氷見市議会 2015-03-04
平成27年 3月定例会−03月04日-01号
平成27年 3月定例会−03月04日-01号平成27年 3月定例会
平成27年3 月
氷見市議会定例会会議録(第1号)
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平成27年3月4日(水曜日)
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議事日程 (第1号)
第1
会議録署名議員の指名
第2 会期の決定
第3 議案第2号から議案第32号まで、平成27年度氷見市
一般会計予算ほか30件
(
提案理由の説明)
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本日の会議に付した事件
日程第1
会議録署名議員の指名
日程第2 会期の決定
日程第3 議案第2号から議案第32号まで、平成27年度氷見市
一般会計予算ほか30件
(
提案理由の説明)
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出席議員及び
欠席議員の氏名
出席議員(17人)
1番 稲 積 佐 門 君 2番 越 田 喜一郎 君
3番 濱 井 達 君 4番 萬 谷 大 作 君
5番 正 保 哲 也 君 6番 竹 岸 秀 晃 君
7番 松 原 博 之 君 8番 上坊寺 勇 人 君
9番 山 本 克 己 君 10番 小清水 勝 則 君
11番 阿字野 忠 吉 君 12番 積 良 岳 君
13番 萩 山 峰 人 君 14番 荻 野 信 悟 君
15番 谷 口 貞 夫 君 16番 嶋 田 茂 君
17番 椿 原 俊 夫 君
欠席議員(0人)
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職務のため議場に出席した
事務局職員
事務局長 七 分 由紀雄 次長 坂 本 博 之
副主幹 串 田 安 弘 主査 西 島 秀 元
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説明のため議場に出席した者の職・氏名
市長 本 川 祐治郎 君 副市長 棚 瀬 佳 明 君
企画振興部長高 橋 正 明 君
総務部長 定 塚 信 敏 君
市民部長 山 口 優 君
建設農林水産部長
福 嶋 雅 範 君
防災・
危機管理監 財務課長 桶 元 勝 範 君
濱 井 博 文 君
会計管理者 宮 本 秀 夫 君
会計課長 尾 矢 英 一 君
教育委員会
委員長 橋 本 昭 雄 君 教育長 前 辻 秋 男 君
教育次長 加 野 陽 子 君
監査委員
代表監査委員國 本 嘉 隆 君
事務局長 廣 瀬 昌 人 君
消防機関
消防長 堂 尻 繁 君
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午前10時00分 開会
△開会の宣告
○議長(嶋田茂君) これより、平成27年3月
氷見市議会定例会を開会いたします。
直ちに本日の会議を開きます。
出席議員は17名で全員であります。
また、
今期定例会における説明員の
出席要求に対し、
本川市長、棚瀬副市長、
橋本教育委員会委員長、前
辻教育長、國本
監査委員及び関係部、次、課、局長、管理監、管理者の出席があります。
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○議長(嶋田茂君) これより本日の日程に入ります。
議事日程は、お手元に配付の日程表のとおりであります。
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△
会議録署名議員の指名
○議長(嶋田茂君) 日程第1
会議録署名議員の指名を行います。
会議録署名議員は、
氷見市議会会議規則第88条の規定により、議長において、4番 萬谷大作君及び12番 積良 岳君を指名いたします。
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△会期の決定
○議長(嶋田茂君) 次に、日程第2 会期の決定を議題といたします。
お諮りいたします。
今期定例会の会期は、本日から3月17日までの14日間といたしたいと思います。これに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(嶋田茂君) 御異議なしと認めます。よって、会期は14日間と決定いたしました。
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△議案第2号から議案第32号まで
○議長(嶋田茂君) 次に、日程第3 議案第2号から議案第32号まで、平成27年度氷見市
一般会計予算ほか30件を一括議題といたします。
△
提案理由の説明
○議長(嶋田茂君) 市長から
提案理由の説明を求めます。
本川市長。
〔市長
本川祐治郎君 登壇〕
◎市長(
本川祐治郎君) 皆様、おはようございます。
平成27年3月
氷見市議会定例会の開催に当たりまして、提案いたしました平成27年度予算案及びその他の議案につきまして、その概要を述べ、あわせて所信の一端を申し上げます。
初めに、先月2月28日に、
氷見市民挙げて待望いたしておりました
能越自動車道氷見インターチェンジから七尾
インターチェンジ間の七尾
氷見道路が
全線開通いたしました。
また、本日から10日後の3月14日には、
先人たちが約半世紀にわたって血のにじむような努力を積み重ねてこられました
北陸新幹線がめでたく開業いたします。
この二大
プロジェクトは、
富山県民、そして
氷見市民の悲願でありました。このたび大きな節目を迎えることができましたことは、まことに喜ばしく、関係の方々に深く感謝を申し上げる次第でございます。
これによりまして、私たちの
ふるさと氷見市は全国の
高速交通体系につながり、そして組み込まれることとなり、今までの予測を超えるスピードと品質、対応が求められる
オールジャパンの「大
交流時代」に向かって航海を始めることとなります。この
歴史的転換点に当たりまして、改めて身の引き締まる思いをいたしております。
この上は、大きく変化する未来を楽しむ
開拓者精神を持って、何事に対しても高い品質、高い志で大胆にチャレンジをしていくことを基本姿勢としながら、議会や市民の皆様とともに新時代の
都市経営に全力で取り組んでまいりたい、この
地方創生の時代にのろしを上げたいと意を強くいたしております。
議員の皆様や市民の皆様には、絶大なる御支援、そして御協力を賜りますよう、心よりお願いを申し上げます。
それでは、諸般の事情につきましてお話を申し上げます。
まず、先ほど申し上げましたが、去る2月28日に
氷見インターチェンジから七尾
インターチェンジ間の七尾
氷見道路、延長28.1キロメートルが念願の
全線開通となっております。当日は、
石井富山県知事、
橘衆議院議員、堂故
参議院議員はじめ市内外から多数の来賓の方々に御臨席を賜り、盛大に開通式・祝賀会が挙行されました。
これに先立ちまして、
沿線自治体の住民の皆様による「みんなの思いをつなぐ
たすきリレー」が開催されまして、小矢部市のクロスランドおやべと七尾市の和倉温泉を起点としてスタートして、開通式当日には、ゴールとなる脇地内の県境で合流する
記念イベントも開催され、大変温かに
祝賀ムードを盛り上げていただきました。
また、10日後に迫りました
北陸新幹線開業日の
おもてなしについて申し上げたいと存じますが、
JR氷見線は
北陸新幹線で本市を訪れてくださる方々の大変大切な
交通手段であります。この氷見駅におり立ったときの第一印象と、地元の方々との心の交流が何より一番大切ではないかと考えております。
そこで、3月14日の開業に目がけまして、まずは待合室や
駅舎入り口のサイン、
環境整備に配慮するほか、この14日と15日の両日は
臨時観光案内所を設置し、来訪者を心温まる
おもてなしでお迎えしたいと考えております。
もちろん、おり立たれた皆様方に市内の
観光スポットをわかりやすく御説明いたしますほか、駅前から出発しております
市街地周遊バスである「怪物くんバス」を無料にいたしまして、2日間無料で乗車をしていただけるようにして、町なかの観光地を快適にめぐっていただきたいと考えております。
この
周遊バスは番屋街でおりることができますが、この番屋街の前に、4月21日にオープンいたします「ひみ
漁業交流館魚々座」におきましても、3月15日、「
北陸新幹線開業記念」と銘打ちまして、
比美乃江公園の特設会場にて
PRイベントを大々的に開催したいと考えております。
現在、
上庄川べりのヒミングアートセンターで行っております、市民の皆様と一緒に漁網を編み上げる
アートプロジェクト、「そらあみ」と言いますが、けさほども慶應大学の先生や元
大手新聞社の方等に御体験をいただいております。このそらあみをいよいよお披露目いたします。天高く編み上がるこの網のもと、芝生の上には木造和船を置きまして
子どもたちが乗船体験できる
イベントや、海の図書館あるいは網に揺れるハンモックフラワードームなど、御家族、そして
お子様連れ、皆様で心地よく氷見の潮風を、海の風景を楽しむことができる催しを予定いたしております。
そしてまた、魚食の伝道師であり水産庁の職員でもあります、テレビで
おなじみ上田勝彦さんによる氷見の旬の魚を使ったお料理の実演と楽しいトークも予定いたしております。
ゴールデンウイーク前、4月21日のオープンに向けまして、試行実験的に魚々座の世界観をそこに現出させ、そしてお楽しみいただき、ファンが増えていく場にしたいと考えておりますので、ぜひ市民の皆様も多数足をお運びいただきますように、そして来訪の方々と交流を楽しんでいただきますように、よろしくお願いをしたいと存じます。
また、氷見の
漁村文化や「ひみ
漁業交流館魚々座」につきましては、駅に訪れた方にも興味を持っていただけるように、そしてまた駅を利用する高校生にも関心を持っていただけるよう、氷見駅の待合室にガラスのコーナーがありますが、ここに国の
