町田市議会 2021-09-29
令和 3年 9月定例会(第3回)-09月29日-08号
令和 3年 9月定例会(第3回)-09月29日-08号令和 3年 9月定例会(第3回)
町田市議会会議録第27号
9月29日(水曜日)
出席議員(33名)
1 番 東 友 美 2 番 ち だ 伸 也
3 番 矢 口 ま ゆ 4 番 深 沢 ひろふみ
5 番 村 ま つ 俊 孝 6 番 斉 藤 かつひろ
7 番 おんじょう 由 久 8 番 田 中 美 穂
9 番 (欠 番) 10 番 木 目 田 英 男
11 番 石 川 好 忠 12 番 渡 辺 厳 太 郎
13 番 佐 藤 和 彦 14 番 森 本 せ い や
15 番 わ た べ 真 実 16 番 お ぜ き 重 太 郎
17 番 白 川 哲 也 18 番 松 葉 ひ ろ み
19 番 山 下 て つ や 20 番 佐 々 木 智 子
21 番 (欠 番) 22 番 い わ せ 和 子
23 番 三 遊 亭 ら ん 丈 24 番 若 林 章 喜
25 番 戸 塚 正 人 26 番 新 井 よしなお
27 番 友 井 和 彦 28 番 (欠 番)
――
―――――――◇――――――――
△日程第1
――
――――――――――――――――
○議長(熊沢あやり) 日程第1、
会議録署名議員の指名を行います。
本日の会議の
会議録署名議員は、会議規則第88条の規定により、議長において次の議員を指名いたします。
6番 斉藤 かつひろ議員
7番 おんじょう由久議員
この際、事務局長に事務報告をさせます。
事務局長 古谷健司君。
◎事務局長(古谷健司) 報告いたします。
本日、市長から、追加議案として第90号議案から第92号議案までの3件の送付を受けましたので、直ちに配付いたしました。
以上で報告を終わります。
○議長(熊沢あやり) 事務局長の報告は終わりました。
本日、開会前に
議会運営委員会が開催されましたので、協議の結果を委員長から報告願います。
議会運営委員長 森本せいや議員。
〔
議会運営委員長森本せいや登壇〕
◎
議会運営委員長(森本せいや) おはようございます。本日、開会前に
議会運営委員会を開催いたしましたので、協議の結果をご報告申し上げます。
まず、9月21日、
文教社会常任委員会より提出されました
委員会提出議案第1号
インターネット上のいじめ抑止に関する意見書につきましては、本日の議事日程第10として上程し、
提案理由説明の後、お諮りいたします。
次に、
議員提出議案につきましては、提出締切日までに7件提出されております。これらの
議員提出議案の取扱いにつきましては、申し合わせに従い、
提案理由説明及び委員会への付託を省略の上、即決をいたします。
また、9月24日に提出されました
議員提出議案第23号の取扱いにつきましては、本日の冒頭に上程し、
提案理由説明の後、委員会への付託を省略の上、即決いたします。
次に、追加議案として第90号議案から第92号議案までの3件の送付がありましたので、本件の取扱いにつきまして協議いたしました結果、まず、第90号議案につきましては、本日の議事日程第8の前に追加議事日程として上程し、
提案理由説明の後、無通告による質疑を行い、委員会へ付託してまいります。その後、本会議を休憩し、委員会を開催いたします。委員会終了後、本会議を再開し、表決を行ってまいります。
次に、人事案件であります第91号議案につきましては、本日の議事日程第8として上程し、
提案理由説明の後、委員会への付託を省略の上、簡易表決による即決をいたします。
次に、第92号議案につきましては、本日の議事日程第9として上程し、申し合わせに従い、委員会への付託を省略の上、即決いたします。
次に、「議会だより」の編集につきましては、8ページ立てで10月30日に発行の予定であります。
以上で
議会運営委員会の報告を終わります。
○議長(熊沢あやり)
議会運営委員長の報告は終わりました。
――
―――――――◇――――――――
△日程第2
――
――――――――――――――――
○議長(熊沢あやり) 日程第2、
議員提出議案第23号を議題といたします。
本案について、提出者から、提案理由の説明を求めます。
22番 いわせ和子議員。
〔22番いわせ和子登壇〕
◎22番(いわせ和子) 皆様、おはようございます。
議員提出議案第23号 町田市市税条例の一部を改正する条例についてご説明申し上げます。
本案は、現在実施している都市計画税の軽減措置を令和4年度まで延長し、100分の0.24とすることにより、引き続き納税者の税負担の軽減を図るものでございます。
ご可決賜りますようよろしくお願い申し上げます。
○議長(熊沢あやり) 提案者の説明は終わりました。
これより質疑に入ります。ただいま議題となっております議案に対する質疑を許します。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(熊沢あやり) これをもって質疑を終結いたします。
お諮りいたします。ただいま議題となっております議案については、会議規則第37条第3項の規定により、委員会の付託を省略いたしたいと思います。これにご異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(熊沢あやり) ご異議なしと認めます。よってただいま議題となっております議案については、委員会の付託を省略することに決しました。
これより討論に入ります。討論の通告はありません。ほかにありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(熊沢あやり) これをもって討論を終結いたします。
これより表決に入ります。
議員提出議案第23号を採決いたします。本案の賛否について表決ボタンを押してください。
〔表決ボタンにより表決〕
○議長(熊沢あやり) 押し忘れはありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(熊沢あやり) なしと認め、確定いたします。
賛成全員であります。よって本案は原案のとおり可決されました。
――
―――――――◇――――――――
△日程第3
――
――――――――――――――――
○議長(熊沢あやり) 日程第3、第70号議案外議案4件及び認定1件を一括議題といたします。
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総務常任委員会議案審査報告書
1.第 70号議案 公益的法人等への町田市職員の派遣に関する条例の一部を改正する条例
1.第 71号議案 町田市
個人情報保護条例及び町田市個人番号及び特定個人情報の利用等に関する条例の一部を改正する条例
1.第 74号議案
町田市民ホール空気調和設備改修工事請負契約
1.第 87号議案 町田市
七国山ファーマーズセンターの指定管理者の指定について
1.第 64号議案 令和3年度(2021年度)町田市
一般会計補正予算(第4号)
本委員会は、9月7日付託された上記議案審査の結果、「原案を可決すべきもの」と決定しましたので報告いたします。
1.認定第 1号 令和2年度(2020年度)町田市一般会計・
特別会計歳入歳出決算認定について
本委員会は、9月7日付託された上記議案審査の結果、下記の附帯決議を付し、「認定すべきもの」と決定しましたので報告いたします。
記
次の意見は、全員一致をもって可決したものである。
1 一般会計
(歳出)
総務費
(1)指定管理者等が労働環境について気軽に相談等ができるよう、労務関係の専門家との意見交換の場を設けることや、聞き取りの際に同行していただく等の取組を進められたい。
(2)指定管理者等に対し労務管理の専門家が直接審査する「
労働環境モニタリング等の労働条件審査」の導入を検討されたい。
(3)人材育成事業について、研修報告書の実務に生かせる内容については、積極的に共有されたい。
(4)公の立場として民間の手本となるよう、時間外労働について、月45時間、年360時間までの原則を守られたい。
(5)職員の健康が損なわれることのないよう、長時間労働を慢性化させない人員配置体制の強化を図られたい。
(6)市内事業者への発注に関しては、引き続き他部署への働きかけを行い、市内事業者の受注率向上をされたい。
(7)
産業振興基本条例の改正後の
市内事業者受注率などの変化や庁内の取組などを、
市内事業者団体に情報提供されたい。
(8)発注見通しの早期公表等、市内事業者からも要請の多い公共工事の発注・施行時期の平準化に向けた取組を推進されたい。
(9)工事請負契約の一定業種について、くじによる受注者決定が多い。市内事業者の意欲発揚、活性化のため、最低制限価格の在り方を含め検討されたい。
(10)一者応札にならないよう努めつつ、市内事業者への発注が増えるよう図られたい。
(11)工事及び
工事関連業務委託において、工期や工事時間を見直す等も含め熱中症対策が反映されるよう積極的に調査検討をされたい。
(12)広報まちだについては、今まで以上にスマホ・タブレットでの閲覧ができることの周知徹底をされたい。
(13)若年層の市政への関心を高めるため、ツイッター・インスタグラムをはじめとするSNSのさらなる活用に取り組まれたい。
(14)市民相談については、オンラインでの相談ができるよう環境整備をされたい。
(15)電話応対業務については、引き続き、完結率の向上を目指し、特に保健所への問合せを少なくされたい。
(16)ガバメントクラウドファンディングについては、市のPRとしても効果的な手法であることから、積極的な活用を図るとともに広報とも連携しその情報の展開方法も検討願いたい。
(17)コロナ禍での厳しい財政状況においても、財政指標を注視しながら適切な予算編成に取り組まれたい。
(18)公共施設再編、複合化については、老朽化した高齢者・医療などの公共的施設の建て替え需要への対応も視野にいれ、調査、検討をされたい。
(19)“e-まち”
実現プロジェクトの推進に際しては、コロナ禍を鑑み、非接触・非対面・来庁しなくても完結できる仕組み作りに取り組まれたい。
(20)クレジットカード、スマホ決済、口座振替など
キャッシュレスによる市税納付の利便性向上に努められたい。
(21)コロナ禍による厳しい経済状況において、納税が困難な方に対する徴収猶予制度の周知等、丁寧な対応を求める。その上で、収納率の向上及び不納欠損額の減少に資する施策を丁寧に進められたい。
(22)コロナの影響により納付困難な市民への徴収猶予制度の周知徹底を図るとともに、過年度分の滞納処分に当たっては、滞納状況の丁寧な聴取に努め、生活再建を基本とした分納相談などを講じられたい。
労働費
(23)
労働関連セミナーの開催については、オンラインをより一層活用するなど利用者の機会損失にならないよう努められたい。
農林費
(24)
市街化調整区域内の農地については、長年の耕作放棄により自然潰廃した土地が多く見られる。周辺の良好な耕作地等を保全するためにも、土地所有者の意向によっては、農地法4条・5条許可や非農地証明の活用をされたい。
(25)
特定生産緑地制度について、農地所有者が最も適切な選択肢を得られるよう引き続き丁寧に情報提供及び相談事業を続けられたい。
(26)
里山環境保全活用促進事業においては、地域活性化や来訪者との交流の視点からも、起爆剤となりうる
小野路宿里山交流館に続く2つ目の新たな交流・回遊拠点の早期開設を求めたい。
(27)
ふるさと農具館・
七国山ファーマーズセンターについては、コロナ禍においても集客できる仕組みづくりに取り組まれたい。
商工費
(28)創業支援については、民間事業者・
シェアオフィス事業者のみならず近隣大学含め産官学連携をさらに積極的に進められたい。
(29)
新型コロナウイルス感染症の影響を受けた市内事業者の現状や課題をより正確に把握すべく、市内事業者の実態調査を積極的に行われたい。
(30)町田市
事業者承継推進ネットワークの取組について、事業のさらなる充実に向け、課題を共有する士業をはじめとした様々な民間機関との連携についても検討願いたい。
(31)
新型コロナウイルス感染症の影響を受ける中小企業支援に際しては、不公平のない仕組みづくりに取り組まれたい。
(32)
七国山周辺地区の景観は四季彩の杜全体の魅力、
ブランド力向上にとって大きな影響を与えるものと考えられる。景観維持の視点からも来訪者の実態調査を検討願いたい。
(33)コロナ禍においても比較的安心して訪れることのできる
薬師池公園四季彩の杜をはじめとする公園施設等については、市民・生活圏者、観光入込客数のそれぞれの数を意識した取組に強化されたい。
次の意見は、賛成多数をもって可決したものである。
1 一般会計
(歳出)
総務費
(34)電子・デジタル化を強化し、紙を利用しない環境の整備を行い、さらなる紙削減を進められたい。
(35)指名競争入札については、業界ごとの落札率を比較し、業界団体からヒアリングを行うなど、現場の率直な声を聞きつつ、よりよい制度の確立を目指されたい。
(36)デジタル化、AIの活用、RPAの推進などにより、さらなる業務の効率化を図られたい。
(37)
行政経営改革プランについては、適切な目標を設定し達成できるよう取り組まれたい。
令和3年(2021年)9月15日
総務常任委員長 ち だ 伸 也
議長 熊 沢 あ や り 様
────────────────────────────────────
○議長(熊沢あやり) 本件に関し、委員長の報告を求めます。
総務常任委員長 ちだ伸也議員。
〔
総務常任委員長ちだ伸也登壇〕
◎
総務常任委員長(ちだ伸也) おはようございます。今期定例会において、当
総務常任委員会に付託された議案5件、認定1件につきまして、9月8日、9日及び15日に審査を行いましたので、経過の概要及び結果についてご報告申し上げます。
