湯梨浜町議会 2020-06-11
令和 2年第 6回定例会(第 1日 6月11日)
に関する条例の制定について
日程第13 議案第67号 町長等の損害賠償責任の一部免責に関する条例の制定について
日程第14 議案第68号
湯梨浜町手数料条例の一部を改正する条例について
日程第15 議案第69号
湯梨浜町地域支援事業手数料徴収条例の一部を改正する条例につ
いて
日程第16 議案第70号 工事請負契約の締結について(
湯梨浜町防災行政無線同報系更新
工事)
日程第17 報告第2号 令和元
年度湯梨浜町一般会計継続費繰越計算書の報告について
日程第18 報告第3号 令和元
年度湯梨浜町一般会計繰越明許費繰越計算書の報告につい
て
日程第19 報告第4号 令和元
年度湯梨浜町下水道事業特別会計繰越明許費繰越計算書の
報告について
日程第20 報告第5号
湯梨浜町土地開発公社の経営状況について
日程第21 報告第6号
一般財団法人ゆりはま温泉公社の経営状況について
日程第22 報告第7号 令和元
年度湯梨浜町教育行政の点検及び評価の報告について
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本日の会議に付した事件
日程第1
会議録署名議員の指名
日程第2 会期の決定
日程第3 陳情の付託
日程第4 議案第58号 令和2年度
湯梨浜町一般会計補正予算(第3号)
日程第5 議案第59号 令和2年度
湯梨浜町国民健康保険事業特別会計補正予算(第2号)
日程第6 議案第60号 令和2年度
湯梨浜町後期高齢者医療特別会計補正予算(第1号)
日程第7 議案第61号 令和2年度
湯梨浜町介護保険特別会計補正予算(第1号)
日程第8 議案第62号 令和2年度
湯梨浜町下水道事業特別会計補正予算(第1号)
日程第9 議案第63号 令和2年度
湯梨浜町農業集落排水処理事業特別会計補正予算(第
1号)
日程第10 議案第64号 令和2年度
湯梨浜町国民宿舎事業特別会計補正予算(第1号)
日程第11 議案第65号 令和2年度
湯梨浜町水道事業会計補正予算(第1号)
日程第12 議案第66号 地方自治法等の一部を改正する法律の施行に伴う関係条例の整備
に関する条例の制定について
日程第13 議案第67号 町長等の損害賠償責任の一部免責に関する条例の制定について
日程第14 議案第68号
湯梨浜町手数料条例の一部を改正する条例について
日程第15 議案第69号
湯梨浜町地域支援事業手数料徴収条例の一部を改正する条例につ
いて
日程第16 議案第70号 工事請負契約の締結について(
湯梨浜町防災行政無線同報系更新
工事)
日程第17 報告第2号 令和元
年度湯梨浜町一般会計継続費繰越計算書の報告について
日程第18 報告第3号 令和元
年度湯梨浜町一般会計繰越明許費繰越計算書の報告につい
て
日程第19 報告第4号 令和元
年度湯梨浜町下水道事業特別会計繰越明許費繰越計算書の
報告について
日程第20 報告第5号
湯梨浜町土地開発公社の経営状況について
日程第21 報告第6号
一般財団法人ゆりはま温泉公社の経営状況について
日程第22 報告第7号 令和元
年度湯梨浜町教育行政の点検及び評価の報告について
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出席議員(12名)
1番 寺 地 章 行 2番 浦 木 靖
3番 上 野 昭 二 4番 浜 中 武 仁
5番 河 田 洋 一 6番 増 井 久 美
7番 光 井 哲 治 8番 松 岡 昭 博
9番 米 田 強 美 10番 竹 中
寿 健
11番 會 見 祐 子 12番 入 江 誠
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欠席議員(なし)
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欠 員(なし)
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事務局出席職員職氏名
事務局長 ───── 山 根 薦 副主幹 ────── 足 立 祐 子
一般事務補助員 ── 岩 本 佐登美
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説明のため出席した者の職氏名
町長 ─────── 宮 脇 正 道 副町長(福祉事務所長)亀 井 雅 議
教育長 ────── 山 田 直 樹 総務課長 ───── 杉 原 寛
企画課長 ───── 上 井 明 彦 みらい創造室長 ── 遠 藤 秀 光
町民課長 ───── 尾 坂 英 二
子育て支援課長 ── 杉 原 美 鈴
健康推進課長 ─── 林 紀 明 総合福祉課長 ─── 竹 本 里 香
地域包括支援センター所長
長寿福祉課長 ─── 山 田 志 伸 ─── 洞ヶ瀬 以津子
産業振興課長 ─── 西 原 秀 昭 建設水道課長 ─── 斎 藤 聡
会計管理者(兼)出納室長
─ 森 輝 信 水明荘支配人 ─── 小 椋 誠
総務課参事 ──── 出 西 剛 教育総務課長 ─── 岩 﨑 正一郎
生涯学習・人権推進課長
─── 山 﨑 有紀子
農業委員会事務局長─ 藤 井 貞 宣
代表監査委員 ─── 金 涌 孝 則
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午前10時10分開会
○議長(入江 誠君) おはようございます。
ただいまの出席議員数は12人です。定足数に達しておりますので、ただいまから令和2年第6回
湯梨浜町議会定例会を開会いたします。
これから本日の会議を開きます。
本日の議事日程は、お手元に配付のとおりであります。
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◎日程第1
会議録署名議員の指名
○議長(入江 誠君) 日程第1、
会議録署名議員の指名を行います。
本定例会の
会議録署名議員は、会議規則第125条の規定により、1番、寺地章行議員、2番、浦木靖議員を指名いたします。
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◎日程第2 会期の決定
○議長(入江 誠君) 日程第2、会期の決定を議題といたします。
本定例会の会期については、去る6月5日に
議会運営委員会を開催し、協議しましたので、
議会運営委員長から報告を求めます。
河田委員長。
○
議会運営委員会委員長(河田 洋一君) 皆さん、おはようございます。
ただいまの議長の報告のとおり、6月5日、
議会運営委員会を開催し、協議した結果を報告いたします。
本定例会の町長提出議案は、現在、補正予算8件、条例改正関係4件、報告6件、その他1件の合計19件です。一般質問は5人です。陳情は、新たなもの4件です。会期は、本日11日から22日までの12日間としたいと思います。なお、最終日には議員発議による意見書の提出などを行う予定であります。
本日の日程は、お手元に配付しておりますが、この後、陳情の委員会付託をして、補正予算、条例の改正などの町長提出議案の説明と報告を受け、工事請負契約の締結1件を審議、採決し、本日は散会といたします。
12日から14日は休会とし、15日に一般質問を行い、16日が一般質問の予備日としています。17日から18日は委員会審査及び議事の都合により休会とし、19日に提出議案及び陳情審査報告などの審議、採決を行い、22日を予備日とする会期日程ですので、スムーズな議会運営に御協力いただきますようお願いいたします。
以上、報告いたします。
○議長(入江 誠君) お諮りします。ただいまの河田委員長の報告のとおり、本定例会の会期は、本日11日から22日までの12日間としたいと思います。これに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(入江 誠君) 異議なしと認めます。よって、会期は、本日11日から22日までの12日間と決定いたしました。
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○議長(入江 誠君) ここで、6月議会定例会の開会に当たり、町長より御挨拶をいただきます。
宮脇町長。
○町長(宮脇 正道君) 皆さん、おはようございます。
本日は、6月定例町議会にお集まりいただきまして、ありがとうございます。
いつもですと、
前回定例町議会以降の町政の動き等について御報告申し上げるところなんですが、
新型コロナウイルスの感染症の流行により、2月から人がたくさん集まるような行事や式典、フォーラム等が中止になり始め、3月からは全県的な大会、会議等の中止も多く、町内的には、東郷、泊両小学校と湯梨浜中学校の修学旅行の延期、2度にわたる小・中学校の臨時休校、羽合小、泊小の運動会の延期、グラウンド・ゴルフの国際大会、発祥地大会などの中止といったことがございました。今後も7月の
ハワイアンフェスティバルや水郷祭等の湯梨浜夏まつり、アロハフレンドシップによるハワイ郡との交流事業など、8月いっぱいまで多くのイベントの中止が決定いたしております。
コロナウイルスによる感染者は、世界中に猛威を振るい、昨日の情報では、世界で723万人が感染、41万人以上の死者が出ております。国内でも感染者数1万7,302人、922人の方がお亡くなりになっておられます。そして、この間、国内の経済は大きく落ち込み、住民の皆さんにも感染予防や感染拡大防止のための長期間の取組により、重苦しさを抱えながらの生活をしておられるというふうに感じております。5月25日に、4月7日に初めて緊急事態宣言が出されてから1か月半ぶりですが、全国から緊急事態宣言が解除されましたが、引き続き新しい生活様式の中で感染の拡大や第二波を防ぐための取組を求められ、その一方で、経済社会活動の段階的再開も図らなければならないという状況でございます。
このようなことから、本日は、我が町における
新型コロナウイルス対策の進捗状況等を報告させていただき、挨拶に代えさせていただけたらと思います。
湯梨浜町の
新型コロナウイルス感染症対策は、5月8日と6月1日に臨時議会をお願いし、御議決を賜りました。
まず、5月補正分で、国の委託事務で1人当たり10万円を支給する定額給付金は、5月11日から受付を開始、5月13日から支給を始め、昨日までに16億4,110万円を支給し、対象者1万6,763人のうち1万6,411人の方の振込を終え、支給率は97.9%という状況になっております。5月いっぱい、土日の受付、本庁舎、東郷支所、泊支所の3か所での相談や受付、さらには毎日の口座振込など、所属を超えた取組の成果でもあるというふうに思っておりまして、職員もよく頑張ってくれたというふうに感じております。
また、
子育て世帯支援のための児童1人につき1万円を支給する
子育て世帯臨時特別給付金につきましては、本日、給付を希望しない方の申出期間も終わりますので、6月15日に
児童手当登録口座に振り込むことといたしております。
次に、湯梨浜町の独自事業についてです。
まず、「コロナに打ち勝つ!」と銘打った20%の
プレミアム付ゆりはま商品券7,000冊、プレミアム部分を含めると8,400万円の商品券は、従来のような対面方式でなく、感染予防対策として非対面販売方式とし、ソーシャルディスタンスの確保、三密の回避を図るため、応募用紙の各庁舎等への提出、または郵送、インターネット、この3つの方法で6月5日から6月15日までに申込みをしていただき、比例配分を原則としながらも、極力多くの方に行き渡るよう配慮し、その結果をはがきで通知、6月17日から26日の間に商品券と引換えをしていただくこととしています。使用期限は今年の12月15日までです。インターネットで申し込まれる方も結構あり、昨日時点で既に4,000冊を超える応募があったということでございます。
なお、今回の
プレミアム商品券は、町内いろいろな業種の店舗で使えるものですが、今定例会では、利用できる店舗を飲食店と旅館等に限定した
プレミアム商品券3,000冊分の補正予算をお願いいたしております。これに現在受付中のものを合わせますと、総額1億円、プレミアム分を含めますと1億2,000万円の商品券を販売することになります。現在予約受付中の
プレミアム商品券にはスタンプラリーも取り入れています。町民の皆さんにはなるべく多くの店舗で御利用いただき、町民の皆さんの生活支援、あるいは町内における消費喚起により、町の経済社会の復興につながることを願っているところでございます。
テイクアウト応援クーポン事業につきましては、5月15日に対象の子育て世帯にクーポン券を配布、町内14の店舗で御活用いただいております。県の補助事業に町がかさ上げ支援する非対面型販売を促進するための助成、
テイクアウト・デリバリー緊急支援につきましては、5月15日から受付を開始し、現在それぞれ3件の申請、5件の協議を受けています。県の制度融資や国の
小規模事業者向け制度融資による融資を受けた方への利子の助成は、年2回の補助金交付を予定し、第1回目を今月に支払います。現在、
セーフティネット保証の認定件数は73件というふうに聞いております。
次に、6月1日補正分について申し上げます。
極力早期着手に努めているところですが、まず、町の単独事業分から申し上げますと、感染症拡大の影響により売上げが対前年比20%以上減少した全ての事業者に減少率、従業員数に応じて5万円から50万円を支給する
事業継続支援臨時交付金につきましては、6月3日から申請受付を開始、現在6件の申請書を受付し、15件の相談を受けておるようでございます。
また、長期にわたり営業自粛等を強いられた旅館等を応援するためのクーポン1,000万円、1,000人分の経費及び旅館組合の積極的な活動を支援するための経費は、最も効果的な活用方法について、組合あたりと検討しているところでございます。温泉配湯法人に対する支援金の給付も今月中に行うことといたしております。
健康面では、外出自粛等による運動不足やメタボリックシンドロームや筋力低下によるフレイルなどを防止するための健康第二次被害予防のためのウオーキングや自宅でできる運動などを紹介するテレビ番組を今月から毎月放映し、7月には啓発チラシを発行する準備を進めております。また、来月からは、
飛び地型自治体連携事業によります、仮称ですが、コロナに負けずに気分を
アップキャンペーンによる運動刺激策としてのキャンペーンを開始する予定です。
福祉面では、在宅で医療的ケアが必要な障がい児・者の方等へのマスク、液体石けん等の衛生物資の給付及び独り親家庭に生活応援金として児童1人当たり1万円を支給する事業について、いずれも6月18日までの、支給の意向確認が終えるということになっておりますので、今月中にそれぞれの口座に振り込むこととしております。
なお、町民税や固定資産税の徴収猶予につきましては、町民法人税、固定資産税の申請がそれぞれ1件ずつあり、固定資産税の協議中のものも1件あるというふうに聞いております。
このような状況で推移していますが、明日には国の補正予算が再度成立することになっております。この中に
地方創生臨時交付金2兆円が含まれており、その内容からどの程度の金額が配分するかは想定できませんけれども、真に傷んでいるところ、手当ての必要なところ、そして町民の皆さんに元気になっていただくことなどをよく考えながら、脱
コロナウイルス禍に向けた取組を進めるとともに、国際大会の中止により大きな機会を失ったグラウンド・ゴルフの国際化やウオーキングの海外との連携などについても、いろいろな方法で挽回を図らねばと考えているところでございます。
引き続き、議員の皆さん、そして町民の皆さんの御理解と御協力をお願いいたしまして、6月
定例町議会開催に当たっての挨拶とさせていただきます。ありがとうございました。
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◎日程第3 陳情の付託
○議長(入江 誠君) 日程第3、陳情の付託を行います。
今期定例会において受理した陳情は、お手元の陳情文書表のとおり、所管の常任委員会に付託いたします。
本日は、日程第4、議案第58号から日程第15、議案第69号までの12議案については、提案理由の説明のみといたします。
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◎日程第4 議案第58号 から 日程第11 議案第65号
○議長(入江 誠君) 日程第4、議案第58号、令和2年度
湯梨浜町一般会計補正予算(第3号)から日程第11、議案第65号、令和2年度
湯梨浜町水道事業会計補正予算(第1号)までの8議案を一括議題といたします。
提案理由の説明を求めます。
町長。
○町長(宮脇 正道君) 議案第58号、令和2年度
湯梨浜町一般会計補正予算(第3号)から議案第65号、令和2年度
湯梨浜町水道事業会計補正予算(第1号)までの8会計の補正予算について、一括して提案理由を申し上げます。
初めに、議案第58号、令和2年度
湯梨浜町一般会計補正予算(第3号)につきましては、既定の歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ2億3,622万4,000円を追加し、補正後の歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ124億6,093万9,000円とするものでございます。
主な補正の内容といたしましては、
ワールドマスターズゲームズ2021関西開催などを控え、いまだ男女共用しかなく、また水洗化されていないJR泊駅舎のトイレ等の改修等を行うための経費1,701万9,000円、
