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平成27年第 3回定例会(第4日目 3月 9日)

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  1. 八頭町議会 2015-03-09
    平成27年第 3回定例会(第4日目 3月 9日)


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    平成27年第 3回定例会(第4日目 3月 9日)        平成27年第3回八頭町議会定例会 会議録 (第4号)   招集年月日  平成27年3月9日 招集の場所  八頭町議会議場 開   会  平成27年3月9日 午前9時30分宣告        (第4日) 応招議員    1番 山本 弘敏   2番 小林 久幸   3番 坂根 實豊    4番 下田 敏夫   5番 奥田のぶよ   7番 西尾 節子    8番 小倉 一博   9番 栄田 秀之  10番 川西  聡   11番 桑村 和夫  12番 尾島  勲  13番 髙橋信一郎   14番 池本  強  15番 谷本 正敏  16番 河村 久雄 不応招議員    なし 出席議員  応招議員に同じ 欠席議員  不応招議員に同じ
    地方自治法第121条の規定により説明のため出席した者の職氏名  町   長  吉田英人  副 町 長  岩見一郎  教 育 長  薮田邦彦  総務課長   野崎正実  船岡支所長兼住民課長                      山根祐一  八東支所長兼住民課長         保木本妻枝  税務課長   歳岡誠司  企画課長   川西美恵子 福祉環境課長 前田康博  保健課長   橋本 隆  産業観光課長 矢部雅彦  建設課長   西尾哲夫  上下水道課長 森脇孝和  地籍調査課長 木原伸広  会計管理者  加藤典美  人権推進課長 細田初博  教育委員会事務局次長         田村政司  農業委員会事務局長         小林俊一  男女共同参画センター所長         林 仁美  福祉事務所長 田中裕之 本会議に職務のため出席した者の職氏名  議会事務局長  坂本美幸   主任 寺坂武文 議事日程   別紙のとおり 会議録署名議員    1番 山本弘敏議員    3番 坂根實豊議員           議 事 日 程 (第 4 号)            平成27年3月9日(月)午前9時30分開議 日程 第 1 一 般 質 問 議事の経過 ◎開議宣告                    (午前9時30分) ○議 長(河村久雄君) おはようございます。  ただいまの出席議員は15名でございます。  定足数に達しておりますので、これから3月6日に引き続き本日の会議を開きます。 ◎追悼演説 ○議 長(河村久雄君) 会議に入る前に、去る3月2日に逝去されました、故川西末男さんの御冥福をお祈りし、謹んで黙祷をささげたいと思います。  皆さん、御起立願います。  黙祷。             (黙  祷) ○議 長(河村久雄君) 黙祷を終わります。御着席ください。  ここで、故川西末男さんに弔意をあらわし、追悼演説を行います。  八頭町議会を代表して、小林久幸議員から追悼の言葉をお願いします。  小林久幸議員。 ○2 番(小林久幸君) 皆さん改めましておはようございます。  追悼の言葉を述べる前に、このたび御逝去されました故川西末男議員の御遺族の方には、衷心よりお悔やみを申し上げます。  町長並びに町幹部の皆様には、少しのお時間をいただき追悼の言葉を述べたいと思います。  弔意。平成27年3月定例議会の6日目の冒頭に当たり、私は皆様の許しをいただきまして、去る3月2日御逝去されました、故川西末男議員のみたまに対し、謹んで迫悼の言葉を述べさせていただきたいと存じます。  あの精悍な顔、高校時代にレスリングで鍛えた強靭な体、そして強い精神力、あの元気な末男さんの訃報に接したとき、必ずや病魔を克服して、議場に戻ってくると信じておりました。同僚として耳を疑ったのは、私一人ではなかったと思います。  今ここに立って6番議席のありし日の末男さんの姿を思い浮かべるとき、胸が詰まる思いがするものでございます。  あなたは平成11年5月の選挙で八東町議会議員に初当選され、八東町で2期、八頭町で2期の長きにわたり本町の発展に貢献されました。この間、副議長、合併協議会の議員、そして議会広報の委員長、議会運営委員会の委員長の要職を歴任され、町村合併の推進、青少年の健全育成、町民福祉の向上と、町民の生活基盤の充実を目指し、常に重要な役割を担ってこられました。  また、事業家であるとともに、協議会の議長、部落の区長を初めとして、町政に対する幾多の重責を歴任され、八頭町の発展と、地域振興に多大な功績を積まれたものでございます。  豊かな経験、そして広い人脈のもとに、積極的に町民の皆様とひざを交えて話し合い、行政に反映させるなど、地域の発展に貢献されました業績の数々は、地域の方々を初め、広く町民の心に残るものでございましょう。  議会議員として、今後、まちづくりや議会の活性化について、これからも議論を交わしていきたいと思っていたやさき、あなたを失うことは痛恨のきわみでございます。  私どもは末男さんのまちを愛する思いを継承し、町政の発展と町民福祉の向上に尽くす決意をここにお誓いをするものでございます。  生前の議会における活躍の雄姿をしのび、心からみたまの御冥福をお祈り申し上げ、御遺族並びに八頭町の前途に限りなき御加護を賜りますようお願いを申し上げまして、まことに意を尽くしませんが、追悼の言葉といたします。  平成27年3月9日、産業福祉常任委員会委員長、小林久幸。 ○議 長(河村久雄君) これで、追悼演説を終わります。  ここで、川西さんの御遺族からごあいさつがございます。  川西さん、お願いをいたします。 ○(川西宏明さん) 本日は、本議会場で亡き父、川西末男に追悼の言葉をいただき、まことにありがとうございました。さぞかし父も喜んでいることと思います。  父は病気療養中もこの3月議会に出席することを励みにして、治療を重ねておりました。これまでこの議場で父がいろんな議論をしていたんだな、この席に座っていたんだと思い、ここに父の姿がないことが本当に残念でなりません。  残された私たち家族は、支え合ってこれからもこの八頭町で頑張ってまいりたいと思います。今後とも、故人同様、御指導を承りますようお願い申し上げます。  本日は、まことにありがとうございました。 ○議 長(河村久雄君) 以上であいさつを終わります。  それでは、ただいまから議事に入ります。 ◎議事日程の報告 ○議 長(河村久雄君) 本日の議事日程は、お手元に配付のとおりであります。 ◎一般質問 ○議 長(河村久雄君) 日程第1 一般質問を行います。  本日は、8番、10番、9番、13番の4名の方に行っていただきます。  それでは、8番、小倉一博議員の質問を許しますので、登壇願います。  小倉一博議員。 ◎小倉一博議員質問 ○8 番(小倉一博君) 皆さん、おはようございます。議席番号8番、小倉でございます。  初めに、先ほど小林議員より追悼演説がございました。3月2日に御逝去されました川西末男議員をしのんで、心より哀悼の意を表するものであります。  川西さんとはいろんな意味で親しくしていただきました。議会の合間に地元のことや、お孫さんのことをよく話していただきました。まだまだお若い御逝去に御無念は察して余りありますが、心より御冥福をお祈りいたします。  そうしましたら、きょうはまず最初に町の行政課題への予算対応についてということで、吉田町長薮田教育長にお尋ねをしたいと思います。  合併10年が過ぎ、27年度は新たな八頭町創造のスタートラインになると思っております。町の行政運営は、大変厳しい状況にあるという認識をしております。  1点目に、国が唱える地方創生への取り組みをどうされるのか、町長のお考えをお聞きしたいと思います。  我が町の基幹産業ともいえる農業改革の方向性はまだ見えていませんが、現場である我が町にどのように影響してくるとお考えなのか、このことについても町長の御所見をお伺いしたいと思います。  2点目に、3月予算は町行政の1年を具現化するものですが、本予算案について、次の政策課題をどう反映されたのかお尋ねをしたいと思います。  交付税の減少がことしから始まります。このことについて、どういう対応をされているのか。  それから、2点目に高齢化社会への対応、少子高齢化が進んでいきます。このことに対する対応を予算措置の中でどのようにされたのか、お尋ねをしたいと思います。  教育長にも教育面で対応がされているのであれば、その点をお尋ねをしておきたいと思います。  最初の質問です。 ○議 長(河村久雄君) 吉田町長
    ○町 長(吉田英人君) 皆さん、おはようございます。  一般質問も2日目ということでございます。  それでは、8番、小倉一博議員一般質問についてお答えをいたします。  1番として、町行政課題への予算対応を伺うということでございます。  最初に、地方創生への取り組み、基幹産業の農業への取り組みということでございます。ことしの4月に役場内部に地方創生推進本部を立ち上げるとともに、八頭町総合戦略策定委員会を設置し、八頭町人口ビジョン及び八頭町総合戦略の策定に着手したいと考えているところであります。  町民の皆様方の御意見、議会の皆様方の御意見もいただきながら、でき得れば平成27年9月末までに八頭町人口ビジョン及び八頭町総合戦略を策定したいと考えているところでございます。  次に、我が町の基幹産業ともいえる農業改革が八頭町にどのように影響してくるかという点についてでありますが、国の方向性について不明な点が多いので、明解な回答にはならないと思いますが、国の総合戦略の中では農業の生産現場の強化対策として、担い手の育成、経営規模拡大による農業の生産性の向上、耕作放棄地の発生防止、解消等の推進や、米の生産調整の見直し策として、平成30年産を目途に行政による生産数量目標の配分に頼らない生産となるよう取り組むとされております。  町といたしましても、農業者が経営感覚を持ち、みずからの判断で消費者、需要者ニーズの変化等に対応できる環境を整備し、その潜在力を発揮させ、地域経済に貢献できる仕組みづくりを検討してまいりたいと考えております。  2点目の本年度の予算案についてでございます。交付税減少見込みとその対応はということでございます。交付税減少対策本部につきましては、副町長を本部長、教育長を副本部長とし、18人の課長級を本部員として、平成25年度から検討を始めております。平成25年度の段階では、合併算定替の差は11億円とも言われておりましたが、その後、支所に係る経費として3カ年をかけて一本算定に加算されることが決定し、現在では若干、緩和されまして、7億5,000万円とも言われております。  また、現在、合併による市町村の面積拡大等に係る加算が検討されているところであり、特例分の7割程度を継続して受け取れるような制度の検討もなされております。  そのような中で、町として歳出の削減項目としまして、人件費の抑制では定員適正化計画による職員数の減、物件費では保育所、小・中学校等の統合による経費の減、各種団体への補助金、かさ上げ補助金の見直し、納税組合奨励金の終了、町税滞納金の徴収率の向上などを検討しているところであります。  次に、高齢化社会への対応と少子化対策はということであります。高齢者対策に係る予算は、民生費のうち老人福祉費に4億1,600万円余りの予算を計上しており、金額の大きなものは介護保険特別会計繰出金、3億4,400万円余りとなっております。  また、地域のさまざまな活動等に力を入れていただいております老人クラブ活動費補助金、またシルバー人材センターへの補助金を計上し、高齢者になっても生き生きと働き続けることや、地域の重要な担い手となって活動していただけるような環境整備の一助とさせていただいております。  さらには、平成24年度から始めました集落支援員さんを中心としたまちづくり委員会の活動経費、拠点施設整備費を計上し、地域の連携を強化し、高齢者の地域での生活支援の大きな実効ある組織として拡充しつつあるところであります。  施設での介護のみならず、自宅や自宅近くでの生活が継続できるよう、地域の資源や人材が重要なかぎとなっていくと考えております。  少子化対策としましては、保育料の減免、多様な保育サービスに対応した事業など、子育てをしやすい環境づくりや、子育て支援センターの整備、ファミリーサポートセンターの運営、乳幼児健診、特定不妊治療費助成などの取り組みを実施するようにもいたしております。  とりあえずの答弁といたします。 ○議 長(河村久雄君) 薮田教育長。 ○教育長(薮田邦彦君) 皆さん、おはようございます。  それでは、8番、小倉一博議員の御質問にお答えしたいと思います。  予算対応ということでありますが、私のほうからは教育費に関しまして、お答えを申し上げたいと思います。  平成27年度当初予算、何と申しましても統合ということで、4月からいよいよ八頭中学校が開校をいたします。これに伴いましての、例えばスクールバスの運行といったようなことは、経費としては膨らんでくる部分ということで盛り込ませていただいております。  平成27年の中学校、そして平成29年4月には小学校の統合を目指しておりますが、こちらのほうはやはり最終的には物件費の抑制といったようなところにつながっていくではないかというように考えております。  それから、従来から行っておるわけでありますが、いわゆる少子化対策ということにもつながろうかと思いますけれども、複式学級の解消といったようなことは、引き続きやらせていただきたいということで、予算に盛り込ませていただいておりますし、さらに少人数学級も続けていくということでの対応といったようなことを、平成27年度の当初予算では計上をさせていただいているというところでございます。  とりあえずの答弁とさせていただきます。 ○議 長(河村久雄君) 小倉議員。 ○8 番(小倉一博君) 最初にちょっと地方創生ということで、何点か再質問をしたいと思います。  地方創生は昔から取り組んでいることを改めてそういう言葉で、地方創生という目標として国が掲げたというぐあいに理解しておるわけでして、非常に難しい課題だなというぐあいに思っております。  それと同時に、八頭町はことし総合計画の2期目のスタートでありますし、人口減少対策ですか、そういったいろんな計画が重なったわけですね。  そういう中で、非常に計画、計画で、いろんな計画との整合性なり、計画を立てる立場の職員の方々の負担というんですか、そういう点で非常に煩わしいなというぐあいな思いもしておりますが、そのことについてちょっと計画の整合性というんですか、その辺はどんなもんでしょうね。町長としてどういうぐあいにお考えか。  地方創生については、これから考えていかれると思いますので、今今どうっていうことではないとは思いますけども、計画作成の前段でその辺をちょっと確認しておきたいなというぐあいに思います。 ○議 長(河村久雄君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) さまざまな計画の整合性ということでございます。ちょうどいろいろな計画が一緒になった時期になりました。ありましたように、第2次総合計画の策定年でございましたし、それから地方創生という言葉が出る前だったと思っておりますが、人口減少ということで、人口減少のビジョンも策定させていただいたというところでございまして、基本的に地方創生をもとに総合計画もでございますし、それから人口減少に対するそういったビジョンもということで、整合性という面であれば、並行してスタートしたというふうに考えております。 ○議 長(河村久雄君) 小倉議員。 ○8 番(小倉一博君) 並行してとおっしゃるんですけど、内容の盛り込み方が私はどうなるんかなということを思っておるわけです。総合計画が出ておりますので、それを、残念ながらしっかり読んだというわけではありませんが、見させていただくと、それほど目新しいということは感じてないわけですね。そういう中で、地方創生へ向けてどういうあたりが力点になって出てくるんかなという思いを持っております。  2月13日ですか、日本海新聞に県が試算した人口推計というのが出ました。これは人口何とかといいますか、ちょっと私、言い方は忘れましたけども、以前にも国のほうの統計が出ておりました。県のほうが2040年に将来推計人口として、八頭町は1万1,626人だと、そういうような統計を出しました。これによると非常に減ってくるわけですね。これは以前から想像していたことではないかなというぐあいには思うんですけども、1万1,000人ということになると、いわゆる生産年齢というんですか、15歳から65歳まで、その人たちはもっと減ってるんじゃないかということですね。そういうことを考えると、非常に危機感を持って地方創生に取り組むべきだというぐあいには思ってるわけですね。その辺を含めてお尋ねをしたいというぐあいに思っております。  この県の試算の中に、ただ一つ、日吉津村だけが減ってないわけです。現況で日吉津村が3,432人おられるそうで、これが2040年に3,941人、500人ばかりふえる計算にしてあるんですね。このことについて、何でかなと思うんですよね。町長はどういうぐあいに思われますか。ちょっと感想でいいですので、お尋ねをしたいんですけど。原因というのはわかりますかね。感想で結構です。 ○議 長(河村久雄君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) 人口推計はいろいろございまして、増田さんのでは1万5,000人余りということでありましたし、先般、鳥取県が試算された部分では1万1,600人ということでございます。おっしゃいますように、危機感を持って対応する必要があろうというふうに思います。  そういった中で、日吉津村は確かに鳥取県の人口推計でもふえております。御承知だと思うんですが、日吉津村というのは米子市の隣接の町です。企業も大きな企業がございます。そういった中で、インフラ整備等をしても限られた面積ですので、本当に効率もよいというふうに思っております。面積的にはちょっと何ぼということは言えないんですが、境港もしかりだと思いますし、本当に山がなくて平野だけの村でございます。企業のこと、それからどうしても米子市の近郊ですので、米子市に通勤されるというような方もたくさんいらっしゃろうか思います。  そういった中での、八頭町とそれから日吉津村というのは、本当に地形的にも大きな違いがありますし、それからそういった、先ほど言いましたけど、企業的な分野でも大きく違って、やはり人口増というような推計が出てるんじゃないかなというふうに思います。 ○議 長(河村久雄君) 小倉議員。 ○8 番(小倉一博君) 地図を開いたらわかりますけども、米子市のど真ん中ですね。ど真ん中といったらおかしいですけど、海側ですけども、米子市に隣接しております。そういう面では米子市の人口ということもあるかもわかりませんが、現実問題として米子市も2割ぐらい減るような推計が出ております。  その中で、ふやしていくということになれば、距離的なことはもちろんですけども、やっぱり税金が安いだとか、保育料が無料であるとか、そういう面があるんではないかなというぐあいに思うわけですね。  やっぱり条件がいいところに集まってくるというのは当然ですので、そういうことではないかなというぐあいに推測するんですが、私、残念ながら調べておりませんので、その辺の何でかということはわかりませんが、大抵の人に聞くと、あれは米子市のベッドタウンだと、確かにそういう言われ方をします。八頭町も鳥取市のベッドタウンになりたいというなかなか難しい希望を持ってるわけですけども、その辺の話だろうというぐあいに思います。  そこで、地方創生に向けて職員さんの推進本部を立ち上げられるわけですが、今今はわからないかもわかりませんけども、一つ、こういうことは言えるんじゃないかなと思います。今まで取り組んできた行政課題に全て取り組むのか、あるいは一部分を抽出して重要課題として、目玉として取り上げていくのか、その辺のお考えを聞かせていただきたいなというぐあいに思います。 ○議 長(河村久雄君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) 今、言われましたように、二つの考え方があろうと思います。全て取り組むのか、それから目玉という話がございました。基本的には全てを見直したいというふうに思っております。そういった中で、小倉議員が言われる目玉ということにつながればというふうに思います。基本的には全般を見直すというのが基本だろうと思います。 ○議 長(河村久雄君) 小倉議員。 ○8 番(小倉一博君) 地方創生の目的がどういう状況かというのがまだまだわかりませんので、どうと言えないんですけど、まずやっぱり八頭町創生ということになれば、人口問題というのは非常に大きな問題だと思うんですよね。まず人がおらんと行政は成り立ちませんので、やっぱり人口増加対策というのは、まずもって一番に挙がってくるんじゃないかなというぐあいに思います。  それから、生活をしようと思ったら、やっぱり食っていくところが必要ですよね。今までも言われてきたことですけども、子どもたちが自分の生活を考えたときに、やっぱり仕事につく機会、就業の機会、それをどうするかというのがまず第一に挙がってくると思うんで、その辺を取り組まない限りは八頭町創生は難しいなというぐあいに思うんですけど、やっぱり町長はどんなでしょうか、その辺のお考えは。  その全般を考えるということは、差し当たっては必要だと思うんですけど、やっぱりその中から私は抽出するべきだと思うんです。選ぶべきだと思うんです。というのは、八頭町の予算というのは限られておりますし、使える範囲というのは知れとるわけですね。その辺で今後の地方創生を進めていく中で、どういう考えでいかれるかということをお尋ねをしたいと思います。 ○議 長(河村久雄君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) 就労なり雇用というのは、本当に大きな問題だと思っております。八頭町が合併しましてから10年たったわけでありますが、本当にそれこそ大きな企業というのはなかなか来ていただけんというのが現状であります。  今回の地方創生の中での企業誘致というのは、やはり圏域でというようなお話も出ておりまして、やはり鳥取県東部を中心としてそういった企業誘致が、鳥取市が中心になろうかと思いますが、必要だという方向でございます。  今後、どういうふうに進めるかということでございますが、やはりそういった企業誘致になれば、当然、雇用も生まれるということでございますが、やはり八頭町として次に見る場合は交流といったような部分を考えていく必要があるんじゃないかなというふうに思います。お示ししておりますように、若桜鉄道等を活用した交流というようなことも考えられるというふうに思っております。 ○議 長(河村久雄君) 小倉議員。 ○8 番(小倉一博君) 交流人口をふやしていくということは、非常に大切なことだろうと思います。やっぱり人がおれば元気も出ますということで、その辺はぜひ進めていってもらいたいなというぐあいに思います。  それから、先ほどおっしゃいましたように、就業の場所というのは別に通勤圏内であればいいわけでして、別に八頭町にというぐあいには思っておりません。町長がおっしゃるように、鳥取市で雇用が生まれれば、それは八頭町は通勤範囲でそれに乗せていただけるということは思っております。  そういう意味で、もう1点、地方創生を考えられるときに、八頭町だけでなく、県とそれから近隣の市町と同じようなテーマを持って御検討していただきたいなという思いがありますが、その辺のところを町長、可能かどうかということを一つお願いしたいと思います。 ○議 長(河村久雄君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) 企業誘致について、直接、八頭町としてお話をするということは余りできないというふうに思っておりますが、先ほど言いました交流というような面で申し上げますと、近隣町村でいいますと、若桜町さんとタッグを組んでそういったことを推進してまいりたいというふうに考えます。 ○議 長(河村久雄君) 小倉議員。 ○8 番(小倉一博君) 同じ地域として近隣市町とは目的も重なると思いますので、ぜひ共同して取り組めるように配慮をお願いしたいというぐあいに思います。  それから、もう1点、今後の課題ですけども、ぜひ町民の意見を取り入れていただきたいなというぐあいにお願いをしておきたいと思います。  それと、農業政策の面については、なかなか難しいなというぐあいに思ってるんですが、1点、集落営農は別として、何度も言ってますけども、規模拡大によって農業の受委託が進んでおります。こういう中で、町長も先ほどおっしゃいましたけども、次の担い手というのは非常に難しくなってる。結局、農業に携わらない人がふえてきとるんですね。そういう中で、農業の担い手をつくっていくというのが、非常に重要な課題になってきてるというぐあいに思っております。そういう意味で、どの場所で担い手を育てていくのか、その辺の取り組みを、町長、一つお願いしたいと思いますけども、町長の意見をお聞きしたいと思います。 ○議 長(河村久雄君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) 前段の地方創生につきましては、町民の皆さん方の御意見を賜わりたいというふうに思っておりますし、農業の問題につきましては、やはり今、国が打ち出しております規模拡大ということで、今後も推し進めていく必要があるだろうというふうに思います。  担い手のお話がございました。やはり担い手の前段ということになりますと、認定農業者だろうと思います。町内にも数十名の方がいらっしゃいますが、そういった方を核として担い手育成に努めてまいりたいと考えております。 ○議 長(河村久雄君) 小倉議員。 ○8 番(小倉一博君) それはそうなんですけど、私が言いたいのは、結局、農業を経験したり、体験したりされる方が、非常に少なくなったということですね。そういう面において、例えば、教育長がおられますけども、子どもたちが農業に携わる機会というのは本当に減りました。昔みたいにお手伝いもないですしね。そういう意味で、農業に向かっていける人というのは限られてきてるんですよね。その辺をぜひ検討していただきたい。例えば、農業塾みたいなものを、農業を気軽にやってみれる、そういう場所なり機会なりをぜひ提供するところをつくっていただきたいというぐあいに思っております。どうですか。 ○議 長(河村久雄君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) 私どもが子どものころは、確かに家の農業というのは手伝っておりました。そういった中で、今、子どもさんがなかなか手伝わないのではないかというお話でございます。機会ということでございますので、いろいろな小学校の中でそういった取り組みをしておられるやに私は思っておりますが、教育委員会も含めて改めて話をしてまいりたいと思います。 ○議 長(河村久雄君) 小倉議員。 ○8 番(小倉一博君) ぜひいい計画をつくっていただきたいなというぐあいに思いますし、我々も知恵を出し合って一緒になってやっていくべき取り組みですので、頑張りたいなというぐあいに思います。  次にまいりたいと思います。子育て支援策について、吉田町長薮田教育長にお尋ねをします。  国も八頭町も生まれてくる子どもが年ごとに減少しています。子どもの加速度的減少が続く現状は、大げさにいえば、国家存亡の危機であります。地域消滅の危機感を持って取り組むべき状況にあると私は思っております。  国は子育て支援関連三法等を整備しました。町の新たな10年を計画する第2次総合計画のスタートに当たり、少子化が進行する中での子育て支援策をお尋ねをしたいと思います。  1番目に、乳幼児期の支援施設は一極集中でなく、細かい対応を望みたいと思っておりますが、方向性はどうでしょうか。  2番目に、統合後の保育所体制についてお伺いをしたいと思います。特に保育料の無料化について、ちょっと話をしてみたいと思います。  3番目に、就学支援について児童の貧困対策の現状はどう認識されているでしょうか。  学童の放課後支援策についてもお尋ねをしたいと思います。  これは、吉田町長薮田教育長に質問書を送っておりますので、答えられる部分でお願いをしたいと思います。 ○議 長(河村久雄君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) 2点目の子育て支援策を伺うということでございます。  最初に、1点目として、乳幼児期の支援施設は一極集中ではなく、細かい対応を望みたいが、方向性はどうかということであります。町内保育所の保育士の配置基準は、1歳児は、国の基準では、子ども6人に対しまして保育士1人でよいわけでございますが、八頭町では鳥取県独自の基準に合わせ4.5人に1人、3歳児は、国の基準では、子ども20人に対しまして保育士1人のところを、15人に1人の保育士を配置し、国よりも若干多く保育士を配置しているところであります。  なお、この鳥取県の独自基準には、県内の市町村全てが取り組んでいるわけではございません。  また、個別に支援の必要なお子さんに対しましては、保育士加配をしており、以前からきめ細かい対応をしております。  また、保健師、保育士が連携し、土曜日には親子参加での支援教室も開催し、子どもの持つ力を伸ばしていくようにもしているところであります。  近年は家庭的に支援の必要なお子さんもふえておりまして、子どもだけではなく、家庭全体を支援していくケースも見られ、家庭訪問や育児相談など、保護者の心配や不安に寄り添えるよう、きめ細かな対応もいたしております。  保育所の適正配置が進み、保育所規模は大きくなりますが、今後も子どもの持っている力を最大限に伸ばすことのできる保育を実践していきたいと考えているところであります。  2点目の統合後の保育体制について問うということでありまして、保育料の無料化は検討したかということであります。郡家地域の適正配置計画が終了することしの4月からは、特別保育の実施箇所も広がり、同じ保育内容となります。船岡、八東地域につきましても、適正配置後は、順次、そのようにしていく計画であります。  先ほどもお答えいたしましたが、保育体制につきましては基準に沿った体制を整えまして、運営をしてまいりたいと考えております。  次に、保育料の件ですが、本町も平成27年度から第3子以降の子どもさんの保育料を無料にするようにいたしております。八頭町のここ5、6年の出生数は年間120人程度で、余り大きな変動はございませんが、第3子以降の子どもさんの出生数は30数名程度となっており、生まれてくるお子さんの4人に1人が、今現在、第3子以降の子どもさんということになります。  入所児童全員の保育料の無料化ということは、6日の一般質問で答弁しましたように、今後の課題であるというふうに考えております。今後も子育てのしやすいまちづくりと、人口減少に少しでも対応できるような子育て支援策の充実を目指していきたいと思います。  3点目の就学支援について、児童の貧困対策の現状はということであります。生活が困難な御家庭に対し、就学援助申請をしていただき、学用品、給食費等の扶助費の支給をしております。現在、就学援助制度によります扶助費の支給対象となる児童・生徒数は、小学校児童では106人、中学校生徒では92人の方で、支給金額は2月末で、小学校707万円、中学校923万円という状況にございます。  また、教育委員会としましての周知方法は、在校生が毎年10月ごろに学校を通して行い、新入生には入学説明時に就学援助制度のチラシ等を配付して、周知しております。  4点目の学童の放課後支援についてでございます。児童クラブにつきましては、現在、既設の児童クラブが4カ所、夏休みのみ開所する夏季児童クラブ1カ所の計5カ所を開設しており、おおよそ100名の児童が利用しているところであります。  そのような中で、八頭町では、現在、八頭町子ども・子育て支援事業計画を平成27年度から31年度までの計画期間として策定中であります。策定に当たり、平成26年10月に町内小学校の児童1年生から5年生の保護者を対象に児童クラブの利用意向アンケートを実施いたしました。その結果、小学校6年生までの対象拡大を希望する意見や、長期休暇のみ利用を希望する意見、また土曜・祝日利用を希望する意見も1割ほどあっております。児童クラブの運営は、利用される保護者で組織する保護者会に委託しておりますので、アンケート結果をもとに保護者会等とも協議をしながら、検討を進めてまいりたいと考えております。  とりあえずの答弁といたします。
    ○議 長(河村久雄君) 薮田教育長。 ○教育長(薮田邦彦君) それでは、8番、小倉一博議員の御質問にお答えしたいと思います。  教育委員会の所管としましては、3点目の就学支援についてという部分でございます。先ほど吉田町長の答弁のとおりでございますが、学校教育法の第19条によりまして、経済的就学困難への援助義務というのが規定をされております。市町村の義務規定でございます。これによりましての援助をしているというのが先ほどの答弁の趣旨でございます。  なお、この部分につきましては、2分の1を限度といたしまして、国庫補助の制度が設けられているということでございます。  とりあえずの答弁とさせていただきます。 ○議 長(河村久雄君) 小倉議員。 ○8 番(小倉一博君) ありがとうございました。  まず、最初に、郡家東保育所がこの春から開所いたします。間に合うかどうかはらはらしておりましたが、間に合うでしょうね。船岡、八東についてどういう計画でおられるか、現時点でちょっとお願いをします。 ○議 長(河村久雄君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) 船岡地域の保育所につきましては、平成27年度の予算に測量設計の関係を計上させていただいております。したがいまして、平成27年度中に測量設計を行い、平成28年度に本体工事の建築をしたいというところでありまして、平成29年4月に開所できたらというふうに思っております。  それから、八東地域の保育所につきましては、先般、予定されておりました用地の文化財のお話をさせていただきました。新たな場所を求めるということで、現在、検討をいたしているところでありまして、用地等のこともございますので、議会の皆さんと協議をしながら進めてまいりたいというところであります。 ○議 長(河村久雄君) 小倉議員。 ○8 番(小倉一博君) 今回、質問を出させてもらったんですけども、その後、子ども・子育て支援事業計画というのをいただきました。これをきのう読ませていただきました。非常にたくさんの事業を、子育て支援策を考えていただいておるということに期待をしておりますし、これをスムーズに進めていただきたいなというぐあいに思っております。  国のほうの子育て三法、関連三法を決めて取り組んでいるわけで、それの対応として出てきたものだというぐあいに理解しておるわけですが、この中で子どもたち子どもたちに限らずですけども、親御さんも含めてですけど、対応される方々の非常に人権意識というんですか、その辺が大切になってくるなというぐあいに感じました。この辺について、一言、対応を聞いておきたいと思います。 ○議 長(河村久雄君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) 今、子ども・子育て支援計画のお話がございましたが、基本的には今まで行っております子育て支援というのがもとになっているというふうに考えておりまして、今、人権のお話がございました。やはり子どもの人権意識といいますか、そういった部分についても、当然、配慮するようにはいたしております。 ○議 長(河村久雄君) 小倉議員。 ○8 番(小倉一博君) ちょっと違うと思うんです。子どもの人権はこれから勉強していただくわけですけど、対応する側の人権意識ですね。非常に家庭的な部分、あるいは個人的な部分、あるいは障がいであったり、特別対応であったり、非常に微妙な部分が出てきます。その中で対応される方の意識向上というのが非常に大事になってくる。その辺の対応を町としてどういうぐあいに考えておられるかということをお尋ねいたします。 ○議 長(河村久雄君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) 保育士それから児童クラブの指導員といろいろあろうかと思いますが、やはりそういった視点で対応するということは必要なことでございます。 ○議 長(河村久雄君) 小倉議員。 ○8 番(小倉一博君) ちょっと納得できませんけども、次に進みたいと思います。  保育料の無料化をということで挙げました。これは、先日来、ほかの議員さんからも質問があって回答は承っておりますので、改めてということはあれですけども、私のほうもちょっと思いがありますので、質問させていただきたいと思います。  平成25年度の現年実績で、保育料の調定額が9,403万円、決算額が9,254万円、これは決算書によると603人分ということになっております。それと、広域で161万円が徴収されとるわけですね。これを無料化にするということになると、非常に大きな額です。八頭町の財政から考えて、非常に難しいというぐあいに私も理解はできます。  ただ、ここにきて地方創生の最大のテーマとして、八頭町のための次の世代を育てる、そういう意味において、ここの9,400万円の予算を組めるか、組めんかの問題だと思うんですね。これは町長が決断すれば不可能ではないというぐあいに思っております。もちろん議会の同意が必要なわけで、議会の議員各位が賛同されなかったらできないわけでございます。  それと、もう一つは、このことを町長に考えていただきたいんですけども、町民の理解ですね。子どもがない家庭に向かって、町費9,400万円をお願いしますと町長が言えるかどうかですね。その辺が問題だろうと思うんですね。  ただ、先を考えたときに、やっぱり子どもは地域の宝でもあります。その中で、県のほうも半分はみようという話をしておられます。若桜町も無料だというぐあいに今、表明しておりますね。若桜町は対象が少ないけえと言われればそれで済みますけども、対象人数が少ないのと同時に、財政も小さいわけですね。その中で思い切った。そのことを町長も配慮いただきまして、ぜひ町民の皆さんに問いかけていただきたい。9,400万円、県が半分みるとしても、4,500万円から4,600万円の原資が要るわけですね。そのことについて、前向きにぜひ検討していただきたい。子育てのために八頭町に行こうかと、そういう状況をつくっていただきたいと思いますが、一言だけ、町長、お願いします。 ○議 長(河村久雄君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) 6日の答弁でもさせていただきましたが、条件をそろえるということが必要だというお話をさせていただきました。今、小倉議員が言われますように、9,400万円であれば4,700万円の一般財源ということになろうと思います。県が2分の1ということでございますので。  若桜町さんのお話もございましたが、確かに若桜町さんの場合は、財源的な面でいいますと、たしか700万円が保育料だったと思っておりますが、持ち分の、そのうち過疎債を充てておられます。700万円につきまして。ですから、実際はその3割でいいというようなことになろうかと思います。  八頭町の場合は、基本的には約5,000万円というお金が一般財源から消えていくという形になりますので、財政的な部分でも苦しくなるということはありますが、それはそれとして、先般も言いましたが、やはり体制でありますとか、施設でありますとか、そういったものを十分検討し、できるという判断がつかなければ、ゴーということにはならんと思います。  最初、お話しさせていただきましたが、課題だということで、今現在は認識しております。 ○議 長(河村久雄君) 小倉議員。 ○8 番(小倉一博君) 確かに非常に重たい決断だろうと思うわけですね。そういう中で、八頭町は、先ほどの初めの話でありましたけど、7億からの交付税減を予定しとるわけですね。そういう中で町長が決断されるというのは大変だなとは、脇から見て思うわけですね。そういう中であっても、交付税7億減の対策が今できているかという思いが私はありますし、それも含めてむちゃなのか、夢のある事業なのかというところであると思うわけです。