まず、第70号議案 公益的法人等への町田市職員の派遣に関する条例の一部を改正する条例については、担当者の説明を了とし、質疑、討論はなく、採決の結果、全員一致をもって原案を可決すべきものと決しました。
次に、第71号議案 町田市
個人情報保護条例及び町田市個人番号及び特定個人情報の利用等に関する条例の一部を改正する条例については、担当者の説明を了とし、質疑、討論はなく、採決の結果、全員一致をもって原案を可決すべきものと決しました。
次に、第74号議案
町田市民ホール空気調和設備改修工事請負契約について申し上げます。
まず、委員より、市民ホールは分離発注をしていると思うが、今回これだけ金額が上がっているのはなぜかとの質疑がありました。担当者の説明によれば、町田市の条例に基づいて1億7,000万円以上の工事になるので、議案として上程している。それ以外の工事で、同時に建築に当たる部分の電気設備工事、
給排水衛生設備工事も同時に発注をかけているとのことでした。
次に、委員より、市民ホールの耐用年数を経過した
空気調和設備とあるが、この工事をすることで、今後どのくらい耐用年数が延びるのかとの質疑がありました。担当者の説明によれば、
町田市民ホール自体あと10年程度の利用というふうに聞いているので、
空気調和設備の改修工事も10年以上はもつ想定で工事を行うとのことでした。
質疑終結後、討論はなく、採決の結果、全員一致をもって原案を可決すべきものと決しました。
次に、第87号議案 町田市
七国山ファーマーズセンターの指定管理者の指定については、担当者の説明を了とし、質疑、討論はなく、採決の結果、全員一致をもって原案を可決すべきものと決しました。
次に、第64号議案 令和3年度(2021年度)町田市
一般会計補正予算(第4号)のうち、当委員会所管部分につきましては、担当者の説明を了とし、質疑、討論はなく、採決の結果、全員一致をもって原案を可決すべきものと決しました。
次に、認定第1号 令和2年度(2020年度)町田市一般会計・
特別会計歳入歳出決算認定については、質疑終結後、反対の立場から、第1は、市民の暮らしが厳しい下で、
新型コロナウイルス感染症の影響で市税の納付が困難になった方たちに対し徴収猶予の制度などの対応をする一方で、後期高齢者医療保険料等の強制徴収や生活保護費返還金などの非強制徴収公債権、私債権など徴収一元化が実施され、総収納率は99%と多摩26市中4位となるなど徴収強化が進められている。住民の福祉の増進という地方自治体の役目を果たしていないと考える。
第2は、芹ヶ谷公園再整備事業が工芸美術館と国際版画美術館とを一体化する官民連携事業として進めるためのアドバイザリー業務委託料が執行されたことである。住民合意のない中で進める事業は問題と考える。
第3は、定員管理計画に基づいて職員定数が削減され、市役所の業務が民間委託化されていることである。地方自治体が行革する目的で公務労働を民間に委ねることは、市の責任を後退させていると考える。
以上の理由で認定第1号に反対するとの反対討論がありました。
討論終結後、採決の結果、認定第1号のうち、当委員会所管部分については、賛成多数をもって認定すべきものと決しました。
なお、採決終了後、次の附帯決議を付すことに決しましたのでご報告いたします。
まず、一般会計のうち、全員一致をもって可決した意見であります。
初めに、歳出の総務費について申し上げます。
まず、指定管理者等が労働環境について気軽に相談等ができるよう、労務関係の専門家との意見交換の場を設けることや、聞き取りの際に同行していただく等の取組を進めることを求めるものであります。
次に、指定管理者等に対し労務管理の専門家が直接審査する「
労働環境モニタリング等の労働条件審査」の導入を検討されることを求めるものであります。
次に、人材育成事業について、研修報告書の実務に生かせる内容については、積極的に共有されることを求めるものであります。
次に、公の立場として民間の手本となるよう、時間外労働について、月45時間、年360時間までの原則を守ることを求めるものであります。
次に、職員の健康が損なわれることのないよう、長時間労働を慢性化させない人員配置体制の強化を図られることを求めるものであります。
次に、市内事業者への発注に関しては、引き続き他部署への働きかけを行い、市内事業者の受注率向上をされることを求めるものであります。
次に、
産業振興基本条例の改正後の
市内事業者受注率などの変化や庁内の取組などを、
市内事業者団体に情報提供されることを求めるものであります。
次に、発注見通しの早期公表等、市内事業者からも要請の多い公共工事の発注・施行時期の平準化に向けた取組を推進されることを求めるものであります。
次に、工事請負契約の一定業種について、くじによる受注者決定が多い。市内事業者の意欲発揚、活性化のため、最低制限価格の在り方を含め検討されることを求めるものであります。
次に、一者応札にならないよう努めつつ、市内事業者への発注が増えるよう図られることを求めるものであります。
次に、工事及び
工事関連業務委託において、工期や工事時間を見直す等も含め熱中症対策が反映されるよう積極的に調査検討をされることを求めるものであります。
次に、広報まちだについては、今まで以上にスマホ・タブレットでの閲覧ができることの周知徹底をされるよう求めるものであります。
次に、若年層の市政への関心を高めるため、ツイッター・インスタグラムをはじめとするSNSのさらなる活用に取り組まれることを求めるものであります。
次に、市民相談については、オンラインでの相談ができるよう環境整備をされることを求めるものであります。
次に、電話応対業務については、引き続き、完結率の向上を目指し、特に保健所への問合せを少なくされることを求めるものであります。
次に、ガバメントクラウドファンディングについては、市のPRとしても効果的な手法であることから、積極的な活用を図るとともに広報とも連携しその情報の展開方法も検討願うものであります。
次に、コロナ禍での厳しい財政状況においても、財政指標を注視しながら適切な予算編成に取り組まれることを求めるものであります。
次に、公共施設再編、複合化については、老朽化した高齢者・医療などの公共的施設の建て替え需要への対応も視野にいれ、調査、検討をされることを求めるものであります。
次に、“e-まち”
実現プロジェクトの推進に際しては、コロナ禍を鑑み、非接触・非対面・来庁しなくても完結できる仕組み作りに取り組まれることを求めるものであります。
次に、クレジットカード、スマホ決済、口座振替など
キャッシュレスによる市税納付の利便性向上に努められることを求めるものであります。
次に、コロナ禍による厳しい経済状況において、納税が困難な方に対する徴収猶予制度の周知等、丁寧な対応を求める。その上で、収納率の向上及び不納欠損額の減少に資する施策を丁寧に進められることを求めるものであります。
次に、コロナの影響により納付困難な市民への徴収猶予制度の周知徹底を図るとともに、過年度分の滞納処分に当たっては、滞納状況の丁寧な聴取に努め、生活再建を基本とした分納相談などを講じられることを求めるものであります。
次に、労働費について申し上げます。
労働関連セミナーの開催については、オンラインをより一層活用するなど利用者の機会損失にならないよう努められることを求めるものであります。
次に、農林費について申し上げます。
まず、
市街化調整区域内の農地については、長年の耕作放棄により自然潰廃した土地が多く見られる。周辺の良好な耕作地等を保全するためにも、土地所有者の意向によっては、農地法4条・5条許可や非農地証明の活用をされることを求めるものであります。
次に、
特定生産緑地制度について、農地所有者が最も適切な選択肢を得られるよう引き続き丁寧に情報提供及び相談事業を続けられることを求めるものであります。
次に、
里山環境保全活用促進事業においては、地域活性化や来訪者との交流の視点からも、起爆剤となりうる
小野路宿里山交流館に続く2つ目の新たな交流・回遊拠点の早期開設を求めるものであります。
次に、
ふるさと農具館・
七国山ファーマーズセンターについては、コロナ禍においても集客できる仕組みづくりに取り組まれることを求めるものであります。
次に、商工費について申し上げます。
まず、創業支援については、民間事業者・
シェアオフィス事業者のみならず近隣大学含め産官学連携をさらに積極的に進められることを求めるものであります。
次に、
新型コロナウイルス感染症の影響を受けた市内事業者の現状や課題をより正確に把握すべく、市内事業者の実態調査を積極的に行われることを求めるものであります。
次に、町田市
事業者承継推進ネットワークの取組について、事業のさらなる充実に向け、課題を共有する士業をはじめとした様々な民間機関との連携についても検討願うものであります。
次に、
新型コロナウイルス感染症の影響を受ける中小企業支援に際しては、不公平のない仕組みづくりに取り組まれることを求めるものであります。
次に、
七国山周辺地区の景観は四季彩の杜全体の魅力、
ブランド力向上にとって大きな影響を与えるものと考えられる。景観維持の視点からも来訪者の実態調査を検討願うものであります。
次に、コロナ禍においても比較的安心して訪れることのできる
薬師池公園四季彩の杜をはじめとする公園施設等については、市民・生活圏者、観光入込客数のそれぞれの数を意識した取組に強化されることを求めるものであります。
次に、一般会計のうち、賛成多数をもって可決した意見であります。
歳出の総務費について申し上げます。
まず、電子・デジタル化を強化し、紙を利用しない環境の整備を行い、さらなる紙削減を進められることを求めるものであります。
次に、指名競争入札については、業界ごとの落札率を比較し、業界団体からヒアリングを行うなど、現場の率直な声を聞きつつ、よりよい制度の確立を目指されることを求めるものであります。
次に、デジタル化、AIの活用、RPAの推進などにより、さらなる業務の効率化を図られることを求めるものであります。
次に、
行政経営改革プランについては、適切な目標を設定し達成できるよう取り組まれることを求めるものであります。
以上、認定第1号に対する附帯決議の意見についてご報告いたしました。
以上で
総務常任委員会の報告を終わります。
○議長(熊沢あやり) 委員長の報告は終わりました。
これより質疑に入ります。ただいまの委員長報告に対する質疑を許します。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(熊沢あやり) これをもって質疑を終結いたします。
これより討論に入ります。第64号議案及び認定第1号を除く議案に対する討論を許します。討論の通告はありません。ほかにありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(熊沢あやり) これをもって討論を終結いたします。
これより表決に入ります。
第70号議案を採決いたします。本案に対する委員長の報告は可決であります。本案の賛否について、表決ボタンを押してください。
〔表決ボタンにより表決〕
○議長(熊沢あやり) 押し忘れはありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(熊沢あやり) なしと認め、確定いたします。
賛成全員であります。よって本案は原案のとおり可決されました。
第71号議案を採決いたします。本案に対する委員長の報告は可決であります。本案の賛否について、表決ボタンを押してください。
〔表決ボタンにより表決〕
○議長(熊沢あやり) 押し忘れはありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(熊沢あやり) なしと認め、確定いたします。
賛成全員であります。よって本案は原案のとおり可決されました。
第74号議案を採決いたします。本案に対する委員長の報告は可決であります。本案の賛否について、表決ボタンを押してください。
〔表決ボタンにより表決〕
○議長(熊沢あやり) 押し忘れはありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(熊沢あやり) なしと認め、確定いたします。
賛成全員であります。よって本案は原案のとおり可決されました。
第87号議案を採決いたします。本案に対する委員長の報告は可決であります。本案の賛否について、表決ボタンを押してください。
〔表決ボタンにより表決〕
○議長(熊沢あやり) 押し忘れはありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(熊沢あやり) なしと認め、確定いたします。
賛成全員であります。よって本案は原案のとおり可決されました。
――
―――――――◇――――――――
△日程第4
△日程第5
――
――――――――――――――――
○議長(熊沢あやり) 日程第4、第64号議案外議案3件、認定2件及び日程第5、
健康福祉常任委員会継続審査申し出についてを一括議題といたします。
────────────────────────────────────
健康福祉常任委員会議案審査報告書
1.第 64号議案 令和3年度(2021年度)町田市
一般会計補正予算(第4号)
1.第 65号議案 令和3年度(2021年度)町田市
国民健康保険事業会計補正予算(第1号)
1.第 66号議案 令和3年度(2021年度)町田市
介護保険事業会計補正予算(第2号)
1.第 67号議案 令和3年度(2021年度)町田市
後期高齢者医療事業会計補正予算(第1号)
