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  1. 鳥取市議会 2001-11-22
    2001年11月22日 平成13年 第2回臨時会(第2号) 本文


    取得元: 鳥取市議会公式サイト
    最終取得日: 2023-05-06
    2001年11月22日:平成13年 第2回臨時会(第2号) 本文 ▼最初のヒット発言へ(全 0 箇所)                     午後1時16分 開議 ◯沢根岩男議長 ただいまから、本日の会議を開きます。 日程第1 議員提出議案第15号伊藤憲男議員議員辞職勧告決議について(提案説明・質疑・討論・採決) ◯沢根岩男議長 日程第1、議員提出議案第15号伊藤憲男議員議員辞職勧告決議についてを議題とします。  提出者説明を求めます。  14番村口英子議員。                 〔14番 村口英子議員 登壇〕(拍手) ◯14番 村口英子議員 伊藤憲男議員に対する議員辞職勧告決議案提出者を代表いたしまして、その理由を申し上げます。  11月19日、真相解明の場として全員協議会が開催をされましたが、疑惑はさらに深まったところであります。鳥取市議会史上例を見ない不祥事であり、市議会の名誉と権威を著しく傷つけ、市民政治不信を招くと同時に、市民信頼を大きく裏切る行為であります。  伊藤憲男議員は、政治的、道義的責任から、議員辞職をすべきであり、ここに議員辞職勧告決議案を提出するものであります。議員各位におかれましては、こぞって御賛同いただきますようお願いを申し上げます。  以上でございます。(拍手◯沢根岩男議長 これより本案に対する質疑に入ります。  質疑はありませんか。                   (「なし」と呼ぶ者あり) ◯沢根岩男議長 質疑なしと認めます。  これより討論に入ります。通告により順次発言を許します。  5番谷口満議員。                 〔5番 谷口満議員 登壇〕(拍手) ◯5番 谷口 満議員 私は、会派21を代表しまして、伊藤憲男議員議員辞職勧告決議案に賛成しますので、その理由を述べます。  先月27日から数度にわたる新聞報道で、議長である伊藤議員の金銭問題にかかわる極めて強い疑惑を感じざるを得ない行為を知りました。この疑惑は、その都度の議会運営委員会でも、また、11月12日開会の臨時会の会期を11月22日まで10日間延長し、その間11月19日開催の全員協議会においても、肝心の地元地権者に対する情報公開や、地元負担金の処理の問題など、解明されないばかりか、逆に疑惑が深まるばかりでありました。事は約5,000万円の多額の金銭疑惑であります。
     多忙であった、うっかりしていたなどの言いわけは通用しません。これら事件は、制度の仕組みを容易に知り得る立場にある者、すなわち議員がおのれの地位を利用してなし得る、そして極めて計画的にかつ巧妙に仕組まれた行為と言っても過言ではありません。  議会市行政に対する市民の信託を裏切った責任はどうとられますのか、断じてうやむやでは許されない重大な問題であります。ごめんなさいとか許してくださいでは済まない問題であります。  以上の理由から、私たち会派21は、中国の三国時代の歴史に学び、「泣いて馬謖を切る」の心境で、この決議案に賛成するものであります。良識ある議員の皆様の御賛同を切にお願いする次第であります。  これで議員辞職勧告決議案に対する賛成討論を終わります。(拍手◯沢根岩男議長 25番武田えみ子議員。                 〔25番 武田えみ子議員 登壇〕(拍手) ◯25番 武田えみ子議員 私は、提案されました伊藤議員に対する議員辞職勧告決議案に賛成する立場から、公明党市議会議員団を代表して討論をいたします。  このたびのことは、鳥取市議会110年余の歴史上始まって以来の不祥事であり、15万市民に申し開きのできないところであります。19日に開催されました全員協議会で、伊藤議員より4年間にわたって実施されました農道整備事業に係る地元負担金について説明がありました。そこで次の点が明らかになりました。  1つ、地元負担金相当分は、個人債務として借り入れをした。