八頭町議会 2006-09-11
平成18年第8回定例会(第1日目 9月11日)
平成18年第8回
定例会(第1日目 9月11日) 平成18年第8回
八頭町議会定例会 会議録 (第1号)
招集年月日 平成18年9月11日
招集の場所
八頭町議会議場
開 会 平成18年9月11日午前9時30分宣告
(第1日)
応招議員
1番 秋山 宏樹 2番 池本 強 3番 中田 明
4番 岡嶋 正広 5番 小倉 一博 7番 鎌谷 收
8番 川西 聡 9番 河村 久雄 10番 桑村 和夫
11番 小林 久幸 12番 下田 敏夫 13番 竹内 康紀
14番 谷本 正敏 15番 西尾 節子 16番 林 展正
17番 前
土居一泰 18番 森山大四郎 19番 矢部 博祥
20番 山本 弘敏 21番 松田 秋夫
不
応招議員
(な し)
出席議員 応招議員に同じ
の認定について
〃 第28 議案第 99号 平成17年度八頭町
簡易水道特別会計歳入歳出決算の認
定について
〃 第29 議案第100号 平成17年度八頭町
住宅資金特別会計歳入歳出決算の認
定について
〃 第30 議案第101号 平成17年度八頭町
老人保健特別会計歳入歳出決算の認
定について
〃 第31 議案第102号 平成17年度八頭町
公共下水道特別会計歳入歳出決算の
認定について
〃 第32 議案第103号 平成17年度八頭町
農業集落排水特別会計歳入歳出決算
の認定について
〃 第33 議案第104号 平成17年度八頭町
介護保険特別会計歳入歳出決算の認
定について
〃 第34 議案第105号 平成17年度八頭町
宅地造成特別会計歳入歳出決算の認
定について
〃 第35 議案第106号 平成17年度八頭町
墓地事業特別会計歳入歳出決算の認
定について
〃 第36 議案第107号 平成17年度八頭町
老人居室・
障害者住宅整備資金特別
会計歳入歳出決算の認定について
〃 第37 議案第108号 平成17年度八頭町上私都財産区
特別会計歳入歳出決算
の認について
〃 第38 議案第109号 平成17年度八頭町
覚王寺、
市場財産区
特別会計歳入歳
出決算の認定について
〃 第39 議案第110号 平成17年度八頭町
上津黒、
下津黒財産区
特別会計歳入
歳出決算の認定について
〃 第40 議案第111号 平成17年度八頭町
篠波財産区
特別会計歳入歳出決算の
認定について
議事の経過
開会宣告 (午前9時30分)
○議 長(
松田秋夫君) ただいまの
出席議員は20名で、定足数に達しております。
よって、平成18年第8回
八頭町議会定例会は成立いたしましたので、開会いたします。
ただいまから本日の
会議を開きます。
◎
議事日程の報告
○議 長(
松田秋夫君)
本定例会の
議事日程は、お手元に配付のとおりであります。
◎
会議録署名議員の指名
○議 長(
松田秋夫君) 日程第1
会議録署名議員の指名を行います。
本定例会の
会議録署名議員は、
会議規則第118条の規定により
16番 林 展正議員
17番 前
土居一泰議員を指名いたします。
◎会期の決定
○議 長(
松田秋夫君) 日程第2 会期の決定についてを議題といたします。
お諮りいたします。
本定例会の会期は、本日から平成18年9月26日までの16日間といたしたいと思います。
これにご異議ございませんか。
(異議なし)
○議 長(
松田秋夫君) ご異議なしと認めます。
よって、会期は本日から平成18年9月26日までの16日間とすることに決定いたしました。
◎諸般の報告
○議 長(
松田秋夫君) 日程第3 諸般の報告を行います。
事務局長をしていたさせます。
事務局長。
○
事務局長(
山本政明君) ご報告いたします。
初めに、請願・
陳情等につきましては、本日までに受理いたしましたものは、お手元に配付の文書表のとおりでありまして、
会議規則第92条の規定により、平成18年陳情第17号、第19号を
総務常任委員会へ、平成18年陳情第16号、第18号を
産業建設常任委員会へそれぞれ付託されました。
なお、去る6月14日に鳥取県東伯郡
湯梨浜町泊711、鳥取の保育を考える
会会長、石井由加利さんから、「
認定子ども園」の拙速な創設に反対する
意見表明を求める
要望書が提出され、同日、平成18年陳情第15号として受理いたしましたが、9月6日付で、第164国会において、「就学前の
子どもに関する教育・
保育等の総合的な提供の推進に関する法律」が成立したことにより、取り下げしたい旨の
申し出がありました。
つきましては、
関係常任委員会への付託前であることから、議長限りで取り下げが承認されていますので、ご報告いたします。
次に、6月
定例会以降の主な事項につきましては、お手元に配付のとおりであります。
また、6月
定例会で可決された
意見書は、
関係機関に送付いたしましたので、ご報告いたします。
次に、
監査報告につきましては、
報告書の写しの配付をもって報告にかえさせていただきます。
以上でございます。
○議 長(
松田秋夫君) 以上で諸般の報告を終わります。
◎
町長あいさつ
○議 長(
松田秋夫君) 日程第4 ここで町長から挨拶があります。
町長、平木 誠君。
○町 長(平木 誠君)
皆さん、おはようございます。
平成18年第8回
八頭町議会定例会を招集いたしましたところ、
議員各位におかれましては、ご出席いただき、ご審議していただきますことに対しまして、厚く御礼申し上げたいと思います。
実りの秋となりました。春先から低温、
日照不足等々言われておりまして、大変心配しておりましたけれども、天候も幾分か持ち直し、米については
作況指数はやや不良でしょうか、95から98ということでございますし、梨につきましては糖度はありますけれども、小玉で小粒で量が出ないというふうにお聞きしておりまして、大変残念であります。
そういう中で、今年は特に、献穀米の抜穂式を9月27日に予定しております、きょうは220日ということでございまして、この後の順調な天候を願うものであります。
7月28日から8月1日まで、韓国の横城郡の
子供たちが来町され、きらめき祭への出演、またホームステイなどを通じまして、町民の
皆さんと交流を深めていただいたというふうに思っておりますし、8月7日から11日におきましては、
西山教育長を団長としまして、こちらの方からも韓国の訪問をさせていただきました。
大変子供さんたちの感想をみますと、異文化といいますか、そういうことに折りに触れられて、
大変交流が成功したというふうにお聞きしております。次の世代を担う
子供たちの交流におきましては、八頭町の礎となるというふうに確信しております。
このたび、
船岡小学校の
運動場が完成しました。昨年は中学校の
運動場ということでございましたし、一昨年は春にされたというふうにお聞きしております。長い間ご不便をおかけしましたけれども、秋空のもと思いっきり伸び伸びと楽しい運動会、また野球・サッカーなどを体育の拠点としていただくというふうに考えておるところであります。
また、若桜谷の
公共交通を考える