新型コロナウイルス感染拡大の影響並びに受給要件の緩和により住居確保給付金の支給対象となる生活困窮者が増加した場合に備えるための経費102万円、配偶者のいない女子、またはこれに準ずる事情がある女子、及びその監護すべき児童を
母子生活支援施設で入所保護し、自立支援のための支援を行うための委託料242万8,000円、
新型コロナウイルス感染症からの復興対策として、現在事業を進めている
プレミアム付商品券7,000冊の販売に加えて、このたびのウイルス禍により大きな被害を受けた飲食店や旅館等に限定する
プレミアム商品券を発行するための経費668万7,000円、
新型コロナウイルス感染予防対策を行いながら事業を継続する
新型コロナウイルス感染予防対策協賛店を奨励するための経費、100件程度想定いたしております。100万円。それから、
ワールドマスターズゲームズ2021関西の開催会場となる潮風の丘とまりの恐竜の模型の塗装等に要する経費405万8,000円、羽合小学校の女子トイレを和式トイレから洋式トイレに改修するための工事費648万8,000円、老朽化が著しい
中央公民館泊分館を同敷地内に建て替えするために必要な改築工事の実施設計費、解体工事費など1億3,425万5,000円などを計上いたしております。
続きまして、議案第59号、令和2年度
湯梨浜町国民健康保険事業特別会計補正予算(第2号)につきましては、既定の歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ55万4,000円を追加し、補正後の歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ18億695万5,000円とするものでございます。
主な補正の内容は、4月の人事異動に伴う職員人件費の増などでございます。
続きまして、議案第60号、令和2年度
湯梨浜町後期高齢者医療特別会計補正予算(第1号)につきましては、既定の歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ1万円を追加し、補正後の歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ1億9,406万7,000円とするものでございます。
補正の内容は、高齢者の保健事業と介護予防の一体的実施について、町内医師との連絡会に要する報償費の増額などでございます。
続きまして、議案第61号、令和2年度
湯梨浜町介護保険特別会計補正予算(第1号)につきましては、既定の歳入歳出予算の総額から歳入歳出それぞれ4万6,000円を減額し、補正後の歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ19億477万3,000円とするものでございます。
補正の主な内容は、人事異動に伴う職員人件費及び
高額介護予防サービス等相当事業費の増でございます。
続きまして、議案第62号、令和2年度
湯梨浜町下水道事業特別会計補正予算(第1号)につきましては、既定の歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ685万円を追加し、補正後の歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ11億4,800万3,000円とするものでございます。
補正の内容は、人事異動に伴う人件費の減額と雨水流入が多い東郷処理区の
不明水調査委託経費の計上などによるものでございます。
続きまして、議案第63号、令和2年度
湯梨浜町農業集落排水処理事業特別会計補正予算(第1号)につきましては、既定の歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ34万8,000円を追加し、補正後の歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ2億3,405万3,000円とするものでございます。
補正の内容は、人事異動に伴う人件費の増額及び汚泥運搬手数料の追加計上によるものです。
続きまして、議案第64号、令和2年度
湯梨浜町国民宿舎事業特別会計補正予算(第1号)につきましては、収益的支出の予定額、事業費用を8万3,000円減額し、補正後の総額を3億478万6,000円とするものでございます。
補正の内容は、人事異動に伴う職員人件費でございます。
最後に、議案第65号、令和2年度
湯梨浜町水道事業会計補正予算(第1号)につきましては、収益的支出の予定額、事業費用を11万7,000円減額し、補正後の収益的支出の総額を2億2,581万8,000円とするものでございます。
補正の内容は、人事異動に伴う職員人件費の補正でございます。
以上、議案第58号から第65号まで、いずれも地方自治法第96条第1項の規定により、本議会の議決を求めるものでございます。
詳細につきましては、各担当課長が御説明申し上げますので、御審議の上、御議決を賜りますようお願いいたします。
○議長(入江 誠君) 金額の訂正をされたほうがいいと思います。
町長。
○町長(宮脇 正道君) ただいまの説明の中で、議案第62号のところ、金額を、既定の歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ658万円と申すべきところを685万円と申したようでございます。大変失礼いたしました。
○議長(入江 誠君) 正しいのは658万円ということです。よろしくお願いします。
そうしますと、担当課長からの補足説明を求めます。
総務課長。
○総務課長(杉原 寛君) それでは、議案第58号、令和2年度
湯梨浜町一般会計補正予算(第3号)の補足説明をさせていただきます。町長と説明が重複するところがありますけれども、御了承をお願いしたいと思います。
それでは、予算書の5ページをお開きください。第2表の債務負担行為補正でございます。追加といたしまして、令和2年度企業立地事業費補助金について、期間が令和3年度から新増設事業の完了の日を含む事業会計年度の末日から3年を経過する年度まで、限度額5,000万円でございます。
次のページ、6ページをお開きください。第3表、地方債補正でございます。まず、1の追加でございます。起債の目的は、学校教育施設等整備事業債、限度額340万円で、起債の方法、利率、償還の方法については記載のとおりでございます。
変更について、3件ございます。まず、起債の目的といたしまして、公共事業等債は、430万円減額し、補正後5,530万円、公共施設等適正管理推進事業債は、220万円を増額し6,420万円、過疎対策事業債は、1億2,730万円を増額し2億7,680万円にするものでございます。起債の方法、利率、償還の方法については変更はございません。
続きまして、予算書9ページをお願いします。ここからが歳入ということになります。主なものを説明させていただきます。
14款国庫支出金、1項国庫負担金、1目民生費国庫負担金の説明欄でございます。自立支援給付費負担金でございます。人工透析に係る更生医療給付費の国庫負担分374万2,000円を計上しております。同じく、2項国庫補助金、4目土木費国庫補助金でございます。社会資本整備総合交付金のうち長寿命化対策分が補助事業化されたことに伴います社会資本整備交付金5,460万円を新たに道路メンテナンス事業費補助金として5,544万円に組み替えるものでございます。
10ページ、15款県支出金、1項県負担金、2目民生費県負担金の自立支援給付費負担金でございます。先ほど説明しておりましたが、これは県に係る分でございますが、人工透析に係る更生医療給付費の県負担分で187万1,000円でございます。
15款県支出金、2項県補助金、4目農林水産業費県補助金として、鳥取梨生産振興事業補助金として、二十世紀梨のハウス施設整備事業35アール分の補助といたしまして3,228万7,000円計上しております。
18款繰入金、2項基金繰入金、1目財政調整基金繰入れ、今回の補正におきまして、財政調整基金4,900万円を繰り入れております。
11ページでございます。20款諸収入、5項雑入、3目雑入、コミュニティ事業助成金でございます。方地公民館の備品整備費、白石区の自治会の建設費などに対し、助成金といたしまして1,410万円でございます。自主防災組織助成金として、宇谷区に除雪機など整備費といたしまして140万円、そして、JR泊駅舎の改修等負担金といたしまして600万円計上しております。
21款町債、1項町債、1目総務債、過疎対策事業債です。先ほど説明しておりましたが、泊駅舎の新築改修工事事業費といたしまして1,070万円充当するものでございます。5目商工債、過疎対策事業債です。グラウンドゴルフふる里公園施設整備事業でございます。400万円です。これは
ワールドマスターズゲームズ2021開催に合わせて施設全体の改修整備費に充てるものでございます。6目土木債、これについては、国庫補助金で説明したところでございますが、社会資本整備交付金のうち長寿命化対策分が補助金化されたことに伴い、新たに道路メンテナンス事業として事業費の組替えを行ったものでございます。公共事業等債については、2,490万円から2,060万円へ、過疎対策事業債につきましては、570万を760万円へと組み替えるものでございます。
12ページ、8目教育債、羽合小学校の和式トイレから洋式トイレへのトイレ改修工事の費用といたしまして、学校教育施設等整備事業債から340万円、それと公共施設等適正管理推進事業債から220万円を充てるものでございます。また、過疎対策事業債といたしまして、
中央公民館泊分館の建設に伴い、さくら歯科の家引き工事や泊分館解体工事費など1億1,870万円計上しております。
13ページでございます。こちらのほうからが歳出になります。全体を通して人件費については、当初予算に比べて一般会計で457万7,000円の増額補正となっております。今回は4月の人事異動あるいは昇任等によるものでございます。事業ごとの人件費につきましては、説明は省略させていただきます。
それでは、2款総務費、1項総務管理費、6目企画費、コミュニティ助成事業の増額について、1,410万円につきましては、助成決定のあった方地公民館、白石自治会への補助を計上しているものでございます。同じく、駅舎新築改修工事事業費といたしまして、泊駅舎の改修を施工するために1,701万9,000円計上しております。9目防災諸費でございます。自主防災組織コミュニティ助成事業といたしまして、宇谷区に除雪機等の整備をするために140万円補助金を計上しております。
飛びますけれども、18ページをお願いします。3款民生費、1項社会福祉費、5目障がい者福祉費、更生医療給付費として、生活保護受給者2名分の更生医療費748万4,000円を計上しております。
また飛びますけれども、21ページをお願いします。3款民生費、2項児童福祉費、4目母子福祉費、
母子生活支援施設措置委託料といたしまして、現在措置入所している1家族の措置費242万8,000円を増額補正するものでございます。
24ページをお願いします。4款衛生費、1項保健衛生費、5目保健対策費でございます。各種がん検診事業といたしまして187万円計上しております。
新型コロナウイルスの感染防止対策として、保健推進委員による対面配布方式を取りやめ、各家庭へ受診券を配布、希望調査を回収するために必要な郵送費用を増額補正するものでございます。
25ページ、御覧ください。5款農林水産業費、1項農業費、3目農業振興費でございます。鳥取梨生産振興事業といたしまして3,228万8,000円計上しております。これは、鳥取梨生産振興事業によりまして、二十世紀梨に限定したハウス施設整備への支援制度が設けられたことによる補助金を計上するものでございます。
飛びますが、27ページをお願いします。6款商工費、1項商工費、2目商工振興費でございます。
新型コロナウイルス克服商品券発行事業といたしまして668万7,000円でございます。これは、
新型コロナウイルス感染拡大により大きな影響を受けた飲食店、旅館、ホテルを支援するため、
プレミアム商品券1万円分を3,000枚発行するものでございます。
新型コロナウイルス感染予防対策協賛店奨励事業といたしまして100万円計上しております。これは、
新型コロナウイルス感染症予防対策を行いながら事業を継続する事業所の支援を目的に、県が募集する
新型コロナウイルス感染予防対策協賛店を奨励するため、町内の協賛店に奨励金を交付するものでございます。同じページの7目グラウンドゴルフのふる里公園費でございます。グラウンドゴルフふる里公園施設整備事業として405万8,000円を計上しております。これは、
ワールドマスターズゲームズ2021が開催されるに当たり、施設全体の改修整備を進めるものでございます。
次のページ、28ページを御覧ください。7款土木費、2項道路橋りょう費、3目道路新設改良費です。道路新設改良事業費の中で、社会資本整備総合交付金のうち長寿命化対策が補助事業化されたことに伴い、新たに道路メンテナンス事業として9,000万円組み替えるものということです。
30ページを御覧ください。9款教育費、2項小学校費、1目学校管理費、
新型コロナウイルス感染症対策事業として648万8,000円計上しております。羽合小学校の女子トイレの改修ということで、和式から洋式トイレの改修費用を計上しております。
9款教育費、4項社会教育費、2目公民館費でございます。こちらのほうは、泊分館建設事業として1億3,425万5,000円計上しております。こちらのほうは、さくら歯科の曳家工事並びに泊分館の解体工事の実施設計監理費及び工事費です。
なお、34ページ以降の給与明細につきましては、説明を省略させていただきます。以上でございます。
○議長(入江 誠君) 訂正がありますか。
○総務課長(杉原 寛君) 先ほど説明した中で、
コロナウイルスの克服商品券の関係でございます。どうも3,000枚と言ったようでして、これが3,000冊ということで訂正させていただきます。
○議長(入江 誠君) 続いて、健康推進課長。
○健康推進課長(林 紀明君) それでは、失礼します。議案第59号、令和2年度
湯梨浜町国民健康保険事業特別会計補正予算(第2号)につきまして、補足説明のほうをさせていただきます。
補正予算書6ページをお開きください。まず、歳入でございます。2款県支出金、1項県補助金、1目保険給付費等交付金、1節普通交付金につきましては、保険給付費に係る一般被保険者高額介護合算療養費の増額により、普通交付金を12万1,000円増額するものでございます。
4款繰入金、1項他会計繰入金、1目一般会計繰入金、3節職員給与等繰入金につきましては、4月の異動に伴います国保業務担当職員の人件費分の繰入金といたしまして、43万3,000円を増額するものでございます。
続きまして、7ページを御覧ください。歳出でございます。1款総務費、1項総務管理費、1目一般管理費につきましては、先ほど歳入で御説明申し上げましたとおり、4月の異動に伴います一般職の人件費として43万3,000円を増額するものでございます。
2款保険給付費、2項高額療養費、3目一般被保険者高額介護合算療養費につきましては、医療費、介護給付費の実績に基づき算出されました仮算定結果が過年度実績を基にした当初見積りに比して多額となったということで、その必要額でございます12万1,000円を増額するものでございます。
5款保健事業費、2項特定健康診査等事業費、1目特定健康診査等事業費につきましては、特定健診受診率の向上の取組としまして、治療などのために特定健診と同程度の検査を実施している場合、特定健診に不足している検査項目を追加で検査することで、特定健診を受診したこととみなすみなし健診を今年度から実施するための委託料のほか、健診結果説明会用のパンフレットを増刷するための経費など、9万4,000円を増額するものでございます。この特定健康診査等事業費の財源につきましては、予備費により調整をいたしております。
なお、補正予算給与費明細書については、説明を省略させていただきます。
続きまして、議案第60号、令和2年度
湯梨浜町後期高齢者医療特別会計補正予算(第1号)につきまして、補足説明をさせていただきます。
補正予算書の6ページを御覧ください。歳入でございます。2款繰入金、1項一般会計繰入金、1目事務費繰入金、1節事務費繰入金につきましては、保健事業費に係る保健衛生普及事業費の増額により、事務費繰入金を1万円増額するものでございます。
続きまして、7ページです。歳出でございます。2款保健事業費、2項保健事業、1目保健衛生普及事業につきましては、今年度から新設する高齢者の保健事業と介護事業の一体的な実施について、対象者の抽出基準、それから実施体制など、町内医師に協議、相談を行うために必要な報償費として1万円を増額するものでございます。以上でございます。
○議長(入江 誠君) 続いて、長寿福祉課長。
○長寿福祉課長(山田 志伸君) それでは、議案第61号、令和2年度
湯梨浜町介護保険特別会計補正予算(第1号)について、補足説明をさせていただきます。
予算書の6ページをお開きいただきたいと思います。3款国庫支出金、2項国庫補助金、2目地域支援事業交付金、1節介護予防・日常生活支援総合事業交付金及び、中ほどになりますが、4款支払い基金交付金、1項支払い基金交付金、2目地域支援事業支援交付金、1節現年度分地域支援事業支援交付金、それとその下、5款県支出金、2項県補助金、1目地域支援事業交付金、1節介護予防・日常生活支援総合事業交付金、この3つにつきましては、
