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令和 2年第 8回定例会(第4日目 9月 8日)

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  1. 八頭町議会 2020-09-08
    令和 2年第 8回定例会(第4日目 9月 8日)


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    令和 2年第 8回定例会(第4日目 9月 8日)      令和2年第8回八頭町議会定例会 会議録 (第4号)   招集年月日  令和2年9月8日 招集の場所  八頭町議会議場 開   会  令和2年9月8日 午前9時30分宣告 応招議員    1番 奥田のぶよ   2番 川西  聡   3番 小倉 一博    4番 小林 久幸   5番 森 亜紀子   6番 中村 美鈴    7番 岡嶋 正広   8番 坂根 實豊   9番 小原 徹也   10番 尾島  勲  11番 髙橋信一郎  12番 下田 敏夫   13番 栄田 秀之  14番 谷本 正敏 不応招議員    な  し 出席議員  応招議員に同じ 欠席議員  不応招議員に同じ 地方自治法第121条の規定により説明のため出席した者の職氏名
     町   長  吉田英人  副 町 長  岩見一郎  教 育 長  薮田邦彦  総務課長   木嶋成志  税務課長   山下真一  町民課長   小谷述代  保健課長   中村智恵子 建設課長   年岡英夫  産業観光課長 谷口雅美智  福祉課長兼福祉事務所長         西尾克志 本会議に職務のため出席した者の職氏名   議会事務局長 竹内美智子   主任 林孝昌 議事日程   別紙のとおり 会議録署名議員    8番 坂根實豊議員    9番 小原徹也議員   10番 尾島 勲議員           議 事 日 程 (第 4 号)            令和2年9月8日(火)午前9時30分開議 日程 第 1 一 般 質 問 議事の経過 ◎開議宣告                    (午前9時30分) ○議 長(谷本正敏君) 皆さん、おはようございます。  ただいまの出席議員は14名でございます。  定足数に達しておりますので、これから9月7日に引き続き本日の会議を開きます。 ◎議事日程の報告 ○議 長(谷本正敏君) 本日の議事日程は、お手元に配付のとおりであります。 ◎一般質問 ○議 長(谷本正敏君) 日程第1 一般質問を行います。  本日は、6番、2番、8番、5番、13番の5名に行っていただきます。  それでは、6番、中村美鈴議員の一般質問を許しますので、登壇願います。 ◎中村美鈴議員質問 ○6 番(中村美鈴君) 皆様、おはようございます。6番、公明党の中村でございます。  初めに、昨日の台風10号の被害で災害に遭われた方々にお見舞いを申し上げます。また、お亡くなりになられた方の御冥福をお祈りいたします。  そして、安否不明の方を一刻も早く確認できますように、お願いいたします。  それでは、質問に移ります。  9月1日の防災の日にちなんでということで、今回は、防災・減災とコロナ禍での避難所運営の在り方について質問いたします。  近年、自然災害が相次ぎ、甚大な被害が続いています。「防災・減災、国土強靭化」の推進を求める声が高まっております。2018年は平成最悪の水害となった西日本豪雨が発生、2019年は関東、東北を縦断した台風19号で1,000人を超える方々が犠牲になりました。  また、今年に入り、世界中で新型コロナウイルスという未知のウイルスが蔓延して、経済や人々の生活を脅かしています。今では、ウィズコロナで新しい生活を余儀なくされている現状です。一日も早い終息を願うばかりです。  そこで、町長に次の5点をお伺いいたします。  1つ目、本町には、決壊のおそれがあるようなため池があるのか、どうなのか。あれば、補修工事が完成しているのか町長にお伺いいたします。  2つ目に、高齢化が進む中、避難所の常設トイレ洋式トイレの推進が急がれるが、その後の進展と普及率はどのようになっているのか、お伺いいたします。  3つ目に、大規模災害において、マイタイムラインの重要性が問われている中、町長のお考えをお尋ねします。  4つ目に、コロナ禍における避難所マニュアル作成と、感染防止対策の強化はされているのか、お尋ねします。  5つ目に、コロナ禍での避難所運営の在り方について「分散避難」の在り方をどう思われるのか、また。課題は何かお伺いします。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) 皆さん、改めましておはようございます。  一般質問2日目ということであります。  それでは、6番、中村美鈴議員の一般質問について、お答えをいたします。  今回は、防災・減災とコロナ禍での避難所運営の在り方についてということでいただきました。  最初に、ため池の関係であります。決壊のおそれのあるため池はあるのか、あれば補修工事は完成しているのかということであります。八頭町内には71の農業用ため池がありますが、平成25年度、平成26年度に行いました全国一斉点検、さらには平成30年度に行いました全国ため池緊急点検の結果から、町内には決壊のおそれがあるようなため池はないとの認識をいたしているというとこであります。  なお、従来から、県営によります老朽化ため池の改修工事の実施を推進しており、本年度におきましては、西谷地区、上堤ため池が着工となる見込みであります。  また、防災上の観点から、圃場整備事業の成果等により不要となりました、人的被害等が想定される防災重点ため池につきましては、国の補助制度、これ10分の10があるんですが、を活用いたしました。廃止を進め、本年8月には山路地区の家ノ奥ため池、それからこれも山路にありますが、住床ため池の廃止工事が完了したというとこであります。  今後も、ため池の管理者と連携を密にし、ため池の適正管理を支援してまいりたいと考えております。  次に、洋式トイレの関係でありますが、進捗率はどうかということであります。八頭町には、指定避難所が42か所ございますが、令和2年3月末現在で、男女別に洋式トイレがない施設が6施設ございました。6施設全てにおきまして、今年度中に洋式化の改修工事を行うようにいたしております。  なお、洋式トイレの普及率ということでございますが、今年度末には、和式が114基、洋式が213基となり、全体の65%が洋式化になるというところであります。  次に、マイタイムラインの関係であります。  町長のお考えはということであります。これから、本格的な台風シーズンを迎えるわけでありますが、マイタイムラインは平成27年9月に起きました関東、東北豪雨の鬼怒川の氾濫によります被害を教訓に、国土交通省等が犠牲者ゼロの目標に向けて始めました取組であります。  台風の接近によって河川の水位が上昇するときなど、洪水時に自分自身が取る防災行動を時系列的に整理し取りまとめる行動計画表で、急な判断が迫られる洪水発生時には自分自身の行動のチェックリスト、また判断のサポートツールとして役立つものと期待をされております。国土交通省鳥取河川国道事務所によりますと、千代川の下流に当たる鳥取市と、これから本格的な協議を始めるとのことでありまして、その他の町村につきましては、このマイタイムラインの取組については未定ということであります。八頭町としては、今後、河川国道事務所と相談しながら、このマイタイムラインの取組について検討してまいりたいというとこであります。  4点目の避難所マニュアルの作成と感染防止対策の強化はということであります。新型コロナウイルス感染症対策避難所運営につきましては、八頭町避難所運営マニュアルを基本に、避難所での新型コロナウイルス感染を防ぐための資料を追加し、対話をするようにいたしております。指定避難所感染防止対策の強化は、体調不良者分散避難が基本となりますし、避難施設が隣接する場合は、一般の避難者用と体調不良者用の建物を分けて開設するということになります。  また、避難所が複数ない場合は、1つの建物で一般の避難者用と体調不良者用の部屋を分けて避難するような計画といたしております。  感染防止対策の強化ということでありますが、飛沫感染を防ぐ仕切りテント、換気をよくするための扇風機、換気後の室温を上げるための暖房器具などを補充し、感染防止の強化を図ってまいりたいと考えております。  最後に、避難所の在り方について、分散避難の在り方はどう思われるか、課題は何かということであります。分散避難の在り方でありますが、先ほど申し上げましたが、分散避難を基本と考えており、感染防止には体調不良者との生活ゾーンの仕分が必要であると考えているとこであります。課題ということでありますが、一般の避難所に加え、体調不良者の避難所も開設することになりますので、避難所運営のスタッフが2倍必要となってまいります。また、避難所の開設数が多くなりますと、職員数に限りがございますので、ハードなローテーションとなり、職員の負担が増大することなどが懸念されているというところであります。  最初の答弁といたします。 ○議 長(谷本正敏君) 中村議員。 ○6 番(中村美鈴君) ありがとうございます。  全部ちょっと言わんとしたこと言われました。2年前の9月の定例会で、防災・減災の質問させていただきました。その中で、西日本豪雨が、広島の土砂災害が発生したときにため池が決壊ということで、2次災害のおそれがあるということで報道が大々的にされました。それを受けて、全国のため池も総点検されたということを認識しております。  町長が先ほど言われましたが、点検しており認識はしてるということで、今年度は西谷地区が着工予定、国の制度10分の10の補修工事をしているということで、ほぼ完了するというようなことを今言われました。  それと、トイレのことも2年前に住民の方から言われたわけですが、60%超は進んでいるということ言われました。今後は、どれくらいまで普及をお考えになられてますでしょうか、お聞きしたいと思います。ちなみに、鳥取市は3分の2ぐらい進んでいるようです。洋式トイレ化が、7割ぐらいですかね。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) 洋式トイレの関係であります。  先ほど和式が114、それから洋式が213ということでありまして、今年度末でありますが、全体で65%というふうに申し上げました。今、鳥取市のほうで3分の2というお話がございましたが、大体これが3分の2ですから、66.666%ですか、そういった数字にほぼ匹敵するというふうに思っておりますので、ちょっと当面、この65%で様子を見させていただけたらと思います。これは、それぞれの施設のトイレを確認して、こういった部分、こういった部分ということで今回改修等させていただいておりますので、これで御不自由があれば、また検討させていただきますが、ちょっと当面この個数で様子を見させていただけたらと思います。 ○議 長(谷本正敏君) 中村議員。 ○6 番(中村美鈴君) トイレのことで追加なんですが、これも他県の事例なんです。災害時の備えを強化ということで、熊本県天草市では災害時に利用できるマンホールトイレの設置を進めているという記事が出ていました。複合施設や市役所、また市民センターなど計21基設置されているとのことです。同トイレはマンホールの蓋を開け、その上に便座とパネルハウスを組み立てて使用するもので、洋式で、手すりがついているほか、下水道管につながっているため日常生活に近い使用感と衛生環境を確保することができます。また、車椅子の人でも入れるようスペースが広い形式のパネルハウスもあるようです。  今のコロナ禍では、こういう考え方のトイレも考える価値はあるように思いますが、いかがでしょうか。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) トイレというのは災害時に本当に必要なものであります。そういった中で、マンホールトイレというお話も伺いましたが、町のほうでちょっと名称今すぐ思い出されませんが、簡易トイレもそういった避難対策としてある程度準備をさせていただいているというところであります。 ○議 長(谷本正敏君) 中村議員。 ○6 番(中村美鈴君) 私もちょっと見たことはないんですけど、聞いた話なんですけど、段ボールトイレですかね、そういうなのもなんかあるようです。今後そういうなのも普及されるのかなというような感じで、あとは30%ほど不足の部分はということも感じております。  それと、3番目のマイタイムラインのことですが、これから本町も検討していくと言われておりまして、本当に重要なことですので、しっかりとそういった今後の予定も立てていっていただきたいと思います。  皆さんちょっと御存じかとは思うんですが、過去のちょっと事例もまた申し上げたいと思います。本町もですけど、2年前に西日本豪雨のときは避難勧告が出されて、指定避難所が開設され、その後大雨特別警報が発表され、住民が150名以上避難されたことがありました。また、昨年10月、令和元年度東日本台風19号で水害土砂災害が発生し、甚大な被害に見舞われた東京都西多摩地区防災対策課題を探るため、今年2月にアンケート実施をし、3,900名の声を聴取したようです。  その中で、マイタイムライン、自分の防災行動計画の作成や災害情報の伝達など、調査結果で明らかになりました、マイタイムラインを知らない人82%、未だに知らない人82%、台風19号の避難情報気づかずの人20%、ハザードマップ未確認、知らない人40%だったとのことです。命綱である防災行政無線が聞き取りにくいなどの声も寄せられ、情報伝達体制の再構築が欠かせないことが分かりました。住居地域の災害リスクが分かるハザードマップの確認情報については、確認していない人30.3%と、存在自体を知らない人9.7%を合わせると約40%になり、ハザードマップの周知とさらなる浸透が急がれる結果となったということです。  以前、本町も防災行政無線が聞き取りにくいという声を聞いたことがありますし、本町の全戸に配布された赤い防災マップの改定から約1年半がたちますが、町民に周知、徹底がなされているのかお伺いします。  すみません、もう一つ、本町も2年前のそのことが生かされるように学校教育の中でもマイタイムラインとか、またタイムラインの手法、町民に広く伝授していただけたらと思いますが、いかがでしょうか。再度確認したいと思います。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) ちょっと、簡易トイレにつきましては、名称がラップポンということですので、お知らせをしときますし、それからマイタイムラインの話です。やはり、自分の命は自分で守るということが一番です。そういった面で申し上げますと、その段階的に今情報がいろいろと流れてまいります。そういった面からして、ぜひ皆さん方には情報の収集ということをお願いしたいと思います。  そのマップの話です。多分、中村議員、この防災マップのお話だろうというふうに思いますが、災害時等には広報やずでもそういった部分の特集というようなものもさせていただいてるとこでありますし、昨年も行政懇談会でそういった避難所等の在り方もございましたので、マップの部分にも触れさせていただいておるというところであります。折に触れ、そういったマップのことについてもこれからお知らせはしてまいりたいと思います。 ○議 長(谷本正敏君) 中村議員。 ○6 番(中村美鈴君) ああいったのも私もこの前1年ほどたちますが、しっかりと避難所がどういうところがあるかなということをまた確認をさせていただきました。  今年の7月豪雨のあった熊本県の球磨川は全国三大急流河川の1つということで、数十年に1度の水害に見舞われてきました。そこで、流域の自治体が中心となり、河川管理者である国や気象台、地元の消防、自治体などが数多くの防災機関と連携し、球磨川水害タイムライン2015年を作成したということで、住民参加型の防災会議などを通じて、顔の見える関係を醸成して、これまでの前線や台風などの発生時に計26回にわたってタイムラインを運用されたということです。避難行動に向けた先手を打ってきたということが出ておりました。よく言われる、自助共助の視点で言えば、自治会や自主防災組織の単位で、住民の防災行動を示すコミュニティタイムラインが有効であり、球磨村渡地区でもコミュニティタイムラインは作っており、その取組が生きてきたとのことです。水害から命を守る訓練をする上で、3つの基本行動を徹底するということが出ていました。