協議会では、2回の
協議会を重ね、
交通体系がどうあるべきかというふうに検討に入っております。幹線となるべき
交通機関をバスとするのか鉄道とするのか、また別の選択があるのかなというふうに考えているところであります。八頭町の
公共交通を考える会というのも立ち上げました。今議論もしていただいておりますけれども、日交さんと
クローバーバスとの話し合いの中で、今
クローバーバスの運行につきまして、検討しております。
そういう中で、私都、大江谷、それぞれ
住民説明会もさせていただきました。参加されました方は111名でありまして、いろんな意見をお聞きさせていただきましたけれども、
公共交通のあり方、また乗車される
皆さん、本当に切実なところがあるんですけれども、このあたりも町として考えていくというふうに考えているところであります。
いろいろと申し上げましたけれども、今
定例会に報告1件、
条例関係3議案、また、その他の4議案、また
補正予算12議案、平成17年度の八頭町の
決算認定につきましては、15議案の認定をいただきたいと思います。合わせまして、35議案でございます。
十分なる審議をいただきまして、議決・認定賜りますようお願い申し上げまして、ご
あいさつとさせていただきます。
○議 長(
松田秋夫君) 以上で町長の
あいさつを終わります。
◎議題の宣告
○議 長(
松田秋夫君) 日程第5 平成18年陳情第13号取下げの件を議題といたします。
平成18年5月29日に提出され、平成18年陳情第13号「(
陳情書)
代理執行について」について、取り下げしたいとの
申し出があります。
取下申出書の朗読をいたさせます。
事務局長。
(
事務局長朗読)
◎採 決
○議 長(
松田秋夫君) お諮りいたします。
ただいま議題となっています、平成18年陳情第13号取下げの件を許可することにご異議ありませんか。
(異議なし)
○議 長(
松田秋夫君) ご異議なしと認めます。
よって、平成18年陳情第13号取下げの件を許可することに決しました。
◎議題の宣告
○議 長(
松田秋夫君) 日程第6 報告第5号を議題といたします。
提出書の朗読をいたさせます。
事務局長。
(
事務局長朗読)
◎
提案理由の説明
○議 長(
松田秋夫君) 次、町長から
報告内容の説明を求めます。
町長。
○町 長(平木 誠君) それでは、報告第5号、
継続費の
精算報告について報告させていただきます。
これにつきましては、平成16年度より17年度までの2カ年の
継続事業でありました
船岡小学校校舎改築事業が終了しましたので、
地方自治法施行令第145条第2項によりまして、
継続費精算報告書を
本議会に報告いたすものであります。
全体
事業費7億5,796万円余りの大事業でありましたけれども、
関係各位のご協力のもとに順調に終えることができました。
この事業におきましては、旧の船岡町時代から、平成14年度から
本年度まで、まだ未
発注部分がございますけれども、総
事業費12億9,073万3,000円の事業であります。そういう中で、報告は校舎のみの報告ということで、精算としては250円ということでございます。
以上であります。
○議 長(
松田秋夫君) 以上で
報告内容の説明を終わります。
◎質 疑
○議 長(
松田秋夫君) ただいまの報告第5号に対して質疑を行います。
質疑に入ります。
質疑ございませんか。
(質疑なし)
○議 長(
松田秋夫君) 質疑なしと認めます。
以上で報告第5号の質疑を終結いたします。
これで日程第6 報告第5号
継続費の
精算報告についての報告を終わります。
◎議題の宣告
○議 長(
松田秋夫君) 日程第7 議案第78号を議題といたします。
議案の朗読をいたさせます。
事務局長。
(
事務局長朗読)
◎
提案理由の説明
○議 長(
松田秋夫君) 町長から
提案理由の説明を求めます。
町長。
○町 長(平木 誠君) それでは、議案第78号
交通事故の和解についてご説明させていただきます。
先般、8月7日、八頭町
市ノ谷地内におきまして、
教育委員会所管の車でありますトヨタのエスティマ、
ハイブリッド車、平成17年2月購入でございますが、若桜町須澄にお住まいの
福山清晴さんに追突されました。
教育委員会の運転は、
教育委員会主任下田智大君であります。それぞれ保険等査定いたしました。交渉の結果、相手方が100%過失ということで、285万22円支払うということであります。
町としまして、これにつきまして285万22円で和解したいと思いますので、
地方自治法第96条第1項第12号によりまして、
本議会の議決を求めるものでございます。
なお、算定に当たりましては、基準となる減価率を勘案した金額となっております。
以上であります。
○議 長(
松田秋夫君) 以上で
提案理由の説明を終わります。
◎質 疑
○議 長(
松田秋夫君) これより質疑を行います。
議案第78号について、質疑ございませんか。
(質疑なし)
○議 長(
松田秋夫君) 質疑なしと認めます。
これにて質疑を終結いたします。
◎討 論
○議 長(
松田秋夫君) これより議案第78号について、討論を行います。
まず、原案に
反対者の発言を許します。
討論はございませんか。
(討論なし)
○議 長(
松田秋夫君) 次に、原案に
賛成者の発言を許します。
ございませんか。
(討論なし)
○議 長(
松田秋夫君) 討論なしと認めます。
これにて討論を終結いたします。
◎採 決
○議 長(
松田秋夫君) これより採決いたします。
この採決は、起立によって行います。
議案第78号について、原案のとおり決定することに賛成の方は起立を願います。
(
起立全員)
○議 長(
松田秋夫君) 起立多数です。
よって、議案第78号
交通事故の和解について、原案のとおり可決されました。
◎議題の宣告
○議 長(
松田秋夫君) 日程第8 議案第79号を議題といたします。
議案の朗読をいたさせます。
事務局長。
(
事務局長朗読)
◎
提案理由の説明
○議 長(
松田秋夫君) 町長から
提案理由の説明を求めます。
町長。
○町 長(平木 誠君) 議案第79号 鳥取県
東部広域行政管理組合規約の変更についてご説明させていただきます。
本組合につきましては、
市町村合併も一段落いたしました。また、
行政改革の見地より、
東部広域行政管理組合の議員の数につきましても、現行28人から18人に変更しようというものでございます。
そういう中でいろいろ議論がございましたけれども、各町それぞれ1名は必要でありますし、そういう中で単純に人口割ということにもなりませんけれども、いろんな協議の中で鳥取市12名、岩美町2名、若桜・智頭それぞれ1名、八頭町が2名ということでございます。
地方自治法286条によりまして、
構成市町村の
規約変更の協議を行いたく、同じく第290条の規定によりまして、
本議会の議決を求めるものでございます。
以上であります。
○議 長(
松田秋夫君) 以上で
提案理由の説明を終わります。
◎質 疑
○議 長(