2つ、地権者からも負担金をそれぞれ徴収し、地元負担金が必要ないことがわかった平成9年2月以降もこの負担金を徴収した。それは担保がわりのつもりであった。3つ、地権者から徴収した負担金を、JAから郵便局に移動させたことは、大変不明瞭であり、かつ公共事業に係る通常の取り扱いとは全く異なる。4つ、これら一連の経緯・経過を、その都度役員・関係者に全く説明をしていなかった。  私は、これらの点だけを見ても、伊藤議員は地域の代表者として説明責任を十分果たしていなかったばかりか、市民の負託を受けた市議会議員として、市政への信頼を著しく失墜させた行為と判断せざるを得ません。このたびのことは、世間一般の常識から見ても全く理解しがたいことであり、鳥取市議会の名誉と信頼を著しく傷つけたことは明白であります。  よって、私たち公明党議員団は、提案されました議員辞職勧告決議案に賛成し、伊藤議員議員辞職を求めるものであります。(拍手◯沢根岩男議長 17番上田孝春議員。                 〔17番 上田孝春議員 登壇〕(拍手) ◯17番 上田孝春議員 伊藤憲男議員議員辞職勧告決議案に対し、賛成の立場から討論を行います。  民世会は、この事件を重く見て、多くの市民市民団体労働団体の声を聞き、慎重に検討した結果、罪はただすが人は憎まずの立場から、この提案を賛成することにしたものであります。  本事件は、そもそも地元関係者の指摘から端を発し、既に平成9年2月には市当局から地元負担金は不要であるとの説明伊藤憲男議員自身に対してなされたにもかかわらず、一切地元関係者説明されることなく徴収が続けられ、事の問題が発覚するまで放置されていた事件である。しかも、全協で伊藤憲男議員は、市の補助金が本当に支払われ続けるか不安だったので、負担金は担保として預かっていたと答えたのでございます。  これは、言いかえるなら、鳥取市は当てにならないので地元負担金を徴収したということであり、さらに申し上げるならば、市の課長が言ったことは市長が言われたことでもあるにもかかわらず、議会最高責任者である議長が信用しないということは市長を信用しないということであり、市民は一体だれを信用してよいのか、事はまことに重大であり、遺憾なことであります。  また、集めた地元負担金を、高い金利といえども、地権者に全く相談しないままJAいなばから郵便局に預けがえされたことが不可解であり、疑わしいと思われても仕方のない私的行為であります。  このように、さらに疑惑は深まる中で、百十数年の議会史上例を見ない汚点、不祥事を、今、15万市民の前に明らかにすることが、我々議会人として課せられた最大の責任であります。  失った議会信頼権威回復のためにも、伊藤憲男議員みずからが真相を語り、公職にある市議会議員として社会的、道義的責任を明らかにする中で、その職を辞することが15万市民議会に対する信頼回復の道であります。  この議案に賛同できないとするならば、その説明市民にすべきであり、要は清潔な政治を求める市民の期待にこたえることであります。議会信頼回復を願うならば、本案に対してすべての議員の賛同が得られるものと期待をし、討論を終わります。(拍手◯沢根岩男議長 これで討論を終わります。  これより議案提出議案第15号伊藤憲男議員議員辞職勧告決議についてを起立により採決します。  お諮りします。  本案について、原案のとおり決定することに賛成の方は起立願います。  人数確認のため、起立のまましばらくお待ちください。                    〔賛成者起立◯沢根岩男議長 起立少数であります。  したがって、本案は否決されました。 日程第2 議長辞職の件 ◯沢根岩男議長 日程第2、議長辞職の件を議題とします。  議長伊藤憲男議員から、議長辞職願が提出されております。  まず、その辞職願事務局長に朗読させます。 ◯山崎壽美事務局長  辞職願  このたび、一身上の都合により議長辞職したいので、許可くださるようお願いいたします。                 平成13年11月5日 鳥取市議会議長 沢根岩男様                            鳥取市議会議長 伊藤憲男 ◯沢根岩男議長 お諮りします。  伊藤憲男議員議長辞職を許可することに賛成の方は起立願います。                    〔賛成者起立◯沢根岩男議長 起立多数であります。  