     第1は声掛けです。組織を班に分け、声掛けの相手、方法を話し合っておこう。2つ目に、自力で避難が難しい高齢者や障害者の避難支援、要配慮者を誰がどうサポートするかの手順を確認しておこう。実際の誘導は民生委員や組織が担うわけです。3つ目は安否確認。浸水被害後、水が引いて安全な状態になってから、被害にあった人、家を1軒1軒確認する。  3つの訓練が徹底できたら、次は避難所運営です。これもちょっと事例が出ておりまして、埼玉県上尾市では住民への周知を図るため、市の防災士協議会と連携して、住民向けの講習会を開催し、県内で初の試みと出ておりました。先日のテレビ放映で、米子市でも台風、大雨に備え公民館で防災士講座があったようです。本町には、防災士は何人おられて、地域防災向上のためどういうことをされているのでしょうか、お尋ねしたいと思います。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) 防災士の人数でありますが、ちょっとここに手持ちございませんので、また改めてお知らせをさせていただきたいと思いますが、消防団でありますとか、また職員、そういった皆さん方、年次的に資格を取っていただいてるというとこでありまして、元は郵便局の皆さん方から始まったように思っているというとこであります。  先ほど、避難のときのお話がございました。声掛けであったり、それから要支援者の関係、さらには安否確認ということでありますが、先般8月の31日に八頭町でもちょっとコロナ禍の中で縮小というような形でお願いをしたんですが、それぞれの集落で防災訓練を行っていただいたというような経過がございます。まさに、先ほど中村議員言われましたように、3つの取組というようなことを中心に行っておりますし、避難行動というお話ございましたが、そういったことにも値するのが町の防災訓練だろうというふうに思っているとこでありまして、タイムラインこそ作成はしないわけではありますが、そういった町の防災訓練、そういったものを基本としてこれからも命を守る取組を進めてまいりたいというふうに思います。 ○議 長(谷本正敏君) 中村議員。 ○6 番(中村美鈴君) 防災士が何人おられるかということは、またお知らせください。  それと、防災士の資格の取得への助成制度がどうも自治体であるようなんですが、地域防災力の向上を図るための人材育成として取り組むべきと考えておりますが、どのようにお考えでしょうか。意識の高揚のために、そういう助成制度が、倉吉とか湯梨浜とか自治体で。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) ちょっと金額はお一人当たり幾らかということは覚えておりませんが、受講していただく、資格を取っていただく皆さんには、公費のほうで対応させていただいているというとこでありまして、受講される方の負担はないということであります。 ○議 長(谷本正敏君) 中村議員。 ○6 番(中村美鈴君) ありがとうございます。ちなみに、何か6万ぐらいかかるようなことをちらっと聞いております。  鳥取県の防災士の数、ちょっとネットに出ておりまして1,121人、2020年7月末現在で女性の防災士は8%ということですね、80人ぐらいですかね。  4つ目の避難所マニュアルの作成なんですが、防災の災害と感染症の災害を追加でされるということを言われております。しっかりこういったことも入れていただきまして、運営方針のほうにしっかりと対策をしていただきたいと思います。  実際には、本町では幸いにも大きな水害がないので実感として湧かない面がありますが、日々の訓練が重要であります。その辺りをどのように真剣に、このたびの台風10号も来ましたんで、台風の通り道ではない関東から、今朝も言ってましたけど近畿の辺りでゲリラ豪雨が発生して工事現場のクレーンが倒れかかったり、物すごい被害もあったということを言っておりましたが、本当に明日は我が身ではないですが、危機管理が大事かなと思います。その辺りはどうお考えでしょうか。このたびの災害は、本当に、中国地方免れたような感じがしておりますが。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) 言われますように、災害というのはそれこそいつ起こるか分かりません。豪雨であったり、地震であったりということであります。とりわけ、やはり豪雨は大変心配するわけでありますが、こうして中山間地域でありますので、集落が山裾にある集落というのが多々ございます。そういった面では、豪雨だけではなくて土砂災害というのが非常に懸念されるということでありまして、長時間雨が降りますと本当にそういった土に雨がしみ込んで災害が起きるというようなことも想定されるということであります。  先ほど来申しておりますように、情報を町民の皆さん方にはぜひ収集していただきたいというふうに思いますし、先ほど防災無線のお話ございましたが、そういったものもしっかり聞いていただけたら思います。ただ、聞き取りにくいというようなお話ございましたので、そういったところがありましたら、またうちのほうにお知らせをお願いしたいというふうに思います。  中村議員も言われましたように、やはり日々の訓練というのが非常に大事だというふうに思います。イソップの狼少年ですか、そういうこともあるんですけども、決してそういうことのないように、本当に日頃から訓練に当たってもやはりそういったことを想定した訓練をぜひお願いできたらと思います。 ○議 長(谷本正敏君) 中村議員。 ○6 番(中村美鈴君) 備え憂えばということを言いますので、日々の訓練だったり、本当に真剣に今後は取り組んでいきたいと思っております。  5番目の分散避難の在り方も言われました。本当に、私も2年前の豪雨のことやら、今回の7月初旬の豪雨災害では熊本県が中心で、約1,500名余りの住民が避難生活を余儀なくされたということで、こうした中で政府は感染症対策と避難生活の環境改善に向けてホテル、旅館を一時的に避難所として活用できるようにすると言っておりました。本町も3密を避けた対策としてホテル、旅館を避難所として活用すべきと考えますが、いかがでしょうか。町の取組も先ほど分散のことも言われてたようです。米子のほうでもやっぱり8月にこういったことも考えられて、災害時の避難所として旅館組合等が協定を結んだと言っておりました。町のほうの旅館とかホテルの関係は9施設あるということを調査依頼で聞き取りをしております。そういったことで、空き校舎の活用も分散避難所として考えてはいかがと思いますが、お考えはありませんでしょうか。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) 校舎については、避難所ということでは登録はしてないわけであります。体育館ですね、総体的に、そういった施設について避難所ということで案内をさせていただいておるとこであります。  今回、ホテルでありますか、旅館はどうだというお話であります。まだ、そういった施設の管理の皆さん方と直接お話はしてはないわけでありますが、バレーステイさんにおかれましては、そういった部分で活用していただいてもよいですよという話を以前いただいているというような経過もございます。そういったことになれば協定というようなこともさせていただく必要があろうかというふうに思いますので、バレーステイさんだけではございませんので、ほかの旅館と言いますか、そういった部分もありますので、これからの検討材料にさせていただけたらと思います。 ○議 長(谷本正敏君) 中村議員。 ○6 番(中村美鈴君) 先ほどもずっと申し上げてきましたが、避難先を分ける、分散避難の在り方を再確認していただいて、本町も態勢構築や必要性の周知・強化を求める中で、可能な限り多くの避難所を開設できるよう、先ほどもバレーステイさんも協賛、今後考えてるということをおっしゃっておりました。そういったことを支援を求めたいと考えております。また、分散避難者への支援はもとより、高齢者や障害者ら災害弱者の避難支援や、女性の視点を生かしたコロナ禍における避難所運営体制が重要であり、相談体制の充実も要望しつつ、マスクや消毒液、パーティションなど備蓄の強化もお願いしたいと思います。その辺りは万全になっていますでしょうか。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) 備蓄品についても、これだけあったらいいというラインはないと思います。今は、現在で充足してるんではないかなというふうには思っておりますが、先ほど分散避難所の在り方というお話をいただきました。そういった中で、6月になりますが郡家東地区館と郡家東小学校の体育館、それを模擬的に避難所運営ということで開設した訓練を行っております。それこそ、病気の方等は東地区館に、そして通常の方は東小学校の体育館にというようなことで職員が出かけまして、2時間余りそういった模擬的な避難所開設の訓練も行っているということをお知らせしときたいと思います。 ○議 長(谷本正敏君) 中村議員。 ○6 番(中村美鈴君) コロナ禍での台風ということが再三テレビで言われていましたが、一歩間違えば命がなくなるという今回の台風、気象庁が早めの避難警報を出したので、多くの人がホテル、また別の避難所に行けてよかったと言われておりました。自治体が避難所の満員とか否かの空き情報をホームページに載せたというような対策がよかったとの評価が言われておりました。やはり、緊急を要する迅速な対応ができるかどうかで人命救助につながっています。そして、住民の防災危機管理意識の高揚にもなってくると感じております。  ちょっとこれは余談ですけど、このたびの台風でホテルを避難所にした人というのが、旅行会社を通してGoToキャンペーンを使った人は、料金はかなり格安で泊まられたということが言われておったようです。今後のことですが、よい避難訓練になったらしいです。  このたびの台風10号が日本列島に迫る中で、防災対策に備えていますかという問いかけに、街でのインタビューなんですが、80%の人が不十分だと答えていました。過去、北海道の地震とか水害に遭った人、飲み水や食料3日分の確保、またモバイルバッテリー4本ほど、また衛星電話の月1回の訓練を夫婦でしてると、防災への備えをしている人の声も聞かれました。台風10号に続いて、海水温が30度以上のところが多いため、これから9月いっぱいは台風の発生が起こりやすいと予測されております。いま一度防災について、家族みんなでマイタイムライン等話し合って実践していきたいと感じております。  以上で、私の質問を終わります。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) 今回、マイタイムラインのことで終わられたわけでありますが、やはり日頃から防災意識の高揚ということは非常に大事なことだというふうに思います。  今回、報道等で御覧になられたと思いますが、避難所が満員というようなことがございました。コロナ禍での分散の開設ということであったと思います。そういった面では、八頭町のほうもそういった分散の取組ということを改めて、勉強せないけんなというふうには思ったとこでありますが、一つ、これから勧告と言いますか、指示の形が変わるようになります。これまでは、まず避難勧告というものを出させていただいて、その後避難指示ということでありましたが、これからはいきなし避難指示ということになります。勧告と指示は重みが違いますので、ちょっといつからということは定かではないんですが、国としてはそういう方向であるということでありますので、間もなく、それこそいきなし避難指示を出させていただくというような形になると思いますので、先ほど申し上げましたように、情報の収集ということをぜひ皆さん方にはしっかりと日頃からお願いしたいというとこであります。 ○6 番(中村美鈴君) それでは終わります。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) 先ほど、防災士のお話がございました。今現在、町のほうで受講していただいておる方というのは9名であります。職員、さらには消防団員、そしてまちづくり委員会の関係の皆さんにも受講していただいているというような経過ございます。郵便局の皆さん方、個人でお持ちという方はこの中には入ってないというとこで。 ○議 長(谷本正敏君) これにて、6番、中村議員の一般質問を終わります。 ◎休  憩 ○議 長(谷本正敏君) 暫時休憩いたします。  再開は、10時20分からお願いしたいと思います。                        (午前10時08分) ◎再  開 ○議 長(谷本正敏君) 休憩前に引き続き、会議を再開いたします。                        (午前10時20分) ○議 長(谷本正敏君) 次に2番、川西聡議員の質問を許しますので、登壇願います。 ○8 番(坂根實豊君) 議長。退席します。 ○議 長(谷本正敏君) 退席。書類書いといて。内容と一緒に時間も。再開します。 ◎川西 聡議員質問 ○2 番(川西 聡君) 議席番号2番、日本共産党の川西聡であります。一般質問を行いますが、コロナがなかなか去りません、それからこちらのほうにはということですが、全国で被害に遭われた方たくさんいらっしゃいます。お見舞い申し上げたいと思います。  それでは、今定例議会の一般質問を行います。  まず一番目、町長が除雪業務委託契約を本町議会議員との間で結んだことに対する認識についてお伺いします。  平成29年度、平成30年度、令和元年度に町長が本町議会議員との間で結んだ除雪業務委託契約の問題が物議を醸しております。議会議員が契約に基づき実施した除雪委託業務が地方自治法に抵触するか否かを巡って、八頭町議会議員政治倫理条例に基づいて設置された八頭町議会議員政治倫理審査会は審査の結果、地域の事情等に鑑み、「議員の行動は地方自治法第92条の2には抵触しないと判断した。」と審査会が谷本議長に意見書を提出いたしました。  町長はこの契約を結んだ当事者でございます。明確な認識を問いたいと思います。  5点ありまして、まず第1点、4月16日付日本海新聞の報道によりますと、町長は「契約が慣例になっていたが、思慮を欠いていたのは行政側のミス。再発防止を徹底すると謝罪した」とあります。そこで質問、行政側のミスとはどのようなことですか。それから、謝罪したのは誰に対してですか。それから、再発防止策を徹底するとは、何をどのように徹底するんですか。これが第1点。  第2点目、第2点目は2つあります。まず1つ、先ほどの報道によれば、担当課長は「契約に不備があり迷惑をかけてしまった」と陳謝とあります。そこで質問、どこに不備があり、誰に迷惑をかけたのか。また、誰に対する陳謝なのですか。お答えください。  それから、大きな2番の柱の2番目、4月17日付朝日新聞の報道によれば、担当課長は「(町民に)不審に思われることは避けるべきだった。」括弧もちゃんと書いてあります。「認識不足だった」とありました。不審に思われること、認識不足だったのは何でしょうか。ちなみに、1回目、私書いときませんでしたけど、毎日新聞、令和2年4月17日付、担当課長はこういうことも言ってますね。「40年前から地域住民という認識で契約を継続していた。認識不足だった」と答えております。この認識不足ということは何なのかということですね。  それから、大きな質問の3番目、町長は4月9日に提出された議会議員の監査委員の辞職届を受理し、議会議員は監査委員を辞職をしております。町長が辞職届を受理した理由は何でしょうか。また、町長が監査委員であった議会議員との間で、除雪業務委託契約を結んだことについての認識をお伺いしたいと思います。  それから、質問の4番目、先ほどの問題に関して町長は御自分の責任について、どのように判断をしていますか。また、議会に対してどのようにその責任の問題を発言をいたしましたか、お答えください。  それから最後、八頭町議会議員政治倫理審査会の意見書には、審査の結果で「町もこのような契約を行ってきたことは、町民に疑念を持たれるおそれがあり、速やかに是正されるべきである」とあります。疑念を持たれるおそれ、あるいは是正との指摘に対する町長の御認識はどのようなものでしょうか、まず第1回目。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) それでは2番、川西議員の一般質問にお答えをいたします。  今回は、除雪業務委託契約についていただきました。認識はどうかということであります。まず、行政側のミスとはどのようなことか、謝罪したのは誰に、再発防止策を徹底するとは何をどのように徹底するのかということであります。  まず、行政側のミスということでありますが、旧町のときから除雪作業をお願いしていたことから慣例的に契約を締結し、除雪作業をお願いしていたということであります。謝罪につきましては、行政事務の執行上、疑義を与えるようなことになり、町民の皆様方に申し訳ないという気持ちで申し上げたところであります。  再発防止の件でありますが、チェック体制を強化し、契約事務の執行において、十分な調査・検討の下、慎重に契約事務を行うことを徹底してまいるというとこであります。  次に、担当課長は契約に不備があり迷惑をかけてしまったと謝罪しているが、どこに不備があり、誰に迷惑をかけ、誰に対する陳謝なのかということであります。不備につきましては、旧町のときからの除雪作業をお願いしていたこと、道路の状況を熟知していることから、慣例的に地域の住民という立場で除雪作業をお願いしており、相手が議員であるという認識が欠如していたということであろうと思います。誰に迷惑をかけて、誰に陳謝したのかということにつきましては、行政事務の執行に疑義を与えるようなことになったことについて、町民の皆様方に対しての陳謝であると考えております。  次に、新聞報道による担当課長の、不審に思われること認識不足だったとは何かということであります。不審に思われることにつきましては、繰り返しになりますが、行政事務の執行に疑義を与えるようになったことでありますし、認識不足は、相手が議員であるという認識の欠如であると思われます。  3点目の、町長が辞職届を受理した理由は何か、それから、委託契約を結んだことについての認識はということであります。辞職届を受理した理由につきましては、監査する立場の者が監査の対象となる支出に関与すると、公正な監査の執行が保たれないということでありましたので、受理をいたしたというとこであります。契約を締結したことへの認識ということでありますが、先ほど来申し上げておりますように、行政事務の執行上、疑義を与えるようなことはすべきでなかったという認識をいたしているというとこであります。  4点目の責任の関係でありますし、また議会に対してどのような発言をしたのかということであります。道義的な部分につきまして、行政事務の執行上、疑義を与えたことについて申し訳ないというふうに思っております。議会に対してということでありますが、5月11日の全協の場におきまして、思慮が足りなかったことを反省し、議員各位にお断りをしたところであります。  最後に、疑念を持たれるおそれ、さらに是正と指摘に対する考えはということであります。議会議員政治倫理審査会の意見に対しましては、私どもが考えている除雪業務に関する今後の対応と重なる部分もございます。具体的な対策といたしまして、今後この区間の除雪につきましては、業者さんにお願いしたいというふうに考えておりますし、合わせて契約書を見直し、契約事務の執行において十分な調査・検討の下慎重に契約事務を行うことといたします。  最初の答弁といたします。 ○議 長(谷本正敏君) 川西議員。 ○2 番(川西 聡君) 端的にお伺いしますけども、政治倫理審査会の意見書、議長に提出された。議会議員としての行動は地方自治法には違反しないと、特別の事情でね、1回目も言いましたけども。ところが、いろいろ聞いてみますと、町長の、あるいは担当課長の御疑念あるいは思慮不足、それは、議員と契約を結んでいたことが問題だったんだということを言われてるわけですが、ちょっと確認ですけど、お伺いしますが、地方自治法には違反しないと、特別な事情によってそういった相手方と契約を結んでいたんだから、逆説的に言えば、何ら結果的には反省するべき点も、それから是正するべき点もないじゃないですか。その辺りはどうなんですか。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) 言われますように、92条の2でありますね、それについては違反していないということであります。ありましたように、政治倫理審査委員会ですか、そういったことの審査会を開催するようになったわけであります。そういったことになるまでの、なったことに対して思慮が足りないというお話をさせていただきましたが、契約について、そういった意味合いでの反省ということであります。 ○議 長(谷本正敏君) 川西議員。 ○2 番(川西 聡君) これも端的にお伺いします。つまり、地方自治法違反、あるいは92条の今これから申し上げますけども、180条の5の6、監査委員があるいは行政の職員が請け負っちゃあいけないと、ああいう疑念を持たれたと、結局疑われたと、そのことに対する責任を感じているということでいいわけですね、じゃあ。