには、圏域全体の経済成長の牽引、2つには、高次、高いレベルの都市機能の集積・強化、3つには、圏域全体の生活関連の機能サービスの向上、これらに関する具体的施策を盛り込みましたとやま呉西圏域都市圏ビジョンの案が示されました。  この中では、今年度から平成32年度までの5カ年を計画期間とし、既に実施済みの事業も含めまして32事業、全体の事業費といたしまして、21億5,000万円を見込み、連携事業を実施していくことといたしております。  先ほどの1つ目の役割であります圏域全体の経済成長の牽引、こういった項目の中では、圏域内外の企業との新たなビジネスマッチングの実現に向けた異業種交流促進事業、また、農林水産業の生産者と企業等のマッチングにより新事業の展開を目指す呉西圏域ブランド育成事業、多彩な観光資源の連携やブランディングによる観光誘客を図る呉西観光誘客推進事業など8事業を計画しております。  また、2つ目の役割である高次の都市機能の集積・強化では、がん医療等における高度な医療サービス連携事業、JR城端線・氷見線の直通化やICカードの導入などを進める広域的公共交通ネットワーク活性化事業など4事業を計画しております。  また、3つ目の役割であります圏域全体の生活関連機能サービスの向上では、子ども医療費の助成方法を圏域内で統一化をしていこう、そういったことを進めるこども福祉支援相互連携事業、また、災害時の住民避難の受け入れや災害備蓄の連携を図る広域防災連携事業、イノシシをはじめとする鳥獣被害の情報共有や、その対策に取り組む体制を整備する有害鳥獣対策事業など20事業を計画いたしております。  これら32事業のうち、今定例会におきましては、今年度、28年度から実施をいたしますJR城端・氷見線の直通化に向けた基本調査やICカード導入検討調査などを行う地域公共交通活性化事業、また、首都圏の在住者に向けて、この呉西圏域への定住・移住をサポートするステーションを設けていきたいと思っております。そのための適地を調査する定住・移住トータルサポート事業など4事業につきまして今年度から実施をするということで、新たに必要となる負担金を今回、補正予算として計上させていただいております。  今後の人口減少・少子高鈴化社会におきましても、一定の規模としては30万人以上の圏域人口を有し、活力ある社会経済を維持していくために、呉西圏域6市が持つそれぞれの個性、特色を生かしながら、事業効果を検証し、より高い効果につながるよう連携して取り組んでまいりたいと考えております。  以上でございます。 ○議長(嶋田茂君) 次に、保育所の統廃合と民営化について答弁を求めます。  山口市民部長。  〔市民部長 山口 優君 登壇〕 ◎市民部長(山口優君) 荻野議員の保育所の統廃合と民営化についての御質問にお答えいたします。  議員の御発言にもありましたとおり、平成15年2月に保育の専門家や市内各界の代表者で組織された氷見市保育行政検討委員会からいただきました保育行政のあり方についての提言を踏まえ、平成17年3月に氷見市次世代育成支援行動計画、平成17年9月には氷見市公立保育所民営化等実行計画を策定しております。  これらの計画に基づきまして、定員60名以上の保育所を対象として、引き受け法人の民営化後の経営が安定的に成り立つことを前提に民営化を進めてまいりました。  計画策定当時に僻地を含め18園ありました公立保育所の数は、平成25年度末の若葉保育園、栄町保育園の統合、民営化により6園となっております。  残っております公立保育所のうち明和保育園につきましては、先ほどお話のありましたとおり、現在の園児は7名でありまして、うち6名が年長児であり、この3月末に保育所を卒園いたします。  このことから、昨年度に明和保育園の保護者の方や地元の皆様とも協議を重ねまして、苦渋の決断ではございますが、今年度末をもっての閉園に御理解いただき、平成29年度の入所案内では明和保育園の入所受け付けはしないこととしております。  なお、地元の皆様方におかれましては、長年にわたりまして、花壇の整備をはじめ明和保育園の運常につきまして一方ならぬ御協力を賜りました。この場をおかりいたしまして御礼を申し上げます。ありがとうございました。  以上です。 ○議長(嶋田茂君) 次に、新高岡駅利用促進について答弁を求めます。  荒井まちづくり推進部長。  〔まちづくり推進部長 荒井市郎君 登壇〕 ◎まちづくり推進部長(荒井市郎君) 荻野議員の新高岡駅利用促進についての御質問にお答えいたします。  現在、富山県西部の自治体、それから経済団体、市民団体等で構成されております北陸新幹線新高岡駅「かがやき」停車実現期成同盟会では、東京駅・新高岡駅間が約30分早い「かがやき」の新高岡駅停車実現に向け、昨年度は1日平均乗車人数1,500人を500人増加させることを目標に、いろいろな事業、利用促進運動を実施しているところでございます。  具体的な内容につきましては、1つには、地域外からの来訪者を増やす、インバウンド対策と言っておりますが、こちらのほうとして、首都圏向けの旅行商品の造成・販売、誘客キャンペーン、広告宣伝などを実施しております。  2つには、地域内の住民の皆様の利用を増やす、アウトバウンド対策と言っておりますが、こちらとして、出張等における利用促進、小中学生の新幹線体験学習の実施などを行っております。  3つ目としましては、機運の醸成ということで、一人一客・一人一乗車運動を展開しております。それぞれ、できることは全て行うということをモットーに実施をしております。  その成果として、現在、今年11月末までの「かがやき」臨時便の運行が決定しておるところでございます。  県においては、石井知事もこの臨時便の停車継続を一定評価されておるということで、必要な施策を検討しておるということで聞いております。  特に高岡市におかれましては、当初予算で補正予算を合わせて約9,000万円を計上されて、インバウンド対策として、新高岡駅を利用していただいた方にお土産品を贈呈、プレゼントする。それから、アウトバウンド対策として、小中学生の新幹線体験学習の実施、それから通勤・通学定期利用者への助成などを実施しています。  議員の御質問の中にもありましたが、先般も「かがやき」臨時便に一斉に乗車されるキャンペーンが行われ、広くマスコミに取り上げられました。  本市氷見市におきましても、これまで新高岡駅を本市と全国とを結ぶ玄関口と考えておりまして、JR氷見線・城端線の直通化をまず目指すと、あわせて呉西6市、関係団体と連携して新高岡駅利用促進対策を行っております。旅行商品の造成・販売、誘客キャンペーン、広告宣伝、二次交通の整備、職員の利用促進などを実施しているところでございます。  その上で、今回御質問いただきましたように、新たに新高岡駅における北陸新幹線の利用者の定着、それからさらなる拡大を図り、利用者の上積みを図るということを目指すために、今定例会にこの取り組みに要する経費をお願いしているものでございます。  具体的には、インバウンド対策といたしましては、寒ブリシーズンに向けて、新高岡駅を利用し、氷見市をはじめとした飛越能地域を訪れる観光客、旅客の皆さんを増やすために、旅行商品の造成、観光PR、長野県、埼玉県など北陸新幹線沿線地域での駅構内でのポスター、4週間程度掲出するということ、そして氷見市をPRするテレビ番組の放送などを行うものでございます。  アウトバウンド対策といたしましては、「広報ひみ」10月号で利用促進の啓発記事を出すと。それから、氷見市民の皆様を対象にした北陸新幹線の利用助成、利用啓発パンフレット1万8,000部の配布を予定しております。  それから、新幹線利用の助成の内容でございますが、氷見の日、それから「孫とお出かけ」と称しまして、新高岡駅から金沢駅間の乗車体験を支援するものでございます。また、新高岡駅から北陸新幹線を利用し、個人・グループ旅行にも支援をするものでございます。  これまで期成同盟会では、今年7月にJR西日本金沢支社に対しましては、臨時便の継続、増便の要望を行っております。8月にはJR西日本、東日本、国土交通省へ定期便の停車に関する要望も行っておりまして、副会長を務める本川市長も関係者の皆様と一緒に要望活動を行っております。  今後も新高岡駅への「かがやき」停車実現に向けて、県西部6市の皆さんと共同歩調で利用向上に努め、その努力と実績を持って、JRへ引き続き要望してまいりたいと考えております。  このようなことから、市民の皆様におかれましても、これから秋の行楽シーズンになりますが、ぜひ新幹線「かがやき」の新高岡駅からの利用に御協力をいただきたいと思っております。よろしくお願いいたします。  以上でございます。 ○議長(嶋田茂君) 次に、防災対策について答弁を求めます。  荻野防災・危機管理監。  〔防災・危機管理監 荻野直樹君 登壇〕 ◎防災・危機管理監(荻野直樹君) 荻野議員の防災対策についての御質問にお答えいたします。  防災行政無線につきましては、国のデジタル化の推進等により全国的に整備が進められております。氷見市では、平成24年度、25年度において、市内133カ所に屋外拡声器を設置し、総事業費3億7,600万円余りをかけ、平成25年9月から運用を始めております。  議員の御質問にもございましたように、以前の本市の防災行政無線は消防無線との併用であり、これを解消することが求められておりました。その免許の更新時期の平成24年11月までに防災行政無線単独システムの実施計画を作成する必要があったことから、整備に着手したものでございます。  災害が発生したとき、緊急情報や気象情報などの防災情報を市民にいかに迅速に伝達するか、これは自治体に課せられた使命であり、全国瞬時警報システム、通称Jアラートとこの防災行政無線は、情報伝達の中心的な役割を担うシステムに位置づけられております。  平成27年3月31日現在の市町村防災行政無線通信施設整備状況によりますと、同報系防災行政無線を整備しているのは全国で1,414市町村に上り、その割合は81.2%になります。  防災行政無線の特徴としまして、1つには、一度に不特定多数の市民や一時滞在者に対し同じ情報を短時間で提供できること。2つには、電力や通信インフラが被害を受けた際にも確実に情報伝達ができ、災害耐性にすぐれていること。3つには、例えば集落が孤立した場合でも、防災行政無線の双方向通信機能を使って情報の収集と伝達が可能であることなどが挙げられます。  このほか、平常時の利用の仕方としまして、地区運動会などの行事案内をコミュニティ放送として活用できるといった点も防災行政無線の大きな特徴の一つでございます。  このように、防災行政無線は情報伝達手段の中心的な役割を担っており、雨風の影響を受けやすいこと、二重サッシ等の機密性の高い住宅が増えてきていることなどから、屋外拡声器では放送内容が聞き取れないといった意見が多数寄せられております。  このことから、平成26年9月には、防災行政無線の音声を録音で聞くことができるテレホンサービスを導入いたしました。開始から2年間の問い合わせ実績が延べ2,770件、月平均約115件でございます。  災害が発生し、または災害が発生するおそれがある場合に、防災情報をいかに迅速かつ確実に市民の皆様にお伝えできるかが防災行政のかなめでございます。  東日本大震災では、防災行政無線の倒壊、バッテリー切れなどにより情報伝達に支障を来した例が多く報告されております。  防災行政無線に加え、さまざまな伝達手段を確保すること、情報伝達手段の多様化、多重化を図ることは、市民の命を守る備えとして市が当然取り組まなければならないことでございます。  本市の防災情報は、防災行政無線のほか、先ほど申し上げましたテレホンサービス、お知らせメールの配信、ホームページやケーブルテレビへの掲載などを通してお知らせしており、既に情報伝達の多重化を図ってきておりますが、より一層の多重化に当たっては、当然でございますが、あらゆる世代、特に高齢者への配慮が必要となってきます。  こういった状況を踏まえ、防災行政無線を補い、より確実に情報を伝達できるさらなる手段が必要と考え、今回の防災ラジオの導入に至ったわけでございます。  防災ラジオの特徴としまして、1つ、ラジオを聞いているときでも、緊急放送がある場合は強制的に大音量で割り込み放送されること。2つ、乾電池を入れておくことによって、停電時でも緊急放送が流れること。3つ、操作が簡単であることなどが挙げられ、碓実に情報をお知らせすることができます。  防災ラジオの整備に係る経費につきましては、主として土砂災害警戒区域の世帯、高齢者や障害者などの音が聞こえにくい方や避難に時間がかかる方の世帯への無償貸与であれば、平成27年度から経費の70%が国の特別交付税として措置されることになっております。  今年度は、学校、保育園などの市の関係施設、要配慮者利用施設、自主防災会長や自治振興委員、民生委員・児童委員などの支援者、土砂災害警戒区域内にある世帯を対象に、この防災ラジオ1,000台を11月ごろに配布いたします。  平成26年度末、全国の自治体における防災ラジオ配布状況につきましては、防災行政無線を整備している団体のうち、「全世帯へ配布している団体」が28.9%、「一部の世帯へ配布している団体」が56.7%、「配布なし」が14.7%となっております。  来年度以降の配布につきましては、配布の対象範囲、有償か無償かなどについて、議会の皆様の御意見を頂戴しながら十分検討してまいりたいと考えております。  なお、6月に全世帯に配布いたしました「分かりやすい予算書」の暮らし情報編におきまして、緊急時にお伝えする防災情報の内容と伝達手段の流れを掲載しており、情報を取得する方法は防災行政無線だけではないということ、あるいはお知らせメールへの登録につきまして今後も市民の皆様に呼びかけてまいりたいと考えております。  以上でございます。 ○議長(嶋田茂君) 次に、学校統合について答弁を求めます。  山本教育長。  〔教育長 山本 晶君 登壇〕 ◎教育長(山本晶君) 荻野議員の学校統合についての御質問のうち、まず灘浦・北部中学校の統合に伴う整備についてお答えいたします。  平成29年4月の灘浦中学校・北部中学校の統合に伴う整備につきましては、北部中学校のグラウンドの水たまりをなくすための勾配修正のほか、スクールバス関連の整備があります。  グラウンド工事は、学校の希望により、運動会や新人大会までの一連の大会の終了を待ち、この後実施することにしております。  スクールバスの購入及び車庫の整備につきましては、雪道での安全確保のため、25人乗り二輪駆動車から29人乗り四輪駆動車への変更と、それに伴う車庫の延長分の増額のため、今議会で補正予算をお願いしております。  スクールバスについては、女良ルートと宇波ルートの2系統を運行することにしております。  また、平日のダイヤや長期休業中の運行などについては、詳細を詰めているところでございますが、できるだけの努力を払ってまいります。  両校の生徒の交流事業につきましては、合同での社会に学ぶ14歳の挑戦事業を終えまして、北部中学校の学校祭への参加、合同授業、修学旅行事前学習や部活動での交流を両校で進めているところであります。  統合がスムーズに運ぶよう、統合準備委員会をこれまで9回行っており、最近では8月25日に開催しております。今後とも、保護者の皆様方やそれぞれの学校とは十分に連絡をとって進めてまいります。  次に、灘浦・北部中学校統合後の灘浦小学校についてお答えをいたします。  来年4月に灘浦中学校と北部中学校が統合し、灘浦中学校があくことになりますが、その活用策について、7月22日、宇波・女良地区の自治振興委員や小学校の後援会長、育成会長などの皆様方と協議したところ、灘浦小学校が移転する方向性が確認されました。その後、8月23日には、灘浦小学校や宇波保育園等の保護者を対象に説明会を開催し、移転についての御理解をいただきました。  さまざまな思いを乗り越えて結論をお導きいただいた地域の皆様方に、心より感謝を申し上げます。  今後は、階段や手洗い場、黒板等を小学生の体格に合わせる工事や、校舎周辺水路の安全工事、学校開放用のグラウンド照明などの環境整備をする必要があります。  灘浦小学校の教員には既に灘浦中学校を見てもらっておりますが、保護者を対象にした灘浦中学校の見学会を今月11日に開催することにしております。  使ってみて初めて気づくことが多いのではないかと議員から御指摘がございましたが、そのようなことを防ぐため、改修項目のさらなる洗い出しをし、使い勝手のいい小学校にするよう努めてまいります。  それからまた、スクールバスにつきましては、現在、女良方面からの1系統を運行しておりますが、バスを増やし、宇波方面からの通学距離の延伸に対応したいと考えております。  今後、灘浦小学校の保護者と学校関係者で構成する移転準備委員会(仮称)を立ち上げますが、これにつきましては、これからの時代にふさわしい校舎となるよう、さまざまな御意見もあわせて頂戴し、円滑な移転に向けた準備を進めてまいりたいというふうに思っております。  できるだけ早く改修をしまして、灘浦小学校の安全でより快適な教育環境の整備に最大限努めてまいります。 ○議長(嶋田茂君) 14番 荻野信悟君。 ◆14番(荻野信悟君) それでは、まず新高岡駅利用促進事業について再質問します。  先月、JR西日本の来島社長が県のほうへ来ていかれてコメントをしておりますが、部長はそのコメントの中身について認識しておられますか。  急な話ですから、一応私、ちょっと調べてきました。今年の6月に社長に就任したんですが、その後初めて富山県のほうへ来て、来島社長は、定期便化させるには利用者を今の水準より伸ばす必要があるというコメントを県庁の中でしております。そして、定期便化への具体的な数値目標はないとも言っております。だけど、より一層の利用客の上積みが必要だという認識を発表しております。  また、今現在の利用水準ではなく、さらに着実に伸ばしていくという形をどうつくるかということが大切だとも言っておりますね。それをどうやって継続していくかということも言っております。  実際に利用が伸びるかどうか、それに向けていかにして努力するか、それをいかにして周りに見えるようにするか、それが一番肝要だということの発言をしております。  したがいまして、これだけ増加させればいいよとかだめよという話はしていないのでありまして、当然、開業した年から見ると、今年は100人ほど1日当たりの乗客数が少ないとも言われております。  そういう中で、今現在1,500人、これを500人アップして2,000人と。これは大変厳しい数字なんですよね。  そこで、数字だけの話で恐縮なんですが、これが1日2,000人ということになると、年間で、呉西地区全体といいますか、これは一概に地元だけとは言いにくい面もあります。当然、旅から来ればその方が行くということもありますけど、呉西地区の現在の6市合わせた人口と、それから1日2,000人乗車したとしたらどのような数字関係になりますか。
     まことに単純な質問で申しわけありませんが、まず呉西6市の人口は何人ほどと把握しておりますか。 ○議長(嶋田茂君) 誰に答弁を求めますか。 ◆14番(荻野信悟君) 荒井まちづくり推進部長。 ○議長(嶋田茂君) 荒井まちづくり推進部長。 ◎まちづくり推進部長(荒井市郎君) 呉西6市で45万7,000人ほどかと思っております。 ○議長(嶋田茂君) 14番 荻野信悟君。 ◆14番(荻野信悟君) そうしますと、今現在1,500人から500人アップすると1日当たり2,000人と。年間にしますと73万人という数字が出てくるわけなんですが、これは一つの、先ほど言いましたように、地元だけじゃないという、いわゆる観光で来た人も帰っていくときには高岡駅を利用するから、今私がこれから申し上げる数字は一概に言うことはできないんですが、ある程度やっぱり目標というものを定める上で、数字的なものを示す必要があるんじゃないかというふうに思いますもので言いますが、年間73万人利用するときには、私の調べたところでは、6月1日現在でも44万1,272人かなというふうに把握しております。それを、年間73万人の利用客を達成するにはどのような策が、今ここで初めて聞いたかもしれませんけど、どのように瞬間的に感じましたか。 ○議長(嶋田茂君) 荒井まちづくり推進部長。 ◎まちづくり推進部長(荒井市郎君) 具体的にはやはり、数字を計算すると本当に厳しいことだと思っております。1日500人ということは、10日で5,000人、1カ月で1万5,000人ということになりますので、これを達成することは本当に難しいんですが、やはり機運の醸成ということも大事だと思います。  先ほどJRの社長が言われたように、やっぱりそういう取り組みの姿勢を見せるという気持ちのメッセージといいますか、そういうことは、この間も高岡市がやられたような形で、氷見市民も一緒になって、みんなで新幹線に乗ろうという、そういう機運の醸成が大事ですし、もちろん外から来ていただくような、今アウト・インバウンド対策についても行っておりますが、そういう取り組みをきちっとやっていくということをこれからも行っていきたいと思っております。  以上です。 ○議長(嶋田茂君) 14番 荻野信悟君。 ◆14番(荻野信悟君) JRの社長もコメントしておりますように、目標数値というのは示しておりません。達成もなかなか厳しい状況だというふうに認識しております。  今部長が答弁されたように、機運とか、一生懸命やっている姿を見せるんだということがまさに大事。とは言うものの、ある程度数字的な目標を設定した上で、それに近づくように、氷見市だけじゃなくて、呉西6市が連携してやることが一番大事じゃないかと。そういうことからいくと、私の目には、呉西6市が連携するような姿がいま一つ目に入ってこないんですね。高岡は、先般の3日の日にありましたように、非常にアピールしております。  そういう中で、市民向けの、実効性を上げるということからすれば、これは別な意味で議論は当然出てくるんですが、それはそれとして、といいますのも、我々、呉西6市の審議会も、特に氷見市の場合は、6月定例会でも議会決議ということでやっております。まさに全市挙げて、当然達成ということで、そういう気持ちはありますが、別な意味で、利用を上げるために税金を使うのもという、これは別のところで議論はありますが、きょうはそういうことよりも、もっとやっぱり地元の実効性といいますか、上げるための策をもっともっとたくさんつくるべきだ。  そういうことからいきますと、先ほど何か難しい言葉で、インバウンドやらアウトバウンドやらという、テレビを見ている人も今ごろ辞典を繰って、インバウンドとは何やということを言っている。要するに、市内から出ていく、市外から入ってくるということ。  そういうことから考えると、観光客向け用として936万8,780円、約1,000万円の大変な金をつけておりますが、高岡駅からの乗車人数ということに限って考えれば、果たして実効性というのはあるのかなというのが私の率直な疑問であります。  もしそれをするんだったら、高岡から乗るもっといろんな策、あの手この手の策をして、乗ってもらう数字として出すということが一番かなと。これは本来ここで挙げるべきものじゃないんじゃないか。違ったところ、観光振興のほうじゃないかなと。必ずしも、他所から来たからといって、その方が高岡駅でおりたとしても、帰るとき高岡駅から利用しますか、どうですか、荒井まちづくり推進部長。 ○議長(嶋田茂君) 荒井まちづくり推進部長。 ◎まちづくり推進部長(荒井市郎君) 今回挙げておりますインバウンド対策としての費用でございますが、旅行商品の造成、駅のポスター、テレビ番組ということなんですが、一般の観光の部分でという議員の御指摘だと思いますが、今回の、例えばポスターにしてもテレビ番組にしても、あくまでもやっぱり、新幹線を使って氷見に行こう、呉西地域に行こうということに特化したものにしたいと思っています。  一般に、単に氷見に寒ブリを食べに行こうとかということですと、当然、車で来られる方も多いと思いますが、今回はあくまでも新幹線沿線地域の皆さんに、新幹線を利用して新高岡駅、そして城端線・氷見線も使っていただく、いろんな公共交通も使っていただく、そういう形でPRをしていきたいと思っておりますので、そういう意味でこういう効果、すぐにあらわれる部分と、これから寒ブリシーズン、また来年以降もありますが、じわじわと効いてくる部分もあると思いますが、そういう形で、今回は新高岡駅利用に絞ってPRしていきたいということで、こういう形で計上させていただいているものでございます。  以上です。 ○議長(嶋田茂君) 14番 荻野信悟君。 ◆14番(荻野信悟君) 先ほど質問したのは、他所から高岡駅でおりても、その方がそのまま高岡駅を利用して帰っていくか。要するに、乗車人員、乗る方の増につながるのかということで質問したのでありまして、乗降客のカウントじゃなしに、乗る人の増ということを当然この事業では大きな目標として上げておるんだろうと私は思いますので、要するに、観光で来た人がそのまま高岡駅から乗車することにつながるのかなという、そういうことを考えると、ちょっとこの趣旨とは違うんじゃないか、もっと実効性のあるところにお金を投入すべきじゃないかなということで質問したわけであります。  ちなみに、能登半島には能登空港がありますね。あそこも能登が全市を挙げて、いろんな能登空港の利用客を上げるための施策をしておりますが、荒井まちづくり推進部長はその辺、何か認識しておられますか。お願いします。 ○議長(嶋田茂君) 荒井まちづくり推進部長。 ◎まちづくり推進部長(荒井市郎君) 能登空港でいろんな事業をしているということはお聞きしておりますが、詳しい実際の細かいことは私も存じ上げておりません。申しわけございません。 ○議長(嶋田茂君) 14番 荻野信悟君。 ◆14番(荻野信悟君) それはまた十分に中身を検討してください。  一口で言えば、能登の全部の、それから津幡と内灘、金沢まで能登空港を利用することに対する施策をやっておるんですよね。いわゆる能登地方だけじゃなしに、能登、加賀のほうまでもそうやって一緒にやっている。そういう姿勢というものをやっぱり、やっております。  ちなみに、1つの例で言いますと、観光客向けに、来た人に、市内のホテル、旅館に泊まったらそういう助成金を出しているような施策もあります。それから、現金じゃなしに地域振興券という形で地域の経済にも反映していくというふうな、現金支給じゃなくてそういうこともやっているところがあります。能登には輪島、珠洲、穴水、羽咋、七尾もありますので、一度やっぱりそういうことも参考にする必要があるかなと。そして、実効数字を上げることに向かってやるには、どういう策が一番いいかということも十分に検討してほしいと思う。  きょうは急に能登半島の話を言いましたから、気持ち的にはそういうこともしっかりと調査しながらと。それと何よりも、呉西6市がともにスクラムを組んでがっちりやっているよという姿を見せてほしいんです。  そういうことで、数字の目標を決めたからには、それを達成するように、これは決して氷見市だけで500人上げようという話じゃないんで、呉西6市全体という、これは大変あれですよ。年間18万2,500人の増という身いっぱい、身いっぱいのところへ、なおかつこれからもということなんですから大変厳しいかと思いますけど、まず数字を目標設定して、呉西6市で一緒にスクラムを組んでやるということが一番必要と思いますので、今その話を聞いて、こうしたいという感想で結構ですから、荒井部長まちづくり推進部長、お願いします。 ○議長(嶋田茂君) 荒井まちづくり推進部長。 ◎まちづくり推進部長(荒井市郎君) ありがとうございます。  能登空港、ほかの事例もいろいろこれからも調べていきたいと思っております。  新高岡駅利用については、高岡市が一番中心にやっておられます。その次に一番関係があると言ったらおかしいですけども、頑張るのはどうしても城端線・氷見線の直通化ということもありますので、私ども氷見市だと思っております。その後にまた呉西6市の皆さんがついてくるみたいな形、そして全体でやっていくと、そういう気持ちが大事だと思いますので、高岡市、氷見市、そして呉西6市で「かがやき」、何としても停車するんだという機運を盛り上げていきたいと思います。  以上です。 ○議長(嶋田茂君) 14番 荻野信悟君。 ◆14番(荻野信悟君) しっかりと、もちろん高岡はあれですけども、今部長から答弁があったように、高岡に次いでというよりも、高岡を十分にサポートしながら目標達成に頑張ってほしいと。なぜ金沢だけなの?という議論もいろいろありましたもんでね。なぜ今回は体験ということで金沢だけなの?ということも念頭に置いて、いろんな商品といいますか、いろんな施策を展開してほしいというふうに思います。  それでは次に、防災対策について幾つか質問したいと思います。  防災・危機管理監は私と同じ名前でありまして、若干やりにくいところもあるんですが、市長、荻野と荻野の話を十分に聞いて、最後に市長の思いも質問したいと思いますので、まず整備方針の中にある1,000台を購入するということの中で、先ほど1,000台の防災ラジオについて、いろいろ整備先について説明があったわけなんですが、そこで、土砂災害警戒区域であるとか高齢者のみの世帯であるとかということの中で450台と、1,000台の積算が載っておりますが、実際、今現在、そういう土砂警戒区域であるとか高齢者のみの世帯数、数字的にはどれくらいというふうに数字を把握しておられますか、防災・危機管理監、お願いします。 ○議長(嶋田茂君) 荻野防災・危機管理監。 ◎防災・危機管理監(荻野直樹君) 土砂災害警戒区域の人数でございますが、現在、数字のほうはちょっと手元にございません。後で御報告させていただきたいと思います。よろしくお願いいたします。 ○議長(嶋田茂君) 荻野防災・危機管理監に申し上げます。ただいまの荻野議員の再質については、あすの本会議の冒頭で答弁を願います。  14番 荻野信悟君。 ◆14番(荻野信悟君) じゃ、高齢者とは何歳以上の方をもって高齢者というふうにこの計画の中では捉えていますか、防災・危機管理監。 ○議長(嶋田茂君) 荻野防災・危機管理監。 ◎防災・危機管理監(荻野直樹君) 75歳以上の方でございます。 ○議長(嶋田茂君) 14番 荻野信悟君。 ◆14番(荻野信悟君) それから、先ほど特別交付税の措置があるということで答弁がありましたが、高齢者は75歳以上、障害者にも当然措置があるかと思いますが、ちなみに、障害者家庭のほうにもこの防災ラジオは配布する予定なのでしょうか。  それと、そうであるとすれば、障害者の数といいますか、該当の世帯は何世帯ぐらいですか、防災・危機管理監。 ○議長(嶋田茂君) 荻野防災・危機管理監。 ◎防災・危機管理監(荻野直樹君) 避難を支援する障害者の方は、大体2,000世帯ほどと把握しております。 ○議長(嶋田茂君) 14番 荻野信悟君。 ◆14番(荻野信悟君) 整備内容の中には、必ずしも土砂災害区域とか高齢者のみの世帯とか障害者に全て配布するということは、今現在、28年度の計画の中には載っておりません。その中から抽出して450台ということかというふうに思います。  そうしますと、何年かかかって複数年度で整備するとありますが、何年間をもってどれほどの規模で整備するかというふうな、それは、今年1,000台配布した後のいろんな、モニタリングをしながら今後計画をつくっていくと整備方針の中にありますが、でも、計画的なものとして、何年までを目途にしていきたいということがあれば、それも今後の計画を立てていくということであれば、そのような答弁でも結構ですが、防災・危機管理監、お願いします。 ○議長(嶋田茂君) 荻野防災・危機管理監。 ◎防災・危機管理監(荻野直樹君) 先ほど答弁の中にもありましたように、現在のところ、対象の範囲、あるいは有償か無償かについてまだまとまった計画がございません。今後、議会の皆様と御相談しながら決めていきたいというふうに思っておりますので、年度につきましても、そのときに一緒に決めていきたいと思っております。  以上でございます。 ○議長(嶋田茂君) 14番 荻野信悟君。 ◆14番(荻野信悟君) 今、まさにこの9月というのは、1日が大正12年の関東大震災ということで9月1日が防災の日ということで、今、行政チャンネルのほうでも、市長みずから防災ラジオについてPRをしております。  そういうことなので、市長は、防災ラジオについては、国全体として防災行政無線を設置していこうというような動きがあって、スピーカーからいろんなお知らせが流れるんですけど、風の影響を受けたり天候に左右されたりするときもあるようでありますという中で、そこで、ふれあいトークなどでも、もっと聞きやすい、もっとわかりやすい、もっと適切な情報の入手の方法を幾つか用意してほしいという声がありましたので、このたび氷見市では防災ラジオを導入していこうということになっておりますということを今テレビで盛んにやっております。  そういう中で、7月のある地区での市民とのふれあいトークの中で、確かに防災無線の聞こえが悪い、何とかしてほしいという話がありましたが、そのとき市長はどういう発言をしたか記憶にありますか、市長。 ○議長(嶋田茂君) 本川市長。 ◎市長(本川祐治郎君) ありがとうございます。  常々私は、まちづくりはハードからソフト、ソフトからハートへというあのお話をしておりますが、地域住民の皆様が味わいたい感情は、雑音がなく良好な音質で、的確にその情報を聞き取りたいということである。すなわち、ハートの部分を行政は配慮するべきだというふうな発言をさせていただきました。  したがいまして、今回の防災行政無線が雑音が多いということはどこの地区でも御指摘をいただいておりますので、防災ラジオの導入につきましては、この音質について非常に配慮をしました。こういうふうなことを御案内させていただきました。 ○議長(嶋田茂君) 14番 荻野信悟君。 ◆14番(荻野信悟君) 確かにそういう発言はありました。  私が先ほど質問したことは、屋外拡声器に対する市長の発言が、私に言わせれば、屋外拡声器の存在というものを全く認識していないような発言に受け取られましたね。その部分で何か、今確かに、後段の部分では、今ほど市長が言われたように、防災ラジオは非常に性能がいいラジオで、富山県内、他の市で導入している5倍から10倍も性能がいいんですよ、雑音は全くゼロですという、まことに耳ざわりのいい話がありましたが、それじゃなくて、その前段の部分の発言で何か記憶はありますか。  もしあれでしたら、私からどんな発言があったか言いましょうか。本川市長、記憶はありますか。 ○議長(嶋田茂君) 本川市長。 ◎市長(本川祐治郎君) 2つの話を申し上げたと思います。  百数十台の防災行政無線を設置し、3億数千万円の投資をしていると。ですから、振り返ってみて反省をするならば、これだけの大型の投資になりますので、これからの行政は、1つか2つテストケースでテストをしてから面的な導入を図るべきであろうというふうな発言をいたしました。  今回の防災ラジオにつきましても、昨年、阿尾地区のほうで、テスト的に実は御利用いただきまして、そのときの市民の皆様の使い勝手についてのお声を反映させながら慎重に導入を図ったものであります。  御質問の中にも、今回は1,000台だけですか、これから1万8,000世帯全てに配布をしていきますかという議論があろうかと思いますが、今回もこの1,000台の使い勝手を伺いながら展開していきたいという考えであります。  2つ目にお話をしたことは、これからは、防災・危機管理監も、防災だけの専門家ではお客様の満足に到達できないという話をしました。こうした音質の議論をした後、インターネット上でいろいろ調べてみたんですね。音、響きとか、グーグルで検索をしてみますと、ある音楽大学の先生のコメントが出てまいりました。音というのは、天井の高さとその距離によって聞こえ方が異なってくる。したがって、防災行政無線のような拡声器の場合には、天井がないわけでありますし、1キロ、2キロ遠くの方にお声をお届けするという状況ですので、最も条件としては不利なわけであります。したがって、最も条件不利の中で最適な音質を確保するためには、実はスピーカーに若干のプラスアルファの投資をしても、よい音質のスピーカーを買う必要があったのではなかろうかという行政としての自戒の念、反省も含めて、こういうことを学び得たというお話をさせていただきました。 ○議長(嶋田茂君) 14番 荻野信悟君。 ◆14番(荻野信悟君) 私もそのふれあいトークの現場におって、生で市長からの言葉を聞いたわけなんですが、行政のトップ、首長としてはあまり言ってほしくなかった表現があったように私は感じました。  まちづくりには、設備を買うことから味わいたい気持ちを大事にする。それは確かにそうでしょう。そういう中において、3億円もかけてこのスピーカーをつけているんですよと。慌ててと。  先ほど、設置するにつけての経緯は防災・危機管理監のほうから説明がありました。慌ててと。そのときに若干、これは人間、勘違いもありますから、133カ所のところを120カ所に、3億円もの買い物をするときに、スピーカーの音量テストをしましたかと私は言いたいと。そういうことをやっていない行政だからという発言がありましたが、これはやっぱり、もっとそれは首長として発言に十分配慮したことを、今後注意してほしいなというふうに私は感じました。何か前のやつを否定して、だから今度はすばらしいやつをやるんですよと。  屋外拡声器というのは、先ほど説明がありましたように、外におる人たち、これは観光とかいろんな目的で、他所から氷見市内に入ってきた人、外におる人たちに知らしめるような役目もある。  当然のごとく、それだけでは補完できないので、違ったツールで補完すると。それが多重化ということなのでありまして、今年は試験的に1,000台ということでありますが、今後、全世帯に配備して、細かい数字はもう時間もなくなりましたから言いませんが、そういうものをひっくるめて、将来に向けて全戸配布、それも無償なのか、あるいは有償にするかということもひっくるめて、多分そうなってくると、今後の検討課題と、十分に慎重審議という答えが返ってくるかと思いますが、市長の今までの発言を聞いておると、もうそれくらいしないと拡声器を補完できないような声にも聞こえましたので、その辺をひっくるめて、将来に対する全戸配布も視野に入れて、いかにして今後の防災ラジオというものを検討していくかということを最後に本川市長に答弁をお願いしたいと。それで私の質問を終了したいというふうに思います。  以上です。 ○議長(嶋田茂君) 本川市長。 ◎市長(本川祐治郎君) 災害はいつ起きるかわかりませんので、スピードということは極めて重要なことであります。  あわせて、大変多額の投資になりますので、そうしたところの購入、執行を引き受ける行政としては、いち早く情報を集め、そして最適な購入をしていかなければならないと考えております。  今回の防災行政無線につきましては、テストの結果を見てですが、願わくば、先ほどから議論がありますように、複数の多重のラインを持つということが重要でありますので、できれば配布を進めていきたいと考えております。ただし、これは1台当たり1万5,000円程度のラジオでございます。  周辺市町村の自己負担の額を調べてみますと、1,000円ないし2,000円なんですね。ですから、1万3,000円くらいを行政が負担して、この後、1万7,000戸、1万6,000戸に配布していくということの投資については、市民の皆様の拠出して出る税金を使ってのリターンになりますので、市民の皆様のお声や、特に議会の皆様と御相談をしながら、全戸配布が適切であるかどうかということについては相談をさせていただきたいと考えております。  以上です。 ○議長(嶋田茂君) この際、暫時休憩いたします。  再開は午後1時からといたします。  午前11時38分 休憩        ─────────────────────────  午後 1時00分 再開 ○議長(嶋田茂君) 休憩前に引き続き会議を開きます。  市政一般に対する各派代表質問を続けます。
     11番 阿字野忠吉君。  〔11番 阿字野忠吉君 登壇(質問席)〕 ◆11番(阿字野忠吉君) 市民クラブの阿字野であります。  今定例会において、市民クラブを代表して、市政一般について質問させていただきます。  まず初めに、東北、北海道で大きな災害をもたらした台風10号をはじめとする水害において、犠牲になられた皆様と御遺族にお悔やみを申し上げるとともに、被害を受けられた皆様にもお見舞いを申し上げます。  地域の安心・安全を維持向上するためには、過信を戒め、日ごろから十分な備えをすることが重要であると改めて感じているところでございます。  今回は、市政一般について、6点を一問一答方式にて質問させていただきます。  第1は、災害対策についてです。  初めに、大規模災害への備えについてお尋ねいたします。  さきの東北から上陸した台風10号による水害や震度7を2度観測した熊本地震など、これまでの経験則が覆される大きな災害が発生しました。  平成7年の阪神・淡路大震災以降、日本列島は地震の活動期に入ったと言われており、世界的にも大きな地震が観測されています。  また、地球温暖化の影響により、本州の気候が亜熱帯性気候に近づいているとされ、台風や集中豪雨の被害も大きくなってきています。  このような環境のもと、今後も日本列島に大きな災害が発生することが十分に考えられ、比較的に災害が少ないと言われている富山県においても、大規模災害がいつ発生してもおかしくはありません。  過去の災害発生時には、行政の準備不足と避難指示の遅れを含む初動体制の遅れがたびたび指摘されています。全ての災害に完全に備えることはできませんが、市内で過去に発生した災害、そして他の地域で現在発生した災害については十分に検証し、備えを手厚くしていくことが重要であろうと考えています。  さきの6月定例会にて制定された氷見市長の行動規範及び政治倫理に関する条例の第2条2項には、「市長は、市民の生命、身体及び幸福を追求する権利を守るため、その危機に備えた行動計画を整備しなければならない」と規定されていますが、大規模災害への備えについてどのように考え取り組まれているか、本川市長にお考えをお聞きいたします。 ○議長(嶋田茂君) 本川市長。 ◎市長(本川祐治郎君) 市民クラブを代表して質問されました阿字野議員への災害対策の御質問のうち、大規模災害への備えについてお答えをいたします。  昨年の関東・東北豪雨、そして今年に入ってからの熊本地震、また先日は台風10号の大雨による東北、北海道への大規模な被害が発生するなど、近年、こういう大がかりな災害が日本各地で発生をいたしております。  本市におきましても、今ほど阿字野議員が御指摘をなさいましたように、いつこのような大規模な災害が発生するかわかりません。  災害が豪雨の災害であれ地震の災害であれ、私が常に念頭に置いておりますことは、初期対応をいかに適切に行うかということであり、トップの勇敢かつ迅速な判断が極めて重要であると考えております。  市のトップの災害対応の心構えといたしましては、1つには、何より災害から市民を守るために、私が全責任を負う覚悟で陣頭指揮をとることであります。  2つには、避難勧告等の発令につきましては、気象状況を的確に把握した上で、空振りを恐れず、時期を失することなく発令をするということであります。避難勧告、避難指示の発令は、市民の生命を守るための災害時における市長の最大の使命でありますので、勇気を持って積極的に発令をしていく、このことであります。  3つには、市長である私自身が、時節、マスコミなどを通じて市民の皆様に災害の状況を伝えるなど、説明責任を果たすということであります。  また、大規模災害時において被害の拡大が見込まれるときには、緊急消防援助隊や自衛隊等の出動を県知事や消防庁長官にちゅうちょなく連絡することも、私、市長に課せられた重要な責務と認識をいたしております。  これらのことは災害対応における心構えの要諦でありますが、何より実践できなければ意味のないことであります。日々の訓練を重ねることによって対応能力を養っていくことに加えまして、常日ごろから各地の情報にアンテナを張り、首長の対応の状況等に学んでいく、このことが肝要であろうと存じております。  そしてまた、何より市民の皆様に日ごろから防災への意識を高めていただくことも大変重要な責務と考えております。  一昨日も、氷見の大火を忘れまじとする消防団の皆様の訓練がありました。雨の中、消防団の皆様がそうした意識の啓発に常に努めてくださっています。  私たち氷見市といたしましても、本年度から、災害の避難訓練に関しましては、夜間の避難訓練、自主防災訓練の実施を8月21日に行ってみております。  また、熊本地震において、ボランティアで支援活動に携わられました医療班の方やNPOの方々を市役所にお招きし、市職員や地域の方とともにその報告会を受ける、こうした活動も実施をいたしております。  さらには、今月の21日には、まちづくりバンクにおきまして、国内外で防災教育の普及に取り組んでいらっしゃいます永田宏和氏をお招きいたしまして、一般市民や防災関係、職員、そして地域や学校等の関係者の方を対象に、子どもたちに向けた防災教育、防災活動のあり方についてお話をしていただくことになっております。  また、先ほど来、荻野議員からの御質問にもさまざまお答えをしておりますが、防災行政無線のほか、ケーブルテレビ、ホームページ、市のお知らせメール、そして防災ラジオなどを媒体として、市民の皆様にも常日ごろから情報がとれるように、御案内を申し上げましたり、「見える わかる 氷見市政ナビゲーション」等でも、この防災に関するお話をお伝えしているところでございます。  また今後は、市の防災危機管理体制を強化するために、富山県や富山市が既に先行して実施をしておられますが、自衛隊OBの人材の招聘を検討いたしております。今月中に採用面接を実施し、来年度の採用に向けて準備を進めているところでございます。  阿字野議員とは、昨年開催されました北陸信越の若手市議会議員の会と私ども青年市長会の合同研修会で、関東・東北豪雨に対応されました常総市の金子市議のお話をともに伺い賜りました。有事の際には首長の役割が何より重要とのこと、思いを一にしたところであります。私が覚悟を持って常に最前線に立ち、市民の皆様にきめ細かく情報をお伝えするとともに、迅速かつ的確な対応をとってまいります。今後ともどうぞよろしくお願い申し上げます。 ○議長(嶋田茂君) 11番 阿字野忠吉君。 ◆11番(阿字野忠吉君) どうもありがとうございました。十分な備えをしていただければと思います。  次に、業務継続計画についてお尋ねいたします。  業務継続計画は、大規模災害でも業務が続けられるよう、庁舎の代替施設や職員の体制をあらかじめ決めておくもので、国の手引きでは、1.首長不在時の代行や職員の参集、2.本庁舎が使用できなくなった場合の代替施設、3.電気、水、食料の確保、4.災害時の通信手段の確保、5.重要な行政データのバックアップ、6.優先業務の整備、以上の6項目を上げています。  熊本地震を受けた新聞報道によれば、県内10市のうち富山市、射水市を除く8市が業務改善計画を策定しておらず、専門家は県や隣接自治体と連携して、早期に業務改善計画を策定すべきだと指摘しています。  荻野防災・危機管理監に業務改善計画の中身と氷見市において今後策定する考えはないかについてお考えをお尋ねいたします。 ○議長(嶋田茂君) 荻野防災・危機管理監。 ◎防災・危機管理監(荻野直樹君) 業務継続計画はBusiness Continuity Planning、略してBCPとも言いますが、議員がおっしゃったとおり、大災害や大事故、疫病の流行、犯罪の被害、社会的混乱など、通常業務の遂行が困難になる事態が発生した際に、事業の継続や復旧を速やかに遂行するために策定される計画でございます。  地方自治体におきましても、災害時に行政みずからが被災し、人、物、情報等、利用できる資源に制約がある状況の中においても、優先的に実施すべき業務─非常時優先業務とも言いますが─を特定するとともに、業務の執行体制や対応手順、継続に必要な資源の確保等をあらかじめ定める業務継続計画の策定によりまして、業務継続性を確保しておくことが極めて重要であると言われております。  議員もおっしゃいましたが、東日本大震災を契機としまして、このBCP策定の必要性が非常に高まってきておりまして、県内におきましても、富山市、射水市などの市、町が策定済みでございます。  以上でございます。 ○議長(嶋田茂君) 11番 阿字野忠吉君。 ◆11番(阿字野忠吉君) 氷見市において今後どういうふうに取り組まれていくか、再度、荻野防災・危機管理監にお考えをお尋ねいたします。 ○議長(嶋田茂君) 荻野防災・危機管理監。 ◎防災・危機管理監(荻野直樹君) 本市は、今年でございますが、4月から、まず災害時職員初動マニュアルについて、現在、優先的に整備を進めております。4月から始めておりまして、現在ほぼ完了しております。  このマニュアルにつきまして、今後、職員の参集訓練等々を行いまして、実際の訓練を通じた課題を修正しまして、このマニュアルを改善していきたいと思っております。  これにあわせまして、今後、業務継続計画の策定につきましても、庁内で検討会を立ち上げまして、またさらに専門家の指導を受けながら検討を進めたいというふうに考えております。  以上でございます。 ○議長(嶋田茂君) 11番 阿字野忠吉君。 ◆11番(阿字野忠吉君) わかりました。  また、行政の災害対応の計画である地域防災計画というのもあろうと思うんですが、この地域防災計画と業務継続計画、BCPとの関係はどのようになっているんでしょうか、教えてください。荻野防災・危機管理監、お願いいたします。 ○議長(嶋田茂君) 荻野防災・危機管理監。 ◎防災・危機管理監(荻野直樹君) 地域防災計画でございますが、これは災害対策基本法という法律に基づきまして、発災時または事前に実施すべき災害対策に係る実施事項、役割分担等を規定するための計画でございます。  一方、この業務継続計画につきましては、災害時に必要資源に制約があるという状況のもとで、非常時に優先してやる業務を時間とか時期までに実施し実効性のあるものとするような計画でございます。  地域防災計画とBCPはともに、災害に組織としてどう立ち向かっていくか、対処していくかということを目的としております。どちらも目的は同じなんですが、地域防災計画では、住民、企業に対していかに対応していくかということを中心に書いていくものでございまして、BCPのほうは市役所の庁内の体制をどう整えていくかを中心に定めるものでございます。  以上でございます。 ○議長(嶋田茂君) 11番 阿字野忠吉君。 ◆11番(阿字野忠吉君) ありがとうございます。十分に計画のほうも進めていただけたらと思います。  次に、水害対策についてお尋ねいたします。  さきの台風10号による水害では、岩手県岩泉町では高齢者グループホームの9名の入居者が犠牲となりました。報道によれば、この被害は防ぐことができたのではないかというような指摘もされております。  最近は、氷見市においても小規模の福祉施設が新規に建設されております。これらの地域において水害の危険性はないのでしょうか。  まず、氷見市において、過去に氾濫した河川と箇所を表建設農林水産部長にお尋ねいたします。 ○議長(嶋田茂君) 表建設農林水産部長。 ◎建設農林水産部長(表良広君) 阿字野議員の水害対策の御質問についてお答えいたします。  氷見市内には、富山県が管理いたします二級河川が16カ所、市が管理いたします準用河川が10カ所、普通河川が70カ所、合計で96の河川がございます。  近年の主な被害状況でございますが、二級河川のうち仏生寺川では、平成10年の台風で川尻、海津地内、そして平成14年の台風では大浦地内で浸水被害が発生しております。上庄川では、平成17年7月の梅雨前線豪雨で幸町地内に浸水被害が発生しております。また泉川では、平成20年の豪雨により、上泉地内での浸水被害や柳田地内でも堤防が決壊して浸水被害が発生しております。  次に、市が管理する河川のうち新川では、平成17年7月の梅雨前線豪雨により、島尾地内で浸水被害が発生しております。園川では、平成17年、平成20年の豪雨により、柳田地内で浸水被害が発生しております。記憶に新しいものでは、平成25年の豪雨により、石坊川で浸水したことがございました。  以上です。 ○議長(嶋田茂君) 11番 阿字野忠吉君。 ◆11番(阿字野忠吉君) どうもありがとうございました。  事前に、ちょっと箇所のほうもたくさんあるということなので、地図で浸水箇所と浸水エリアを区別したものをいただいたんですけれども、特に南部地域を中心に、被害はそれほど大きくないのかもしれませんが、広範囲に川の流域において越水等の浸水被害が起きているなという印象を抱いております。  これらの箇所と氷見市が現在ハザードマップとして発表している洪水避難地図、こちらは洪水避難地図なんですけれども、この洪水避難地図との差異やそごはないのでしょうか、表建設農林水産部長に見解をお尋ねいたします。 ○議長(嶋田茂君) 表建設農林水産部長。 ◎建設農林水産部長(表良広君) 阿字野議員御指摘のハザードマップとの整合性でございますけれども、平成20年に富山県が作成しました浸水想定区域図をもとにいたしまして、二級河川の仏生寺川流域、そして余川川・上庄川流域、宇波川・阿尾川流域の3地域におきまして、洪水避難地図、ハザードマップでございますが、氷見市は作成しております。  この地図には、先ほどお答えいたしました浸水被害箇所はおおむね網羅されております。  以上です。 ○議長(嶋田茂君) 11番 阿字野忠吉君。 ◆11番(阿字野忠吉君) どうもありがとうございました。  一番最初に聞きました過去の氾濫では、泉川のほうの氾濫についても報告があったわけでありますが、泉川については洪水避難地図のほうが作成されていないということでありますが、これについてはどういうふうにお考えでしょうか、表建設農林水産部長、お願いいたします。 ○議長(嶋田茂君) 表建設農林水産部長。 ◎建設農林水産部長(表良広君) 平成20年に県がまず浸水想定区域図を作成したところでございますが、この際、泉川流域については、まだ雨量とか、そういった面のデータが少し弱かったとお伺いしております。その当時は作成しておりませんが、現在、新たな最大雨量等を見直しまして、この秋、9月の補正で県のほうは泉川の浸水想定区域図の策定をすると伺っております。それに合わせて市としても対応してまいりたいと考えております。 ○議長(嶋田茂君) 11番 阿字野忠吉君。 ◆11番(阿字野忠吉君) ありがとうございます。  こちら、洪水避難地図については、仏生寺川流域、余川川・上庄川流域、宇波川・阿尾川流域と3つのハザードマップがあるわけでありますが、今し方御答弁ありました泉川においても、また県の資料ができ次第、早急に取り組んで住民の皆さんに配布していただけたらと思います。  今の水害について再質問なんですけれども、今回の台風10号の教訓を踏まえまして、このハザードマップ、洪水避難地図の想定浸水区域に位置している学校や福祉施設はどれくらいあるのでしょうか。  事前に通告してありますので、荻野防災・危機管理監にお尋ねいたします。 ○議長(嶋田茂君) 荻野防災・危機管理監。 ◎防災・危機管理監(荻野直樹君) ハザードマップの洪水浸水想定区域にあります保育所や社会福祉施設、学童保育の数につきましてでございますが、仏生寺川流域で5カ所、上庄川流域で5カ所、余川川流域で1カ所の計11カ所でございます。阿尾川・宇波川水域におきましては、該当施設はございません。  また、これらの施設に対しまして、洪水に備えて対応していただきたいこととしまして、情報伝達体制の確認、指定緊急避難場所の確認、避難経路の確認のほか、避難準備情報が発表された際に、施設としていち早く避難していただきたいと、適切な避難行動ができるよう、その対応の確認を行っていただきたいというふうに考えております。  また、先日の台風10号の大雨によります災害を教訓としまして、本市の施設に対する情報伝達体制を整理するとともに、施設に対しまして避難確保計画の作成や避難訓練など、実施についても啓発してまいりたいと考えているところでございます。  以上でございます。 ○議長(嶋田茂君) 11番 阿字野忠吉君。 ◆11番(阿字野忠吉君) どうもありがとうございました。  今し方、11カ所、浸水想定区域に学校や福祉施設があるということでございましたので、また泉川のほうも今後できるということですので、その流域もまた調査していただいて、それらの箇所とまた密接に連絡をとっていただきまして、不測の事態がないように取り組みを進めていただけたらと思います。  次に、上水道の耐震化と避難所の対応について、荻野防災・危機管理監にお尋ねいたします。  さきの熊本地震においては、避難所の慢性的な仮設トイレの不足や感染症の発生も報告されております。また、仮設トイレの中で高齢者の女性が心不全で亡くなったという事案も報道されているところであります。  災害時においては身の安全確保が第一でありますが、その身の安全確保の後は、衛生面も含めたトイレの問題も非常に大きな問題になるのかなと、感染症の報道を聞いて思っておる次第でございます。