よって伊藤憲男議員議長辞職を許可することに決定しました。  しばらく休憩します。                   午後1時32分 休憩                   午後4時54分 再開 ◯沢根岩男議長 会議を再開します。  本日の会議は、議事の都合により時間を延長します。  しばらく休憩いたします。                   午後4時54分 休憩                   午後5時22分 再開 ◯沢根岩男議長 会議を再開します。 追加日程第1 議長選挙 ◯沢根岩男議長 議長が欠員となりました。  お諮りします。  議長選挙日程に追加し、選挙を行いたいと思います。御異議ありませんか。                 (「異議なし」と呼ぶ者あり) ◯沢根岩男議長 御異議なしと認めます。したがって、議長選挙日程に追加し、選挙を行います。  議場の閉鎖を求めます。                     〔議場閉鎖◯沢根岩男議長 ただいまの出席議員数は32人であります。  投票用紙を配付させます。                     〔投票用紙配付◯沢根岩男議長 投票用紙配付漏れはありませんか。                   (「なし」と呼ぶ者あり) ◯沢根岩男議長 配付漏れなしと認めます。  投票箱を改めさせます。                     〔投票箱点検◯沢根岩男議長 異常なしと認めます。  念のため申し上げます。  投票単記無記名です。  投票用紙に被選挙人の氏名を記載の上、順次投票を願います。                      〔投票◯沢根岩男議長 投票漏れはありませんか。                   (「なし」と呼ぶ者あり) ◯沢根岩男議長 投票漏れなしと認めます。  投票を終了します。  議場の閉鎖を解きます。                     〔議場開鎖◯沢根岩男議長 開票を行います。  会議規則第31条第2項の規定により、立会人に1番小橋太一議員、12番村山洋一議員を指名します。  したがって、両議員立ち会いを願います。                 〔立会人立ち会いのもと開票〕 ◯沢根岩男議長 選挙の結果を御報告します。  投票総数32票。これは先ほどの出席議員数に符合しております。投票総数のうち、有効投票32票、無効投票ゼロ票。有効投票中、福田泰昌議員18票、山田幸夫議員11票、村口英子議員3票、以上のとおりです。  この選挙法定得票数は8票です。したがって、福田泰昌議員議長に当選されました。(拍手)  ただいま議長に当選されました福田泰昌議員が議場におられますので、本席から会議規則第32条第2項の規定による告知をします。  福田泰昌議員、ごあいさつをお願いします。                 〔28番 福田泰昌議員 登壇〕 ◯28番 福田泰昌議員 議員各位にただいま議長に御推挙いただきました。身に余る光栄ではございますが、その重責を思いますとき、その重責に果たして耐えることができるのか、自問自答、身の引き締まる思いでいっぱいでございます。議員皆様の御指導をいただく中で、円滑な議会運営に力いっぱい努めさせていただくことを心に誓いながら、今、ここに立たせていただいておるところでございます。全くこの立場は、青天のへきれきとしか言うことができません。しかし、まず第一に議員として襟を正して、信義と信頼の回復に精根を傾け、議員のあるべき姿に絶えず自分を問い続けていきたいと思っております。  先行き不透明な今の世情ではございますが、私たちを取り巻く社会は、地方分権構造改革の施策によりまして、ますます地方都市のあるべき姿、発信され、地方の誇れる魅力を、これから私たちはつくり出さなければならない、強く求められておるところでございます。そうした大切な時期に、市政発展のために、豊かで明るく、住んでよかった、住みよい鳥取市、この構想を目指して、行政とともに両輪相まって、着実に山積されております諸課題に、確固たる信念を持って、議員各位とともに市政を発展し、20万都市構想を目指し、力いっぱい努めてまいりたいと考えております。  まことに意を尽くし得ませんが、ごあいさつにかえさせていただきます。ありがとうございました。