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平成30年第1回定例会(第4号) 名簿 開催日: 2018-03-05
平成30年第1回定例会(第4号) 本文 開催日: 2018-03-05

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  1. 狛江市議会 2018-03-05
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3 番(市原 広子議員) 選択 30 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 31 : ◯ 福祉保健部長(松坂 誠君) 選択 32 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 33 : ◯ 3 番(市原 広子議員) 選択 34 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 35 : ◯ 福祉保健部長(松坂 誠君) 選択 36 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 37 : ◯ 3 番(市原 広子議員) 選択 38 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 39 : ◯ 福祉保健部長(松坂 誠君) 選択 40 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 41 : ◯ 3 番(市原 広子議員) 選択 42 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 43 : ◯ 福祉保健部長(松坂 誠君) 選択 44 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 45 : ◯ 3 番(市原 広子議員) 選択 46 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 47 : ◯ 福祉保健部長(松坂 誠君) 選択 48 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 49 : ◯ 3 番(市原 広子議員) 選択 50 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 51 : ◯ 福祉保健部長(松坂 誠君) 選択 52 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 53 : ◯ 3 番(市原 広子議員) 選択 54 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 55 : ◯ 福祉保健部長(松坂 誠君) 選択 56 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 57 : ◯ 3 番(市原 広子議員) 選択 58 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 59 : ◯ 参 与(石森 準一君) 選択 60 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 61 : ◯ 3 番(市原 広子議員) 選択 62 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 63 : ◯ 参 与(石森 準一君) 選択 64 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 65 : ◯ 3 番(市原 広子議員) 選択 66 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 67 : ◯ 参 与(石森 準一君) 選択 68 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 69 : ◯ 福祉保健部長(松坂 誠君) 選択 70 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 71 : ◯ 3 番(市原 広子議員) 選択 72 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 73 : ◯ 参 与(石森 準一君) 選択 74 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 75 : ◯ 3 番(市原 広子議員) 選択 76 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 77 : ◯ 福祉保健部長(松坂 誠君) 選択 78 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 79 : ◯ 3 番(市原 広子議員) 選択 80 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 81 : ◯ 福祉保健部長(松坂 誠君) 選択 82 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 83 : ◯ 3 番(市原 広子議員) 選択 84 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 85 : ◯ 福祉保健部長(松坂 誠君) 選択 86 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 87 : ◯ 3 番(市原 広子議員) 選択 88 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 89 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 90 : ◯ 4 番(三宅 眞議員) 選択 91 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 92 : ◯ 環境部長(森本 浩一君) 選択 93 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 94 : ◯ 福祉保健部長(松坂 誠君) 選択 95 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 96 : ◯ 4 番(三宅 眞議員) 選択 97 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 98 : ◯ 都市建設部長(石橋 啓一君) 選択 99 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 100 : ◯ 4 番(三宅 眞議員) 選択 101 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 102 : ◯ 都市建設部長(石橋 啓一君) 選択 103 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 104 : ◯ 4 番(三宅 眞議員) 選択 105 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 106 : ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 選択 107 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 108 : ◯ 4 番(三宅 眞議員) 選択 109 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 110 : ◯ 福祉保健部長(松坂 誠君) 選択 111 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 112 : ◯ 4 番(三宅 眞議員) 選択 113 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 114 : ◯ 福祉保健部長(松坂 誠君) 選択 115 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 116 : ◯ 4 番(三宅 眞議員) 選択 117 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 118 : ◯ 福祉保健部長(松坂 誠君) 選択 119 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 120 : ◯ 4 番(三宅 眞議員) 選択 121 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 122 : ◯ 福祉保健部長(松坂 誠君) 選択 123 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 124 : ◯ 4 番(三宅 眞議員) 選択 125 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 126 : ◯ 福祉保健部長(松坂 誠君) 選択 127 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 128 : ◯ 4 番(三宅 眞議員) 選択 129 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 130 : ◯ 福祉保健部長(松坂 誠君) 選択 131 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 132 : ◯ 4 番(三宅 眞議員) 選択 133 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 134 : ◯ 福祉保健部長(松坂 誠君) 選択 135 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 136 : ◯ 4 番(三宅 眞議員) 選択 137 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 138 : ◯ 福祉保健部長(松坂 誠君) 選択 139 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 140 : ◯ 4 番(三宅 眞議員) 選択 141 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 142 : ◯ 福祉保健部長(松坂 誠君) 選択 143 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 144 : ◯ 4 番(三宅 眞議員) 選択 145 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 146 : ◯ 福祉保健部長(松坂 誠君) 選択 147 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 148 : ◯ 4 番(三宅 眞議員) 選択 149 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 150 : ◯ 福祉保健部長(松坂 誠君) 選択 151 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 152 : ◯ 4 番(三宅 眞議員) 選択 153 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 154 : ◯ 福祉保健部長(松坂 誠君) 選択 155 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 156 : ◯ 4 番(三宅 眞議員) 選択 157 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 158 : ◯ 福祉保健部長(松坂 誠君) 選択 159 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 160 : ◯ 4 番(三宅 眞議員) 選択 161 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 162 : ◯ 福祉保健部長(松坂 誠君) 選択 163 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 164 : ◯ 4 番(三宅 眞議員) 選択 165 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 166 : ◯ 都市建設部長(石橋 啓一君) 選択 167 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 168 : ◯ 4 番(三宅 眞議員) 選択 169 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 170 : ◯ 都市建設部長(石橋 啓一君) 選択 171 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 172 : ◯ 4 番(三宅 眞議員) 選択 173 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 174 : ◯ 福祉保健部長(松坂 誠君) 選択 175 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 176 : ◯ 4 番(三宅 眞議員) 選択 177 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 178 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 179 : ◯ 9 番(篠 浩司議員) 選択 180 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 181 : ◯ 教育部長(平林 浩一君) 選択 182 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 183 : ◯ 市民生活部長(榎本 正樹君) 選択 184 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 185 : ◯ 9 番(篠 浩司議員) 選択 186 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 187 : ◯ 教育部長(平林 浩一君) 選択 188 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 189 : ◯ 9 番(篠 浩司議員) 選択 190 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 191 : ◯ 教育部長(平林 浩一君) 選択 192 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 193 : ◯ 9 番(篠 浩司議員) 選択 194 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 195 : ◯ 教育部長(平林 浩一君) 選択 196 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 197 : ◯ 9 番(篠 浩司議員) 選択 198 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 199 : ◯ 教育部長(平林 浩一君) 選択 200 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 201 : ◯ 9 番(篠 浩司議員) 選択 202 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 203 : ◯ 教育部長(平林 浩一君) 選択 204 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 205 : ◯ 9 番(篠 浩司議員) 選択 206 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 207 : ◯ 教育部長(平林 浩一君) 選択 208 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 209 : ◯ 9 番(篠 浩司議員) 選択 210 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 211 : ◯ 教育部長(平林 浩一君) 選択 212 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 213 : ◯ 9 番(篠 浩司議員) 選択 214 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 215 : ◯ 教育部長(平林 浩一君) 選択 216 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 217 : ◯ 9 番(篠 浩司議員) 選択 218 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 219 : ◯ 教育部長(平林 浩一君) 選択 220 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 221 : ◯ 9 番(篠 浩司議員) 選択 222 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 223 : ◯ 教育部長(平林 浩一君) 選択 224 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 225 : ◯ 9 番(篠 浩司議員) 選択 226 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 227 : ◯ 教育部長(平林 浩一君) 選択 228 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 229 : ◯ 9 番(篠 浩司議員) 選択 230 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 231 : ◯ 教育部長(平林 浩一君) 選択 232 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 233 : ◯ 9 番(篠 浩司議員) 選択 234 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 235 : ◯ 教育部長(平林 浩一君) 選択 236 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 237 : ◯ 9 番(篠 浩司議員) 選択 238 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 239 : ◯ 教育部長(平林 浩一君) 選択 240 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 241 : ◯ 9 番(篠 浩司議員) 選択 242 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 243 : ◯ 教育部長(平林 浩一君) 選択 244 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 245 : ◯ 9 番(篠 浩司議員) 選択 246 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 247 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 248 : ◯ 10番(三角 武久議員) 選択 249 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 250 : ◯ 参 与(石森 準一君) 選択 251 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 252 : ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 選択 253 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 254 : ◯ 10番(三角 武久議員) 選択 255 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 256 : ◯ 参 与(石森 準一君) 選択 257 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 258 : ◯ 10番(三角 武久議員) 選択 259 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 260 : ◯ 参 与(石森 準一君) 選択 261 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 262 : ◯ 10番(三角 武久議員) 選択 263 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 264 : ◯ 総務部長(上田 智弘君) 選択 265 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 266 : ◯ 10番(三角 武久議員) 選択 267 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 268 : ◯ 参 与(石森 準一君) 選択 269 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 270 : ◯ 10番(三角 武久議員) 選択 271 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 272 : ◯ 参 与(石森 準一君) 選択 273 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 274 : ◯ 10番(三角 武久議員) 選択 275 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 276 : ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 選択 277 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 278 : ◯ 10番(三角 武久議員) 選択 279 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 280 : ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 選択 281 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 282 : ◯ 10番(三角 武久議員) 選択 283 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 284 : ◯ 総務部長(上田 智弘君) 選択 285 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 286 : ◯ 10番(三角 武久議員) 選択 287 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 288 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 289 : ◯ 11番(栗山 剛議員) 選択 290 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 291 : ◯ 都市建設部長(石橋 啓一君) 選択 292 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 293 : ◯ 11番(栗山 剛議員) 選択 294 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 295 : ◯ 都市建設部長(石橋 啓一君) 選択 296 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 297 : ◯ 11番(栗山 剛議員) 選択 298 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 299 : ◯ 都市建設部長(石橋 啓一君) 選択 300 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 301 : ◯ 11番(栗山 剛議員) 選択 302 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 303 : ◯ 都市建設部長(石橋 啓一君) 選択 304 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 305 : ◯ 11番(栗山 剛議員) 選択 306 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 307 : ◯ 都市建設部長(石橋 啓一君) 選択 308 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 309 : ◯ 11番(栗山 剛議員) 選択 310 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 311 : ◯ 都市建設部長(石橋 啓一君) 選択 312 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 313 : ◯ 11番(栗山 剛議員) 選択 314 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 315 : ◯ 都市建設部長(石橋 啓一君) 選択 316 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 317 : ◯ 11番(栗山 剛議員) 選択 318 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 319 : ◯ 都市建設部長(石橋 啓一君) 選択 320 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 321 : ◯ 11番(栗山 剛議員) 選択 322 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 323 : ◯ 環境部長(森本 浩一君) 選択 324 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 325 : ◯ 11番(栗山 剛議員) 選択 326 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 327 : ◯ 環境部長(森本 浩一君) 選択 328 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 329 : ◯ 11番(栗山 剛議員) 選択 330 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 331 : ◯ 環境部長(森本 浩一君) 選択 332 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 333 : ◯ 11番(栗山 剛議員) 選択 334 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 335 : ◯ 環境部長(森本 浩一君) 選択 336 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 337 : ◯ 11番(栗山 剛議員) 選択 338 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 339 : ◯ 11番(栗山 剛議員) 選択 340 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 341 : ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 選択 342 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 343 : ◯ 11番(栗山 剛議員) 選択 344 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 345 : ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 選択 346 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 347 : ◯ 11番(栗山 剛議員) 選択 348 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 349 : ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 選択 350 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 351 : ◯ 11番(栗山 剛議員) 選択 352 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 353 : ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 選択 354 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 355 : ◯ 11番(栗山 剛議員) 選択 356 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 357 : ◯ 都市建設部長(石橋 啓一君) 選択 358 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 359 : ◯ 11番(栗山 剛議員) 選択 360 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 361 : ◯ 環境部長(森本 浩一君) 選択 362 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 363 : ◯ 11番(栗山 剛議員) 選択 364 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 365 : ◯ 環境部長(森本 浩一君) 選択 366 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 367 : ◯ 11番(栗山 剛議員) 選択 368 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 369 : ◯ 環境部長(森本 浩一君) 選択 370 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 371 : ◯ 11番(栗山 剛議員) 選択 372 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 373 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 374 : ◯ 20番(谷田部 一之議員) 選択 375 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 376 : ◯ 都市建設部長(石橋 啓一君) 選択 377 