その辺、ちょっとぜひ前向きな検討をしていただきたいと思います。  就学支援について、教育長のほうに1点、伺っておきたいと思います。この春から八頭中学校が開校します。非常にマンモス校、都会ではマンモス校ではないでしょうけど、こういう地方にあっては非常にマンモス校になるのではないかと。そういう言い方がどうかは別にして。  その中で、2点ばかり心配しているところがありまして、その点について、まず生徒の通学の負担ですね。時間的にも、体力的にも非常に負担がふえます。これは覚悟の上で統合したわけですけども、統合して何日かたって、子どもたちが多分くたびれてくると。その時点でどういうフォローができるんか、教育長にその辺の追跡調査というんですか、フォローをぜひお願いしたいというぐあいに思っております。  それと、もう1点、人数がふえてきます。そういう中で個別の対応、そういう体制をいかに整えていただけるか。この点について、教育長のお覚悟を聞いておきたいと思います。 ○議 長(河村久雄君) 薮田教育長。 ○教育長(薮田邦彦君) 通学の負担がふえるということでお尋ねをされました。フォローをということでありますが、いずれにしましても船岡中学校区、それから今の八東中学校区の生徒については、全く違う通学法になるということでありますので、そちらあたりのフォローといったようなことについても指示をしてまいりたいというように思っております。  それから、520人ということでありまして、再三申し上げておりますけれども、東部地域では4番目の規模で、県下でも6番目の規模の学校になるということであります。旧の、例えば中央中学の時代に800人とかという生徒数であった段階もあるわけでありまして、それぞれ500人、600人の規模の中学校であったという過去の経過もございますが、個別対応ということになりますと、かかって人の問題ということになってまいります。まさにただいま人事の時期でありまして、いわゆる学級数でもって一定的に配置される先生の数というのは決まってまいります。それに加えまして、加配措置ということがなされます。ぜひにということで、加配措置のほうをお願いをしておりまして、かなりの部分で県の教育委員会のほうにも御配慮をいただいているということでございます。もう少し正式発表できませんけれども、そういった形で個別対応にも万全を期してまいりたいという思いで、そういった人事折衝を行わせていただいたという経過でございます。 ○議 長(河村久雄君) 小倉議員。 ○8 番(小倉一博君) いろんな面で子どもたちの負担がふえるだろうと思います。また、反面、合併して仲間がふえて伸び伸びといいライバル同士というんですか、いい環境をつくっていってもらいたいなというぐあいに思っております。  もう1点、統合することによって、次に控えとる小学校についてもそうなんですけど、地域とのつながりが非常に希薄になってくるんではないかなというぐあいに心配をしております。中学生の場合は、割と地域との結びつきというのは、大人の対応でそれこそ自由にやってきておりました。小学校については学校を通して地域とつなげていったという思いがあります。学校が遠くなるそういう中で、いかに地域と子どもたちをつなげていくか、これは地域にとっても大きな問題ですし、八頭町の子どもたちを育てるという意味においても非常に大きな問題だというぐあいに思っております。やっぱり子どもが地域を担っていこうと思ったら、地域のことを知ってなくてはいけないわけですね。そういう意味において、行政がやる社会教育においてもそうですし、福祉政策においてもそうですけども、子どもたちと地域をいかにつなげていくか、そのことにぜひ教育長に御配慮をしていただきたいというぐあいに思います。特に学校側に地域とのつながりをぜひ今以上に求めてもらいたいというぐあいに思っております。その点について、教育長のお考えを聞いておきたいと思います。 ○議 長(河村久雄君) 薮田教育長。 ○教育長(薮田邦彦君) 地域とのつながりということでお尋ねがございました。実は新しい八頭中学校の学校案内というのをつくっておりますけれども、その中に一つのキャッチフレーズといたしまして、みんなでつくる地域とつながる新八頭中であります。地域とつながるであります。現段階でも3中学校ともに職場体験といったようなことで、地域に出かけていって大変、皆さんにお世話になりながら育っていっております。このことはぜひ、規模は大きくなりますけれども、続けていきたいということで考えておりますし、それから既に総合的学習の時間を使いまして、地域のことを学んでいく、あるいは地域の課題を見つけながら、自分たちだったらこうしたいといったようなことについても学んでいくというような学習をやっております。当然、皆様方の御協力がなければ成り立っていきませんので、引き続きまして、御協力がいただけるように私からもお願いをさせていただきたいというように思います。よろしくお願いをいたします。 ○8 番(小倉一博君) 終わります。 ○議 長(河村久雄君) これにて、8番、小倉一博議員一般質問を終わります。 ◎休  憩 ○議 長(河村久雄君) 暫時休憩をいたします。    (午前10時37分) ◎再  開 ○議 長(河村久雄君) 休憩前に引き続き、会議を再開いたします。                        (午前10時50分) ○議 長(河村久雄君) 次に、10番、川西聡議員の質問を許しますので、登壇願います。  川西聡議員。 ◎川西 聡議員質問 ○10番(川西 聡君) 議席番号10番、日本共産党の川西聡であります。  一般質問を行いますが、その前に川西末男さんの死去に際しまして心から御冥福をお祈り申し上げます。一言、言わせてください。私は思いはいっぱいありますが、何といっても私と川西末男さんとの思いというのは、5回、5たびにわたる激戦、本当に筆舌に尽くしがたい激しい戦いを繰り広げてまいりました。人間は必ず死にます。私もそのうち死んでいきます。あの世にいきましたら、私はこの5回にわたる選挙戦を振り返って、末男さん、ああいう戦いがあったな、ああいうことがあったな、本当にでき得れば笑いながらその話をしてみたいものだなと、このように今、私は思っています。  それでは、一般質問に入ります。  まず、最初に、登録型本人通知制度の問題点について伺います。私はこの件につきましては、昨年の3月定例議会で一般質問をいたしました。質問内容の要旨は以下のとおりであります。  登録型本人通知制度の目的は、弁護士や司法書士等の専門家による個人情報の不正取得防止であり、他の自治体で類似の制度が効用を発揮した事実が示す通り、情報の不正取得を意図する人々を牽制、または抑止する効果がありますと言いまして、次の質問をいたしました。しかし、本町の現行制度には看過できない問題点がありますと言ったんですね。質問は2項目。  一つ、町民の関係する遺言書作成、訴訟、強制執行、保全処分等々に関し、弁護士や行政書士等の正当な権利行使に支障を及ぼす恐れがあり、その権利行使の妨げになることが懸念をされます。このような問題があり、国レベルでは日本弁護士連合会、日弁連の要請も踏まえて、法制化が見送られています。本町はこの現行制度には全く問題はないとの認識ですかということを井山町長に聞きました。これが1点。  それから、2つ目、運用不正な請求がされたことが事後的に判明し、厳格な手続によって裁判所等で不正請求の事実が認定された場合に、本町が情報を取得された被請求者の本人に事実を通知する不正取得型本人通知制度に変更するべきではありませんかと私は質問をいたしました。  以上、2点質問いたしました。それに対しまして、当時の井山町長がこのように答えました。  まず、1点目の質問に対しては、日弁連の主張のように、国民の正当な権利行使ができなくなるという意味では、全く問題がないとは言えないが、本町の制度が不正取得の防止や抑止力になっているのは間違いないと言ったんですね。  それから、2番目、不正取得型というのは、第三者が取得した事実を全てに通知する制度ではなく、犯罪や不正事実が認められた場合に通知するという点で、これも問題があります。しかし、全国では既に導入している自治体もあって、今後、研究してまいりたいと思います、こういうぐあいに答弁をいたしました。  同じ質問をいたします。井山町長に尋ねたこの質問に対して、吉田町長の御見解を賜わりたいと思います。  以上。 ○議 長(河村久雄君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) それでは、10番、川西聡議員の一般質問についてお答えをいたします。  最初に、登録型本人通知制度の問題点についてということでございます。本町は現行制度に全く問題ないとの認識かということでございますが、本町の本人通知制度は事前に本人通知制度へ登録された方の住民票の写しや戸籍謄本などを本人以外の第三者に交付した場合、登録された方に対しその事実をお知らせするもので、通知をすることにより住民票や戸籍謄本などの不正請求を抑止し、不正取得による個人の権利の侵害防止を図ることを目的としております。現在、鳥取県内全19市町村で導入していますが、県で確認した登録者数は全県で約1,400人ということでございます。  制度の実施方法については、県下でも違いがあり、本人の代理人に交付したときは登録の有無にかかわらず通知するところや、登録型本人通知制度のほかに、第三者の不正取得による本人通知制度も設置しているところもあります。  議員の御質問の本町の制度の問題点につきましては、弁護士や行政書士等の正当な権利行使に支障を及ぼすおそれがあるという点につきましては、御指摘のとおり、そういった可能性も考えられますので、現行制度を改正し、裁判及び訴訟にかかわる請求につきましては、適用除外の検討を行いたいというふうに考えております。  2点目の不正取得型本人通知制度に制度を変更するべきではないかという御意見でございます。不正取得型本人通知制度につきましては、住民票の写しなどを不正に取得された者に通知することにより、本人の権利利益を確保するとともに、不正取得の抑止を図ることを目的とされているというふうに思っております。登録型本人通知制度は、事前に登録した方の住民票の写しや戸籍謄本などを第三者に交付した場合、登録者にその事実を知らせることにより、弁護士や行政書士の正当な権利行使に支障を及ぼすおそれがあるのに対しまして、不正取得型本人通知制度では、事後に不正取得があったときのみに本人に知らせる制度であります。  そういう点では、弁護士や行政書士の権利行使の妨げにはならないというふうに考えますが、ただ不正取得の事実をどのように把握し、認定していくか時間を要するのではないかと考えております。  また、不正取得の抑止の観点から考えるとき、不正取得型本人通知制度では相当時間が経過してからの本人への通知、事件が判明してからの通知で、抑止力になるのかどうかという疑問もあります。  本町の制度を登録型本人通知制度から不正取得型本人通知制度に変更すべきではないかという御質問ですが、今、申し上げましたような、課題、疑問がありますので、現時点では今の制度の登録型本人通知制度でいきたいというふうに考えております。  第1回目の答弁といたします。 ○議 長(河村久雄君) 川西議員。 ○10番(川西 聡君) 適用除外ということを言われました。ちょっとわかりやすく説明してください。 ○議 長(河村久雄君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) 適用除外の部分でございますが、裁判及び訴訟等にかかわる請求の場合、また公用という部分があります。公用の部分についての請求の場合というところを削除するような検討をしたいというところであります。 ○議 長(河村久雄君) 川西議員。 ○10番(川西 聡君) 私もどれだけ精通してるわけではないんですが、それは無理だと言ってるんですよ、日弁連はね。どうしてかといったら、弁護士さんというのは、私も偉そうなことを言うけど、密行性といいまして、言葉は悪いけれども、いわゆる個人の権利を擁護するためにひそかにといいますか、深く潜行していろんな調査をして、依頼主の方のために役立てると、こういうことなんですよ。密行性ということがいわれるんですね。こういう点において適用除外というのは、これは無理な話だと、こういう見解があるんですが、その点についてはいかがですか。 ○議 長(河村久雄君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) 密行性というお話があろうかと思いますが、今、先ほど私が申し上げましたのは、裁判とか訴訟とか、そういった申請書に書く欄がございます。使途目的ですね。そういった部分できちんと記載してあれば、そういった部分から削除させていただくというところです。 ○議 長(河村久雄君) 川西議員。 ○10番(川西 聡君) 非常に高度な問題なので、時間があれですけど。じゃあ、今、訴訟と言われましたね。じゃあ、強制処分とか、それから公文書、遺言書作成、こういう問題を当町では問題点はあると言われましたね。どのようにこの条例でクリアしようと、整合性を図ろうとするんですか。 ○議 長(河村久雄君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) 今、遺言書のお話がございましたが、先ほどから申し上げておりますように、裁判でありますとか、訴訟の部分ということの請求の場合というふうに理解をいただきたいと思います。 ○議 長(河村久雄君) 川西議員。 ○10番(川西 聡君) 何だか説得力がないな。  それで、そもそも論です。これ、ちょっと町長も考えていただきたいんですが、何年か前に戸籍法だとか、それから住民基本台帳法が改正になったんですね。改正の骨子は一体どこにあったかといったら、国民の正当な権利行使に資する公の証明制度としての戸籍住民基本台帳制度、そういう趣旨からくる要請のバランスの上で採用された。ちょっと言いましたけど、改正法ではこういういわゆる本人通知制度の事前に本人にわかってしまうというようなそういうようなことは、この改正法なんかでは全然整合性がないということを言うわけですよ、日弁連は。私もやっぱりそのとおりではないかなというぐあいに思うんですが、このあたりをどのようにお考えですか。  というのは、先ほどちょっと答弁がわかりにくかったんだけれども、保全処分、強制処分なんかがありますね。例えば、ある人がある人に対して物すごく不利益をこうむったと。だから、行政機関に対して何とか自分を保全してほしいとか、あるいは資産を差し押さえてほしいとか、あるいは機関側がそういったことを考える場合もありますね。ところが、それが本人通知制度によってあらかじめ通知してる本人にわかってしまったら、資産隠しが始まったりとか、それからそのことに備えて本人が巧妙に立ち回るといったらおかしいですが、そういう問題が起きて、結局、もとを出すほう、何とかしてもらいたいという方の権利行使が妨げられると。しいていうならば、その仕事を手伝う弁護士さんや司法書士の方々の仕事も妨げられると、こういうことになるから、だからこれは法制化は無理ですよと。適用除外のことを言われたけれども、適用除外は密行性の問題があるので、とても、とてもこれは無理ですよということで、国会でこれを議論して、本人通知制度を法制化しようということだったんだけれども、それは無理があるのでそれはできませんと見送られてるんですよ、実際に。その見送られてるものをあえてそういう問題点に、いわゆる逆行するようなやり方を当町はとってるということになるというぐあいに思うんですが、その点についていかがですか。
    ○議 長(河村久雄君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) 強制執行のお話がございました。やはり事前に本人にわかるということは課題だというふうに思っておりますし、今のところ先ほど来、言っております裁判とか訴訟とかそういった部分についての規制がございませんので、町としてそういった部分を削除するような形で対応してまいりたいというところであります。 ○議 長(河村久雄君) 川西議員。 ○10番(川西 聡君) そこまでしなくてはいけませんかね。じゃあ、町長に見解を承りたいんですが、今の不正請求の問題で、全国的にいろんな問題になってることが問題になってるんですが、非常に例外的なということで不正事件が発覚して、事前本人通知制度が効用して、それで確かに社会的な問題として取り上げられた。確かにそういう面も僕は否定しません。確かに不正防止のいわゆる抑止力にはなるというのはわかります。しかし、やっぱりこういう見解もあるんですよ。不正請求に対する対策というのは、事細かに言いませんが、例えば弁護士や司法書士さんが申請に来てもちゃんとそれなりに不正ができないようにちゃんと抑止をされていると、こういう傾向のほうが強いから、だからこれは本人通知制度というのはちょっとどうかなというこういうことが指摘があるんですが、これについてはいかがですか。 ○議 長(河村久雄君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) 弁護士さん、それから司法書士さん、いろいろお話があろうかと思います。そういった中で、抑止力という点からすれば、本人通知制度というのは十分対応しているんじゃないかなというふうに思っておりますが、先ほど言われましたことにつきましては、やはり弁護士さん等のモラルといいますか、常識の中で考えていただけたらというふうに思います。 ○議 長(河村久雄君) 川西議員。 ○10番(川西 聡君) この問題ばっかりやっていても後がありますので、結論だけ申し上げますと、最初の答弁通りになっちゃっても仕方ありませんが、不正取得が発覚をして、それで権利侵害が明らかにあったと。それを誰が認めるかといったら、例えば京都府なんかは全部、不正取得型の通知制度を取り入れてるんですが、それは誰が認めるかといったら、例えば検察官の通知文書であるとか、あるいは裁判所の回答文書、こういったものによって明らかになると。それはいいんですが、やっぱり国のレベルでもいろいろ問題点があって、密行性の問題や、いろいろ適用除外なんかはやっぱり限界があるというようなことで見送られてる問題を、私は地方行政がそれに反してやるというようなことは、これ、法律違反とは言いませんけども、法的根拠がないものでも裁量権はありますけど、だけどこれはちょっとどうかなという思いをいたします。  それで、これをじゃあ聞きます。井山町長にも聞いたんですが、町長はどうですか。登録型通知制度というのは、登録をした人にだけしか通知はしないんです。そうですね。登録した人だけです。ところが、京都が全部やってる不正取得型というのは、さっきも言ったように、検察官通知文書や裁判所の回答文書を受けて、地方行政が、あなた、やられちゃいましたよということを通知するんですね。対象は全部ですよ。不正な目に遭った方に、対象は全部です。それから、この制度はどういう効用があるかといったら、例えば名誉回復、いわゆる損害賠償とかそういったものに対してはるかに効用がある。ところが、事前登録型というのは、確かに本人が通知は受けるけれども、じゃあそれが不正に使用されたかどうかということに対して、物すごく時間がかかったり、あるいは立証するのが非常に困難、こういう難点がある。この二つの問題を比較してみた場合に、どちらが不正取得の通知制度によりベターになるかということになってくると、私もやっぱり納得してるから言うんだけれども、日本弁護士会連合会の申入書、法務省やそれから総務省に対する申し入れなんかをやっぱり考えてみると、こちらのほうがよりベターではないのかなとこういうことを思うわけですが、最後の質問です。そのことについてお答えください。 ○議 長(河村久雄君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) いろいろ考え方はあろうかと思います。やはり事前の登録型ということは、事前に本人にわかるということがございますし、それから不正取得のほうでいいますと、事が終わりましてからかなりの時間がかかってから本人に通知するというようなことでございますので、やはり今現在では登録型を推進することが町としてはよいんではないかなというふうに考えております。 ○議 長(河村久雄君) 川西議員。 ○10番(川西 聡君) 町長の認識に一つ誤りがありますよ。かなり遅くなってからって、そういう例はあるでしょう。