登録有形民俗文化財に相なりました漁労具とともに
展示ブースを設けて恒常的にPRを行ってまいりたいと考えております。
そのほかにも、
北陸新幹線の新高岡駅の開業に当たりまして、新高岡駅、そして駅前周辺を
メーン会場といたしまして、この14日、15日の両日は、連携市あるいは連携の県による
記念イベントが開催されております。
当日は、本市を含みます飛越能の各自治体及び長野県、群馬県、埼玉県の
沿線地域の関係者が、それぞれのブースにおきましてお国自慢のPRを行ったり、ステージで伝統芸能を披露するなど、新たな飛越能の玄関口である新高岡駅を内外に発信いたしております。氷見からも有磯太鼓や木遣りなど、やはり
イベントのほうで氷見を大いにPRしたいと思っております。
そして、新高岡駅のすぐそばにあります
高岡テクノドームにおきましても、こうした地元のグルメや特産品を集めた「飛越能・食の
祭典inTAKAOKA」が開催されておりますので、氷見の自慢の食をブースとして持ちまして、食の
氷見ブランドを大いにアピールしてまいりたいと存じております。
さて、春にはたくさんの全国の
イベントが目白押しでございます。いよいよ第10回の
記念大会を迎えます「春の
全国中学生ハンドボール選手権大会」につきましても御説明申し上げたいと思います。
本年は、3月25日から29日までの5日間を会期として開催いたします。
今大会は、記念枠といたしまして、富山県の
参加チームが男女それぞれ1チーム増えますことから、昨年より合計2チーム多い、46都道府県から男子48チーム、女子46チームの計94チームが出場いたします。
本市からは、富山県代表として、昨年全国2位に輝きました
西條中学校の男子、そして一昨年全国2位に輝いています十三中学校の女子が、そして
開催地代表といたしましては、
北部中学校の男子、
西條中学校の女子が出場いたします。
加えまして、本年は記念枠として、富山県
呉羽中学校の男子、
小杉中学校の女子が初出場いたします。「オール氷見」での
おもてなしで歓迎することはもとより、優勝を目指して全国から集まる
中学生ハンドボーラーたちが、この大会で多くの感動の場面に出会うことによって、心身ともに大きく成長し、一人でも多くの選手が2020年に開催されます
東京オリンピックに向かって大きく羽ばたいていただくことを心から念願したいと思います。
そして、この大会が2020年の
東京オリンピック・
パラリンピック競技会の開催年まで5年間
継続開催が決定いたしましたことを受け、このたびクラウドファンディング、これは多くの方々からの共感を集めるお金の集め方という意味ですが、こういう方法でインターネット上で寄附金を募集いたしましたところ、全国の皆様、とりわけ
ハンドボールをやっていたというファンの方やOBの方、そして関東、大阪、全国津々浦々の氷見会、県人会の方々から多額の御厚志や励ましのお声をいただき、400万円を超える浄財が集まりました。心から御礼を申し上げたいと思います。本当にありがとうございました。
そして、こういう活動を通じまして、資金が集まっただけではなく、私
たち実行委員会一同も、この10回にわたる大会を通して、氷見に好意を持っていただいている方々や熱い
ハンドボールファンの方々が全国に非常にたくさんいらっしゃる、こういうことも把握でき、涙が出るようなたくさんの励ましの言葉やコメントを添えて御寄附を賜って、今後とも
スポーツによる
まちづくりを推進していく上で大いに収穫があった、心温まるコミュニケーションがとれた、そして氷見のファンの方々にまた温かい思いを伝えていくことができた、こういう大変意義のある事業になったと考えております。
これからも大いに
ハンドボールのまちをPRしていきたいと思います。また、
子どもたちの夢も育んでいきたいと思いますので、引き続きよろしくお願いを申し上げます。
それでは、新年度の組織・機構再編について申し上げます。
こうした外的な
環境変化を受けまして、戦略に従った
組織づくりを意図いたしました。何よりまずこれからは、
地方創生に向かって全国の自治体がしのぎを削っていくことになります。
こうしたことから、本市といたしましても、将来を見据えて、
人口減少や地方の時代、そして
地域経済の活性化など、喫緊で重要な課題に対しまして、より一層、本格的に取り組んで、しっかりと成果を上げていかなければならないと考えております。
「
地方創生」の総合戦略を市全体で考えて推し進めていくために、新たな部署を創設いたしました。その名前もずばり「
地方創生と自治への
未来対話推進課」と申します。これは、「
地方創生」の総合的な
取り組みの核となる「
地方創生・
総合政策担当」を設置するとともに、地域おこしや定住、そして
空き家対策など、人口増に寄与する分野に専門的に取り組んでまいる担当であります。
あわせまして、文化と
スポーツにつきましても、これまでは
教育委員会の生涯学習という分野で行政が進められてまいりましたが、青森県の八戸市がそうであるように、
まちづくりの一環としての春の
中学生ハンドボール大会あるいは
スポーツ、こうしたことをしっかりと考えていく、捉え直していく。
まちづくりの一環としてのこれからの
市民会館の論議あるいは
文化行政のあり方ということで文化を捉え直していく。
「
まちづくり」という総合的な観点を取り入れて、より多くの関係者の方に御協力をいただきながら、そして問いかけながら、働きかけながら、この効果性を一段と高めて、市民の皆様の幸福につながる、あるいは氷見市の
ブランド価値を高め、氷見の未来の可能性を大いに広げることが肝要と考えております。
そこで、
市民会館の今後のあり方や
東京オリンピック・
パラリンピック競技会に出場するチームの
事前合宿誘致などの重要な政策につきましては、
市民参加や
地域資源の活用など、地域全体でこの「文化・
スポーツによる
まちづくり」を進めていくことが必要ですので、
教育委員会で所管しておりました文化に関すること、これは文化財の保護に関することを除いて、また
スポーツに関すること、これは学校における学校体育に関することを除きましては
市長部局に移管することといたします。
まちづくりの一環として文化、
スポーツを捉えていくということを発表いたします。
さらに、
社会環境の変化が著しく
都市間競争も厳しさを増すこれからの時代におきましては、本市の持つ可能性をさまざまな分野で最大限に発揮できるように、
メディア・
プロモーションと言いますが、マスコミの皆さんと協力をしながら、戦略的にこうした良質な情報を発信していくことが必要ですので、積極的にこうしたことを扱っていきたいと思っております。
メディア・
プロモーションという担当を新たに
市長部局に設けます。
また、より質の高い行政を目指して積極的に先進事例を調査研究していく専門の担当も必要と考えております。これをベンチマークと言いますけれど、例えば
イノシシ、このぐらいの100頭、200頭、300頭がとれていましたというふうに認識をしておりますが、日本で一番
イノシシがとれているところについては恐らく1,000頭を超えてくるわけであります。
ふるさと納税につきましても、500万円台が3,500万円台と7倍、あるいはファンドレイジング、今の春の
ハンドボールを入れますと8倍ぐらいに上がりはしましたけれど、全国を見渡しますと、何と12億円集めている市町村もあるわけであります。
こうしたところが、どうしてこういう高い結果を出しているのか。全国のナンバーワンの自治体をしっかりと研究して、そのやり方を当てはめて導入していく。こういう質の高い行政を市民の皆様の
市民サービスとして提供していくのは当然の務めだと思いますので、こういう担当を設けたいと思っております。
このほかにも、各分野の
行政課題に対して、環境の変化や価値観の変化を敏感に察知して解決に向けて取り組むことができますように、部・課及び担当の再編を実施してまいります。
組織は戦略に従います。そして、戦略は組織に従うという言葉があります。しっかりと
経営感覚を持った
都市経営に努めてまいりますので、御協力、御理解を賜りますようにお願いを申し上げます。
次に、平成27年度
予算編成の基本方針について申し上げます。
国は平成27年度の
経済財政運営において、「経済の好循環」を確かなものとし、全国津々浦々にまで景気回復の実感を行き渡らせようとしています。いわゆるアベノミクスの第3の矢、
地方経済の
実体経済の好循環ということを目指しています。
そしてその中で、とりわけて「
地方創生」が現下の最重要課題と位置づけられ、特に
人口減少問題をはじめとする地方の活力創造に大きく踏み出しました。都会で子どもを生み育てる、いわゆる出生率よりも、地方で豊かな暮らしをしながら子どもを生み育てるほうが日本の人口が増えていく、こういう過程があると見受けております。
そして、私たちの氷見市におきましても、この
タイミングでの
北陸新幹線の開業や
能越自動車道の七尾
インターチェンジまでの延伸などの
広域交通網の整備がしっかりと
タイミングとして合いまして、まさに50年・100年に一度の大転換期を迎えている、地方の時代をしっかり引き寄せ、我が氷見市からその結果、モデルを示していく最大のチャンスが訪れていると私は認識をいたしております。
あわせまして、富山県の努力によりまして、この富山湾が「世界で最も美しい湾クラブ」、本部がフランスにございます、こうしたユネスコの組織に加盟をして、その
タイミングで私たちも道の駅を改修いたしまして、氷見が誇るべき
漁業文化、
漁村文化、食文化を発信していく、そして7つの
社会課題を同時に解決していく「ひみ
漁業交流館魚々座」を4月にオープンさせることができるわけであります。
こうしたさまざまな要素を足がかりとして、特に
人口減少の問題、空き家の問題、そして
ブランド発信などの
取り組みで大いにこの氷見の可能性を発揮して、輝かしい未来を切り開いていかなければなりません。
そのため、この平成27年度の予算におきましても、まず第1に、