     まず、氷見市において、上水道の耐震化率はどのくらい進んでいるのでしょうか。氷見市が指定している市内29カ所の避難所の耐震化率とあわせてお答えください。よろしくお願いいたします。 ○議長(嶋田茂君) 荻野防災・危機管理監。 ◎防災・危機管理監(荻野直樹君) 本市の上水道の配水管延長でございますが、平成27年度末で約450キロでございます。このうち、口径400ミリ以上の基幹管路の延長は約27キロメートルでございます。耐震化適合性の割合は3.5%でございます。  また、口径400ミリ未満の管路延長は約423キロメートルで、耐震適合性の割合は97.9%でございます。管路全体では92.2%となっております。  また、管路の更新につきましては、耐用年数に達したもののうち、重要性、緊急性の高いものから順に、年間約3キロを老朽管更新事業にあわせて整備をいたしております。  また、本市の指定避難所、29カ所ございますが、このうち耐震化済みは、小中学校を中心としまして22カ所が耐震済みでございます。率にしまして76%でございます。  一方、旧小学校を利用しました地域の公民館などにつきましては7カ所ございまして、まだ耐震化されていない状況でございます。  施設の耐震化につきましては、今後、施設の安全性の確保について、指定避難所の施設管理者と協議を進めてまいりたいというふうに考えております。  よろしくお願い申し上げます。 ○議長(嶋田茂君) 11番 阿字野忠吉君。 ◆11番(阿字野忠吉君) どうもありがとうございました。  水道管については、450キロのうち92.2%、全体で耐震化が進んでいるということでありましたが、幹線については、幹線27キロのうち3.5%しか耐震化が進んでいないということでありました。  この点についてどう考えればよろしいのでしょうか。表建設農林水産部長に見解をお聞きいたします。 ○議長(嶋田茂君) 表建設農林水産部長。 ◎建設農林水産部長(表良広君) 議員御指摘のように、大変耐震化適合率が低いということで、我々、上水道事業者としては課題と考えております。  荻野防災・危機管理監からの答弁もございましたけれども、老朽管更新、そのスピードを少し高めるよう、国、県なりの支援もいただきながら何とか、一番かなめのところでございますので、しっかり耐震化に努めていきたいと考えております。 ○議長(嶋田茂君) 11番 阿字野忠吉君。 ◆11番(阿字野忠吉君) どうもありがとうございました。  耐震化していない避難所とあわせまして水道管の幹線のほうも、順次、耐震化の工事のほうを進めていただけたらと思います。  今お答えがありました上水道についてなんですけれども、災害時に水道を使うためには、上水道や水道管、また避難所内の水道施設など、これらの一つでも破損すると水道が使えなくなるような状況になろうと思います。  また、トイレに至っては、下水道管、ポンプ、下水処理場の稼働も必要となってくるのでありまして、これらを考えると、大規模災害の際には、ほぼ避難所のトイレが使用できなくなるのではないかと考えられます。  そうすると、仮設トイレに全面的に依存することになると思いますが、氷見市が準備している仮設トイレはどのくらいあるのでしょうか。荻野防災・危機管理監にお尋ねします。 ○議長(嶋田茂君) 荻野防災・危機管理監。 ◎防災・危機管理監(荻野直樹君) 議員御指摘のとおり、地震が発生した場合、耐震化されていない施設はもちろんのこと、耐震化された施設におきましても、トイレが使用できないといった場合が想定されるかと思います。  そのときの対応としまして、本市の備蓄資機材でございますが、便槽つきの仮設トイレが10台ございます。また、簡易トイレとしまして50台ありまして、これをまず充てることとしたいと思っております。  当然、大きな災害あるいは長期の災害になりますと、これだけでは不足してまいります。そのとき、県や防災協定を締結しております自治体、あるいは民間の方々にも支援を求めていきたいと思っております。  また、現在協議を進めております県西部6市によりますとやま呉西圏域連携中枢都市圏の広域防災連携事業で、簡易トイレや発電機などといった防災資機材の連携備蓄を行うことも検討しておりますので、そういったところで対応させていただきたいというふうに思っております。  また、災害時避難所において、先ほど議員が指摘されました感染症が流行するということでございますが、こういった仮設トイレの備蓄だけではなくて、衛生用品の確保とか、あるいはトイレの清掃に努めたり、トイレ用のスリッパを準備するといった衛生管理も大変重要というふうに言われております。  今後、避難所運営マニュアルなどを整備する中で、そういったことも盛り込んでいきたいというふうに考えております。よろしくお願いいたします。 ○議長(嶋田茂君) 11番 阿字野忠吉君。 ◆11番(阿字野忠吉君) どうもありがとうございました。  さきの熊本地震においては、報道等によりますと、初期においては18万人が避難所で避難生活をされたとも報道されております。  氷見市に当てはめると、5,000人から1万人近くの数字が、そういう直下型の地震が起きた際には発生する可能性が考えられるなと思っておるわけでありますが、今し方、仮設トイレの数が、便槽つきが10台、簡易トイレが50台ということでありましたが、便槽つきという意味がちょっとわからないんですけれども、その意味とあわせまして、60台で一体どれくらいの数の避難者を考えていらっしゃるのかお考えを教えてください。よろしくお願いいたします。 ○議長(嶋田茂君) 荻野防災・危機管理監。 ◎防災・危機管理監(荻野直樹君) まず便槽つきのトイレでございますが、よくイベントとかに使います、下のほうに便槽がついた仮設トイレを想像していただければ結構だと思います。そういったものが10台ございます。  また、簡易トイレというのは、便器だけみたいなものがありまして、その周りを段ボールとかで囲んで使っていただくということでございまして、これは大体1つにつきまして2,000回使えるという、そういう取りかえる袋がついておりまして、そういったもので対応していきたいと思っております。 ○議長(嶋田茂君) 11番 阿字野忠吉君。 ◆11番(阿字野忠吉君) 私、普通、仮設トイレといえば、電話ボックスみたいな便槽つきのトイレを意味しておったんですが、簡易トイレというと、本当の何か登山に使うようなものなのか、災害救助の非常事態用の簡易なものだというような印象を受けました。  通常、私が考えておった仮設トイレが10台ということで、甚だ心もとないなと思ったわけでありますが、その10台と50台でどれくらいの人数が、急に人数と言われても難しいかもしれませんが、イメージとしては、またイベントとかで使っている際とかも勘案して、どれくらいの人数が使える状況であると思いますか。荻野防災・危機管理監、お願いいたします。 ○議長(嶋田茂君) 荻野防災・危機管理監。 ◎防災・危機管理監(荻野直樹君) 便槽つきの仮設トイレにつきましては、ためるタンクがありますので、そのときに処理場が動いているかどうかという問題もございますが、取りかえればどれだけでも使える、便をくみ取れば使えると思います。  簡易トイレにつきましては、50台につきまして200回ですので、その回数使えるというふうに思っておりますが、それが何人に対応するかというのはなかなかちょっとあれなんですけども、50台につき200回の交換用の袋がついているという形になってございます。  それでよろしいでしょうか。 ○議長(嶋田茂君) 11番 阿字野忠吉君。 ◆11番(阿字野忠吉君) どうもありがとうございました。  本当に直下型の地震が起きたということであれば、数千人規模の避難の方が見込まれるわけでありまして、近隣からの応援、また県からの応援というのも考えられるわけでありますが、そうしたときの避難所の兼ね合い、また学校というと、長期になるとまた再開もしなければいけないわけでございまして、もう少し具体的に災害対策のほう、また先ほどの業務継続計画とあわせまして考えていただければと思っております。  次は、第2に移りまして、地方創生についてお聞きいたします。  初めに、人口減少対策についてお尋ねいたします。  今年6月、5年に一度行われる2015年国勢調査の速報値が公表されました。日本全体でも一段と少子高齢化が進み、65歳以上が全人口に占める比率は26.7%と、初めて4人に1人を超え、15歳未満の人口は12.7%と過去最低となり、今や子どもの数は高齢者の数の半分以下となっています。  氷見市においても、総人口は4万8,019人と、初めて国勢調査の数字で5万人を割り込みました。  昨年策定された氷見市人口ビジョンの基準となる国立社会保障・人口問題研究所の2015年の予測値より294人も少なくなっておりまして、氷見市が目標とする2060年において3万人の維持が早くも危ぶまれているのではないかと考えております。  長い人類の歴史をひもときますと、豊かな国では、人口減少は古代ギリシャやローマ帝国、はたまた19世紀末のヨーロッパでも記録されており、社会の進歩とともに、若い人々が楽しむものやサービスの種類が拡大し、人々は高い生活水準を保つために、子どもの数を抑制するようになると考えられています。  紀元前2世紀の古代ギリシャの歴史家ポリビオスはこう書き残しています。「現在では、全ギリシャにわたって子どものいない者が多く、また総じて人口減少が見られる。そのために都市は荒廃し、土地の生産も減退した。しかも、我々の間で長期の戦争や疫病があったというわけでもないのである。人口減少のわけは、人間が見えを張り、貪欲と怠慢に陥った結果、結婚を欲せず、結婚をしても生まれた子どもを育てようとせず、子どもを裕福にして残し、また放縦に育てるために、一般にせいぜい1人か2人きりしか育てぬことにあり、この弊害は知らぬ間に増大したのである」。  まさしく歴史は繰り返しているのでありますが、現在の氷見市の出生数は、平成22年度に初めて300人を下回って292人となり、23年度は285人、24年度は296人、25年度は244人、26年度は272人と減少傾向にあります。特に25年度は過去最低となる244人と大きく減少したのですが、翌年の26年度は少し持ち直して、27年度の出生数がどうなっていたのか気にかけております。  また、転入と転出の差である社会減は、平成22年度はマイナス186人、23年度はマイナス169人、24年度はマイナス233人、25年度はマイナス247人、26年度はマイナス380人と、こちらはマイナス幅が増加傾向にあります。  特に平成26年度のマイナス380人は、私の手元に資料があります過去15年間において最大の流出幅となっております。  それでは、最新の平成27年度の出生数、転入数、転出数は何人だったのでしょうか。また、この数字をどう考えているのか、宮本地方創生政策監にお尋ねいたします。 ○議長(嶋田茂君) 宮本地方創生政策監。 ◎地方創生政策監(宮本祐輔君) 阿字野議員の地方創生についての御質問のうち、人口減少対策についてお答えいたします。  これから申し上げる人口に関する数値は、住民基本台帳の数値によるものでございます。  平成27年度の出生数、つまり、お生まれになった方の数は238人で、前年度と比べて34人が減っております。平成27年度の転入者、つまり他の市区町村から氷見市に引っ越してこられた方は767人で、前年度と比べ65人が増えました。転出者数、つまり氷見市から他の市区町村へ引っ越しされた方は984人で、前年度と比べ98人が減っております。自然増減、つまり出生数から死亡数を差し引いた人数はマイナス497人であり、前年度よりもさらに42人が減りました。社会増減、つまり転入者数から転出者数を差し引いた人数はマイナス217人であったものの、前年度に減った人数を基準とした場合と比べて163人が増えております。  こちらについての考え方でございますが、社会増が増えております。言いかえますと、平成26年度と比較しますと人の減り方が少なくなっていると。言いかえると、氷見市から他の市区町村へ引っ越す人が減って、他の市区町村から氷見市へ引っ越してくる方が増えたという結果となっております。  以上でございます。 ○議長(嶋田茂君) 11番 阿字野忠吉君。 ◆11番(阿字野忠吉君) どうもありがとうございました。  住民基本台帳、つまり住民票ベースの数値ということで、今の宮本地方創生政策監の中で社会増が増えたというような言い方をされたんですが、減ったというか、社会減のマイナス幅が少なくなったというような意味だろうと思いますので、またちょっと誤解のないよう、発言のほうを気をつけていただけたらと思います。  先ほど宮本地方創生政策監からありましたとおり、平成27年度は出生数が238人、社会減がマイナス219人ということで、社会減につきましては、北陸新幹線の影響からでしょうか、前年対比161人のプラスということで大幅に持ち直しているわけでありますが、出生数については前年対比34人減、率で言うと12.5%の減少となっており、こちらは過去最低を更新した数字でございます。大変ショッキングな数字であろうと受けとめております。  平成28年度は、4、5、6、7、8と今5カ月が経過したところでありますが、平成28年度の傾向というのはどうなっているのでしょうか。宮本地方創生政策監にお尋ねいたします。 ○議長(嶋田茂君) 宮本地方創生政策監。 ◎地方創生政策監(宮本祐輔君) お答えいたします前に、先ほどの社会増減の表現につきましては御指摘のとおりでございます。以後、表現には気をつけたく存じます。  御質問の平成28年度の出生数、転入者数、転出者数についてお答えいたします。  平成28年度の4月から8月末までの出生数は96人であり、前年度の同時期と比べ11人分少なくなっております。平成28年度の4月から8月末までの転入者数は259人であり、前年度の同時期と比べ22人減っています。4月から8月末までの転出者数は331人であり、前年度の同時期と比べ35人減っております。  以上でございます。 ○議長(嶋田茂君) 11番 阿字野忠吉君。 ◆11番(阿字野忠吉君) どうもありがとうございました。  まだ1年のうち5カ月分の数字なのでありますが、それでも出生数については5カ月で96人、昨年度11人減ということで、これを単純に1年、12カ月に割り戻すと210人ほどということで、前年比マイナス10%ほどの数字であろうと思います。  平成27年度もマイナス12.5%、そして今年の平成28年度もマイナス10%ということで、2年連続2桁の減少というのが出生数において今考えられておるわけでありますが、今現在の氷見市の小学1年生の児童の数というのは約300人なのでありますけれども、8年後にこの子どもが中学3年生になるころには、氷見市の小学1年生の数というのは、昨年が238人ということで、ここ数年のうちに200人を割り込むことも十分に考えられますので、今の小学1年生が8年後中学3年生になるころには、300人が200人になっておると、そういった今現在の推移している状況なのではないかと考えております。  さきに策定された氷見市の人口ビジョンにおいては、出生数を300人前後に設定しておりまして、このビジョン自体が2060年に3万人という意欲的な目標といいますが、3万人ありきの計画だとも受け取れます。  常識的に考えれば、社人研の推計値で、移動が半減しない場合とされる2060年に1万8,599人ぐらいが現実的な数字ではないかと個人的には考えていますが、現在の出生数の減少が人口ビジョンに与える影響について、宮本地方創生政策監にお考えをお尋ねいたします。 ○議長(嶋田茂君) 宮本地方創生政策監。 ◎地方創生政策監(宮本祐輔君) 現在の出生数が想定より少ないことが人口ビジョンに与える影響についてお答え申し上げます。  阿字野議員御指摘のとおり、平成27年度における出生数は238人ということで、こちらは人口ビジョンで見込んでいる出生数、想定している出生数よりも少ない数字となっております。  このままのペースで行きますと、今掲げている2060年に3万人程度の人口の達成は難しいものであると考えております。  しかしながら、こちらの達成につきまして、まだ人口減少、2年というところでのトレンドはマイナスですが、もう少し広い趨勢、トレンドで人口減少がどうかというところを見ていきながら、かつ、人口減少対策につきましても、人数が少ないからといって、出生数が想定よりも少ないからといって、人口ビジョンを下げるのではなくて、想定よりも少ないというのであれば、なぜそうなっているのかを考えながら、出生数が目標の数字になるまで上がっていくようなことを、今時点の施策や事業、検証、改善を繰り返しながらその数字に向かって進んでいくと、そのようなことを考えております。  以上でございます。 ○議長(嶋田茂君) 11番 阿字野忠吉君。 ◆11番(阿字野忠吉君) どうもありがとうございました。  計画のほう、まだ2年ということでありますので、5年ごと、これからも国勢調査の数字のほうも出てこようと思います。また、それを契機に、今後、全体の計画もまた見直していく時期も来るのかなと思っておりますが、一人でも多く人口、そして出生数を増やすように、また取り組みのほうも重ねてお願いする次第でございます。  次は、氷見市の観光について移ります。  8月に改造されました安倍内閣におきまして、山本地方創生担当相の「地方創生は地方の平均所得を上げることと定義したい」との発言が報道されております。地方創生の三要素であるまち・ひと・しごとのうち、しごと、つまり産業政策が重要であり、これまでより高い賃金や利益が取れる産業を地域につくっていこうということだったろうと思います。  平成27年12月定例会の本会議において、宮本地方創生政策監に氷見市の製造業と観光業の規模と推移についてお尋ねいたしました。このうち観光業とされます宿泊業、飲食サービス業の売上高は平成24年は73億円であり、氷見市全体の売上高の3.7%を占めているとのことでした。  日帰り観光も含めた、いわゆる観光業としての売上高は氷見市全体の5%で100億円ぐらいではないかと推測しているわけでありますが、その推移につきましては、宿泊人数は平成6年の46万人から平成26年の23万人とちょうど半減しておりまして、日帰り観光で増加した分を加えても、この20年間で観光業の売上高は大きく減少したものと考えております。  平成26年の年間宿泊数で言えば、氷見市の23万人に対しまして、和倉温泉75万人、山代温泉69万人、高山市に至っては200万人と、本当に200万人分泊まれる宿泊施設があるのかなと、ちょっと数字を見て驚いたわけでありますが、氷見市と大きく乖離しているところであります。  氷見市の産業政策を考える上で、年間宿泊数はまだまだ伸ばせる余地があるのではないかと考えております。  氷見市においては、北陸新幹線開業後の平成27年4月から10月にかけて、じゃらんリサーチセンターに依頼し、携帯のGPSの電波位置情報による動態調査を行ったそうでありますが、その結果はどうだったのでしょうか。荒井まちづくり推進部長にお尋ねいたします。 ○議長(嶋田茂君) 荒井まちづくり推進部長。 ◎まちづくり推進部長(荒井市郎君) 阿字野議員の氷見市の観光についてお答えいたします。  昨年度もGPS調査とGAP調査をしておりますが、GPSの結果ということでございますが、GPS調査、阿字野議員からもお話がありましたが、これは携帯端末の位置情報データを分析、解析するということで、これまでどこから旅行者の方が来てどんなふうに回っていくかということがはっきりしていなかったんですが、その流入経路、それから周遊実態、どこを回っているかいうことを可視化、はっきりさせる調査でございます。昨年の4月から10月までに調査しておりまして、サンプル数は3,034人の方を分析しております。  結果につきましてですが、氷見市では、一番大事なことは滞在時間が非常に短いということでございます。宿泊の数も、阿字野議員からお話がありましたが、宿泊を含めての平均滞在時間は3時間3分ということで、例えば黒部市ですと約7時間、それから金沢市、七尾市、富山市、こちらのほうは約6時間ということで、ここから比べてもかなり短い滞在時間になっております。  それから、立ち寄りの数、場所ですね、この数の調査もありますが、平均の周遊箇所が1.14ということで、ほとんど市内を回っていないと、立ち寄るだけという結果が出ております。
     以上でございます。 ○議長(嶋田茂君) 11番 阿字野忠吉君。 ◆11番(阿字野忠吉君) どうもありがとうございました。  今ほど、平均滞在時間はほかの半分で3時間3分ということで、周遊箇所は1.14カ所ということでございました。  事前に結果のほうもいただいておるんですが、全体の3分の2が日帰り観光客ということで、市民の肌感覚にも合ったような数字かなと受けとめております。  特に、先ほども申し上げた宿泊数を伸ばしていく、3分の1しか今宿泊客がいないわけでありまして、この割合を増やしていく、また絶対数も増やしていくということが必要であろうと思います。  そのためにはどのような施策が有効であるとこのデータから考えておられるのか、荒井まちづくり推進部長にお考えをお尋ねいたします。 ○議長(嶋田茂君) 荒井まちづくり推進部長。 ◎まちづくり推進部長(荒井市郎君) 宿泊をどのように増やしていくかということでございますが、先ほど少しお話しさせていただきましたが、GAP調査というものもあわせて実施しておりまして、これはインターネットによるアンケート調査ということでございます。  地域の観光資源について、認知度、どれくらい知られているか。それから興味度、どれくらい興味があるかということを把握して、そのギャップを明らかにして、プロモーションの展開の方向性を探るという調査でございますが、この調査の結果では、氷見のほうでは、例えばひみ寒ぶりがもちろん一番でございます。それから鮮魚と加工品、氷見うどん、このあたりは大体予想どおりなんですが、あまり知られていないけれども興味があるというものの中に、氷見温泉郷、氷見牛、氷見カレー、越中式定置網と魚市場見学、こういうものが挙がっております。こういうものがこれからの稼ぎ頭ということを考えております。  それで、宿泊ということになりますと、こういう食とあわせてですが、温泉ということがございます。温泉といろいろ組み合わせていくことで宿泊客を伸ばしていきたいというふうに考えております。  以上です。 ○議長(嶋田茂君) 11番 阿字野忠吉君。 ◆11番(阿字野忠吉君) どうもありがとうございました。  そのアンケート調査のほうも手元にいただいておりまして、温泉の興味度が氷見牛とかひみ寒ぶりとかとほぼ変わらない、73%だったか、非常に高いアンケート調査の結果が出ております。ぜひそういう温泉のアピールも含めましてお願いしたいと思っております。  先ほど平均周遊箇所1.14カ所ということでありますが、ほぼ番屋街しか行っていないというか番屋街がメーンになっている状況であろうと思いますので、少し直線から面に広がるような施策として温泉を活用していただけたらと思うんですが、先ほど荻野議員のほうからも代表質問でございましたが、今定例会で出されております新高岡駅利用促進事業としまして、観光客向けに長野、高崎、大宮、上野の各駅でのポスター掲示、今4週間ほどと先ほどお答えもございましたが、加えまして、群馬、長野、埼玉でのテレビ番組等の誘致費用として936万円の補正予算が今定例会に計上されております。  これから冬に向けて、年末に向けてこれらの施策を実施していくことになると思うんですが、その際には、氷見の海や魚とあわせまして、今言った温泉をキャンペーンに押し出していく、売り出していってはどうかと考えていますが、荒井まちづくり推進部長のお考えをお聞きいたします。 ○議長(嶋田茂君) 荒井まちづくり推進部長。 ◎まちづくり推進部長(荒井市郎君) 温泉と宿泊、一緒ということでございます。おっしゃるとおりでございまして、新幹線を利用して温泉にも入っていただくということを進めていきたいと思います。  ちなみにでございますが、10月30日にはひみ永久グルメ博も開催します。このときは、湯めぐりチケットということで、氷見の民宿、旅館の皆さんと提携しまして、そういう場所を回っていただくと、そういうこともやっていきたいと思っております。  新幹線とあわせて、今お話がありました温泉、それから先ほどの結果からもありますように、氷見牛、氷見カレー、こういうものも興味があるということでございますので、こういうものも含めて、まだまだ知られていない氷見の魅力を一緒にPRして、誘客、新幹線利用にもつなげていきたいと思っております。  以上です。 ○議長(嶋田茂君) 11番 阿字野忠吉君。 ◆11番(阿字野忠吉君) どうもありがとうございました。  取り組みのほうも進めていただきまして、ぜひ宿泊数、この23万人という数字を伸ばしていくことが一番肝要ではないかと思っておりますので、またチェックのほうも兼ねてお願いできたらと思います。  同じく新高岡駅利用促進事業の中の、今度は市民向けといたしまして、先ほど荻野議員からも御発言ありましたが、乗車体験や孫とお出かけ、個人・グループ旅行の補助として、市民向けに220万円が計上されております。  先ほどの質問でも、効果性についての御発言等もあったんですけれども、北陸新幹線の新高岡駅の利用の促進も重要なことなのでありますが、氷見市としてはJR氷見線の利用の促進もあわせて考えていかなければいけないと思っております。  特に観光で言いますと、毎週土曜日に氷見線で2往復運行されていますJR西日本の観光列車「べるもんた」の継続というものも一つ重要な案件ではないか思っております。  このべるもんたの継続を目的とした利用促進政策について取り組む考え方はないか、荒井まちづくり推進部長にお考えをお伺いいたします。 ○議長(嶋田茂君) 荒井まちづくり推進部長。 ◎まちづくり推進部長(荒井市郎君) べるもんたということで、ありがとうございます。  毎週土曜日に氷見線、それから日曜日に城端線のほうを運行しております。  それで、この日、べるもんたに合わせてですが、10月から、氷見つまみ食いクーポン、こういうものも発売したいと思っております。これは、氷見駅周辺、番屋街周辺のお店15店舗の皆さんに参加していただきまして食べ歩きをするということで、ベるもんたで来たお客さんにもこういう食べ歩きを楽しんでいただきたいということで、JR西日本と連携して行うものでございます。  こういう取り組みも含めて周遊にもつなげていきたいと。氷見線の活性化にももちろんつなげていきたい、そして新幹線の利用にもつなげていきたいということを思っております。  以上です。 ○議長(嶋田茂君) 11番 阿字野忠吉君。 ◆11番(阿字野忠吉君) べるもんたにつきましては、来年の2月25日までは運行は決まっておるわけでありますが、これまでも継続されてきましたので、急な打ち切りということは考えておりませんが、それでもなかなかやっぱり、乗られる方が、特に城端線のほうが少なくなっておると聞いております。こちらのほうも利用促進のほう、また継続に向けた取り組みのほうをお願いできたらと思っております。  第3は、まんがを生かしたまちづくりについてでございます。  市長の提案理由の説明にもありましたが、夏休みには、潮風ギャラリーを中心に、藤子不二雄A先生のキャラクターを活用した親子で楽しめるイベントを充実させまして、潮風ギャラリーの入場者も前年対比26.5%増となったそうでございます。  また8月には、小学館プロダクションや元小学館ビッグコミックの編集長などが関係者の皆様の御協力をいただきまして、東京工芸大学芸術学部マンガ学科で講師も務めるプロのまんが家の井上正治先生を招いて、小学生向けの夏休みまんが教室も開かれたところでございます。私のほうも一日ちょっと顔を出させていただいて、取り組みのほうを見させていただきました。  これまでも氷見市においては、まんがを生かしたまちづくりに取り組まれてこられたわけでありますが、最近は、全国各地でまんがを活用したまちおこしが本当にいろんなところで行われております。氷見市はその中で埋没している感があるのも事実でございます。  先に質問させていただいたじゃらんリサーチセンターのインターネットアンケート、GAP調査と言われておりますが、インターネットアンケートによれば、藤子不二雄Aまんがワールドの認知度は34%、興味度は40%となっております。  アンケートで興味度の高いものを順番に並べますと、ひみ寒ぶり76%、氷見牛76%、氷見温泉郷74%、海越しに見える立山連峰73%となっておりまして、まんがワールドの認知度と興味度においては、全体27項目中、真ん中ぐらいに位置しているのが実情でございます。  氷見市においては、これからのまんがを生かしたまちづくりの目標についてどのように考えているか、荒井まちづくり推進部長にお尋ねいたします。 ○議長(嶋田茂君) 荒井まちづくり推進部長。 ◎まちづくり推進部長(荒井市郎君) ありがとうございます。  氷見市のまんがを生かしたまちづくりということで、埋没というお話もありましたが、決してそうではないと思っております。昨年度から、藤子スタジオ、小学館集英社プロダクションの監修もいただいておりまして、大変クオリティーの高いまんがのまちづくりを進めております。  具体的には、中心商店街のほう、まんがロード、潮風ギャラリーのあるまちなかを「氷見市 藤子不二雄Aまんがワールド」と総称しまして、ロゴ、メインビジュアルを制作していることは御存じだと思うんです。それから潮風ギャラリーの、今おっしゃいましたように大規模なリニューアル、それから藤子Aキャラクターの名刺の作成もしておりますし、あわせて市内限定のキャラクターグッズの発売なども行っております。  それから、今年度の取り組みを少しPRさせていただきますと、潮風ギャラリーの新指定管理者になっていただいた北日本新聞社、こちらによる新聞を使ったエコバッグ教室、それから祇園祭り、夏休みの土日、お盆期間に、怪物くんと忍者ハットリくんと触れ合うことができるキャラクターグリーティング、これを新しく実施しております。  それから、先ほど議員からもお話がありましたプロのまんが家を講師に招いてのまんが教室、こういうほかでは味わうことのできない体験機会もつくってきております。  それから、潮風ギャラリーの展示作品、展示内容の充実もしておりますし、商品のほうでは、ほかでは手に入れることのできないデザインの滑らないサンダル「ギョサン」の販売もしております。