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  1. 鳥取市議会 2010-06-01
    平成22年 6月定例会(第7号) 本文


    取得元: 鳥取市議会公式サイト
    最終取得日: 2023-05-06
    2010年06月23日:平成22年 6月定例会(第7号) 本文 ▼最初のヒット発言へ(全 0 箇所)                    午前10時0分 開議 ◯中島規夫議長 ただいまから本日の会議を開きます。  本日の議事日程は、お手元に配付のとおりであります。 日程第1 議案第89号平成22年度鳥取市一般会計補正予算から議案第107号工事請負契約の締結についてま      で及び議案第109号専決処分事項の報告及び承認についてから議案第114号専決処分事項の報告及      び承認についてまで(委員長報告・質疑・討論・採決) ◯中島規夫議長 日程第1、議案第89号平成22年度鳥取市一般会計補正予算から議案第107号工事請負契約の締結についてまで及び議案第109号専決処分事項の報告及び承認についてから議案第114号専決処分事項の報告及び承認についてまで、以上25議案を一括して議題とします。  委員会審査報告書が議長に提出されております。  各委員長の報告を求めます。  総務企画委員長下村佳弘議員。                   〔下村佳弘議員 登壇〕 ◯下村佳弘議員 おはようございます。  それでは、総務企画委員会に付託されました議案につきまして、本委員会での審査の結果を御報告します。  議案第89号平成22年度鳥取市一般会計補正予算のうち、本委員会の所管に属する部分、議案第96号鳥取市総合企画委員会条例の一部改正について、議案第97号職員団体のための職員の行為の制限の特例に関する条例の一部改正について、議案第98号鳥取市職員の育児休業等に関する条例及び鳥取市職員の勤務時間、休暇等に関する条例の一部改正について、議案第100号鳥取市集会所の設置及び管理に関する条例の一部改正について、議案第104号財産の無償譲渡について、議案第109号専決処分事項の報告及び承認についてのうち、本委員会の所管に属する部分、議案第110号専決処分事項の報告及び承認について、議案第112号専決処分事項の報告及び承認について、議案第113号専決処分事項の報告及び承認について、以上10案はいずれも適切な措置と認め、全会一致で原案のとおり可決及び承認すべきものと決定いたしました。  次に、議案第99号鳥取市税条例の一部改正については、一部委員の反対がありましたが、賛成多数で原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。  以上、報告を終わります。 ◯中島規夫議長 福祉保健委員長房安光議員。                   〔房安 光議員 登壇〕 ◯房安 光議員 福祉保健委員会に付託されました議案につきまして、本委員会での審査の結果を御報告します。  議案第89号平成22年度鳥取市一般会計補正予算のうち、本委員会の所管に属する部分、議案第101号鳥取市保育所条例の一部改正について、議案第114号専決処分事項の報告及び承認について、以上3案はいずれも適切な措置と認め、全会一致で原案のとおり可決及び承認すべきものと決定しました。
     次に、議案第111号専決処分事項の報告及び承認について、本案は一部委員の反対がありましたが、賛成多数で原案のとおり承認すべきものと決定しました。  以上、報告を終わります。 ◯中島規夫議長 文教経済委員長桑田達也議員。                   〔桑田達也議員 登壇〕 ◯桑田達也議員 文教経済委員会に付託されました議案につきまして、本委員会での審査の結果を御報告いたします。  議案第89号平成22年度鳥取市一般会計補正予算のうち、本委員会の所管に属する部分、議案第91号平成22年度鳥取市簡易水道事業費特別会計補正予算、議案第92号平成22年度鳥取市公設地方卸売市場事業費特別会計補正予算、議案第94号平成22年度鳥取市観光施設運営事業費特別会計補正予算、議案第103号字の区域の変更等について、議案第105号工事請負契約の締結について、議案第106号工事請負契約の締結について、議案第107号工事請負契約の締結について、議案第109号専決処分事項の報告及び承認についてのうち、本委員会の所管に属する部分、以上9案はいずれも適切な措置と認め、全会一致で原案のとおり可決及び承認すべきものと決定しました。  