氷見市民の生活の質の向上、私たちが東京に比べて、大阪に比べて、こんなにも豊かな生活をしているんだ、そして豊かな生活をこれからもさらに練り上げていこうとしているんだ、これをクオリティ・オブ・ライフと言いますが、こうしたことをつくり込み発信していくということを一つの目標に掲げたいと思い
予算編成をいたしました。
2つには、回遊魚のブリが大海を泳いで数年して氷見に戻ってくるように、
子どもたちにいつか、いろんな経験を積んで高い技能を持って帰ってきていただけるように、未来世代に通じる愛着心の醸成、これを
シビックプライドと言いますが、財政をプラスマイナスするということ以上に、
公的セクター、市の仕事というのは、こういう目に見えないソーシャルキャピタル、社会資本と言いますが、愛着心をどれだけ増やしていくか、これも大いな生産物、企業で言う売り上げにかかわりますので、愛着心の醸成、
ふるさとに誇りを持てるという事業にしっかりと予算を配分していきたいと考えました。
そして3つには、やはりブランディングであります。高い憧れを持っていただける、自己の再定義と差別化を図っていく、この氷見でしか味わえない空気感、氷見でしか発想が及ばない、体験できない良質な時間を生み出していく、そして言葉、言語化をして発信していく、こういうことにも予算や人材を投入していこうという3つのキーワードを設けまして、
経営資源をそこに投入して、あわせて効果的に発信し、
地方創生へとつなげていきたいと考えております。
また、進展する
少子高齢化と向き合いまして、もちろん
子育て支援や教育の充実、地域でのきめ細やかな福祉活動の展開、防災・防犯の推進、
スポーツ・文化の振興など、日常の生活に密接なかかわりのある課題に対しても、市民の皆様の英知をいただきながらしっかりと取り組んでまいりたいと思います。
これらを部署ごとに何となく行うのではなくて、
地方創生という大目標に向かって、人口が増えていく、帰ってくる人が増える、自分自身の御家族をしっかりと呼べる、みずからが
ふるさとに誇りを持てるという結果の出る行政に向かって方向を合わせていく、これが27年度の大切な
経営姿勢ではないかと考えております。
市民、議員の皆様も、口々に
地方創生だ、人口を増やそう、こういうことをまちの中で語っていただいて、日常会話の中でお話をいただいて、皆様の意識がそこに何となく向いていくような27年度になればいいなと思っておりますので、御協力をよろしくお願い申し上げます。
一般会計につきましては、メリハリをつけた予算といたしました。しっかりと削るところは削る。
予算規模につきましては208億2,700万円でありまして、前年度比2.2%の縮減を果たしております。その中で、重点的な投資を行って結果を出していこうという内容でございます。
歳入につきましては、市税は3年に一度、
固定資産の評価がえを行っておりますので、その見直しの影響によって若干
固定資産税が減少しております。前年度比2.7%
固定資産税は減っております。また、
普通交付税につきましても、
人口減少に伴う
激変緩和措置の圧縮がございましたので、前年度に比べまして6%減ることになります。
臨時財政対策債も減額の見通しで、
一般財源総額では前年度対比2.2%の減少と見込んでおります。しかし、収支はしっかりとバランスをしておりますので、どうぞ御安心ください。
歳出につきましては、短期的に重要な事業として、既に走っておりますが、「わくライナー」と呼ばれるバス、
北陸新幹線の2次交通の確保やJR氷見駅舎の周辺整備、そして
能越自動車道、さらに1つ加わります、氷見南
インターチェンジ(仮称)の整備、そして地域防災計画(原子力災害対策編)の見直しや地区防災計画の策定、そして皆さん御関心の高い
イノシシやカラスなどの鳥獣被害防止対策などに取り組んでまいります。
また、本年より地域おこし協力隊という、この氷見の地域おこしに取り組もうという大いな志を持った若者たちに3年間の予定で住んでいただきながら、各地区で具体的な地域おこしに取り組んでいくという事業にもいよいよ乗り出したいと思っております。
また、将来に向けた重要な事業といたしまして、まちのグランドデザインの調査検討、そしてこの氷見市役所周りあるいは黒い瓦家並みをはじめとする景観計画の策定、公共施設の総合的なマネジメント、そして文化のあり方をもう一度考え直す文化振興ビジョンの検討、あるいは
スポーツに関してもこういうビジョンを持つ必要があろうかと思います。
また、教育におきましては、小中学校教育でのいわゆるICT技術、ITを使った最先端の技術の活用などにも大いに取り組んでまいります。
さらに加えて、「創造的事業」と称しましたまんがの
まちづくり推進事業のほか、観光Webサイト再構築事業、生物多様性創造会議開催事業、木育推進事業など、自然からITに至るさまざまな分野において、しかし、目的を明確にメリハリをつけた事業展開をしてまいります。
こうしたことに加えまして、事業会計は41億5,146万円を計上いたしておりまして、水道事業会計では上田子浄水場耐震化事業費を増とする一方で、病院事業会計で公債費の元利償還金が減となることから、事業会計は前年度比で0.4%の減少を見込んでいるということになっております。
また特別会計もございます。特別会計では142億7,547万円を計上いたしておりまして、下水道特別会計では下水道施設長寿命化対策事業費の計上による増、国民健康保険特別会計では医療費等の給付費の増、介護保険特別会計では介護サービスにかかる給付費が減額となっております。けさの新聞の報道にありましたが、この介護保険については、氷見市は今一番県内の市町村では安いという金額になっていましたね。
それから、4月オープンの「ひみ
漁業交流館魚々座」の管理運営の事業費につきましても、議会の皆様からのお声がありまして、漁業交流施設事業特別会計というのを新規に設置いたしました。定住の促進や空き家の改修など、本来氷見市役所で行う事業も含まれてはおりますが、一旦これらのことも魚々座というくくりの中で見えるようにしていくという
取り組みであります。
今後はさまざまな会計、こういう市役所外にある施設について、例えば植物園やふれあい
スポーツセンターについても、本来は見える化をしていく必要がありますが、まずは魚々座から特別会計という中でトータルの総合の金額を見えるようにしたいと思っております。
事業会計及び特別会計の予算合計額は184億2,693万円となりまして、これらを加えた全会計の予算総額は392億5,393万円で、前年度比0.4%の減となるものであります。
それでは、新年度予算案に計上いたしました主な事業について、第8次総合計画の施策の体系に沿って御説明を申し上げます。
まず総合計画の第1は、「暮らしづくり・便利で快適な質の高い生活ができるまち」についてであります。
その中の初めの項目、「安全で安心につつまれた生活の確保」についてであります。
近年顕著になっている豪雨による土砂災害や河川氾濫などの自然災害に備えまして、土砂災害警戒区域等の範囲や避難場所などの周知を行うとともに、的確な避難勧告等の判断と迅速に対応できる体制の充実・強化を図るなど、いま一度警戒避難体制の整備を進めてまいります。
原子力防災対策では、市の地域防災計画及び住民避難計画に基づいた実効性ある原子力防災訓練を実施するとともに、UPZ(緊急時防護措置準備区域)内外を問わず、原子力防災体制を強化するため、パンフレットを活用した普及啓発等に取り組んでまいります。
また、地区住民の「共助」による防災活動を推進するため、住民が主体となった地区独自の防災計画づくりに対して積極的に支援をしてまいります。
3月に入りまして、あの3.11で被災された皆様方の御冥福を改めてお祈りいたしますとともに、当市におきましても、こうした防災には最大限の注意を払っていきたい。予想される最大危険予測に立って、しっかりと備えを行っていきたいと意を強くするものでございます。
そして、自然災害や火災から市民の生命・財産を守るためには、消防の対応力の強化も図っていく必要があると存じております。
慢性的な浸水被害を受けている市南部地区におきまして、排水路の改良工事等抜本的な対策工事を行うほか、市管理河川の改修やしゅんせつなどにより、出水期の浸水被害の防止に努めてまいります。
また、使用されなくなったため池の廃止に関する御要望も非常に多くいただいております。あるいは、老朽化したため池の耐震性調査を行うほか、急傾斜地崩壊防止対策など、緊急性の高い危険箇所について適切に土砂災害防止対策を講じてまいります。
こうした安全性ということは、氷見市の地形的な問題から非常に重要な問題でありますので、まず第1にこのことを確保したいと存じます。
続きまして、その上で「健やかで心安らかな暮らしの充実」についてであります。
高齢者や障害者の方々が住みなれたこの地域で安心して暮らしていけるよう、21地域の社会福祉協議会で実施をいたしております「ふれあいコミュニティ・ケアネット21」事業を通して、引き続き、ひとり暮らし高齢者等の定期的な見守りや相談・援助活動等を支援いたしてまいります。
この冬は、大変残念なことながら、1件、2件と御自宅でお亡くなりになるという、発見が遅れたというニュースがこの市内を駆けめぐりました。昨日も某企業様とこうした見守りの充実についての協議を行っておりました。改めてひとり暮らし高齢者の方、そして定期的な見守り、相談・援助活動、力を入れてこのことに取り組んでいかなければならないと認識をいたしております。
「安心生活創造事業」では、高齢者の方々の外出支援や買い物支援等を実施または計画しております8地区でそれぞれ取り組んでいただきますとともに、今年度さらに新たな地区へも順次拡大して、地域に住む人がともに支え合い、安心して生活できる幸せの支え合い、その体制づくりを推進してまいります。
生活困窮者が多様で複合的な課題を改善し安定した生活を確保できるように、自立を包括的に支援する専門相談員を配置し、支援プランの作成や就労支援のための情報提供、そして助言などを行いまして、早期の自立を図ってまいります。