松田秋夫君) これより質疑を行います。
議案第79号について、質疑ございませんか。
(質疑なし)
○議 長(
松田秋夫君) 質疑なしと認めます。
これにて質疑を終結いたします。
◎討 論
○議 長(
松田秋夫君) これより議案第79号について討論を行います。
まず、原案に
反対者の発言を許します。
討論はございませんか。
(討論なし)
○議 長(
松田秋夫君) 次に、原案に
賛成者の発言を許します。
ございませんか。
(討論なし)
○議 長(
松田秋夫君) 討論なしと認めます。
これにて討論を終結いたします。
◎採 決
○議 長(
松田秋夫君) これより採決いたします。
この採決は、起立によって行います。
議案第79号について、原案のとおり決定することに賛成の方は起立を願います。
(
起立全員)
○議 長(
松田秋夫君) 起立多数です。
よって、議案第79号 鳥取県
東部広域行政管理組合規約の変更については、原案のとおり可決されました。
◎
一括議題の宣告
○議 長(
松田秋夫君) この際日程第9 議案第80号から、日程第40 議案第111号まで、32議案について
一括議題といたします。
議案の朗読をいたさせます。
事務局長。
(
事務局長朗読)
◎
提案理由の説明
○議 長(
松田秋夫君) 町長から
提案理由の説明を求めます。
町長。
○町 長(平木 誠君) それでは、議案第80号から議案第111号まで、32議案につきまして一括して概要を申し上げ、提案の理由とさせていただきます。
議案第80号 八頭町
国民健康保険条例の一部改正についてであります。
ご案内のように、
国民健康保険制度は
地域住民の
医療確保と健康の保持・増進、福祉の向上を目指した制度でございます。今や、地域福祉の中枢を担う制度として、重要な役割を果たしておりますことは、
議員各位ご承知のとおりでございますけれども、昨今の全国的な医療費の増大に伴いまして、医療給付費の抑制を図る医療制度改革関連法が6月14日に成立し、新たな医療費制度改革が始まろうとしております。
現在、国民健康保険では、70歳から75歳未満の被保険者の方で現役世代並みの所得のある方につきましては、2割の自己負担をいただいております。今回の改正は、10月1日からこの一部負担金の割合を2割から3割にいたすものであります。
また、現在被保険者の方が出産されますと、世帯主の方に出産育児一時金として30万円を支給いたしておりますけれども、今回、出産育児一時金を35万円に改正いたします。
あわせまして、被保険者の方が亡くなられましたときに葬祭費用の一部として支給させていただいております葬祭費2万円を3万円にいたすものであります。
次に、議案第81号 八頭町
特別医療費助成条例の一部改正であります。
この条例につきましては、県が2分の1、町が2分の1ということで、福祉の増進を図るために昭和48年から実施しております制度であります。この制度の改正は、先ほどの議案80号にもありましたように、医療制度改革関連法が国会で可決され、本年10月1日に施行されることに伴いまして、特別医療費助成制度の改正を行うものであります。
現在、療養病床、例えば鹿野温泉病院さんとか、尾崎病院等に入院されておられます70歳以上の方は、医療費に係る一部負担、通常1割ですけれども、入院時の食事療養費、食材費料の負担をいただいておりますけれども、今回の改正では介護保険を初め他の医療保険と同様の費用負担の公平を図るために、食事の調理費用と居住費、光熱水費相当の負担をお願いし、特別医療費助成の中においても入院時の生活療養費助成の廃止を行うものであります。
なお、経過措置といたしまして、平成18年10月中は住民税非課税世帯の方につきましては入院時生活療養費を、住民税課税世帯の方につきましては、従前の食材費用と食事の調理費用を除いた費用を特別医療費の助成対象といたしております。
したがいまして、施行期日につきましては、附則にございますように、平成18年10月1日から施行するものと、11月1日から施行するものに分けております。
なお、一般病床、例えば中央病院、日赤病院などに入院されました場合の特別医療費受給者の方の負担につきましては、従来どおりの食材のみでございます。
次に、議案第82号 八頭町
非常勤消防団員に係る
退職報償金の支給に関する条例の一部改正であります。
これは、
非常勤消防団員の処遇改善のため、
退職報償金の額を階級、勤務年数に応じて2,000円増額いたそうとするものでございます。
これは、消防団員等公務災害補償等責任共済等に関する法律施行令の改正に伴う改正でございます。
次に、議案第83号 町道の
路線変更でございます。
整理番号266号の八頭高等学校前線は、八頭高等学校に至る道路を町道として整備することを目的とし、平成2年10月に町道として認定いたしました。道路整備も完了し10年が経過しましたので、鳥取県
教育委員会と協議をしまして、もとの所有者、もとの所有者は県の
教育委員会でありました。に、返還をしようとするものであります。
議案第84号 土地の処分についてでございます。
これは、地縁団体を結成されました三浦自治会に対しまして、現在町名義となっている土地2筆、計142.06平方メートルをその沿革からして三浦自治会に帰属すべきものである。無償譲渡したいので、
地方自治法第96条第1項第6号によりまして、
本会議の議決を求めるものであります。
次に、議案第85号 平成18年度八頭町
一般会計補正予算(第4号)でございます。
既定の歳入歳出予算の総額に9億7,238万2,000円を追加し、予算の総額を100億196万9,000円といたそうとするものであります。
主なものは総務費で、安部小学校跡地整備測量設計費270万円、財政調整基金の積立金として1億3,095万円。
民生費では、社会福祉
協議会補助金1,000万円、介護保険特別会計への繰出金1,043万円、河原インター線事業で移転を余儀なくされました新庄ライスセンターなど、移転事業に1,953万円、将来の保育所のあり方を考えていただく保育所検討委員会費用として、22万円計上しております。
衛生費で、平成19年4月スタート予定の後期高齢者医療広域連合設立準備委員会負担金172万円。
農林水産業費では、広留野農免道路増嵩によりました改良工事の追加負担金360万円。
土木費では、3.5トン級の除雪ドーザー購入費800万円、新宿団地第二次分譲地造成事業基本設計を39万円計上いたしております。
消防費では、西谷集落に小型動力ポンプを160万円で配備予定であります。
教育費では、30人学級負担金886万円、中央中学校校舎建築費平成19年度との
継続費でありますが、18年度分としては4割であります。6億4,760万円を計上いたしております。
災害復旧費では、本年7月の梅雨前線豪雨によります復旧費用を農林災、土木災、合計で3,544万円計上いたしております。
予備費に、5,279万円を追加いたしました。
歳入財源といたしましては、普通地方交付税の確定により、1億6,425万円、中央中学校建設補助金を中心とした国庫支出金1億2,954万円、繰越金1億8,184万円、町債4億9,290万円などであります。