以上で報告を終わります。 ◯中島規夫議長 建設水道委員長、寺垣健二議員。                   〔寺垣健二議員 登壇〕 ◯寺垣健二議員 建設水道委員会に付託されました議案につきまして、本委員会での審査の結果を御報告いたします。  議案第89号平成22年度鳥取市一般会計補正予算のうち、本委員会の所管に属する部分、議案第90号平成22年度鳥取市下水道事業費特別会計補正予算、議案第93号平成22年度鳥取市集落排水事業費特別会計補正予算、議案第95号平成22年度鳥取市水道事業会計補正予算、議案第102号鳥取市水道事業給水条例の一部改正について、議案第109号専決処分事項の報告及び承認についてのうち、本委員会の所管に属する部分、以上6案はいずれも適切な措置と認め、全会一致で原案のとおり可決及び承認すべきものと決定いたしました。  以上で報告を終わります。 ◯中島規夫議長 これより、委員長報告に対する質疑に入ります。  質疑はありませんか。                   (「なし」と呼ぶ者あり) ◯中島規夫議長 質疑なしと認めます。  これより討論に入ります。  通告により、順次発言を許可します。  伊藤幾子議員。                 〔伊藤幾子議員 登壇〕(拍手) ◯伊藤幾子議員 私は、日本共産党市議会議員団を代表して、議案第99号鳥取市税条例の一部改正について、議案第111号専決処分事項の報告及び承認について、以上2議案に反対をいたしますので、理由を述べさせていただきます。  まず議案第99号ですが、これは少額上場株式等に係る配当所得及び譲渡所得等が非課税になることに伴って、非課税口座内上場株式等の譲渡に係る市民税の所得計算の特例が設けられました。株式等の譲渡に係る所得計算については、本来20%課税であるものを10%課税にする優遇税制が含まれており、認めることはできません。  また、第111号は国保料と後期高齢者医療制度の保険料の上限額を引き上げていくものです。国はこうした保険者と加入者に対して負担を求める国保政策を改めて、国保への国の責任を明らかにし、補助金を元に戻すことを真っ先に行うべきであると考えますので、反対をいたします。  以上、討論といたします。 ◯中島規夫議長 西田正人議員。                 〔西田正人議員 登壇〕(拍手) ◯西田正人議員 私は、本会議に提案されております議案第89号平成22年度鳥取市一般会計補正予算から議案第107号工事請負契約の締結についてまで及び議案第109号専決処分事項の報告及び承認についてから議案第114号専決処分事項の報告及び承認についてまでの全議案に対して、賛成討論をします。  去る4月11日に行われた市長選挙竹内鳥取市長が再選されました。2月定例会で提案された平成22年度当初予算は、市長選挙が行われるため骨格予算でありました。そこで、平成22年度一般会計補正予算はその肉づけ予算として多くの市民が待っている事業が盛り込まれております。そして、竹内市長は人を大切にするまちにのもと、暮らしの充実、生活の安定を図るため、産業、雇用、保健、医療、福祉、教育、文化環境など、あらゆる面での長期的な視野に立って取り組んでおられます。この補正予算では、平成15年から計画的に進めている学校施設の耐震化を初め、平成23年度第31回豊かな海づくり大会の鳥取市開催の決定により、全国豊かな海づくり大会推進事業費、また世界ジオパーク推進事業費など、地域活性化に向けた戦略に取り組んでおられます。  また、食のみやこ鳥取販売拠点施設用地取得事業費につきましては、2月補正でも、鳥取港西浜地区振興事業費として上げられており、鳥取自動車道の開通による京阪神地域からの観光客の増加を想定し、食のみやこ鳥取県の販売拠点として、また鳥取の農産物のブランド化の促進の拠点にするため、必要なものであります。  また、議案第99号鳥取市税条例の一部改正のうち、非課税口座内上場株式等の譲渡に係る市民税の所得計算の特例で、株式の譲渡に係る税が軽減されていたものが、平成24年1月1日からもとの税率に戻る中、株式を安定させるために、また、個人投資家が参入しやすいようにというために軽減するもので、必要と考えます。  