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平成30年第2回定例会(第7号) 名簿 開催日: 2018-06-11
平成30年第2回定例会(第7号) 本文 開催日: 2018-06-11

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  1. 狛江市議会 2018-06-11
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: ◯ 参 与(石森 準一君) 選択 30 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 31 : ◯ 15番(小野寺 克己議員) 選択 32 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 33 : ◯ 福祉保健部長(石橋 啓一君) 選択 34 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 35 : ◯ 15番(小野寺 克己議員) 選択 36 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 37 : ◯ 福祉保健部長(石橋 啓一君) 選択 38 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 39 : ◯ 15番(小野寺 克己議員) 選択 40 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 41 : ◯ 参 与(石森 準一君) 選択 42 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 43 : ◯ 15番(小野寺 克己議員) 選択 44 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 45 : ◯ 参 与(石森 準一君) 選択 46 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 47 : ◯ 15番(小野寺 克己議員) 選択 48 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 49 : ◯ 福祉保健部長(石橋 啓一君) 選択 50 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 51 : ◯ 15番(小野寺 克己議員) 選択 52 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 53 : ◯ 福祉保健部長(石橋 啓一君) 選択 54 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 55 : ◯ 15番(小野寺 克己議員) 選択 56 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 57 : ◯ 福祉保健部長(石橋 啓一君) 選択 58 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 59 : ◯ 15番(小野寺 克己議員) 選択 60 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 61 : ◯ 福祉保健部長(石橋 啓一君) 選択 62 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 63 : ◯ 15番(小野寺 克己議員) 選択 64 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 65 : ◯ 福祉保健部長(石橋 啓一君) 選択 66 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 67 : ◯ 15番(小野寺 克己議員) 選択 68 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 69 : ◯ 福祉保健部長(石橋 啓一君) 選択 70 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 71 : ◯ 15番(小野寺 克己議員) 選択 72 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 73 : ◯ 福祉保健部長(石橋 啓一君) 選択 74 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 75 : ◯ 15番(小野寺 克己議員) 選択 76 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 77 : ◯ 福祉保健部長(石橋 啓一君) 選択 78 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 79 : ◯ 15番(小野寺 克己議員) 選択 80 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 81 : ◯ 福祉保健部長(石橋 啓一君) 選択 82 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 83 : ◯ 15番(小野寺 克己議員) 選択 84 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 85 : ◯ 福祉保健部長(石橋 啓一君) 選択 86 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 87 : ◯ 15番(小野寺 克己議員) 選択 88 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 89 : ◯ 福祉保健部長(石橋 啓一君) 選択 90 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 91 : ◯ 15番(小野寺 克己議員) 選択 92 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 93 : ◯ 福祉保健部長(石橋 啓一君) 選択 94 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 95 : ◯ 15番(小野寺 克己議員) 選択 96 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 97 : ◯ 福祉保健部長(石橋 啓一君) 選択 98 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 99 : ◯ 15番(小野寺 克己議員) 選択 100 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 101 : ◯ 15番(小野寺 克己議員) 選択 102 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 103 : ◯ 総務部長(上田 智弘君) 選択 104 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 105 : ◯ 15番(小野寺 克己議員) 選択 106 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 107 : ◯ 総務部長(上田 智弘君) 選択 108 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 109 : ◯ 15番(小野寺 克己議員) 選択 110 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 111 : ◯ 総務部長(上田 智弘君) 選択 112 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 113 : ◯ 15番(小野寺 克己議員) 選択 114 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 115 : ◯ 総務部長(上田 智弘君) 選択 116 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 117 : ◯ 15番(小野寺 克己議員) 選択 118 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 119 : ◯ 総務部長(上田 智弘君) 選択 120 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 121 : ◯ 15番(小野寺 克己議員) 選択 122 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 123 : ◯ 総務部長(上田 智弘君) 選択 124 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 125 : ◯ 15番(小野寺 克己議員) 選択 126 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 127 : ◯ 教育部長(平林 浩一君) 選択 128 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 129 : ◯ 15番(小野寺 克己議員) 選択 130 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 131 : ◯ 教育部長(平林 浩一君) 選択 132 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 133 : ◯ 15番(小野寺 克己議員) 選択 134 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 135 : ◯ 教育部長(平林 浩一君) 選択 136 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 137 : ◯ 15番(小野寺 克己議員) 選択 138 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 139 : ◯ 総務部長(上田 智弘君) 選択 140 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 141 : ◯ 15番(小野寺 克己議員) 選択 142 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 143 : ◯ 総務部長(上田 智弘君) 選択 144 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 145 : ◯ 15番(小野寺 克己議員) 選択 146 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 147 : ◯ 総務部長(上田 智弘君) 選択 148 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 149 : ◯ 15番(小野寺 克己議員) 選択 150 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 151 : ◯ 総務部長(上田 智弘君) 選択 152 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 153 : ◯ 15番(小野寺 克己議員) 選択 154 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 155 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 156 : ◯ 16番(石川 和広議員) 選択 157 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 158 : ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 選択 159 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 160 : ◯ 16番(石川 和広議員) 選択 161 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 162 : ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 選択 163 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 164 : ◯ 16番(石川 和広議員) 選択 165 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 166 : ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 選択 167 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 168 : ◯ 16番(石川 和広議員) 選択 169 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 170 : ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 選択 171 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 172 : ◯ 16番(石川 和広議員) 選択 173 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 174 : ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 選択 175 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 176 : ◯ 16番(石川 和広議員) 選択 177 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 178 : ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) 選択 179 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 180 : ◯ 16番(石川 和広議員) 選択 181 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 182 : ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) 選択 183 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 184 : ◯ 16番(石川 和広議員) 選択 185 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 186 : ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) 選択 187 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 188 : ◯ 16番(石川 和広議員) 選択 189 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 190 : ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 選択 191 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 192 : ◯ 16番(石川 和広議員) 選択 193 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 194 : ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 選択 195 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 196 : ◯ 16番(石川 和広議員) 選択 197 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 198 : ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 選択 199 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 200 : ◯ 16番(石川 和広議員) 選択 201 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 202 : ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 選択 203 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 204 : ◯ 16番(石川 和広議員) 選択 205 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 206 : ◯ 16番(石川 和広議員) 選択 207 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 208 : ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 選択 209 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 210 : ◯ 参 与(石森 準一君) 選択 211 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 212 : ◯ 教育部長(平林 浩一君) 選択 213 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 214 : ◯ 16番(石川 和広議員) 選択 215 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 216 : ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 選択 217 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 218 : ◯ 参 与(石森 準一君) 選択 219 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 220 : ◯ 教育部長(平林 浩一君) 選択 221 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 222 : ◯ 16番(石川 和広議員) 選択 223 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 224 : ◯ 市長職務代理者副市長(水野 穰君) 選択 225 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 226 : ◯ 16番(石川 和広議員) 選択 227 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 228 : ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 選択 229 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 230 : ◯ 16番(石川 和広議員) 選択 231 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 232 : ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 選択 233 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 234 : ◯ 16番(石川 和広議員) 選択 235 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 236 : ◯ 参 与(石森 準一君) 選択 237 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 238 : ◯ 16番(石川 和広議員) 選択 239 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 240 : ◯ 参 与(石森 準一君) 選択 241 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 242 : ◯ 16番(石川 和広議員) 選択 243 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 244 : ◯ 教育部長(平林 浩一君) 選択 245 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 246 : ◯ 16番(石川 和広議員) 選択 247 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 248 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 249 : ◯ 17番(亀井 和美議員) 選択 250 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 251 : ◯ 教育部長(平林 浩一君) 選択 252 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 253 : ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) 選択 254 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 255 : ◯ 福祉保健部長(石橋 啓一君) 選択 256 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 257 : ◯ 17番(亀井 和美議員) 選択 258 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 259 : ◯ 教育部長(平林 浩一君) 選択 260 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 261 : ◯ 17番(亀井 和美議員) 選択 262 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 263 : ◯ 教育部長(平林 浩一君) 選択 264 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 265 : ◯ 17番(亀井 和美議員) 選択 266 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 267 : ◯ 教育部長(平林 浩一君) 選択 268 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 269 : ◯ 17番(亀井 和美議員) 選択 270 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 271 : ◯ 教育部長(平林 浩一君) 選択 272 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 273 : ◯ 17番(亀井 和美議員) 選択 274 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 275 : ◯ 教育部長(平林 浩一君) 選択 276 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 277 : ◯ 17番(亀井 和美議員) 選択 278 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 279 : ◯ 教育部長(平林 浩一君) 選択 280 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 281 : ◯ 17番(亀井 和美議員) 選択 282 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 283 : ◯ 教育部長(平林 浩一君) 選択 284 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 285 : ◯ 17番(亀井 和美議員) 選択 286 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 287 : ◯ 教育部長(平林 浩一君) 選択 288 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 289 : ◯ 17番(亀井 和美議員) 選択 290 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 291 : ◯ 教育部長(平林 浩一君) 選択 292 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 293 : ◯ 17番(亀井 和美議員) 選択 294 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 295 : ◯ 教育部長(平林 浩一君) 選択 296 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 297 : ◯ 17番(亀井 和美議員) 選択 298 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 299 : ◯ 教育部長(平林 浩一君) 選択 300 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 301 : ◯ 17番(亀井 和美議員) 選択 302 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 303 : ◯ 教育部長(平林 浩一君) 選択 304 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 305 : ◯ 17番(亀井 和美議員) 選択 306 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 307 : ◯ 教育部長(平林 浩一君) 選択 308 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 309 : ◯ 17番(亀井 和美議員) 選択 310 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 311 : ◯ 教育部長(平林 浩一君) 選択 312 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 313 : ◯ 17番(亀井 和美議員) 選択 314 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 315 : ◯ 教育長(有馬 守一君) 選択 316 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 317 : ◯ 17番(亀井 和美議員) 選択 318 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 319 : ◯ 教育部長(平林 浩一君) 選択 320 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 321 : ◯ 17番(亀井 和美議員) 選択 322 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 323 : ◯ 教育部長(平林 浩一君) 選択 324 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 325 : ◯ 17番(亀井 和美議員) 選択 326 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 327 : ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) 選択 328 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 329 : ◯ 17番(亀井 和美議員) 選択 330 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 331 : ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) 選択 332 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 333 : ◯ 17番(亀井 和美議員) 選択 334 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 335 : ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) 選択 336 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 337 : ◯ 17番(亀井 和美議員) 選択 338 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 339 : ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) 選択 340 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 341 : ◯ 17番(亀井 和美議員) 選択 342 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 343 : ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) 選択 344 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 345 : ◯ 17番(亀井 和美議員) 選択 346 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 347 : ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) 選択 348 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 349 : ◯ 17番(亀井 和美議員) 選択 350 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 351 : ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) 選択 352 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 353 : ◯ 17番(亀井 和美議員) 選択 354 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 355 : ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) 選択 356 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 357 : ◯ 17番(亀井 和美議員) 選択 358 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 359 : ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) 選択 360 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 361 : ◯ 17番(亀井 和美議員) 選択 362 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 363 : ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) 選択 364 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 365 : ◯ 17番(亀井 和美議員) 選択 366 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 367 : ◯ 福祉保健部長(石橋 啓一君) 選択 368 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 369 : ◯ 17番(亀井 和美議員) 選択 370 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 371 : ◯ 福祉保健部長(石橋 啓一君) 選択 372 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 373 : ◯ 17番(亀井 和美議員) 選択 374 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 375 : ◯ 福祉保健部長(石橋 啓一君) 選択 376 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 377 : ◯ 17番(亀井 和美議員) 選択 378 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 379 : ◯ 福祉保健部長(石橋 啓一君) 選択 380 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 381 : ◯ 17番(亀井 和美議員) 選択 382 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 383 : ◯ 福祉保健部長(石橋 啓一君) 選択 384 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 385 : ◯ 17番(亀井 和美議員) 選択 386 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 387 : ◯ 福祉保健部長(石橋 啓一君) 選択 388 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 389 : ◯ 17番(亀井 和美議員) 選択 390 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 391 : ◯ 福祉保健部長(石橋 啓一君) 選択 392 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 393 : ◯ 17番(亀井 和美議員) 選択 394 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 395 : ◯ 福祉保健部長(石橋 啓一君) 選択 396 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 397 : ◯ 17番(亀井 和美議員) 選択 398 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 399 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 400 : ◯ 18番(佐々木 貴史議員) 選択 401 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 402 : ◯ 福祉保健部長(石橋 啓一君) 選択 403 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 404 : ◯ 18番(佐々木 貴史議員) 選択 405 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 406 : ◯ 福祉保健部長(石橋 啓一君) 選択 407 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 408 : ◯ 18番(佐々木 貴史議員) 選択 409 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 410 : ◯ 総務部長(上田 智弘君) 選択 411 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 412 : ◯ 18番(佐々木 貴史議員) 選択 413 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 414 : ◯ 総務部長(上田 智弘君) 選択 415 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 416 : ◯ 18番(佐々木 貴史議員) 選択 417 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 418 : ◯ 総務部長(上田 智弘君) 選択 419 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 420 : ◯ 18番(佐々木 貴史議員) 選択 421 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 422 : ◯ 福祉保健部長(石橋 啓一君) 選択 423 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 424 : ◯ 18番(佐々木 貴史議員) 選択 425 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 426 : ◯ 福祉保健部長(石橋 啓一君) 選択 427 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 428 : ◯ 18番(佐々木 貴史議員) 選択 429 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 430 : ◯ 福祉保健部長(石橋 啓一君) 選択 431 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 432 : ◯ 18番(佐々木 貴史議員) 選択 433 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 434 : ◯ 福祉保健部長(石橋 啓一君) 選択 435 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 436 : ◯ 18番(佐々木 貴史議員) 選択 437 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 438 : ◯ 総務部長(上田 智弘君) 選択 439 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 440 : ◯ 福祉保健部長(石橋 啓一君) 選択 441 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 442 : ◯ 参 与(石森 準一君) 選択 443 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 444 : ◯ 教育部長(平林 浩一君) 選択 445 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 446 : ◯ 18番(佐々木 貴史議員) 選択 447 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 448 : ◯ 福祉保健部長(石橋 啓一君) 選択 449 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 450 : ◯ 教育部長(平林 浩一君) 選択 451 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 452 : ◯ 18番(佐々木 貴史議員) 選択 453 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 454 : ◯ 教育部長(平林 浩一君) 選択 455 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 456 : ◯ 18番(佐々木 貴史議員) 選択 457 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 458 : ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) 選択 459 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 460 : ◯ 18番(佐々木 貴史議員) 選択 461 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 462 : ◯ 参 与(石森 準一君) 選択 463 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 464 : ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) 選択 465 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 466 : ◯ 教育部長(平林 浩一君) 選択 467 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 468 : ◯ 18番(佐々木 貴史議員) 選択 469 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 470 : ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) 選択 471 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 472 : ◯ 18番(佐々木 貴史議員) 選択 473 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 474 : ◯ 教育部長(平林 浩一君) 選択 475 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 476 : ◯ 18番(佐々木 貴史議員) 選択 477 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 478 : ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) 選択 479 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 480 : ◯ 18番(佐々木 貴史議員) 選択 481 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 482 : ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) 選択 483 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 484 : ◯ 18番(佐々木 貴史議員) 選択 485 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 486 : ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) 選択 487 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 488 : ◯ 18番(佐々木 貴史議員) 選択 489 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 490 : ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) 選択 491 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 492 : ◯ 18番(佐々木 貴史議員) 選択 493 