本委員会は、9月7日付託された上記議案審査の結果、「原案を可決すべきもの」と決定しましたので報告いたします。
1.認定第 1号 令和2年度(2020年度)町田市一般会計・
特別会計歳入歳出決算認定について
本委員会は、9月7日付託された上記議案審査の結果、下記の附帯決議を付し、「認定すべきもの」と決定しましたので報告いたします。
記
次の意見は、全員一致をもって可決したものである。
1 一般会計
(歳出)
民生費
(1)成年後見人が日常的に被後見人をサポートしている場合、その内容が民生委員と重複するケースがある。成年後見人と民生委員が連携できる方法を検討されたい。
(2)成年後見制度利用者数の需要が年々高まっている。支援体制を強化するとともに、需要に合わせて、さらなる予算確保に努められたい。
(3)コロナ禍のため、当初予定になかったオンラインや動画配信を実施したとのことだが、受講生同士のコミュニケーションにより一層留意して、今後の市民後見人育成研修にあたられたい。
(4)成年後見制度の利用促進にあっては、成年後見制度利用促進法の趣旨を十分に理解し、成年後見制度利用促進基本計画を策定し、実現に向けて具体的方策を講じられたい。
(5)木曽福祉サービスセンターは、老朽化により緊急修繕の発生が想定されるとのことだが、その際には速やかな対応をされたい。
(6)町田市葬祭事業については、事業の在り方が変わったとしても、事業の理念をしっかりと理解し、これまで協力していただいている組合、市内の葬祭事業所などからよりヒアリングするなど調査をし、利用する市民の安心を継続されたい。
(7)町田市葬祭事業について、新型コロナウイルス感染で亡くなられた方の対応等は、公の事業の責務としてしっかりとされたい。
(8)福祉輸送サービス事業について、新型コロナウイルスの感染拡大防止に伴う外出自粛要請等により、車両稼働率は減少しているものの、潜在的ニーズは高いと考えられる。さらなる運転手の確保と老朽化している車両の更新を検討されたい。
(9)特別定額給付金支給事業において、町田市では支給のための審査が手探りになったとのことだが、今後、同様の事業が実施される際には、市民に速やかに支給されるよう、努められたい。
(10)地区別懇談会について、多世代かつ多様性を重視し、今までとは異なるアプローチ方法を検討するとともに、感染症流行時においても活動できる方法を検討されたい。
(11)福祉施設の質の担保のために無通告の立入調査の実施を検討されたい。
(12)教育・保育施設などにおける事故防止及び事故発生時の対応のためのガイドラインの内容が確実に守られるよう、指導監査の際には提供を避けるべき食品などが提供されていないか等、口頭にて確実に確認されたい。
(13)人員の増員等、必要な措置を講じ、指導監査を法令等で定められている頻度で行われたい。
(14)実地指導の際には、障がい福祉課、子ども発達支援課、子育て推進課、保育・幼稚園課等、関連する課の職員が共に立ち会う件数を増やすよう努められたい。
(15)リス園での飼養動物においては昨今の猛暑も十分に考慮した動物福祉の充実に努められたい。
(16)大賀藕絲館事業において、施設全体が老朽化しており、障がいがある方が利用する施設であるため、安全性を担保する観点からも、トイレの改修をはじめ、過年度からの課題を今年度の大規模改修に反映されたい。
(17)障がい者虐待相談件数において、実際の発生件数との大きな乖離が推測される。相談窓口のさらなる周知を図られたい。
(18)利用者向け送迎バスについては、車内への閉じ込めによる事故が起こらぬよう、送迎終了時の車内確認を実施されたい。
(19)障害福祉サービスを提供する施設において、送迎バスの運行をしている施設に対しては、送迎バスの安全についてのマニュアルの整備、閉じ込めによる事故の発生防止策に努めるよう周知されたい。
(20)障がい者向けの日常生活用具給付事業については、タブレット端末の購入も対象とされたい。
(21)就労継続支援A型、B型事業所への経営的支援の充実をより図られたい。
(22)ひかり療育園の民間への引継ぎの際には、これまで果たしてきた役割を継承し、さらに発展できるよう必要な支援を行われたい。
(23)介護人材バンクによる就労人数は、目標人数を達成しているが、オンラインでの就労相談に応じられない方も視野に入れて、事業を進められたい。
(24)高齢者あんしんキーホルダーにおいて、緊急連絡先のない希望者については公的サービス等も緊急連絡先として指定できるよう検討されたい。
(25)高齢者あんしんキーホルダーについて、地域のコミュニティに参加をしていない方などにも周知できるよう新たなアプローチを検討されたい。
(26)高齢者緊急通報システムについて、既存システムの拡充に加え、スマートフォンを活用する等、新たな見守りシステムの運用も検討されたい。
(27)ふれあい館について、今後の在り方を検討する際、多世代との交流も含め、地域の高齢者の社会参加の場となるような仕組みを検討されたい。
(28)高齢者施設のICT化に対する支援を強化されたい。
(29)高齢者が健康で生きがいを持って生活するための交流の場の提供にあっては、地域で活動する団体等への支援を通して広げる方策を検討されたい。
(30)シルバーピアの協力員業務委託について、既存の生活協力員の住居は市の責任で確保されたい。
(31)シルバーピアでは、多くの施設で8月以降ガスの契約を解除したが、今後も活動の萎縮を招かない範囲で光熱水費は機動的に対応されたい。
(32)高齢者指定収集袋減免事業においては、ニーズに応じて5リットルの袋も配付するよう求める。
(33)生活保護受給世帯における小中入学時や転校時には入学準備金が出るが、市立中学校入学時には標準服や体操着など指定品を購入すると補助額では足りない学校がある。学校教育部とも連携し、支給額の範囲内で収まるよう方策を検討されたい。
(34)必要な人が必要な時に利用できるように生活保護制度について広く周知することを求める。
(35)生活困窮者(特に女性)に対して、相談体制、支援の充実をより図られたい。
(36)生活困窮者への子どもの学習支援事業にあっては、オンライン学習の支援、特に通信費の補助に対しては、生活援護の方からも検討されたい。
衛生費
(37)新型コロナウイルス感染対応にあたる職員の健康、メンタルのケアに留意されたい。
(38)新型コロナウイルス感染自宅療養者への対応も含めて、在宅・訪問医療・看護の充実のための支援をより一層強化されたい。
(39)健康福祉会館の老朽化した歯科診療設備について、早急に更新することを検討されたい。
(40)生活保護等受給者向け成人健診受診率が低下している。伝える方法を工夫するなど、受診率向上策を検討されたい。
(41)がん検診について、今後さらなる受診率の向上が求められる。成果連動型民間委託契約方式を検討されたい。
(42)自殺対策推進協議会については、小中学校の校長それぞれ1名ずつが委員となっているが、万が一欠席となる場合には、代理で別の校長が必ず出席するよう努められたい。
(43)自殺予防、コロナ禍で特に増えている女性、子どもへの対策については、全庁的に連携して、より一層取り組まれたい。
(44)乳幼児健診や歯科健診などの集団健診については、感染への不安がある親子や、障がい者、多胎児など様々な理由で集団健診の実施場所に行くのが難しい親子に対しては、近隣の医療機関での健診費用を市で負担されたい。
(45)乳幼児健診、歯科健診の集団健診については、以前から課題とされている南地区での実施について早急に実現できるよう、一層検討を進められたい。
(46)出産・子育てしっかりサポート事業で配付するタクシーチケットにおいては、利用者の利便性向上等のためにも、他自治体の取組を参考にしてタクシーチケット以外の形での配付を検討されたい。
(47)産後ケアについては、第二子以降であっても利用しやすいよう、兄弟姉妹の預け先についての対応を進められたい。特に、市民病院においては保育室を有していることから、連携ができないか検討されたい。
(48)町田市独自の不妊・不育症支援の在り方を検討されたい。
(49)狂犬病予防注射については、案内業務の主体がどこであっても以前の接種率を維持できるよう努められたい。
(50)犬及び猫へのマイクロチップ装着にかかる費用の一部を補助する制度を開始したが、せっかくの制度なので、より一層の周知を徹底されたい。
2 特別会計
国民健康保険事業会計
(51)インセンティブ交付金の交付状況は都内第3位と上位であることがわかったが、引き続き被保険者に資するよう努められたい。
(52)糖尿病性腎症重症化予防事業について、対象人数の拡大を検討されたい。
(53)データヘルス計画に基づき実施した施策について、分析結果も記載されたい。
(54)データヘルス計画の見直しにおいては、エビデンス、レセプトデータの分析はPDCAサイクルの重要な根幹となる。分析にあっては、その体制を強化されたい。
介護保険事業会計
(55)介護サービスは年々増加することから、タブレット等を活用して、事務負担の効率化、より効果的なデータ連携ができるよう検討されたい。
(56)在宅で療養する高齢者の生活を支えるため、医療と介護の連携支援センターの専門スタッフの拡充など体制を強化し、エビデンスや医療、介護情報の共有化など具体的に仕組みづくり等により取り組まれたい。
(57)認知症施策や介護予防・フレイル予防の推進においては、効果があるとされる社会交流、社会参画の場を地域のボランティア、NPO団体などとの活動と連携、支援をし、より広げられたい。
次の意見は、賛成多数をもって可決したものである。
1 一般会計
(歳出)
民生費
(58)生活援護について、就労支援を成果指標に加えたことは評価する。就労に関わらず、継続的な支援体制を整備するとともに、不正受給の取締りを強化されたい。
衛生費
(59)保健所の業務は各々市民の命や健康を守る上で欠かせないものであり、今回の感染症で不足が明らかになった職員についての補充や緊急の際の迅速な会計年度任用職員の採用を行われたい。
(60)タクシーチケット購入元のタクシー事業者に対して、チャイルドシートが利用できるサービスの実施を求められたい。
(61)父親も母親と同じ「親」であることから、妊婦面接については、母親だけでなく父親にも行うよう、検討されたい。
1.認定第 3号 令和2年度(2020年度)町田市
病院事業会計決算認定について
本委員会は、9月7日付託された上記議案審査の結果、下記の附帯決議を付し、「認定すべきもの」と決定しましたので報告いたします。
記
(1)院外のPCR検査のスクリーニング実施を検討されたい。
(2)2019年度に比して、2020年度は医業外収益は増加しているものの、医業収益は減少している。特に入院収益の減少額が著しい。入院したくても入院できない患者さんが出ないように、引き続き、二次救急医療機関としての充実に努められたい。
(3)2024年度から導入される「医師の働き方改革」を速やかに実施できるように、今後も万全な準備に取り組まれたい。
(4)新型コロナウイルス感染防止対策としても、
キャッシュレス決済、自動精算機の充実、待合室の混雑緩和対策としてオンコールシステムを導入するなど、早急に改善されたい。
(5)保育室については、第三者評価を受審されたい。
(6)保育室については、市民病院利用者への保育サービスの提供について検討されたい。
令和3年(2021年)9月15日
健康福祉常任委員長 松 葉 ひ ろ み
議長 熊 沢 あ や り 様
────────────────────────────────────
健康福祉常任委員会継続審査申出書
本委員会は、会議規則第111条の規定により下記のとおり閉会中もなお継続審査を要するものと決定しましたので申し出ます。
記
1.第 72号議案 町田市葬具使用条例を廃止する条例
理由 なお調査を要するため。
1.請願第 11号 町田市の葬祭事業の継続を求める請願
理由 なお調査を要するものと認めるため。
令和3年(2021年)9月15日
健康福祉常任委員長 松 葉 ひ ろ み
議長 熊 沢 あ や り 様
────────────────────────────────────
○議長(熊沢あやり) 本件に関し、委員長の報告を求めます。
健康福祉常任委員長 松葉ひろみ議員。
〔健康福祉常任委員長松葉ひろみ登壇〕
◎健康福祉常任委員長(松葉ひろみ) 今期定例会において、当健康福祉常任委員会に付託された議案5件、認定2件及び請願1件につきまして、9月8日、9日及び15日に審査を行いましたので、経過の概要及び結果についてご報告いたします。
まず、第64号議案 令和3年度(2021年度)町田市
一般会計補正予算(第4号)について申し上げます。
まず、地域福祉部所管部分については、担当者の説明を了とし、質疑はありませんでした。
次に、いきいき生活部所管部分については、担当者の説明を了とし、質疑はありませんでした。
次に、保健所所管部分について申し上げます。
まず、委員より、他部署からの応援と、これまでも会計年度任用職員や臨時の派遣の職員を確保しながら体制を取ってきたと思うが、職員の現状について説明してもらいたいとの質疑がありました。担当者の説明によれば、今回の第5波と言われる感染症の拡大している中で、現在、保健所以外で勤務している職員の保健所兼務職員の数だが、全部合計して65人という数に上っている。また、人材派遣、委託する中で来てもらい、最大で今26人で健康観察等の対応をしている。また、それ以外にも東京都からの派遣で来てもらっている職員の方も4名いる。また、兼務ではないが、現在は緊急事態宣言下のため、休館している施設などで業務に従事している職員に来てもらって、健康観察や事務を行っているという状況であるとのことでした。