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 378 : ◯ 20番(谷田部 一之議員) 選択 379 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 380 : ◯ 都市建設部長(石橋 啓一君) 選択 381 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 382 : ◯ 20番(谷田部 一之議員) 選択 383 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 384 : ◯ 都市建設部長(石橋 啓一君) 選択 385 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 386 : ◯ 20番(谷田部 一之議員) 選択 387 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 388 : ◯ 都市建設部長(石橋 啓一君) 選択 389 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 390 : ◯ 20番(谷田部 一之議員) 選択 391 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 392 : ◯ 都市建設部長(石橋 啓一君) 選択 393 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 394 : ◯ 20番(谷田部 一之議員) 選択 395 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 396 : ◯ 都市建設部長(石橋 啓一君) 選択 397 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 398 : ◯ 20番(谷田部 一之議員) 選択 399 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 400 : ◯ 総務部長(上田 智弘君) 選択 401 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 402 : ◯ 20番(谷田部 一之議員) 選択 403 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 404 : ◯ 総務部長(上田 智弘君) 選択 405 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 406 : ◯ 20番(谷田部 一之議員) 選択 407 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 408 : ◯ 総務部長(上田 智弘君) 選択 409 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 410 : ◯ 20番(谷田部 一之議員) 選択 411 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 412 : ◯ 総務部長(上田 智弘君) 選択 413 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 414 : ◯ 20番(谷田部 一之議員) 選択 415 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 416 : ◯ 総務部長(上田 智弘君) 選択 417 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 418 : ◯ 20番(谷田部 一之議員) 選択 419 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 420 : ◯ 総務部長(上田 智弘君) 選択 421 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 422 : ◯ 20番(谷田部 一之議員) 選択 423 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 424 : ◯ 総務部長(上田 智弘君) 選択 425 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 426 : ◯ 20番(谷田部 一之議員) 選択 427 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 428 : ◯ 総務部長(上田 智弘君) 選択 429 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 430 : ◯ 20番(谷田部 一之議員) 選択 431 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 432 : ◯ 総務部長(上田 智弘君) 選択 433 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 434 : ◯ 20番(谷田部 一之議員) 選択 435 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 436 : ◯ 総務部長(上田 智弘君) 選択 437 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 438 : ◯ 20番(谷田部 一之議員) 選択 439 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 440 : ◯ 総務部長(上田 智弘君) 選択 441 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 442 : ◯ 20番(谷田部 一之議員) 選択 443 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 444 : ◯ 総務部長(上田 智弘君) 選択 445 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 446 : ◯ 20番(谷田部 一之議員) 選択 447 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 448 : ◯ 総務部長(上田 智弘君) 選択 449 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 450 : ◯ 20番(谷田部 一之議員) 選択 451 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 452 : ◯ 総務部長(上田 智弘君) 選択 453 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 454 : ◯ 20番(谷田部 一之議員) 選択 455 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 456 : ◯ 総務部長(上田 智弘君) 選択 457 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 458 : ◯ 20番(谷田部 一之議員) 選択 459 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 460 : ◯ 総務部長(上田 智弘君) 選択 461 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 462 : ◯ 20番(谷田部 一之議員) 選択 463 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 464 : ◯ 総務部長(上田 智弘君) 選択 465 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 466 : ◯ 20番(谷田部 一之議員) 選択 467 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 468 : ◯ 総務部長(上田 智弘君) 選択 469 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 470 : ◯ 20番(谷田部 一之議員) 選択 471 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 472 : ◯ 総務部長(上田 智弘君) 選択 473 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 474 : ◯ 20番(谷田部 一之議員) 選択 475 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 476 : ◯ 総務部長(上田 智弘君) 選択 477 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 478 : ◯ 20番(谷田部 一之議員) 選択 479 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 480 : ◯ 総務部長(上田 智弘君) 選択 481 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 482 : ◯ 20番(谷田部 一之議員) 選択 483 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 484 : ◯ 総務部長(上田 智弘君) 選択 485 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 486 : ◯ 20番(谷田部 一之議員) 選択 487 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 488 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 489 : ◯ 議 長(小川 克美議員) 選択 490 : ◯ 議 長(小川 克美議員) ↑ 発言者の先頭へ 本文 ↓ 最初のヒットへ (全 0 ヒット) 1:     午前 9時00分 開議 ◯ 議 長(小川 克美議員) ただいまから本日の会議を開きます。  本日の議事日程は,お手元に配付してあるとおりこれにより進めます。   ─────────── ─ ──────────── ─ ─────────── 2: ◯ 議 長(小川 克美議員) 日程第1 一般質問を続行いたします。3番市原広子議員。     〔3番 市原広子議員登壇〕 3: ◯ 3 番(市原 広子議員) 冒頭に市民の皆様と市役所職員に一言御挨拶させていただきます。  4年前の狛江市役所のセクハラ問題が,今定例会一般質問の初日,2日目,お二人の女性議員によってただされました。4年間も放置され,相談があったにもかかわらず加害者は処罰されてもいない。しかもその加害者は市長だという。今も進行中のセクハラであるのか,過去の出来事であるのか,加害者は市長なのか,市長でなければ誰なのか,処罰はどうするのか,どう対応すべきだったのか,再発の防止はどうしたらよいのか,今議会で明らかにし,対応すべきです。  女性議員として被害に遭ってきた女性職員のつらさや悔しさを放っておけません。また,まだ声を上げていない被害者の方がいるとしたら,我慢し,相手におもねることをよしとしてしまわずに,後になってきっとつらくなると思います。早く嫌だと被害を訴え出ていただきたいと思います。また,情報を出してきた職員の皆様の,当然のことではあるもののその勇気に議会は応えなければなりません。  市長,西村議員の質問にあるような,口をつけたコップで酒を飲むことを強要されるような酒の席に繰り返し誘うなど,大変幼稚で問題な所作であると思いませんか。これが大したことがない,セクハラではないとしたら,狛江市役所は何という時代おくれのみっともない役所なのでしょうか。女性職員へのそういうセクハラ行為で幾ばくかの快楽を感じて日々のカンフル剤にし,あなたが生き生きとしているとしたら,市長,女性職員はあなたの栄養ドリンクでもカンフル剤でもないのです。  それどころか,朝日新聞の記事での「家父長的な狛江一家としての行動」というコメントにはあきれました。ただ女性職員を支配しようとしているだけです。こうして飲むとおいしいと自分のつばきも飲ませるのが,どこが家父長的な狛江一家的行動なのでしょうか。嫌らしく不潔なだけではないですか。女性職員はあなたのユンケルでも支配の対象でもありません,とはっきりと御挨拶させていただき,一般質問に入りたいと思います。  質問通告の3問目は今回は扱いません。  1問目,離婚後親子の面会交流と親子断絶防止法案(父母の離婚等の後における父母との継続的な関係の維持などの促進に関する法律案)について伺います。  2017年第4回定例会,昨年の12月議会において,離婚後の親子の面会交流について質問いたしました。子供に会えない男性が多いことを行政も認識していることが議会の答弁からわかったことは大変画期的なことです。その後まだ余り時間が経過していませんが,行政としてこの問題に関して取り組んだことはありますか。特に職員や関係職員の研修は進んでいますでしょうか。  2問目,高次脳機能障害への支援について伺います。  超高齢社会を迎え,介護は大きな問題となって久しく,しかし医療現場も介護現場も日進月歩で,よりよいもの,より人間的な対応を提案してきているといえます。その1つが高次脳機能障害への対応ではないでしょうか。また,認知症への対応としての初期の認知症対応が重要だということで,認知症ケアパスという考え方が介護保険事業計画にも書かれています。  高次脳機能障害の急性期を過ぎた後の回復期やその後のケアは,認知症の初期対応にも通ずるものがあるのではないか,何か困り事が出てきたとき,その人らしさを維持し,その人らしさを新たに形づくるケアができたらと考えます。そのような問題意識で質問をさせていただきます。  まず高次脳機能障害の定義について伺い,行政として現在どのような支援策を取り組んでいるのか,また,施策の各種計画にどのように盛り込まれているのか伺います。  再質問は2問目からさせていただきたいと思います。 4: ◯ 議 長(小川 克美議員) 参与。
    5: ◯ 参 与(石森 準一君) それでは1問目,面会交流のその後の取り組みでございます。  今年度は既に母子・父子自立支援員が面会交流についての研修に参加しておりますので,前回の質問以降は研修へは参加していないところでございます。テーマや内容に応じまして次年度以降も参加することで,理解を深めていきたいというふうに考えているところでございます。また,法務省が作成いたしました「子どもの養育に関する合意書作成の手引きとQ&A」を離婚届とともに配布することを始めているところでございます。 6: ◯ 議 長(小川 克美議員) 福祉保健部長。 7: ◯ 福祉保健部長(松坂 誠君) 2問目,高次脳機能障害についてです。  病気や事故などのさまざまな原因で脳が損傷されたために,言語,思考,記憶,行為,学習,注意など高次の知的な機能に障がいが起きた状態を高次脳機能障害といいます。市におきましては,障がいや介護サービスの支給の相談支援と決定を主に行っております。高次脳機能障害の支援に関して市の計画上具体的な数値目標等は設定されておりません。 8: ◯ 議 長(小川 克美議員) 3番市原議員。 9: ◯ 3 番(市原 広子議員) では2問目の高次脳機能障害についての再質問をさせていただきます。  個々人の抱える症状や問題,悩みなどがさまざまであると思います。支援を形づくることが大切だと思いますけれども,相談窓口は現在どのような窓口が対応しているのでしょうか。 10: ◯ 議 長(小川 克美議員) 福祉保健部長。 11: ◯ 福祉保健部長(松坂 誠君) 高次脳機能障害に関する福祉の相談窓口は,都の心身障害者福祉センターに専用相談窓口が設けられております。そして身近な市の福祉相談課においても相談は可能です。一方,慈恵医大第三病院のリハビリテーション科におきまして高次脳機能障害専門外来を設置しており,医学的な視点からもさまざまな相談に対応していただいております。また,個別のケースにおきましては,医師を初めとして市のケースワーカー,相談支援専門員,ケアマネジャー,理学療法士,作業療法士等多職種で連携しながら相談支援を行っております。 12: ◯ 議 長(小川 克美議員) 3番市原議員。 13: ◯ 3 番(市原 広子議員) では引き続きケアプラン作成の体制について伺います。どのようにプランは作成されているのでしょうか。 14: ◯ 議 長(小川 克美議員) 福祉保健部長。 15: ◯ 福祉保健部長(松坂 誠君) 高次脳機能障害で支援が必要な方の年齢や支援の種類,支援の必要度はそれぞれ異なります。40歳以上で介護保険の2号被保険者の方が支援を受ける際は,原則,サービスは介護保険サービスが優先して適用されます。よって40歳以上の方であれば,まずは介護保険のケアマネジャーが御本人や御家族の状況に合わせてケアプランを作成いたします。  ただし,介護保険のサービスだけでは御本人の日常生活に支障を来す場合や介護保険法上のサービスで御本人に見合うサービスがない場合は,障害者総合支援法のサービスの給付に向けて相談支援専門員がサービス等利用計画を作成し,介護保険のみならず障がいサービスの導入を検討しております。 16: ◯ 議 長(小川 克美議員) 3番市原議員。 17: ◯ 3 番(市原 広子議員) それでは引き続き,利用できるサービスは十分な状態なのでしょうか。 18: ◯ 議 長(小川 克美議員) 福祉保健部長。 19: ◯ 福祉保健部長(松坂 誠君) 介護保険法上の高齢者向けのデイサービスにつきましては数は整っておりますが,特に介護保険2号被保険者でまだ若い方には通所先として適さない場合もあります。その際は,障害者総合支援法上の支援として通所先の検討は行いますが,高次脳機能障害に特化した専門性の高い通所施設の数は非常に少ないのが現実でございます。 20: ◯ 議 長(小川 克美議員) 3番市原議員。 21: ◯ 3 番(市原 広子議員) 一連のことをざっと伺いました。  私の問題意識としては,初期の認知症ではないかと心配されて診断を受けた方がいらっしゃる。一方で,先ほどおっしゃったように事故や脳梗塞,脳血管障害などによって脳内が傷ついたことへのリハビリの支援体制,これがつくられ始めているという状態だと思います。それで,個々の人の抱える症状や問題,悩みなどがさまざまであるところにあって,支援を形づくることが大切なんですが,その支援は,その人らしさを維持し,新たにその人らしさを獲得していく,そういう過程を形づくる支援が必要だといえると思います。  そこで,まず認知症と診断された方が,高次脳機能障害の方が受けるようなリハビリ支援のようなサービスを受けることは可能でしょうか。 22: ◯ 議 長(小川 克美議員) 福祉保健部長。 23: ◯ 福祉保健部長(松坂 誠君) 認知症の方は,例えば認知症デイサービスを利用することが可能ですが,そこで行われている機能訓練は,認知症の方の個々の生活機能を向上させるための生活動作,運動,創作,脳トレーニング,音楽等のプログラムを行っております。そのような機能訓練は高次脳機能障害の方が行うリハビリサービスに類似しているものでございます。 24: ◯ 議 長(小川 克美議員) 3番市原議員。 25: ◯ 3 番(市原 広子議員) 高次脳機能障害のリハビリサービスに類似しているということでした。  従来の介護サービスである生活介護や身体介護といった介護支援サービスでは,認知症の方の生活を支えるものではあるけれども,認知症そのものへの対応ではないといえると思います。認知症ケアパスを一人一人つくり,地域支援会議で対応していくという方針が超高齢期を迎える介護保険事業計画にも書き込まれていますけれども,そのケアパスの意味というのはケアの道筋をつくっていくという意味だと考えますけれども,認知症に特化した,認知症そのものへの対応が不十分ではないかという問題意識を持っております。  認知症に特化した通所サービスの量と内容について,狛江市の到達点を伺わせてください。 26: ◯ 議 長(小川 克美議員) 福祉保健部長。 27: ◯ 福祉保健部長(松坂 誠君) 認知症に特化した認知症対応型通所介護事業所,いわゆる認知症デイサービスは,現在狛江市内に3事業所あり,5月に新たに1事業所がふえる予定です。現在,定員数は3事業所で34名,第7期事業計画期間では利用者の微増を見込んでおります。また,内容は先ほど説明させていただいたとおりです。  現状では,通所介護,いわゆるデイサービスでも認知症高齢者の受け入れを行っており,認知症の方も多く通われております。デイサービスは,利用者1人当たり3平方メートル以上の広さと15人までの利用者であれば,最低1人の介護職員がいれば指定をとることができ,定員は指定基準を満たしていればふやすことができ,また,認知症がある人もない人も基本的には同じサービスを受けることになります。  一方,認知症デイサービスは地域密着型サービスのため,基本的には狛江市民のためのサービスであり,利用者1人当たりの面積の条件はデイサービスと変わりませんが,定員の上限が12名以下と小規模なため,少人数の落ちついた環境の中で認知症に特化した専門的なケアが受けられることになります。ただし介護報酬はデイサービスと比べると1割から2割程度高目となっております。  今後ふえ続ける全ての認知症高齢者を認知症デイサービスで受け入れることは難しいと考えているため,デイサービスと認知症デイサービスがバランスよく整備され,例えば,症状が落ちついており,御家族のレスパイトとして利用するのであればデイサービスを利用するといったように,症状や目的に合わせた利用ができることが望ましいと考えております。 28: ◯ 議 長(小川 克美議員) 3番市原議員。 29: ◯ 3 番(市原 広子議員) 問題の所在がわかってきたと思います。  認知症の方もふえていく一方で,脳梗塞や事故などで高次脳機能障害になられる方も大変多い。先ほどの御答弁で40歳以上ならば介護保険で対応するということです。65歳以上で脳梗塞を発症するケースは大変多いのではないか。そしてそれを契機にだんだんと時間というか年数が経過して,個人差もありますが,認知症の症状があらわれていくといえると思います。  一方で,繰り返しになりますけれども,一般的に高齢になって認知症の症状が出てきているね,と心配されて,アルツハイマー型とか脳血管障害型とかあやふやな診断があり,とにかく本人は結構認知症のようになってしまっているから支援プランを立てましょう,というような対応が現状であるのではないかといえると思います。これは私が自分の親の介護をした経験があるので言わせていただいてしまっているという面もあります。  それで高次脳機能障害の発症初期への対応,その後の継続したケアあるいはケアの継続,このあたりの医療をかなり徹底してやれば,その方の認知症の後年になっての発症はおくらせることができるのではないかという問題意識を持っています。  高次脳機能障害のリハビリ,初期認知症の介護に共通点があるのではないかということとともに,ぜひこういった視点での支援内容の確立が必要ではないかと思いますけれども,行政の見解をお聞かせください。 30: ◯ 議 長(小川 克美議員) 福祉保健部長。 31: ◯ 福祉保健部長(松坂 誠君) 医学的には,認知症も脳の機能に障害がある状態ですので,高次脳機能障害の一つと言われております。ただし,高次脳機能障害は早期のリハビリによって障害を受けた部分が回復する可能性がありますが,認知症は徐々に機能が低下していくことが大きな違いといわれております。医学的な判断,福祉的な判断も含めてケース・バイ・ケースとは思いますが,支援において共通する部分がないとは限りません。今後先行事例等を調査・研究させていただきます。 32: ◯ 議 長(小川 克美議員) 3番市原議員。 33: ◯ 3 番(市原 広子議員) 先行事例を調査・研究する私自身の余力がありませんで,私も探して提示できればと思いますけれども,私の母の場合を一種の事例としてお話しさせていただきますと,母はもう亡くなりました。70歳のときに交通事故で左側頭部を道路の路肩のコンクリートに強打しまして,3日ほど意識が混濁していました。回復退院後も1年間は,側頭部に味覚神経が走っているということで味覚神経麻痺症状が続きました。高次脳機能障害という診断をいただいて退院しましたが,交通事故保険で4カ月入院後の退院で,特にリハビリはしないで,ひとり暮らしでしたので,回復していると思っていましたが,13年後の83歳で食事がつくれないということに私が気がつきました。そのときはもう骨と皮のように痩せていまして,今,議員がたくさん問題になさっていますフレイル,栄養欠乏と筋肉の衰え症状を出していました。気がつきまして体重の回復はある程度しましたけれども,その後は本当にだんだんと認知症が悪化してきて,90歳を前に亡くなりました。  母の認知症はアルツハイマー型認知症という診断をいただいていましたが,事故後に服用し続けた外傷性てんかんの予防薬による脳の機能の鎮静作用,これが認知機能に悪い影響を与えたといえると思っております。いろいろな意味で高次脳機能障害でもあったかなと,今にして思えば私はいえると思っています。  高次脳機能障害の認定基準を,「高次脳機能障害の理解と支援の充実をめざして」という東京都のパンフレット,かなり分厚い88ページのものがあるんですけれども,高次脳機能障害を呈する疾患の60から70%を脳卒中,すなわち脳梗塞,脳出血,くも膜下出血が占めていると。次いで私の母のような脳外傷,交通事故や転落などの事故,それからおぼれたりした低酸素脳症,脳腫瘍,脳炎などの感染症だというわけで,行政的な判断基準としては,事故や脳梗塞などの具体的な履歴があること,またMRIなどの検査で脳の器質的病変があること,記憶障害,注意障害,遂行機能障害,社会的行動障害などの認知症状が現にあること,診断は脳の器質的病変の急性期症状を脱した後において行うというもので,いわゆる後遺障害を診断するものといえると思います。  国連の世界保健機関(WHO)の国際疾病分類第10版の中で,二百幾つですか病気の分類をしているんですけれども,高次脳機能障害はF04,F06,F07というものの病状を呈しているものを入れるというふうに,東京都のパンフレットは大変わかりやすく書いてありました。  要するに認知症でもアルツハイマー型は高次脳機能障害から外すと書いてあるんですけれども,ここのところがかなり高齢になった方の認知症状を見る場合のポイントだと思うんです。認知症はアルツハイマー型なのか,何か外傷性の時間経過したものなのか,脳血管障害による周辺の脳細胞の病変なのか,あとの2つに当てはまる人も意外といるのではないかということなんです。このあたりの統計があるかどうか伺いたいところなんですが,今回は答弁は伺いません。  認知症のかなりのパーセンテージが高次脳機能障害に起因している。アルツハイマー型の認知症だとしても,認知症に対するケアとして,本人らしさの維持やその症状の進行をおくらせるためにも,生活介護デイサービスだけでない通所デイサービス,通所リハビリがあったほうがよいだろうということを私からの提案としてさせていただきたいと思います。行政としてもその必要性は感じていらっしゃる,狛江市で4つ目の認知症デイサービスができるということです。  それで伺いますけれども,ぜひお願いなんですが,高次脳機能障害への対応計画は,まだ狛江市の福祉計画に明記されていないとのことですが,ぜひ前向きに行政計画をつくっていただきたい。以上のような私の問題意識も含めて,専門家を入れてつくっていただきたいと思いますけれども,いかがでしょうか。 34: ◯ 議 長(小川 克美議員) 福祉保健部長。 35: ◯ 福祉保健部長(松坂 誠君) 今後検討してまいりたいと考えております。 36: ◯ 議 長(小川 克美議員) 3番市原議員。 37: ◯ 3 番(市原 広子議員) 今まで介護保険事業計画,第6期まででしたか,対応に本当に四苦八苦されてきたということがわかりますので,無理は申しませんけれども,高次脳機能障害への対応も含めて,認知症状を横断的に考えていく介護計画としていかなければ不十分だということを指摘させていただきたいと思います。  高次脳機能障害に特化した通所リハビリの近隣の事例はありますでしょうか。 38: ◯ 議 長(小川 克美議員) 福祉保健部長。 39: ◯ 福祉保健部長(松坂 誠君) 調布市には高次脳機能障害に特化した自立訓練を行う事業所がございます。自立訓練事業では,SST(ソーシャルスキルトレーニング)を初め,パソコンやアート,書道等のグループリハビリを通じ,体と同時に脳のリハビリを行っております。 40: ◯ 議 長(小川 克美議員) 3番市原議員。 41: ◯ 3 番(市原 広子議員) 具体性を持たせるために私の母の話にまた戻させていただきます。  母は4カ月の入院で退院しまして,特にリハビリはしなかったと先ほど申しました。大変元気な母親でしたので大丈夫だろうと思っていまして,母は裁縫がすごく得意でしたので,この人形の洋服が,これは私の子供が生まれたときに買ったのでぼろぼろだったので,20年前に母が事故に遭った後,つくりかえるようにお願いして,この簡単なワンピースをつくりかえてもらいました。そのときの母の言葉が,物すごく疲れたと。退院後ですので,型紙をとるにしても物すごく疲れたということを言っていた。でもよく頑張ってつくったねと,この洋服をつくり直してかなりのリハビリになったのではないかと,今にして思えば思っております。  それで母はその後,見ていただきたいのは,テディベアの製作を始めました。こういうテディベアを事故後回復してからつくり出しました。全く私などはとても足元に及ばない,上手につくっています。ですから母が持っていた能力が回復したと私は思いました。洋服もいろいろなものを着せかえていました。  ところが最後のこの人形です。母にしてはちょっとおかしな人形だなと思ったんです。男の子と女の子をつくったんです。洋服もボタンホールをつくらずにマジックテープでつくっているので,あれっと思ったりもしたんですけれども,斬新な人形なのかなと思っていましたら,この顔は認知症がかなり悪くなったときに自分でお化粧してしまいました。白くておかしいからお化粧してあげたんだということで,母の例を共有していただいて申しわけないと思います。  それから,習字がすごく好きだったのでまた見ていただきたいんですけれども,これは亡くなる1年前。細字が物すごく得意できれいな字を書く人だったんですが,亡くなるちょっと前はこんな字を書いていました。デイサービスにも5日通って,最後の数カ月は介護施設にお世話になりましたけれども,日曜日とか土曜日に家に来たときに書いた,このあたりの字はまだいいと思います。それでも短歌などを詠むと詠むそばから書けたんです。これは皇女和宮が江戸に嫁いでくるときに詠んだと言われる,「おしむまじ君と民との為ならば身は武蔵野の露ときゆとも」と。「ともこ書く」と書いてありますが,私の母の名前です。これを言うとまだ書けた。だけれども私と同じぐらいの習字になってしまっていました。  それでも,私はこういうリハビリをもっとたくさんさせてあげたかったなと思うんです。生活介護と身体介護は十分に受けさせていただきましたけれども,もっと認知症そのものへの対応をさせてあげたかったと。これからはそういう時代ではないか。それは高次脳機能障害の問題にも通じるのではないかと思っております。  それで,認知症対応の通所サービスは市内に新規オープン予定を含め4カ所,4カ所目ができて本当にうれしいと思います。受け入れに限りもあり,宮坂議員の質問にもあるように,介護保険サービスを金銭的に利用できない,あるいは利用を控えてしまうという現状があるとすると,認知症通所デイサービスは通常より1割から2割高いとすると,身体介護さえぎりぎりで生活介護もぎりぎりなところに,認知症介護を受けさせてあげたいな,あるいは受けたいなと思っても,受けられないという現状がまたここに出てくるので,認知症デイサービスの人員を厚くするんだと思うんです。1割から2割利用料金が高いというのは仕方がないかと思うんですが,その辺の問題があると思います。また,家族のレスパイトとしてしか今の介護は対応できていないというのが現実であるのではないかと思います。  地域密着型の認知症デイサービスがふえるように,12名までの定員です。空き家などの利用にぴったりですから,ぜひ政策を進めていただくようにお願いいたします。これは言いっ放しにしておきまして,予算特別委員会で再度伺わせていただきたいと思います。  今後に向けて考えなければいけませんが,認知症カフェについて伺います。狛江市内の認知症カフェは展開されているのでしょうか。認知症カフェとはどういうものをいうのか,行政のお考えを伺います。 42: ◯ 議 長(小川 克美議員) 福祉保健部長。 43: ◯ 福祉保健部長(松坂 誠君) 認知症カフェは,認知症の人とその家族が地域住民や専門家と相互に情報を共有し,お互いを理解し合う場,また,孤立しがちな認知症の方や介護される御家族が気軽に社会交流できる場でございます。  現在,こまえ正吉苑では名称を「さくらカフェ」とし,昨年9月のプレオープン以降,月に1回開催しております。1回当たりの平均参加者数は50人程度となっており,認知症の正しい理解や権利擁護に関するミニ講座,脳トレーニングや歌を歌うなどのレクリエーションを行っております。