福祉の総合相談窓口である「ふくし相談サポートセンター」、ここでは、近年増加している精神障害に関する相談にも的確に対応していくため、専門の相談支援員を配置し、支援体制のより一層の充実を図ってまいります。
また、発達障害等の
子どもたちへの支援のため、有識者によるライフステージに応じた障害児支援計画を策定するとともに、障害に対する理解促進にも一層取り組んでまいります。
この住みなれた氷見、地域で安心して暮らせる長寿社会の実現に向けましては、新年度から始まる「第6期介護保険事業計画」に基づき、サービス基盤の強化を図ります。また、地域包括支援センターを中心として、介護予防の推進や地域包括ケアシステムの構築に向けた
取り組みを推進してまいります。
「第2次氷見市ヘルスプラン21」の基本目標に掲げております「健康寿命の延伸」「働き盛りの健康増進と早世の予防」を実現するため、前立腺がん検診の対象者を拡大するなど、がん検診の内容の充実を図るとともに、糖尿病やメタボリック症候群等の生活習慣病を予防する保健指導の充実を図りまして、市民の健康づくりに努めていきたいと思います。
また、金沢医科大学
氷見市民病院では、へき地医療、高齢者医療、救急医療などを確実に行いながら、大学病院ならではの高度医療を提供できる地域の中核病院としての役割を果たしてまいります。
また、老朽化しました医師住宅の改修を進めることによりまして、医師など医療従事者の生活環境の改善と人材の安定確保に引き続き努めてまいります。
次に、「利便性の高い生活基盤の整備」について申し上げます。
都市全体の観点から、居住機能や福祉・医療・商業等の都市機能の整備、そして公共交通の充実に関する包括的なマスタープランを作成してまいります。民間の都市機能への投資や住宅整備の効果的な誘導を図るためには、こうしたビジョンがしっかりしていることが重要と考えております。
また、この計画の策定におきましては、公約以来ずっとこの2年間実施をしてまいりました。市民の皆様、そして、できますれば議員の皆様の積極的な参加を募り、一人ひとりが市に対して愛着や誇りを持ってこうしたことにかかわっていく、そしていつまでも都市に対する誇りを持つ、自分たちのまちは自分たちでつくったんだ、自分たちの未来を自分たちで責任を持って導いたんだという“
シビックプライド”の醸成に努めてまいりたいと考えております。
氷見駅周辺の再整備につきましては、高校生も参加をしてくださいました。あるいは女子会トークの中で、女性の皆様方からトイレに関する貴重な御意見も賜りました。こうした皆さんと一緒に魅力ある終着駅氷見を目指して、県施工の街路事業と一体となって、公共トイレ、キャノピーを含んだ駅前広場や自転車駐車場等の整備を引き続き進めてまいります。
また、
能越自動車道は、
氷見インターチェンジから七尾
インターチェンジの区間が開通いたしまして、いよいよ国道160号とともに氷見市の大動脈として交通の円滑化に寄与してまいります。このことを交流人口の拡大や災害時における緊急用道路など、基幹インフラとして大きな役割を果たしていく、そうしたことを理解した上で都市計画等にも反映させていかなければならないと考えております。
また、氷見南
インターチェンジ(仮称)の整備につきましては、今年度、平成27年度の供用開始を目指しまして、しっかりと事業を推進してまいります。
幹線道路につきましてですが、防災拠点であるふれあい
スポーツセンターへのアクセス道路となります市道鞍川霊峰線バイパスや八代地区等から能越自動車氷見北
インターチェンジへのアクセス道路、そして都市計画道路氷見伏木線などの整備を推進してまいります。
また、災害時に孤立するおそれのある地域と幹線道路を結ぶアクセス道路の整備にも努めてまいります。さらに、安全・安心な通行を確保するために、老朽化した橋梁やトンネル、道路附属物などの計画的な修繕を行うとともに、市街地周辺の狭隘な道路空間の整備を進めてまいります。
道路につきましても、このように緊急的に、あるいは将来を見渡して点検し整備を進める場所がたくさんあります。戦略的にきちんとこうしたことも推進してまいりますことをお約束いたします。
あわせまして、良好な都市空間の整備、そして移住・定住を促進するために、空き家の悉皆調査、1軒1軒丁寧に空き家を調査してまいります。そして、活用が可能な物件あるいは危険で老朽化した物件をしっかりと拾い出して、活用物件につきましては空き家情報バンクへ登録してまいります。そして、その有効活用についての相談に乗ったり支援などに努めていく必要があると考えております。
昨日も大学の先生とお話をしておりました。主には3つこの空き家が活用されない理由がありまして、1つには仏壇があること、2つには将来、次男や三男が帰ってくるかもしれないという可能性があるということ、そして3つには、やっぱり生活家財道具がたくさんあり過ぎて、このことが整理できないことであります。行政がどこまでこうしたことに支援をするか、ここは議論の分かれるところでありますが、地域の方々と丁寧な話し合いをしながら、そうした空き家が活用できるという結果が出る行政に努めていきたいと思っております。
そのことのために、アーバンデザインセンターと呼ばれる
まちづくりの拠点の場所を設けて、そして現場に近いところできめ細やかな相談に乗り、建築士の方、不動産鑑定士の方、宅建主任の方、あるいは学生さんたちの協力も得ながら、こうした問題にしっかりと寄り添って、一つずつ皆様の困り事がより豊かな生活へと広がっていくような努力を惜しまないで前に進めていきたいと考えております。
また、危険老朽物件につきましても、富山市や砺波市などでは非常に創造的な政策をどんどん進めていっております。所有者の理解をいただきながら、当市といたしましても解体撤去を促進するような行政を進めていきたいと考えております。
水道事業におきましては、老朽化した水道管の更新に合わせまして耐震化を進めてまいります。上田子浄水場につきましては、震災時における配水機能を確保するために、耐震補強工事を大がかりに行ってまいります。
続きまして、「自然と調和した生活空間の創造」についてであります。
昨年は、この富山湾の「世界で最も美しい湾クラブ」への加盟が認められております。
この氷見市の美しく豊かな海と氷見海岸の価値を高めるために、まずは機械力による漂着ごみ対策等を徹底してまいります。すぐれた景観を維持するとともに、海岸環境の保全を図ります。
こうした海岸環境の保全に関しましては、海浜植物園も具体的に乗り出してまいります。そして魚々座も連携しながら、この世界で最も美しい湾クラブに加盟をしたということを最大限活用して、整備あるいは環境意識啓発に努めていく所存であります。
良好な景観は地域の特色や個性をわかりやすく特徴づけるものであり、市民の地域に対する愛着や誇りを育みます。氷見市の美しく豊かな海と氷見海岸、こうしたところの価値を高め海岸環境の保全を図る。あるいは、この
氷見インターチェンジ周辺から市街地に至る道路沿いにつきましても良質な田園空間が今広がっておりまして、そこを市の顔としてふさわしい小布施のような良好な景観づくりを図っていくことが重要ではないかと考えております。そのために、市の景観形成の方向性を明確にする景観基本計画の策定を急ぎ、景観づくりを推進してまいります。
参考の情報ですが、小布施の町長さんに
まちづくりの講演会を行っていただきました。あの竹下政権における
ふるさと創生のことをきっかけに、地域住民の方々がヨーロッパに行かれることに補助政策をしたそうです。以来二十数年、300人近い方々が成熟化したヨーロッパのまちをごらんになって、そしてお庭を開放するオープンガーデンという方法で全国の皆さんが憧れるまちをつくっていらっしゃいます。
氷見市だけではきれいなまちはできません。ソフト事業、ハートの事業に大いに予算を割いていきたいと思います。そして、地域の皆様方がいろんな見聞を広められて、まずはみずからの生活を豊かにしていく。そして、その豊かなライフスタイルを誇る。そのことを観光の方や都市住民の方が憧れてこの氷見を訪れるような、こういう空間づくりにチャレンジをしたいと思います。
10年、20年、30年かかるかもわかりませんが、そのスイッチを入れる元年にしたいと思っていますので、ぜひ市民の皆様の楽しく積極的な参加をお願いするものであります。よろしくお願い申し上げます。
また、少し長い目で見ますと、自動車からの排気ガスが一因とされている地球温暖化の問題や大気汚染の問題が取り沙汰されております。氷見市といたしましても、この氷見市庁舎前に、加えて氷見の道の駅であるひみ番屋街の2カ所において次世代自動車充電施設、電気自動車の充電ができるスタンドを設けます。4月から稼働いたしますので、ぜひこうしたことも利用いただきたいと思います。
また、これまでの西部清掃センターにかわりまして、新たな燃やせるごみの焼却施設「高岡広域エコ・クリーンセンター」が昨年10月に本稼働いたしております。この施設では、粗大ごみ用の切断機を設置しておりますので、今までは対応できませんでした大変大きなごみを処理することが可能となりました。どうぞ皆様、御利用くださいませ。
今後とも施設の有効活用とごみの減量化に
取り組みまして、環境への負荷の軽減と適正なごみ処理に努めてまいります。
また、汚泥処理のためのクリーンセンターですが、こちらにつきましては稼働以来既に26年を経過いたしておりまして、主要設備の老朽化が著しいため、今後の施設規模の適正化と維持管理コストの軽減が図られるように、処理工程や使用設備を見直して、合理的な改修を行うための整備計画を策定いたします。
この広域圏の非常に大きな処理能力を持つ焼却場ができましたので、この汚泥処理を最後までろ過して水に流すという工程だけではなくて、一部丁寧にろ過をして、さっと持っていって、広域のごみ処理場で燃やすという方法もできるようになるわけです。こうしたことで工程を大幅に改革いたしまして、より低コストでよりしっかりとこういうことを整備していくことが可能になりました。1つの施設や1つの政策を単独で行うものではなくて、連動させながらより効率的な