また、議案第111号専決処分事項の報告及び承認についてのうち、鳥取市国民健康保険条例の一部を改正する条例についてでは、国の施行令の一部改正によるもので、妥当であるものと思います。  よって、本会議に提案されている全議案に対して、各常任委員長の報告のとおり賛成するものであります。皆さんの御賛同をお願いいたしまして、賛成討論といたします。 ◯中島規夫議長 寺垣健二議員。                 〔寺垣健二議員 登壇〕(拍手) ◯寺垣健二議員 私は、平成22年度一般会計補正予算のうち、食のみやこ鳥取販売拠点施設用地取得事業費につきまして反対いたしますので、ここでその理由を述べます。  この事業は、鳥取自動車道の開通により、県が京阪神からの観光客の増加を想定し、鳥取市賀露西地区のかろいち敷地内に、販路拡大などを目的とした農林水産物販売拠点施設の建設を計画しているものであります。本市はこの施設の開設により、農業者の所得確保雇用創造等に大きな経済効果があることを期待し、その駐車場用地を取得し、運営法人に貸与することにより、施設の早期完成と運営法人の開業当初の経費負担を軽減しようとするものであります。しかし、この事業が本当に鳥取市の農業者の所得確保につながっていくのか、甚だ疑問に思っております。この販売拠点の近隣地に愛菜館という施設があり、同じように本市の農産物を扱い、頑張って営業を続けていらっしゃいます。やっと軌道に乗ってきたと喜んでいらっしゃるところでありますが、今この事業を進めることは、大型店舗ができ、地元商店街が疲弊していったのと同じような構図であります。本市の小規模農家の首を絞めることになりかねないおそれがありますので、この事業の立地を含め、再検討する必要があると考え、反対するものであります。  皆様方の御同意、よろしくお願い申し上げます。 ◯中島規夫議長 以上で討論を終わります。  これより採決します。  議案第111号専決処分事項の報告及び承認についてを起立により採決します。  お諮りします。  本案に対する委員長の報告は承認です。  本案について、承認することに賛成の方は起立願います。                     〔賛成者起立◯中島規夫議長 起立多数であります。したがって、本案は承認されました。  次に、議案第99号鳥取市税条例の一部改正についてを起立により採決します。  お諮りします。  本案に対する委員長の報告は原案可決です。  本案について、原案のとおり可決することに賛成の方は起立願います。                     〔賛成者起立◯中島規夫議長 起立多数であります。したがって、本案は原案のとおり可決されました。  次に、議案第89号平成22年度鳥取市一般会計補正予算を起立により採決します。  お諮りします。  本案に対する委員長の報告は原案可決です。  本案について、原案のとおり可決することに賛成の方は起立願います。                     〔賛成者起立◯中島規夫議長 起立多数であります。したがって、本案は原案のとおり可決されました。  次に、議案第90号平成22年度鳥取市下水道事業費特別会計補正予算から議案第98号鳥取市職員の育児休業等に関する条例及び鳥取市職員の勤務時間、休暇等に関する条例の一部改正についてまで、議案第100号鳥取市集会所の設置及び管理に関する条例の一部改正についてから議案第107号工事請負契約の締結についてまで、議案第109号専決処分事項の報告及び承認について、議案第110号専決処分事項の報告及び承認について、議案第112号専決処分事項の報告及び承認についてから議案第114号専決処分事項の報告及び承認についてまで、以上22案を一括して採決します。  お諮りします。  22案に対する委員長の報告は原案可決及び承認です。  22案について、委員長報告のとおり決定することに御異議ありませんか。                  (「異議なし」と呼ぶ者あり) ◯中島規夫議長 御異議なしと認めます。したがって、22案は原案のとおり可決及び承認されました。 日程第2 議案第108号鳥取市副市長の選任について(討論・採決) ◯中島規夫議長 日程第2、議案第108号鳥取市副市長の選任についてを議題とします。  これより討論に入ります。  討論はありませんか。                   (「なし」と呼ぶ者あり) ◯中島規夫議長 討論なしと認めます。  