高額介護予防サービス等相当事業費の国、支払い基金、県の負担分ということで、それぞれ国庫が4万7,000円、支払い基金が5万2,000円、県費が2万4,000円を増額計上するものでございます。負担割合は、国が25%、支払い基金が27%、県が12.5%となっております。
続きまして、6ページの一番下ですが、7款繰入金、1項一般会計繰入金、2目地域支援事業繰入金、1節介護予防・日常生活支援総合事業繰入金につきましては、
高額介護予防サービス等相当事業費のこちらは町の負担分ということで、2万4,000円を増額計上するものでございます。町の負担割合は12.5%となっております。
めくっていただきまして、8ページからが歳出になります。8ページですが、1款総務費、1項総務管理費、1目一般管理費につきましては、人事異動に伴う長寿福祉係の一般職人件費ということで、347万5,000円を増額計上するものでございます。同じく、2目ですが、地域包括支援センター運営費につきましては、こちらも人事異動に伴う地域包括支援センターの人件費ということで、366万3,000円を減額するものでございます。
次に、3款ですが、地域支援事業費、1項介護予防・生活支援サービス事業費、1目介護予防・生活支援サービス事業費、高額介護予防サービス等相当事業につきましては、こちらは総合事業の利用者が1か月に支払った利用者負担が一定の上限額を超えた場合にその超過額を対象者に払戻しするもので、現在の支給対象者の年間支給額が増加する見込みとなったため、及び今後の新規の対象者1名分の増加を見込みまして、19万1,000円を増額計上するものでございます。
なお、補正予算給与費明細書につきましては、説明を省略させていただきます。以上でございます。
○議長(入江 誠君) 続いて、建設水道課長。
○建設水道課長(斎藤 聡君) それでは、議案第62号、令和2年度
湯梨浜町下水道事業特別会計補正予算(第1号)の補足説明をさせていただきます。
4ページをお願いいたします。第2表、地方債補正でございます。変更で、起債の目的、防災・減災・国土強靱化緊急対策事業債、限度額3,640万円を減額して、それの振替といたしまして、3段目、下水道事業債3,650万円を増額し、限度額を1億3,200万円としております。10万円の差につきましては、端数調整でございます。次に、2段目の過疎対策事業債で限度額10万円の増額、それから4段目の公営企業会計適用債での限度額10万円の減額につきましては、過疎地域の負担率調整による増減でございます。起債の方法、利率、償還の方法につきましては、記載のとおりでございます。
続いて、7ページをお願いいたします。歳入でございます。4款繰入金、1項他会計繰入金、1目一般会計繰入金でございます。582万2,000円増額計上しております。
続きまして、5款諸収入、1項雑入、1目雑入でございます。説明欄で、県道等でございますけども、汚水ます等の移設補償ということで、65万8,000円を増額計上しております。
6款町債でございますけども、先ほど地方債補正で御説明したように、各事業の変更に伴う調整により、10万円の増額としております。
続きまして、8ページをお願いいたします。歳出でございます。1款総務費、1項総務管理費、1目一般管理費ですが、人事異動などによります人件費を359万5,000円減額計上しております。
次に、2款事業費、2項公共下水道整備事業費、1目維持管理費でございます。説明欄でございます。まず、上の公共下水道維持管理経費、これにつきましては、マンホールポンプ等の取替え、それから県道の汚水ます等の支障移転工事で327万5,000円の増額計上しております。また、その下の不明水対策事業でございます。これは、東郷処理区内の雨水時に不明水が増加傾向にあるということで、天神川流域下水公社のほうから指摘もあり、雨水時浸入水調査委託業務費として690万円を新規計上をしております。同項で2目施設整備事業費及び3款公債費につきましては、財源振替によるものでございます。
以下、補正予算給与費明細の説明は省略させていただきます。以上でございます。
○議長(入江 誠君) 続いて、水明荘支配人。
○水明荘支配人(小椋 誠君) 議案第64号、令和2年度
湯梨浜町国民宿舎事業特別会計補正予算(第1号)について……。
○建設水道課長(斎藤 聡君) すみません。今、62号の説明をして、次、63号の説明をさせて……。
○議長(入江 誠君) ごめんごめん。
○建設水道課長(斎藤 聡君) すみません。議案第63号、令和2年度
湯梨浜町農業集落排水処理事業特別会計補正予算(第1号)でございます。補足説明をさせていただきます。
4ページ、お願いいたします。第2表、地方債の補正でございます。変更で、起債の目的、資本費平準化債、限度額190万円を増額計上しております。起債の方法、利率、償還の方法につきましては、記載のとおりでございます。
7ページをお願いいたします。歳入でございます。3款繰入金、1項他会計繰入金、1目一般会計繰入金ですが、155万2,000円減額計上しております。5款町債でございますが、説明欄、資本費平準化債の拡大分として190万円増額計上しております。
8ページをお願いいたします。歳出でございます。1款総務費、1項総務管理費、1目一般管理費ですが、人事異動などによります人件費18万3,000円を増額計上しております。2款事業費、1項処理施設費、1目維持管理費でございます。説明欄であります。汚泥処理手数料としまして16万5,000円の追加計上をしております。3款公債費につきましては、財源振替によるものでございます。
以下、補正予算給与費明細書の説明は省略させていただきます。以上でございます。
○議長(入江 誠君) 失礼しました。
続いて、水明荘支配人。
○水明荘支配人(小椋 誠君) 議案第64号、令和2年度
湯梨浜町国民宿舎事業特別会計補正予算(第1号)について、補足説明を申し上げます。
予算書の1ページを御覧願います。予算第3条で定めた収益的支出の予定額、第2条、第1款第1項営業費用を8万3,000円減額し、営業費用を2億8,822万1,000円にいたし、事業費用を3億478万6,000円に、予算第7条に定めた経費の金額、第3条、職員給与費を24万8,000円減額し、2,598万8,000円にしようとするものでございます。先ほど申し上げました収益的支出、第2条、第1項営業費用、第3条、経費につきましては、職員の手当等に伴う人件費が主なものでございます。
予算書の5ページをお願いをいたします。会計年度任用職員以外の職員の給与費明細書でございます。中ほど、手当の内訳でございます。扶養手当18万円、期末手当3万9,000円、勤勉手当2万9,000円の計24万8,000円の職員給与費の減額、法定福利費16万5,000円の増額、よって、8万3,000円の減額によります営業費用の減額補正をお願いするものでございます。
予算書9ページには収益費用明細書を載せておりますので、御覧をいただきたいと思います。以上でございます。
○議長(入江 誠君) 続いて、建設水道課長。
○建設水道課長(斎藤 聡君) 議案第65号、令和2年度
湯梨浜町水道事業会計補正予算(第1号)の補足説明をさせていただきます。
8ページをお願いいたします。一番最後でございます。収益的支出でございます。1款事業費用、1項営業費用、4目総係費でございます。人事異動などによります人件費関係の増減によりまして、11万7,000円の減額を予定しております。以上でございます。
○議長(入江 誠君) 以上で議案第58号から議案第65号までの提案理由の説明は終わります。
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◎日程第12 議案第66号 及び 日程第13 議案第67号
○議長(入江 誠君) 日程第12、議案第66号、地方自治法等の一部を改正する法律の施行に伴う関係条例の整備に関する条例の制定について及び日程第13、議案第67号、町長等の損害賠償責任の一部免責に関する条例の制定についての2議案を一括議題といたします。
提案理由の説明を求めます。
町長。
○町長(宮脇 正道君) 議案第66号、地方自治法等の一部を改正する法律の施行に伴う関係条例の整備に関する条例の制定について及び議案第67号、町長等の損害賠償責任の一部免責に関する条例の制定について、一括して提案理由を申し上げます。
初めに、議案第66号、地方自治法等の一部を改正する法律の施行に伴う関係条例の整備に関する条例の制定につきましては、令和2年4月1日に施行された地方自治法等の一部を改正する法律により、地方自治法に条項が追加され、条項のずれが生じたため、この条項を引用している条例の改正を行おうとするものでございます。
続きまして、議案第67号、町長等の損害賠償責任の一部免責に関する条例の制定につきましては、令和2年4月1日に施行となりました地方自治法の一部改正により、町長等の損害賠償責任の一部を免責する基準等を定めるため、条例を制定するものでございます。
以上、議案第66号及び第67号について、いずれも地方自治法第96条第1項の規定により、本議会の議決を求めるものでございます。
詳細につきましては、担当課長が御説明申し上げますので、御審議の上、御議決を賜りますようお願いいたします。
○議長(入江 誠君) 担当課長の補足説明を求めます。
総務課長。
○総務課長(杉原 寛君) それでは、議案第66号、地方自治法等の一部を改正する法律の施行に伴う関係条例の整備に関する条例の制定についてを説明させていただきます。
この条例は、地方自治法の改正に伴い、次に出てきます第243条の2、地方公共団体の長等の損害賠償責任の一部免責について、条文が追加されたことによります法の条ずれが発生したため関係する条例を整備するものでございます。
令和2年4月1日から地方自治法第243条の2、新たに普通地方公共団体の長等の損害賠償責任の一部免責という規定が追加されたことにより、243条の2が243条の2の2へと条ずれをしたものでございまして、この243条の2については職員の賠償責任について規定されているものでございます。
関係する条例でございます。条文のほうを見ていただきたいと思います。3つございまして、まず第1条でございます。湯梨浜町監査委員条例の中の職員の賠償責任の決定等が規定されている第10条部分と、第2条の湯梨浜町水道事業の設置等に関する条例の議会の同意を要する賠償責任の免除が規定されている第5条部分、それと次のページの第3条の湯梨浜町営国民宿舎水明荘事業設置及び管理に関する条例の中の同意を要する賠償責任の免除について規定されている第8条部分について、それぞれ243条の2の各項目を243条の2の2の各項へ整備し直すものでございます。以上です。
続きまして、議案第67号、町長等の損害賠償責任の一部免責に関する条例の制定についてを説明させていただきます。
この条例は、令和2年4月1日に施行となりました地方自治法の一部改正に伴い、地方公共団体は町長や職員等の地方公共団体に対する損害賠償責任について、その職務を行うにつき善意でかつ重大な過失がないときは賠償責任を限定し、それ以上の額を免責する旨を条例に定めることが可能になった旨を定める条例でございます。
開いていただきまして、条例のほうを見ていただきたいと思います。
第1条は趣旨を規定されておりまして、地方自治法第243条の2第1項の規定に基づき、町長、法第138条の4第1項に規定する委員会の委員、同項に規定する委員及び職員の町に対する損害を賠償する責任の一部を免責することに関し必要な事項を定めるものとするというものでございます。
第2条につきましては、最低責任負担額を規定しているものでございます。1号のほうを見ていただきますと町長等について規定されておりまして、1会計年度当たりの額に相当する額として地方自治法施行令の規定に基づく総務省令で定める方法により算定された額に、次に掲げる町長等の区分に応じそれぞれに定める数を乗じて得た額ということで、町長以下職員までそれぞれの数値を記載しているものでございます。
第3条につきましては、損害賠償責任の一部の免責ということで、町長等がその職務を行うにつき善意で、かつ重大な過失がないときは、町長等が賠償の責任を負う額から前条の最低責任負担額を控除して得た額についてその責任を免れるということで、附則といたしまして公布の日から施行するということでございます。以上です。
○議長(入江 誠君) 以上で議案第66号及び議案第67号の提案理由の説明は終わります。
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◎日程第14 議案第68号 及び 日程第15 議案第69号
○議長(入江 誠君) 日程第14、議案第68号、
湯梨浜町手数料条例の一部を改正する条例について及び日程第15、議案第69号、
湯梨浜町地域支援事業手数料徴収条例の一部を改正する条例についての2議案を一括議題といたします。
提案理由の説明を求めます。
町長。
○町長(宮脇 正道君) 議案第68号、
湯梨浜町手数料条例の一部を改正する条例について及び議案第69号、
湯梨浜町地域支援事業手数料徴収条例の一部を改正する条例について一括して提案理由を申し上げます。
初めに、議案第68号、
湯梨浜町手数料条例の一部を改正する条例につきましては、少し長い法律名なんですが、情報通信技術の活用による行政手続等に係る関係者の利便性の向上並びに行政運営の簡素化及び効率化を図るための行政手続等における情報通信の技術の利用に関する法律等の一部を改正する法律(令和元年法律第16号)、いわゆるデジタル手続法の一部が令和2年5月25日に施行され通知カードが廃止されたのに伴い、
湯梨浜町手数料条例第2条関係にある別表第1(その1)の中の通知カードの再交付に係る事項及び手数料の記載を削除するものでございます。
続きまして、議案第69号、
湯梨浜町地域支援事業手数料徴収条例の一部を改正する条例につきましては、地域支援事業の対象事業として新たに脳活トレーニング事業を追加し、その利用に係る手数料を設定するものでございます。
以上、議案第68号及び第69号について、いずれも地方自治法第96条第1項の規定により本議会の議決を求めるものでございます。
詳細につきましては、それぞれ担当課長が御説明申し上げますので、御審議の上、御議決を賜りますようお願いいたします。
○議長(入江 誠君) 担当課長の補足説明を求めます。
町民課長。
○町民課長(尾坂 英二君) それでは、議案第68号、
湯梨浜町手数料条例の一部を改正する条例について補足説明をさせていただきます。
議案の条例を御覧ください。先ほど町長が提案理由で述べられましたとおり、いわゆるデジタル手続法の一部が施行され、令和2年5月25日にマイナンバー通知カードが廃止となりました。この廃止に伴い、通知カードの氏名や住所等の記載変更、また通知カードの交付、再交付の手続も終了となりました。
そこで、今回の条例改正は
湯梨浜町手数料条例第2条関係にある別表第1(その1)の中の通知カードの再交付に係る手数料を徴収する事項並びに金額の記載を削除いたします。
また、附則としてこの条例は公布の日から施行するとしております。
なお、今回通知カードが廃止され、記載事項変更や再交付をすることがなくなりましたが、住所変更等をしておらず住民票の内容と同じ記載内容の通知カードであれば、引き続きマイナンバーを証明する書類として御使用いただけます。
また、出生等により新たにマイナンバーが付番された方については、通知カードの代わりに個人番号通知書というものが発行されます。これにつきましては、原則マイナンバーを証明する書類としては使用できません。
今後、マイナンバーを証明するには、マイナンバーカードまたはマイナンバーの記載のある住民票の写しで証明することとなります。そして先ほど述べましたとおり、住民票の住所、氏名等記載が同じ場合のみ通知カードが使用できますということになっております。
以上で説明を終わります。
○議長(入江 誠君) 続いて、長寿福祉課長。
○長寿福祉課長(山田 志伸君) それでは、議案第69号、
湯梨浜町地域支援事業手数料徴収条例の一部を改正する条例についての補足説明をさせていただきます。
このたびの改正は、本年度から認知機能の低下が見込まれる高齢者等に対し運動、知的活動、座学を組み合わせたプログラムを提供する脳活トレーニング事業を実施するに当たり、地域支援事業の対象事業として新たにこの脳活トレーニング事業を追加し、併せて利用に係る1回当たりの手数料を設定するものでございます。
条例案を御覧いただきたいと思います。具体的には、第2条の対象事業に第3号として脳活トレーニング事業を加えるとともに、別表第4条関係において利用に係る1回当たりの手数料を事業の実施形態が類似している筋力向上トレーニング事業と同額の200円と設定するものでございます。
なお、この条例は公布の日から施行するものでございます。以上でございます。
○議長(入江 誠君) 以上で議案第68号及び議案第69号の提案理由の説明は終わります。
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◎日程第16 議案第70号
○議長(入江 誠君) 日程第16、議案第70号、工事請負契約の締結について(
湯梨浜町防災行政無線同報系更新工事)を議題といたします。
提案理由の説明を求めます。
町長。
○町長(宮脇 正道君) 議案第70号、工事請負契約の締結について提案理由を申し上げます。
今回提案いたします工事請負契約は、
湯梨浜町防災行政無線同報系更新工事でございます。