(拍手◯沢根岩男議長 福田泰昌議長議長席にお着き願います。                 〔副議長 沢根岩男議員 自席着席〕                 〔新議長 福田泰昌議員 議長席着席日程第3 議案第123号平成12年度鳥取歳入歳出会計決算認定について(提案説明・質疑) ◯福田泰昌議長 日程第3、議案第123号平成12年度鳥取歳入歳出会計決算認定についてを議題とします。  提出者説明を求めます。  西尾市長。                   〔西尾迢富市長 登壇〕 ◯西尾迢富市長 本臨時会に提案いたしました議案につきまして御説明申し上げます。
     議案第123号は、平成12年度の一般会計及び特別会計の決算につきまして、地方自治法第233条第3項の規定により、議会の認定に付するための案件でございます。  御案内のとおり、平成12年度の国の予算は、我が国経済を本格的な回復軌道につなげていくため、極めて厳しい財政状況にかんがみ、財政構造改革の基本的な考え方は維持し、限られた財源の中で、経費の一層の合理化効率化重点化を図りつつ、経済運営に万全を期すとの観点に立って編成されました。  その後、社会資本整備費、IT(情報技術関連事業費等を盛り込んだ日本新生のための新発展政策を実施するための補正予算の措置がなされたところであります。また、地方財政恒久的減税に伴う影響に加えて、地方税収入地方交付税の原資となる国税収入の落ち込みや、公債費累増等により、引き続き大幅な財源不足が生じるなど、深刻な事態に直面した極めて厳しい年でありました。  一方、本市では、景気低迷等による自主財源の伸び悩みなど、依然として厳しい財政状況の中で、特別交付税などの収入確保や、より一層の効率的な財政運営に努力いたしました結果、全会計とも黒字で決算をいたしました。  それでは、実施いたしました主な事業につきまして、当初掲げました施策に沿って御説明いたします。  まず、柱の第1の「心豊かなまちづくり」についてでありますが、生涯学習の推進につきましては、生涯学習施設整備として、若葉台地区公民館を新築するとともに、幅広い市民の方々にパソコンインターネットを活用する能力を身につけていただくため、IT(情報技術講習会用パソコンを、各地区公民館等整備いたしました。  幼児教育の充実につきましては、就学前教育の奨励と保護者負担の軽減を図るため、私立幼稚園就園奨励補助対象世帯を拡大するとともに、同時在園児の2人目以降の奨励金を増額いたしました。  義務教育につきましては、情報化社会の進展に対応したマルチメディア環境整備を図るため、全小・中学校のコンピューターをインターネットに接続いたしました。また、読書教育の充実を図るため、年次的に配置しておりました小学校図書館司書職員をさらに6人増員して30人とし、全小学校への配置が完了いたしました。  施設の整備といたしましては、北中学校屋内運動場増改築及び水泳プールの建設を行うとともに、醇風小学校の校舎及び世紀小学校屋内運動場増改築に向けて設計業務を行いました。  大学教育の充実につきましては、財団法人鳥取環境大学設立準備財団において、学生確保に努めるとともに、校舎等施設建設教育研究機器等整備を行うなど、開学の準備を進めてまいりまして、本年4月に鳥取環境大学として開学いたしたところであります。また、学業成績優秀な学生に対する奨学金の交付のため、環境大学を実現させる会からの寄附金も財源とした奨学金基金を創設いたしました。  次に、スポーツレクリエーション活動の振興につきましては、スポーツ施設整備として、若葉台体育館の建設及び神戸小学校グラウンド夜間照明を設置いたしました。  男女共同参画社会の実現につきましては、啓発活動の一環として、男女共同参画いきいきプランのダイジェスト版全戸配布女性人材バンクの創設、女性なんでも相談デーの開設などに取り組んでまいりました。  市民文化の振興につきましては、平成14年に本県で開催される国民文化祭において、本市主催により、10事業の開催が予定されておりますが、開催に万全を期するため、実行委員会を設立いたしました。文化財の保存につきましては、鳥取城跡保存修理として、新たに楯蔵石垣復元修理に着手いたしました。  また、建設を進めておりました歴史博物館は完成し、昨年7月1日にやまびこ館として開館いたしました。  