これは有名芸能人の方が愛用しているということで、最初に入荷した100足ですが、数日間で完売するという盛況ぶりでございました。  目標というお話がありましたが、今後ですけども、この藤子不二雄A先生のまんがの世界の具現化を目指すということ、それから氷見市オリジナルの新キャラクター商品の開発、そして先生のまんがを体感できる拠点、それからグッズを増やしていきたいと思っております。  こういうことを踏まえて、オープンエリア型のまんがテーマパークという氷見の都市イメージをつくっていきたい、こういうことを目指していきたいと思っております。  以上でございます。 ○議長(嶋田茂君) 11番 阿字野忠吉君。 ◆11番(阿字野忠吉君) どうもありがとうございました。  埋没とちょっと失礼な発言だったかもしれませんが、確かに本川市長になられて取り組みのほうも大分充実して、少し全体の底上げといいますか、東京の出版社、小学館、プロダクションを含めて、名刺等もありまして、活発化してきておろうとも確かに思います。  一方、全国的におきましては、鳥取県などのように県挙げて取り組まれておる。また、本当に大規模なまんがミュージアム、ジブリミュージアムであったり東京の藤子・F・不二雄ミュージアムであったり、大規模なものが今多数できておるのも事実でございます。  氷見市の財政規模の中でできることは限られておるわけでありましょうが、また取り組みのほうも考えていただけたらと思っております。  またまんがを生かしたまちづくりの再質問なんですが、氷見市においては、今年で第15回目となるひみキトキトまんが道大賞を開催してきました。藤子不二雄A先生を審査委員長としまして、A4判のまんが原稿用紙1枚の作品を対象としたまんがのコンクールでございます。大賞には副賞15万円、優秀賞と佳作を一般部門とジュニア部門に分けて表彰しております。  また、今年7月、私どもの会派「市民クラブ」といたしまして、山口県周南市にて廃校を活用したまんが家を育成する周南マンガヴィレッジの取り組みを視察してまいりました。  周南マンガヴィレッジというのは、市内のデザイン会社が運営しておりまして、土日にまんが家になるための育成スケジュールを個別に組んで、年に3本の作品の制作をまんが家が指導し、まんが雑誌の編集者が添削することになっております。  視察した際には、まだ開講前でありましたが、授業料は年間40万円で、プロのまんが家になる以外にも、イラストレーターがまんが的表現方法を取得することによって仕事の幅を広げ、また、運営するデザイン会社が受注した仕事を受講生に発注することも考えているそうでございます。  平日に行われている大学や専門学校でのまんがコースは既に山口県にもあるそうでありますが、土日に行われるプロ向けのまんが家養成コースは初めてということでございました。  最近は、大学や専門学校にてまんが学科を設立するところが増えてきておりますが、石川県にも短大や専門学校のまんがコースが既にありまして、北陸においては土日を活用したプロの養成コースはまだないところだと思っております。  氷見市においては高校より上の教育機関がなく、18歳以上の人口流出が大きな課題となってきましたが、少子化の今日において、正式な学校を設立するのはハードルが高いのも事実です。  氷見市は、これまでのまんがを生かしたまちづくりの取り組みを通して、小学館プロダクションなどとの接点もあり、これらの資源を生かして、市内で土日を利用したプロのまんが家養成コースを開設できないでしょうか。大変難しい課題、簡単にはいかない課題だとも思っておりますが、荒井まちづくり推進部長にお考えをお尋ねいたします。 ○議長(嶋田茂君) 荒井まちづくり推進部長。 ◎まちづくり推進部長(荒井市郎君) まんが家の育成ということで、まんが家の社会人コースということでございますが、まんが家になりたい人というのは、何か4つのコースがあるそうでございまして、まんが専門学校に入るというのが1つです。2つ目は、まんが家の先生のアシスタントになる。3つ目が、出版社に自分のつくったものを持ち込む。そして4つ目が新人賞に応募するということで、お聞きしているのでは、この新人賞に応募するのが一番近道ということを聞いております。  それで、土日に開催するまんがのコースということでございますが、議員のほうからもお話がありましたように、藤子不二雄A先生、藤子スタジオといろんなつながりがございますので、氷見らしいまんが教室ということを考えてみたいと思っております。  議員もこの夏休みに御参加いただいたということですが、こういうプロのまんが家を講師に招いて、例えば土日、社会人の方を対象にやっていくと、こういうことも一つの方策かなということを考えておりますので、こういうこともあわせて検討していきたいと思います。  以上です。 ○議長(嶋田茂君) 11番 阿字野忠吉君。 ◆11番(阿字野忠吉君) ぜひ、これまでのまんがを生かしたまちづくりの集大成として、そういう教育機関のほうも、設立に向けて取り組みのほうも活動の積み重ねをしていただければと考えております。  第4は、東京オリンピック・パラリンピックに向けた取り組みについてであります。  8月5日から26日まで18日間にわたり開催されましたリオデジャネイロオリンピックでは、日本選手団が12個の金メダルを含む過去最高となる41個のメダルを獲得し、日本国民に大きな感動を与えました。  また、2020年の次期東京オリンピック・パラリンピックの開催に向け、国民の期待が膨らむとともに、巨額の開催費や真夏の開催による負担などの課題も浮き彫りになってきているところでございます。  そうした中、今定例会の提案理由の説明において本川市長は、ハンドボール競技の事前キャンプの誘致を含めた東京オリンピックに向けた取り組みをさらに推進すると述べています。  今回のリオオリンピックハンドボール競技では、男女各12チームが出場しました。日本代表は、女子が世界最終予選で惜しくも敗れ、男女とも出場を逃しましたが、男子はデンマークが金メダル、フランスが銀メダル、ドイツが銅メダルを、女子はロシアが金メダル、フランスが銀メダル、ノルウェーが銅メダルを獲得し、ヨーロッパの各国の強さが見てとれた次第でございます。  オリンピックの直前にコンディション調整を目的に行う事前キャンプの誘致には、オリンピック施設と同等のハンドボールコートが必要となってきて、その工事のほうの費用もかかると聞いております。  また、宿泊代や交通費等の経費においても、地元負担が生じる可能性があると聞いております。  はたまた、ヨーロッパから日本への交通費も含まれるのかなと思って、その部分の経費も大きくなるなと思って考えておったわけでありますが、ハンドボール競技の事前キャンプを誘致するメリットとその費用についてどう考えているのか、高橋市長政策・都市経営戦略部長にお考えをお尋ねいたします。 ○議長(嶋田茂君) 高橋市長政策・都市経営戦略部長。 ◎市長政策・都市経営戦略部長(高橋正明君) 阿字野議員の東京オリンピック・パラリンピックに向けた取り組みについてお答えをいたしたいと思います。  ハンドボール競技の事前キャンプ誘致のメリットということでありますが、いわゆるオリンピックというものが、オリンピック憲章では、スポーツを文化、教育と融合させ、生き方の創造を探求する、そういった規定をしておりまして、したがいまして、オリンピック・パラリンピックの事前キャンプを誘致するというメリットにつきましては、文化の側面、教育の側面、またキャリア開発やライフスタイルの創造といった大変多面的な果実を獲得していくことが重要であるなというふうに思っております。  先ほども荻野議員のところで申し上げましたが、先般、デンマークのハンドボールの強豪クラブチームの合宿を受け入れたことは御案内のとおりでございます。  この合宿におきましては、氷見高校生や富山国際大学、そしてまたアランマーレの選手との合同練習会、あるいは小中学生のハンドボールクリニックを実施いたしました。多くの市民の皆様にも御見学に訪れていただいたわけであります。  この合同練習に参加した高校生や大学生は、やはり世界レベルのスピード、高さ、パワー、そしてプロ意識に驚嘆の声を上げておられます。  また、クリニックに参加をされた小中学生は、目を輝かせてその指導を受けておられました。  このように、世界レベルの選手と触れ合ったことで多くの刺激を受けて、将来プロを目指して海外にチャレンジする、そういった若者があらわれるということも大きな期待として効果があるものと考えております。  ちょっと余談になりますが、このほどレスリング競技で金メダルを獲得された高岡市出身の登坂絵莉選手は、吉田沙保里選手に大変憧れて頑張ってきたということでありますが、このきっかけといいますのが、10歳の夏に上市町で吉田選手が合宿をしておられた。憧れていた吉田選手のほうに出向いて、そこで強い憧れを抱いて、将来ぜひ頑張ってくださいという、その一言に将来の夢を持ってこれまで頑張ってこられたということでありますので、そういう一流の選手と触れ合うことによって、本当に将来の人生が変わるようなステージもあるかと思っております。  氷見市といたしましては、これまで西山選手以来となるようなオリンピアンの誕生、そして次の世代、ぜひメダリストが生まれるような環境も生まれることを信じて、こういった機会づくりを市としても進めていく必要があるのではないか思っております。  また、今回、デンマークという国にお越しいただいたことによって、私ども、デンマークという国を勉強する機会にもなりました。  デンマークという国は、健康寿命でありますとか社会的支援、職業選択の自由度、文化とか教育、そしてライフスタイルといった面において、本当に世界でも、いわゆる幸福度を感じる割合の大変高い国というふうに伺っております。そういったところからのいろんな御示唆をいただけるということも大きな財産ではないかと思っております。  合宿を終えた後、オリンピックの大会期間中のみならず、終了後も他分野での交流をしていくことが市の財産となる、そういったことをメリットとして強く感じているわけであります。  一方、今議員のほうから御指摘いただきましたように、費用というものがかさんでまいります。これまで必須とされておりますのが、国際ハンドボール連盟の仕様にのっとった、いわゆる人工マットの敷設であります。これにつきましても、ふれあいスポーツセンターの中のどの部分まで対象にするかによって金額は大きく変わってまいります。  それから、世界のトップアスリートが使用する練習会場には、これも先ほど申し上げましたが、きちんとした有酸素運動を伴うようなトレーニング施設を併設をしておくことも必要だというふうに言われております。  また、先ほどの合宿に係る移動の費用とか宿泊、食事に係る費用については、実際に来ていただく国との交渉になるかとは思っておりますが、そういったことの費用面、そして、先ほど申し上げましたメリットのことを総合的に勘案していただいて、市民の皆様の御理解が得られるようにしっかりと準備も進めていきたいと思っておりますが、費用面については慎重に進めていく必要もあるかなというふうに思っているところであります。 ○議長(嶋田茂君) 11番 阿字野忠吉君。 ◆11番(阿字野忠吉君) どうもありがとうございました。
     4年後の東京オリンピックにおいては、男女とも開催国枠での出場が確実視されております。氷見市出身の選手も日本代表となる可能性もあります。  また、東京オリンピックの半年前の2020年3月には、市内にて第15回春中ハンドの開催も予定されており、春中ハンドにあわせて、日本代表チームに氷見に来ていただければ、氷見市民のみならず、全国の中学生ハンドボーラーにとってもよい機会となるのではないでしょうか。また、コートやトレーニング施設など、設備を追加する必要もありません。  日本代表チームの誘致について、高橋市長政策・都市経営戦略部長のお考えをお聞かせください。 ○議長(嶋田茂君) 高橋市長政策・都市経営戦略部長。 ◎市長政策・都市経営戦略部長(高橋正明君) 御提案、どうもありがとうございます。  日本代表チームへの合宿のアプローチということかと思いますが、春中ハンドを経験されて、この日本代表のチームに参加されている子どもたち、今どなたも成人になっておられるわけでありますが、そういった方は、これからもたくさんそういう選手が出てくるというふうに思っております。  この御提案につきましては大変貴重な御提案というふうに受けとめさせていただいておりまして、このオリンピックイヤーに開催される氷見市における第15回の全国中学生ハンドボール記念大会、これにつきまして、ぜひそういった日本代表の女子チームの誘致活動ということについても、日本ハンドボール協会などとしっかりと連携をした上で検討をさせていただきたいというふうに思っております。 ○議長(嶋田茂君) 11番 阿字野忠吉君。 ◆11番(阿字野忠吉君) ありがとうございました。  第5は、新文化施設の建設についてであります。  課題となっておりました氷見市民会館の建てかえは、旧氷見市民病院の跡地に平成32年春の完成を目標に、複合的な新文化施設として建てかえることが決定しているところであります。  しかしながら、平成32年春の完成ということで、残り3年半と時間がなくなってきているのも事実であります。  新文化施設の計画と進捗はどうなっているのでしょうか、高橋市長政策・都市経営戦略部長にお考えをお尋ねいたします。 ○議長(嶋田茂君) 高橋市長政策・都市経営戦略部長。 ◎市長政策・都市経営戦略部長(高橋正明君) 新文化施設の建設についての御質問にお答えを申し上げます。  特に今年度におきましては、この基本計画を策定することといたしております。このため、4月に無作為抽出の市民2,000名の方から御応募いただいた方々、そしてこれまでの議論にかかわっていただいた委員の方を含めて約80名の方で構成する市民会議を設置いたし、これまで4回の会議を開催いたしてまいりました。  そういった熱心な議論の結果、このエリアにおきましては、新しい豊かな氷見暮らしの拠点として整備していく方針が示されているところでございます。  また、7月には新文化施設の有力な使い手になるであろうと思われます氷見高校生を対象に、HIMI学ユース会議というものも開催をいたしております。使い手としての視点から、具体的な施設のあり方についての御提案をいただいたところであります。  施設の整備に当たりましては、文化施設を核として、多世代の皆さんが交流できる公共施設と民間施設との複合化を想定いたしております。  地域課題であります雇用の創出、そして地域の魅力創造に資するため、公民が連携した整備計画をつくってまいりたいと思っております。  このため、この公民連携手法による整備、そして事業計画などの基本計画づくりを支援していただくパートナーといたしまして、このほど岩手県紫波町のオガールプロジェクトを成功させた実績、そしてノウハウを有する一般社団法人公民連携事業機構を公募型プロポーザルにより選定をいたしております。  これを受けまして、7月29日の第4回の市民会議からは、建築やマネジメント、またファイナンス、都市計画といった専門家チームにも参加をいただきまして、旧市民病院跡地の立地環境、また市民の皆様の御要望などを踏まえ、今、専門的な見地からの検討を進めさせていただいております。  来る9月23日の第5回の市民会議におきましては、これまでいただいた御意見をもとに、旧市民病院跡地の周辺エリアを含む整備の基本的な考え方、まだイメージという段階ではございますが、そういったものをお示しさせていただき、今後の基本計画の策定に向けて、さらに検討を深めてまいりたいというふうに思っております。  今後のスケジュールといたしましては、いわゆるエリアビジョン、そして複合する施設の内容、規模、またいろんなコンテンツ、どういったものを含んでいくか、それから事業計画などを詳細に検討してまいります。  このため、専門家の方々と一緒に毎月会議を開催させていただき、来年1月をめどに基本計画案というものを取りまとめ、議会の皆様にも御相談をさせていただき、御意見を踏まえた上で、市民の皆様に公表させていただければというふうに思っております。  その後、基本計画案に基づきまして、詳細な実施計画の策定や、また施設の設計などを経まして、平成32年度のオープンを目指しまして、この事業の着実な推進に努めてまいりたいと考えております。 ○議長(嶋田茂君) 11番 阿字野忠吉君。 ◆11番(阿字野忠吉君) 複合化機能としまして、地元事業者を核とした民間テナントと複合化し集客力のアップを目指すとうたっていますが、具体的にはどのような民間テナントを考えていらっしゃいますか、高橋市長政策・都市経営戦略部長にお尋ねします。 ○議長(嶋田茂君) 高橋市長政策・都市経営戦略部長。 ◎市長政策・都市経営戦略部長(高橋正明君) 基本的には、民間の部分については公募させていただくということになろうかと思っております。やはり固定的な集客が見込まれるという施設、それからそのエリアで実現したい、いわゆるライフスタイル、また居心地のよい空間というものを演出する、そういった施設が中心になるかと思っておりますが、これまで市民会議や庁内の検討チームなどで出てきた、これは1つの例でありますが、また、具体的に市内の事業者からお声がけをいただいているケースもあります。また、市民会議の中からも、ぜひそのエリアではこういったことを実現したいという方もおられます。  そういった方々の御意見などを、本当に例示的に申し上げますと、固定的に人の出入りがあるような施設といたしましては、1つには金融機関、それからクリニックであるとか薬局、あるいは商業の小売施設、また宿泊施設、例えば合宿ビジネスといったものがございます。  また、その空間における居心地のよさを演出するといいますかライフスタイルを見せるといったような施設では、おしゃれなカフェでありますとかレストラン、あるいは氷見グルメのお店、そして軽スポーツやフィットネスといったトレーニングができるような施設、あるいは、日中だけじゃなくて夜もその空間のにぎわいを演出するということから、例えば居酒屋でありますとかバーみたいな施設ですね。  それから、女性が訪れていただけるような、いわゆるファッション性の高い施設、そしてまた、氷見の地場産業といいますか地産地消を支援できるようなマルシェ的な施設、こういったようなものがこれまで意見として上がっております。  面積的な制約もございますが、ぜひこういったような氷見の地元の事業者の方に、こういった事業に御参画をいただきたいというふうに思っておりますので、今後、御関心のある方には、ぜひこういった市民会議にも参加をいただければというふうに思っております。 ○議長(嶋田茂君) 11番 阿字野忠吉君。 ◆11番(阿字野忠吉君) 最後は、学校のトイレの洋式化についてです。  古い校舎においては、もともと和式トイレが設置されていたものを洋式トイレへと改修を随時進めておりますが、現在の状況はどうなっているのでしょうか、山本教育長に状況をお尋ねいたします。 ○議長(嶋田茂君) 山本教育長。 ◎教育長(山本晶君) お答えいたします。  トイレにつきましては、家庭や公共施設での洋式化が進む中、学校でもその要望が高まっております。  また、和式トイレにふなれな子どもは用を足すことを我慢しがちだとも言われ、健康を損なうおそれもあることから、トイレの洋式化が急がれております。  小中学校のトイレにつきましては、これまで体に障害があったり、けがをしていたりする児童生徒が利用しやすいよう、洋式化を順次進めてまいりました。  十数年来取り組んできたトイレの洋式化は、本年8月に窪小学校北側教室棟の2階と3階に計4台設置したことにより、市内小中学校全ての棟、それから全ての階への洋式トイレの設置が完了しました。  洋式化率は約50%に達しました。今後も各学校の利用状況を調べながら洋式化を進め、児童生徒が使いやすいトイレ環境づくりに努めてまいります。 ○議長(嶋田茂君) 11番 阿字野忠吉君。 ◆11番(阿字野忠吉君) どうもありがとうございました。  氷見市においては、全小中学校の全フロアに洋式トイレを少なくとも1つずつ設置するということを目標に改修を進めておるということを事前にお聞きしております。  市内においては、小規模校から大規模校まで児童の幅が広いのも事実であります。これを踏まえて、洋式トイレ1台当たりで考えると児童生徒数はどうなっているのでしょうか。山本教育長、教えてください。 ○議長(嶋田茂君) 山本教育長。 ◎教育長(山本晶君) お答えいたします。  小学校の場合、洋式トイレ1台当たりの児童数は平均で20.8人でございます。中学校の場合は、平均で16.9人でございます。今ほど議員がおっしゃいましたように、学校によってこの1台当たりの人数はかなり差があります。  それは、例えば西條中学校、ここは1学年4クラスに対応した学校として、もともと便器の数が設計されております。現在、3学年とも4クラスずつございます。これに対して北部中学校なんですが、ここはもともと8クラス対応として使われております。ですから、1台当たりという各棟、各階ということで整備しましたが、これを1台当たりで計算しますと、西條中学校の場合はもともと少ないことから、少し台数に余裕がないということになりますので、全ての棟、全ての階への設置が完了しましたので、今後は相対的に少ない学校から一層の洋式化を進めたいというふうに思っております。 ○議長(嶋田茂君) 以上で、各派代表質問を終わります。  この際、暫時休憩いたします。  なお、再開は午後2時50分からといたします。  午後 2時33分 休憩        ─────────────────────────  午後 2時50分 再開 ○副議長(谷口貞夫君) 休憩前に引き続き会議を開きます。  氷見市議会会議規則第9条の規定により、会議時間は午後5時までとなっておりますが、議事の都合により、あらかじめこれを延長いたします。  次に、市政一般に対する質問を行います。  通告がありますので、順次発言を許します。  5番 正保哲也君。  〔5番 正保哲也君 登壇〕 ◆5番(正保哲也君) 自民同志会の正保でございます。  自民同志会の一員として、市政が抱える重要課題について質問させていただきます。  今年は、地方創生を形にしていく元年として、人口の増加というまだ見ぬ目標に向けて、4本の柱からなる氷見市まち・ひと・しごと創生総合戦略の基本目標に沿った形で工夫をしていく。また、変化する時代環境の中で、迅速な意思決定と対応を可能にし、投下した資源が市民の幸せづくりに最大限の効果を上げるよう、持続的な改善、工夫に取り組んでいかれると市長からのメッセージをいただいております。  何よりも、公金がどういう配分で使われているかを住民の皆様と分かち合うことの重要性についても強調されていることから、今回は4本の柱の中から、「新しい人の流れをつくる」と「時代に合った地域をつくる」に重点を置き、決して忘れてはいけない市民の安全・安心の視点からも重要な目的を含んだ事業が含まれていることから、通告に従いまして質問させていただきます。  まず、ため池の安全確保についてお尋ねをいたします。  県内のため池1,921カ所のうち小規模が9割を占め、大規模なため池ほど転落防止柵の整備率が高く、小規模なため池の整備率は低くなる傾向にあり、こうしたため池の多くは民家に近接していると聞いております。  また、富山県では、ため池を含む水難事故が年間20件程度発生し、全国ワーストワンとなっているのも事実である。  事故防止には、安全施設整備が最も効果が高く、県単独事業で整備できるが、農家の負担が大きく、整備が進んでいないのが現状。このため、国庫補助事業に県単事業をあわせて対策を推進している中、今年6月に県内で農業用のため池に落ちた子どもを助けようとした御夫婦が亡くなる痛ましい事故が発生したのも記憶に新しいところであります。  氷見市には1,215池があり、そのうち緊急対策が必要なため池と診断された120池、ため池1カ所当たり20万円で、支柱、ロープ、浮き、注意喚起看板等の整備事業費で2,400万円が9月補正予算として計上されましたが、現在のため池の役割、必要性と、1,215の池のうち緊急対策が必要なため池と判断した120池の選択方法、何よりも設置後の適切な維持管理をため池管理者とどのように共有していくのか。  また、大小の違いはあるものの、尊い人命を守る安全確保の観点からも、残ったため池の今後の緊急対策整備計画はどのようにお考えなのか、表建設農林水産部長にお伺いいたします。  次に、グランドデザイン、立地適正化の策定状況についてお尋ねいたします。  6月の公共施設利活用特別委員会において、グランドデザイン、立地適正化計画における地域公共交通について説明をいただきましたが、市民が心配するところの市街地が空洞化している現状、旧朝日丘小学校跡地、旧市役所跡地、利用、使用を停止している旧市民会館の問題は、単に市街地の問題だけではなく市域全体の問題と受けとめ、地域別の問題とあわせながら検討されていると思います。  しかしながら、一定の時間が経過し、新たな事業内容を盛り込んだ検討もなされているように伺っておりますが、専任の政策監が配置されて、少しスピードが低速にも感じます。  そこで、現在までの進捗と、人口減少、高齢化の進展に対する課題解決のための対策、市街地に点在する跡地利用の問題、何より今後の実施計画こそが市民が知りたいことではないかと思いますので、浅海都市・まちづくり政策監にお伺いいたします。  次に、氷見南インターチェンジ周辺の整備についてお尋ねいたします。  新しい人の流れをつくる目的にて、氷見南インターチェンジに隣接する観光地、イタセンパラの保護池の進入路ふぐあいを改善する事業費が盛り込まれたが、まさしく市長が言われるハードの中にハートを尊重する事業ではないかと思います。  しかし、市長は日ごろよりハードよりソフトを尊重され、誘客の道筋をどのようにお考えなのか、少し疑問を抱いているのは私だけではないようにも思いますが、はっきり言えること、決してハードを優先しソフトを置き去りにするとは言っておりません。有効な資源を有効に活用することが、氷見のよさが発揮され、市民と一体になれるのではないかと思うのであります。  また、昔の観光といえば、団体で名所旧跡を周遊するというマスツーリズムが一般的でありましたが、あまり人に知られていないところを探して訪ねるという自分だけの旅が増えています。旅行の形態が多様化し変化してきているわけでありますが、こうした新しい旅の一つとしてアクアツーリズムという概念が広がり始めていると聞いております。  そこで、新たな4つ目のインターチェンジとして、氷見南インターチェンジが設置され、当然、観光マップには氷見南インターチェンジの位置づけ記載はされていると思いますので、車で氷見南インターチェンジを利用されている観光面における人の流れについてどう把握されているか。  また、若干、観光看板の設置数や看板の大きさは、法律の問題を考慮しながらも、いささか小さく、大きさの面や設置場所のわかりにくい点も市民から聞いております。地元の方がわからないのであれば、当然、市外、県外からお越しくださる方からすればわかりにくいと考えますが、現状、観光案内看板や観光地表示の観光客からのクレーム等はなかったのか、ふぐあいがあれば当然、見直しも検討されると思いますので、検討の有無も含めて荒井まちづくり推進部長にお伺いいたします。  次に、交通の変化についてお尋ねいたします。  完成後、観光客のみならず、氷見南インターチェンジを日ごろより利用する市民や近隣会社のビジネス面で利用する方々もたくさん増えたのではないかと思います。また、地元以外の方々からも便利になったとの喜びの声も多数聞いております。  幾度か利用調査を実施されていると思いますので、氷見南インターチェンジの完成後の利用状況についてお聞かせください。  また、直結する周辺の道路には県道、市道がありますが、周辺の道路の車の流れについても、設置前と設置後ではいささか変化しているのではないかと考えます。近接する場所には小学校や中学校があり、道路幅の狭い通学路指定になっている道路の利用も増えてきている傾向にあり、利用が促進されれば当然、危険も増えてくるのは自然ではないかと思います。  そこで、ポイントごとに調査されているとも聞いておりますので、把握されている範囲にて、過去のデータと比較して、周辺道路の車の流れについて表建設農林水産部長にお伺いいたします。  次に、文化財の活用についてお尋ねいたします。  氷見市には、国指定が8件、県指定が12件、市指定が48件と、68件にもなる指定文化財が存在しております。視点を変えれば、4つのインターチェンジ周辺には数多くの文化財が存在しており、ひときわ氷見南インターチェンジ周辺には、イタセンパラを含め数多くの文化財が存在しております。  やはり何より人を呼ぶことに成功している場所は、道路及び駐車場といったハード面の整備が十分になされているとの意見もあり、私も同感であります。  イタセンパラを例に挙げて言っても、やはり観光資源として活用、推進する行政のかかわりと、安全性確保や水田管理等の地区のかかわりが一体となってこそ、すばらしいものが生まれると思います。  イタセンパラを単なる自然資源としてではなく、地域の社会関係を埋め込まれた社会的資源として活用していくことも聞いておりますので、今後、イタセンパラを活用していく方法を具体的にお聞かせ願います。  また、氷見南インターチェンジ周辺には、イタセンパラ以外にも、国、県、市の指定文化財が数多く点在する現状も認識されていると思いますので、文化財の活用の方法と文化財位置の表示看板等が小さく見えにくいとの意見も聞かれますので、あわせて改善策等の所見を山本教育長にお伺いいたします。  次に、職員のモチベーションアップに向けた一考察として、いろんな視点からお尋ねをいたします。  まず、モチベーションは2つの要因から成り立っていると言われていますが、1つは動因、ドライブと呼ばれる人の内側から行動を引き起こすものであります。もう1つは誘因、インセンティブと呼ばれる人の外側から人の行動を誘発させるものであります。つまり、モチベーションは行動の心理的な原動力であり、これが下がっている人はなかなか行動に移せません。  また、モチベーションが上がらないという状態には必ず何か原因があります。しかし、それを無視して、気合いが足りない、意志が弱いなどと根性論を訴えてみても、決してモチベーションが上がることはないとも言われています。