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 494 : ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) 選択 495 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 496 : ◯ 18番(佐々木 貴史議員) 選択 497 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 498 : ◯ 教育部長(平林 浩一君) 選択 499 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 500 : ◯ 18番(佐々木 貴史議員) 選択 501 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 502 : ◯ 教育部長(平林 浩一君) 選択 503 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 504 : ◯ 18番(佐々木 貴史議員) 選択 505 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 506 : ◯ 市民生活部長(榎本 正樹君) 選択 507 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 508 : ◯ 18番(佐々木 貴史議員) 選択 509 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 510 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 511 : ◯ 6 番(吉野 芳子議員) 選択 512 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 513 : ◯ 総務部長(上田 智弘君) 選択 514 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 515 : ◯ 6 番(吉野 芳子議員) 選択 516 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 517 : ◯ 総務部長(上田 智弘君) 選択 518 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 519 : ◯ 6 番(吉野 芳子議員) 選択 520 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 521 : ◯ 総務部長(上田 智弘君) 選択 522 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 523 : ◯ 6 番(吉野 芳子議員) 選択 524 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 525 : ◯ 総務部長(上田 智弘君) 選択 526 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 527 : ◯ 6 番(吉野 芳子議員) 選択 528 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 529 : ◯ 総務部長(上田 智弘君) 選択 530 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 531 : ◯ 6 番(吉野 芳子議員) 選択 532 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 533 : ◯ 総務部長(上田 智弘君) 選択 534 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 535 : ◯ 6 番(吉野 芳子議員) 選択 536 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 537 : ◯ 総務部長(上田 智弘君) 選択 538 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 539 : ◯ 6 番(吉野 芳子議員) 選択 540 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 541 : ◯ 総務部長(上田 智弘君) 選択 542 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 543 : ◯ 6 番(吉野 芳子議員) 選択 544 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 545 : ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) 選択 546 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 547 : ◯ 6 番(吉野 芳子議員) 選択 548 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 549 : ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) 選択 550 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 551 : ◯ 6 番(吉野 芳子議員) 選択 552 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 553 : ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) 選択 554 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 555 : ◯ 6 番(吉野 芳子議員) 選択 556 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 557 : ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) 選択 558 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 559 : ◯ 6 番(吉野 芳子議員) 選択 560 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 561 : ◯ 環境部長(清水 明君) 選択 562 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 563 : ◯ 6 番(吉野 芳子議員) 選択 564 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 565 : ◯ 環境部長(清水 明君) 選択 566 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 567 : ◯ 6 番(吉野 芳子議員) 選択 568 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 569 : ◯ 環境部長(清水 明君) 選択 570 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 571 : ◯ 6 番(吉野 芳子議員) 選択 572 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 573 : ◯ 環境部長(清水 明君) 選択 574 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 575 : ◯ 6 番(吉野 芳子議員) 選択 576 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 577 : ◯ 環境部長(清水 明君) 選択 578 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 579 : ◯ 6 番(吉野 芳子議員) 選択 580 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 581 : ◯ 市民生活部長(榎本 正樹君) 選択 582 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 583 : ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) 選択 584 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 585 : ◯ 6 番(吉野 芳子議員) 選択 586 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 587 : ◯ 市民生活部長(榎本 正樹君) 選択 588 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 589 : ◯ 6 番(吉野 芳子議員) 選択 590 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 591 : ◯ 市民生活部長(榎本 正樹君) 選択 592 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 593 : ◯ 6 番(吉野 芳子議員) 選択 594 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 595 : ◯ 市民生活部長(榎本 正樹君) 選択 596 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 597 : ◯ 6 番(吉野 芳子議員) 選択 598 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 599 : ◯ 環境部長(清水 明君) 選択 600 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 601 : ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) 選択 602 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 603 : ◯ 6 番(吉野 芳子議員) 選択 604 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 605 : ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) 選択 606 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 607 : ◯ 6 番(吉野 芳子議員) 選択 608 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 609 : ◯ 環境部長(清水 明君) 選択 610 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 611 : ◯ 6 番(吉野 芳子議員) 選択 612 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 613 : ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 選択 614 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 615 : ◯ 6 番(吉野 芳子議員) 選択 616 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 617 : ◯ 市民生活部長(榎本 正樹君) 選択 618 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 619 : ◯ 6 番(吉野 芳子議員) 選択 620 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 621 : ◯ 環境部長(清水 明君) 選択 622 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 623 : ◯ 6 番(吉野 芳子議員) 選択 624 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 625 : ◯ 市民生活部長(榎本 正樹君) 選択 626 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 627 : ◯ 6 番(吉野 芳子議員) 選択 628 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 629 : ◯ 市民生活部長(榎本 正樹君) 選択 630 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 631 : ◯ 6 番(吉野 芳子議員) 選択 632 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 633 : ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 選択 634 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 635 : ◯ 6 番(吉野 芳子議員) 選択 636 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 637 : ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 選択 638 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 639 : ◯ 6 番(吉野 芳子議員) 選択 640 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 641 : ◯ 6 番(吉野 芳子議員) 選択 642 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 643 : ◯ 福祉保健部長(石橋 啓一君) 選択 644 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 645 : ◯ 6 番(吉野 芳子議員) 選択 646 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 647 : ◯ 福祉保健部長(石橋 啓一君) 選択 648 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 649 : ◯ 6 番(吉野 芳子議員) 選択 650 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 651 : ◯ 福祉保健部長(石橋 啓一君) 選択 652 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 653 : ◯ 6 番(吉野 芳子議員) 選択 654 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 655 : ◯ 福祉保健部長(石橋 啓一君) 選択 656 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 657 : ◯ 6 番(吉野 芳子議員) 選択 658 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 659 : ◯ 福祉保健部長(石橋 啓一君) 選択 660 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 661 : ◯ 6 番(吉野 芳子議員) 選択 662 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 663 : ◯ 福祉保健部長(石橋 啓一君) 選択 664 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 665 : ◯ 6 番(吉野 芳子議員) 選択 666 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 667 : ◯ 福祉保健部長(石橋 啓一君) 選択 668 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 669 : ◯ 6 番(吉野 芳子議員) 選択 670 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 671 : ◯ 福祉保健部長(石橋 啓一君) 選択 672 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 673 : ◯ 6 番(吉野 芳子議員) 選択 674 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 675 : ◯ 福祉保健部長(石橋 啓一君) 選択 676 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 677 : ◯ 6 番(吉野 芳子議員) 選択 678 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 679 : ◯ 福祉保健部長(石橋 啓一君) 選択 680 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 681 : ◯ 6 番(吉野 芳子議員) 選択 682 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 683 : ◯ 福祉保健部長(石橋 啓一君) 選択 684 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 685 : ◯ 6 番(吉野 芳子議員) 選択 686 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 687 : ◯ 福祉保健部長(石橋 啓一君) 選択 688 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 689 : ◯ 6 番(吉野 芳子議員) 選択 690 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 691 : ◯ 福祉保健部長(石橋 啓一君) 選択 692 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 693 : ◯ 6 番(吉野 芳子議員) 選択 694 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 695 : ◯ 福祉保健部長(石橋 啓一君) 選択 696 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 697 : ◯ 6 番(吉野 芳子議員) 選択 698 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 699 : ◯ 福祉保健部長(石橋 啓一君) 選択 700 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 701 : ◯ 6 番(吉野 芳子議員) 選択 702 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 703 : ◯ 福祉保健部長(石橋 啓一君) 選択 704 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 705 : ◯ 6 番(吉野 芳子議員) 選択 706 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 707 : ◯ 議 長(小川 克美議員) ↑ 発言者の先頭へ 本文 ↓ 最初のヒットへ (全 0 ヒット) 1:     午前 9時00分 開議 ◯ 議 長(小川 克美議員) ただいまから本日の会議を開きます。  本日の議事日程は,お手元に配付してあるとおりこれにより進めます。  去る6月4日本会議終了後及び本日6月11日開会前に議会運営委員会が開かれておりますので,委員長から報告を求めます。議会運営委員長。     〔議会運営委員長 石井功議員登壇〕 2: ◯ 議会運営委員長(石井 功議員) それでは議会運営委員会の報告をいたします。  議会運営委員会を6月4日本会議終了後及び本日6月11日開会前に開催いたしました。  内容といたしましては,陳情の委員会付託の取り扱いについてであります。  この後の議事の進め方でありますが,議長次第により進めることに決しております。  以上でございます。 3: ◯ 議 長(小川 克美議員) 以上で議会運営委員長の報告を終わります。  日程第1 陳情の委員会付託を行います。  本日までに受理した陳情3件は,お手元に配付してある陳情付託事項表のとおり所管の常任委員会に付託いたします。   ─────────── ─ ──────────── ─ ─────────── 4: ◯ 議 長(小川 克美議員) 次に日程第2 一般質問を行います。  質問通告の順序により質問を許します。15番小野寺克己議員。     〔15番 小野寺克己議員登壇〕 5: ◯ 15番(小野寺 克己議員) 通告に従いまして1問目,ひきこもり対策と「8050問題」について。  何らかのきっかけで若者のときにひきこもりとなり,その後何年もひきこもり生活を続けるなどして,安定した収入を持たないまま50歳近くに達した子供と,養い続けてきた親も80歳近くとなり,年齢のため働くことが難しくなり収入が途絶えたり,支援を受けられないまま周囲からも孤立し,困窮に追い込まれる「8050問題」です。親が亡くなった後は生活維持が大きな課題となります。  東京都内の若者15歳から34歳のうち,約2万5,000人がひきこもりの状態にあると推計されます。男女比では,ひきこもりの状態は男性に多く見られ,約7割を占めています。年齢では30代以上が4割を占めています。そしてひきこもりになった時期については,大半が30歳までにひきこもりの状態が始まっています。1年以上ひきこもりの状態が続くケースは7割以上という結果でした。
     ひきこもりの問題には医療の助けが必要な場合もあります。鬱病,自傷行為,対人恐怖症,1つの物事に考えがとらわれてしまっている状態の強迫傾向,過食や嘔吐を繰り返している状態などの食生活の異常などです。  人は何かあると,自分の置かれている境遇は誰にもわかってもらえない,自分しかこの苦しみはわからないと心を閉ざしてしまいがちです。自分で自分を苦悩の殻に閉じ込めてしまう,自己を卑下する心でいっぱいになり孤立してしまうのではないでしょうか。  平成19年度に行った東京都の調査によれば,ひきこもりの状態になったきっかけとしては,職場不適応が最も多く,続いて病気,人間関係の不信,不登校,就職活動不調などが挙げられました。原因は1つに限定されず,幾つかの要因が重なっているケースもあります。ひきこもりの状態になってしまった原因を見ても,誰にでも起こり得ることであり,特別なことではありません。  2010年と2015年の国が行った調査では,学校や仕事に行かず半年以上の期間自宅にこもる人は,推計で69万6,000人から54万1,000人へと減少したものの,ひきこもりの期間については,最長の「7年以上」との回答が16.9%から34.7%と大幅に増加したことで,長期化の傾向がわかりました。残念ながらこれまでの若者のひきこもり対策が効果を出せなかったことで,その若者が中高年になったとも言えるのではないでしょうか。  政府は,ひきこもりの長期化を踏まえ,40歳から59歳を対象にした初の全国調査を平成30年度に実施することになりました。人数を推計するほか生活状況などを把握し,今後の支援策に生かす狙いです。これまでは15歳から39歳を対象に調べていましたが,対象者の加齢に伴い,中高年にも調査を拡大する必要があると国もようやく判断し,前進することができました。40歳以上を対象にした調査は,公明党が現場の声をもとに「若者だけの問題ではない」「長期化による孤立は深刻」と実現を訴えてきたものです。  自立するためには働くことが前提の中高年世代には,行政が支援に入ろうにも就労以外の選択肢が想定されていない状況です。潜在化していく8050世帯の問題は制度の谷間に置かれているところに難しさがあります。この問題についてどのような支援が求められているか,長期化を防ぐにはどうすればよいのか,この対策を見出せることを期待いたします。  ひきこもりの状態になってしまうと支援の手が届かない難しさがあります。そもそもひきこもりさせないための予防策は考えられないのかといった視点で質問を幾つかさせていただきます。  相談支援体制について,これまで狛江市ではどのような不登校やひきこもりなどに関する相談体制について教育と福祉の関係について伺います。  再質問は自席にて行います。 6: ◯ 議 長(小川 克美議員) 教育部長。 7: ◯ 教育部長(平林 浩一君) それでは教育委員会の相談体制について答弁申し上げます。  不登校やひきこもりなどに関する相談体制といたしましては,まず各学校において担任,養護教諭,スクールカウンセラー及び専門教育相談員等が相談を受けまして,管理職に報告した後にケース会議を開くなど各校で組織的に対応しているところでございます。また,教育研究所では教育相談室を設けており,専門教育相談員6名,発達・ことばの相談員2名,スクールソーシャルワーカー2名を配置して,学校や保護者からの依頼によりまして相談業務に当たっております。さらに,いつでも相談ができるように,一昨年度,相談機関の連絡先をまとめた情報誌として「木もれび」を作成し,配布しているところでございます。  現在,学校でも教育相談室でも個別の課題に応じた相談対応を行っておりますが,その内容に応じまして適応指導教室等への通級につなげたり,また,ゆうあいフレンドの派遣が活用できるようにしたりなど,個に応じた支援に努めているところでございます。 8: ◯ 議 長(小川 克美議員) 福祉保健部長。 9: ◯ 福祉保健部長(石橋 啓一君) 福祉の相談窓口では精神保健相談の中で,こころの疾患等に関連して不登校に関する御相談をお受けしております。また,生活困窮者自立支援制度の窓口「こまYELL」では,経済的な困窮のみならず,ひきこもりに悩む御家族,御本人それぞれの不安や心配に対しまして御相談を受けているところでございます。 10: ◯ 議 長(小川 克美議員) 15番小野寺議員。 11: ◯ 15番(小野寺 克己議員) 福祉については,精神保健相談の中でこころの疾患等に関連して不登校に関する御相談を受けられることと,窓口「こまYELL」でも相談ができるということでした。教育につきましては,いつでも相談ができるように,一昨年度,相談機関の連絡先をまとめた情報誌「木もれび」を作成・配布し,学校でも教育相談室でも個別の課題に応じた相談対応をしているということでした。相談内容に応じて適応指導教室等への通級につなげたり,ゆうあいフレンドの派遣が活用できるようにしたりなど個に応じた支援に努めている,こういった御答弁でした。  「木もれび」の案内の中では,教育相談室の予約や電話相談の紹介,学校での相談,ひきこもり相談,医療機関の紹介が,また,相談窓口に行けない場合は東京都の電話相談があることなど,さまざまな相談窓口が紹介されています。福祉,教育ともに相談体制はさまざまな面で相談できるよう整備されているということがわかりました。  次に,教育の観点ではさまざまな支援体制を行われていますが,課題としてどのように捉えているのか伺います。また,引きこもる前に未然防止も重要な課題の一つだと思いますが,今後どのような対応を考えられているのか伺います。 12: ◯ 議 長(小川 克美議員) 教育部長。 13: ◯ 教育部長(平林 浩一君) 不登校の背景には,いじめや非行あるいは養育等のさまざまな課題があることから,検討・対応組織にスクールソーシャルワーカー等を加えるなど支援力の強化に努めてきたところでございます。また,子供たちの基礎的な体験の不足等が見受けられたことから,支援活動の一環といたしまして,小菅村宿泊行事や専門家を招聘した音楽活動あるいは物づくりなど,さまざまな体験活動を充実させてまいりました。しかしながら,教育,福祉,子育て支援,医療等が連携を図っても解決に至らないケースもございます。その原因を明らかにし,子供の健全な育成に向けた支援のあり方を導き出すことが課題であるというふうに捉えております。  未然防止の観点につきましては,不登校の要因である不安,無気力なども上位にあることから,自己肯定感を高める教育活動や将来への不安感を解消し,未来に希望を持つことができるよう,キャリア教育の充実を図るなどの取り組みを進めていく必要があると考えているところでございます。 14: ◯ 議 長(小川 克美議員) 15番小野寺議員。 15: ◯ 15番(小野寺 克己議員) 不登校やひきこもりなどの原因を見つけ,子供の健全な育成に向けた支援のあり方を導き出すことが課題であるということでした。未然防止については,自己肯定感を高める教育活動やキャリア教育の充実を図るということでした。  次にひきこもりサポーター派遣事業について質問いたします。  ひきこもり地域支援センター設置運営事業の概要について伺います。 16: ◯ 議 長(小川 克美議員) 参与。 17: ◯ 参 与(石森 準一君) ひきこもり地域支援センター設置運営事業は,ひきこもりの状態にある本人に対しまして,より適切な支援に結びつきやすくすることを目的としまして,ひきこもりに特化した第一次相談窓口としての機能を有するひきこもり地域支援センターを都道府県等に整備しているところでございます。ひきこもり地域支援センターにはひきこもり支援コーディネーターを配置し,ひきこもりの状態にある本人や家族からの電話,来所等による相談に応じ,適切な助言を行うとともに,必要に応じて家庭訪問を中心とする訪問型の支援を行うものでございます。  また,相談内容に応じた適切な支援を行うことができるよう,地域における関係機関や既存の社会資源との連携を図り,ひきこもり支援にとって必要な情報を幅広く発信するなど,ひきこもりの状態にある本人の自立を促進することを目的とした事業でございます。  東京都では,ひきこもりサポートネットをひきこもり地域支援センターと位置づけて運営をしておりまして,ひきこもりの状態にある本人とその家族に対しまして,電話相談,メール相談を初めとして必要に応じて訪問相談を実施しているところでございます。また,ひきこもり等の課題を抱えた若者に対する社会参加プログラムを掲載し,情報発信をしているところでございます。 18: ◯ 議 長(小川 克美議員) 15番小野寺議員。 19: ◯ 15番(小野寺 克己議員) 相談内容に応じた適切な支援を行うことができるよう,ひきこもり支援にとって必要な情報を幅広く発信するなど,ひきこもりの状態にある本人の自立を促進することを目的とした事業で,電話相談,メール相談を初めとして必要に応じて訪問相談を実施しているということでした。  総務省「平成28年情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査報告書」によりますと,10代及び20代の若者における平日のコミュニケーション系ツールの平均利用時間は,音声電話5分以内なのに対してSNSは60分程度利用していることがわかりました。SNS利用時間が圧倒的に多いという結果でした。しかし現行の相談窓口は若者がほとんど使わない電話が多く,若者が使うSNS,ネット電話の相談窓口が未開設といった状況にあります。  こうした状況から,子ども・若者の相談窓口として,従来の電話・メールでは不十分であることがわかってきました。そして国の動向としても,公明党が文部科学省に提言をしたことから文部科学省ワーキンググループが設置され,本年3月の自殺対策月間にSNSを活用した相談が導入されました。今後の対策を検討する上でも,こうした動向も踏まえて相談窓口について注視・検討をお願いいたします。  次に,平成25年度より実施されてきました「ひきこもり支援に携わる人材の養成研修・ひきこもりサポート事業」は平成30年度より拡充されておりますが,その拡充の内容について伺います。 20: ◯ 議 長(小川 克美議員) 参与。 21: ◯ 参 与(石森 準一君) 「ひきこもり支援に携わる人材の養成研修・ひきこもりサポート事業」は,ひきこもりの状態にある本人や家族からの多様な相談にきめ細かく継続的な支援を行うため,ひきこもりに関する基本的な知識を習得した,ひきこもり支援が適切に行える人材であるひきこもりサポーターを養成するものでございます。また,養成されたひきこもりサポーターを地域へ派遣して,訪問支援等必要に応じた支援を行う事業でございます。  平成30年度からは,市町村においてひきこもり支援に関する相談窓口や支援機関の情報を集約し,その情報を住民へわかりやすく発信し,ひきこもりの早期発見や自立支援につなげるための関係機関との連携を行い,ひきこもりの状態にある本人のための居場所の提供や相談対応を行うこととなっているところでございます。 22: ◯ 議 長(小川 克美議員) 15番小野寺議員。 23: ◯ 15番(小野寺 克己議員) これまで東京都が主体的に行っていた状況ですが,平成30年度からは市町村においてひきこもりの状態にある本人のための居場所の提供や相談対応を,狛江市として主体的に行うこととなったということです。  次にひきこもりサポーター派遣事業について,狛江市としてはどのように捉えているのか伺います。 24: ◯ 議 長(小川 克美議員) 参与。 25: ◯ 参 与(石森 準一君) ひきこもりサポーター派遣事業は,課題を抱える本人または家族がサポーターによる支援を希望する場合に活用できる事業となっております。サポーターの派遣ではございませんが,平成28年度にひきこもりサポートネットの訪問相談員による相談会を実施いたしました。狛江市としてひきこもり等の課題を抱えた若者がどのくらいいるのか,どのような支援を必要としているのかなど,実態把握という意味でも相談会を実施いたしましたが,参加者は1名という状況でございました。  ひきこもりの支援を必要とされている本人は,ひきこもりのみならずさまざまな課題や不安を抱えている方が多く見受けられることから,市では若者支援事業をそれぞれの部署が連携して対応している状況でございます。今後適切な支援につなげられるよう,ひきこもりサポーター派遣事業について活用の検討をしてまいります。 26: ◯ 議 長(小川 克美議員) 15番小野寺議員。 27: ◯ 15番(小野寺 克己議員) 今後は適切な支援につなげられるよう,ひきこもりサポーター派遣事業について活用の検討をしていくとの御答弁でしたので,確認させていただきたいと思います。  平成28年度には東京都から相談員が来て相談会を実施された際には1名という参加状況ですが,課題を整理した上で今後はどのようにすべきなのかなど改善が必要と思いますが,課題と今後の対応について伺います。 28: ◯ 議 長(小川 克美議員) 参与。 29: ◯ 参 与(石森 準一君) 若者の自立を支えるNPO法人等に若者自立支援について情報交換をしていく中で,そのような課題を抱える本人や家族は直接的な表現をされると少し抵抗感があるという話がございました。例えば,ひきこもりで悩みを抱えているなど,ひきこもりという直接的な表現ではなく,将来に不安を感じているなど間接的な表現のほうが抵抗なく受け入れられるようでございます。  平成29年度に実施いたしました若者自立支援講演会では,そのような点を踏まえまして,「若者自立支援講演会~わが子の将来,ちょっと不安!?~」と間接的な表現で間口を広くしたところ14名の参加があり,悩みを抱える若者の家族に対して就労支援機関であるちょうふ若者サポートステーションにつなげることができました。  市として実態を把握することが課題でございまして,必要であると考えております。次年度改定に着手をいたします子ども・若者計画に反映させるため,15歳から34歳までの方がいる世帯に対してアンケート調査を実施してまいります。この中で状況を把握して,必要な施策などを検討してまいりたいと考えているところでございます。 30: ◯ 議 長(小川 克美議員) 15番小野寺議員。 31: ◯ 15番(小野寺 克己議員) ひきこもりで悩みを抱えている本人や家族は,直接的な表現をされると少し抵抗感があるため,間接的な表現のほうが抵抗なく受け入れられると分析され,間接的な表現で間口を広げたところ14名の参加があり,就労支援につなげることができたという,表現を変えることで効果を出せた結果だと思います。ひきこもりの場合は,御家族の方などから相談をしていただけなければ支援につなげることもできないという難しさがあると思います。こうした間口を広げる,敷居を低く感じさせるような取り組みの重要性があると思います。  ここで紹介します。江東区ではひきこもり支援電話相談を設置し,ひきこもりや不登校,人間関係など若者が抱える多様な悩みに対応するため,昨年度から青少年の総合相談窓口を開設し,専門の相談員が面談や電話を通して支援に当たっています。この1年間で保護者を含む約50人の当事者から延べ216件の相談に対応し,約10人が進学や就職につながったそうであります。  このような他市の事例を参考に,「こまYELL」でも青少年の総合相談窓口があることをアピールして,ひきこもりについても相談できることを多くの市民に知っていただけるよう取り組んでいただきたいと思いますが,見解を伺います。 32: ◯ 議 長(小川 克美議員) 福祉保健部長。 33: ◯ 福祉保健部長(石橋 啓一君) ひきこもりに関する行政の相談支援とは,当事者の方にとっては非常に敷居の高いものと感じる方が多いのではないかと考えております。「こまYELL」の相談支援は御本人に寄り添う形の伴走型の対人支援であり,ひきこもりに直接対応可能な市の相談窓口ですので,改めて市民の皆様への周知に努めてまいりたいと考えております。 34: ◯ 議 長(小川 克美議員) 15番小野寺議員。 35: ◯ 15番(小野寺 克己議員) 「こまYELL」の相談支援のチラシなども間接的な表現で間口を広くできるよう,悩みを抱えた方が気軽に相談できるよう取り組みをお願いいたします。  次に社会復帰支援対策について質問いたします。  社会復帰支援対策としてどのような対策を行っているのか伺います。 36: ◯ 議 長(小川 克美議員) 福祉保健部長。 37: ◯ 福祉保健部長(石橋 啓一君) 福祉部門において,ひきこもりの方への社会復帰支援対策として行っているのは,生活困窮者自立支援制度における任意事業の就労準備支援事業が挙げられます。すぐに就労に結びつけることが困難な方に対しまして,最終的には経済的自立を図る就労を目指して,主に日常生活自立,社会生活自立のための支援を行っているところでございます。 38: ◯ 議 長(小川 克美議員) 15番小野寺議員。 39: ◯ 15番(小野寺 克己議員) ひきこもりの方への社会復帰支援対策として,生活困窮者自立支援制度における任意事業である就労準備支援事業を行い,日常生活自立,社会生活自立のための支援を行っていることが確認できました。  次に,そのほかの社会復帰支援対策として行っていることについて質問をしていきたいと思います。  地域若者サポートステーションは,15歳から39歳までの若者に対し就職支援を行うものであり,ニートやひきこもりなどさまざまな理由から働くことに不安を抱える若者の就労を支援するものですが,狛江市内では15歳から39歳までの若者で無職の方はどれくらいいるのか伺います。 40: ◯ 議 長(小川 克美議員) 参与。 41: ◯ 参 与(石森 準一君) 狛江市内の若者で無職の方は把握をしておりませんが,総務省統計局が実施をいたしました就業構造基本調査によりますと,平成24年度の東京都の若年無業者は6万3,000人で,15歳から34歳の人口に占める割合は1.9%となっております。この割合を平成30年度4月1日現在の狛江市の該当の年代の人口に当てはめて推計をしますと,約350人となっているところでございます。 42: ◯ 議 長(小川 克美議員) 15番小野寺議員。 43: ◯ 15番(小野寺 克己議員) 市内の15歳から34歳の中で,いわゆるニートの人数は推計で約350人の方がいることがわかりました。この方々が悩みを抱えているかは実態調査をしていかなければ実態はわからないと思いますが,相当数いることが推計されております。  2017年からサポートステーションの事業として,高校中退者に対するアウトリーチ・訪問支援が新たに盛り込まれています。中学や高校を中退してしまうと,中退者は,どう働けばいいのか教えてほしかったが誰にも相談できなかった,また,就職先を探すための相談先がわからない,などの声が上がっており,中退すると働く情報が手に入りにくくなる状況があります。中学校のうちからサポートステーションなどに関する情報提供が必要と考えますが,これについて伺います。 44: ◯ 議 長(小川 克美議員) 参与。 45: ◯ 参 与(石森 準一君) ちょうふ若者サポートステーションでは,中途退学,進路未決定卒業により社会とのつながりが希薄になることでひきこもり状態になることを未然に防止するための支援といたしまして,中途退学者や進路未決定卒業者の希望に応じまして,高校との連携の上で自宅や学校等へ訪問して支援を行うアウトリーチ型の支援などきめ細かい対応を行い,サポートステーションの支援へとつないでいく事業を展開しているところでございます。現在はハローワークや調布市の高校へ案内を実施しており,中学校に周知はしていない状況でございます。  また,働くことも含めて若者が抱える悩みや不安をどこに相談すればよいかわからないという課題に対しまして,庁内にてプロジェクトチームを発足し,市内及び近隣の相談機関を一覧にして紹介した冊子「狛江市若者支援ガイド」を作成しているところでございます。狛江市若者支援ガイドは,ちょうふ若者サポートステーションを初め東京しごとセンターの紹介など,働くことに不安を抱える若者に対する支援を行う機関を紹介しているところでございます。このガイドは今年度中学校を卒業する若者へ配布することも想定をして作成しております。中途退学,進路未決定卒業により社会とのつながりが希薄になる時期に,必要な情報を提供できるよう発信をしていきたいというふうに考えているところでございます。 46: ◯ 議 長(小川 克美議員) 15番小野寺議員。 47: ◯ 15番(小野寺 克己議員) 狛江市若者支援ガイドを作成中とのことですが,今年度中学校を卒業する若者へ配布することも想定して作成しているということでした。中退すると働く情報が手に入りにくくなる状況がありますので,今後は中学校を卒業する若者へ毎年配布することをお願いいたします。また,冊子の表紙には,「ひとりで抱え込まないで 狛江市若者支援ガイド」とあり,内容も間接的な表現を使って非常に読みやすくなっていると思います。  狛江市のホームページでも公開する予定も考えられていると思いますが,内容を少しずつ小出しに紹介しながら,フェイスブックやツイッターなどで頻繁に発信していただくことが効果的に若者への周知につながると思いますので,SNSでの情報発信を要望します。  次に学習支援について伺います。  生活困窮者自立支援制度に基づく学習支援の取り組みの内容と状況について伺います。 48: ◯ 議 長(小川 克美議員) 福祉保健部長。 49: ◯ 福祉保健部長(石橋 啓一君) 狛江市におきましては,平成28年度より生活保護世帯,生活困窮世帯,児童扶養手当受給世帯のお子様を対象に自宅に訪問する形で学習支援を実施しております。2年目となりました平成29年度は16世帯19名,内訳は小学生13名,中学生6名のお子様に対しまして,延べ421回の学習支援を実施したところでございます。 50: ◯ 議 長(小川 克美議員) 15番小野寺議員。 51: ◯ 15番(小野寺 克己議員) 29年度は16世帯19名のお子様に対して延べ421回の学習支援を実施したとのことで,人数で等分しても1人22回と相当数の学習支援が行われていることがわかりました。  次に学習支援を実施する中で見えてきた課題について伺います。 52: ◯ 議 長(小川 克美議員) 福祉保健部長。 53: ◯ 福祉保健部長(石橋 啓一君) 学習支援の中で見えてきた課題としては,発達障がい,通級指導,特別支援学級の子供等,学習以前で支援の必要な子供が多いこと,親に精神疾患があったり,不登校状態の子供が数人いて対応が難しいことが課題として挙げられております。また,本年3月に中学生で不登校状態のまま高校等に進学することが決まっていない子供の相談があり,次年度以降の進路等について年度を越えて支援を継続しているケースなどもございます。 54: ◯ 議 長(小川 克美議員) 15番小野寺議員。 55: ◯ 15番(小野寺 克己議員) 障がいのある子供については,支援が必要であることが課題であるなどのことがわかりました。また,親に精神疾患がある場合に支援自体が難しい,こういったことも見えてきました。こうした場合は8050問題にならないように,引き続き何らかの支援を継続していただきたいと思います。  学習支援は高校進学のために主眼が置かれているため,対象者は中学生が多く,全国的には6割超が中学生という状況です。その一方で高校生や高校中退者,中学を卒業後に進学も就職もしていない子供への支援が不足していることが指摘されていますが,こうした状況に対してどのように捉えているのか伺います。 56: ◯ 議 長(小川 克美議員) 福祉保健部長。 57: ◯ 福祉保健部長(石橋 啓一君) 先ほど申し上げた進路の決まらない中卒の子供のケースも心配ですが,高校中退以降,アルバイト等は繰り返すものの安定した収入を得られる仕事につけず,結果自立することができない子供が多いことはよく聞くところでございます。やはり高校卒業という学歴は将来を見据えても必ず必要なものだと認識しております。  高校を中退する子供の事情はいろいろあるとは思いますが,学習支援や生活支援をすることで高校中退が防げる場合もあるかもしれません。国は生活困窮者自立支援制度の見直しの中で,今後は高校中退対策としての学習支援事業を強化していくとのことですので,狛江市においても高校生の中退防止を目的とした学習支援についても検討していく必要があると認識しております。 58: ◯ 議 長(小川 克美議員) 15番小野寺議員。 59: ◯ 15番(小野寺 克己議員) 中退防止についてもしっかりと対応していくということでした。これについて期待をしたいと思います。  次に,就職の際には高卒資格が条件となっている企業が大半を占めます。ハローワークに行っても中卒者は高卒者用には当然ながら応募できません。そのためにも高卒資格を取得する必要がありますが,こうした方についてはどのような課題があり,どのような支援が必要なのか伺います。 60: ◯ 議 長(小川 克美議員) 福祉保健部長。 61: ◯ 福祉保健部長(石橋 啓一君) 高校中退等高校でつまずいてしまう子供たちにもいろいろな原因が考えられますので,その子供たちが高校生活でつまずいてしまった根本的な原因を究明し,例えば高校をやめてしまった後も別の高校での学び直しをさせるなど,やり直しが可能な制度や支援が必要であると考えております。 62: ◯ 議 長(小川 克美議員) 15番小野寺議員。 63: ◯ 15番(小野寺 克己議員) 高校を中退しても行政とのつながりがない場合は親などから相談がない限り難しい,こういった状況だと思いますので,行政の相談支援を受けられるよう検討していただきたいと思います。