しかし、これが迅速にわかる場合だってあるんです、実際に。その一言だけをちょっと申し上げて、じゃあ最後にします。井山町長はこの不正型取得制度の問題を他の自治体でもやってるから、だから研究してみたい、検討してみたいということを言われました。町長は全然その気はありませんか。 ○議 長(河村久雄君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) 今回の質問をいただきまして、調査をさせていただきました。例としてそういう京都の話もございましたが、扱っている自治体も承知はしております。基本的には今現在は、先ほど申し上げましたように、本人登録型、そちらの部分を推奨したいということで答弁とさせていただきます。 ○議 長(河村久雄君) 川西議員。 ○10番(川西 聡君) では、この問題は通過します。  2点目の質問、図書館司書の正規職員採用についてという項目を起こしました。八頭町の図書館は、乳幼児から高齢者まで住民が情報を入手し、芸術や文学に親しみ、地域文化の創造にかかわる場であります。その使命は住民の自立支援という概念が深まってまいりました。開かれた図書館のサービスの向上を図るためには、図書館職員が地域の要求や実態を十分に把握していなければなりません。住民の生涯学習を援助するためには、よりよい知識が求められ、新しい情報の処理能力を身につけることが求められると思います。  学校図書館のサービス対象は、児童、生徒、教職員だが、図書館の開放によって副次的な利用者の保護者や地域に及ぶこともあります。また、子どもたちの学習や読書の意欲をより満足させるために、公共の図書館と協力して団体貸し出しを受けたり、公共図書館が提供するさまざまなサービスを導く必要があります。学校図書館ということに触れましたね。  以上のような環境を整備するためには、専門的な職員である図書館司書の配置が必要だと考えます。本町の3地域の図書館では非正規職員が、同じく学校図書館でも非正規職員が数校の兼務で配置をされておりまして、1人の正規職員も採用されていないのが実情であります。  2013年、平成25年6月の国会で学校図書館法の改正が行われました。僕はなぜこの質問を起こす気になったかといったら、この法律改正があったんですよ。学校の図書館に正規、非正規にかかわらず、司書を配置することが地方自治体の努力義務となりました。ところが、本町は既に非正規職員を配置済みであり、その意味では先進の地方自治体だと。言葉が不適切であれば取り消しますが、先取りしてる。そうなんですが、しかしこの学校図書館法の改正というのは、法律改正は、図書館の司書そのもののいわゆる重要性、それから専門性、これを看過をしないで重視していると。これ、間違いないんですね。こういう法律が八頭町からは確かに後になって法律改正になったけれども、しかし本当に司書というのは大事だということは認めてるわけですね。八頭町も当然、認めてると。私はそういう法律改正のことに照らしてさえ、3地域や学校の図書館司書を図書館運営に必要不可欠な要員であると位置づけて、正規職員としての採用を図るべきではないか。誤解をしないように。今の図書館司書を全部、正規採用にしてくださいなんてことを言うつもりはありませんよ。年齢制限もありますからね。ですから、後でもちょっと議論になろうかと思うんですが、専門職の中で正規職員がいないというのは、図書館司書だけなんですね。ですから、これはやっぱりほかの専門職の正規採用という点でちょっと問題があると、このように思います。そういう問題を努力をしていただきたい、何とか実現していただきたいということを思うわけですが、御所見をお願いします。 ○議 長(河村久雄君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) 2点目の図書館司書の正規職員採用についてでございます。現在、公共図書館では各世代のさまざまなニーズに対応し、気軽に利用できる憩いの生涯学習施設として、地域社会や住民の課題解決の支援、地域の文化教育の発展に向けた図書館活動を推進するため、館長を兼務とし、事務職員1名と9名の図書館司書を配置いたしております。  また、学校図書館については、平成26年6月の学校図書館法の改正により、学校の図書館に学校司書を置くように努めなければならないというふうになっております。  本町におきましては、合併以来、兼務ではございますが、6名の学校司書を配置し、全国的にも先進的に取り組んでまいりましたし、新年度は専任3名、兼務3名で学校の図書館運営を行うこととしております。  御質問の本町図書館司書の正規職員採用についてでございますが、検討すべき課題ではあるというふうに思っておりますが、今後、交付税減少等により財政状況も厳しくなってまいりますので、当面、現状の形態で運営したいと考えております。  1回目の答弁といたします。 ○議 長(河村久雄君) 川西議員。 ○10番(川西 聡君) こういう質問は余りしたくはないんですけども、揚げ足取りとよく言われるんですよね。当面。町長、御任期中にはやらないということですか。 ○議 長(河村久雄君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) それは川西議員の御判断にお任せしたいと思います。 ○議 長(河村久雄君) 川西議員。 ○10番(川西 聡君) いけませんよ、そういう答弁は。当面はそういうことはちょっとどうかなということを言われたので、それは私も働く人の代弁というわけではないけど、それじゃあいつごろまでなのかなと誰だって期待を持っちゃうじゃないですか。そのことについて、聞かれた人間の判断に任せるなんてのは、町長たるものが言うべきせりふではない、私はそのように思いますよ。もう一回、答えてください。何か考えがあるでしょう。 ○議 長(河村久雄君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) 第1回目の答弁で終いに申し上げましたが、交付税の減少のことがございます。したがいまして、今後、平成27年度から5年間かけて交付税が削減という中での対応ということでございますので、私の任期中はまだまだ交付税の減っていく年度の最中にございます。そういった部分からすれば、なかなか厳しいんではないかというふうに考えております。 ○議 長(河村久雄君) 川西議員。 ○10番(川西 聡君) そういうことを言われますけど、例えば、私も不勉強かもしれないけど、図書館司書を1名採用ということで、その1名の採用が年間人件費等々、福利厚生を含めて700万円から800万円と。間違ったらごめんなさい。私は今の専門職が図書館司書が採用されてないというそういう不整合性のある中で、図書館司書を1名採用していく。それが2年に1回、3年に1回になるかもわからない。だけども、そういうことは今の八頭町にとってそんなに展望のない財政状況の厳しさではないんではないかと、そのように思わざるを得ないんですけども、この点、いかがですか。私の認識は甘いですか。 ○議 長(河村久雄君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) 合併して10年ということでありまして、定員適正化計画というのを川西議員も御存じだろうと思います。そういった中で、正職員の人数につきましては、今現在、その計画に基づきまして実施しているというのが現状でございますし、また今現在、図書館は町内に3カ所ございます。学校は学校なんですが、そういった施設のあり方というのも今後の検討課題というふうに思っておりますので、そういった部分からしても今後の大きな検討材料ではあるというふうに考えております。 ○議 長(河村久雄君) 川西議員。 ○10番(川西 聡君) 逆ですよ。今後の大きな検討材料、そりゃ大きな検討材料でしょうね。1人採用というのはね。だけども、後でもちょっと議論になりますけど、そうであればこそ図書館の運営の仕方、あるいは3館あるそういったものの運営の仕方等々を考えれば、なおのこと専門職である図書館司書を採用するべきだという声が出てくるのは当然じゃないですか。これ、言ってることが逆ですよ。今、こういう問題があるから、大きな問題だけれども、将来的な課題だというんじゃないです。逆ですよ。図書館司書の重要性を考えて、いわゆる配置状況等々も問題になってくるだろうと。だから考えようじゃないかというんだったら話はわかる。全く逆のことを言ってると私は思わざるを得ません。  じゃあ、ちょっと議論してみたいんですが、図書館の持ってる問題です。町長の施政方針、この中にありますね。社会教育の分野です。これ、職員採用の問題ですから、あえて教育長には質問しませんでした。こうあります。多くの方が利用しやすい図書館となるよう環境整備を進め、いつでも、どこでも、誰でも利用していただける身近な図書館支所にしてまいります。これ、実現をしようと思ったら、やっぱり専門職である図書館司書の重要性は物すごく増してくるし、ましてや今、ワーキングプアなんかのいろんな問題もあったりなんかして、雇用が安定していない。だから、3年たったらまた試験だというようなことでしょう。しかし、こういうようなことを本当に実現していこうと思ったら、専門職が最低でも1人は採用されていないとおかしいと、そのように思われませんか。どうですか。  その問題と、あえてもう一つ聞きます。多くの方が利用しやすい図書館云々かんぬん、これを実現してくためには、どのような具体策をお考えですか。それでは併せて伺います。 ○議 長(河村久雄君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) 専門職のお話もいただきました。正職員としてということだろうと思いますが、やはり多くの皆さんに利用していただける図書館ということであれば、職員をたくさん配置するということが多くの皆さんに利用していただけるというふうに考えております。 ○議 長(河村久雄君) 川西議員。 ○10番(川西 聡君) 最初の質問に答えていない。 ○議 長(河村久雄君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) 前段に言われたのは、職員採用のお話でしょうか。正職員としての採用ということでございますか。 ○議 長(河村久雄君) 川西議員。 ○10番(川西 聡君) 図書館支所が3館あって、この3館の配置状況も考えていかなきゃいけないと言われたでしょう。だとしたら、なおのこと職員を減らすということになるでしょうね、多分。だったら、なおのこと専門職である図書館司書が1人、最低でもやっぱりいたっておかしくはないじゃないですかということを言ってるんですよ。その質問に答えてくださいと言ったじゃないですか。言いましたよね。何を考えてるんですか、将来のことを。まさか指定管理じゃないだろうね。 ○議 長(河村久雄君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) 施設の見直しということは先ほどお話しいたしました。それと、しかしながら正職員との話は別だというふうに思います。 ○議 長(河村久雄君) 川西議員。 ○10番(川西 聡君) どこが別なんですか。 ○議 長(河村久雄君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) それでは、どこが別に逆なんですか。 ○議 長(河村久雄君) 川西議員。 ○10番(川西 聡君) 今、町長、何と言われました。 ○町 長(吉田英人君) 反対のことを言いました。どこが逆だと言われましたから、逆に私はどこか別なんですかと。 ○議 長(河村久雄君) どこが別ですかということのようです。  川西議員。 ○10番(川西 聡君) どこが別ですかって、確立としては当然、3館配置の状況を見直すということになれば、同じことをするんではなくて、何らかの形で変えていくわけでしょう。そうでしょう。当然、そうなりますよね。だとしたら、繰り返しになりますが、専門職を1人も置いていない図書館司書が1人、採用されたっておかしくも何ともない話ではないですかということを言ってるんですよ。そんな話は別問題ですよですか。そういうことですよ。 ○議 長(河村久雄君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) 図書館の運営というのは、当然、図書館司書の資格というのが一番でございます。したがいまして、正規職員だから、非常勤の職員だからというそういった問題ではないと私は考えております。 ○議 長(河村久雄君) 川西議員。 ○10番(川西 聡君) じゃあまた議論が戻っちゃうけどいいですか。専門職で正規採用がないのは図書館司書だけなんですよ。この現実について、どう思われますか。 ○議 長(河村久雄君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) 専門職を専門職の中で正職員を採用するということは望ましいということはよくわかっております。ただ、言いましたように、財政的なこともありますし、県下の市町村を見ましても、全てが全て正職員として採用している自治体というのもないわけでございます。そういった部分も加味させていただいて、今があるということで御理解をお願いしたいと思います。 ○議 長(河村久雄君) 川西議員。 ○10番(川西 聡君) 町長はわかってて言ってるのかな。もらいましたよ。これは智頭図書館ですか。やっぱり図書館司書の人がちゃんと配置されて正職で頑張ってますわな。こういう事実があるんですよ。  それで、またもとの議論になっちゃうけども、学校図書館法が改正されて、図書館司書の重要性が認識をされた。何回も言いますけどね。八頭町は先進というか、先取りしてるんですよ、これ。本当で頑張ってる自治体なんですよ。だとしたら、先ほど私が言った命題。専門職でありながら1人も正規採用が置かれていない図書館支所がある。この現実をクリアーしようじゃありませんか。私は難しい話でも何でもない。  それから、さっきも言ったように、財政状況云々かんぬん、勉強してないからちょっと対抗できないかもしれないけど、私は今の現状で果たして私の言ってることがそんなにほど遠い将来的な、はるかかなたの4年たったら、そういうような問題ではないんじゃないかと、私はそうやって思うんですけど、いかがですか。 ○議 長(河村久雄君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) 繰り返しということになろうかと思いますが、やはり施設の問題等々もありますし、検討すべき課題であるということだけは認識いたしております。 ○議 長(河村久雄君) 川西議員。 ○10番(川西 聡君) ではちょっと聞きにくいことを聞くようですが、将来的に図書館を指定管理者の制度に置くという、そういういわゆる構想、考え、そういったものは今現在どうですか。 ○議 長(河村久雄君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) 今現在はそういう考え方は持っておりません。 ○議 長(河村久雄君) 川西議員。 ○10番(川西 聡君) 正解です。国会決議でも図書館は指定管理者制度にはなじまない、無料原則というのがあります。図書館の指定管理者制度は、これは論外だということだけ申し上げて、先ほど私が言ったことを課題だと言われましたので、私は大いに期待をいたしております。  じゃあ、最後の質問をいたします。福祉施策に関する町民の負担軽減についてであります。3点あります。  安倍内閣は、今の通常国会に市町村の国民健康保険制度を都道府県単位化に変更する法案を提出する予定であります。法案が可決成立すれば、2018年、平成30年度から国保の広域化が始まります。  国保税滞納の理由は、相対的に生活困窮にあります。収納対策は、行政が貧困に苦しむ人を見つけ出し、親身になって相談に乗り、減免措置や福祉制度を適用する最初の窓口となり得るものであります。  しかし、国保の広域化により後期高齢者医療制度のように、市町村が条例で施行している申請減免制度がなくなるのではないかとの懸念があります。  私は、この件について、2012年、平成24年6月定例議会で当時の平木町長に一般質問をいたしました。それに対しまして平木町長は、町の対応は最低限しなければなりませんとして、制度の維持を検討する旨の答弁をいたしました。この件についての所見を求めます。これが1点。  2点目、八頭町国民健康保険一部負担金減免等に関する要綱は、町民が医療機関で支払う一部負担金の減免について規定しております。資産に重大な損害を受けたとき、収入が著しく減少したとき等に事由によっては一部負担金の減免が受けられる制度であります。  しかし、この制度を知らない町民の方は多いですね。仏つくって魂入れずというんですかね。私は町報などなどで制度の周知徹底を図るべきだと考えます。所見を求めたいと思います。  最後の3点目の問題、児童福祉法第2条は、国及び地方公共団体は児童の保護者とともに、児童を心身ともに健やかに育成する責任を負うと規定しておりまして、法律の対象は18歳未満であります。現在、本町の特別医療費の対象は中学卒業まででありますが、助成の対象を高校卒業までに拡大するべきだと。ここまで来ましたね。前は考えられなかった話ですが、考えます。町長は今現在、この問題についてどうお考えか。  以上、3点。 ○議 長(河村久雄君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) 3点目の福祉施策に関する町民の負担軽減についてであります。  1番として、申請減免制度がなくなるのではないかとの懸念についてお答えいたしたいと思います。国保の都道府県化が、社会保障・税一体改革による社会保障の充実の中の、医療、介護、保険制度改革において検討されております。当初の検討段階では、県下同一の保険料率になるという改革案でございましたが、国保の財政運営、保険料の賦課、徴収の仕組みの見直し案が示され、都道府県は医療給付費等に見合う保険料収納必要額を算出し、各市町村が都道府県に納める額、分賦額を市町村ごとに医療費水準を考慮しながら決定し、市町村ごとの標準保険料を示すことになっております。  したがいまして、今後、市町村は標準保険料を参考に、実際の保険料の算定方式や保険料率を定め、保険料を賦課、徴収し、賦課金を納めるという形に見直されるということになる見込みであります。まだ踏み込んだ議論をいたしておりませんが、今後も賦課徴収は市町村の役割となるため、減免制度もそれぞれの市町村の事務の範疇となることから、基本的に引き継いでいくものと考えております。  2点目の一部負担金の減免が受けられる制度の広報等での周知徹底についてであります。国民健康保険の窓口負担金の減免につきましては、国民健康保険一部負担金減免等に関する要綱で定めておりますが、対象者や減免の自由、生活困窮の程度等が細かく規定されており、通常、医療費の支払いが困難な状態だけではなかなか適用が受けられないというような状況にございます。したがいまして、医療費の支払いが困難な場合は、随時、相談を受け付け、対象になるかどうかの判断をさせていただいております。広報等の周知につきましては、今後、広報やず、ホームページなどで、被保険者の方に周知したいと考えております。  3点目の特別医療費の対象を高校卒業までに拡大すべきだと考えるかということでございます。本町では、子育て家庭の負担を軽減するとともに、子どもたちが安心して必要な医療を受けられるよう、医療費の一部を本人にかわり県と町で負担する小児医療費助成事業を昭和48年から行っております。平成23年4月からは、医療費の助成対象年齢を小学校就学前から中学校卒業までといたしました。少子化対策及び子育て世帯の経済的負担の軽減を図る観点から、小児医療費助成制度の拡大につきましては、一部負担金の無料化や助成対象年齢の拡大などの方法が考えられます。  平井知事は2月定例会の一般質問で、高校卒業までの小児医療費助成は手の届かない範囲でもないと答弁をされております。拡大することで町にも財政的な負担も生じてまいりますが、福祉施策の一環としまして、県と協議し、導入を目指したいと考えております。  1回目の答弁といたします。 ○議 長(河村久雄君) 川西議員。 ○10番(川西 聡君) いずれの3点も僕は先取りしてというわけじゃないですけども、前向きなといいますか、本当に町民の目線にとっては、皆さん、本当に安心できるそういう答弁をもらったというぐあいに思います。