     モチベーションという言葉が最もよく使われるのは、仕事や勉強、訓練といった領域の活動に対してであることが多く、時には「生きる」など、大きく漠然としたものを対象にして使われることもあります。  何に対するモチベーションかというモチベーションアップの取り組みは、当然、健全な体と精神を整わせる管理監督責任でもあり、職員指導は行われていると思いますが、市民の意見より、以前より深夜まで庁舎内に明かりが見えるといったお声をお聞きしています。  職員が深夜まで仕事が残る原因は何なのかという一つの疑問から、会議開催時間に要因があるのではないかという声もありましたので、庁舎内には庁議、政策調整会議、部課長朝ミーティングと、どれも必要である会議と認識しております。  しかし、長時間になれば、通常勤務、通常業務に支障が生じるのは当たり前の事情ではないかと思います。当然、通常勤務時間内で処理できない事態には、時間外勤務になってしまいます。  監査指摘にも、平成27年度の1人平均時間外勤務時間数は平成26年度に比べて減少しており、一定の努力は認められるものの、一部の部署では前年度を超える時間外勤務が行われている。引き続き、管理職も含め、時間外勤務の適正な運用と縮減に取り組まれたいとの指摘もありました。  そこで、平成28年4月から8月末までの庁議、政策調整会議、部課長朝ミーティングの実施回数と、おのおのの開催時間はどれだけの時間が行われたのかお聞かせ願います。  働き過ぎで亡くなる過労死が問題になる中、その原因となっている長時間労働をどうやってなくすかが課題となっています。いわゆる若者に苛酷なノルマを与えて休みなく働かせるブラック企業が問題になっていますが、実は、長時間労働はそうした一部の企業の問題ではなく、日本の企業、職場が共通して抱えている課題であると思います。  また、人間は、規則正しい生活が著しく阻害されたときには冷静な判断ができなくなることも聞いたことがあります。それらを踏まえ、各課の時間外勤務の把握状況についてもお聞かせ願います。  また、健康管理面では、ストレスを蓄積させない対策としてメンタルヘルスチェックの実施も行われていると聞いておりますが、これまでの実施状況もお聞かせ願います。  最近、優秀な任期付職員が市内外から採用されていますが、この方々が新たに正職員として採用されるなど、市民の中でも専ら興味の的になっています。  その専ら市民の間でささやかれているつぶやきとは何かと申しますと、平成29年採用の新規職員の一般行政上級において、5名の採用予定のところ、複数の任期付職員が試験を受け、既に数名の採用が内定していると聞いており、実質の競争枠は残りわずかではないかということです。  もしこれが事実ならば、ぜひ生まれ故郷で就職したい、Uターン等により氷見へ帰ってきたい若者の思いを踏みにじることであり、貴重な採用枠をそのような形で狭めることはあってはならないことと思いますが、事実は一体どうなんでしょうか。  まして、任期付職員というのは、特定業務や期限の決められた業務をするためのものであり、その職員が正職員試験を受けること自体あり得ないことと思います。  それを審査するのは、ともに仕事をしている市長と同僚の職員なんですよ。出来レースではないですか。どうか、我が子のUターンを心待ちにしている親御さん方の疑念と不安をこの場で払拭してあげてください。どうかこの場で真相をお聞かせいただき、市民の方の心配を払拭していただきたいと思いますが、いかがですか。  そこで、任期付職員の職務と処遇のうち、任期付職員の根拠法令は、また任期とは、更新する場合の任期は、また任期付職員の給与は。改めてお答えください。  今の職場に勤務する正職員は、自分の人生にそれぞれ一定の目標を立て、最終目標に到達するために長年努力されてきた方々ばかりかと思います。任期付職員への過剰な処遇が、従来から勤務している正職員のモチベーションに影響を与えているのではないかと思いたくなるのは私だけでしょうか。  過去の試験制度の必要性を否定していることも、客観性と公平性に欠けていると感じますので、今の職員採用試験の制度内容についてもお聞かせ願います。  最後に、モチベーションアップに向けた取り組みはなされているのか、また今後行っていく計画があるのか、桶元総務部長にお伺いをいたします。  終わりに、地方創生の実現に当たり、市民の安全・安心を維持し、自然資源を最大限に活用して新たな人の流れをつくる努力と、何より氷見市の心臓部に生きた血が流れるように見える化されることに期待を寄せ、前向きな答弁をお願いし、私の質問を終わります。 ○副議長(谷口貞夫君) 初めに、ため池の安全確保について答弁を求めます。  表建設農林水産部長。  〔建設農林水産部長 表 良広君 登壇〕 ◎建設農林水産部長(表良広君) 正保議員のため池の安全確保についての御質問にお答えいたします。  本市では、水量豊富な大きい河川がない上、水利条件の悪い中山間地に田畑が開墾されたため、その水源として多くの農業用ため池が先人の手でつくられてきました。  近年の農業を取り巻く情勢の変化に伴い、かつては市内に3,000とも4,000とも言われた農業用ため池が減少してきましたが、それでも県内最多、約1,200のため池が存在し、特に中山間地域においては、なくてはならない重要な施設であります。  このような中、本年、県内で農業用ため池での痛ましい死亡事故が発生しましたが、本市においては多くのため池が人家の近辺にあることから、速やかに「広報ひみ」や市のホームページ、文字放送への掲載及びため池における水難事故防止啓発ポスターを市内全小中学校に配布するなど、事故防止に努めてまいりました。  また、施設面での安全対策については、ため池管理者において、これまでも大規模な改修時に転落防止柵などを新設したり、県や市の補助制度等を活用してフェンスの設置や修繕を促進しておりますが、いずれも地元負担が伴うため、対策が十分とは言えない状況であります。  このたび、県の積極的な対策のもと、おおむね人家から100メートル前後のため池や防災重点ため池など、市内でおよそ120カ所について、地元負担がない形で簡易的な浮きやロープ張りなどの安全施設や注意喚起の看板などの整備を緊急的に実施することといたしております。  整備後の維持管理につきましては、従来どおり、ため池の管理者のほうでお願いいたしますが、施設の補修などについては、市単独土地改良事業や中山間地域等直接支払い交付金等の制度の活用を促し、機能の低下を招かないよう支援してまいりたいと考えております。  また、議員御指摘の残るため池につきましても、引き続き事業の趣旨を鑑み、地元及び関係者と協議し、順次整備に努めてまいりたいと考えております。  いずれにいたしましても、再び悲しい事故が起こらないよう、県、市、地元が一体となって転落防止柵等の安全施設の整備や水難事故防止の啓発に努めるなど、ため池の安全確保に取り組んでまいります。  以上でございます。 ○副議長(谷口貞夫君) 次に、グランドデザイン、立地適正化の策定状況について答弁を求めます。  浅海都市・まちづくり政策監。  〔都市・まちづくり政策監 浅海義治君 登壇〕 ◎都市・まちづくり政策監(浅海義治君) 正保議員のグランドデザイン、立地適正化の策定状況についての御質問にお答えいたします。  グランドデザイン、立地適正化計画は、氷見市まち・ひと・しごと創生総合戦略の4つの基本目標の一つである「暮らし続けられるまちを実現し、地域資源を効果的に活用した魅力的な地域社会を実現する」、そのような目標を下支えする計画でございます。  まちづくりビジョンや都市空間戦略をグランドデザインとして描くとともに、その実現を支える法定計画としての立地適正化計画をあわせて検討しております。  昨年度からこれまでに、建築家や都市計画家、市内有識者によって構成されるグランドデザイン策定にかかわる有識者検討委員会を4回開催し、これまでまちづくりの進むべき方向や未来を見る視点について検討してまいりました。  御質問いただきました現在の検討状況でございます。  これまでの議論を踏まえ、氷見市全体の都市空間戦略としては、まず3本の柱に整理しております。  3本の柱と申しますと、1つ目が、山間部においては、これまで同様の日常生活が維持できるよう、生活サポート機能の形成・再構築を目指すことということです。これは、正保議員からも御指摘がありました高齢化、特に山間部の集落の高齢化等にも配慮する考えでございます。  それから、市街地部においては、まちなか居住の魅力形成と都市機能の充実・強化を図ること、そして市全体として、山間部と市街地の交流を誘発する交通システムの構築を図ることです。この中の山間部におけます具体的な施策をこの間検討してまいりました。  高齢化や人口減少を踏まえ、コミュニティ活動や健康づくりの中核となり、困り事ビジネスや市街地などへの移動、交流の支援機能をあわせ持つ地域生活サポート拠点の形成を今現在考えております。  そして、この施策化に向けましては、まずモデル地区を選定して、サポート拠点の場所や運営イメージの検討を実証実験的に具体的に行う予定で、現在その準備を進めているところでございます。  次に、市街地の空間戦略につきましては、用途地域を中心に、まちの特徴を4つのゾーニングで捉えるとともに、まちなか居住の魅力形成のための先導的な取り組みについて検討を進めております。  その1つ目は、旧市民病院跡地での新文化施設の計画で、これは先ほどの質問にもございましたけれども、山間部と市街地の交流を誘発し、新しい豊かな氷見暮らしを創造する場として、市民参加で計画が進められております。  2つ目は、既存市街地の空き家や空き地を空間資源として捉えて、子育てや高齢者福祉の小さな拠点、防災広場や共同駐車場などに生かして、子育て世代や高齢者への福祉、そして利便性を高める街区の生活環境整序の事業の検討です。  これについては、富山県建築士会の協力も得ながら、複数の空き地や空き家を持っている旧市街地内の街区のあるところで、どのような空間の形成が可能なのかをこれから検討していく予定となっております。  3つ目ですが、健康寿命、そして観光に結びつく歩いて楽しい道づくり、公共空地の利活用を含むパブリック空間ネットワークの形成に関する検討でございます。  このように、点、それから街区単位で考えていく面、点というのはパイロットプロジェクトみたいな象徴的なプロジェクト、それから街区単位で改善を考えていく面的なアプローチ、それらをつなぐネットワーク、その3つの視点から、今後の空間戦略を考えてまいりたいというふうに思っております。  3番目に申し上げましたパブリック空間ネットワークの形成に関する検討が、正保議員から御質問がございました今の公共空地、そこの利活用に関することだと捉えております。  4つの公共空地の活用策はどのように進んでいるのかということについて、具体的に御報告いたします。  4つの公共空地は、市の活力再生の観点からどう利活用するかは市民の関心も高く、市の大きな課題だと捉えております。  これまで4つの公共空地の敷地条件の比較検討を行うとともに、中心市街地の特色を捉えた4つのゾーニングの考え方をお示ししてまいりました。その上で、交流と交通結節機能をあわせ持つ新文化施設の計画地としては、旧市民病院跡地が最もふさわしいとの判断がなされ、基本計画の策定が現在進められております。  その他の3つの公共空地につきましては、まだ主として利活用方針の決定にまでは至っておりませんが、市街地内で求められる高齢者支援機能、子育て支援機能、防災機能、緑地公園機能、まちなか医療機能、観光誘致機能などについて、それぞれの空地がどう活用されればいいかという観点からの検討が必要だと考えております。  そのような方針策定に当たりましては、現在、庁内各部署で検討が行われております関連計画、例えばスポーツ推進計画、公立保育所整備計画、さらには、高齢者の福祉施策、公共施設最適化実施計画、観光施策等、分野をまたいだ横断的な調整が必要であり、それぞれの課題解決に結びつく3つの公共空地の利活用の最適な配置計画を総合的に考えていく必要があると考えております。  そのためには、少しまだ時間が必要でございます。できるだけ早急に検討を進めて、何らかの方向性を年度内に考えていきたいというふうに思っております。  最後に、これらの施策の実現を後押しする法定計画についてでございますが、立地適正化計画は、これらの都市空間戦略としての施策の可能性を見据えながら策定に取り組んでいるところでございます。立地適正化計画とは、平成26年の都市再生特別措置法の改正により制度化された計画です。  計画策定に当たっては、公共施設や医療、福祉、商業施設など、さまざまな都市機能を集約するエリアとしての都市機能誘導区域と、この都市サービス水準を維持するため一定の人口密度を確保する居住誘導区域を定めることとなっております。  現在、都市の成り立ちや、人口密度、各種施設や資源の分布、公共交通の利用のしやすさ、災害ハザード指定状況なども調査しつつ、エリア設定の素案を作成してまいります。  今後は、素案がまとまり次第、市民の皆様に計画案を御説明する場を設け広く意見を求めていく予定としており、議会にも御相談をさせていただくとともに、都市計画審議会にお諮りしながら、今年度末をめどに立地適正化計画の策定を進めてまいります。  立地適正化計画は、本年度は居住土地利用の基本的な方針を示すということでございます。次年度に予定しております都市再生整備計画で、先ほど申しました4つの公共空地の具体的な使い方も含めた事業計画のあり方具体案については、次年度にそちらのほうで詰めていく予定というふうに、今のところスケジュールを組んでおります。  以上でございます。 ○副議長(谷口貞夫君) 次に、氷見南インターチェンジ周辺の整備についてのうち、文化財の活用について答弁を求めます。  山本教育長。  〔教育長 山本 晶君 登壇〕 ◎教育長(山本晶君) 正保議員の氷見南インターチェンジ周辺の整備についての御質問のうち、文化財の活用についてお答えいたします。  現在、本市における指定文化財の件数は、議員から御指摘いただいたように、国指定、国登録、県、市の指定合わせて69件となっております。うち、氷見南インターチェンジ周辺には14件の指定文化財があります。  とりわけ惣領地区には、国指定天然記念物イタセンパラ保護池やひみラボ水族館が整備されております。本定例会においては、イタセンパラ保護池に大型バスが進入できるよう、道路幅の拡幅をお願いしているところであります。  このことを受け、来年度には、イタセンパラ保護池で生息環境を学習した後、ひみラボ水族館でイタセンパラが卵を産むために必要なイシガイであるとか、本市に生息する淡水魚を見学するツアーの実施を検討しております。  このような文化財を親光資源として活用する取り組みは、いろいろなところで進められております。先進地である兵庫県豊岡市においては、イタセンパラと同様の国指定天然記念物コウノトリを活用したツアーを企画し、年間10億円の経済効果を上げていることが報告されております。  文化財を大切に守り次世代に継承していくためには、文化財を知ってもらう、そして実際に見てもらうことが必要だと考えます。  氷見南インターチェンジのみならず、氷見北インターチェンジや灘浦インターチェンジの周辺にも数多くの指定文化財があります。インターチェンジから周辺の文化財を車で回るモデルコースの設定や、その効果的な発信、活用について、観光協会やまちづくり推進部などと検討してまいります。  その過程において、案内看板等のふぐあいにつきましても、互いの情報を交換し、適切な対応に努めてまいります。 ○副議長(谷口貞夫君) 次に、氷見南インターチェンジ周辺の整備についてのうち、観光・人の流れについて答弁を求めます。  荒井まちづくり推進部長。  〔まちづくり推進部長 荒井市郎君 登壇〕 ◎まちづくり推進部長(荒井市郎君) 正保議員の氷見南インターチェンジ周辺の整備についての質問のうち、観光・人の流れについてお答えいたします。  この氷見南インターチェンジ近くには、国指定天然記念物のイタセンパラなどが展示されている今ほどもお話がありましたひみラボ水族館、それから、県指定名勝で名園との評価の高い例えば光久寺の茶庭、全国で最初に万葉歌人大伴家持を祭った御影社がある市指定名勝の布勢の円山、その大伴家持が舟を浮かべ歌を詠んだと言われる布勢の水海の姿を今もとどめる十二町潟水郷公園など、魅力のある観光資源がたくさんあります。  また、上庄谷方面でも、単幹樹幹、1本の木の太さが太さ日本一と言われます老谷の大椿をはじめ、多くの観光スポットもございます。  観光客の皆さんは、この氷見南インターチェンジ開通により、これらの観光資源、観光地に行きやすくなってきました。  議員の人の流れということでございますが、特にひみラボ水族館については、口コミ、SNSの影響で県外ナンバーの車両も見かけられるようになりまして、4月から8月の入場者数が3,783人ということで、対前年比1,032人、38%の増となっております。  氷見市を訪れていただく観光客の皆さん、これは昨年行われました、先ほどもお話しさせていただきましたが、GPS調査によりますと、3分の2が日帰り、そして滞在時間も3時間と短いことが特徴であります。  このため、滞在時間を延長させ地域に経済効果をもたらすこと、これが大事だと思っております。単に観光客の皆さんが立ち寄っていただくということでなくて、いかに地域でお金を使っていただくかということが地方創生にもつながっていくための必要な課題だというふうに思っております。  これらの解決のためには、氷見の豊かな自然、美しい景観、恵まれた食材、歴史・文化、氷見のポテンシャルを最大限に生かした経済効果のある観光ルートを紹介していかなければならないということを考えております。  マップのお話がありましたが、氷見市内の観光地などを紹介する観光マップ、4種類あります。氷見南インターチェンジの記載ですが、3種類については既に更新されておりまして、残り1種類もなくなり次第、更新する予定でございます。  それから、クレームのお話がありましたが、氷見南インターチェンジを利用する方からの観光案内板についてのクレーム、これは今のところいただいてはおりません。だからといって、決して現状、これでいいとは思っておりません。  今後についてですが、氷見南インターチェンジをおりまして、ひみラボ水族館、光久寺などを経由して魚々座、ひみ番屋街へ行くルート、それから逆に魚々座、ひみ番屋街から十二町潟水郷公園などを経由して氷見南インターチェンジへ行くルート、また、先ほど教育長からの話もありましたが、ほかのインターチェンジも同様でございますが、そういうインターチェンジも起点、終点とした観光ルートの紹介、検討、それから掲載が大事だということを考えております。  市内の周遊箇所、周遊時間のアップにつなげるということで、結果として地方創生、地域活性化につなげていきたいと考えております。  以上でございます。よろしくお願いいたします。 ○副議長(谷口貞夫君) 次に、氷見南インターチェンジ周辺の整備についてのうち、交通の変化について答弁を求めます。  表建設農林水産部長。  〔建設農林水産部長 表 良広君 登壇〕 ◎建設農林水産部長(表良広君) 正保議員の氷見南インターチェンジ周辺の整備についてのうち、交通の変化についての御質問にお答えいたします。  能越自動車道の氷見南インターチェンジは、本年3月27日に開通して以来、多くの方々に利用されており、日常生活における利便性の向上が大いに図られているところでございます。  また、これまで氷見南インターチェンジを利用した救急搬送も16回行われており、現場到着や病院までの搬送時間の短縮に大変効果を発揮していると伺っております。  さて、氷見南インターチェンジの利用台数でございますが、開通1カ月後の調査によりますと、午前7時から午後7時までの昼間交通量が平日で1,060台、休日で1,185台という結果でございます。  また、氷見南インターチェンジが接続する主要地方道氷見惣領志雄線の氷見クリーンセンター付近での交通量については、平成22年度に行われました道路交通センサスの推計値である1,568台に対して今回の調査では1,952台となり、約2割ほど多いという結果が出ております。  さらに、矢田部・粟原地区方面とのアクセス道路となる市道中谷内惣領線における平日昼間交通量については、インターチェンジ供用前の163台に対して供用後が215台と、約3割ほど増加となっております。
     いずれも、氷見南インターチェンジを利用する交通がしっかり発生しているあらわれであると考えております。  一方、川尻地区と飯久保地区をつなぐ市道川尻飯久保線の昼間交通量につきましては、インターチェンジ供用前の1,111台に対して供用後が897台と、約2割ほど減少しておりました。これは、当該市道の利用者が、南インターチェンジの供用によって能越自動車道の利用に一部振りかわったのではないかと考えております。  交通量につきましては、道路事業には重要な要素でもあることから、今後も引き続き、南インターチェンジ周辺の交通の変化を把握するため、関係機関と連携しながら調査に努めてまいりたいと考えております。  以上でございます。 ○副議長(谷口貞夫君) 次に、職員のモチベーションアップに向けた一考察について答弁を求めます。  桶元総務部長。  〔総務部長 桶元勝範君 登壇〕 ◎総務部長(桶元勝範君) 正保議員の職員のモチベーションアップに向けた一考察の御質問についてお答えをいたします。  初めに、お尋ねのうち、職員の時間外勤務の状況について申し上げます。  職員の時間外勤務状況につきましては、平成26年度と比較して平成27年度は、全体としては時間外勤務は減少いたしております。総時間数で20%、時間数にいたしますと約5,300時間減少いたしております。  平成26年度に比べて昨年度は、大規模な災害がなく、建設部門で減少いたしました。その一方で、地方創生総合戦略の策定など国が主導するプロジェクトのへの取り組み、あるいはイノシシ等の鳥獣被害対策などにより、一部の課で増加した結果となったものであります。  引き続き、平成28年度は、各課の仕事量を勘案しながら、弾力的な組織運営について工夫をさせていただいたところでございます。  次に、庁内の会議について申し上げます。  市の運営に関する方針や進め方を共有する朝ミーティングは、平成26年度は週3回でございました。平成27年度は週2回、平成28年度は週1回と、職員の間での市政方針の共有と浸透に応じて段階的に回数を減らしてきております。  また、各部局の事業企画を検討する幹部会議につきましては、毎月10日、20日に政策調整会議、そして30日に庁議を行うように月間スケジュールをルール化して、その効率化に努めております。その結果、9月1日までの実績でございますが、庁議が7回で約21時間、政策調整会議が13回で59時間、部課長朝ミーティングが20回で29時間となっております。これは、1週間で約5時間、1日約1時間に相当いたします。事業の付加価値を高める経営会議としては妥当な長さと考えております。  次に、メンタルへルス研修の実施状況とフォローアップにつきましては、平成26年度から研修を実施しており、今年度は、部長、課長等の管理監督者がいつもと違う部下に早く気づくことの大切さ、そして部下からの相談への対応などについて学ばせていただきました。  さらに、今年度から義務化されましたストレスチェックを10月に行うなどして、職員一人ひとりのメンタルヘルスの向上に努めてまいります。  次に、任期付職員について申し上げます。  本市は、挑戦する自治体として、地方創生の理念に沿って、大都市などに居住するクリエイティブ人材と呼ばれる高度な付加価値を創出できる人材を獲得することを通して、地方都市への新しい人の流れを生み出すよう努めてまいりました。  任期付職員は、そのすぐれた知見や豊かな社会経験を生かした職務の遂行に加えまして、都会と地方、企業やNGOと行政をつなぐネットワーク、そして、これまでの経験やスキルを市役所の内部や職員一人ひとりに汎用化していく役割も果たしております。  採用に当たりましては、地方公共団体の一般職の任期付職員の採用に関する法律及び氷見市一般職の任期付職員の採用等に関する条例や規則が根拠となっております。任期は最長で5年間、年度末の更新でございます。  給与につきましては、一般任期付職員は一般職の給料表、特定任期付職員につきましては、別途条例で定められた給料表が適用されます。  次に、職員採用試験の現状について申し上げます。  一般行政職は、1次試験で適性試験、エントリーシート試験、この2つを行います。2次試験では、小論文試験、集団討論を行います。そして、最終試験で面接を行っております。  土木職につきましては、1次試験で適性試験とエントリー試験を、そして次が最終試験となるわけでございますが、最終試験で専門試験と面接を行っております。  平成26年度から年齢制限を引き上げまして門戸を広げると同時に、また27年度においても、一般行政では教養試験を、そして土木では集団討論を廃止いたしましたが、新たにSPI3という適性試験を導入いたしました。こうした採用試験を改革することによりまして、従前の2、3倍の応募をいただけるようになっております。  そこで、任期付職員の採用試験を受験することについて、正保議員からコメントがございました。  御存じのように、任期付職員は職員の定数に含まれております。これは個人のプライバシーにかかわることですので、仮定として申し上げますが、仮に任期付職員が正規職員に採用になった場合、任期付職員が正規職員に切りかわるということで、その分が空席となります。そして、これを埋める必要がございますので、新規採用の職員数にしわ寄せは来さないものでございます。誤解のないようにお願いをいたします。  また、念のために申し上げますが、採用選考は厳正に行われております。特に今回は、公平委員会の方にアドバイザーとして加わっていただいております。第三者の目で採用試験を見ていただき、透明性の確保にも努めているところでございます。御理解をお願いいたします。  最後に、職員のモチベーションアップに向けての取り組みについて申し上げます。  職員一人ひとりが希望する職場で、自分の価値観に合った仕事をし、将来のキャリアビジョンを描くことは、個人の成長はもとより、組織を活性化する上で重要なことであります。  このため、職員の意向調査を通して、その思いを把握することに努めるとともに、早稲田大学人材マネジメント部会、東京財団週末学校、平成広徳塾などの若手職員の登竜門となる研修にも人材を派遣するなどして、成長の機会を一人ひとりに提供いたしております。  また、職員の模範となり得る仕事ぶりを紹介する事業成果報告会を年度末に実施しておりまして、参加者同士が発表者の成功体験の喜びと知識、技術を共有し、職員の意欲の向上とスキルアップを図っております。  さらに、この9月には、モチベーションの本質を理解する職員研修会を開催する予定でございまして、やりがいと使命感に燃えた働きがいのある市役所づくりを進めてまいりたいと考えております。  以上でございます。 ○副議長(谷口貞夫君) 5番 正保哲也君。 ◆5番(正保哲也君) それでは、まず再質問の1番目といたしまして、グランドデザイン、立地適正化策定について追加質問させていただきます。  浅海都市・まちづくり政策監のお答えに、年度内に方向性を示したいというお言葉がありました。いま一度確認しますが、年度内に間違いなく具体的な方向性を確立するということでよろしいですか。 ○副議長(谷口貞夫君) 浅海都市・まちづくり政策監。 ◎都市・まちづくり政策監(浅海義治君) すみません。少し言葉が足りなかったかもしれませんが、庁内で検討案を作成するのが年度内で、来年度にその案を持ちながら、市民の方のいろんな共感を得ないといけないと思いますので、その市民参加のための十分な時間が必要だと考えております。  ですから、庁内のさまざまな条件を勘案しながら、市民と討議するための案をつくるということは今年度考えてございます。 ○副議長(谷口貞夫君) 5番 正保哲也君。 ◆5番(正保哲也君) それでは、4番目の職員のモチベーションアップに向けた一考察について再質問をさせていただきます。  まず1番目に、今の御答弁の中に会議の回数、こういう細かいことにあまりこだわりたくないんですが、おおむね月10日ごとにやっている政策調整会議、トータル時間を日割りで計算して時間を出すと、誰が計算しても小さくなるのは当たり前であります。そうですよね。だから、一番多かった時間帯ってどれぐらいあったんですか。それだけお答えください。 ○副議長(谷口貞夫君) 桶元総務部長。 ◎総務部長(桶元勝範君) 私のほうでは、今、資料を持ち合わせてございませんので、お答えいたかねします。 ○副議長(谷口貞夫君) 総務部長、ただいまの正保議員の再質問についての答弁は、あすの本会議の冒頭に答弁をお願いいたします。  5番 正保哲也君。 ◆5番(正保哲也君) 確認をいたします。任期付職員は地方公務員法は適用されますでしょうか、総務部長。 ○副議長(谷口貞夫君) 桶元総務部長。 ◎総務部長(桶元勝範君) 適用されます。 ○副議長(谷口貞夫君) 5番 正保哲也君。 ◆5番(正保哲也君) ということは、一般の職員と同様な勤務条件であるということが確認されました。  そこでお尋ねをいたします。そうすれば、給与・手当は支給されても、任期付職員に住居を提供することはありますでしょうか、桶元総務部長。 ○副議長(谷口貞夫君) 桶元総務部長。 ◎総務部長(桶元勝範君) 住居につきましては御本人が探されるということが原則でございますが、東京とか、あるいは他県から単身赴任でいらっしゃるケースが最近増えております。そういった場合において、私どもも住居を探すことについてお手伝いをいたしております。 ○副議長(谷口貞夫君) 5番 正保哲也君。 ◆5番(正保哲也君) 私が答える前に確認しますが、公務員が住居を提供するお手伝いをしてよろしいんでしょうか、総務部長。 ○副議長(谷口貞夫君) 桶元総務部長。 ◎総務部長(桶元勝範君) 私は、お手伝いをすることについては差し支えないと理解しております。 ○副議長(谷口貞夫君) 5番 正保哲也君。 ◆5番(正保哲也君) そうしましたら、これも市民のつぶやきから聞こえてきたことなんですが、市の施設に氷見市の任期付職員が入居しているとの話が我々のところに来ました。我々は本当にびっくりしました。これは本当なのか、事実関係をお尋ねします。 ○副議長(谷口貞夫君) 桶元総務部長。 ◎総務部長(桶元勝範君) 住居を探しておられる方が一時的に入居されているというケースでございます。 ○副議長(谷口貞夫君) 5番 正保哲也君。 ◆5番(正保哲也君) 当然、プライバシーにもかかわることなので、我々も住所等は申し述べませんが、市の施設、当然、我々議員にも配布済みの書面にその住所が記載されていたので確認をさせていただきました。それに間違いございませんね。 ○副議長(谷口貞夫君) 桶元総務部長。 ◎総務部長(桶元勝範君) 今ほど申し上げたとおり、次の住居が定まるまでの仮住まいとしてお住まいになっているものでございます。 ○副議長(谷口貞夫君) 5番 正保哲也君。 ◆5番(正保哲也君) そこの家賃はどういうふうになっているんでしょうか、桶元総務部長。 ○副議長(谷口貞夫君) 桶元総務部長。 ◎総務部長(桶元勝範君) 他にお住まいの方と同様な条件で必要経費を負担していただいております。 ○副議長(谷口貞夫君) 5番 正保哲也君。 ◆5番(正保哲也君) 必要経費ということは、賃金を徴収している賃金表とか、家賃が決まっているんですかね。 ○副議長(谷口貞夫君) 桶元総務部長。 ◎総務部長(桶元勝範君) 家賃については徴収していない施設でございます。 ○副議長(谷口貞夫君) 5番 正保哲也君。 ◆5番(正保哲也君) 家賃を徴収していないのに、家賃の定義があるんでしょうか。 ○副議長(谷口貞夫君) 桶元総務部長。 ◎総務部長(桶元勝範君) 家賃については定めておりませんけれども、水道光熱費、いわゆる電気料、水道料等、必要経費について御負担いただいているということでございます。 ○副議長(谷口貞夫君) 5番 正保哲也君。 ◆5番(正保哲也君) 家賃についてお尋ねいたします。家賃はいただいているのでしょうか。 ○副議長(谷口貞夫君) 桶元総務部長。 ◎総務部長(桶元勝範君) ほかにお住まいの方もいらっしゃいますが、その方にも家賃はいただいておりませんし、この方についても同様でございます。 ○副議長(谷口貞夫君) 5番 正保哲也君。 ◆5番(正保哲也君) 複数そちらにいらっしゃるということですか。 ○副議長(谷口貞夫君) 桶元総務部長。 ◎総務部長(桶元勝範君) 市の保有している施設とはいえ、職員以外の方がお住まいだということでして、そのことにつきましては、その施設を管理していただいている法人といいますか、そこの関係する関係者がお住まいになっていらっしゃるということです。 ○副議長(谷口貞夫君) 5番 正保哲也君。 ◆5番(正保哲也君) その前に、職員の住居に対する補助としては、氷見市一般職の給与に関する条例第9条の2で定められているんじゃないですか、部長。読み上げましょうか。御存じですか。 ○副議長(谷口貞夫君) 桶元総務部長。 ◎総務部長(桶元勝範君) ちょっと本日、その資料を持ち合わせておりませんので、確認させていただきたいと思います。 ○副議長(谷口貞夫君) 5番 正保哲也君。 ◆5番(正保哲也君) 職員がみずから住居するため、住居を借り受けている場合、月額の家賃に応じ、その一部を住居手当として支払うことになっています。  言うまでもなく、当然、職員みずからがアパートの申し込み、自分で家賃を支払い、一部を市が補助するのが本来の姿。それは合っていますでしょうかね、部長。 ○副議長(谷口貞夫君) 桶元総務部長。 ◎総務部長(桶元勝範君) 承知いたしております。 ○副議長(谷口貞夫君) 5番 正保哲也君。 ◆5番(正保哲也君) であれば、その職員だけに無償で提供する必要が今回あったんでしょうか。お答えください。 ○副議長(谷口貞夫君) 桶元総務部長。
    ◎総務部長(桶元勝範君) 他県から赴任されたということで、年度末に採用が決定し、4月にこちらのほうに来ていただくということで、転居先が定まらなかったという事情がございまして、今、仮住まいをしていただいているという状況でございます。 ○副議長(谷口貞夫君) 5番 正保哲也君。 ◆5番(正保哲也君) 採用以前にする準備と採用してからの準備、それはこの議会で通用しないんじゃないですか。採用する前の準備的なものを今、部長はお話しされているんじゃないでしょうか。 ○副議長(谷口貞夫君) 桶元総務部長。 ◎総務部長(桶元勝範君) 採用する前に準備すべきではないかというのはごもっともなお話だと思います。 ○副議長(谷口貞夫君) 5番 正保哲也君。 ◆5番(正保哲也君) それは誰の指示でやったのかお聞かせ願います。 ○副議長(谷口貞夫君) 桶元総務部長。 ◎総務部長(桶元勝範君) 私のほうで御相談を受けまして、4月1日からお住まいがないということは大変お気の毒なお話でございますので、関係の者とお話をして、現在の住居に仮住まいをしていただいているものでございます。 ○副議長(谷口貞夫君) 5番 正保哲也君。 ◆5番(正保哲也君) ということは、総務部長の御判断で今回の事情は実施されたということで間違いありませんね。 ○副議長(谷口貞夫君) 桶元総務部長。 ◎総務部長(桶元勝範君) そのとおりでございます。 ○副議長(谷口貞夫君) 5番 正保哲也君。 ◆5番(正保哲也君) そうしましたら、もう1つ御確認をさせていただきます。  加えて、任期付職員に対して、地方公務員法で規定する営利企業等従事に関する許可を与えている話は本当なんでしょうか。事実確認をお尋ねします。桶元総務部長。 ○副議長(谷口貞夫君) 桶元総務部長。 ◎総務部長(桶元勝範君) 規定にのっとってやっております。 ○副議長(谷口貞夫君) 5番 正保哲也君。 ◆5番(正保哲也君) その内容はどのような内容ですかね、部長。 ○副議長(谷口貞夫君) 桶元総務部長。 ◎総務部長(桶元勝範君) 公的団体の専門委員とか、あるいは大学、あるいは公的団体への講演の依頼に応じることであります。 ○副議長(谷口貞夫君) 5番 正保哲也君。 ◆5番(正保哲也君) 先ほども任期付職員は地方公務員に適用されるというふうなコメントというか、はっきり言っていただきましたが、公務員はアルバイトをしてはいけないというふうに法律でなっておりますね。違いますでしょうか。 ○副議長(谷口貞夫君) 桶元総務部長。 ◎総務部長(桶元勝範君) この点につきましては、規定を遵守してやっております。 ○副議長(谷口貞夫君) 5番 正保哲也君。 ◆5番(正保哲也君) その例外的な措置として、やむを得ない場合の許可と認識しておりますが、そしたら、その認識している許可って何ですか。 ○副議長(谷口貞夫君) 桶元総務部長。 ◎総務部長(桶元勝範君) 例えて申しますが、私ども、地方公務員法を遵守しつつやるわけでございますけれども、営利企業等に従事する場合はケースが法令で決まっております。それに準じてやっているということでございます。 ○副議長(谷口貞夫君) 5番 正保哲也君。 ◆5番(正保哲也君) 氷見市での職務を離れて、ほかの自治体へ出向いて、それから報酬をもらうことに対して許可を与えるということであれば、一体その許可基準はどのようになっているのか全く理解できませんが、教えていただけませんでしょうか。 ○副議長(谷口貞夫君) 桶元総務部長。 ◎総務部長(桶元勝範君) きょうはそのお尋ねの件について準備はしてきておりませんが、もし副議長のお許しをいただけるのであれば、先ほどの件とあわせて、あすはっきりとお答えいたします。 ○副議長(谷口貞夫君) 5番 正保哲也君。 ◆5番(正保哲也君) 通告いたしておりますので、お答え願いたいと思いますので、よろしくお願いいたします。  質問を続けます。ということは、公務員はアルバイトができるということですかね。許可をもらえばアルバイトができると。先ほどの質問です。一般常識的な問題でお答えください。 ○副議長(谷口貞夫君) 桶元総務部長。 ◎総務部長(桶元勝範君) 論理に飛躍があるようでございますが、アルバイトができるということではございません。 ○副議長(谷口貞夫君) 5番 正保哲也君。 ◆5番(正保哲也君) あす、私は質問できませんので、この場でしか質問できませんので、許可の内容すら理解できませんので、質問できない苦しい場面なんですが、次の質問に変えます。  そうしましたら、特定の任期付職員だけ特別の便宜供与を行っているようにも見えますが、ほかの任期付職員の方々はみずから住居を探して、なぜその方だけにそういう形をとられたのか、お答えください。 ○副議長(谷口貞夫君) 桶元総務部長。 ◎総務部長(桶元勝範君) 採用の決定がまとまるのが遅かったことがございます。  先ほどおっしゃったように、万難を排して住居を探すべきというような御意見もございましたが、御本人ともお話ししながら、残務整理等もありまして、なかなか氷見に足を運ぶ機会がないということで、今回は、4月から住居がないというのも大変気の毒なお話だということで仮住まいとして提供させていただいた、そういう経過をたどっております。 ○副議長(谷口貞夫君) 5番 正保哲也君。 ◆5番(正保哲也君) 先ほどから、総務部長が全て判断をして、誰にも相談しないでというふうにお答えされているということは、氷見市の行政財産使用条例とか地方公務員法、そういう全てのことに違反されているんじゃないですか。違いますか、総務部長。 ○副議長(谷口貞夫君) 桶元総務部長。 ◎総務部長(桶元勝範君) そのような御指摘が今あったわけでございますけれども、それが抵触するということであれば、私自身、責めを負う必要がございます。 ○副議長(谷口貞夫君) 5番 正保哲也君。 ◆5番(正保哲也君) 常々より市長は、任期付職員をスカウトしてきたと本会議でもよく述べておられますが、招聘の交渉は市長みずからが行われているということ、部長級の給料に加えて今回の住居も無償で用意されている状況、我々、この事実を本日確認したときに、議員、みんなびっくりしていると思います。  また、6月定例会で可決された氷見市長の行動規範及び政治倫理に関する条例では、市長の政治倫理基準として、市の職員の採用に際して推薦または紹介しないこと、これは今回は総務部長が全てをやったと。推薦はどうなんですか。今回の招聘は間違いなく市長が行ったんじゃないですか、市長。 ○副議長(谷口貞夫君) 本川市長。 ◎市長(本川祐治郎君) すぐにこの会社にいらっしゃるということはないですよね。何かの機会があって御視察にいらっしゃった。あるいは、この庁舎をつくるに当たるワークショップということで足を運ばれた。人生の大きな御判断でありますので、そうした機会を経て応募してきてくださる任期付職員の方が多くいらっしゃいます。  募集につきましては、任期付職員という公平な募集が出ておりますので、そこの公平な採用の公募に対して応募をしてきてくださっているということであります。 ○副議長(谷口貞夫君) 5番 正保哲也君。 ◆5番(正保哲也君) 時をさかのぼることで確認をしたいんですが、そうしましたら、その時期は何月ごろなんでしょうか、市長。 ○副議長(谷口貞夫君) 本川市長。 ◎市長(本川祐治郎君) 3年前というケースもあるし、2年前というケースもあるし、1年前というケースもあります。  きょうも1名、今東京から、富山出身で東京でお仕事をしていらっしゃるacoico(アコイコ)という同窓会ネットワークの方が1名御視察にお越しになっています。  全くわかりませんが、4年、5年、6年、あるいは7年、8年たって、氷見市の場合には年齢制限を撤廃しておりますので、回遊魚のように、都会でさまざまな御経験を積んだ方が、そのときの市政の必要な仕事に今までの御職業の経験が合致をすれば、応募することができますし、採用の試験を受けることができるという状態であります。  地方創生の中で、クリエイティブ人材、創造的な仕事を今までしてきた人、そしてこの地方に合って創造的な仕事を生み出していける人、こういう人たちを地方に配備していこう、これが地方創生の大命題であります。  今までのふるさと創生の大きな違いは、お金だけではなくて、人やその人が持ち得ているノウハウを都会に委嘱しなければ地方は活性化しない、再生しないという日本国全体の壮大な実験であります。私たちは挑戦する自治体として、クリエイティブ人材に地方に在住してもらう。このことの取り組みを進めてきているわけであります。  一部、確かに、今部長の話を聞いておりまして、行き過ぎがあったということを私も今認識をいたしました。氷見市挙げてのコンプライアンスの制度がありますので、このことについては深くおわびを申し上げなければならないと存じます。 ○副議長(谷口貞夫君) 5番 正保哲也君。 ◆5番(正保哲也君) 市長、確認をいたします。  先ほどからお話しされていることは、この地方創生で優秀な人材を各市町村は望んでおられる話であります。しかしながら、それを適正に、ルールを無視しないで採用枠に、地元の市に活躍してもらえるルールのもとに来ていただく。今回はルール違反をしているんじゃないですかという確認をさせてもらっているんですよね。  そこで、1点確認させてください。  市長、桶元総務部長から相談は受けていないんですか、今回は。 ○副議長(谷口貞夫君) 本川市長。 ◎市長(本川祐治郎君) はい。御相談を桶元さんのほうから受けるということはありませんでした。  ただし、お越しになられるに当たりまして、実はお一人だけではなくて、何人かの方の住居の御紹介ということについては、採用が決定した後、職員がよかれと思って応対をしてくれています。それは、やはり車社会でありまして、駅から不動産屋さんに行くのも大変である、あるいは不動産屋さんとともに回るのも大変であるという状況の中で、採用通知を出した後でありますので、職員がこれから一緒に働く仲間のお手伝いをしているということはございます。  このことにつきましては、私のほうからそうしてあげたほうがいいんじゃないですかということを実はお話をしております。 ○副議長(谷口貞夫君) 5番 正保哲也君。 ◆5番(正保哲也君) 実はということは、市長から指示をしたということですね。招聘した後、市長は何月何日付で、当然判こ、決裁をしますよね。部下がどこに住居を持つ、そういうのにも目を通されていると思います。何も知らないというのは本当にあれだと思うんですけど、いま一度確認します。招聘後、どういう手続で総務部長に指示をされたか確認をさせてください。 ○副議長(谷口貞夫君) 本川市長。 ◎市長(本川祐治郎君) 正保議員、御推察でいろいろとお話をなさらないでください。部下の住居については、今おっしゃっている方の1名を除いては知りません。これはプライベートにかかわることですので、私はそういう情報については一切持ち合わせておりません。  今回のケースについては、ずばり申しますが、なぜそこにお住まいになるのかということについては私も疑問でありました。  ちょっとお話、聞いていただけますか。ずばり申しますと、氷見市が保有しております金沢医科大学氷見市民病院のお医者様に提供している住居のことですよね。お医者様が、そういうところについては今、大変、何といいますか、状況のいいところにお住まいになられますので、正直申しますとあいているという状況なわけであります。  恐らく総務部長のほうでいろいろと打ち合わせをする中で、気を使ってそういうところでいいんじゃないかということで仮住まいをされたということですが、もう1つ重要な意図がありまして、それはこの後、新文化施設がそこで設計をされていく場所でありますので、現地現場主義で、そこで人々がどういう流れをされ、どういうふうにそこでライフスタイルをつくっていくのかということを、恐らくその任期付担当の方は肌身をもって実感するためにそこを意識的に選ばれたんだろうと思います。  あるいは、来春に向けて、実は観光の任期付職員の採用が決定されました。その方からの御希望で、面接のときに言われたんですが、山間部の民家で、御老齢の方でお暮らしになっている方と一緒に住まいをしてみたいとおっしゃいました。私もびっくりしましたが、任期付職員でこの氷見の地に来ようという方は、本当に氷見人になろうとしていらっしゃるんです。そして、氷見の生活のことを早く自分の目で確かめて、感じて、そしてより大きな貢献をしようとしてくださっています。  今回のことにつきましては、恐らくそういう意図もあるんだろうというふうに思いますので、この場をおかりしまして、白日のもとに、ここは私の推測も入りますけれど、お話をしておきたいと思います。 ○副議長(谷口貞夫君) 5番 正保哲也君。 ◆5番(正保哲也君) それでは、時間もないので、少し整理をさせていただきます。  先ほど言いましたように、地方公務員は第24条第6項に、職員の給与、勤務時間その他の勤務条件は条例で定められております。それは御存じですね。  第25条第1項には、「職員の給与は、前条第6項の規定による給与に関する条例に基づいて支給されなければならず」、また「金銭又は有価物も職員に支給してはならない」、こういう地方公務員法があるんですよね。まさしく現物支給じゃないですか。そうでしょう?  それと、もう1つお言葉を返せば、近くだから、これから事業があるから、それなりの給料を与えている方に何で車とか自分で用意できないんですか。ほかの任期職員は皆さん、住居は自分で探されているんでしょう?なぜ固定した1人だけに限定したのか、それを最後にお聞きいたします。 ○副議長(谷口貞夫君) 本川市長。 ◎市長(本川祐治郎君) 特定の1人ではありません。任期付採用になった方で足がないという方ですね。要は、御夫婦でいらっしゃってお車で回られるような方についてはサポートしていませんが、何人かの方については不動産の仲介ということはやっております。  確かに家賃が発生していなかったということにつきましては、私も今お聞きをしまして、また傍聴していらっしゃる方もおかしいと思われたと思いますので、このことについては、やはりしっかりと正していく必要があろうかと思います。  もう1個、これはどうしてもお伝えしておかなければいけませんが、既存のルールに縛られている結果、我々の大切な子や孫が流出をし、そして若者が帰ってこないという状況になりますので、今はルールを変えていく必要があるということを最後に申し上げておきます。  例えばですが、民間の企業の方が氷見市に一般職で採用になったときには、給料の掛ける八掛けになります。民間で働いていたということがデメリットになるんです。公務員の経験をしてきたということを100として見立てて、民間の企業である一定の市場価値を認められた人が入社の段階で八掛けになるということです。  こういう条件の中で、民間企業で30代で1,000万円を超えるような報酬を市場から認められてばりばり働いていた職員が、この行政という部分に来てくれるでしょうか。  ヨーロッパでは、民間企業、上場企業を経験する、官僚を経験する、NPOを経験する、そして市役所に入ってくる、こういう循環があるんですよね。1,800の市町村の中で、挑戦する自治体として、今そのぎりぎりのルールの中から、どうすれば人材の還流が起きるのかということに挑戦しようとしています。  ただ、今議員さんからお話があったように、ルールを改定してからそこに合わせていく、これは当然のルールでありますので、今ここのルールの解釈の部分ですよね。  公的機関の委員を受けるということについて、それが単なるアルバイトなのか、それとも両方の自治体でそれぞれに情報を交流していくことなのか、このことについては、市民の皆様の御納得がいただけるという判断のもとで、前任の自治体の委員を受けるということについては相談も受けお認めをしたわけであります。  でも、こうやって議会の中でいろんなお話が出ます。その中で我々の基準を整理していきましょう。そして基準を高めていきましょう。何より結果を出していきましょう。よろしくお願いいたします。 ○副議長(谷口貞夫君) 5番 正保哲也君。 ◆5番(正保哲也君) これは本当に重大な問題だと我々議会は思っています。それを軽々しく話をそらされると問題発言にもなると思うんですが、最後に、やはりルールを、法律を曲げることは公務員はできないと思いますので、先ほどの発言にもう一度答弁をお願いします。 ○副議長(谷口貞夫君) 結論でお願いたします。
     本川市長。 ◎市長(本川祐治郎君) ルールの範囲内の援用というふうな認識でおりました。ただし、今の家賃の部分については確かに問題があろうかと思います。  右肩上がりの時代は、方程式を解いて答えを出す時代でした。これからの時代は、答えを求めて方程式をつくっていく時代であるということは正保議員も御理解いただいていると思います。そうしたところを、前後をしっかりと整理しながら、新しい仕組み、新しい方程式をつくっていこうじゃありませんか。  そして、地方創生の本旨であるところの中央集権から地方分権へ、そして地域内分権へという時代を引き寄せてまいりましょう。一緒に考えてまいりましょう。よろしくお願いいたします。 ○副議長(谷口貞夫君) 1番 稲積佐門君。  〔1番 稲積佐門君 登壇〕 ◆1番(稲積佐門君) 自民同志会の稲積です。  9月定例会一般質問に当たり、会派、そして市民の代表として、市民目線で市政全般について質問いたします。  本川市政の任期も残すところ約半年となりました。この3年半で、当初掲げておられた公約は果たしてどれほど達成されているのでしょうか。当選するために打ち上げただけの花火のようにならないよう、議会としてもしっかりと達成度をチェックしていきます。  それでは質問に入ります。  1つ目の質問は、6月定例会でも松原議員が質問されたぶり奨学金について質問させていただきます。  定例会では何度も質問の項目に上がってきておりますが、それだけ市民の方々から、そして議会としても関心度が高い項目であると思っております。  6月定例会でも地方創生政策監の答弁の中にもありましたが、ぶり奨学プログラムの内容として、通常の金利より優遇された「ぶり奨学ローン」、ぶり奨学基金から元金及び利息相当額を補填する「ぶり奨学金制度」、事業者やふるさと納税等から基金に寄附する「ぶり奨学寄附制度」、出身の生徒・学生や卒業生の交流事業「ぶり奨学交流事業」、地域における就職・起業を支援する「ぶり就職起業支援事業」の5つで構成予定であるとありました。  その後のぶり奨学部会での検討や、氷見高校の先生や保護者などに行うと言っておられた調査の結果などを踏まえ、プログラムの内容の変更等、現在の進捗状況、プログラムの内容の具体化について、宮本地方創生政策監にお聞きします。  また、前回の答弁では、平成29年の4月に制度を開始するためにスケジュールを組んでいると言っておられましたが、今後の課題として、どのような課題が考えられ、それをしっかりクリアし、スケジュールどおりに進められるのか、事業全体の計画としての進捗状況もあわせてお聞きします。  次に、まちづくりバンクについて質問します。  まちづくりバンクの質問は3月定例会でもさせていただきましたが、やはり中心市街地の中でも一番目立つ場所であることは間違いありません。定期的にイベントを行ったり、会合の場として使われており、少しずつ利用者の数は増えていることは承知しておりますが、今年度に入ってから、まちづくりバンクにおける事業、運用状況について高橋市長政策・都市経営戦略部長にお聞きします。  また、過去の答弁にもありましたが、まちづくりの未来像を市民の皆様にお伝えする場、都市計画の未来の状況がわかる、いわゆるアーバンデザインセンターみたいなものを目指すような発言があったかと思います。  しかし、イベント時、会合以外の時間は、まだまだ人々がまちづくりの場に興味を持って足を運んでいるようには見えません。  まちづくりバンクの役割の一つとしては、まずそこに人々を呼び込む仕掛けをし、そこから商店街に人の流れをつくることにより、中心市街地の活性化につなげるという重要な役割があるはずです。  北の橋の工事も来月から始まります。喫緊の課題はもう目の前にあるはずです。それも踏まえて、今後の課題について、あわせて高橋市長政策・都市経営戦略部長にお聞きします。  次に、ひみ永久グルメ博について質問します。  今年で第3回目を迎えるイベントですが、例年に続き、今回も会場はひみ漁業交流館魚々座周辺となっております。  過去2回の開催による事業の見直しの中で、会場選びにおいて、その場所にこだわる理由が見えてこないのでありますが、なぜ魚々座周辺で行うのでしょうか。  つい先日の新聞報道にもありましたが、11月から魚々座が閉館することに合わせて、永久グルメ博を利用して、そこで閉館セレモニーのようなことを行うつもりなのではありませんか。  私としては、ひみまつりの会場でもある比美乃江公園のほうが、会場全体も見渡せますし、会場管理もしやすく、さらには、目の前にある番屋街と連携することでさらなる相乗効果が生まれ、来客数も伸びるのではないかと考えます。  イベントに足を運んでくださる人々は、そのイベント内容にも興味を持っておられます。来てくれる方々の期待を裏切らないためにも、1回目よりも2回目、2回目よりも3回目と、イベントの内容がグレードアップしていくことにより、次回、またそのまた次回へと期待を膨らませていくものであります。  第1回と第2回に実施できなかった鮮魚販売が第3回目から実施されることになれば、また1つイベントのレベルが上がるのではないでしょうか。無理できないと諦めるのは簡単ではありますが、どのようにしたらできるのか、できる方法を過去2回の事業の反省を踏まえて検証し、一つずつできるようにしていくことが、イベントの質を向上させていく上で最も大事なのではないかと考えます。  それを踏まえた上で、今回のイベントの詳細、内容、場所の選定について、荒井まちづくり推進部長にお聞きします。  次に、縁結び推進事業について質問します。  今年度の当初予算でありますが、予算の概要には、男女の出会いの場の創出や縁結びおせっかいさんの活動の支援、同窓会開催に対する助成等となっております。  前回の6月定例会で松原議員も質問しておりましたが、今現在、縁結びおせっかいさんは何名登録されていて、その活動の実績はどのようになっているのでしょうか。全く見えてきておりません。  また、申請を行えば補助金が交付される氷見で縁結び同窓会事業では、対象となるための縛りが少しきつく感じます。特に同窓会の主催者の方には、氷見市縁結びおせっかいさんに登録していただくというのはなくてもいいのではないかと思います。  例えば若い独身の方がその主催者であった場合、人のおせっかいをしている暇もないのではないでしょうか。おせっかいさんの活動内容としても自主的に行っていただき、ノルマなどはありませんとなっております。となれば、この同窓会事業の目的が単におせっかいさんの人数稼ぎのためでもあるように思えてきます。せっかくの事業なので、もう一度条件等を見直してはどうかと思います。  また、4月から地域おこし協力隊として、水間さんが「観光と婚活のマッチング!」というテーマで、氷見の魅力を体感する婚活イベントを開催しております。