次に、委員より、本予算の中では、会計年度任用職員は何名になるのか。それから、医療費助成費だが、目的と内容について説明してもらいたい。あとは、自宅療養者が800人から1,000人という答弁があったが、全ての自宅療養者の状況把握ができているのかとの質疑がありました。担当者の説明によれば、今回、会計年度任用職員については、アイ・ヒートという国がつくっている専門職の名簿に登載されている方を1名雇い入れるためのものと、健診に係る会計年度任用職員について計上しているものになる。医療費助成費については、コロナにかかった公費負担になるので、その支払う分を計上しているものである。自宅療養者の状況把握については、委託、または保健師等も含めて定期的に連絡をして、容態の悪化等がないか毎日確認するということを心がけているとのことでした。
次に、委員より、自宅療養の方が自分で相談したいとき、少し容態が変だというときに、どこに相談すればいいのか。保健所のほうから連日確認は行くと思うが、間に合わないような状況のときに、どこに連絡するのかとの質疑がありました。担当者の説明によれば、自宅療養の方については、連絡を取った際に、保健所の連絡先と、24時間通じる東京都の自宅療養フォローアップセンターの番号の案内も必ずするようにしているので、早めに相談してもらえるように説明しているとのことでした。
次に、委員より、今、ホームページで確認すると、保健所の相談窓口で、陽性の方が相談する窓口が書かれていないのは、保健所に直接連絡するという仕組みになっているということか。それと、この間、何人か同様のケースがあったが、他地区で、職場あるいは大学等で感染して、その地域で陽性が判明した場合に、基本的には住所のある町田で対応しなければならないという状況になると思う。その際の連絡がなかなかスムーズにいかず、5日目で、まだ連絡が来ないという相談があったが、そういう状況があるのかとの質疑がありました。担当者の説明によれば、まず、自宅療養者への連絡先の案内の件については、患者にだけ伝えている番号であったりするので、必ずしも皆さんに公表できているものではない。あと、2点目の自宅療養者への連絡にどれぐらい時間がかかっているかということについては、今、人の増員もしてもらっているところであるため、なるべく効率的に調査ができるように、早めに連絡できるようになっている。市外で診断された場合に、町田市のほうに連絡が来るところで、直接市内の医療機関から届出が上がってくるよりも少し時間がかかることはあるかもしれないが、今、保健所で把握ができ次第、連絡については早急にできるようになっているとのことでした。
以上が保健所所管部分についてであります。
質疑終結後、討論はなく、採決の結果、第64号議案のうち、当委員会所管部分については、全員一致をもって原案を可決すべきものと決しました。
次に、第65号議案 令和3年度(2021年度)町田市
国民健康保険事業会計補正予算(第1号)については、担当者の説明をおおむね了とし、討論はなく、採決の結果、全員一致をもって原案を可決すべきものと決しました。
次に、第66号議案 令和3年度(2021年度)町田市
介護保険事業会計補正予算(第2号)については、担当者の説明を了とし、質疑、討論はなく、採決の結果、全員一致をもって原案を可決すべきものと決しました。
次に、第67号議案 令和3年度(2021年度)町田市
後期高齢者医療事業会計補正予算(第1号)については、担当者の説明を了とし、質疑、討論はなく、採決の結果、全員一致をもって原案を可決すべきものと決しました。
次に、認定第1号 令和2年度(2020年度)町田市一般会計・
特別会計歳入歳出決算認定については、質疑終結後、反対の立場から、2020年度、新型コロナ感染拡大の中で健康福祉常任委員会所管の部署の仕事というのは、市民の命を守るため、暮らしを守るため大変重要な役割を果たしたと認識している。本当に感謝を申し上げる。
ただ、2020年度の決算の中で認定できないものが幾つかある。その一つが、市民生活が大変な中で国民健康保険税が引き上げられ、市民生活を圧迫したということである。同時に、介護保険料、これは2020年度の引上げではないが、この負担もあり、また、後期高齢者医療保険料についてもそれぞれの負担になっているということで、これらを合わせると、それぞれ収入の1か月分以上が保険料、保険税に消えていくという状況である。本当に生活が圧迫されている中、保険料が全てどんどん上がっていくという状況の中で、市民生活を圧迫していると思う。
そのほかにも、町田市として福祉の増進に努めなければならない状況の中で、例えば、事務事業の見直しの一つとしてシルバーピア協力員の外部委託が行われ、様々な福祉の補助金の見直しが行われた。
こうしたことをもって、今回の認定第1号については賛成できないため反対するとの反対討論がありました。
討論終結後、採決の結果、認定第1号のうち、当委員会所管部分については、賛成多数をもって認定すべきものと決しました。
なお、採決終了後、次の附帯決議を付すことに決しましたのでご報告いたします。
まず、各会計別に付記された意見のうち、全員一致をもって可決した意見であります。
初めに、一般会計についてであります。
まず、歳出の民生費について申し上げます。
まず、成年後見人が日常的に被後見人をサポートしている場合、その内容が民生委員と重複するケースがある。成年後見人と民生委員が連携できる方法を検討することを求めるものであります。
次に、成年後見制度利用者数の需要が年々高まっている。支援体制を強化するとともに、需要に合わせて、さらなる予算確保に努めることを求めるものであります。
次に、コロナ禍のため、当初予定になかったオンラインや動画配信を実施したとのことだが、受講生同士のコミュニケーションにより一層留意して、今後の市民後見人育成研修にあたることを求めるものであります。
次に、成年後見制度の利用促進にあっては、成年後見制度利用促進法の趣旨を十分に理解し、成年後見制度利用促進基本計画を策定し、実現に向けて具体的方策を講じることを求めるものであります。
次に、木曽福祉サービスセンターは、老朽化により緊急修繕の発生が想定されるとのことだが、その際には速やかな対応をすることを求めるものであります。
次に、町田市葬祭事業については、事業の在り方が変わったとしても、事業の理念をしっかりと理解し、これまで協力していただいている組合、市内の葬祭事業所などからよりヒアリングするなど調査をし、利用する市民の安心を継続することを求めるものであります。
次に、町田市葬祭事業について、新型コロナウイルス感染で亡くなられた方の対応等は、公の事業の責務としてしっかりとすることを求めるものであります。
次に、福祉輸送サービス事業について、新型コロナウイルスの感染拡大防止に伴う外出自粛要請等により、車両稼働率は減少しているものの、潜在的ニーズは高いと考えられる。さらなる運転手の確保と老朽化している車両の更新を検討することを求めるものであります。
次に、特別定額給付金支給事業において、町田市では支給のための審査が手探りになったとのことだが、今後、同様の事業が実施される際には、市民に速やかに支給されるよう、努めることを求めるものであります。
次に、地区別懇談会について、多世代かつ多様性を重視し、今までとは異なるアプローチ方法を検討するとともに、感染症流行時においても活動できる方法を検討することを求めるものであります。
次に、福祉施設の質の担保のために無通告の立入調査の実施を検討することを求めるものであります。
次に、教育・保育施設などにおける事故防止及び事故発生時の対応のためのガイドラインの内容が確実に守られるよう、指導監査の際には提供を避けるべき食品などが提供されていないか等、口頭にて確実に確認することを求めるものであります。
次に、人員の増員等、必要な措置を講じ、指導監査を法令等で定められている頻度で行うことを求めるものであります。
次に、実地指導の際には、障がい福祉課、子ども発達支援課、子育て推進課、保育・幼稚園課等、関連する課の職員が共に立ち会う件数を増やすよう努めることを求めるものであります。
次に、リス園での飼養動物においては昨今の猛暑も十分に考慮した動物福祉の充実に努めることを求めるものであります。
次に、大賀藕絲館事業において、施設全体が老朽化しており、障がいがある方が利用する施設であるため、安全性を担保する観点からも、トイレの改修をはじめ、過年度からの課題を今年度の大規模改修に反映することを求めるものであります。
次に、障がい者虐待相談件数において、実際の発生件数との大きな乖離が推測される。相談窓口のさらなる周知を図ることを求めるものであります。
次に、利用者向け送迎バスについては、車内への閉じ込めによる事故が起こらぬよう、送迎終了時の車内確認を実施することを求めるものであります。
次に、障害福祉サービスを提供する施設において、送迎バスの運行をしている施設に対しては、送迎バスの安全についてのマニュアルの整備、閉じ込めによる事故の発生防止策に努めるよう周知することを求めるものであります。
次に、障がい者向けの日常生活用具給付事業については、タブレット端末の購入も対象とすることを求めるものであります。
次に、就労継続支援A型、B型事業所への経営的支援の充実をより図ることを求めるものであります。
次に、ひかり療育園の民間への引継ぎの際には、これまで果たしてきた役割を継承し、さらに発展できるよう必要な支援を行うことを求めるものであります。
次に、介護人材バンクによる就労人数は、目標人数を達成しているが、オンラインでの就労相談に応じられない方も視野に入れて、事業を進めることを求めるものであります。
次に、高齢者あんしんキーホルダーにおいて、緊急連絡先のない希望者については公的サービス等も緊急連絡先として指定できるよう検討することを求めるものであります。
次に、高齢者あんしんキーホルダーについて、地域のコミュニティに参加をしていない方などにも周知できるよう新たなアプローチを検討することを求めるものであります。
次に、高齢者緊急通報システムについて、既存システムの拡充に加え、スマートフォンを活用する等、新たな見守りシステムの運用も検討することを求めるものであります。
次に、ふれあい館について、今後の在り方を検討する際、多世代との交流も含め、地域の高齢者の社会参加の場となるような仕組みを検討することを求めるものであります。
次に、高齢者施設のICT化に対する支援を強化することを求めるものであります。
次に、高齢者が健康で生きがいを持って生活するための交流の場の提供にあっては、地域で活動する団体等への支援を通して広げる方策を検討することを求めるものであります。
次に、シルバーピアの協力員業務委託について、既存の生活協力員の住居は市の責任で確保することを求めるものであります。
次に、シルバーピアでは、多くの施設で8月以降ガスの契約を解除したが、今後も活動の萎縮を招かない範囲で光熱水費は機動的に対応することを求めるものであります。
次に、高齢者指定収集袋減免事業においては、ニーズに応じて5リットルの袋も配付するよう求めるものであります。
次に、生活保護受給世帯における小中入学時や転校時には入学準備金が出るが、市立中学校入学時には標準服や体操着など指定品を購入すると補助額では足りない学校がある。学校教育部とも連携し、支給額の範囲内で収まるよう方策を検討することを求めるものであります。
次に、必要な人が必要な時に利用できるように生活保護制度について広く周知することを求めるものであります。
次に、生活困窮者(特に女性)に対して、相談体制、支援の充実をより図ることを求めるものであります。
次に、生活困窮者への子どもの学習支援事業にあっては、オンライン学習の支援、特に通信費の補助に対しては、生活援護の方からも検討することを求めるものであります。
次に、衛生費について申し上げます。
まず、新型コロナウイルス感染対応にあたる職員の健康、メンタルのケアに留意することを求めるものであります。
次に、新型コロナウイルス感染自宅療養者への対応も含めて、在宅・訪問医療・看護の充実のための支援をより一層強化することを求めるものであります。
次に、健康福祉会館の老朽化した歯科診療設備について、早急に更新することを検討することを求めるものであります。
次に、生活保護等受給者向け成人健診受診率が低下している。伝える方法を工夫するなど、受診率向上策を検討することを求めるものであります。
次に、がん検診について、今後さらなる受診率の向上が求められる。成果連動型民間委託契約方式を検討することを求めるものであります。
次に、自殺対策推進協議会については、小中学校の校長それぞれ1名ずつが委員となっているが、万が一欠席となる場合には、代理で別の校長が必ず出席するよう努めることを求めるものであります。
次に、自殺予防、コロナ禍で特に増えている女性、子どもへの対策については、全庁的に連携して、より一層取り組むことを求めるものであります。
次に、乳幼児健診や歯科健診などの集団健診については、感染への不安がある親子や、障がい者、多胎児など様々な理由で集団健診の実施場所に行くのが難しい親子に対しては、近隣の医療機関での健診費用を市で負担することを求めるものであります。
次に、乳幼児健診、歯科健診の集団健診については、以前から課題とされている南地区での実施について早急に実現できるよう、一層検討を進めることを求めるものであります。
次に、出産・子育てしっかりサポート事業で配付するタクシーチケットにおいては、利用者の利便性向上等のためにも、他自治体の取組を参考にしてタクシーチケット以外の形での配付を検討することを求めるものであります。
次に、産後ケアについては、第二子以降であっても利用しやすいよう、兄弟姉妹の預け先についての対応を進められたい。特に、市民病院においては保育室を有していることから、連携ができないか検討することを求めるものであります。