     次に,就労準備支援事業について質問いたします。  ひきこもり生活で社会進出が不安だったり昼夜逆転生活から抜け出せないなど,就労に自信がないという方々の手助けをするのが就労準備支援事業という制度ですが,自立相談支援事業のアセスメントの結果,就労準備支援事業を利用された方の人数について伺います。 64: ◯ 議 長(小川 克美議員) 福祉保健部長。 65: ◯ 福祉保健部長(石橋 啓一君) 平成29年度に「こまYELL」の自立相談支援事業のアセスメントの結果,就労準備支援事業を利用された方は,30代男性1名,40代女性1名,60代男性1名,60代女性1名の合計4名となっております。 66: ◯ 議 長(小川 克美議員) 15番小野寺議員。 67: ◯ 15番(小野寺 克己議員) 先ほどの御答弁では15歳から34歳のニートの数だけでも約350人が推計されていることから,4名ということは真に悩みを抱えている方は潜在的にもっと多くいると考えられます。  次に,8050問題について質問いたします。  狛江市では8050問題についてどのように捉えているのか伺います。 68: ◯ 議 長(小川 克美議員) 福祉保健部長。 69: ◯ 福祉保健部長(石橋 啓一君) 8050問題とは,最近の地域の複雑困難な福祉課題であります。年金生活者等の80代の親のいる世帯に,無職,非正規就労,経済的困窮,ひきこもり,精神疾患,パーソナリティ障害,発達障がい等さまざまな課題を抱え福祉的な支援の必要な50代の子が同居しており,生活費も親の年金を頼りがち,経済的にも社会的にも自立の困難な50代のお子さんのいる世帯の課題と認識しております。最近では高齢者虐待対応等で市の職員も頻繁に遭遇する家族問題であり,今後,親亡き後のお子様の生活が大きな課題となると認識しております。 70: ◯ 議 長(小川 克美議員) 15番小野寺議員。 71: ◯ 15番(小野寺 克己議員) ひきこもりが長期化し中高年となるまで見えなかった背景には,親が引きこもる子供の存在を隠してきたことが考えられます。ひきこもりは恥ずかしいことであると思い込み,世間に知られないよう生活することがあります。家族に隠されれば地域や行政には課題も見えないことになります。元気なうちにセーフティネットにつながらなければ,親が弱ったとき子供は生きていくことができなくなります。引きこもる当事者は気持ちを言語化できないことも多く,この声なき声が行政にはなかなか届かないものだと思います。  一般的に働くことが前提の中高年世代には,行政側が支援に入ろうとしても,就労以外の選択肢が想定されていないことも課題の一つだと思います。8050世帯の問題は,就労する以前にひきこもりの改善が必要な当事者と,市としても当事者を見つけ出せないことで,問題は潜在化していく制度の谷間に置かれているところに難しさがあり,社会的にも重要な課題だと思っております。  次に,ひきこもりを抱える親が既に高齢化しており,本来親の世代が年金を受給するなど社会保障の恩恵を受けている世代のはずですが,子供が社会復帰できない,または不就労の状況が続き,その結果生活困窮に至る世帯となることが予想されます。また,親亡き後の生活維持が困難であることも8050問題の最大の問題だと思います。子供は引きこもっているため親が健在のうちに何らかの支援をすることが必要と考えますが,こうした対策として考えられることについて伺います。 72: ◯ 議 長(小川 克美議員) 福祉保健部長。 73: ◯ 福祉保健部長(石橋 啓一君) 8050問題のひきこもり対策においては,対象となる方が50歳代の年齢となっております。また,ひきこもりの理由,期間等はさまざまな事情が考えられ,その問題の解決は簡単なことではございません。ただし,親御さんなどが家庭の中だけの問題としてお子さんの課題を諦めることがないよう,まずは支援者がいる窓口で御相談いただくことが重要であると考えております。 74: ◯ 議 長(小川 克美議員) 15番小野寺議員。 75: ◯ 15番(小野寺 克己議員) 高齢者である親に対して家庭の悩みなどを気軽に相談できる体制の構築が重要だと思いますので,検討をお願いします。  次に,実態調査の実施について伺います。  「こまYELL」で生活困窮者自立支援事業の相談支援を実施している中で,ひきこもりについての相談も受け付けていますが,相談件数とその後の対応など状況について伺います。また,高齢者,障がい者支援を担当するケースワーカーが実際に家庭に入り支援をしたりする際に相談につなげられたケースなどの状況について伺います。 76: ◯ 議 長(小川 克美議員) 福祉保健部長。 77: ◯ 福祉保健部長(石橋 啓一君) 平成29年度において,「こまYELL」の自立相談支援事業の主訴がひきこもりとされた方は2名でございます。30代男性と40代の女性で,昨年中はそれぞれ就労準備支援事業による支援を受けていただきました。平成30年度につきましては,アセスメントの結果,お一人は一般の就労支援に移行され,もう一人の方は障害者手帳を取得していただき,今後福祉的な就労を目指す予定となっております。  高齢・障がいの実際のケースワークの中で,対象者の家族のひきこもりや生活困窮が判明し,8050問題が見つかることは頻回になっております。課題判明の際は医療も含めた多職種・他機関で連携して支援を行うことになりますが,その支援は困難をきわめ,簡単に問題が解決することはなく,まずは高齢者,障がい者の御本人の支援が優先されるのが現状でございます。 78: ◯ 議 長(小川 克美議員) 15番小野寺議員。 79: ◯ 15番(小野寺 克己議員) 高齢・障がいの実際のケースワークの中で8050問題が見つかることは頻回になっているが,直面した支援が優先されるため困難をきわめていることがわかりました。なるべく早期に相談につなげていくことが必要であることがわかります。  次に,ひきこもりについての相談が「こまYELL」につながるためにはどのような対策が考えられるのか伺います。 80: ◯ 議 長(小川 克美議員) 福祉保健部長。 81: ◯ 福祉保健部長(石橋 啓一君) 庁内外の関係部署,医療,福祉,教育等関係機関の方に改めて周知が必要なことは言うまでもありませんが,日々のひきこもりの支援において,その相談支援の力量を上げることで支援の成功事例を積み上げ,当事者にも関係機関にも信頼されること,「こまYELL」に相談すれば何とかしてもらえるという信頼を得ることが重要なことではないかと認識しております。 82: ◯ 議 長(小川 克美議員) 15番小野寺議員。 83: ◯ 15番(小野寺 克己議員) 世田谷区では,高齢者に関する相談窓口と障がいのある方や子育て中の方などの身近な御相談も受けることができる「あんしんすこやかセンター」を取り組んでいますが,狛江市でもこうした取り組みを実施しようとした場合,課題となることについて伺います。 84: ◯ 議 長(小川 克美議員) 福祉保健部長。 85: ◯ 福祉保健部長(石橋 啓一君) 福祉の分野は大変広く,専門性の問われる分野でございます。子育て,高齢,障がい,生活困窮等とそれぞれに特化した相談支援のできる方は多く存在すると思います。しかしながら,あらゆる福祉的な相談に一義的に対応する複数の専門性を身につけている方の数は非常に少ないと考えております。したがいまして,相談を受ける側の幅広い専門性の担保が大きな課題であると認識しております。 86: ◯ 議 長(小川 克美議員) 15番小野寺議員。 87: ◯ 15番(小野寺 克己議員) 専門の分野での複数のスペシャリストをいかにそろえられるかが大きな課題だということでした。  次に,茨城県や山梨県が独自に実施した実態調査によりますと,40代のひきこもりが最も多く,佐賀県の調査では実に7割以上が40歳以上の中高年層だったそうであります。全戸調査は調査要員や期間などで困難だと思われます。  内閣府は,平成30年度に40歳から59歳を対象にした初の実態調査を行うことを決めましたが,狛江市においても同じように,40歳から59歳の子供がいる家族の中で数百名などを無作為に抽出した家族を対象に,中高年層にひきこもり状態の人がどの程度いるかや生活状況,抱えている課題を把握し,ひきこもりの実態をつかむ調査について,方向性としてどのようにお考えでしょうか。 88: ◯ 議 長(小川 克美議員) 福祉保健部長。 89: ◯ 福祉保健部長(石橋 啓一君) 国が本年,若者だけでなく中高年のひきこもりの調査を行うことを決めたことは,御質問者から御案内のとおりでございます。中高年のひきこもりの課題は,その親亡き後に生活困窮も含めた非常に大きな問題となり,自治体もその困難な対応を迫られることになります。今後の地域福祉の課題として,中高年のひきこもりの実態を把握することの必要性は認識しておりますので,まずは国で行う調査の動向を注視したいと考えております。 90: ◯ 議 長(小川 克美議員) 15番小野寺議員。 91: ◯ 15番(小野寺 克己議員) 国が行う実態調査の分析結果を参考にしていただき,狛江市における対策を検討していただきたいと思います。  次に,障害者扶養共済制度について質問いたします。  8050問題の中でも子供が障がいを持っている場合もあります。この問題に限らず障がいのある子供を持つ親が障害者扶養共済制度に加入し,毎月一定の掛金を納めることで,万が一のことがあったとき,障がいのある方が一定額の年金を一生涯受け取ることができる公的制度です。この制度の周知の状況と加入条件,納付期間などの課題について伺います。 92: ◯ 議 長(小川 克美議員) 福祉保健部長。 93: ◯ 福祉保健部長(石橋 啓一君) 障害者扶養共済制度の周知でございますが,障がいのある方に対する支援制度をまとめた「障がい者(児)福祉のしおり」に掲載するとともに,必要に応じて東京都で作成したパンフレットをお渡ししております。  この制度は,保護者の方が65歳になるまでに加入する必要があります。また,加入期間が20年以上となるまで年齢に応じた掛金をお支払いいただくことがあること等から,現在制度を利用されている方が少ないといったことが課題となっております。今後もより一層の周知が必要と考えております。 94: ◯ 議 長(小川 克美議員) 15番小野寺議員。 95: ◯ 15番(小野寺 克己議員) 実際には少ないという状況をお聞きしました。障害者扶養共済制度の周知については,「障がい者(児)福祉のしおり」で周知していることを確認できました。制度の条件等も利用者がふえない理由の一つかもしれませんので,加入しやすい制度となるよう,理由など調査して都への改善をお願いしていただきたいと思います。  次に,親亡き後に残された障がいの子供は,障害者扶養共済制度の活用と並んで,成年後見制度の周知や生活する住まいなどについての検討も必要となると思いますが,こうした相談の状況について伺います。 96: ◯ 議 長(小川 克美議員) 福祉保健部長。 97: ◯ 福祉保健部長(石橋 啓一君) 成年後見制度の一般の周知につきましては,市庁舎内福祉総合相談窓口,地域福祉課窓口,あいとぴあセンター社会福祉協議会窓口にて,成年後見制度に関するチラシを配布することにより周知をしているところでございます。また,公益社団法人成年後見センター・リーガルサポート東京支部主催,狛江市・社会福祉協議会・東京司法書士会の共催で,司法書士による無料の成年後見相談会を年1回実施することにより,制度の理解促進を図っております。あわせて,弁護士,司法書士等が行っている成年後見等に関する法律無料相談会についても,福祉総合相談窓口においてチラシを配布することにより周知をしているところであります。  親亡き後の生活の場については,グループホームの増床等の御要望を多く伺っております。そして,親亡き後に御自宅をグループホームとして活用できないかというような御相談をいただくこともございます。 98: ◯ 議 長(小川 克美議員) 15番小野寺議員。 99: ◯ 15番(小野寺 克己議員) 親亡き後の生活の場については,グループホームの増床等の要望が多い状況ということですので,今後の計画の中に入れていただけるよう検討をお願いいたします。また,御自宅をグループホームで活用できるように改築された方も実際にいらっしゃいますので,運用していただける法人団体等への橋渡しとしての情報提供等の協力をお願いいたします。  1問目の質問を終了いたします。 100: ◯ 議 長(小川 克美議員) 15番小野寺克己議員。     〔15番 小野寺克己議員登壇〕 101: ◯ 15番(小野寺 克己議員) 2問目,防犯対策について質問いたします。  防犯対策について,犯罪状況とその抑止力となる防犯カメラ等の設置について質問いたします。  平成28年3月分「市長への手紙」回答では,「前市政では地元警察署との「地域安全活動の推進に関する覚書」の締結を拒み続けていた為に,公道上の防犯カメラは一基も設置されていませんでしたが,4年前に締結して以降,今月末までにようやく公道に向けた防犯カメラが83基設置できる運びとなりました。」と。6年前までは市内の公道上に防犯カメラが全く設置されていないという異常な事態が続いていた自治体は,都内では恐らく狛江市だけだったと思います。その後も,多くの市民から防犯カメラをつけていただきたいという声は常にお聞きする要望の一つです。  防犯対策については,市民の皆様の御協力のもとで,市民が一つになって取り組んだ結果として,平成27年度においては都内で一番犯罪件数の少ない市となり,東京で一番安心・安全なまち狛江となりました。引き続き一番犯罪件数の少ない市となるためには,今後に向けてどのように取り組むべきなのかを,犯罪状況を分析しながら効果的な対策について探っていけるよう質問をさせていただきます。  犯罪状況について。  市内の刑法犯認知件数は市のホームページ上に掲載されていますが,主な犯罪の発生件数を分析して,主にどのような犯罪が多いと認識しているのか伺います。  再質問は自席にて行います。 102: ◯ 議 長(小川 克美議員) 総務部長。 103: ◯ 総務部長(上田 智弘君) 平成29年中における刑法犯認知件数は491件,対前年比9件増でございました。このうち主要な犯罪で多くの割合を占めているのが自転車盗難で186件,全体の約38%,次に振り込め詐欺34件,侵入盗27件,その他,傷害や暴行,器物破損等となっております。 104: ◯ 議 長(小川 克美議員) 15番小野寺議員。 105: ◯ 15番(小野寺 克己議員) 昨年の結果では,自転車盗難が全体の約38%を占める186件も発生しております。今後に向けて対策が必要であることがわかりました。本年では1月から4月までの4カ月だけでも,自転車盗難が37件,車上狙いは9件も発生しております。  次に,東京都青少年・治安対策本部では,インターネットを通じて誰もが利用できる「防犯情報マップ」を公開しています。防犯情報マップでは,地域の犯罪・防犯情報や,東京都や区市町村の施策の実施状況など6種類のマップで表示しています。  狛江市としても防犯情報マップを御利用くださいと推進をしていますが,市としては犯罪の傾向と多発地域を分析して,警察などと具体的な防犯対策について定期的に検討されているのか伺います。 106: ◯ 議 長(小川 克美議員) 総務部長。 107: ◯ 総務部長(上田 智弘君) 調布警察署とは調布市を交えた3者協議会を定期的に行っており,警察からの現状報告を中心に防犯対策の意見交換等を行っております。最近では振り込め詐欺を初めとする特殊詐欺対策が中心になってはおりますが,自転車盗難への対応や侵入盗防止のパトロール方法などについても協議を行っております。 108: ◯ 議 長(小川 克美議員) 15番小野寺議員。 109: ◯ 15番(小野寺 克己議員) 調布警察署と調布市,狛江市との3者協議会では防犯対策の意見交換を行っていて,中でも特殊詐欺対策や自転車盗難への対応など協議を行っていることがわかりました。  4月現在で,自転車盗難については無施錠のケースが29件と約68%ということで,短時間でも鍵をかけることやチェーン錠を利用して二重ロックで大幅にこうした盗難を防ぐことができることなど協議されています。また,調布警察署ホームページでも,「防犯カメラを設置することにより,犯罪の抑止や犯人逮捕に大きな効果があります。」と防犯カメラ設置の推進をしています。  東京都青少年・治安対策本部の大東京防犯ネットワークでは,町丁字別犯罪情報などの防犯に関するオープンデータを提供していますので,これについて伺います。  平成30年1月から4月までの刑法犯認知件数では,非侵入窃盗はこの4カ月で75件も発生しています。犯罪の内容としては,自転車盗が37件,万引き・その他を合わせて26件,車上狙い9件,オートバイ盗2件,すり1件という内訳です。また,犯罪の多い順に東和泉一丁目,和泉本町四丁目,和泉本町一丁目,和泉本町三丁目,中和泉一丁目,中和泉三丁目,元和泉一丁目,元和泉二丁目となっております。こうした犯罪の傾向と多発地域をどのように分析され,どのような対策が必要なのかお考えを伺います。 110: ◯ 議 長(小川 克美議員) 総務部長。 111: ◯ 総務部長(上田 智弘君) 犯罪多発地帯とされる場所は,駅周辺であったり,住宅街であったり,集合住宅地域であったりとさまざまでございます。目立った傾向は特にありませんが,自転車盗難や車上狙い,オートバイ盗難などは屋外で行われている犯罪でありますので,パトロールを含めた抑止力が働く施策を検討するものと考えております。 112: ◯ 議 長(小川 克美議員) 15番小野寺議員。 113: ◯ 15番(小野寺 克己議員) パトロールなど含めた抑止力が働く施策を検討するということでした。  町会・自治会などの防犯協会などに対して,具体的な犯罪の傾向と多発地域を受けて,どのような対策を推進や情報提供などを行われているのか伺います。 114: ◯ 議 長(小川 克美議員) 総務部長。 115: ◯ 総務部長(上田 智弘君) 防犯協会の方々とは毎月の役員会において情報交換などを行っており,発生事案に応じて具体的なエリアを示し,パトロールの強化をお願いしております。 116: ◯ 議 長(小川 克美議員) 15番小野寺議員。 117: ◯ 15番(小野寺 克己議員) 毎月,具体的なエリアを示してパトロール強化を行っていることが確認できました。  次に,防犯カメラ設置等の防犯体制整備について伺います。  市内の防犯カメラは,狛江市防犯カメラの設置及び運用に関する条例に基づき,犯罪の抑止を目的として公共の場所に防犯カメラの設置を進めています。また,町会や自治会,商店街に防犯カメラ設置費の助成を行っております。これまでの市内全ての防犯カメラの設置状況と,そのうち町会や自治会,商店街に防犯カメラ設置費の助成を行った設置数について伺います。 118: ◯ 議 長(小川 克美議員) 総務部長。 119: ◯ 総務部長(上田 智弘君) 公共の場に向けた防犯カメラにつきましては,駅周辺,主要交差点,公園,通学路など全部で121台でございます。このうち町会・自治会,商店街等補助金を活用して設置していただいた防犯カメラは全部で36台となっております。なお,今年度におきましても4団体から設置希望のお話をいただいており,申請を受け付けているところでございます。 120: ◯ 議 長(小川 克美議員) 15番小野寺議員。 121: ◯ 15番(小野寺 克己議員) 次に,公共施設において防犯カメラを設置していない箇所がありましたら伺います。 122: ◯ 議 長(小川 克美議員) 総務部長。 123: ◯ 総務部長(上田 智弘君) 防犯カメラ未設置の公共施設ですが,市民センター,西河原公民館,ビン・缶リサイクルセンター,各地区センター,教育研究所,こまえくぼ1234,むいから民家園,テニスコートや河川敷グランドなど総合体育館・プールを除く体育施設でございます。 124: ◯ 議 長(小川 克美議員) 15番小野寺議員。 125: ◯ 15番(小野寺 克己議員) 狛江市では防犯カメラの設置場所に関する方針や設置目標などは決められておりません。警視庁では,「犯罪の予防と被害の未然防止を図るため,公共空間に防犯カメラを設置し」としています。市民が多く利用する市民センターや公民館,地区センターなどは,防犯対策として設置すべきかなどを検討していただきたいと思います。  次に,小・中学校への防犯カメラの設置状況について伺います。 126: ◯ 議 長(小川 克美議員) 教育部長。 127: ◯ 教育部長(平林 浩一君) 防犯カメラの設置につきましては,小・中学校に在籍する児童・生徒等の安全確保を図る観点から,校門等の外部からの侵入経路となり得る箇所を中心に各校3台から5台の防犯カメラを設置しているところでございます。 128: ◯ 議 長(小川 克美議員) 15番小野寺議員。 129: ◯ 15番(小野寺 克己議員) 外部からの侵入経路となり得る箇所に設置しているということがわかりました。
     東京都では,「防犯カメラを効果的に活用するために」という防犯カメラ活用マニュアルを作成・配布しましたが,小・中学校では防犯カメラに関する危機管理マニュアルなどの作成・運用状況について伺います。また,モニターの設置場所は常に人がいる場所への設置になっているかも含めて伺います。 130: ◯ 議 長(小川 克美議員) 教育部長。 131: ◯ 教育部長(平林 浩一君) 小・中学校におきましては,防犯カメラによる不審者等の認知も含め,不審者等に対応するためのマニュアル等を作成するとともに,不審者等対応等の訓練を実施しているところでございます。  小・中学校における防犯カメラの設置につきましては,事故や犯罪等の未然防止による児童・生徒の安全確保を目的としておりますので,監視員等が常にいる所にモニターを設置しているところではございません。 132: ◯ 議 長(小川 克美議員) 15番小野寺議員。 133: ◯ 15番(小野寺 克己議員) 次に,東京都のマニュアル「防犯カメラを効果的に活用するために」では効果的な活用方法が提案されております。狛江市内の小・中学校ではどのようなモニター監視体制が行われているのか,学校周辺のパトロールを行うことで不審者を近寄らせない,こうした抑止力としての対応をされているのか,また,監視もパトロールも行われていなければ可能な範囲での検討が必要と考えます。これについて伺います。 134: ◯ 議 長(小川 克美議員) 教育部長。 135: ◯ 教育部長(平林 浩一君) モニターの監視につきましては,先ほど答弁させていただいたとおり事故や犯罪等の未然防止を主な目的としておりますので,監視員等が常時監視を行っている状態ではありません。しかしながら不審者等の認知にも活用できるように,職員室における授業のない教員による見守りに加えまして,事務室や主事室にもモニターを設置するなど,多くの目による見守りを可能とすることで,防犯カメラをより効果的に活用できるようにしているところでございます。  学校周辺につきましては,学校安全ボランティアによる巡回やシルバー人材センターへの委託による学校擁護見守りに加えまして,防犯カメラが稼働中である旨を掲示することによりまして抑止効果を図っているところでございます。また,平成28年度,29年度には,学校安全ボランティアと安心安全ボランティアを対象といたしまして,見守りの専門家を講師に招き,講習会を実施しているところでございます。 136: ◯ 議 長(小川 克美議員) 15番小野寺議員。 137: ◯ 15番(小野寺 克己議員) ボランティアということで限度はありますが,見守りの専門家からの助言を受けてパトロールしていて,本格的に取り組んでいることがわかりました。  防犯カメラについては好評という市民からの意見が多く,安心・安全につながり,犯罪抑止という点でも非常に効果が出ていると多くの市民も認識していると思います。しかしながら物理的にも費用的にも設置の限界があると思います。そこで防犯カメラの今後の方向性について伺います。 138: ◯ 議 長(小川 克美議員) 総務部長。 139: ◯ 総務部長(上田 智弘君) 防犯カメラの今後の方向性でございますが,市で設置すべき箇所,町会・自治会等で設置していただきたい箇所などを精査しつつ,防犯カメラ設置拡充を目指してまいりたいと考えております。 140: ◯ 議 長(小川 克美議員) 15番小野寺議員。 141: ◯ 15番(小野寺 克己議員) 次に,千葉県では防犯カメラ及びドライブレコーダーに係る市町村補助制度を改正しました。防犯カメラやドライブレコーダーは,犯罪捜査の重要な手がかりになるだけでなく防犯上の効果も期待できることから,千葉県ではその設置促進のため市町村に対して補助を行っています。こうした防犯カメラだけでなく,ドライブレコーダーの効果の認識について伺います。 142: ◯ 議 長(小川 克美議員) 総務部長。 143: ◯ 総務部長(上田 智弘君) ドライブレコーダーは,その当該車が事故に遭った際の証拠となるよう録画されていることが主な役割であると認識しております。また,最近におきましては,事件発生時の捜査資料としての役割もふえつつありますが,もともとは事故発生時の証拠保持のためのものである性格が強いことから,ドライブレコーダーを防犯カメラとして位置づけることは,防犯カメラの設置及び運用に関する条例に基づき慎重な判断が必要かと考えております。しかしながら固定されている防犯カメラとは違い,移動ができ台数も多くなることは,犯罪抑止という点からも有益性は高いものと認識しております。 144: ◯ 議 長(小川 克美議員) 15番小野寺議員。 145: ◯ 15番(小野寺 克己議員) 条例に基づいて慎重な判断が必要ではありますが,ドライブレコーダーの効果については,犯罪抑止という点からも有益性は高いものと認識しているという御答弁でした。  名古屋市の事例を紹介いたします。市内全域の主要幹線道路を走行する市バスと生活道路を移動するごみ収集車に搭載しているドライブレコーダーを,動く防犯カメラと見立てて犯罪捜査や防犯などに役立てる取り組みが名古屋市で始まりました。同市と愛知県警がこのほど同レコーダーの映像提供に関する協定を結び,県警の捜査に協力する一方,同レコーダーの活用を周知し,犯罪抑止効果を高める狙いです。また,車には同レコーダーが作動中であることを周知するステッカー「ドライブレコーダー作動中」を張ることで周知しています。  名古屋市はこれまで,政令指定都市の中で住宅対象侵入盗の認知件数が7年連続,自動車盗の認知件数が9年連続でワースト1位になりました。この不名誉を返上する試みの一つとして県警と協定を締結しました。その後犯罪抑止の効果が見られました。そしてドライブレコーダー導入効果として,事故の再発防止への活用と,災害時においては記録された映像により災害状況や被害状況を分析し,災害対策に活用するとしています。  質問です。名古屋市でのドライブレコーダーを動く防犯カメラと見立てて犯罪捜査や防犯などに活用,また防災の観点でも役立てる取り組みについて,狛江市としてのお考えについて伺います。 146: ◯ 議 長(小川 克美議員) 総務部長。 147: ◯ 総務部長(上田 智弘君) 先ほども答弁させていただきましたが,ドライブレコーダーを防犯カメラに見立てることは有益なものであると認識しておりますが,防犯カメラの設置及び運用に関する条例との兼ね合いもございますので,実際に運用することにつきましては慎重な検討・考察が必要であると考えております。 148: ◯ 議 長(小川 克美議員) 15番小野寺議員。 149: ◯ 15番(小野寺 克己議員) 狛江市の状況としては,自転車盗,万引きその他,車上狙い,オートバイ盗などが4カ月でことしは75件発生しています。これらは非侵入窃盗で屋外で発生している窃盗です。移動するカメラが町中を移動していることは犯罪抑止に効果があると考えます。その上で庁用車やごみ収集車,こまバスなど,また,ながら見守り活動に関する協定を締結していただいている狛江郵便局や,民間事業者ですが全集配車にドライブレコーダーを設置している市内大手運送業者などに,例えば「ドライブレコーダー作動中」などのステッカーを張り,行政と企業が協力し,市内全体で抑止力が高まるような協力体制の構築を図っていただきたいと思いますが,いかがでしょうか。 150: ◯ 議 長(小川 克美議員) 総務部長。 151: ◯ 総務部長(上田 智弘君) 「防犯カメラ作動中」の表示をするだけでも抑止力が高まることから,ドライブレコーダーが作動していることを示すことは防犯カメラ同様に抑止効果の高まりも期待できますので,協力体制が図られるよう努めてまいりたいと思います。 152: ◯ 議 長(小川 克美議員) 15番小野寺議員。 153: ◯ 15番(小野寺 克己議員) 「ドライブレコーダー作動中」などのステッカーを張っていただけるよう,市内を移動する多くの車で抑止力が高まるよう協力体制の構築をよろしくお願いいたします。  以上で全ての質問を終了いたします。 154: ◯ 議 長(小川 克美議員) 暫時休憩いたします。     午前10時05分 休憩     午前10時25分 開議 155: ◯ 議 長(小川 克美議員) 休憩前に引き続き会議を開きます。  一般質問を続行いたします。16番石川和広議員。     〔16番 石川和広議員登壇〕 156: ◯ 16番(石川 和広議員) 通告に従いまして質問します。  1問目,公共施設マネジメントについて。  現在,将来像を見据えながらの公共施設等の老朽化対策が大きな課題となってきており,厳しい財政事情のもと,効率的に公共施設マネジメントを実施することが求められております。公共施設等総合管理計画や固定資産台帳をもとにした公共施設マネジメントについての総務省通知「公共施設マネジメントの一層の推進について」が平成28年11月7日にされてもいます。  狛江市における公共施設マネジメントについて,狛江市公共施設等総合管理計画や固定資産台帳というものを通しながらお聞きしてまいります。  市が所有する公共施設の老朽化問題に対して,安全・安心かつ持続的に公共施設を維持・更新するための取り組みが公共施設マネジメントであると思います。インフラ施設の保全業務の適正化,維持・更新の効率化,公共施設を資産と捉えての運用や活用,施設の統廃合や再配置等,その考え方や手法はさまざまであります。  公共施設マネジメントといってもその定義やスタンスには幅広いものがあります。狛江市が捉える,また用いる公共施設マネジメントとはどのようなものなのかお伺いをいたします。  再質問は自席より行います。 157: ◯ 議 長(小川 克美議員) 企画財政部長。 158: ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 狛江市における公共施設マネジメントにつきましては,平成29年3月に狛江市公共施設等総合管理計画を策定し,厳しい財政状況の中で長期的な視点を持って公共施設等の維持管理・更新等を総合的かつ計画的に実施し,財政負担を軽減・平準化するとともに,安定的な市民サービスの提供に努めることと捉えているところでございます。 159: ◯ 議 長(小川 克美議員) 16番石川議員。 160: ◯ 16番(石川 和広議員) わかりました。今の御答弁の中ではキーワードとして,厳しい財政状況の中,そして長期的な視点を持って公共施設等の維持管理・更新を総合的かつ計画的に実施をするということ,そしてもう1つが財政負担を軽減・平準化する,そして,重要ですけれども安定的な市民サービスの提供に努めると,こうしたキーワードがありました。これが狛江市の捉える,また用いる公共施設マネジメントの基本的なスタンス,概念,こういうことだと思います。  既存の建築物,ストックというものを有効に活用し,長寿命化を図る体系的な手法のことをストックマネジメントといい,多様化する現在の需要に対して,既存建築物の計画的な保全,保全実施結果の評価,保全関連技術の体系化などが言われていたり,ほかにも資産管理を意味するアセットマネジメント,また,公的不動産の管理・運営・活用を意味するPRE(Public Real Estate),また,企業・団体等が保有または使用する全施設資産及びそれらの利用環境を経営戦略的視点から総合的かつ統括的に企画・管理・活用する経営活動のファシリティマネジメント等々,これらのことも含め広い意味においての公共施設マネジメントとされているようであります。狛江市における公共施設マネジメントについては今の質問で確認をさせていただきました。  次に,さっきも出てきましたファシリティマネジメントということについてなんですけれども,平成26年第2回定例会で質問をさせていただいております。どういった質問だったかというと,行財政改革推進計画の質問をさせていただいたんです。狛江市第5次行財政改革推進計画の「行財政改革」の「新公会計制度の導入に向けた環境整備」の中では,「ファシリティマネジメントの考えに基づく市有財産の有効活用に関する基本方針策定」ということが,当時の行財政改革の中で,新公会計制度というところの中で位置づけられていたファシリティマネジメントという概念がありました。このことについてお聞きをいたしました。この「行財政改革」のところでのファシリティマネジメントの概念は,土地・建物・設備といったファシリティを対象として,経営的な視点から設備投資や管理運営を行うことにより,施設に係る経費の最小化や施設効用の最大化を図ろうとする活動のことをいっているということでありました。  そこで聞いたのが,狛江市が策定しようとしていた「ファシリティマネジメントの考えに基づく市有財産の有効活用に関する基本方針」と,同じように策定しようとしていた公共施設等総合管理計画との関係性・関連性はどのように整理していくのかというのが,平成26年第2回定例会のときの質問でありました。  御答弁はこういったものでありました。第5次行財政改革推進計画においては,経営的な視点から設備投資や管理運営を行うことにより,施設に係る経費の最小化,また施設効用の最大化を図ることを目的として,ファシリティマネジメントの考えに基づく市有財産の有効活用に関する基本方針の検討・策定,これを平成26年度の取り組み目標としていたところであると。しかしながら公共施設等総合管理計画においても,長期的な視点を持って管理運営することで財政負担を軽減・平準化するとともに公共施設等の最適な配置を実現すること,これを目的としているところであると。そのためファシリティマネジメントの考え方は公共施設等総合管理計画にも含まれているというふうに考えていると。そのため現在見直しを行っている第5次行財政改革推進計画では,ファシリティマネジメントの考えに基づく市有財産の有効活用に関する基本方針の検討・策定,この項目を公共施設等総合管理計画の検討に変更していきたいと考えている,とこの当時,平成26年,御答弁がありました。そして平成29年3月には狛江市公共施設等総合管理計画が策定をされました。  ここでお聞きいたします。策定されました狛江市公共施設等総合管理計画にはファシリティマネジメントの概念や考え方は組み込まれているのか,これをお伺いいたします。 161: ◯ 議 長(小川 克美議員) 企画財政部長。 162: ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) ファシリティマネジメントとは一般的に,土地・建物・設備といったファシリティを対象として,経営的な視点から設備投資や管理運営を行うことにより,施設に係る経費の最小化や施設効用の最大化を図ろうとする活動のことでございます。そのため,長期的な視点を持って公共施設等の維持管理・更新等を総合的かつ計画的に実施し,財政負担を軽減・平準化することを目的とした狛江市公共施設等総合管理計画にも,ファシリティマネジメントの考え方は含まれていると認識しているところでございます。 163: ◯ 議 長(小川 克美議員) 16番石川議員。 164: ◯ 16番(石川 和広議員) わかりました。基本的にファシリティマネジメントの考え方も,狛江市公共施設等総合管理計画には含まれているということであります。そうした意味からすると,施設に係る経費の最小化,また施設効用の最大化を図ろうとする活動の概念があるということであります。  狛江市公共施設等総合管理計画が策定されました。総務省の調べではほぼ99.6%だったか,全国の中でこれがまだ策定できていない所が4団体ぐらいあるそうですけれども,平成30年3月31日に総務省が,策定した全自治体,ほぼ全部ですけれども,これの状況比較表を作成しております。その比較表,全国の自治体を比較できるような形をとった形式になって,当然ですけれども公共施設等総合管理計画をお持ちだと思います。また,ホームページへのリンクもしっかりと総務省のほうから張れるようにもなっていたりします。この比較表から狛江市公共施設等総合管理計画というものを改めて見てみたいと思います。  総務省がまとめた公共施設等総合管理計画の一覧表,東京都狛江市です。団体類型,類似団体みたいなものも記載されております。類似団体との比較も可能なようになっているんです。狛江市の公共施設等総合管理計画,「総人口や年代別人口の見通し」という欄では,「人口総数は,当面の間は増加傾向となり,2020年にピークを迎えるが,その後減少傾向となり,2045年には6,534人(約1割弱)減少する。」「年齢構造別の30年後の人口は,年少人口は約1割の減少となり,生産年齢人口は約2.5割減少する。一方,65歳以上の高齢者人口は約3.7割増加する。」と,こういった見通しが書かれています。ここで狛江市の人口ビジョンにおける2つのパターン,実は狛江市公共施設等総合管理計画には2つのパターンがあって,今読んだのは狛江市の1つの目標,シミュレーションを紹介したものであります。  そして「施設保有量」でまとめてあります。公共建築物は平成28年約13.1万平方メートルです。またインフラは,市道が約118キロメートル,橋梁は10橋,下水道は管渠総延長約227キロメートルです。公園,都市公園は約10万6,081平方メートル,27カ所,児童遊園が約1万6,192平方メートル,51カ所と,こうした分析であります。  そして「維持管理・修繕・更新等にかかる経費」,これも一覧でずっと書かれているんです。これも類似団体との比較も可能でありますけれども,狛江市の場合,「過去10年間の単年度平均額20.4億円」,これが現状です。そして「今後の推計」です。「今後30年間の単年度平均額30.4億円」,約10億円上がると,こうしたシミュレーションをしているということであります。  そしてもう1点の欄,「公共施設の数,延床面積等に関する目標・トータルコストの縮減,平準化等に関する目標」という欄があります。これも全国で比較できるように整理されています。狛江市においては,「内容」については,「更新における財政負担の平準化」「公共施設等の総量の適正化」「多様で効率的な整備方法の検討」と,この3つが挙げられております。そしてその脇に具体的に「数値目標」というのがありますけれども,狛江市の場合は現在のところ「無」ということであります。  また,「都市計画等各種計画との連携の考え方」として,「狛江市公共施設等総合管理計画は,狛江市公共施設整備計画,狛江市下水道総合計画,狛江市道路修繕計画,狛江市橋梁長寿命化修繕計画を横断的に見渡す計画として位置付けている。」と,こうした考え方があるという整理がされております。  そして,「フォロ-アップの実施方針」というところでは,「おおむね中間年度において評価・検証を行う。評価結果や状況等を踏まえ,必要に応じて計画を見直す。」と,こうした方針であるということであります。  また,「過去に行った公共施設マネジメントの内容」という欄もあるんですが,狛江市はここは記載はされていないということであります。こうしたものが,ことしの3月31日に総務省が全国の自治体の公共施設等総合管理計画を一覧にして比較できるようなものにして公表をしております。  実は今,狛江市は類似団体が9市ありますけれども,先ほど紹介しました「公共施設の数,延床面積等に関する目標・トータルコストの縮減,平準化等に関する目標」,狛江市の場合は数値目標は今のところないと言いましたけれども,類似団体9市で比べてみましたら,まだ数値目標を入れていないという自治体は9市中3市でした。狛江市,清瀬市,あきる野市が数値目標が実際にまだないというところで,国立市,福生市,東大和市,東村山市,稲城市,羽村市,これは数値目標をしっかりと入れていると,こういった状況であります。この数値目標に関しては後ほど触れさせていただきます。  公共施設の老朽化対策,そして,老朽化ということは安全が保てないという意味もありますので,安全対策への更新費用の財源確保は大きな課題でもあります。こうした中においても次のようなリスクも存在している現実があります。それが私も気になるんですけれども,公務員のリスクという視点です。  それは公共施設管理上の業務上過失致死ということなんです。これは平成18年7月,ふじみ野市のプールで小学2年生の児童が給水口に吸い込まれ死亡するという事故が発生をいたしました。このプールの管理は民間事業者へ業務委託していましたけれども,最高裁判所は市の担当職員の業務上過失致死傷罪(禁固刑)を確定したんです。施設所有者は業務上,観客等の安全を確保できる施設を提供する責務を負っているということで,こうした事例が判例として出されています。公務員の方のリスクというか,老朽化対策,特に人が使うものとかそういったもの,ちょっとした古いもの,いつか修繕しておかなければいけないというものも,安全にかかわるものは早急に,また人が来る所は早急にしていかないと,職員の皆さんのリスクがかかる時代になってきているという,こうした現実のリスクもあるということが私は気になっています。そうした意味でも老朽化対策も,当然安全対策のためには全てを注ぎ込んでやっていますけれども,明らかに危険というのはすぐ直せるんですけれども,何がどう連鎖・作用して事故が起きるかわからない,そうした意味では老朽化対策,安全対策というのは非常に重要なことだと思います。  こうしたことも認識した上で次の質問に移りますけれども,公共施設の現状把握,そして将来像の明確化,その後は具体的なマネジメントと総合管理計画のもとで行われていくと思われますけれども,狛江市の着手状況及び見通しについてお聞かせください。 165: ◯ 議 長(小川 克美議員) 企画財政部長。 166: ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 狛江市公共施設等総合管理計画では,公共施設の現状把握,将来像の明確化として,財政状況や年代別の将来人口推計,公共建築物,下水道,道路等の公共施設の現状,公共施設に係る今後の費用見込みと管理に関する基本的な方針を示しております。一方具体的なマネジメントにつきましては,公共建築物では狛江市公共施設整備計画において,個別の施設について現状の課題や今後の整備内容,時期等を明確にしております。  現在の整備計画の着手状況といたしましては,平成28年度ローリング版の計画を着実に進めているところでございます。 167: ◯ 議 長(小川 克美議員) 16番石川議員。 168: ◯ 16番(石川 和広議員) わかりました。公共施設に係る今後の費用見込みと管理に関する基本的な方針を示しているということです。具体的なマネジメントについては,公共建築物ということで,狛江市公共施設整備計画のローリング版の計画を着実に進めていると,こうしたもので具体的なマネジメントと位置づけられているようであります。  そこでなんですけれども,狛江市公共施設整備計画,いわゆる個別計画に位置づけられると思うんですけれども,これについて伺います。  29年第1回定例会で,これは公共施設等総合管理計画ということでお聞きいたしましたけれども,御答弁の中で,「公共施設等総合管理計画の位置づけといたしましては,長期的な視点に立って,既存施設の維持管理,修繕,更新,統廃合等について検討する際に,その基盤となる人口,財政の要素を見込みながら,公共施設等のその後のあり方の基本的な方向性を示していくものと考えております。この考え方に基づき,具体的な整備の時期,方法等につきましては,現在の公共施設整備計画等の各個別計画において費用やスケジュールを見込んだものを別途策定するものと考えております。」と,こうした御答弁があったんです。  これについて質問させていただきました。現在の公共施設整備計画等の各個別計画において費用やスケジュールを見込んだものを別途策定すると,こうしたことでありましたので確認したいということで,公共施設整備計画の計画期間,これは平成31年度までということで,当時の質問ではあと3年あるということで,31年度まで待って費用やスケジュールを見込んだ別途の計画を策定するのかと,こうした質問をさせていただきました。御答弁では,現在の公共施設整備計画は31年度までの計画ではありますが,その前にどの時点で改定が必要かも含め検討していきたいと,28年度末にはお答えになっております。  そこで狛江市公共施設整備計画についてお聞きします。現行計画の平成31年度までの計画期間を経て32年度からの新たな計画になっていくのか,お伺いいたします。 169: ◯ 議 長(小川 克美議員) 企画財政部長。 170: ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 現行の計画である平成28年度ローリング版につきましては,平成31年度までの計画となっており,平成32年度からの新たな計画につきましては,狛江市公共施設等総合管理計画の考え方をもとに,今後の公共施設整備のあり方について施設の状況や財政見通しも踏まえながら,今年度より策定に向けた検討を進めてまいりたいと思っております。 171: ◯ 議 長(小川 克美議員) 16番石川議員。 172: ◯ 16番(石川 和広議員) わかりました。予定どおりというか,計画期間平成31年度を待って,平成32年度からの新たな計画になっていくということで,今年度より策定に向けた検討を今進めているということでありました。それを確認させていただきました。  