縁結び推進事業とは通じるところがもちろんありますので、しっかりと連携をとり、実績を積み上げていっていただきたいと思いますが、現状、何か計画はされていますか。  また、当初予算にありました委託料500万円ですが、その委託先はもう決まっているとは思いますが、どこになりましたか。  縁結び推進事業全体の現状、進捗とあわせて、荒井まちづくり推進部長にお聞きします。  次に、北の橋、特に工事による周辺の影響について質問します。  北の橋の工事に関しましては、再三にわたり議会で質問しております。今回は少し視点が違いますが、北の橋より上流に向かって停泊している小型船舶についてであります。  今回の工事で、北の橋の桁下高が32センチ低くなり、海に出られない船舶も出てくるのではないかと思います。  橋から上流に向かって見られる昔ながらの漁村の風景としては、川の両岸に停泊している小型船舶も趣があり、大切なのかもしれません。  しかし、この停泊については許可されておらず、違法ではあるので、行政としてできる範囲は限られてくるとは思いますが、船舶所有者の方へどのような対応をされているのか、荒井まちづくり推進部長にお聞きします。  最後の質問は、新設されたトイレについてであります。  前回の定例会の常任委員会の中で、新設された4つのトイレの報告がありました。その後、会派議員全員で各場所を視察に行ってまいりました。いきいき元気館内にある子育てセンターのトイレ、事業費1,562万8,000円、トイレの中も明るく、キッズ用の便器も設置されており、小さな子どもでも安心して使えるようなつくりになっており、利用頻度も高いようです。  次に、間島のパークゴルフ練習場に設置されたトイレ、事業費1,571万4,000円、こちらは少し中が暗いかなと思いますが、パークゴルフを楽しんでいた利用者の方々は満足しており、トイレの利用頻度も高いと感じました。  違和感を感じるのはここからですが、まだ整備途中であります朝日山公園内に新設されたトイレでありますが、事業費2,131万9,000円。その面積は間島のトイレよりも10平米小さいにもかかわらず約600万円も高い事業費。そして、5月の広報には屋上テラスにて記念撮影をした写真が載っていますが、実際に行ってみると屋上に上がる階段もありませんでした。また、利用頻度は、公園がまだまだ未整備でありますので、低くなっていると思われます。  このトイレの利用頻度が少なかろうと、つくってしまった以上、その維持管理費もかかってきます。整備の計画段階でこのようなことがわからなかったのでしょうか、疑問に思います。  最後は、氷見駅前のトイレについてであります。  事業費は4,122万7,000円で、その面積は間島のトイレの約2倍の面積でありますが、それに比べ1,000万円も高くなっております。駅前ということで、朝日山のトイレに比べると利用頻度は高いと思います。  事業費が高い理由として、高価なガラスを使用しているとのことでした。しかしながら、市民ニーズとして、このような高いトイレをつくる必要があったのでしょうか。  利用する人からすれば、汚いトイレよりはきれいなトイレのほうがいいことは確かですが、ですが、このトイレが使いたいからといって市内外から人は来ますか。市長はいつも「つぶやきをかたちに」と言っていますが、市民のつぶやきを形にするだけであれば誰でもできます。そのつぶやきをただ形にするだけでなく、今の市政が抱えている問題や課題を踏まえた上で精査して形にするのが本来の市長の役目ではないでしょうか。このような高額のトイレは、市民ニーズに合致しているとはとても思えません。  朝日山のトイレと氷見駅前のトイレ整備について、計画、事業費、設計料など、市民の誰が聞いても納得できる答弁を荒井まちづくり推進部長に求め、私の質問を終わります。 ○副議長(谷口貞夫君) 初めに、ぶり奨学金について答弁を求めます。  宮本地方創生政策監。   〔地方創生政策監 宮本祐輔君 登壇〕 ◎地方創生政策監(宮本祐輔君) 稲積議員のぶり奨学金についての御質問にお答えいたします。  ふるさとに帰ってくると、返済が実質的に免除になる奨学金制度であるぶり奨学金制度を核としたぶり奨学プログラムにつきまして、当市では2015年8月3日に、慶應義塾大学SFC研究所、社会イノベーション・ラボの助言のもと、鹿児島県長島町と3者でぶり奨学プログラムの研究と推進に係る覚書を締結いたしました。  ぶり奨学プログラムの内容につきまして、通常の金利より優遇されたぶり奨学ローン、ぶり奨学基金から元金及び利息相当額を補填するぶり奨学金制度、事業者やふるさと納税等から寄附を募るぶり奨学寄附制度、出身の生徒、学生や卒業生の交流を図るぶり奨学交流事業、地域における就職、起業を支援するぶり就職起業支援事業、そしてこれは新しく追加されたものですが、大学等と連携するぶり大学等連携事業で構成する予定にしております。  ぶり奨学プログラムの検討の進捗につきましては、昨年度にぶり奨学部会を立ち上げ、氷見市内の金融機関等と長島町における制度構築のポイント等の情報を共有いたしました。  今年度は、市内金融機関や氷見高校へのヒアリングを行いつつ、現行の市や県の奨学金や日本学生支援機構の奨学金との位置づけの整理、ぶり奨学金に係る金額の具体的な試算、ぶり奨学金の支給条件等について、庁内の政策調整会議等において検討を重ねてきております。  今後につきましては、現時点での制度案がおおよそまとまってきたため、9月13日に人口減少対策等特別委員会を開催いただき、委員会の中で委員の皆様と本プログラムの内容についての討議を行った上で、内容をさらに磨き上げていきたいと考えております。  委員会で御指摘いただいた内容について再度検討を行いつつ、12月定例会においてぶり奨学金の実現に必要な関係条例等の上程を行い、2017年4月からぶり奨学金を開始する予定で検討を進めてまいります。  ぶり奨学プログラムの具体化につきまして、現時点では、ぶり奨学ローンとぶり奨学金の制度の具体化について優先して検討を進めております。  ぶり奨学ローンにつきましては、先行する鹿児島県の長島町の事例を参考にしながら、各種条件についての策定を進めております。  ぶり奨学金につきましては、長島町の事例を参考にしつつも、進学状況や財源の事情等、氷見市ならではの事情も考慮しつつ、具体化についての検討を行っております。  ぶり奨学金の進め方につきましては、現時点では数年間の社会実験を行うことを想定しております。利用状況、寄附金額、市内の機運、当核制度がUターンを行う理由になったか、その他追加で出てきた論点等を総合的に勘案した上で、数年後に制度の継続や金額の増減についての判断を行う予定にしております。  今後の課題につきましては、まず解決すべき課題は、2017年4月からぶり奨学ローンとぶり奨学金をスタートさせるために必要な決定と手続を行うことと考えております。  こちらにつきましては、先ほど申し上げましたとおり、ある程度の方向性が固まりましたので、9月13日の人口減少対策等特別委員会での討議を行うことによって内容を深めていきたいと考えております。  また、ぶり奨学ローンやぶり奨学金の実施のめどが立ちましたら、これら以外の他のプログラムについても具体的に検討を進める必要があり、それらをどう実施していくのかということが今後の課題になると考えております。  以上でございます。 ○副議長(谷口貞夫君) 次に、まちづくりバンクについて答弁を求めます。  高橋市長政策・都市経営戦略部長。  〔市長政策・都市経営戦略部長 高橋正明君 登壇〕 ◎市長政策・都市経営戦略部長(高橋正明君) 稲積議員のまちづくりバンクについての御質問のうち、まず運用状況についてお答えをいたします。  氷見市まちづくりバンクは、昨年の9月19日にオープンをし、ちょうど1年を迎えるところでございます。  全国的に課題となっております空き家対策の問題やまちの再生について、専門家を交えて、市民の皆様とともに、現場で考え、行動し、政策をつくり上げ、まちづくりに取り組むことを目的として設置をいたしました。  昨年度は、地域の喫緊の課題であります北の橋のかけかえ工事に関する会議を5回開催いたしておりまして、地元の自治会や中央町商店街振興組合、加納町商店街振興会の皆様など、延べで約80人の方々に御参加をいただいております。  また、漁村の風情ある歴史的な建造物や空き家を利活用していくための準備委員会として、歴史的建造物保存活用専門委員会を開催いたしました。また、加えて朝日山公園整備のための勉強会や自治基本条例の検討委員会、さらに地元の自治会や民生委員協議会の会議など、そういった活動の場としても活用されてまいりました。  この4月からは、月1回、定期的にまちづくり講座も幾つかスタートいたしております。  1つには、ひみセッションでございます。これは、富山県建築士会高岡ブロックのメンバーの方々が、毎月交代で建築やまちづくりに関する事例を発表されております。そこでは、住まいの改修のアドバイスやDIY(Do It Yourself)、御自身でいろんな修繕をされたりつくったりする、そういったことへの指導、あるいは空き家診断カルテ調査など、氷見の空き家の利活用に向けた支援を行っていただくというものであります。  今年の1月からこれまで8回開催をいたしておりまして、こうした活動がきっかけとなり、富山県建築士会とまちづくり支援に関する協定を今月末に締結させていただくことといたしております。  建築士会の皆さんが保有する建築の設計施工等に関する専門性を生かしまして、氷見のまちらしい空き家の利活用や高齢化が進む中での住まいなどの都市課題について解決を図ってまいりたいと考えております。  また2つには、氷見市へ移住された方に移住前あるいは移住後の生活の様子や、住んでいる地域の自慢のスポットなどを紹介していただくひみくらしトークをまちづくりバンクで開催しております。移住者同士が楽しくつながり、安心できる場を提供することで、しっかりと定住につなげていこうという取り組みであります。  3つには、中心市街地の文化と情報の発信拠点として活性化事業にも取り組んでおります。「ひみ○活委員会」と称しておりますが、いわゆる朝活、夕活といったところを「○活動」というふうに言っております。こういった場を設けまして、これまで市内の和菓子職人さんに和菓子の特徴や製作工程などを解説していただき、市内の和菓子店を深掘りするという「きき氷見和菓子」、そういったものであったり、また、各人が独自の視点に立った新聞記事を選んでオリジナルの新聞を作成する「まわし読み新聞」といった定期講座も開催をしております。  このように、さまざまな角度からまちの情報を再発見し、積極的に発信するなど、シビックプライド、市民の誇りといったものの醸成にも努めております。  また、まちづくりバンクを拠点といたしまして、空き店舗を有効活用する仕掛けといたしまして、日がわり店長によるチャレンジショップ、こういったものを年内のオープンに向けて現在準備を進めております。  また、このほかにも、空き家の売り手と買い手のマッチングについても具体的な事例が進行いたしておりまして、まちの課題を一つ一つ丁寧に解決し、さらに、新たなまちづくりの活動が生まれる場として、このまちづくりバンクの機能を充実させてまいりたいと考えております。  次に、今後の課題についての御質問でございますが、間もなく北の橋のかけかえ工事が本格的に始まることから、中央町商店街への人の流れが大きく変わることが予想されます。  加えて、空き家・空き店舗対策の問題や、老朽化をいたしております防災建築街区の再生問題など、喫緊の課題を抱えております。  このまちづくりバンクができたことをきっかけといたしまして、現在、月に1回程度、中央町商店街のメンバーがまちづくりバンクでのミーティングを開催されており、商店街の将来に向けた課題の整理や今後のアクションについての話し合いが始まっております。  市といたしましても、加納町商店街振興会、北のほうから、また南は御座町商工会までの6つの商店街組合、延べ211店舗を対象といたしまして、店舗の運営状況調査を今月末までの予定で実施をいたしております。現在、比美町商店街振興組合までの134店舗から御回答をいただいておりまます。今後、この回答については、まとめさせていただいて、また御報告もさせていただきたいと思います。  地方創生とは、人口減少社会を見渡しながら、持続的にまちが成り立ち得る新しい都市構造や社会システムづくりを行うことであり、中心市街地からその答えをしっかりと導いてまいりたいと考えております。  事業承継の議論や不動産利活用の議論など、そこにお住まいの皆様の本音の語らいから課題解決の知恵が編み出されてまいりますので、現地現場で活動するまちづくりバンクが、これからも信頼される拠点となり、まちの再生策を考えていく拠点となるように取り組んでまいりたいと考えておりますので、御理解と御協力を賜りますよう、よろしくお願いを申し上げます。  以上でございます。 ○副議長(谷口貞夫君) 次に、ひみ永久グルメ博について、縁結び支援事業について、北の橋について及び新設されたトイレについて答弁を求めます。  荒井まちづくり推進部長。  〔まちづくり推進部長 荒井市郎君 登壇〕 ◎まちづくり推進部長(荒井市郎君) 稲積議員から4つの御質問をいただきました。順にお答えさせていただきます。よろしくお願いいたします。  まず最初に、ひみ永久グルメ博についてでございます。  最初に、少しグルメ博のことをPRさせてください。
     このグルメ博、平成26年に永久に守りたい新旧の氷見の食を一堂に集めた食のブランド博覧会ということで始まったもので、今年で3回目を迎えます。  これまで、グルメ博で取り扱う商品の3カ条として、「氷見産にこだわったもの」「氷見ならではの個性があるもの」「永久に残したいもの」、これらを掲げて実施してまいりました。  先月には、今年の分ですが、漁協、農協、商工会議所、観光協会、各皆さんなどと私ども氷見市で組織する実行委員会が開催されまして、今年の実施内容の概要が決定しております。  開催日は10月30日、日曜日とし、開催時間については、ほかではなかなか味わえない氷見ならではの味と時間をお客様にゆっくり楽しんでもらおうということで、開会時間を今年は1時間早めまして午前9時から午後3時までとし、これまで5時間であったイベントを6時間に拡充する予定でございます。  会場のほうですが、御質問ありましたが、北の橋のかけかえ工事が実施されることから、過去2回のように比美乃江大橋を通行どめ、こちらはできないということで、魚々座周辺に店舗を集中して設置し、グルメ博会場が一つになる会場づくりをしたいと考えております。  この会場の選定に当たってですが、議員のおっしゃるように、私どもの事務方のほうでもいろいろ検討させていただきました。  それで、魚々座になった理由ということなんですが、氷見漁港と比美乃江公園の中間に位置するということで、仮に漁港、そして議員御提案の比美乃江公園のいずれかが会場になった場合ですが、駐車台数がなかなかきっちりと確保できないと。お客様の会場までの移動距離も短くなると。周辺の場合、魚々座にすると駐車台数もたくさん確保できますし、会場までの移動距離もお客さんは短くなる、こういうメリットがあって魚々座周辺にしております。  いろんなアンケート分析結果があるんですが、駐車場から会場までどれだけ近いかということは、来場されるお客さんにとってとても大事な要素ということが分析結果で出ておりますので、店舗数の充実とあわせて、これは大事なポイントだと考えております。  それから、実行委員会において、地域活性化の切り札として期待されている氷見の食の魅力ということですが、より一層磨きを上げ、イベントのグレードアップ、これは当然のことですが、もっともっと図っていこうという方針も実行委員会のほうで話し合われております。  具体的ということなんですが、氷見の代名詞になっておりますひみ寒ぶり、寒ブリについては当然、旬が冬場ということでありまして、通年、一年を通して提供できるものが少ないということが氷見の課題ということでございまして、ネクストトレンドの創造ということですが、氷見牛、おすしなどの氷見の食の底力を広く発信する長所伸展、よいところを伸ばす、そういう場としてこのグルメ博をしたいと思っております。  あわせて、回を重ねるごとに魚介類の商品を充実させてほしいというお客様の声が高まってきております。このようなことから、昆布締め、すり身揚げ、一夜干しなど、今回品ぞろえも増やしたい。それから、新商品の発表の場ともしたいと。去年も幾つか出ておりますが、新商品の発表の場としても、ぜひいろいろな方に使っていただいて、お客様にも喜んでいただきたいというふうに思っております。  それから、実行委員会のほうでは、食以外の地域資源にも光を当てることで、新たな価値を見出すための取り組みを実施するということが決定しておりまして、今年は氷見温泉郷、氷見は泉質が大変豊富でございますので、こちらも同時にこのグルメ博と一緒にPRをしたいと思っております。  具体的には、宿泊しなくても気軽に複数の旅館、民宿などのお風呂に入ることができる湯めぐりチケットを来場者限定で販売するとともに、冬場に向けた食と温泉の魅力をセットで売り出していきたいと、期待しておるものでございます。  次に、縁結び支援事業についてお答えいたします。  少子化対策の基本、これは若い世代の結婚・出産・子育ての希望をかなえることが重要であると考えております。  人口自然減の大きな要因は出生率の低下にありまして、さらに出生率に影響を及ぼす要因には、未婚率、初婚年齢の上昇と分析されております。  氷見市においては、20から39歳までの男女の未婚率が51.2%、これは平成22年の国勢調査ですが、実に2人に1人が未婚ということになっております。このため、氷見市まち・ひと・しごと創生総合戦略においては、2019年度に目標とする婚姻数を180件と定めております。  この目標達成に向けて縁結び支援事業を行っておるわけですが、内容としましては、第1に、良縁を取り持つ縁結びおせっかいさんを創設しておるものでございます。この縁結びおせっかいさんについては、現在15名の方が登録していただいており、中には今日の時代を反映して、美容師の方であったり、エステシャンであったり、元保育士の方であったり、若い世代の方々もおられます。  それから、縁結びおせっかいさんの皆さんについては、スキルアップを図るための研修会、高岡地区広域圏内のボランティア同士の交流会、意見交換会などにも参加をしていただいております。  それから、実際の活動ということですが、氷見市が募集しております結婚の支援を希望する独身男女「ひみ婚」会員さんの引き合わせのセッティング、それから、例えば実際にお会いするときに、服装は大丈夫ですか、髪形はどうですか、身だしなみはどうですかという簡単なアドバイスも行っていただいております。  2番目に、出会いの場の創出として、婚活イベントの開催があります。議員のお話にもありました、この春から氷見市地域おこし協力隊として、新たに婚活をテーマにした女性隊員の方が着任されております。  この隊員の方との連携ということですが、7月17日には8名が参加したヨガ婚活をやっております。それから、8月6日、19名が参加した芝生の上でキャンドルをともしたひみまつりの花火を見る婚活、それから少人数で気軽に参加できるイベントなどを実施しております。  今後の予定ということですが、9月11日にはサイクリングをしながらのイベントも予定しておりますし、10月1日には氷見の自然豊かな森へ遠足するイベントも予定しておりまして、着実に内容を充実させていきたいと考えております。  それから、今年度のおらっちゃ創生支援事業では、氷見市農協の壮青年部の皆さんが婚活イベントも開催されておりまして、これからも企業の活動、民間のノウハウを活用して、いろんな機会を見つけて出会いの創出の場を提供してまいりたいと思っております。  それから、これも議員からお話がありましたが、出会いの場の創出として、今年度から新たに氷見市縁結び同窓会等応援事業補助金の制度を設けております。改めて申し上げますと、同窓会が男女の出会いの場になるということで、開催の費用の一部を支援するということでございます。  補助金利用の要件でございますが、ちょっと厳しいのではないかということがありましたが、これはやはり大事な公金を用いての補助事業ということを御理解いただきたいと思います。ある一定の要件はどうしてもクリアしていただかないとならないということで、ぜひここは御理解をいただきたいと思います。お願いいたします。  また、あわせてですが、参加人数も当初はもっとたくさんのことを思っていたんですが、現在は10人以上の同窓会も対象にしております。  それから、申請書、市のほうに提出する書類、いろいろ難しいことがあるんですが、この事業については、申請書の記入も簡略化して、申請しやすいように、要件緩和に努めておりますので、この点も何とぞ御理解をいただきたいと思います。  今後ですが、冬の開催時期に向けて、同窓会、周知徹底といいますか、広報もきちっとしていきたいと思っておりますので、ぜひまた久しぶりに再会した同級生との交流から独身男女の出会いの場が創出されるよう努めてまいります。  このほかですが、独身男女を対象にし、男性向け婚活スキルアップセミナー、女性向けとして女子力アップセミナーも開催する予定でございます。  ふれあいトーク等の意見の中でも、若い世代の婚姻率の低下について大変皆さん心配をしておられます。たくさんの声を聞いております。  地方創生の議論を受けて、市といたしましても、この問題については大きな未来課題と認識しておりますので、市民の皆様、企業、団体の皆様とともに本格的に取り組んでいかなければならないと考えておりますので、御協力よろしくお願いいたします。  次ですが、北の橋についての御質問にお答えさせていただきます。  北の橋かけかえ工事につきましては、改めて申し上げますが、管理者である富山県氷見土木事務所が平成26年度から27年度にかけて、周辺の自治会、商店街の皆様に対して、かけかえの地元説明会を開催しておりまして、事業の合意のもと、今年度から本格的に工事着手になったものでございます。  北の橋、改めて申し上げますが、中心市街地を南北につなぐ全長約33メートルの市民の皆様の日常生活に欠かせない大変重要な橋であります。かけかえ工事期間中は、川の中での工事ができない期間もあるため、全体で約2年半の工期が必要ということで、長期間の通行どめが必要となるものでございます。  市といたしましても、これまで自治振興連合委員会での御案内、それから6月からホームページでも掲載しておりますし、広報紙による工事の周知にも努めてまいっております。  現在着手している工事の内容ですが、工事かけかえ期間の歩行者の利便性を確保するため、北の橋の上流と下流側に2カ所の仮設の歩道橋を設置するものであります。  既に上流、下流とも仮設の歩道橋の本体の設置がなされており、今後は取りつけ部分の工事を残すのみということで、今月下旬には仮設の歩道の橋が完成する見込みと聞いております。  予定どおりに進めば、10月3日から北の橋が通行どめになると伺っておりますが、通行どめが開始されますと、既存のアスファルト舗装をはじめとする道路附属物、それから橋梁、欄干を撤去するということで、本格的な橋桁、下部工の取り壊しに着手する予定とお聞きしております。  設置された仮設の歩道橋、そして新しくかけかえられる北の橋でございますが、桁下の高さで既存の北の橋より約35センチ低くなる予定ということで、これまで航行可能であった船舶のうち通れない船舶も出る可能性がございます。  それから、既存の橋桁撤去の際、それから新しい橋をつけるときの橋桁の設置の際には、桁下に作業足場を設置するということで、橋下の高さが低くなり、全ての船舶の航行ができない期間も生じると聞いております。  このようなことから、上庄川を航行する船舶への工事の御案内が必要になりますが、係留する船舶の皆さんに対してチラシも配布しておりますし、北の橋、恵比寿橋の橋詰めでの工事情報掲示板、こちらも設置しまして、案内を同時に行っておるものでございます。  さらに、市内の釣具店へも工事の情報を提供し周知の協力を依頼しておりますし、大型係留船舶のうち所有者の判明しているものにつきましては、直接手紙で案内を実施しているとお聞きしております。  それから、北の橋かけかえ後の不法係留船についてのお話もありましたが、今回の北の橋かけかえ工事の開始によりまして、不法係留する船の数は減っております。  県では、今後も引き続き、河川パトロールや毎年1回実施している不法係留船の調査の結果を踏まえて、今後とも適正な河川管理に努めていくと伺っております。  最後に、新設されたトイレの御質問についてお答えいたします。  朝日山公園、こちらは昭和36年の法面崩壊を契機に、県の急傾斜地崩壊防止事業とあわせて、平成10年度から長い期間をかけて整備を進めてきております。  これまで芝生広場、あずまや、駐車場、園路などが完成したことから、近年は朝夕に多数の方がウオーキングやランニングで園路を既に利用されております。  こうした状況を鑑み、今回設置したトイレですが、昨今ブームになっているウオーキング、ランニングの愛好者の皆様の利便性を図ると。それから、今後、試行的なイベントもこの場所で実施していきたいということで、こういうことを見越して今年の3月に完成したものでございます。  管理のことも少しありましたが、4月から業者に週3回の清掃委託をお願いしているものでございます。  それから、氷見駅公共トイレについてでございますが、ここ数年来、観光関係の方々、駅利用者の方々から、トイレの老朽化について改善を求める多数の声をいただいておりました。その上で、北陸新幹線開業に合わせて氷見駅周辺整備事業を進めておりまして、この事業の中でこのトイレについても整備を進めてきたものでございます。  整備に当たっては、市民の皆様、観光客の皆様の利便性、そして観光地氷見の第一印象を決定づける印象度、ホスピタリティーに配慮して、地域住民の皆さん、高校生の皆さんを交えたワークショップを開催し、御意見や御提案をいただいてまいったものでございます。  このような経過をたどりながら、設計については、ひみ獅子舞ミュージアム、伊勢神宮式年遷宮記念せんぐう館に携われた栗生総合計画事務所の栗生明氏により設計が進められ、今年4月に完成したものです。  御存じのように、瓦屋根のキャノピーを含むこの施設は、かつての漁師の休憩所、海の仕事に携わる人々のコミュニティーの場であった番屋、漁具倉庫をイメージし、観光客や帰省される皆様に「漁師のまち氷見」を色濃く印象づけ、高校生をはじめとする日々の利用者、市民の皆様の愛郷心、氷見を愛する心を育むものになっております。  トイレの室内空間でございますが、とりわけ女性の利用者の声を反映しております。光が差し込み、明るくて清潔感あふれる空間を特に確保しております。  観光協会の職員の方からもヒアリング、ちょっとお話をお聞きしたんですが、大きな姿見があったり、女性の意見を組み入れた細やかな気遣いがあるということで、高い評価をいただいております。  それから、建物のはり、たるき、これは氷見里山杉を採用しておりますし、ぬくもりのある印象的な天井、そして地場産材使用による地域内消費にも努めております。  観光地ということですが、長野県では、観光地のトイレを「信州まごころトイレ」と認定して、きれいで快適なトイレを維持することにより、来訪者の感動を与える場として、おもてなしにつなげ、旅の思い出をつくる取り組みを行っております。  観光地としてトイレを整備していくことは、戦略上、大変重要なことであります。今回、建設に要した費用のお話がありましたが、氷見を訪れる第一印象を決定づける極めて効果的な投資であると認識しておりますので、この点もぜひ御理解をいただきたいと思います。  それから、利用のほうですが、この駅前トイレ、市内の公共トイレの中でも、比美乃江公園内のトイレも多いんですが、ここと並んで多数の皆様に利用されていることをお伝えしておきます。  以上でございます。よろしくお願いいたします。 ○副議長(谷口貞夫君) 1番 稲積佐門君。 ◆1番(稲積佐門君) まず、ぶり奨学金について再質問させていただきます。  前回の定例会でも、松原議員の発言の中にありました損益分岐点の試算のほうの報告は、調査段階だということだったんですが、報告をまだ受けていないので、報告をお願いします。 ○副議長(谷口貞夫君) 宮本地方創生政策監。 ◎地方創生政策監(宮本祐輔君) 損益分岐点とは、まず一般のビジネスにおいて、固定費額と変動費率を勘案した上で、黒字化するために必要な売上額とか数量、この場合は恐らく人数ですが、それを算出するための分析でございます。  一般的に損益分岐点は、固定費額が高い場合において特に重要な分析であるということです。投資がいっぱいかかるということなので、それを回収するためには幾ら売らないといけないのかということでございます。  ぶり奨学金の費用の特徴でございますが、現時点の考えでは、固定費よりも変動費の割合が高いという特徴があります。これは何かといいますと、言いかえますと、ぶり奨学金は原則として、ローンを借りる人や、ぶり奨学金で人が帰ってこないと費用が発生しないと。