どうですか。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) いや、責任云々言うより、反省をしているというふうに申し上げたとこでございます。 ○議 長(谷本正敏君) 川西議員。 ○2 番(川西 聡君) これも議論しますが、反省をしているんだったら責任を取ってもらわなきゃ。どうですか。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) 川西議員はよく、責任、責任というふうに申されますが、その反省するということ自体も私は責任の一部だというふうに思っております。 ○議 長(谷本正敏君) 川西議員。 ○2 番(川西 聡君) 結局、町長がおっしゃりたいのは、これから先気をつけりゃいいんだと、結局そういうことですよ。先ほどの第1回目の答弁も。だけども、ちょっと看過できない問題がある。私が質問を起こした3番目の問題、監査委員の辞職届を受理したと、これに対してこう答えましたよね。「監査する立場の者が監査の対象となる支出に関係すれば、公正な監査執行が保たれない」と、これ違いますよ。いや、違いますというか、部分的にはそうなんです。ところが、監査委員というのは御自分がもらう報酬、あるいは出る旅費、選管に確認しましたけども、監査委員の方でも選挙立会人とか投票立会人とかできるらしいですね、そういったものに対して支出が出るんです。支出されるんです。それを監査の方は監査するんです。ですから町長の言ったのは、あくまでもそれは抽象的な概念であって、辞表を受理したというのは結局そういう問題ではなくて、この180条の5の6、結局疑念と言われたけども、これにやはり抵触するのではないかという思いでもって監査委員の辞職を受理したんじゃないですか、違うんですか。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) 旅費であれ、それから報酬、それは当然議員さん、さらには監査委員として通常予算の中で払われる常識的な支出だというふうに思います。今回、それにプラスしての契約の部分でありましたので、そういった支出に関与する場合にはやはり公正な監査の執行が保たれないという判断をさせていただいたとこであります。 ○議 長(谷本正敏君) 川西議員。 ○2 番(川西 聡君) ですから、それを具体的に聞いてるんですよ。ただ単にお金が出た、それだけの問題じゃない。監査委員がこれやっちゃいけない、あれやっちゃいけないという規定はありますけど、ですから一番端的な例が180条の5の6項ですよ、行政の委員が請負やっちゃいけないと、こうなってるんですよ。そうなった場合には、町長がそれが分かったら、直ちにという言葉はないけど、罷免ですよ。ところが、それよりも前に監査委員が辞表を出して、それで御本人を非難するつもりはありませんけど、我々に非難されて、監査委員の立場でありながらということで非難されて、それで自分は辞めると言ってるわけですから。当然、このいわゆる法律の問題に抵触すると誰もが思うんじゃないですか。だから町長はそれを容認したと、受理したと、こういう考え方でいいんでしょう、違うんですか。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長
    ○町 長(吉田英人君) やはり私どもとすれば、先ほど来繰り返しておりますように、監査の対象となる支出に関与するという公正な監査の執行が保たれないという認識の中で受け取ったということであります。 ○議 長(谷本正敏君) 川西議員。 ○2 番(川西 聡君) 私の質問、わざとちょっとそらしてる。だから、言われてることは間違いじゃないんですよ。だけども、それは普遍的な命題じゃないんです。監査委員の方だって、自分のもらった報酬は、繰り返しませんけど、許されるようないわゆる副業的な、副業というのはおかしいか、例えばさっきの投票立会人とか、だから、監査委員が関与した支出に関して、監査委員が監査する場合だってあるんです。それが何で公正な執行を妨げるんですか、ただ一般的にそれだけで。この場合は、具体的に、実際に、監査委員が仕事をしてたと、町から業務委託契約を結んで。そこから、お金が発生してたと。だから、これはどう考えたって公正な監査執行を妨げるものだと、だから町長はこれを受理したとしか言いようがないですよ、結果的には。  もうちょっと言わせてください、そこの問題が大事なんです。不正な事実が介入しやすい危険がある、監査委員が例えば業務委託契約なんか結んだら、住民の不信や疑惑を招く原因ともなりやすい。これは政倫審が言ってるとおりです。よって、事務執行の適正性を確保することが求められる。職務の公正な担保を図るということです。それで繰り返しになりますが、当事者は契約に対して町の監査委員ではないかと厳しく追及発言された、だから自分は辞めたんだと言ってるわけですよ。そうなれば、ただ抽象的に監査委員の支出に関して監査委員が関与するのは公正な執行、それだけの問題じゃない、そういう一般的な、抽象的な命題じゃない。具体的にこういう問題で辞職を認めたということになるわけでしょう。それまでも否定するんですか、どうですか。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) 無論、職務というのは公正でなければならないと思います。それは川西議員も言われるとおりであります。先ほど来、同じことになるんですけど、やはり意見が食い違うんかなというふうに思うんですが、それこそもう一度言いますけど、監査する立場の者が監査の対象となる支出に関与すると、公正な監査の執行が保たれないという中で私どもは受け取ったということであります。 ○議 長(谷本正敏君) 川西議員。 ○2 番(川西 聡君) 同じことって同じことって言われるけど、同じことですよ、だから言ったじゃないですか、監査委員が予算執行に関連してるというような問題ってあるんですよ、結構。じゃあちょっとでもそれがあったら、公正な、いわゆる何て言いますか、監査執行が保たれないから、だから辞めてもらわなきゃいけないと、こういうふうなお考えになるんですか。具体的な例があるから、だからあなたが認めたんでしょう。具体的な例が。それが、180条の5の6でしょう。これをなぜお認めにならないんですか。どうぞ。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) 今回の契約を基にこういった判断をさせていただいたというとこであります。 ○議 長(谷本正敏君) 川西議員。 ○2 番(川西 聡君) これは、ちょっと時間の関係で言い合っても認めないでしょうから、私は明らかに180条の5の6項、これに反してると思う。そういう契約がありながら、町長が3年間ですか、結局気がつかなかったということでしょう。じゃあ、この問題ちょっと質問します。この契約に気づかれたのは町長が、いつですか。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) 令和2年度の当初であります。 ○議 長(谷本正敏君) 川西議員。 ○2 番(川西 聡君) 契約は平成29年、平成30年から始まってる、5月11日のあなたの言われた全協で同僚の議員が追求しましたよね、3年間も知らなかった、ほんでもって、今になって申し訳ない、申し訳ないというのは通り用語なんだけども、これを知らなかったでは済まされないじゃないかと。当然ですよそれは、だって最高責任者が契約を結んで判こをついてるわけですからね。契約の重み、そういうものが本当に分かってらっしゃる方だったら御自分の責任というのは、もっと先ほどの木で鼻をくくったようなとあえて言いますけども、そういう機械的な答弁ではなくてもっと誠実な答弁が返ってくるんじゃないですか。どうぞ。同じですかやっぱり。 ◎休  憩 ○議 長(谷本正敏君) 暫時休憩いたします。                        (午前10時40分) ◎再  開 ○議 長(谷本正敏君) 休憩前に引き続き、会議を再開いたします。                        (午前10時42分) ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) 先ほど申し上げましたように、その契約内容については大変申し訳ございませんが、この4月に私どもが気がついたということでございます。そういった内容の中で、皆さん方にお断りをしたということでございまして、その部分については反省をしているというとこであります。 ○議 長(谷本正敏君) 川西議員。 ○2 番(川西 聡君) もっと言わせてください。役場内部のコンプライアンス、僕ちょっとここに、これは特別職は含まないと書いてはいるんだけども、町の職員の服務規程ですよ、何て書いてありますか。公正に職務を遂行しなければならない、書いてある。それから、町民の不信と疑惑を招くことがないように心がけ、町民の信頼に応えるように行動しなければならない、書いてある。これを守りなさいよと。今回の場合に関しては、これ守れてなかったということですよ。つまり言いたいのは、町長だけの責任ではなくて、あえて厳しいこと言うけど、役場内部のコンプライアンス、各年の契約締結に関わった関係者は少なくないと私は推察します。結果的に発覚するまでには時間がかかってる。つまりは、役場内部のコンプライアンスに対する意識がいかに欠如してるか、そういう指摘をされても仕方がない。  だからこれは、ただ反省します、反省しますが責任ですというだけの問題ではない。何らかの形で責任を取ってもらわななきゃ、町長も、担当職員も。そういう問題じゃないんですか。政倫審でさえ、議員は地方自治法には触れなかった。しかしということで町に対していろいろ注文つけてるんでしょう。疑念を持たれるおそれをあなた方はやってきた。  それから、今後は是正しなきゃ、今後は是正しなきゃならないのは、それは当然だけど。疑念を持たれるおそれをずーっとやってきたこと自体、反省してるんだったら何らかの形で責任取ってもらわなきゃ。そういう問題じゃないんですか。どうぞ。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) コンプライアンスの問題は川西議員の言われるとおりであります。公正な事務を執る必要がございますし、また町民の皆さん方に疑惑を持たれるような事務を行ってはいけないということが当然であります。そういった中で、私としても反省はいたしておりますし、その責任の取り方ということでありますが、それこそこれからはそういったことのないようにということで反省ということを先ほど来申し上げているとこでありますが、これ以上の、例えば給与減額するとか、そういった部分については考えていないということであります。 ○議 長(谷本正敏君) 川西議員。 ○2 番(川西 聡君) 町長、これはまた町長にせせら笑われるか分かんないけど、給与減額どころの問題じゃないですよ、これ。同僚の議員も発言したでしょう。監査委員が辞職してるんですよ、業務委託契約結んだ、悪かったと言って、追求されて。町長は何も形なしですか。減俸どころの問題じゃない。もっと深く反省してもらわなきゃ。それぐらいの形としてやっぱり示すべきじゃないですか。同僚の議員は言っておりましたよ、私も同感だったけど。これ辞職に値すると。そういう問題じゃないんですか。  もう一つ、やっぱりこれどうしても聞かざるを得ないんだな、町長笑われるけど。契約の重み、これも同僚の議員が、私、人の盗み取りばっかりして申し訳ないけど。契約の重みというのはどのように考えてるんですか。知らなかったじゃ済まされないでしょう。テレビを御覧の皆さんも、傍聴者の皆さんも、へー、契約というのはそうやって結んでて、後になって気がついて、あーちょっと失敗したなと。そういう問題じゃないでしょう。審査をして、吟味をして、それでもって判断して、それでもって判こをつくんでしょ。それができてなかったから今回の問題になってるわけでしょう。それができてなかった首長って何ですか。この前の議会でも、臨時議会でも、町長不信任動議が出た、私は賛成した。それに値するような問題じゃないですか。どうぞ。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) 契約書というのは本当に大事なものであります。本当に川西議員言われるように重いというふうに思いますが、そういった中で、知らなかったことは申し訳ないですが、知らないということであります。先ほど来申し上げておりますけど、反省しているということであります。 ○議 長(谷本正敏君) 川西議員。 ○2 番(川西 聡君) いやー、それが通るんだったら、私も町長選挙に立候補しようかな。でもね、畳みかけるようで申し訳ないけど、今までの議論の繰り返しなるかも分かんないけど、行政側のミスですよ、謝罪ですよ、再発防止策ですよ、それから契約の不備ですよ、それから迷惑をかけた、町民に対して、陳謝ですよ、それから不信に思われた、認識不足だった、疑念を持たれるおそれを抱かせた、速やかに是正すると、こういう文言をあなた方、あなた方というか町長はちゃんと反省で言われて、ただこういうことを反省しますから、責任を忖度してくださいと、言ってみれば。そういう問題ですか。とてもとても承服し難い。もう一回言ってください。 ○町 長(吉田英人君) 何を言うんですか。 ○2 番(川西 聡君) 何でもいいですよ、同じことでもいいですから。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) 決して責任の忖度というようなことは私は考えておりません。そういった中で、やはり反省すべきは反省しているというふうに申し上げている次第であります。 ○議 長(谷本正敏君) 川西議員。 ○2 番(川西 聡君) もう一つ、ちょっと具体的な問題でお聞きしたいのは、これは私の認識不足だったら指摘していただきたいんですが、どう考えても監査委員が請負、いわゆる業務委託契約、これを結んでいたこと自体は、だって町長も認めてるんだから、業務委託契約は請負の中に含まれると、先般の6月定例議会の栄田副議長の質問に対して答えています。議事録がある。会議録もある。ということになれば、これはどうなんですか、違法ないわゆる支出ということで、支払われた業務委託料、これは返還を求めるという余地はあるんじゃないですか。そういったことは全然関係ないですか。いや、認識不足だったら言ってください。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) 支出済の分については関係ないというふうに判断しております。 ○2 番(川西 聡君) ごめん、聞き取れなかった、何の分に関しては。何の分に関しては、主語は。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) 契約として支出しておりますので、問題ないということであります。 ○議 長(谷本正敏君) 川西議員。 ○2 番(川西 聡君) 問題ない、はい。問題ないんだろうけども、町長、私ごときがこう思うんだから、これ住民の監査請求でも出てくるような問題になるんじゃないかなという思いはないんですか。いいです、それは問題ないんだったら問題ないでいいんだけど、監査請求されても仕方がないような、そういう問題だよなという御認識はないですか。全然ないですか。今までずっと言われてきたことを総合して考えて。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) 審査会の経過もあるわけでありますが、結果といたしまして、こういう言い方したら失礼かも分かりませんが、直接は住民の皆さん方に今回の契約の内容で不利益を与えているということではございません。 ○議 長(谷本正敏君) 川西議員。 ○2 番(川西 聡君) 言いたいこともいっぱいあるんですけど、ちょっと能力がないもんですから、この質問終わりたいと思います。また、機会がありましたら追求したいという具合に思っております。  2番目、新型コロナウイルス禍での本町の諸施策についてということで質問を起こしました。  まず2点あります。1つ、先の国会で年金法の一部改正案が成立いたしました。児童扶養手当と障害年金の併給調整が見直され、障害がある独り親家庭の経済的支援を厚くするため、障害年金を受給する親が申請しても支給されなかった児童扶養手当を2021年3月から一部を受け取れるようになるものであります。これまでは両親のいずれかに障害があれば、一部を受け取ることができたのに、独り親だと支給されないのは不平等だと指摘をされておりました。  独り親家庭には新型コロナウイルス対策の低所得のひとり親世帯臨時給付金が実施されておりまして、厚生労働省は自治体に対して、改正の対象者に周知するように求めております。周知は早期に行うべきであります。所見を問いたいと思います。  2番目、本町にも他の自治体と同様に、国民健康保険の資格証明書及び短期保険証を発行する際の基準があります。中でも、短期保険証の発行基準は、町民が新型コロナウイルス禍で医療機関を支障なく受診する上で柔軟な対応が求められると思います。所見をお伺いしたいと思います。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) 2点目に、コロナウイルス禍での本町の諸施策ということでいただきました。独り親家庭に対して年金法の改正により児童扶養手当と障害年金の併給調整が見直され、早期に周知するよう求められている所見はということであります。  児童扶養手当は独り親や、父または母が重度の障害者で、低所得の子育て世帯を対象に支給されるもので、同じ性格の所得補償とされる公的年金との併給は原則できないとされてまいりました。平成26年の法改正で年金額が児童扶養手当よりも少ない場合に限り、差額分が支払われるようになり、御指摘のように父母のどちらかが障害年金受給者の場合、もう一方が同手当の一部を受け取れるのに、独り親は併給が認められないというのがこれまででございました。このたび、児童扶養手当法の一部改正がされ、令和3年3月分から児童扶養手当の額と障害年金のこの加算部分の額との差額を児童扶養手当として受給することができるようになります。既に児童扶養手当受給資格者としての認定を受けている方は原則申請は不要でありますが、それ以外の方は児童扶養手当を支給するための申請が必要であります。  周知につきましては、町ホームページや町報へ掲載して周知を図る予定でありますし、8月に現況届というものを提出していただく際、児童扶養手当の受給者へ案内をさせていただいているというとこであります。  2点目の、国保の資格証明、それから短期証の発行基準と、コロナ禍で柔軟な対応が求められるということで所見はということであります。  