先ほど公共施設マネジメントについて現状把握,そして将来像の明確化,具体的なマネジメント,こうした状況の中で着手状況も確認させていただきましたけれども,方針というもので将来像の明確化に位置づけられるのかもしれませんけれども,私はもう少し踏み込んで,将来像の明確化というのは,公共施設マネジメントを通じて実現したいまちの将来像を明確にしておくこと,また,総合計画との連携を図り,公共施設マネジメントの将来ビジョンの位置づけを明確にしておくこと,また,基本方針に係る住民への情報提供を総合して,将来像の明確化というものになるのではないかと思いますし,また具体的なマネジメントについて,今後ですけれども,個別施設の今後の方向性が明確なこと,また効果が明確なこと,公共施設の利用者と住民との負担の公平性が考慮されているのかどうか,また,個別施設に係る住民との合意形成の手続の準備も進められているのかどうか,こうしたものも具体的な公共施設マネジメントというものに位置づけられてくるのではないかというふうに思います。  公共施設については,総務省のほうでも30年4月23日に「公共施設等総合管理計画の更なる推進に向けて」というもので発表されているものもあります。これは「各地方公共団体において,策定した総合管理計画の推進を総合的かつ計画的に図るとともに,総合管理計画について不断の見直しを実施し,充実させていくため,「公共施設等総合管理計画の策定にあたっての指針」──これは過去に出されたと思うんですけれども──「を改訂」ということで,平成30年2月に指針を改訂されました。  そこでいろいろ比較しましたけれども,新しく入った概念,「ユニバーサルデザイン化の推進方針」が盛り込まれております。当然東京2020オリンピック・パラリンピックを意識したものでもあると思うんですけれども,こうしたものが新たに改訂の中に入ってまいりました。「総合管理計画については,策定の検討時点において把握可能な公共施設等の状態や取組状況等を整理し策定したものであることから,その内容は,策定後も,総合管理計画及び個別施設計画の策定に伴い実施する点検・診断や個別施設計画に記載した対策の内容等を反映させるなど,不断の見直しを実施し順次充実させていくこと。」ということであります。  こうした中で,実は個別施設計画というのが,総務省のほうでは32年度までに完了ということで,狛江市は32年度からになりますから,個別施設計画が完了という形にはちょうどスケジュール的には合ってくると思います。今そのために着々と準備をされていると思いますが,そこでまた大事になってくるのが,実はトータルコストの縮減,平準化等に関する数値的な目標なんです。ここについても33年度までには数値目標というのをしっかり入れるというか,将来像を明確化させる意味でも,平成33年度までには数値目標というものを入れていく,こうしたものも今求められていると,こうしたものを意識した個別施設計画を,いよいよ平成32年度からのものになりますけれども順次策定していかなくてはならない,こういった背景があるかと思います。  公共施設マネジメントは,公共施設というハードの再編を伴うものでもありますけれども,将来のまちづくりを見据えた上で長期的な視点から取り組んでいくことが必要でもあります。公共施設マネジメントの計画的な進捗管理に加え,市民に対し,公共施設マネジメントを通じて実現していくまちの姿やビジョンを明らかにしていく必要もあります。こうした視点から,公共施設をどのように捉えるのかという例を統計等も用いながら幾つか紹介したいと思います。  これは視点というお話で,実は東洋大学の南先生の公共施設マネジメントについての講演を聞く機会がありました。そこでいろいろな全国の事例なり,着眼点として必要になるんじゃないか,こうしたものがあったので,実はこうしたものも含めて先生の講演をお聞きしましたので,事例を紹介したいと思います。  1つは学校施設の考え方なんです。学校施設の稼働率試算というのがあって,どういう考え方かというと,24時間365日施設はそこに存在しますから,学校施設を使うのは月に直すと約10カ月,年の80%という考え方になるんです。1週間で考えますと,平均的に5日間,70%という考え方になります。1日でどのくらいその施設が使われるかというと,大体7時間という統計が出ているそうです。これが約30%という形で,こういった見方をしていくと,学校施設が1.0掛ける月80%の0.8,また1週間の0.7,そして1日の0.3を掛けると0.168,16.8%と。数値的なものですよ。真夜中に使う人はいないと思いますけれども,学校施設の稼働率試算という視点があるんだなというのがありました。  そして特にプールです。調査すると,屋外プールは年間を通じて3週間程度しか使われていないと,こうしたことがいえるそうです。確かにそうだなと。3週間のうち,雨が降ったりしてきょうは中止ですよとか,こうなった場合には事実上使える期間がもっと少なくなってくるということでありました。こうした視点の中から,狛江市でも屋内プールという要望もいろいろあるかと思いますけれども,小・中学校のプールを廃止して屋内プールにしたら共有化できるんじゃないかという発想なんです。  もう1つは,学校プールの稼働は年1カ月以下,さっき言った3週間程度であると。そして当然ですけれども,授業の時間割で見ると水泳の指導というのは数時間しかないということ。そしてもう1つの視点が,果たして小学校の先生は水泳指導ができているのかと,こういった視点があるそうであります。そして具体的には,千葉県佐倉市や岡山市では民間に水泳指導委託をしていると,こういったお話であります。これは授業の手法じゃなくて,屋内プールであるなら年間計画で確実な指導ができるということ。そして学校の児童・生徒の皆さんだけじゃなくて,ほかの時間については市民にも開放できるという,こうした視点だそうであります。当然そこに行くのに距離があったら大変ですけれども,そういった市では巡回バスとかも利用しているということであります。特に面積の小さい市であれば,真ん中に1つ,どこかに1つあればそこに通う,こうした着眼点もあるという,公共施設というものも,着眼点として,現実的に云々,ここに合うかどうかは別として,あるということでもありました。  そしてもう1つが図書館です。図書館についても具体的に調査をかけて,新潟市,鎌倉市,日光市,名古屋市,高松市の公立図書館の利用者は地域住民のどのくらいなのかと。平均すると1割程度にすぎないと,こうした結果が出たそうであります。そうした意味では約9割の方が経費負担という見方もできるということであります。  利用者という捉え方は,1人当たりの貸し出し冊数で分析すると随分乖離があるということもわかります。貸し出し登録率というのは全体の20%,年に1回以上の利用はその半分程度という統計もあります。そうした意味では利用者の1割が9割の貸し出しを受けていると。使われる方はたくさん借りられるということで,よく分析すると利用者の1割が9割の貸し出しを受けていると,こうした統計的な実地調査をかけてわかってきたことがあるということであります。貸し出し冊数よりも入館者数で評価すべきじゃないか。そして実は入館者数というのは,統計をとろうと思ってやったりすると,1週間程度たつとわかるそうです。大体いつも来られる方とか,そういった意味では実利用者というのは少しずつ見えてくる,こうした視点からの判断というのも大事かなというお話も聞きました。  そしてもう1つがスポーツということなんです。身近なスポーツというのはどこで行われているかというと公民館ということで,体育館とかはスポーツに使いにくい。バスケットボールとかそういうのはいいんですけれども,意外に使いにくいと。人気のあるというか,今非常に需要が高いヨガとか社交ダンス,フラダンス,卓球,こうしたものは公民館で行われている事例が多いということであります。リハーサル室は予約で満杯。リハーサル室というのは何も,椅子とかそういうのは固定されていないので,リハーサル室というのはどこも予約で満杯と,こうしたことも浮かび上がってきている。身近なスポーツをする所としての公民館という捉え方も非常に大事ではないかなというふうに思います。  さっき学校施設のプールのこともお話をしましたけれども,学校の体育館も実はそういった見方をして,校庭ではなくて体育館を学校開放事業と,体育館ではなく屋内多目的施設ということで開放している愛知県半田市とかもあるそうであります。そこでは総合型地域スポーツクラブと連携を可能にして,セキュリティー上の管理とかそうしたことで,学校体育館のあいている時間に地域における屋内多目的施設として,総合型地域スポーツクラブと連携をしながら運用して,住民の皆さんにも使用していただく学校施設の有効活用,こうした見方もあるということもお話がありました。  具体的な形として見えるものとしてお話をいただいたのが,小田急線の沿線でもありますけれども,大和市文化創造拠点シリウスという施設のことも御紹介いただきました。図書館と芸術文化ホール,生涯学習センター,屋内こども広場。4つの施設それぞれの個性の融合により,未来につながる創造力を育み,芸術文化活動の道しるべとなり,市民の心に一体感を生み出す施設,こうしたコンセプトでつくられて,非常に評判がいいというか,脚光を浴びているという施設です。多目的な部分での施設。  もう1つは,私どもの市にも近い武蔵野市のひと・まち・情報創造館武蔵野プレイスという所であります。コンセプトは,これまでの公共施設の類型を超えて,複数の機能を積極的に融合させ,図書や活動を通して,人と人が出会い,それぞれが持っている情報(知識や経験)を共有・交換し,知的な創造や交流を生み出し,地域社会を活性化する活動支援型の公共施設と,こうしたコンセプトでつくられて,こちらも非常に評判がいい。特にママ友,家庭内保育をされてママ友の場をつくっていくということで,ここでいつでも,いつまでも滞在,そして誰かがサポートすると,こうした施設も,施設ありきというよりも,非常に仕掛けをしていくというか,こうした需要,動向をつかみながら戦略を立て,やっていくという角度からの見方があるということも教えていただきました。  そして私,これはちょっとびっくりしたんですけれども,公共施設のことについてリースという考え方です。えっと思いましたけれども,狛江市ではLED街路灯とかいろいろリース化をしていますけれども,実は建築物自体をリースという概念,考え方ということです。このメリットは,10年,20年を見越した事業構想ができるということ。そして終期の設定の重要性,ここで終わるんだと,20年たったら終わるんだと,こういった終期の設定の重要性,いつまで使うのかということ。期間設定ができれば投資金額が明確になるということ。投資に見合った成果を検証できるということ。そして事業期間終了後に残る資産の活用も視野に入れることができる。リース満了期間,その後どうするかという,そこからの展開も図れると。実はリース方式の利点というものが建築物,施設にも適用できるのではないかという視点です。これは実際,高浜市は市庁舎がリースなんです。20年後そこにある必要があるのかという大胆なことから,市庁舎自体をリースするという発想があるということでもありました。そうした着眼点も,リース方式の活用,利点という視点の活用も教えていただきました。  そして最後になりますけれども,公共施設の包括保守点検という考え方です。エレベーターとか施設にはいろいろ点検する箇所があると思います。そうしたものも事業者と契約をしてやっていただいていますけれども,それぞれ建物を所管する課がそれぞれ建物ごとにエレベーター点検とかいろいろ業者と契約をするんですけれども,実は公共施設の包括保守点検,市の持っているエレベーターとかさまざまな点検事項を包括的にやることによって,仕様書,見積書,それぞれ少しずつ違っていたりする,そういったものをある程度一緒にする。100本近い契約本数の契約コストを縮減できる公共施設の包括保守点検委託と,こうした概念でも維持・管理という部分ではあると,こうしたものも行財政改革という位置づけでも実行しているという事例も御紹介をいただきました。
     さまざま話してまいりましたけれども,ここでお聞きしたいことがあります。施設の維持管理費,利用者数や利用満足度などの数値データをわかりやすく市民に提示していく必要性を感じます。また,事業の展開を判断するに当たっての材料になり得るものであれば詳細調査等にも経費を投じていくべきと考えますが,いかがでしょうかお伺いいたします。 173: ◯ 議 長(小川 克美議員) 企画財政部長。 174: ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 一定程度の規模を有する施設を整備する際は,計画段階において,コストだけではなく施設利用者数等の実態を把握するなど,総合的な観点から検討する必要があると考えているところでございます。また,市民に対して客観的でわかりやすいデータを用いることで理解を促す必要性があることも認識しているところでございます。そのため,経費を投じて把握するかどうかにつきましても,必要に応じて検討していく必要があると考えております。 175: ◯ 議 長(小川 克美議員) 16番石川議員。 176: ◯ 16番(石川 和広議員) わかりました。御答弁にありましたけれども,一定程度の規模を有する施設を整備する際,当然額も大きな額がかかると思います。そうしたものに向かうに当たっての判断材料になり得るものであれば,やはり経費をかけてやっていくということの必要性は感じているといった御答弁でありました。客観的データ,また詳細データをもとに,実態,また動向,ニーズ,そういったものもつかみながら行っていく,これが大事かなと思いますので,お聞かせいただきました。  次に,公共施設等総合管理計画の中で横断的に見渡すとされています狛江市道路修繕計画についてお聞きします。市で整備したこれまでの整備延長及び費用についてお聞かせください。 177: ◯ 議 長(小川 克美議員) 都市建設部長。 178: ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) 道路修繕計画に基づきまして,平成25年度から平成29年度まで,他企業の工事を除き市で整備した道路の延長は6,390メートルでございます。工事費の契約金額の総額は約7億2,400万円でございます。また,工事費以外にも道路整備事業には測量費,設計費,さらに狭隘道路整備には物件調査や物件移転補償費などがあり,それらを含めた総額は約8億8,500万円でございます。 179: ◯ 議 長(小川 克美議員) 16番石川議員。 180: ◯ 16番(石川 和広議員) 今の御答弁,5年間,これを割り返しますと,当然年度によってでこぼこはあると思いますけれども,1年間で平均約1,386メートルという計算になります。約1.4キロメートルです。それに投じる額というのが1.4キロメートルに対して,費用のことについては割り返すと年平均でいくと1億7,700万円と,これだけの額を投じているということでもあります。  そこで確認ですけれども,メートル当たりで費用換算するとどうなるか改めてお伺いいたします。 181: ◯ 議 長(小川 克美議員) 都市建設部長。 182: ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) 工事費のみでの1メートル当たりの単価は約11万3,000円でございます。工事費,設計費などを含んだ費用総額での1メートル当たりの単価は約13万8,000円でございます。 183: ◯ 議 長(小川 克美議員) 16番石川議員。 184: ◯ 16番(石川 和広議員) わかりました。1メートル当たりの単価は約13万8,000円。この質問は,公共施設等総合管理計画の中には,建築物だけじゃなくて道路や橋とか,公園とか下水道,こういったものも含まれるので,公共施設というくくりの中でお聞きしたんですけれども,1メートルを改善・修繕なりしていくためには13万8,000円,約14万円のコストがかかるということの現実であります。  そこでお伺いしますけれども,道路整備に関して市民により深く理解していただくためにも経費等をわかりやすく伝える工夫が必要だと感じますけれども,いかがでしょうかお伺いいたします。 185: ◯ 議 長(小川 克美議員) 都市建設部長。 186: ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) 今年度より,工事現場に設置する工事のお知らせ看板には工事契約の金額を表示しているところでございます。今後は,近隣の市民の皆様に配布するお知らせ用のチラシにも表示するなどの周知を考えてまいりたいと思っております。 187: ◯ 議 長(小川 克美議員) 16番石川議員。 188: ◯ 16番(石川 和広議員) わかりました。今年度よりそういったことを始めているというお話でもありました。  いずれにしても道路行政というものについても市民にコストを意識していただく必要が私はあると思います。私たち議員は議案説明とか狛江市の全体の図の中で,今回ここの部分を工事しましたとか,塗ってありますけれども,全体像になると,あれ,点かなというレベルで,こういったものでも額を見るとそれが額という,そうした意味では私自身は,道路修繕計画もことしはこうした修繕を計画しているということで修繕予定の所を塗っていくという,ここで全体像から見ると,ここの部分で総額が約1億円幾ら,2億円近いお金を投じていますよと,そして結果として実際は年間こうやったと,それもしっかり図に落とし込んで見られるような,ビジュアルでも見られるような取り組みも必要だと思います。それが道路行政,難しいというか,非常にお金がかかるものであるし,だからこそ計画的に進めなければいけないし,事情によってはそこが少しずつ変化していったり,見直しをされていったりとかしていく,こうしたものも理解していただく必要があると思います。そうした意味では私は,ホームページだけに限らないで,広報においても図や総額,こうしたものも含め広く市民に周知して理解していただくことが大事だというふうにも思います。  インフラ整備という部分についてですけれども,そうした角度になると思います。特に下水道です。地面の下にあるので見えないんです。見えないものなので市民の皆さんも日ごろからの意識が余りないように思われます,下水道に幾ら投じられているのかという金額が。見えないものではありますけれども,日常生活を送る上で欠かせないのが下水道でもあります。重要インフラである下水道の維持・更新にどのくらいのコストがかかっているのかを今よりさらにわかりやすく伝える工夫も必要だと私は感じますので,よろしくお願いいたします。  次に公会計改革と公共施設マネジメントという視点からお聞きしてまいります。  狛江市においても固定資産台帳の整備がなされました。固定資産台帳の今後における活用方法についてお聞かせください。 189: ◯ 議 長(小川 克美議員) 企画財政部長。 190: ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 固定資産台帳の活用についてでございますが,公共施設等総合管理計画の次回の更新の際や,平成32年度以降の公共施設整備計画の策定など,個別計画の検討の際の基礎資料として活用することができるとともに,施設ごとに減価償却費を把握することにより,施設管理におけるフルコストの把握も可能になるものでございます。 191: ◯ 議 長(小川 克美議員) 16番石川議員。 192: ◯ 16番(石川 和広議員) わかりました。固定資産台帳は減価償却という概念がしっかりと入ってくることによってできることもあるかとも思います。そうしたところで固定資産台帳で正確な状況把握ができるということ,また,設備の減価償却の組み込みで老朽化の判定もよりわかりやすくなってきたということ。また,建物設備情報で更新の優先順位の判断の材料にも固定資産台帳というのは使えるというふうに私自身は考えます。  特に固定資産台帳は統一的な基準による財務書類作成に必要なものでもあります。統一的な基準による財務書類もつくっていくと思いますけれども,実際活用状況というんですか,こうしたものについてもさまざまな統計が出ていますけれども,総務省の統計もありますが,活用までなかなか至っていない。各種の指標を公表する市町村は約3割見られるものの,決算審査の補足資料など議会における説明資料として活用した例とか,また,簡易に要約した財務書類を作成するなど住民にわかりやすく財政状況を説明したなどの活用は,まだまだ全国的に見ると図られていないという実態もあります。  今後における固定資産台帳の適切な更新についても重要なことであると思います。こうした活用状況の中で,施設別,事業別行政コスト計算書を作成している市区町村は余り見受けられないんですけれども,ここでお聞きしますけれども,事業別,施設別の財務諸表を作成しようとした場合どのようなことが必要になってくるのか,また,それは可能なのかお伺いいたします。 193: ◯ 議 長(小川 克美議員) 企画財政部長。 194: ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 事業別,施設別の財務書類を作成するに当たりまして,実務面での課題といたしましては,支出伝票のデータや歳入データを事業ごとや施設ごとにコードを割り当て,それぞれをひもづけることが必要となりますが,この作業と確認に大変時間を要するものと考えております。また,現在使っております財務書類を作成するシステムは国が提供しているものを使っておりまして,予算執行で使っています財務会計システムと連動しているものではありませんので,システム運用上の面でも作業に時間を要することや,職員の人件費など複数の事業にまたがる共通費用を事業ごとにどのように配分するかも整理する必要がございます。これらの課題を整理した上で,どのような形で作成できるかを検討していきたいと考えております。 195: ◯ 議 長(小川 克美議員) 16番石川議員。 196: ◯ 16番(石川 和広議員) わかりました。現在使っている財務書類を作成するシステムは国が提供しているもので,狛江市の財務会計システムと連動しているものではないということでありました。そうしたシステム運用上の面でも,作業に要する時間,また,職員の人件費など複数の事業にまたがる共通費用を事業ごとにどこで持つのかとか,そうした複雑な配分の問題も整理しなければいけないことがあるということでありました。  課題を整理した上でやっていく必要があるということではありましたけれども,私は,事業別とか施設別という見方というのは非常に大事な,これから求められるものだと思いますし,そのやり方を変えていくという視点,公会計につながると思いますけれども必要になってくると思います。  次の視点からもお聞きしたいんですけれども,フルコストからの成果指標をもってそれぞれの事業における施策の判断をしていくということについては,どのように考えるかお伺いいたします。 197: ◯ 議 長(小川 克美議員) 企画財政部長。 198: ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 事業費だけではなく人件費や減価償却費なども含めたフルコストを把握し,事業の目標に対する実績や効果などとの費用対効果を見て施策を判断するという視点は必要であると考えております。 199: ◯ 議 長(小川 克美議員) 16番石川議員。 200: ◯ 16番(石川 和広議員) わかりました。事業目標に対する実績や効果などの費用対効果,よく使われますけれども,現状における物の見方での費用対効果となりますと,厳密には人件費や減価償却費も含めたフルコストでの成果指標,これをもって正確に判断していくということが必要になってくる。事業をたくさんできるというよりも,さまざまな形を考えながら,一つ一つの事業をトータルで見ていく際の一番の根拠になるものがフルコストからの考え方に基づく評価だと,このように考えますので,今後の視点としては必要だということも認識していただいて,取り組みをお願いしたいと思います。  最後に地方債に関してお聞きします。  狛江市公共施設等総合管理計画における施設整備,下水道,道路修繕,橋梁長寿命化において地方債措置等の活用できるメニューにはどのようなものがあるのか,また,その活用状況及び活用について視野に入っているものがあれば教えてください。 201: ◯ 議 長(小川 克美議員) 企画財政部長。 202: ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 公共施設等総合管理計画は国の要請に基づき策定したものでございますが,この計画に基づいて行われる公共施設等の集約化・複合化や長寿命化事業などの一定の要件に該当する公共施設整備につきましては,その財源として活用できるよう,平成29年度に公共施設等適正管理推進事業債が新設されております。狛江市の公共施設等総合管理計画におきましては,この要件に該当するような施設整備等について具体的に計画しているものがございませんので,現在は活用していないところでございます。  しかしながら公共施設整備に当たりましては,その財源としてそれぞれ事業に応じた地方債のメニューがございますので,全体の借入額を見積もった上で,交付税算入される地方債を優先的に活用するように努めているところでございます。 203: ◯ 議 長(小川 克美議員) 16番石川議員。 204: ◯ 16番(石川 和広議員) わかりました。活用できる地方債があるということですけれども,公共施設等総合管理計画に実際に記述されているという,そういうところまでチェックを受けて,それに該当しなければ活用できないということでありました。  ただ,それぞれの事業に応じた地方債のメニューがあると,これは活用していると。全体の借入額を見積もった上で,交付税算入される地方債を優先的に活用して現在進めていると,こういった答弁でございました。先ほども言いましたけれども,ユニバーサルデザイン化事業に対する措置も新たに今年度から入っていると思いますし,今後もしっかりとこうしたものの活用をしていただきたいと思います。  特にこれから課題になってくる学校施設に対しては,全国的に見てもまだ4%ぐらいしか個別計画ができていないということもあります。こうしたところから,平成31年度から個別施設計画の策定状況に関して事業採択することができるということで,「公立学校施設の個別施設計画策定について」という通知も出ていたりしておりますので,しっかりとそういったことも視野に入れながら地方債の活用をお願いしたいと思います。  最後に,これからの行財政改革の大きな柱となってくるのは,私は間違いなく公共施設の課題をどのように解決していくかになってくると思います。課題解決には,フルコストからの成果指標,受益者の捉え方と可視化,また中長期的な政策と財政の視点を持った公共施設マネジメントが求められてくると思います。狛江市における公共施設マネジメントの一層の推進をお願いし,1問目の質問を終わります。 205: ◯ 議 長(小川 克美議員) 16番石川和広議員。     〔16番 石川和広議員登壇〕 206: ◯ 16番(石川 和広議員) 2問目,会議の体制構築及び活性化に関して。  市においては日々さまざまな会議が行われていると思います。私はこれらのさまざまな会議の全てが市政運営に関連し連なっている,このように捉えています。こうした会議の位置づけ,体制や運営,現況を改めて確認させていただくとともに,今後に向けた会議運営における効果的・効率的,さらに議論活性化への考え方や取り組み等に関して,その要素,体制等も含め,市政運営充実への視点からお聞きしてまいります。  今回お聞きする会議は3つです。庁議,子ども・子育て会議,総合教育会議それぞれの会議の設置目的及び位置づけと根拠規定を教えてください。  再質問は自席より行います。 207: ◯ 議 長(小川 克美議員) 企画財政部長。 208: ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 庁議の根拠規定につきましては,狛江市庁議等に関する規程でございます。庁議は,市行政運営の基本方針及び重要施策等を審議策定するとともに,市各機関の総合調整を行う場であり,同規程第4条において,「市行政運営の最高方針及び重要施策等を審議することを目的」としているものでございます。 209: ◯ 議 長(小川 克美議員) 参与。 210: ◯ 参 与(石森 準一君) 子ども・子育て会議でございますが,子ども・子育て会議につきましては,子ども・子育て支援法第77条の規定に基づき設置をしているものでございます。狛江市子ども・子育て会議条例,同規則において,子ども・子育て会議の所掌事務,組織及び会議等について定めるとともに,狛江市子ども・子育て支援事業計画推進本部の設置及び運営に関する要綱を定めまして,市長を本部長とする推進本部を組織し,こまえ子育て応援プランの総合的な推進を図っているところでございます。 211: ◯ 議 長(小川 克美議員) 教育部長。 212: ◯ 教育部長(平林 浩一君) 総合教育会議におきましては,市長と教育委員会の協議・調整の場としまして,平成26年の地方教育行政の組織及び運営に関する法律の改正によりまして各自治体に設置されたもので,市の施策全般との調整を図りながら教育行政を推進することを目的としております。狛江市におきましては,狛江市総合教育会議の設置及び運営に関する条例並びに狛江市総合教育会議運営規則を根拠として運営しているところでございます。 213: ◯ 議 長(小川 克美議員) 16番石川議員。 214: ◯ 16番(石川 和広議員) わかりました。今それぞれの会議の設置目的及び位置づけと根拠規定をお聞きいたしました。子ども・子育て会議と総合教育会議については国の法律によって位置づけられて,それをしっかり狛江市でも条例,また規則をつくって運用していると。庁議は特に国の規定ではないということであります。  この規定を一つ一つ見ていきますと,庁議の中心は市長になりますし,子ども・子育て会議自体は市長ではありませんけれども,それに連なる,御答弁にあった狛江市子ども・子育て支援事業計画推進本部の本部長も市長,また,総合教育会議の会長も市長ということで,何らかで首長,トップがかかわる会議でもあると。性質は全然違う会議でありますけれども,こうしたものであるということで,それぞれの規定に基づいて運営されているということであります。  ここで庁議,子ども・子育て会議,総合教育会議それぞれの会議で議論する主な内容について確認をさせてください。 215: ◯ 議 長(小川 克美議員) 企画財政部長。 216: ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 庁議で審議する主な内容といたしましては,予算や条例,制度,各種計画などでございます。 217: ◯ 議 長(小川 克美議員) 参与。 218: ◯ 参 与(石森 準一君) 子ども・子育て会議の所掌事務につきましては,条例第2条におきまして,子ども・子育て支援法第77条第1項各号に掲げる事務その他子ども・子育て支援の推進に関し必要な事項を処理するとしております。この規定に基づきまして,市が保育所など特定教育・保育施設の利用定員を定める際や,子ども・子育て支援事業計画を策定し,また変更する際に,子ども・子育て会議の意見を聞くとともに,市の子ども・子育て支援に関する施策の総合的かつ計画的な推進に関し調査・審議をしていただいているところでございます。 219: ◯ 議 長(小川 克美議員) 教育部長。 220: ◯ 教育部長(平林 浩一君) 総合教育会議におきましては,市長が策定をいたします教育行政の大綱に関する協議や教育の条件整備など重点的に講ずべき施策,児童・生徒等の生命・身体の保護等緊急の場合に講ずべき措置に関する調整を行うことが法定化されているところでございます。 221: ◯ 議 長(小川 克美議員) 16番石川議員。 222: ◯ 16番(石川 和広議員) 会議の設置根拠等もありますけれども,子ども・子育て会議は国の法律,総合教育会議も国の法律に基づいているということで,実は内容も,子ども・子育て会議も条例の規定に基づいた範囲ということになっておりますし,総合教育会議においても議案の範囲というのは法定化されているものであります。庁議についてはその限りではないということで,先ほども御答弁ありました庁議自体は,市行政運営の最高方針及び重要施策等を審議することを目的として設置がされ,審議する主な内容として予算,条例,制度,各種計画等,こうしたものが行われているということでありました。それぞれの会議について少しずつお聞きしてまいります。  庁議についてお聞きしてまいります。今,庁議で審議される主な内容をお聞きしましたけれども,私は議員になって以来,ホームページでほぼ全て庁議記録は読んでいます。それは,ここで最高方針,重要政策が審議される経緯も含め,そうしたものをしっかりと認識した上でさまざまな議員活動,議会活動をしていきたい,こうした思いからずっと見てきております。  この間の庁議でホームページにアップされていない部分,直近の庁議記録を情報公開請求に基づき4月10日から6月5日までのものをとり,内容について見させていただきました。内容を整理しますと,4月3日に副市長から「重要」と書かれた文書についての調査依頼があったと。そして4月17日の庁議では,総務部長より調査結果の報告,再調査をするかについての議論があったと,こうした内容だったと思います。4月24日は副市長に再調査を委任するといったものが庁議でありました。5月18日の臨時庁議,副市長及び参与から調査結果の報告があった。そして5月22日の庁議では,冒頭,調査についての議論が行われていました。5月23日の臨時庁議で市長の辞任の意向についてと,こうした一連の庁議記録を読ませていただきました。  ここで私は市長職務代理者副市長にお聞きいたします。こうした庁議での一連の経緯・経過,そして結果を最終的には議会へも報告があってしかるべきと,このように考えます。しかしながら今日までその報告が何もありません。議会へは報告できない事項が含まれているとも思われませんし,そもそもそのようなものは庁議に存在するはずがありません。いかなる理由からなのか,そのお考えも含めお聞かせください。 223: ◯ 議 長(小川 克美議員) 市長職務代理者副市長。 224: ◯ 市長職務代理者副市長(水野 穰君) 御指摘のように,今回の案件につきましては特に重要なものでございましたので,行政として議会に報告すべきであったと感じているところでございます。一定の整理をつけた上で議会に報告する必要性は認識しておりましたが,この間,報道機関等への対応や突然の辞任表明などそのタイミングを逸してしまったものでございます。今後は注意してまいりたいと考えております。 225: ◯ 議 長(小川 克美議員) 16番石川議員。 226: ◯ 16番(石川 和広議員) わかりました。  認識はあったということで,さまざまな対応があったということでありましたけれども,さまざまな手続のこともあるかもしれませんが,6月4日付で副市長が市長職務代理者,こうした位置づけに明確に庁議でもなされています。その時点をもって6月4日の午後もしくは6月5日の午前でも,会派代表者会議なりこうしたもので議会への報告も可能であったのではないかなと,このように私自身は思います。それはこの間,副市長御自身が職員を同席させ,2人で記者会見も行っていますし,職務上のお立場からも,さらに市長職務代理者とのお立場からも,議会への報告という手続をとっていただきたかったと,このように思います。その痕跡を残していただきたかったと,このようなことを申し上げて次に進みたいと思います。  次に庁議における効果的な運営や議論活性化への工夫,こうしたものが狛江市の庁議ではあるのか,これをお伺いいたします。 227: ◯ 議 長(小川 克美議員) 企画財政部長。 228: ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 庁議につきましては,狛江市庁議等に関する規程第8条に基づき,原則として毎週火曜日に開催をしておりますが,資料を前日までに出席者に配付し,事前に各案件を確認した上で会議に臨むことで審議がしやすいよう努めております。また,各種計画等において,その内容が多いものや部局間を横断するもの,詳細な検討を要するものなどにつきましては,一度の議論で決するのではなく複数の審議を経た上で決定することとしております。最初の審議で案件の趣旨や概要説明等を行った上で意見等をいただきますが,一旦継続審議とし,その庁議終了後一定期間,担当部署において各部署からの指摘を受け付ける期間を設け,必要な修正や調整を行った上で改めて庁議に諮って決定するなど,十分な審議ができるよう工夫をしているところでございます。 229: ◯ 議 長(小川 克美議員) 16番石川議員。 230: ◯ 16番(石川 和広議員) わかりました。当然ですけれども,内容が多いものとか部局間を横断するもの,また詳細な検討を要するものについては,1回の議論じゃなくて複数回またいで,また,その中での経緯・経過も,調査も含めて複数の審議を経た上で,十分な審議ができるよう工夫しているということでありました。  狛江市の狛江市庁議等に関する規程を読ませていただきましたけれども,第2章が「庁議」で第3章が「部課長会議」という位置づけがあって,よく見ると部課長会議とあるんですけれども,私もそういえばそういった会議は聞いたことがないなと思って確認したら,規程には載っていますけれども,狛江市においては部課長会議というものが開かれることはほぼないということをお聞きいたしました。また,「調整会議」についてもこの規程の中でいわれている,こうしたものを踏まえてさまざまに庁議に臨まれているのだと思います。  実は先ほど3つの会議を聞きましたけれども,子ども・子育て会議,また総合教育会議は,会議の歴史としては比較的新しい会議だと思いますけれども,庁議は古い,昔からやっているということだと思います。狛江市庁議等に関する規程も昭和46年5月,こうしたところから庁議の歴史というのは非常に長いということもありますし,当然どの自治体も国で位置づけられているものではありませんので,それぞれの自治体が設置目的も含め位置づけをして行っているということで,実は歴史ある,それぞれの自治体の状況に応じてさまざまな庁議の形態があると思うんですけれども,ここで最高意思決定機関という視点から,庁議のあり方をしっかりともう一回見直していこうという動きもあります。  構成員も含め役割,開催,こうしたものもあります。実際にこれはトップダウンというよりも,会議に参加している構成員の人たちはどういう見方をしているのか,また,どういったものがあればよりいいものになるのかということで,参加される構成員の方たちにヒアリングをしたりして意見を求めて,それで庁議をよりいいものにしていこうという取り組みをしている自治体も出ています。そうしたヒアリングをすると,資料や原稿がなくても開催する柔軟性があったほうがいいとか,本来,付議手続を踏み会議にかけるべき案件でも,決裁処理の段階で意思決定を受けていることがあり,付議の基準が曖昧であるとか,また,構成員の発言のウエートが低いのではないかとか,役割分担を明確にして──ここは例えば部長会議とか,狛江市でいう部課長会議というのがあるんですけれども,部長会議というのも併用しながらやっている所で,部長会議と庁議との役割を明確にしたほうがいいんじゃないか,また,一緒にしたほうが効果的ではないかとか,そういった会議に臨まれる方々の率直なことをヒアリングしてよりよい会議にしていこう,こうした取り組みを進めている自治体も見られるようになりました。  いずれにしても庁議というのはその自治体にとって非常に大事な会議であり,ずっとそれをやってきて,マンネリ化しないように,承認の場というか,これで異議ないか,異議なしとか,こういっただけで終わらないようにしっかりと議論が尽くせるような体制,最高意思決定機関という位置づけを改めて問い直してみていくと,こういった自治体も出てきております。  ここでお聞きいたしますけれども,庁議メンバーや管理職職員等に庁議に関するヒアリング等調査を行うなどして意見等を吸い上げ,庁議をさらに有効なものにしていくという視点はないかお伺いいたします。 231: ◯ 議 長(小川 克美議員) 企画財政部長。 232: ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 庁議は市政全般にわたる事項を審議しておりますので,案件が多岐にわたるため,一つ一つを審議する時間は限られてくるところでございます。関係者の意見等も受けながら,また,他自治体の取り組み方も含め研究し,より効果的な庁議運営について検討すること,その上で十分な議論を経た上で意思決定ができるようにすることは重要であると考えております。 233: ◯ 議 長(小川 克美議員) 16番石川議員。 234: ◯ 16番(石川 和広議員) より効果的な庁議運営のあり方や十分な議論を経た上での意思決定への仕組みなど,狛江市における市政運営の最高方針及び重要施策等を審議する庁議をさらによりよきものに発展させられるよう,幹部職員の皆様も含めお願いをしたいと思います。よろしくお願いいたします。  次に子ども・子育て会議であります。子ども・子育て会議における効果的・効率的な会議運営や議論活性化への工夫や取り組みがあれば教えてください。 235: ◯ 議 長(小川 克美議員) 参与。 236: ◯ 参 与(石森 準一君) 市の子育てに関するニーズを子ども・子育ての計画等に反映させることを初め,市の子育て支援の取り組みが子供とその家庭,地域の実情を踏まえたものとするには,子ども・子育て会議での活発な議論は不可欠と考えているところでございます。このため,児童福祉や幼児教育,学校,市民の方などに参画をいただき,多様な視点・観点から活発な議論を展開していただけるように努めているところでございます。  平成28年度から29年度にかけまして,子ども・子育て会議に部会を設置いたしまして,地域療育システムのあり方について議論を積み重ね,「一貫した地域療育システムのあり方検討部会検討報告書」を子ども・子育て会議としてまとめたところでございます。この報告書につきましては庁議等に報告・了承をいただいておりますので,児童発達支援センター等の整備に当たりましては,この報告書の考え方が反映されていくものと考えているところでございます。