都市経営を行っていくいい例だと思いますので、こうしたことにも取り組んでまいります。
また、近年、市内では放置竹林が拡大を続けております。森林の植生や農地など、市民生活に悪影響を及ぼしております。また、
イノシシの隠れ場所や餌場となっておりますことから、竹林の駆除実証試験を継続実施し、有効な対策を確立いたします。これも、竹林問題と
イノシシの問題は別ではなく関連していますので、同時に問題解決を図るということです。
また、市街地においては、カラスの生息数の増加によりまして、ふん害による悪臭の発生など衛生面の問題や町並みの景観を損なっており、市民や来訪される方に不快なものとなっております。こうしたことから、地域住民との協働によって、カラスの生息調査の結果を踏まえたカラスの追い払い対策について有効な対策を実施いたしてまいります。
これも、現在の我々の学びでは、里山における柿ですとか、こういう餌の残渣ということと町なかのカラスの問題がつながっています。あるいは
イノシシにおいても、田畑に放置される残渣とつながっているということがわかっております。
こうした農の
取り組みと鳥獣害の被害の
取り組みも連携してまいりますので、こういうことを市民の皆様にお伝えしながら、ともに協力をして結果を出していく。こういう結果の出る行政に足をかけ、汗をかきながら挑んでいく本川市政を引き続き推進したいと思いますので、御協力をお願いするものであります。よろしくお願いいたします。
また、海浜植物園においては、経営の改善を図りながら、これも民間のいろんな指導を受けながら改善を図ってまいります。あわせて、海岸漂着物及び松くい虫被害等の社会問題や生物多様性の保全、地球環境問題等に取り組んでまいります。
松くい虫の問題については県の管理ということで、なかなか声が届きづらい状態がありましたが、もっと積極的に私たちの問題というふうに捉えて、地域の皆様とも一緒に植林の活動やさまざまな地域活動に取り組んでいきたい、アイデアを出したいと思っております。
加えまして、これは大変明るいニュースです。富山湾の魅力を体感できる、富山湾の世界で最も美しい湾クラブの指定に伴って、サイクリングロードとして県が整備を進めてくださっています。そして海浜植物園が、サイクルカフェと言いまして、サイクリングをしている方がそこで休みながら氷見の自然景観を楽しむ場所に指定をされておりますので、富山湾の魅力を体感できる非常に見晴らしのいい最高の立地条件の場所ですので、このサイクルカフェ等の魅力発信をより一層強化して、氷見の過ごし方、時間の使い方を大いに発信してまいりたいと考えております。
第2は、「人づくり・多様な人材が生き生きとかがやくまち」についてであります。
初めに、「親子の笑顔がきらめく環境の整備」についてであります。
今年の4月から本格施行されます子ども・
子育て支援新制度につきましては、平成26年度末までに策定します「子ども・
子育て支援事業計画」に基づき、地域の実情や子育て家庭のニーズに対応したサービスの提供に努めてまいります。
放課後児童健全育成事業については、対象年齢を小学校6年生まで拡大するとともに、新規に2クラブの開設を予定しておりまして、引き続き放課後における児童の安心・安全な居場所づくりと地域全体で子どもを見守り育てる体制づくりを推進してまいります。
また新たに、スマートフォン等で利用できる「ひみ子育て応援アプリ」の開発を行い、こういう持ち出す携帯電話でいろんな情報が取れるようになります。子育て世代の生活スタイルに合わせた子育て情報の発信によって、
子育て支援の拡充に努めてまいります。
けさの新聞報道でも出ておりましたが、観光ですとかこういう教育におきましても、最新のツールをどんどん使って皆様のサービス向上に努めていきたいと考えております。
また、保育所や認定こども園の保育料につきましては、富山県のほうで発表されました第3子以降の保育料が所得に関係なく無料となります。県内市町村は所得制限を設けるところもありますが、氷見市は保育料を所得に関係なく無料にいたします。そして、多子世帯の経済的負担の軽減を図り、少しでも子育てしやすい環境を整えていきたい、その本気の気持ちを伝えていきたいと考えております。
さらに、フッ素塗布事業の対象児を拡大いたします。1歳半健診だけではなくて、3歳までの間に半年置きにこうやってフッ素塗布をして、切れ目ない虫歯予防を推進して健やかな子どもの成長を支援していく。こういうことも充実していきたいと考えております。
心身の発達上の遅れや障害が疑われるお子さんを持つ家庭が気軽に相談できる場所として、新たに作業療法士、言語聴覚士等による「遊び方教室」を開催し、早期の支援、こうしたことも充実してまいりたいと考えております。
次に、「『生きる力』をはぐくむ教育の充実」についてであります。
小・中学校の教育では、電子黒板やデジタル教科書などICT機器の視覚的な効果を生かして、児童生徒に学ぶ意欲とわかる喜びを味わえる授業を目指しております。さらに本年は、持ち運びができるタブレットパソコンと電子黒板を活用した双方向の授業をモデル校で実施し、その効果を検証いたします。
昨年来、小・中学校の各フロアに電子黒板があるという、富山県でも相当充実した体制を整えております。そこに、今回はモデル校によりよい環境を整えて、学校の先生方がこういうことをほかの市町村よりもより充実して使いこなせるようにしていこうと思っております。ぜひ未来を楽しみに、皆様もこのことをお見守りいただきたいと思います。
また、小学校3年生から6年生の理科の授業では、観察や実験活動等をサポートする理科支援員を配置し、職員の資質向上や小学校の理科教育の充実を図ります。
また、小・中学校に教員免許を有する学習サポーターを派遣し、授業の補助や教材の作成など、チームティーチングや習熟度別学習の充実を図ってまいります。
この機会をおかりしまして一言だけ、一部の新聞報道におきまして、私の教育への
取り組みにつきまして誤解を招くような報道があるやに聞き及んでおります。このことは、守りの教育ではなく攻めの教育をしっかりしていくということをふれあいトークの中で発言したものでありまして、今ほど御説明したようなITへの
取り組みやモデル的な
取り組みをどんどんやっていくことによって、都会で子育てをしていらっしゃる方々が不安に思っていらっしゃる教育レベルの拡充を図っていくというものであります。決して、氷見の教育が劣るということを発言したものではなくて、
地方創生の中で若者たちを呼び込むためには、こうした高度な
取り組み、先端的な
取り組みを拡充させる必要があるということをお話ししたのでありますので、どうぞ誤解なきようにお願いを申し上げたいと思います。
また、小・中学校が抱えております
子どもたちの問題に対応するために、スクールソーシャルワーカーを配置し、児童生徒や保護者に対する教育相談体制を充実させてまいります。いじめや不登校等の未然防止、早期発見などの適切な対応に努めてまいります。
夏場の児童生徒の健康管理対策といたしましては、小・中学校に空調設備を整備いたします。これも、ほかの市町村に比べてはいち早い
取り組みとお考えになっていただいて結構です。平成27年度は、まず中学校の普通教室へ空調設備を設置するとともに、小学校に空調設備を設置するための実施設計を行ってまいります。
また、老朽化の著しい十三中学校の美術室と技術室については、新たに特別教室棟として改築工事を行います。
学校給食におきましては、学校給食センターの運営方法等について、学校給食のあり方検討委員会で検討していただいた結果、給食調理業務を民間委託することが提言されたことから、本年9月からの学校給食センターの民間委託を目指します。
選挙公約でもお話を申し上げておりますとおり、教育投資は惜しみません。都市づくり、そして未来づくりのためにしっかりとこのことを発信し、また実際に充実をしていきたいと考えております。
次に、生涯教育も重要ですね。「学びによる豊かな人生の創造」についてであります。
氷見市におきましては、
まちづくりセミナー等たくさんの生涯学習の機会を提供してまいりましたが、さらに文化について、今現在、
市民会館の将来のことが大いに市民的論議となっているところであります。
この
市民会館のあり方につきましては、まずは利用者の皆様方を中心に、
市民会館を使うか使わないかについて御議論をいただきました。そして、昨年末からは、「
氷見市民会館並びに
文化行政のあり方を考える有識者会議」という会議におきまして、多くの大学の先生方や、こういう
文化行政に詳しい、あるいは地元の文化活動に携わっている代表の方々、あるいは県の、あるいは他市の文化担当者の方にもお集まりをいただきまして検討を進めていただいております。
市民会館のことだけではなくて、氷見の文化というものをどう捉えるのか、まちの情報発信あるいは従来の伝統的な文化以外の今日的な文化をどの場所でどのようにやっていくのか、そのために
市民会館はどのレベルの標準装備が必要なのか、こういうことの中において、
市民会館を改修するのか新規に設けるのかを議論していただいております。
しかし、こうした議論には若干の時間がかかりますので、今後の文化活動を停滞させないためのソフト事業の充実を図ってまいります。御支援を充実させてまいります。
一方で、活動分野の裾野を広げたり、新たな文化活動の振興を図る必要がありますので、次年度は「新たな文化活動チャレンジ補助金」制度を創設してまいります。今までの伝統的な文化活動だけではなくて、例えばヒップホップダンスですとかコンピューターで音楽をつくるですとか、こういう若者たちが、あるいは女性の方々が、老若男女、どなたでも結構です。今まで氷見になかったような文化活動を創意と工夫に基づいて実施してみよう、こういう新たな
取り組みへの支援を図ってまいりたいと考えております。
さらに、本市の文化芸術振興の方向性や
文化行政のあり方を明確に示す、2年後には第9次総合計画も発表しなければなりませんので、その中における文化振興ビジョンの検討をしっかりとあわせて進めてまいりたいと考えております。