国保の短期被保険者証の交付につきましては、短期被保険者証交付事務取扱要綱に基づいて、また国保資格証明書につきましては、同証の発行に係る取扱要綱に基づき発行を行っております。ただ、資格者証明書につきましては、この発行に至った悪質な滞納者は現在までございません。短期被保険者証につきましては、税の公正の観点から懲罰的な意味として発行をしておりますが、短期切れの空白発生がないよう順次に短期証を発行いたしているというとこであります。また、鳥取県からもこのコロナ対策として短期の医療受診機会を逃すことのないよう、短期被保険者証の発行には細心の注意を払うよう通知されており、本町としてもコロナ対策につきましては、例年以上に厳格に期間管理をしているところであります。  最初の答弁といたします。 ○議 長(谷本正敏君) 川西議員。 ○2 番(川西 聡君) 最初の質問ですけど、年金というのはいわゆる年金機構という機関がありますよね、年金機構。その年金機構でなければ独り親家庭で今その児童扶養手当等を支給されるんじゃないかというようなことというのは、これは年金機構でないと分からないことではないんですか。いわゆる、行政も分かるわけですか。もし、分かれば先ほど来の答弁で結構なんですけども、その辺りのところがちょっとうろうろとしているもんですから、早ければ早いほどいいんじゃないかなと、分かれば。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) 町のほうでは児童扶養手当を受給しておられる世帯というのは把握できます。ただ言われましたように、年金の関係は町のほうでは、どなたがどれだけの年金を、例えばですが、受給しておられる、まあ種類もあるわけでありますが、そういった部分については分からないというのが現状であります。  すみません、ただ、年末に源泉徴収等ございますね、そういった年金幾ら払われたというような部分は税のほうでは分かるということでありますが、ただ、障害者年金については把握できないということであります。普通の、例えば厚生年金とか国民年金とかそういった部分では把握できるということであります。 ○議 長(谷本正敏君) 川西議員。 ○2 番(川西 聡君) コロナ禍の対応ですから、とにかくこれは独り親家庭にとっては朗報ですんで、一刻も早く周知徹底をよろしくというしか申し上げようがありません。  それで、2番目の質問のほうなんですけども、ちょっと確認したいんですね。資格証明書のことに関しては、これはもう町を150%信用しておりますんで、これはもう1枚も出さないと、基本方針が徹底してますのはこれ大事だと思うんですが、短期保険証の件についてです。ちょっと自分のほうから聞きますけども、発行基準って何ですか。発行基準は先ほど言われましたっけ、ちょっと確認のために。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) 先ほど申し上げましたように、取扱要綱というのがございます。その要綱に基づきましてそういった短期の証を発行させていただいておるということであります。 ○議 長(谷本正敏君) 川西議員。 ○2 番(川西 聡君) ですから、その要綱の中身を聞いてるんですよ、ちょっと答えてください。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) 税務課長が答弁します。 ○議 長(谷本正敏君) 山下税務課長。 ○税務課長(山下真一君) 短期保険証の発行基準について説明をいたします。短期保険証につきましては、前年度分以前が滞納されておられる方というのは3か月を限度に出すと、短期の3か月ということになります。  もう一つありまして、前年度分は滞納されておらんのですけども、その前々年度分以前を滞納されておると、そちらを現在支払い中という意味に捉えておりますけども、そういった場合は6か月ということを最高限度にして発行しておるところでございます。  以上です。 ○議 長(谷本正敏君) 川西議員。 ○2 番(川西 聡君) 課長、例外があるんですか、18歳の。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) 税務課長が答弁します。 ○議 長(谷本正敏君) 山下税務課長。 ○税務課長(山下真一君) 先ほど言い忘れましたですけども、18歳未満の方につきましては、まずは6か月、6か月ずつに、3か月の対象の方でも6か月を最短にしまして発行しておるところでございます。 ○議 長(谷本正敏君) 川西議員。 ○2 番(川西 聡君) なぜわざと聞いたかと言いますと、短期保険証のいわゆる行き渡り、それは9割方あるいは10割に近いぐらい行き渡っていますか。そのことを聞きたいがために根拠をちょっと言ってもらったんですよ、どうですか。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) そういうふうに認識いたしております。 ○議 長(谷本正敏君) 川西議員。 ○2 番(川西 聡君) 頼もしい答弁で。そうであればこそ、これから先、このコロナ禍でどういう状況が招来されるか分からないという状況の中で、とにかく県は空白をつくっちゃならんと、短期保険証の。とにかく、いわゆる県民の、県民のというか通知を出して、医療機関の受診に当たって支障とならないようにということを言ってるわけですよね。
     それで具体的な例ですけども、こういうコロナ禍の状況下で、コロナに感染するとか、あるいはそれに準じるようなそういうPCR検査ですか、そういったものによってそういった方々がこういう短期保険証の該当になるような方々が仮に出てきたとしましょうかね、そういったことを想定してみた場合には、課長が言われた前年度以前分に滞納がありと、あるいは前年度以前に滞納がありと、3か月、6か月と言われたけども、具体的なことで問題提起するのは、この3か月、6か月というのは、例えば3か月の場合を6か月にするとか、あるいは6か月の場合を1年にするとか、医療を保障するために。そういう、いわゆる柔軟な措置というのは、これは自治体の要綱ですから、取扱要綱ですから、これはやれるんですよね。実際にそれをやろうと思えば、できないことはないんでしょう、町長、答弁。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) 今のお話は期間設定のお話だろうというふうに思います。そういった面では最初でも申し上げましたけど、コロナ禍という中でありましたように空白の期間をつくってはいけないということであります。適宜その医療の受診機会、それを保たなければならないということでありますので、そういった部分については期間設定の変更がなくてもきちっとそういった空白期間のないように処理をしてまいります。 ○議 長(谷本正敏君) 川西議員。 ○2 番(川西 聡君) ちょっと受け取り方が違うんだな。つまり、短期保険証というのは限定なんですよね、その限定を延ばすことができないかという質問ですよ、当然、それはそうなってくれたほうが、コロナのことばっかり言うようで申し訳ないけど、いわゆる医療の保証が必要だという人にとってはやっぱり有利なんですね。当然、そうあってほしいという要望もあります。ですから、3か月、6か月というその線を固持して維持するのではなくて、やっぱりこうい状況下にあって、だって、これ19の自治体みんな違いますよ、発行基準が、だからこれは柔軟な対応ができるんだと、僕なんかはそういう思いがあるんだけども。期間の延長ですね、短期の。こういうのはお考えになりませんか。それが僕が言ってる1回目の質問の、柔軟な対応が求められるという意味合いなんですけどね、いかがでしょう。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) 要綱でございますので、それこそ言われますように、期間を延ばすということは可能であると考えております。ただやはり、先ほど来申してますように、きちっと把握をさせていただいて、空白期間のないようにその対応はさせていただきたいと思います。 ○議 長(谷本正敏君) 川西議員。 ○2 番(川西 聡君) じゃあ、最後の質問に入ります。  原爆写真展の開催についてということで質問を起こしました。8月6日から11日まで、本町中央公民館の展示室を会場に「あの日から75年原爆写真展」が開催をされました。主催は、原水爆国民平和大行進鳥取県実行委員会で、共催が本町及び本町教育委員会でございました。  私が先ほど申し上げた実行委員会は、県内各所で参加者を募り行進をしておりますが、本年は新型コロナウイルス感染防止のために行進は中止をして、県内の市町村役場を訪問してペナントの寄贈や「ヒバクシャ国際署名」の推進などを呼びかけております。実行委員会は7月13日に本町を訪問いたしまして、町長と懇談をいたしました。その席でその実行委員会の事務局長は、本町での写真展の開催を要望したんですね、原爆の写真展の。町長が、私も同席しましたが、趣旨を快諾していただきまして実施に至りました。開催は本町が施行されて初めての取組であって、記念すべき年になりました。本当に御理解があったというように思っております。  写真展での展示内容は、原子雲、爆風と火災に襲われた市街地、焼死した少年や救援を待つ子どもたちなどのパネル47点を2階にずーっと写真展を、作品を展示しました。町長が快諾をされて、準備までそんなに時間はなかったわけですけども、決定した取組だったにもかかわらず、本町は開催について全町民に防災無線で周知をいたしました。  やっぱり急だったから、不十分な点があったんだということで町長もお思いになってるというように思うんですけど、それで来年度以降におきまして、本町が写真展の開催を防災無線に加えて、あらかじめ分かってれば広報誌で皆さん方にお知らせをしたり、これはぜひともお願いしたいんですが、他の自治体が実施しているように、被爆者団体協議会作成いたしました「大型写真パネル」、これ5万円ぐらいのものらしいんですが、これを町が購入していただいて展示をするなどして、平和志向の一環として、原爆写真展の開催を八頭町の恒例イベントにするべきであると私は思うんですが、町長の御所見を賜りたいと思います。  以上。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) 最後に、原爆写真展を恒例の開催行事とするべきではという御質問であります。  8月6日から11日まで、原水爆国民平和大行進鳥取県実行委員会と共催で「あの日から75年原爆写真展」を、ありましたように中央公民館で開催をさせていただきました。終戦から今年75年がたち、ほとんどの日本人が戦争を知らない世代となった現在、二度と戦争を起こさない、起こさせないためにも唯一の被爆国であります我が国において、原爆の恐ろしさ、原爆のもたらした悲惨な状況を後世に伝えていくことが非常に大事なことであります。そのためにも、このような写真展を開催することが大切なことでありますので、今後も写真展に限らず、戦争のない平和な世界となるような取組を検討していく必要があると考えております。  最初の答弁といたします。 ○議 長(谷本正敏君) 川西議員。 ○2 番(川西 聡君) 当然ながらの質問をしますが、非核平和宣言の町ですよね、八頭町は。これ合併以来ですよね。当然、非核平和宣言の町という、そういう概念は、町長、今前向きにおっしゃっていただきましたけど、この原爆写真展と大いに関連がありますね、当たり前の質問かも分からないけど。どうですか。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) 合併以来というお話だったんですが、平成17年の12月の22日にそういった宣言をさせていただいているということでありまして、おっしゃるとおりであります。 ○議 長(谷本正敏君) 川西議員。 ○2 番(川西 聡君) うちの委員会に付託になっているわけではないんですが、こういう陳情が参っております。原水爆禁止鳥取県協議会から「核兵器禁止条約の日本政府の署名と批准を求める意見書採択についての陳情」と、いわゆる非核平和宣言をしている町であるがゆえに、こういう陳情は、私から言わせれば、ごくごく当たり前のことだというような思いになるわけですが、町長参考に意見を聞かせていただきませんか。もう一度言いますよ、「核兵器禁止条約の日本政府の署名と批准を求める意見書採択についての陳情」、原水爆禁止鳥取県協議会から来ています。参考意見を。これは個人的に聞きたい。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) 大体暑い時期に皆さん方、行動と言いますか運動もされるということでありますが、そういった意味では、反核平和の立場であるということであります。 ○議 長(谷本正敏君) 川西議員。 ○2 番(川西 聡君) 感謝します。  もう一点、あと一、二点、将来的に、教育長いらっしゃるんだけど、教育長には聞かないんだけど、今回は。学校現場で戦争の悲惨さについてやはり語ったり、あるいはこういう写真を子どもさん方に見せるというような取組にも発展させていただきたいという思いが強いんですが、その点についてはいかがですか、町長。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) 教育長に答弁させます。 ○議 長(谷本正敏君) 薮田教育長。 ○教育長(薮田邦彦君) 通告外でありますが、お答えしたいと思います。  そういった団体から講師派遣といったような案内も来ております。したがいまして、いわゆる平和教育というような観点から取り組むということは可能なんだろうと思っていますが、学校というのはやはり一定的に年間行事を決めて向かっているところでありますので、そういった辺りは現場のほうとよく調整をしないと実現はできないということでありますので、またそこら辺りは検討させていただきたいと思います。 ○議 長(谷本正敏君) 川西議員。 ○2 番(川西 聡君) 教育長からは前向きな答弁をいただきました。  それでもう一つ、二つと言ったんだけど、もう一つ、会場ですね、町長、この前は中央公民館でしたんですけど、全町的に地域地域で住んでる人が見に来やすくなるというのは、会場の、例えば持ち回りというようなことなんかも将来的には考えられませんか。どうですか。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) それは可能だと思います。ただ、期間的に限定、先ほどは今年5日間だったというふうに思いますので、そういった限られた期間で3地域、そういったことが可能かというようなこともありましょうし、各年というか、年次的に、例えば今年郡家地域をしたら来年船岡地域、再来年は八東地域というようなことは可能だと思います。ただ、同じ年に3地域同時にということはなかなか難しいんじゃないかというふうには考えます。 ○議 長(谷本正敏君) 川西議員。 ○2 番(川西 聡君) 大事なことなんですよ、大型パネル展の購入については前向きに検討していただけますか、そんなに高いものじゃない。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) どういうものかちょっとよく分かりませんので、その部分については、またこういうものだというものを教えていただいて、改めて検討させていただけたらと思います。 ○議 長(谷本正敏君) 川西議員。 ○2 番(川西 聡君) じゃあ最後に、関連だと思うんで。町長にとって平和志向の日というのは、この暦の中では何月何日ですか。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) やはり2つ考え方があろうかと思います。1つは原爆の投下の日だと思いますし、もう一つはやはり終戦の8月15日といったことになろうかと思います。 ○議 長(谷本正敏君) 川西議員。 ○2 番(川西 聡君) 最後になりますが、僕は慣れっこになってて、それは飛び抜けて9月1日平和志向の日なんです。僕は。ドイツヒットラーがポーランドに侵略を開始して、それで3日に英・仏が宣戦布告、第二次世界大戦が始まった。それが太平洋に広がって、日中戦争に泥沼に歩みを巻き込んだと。9月1日というのは非常に印象深い日なんでね、9月に質問できたということで質問を終わります。  以上、終わり。 ○議 長(谷本正敏君) これにて、2番、川西聡議員の一般質問を終わります。 ◎休  憩 ○議 長(谷本正敏君) ここで、25分まで暫時休憩いたします。  再開は、11時25分から。                        (午前11時15分) ◎再  開 ○議 長(谷本正敏君) 休憩前に引き続き、会議を再開いたします。                        (午前11時25分) ○議 長(谷本正敏君) 次に、8番、坂根實豊議員の一般質問を許しますので、登壇願います。 ◎坂根實豊議員質問 ○8 番(坂根實豊君) 8番、坂根實豊であります。今回2つの議題で質問を予定しておりました。  初めに、働き方改革について、2つ目に議会改革についてであります。  初めに、働き方改革、これが提唱されて久しい。我が日本国では今日の仕事は今日片づけるが定説でありました。しかしながら、西欧では明日できる仕事を今日するなというんですよ。ちなみに、近年の八頭町の職員の残業手当、費用は3,000万円を超えているが、八頭町では現実的にどのように改革されたのか伺います。  続いて、次に議会改革について。最後まで聞いておいてください。議会改革について2つ目の議題です。やず町議会だより62号、いいですか、議会改革推進調査特別委員会には、初回は去年の12月に始めて、小委員会を含めて20回もしたと。              (発言する者あり) ○8 番(坂根實豊君) 最後まで聞いてくださいよ、質問内容について最後まで言わせて。              (発言する者あり) ○8 番(坂根實豊君) 取り下げるから、どっちみち。何言っとるか最後まで聞きんさいな。  議員定数と報酬の在り方報告が掲載されていた。              (発言する者あり) ○8 番(坂根實豊君) 最後まで聞きんさいな。              (発言する者あり) ○8 番(坂根實豊君) 違うんだって。質問、取りあえず言わせといてください。  何と悲しい物語であろうか、幻滅しておる。 ○2 番(川西 聡君) 議長、抗議します。1項目を質問して、それが終わった後に言いたいこと言いなさい。それがルールです。 ○議 長(谷本正敏君) 今止めたけど、それをこらえてもらって、2番目もちょっと。  続けてください。 ○2 番(川西 聡君) いやいや、おかしいよ、やっぱり。 ○8 番(坂根實豊君) 違うだって、日本語を最後まで聞きんさいな。 ○2 番(川西 聡君) 日本語じゃない、ルールを最後まで聞きなさい。 ○8 番(坂根實豊君) ルールでないだって。 ○2 番(川西 聡君) ルールだ。1回目が終わってから、2回目の質問をするの。 ○議 長(谷本正敏君) それを注意したんだけど、続けてごせえ言ったんだけえ、私が認めとるだけ良いじゃないか。早よう、次いって。 ○2 番(川西 聡君) 議長が認める。 ○議 長(谷本正敏君) ああ、認めたけえ。 ○2 番(川西 聡君) ちょっと、議会運営委員会開く要請します。              (発言する者あり) ○2 番(川西 聡君) 動議じゃなくて。議会運営委員会要請します。 ◎休  憩 ○議 長(谷本正敏君) 暫時休憩いたします。                      (午前11時28分)