     現在子ども・子育て会議においては活発な議論を行っていただいていると認識をしているところでございますが,さらに活性化が図られるよう,他市の取り組みを調査・研究していきたいと考えているところでございます。 237: ◯ 議 長(小川 克美議員) 16番石川議員。 238: ◯ 16番(石川 和広議員) 非常に大事な会議だと思います。そこで,会議に用いられる資料やデータ等会議の準備に関して,事務局には会議開催に当たりどのようなことが主に求められているのか,その状況をお聞かせください。 239: ◯ 議 長(小川 克美議員) 参与。 240: ◯ 参 与(石森 準一君) 子ども・子育て会議は委員16名で組織をしております。さまざまな立場の委員が市の子育て支援施策の状況や新たな取り組み等について,他市の状況等も踏まえて誤ることなく判断し,多様な視点から議論をしていただくためには,正確でわかりやすい資料の作成が求められていると考えているところでございます。また,会議の開催前に資料を委員に送付いたしまして,内容をあらかじめ確認をしていただくことが会議での議論を深めていただく上で必要と考えているところでございます。正確でわかりやすい資料作成と資料の事前配付に努めておりますが,会議開催に当たりましては,正確で,かつわかりやすい資料を素早く作成することが,会議を円滑に進めていく上で求められるというふうに考えているところでございます。 241: ◯ 議 長(小川 克美議員) 16番石川議員。 242: ◯ 16番(石川 和広議員) 会議というものの成功というか,最高の効果を得ようとするならば,その可否は事前準備に半分がかかっているとも言われています。段取りとか準備は重要ですが,万全を期すとなると時間も労力もかかります。どう折り合いをつけていくかが課題でもあります。  子ども・子育て会議の委員は専門性をお持ちの有識者の方が多くおられます。詳細なデータや資料は,委員の方々が専門見地からの意見や判断をする際にも影響を与えてくる重要なものであると思います。事務局の体制もあるでしょうが,重要と思われる案件についてのデータ収集や資料作成の事前準備には,応援やサポートの体制も視野に入れ,準備に万全を期していただければと思います。よろしくお願いいたします。  最後に総合教育会議に対してお聞きします。昨年度は3回開催されました。開催以来全て会議記録は読ませていただいております。総合教育会議を開催することによって得られた効果等について,教育委員会としてはどのように捉えているのかお伺いします。 243: ◯ 議 長(小川 克美議員) 教育部長。 244: ◯ 教育部長(平林 浩一君) 会議開催によります効果につきましては,市長が教育行政において果たすべき役割や責任が明確になるとともに,市長と教育委員会が協議・調整することによりまして,両者が教育行政の方向性を共有し,一致して執行することが可能になること,このことだと感じているところでございます。 245: ◯ 議 長(小川 克美議員) 16番石川議員。 246: ◯ 16番(石川 和広議員) 総合教育会議は協議・調整の場であるとはいえ,情報の共有をさらに図りつつ,より有効な協議の場になるよう努めていただきたいと思います。  会議の体制構築及び活性化に関してという質問タイトルでお聞きしてまいりましたが,日々行われているさまざまな会議に関して,市政運営充実への視点から,会議のあり方や運営等,会議構成員にヒアリング調査などをかけ,より効果的・効率的な会議にしていかれるよう,さらには議論等の活性化へとつながる工夫や取り組みをしていただけるようお願い申し上げ,質問を終わります。 247: ◯ 議 長(小川 克美議員) 休憩いたします。     午前11時45分 休憩     午後 1時30分 開議 248: ◯ 議 長(小川 克美議員) 休憩前に引き続き会議を開きます。  一般質問を続行いたします。17番亀井和美議員。     〔17番 亀井和美議員登壇〕 249: ◯ 17番(亀井 和美議員) 通告に従いまして3問の質問を行います。  1問目,不登校対策について。  不登校になる原因はさまざまであり,どれか一つが原因というより,幾つかの要因が組み合わさって不登校に陥ってしまうケースのほうが多い傾向にあるようです。また,不登校が特定の子供に特有の問題があることによって起こるのではなく,どの子にも起こり得ることとして捉え,不登校の多様性や今日的な要因や背景の理解を深めていく必要があります。  文部科学省も不登校児童生徒の主な要因・背景として,「対人関係が築きにくい」「無気力」「不安など情緒的混乱」「発達障がいの二次障がいに起因するもの」「遊び・非行」「家庭内の問題」が挙げられる。不登校児童生徒はこれらの要因や背景が複雑に絡んでおり,さまざまな実態としてあらわれている。それぞれの実態に即した適切な支援と不登校児童生徒に対するきめ細やかな対策が必要である,としています。  そこで狛江市が行っている不登校対策事業について伺います。  2問目,道路整備について。  「道路」と「道」は,人が行き来する所という点では同じ意味を持つ言葉ですが,「道路」は人が行き来するために整備された所,「道」は人が行き来することができる所全てというように違いがあります。  交通のためにアスファルト舗装がされている所から,野山の中で人やけものが通れるような細かい筋まで「道」といい,「道」という言葉は広い意味を持っています。また,「道路」は法律用語としても使われ,法律によって定義が定められており,それぞれの法律によって違いがあります。道路法では,法律上の「道路」とそれ以外の「道路」と区別しています。それ以外の道路には,私道,里道,公園道,農道,林道等があり,道路も種別により目的や管理者が異なります。  私たちが毎日普通に歩いている道路や道はアスファルト舗装がされています。日本のほとんどのエリアで舗装がされていますが,日本で初めてアスファルト化されたのは,1878年(明治11年)の神田昌平橋が最初だそうです。アスファルト舗装が全国的に普及し始めたのは1970年代前半からとのことであります。  狛江市においても道路はアスファルト舗装がされていますが,道路にひび割れや穴があいている等,市民から道路修繕の要望が数多く寄せられていてもなかなか整備ができない状況が続いていました。そんな中,平成25年2月に道路修繕計画が策定されました。  まずその経緯について伺います。  3問目,高齢者の見守りについて。  少子高齢化と長寿命化が進む中,ひとり暮らしの高齢者が年々ふえています。内閣府が発表した平成29年版高齢社会白書によりますと,65歳以上の高齢者人口は3,459万人となり,高齢化率は27.3%となっています。しっかりと自立して元気に暮らしている高齢者が多い一方で,健康面など不安を抱えながら1人で暮らしている方もいます。今は元気でも年をとればとるほど体力は衰えていくので,何かと不安要素はふえていきます。また,離れて暮らす家族の立場から,高齢の家族の生活ぶりを不安に感じている方も大勢いらっしゃいます。  高齢になっても健康で安心してひとり暮らしを続けていくには,周囲からの何らかの配慮や支援が必要です。現在,介護保険によるサービスに加え,多くの自治体でひとり暮らしの高齢者への支援を提供しています。  そこで狛江市における高齢者見守りサービスの実施状況について伺います。  再質問は自席にて行います。 250: ◯ 議 長(小川 克美議員) 教育部長。 251: ◯ 教育部長(平林 浩一君) 不登校対策事業について答弁申し上げます。  不登校の未然防止に向けましては,hyper-QUを活用した児童・生徒理解と学級集団づくり,また,そのための教職員の研修,気になる結果が出た児童・生徒をめぐる学校生活改善のためのケース会議などを行っております。  不登校の改善に向けましては,不登校・教育相談対策委員会を開催いたしまして,中学校区における児童・生徒の情報共有や適応指導教室担当職員と学校教員との意見交換を行っております。また,適応指導教室におきましては,社会的自立の基礎となる体験活動を充実させるために,小菅村での宿泊体験学習やプロの演奏家を招いてのコンサート,また,物づくりなどに取り組んでまいりました。このほか,スクールソーシャルワーカーに助言するスーパーバイザーを配置し,ケースワークの質的向上を図ってきたところでございます。  さらに,狛江市不登校等対策連絡協議会を設置いたしまして,関係機関と不登校児童・生徒に関する情報共有を行い,支援チームによる不登校児童・生徒への支援のあり方を検討してきたところでございます。また,本連絡協議会におきましては,不登校児童・生徒の保護者,また教職員がいつでも活用できるように,相談機関等の情報をまとめた小冊子「木もれび」を作成したところでございます。 252: ◯ 議 長(小川 克美議員) 都市建設部長。 253: ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) 2問目,道路修繕計画策定の経緯についてお答えいたします。  道路修繕計画を策定する以前につきましては,住民の方々からの要望等を翌年度に反映できるように,舗装の悪くなっている場所を職員がみずからの道路パトロール等によって明らかにし,翌年度の予算要求を行い,その予算の範囲内で道路の修繕をしてまいりました。この場合には1年ごとに路線を抽出しておりましたので,市民の方々の要望に対して明確な修繕時期をお示しすることは困難でございました。また,道路の路面が原因となる事故も毎年のように報告されていたところでございます。  そうした対応に苦慮している中,平成23年度の緊急雇用事業の補正予算により,市内にある全ての市道の点検を実施し,その点検結果を基礎資料として平成24年度に道路修繕計画を策定したことで,客観的な視点で修繕すべき路線や優先すべき路線を明確にし,計画的な修繕費用の平準化などができたところでございます。 254: ◯ 議 長(小川 克美議員) 福祉保健部長。 255: ◯ 福祉保健部長(石橋 啓一君) 3問目の高齢者見守りサービスについてお答えいたします。  市で実施しております高齢者の見守りサービスは,あんしん見守りサービス事業,緊急通報装置設置及び装置使用料助成事業,高齢者配食サービス事業の3つがございます。  まずあんしん見守りサービス事業でございますが,75歳以上の独居高齢者等に対し,御自身でボタンを押すことにより通報できる緊急通報ボタンと一定時間反応がない場合に自動的に通報される人感センサーを貸与するものでございます。緊急通報先はいずれも民間の警備会社となっており,通報を受けた警備会社は現場確認を行い,誤報・外出等を除き御親族などの緊急連絡先や救急に連絡して対応するものとなっております。  次に緊急通報装置設置及び装置使用料助成事業でございますが,こちらはNTTが実施している福祉電話シルバーホンあんしんSシリーズの利用に伴う機器の設置費と使用料を助成するものでございます。見守りの仕組みといたしましては,65歳以上の独居高齢者,高齢者のみの世帯等を対象に,事前に登録した緊急連絡先に通報できる本体装置及び本体から離れている場合でも通報可能なペンダント式のワイヤレスリモートスイッチ等を貸与するものでございます。  最後に3つ目,高齢者配食サービス事業でございますが,要支援認定・要介護認定を受けた独居高齢者または高齢者のみ世帯を対象に,週に2日から6日,夕食を配達しながら配食業者により利用者の安否確認を行います。配食は手渡しで行い,手渡しできなかった場合には本人へ電話確認を行い,それでも連絡がつかない場合には,あらかじめ登録してある緊急連絡先に電話し,必要に応じて御家族で対応していただきます。翌日が日曜日または休前日の場合には当日のうちに直接市へ連絡,翌日が平日の場合には翌朝,事業者から改めて本人に電話連絡を行います。それでも連絡がとれない場合に市へ連絡があり,安否確認に伺うというものでございます。 256: ◯ 議 長(小川 克美議員) 17番亀井議員。 257: ◯ 17番(亀井 和美議員) それでは再質問をさせていただきます。  御答弁にありましたhyper-QUについては後ほど質問をさせていただきます。  具体的な取り組みとして,狛江市不登校等対策連絡協議会を設置し,関係機関と不登校児童・生徒に関する情報共有を行い,支援チームによる不登校児童・生徒への支援のあり方を検討しましたというふうにありました。  平成30年度から狛江市不登校等対策連絡協議会が狛江市問題行動等対策連絡協議会として設置をされております。まずこの設置の経緯についてお伺いします。 258: ◯ 議 長(小川 克美議員) 教育部長。 259: ◯ 教育部長(平林 浩一君) 狛江市不登校等対策連絡協議会では,協議の中で,不登校児童・生徒が置かれている家庭環境や非社会的行動を起こす児童・生徒への対応が迫られたことから,スクールソーシャルワーカーを初め福祉的な機能の強化が必要であること,これが課題となっております。そこで狛江市問題行動等対策連絡協議会として組織を広げ,関係機関・関係部署等との円滑な連携やスクールソーシャルワーカーの活用促進を図ることを目的といたしまして,さらに対象もいじめ,不登校,暴力行為,非行その他生活指導上の諸課題に拡大をいたしまして,児童・生徒一人一人の課題に対しまして連携して取り組むことができる体制を整えることとしたところでございます。  協議会の構成メンバーは,まず大学教授,医療関係者,フリースクールや支援機関等の関係者に識見を有する方として加わっていただいております。そのほか狛江市立学校の校長,福祉相談課長,高齢障がい課長,子育て支援課長,児童青少年課長,指導室長,狛江市教育研究所の職員が加わっているところでございます。 260: ◯ 議 長(小川 克美議員) 17番亀井議員。 261: ◯ 17番(亀井 和美議員) 組織,対象を広げられたということで,メンバーについても,狛江市問題行動等対策連絡協議会の設置及び運営に関する要綱には,狛江市不登校等対策連絡協議会では8人以内だったのが,今回の狛江市問題行動等対策連絡協議会は12人以内となり,新たに高齢障がい課長と子育て支援課長が加わっています。高齢障がい課長が委員となっている理由についてお聞かせください。 262: ◯ 議 長(小川 克美議員) 教育部長。 263: ◯ 教育部長(平林 浩一君) 発達障がいの方を直接支援しているのは福祉相談課でございますけれども,高齢障がい課におきましては未就学児を対象とした児童発達支援を担います「ぱる」の運営にかかわっていただいているため,メンバーに入っていただいております。また,子育て・教育支援複合施設整備に伴いまして,児童発達支援センターを開設することに関連して組織連携を図る目的もございます。 264: ◯ 議 長(小川 克美議員) 17番亀井議員。 265: ◯ 17番(亀井 和美議員) わかりました。  確認ですが,平成28年10月20日に設置されました狛江市不登校等対策連絡協議会は,28年度文部科学省から委託を受けた「フリースクール等で学ぶ不登校児童生徒への支援モデル事業」を行うために設置された。このモデル事業は28年度で終了しているという認識でいいのでしょうか。また,29年度も文部科学省,東京都のモデル事業等を受託し,それらの取り組みによって中学生の学校への復帰率が上がってきた,このように報告もいただいておりますが,28年度でこのモデル事業は終了したのかどうか,お願いいたします。 266: ◯ 議 長(小川 克美議員) 教育部長。 267: ◯ 教育部長(平林 浩一君) 29年度につきましても引き続きこのモデル事業を受けて事業を展開しております。 268: ◯ 議 長(小川 克美議員) 17番亀井議員。 269: ◯ 17番(亀井 和美議員) この報告書,28年度でまとめられていて,29年度は,先ほど申し上げたようにまた別の事業を受託されているのではないかなというふうに思いましたので,確認をさせていただきました。  フリースクール等で学ぶ不登校児童生徒への支援モデル事業を受けまして,狛江市教育委員会としては,「支援チームによる不登校支援モデル事業」の報告書が作成をされております。すばらしい報告書を作成されております。見せていただいたんですが,本当に立派な報告書でありますので,その成果について御報告いただきたいと思います。 270: ◯ 議 長(小川 克美議員) 教育部長。 271: ◯ 教育部長(平林 浩一君) 報告書の中にも書いてありますけれども,子供の変容としましては,関係機関と連携した体験的な活動を実施したことによりまして,自己表現が苦手であった生徒が自分なりに思いや考えを相手に伝えられるようになったことがございます。また,ひきこもりにより社会とつながりがなかった生徒は,比較的年齢が近い指導員によりますゆうあいフレンドとしての訪問指導によりまして,指導員とともに外出できるようになりました。組織的な面といたしましては,これまでフリースクールとの連携は行われておりませんでしたが,この事業により,適応指導教室の特性とフリースクールの特性を確認し,それぞれの機能が果たす役割を整理することができたことでございます。  また,先ほど答弁申し上げました狛江市問題行動等対策連絡協議会の委員として医療・福祉の有識者や市長部局の担当者が加わることにより,教育の課題と役割を改めて確認することができた,こういったことが成果だと考えております。 272: ◯ 議 長(小川 克美議員) 17番亀井議員。 273: ◯ 17番(亀井 和美議員) フリースクールとの連携が行われていなかったのができるようになったということで,今,狛江市問題行動等対策連絡協議会の委員にいろいろな方が加わって,役割を改めて確認することができたとあるんですが,狛江市問題行動等対策連絡協議会というのは30年度,今年度から設置をされて,まだ委員会は6月かな,という状況だったと思うんですが,ここの課題と役割を改めて確認することができましたというのはどういうことなんでしょうか。 274: ◯ 議 長(小川 克美議員) 教育部長。 275: ◯ 教育部長(平林 浩一君) 先ほども少し答弁申し上げましたけれども,福祉的な配慮,福祉的な支援が必要な子供に対するアプローチの仕方,また,情報共有の必要性ということを確認したという趣旨でございます。 276: ◯ 議 長(小川 克美議員) 17番亀井議員。 277: ◯ 17番(亀井 和美議員) わかりました。  では次の質問ですが,平成30年3月に発行されました「狛江市教育委員会における不登校対策報告書」では,不登校の児童・生徒はふえており,未然防止が課題となっている,このようにありました。不登校の過去5年間の人数を教えてください。 278: ◯ 議 長(小川 克美議員) 教育部長。 279: ◯ 教育部長(平林 浩一君) 狛江市立小・中学校における不登校児童・生徒数でございます。平成24年度小学校5人,中学校41人,25年度小学校14人,中学校40人,26年度小学校16人,中学校43人,27年度小学校14人,中学校44人,28年度小学校14人,中学校46人となっております。 280: ◯ 議 長(小川 克美議員) 17番亀井議員。 281: ◯ 17番(亀井 和美議員) 小学校におきましては14人から16人,中学校におきましては年々ふえてきて28年度は46人ということで,不登校のために卒業式に出られずに,校長室等の別室で卒業証書を授与された児童・生徒がいることもお聞きをしております。  不登校対策として関係機関等で構成をされております不登校・教育相談対策委員会,このことについてお伺いいたします。 282: ◯ 議 長(小川 克美議員) 教育部長。 283: ◯ 教育部長(平林 浩一君) 学校の教員や教育委員会,関係機関で構成する組織といたしまして不登校・教育相談対策委員会がございます。不登校・教育相談対策委員会は年3回開催をし,学校の代表,ゆうゆう教室職員,フリースクールKOPPIE代表者が密接な情報交換や協議を行っているところでございます。平成29年度におきましては,委員会のメンバーで狛江市立学校不登校対策OJTシートを作成いたしまして,各学校におきまして不登校問題についての教員の研修が適切に行われるようにしたところでございます。 284: ◯ 議 長(小川 克美議員) 17番亀井議員。 285: ◯ 17番(亀井 和美議員) 関係機関との連携は大変重要なことだと思います。この連携を円滑に行うためにどのような取り組みをされているのかお伺いいたします。 286: ◯ 議 長(小川 克美議員) 教育部長。 287: ◯ 教育部長(平林 浩一君) 関係機関の連携を円滑に行うための工夫といたしましては,不登校児童・生徒の状況や支援方針を記入いたしました登校支援シートを作成しております。登校支援シートは,従来使用していた欠席しがちな児童・生徒の個人票から構成を大幅に変更いたしまして,各児童・生徒の関係機関との連携のあり方についても明確に記述できるようにしたものでございます。これ以外にも,各学校では不登校児童・生徒及びその家庭に対して継続して連絡をとり合っているとの報告を受けております。必要に応じてケース会議を開催しまして,関係機関との連携を図り,児童・生徒への個別の支援を行っているところでございます。 288: ◯ 議 長(小川 克美議員) 17番亀井議員。 289: ◯ 17番(亀井 和美議員) 次にいじめと不登校との関連性について市の認識をお伺いいたします。 290: ◯ 議 長(小川 克美議員) 教育部長。 291: ◯ 教育部長(平林 浩一君) いじめと不登校の関連性につきましては,平成28年度の「児童生徒の問題行動・不登校等生徒指導上の諸課題に関する調査」の全国集計から説明させていただきたいと思います。  いじめを除く友人関係をめぐる問題で不登校になっている子供は,小学校では5,724人で18.8%,中学校におきましては2万8,079人で27.2%という数字になっております。このように子供たちは友人関係をめぐる問題により不登校につながる傾向があります。そして全国では,いじめが原因で不登校となっている子供は,小学校では不登校児童数3万448人のうち202人で0.7%,中学校では不登校生徒数10万3,235人のうち489人で0.5%と,1%に満たない数となっております。  いじめの疑いに関する情報があった際には,速やかに学校全体の問題として情報を共有し,解消に向けての方策を立てるために,各学校における学校いじめ防止基本方針にのっとりまして,いじめ防止委員会等の組織を柔軟に活用しているところでございます。組織的に対応することで,いじめの問題の早期の適切な解決と不登校の未然防止につながるものであると考えているところでございます。 292: ◯ 議 長(小川 克美議員) 17番亀井議員。 293: ◯ 17番(亀井 和美議員) いじめは大きな社会問題になっています。今全国の調査集計で御報告いただいたように,いじめは1%に満たないということでしたけれども,学校側でいじめと認定されていないだけであって,当事者である子供はいじめられたと思っている場合も多いのではないかと思います。実際はもっと多くの児童・生徒がいじめにより不登校になっている可能性もあると思います。
     そこで狛江市におけるいじめの認知件数についてお伺いします。 294: ◯ 議 長(小川 克美議員) 教育部長。 295: ◯ 教育部長(平林 浩一君) 28年度の調査の数字でございますけれども,小学校では25件,中学校では9件が報告されているところでございます。 296: ◯ 議 長(小川 克美議員) 17番亀井議員。 297: ◯ 17番(亀井 和美議員) 小学校,中学校ともにいじめの件数として教育委員会として認知をされているということであります。28年度の報告でしたけれども,いじめの疑いに関する情報があった際は学校いじめ防止基本方針にのっとって対応する,このような御答弁でした。  平成26年12月に策定をされました学校いじめ防止基本方針,29年9月1日に改定をされて,5点追記がされております。この28年度にいじめと認知された34件に関しては改定前の基本方針で対処されたのでしょうか。それで問題はなかったのかお伺いいたします。 298: ◯ 議 長(小川 克美議員) 教育部長。 299: ◯ 教育部長(平林 浩一君) 先ほど答弁申し上げました34件につきましては,改定前の狛江市いじめ防止基本方針にのっとって対処したところでございます。その中で重大事案に発展するケースはございませんでした。 300: ◯ 議 長(小川 克美議員) 17番亀井議員。 301: ◯ 17番(亀井 和美議員) 改定とともに,教育委員会には狛江市いじめ問題対策委員会を常設としていますけれども,このメンバーはどのような方がメンバーなのか,また,不登校の質疑があった際に,今年度から設置をされています狛江市問題行動等対策連絡協議会との連携はあるのかどうかお伺いいたします。 302: ◯ 議 長(小川 克美議員) 教育部長。 303: ◯ 教育部長(平林 浩一君) まず狛江市いじめ問題対策委員会のメンバーにつきましては,狛江市立小・中学校の校長の代表,世田谷児童相談所の職員,東京法務局府中支局職員,弁護士,警視庁調布警察署職員,スクールカウンセラー,スクールソーシャルワーカーとなっております。  狛江市問題行動等対策連絡協議会との連携につきましては,これまでの狛江市不登校等対策連絡協議会に加えましていじめの問題も含めて協議を進めてまいりますので,それぞれの課題解決に向け情報を共有するなど,積極的に連携を図ってまいりたいと考えております。 304: ◯ 議 長(小川 克美議員) 17番亀井議員。 305: ◯ 17番(亀井 和美議員) この委員会,常設としているんですけれども,今のメンバーが常設でいられるわけはないと思うんですが,常設という意味はどのように捉えたらいいんでしょうか。 306: ◯ 議 長(小川 克美議員) 教育部長。 307: ◯ 教育部長(平林 浩一君) 警察だとか世田谷児童相談所の職員という方は,人事異動により新陳代謝はございますけれども,身分としてこの対策委員会のメンバーとして加わっていただくという意味で常設だと考えております。 308: ◯ 議 長(小川 克美議員) 17番亀井議員。 309: ◯ 17番(亀井 和美議員) わかったことにしておきます。  次に,平成30年度「教育部の方針」の中に,「「明るく・楽しい学級づくり」の推進に向け,ハイパーQU調査の活用を通じて……いじめの未然防止や体罰等の根絶の実効性をこれまで以上に高めます。」,また,「これまでの学校復帰に向けた積極的な不登校対策事業を継続するとともに,不登校等のさまざまな問題行動の未然防止に向け,関係機関との連携のもと,課題を抱える児童・生徒の支援及び相談体制を充実します。」という方針を立てていらっしゃいます。この方針に対する部長の決意,お聞かせいただいていいでしょうか。 310: ◯ 議 長(小川 克美議員) 教育部長。 311: ◯ 教育部長(平林 浩一君) 学校では,一人一人の子供が自分を大切にするとともに,ほかの人を大切にする人権教育の推進による教育活動が大切だと考えております。そのためには,いじめ・不登校は子供たちの命にかかわる大変重要な人権課題だと考えているところでございます。教育部の方針の柱には,「互いの生命と人格・人権を尊重し,地域や社会に貢献する意識の醸成」を掲げております。その方策として,各学校において明るく・楽しい学級づくりの推進に向け,hyper-QU調査を活用し,保護者との連携を深める等,教員の児童・生徒理解や学級経営力の向上を図り,いじめ・不登校の未然防止,早期発見・早期解決を図るよう働きかけているところでございます。  特にいじめの認識につきましては,学校の認識と社会の認識のずれによりまして,初動がおくれたことにより重大案件に発展するといったケースが多々見受けられます。そういったことを防ぐためにも第三者の目による組織的な対応を求められております。具体的には各学校の学校いじめ防止基本方針にのっとりまして,学校いじめ防止委員会による組織的な対応を徹底するといったことが挙げられます。  また,積極的な不登校等他の施策事業を継続し,関係機関の連携とともに,問題を抱える児童・生徒の支援及び相談体制を充実したりして,人権課題の克服を目指してまいりたいと考えております。 312: ◯ 議 長(小川 克美議員) 17番亀井議員。 313: ◯ 17番(亀井 和美議員) 部長個人としての御意見はなかなか伺えないと思うんですが,教育部としてしっかり掲げられた教育方針に取り組んでいただきたいと思います。  国におきましては,平成23年に起きました大津市中2いじめ自殺事件が世間の注目を大きく集めたことが契機になって,いじめ防止対策推進法が平成25年6月28日に成立をし,9月28日より施行されています。狛江市においては学校いじめ防止基本方針を策定し,いじめ防止に取り組んでおられるのが現状だと思います。  しかし,いじめは現実に狛江市の小・中学校の現場で起きています。ここで教育長にお聞きをいたします。数多くの学校でさまざまいじめに対する経験も取り組みをされてこられたと思いますので,教育長のいじめに対する認識・思いをお聞かせいただきたいと思います。長くなっても結構です。 314: ◯ 議 長(小川 克美議員) 教育長。 315: ◯ 教育長(有馬 守一君) これは申し上げるまでもなく,いじめというのは相手の人格・尊厳を非常に傷つける許されない行為でありますので,このことについては学校の対策委員会ももちろんなんですけれども,学級担任としましても日常から目を配らなければいけない大事な人権課題でございます。  ただこの対応が,時代とともにといいますか,少しずつ変化をしてきているということに対して,私ども敏感にならなければいけないなというふうに思っている次第です。かつてはグループ内のはけ口がある特定の子供に向かう。暴力とか無視とかということで,これが典型的ないじめ事象でありましたが,近年こういうものはかなりコントロールされてきて,どちらかというと,ある一面的な正義感みたいなもので子供たちがある子供をおとしめるというような事象であるとか,いじめる側あるいはいじめられる側に発達的な課題を抱えて,それが解決を非常に複雑にしているようなケース,こういったものが散見されるようになりました。  先ほど部長の答弁でもありましたけれども,なぜ対策委員会等がそれほど専門的な,あるいは組織的な形態をとらなければいけないかというのはまさにここにあるわけです。かつての私どものいじめ認識では解決が難しい,把握も難しいケースが出てきていると。この中で子供たちが苦しんでいるということがございますので,専門的,組織的な対応が一層重要になってきていると,これが1点です。  それから,一方ではいじめを生まない環境醸成というのを学校ではしていかなきゃいけない。これが1つ道徳の教科化の背景にあるわけです。新しい道徳を通して子供たちに一面的でない多面的な見方を育てていくという視点です。  それから,特別支援教育を通常学級でも徹底させていくというのが狛江市の方針です。それは何かというと,一人一人はそれぞれ違った特性・能力を持っているということをいかにクラスの子供たちに共有させていくかということです。その中で多様性を認め合いながら,温かい心で仲間を受け入れていくという学級づくりを第一に掲げておりますので,そこらあたりが今後とも重要な視点かなというふうに思っています。 316: ◯ 議 長(小川 克美議員) 17番亀井議員。 317: ◯ 17番(亀井 和美議員) いじめは絶対に許されない行為であるということと対応が時代とともに変化をしている,いじめを生まない環境づくりが必要であるという御答弁の一部だったと思います。いじめは昔もあった,大したことはないとか,こんな時代だから少しぐらい仕方がない,こういう声もありますが,これは先ほど言われたように時代とともに捉え方が変わってきたのかな。でも私は誰が何と言おうといじめは絶対悪であると思います。  いじめについて話していますと,いろいろ発達障がいとかあるかもわかりませんが,いじめられる側にも問題がある,こういう考えの方が結構多いと思います。学校の先生方にも以前はそういう先生がおられました。現実お話をして,いじめられる側にも問題があるんだよ,こう言われた先生もいらっしゃいました。こういう考え方がある限り,いじめがなかなかなくならないのではないかと思いますし,いじめは暴力であって,どんな理由をつけてもそれは理由にならないと思います。いじめられる側にも原因があるというのは,いじめる人にとって都合がいいからそう言っていると思います。  また,いじめを見て見ぬふりをする人がいます。大勢いらっしゃると思います。自分の勇気のなさをごまかす言いわけであると思いますし,私はいじめる側が100%悪いと断言をします。法律をつくったとか基本方針をつくったとかと言っても,現実にいじめに苦しんでいる児童・生徒が狛江の小・中学校にもいらっしゃいます。学校の先生を初め周りの大人が,どんないじめも絶対許さないという強い意思を持っていじめの根絶に取り組んでいただきたいと思いますので,よろしくお願いいたします。  次にhyper-QUについてですけれども,予算特別委員会で質疑ができなかったhyper-QUアンケートについて伺ってまいります。  初めてQ-Uアンケートが導入されたのが平成23年度,小学4・5・6年生,中学1・2・3年生で,6月と11月年2回行われていました。24年度にはQ-Uアンケートの対象を中学3年生から小学3年生までに拡大をされています。そして26年度,第三中学校のみhyper-QUアンケートを実施しました。27年度になって小・中学校の全学年でhyper-QUアンケートを実施しています。このhyper-QUアンケート結果を学校だけでなく,児童・生徒本人,そして保護者とも共有するということで27年度に導入をされました。  今年度で8年目の実施に当たります。導入当初から予算計上の項目が特別支援教育推進になっているのがとても気になりました。  Q-Uアンケートの目指すもの,目的として,図書文化社のホームページには,「「最近ちょっと元気がないかな」「よく頑張っているな」などと,教師は子どもたちの成長を日々見守っています。しかし,観察だけではどうしても気づけない部分があります。また,大人からすると意外な感情を子どもが抱いている場合もあります。そのような教師の観察と子どもの実態のズレを補うのがQ-Uです。」,まだあるんですが,こういうふうに目的をいっています。  特別支援教育の推進とはちょっと違うと思うんですが,教育部としてはどのように認識されているのかお伺いいたします。 318: ◯ 議 長(小川 克美議員) 教育部長。 319: ◯ 教育部長(平林 浩一君) まず特別支援教育といった概念ですけれども,広い意味では,全ての学校で障がい者の枠を超えて一人一人のニーズに応じた教育的支援が確立をされ,障がいの有無には関係なく全ての子供がともに学ぶ環境を保障することだというふうに考えております。そのためには,一人一人の児童・生徒に応じたさまざまな教育方法が求められているところでございます。そのためのアセスメントの手法としてhyper-QUを活用しているところでございます。 320: ◯ 議 長(小川 克美議員) 17番亀井議員。 321: ◯ 17番(亀井 和美議員) 特別支援教育を成立させる大切な要素の一部であって,私はこのQ-Uアンケートがメーンの目的ではないと思います。  導入のきっかけについて,教育長は28年の決算特別委員会で次のように述べられています。「「Q-U」が狛江市で採用されてきた一番の大きなきっかけの中に,六,七年前になりましょうか,……名古屋での中学生の痛ましい事件がありましたけれども,……事実狛江においても生じたということは皆さん御記憶にあるかと思います。その当時の記録等をつぶさに私は目を通しておりますけれども,……二度とこれを起こしてはならないという思いが伝わってまいりました。その中で,実は,わらをもすがるか何かわかりませんが,採用されてきたのが「Q-U」であったということです。」,そして「多分「Q-U」の一番の成果というのは,子供たちを表面だけで見るのではなくて,意識とか心の側から見ようとしているシステムなので,これをいち早く予兆をつかんだら対応できる,そういうシステムになっている,ここが一番大きいのではないかと思います。……実は「Q-U」というのはレスキューだと私は思っています。」,このような御答弁がありました。  当時の会議録を読んでも,はっきりと特別支援教育推進であるという説明にはなっていないんです。今の部長ではなくて当時の部長の会議録を読みましたけれども,議員が質問しても明確な説明にはなっていませんでした。むしろ教師に対する学級経営のアドバイスであり,児童・生徒が安心して学校生活を送るための支援の一助であると思います。  また,さらに改定されました先ほどの学校いじめ防止基本方針の2点目として追記がされております。「第3 いじめの防止等のための狛江市教育委員会の取組」の「1 学校を支援するための取組」について,「hyper-QUについて,各種研修会で活用方法等について取り上げ,教員がhyper-QUを効果的に活用できるようにする。」,このように追記をされています。そういった中で予算計上の項目,細かいことにこだわっているんですが,この項目でいいのかどうか検討を要望いたしておきます。  次にhyper-QUが学級づくりにどのように役立っているのか,過去7年間の取り組まれた成果についてお伺いいたします。 322: ◯ 議 長(小川 克美議員) 教育部長。 323: ◯ 教育部長(平林 浩一君) hyper-QUにおきましては,各学校で客観的な指標でありますhyper-QUアンケートを用いまして,学級の一人一人の子供の内面と学級集団の状況を把握することによりまして,子供たちの状況に合わせた適切な指導が行えるようにしております。  続いてhyper-QUに関しての特別支援教育についての視点については,通常学級に在籍する特別な支援を必要とする子供たちは,適切な支援がなければ学級生活の満足度が低い状態に陥りがちでございます。そのために通常学級における特別支援教育では,個別の支援を充実させるとともに,受容的な学習集団を育成することが大切な課題となっております。  近年は通常学級におけます特別支援教育の充実が求められている現状でございますが,教員は個別の支援をどうするかに意識が偏りがちとなっております。そこでhyper-QUを活用することによりまして,個別の支援と集団指導のバランスを考慮することができることから,hyper-QUは通常の学級における特別支援教育を成立させる大切な要素であるというふうに考えているところでございます。 324: ◯ 議 長(小川 克美議員) 17番亀井議員。 325: ◯ 17番(亀井 和美議員) そういう御答弁ですか。hyper-QUは学級崩壊などの問題に対応するための客観的なデータを得ることができるとか,また,不登校の早期発見やいじめの未然防止にも役立っている,こちらのほうが多いのではないかなというふうに思います。児童・生徒の行ったhyper-QUをコンピューターが採点処理をして,コンピューターが分析をしている。データを参考にするのはいいと思いますけれども,心の通った1個の人間として,児童・生徒が書いたアンケート,いろいろな感情があると思いますが,その本音の感情交流も大事でありますし,1対1の真心の対話を積み重ねていただいて,子供たちの重く閉じた心の扉を教師の皆さん,周りの皆さんの温かい心で開いてほしい,このように願いつつこの質問を終わります。  次に2問目,道路整備についてお伺いをしてまいります。  道路修繕計画を策定したことにおけるこれまでの道路整備の距離とその進捗状況をお伺いいたします。 326: ◯ 議 長(小川 克美議員) 都市建設部長。 327: ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) 平成25年度から平成29年度までの数字で申し上げます。占用企業者の工事を含めた整備延長は約11.3キロ,達成率は,道路修繕計画における目標値であった約32キロに対して35.3%,市道の全路線延長である約118キロに対して約9.6%でございます。 328: ◯ 議 長(小川 克美議員) 17番亀井議員。 329: ◯ 17番(亀井 和美議員) 平成25年度から29年度までの5年間で整備を行ったのは11.3キロ,1年間に換算しますと2.26キロメートル,仮に全路線118キロを整備すると52年かかるという計算になりますか。以前は狛江の道路を修繕するには100年かかる,このように議会でも答弁がありました。そのことから考えますと,この整備計画を策定したことによって舗装状態の評価が明確になり,計画性を持って取り組むことによって,市民の皆さんは安全に道路を通行できるようになったと思います。  しかし私たちが毎日歩く生活道路には,至る所でひび割れや段差,ポットホールが目立っています。この道路修繕計画の修繕の進め方が記載をされていますけれども,平成30年度から次の5年間に行う修繕の距離が9キロ,これで年間約1.8キロになりますが,整備距離をもっと延ばしてもらいたい。先ほど石川議員の,道路修繕計画,道路の修繕には非常に費用がかかる,そういう御答弁もありましたが,整備距離を延ばすにはどのような課題があるのかお伺いいたします。 330: ◯ 議 長(小川 克美議員) 都市建設部長。 331: ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) 平成25年度から29年度までの市で実施した工事のメートル当たりの工事単価は,前半の平成25年度と26年度では約8万5,000円でしたが,後半の平成27年度から29年度までは約12万5,000円となっております。こうした労務費や資材費の高騰は現在も進行していることや,官民を問わず技術者の不足などが要因となり,当初の予定より進まないところでございます。  なお,ことしの3月には道路修繕計画を改定し,現実的かつ適切な規模で見直しを図り,5年間で約9キロを優先的に整備する計画としたところでございます。 332: ◯ 議 長(小川 克美議員) 17番亀井議員。 333: ◯ 17番(亀井 和美議員) 今御答弁ありました道路修繕計画に,道路の延長118キロについてAからEの5段階で評価をしています。この評価方法はどのようなものなのかお伺いいたします。 334: ◯ 議 長(小川 克美議員) 都市建設部長。 335: ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) 評価方法といたしましては,約118キロあります全ての市道を昨年7月から10月にかけて職員2人組の6チームで区域を分け現地調査を行い,100メートルを1ブロックとして路面のひび割れ,段差,舗装表面に生じる穴であるポットホール,路面の剥離,荒れ,劣化の状況を評価値として数値化して,ことしの3月までに全路線の舗装の状況の評価を行っております。特に生活道路の舗装はひび割れやポットホールの影響が大きく,早く対処するのが望ましい損傷のため,今回の調査結果において,これらの損傷について評価値の重みづけを見直したところでございます。  したがって,仮に1ブロックの中で部分的に舗装の損傷が著しい箇所があったとしても,その場所はその場所以外に目立った損傷がない場合には,評価として悪い評価にならない場合がございます。評価の結果,評価区分の中で最も悪いE評価である全路線約8%,約9キロを今後5年間で優先的に整備していくこととしたところでございます。 336: ◯ 議 長(小川 克美議員) 17番亀井議員。 337: ◯ 17番(亀井 和美議員) 4カ月間かけて市道の118キロ全てを現地調査した。本当に暑い中大変御苦労さまでしたし,お疲れさまでしたと申し上げたいと思います。現地・現場を自分の足で歩いて,また自分の目で見ることは,最も重要なことであると思いますので,それを行っていただいた担当課の方には本当に敬意を表したいと思います。どうかこれからも現場第一主義に徹していただきたいと思います。よろしくお願いします。  次に,損傷が大きく補修が必要なE評価の道路を優先的に修繕していくとのことですけれども,優先順位の考え方についてお伺いします。 338: ◯ 議 長(小川 克美議員) 都市建設部長。 339: ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) 道路は一様に劣化するのではなく,通過車両の重量や通過回数などの影響を強く受けるところでございます。したがって優先順位の決定については,職員の調査による舗装状況の調査結果はもちろんのこと,通学路や一中通り,公園通り,八幡通りなどの災害時に優先的に障害物を除去する緊急啓開道路,通行量が多いなどの道路利用状況を考慮した上で決定をしております。また,優先順位の高い路線について占用企業者などの工事も行われる可能性があることから,密な調整を図り,効率的な路線選定を行ってまいりたいと考えているところでございます。 340: ◯ 議 長(小川 克美議員) 17番亀井議員。 341: ◯ 17番(亀井 和美議員) 冒頭でも申し上げましたけれども,道路にはさまざまな道路があり,道路修繕計画の中には幹線道路,生活道路,こういう表現をされています。道路交通関係法令で明確に生活道路を定義するものはありません。しかし道路交通法などで公安委員会が定めることができるとされる交通規制基準では,生活道路を「一般道路のうち,主として地域住民の日常生活に利用される道路」と定義をしています。国土交通省でもおおむねこれと同じものを生活道路として考えているようであります。  ちなみに一般道路にも明確な定義はありませんが,国家公安委員会の「交通の方法に関する教則」では,自動車専用道路以外の道路で,「主として,地域住民の日常生活に利用される道路で,自動車の通行よりも歩行者・自転車の安全確保が優先されるべき道路」,このようにしています。道路はその地域の人々が通勤・通学など日常生活上で利用する道路です。市民が快適かつ安全に通行できるための道路管理をよろしくお願いいたします。  次に市道・私道にある占有物についてお伺いします。  市が道路上に道路附属物として設置をしている構造物にはどのようなものがあるのかお伺いいたします。 342: ◯ 議 長(小川 克美議員) 都市建設部長。 343: ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) カーブミラー,街路灯の独立した柱,道路管理者で設置している標識などがございます。 344: ◯ 議 長(小川 克美議員) 17番亀井議員。 345: ◯ 17番(亀井 和美議員) では今御答弁があった構造物の中で,占有者から占用料を徴収しているものは何でしょうか。 346: ◯ 議 長(小川 克美議員) 都市建設部長。 347: ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) 電力会社や通信事業会社等のケーブルの設置のための電柱があります。 348: ◯ 議 長(小川 克美議員) 17番亀井議員。 349: ◯ 17番(亀井 和美議員) 東京電力とかNTTが設置をしている電柱だと思います。  公道の場合,電柱の占用料として市が先ほどの東京電力とかNTTから占用料を徴収していますが,私道に電柱を設置した場合,その取り扱いはどのようになっているのかお伺いします。 350: ◯ 議 長(小川 克美議員) 都市建設部長。 351: ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) これは事業者にも確認をしたところ,私道で電柱を建てる場合には,公図等で土地所有者を特定して御承諾をいただいた上,敷地料を支払いまして管理をしているようでございます。 352: ◯ 議 長(小川 克美議員) 17番亀井議員。 353: ◯ 17番(亀井 和美議員) 私道の道路所有者の方にもちゃんと敷地料として支払われているということがわかってよかったと思います。  次に私道の舗装について伺ってまいります。  まず公道と私道の大きな違いは何でしょうか,お願いいたします。 354: ◯ 議 長(小川 克美議員) 都市建設部長。 355: ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) 一般的には,公道は国や地方公共団体が指定,建設,管理する道路法上の道路のことで,私道は個人または団体が所有している土地を道路として使用している区域のことであり,私有地の一部となることから,管理はその所有者になります。したがって見た目では公道と私道の違いを判断することは難しい状況でございます。 356: ◯ 議 長(小川 克美議員) 17番亀井議員。