次に、議案第86号 平成18年度八頭町
国民健康保険特別会計補正予算(第1号)であります。
今回補正いたします額は、歳入歳出それぞれ1億8,861万4,000円を追加させていただき、予算総額を18億7,461万4,000円といたすものであります。
歳出の主なものは、国の制度改正によりまして、今年の10月から保険財政共同安定化事業が創設され、1件当たり30万円を超える医療費を対象としました共同事業が行われます。このことに伴いまして、従来の高額医療費共同事業の1件当たりの対象医療が70万円から80万円に引き上げられるようになっております。この保険財政共同安定化事業の実施によりまして、5款の共同事業拠出金を1億527万5,000円増額しております。8款の諸支出金では、過年度分の税還付金につきまして、19万円の計上をいたしております。
歳入につきましては、5月26日の臨時会で説明させていただきましたけれども、当初予算編成時と異なりまして、国保の運営
協議会開催時には繰越金額がほぼ確定しておりました。繰越金をある程度充当した上で、平成18年度の税率を答申していただきました。
1款の国民健康保険税では、6,048万円を減額しております。昨年度の一般被保険者の療養給付費負担額、退職被保険者の療養給付費交付金の額の確定に伴いまして、3款の国庫支出金を916万1,000円、5款の療養給付費交付金1,079万6,000円を増額いたしております。
また、6款では、歳出にありました保険財政共同安定化事業に伴います共同事業交付金としまして、1億363万7,000円、9款の前年度繰越金1億3,503万円の増額により、8款の国保準備基金繰入金を1,707万4,000円減額し、10款の諸収入では
交通事故によります第三者納付金672万7,000円を計上いたしております。
次に、議案第87号 平成18年度八頭町
簡易水道特別会計補正予算(第1号)であります。
今回補正いたします金額は、歳入歳出それぞれ2,520万5,000円を追加し、総額3億1,570万5,000円といたすものであります。
歳出の中で総務費では、水道施設修繕料、水質検査料、ポンプ取りかえ工事、消費税など1,163万8,000円を、2款、
事業費では、これは丹比地区の水道ですが、ろ過地改良工事、過疎債の対象となるというふうなことで組みかえをさせていただいております。571万2,000円であります。また、4款、予備費を785万5,000円、いずれも増額補正をいたすものであります。
次に、議案第88号 平成18年度八頭町
公共下水道特別会計補正予算(第1号)であります。
今回補正いたします金額は、歳入歳出それぞれ1,586万1,000円を追加し、総額4億8,216万1,000円といたすものであります。
歳出の補正内容は、総務費で消費税などに32万7,000円、予備費1,553万4,000円のそれぞれの増額補正であります。
歳入では、加入分担金と前年度繰越金を充てることといたしております。
議案第89号 平成18年度八頭町
農業集落排水特別会計補正予算(第1号)であります。
今回補正いたします金額は、歳入歳出それぞれ2,851万円を減額し、予算総額8億1,149万円といたすものであります。
歳出の補正内容は、1款、総務費では、人事異動等によります人件費、分担金一括納付報奨金と修繕料であります。44万4,000円の増額補正であります。2款、集落排水事業では、汚泥減量化によります経費節減を目指し、昨年度から取り組んでおりました船岡地域資源循環統合補助事業であります。当初見込みより投資効果が見込めないことが判明いたしまして、今回、計画を変更し、不明水対策を実施しようとすることに伴う4,661万2,000円の減額補正であります。また、4款の予備費では、1,765万8,000円増額補正をいたしております。
歳入では、船岡地域資源循環統合補助事業の変更に伴い、県の補助金また一般会計への繰入金、町債をそれぞれ減額し、加入分担金と繰越金を増額いたすこととしております。
議案第90号 平成18年度八頭町
介護保険特別会計補正予算(第1号)であります。
今回の補正いたします額は、歳入歳出それぞれ8,419万9,000円を追加させていただき、予算総額15億2,259万9,000円といたすものであります。
初めに歳入ですが、平成17年度精算によります介護給付費国庫負担金として152万円、調整交付金として38万円、支払基金交付金として235万6,000円、県負担金として95万円、介護保険システム改修事業県補助金として63万5,000円、給付費基金繰入金95万円、職員給与費繰入金として846万6,000円、事務費繰入金としまして102万1,000円、平成17年度繰越金6,792万1,000円、いずれも増額であります。歳入合計8,419万9,000円を補正いたすものであります。
次に、歳出でありますが、総務費として人事異動等に伴います職員人件費など、1,011万9,000円の増額、保険給付費といたしまして高額介護サービス費760万円の増、基金積立金として2,759万5,000円、総支出金としまして国・県返還金等3,017万2,000円、一般会計への繰出金871万3,000円といたすものであります。
次に議案第91号 平成18年度八頭町
宅地造成特別会計補正予算(第1号)であります。
これにつきましては、既定の歳入歳出予算の総額から63万4,000円を減額いたしまして、予算の総額を7,636万6,000円といたそうとするものであります。
繰越金の確定によるものであります。
次に議案第92号 平成18年度八頭町
墓地事業特別会計補正予算(第1号)であります。
今回補正いたします額は、歳入歳出それぞれ28万円を追加しております。今回の補正は、平成17年度の繰越金の額の確定に伴うものですが、歳入では4款の繰越金を28万円増額し、歳出につきましては、同額の28万円を予備費に計上いたしております。
議案第93号 平成18年度八頭町
老人居室・
障害者住宅整備資金特別会計補正予算(第1号)であります。
今回補正いたします額は、歳入歳出それぞれ7,000円を追加し、予算総額56万4,000円といたすものであります。
歳入につきまして、繰越金7,000円であります。
次に、歳出は予備費として7,000円補正いたしております。
次に、議案第94号から96号につきましては、財産区の特別会計であります。
94号は、平成18年度八頭町上私都財産区
特別会計補正予算でございます。
既定の歳入歳出予算の総額に555万6,000円を追加し、予算の総額を625万9,000円といたそうとするものであります。
繰越金の確定であります。
次に、平成18年度八頭町
覚王寺・
市場財産区
特別会計補正予算(第1号)であります。
これにつきましても、既定の歳入歳出予算の総額に1万円を追加し、予算総額を4万5,000円といたそうとするものであります。
繰越金の確定であります。