令和2年5月25日、随意契約により落札した工事請負業者と仮契約を締結いたしましたので、地方自治法第96条第1項第5号及び湯梨浜町議会の議決に付すべき契約及び財産の取得又は処分に関する条例第2条の規定により、本議会の議決を求めるものでございます。
詳細につきましては、担当課長が御説明申し上げますので、御審議の上、御議決を賜りますようお願いいたします。
○議長(入江 誠君) 担当課長の補足説明を求めます。
総務課長。
○総務課長(杉原 寛君) それでは、議案第70号でございます。御用意のほうをよろしくお願いします。
工事請負契約の締結についてでございます。工事請負契約の締結について、次のとおり工事請負契約を締結いたしましたので、地方自治法第96条第1項第5号及び湯梨浜町議会の議決に付すべき契約及び財産の取得又は処分に関する条例第2条の規定により、本議会の議決を求めるというものでございます。
まず、1番目といたしまして契約の目的でございます。
湯梨浜町防災行政無線同報系更新工事でございます。2番目に契約の金額でございます。2億2,000万円でございます。3番目、契約の相手方でございますが、広島県広島市南区大州4丁目3番26号、三菱電機システムサービス株式会社中四国支社、取締役支社長、櫻井義也。4番目に契約の方法でございます。随意契約でございます。
なお、次のページに5月25日に締結いたしました更新事業請負仮契約書を添付しております。それから、3枚目には5月15日に実施いたしました入札結果の表を添付しておりますので、御覧いただきたいと思います。以上です。
○議長(入江 誠君) 説明が終わりましたので、これより質疑に入ります。質疑はありませんか。
増井議員。
○議員(6番 増井 久美君) この工事請負契約の締結が、契約の方法は随意契約となっております。先回も同じ方法でやられたので、きちんと説明していただいたらそれでいいと思いますが、本来随意契約というのはどういう契約であり、それで本来は競争入札が基本であるのに随意契約でいったという、その経緯をきちんともう一度説明していただきたいと思います。
○議長(入江 誠君) 説明を求めます。
総務課長。
○総務課長(杉原 寛君) 増井議員の質問にお答えをさせていただきたいと思います。
本工事におきましては、この整備がされましたのが平成15年から16年にかけて整備されておるものでございまして、その当初から三菱電機のシステムが導入されているということでございます。今現在15年以上たっておるということもございまして、大変老朽化しているというものでございます。
三菱電機以外のメーカーを仮に新たにこの同じようなシステムを構築しようといたしますと、10億円近い金額がかかるということになります。今現在ある設備を更新しながらやっていけば経費も安くなるということで、一昨年から3か年計画といたしまして事業を推進しておりまして、本年度が最終年度、3年目になるということで、工事内容といたしましては子機の更新というような形になります。
ということで、以上のことを勘案しまして随意契約。この三菱電機でないといろいろと経費がかかるということ等もございまして、随意契約にさせていただいたという経緯がございます。以上です。
○議長(入江 誠君) よろしいですか。
○議員(6番 増井 久美君) いいです。
○議長(入江 誠君) その他質疑はありませんか。
浜中議員。
○議員(4番 浜中 武仁君) 1点お伺いします。この建設工事見積入札結果表を見とりますと、町が出しとる予定価格が3億1,777万9,000円。請負金額が2億2,000万円ですね。消費税込みの額だと思いますけど、約1億近い差があるわけです。ただ単に企業努力だと言われたらそうなのかもしれませんけど、この差について大きいなと思っておりますので、予定価格の積算根拠及び請負金額の積算の表、もしあれば示していただきたいと思います。
○議長(入江 誠君) 休憩取らないけんじゃないですかね。積算根拠の表が要るということになれば。用意ができますか。
総務課長。
○総務課長(杉原 寛君) この積算根拠といたしましては、予算を組むに当たりまして見積りで予算もさせていただいとるところでございます。それが当初の3億2,000万弱という額のほうで予算のほうも組まさせていただいております。2億2,000万になったというところで3割程度減額になったというところで、企業努力と言うしかないのかなというところでございます。
○議長(入江 誠君) 浜中議員。
○議員(4番 浜中 武仁君) いや、ならこの見積りというのは、この三菱電機システムサービス株式会社中四国支社が出した見積りということですか。見積り出して、これでぽんと町は何にも考えずにそれを予定価格として、随意契約でやったということでいいですか。
○議長(入江 誠君) 総務課長。
○総務課長(杉原 寛君) この見積りを取るに当たりまして、まずそれぞれ43か所ありますけれども、そのそれぞれのところに行ってどれが悪いとかということで調査しております。それについても、職員のほうと併せて調査しておる。それぞれの部位といいますかね、交換するべき部品等の必要と思われるそのものに対しての単価を計算して上げてきたものがその当初の予算といいますか、設計のほうに反映されとるというところでございます。
○議長(入江 誠君) よろしいですか。
その他質疑はありますか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(入江 誠君) 質疑なしと認めます。よって、質疑を終結します。
討論に入ります。討論はありますか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(入江 誠君) 討論がないようですから、討論を終結します。
これより採決します。
本案は、原案のとおり決定することに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(入江 誠君) 異議なしと認めます。よって、議案第70号は、原案のとおり可決されました。
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◎日程第17 報告第2号 から 日程第19 報告第4号
○議長(入江 誠君) 日程第17、報告第2号、令和元
年度湯梨浜町一般会計継続費繰越計算書の報告についてから日程第19、報告第4号、令和元
年度湯梨浜町下水道事業特別会計繰越明許費繰越計算書の報告についてまでの3件を一括議題といたします。
報告を求めます。
町長。
○町長(宮脇 正道君) 報告第2号、令和元
年度湯梨浜町一般会計継続費繰越計算書の報告についてから報告第4号、令和元
年度湯梨浜町下水道事業特別会計繰越明許費繰越計算書の報告についてまで、一括して報告いたします。
初めに、報告第2号、令和元
年度湯梨浜町一般会計継続費繰越計算書の報告につきましては、地方自治法施行令第145条第1項の規定により、また報告第3号、令和元
年度湯梨浜町一般会計繰越明許費繰越計算書の報告について及び報告第4号、令和元
年度湯梨浜町下水道事業特別会計繰越明許費繰越計算書の報告につきましては、地方自治法施行令第146条第2項の規定によりそれぞれ繰越計算書を調製し、一括して報告させていただくものでございます。
詳細につきましては、それぞれ担当課長が御説明申し上げます。
○議長(入江 誠君) 担当課長の補足説明を求めます。
総務課長。
○総務課長(杉原 寛君) それでは、報告第2号でございます。令和元
年度湯梨浜町一般会計継続費繰越計算書の報告について報告させていただきます。
令和元年度の繰越計算書でございますが、2款総務費、1項総務管理費、事業名が情報通信基盤整備事業でございます。継続費の総額といたしまして7億4,282万2,000円でございます。令和元年度の継続費の予算現額でございますが、2億9,876万2,000円。それから、支出済額及び支出見込額といたしまして2億8,406万1,600円、残額が1,470万400円でございます。翌年度へ逓次繰越額は650万円でございます。財源の内訳につきましては、繰越金が10万円、それから特定財源のうち地方債が640万円ということでございます。以上でございます。
続きまして、報告第3号でございます。令和元
年度湯梨浜町一般会計繰越明許費繰越計算書の報告について報告させていただきます。
この繰越明許費につきましては、本年2月の臨時会それから3月の定例会の際にそれぞれ事業の繰越明許費につきまして御審議、可決をいただいたところでございます。このたびその繰越計算書を報告させていただくというものでございます。
表の一番上が3款の民生費でございます。1項社会福祉費の事業名、鳥取県地域医療介護総合確保基金(施設整備)事業から次の2ページにわたります最後の9款教育費、4項社会教育費、事業名が尾﨑家住宅管理費補助金(重文尾﨑家住宅保存修理事業補助金)まで、総額といたしまして6億5,707万9,000円のうち4億384万4,000円を翌年度へ繰越しを行います。
その財源内訳でございますが、既に収入特定財源の合計が748万1,000円、それから未収入特定財源のうち国庫支出金につきましては2億1,221万円、地方債が1億4,800万円、そのほかが205万4,000円、一般財源については3,364万9,000円でございます。以上でございます。
○議長(入江 誠君) 続いて、建設水道課長。
○建設水道課長(斎藤 聡君) 報告第4号でございます。令和元
年度湯梨浜町下水道事業特別会計繰越明許費繰越計算書の報告をさせていただきます。
今回報告させていただく繰越計算書の調製につきましては、3月議会においてそれぞれ事業の繰越額を可決、承認いただいております。
めくっていただきまして、表でございます。それぞれの事業の繰越額を確定し、その財源内訳を明示したものでございます。
2款事業費、1項流域下水道整備事業費、事業名、流域下水道建設費負担金(補助)、これと2項公共下水道整備事業費、事業名、公共下水道事業(単独)雨水(ポンプ場)事業(補助)及びストックマネジメント事業(補助)の合わせて4つの事業で合計欄を見ていただきたいと思います。金額として合計1億2,596万1,000円のうち、翌年度へ繰り越します額が9,658万円を繰り越すものでございます。
財源内訳につきましては、合計欄で見ていただきたいと思います。特定財源として国庫支出金3,425万円、地方債として3,140万円、一般財源3,093万円でございます。以上でございます。
○議長(入江 誠君) 以上で報告第2号から報告第4号は終わります。
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◎日程第20 報告第5号 及び 日程第21 報告第6号
○議長(入江 誠君) 日程第20、報告第5号、
湯梨浜町土地開発公社の経営状況について及び日程第21、報告第6号、
一般財団法人ゆりはま温泉公社の経営状況についての2件を一括議題といたします。
報告を求めます。
町長。
○町長(宮脇 正道君) 報告第5号、
湯梨浜町土地開発公社の経営状況について及び報告第6号、
一般財団法人ゆりはま温泉公社の経営状況について一括して報告いたします。
いずれの報告も、地方自治法第243条の3第2項の規定により、令和元年度事業報告及び決算並びに令和2年度事業計画及び予算について説明資料を作成し、提出するものでございます。
詳細につきましては、それぞれ担当課長が御説明申し上げます。
○議長(入江 誠君) 担当課長の補足説明を求めます。
企画課長。
○企画課長(上井 明彦君) それでは、報告第5号、
湯梨浜町土地開発公社の経営状況について補足説明をさせていただきます。
報告書をめくっていただきまして、1ページ、令和元年度の事業報告、(1)土地の取得・処分事業でございます。
まず、橋津団地造成事業でございますが、平成30年度末残高が2区画分764.51平方メートル。令和元年度中の取得はございませんが、処分としまして1区画分293.77平方メートルを売却しており、元年度末残高は1区画分470.74平方メートルでございます。
次に、磯泙団地造成事業でございますが、30年度末残高が16区画分4,731.08平方メートル。元年度中の取得はございませんが、処分としまして2区画分565.75平方メートルを売却しており、元年度末残高は14区画分4,165.33平方メートルでございます。
続きまして、(2)の土地の整備事業、令和元年度における保有土地の管理経費等の執行状況につきましては、予算の執行はございませんでした。
続いて、1枚めくっていただきまして2ページ、(3)庶務事項につきましては省略させていただきます。
続きまして、3ページ、2、損益計算書でございます。Ⅰ、事業収益の土地造成事業収益1,125万7,052円でございますが、これは先ほど説明しましたとおり橋津団地1区画と磯泙団地2区画を売却した収益の合計でございます。次に、補助金等収益1,696万7,963円でございますが、これは磯泙団地の売却に伴う売却原価と分譲価格等との差額に対する町からの補填金、それと橋津団地の売却収益を橋津団地造成事業会計から磯泙団地造成事業会計へ振り替えた額との合計でございます。以上、事業収益の合計は2,822万5,015円でございます。
続いて、Ⅱ、事業原価でございます。土地造成事業原価3,079万6,410円でございますが、これは売却した橋津団地1区画と磯泙団地2区画の売却原価でございます。
以上、Ⅰ、事業収益とⅡ、事業原価との差引きであります事業総利益はマイナス257万1,395円でございます。
続いて、Ⅲ、販売費及び一般管理費3万7,800円でございますが、これは公社に対する公租公課費や理事会等の報酬でございます。
以上、先ほどの事業総利益とⅢ、販売費及び一般管理費との差引きであります事業利益はマイナス260万9,195円でございます。
続いて、Ⅳ、事業外収益でございますが、受取利息359円、町からの運営補助金及び電柱敷地料収入として雑収益6万2,000円でございまして、事業外収益の合計は6万2,359円でございます。
続いて、Ⅴ、事業外費用でございますが、支払利息1万3,881円は町からの長期借入金の支払利息でございます。次に雑損失624万3,147円でございますが、これはⅠの事業収益の補助金等収益のところでも触れましたが、橋津団地造成事業会計から磯泙団地造成事業会計への振替額を計上するものでございます。
以上、事業外費用の合計は625万7,028円でございます。
経常利益につきましては、先ほどの事業利益マイナス260万9,195円に事業外収益6万2,359円を加え、それから事業外費用625万7,028円を差し引くものでございまして、マイナス880万3,864円でございました。
なお、特別利益、特別損失ともございませんでしたので、結果、当期純利益はマイナス880万3,864円でございました。
続いて、1枚めくっていただきまして4ページ、3、貸借対照表でございますが、合計で説明いたします。
資産合計及び負債資本合計とも1億7,538万2,974円でございます。詳細な説明につきましては、省略させていただきます。
続きまして、5ページ、4、キャッシュフロー計算書でございます。Ⅰ、事業活動によるキャッシュフローの合計2,199万2,546円、Ⅱ、財務活動によるキャッシュフローの合計がマイナス2,198万1,868円、これらの合計となるⅢ、現金及び現金同等物増加額は1万678円でございます。Ⅳ、現金及び現金同等物期首残高は134万8,174円でございましたので、Ⅴ、現金及び現金同等物期末残高は135万8,852円でございます。
続いて、1枚めくっていただきまして6ページ、5、財産目録から7ページ、6、附属明細表の完成土地明細表、そして8ページの借入金の状況まで、これらにつきましては省略をさせていただきます。
続きまして、8ページの下のほうでございますが準備金計算書でございます。前年度末残高6,358万1,359円、当年度変動額マイナス880万3,864円、当年度末残高は5,477万7,495円でございます。
その下、資本金明細書の説明につきましては省略させていただきます。
続きまして、9ページから11ページ、令和元年度
湯梨浜町土地開発公社決算報告書でございます。9ページ、10ページに収益的収入及び支出の詳細を表記しておりますけれども、損益計算書のほうで説明いたしましたので省略させていただきます。
続いて11ページ、資本的収入及び支出でございます。収入として資本の借入れはございません。支出につきましては、橋津団地及び磯泙団地の売却収益と町補填金収益を原資としまして、町からの長期借入金の一部を償還しております。償還金額は2,198万1,868円でございます。
続いて、1枚めくっていただきまして12ページでございます。令和2年度
湯梨浜町土地開発公社事業計画につきまして、土地取得、土地造成の契約はございません。販売につきましては、橋津団地470.74平方メートルと磯泙団地4,165.33平方メートルを契約いたしております。
続きまして、13ページ、資金計画でございます。受入資金、1の前年度繰越金から5の雑収益まで合計で1億2,477万8,000円でございます。支払資金は、1の販売費及び一般管理費から5の予備費まで、合計で同じく1億2,477万8,000円でございます。
最後、1枚めくっていただきまして14ページ、令和2年度
湯梨浜町土地開発公社予算でございます。収益的収入及び支出の予定額につきまして、収入の主なものといたしましては土地造成事業収益、町補助金等収益でございます。支出としましては、土地造成事業原価、橋津団地の販売費を磯泙団地に繰り入れる費用などを計上いたしております。
なお、収益的収入額が収益的支出額に対して不足する額5,477万7,000円は、前期繰越準備金で補填するものでございます。