    ◎再  開 ○議 長(谷本正敏君) 休憩前に引き続き、会議を再開します。                      (午前11時31分) ○議 長(谷本正敏君) 坂根議員。 ○8 番(坂根實豊君) 全部取下げにして退席します。 ○議 長(谷本正敏君) これにて、8番、坂根實豊議員の一般質問を終わります。 ◎休  憩 ○議 長(谷本正敏君) 暫時休憩いたします。午後は1時から再開いたします。                         (午前11時32分) ◎再  開 ○議 長(谷本正敏君) 休憩前に引き続き、会議を再開いたします。                         (午後 1時00分) ○議 長(谷本正敏君) 次に、5番、森亜紀子議員の質問を許しますので、登壇願います。 ◎森亜紀子議員質問 ○5 番(森亜紀子君) 皆さんこんにちは、5番、森亜紀子です。それでは、通告に従い、一般質問をいたします。  1、新型コロナウイルス対策と今後の対応について。  新型コロナウイス対策で地方創生臨時交付金事業として国から予算が入り、本町でも独自の事業が実施されてきました。今後は新しい生活様式を受け、さらに地産地消も求められます。  これから収穫の秋を迎えます。秋以降のイベントや行事予定も中止や延期などが決まっていれば、早めに周知の必要があると思います。  また感染防止として、4月から計画されていた行事やイベントが中止や延期となり、今年は例年になく静かな夏となりました。町主催のものだけでなく、各団体の計画しておられた事業や活動も自粛されている状況です。団体の活動自粛により、次年度以降の補助金や活動費の減額を心配される声を聞きます。  これらのことを受けて、次の4点を町長に伺います。  ①今後の住民、事業者への応援支援事業の計画は。  ②地産地消のさらなる推進戦略について。  ③秋以降のイベントや行事の実施予定について。  そして最後、④できなかったイベントの予算や次年度の団体の補助金や活動費について。  以上、4点を伺います。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) それでは、5番、森亜紀子議員の一般質問にお答えをいたします。  今回は、新型コロナウイルス対策と今後の対応についてということでいただいております。  まず、今後の住民、事業者への応援支援事業の継続はということであります。現在、町民の皆さんと事業者の方へのコロナ対策の応援といたしまして、先般、臨時議会で御承認いただきました、生活応援キャンペーンを中心に考えており、7月から開催しております新しい生活様式応援キャンペーンの続きで、10月1日から1月末まで開催するものであります。  現在開催中のキャンペーンでは、世帯ごと5,000円のクーポン券の配付としておりましたが、今回は全町民の皆様方に1万円の商品券を配布するようにいたしました。今回の支援趣旨に賛同する町内のお店で使用可能とし、全て消費されますと4か月間で1億6,000万円余のお金が町内で動くこととなり、新たな家計、事業者への支援と考えております。  また、続くコロナ禍で厳しさの増す観光、宿泊関係の支援及びコロナ時代の新たな観光交流に取り組む方への応援といたしまして、宿泊町民モニター事業や、観光交流の取組への補助事業を設けております。  コロナ対策を取りつつも、今後の展開を見据えた取組を応援していきたいと考えております。  2点目の地産地消のさらなる推進戦略についてということであります。新型コロナウイルス感染症による外食、宿泊事業の低迷や、町内外のイベントの中止などによりまして、町内の農林水産物の販売消費が減少しているところであります。  具体的には私都漁業生産組合で養殖されているヤマメが町内のイベントの中止により活用されていない状況となっておりましたが、県産水産物学校給食提供事業補助金を活用いたしまして、町内の学校給食で4回使用するよう計画していただきました。また、県東部の旧市以外の全ての市町の学校給食でもヤマメを使用していただけることとなっております。このような、地産地消の取組を広げていくことが大切ではないかと考えているところであります。  また、昨年、一昨年には、ダイニングアウトを開催して、地元の食材を利用した料理を提供することにより、八頭町の食材の魅力を町内外に広く紹介することができましたが、今年は交通事業者と連携し、11月下旬に地元食材を活用したミニ版のダイニングアウトを予定しているというとこであります。  コロナ禍の中におきましても、地元で生産されている新鮮で安心・安全な一番食べ頃のおいしい食材をいろいろな場面で食べていただける機会を増やしていく中で、町内の農林水産物のさらなる消費促進を図り、併せて食材としての普及を拡大させていくことが必要であると考えております。  3点目の、秋以降のイベントや行事の実施ということであります。町主催の観光イベントでは、9月20日に安徳の里姫路公園ヤマメ釣りまつりをコロナ対策の下、開催する予定であります。これは、例年5月のゴールデンウイークに開催していたものを時期を変更して、コロナ対策のため縮小開催としております。  町施設の関連では、道の駅はっとうで9月13日に道の駅リニューアルオープンを兼ねた秋の収穫祭を、また例年八東ふる里の森で開催されておりますヒルクライム自転車レース、今年でもう9回目を迎えるわけでありますが、10月25日に開催する方向で調整している状況であります。  また残念ながら、町主催ではないわけでありますが、毎年11月末に開催されておりました花御所柿まつりは中止というふうに伺っているところであります。  いずれにいたしましても、コロナ禍でのイベント開催につきましては、3密対策などが必要となってくることから、県が作成をいたしましたイベント関連のガイドライン等を参考に、十分配慮しながら開催の判断をする必要があると考えております。  次に、できなかったイベントの予算、それからまた次年度の団体の補助金や活動費についてということであります。コロナウイルス感染症拡大防止によりまして、本年度の各種イベント、講演会などは各種団体と協議をしながら検討し、結果開催の中止が決定されております。  予算執行につきましては、不執行の状態であり、今後補正予算で減額することとなります。来年度の予算編成に向けましては、コロナ禍によります予算の削減等を御心配なされているものと推察いたしますが、例年実施しておりますイベント等の事業、また各種団体の助成事業につきましては、今後事業内容を見直しされた場合、若干の増額や減額はあろうかと思いますが、基本的には本年度と同額の予算編成を行う予定にしております。  例年、11月から翌年度の予算編成に当たるわけですが、今後コロナウイルス感染症拡大防止関連予算等を考慮しながら、予算編成を決定し、限られた財源を有効に活用する予算編成を行いたいと考えているところであります。  最初の答弁といたします。 ○議 長(谷本正敏君) 森議員。 ○5 番(森亜紀子君) 最近では、県内でのPCR検査、この数も少なくなり、8月20日以降県内で感染された方はなく、町内では感染された方というのはありません。これは、県民、そして町民の皆様の日々の予防と努力のたまものだと思っております。  そのような中、先ほど町長の答弁にもありましたが、7月1日こちらの町報に折り込まれた5,000円のクーポン券、各世帯に1枚ずつ配られたと思いますが、これのことについてまず伺いたいと思います。これは、使用期限が今月末、9月末ということですが、これ町報に入っていて気がつかなくて処分されたと言われる方もあり、配られても使われなかったというようなことも聞いておりますが、この手法というのはどうだったのでしょうか。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) この配付につきましては御意見あろうかと思います。そういった中で、今回は郵送費というものを使わなかったというのがあるわけでありますが、基本的には1点、広報誌、毎月各世帯に配付をさせていただいとるわけでありますが、無線等でも放送させていただいたというとこであります。そういった中で、総体的に、広報やずいろいろ挟み込み等させていただくんですが、森議員はいろいろと読んでいただいとるとは思っておりますが、そういった中でなかなか読んでいただける機会が少ないというようなことも承知をしておりましたので、今回そういった手法を取らせていただいたというところであります。着実に、確実に見ていただける方法ということであればやはり世帯にきちっと送付させていただくという方法がベターであろうというふうには考えております。 ○議 長(谷本正敏君) 森議員。 ○5 番(森亜紀子君) 確かに、町長言われるようにちょっとPR不足、防災無線等でも発信はされましたが、ちょっとPR不足だったかなという感は否めないところです。  そしてこの券なんですけれども、2,000円のお買物、あるいは飲食をして1,000円が使えるということです。これは、家族のある方にとっては使いやすいんですけれども、一人暮らしの方だと飲食店で使う場合、2,000円のお食事といったらかなり1人では食べられない量かと思います。誰か誘って複数で行くと、そこのお店が密になるということもあって、ちょっと矛盾を感じると言われた方もありますが、この辺りの使い勝手について2,000円で1,000円が使えるというこの使い勝手について町長はどのようにお考えでしょうか。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) 今の御意見は伺っております。したがいまして、少人数であればなかなか使いきれないということであります。今後の課題というふうには思っておりますが、これから各世帯にお一人ずつの分、1万円発送させていただくんですが、そちらのほうについては500円券というものを入れるようにさせていただいております。 ○議 長(谷本正敏君) 森議員。 ○5 番(森亜紀子君) 9月の町報にもありました、先ほど町長の答弁にもありましたが、生活応援キャンペーンということで、商品券1人につき1万円が郵送ですね、これは発送されることになっております。9月中旬から10月上旬にかけてというふうに書いてありますけれども、これは消費が落ち込んでいる町内のお店、これは飲食店だけではなくて、ガソリンスタンドや衣料品店、そして美容室などでも恐らく使えるんだろうなということは感じておりますが、こういう町内のお店を町民一人一人が応援団として支えていくというような仕組みであると私は思っております。これが郵送されるということで、有効に使っていただければと思うところでありますが、そういう意図で、町長よろしいですね。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) おっしゃるとおりであります。10月1日から1月末までということでありまして、10、11、12、1で4か月ですか、ということでその間にしっかりと使っていただきたいというふうに思いますし、お一人ずつということではございませんので、世帯に、4人の世帯であれば4人分を1世帯に送らせていただくというような手法でございます。 ○議 長(谷本正敏君) 森議員。 ○5 番(森亜紀子君) 先ほど、ちょっと町長の答弁では聞けなかったかなと思いますけれども、町報に入っておりましたやず学生応援ふるさと便というのも、これも帰って来れない学生の方に1万円相当の八頭町の特産品が送られるということだと思います。このことについてちょっと、補足等があれば説明をしていただきたいなと思うところです。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) 特に、補足ということはないわけでありますが、これも8月の臨時会で予算を御可決いただいたとこでありますが、これから本格的なフルーツでありますとか、それからお米のシーズンというようなものを迎えるわけであります。そういった町の特産品を県外に出ておられます学生さんにふるさとの応援便ということで送らさせていただくような形で考えさせていただいたというところであります。  出ておられる方にはなかなか、ホームページ等では紹介をしておりますが、気がつかない場合もあろうかと思いますので、ぜひお声をかけていただいて、御家族のほうから係のほうに申込みをしていただけたらと思います。 ○議 長(谷本正敏君) 森議員。 ○5 番(森亜紀子君) これも町報に折り込みされていましたが、有効に使われることを願うところでありますし、またこの私の一般質問がこういうことの啓発になればと思って今回紹介させていただきました。  また、町長が幾つも町内独自の事業ということで紹介をしていただきましたが、県でもかなりコロナウイルス対策の緊急支援事業というのを行っております。これは、町内の事業所の方が県のホームページであるとか、県政だよりとかということで情報を知ることになるんですけれども、せっかくいい制度があっても、ホームページを開けないでありますとか、県政だよりを見逃すとこうした支援が受けられない、あるいは気づかないといわれるケースもあると思うんですね、そういうときに町の、例えば商工観光室に問い合わせると県の情報を教えていただくというようなことって今八頭町にあるのでしょうか。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) 先ほどの学生さんの支援、八頭町の分ですが、既に申込みも頂いているというような状況であります。様々な、言われました緊急対策支援事業というのがあるわけでありますが、そういった中で、うちで言うと商工観光室もそうですし、それから町の観光協会、商工会、そういった部分でもやはり連携をして鳥取県のほうの新たな支援の制度についても紹介をしているというような状況にあります。 ○議 長(谷本正敏君) 森議員。 ○5 番(森亜紀子君) それでは、産業観光課でありますとか、商工観光室とかに県の支援策、支援事業であるとか、国の事業はどういうものがあるかということを問合せをすれば答えていただけるということでよろしいんでしょうか。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) はい、そのとおりでありますが、せっかく産業観光課長来ておりますので、少しお話をさせていただけたらと思います。 ○議 長(谷本正敏君) 谷口産業観光課長。 ○産業観光課長谷口雅美智君) 県の情報等につきましても、産業観光課をはじめ、いろいろな課にわたる支援策が打ち出されております。当然、県のほうからも各自治体のほうにそういった支援対策につきまして周知がなされているところでございまして、原則、ホームページ等でもリンクを貼れるような形で、見れるような形にはなっておりますが、先ほどおっしゃられましたように、何らかの理由でそういったものが見れないというような形の際におきましては、関係する各課に問合せしていただければ、各課のほうでそういったリンク先の等の情報を得た中で提供をさせていただくというようなことは可能だと思っております。 ○議 長(谷本正敏君) 森議員。 ○5 番(森亜紀子君) 私は8月の初めですか、県の商工政策課でこういう資料を一式頂いてきました。八頭町からお店の明かりが消えることは寂しいことだと思っています。コロナ禍でそういう店の明かりが消えることがないように、少しでも力になりたいという私は思いでおりますが、町長もその思いで同じだと思います。このことについて、町長答弁があればお願いします。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) 毎年、私、町の商工会の総会に案内を頂きます。いつもそこの中の挨拶で申し上げるわけですが、やはり商工会が元気でなければ、まちは元気にならないというような趣旨のお話をさせていただきます。今言われましたのは、街のお店の明かり、そういったものはやはり消えないようにしなければならないという思いはあります。  1つとして、今回、先ほどありましたようなキャンペーンの支援事業というようなものも取組の一つでありますし、今年はなかったわけでありますが、きらめき商品券等々、そういったものでまちの活性化と言いますか、そういったものについてもお手伝いをさせていただいているというような状況にあります。 ○議 長(谷本正敏君) 森議員。 ○5 番(森亜紀子君) それでは、次の2番目の質問に移ります。  梨、ぶどうをはじめ、秋の味覚も市場に出始めました。昨日、おとといの台風10号による果樹の落下の被害も心配されます。また、早いところでは八頭町でも稲刈りが始まっております。  さて、8月14日の日本海新聞の特集に、平井知事始め、各市町村の首長さんのコロナ禍の対策がまとめられていました。吉田町長は、コロナに負けずみんなで協力して乗り越えましょうというようなことで紹介がされていました。この中で、地産地消で地域経済再生図るというふうにありますが、町長の考える地産というものは何でしょうか、教えていただきたいと思います。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) 地産ということでありますので、文字のとおりだと思います。地元の産物というふうに考えます。 ○議 長(谷本正敏君) 森議員。 ○5 番(森亜紀子君) 確かに、読んで字のごとく、地元の産物、地域の産物というふうに受け止められますが、辞書で調べてみると、当地で生産することとあります。ただこれ、産物ではなくて、産業となると幅が広がってくると思います。産業と言いますと、1次産業から6次産業までかなり幅広くあるわけですが、産業と捉えたら見方が変わるのではないでしょうか。その辺り、町長どのようにお考えですか。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) 産業ということになれば、視野と言いますか視点が広くなろうかと思います。そういった面では、よく申しております八頭町の基幹産業は農業だというふうな話をするわけでありますが、農業もそうですし、それから商工業も産業であります。そういったもので言いますと、かなりのものがその地産の中に入ってくるというふうには考えます。 ○議 長(谷本正敏君) 森議員。