これより、議案第108号鳥取市副市長の選任についてを起立により採決します。  お諮りします。  本案について、同意することに賛成の方は起立願います。                     〔賛成者起立◯中島規夫議長 起立全員であります。したがって、本案は同意することに決定されました。 日程第3 議員提出議案第4号可燃物処理施設建設に関する決議の提出について(提案説明・質疑・討論・      採決) ◯中島規夫議長 日程第3、議員提出議案第4号可燃物処理施設建設に関する決議の提出についてを議題とします。  提出者の説明を求めます。  上紙光春議員。                   〔上紙光春議員 登壇〕 ◯上紙光春議員 議員提出議案第4号可燃物処理施設建設に関する決議の提案の理由の説明をいたします。  この件に関しましては、皆様御存じのとおり、現在、鳥取県東部圏域においては鳥取市神谷清掃工場、国府町クリーンセンター、レインボーふくべ、ながおクリーンステーションの4つの可燃物処理施設が稼働いたしております。しかしながら、いずれも老朽化が進みつつあり、新しい可燃物処理施設の建設は緊急かつ最大の課題となっているところでございます。鳥取県東部広域行政管理組合議会におきましては、本年5月31日に臨時議会を開催した際、可燃物処理施設の建設を急ぐべきであるという趣旨の可燃物処理施設に係る決議を提案され、16対1の賛成多数で可決されたところでございます。  また、鳥取県東部広域行政管理組合地権者集落の皆様から環境影響評価等の調査に係る現地立ち入りの同意を受けまして、今月から現況調査に着手したところでございます。当該施設建設予定地におきましては、環境影響評価等現況調査施設建設に反対されている方もおられますけれども、一方、この事業を地区のまちづくりの大きな契機ととらえ、地区の将来像を模索しながら、これからのあるべき地区の姿を考えていこうとされる皆様もおられるところでございます。このような情勢を総合的に判断した結果、本市議会といたしましても、環境影響評価等現況調査の結果、可燃物処理施設の建設に支障がないと明らかになった場合は建設を急ぐべきであると考え、提案をするものでございます。  なお、この件に関しまして、執行当局におかれましては、決議案の内容にございますように、従来に増して、あるいはそれ以上に地域の皆さんの意見をお聞きされ、誠意に満ちた話し合いをされることを強く望むものでございますし、地元関係者の皆さんにおかれましては、いろいろな思いもあられようと思いますけれども、ぜひ御理解を賜りますように心からお願い申し上げながら、提案の説明といたします。 ◯中島規夫議長 これより本案に対する質疑に入ります。  通告により、発言を許可します。  村口英子議員◯村口英子議員 それでは、質疑いたします。  ただいまの決議の提案につきまして、この決議が上がることによる、その効果についてお尋ねします。 ◯中島規夫議長 上紙光春議員。                   〔上紙光春議員 登壇〕 ◯上紙光春議員 ただいま村口議員から、この決議が行われることに対する効果についての御質問がございました。なかなか難しい質問をいただいたように思っておりますけれども、私はこの決議が決議されることによる効果というよりも、むしろ意義でございますとか波及的な問題というふうにとらえておりますので、そういった視点でお答えを申し上げたいと思いますけれども、この決議におきましては、村口議員も十分御承知だと思うんですけれども、決議というのは地方自治法のルールによりまして、相手方を持たないのが決議でございますけれども、そういった意味でございますけれども、内容につきましては実質的に執行当局に対する決議案の内容を見ていただいたらおわかりだと思いますけれども、あの趣旨を十分に体して、地域の皆さんと十分な話し合いをしてくださいというふうなことが十分に込められた決議の内容になっておりますので、そういった意味でこの議会の決議というのは、執行当局におかれましても重たいものとしてとらえていただき、これまで先ほども申し上げましたように、従来に倍して、さらにそれ以上に地域の皆さんに対して誠意あふれる交渉をされたり、あるいは話し合いを十分持たれるということを強く求めているものでございまして、そうした趣旨からしますと、執行当局に対する波及的な効果であろうというふうに思っております。  