    357: ◯ 17番(亀井 和美議員) 所有者が違うということだと思います。私たちが毎日歩いている道路。家から一歩出ればそこには道があります。この道路の所有者は誰かと考えて道を歩いている市民は一人もいないと思います。いかがでしょうか。見た目では公道と私道の違いを判断することは難しい,そのとおりだと思います。  当然自転車も車も通るし,毎日何回も宅配便も通ります。引っ越しのときは大きなトラックも入ってきます。公道よりも交通量の多い私道もあります。このような状況のため,当然道路にひび割れやポットホールができてしまいます。御近所の方が,前の道路のひび割れが大きくなって穴があいているから修理をしてほしい,そう言って市役所の担当課に電話をされたそうです。そうすると,お宅の前の道路は私道だから自分で修理をしてください,そう言われたそうです。うちの近所の方なんですが,それで西野川地域における市道と私道の割合を出してもらったところ,約30%が私道ということがわかりました。私道より狭い市道も数多くあります。  そういう中で,狛江市には昭和46年7月5日に制定されました私有道路の整備に関する規則があるにもかかわらず,現在私道の舗装はできていない状況なんですが,これはなぜなのかお伺いいたします。 358: ◯ 議 長(小川 克美議員) 都市建設部長。 359: ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) これまでこの規則を活用しまして約7.4キロの整備を行ったところでございます。このうち,現在市道として管理しているのは約4.2キロ,私道は約3.2キロでございます。現在市で管理している公道は約118キロあり,道路修繕計画において計画的に修繕する路線と部分的に修繕している路線とがあり,私道の整備に関しては要望があるものの手がつけられない状況となっているところでございます。 360: ◯ 議 長(小川 克美議員) 17番亀井議員。 361: ◯ 17番(亀井 和美議員) 私道の整備に関しては要望があるけれども手がつけられない状況がある。財政的な問題かなというふうにも思います。  そういった中で近隣市の状況を見てみますと,小平市,世田谷区が私道の補修の費用を補助しているんです。小平市の場合は,市が私道の補修費用の9割を負担し,工事も行います,このようにホームページに載っています。世田谷区も,未舗装の私道や路面の老朽化した私道を再整備する際,工事費の80%以内の助成が受けられます,このように小平市,世田谷区は私道の舗装を行っています。  調布市は無料で行っています。ここも少し後で言いますけれども,私道の場合,自宅の前の土地が他人の所有地ということがよくあります。もし自宅前にポットホールの穴があいて,そこを通った方がけがをした場合,誰の責任になるんでしょうか。私道の権利の関係は大変複雑です。  大がかりな整備ではなく,ポットホール等の,アスファルトが二,三センチ裂けて穴が直径30センチから40センチぐらいあいている,そういう場合,簡易的な補修で済むと思いますが,これに関してはいかがでしょうか。 362: ◯ 議 長(小川 克美議員) 都市建設部長。 363: ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) 基本的には私道はあくまで個人等の財産であることから,管理者は所有者であるとの認識であるところではございますが,その私道の交通量などの道路状況によっても違いますが,通行者に与える舗装損傷等で危険性や歩きにくさによっては,市民サービスの公平性等を考慮した上で,市でできることがあるかの検討はしてまいりたいと考えているところでございます。 364: ◯ 議 長(小川 克美議員) 17番亀井議員。 365: ◯ 17番(亀井 和美議員) 公平性を考えてできないということもあると思いますが,検討はお願いしたいと思います。  先ほど言いました調布市は,ホームページ上に「規定の条件に合致すれば市の費用で私道を整備をすることができます。」,条件が上がっていて,ここも私道に関する規則をちゃんとつくって,それに基づいて今実施をされております。  そういう中で,向こうの担当者の方にお会いをしてお聞きしました。調布市は私道の舗装について年間予算800万円,舗装実績過去5年間で28件,4,600万円だったそうです。袋小路の私道の舗装はどうですかと言ったら,これはちょっとまだわからないということだったんですが,要望があっても舗装が不可能だった事例としては数件あったけれども,公道と比較して舗装状況が悪くない場合,これは補修をしないけれども,本当に傷んでいる所は無料で,ちゃんと申請書もありまして,この申請書に書いて出せば無償で,市の予算で舗装するということを聞いてきました。  ポットホールみたいにアスファルトが剥げた所,ここの場合はどうなんですかと聞いたら,それは連絡いただいたらすぐ飛んでいって修理をさせていただいていますと。費用は要らないんですかと聞いたら,当然です,このようにもおっしゃっていました。  そういう中で,30年3月に改定された道路修繕計画にも,生活道路について,「ひび割れやポットホールは,舗装への影響が大きく,早く対処するのが望ましい損傷のため,このことを反映させる重み付けの見直しを図りました。」。市道,私道区別なく市民の皆さんが通る道路ですので,今後の検討をお願いしたいと思います。市民が安全に通行できる道路の維持管理をお願いしてこの質問を終わります。  次に3問目,高齢者の見守りについてお伺いをしてまいります。  市で行っている見守りサービス,3つとの御答弁でした。それぞれの利用状況についてお伺いします。 366: ◯ 議 長(小川 克美議員) 福祉保健部長。 367: ◯ 福祉保健部長(石橋 啓一君) 各サービスの利用実績をお答え申し上げます。  あんしん見守りサービス事業でございますが,機器の設置件数が平成27年度末で66件,28年度末で78件,29年度末で79件となっております。通報のあった件数は,27年度が17件で,そのうち利用者が亡くなられていたものが1件,28年度は11件,そのうち亡くなられていたものがゼロ件,体調不良によるものが1件,29年度は46件,うち亡くなられていたものが1件,体調不良によるものが6件となっております。なお,死亡,体調不良以外の通報は誤報,外出によるものでございました。  続きまして緊急通報装置設置及び装置使用料助成事業でございます。機器の設置件数が平成27年度末で161件,28年度末で147件,29年度末で123件となっております。こちらにつきましては月ごとの定額使用料を助成するのみとなっており,通報の実績のほうは把握できていないところでございます。  最後に高齢者配食サービス事業でございます。登録件数は平成27年度末で137件,28年度末で111件,29年度末で76件となっております。28年度末から29年度末で登録件数が大幅に減少しているのは,御本人,御家族またはケアマネジャーから聞き取りを行い,御本人が施設入所していた,配食の辞退を希望されていたことなどが要因となっております。配食時の安否確認につきましては,直近で27年度に体調不良で倒れていた方を発見し,医療機関へつないだ例がございます。 368: ◯ 議 長(小川 克美議員) 17番亀井議員。 369: ◯ 17番(亀井 和美議員) 平成29年度,この3つのサービスの利用者を合計してみますと278人,75歳以上のひとり暮らしの高齢者の方が直近で3,875人いらっしゃるということでした。これは約8%です。そういう中で9割,ほとんどの方が見守りサービスを受けていらっしゃらないのが現状であります。この現状を市としてどのようにお考えなのかお伺いいたします。 370: ◯ 議 長(小川 克美議員) 福祉保健部長。 371: ◯ 福祉保健部長(石橋 啓一君) 御質問者のおっしゃるとおり,75歳以上のひとり暮らしの高齢者の総数と比較しますと登録者の人数は少ないと認識しております。今後登録者数をふやしていく取り組みが必要であると考えております。 372: ◯ 議 長(小川 克美議員) 17番亀井議員。 373: ◯ 17番(亀井 和美議員) 先日も町会の役員の方からひとり暮らしの高齢者の見守りについて御相談を受けました。男だから自分が女性のお宅をしょっちゅう訪ねて周りから変な目で見られるのも嫌だと,何かよい方法はないかということだったので,あんしん見守りサービスのことを紹介したところ,このサービスを使う使わないかは別として一度皆さんに話してみる,そういうことでした。なので説明書と申請書を担当課からいただいてお届けをしたところであります。この役員の方,あんしん見守りサービスのことは聞いたことはないし全く御存じではなかった。他の役員との話の中でもこのあんしん見守りサービスのことは出てこなかったと,全然御存じでなかったというのが現状でした。登録者をふやしていく取り組みが必要というふうな御答弁でしたが,これまでの経緯を踏まえてしっかりと検討していただき,一人でも多くの方に御利用いただけるように強く要望しておきます。  次に,市として行っている支援は今の3つの事業でしたが,この市のサービス以外に高齢者の見守り体制や活動についてお伺いいたします。 374: ◯ 議 長(小川 克美議員) 福祉保健部長。 375: ◯ 福祉保健部長(石橋 啓一君) 市のサービス以外に高齢者を見守る仕組みといたしまして,町会・自治会,民生・児童委員,老人クラブ等の地域における見守り活動のほか,民間企業との見守り協定がございます。これらの見守り活動につきましては各組織にもよるところでございますが,主に担当地域内の独居高齢者等に対し,定期的な訪問を通じた安否の確認,交流,相談機関の紹介等を行う,または組織に加入している方々同士での通常の活動における確認等もございます。こうした活動等を通じまして,御本人に心配なことがあれば市や地域包括支援センターに御連絡いただいているところでございます。 376: ◯ 議 長(小川 克美議員) 17番亀井議員。 377: ◯ 17番(亀井 和美議員) これら地域にお願いしている組織と市の連携,これはどのようになっているのかお伺いいたします。 378: ◯ 議 長(小川 克美議員) 福祉保健部長。 379: ◯ 福祉保健部長(石橋 啓一君) 市といたしましては,より身近な相談機関として,高齢者の相談支援事務等を委託している地域包括支援センターを通じて連携を図っているところでございます。地域包括支援センターにおいては,こうした組織と積極的にかかわり,話し合いの場を設けることで,有事にセンターに連絡しやすい体制づくり,地域の高齢者の実態や地域資源の共有等に努めているところでございます。 380: ◯ 議 長(小川 克美議員) 17番亀井議員。 381: ◯ 17番(亀井 和美議員) 次に,民間企業との見守り協定の内容とその成果についてお伺いします。 382: ◯ 議 長(小川 克美議員) 福祉保健部長。 383: ◯ 福祉保健部長(石橋 啓一君) 民間企業との見守り協定につきましては,現在までに16の企業と締結に至ったところでございます。  業種といたしましては,電気・ガス・水道等のインフラ業者,宅配業者,銀行,コンビニ,生命保険会社となっております。協定の内容につきましては,民間企業が検針や宅配,営業訪問等で高齢者宅に出向いたとき,また,店舗へ高齢者が来店したとき等,通常の業務の範囲内で高齢者の異変を感じた際に,市役所まで御連絡いただくものとなっております。  成果といたしましては,平成28年度になりますけれども,弁当の配達事業者から配達先の家の中からうめき声が聞こえるといった御連絡をいただきまして,関係者への連絡,現場確認等を経て御本人様を確認,緊急搬送により大事に至らなかったケースがあったところでございます。 384: ◯ 議 長(小川 克美議員) 17番亀井議員。 385: ◯ 17番(亀井 和美議員) しっかり連携をとって行っていただきたいと思います。  次に安否確認についてですけれども,高齢者の方が安心してひとり暮らしをしていくためには幾つかのポイントがあると思います。人とのつながりを保ち常に安否確認ができるようにしておく,食事をきちんととり健康を保つ,転倒によるけがを防ぐ,このようなことが挙げられると思います。その中でも自治体が最も大事な支援として考えているのが1つ目の安否確認ではないでしょうか。  以前は地域における近所づき合いなども活発に行われていましたけれども,最近ではこうしたつながりや家族関係ですら希薄なケースが都会を中心にふえてきており,孤独死の数も増加傾向にあるのが現状であります。  安否確認について,何か異常があり市に連絡が入った場合,職員が安否確認に行くこともあると思います。これまでどのようなケースがあったのか,ここで言える範囲で結構ですのでお願いします。 386: ◯ 議 長(小川 克美議員) 福祉保健部長。 387: ◯ 福祉保健部長(石橋 啓一君) 市の福祉の相談窓口には,近隣住民,同居していない親族の方,民生・児童委員,自治会等,そして医療・福祉の関係機関などからも高齢者等の安否確認の相談をいただきます。安否確認については,入院,施設入所等,所内調査で生存が判明するものもありますが,訪問の結果生存が確認されるケース,救急搬送を行うケース,残念ながらお亡くなりになっていたケースもございます。  平成27年度からの状況をお答えいたします。平成27年度につきましては,高齢者18件,障がい者2件の合計20件の安否確認を行い,19件は生存,うち救急搬送が4件,1件は死亡となっております。平成28年度は高齢者のみ11件の安否確認を行い,10件が生存,うち救急搬送が1件,1件が死亡でございます。平成29年度につきましては,高齢者14件,障がい者等3件の合計17件で,生存が16件,うち救急搬送が1件,1件が死亡でございます。平成30年度は,5月末時点で高齢者3件,障がい者1件の安否確認を行い,3件が生存,1件が死亡という状況でございます。  また,生活保護受給者の方についても家主などから安否確認依頼がございますが,その実績は,平成29年度が10件の安否確認があり,9件生存で1件が死亡,平成30年度につきましては,5月末時点で1件の安否確認を行い,生存という状況でございます。 388: ◯ 議 長(小川 克美議員) 17番亀井議員。 389: ◯ 17番(亀井 和美議員) 高齢者の方がひとり暮らしを選ばれるのにはさまざまな理由が考えられます。頼れる家族がいないとか,住みなれた地域を離れたくないとか,一人での気楽な生活を望んでいる,このようなことが挙げられると思いますが,病気もしないで介護支援も受けないで元気で生活が送れればいいんですけれども,年齢を重ねるとそうもいかなくなり,ひとり暮らしを望む高齢者の暮らしを地域で支える仕組みが求められてくる,必要になってくると思います。  また,高齢者の方がひとり暮らしをされて,そのための問題も幾つか考えられます。高齢者御自身の生きがいの低下,認知症などの症状の進行,これは一緒に住んでいる家族がいらっしゃればすぐに異常に気づくと思いますが,1人の場合には指摘する人がいないため,認知症であることにも気づかないで症状が進行する場合も考えられます。また,火のもとや健康面の問題も深刻になってきます。  安否確認の結果,既に亡くなられていた方もいらっしゃるという先ほどの御報告でした。さまざま課題・問題点があると思いますが,市としての課題,そして今後の取り組みについてお伺いします。 390: ◯ 議 長(小川 克美議員) 福祉保健部長。 391: ◯ 福祉保健部長(石橋 啓一君) 見守りサービスなどの現場における課題といたしましては,見守りサービス等を御存じない方がまだまだ多くいらっしゃること,また,鍵を事業者に預けること,そして人感センサーの常駐等見守りの方法に不安・負担を感じられる方がいることなどを認識しております。これらの課題への対応といたしまして,現在までも,高齢者が多く集まる高齢者福祉大会などのイベントを活用した案内等の周知の強化を図ってきたところでございます。  今後は,見守りの必要の高い高齢者に対する直接の働きかけを強めるため,75歳以上の独居高齢者,高齢者のみの世帯のうち,より見守りの必要性が高い方々を対象に,民生・児童委員の方々の御協力のもとで,御自宅へ訪問し生活実態をお聞きする高齢者実態調査の実施に合わせまして,対象者へ市の見守りサービスなどを御案内していただけるよう,民生・児童委員の方々と調整してまいりたいと考えております。また,サービス等の内容の案内の際には,見守りを受けることの重要性もあわせてPRしていきたいと考えております。 392: ◯ 議 長(小川 克美議員) 17番亀井議員。 393: ◯ 17番(亀井 和美議員) 今の御答弁で,民生・児童委員の方々と調整をして,お力をかしていただきたいとありましたけれども,民生・児童委員の方は決められた地域にお一人しかいらっしゃいませんし,民生・児童委員がいらっしゃらない地域もあります。そういった中でさまざま市民の皆さんのお力をかりるのが大事じゃないかなというふうに思います。これまでの議会質問でも高齢者の見守りについて多くの議員が取り上げてまいりました。  平成28年第1回定例会で当時の部長が次のように答弁されているんです。これはいいことなので聞いてください。行政が構築するネットワーク,協定等そしてサービスだけでは地域の高齢者の安心・安全が完全に守られるものではございません。……今後は地域住民の皆様一人一人が,散歩や買い物などの際に周囲にいる高齢者の方やその自宅をさりげなく気にとめること,市民の皆様が近隣のお宅に対しまして郵便受けに新聞がたまっていないか,また昼間でも電気がついたままになっていないかなど外部からさりげなく確認することなど,地域住民主体の何げない見守り,これを強化しなければならないと考えているところでございます,このように答弁されているんです。  この答弁を受けてちゃんと検討していただいていれば,今はさりげない市民の見守りができていたかなと思うんですけれども,今そういうのができていません。そういう中で地域住民主体の何気ない見守りの強化,このことに対して部長はどのようにお考えでしょうか。 394: ◯ 議 長(小川 克美議員) 福祉保健部長。 395: ◯ 福祉保健部長(石橋 啓一君) 地域住民主体の何げない見守りが,最も身近な見守りとして有効であると考えております。また,市のほうでは地域課題検討会議におきましても,さまざま関係機関の職員,事業者などを交えまして,こういった取り組みについて議論をしているところでございます。 396: ◯ 議 長(小川 克美議員) 17番亀井議員。 397: ◯ 17番(亀井 和美議員) 大事な取り組みだと思いますので,しっかり御検討をお願いしたいと思います。  本当に高齢者の方が住みなれた狛江の地で,たとえ認知症になっても安心して住み続けられる,しっかりとした体制づくりをお願いして全ての質問を終わります。 398: ◯ 議 長(小川 克美議員) 暫時休憩いたします。     午後 2時42分 休憩     午後 3時00分 開議 399: ◯ 議 長(小川 克美議員) 休憩前に引き続き会議を開きます。  一般質問を続行いたします。18番佐々木貴史議員。     〔18番 佐々木貴史議員登壇〕 400: ◯ 18番(佐々木 貴史議員) 質問通告に従いまして一般質問を行いますが,順番を変えて質問をいたします。  1問目,健康施策について。  狛江市では,市が主催者として取り組むもの,または共催としてかかわるさまざまな健康事業が行われていると思います。  初めに,先日,一般社団法人東京都狛江市歯科医師会の主催,狛江市が共催となった「狛江市歯科医師会市民健康フォーラム21-口から育つ心とからだ,口からはじめる健康,長寿-」の開催について,内容や参加者の反響などをお聞かせください。  2問目,安全・安心なまちづくりについて。  初めに熱中症対策についてお聞きいたします。  熱中症の症状は,めまい,頭痛,吐き気,異常な発汗などで,涼しい所で休んでいれば症状もおさまっていく,というくらいに考える方もいらっしゃるかと思います。しかし重症だと後遺症が残る,また最悪の場合,命にも危険を及ぼします。そして小さなお子さんやお年寄りが発症しやすいと思われがちですが,頑健そうな人でも誰もが発症し得るのが熱中症であります。  初めに熱中症に対する御見解をお伺いいたします。  再質問は自席より行います。 401: ◯ 議 長(小川 克美議員) 福祉保健部長。 402: ◯ 福祉保健部長(石橋 啓一君) 1問目の狛江市歯科医師会市民健康フォーラム21についてお答えいたします。  5月27日の日曜日にエコルマホールにおいて,ことしで6回目となる狛江市歯科医師会主催,狛江市共催の市民健康フォーラム21が開催されました。フォーラムは2部構成の講演となっており,第1部の講演では,盛岡市立病院顧問・岩手医科大学名誉教授である杉山芳樹氏による「「口腔がん」は恐くない~セルフチェックで早期発見~」というテーマで,口腔がんの事例紹介や日常の自己検診による口腔がんを見つけるコツについての内容をお話しいただきました。2つ目の講演は,あべこべ体操開発者で人間の機能・発達・学習を理解するためのアプローチ,フェルデンクライス・メソッド・プラクティショナーである北洞誠一氏による「「あべこべ体操」でゆるゆる体質作り~からだをゆるめて血流改善~」をテーマに,実際に身体の一部をあべこべに動かす体操をエコルマホールの参加者全員で行ったところでございます。  反響につきましては,約200人の方に御参加いただき,フォーラム終了後に回収しましたアンケートでは,口腔がんの講演については,話がわかりやすかった,セルフチェックの方法が参考になった,という意見が多数あり,また,あべこべ体操については,楽しかった,身体が軽くなった,という意見が多く見受けられましたので,参加された多くの方から好評であったと感じております。  続きまして2問目の熱中症対策でございます。  熱中症は,室温や気温が高い中で徐々に体内の水分や塩分のバランスが崩れ,体温の調節機能が働かなくなるものでございます。ひどいときにはけいれんや意識の異常などさまざまな症状を引き起こし,症状が重くなると命に危険を及ぼすものでございます。その熱中症から市民を守り,症状があらわれた際の適切な対処方法や予防方法を市民に理解していただくことが大切であると認識しているところでございます。 403: ◯ 議 長(小川 克美議員) 18番佐々木議員。 404: ◯ 18番(佐々木 貴史議員) それでは1問目から再質問をさせていただきます。  このフォーラム,私も短時間だけでしたけれども参加をさせていただいたんですけれども,「「口腔がん」は恐くない」という先生のほうを見させていただいたんですけれども,エコルマホールの4階のホールのステージの中に大きく,チェックの仕方,口の中を自分で見る,舌のがんを発見するのに,口の中の異常を発見するのに,鏡と明かりがあれば自分で確認をできるというような内容でありました。参加されていた方も,先ほど反響の中で御答弁いただきましたけれども,本当にためになったというような声を聞かせていただきました。  そしてその中で私も改めて,ああそういうものなんだと思ったのが,歯医者というと,歯のことに関する,虫歯ができた,歯が痛いとかといったときに歯医者に行くというような感覚。だから,どうしても治療の対象が歯というものだと捉えてしまいがちなんですけれども,そのときにもこの先生がおっしゃっていたのが,口の中に異物というのか,ちょっと異変を感じたときには,すぐにかかりつけの歯医者に行ってくださいと。もし異常が発見されたらそこで処置をする,またはそこからどこか紹介をいただけるというようなお話もあったかと思います。口の中のことについては歯医者で診ていただけるんだなということも改めて発見をしたというか,そういった思いで私も参加をさせていただきました。  歯,口というものは健康に非常に関係がある。インターネットでさまざま見てみたんですけれども,長寿と歯の関係というところについてもこういう記事があったんですけれども,歯周病になると口腔内の歯周病菌が血流で心臓に運ばれていく,心臓の血管が炎症を起こし,動脈硬化とか心臓発作になる可能性がありますという記事も発見をいたしました。また,歯周病で歯が抜けて食べ物がかめなくなったりすると脚力やバランス能力など運動機能が低下をして,そもそも食事も進まなくなって健康を害するということもありますということで,たかが歯の病気といった考えを改めて,しっかりとかかりつけの歯医者で定期的に歯,口の中を診てもらうということがすごく大事なことだということがありましたので,感想を述べさせていただきました。  あとこれは皆さんもよく御存じだと思うんですけれども,話は変わりますけれども,狛江市役所のトイレにも歯ブラシを回収しましょうという瓶が置いてあって,多分各トイレにはあると思うんですけれども,先日こまエコまつりで歯ブラシを回収する事業者の方がいて,少し話をさせていただいたときに,歯ブラシなんてそんなにしょっちゅうかえないものでしょう,なんて私も聞きましたら,健康な歯のためには月に1回はかえてくださいというふうにその方に言われたんですけれども,よくよく歯医者とかにも聞いてみましたら,やはり理想は月1本というか,歯ブラシはかえてくださいというお話でありました。私自身も年に何回か,もしくはブラシの所が広がったときしか,それがかえどきだというふうに思っていたんですけれども,健康な歯のためには1カ月に1本ということも私もそのとき初めて知りましたので,きょうはそういったものも報告をさせていただきたいと思います。  健康施策の健康維持,それから健康寿命ということで,狛江市歯科医師会のフォーラムについては前座ということで捉えていただければと思うんですけれども,健康を維持していくということは非常に大事なことだと思います。その健康維持のためには,一人一人が自分自身の健康状態,体の状態を知っておくということが大前提になると思います。8万2,000人市民の皆様が御自分の健康状態を知る一番の方法は健康診断だと思います。  そこで市民の健康診断の受診について,市としてはどのように周知をして受診を促しているのかお伺いいたします。 405: ◯ 議 長(小川 克美議員) 福祉保健部長。 406: ◯ 福祉保健部長(石橋 啓一君) 市が行っている健康診断につきましては,あいとぴあセンターで行っている3~4カ月児健康診査,1歳6カ月児健康診査,3歳児健康診査がありますが,こちらにつきましては,対象者の保護者に対しまして個別に通知を送付するとともに,けんこうガイドや市ホームページ,こまえ子育てねっとで周知しているところでございます。
     都内の協力医療機関で実施している6~7カ月児健康診査及び9~10カ月児健康診査につきましては,3~4カ月児健康診査時に受診券を交付して周知しているところでございます。また,狛江市の国民健康保険加入者が受診する特定健康診査や東京都後期高齢者医療保険に加入している市民の方が受診する健康診査につきましては,対象者に受診券を送付するとともに,けんこうガイド,広報こまえ,市ホームページ,デジタルサイネージで周知に努めておりますが,さらに特定健康診査については,市内の一部の銀行やスーパーマーケットでのポスター掲示,市役所及びあいとぴあセンターでの懸垂幕,フェイスブックやツイッターなどのSNSによる発信などの周知に加え,未受診者に対しまして受診勧奨のはがきを送付することで受診を促しているところでございます。 407: ◯ 議 長(小川 克美議員) 18番佐々木議員。 408: ◯ 18番(佐々木 貴史議員) 今,赤ちゃんのというか,生まれたお子さんの健康診査というのがありましたのと,あと市内,特に公立の小・中学校では,児童・生徒の皆さん方も学校での健康診断をやられていると思います。あとは市の国民健康保険加入者,また後期高齢者医療保険に加入している方は市のほうで把握ができるけれども,民間企業にお勤めのサラリーマンの方であるとか,ほかの健保組合等で加入されている方については,なかなか掌握し切れないところもあろうかと思うんですけれども,広く市民の皆様方に,健康診断をしっかりと受けて自分の今の体の状態というものを知るということが,大きく言えばこれからの人生で,自分の体の対応の仕方というのがあると思いますので,まずは自分の体のことを知るということが大前提になると思いますので,健康診断については周知のほうもよろしくお願いしたいと思います。  そして,狛江市民の皆様方に携わっていく市の職員の皆さん方の健康状態というのも非常に大事なところだと思います。職員の皆さん方も毎年健康診断を受診されていると思います。5月に私ども議員も受診をさせていただきました。私たちが受けている市の健康診断を受診されている団体,また対象者についてお聞かせください。 409: ◯ 議 長(小川 克美議員) 総務部長。 410: ◯ 総務部長(上田 智弘君) 職員定期健康診断の対象となっている狛江市職員は,正規・再任用職員,社会保険に加入している嘱託職員,その他各所属において子供を対象とする業務についている嘱託職員,臨時職員等となっております。また,職員の定期健康診断には,市職員のほか市議会議員,消防団員,社会福祉協議会,文化振興事業団,シルバー人材センター,狛江福祉会の職員が受診をしております。また,職員定期健康診断終了後,翌週からですが,学校教職員等の健康診断を実施しております。 411: ◯ 議 長(小川 克美議員) 18番佐々木議員。 412: ◯ 18番(佐々木 貴史議員) 今そういった団体やら対象者の方たちが受診をされるということなんですけれども,その職員等の皆さん方の健康診断の受診率,これについては現状いかがでしょう。 413: ◯ 議 長(小川 克美議員) 総務部長。 414: ◯ 総務部長(上田 智弘君) 平成29年度職員課が契約している健康診断の対象者である正規・再任用・嘱託職員の受診率で答弁をさせていただきます。対象者は613名,派遣先で健康診断を受診している派遣者や健康診断にかわる人間ドック受診者を含め健康診断受診者は592名となっており,受診率は約97%となっております。受診できなかった残り約3%は,産休,育休,病休中の職員などでございます。 415: ◯ 議 長(小川 克美議員) 18番佐々木議員。 416: ◯ 18番(佐々木 貴史議員) 今の御答弁では,受診できなかった方は産休,育休,病休中の職員等であるということでありますので,ほぼ全員の方が受診をされていると思います。  その受診をされた結果が1カ月ぐらいで出てくると思うんですけれども,そのときに,健康診断でちょっとひっかかっちゃったということで要検査になった,もしくは再検査で,市のところでの再検査になった場合は,たしか市ヶ谷のほうの病院で診ていただける。数年前に私もひっかかってそちらに行ったことがありますけれども,再検査が必要ですよと言われた職員の方がその後その再検査に行っているのかどうか,そこの受診率をお聞かせください。 417: ◯ 議 長(小川 克美議員) 総務部長。 418: ◯ 総務部長(上田 智弘君) 平成29年度の健康診断では,受診や治療継続を必要とする方が120名という結果でございました。事後措置面談等で受診を勧奨し113名の方が受診し,最終的に未受診者は7名でありました。受診率は約94%となっております。産業医面談,看護師面談を通じた受診勧奨のほか,事後措置面談終了後の未受診者については,各部長に所属の未受診者名簿を渡しまして,課長を通じて受診勧奨を行っております。また,今年度の健康診断前にも平成29年度最終未受診者の名簿を渡しまして,重ねて受診勧奨を行ったところでございます。 419: ◯ 議 長(小川 克美議員) 18番佐々木議員。 420: ◯ 18番(佐々木 貴史議員) 要検査ということで再検査に行くのが本当に大事なことだと思います。一次検査と言ったらなんですけれども,集団で職員の皆さん方が市役所でやっている健康診断で何かがひっかかった,数値的にどこかが悪いんじゃないかと,だから要検査,再検査ということになっているわけで,そこを放っておけば,自分に自覚がないというか,再検査になったからどこかが悪いんだろうなと,だけどもそれをそのままにしておくというのは,自分自身の体の管理ができないというふうにもつながろうかと思いますし,それが重症化していくということになれば,御自身の健康状態ももちろんそうだし,また,市の仕事上,職務上でも,その職員が病気がちというか,欠員が出てしまうような,もしくは長期間病休になってしまうということは,それだけ職場にも迷惑がかかる。  職場に迷惑がかかるというよりも,これは8万2,000人市民の皆様への影響が出てしまう,大きく捉えればそういうふうにもなりますので,各管理職の皆さん方は,どなたが再検査になっているけれども行っていないというのが今の御答弁ではわかっているはずですので,そこは管理職としても行ってこいと,自分の体をしっかりとチェックをして,どう対処すればいいのかといったものを,健康でいられるようにというか,それが重症化につながらないようにということで,しっかりとそこら辺については取り組みを,これは全庁的なものになります。ここにいらっしゃる部長を初め,管理職の皆さん方の責任というふうにもなろうかと思いますので,そこは各部署の所で,自分の職場に,再検査と言われたにもかかわらずそれを未受診でいるという職員の方がいたら,そこは管理職の方が積極的に声をかけて,無理にでも行かせるようなことをお願いしたいなというふうに要望をしておきます。市の職員の方の健康というものをまずは第一に考えていただいての取り組みをお願いしたいと思います。  次に健康寿命といったところに移っていきたいんですけれども,健康寿命という言葉は,世の中でよく言われるようになったので言葉ではわかっているというか,理解をしている部分もあるんですけれども,改めて健康寿命とは何ぞやといったところの御答弁をいただきたいと思います。 421: ◯ 議 長(小川 克美議員) 福祉保健部長。 422: ◯ 福祉保健部長(石橋 啓一君) 健康寿命は,2000年に世界保健機関(WHO)が提唱したものですが,国は健康寿命を「健康上の問題で日常生活が制限されることなく生活できる期間」と定義しているところでございます。なお,国の健康日本21(第二次)において,生活習慣病の予防,社会生活を営むために必要な機能の維持及び向上等により,健康寿命の延伸を実現することを国民の健康の増進の推進に関する基本的な方向としているところでございます。 423: ◯ 議 長(小川 克美議員) 18番佐々木議員。 424: ◯ 18番(佐々木 貴史議員) 今,国の健康日本21の中でということで,健康寿命の延伸を実現することということが出ておりましたけれども,健康寿命というものに対比すると言ったらあれだけれども,同類の言葉で平均寿命というのがあります。平均寿命と健康寿命,またその差というのが何ぞやと。平均寿命があって健康寿命があって,その差というのは何なのかといったら,介護を必要とするというか,自立した生活じゃなくて,誰か人の手をかりないと自分の生活が成り立たないというところの部分が,平均寿命と健康寿命の間の数年のところかなと思うんですけれども,平均寿命と健康寿命,介護を必要とする年数についてはどれくらいの期間であろうというふうに捉えられているのか。また,介護が必要とされる市民の皆様方の対象になる人数というのか,そこに対して介護事業者であるとか介護の手というのは足りているという現状にあるのか,その辺についてお聞かせください。 425: ◯ 議 長(小川 克美議員) 福祉保健部長。 426: ◯ 福祉保健部長(石橋 啓一君) 健康寿命の算定方法につきましては,実施主体によって多様な形がとられているところでございます。狛江市では,65歳以上の人が要支援1の介護認定を受けるまでの平均期間をもとに健康寿命を算定しており,健康こまえ21(第2次)策定時に算出した平成24年のデータでお答えいたします。  平均寿命につきましては,男性が84.04歳,女性が89.07歳でございます。健康寿命につきましては,男性が80.93歳,女性が82.40歳となっております。健康寿命と平均寿命の差につきましては,男性が3.11歳,女性が6.67歳となっております。  介護が必要とされる方に対しまして介護事業者,介護者が足りているのかについてでございますが,サービス事業者がいない,あるいは介護の担い手がいないためにサービスを受けられない,利用回数などを控えているといったことは,現在のところ聞いておりません。しかし一方で,高齢者の増加に伴い,今後介護の担い手が相当数必要となり,福祉業界全般において人材不足が深刻な状況にあることは,介護事業所で人材を募集しても人がなかなか集まらないといったことや介護職員の確保の問題から,特別養護老人ホームこまえ正吉苑二番館では当初の開設予定がおくれたことなどからも認識しているところでございます。 427: ◯ 議 長(小川 克美議員) 18番佐々木議員。 428: ◯ 18番(佐々木 貴史議員) 今御答弁いただいた,狛江市としては平均寿命と健康寿命の差については,男性が3.11歳,女性が6.67歳ということでありました。  これは御答弁の最初にありましたけれども,計算の仕方といったところで捉え方が違うのかなとは思うんですけれども,ことしの3月に厚生労働省が発表した2016年のデータですと,男性が8.84歳,女性が12.35歳というところ。ちょっと計算の仕方が違うので,狛江市と厚生労働省との,介護というのか,人の手をかりないと生活が成り立たない,いわゆる自立して生活ができないといった,そこの年齢のところが,今狛江市では男性で3.11歳,女性で6.67歳,国のほうでは男性が8.84歳,女性が12.35歳というところであります。  いずれにしましても,厚生労働省の数字であろうが狛江市の数字であろうがそこに差はあるわけです。だからそこには介護というものが,人の手をかりないと生活が成り立たないという状況であろうかと思います。だから健康寿命というものを上げていくというか,健康でいられる時期を長く保てるようにしましょうというのが,国の方針であったり,狛江市の担当のほうでもそういった計画を立てられていると思うんですけれども,介護という言葉自体の捉え方なんですけれども,介護というと,例えば手が不自由,足が不自由という,いわゆる身体的に不自由のある方に手を差し伸べるというふうに捉えられがちになってしまう。その方をぱっと見て身体的に不自由,手が不自由なのかな,足が不自由なのかなといったものはわかる。ただ,ぱっと見て身体的に不自由がなさそうだと,こういった方,いわゆる認知症を抱える方というのか,ぱっと見ではわからない,でも認知症を抱えているという方もいらっしゃる。  ただ,認知症の方に介護といったものがどう当たっていくのか。介護というと,どうしても身体的に不自由な方と捉えられがち。私自身もそういうふうに捉えてしまうところがある。ぱっと見て身体的には不自由がなさそうだけれども認知症を抱えていらっしゃる。ここの介護というところにどう当てはまっていくのかというか,その辺の考え方,御見解をお聞かせいただきたいと思います。 429: ◯ 議 長(小川 克美議員) 福祉保健部長。 430: ◯ 福祉保健部長(石橋 啓一君) 先ほど答弁申し上げました健康寿命の定義に沿いますと,身体的に不自由がなさそうな方でありましても,認知機能の低下により日常生活に支障が出ている場合は,介護が必要な状態に当たるものと認識しております。  先ほど答弁申し上げた市の健康寿命の算出においても,身体,認知機能にかかわらず要支援状態となる年齢を健康寿命と捉えているところでございます。 431: ◯ 議 長(小川 克美議員) 18番佐々木議員。 432: ◯ 18番(佐々木 貴史議員) 認知症の方を,もちろん家族であればわかることもあるでしょうけれども,認知症の捉え方というのがすごく難しいと思います。  後ほど申し上げますけれども,あと1点質問項目ですけれども,認知症の疑いがある方というのは,医療機関につないでくださいとよく言うんだけれども,認知症の疑いがある方をどのように医療機関につなげていけばよいのかというのが正直わからないんです。家族の認知症とかにぶち当たったというか,知り合いの中にいるとか家族にいるとかというふうにならないと,どういうふうにしていいかわからない。認知症の疑いがある方をどのように医療機関につなげていけばよいのか,実例などがもしありましたお伺いさせてください。 433: ◯ 議 長(小川 克美議員) 福祉保健部長。 434: ◯ 福祉保健部長(石橋 啓一君) 認知症初期集中支援チームによる支援の中で,認知症の傾向がありながら医療機関への受診に抵抗を感じる方に対しまして,認知症の専門的知見を持つ医師が御自宅を訪問し,医師と信頼関係を構築することで受診へとつながったケースがございます。また,各地域包括支援センターで同医師に相談ができる「もの忘れ相談会」を今年度から開始しており,初回は定員枠いっぱいの申し込みをいただいたところでございます。これらのことから,御自宅や身近な地域で医療や介護の専門職と話す機会を持ち,これをきっかけとして医療機関への受診につなげる仕組みも有効であると考えているところでございます。 435: ◯ 議 長(小川 克美議員) 18番佐々木議員。 436: ◯ 18番(佐々木 貴史議員) 実は私も御相談いただいたケースがありまして,80歳を過ぎた御夫婦がいらっしゃって,その高齢の御夫婦はお二人住まいじゃなくて娘さんの家族と一緒に住まわれているという状況の中で,お父さんのほうが少し物忘れが日常生活の中で多くなってきたかなというふうに感じられたらしいんです。そんなときに80歳過ぎたお父さんの奥さんが家の中で転倒してしまって,骨折して2カ月ぐらい入院をされていたそうです。要するに連れ合いが入院して家にはいない。そうしたら,その娘さんの話ですけれども,お父さんが日に日に,物忘れどころじゃなく認知症と,明らかにそうだろうなと思うものが,きのうよりもきょう進んじゃっているというような雰囲気があったと。  どうしたらいいかということで,先ほど福祉保健部長も御答弁いただきましたけれども,もの忘れ相談会も紹介させていただいたんですけれども,80歳を過ぎた方が物忘れがひどくなったというぐらいの捉え方もあるだろうし,御本人を病院に連れていくといっても嫌がる方もいらっしゃいます。どう説得して病院に連れていくのかといったものもある。本当にケース・バイ・ケースでいろいろあるんだろうなと思ったのが,ヒアリングさせていただいた中で聞いたのが,御家族としても親が認知症になったということをある意味では認めたくなくて,病院にもつなげられない,連れていきたくないといったものもあるそうであります。  認知症についてはしっかりとこれから取り組んでいかなければならないことだなというふうに思ったんですけれども,そんな中でこういう記事がありました。「急速な高齢化に伴い,65歳以上の認知症患者は現在の約500万人から2025年には約700万人になると見込まれている。65歳未満の若年性認知症の問題もある。医療や介護などの社会保障費が大きく膨らみ,支え手となる家族にも経済的,肉体的,精神的な負担が重くのしかかる。介護をする人も,」──これは私も初めて聞いた言葉ですが,介護をする人も,介護される人も認知症を患っているという「認認介護」という言葉があるらしいです。前に老老介護,高齢者が高齢者を介護するというのはありましたけれども,今は介護するほうもされる側も認知症を患っている認認介護という言葉も,これも深刻だと。この認知症対策をどう強化していくか,これは喫緊の課題であるということで,国のほうでは,公明党としても認知症施策推進基本法案の骨子をまとめて,これから有識者の意見なども聞いて法案化の作業を進めていくといった取り組みもありますけれども,私も今回御相談を受けて,知り合いの方でしたのでいろいろな話を聞く中で,本当に大変な,認知症というのはぱっと見が変化がないし,久しぶりに会ったという人だと別にそんなに変わらないんじゃないと。だけども毎日一緒にいる御家族の方からすると,日に日に認知症が進んでいるといったことを御相談の中で経験をいたしました。  今回の健康施策についてということは,ある意味では投げかけ的なものになってしまうんですけれども,認知症についてはこれから,担当部,担当課だけじゃなくて,さまざま全庁的なところで捉えてというか,考えていかなければならない部分かなとも思いましたので,一般質問という形で問題提起をさせていただいた次第であります。  いずれにしても多くの市民の皆様方が,これは認知症になった方だけじゃなくて,その御家族も本当に大変な御苦労がございます。ただ,認知症というのも早期発見・早期治療というのか,今は日進月歩で治療が進んでいるという報道もされております。だから,どうやって医療機関とかそういった所につなげていけるかというところが本当に大事な部分だと思いますので,ここを,悩んでいらっしゃる市民の方,御家族の方,また御本人で,言葉はあれだけれども,俺はぼけが進んじゃったかなという方,物忘れがひどくなったなという人が,医療機関とかにつなげられるようなものを考えていかなきゃいけないなというふうに感じましたので,一般質問という形でやらせていただきました。  1問目は以上になります。  次に安全・安心なまちづくりについての再質問をさせていただきます。  熱中症についてであります。これまでの市の各施設における熱中症対策としての取り組みをお聞かせください。 437: ◯ 議 長(小川 克美議員) 総務部長。 438: ◯ 総務部長(上田 智弘君) 庁舎における熱中症対策の取り組みでございますが,予防対策といたしまして,市民ひろばへのミストシャワー設置,また,万が一熱中症患者が発生した場合の対策といたしまして家庭用瞬間冷却剤の準備と,ジャックポット狛江店に氷の提供協力を依頼しております。 439: ◯ 議 長(小川 克美議員) 福祉保健部長。 440: ◯ 福祉保健部長(石橋 啓一君) 市役所,あいとぴあセンターなど市内の公共施設につきましては,熱中症予防のための一時的な休憩場所として熱中症予防スポットを設置しております。また,高齢者支援施設でございます地域包括支援センター,シルバー人材センター,特別養護老人ホーム,有料老人ホーム,グループホーム,狛江共生の家,狛江団地集会所の御協力のもと,これらの施設にも高齢者を中心とした熱中症予防スポットを設置しており,これらの施設では,熱中症等の体調のすぐれない方にお使いいただけるよう,瞬間冷却剤や経口補水液を常備しているところでございます。 441: ◯ 議 長(小川 克美議員) 参与。 442: ◯ 参 与(石森 準一君) 保育園,学童保育所における熱中症対策につきましては,ミストシャワーを平成26年度に駄倉保育園,東野川学童保育所に設置を行いまして,平成27年度には全ての保育園,学童保育所に設置をしているところでございます。  また,気温,水温,天気によりますが,保育園,学童保育所ともにプールを設置しており,暑さをしのぐため毎日のように活用しているところでございます。児童に対して気温により外遊びの時間を制限し,小まめに全員を室内に戻して,15分程度の水分補給と冷却タイムを設けるなどして注意喚起を図り,外遊び前には園庭に水まきをしているところでございます。窓をしっかり閉めることやカーテンを活用して冷房効果を高めるなど,室内の温度の調整にも努めているところでございます。 443: ◯ 議 長(小川 克美議員) 教育部長。 444: ◯ 教育部長(平林 浩一君) 小・中学校での取り組みでございますが,全ての普通教室と音楽室や家庭科等の特別活動室に空調設備を設置しております。体育館には,空調設備を設置している緑野小学校と狛江第二中学校を除きまして冷風機と送風機を設置するほか,ミストシャワーの設置,熱中症計の配付等を行っております。また,昨年度は健康増進に関する協定を締結している大塚製薬から経口補水液の提供を受け,各学校に配付しており,今年度につきましても調整を図っているところでございます。 445: ◯ 議 長(小川 克美議員) 18番佐々木議員。 446: ◯ 18番(佐々木 貴史議員) 各施設ではいろいろと対策をしていただいているところであります。総務部長の御答弁で,ジャックポットから氷の提供というのは発想がすごいですね。あと瞬間冷却剤というのは,袋に入っているもので,真ん中をパチンとやると袋の中のものが割れてすごく冷たく冷えるものだと思いますけれども,あれも瞬間的に冷やすには本当に重要なものだと思います。これからも各施設での熱中症対策についてはいろいろとお考えをいただきたいと思います。  今6月でありますけれども,先週までは暑い日が続きました。先週はもう夏が来たかという感じでしたけれども,実際はこれからが本格的な夏,いわゆる暑い時期を迎えます。市民の命にも及ぶことですから,市民お一人お一人の命,また健康を守るための各施設の取り組みと,あとは一般向け,高齢者向け,または乳幼児の保護者であったり学校での児童・生徒に対する注意喚起,周知の徹底等,これらについての取り組みをお聞かせください。 447: ◯ 議 長(小川 克美議員) 福祉保健部長。 448: ◯ 福祉保健部長(石橋 啓一君) 周知につきましては,広報こまえ,市ホームページで熱中症やその予防に関する周知・啓発を図るとともに,気象庁からの高温注意情報の発令に合わせて,市ホームページ及び防災行政無線で注意喚起をしていきたいと考えております。また,高齢者向けの注意喚起といたしましては,65歳以上の市民に向けた周知としまして,介護保険料の納入決定通知書に同封する形で,高齢者全員に周知のリーフレットについて同封して啓発を図っているところでございます。 449: ◯ 議 長(小川 克美議員) 教育部長。 450: ◯ 教育部長(平林 浩一君) 学校での取り組みを答弁申し上げます。  東京消防庁の情報や東京都教育委員会が作成いたしました資料を参考にした資料に基づきまして,校長会で熱中症対策の徹底を図っているところでございます。また,大塚製薬株式会社の協力を得まして,中学校では熱中症セミナーを実施したり,養護教諭が全校集会で熱中症予防対策について講話したりしているところでございます。日常の取り組みにおきましては,高温注意情報が発令された場合には,小・中学校への速やかな情報提供と注意喚起を行っております。 451: ◯ 議 長(小川 克美議員) 18番佐々木議員。 452: ◯ 18番(佐々木 貴史議員) 本当にさまざまよろしくお願いします。  教育部長から御答弁いただきましたけれども,今の時期,ちょうど運動会とか体育祭が行われております。6月では今度の土曜日になりますか,第二中学校が残っている。また,第一小学校と第五小学校については10月の半ばですけれども,6月はこれから暑くなるということと,10月についてもまだ暑いということもありますので,運動会,体育祭の開催について各学校にさまざまな熱中症対策も,注意喚起を教育委員会としてもお願いしたいと思います。  各年代の幅広い年齢層での熱中症対策ということをお聞きしましたけれども,昨年の第3回定例会のときにも熱中症対策ということでやらせていただいたんですけれども,小・中学校にいる児童・生徒は学校内に拘束されております。何が言いたいかというと,高齢者であっても私たち一般の社会人であっても,暑いときに冷たいもので喉を潤したいなと,冷たいものを体に入れたいなといったときは,コンビニであったり自動販売機で買える,もしくは施設に行けば冷水器があったりする。そういった冷たい飲み物で体を冷やすということができます。  しかしながら小学生,中学生は,水筒を持っていくということもあるんだけれども,学校に拘束をされていて,冷たい飲み物を口にするというのがなかなか難しいという現状があります。こういった中では,PTA連合会のほうからも御要望があろうかとは思っておりますけれども,小・中学校に冷水器の設置を改めて御検討をお願いしたいと思いますけれども,いかがでしょうか。 453: ◯ 議 長(小川 克美議員) 教育部長。 454: ◯ 教育部長(平林 浩一君) 市内の小・中学校の児童・生徒の水分補給につきましては,水筒の持参によって補完しているところでございます。  また,学校への冷水器設置につきましては,これまでにPTA連合会からも要望をいただいているところでございます。