議案第96号 平成18年度八頭町
篠波財産区
特別会計補正予算であります。
これにつきましても、1,992万円を追加しまして、予算の総額を1,997万5,000円といたそうとするものであります。
繰越金の確定であります。
次に、議案第97号から111号までは、決算の認定についてであります。
平成17年度八頭町の各会計の決算でありまして、
地方自治法第233条第3項の規定によりまして、議会の認定を得ようとするものであります。
初めに、議案第97号であります。平成17年度八頭町
一般会計歳入歳出決算の認定でございます。予算総額といたしまして、107億7,781万円に対しまして歳入総額は、103億2,945万1,767円でございます。
歳出総額は、99億7,431万2,286円であり、歳入歳出差引額は、3億5,513万9,481円となりました。翌年度へ繰り越します財源9,329万1,000円を差し引いた実質収支額は、2億6,184万8,481円であります。
初めに、歳出の主なものでございますが、総務費におきましては町章、町旗の作成、記念式典、合併記念誌の作成など、合併関連費を1,079万円で行っております。4月の町長、町議会議員の選挙、また衆議院の解散によります選挙費、それぞれ選挙費を計上いたしております。また、5年に一度の国勢調査712万円、町の行政指針となります総合計画の策定費に89万円、辺地計画、男女共同参画プランの策定も行いました。まちづくり基金といたしまして、1億5,000万円を積み立てております。将来のまちづくりの財源といたしました。国際交流では、
子供たちの相互訪問、10月には私と松田議長が訪韓させていただき、交流協定を締結し、また、12月には趙泰鎮郡守に来町していただきまして、横城郡との交流を再確認いたしたところであります。
民生費では、部落差別撤廃、人権擁護総合計画策定を行い、明るいまちづくりへの指針といたしました。また、船岡文化センターの増改築の着手、河原インター線事業で移転を余儀なくされました、船岡しめじ栽培施設改築事業を4,749万円で行っております。各保健センターに73万円で、自動体外式除細動機を配備いたしております。郡家東、西小学校区におきましては、放課後児童クラブ建設事業を3,785万円で行っております。保育所費は、総額8億8,979万円であります。
衛生費では、予防接種事業に2,279万円、ごみ処理費に3億4,502万円、老人保健特別会計への繰出金が1億6,560万円、老人保健事業に6,074万円であります。
農林水産業費では、中山間直接支払交付金事業に1,664万円、中山間総合整備事業負担金事業に1,649万円で、門尾橋含めた門尾農道を初めとした諸事業を行っております。地籍事業では、大坪の一部、西谷・見槻の一部、清徳に着手いたしております。国中の一部、山田の一部、隼福、福井の一部、志谷の一部につきましては、登記を完了いたしました。農業集落排水特別会計への繰出金は、5億5,325万円となっております。木材加工流通整備事業を4,082万円で行っております。
商工費では、小口融資貸し付けを8,217万円で行い、中小企業者の方々への経営安定を図っております。10月には八東運動公園で、八頭町になりまして第1回のきらめき祭りを開催し、町民の
皆さんにも多く参加していただきました。
土木費では、見槻日下部線改良事業、郡家福本線改良事業、島墓地移転事業などを初めとする改良事業を1億4,516万円で行っております。公共下水道特別会計繰出金は、3億4,075万円であります。稲荷団地に2戸の町営住宅を1,512万円で建設いたしております。
また、消防費では、
東部広域行政管理組合負担金2億8,263万円が主なものであります。大江と才代集落に小型可搬ポンプを更新配備いたしております。また、衛星携帯電話を姫路、奥野など7集落に配備いたし、緊急時の連絡体制の確保を行っております。
教育費では、小学校8校、中学校3校の教育設備充実を図るとともに、建築中でありました
船岡小学校校舎の完成を行っております。また、
船岡小学校プール建設にも着手しております。中央中学校改築のための基本設計を2,215万円で行っております。八東図書室に着手いたし、6月にも開館いたしたところであります。また、八頭町の同推協を立ち上げまして、これを軸として各地区の推協の運動を展開いたしまして、各部落などで学習会等々にも積極的に行っていただいております。11月にはフルーツマラソンを行いました。約1,000人の方々においで願ったというふうに思っております。
災害復旧費では、平成16年の台風によります被災箇所を中心に、農林災、公共土木災害合わせて2億210万円で復旧を行いました。
公債費につきましては、13億6,192万円であります。
主な歳入でございますが、町税は12億4,507万円、地方交付税50億2,350万円、国庫支出金5億3,701万円、県支出金7億5,279万円、繰越金といたしまして5億2,926万円、町債12億8,450万円となっております。
なお、このたび町税におきまして1,136万5,424円を地方税法第15条の7及び第18条によりまして、不納欠損処分とさせていただいております。
議案第98号 平成17年度八頭町
国民健康保険特別会計歳入歳出決算の認定でございます。
予算額18億6,096万9,000円に対しまして、歳入総額は18億8,521万9,036円、歳出総額は17億3,786万4,427円であります。差し引いた額でございますけれども、1億4,735万8,609円となっております。
歳出の主なものは、保険給付費の11億6,939万円、老人保健拠出金の3億5,000万円余りであります。
歳入の主なものは、保険税といたしまして5億4,747万円、国庫支出金としまして5億9,468万円、療養給付費交付金2億8,863万円などであります。なお、国民健康保険税におきまして、912万3,545円を地方税法第15条の7及び第18条により、不納欠損処分とさせていただいております。
議案第99号 平成17年度八頭町
簡易水道特別会計歳入歳出決算の認定でございます。
予算総額3億6,959万9,000円に対しまして、歳入総額は3億7,389万350円となっております。歳出総額につきましては、3億5,095万6,374円であります。差し引きまして、2,293万3,976円となりました。翌年度へ繰り越すべき財源312万8,000円を差し引きました実質収支額は、1,980万5,976円となっております。
歳出の主なものは、八東簡易水道工事6,080万円、公債費1億3,989万円であります。
歳入の主なものは、使用料の2億1,800万円であります。
次に、議案第100号 平成17年度八頭町
住宅資金特別会計歳入歳出決算の認定でございます。
予算額8,713万2,000円に対しまして、歳入総額は5,186万9,899円、歳出の総額は8,693万976円であります。差引額は3,506万1,077円の不足となりまして、平成18年度会計より繰り上げて充用をさせていただいております。