それからまた、提案者の1人として思いますのは、こういった状況の中で全市民の皆様に、この可燃物の処理場建設事業につきましては新聞報道でいろいろなことが報道されておりますし、本議会の議場におかれましても再三にわたって論議も交わされております。しかし、議会としての意思表明というのはいまだかつてされておりませんので、この機に全市民の皆さんにこの議会の意思をお伝えすることもまた必要ではなかろうかというふうに考えております。  それから、同時に一番重要なのは、地元の皆さん、本当にいろいろな思いで先回の東部広域の決議につきましても異議の申し立てをなさっておることも承知いたしております。したがいまして、なぜ国英なのかというふうなことを含めて、いろいろな思いがあろうと思いますけれども、この施設につきましては普通、通常に言われるインフラの整備等とは異にいたしまして、私たちの生活上どうしても欠かすことのない施設でございますので、曲げてひとつ御理解をいただいて、少しでもいい、前向きに進みますようにお願いを申し上げるという趣旨もこの中に入っているというふうに私は認識しております。そういった意味でひとつ御理解を賜りたいと思います。  以上でございます。 ◯中島規夫議長 村口英子議員◯村口英子議員 答弁いただきました。  上紙議員はかつて用瀬町の助役や教育長を歴任された重要なポストにおられた方で、平素から行政と住民間のトラブルや、住民の行政に対する不信感や、住民同士の対立、こうしたことが起きないように心を砕いてこられたと私は信じていました。  また、平成13年、智頭、用瀬、佐治が平成6年稼働のクリーンセンターやずに参入しましたが、地元の人たちは相当に抵抗いたしました。これについてはさきの私の一般質問で触れましたように、4月16日第37回市長からの諮問を受けての地域審議会で右近会長、当時の河原町長ですが、説明しているように、「参入申し込みについて7集落に何回も出向いて話をさせてもらってきたが、非常に難航した。協定書破りということで私も随分怒られた」と言っているように、用瀬、佐治のごみをやむなく受け入れています。その用瀬や佐治が、今まで国英地区に迷惑や負担をかけておきながら、提出者を代表して答弁される。そのことに私はいささか驚いています。  平成19年、14集落中7集落が区長名で署名を添えて反対文書を出していますし、区長名で上申書を1集落、また有志として署名も出ています。9集落からこの19年に東部広域の方に署名が提出されています。そして本年2月14日、国英地区ごみ焼却場建設反対協議会が結成されました。今日までさまざまな活動を展開してきていますが、14集落中9集落、80人の参加でこの結成がされました。会長は昨年まで郷原の区長だった人がしています。また、副会長や常任執行委員については7集落の区長がなっているという状況にあります。そのことから見ましても、この反対協の結成というのは周辺住民の人たちの声が十分に拾い上げられた結果であると思います。
     そしてことしの5月には、5月20日でした、14集落中13集落で15歳以上の住民907人に呼びかけて、553人の反対署名を提出いたしました。1集落はもう区長名で上申書を既に上げていますが、そうした結果で6割が反対している、地区住民が反対している。こうした状況があります。反対の大きな理由の1つに協定書問題があります。平成6年に結ばれたものです。次期施設は、本施設がその周辺に設置しないものとするということで、八頭環境施設組合との協定が結ばれています。市長も認めているようにクリーンセンターやずは休止したけれども、八頭環境施設組合は現在も存続し、組合を組織する市町は鳥取市、八頭町、若桜町、智頭町をもって組織するとなっていまして、合併協定文書でも、鳥取市はその地位を引き継ぐとあります。ですから、協定書を守る立場にあるというのが鳥取市でありますが、こうした状況のもとで、こうした住民の声を無視して決議を提出することにより、議会と行政に対する不信感、住民間の対立を生み、地域コミュニティーを破壊するということをお考えではありませんか。 ◯中島規夫議長 上紙光春議員。                   〔上紙光春議員 登壇〕 ◯上紙光春議員 今、村口議員の方から私の前歴をお話しになりましたけれども、私は今回提案させていただいております決議案とは全く関係がないと思っておりますので、その点については答弁は差し控えます。  