冷水器を設置することによりまして,児童や生徒の熱中症対策になるなどのメリットが考えられる一方,休み時間に冷水器が行列となり,次の授業時間に支障が生じた等の課題も聞いております。また,初期費用に加えまして水質検査や清掃等が継続的に必要となりますので,小・中学校に冷水器を設置している地域を参考として検討させていただきたいと思っております。 455: ◯ 議 長(小川 克美議員) 18番佐々木議員。 456: ◯ 18番(佐々木 貴史議員) PTA連合会のほうからも御要望があるということは,保護者の皆様方も自分の子供が通っている学校に冷水器をつけてもらいたいという思いが集約されたものがPTA連合会の要望として出されているものだと思いますので,研究・検討いただいて,設置に向けてよろしくお願いしたいと思います。  次に自転車の安全対策ということについてであります。  市内における自転車の関係する事故,この発生状況についてお聞かせください。 457: ◯ 議 長(小川 克美議員) 都市建設部長。 458: ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) 平成29年中のデータとなりますが,市内で自転車が関与する事故は45件発生しております。市内の交通事故総件数が108件であったため,関与率は41.7%でした。都内23区26市の中でも順位は6位であり,比較的高い率となっているところでございます。 459: ◯ 議 長(小川 克美議員) 18番佐々木議員。 460: ◯ 18番(佐々木 貴史議員) 今御答弁をいただきましたけれども,小さな市域ですから件数的にはそんなでもないんでしょうけれども,全体の事故数から考えたら,自転車の事故が41.7%,23区26市で多いほうから6番目だということで,率が高いということであります。狛江市は平たんな地形でありますので,自転車の利用者というのが,いわゆる移動手段としては,高低差がないので楽な交通手段だということで自転車を利用される方が多いから,事故の率というのも多いのかなというふうにも思います。  事故の現状がわかりました。その中で市民の皆様方に向けた安全な自転車の運転,気をつけましょうというような広報についてお聞かせいただきたい。また,保育園児であったり児童・生徒の指導といったものについて,安全に乗らなきゃだめだよという指導についてお聞かせいただきたいと思います。 461: ◯ 議 長(小川 克美議員) 参与。 462: ◯ 参 与(石森 準一君) 保育園児の指導についてでございますが,保育園児はまだ自転車に乗れない児童が多く,実施はしていないところでございます。ただ,正しい交通ルールの習得を目指して交通安全教室については実施をしているところでございます。 463: ◯ 議 長(小川 克美議員) 都市建設部長。 464: ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) 毎年5月は自転車安全利用月間ということで,警視庁から広報の掲載依頼もあり,広報こまえ平成30年5月1日号に自転車の安全な乗り方について記事を掲載しております。また,昨年度作成しました安心安全交通ブックの中でも,自転車の運転に関する事例を設け,周知を図っているところでございます。また,年2回市内中学校向け,年1回市民向けの計3回でスタントマンによる交通安全教室であるスケアード・ストレイトを開催し,自転車の安全な乗り方等を実演し,日常生活で自転車を利用する際の注意喚起を図っているところでございます。 465: ◯ 議 長(小川 克美議員) 教育部長。 466: ◯ 教育部長(平林 浩一君) 学校での指導について答弁申し上げます。  小学校におきましては,体育科の保健領域におきまして,けがを防止することを目的に交通事故などを取り上げ,周囲の危険に気づいて的確な判断のもとに行動すること,これを学習しております。また,中学校におきましては,交通事故を防止するためには自転車の特性を知り,交通法規を守り,車両,道路,気象条件などの周囲の状況に応じて安全な行動をとることが必要であることを学ぶとともに,自転車事故を起こすことによる加害責任についても学習しているところでございます。 467: ◯ 議 長(小川 克美議員) 18番佐々木議員。 468: ◯ 18番(佐々木 貴史議員) 今御答弁いただいた中で,保育園児は自転車に乗らないという話があったんですけれども,小さなお子さんをお持ちのお母さんに聞きました。皆さん知っていますか,今,ストライダーというペダルのない自転車で,お子さんが足でペダルのかわりに地面を蹴って,椅子とハンドルはついていて,移動するというか遊ぶというか,あれが今結構広まっています。  実はあるお母さんに聞いたら,うちの子は2歳からあれに乗って,3歳ではペダルをこいで乗っていたというんです。私たちの時代って,大体ここにいる皆さん方はそうだと思うんですけれども,自転車に乗るときというのは,小さな自転車で補助輪があって,補助輪がとれた人は,すごいなあいつなんて言っていた時代もあろうかと思うんですけれども,今のお子さんは,ストライダーというのでバランスがとれるようになるので,ペダルをつけて,補助輪をつけるという子が余りいないですと言われたんです。ですので,保育園のお子さんたちも小さい時期からペダルをこいで普通に自転車に乗るという,それは道路というよりは,もちろん公園とかということでしょうけれども,そういったこともありますので,小さなときから安全運転といったものについては教えていくことも大事な取り組みだと思いますので,よろしくお願いします。  あと自転車については電動アシストの自転車であります。これが本当に悲しい事故が起きているというのも現実であります。電動アシスト自転車,また,電動でお子さんを前と後ろに乗せる3人乗りの自転車の運転者への注意喚起,これについてはどのような見解,取り組みが行われているのかお聞かせください。 469: ◯ 議 長(小川 克美議員) 都市建設部長。 470: ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) 坂道も楽な電動アシスト自転車は人気が高まっていますが,モーターやバッテリーを搭載しているため重量もあり,当然ながらスピードも出ることから事故につながりやすいことは認識しております。所轄の警察とも連携しながら,市が開催する交通安全教室でも,点検・整備方法や停車時・走行時の安全な乗り方について周知を図ってまいります。 471: ◯ 議 長(小川 克美議員) 18番佐々木議員。 472: ◯ 18番(佐々木 貴史議員) 今御答弁いただきましたけれども,電動自転車というのは,乗られた方はわかると思うんですけれども,ペダルを踏んだときには,後ろから押されている感覚でぼんと前に出ますので,それによって事故が起きているというのも現実であります。  あの電動自転車というものを,今まで自分の乗っていた自転車というか,普通の自転車と同じ感覚で乗られると,あれはある意味では別の乗り物というぐらいの感覚でいないと,本当に危ない乗り物になってしまうかなというのもありますので,これも周知するというところもなかなか難しいんですけれども,何か工夫をしていただいて,電動自転車の危険というか,安全な電動自転車の乗り方みたいなものを何か周知していければなと思っております。  また,3人乗りの自転車については,こういう場面を皆さんもごらんになったことがあるかと思うんですけれども,3人乗りの自転車で,自転車は置いてあるんだけれども後ろにお子さんが乗っていて,親がいなくて大丈夫かなと,転倒したら大変な大事故になってしまいます。3人乗りの自転車というのも,例えば子供の乗せ方,おろし方,前と後ろに乗せているときは,まずハンドルの前のほうに乗っているお子さんからおろして後ろのお子さんをおろすと。乗せるときは後ろのお子さんから乗せてという順序とかといったものもありますのと,いろいろな乗り方について,隣の世田谷区では「「子育て自転車」の選び方&乗り方」という形で,これはコピーをさせていただいたものですけれども,こういったもので3人乗りの自転車に乗られている方に安全対策,周知をしているというのもお聞きいたしました。
     狛江市から自転車の事故をなくしていく。特に3人乗りの自転車というのはえらい重いですから,前後に子供を乗せて自分が乗ったら100キロ以上になるというふうにも言われております。その100キロの自転車がもし転倒するということになると,本当に大きな事故につながりますし,運転をされる方には,先ほども申し上げましたけれども,今まで自分が1人で乗っていた自転車の感覚ではなく,別の乗り物だというぐらいの感覚でいてもらわないと,事故が起こってしまうのではないかというふうに思いますので,何かしらの形で3人乗りの自転車の運転者の方,また,電動自転車を運転される方に,安全な乗り方といったものを周知できればということで要望させていただきますので,よろしくお願いいたします。  次に,児童の登下校の安全対策については割愛をさせていただきますが,何を言いたかったかというと,児童の登下校の安全対策については,6月から7月が魔の時期というふうに言われているそうであります。低学年,特に小学校1年生が交通事故が非常に多くなる魔の時期というふうに言われているそうであります。ここについては児童への指導とか,保護者への安全な登下校の連絡というか,そういったものについては取り組みをお願いしたいと思うんですけれども,ここだけ1点御答弁をお願いできますでしょうか。 473: ◯ 議 長(小川 克美議員) 教育部長。 474: ◯ 教育部長(平林 浩一君) 警視庁のほうから,毎年1学期に小学校1年生に交通事故が多発しているとの情報をいただいております。また,狛江市におきましても小学校1年生の交通事故の発生件数がどの学年よりも多いことから,校長会や生活指導主任会等で,交通事故の発生数や発生場所,発生時間帯等の情報提供をし,指導の徹底をしているところでございます。  具体的には,各校では警察官の協力を得て,小学校入学時に道路の歩き方や横断歩道の歩き方などの指導をするとともに,入学当初は住まいの地区ごとに班を編成しまして,教職員が引率して安全指導をしながら下校しているところでございます。また,保護者へは入学前の説明会で,通学路の安全の確認や道路の歩行につきまして,子供と一緒に通学路を歩き,入学前から安全指導を徹底していただくよう依頼しているところでございます。 475: ◯ 議 長(小川 克美議員) 18番佐々木議員。 476: ◯ 18番(佐々木 貴史議員) 私も朝の安全パトロールというか,挨拶おじさんというか,十何年やらせていただいていますけれども,やはりわかります。1年生が入学した当時,4月に小学校へ入学してしばらくというのは,友達と話もしないで,かちんこちんのまま登校してくるんだけれども,なれてくる時期,友達とふざけ合って,1年生はランドセルに黄色いカバーをつけていますので1年生というのはわかるんですけれども,その子たちが入学当時とは違って,遊びながら,もしくはふざけながら登校してくるという姿を見ていると,やはりこういうなれというのが交通事故につながってしまう要因でもあるのかなというふうに感じておりますので,御答弁いただきましたけれども,魔の時期というところで事故をなくしていく取り組みをお願いしたいと思います。  次に道路の安全対策ということについてであります。市が管理をする道路での道路の傷み,でこぼこなどにより発生をした事故もしくは自動車等車両の賠償補償が生じた案件,こういったものについてお聞かせください。 477: ◯ 議 長(小川 克美議員) 都市建設部長。 478: ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) 歩道部のインターロッキング部に発生していた段差や側溝のふたの破損,歩車道ブロック等につまずき転倒された通行人に対し,通院費等の道路事故等損害賠償金が発生した事例がございます。件数は過去3年で申し上げますと,平成27年度は2件,平成28年度は2件,平成29年度はゼロ件でございます。 479: ◯ 議 長(小川 克美議員) 18番佐々木議員。 480: ◯ 18番(佐々木 貴史議員) 大分前だと思うんですけれども,過去には道路にごつい穴があいていて,シャコタンみたいな車がそこを通って,えらい補償をしたという記憶がありますので,こういったことをお聞かせいただいたんですけれども,昨年度はなかったということでありますが,当時私の記憶にあるのは,車体を傷つけてタイヤがだめになったからといって,市が本当に大きな賠償をしたということがあったと思います。  それは車体の話ですけれども,物損ですけれども,こういったことでけがをされた,転倒して骨折した,また,転倒して後ろから来た車とか自転車にひかれてしまったということがないようにするためには,やはり道路の修繕というのは大事なことだと思います。道路が傷んでいる,また,修繕されないままになっているということは,市民,また広くは道路利用者の安全・安心を確保できないということであろうかと思います。事故やけがなどにつながることを誘発してしまう可能性があります。  そこで,道路の適切な管理のための調査等についてはどのように取り組まれているのかお聞かせください。 481: ◯ 議 長(小川 克美議員) 都市建設部長。 482: ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) 道路修繕計画を策定するに当たっては,市道の全路線約118キロメートルの路面状況を調査し,その結果に基づきAからEの5段階評価を行い,修繕する路線の優先度を明確にいたしました。  今後も引き続き効率的かつ効果的な修繕を推進するため,5年ごとに路面状況を調査し,道路修繕計画を改定する予定でございます。また,部分的な補修についても適切な判断で対応してまいりたいと考えているところでございます。 483: ◯ 議 長(小川 克美議員) 18番佐々木議員。 484: ◯ 18番(佐々木 貴史議員) そこはよろしくお願いします。  先ほども亀井議員のところで,道路のことについては目視で調査されているといったこともありましたけれども,1つこういった記事も見つけましたので,今,道路の点検についてはスマホで楽に調査ができるというものであります。こういったスマホを利用して,スマホを車に搭載して市内の道路を走るだけで,その振動とか何かで道路の傷みぐあいとかをチェックするというものでありますけれども,こういったものもあるということで,今後導入について検討には値するかなと思います。ただ,取り組まれている自治体が千何百キロとかといったところの部分もあったりします。先ほどの質問の中でも,市内の道路は約120キロということでありますので,ここについてはどうかなというものもあろうかとは思うんですけれども,スマホで楽々傷み発見,記録をして,車で走るだけでそういったものも確認できるというものもありますので,これは検討をしていただきたいなということを要望しておきます。  話は変わりますけれども,市内には交通安全のための立て看板というのが電柱などにくくりつけられております。こういった立て看板については設置基準みたいなものがあるのかお聞かせください。 485: ◯ 議 長(小川 克美議員) 都市建設部長。 486: ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) 交通安全施策の一環として,市民の方々が安全に通行できるよう注意喚起のために設置しているものでございます。交通量や見通し等現地の状況に鑑み設置するもので,具体的な設置基準はございません。 487: ◯ 議 長(小川 克美議員) 18番佐々木議員。 488: ◯ 18番(佐々木 貴史議員) 今私が立て看板と言って,皆さんも思い浮かべてもらいたいんですけれども,市内には立て看板が結構あります。正直言っていつの時代からあるのだろうかというような看板もあります。文字が見えない,文字が読めない。また,くくりつけている針金が緩んでいて斜めになっているとか,もしくは本当はこっちを向いているべきものがあっちのほうを向いているとか,または看板の枠が木枠なので腐食してしまっているものとか,本当に多くあろうかと思いますが,この立て看板の管理についてはどのようになっているのかお聞かせください。 489: ◯ 議 長(小川 克美議員) 都市建設部長。 490: ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) 現在担当の道路交通課で市内のエリアを分けまして,これまで設置した立て看板の調査を進めているところでございます。御指摘のとおり市内には老朽化した立て看板も存在していることから,調査の中で適宜更新等の対応はしていきたいと考えております。今後,市内の立て看板等の設置場所や設置時期を把握し,適正な管理を進めるため,早急な状況把握に努めてまいりたいと考えているところでございます。 491: ◯ 議 長(小川 克美議員) 18番佐々木議員。 492: ◯ 18番(佐々木 貴史議員) 先日,古くて文字が読めない,見えない,こういった看板をどうにかしてほしいとの御相談がありました。これに対しては担当課がすぐに対応いただいて,きれいで見やすく,また枠が金属枠のものにつけかえていただきました。また,今のはすごくカラフルで見やすい。御相談いただいた市民の方も喜ばれておりました。  現在の立て看板の点検をしていただいて,順序立てて計画的につけかえていくということが,車両またはバイクのドライバー,また自転車の運転者に注意喚起を促して,市内の安全に大きく寄与すると考えられます。この取り組みについて要望いたしますが,いかがでしょう。 493: ◯ 議 長(小川 克美議員) 都市建設部長。 494: ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) 今いただいた御要望につきましては,大変有意義なことで必要なことだと考えているところでございます。立て看板の適正な管理のため,まずは市内に設置されている立て看板の把握を進めてまいりたいと考えているところでございます。 495: ◯ 議 長(小川 克美議員) 18番佐々木議員。 496: ◯ 18番(佐々木 貴史議員) よろしくお願いします。  最後の安全な庁舎管理についてであります。  先日,役所の正門の所に消防車が来ておりましたので,どうしたんだということでお聞きをしましたら,市民センターのほうで,ぼや程度というような話でしたけれども火災がありました。先日発生したぼやの原因と対応方についてお聞かせください。 497: ◯ 議 長(小川 克美議員) 教育部長。 498: ◯ 教育部長(平林 浩一君) 去る6月1日の金曜日午後零時45分ごろ,市民センター2階の給湯室におきまして,公民館利用者がガスコンロにやかんをかけてお湯を沸かしている最中に一時的に給湯室を離れてしまいました。また,ガスコンロのホースの接続が不適切な状態となっており,コンロの火とガスホースが著しく接近した状態で火を使い続けたため,コンロの火でガスホースを焼いてしまい,火災につながったものでございます。幸い別の来館者の方がいち早く異常に気づき,給湯室内に設置してある消火器を使用して迅速かつ的確に初期消火を行っていただいた結果,大事に至らず,ぼや程度の被害にとどめることができました。  この火災を受けまして,再発防止の取り組みといたしまして,直ちに利用者の方が御利用いただける2階及び地下1階給湯室のガスコンロを撤去いたしまして,電気式給湯器具を使用することに改めたところでございます。  御利用者の皆様,また,議員の皆様に御心配と御迷惑をおかけいたしましたことを改めておわび申し上げます。 499: ◯ 議 長(小川 克美議員) 18番佐々木議員。 500: ◯ 18番(佐々木 貴史議員) 火災は発生したけれども,ほかの来館者の方が本当に素早い消火活動をしていただいたおかげで,けが人は出なかったということでありました。  ただ,ぼやという表現をさせていただきますけれども,今回のぼやでは日ごろの避難訓練が生かされていたのか,また,実際発生したときを振り返って反省点,課題,また,今後強化をしなければならないことについては,何かお気づきの点があったらお聞かせください。 501: ◯ 議 長(小川 克美議員) 教育部長。 502: ◯ 教育部長(平林 浩一君) 今回の火災対応の中では,火災発生直後から短時間の間に初期消火と在館者の避難誘導を的確に行うことがいかに重要であるか,また,どれほど難しいかにつきまして認識を新たにしたところでございます。  今後の課題といたしましては,御高齢の御利用者が多い公民館におきましては,迅速な避難行動を実現することは困難であることが予想されます。このため,御利用者の皆様を含めた避難訓練を実現しなければならないと考えているところでございます。  また,今後強化しなければならないことといたしましては,日常的に危険箇所の洗い出しと確認を行った上で的確な改善を行い,火災予防を徹底することと,日ごろからの訓練と演習を積み重ねまして,とるべき行動を速やかに行えるように備えてまいりたいと考えているところでございます。 503: ◯ 議 長(小川 克美議員) 18番佐々木議員。 504: ◯ 18番(佐々木 貴史議員) 本当によろしくお願いをしたいと思います。  今回の件を教訓としまして私も思ったのが,利用者の多い公共施設,地区センターであるとか地域センターについても,ガスコンロがある所についてはこれを撤去して,電気湯沸かし器を設置したほうがよいのではないかと考えておりますけれども,この辺についてのお考えをお聞かせください。 505: ◯ 議 長(小川 克美議員) 市民生活部長。 506: ◯ 市民生活部長(榎本 正樹君) 地域センター,地区センターの中で給湯室にガスコンロを設置している所は,野川地域センター,上和泉地域センター,駄倉地区センター,根川地区センターとなり,そのほかは電気コンロとなります。発火の危険性の高いガスコンロについては撤去を行い,電気式器具への変更に努めてまいりたいと思っております。各地域センター,地区センターの運営協議会と検討を行ってまいりたいと考えます。 507: ◯ 議 長(小川 克美議員) 18番佐々木議員。 508: ◯ 18番(佐々木 貴史議員) よろしくお願いいたします。  今回,安全・安心なまちづくりということで幾つか質問させていただきましたけれども,お聞きをしましたら,実は安全・安心の中で私もいつも取り組んでいる振り込め詐欺のことでありますけれども,先ほど確認しましたら,ことしの5月末でもう16件,2,270万円の被害が出ているということであります。また,悲しいかな報道されている児童虐待,本当に幼いお子さんの命がという,あってはならないことが起きてしまっているという現実,こういったことについて安全・安心なまちづくりということで,今回はきょう質問させていただいたところに的を絞ってやらせていただきましたけれども,市民の皆様方の安全・安心を守っていくには,担当部,担当課だけでなくて全庁的なところで取り組みをいただかなければならないところでありますので,また皆さん方のお力もかりながら,狛江市の安全・安心といったものを確立していきたいと私自身も決意をしておりますので,よろしくお願いしたいということを申し上げて全ての質問を終わります。 509: ◯ 議 長(小川 克美議員) 暫時休憩いたします。     午後 4時19分 休憩     午後 4時39分 開議 510: ◯ 議 長(小川 克美議員) 休憩前に引き続き会議を開きます。  時間の延長をお認め願います。  一般質問を続行いたします。6番吉野芳子議員。     〔6番 吉野芳子議員登壇〕 511: ◯ 6 番(吉野 芳子議員) 通告に従いまして2問質問をいたします。  1問目は暮らしたいまち,住みやすいまちを目指してです。  今,80歳以上の女性の4人に1人がひとり暮らしだといいます。若者,高齢者だけでなく中高年にも単身世帯が急増しています。誰もがひとり暮らしになる可能性のある時代ともいえ,狛江市も決して例外ではありません。2015年の国勢調査では,日本の単身世帯は約1,842万世帯,一般世帯の約35%を占めました。1990年には約939万世帯でしたので25年で倍増したことになり,驚きを隠せません。  注目すべきは,80歳以上の女性と50代男性の単身世帯の増加と言われています。国立社会保障・人口問題研究所では,80歳以上の女性のひとり暮らしは2030年に256万人になると予測しています。4人に1人の割合は変わらないけれども,団塊世代が80歳以上になり,絶対数は大幅にふえることになります。一方,50代男性のひとり暮らしの増加は,未婚化の進展と団塊ジュニアが2030年に50代になるためです。  また,今,配偶者や子供がいるからといっても,高齢になった親とその子供の別居化が進んでいます。家族構成や家族の事情が大きく変わる中,単身急増社会を支える地域づくりが求められています。その中でも食をめぐる問題は心身ともの健康にも深くかかわっており,行政が積極的に取り組むべき課題ともいえます。  総菜などの中食と外食の市場が伸びており,両方合わせて年間約34兆円とされているとのことです。家で料理をつくる内食と並ぶ規模になっています。家庭の味が失われつつあるのが現状です。消費者ニーズに合わせてスーパーのレストラン化も拡大しています。コンビニでもイートインがふえており,その進化バージョンが続々と登場しています。狛江市でもニーズに合った食の提供が市民食堂で実現できないものかと考えます。それも今の行政の重要な使命の一つと思えるからです。  狛江市の市民食堂の委託事業の経緯,それ以前の市職員の福利厚生のための食堂との違いについてお伺いいたします。  再質問は自席よりいたします。 512: ◯ 議 長(小川 克美議員) 総務部長。 513: ◯ 総務部長(上田 智弘君) これまでの経緯でございますが,以前は職員共済会が事業者へ委託し,職員の福利厚生の一つとしての職員食堂という位置づけで食堂運営を行っておりました。しかしながら,厨房機器の多くが昭和56年の庁舎新築当時から使用していたものであったために老朽化が著しく,大規模改修が必要な時期となっていたこと等から,職員共済会において平成24年6月に臨時理事会を開催し,職員食堂の今後のあり方について検討した結果,職員食堂としての位置づけを解消し,市民が利用主体となる食堂として食堂機能を存続することが望ましいという結論に至りました。  これを受けまして,市として市民食堂検討委員会を立ち上げ,平成25年6月にその検討結果として,事業者の選定方法については,市庁舎内市民食堂という制約の中,安定した経営はもとより,市民にとってよりよいサービスが提供できるよう,さまざまなアイデア・ノウハウを提案していただきたいという観点から,公募型プロポーザル方式によること等と結論づけまして,民間事業者の自主的運営による食堂として運営事業者を募集・選定し,平成26年5月に現事業者により新たな食堂としてオープンいたしました。  以前の職員食堂と比較しますと,営業時間が大幅に拡大されたことや民間のアイデア・ノウハウによるさまざまな企画の実施等により,市民が利用主体として,より便利に快適に御利用いただける食堂になったものと考えております。 514: ◯ 議 長(小川 克美議員) 6番吉野議員。 515: ◯ 6 番(吉野 芳子議員) 民間のアイデア・ノウハウということで,営業時間が大幅に拡大されたことというのは市民が周知するところかなと思います。  では市民食堂とそれ以前の市の食堂,それぞれの評価できる点とそうでない点についてお伺いいたします。 516: ◯ 議 長(小川 克美議員) 総務部長。 517: ◯ 総務部長(上田 智弘君) 現在の市民食堂につきましては,先ほど答弁をいたしましたとおり,市民を利用主体とした便利で快適な食堂へとリニューアルし,これまで安定的に運営していただいていることが何より一番の評価すべき点であると考えております。  一方で,以前の職員食堂については職員の福利厚生を目的としていたため,狛江市公有財産規則に基づき,行政財産使用料や光熱水費を全額免除していたことで,事業者のコスト負担軽減が図られていたこともあり,メニュー価格については通常の飲食店と比較して割安に提供されていたものと考えております。 518: ◯ 議 長(小川 克美議員) 6番吉野議員。 519: ◯ 6 番(吉野 芳子議員) それでは,今の委託業者との情報交換等はどのように行っているのでしょうかお伺いいたします。 520: ◯ 議 長(小川 克美議員) 総務部長。 521: ◯ 総務部長(上田 智弘君) 運営事業者とは適宜情報交換を行っております。市からは,利用者からの要望を踏まえたメニュー展開をしてほしいこと,お店のチラシを配布するなど集客が期待できることを行ってもらいたいことなど,積極的な取り組みを要望しているところであり,事業者も可能な範囲で真摯に対応をいただいております。 522: ◯ 議 長(小川 克美議員) 6番吉野議員。 523: ◯ 6 番(吉野 芳子議員) 現在の市民食堂の利用状況,利用者の反応についてはどうかお伺いいたします。 524: ◯ 議 長(小川 克美議員) 総務部長。 525: ◯ 総務部長(上田 智弘君) 事業者へ確認したところ,月間平均来客数は3,000人程度,1日当たりに換算しますと100人程度ということでございました。市といたしましては,ここ最近は利用者から直接食堂に関する御意見等はいただいておりませんが,開店から約4年間,安定的に食堂運営をしていただいておりますので,利用者からはおおむねよい評価を得ているものと認識しております。 526: ◯ 議 長(小川 克美議員) 6番吉野議員。 527: ◯ 6 番(吉野 芳子議員) 1日100人ということですので,狛江は小さな食堂が多いですから,多くの人の胃袋を支えているというふうに思えるんですけれども,一方で接客態度などを含めて接客の質が低いという声を私は聞いておりますが,この現状と対策についてお伺いいたします。 528: ◯ 議 長(小川 克美議員) 総務部長。 529: ◯ 総務部長(上田 智弘君) 事業者のほうへ確認をいたしましたが,ここ最近で御指摘のような御意見を受けたことはないということでございましたが,全ての利用者に気持ちよく御利用いただけるよう従業員の指導をしていくとの回答をいただいております。 530: ◯ 議 長(小川 克美議員) 6番吉野議員。 531: ◯ 6 番(吉野 芳子議員) 夜行った方で2組にお伺いしたら,その内容がほぼ一緒だったので紹介いたしますと,まず,席がほかがあいているのに席を選ばせないで,店員の方が案内する所に行かされてしまうというのはなぜかなということと,オーダーミスが結構あるということで,その後のフォローの接客もできていないというようなことでございました。  前々から申し上げているんですけれども,この時期ですので,きちんとこういったことを客観的に把握できるようなアンケート調査をするべきではないかと思いますが,いかがでしょうか。 532: ◯ 議 長(小川 克美議員) 総務部長。 533: ◯ 総務部長(上田 智弘君) 今年度末で開店から5年という1つの区切りを迎えますので,御指摘のとおり,事業者と相談の上,今年度中に利用者アンケートを実施する方向で検討してまいります。 534: ◯ 議 長(小川 克美議員) 6番吉野議員。 535: ◯ 6 番(吉野 芳子議員) これは事業者にとっても,市にとっても,また利用者にとっても,皆さんにとっていいことだと思いますので,ぜひお願いいたします。  それでは市民食堂の課題として認識していること,把握していることは何でしょうかお伺いいたします。
    536: ◯ 議 長(小川 克美議員) 総務部長。 537: ◯ 総務部長(上田 智弘君) 現状の課題といたしまして,平日夜間の集客が伸び悩んでおり,事業者のほうで新しいイベントの企画など必要な対応を検討しているとのことでございます。また,利用者ニーズに応じたメニューの充実という点につきまして,新たなメニュー開発など,今後実施を予定しておりますアンケートの結果を踏まえ,事業者のほうと協議してまいりたいと考えているところでございます。 538: ◯ 議 長(小川 克美議員) 6番吉野議員。 539: ◯ 6 番(吉野 芳子議員) 先ほど申し上げたとおり,孤食とか外食,中食の増加,また,貧困による欠食など食をめぐる問題というのは大変深刻だといえます。こういった問題の一端であっても解決するために,市民食堂としてどんな役割が想定できるのでしょうか。例えば,私たちもことし1月に行ってきたんですが,武蔵野市のさくらごはんや,新聞などでもよく取り上げられております民間の社員食堂とか学食などでも,本当に市民ニーズに合った開かれた食の提供の事例というのは幾らでもあると思います。狛江市でもぜひこういったものを取り入れて,ほかの所では,狛江市の民間の業者ではできないようなメニューの提供などをしていただきたいと思います。いかがでしょうか。 540: ◯ 議 長(小川 克美議員) 総務部長。 541: ◯ 総務部長(上田 智弘君) 市民食堂は,基本的には公費を投入せずに事業者の自主的運営に委ねているところでございます。また,現事業者は狛江市以外にも30店舗以上の飲食店を経営する企業のため,企業全体としての経営・事業方針などもございますので,狛江の市民食堂としての独自の取り組みを実施していくにはさまざまな制約がありますが,市といたしましても,行政,民間を問わず食の提供に関する先進事例を研究していく中で,市民・社会ニーズに応えられ,かつ実現可能なものがあれば,事業者のほうへも提案してまいりたいと考えております。 542: ◯ 議 長(小川 克美議員) 6番吉野議員。 543: ◯ 6 番(吉野 芳子議員) 市民食堂については前のときからずっと質問してきたので,また今後もいろいろな事例を勉強しながら,私のほうも,狛江の中でどういった市民食堂の形が市民に望まれているのか,こういったことについては質問をしていきたいと思っております。  続いて道路の安全対策について伺います。市民の皆様から御指摘のあった箇所について具体的にお聞きしてまいります。  まず世田谷通り一の橋交差点にある岩戸交番とガソリンスタンドの間の道路,喜多見駅に向かう道路が狭かったり見通しが悪く,自転車,歩行者,車両などで危険だとの声が寄せられております。安全対策はどのような形でなら実現するのかお伺いいたします。 544: ◯ 議 長(小川 克美議員) 都市建設部長。 545: ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) 御指摘の路線以外でも,限られた道路空間で自転車,歩行者,車両が共存することが重要であることから,これまでも安全対策として,運転者に対する注意喚起として立て看板や路面表示,路側帯のグリーンベルトなどの対策を行ってまいりました。また,交通安全教室などの交通事故に対する意識向上を図るソフト面での充実や,交通安全計画や現在策定中の自転車ネットワーク計画など,効果的な事業のさらなる推進が今後必要なことであると認識しております。  御指摘の路線は将来においても拡幅する予定はないため,現状の中でより効果的な対策が必要となってまいります。今後現地の状況に合った対策を検討してまいります。 546: ◯ 議 長(小川 克美議員) 6番吉野議員。 547: ◯ 6 番(吉野 芳子議員) 続いて猪駒通りから世田谷通りに北上して抜ける旧八千代銀行,今はきらぼし銀行,この前の通りについての市の認識はどうでしょう。植え込みで見通しが悪く,横断歩道も含め何かの安全対策が必要だと思いますが,いかがでしょうか。 548: ◯ 議 長(小川 克美議員) 都市建設部長。 549: ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) 御指摘の路線はもともと都道でしたが,平成13年に東京都から移管を受けた路線となります。道路の一部に水路が存在しており,水路上にある樹木が繁茂している時期もありますが,定期的な維持管理に努めているところでございます。そのほか,民地から道路へ越境している樹木も存在していることから,この路線だけでなく,市域全体で道路に越境している樹木の所有者には適切な管理をお願いしているところでございます。また,現地の状況に応じた安全対策を検討していきたいと考えているところでございます。 550: ◯ 議 長(小川 克美議員) 6番吉野議員。 551: ◯ 6 番(吉野 芳子議員) 世田谷通りを多摩水道橋から下り,世田谷通りの高架下へ行く道と交差する箇所は世田谷通りに防音壁があります。特に自転車が下ってくる場合,スピードが出ている上,見通しが悪く大変危ない経験をしたという声がございます。何か安全対策を講じるべきではないかと思いますが,いかがでしょうか。 552: ◯ 議 長(小川 克美議員) 都市建設部長。 553: ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) 都道に絡みますので,東京都と相談をしながら,現地の状況に応じた対策について今後検討をしてまいります。 554: ◯ 議 長(小川 克美議員) 6番吉野議員。 555: ◯ 6 番(吉野 芳子議員) 私はここはよく通るのですごく気持ちがわかるんですが,本当にここは危ないですので,ぜひ早目に東京都に相談をしていただきたい。何か起こってからでは遅いかなというふうに思います。ぜひよろしくお願いいたします。  それと狛江駅のことですが,構内から南北通路に出るときに2段ほど階段状になっております。見ておりますと踏み外しそうになっている方が多いと思います。改善はできないでしょうか。 556: ◯ 議 長(小川 克美議員) 都市建設部長。 557: ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) 御指摘の箇所は小田急電鉄の敷地内となっておりますので,小田急電鉄に対してそうした御意見があるというお伝えはしてまいりたいと考えているところでございます。 558: ◯ 議 長(小川 克美議員) 6番吉野議員。 559: ◯ 6 番(吉野 芳子議員) よろしくお願いいたします。  今年度大規模改修をする岩戸児童センターと同時期に整備された岩戸川せせらぎについては,以前から対応すべきということで質問をしてまいりました。岩戸川せせらぎの遊歩道の現状認識と修繕の進め方についてお伺いいたします。近隣からの意見とその反映についてもお伺いいたします。 560: ◯ 議 長(小川 克美議員) 環境部長。 561: ◯ 環境部長(清水 明君) 岩戸川せせらぎの遊歩道の現状としましては,整備されてから20年以上が経過していることから,遊歩道には経年劣化による段差や亀裂が数箇所生じているところでございます。また,そのような状況から,市民からは段差があって危ないといった御意見をいただいており,これらの状況を踏まえ,今年度に,利用の危険が伴う可能性が高い段差の大きな箇所の修繕を予定しております。具体的な時期ですが,10月ごろから修繕を始め,年内には終了させる予定でございます。 562: ◯ 議 長(小川 克美議員) 6番吉野議員。 563: ◯ 6 番(吉野 芳子議員) 20年以上ということですけれども,平成4年だと思いますので26年経過しております。私はここもよく通るんですが,日々劣化がひどくなって足元が悪くなっているように思います。年内には修繕完了と聞いたので安心をいたしました。ただ,ここはすごく危険で大けがという感じはないので,その辺のところは心配がないのかなというふうには思っております。  それでは修繕の内容で工夫した点,こういったところはどこでしょうか。 564: ◯ 議 長(小川 克美議員) 環境部長。 565: ◯ 環境部長(清水 明君) 現状の舗装と同等の材料を使用することにより,できる限り既存のものと調和した修繕を行いたいと考えているところでございます。 566: ◯ 議 長(小川 克美議員) 6番吉野議員。 567: ◯ 6 番(吉野 芳子議員) 了解いたしました。お願いいたします。  では,多摩川周辺の景観を守って,かつ親しまれるようにするための市の取り組みについて伺います。また,課題は何でしょうか。 568: ◯ 議 長(小川 克美議員) 環境部長。 569: ◯ 環境部長(清水 明君) 多摩川は市の貴重な環境資源であり,私たちが誇ることのできる景観として,美化活動や環境保全活動などを進めてきたところでございます。また,きれいな多摩川を保持していくための取り組みとして,市民と協力して行う多摩川統一清掃や,バーベキュー,花火を指定区域で禁止する多摩川河川敷の環境を保全する条例による見回りを行ってまいりました。  課題としましては,大雨後の川の増水に伴う看板などの傾きやごみの滞留,大型ごみの投棄などが景観を損なっていることがございますが,確認次第対応を行っているところでございます。 570: ◯ 議 長(小川 克美議員) 6番吉野議員。 571: ◯ 6 番(吉野 芳子議員) 多摩川もいろいろ対応を速やかに行っているということがよくわかりました。  それでは多摩川清掃の実績と評価についてお伺いいたします。また今後に向けての市の考え方,これもお伺いいたします。 572: ◯ 議 長(小川 克美議員) 環境部長。 573: ◯ 環境部長(清水 明君) 多摩川統一清掃の実績でございますが,直近3年になりますと,参加者数は平成28年度2,164人,平成29年度2,023人,30年度2,136人,ごみの収集量は平成28年度1,045キロ,29年度710キロ,30年度790キロとなっております。  参加者数は,町会・自治会,PTAなどの各団体の御協力をいただき,ここ数年は2,000人を超え,市民の多摩川への関心が高いことが見受けられ,大変ありがたく感じているところでございます。このような市民の皆様の環境美化への意識の高さを生かし,平成28年度からは市内一斉清掃であるクリーン大作戦を始めたところでございます。長く続けてきた多摩川統一清掃や新たな取り組みであるクリーン大作戦を通して,より一層の環境保全や美化意識向上を図っていきたいと考えているところでございます。 574: ◯ 議 長(小川 克美議員) 6番吉野議員。 575: ◯ 6 番(吉野 芳子議員) 多摩川は最近,利活用ということでドッグランができたり,それから多摩川でイベントを連続してする市民など新しい取り組みも起こっておりますので,そういった中で一方で清掃活動といったことも,どんどん意識が市民の中で高まっているのかなというふうに思います。  水と緑のまち狛江,たくさんの市民の憩いの場といえる多摩川ですが,看板,ポールなど景観としてはよいとは言えないものがあります。汚れたり古びた状態のものが目につきます。新しくしたり修理したりすべきだと思いますが,いかがでしょうか。どのような予定で進めていくのかお伺いいたします。 576: ◯ 議 長(小川 克美議員) 環境部長。 577: ◯ 環境部長(清水 明君) 先ほどの答弁でも少し申し上げましたが,過去に設置した看板等の傾きや老朽化などがあることは認識しているところでございます。平成29年度では,和泉多摩川地区センターや狛江高等学校,猪方樋管付近にある多摩川案内板の記事内容を刷新しました。また,すぐに撤去や交換できる簡易な看板等は確認次第対応をしているところでございます。大型の看板などの更新等については国との協議が必要になる場合もありますので,順次計画的に行っていきたいと考えております。 578: ◯ 議 長(小川 克美議員) 6番吉野議員。 579: ◯ 6 番(吉野 芳子議員) 先ほど出ました新しくなった和泉多摩川地区センター近くの花壇の整備,それから不法投棄,置いていってしまうごみの収集,そしてトイレの清掃はどのように実施しているのかお伺いいたします。 580: ◯ 議 長(小川 克美議員) 市民生活部長。 581: ◯ 市民生活部長(榎本 正樹君) 地区センターで出たごみは利用者が持ち帰ることになっておりますので,ごみの収集はしておりません。和泉多摩川地区センターにある自動販売機については,和泉多摩川地区センター運営協議会が設置しているものでございますが,缶・ペットボトルの回収については設置業者が週2日ほど回収を行っております。なお,和泉多摩川地区センターの南側,多摩川の土手下に不法投棄されたごみにつきましては,国土交通省関東地方整備局の京浜河川事務所が対応をすることになっております。  また,同センターの公衆トイレの清掃は,週4回,日曜,月曜,水曜,金曜,清掃業者が清掃を行っておりますが,雨が降った場合等はやはり泥で汚れてしまうことがあり,玄関マット等を敷くなどして対応しております。 582: ◯ 議 長(小川 克美議員) 都市建設部長。 583: ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) 植栽につきましては,樹木剪定や除草などの管理を年2回から3回職員で実施をしているところでございます。 584: ◯ 議 長(小川 克美議員) 6番吉野議員。 585: ◯ 6 番(吉野 芳子議員) 本当にきめ細やかに対応しているようです。美観を損ねない形で,ごみの不法投棄がしにくいような表示をしていただき,利用者の環境美化意識が向上するように,さらに働きかけていただきたいと思います。  それでトイレなんですが,本当ににおわないしきれいで,1カ月に一,二回はなるべく中に入って見るようにしているんですけれども,いつもペーパーもぬれていることもないし,盗まれていることもないし,すごくきれいになっているなというふうに思っています。このことがすごく大切だと思います。ここは汚さない所というふうに皆さんの認識がずっと保てればいいのかなというふうに思っております。  続いてエコルマホールの利用状況について伺います。新しいことに取り組んだ事例と成果についても伺います。 586: ◯ 議 長(小川 克美議員) 市民生活部長。 587: ◯ 市民生活部長(榎本 正樹君) 平成29年度のエコルマホール4階ホールの稼働率は63.2%となっております。平成28年度と比べ1.0ポイント増加いたしました。経年で見ると修繕実施の影響もあり上下いたしますが,平成25年度は57.8%でしたので,漸増傾向にあると評価しております。  新たな取り組みですが,平成28年度には,日本最大級のクラシック音楽祭「ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポン」のプレイベントとして「ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポン プレフェス・ア・コマエ」をエコルマホールを中心に開催いたしました。平成29年9月10日には,エコルマホールの指定管理者である狛江市文化振興事業団主催で,狛江ゆかりのアーティストを中心とした「狛江の日」音楽祭を実施し,約7,000人を集めました。そして今年度,再び「ラ・フォル・ジュルネTOKYO2018 プレフェス・ア・コマエ」を開催し,2日間で約1万4,000人の方に御来場いただきました。 588: ◯ 議 長(小川 克美議員) 6番吉野議員。 589: ◯ 6 番(吉野 芳子議員) 観客の動員数の現状はどうでしょうか。催しの内容についての評価と今後のエコルマホールについてお伺いします。エコルマホールは駅直結と言ってもいいようなほかにない利点があります。それを生かすべきだと思いますが,どのような可能性,方向性での発展を考えているのかについて伺います。 590: ◯ 議 長(小川 克美議員) 市民生活部長。 591: ◯ 市民生活部長(榎本 正樹君) 平成29年度の自主事業でございますが,ホール公演を22公演,ロビー事業を6公演実施しましたが,完売となったのは6公演のみで全般的に集客が伸び悩む結果となりました。