     それ以上やる必要はないじゃないかというお言葉もあるかと思いますが、私、確認の意味で、では1点目は結構です。それで多分、申請減免制度はそのまま続行ということになるでしょうね。  2点目の問題です。これは確認の意味の質問なんですが、2011年ですか、平成23年に一部負担金の問題で厚生労働省からの通知が全国に出されております。一々、全部は言いません。その中にこういう文言があります。減免の期間は1カ月単位の更新になり、3カ月までを標準とし、長期に及ぶ場合には生活保護の相談と適切な福祉政策の利用が可能となるよう、関係部局との連携を図りなさい、こうなっています。これは蛇足的な質問になりますが、この関係部局というのは、僕の認識では、包括支援センターであったり、あるいは福祉事務所であったり、こういうことだろうというぐあいに思うんですが、より具体的にどういう仕事をされているのか。それから、そういう仕事の内容まで含めて町民の方にはお知らせを申し上げるおつもりがあるのかどうか、そこまではちょっとというお考えなのかどうか、そのことをお聞きします。 ○議 長(河村久雄君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) 部局連携につきましては、従来どおりさせていただきたいというふうに思いますし、先ほど広報のお話だったと思います。そういった面では、やはりそういった深くといいますか、入った部分までは今のところ予定はいたしておりません。 ○議 長(河村久雄君) 川西議員。 ○10番(川西 聡君) そうですか、予定をしていませんか。でも、当事者の立場にとってみれば情報は、これは詳しければ詳しいほどそれにこしたことはないというぐあいに私は考えるんですよ。だから、いわゆる一部負担金の問題で地方機関にいろいろ相談するのに当たって、そういう当事者の方がいろんなところに相談に行けるというような制度というか、そういうシステムにならざるを得ないと、厚生労働省の通知ではね。それを地方行政でやりなさいといってるわけですね。ということになってくると、私はそれこそそういう立場の人たちにとっての情報提供、それもやっぱり可能な限りは町長の言われた媒体、それを使ってお知らせを申し上げるべきではないかとこのように考えるんですが、いかがですか。 ○議 長(河村久雄君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) 相対的にはこういった制度の部分については、よく医療機関から挙がってくることが多ございます。したがいまして、そういう場合では、先ほどありました包括であるとか福祉事務所ということになります。それぞれの部局で対応しているわけでございますが、基本的に私が申し上げましたのは、ホームページ等であればそういった制度がありますということを広く周知したいということで、余りそういったところまで深く内容を周知、逆にすべきではないんじゃないかなというふうに思います。 ○議 長(河村久雄君) 川西議員。 ○10番(川西 聡君) どうですか、やっぱりそこのところは地方行政の判断で、やっぱり範囲はありますから、プライベートな問題というか、うまく言えませんけども、やっぱり限界というのはあるんじゃないかなというぐあいに思いますので、そこのところはしんしゃくというか、勘案して、私はやっぱり同じ町報で周知徹底するんだったら、こういう制度がありますよというだけではなくて、やっぱりその制度の解説プラス相談の仕方、そういったものも含めて、ほかの役場の機関、私はそういったこともやっぱりやるべきだということを思いますけども、考え方は変わりませんか。 ○議 長(河村久雄君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) それこそ通り一遍の周知ではなかなか御理解いただけない部分もあろうと思いますので、例示でありますとか、相談窓口はここですよとか、そういった部分については載せたいというふうに思います。 ○議 長(河村久雄君) 川西議員。 ○10番(川西 聡君) 最後の質問をいたします。これもちょっと安心してるんですが、確認の意味の質問です。ちょうど時間がいいので。仮に当町の特別医療費の助成を高校生まで拡大するとして、今現在、中学校までやってるんですね。県が助成をするとして、幾らぐらいお金がかかる予定ですか。そういう計算ははじいてますか。 ○議 長(河村久雄君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) 試算の方法はいろいろあろうかと思います。特別医療の場合は、生まれたお子さんから、今現在、中学生までということになってるわけですが、基本的には高校生というのは総体的に小さなお子さんより医療機関にかかるのは少ないというふうに思っておりまして、町というよりは、むしろ鳥取県のほうの推計ということで御理解願いたいと思いますが、今より1割上がるんではないかというふうに思っておりまして、高校生部分で県とされて450万円ぐらい。ですから、その2分の1ということで、町の持ち出しは220万円ぐらいになるんではないかなという、あくまでも概算ということで見込んでおります。 ○議 長(河村久雄君) 川西議員。 ○10番(川西 聡君) 拙い頭で計算しますと、平成25年度の実績で、0歳から中学校卒業までの人数2,246人で、4,553万4,727円、約4,500万円ですね。これ、対象を広げて、高校卒業までということになってくると人数分を足しますので、いわゆる中学生一人当たりの分が2万274円かかってます、平成25年度ベースでね。これを高校生の数を足しますと、大体どれぐらい要るかということになりますと、平成25年度の実績で2,827人分になりますから、5,731万4,000円。ということで、いろんな試算があるんですけども、町の持ち出し分が最終的には約600万円近く。先ほど町長は多分、高校生は非常に成長途上だから、だからそんなに医療費はかからないだろうということのあれと、それから鳥取県のほかの町村下の実績等々を含めて、極めて低く見積もられて先ほど数字を言われたけれども、純粋な単純計算からしたら、大体、町の持ち出しは600万円ですか、そういうような概算ですね。平井知事が言ってるように、知事は7,600万円相当のお金が要ると、特別医療費の助成ではね。これは手の届かない、先ほど言われたとおりです。私、安心したんですが、町の持ち出し分の計算をしてみても、先ほど高校生が成長途上でなかなか疾病状況がいいというようなことを計算しても、そんなに手の届かない数字ではないんだということを、これ、確認の意味で私はちょっと町長に質問したいんですが、先ほどのは町長、低目に見積もってらっしゃいますね。いかがですか。 ○議 長(河村久雄君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) 約600万円弱と先ほど川西議員言われましたが、それはあくまでも今までの0歳から中学生までの実績ということですので、最初にお答えしましたように、高校生はそんなに医療機関にかからないだろうという思いの中で、鳥取県の推計をもとに先ほどお話をさせていただいたというところです。7,600万円というのは、これは鳥取県の全体の数字でありまして、福祉保健部等の意見交換会でもこういった話が出ているというところであります。 ○議 長(河村久雄君) 川西議員。 ○10番(川西 聡君) 最後の三つの質問、この三つの質問を聞かれて町民は吉田町長、よくやってくれますね、本当にそういうことを多分、皆さん思われるんじゃないでしょうか。そのことを最後に申し上げて、私は今回の一般質問を終わるものであります。 ○議 長(河村久雄君) これにて、10番、川西聡議員の一般質問を終わります。 ◎休  憩 ○議 長(河村久雄君) 暫時休憩をいたします。    (午前11時47分) ◎再  開 ○議 長(河村久雄君) 休憩前に引き続き、会議を再開いたします。                        (午後 1時00分) ○議 長(河村久雄君) 次に、9番、栄田秀之議員の質問を許しますので、登壇願います。  栄田秀之議員。 ◎栄田秀之議員質問 ○9 番(栄田秀之君) 9番、栄田です。よろしくお願いします。  私は、本日、2点の質問を行います。先の同僚議員の質問と一部、重複するかもしれませんが、よろしくお願いします。  初めに、同僚でありました故川西末男議員の御冥福を心よりお祈り申し上げます。  通告はしておりませんが、末男議員が心配していたことについて、教育長に質問いたします。八東小学校の相撲の行事についてですが、平成29年4月の学校統合後の取り扱いはどのようになるのか、協議事項として検討されるのかどうか、教育長にお伺いします。 ○議 長(河村久雄君) 通告のない質問は一般質問として受けないことになっております。 ○9 番(栄田秀之君) そうですか。それでは、後で関連してじゃあまたやりましょう。済みません。  それでは、質問に入ります。平成27年度予算について。予算は町が年度に実施したい事務、事業にかける経費と、それを賄うために必要な財源をどのように調達するかを計画して金額で表示したものです。町の1年間の収入と支出の見積もりです。予算は町民に対して税金を義務づける見返りとして、どんな行政サービスを行って福祉向上に努めるかを約束するものです。  1、平成27年度から交付税の縮減が始まります。平成27年度の財政見通しについて。  2、人件費の抑制策について、人件費の県内類似団体と比較してどうか。  3、経常収支比率の前年対比について。  4、町税の前年対比及び滞納繰越分の徴収対策について。  5、町単独財源で継続している補助金の効果、必要性の検証について。  以上、予算について町長にお伺いいたします。 ○議 長(河村久雄君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) それでは、9番、栄田秀之議員の一般質問についてお答えをいたします。  最初に、平成27年度予算についてということでございまして、平成27年度から交付税の縮減が始まる平成27年度の財政見通しはということでございます。午前中の小倉議員の質問でも答弁いたしましたが、交付税減少対策本部につきましては、副町長を本部長、教育長を副本部長とし、18人の課長級を本部員として平成25年度から検討を始めております。  平成25年度の段階では、合併算定替の差は11億円とも言われておりましたが、その後、支所に係る経費として3カ年かけて一本算定に加算されることが決定し、現在では若干、緩和され、7億5,000万円とも言われております。  また、現在、合併による市町村の面積拡大等に係る加算が検討されているところであり、特例分の7割程度を継続して受け取れるような制度の検討がなされているところであります。  平成27年度につきましては、普通交付税の算定が合併算定替の初年度ということになりますが、昨年、新中学校の増築事業、役場庁舎の耐震補強工事、郡家東保育所新築工事等の大規模事業が終了し、当初予算では昨年より2.1%縮小の予算規模となりました。  財政的には、地方債残高も膨らみ、今後、厳しい局面を迎えることは予想されますが、総合計画を中心としました各事業の実施とともに、実質公債費比率、健全化判断比率等、各種財政指標の悪化を避けるべく、歳入に見合った歳出の抑制を行わなければならないと考えております。  2点目の人件費の抑制策について、人件費の県内類似団体と比較してどうかということでございます。本町では、平成23年度から平成27年度までの第2次定員適正化計画を作成し、限られた財源のもと、効率的で質の高い行政サービスを継続して提供するため、適正な定員管理を初めとする行財政改革に取り組んでいるところであります。簡素で効率的な行政組織の整備に向けた取り組みが必要であり、第2次定員適正化計画では、平成23年4月1日に258人の職員数を平成27年4月1日時点で19人減らし、239人とする計画を立てております。この間、福祉事務所の開設等により、専門的な職種も必要となり、増員要因には対応いたしておりますが、複雑、多様化する行政需要に的確に対応できるよう、分庁方式の導入等、簡素で効率的な業務執行体制となる組織、機構の見直しも行っております。  人件費につきましては、この計画により年々削減し、第2次定員適正化計画が終了する平成27年度までの効果額は1億5,300万円を目標額といたしております。  類似団体、他の同規模の団体と比較しますと、本町の職員数は、民生部門で突出しており、保育所職員数が30人余り多くなっている現状にあります。普通会計での職員数は、平成25年4月1日現在では、八頭町230人、琴浦町199人、大山町191人となっております。人件費の構成で見ますと、八頭町が18.3%、琴浦町13.8%、大山町15.4%となっておりますが、町によりもともとの職員数の成り立ちが違うということを御理解いただきたいと思います。  3点目の経常収支比率の前年対比についてであります。本町の平成25年度の経常収支比率は83.6%と前年度より1.3ポイント減少しておりますが、依然として高い水準にあり、硬直した財政状況が続いております。今後、将来的な負担を伴います建設事業の実施に当たりましては、国、県の補助事業を活用した地方債発行額の抑制に努めるとともに、普通交付税算入率の有利な地方債充当により、将来負担額の抑制を図ってまいりたいと考えております。  4点目の町税の前年対比及び滞納繰越分の徴収対策についてでございます。平成27年度の一般会計当初予算におきます町全体の予算計上額は12憶2,250万円余りであり、前年度に比較しますと額にして2,311万円余りの減、率にしますと1.9%の減少でございます。  税目別で申し上げますと、町民税が800万円の減、景気の低迷、雇用環境の改善が見られないことから、所得割の減収が大きな要因と考えております。固定資産税におきましては、平成27年度が評価替えの年に当たることから、この影響額を加味いたしております。土地につきましては、価格の下落傾向が小幅となっており、前年に比較して500万円の減、家屋につきましても、経年による減点、再建築費評点補正率の変更等により2,300万円の減となっております。なお、軽自動車税は、平成26年6月の税率改正及びことしの2月の一部税率改正施行延期を見込み、若干の増、町たばこ税につきましては、840万円の増収を見込んでおります。  滞納繰越分の徴収対策につきましては、収納対策本部、徴収専門員等の訪問納付相談により収納に努めておりますが、引き続き、分納により徴収及び強制執行等、法に基づきまして収納対策に力を入れてまいりたいと考えております。  5点目に、町単独財源で継続している補助金の効果、必要性の検証についてであります。単町費での補助金、県の補助金等に上乗せして支出する補助金等がございます。先にも申し上げましたが、交付税減少対策本部では、各種団体、各種事業の補助金の見直しなどを検討しております。今後、廃止するもの、縮小するもの、継続するもの、終期を定めて行うものなど、今後、効果、必要性の検証などを行ってまいります。  1回目の答弁とさせていただきます。 ○議 長(河村久雄君) 栄田議員。 ○9 番(栄田秀之君) それでは、平成27年度一般会計当初予算についてでありますが、平成27年度当初予算は98億9,500万、平成26年度の当初予算は101億800万円で、前年より2億1,300万少なくなって、対前年比では2.1%減少しております。  しかし、全会計におきます予算ですが、全会計当初予算は163億6,600万、平成26年度の全会計予算は160億9,800万でありまして、前年対比で2億6,800万増加しております。対前年比で1.7%増加を見ております。  先ほど言いましたが、地方交付税が平成27年から縮減となり、前年より交付税が1億1,000万減少しております。この時期になぜ本町の全会計当初予算は対前年1.7の増加を見、金額では2億6,800万の増加となったのか、町長にお伺いいたします。 ○議 長(河村久雄君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) 全会計の総額で2億6,800万の増ということでございまして、一般会計では、先ほど来ありますように、減額ということでございます。  大きな要因といたしましては、医療会計の関係でございます。1点といたしましては、国保の特別会計で2億6,000万余りの増ということでございまして、こちらにつきましては平成27年度から共同の事業ということで、以前は医療費が30万以上ですか、そういったものが対象になっておりましたが、平成27年度からは全ての医療費が対象になるということで、そういった共同事業の拠出金等の関係でふえておりますし、それからもう1点、介護保険の関係であります。こちらにつきましては1億7,000万余りの増ということでありまして、今回、第6期の介護保険計画、並びに介護保険料ということで、議会のほうにも提案をさせていただいているわけでございますが、やはり施設利用等がふえるということがございまして、介護保険の会計のほうも延びているというところであります。大きなものはそういった部分でございます。 ○議 長(河村久雄君) 栄田議員。 ○9 番(栄田秀之君) 確かに国保会計が前年より2億6,200万増加、介護保険が前年より1億7,200万増加を見ております。聞いておるところによりますと、国保の関係でも東部広域の検討が行われているというふうに聞いております。この国保、介護保険の増加の対策として、本予算にはどのように対応されているのか、町長にもう一度お伺いいたします。 ○議 長(河村久雄君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) 医療費会計で2億6,000万とか1億7,000万ということでございます。対策をということでございますが、先ほど申し上げましたように、共同事業の関係、それから介護保険の伸びということでありまして、こちらにつきましてはどの自治体も苦慮しているというところでありまして、対策とすれば今後、予防事業に力を入れていきたいというところであります。 ○議 長(河村久雄君) 栄田議員。 ○9 番(栄田秀之君) 先ほど町長の答弁にありました予防事業ですが、やっぱり健康で長寿、長寿で健康という、やっぱりこれから八頭町も病気の対策、病気になってからの保険の対応ということではなしに、元気なうちから健康に注意し、健康予防に力を入れるべきでないかというふうに思っております。  ほかの町を見ますと、いろんなウォーキングなり健康対策が行われております。八頭町もやはりもっと健康対策に力を入れて、長寿命の対策に力を入れて、国保なり介護保険の経費の縮減を図るべきではないかと私は思っております。よろしくお願いします。  それでは、次の質問に入ります。当初予算一般会計歳入では、町税、地方交付税、国庫支出金、町債ともに前年より減少しているのに対し、県支出金は前年より3億7,600万増加しております。歳出では、総務費、教育費ともに減少していますが、農林水産費は15億8,300万で4億2,600万増加しております。内訳を見ますと、新規事業として強い農業づくり事業補助金2億1,600万、6次産業ネットワーク活動事業補助金1億円とあります。この2件の新規事業は具体的にはどのような事業で、誰が主体で行うのか、町長にお伺いいたします。 ○議 長(河村久雄君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) 前段で言われました2億何がしの事業につきましては、間接補助ということで御理解いただきたいと思いますが、こちらにつきましては国の補助金を県を経由して町で受けるというものであります。事業主体は鳥取いなば農協ということでございまして、先般、少しお話を質疑がございましたのでさせていただきましたが、鳥取いなば農協とされて八頭町、そして鳥取市の一部を一緒にした広域の選果場の整備ということでございます。基本的には選果機の整備ということになろうと思いますが、梨、柿を合わせた選果機の整備というふうに伺っているところであります。  それから、2点目に言われました1億円の事業でございますが、第6次産業ということでございまして、こちらにつきましては大江ノ郷自然牧場さんが事業主体というところであります。こちらにつきましても、間接補助というところであります。 ○議 長(河村久雄君) 栄田議員。 ○9 番(栄田秀之君) 先ほど町長の答弁にありました間接補助とはどういうふうに理解したらよいのでしょうか。  また、この事業の事業遂行管理責任は町にありますかどうか。  2点についてお伺いいたします。 ○議 長(河村久雄君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) 補助につきましては、間接または直接というのがあるわけでございますが、間接の部分につきましては直接、かさ上げとかそういったものをしなくて、町が中に入り補助金を受けて事業者へ出す補助金でございます。  それから、管理責任というお話がございましたが、当然あろうかと思います。 ○議 長(河村久雄君) 栄田議員。 ○9 番(栄田秀之君) 平成27年度当初予算概要に主要事業が101項目記載してあります。この中に地方創生関連の予算計上は何件あるのか、町長にお伺いいたします。  地方創生の交付金については、その都度、また補正をしていくのか。この補正の方法についても、お伺いいたします。 ○議 長(河村久雄君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) 地方創生の関連事業ということでございますが、総じて各自治体とも今までやってきたことも地方創生の一環だというふうに考えております。そういった中で、100余りの主要事業ということで記載をさせていただいておるというところでありますが、ほぼ地方関連の事業だというふうに考えていただけたらと思いますし、ただいま補正のお話がございました。これにつきましては、必要に応じてということで御理解を願いたいと思います。 ○議 長(河村久雄君) 栄田議員。 ○9 番(栄田秀之君) 主要事業についてでございますが、その中の情報通信基盤整備事業についてですが、前年より3,200万の増加を見ております。そのうち約3,000万円は工事請負費となっています。この工事請負費は光ケーブル監視システム更新工事等になっているようであります。光ケーブルの管理に今後も多額な費用が必要となっていくのか。光ケーブルの管理費、毎年、必要な管理費についてお伺いいたします。 ○議 長(河村久雄君) 吉田町長