つまり、誰も帰ってこなければ、基本的な事務費とかはあるのですが、基本的には費用が発生しない、人が帰ってくるたびに発生する、いわば変動費が高い収益構造になっているということでございますので、したがって、損益分岐点という意味は、この場合の分岐人数という意味では、ゼロとは言いませんが、ほぼゼロに近いということであります。  しかしながら、質問の趣旨は違うものであると考えております。御質問の趣旨は、どのような収益根拠のもとでその金額を決定するのか、それについての考えを示してほしいと、そのように理解しております。  そちらについて、具体的な額ではなくて考え方についてですが、お答えいたします。  現時点の考え方ではございますが、対象者が帰ってきた場合の住民税と地方交付税の増分、帰ってこなければ逆にそれが入ってこないということになりますので、それにその方々が築かれるであろう家族分の増加を想定した上で、その金額を算定した上で、金額と支給額がほぼ同じになるように支給額を決定したいと現時点では考えているところでございます。  また、現時点の考えは、全員ではなくて支給対象者を絞るなど、その他の条件もいろいろと付与した上で講じていきたいと考えているところです。  詳細につきましては、ここでいろいろ申し上げると物すごく時間がかかりますので、9月13日の人口減少対策等特別委員会の場で資料を提示させていただいた上で、その中で討議できればと考えております。  そこで考え方についての御意見を皆様からお伺いしながら、より効果的で実現可能性の高い制度になるように制度を磨き上げていきたいと考えております。  以上でございます。 ○副議長(谷口貞夫君) 1番 稲積佐門君。 ◆1番(稲積佐門君) ぶり奨学金についてですが、能力を高めてこの氷見市に帰ってきてもらうということはすばらしいことだと思います。  しかしながら、奨学金が単なるばらまきにならないように、奨学金を本当に必要としている人がしっかりと利用できるように今後も進めていってもらいたいと思いますが、宮本地方創生政策監の考えを教えてください。 ○副議長(谷口貞夫君) 宮本地方創生政策監。 ◎地方創生政策監(宮本祐輔君) そうなるように努めてまいります。  おっしゃることはごもっともでございまして、もう1つ、この奨学金が人の流れを変えると、特にUターンを呼びこむためのきっかけにならないかと考えておりますので、今稲積議員が御指摘の考え方をもちろん根底に置きながらも、Uターンということを考えたときに、どうやったら効果的なものになるのか、こちらもあわせて考えていきたいと思っております。  以上でございます。 ○副議長(谷口貞夫君) 1番 稲積佐門君。 ◆1番(稲積佐門君) それと同時に、能力のある人が高卒でもしっかり能力を発揮し働くことができる職場づくりというのも大事となっていきますので、そこら辺もしっかりよろしくお願いします。  次に、まちづくりバンクについて再質問します。  まちづくりバンクでは、さまざまなイベントを行われて集客を図っているようですが、そもそも、まちづくりバンクで不特定多数の人を呼び込みイベントなどをすることは果たしてよいのでしょうか、高橋市長政策・都市経営戦略部長にお願いします。 ○副議長(谷口貞夫君) 高橋市長政策・都市経営戦略部長。 ◎市長政策・都市経営戦略部長(高橋正明君) まちづくりバンクにおいては、さきにも耐震性の問題等もございまして、基本的には不特定多数の方を対象としたことにはいたしておりませんで、基本的に実施内容を告知した上で、そこに御参加いただける方に、そういう施設の制約があるということも御理解の上で利用していただいていると思っております。 ○副議長(谷口貞夫君) 1番 稲積佐門君。 ◆1番(稲積佐門君) 内容等をお知らせして、この不特定多数の線引きについてはちょっと難しいところがあるのかなと思うんですけれども、やはり公的な施設ということもありまして、何かあったときには市の責任になってくるのかなと思いますが、耐震の問題も含めて、今後、今のまちづくりバンクの場所で進めていくのがいいのか、今、魚々座が11月から閉館しますけれども、魚々座のほうに移動するのがいいのか、そういう検討はされていますでしょうか。高橋市長政策・都市経営戦略部長に。 ○副議長(谷口貞夫君) 高橋市長政策・都市経営戦略部長。 ◎市長政策・都市経営戦略部長(高橋正明君) 耐震性のことにつきましては、これまでも議会の皆様とも御議論させていただいて、公の施設としての利用は不適切であるということから、いわゆる事務所的な形として利用させていただいております。  基本的には、まちづくりの専門家の方々にお集まりをいただく。そこで、地域おこし協力隊、あるいは今市の職員がそこへ出向いて、まちなかでまちづくり活動が生まれる、そのリーダーづくり、そういったことに今一生懸命、そこを拠点として活動させていただいております。投資した費用のこともございますので、当分はあの施設を利用させていただきたい。  また、先ほど議員もおっしゃっていただきましたけど、大変立地のいい場所でございますので、まちづくりの拠点という意味では、この場所が一番ふさわしいというふうに思っております。 ○副議長(谷口貞夫君) 1番 稲積佐門君。 ◆1番(稲積佐門君) 直営であるからこのような縛りがあるのかなと思うんですけれども、これ、もし指定管理者制度に移した場合は、不特定多数の人を呼んでも大丈夫なのでしょうか、高橋市長政策・都市経営戦略部長。 ○副議長(谷口貞夫君) 高橋市長政策・都市経営戦略部長。 ◎市長政策・都市経営戦略部長(高橋正明君) いわゆる指定管理者が市にかわって管理を代行するという施設は、条例に定められた公の施設であります。  今回、公の施設とすることに制約があるということで、これは公の施設にしておりませんので、指定管理という概念も発生しないと思っております。 ○副議長(谷口貞夫君) 1番 稲積佐門君。
    ◆1番(稲積佐門君) そうしましたら、喫緊の課題として、北の橋工事による商店街、あそこが先に通行どめになりますけれども、まちづくりバンクに人を呼び込み、そしてまちに人の流れをつくるということでありますと、そこに不特定多数の人が集まるわけですよね。それは、公の施設としてはどのようにお考えでしょうか。 ○副議長(谷口貞夫君) 高橋市長政策・都市経営戦略部長。 ◎市長政策・都市経営戦略部長(高橋正明君) お答えを申し上げます。  まちづくりバンクに人を呼び込むことを目的としているわけではございません。北の橋が通れなくなることによって、中央町商店街一帯、さらには南のほうの商店街の人の流れ、そこをいかに商店街の皆様とともに、この商店、空き店舗がどんどん増えていく中で、まちを再生し、まちの中のにぎわいを創出する、そういった活動に向けた話し合い、活動の拠点としてまちづくりバンクがあるわけでありますので、御理解いただきたいと思います。 ○副議長(谷口貞夫君) 1番 稲積佐門君。 ◆1番(稲積佐門君) でも、実際に人を集めるようなイベントは行っているのではありませんか、高橋市長政策・都市経営戦略部長。 ○副議長(谷口貞夫君) 高橋市長政策・都市経営戦略部長。 ◎市長政策・都市経営戦略部長(高橋正明君) 28年度の予算におきましても、北の橋の工事に伴う影響に対して、いかにその地域の商店街の皆様に自発的に動いていただいて、また商工会議所の皆様とか商店街連盟の皆様、そして市とともに、そこにおいてどういったことを行っていくか。それがイベントであるのか、あるいは、いかに集客、収益を図るためのそういう予算は計上させていただいて、今そういう話し合いが動き出したところでありますが、まちづくりバンクに人を呼び込むことに使うということではありませんで、あくまでも中央町商店街の中においてどういった取り組みができるかということのお話をさせていただきたいと思っております。 ○副議長(谷口貞夫君) 1番 稲積佐門君。 ◆1番(稲積佐門君) やはり耐震の問題で、大震災、地震があったときには、万が一のことがありますので、今後の検討課題の中に場所の選定も含めて考えていっていただきたいと思います。  続きまして、グルメ博について再質問させていただきます。  会場が魚々座周辺ということで、やはり日時が日時なだけに、魚々座の閉館セレモニーのようなことをあわせて考えているのではないかなと思うんですけれども、そこに関して荒井まちづくり推進部長、お答えください。 ○副議長(谷口貞夫君) 荒井まちづくり推進部長。 ◎まちづくり推進部長(荒井市郎君) グルメ博と魚々座の管理体制については全く別物でございます。  以上です。 ○副議長(谷口貞夫君) 1番 稲積佐門君。 ◆1番(稲積佐門君) それはわかっておりますが、10月いっぱいで閉館ということで、そのイベントに合わせて閉館セレモニーみたいなことをすることは想定されませんか、荒井まちづくり推進部長。 ○副議長(谷口貞夫君) 荒井まちづくり推進部長。 ◎まちづくり推進部長(荒井市郎君) 魚々座の今後の管理体制についても、どうやっていくかということはこれからでございます。  それから、実行委員会の中でそういうことももちろん話ししておりませんし、今の段階ではそういうことはありません。  以上です。 ○副議長(谷口貞夫君) 1番 稲積佐門君。 ◆1番(稲積佐門君) では次、イベントの内容ですが、第1回、第2回と鮮魚販売のほうはできませんでしたと。第3回のほうは今のところ、鮮魚販売についてはどうお考えでしょうか。どう話が進んでいるでしょうか、荒井まちづくり推進部長。 ○副議長(谷口貞夫君) 荒井まちづくり推進部長。 ◎まちづくり推進部長(荒井市郎君) 1回目、2回目、稲積議員からも鮮魚販売をぜひやってほしいというお話を聞いておりましたが、第3回目についても鮮魚販売を行う予定はありません。 ○副議長(谷口貞夫君) 1番 稲積佐門君。 ◆1番(稲積佐門君) それは検討した結果なのでしょうか、それとも最初からその話は出てこなかったのでしょうか、荒井まちづくり推進部長。 ○副議長(谷口貞夫君) 荒井まちづくり推進部長。 ◎まちづくり推進部長(荒井市郎君) もちろん検討しておりました。ただ、いろんな要件がありまして、土曜日開催、日曜日開催ということがまず1つありました。土曜日と日曜日の来場者数、例えば番屋街であったり、そういうところを調べますと、どうしても日曜日が多いということで、これはやはり日曜日開催が一番集客力があるだろうということで日曜日の開催になりました。  日曜日開催ということでございますと、当然、1日置いた魚は売れないよということがあります。漁はもちろんやっておりませんので、そういうことから鮮魚販売はできないということになっております。  以上です。 ○副議長(谷口貞夫君) 1番 稲積佐門君。 ◆1番(稲積佐門君) それでは、広報の面でちょっと質問したいんですけれども、今回はいつまでにポスターができる予定でしょうか、荒井まちづくり推進部長。 ○副議長(谷口貞夫君) 荒井まちづくり推進部長。 ◎まちづくり推進部長(荒井市郎君) これもこれから企画運営部会で詳細を詰めていく段階ですので、前回も広報期間が短いのではないかということを稲積議員からいただいておりますが、早期につくりたいということで予定しております。 ○副議長(谷口貞夫君) 1番 稲積佐門君。 ◆1番(稲積佐門君) 早期というのは、例えば何週間前とかという話なんでしょうか、荒井まちづくり推進部長。 ○副議長(谷口貞夫君) 荒井まちづくり推進部長。 ◎まちづくり推進部長(荒井市郎君) 中身の詳細のこともございますので、今の段階でいつまでにと確約することはできません。申しわけございません。 ○副議長(谷口貞夫君) 1番 稲積佐門君。 ◆1番(稲積佐門君) 言うまでもなく、広報の期間は短いよりも長いほうが集客が増えると思いますので、早急に仕上げてください。  続きまして、縁結び事業について質問します。  先ほどの私の質問の中で、当初予算についていた500万円の委託先について、ちょっと答弁がなかったと思いますので、答弁をよろしくお願いします。荒井まちづくり推進部長。 ○副議長(谷口貞夫君) 荒井まちづくり推進部長。 ◎まちづくり推進部長(荒井市郎君) こちらの中身については、まだ業者選定中ということでございます。 ○副議長(谷口貞夫君) 1番 稲積佐門君。 ◆1番(稲積佐門君) 当初予算についている段階で、ある程度幾つかの企業に絞られているのではないかなと思うんですけれども、いまだに決まっていないということはどういうことなんでしょう。幾つかの中からまだ選び切れていないということでしょうか。 ○副議長(谷口貞夫君) 荒井まちづくり推進部長。 ◎まちづくり推進部長(荒井市郎君) ある程度絞られておりますが、今の段階で、すみません、事前にもこのお話、聞いておりませんので、私自身、今資料がございませんので、これ以上お答えすることはできません。申しわけございません。 ○副議長(谷口貞夫君) 荒井まちづくり推進部長にお願いしますけども、あすの本会議の冒頭で、ただいまの再質問に対しての答弁をお願いいたします。  1番 稲積佐門君。 ◆1番(稲積佐門君) それでは、荒井まちづくり推進部長の6月の答弁の中で、婚活支援をプロデュースできる企業を活用し、何かしらの婚活イベントを複数回行うと言っておられましたが、6月から9月にかけて何回かイベントは行われたでしょうか、荒井まちづくり推進部長。 ○副議長(谷口貞夫君) 荒井まちづくり推進部長。 ◎まちづくり推進部長(荒井市郎君) これ、地域おこし協力隊の皆さんと連携してということですが、答弁の中でも申し上げましたように、ヨガ婚活、ひみまつりでの婚活、このほかにも、少人数のイベントといいますか、そういう場を設けております。 ○副議長(谷口貞夫君) 1番 稲積佐門君。 ◆1番(稲積佐門君) 私が聞きたかったのは、行っているのであれば、「プロデュースできる企業を活用し」という言葉があったので、その企業というのはどこになるんでしょうか、荒井まちづくり推進部長。 ○副議長(谷口貞夫君) 荒井まちづくり推進部長。 ◎まちづくり推進部長(荒井市郎君) 企業を活用したプロデュースはまだ行っておりません。 ○副議長(谷口貞夫君) 1番 稲積佐門君。 ◆1番(稲積佐門君) 6月にこう答弁していて、まだ行っていません、この3カ月の間、一体何をしていたんでしょうか、荒井まちづくり推進部長。 ○副議長(谷口貞夫君) 荒井まちづくり推進部長。 ◎まちづくり推進部長(荒井市郎君) これは大変申しわけございません。至急できるように頑張ります。 ○副議長(谷口貞夫君) 1番 稲積佐門君。 ◆1番(稲積佐門君) 私は何が言いたいかといいますと、縁結び推進事業を本当に力を入れてやる気があるのか。ただただ予算だけつけて何もしないのか。今の話だと、3カ月間何もしていませんでした、早急にしますでは、ちょっといかがなものかなと思うんですけれども、荒井まちづくり推進部長、もう一度答弁をお願いします。 ○副議長(谷口貞夫君) 荒井まちづくり推進部長。 ◎まちづくり推進部長(荒井市郎君) 中では、限られたスタッフの中でいろんな事業を行っております。その中で、いろんな情報収集等はやっておりますが、実際にまだきちっとこうやって御案内できる成果は出ていないということなので、御理解いただきたいと思います。 ○副議長(谷口貞夫君) 1番 稲積佐門君。 ◆1番(稲積佐門君) そうしましたら、地域おこし協力隊との連携事業について聞きたいのですが、地域おこし協力隊の方はまたこちらに来られたばっかりということで、なかなか氷見市の現状把握なり周りの人との連携というのはとりづらいと思われます。  その中で、やはり行政が少し力をかしてあげて大きな婚活事業などを計画していくべきではないかなと。小さい婚活イベントも大事だとは思いますけれども、そういった大きい婚活イベントなどを計画していくような話はありますか、荒井まちづくり推進部長。 ○副議長(谷口貞夫君) 荒井まちづくり推進部長。 ◎まちづくり推進部長(荒井市郎君) これ、答弁の中でもお話しさせていただきましたが、地域おこし協力隊の皆さん、それ以外の方も含めて、サイクリングであったり森の遠足であったりも行っております。  それから、地域おこし協力隊との連携ということですが、実際に隊員の方、私のほうにもよくおいでいただいて、いろんな形で連携し、また地元の企業の皆さん、いろんな方との顔つなぎと言ったら何ですけども、そういうことも私自身もお手伝いしながら課を挙げてやっておりますので御理解いただきたいと思います。 ○副議長(谷口貞夫君) 1番 稲積佐門君。 ◆1番(稲積佐門君) 婚活事業、縁結び事業に関しましては、他市のほうでもやられていると思いますけれども、広域でやられていると思いますが、他市との連携はどのようにとっておられますか、荒井まちづくり推進部長。 ○副議長(谷口貞夫君) 荒井まちづくり推進部長。 ◎まちづくり推進部長(荒井市郎君) これも先ほど答弁の中でお話ししましたが、高岡広域圏の中での交流会、そういうものについては連携をしております。  これから、もっともっと他市、広域圏であったり県外、七尾市であったり羽咋市であったり、こういうところとも今後連携する必要があるということは思っております。 ○副議長(谷口貞夫君) 1番 稲積佐門君。 ◆1番(稲積佐門君) そうしましたら、次は新設されたトイレについて質問します。  まず朝日山についてなんですけれども、この朝日山公園の整備はいつごろ完了しますか、荒井まちづくり推進部長。 ○副議長(谷口貞夫君) 荒井まちづくり推進部長。 ◎まちづくり推進部長(荒井市郎君) この整備の完了年というのは、まだ今の段階ではっきり申し上げることはできません。 ○副議長(谷口貞夫君) 1番 稲積佐門君。 ◆1番(稲積佐門君) 最低と言ったらおかしいですけど、5年なり10年なり、そこら辺、全然わからないんでしょうか、荒井まちづくり推進部長。 ○副議長(谷口貞夫君) 荒井まちづくり推進部長。 ◎まちづくり推進部長(荒井市郎君) 5年なり10年なりとありましたが、5年程度の中では、ある程度の目鼻はつけていきたいということを思っております。 ○副議長(谷口貞夫君) 1番 稲積佐門君。 ◆1番(稲積佐門君) トイレの維持管理費についてですが、4月から週に3回行っているということですが、およそ月どれぐらいかかっているんでしょうか、荒井まちづくり推進部長。 ○副議長(谷口貞夫君) 荒井まちづくり推進部長。 ◎まちづくり推進部長(荒井市郎君) トイレの清掃管理ということですか。水道光熱費を含めてということですね。こちらのほうは月によって当然ばらつきがありますが、全部合わせて、1万7,000円であったり、1万8,000円であったり、1万6,000円であったりと、こういうことでちょっとばらつきがありますが、5、6、7、8ではそういうような数字を手元の資料として持っております。 ○副議長(谷口貞夫君) 1番 稲積佐門君。 ◆1番(稲積佐門君) それは清掃費を含めてでよろしいですか。それが月に1万7,000円。週3回でその数字でしょうか。ということは、水道代云々ということは、やっぱり利用頻度が少ないということでしょうか、荒井まちづくり推進部長。 ○副議長(谷口貞夫君) 荒井まちづくり推進部長。 ◎まちづくり推進部長(荒井市郎君) トイレットペーパーの数で言うと、週に何本か使用されております。水道も当然出ておりますので、利用人数、はっきりどれだけということは申し上げられません。  ただ、トイレットペーパーの数からしますと、月に、例えばですが、5月ですと6個、6、7とばらつきがありますが、そういうことからしますと、100人単位以上では使用していると思われます。 ○副議長(谷口貞夫君) 1番 稲積佐門君。 ◆1番(稲積佐門君) 利用頻度が低くても、当然、あそこにトイレを整備した時点で維持管理費、清掃費はかかってくると思うんですけども、このお金も税金ですよね。  私、何が言いたいかというと、朝日山の整備完了が5年程度をめどにということですが、この5年間、この維持管理費というものは、言うたら垂れ流しみたいなもんじゃないですかね。違いますか、荒井まちづくり推進部長。 ○副議長(谷口貞夫君) 荒井まちづくり推進部長。 ◎まちづくり推進部長(荒井市郎君) これも答弁の中でお話しさせていただきましたが、現在もウオーキングされる方であったり、たくさん使っておられます。通られる方もおりますし、それから公園内についても、一遍に全体を完成させるということでなくて、市民の皆様とワークショップをしながらやっておりますので、順次公園内について完成していくということなので、トイレの利用頻度についてはこれから順次上がっていくということを御理解いただきたいと思います。
     現にウオーキングの方等についても利用していただいております。お願いいたします。 ○副議長(谷口貞夫君) 1番 稲積佐門君。 ◆1番(稲積佐門君) あそこの朝日山の新しいトイレ、氷見高校の裏のほうから入ってくると、あそこにもトイレがありますので、そんなに慌てて整備する必要はなかったのではないかなと思います。  次に、トイレの屋上部分ですね。5月の広報では、トイレの屋上で記念撮影をしているような写真がありました。常時、屋上に上がれるのでしょうか、荒井まちづくり推進部長。 ○副議長(谷口貞夫君) 荒井まちづくり推進部長。 ◎まちづくり推進部長(荒井市郎君) 現在は上がれなくなっておりますが、将来的といいますか、次の工事等で屋上に渡れるようなことも今検討しております。 ○副議長(谷口貞夫君) 1番 稲積佐門君。 ◆1番(稲積佐門君) 屋上に上がれないということで、上に木が植えてありますよね。あれは寄贈されたものですか、荒井まちづくり推進部長。 ○副議長(谷口貞夫君) 荒井まちづくり推進部長。 ◎まちづくり推進部長(荒井市郎君) 先ほどの屋上の件ですが、一番低い部分にトイレがありますけども、上の部分から渡れるようになる設計で今予定をしております。  それから、いただいた木ですが、東京氷見会さんから寄附をいただいたものでございます。 ○副議長(谷口貞夫君) 1番 稲積佐門君。 ◆1番(稲積佐門君) あの木の手入れはされているのでしょうか。 ○副議長(谷口貞夫君) 荒井まちづくり推進部長。 ◎まちづくり推進部長(荒井市郎君) 木の手入れとおっしゃいましたが、どんな形のことを今言われておるのかちょっと理解できませんが、もちろん植えたままではございませんで、必要なものはこれから管理していくということでございます。 ○副議長(谷口貞夫君) 1番 稲積佐門君。 ◆1番(稲積佐門君) せっかく寄贈していただいたものなので、せっかくあそこに植えてあるので、それこそ手入れをしなくて枯れてしまったら失礼に当たると思いますので、そこら辺はしっかりしてください。  続きまして、駅前のトイレについて、以前の総務まちづくり委員会の中でも、高額な理由でガラスの金額を聞いたと思うんですけど、再度確認します。ガラスは幾らかかっていますか、荒井まちづくり推進部長。 ○副議長(谷口貞夫君) 荒井まちづくり推進部長。 ◎まちづくり推進部長(荒井市郎君) ガラスの費用でございますが、手元の資料で約472万円でございます。 ○副議長(谷口貞夫君) 1番 稲積佐門君。 ◆1番(稲積佐門君) まず、この高額なガラスの必要性をいま一度、荒井まちづくり推進部長のほうから説明、お願いします。 ○副議長(谷口貞夫君) 荒井まちづくり推進部長。 ◎まちづくり推進部長(荒井市郎君) これも答弁の中で申し上げましたが、やはり観光地としてトイレというのは大変重要でございます。氷見駅を訪れていただくとき……  〔「ガラス、ガラス」と発言する者あり〕 ◎まちづくり推進部長(荒井市郎君) ガラスでございますか。これはやっぱり採光性をとって、中を明るくするために設置したものでございます。 ○副議長(谷口貞夫君) 1番 稲積佐門君。 ◆1番(稲積佐門君) もっと安い似たようなガラスはなかったのでしょうか、荒井まちづくり推進部長。 ○副議長(谷口貞夫君) 荒井まちづくり推進部長。 ◎まちづくり推進部長(荒井市郎君) 設計の中でですが、リニットガラスということで予定しておりました。これは国内販売をしているものですが、国内販売している中ではスモークがかかった色つきのガラスしかなくて、透明なものを選んだら、たまたまこういう形になったということでございます。 ○副議長(谷口貞夫君) 1番 稲積佐門君。 ◆1番(稲積佐門君) そうしましたら、駅前のトイレについてですが、基本設計から市民会議、実施設計と至る中での一連の流れを簡単に説明していただきたいんですけども、荒井まちづくり推進部長、お願いします。 ○副議長(谷口貞夫君) 荒井まちづくり推進部長。 ◎まちづくり推進部長(荒井市郎君) 一連の流れとおっしゃいますと、すみません、どういう形で説明すればいいか、改めて教えてください。 ○副議長(谷口貞夫君) 1番 稲積佐門君。 ◆1番(稲積佐門君) 事務手続の話です。 ○副議長(谷口貞夫君) 荒井まちづくり推進部長。 ◎まちづくり推進部長(荒井市郎君) 事務手続の詳細な資料も持ち合わせてございません。改めて報告させていただきたいと思います。 ○副議長(谷口貞夫君) 荒井まちづくり推進部長、あすの本会議の冒頭で答弁をお願いいたします。  1番 稲積佐門君。 ◆1番(稲積佐門君) そうしましたら、市民会議の中で行われました、公園の中でいろいろな方の声を聞いたとおっしゃっていますが、その会議の中でコスト意識というものはありましたでしょうか、荒井まちづくり推進部長。 ○副議長(谷口貞夫君) 荒井まちづくり推進部長。 ◎まちづくり推進部長(荒井市郎君) 中でのいろんな皆様の要望については当然お聞きしておりますが、これをしたらはっきりどれだけだということまでは、これをこういうはっきりしない形で答弁するのは恐縮なんですが、詳細なところまでは話をしていなかったと思っております。 ○副議長(谷口貞夫君) 1番 稲積佐門君。 ◆1番(稲積佐門君) 少し話が前後しますが、基本設計、実施設計ともに、これは市内の業者でしょうか、市外の業者でしょうか、荒井まちづくり推進部長。 ○副議長(谷口貞夫君) 荒井まちづくり推進部長。 ◎まちづくり推進部長(荒井市郎君) これは市外の業者でございます。 ○副議長(谷口貞夫君) 1番 稲積佐門君。 ◆1番(稲積佐門君) そうしましたら、地方創生の基本において市内業者の育成というものが重要になってくると思いますが、その点、宮本地方創生監、どうお考えでしょうか。 ○副議長(谷口貞夫君) 宮本地方創生政策監。 ◎地方創生政策監(宮本祐輔君) 御指摘のとおり、市内の業者の活性化は必要であると考えております。しかしながら、市内の事業者で何かを行うときに、それができない場合は市外の事業者を使うということも、事業者を使うことが目的ではなくて、事業を達成することが目的なのであれば、まずは市内の事業者にそれができるかどうかを考え、それが難しいということであれば、市外の事業者も含めて検討することが必要なのではないかと考えておりますが、原則としては、市内の事業者が活発になればなるほど、市内の資金の循環も増えて雇用も増えていくのではないかと考えております。  以上でございます。 ○副議長(谷口貞夫君) 1番 稲積佐門君。 ◆1番(稲積佐門君) 他の自治体では、基本設計に携わった業者は実施設計には参加できないとされている場合もあると聞いております。これはやはり、市内の業者じゃなく市外の業者だけ、1社にだけ仕事が流れないようにするためではないかと思います。  今回の場合ですと、基本設計から実施設計、全て市外の業者であると。さらに、基本設計の場合はプロポーザルで発注、受注しており、その後の実施設計に至っては競争性もなく、1社ありきの公正さの欠如も見られる特命随意契約となっております。  今年の1月7日、8日に行われましたコンプライアンス研修、コスト意識についての研修ですが、こちらは市長は参加されておりますか。参加しているかどうかです。 ○副議長(谷口貞夫君) 本川市長。 ◎市長(本川祐治郎君) 新年度が始まった一番目の研修ということで、コンプライアンス研修に参加をさせていただいております。 ○副議長(谷口貞夫君) 1番 稲積佐門君。 ◆1番(稲積佐門君) 私は何が言いたいかといいますと、このコンプライアンス研修の中で、コスト意識、そして予算の財源は市民の税金という自覚を持って行政運営に取り組みなさいと書いてあります。  市長にお聞きします。地方自治法第2条第14項を御存じでしょうか。 ○副議長(谷口貞夫君) 本川市長。 ◎市長(本川祐治郎君) 恐れ入ります。詳細は存じ上げておりません。 ○副議長(谷口貞夫君) 1番 稲積佐門君。 ◆1番(稲積佐門君) ここが一番大事です。「地方公共団体は、その事務を処理するに当たっては、住民の福祉の増進に努めるとともに、最少の経費で最大の効果を挙げるようにしなければならない」と書いてあります。このことを十分肝に銘じて、市政運営に取り組んでいただきたいと思います。  以上で私の質問を終わります。        ───────────────────────── ○副議長(谷口貞夫君) お諮りいたします。本日の会議はこの程度にとどめ、延会いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○副議長(谷口貞夫君) 御異議なしと認めます。よって、本日はこれをもって延会することに決しました。  明9日の日程は、本日の続議及び上程全案件に対する質疑を行います。  本日はこれをもって延会いたします。  午後 5時45分 延会...