次に、人権尊重社会づくりについてでありますが、同和教育及び企業訪問等の推進によって、同和問題の正しい理解や認識の向上に努めるなど、人権尊重基本理念に立った差別のない心豊かな明るい社会の実現を目指して、諸施策を実施いたしました。  次は、柱の第2の「明るいまちづくり」についてでありますが、消防防災対策の充実につきましては、千代川洪水時の浸水状況避難場所等を掲載した千代川ハザードマップを、消防団地区公民館町内会等に配布いたしました。防災施設整備につきましては、豊実分団消防ポンプ自動車格納庫建設や、防火水槽消火栓等整備を行いました。  次に、児童母子福祉につきましては、多様な保育ニーズに対応するため、休日保育事業、一時保育事業などを継続して実施するとともに、老朽化が進んでおります母子生活支援施設の改築に着手いたしました。  また、少子化対策臨時特例交付金事業として、放課後児童クラブ施設整備私立幼稚園施設整備助成子育てフェスティバル開催などの事業を実施いたしました。  障害者福祉につきましては、新たに重度心身障害者に対する介護保険サービスの一部について、自己負担部分を助成するとともに、小規模作業所等での製作品の販売と交流促進を目的とする福祉の店の整備運営に対する助成をいたしました。また、障害者福祉推進拠点となる障害者福祉センターの建設を進めてまいりまして、本年5月にさわやか会館として開館いたしたところでございます。  健康づくりの推進につきましては、2歳児歯科検診時に実施するフッ素塗布事業、40歳から55歳までの5歳ごとに実施するふしめ歯科検診推進事業に新たに取り組むとともに、心身機能が低下して家に閉じこもりがちな高齢者を対象とするB型機能訓練事業も新たに実施いたしました。  次に、長寿社会への対応についてでありますが、昨年4月から導入された介護保険制度への対応につきましては、万全の体制で事業の円滑な運営に努めてきたところでございます。また、認定外となった高齢者に対する介護予防・生活支援サービスの調整、実施等を行う地域型在宅介護支援センターを各中学校区に1カ所配置するとともに、これらの支援センターを統括・支援・調整する基幹型在宅介護支援センターを市役所内に配置し、介護保険の認定外となった高齢者の支援体制を整備し、生きがい活動支援通所事業、生活管理指導員派遣事業、生活管理指導短期宿泊事業、軽度生活援助事業などを実施いたしました。  さらに、家庭介護支援事業として、家族介護者、ヘルパー受講支援事業、家族介護用品購入費助成事業、家族介護者支援交流事業を実施するとともに、低所得者負担対策事業として、訪問介護利用料軽減措置事業、社会福祉法人減免措置助成事業を実施いたしました。  また、市営住宅に整備したシルバーハウジング(高齢者世話付住宅)の入居者に対する生活援助員派遣事業につきましては、対象戸数を増加いたしました。  そのほか、介護保険制度の導入などにより大きく変わってきた福祉サービスの内容を記載した冊子を、市内全世帯に配布いたしました。  公園の整備につきましては、新たに真教寺公園に駐車場を整備したほか、秋里1号公園など、3カ所の街区公園を整備いたしました。  住宅対策につきましては、新たに市営住宅下味野団地の建てかえに着手するとともに、円通寺A団地、湖山団地、賀露団地及び湯所団地の建てかえを継続実施いたしました。  簡易水道の整備につきましては、妙徳寺・瀬田蔵地区の整備に着手するとともに、高路地区、中砂見地区、槙原・松上・上原地区の整備を継続実施し、高路地区につきましては、平成12年度末で供用開始となりました。  公共下水道の整備につきましては、千代川左岸地域の千代水処理区では、さらなる普及拡大に向けて、安長、賀露、湖山地内の汚水管等の整備を促進いたしました。また、吉岡処理区につきましては、大畑、長柄地内の汚水管等の整備を促進し、平成12年度末で全面供用開始となったところでございます。  千代川右岸地域におきましては、秋里下水終末処理場の増設、幸町ポンプ場の雨水ポンプの増設を進めるとともに、東今在家、面影1丁目、吉成南町、宮長地内の汚水管等の整備を進めてまいりました。この結果、平成12年度末の公共下水道の人口普及率は68.2%となりまして、全国平均の62%を大きく上回っております。  