今、村口議員がおっしゃっていたのは、住民のコミュニティーを最終的に壊すことになりはしないかと、いろいろな反対運動があると。それは確かにそういうことが国英地区でも反対、賛成というふうな立場の中で議論されておりますし、ある意味ですればそういうことも起こっているということも私も承知いたしております。しかしながら、先ほども説明いたしましたように、この施設は、計画もございますし協定書のこともお話しになりましたけども、協定というのは今の段階では破棄しておるということでなくして、協定を破棄させてほしいということで、東部広域、副市長等を中心に鋭意皆さんにお願いをしたり、お話し合いをさせていただいておるという状況でございまして、そういう意味では、今後も引き続いてぜひ御理解をいただくように、しつこいようですけども、何回も申し上げましたけれども、これまでの東部広域なり担当執行当局話し合いなり、お願いをする方法にもし反省点があるとするのなら、そういうこともしっかりと踏まえていただいて、やはり住民の皆さんが納得されるような方向でぜひ理解をいただくと。理解をいただくために誠心誠意執行当局も行えば、必ずこのコミュニティーの崩壊というふうなことはあり得ないと思っていますし、御理解もいただけるものだと私は深く信じておるところでございます。  以上でございます。 ◯中島規夫議長 村口英子議員◯村口英子議員 協定を破棄させてほしいということを執行部が言ったというのは、私、初めて聞きましたね。いつ言ったの。市長はこの協定の中で、中止した後、その可燃物処理施設をちゃんと解体するとか、跡地の利用をどうするかとかということはちゃんと約束守るんだと、それは言われた。だけれど、これを破棄させてほしいというのは私は初めて聞きましたので、驚いています。  それで、地域審議会は住民の意向を把握することになっていますよね。審議会委員から、反対派の人を呼んで意見を聞いたらどうかという提案があったんですが、事務局はその必要はないととめています。住民の意向把握が不十分な地域審議会答申を盾にして、行政、審議会、議会が反対住民に襲いかかっています。議会は今日の異常な状態の片棒を担ぐのではなくて、住民合意が図られるように、むしろ行政に意見を言うべきではないでしょうか。いかがですか。 ◯中島規夫議長 上紙光春議員。                   〔上紙光春議員 登壇〕 ◯上紙光春議員 お答えいたします。  先ほど、私の答弁にちょっと誤解があられるかもしれませんので、再度お話しさせていただきますけども、私は協定を云々ということは、今、協定は生きているというふうに私も認識しておりますけれども、やっぱり新しい施設の建設を御理解いただくことによって、次の協定で新しいものが盛り込まれるかもしれませんし、御理解をいただきましたら、そのときに初めて協定というものの効力が自動的に云々ということを申し上げただけのことでございます。  もう1点、私の立場に河原町審議会のことをお尋ねでございますけれども、私は河原の地域審議会のことについて言及することは、私の立場でいかがなものかというふうに感じますけれども、所感として申し上げれば、河原地域審議会、私は会長以下何人かの委員の皆さんからも御意見をお聞きしました。村口議員おっしゃるように、経過としていろいろな反対等があるのにどういう根拠で結論を出されたかという疑問をお持ちでございますけれども、お話を聞いてみますと、完璧な議案に国英地区の問題を上げて議論されているということは、あるいは完璧ではないかもしれませんけれども、私の認識では、河原町にしては非常に身近に起きているとてつもなく大きな課題、問題点でございますので、地域審議会の委員の皆様一人一人がやはりそれなりに十分な把握をしておられるというふうに私は認識しております。その中で、ある種の苦しみも伴いながら一定の方向性、結論を出されたものと私は認識しております。  以上でございます。 ◯中島規夫議長 以上で質疑を終わります。  お諮りします。  本案に対する委員会付託は省略したいと思います。御異議ありませんか。                  (「異議なし」と呼ぶ者あり) ◯中島規夫議長 御異議なしと認めます。したがって、本案の委員会付託は省略することに決定しました。  これより討論に入ります。  通告により、発言を許可します。  角谷敏男議員。                 