    ○5 番(森亜紀子君) 本町の一般会計当初予算106億8,800万円、この予算をできるだけ町内で回すようになると、町内の業者の方の所得とか、売上げも上がってきて、ひいては町の税収も上がってくるかと思うのですが、現在町の財政の執行、予算の執行において、町長はこの辺り、地域のお金を地域で回すというような意識というのはあるんでしょうか。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) できる限り、町内に、予算で言いますと歳出、そういった部分が落ちるような形での執行ということは考えております。そういった中で、工事の関係もございますが、物品等がございます。物品については町内の業者を優先にと、購入ですね、そういうことにしておりますし、また先般、コロナの関係ではマスクの製造というようなことがございました。作業所の皆さんにお世話になったりとか、それから町内の業者さんでマスクの製造に携われて、そういったものを町のほうで購入というようなことはございます。 ○議 長(谷本正敏君) 森議員。 ○5 番(森亜紀子君) 工事でありますとか、物品、それからマスク、これは事業所の方が作られたマスクを学校にとか子どもたちにというような取組であったかと思います。このように私は、地域の経済を地域で循環させていくことが八頭町の経済の活性化、あるいは再生につながっていくのではないかというふうに思います。それだけでなく、本町でもいろんな事業をしておられる方があります。建設、電気、水道設備、こういった様々な事業所があるわけですが、後々、その工事が終わった後のメンテナンス等も含めると、そうした町内のお金を町内で回す仕組み、もう少し意識していただけたらなと思いますが、この辺りについて町長の所見を伺います。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) 基本的には町内事業者の皆さん方に請け負っていただきたいと、請負という表現が正しいかどうか分かりませんが、物品の購入であったり、制作であったり、そういったことも含めての話ですので、町内事業者の皆さん方を優先にというふうには考えております。 ○議 長(谷本正敏君) 森議員。 ○5 番(森亜紀子君) さて、話は変わりますけれども、私、生協さんのチラシを拝見いたしまして、八頭町産コシヒカリというものが目に入ってきたのですごくうれしく思ったんですけれど、鳥取県産とかという表示は見ますが、八頭町産というのがすごく新鮮に映りました。こうした八頭町をPRする、先ほどの学生さんに特産品を送るというようなことも、ぜひ八頭町産を意識して送っていただけたらと思っております。  そして、先ほどヤマメの話がありました。学校給食で4回取り入れていただき、さらに他の学校でもというような話がありましたが、その辺り、このヤマメのことに関してはかなり生産されている方が困っておられるということは、多分産業観光課のほうに相談と言いますか、連絡があったかと思います。その辺り、産業観光課と学校給食課との連携というのは、うまくいってのこの給食に4回取り入れるということになったんでしょうか。その辺りの課内の連携についてお伺いをいたします。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) はい、総体的にヤマメの養殖をしておられる組合の皆さん方というのは、イベントのヤマメの消費というのがかなりあるというのが今までの姿でありました。今年は御案内のように、きらめき祭もございませんでしたし、またそれぞれの集落で納涼祭というのを行っている中で、それもほとんど中止であったように思っております。  なかなか、コロナ禍ということから抜けれないわけでありますが、そういった中で、連携というお話がございました。行政としてできることは支援というような中で、今回そういった給食のほうで支援をさせていただいたというような経過があるわけでありますが、実はヤマメのことだけを取り上げましたが、肉であったり、しいたけであったり、先ほどありました地産の分、そういった部分についても給食のほうに取り入れていただいているというところであります。 ○議 長(谷本正敏君) 森議員。 ○5 番(森亜紀子君) 最初の町長の答弁にもありました、9月20日には姫路公園のヤマメのお祭りがあります。例年ですと、いろんなイベントでヤマメのつかみ取りというのがあったりするんですけれども、今年度はコロナ禍で中止となっているケースが多いと聞いております。ぜひ、学校給食を通して子どもたちに八頭町の味覚を味わっていただきたいというふうにも思います。  食という字は、人をよくするというふうに書きますが、心と体を育むためにも食は大切だと思います。この辺りの見解、町長に伺ってもよろしいでしょうか。食に対する思い。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) ヤマメのほうの関係でありますが、9月20日のお話を頂きました。通常であれば申込みの人数というのは制限しないわけでありますが、今回150ということで区切らせていただくように伺っているというとこであります。  それから食の話でありますが、やはり食というのは本当に私どもの生活の中で非常に大事な部分だというふうに思っております。先ほど、人をよくするというお話がございましたが、生命の源というのはやはり食であるんだろうと私は思います。 ○議 長(谷本正敏君) 森議員。 ○5 番(森亜紀子君) また、自分の畑で野菜を作る、あるいは田んぼでお米を作る、そういうことをされておられる方もたくさんあると思います。食というものはいろんな世代の、私は生きがいづくりでもあるのかなというふうに感じております。また、畑に出ること、田んぼに出ることが健康づくりにもつながっているんではないかなというふうに思ったりもしております。  それでは、次の質問に移ります。  今後のイベントや行事についてです。先ほど、11月末の花御所柿まつりは中止というふうなことを伺いました。町主催では、なかなかありましたように、県のイベント等の開催の細かなガイドラインというのがあって、なかなか実施できないというところかと思っています。それでは民間や、あるいは個人、団体ならそうしたイベントの実施というのは可能になってくるんでしょうか。まあ、町が責任を持たないと言われるかもしれませんけれども、個人の単位で、あるいは自分たちの仲間うちで楽しみたいと言われる分には、密を避けるでありますとか、消毒、あるいは咳エチケットをするというような配慮があれば、そうしたイベントや事業というのは実施可能でしょうか。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) 基本的には、行政であったり、それから民間団体の皆さん、そういった部分の関連しますガイドラインというのは一緒だというふうに思っております。何度か出てくるわけでありますが、3密対策ということがございます。そういった部分にしっかり配慮していただければ、そういったイベントの開催というのは可能だというふうに考えております。 ○議 長(谷本正敏君) 森議員。 ○5 番(森亜紀子君) 例えば、若桜鉄道観光列車利用促進キャンペーンというのが9月1日から3月31日まで始まりました。これは、問合せ先としまして、若桜鉄道運行対策室八頭町企画課、そして若桜町ふるさと創生課となっております。このことについて、ちょっと詳しく伺いたいんですけれども、基本的に、この要綱を見ますと、土日祝日のみの運行で、1月、2月からは運休、そして申込みの期限は利用の属する月の前月の15日まで、例えば10月の利用の場合は9月15日までに申込みをして、この貸切りプランに参加するということでよろしいんでしょうか。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) そのように承知しております。 ○議 長(谷本正敏君) 森議員。 ○5 番(森亜紀子君) これ、お一人からでも申込みできますというようなことも聞いたんですけれども、なかなか一人で貸切りというぜいたくをされる方というのは少ないのかなというふうに思います。こうした発信というのは、今後どのようにされていかれるのでしょうか。せっかくいいことなので、防災無線でありますとか、もうちょっと町報でしっかり発信されていく、そういうようなことというのは考えておられるのでしょうか。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) 防災行政無線でも放送はさせていただきました。実は、これの元と言いますか、それは麒麟のまち観光局のほうの事業の取組の一環であります。そういった意味で、チラシ等にもそういったことが記述してあるというふうには思っておりますが、広報ということになろうかと思います。うちの媒体ということであればやはり防災行政無線でありますし、それから、ぜひ森議員におかれましても多くの皆さん方にお声をかけていただけたらと思います。 ○議 長(谷本正敏君) 森議員。 ○5 番(森亜紀子君) それからもう一点、これは観光協会のホームページで見たんですけれども、ヤズグルメラリーというのが9月15日から11月15日まで開催をされます。これは、10店舗の中からスタンプを3つ、3つのお店に行ってお食事をしてスタンプを集めてというようなことになってくるのですが、これというのは観光協会さんと主催が29ロードネットワークスの実行委員会さんということで、町の直接のイベント等ではないんですね。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) グルメラリーの関係ですが、主催というお話だったと思いますが、私、共催だというふうに思っております。その町の観光協会もですし、それから29ロードネットワークスですか、そういった部分でありますとか、観光協会のほうのホームページにはこの内容についてはお知らせがしてあるというとこであります。 ○議 長(谷本正敏君) 森議員。 ○5 番(森亜紀子君) これちょっと、町内たくさんお店があるのに、どうしてこの10店舗を選ばれたのかなというような若干の疑問もあるんですけれども、せっかくこういうようなことを実施されるのであれば、広くPRをしていただいて町内の活性化に努めていただけたらなというふうに思っております。  次に、4番のできなかった事業の予算等について幾つか確認をしたいと思います。先ほど、予算は補正で減額をする、次年度以降は例年どおりか、協議をして増額、あるいは減額もあるというようなお話でした。今年度4月から今まで、多くの事業が中止となりました。この中止となった事業、恐らく来年もきらめき祭があったりとか、春のイベント、それから秋のイベント、マルシェとかあると思うんですけれども、倍の予算がつく、言うなれば倍返し予算というようなことはないんでしょうか。あくまでも、現状を維持するような形の予算の計上になるんでしょうか。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) 各種イベントにつきましては、町が主催でするものと、それから実行委員会形式でさせていただいて、助成をさせていただいているものがございます。今年使わなかったから、じゃあ2年分まとめてということにはなかなかならんのではないかなというふうに思いますが、一つはやはりコロナ禍の終息、そういったものが一つ大きな鍵になるんではないかなというふうには思います。まあ、今年できなかった分、多少はバージョンアップと言いますか、そういったことは可能だというふうには考えます。 ○議 長(谷本正敏君) 森議員。 ○5 番(森亜紀子君) 前段にも述べましたが、町内でコロナウイルス感染者の方が確認されていないのは、町民の皆様の日頃の努力のたまものと捉えれば、倍返しとはいかないまでも、多少、私は膨らませていただきたいなというふうに思っております。答弁はよろしいです。  さて、事業ではなくて、今後は団体の補助金のことについて幾つか確認をしたいと思います。町内の多くの団体がコロナ禍を受けて、いまだ総会はもちろん、集まること、あるいは活動ができていないのが現状かと思っています。それぞれ、団体に合った目的を持って活動しておられるわけですけれども、今年度半分を迎えます。9月末でちょうど折り返しになるんですかね。そろそろ次年度のことが気になっておられるのではないかなというふうに思いますし、そういう声も聞きます。来年度以降どうなんだろう、コロナ禍の終息がないとなかなか次年度以降の活動というのもできないわけですけれども、こういう時期だからこそ、それぞれの団体やサークルなどのチラシ、あるいは文書などで啓発していくことというのも私は有効な補助金の使い道ではないかなというふうに思っております。そういった意味での、補助金の使い方の指導と言ったらおかしいんですけれども、こういうふうにしたらどうでしょうかというような提案は町のほうからはないんでしょうか。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) 今までのところ、そういったことについて指導と言いますか、助言をしたことは多分ないというふうに思います。皆さん方、例年であれば通常の補助金の使い方というようなことをされているというふうには思っておりますが、仮にそういったお話があるということであれば、団体の中で取りあえず話をしていただきたいと思いますし、また町のほうにも相談もしていただければ、それこそ快い返事はさせていただけるというふうに思います。 ○議 長(谷本正敏君) 森議員。 ○5 番(森亜紀子君) 11月から予算編成があるわけで、おおむねの団体、使われなかった補助金は町に返金していくということになりますが、再度確認です。返金したから次年度減額ではないという認識でよろしいですか。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) はい、そういう考え方で結構ですし、それから予算の編成に当たりましては、各種団体の皆さん方とお話をする機会があろうと思います。そういった面では、担当課のほうから代表の方にそういった趣旨のお話はさせていただきたいと思います。 ○議 長(谷本正敏君) 森議員。 ○5 番(森亜紀子君) 予算は使わないともったいないというような話も時々耳にするんですけれども、この予算、団体に対しての補助金でありますとか、イベントに対する予算なんかは、みんな税金から捻出されたということを考えると、私は有効に使われるべきだと思います。  八頭町が掲げる、人が輝き、集い、笑顔が広がるまちづくりの実現のためには、行政の職員の方ばかりでなく、こうした地域で活動されておられる団体の皆様の生き生きとした姿こそが人が輝く姿であるというふうに私は思います。さらなる団体の活性化に向けて、そうした予算の上積みというのは、やはり団体の役員さんと相談してということになるんでしょうか。若干、町のほうから少し上乗せをする、倍予算とは言わないまでも、若干色をつけるというようなことというのは今のところは考えておられないのでしょうか。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) 予算と言われますか、私どもからすれば補助金になるわけでありますが、そういった部分については、有効に使っていただけたらと思います。  上積みはないかというお話でありますが、やはり必要な部分については必要な金額といいますか、そういったものをお出しするということになろうかと思います。いずれにいたしましても、その活動の内容ということが一番だろうというふうに思いますので、そういった面ではぜひ各種団体の中でお話をしていただいて、新たな取組も結構だと思いますので、ぜひそういった方面で考えていただけたらと思います。 ○議 長(谷本正敏君) 森議員。 ○5 番(森亜紀子君) 活動の内容、それぞれの団体の方々と相談されて、納得のいく形で補助金のこと協議して検討していただきたいと思っております。  アフターコロナ、ウィズコロナと言われています。今後、どのような世の中になるか確たるものは分からないわけであります。県の危機管理局の情報ですが、PCR検査を受けられた方が9月7日、昨日ですね、の17時20分現在で中部で3名、西部で2名の合計5名でした。毎日報道される数というのは、以前に比べて少なくなってきたのかなというふうに思っております。そして、日本海新聞等、毎日報道される国内の新型コロナウイルス感染者という一覧の表はずっと累計で、不安ばかりあおると言いますか、募るような感じもいたしておりますが、私は報道の在り方としては、現在の状況を正しく伝えるべきではないかなというふうに思っています。そういうふうに考えると、必要以上にコロナウイルスというのは恐れることはないのかなというふうに感じています。というのも、日本赤十字社さんが出された新型コロナウイルスの3つの顔を知ろう、吉田町長も八頭町の分区長さんでありますので、御覧になったことはあるかと思いますが、これについてどう思っておられるのか、ちょっと御所見を伺いたいと思います。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) 昨日も一般質問がございまして、感染者のお話がございました。決して私、昨日も申し上げたんですが、感染された方が悪いわけではないというふうに思っております。偏見という言葉になるんでしょうか、やはり正しい理解、そういったものが必要だというふうに思っておりますが。  昨日、小倉議員の一般質問で答弁させていただきましたが、そういった先ほど言われましたというのはもちろん、ものですね、そういった部分も含めて広報の10月号に掲載させていただくような予定としております。 ○議 長(谷本正敏君) 森議員。 ○5 番(森亜紀子君) 広報の10月号に掲載されるということで、私は広く町民の方にこういう正しい情報を知っていただきたいと思って、提案しようと思っておりましたが、10月号を楽しみにしております。  コロナウイルスについて、しっかり予防するということがまずは大切だと思います。日々の手洗い、そしてマスク、消毒、それから人混みを避ける、そういうようなことでまずは自分の体から守っていくということが必要だと思います。コロナウイルスの終息、町長はどのようなことをもって終息だと考えられるでしょうか。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) やはり、今言われましたように予防が第一だというふうに思いますが、終息ということであればやはりワクチンと言いますか、そういったものがしっかりできれば終息の方向に向かうというふうに考えます。 ○議 長(谷本正敏君) 森議員。 ○5 番(森亜紀子君) 確かにワクチン、薬、治療薬というのも必要になってくるかと思います。これは、私どもではどうにもならないことなので、専門家の医療機関でありますとか、感染症に詳しい方に委ねたいと思うんですけれども、まずは私が考える八頭町においてのコロナウイルスの終息というのは、県外に住む子どもや孫や、そして兄弟、姉妹が抵抗なく帰省できることが私は八頭町においてのコロナウイルスの終息だと考えています。その日が1日も早く来ることを願って、私は今回の一般質問を終えたいと思います。 ○議 長(谷本正敏君) これにて、5番、森亜紀子議員の一般質問を終わります。 ◎休  憩 ○議 長(谷本正敏君) 暫時休憩いたします。  再開は、2時から再開します。                         (午後1時50分) ◎再  開 ○議 長(谷本正敏君) 休憩前に引き続き、会議を再開いたします。                         (午後2時00分) ○議 長(谷本正敏君) 次に、13番、栄田秀之議員の質問を許しますので、登壇願います。 ◎栄田秀之議員質問 ○13番(栄田秀之君) 皆さん、こんにちは。13番の栄田です。私は、本日3点の質問を行います。  まず1点目、令和元年度決算について。  予算は、一会計年度における収入、支出の見積りを言います。同時に、支出の額及び内容を制限する拘束力を持っています。  決算は、一会計年度の収入支出予算の執行の実績について作成される確定した係数表を言います。単なる表にとどまらず、経営成績及び財政状況を明らかにするための会計手続で、予算執行が適正に行われたか否かについて分析評価し、その結果に基づいて翌年度の財政運営に生かすことが必要となるために決算制度が設けられています。  1、財政力指数、経常収支比率、自主財源比率の前年対比について。  2、人件費、扶助費、公債費の前年対比及び経常収支比率の内訳の人件費、扶助費、公債費の前年対比について。  3、町税等の徴収率及び徴収体制について。  4、平成27年作成の公共施設白書には278施設とあるが、決算時の施設数は、また決算期における施設の新設、改修、統合、廃止について。  以上、決算についてお伺いいたします。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) それでは、13番、栄田秀之議員の一般質問についてお答えをいたします。  最初に、令和元年度の決算についていただきました。  まず、財政力指数、経常収支比率、自主財源比率の前年対比ということであります。