次に、町田市独自の不妊・不育症支援の在り方を検討することを求めるものであります。
次に、狂犬病予防注射については、案内業務の主体がどこであっても以前の接種率を維持できるよう努めることを求めるものであります。
次に、犬及び猫へのマイクロチップ装着にかかる費用の一部を補助する制度を開始したが、せっかくの制度なので、より一層の周知を徹底することを求めるものであります。
次に、特別会計についてであります。
まず、国民健康保険事業会計について申し上げます。
まず、インセンティブ交付金の交付状況は都内第3位と上位であることがわかったが、引き続き被保険者に資するよう努めることを求めるものであります。
次に、糖尿病性腎症重症化予防事業について、対象人数の拡大を検討することを求めるものであります。
次に、データヘルス計画に基づき実施した施策について、分析結果も記載することを求めるものであります。
次に、データヘルス計画の見直しにおいては、エビデンス、レセプトデータの分析はPDCAサイクルの重要な根幹となる。分析にあっては、その体制を強化することを求めるものであります。
次に、介護保険事業会計について申し上げます。
まず、介護サービスは年々増加することから、タブレット等を活用して、事務負担の効率化、より効果的なデータ連携ができるよう検討することを求めるものであります。
次に、在宅で療養する高齢者の生活を支えるため、医療と介護の連携支援センターの専門スタッフの拡充など体制を強化し、エビデンスや医療、介護情報の共有化など具体的に仕組みづくり等により取り組むことを求めるものであります。
次に、認知症施策や介護予防・フレイル予防の推進においては、効果があるとされる社会交流、社会参画の場を地域のボランティア、NPO団体などとの活動と連携、支援をし、より広げることを求めるものであります。
次に、各会計別に付記された意見のうち、賛成多数をもって可決したものを申し上げます。
初めに、一般会計についてであります。
まず、歳出の民生費について申し上げます。
生活援護について、就労支援を成果指標に加えたことは評価する。就労に関わらず、継続的な支援体制を整備するとともに、不正受給の取締りを強化することを求めるものであります。
次に、衛生費について申し上げます。
まず、保健所の業務は各々市民の命や健康を守る上で欠かせないものであり、今回の感染症で不足が明らかになった職員についての補充や緊急の際の迅速な会計年度任用職員の採用を行うことを求めるものであります。
次に、タクシーチケット購入元のタクシー事業者に対して、チャイルドシートが利用できるサービスの実施を求めるものであります。
次に、父親も母親と同じ「親」であることから、妊婦面接については、母親だけでなく父親にも行うよう、検討することを求めるものであります。
以上、認定第1号に対する附帯決議の意見についてご報告いたしました。
次に、認定第3号 令和2年度(2020年度)町田市
病院事業会計決算認定については、質疑終結後、討論はなく、採決の結果、全員一致をもって認定すべきものと決しました。
なお、採決終了後、次の附帯決議を付すことに決しましたのでご報告いたします。
まず、院外のPCR検査のスクリーニング実施を検討することを求めるものであります。
次に、2019年度に比して、2020年度は医業外収益は増加しているものの、医業収益は減少している。特に入院収益の減少額が著しい。入院したくても入院できない患者さんが出ないように、引き続き、二次救急医療機関としての充実に努めることを求めるものであります。
次に、2024年度から導入される「医師の働き方改革」を速やかに実施できるように、今後も万全な準備に取り組むことを求めるものであります。
次に、新型コロナウイルス感染防止対策としても、
キャッシュレス決済、自動精算機の充実、待合室の混雑緩和対策としてオンコールシステムを導入するなど、早急に改善することを求めるものであります。
次に、保育室については、第三者評価を受審することを求めるものであります。
次に、保育室については、市民病院利用者への保育サービスの提供について検討することを求めるものであります。
以上、認定第3号に対する附帯決議の意見についてご報告いたしました。
最後に、一括議題として審査いたしました第72号議案 町田市葬具使用条例を廃止する条例及び請願第11号 町田市の葬祭事業の継続を求める請願について申し上げます。
第72号議案については、なお調査を要するため、継続審査とすべきものと決しました。
請願第11号については、なお調査を要するものと認めるため、継続審査とすべきものと決しました。
以上で健康福祉常任委員会の報告を終わります。
○議長(熊沢あやり) 委員長の報告は終わりました。
これより質疑に入ります。ただいまの委員長報告に対する質疑を許します。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(熊沢あやり) これをもって質疑を終結いたします。
これより討論に入ります。第64号議案及び認定第1号を除く議案及び認定に対する討論を許します。討論の通告はありません。ほかにありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(熊沢あやり) これをもって討論を終結いたします。
これより表決に入ります。
第65号議案を採決いたします。本案に対する委員長の報告は可決であります。本案の賛否について、表決ボタンを押してください。
〔表決ボタンにより表決〕
○議長(熊沢あやり) 押し忘れはありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(熊沢あやり) なしと認め、確定いたします。
賛成全員であります。よって本案は原案のとおり可決されました。
第66号議案を採決いたします。本案に対する委員長の報告は可決であります。本案の賛否について、表決ボタンを押してください。
〔表決ボタンにより表決〕
○議長(熊沢あやり) 押し忘れはありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(熊沢あやり) なしと認め、確定いたします。
賛成全員であります。よって本案は原案のとおり可決されました。
第67号議案を採決いたします。本案に対する委員長の報告は可決であります。本案の賛否について、表決ボタンを押してください。
〔表決ボタンにより表決〕
○議長(熊沢あやり) 押し忘れはありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(熊沢あやり) なしと認め、確定いたします。
賛成全員であります。よって本案は原案のとおり可決されました。
認定第3号を採決いたします。本件に対する委員長の報告は認定であります。本件の賛否について、表決ボタンを押してください。
〔表決ボタンにより表決〕
○議長(熊沢あやり) 押し忘れはありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(熊沢あやり) なしと認め、確定いたします。
賛成全員であります。よって本件は認定されました。
健康福祉常任委員長から、目下委員会において審査中の事件につき、閉会中の継続審査の申し出があります。
お諮りいたします。委員長の申出のとおり、閉会中の継続審査に付することにご異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(熊沢あやり) ご異議なしと認めます。よって、委員長の申出のとおり、閉会中の継続審査に付することに決しました。
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△日程第6
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○議長(熊沢あやり) 日程第6、第75号議案外議案8件、認定1件及び請願2件を一括議題といたします。
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文教社会常任委員会議案審査報告書
1.第 75号議案 町田第二
中学校防音機能復旧工事(
空気調和設備)請負契約
1.第 76号議案
健康増進温浴施設整備工事請負契約の変更契約
1.第 77号議案
健康増進温浴施設整備給排水衛生設備工事請負契約の変更契約
1.第 83号議案
町田市民ホール・町田市鶴川緑の
交流館ホール等・町田市立鶴川駅前図書館(
図書館運営業務を除く。)の指定管理者の指定について
1.第 84号議案 町田市フォトサロンの指定管理者の指定について
1.第 85号議案
町田市立室内プールの指定管理者の指定について
1.第 86号議案
木曽子どもクラブの指定管理者の指定について
1.第 88号議案 町田市立鶴川駅前図書館(
図書館運営業務に限る。)の指定管理者の指定について
1.第 64号議案 令和3年度(2021年度)町田市
一般会計補正予算(第4号)
本委員会は、9月7日付託された上記議案審査の結果、「原案を可決すべきもの」と決定しましたので報告いたします。
1.認定第 1号 令和2年度(2020年度)町田市一般会計・
特別会計歳入歳出決算認定について
本委員会は、9月7日付託された上記議案審査の結果、下記の附帯決議を付し、「認定すべきもの」と決定しましたので報告いたします。
記
次の意見は、全員一致をもって可決したものである。
1 一般会計
(歳出)
総務費
(1)集会施設の老朽化が進む中で、集会施設整備事業補助金の予算確保が重要となる。今後も老朽化への対応ができるように予算確保に取り組まれたい。
(2)コミュニティセンター、市民センターの稼働率の低い夜間等、無料で学習できる環境づくりを検討されたい。
(3)コミュニティセンター、市民センターの会議室でのWi-Fi環境整備を市民サービスと位置付け、さらに積極的に推進されたい。
(4)LGBT電話相談の周知拡大に努められたい。
(5)男女平等推進事業の次期推進計画策定に当たっては、既計画期間中に新たに取り上げた行政課題・価値観を包含した名称へ変更されたい。
(6)体感治安の向上を図るべく、防犯意識の高い地域と認識されるために支援制度の活用に止まらずレベルアップを検討されたい。その一つとして、特殊詐欺被害防止としての自動通話録音機の設置促進補助金交付事業を利用されたい。
(7)「さわやか窓口」の取組について、職場全体に広げるよう努められたい。
民生費
(8)新型コロナウイルスの子育て世帯に対する影響を考慮して様々な意見を踏まえて今後も子育て世帯への支援策を講じられたい。
(9)児童福祉について、申請が不要なもののさらなる拡充、申請手続きを要しているもののさらなるオンライン申請化を進められたい。
(10)待機児童数の地域格差を補正するため、地区ごとの待機児童数の推移を考慮しながら、待機児童数の解消の対策を講じられたい。また、認可保育園の増設や送迎保育ステーション機能など、町田市の行っている事業などを最大限活用しながら効率的・効果的に地区の待機児童対策を講じられたい。
(11)保育園・幼稚園の防災対策について、子育て世帯の一時避難場所として保育園・幼稚園施設を指定することについて、他部署との連携をしながら積極的に検討されたい。
(12)子ども発達センターでの相談事業について、より相談しやすく、より相談者に寄り添ったサポートに努められたい。
(13)保育士確保については、保育士試験会場でのチラシ配布等、積極的な活動を行われたい。
(14)保育士の確保、賃金等の待遇改善に取り組まれたい。
(15)まこちゃん教室については、利用希望者が一人でも多く利用できるよう、今後も事業の拡充に努められたい。
(16)町田市子どもショートステイ事業の料金について、他自治体より高いとの声があるので、調査・検討されたい。
(17)子どもセンターの利用者数については、乳児(0才児)の利用者数も把握されたい。
(18)子どもセンターばあんは改修工事が終了したが、一部改修が不十分と思われる床面があるため、今後対応を検討されたい。
(19)学童保育クラブ指導員の賃金等の待遇改善に努力されたい。
(20)高学年児童受入開始を受け、さらなる質的・量的な向上を進められたい。
消防費
(21)新型コロナウイルスの影響により自主防災訓練の開催状況を踏まえ、地域ごとで防災意識格差が起きる可能性がある。各地域と連携し防災意識を維持できるよう、努められたい。
(22)個別避難計画を実効性の高い計画としていく上で、防災安全部主導で各部との調整等、積極的に推進されたい。
(23)ハザードマップの危険地域の住民に対する説明会や懇談会を行われたい。
(24)防災行政無線の放送内容の確認手段について、デジタルデバイド対策を含めて活用件数を増やし浸透するよう、周知も含めて努められたい。
(25)防災行政無線の放送内容確認のフリーダイヤルについて、その存在を広く周知し徹底されたい。
(26)避難施設内のプライベート確保が保たれるよう、今後も必要な機具類の確保を進められたい。
(27)消防器具置き場の建て替えを、具体的・計画的に進められたい。
(28)消防団について、団員報酬の支払い形態が変わったが、それを受け各部の運営にかかる負担も増加していくと考えられる。それを解決するために防災部の事務局機能の強化と他の分団・部のノウハウの共有を図られたい。
教育費
(29)スクールロイヤーについて、今後も教職員の負担軽減のため、必要に応じて体制強化を行われたい。
(30)熱中症対策として有効な校庭用水撒き機(スプリンクラー)を各校に配備されたい。
(31)市民が自宅で保管されている古文書などの文化財資料について、今後世代交代が進む中でより積極的に文化財資料の受入れに努められたい。また、資料受入れの基準についても早急に設けられたい。