地方創生でさまざまな地域から人を呼び込むためには、医療の充実、教育の充実、文化の充実の3つがそろっていなければ人は来ないと言われているんです。ですから、
氷見市民病院が民営化をした。これからの市政においては、教育や文化ということにより重きを置いて取り組んでいく必要があると認識をいたしております。御理解いただきますようお願いいたします。
イタセンパラの保護池では、今秋にイタセンパラの放流を計画しておりまして、「富山大学理学部・氷見市連携研究室」と一体的に、イタセンパラの保護・再生のための調査研究を進めてまいります。
このたび、3月2日付で市立博物館及び市文化財センター(旧女良小学校)で保管しております「氷見及び周辺地域の漁労用具」が国
登録有形民俗文化財に登録されました。今後は積極的にこれらを公開し、その価値を「ひみ
漁業交流館魚々座」と連携しながら、内外に広く発信することにより次世代に引き継いでまいりたいと考えております。
また、平成25年3月に国の重要無形民俗文化財に指定された「論田・熊無の藤箕製作技術」につきましても、その保存と後継者の育成に取り組んでまいります。
スポーツにおきましては、2020年
東京オリンピック・
パラリンピック競技会の開催が決定したことにより、出場チームの
事前合宿誘致に向けてその可能性を探ってまいりたいと考えております。また、
北陸新幹線の開業を受けて、
スポーツによる
まちづくりを目指して新たな
取り組みを進めてまいります。
また、「春の
全国中学生ハンドボール選手権大会」は、2020年までの5年間の
継続開催が決定しておりますので、第11回大会、新たなステージとなる来年度からは、競技水準や運営面でより高いレベルの大会を目指すとともに、より多くの人々に感動と共感の輪が広がるようにチャレンジをしてまいります。
先般も、
氷見市民病院さんの企画で、オリンピックのメダリストでいらっしゃいます具志堅幸司先生、今、日本体育大学の学部長をしていらっしゃいますが、こういう先生がいらっしゃったのでお話を聞いたり、あるいは氷見市としましても、新たにこういう
スポーツマネジメントの担当室を設けましたり、あるいは
スポーツマネジメントに関する職員を任期付きで採用しましたり、
スポーツを
まちづくりに生かしていくということについても実施レベルで強化を図っておりますので、これからそうしたことの
ブランド発信にもどうぞ御注目をいただきたいと思います。
次は、「地域を支える市民活動の活性化」についてであります。
日本のトップの
まちづくりを実際に行ってこられた方の体験談をお伺いする、大変御好評いただいております「氷見市
まちづくりセミナー」を次年度も継続的に開催し、住民みずからが
まちづくりを推進する機運の醸成を図っていきたいと思います。
十分に勉強をされた方もいらっしゃいます。次年度は勉強しながら、ぜひ御自身が考える新たな
まちづくりの一歩を踏み出してもいただきたいと思っております。
そういう市民のボランティア、市民活動、あるいはそのきっかけづくりを支援・育成するために、NPO法人の設立に要する費用を次年度は助成したいと考えております。
また、市民協働を進めていく人材育成のために、市民の方に向けた協働のコーディネーターやファシリテーターと呼ばれる組織のつくり方の研修や会議の進め方の研修を、市の職員だけではなく、自治会の皆さんや市民の皆さんに大いに広げていく次年度にしたいと考えております。
また、まだ氷見市役所の中で手つかずになっております旧有磯高校の同窓会館につきましても、プランの中では市民活動の拠点にしていこうというプラン、御意見が出ておりますので、こうしたことの可能性につきましても、市民の皆様と対話をしながら、話し合いをしながら活動拠点づくりも構想していきたいと考えております。今まで以上により一層積極的な御参加を賜りますようにお願いを申し上げます。
第3は、「元気づくり・みんなが集まるにぎやかで活力のあるまち」についてであります。
初めに、「氷見の食・ブランドの確立」についてであります。
氷見産にこだわったもの、氷見ならではのもの、そして永久に残したい氷見の食文化を見つめ直して、氷見における食の
ブランド価値を高めるために、昨年は食の
イベント「ひみ永久グルメ博」を開催いたしました。本年も引き続きこのひみ永久グルメ博、そしてまた「ひみぶりフェア」等を継続して開催し、食のまち氷見の
ブランド発信に努めてまいります。
また、新幹線が開通する元年であります。県内外からの誘客と氷見の豊かなライフスタイルをともにそこで体感し、氷見ファンを増やしていきたいと考えております。
本市の食文化の継承はもちろんですが、
子どもたちへの食育を推進することが重要と考えます。きときとキッズお料理道場や伝承料理教室、魚料理教室、氷見の食材を用いた料理教室等のさまざまな食の体験の場を提供いたします。
特に「ひみ
漁業交流館魚々座」には3,000点を超える漁労具が集まっておりますので、こうした本物の漁具空間の中で、一緒に干物を食べながら、あるいはちょっとした料理教室の体験の中で、漁師さんたちや魚関係の方々のお話を聞いて、より魚の食に対する理解を深めていくことができるんじゃないかと思います。
日本で一番豊かな空間づくりも可能だと思いますので、魚食の普及ということをしっかりと推進していきたいと思っております。食育ということもしっかりと広げていきたいと思います。
そして、学校や保育園の給食に氷見の魚を積極的に利用していただきます。
子どもたちの魚に対する関心や味覚を育て、水産加工体験教室や「ひみ寒ぶり」のさばき方を小学生に見学してもらうことで、こうした魚食文化の普及に努めてまいります。
農に関することにつきましても極めて重要であります。畜産農家の子牛の購入や生産に対する助成など、氷見牛の生産基盤をしっかりと整備してまいります。そして、関係団体等のPR活動を支援するなど、ブランド力を強化いたします。また、新たな地域特産品の開発や地域農林産物の掘り起こしなど、地域の活性化につなげる一村一品運動や環境にやさしい農産物の生産拡大を推進いたします。
次に、「地域特性を生かした産業の振興」についてであります。
足腰の強い農業を目指しまして、経営意欲のある若い担い手の育成や経営体による効率的・安定的な農業への支援など、持続可能な地域農業の確立に努めます。
そして、本当に皆さんからのお声が多い
イノシシ対策。
イノシシの増加に伴って、農作物に対する被害が急激に拡大をいたしております。そのため、餌場など生息環境管理で農地に近づきにくくすること、皆様と一緒にお願いしたいことは、生息環境の管理であります。そして、引き続き電気柵などの防除で侵入させないこと、あわせて捕獲をし個体数を減らすこと、この3本柱をしっかりと位置づけて、重点的に、予算的にもより一層強化をして本腰を入れて取り組んでまいります。さらに、地域ぐるみでの体制づくりを進めるなど、
イノシシによる被害防止対策を強化いたします。強い意志と覚悟を持ってこの問題に真正面から取り組んでいきたいと考えております。
ぜひ地域の皆様方の御協力、議員の皆様方の御理解をお願いするものであります。よろしくお願いいたします。
また、農業・農村の有する多面的機能の維持・発現を図るために、農地・農業用施設の保全管理、中山間地域における農業生産活動の地域の共同活動を支援いたします。
森林や林業の再生に向けましても、森林施業の集約化や作業路網の整備など、効率的・安定的な森林経営の基盤づくりを支援してまいります。そしてまた、地域の森林・林業活性化のために、地域の木材利用や木質バイオマスの有効活用を促進するほか、市民に「木のよさ・木のある生活」を見直していただけるように、講演会や教室を開催する「木育」という事業にも取り組んでまいります。
幸い、この林業の分野におきましては、森林組合の皆さんやセンターの皆さん、そしてNPOの皆さんが大変活発に講演会を催したり伐採体験をしたり活動していらっしゃいます。こうした動きをしっかりと支援し、行政としてもできることを一生懸命取り組んでいきたいと考えております。
そして、海と森も大いに活動しております。連携しております。森のことを進めながら、漁業、ヒラメ・クロダイ・クルマエビなどの稚魚放流や漁業者が行う藻場の保全活動、海洋汚染の原因となる漂着物や堆積物の除去、そして
漁村文化を伝承していく活動への支援を行うなど、恵み豊かな氷見の海を未来に引き継ぐための水産多面的な
取り組みを引き続き支援して推進してまいります。
漁協さんを中心に、本当にこれも先駆的な
取り組みをしていただいております。こうした動きに、「ひみ
漁業交流館魚々座」が市民の皆様の参加の窓口になったり研究の窓口になって協働を進めていきたいと考えております。
北大町・間島地内で整備を進めております
比美乃江公園につきましては、いよいよ今秋完成をいたします。この事業を推進するとともに、パークゴルフ、サッカー、ペタンクなど、いろんな施設が推進されていっておりますが、その利活用について地域住民の皆様とより一層の対話と検討を進めてまいりたいと考えております。そして、高校生を対象といたしました「後継者育成漁業体験教室」を開催いたしまして、伝統ある定置網漁法の継承と水産業を担う人材の育成に努めてまいります。
また、漁港施設の長寿命化と更新コストの平準化・縮減化を図るため、薮田漁港と女良漁港における機能保全計画の策定を行います。
続きまして、「競争力の高い魅力ある観光都市の形成」についてであります。
新幹線、
能越自動車道の件につきましては、先ほど来大いにお話をさせていただきました。2次交通のわくライナーを生かした集客など、観光施策を強力に展開してまいりますし、本日の新聞報道でかなり詳しく観光施策については報道がなされております。昨日の定例記者会見でいろんなお話をさせていただきました。
また、ひみ番屋街から氷見の町なかをめぐる体験ツアー等を充実させることがより重要な時期に入ってきたと考えております。今回の3月15日の試行
イベント、あるいは昨年のグルメ博もそうでしたが、せっかく番屋街にお越しになられた方が「ひみ