また、農業集落排水施設の整備につきましては、新たに小沢見地区に事業着手するとともに、蔵田・馬場地区など3地区で継続実施いたしまして、伏野地区、南東郷地区につきましては事業が完了いたしました。  地球環境問題への対応につきましては、地球環境保全のための具体的指針となりますアジェンダ21鳥取市を策定いたしておりますが、市役所みずからが排出する温室効果ガスの排出抑制等のため、地球温暖化対策実行計画を策定いたしました。  次に、柱の第3の「にぎわいのあるまちづくり」についてでございます。  まず、国際交流の促進についてでありますが、韓国・清州市との交流では、姉妹都市提携10周年を記念して、一般市民市議会議員等で構成する訪問団がチャーター便で相互訪問し、幅広い交流事業が実施されたのを初め、両市職員の行政研修、中学生の派遣、清州市での観光物産展の開催などにより、両市の友好関係を一層深めてまいりました。  都市基盤の整備につきましては、都市の骨格となります都市計画街路や道路の新設及び改良を計画的に実施いたしました。  観光の振興につきましては、新たにいなば温泉郷が共同で行うPR活動への助成や、鳥取砂丘を全国にPRするため、県、市、福部村、民間が一体となって各種のイベントを行う鳥取砂丘イベントを実施するとともに、引き続き観光宣伝用パンフレット、ポスター等の作成、さらには観光協会が運行されるループバス事業に助成するなど、観光客の誘致促進を図りました。また、市観光協会が設立50周年を記念して実施された鳥取32万石お城まつりに対し、助成いたしました。  商工業の振興につきましては、新たに新規創業・販路開拓支援事業に取り組むとともに、若桜街道アーケード整備に対し助成いたしました。また、中心市街地活性化の推進主体となるTMO(街づくり機関)への運営助成や、TMOで取り組むチャレンジショップ支援事業、イベント開催事業、空き店舗対策事業、さらには、空き店舗を活用したまちの情報拠点整備への助成をいたしました。  次は、農林水産業の振興についてでありますが、まず、新しい村づくり運動の推進につきましては、新農山漁村活性化推進事業体系のもとで取り組んでおりまして、むらづくり活性化特別対策事業、ふるさと村推進事業、トットリ・イモコンフェスティバル開催などを継続実施し、活力に満ちた農山漁村づくりを促進してまいりました。  また、生産調整の円滑な実施を図るため、水田利用円滑化推進事業、土地利用型農業条件整備事業を新たに実施するとともに、農業振興基金の果実を活用した、地域農業を担う人材育成、農業情報収集調査研究、女性・高齢者活き活き野菜等生産対策事業なども継続して取り組みました。  さらに、中山間地域等において農業生産活動を行う農業者等に対し助成金を交付する中山間地域等直接支払事業を実施いたしました。  林業の振興につきましては、林業基盤の整備のため、新たに林道高路・岩坪線開設事業に着手いたしました。また、森林管理対策として、森林管理巡視員による森林保全巡視活動を実施するよう措置いたしました。  次に、足腰の強い中小企業の育成についてでありますが、長引く景気低迷により売り上げが減少し、経営に支障を来している中小企業の資金繰りを図る緊急経済対策特別金融資金を継続実施するとともに、既に借り入れしている制度資金やプロパー資金の償還負担軽減を図るための借りかえ資金として、新たに経営改善対策特別資金貸し付け制度を創設いたしました。また、中小企業で働く勤労者の福利厚生の充実を図るため、中小企業勤労者福祉サービスセンターの公益法人化に出捐金を措置いたしました。  情報感度の高いまちづくりにつきましては、インターネットのホームページにドイツ語版のページを追加いたしましたほか、昨年7月に本放送を開始したいなばぴょんぴょんネットを活用して、行政情報、イベント情報、農業情報などの番組を提供し、市民の皆様に本市の各種施策等を紹介いたしました。  このほか、市政の推進についてでありますが、市民サービスの向上と事務の効率化のため、戸籍事務の電算化を実施いたしました。また、市政推進の基本的な指針であります第7次総合計画の策定につきましては、市民の参画による計画策定とするため、市民アンケート実施、ワークショップによるまちづくり会議、中学生によるこども議会などを実施し、策定の準備をいたしまして、本年6月定例会で第7次総合計画の基本構想を議決いただいたところでございます。  