    ○町 長(吉田英人君) 今、言われた内容につきましては2点ございます。1点につきましては、5年に一度ということになろうと思いますが、光監視のシステムの更新といいますか、5年に一度というようなことで計画をさせていただいておりますし、それからもう1点は、宅地造成によりまして、今回、郡家北区といいますか、創価学会さんがありますが、その前に宅地の造成がしてございます。そこの部分の光ケーブルの増設工事ということで、今回、計上させていただいたというところであります。 ○議 長(河村久雄君) 栄田議員。 ○9 番(栄田秀之君) 同じく情報通信基盤整備事業についてですが、合併特例債を利用した1,370万円の区域外放送受信アンテナ設備整備についてですが、これは船岡と用瀬の山中に瀬戸内テレビ放送が入るためにアンテナを設置したことだと思っておりますが、このアンテナの更新に1,370万円が必要なのか。この1,370万円の予算計上について、町長にお伺いいたします。 ○議 長(河村久雄君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) 区域外放送の1,300万と言われましたか。130万円余りじゃないですか。 ○9 番(栄田秀之君) 失礼しました。 ○町 長(吉田英人君) それでしたら、区域外放送の施設の受信点の管理委託というふうに考えていただけたらと思います。 ○議 長(河村久雄君) 栄田議員。 ○9 番(栄田秀之君) それでは、続きましてもう1点、若桜鉄道対策費についてですが、国庫補助金が約400万減少します。県の補助金も870万円減少します。若鉄の補助金が1,267万2,000円減額となりますが、これは若鉄の予算が1,000万円少なくなるということでありますか。それとも、何かの方法で少なくなってるのか、町長にお伺いいたします。 ○議 長(河村久雄君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) 歳出のほうは工事の関係で1,000万余り減ということでございますが、歳入がちょっと大幅に変わっているというふうに思います。軌道から下の管理ということで2町で行っているわけでございますが、そちらの部分につきまして過疎債が充当できるということで、過疎債をふやし一般財源が減になってるというところであります。 ○議 長(河村久雄君) 栄田議員。 ○9 番(栄田秀之君) 次に、繰越明許費でございますが、説明資料を見ますと、繰越明許費が15事業、3億8,000万、繰越額となっております。そのうち地方創生関連の地域消費喚起生活支援事業5,274万円、完成見込み3月末、総務課とあります。もう1点は、地方創生事業7,990万円、完成見込み3月末、企画課となっております。繰越事由、内容が記入されていますが、他の13事業につきましては事由内容を見ればわかりますが、この2件についてはよくわかりません。この繰越明許の説明は誰のために説明があるのか、町長にお伺いしたいと思います。  また、3月末完成とありますが、これは延びるのではないか。3月末の見込みということであるから延びてもいいのか。もう少しわかりやすくこの説明理由を記入するべき。この2件については、大変、必要なことであります。どの事業とどの事業を加えてこういう5,200万になったのか、また7,900万になったのかさっぱりわかりません。この繰越額の理由、内容の記載について、町長にお伺いいたします。 ○議 長(河村久雄君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) 今回、地方創生の関係で消費喚起型とそれから生活支援、並びに地方創生事業ということで、繰り越しの手続をさせていただいております。  まず、ちょっとおわびをしたいと思います。説明資料の中で平成27年3月末という記載をさせていただいておりますが、正確には平成28年3月ということで御理解をいただけたらというふうに思います。  この事業につきましては、国の補正ということでありまして、全国的に各自治体が繰り越しの手続を行って事業実施ということであります。  何と何を足してというお話しでしたが、全て先般、お示ししました事業を繰り越しということで御理解をいただきたいというふうに思います。 ○議 長(河村久雄君) 栄田議員。 ○9 番(栄田秀之君) それでは、続いて補助金についてお伺いいたします。平成27年1月16日付の監査結果によりますと、補助金、交付金及び負担金の交付状況。補助金等の交付状況については、おおむね適正な事務処理がされているものと認められた。補助金交付規則の運用が形式的にならないように留意されたいとあります。監査委員の監査意見として、平成26年12月26日付の報告書には、補助金等交付団体、監査対象数636件、監査実施20件。実施20件のうち2件に補助金等検査結果調書の検査の概要及び意見または注意事項内容欄の内容が正確でない。正確な検査調書の作成を求めるとあります。各20万円の補助金が出ています。10月20日の監査実施です。現在、この2件については調書は正確に作成されていますかどうか。  また、大切な税金を使って補助金を出しているのです。補助金の効果性、必要性、公平性、透明性をきちんと評価するべきではありませんか。補助金の監査報告について、町長にお伺いいたします。 ○議 長(河村久雄君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) 今、言われましたのは財政援助団体の監査の関係だろうというふうに思っておりますが、指摘をいただいたということでございまして、次年度以降、そういった検査調書の正しい記載ということを指導するということで御理解をお願いしたいと思います。 ○議 長(河村久雄君) 栄田議員。 ○9 番(栄田秀之君) 同じく10月20日の監査報告についてですが、人権推進課所管の補助金1,100万円についてですが、事業は目的に沿って適切に執行されていると認められた。支部活動が領収書のみで詳しい活動がわからない。資料を集めないと活動状況が把握できない状況であり、活動記録の工夫、改善が必要と思われるとあります。多額な補助金が出ています。このような監査指摘がされております。この補助金についてなぜこのような指摘がされたのか。補助金の効果性、透明性の基準について、町長にお伺いいたします。 ○議 長(河村久雄君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) こちらの団体につきましても、領収書、それから活動記録の不備というようなことで御指摘をいただいとるというところであります。先ほど検査調書のお話をさせていただきましたが、平成25年度の決算の監査でございまして、平成26年度の監査におきましてはそういった部分のないように指導してまいるというところであります。 ○議 長(河村久雄君) 栄田議員。 ○9 番(栄田秀之君) 一般会計における本町の地方交付税の割合は、先ほどありましたように、平成26年度は54.5%、平成27年度は53.2%とやや少なくなっておりますが、平成27年度からは、先ほど町長の答弁にありましたように、合併算定替で交付税は前年より1億1,000万円減少しております。地方交付税の依存度が高いわけであります。そのためには自主財源を高める財務政策が必要です。この自主財源を高める施策は本予算にどのように反映されているのか、町長にお伺いします。  例えば人件費の削減、町税の徴収率の向上、本町の自主財源の平成25年度の比率は21%であります。県下の町村平均は26.1、県下平均は29.1と、いずれに比べても低いわけであります。自主財源の向上の対策が本予算にどのように反映されているのか、町長にお伺いいたします。 ○議 長(河村久雄君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) 自主財源のことで申し上げますと、歳入歳出ともにあろうかと思います。歳入ではやはり税等の徴収率を上げるということになろうかと思いますし、歳出で申し上げますと、先ほど栄田議員の言われましたように、人件費の削減でありますとか、削減というのは人数による削減ということでございますし、それからやはり経常収支的な部分について削減というところでございます。 ○議 長(河村久雄君) 栄田議員。 ○9 番(栄田秀之君) 人件費のことが出ましたので、人件費についてお伺いします。前年より当初計画が7,500万少なくなっております。しかし、人件費の構成比を見ると、平成27年度も19.5%です。前年の人件費の割合も同じ19.5%です。人件費の予算算定、構成比で人件費を算出したのか、たまたまこの19.5の結果になったのか、町長にお伺いいたします。 ○議 長(河村久雄君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) 同じ19.5%ということでございますが、平成27年度の当初予算は減額でございます。したがいまして、分母も小さくなっているということで、結果としてたまたま平成26年、27年が同じ構成割合になったというところであります。 ○議 長(河村久雄君) 栄田議員。 ○9 番(栄田秀之君) 人件費の平成27年度当初予算の中で、人件費による割合は、先ほど言ったように、金額、構成比とも14市町村平均、県下平均よりも高い割合になっております。簡単にいえば、平成25年度の比較で見ると、県内市町村のビリから3番目です。また、人件費を見ますと、14市町村の中では19億円、一番高いわけであります。  対策として、先ほど町長からありましたが、定員適正化計画に沿った対策、そしてまた私がお伺いしたいのは、町の事業の民間委託についても考えていくべきではないか。民間のできることはできれば民間に委託する、そういう民間委託の件について、平成27年度予算事業に民間委託は反映されているのかどうか、町長にお伺いいたします ○議 長(河村久雄君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) 平成27年度の予算だけで申し上げますと、指定管理等のことがございますが、そういった部分は当然、予算で反映させていただいておりますが、その他の部分につきましては総合計画の基本計画の中で触れさせていただいております。今後の課題ということで、検討という表示をさせていただいているところであります。 ○議 長(河村久雄君) 栄田議員。 ○9 番(栄田秀之君) 自主財源の向上、それから町税の確保ということになりますと、やはり徴収実績、徴収のことについてお伺いいたします。平成25年度の町税徴収の現年分につきましては、八頭町は98.3、町村平均は98.9、県下平均は98.8であります。これに比べても低いわけであります。滞納分についても低いわけでありまして、現年分、滞納分、合計で見ますと、八頭町は91.7、町村平均は94.2、県下平均は94.1であります。  昨年から徴収専門員3名を設けて徴収対策に取り組んでいるところでありますが、徴収専門員の実績というのがよく見えません。費用対効果でありますが、徴収専門員の対策はどのようになっているのか。  また、予算計画を見ますと、徴収専門員の3名から4名に変更になるように見受けられますが、この増員を本当にやられるのかどうか。  そして、やはり徴収専門員の賃金ですが、これも税金で払っているわけです。この費用対効果、きちんと実績を公表して徴収専門員を設けてよかったなというふうにするべきではないかというふうに思っております。  この徴収対策について、町長にお伺いいたします ○議 長(河村久雄君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) 先ほど徴収率のお話がございました。やはり滞納分というのがなかなか数字が上がってこないというのが現実な姿でございますが、徴収専門員のお話でございます。今現在、2月末ということで考えていただければと思いますが、全体で1,700万余りの徴収をしていただいております。それにつきましては催告等も含めてということで御理解をお願いしたいというところであります。3名ということで、4月から対応していただいております。  それから、3名を4名にというお話がございました。当初の計画では4名体制ということで徴収員の体制を整えたいということでございましたが、昨年のこのころになりましょうか、試験をさせていただいて、結果として3名の採用であったということでございますので、平成27年度からもう1名、当初の計画のとおりふやしたいというところであります。 ○議 長(河村久雄君) 栄田議員。 ○9 番(栄田秀之君) それでは、2点目の質問に入ります。地方創生・地方版総合戦略における町民の参画と協働についてでございますが、日本創成会議がまとめた消滅可能性都市のリストによると、八頭町在住の若年女性、20歳から39歳の人口は、2010年には町民人口1万8,427人のうち9.6%に当たる1,763人、40年には人口1万2,529人の7.6%の954人まで減少すると推計されています。  また、県は40年将来推計人口を公表しました。八頭町は1万1,626人とさらに減少する推計であります。中心市には周辺から人口が流れ込むが、中心市から県外へ流出する動きはとまらず、安穏としておられないと。各市町村で状況を分析した上で、どういった戦略で人口をふやすか。圏域ごとに考える必要があるとしています。  1、北栄町は民間らでつくる策定委員会を3月に設置し、ヒントになるひらめきが欲しいと、町内外を間わず斬新な案の応募を広く求めています。本町の人口減少対策取り組みについて、町長にお伺いします。  2点目として、自治基本条例10条に、まちづくりへの町民の参画と協働を定めています。いつ、どの時点で戦略について町民の意見、意思を反映させるのか。  以上、2点、総合戦略について町長にお伺いいたします。 ○議 長(河村久雄君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) 2点目の地方創生・地方版総合戦略における町民の参画と協働についてということでございます。  最初に、本町の人口減少対策案、取り組みについてということでいただきました。栄田議員の御意見にありますように、日本の人口減少は深刻な状況にございます。特に地方から大都市への人口移動が激しく、このまま推移すれば地方の人口急減と大都市への人口集中という2極化が進み、このことは地方への衰退へとつながっていくことが予測されております。  また20歳から39歳までの女性が地方から都市部へ流出することが推計され、八頭町では30年後には60%若者女性が減少となることが予測されております。  八頭町では減少傾向に歯どめをかけるべく、平成25年10月に人口減少対策本部を立ち上げ、平成27年度から31年度までの5年間を計画期間とする八頭町人口減少対策ビジョンを策定し、さまざまな施策を展開することとしております。  この八頭町人口減少対策ビジョンの策定に当たりましては、町民アンケートの実施や、行政懇談会での意見交換、若手職員プロジェクトチームによる政策提案、中学生・大学生との意見交換、さらにはパブリックコメントをとりながら策定したものでございます。特に子育て世代をターゲットといたしまして、子育て世代が八頭町から転出しない取り組み、他の市町村から八頭町に転入していただける取り組みを中心に施策を展開してまいりたいと考えているところであります。  2点目の総合戦略についてであります。町民の意見、意思をどの時点で反映させるかについてでございますが、先般からお答えさせていただいておりますが、ことしの4月には役場内部に地方創生推進本部を立ち上げるとともに、産官学金によります八頭町総合戦略策定委員会を設置し、八頭町人口ビジョン及び八頭町総合戦略の策定に着手したいと考えているところであります。  町民の皆様方の御意見、意思をお伺いする機会につきましては、総合戦略の素案作成と同時並行で実施したいと考えておりますが、町内14会場での行政懇談会等の開催も含めまして、どのような方法がよいのか改めて検討してまいりたいと考えているところであります。  1回目の答弁といたします。 ○議 長(河村久雄君) 栄田議員。 ○9 番(栄田秀之君) 前知事の片山さんは、地方の人口減少は決して今に始まったことではない。毎年3月には人口がどっと減る。就職や進学で若者が都会に出る。4月からまた子どもが生まれて人口が徐々にふえてくる。この1年間の繰り返しで、徐々に地方の人口は減ってきたと言っております。こうした状況を打開するため手がけてきたのが地域活性化策や、地域の景気対策でありましたが、地方も精いっぱい頑張ってきたが、その挙句は今日のありさまであります。本当に何が必要なのか、地域の現在、将来にとって何が必要なのか、まず自治体が住民と一緒になってじっくり考えることから始めなければならない。地域が本当に必要とするものは何か、地域自身で肩の力を抜いて素直に考えるべき。そんな地方創生であってほしいと言っております。私もそのとおりだと思っております。地方創生について片山さんは、本当に何が必要なのか。自治体が住民と一緒になってじっくり考えることから始めなければならないと言ってます。このことについて、町長にお伺いいたします。 ○議 長(河村久雄君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) 栄田議員のおっしゃるとおりだと思います。確かに本当に地域に何が必要なのか、じっくり考える必要があろうと思います。そういった中で、やはり今、言われておりますのが地方の知恵比べということでございますので、膝を交えて話をさせていただき、考えてまいりたいというふうに思います。 ○議 長(河村久雄君) 栄田議員。 ○9 番(栄田秀之君) 先ほどいただきました総合計画案の中に、審議会の審議議事録が何件か入っておりました。その中に非常に興味深いことがありました。この中で抜粋してみますと、八頭町の総合計画人口減少対策について、まず多くの方の意見が、雇用の場を確実にすることが大事だ。金より知恵が先行するべき時代で、それが出る地域と出ない地域では大きな格差が出てくる。まず人だと思う。人間性を養成することが必要だ。八頭町に多様な働く場をつくりだそうというふうに、雇用の場を設けることが一番重要視されておるようです。  