(32)町田市史について、町田市では長年市史を再編纂されていない。早急に町田市史の再編纂への計画を検討されたい。
(33)デジタルミュージアムについて、より効果的な活用を検討されたい。
(34)地域スポーツクラブにおいて、スポーツ施設との連携をさらに強化されたい。
(35)大規模スポーツ広場のさらなる拡充と施設整備を推進されたい。
(36)まちだサポーターズの新規入会を促すとともにさらなる活動の充実化を図られたい。
(37)東京2020オリンピック・パラリンピックやラグビーワールドカップ2019でキャンプ地招致をした関係各国との交流を図られたい。
(38)(仮称)国際工芸美術館整備事業について、地域住民及び関係諸団体との協議を行い、より柔軟に対応されたい。
(39)就学援助費について、社会状況に応じて支援項目の追加も含めて強化し、教育格差が広がらないように努められたい。
(40)通学路の安全対策について、他部署との連携を強化し、通学路の危険個所への迅速な安全対策を行えるように努められたい。
(41)各小学校の厨房について、調理員が快適に業務に当たれるように早期の空調整備に取り組まれたい。
(42)小学校給食について、地場産物割合の指標・数値化の導入と、それに対する地元農家・業者の声を聞かれたい。
(43)中学校給食において、さらに改善・工夫を重ねて、喫食率の向上に努められたい。
(44)中学校全員給食実施に当たっては、地場農産物の活用を積極的に行われたい。
(45)コロナ禍における公民館事業の拡充を検討されたい。
(46)コミュニティ・スクールの仕組みの周知を徹底し、地域と一体となった学校運営を行われたい。
(47)新型コロナウイルスなど様々な社会状況に伴い心理的な影響による不登校などの児童に対し、より学校復帰がかなうように体制強化を図られたい。
(48)スクールソーシャルワーカー及びスクールカウンセラーについて、今後も相談件数や社会状況によって柔軟に体制の充実を図られたい。
(49)タブレット端末の活用ステップで、学校間格差、自治体間格差につながらない推進策や取組を、学校教育部主導で推進されたい。
(50)特別支援教育支援員の人員配置をさらに充実されたい。
(51)適応指導教室の復帰率を高める取組の研究、検討に継続努力されたい。
(52)図書購入費を増額されたい。
(53)国際版画美術館の魅力や企画のPRをさらに工夫し、拡充されたい。
次の意見は、賛成多数をもって可決したものである。
1 一般会計
(歳出)
教育費
(54)学校用務運営事業について、直営業務と委託業務の役割分担の最適化を図るため、用務業務サービスの評価指標の細分化・客観化を図られたい。
(55)市民ホール事業について、(仮称)文化芸術ホール整備計画と共に将来の在り方について十分に協議を進められたい。
(56)図書館アクションプランを進めるにあたり、公共施設再編の財政的視点だけではなく、移動図書館や学校図書館の充実など、地域住民が図書の魅力を身近に感じてもらえるような図書館政策を積極的に進められたい。
(57)大地沢青少年センターのさらなる民間活力導入に備え、それにふさわしい名称変更も検討に加えられたい。
令和3年(2021年)9月21日
文教社会常任委員長 お ぜ き 重 太 郎
議長 熊 沢 あ や り 様
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文教社会常任委員会請願審査報告書
1.請願第 9号 町田市教育委員会の「町田市新たな
学校づくり推進計画」について見直しを求める請願
請願者 町田市本町田2973-38
田 中 祥 善 外3人
本委員会は、9月7日付託された上記請願審査の結果、「不採択すべきもの」と決定しましたので報告いたします。
1.請願第 10号 町田の市立学校をなくさないで!すべての小・中学校の存続を求める請願
請願者 町田市本町田918
町田の教育をすすめる市民の会
代表 大 和 繁 外3,988人
本委員会は、9月7日付託された上記請願審査の結果、「不採択すべきもの」と決定しましたので報告いたします。
令和3年(2021年)9月21日
文教社会常任委員長 お ぜ き 重 太 郎
議長 熊 沢 あ や り 様
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○議長(熊沢あやり) 本件に関し、委員長の報告を求めます。
文教社会常任委員長 おぜき重太郎議員。
〔文教社会常任委員長おぜき重太郎登壇〕
◎文教社会常任委員長(おぜき重太郎) 今期定例会において、当
文教社会常任委員会に付託された議案9件、認定1件及び請願2件につきまして、9月10日、13日及び17日に審査を行いましたので、経過の概要及び結果についてご報告いたします。
また、当委員会にて報告を受けました内容について、21日に
委員会提出議案の協議を行いましたので、併せてご報告いたします。
まず、第75号議案 町田第二
中学校防音機能復旧工事(
空気調和設備)請負契約について申し上げます。
委員より、工事期間は来年の12月15日までを見込んでいるとのことだが、空調設備の入替えということなので、その間の空調機能の状況はどのように進んでいくのかとの質疑がありました。担当者の説明によれば、空調工事ということで、例えば冬、そして夏も当然期間に含まれるが、その期間、空調設備が使えないようなことがないように工事を工夫している。空調を使わない時期に主に工事を行い、空調を使う時期には、そのほかの工事を並行し、効率よく進めていこうと考えているとのことでした。
質疑終結後、討論はなく、採決の結果、全員一致をもって原案を可決すべきものと決しました。
次に、一括議題として審査いたしました第76号議案
健康増進温浴施設整備工事請負契約の変更契約及び第77号議案
健康増進温浴施設整備給排水衛生設備工事請負契約の変更契約について申し上げます。
委員より、
新型コロナウイルス感染症防止対策を追加したとのことだが、その内容としてはどのようなものがあるのかとの質疑がありました。担当者の説明によれば、対策として、作業する方が狭いスペースに一堂に入らないように、工程に余裕を持たせていくとのことでした。
質疑終結後、討論はなく、採決の結果、第76号議案及び第77号議案については、いずれも全員一致をもって原案を可決すべきものと決しました。
次に、第83号議案
町田市民ホール・町田市鶴川緑の
交流館ホール等・町田市立鶴川駅前図書館(
図書館運営業務を除く。)の指定管理者の指定について申し上げます。
委員より、図書館については、現在直営で行われている。仮に指定管理者が指定された場合、現在の直営であるときの業務と指定管理者になったときの業務とでは何か違いがあるのかとの質疑がありました。担当者の説明によれば、施設の設備維持管理業務、清掃業務及び防火防犯、警備業務ということで、いわゆる施設の管理の部分を本議案で指定しようとしている指定管理者が担うことになる。設備管理、施設管理の部分については、特に変わることはないとのことでした。
質疑終結後、討論はなく、採決の結果、全員一致をもって原案を可決すべきものと決しました。
次に、第84号議案 町田市フォトサロンの指定管理者の指定については、担当者の説明を了とし、質疑、討論はなく、採決の結果、全員一致をもって原案を可決すべきものと決しました。
次に、第85号議案
町田市立室内プールの指定管理者の指定について申し上げます。
委員より、業者の指定に当たって、最も優れた管理ができるところを選定したとのことだが、内容としてはどういったポイントがあったのかとの質疑がありました。担当者の説明によれば、市民の健康増進に寄与する各種事業の提供や、民間事業者のノウハウを活用した経費削減などがある。また、熱回収施設周辺のまちづくりの一環として、地元からの要望もあって実現しているものもあるため、地域への貢献や地元の雇用率なども評価項目としてはあったとのことでした。
質疑終結後、討論はなく、採決の結果、全員一致をもって原案を可決すべきものと決しました。
次に、第86号議案
木曽子どもクラブの指定管理者の指定については、担当者の説明を了とし、質疑、討論はなく、採決の結果、全員一致をもって原案を可決すべきものと決しました。
次に、第88号議案 町田市立鶴川駅前図書館(
図書館運営業務に限る。)の指定管理者の指定について申し上げます。
委員より、鶴川駅前図書館の指定管理制度が実施になった場合、現在の直営における職員体制から、どのように変化するのか。また、現在の直営の職員は、当然そこでの職務から離れることになるかと思うが、その後の対応はどのようになるのかとの質疑がありました。担当者の説明によれば、今現在、鶴川駅前図書館で働いている職員は、常勤職員であれば、異動や配置換えの対象になっていく。会計年度任用職員等であれば、町田市立図書館のほかの図書館で働いていただくというような形になることを想定している。指定管理の人数については、今の人材と遜色ない形での人員でやっていくとのことでした。
質疑終結後、反対の立場から、市民の生涯学習の要であり重要な公共施設である市立図書館の今後の在り方について、市民や専門家の意見をないがしろにし、再編と指定管理者制度導入ありきの計画を行政主導で進めてきたことは重大な問題があると考える。そのために、指定管理者制度そのものについて市民の十分な理解と合意を得ないまま、業者の選考が行われた。
以上のような指定管理者制度導入の取組は極めて不当であると考え、第88号議案に反対するとの反対討論がありました。
討論終結後、採決の結果、賛成多数をもって原案を可決すべきものと決しました。
次に、第64号議案 令和3年度(2021年度)町田市
一般会計補正予算(第4号)について申し上げます。
まず、市民部所管部分については、担当者の説明を了とし、質疑はありませんでした。
次に、文化スポーツ振興部所管部分について申し上げます。
委員より、オリンピック・パラリンピックの事業について、キャンプの中止により、キャンセル料という形で市がその分を賄ったものはあったかとの質疑がありました。担当者の説明によれば、キャンプの中止が決まったのが比較的早い時期、4月から5月にかけてであり、それに係る契約をする前の時点で中止が決まっていたので、キャンプを中止したものについて支払いをしたものはなかったとのことでした。
以上が文化スポーツ振興部所管部分についてであります。
次に、子ども生活部所管部分について申し上げます。
委員より、病児保育施設について、定員4名であるが、常に一定の方が利用するわけではないと思う。インフルエンザの流行時期等の季節変動時に利用状況はどうなっているか。また、定員4名を決定づけている根拠は事業者側の事情があると思うが、定員数として、現時点で十分という考えなのかとの質疑がありました。担当者の説明によれば、インフルエンザ等、感染症がはやる時期に関しては利用が多くなってくる状況だが、今はコロナ禍で、その辺の利用状況に関しては若干変わってきていると認識している。定員数については、事業者との話の中で、1日の利用者の推計を鑑みると、定員として4名程度であれば十分受け入れられるだろうというところで調整をし、この定員数にしているとのことでした。
以上が子ども生活部所管部分についてであります。
次に、学校教育部所管部分について申し上げます。
委員より、小学校35人学級対応事業について、今後の推移によっては、まだまだ教室が必要になってくる場合が予想されるが、そうなった場合に、今後、今の工事後のキャパシティーで学校として将来的に大丈夫なのか。また、その都度増築するとなると、費用面で、ある程度余裕を持って転用していくほうがいいかと思うが、どのように考えているかとの質疑がありました。
担当者の説明によれば、教室の転用については、既存校舎の中の教室を入れ替えることになるので、使っているところを普通教室に戻していくということになる。そこについては、普通教室が足りなくなるタイミングに合わせて転用していくことが学校への負担が一番少なくなると考えている。増築については、学校の同じ敷地内に建物を建てるという形になる。どういう形で子どもが増えていくのか、推計を見ていかないと分からない部分があるため、見える範囲の中で、推計で対応できる範囲の中で適切に、そして、規模も過大にならない形でやっていくのが一番いいかと思っているとのことでした。
以上が学校教育部所管部分についてであります。
次に、生涯学習部所管部分については、担当者の説明を了とし、質疑はありませんでした。
質疑終結後、討論はなく、採決の結果、第64号議案のうち、当委員会所管部分については、全員一致をもって原案を可決すべきものと決しました。
次に、認定第1号 令和2年度(2020年度)町田市一般会計・
特別会計歳入歳出決算認定については、質疑終結後、反対の立場から、中学校全員給食実施の方針が示されるなど、切実な市民要求が実現したことは歓迎するが、以下の問題点を指摘したいと思う。
第1に、新たな
学校づくり推進計画については、2040年までに市内の小中学校30数%が地域からなくなる大規模な統廃合計画である。少人数学級の充実、校舎の長寿命化で学校を存続すべきである。
第2に、(仮称)国際工芸美術館整備事業については、芹ヶ谷公園をにぎわいの拠点にするために、世界に誇る歴史ある国際版画美術館の建物の一部を改修し、版画工房や喫茶店を外に出す一体化計画を市民と関係者の理解と合意を抜きに進めていることである。今のまま国際版画美術館の存続を求めるものである。
第3に、市民と専門家の合意なしにつくられた「効率的・効果的な図書館サービスのアクションプラン」が実行された。鶴川図書館、さるびあ図書館の再編や鶴川駅前図書館への指定管理者導入はやめるべきである。