また,こまえ苑では名称を「せせらぎカフェ」とし,昨年の6月から月1回開催しております。1回当たりの平均参加者数は10名程度,介護されている御家族の御参加があり,狛江共生の家で家族介護者の会を運営するボランティアと協働で実施しており,紙ナプキン人形づくりや本の読み聞かせなど,脳トレーニングにつながるレクリエーションを行っております。  認知症カフェのあり方は多様ですが,認知症になっても地域に居場所があり,認知症の方にもスタッフ側に回っていただくなど,役割があることが大切と考えております。 44: ◯ 議 長(小川 克美議員) 3番市原議員。 45: ◯ 3 番(市原 広子議員) 認知症カフェは市内に2つということです。すぐできるかなと思っていましたけれども,やはり難しいものだと思います。  支援のメニューや必要性に本人や周りがまず気づくことが必要なのではないか。これは高次脳機能障害の問題も同じだと思って申し上げています。決まったものやパータンがない分野,特に高次脳機能障害はそうだと思います。かといって当事者の方は何か困っている,何か今までと違うと感じている状態,あるいはすごく困っているということだと思います。  先日,下北カフェというのに参加してきました。高次脳機能障害のカフェだというので,当事者の方のお話を聞きたいと思って参加しましたら,持ち寄りカフェで,お酒を飲む方は1,500円,飲まない方は500円で,ふだんからカフェをやっている所で,その日その晩は,いろいろな福祉や医療,介護関係の人が集まって,それぞれがおしゃべりをしたり,めちゃぶりで指名されて発表させられたりとか,そういうことをやっているんです。持ち寄りパーティーだったんです。  当事者の方は来ないのですかと聞きましたら,その日は来ないというわけなんです。福祉や介護者やその関係の事業,ボランティアをやっている方々が集まり,こういう集まりの中から,あの方の障害というか困り事は,こういう助けをしてあげたら,こういう場所に連れていってあげたらいいのではないかと気がつく,そういう福祉とまちのつながり,まちづくりができていく場所になるのではないかという感想を持って帰ってきました。  こども食堂を若林のほうで始められた方や,レビー小体型認知症患者の家族を支える会の方,高齢者の共同住宅をつくって4年ぐらいたつけれども,そこに子供の居場所も1階につくろうとしている方であるとか,仙台で持ち寄りカフェを開こうとしている方が仙台から来ていたり,マインドフルネス講習会を開催している方が千葉県市川市からいらっしゃっていました。地域FM放送局を運営している方,それからお酒が好きそうな方とか,地域医療にかかわっているお医者様が来ていました。不動産業者さんもいたんです。さまざまな方が参加して,活動のチラシや名刺を交換したりしていました。  何かこのような仕掛けをすることは大切ではないかと思うんですけれども,いかがでしょうか。 46: ◯ 議 長(小川 克美議員) 福祉保健部長。 47: ◯ 福祉保健部長(松坂 誠君) 下北カフェについて調べさせていただきましたが,運営している団体がフェイスブックを発信しており,世田谷区のいろいろな地域で,家族や当事者,医療・福祉の専門職のみならず民間事業者の方も参加して,福祉的な課題の解決や語り場的なカフェの運営に取り組まれているようです。今回のカフェに関して行政の関与についてはわかりませんでしたが,今後地域包括ケアを進めていく際にしても,このようなカフェの存在はすばらしい取り組みであると認識しております。 48: ◯ 議 長(小川 克美議員) 3番市原議員。 49: ◯ 3 番(市原 広子議員) そういった活動がどんどん広がっていくということを期待したいと思います。  医療機関との連携について,高次脳機能障害のリハビリや初期認知症への対応に関して,園芸作業療法,裁縫や陶芸などの物づくりにかかわること,体を動かすと認知症にいいというふうに前段で御質問なさった方がいらっしゃいましたけれども,運動やレクリエーションに参加する,朗読やみずから演劇の上演,それから料理などの段取りをつけながら取り組むことを数多くこなす。また,数独というパズルを一緒に解くという作業療法もあると聞きました。  医療と介護の連携と言われていますけれども,終末期の医療・介護連携がよく言われていますが,高齢期の医療・介護連携というのは,成人病への対応,既往症への対応,またがんへの対応と,認知症・身体能力の低下との組み合わせへの対応となっていると思うんです。ただ漠然と医療と介護の連携と行政としては言い続けていませんか。確かに医療機関との連携は欠かせませんし,議員としてもそのようなことを言ってきましたが,どういう連携なのかということが問題だと思います。終末期の連携と末期がんなどの高齢者の自宅や施設でのみとりにおける医療・介護連携は,ここ数年見えてきていると思います。しかし先ほども言いました高次脳機能障害における医療・介護連携,この分野をもっと進めるべきだと思います。ここを進めるということがこれからの超高齢社会の認知症への対応になっていくのだということです。重ねて説明します。  その意味で,慈恵医大第三病院の先生がかかわってくださっているということは大変心強いですけれども,実は私は慈恵医大第三病院の先生のお話し会のようなものに参加したことがないんです。何年間かかなりの回数をやってきてくださっているということなんですが,ぜひとも今までのノウハウ,お話の蓄積の発表会などをやっていただけたらと思いますけれども,いかがでしょうか。医療との連携の拡大とリハビリデー活動の自立が広がっていけばよいと思っております。ぜひそれを目指して今までのノウハウの蓄積の発表会,やっていただけませんでしょうか。 50: ◯ 議 長(小川 克美議員) 福祉保健部長。 51: ◯ 福祉保健部長(松坂 誠君) 狛江市におきましては,慈恵医大第三病院のリハビリテーション科の渡邉修先生の御提案を受けて,「~病気や事故後の言葉や記憶,感情の問題,お茶でも飲みながらお話ししませんか~」をテーマに高次脳機能障害茶話会「トーク&トーク」を平成25年から継続して実施しております。年間六,七回,日曜日の午後2時間をかけて市役所で実施をしており,障がいのある御本人,御家族,そして慈恵医大第三病院の医師,作業療法士,言語聴覚士,医療ソーシャルワーカー,相談支援専門員等の専門職と市の保健師が参加して,御本人,御家族の現状と近況,お困りになっていることなどを話していただき,各種専門職がアドバイスをするもので,非常にアットホームな雰囲気で毎回開催されております。  そのほかの医療機関連携としましては,北多摩南部医療圏の6市で年間3回程度,高次脳機能障害支援のための医療職,福祉職及び当事者・家族向けの高次脳機能障害地域支援研修会として,医療的な講演,通所事業所の支援事例の発表,事例検討などを行っております。また,慈恵医大第三病院が中心となり,この圏域の6市合同で各市の支援機関等がわかる北多摩南部医療圏高次脳機能障害支援マップを作成しております。そして慈恵医大第三病院リハビリテーション科内には,高次脳機能障害の支援にかかわる関係機関向け相談窓口も現在開設していただいているところでございます。 52: ◯ 議 長(小川 克美議員) 3番市原議員。 53: ◯ 3 番(市原 広子議員) ぜひとも今までの蓄積の報告会,それを一般市民向けにやっていただくことをお願いして,これは予算特別委員会で再びお願いをさせていただきたいと思います。  認知症サポーター養成講座をやっていますよね,オレンジリングをくれる。あれではもう遅い。おくれています。あれに手間暇かけるのはもう遅いと思います。高次脳機能障害をあわせて認知症のリハビリデイサービスなどのあり方への理解を進めるべきだということを再度言わせていただきます。  家族会の方々の体験や活動報告を伺うというのも,障がいや困り事への気づきとして有用ではないでしょうか。下北カフェの狛江版がたくさんできてくることを望みますけれども,いかがでしょうか。 54: ◯ 議 長(小川 克美議員) 福祉保健部長。 55: ◯ 福祉保健部長(松坂 誠君) 高次脳機能障害の支援につきましては,家族の理解が大変重要と言われております。よって,家族が実際に行っている支援等の周知は非常に有用と考えております。また,御紹介いただいた下北カフェは,先ほども申し上げましたが,地域福祉において支援者となり得るさまざまな職種の方が集まり,語り合う場所になっているようです。市におきましても,狛江においてもそのような場ができることが望ましいと考えております。 56: ◯ 議 長(小川 克美議員) 3番市原議員。 57: ◯ 3 番(市原 広子議員) 総じて,高齢になることの現状と意味について私たちがもっとよく知り,考えていくことが必要だということがわかります。そういう機会を行政としてもつくっていく,私たち市民ももっと積極的に高齢化や老後というものについて具体的に考えていきたいと思います。通常の生活介護,身体介護の枠を超えた,自分らしさを維持し再構築する介護サービス,介護支援であってしかるべきなんだと思いますが,予算特別委員会での議論へとつなげたいと思います。  これで高次脳機能障害についての質問は終わります。  引き続き,離婚後親子の面会交流と親子断絶防止法案に関しましての再質問をさせていただきます。  離婚届を受け取るときに,法務省が作成した「子どもの養育に関する合意書作成の手引きとQ&A」を配布することを始めていただいているということで,また,研修も引き続き取り組んでいただくということでした。  昨年の12月13日付である法案がウエブサイトにアップされています。「父母の離婚等の後における子と父母との継続的な関係の維持等の促進に関する法律案」,いわゆる親子断絶防止法案です。この法案について貴行政の知るところについてお聞かせください。どういう団体がどういう経緯で発表しているものでしょうか。
    58: ◯ 議 長(小川 克美議員) 参与。 59: ◯ 参 与(石森 準一君) 「父母の離婚等の後における子と父母との継続的な関係の維持等の促進に関する法律案」,いわゆる親子断絶防止法案につきましては,国等からの法案についての通知等はまだありません。このため共同養育支援法全国連絡会のホームページからの情報にはなりますが,平成26年3月に設立されました超党派の親子断絶防止議員連盟により法案の検討が進められ,平成28年12月の議員連盟案が承認されたという情報が載っているところでございます。 60: ◯ 議 長(小川 克美議員) 3番市原議員。 61: ◯ 3 番(市原 広子議員) 共同養育支援法全国連絡会のホームページ,この会は別にこの法案を出しているわけではないんですね。超党派の議員連盟を中心としてホームページをつくっていたりするということだと思います。  まず現在民法第766条に離婚に関する規定があります。離婚に関しての法律はこの規定だけなんです。この法案が成立するとどうなるんでしょうか。行政の認識をお聞かせください。 62: ◯ 議 長(小川 克美議員) 参与。 63: ◯ 参 与(石森 準一君) 法案等の取り組み状況を示す国等からの通知はありませんので,正確な内容については承知していないところでございますが,共同養育支援法全国連絡会のホームページに掲載されている案には,離婚後の子と父母の継続的な関係の維持等に関し,国と地方公共団体両者に責務規定が設けられているところでございます。仮にこの法案が成立した場合には,国と連携した施策の展開が求められてくるというふうに考えているところでございます。 64: ◯ 議 長(小川 克美議員) 3番市原議員。 65: ◯ 3 番(市原 広子議員) まだ具体的になっていないということだと思うんですけれども,いろいろ賛否両論がございますので,この法案の問題点について御認識を伺いたいんですけれども,まだ示されていない,コメントは控えるとのことでしたので,私自身の危惧を申し上げさせていただきますと,離婚後の面会交流の重要性に関する情報を離婚しようとする父母に伝える努力義務が行政に出てくるかと思います。また,定期的・安定的な面会交流ができていない父母に対して,相談に応じて必要な情報を提供するものとすると書いてあるのが,ここが大変気になるんです。要するに離婚してしまいますと2人ばらばらになりますから,ばらばらな人がそれぞれ行政に安定的・定期的な面会交流ができていないよと相談してくると。それにばらばらに対応することの難しさ,これがあると思うんです。離婚時であれば2人一緒に支援ができる。まがりなりにもですよ,既に別居したとしても。そこのところに非常に難しさがあるのではないか,法案の作成者はどのように考えているのかなと思います。  それで,必要な情報を提供するものとすると書いてあるので,それが例えば個人情報の提供,居場所の提供などという情報になってきてしまうとこれは大変問題です。もちろん法案には子供の利益を最優先にすると書いてありますし,児童虐待防止法やDV防止法を踏まえてと書いてありますので,そういった問題性のある方からの問い合わせは応じないにしても,ばらばらになってしまった個々人からの問い合わせに行政が対応すること,これは非常に問題だと思っておりますので,今後法案が具体化してくるような場合がありましたら,ともに考えさせていただきたいと思っております。  今,日本の社会において何が問題かということで,離婚・別居に際しての面会交流の促進に関する法律というふうにしないで,要するに親子断絶防止とか家族断絶防止とかという方向から言わないで,共同養育法という立て方をしたらどうかと私は思っております。  まずは,ある年齢以上の子供の連れ去り別居や離婚はできないというような規定は必要があるんじゃないかと思うんです。これは日本において全くないものです。どちらかの親の意思で連れ去ることは別にオーケーです。初期の家族断絶防止法はそれをよくないよと,犯罪だよというように規定したことから,DVから逃げているひとり親,母子家庭を支援する女性団体からの猛烈な批判が起きたわけです。  ただ,ある年齢以上の子供の連れ去り別居はできない。これはアメリカなどは子供の人権から,子供の現在の社会関係を一方的に壊す,これを児童虐待の一つとして位置づけているんです。ですからある年齢以上になった子供には,連れ去らないで,自分の身の問題として処することをまず先行させるというような考え方をこの社会の中で形成していくことが必要だと思います。  それと,ある年齢より下の場合の考え方です。これは私も難しいなと思うんですけれども,いわゆる母子密着ですとか母性,そういったものと非常にかかわってくると思うんです。ですから,ある年齢より下と上という考え方をする場合を,もちろん専門家を入れてもっときちっと整理していただきたいと思いますけれども,子供を連れ去らなければならない状況,緊急事態ですね,DVであるとか,アルコールあるいは薬物依存などの場合,これは連れ去らねばならない,自分も離れなきゃならないという場合には,勝手に連れ去るのではなくて,児童相談所に居場所は必ず届けるといったようなシステムをつくっていき,そこの所で社会的養育支援プログラムに入れるようにしてあげるという支援の構造をつくり上げる必要があると思います。例えば法案のタイトルは,「父母の別居などにおける子の養育に関する法律」などというものでよいのではないかと,私の考えを今述べさせていただきました。  私は共同子育て社会を提言しております。ワンオペ育児という言葉を聞いていると思います。1人の人がオペレーションですね。弁当屋を1人で切り盛りしたり,コンビニを1人で夜やったりするということをワンオペと言いますけれども,育児がワンオペというような言葉で言われています。共働き家庭においても,家事は男性が分担しても育児はどうしても母親が担ってしまうので,結局育児を100%女性が担うと,家事も女性がほとんど担ってしまっている現状だといえます。ですから,離婚したい,別居したいと思っても,女性が子供を連れていくしかないというのが今の社会の現状です。連れ去り別居,連れ去り離婚は何で起こるんでしょうかということなんです。  行政の母子支援の理念を伺いたいと思います。 66: ◯ 議 長(小川 克美議員) 参与。 67: ◯ 参 与(石森 準一君) 私のほうからは,ひとり親家庭の母子に対する支援について答弁をいたします。  子供や子育て中の全ての家庭が安心して生活できる社会の実現が目標でございますが,ひとり親家庭の母子については仕事と子育ての両立などで厳しい状況にあり,特に支援が必要な家庭と認識しているところでございます。このため,母子・父子自立支援員等による相談支援体制の充実,高等職業訓練促進給付金など,自立支援やホームヘルプサービスなど日常生活支援を関係機関と連携して取り組んでいるところでございます。 68: ◯ 議 長(小川 克美議員) 福祉保健部長。 69: ◯ 福祉保健部長(松坂 誠君) 母子保健法では,第2条「母性の尊重」,第3条で「乳幼児の健康の保持増進」,第4条「母性及び保護者の努力」で母子保健の理念が規定されております。なお,第5条の「国及び地方公共団体の責務」におきまして,施策を通じて,これらの母子保健の理念が具現されるように配慮しなければならない,とされているところでございます。 70: ◯ 議 長(小川 克美議員) 3番市原議員。 71: ◯ 3 番(市原 広子議員) 参与の答弁は行政の限界ですね。対症療法しかありません。それから福祉保健部長は母子支援の理念として母子保健法を挙げてくださいました。第2条,第3条,第4条。非常に短い法律ですけれども,これは母性保護のために大変大切なことなんですけれども,産む性の母体保護というものも含めて非常に大切な法律なんですけれども,それが具体的な支援策となっていないと。それ以上の理念が立ち上げられていないんです。母子保健の理念がさらにステップアップされていないという日本の社会構造の問題だと思います。  ちょっと古いですけれども,「クレイマー,クレイマー」という映画,ダスティン・ホフマンとメリル・ストリープが出てきて,メリル・ストリープは自分が出ていってしまうんです。ダスティン・ホフマン扮する猛烈サラリーマンの父親が仕方がないので子供の面倒を見ている。そのうち女性は経済的に自立できて親権・養育を申し立ててくるんです。裁判所は母親であるメリル・ストリープに親権を移すように命じます。最終的にはほんわかしてくるんですけれども,なぜ子供を置いていく母親が日本社会において出てこないのかと,私の問題意識はここなんです。置いていけと言っているんじゃないんです。ここのところで行政として何かできませんでしょうか。参与に伺います。 72: ◯ 議 長(小川 克美議員) 参与。 73: ◯ 参 与(石森 準一君) 平成28年度の全国ひとり親世帯等調査では,母子世帯とともに父子世帯の推計値を公表しているところでございます。母子世帯が123万1,600世帯,父子世帯が18万7,000世帯と推計されておりまして,父によって子供を養育する世帯も少なからずあります。母子家庭,父子家庭のいずれを選択するに当たっても,子供の養育等については,基本的には当事者双方の協議により決めていただくものと考えているところでございます。その協議の過程の中で問題や悩みが生じた際には,母子・父子自立支援員による相談支援のほか,関係機関とともに支援に取り組んでいるところでございます。 74: ◯ 議 長(小川 克美議員) 3番市原議員。 75: ◯ 3 番(市原 広子議員) 引き続き,こんにちは赤ちゃん事業の理念は何でしょうか。 76: ◯ 議 長(小川 克美議員) 福祉保健部長。 77: ◯ 福祉保健部長(松坂 誠君) こんにちは赤ちゃん事業は,市内で生後4カ月以内の乳児のいる御家庭を訪問し,育児のさまざまな不安や悩みを伺い,親子の心身の状況や子育て環境を把握して,適切な情報提供と助言を行い,支援が必要な家庭には特に適切なサービス提供に結びつけることを目的として実施しているところでございます。 78: ◯ 議 長(小川 克美議員) 3番市原議員。 79: ◯ 3 番(市原 広子議員) 突拍子もない質問ですけれども,女性は子供を産んだだけで偉いと思いませんでしょうか。 80: ◯ 議 長(小川 克美議員) 福祉保健部長。 81: ◯ 福祉保健部長(松坂 誠君) 妊娠・出産を経験された女性は,男性ではできないとても貴重な経験を積まれたものと認識しております。 82: ◯ 議 長(小川 克美議員) 3番市原議員。 83: ◯ 3 番(市原 広子議員) こんにちは赤ちゃん事業で,これは産婦さんに面接するんだと思いますけれども,育児が大変になったら行政に相談してくださいと言っていますか。連れ去り離婚や連れ去り別居は問題を引き起こすことが多いとアドバイスしていますでしょうか。DVの有無を確認していらっしゃいますか。結婚前のDVについても確認していますか。父親と一緒に面会していますか。父親にDVの有無を確認していますか。DVは犯罪であることを確認していますでしょうか。母親に対して,母親こそ子供の命のとりでのようなことを言っていないと思いますけれどもどうでしょうか。育児の責任を母親だけが強く感じてしまうような面接をしてはいけない,していないと思いますけれども大丈夫でしょうか。こんにちは赤ちゃん事業で産婦さんへの面接,相談対応などどうなっているかお答えください。 84: ◯ 議 長(小川 克美議員) 福祉保健部長。 85: ◯ 福祉保健部長(松坂 誠君) こんにちは赤ちゃん事業では,育児不安や育児のつらさ,さまざまなストレスを抱えている育児家庭を対象として,保健師や助産婦等が個別相談に応じております。また,それを契機として必要なアドバイスを受けることができる「育児相談」「ママの気持ち」,子育て中の親同士がグループの中で思いを語る「ママンカフェ」「ひよこカフェ」など各種教室を開設しているほか,配偶者と一緒に子育て参加できる「ママパパ学級」などを開講し,子育ては父母双方にかかわるものとしての認識を深めてもらう仕組みづくりを展開しております。また,慎重な対応が必要な場合,関係担当課職員等とともに家庭内の問題の把握に努め,個別支援が必要な家庭につきましては,適時に適切な支援機関へつなぐことができるよう見守りを続けております。 86: ◯ 議 長(小川 克美議員) 3番市原議員。 87: ◯ 3 番(市原 広子議員) 大変御苦労さまでございます。いろいろ努力していただいていることはわかっているんですけれども,やはり何かが足りないのではないかなという思いで見ております。  また改めて提案させていただきたいと思います。本日の質問はこれまでにさせていただきます。 88: ◯ 議 長(小川 克美議員) 暫時休憩いたします。     午前 9時59分 休憩     午前10時15分 開議 89: ◯ 議 長(小川 克美議員) 休憩前に引き続き会議を開きます。  一般質問を続行いたします。4番三宅眞議員。     〔4番 三宅眞議員登壇〕 90: ◯ 4 番(三宅 眞議員) 一般質問を始めます。  3番議員の方が高次脳機能障害のことを取り上げていただきました。お話が出ていました渡邉修先生は慈恵医大第三病院のリハビリテーション科の先生であります。私は狛江市の高次脳機能障害茶話会「トーク&トーク」には非常に感謝しておりまして,私はサラリーマンをしておりました今から5年前ですが,このトーク&トークにお世話になりました。私の妻は脳卒中で高次脳機能障害になりました。そのときに,病気は脳卒中,症状は高次脳機能障害という症状が固定されました。私はサラリーマンでしたので,慈恵医大第三病院の渡邉修先生にお話ししました。病気は治るんですかと。三宅さん,病気じゃないよ,それは症状だよ,固定だよと。私はその場にあったパイプ椅子を渡邉修先生に投げつけました。介護離職いたしました。しかしその後救われました。狛江市の事業でトーク&トーク,高次脳機能障害を語る家族の会でございます。そのときに渡邉修先生がいらっしゃいまして,私は不明を恥じました。渡邉修先生は高次脳機能障害のリハビリの大家でございます。そして私は,三宅さん,議員になってみたらいかがかということを言われて今に至るわけでございます。私は狛江市の事業トーク&トークに非常に感謝しております。  本日は3月5日,啓蟄であります。土の中からいろいろうごめいて,それが春になる訪れであります。そして今から7年前の3月11日,東日本大震災。私は今回通告には入れておりませんでしたが,事前に事務方と,地震のとき,マグニチュード7.3の地震が30年以内に70%の確率で起こると言われております未曽有の災害に備える狛江市の対応として,まずは携帯電話,スマホの充電が必要ということを申し上げました。市民の方が水よりも食料よりも何よりも大切なのは家族の安否でございます。先日,1月15日に狛江市は東和泉地区で停電がありました。私の家もエレベーターがとまりました。トイレも流れません。狛江市は昼夜間人口比率75,昼間はサラリーマンの方がもぬけの殻のベッドタウンでもあります。そうした意味で一番心配なのは何よりも家族の安否ということ,それはすなわちスマホの電源がつながるかどうかでございます。そうしたことも含めまして,私は事前にお話をしておりますが,本日は通告に入れておりませんので,また今後改めて御相談申し上げたいと思っております。  通告の順番を入れかえまして3問目,2問目と続けてまいります。  公有地の利活用2。  2017年,去年の6月に都市公園法が改正されました。明治6年,明治政府は自治体に対して公園の土地を提供するようにというお達し,昭和31年の都市公園法,そして今回の改正でございます。今回の都市公園法改正,その中にありますPark-PFI,これに関しての説明をお願いいたします。  次に2問目,地域包括ケアシステム・狛江市モデルの構築に向けて3でございます。  福祉の最上位計画でありますあいとぴあレインボープラン狛江市高齢者保健福祉計画・第7期介護保険事業計画,この後の質問で私はこれを計画と申し上げます。計画の中では高齢者保健福祉をめぐる主な課題が抽出されています。これは狛江市の計画であります。その中から,総合的な介護予防・生活支援体制づくり,在宅生活を継続する体制,医療と介護の連携の推進,まちづくりとの連携,これら4つの課題にフォーカスを当ててこれから質問してまいります。  最初に在宅生活を継続する体制と医療と介護の連携の推進に関して伺います。  平成30年2月17日に開催されました平成29年度医療と介護の連携推進研修会に関して伺います。当日,この研修会参加六十余名の方がいらっしゃっていましたが,その職種と人数の内訳を伺います。  再質問は自席から行います。 91: ◯ 議 長(小川 克美議員) 環境部長。 92: ◯ 環境部長(森本 浩一君) 1問目の質問に答弁させていただきます。  平成29年6月の都市公園法等の改正によりまして,現行の公園施設の設置管理許可制度に加え,公募設置管理制度,すなわちPark-PFIが新設されました。Park-PFIは,公募対象公園施設から生ずる収益の見込みなどに基づく特定公園施設の整備を求めるとともに,事業者へのインセンティブとして,設置管理許可期間の延伸や建蔽率の緩和など,公募対象公園施設を都市公園に設置し,運営しやすくなる緩和措置が適用されることが特徴になるものでございます。  なお,Park-PFIの導入には市が定める都市公園条例の改正が必要となってまいりますが,狛江市において現時点ではPark-PFIなどを活用した公園の設置等の予定はございませんので,この点については条例改正を行いません。今後,Park-PFIを活用した公園整備などが必要となった際には条例改正を検討したいと考えているところでございます。 93: ◯ 議 長(小川 克美議員) 福祉保健部長。 94: ◯ 福祉保健部長(松坂 誠君) 2問目の御質問にお答えいたします。  研修会参加者計63名の職種別人数について,参加者が多い順に答弁いたします。主任介護支援専門員を含む介護支援専門員が21名,医師が8名,社会福祉士,こちらも同じく8名,薬剤師が7名,看護管理者を含む看護師が7名,保健師が4名,事務職4名,歯科医師が3名,理学療法士が1名でございます。 95: ◯ 議 長(小川 克美議員) 4番三宅議員。 96: ◯ 4 番(三宅 眞議員) それでは自席から改めて公有地の利活用2に関して伺います。  Park-PFIは公募設置管理制度ということでございますが,わかりやすく言うと,都市公園の管理運営を民間の力をかりてやっていこうということになろうかと思います。  さて,答弁にありました昨年6月の都市公園法改正でございますが,この意味はどういうことだろうと考えてみました。私は公園づくりのあり方が第3段階に入ってきたのではないかと思います。公園3.0でございます。  第1段階は,先ほど申し上げました明治初頭,政府が自治体に対して公園用の土地を出しなさいという公布を発令いたしました。その後,日比谷公園,芝公園,そうしたものが国の主導によりできたということ。そして昭和31年,今から60年以上前でございますが,都市公園法の中で質の整備,その中で児童遊園に対する三種の神器,例えばブランコであるとか滑り台,そうしたものが整備され,自治体が運営していくということの中でやってきたと。そして公園3.0,都市公園法改正は,いわゆる少子高齢の波の中,財源の先細りが予想される中,自治体が個性を出す公園をこれから民間の力を入れてやっていこうということになろうかと私は整理しております。人々の暮らしが多様化になり,その価値観が多様化し,それに自治体が追いついていく上では,自治体の活力が必要不可欠ということになろうかと思います。こうした社会情勢を受け,公園の量としても一定のストックがなされたことを踏まえて都市公園法が改正されました。  こうした時代の流れを踏まえて,改めて狛江市の都市公園の数を伺います。また,きのう3月4日に行われました狛江市公園フォーラムの目的をお伺いいたします。 97: ◯ 議 長(小川 克美議員) 都市建設部長。 98: ◯ 都市建設部長(石橋 啓一君) 公共の福祉の増進を目的とする都市公園法に基づき設置される都市公園は,市内に27カ所設置しております。市民の方々に遊び場や運動の場を提供すること,まちに緑や潤いを与えること,火災・地震のような災害時の避難場所など,多くの役割を持っております。  また,昨年度に開催いたしました狛江市公園フォーラムにおきまして,いただいた意見の中に,子供たちの教育の場としての公園をつくってほしい,子供が駆け回る公園が欲しいといったものがありました。これを受けまして,今年度は小学校4年生から6年生を対象に,市内の公園や和泉多摩川緑地都立公園誘致の推進,歴史公園整備の情報提供を行うとともに,駒井町に計画した都市計画公園について,将来どのような公園になったら楽しいかを考えるグループワークを実施し,市内の公園についてより興味を持ってもらうために開催したところでございます。 99: ◯ 議 長(小川 克美議員) 4番三宅議員。 100: ◯ 4 番(三宅 眞議員) いろいろな自治体でPark-PFIの動きが加速してきています。例えば渋谷区の新宮下公園では三井不動産の協力を得る。新宿区,新宿中央公園では芝生広場にPark-PFIの導入を進めている。江戸川区でも民間業者の参入意向を調査する市場調査というのも行われてきたというのは報道のとおりでございます。ほかの市でも,北九州市,むつ市,別府市,名古屋市,仙台市,平塚市,鹿児島市,横浜市等で,Park-PFIとして自治体の公園に民間活力を導入するという動きが既に始まっております。  狛江市の場合,市域の狭い6.39平方キロメートルのこのまちにおいて都市公園の数は27カ所でございますが,そうした意味では,小さなまちの公園ということで民間企業の食指が動きにくいのではないかというお話がありますが,私はそうは思っておりません。現状狛江市でも,稼働状況が芳しくないと思われる公園も多々見受けられるところでございます。狛江市のような小さな自治体がPark-PFIに取り組む際に,民間活力の導入,いわば稼ぐという視点以外にも,狛江市に顕在化してまいります社会的な課題を解決するといった視点が考えられるわけでございますが,市の御見解をお伺いいたします。 101: ◯ 議 長(小川 克美議員) 都市建設部長。 102: ◯ 都市建設部長(石橋 啓一君) 公園の維持管理や運営及び整備について,環境部と連携して,御質問で示されました先進事例を研究するとともに,狛江市の公園の実態に照らし,例えば既に整備済みの公園については,維持管理や運営を民間事業者に任せ,維持管理費用の抑制や将来の改修費用の捻出を図ること,また,これから整備する公園については,子供たちに自由な発想のもとに自由な企画をしていただき,それが実現可能な民間事業者を探し,整備や運営等の協力をいただくなど,柔軟な発想で裾野を広げ,狛江の公園の魅力アップにつながるような研究をしていきたいと考えております。 103: ◯ 議 長(小川 克美議員) 4番三宅議員。 104: ◯ 4 番(三宅 眞議員) わかりました。きょうの質問は研究を始めていただくということで,大変ありがたく思っております。  Park-PFI,これは新しい制度ではありますが,ちなみに古民家園も都市公園ですが,民間活力を導入した場合,果たしてどうなっていくのかという夢も広がります。歳出面では都市公園の維持管理費の削減,抑制という効果も期待されるのではないかと思います。また,シティセールスの面でも貢献されるかもしれません。改めて他市事例の研究を始めていただきたいことを申し上げまして,この質問は終わります。  次にネーミングライツの質問でございます。狛江市初のネーミングライツの取り組みとして,4月1日から「メビウス∞えきまえ広場」,これが三角広場が改称された名前でございます。ネーミングライツは,例えばこのまちの近くでも東京スタジアム,これは東京都の所有でございますが,15年ぐらい前に私も大手広告代理店の一人としてセールスを任されてまいりました。そのときは5億円でネーミングライツという話でもございました。今は味の素がついております。  1問だけ質問します。今回,メビウス社に65万円つけていただくということで入札があったということでございます。そしてネーミングライツというのは,スキーム,ウイン・ウインの関係が必要でございます。これは狛江市がケアするべき問題。これは企業として,歳入に毎年65万円を3年間にわたって,税収以外の歳入確保策として貴重な取り組みの中で,ウイン・ウインの関係をつくるためには,契約書を拝見いたしましたが,紙媒体では,今後「メビウス∞えきまえ広場」として告知されるというスポンサーメリットも享受されるわけでございますが,狛江駅前に看板があります。これに関しては,えきまえ広場ネーミングライツのスポンサーメリットとして必要であるとは考えます。費用負担の少ないシール張りをするであるとか,そうしたことで年間65万円のスポンサーメリットを享受していただく。ちなみにあの看板の下に狛江みずほ幼稚園の看板,これは広告として8万円と伺っております。こういった広告主に対するケア,提供ということが,ネーミングライツ65万円のスキームの継続につながると考えますが,案内図に関して市の御見解をお伺いいたします。 105: ◯ 議 長(小川 克美議員) 企画財政部長。 106: ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 御提案いただきました案内図への対応に関しましては,平成30年度に予定しています案内図改修の際に対応を検討させていただきたいと思います。 107: ◯ 議 長(小川 克美議員) 4番三宅議員。 108: ◯ 4 番(三宅 眞議員) わかりました。今後税収の先細りが予測される中,民間企業の活力,Park-PFIもそうですが,私は民間企業に27年間勤めておりましたので,それは切に感じているところでもございます。当然行政の方も重々御承知のとおり。その中で他自治体の事例を研究いただいて,いろいろな活力を狛江市に注ぎ込んでいただくようお願い申し上げます。  続きまして地域包括ケアシステム・狛江市モデル構築に向けて3に関して,続きを伺います。  多職種連携を目的とした研修会参加者63名の職種別人数内訳を伺いました。改めて申し上げます。主任介護支援専門員を含む介護支援専門員21名,医師,社会福祉士は各8名,薬剤師7名,看護管理者を含む看護師7名,保健師4名,事務職4名,歯科医師3名,理学療法士(PT)が1名と伺いました。いずれの方も狛江市の多職種連携をつかさどる地域の医療と介護の大切なプレーヤーの皆様でございます。  それでは質問です。平成29年2月4日に実施した前回と今回,両方を私は傍聴させていただいたわけでございますが,この目的が微妙に変わってきたと思いますが,市の御見解,その違いを教えてください。 109: ◯ 議 長(小川 克美議員) 福祉保健部長。 110: ◯ 福祉保健部長(松坂 誠君) 前回の平成28年度の医療介護連携多職種研修会は,当市では初めての研修会であり,お互いに顔と顔の見える関係を構築し,面識をつくることを目標として開催したところでございます。第2回目となる今回,平成29年度の研修会におきましては,前回の顔と顔の見える関係を一歩前進させ,お互いの考え方と技術力を認識し合い,必要なときに話せる関係にまで高めることとしました。2回を通してコネクション,いわゆるコネづくりという点では同じですが,よりコネの度合いを深くしていくことを目指したところでございます。 111: ◯ 議 長(小川 克美議員) 4番三宅議員。 112: ◯ 4 番(三宅 眞議員) わかりました。コネクションということ,顔と顔が見える,本当に必要なことだと思います。  今回質問をつくる上で,医師会のメンバーでいらっしゃいます医療と介護の連携推進小委員会の吉川委員長のお話をお伺いさせていただきました。本研修において,グループワーク参加者自身の方々が振り返り時に感じていたこと,多職種連携に関しての可能性や気づきに関して,市としてどう捉えていらっしゃるのか総括をお伺いいたします。 113: ◯ 議 長(小川 克美議員) 福祉保健部長。 114: ◯ 福祉保健部長(松坂 誠君) 医療介護連携多職種研修会に参加した方々のアンケートの内容を拝見したところ,次のような意見が出されております。代表的な意見を原文で読み上げさせていただきます。  「日頃狭い業種の中で仕事をしているので,他職種の考え方を聞くことができてよかった」「自分では考えることができなかったアイデアや知識を得られた」「いままで敷居が高いと思っていた医師とディスカッションすることができ,身近に感じることができた」「第1回と比べて職種の広がりが出てきた」などの意見が出されております。前回の第1回と比較しても好意的な御意見をいただくことができ,お互いの考え方と技術力を認識し合い,必要なときに話せる関係に近づけることができたと認識しているところでございます。 115: ◯ 議 長(小川 克美議員) 4番三宅議員。