以上が、平成12年度の一般会計及び特別会計における主な実績でございまして、それぞれ初期の成果をおさめたものと存じております。  なお、本案件についての詳細につきましては、お配りいたしております説明書のとおりでございます。  以上、今回提案いたしました議案につきまして、その概要を御説明申し上げた次第でございます。  御審議のほど、よろしくお願い申し上げます。 ◯福田泰昌議長 これより本案に対する質疑に入ります。  質疑はありませんか。                   (「なし」と呼ぶ者あり) ◯福田泰昌議長 質疑なしと認めます。 日程第4 決算審査特別委員会の設置について ◯福田泰昌議長 日程第4、決算審査特別委員会の設置についてを議題とします。  お諮りします。  議案第123号平成12年度鳥取歳入歳出会計決算認定については、委員会条例第4条の規定により、11人の委員で構成する決算審査特別委員会を設置し、これに付託して審査することにいたしたいと思います。  御異議ありませんか。                 (「異議なし」と呼ぶ者あり) ◯福田泰昌議長 御異議なしと認めます。  したがって、本案は、11人の委員で構成する決算審査特別委員会を設置し、これに付託して審査することに決定しました。  ただいま設置されました決算審査特別委員会の選任については、委員会条例第6条第1項の規定により、3番山崎健一議員、5番谷口満議員、7番森田紘一郎議員、8番高見則夫議員、9番松本信光議員、12番村山洋一議員、13番角谷敏男議員、17番上田孝春議員、18番国富三郎議員、21番福田一郎議員、25番武田えみ子議員、以上11人の方を指名したいと思います。  御異議ありませんか。                 (「異議なし」と呼ぶ者あり) ◯福田泰昌議長 異議なしと認めます。  したがって、ただいま指名しました11人の方を、決算審査特別委員会の委員に選任することに決定いたしました。  委員会開催のため、しばらく休憩します。                   午後5時59分 休憩                   午後6時9分 再開 ◯福田泰昌議長 会議を再開します。  報告事項がありますので、事務局長に報告させます。 ◯山崎壽美事務局長 御報告いたします。先ほど開かれました決算審査特別委員会におきまして、委員長に17番上田孝春議員、副委員長に12番村山洋一議員が互選されました。  以上、報告を終わります。 ◯福田泰昌議長 委員長の報告を求めます。  決算審査特別委員長、17番上田孝春議員。                 〔17番 上田孝春議員 登壇〕 ◯17番 上田孝春議員 決算審査特別委員会に付託されました議案第123号平成12年度鳥取歳入歳出会計決算認定につきましては、審査日数を要するため、閉会中の継続審査に付すべきものと決定いたしました。  以上、報告を終わります。 ◯福田泰昌議長 これより委員長報告に対する質疑に入ります。  質疑はありませんか。                   (「なし」と呼ぶ者あり) ◯福田泰昌議長 質疑なしと認めます。  これより討論に入ります。討論はありませんか。                   (「なし」と呼ぶ者あり) ◯福田泰昌議長 討論なしと認めます。  これより議案第123号平成12年度鳥取歳入歳出会計決算認定についてを採決します。  お諮りします。  本案に対する委員長の報告は継続審査です。本案は委員長報告のとおり決定することに御異議ありませんか。                 (「異議なし」と呼ぶ者あり) ◯福田泰昌議長 御異議なしと認めます。  したがって、本案は委員長報告のとおり、閉会中の継続審査とすることに決定されました。  以上で、本臨時会に付議されました案件の審議はすべて終了しました。  これで平成13年第2回鳥取市臨時議会を閉会します。                     午後6時13分 閉会 このサイトの全ての著作権は鳥取市議会が保有し、国内の法律または国際条約で保護されています。 Copyright (c) Tottori City Council, All rights reserved....