漁業交流館魚々座」をごらんになる、あるいは藤子不二雄A先生の御生家がある光禅寺へ歩いていかれる、そのときに漁村の町並みにも思いをめぐらしていただく、あるいは植物園まで流れていっていただく、こういう
漁村文化の体験のほか、「世界で最も美しい湾クラブ」に加盟した富山湾越しをサイクリングでめぐるなど、こうした立山連峰もあわせた「
氷見ブランド」を体験する着地型観光商品を開発し、訪れた方々に氷見ならではの感動体験を提供してまいります。
また、この4月にオープンいたします魚々座では、7つの
社会課題を解決するソーシャルトラベルと呼ばれる、単なる物見遊山型の観光ではなくて、観光を通じて地域の
社会課題に出会い、発見し、みずからがそこにかかわっていこう、あるいはそこに深い理解をして、そのことを都会の人たちにも情報発信していこう、こういうアクションが生まれる次世代型の観光を推進してまいります。
今現在、上庄川沿いのヒミングアートセンターで行われている網を編むという行為もそうですね。網を編むという行為を通じて、定置網が世界にやさしい環境型の漁法であるということを理解して、そのことをインターネットやブログで発信していただければ、それはそれで氷見へ行ってみようと思う人が増えるわけです。こういう1回きりの観光ではなくて、広がりのある観光ということに本格的に乗り出してまいります。
その中には、定置網や漁具の展示がありますので、氷見の
漁村文化の保全や継承をしていこうというテーマがあります。あるいは、
漁業文化にある体験観光を通じて、みずからも体験観光をやってみよう、起こしてみよう、ボランティアに参加してみよう、サイクリングで案内してみよう、こういう人が増えることを期待しております。
そして、魚食の普及があります。魚を食べながら、じゃ、みずからが腕を振るってみようと思う方が出ていただければ大変うれしいです。
そして、「漁村らしい家並みの保全」という課題がある。この家並みの保存のために、自分も建築的な観点から協力をしよう、中の家財道具を運び出すお手伝いをしよう、こういう方々が一人でも二人でも生まれてくるような、さまざまな文化交流事業、そして行動が生まれる事業を展開してまいります。
そして、こういう市民とのネットワークづくりの総量で、この「ひみ
漁業交流館魚々座」の正否を判断していただきたいわけであります。財政的な問題だけでは毛頭ありません。行政というのは、社会資本と呼ばれる人間のきずなづくりや、評判、情報が入ってくるネットワーク、あるいはそれらを通じた新しい文化の形成も含めて行政の仕事なんです。こうした社会資本という貯金がどれだけ増えていくか、こういうことを議会の皆様もしっかりと御評価いただきたいですし、市民の皆様も目を凝らしてそのことをごらんいただきたいと思っております。御理解賜りますようにお願い申し上げます。新しい時代の新たな観光を行っていく、このことを申し上げておきたいと思います。
中心市街地の活性化に取り組むためには、その活動拠点として、中心市街地の空き店舗を活用して「氷見市
まちづくりバンク」を設置いたします。中心市街地が抱えるさまざまな課題を集めて検討し、地域や専門家の方とともに解決策を図る活動に
取り組みます。
早速、氷見の職員や建築士会の方々が川越市の建築的な勉強会の視察に行ってまいりました。専門性の高い方々が集まって、おせっかいかもしれませんが、中心市街地で家を改修しようという方がいらっしゃったら、すかさずサポートに入る。よりデザインのいいもの、より安くできるもの、より快適な空間ができることのデザイン提案をしていくような拠点をつくりたいと思っているわけです。
あるいは、北の橋のかけかえの問題もあります。これもできれば、氷見市の歴史を踏まえて、住民の皆さんの声が届くようなデザインにしていきたいと思っています。
こういうことの県との連携や住民の皆様との深いお知恵との橋渡しをする拠点としても、氷見市
まちづくりバンクは大いなる機能を発揮すると思います。
こうした活動をするということをぜひ議会の皆様にも御理解をいただきたいですし、市民の皆様にもやはりしっかりと目を凝らして、この活動の意義を見ていただきたい、お声を上げていただきたいと思います。
また、黒瓦の家並みを守り、中心市街地の回遊性を考慮した仕組みづくりも必要であります。こうしたことを氷見市
まちづくりバンクのコーディネーターがコーディネートしてまいります。
観光客との触れ合いや多世代の交流を創出する市街地づくり、観光客、それから
子どもたちとお年寄りの方々、独居老人の方も町なかには随分たくさんいらっしゃいますので、こういう課題を直接住民の皆様から聞いて、そして新しい
取り組みをそこでコーディネートしていく、こういうことも氷見市
まちづくりバンク、現場で結果を出していきたい、考えていきたいと考えております。
さらに、藤子不二雄A先生の
ふるさとであります氷見市をより品質の高い本物の
まちづくりにしていくために、次年度より藤子スタジオとの連携を一層密にしてまいります。出版社等のプロの視点を取り入れながら、潮風ギャラリーやまんがロードなどのリニューアルを推進してまいります。
これは選挙公約にもしっかりとうたっておりましたが、二十数年来、市民活動を中心に行ってきたこの活動に、行政としてきちんと契約を交わして、今お隣の高岡市が藤子・F・不二雄先生のキャラクターコンテンツを非常に積極的に活用していますね。きちんとした小学館やプロダクションとの契約のもとに、路面電車をつくったり、今も美術館で展覧会を開いたり、この資源を活用しているわけであります。このスピードを速めていく。そして、アニメという文化コンテンツをもっと世界へ、もっと日本中隅々まで広めていって、まんがの聖地氷見へ訪れようという人を、そのファンを本格的に増やしていこうと思っています。そのために契約が必要です。このことをしっかりと取り組んで、企業と行政が連携していく、そして市民活動と連携していくモデル的な協働事業を進めていきたいと思っております。こちらもぜひ御理解をいただきたいと思っております。
次に、「将来に夢が持てる雇用の創出」についてであります。
若者の定着につながる企業を誘致するために、県や国、経済団体、縁故者、民間調査機関などのありとあらゆるネットワークを活用した情報収集を行うなど、積極的な誘致活動を進めます。また、立地企業への優遇措置を行うほか、立地可能な未利用地や遊休施設などを調査し、立地企業の受け入れ体制を整備してまいります。
この
地方創生の中では、大変高いレベルを持った企業をしっかりと地方に移転していこうという流れがありますので、氷見市もそのことに手を挙げ努力をしていこうということであります。
あわせて、産業の活性化を目指して、新たな工業団地の造成に
取り組みます。また、新規創業しやすい環境づくりを図るため、理念の醸成や企画力を高める研修などを行うことで意欲ある起業者を支援してまいります。
昨年度、ドリームプラン・プレゼンテーションという物と事を集める、仲間を集めるプレゼンテーションの研修を市役所で行いました。このことが新しく起業を行うことに非常に有効でありますので、次年度は、民宿の跡継ぎの皆さん、商店街の跡継ぎの皆さん、自治会の皆様などにも大いに御参加いただいて、新たな事を起こそうという方の支援に努めたいと思っております。
続きまして、「多様で活発な交流の促進」について申し上げます。
都市部から移住して活動を行う氷見市「地域おこし協力隊第1期生」を募集し、導入いたします。この地域おこし協力隊員の協力により、
地域資源を活用した都市住民との交流を進めます。2つには、空き家等への移住定住促進の
取り組みを進めます。3つには、食のレストランですとか新たな
地域資源を活用した起業を推進したいと思っております。
そして、この地域おこし協力隊員の就業や
まちづくり、地域課題とその解決そのものを、コミュニティビジネスと言いますが、ビジネスにできるような自立をサポートするために全力で取り組んでいきたいと考えております。
地域課題から新たな雇用が生まれてくる仕組みづくり、
イノシシの問題や空き家の問題や瓦の家並みの問題など地域の課題はたくさんあるわけです。このことをビジネスの種と捉えて、そして新しいビジネスをつくろうという挑戦心あふれる隊員を採用し、育て、そして仕組み化をすることによって隊員の地元定着を図ってまいりたいと考えております。
ここまできめ細かくやろうという自治体はそう多くはありません。しかし、私自身がとやま起業未来塾から起業したように、あるいはこうした協働に関する専門家を任期付職員で何人か採用しておりますので、こうしたことが可能だと考えております。本格的にこのことにチャレンジをしたいと思っております。
そして、首都圏からの移住や半定住を考えていらっしゃいます移住希望者を対象に、ゲストハウスを活用したオーダーメードのひみ体験ツアーを実施するなど、効果性の高い移住対策を推進してまいります。
先般も移定住の方々にお集まりをいただいて政策の提案をいただきました。あるいは、これからもそういう当事者の方々からお話を聞いて、結果が出る政策づくりに努めていきたいと考えております。
おかげさまで、この庁舎が大変珍しい庁舎であるということや、本格的に地域おこし協力隊をサポートするというメッセージを添えて協力隊を募集しましたので、わずか3名の募集に対しまして16名もの応募をいただいております。今週末に合宿をしながら採用試験を行いますが、日本のトップ企業にお勤めでいらっしゃる有為な若者や大変な経験を持った若者たち、あるいは学歴、あまり関係ありませんけれど、多くの専門を身につけた方々が応募していらっしゃいまして、本当に全員の方を採用したいと思うような応募をいただいております。
これからの
地方創生の文脈の中で、今氷見は十分に結果を出せる雰囲気がある、体制がある、資源があるということを肌身で感じておりますので、このことを慎重にかつ大胆に仕掛けていきたいと思います。
そうしたことの予算組みでありますので、ぜひ議員の皆様も御理解を賜りますように、あるいは御参加をいただけますようにお願い申し上げます。
さて、企業誘致、もう少し続きます。