    116: ◯ 4 番(三宅 眞議員) 今回の研修会での事例はケースカンファレンス,具体的な話がございました。個人情報ですのでそれ以上は言えませんが,こういうケースでございました。身寄りがなくて年金収入だけで暮らしている独居高齢者の女性。その方は認知症が進んでいき,本人の意思決定がままならなくなってきたというものでございました。これに関して多職種連携のチームが皆さんディスカッションされたということでございました。現状狛江市でもこうしたケースが多いと思われます。このように経済的に貧困等の課題がある高齢独居女性につきまして,市では現在データを持ち合わせていないが大きな課題として認識されているとは,事前の調整で伺っておりました。  研修会での事例では,「本人の認知症が進み,身寄りがいない状況で,成年後見人の選任申し立てがされており,本人に医療行為に対する同意能力がないと推測される」というケースに,誰が意思決定をしていくべきかという話し合いがその場ではなされました。  この場合において成年後見人に医療行為の代行決定権の同意権が認められるかについては,民法の一部を改正する法律(平成11年法律第149号)における成年後見制度改正の際の議論では,結局立法化には時期尚早ということで,当面は緊急避難等の一般原則に委ねられるというお話になっておりました。そのため,こうしたケースにおける成年後見人制度の医療に関する意思決定は法律的にグレーゾーンのままになっています。そうした状況下で進めていく現在の地域包括ケアシステム構築には,今後こうしたケースが多く顕在化してくるのではないかと私は危惧しているわけでございます。  医療に関する意思決定が困難な場合に対応していくためには,多職種連携が進むことにより,チームで合議していくことが大切だと考えます。具体的にはこうした事例では,本人がどうしていきたかったのか,その意思を酌み取って多職種で示し合わせて決めていくということに,それが理想の姿にある意味なろうかと私は思っております。こうした意思決定困難者の事例への対応に関して市の御見解,御認識をお伺いいたします。 117: ◯ 議 長(小川 克美議員) 福祉保健部長。 118: ◯ 福祉保健部長(松坂 誠君) 支援を受ける方本人の意向を酌み取り,支援を展開することは,あらゆる場面で求められるものでありますが,医師,薬剤師,介護支援専門員と個々別々に考えるよりも,支援者が一堂に会して検討するほうが,より本人の意向に近づけることができるのではないかと思われます。市といたしましては,そうした支援者たちが一堂に会することを阻害している要因,時間的に合わない,地理的に遠いなどの理由がありますが,それらの阻害要因を払拭できる環境整備を進めることが重要であり,その方策の一つとして,医療介護連携ICTシステムの導入を進めているところでございます。また,意思決定が困難になる前に,あらかじめ本人の意思を確認できるようにすることも必要であると考えております。 119: ◯ 議 長(小川 克美議員) 4番三宅議員。 120: ◯ 4 番(三宅 眞議員) わかりました。  私は今,議員になって3年目ですので,多分12回ぐらいの定例会ですが,地域包括ケアシステムに関しての質問は8回目だそうです。地域包括ケアというのは地域の自主性によって構築されていくという指針もあると思います。市域の狭い狛江市ならではの地域包括ケアシステム構築が必要だという視点で質問を続けております。  今ICTのお話も出ました。そして本人の意思決定というお話では,例えば医療の現場では,臨床倫理カンファレンスというものも行われます。意思決定のできない方をどういうふうにその心根に寄り添っていくのかということも医療の現場では喫緊の課題になっているわけでございますが,こうした場合は,本人に寄り添えるのはケアマネジャーの方,日々接していらっしゃるこうした方こそ多職種で集まって意思決定をしていくというのも,御本人の尊厳のためには必要ではないかということも私は思っております。  先ほどのICTの質問をいたします。今回の研修会で参加された狛江市医師会の会長がいらっしゃいました。その方の御発言,医療職では患者の在宅医療に関して一例一例細かくフォローできないので,そうした状況を補完するICTの必要性を示唆されていらっしゃいました。  計画内基本目標3,地域包括ケアシステムの構築の推進,(2)医療と介護の連携強化,2)国の在宅医療・介護連携推進事業8項目に沿って,医療と介護の連携を進めます,とそこには書かれてあります。具体的な事業Cには,医療・介護・地域資源マップシステムの医療関係者及び介護関係者への普及を図り,市内の各資源のネットワーク化を進め,連携を強化するとともに,非公開型SNSツールを活用したリアルタイムでの医療・介護を進めるため,市は研修等を行う,と記載されております。  平成30年度内に完成を目指す非公開型SNSツールに関して,業者選定等のプロセスに関してお伺いいたします。 121: ◯ 議 長(小川 克美議員) 福祉保健部長。 122: ◯ 福祉保健部長(松坂 誠君) ICTによる当市の医療介護連携システムの導入に当たっては,1人の介護医療・介護対象者に対して,支援者となる医療機関・診療所,薬局,介護事業所等は,市内の資源だけでは完結し得ないという点が重要になります。当市の地理的条件から,市内の支援者と周辺区市の支援者が共同して支援に当たるということは多数発生するものと見込まれ,周辺区市の支援者と当市の支援者が支援の場で容易に連携できる素地を準備する必要があります。このため,世田谷区,調布市で既に導入されております株式会社日本エンブレース製メディカルケアステーションを,医療と介護の連携推進小委員会の意見も踏まえ,当市の医療介護連携システムとして導入することを既に決定しております。今後,実際の利用開始まで細部を詰めていく作業に入ります。 123: ◯ 議 長(小川 克美議員) 4番三宅議員。 124: ◯ 4 番(三宅 眞議員) 想像力を働かせていただきたいと思うんですが,手元にタブレットがあります。LINEのようなイメージです。左が医者,Aさんがこうこうこうだと,右側がPTの方,本人がこうこうこうでした。左側からCさんは,例えば看護職,こうこうこうですと,そうした1人のケアカンファレンスに関してICTで迅速に,その方に寄り添ったケアシステムを在宅でやっていくと。それに関しては後で申し上げますが,訪問診療のお医者様では賄えない,地域ならではの細かいことをICTのシステムを使って迅速に対応していくということが求められるわけでございます。  この非公開型SNSツール,システム運営主体者の想定に関してお伺いいたします。 125: ◯ 議 長(小川 克美議員) 福祉保健部長。 126: ◯ 福祉保健部長(松坂 誠君) 当市の医療介護連携ICTシステムは,非公開型のネットワークとして構築するものではありますが,現時点において市直営による事業展開は想定しておりません。したがって,市内医療機関・診療所,薬局,介護事業所等は,それぞれにICTシステムの提供会社と利用契約を締結して参加いただくことになりますが,参加に当たっては,当市が定めるICTシステムの運営ポリシーに同意していただくことが前提となると考えております。 127: ◯ 議 長(小川 克美議員) 4番三宅議員。 128: ◯ 4 番(三宅 眞議員) わかりました。  なぜこの質問をしたかといいますと,例えば市がICTシステムの運営の主体者になると,いろいろ個人情報保護等の懸念があります。一方,自治体が何らかの形でも公的に導入していただくことは,実際の多職種の現場での参加者をふやしていくという実効性も想定されるわけでございます。なぜならば,もう既にこのシステムは個別にはあちこちの医療機関では使っていたりします。そして市域6.39平方キロメートルの非常に狭い狛江市では,当然,調布市や世田谷区と連動していかなくてはいけない事情があります。私の妻は実際に調布市の事業所にお世話になっていたりしますので,そうしたことは市域の狭い狛江市では重要な視点,それこそプラットフォームを共通するという視点で,今選定いただいた会社はいいと思いますが,問題は運営の主体者でございます。既に利用している医療機関や介護事業所はあるものの,事業体によって法人の運営ルールによる制約などで,ネットサービスへの参加が制限されている場合がございます。したがって,狛江市がシステムの選定主体としての立場であっても,関与度を保っていただくことが何よりポイントであろうかと思います。  なぜならば,既に同様のシステムが導入済みの先ほど申し上げた事業所であっても,事業体ではSNSを公的な位置づけとして参加への動機づけを促す,SNSを使ってもプレーヤーが多くないとこのシステムは意味がありません。そうした意味で,狛江市のオフィシャルな部分を担保していただくということが必要だと考えたわけでございます。しかし一方,個人情報保護の問題がございますが,そうした今回のお話になるのかと思います。  地域包括ケアの重要なツールとしてシステムが根づいていくためには,市が市内事業者に所属する各職種プレーヤーへ参加を促す何らかのアクションが必要と考えますが,どのようにされるか市の御見解をお伺いいたします。 129: ◯ 議 長(小川 克美議員) 福祉保健部長。 130: ◯ 福祉保健部長(松坂 誠君) 市は医療介護連携ICTシステムを選定した立場でありますので,そのシステムを推奨していく必要はあると考えております。医療機関や介護事業所,関係団体に対し周知し,システムの参加を促すことで,地域包括ケアシステムの推進に向けて取り組んでまいります。 131: ◯ 議 長(小川 克美議員) 4番三宅議員。 132: ◯ 4 番(三宅 眞議員) わかりました。よろしくお願い申し上げます。  続きまして,地域包括の先進事例として板橋区の医師会が行っています医療コーディネート機能を有する医療と介護の連携拠点「療養相談室」というものがございます。現状,メディカルソーシャルワーカー1名と看護師3名で体制が組まれております。ここは高島平団地がございますので,初期段階では板橋区の財政的支援があったと伺っております。狛江市でこうした医療に関するスーパーコンシェルジュ的な組織を新たに展開していく可能性があるかどうかに関して,御見解をお伺いいたします。 133: ◯ 議 長(小川 克美議員) 福祉保健部長。 134: ◯ 福祉保健部長(松坂 誠君) 平成29年10月に当市も岩戸南のこまえ苑に在宅医療・介護連携相談支援窓口を開設し,医療・介護関係者からの在宅診療や往診可能な医療機関の相談,患者の入退院における相談などを受け付け,医療・介護間の連携を支援することを目的に活動しております。開設5カ月と日も浅いので,スーパーコンシェルジュの域にまで事業が整理されてはおりませんが,医療機関や介護サービスの事業所等の事業者からの相談のほか,市民からの相談にも対応できるものを目指しております。 135: ◯ 議 長(小川 克美議員) 4番三宅議員。 136: ◯ 4 番(三宅 眞議員) わかりました。近いものは狛江市にあるんですが,実際に板橋区の高島平団地のような療養相談室ということはなかなか難しい。自治体の面積も規模も違いますので,狛江市では地域包括支援センターがそうしたことを責任持ってやる人を育てていくということも,1つはあるのかなと私は実は思っております。  前議会で,狛江市内で訪問診療を利用されている方のニーズはまだまだ充足できていないと言及させていただきました。また,現状で市内の在宅みとりの自給自足は3分の1からよくても半分程度ということを申し上げました。ほかは狛江市以外の医療機関に頼っているのが現状と分析,市内での訪問診療医師は足りないということを指摘させていただきました。  政府の規制改革会議からの規制改革要請を受けた形で,平成28年度より厚生労働省は,医師が患者の自宅や介護施設などを訪ねて診察する訪問診療だけを専門的に行う診療所の開設を認めるようになりました。平成30年度からの診療報酬改定では,今までの「治す治療」から「治し,支える医療」へ方針転換の中で,かかりつけ医にシフトを切ったわけでございます。かかりつけ医には,日ごろの外来診療や食生活指導,がん検診の推奨,大きな病院への紹介,在宅医療や介護職と連携という目標が明確にされました。具体的には,今まで訪問診療してこなかったクリニックが訪問診療することのインセンティブが今回から働くようになったわけでもございます。  狛江市で在宅医療を支える医療機関の実態をお伺いいたします。訪問診療だけを行う専門診療所,外来をしながら訪問診療するクリニック,訪問診療を行わないクリニックに関して,それぞれの割合は幾ばくになっていますでしょうかお伺いいたします。 137: ◯ 議 長(小川 克美議員) 福祉保健部長。 138: ◯ 福祉保健部長(松坂 誠君) 狛江市医師会所属の医療機関・診療所で答弁いたします。市内43医療機関・診療所のうち,訪問診療専門医は3院(約7%)開業している以外は,全て外来専門医(93%)で訪問診療を行っておりません。 139: ◯ 議 長(小川 克美議員) 4番三宅議員。 140: ◯ 4 番(三宅 眞議員) 簡単に申し上げますと訪問診療専門とクリニックに二極化していると。その間がまだないということだと思います。今後訪問診療を行うクリニックがふえていかないと,地域包括ケアシステム・狛江市モデル構築に向けて在宅医療のニーズがふえていく中,患者に対してのきめ細かい医療が実現できなくなるということも危惧しなくてはいけないわけでございます。  質問です。薬の飲み残しによる医療費の無駄,非効率的な処方による患者の健康面への懸念等,地域医療で薬剤師が患者の服薬をコントロールしていく体制は必要と考えます。行政として,薬剤師の居宅療養管理指導サービス提供に関する利用者メリットやコスト面等の広報をもっとすべきではないかと考えるわけですが,市の御見解を伺います。 141: ◯ 議 長(小川 克美議員) 福祉保健部長。 142: ◯ 福祉保健部長(松坂 誠君) 薬剤師による居宅療養管理指導とは,医師または歯科医師の指示に基づき,服薬管理,服薬指導,服用状況や薬剤保管状況等の確認を行い,本人や御家族に服薬に関する注意や必要な指導を行うとともに,服薬状況や薬剤の保管状況に問題がありヘルパー等の援助が必要と判断した場合は,関係事業者等に情報提供や必要な助言を行ったり,医療関係機関と情報を共有しながら,利用者が適切に服薬できるよう管理や指導を行うサービスです。利用には医師の指示が必要であり,自分の意思のみでは利用することはできませんが,利用者にとっては,薬の正しい知識を得ることができ,効果的な療養に結びつくメリットがあります。他の介護保険サービスとあわせてサービス内容の周知に努めてまいります。 143: ◯ 議 長(小川 克美議員) 4番三宅議員。 144: ◯ 4 番(三宅 眞議員) わかりました。  次に家族の介護力を高める取り組みに関して伺ってまいります。  今後の在宅医療へのシフト,地域包括ケアシステム構築に向けて,私は家族の役割というのは非常に大切になってくると思います。第2号被保険者(40歳以上市民全体)へ介護保険法や認知症等に関する知識を理解促進していくべきと考える。この話は多分8回目ぐらいだと思います。実際に40歳以上介護保険料を納めているだけの人は介護への関心が低いからこそ,いざというときに,例えば私みたいな例でございます。いざというときに知識付与を保険者である狛江市,自治体が行うべきと考えるわけでございます。  平成30年度予算3款民生費1項社会福祉費4目老人福祉費,説明欄23,認知症理解促進・啓発事業で運用中のチェックリスト診断サイトや新しい取り組みとなる第1号被保険者への介護保険決定通知書に同封するチェックリスト等の事業がございます。将来的に,市域の狭い狛江市,地域包括ケアシステム・狛江市モデル構築には,今のプレーヤー以外に家族の介護力を高めていくための第2号被保険者全体への周知となるべく方法論に関しまして,介護保険者である狛江市に伺います。 145: ◯ 議 長(小川 克美議員) 福祉保健部長。 146: ◯ 福祉保健部長(松坂 誠君) 第1号被保険者の介護保険決定通知は,市が65歳以上の介護保険被保険者に賦課するものですので,65歳以上の市民に対し,一斉に通知を発送しておりますが,第2号被保険者につきましては,各医療保険者が保険料を徴収するため,各医療保険機関から通知が発送されることになります。そのため,決定通知の機会を捉えた第2号被保険者への制度周知は難しいところです。御質問者がおっしゃる第2号被保険者への制度周知も重要と考えております。効果的な方法について検討してまいります。 147: ◯ 議 長(小川 克美議員) 4番三宅議員。 148: ◯ 4 番(三宅 眞議員) わかりました。私も3年前までサラリーマンをやっておりましたので,実際に保険者が異なりますので,天引きされる相手が変わってまいりますので,それは市としては関与しづらいということは重々理解しているんですが,そうではなくて,40歳以上の方を任意でつかまえて,そうした市の取り組みを明示するということも,先進自治体としては必要ではないかというのが私の視点でございます。  前議会での一般質問答弁で,こまえ正吉苑二番館ショートステイに関してサービス開始がおくれていることに鑑み,市としての働きかけを要望いたしました。現状を伺います。 149: ◯ 議 長(小川 克美議員) 福祉保健部長。 150: ◯ 福祉保健部長(松坂 誠君) 一般質問で答弁させていただきましたように,昨年の12月21日付で市から法人理事長宛てに文書で,早期にショートステイの利用者を受け入れていただきたい旨の申し入れをいたしております。その結果,1月の延べ利用者数は2名,延べ利用日数は13日間,2月23日現在の2月延べ利用者数は8名,延べ利用日数は53日間となっており,現在,利用希望者につきましては問題なく受け入れが行われております。 151: ◯ 議 長(小川 克美議員) 4番三宅議員。 152: ◯ 4 番(三宅 眞議員) わかりました。早急に御対応いただきましてありがとうございました。  次に,総合的な介護予防・生活支援体制づくりという課題を解決していく取り組みとして,通所型サービスB,元気スクールに関して伺います。  この計画に書いてある「1)訪問型サービス及び通所型サービスを提供する担い手を確保します。」と。この事業内容は,「多様な団体,組織等が住民主体の訪問型サービス及び通所型サービスを展開できるようこまえくぼ1234において,NPO法人,市民活動団体等の立上げを支援するとともに,運営団体の育成を進める。」と記載されております。  そんな中,元気スクール,先進自治体事例として他自治体からの引き合いがあったと聞きました。概要を伺います。 153: ◯ 議 長(小川 克美議員) 福祉保健部長。 154: ◯ 福祉保健部長(松坂 誠君) 平成29年11月に,大阪府が新しい総合事業の着実な推進を目的として実施する「大阪ええまちプロジェクト」から招致を受け,元気スクールの方々,地域包括支援センター職員,狛江市職員が協働で,通所型サービスBをテーマとした講演を行ったところでございます。講演では,約60名の大阪府の自治体職員,生活支援コーディネーター等に対し,通所型サービスBに対する認識,運営の実際,連携体制等について説明したところでございます。 155: ◯ 議 長(小川 克美議員) 4番三宅議員。 156: ◯ 4 番(三宅 眞議員) わかりました。当日大阪で予期せぬ差し入れもあったようで,市の職員の方も皆さん,実は感謝されておりました。  住民主体の介護予防サービスに関しての掘り起こしに関して,既存で実施されていたサービスの活用だけではなくて,主体的に市が掘り起こしていく必要があると思います。今後の展開に関して市の展望を伺います。また,医療介護資源が北部に比べて南部が圧倒的に少ないと。地域の医療介護資源としては北に比べて南部地域が非常に少ないということにおいて,こうした介護予防サービスの拡充が必要と考えますが,市の御見解をあわせてお伺いいたします。 157: ◯ 議 長(小川 克美議員) 福祉保健部長。 158: ◯ 福祉保健部長(松坂 誠君) 住民主体の介護予防活動の拡充に当たっては,市民に対するきっかけづくりや立ち上げに向けたコーディネート等の取り組みを市が主体となって進めていくことにより,推進していくべきものと考えております。そのため現在は,通所型サービスB運営団体育成事業のほか,各地域包括支援センターに配置された推進員,生活支援コーディネーター,市民活動支援センターと連携しながら,活動拡充に資する有効な手段の確立に向けて試行錯誤しているところでございます。  また,既存サービスの実施状況を踏まえると,南部地域は重点的に活動を展開すべき地域の一つと考えております。今後の事業展開においてはこれを十分認識した上で取り組みを進めてまいりたいと考えております。 159: ◯ 議 長(小川 克美議員) 4番三宅議員。 160: ◯ 4 番(三宅 眞議員) わかりました。  元気スクールをやられている方は,議員の皆様も御存じの方が多いと思いますが,もともとはサラリーマンでいらして,あるときに,自分は保険者である狛江市に迷惑をかけないように,介護保険に余りお世話にならないようにということで,それを寄附するという形。私が──私というのはその方ですが──こういったことをやることで介護保険を使わなくていいと。実はそういった市民の方が多く,ふえてきていらっしゃるのが,狛江市の地域包括ケアシステム構築に向けて介護力を高めていくという意味でも大変必要なことだと思って,私はその方のお話をすごく尊敬しております。元気で青いTシャツを着ていらっしゃいます。  続きまして,塩崎前厚生労働大臣が我が事・丸ごとというようなお話で,地域包括というよりも,例えば住まいとか含めて包括的にということをお話しされています。その中で地域包括ケアシステム連携推進会議の分科会,1)介護・予防・医療従事者,2)生活支援,3)住まい,こうしたことが分科会の中身でありますが,現状と課題を伺います。 161: ◯ 議 長(小川 克美議員) 福祉保健部長。 162: ◯ 福祉保健部長(松坂 誠君) 地域包括ケアシステム連携推進会議では,効率的かつ専門的な議論を進めるため,3つの分科会を開催することとしております。今年度は医療・介護・予防の分科会を2回,生活支援の分科会を1回開催し,具体的な施策について検討を行い,例えば医療と介護の連携については,分科会における検討結果を踏まえ,補正予算を編成し,取り組みを加速化させました。課題といたしましては,まだ開催できていない住まいの分科会があるというところですが,住まいの分科会につきましては来年度開催してまいります。 163: ◯ 議 長(小川 克美議員) 4番三宅議員。 164: ◯ 4 番(三宅 眞議員) わかりました。いろいろ進めていらっしゃる中で,住まいのことは手つかずで,空き家の問題もありますし,いろいろ利活用の問題も含めて,今回条例案が上程されているわけでございます。狛江市としても積極的にこの部分,国の方針に沿った形にはなりますが,狛江市ならではの地域包括ケアシステムが私はできると思っております。それは,家族,そして顔と顔が見える関係づくりができる,この市域の狭い,たった6.39平方キロメートルしかない小さなまちで,あるべき地域包括ケアシステム,それがきっとあろうかと私は思っております。  高齢者保健福祉をめぐる主な課題で抽出されましたまちづくりとの連携に関して伺います。  市域のコンパクトさを生かした狛江市らしい地域包括ケアシステムを目指す中で,社会的な課題を解決するためのまちづくり,当然狛江市としても,部署の垣根なくこういった問題は連携して施策を進めていっていただきたいと思っております。  そこで,先進自治体事例といたしまして渋谷区の初台ヘルシーロード,二子玉川ヘルシーロードというのがありますが,概要と狙いを都市建設部長にお伺いいたします。 165: ◯ 議 長(小川 克美議員) 都市建設部長。 166: ◯ 都市建設部長(石橋 啓一君) 渋谷区初台ヘルシーロードは,東京都が進めていた環状6号線,いわゆる山手通りの約8.8キロメートルにわたる整備事業を契機として,健康医療福祉都市として「24時間散歩ができる道の実現」を目指して,地域住民,行政,沿道企業,病院,大学,有識者,NPO等が参加して検討を行い,実現したものでございます。歩道幅員は4メートルから9メートルに拡張し,照明やベンチ,サイン,ポケットパーク等を検討したと伺っております。  また,二子玉川ヘルシーロードにつきましては,二子玉川駅から世田谷記念病院までのルートで民間事業者によるまちづくりとコラボレーションして実現したものでございます。二子玉川駅前地域の大規模開発に当たり,駅前エリアを慢性期リハビリに活用する考えを取り入れて整備したということでございます。 167: ◯ 議 長(小川 克美議員) 4番三宅議員。 168: ◯ 4 番(三宅 眞議員) わかりました。  実はこのヘルシーロード,主体となられた酒向先生という方がいらっしゃいます。この方はもともと初台リハビリテーション病院の方で,長嶋茂雄さんが脳梗塞になられたときの有名な方で,実は私の妻も,回復期リハビリテーション病院として,手術した後に,急性期の後に世田谷記念病院に入院させていただきました。1泊3万円でしたので,1カ月で医療費が120万円ぐらいかな,大変な思いをしたんですが,そのときにお世話になった先生でもございます。  この医療・介護の視点でまちづくり,健康医療福祉都市構想という話,市域の小さな狛江市でも,市域を南北に貫く野川緑道,岩戸川せせらぎというものもあります。例えば高齢者や障がい者などが誰でも散歩し,社会参加できることを目指し,24時間散歩できる道として,照明やベンチ,サイン関係等を施したヘルシーロードということを市も検討していただけないかということを考えるわけでございます。狛江市でも高齢者,障がい者,子供などを問わず誰でも出歩くことができるまちづくりが必要と考えますが,市の御見解をお伺いいたします。 169: ◯ 議 長(小川 克美議員) 都市建設部長。 170: ◯ 都市建設部長(石橋 啓一君) 都市計画マスタープランでも福祉のまちづくりとして,小さな市域という特徴を生かし,バリアフリー化等歩行環境の向上により,歩きやすいまちづくりを推進していくこととしております。道路・交通網整備としても歩きやすい道づくりを推進しているところでございますが,福祉の観点からも必要なニーズがあれば検討してまいりたいと考えております。 171: ◯ 議 長(小川 克美議員) 4番三宅議員。 172: ◯ 4 番(三宅 眞議員) わかりました。いきなり言われてもそういう答弁だと思いますが,市長が2期目の公約として障がいのある方もない方もということを掲げていらっしゃる中で,狛江市は,私はガイドヘルパーもやっておりますが,最近,都のお金かもしれませんが,横断歩道に,白杖でてくてくとやる,名前は忘れましたけれども,それもようやく敷設されて,私なども同行援護をしているんですが,視覚障がい者の方が,それは非常にありがたいというお話を実感を持ってされています。福祉というのはこういうことなんだなというふうに思います。  そして,市役所を出て三角広場の所に音が出ますね。これも非常にありがたいと。実際その方は,ガイドヘルパーを使わないときは1人で,例えば弁当屋さんに買いに行ったりしていらっしゃるんですが,そうしたお声を聞くと,福祉というものに関して,健常者の方が少しずつ我慢していただいて,そうした方を支えていくということが,自治体議員の責任であろうということは常に思っております。  まちづくりという視点の中で,都市計画マスタープランの中で福祉の話をされております。そうした意味では,今,狛江市は遅々とするというよりも,少しずつですが,私もガイドヘルパーを4年目です。最初のときよりも大分歩きやすい道。ただ,黄色いブロックラインがエコルマホールのところは非常に偏っているので,ガイドヘルパーのほうが歩けなくなっちゃうので非常に困っているんですが,そうしたことは今から20年前の開発のときに頭がなかったのかなと思って,怒り心頭であったりするわけでございますが,今の執行部の皆様には責任がないのかもしれません。  最後に,在宅生活を継続する体制,医療と介護の連携の推進という課題を解決していくことと防災の視点をかけ合わせた視点でお伺いいたします。  大規模な災害が発生した際に,医者の立場からすると在宅の患者,あるいは介護の立場からすると在宅の要介護者ということになります。いずれにしても同じ人です。先ほど独居高齢者の認知症の方というお話もありましたが,そういう方も,今後は高齢者の高齢化というのが進んでいって,男性よりも女性のほうが平均年齢が高いということを考えると,当然自治体はそこに対するケアも必要になってくるということは自明の理であります。  そうしたことも予見しながら,医者の立場からすると在宅の患者,介護の立場からすると在宅の要介護者に関して,どのように安否確認していくのか,この体制づくりや運用が明確になるべきと考えております。福祉掛ける防災,この課題は行政計画上どこに位置づけられるのかを含めて市の御見解をお伺いします。 173: ◯ 議 長(小川 克美議員) 福祉保健部長。 174: ◯ 福祉保健部長(松坂 誠君) 「狛江市地域防災計画」及びその下位計画であります「狛江市避難行動要支援者支援及び福祉避難所設置・運営に関するプラン」の第2章の避難行動要支援者の支援に関することに位置づけられます。  在宅の要介護認定者は避難行動要支援者に該当しますので,避難行動要支援者名簿を民生委員・児童委員協議会や町会・自治会等の支援組織に提供することに同意をいただいている方については,平成30年度から要支援者ごとに個別計画を策定する予定となっておりますが,この個別計画の策定に当たり,要支援者に安否確認者を指定していただき,この安否確認者が安否確認をしていただくことになります。また,名簿提供の同意をいただけない在宅の要介護認定者については,今後,福祉サービス事業者と協定を締結した上で,災害時に名簿を事業者に提供し,事業者に安否確認を行っていただく予定でございます。 175: ◯ 議 長(小川 克美議員) 4番三宅議員。