続きまして、資本的収入及び支出の予定額につきまして、収入については予定はございません。支出につきましては、平成28年度に借り入れた長期借入金の償還金でございます。
なお、資本的収入額が資本的支出額に対し不足する額1億1,760万6,000円は、当年度分損益勘定留保資金で補填するものでございます。以上でございます。
○議長(入江 誠君) 続いて、産業振興課長。
○産業振興課長(西原 秀昭君) 報告第6号、
一般財団法人ゆりはま温泉公社の経営状況について報告いたします。
ゆりはま温泉公社が運営します龍鳳閣事業会計、ゆ~たうん事業会計、売店事業会計、駐車場管理事業会計、法人会計の5会計について報告いたします。
まず、龍鳳閣事業会計でございます。報告書の1ページを御覧ください。
事業概要でありますが、施設の合理的な維持管理及び経費節減を念頭に置きながら公共性を基本とし、管理業者としてこれまで培われたノウハウと新しい発想も取り入れながら、施設の設置目的であります町及び地域活性化の推進、町民及び地域住民の健康増進、さらには観光振興に努めました。健康づくり事業では、年174回の水中運動教室のほかウオーキング大会やグラウンド・ゴルフ大会の開催など、地域振興と地域住民の健康増進事業を実施しました。利用者増進につきましては、町主催の健康推進事業はもとより燕趙園や観光協会などとの連携を図り、また町スポーツ大会や地域行事への入館券提供などを行いました。利用者数は10万5,308人で、対前年比1,216人、1.2%の増となり、収入金も108万9,000円、3%の増収となりました。これはゴールデンウイークが10連休といった長期休暇となり、4月、5月で1,000人、また9月、11月で1,500人の利用者増があったことが大きな要因でございまして、反面、年度末に
新型コロナウイルス感染拡大防止のため、町健康づくり教室の中止や利用者数の減少がありましたが、年間を通しまして大きなトラブルもなく堅実な運営が行えました。利用区分の状況といたしましては、一般利用者や回数券利用者が920人増加し、会員利用者や団体利用者などが296人増加しました。
損益状況でございますが、6ページを御覧ください。経常収益は7,256万円で、その主なものは利用料収益と管理運営受託収益でございます。利用料収益は3,763万9,000円、前年対比108万9,000円、2.9%の増となっております。管理運営受託収益は町からの指定管理料で、3,461万3,000円となっております。経常費用は7,304万8,000円で、当期経常増減額は48万8,000円のマイナスとなっております。
続きまして、ゆ~たうん事業会計ですが、11ページを御覧ください。
事業概要でありますが、合理的な維持管理を心がけながら、龍鳳閣と同様、施設の設置目的でもある地域活性化、町民の健康づくり、観光振興に努め運営を行っております。
利用者増加推進につきましては、昨年度と同様、龍鳳閣と併せた広報活動や湖周のウオーキング大会など他団体との連携により集客に努め、利用者数は7万3,561人で、対前年比1,002名、1.4%の増となりました。これはゴールデンウイークの長期休暇により4月、5月で1,720人増加したことが大きく、一方で10月の消費税改定後、1月まで利用減となり、また3月には
新型コロナウイルス感染拡大の不安から利用者減もありましたが、年間を通して堅実な運営が行えました。
損益状況でありますが、14ページを御覧ください。経常収益は2,633万6,000円で、そのうち利用料収益は2,156万1,000円、前年対比69万9,000円、3.35%の増となっております。管理運営受託収益は町からの指定管理料で、277万8,000円となっております。経常費用は2,696万5,000円で、当期経常増減額は62万8,000円のマイナスとなっております。
次に、売店事業会計の報告です。19ページを御覧ください。
平成31年3月をもちまして、近年売上げが減少しておりました老龍頭売店事業から撤退し、冷凍シジミ販売を主体として夏の龍鳳閣でのガーデン営業、イベントでの屋台営業などによる利益確保事業に取り組んでおります。
なお、この収益をもちまして、毎年他会計への繰入れを行っているところでございます。総売上額は老龍頭前年実績を除きましたところで1,078万1,000円と、対前年比55万4,000円、5.4%の増となりました。
令和元年度の損益状況は21ページでございます。売店事業全体の営業収益は、事業縮小により1,345万2,000円、対前年比956万4,000円の減となりましたが、経常費用も1,004万1,000円、前年対比1,274万7,000円の減となり、当期経常増減額が341万円のプラスとなっております。
次に、駐車場管理事業会計の報告ですが、25ページを御覧ください。
事業概要でありますが、これは町が委託している事業でございまして、はわい温泉広場の使用・管理に関する協定書に基づき、駐車場の適切な管理運営を行っておるところです。契約状況は、旅館関係2件38台、個人13件19台となっております。
損益状況でありますが、27ページを御覧ください。経常収益は103万9,000円で、ほとんどが駐車場利用料です。経常費用は89万9,000円で、当期経常増減額は14万円のプラスとなっております。
次に、法人会計の報告でございます。29ページを御覧ください。
この法人会計は、公社全体に共通する収益や費用を計上する会計でございまして、収益としては町からの出資金1,000万円の受取利息のみとなります。費用は理事会等の費用弁償、給与の一部、法人税、税理士や社会保険労務士の委託費などを計上しております。
損益状況でありますが、31ページを御覧ください。経常収益は1,000円で、定期預金利息のみでございます。経常費用は93万2,000円で、当期経常増減額が93万1,000円のマイナスとなっております。
以上、5会計を説明しましたが、公社全体のものを33から35ページに表示しております。
損益状況につきましては、34ページを御覧ください。経常収益の合計は1億1,338万8,000円であり、経常費用計は1億1,188万5,000円であり、当期経常増減額は105万3,000円のプラスです。他会計振替では、マイナスとなった会計にはプラス会計から繰入れをしております。正味財産期末残高は、当期経常増減額140万8,000円が加算され2,066万4,000円となります。
以上が令和元年度決算に関する説明でございます。
次に、令和2年度予算について説明をいたします。37ページからが令和2年度ゆりはま温泉公社の事業計画でございます。
龍鳳閣、ゆ~たうんとも本年度から5年間の4期目の指定管理運営となり、引き続き施設の維持管理の合理化と経費節減に努めながら公社が保有する知識や経験、新しいアイデアを取り入れながらサービス向上や施設の利用促進を図り、顧客満足度の向上や効率的な運営で経営の安定を目指していきます。
予算としましては、最終の49ページでございます。全体予算では、経常収益予算を1億1,630万8,000円、経常費用予算を1億1,502万7,000円としており、当期経常増減額は128万1,000円プラスの計画としております。
龍鳳閣につきましては、一般利用者やシニア世代の健康づくり目的のリピーター獲得に力を入れ、ユーチューブでの広告強化も考えております。
ゆ~たうんにつきましては、日々の憩いの銭湯として安心利用していただけるよう集客を図り、知名度を高める周知広報に努めていきたいと考えております。
以上、ゆりはま温泉公社の経営状況報告を終了させていただきます。
○議長(入江 誠君) ここで暫時休憩いたします。再開予定13時。
午後0時00分休憩
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午後1時01分再開
○議長(入江 誠君) それでは、休憩前に引き続き会議を開きます。
説明が終わりましたので、これより報告第5号、
湯梨浜町土地開発公社の経営状況についてに対する質疑を行います。質疑はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(入江 誠君) 質疑なしと認めます。よって、質疑を終結します。
以上で報告第5号は終わります。
次に、報告第6号、
一般財団法人ゆりはま温泉公社の経営状況についてに対する質疑を行います。質疑はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(入江 誠君) 質疑なしと認めます。よって、質疑を終結します。
以上で報告第6号は終わります。
─────────────・───・─────────────
◎日程第22 報告第7号
○議長(入江 誠君) 日程第22、報告第7号、令和元
年度湯梨浜町教育行政の点検及び評価の報告についてを議題といたします。
報告を求めます。
教育長。
○教育長(山田 直樹君) それでは、報告第7号、令和元
年度湯梨浜町教育行政の点検及び評価について御報告いたします。
地方教育行政の組織及び運営に関する法律第26条第1項の規定により、令和元年度湯梨浜町教育委員会の権限に属する事務の管理及び執行の状況について点検及び評価を行いましたので、その結果を御報告いたします。
今回の点検及び評価は、令和元年度湯梨浜町教育要覧に掲げた5つの重点目標と25の具体的項目について、所管する教育総務課、生涯学習・人権推進課で自己評価を行い、その結果について教育委員並びに第三者評価委員の皆さんの御意見もいただいて取りまとめたものです。
評価は取組に対する取組評価と狙いごとの成果に対する成果評価があり、それぞれ4段階で評価しております。
6ページ以降は重点目標の総括、9ページ以降はそれぞれの施策の取組と課題、2年度の対応方針や施策の狙い及び取組の状況、それぞれの評価について記述をしております。
第三者評価委員の御意見につきましては、報告書の終わりに掲載させていただいておりますが、これらの御意見を令和2年度の事業に反映していきたいと考えております。
点検評価の詳細につきましては、担当課長より報告をさせていただきます。
○議長(入江 誠君) 担当課長より補足説明を求めます。
教育総務課長。
○教育総務課長(岩﨑正一郎君) それでは、報告第7号、令和元
年度湯梨浜町教育行政の点検及び評価の報告につきまして説明をさせていただきます。
3ページのほうを御覧いただきたいと思います。平成27年6月策定の教育大綱と平成28年3月策定の第2次湯梨浜町教育振興基本計画で示しました5つの重点目標と、その目標を実施するために各施策を定めております。
このたび令和元年度の管理執行状況につきまして点検と評価を行いましたので、その結果を報告をいたします。
次に、4ページのほうを御覧いただきたいと思います。このページにつきましては、点検評価の一覧であります。5つの目標と25の施策であります。
目標2の施策2-(8)につきましては中学校・学校給食センターは建設が終わりましたので、施策を削除しております。
次のページを御覧いただきたいと思います。5ページです。中段には、自己点検評価の到達度をAからDで評価しているところです。2種類ございまして、上のほうが取組に対する評価基準、それから下のほうが狙いごとの成果に対する評価基準であり、それぞれ取組評価におきまして例えばAは計画どおりに実施できた、Bはほぼ計画どおりに実施できた、Cは計画どおりにできなかった、Dは全くできなかった、これらの評価となっております。成果評価につきましても、AからDの御覧の指標でございます。
それでは、重点目標の総括として初めに教育総務課関係を目標1と目標2、私のほうから、目標3以降につきましては生涯学習・人権推進課長のほうから報告をいたしたいと思います。
まず、目標1であります。学ぶ喜びが実感できる学校教育の推進であります。全国学力・学習状況調査結果では、小学校は全国平均と同程度とそうでない教科、中学校はおおむね同程度と上回った教科がございました。学力向上に向けて、大学教授を招聘した授業研究などに取り組み、より研究推進が図られるよう授業改善や個に応じた学習支援、家庭学習の充実を図っていく必要がございます。
英語教育の推進につきましては、令和2年度から小学校で外国語活動や外国語が教科となります。それに向け先行実施を行い、児童生徒のコミュニケーションの基礎となる資質、能力の育成を目標に授業参観や研修参加に努めるなど、教員の指導力向上を進めてまいりました。また、小・中学校ともALTと指導者が連携した授業づくりに努めました。
特別支援教育では、一人一人の障がいの状態と発達段階に応じた適切な教育を充実するため、特別支援教育主任連絡会とか特別支援教育に関する研修会、発達障がい児童生徒の情報を共有したり支援会議の開催などを通して、校内支援体制の整備に努めました。就学に当たりましては、個別支援会議とか学校見学、体験入学、移行支援会議などによりまして園児、児童生徒及び保護者が安心して就学できるよう進めました。
不登校対策でございますけども、子どもを取り巻く課題が多様化、複雑化しております。このような中、課題を教員一人が抱え込むのではなく複数の視点で検討し、解決に向かう体制が求められております。本町では、アセスメントに基づいた組織対応による支援の実施を教育行政目標として「新たな不登校を生まない」を合い言葉にスクールソーシャルワーカーを積極的に活用し、各学校における校内チーム支援体制の構築を目指しました。気になる児童生徒について、ケース会議でアセスメントを行い、それに基づいた組織として早期対応ができる体制づくりの構築に努めました。また、前学年までの支援の結果等が指導に生かされるよう、引き継ぎ方のその方法の見直しも行いました。
また、統合1年目であります新中学校におきましては、不登校生徒の増加が懸念されておりましたけども、前年度の両校の不登校生徒を下回る結果でございました。しかしながら、小学校では不登校児童数が前年よりも増加する結果となりました。現在の取組の点検を行い、さらに有効に機能していく体制づくりを進めていきたいと思います。
次に、目標2、優れた教育環境の整備であります。学校運営協議会制度を導入して2年目を迎えました。各学校とも学校運営協議会長を中心に目標を共有化して、地域とともにある学校づくりが進められました。その中でも、下校中の見守りが必要であるというそのような学校のニーズから始まりましたオレンジベスト隊の取組が、各校の連携によりまして町内へ広がりました。既に学校に定着しております学校支援ボランティア活動をうまく取り込みながら、見守り活動のみならず環境整備や学習支援、読み聞かせ等、いろいろな活動が各校で進められております。導入3年目となります令和2年度は、学校、家庭、地域それぞれさらに一体となった取組が期待されるところです。
少人数学級編制によりまして、児童生徒一人一人の理解度とか活動の様子、状況が把握しやすく、児童生徒に合った的確な支援、きめ細やかな指導を行うことができました。
目標3から5につきましては、生涯学習・人権推進課のほうで報告します。
○議長(入江 誠君) 続いて、生涯学習・人権推進課長。
○生涯学習・人権推進課長(山﨑有紀子君) それでは、目標の3から報告をさせていただきます。
目標の3、学びとその成果を活用できる社会教育の推進ということで、ふるさと教育の推進ということで、小学3、4年生を対象とした副読本を作成し、湯梨浜の文化や自然、産業などを学ぶ際の手引として活用できる環境を整えることができました。
青少年の健全環境づくりへの取組では、ナイトハイクや体験活動に多数の幼児、小・中学生とその保護者の参加を得ただけではなく、学生ボランティアが事業運営に関わることができました。学生ボランティアについては、専門学校生や中高生を含む25人以上が参加をしていただいております。
人権教育の充実については、各種講演会等におけるアンケートの結果を活用して、様々なテーマを取り上げました。多くの方に学習の機会を提供することができました。引き続き効果的な開催時期や参加型学習など工夫を行って、身近な生活の中にある人権問題への気づきや幅広い年齢層を対象とした人権教育を展開していく必要があると考えております。
図書館事業においては、図書の貸出冊数、利用者ともに残念ながら減となってしまいました。原因の分析を行うとともに利用促進の取組を図るため、居場所としての地域コミュニティー施設としての図書館という役割自体にも視点を当てるなど、図書館事業のより一層の充実を図る必要があると考えております。
そして公民館事業については、各種教室や講座を地域活性化推進員が中心となって各地域のニーズを把握しながら多くの事業を開催することができました。教室等への新しい参加者も見られ、多くの方に参加していただきましたが、参加者の固定化というのが課題の一つとなっております。
また、身近なところで教室や講座を望まれる声がありまして、出前講座にも積極的に取り組んでまいりました。しかし、企画から運営まで地域活性化推進員のみで開催するということが多いため、公民館運営委員との連携が必要であると認識しております。
次に、目標の4、スポーツの日常化と健康習慣の定着についてです。グラウンド・ゴルフ国際大会には、海外から11か国、168人を含む312人の参加を得ました。一昨年前の3か国、94人、237人に比べて大幅な増となっています。発祥地大会と併せて参加者及び地元住民との交流を図ることができ、生涯スポーツ、グラウンド・ゴルフの普及促進及び地域の活性化につなげることができました。
町民を対象とした事業では、ライフステージに応じた運動・スポーツ活動の推進として引き続き軽スポーツ教室など定期的な実施、健康習慣定着を図るためのウオーキングの参加促進、スポーツ指導員資格者の育成にも取り組んでまいりました。