歳出の主なものは、公債費の6,302万円であります。
歳入の主なものは、貸付金元利収入の4,596万円であります。
次に、議案第101号 平成17年度八頭町
老人保健特別会計歳入歳出決算の認定であります。
予算額22億4,795万1,000円に対しまして、歳入総額は21億9,507万6,595円、歳出総額は21億2,492万7,498円であります。差引額につきましては、7,014万9,097円となりました。
歳出の主なものは、医療諸費の20億6,195万円であります。
歳入の主なものにつきましては、支払基金交付金11億7,129万円、国庫支出金6億2,640万円であります。
次に、議案第102号 平成17年度八頭町
公共下水道特別会計歳入歳出決算の認定であります。
予算総額4億6,808万7,000円に対しまして、歳入総額は4億7,011万9,953円となっております。歳出総額は4億5,473万7,659円であり、差引額は1,538万2,294円となりました。
主な歳出ですが、施設の運営管理委託料6,753万円、公債費の3億2,965万円であります。
主な歳入は、使用料1億1,222万円、繰入金3億4,075万円であります。
次に、議案第103号 平成17年度八頭町
農業集落排水特別会計歳入歳出決算の認定であります。
予算総額8億1,221万3,000円に対しまして、歳入総額は8億39万729円、歳出総額は7億8,049万2,353円であります。差引額は1,989万8,376円となりました。翌年度へ繰り越すべき財源163万6,000円を差し引いた実質収支額は、1,826万2,376円であります。
歳出の主なものは、船岡集落排水
事業費4,846万円、公債費の4億9,926万円であります。
主な歳入は、使用料1億3,211万円、繰入金5億5,325万円であります。
次に、議案第104号 平成17年度八頭町
介護保険特別会計歳入歳出決算の認定であります。
予算額14億3,554万2,000円に対しまして、歳入総額は14億5,716万4,989円、歳出は13億8,924万186円であり、差し引き6,792万4,803円となっております。
歳出の主なものでございますが、保険給付費12億7,520万円であります。
主な歳入は、介護保険料2億1,488万円、国庫支出金3億6,028万円、支払基金交付金4億2,156万円、繰入金2億3,554万円であります。なお、介護保険料におきまして、19万4,140円を地方税法第15条の7及び第18条によりまして、不納欠損処分とさせていただいております。
次に、議案第105号 平成17年度八頭町
宅地造成特別会計歳入歳出決算の認定であります。
予算額7,767万5,000円に対しまして、歳入は7,767万5,966円、歳出は130万9,720円であります。差引額7,636万6,246円となりました。
歳出の主なものは、公債費の128万円、歳入は3区画売却した1,421万円と繰越金であります。これで18区画完売いたしました。
次に、議案第106号 平成17年度八頭町
墓地事業特別会計歳入歳出決算の認定であります。
予算額168万3,000円に対しまして、歳入196万3,032円、歳出166万4,404円であります。歳入歳出差引額は29万8,628円となりました。
歳出は、公債費の166万円、歳入は基金からの繰入金を主なものとしております。2区画分56万円を収入いたしております。残りは、全53区画のうち31区画であります。
次に、議案第107号 平成17年度八頭町
老人居室・
障害者住宅整備資金特別会計歳入歳出決算の認定であります。
予算額55万7,000円に対しまして、歳入は56万2,156円であります。歳出55万5,072円であり、差引額は、7,084円であります。
歳出は、公債費の55万円、歳入は、貸付金元利収入38万円が主なものであります。
次に、108号から111号につきましては、財産区関係でございます。
初めに、議案第108号 平成17年度八頭町上私都財産区
特別会計歳入歳出決算の認定であります。
予算額70万3,000円に対しまして、歳入総額は648万7,363円、歳出総額は23万150円であります。差引額は、625万7,213円となりました。
議案第109号 平成17年度八頭町
覚王寺・
市場財産区
特別会計歳入歳出決算であります。
予算額3万5,000円に対しまして、歳入1万1,253円。歳出はありません。
議案第110号 平成17年度八頭町
上津黒・
下津黒財産区
特別会計歳入歳出決算の認定であります。
予算額3万8,000円に対しまして、歳入1,369円。歳出はありません。
次に、議案第111号 平成17年度八頭町
篠波財産区
特別会計歳入歳出決算の認定であります。
予算額547万円に対しまして、歳入2,000万6,805円、歳出3万5,000円であります。歳入歳出差引額は、1,997万1,805円でありました。
以上、議案第80号から議案第111号まで32議案につきまして、一括して概要を申し上げました。
十分なるご審議を願いまして、議決、また認定をいただきたいというふうに思います。
○議 長(
松田秋夫君) 以上で
提案理由の説明を終わります。
◎決算審査報告
○議 長(
松田秋夫君) この際、議案第97号から議案第111号まで、15議案に係る決算の審査について、一括して田中
代表監査委員から審査報告を求めます。
田中
代表監査委員。
○
代表監査委員(
田中壽人君) ただいま、松田議長からご指名をいただきました
代表監査委員の田中でございます。
それでは、決算審査の報告をさせていただきます。
平成17年度決算の審査結果は、各議員さんのお手元にあります決算審査
意見書のとおりでございます。これは、町長より提出されました平成17年度の決算関係の書類に基づき、審査を実施した結果を取りまとめたものでございます。
決算審査は、平成17年7月18日から8月9日までのうち9日間、収入役を初め担当の課長、そして職員の
皆さんに出席いただき、提出していただいた各部門における主要な施策の成果、予算の執行実績などの資料に基づいて実施いたしました。
審査の方法は、提出された歳入
歳出決算書、歳入
歳出決算事項別説明書、実質収支に関する調書及び財産に関する調書について、決算の計数は正確で誤りはないか。予算の執行は、関係法令等に基づき効果的かつ的確になされているか。収入支出事務は関係法令に基づき適正で計画的、効率的に処理されているか。財産管理及び主要事業の各状況については、それぞれ関係の諸帳簿及び証憑書類との照合、その他必要と認める関係書類の提出を求め、関係職員から聴取しました。そして、別途実施しております例月現金出納検査を勘案し、慎重に審査を行いました。
審査の結果は次のとおりでございます。
町長より審査を求められました、平成17年度一般会計及び14の特別会計と、財産に関する調書につきましては、皆様のお手元に配付しております決算審査
意見書のとおり、歳入
歳出決算書、歳入