    176: ◯ 4 番(三宅 眞議員) わかりました。個別計画の策定に当たり,要支援者に安否確認者を指定していただき,この安否確認者が安否確認をしていただくということでございました。  今回,地域包括ケアシステム・狛江市モデル構築ということ,実際はその8なんですが,こういった質問を続けていくということ,これは実は一緒に伴走していくという気持でもあったりします。狛江市ならではのということ,私は常に家族介護者ということ,家族が介護や認知症の知識があるということがいざというときにいかに大切かということを私は自分の身にしみているわけで,私はそれをきっかけに市議会議員に立候補いたしました。  そうした中で,狛江市は2018年1月1日現在8万1,878人いらっしゃるということでございます。この3年間で2,600人ふえたということでございます。そしてその内訳といたしましては,子供が多いというお話でございますが,実は個別に10歳刻みの年齢で増減を比較いたしますと,当然ですが70歳以上の方が一番多い。その次は50歳から59歳の方が多いと。しかし,いずれにしろゼロ歳から9歳の方は微増で推移しております。こうした方々が将来にわたって狛江市に住み続けていただくということが,今の現役世代の大人たちが少しだけでも我慢して,そうした方々に借金を先送りしないという視点,そうしたことの中で地域包括ケアシステム・狛江市モデル構築が急がれるということでもございます。  女子カーリングチーム,常呂町を凱旋したときに吉田知那美選手がこういう話を挨拶されました。「この町何もないよね。この町にいても絶対に夢はかなわないと思いました。だけど,今はここにいなかったらかなわなかったなあと思っています。ここにたくさん今日来てくれた子どものみんなもたくさんいろんな夢があると思うけど,場所とか関係なくて,大切な仲間がいたりとか家族がいたりとか,どうしても叶えたい夢があるとか,この町でもきっと叶えられると思います。」という話をテレビで聞いて,私は,地方創生,この人を大臣にしたいななんて思ったんですが,よくよく考えてみますと,未来の子供さんへの夢を与える希望でもございます。私はこうした市議会議員で今後とも将来の世代のための政策を進めていきたいと思います。  以上,質問を終わります。 177: ◯ 議 長(小川 克美議員) 暫時休憩いたします。     午前11時14分 休憩     午前11時29分 開議 178: ◯ 議 長(小川 克美議員) 休憩前に引き続き会議を開きます。  22番石井功議員より本日欠席届が出ておりますので御報告いたします。  一般質問を続行いたします。9番篠浩司議員。     〔9番 篠浩司議員登壇〕 179: ◯ 9 番(篠 浩司議員) 3月もこの時期になりますと,受験の結果が出ている子も多く,さまざまな楽しかった思い出,そういったものを胸に卒業,そして新たな希望を持って入学・進学を楽しみにしている子も多いかと思います。一方,よくない思い出を持ち,現在もなおそのような状況にある子もいるのだと推測がされます。そういった子は絶対に何とかして救ってあげなければいけない。  平成24年に大きく取り上げられた大津市中2いじめ自殺事件を契機に,社会総がかりでいじめに対峙していくための基本的な理念や体制を整備する法律の制定が必要とされ,平成25年6月に成立したいじめ防止対策推進法の第2章にのっとり,狛江市でも平成26年12月,狛江市いじめ防止基本方針が策定されました。そしてこれが平成29年12月に改定されましたが,これまでの経緯について伺うとともに,平成26年12月に狛江市いじめ防止基本方針策定後の変化についてお伺いいたします。  2問目。商工会の組織率について,現状の商工会の加入率と近年の傾向,そして融資制度について,狛江市で行っている融資制度の利用状況についてお伺いいたします。  再質問は自席にて行います。 180: ◯ 議 長(小川 克美議員) 教育部長。 181: ◯ 教育部長(平林 浩一君) 1問目,いじめ防止について答弁申し上げます。  大津市の例だけではなく,全国各地でいじめが引き起こす痛ましい事案が発生しております。平成26年12月の方針策定以降は,いじめ問題への対応は学校が一丸となり,いじめの根絶に取り組むようになりました。例えば狛江第一中学校におきましては生徒会が中心となりまして,いじめ解消に向けたホワイトリボン運動を実施しているところでございます。  いじめは,子供の生命や心身の健全な成長及び人格の形成に重大な影響を及ぼす重大な問題であることから,学校におけるいじめ防止のための対策が形骸化することのないよう,その取り組み状況について不断に検証していくことが不可欠だと考えております。そのため,東京都のいじめ総合対策には平成28年度中に改定することが明記されているところでございます。  平成29年3月14日,文部科学省から「いじめの防止等のための基本的な方針」の最終改定の内容が示されたところでございます。各学校がいじめ問題に適切に対応できるよう,狛江市教育委員会では,地域及び学校の実情に応じまして,国の基本方針を参酌しながら,狛江市いじめ防止基本方針の見直しを行う必要があると考え,本改定に至っております。  現在,改定いたしました狛江市いじめ防止基本方針を学校に示し,今年度中に各学校において学校いじめ防止基本方針を改めて見直すよう依頼しているところでございます。 182: ◯ 議 長(小川 克美議員) 市民生活部長。 183: ◯ 市民生活部長(榎本 正樹君) 商工会の加入率と融資制度の利用状況についてお答えいたします。  商工会によりますと,直近3年間では,平成26年度の商工業者数2,158人,会員数910人,組織率42.2%,平成27年度の商工業者数2,158人,会員数893人,組織率41.4%,平成28年度の商工業者数1,912人,会員数885人,組織率46.3%となっておりますので,会員数は減少傾向にありますが,加入率の傾向といたしましては,おおむね増加傾向にあるといえます。  続いて融資制度の利用状況でございますが,狛江市の融資あっせん制度は大きく分けて小口事業資金と小規模事業資金の2つがあります。それぞれに運転,設備,創業,研究開発の4つの資金使途があります。平成28年度の実績といたしましては,小口事業資金の運転・設備は9件,創業はゼロ件,研究開発もゼロ件となっております。小規模事業資金の運転・設備は26件,創業は1件,研究開発はゼロ件となっております。 184: ◯ 議 長(小川 克美議員) 9番篠議員。 185: ◯ 9 番(篠 浩司議員) それでは1問目から再質問させていただきます。  改定された狛江市いじめ防止基本方針の変更点についてお伺いいたします。 186: ◯ 議 長(小川 克美議員) 教育部長。 187: ◯ 教育部長(平林 浩一君) 具体的な変更点といたしましては,例えばいじめの定義におきましては,「背景にある事情の調査を行い,児童・生徒の感じる被害性に着目し,いじめに該当するか否かを判断する。」という文言を加えたことや,「基本的な考え方」に,hyper-QUの活用等やいじめの早期発見や教育研究所と連携した組織的な対応並びに教職員の指導力向上について記載したところでございます。また,教育委員会の学校支援の取り組みといたしまして,いじめ問題対策委員会に弁護士,指導主事等の職員,スクールカウンセラーなど職名を明記したこと,また,学校が実施するべき対応といたしまして,学校いじめ防止委員会をより実効性のある委員で構成するようにしております。そこでは事実確認の重要性や対応方針を明確にすることを加え,いじめ防止に向けた学校の教育活動全体を通しまして年間の方針を立てたり,研修会を実施したりすること,さらには,より迅速に組織的に解決するための具体策を記述し,いじめ解消の判断基準を設けるなどさまざまな方策を表記しております。 188: ◯ 議 長(小川 克美議員) 9番篠議員。 189: ◯ 9 番(篠 浩司議員) 改定前は狛江市いじめ問題対策協議会の設置となっていたものが,今回の改定で狛江市いじめ問題対策委員会の設置となっていますが,この違いと役割についてお伺いいたします。 190: ◯ 議 長(小川 克美議員) 教育部長。 191: ◯ 教育部長(平林 浩一君) 狛江市いじめ問題対策委員会につきましては,国の「いじめの防止等のための基本的な方針」の改定によりまして,法文で「地方公共団体」や「学校の設置者」とされていた主体が具体的に整理され,市長と教育委員会,学校での役割が明確になったことを受けまして,実効力の担保を力点に置きまして改めて設置したところでございます。  狛江市いじめ問題対策委員会は,学校,児童相談所,法務局または地方法務局,弁護士,警察,指導主事等の職員,スクールカウンセラー,スクールソーシャルワーカーにより構成されます。また,いじめ問題対策委員会の委員は,必要に応じまして学校のいじめ防止委員会に関与するものとしております。 192: ◯ 議 長(小川 克美議員) 9番篠議員。 193: ◯ 9 番(篠 浩司議員) それでは,学校が実施するべき取り組みとして学校いじめ防止委員会の設置がありますが,この役割についてお伺いいたします。 194: ◯ 議 長(小川 克美議員) 教育部長。 195: ◯ 教育部長(平林 浩一君) 学校いじめ防止委員会は,校内組織としまして,いじめ防止,いじめの早期発見及びいじめの対応を実効的に取り組むために,学校いじめ防止基本方針に即して,いじめ事案に対して事実関係の把握に努め,いじめであるか否かの判断をし,組織の中心となって対応を行うものでございます。さらに,重大事案が発生した場合には,法に基づく調査を実施するために,市教育委員会が設置いたしますいじめ問題対策委員会との連携及び協力を図る役割を担っているところでございます。 196: ◯ 議 長(小川 克美議員) 9番篠議員。 197: ◯ 9 番(篠 浩司議員) 狛江市いじめ問題対策委員会は,必要に応じて学校いじめ防止委員会に関与し,しっかりと連携していじめ解消に向けて取り組んでいくと,このようなことだと思います。  それでは次に,各学校の学校いじめ防止基本方針は,各学校のホームページで確認することもできますけれども,これは誰を対象にどのような役割を果たすものかをお伺いいたします。 198: ◯ 議 長(小川 克美議員) 教育部長。 199: ◯ 教育部長(平林 浩一君) 学校におきましては,いじめはどの学校でもどの子供にも起こり得るという認識のもとに,教職員が組織的に対応することが重要となっております。それに加えまして,保護者,地域住民,関係機関等との綿密な連携により,いじめ問題に正面から対峙し,解決に導いていかなければなりません。そこで,保護者の理解と協力を得るためには,いじめの定義を踏まえ,いじめはどの学校でもどの子供にも起こり得る問題であることを説明するとともに,学校いじめ防止基本方針に基づきまして,学校がいじめの防止及びその対応の方針を宣言することで,学校の責務を明確にし,その内容を示すことで,保護者や地域の連携を図り,対応していくことを周知するための一つの方法でございます。 200: ◯ 議 長(小川 克美議員) 9番篠議員。 201: ◯ 9 番(篠 浩司議員) 私も各校の学校いじめ防止基本方針をホームページからダウンロードして見せていただいたんですけれども,それぞれ取り組んでいる様子はわかるんですけれども,学校によって,いじめの対応の流れですとか,1年間の指導計画,また,先生が使用するいじめがあった場合の記録をするシートなどが添付されていて,中には14ページにも及ぶような方針をホームページにアップされている学校もありました。  ただ,学校の責務を明確にしてその内容を示すことで,保護者,地域とともに連携して対応していくことを周知するということであると,これを読んでいただくということはちょっと難しいのかなと,このように思います。中には,家庭や地域との連携という中で,いじめ等に係る学校の考え方の周知に,総会や諸会議で紹介したりですとか,学校だよりなどで知らせるというようなこともございますので,こういうことを利用するとか,ホームページには,ちょっと手間がかかるかもしれませんけれども,ダイジェスト版をアップするとか,「ガク☆チキ」を含むさまざまなツールで,何かのタイミングで少しのスペースをとって周知に努めていただければと,このように考えます。  それでは,狛江市ではいじめを早期に認知するためにどのような取り組みがされているのかを伺います。 202: ◯ 議 長(小川 克美議員) 教育部長。 203: ◯ 教育部長(平林 浩一君) 学校でのいじめの早期発見のために,教職員による日常の児童・生徒の観察,スクールカウンセラーや教育専門相談員等からの情報提供に加えまして,東京都が実施しております調査,狛江市で実施しておりますhyper-QUなどに取り組んでいるところでございます。 204: ◯ 議 長(小川 克美議員) 9番篠議員。 205: ◯ 9 番(篠 浩司議員) それでは,いじめを認知した際の対応と取り組みについてお伺いいたします。 206: ◯ 議 長(小川 克美議員) 教育部長。 207: ◯ 教育部長(平林 浩一君) 学校はいじめを認知した際には,組織的に早期解決に取り組むことになっております。いじめ防止基本方針にのっとりまして,迅速に学校いじめ防止委員会を開き,指導方針を決定し,複数の教員による被害児童の保護,加害児童への聞き取りや指導,保護者への連絡と連携,教育委員会への報告,必要に応じまして関係機関との連携等を図りまして,いじめの解消に向けた対応と指導を徹底しているところでございます。 208: ◯ 議 長(小川 克美議員) 9番篠議員。 209: ◯ 9 番(篠 浩司議員) 狛江市いじめ防止基本方針の改定案には,「いじめに対する措置」として,いじめの解消に係る判断については,「(1) いじめに係る行為が止んでいること」と「(2) 被害児童・生徒が心身の苦痛を感じていないこと」となっていますが,いじめ解消に向けた対応指導はいじめ解消にしっかりとつながっているのかお伺いいたします。 210: ◯ 議 長(小川 克美議員) 教育部長。 211: ◯ 教育部長(平林 浩一君) 全てのいじめ問題の事案につきましては,学校では解消につながるよう組織的な対応を図っております。いじめ解消の目安といたしましては,いじめの行為がやんでいる状態が少なくとも3カ月間継続していることを目安としておりますけれども,被害の重大性から,さらに長期の期間が必要と判断される場合につきましては,より長期の目安を設定することになっております。 212: ◯ 議 長(小川 克美議員) 9番篠議員。 213: ◯ 9 番(篠 浩司議員) 一見いじめが解消したように見えたとしても,その後も被害児童・生徒のサポート,また,再発しないようにしっかりと見守っているということでよろしいのかの確認です。 214: ◯ 議 長(小川 克美議員) 教育部長。 215: ◯ 教育部長(平林 浩一君) そのとおりでございます。 216: ◯ 議 長(小川 克美議員) 9番篠議員。 217: ◯ 9 番(篠 浩司議員) それでは引き続き解消に向けてきめ細やかな対応をお願いいたします。  文部科学省の調査では,いじめの早期発見につながる認知件数について,平成25年には83倍あった都道府県格差も,いじめを積極的に認知するよう周知した結果,その差は縮んできましたが,それでも平成28年度,児童・生徒1,000人当たりの認知件数96.8件の京都府と認知件数5件の香川県で19倍の差があるとのことです。京都府については,さまざまな工夫をされたアンケート等をとって,取りこぼしのないようにしっかりと進めているということです。さらに,いじめを認知していない学校も全体の約3割に上っているということでございます。  また,「平成27年度児童生徒の問題行動等生徒指導上の諸問題に関する調査結果について」,この中で,「いじめを認知していない学校にあっては,真にいじめを根絶できている場合も存在するであろうが,解消に向けた対策が何らとられることなく放置されたいじめが多数潜在する場合もあると懸念している。特に,それらの学校においては,いじめの認知件数が零であったということを児童生徒や保護者向けに公表し,検証を仰ぐことで,認知漏れがないかを確認すること。」,このように通知されたと聞いていますが,狛江市内の学校でいじめ認知件数がゼロの学校はあるのでしょうかお伺いいたします。 218: ◯ 議 長(小川 克美議員) 教育部長。 219: ◯ 教育部長(平林 浩一君) 認知件数ゼロの学校はありました。 220: ◯ 議 長(小川 克美議員) 9番篠議員。 221: ◯ 9 番(篠 浩司議員) その学校について,もともといじめがないのか,もしくは全てが解消されたのか,真にいじめはないと信じたいところでございますが,解消に向けた対策が何らとられることもなく放置されたいじめが多数潜在する場合もある,こういった懸念も残りますので,検証と確認の強化をお願いいたします。  次に,狛江市いじめ防止基本方針には重大事態について,「いじめにより児童・生徒の生命,心身又は財産に重大な被害が生じた疑いがあると認めるとき」と定義されています。身体,財産についてはもちろんなんですけれども,特に生命に重大な被害を及ばせるわけにはいきません。いじめ防止対策推進法の成立のきっかけとなった大津市中2いじめ自殺事件においては,いじめの対象の子が自死という最悪の結果となり,その後もなおそのような痛ましい事案が発生しております。  狛江市では自死についてどのように捉えているのかお伺いいたします。 222: ◯ 議 長(小川 克美議員) 教育部長。 223: ◯ 教育部長(平林 浩一君) いかなる理由がありましても,子供がみずから命を絶つことがあってはならないことであり,全力で防ぐ問題であると考えております。子供が自死に追い込まれることがないよう,子供が抱える不安や悩みに丁寧に寄り添い,解決に向けて全力を尽くしていかなければならないことであると考えております。 224: ◯ 議 長(小川 克美議員) 9番篠議員。 225: ◯ 9 番(篠 浩司議員) 今回の改定によって,狛江市いじめ防止基本方針の中にhyper-QUの有効活用等と追記されました。  平成27年11月1日に発生した名古屋市立中学校1年生の自死について,いじめ防止対策推進法第28条第1項に定める重大事態に該当するものとして,事実関係を検証する中で,自死に至った生徒のクラスでは多くの生徒が「にぎやかで明るいクラス」と証言しています。本事案の当該中学校ではhyper-QUを実施していたそうですが,どのような評価だったのかお伺いいたします。 226: ◯ 議 長(小川 克美議員) 教育部長。 227: ◯ 教育部長(平林 浩一君) 本事案につきましては,名古屋市教育委員会は平成28年9月2日,「名古屋市立中学校におけるいじめが要因として疑われる事案について」という報告書を公表しております。その中で,本事案の当該中学校ではhyper-QUを6月と10月の年2回実施しておりました。  議員御指摘のように,自死に至った生徒のクラスに在籍する生徒の多くが「にぎやかで明るいクラス」と証言しております。しかしhyper-QUでは,学級内での規律と人間関係が不安定になっていると考えられる,という結果が出ておりました。hyper-QUの結果から,6月と10月を比較いたしますと,「学校内には気軽に話せる友人がいる。」「学校の勉強には自分から進んで取り組んでいる。」などの項目が,6月には「とてもそう思う」と回答しておりましたが,10月には「あまりそう思わない」と極端な回答の変化がございました。一方で,「クラスや部活でからかわれたり,ばかにされたりするようなことがある。」「クラスにいるときや部活をしているとき,まわりの目が気になって不安や緊張を覚えることがある。」の項目におきましては,6月は「あまりそう思わない」と回答しておりましたが,10月には「とてもそう思う」と回答しておりました。  ここから,当該生徒がクラスや部活動などで孤立感や疎外感,不安感を深めていった様子がうかがわれました。そして,学級の中で6月に「不満足群」でありましたが,10月には「要支援群」になっておりました。学級担任は注意して当該生徒の様子を見ていこうとするやさきに,当該生徒は自死に至ったという報告がなされているところでございます。 228: ◯ 議 長(小川 克美議員) 9番篠議員。 229: ◯ 9 番(篠 浩司議員) これについてはちょっと残念な結果だったということがわかりました。  それでは,いじめの早期発見及び対応について,hyper-QUの効果といじめを発見するための要素についてお伺いいたします。 230: ◯ 議 長(小川 克美議員) 教育部長。 231: ◯ 教育部長(平林 浩一君) 教育長が校長会におきまして,要支援群の児童・生徒に対する具体性のある取り組み例を示しまして,各校で活用するよう求めたところでございます。特に要支援群及び気になる回答をしていた児童・生徒に教員が丁寧に聞き取りを行い,カウンセリングマインドによる対応やいじめの端緒の発見などの具体的な指導を行ったところでございます。 232: ◯ 議 長(小川 克美議員) 9番篠議員。 233: ◯ 9 番(篠 浩司議員) それでは同じく今回の改定で,「教員がhyper-QUを効果的に活用できるようにする。」とも追記されました。また先ほど,実施するのが目的ではなく,適切に活用し,指導に生かしていくことが大切と考えています,と御答弁をいただきました。教員がhyper-QUを効果的に活用できるにはどのような指導が必要で,それは行われているのか伺います。 234: ◯ 議 長(小川 克美議員) 教育部長。 235: ◯ 教育部長(平林 浩一君) 従前より学校によりhyper-QUの活用に格差があるとの御指摘をいただいておりました。そこで狛江市教育委員会といたしましては,全ての学校でhyper-QUをより効果的に活用できるようにするために,狛江市小中連携事業かけはしプロジェクト委員会で取り上げ,各校1名ずつ招集いたしまして,hyper-QUを活用した親和的な学習集団における主体的・対話的で深い学びの実現に向けた授業改善の実践研究を行っているところでございます。 236: ◯ 議 長(小川 克美議員) 9番篠議員。 237: ◯ 9 番(篠 浩司議員) それでは,今御答弁にありました狛江市小中連携事業かけはしプロジェクト委員会の取り組みについて,どのようなものかお伺いいたします。 238: ◯ 議 長(小川 克美議員) 教育部長。 239: ◯ 教育部長(平林 浩一君) かけはしプロジェクト委員会につきましては,各小・中学校の代表の教員,担当の校長で組織されております。今年度と来年度は,研究テーマを「学校生活の満足度・学習意欲の向上を基盤とした学力の向上」,またサブテーマを「主体的・対話的で深い学びの実現」といたしまして,研究成果を狛江市の全教職員に広めることで,学校生活の満足度,学習意欲の向上や安心して学習できる集団を基盤とした学力向上を目指しております。  今年度は特に,「学級集団の良好な育成と学習意欲の向上の実現」に重点を置きまして,hyper-QUの結果を活用した授業等の実践を重ねてまいりました。教師の温かい声がけや励まし,そして意図的なかかわり合いの場面の設定など,親和的な学級を築くためのポイントを追求することができ,その成果は現在作成中のリーフレットにまとめております。良好な学級集団を築くことは,これまで述べてきたようないじめの未然防止にも寄与するものと考えております。 240: ◯ 議 長(小川 克美議員) 9番篠議員。 241: ◯ 9 番(篠 浩司議員) hyper-QUは有効に活用すれば,いじめの発生を抑えることができるとともに,また,いじめがあっても早期発見・早期解決につながる一つの手法だと,このように認識いたします。しかしその活用に当たっては,学校,また扱う教員によって格差があってはなりませんので,しっかりと活用できる体制,そして教員のスキルアップをお願いいたします。  また,名古屋市の事例では,結果について取り組もうとしたやさきの残念な結果だと,このようなことです。hyper-QUの結果だけに頼るのではなく,日ごろより児童・生徒一人一人への気配りから,その変化を見落とすことのないようにお願いいたします。  次に,昨年7月に政府が新しい自殺総合対策大綱を策定したことを受け,文部科学省と厚生労働省はことしに入り,「SOSの出し方」に関する教育を授業などに位置づけて,各学校で少なくとも年に1回は行うよう求め,具体的な事例として,子供同士で相談を体験するロールプレーを挙げているほか,電話相談窓口を周知することが望ましいとしていると聞いています。これについてはどのように捉えているのかお伺いいたします。
    242: ◯ 議 長(小川 克美議員) 教育部長。 243: ◯ 教育部長(平林 浩一君) 狛江市教育委員会におきましては,いじめ防止及び自殺予防等に関する取り組みについて資料を作成いたしまして,昨年10月の校長会で配布し,最重要事項である組織体制の確立,いじめ発見のためのアンケートの適切な取り扱い,学校教育相談体制の確立,体調不良等を訴える児童・生徒への配慮,スクールカウンセラーによる全員面接の効果的な活用,教職員研修の確実な実施によるいじめに関する意識の向上を図るよう確認したところでございます。そして,「いじめはしない,許されないという学校風土の醸成」と「教職員と児童・生徒間,児童・生徒間における良好な人間関係」の構築を徹底して取り組んでいるところでございます。 244: ◯ 議 長(小川 克美議員) 9番篠議員。 245: ◯ 9 番(篠 浩司議員) 今回の狛江市いじめ防止基本方針につきましては,留意事項として,児童・生徒を含め学校として特に配慮が必要な児童・生徒については,日常的に当該児童・生徒の特性を踏まえた適切な支援を行う。特に配慮というのは,障がいを持っている方ですとか,外国から帰ってきた方々,性同一障害や性的指向の違いというような方々も含まれている。また,いじめについて早期発見・早期解決を目指して,教育委員会としてさまざまな関係機関と協力して取り組んでいるということがわかりました。  ただ,これでいいということは決してありませんので,例えばきのうまで良好だった関係が,何らかの理由でたった今から,もしかしたら今も,いじめる側,いじめられる側へと関係が変化しているケースがあるかもしれません。細かい変化も見落とすことなく進めていただきたいんですが,これは学校だけに任せるのではなく,保護者,また地域の連携を生かし,児童・生徒の学校生活,また,地域での生活が安心・安全で健全に送れるように見守らなければなりません。  そして今は,狛江市いじめ防止基本方針にのっとりながら,市内の小・中学校のいじめについてやりとりをさせていただきましたが,学校でいえばこれから高校,大学,また,もしかすると地域では御近所づき合いの中,さらには職場でこのようなことが起こることも考えられます。こういったことについては,いじめられるほうではなくいじめる側に回らないように指導することも重要なことであります。  いじめ防止対策推進法では,心身の苦痛を感じたこともいじめと定義されており,ハラスメント,受け手が不快な思いをさせられること,これは同義とされております。いじめをなくすには,子供への指導だけではなく,我々も含めた大人も全て一緒で,道徳や想像力をしっかりと指導していかなければならないと思います。  例えば,道を急に飛び出せばひかれてしまう,この路地を飛び出したら誰かとぶつかってしまう,ここに自転車をとめたら邪魔かもしれない。逆に,誕生日や何かにこれを友達にプレゼントしたら喜ぶかな,こういうことをしたらうれしいかなという想像力もあると思います。これをやったら嫌な気持ちになる,これをやられたら自分も嫌だ,こういったことは子供にしっかりと家庭で指導,また地域で協力,我々もそういったことに努めてまいりますので,引き続き教育委員会としても,安心することなくしっかりと進めていただきたいということをお願いいたしまして,私の全ての質問を終わらせていただきます。 246: ◯ 議 長(小川 克美議員) 休憩いたします。     午前11時58分 休憩     午後 1時30分 開議 247: ◯ 議 長(小川 克美議員) 休憩前に引き続き会議を開きます。  一般質問を続行いたします。10番三角武久議員。     〔10番 三角武久議員登壇〕 248: ◯ 10番(三角 武久議員) 議長から発言の許可をいただきましたので,一般質問通告書に従い2問質問させていただきます。  まず1問目,女性の就労形態の多様化についてお伺いするところでございます。  働く女性の現状と課題など問題提起をさせていただきながら,そして働き続けるための仕組みづくりなど,出産後もビジネスウーマンとして活躍したいと考える女性の皆様の職場復帰に対しての不安が少しでも減少する政策事業等についてもあわせて提案を行っていきたいと考えているところでございます。  さて,首相官邸が発表されたアベノミクス3本目の矢「成長戦略」の中で,「女性が輝く日本」と題して,女性の社会進出が重要課題の一つに挙げられております。女性の社会進出については,安倍政権発足前からさまざまな論議がなされていたところで,具体的な政策・数値目標が示されておらず,今回具体的な政策・数値目標が示されたのは実質初めてではないでしょうか。  この「女性が輝く日本」に対して,当事者であるビジネスウーマンの皆様がどのような意識を持ち,また,どう評価されてきたのか,その実態を調べるため,全国20代から50代のビジネスマン,ビジネスウーマンの皆様を対象に,「「女性が輝く日本」に関する意識調査」が生涯学習のユーキャンにて実施されたところでございます。  まずは,アベノミクス3本目の矢「成長戦略」の中で,「女性が輝く日本」の具体的な政策目標としては,1点目,2020年の25歳から44歳の女性就業者を73%にする,2点目,「3年間抱っこし放題」で育児休業期間を子供が3歳になるまで延長,3点目,2020年の第1子出産前後の女性の継続就業率を55%にする,4点目,2020年男性の育児休業取得率を13%にする,5点目,2017年度までに約40万人分の保育受け皿を整備し待機児童解消を目指す,このように結婚・出産後の女性の復職を推進する課題が中心になっているところでございます。  それでは女性の社会進出における日本の現状についてはどうでしょうか。世界経済フォーラムが発表している「グローバル・ジェンダー・ギャップ・レポート」によれば,女性の社会進出等の評価における,古い資料ではございますが,2012年度日本の総合ランキングは135カ国中101位となります。これは先進国の中でも非常に低い水準であり,2006年からの推移を見てもいまだ改善がなされておりません。  アベノミクスで女性の社会進出が促されていても,まだまだ男女平等とは言いがたく,進出を阻んでいる環境や制度などがあります。現状では,日本における女性の社会進出は,世界各国と比較しても非常におくれているのが現状でございます。それゆえ,指導的地位における女性の占める割合の引き上げ,女性役員の登用など,国を挙げて女性の社会進出を支援しようとしているのでありますが,海外の先進国と比較した場合,日本における女性の社会進出率は余り高くない傾向にあります。1985年に制定された男女雇用機会均等法の制定以降も,女性の社会進出は外国と比べると緩やかなものであり,その理由として,出産後に退職した後に社会復帰をするのが難しいという日本特有の事情があるのではないでしょうか。  女性の社会進出における大きな問題点・課題は,出産・育児と仕事の両立であります。日本の企業で働くイコール長時間労働という面が出産・育児と仕事の両立を難しくしているのかもしれません。反対に先進国では,ドイツの女性の社会進出率が高く,出産後も社会復帰も容易になっております。ワーク・ライフ・バランスを重視した考え方が進んでおり,働き方からしても日本とは大きく異なっているのであります。企業における女性管理職の割合でも,日本は他国に比べておくれているのが現状でございます。ドイツの女性管理職の割合が38%に対し,日本はわずか11.8%になります。北欧のノルウェーでは,2010年には女性管理職の割合が44%を突破するなど,大きな差をつけられているところでございます。  それでは,なぜ女性管理職の登用を含め女性の就業率向上を国が掲げるのか。その背景には労働力人口の減少という影が見えてきます。もう皆様も御存じのとおり,少子高齢化が急速に進行している日本においては人口減少社会の時代に突入しており,労働力の核となる生産年齢人口(15歳以上65歳未満)も年々減少傾向にあります。生産年齢人口は,国立社会保障人口問題研究所で公表している平成22年のデータ8,173万人(人口のシェアの63.8%)から,平成52年では5,787万人(人口シェアの53.9%)まで減少すると予測されているところでございます。  労働力が減少すると経済の縮小を招きかねないため,新たな労働力として,女性や高齢者,外国人などへの期待が高まる中,育児休業した女性の円滑な職場復帰を支援し,女性が働き続けられる社会を目指すなど女性の就業率向上が大きな課題として取り上げられ,政策として掲げられたところでございます。  それでは,そもそも日本人女性は結婚・出産後も仕事を続けたいのか。先ほどお話をさせていただきました生涯学習のユーキャンの調査によりますと,「結婚・出産後も仕事を続けたい女性」が84.6%,「仕事を続けて欲しい男性」が82.4%という数字が示されたところでございます。  「女性が輝く日本」に対する意識調査に先立ち,女性・男性にそれぞれ,結婚・出産後も「仕事を続けたい(続けて欲しい)」と思うかどうかを聞いてみたところ,「仕事を辞めてその後はずっと専業主婦になりたい(なって欲しい)」の回答は,女性で15.4%,男性17.6%とともに少数派となり,先ほどお話をさせていただいた8割以上の男性・女性が,いずれかのタイミングで,「結婚・出産後も仕事を続けたい(続けて欲しい)」と考えていることが,ユーキャンの調査で判明したところでございます。  