スポーツ団体の育成と振興を図るための大会実施については、地区対抗の競技でチーム数や参加者拡大のために参加要件の見直しを行いました。これは地区枠の制限を取り払ったもので、参加選手は約150名増加するというようなことができました。今後も参加しやすい、参加したい大会を目指して、町体育協会と連携して改善に努めてまいりたいと考えます。
続いて、目標の5、豊かな歴史・文化と伝統の継承についてです。歴史文化遺産は地域の宝であり、適切に保存していくために地域の人にこそその価値を知っていただくことが必要であると考えます。このため、各地域で活動する歴史研究会や公民館、図書館と連携し、講演会やミニ講座、現地見学会など積極的に行いました。とりわけ、羽衣石城シンポジウムでは町内外から約600人の来場者がありました。このシンポジウムの企画運営は、町内各歴史研究会が中心となり実施されました。また、地元の有志による十万寺所在城の環境整備が行われ、羽衣石城の登山者が増加するなど波及効果も大きかったと聞いております。
文化財の調査研究、資料の整理、保存という点では、町内にある歴史文化遺産の調査研究により国の重要無形民俗文化財として1件、そして国の登録有形文化財として1件が登録されました。伝統文化の保存と振興という点では、無形民俗文化財について各保存団体の連絡会を年3回開催し、情報交換を行いました。こちらも定着化しておりますけれども、各団体の活動や抱える問題など情報共有を行いながら組織の活性化を図ることができました。
文化財の普及と啓発については、郷土への愛着を育むためふるさとの歴史や文化を知ることが大切であることから、小学校、中学校と協力して歴史民俗資料館や町内史跡の見学、特別授業など積極的に行うことができました。引き続き歴史文化遺産の保存と次世代への継承に向けた取組を積極的に行ってまいりたいと考えます。
1点だけ、その評価を行いまして御報告をさせていただく点があります。先ほど評価をABCDということでランクに分けて行ったわけなんですけれども、1点、到達度がDということで取組ができなかったものがございました。そちらは人権教育の充実というところで、地域ごとの人権推進員が町の人権教育推進協議会と連携して人権意識の向上に向けた研修会を開催するということを掲げておりましたけれども、実施ができませんでした。理由としましては、近年推進員さんの研修会の参加率が3分の1程度と低迷しておりまして、効果的な開催時期や方法を探っているうちに講師選定が遅れてしまって、派遣の時期が終了してしまったという状況であります。このことを考えながら、令和2年度は地域の推進員のみの研修会にこだわらず、地域では地区座談会などを行っていただいておりますし、町人権推進協議会が行う人権の集い、人権フェスティバル、それから3回の人権セミナー、これらを活用していただいて推進員さんへダイレクトに研修機会の情報提供を行うなどして、人権意識の向上を図っていただきたいと考えております。
○議長(入江 誠君) 引き続き教育総務課長。
○教育総務課長(岩﨑正一郎君) それでは、続きまして9ページ以降でございます。9ページから48ページにつきましては、ただいま説明をさせていただきました各目標に対する25の施策であります。例えば9ページでございますが、こちらのほうに令和元年度の取組と課題、それから令和2年度の対応方針、その下に表組みでございますけれども取組に対する評価、それと10ページの上のほうに表組みで成果に対する評価、それぞれございます。こちらを冒頭申し上げましたAからDで評価をしております。後ほど御覧いただきたいと思います。
9ページの下のほうの取組に対する評価、こちらのほうが9ページから48ページまで合計で項目が108つございます。Aが合計で64個、Bが36個、Cが7個、Dが1個ということで、Aの計画どおりに実施できた、Bのほぼ計画どおりに実施できたを合わせますと100項目でございます。全部で108分の100ということで、92.6%でございます。
次に、10ページの上のほうの成果に対する評価でございますけども、全部で57項目ございます。Aが23個、Bが24個、Cが9個、Dが1個ということで、Aの目的・目標を達成した、Bのおおむね成果が見られた、このABを合わせますと47項目ございまして、全部で57分の47ということで、82.5%となります。おおむね計画どおりに実施できたのではないかと評価しておるところでございます。
それから、ずっとはぐっていただいて49ページのほうを御覧いただきたいと思います。49ページ以降でございますけども、教育委員会の会議及び教育委員の活動実績を載せております。④でありますけども、教育委員会定例会・臨時会の開催実績とございます。全部で定例会、臨時会を含め13回開催し、59議案を審議しております。
はぐっていただいて、52ページでございます。⑤の教育委員の活動実績ということで、内容につきましては小・中学校、こども園への計画訪問とか、次の53ページのほうには主な活動ということで掲載をしております。
最後に54ページと55ページ、最後のページでございます。令和元
年度湯梨浜町教育行政の点検及び評価ということで、外部機関の3名の方から成る点検評価委員会を直近ですと本年度の5月22日、年間を含めて3回開催いたしております。その委員会の中で出てきた意見を掲載しておりますので、御覧いただければと思います。以上でございます。
○議長(入江 誠君) 説明が終わりましたので、これより質疑を行います。質疑はありませんか。
松岡議員。
○議員(8番 松岡 昭博君) 2点ちょっとお尋ねをしたいと思います。目標1の不登校対策の推進ということと、それから目標3のふるさと教育の推進ということの2点お尋ねをいたしたいと思います。
不登校対策の推進についてはこの間一般質問でも質問したんですけども、いわゆる現在の不登校の状況は、表記方法は、欠席が30日以上になれば年度末まで不登校児童としてカウントされるということでしたね。途中で登校を再開しても、ずっと不登校児という数字がそのままいくということでしたですね。
そして、今までの教育委員会のこの教育行政の点検と評価を見てみますと、学校がチームとして新たな不登校を生まない取組に積極的に取り組んでいるということがずっと強調されておるんですけども、その不登校児は減らないということなんですけど、一方では先生や関係者の皆さんは新たな不登校児を生まないということに対策と同様に不登校者を再登校させるというか、そういう方向も一生懸命やっておられると思うんですけども、そのことがこの点検評価の中にはほとんど出てこないんですね。それで実際、この不登校児の方が年度末でどれだけの方が登校されるようになったかというようなことは全く出てこない。最初の新たな不登校児を生まないということだけが評価の対象で、そのことが重点に書かれていて増えた増えたということで、成果としてはあんまり出てこないんですけども、そこで途中でどんどん指導されて支援をされて登校を再開されたというやっぱり人のことも書いていかないと、実際に先生なりスクールカウンセラーさんなりがいろいろやっておられるその実態が見えてこないんじゃないかなと思いますんで、その新たな不登校を生まないということと同様に不登校児童の再登校ということについて現状はどうなっているんだろうかということと、そういうのも評価に加えるべきではないでしょうかと思いました。
それから、もう1点、先ほど言いましたふるさと教育の推進について、先ほども言われたように郷土への愛着を育むということは非常に大切なことだと思っております。ただ、これも以前に申し上げたんですけども、大人になってからでも湯梨浜町に住んでみたいという子どもの割合が57.6%でしたかね。ということで、目標の70%に到着できなかったということです。
それで一つは、この教育が始まって何年かたつんですけども、その数字はどのように動いているんでしょうか。向上しているんでしょうかというのが1点と、それから最後に言われた外部の意見、3名の方の意見が表記してありましたけども、その中に、ちょっと読んでみますけど、多分小学生であればまだ漠然と好きだから住んでみたいと答えると思うが、中学生ぐらいになると現実味ができてきてだんだん割合が少なくなると思っていると思う。それはそれでいいと思うし、今後広い社会で活躍してもらえればよいと思うという、その教育委員会の今やっておられるのとちょっとニュアンスが違うんかなと僕は勝手に思ったんですけども、そういうことも踏まえて今後70%に向けて何を強化される、どういうことを今までと違ったことをされるんかということでお尋ねしたいと思います。
○議長(入江 誠君) 答弁を求めます。
教育総務課長。
○教育総務課長(岩﨑正一郎君) 2点、不登校対策関係とふるさと教育についてということで、17ページのほうを御覧いただきたいと思いますが、こちらのほうに不登校対策の推進ということで具体的に載せております。ここの元年度の取組ということで3行目でございますけども、結果としては不登校児童生徒合計で30人ということで、昨年度が32ということで、若干でございますけども少し減というところでございます。その下に出現率ということで、率という格好で載せております。実際に議員おっしゃいますとおり一度休んだ合計が30日を超えますと、結果としてその後再び学校に登校しても1年間はその児童生徒の数は減ることはございません。30日を超えた児童生徒の数が延べで足していくというそういう評価方式で、これはもう全国的にそういう指標にしましょうということで、本町もその数字を採用させていただいとるというところです。
実際には不登校になって学校とももちろんのことですけども、例えば家からなかなか出ることが難しい児童生徒に対してはまずは学校へ出ることがもちろんなんですけども、本町を含め中部の市町で中部子ども支援センターというものをやっております。そちらのほうにも数名通って、そこからもう一回学校のほうに通うことができたとか、あと例えば小学校、中学校のほうでは相談室だとか保健室だとか、そういったところでも少しずつ登校ができているというところもございます。
また、18ページのほうにはスクールソーシャルワーカーの積極的派遣によるケース会議の開催ということで、それぞれ各学校ごとにその実績も掲載をさせていただいております。
それと、各学校でもそれぞれ今までは学校の先生もどうしても異動等もございますので、その際に年度を越えたときには詳しくその児童生徒によっていろいろな環境がありますので、それを表組みにした格好でアセスメントシートを作って、詳しく引き継ぐような形態も昨年来から始めておりますので、より詳しい家庭環境も含めた格好で引継ぎをやって、その対策をやっていきたいという取組をやっておるところでございます。
それから、もう一つ、ふるさと教育でございますけども、27ページにふるさと教育の推進を掲載しております。現在こちらの取組に対する評価のところの数字を先ほど多分おっしゃったのではないかなと思いますけども、こちらの(a)学校、地域特性、地勢を生かした体験活動や地域学習の補助金活用等の支援のところの一番下の欄だと思いますけども、湯梨浜町に住んでみたいと思う57.6%。この分だと思いますけども、こちらは毎年児童生徒を対象にアンケートを取っております。そこの一つの設問として、将来湯梨浜町に住みたいかというアンケートを毎年取っております。動向ですけども、そんなには伸びていないという実態はあります。ここ3年、この数字は同じような推移で。こちらの同じ目標として、地方創生の戦略会議の中でも教育のふるさと教育に対する目標の一つとしても掲載しております。次年度からはアンケート項目も変えまして、例えばずっと湯梨浜に住むことも一つは大事なんですけども、もう一つは例えば県外とか国外とか将来的にいろんなところに住む子どもさんにとっても、やっぱり湯梨浜を愛する心、ふるさとを思う心というのが非常に大事だという観点から、ふるさと湯梨浜が好きだということでアンケート項目をちょっと目標も変化していって、その目標を80%以上ということで次年度以降は取り組んでいきたいと思っておるところです。
実際にはこちらに書いておりますけども、羽合小学校、泊小学校、東郷小学校、湯梨浜中学校ということでいろいろ地元特有の、例えば羽合小学校でしたら東郷池の学習だとか泊小だったら泊貝殻節の伝承だとか、東郷小だと梨作り体験とか、中学校であれば湯梨浜調べだとかそれぞれふるさとに関する教育、取組を行って、ふるさとを愛する心を醸成していただきたいと思っているところです。以上です。
○議長(入江 誠君) 追加質疑がありますか。
松岡議員。
○議員(8番 松岡 昭博君) すみません、最初の不登校対策の推進のところでお尋ねしたのは、不登校になった人がもう一度学校に行かれるようになった数字がどういうふうになっとるかということと、それに向けて一生懸命先生方なりソーシャルワーカーの方も努力しておられるんで、そういうことも評価対象に入れられたほうがいいんじゃないかなと思うけどもどうでしょうかというお尋ねをしたんですけども。
○議長(入江 誠君) 答弁を求めます。
教育長。
○教育長(山田 直樹君) 確かに学校の努力であったり、それから成果であったりということについては入れていくということは大切なことだろうというふうに考えておりますので、今後入れていくということで取り組んでまいりたいというふうに考えています。
例えば、今、具体的な数値は持ってないんですけども、小学校のときには中部子ども支援センターに4年生の秋から通っていて、6年生まで卒業するまで中部子ども支援センターでお世話になったんですけども、中学校に行ってから休まずに中学校へ登校しているそういう児童もおりますし、家からなかなか出られなかったんだけども中部子ども支援センターに行けれるようになったりとか、そういう児童もおります。そういうことも含めて、おっしゃったように評価の中に入れていくということは大切な視点だろうというように考えておりますので、そういう形で見直していきたいというふうに考えております。以上です。
○議長(入江 誠君) よろしいですか。
○議員(8番 松岡 昭博君) はい。
○議長(入江 誠君) その他質疑ありますか。
上野議員。
○議員(3番 上野 昭二君) この間の常任委員会でもちょっと確認して、なかなか回答がいただけなかったのでこの場を借りて再度確認したいわけなんですが、重点目標の総括の中で目標1の学力の見直しがある。これ以前から何年も前から前教育長にもこの点のことをずっとこの評価のときにも話してきたんですが、この評価書の総括の中では小学校3校あるんですが、全児童を一つにしてその平均での判断ちゅうことで表現をずっとこれまでされてきている。例えば100点を取った子が10人おって、20点しか取れなかった子が10人おって、平均すれば60点なわけですね。平均点ばっかりを言うと、要するに20点を10人取った子はそれは問題ないですよっちゅう話になってしまうんではないか。それはおかしいんじゃないかちゅう問題がやっぱりあるわけですよね。
もう1点は、私ずっと十数年前からこの学力調査の点数等を統計をずっと取ってますよ、自分なりに。それを見ながら前の教育長のときからも言ってましたが、やはり学校によって小学校の間で格差があるんじゃないか。その問題は前教育長も認められて、教育委員会として小学校を指導する場合に一律の指導方法ではなくて、やはり例えば泊小学校にはこういう問題が特にあるから、この問題については教育委員会としてはこういう指導をする。羽合小学校であればこういう指導をする。東郷小学校であればこういう指導をすると。それぞれ地域性に合った学校のその内容に合わせたやっぱり指導方法が必要なんじゃないかということを申し上げて、それは納得されてそのように対処しますと言葉では会議上は言われるんですが、毎年この総括表を見たときに全くそういった表現が出てこない。特に、学校間格差という問題は全く出てこない。去年もこの総括のときにも委員会でも言いましたけど、それが全く反映されてきてない。
ということは、今後の話になるわけですが、教育委員会としては小学校におけるそういう学力の学校間格差というものはないというふうに判断をして、これからも進めていかれるのかという部分をちょっとお聞きしたいのが1点です。
もう一つは、これからもこの平均点をずっと評価して判断されていくのか。この2点についてちょっとお聞かせください。
○議長(入江 誠君) 答弁を求めます。
教育長。
○教育長(山田 直樹君) 全国学力・学習状況調査につきましては、狙い等は御存じだと思いますけども教育の機会均等とその水準の維持向上から、全国的に児童生徒の学力や学習状況を把握、分析して、教育施策の成果と課題を検証しその改善を図るということが大きな狙いであります。
文部科学省が言ってますのは、やっぱり過度の競争であったり序列化をすることはならんということを言っておりまして、文部科学省は全国学力・学習状況調査に関する実施要領を定めております。その中で、例えばですけども調査結果の取扱いに関する配慮事項として、調査結果の公表に関しては教育委員会や学校が保護者や地域住民に対して説明責任を果たすことが重要である。一方、調査により測定できるのは学力の特定の一部分であること。例えば国語とか算数とか数学とかということ。それから学校の教育活動の一側面であることを踏まえるとともに、序列化や過度の競争が生じないようにするなど、教育上の効果や影響等に十分配慮することが必要であるというふうに述べております。
そして、公表に当たっては教育上の効果や影響等を考慮して適切なものとなるようにすることであるとか、単に平均正答率などの数字のみの公表は行わず調査結果について分析を行い、その分析結果を併せて公表する。また、平均正答率の数値等について一覧での公表や、それらの数値による順位化をした公表等は行わないこととか、そういうような形で過度の競争とか序列化をしないということを申しております。