催事内容は狛江市文化振興事業団で決定しておりますが,席数が728席であることから,招聘アーティストの規模については制限があるものでございます。  可能性,方向性での発展ということでございますが,知名度の高い公演を実施することはもちろんでございますが,知名度は低くとも内容のいい公演を実施することも大切ではないかと考えております。そのためには,やはりエコルマホールのファンをふやし,ホールに足を運んでいただくことが肝要であると考えております。エコルマホールのファンクラブともいえるクラブE会員は,年会費1,500円で先行予約やチケットの10%割引,公演情報を伝えるピックアップガイドが年4回送付されるなどの特典がありまして,平成29年度末で837人の登録がございます。そちらをふやしていくとともに,今年度エコルマホールの指定管理者の選定を行うこととなっておりますので,狛江駅北口徒歩1分という利点を生かした事業展開について,選ばれた指定管理者と検討してまいりたいと考えております。 592: ◯ 議 長(小川 克美議員) 6番吉野議員。 593: ◯ 6 番(吉野 芳子議員) 若い人とか子育て中の方,そして子供たちが行きたくなるような催しやコンサート,そういった企画を充実させていただきたいと思います。  今,狛江駅北口徒歩1分と言われましたけれども,例えば文京区でも区民センターまで直結と書いてあっても,行くまでに1分以上歩いたりするんです。狛江は駅を出たらすぐなので本当に駅直結というふうに,雨にぬれませんみたいな形で,もう少しアピールを上手にするといいのかなと思います。新しくエコルマホールを使った方々が,隣の世田谷区の方々でもそうなんですけれども,こんないいホールがあったなんてと驚かれる方もたくさんいらっしゃいます。ぜひもう一歩エコルマホールをうまくアピールしていただきたいと思います。  それでは和泉多摩川地区センターの利用状況について伺います。余り活用されていないように見えますが,掲示板は情報提供など工夫して楽しく目を引くような活用をさらに進めるべきだと思いますが,現状と課題について伺います。 594: ◯ 議 長(小川 克美議員) 市民生活部長。 595: ◯ 市民生活部長(榎本 正樹君) 和泉多摩川地区センターは平成28年度に建てかえを行い,平成29年度より開館をしており,利用率は27.9%となっております。平成27年度が34.1%でしたので,利用率はまだ戻ってきていないということになります。今年度,狛江市民活動・生活情報誌「わっこ」の1面をコミュニティ施設の紹介として利用促進を図っておりますが,地区センターも取り上げる予定でございますので,そこで和泉多摩川地区センターを周知してまいりたいと考えております。  また,和泉多摩川地区センターの掲示板は,センター入り口に1カ所,公衆トイレ入り口に1カ所の計2カ所ありますが,管理は和泉多摩川地区センター運営協議会にお願いしているものでございます。課題といたしましては,掲載場所に限りがあることから全ての事業を掲示できないことでございます。そのため基本的には市の事業で規模が大きいもの及び地域活性課所管の事業を中心に掲示をしております。 596: ◯ 議 長(小川 克美議員) 6番吉野議員。 597: ◯ 6 番(吉野 芳子議員) 和泉多摩川地区センターは,多摩川があって,そこで水防訓練や初春まつり,そういった多くの市民の方が通る場所なんですけれども,掲示板が何も掲示していないというような形で,逆に猪方三丁目の個人宅の前とかのほうが,こんなイベントをやるんだとか,すごく充実していたりするんです。やはりあそこは人が来るということですので,もう少し力を入れて,掲示板などで市の催しとか啓発できるものとかをもっと有効に使っていただきたいと思います。ぜひよろしくお願いいたします。改善を要望しておきます。  続いてもったいないをなくす取り組みについて伺います。  自転車について伺います。狛江市自転車ネットワーク計画の自転車利用の現状によれば,自転車は日常の移動手段として63.8%で利用され,そして利用頻度については,「よく利用する」「たまに利用する」で57.7%ということです。  狛江市は坂がなくて,自転車屋の数も充実しているように思います。中古自転車をもっと普及・販売すべきだと思いますが,現状はどうでしょうか。 598: ◯ 議 長(小川 克美議員) 環境部長。 599: ◯ 環境部長(清水 明君) 中古自転車普及の取り組みとして,6月に行われたこまエコまつりで抽せんによる中古自転車頒布を行っております。市民の方から不要になった自転車の寄附を募り,職員が車体を磨くなどし,抽せんを行い,市民に引き渡しております。 600: ◯ 議 長(小川 克美議員) 都市建設部長。 601: ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) 中古自転車ではありませんが,市内の小田急線駅周辺等に放置され,市で撤去し,一定期間経過後に引き取りのない自転車について,状態のよいものは市内自転車商組合が買い取り,整備後に販売をしているところでございます。 602: ◯ 議 長(小川 克美議員) 6番吉野議員。 603: ◯ 6 番(吉野 芳子議員) これも以前にも言わせていただいたんですが,隣の川崎市多摩区では狛江より廉価の中古自転車を自転車屋で売っております。狛江でも他の自治体を参考に,放置自転車の活用の手段としても販売を促進すべきではないかと思いますが,いかがでしょうか。 604: ◯ 議 長(小川 克美議員) 都市建設部長。 605: ◯ 都市建設部長(小俣 和俊君) 今いただいた御要望について,資源の有効活用の観点から積極的な活用を進めることは必要であると感じているところでございます。しかしながら,撤去後一定期間雨ざらしで保管された自転車が大半を占めていることから,整備をしても乗れる自転車は数台に限られているのが実情となっているところでございます。 606: ◯ 議 長(小川 克美議員) 6番吉野議員。 607: ◯ 6 番(吉野 芳子議員) 狛江市は狭いので,どうしても撤去後に雨ざらしということで,大変もったいないなと思いますが,このことも私のほうもまた調べて何かいい事例があったら,狛江市で放置自転車が有効利用される例などを紹介したいと思いますので,市のほうでもぜひこういったことを心にとめていただきたいと思います。  粗大ごみとして収集した品物を販売している自治体があります。狛江市でも実施することはできるのでしょうか。粗大ごみの生かし方の現状と課題についてお伺いいたします。 608: ◯ 議 長(小川 克美議員) 環境部長。 609: ◯ 環境部長(清水 明君) 収集した粗大ごみは,委託業者が収集した後に業者の敷地内で収集したものを材質ごとに分別し,資源化のための作業を行っております。原則として,収集したその日のうちに資源化のための分別等の作業を行い,クリーンセンター多摩川等に搬出しております。  市でも以前,粗大ごみとして収集した物品を販売することについて検討を行ったことがありますが,以下の理由により断念した経緯がございます。  収集した粗大ごみに修繕を施し販売する場合,2つの方法があります。1つ目は市が直接修理し販売を行う,2つ目は委託により行う方法でございます。  それぞれに問題点がありまして,まず市が行う場合ですが,2つの課題があり,保管場所の確保,洗浄と修繕を施す作業場所の確保が課題となります。次に委託により販売を行う場合は3つの課題がありまして,1つ目は保管場所の確保,2つ目は委託先の古物商などの許可の取得,3つ目は需要と供給の問題,これは収集した粗大ごみが市場価値のある品物かどうかの問題でございます。
     宅地化の進んだ狛江市での保管場所等の確保の問題や,ごみ処理に対する費用対効果等を勘案し,粗大ごみの販売ではなく,狛江市では資源化を選択しております。  市としましては,粗大ごみだけではなく,ごみそのものの発生を抑制する4Rを推進しております。市民の皆様に消費者として意識していただきたいのは,暮らしの中のさまざまな場面で環境への負荷や影響を与えていることを認識してもらうことでございます。消費者として長く使える品物を選ぶことが最も有効ですが,使い終えたものをごみとして捨てるのではなく直して使う,不要なものは人に譲るといったことも有効であると考えているところでございます。 610: ◯ 議 長(小川 克美議員) 6番吉野議員。 611: ◯ 6 番(吉野 芳子議員) 粗大ごみを出すときに,きれいだなと思うものがその次の日になくなっていたりするので,本当はいけないんでしょうけれどもそういう場合もあったり,あとは御自由にお持ちくださいみたいな形だと本当に持ち帰る方もいらっしゃるようです。市民は市民側で4Rの推進というものを自然な形で行っていると思います。市の事情はわかりました。狛江市は狭いというのが1つ,保管場所などの問題があるということで,そうだなというふうに私もこれは認めざるを得ないかなと思っております。  続いて質問いたします。市民が楽しんで参加できるイベントがふえたように思います。まずイベントの周知としての紙媒体の広報のリニューアルは著しい効果を生んだと考えられます。そういった意味で広報こまえは一歩おくれているように思います。今後魅力ある紙面づくりの必要性についてお伺いいたします。 612: ◯ 議 長(小川 克美議員) 企画財政部長。 613: ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 広報こまえにつきましては,各種の市政情報や狛江の魅力となるイベントを市民の皆様にお知らせする上でとても重要なツールであると認識しております。市民まつり,桜まつり,花火大会など,特に規模の大きなイベントなどに関しましては,市民の皆様に参加・興味を持っていただけるように,広報こまえにおいて,他の掲載すべき記事との兼ね合いを図りながら,カラー面への記事を配置したり,掲載スペースを大きくするなど,全体のバランスを考慮しながら工夫を行っているところでございます。  しかしながら,広報こまえにつきましては,限られた紙面で掲載する制約があることや,掲載回数も原則1回としていることから,イベントの告知という観点で掲載せざるを得ない状況となっております。このため,各種イベント情報につきましては,市ホームページのほか,ツイッターやフェイスブックのSNS,チラシ等においてタイムリーな周知を図ってまいりたいと考えております。 614: ◯ 議 長(小川 克美議員) 6番吉野議員。 615: ◯ 6 番(吉野 芳子議員) 私は紙媒体というのも一定のニーズがあると思っておりまして,今,狛江市では「ガク☆チキ」とか「こまeco通信」,それから「安心安全通信」というものがすごく読みやすくなっていて,切磋琢磨して紙媒体の広報についてもぜひ目を引くようなものに変えていってもらいたい。その中で広報こまえをリニューアルしてもらえたらなと思います。それから「こまえくぼ1234」,これもちょっと地味かなと思っておりますので,その辺のところは紙面の改善の検討をしていただきたいということをお願いしておきます。  ラ・フォル・ジュルネでは,「メビウス∞えきまえ広場」が有効に活用されたと思います。通常時とイベント時の双方での活用がされるわけですが,ペット,特に犬の散歩は可能なのでしょうか。散歩中に排せつ行為があり,衛生面を心配する声が小さい子供を持つ市民から寄せられました。対策についてお伺いいたします。 616: ◯ 議 長(小川 克美議員) 市民生活部長。 617: ◯ 市民生活部長(榎本 正樹君) 「メビウス∞えきまえ広場」内への犬の立ち入りに関しましては,駅前という立地条件から,立ち入りを禁止し通行できなくすることは難しいと考え,リードをした上で飼い主の適正な管理のもとでの進入を可としております。飼い主としてのモラルのない一部の方の迷惑行為を避けるために全てを禁止してしまうことは,ルールを守っている大半の飼い主にとっても不利益になってしまいますので,今後におきましては,飼い主の意識向上を啓発する掲示を行うこと等の対策を講じてまいりたいと考えております。 618: ◯ 議 長(小川 克美議員) 6番吉野議員。 619: ◯ 6 番(吉野 芳子議員) よろしくお願いいたします。  それではこまエコまつりの成果と評価,今後についてお伺いいたします。今回のこまeco通信,これはとても読みやすく,イベントの内容も参加したくなる工夫がされていたと思います。この効果についてもお伺いいたします。 620: ◯ 議 長(小川 克美議員) 環境部長。 621: ◯ 環境部長(清水 明君) 環境庁が平成3年度から6月を環境月間としているころから,狛江市でも6月を環境月間としており,こまエコまつりは環境保全の意欲を高めるための行事として6月最初の日曜日に実施している催しで,本年で46回目を迎えました。  こまエコまつりの成果と評価についてですが,近年はこまエコまつりの開催に当たり,子供服とマタニティー服の交換会や飲食店の出店,浄化した工業排水での金魚すくい,スタンプラリーの実施など,親子が楽しめる仕掛けを数多く実施したことから,来場者数が平成26年度の約500人から30年度は約1,500人へと大幅に増加させることができたことが成果であると考えております。また,来場者が大幅にふえたことで,まつりを楽しんでいただくことを通じて,難しいと思われがちな環境問題を多くの市民の皆さんに身近に感じていただくことができ,こまエコまつりの本来の目的である環境保全意識の醸成が図られたものと評価しております。  こまエコまつりの盛り上がりの一翼を担った要素としましてこまeco通信が挙げられます。こまeco通信の編集において一番大切にしていることは,子供から大人まで内容がわかりやすく伝わる紙面であることでございます。こまエコまつりが掲載されているこまeco通信30年5月号では,まつり当日の会場見取り図を掲載し,冊子自体を当日お持ちいただいて活用できるように工夫してあったため,読みやすく,こまエコまつりに参加したくなる効果があったと推測できます。  こまエコまつりの今後についてですが,引き続き最新の情報を取り入れながら,来場者が楽しめる工夫をしてまいります。 622: ◯ 議 長(小川 克美議員) 6番吉野議員。 623: ◯ 6 番(吉野 芳子議員) 500人から1,500人ということで,また,ことしは子連れの方がすごく多かったように思います。環境問題は自然に触れていくことが一番大事で,私が今熱心にやっているキエーロとかもすごく人数が来たということで,あとは下水のこととか,ふだん知らないこと,マンホールのふたのことを通してとか金魚すくいを通してとか,自然に知っていったりできるというので,ここにいっぱい家族連れが来ることは狛江にとって本当にいいことと思っています。  今のようにお金をかけずに子連れでも参加できる市内のイベントの充実が求められていると思います。秋のくらしフェスタこまえは改善の余地があるのではないでしょうか。現状と課題についてお伺いいたします。 624: ◯ 議 長(小川 克美議員) 市民生活部長。 625: ◯ 市民生活部長(榎本 正樹君) くらしフェスタこまえは,狛江市消費生活展との名称の時代から数えて44回実施してまいりました。主催は狛江市消費生活展実行委員会と狛江市となっており,消費に関する市民団体と市が協働してつくり上げております。  現状の課題といたしましては,実行委員会に参加いただける団体が固定化してきており,若い世代の団体を取り込めていない点が挙げられます。しかしながら,スタンプラリーを実施したり,出展いただく団体や講演の内容,景品など工夫を凝らすことで,過去3年間来場者数はふえ続けております。子連れでも参加しやすいよう,子育て世代で構成されている団体に出展いただくなど改善策を講じながら実施しておりますが,議員のおっしゃるとおり改善の余地はまだまだあると考えております。今後につきましても,より充実したイベントにできるように実行委員会と協力しながら検討してまいりたいと考えております。 626: ◯ 議 長(小川 克美議員) 6番吉野議員。 627: ◯ 6 番(吉野 芳子議員) 狛江市消費生活展実行委員会というのは,私も20年ぐらい前に何年間かこの実行委員会に参加してきました。そのときもすごく苦労していたんですけれども,やはりここは今までいろいろなことをリニューアルして,こまエコまつりも参加者をふやしているので,ぜひくらしフェスタこまえのほうも引き続き実行委員会と協力しながら,改善の検討をしていただきたいと思います。  市が開催しているイベントではありませんが,毎月市民ひろばでは楽市というイベントが開催されています。フリーマーケットを中心としたイベントですが,こちらも少しマンネリ化しているように思います。また,高齢の方々の来場が目立ちますので,年齢が偏らず多くの市民が参加したくなる工夫が必要ではないかなというふうに,私も参加しているので反省の意味も込めてそういうふうに考えています。引き続き私のほうもいろいろ考えていきたいと思っております。  毎月狛江市内で気軽に出かけたくなるようなイベントが開かれるようになり,市内の飲食店等の活性化にもつながることが望ましいと思います。趣向を凝らした市民全体のイベントの発掘,そして育成についてはどのように考えているのかお伺いいたします。 628: ◯ 議 長(小川 克美議員) 市民生活部長。 629: ◯ 市民生活部長(榎本 正樹君) 議員のおっしゃるとおり,イベントは単発で終わらせるのではなく,市内飲食店の周知・活性化を図ることも目的の一つでございます。市としてイベントに直接かかわっていくことも必要ですが,市内商工業者が中心となって企画・運営していただいているイベント,例えば狛江フェスティバルや和泉多摩川商店街振興組合の「和泉多摩川サマーフェスティバル一八〇(イチハチマル)」等,特徴のあるイベントのPRへの協力等を行い,市内の飲食店等の活性化を図ってまいります。  また,市内飲食店の周知・活性化といえば,今年度は,元気に頑張っているお店を応援し,より一層魅力のあるお店や商品等をふやすきっかけづくりを目的として隔年で実施しております「こまえ元気わくわく事業」を開催する予定でございます。テーマ等はまだ決まっておりませんが,ことしは花火大会の関係で秋から冬にかけての開催を予定しておりますので,ぜひ御参加をお待ちしております。 630: ◯ 議 長(小川 克美議員) 6番吉野議員。 631: ◯ 6 番(吉野 芳子議員) それではこまえくぼ1234についてお伺いいたします。ことし3月に市民活動支援センターで開催されたウォールペイント,このイベントの概要と実施結果についてお伺いいたします。 632: ◯ 議 長(小川 克美議員) 企画財政部長。 633: ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 平成29年度より,こまえくぼ1234ではPRを兼ねた団体との共催事業によるイベント実施を推進してまいりました。そんな中,小学校等のデザインペイントを行っている一般社団法人日本空間デザイン協会の理事でもいらっしゃる市民の方とのつながりを得ることができ,こまえくぼ1234の新たなPR活動としてウォールペイントのイベント企画を行ったところでございます。  当日は事前予約制で,こまえくぼ1234の壁にペイントと窓にカッティングシートの張りつけを行ったほか,どなたでも気軽に立ち寄れるようギャラリーとカフェを実施いたしました。ペイントの募集を2月23日から開始したところ,翌日には定員の30人が埋まるという人気を見せ,当日は32名の方に参加いただきました。参加者の中には,初めてこまえくぼ1234を訪れる親子もおり,多くの方に施設を知っていただく機会となりました。また,ペイント実施後も,利用者や通りがかりの方に,施設がきれいになった,明るくなった等のお声をかけていただいたり,ペイントに参加した家族が見に来てくれるなど,市民の方が訪れやすい施設としてイベントを実施した成果が出ていると感じております。 634: ◯ 議 長(小川 克美議員) 6番吉野議員。 635: ◯ 6 番(吉野 芳子議員) こうした効果的なイベントを今後継続していく必要があると思いますが,いかがでしょうか。 636: ◯ 議 長(小川 克美議員) 企画財政部長。 637: ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 今回のウォールペイントの企画・実施に当たっては,専門的な知識を持つ市民の方に御協力いただくことにより成果があらわれたと感じております。こまえくぼ1234では,今年度もさまざまな分野において勉強会等も含めたイベントを企画していく予定となっており,その中で専門的な知識を持つ市民や市民団体の方に御協力いただく機会もあると考えております。企画に当たっては,その時々のニーズや運営状況等も含めて,内容をこまえくぼ1234で検討していく予定でございます。 638: ◯ 議 長(小川 克美議員) 6番吉野議員。 639: ◯ 6 番(吉野 芳子議員) この1年,市民活動支援センターは大変市民に周知されるようになったと思います。市民から企画が提案されるなど市民が市民活動支援センターの活用方法を知って,市民が主体となって上手に使いこなす例も多くなっています。その上,入り口がやっと2つになりました。いちょう通り側だけではなく,狛江駅から来る人たちにも便利になったことが大変評価できます。掲示物を張る際に必要となるラミネート加工用のパウチ,これが,今回こまeco通信に,コピー機とかパソコンを使えますよという話があったんですが,パウチはパソコンやコピー機と並んで活動に必要だと思いますので,こまえくぼ1234の備品としてくださるように要望をしておきます。  こまえくぼ1234は,市民参加と協働を促進するまちづくりのかなめだと思います。今後も行政全体で暮らしやすいまち,住みやすいまちを目指して,市民の声を生かし,参加・協働の取り組みを前進させていただきたい,このようにお願いして1問目を終わります。 640: ◯ 議 長(小川 克美議員) 6番吉野芳子議員。     〔6番 吉野芳子議員登壇〕 641: ◯ 6 番(吉野 芳子議員) 2問目はケアラー支援についてです。  少子高齢化の進行に伴い,要介護高齢者数が増加しています。この介護の多くを担っているのは家族介護者で,こうした人々が私たちの社会を支えていると言っても過言ではありません。  65歳以上の人口は平成26年過去最高の3,300万人となり,高齢化率も26%,これも過去最高です。2012年に65歳以上の高齢者の約7人に1人が認知症であり,2025年には約5人に1人になると予測されています。介護保険サービスを利用しても,それで高齢者の生活が成り立つわけではありません。「平成25年国民生活基礎調査」によると,主な介護者の71.2%は家族であり,事業者は14.8%にすぎません。同居の家族が着がえ,体位交換,食事介助,排せつ介助などの介護を担っているのが現状です。  介護保険制度の施行後,介護職員の数は増加していますが,2025年には237万人から249万人が必要と言われています。つまり2012年からの13年間で59%から67%の増加が必要となるわけです。このようなことからも介護者は社会にとって重要な存在だといえます。しかし介護者の現実は,介護離職,高齢者虐待,介護殺人など,介護によって追い詰められているということも誰もが知る事実です。  そして誰でもがケアへの不安を抱えています。NPO法人介護者サポートネットワークセンター・アラジンの「ケアラーを支えるための実態調査」からは,現在ケアをしていない人(有効回答6,269人)も84.5%が将来のケアへの不安があるといった結果が出ており,これは見過ごすことができません。  ケアラーというと耳なれない方もいらっしゃるかもしれません。ケアラーとはどんな人たちをいうのでしょうか,市の認識をお伺いいたします。  再質問は自席よりいたします。 642: ◯ 議 長(小川 克美議員) 福祉保健部長。 643: ◯ 福祉保健部長(石橋 啓一君) ケアラーとは,要介護高齢者や障がい者の介護,難病などの看病あるいは障がい児の療育,さらには依存症やひきこもりなどの家族や知人の世話や気遣いなど,ケアの必要な家族や近親者,友人,知人などを無償でケアする方々であると認識しております。 644: ◯ 議 長(小川 克美議員) 6番吉野議員。 645: ◯ 6 番(吉野 芳子議員) ケアラーとは,ケアを広範囲に捉え,家族や知人の世話や気遣いなど多様なケア役割を担っている人たちといえます。  ケアラーの現状を市ではどのように把握しているのでしょうか,お伺いいたします。 646: ◯ 議 長(小川 克美議員) 福祉保健部長。 647: ◯ 福祉保健部長(石橋 啓一君) ケアラーにつきましては,市で実施している家族介護者の会に参加されている方からの声のほか,地域に身近な相談機関である地域包括支援センターにおいても介護の悩みなどについて相談を受けております。また,福祉総合相談の窓口においても相談を受けているところでございます。しかしながらケアラーのケアが広範囲にわたること,また,家族や兄弟といった身近な関係性から,みずからがケアをすべきといった考え方などから相談につながらないことも考えられ,潜在的には多くの方がいらっしゃるのではないかと考えております。 648: ◯ 議 長(小川 克美議員) 6番吉野議員。 649: ◯ 6 番(吉野 芳子議員) 介護保険制度の改正,地域包括ケアシステムの構築の推進,介護離職防止の社会的要請など,社会のシステムが変容する中で,介護者,介護者予備軍の増加,ヤングケアラーの存在など,ケアラーに関する問題が徐々に理解されるようになってきたものの,介護者の実態把握は十分に進んではおりません。  一方でケアラーの現状はドラスティックに変化しているといえます。まずシングルケアラー,ひとり親を介護するシングルの子供の問題。そして,今や男性介護者は全体の4割となっているわけです。こういったケアラーの実態に対し市の認識をお伺いいたします。 650: ◯ 議 長(小川 克美議員) 福祉保健部長。 651: ◯ 福祉保健部長(石橋 啓一君) 核家族化の進展,晩婚化,少子高齢化といった社会的な要因から,ケアラーによるケアの形は多種多様となっていると考えております。また,ケアラーには幅広い年齢の方々がおり,ケアも広範囲にわたっていると考えられることから,身体的,精神的,さらには経済的にも負担が重く,ケアによって仕事をやめざるを得ない,また,自分の時間が持てないなど社会とのかかわりが減り,社会的・心理的孤立を深めている方も多いと認識しております。 652: ◯ 議 長(小川 克美議員) 6番吉野議員。 653: ◯ 6 番(吉野 芳子議員) 先月16日ですけれども,アラジンの代表の牧野史子さんのお話を伺うことができました。例えば介護者のための名乗らなくてよい電話相談,これが嫁という立場の方からは減って,40代から60代の男性や娘からのものがふえているそうです。10年前には全くなかった息子からの相談も多くなってきており,潜在的なニーズがあらわれているというお話でした。  行政の取り組みには主に60代から80代の方々の参加はあるようですが,若いケアラー向けとはいえず,情報もなく孤立してしまいかねません。このようなケアラーの支援についての市の考えを伺います。 654: ◯ 議 長(小川 克美議員) 福祉保健部長。 655: ◯ 福祉保健部長(石橋 啓一君) 市では現在,介護者支援事業として,主に認知症高齢者を介護する御家族を対象に,当事者同士,サポートスタッフとの交流を目的とした家族介護者の会を設け,市内5カ所で実施しているところでございます。参加者は60代の方が多いことから,年齢の若い介護者にも御参加いただけるようイベント等を通じて周知するとともに,他自治体の事例等を収集し,調査・研究してまいりたいと考えております。 656: ◯ 議 長(小川 克美議員) 6番吉野議員。 657: ◯ 6 番(吉野 芳子議員) また例えばですが,2004年に相談があった方だそうです。20代娘と若年性認知症の母の場合でございます。この方は昼休みに携帯のメールで相談が来るということです。相談を受けた方が情報がなく孤立していると感じていたそうです。2006年から娘のサロンを開始したそうです。こういう対策をしているわけです。また,一人っ子がケアラーになっているケースが大変多いとのことです。全てを1人で判断しなければならず,お金の問題なども相談することが難しく,1人で抱え込んでいる場合が多いという話でした。  また例えばです。70代の男性はベテランケアラー,別名ケアソルジャーと呼ばれるそうですが,会に来ると苦労を語り,教えてやるという上から目線で,若いケアラーや新米ケアラーがかえって落ち込んで来なくなることもある,こんなふうなことで相談の難しさ,来ていただいても,どんな形だったらそのケアラーの方々が本当に心を開いて,介護の現実を話したりして楽になれるのか,こういったことを実際にアラジンの方はいろいろ経験していらっしゃるということで,お伺いをしてきました。  市としてケアラーの求める支援を少しずつでも進めるべきだと思いますが,いかがでしょうか。 658: ◯ 議 長(小川 克美議員) 福祉保健部長。 659: ◯ 福祉保健部長(石橋 啓一君) ケアラーのケアの役割が多様であることから,ケアラーの求める支援もさまざまであると考えております。  平成22年度に厚生労働省所管の補助金を活用し,NPO法人介護者サポートネットワークセンター・アラジンが実施した「家族(世帯)を中心とした多様な介護者の実態と必要な支援に関する調査研究事業」の調査報告書によると,ケアラーは,ケアラーへの直接的支援,経済的支援,仕事と介護の両立支援,ケアラーへの理解などさまざまな支援を求めている結果となっております。まずはケアラーへの支援の一つとして,現在市で実施しております介護者サポーターの養成とその後のフォローアップ,家族介護者の会の周知により,介護者の負担軽減を図ってまいりたいと考えております。 660: ◯ 議 長(小川 克美議員) 6番吉野議員。 661: ◯ 6 番(吉野 芳子議員) それでは狛江市で取り組んでいるケアラー支援について伺います。 662: ◯ 議 長(小川 克美議員) 福祉保健部長。 663: ◯ 福祉保健部長(石橋 啓一君) 市で取り組んでいるケアラー支援の一つに介護者支援事業がございます。今年度は,家族介護者の会のサポートスタッフである介護者サポーターの養成とその後の資質向上のためのフォローアップ,認知症支援に携わる事業者等が会に出向き,会の参加者の相談に乗る介護相談会の実施,認知症疾患医療センターの大学教授や看護師によりミニ講座と相談会の実施を行う予定でございます。また,介護に役立つ情報を介護者にお伝えする家族介護教室を各地域包括支援センターに委託する形で実施しているほか,介護者の経済的負担の軽減を図る介護用品支給事業等を実施しているところでございます。 664: ◯ 議 長(小川 克美議員) 6番吉野議員。 665: ◯ 6 番(吉野 芳子議員) 介護者=ケアラーの人生や生活を応援する支援が必要です。ケアラーの25%の人が鬱とのデータもあります。また,経済的な問題としては,親への依存,働いていないで長年介護している,相続の問題などがあり,就労支援も取り組むべき課題です。  きょう小野寺議員のほうからひきこもりの方のお話もありましたが,アラジンの牧野さんによれば,例えばひきこもりの人は働かないとというふうに周りも本人も意識しているのに対し,ケアラーはそういった意識がない,考えていない,考えられないという,本人も社会的にも気づきすらない状態で長年過ごしている場合があると,こういったことが深刻だというふうにお話しされていました。  こういった面からもニーズの把握は難しいわけですが,就労の枠組みを緩やかなものにしていくことがまず求められているというお話でした。例えば編集,IT,農,パン屋,在宅でできるもの,こういった形で社会とつながる窓としての就労という位置づけ,これが必要ではないかというお話でした。本当にこれにはうなずけました。この形態や発想は,障がいのある人たちとともに働くなど共生社会をつくることにもつながっていくのではないかと,そういったヒントをいただきました。  続いて事例ですが,埼玉県中に広がった介護者支援セミナーと介護者サロンは,認知症サポーターの「せっかく受講して認知症サポーターになったのに何をしていいかわからない」という声を受けて,さいたまNPOセンターがさいたま市に提案した認知症サポーターフォローアップセミナーから始まったということです。  狛江市の認知症サポーター養成講座の現在までの実績と,どのような活動の場や機会があるのかについてお伺いいたします。 666: ◯ 議 長(小川 克美議員) 福祉保健部長。 667: ◯ 福祉保健部長(石橋 啓一君) 認知症サポーター養成は,認知症の理解・普及啓発をすることを目的に行われており,平成30年3月末時点において狛江市の認知症サポーター数は2,416名となっております。なお,昨年度の実績は18回の養成講座を開催し,延べ483名の方が受講されました。一昨年度より慈恵医大第三病院の職員等を対象に養成講座を行っているため,サポーターの人数が飛躍的に伸びている状況にあります。  活躍の場等につきましては,認知症家族介護者の会のサポーターや認知症カフェの担い手,ボランティア等があり,養成講座の中で活動の様子などを案内しているところでございます。 668: ◯ 議 長(小川 克美議員) 6番吉野議員。 669: ◯ 6 番(吉野 芳子議員) 引き続き埼玉県の事例をお話ししますが,2009年にフォローアップセミナーを受講した認知症サポーターにボランティアの介護者支援地域協力員になるという企画は,さいたま市役所の市民提案型協働モデル事業として採用されました。埼玉県内の自治体23の市区町で取り組まれており,コンパクトシティの仲間である蕨市も取り組んでおります。  介護者支援セミナーについて市の考えを伺います。 670: ◯ 議 長(小川 克美議員) 福祉保健部長。 671: ◯ 福祉保健部長(石橋 啓一君) 埼玉県内の自治体で取り組まれている介護者支援セミナーについては,全県的な人的ネットワークのあるNPO法人が実行委員会形式で連続4回のセミナーを開催するものと認識しております。  狛江市においては,趣旨を同じくする介護者サポーターの養成を行っており,引き続き養成講座を実施するとともに,介護者サポーターの資質向上に向けたフォローアップを行い,介護者支援の充実に取り組んでまいりたいと考えております。 672: ◯ 議 長(小川 克美議員) 6番吉野議員。 673: ◯ 6 番(吉野 芳子議員) 2013年ごろからメディアが介護者支援を取り上げるようになりました。さいたまNPOセンターでは,セミナー修了後必ず受講者に情報交換会への出席を呼びかけており,そこで介護者サロンをどうつくるかという具体的な活動が始まったそうです。
     狛江市では介護者サロンの必要性についてどう考えているのでしょうか。 674: ◯ 議 長(小川 克美議員) 福祉保健部長。 675: ◯ 福祉保健部長(石橋 啓一君) 介護者サロンにつきましても,当市で既に趣旨を同じくする家族介護者の会を市内5カ所に設けていることからも,必要性は認識しているところでございます。 676: ◯ 議 長(小川 克美議員) 6番吉野議員。 677: ◯ 6 番(吉野 芳子議員) サロンとカフェというのは,介護をしている人たちが集まり,日常的な介護の不安や悩み,思いを話し合う場で,介護者サロンは,同じ場所,同じ曜日,同じ時間帯に会場を確保して,団体メンバーがお茶やお菓子を用意して介護者の参加を働きかけ,初めて会った介護者同士でも話が弾むようにコーディネートします。回数は月に一,二回,2時間前後で開催され,100円程度を参加者に負担してもらいます。一方カフェは,いつでも営業許可をとった飲食店で介護者が休めたり,スタッフと話したり,あるいは同席者と気軽に介護の話ができる場ということです。  狛江市の介護者の会,カフェ,市民サポーター養成の現状,課題についてお伺いいたします。 678: ◯ 議 長(小川 克美議員) 福祉保健部長。 679: ◯ 福祉保健部長(石橋 啓一君) 介護者の会,認知症カフェにつきましては,当事者である介護者の参加が伸び悩んでいることが課題と認識しております。今後は,周知方法,内容,開催形態等を工夫していくことで,介護者の参加を促進していきたいと考えております。  また,サポーターの養成につきましては,今後,介護者への支援を進めていくに当たり,担い手の必要性がますます高くなっていくことから,認知症サポーター等を活用した人材の増を図っていく必要があると認識しております。 680: ◯ 議 長(小川 克美議員) 6番吉野議員。 681: ◯ 6 番(吉野 芳子議員) ケアラー支援のためにケアラーの実態調査が狛江なりに必要なのではないかと思いますが,考えをお伺いいたします。 682: ◯ 議 長(小川 克美議員) 福祉保健部長。 683: ◯ 福祉保健部長(石橋 啓一君) ケアラー支援を効果的なものとするために,その実態,ニーズ等を把握することは不可欠なことと認識しております。ただしその手法につきましては,まずは介護者の会や地域包括支援センター等でいただく声を集約することを基本としつつ,その上で必要に応じて別途の実態調査を検討してまいりたいと考えております。 684: ◯ 議 長(小川 克美議員) 6番吉野議員。 685: ◯ 6 番(吉野 芳子議員) ケアラー支援のための人材育成の手段についてはどう考えているのでしょうか。 686: ◯ 議 長(小川 克美議員) 福祉保健部長。 687: ◯ 福祉保健部長(石橋 啓一君) 先ほど答弁申し上げたとおり,また,今後ケアラーへの支援を進めていくに当たり,担い手の必要性がますます高くなっていくことから,認知症サポーター等を活用し,人材の育成と量的な拡大を図っていく必要があると認識しております。 688: ◯ 議 長(小川 克美議員) 6番吉野議員。 689: ◯ 6 番(吉野 芳子議員) 北海道栗山町では,ケアラー支援でまちづくりを進めています。ケアラーの視点に立ったまちづくりともいえますが,狛江市ではどのような施策が考えられるのでしょうか,お伺いいたします。 690: ◯ 議 長(小川 克美議員) 福祉保健部長。 691: ◯ 福祉保健部長(石橋 啓一君) ケアラーには多様な姿があり,また,ニーズも同様に多様なものとなっております。介護者の社会的孤立の抑制や精神的負担の軽減を目指した現在の施策を踏襲しつつ,当事者の皆さんの声を拾いながら柔軟に施策を構築してまいりたいと考えております。 692: ◯ 議 長(小川 克美議員) 6番吉野議員。 693: ◯ 6 番(吉野 芳子議員) 栗山町のことを紹介したいと思います。  「2010年3月,栗山町社会福祉協議会(以下,栗山町社協)は,住民の介護事業への参入が進んだことを機に,介護保険事業から撤退しました。その分野での役割を終え,住民が支え合う地域づくりに重点をおく事業形態の転換をはかったのです。ちょうどときを同じくして,全国5カ所で行われたケアラー実態調査──これに参加したのは京都市,静岡市,東京都杉並区,南魚沼市,栗山町なんですが──に参加する機会を得ます。栗山町社協では,全世帯の悉皆調査を実施し,調査票の配付・回収は老人クラブなどの住民が担いました。住民参加はより多くの人に地域福祉に関心をもってもらうことがねらいでした。調査からは,約15%(960世帯)にケアラーがいることがわかりました。また,ケアラーの多くが心身の不調や,暮らしへの不安を抱え,社会的に孤立していることが浮き彫りになりました。しかし,ケアラーの抱える問題の多くは介護保険制度ではカバーできていませんでした。ケアラーが必要としているニーズと,介護保険制度が提供するものがイコールではないことがはっきりとみえてきたのです。この調査を機に,さらに介護が必要な人が増えていく5年後,10年後を見すえて,今,ケアラーのニーズを拾いあげ,地域で介護世帯全体を支えるしくみづくりに着手し,活動の視点をケアラーにおくと決めました。そして,地域をつなぎ直すことと,住民自らがインフォーマルサービスを創出できるようなツールを提供することから,ケアラー支援事業をはじめたのです。」ということで,これを見たときに本当にびっくりしたんですが,これが狛江でできるということではないんですが,ケアラーの支援というのが社会のかなめになるという意識が,栗山町はしっかりそれを自分たちなりのやり方でこの問題を解決しようとしているというところが,私はすごい自治体だなと思って,ぜひ狛江でも紹介したかったということで言わせていただきました。  続いてケアラー手帳について市の認識を伺います。文京区や東大和市では取り入れており,市区町村でカスタマイズできますが,狛江市でも日常的なケアラーの不安解消の一つのツールとして導入するのはいかがでしょうか。 694: ◯ 議 長(小川 克美議員) 福祉保健部長。 695: ◯ 福祉保健部長(石橋 啓一君) ケアラーは,自分自身の不調に気づいても後回しにしがちな側面がございます。ケアラー手帳は,そのようなケアラーがさまざまな支援につながり,自分の健康を守りながらよりよい介護を行っていくための重要なツールと認識しております。まずは先進自治体等から情報収集し,調査・研究してまいりたいと考えております。 696: ◯ 議 長(小川 克美議員) 6番吉野議員。 697: ◯ 6 番(吉野 芳子議員) ケアラー手帳も買ってきたんですけれども,「認知症の人の介護をしているあなたへ みんな同じような事で困っています」というふうになっていて,7つ大きく書いてあります。「1 一人でかかえこまないで介護仲間をつくろう。」「2 自分をほめてあげよう。」「3 がんばりすぎない。」「4 健康に気をつけ自分を大切に。」「5 腹が立ってあたりまえ。」「6 知識をもとう。」「7 認知症を隠さない。」,こんなようなことが書いてあって,例えば60代男性がコメントなどを寄せているんですが,「「妻の姿が悲しくてしかたない」若年性認知症の妻を介護する60代男性。若年性認知症の妻と暮らしています。デイサービスの利用を考えていますが,どこも高齢の利用者ばかりで行きたがりません。夕方になると料理を作ってくれようとしますが,途中で手順がわからなくなるのか完成しません。そのくせわたしが手伝おうとするといやがります。先日は炊飯器の中にティッシュと水が入っているのを見て泣けてきました。子どもたちは遠くに住んでいるので,いちいち母親の状態を知らせるのもどうかと思い詳しいことは伝えていません。妻がだんだん変わっていくのが悲しくてしかたありません。」,こんなような形で事例が載っていて,こういった手帳をみんなが持っているということを狛江市でも進めていきたいなと私は考えています。ぜひ御検討のほうをお願いいたします。  介護者の力で私たちの社会は支えられていると言っても過言ではありません。そういった意味でも介護者の現実を知り,地域包括ケアシステムの中で位置づけられている介護者支援の検討が喫緊の課題といえます。介護者のマジョリティーは有業者,つまり介護しながら働いていることや,夫や息子という男性介護者の抱える課題を踏まえた介護者支援についての市の見解をお伺いいたします。 698: ◯ 議 長(小川 克美議員) 福祉保健部長。 699: ◯ 福祉保健部長(石橋 啓一君) 介護者の介護中及び介護後の生活基盤を極めて不安定なものとする介護離職の防止は,大変大きな社会的課題であると認識しております。介護離職の防止には,企業側の雇用環境の改善等,国や都のレベルでの改革が不可欠であると認識しており,そのような中で基礎自治体として何ができるのか,国や都の動向を注視しながら調査・研究を進めてまいります。  また,男性は介護に伴う負担を抱え込んでしまい,社会的に孤立する傾向が強いと言われておりますことから,男性介護者への支援も同様に進めていくべきものと認識しております。 700: ◯ 議 長(小川 克美議員) 6番吉野議員。 701: ◯ 6 番(吉野 芳子議員) 最後なんですが,ケアラー支援法について市の認識とその意義についてお伺いいたします。 702: ◯ 議 長(小川 克美議員) 福祉保健部長。 703: ◯ 福祉保健部長(石橋 啓一君) ケアラー支援法につきましては,一般社団法人日本ケアラー連盟が国に対して提案している「介護者支援の推進に関する法律案(仮称)」であり,国や自治体,民間企業の介護者に関する責務規定や取り組むべき具体的施策をうたったものと認識しております。  これまでも答弁申し上げてきたとおり,介護者が抱える心身の健康,生活の安定,将来の展望への不安を払拭し,介護される人も介護する人も安心して地域で過ごすことができる社会づくりを目指すことについては市も同様の認識でございます。ただし,その理念の実現に必要な具体的施策の検討につきましては,慎重に判断すべきものと考えております。 704: ◯ 議 長(小川 克美議員) 6番吉野議員。 705: ◯ 6 番(吉野 芳子議員) 日本ケアラー連盟では,ミッションを4つ掲げてケアラー支援法の必要性を訴えております。またこれも読ませていただきます。  「1)ケアラーの課題を明らかにし,ケアラー支援の必要性を訴えます。日本の社会保障制度にはまだケアラー支援の視点がありません。ケアする人,ケアされる人の両当事者がともに尊重され,その権利が擁護されなければ,よいケアもケアラーのあたりまえの社会生活も守れません。調査や研究を深めて,ケアラーのおかれている状況を把握し,課題を明らかにして,ケアラー支援を広く社会に訴えます。」「2)ケアラーの健康と生活,人権を守ります。ケアラーが,ストレスや不安,疲労や不眠などによって心身の健康をそこねたり,貧困や社会的孤立に追いこまれず,学業や仕事を継続し,安定した生活をたもてるようにするには,社会的支援が不可欠です。ケアラーが将来への希望をもてるように,その人生を応援します。」「3)法制化をはかり,社会全体でケアラーを支えるしくみをつくります。日本は少子高齢化が進み,だれもがケアラーになる社会になりました。すべての世代にわたる多様なケアラーが,多様な相手をケアしています。地域包括ケアシステムの中にケアラー支援を位置付け,総合支援・地域生活支援事業として,法的,政策的に地域や社会全体で支えるしくみをつくることが必要です。」「4)ケアラー支援で持続可能な社会をつくります。ケアラーを社会的に放置すれば,教育や雇用機会の喪失,経済的逼迫や無年金・低年金など社会的・経済的影響は計り知れません。将来の社会保障コスト・社会的リスクも大きくなり,社会の支え手の減少を招きます。多くの先進諸国にはケアラー支援のための法律や政策があります。日本の将来にとっても,ケアラーの社会的支援は不可避です。」,このようなミッションがございます。  介護者の96%は「家族が認知症になってから生活がしづらくなった」と答えていること,こういったことへの社会のアンサーの一つとして,まずケアラー支援法,そしてケアラー手帳の導入を要望しておきます。  今話しました日本ケアラー連盟の4つのミッション,こういったことを共有することから始め,一日も早いケアラー支援法の制定を願って全ての質問を終わります。 706: ◯ 議 長(小川 克美議員) お諮りいたします。  本日は以上で打ち切るに御異議ありませんか。     (「異議なし」の声あり) 707: ◯ 議 長(小川 克美議員) 御異議なしと認めます。よって本日は以上で打ち切ります。  明日午前9時から本会議を開きますので,定刻御参集願います。  本日はこれにて延会いたします。     午後 5時56分 延会 発言が指定されていません。 © Komae City. 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