その他の分野における民間活力導入についても、市民の暮らし、生涯学習活動を守る立場から問題だと言わなければならない。
以上の理由で認定第1号に反対するとの反対討論がありました。
討論終結後、採決の結果、認定第1号のうち、当委員会所管部分については、賛成多数をもって認定すべきものと決しました。
なお、採決終了後、次の附帯決議を付すことに決しましたのでご報告いたします。
まず一般会計のうち、全員一致をもって可決した意見であります。
初めに、歳出の総務費について申し上げます。
まず、集会施設の老朽化が進む中で、集会施設整備事業補助金の予算確保が重要となる。今後も老朽化への対応ができるように予算確保に取り組むことを求めるものであります。
次に、コミュニティセンター、市民センターの稼働率の低い夜間等、無料で学習できる環境づくりを検討することを求めるものであります。
次に、コミュニティセンター、市民センターの会議室でのWi-Fi環境整備を市民サービスと位置付け、さらに積極的に推進することを求めるものであります。
次に、LGBT電話相談の周知拡大に努めることを求めるものであります。
次に、男女平等推進事業の次期推進計画策定に当たっては、既計画期間中に新たに取り上げた行政課題・価値観を包含した名称へ変更することを求めるものであります。
次に、体感治安の向上を図るべく、防犯意識の高い地域と認識されるために支援制度の活用に止まらずレベルアップを検討されたい。その一つとして、特殊詐欺被害防止としての自動通話録音機の設置促進補助金交付事業を利用することを求めるものであります。
次に、「さわやか窓口」の取組について、職場全体に広げるよう努めることを求めるものであります。
次に、民生費について申し上げます。
まず、新型コロナウイルスの子育て世帯に対する影響を考慮して様々な意見を踏まえて今後も子育て世帯への支援策を講じることを求めるものであります。
次に、児童福祉について、申請が不要なもののさらなる拡充、申請手続きを要しているもののさらなるオンライン申請化を進めることを求めるものであります。
次に、待機児童数の地域格差を補正するため、地区ごとの待機児童数の推移を考慮しながら、待機児童数の解消の対策を講じられたい。また、認可保育園の増設や送迎保育ステーション機能など、町田市の行っている事業などを最大限活用しながら効率的・効果的に地区の待機児童対策を講じることを求めるものであります。
次に、保育園・幼稚園の防災対策について、子育て世帯の一時避難場所として保育園・幼稚園施設を指定することについて、他部署との連携をしながら積極的に検討することを求めるものであります。
次に、子ども発達センターでの相談事業について、より相談しやすく、より相談者に寄り添ったサポートに努めることを求めるものであります。
次に、保育士確保については、保育士試験会場でのチラシ配布等、積極的な活動を行うことを求めるものであります。
次に、保育士の確保、賃金等の待遇改善に取り組むことを求めるものであります。
次に、まこちゃん教室については、利用希望者が一人でも多く利用できるよう、今後も事業の拡充に努めることを求めるものであります。
次に、町田市子どもショートステイ事業の料金について、他自治体より高いとの声があるので、調査・検討することを求めるものであります。
次に、子どもセンターの利用者数については、乳児(0才児)の利用者数も把握することを求めるものであります。
次に、子どもセンターばあんは改修工事が終了したが、一部改修が不十分と思われる床面があるため、今後対応を検討することを求めるものであります。
次に、学童保育クラブ指導員の賃金等の待遇改善に努力することを求めるものであります。
次に、高学年児童受入開始を受け、さらなる質的・量的な向上を進めることを求めるものであります。
次に、消防費について申し上げます。
まず、新型コロナウイルスの影響により自主防災訓練の開催状況を踏まえ、地域ごとで防災意識格差が起きる可能性がある。各地域と連携し防災意識を維持できるよう、努めることを求めるものであります。
次に、個別避難計画を実効性の高い計画としていく上で、防災安全部主導で各部との調整等、積極的に推進することを求めるものであります。
次に、ハザードマップの危険地域の住民に対する説明会や懇談会を行うことを求めるものであります。
次に、防災行政無線の放送内容の確認手段について、デジタルデバイド対策を含めて活用件数を増やし浸透するよう、周知も含めて努めることを求めるものであります。
次に、防災行政無線の放送内容確認のフリーダイヤルについて、その存在を広く周知し徹底することを求めるものであります。
次に、避難施設内のプライベート確保が保たれるよう、今後も必要な機具類の確保を進めることを求めるものであります。
次に、消防器具置き場の建て替えを、具体的・計画的に進めることを求めるものであります。
次に、消防団について、団員報酬の支払い形態が変わったが、それを受け各部の運営にかかる負担も増加していくと考えられる。それを解決するために防災部の事務局機能の強化と他の分団・部のノウハウの共有を図ることを求めるものであります。
次に、教育費について申し上げます。
まず、スクールロイヤーについて、今後も教職員の負担軽減のため、必要に応じて体制強化を行うことを求めるものであります。
次に、熱中症対策として有効な校庭用水撒き機(スプリンクラー)を各校に配備することを求めるものであります。
次に、市民が自宅で保管されている古文書などの文化財資料について、今後世代交代が進む中でより積極的に文化財資料の受入れに努められたい。また、資料受入れの基準についても早急に設けることを求めるものであります。
次に、町田市史について、町田市では長年市史を再編纂されていない。早急に町田市史の再編纂への計画を検討することを求めるものであります。
次に、デジタルミュージアムについて、より効果的な活用を検討することを求めるものであります。
次に、地域スポーツクラブにおいて、スポーツ施設との連携をさらに強化することを求めるものであります。
次に、大規模スポーツ広場のさらなる拡充と施設整備を推進することを求めるものであります。
次に、まちだサポーターズの新規入会を促すとともにさらなる活動の充実化を図ることを求めるものであります。
次に、東京2020オリンピック・パラリンピックやラグビーワールドカップ2019でキャンプ地招致をした関係各国との交流を図ることを求めるものであります。
次に、(仮称)国際工芸美術館整備事業について、地域住民及び関係諸団体との協議を行い、より柔軟に対応することを求めるものであります。
次に、就学援助費について、社会状況に応じて支援項目の追加も含めて強化し、教育格差が広がらないように努めることを求めるものであります。
次に、通学路の安全対策について、他部署との連携を強化し、通学路の危険個所への迅速な安全対策を行えるように努めることを求めるものであります。
次に、各小学校の厨房について、調理員が快適に業務に当たれるように早期の空調整備に取り組むことを求めるものであります。
次に、小学校給食について、地場産物割合の指標・数値化の導入と、それに対する地元農家・業者の声を聞くことを求めるものであります。
次に、中学校給食において、さらに改善・工夫を重ねて、喫食率の向上に努めることを求めるものであります。
次に、中学校全員給食実施に当たっては、地場農産物の活用を積極的に行うことを求めるものであります。
次に、コロナ禍における公民館事業の拡充を検討することを求めるものであります。
次に、コミュニティ・スクールの仕組みの周知を徹底し、地域と一体となった学校運営を行うことを求めるものであります。
次に、新型コロナウイルスなど様々な社会状況に伴い心理的な影響による不登校などの児童に対し、より学校復帰がかなうように体制強化を図ることを求めるものであります。
次に、スクールソーシャルワーカー及びスクールカウンセラーについて、今後も相談件数や社会状況によって柔軟に体制の充実を図ることを求めるものであります。
次に、タブレット端末の活用ステップで、学校間格差、自治体間格差につながらない推進策や取組を、学校教育部主導で推進することを求めるものであります。
次に、特別支援教育支援員の人員配置をさらに充実することを求めるものであります。
次に、適応指導教室の復帰率を高める取組の研究、検討に継続努力することを求めるものであります。
次に、図書購入費を増額することを求めるものであります。
次に、国際版画美術館の魅力や企画のPRをさらに工夫し、拡充することを求めるものであります。
次に、一般会計のうち、賛成多数をもって可決した意見であります。
歳出の教育費について申し上げます。
まず、学校用務運営事業について、直営業務と委託業務の役割分担の最適化を図るため、用務業務サービスの評価指標の細分化・客観化を図ることを求めるものであります。
次に、市民ホール事業について、(仮称)文化芸術ホール整備計画と共に将来の在り方について十分に協議を進めることを求めるものであります。
次に、図書館アクションプランを進めるにあたり、公共施設再編の財政的視点だけではなく、移動図書館や学校図書館の充実など、地域住民が図書の魅力を身近に感じてもらえるような図書館政策を積極的に進めることを求めるものであります。
次に、大地沢青少年センターのさらなる民間活力導入に備え、それにふさわしい名称変更も検討に加えることを求めるものであります。
以上、認定第1号に対する附帯決議の意見についてご報告いたしました。
最後に、一括議題として審査いたしました請願第9号 町田市教育委員会の「町田市新たな
学校づくり推進計画」について見直しを求める請願及び請願第10号 町田の市立学校をなくさないで!すべての小・中学校の存続を求める請願について申し上げます。
まず、請願第9号の請願者の意見陳述の要旨は次のとおりです。
まず、審議会答申についてだが、ヨーロッパの教育学者は、この審議会答申を読んで何と言うか。多分、異様というふうに言うと思う。20年後の子どもの人口なんて分かるはずがない。ましてや、自治体の子どもの人口なんて分かるはずがない。国の政策次第だと。それから、そもそも子どもの人口を減らさないようにするのが自治体の政策ではないかというふうに言うと思う。
それから、その1、ヨーロッパも少子化が進んでいる。ヨーロッパのほうでは、小学校は100人から200人。1学年1学級が彼らの常識である。
その2、現在は、子どもファーストの時代である。政府もこども庁をつくろうという動きがあるが、この審議会の答申は、行政ファースト、財政ファーストに立っている。
その3、子どもに肉体的な負担を強いることになる。2キロメートルというのが許容範囲というふうに書いてあるが、今日、議員の方々、試しにこの議会から町田の方向に歩かれる方、そのまま歩いてみてください。ずっと歩いて、中央図書館が大体1.2から1.3キロ、ずっと行って三塚の交差点を過ぎて、横浜線とバッティングするところがある。そこまでが2キロである。その距離を小学校1年生のかわいい女の子がランドセルを背負って炎天下で1日1往復歩くんだというふうに考えながら歩いてみてください。
その4、子どもに精神的な負担を与えることになる。様々な摩擦が生じ、いじめ、それから、不登校が出てくると思う。今の時代というのは、子どもが権利主体者であるから、子どもを動かすのではなくて、この子どもに対してベストな教育環境を与えることを考える。そのためのICTである。何でこれを動かすのかということである。発想が違う。
それから、その5、審議会の答申は現地でのフィールドワークがなされていない。統合先の学校見学はやられている。ただ、一番重要なのは通学路の安全確認である。歩道があるとかないとか、それから、通行量、変な死角があるかないか、それの確認をしなければいけない。それがなされていない。
それから、その6、法令違反の可能性がある。学校教育法施行規則第41条を読んでください。12から18学級が標準と書いてある。ただ、これが24学級になるようになっている。そういう可能性があるので、ちょっと問題だと思っている。
その7、個別の施設計画というのが出ている。これが3月に出ている。これは老朽化の学校は建て替えなどで対応するというふうに書いてある。ところが、その2か月後に出たものは、16校廃校というふうに書いてある。矛盾するのではないかという問題である。
それから、その8、答申が4月16日に出ている。ところが、すぐ5月に推進計画が出ている。内容は、ほとんどコピペしたものばっかりで、そして、この中で答申の3ページであるが、これは明らかに数字が間違っている。数字の確認だとか、内容の確認をして、本来は計画を立てなければいけないが、その部分がきちんとなされていない。そういった問題があるとのことでした。
これに対し、委員より、アンケートを取ることが2つ目の項目に挙げられているが、これは、具体的にどういう内容のアンケートが必要と考えているのかとの質疑がありました。請願者の説明によれば、とにかく当事者の子どもに対してもやってほしいと思う。子どもファーストの時代であるから、子どもの意見がどうしても大事。子どもが学校に愛着があるのに、その子どもをほかの学校に移すというのは、まずいと思うとのことでした。
次に、請願第10号の請願者の意見陳述の要旨は次のとおりです。
まちだの新たな学校づくり審議会の答申、学校統廃合計画を見直し、町田市内にある全ての小中学校をこれまでどおり存続させてほしい。町田市は、学校統廃合計画を進める根拠として、少子化と学校の老朽化を挙げている。しかし、少子化については、町田市の子どもたちの数は今後増えていく可能性のほうが大きいと思われる。2025年からの中学校全員給食の実施で、近隣の相模原市、横浜市から子育て世代の流入が増えてくる。仕事を持ち、多忙な子育て世代にとって、学校給食の実施は大きな生活支援となっている。子育て世代への先進的な支援策を町田市が努力して構築していけば、さらなる人口増加は可能である。