したがって、文部科学省は平成29年度以降の公表の仕方につきましては、文部科学省は全国の平均正答率等については小数点以下1桁まで公表しています。例えば60.5であるとか60.6であるとかということにしていますけども、都道府県であるとかあるいは市町村に対しての公表については小数点以下1桁を四捨五入しまして、何十点とか56点とか63点とかそういうような形で公表するように平成29年度からは改めております。
そういうことを考えまして、教育委員会としましては今後とも各学校ごとの結果について公表はしていかないというふうに考えております。町立の小学校3校の合わせた形での公表をしていきたいというふうに考えております。
ただ、各学校が自校の結果を公表する場合につきましては、分析等も含めて各学校の保護者の皆さんには学校だより等を使ってお示しするとともに、学校運営協議会やホームページ等では各学校ごとの分析等も含めて公表するように引き続き指導してまいりたいというふうに考えています。
教育委員会としましては、繰り返しになりますけども個別の小学校の結果を公表は今後ともしていかないということで進めていきたいというふうに考えております。以上でございます。
○議長(入江 誠君) 追加質疑ありますか。
上野議員。
○議員(3番 上野 昭二君) 何だか聞いとることと回答がちょっとかみ合わんですけども、要するに教育委員会として3校をいつまでも一からげにして全てを判断されるっちゅうことをこれからもされるんですかという、そこの部分を今聞いとるんですよ。文科省がどうのこうのは分かってます。細かいことは分からんけど、だけどやり方はそうなんでしょうけど、ただ今までの結果として要するに客観的な判断する部分はこういう学力調査であったりそういったもんでやっぱり、そこしか分からんです。特に点数が出てくるものに関してはそこしかやっぱり判断する部分がないので、今までもそういう格好で十数年前からもずっとやってきて、データ的に見ればやはりある小学校が学力が落ちてる。それが小学校のときにあった結果が、中学校に上がっても同じような格好で出てきたっちゅうのがやっぱり明らかになっとるんで、だから小学校の段階でそういう格差がないようにせないかんじゃないかと。要するに学校間で競争しなさいじゃなくて、劣っている部分があれば、基礎学力が足りてないんであればそれを持ち上げる必要があるんじゃないか。そこの部分を各学校長に責任を押しつけるんじゃなくて、教育委員会としてちゃんと判断して適切な指導をするべきじゃないかということを今までも私は申し上げてきたわけで、だけどこういう報告書に上がってくるのは平均点での評価しかされないから、要するにでこへこがあっても救われない子はやっぱり出てきちゃうわけ。そこの中の一つが、やっぱり学校の中で教える教員の資質であったり能力であったり、そういったもんも今まで主張してきましたが、そこの部分はいろんな研修等で持ち上げたりとか、あとサポートもあったりとかで学校でやってるのは分かるです。だけど教育委員会としての姿勢を聞きたいんで、あくまでもこれはオブラートに包んだ報告書であって、これは法律に定められてるからそこに対する報告書ですよというのは分かるんですが、だけど今まで教育民生常任委員会で学校間格差の話だとかそういった問題を取り上げていってるにもかかわらず、一回もこれが文言として出てこんわけですね。だから教育委員会の姿勢として、要するに各学校の云々じゃなくてあくまでも全町3校一つにして、その平均点での判断をこれからもしていきますかというだけのこと、そこだけ教えてください。
○議長(入江 誠君) 教育長、答弁。
○教育長(山田 直樹君) 当然各学校ごとの特徴に応じて支援をしていくというふうに、今後とも支援をしていきたいというふうに考えております。
例えばですけども、児童支援員等につきましては規模も違いますけども3人のところもあったり1人のところもあったりという形で手厚くしていったり、あるいは県等の加配等のときにも、そういう要望等につきましても例えば学力的に課題のあるそういう学校につきましては児童生徒支援であるとか、あるいは少人数であるとか、そういうような加配を手厚くつけていただくように働きかけをしていったり、県と協議をしながらそういう加配を手厚くつけたり、そういうような取組は今後ともしてまいりたいというふうに考えております。学校の先ほど上野議員さんがおっしゃったように課題に応じた、そういう手当てはしていきたいというふうに考えています。
ただ、公表の仕方につきましては先ほど申したとおりですので、そういうような形での公表になっていくということは御理解をいただきたいというふうに考えております。以上です。
○議長(入江 誠君) よろしいですか。
その他質疑ありますか。
米田議員。
○議員(9番 米田 強美君) 1点ちょっと確認というかお聞きしたいんですけれど、今回いろんな取組について令和2年度の対応方針ということが掲げてあるんですけれど、これは今回の
コロナウイルスの感染症を受けての対応なんでしょうか。その辺のとこをお聞きしたいと思います。
○議長(入江 誠君) 答弁を求めます。
教育総務課長。
○教育総務課長(岩﨑正一郎君)
コロナウイルス感染症対策を受けてという御質問ですけども、基本的には今回御報告させていただきましたのは令和元年度にやったことについての課題とか、そういったものを踏まえて令和2年度どうしていこうかというものでございます。
令和2年度につきましては、教育民生常任委員会のほうでは御報告させていただいたんですけども、毎年教育要覧というものをその1年間のものを作成いたしております。その中で、令和2年度はどうやっていこうかということをしております。その際には、今回、例えばですけども社会教育のほうでいろんな大会が中止になってございました。それらはある程度加味できる部分については加味した格好で、今回大会が中止になりましたとかそういったものは書ける範囲で書かさせていただいて、対応していっておるところでございます。以上です。
○議長(入江 誠君) 米田議員。
○議員(9番 米田 強美君) 家庭における基本的生活習慣の確立とかって、そういうすごく今回の
コロナウイルスに対して子どもたちに影響が大きくて、今までの習慣が崩れてしまったとかということで苦慮されてる家庭とかもたくさんあるようには聞くんですけれど、今、答弁の中ではこの2年度のほうはもうつくった時点が元年度を受けてということで、そこの辺が入ってないということで今答弁だったんですけれど、今後2年度の対応のほうでこういう形で出ておるんですけれど、その影響のほうがすごく大きいんで、その辺のところの部分を今後もしっかり対応していただく必要があるんじゃないかと思うんで、その辺のところ、今、ちょっと私がよう分かってなかったんですけど、その対応の仕方というんですかね、その部分ではどういう、あくまでもこの対応方針がもう1回決まっちゃってるから、そこのところからはあまり大きく外れないで進んでいくんでしょうかね。
○議長(入江 誠君) 答弁を求めます。
教育総務課長。
○教育総務課長(岩﨑正一郎君) ですので今御報告させていただいたのは元年度に年間をかけてその点検評価委員さんにずっと評価していただいて、最終的に3月と5月と評価いただいたものに対して次年度、そのいわゆる反省とか課題だとか、それとかよかった点も含めて令和2年度こうやっていきましょうというところでの対応方針でございまして、もう一方で毎年教育要覧というのを、1年間こうしていきましょうという計画を立てますので、そこの部分では先ほどの繰り返しになりますけどもこの
コロナウイルス感染症対策でできなかったことについては書ける範囲で、この大会は中止になったんで、例えば
ワールドマスターズゲームズ2021についてはその前哨に向けて国際大会が中止になりましたので、その部分については中止になりましたけども次年度に向けてその誘致のほうを頑張っていきましょうとかってそういった目標に変えておりますので、そういった意味で令和2年度についてはそちらのほうの計画で進めて、もし今後例えば第二波が入っていろいろできなくなってくる場合も想定されますけども、それはそれとしてその時点での評価を次年度はまたさせていただきたいなと思っておるところです。
○議長(入江 誠君) 教育長。
○教育長(山田 直樹君) 今、学校のほうは、なかなかPTA活動ができていないと、そういうような状況があります。例えば参観日等でも学級懇談等でもなかなか、三密とか防ぐということで活動が停滞していると。そういう部分はありますので、米田議員さんおっしゃったようにひょっとしたら取組だったり目標だったりを変えていかないといけない部分もやっぱり今後出てくるだろうというふうに考えています。そういう中で、今年度の評価につきましては、そういう変更も視野に入れながらやっていきたいというふうに考えています。
ただ、例えば子どもたちの基本的な生活習慣のことをおっしゃったんですけども、その辺りについては各学校とも取り組んでおりまして、例えば学校だより等で学校の様子を知らせながら、こういうところは力をつけていただきたいであるとかそういうところについては出しておりますし、また教育委員会としましても各保護者の方にこういう取組をぜひお願いをしたい。そういうことについては、適宜お知らせをしていきたいというふうに考えております。以上でございます。
○議長(入江 誠君) 米田議員。
○議員(9番 米田 強美君) 課長のほうの答弁だと、この前の影響で行事がなくなってしまったからというような、何かそういうくくりの中で説明があったんですけど、やはり教育長言われたように子どもたち一人一人にすごく影響あって、そんなに影響ない子どもとかいろいろあると思うんですけれど、その辺のとこを細かい個別な対応というのはいろいろされてるんじゃないかと思うんですけれど、そういう行事がどうとかということじゃなくて、本当に一人一人の子どもにしっかり目を向けて進んでいただきたいと思います。もう答弁は結構です。よろしくお願いします。
○議長(入江 誠君) じゃ要望ということで。
その他質疑ありますか。
會見議員。
○議員(11番 會見 祐子君) すみません、今のこの教育の分野で非常に広いお話の中で一喜一憂しながら昨日、おとついから見させていただいているんですけれども、私は人権教育の部分で課長さんが言われたようにDが出てるということで、人権教育でできなかったことということでお話しされました。確かに人権教育というのは本当に人間生きていく一番根源になる大事な分野だと思いますし、特に私たちのように学校教育のほうから離れかけてる人間に対しては社会教育というのがもう頼りなんです。その社会教育の中で、特にこの人権問題については東郷地域では集落で部落懇談会というのを設けてもらって、各集落で集まって子どもと一緒になって人権を考えるという機会が毎年持たれてるんですけれども、私はこの十何年この姿を見ておりまして、非常にいい会だと思って自慢でございました。
今年その人権問題で取り上げていただきました公民館活動で「風の匂い」というDVDがありまして、それは発達障がい児が大人になっていく姿を物語ったDVDだったんですけど非常に感銘しましたので、私はそれを持って各集落に、うちの集落じゃなくて人権問題勉強している会がないところへ持っていってずっと広げて、対話をしながら1年間やってきたんですけど、とっても皆さんが感激されましたです。やっぱり幾ら大人になっても人権問題は社会教育の原点ですので、続けていきたいと思っております。
その中で、東郷地区だけじゃなくてもっともっと広げていってほしいという各集落、違うところからでも声がかかるんですよ。毎年勉強するんだったら、毎年来てくださいって言われる方もおられるんです。だからそういう方に対して、人権教育いうのをしっかりともっと根強いものにしていきたいなと私は思ってるんですけれども、一部分の意見かもしれませんけれども、少なくとも湯梨浜町中には広げていきたいなと思いながら取り組んでおります。そういうふうにして……。
○議長(入江 誠君) 會見さん、すみませんけど簡潔明瞭にちょっともう少しお願いできますか。
○議員(11番 會見 祐子君) それで今、課長さんにも聞きたいのは、数量が、集まりが悪いとかそういうことだけじゃなくて、いかに根深いものかということをもっと広報しながら進めていただけないでしょうかと思ってちょっと発言しました。
○議長(入江 誠君) 答弁を求めます。
生涯学習・人権推進課長。
○生涯学習・人権推進課長(山﨑有紀子君) 御意見ありがとうございます。おっしゃるように、大変人権教育は社会教育そして私たちが生活する上で非常に根本となる大切なことだと思っております。それを広めていくために、町の人権推進協議会ですとか地区の座談会ですとかこども園ですとか小・中学校、いろんな分野において人権の啓発活動を行っております。おっしゃるように、そういった活動をこれからも積極的に行ってまいりたいと思いますし、D評価となった項目はちょっと活動の仕方が検討の余地があったということで、今後はやり方を変えてまいりたいと思いますので、御理解よろしくお願いいたします。ありがとうございました。
○議長(入江 誠君) 課長、もう1点、ちょっと認識をきちんとしといてあげてほしいだけど、東郷エリアだけって言っとんなるけど、それではないということをちゃんと言ってあげて。
教育長。
○教育長(山田 直樹君) 各集落ごとに、人権教育の座談会は東郷だけではなしに羽合地区でも泊地区でもやっております。中身につきましては各地区で相談をしていただいたり人権教育推進員さんを中心に選んでいただいて、それに合った研修をしていただいているというふうに認識をしております。
ただ、課題としましては、近年参加者の固定化であるとかそういうことが課題でありますので、その辺りについては改善をしていきたい。改善を一緒になっていい方法がないか考えていきたいというふうに考えておりますけども、各泊、東郷、羽合とも取り組んでいただいておりますのでよろしくお願いします。以上です。
○議長(入江 誠君) 追加質疑ありますか。
會見議員。
○議員(11番 會見 祐子君) 本当に各地域ごとでもいいですから、小さくてもいいですから、これはもう半永久的にですけれども続けていく大事な分野だと思いますので、参加人員が少ないからとかただそれだけで考えないで、教育委員会の一番大事な根の部分だということでお願いしたいと思いますので、よろしくお願いします。
○議長(入江 誠君) 要望でいいですね。
○議員(11番 會見 祐子君) 以上です。
○議長(入江 誠君) その他質疑ありますか。
浦木議員。
○議員(2番 浦木 靖君) 人権問題の部分は、會見さんが最初発言されましたけども、私もちょっと似通ったとこがあるかなと思いますけれども、ここの点検と評価の報告というところの32ページ、これが人権教育の充実というところでうたってあるページだというふうに思います。
私はそこの中でちょっとあれしたのが、令和元年度の取組と課題、要するにやるべきこととして上げてあるんですけども、そこの中の文章で、様々なテーマを取り上げ、身近な生活の中にある人権問題への気づきを促していくことが課題となっているということが去年の取組課題になっているんですけども、私はまさにそのとおりだと思うんですけども、実際に去年1年間この取組を取り組んでこられて、どういうような状態、どういうふうな状況に変化していったのかということをお聞きしたいです。
特にちょっと大きくなりますけども、この身近なテーマということで社会的なことになっていくですけども、今現在、今日現在でもアメリカにおける黒人差別、あのビデオは私も流されたものを見ました。確かに車のところで白人の警官が黒人に手錠をはめて押さえつけて、足、膝でぐっと押さえつけて窒息させてしまったというのが私の見た範囲でのビデオの現実でした。確かにあれを見とったら、これは本当に警察の過剰な行動というよりも黒人に対するやっぱり差別、蔑視ということが根底にあるんではないかということを私は感じました。そこの中において、トランプ大統領が結構強気な発言を当時はされました。ところが最近になってちょっと柔軟になられて、抑えていくと。ああいうこと自体でも、この地域で取り組もう思ったら取り組む課題になると思うんですよ。何が問題なんだと。人種差別、差別が問題なんだよと。そのことをきっちり押さえながら、あの問題を解説していく、あるいは学校なり地域で取り組んでいくということも私は大切なことではないかなというふうな気がしました。
もう1点、これはこの間の席でも話ししたんですけども、話題として出したですけども、今回のこのコロナの問題にしても県外者の車に対して、例えばスーパーとかなんかで県外者の車見たらちょっと何か異様な感じの雰囲気というのを感じました。実際に県外から来られた人も、ちょっと嫌だったと。目線というんかな、というのがちょっと嫌だったということ。イコール県外者というのはコロナの感染者になり得る可能性のある人だから、ちょっとそういう人は来ないでおくれ、ちょっとここから去ってほしいと。これも実際に差別とは言いませんけども、差別につながっていく可能性のある案件だと思います。そういうことも、私、先ほども言いました身近な問題、身近なテーマいうようなことにもなっていくと。実際に新聞なんかでも、そういう県外車のことのどうのこうのというのは差別につながるという新聞記事も書いてある新聞もあります。そういったことを捉えたら、やっぱりそういう身近な問題をやったら、これ結構皆さんが実感として体験しとられることじゃないのかなという感じがします。そういったところも、やっぱりきちんと押さえながらやっていただければいいかなというふうに思います。