歳出決算事項別説明書、実質収支に関する調書は、関係法令に準拠して調整されており、計数についても誤りは認められず、決算は適正に表示されているものと認められました。
財産に関する調書の計数についても誤りは認められず、適正に管理運営されているものと認められました。
次に、審査の概要及び意見を申し上げます。
まず、総括的に触れさせていただきます。
平成17年度の八頭町予算は、八頭町発足後初めての通常予算であり、基本的には25項目にわたる合併協定書の遵守と旧3町からの引き継ぎ事項を柱として、町総合計画の策定、辺地に係る総合整備計画の策定、男女共同参画・人権尊重まちづくり事業、放課後児童クラブ拠点施設整備事業、八東図書室整備事業、
船岡小学校校舎改築事業などの
継続事業にかかわる予算を計上し、執行され、町政発展のため鋭意取り組んでこられました。
こうした事業は、国庫負担を伴ったものもありますが、町債が充当されているものもあります。財政の逼迫が予想される折から、徹底した行財政改革を推進するために策定が進められている行財政改革推進計画(集中改革プラン)により、機構・組織の簡素合理化を推進され、事務の効率化と行政サービスの一層の向上に期待し、引き続き歳出の徹底した見直しを求めたいと思います。
八頭町の歳入
歳出決算総額は、別紙資料①に各会計の歳入
歳出決算総括表をつけておりますが、100万円単位で申し上げます。
一般会計歳入決算額は103億2,900万円で、収入率95.84%、
歳出決算額99億7,400万円、執行率92.54%、歳入歳出の差額3億5,500万円。
特別会計(14の会計合算)では、別紙資料③、
特別会計歳入歳出決算に示しておりますが、歳入決算額73億4,000万円、収入率は99.63%、
歳出決算額69億2,800万円、執行率94.05%、歳入歳出の差額は4億1,100万円でした。
一般会計、特別会計を合わせた総額では、歳入決算額176億6,900万円、執行率は97.38%、
歳出決算額169億300万円、執行率93.15%、歳入歳出の差額7億6,600万円の黒字となっております。
普通会計、これは一般会計、住宅資金特別会計、墓地事業特別会計、
老人居室・
障害者住宅整備資金特別会計の4会計の財政状況は、別紙資料⑥を見ていただきたいと思いますが、歳入総額は103億6,000万円で、前年度に比較して14億6,200万円、12.4%の減少。歳出総額は100億3,900万円で、前年度に比較して12億7,600万円、11.3%減少しております。
歳入歳出差引額(形式収支)は3億2,000万円で、翌年度の繰越事業の収入財源9,300万円を差し引くと実質収支2億2,700万円で、前年度の繰越金を差し引いた単年度収支はマイナス2億1,500万円。積立金2,100万円を加えた実質単年度収支は、1億9,300万円の赤字となっております。
財政構造の弾力性を判断する経常収支比率は89.5%、財政の硬直化の指標となる公債費比率は15.5%で、前年比で経常収支比率は1.5%、公債費比率は3.0%、いずれも改善しています。
しかしながら、参考のために鳥取県が公表しております市町村財政比較分析表、これは前年度、平成16年度決算によりますと、八頭町は財政力を示す財政力指数では0.23、鳥取県市町村平均は0.37、平均より0.14劣っています。類似団体、すなわち人口及び産業構造等により全国の市町村を88のグループに分類した結果、八頭町と同じグループに属する団体が27団体あります。この順位が27団体中25位に位置しています。
財政構造の弾力性を示す経常収支比率は91.0%、鳥取県市町村平均は89.3%で、平均より1.7%劣っています。類似団体内順位は27団体のうちの17位です。
公債費負担の健全度を示す起債制限比率は12.1%で、鳥取県市町村平均は11.7%で、平均より0.4%劣っています。類似団体内順位は、27団体のうち20位です。
将来負担の健全度を示す人口1人当たり地方債残高は54万5,746円で、鳥取県市町村平均の63万1,260円より8万5,514円少なくなっています。類似団体内順位は、27団体のうち19位です。
それから、給与水準の適正度、国との比較、ラスパイレス指数は99.4で、全国町村平均は93.7で、これを5.7上回っています。
職員の定員管理の適正度を示す人口1,000人当たりの職員数は、八頭町は13.04人です。鳥取県市町村平均は8.26人で、これを4.78人上回っています。類似団体内順位は、27団体のうち25位となっています。
こうした指標から見ましても、行財政改革の推進は避けて通ることのできない重要課題と思われます。
それから、町民の健康に関する費用は52億5,200万円、国保で17億3,800万円、老人保健で21億2,500万円、介護保険13億8,900万円で、全体の31.1%を占めています。町民一人一人が健康かどうかが今後の町財政に直接的な影響を及ぼすものと思われます。町民に対する総合的な健康増進策と、効果的財政運営を望みたいと思います。
普通会計の地方債の残高は111億7,700万円、そのうち一般会計分は109億7,400万円、そのほかが住宅資金特別会計1億8,900万円などで、前年比で8,700万円増加しています。なお、全会計の地方債は別紙資料⑧に調書をつけておりますが、263億9,457万円で、前年に比較し4億3,616万円減少しています。
基金積立金については、財政調整基金、減債基金の合計が前年比2,300万円増加、普通会計では1億5,900万円増加しています。基金の年度末総残高は、12億6,887万円となっています。
それから、不納欠損額は、別紙資料⑨、町民税等の徴収状況に載せていますが、一般会計では町税1,136万5,424円、特別会計の国民健康保険税で912万3,545円、介護保険料19万4,140円で、総額2,068万109円で、徴収見込みのない法定期限の経過したものが計上されています。
不納欠損処分につきましては、特に厳正な取り扱いが重要で、法定期限を経過しますと、徴収しても違法な徴収として返還する必要があります。また、適正な管理を怠りますと、法定期限を経過し、徴収できなくなるおそれがあります。法令・規則に基づく的確な執行管理を求めたいと思います。なお、
意見書の中の「不納欠損」の記載に、不納の納に能力の能を誤って記載したものが一部ありましたので、大変申しわけございませんが、訂正をお願いしたいと思います。
会計別の執行状況を見ますと、平成17年度八頭町一般会計の歳入
歳出決算額は最初にも触れましたので省略しますが、2億6,100万円が実質収支額として翌年度へ繰り越されています。
歳出の主なものは、
船岡小学校校舎改築事業、八東図書室整備事業、放課後児童クラブ建設事業などが執行されました。
歳入の主なものを見ますと、第1款の町税では、収入済額12億4,507万円で、前年比590万円、0.4%の増加となり、歳入全体の12.06%を占めています。