また,「どのように仕事を続けたいか(続けて欲しいか)」の意見を上位順に見ますと,男女ともに「会社に籍は残したままで出産休暇と育児休暇をとり,その後は今までの仕事を続けたい(続けて欲しい)」が最多で,女性が39.1%,男性が37.4%でございます。次に多いのが「育児休業中は専業主婦になり,その後再就職したい」,女性が25.8%,男性が31.6%となり,女性の社会進出が進んでいない反面,男性・女性を問わず多くの人が,出産後,育児期間を確保することを前提に仕事を続けたい,続けてほしいと考えており,また,女性のほうがより早いタイミングでの復職を希望していることがこの調査で判明をしたところでございます。  また,別の視点から捉えてみると,労働力の確保という視点で女性の就業率向上が注目されているところで,女性を活用する,女性が活躍することができる政策が行えるのも,教育水準の向上があったからこそという御指摘もございます。  ここで女性の就学率について少し触れてみますと,近年では,短大を含む大学進学率につきましては男性より女性が高くなっており,就職率においても女性が男性を上回っております。また,就職状況を正規・非正規で分類すると,男性のほうが女性より正規社員率での就職率として若干高くなっておりますが,新卒の段階では,性別ではそれほど大きな差がなく社会に出ているところでございます。  このように教育水準の高まりから社会に出る女性は上昇傾向にあります。しかしながら,結婚や出産のタイミングで一度退職をしてしまうと,パートタイマー等の非正規雇用により再就職するパターンが定着し,活躍の場が制限されているのも現状でございます。  女性の就業については,労働力人口の不足の解消のためというだけではなく,現在では女性社員の活躍を重要視し,女性が働きやすい職場環境を積極的に企業が追求する動きもございます。これはダイバーシティ,多様性経営の考え方であり,性別や年齢,国籍を問わず,多様な意見や価値観を生かして企業の成長を目指すものであります。最近では,生活者目線での発想等で新たなサービスやヒット商品を生み出している女性社員の活躍ぶりがメディアを通じてたびたび紹介されているところでございます。この時代の流れを見ても,ダイバーシティ経営への取り組みは今後拡大していくものと予想されるところでございます。  また,女性の社会進出による保育ニーズの一般化や,男女雇用機会均等法の施行や週休2日制の普及に伴い女性の就労分野も拡大し,総合職のような残業や転勤に伴う職種,3交代制勤務を伴う職場にも女性が進出するなど,夜間や深夜に及び長時間労働を余儀なくされている実態も見られるところでございます。さらには,大変残念なことではございますが,昨今の離婚率の上昇は,生計維持のため夜間に及ぶ二重就労を必要とする母親の増加にも連動しているところでございます。こうした中で,子育て中の女性の就労形態の多様化に対応するという観点から,夜間保育に対するニーズも一層高まっていることが指摘をされているところでございます。  保育対策は,女性の就労と子育ての両立支援を図る中心的な施策として極めて重要な役割を果たしているところでございます。保育時間の延長に対するニーズに応えるため,従来の延長保育,長時間保育サービス事業が再編され,時間延長型保育サービス事業が開始されているところで,朝から登園して夜間に及ぶ保育ニーズに対しては,その対応が可能となる道が開かれたところで,児童の生活リズムの違いや保育方法のあり方を考慮しつつ,夜間に及ぶ保育ニーズに幅広く応える体制の充実を一層進めていく必要があると強く感じているところでございます。  それでは,認可夜間保育所の需要(ニーズの高まり)並びに働く保護者が利用したい夜間保育制度について,狛江市の御見解をお伺いさせていただくところでございます。  続きまして一般質問通告書2問目,公益通報者保護制度についてお伺いさせていただきます。  公益通報者保護法では,労働者が不正の目的ではなく,企業の犯罪行為など違法行為を警察や所管行政官庁等に通報した場合には,その労働者を解雇したり不利益な取り扱いをしたりしないことが義務づけられているところで,基本的な枠組みは,通報対象事実が発生し,または発生しようとしていることを従業員が不正の目的ではなく通報した場合,その公益通報を行ったことを理由に解雇,その他懲戒処分,降格,減給などの不利益な取り扱いをすることを禁止するものであります。狛江市の所見をお伺いするところでございます。  なお1問目と同様,公益通報者保護制度の再質問については自席にて行います。 249: ◯ 議 長(小川 克美議員) 参与。 250: ◯ 参 与(石森 準一君) 1問目,夜間保育に関してでございます。  夜間保育制度は,昭和55年から56年にかけまして,いわゆるベビーホテルでの乳幼児の死亡事故が相次ぎ,大きな社会問題となったことを受けまして,昭和56年に開始されているところでございます。  当時の背景には,深夜就労,日曜・祝日就労,不規則就労など女性の就労の多様化や乳幼児を抱えながら仕事を続ける女性が増加する中で,夜間に及ぶ保育ニーズの増加がございました。現在は保育園の需要が高まっておりまして,平成24年度の1歳児は32.8%でございましたが,平成29年度の1歳児は53.4%の需要ということで,保育を希望される方が20ポイント以上増加している状況でございます。  平成25年度以降に開設しました認可保育園は午後8時まで開所しておりまして,中には午後9時まで開所している保育園もあるため,夜間保育の午後10時までの保育を希望される割合は,そんなに多くはないというふうに感じているところでございます。 251: ◯ 議 長(小川 克美議員) 企画財政部長。 252: ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 2問目に答弁させていただきます。  公益通報者保護法では,公益通報したことを理由とする公益通報者の解雇の無効等並びに公益通報に関し事業者及び行政機関がとるべき措置を定めることにより,公益通報者の保護を図るとともに,国民の生命,身体,財産その他の利益の保護にかかわる法令の規定の遵守を図り,もって国民生活の安定及び社会経済の健全な発展に資することを目的としております。したがいまして,解雇等を含む不利益な取り扱いはあってはならないものであると認識しております。 253: ◯ 議 長(小川 克美議員) 10番三角議員。 254: ◯ 10番(三角 武久議員) 参与から,夜間保育,午後10時までの保育を希望される割合は多くないという御答弁がございました。実際に保育園の申込書等を児童青少年部のほうにとりにお伺いしたとき等の対応についても,職員の皆様が親切丁寧に対応していただいている,そのことによって余り大きな不平不満,または逆に言うと,まだ夜間保育のニーズの把握ができていない部分もあるのかなと感じております。しかしながら,先ほどお話ししたように,児童青少年部の職員の皆さんの窓口応対の向上というのは,狛江市役所全体の窓口を見ても,CS向上にすごく大きく貢献されているのではないかと思うんです。1つの窓口で嫌な思いをするとそれが市役所全体につながってしまう。それは本当に大きな問題だと思います。  実は参与にお伝えしようかなと思うんですが,私は狛江市役所周辺で聞き取り調査をさせていただきました。これは今回夜間保育の質問をさせていただくということで,私なりに周辺の若いお子様連れの市民の皆様に夜間保育についてどう思うかということをお尋ねさせていただいたところで,今は保育園に入るのが精いっぱいというか,そこまでは考えが浮かばないんですけれども,10時まで延長していただける,10時まで預かっていただけるというと,私の職場に照らし合わせると,残業して帰れるなとか,ゆっくり買い物をして帰れるな,というような御意見もございました。  あわせて,参与には大変失礼かと思いますが,児童青少年部の窓口の対応についても聞かせていただきました。中には保育園に入れないという通知をいただいた方もいらっしゃいましたが,大きな不平不満等もなく,しっかり寄り添った対応をしていただいているということで,感謝の言葉もございましたので,あわせて私のほうからも報告させていただきます。  それではここで,就労形態の変化の前に,女性の雇用形態の動向について少しお話をさせていただきたいと存じます。  全国での男女別・年齢別非正規雇用の割合は,新卒者の割合が高い15歳から24歳まででは,男性と女性の割合の差は10ポイントほどでありますが,その後54歳までは,男性と女性との差が年齢とともに大きくなってきております。また,35歳以上の女性では半数以上が非正規雇用者となっており,非正規雇用者全体では約7割を女性が占めているところでございます。  前にお話ししたように,新卒女性では正社員の就職率も高まる中で,結果的に大半の女性の方が非正規雇用となる原因は,やはり結婚や出産での退職であります。一度仕事を離れてしまうと,家庭を持った女性が正社員として再就職するというのは大変厳しいのが現実であり,ブランクや就業時間の制約等から非正規雇用に偏ってしまうのであります。その結果,15歳以上の雇用者の年収を男女で比較してみますと,雇用形態が反映され,非正規雇用が多い女性では約3割が100万円未満,また,半数が100万円から200万円台となっており,300万円未満では女性全体の約8割を占めているところでございます。  かつて結婚による女性社員の退職が多く,それが女性としての幸せと捉えられていたことは,寿退社という言葉にも物語られていたのではないでしょうか。女性の社会進出がまだ珍しかった時代には,結婚後,女性は専業主婦となり,夫を献身的に支え,家を守るという考え方が一般的でありました。まだ日本の人口も増加傾向で,経済成長の大きかった時代に定着した概念だと考えられておりましたが,バブル崩壊後,日本経済は低迷し,所得環境も不安定になるなど,寿退社は現在では半ば夢物語のように語られる時代になってきております。  また,前職をやめた理由を示したデータの中で,25歳から44歳までの女性の方の1割が結婚,出産・育児では結婚の約2倍が転職・退職であります。よって,約3割の女性の方が結婚や出産・育児で転職・退職しており,引っ越しや家族経営等を手伝うなど,結婚でやむを得ず退職をするケースもあるかと存じますが,寿退社の風潮が徐々に薄れていく中で,女性にとって退職を考える大きな契機は,やはり出産・育児ではないでしょうか。  そして働き方の変化として,今から約30年前の1980年代では,夫婦のうち男性が主な働き手としての形が主流でありましたが,その後,共働き世帯数は継続的に増加し,1997年には共働き世帯が上回ることになり,その後も共働き世帯は増加を続けており,その差は拡大傾向であります。  年齢別に女性の就業率を見てみますと,20代後半から30代前半までの上昇が目立ち,1975年には25歳から29歳までで41.4%,30歳から34歳まででは43%だった就業率は,2011年には72.8%,64.2%まで大きく上昇したところでございます。  このような女性の就業率の上昇の背景の一つには,女性の労働意欲の高まりがあると考えられ,女性の理想とするライフコースは2コースあるんですが,まずは1つ目,両立コースでございます。これは「子どもを持つが,仕事も一生続ける」。2つ目のコースは再就職コースでございます。「結婚し子どもを持つが,結婚あるいは出産の機会にいったん退職し,子育て後に再び仕事を持つ」を選択する者が,2010年の段階でそれぞれ30%を超えており,特に両立コースを選択する者については調査以降一貫して増加傾向にあるなど,家庭と仕事を両立しようとする女性の意欲の高まりが見えるところでございます。  このような女性の理想とするライフコースなどにより就労形態も変化してきているところで,夜間保育のニーズ,この関連について狛江市の見解をお伺いするところでございます。 255: ◯ 議 長(小川 克美議員) 参与。 256: ◯ 参 与(石森 準一君) 保護者の就労はより多様化の傾向にございまして,さらに非正規雇用の増加などにより保護者の負担は増大しており,子供にとって保護者といる時間は短くなっていると考えているところでございます。夜間保育は保護者の就労の多様化により,要望がふえてくる可能性はあるかというふうに考えているところでございます。 257: ◯ 議 長(小川 克美議員) 10番三角議員。 258: ◯ 10番(三角 武久議員) それでは次に,市区町村行動計画を支援する新たな制度として次世代育成支援対策交付金が平成17年4月に創設され,10年間の時限立法でありましたが,平成27年4月から新たに10年間延長され,次世代育成支援行動計画の作成は任意になったところでございますが,保育サービスや子育て支援事業の推進について,次世代育成支援対策推進法が果たしてきた役割・機能は恒久法である子ども・子育て支援法に引き継がれ,今後は両法律が相まって,より手厚い次世代育成支援が推進されるところで,基本的な視点として,サービス利用者の視点並びに仕事と生活の調和の実現に取り組んでいくためには,この2点に注目していくと,狛江市としては,当然認可夜間保育園に対して理解を深め,支援の充実が必要かと存じます。どのように取り組んでいくのか狛江市の見解をお伺いいたします。 259: ◯ 議 長(小川 克美議員) 参与。 260: ◯ 参 与(石森 準一君) 子ども・子育て支援新制度では,全ての子供に良質な育成環境を保障し,一人一人の子供が健やかに成長することができる社会の実現を目的としております。  サービス利用者の視点及び仕事と生活の調和の実現においては,保育サービスの量的拡大,保育サービスの内容向上が必要であると考えております。これまでも待機児対策検討報告書による保育園整備と延長保育の拡大を新規保育園で実施しております。平成31年度の待機児ゼロを目指して取り組んでまいりたいと考えております。さらに,巡回指導などを通じまして保育内容の確認を行い,園長会において情報共有を図り,保育内容の充実を図ってまいりたいというふうにも考えているところでございます。  また,仕事と生活の調和におきましては,こまえ子育て応援プランの基本目標に掲げられているワーク・ライフ・バランスを積極的に進める社会が実現できるように,子育て家庭の多様なニーズに対応した保育サービスの実現ができるように,調査等において要望をしっかりと把握してまいりたいというふうに考えております。 261: ◯ 議 長(小川 克美議員) 10番三角議員。 262: ◯ 10番(三角 武久議員) 要望をしっかりと把握したいということで,先ほどもお話しさせていただいたように,児童青少年部においては,しっかりと窓口対応をされている中で,保護者または利用者のニーズも把握できているのではないかということが,私が実施させていただいた街頭のインタビュー調査でも明らかになったところで,保育サービスの実現ができるということで,調査方法について何点か紹介させていただきたいんですが,まず1点目,もう皆様御存じのとおりアンケート調査,そして対面調査,電話調査がございます。  その中でも対面調査というのは,街頭または窓口で調査を行っていくわけですが,特に街頭調査については,町行く人をランダムに選んでヒアリングを行うというリサーチ方法であり,より生の声を聞くことで質の高いデータを収集することが可能ではないかと感じているところでございます。実際に窓口での聞き取り調査などもこれに該当すると私は考えております。街頭調査の調査対象になる方は,たまたまその場を歩いている親子連れの方等が多いかと思います。街頭調査に協力してくれるのは全くの善意からであり,わざわざ貴重な時間を割いて街頭調査に協力してくれる方は,なかなかいないのではないかなと感じます。  そこで,質問の本数を絞り込むと同時にシンプルな質問に絞り込むことで,時間をかけずに回答できるようになり,誤解や誤認による回答のぶれも防げるので,調査の質を高めることができます。調査については,みずから内部で調査を対応するケースと,みずから調査をせずに外部に調査を依頼する場合もあるかと存じます。どちらの調査も費用対効果を考え,また,職員の抱えている業務量等も十分考慮しながら,どの調査がどれだけ効果的であるか判断を行いながら,要望等をしっかりと受けとめていただくことが狛江市の責務ではないかと考えております。  それでは次に,子育てサポート企業として,厚生労働大臣の認証を受けたあかしである「くるみんマーク」「プラチナくるみんマーク」というのがあります。この認定を受けた企業が狛江市に存在するのか,まず1点お聞かせください。  2点目としては,「くるみん」「プラチナくるみん」の認定基準に照らし合わせると,狛江市役所内の職場は次代の社会を担う子供たちの健全育成を支援するため取り組みをみずから行っているのか,判断できる材料になるかと存じます。  狛江市の現在の取り組みについて,あわせて2点お伺いさせていただきます。 263: ◯ 議 長(小川 克美議員) 総務部長。 264: ◯ 総務部長(上田 智弘君) まず1点目でございますが,ホームページを確認したところ,現在狛江市内に「くるみんマーク」「プラチナくるみんマーク」の認定を受けている事業所はございませんでした。  次に2点目でございますが,次世代育成支援対策推進法第19条では,国及び地方公共団体を特定事業主と規定しており,職員の仕事と生活の調和の推進や職員の仕事と子育ての両立などを推進する行動計画の策定が義務づけられており,市では平成27年8月に第2期狛江市特定事業主行動計画を策定し,平成28年3月からは,女性活躍推進法に基づく特定事業主行動計画と一体の計画としているところでございます。  計画の内容としては,「子育てに関する制度の周知と意識啓発」「職員の子育てを応援する環境づくり」「介護休暇制度の周知と理解に向けた取組」「ワーク・ライフ・バランスの実現に向けた生活時間の確保」などを定めております。女性職員を初めとする全ての職員が,自身の望むキャリアプランに従い,子育てや介護のための時間を確保し,安心して働き続けることのできる体制を整え,活気ある市役所をつくり上げることで,市民の皆様への良質なサービスの提供を目指すものとなっております。 265: ◯ 議 長(小川 克美議員) 10番三角議員。 266: ◯ 10番(三角 武久議員) それでは夜間保育所については,仕事の多様化により夜間の仕事は拡大している中で,ニーズが追いついていないのが実情ではないでしょうか。さらには,公的支援の充実がなければ運営は安定せず,新規参入が進まない一因にもなっているところでございます。その背景には,夜間保育は健全育成に望ましくないという意識が行政や保育関係者にも根強いという側面も指摘されているところでございます。狛江市の所見についてお伺いいたします。 267: ◯ 議 長(小川 克美議員) 参与。 268: ◯ 参 与(石森 準一君) 大切なことは,日中の保育でも夜間の保育でも子供の最善の利益とは何かを考える必要がございます。監護に欠け,保育の必要性があれば,子供にとっては日中も夜間も変わりはないと考えております。まず子供を中心に考えることが検討する上では必要なことであるというふうに考えているところでございます。 269: ◯ 議 長(小川 克美議員) 10番三角議員。 270: ◯ 10番(三角 武久議員) 御答弁どおり子供を中心に考えることが一番必要ではないかと私も感じております。  全国夜間保育園連盟が大学教授の方と連携して,15年間の年月をかけて夜間保育所出身者の追跡調査を行った結果,2000年に調査結果が発表されているところでございますが,成長や発達に悪影響はなかったと発表いたしましたが,現在においてもこの追跡調査結果の理解が広まっていないのが実情でございます。  さらには,国立身体障害者リハビリテーション研究所の安梅氏の論文によれば,「子どもの発達状態には,「保育の形態や時間帯」ではなく,「家庭における育児環境」及び「保護者の育児への自信やサポートの有無」などの要因が強く関連していることが分かった」と発表されております。  その中で,昨年9月30日劇場公開されました「夜間もやってる保育園」は,夜間保育園の知られざる現実を描いたドキュメンタリー映画であり,待機児童が大きな社会問題となる中,多様な働き方や家庭事情に対応すべく,現在,全国に約80カ所の認可夜間保育園が存在しており,新宿区の24時間保育園「エイビイシイ保育園」を中心に取材されており,さまざまな事情から子供を預ける親や保育士たちの葛藤と喜び,子供たちの生き生きとした姿など,制度や数字からだけでは知ることのできない現実を通し,社会の形を浮かび上がらせている作品でございます。  子育て中の女性の就労形態が多様化するところで,多様化に対しての理解を深め,支援を充実させていくために,狛江市としてはどのような取り組みが必要であり,どのような展開を図っていくのかお伺いさせていただきます。 271: ◯ 議 長(小川 克美議員) 参与。 272: ◯ 参 与(石森 準一君) 業務が忙しく遅くまで仕事をしなければならない場合もございますし,救急病院などは医師や看護師が一晩中働いていることもございます。狛江市の認可保育施設について,平成30年度には23施設となり,5年前の約3倍に増加しております。平成25年度以降開設された認可保育園では,午後8時まで延長保育として開園しております。現状で20時以降の預かりを希望される方はまだ少なく,喫緊の課題である待機児解消を進めることが一番重要であると考えているところでございます。待機児対策検討報告書にあります平成31年度に向けた施設整備を実施していくことが,今は一番重要であるというふうに考えているところでございます。 273: ◯ 議 長(小川 克美議員) 10番三角議員。 274: ◯ 10番(三角 武久議員) 認可保育所の数が伸び悩む一方で,認可外夜間保育施設(ベビーホテル)が全国に7,000近くあることは,夜間も働く親世代の駆け込み寺的な存在として,夜間保育園が必要とされている現状を象徴しているのではないでしょうか。  とはいえ,夜間保育は子供の規則正しい生活リズムを調整することが難しかったり,家庭で過ごす時間や安らぎの時間が不足しがちだったりと,夜間保育ならではの難しさがあります。また,夜間保育を利用する保護者の中には,シングルマザーやシングルファザーも多く,子供の愛情不足の可能性も否めません。日中の保育より夜間保育は子供の成長を見守るという観点で非常に難しく,大変な課題と向き合うことが多いと指摘されているところでございます。  認可外保育施設(ベビーホテル)の中では,行政の立入調査の結果,指導監督基準に適合していないと「指導・勧告・公表」を受けた施設は,平成27年度だけでも500施設,認可外夜間保育の半数を占めているといわれているところでございます。こうした現状を踏まえると,きちんと認可を受け,子供の成長や親のサポートができる保育力のある夜間保育園が必要ではないかと考えているところでございます。  今や仕事をしながら子育てすることが普通になっています。総務省統計局労働力調査,2016年のデータでは,共働き世帯の割合は60.9%という数字が示され,奥様の年齢別区分で見てみますと,25歳から34歳までで働いている方が61.1%,35歳から44歳までで働いている方が67%であります。共働き世帯がふえた理由については,終身雇用が崩れ雇用が不安定になっていること,右肩上がりの時代と比べて給料等が上がりづらくなっていることなど,夫婦がともに働くことで家計の収入を補う,ふやすことが背景にあるとともに,女性が働きやすい環境が整い,男女の役割に対する意識が変わり,男性も女性も家事をするように社会の考え方が変わりつつあることも背景にあると考えているところでございます。  保育園や保育サービスが時間の都合に合わないものしかなかったら,保護者は子供を預けて働く際に常に時間を心配しなければなりません。その心配をなくして安心して働けるように保育の幅を広げたのが,夜間保育を初めとするさまざまなサービスでございます。子育て家庭の保護者が安心して働けること,そして預けられた子供たちも安心して日常を過ごし成長していけること。何よりも大切なその安心のために,夜間保育やその他サービスもこれから実態に沿って,さらに幅を広げたり内容を改善したりすることが必要になってきております。利用する側の保護者も働く側の保育者も,お互いにとって,そして子供たちにとって最もよい形を常に考え,情報を集めたり必要なときに声を上げたりという積極的な姿勢が大事であると考えているところでございます。  先ほど参与の答弁でもございましたが,待機児童の解消は喫緊の課題であることは,私は十分理解させていただいているところで,待機児童を解消するには保育所をふやせばよいのですが,保育所の設置に関しての面積基準や配置基準などの問題はもちろん,設置や運営コストの問題,保育の質の維持,さらには保育士不足,また,近年問題というか話題になっております近隣への子供の声の騒音問題といったさまざまな問題が保育所の増加を妨げているのではないでしょうか。また,幼保一元化の考え方もありますが,幼稚園は文部科学省,保育園は厚生労働省と国の管轄が異なり,制度や財源面での統合もなかなか難しく,需要がありながら応え切れない悪循環が生じています。  そのような中で,待機児童全国ワースト1,平成22年4月の時点でございますが,横浜市はわずか3年で待機児童ゼロを達成したことは,皆様も御存じかと存じます。横浜市では,保育事業への企業参入の促進に注力し,補助金を手厚くしたことで,企業経営の保育所を大幅にふやすことに成功しております。さらには,横浜市独自の施設整備や保育園の預かり保育の定員拡充などにも取り組み,受け入れ枠をふやしており,このような横浜方式が全国的に注目されているところでございます。  また,そのほかのサービスとして,保育園の送迎や一時預かりなどママ同士で助け合う新たなサービスを提供する会社などもあり,ママサポーターのネットワークを地域単位で構築し,急病など万が一のときに1時間当たり500円で預けられるという仕組みであり,このような付加サービスを利用することによって,子育てと仕事,そして待機児童の解消という仕組みがつくられているのでございます。  女性の就業率向上に向けては,制度面や保育環境の整備等解決すべき課題が山積みであります。男性・女性の働き方について,性別や年齢,世代を超えてさまざまな意見があるかと存じますが,男はこうあるべき,女性はこうあるべきといったあるべき論を展開したところで,解決には進まないと感じているところでございます。
     育児休業の取得にしても,女性が取得することが前提のようになっています。確かに子供を産むことは女性にしかできませんが,育てるのは男性でも女性でも可能であります。性別にとらわれず,両親で育児休業を分担して取得するなど柔軟な制度にならなくてはいけないのではないでしょうか。育児休業取得が母親だけに偏ると,その育児休業の取得の中で,男は外,女性は子育てという構図ができてしまい,家事・育児が逆に女性任せになってしまうリスクもあります。短期間であっても男性が育児休業を取得することで,より子供たちへの理解が深まり,主体性も増してくるのではないでしょうか。  既に女性の就業率が世界のトップクラスであるノルウェーでは,「パパ・クオータ制」という育児休暇の制度がございます。この制度は,最低でも5週間は父親が育児休業を取得しなければならないという制度でございます。その結果,ノルウェーにおいては,男性の育休取得率が4%だったところ90%にまで上昇し,女性の就業率向上に大きな影響を与えたところでございます。このような実効性のある制度が男女平等社会への意識改革を推進するに当たって大きな効果をもたらすと考えているところでございます。  今後,女性の就労形態の多様化に伴い,制度自体はますます整備をされていくことが予想される中で,男性側の理解と協力はもちろん不可欠であり,それとともに社会で活躍していきたいという女性側の意欲があって初めて,制度自体が現実的なものに発展していくことになります。男性・女性が平等に評価されるようになれば,女性にもチャンスがふえ,一方で女性の方にも責任は増していき,さらには子育てをしながら仕事を続けていく上では,がむしゃらに働くというだけではなく,家庭と仕事を両立させるためにはどうしたらよいかを検索しながら働くことも必要になってきます。これは女性側に限った話ではなく,夫や上司といった男性側,ひいては会社,市役所,地域社会も巻き込んで検索していかないことには,解決できる問題ではございません。  既存の制度や風潮を変えていくことは簡単ではありませんが,時代の流れを捉え,先を読んで,より柔軟に対応することが強く求められるのではないでしょうか。  今回,女性の就労形態の多様化と題して質問させていただいたところですが,1990年以降の就労形態の多様化は1970年代とは明らかに性質が異なっているところでございます。就労女性の出張・転勤等も今後はさらにふえると予測されるところで,こうした状況を背景に宿泊保育に対する要望もふえることが予想されるところでございます。今後,利用者のニーズに沿った宿泊保育,日曜・祝日保育,病児保育などを実施する多機能型施設の設置についても検討することが狛江市の将来的な課題であると申し上げ,女性の就労形態の多様化についての質問を終了させていただきます。  それでは引き続き,一般質問通告書2問目,公益通報者保護制度について再質問させていただきます。  近年,食品の偽造表示など,国民の安心・安全を損なうような企業の不祥事が相次いで明らかにされております。これらは事業者内部の労働者による内部告発がきっかけで明らかになったところでございます。このような状況を踏まえ,事業者による国民の生命や身体の保護,消費者の利益の援護等に係る法令遵守を確保するとともに,公益のために通報を行ったことを理由として労働者が解雇等の不利益な取り扱いを受けることのないよう,平成18年4月に公益通報者保護法が施行されたところでございます。  公益通報者保護法では,労働者が公益通報する場合の通報先として,当該労働者が労務提供する事業者内部に設置された通報窓口,処分・勧告等権限を有する行政機関,その他の事業者外部の3つが定められているところでございます。このように公益通報者の保護が法的に明確な義務として課せられていること,そして公益通報が企業内に生じる違法行為を未然に防止する機能を持つことをあわせて考えれば,公益通報を的確に受けとめる窓口や手続を整備しておくことが企業にとって重要であると考えているところでございます。  総務省においては,1点目,当該労働者が労務提供する事業者内部に設置された通報窓口の役割を持つ窓口としてコンプライアンス室の設置,2点目,処分・勧告等権限を有する行政機関の役割を持つ窓口として公益通報受付窓口が設置されているところで,狛江市としては公益通報を的確に受けとめる窓口や手続がどのように整備されているのかお伺いさせてください。 275: ◯ 議 長(小川 克美議員) 企画財政部長。 276: ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 狛江市における内部からの公益通報については,狛江市職員等公益通報規則第3条に基づき総務部職員課に相談窓口を設置しており,事案については,同規則に基づき公益通報処理委員会が適切に処理していくことになります。  また,外部からの公益通報については,権限ある行政機関の役割として,企画財政部政策室に受付窓口を設置しており,事案については担当部署が適切に処理していくことになります。 277: ◯ 議 長(小川 克美議員) 10番三角議員。 278: ◯ 10番(三角 武久議員) それでは次に,公益通報者保護法は保護の対象となる通報事実を限定しており,違法な行為というだけではなく,一定の464本の法律により直接もしくは間接的に罰則の対象とされている違法行為が通報対象事実となりますが,具体的には狛江市においてはどのような事案が通報対象事実に該当するか教えていただければと思います。 279: ◯ 議 長(小川 克美議員) 企画財政部長。 280: ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 公益通報者保護法では,第2条において,「通報対象事案について,処分若しくは勧告等をする権限を有する行政機関又はその者に対し当該通報対象事実を通報することがその発生若しくはこれによる被害の拡大を防止するために必要であると認められる者に通報すること」とされております。市においては,例えば悪臭防止法,騒音規制法,子ども・子育て支援法などの該当法律で,市町村に処分・勧告の権限がある事案が通報対象となります。 281: ◯ 議 長(小川 克美議員) 10番三角議員。 282: ◯ 10番(三角 武久議員) この2問目の質問について私が一番聞きたかったところを聞かせていただきたいと思います。  地方自治体,市役所においては,公共事業の発注等を通じて民間企業に大きな影響を与える立場にあるのではないでしょうか。入札に当たり,公益通報に係る通報・相談窓口の設置,指針の作成及び内容・運用状況等を評価の考慮要素とすることは,民間事業者の公益通報体制整備を促進する一助と私は考えております。狛江市の御見解をお伺いいたします。 283: ◯ 議 長(小川 克美議員) 総務部長。 284: ◯ 総務部長(上田 智弘君) 公益通報を具体的に実行する体制を整備していることは,働く者の身分を保護するとともに,企業の自浄作用を保つ有用なことと認識しております。このことは,不正の起きにくい風通しのよい優良な企業である判断基準の一つになると考えるところでございます。入札において考慮要素とすることは難しい側面もありますが,企業の意識を変えるインセンティブになる可能性はあるかと考えております。 285: ◯ 議 長(小川 克美議員) 10番三角議員。 286: ◯ 10番(三角 武久議員) 部長から企業の意識を変える可能性があるという御答弁をいただきました。  実は国においては,公益通報に係る望ましい取り組みを行っている民間事業者を認証する仕組みを導入することを今検討しているところでございます。