     まず初めに、地方公共団体の財政力を示す指数として用いられます、財政力指数の関係であります。平成29年度から令和元年度の3か年平均数値は、0.229となり、前年度数値を0.001ポイント下回りました。令和元年度の単年度数値を見ますと、前年度と比べて、基準財政需要額、基準財政収入額に大きな変動はありませんでしたので、前年度と同数値の0.230となっております。  次に、経常一般財源等の総額のうち、経常経費に充当された一般財源等がどれほどあるのかを表します経常収支比率は令和元年度決算数値で88.7%、前年度より2.6ポイント増加いたしました。令和元年度におきましては、経常経費に大きな変動はございませんでしたが、合併算定替特例措置の縮減によります地方交付税の減少が大きく影響し、比率が増加したものであります。  続いて、自主財源比率であります。令和元年度の自主財源比率は23.8%となりまして、前年度より0.8ポイントの増となっております。歳入総額が減少し、自主財源総額が若干増加したため、自主財源比率は0.8%の増となったものであります。  次に、人件費、扶助費、公債費の前年対比の関係であります。人件費の令和元年度決算額は16億4,400万円余りとなりまして、前年対比で1,700万円余りの減、率にして1.1%の減となっております。職員給や共済組合等負担金に大きな変動はございませんが、平成29年度末と比較して、平成30年度末の退職者が少なく、令和元年度の退職手当組合負担金が約2,100万円減少したことが主な要因であります。  次に、扶助費の関係であります。扶助費の令和元年度決算額は13億6,000万円余りとなり、前年度比で2,600万円余りの増、率にいたしまして2.0%の増となっております。補助分では、児童扶養手当が1,800万円余りの増となったほか、自立支援制度事業費が1,400万円余りの増、生活保護扶助費が900万円余りの増となっております。  続いて、交際費であります。交際費の令和元年度決算額は12億1,600万円余りとなり、前年度比で4,700万円余りの減、率にして3.8%の減となっております。経常収支比率に占めます各費目の割合につきましては、人件費が22.8%で前年度比0.8ポイントの増、扶助費が7.8%で、前年度比0.5ポイントの増、交際費は17.9%で前年度比0.1ポイントの減となりました。  次に、税の徴収率と徴収体制についてであります。町民税個人分の徴収率は、現年が99.32%、過年が27.1%となっておりますが、昨年の徴収率と比較いたしますと、若干徴収率が落ちております。要因といたしましては、例年の年度末の駆け込み納付に新型コロナの影響が出たものと捉えております。固定資産税90.59%、軽自動車税95.69%につきましては、前年に比べ若干ではありますが、徴収率は上昇いたしました。  次に、特別会計の税料でありますが、国民健康保険税につきましては、過年度について昨年の16.49%が16.19%と若干下がりましたが、現年、過年合計では約2%上昇いたしております。  次に、介護保険料であります。現年度分は0.01%前年を下回りましたが、過年は0.67%上昇し、全体では0.25%上げることができました。なお、後期高齢者医療保険料については、現年、過年とも100%を達成することができております。  次に、徴収体制であります。平成30年度は4名おりました徴収専門員を上下水道課1名配置し、税務課の徴収専門員は3名としております。また、徴収専門員は主に昼間のお宅や勤務先の訪問、電話による徴収督促、催告書発送等を担当し、税務課職員については、財産調査、差押えの執行、執行停止、不納欠損等の債権管理と徴収専門員が昼間会えない滞納者について夜間の訪問徴収を担当して進めております。近年は、この効果もあって前年の徴収率をおおむね上回ることができているものと考えております。  最後に公共白書の関係であります。令和元年度時の数、また施設の新設、改修、統合、廃止についてということであります。  まず、施設数についてでありますが、令和元年度末の時点で282施設となっております。平成27年度以降の内訳としましては、新設8施設、主な改修16施設、廃止、これは譲渡及び取壊しでございますが、4施設、それから建て替えが1施設であります。なお、統合した施設には船岡地域や八東地域の保育所が6施設あり、そのうち3施設は現在未活用となっております。施設としては現存しておりますので、令和元年度末時点の施設数に含まれているというところであります。  最初の答弁といたします。 ○議 長(谷本正敏君) 栄田議員。 ○13番(栄田秀之君) 決算についてですが、決算審査意見書を見ますと、平成30年度は単年度収支が3,607万円の赤字です。令和元年度は単年度収支を見ますと4,057万円の黒字になっておりますが、積立金取崩しが9,844万円あり、差し引くと実質単年度収支は5,786万円の赤字となっていると監査意見書にはあります。まず1点。  2点目は、実質公債比率が平成30年度は8.9、令和元年度は9.3と0.4ポイント上がっております。2点目です。  3点目は、財政調整基金の取崩しがありましたが、全基金としては9,844万円取崩し、全基金残高は68億3,179万円となっています。前年よりも5,407万円の減額となっています。  4点目、平成30年度の標準財政規模は68億6,561万円であったものが、令和元年度の標準財政規模は65億7,800万円、2億8,761万円小さくなっています。  この4点について、決算に、町長にお伺いします。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) それぞれの項目の考え方があろうと思います。今回、令和元年度でありますが、先般代表監査のほうからもございましたが、前期の基本計画、総合計画でありますが、そういった中での最終年ということでありました。いろいろ御意見はあろうかと思いますが、そういった中で、基金等も増えてまいりましたし、また先ほどありましたちょっと経常収支比率等については増えているというような状況にあるわけでありますが、おおむね順調な会計の運営になっているんではないかというふうには考えております。 ○議 長(谷本正敏君) 栄田議員。 ○13番(栄田秀之君) 八頭町財務書類には、指標等による分析について経年との比較はもとより、他団体との比較が容易になりますとあります。指標等について伺っていきたいと思います  もう一点は、先ほど言いましたが、標準財政規模が令和元年度は2億8,000万円小さくなっている、このことはどういうことを示しているのか町長にお伺いしたいと思います。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) これは最初の答弁でもあったかと思いますが、合併算定替で交付税が5年間かけて減ってまいりました。令和元年度はその最終年ということでございましたので、2億円余り減ったということが主因でございます。令和2年度始まっているわけでありますが、交付税については完成形ということであります。 ○議 長(谷本正敏君) 栄田議員。 ○13番(栄田秀之君) それでは、先ほど答弁でありました財政力指数ですが、これにつきましては基準財政需要額で基準財政収入額を割った比率であります。先ほど言われましたとおり、年々この比率は下がっています。ただ、平成30年度の県内町村平均は0.28です。県内平均よりも平成30年度を見てみますと0.05ポイント低いわけです。単年度なり八頭町だけを見た場合には余り変化はないように見えますが、他の町村の平均と比べて0.28低い。この財政力指数が県平均よりも低い要因について町長にお伺いしたいと思います。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) 栄田議員も御存じのように、財政力指数については3年間の平均ということであります。近年同じような辺りを推移しているというのが現状でございますが、その低い要因ということであればやはり自主財源が少ないということが主因だろうと思います。 ○議 長(谷本正敏君) 栄田議員。 ○13番(栄田秀之君) 自主財源のことになるとなかなか面倒なことになります。  経常収支比率について伺いたいと思います。財政構造の弾力性を示す指標です。これにつきましては、平成27年度から見ますと年々この比率は上がっております。令和元年度は88.7%ですが、ただし県内の町村の平均を見ますと八頭町は少し高いようであります。経常収支比率の義務的経費は低いほど一般財源に余裕があり、財政構造が弾力性に富んでいることを示すという比率でありますが、平成30年度の町村県平均は89.7%です。八頭町は平均よりも1%、先ほど言いましたように1.0ポイント下回っております。  経常経費の最大費目は人件費と言われているとこであります。人件費が経常収支比率に与える影響は、先ほど町長の答弁にありましたように、人件費は財政の硬直化の一因となっておると言われているとこであります。八頭町の経常経費比率の中の人件費の割合を見ますと、22%になっております。ほかの町村のを見てみますと、湯梨浜が21.3、琴浦が20.9、北栄が21.9、大山が21.6と県内の類似町村と比べても八頭町の経常経費の人件費に占める割合は高いわけであります。人件費は少し減ってきとるというふうに思っておりますが、やっぱり八頭町だけの前年対比や八頭町だけの比率だけでなしに、県内の他町村と比べて、指標を比べるということも本当に大切だというふうにありましたが、この県内の町村と比べると高いわけであります。今以上の人件費の削減が、私は求められていると思っております。経常経費の人件費のこの他町村に比べて高い割合について、町長にお伺いいたします。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) 人件費の削減につきましては、先ほどの最初の答弁で申し上げたとおりであります。経常収支比率でありますが、今年、前年度より2.6%上がったというふうに申し上げました。収入はやはり、こちらにつきましても地方交付税の減少ということが影響いたしまして比率が上がったというふうに考えております。  ただ、今は令和元年度の決算のお話ですが、来年は実を言いますと、もう少しまだまだ上がるというふうに思っております。これは会計年度の任用職員の関係でございます。かなり、7,000万円、8,000万円といいますか、そういった部分が今度は人件費という形で上がってまいりますので、来年の見込みでありますが、今から先のことを言っても何ですが、90%は下らないような見込みで今考えているというとこであります。 ○議 長(谷本正敏君) 栄田議員。 ○13番(栄田秀之君) 人件費について先ほど町長の答弁がありましたが、平成30年度のやっぱり県内の町村と比べてみますと、人件費で一番高いのは八頭町です。人件費は八頭町は16億円、湯梨浜は14億円、琴浦は14億円、北栄は13億円、大山は16億722万円、八頭町は16億6,197万円でございます。構成比を見ましても八頭町は15.3、湯梨浜は12.5、琴浦は13.8、北栄は14.9、それから大山は15.1、他の町村と比べてもやはり人件費は大きいし、割合も一番大きいわけであります。  町長はいつも、私が人件費のことを言いますと、定員適正化計画に沿って人件費の削減を進めているというふうに言われますが、確かに先ほども言いましたように八頭町だけを見て、前年対比を見ていきますと人件費は少なくなっております。しかし、県内の各町村を比べてみますと人件費の割合は非常に高いわけであります。八頭町の人件費は、令和元年度決算における人件費について改めて町長にお伺いいたします。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) 人件費の内容につきましても、ちょっと意見が分かれるところだというふうに思います。ありましたように、16億円ということであります。構成比で申し上げますと、先ほど栄田議員言われましたように15.3ということでありまして、鳥取県下の町村の平均が14.8ということでありますので、若干その14.8よりは構成比が高いわけでありますが、ぬきんでて高いというふうな認識は持っておりません。 ○議 長(谷本正敏君) 栄田議員。 ○13番(栄田秀之君) 先ほど答弁がありましたが、平均というよりも、私が言ったのは県内の他町の類似団体と比較して大きいと言ったわけです。事実大きいわけです。  次に、町税等の徴収率について伺います。一般会計の税合計を見ると、前年よりも0.75ポイント徴収率が上がっています。しかし、合計を見ると現年滞納分とともに前年より徴収率が0.9ポイント下がっています。その中を見ると、諸収入現金分が2,812万円、大口が収入未済となっています。これは監査でお聞きしましたが、中私都の件でありますが、また税収外計を見ますと、現年分が3,239万円、滞納分が3,023万円の収入未済額が出ています。なぜこのような収入未済額となったものか要因についてお伺いいたします。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) 現年と過年ということであります。ありましたように、現年分につきましては3,200万円余りということであります。スポーツ振興くじの関係ということが2,900万円余りということでありましたし、それから町営住宅の使用料の関係であります。これが299万円余りということでありました。  もう一点、生活保護費の返還金というのがございまして、131万円余りあるんですが、これにつきましては介護費用の1割負担から全額負担になったことによります差額分の返還というような内訳であります。  それから過年度分につきましても、先ほどありましたが、3,023万円余ということであります。大きなもので申し上げますと町営住宅の使用料が約でありますが2,900万円余りというようなことになりまして、現年度と同じく徴収に努めたとこでありますが回収に至らなかったというところであります。今後とも、現年、過年も含めまして面談等を行い徴収に努めてまいりたいと考えているとこであります。 ○議 長(谷本正敏君) 栄田議員。 ○13番(栄田秀之君) 先ほど町長答弁ありました、徴収体制を4人体制を3人体制にして、1名を上下水道のほうへ担当させたという、で成果を上げたということはありますが、滞納分現年分を含めまして、収入未済額の合計で一般会計が1億3,808万円、特別会計で3億6,444万円、合計で5億252万円の収入未済額が八頭町にはあります。また、不納欠損、一般会計で252万円、特別会計で686万円、合計で938万円の町税の不納決算額が生じています。  町税等の徴収体制についてですが、町長は今の体制で成績が上がってると言いますが、私はいつも言います、税金は納税者の義務、公平に納付されるべきだと思います。現行の各担当課でそれぞれの担当の税等の徴収を行っていますが、徴収率が上がっても下がっても決算が終われば終わりです。業務に支障はありません。新しい年度に入るわけですから、町税等の徴収についてもきちんと責任を持って債権管理を専門で行う部署が必要だと思っています。鳥取市のように債権管理課ではなくても、債権管理室を設けて町全体の債権管理を行うべきだと私はいつも思っております。令和元年度の決算を踏まえて、徴収体制の見直しについて改めて町長にお伺いいたします。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) 栄田議員言われますように、やっぱり公平な納付ということは必要だというふうに思いますし、そういった中で今債権管理のお話を頂きました。春にも確か申し上げたと思いますが、課題だというふうには認識いたしておりまして、検討させていただくように答弁をさせていただいているとこでありますので、今しばらく時間を頂けたらと思います。 ○議 長(谷本正敏君) 栄田議員。 ○13番(栄田秀之君) 体制については十分な検討を行っていただきたいと思います。  次に、公共施設についてですが、先ほど町長の答弁がありまして、278施設から282施設に増えておるということであります。これは多分、学校・保育所の関係があったのかなというふうに思っております。しかし、町全体の公共施設、インフラ施設、今後の改修更新費用の額は白書では約652億円というふうに出ております。公共施設では307億円、インフラ施設では345億円の見込みが出ております。八頭町の将来人口の推計は2060年には8,806人の推計となっております。人口が減れば財源も厳しい状況になることが予想されております。