〔角谷敏男議員 登壇〕(拍手) ◯角谷敏男議員 私は、日本共産党を代表して、可燃物処理施設建設に関する決議に対して反対をいたしますので、討論を行います。  今回の決議提出が5月20日の河原審議会の答申をてこにして、5月31日東部広域行政管理組合議会における決議に続き、市議会に提出したものであります。その意図するものは文面にもありますように、建設を緊急かつ最大の課題と強調して、行政側と一体となって事態の打開を図ろうとするものです。  しかし、議会の役割から、今最も行政に要求すべきことは、決議の2つ目にある関係集落の住民にあらゆる情報を提供するとともに、関係集落の住民と十分な話し合いを行うことが、それこそ緊急かつ最大の課題ではありませんか。さらに、その事業計画に関する住民合意の過程が、規則、規約など民主的になされているのか。基本的かつ重要な中身です。  ところが、先日の一般質問で村口議員が、審議会は答申に当たってどのように住民の意向を把握されたのか、反対住民の声をどう把握したのかと聞いた質問に、市長は審議会の中に地元の住民の方が国英地区の方も複数委員になっておられる。全体として河原の地域住民の意見を反映しておられる。それが規約に基づく考え方であると答弁をされました。この答弁は問題であります。審議会の規約では、答申または意見を述べるに当たっては、対象区域住民の意向把握に努めるものとするとなっております。この対象住民の意向が、複数の委員が審議会に参加していることをもって意向を把握したことにはなりません。公正な審議が要求される第三者機関である審議会として、きちんと賛成、反対の意見を直接しっかり聞いた上で審議することではないでしょうか。  ところが、どうでしょう。審議会の答申の中に書かれた安心・安全施設であること。関係集落の住民生活や住民福祉の向上に配慮した施策を実施することの理由には、反対集落の意見など全く触れず、「国英地区のまちづくりの大きな契機ととらえ、将来を模索し、あるべき姿を考え、よりよい国英地区の実現に向けて取り組もうとする住民運動も起きている」と述べております。こうした答申の理由の中には、反対する住民の声が紹介さえされていないのに、いくら市長が審議会は幅広い意見を集約して決定したと語っても、市民はそのまま受け取りません。住民との話し合いも進みません。  行政の代表である市長は、この可燃物処理施設建設が河原地域の大きな課題である、懸案事項だと言われましたが、直接の当事者は国英地区の地域住民ではありませんか。そこの住民の声を審議会が十分把握していないばかりか、市長も河原地域の問題としてすりかえるやり方は絶対に許されません。  東部広域と鳥取市が建設を進める中で、議会が行政の姿勢や手続について、それに根拠と道理があるのかどうか、監視するのが議会の役割であり、そうした対応こそ求められます。反対する住民は、今日までの八頭環境施設組合との協定の履行を求めています。この問題での話し合いが進まないからといって、議会が行政の後押しをすれば、建設用地の住民だけでなく、神谷清掃工場など既存の施設の地域住民との行政の間に不信を招き、混乱を引き起こし、住民間の対立を生じたりして、建設問題の事態の打開が困難となりかねません。  議会が、現在の施設が老朽化しているので緊急な課題と強調し、行政のとった政策のまずさと対応の責任についてあいまいにし、数で押し切ることは筋違いです。今日までも地域住民の反対に遭って、県東部地域での建設計画が進んでおりません。これは住民に政策と計画が支持されないからであり、国・県の言いなりでごみ処理施設の広域化・大型化を推進する政策が間違っているわけであります。こうした政策をきっぱりと転換し、可燃物処理施設は小型の焼却炉を複数設置し、住民の目が行き届き、住民の協力と関心を広げるとともに、資源ごみの分別徹底・回収と生ごみの堆肥化、事業系ごみの分別推進など、減量化と循環型の環境対策を強めることであります。  重ねて、今、議会がやるべきことは、行政に対して関係集落と行政との十分な話し合いを行うことを求めることであることを述べるとともに、議員各位の賛同を心からお願いいたしまして、討論を終わります。 ◯中島規夫議長 房安光議員。                 〔房安 光議員 登壇〕(拍手) ◯房安 光議員 こう風、房安光です。私は、議員提出議案第4号可燃物処理施設建設に関する決議に賛成する立場で討論します。  