かかる認証を取得していることを入札において加点要素とする仕組みを設ければ,認証を取得するインセンティブを高めることにつながると私は強く感じているところでございます。  国においてもこのように認証する仕組みの導入を検討しているところで,狛江市においても,認証を取得するインセンティブにおいて調査・研究を深めていただきながら,この実現に努めていただきたいと考えているところでございます。  以上をもちまして私の第1回定例会一般質問を終了させていただきます。 287: ◯ 議 長(小川 克美議員) 暫時休憩いたします。     午後 2時26分 休憩     午後 2時39分 開議 288: ◯ 議 長(小川 克美議員) 休憩前に引き続き会議を開きます。  一般質問を続行いたします。11番栗山剛議員。     〔11番 栗山剛議員登壇〕 289: ◯ 11番(栗山 剛議員) それでは通告に従いまして2問質問させていただきます。  まず1問目,安心で安全なまちづくりについてでございます。  (1) 交差点事故防止対策について。  平成25年以来4年8カ月,狛江市内におきまして交通死亡事故ゼロ件でございましたが,1月22日,市内の交差点におきまして,まことに残念ではございますが,女性1名の方がお亡くなりましたことを,心より御冥福をお祈りいたします。  それでは,以前も質問いたしましたが,電動アシストつき自転車の危険運転が非常に多く見受けられ,多くの方からも危ないのでどうにかできないかと言われて今回質問いたします。市役所として感じていること,対策などを質問したいと考えております。  それでは質問いたします。交差点停止線で一時停止をしない車両種類,自動車,バイク,自転車を含みますが,それを市では把握しているのでしょうかお伺いいたします。  再質問は自席にて行います。 290: ◯ 議 長(小川 克美議員) 都市建設部長。 291: ◯ 都市建設部長(石橋 啓一君) 交差点で一時停止をしない車両でございますが,特に市として具体的に把握していることはありません。また,毎月警視庁から送られてくる統計には,狛江市内における交差点及び交差点付近での交通事故件数が記載されておりますが,これらの事故要因が一時停止をしないことなのか,また,事故当事者の種別は何なのかについては把握できていないところでございます。  しかしながら,こうした統計であらわれること以外で,日常生活の中で交通事故にはつながらなくとも,一時停止をせず交通ルールを守らない方がいることは想像できるところでございます。 292: ◯ 議 長(小川 克美議員) 11番栗山議員。 293: ◯ 11番(栗山 剛議員) 私もインターネットで調べました資料を見ますと,まず電動アシストつき自転車についてですが,「「出会い頭事故」が半数を超えており,左折時や右折時の事故も含め,主に交差点での事故が多い。電動アシストと自転車の事故類型は類似しているが,電動アシストでは若干「出会い頭事故」の死傷者数の構成率が高い」ということです。その中で原付バイクに関しましては,「車両単独事故や追突事故が多いこともあり,出会い頭事故の構成率は約4割と,電動アシストや自転車よりも低い。」という報告が出ております。これは,バイクになりますと免許がないといけない,免許を持っているということは違反をすれば減点され,罰金を払わなければいけない,そのようなあらわれではないかと思います。  それでは,交差点事故防止に関して警察との協議会及び対策を行っているかお伺いいたします。 294: ◯ 議 長(小川 克美議員) 都市建設部長。 295: ◯ 都市建設部長(石橋 啓一君) 交差点事故防止に特化したような会議体はございませんが,交通安全にかかわる協議等を行う会議体では調布警察署からも委員の一人として御参加いただく場合がございます。また,会議以外でも日ごろから調布警察署とは連携を図りながら,交通安全対策に努めているところでございます。  直近で連携しながら交通安全対策を実施した事案として,全国的に推進されている交通安全対策の手法の一つであるゾーン30の指定の際には,道路管理者である市側と交通管理者である警察側と両者で立ち会いを行い,現地状況を把握した上で,それぞれの立場に沿った作業を進めた結果,ことしの1月に狛江市で初めてとなる駄倉保育園周辺地域の指定に至りました。円滑に指定に至ったことは,ふだんからの連携のたまものと感じております。 296: ◯ 議 長(小川 克美議員) 11番栗山議員。 297: ◯ 11番(栗山 剛議員) ゾーン30ということで,まず初めに駄倉保育園の所から安全対策の第一歩が始まったということでございます。  現在市内で危険と把握している交差点はあるのでしょうかお伺いします。 298: ◯ 議 長(小川 克美議員) 都市建設部長。 299: ◯ 都市建設部長(石橋 啓一君) 市として危険と感じている交差点については,カーブミラーや路面標示などの一定程度の安全対策をこれまで実施してきたところでございます。そのほか地域やPTAの方などからの御要望等もございますが,その都度必要に応じた対応をしてきているところでございます。 300: ◯ 議 長(小川 克美議員) 11番栗山議員。 301: ◯ 11番(栗山 剛議員) 今出ましたカーブミラーですが,カーブミラー新規設置の条件などはあるかお伺いいたします。 302: ◯ 議 長(小川 克美議員) 都市建設部長。 303: ◯ 都市建設部長(石橋 啓一君) カーブミラーにつきましては,市の道路反射鏡設置基準に基づき設置しているところでございます。設置基準の中で4つの条件を定めているところでございます。1つとして,当該道路が信号抑制されていない交差点及びカーブで,特に見通しの悪い箇所,2つとして,公道から公道へ通じる私道で,その道路を利用する車両が多く,特に見通しの悪い箇所,3つとして,行きどまりの道路は,原則として設置しない,4つとして,その他交通安全上,特に必要と認められる箇所,となっております。 304: ◯ 議 長(小川 克美議員) 11番栗山議員。 305: ◯ 11番(栗山 剛議員) 3つ目の行きどまり道路は原則として設置しないということでございましたが,カーブミラーをそれ以外に新規設置できない場合の理由などがあったらお伺いいたします。 306: ◯ 議 長(小川 克美議員) 都市建設部長。 307: ◯ 都市建設部長(石橋 啓一君) 設置基準の条件の中にもありますが,基本的には行きどまりの道路など特定の方の利用しかない交差点には,市の予算で設置することは難しいと考えております。また,新規設置する際には,設置予定箇所に隣接している土地所有者やお住まいになっている方,設置箇所が民地になる場合には土地所有者のそれぞれの御理解が必要となります。したがいまして,御承諾いただけない場合には設置できないこととなります。 308: ◯ 議 長(小川 克美議員) 11番栗山議員。 309: ◯ 11番(栗山 剛議員) わかりました。  私ももう1年近く前から1カ所,地元の方から,ここの道路は危ないからどうしてもつけてほしいというお願いをされておりましたが,一向にできておりません。今言われていた条件には合致していないのではないかと思います。ただ,道路管理が都道だという面もありますので,その反対側ではことし1回交通事故もありましたので,ぜひともその辺も早期の危険防止ということでお願いしたいと思います。  それでは,停止線にて一時停止しない自転車に対する市としての対策を教えていただきたいと思います。 310: ◯ 議 長(小川 克美議員) 都市建設部長。 311: ◯ 都市建設部長(石橋 啓一君) これまで自転車のストップマークや立て看板などで注意喚起を行っているとともに,各種交通安全教室で交通ルールの徹底について理解していただくよう周知してきたところでございます。自転車の交通ルールについては,現在策定中の自転車ネットワーク計画や調布交通安全協会狛江連合支部との協働事業であります交通安全冊子の中でも紹介させていただき,交通安全の啓発を図っていきたいと考えております。 312: ◯ 議 長(小川 克美議員) 11番栗山議員。 313: ◯ 11番(栗山 剛議員) 自転車については前々からかなりいろいろな政策をやっていただいていると思います。  それでは電動アシストつき自転車での事故件数など市で把握しているかお教えください。 314: ◯ 議 長(小川 克美議員) 都市建設部長。 315: ◯ 都市建設部長(石橋 啓一君) 現在の交通事故統計の中では,電動アシストつき自転車を集計しているものはございません。 316: ◯ 議 長(小川 克美議員) 11番栗山議員。 317: ◯ 11番(栗山 剛議員) 先ほども言いましたけれども,交差点の事故が多いということで,一時停止を必ず行うには警察官の取り締まりが最も効果的だと思っておりますが,その可能性はあるでしょうかお伺いいたします。 318: ◯ 議 長(小川 克美議員) 都市建設部長。 319: ◯ 都市建設部長(石橋 啓一君) 警視庁のホームページを確認いたしますと,近年警視庁では,交通ルールの遵守や安全意識の向上を図り,交通事故を抑止するため,スピード違反や重点取り締まり場所を公開して取り締まりを進めているところでございます。一方,自転車の取り締まりに関しましては,自転車の関与する交通事故の発生が多いことから,自転車利用者の重大交通事故を防止するため,取り締まり場所を限定せず,都内一円で自転車利用者の交通ルール違反に対しては,交通指導,警告,取り締まりを強化することとしております。  交差点に警察官がいれば,通行する方にとっては警戒して慎重に通行することになり,安全対策として効果は大きいと想像はできるところですので,調布警察署には自転車の取り締まりの強化について要望していきたいと考えております。あわせまして,取り締まり以外で効果的で効率的な対策について調布警察署と協議してまいりたいと考えております。 320: ◯ 議 長(小川 克美議員) 11番栗山議員。 321: ◯ 11番(栗山 剛議員) 電動アシストつき自転車は,販売当初は高齢の方がメーンだったと思います。現在は子育て中の女性が利用者のトップになっていることは皆様も実感しているのではないでしょうか。私が妻と車で移動中,交差点で一時停止をしないで飛び出してきた自転車が電動自転車で,前後にお子さんを乗せた若いお母様でした。私が電動自転車は危ないなと一言つぶやくと,妻より,子育て中の女性はやることが多くて忙しいの,と一喝されました。まるきり口論にもならず,あっけなく負けを認めたことを思い出します。  もしもお子様を乗せた自転車が,車,歩行者に衝突もしくは危険を感じ急ブレーキで転倒してしまえば,御自身だけのけがでは済みません。同乗のお子様が大変なけがになるのは間違いありません。電動アシストつき自転車の総重量は,お子様を前後に乗せた状態で50ccのバイクほどの重量になっていると思います。バランスを失い,停止時に傾いた瞬間に転倒すると考えられます。バイクの死亡事故の原因のトップはヘルメット不備による頭部損傷です。次に胸部を打ち肺・心臓への損傷です。電動アシストつき自転車は手軽で非常に便利な乗り物です。厳しい規制がかからないように,お子様乗車は必ずヘルメットの着用と一時停止をお願いしたいと思います。  私も昨年病気になりまして,健康のためにとバイクに乗るようになりました。バイクに乗っておりますと,一時停止しないと捕まってしまいます。免許が減点,また罰金を取られるため,交差点の一時停止,非常に注意しています。おかげできのうもお巡りさんに捕まらないで済んだのですが,きょうの質問のためにつくられたように取り締まりを行っておりました。  交差点を一時停止する。そのとき,先ほどの答弁にもございましたが,警察官が,車だけじゃなくて少しでもそのような自転車の方々に声をかけていただいて,未然に,交通事故にならない,事故を起こさないようにしたいと思いますが,けさは私は自転車でこの市役所に参りました。自転車だと,ちょっと一時停止をずるするかなと,私自身質問しながらそう思いましたので,これからでも市でのPR,また警察との協議で,声かけなどをしていただいて,シートベルトをしないドライバーも警察の取り締まりで現在見かけることはなくなりました。事故を未然に防ぐためにも,今後とも警察との協議に御努力をよろしくお願い申し上げまして,次の質問に移らせていただきます。  (2) カラス被害についてでございます。  私が狛江に住んだ当初,約20年前ぐらいですか,私の家は野川沿いで,成城のはけがあります。そこにはオオタカがすんでおりまして,あの当時は,オオタカが飛んでおりますとカラスが逃げている状態でした。昨今は逆にオオタカを多くのカラスが追い回している状況がよく確認できます。  それで今回のカラスでありますが,これから5月に向けてカラスの子育て時期が始まります。毎年,小学生通学路等のカラスによる威嚇に大変困っている見守りの方から事前に何とかしてほしいと要望されたので,今回質問いたします。  それでは質問します。市の広報でカラスに関する注意喚起の周知は毎年行っているようですが,それによると,カラスの子育て時期は3月下旬から7月上旬とのことです。そこで伺いますが,カラス被害について市として把握しているものはございますか。 322: ◯ 議 長(小川 克美議員) 環境部長。 323: ◯ 環境部長(森本 浩一君) カラスなどを含めた鳥獣保護に関する苦情などの対応を行っているのが環境政策課です。環境政策課で把握している被害状況についてお答えいたします。  まず市に寄せられる苦情の主なものは,カラスに定期的に襲われ,通勤・通学で怖い思いをしている,といったものがほとんどで,カラスの子育ての時期と重なってきます。そのほか,自宅の木にカラスが巣をつくってしまったのでどうにかしてほしい,というものもございます。 324: ◯ 議 長(小川 克美議員) 11番栗山議員。 325: ◯ 11番(栗山 剛議員) それではカラス被害への対処方法としてどんなものがあるのでしょうか。具体的な対策について市の状況をお伺いします。 326: ◯ 議 長(小川 克美議員) 環境部長。 327: ◯ 環境部長(森本 浩一君) カラス被害を防ぐ方法として巣の撤去が有効な手段ではありますが,巣のある場所によって対応する責任者が異なってまいります。まず道路上の街路樹や街路灯では,道路の所管によって東京都や市で巣の撤去を行うこととなります。市で管理している公共施設などでは市の各所管課で対応しております。住宅地などの民有地に巣ができた場合は,その所有者が対策を講じる必要がございまして,その場合の撤去費用は所有者の御負担となってまいります。  なお,巣自体は誰でも撤去・処分が可能でございますが,場合によってはカラスがより攻撃的になることもあり,撤去する方の身の危険が生じることもあるため,市では業者による撤去をお勧めしております。また,卵やひなが存在する場合は,鳥獣の保護及び管理並びに狩猟の適正化に関する法律により採取の許可が必要となるため,許可を得た業者などによる対処が必要となってまいります。  巣の撤去以外のカラス被害から身を守る方法としては,通勤・通学経路を変更いただくことによりカラスに遭遇しないようにする方法や,帽子を着用いただいたり傘を差していただくことにより,頭上からの攻撃を防ぐ方法などがございます。 328: ◯ 議 長(小川 克美議員) 11番栗山議員。 329: ◯ 11番(栗山 剛議員) 帽子をかぶったり傘というのは非常に有効だと思いますが,私も以前,帽子をかぶって通学路の所に立っていたら攻撃してきまして,非常に怖い思いをいたしました。  それでは質問ですが,もしカラスの威嚇によりけがをした場合,責任は誰になるのかお伺いいたします。 330: ◯ 議 長(小川 克美議員) 環境部長。 331: ◯ 環境部長(森本 浩一君) 巣のある場所次第となりますが,責任の所在については民法などによって判断されると捉えております。場合によっては,巣のある場所を管理していただいている所有者にも責任が及ぶ可能性もございます。
    332: ◯ 議 長(小川 克美議員) 11番栗山議員。 333: ◯ 11番(栗山 剛議員) 所有者にも責任が及ぶということで,とても心配でございます。  では質問ですが,民地内の樹木で撤去を行うと費用は自費とのことでした。補助など市でできることはあるのかお伺いいたします。 334: ◯ 議 長(小川 克美議員) 環境部長。 335: ◯ 環境部長(森本 浩一君) カラスの巣の撤去に当たっては,今のところ市からの補助はございませんが,先ほどの自宅の木にカラスが巣をつくってしまったのでどうにかしてほしい,という声への対応事例として,市では適切な駆除業者などの情報提供させていただいて,ペストコントロール協会を紹介させていただくといった情報提供を行っております。 336: ◯ 議 長(小川 克美議員) 11番栗山議員。 337: ◯ 11番(栗山 剛議員) ペストコントロール協会,私もわからなかったので調べました。人に有害な生物の活動を,人の生活に害さないレベルまでに制御する技術を有する協会のことです。人間にとって都合の悪い生き物でも,大きな生態系としての観点で見れば何か別の役に立っているかもしれないので,全滅を目的とせず,あくまでも人間に害のないレベルまでに抑え込むのが理想というのがペストコントロール協会の趣旨で,それに対応した駆除方法をやっていただけるということです。このこともいろいろ情報提供していただきたいと思います。  私も本当のところカラスは余り嫌いな動物ではありません。よくごみをあさっているカラスを追い払わないで,ちょっと餌づけでもしようかなと思うぐらい,顔を見ていると意外とかわいい顔をしておりまして,何とか言うことを聞かせたいなと思いましたが,やはりカラスは頭がよくて,全然言うことを聞いてくれませんでした。  しかし先ほども3月から7月までは子育て期間ということで,これから4月,新入生が通学路を歩きます。子供たちは確かに怖い思いをすると思いますので,早期に,まさに今の時期にカラス対策を行っていただき,子供たちが恐怖感を感じることのないようにお願いいたします。  また,カラス被害情報が出た場合は,先ほどもおっしゃっておりましたが,学校側から,登下校に傘を持っていくようにして,カラスのいる場所では傘を開いて通行すれば怖くないよというような指導もしていただきたいと述べまして,1問目の質問を終わらせていただきます。 338: ◯ 議 長(小川 克美議員) 11番栗山剛議員。     〔11番 栗山剛議員登壇〕 339: ◯ 11番(栗山 剛議員) 2問目,住み続けたいまちにするためにでございます。  (1) 地域の情報発信について。  市のイベント情報,今回の防災訓練など行事を新しく市民になられた方々が知らないとの声をよく聞きます。市報も新聞購読者が減り,見る機会も減っています。新聞を買う方が減っているということなんですが,また町会未加入の方は回覧板もありません。あと意外と見にくいのが道路にある掲示板です。できれば,以前どなたかが質問したかもしれませんが,狛江FM放送が実現できないかと思います。また,J:COMでは狛江人ということで議長も映っておりましたが,そのようなときにもいろいろ発信をしていただきたいのですが,J:COM加入者も少ないと思います。  それでは質問いたします。市の情報発信方法は今何があるのかお伺いいたします。  再質問は自席より行います。 340: ◯ 議 長(小川 克美議員) 企画財政部長。 341: ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 現在行っております市からの情報発信といたしましては,広報こまえ,市ホームページ,広報掲示板,ツイッター,フェイスブック,デジタルサイネージなどで対応しているところでございます。 342: ◯ 議 長(小川 克美議員) 11番栗山議員。 343: ◯ 11番(栗山 剛議員) それでは再質問いたします。  先ほども申しましたが,新聞購読者が減ってきていると思います。私も何社かの新聞をやめてインターネットのいつでも見られる新聞にしております。  市報は全戸配布が条件なのかお伺いいたします。 344: ◯ 議 長(小川 克美議員) 企画財政部長。 345: ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 広報こまえの配布状況でございますが,新聞折り込み,都営狛江団地と多摩川住宅では自治会やシルバー人材センターを通じて配布しているほか,公共施設や狛江,和泉多摩川,喜多見の小田急線3駅,市内のスーパーやコンビニエンスストアなどで受け取れるようになっているところでございます。 346: ◯ 議 長(小川 克美議員) 11番栗山議員。 347: ◯ 11番(栗山 剛議員) 市では市民への情報発信方法の今後について計画はあるかお伺いいたします。 348: ◯ 議 長(小川 克美議員) 企画財政部長。 349: ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 市民への情報発信に特化した計画はございません。 350: ◯ 議 長(小川 克美議員) 11番栗山議員。 351: ◯ 11番(栗山 剛議員) ないということで,私はよく車を運転中,調布FM,エフエム世田谷を交互に聞いております。先ほども述べましたが,狛江ではFM局をつくれないのかお伺いいたします。 352: ◯ 議 長(小川 克美議員) 企画財政部長。 353: ◯ 企画財政部長(高橋 良典君) 調布FMの開設には調布市が,エフエム世田谷の開設には世田谷区が出捐金を支出し設立されたものと認識しておりますが,狛江市においては,市が出捐金を支出してFM局を立ち上げる予定はございません。 354: ◯ 議 長(小川 克美議員) 11番栗山議員。 355: ◯ 11番(栗山 剛議員) 自由民主党・明政クラブが以前行政視察ということで,狛江市と防災協定を結ぶ三島市を視察いたしましたときも,エフエムみしま・かんなみが庁内にありました。ラジオは災害時に誰でも聞くことのできるアイテムです。さまざまな問題はあるのも理解できますので,狛江独自と考えずに,隣の調布FM,エフエム世田谷に狛江放送を組み込んでいただき,平時からまちの情報発信を行い,有事の際には災害情報発信を行えるように考えていただきたいと要望しておきます。  一般質問でもよくお伺いします戸別受信機ですが,持ち歩けないという点があると思います。ただ,ラジオでしたらどこでも持ち歩けます。今,1,000円ちょっとで小さいラジオが,FMも聞けて,持って歩けるという利点もありますので,特に女性はそうだと思うんですが,先ほど言いましたけれども,女性は忙しいということで,家事を行っているときもラジオを聞いている方が多いと思います。テレビを見ながらゆっくりやってられないのよとよく家でも言われますけれども,ラジオは常に音が耳に入ってきて便利だと思いますので,今後少し御検討のほうをお願いしたいと思います。  続きまして(2) 水との触れ合いについてお伺いしたいと思います。  ラグビーワールドカップ,オリンピック・パラリンピックが来年から始まります。外国人に多くの狛江の自然を知ってもらいたく,「水と緑のまち狛江」の水をネット配信し,外国人に水を入り口に狛江を知ってもらいたいと思い,今回質問いたします。  それでは北口噴水の水を出さなくなった理由を教えてください。 356: ◯ 議 長(小川 克美議員) 都市建設部長。 357: ◯ 都市建設部長(石橋 啓一君) 平成23年3月11日に発生いたしました東日本大震災以降,電力需給が逼迫していたこともありまして,噴水を全面停止した期間がありましたが,電力需給が安定した後は,短い時間ですが再開しているところでございます。再開に当たっては維持管理費の低減も考慮し,間引き運転を行っております。稼働時間でありますが,先月の2月末までは噴水前のライトアップに合わせまして,夜を重点的に1日6回,1回15分から30分程度の延べ2時間半稼働させておりました。現在は夜間の稼働を控え,1日6回,1回15分程度の延べ1時間半稼働させていただいているところでございます。 358: ◯ 議 長(小川 克美議員) 11番栗山議員。 359: ◯ 11番(栗山 剛議員) 故障で動かなくなったわけでないということがわかってほっといたしました。  では水と緑のまち狛江ですが,狛江の水とはどこをあらわしているのかお伺いします。 360: ◯ 議 長(小川 克美議員) 環境部長。 361: ◯ 環境部長(森本 浩一君) 水と緑のまちとは,狛江のシンボルでもある多摩川や野川などの河川,武蔵野の面影を残す樹林地などの自然環境を大切にすることを示しております。特に水については,昭和49年に甚大な被害をもたらした多摩川の水害を忘れることなく,その経験を生かして,これからも水と向き合い歩んでいくという思いが込められております。このことから,主に多摩川と野川をあらわしているものと認識しております。 362: ◯ 議 長(小川 克美議員) 11番栗山議員。 363: ◯ 11番(栗山 剛議員) やはり多摩川と野川ということでございました。  それでは,市内にありますせせらぎをもっとPRして外国への情報発信ができないかお伺いします。 364: ◯ 議 長(小川 克美議員) 環境部長。 365: ◯ 環境部長(森本 浩一君) 狛江にありますせせらぎは,多摩川・野川の河川を初め,公園内にある岩戸川せせらぎなどの親水施設があります。特に多摩川・野川であれば,毎年夏と冬に実施している生き物調査会などで,子供たちが川辺で自然と触れ合い,楽しく過ごす姿は,まさに先ほど申し上げました水と向き合い歩んでいく狛江市の将来像に見合った風景であると考えているところでございます。その一方で,市民の皆様の中にはせせらぎの存在を知らない方がいらっしゃるという実情もございます。このことから,今のところ海外への情報発信の予定はありませんが,今後,環境政策課が開催するイベントなどを通じて,せせらぎなどの魅力を発信していきたいと考えているところでございます。 366: ◯ 議 長(小川 克美議員) 11番栗山議員。 367: ◯ 11番(栗山 剛議員) 承知いたしました。せせらぎを知らない市民の方がいらっしゃるということは確かに私も感じている次第でございます。  それでは狛江の地下水で狛江水の開発は可能かどうかお伺いいたします。 368: ◯ 議 長(小川 克美議員) 環境部長。 369: ◯ 環境部長(森本 浩一君) 東京都の都民の健康と安全を確保する環境に関する条例第134条,第135条には,地下揚水量に関する定めがございます。その条例に違反しない範囲で地下水をくみ上げ,狛江水を開発することは可能と考えているところでございます。しかしながら過度なくみ上げが原因で地盤沈下の原因にもなることから,適切な揚水施設や場所の特定が必要となってまいりますが,市域の狭い狛江市での開発は費用対効果を加味した調査・研究が必要と考えております。  また,東京都の区市町村において唯一深層地下水のみを水道水源としている昭島市は,「あきしまの水」を大々的にPRしております。そのほか,羽村市や武蔵野市の事例を参考にしていきたいと考えているところでございます。 370: ◯ 議 長(小川 克美議員) 11番栗山議員。 371: ◯ 11番(栗山 剛議員) 先ほどの「あきしまの水」,また羽村を参考事例ということで,よろしくお願いしたいと思います。  水と緑のまち狛江,狛江の歴史はやはり豊富な湧水と,市内を横断して流れていた野川などや田んぼへの水を供給していたせせらぎ,歴史を振り返るためにも,市民の憩いの場所になるせせらぎを少しでもふやせないか考えていき,その光景をインターネット上に発信し,狛江をPRしていただきたいとお願いいたします。  さらに,先ほど述べました狛江水ですが,御存じの方もいらっしゃると思いますが,慈恵医大第三病院では慈恵の地下水からつくった「慈恵水」が販売されております。その水を慈恵医大第三病院の敷地の狛江側,調布側のどこでくみ上げているかよくわかりませんが,このように何とか狛江の水と緑のまちのPRをどんどん広げていただき,2020オリパラも近づいております。また,この時期は夏ということで,少しでもその水で涼んでいただく。海外から来られたオリンピック・パラリンピックを応援する外国人の方々に,まずは小田急線狛江駅でおりていただき,そこで少し涼んでいただく,そのような環境づくりを考えていただき,平昌オリンピックのように寒い冬のオリンピック,非常に大変そうでした。今度は逆に,東京オリンピック・パラリンピックのときにはすごい猛暑の中の厳しい情景が思い浮かびますので,何とか水と緑のまち,水の涼しさ,そして緑の木陰の狛江をPRしていただきたいと述べまして,私の質問を終わらせていただきます。 372: ◯ 議 長(小川 克美議員) 暫時休憩いたします。     午後 3時13分 休憩     午後 3時24分 開議 373: ◯ 議 長(小川 克美議員) 休憩前に引き続き会議を開きます。  一般質問を続行いたします。20番谷田部一之議員。     〔20番 谷田部一之議員登壇〕 374: ◯ 20番(谷田部 一之議員) 議長から質問する許可をいただきましたので,通告に従い1問質問いたします。  愛する狛江,未来のために(パート11)です。  今回の質問は南口再開発についてでございます。平成28年第4回定例会で狛江駅南口の再開発の流れについて,今回も引き続き質問いたします。  狛江駅南口付近では狭隘道路が多いため,火災による消防車や救急搬送による救急車の寄りつけ等,交通問題による課題が私のところに多くきております。そのような課題を解決していくには市はどのように考えているのか。私はその1つは再開発だと思います。  再質問は自席にて行います。 375: ◯ 議 長(小川 克美議員) 都市建設部長。 376: ◯ 都市建設部長(石橋 啓一君) 狛江駅南口地区のまちづくりは,小田急線の高架化や北口再開発を検討していた段階でも課題として懸案となっておりました。当時の記録を見ても,緊急車両の通行に関する不安の声があったことが確認できます。また,狛江消防署に御協力いただき,消防ポンプ車を実際に走らせていただき,通行が難しい状況も地元の皆様に実感していただいたこともありました。南口のまちづくりの課題は整理されないまま,懸案として現在に引き継がれている状況でございます。今後何らかの形で解決を図っていく上で,市街地再開発事業は有効な手段の一つと考えております。 377: ◯ 議 長(小川 克美議員) 20番谷田部議員。 378: ◯ 20番(谷田部 一之議員) それでは再質問させていただきます。  今,都市建設部長から,小田急線の高架化や北口再開発を検討していた段階でも課題として懸案となっていたと,そしてまた市街地再開発事業は有効な手段の一つと考えられますという御答弁をいただきました。  平成29年度狛江市後期基本計画の指標等に係る市民アンケート調査報告書から,市民の声といたしましては,狛江駅周辺の景観と商店街の整備,駅前再開発,駅前の商業店舗をふやしてほしい,狛江駅周辺のまちづくりが気になる,狛江駅南側ロータリーの有効活用,再開発を含めた活用,基本構想がはっきりしない,狛江駅南口の駅前再開発をしてほしい,という市民からの要望がたくさんあります。  その中で,平成28年第4回定例会で再開発にいくまでの流れということで御答弁いただきましたが,今回もう少し,再開発にいくまでの流れとしてわかりやすく,そして詳しく,都市建設部長,よろしくお願いいたします。 379: ◯ 議 長(小川 克美議員) 都市建設部長。 380: ◯ 都市建設部長(石橋 啓一君) 再開発に至るまでの流れとしましては,一般論でございますが,地方公共団体による再開発の基本構想の策定や住民の再開発への機運の盛り上がりに始まり,地権者等の組織で再開発の仕組みを勉強・研究しながら,地区にふさわしい再開発の姿を検討いたします。その際,例えば狛江市まちづくり条例に基づく協議会を地区住民の自由な参加を保障した上で数人で構成し,その活動を広げ,地区が抱える課題等の洗い出しや共有を図り,地区住民のおおむね2分の1以上の賛同を得て市に提案するということも可能でございます。そのような検討を重ねながら,地区のまちづくりの検討を深めていくことが重要と考えております。 381: ◯ 議 長(小川 克美議員) 20番谷田部議員。 382: ◯ 20番(谷田部 一之議員) 狛江市まちづくり条例に基づく協議会を数人でつくっていきながら,一定の合意を得た上で市に提案するという流れでございます。地権者がいっぱいいた北口と違い,限られた人たちだけの南口でございます。これが盛り上がったら一気に短期間──短期間とはいかないですけれども,再開発ができるかもしれません。南口の商業施設も,売り上げの後退や家賃の高騰により費用対効果がよくなく,採算が合わない既存の店舗も出てきました。狛江の玄関,南口が将来衰退するかもしれませんので,だから私は再開発が必要だと思っております。  それでは北口再開発時の店舗,これが再開発前と再開発後,小田急線の高架化や北口再開発によって既存の店舗がどうなったか質問いたします。 383: ◯ 議 長(小川 克美議員) 都市建設部長。 384: ◯ 都市建設部長(石橋 啓一君) 狛江駅北口再開発事業に伴い,従前の区域にあった店舗等は,再開発後の事業地にそれぞれの権利に相当する面積を確保して事業を継続した方や,清算してその場所で事業を継続しなかった方もいらっしゃいました。なお,事業中は建物が取り壊されますので,仮店舗での営業を続けていただきました。仮店舗は数カ所に分けて設置し,既存店舗の薬局や酒屋などが入居していたところでございます。 385: ◯ 議 長(小川 克美議員) 20番谷田部議員。 386: ◯ 20番(谷田部 一之議員) 再開発後の事業地に権利に相当する面積を確保して事業をそのまま継続した人や,再開発するからといって清算してその場所で事業を継続しない,もうやめちゃった。そしてまた,事業中は建物を北口は取り壊されるので仮店舗で数カ所に分けて営業していたと,私も覚えております。  それでは再開発についてでございます。国や都の補助金,また市の支援はどのようなことが考えられますか。 387: ◯ 議 長(小川 克美議員) 都市建設部長。 388: ◯ 都市建設部長(石橋 啓一君) 国や都において再開発事業に対する補助制度や交付金制度がございます。例えば社会資本整備総合交付金やまちづくり総合支援事業補助金といったものがございます。また,先ほど答弁申し上げました狛江市まちづくり条例に基づく協議会として活動する場合,市からは専門家を派遣したり,活動費の助成制度を活用することもできます。地域の皆さんが再開発に向けて勉強会をしたいなどの相談があれば,市としてもできる限り必要な支援をしていきたいと考えております。 389: ◯ 議 長(小川 克美議員) 20番谷田部議員。 390: ◯ 20番(谷田部 一之議員) 再開発には社会資本整備総合交付金やまちづくり総合支援事業補助金というものがありますと。そして再開発にいくまでに,まず最初協議会みたいなものを開く場合,市からは専門家を派遣したり,活動費の助成制度もあるということが確認できました。また,地域の皆さんが再開発について勉強会をしたいという場合は,市としてもできる限り必要な支援をしていきたいという御答弁がございました。  それでは,かつて狛江市は北口の再開発をしました。その当時,南口再開発,北口が終わったら今度は南口だろうというようなプランはあったんでしょうか。 391: ◯ 議 長(小川 克美議員) 都市建設部長。 392: ◯ 都市建設部長(石橋 啓一君) 当時の資料を調べましたが,南口地区まちづくりについてアンケート等を行い,検討はしていたものの,南口に特化した再開発プランは確認できなかったところでございます。 393: ◯ 議 長(小川 克美議員) 20番谷田部議員。 394: ◯ 20番(谷田部 一之議員) 当時の資料を調べてみましたが,南口地区のまちづくりについてのアンケートを行ったけれども,南口に特化した再開発プランは確認できなかったと。何も確認できなかったことは残念でございます。北口が再開発すれば続いて南口と普通誰もが思うことでございますが,地元の住民からも出ず,市としても検討する材料にもならなかったということについては,非常に残念でなりません。  それでは,平成28年第4回定例会で私は南口再開発についての流れを質問いたしました。当時の答弁で,南口再開発はまちづくりの手法の一つとして,再開発の検討をしていくことも必要と答弁していました。今まさに動き出す段階に来ております。市ではどう考えているんでしょうか。 395: ◯ 議 長(小川 克美議員) 都市建設部長。