本年度は、不納欠損処分が1,136万円されていますし、滞納繰越額について見ると、調定額5,821万円に対し収入額は873万円で、徴収率は15.01%で、前年度の23.89%から見ますと、悪化しています。
収入の48.6%を占めている地方交付税は50億2,350万円、前年比で7,539万円の増額となっています。
第12款の分担金及び負担金では、収入済額1億3,108万円、前年比1億4,394万円、52.34%の減少となりました。
第14款の国庫支出金は、収入済額は5億3,701万円で、前年比9,981万円、22.83%の増となっています。
15款の県支出金は、収入済額7億7,527万円で、前年比1億122万円、11.8%の減少となっています。
第19款、繰越金は5億2,926万円を収入、このうち6,334万円は前年度から繰越明許されたものであります。
第21款、町債では、予算現額16億3,630万円に対して収入済額は12億8,450万円で、3億5,100万円の減額となっております。
歳出の状況を見ますと、第1款の議会費は、支出済額1億477万円で、前年比1億1,994万円、53.38%減少しています。
第2款の総務費の支出済額は12億5,316万円で、主なものは、まちづくり基金へ1億5,000万円、若桜鉄道対策費3,007万円などであります。
第3款の民生費は、22億6,875万円支出されています。主なものは、社会福祉
協議会補助7,825万円、国保会計繰出金1億6,490万円、特別医療費助成金1億2,525万円、延長保育事業等の特別保育事業に7,692万円、老人福祉費で介護保険特別会計繰出金2億3,100万円等に総額3億635万円、障害者福祉費で支援費制度事業に1億7,126万円支出されています。
第4款の衛生費は8億6,014万円、主なものはごみ処理費で、八頭環境施設組合・
東部広域行政管理組合負担金1億7,250万円などであります。
第5款の農林水産業費の支出額は12億528万円、森林整備地域活動支援事業に1億3,682万円などが主なものでございます。
第7款の土木費は、予算現額9億1,094万円に対して、支出済額は7億6,511万円でありました。町道稲荷篠波線修繕事業ほか8件、9,426万円が明許繰り越しされています。
第8款の消防費は3億2,149万円支出され、常備消防費で鳥取県
東部広域行政管理組合負担金2億8,263万円が支出されています。国民保護費は未執行であり、早急な保護計画策定が望まれると思います。
第9款の教育費は19億2,884万円に対して、15億2,905万円が支出済みとなっています。小学校費で6億9,104万円、中学校費1億752万円、うち中央中学校改築基本設計費が2,215万円、社会教育総務費で八東図書室整備事業1億5,824万円、学校給食費1億5,691万円。ちなみに、3調理場の調理食数は、36万食余りとなっております。
第10款の災害復旧費は2億210万円支出済みで、農地農業用施設災害復旧費32件の9,184万円、公共土木施設災害復旧費8,628万円、25件等となっています。
第11款の公債費は、13億6,194万円支出されています。起債元金償還が11億4,416万円、利子分2億1,778万円で、前年度に比較し4億8,825万円減少しております。
次に、特別会計について報告いたします。
特別会計の決算額は最初に触れましたので省略させていただきますが、
意見書別紙資料③に歳入
歳出決算をつけておりますので、ご確認いただきたいと思います。
各会計の要点は、審査
意見書にまとめておりますので、ごらんいただきたいと思いますが、2点ほど触れておきたいと思います。
第1点は、特別会計の中で特に収入未済のものが増加しております。国民健康保険特別会計の中の国民健康保険税、簡易水道特別会計の中の使用料、住宅資金特別会計の貸付金、公共下水道特別会計の加入分担金、使用料などがあります。滞納対策としては、町税とともに納付しやすい方法の検討、対応する窓口を一
本化するなど、実態にあった工夫と効果的な対策が急がれると思います。
第2点は、住宅資金特別会計について触れておきたいと思います。
住宅資金特別会計は、万円単位で報告しますと、歳入総額5,186万円、歳出総額8,693万円、歳入歳出不足額3,506万円が翌年度歳入繰上充用金で補てんされています。この額は、歳入総額の68%を占め、解消の見込みは立っておりません。繰上充用は、一時的な措置として認められているものですが、平成17年度収入済みの貸付元金は4,107万円です。このまま推移しますと、歳入不足は年度に収納される貸付金の額に達すると思われます。
平成17年度末現在の貸付金の残高は3億840万円、滞納している貸付残高は1億2,944万円、42%と多額で、憂慮すべき状況にあると思います。貸付金の実態を正確に把握し、抜本的な対応が必要と思われます。
資金運用状況は、別紙資料⑩をごらんいただきたいと思いますが、例月出納検査で運用状況を検査しておりますが、一時借り入れを行うこともなく、適正に行われていると認められました。今後は、金利の上昇局面を迎えておりますので、安全で効率的な運用を望みたいと思います。
財産の管理の状況ですが、町有財産は財産に関する調書のとおり、適正に管理されているものと認められました。なお、債権及び出資金の過去の残高に誤りがありましたので、修正をしております。
以上で審査の報告を終わりますが、ご審議をどうぞよろしくお願いいたします。
終わりになりましたが、決算審査にご協力いただきました関係職員の皆様に、この場をお借りして厚くお礼を申し上げまして、ご報告を終わりたいと思います。
大変ありがとうございました。
○議 長(
松田秋夫君) 以上で議案第97号から議案第111号まで、15議案にかかわる監査委員の審査報告を終わります。
◎質 疑
○議 長(
松田秋夫君) 次に、ただいま報告のありました議案第97号から議案第111号まで、15議案にかかわる決算審査報告についての質疑に入ります。
質疑ございませんか。
(質疑なし)
○議 長(
松田秋夫君) 質疑なしと認めます。
以上で、議案第97号から議案第111号まで、15議案にかかわる決算審査報告についての質疑を終わります。
◎休 会
○議 長(
松田秋夫君) お諮りいたします。
議事の都合により、9月12日は休会いたしたいと思います。
これにご異議ございませんか。
(異議なし)
○議 長(
松田秋夫君) ご異議なしと認めます。
よって、9月12日は休会することに決しました。
◎散 会
○議 長(
松田秋夫君) お諮りいたします。
本日の
会議は、この程度にとどめ散会いたしたいと思います。
これにご異議ございませんか。
(異議なし)
○議 長(
松田秋夫君) ご異議なしと認めます。
よって、本日はこれにて散会することに決定いたしました。
本日はこれにて散会いたします。
なお、次の
本会議は9月13日午前9時30分から再開いたします。
どうもご苦労さまでした。
(平成18年9月11日午前11時04分散会)
会議の経過を記載して、その相違がないことを証するためここに署名する。
議 長
署名議員
署名議員...