そこで、先ほどの……。
○議長(入江 誠君) 浦木さん、ちょっと長くなってますので簡潔にお願いします。
○議員(2番 浦木 靖君) だから先ほど……(「報告書の中に絞ってくださいよ」と呼ぶ者あり)今、絞って言っとるじゃないですか、報告書の中を。
それで人権のここの中でも、評価がBとDですよね。成果に対する評価というところにおいては、当初予定してた研修会が実施できなかったというようなこともうたってあります。これはなぜこういうことになってしまったのかというような、さっき會見議員のほうからやっぱり研修会とかそういうことはもうどこの地域でもどしどしやってもらいたいというふうなことを言われましたけども、確かにそれは必要だと私は思います。だから、こういったことができなかったということ自体もきっちりと反省して、ここの中にでも本来ならばこういったことで研修会ができなかったと。でも、2年度はそういうことを反省しながらこういった取組やっていきたいというふうな文面があったら、もうちょっと私も納得できるかなというふうな思いもしますけども、ちょっとずっと系統立ったことを言いましたけども、それについての答弁をお願いいたします。
○議長(入江 誠君) 答弁を求めます。
教育長。
○教育長(山田 直樹君) まず実施できなかったと、人権教育推進。そこのところについては、今年度そういうことがないように計画を立ててやっていきたいというふうに考えています。
それから、身近なテーマ、それは考え方がいろいろあるんでしょうけども、住民の方がどういうことを学習をしたいと思っておられるかということについても、そういうアンケート等を取りながらやっていくということが必要であろうというふうに考えております。
1点、これは見解がいろんな方がいろいろなことを思われると思いますけども、先ほど
コロナウイルスのときに県外車の方はということをおっしゃいましたけども、これは私の個人的な意見ですのでみんなではないですけども、国が自粛をやっぱり県外に不要不急で出ることはやめようということできちんと言っておりましたし、各都道府県もそういう形で緊急事態だということで県外へ行くのはやめようということで、できたら仕事もリモートができるところはリモートでやっていこうと。三密をとにかく防いでいこうという形で国も県も取り組んでいました。その県外車の方がどういう形で来られたのか、お話を聞いてないので分からないんですけども、そこのところについてはやはり不安を思う人もおられても私はやむを得ないというか当然かなと、ある意味では、そういうことも感じたりしております。
例えば町でもそうですし、県でも観光地等でもやっぱり県外の人は御遠慮願いたい。そういう取組もしておりましたので、そこのところが一概に駄目だということは言えない部分もやっぱりあるんだろうと。私自身はそういうふうに感じています。そこのところはそれぞれ人によって感じ方も違うんだろうというふうに考えておりますけども、一概にそれがやっぱり差別につながるかどうかというのは、そこのところはそうではないんではないかなと。これは見解の相違かなと思っております。以上でございます。
○議長(入江 誠君) 追加質疑ありますか。
浦木議員。
○議員(2番 浦木 靖君) 私が申したのは、一つは黒人の差別、人種差別、あるいはコロナの県外車に対する、これはあくまで一つの例であって、例えばそういった例が身近で起こった場合はそういったことをテーマにしながら、この人権問題をやるべきではないかと。実際そう書いてあるんですから。それで去年の反省はどうだったんですか、これはどういった反省しながら今年はどういうふうに取り組まれるんですかということを私は問うたんであって、その答弁がなかったんだけども。
○議長(入江 誠君) 教育長、答弁。
○教育長(山田 直樹君) 例えば去年の人権フェスティバルであるとか人権セミナーであるとかあるいは町民の集いであるとか、どういう人権問題の分野の学習をしたいですかというそういうアンケートも取っておりますので、そういう中の多い、こういう勉強がしたいということが多かったそういう人権分野を取り上げたり、あるいは町の教育委員会あるいは町としてこういう人権分野をぜひ住民の方に学習をしていただきたい、そういうことについて絞りながらやっていきたいというふうに考えております。そういう形で進めていきたいと思います。以上でございます。
○議長(入江 誠君) 追加質疑ありますか。
浦木議員。
○議員(2番 浦木 靖君) ちょっと今の答弁は私の欲しとった答弁と離れておるんですが、あくまでもこの一番最初に言いましたように去年の課題としてなっとると。取り組むべき課題なんですよね。フェスティバルがどうの云々というよりも実際これを重点的に課題として取り上げられて、具体的にこういうことをやった、こういうことを取り組もうとした、こういうことを努力したがなかなか進まんかったというようなところの具体性のところをやっぱり話してもらうことが、イコール課題に対して取り組んでおるという一つの回答につながっていくと私は思っておるんですけども、今聞いとるあれではちょっと全くその辺が私の耳のほうに伝わってきませんので、それを明確に分かりやすく答弁してやっていただきたいというふうに思います。
○議長(入江 誠君) 生涯学習・人権推進課長。
○生涯学習・人権推進課長(山﨑有紀子君) 様々なテーマということでどういうことをしてきたかという御質問でしたので、去年の取組について紹介させていただきます。
令和元年6月30日、町民の集いにおきましてはインターネットに潜む危険なわなということで、加害者や被害者にならないためにということでスマイリーキクチさんのほうの講演いただいておりまして、大変反響も大きかった、満足度も高かったです。そして10月14日の人権フェスティバルではアロハホールでみんなの学校が今教えてくれることということで学校の関係の実践発表、人権啓発活動というようなことで、こちらも多くの方に集まっていただきました。また、人権セミナーのほうでは部落差別の解消推進法についてですとかそれから多文化共生世代、生活者としての外国人ですとか、また発達障がいとともにというようなことで生活支援センターの方、相談支援専門員の方のセミナーですとか、様々な分野にわたって研修をさせていただいておりました。これもアンケートなどの結果から皆さんに御要望のあったものを反映してまいっておりまして、参加していただいた方には非常に高い関心というか満足度もいただいております。
こういった内容につきましても、皆さんのおうちのほうにもお届けはしているかと思うんですけれども、町の人権教育推進協議会だよりということでこういったことで配らせていただいております。人権の話は本当に多岐にわたることでありますので、おっしゃっていただいたように毎年毎年思いを新たにしていくことが必要だと思っておりますし、先ほど私の説明不足だったかもしれないんですけれども、地域の座談会は東郷地区はもちろん羽合地区、泊地区でも小部落において行っております。
その実際の運営ですとかやっていただいてる推進員さんだけを集めた研修会をするのかどうかということがちょっと改善の余地がありまして、皆さんお忙しい中でありますので、様々な別の機会を使って実践、啓発をしていただくというようなことで考えておりますということで、すみません、説明不足のところを補いをさせていただきます。以上でございます。
○議長(入江 誠君) その他質疑はありますか。
増井議員。
○議員(6番 増井 久美君) この評価ですかね、見せていただいたんですけど、1つだけ私はちょっと気になるんですが、町としては平和教育ということの観点はお持ちなのかどうか。どうもこの中を見てる限りではそういうものはちょっと見えないような気がするんですけれども、いかがでしょうか。
○議長(入江 誠君) 答弁を求めます。
教育長。
○教育長(山田 直樹君) 例えばですけども、平和教育というふうには銘は打ってないんですけども、小学生が広島に修学旅行に参ります。その際には原爆記念公園であったり原爆ドームであったり、そういうところを訪れます。当然事前にこういう歴史があってこういうことで何十万人が亡くなられて、今なおその原爆症によって苦しんでおられる方がおられると。そういうことも学習をして修学旅行に臨んでいるというそういうことですので、全く平和というか、そういうことについて学習をしていないということではございませんので、そういう形で取り組んでおります。以上です。
○議長(入江 誠君) 増井議員。
○議員(6番 増井 久美君) 修学旅行に行っておられるというのは分かっていますし、事前に学習しているというのも聞いておりますけれども、ただやっぱり町として慰霊祭もやっていますし、あるいは原爆が落ちた6日、9日はやっぱりみんなで慰霊の心でそれに向き合おうという、そういう姿勢をやっぱり学校教育もそうだし、それから公民館教育でもそうだし、やはりそういう姿勢を一つこの中に今後入れて、町民の皆さんにきちんとそういうことをやっていただくという方向性を示すことはできないのかというふうに思うんですけれども、その辺についてのお考えをお願いしたいと思います。
○議長(入江 誠君) 答弁を求めます。
教育長、答弁。
○教育長(山田 直樹君) どういう形でやっていくのがいいのかとか、テレビ等でも広島原爆の日とか長崎の原爆の日とか、そういうような形でも報道等も流れますし、どういう形でできるのか、やり方等も含めて検討してみたいというふうに考えております。以上でございます。
○議長(入江 誠君) 追加質疑ありますか。よろしいですか。
増井議員。
○議員(6番 増井 久美君) 実は、ここ何年かにわたって平和展というものを私たち何人かのグループでやってきておりまして、町民の皆さんに見に来ていただいたりして、例えば過去の戦争に使われたヘルメットであったり、そういったものも展示しております。残念ながら、町の職員の方おいでになったことがありません。ですので、やっぱりその辺についての姿勢というのは見せていただきたいなというふうに思います。やはり忘れてしまったら過去のものになってしまうので、繰り返し繰り返しやはりやっていくということが大切ではないかなと思っていますので、民間の力でやるということも大切ですけれども、ぜひ行政の力でもその辺を町民の皆さんにぜひアピールしていただきたいなというふうに思っておりますので、よろしくお願いします。要望で終わります。
○議長(入江 誠君) その他質疑ありますか。
竹中議員。
○議員(10番 竹中
寿健君) 松岡議員からもちょっと話ありましたですけども、大人になってからも湯梨浜町に住みたいと思うが70%を達成できなかったということで評価されております。そういう意味では、ふるさとを思う気持ちを子どもたちに教育するということは非常にいいことだと思います。
そういうことを考えまして、一つは伝統文化の保存の振興というのがあります。そこの中で、令和元年度の取組の課題としまして伝統文化の再評価や価値づけをしっかりと行う。地域の魅力を掘り起こすとともに、次世代へ確実に伝承していくために担い手育成や用具整備など伝統文化団体等への活動支援が必要であるというようなことで、令和2年度の対応方針としまして無形民俗文化保存団体とも連携し、地域における伝統芸能の保存と将来への継承を図る。また、町内の各小学校の協力を得ながら伝統文化の担い手となる子どもたちへの関わり創出を図るということで2年度の方針がありますけども、これにつきまして具体的なその方針としまして、非常にいいことだと思うんですけども、例えば学校教育における伝統文化を知る体験の機会の設定としまして、東郷中学校とそれから泊小学校ですね。確かに地域性がありまして、東郷とか泊についてはそれぞれの学校でそういう伝承の文化の学習をやるということは非常にいいことなんですけども、やはり湯梨浜町全体の伝統文化、これは今、町の伝統保存会は5つあるんです。県のやつもありますけども、5つあります。そういう伝統文化を継承したり、それから学習したりいうことはぜひとも必要だと思うんですよね。それを具体的に東郷の浪人踊りと泊の貝殻節が載っておりますけども、この湯梨浜町の中に5つの伝承文化団体が活躍してるんですけども、それは湯梨浜町の優れた伝統文化を保存、発展させようということで団体で頑張ってるとこなんですけどね、その文化団体の頑張ってる今の状況ですけども、子どもたちにそういう誇りを持って湯梨浜町の伝統文化、こういうのがあるんだということをぜひとも学校の中で何らかの形で学習をするとか見学するとか、何らかの形で子どもたちに知ってもらう、こういうことが必要だと思うんです。そこら辺のことについて、具体的に計画はありますでしょうか。
それで伝統文化保護団体でいろいろと協議等もしておりますけども、具体的にはまだなっておりません。でも、その5団体でもそういう希望があります。それらにつきまして、具体的に活動とかそういう取組とかについてあったらお願いしたいと思います。
○議長(入江 誠君) 答弁を求めます。
生涯学習・人権推進課長。
○生涯学習・人権推進課長(山﨑有紀子君) 先ほどおっしゃいました伝統文化芸能につきましては、具体的なというのは今後ということになるかと思うんですけれども、48ページのほうに例えば小・中学校の歴史文化遺産見学というような形で様々な歴史文化遺産の見学は小・中学校ともに行っているところなんですけれども、おっしゃるように伝統文化保護団体、こういったところとの連携ということにつきましては今後協議会のような形も催されていて、今年度でいえば伝統芸能祭りですか、そういったものの企画もあったんですけれども、コロナの関係でちょっと足踏みをしているというようなこともありまして、開催の方法ですとか、あとは学校は授業のこともありますので、どういった調整といいますか連携を図れるかというのは今後探っていきたいと思っております。おっしゃるように非常に価値のある大事なことだと思っておりますので、検討してまいりたいと思います。
○議長(入江 誠君) 追加質疑ありますか。
竹中議員。
○議員(10番 竹中
寿健君) 私なんかもそうですけども、小さいときに実際に地域のいろんな盆踊りとか、それからいろんな昔のそういう伝わるものについては終生、大人になっても忘れないんですよね。ですから例えば湯梨浜町から都会に行って帰ってきて、例えば私のとこは宇野なんですけども、やはり帰ってきたら盆踊りを踊りたいということでかなり集まってこられるんですよね。そういう意味では、やっぱり郷土のこういう文化というのは、子どものときに湯梨浜町にこういう伝統文化だったんだよということをぜひとも伝えてあげたいなと思っておるんですけどね、それを具体的に何とか学校なり中学校なんかに何かの行事の合間でもいいですし、何らかの形で伝える、教えるいうようなことを計画を具体的にしてもらいたいなと思っておるんですけども、いかがでしょうか。
○議長(入江 誠君) 答弁を求めます。
教育長、答弁。
○教育長(山田 直樹君) お気持ちはすごくよく分かります。そういうことができるかどうかも含めて、学校と検討していかないといけないというふうに考えています。多分、竹中議員さんも小さい頃学校ではなしに地域でやっぱり一緒に大人の人から踊り等を習って、見よう見まねからスタートされたかも分かりません。そういうところもやっぱり大事ではないかなというふうに考えています。例えば宇野だったら宇野の子ども会等にも働きかけていただくとか、そういうような形でやっぱり地域でもやっていただくということが今後必要になるんではないかなというふうに考えております。学校もなかなかそういう時間も取れないというところもあるかも分かりません。ちょっと相談してみないと何とも言えないんですけども、地域でもぜひ子ども会等も含めて働きかけをしていただけたらありがたいというふうに考えております。以上です。
○議長(入江 誠君) どうぞ。
○議員(10番 竹中
寿健君) 今言われたように確かにそうですけど、先ほど言いましたように例えば東郷だったら浪人踊りで学校でできるんですよ。泊は泊貝殻節で小学校でできるんです、地域でできるんです。それは非常にいいことなんだけども、そうじゃなくて全体の、湯梨浜町全体にいろんな優れた伝統文化があるわけなんですよ。それをじゃあ地域でいったって地域でなかなかそういう全然できないものがあるんですよね。そういうのを子どもたちに湯梨浜町にはこういう優れた伝統文化があるんだということを知ってもらう。そういう教育をぜひともお願いしたいと思って、終わります。
○議長(入江 誠君) 要望でよろしいですね。
○議員(10番 竹中
寿健君) いいです。
○議長(入江 誠君) その他質疑ありますか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(入江 誠君) 質疑なしと認めます。よって、質疑を終結します。
以上で報告第7号は終わります。
なお、議案第58号から議案第69号までの審議は6月19日に行います。
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○議長(入江 誠君) お諮りします。12日から14日は休会としたいと思います。これに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(入江 誠君) 異議なしと認めます。よって、12日から14日は休会とすることに決定いたしました。
以上で本日の日程は全部終了いたしました。
本日はこれで散会いたします。
15日の本会議は午前9時から会議を開きますので、定刻までに御出席ください。お疲れさまでございました。
午後2時26分散会
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