本年4月に行われました市長選挙において、竹内市長の相手候補と、ある市民団体の11項目からなる政策協定に、以下のような事項がありました。  「広域計画による大型可燃物処理場の建設を白紙に戻し、生ごみの堆肥化など徹底したリサイクルを基本に据えた長期的かつ総合的な環境政策を立案する中で考え直し、2050年を目標にゼロ・エミッションを達成する」というものです。環境問題を考えるとき、将来的に理想の姿としては理解できますが、現実的には30年以上も可燃物処理施設を稼働させないということは不可能であります。当然のことながら可燃物処理施設は、鳥取市はもとより、東部圏域25万人の生活を守っていく上で絶対になくてはならない施設であり、現状を考えるとき、その建設促進は市民生活を守る上で最も重要かつ喫緊の課題であります。  国英地区関係6集落の話し合いにより、環境影響評価に着手できましたことに対し、地元関係者皆様の御理解並びに東部広域行政管理組合の御努力に、この場をかりまして敬意を表します。  竹内市長は、「建設同意と環境影響評価を行うことの同意は別のものだと基本的には考えている。施設建設の同意については、環境影響評価の結果などを踏まえ、改めてお願いしていかなければならない」と2月定例会の答弁で述べておられます。この答弁、河原地域審議会の答申、及び5月31日の東部広域行政管理組合議会議決の内容を十分に踏まえた事業の推進を図らなければなりません。この意味において、本決議は、鳥取市はもとより、東部圏域25万人の生活を守っていく上での、本市議会の明確でかつ必要不可欠な意思表明であると考えます。  議員皆様の本決議に対する大いなる御理解、御賛同をお願いし、賛成討論といたします。 ◯中島規夫議長 以上で討論を終わります。  これより、議員提出議案第4号可燃物処理施設建設に関する決議の提出についてを起立により採決します。  お諮りします。  本案について、原案のとおり決定することに賛成の方は起立願います。                     〔賛成者起立◯中島規夫議長 起立多数であります。したがって、本案は原案のとおり可決されました。 日程第4 議員提出議案第5号未就職新卒者の支援策実施を求める意見書の提出について(質疑・討論・採      決) ◯中島規夫議長 日程第4、議員提出議案第5号未就職新卒者の支援策実施を求める意見書の提出についてを議題とします。  お諮りします。  本案に対する提出者の説明、委員会付託は省略したいと思います。御異議ありませんか。                  (「異議なし」と呼ぶ者あり) ◯中島規夫議長 御異議なしと認めます。したがって、提出者の説明、委員会付託は省略することに決定しました。  これより質疑に入ります。  質疑はありませんか。                   (「なし」と呼ぶ者あり) ◯中島規夫議長 質疑なしと認めます。  これより討論に入ります。  討論はありませんか。                   (「なし」と呼ぶ者あり) ◯中島規夫議長 討論なしと認めます。  これより、議員提出議案第5号未就職新卒者の支援策実施を求める意見書の提出についてを採決します。  お諮りします。  本案について、原案のとおり決定することに御異議ありませんか。                  (「異議なし」と呼ぶ者あり) ◯中島規夫議長 御異議なしと認めます。したがって、本案は原案のとおり可決されました。 日程第5 議員派遣の件 ◯中島規夫議長 日程第5、議員派遣の件を議題とします。  お手元に配付してありますとおり、議員を派遣したいと思います。  お諮りします。  議員の派遣について、お手元に配付してありますとおり決定することに御異議ありませんか。                  (「異議なし」と呼ぶ者あり) ◯中島規夫議長 御異議なしと認めます。したがって、そのように決定されました。  以上で、本定例会に付議されました案件の審議はすべて終了しました。  これで、平成22年6月鳥取市議会定例会を閉会します。                    午前10時49分 閉会 このサイトの全ての著作権は鳥取市議会が保有し、国内の法律または国際条約で保護されています。 Copyright (c) Tottori City Council, All rights reserved....