    396: ◯ 都市建設部長(石橋 啓一君) 狛江駅南口地区のまちづくりは長年の懸案として現在に至っている状況でございます。地元の皆様も認識していただいていることと思っております。地元の皆様の機運が高まり,まちづくりを進める状況が整えば,市としても検討していきたいというふうに考えております。 397: ◯ 議 長(小川 克美議員) 20番谷田部議員。 398: ◯ 20番(谷田部 一之議員) 狛江駅南口地区のまちづくりは長年の懸案として現在に至っている状況であるという答弁でございます。狛江の玄関でもある南口,新しく引っ越してきた市民からは,北口は東京,南口は昭和をほうふつさせる田舎のようだ,と言われました。北と南の顔が異なり,昭和のレトロな雰囲気がいいと言う人もいますが,ここが肝心でございます。消防車,救急車等の寄りつけができない。隅切りもなく狭隘道路のために近くまで行けずに,消火活動等にも影響を及ぼします。また,南口は幅員が狭いために,夜あるいは深夜,自転車事故や,帰宅するサラリーマンと飲食店から出てくる人たちとのトラブルなどを私は見ております。さらに輪をかけるように個人店や大型店も今休んでいるようですけれども,飲んで帰るサラリーマンも狛江を離れて他の自治体に行ってしまい,まず南口を再開発してショッピングモールをつくり,登戸のような商業施設をつくり,他の自治体からも狛江に訪れるような魅力ある再開発ができればと私は考えております。  本日の都市建設部長の答弁から,再開発事業に対する補助制度や交付金制度があるとお聞きいたしました。手順として,市から専門家を派遣することも可能である,その活動費の助成制度もあるとお聞きしましたので,私も安心しました。そして南口の人たちも安心しました。地権者も安心しました。市ができる限りの必要な支援をしてくれるのも地権者にとって大きな励みになります。  しかしながら,今まさに機運が高まってきたにもかかわらず,北口再開発や小田急線の高架化複々線事業,その後に市からとか,あるいは地元から南口の再開発プランが上がらなかったのは残念でございます。そして市でも当時の資料がないというのは非常に残念でございます。これからは地元住民と市と連携しながら,南口再開発に私は取り組んでいきたいと思います。  また,和泉多摩川地域においても,狛江のまちで狛江駅周辺だけが発展してもまちづくりとはいえません。和泉多摩川駅周辺,特にイベントや広場整備や,あるいは私もいつも質問しておりますバス路線の新設・拡充も含め,ぜひともよろしくお願いいたします。  それでは次に移ります。安心・安全なまちづくり,まず防犯カメラについてでございます。  今までは公共の所しか設置していなかった防犯カメラでありますが,なぜ公道上にも設置するようになったかお伺いいたします。 399: ◯ 議 長(小川 克美議員) 総務部長。 400: ◯ 総務部長(上田 智弘君) 防犯カメラを公道上に設置した経緯でございますが,従来から調布警察署から防犯カメラの設置について再三の要請があったこと,その当時,防犯カメラの映像により犯人を特定できた事件が複数あったこと,防犯カメラ設置により抑止力が高まることなどの理由により,平成25年度に初めて設置いたしました。 401: ◯ 議 長(小川 克美議員) 20番谷田部議員。 402: ◯ 20番(谷田部 一之議員) 今の総務部長の御答弁から,従来から調布警察署から防犯カメラの設置について再三の要請があったということで,私もそのときは言っていたんですけれども,平成25年度初めて設置したということがわかりました。  それでは,防犯カメラの設置について調布警察署から再三の要請があったと。その再三の要請とはどのような内容でございましたか。 403: ◯ 議 長(小川 克美議員) 総務部長。 404: ◯ 総務部長(上田 智弘君) 再三の要請についてでございますが,平成24年度まで生活安全対策協議会を行っており,当時の委員であった調布警察署生活安全課長から,犯罪抑止のために駅前を中心に防犯カメラを設置してほしいということを会議の際にいつも要望いただいてございました。 405: ◯ 議 長(小川 克美議員) 20番谷田部議員。 406: ◯ 20番(谷田部 一之議員) 平成24年までは生活安全対策協議会というものが開かれておりまして,私も委員だったと思います。平成25年度から名前を変更いたしまして,安心で安全なまちづくり推進審議会,そしてまた安心で安全なまちづくり地域協議会という2つができました。生活安全対策協議会がなくなりこの2つができました。  それでは,当時の調布警察署生活安全課長から協議会のたびに,何とかして防犯カメラを設置してほしいということが要望されていた,警察からの要請内容はわかりました。では住民側から防犯カメラを設置してほしいという設置要望などはあったのでしょうか。 407: ◯ 議 長(小川 克美議員) 総務部長。 408: ◯ 総務部長(上田 智弘君) 住民からの要望ということでございますが,同じく生活安全対策協議会委員として参加されていた防犯協会の方からも,防犯カメラ設置について御要望をいただいておりました。 409: ◯ 議 長(小川 克美議員) 20番谷田部議員。 410: ◯ 20番(谷田部 一之議員) 生活安全対策協議会は防犯協会の方も出席しておりまして,やはり防犯協会の人たちからも,公道上にも防犯カメラは必要ではないかということの要望をいただいたと,それでもつけなかったというのがかつてでありました。  それでは現在の設置状況はどうなりましたか。 411: ◯ 議 長(小川 克美議員) 総務部長。 412: ◯ 総務部長(上田 智弘君) 防犯カメラの設置状況でございますが,施設内を撮影している防犯カメラが庁舎の住民票等自動交付機,エコルマホール,藤塚・駒井・駄倉・三島の各保育園,仮園舎保育園,今の障がい者の方の施設になっている所と,駒井学童保育所,和泉児童館,狛江駅北口駐車場,市民総合体育館,市民プール,野川・上和泉・岩戸・南部の各地域センター,庁舎駐車場で合計62台,公共の場や公道上を撮影している防犯カメラが,小・中学校10校,各小学校の通学路,狛江駅北口・南口,電力中央研究所南側七差路付近,市役所前交差点,水神前交差点付近,西河原公園,和泉児童館,上和泉・松原・猪方・東野川の各学童保育所,岩戸児童センター,銀行町親和会,駒井・猪方・和泉北・岩戸・元和泉2・3丁目の各町会内,和泉多摩川商店街で合計108台,合わせて170台となっております。  なお今年度中は,中和泉町会5台,元和泉1丁目町会1台,元和泉2・3丁目町会2台,岩戸町会2台,狛江駅前親栄会3台,合計13台を設置する予定で,今年度末におきましては,全体のカメラ数は183台になる見込みでございます。 413: ◯ 議 長(小川 克美議員) 20番谷田部議員。 414: ◯ 20番(谷田部 一之議員) 以前は施設内を撮影している防犯カメラが,市長も言われている安心・安全なまちづくりということで公道上にも防犯カメラ,総務部長から答弁いただいております,全体で今年度中も含めて183台も市内あちらこちらで防犯カメラを設置して,犯罪の抑止力となっておりますが,日本一安心・安全なまちづくりということで商店街や町会も設置していただいていますが,どういう経緯で商店街や町会も設置するようになったかお聞かせください。 415: ◯ 議 長(小川 克美議員) 総務部長。 416: ◯ 総務部長(上田 智弘君) 町会や商店街が設置に至る経緯でございますが,防犯カメラ設置の機運が広まりつつあったことと補助事業用の予算を確保できたことから,町会や商店街の方々に働きかけを行い,設置に至ったものでございます。 417: ◯ 議 長(小川 克美議員) 20番谷田部議員。 418: ◯ 20番(谷田部 一之議員) 今やっと狛江でも防犯カメラが公道上にも設置できるようになりまして,ほかの自治体より設置時期が非常に遅くなりましたが,今まさに急速に普及されたということも,今170台でございますが,確認されたわけでございます。  それでは,今防犯カメラを設置しております。防犯カメラによる苦情等はあるでしょうか。 419: ◯ 議 長(小川 克美議員) 総務部長。 420: ◯ 総務部長(上田 智弘君) 防犯カメラの設置につきましては,自分の家の付近には設置してほしくない,という要望が1件ございましたが,設置や運用における苦情につきましては特にございません。 421: ◯ 議 長(小川 克美議員) 20番谷田部議員。 422: ◯ 20番(谷田部 一之議員) 安心・安全のために設置しておりますが,自分の家の付近には設置してほしくないという要望がただ1件だけでございまして,そのほかは設置や運用における苦情については,今現在市のほうには特にないということが確認できたわけでございます。  それでは防犯カメラの設置のための補助事業の概要,また,補助事業でお金がかかりますので,町会が防犯カメラを設置する手順というのはどのようになっていますか。 423: ◯ 議 長(小川 克美議員) 総務部長。 424: ◯ 総務部長(上田 智弘君) 補助事業の概要でございますが,都の補助と市の補助を合わせて1つの補助事業としており,カメラ1台当たり60万円を限度としております。補助率につきましては,町会・自治会向けの総事業費の6分の5補助,自己負担分は6分の1でございます。商店街向けが3分の2補助,自己負担分は3分の1でございます。ただし平成29年度からの3カ年,平成31年度までは補助率がそれぞれ緩和され,町会向けの補助率は12分の11,自己負担分12分の1,商店街向け補助率は6分の5,自己負担分6分の1となっております。  次に設置するまでの手順でございますが,第1に設置者側で設置場所を選定していただきます。次に市や調布警察署と協議を行い,より有効性の高い場所の候補地を決定いたします。その後,申請書類の提出,交付決定後に設置業者と現場を確認し,設置場所の候補となっている電柱等について,実際に取りつけが可能かどうかを東京電力やNTT等に確認して設置場所を決めております。 425: ◯ 議 長(小川 克美議員) 20番谷田部議員。 426: ◯ 20番(谷田部 一之議員) 今,総務部長から,平成29年度から3年間,平成31年度まではさらに補助率を緩和して,町会向けの補助率は12分の11,自己負担分が12分の1,商店街向け補助率は6分の5,自己負担分6分の1という答弁をいただきました。防犯カメラをつけるのは今がチャンスなんです。ですので,補助率を31年度まで緩和しているので,ぜひとも市としては防犯カメラをさらにPRして推進して,よろしくお願いいたします。  それでは今後市はどのように防犯カメラを活用していくのか,また,増設していくのかお伺いいたします。 427: ◯ 議 長(小川 克美議員) 総務部長。 428: ◯ 総務部長(上田 智弘君) 防犯カメラの活用につきましては,犯罪抑止や捜査協力を目的に引き続き運用していくものと認識しております。  また,今後の増設につきましては,市として設置すべき所があれば適宜検討していきたいと考えております。 429: ◯ 議 長(小川 克美議員) 20番谷田部議員。 430: ◯ 20番(谷田部 一之議員) 狛江市の取り組みを市民の目線でチェックした平成28年度狛江市外部評価委員会提言書で,「通学路における「安全さ」が「安心感」につながるように,防犯カメラが設置されていることを広く伝えていただく必要がある」「児童が見守られているという実感が持てるような対策を図っていただきたい。」と言われております。その中で今年度,平成29年度中の市の対応といたしましては,「通学路の防犯カメラ設置に関する認知度が高まれば,犯罪の抑止,児童生徒や保護者の安心感につながると考えていますので,来年度──いわゆる昨年4月からでございます──毎年新小学1年生へ配付する防犯ブザーと一緒に周知チラシを配布する予定です──もう配布しております──また,市内掲示板へ定期的(例えば三季休業前後)に通学路防犯カメラ設置に関するポスターを掲示します。」と書かれておりまして,私も確かめまして,今まさに市もそのように動いているということがわかっております。  このように狛江市は他の自治体よりおくれて公道上に防犯カメラを設置しましたけれども,高橋市長が就任して,まず日本一安心・安全なまちづくりに着手して,これまでの答弁を聞いていますと,以前は地域や警察が再三防犯カメラを公道上に設置してほしいという要望があったのにできなかった。現在は公道上と施設内に170台設置されています。まさに抑止力でございます。そしてなおかつ市民からは,現時点では防犯カメラに対する苦情は1件のみというのが確認をとれたわけでございます。  3年間,29年度から31年度までは都や市の補助率も緩和して,非常にいいですので,市としても設置するべき所があれば適宜検討したいと言っておりますので,ぜひとも引き続き日本一安心・安全なまちづくりのために頑張っていってください。よろしくお願いいたします。  それでは次に暴力団排除条例でございます。  暴力団排除条例,基本理念,「暴力団と交際しないこと,暴力団を恐れないこと,暴力団に資金を提供しないこと,暴力団を利用しないことを基本として,市,市民,地域活動団体,事業者および警察その他の関係機関の連携および協力により推進します。」と明記しておりますが,暴力団排除条例ができた経緯をお示しください。 431: ◯ 議 長(小川 克美議員) 総務部長。 432: ◯ 総務部長(上田 智弘君) 狛江市暴力団排除条例を制定した経緯でございますが,暴力団員による不当な行為の防止等に関する法律,いわゆる暴対法が平成22年に改正され,それを受ける形で平成23年10月に東京都暴力団排除条例が施行されました。都の条例制定により,都内49自治体のうち30自治体は平成24年度中に暴力団排除条例を施行させており,暴力団側が条例制定をしていない入り込みやすい自治体に参入してくることが懸念されること,官民一体となり暴力団からの危険を未然に防ぐこと,契約等から暴力団を排除していくことなど,市ぐるみで暴力団を排除していく意思表示を目的に条例を制定いたしまして,平成25年4月1日から施行したものでございます。 433: ◯ 議 長(小川 克美議員) 20番谷田部議員。 434: ◯ 20番(谷田部 一之議員) 平成23年10月に東京都暴力団排除条例が施行されたということで,都内49自治体のうち30自治体は平成24年度中に暴力団排除条例を施行させたと。私も当時議員でありましたので,何回も暴力団排除条例を狛江市でつくってくれというふうに言ったんですけれども,なかなか当時はできなかったということでございます。  やはり暴力団排除条例は非常に大切なことでございます。特に暴力団が条例制定をしていない所に入り込みやすいということが懸念されております。ですので,ほかの自治体が独自の暴力団排除条例を制定しているのに,狛江市は東京都の暴力団排除条例だけで独自の暴力団排除条例を制定していないために,暴力団が狛江に入りやすいから,ぜひとも独自の暴力団排除条例をつくったほうがいいですよと,当時の調布警察署長も私に何回も言っておりました。そして条例を制定し,平成25年4月1日から狛江市は施行したわけでございます。  それでは,市の取り組みとして暴力団排除条例に以下のことが明記されております。1)暴力団関係者から市職員に対する不当要求,市は拒否ということです。2)市の契約の中に暴力団関係者,市は排除。3)暴力団排除活動に関する市職員への研修の実施。4)警察等と連携,広報及び啓発の実施。5)市民,地域活動団体及び事業者に情報提供・助言などの支援を実施。6)市民,地域活動団体及び事業者の安全確保のための周辺パトロール・警戒等の実施,保護措置を警察署長に要請。このようなことが過去,現在あったんでしょうか。 435: ◯ 議 長(小川 克美議員) 総務部長。 436: ◯ 総務部長(上田 智弘君) 以前は不明ですが,条例制定後に暴力団関係者からの不当要求や契約事務における暴力団関係者の排除,暴力団関係に絡む情報提供など,その他市民の安全確保のための周辺パトロールや警察への保護措置依頼といった事案はございません。  また,研修や啓発についてですが,条例制定後としては,平成24年度と平成27年度の2回,不当要求防止責任者講習会を実施しており,暴力団排除に関し警察と連携を図っております。 437: ◯ 議 長(小川 克美議員) 20番谷田部議員。 438: ◯ 20番(谷田部 一之議員) 以前は不明ということで,以前はわからなかったということでございます。つくってからわかったということでございまして,以前はあったのかなかったのかわからなかった。だから私はつくったほうがいいと再三言ったわけでございます。今ではそのようなことは全然ないということの確認がとれました。  それでは,市の暴力団排除条例において,東京都条例に準じているもののほか市独自の規定というものがあるんでしょうか。 439: ◯ 議 長(小川 克美議員) 総務部長。 440: ◯ 総務部長(上田 智弘君) 市独自の規定といたしましては,市職員に対する不当な要求に対する措置や市の公の施設における措置,市職員への研修,市民等の安全確保のための措置などがございます。 441: ◯ 議 長(小川 克美議員) 20番谷田部議員。 442: ◯ 20番(谷田部 一之議員) 不当な要求や市の公の施設における措置,研修,市民等の安全確保をやっているということがわかりました。ぜひともこれからも暴力団排除条例,暴力団は本当に不当なものでございますので,よろしくお願いいたします。  それでは振り込め詐欺撲滅についてでございます。  総務部長に質問でございます。最近の傾向はどうでしょうか。 443: ◯ 議 長(小川 克美議員) 総務部長。 444: ◯ 総務部長(上田 智弘君) 特殊詐欺の最近の傾向でございますが,オレオレ詐欺もありますが,ここ一,二年では銀行員や市職員をかたる還付金詐欺のほうが目立ってきております。 445: ◯ 議 長(小川 克美議員) 20番谷田部議員。 446: ◯ 20番(谷田部 一之議員) 還付金詐欺が非常に多いということが確認されました。  それでは平成29年中の被害状況はどうでしょうか。 447: ◯ 議 長(小川 克美議員) 総務部長。 448: ◯ 総務部長(上田 智弘君) 平成29年中の特殊詐欺の被害状況でございますが,被害件数は34件,対前年比13件増,被害額は2,544万1,717円,対前年比1,333万8,283円の減でございました。被害の内訳といたしましては,息子などをかたるオレオレ詐欺が22件,銀行員や市職員などをかたる還付金詐欺が9件,架空請求詐欺が3件でございます。  なお,平成29年中の被害件数34件のうち,被害額がゼロ円でも事件として認知された件数が18件ございまして,実際に被害が発生した件数は16件となっております。 449: ◯ 議 長(小川 克美議員) 20番谷田部議員。 450: ◯ 20番(谷田部 一之議員) やはり特殊詐欺はなくなりませんね。  それでは,調布警察署の署長も言っていたんですけれども,ATMの還付金詐欺が非常に多いと,特に駅のATMは注意だよと言われたんですけれども,ATMの犯罪が非常に多い中,市のPR等はどうしているんでしょうか。 451: ◯ 議 長(小川 克美議員) 総務部長。 452: ◯ 総務部長(上田 智弘君) ATMを利用する還付金詐欺は,数年前にもかなり多く発生した時期があり,その当時においては,市内の金融機関に注意喚起のためのポスターやチラシの掲示をお願いいたしました。ここ最近ですが,調布警察署や金融機関とも協議・調整し,水際作戦を展開する中,市内にアポ電が入った際は,警察署員とともに安心安全課職員もATM付近のパトロールを実施しているほか,庁内各部の協力のもと市内パトロールも行っております。 453: ◯ 議 長(小川 克美議員) 20番谷田部議員。 454: ◯ 20番(谷田部 一之議員) 市内パトロール,安心安全課職員もATM付近のパトロールを実施していると。調布警察署もやっております。でもなくならないのが現状でございます。  それでは自動通話録音機,これがなくなる第一だと思うんですけれども,自動通話録音機の現在の活用状況を教えてください。 455: ◯ 議 長(小川 克美議員) 総務部長。 456: ◯ 総務部長(上田 智弘君) 自動通話録音機につきましては,平成27年度から貸与事業を開始しております。平成27年度では130台,平成28年度では50台,平成29年度では現時点で116台,計296台を貸与しております。 457: ◯ 議 長(小川 克美議員) 20番谷田部議員。 458: ◯ 20番(谷田部 一之議員) 振り込め詐欺は年々多くなっております。この自動通話録音機の貸与というものはぜひともふやしてほしい。  そして私からの要望なんですけれども,これは調布警察署長も言っておりました。家電の大型量販店もあり,市内電気店もあります。こういうお店に自動通話録音機や詐欺防止機能つきの電話機というものをちょっと安くやったり,締結をしていただければ,幅広く広がるのかなということを私は思うんですけれども,いかがでしょうか。 459: ◯ 議 長(小川 克美議員) 総務部長。 460: ◯ 総務部長(上田 智弘君) 市内の家電量販店との協定締結につきましては,調布警察署からも提案がございましたが,その内容といたしましては購入者に対する補助関係が主たるものでございました。実施に至るには整理すべき課題がありますので,現時点におきましては,自動通話録音機や詐欺防止機能つき電話機の周知・啓発に努めたいと考えております。 461: ◯ 議 長(小川 克美議員) 20番谷田部議員。 462: ◯ 20番(谷田部 一之議員) 市内電気店とか家電量販店でぜひともこれはやってほしいです。整理すべき課題はあるんですけれども,ぜひともこれをふやしていただいて,何らかの補助をしていただいて,振り込め詐欺撲滅のために一つの手段としてよろしくお願いいたします。  それでは自動体外式除細動器(AED)について質問させていただきます。  市内の設置場所はどこでしょうか。 463: ◯ 議 長(小川 克美議員) 総務部長。 464: ◯ 総務部長(上田 智弘君) 市で把握している台数は,公共施設や民間事業所など合わせまして75台でございます。設置場所につきましては,市の重立った公共施設のほか,都立狛江高校,消防署,交番,私立の幼稚園・保育園,慈恵医大第三病院,小田急線の駅構内,特養施設,その他事業所となっております。
    465: ◯ 議 長(小川 克美議員) 20番谷田部議員。 466: ◯ 20番(谷田部 一之議員) 設置場所については,狛江高校,消防署,交番,私立の幼稚園・保育園,慈恵医大第三病院,小田急線の駅構内,特養施設,その他事業所となっているんですけれども,その他事業所も含めて夜間というのが少ない。夜間やっている所というのは警察署,消防署,慈恵医大第三病院。小田急線も深夜になると閉まってしまうので,夜間やっている所,駆け込む所がないという要望も非常に多くいただいております。  そこで,市民の人たちが利用できるということで,かつてもありましたが,コンビニエンスストアに置いていただくことも非常に有効だと思うんですけれども,市の見解をお聞かせください。 467: ◯ 議 長(小川 克美議員) 総務部長。 468: ◯ 総務部長(上田 智弘君) 今日においては消防署の救急案件が増加しており,119番通報してから現場到着までに思わぬ時間を要する場合もあることから,その間に行える処置を施すことが命を救うことにつながり,そのような観点からも,いつ起こり得るかわからない救急事案に対応するためには,いかなる時間帯においても確実に使用することができる環境が必要ではないかと考えております。  しかしながら,AEDを幾ら整備しても,その取り扱いが正しく行われないと助かる命も助からないということになりますので,AEDの正しい取り扱いや応急手当ての知識というソフトとハードの両面の整備が肝要ではないかと認識しております。 469: ◯ 議 長(小川 克美議員) 20番谷田部議員。 470: ◯ 20番(谷田部 一之議員) 確かにそれも必要でございますが,福井県の若狭消防署副士長の山下さんという人は,近畿北陸7府県の消防職員の意見発表会にて,「全国のコンビニにAEDを」と訴え,最優秀賞を受賞しました。愛知県尾張旭市では既に実施され,今まさにAEDのコンビニ設置は全国に広がっております。市の見解をお示しください。 471: ◯ 議 長(小川 克美議員) 総務部長。 472: ◯ 総務部長(上田 智弘君) コンビニエンスストアへのAED設置に関しましてでございますが,調査した結果,市がAEDを用意するなら設置してもよいという店舗や,講習を受ける煩わしさを理由に設置自体に難色を示した店舗などがあり,費用面や管理・運用も含め検討すべき課題がございますので,精査が必要であると認識しております。 473: ◯ 議 長(小川 克美議員) 20番谷田部議員。 474: ◯ 20番(谷田部 一之議員) 精査してください。まず命を守る第一でございますので,よろしくお願いいたします。  それでは,先月,2月25日日曜日,狛江市総合防災訓練,市内全域の避難所運営訓練についての質問をいたします。市の総括をお聞かせください。 475: ◯ 議 長(小川 克美議員) 総務部長。 476: ◯ 総務部長(上田 智弘君) 先月25日に行いました総合防災訓練につきましては,昨年,一昨年と同様に市内一斉の避難訓練,避難所の開設・運営訓練を中心に,災害対策本部運営訓練,避難行動要支援者搬送訓練,福祉避難所開設・運営訓練を行っております。この訓練の中心である避難所運営協議会の皆様とは,避難所運営協議会連絡会などにおいて,より実践的な訓練となるよう,その目的や内容について確認を行っております。訓練自体には特段大きな問題となることはございませんでしたが,より実践的な訓練を行うに当たり,各協議会統一したルールづくりなどは今後の課題ではないかと感じております。  参加者数につきましては,各避難所の合計として,一般市民が1,345人,協議会の方が470人,初動要員である市職員が60人,合計で1,875人,対前年比120人減でございました。  市主催の防災訓練を初めて冬季に行いましたが,町会・自治会の働きかけや地域の皆様が積極的に訓練に参加していただいたことから,昨年と比較し同程度の参加が得られましたことは,防災意識が向上している一つのあらわれではないかと認識しております。 477: ◯ 議 長(小川 克美議員) 20番谷田部議員。 478: ◯ 20番(谷田部 一之議員) 私も避難所の開設・運営訓練会場を二,三カ所回らせていただいたんですけれども,どこかの避難所の人が言っておりましたが,サイレンが9時に鳴ってから各避難所が動き出すと理解していたが,個々の地域によって早く行ったり準備をしたり,いろいろな所がありましたと。普通はサイレンが鳴ってから動き出すんですけれども,その前から動いている所もあるから,どっちなんだという御指摘をいただいたんですけれども,市の見解をお伺いいたします。 479: ◯ 議 長(小川 克美議員) 総務部長。 480: ◯ 総務部長(上田 智弘君) 今回の訓練は午前9時発災という想定で行い,ルールといたしましては,午前9時の発災により,まず身の安全を図る,家族の安否を確認する,その後近隣の安全を確認しながら災害時集合場所へ移動する,体育館等の安全を確認した後,災害対策本部から指示を受け避難所を開設する,ということを避難所運営協議会連絡会において申し合わせをしておりました。  しかしながら,避難者受け入れ時の混乱を避けるために,想定発災時間以前に参集し,あらかじめの準備を行った協議会もございました。連絡会において,より実践的となるよう時間については再三お願いをさせていただきましたが,行き届かなかったのが現状でございます。 481: ◯ 議 長(小川 克美議員) 20番谷田部議員。 482: ◯ 20番(谷田部 一之議員) それではこちらも要望からなんですけれども,体育館では寝床を決めて本番さながらの実際訓練をしたほうがいいという要望も多くいただきました。市の見解をお聞かせください。 483: ◯ 議 長(小川 克美議員) 総務部長。 484: ◯ 総務部長(上田 智弘君) 本訓練では参加者からのアンケートを回収しておりますので,ただいまの御要望も含め,アンケートに寄せられた御意見等について検証し,次回訓練に生かせるよう検討したいと考えております。また,訓練の振り返りとして,今月12日に再度連絡会を開催いたします。その中でいろいろな御意見をいただくと思いますので,こちらにつきましても次回の訓練や運営マニュアルなどに生かせるよう検討していきたいと思います。 485: ◯ 議 長(小川 克美議員) 20番谷田部議員。 486: ◯ 20番(谷田部 一之議員) 今回は,日本一安心・安全なまちづくりについて現在までの進捗状況を確認させていただきました。防犯カメラの設置の増加や暴力団排除条例の制定により,刑法犯罪件数も我がまち狛江は減少してきました。行政も頑張ってきましたが,市民一人一人が安心・安全に心がけているあかしだと思います。その結果,都では一番小さな自治体狛江市が救急車は昨年1台増設され,そしてさらに先日の水曜日にも新たに猪方に新型のポンプ車が配置されたわけでございます。安心・安全が認められたあかしでもございます。市民の要望である夜間でもAEDが取り扱えるコンビニ等への設置でございますが,ひとつよろしくお願いいたします。  また,避難所につきましては,市民要望から,さまざまな人たちが避難所に来ておりますので,ほかの議員もおっしゃったとおり,私も言われたんですけれども,避難所における和式トイレを何とかしてほしいと,いつ災害が来るかわからないので,設計・工事と時間がかかるので,ぜひ早期に実現してほしいという声もいただいております。  平成29年狛江市後期基本計画の指標等に係る市民アンケート調査報告書から,「狛江市が主催する総合防災訓練や水防訓練のほか,お住まいの地域や学校で行われている防災訓練や講演会など,防災に関する催しに参加しましたか。」という質問に対して,「参加した」が全体の19.1%,「参加していない」が77.9%でございます。今回の総合防災訓練,避難所開設・運営訓練は冬,そして寒さもあり,前回と同じぐらいの参加でよかったですが,合計で1,875人,全体の2%強ではまだまだ寂しい限りでございます。今後は,参加していない人をいかに延ばしていくか,いかに参加人数をふやしていくかというのが市の課題でございますので,ぜひとも日本一安心・安全なまちづくりのために引き続き頑張っていってください。  学校給食については次回やりますので,これで一般質問を終了させていただきます。 487: ◯ 議 長(小川 克美議員) お諮りいたします。  以上で一般質問を打ち切るに御異議ありませんか。     (「異議なし」の声あり) 488: ◯ 議 長(小川 克美議員) 御異議なしと認めます。よって日程第1 一般質問を打ち切ります。   ─────────── ─ ──────────── ─ ─────────── 489: ◯ 議 長(小川 克美議員) 以上で本日の議事日程は全部終了いたしました。  お諮りいたします。  委員会審査及び議事の都合により,明6日から26日までの21日間休会いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。     (「異議なし」の声あり) 490: ◯ 議 長(小川 克美議員) 御異議なしと認めます。よって明6日から26日までの21日間休会することに決しました。  なお,次回の本会議は3月27日午前9時から開きますので,定刻御参集願います。  本日はこれにて散会いたします。     午後 4時13分 散会 発言が指定されていません。 © Komae City. All Rights Reserved. ↑ 本文の先頭へ...