先ほどありましたが、令和元年度の施設の改修更新費、そして公共施設のインフラ施設についてですが、令和元年度の公共施設の維持管理費と改修更新費用額と前年対比、それから令和元年度のインフラ施設の維持管理費と改修更新額と前年対比について町長にお伺いいたします。多分、年々増加しているというふうに予想しております。  また、有形固定資産、固定資産の評価はどういうふうになっておるのか、その経過をお伺いしたいと思います。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) 公共施設の維持管理費ということであります。以前、公共白書ということで皆さん方にもお示しをしておりますが、建て替えであったり、大規模改修、そういったことになれば300億円からの費用が必要だというような試算をお出しをしているところでありますが、こういった中で昨年の維持管理費ということであります。これはあくまでも決算統計上ということで御理解を頂きたいというふうに思いますが、維持管理費につきましては、約1億6,700万円ということであります。前年対比では5%の減ということでありますが、その維持管理費のうちに改修とか更新費用というのがございます。こちらが約1,000万円ということでありまして、前年度比では逆にこれは1%増えているというとこであります。  それからインフラの関係でありますが、これは道路橋梁ということで御理解を頂きたいと思いますが、約7,600万円ということであります。前年と比べましたら減額の34%ということであります。  それから、改修、更新の関係では繰越しの事業等もございましたので、約1億7,900万円ということであります。こちらについては、繰越し等のこともございますし、78.5%の増になっているというような状況です。  それから固定資産の評価の関係でありますが、これは通常の土地家屋のお話でしょうか。それとも。 ○13番(栄田秀之君) 施設。 ○町 長(吉田英人君) バランスシートの関係という。 ○13番(栄田秀之君) 公共施設。 ○町 長(吉田英人君) いろいろ方式があるというふうには思っておりますが、八頭町では総務省のモデル方式を採用させていただいております。決算統計確定しておりませんので、確定しましたら議会の皆さん方にもお出しをしたいというとこであります。ちょっと今期定例会中には少し無理かなと。 ○13番(栄田秀之君) 分かりました。よろしくお願いします。 ○議 長(谷本正敏君) 栄田議員。 ○13番(栄田秀之君) 公共施設が増えております。そして、八頭町には築20年以上の施設が約7割を占めているという現状であります。やはり、この施設の有効活用はもちろんですが、施設の統廃合をやっぱり進めていくということが大事だと思いますが、今町長の答弁の中には令和元年度の統廃合についての答弁がありませんでしたが、やはり私は、この多い282、大変な数字の施設であります。先ほど言いましたように、築20年経過したものが約7割を占めているという状況の施設でありますので、やっぱり統廃合を進めていく、施設の有効活用と同時に統廃合を進めていくべきだと思っておりますが、令和元年度の決算における統廃合の取組について改めてお伺いしたいと思います。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) 栄田議員言われますように、やっぱり施設の有効活用、さらには統廃合ということは必要だというふうに考えております。本年度の内容はどうかということでありますが、本年度については大江の国民体育館の取壊しということに取りかからせていただいておりますが、他の部分についてはちょっと今のところ具体的に皆さん方にお示しできるような形にはなっておりません。また、そういう形になれば改めてお話をさせていただきたいと思います。 ○議 長(谷本正敏君) 栄田議員。 ○13番(栄田秀之君) それでは2点目の質問に入ります。  マイナンバーカード推進とコンビニ証明書交付について。  マイナンバーカード制度は行政の効率化、国民の利便性の向上、公平公正な社会の実現のための社会基盤の確立として、平成27年10月以降マイナンバーが国民に通知されています。  マイナンバーカードは社会保障、税、災害対策の分野で効率的に情報を管理し、複数の機関が保有する個人の情報が同一の情報であることを確認するための活用とすると総務省は示しています。  しかし、私たち町民には利便性は余り感じられず、マイナンバーカードの推進は低迷しています。  先般、八頭町も来年2月よりコンビニでの証明書交付を行う説明がありました。  1、今後のマイナンバーカード推進対応及び目標について。  2、コンビニ証明書交付の認知等の説明方法について。  3、証明書の発行の種類、手数料について。  4、マイナンバーカードが保険証として利用可能になる来年の3月のことにつきまして、申込み方法等について。  以上、4点について町長にお伺いいたします。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) 2点目にマイナンバーの関係でいただきました。  推進とコンビニ証明の交付についてということであります。  まず、今後の推進対応と目標はということであります。令和元年度よりマイナンバーカードの申請方法に従来の交付時来庁方式に加え、申請時に窓口で顔写真を撮影し、本人確認と暗証番号の設定を行い、後日、限定受取郵便でマイナンバーカードを御自宅に郵送する方法の申請時来庁方式を追加いたしております。この方式は、来庁していただく回数が申請時の1度のみとなり、住民の方の負担軽減が図られるというふうに考えております。今年の3月には、マイナンバーカードオンライン申請補助端末、マイナ・アシストでありますが、を導入し、カード取得推進に努めているところであります。令和2年8月末で八頭町のカード普及率は15.9%、約16%、2,735枚というふうになっております。また来年2月よりコンビニ交付開始、3月よりマイナンバーカードを保険証として利用が開始されますので、改めましてマイナンバーカードの利活用が増えていくことを周知し、普及率につなげてまいりたいと考えております。  先月2回、試験的に日曜日の午後1時から4時まで休日窓口を開庁し、マイナンバーカードの申請、交付、更新、マイナポイントの予約、申込み支援を実施いたしました。今後も随時、開庁していく予定であります。  目標に関しましては、国が想定しております交付枚数もありますが、八頭町では現在1か月当たり100枚を目標に、3月にお答えしましたように3,000枚をクリアしたいと考えております。  次に、コンビニ証明書交付の周知等の説明方法についてということであります。コンビニ証明書の交付につきましては、来年2月中旬より運用開始を予定しておりますので、町のホームページでは2月上旬に、広報では2月号に掲載し周知する予定であります。また、コンビニ交付の案内チラシを作成し、マイナンバーカードの交付時と転入時等に配布をする予定といたしております。  続いて、証明書の発行の種類と手数料ということであります。証明書の種類につきましては、住民票、印鑑証明書、所得課税証明書の導入を予定しております。手数料に関しましては、既に証明書コンビニ交付を導入されている自治体の状況を考慮し検討してまいりたいと考えております。  次に、マイナンバーカードを保険証として利用する申込み方法等はということであります。申込みの方法に関しましては、パソコンもしくはマイナンバーカード読み取り対応のスマートフォンから申込み可能で、国が運営しておりますオンラインサービスのマイナポータルサイトのトップページから申込みを行うことができます。また、パソコンやスマートフォンを利用されない方に対しましては、マイナポータル用端末を本庁と各支所に設置しており、申込みの支援を行う予定としております。  最初の答弁といたします。 ○議 長(谷本正敏君) 栄田議員。 ○13番(栄田秀之君) マイナンバーカードについての答弁がありました。交付枚数及び交付率を見ますと、八頭町の交付枚数は先ほどありましたように2,574枚、交付率14.9%であります。同じような湯梨浜を見てみますと、2,390枚で14.1%と同じような実績です。ですが、琴浦と比べてみると枚数は琴浦は4,395枚、率は25.1%です。八頭町でもやはりコンビニの証明書交付を実施をするということになれば、今の琴浦の実績ほどは目標を達成するべきではないかというふうに思っています。県内のマイナンバーの取得キャンペーンの取組状況を見ますと、やっぱり八頭町は他町と横並びの取組のようです。鳥取市と琴浦だけは独自のキャンペーンを打ち出しています。鳥取市と琴浦はコンビニの証明を実施しているのでやらざるを得なかったという理由もあるかもしれませんが、やはり琴浦とは大きく離れております。  そこで、マイナンバーカードの推進キャンペーンについてですが、琴浦町はカラーの漫画をつけたような資料を作っております。こういうふうなチラシを作ってます。ただ広報に入れるということでなしに、こういう冊子を作って分かりやすくやっています。鳥取市のほうも、こういうふうにまた別の冊子を作ってコンビニ交付の推進を行っております。そういうことでありますので、町長に八頭町の推進方法はどうかというふうに聞いたわけであります。  今回八頭町も四、五年かかると言っていましたコンビニ証明書交付が、来年2月から新型コロナ対策の一環として、密接を避けるためのコンビニ証明書交付が前倒しで実施されることになりました。コンビニ証明書交付を早くやってもらいたいと言っていました私としては、本当によかったなというふうに思っております。またこれがアウトソーシングにもつながり、町民の利便性の向上にもつながります。そのために多くの町民の方にコンビニ証明書交付を利用していただきたい。費用対効果もありますので、今一層のナンバーカードの利用促進を図っていくべきだと思っております。ちょうどよい機会ですので、来年の3月よりマイナンバーカードでの保険証の代わりができる、そして身分証明書にも代行できるようになるというふうなことを聞いております。  そこで、琴浦町のように町内の企業や団体に出かけてカードのメリットをきちんと町民に説明をして、一括申請を促すのも一つの方法だと思っています。私は先ほど町長の答弁がありましたが、1か月に100枚、目標3,000枚でなしに、琴浦のように目標を4,000枚、あと1,426枚掲げて、来年の3月末までにやってはどうかなというふうに思っているところです。  ただ目標を持ってやるということだけでなしに、私は特別チームを作ってカード発行推進をやってはどうかと思っております。例えば、商工観光室のようなとこで、ようなとこと言ったらいけませんが、商工観光室で観光と同時にカードを推進してはどうかというようなことも考えております。町長の言われるように、確かに本庁舎なり支所の休日の発行もありますが、併せて特別チームを作って、そしてコンビニ証明交付を実施するなれば、やっぱり費用対効果でありますので、それぞれのカードの発行目標を立てて取り組むべきではないかというふうに思っております。
     このことについて町長にお伺いいたします。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) 琴浦が県下で普及率が高いということは承知をしております。そういった中で特別チーム、さらには事業所への訪問というような御意見を頂きました。まずもって、住民の皆さん方に必要性の周知と言いますか、その辺りの認識がまだちょっと足りないんじゃないかなというふうには思います。それは逆に言えば、私どもの周知不足だというふうには考えております。  ちょっと最初の答弁で申し上げたんですが、8月に開庁した関係で、お休みの日ですがかなりおいでになったということを申し上げました。随時これからもそういった対応というふうにもお答えをさせていただいたとこでありますが、ちょっと当面様子を見させていただけたらと思います。そういった中で、ありましたように企業への訪問ということはさせていただきたいというふうに思います。それこそ栄田議員におかれましても、本当に多くの皆さんにぜひ声をかけていただいて、それこそ一度おいでいただいたらいいようになっておりますので、1人でも多くの方に本当に1日も早く取っていただきたいと思いますし、それから来年の2月からそういったコンビニ証明も可能というふうになりますので、ぜひ早めに取っていただいて、来年から活用していただけるようなことになればと思います。 ○議 長(谷本正敏君) 栄田議員。 ○13番(栄田秀之君) 私もカードを発行してもらっています。やはりこういうコンビニ証明という利便性の向上を図ることになりますので、こういうことをきちんと町民の方に十分な説明をやっていただきたいなというふうに思っております。  それでは3点目の質問に入ります。  墓地行政について。  近年、無縁墓の増加が社会問題となり、それに対する行政側のコメントが求められています。福祉的観点からも無縁墓の対処が課題となっている。無縁墓の増加が進む中、今後の墓地行政においていかに墓地を扱うかを考える視点が必要である。  核家族化、高齢化が進み世帯人員が減り、家族の力が弱くなった。遠距離化で親族の絆も脆弱化してかつてのように後継ぎに墓の管理を求めることは難しくなってきています。  1、町営墓地の増設は難しいと聞くが、寺院に設けられている永代供養の合祀型を町営で設けることについて。  2、世帯人員が少なくなりペットを飼う人も多く見られ、ペットも大切な家族であり、ペットの供養についても合祀型のペット墓を町営で設けることについて。  以上、町長にお伺いいたします。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) 3点目に墓地行政ということでいただきました。  永代供養の合祀型を町営で設けることについてということであります。墓地の管理につきましては、継続者不在で墓地を維持する者がいないなど、墓地の無縁化が全国的にも社会的な問題となっております。このような中、墓地の無縁化対策として複数の人の遺骨を埋葬する合同墓の設置や墓石の代わりに樹木を立て、その周りに遺骨を埋葬する樹木葬などといった取組が行われております。  合同墓も同様で、通常、寺院で供養されるようなことは宗教的な行為になるため、公営での設置はできないこととなっております。ただ、全国の都市部の自治体においては、宗教的な供養は行わず、利用者の焼香や献花が可能な合同墓の墓地を設置しているところもあります。将来的には継承者不足・不在等の影響に伴う墓じまいや無縁墓地等の増加が懸念されるところでありますが、合祀型の墓地建設については今後の状況や町民の皆様方からの需要の変化を踏まえながら検討を行う必要があるとは考えております。  2点目にペットの関係でございます。近年ペットは家族の一員という認識が高まっており、亡くなった後もペットに対する思いは計り知れないものがあろうと思います。ペットの供養を行う合祀墓の墓地経営でありますが、調査したところ全国的に見ても公営での設置は見当たりませんでした。県内では稲葉霊場でペット火葬が行われ、火葬後は飼い主の方に返骨または霊場内に設置されております供養碑へ埋葬されております。先ほどの回答と重複いたしますが、供養が伴う管理につきましては宗教的な行為が関係いたしますので、管理のみの方法となろうかと思います。今後、町民の皆様方からの要望等の需要を踏まえながら検討を行う必要があると考えております。  最初の答弁といたします。 ○議 長(谷本正敏君) 栄田議員。 ○13番(栄田秀之君) ここ数年、共同墓を公営墓地に新設する自治体が増えていると聞いております。個人か遺族が住民、市民であるということを申込みの条件とする自治体が大半であります。血縁を越えた人たちが入る、こうした共同墓は子々孫々までの継承を前提としない点が特徴だと言われています。寺院が経営する共同墓は永代供養と呼ばれ、寺院が子孫に代わって個人の供養や墓の維持管理を行うというものです。また、ロッカー式の納骨堂も墓として利用する人が増えているとあります。  厚労省の報告によりますと、東京都では2005年に納骨堂は310施設あったものが、2018年には433施設と増加しているとあります。新たに墓地を造成するよりも、室内納骨堂は狭いところでも建築できる、さらに墓石を建てる墓よりも安くできる。お参りしやすく交通便のよい場所にあることが多く、墓掃除も不要である点が遺族に支持されているとあります。  また、昨今先祖の墓を引っ越す改葬も増えております。かつては、同じ集落に親族が住み、親戚付き合いが濃厚だったが、親戚付き合いが希薄となってくると遠くにある墓の掃除や管理をその地に住んでいる親族に任せていることを負担に感じ、墓を近くに移したいと考える人もいる。遠くにあり、法事や葬式以外には疎遠になっている寺との関係を改めたいという人もいます。子どもがいない、子どもがいても墓守の負担をかけたくない、そういう理由で継承を前提としない共同墓に移りたいという人も多くなってきているとあります。この先、墓を維持する、管理する、子どもがいない、子どもには墓を託したくないなどの理由で先祖の墓を処分する墓じまいもする人もあります。そういう場合継承を前提としない共同墓の方法を取るという人が多くなってくるとあります。  改めて、これからの墓地行政としての共同墓についてもう一度町長にお伺いしたいと思います。 ○議 長(谷本正敏君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) やはり大きな違いは供養だと、供養するということにあろうかと思います。焼香であったり献花というようなことで合同墓、そういったことの需要があるということであればまた、最初にもお答えしましたように行政としてもやはり研究する必要があるだろうというふうには考えます。 ○議 長(谷本正敏君) 栄田議員。 ○13番(栄田秀之君) はい、以上で一般質問を終わります。 ○議 長(谷本正敏君) これにて、13番、栄田秀之議員の一般質問を終わります。 ◎散  会 ○議 長(谷本正敏君) お諮りいたします。  議事の都合により、9月9日から9月17日まで9日間休会したいと思います。  これに御異議ございませんか。                (異議なし) ○議 長(谷本正敏君) 御異議なしと認めます。  よって、9月9日から9月17日まで9日間休会することに決定いたしました。  お諮りいたします。  本日の会議はこの程度にとどめ、散会いたしたいと思います。  これに御異議ございませんか。                (異議なし) ○議 長(谷本正敏君) 御異議なしと認めます。  よって、本日はこれにて散会することに決定いたしました。  本日は、これにて散会いたします。  なお、次の本会議は、9月18日、午前9時30分から再開いたします。        (令和2年9月8日 午後3時01分散会)   会議の経過を記載して、その相違がないことを証するためここに署名する。  議  長  署名議員  署名議員  署名議員...