北陸新幹線開業のチャンスを生かしますため、当市といたしましては、川崎市や横浜市あるいは渋川市等の浅野総一郎翁ゆかりの都市や姉妹都市とさまざまな交流を続けてまいりました。このつながりを、交流人口のさらなる拡大、そしてJFEグループをはじめとする浅野翁ゆかりの企業のネットワークを生かした研修旅行につなげていこうとしております。こうした新しい旅行分野の商品開発にも
取り組み、誘致に努めていきたいと考えております。
さて、第4は、「持続可能な自治体経営の確立・地方分権時代に対応した自立したまち」についてであります。
初めに、「誰もが主役の
まちづくりの推進」であります。
少子高齢化や
人口減少により維持・存続が危ぶまれる集落の機能維持や活性化を図り、人々のきずなを大切にした支え合いのコミュニティ活動を推進する母体として、「地域づくり協議会」の
組織づくりを支援いたします。
これももう現在行っておりますが、順次拡大をしていこう、そして中央集権から地方分権、地方分権から地域内分権へと歩を進めてまいります。
先般もクリエイトマイタウン事業ということの発表会がありました。きちんと地域の事業をコンテストを行い、そして発表していただき評価をし、しっかりとそこに対して協力、助成をしていくという流れができつつあります。市民の皆様発の、地域発の
まちづくりをさらに強力に進めてまいります。
また、私も市長の任期としては後半に進んでまいりますが、選挙公約でもうたっておりました
まちづくり条例に取り組んでまいりたいと思います。
自治の基本理念や市政運営の基本原則などを規定し、市民協働を進める上で規範となる「(仮称)氷見市自治基本条例」の制定に向けた検討を市民とともに進めてまいります。
この2年間、市民の皆様方といろんな対話をしてまいりました。そして、市民の皆様と行政との関係のあり方、情報はいつの段階でどのように出したらいいのか、市民の皆様はどのように行政とかかわっていけばいいのか、このことについて十分な体験、具体的な事例がたまってまいりましたので、そのことをルール化していこう、そしてお約束をしよう、こういうふうな
取り組みを進めていきたいと考えております。
そして、市民や自治会等が「協働の
まちづくり」を推進するために、先ほども申しましたが、市庁舎敷地内にある旧同窓会館を活用して、市民の皆様がそこを協働のために使っていけるような「(仮称)市民会議室」の整備についてもともに検討を始めていきたいと考えております。
どんどん、学ぶだけではなくて、具体的に御参加をいただき、具体的に活動拠点をつくっていくというプログラムになっておりますので、引き続きの広い市民の皆様方の御参加をお願いするものであります。
次に、「スリムでわかりやすい行政の実現」についてお話を申し上げます。
市民の皆様から市政への要望や提案をいただくため、市内全地区を対象とした「
まちづくりふれあいトーク」を次年度も開催してまいります。
本年はテーマ別・年代別というふうにしてトークを広げてまいりましたが、次年度は業界団体等とのトークも開催します。団体ですね。あるいはさまざまな産業など、縦横斜め、幅広い層の皆様方と意見交換を行っていきます。そして、そのことを政策につなげていきたいと思っております。
市民の皆様こそが、あるいは各産業界の皆様こそがその道のプロであり、使い手の専門家でいらっしゃいます。専門的な御知見や御視点をお与えいただいて、政策へつなげていくという結果が出る政策づくりへとつなげてまいります。
そして、情報発信による市民への問題提起や、市民と行政が意見のキャッチボールができるような広報広聴基本戦略を検討してまいります。
お隣金沢市の山野市長さんがこうした通信関係の会社の御出身で、非常にすばらしい広聴ビジョンをお持ちでいらっしゃいます。こういう金沢のビジョンを参考にしながら、氷見市流の対話と広報広聴ということがしっかりと描き込まれたビジョンをつくりたいと考えております。このことも第9次総合計画に盛り込まれていくだろうと思います。そういう姿勢をきちんとしていくということを大切にしたいと思っております。
そして、職員の情報発信力の向上、SNSあるいは今日的なツールを使うことだけではなくて、プレゼンテーションで勉強したような動画を駆使したり、物語性やストーリー、攻勢をかけるような力、こうしたことの能力向上や情報ツールの活用によりまして、市民の皆様と行政の意思疎通、あるいは全国の皆様と行政の氷見市の意思疎通が図れるように努めてまいります。
新たに策定する行政改革プランに基づきまして、そしてより効果的で効率的な質の高い行政を目指します。行政経営の仕組みづくりや組織体制などの改革にさらに取り組んでまいります。特に平成27年度は、行政経営の基盤となります行政評価制度を構築いたしまして、成果重視の行政を進め、市民の皆様の満足度の向上につなげてまいります。
公共施設やインフラにつきましては、今後老朽化が進むことに加えまして、やはり
人口減少、
少子高齢化といった縮む社会への
社会環境が変化することが予想されます。そして、これらの更新や改修などに今まで以上に大きな財政負担を伴うことが見込まれることから、今後の公共施設あるいはインフラのあり方そのものを、やはりゼロから議論し、未来を見渡して議論し、そして上手に管理をしていくマネジメント計画の策定に取り組まなければなりません。このことも腰を据えてしっかりと行っていきたいと考えております。
大変厳しい時代ではありますが、国のほうの支援もあり、さまざまな新しいチャレンジも行っております。
ふるさと納税につきましては、先ほどもお話をしましたが、昨年11月からインターネットによるクレジット決済の導入や、お礼の品の内容を質・量ともに充実を図ったことで非常に大幅な増額となりました。3,500万円を超える
ふるさと納税が集まっているわけであります。
そして、27年度も内容の検証と改善に努めまして、より多くの皆様からの御厚志や応援を賜ることができるように努めていきたいと思います。ここも民間企業出身の市長として、こういうことをしっかりと科学をして、仕組みをつくって、もっと多くの結果が出るように、あわせて、この
ふるさと納税というのは全国の皆様との気持ちの交換ですので、氷見ファンがつながることにもつながります。こうしたことに注力できるように
組織づくりを進めていきたいと思っております。
また、開庁2年目となります庁舎におきましては、市民の皆様に市役所をより気持ちよく御利用いただけるよう、市民の皆様の目線に立った窓口サービスの向上をより一層図ってまいります。
女性課長を任命いたしまして、そして大変熱心にチームをつくってこの窓口サービスの向上に取り組んでくれております。自分たちで改善の会議を何回も自主的に開いてくれています。あるいは、自分たちでお客様に応対する理念をつくって、そのカードを今ポケットに入れて
おもてなしをしてくれています。あるいは、今確定申告の時期ですが、湯茶の準備や膝かけの準備、あるいは地域の方々がそこで
まちづくりに触れられるようなコーナーをつくるなど、非常に今、
市民サービスの向上そのものを職員が楽しんでやってくれています。引き続き、この流れをとめないように、窓口応対等の次のステップの研修を継続実施し、そして市民の皆様からの信頼が気持ちよくキャッチボールできるような改善に引き続き努めてまいりたいと考えております。
最後に、平成26年度3月補正予算案の概要につきまして申し上げたいと思います。
今回の補正では、国の
地方創生の動きを追い風として、「
地方創生先行型事業」として、観光地魅力創造事業や空き家活用
まちづくり事業などで10件、8,819万円を、「地域消費喚起・生活支援型事業」としてプレミア付商品券発行事業など2件で9,783万円を、計1億8,602万円余りを中心に計上いたしております。
本市の
人口減少時代における
社会課題や活性化の鍵となる観光戦略、そして移定住戦略に積極的に
取り組み、
地方創生のモデル都市を目指してまいりたいと考えております。
これらに事業費の確定等による減額を合わせまして、
一般会計では1億3,667万円の減額補正を行うものであります。攻めるところは攻め、将来を見据えて財政の健全化を図るため、守るところは守り、効率的な結果の出る
都市経営を目指してまいるものであります。
そして、水道事業会計など5会計についても、事業費の確定による減額など所要の補正を行うものであります。
また、予算以外の議案についても申し上げます。
条例関係では、「氷見市
教育委員会の職務権限の特例に関する条例」など3件の制定や「氷見市行政組織条例」など11件の改正、「氷見市西部プール設置条例の廃止」、そして条例以外の議案では「辺地に係る総合整備計画の変更」を提案いたすものであります。
以上、提案いたしました諸案件の概要について御説明申し上げましたが、何とぞ慎重審議の上、可決いただきますよう、よろしくお願いを申し上げます。
長い話となりましたけれども、思いを持って、そして、あくまでも目線はここにお住まいになっていらっしゃる市民の皆様の幸福の実現のために、あるいは全国にお住まいでいらっしゃる、あるいはこれから責任世代となっていかれる潜在的な
氷見市民や未来の
子どもたちに向けて誇りを持てる行政を実現するための補正予算あるいは考え方を申し述べたものであります。
どうぞ深い御理解と御協力を賜りますようにお願い申し上げまして、挨拶とさせていただきます。
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○議長(嶋田茂君) 以上をもって本日の日程は終了いたしました。
お諮りいたします。明5日及び6日は議案調査のため休会いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(嶋田茂君) 御異議なしと認めます。よって、5日及び6日は議案調査のため休会することに決しました。
次会の日程を申し上げます。
明5日及び6日は議案調査のため、また7日及び8日は休日のため、いずれも本会議を休み、3月9日に本会議を再開し、市政一般に対する質問並びに上程全案件に対する質疑を行います。
本日は、これをもって散会いたします。
午前11時51分 散会...