また、その中でおもしろい意見がありました。藻谷さんという方が書いておられます里山資本主義、これを大いに参考にしていくべきではないかというふうに言っとられる方があります。確かに私もそうだと思って、本箱から探したりしてみました。この中には、おもしろいことに、八頭町のホンモロコについてかなりのページが書いてあります。ホンモロコはおいしく食べるべきだとかいろいろあります。  そして、やはりこの中で一番興味のありましたのは、木質バイオマス発電、それからペレットボイラー、真庭モデル、そして一番もとになったのがオーストラリアのバイオマス発電とか、こういう企業はなかなか本町にも来てくれませんので、鳥取県域、東部圏域で対策を練らんといけんと。しかし、そういう企業誘致ばかりではいけませんので、八頭町も一生懸命、働く場を考えなくてはならないというふうに思っております。その中で里山資本主義、木材を利用した産業、そしてまだこれを進めると木材のパネルをつくって建物に利用する。それから集成材の多様、集成材のメーカーをつくるとか、考えるとか。やはり木材を使った大きな発電、そしてボイラー、集成材、それからパネルをつくる、こういうことも非常に必要なことだと思っております。ここにしかないものを考える。やっぱり町民一緒に汗を出して、町長も含めて、議員も含めて一緒に考えるべき。これが今でないかというふうに思っております。この地方創生の中心は雇用の場をつくるということが一番大切だというふうに思っております。このことについて、町長にお伺いいたします。 ○議 長(河村久雄君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) 地方創生の中で雇用ということ、多分に出てくるわけでございますが、やはり今、国の求めているというのは人づくりではないかというふうに思います。ソフト面が中心ではないかなというふうに思っとるんですが、先ほど木質バイオ、それからペレット、パレット等のお話があったんですが、幸い八頭町ではことしの4月から山陰丸和さんということで、山上のほう、こちらで創業していただくようになっておりますし、今、水口のほうでも日本ラミーさんでしたか、そういったパレットの製造というようなことでお話をさせていただいとるところであります。  言われますように、里山資本主義というのは、私たちが子どものころといいますか、田舎の原点に返れというのがそういった目的だろうというふうに思っております。  木質等のことにつきましては、町として対応をさせていただいているというところであります。 ○議 長(河村久雄君) 栄田議員。 ○9 番(栄田秀之君) 最後になりますが、人口減少対策といいますが、やはり若い人は働く場所がないと戻ってきたくても戻れない。人は人口減少人口減少と言いますが、若い人がやはり八頭町に戻ってきて、そして働く、それで子どもが生まれる。やはり一番の基本は、先ほど町長が言いました人口の人の問題と言いましたが、やはり人が戻る、人がふえるということは、働く場、雇用の場の確保が一番大切だと思っております。もう一度、雇用の場の地方創生における対策について、町長にお伺いいたします。 ○議 長(河村久雄君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) おっしゃるとおりでして、働く場所がなければ結婚にも通じないということですし、結婚がなければお子さんが生まれないということになります。そういった中では、午前中の答弁でもさせていただきましたが、やはり大きな企業というのはなかなかこういった田舎の町には来てくれないだろうというふうに考えております。東部圏域といいますか、鳥取市が中心になろうかと思いますが、そういった中で県等ともお話をさせていただいて、本当に東部圏域にすばらしい企業が来るようなお話を進めてまいりたいと思います。 ○9 番(栄田秀之君) 以上で質問を終わります。 ○議 長(河村久雄君) これにて、9番、栄田秀之議員の一般質問を終わります。 ◎休  憩 ○議 長(河村久雄君) 暫時休憩をいたします。     (午後2時00分) ◎再  開 ○議 長(河村久雄君) 休憩前に引き続き、会議を再開いたします。                         (午後2時10分) ○議 長(河村久雄君) 次に、13番、髙橋信一郎議員の質問を許しますので、登壇願います。  髙橋信一郎議員。 ◎髙橋信一郎議員質問 ○13番(髙橋信一郎君) 一般質問もいよいよ私をもって終わりということで、しんがりを務めさせていただきます。
     昨夜、ちょっといささか遅うまで起きとったもんで、ちょっと眠気がしておりますが、余り変なことは言わんやあに頑張っていきたいなと思ようるとこです。  それで、川西末男議員のそこの席、こうやって花が飾ってありますけれど、これを見ておりますと、やっぱりいまだ亡くなられたのがちょっと信じられないなというか、ちょっと心に張りがなくなったというか、本当にちょっと悲しい思いがしているわけでございます。心より哀悼の意を表したいと思います。  さて、ここまで地方創生について、同僚議員からもいろいろ質問がなされておりますが、私、国の補助金政策の中にあって、これまでと何がどう違うのか、もう一つよくわからないのであります。  八頭町の場合は、これまで率先して動かれたということは余り聞いておりませんが、これまでも例えば県外、他の市町村では、やっぱりこれをやりたいとか、あれをやりたい、これだけは絶対に譲れんとかというような格好で、役所が県なり東京に行って補助金を引っ張ってきておるわけです。そうした活発な自治体は、今回のように、一々、国から言われんでも、しっかりやっておられるところもあるやに聞いております。  しかるに、それをさもぎょうさんげに地方創生とか何とか、ところによっては地方が何もしていないんじゃないかと国から言われておるかのような感じになっておりまして、はっきりいって大きなお世話になっとる部分もあるんじゃなかろうかなというふうに思います。  要するに、今、話題の地方創生という補助金政策は、これまでと何ら変わるものではない。逆に地方がいいアイデアを出せば、金に色目をつける云々かんぬん。結局は東京霞が関の権威とか上下関係、それらを強めるだけじゃないかというふうに私は感じておるところでございます。  それはさておいて、とりあえず八頭町もこのままじっと黙っておくわけにはなりませんから、何か打ち出して、そのための予算を確保しなきゃならん。でなきゃ、地方創生大臣の地元としては、とてもじゃないが面目が立たんのだろうなというふうに思うわけでございます。  ということで、まずそうした地方創生について、それを考えるその前に、それを考えていく部署、それから実行していく部署、そこが明確になっとらんとだめなんだろうなと思うわけです。今回も前回に引き続き、部署の配置と業務分掌についてお尋ねしたいと思っております。  通告書をまず読み上げたいと思いますが、平成27年4月1日からの各支所における課の配置案の提示がありましたが、いささか疑義を感じております。  町民との接点は住民サ一ビスのもとをなすもので、地域の士気にもかかわってまいります。部署の配置を役所目線の効率だけで求めるのは行政不信を招くと考えるが、以下の3項目を中心に問いたいということでございます。  まず、1、各庁舎の窓口に住民課を配置するのは当然のこととしましても、何ゆえ教育関係のみを八東庁舎にしたのか。他の現業課の配置は全く考えなかったのか。あわせて、本庁舎が郡家でなければならない理由は何かということでございます。  それから、2つ目、12月議会で、私を含め、数人の議員の方々が産業観光課の分課を提唱されておりました。にもかかわらず、分課どころか関西事務所まで所管とされておるわけです。事務処理における煩雑さからの脱皮、並びにスピード感や問題処理の正確性が求められる中、なぜこのようにしたのか問いたいと思います。  それから、3番目、企画課の中に若桜鉄道対策室がいまだ設置あることに少々、違和感を感じております。若桜鉄道の新社長は観光資源として鉄道を生かし、沿線もしくは八頭町の活性化に資したいと公言されております。だとするなら、観光に係る部署の所管とするのが妥当ではないか。どのように考えておられるのか、お尋ねします。  以上です。 ○議 長(河村久雄君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) それでは、13番、髙橋信一郎議員の一般質問についてお答えいたします。  新年度の課の配置と業務分掌についてということでいただきました。  1として、なぜ教育関係のみを八東庁舎に、本庁舎が郡家でなければならない理由ということでございます。  八頭町は平成27年度で合併し11年目を迎えようとしております。合併時は職員数289名でスタートし、総合支所方式で業務を遂行してまいりましたが、平成24年4月1日から分庁方式で業務を行っているところであります。  しかしながら、町民の方の不便さを解消する方法として、各支所には住民課を配置しているところでもあります。  分庁方式をとりまして3年が経過するわけですが、行政改革及び定員適正化計画により、これまで退職者の2割から4割補充で補充を行い、現在では職員数も230人余りということになっております。特に福祉事務所が県から移管されたことや、保育士、保健師などの専門職につきましては、当初ほぼ100%の補充としたことから、一般職は予想以上に減少しているのが現状であります。  また、以前から教育委員会事務局を八東庁舎に配置しており、今回、人権教育、学校教育に関連する人権推進課を八東庁舎に配置することが、事務の遂行上、望ましいと判断したところであります。  また、本庁舎の位置につきましては、八頭町役場の位置を定める条例で、八頭町郡家493番地と定められているところでございます。  次に、産業観光課の分課、農林関係と観光関係をなぜしなかったのか。また、関西事務所を所管に加えたのかということでございます。本町の基幹産業は農業でございますが、高齢化により離農者が増加し、担い手の育成が急務であることも承知いたしております。  今後、農作業の集約化、効率化を進めながら、農業生産を継続していかなければなりませんし、現在あるさまざまな特産品を守っていく必要もございます。  また、担い手の経営基盤をしっかりとしたものにするためには、農林産物等の加工施設の整備充実や、6次産業化、農産加工品開発を進め、販路の拡大を一層推進し、所得の向上を図っていかなければならないと考えます。  また、若者やI・J・Uターン者の就農支援対策を進めながら、後継者の誘致、八頭町の特徴を生かした農林業での企業誘致、さらには農林業を活用した体験ツアーの誘致など、農林業部門、商工観光部門、関西事務所と連携を図りながら、関係部門が協力して事業を実施する必要があります。  今後も定例的に関係部門が集まり、打ち合わせ、協議を行うなど、情報の共有を図り、共通認識のもと、共同歩調で取り組んでいくことといたしております。  また、3月22日には八頭町の玄関口となります郡家駅も竣工いたします。観光協会の事務局もぷらっとぴあ・やず内に入りますので、新たな情報発信の拠点施設として期待をしているところでもあります。  まだまだ知名度の低い八頭町ではございますが、情報発信、さらには販路開拓、交流の拡大、観光PRなどを行い、知名度を高める施策を講じながら、若者の定住、観光客、企業の誘致を進め、交流人口や雇用の拡大を図る必要がございます。  今後の展開につきましては、これまで八頭町が関西で築いてまいりました人脈を最大限に活用しながら、人的交流をさらに進め、特産品や観光商品などの販路開拓や、空き施設を活用できるよう、企業誘致にもアンテナを高くして取り組むなど、農・林・商・工・観・官が連携をし、経済の活性化が図られるよう、より根を張った取り組みにしたいと考えております。そういった観点から、産業観光課を分課せず、さらに関西事務所を加えたところであります。  3点目に、若桜鉄道推進室が企画課にある理由ということでございます。若桜鉄道は鉄道事業法で認められております第2種鉄道事業者の若桜鉄道株式会社と、第3種鉄道事業者の八頭町、若桜町が公有民営方式、上下分離方式でありますが、で運営している地域公共交通機関であります。  若桜鉄道は2年前から赤字経営が続いていることから、経営方針の見直しが求められ、昨年9月に就任されました新社長は観光客の誘致による乗客人員の拡大と、若桜鉄道を地域資源とする地域活性化に積極的に取り組んでいるところであります。  若桜鉄道の主たる役割は、地域の公共交通機関としての責務を果たすことにあると考えていますので、交通政策を配置している企画課に配置することが妥当であると考えているところであります。  1回目の答弁とさせていただきます。 ○議 長(河村久雄君) 髙橋議員。 ○13番(髙橋信一郎君) るる教科書みたいな返事を聞いたわけですが、とりあえず返事はそういうふうにされたんですが、私がちょっと思うところを2、3ぶつけてみたいと思っております。  まず八東庁舎の話です。現教育長は、どうのこうの言うわけではないですけど、教育長は続けて旧八東町出身者ですよね。それで、事務所の配置はそのことと関係あるのかなと思ったりもしております。また、教育長の家が近いからということで、たっての要望なのかなとも勘ぐったりもしておるわけです。そこらあたりはどうでしょうか。 ○議 長(河村久雄君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) そういったことはございません。 ○議 長(河村久雄君) 髙橋議員。 ○13番(髙橋信一郎君) それで、私が思いますに、結局、合併後、どちらかというと八東地域の批判をかわすために、郡家一極集中の教育委員会が隠れみのにされているんではないかなというふうに私は感じております。また、そうした疑念を抱くわけですが、そういう意識は町長にはございませんか。 ○議 長(河村久雄君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) 教育委員会につきましては、合併当初から八東庁舎ということで事務事業に当たっているというところでありまして、先ほど言われましたような気持ちはございません。 ○議 長(河村久雄君) 髙橋議員。 ○13番(髙橋信一郎君) また後でさわりますけど。それで、八東庁舎が教育委員会がほぼ何か固定化してきとるわけですが、ここだけの話といったら、テレビカメラの前ですからあれですけど、町長の腹案がもしあれば教えていただきたいんですが、とりあえずこのたび八東中学校は閉校にしましたが、地域創生の目玉として将来復活も考えられる。そういう意味で八東地域を教育の拠点にしたいのかという思いがあるのか、ないのか、ちょっと聞いてみたいと思います。 ○議 長(河村久雄君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) 空き施設につきましては、御案内のように、平成27年度から跡地利用ということで検討委員会を立ち上げて協議をしていただくというふうになっております。  そういった中で、八東地域の中学校だけという話ではなくて、全ての空き校舎ということで考えていただきたいというふうに思っておりますので、今現在、八東の校舎だけを教育の拠点というふうには考えておりません。 ○議 長(河村久雄君) 髙橋議員。 ○13番(髙橋信一郎君) 今までの私らの感覚でいくと、学校が統合されて、学校が一番多いところは郡家地域になるわけです。教育委員会の仕事現場がやっぱり教育現場に近いところのほうがやりやすいのかなというふうに私は思うわけです。そうなれば、地理的には船岡が真ん中になるというような感じもしておりまして、どうも今までの庁舎の部署の配置をしてみますと、なぜかみんな郡家のほうに偏っとるんじゃないかな。職員だって今200何十人だかおられると言いましたが、半分ぐらい郡家庁舎にぎゅうぎゅう詰めになっとるんじゃないでしょうか。そうした意味からも、やっぱり感覚的には真ん中ないしは統合中学校がある郡家というふうに私は思うんですが、そこらあたりはどうですか。 ○議 長(河村久雄君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) 教育委員会として教育現場に近いほうがよいのではないかということでございますが、やはり同じ町でございます。もう10年たちました。そういった中での一体性ということで御理解をいただけたらと思います。 ○議 長(河村久雄君) 髙橋議員。 ○13番(髙橋信一郎君) 再度、もう一遍、繰り返し聞きますけど、八東地域はかなり自然の地形に恵まれとるわけでございます。それを教材としても生かせるところがかなりあるなと思っとるわけです。もう一度、確認しますと、誰から何を言われようと、本当に八東を教育の拠点にするという気持ちはあるやなしや、もう一度、確認させておいてください。 ○議 長(河村久雄君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) ちょっと意味合いが理解できない部分がありますが、先ほど来から言っておりますように、検討委員会の中で御協議をいただけたらというふうに思います。 ○議 長(河村久雄君) 髙橋議員。 ○13番(髙橋信一郎君) 意味合いは、要するに先ほど言いましたように、八東地域に教育委員会が固定化、教育現場が固定化されとるような感じできとるから、そういうふうに思うわけです。これから先、船岡、郡家に動く可能性があるのかわかりませんけど、今のところそういう思いがしたからそういう質問をしたわけです。  それから、郡家庁舎のほうの話なんですけれど、郡家庁舎は、先ほど人数のことも言いましたけれど、1階も2階も、皆さんごらんのとおり、非常に狭苦しいわけです。まさにあれをすし詰め状態だというふうに私は思っとるわけです。このことはやっぱり来庁者にとっても感じが悪いですし、やっぱりもっと職員のことを考えられて、広々としたところで仕事をさせたほうがいいのではないかなと思いますが、そこらあたりはどうですか。 ○議 長(河村久雄君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) 職員の面からいいますと、確かに広々とした環境で執務に当たるというのが理想だろうと思います。  ただ、こうして10年ということでありまして、分庁方式をとらせていただきました。平成24年度からというふうに先ほどお答えをさせていただきましたが、町民の方の利便性、それから各課の連携等を加味いたしまして、今の形態になってるというところであります。 ○議 長(河村久雄君) 髙橋議員。 ○13番(髙橋信一郎君) 各課の連携と言われましても、今、電子媒体が物すごい発達して、別にテレビ会議でもできるような時代になっとるわけですわ。何でもかんでも同じ場におらんとできんということはまずないと思いますけど、それはそれとして、やっぱり私としましては窮屈さを解消するためにでも、やっぱりもっと課を分散したほうがいいんではないかなと思うわけです。  例えば産業課、農業委員会は八東庁舎に持っていき、建設課は八東ないしは船岡のほうで入札があるみたいですから、そっちでもいいかなと思うわけです。思いますに、この間、本庁舎の工事のときに仮庁舎で分散しておられましたよね。そのときに何か不都合でもあったんですかね。私、そのことを思うと、分散しても何も問題ないじゃないかと。執行部に言うことじゃないですけど、そもそも町の組合はこういうことも言わんのかなと思って、私は本当に不思議な思いがしとるわけです。どうですか。 ○議 長(河村久雄君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) 課の分散というのは、今ある課の姿はそれでいいが、庁舎を分けてはどうかというお話だろうと思います。先ほど言いましたけど、産業、建設、そういった場合では、やはり一番多く来庁がございます。総体的に正月とか2月とかそういった部分については、特に多くの陳情等もございます。やはり私としてもどういった要望があるということで、生の声をお聞きしたいというふうに思っておりまして、そういった面からしても本庁で産業なり建設の課というのは配置をしたいというところであります。  また、電子媒体というお話がありましたが、やはり生の声で直接、職員同士で話をすることが望ましいというふうに思っております。 ○議 長(河村久雄君) 髙橋議員。 ○13番(髙橋信一郎君) 何にしましても、特に産業観光課などは課長のところに行くまでに暇がいってかなわんです。人をかき分け、テーブルをかき分け、書類をかき分けて近寄らないけんほど。あれはちょっとなとやっぱり思うわけです。  それで、先ほど本庁の話、条例で何だかんだということがありましたけれど、見方を変えますと、町長が郡家におられるから郡家のことしか目に入らないんだと思います。冬場は鳥取から郡家、夏場は姫路の奥のほうから通われとるんでしょうけど、やっぱりずっと郡家におられるから、八東や船岡のことがよく見えないんじゃないかなというふうに思っとるわけです。  本庁舎は郡家でもええんですけど、町長の居場所が八東になれば、例えばの話、姫路からあそこの山志谷の山を越えてきれいな空気を吸ってまず通われて、そうしたらいろんなことが見えてくると思うわけです。例えば細見谷なんかでも、あそこら辺はこう直したらいいのにな、こうしたらいいのになと、必ずやそういうところが見えてくるわけです。だけど、今は全然見られてないんじゃないかなというふうに思いますけど、そういう考えには町長はなりませんか。どうですか。 ○議 長(河村久雄君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) 先ほどの産業観光課のことにつきましては、片づけをさせていただきたいと思いますし、それから郡家に町長がいるからというお話でございます。町長というのは、例えばですが、3分の1ずつ各庁舎にいるというわけにはなりませんので、本庁舎であります郡家にいるというのが当然だろうと思います。  それから、船岡、八東のお話がございましたが、私としてはそれぞれ見させていただいとるというふうに思います。山志谷を超えてというお話がございましたが、地域的には八東で会合があれば、当然、山志谷のほうで帰らせていただいておりますし、それから通勤のお話がございました。夏は、姫路で、山奥ということも言われましたが、姫路から通って、冬は鳥取からというあれでしたけど、今現在は冬についても姫路から通勤をさせていただいております。 ○議 長(河村久雄君) 髙橋議員。 ○13番(髙橋信一郎君) それは大変失礼しました。でも、やっぱり町長はどちらかというと事務員じゃないです。政治家、指図する立場にある人です。だから、どこにおられてもええわけです。せめて1年に4分の1ずつ区切ってでも、やっぱりちょこちょこおられるところを変えられてもどうなんでしょうかなというふうな思いをしとります。  それから、船岡庁舎についてですが、船岡はまだこうして議会があるからましな感じがするんですけれど、八東庁舎は現業課が少ないがために、感覚的に寂しさをちょっと生んでいるんかな。何か住民からしてみたら見放されとるんかなというような、八東地域の人もそういうふうに意見を言われることもあるわけです。これについて、本当にやっぱり八東のほうにも現業課のほうを配置してほしいんですけれど、もうここから先、検討する気はありませんか。どうです。 ○議 長(河村久雄君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) 決して八東庁舎を見放しているというふうには思っておりません。御承知だと思いますが、総合支所のときはそれぞれ課が二つとか三つとか1階にございました。教育委員会は2階にございました。そういった中で、今現在は教育委員会も下におりております。企画、住民課ということで配置してあるわけでございますが、別段、先ほども言いましたけど、見放しているというわけではありませんし、今現在の考えとしては、先般、提示させていただきました分課方式で平成27年4月から対応してまいりたいと考えているところです。 ○議 長(河村久雄君) 髙橋議員。 ○13番(髙橋信一郎君) だから、理屈で言われるとそうなんです。確かに町長の言われるとおり。ただ、やっぱり人は感覚で物を考えるわけです、まず第一印象で。それがやっぱりちょっと見捨てられたかなという感じがしますと、やっぱりそこで政治に対する不信感が生まれるわけです。閉塞感も。だから、そういうこともやっぱり少しは考えていただきたいなというのが私の提言でもあるわけです。  それと、このたび4月から八東、船岡の支所長さん、この役職を廃止したのに私はちょっと異論があるわけです。どうしてなんですか。 ○議 長(河村久雄君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) 支所長というのは合併当初からそういった役職を設けておりました。その前段には総合支所ということで対応してきた経過がございます。今現在、平成24年度から分庁方式ということになれば、そういった総合支所的なものとは意味合いが違いますので、今回、廃止をさせていただこうというものであります。 ○議 長(河村久雄君) 髙橋議員。 ○13番(髙橋信一郎君) だから、分庁方式とか総合何やら方式、ええんですけど、やっぱりもうちょっと柔軟に対応されたほうが、住民の思いがかなり伝わってくるんかなというふうな気もしとるわけです。  それで、さっきも言いましたけれど、町長が姫路から山を越えて通ったらどうだという話を。やっぱり町長は郡家におられる。そうすると、支所長さんは町長さんの目の届かないところの代役として置かれといたほうが、私はよかったんかなというふうに思うわけです。今、住民課を兼ねてこれまでは支所長ということでしたけれど、本当は、前回も言いましたように、予算も持たせて、それぞれ八東と船岡を競わせるぐらいしたほうがいいと思うのに、何か頭数の関係もあったんでしょうか、こうやって廃止にしちゃいましたし、ちょっと残念だなと思っとるとこです。ここから先、先ほど私が言いましたように、町長のかわりの目をする者として、周辺部の地域の、もう一遍、考えて見直されるというような気持ちはありませんか。 ○議 長(河村久雄君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) 支所長の役職につきましては、当時から予算の権限というのはほとんどございません。ただ、ありましたのは、決裁権は確かにございました。そういった中で、やはり分庁ということで、各課が独立したような形になりました。そうすれば代役としてというお話もございましたが、支所長という役職というのは今の分課方式からいってそぐわないというふうに考えております。 ○議 長(河村久雄君) 髙橋議員。 ○13番(髙橋信一郎君) だから、今の方式にはそぐわんかもしれんですけど、もうちょっと柔軟に対応してほしいですねという話なんです。  次に移ります。今度、産業観光課の話ですけど、今、八頭町の農業は、それこそ基幹産業だと言いつつおるんですけれど、やっぱりいまだ八頭町の農業って行く末がはっきり見えないといいますか、岐路に立たされておるわけです。その意味からしても、私は産業観光課にある農林業関係と農業委員会を合体させて、いわば農業振興課ということで一つの課にしたほうが、これからの八頭町の農業を考えていく上でいいんではないかなと思いますが、そういう思いにはなっていただけんでしょうか。 ○議 長(河村久雄君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) まず、前段の農業委員会と産業観光課の合体というお話だったと思いますが、それについてはやはり別々の組織ということでなければならないと思います。一つの行政委員会としての成り立ちがございますので、合わせてということにはならんと思います。  それから、もう1点、おっしゃるとおりでして、なかなか今、八頭町の農業というのは岐路に立っていると思います。高齢化でありますとか、担い手不足、耕作放棄地とか、いろいろ課題があります。やはりこれからの農業というのは大型化というのがメーンになってくるのではないかなというふうには思っておりますが、今の体制の中で農家の皆さん方としっかり話し合いをさせていただいて、取り組みを進めてまいりたいというところであります。 ○議 長(河村久雄君) 髙橋議員。 ○13番(髙橋信一郎君) それで、前回、12月の質問のときに、産業観光課から農業部門を取り除いたら、観光部門だけで仕事が成り立つのかなというふうに町長、答えられたように思うんですが、そうだったですか。もう一遍、確認させてください。 ○議 長(河村久雄君) 吉田町長
    ○町 長(吉田英人君) そういった発言もしたように思っております。 ○議 長(河村久雄君) 髙橋議員。 ○13番(髙橋信一郎君) だとするなら、やっぱり観光なり、それから商工業を軸として地域の活性化の視点に立とうというのであれば、やっぱり当初の質問にも入れましたけど、若桜鉄道、それから韓国との交流事業、それから商工会の振興等、仕事は探したら切りがないんです。だから、観光課だけで仕事が空疎になるなんていうのはまずあり得ない。いろんな問題がありまして、それを一つずつ解決するだけでも相当な時間がかかると思います。だから、これらをまとめて一つの地域振興課みたいなことにできると思うんですが、この提案はどうでしょうか。 ○議 長(河村久雄君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) 今、言われました地域振興課というのは、ちょっと意味合いが図りかねますが。 ○議 長(河村久雄君) 髙橋議員。 ○13番(髙橋信一郎君) 地域振興課、漢字で書いてみてくださいよ。わかりませんか、この意味が。振興。わからんと言われたらどうしようもないですけど、とにかく地域活性化のためにそういうことができるということなんですよ、考え方によっては。  それと、もう一つ、これはちょっと難しいかなと思うけど、もう一つの案もあるんですよ。例えば、今、言った若桜鉄道だの、交流事業だの、商工会の関係、これら全て観光協会に、それこそ横の連携ということで全部委託してやられたら、役場の業務はすっきりすると思いますよ。いわば今、社福を業務委託しておりますよね。ああいう感じにしても私はできるかなというふうに思っとるわけです。法的にはそりゃ乗り越えなならん部分はかなりあるかと思いますけど、そこを考えるのが実は企画課の話で、次の話に移っていくわけですけど、そういうことは全然、頭にも浮かべたことはございませんか。 ○議 長(河村久雄君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) 若鉄の部門につきましては、そういった発想はしたことはございませんし、観光協会のお話の中で分課をということはお聞きしてたわけですが、4月から観光協会をぷらっとぴあ・やずの中にということでありまして、今までは産業観光課内で事務をとっておりましたが、正職員を出向という形になろうと思いますが、観光協会の中に配置したいと考えております。 ○議 長(河村久雄君) 髙橋議員。 ○13番(髙橋信一郎君) 職員の形態はどうでもいいです。課のいわゆる配置の話ですけえね。  それで、今、八頭町には企画課というのがございます。この企画課の企画とは町長はどういうふうに捉えておられるでしょうか。まず初めにそのことを。 ○議 長(河村久雄君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) 読んで字のごとくでございまして、企画といえば企画ということになろうと思いますが、やはり町全体の、今回も総合計画というようなことで提案させていただいとるわけでございますが、町のビジョンといいますか、そういったもろもろのものを含めました先取りをする部署であろうというふうに思います。 ○議 長(河村久雄君) 髙橋議員。 ○13番(髙橋信一郎君) そうですね。やっぱり企画とは読んで字のごとし、企てを図るとこなんです。それで、今、町長も言われましたけど、町全体にまたがる町長の公約をどういうふうに実現していくかというのが、それを画策していくのが私は企画課なんだろうなというふうに思っとるわけです。全体にまたがるという意味からすれば、企画というのは各課の頂点になるわけです。それだけに私は重要な場所だと思っとるんです。ある意味、町長のかわりをする頭脳、そういうところだろうなと私は思っとるわけですが、現実に町長は本当にそういう意識を持たれておるのかどうか、ちょっともう一遍、認識のところをお聞かせ願います。 ○議 長(河村久雄君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) 内容的には先ほど申し上げたとおりでございまして、髙橋議員の言われるような部分も多々あろうというふうに思います。 ○議 長(河村久雄君) 髙橋議員。 ○13番(髙橋信一郎君) それで、町長さんは時々、我々議員にも名案があったら、何か対案があったら聞かせてほしいなとかよく言われるわけです。それから、この間、若手職員さんにも提言書を出させたり、それから外部からの意見もいろいろ聞かれておるようですけど、本来、それを検討するのは、私は総合計画を立てる企画課の担当だと思っとるわけですが、例えば我々が言うこういった提案、提言、それからああいった若い人たちの提案書なんていうのは、一体、実際のところどなたがあれを検討されておるんでしょうか。 ○議 長(河村久雄君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) 最終的な集約というのは企画課で行っております。若手のプロジェクトのことでいいますと、地方創生に関連します管理職も交えて協議を行いました。 ○議 長(河村久雄君) 髙橋議員。 ○13番(髙橋信一郎君) それ、恐らく言われるだけだと思いますよ。やっぱりそれぞれ皆さん、日々、仕事を抱えておられるんですよ。検討などそんな簡単にできるはずもないと思いますよ。だから、今、何かどうなっとるのかなという状態が続いとるんだろうと思いますし、逆にあれや、これや皆さんから言われたら、執行部の方々は、この忙しいのに何、面倒なことを言うといって、逆に思われとるんじゃないかなと私は思っとるわけです。  それから、内部からも、若い人が上に対してものを何か具申されたときに、どうも取り扱ってくれんなとか、動きが鈍いなとか、いろいろそういう不満があるんじゃないかなとは思っとりますけど、どうでしょうか。聞いたことはないですか。 ○議 長(河村久雄君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) 不満はないというふうに考えております。 ○議 長(河村久雄君) 髙橋議員。 ○13番(髙橋信一郎君) それはちょっと認識が甘いと思うやに思います。先ほどの所狭しのすし詰めなんかでも、中にはやっぱり狭いという人もおられる。全然、把握されてないですよ、そういうことも。だから、そういうことの不満がだんだん、だんだん蓄積されて、いろいろああやって提言書を出されても出しただけ。それで、結果を審議会が何か言ってきたら、それで終わりみたいな感じになっとるんじゃないでしょうかな。私、多分、若い人にはそういう不満もあるように見とるところでございます。余りそこを詰めても証拠も何もありません。私の感覚だけで言っとるわけです。感覚といっても、耳に入るから言っとるわけでして、やっぱり心してほしいなと思います。  それで、企画課、現実に企画課がさっき言ったような仕事を、現場の仕事を持たせられとるわけですわ。先ほど言いました、私がイメージで描きました全体を捉える企画本来の業務、これの妨げになっとりゃあせんのかなというふうに感じとるわけです。例えばほかに言いますと、若桜鉄道は言いましたよね、それから電源立地、太陽光発電、中山間活性化の移動販売車、それから電算システムの管理、韓国との交流も言いましたよね、それから郡家駅のコミュニティ施設の整備、いろいろ議論があろうと思いますが、これらはやっぱり現場の実際に動かす課に任せたほうがいい。そうすると、さっき言った産業観光課を分課してもちゃんと業務の配分がうまくいくと、そういうふうに私は思うわけです。どうですか。そういったことを検討して、他の課に任せるというようなことは考える気持ちはあるのか、ないのか。 ○議 長(河村久雄君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) いろいろ申されましたけど、確かに全体を捉えるのは企画課の仕事であろうと思います。そういった中で、交通政策もあり、情報政策もありというようなことで、髙橋議員の言われる企画課であれば、本当に課長と職員が1人か2人ということになります。そういったことでは企画課という全体の事業というのはできないと思います。もろもろの事業も含めて企画課であるというふうに考えております。 ○議 長(河村久雄君) 髙橋議員。 ○13番(髙橋信一郎君) 何を思われますか。課長と職員2人で、そんなもので今の八頭町の問題、頭脳ですから、どうしたら町長の言われるように向かって解決できる、思いが達成される、そういうのを考えるだけでも、相当、日数がかかると思いますよ。そんな簡単な問題ばっかりですか。1日で片づくような問題なんか一つもないでしょう。大変だと思いますよ。だから、私は企画課は企画課なりの管理をしたほうがいいなというふうに思っとるわけです。  それで、何にしましても私の一般質問はいつも終わりごろ、時間切れの警報音が鳴りますんで、きょうは早う終わりますけど、最近はやっぱり八東地域の衰退がちょっと著しいような感じがしておりまして、それらに対して何ら手だてがなされておらんというように思うわけです。この画策の部分も企画課が本当は考えてほしいわけですが、それもどうもさっき言ったいろんな現場の事業に頭をとられて考えてもらえてないのかなというふうに思うわけです。  やっぱり町長のおり場のことも言いましたけど、八東や船岡の周辺部にももうちょっと目を向けていただいて、会議のときだけ行っとるだけじゃなしに、しばらく、1カ月も通ってみれば必ず目につきますから、そういう思いで目をかけてほしいなと思いますし、何だといっても、やっぱり今の庁舎内の課の業務、あれをすっきりさせるためには、まずあの郡家だけのぎゅうぎゅう詰め。あれだけは勘弁してほしいなと。それにはやっぱり今ある庁舎をちゃんと利用して、それぞれ課を分散して、農業なら八東のほうも結構盛んですから、八東のほうに農林課を移すとか、そういった格好で分散していったほうがいいのかなと思うわけです。こういった話も、何遍も言いますけど、検討するのは企画課なんです。最後にもう一度、聞きますけど、やっぱり町長さん、そういった課の配置と業務分掌、見直す気はさらさらないということなのかどうなのか、もう一遍、お尋ねして質問を終わりたいと思います。 ○議 長(河村久雄君) 吉田町長。 ○町 長(吉田英人君) いろいろ御意見伺ってるわけでございますが、さらさらないとかそういうことではなくて、髙橋議員の御意見は御意見として伺い、今後の参考にはさせていただきたいと思います。 ○議 長(河村久雄君) 髙橋議員。 ○13番(髙橋信一郎君) 終わりますけど、御意見は御意見じゃなくて、私も選挙を経験して出てきておるわけで、皆さんの住民の思いをここで伝えとるわけですから、私個人の思いだということで葬り去られても困りますから、しっかりと御検討をお願いしておきたいと思います。  以上、終わります。 ○議 長(河村久雄君) これにて、13番、髙橋信一郎議員の一般質問を終わります。  以上で、日程第1 一般質問を終わります。 ◎休  会 ○議 長(河村久雄君) お諮りいたします。  議事の都合により、3月10日から3月23日までの14日間を休会といたしたいと思います。  これに御異議ございませんか。             (異議なし) ○議 長(河村久雄君) 御異議なしと認めます。  よって、3月10日から3月23日までの14日間を休会とすること決定しました。 ◎散  会 ○議 長(河村久雄君) お諮りいたします。  本日の会議はこの程度にとどめ、散会いたしたいと思います。  これに御異議ございませんか。             (異議なし) ○議 長(河村久雄君) 御異議なしと認めます。  よって、本日は、これにて散会することに決定いたしました。  本日は、これにて散会いたします。  なお、次の本会議は、3月24日、午前9時30分から再開いたします。     (平成27年3月9日 午後2時57分散会)   会議の経過を記載して、その相違がないことを証するためここに署名する。  議  長  署名議員  署名議員...