特に、コロナ禍で都心部から町田市、八王子市など郊外への移転も増えている。多摩境駅周辺などの大規模開発によって、今後一層、町田市全体の人口は増えていくのではないか。小中学校の児童生徒数が2040年に向けて30%も減少するとの見立ては確定的なものではなく、学校統廃合を進める根拠にはならない。
さらに、学校の老朽化については文部科学省が2013年から推進している長寿命化改修工事によると、築80年まで対応させることができる。工事費用も従来の建て替え工事と比べ約40%圧縮でき、地方財政措置の実施により負担割合は26.7%、改築した場合と比べて長寿命化工事では、廃棄物排出量が約56%、二酸化炭素発生量が約84%削減できると文部科学省は試算している。世田谷区立深沢中学校、習志野市立大久保小学校などは、長寿命化改修工事の採択実績校となっている。
今年6月に提言された教育再生実行会議では、「ポストコロナ期における新たな学びの在り方について」として、コロナ禍で喫緊に対応すべき課題として、学校における身体的距離の確保を大きく取り上げている。また、将来、感染症拡大の事態が再び起こることを考えて、オンライン授業の環境整備を急いでいる。
町田市でも2学期からコロナ感染症急拡大に対応して、各学校で様々なご努力がなされていると聞いている。一人一人の子どもを大事にして安心安全な学校にしていただいていることに感謝したい。
しかし、学校統廃合によって統合校に廃校となった学校の生徒が統合され、大規模校になってしまうことを保護者の方たちは非常に心配している。教育実行再生会議の提言にあるように、学習環境は十分に安全確保ができ、子ども一人一人に目の届く学校であってほしい。そして、地域の見守りの中で安心して通学できる学校であってほしいと思う。
中央教育審議会答申でも、子どもの発達や学習を取り巻く個別の教育的ニーズを把握し、一人一人の可能性を伸ばしていくことも課題となっているとして、子どもの貧困、発達障がいを含めた障がいのある子どもたちが在籍する可能性、外国につながる子どもたちの増加、いじめや不登校への対応など細やかに学習や生活の基盤をつくっていけるようにすることも大きな課題であるとしている。
子どもたち一人一人の豊かな学びの場である学校は、統合された大規模校ではなく、今ある学校で丁寧で心の通う少人数学級がふさわしいと思う。地域の方たちからも学校統廃合に反対する声を重く託されてきた。
審議会が統廃合について最初にアンケートを取った設問が既に初めに統廃合ありきであったために、市民からの反対意見は2.2%だけだったと聞いている。実際に統廃合の計画を知ってきて、このアンケート結果は市民の実態と違うとの思いを持たれた方たちがたくさんいる。
本町田の自治会では、100世帯中4割の方が統廃合反対の署名を寄せている。地域にとって現存の学校は大事なコミュニティーの中心であり、非常時の大切な避難場所でもある。老人は、遠い場所まで徒歩で避難できない。これは命に関わる課題だと思う。地域に必要で、子どもたちにとっても安心できる現存の学校をどうかなくさないでくださいとのことでした。
これに対し、委員より、三千数百名の署名が寄せられたということで、その中で具体的なこの計画に対する市民の皆さんの声はどのようなものがあったかとの質疑がありました。請願者の説明によれば、学校までの道のりが遠くなることへの不安や、約半分もの校舎を廃校にする計画はあまりにも乱暴ではないかとの率直な意見、また、近くに学校があることは、生活していて本当に安心で、子どもの姿がなくなる地域は寂れてしまうとの年配の方たちの意見もあったとのことでした。
次に、願意の実現性、妥当性についての担当者の意見は次のとおりです。
まず、請願第9号について、教育委員会では、市立小中学校において2040年度までに児童生徒数が約30%減少する見込みである状況や、学校施設の深刻な老朽化が進行するといった環境変化に対応しながら、よりよい教育環境をつくるため、2021年5月に町田市新たな
学校づくり推進計画を策定した。
この推進計画を策定するに当たり、学識経験者や地域の代表、保護者の代表、教職員の代表で構成した審議会を設置し、2019年から審議会を19回、その作業部会である検討部会を12回開催し、丁寧な調査審議をしている。
まず初めに、請願項目1の「町田市新たな
学校づくり推進計画」について慎重な審議をすることに関し、請願理由に沿って説明する。
まず、2040年度に児童生徒数が約30%減るという数字は、全国予想平均値の数字を町田市に当てはめたものにすぎない。町田市の世帯数は5年前に比べて5,000世帯増加しているということについてであるが、教育委員会が推計した児童生徒数は、国立社会保障・人口問題研究所が将来人口推計で用いる手法に、町田市における出生率や死亡率、転出率などの人口変動要因を当てはめて独自に算出している。
また、令和2年に実施された国勢調査の人口速報集計では、5年前の平成27年と比較して、町田市の世帯数は5,248世帯増の19万1,959世帯となったが、総人口は823人減の43万1,525人となっている。特に令和2年1月と平成27年1月における年齢別人口を比較すると、ゼロ歳から15歳までの人口は3,912人減少していることから、世帯数は増加しても年少人口が減少傾向にあることは続いているものと考えている。
次に、公共交通網がさらに整備されればその利便性と地域文化の活動が盛んな町田市に魅力を感じて移住してくる人が増える可能性もあるということについてであるが、推進計画では、児童生徒数が変動する場合など、今後の環境変化を踏まえて、計画の柔軟な運用を行うことを実施方針に掲げている。環境の変化に応じた適切な運用を心がけて適切な対応をしていきたいと考えている。
次に、1校当たりの学級数については、保護者や教員を対象としたアンケート調査の結果を基に審議会で検討した結果を受けて、推進計画では、町田市立学校における1学年当たりの望ましい学級数を、小学校では1学年当たり3学級から4学級、1校当たり18学級から24学級、中学校では1学年当たり4学級から6学級、1校当たり12学級から18学級としている。
このアンケート調査では、単に望ましいと思う学級数を尋ねるだけではなく、国が示す標準的な学級数を下回る、または上回る場合における学校運営上の課題とその対策なども聞いている。そのため、国が示す標準的な学級数である12学級から18学級という数字だけで適正規模を議論したものではない。
次に、ICT教育や特別支援教育を進めるならば個別指導が必要であり、学校規模が小さいほど教育効果が上がるについてであるが、審議会では、小規模校におけるメリット、デメリットについて調査審議をしている。その結果、子どもたちの人間関係や教職員の体制づくり、子どもたちが多様な考え方に触れる機会、学び合いの機会、切磋琢磨する機会から見たデメリットは、小規模校のままでは解決していくことは困難であることを確認している。
また、ICT教育や特別支援教育に適した教育環境については、推進計画と併せて策定した町田市立学校施設機能別整備方針の中でも、将来を見据えた教育環境の整備を定めている。
次に、公立小学校は、教育の場であるだけでなく、投票所や避難所、集会やスポーツの場として利用されている。地域から小学校がなくなれば、避難距離が長くなったり、通学距離が長くなったりと、住民サービスの低下を招くということについてであるが、学校が市民生活の拠点の一つになっていることは認識している。今後整備する新しい学校では、多様な人々が学校に集い、児童生徒の教育活動、放課後活動への支援や、スポーツ、生涯学習、地域活動その他の市民活動を通じて、市民が交流し活動する愛着ある地域拠点となるようにしていきたいと考えている。
また、新たな学校づくりで生じる町田市立学校の跡地については、市有財産の戦略的活用に関する基本方針を基に、地域のご意見を伺いながら跡地利用の検討を進めることになると考えている。
さらに、通学距離が延びることについては、通学時間がおおむね30分程度となるよう、例えば公共交通機関のさらなる活用やスクールバスの導入などのような様々な負担軽減策について検討していきたいと考えている。
次に、地域の中心組織、施設としてのコミュニティスクールということについてであるが、コミュニティスクールは、学校と保護者、地域が共に知恵を出し合い、学校運営に意見を反映させることで、一緒に協働しながら子どもたちの豊かな成長を支え、地域と共にある学校づくりを進めていこうという仕組みである。
現在の通学区域内の中には、高度成長期における年少人口の増加とともに建設した学校に合わせて、1つの町区域を複数の通学区域に分けている地域がある。そのため、地域によっては学校とのつながりが希薄になっている。
新たな
学校づくり推進計画で掲げる通学区域の見直しは、原則として、町区域に基づいて通学区域を区分しながら、地域コミュニティーとの関係にも可能な限り配慮するものとしている。このような通学区域の見直しは、学校と地域のつながりを広域的に再構築する取組であると考えている。
さらに、今後整備する新しい学校において、学校と地域が協働する拠点となるコミュニティルームやラーニングセンターなどを地域の方に開放できるように整備することは、その後押しになると考えている。
次に、請願項目2の廃校予定の学校の保護者ならびに住民から、統廃合についてのアンケートを取ることについてであるが、2019年度、2020年度に審議会が調査審議をするに当たり実施したアンケート調査や意見募集は、廃校予定の学校の保護者並びに住民だけでなく、全ての町田市立学校の保護者や地域住民の方を対象に行っている。
最後に、請願項目3の9月から開始予定の「説明会」では、結論ありきの説明会にならないように配慮することについてであるが、地域を5つに分けて開催する地区説明会などでは丁寧な説明をしていきたいと考えている。
以上のことから、町田市教育委員会の「町田市新たな
学校づくり推進計画」について見直しを求める請願にある請願項目1、2、3については、既に実施している。このようなことから、新たな
学校づくり推進計画の見直しをする必要はなく、本請願の願意には添えないものと考えているとのことでした。
次に、請願第10号について、初めに、請願要旨では、町田の市立小学校18校、中学校6校が廃校になるとあるが、町田市新たな
学校づくり推進計画は、小学校を42校から26校に、中学校を20校から15校に統合する計画となっている。
教育委員会では、市立小中学校において2040年度までに児童生徒数が約30%減少する見込みである状況や、学校施設の老朽化が深刻な状況といった環境変化に対応しながら、よりよい教育環境をつくるため、2020年5月にまちだの新たな学校づくり審議会に(仮称)町田市新たな
学校づくり推進計画の策定について諮問し、2021年4月に答申を受けた。この答申に基づき、5月に町田市新たな
学校づくり推進計画を策定した。
まず、少人数学級についてであるが、公立学校の学級編制は、公立義務教育諸学校の学級編制及び教職員定数の標準に関する法律を基に、都道府県教育委員会が定める学級編制基準に基づいて行っている。学級編制基準の見直しがあった場合は、国や東京都の動向を注視して、適切に対応していく。
また、学校施設が地域の防災拠点であり、地域行事の拠点になっていることは承知している。そのため、統合等をした学校については、多様な人々が学校に集い、児童生徒の教育活動、放課後活動への支援や、スポーツ、生涯学習、地域活動その他の市民活動を通じて、市民が交流し活動する愛着ある地域拠点となるようにしていきたいと考えている。
なお、新たな学校づくりで生じる町田市立学校の跡地については、市有財産の戦略的活用に関する基本方針を基に、地域のご意見を伺いながら防災機能を含めた跡地活用の検討を進めることになると考えている。
新たな学校づくりは、少子化や学校施設の老朽化に対応しながら、将来を見据えた教育環境を整備するとともに、地域と学校の新たなつながりを生み出す取組であると考えている。
以上のことから、町田の市立学校をなくさないで!すべての小・中学校の存続を求める請願については、その願意には添えないと考えているとのことでした。
これに対し、委員より、請願者から、説明会の件について配慮することを求められていると思うが、請願が出ているぐらいなので、今後の説明会の中で、統合に対する反対意見というのが出てくる可能性も十分あると思う。そのときに、反対的な話が仮に多かった場合に、その場で説明は当然していくと思うが、その後、例えば持ち帰って、今後議論を検討していくことはあり得るのかどうかとの質疑がありました。担当者の説明によれば、こちらの感覚としても、地域の方も保護者の方も、どうしてもこの統合に反対だという声が高いようであれば、町田市としても、これを無理押ししてでもやっていくことはできないというのは、1つ考えられるかと思う。ただ、教育委員会としては、この統合をしなければ、今の子どもたちのためにもよくない。ICTの教育環境をしっかりと整備ができないことや、学校の老朽化や学校の先生の負担軽減など、いろんな面で、今の学校施設というものには改善しなければならない点が多くある。それをまとめて改善できる1つのきっかけになるのが、この学校統合だということを考えているので、繰り返し説明をしながら理解を得るように努めていきたいと思っているとのことでした。
次に、委員より、町田市では、ここ20年間で子どもが減っていくということで統計予想されているが、今後どうなるか分からない部分もあると思う。そうした意味では、今後人数が逆に増加し、35人学級を大幅に超えそうな状況になった場合、今ある計画というのは柔軟に対応していくのかとの質疑がありました。担当者の説明によれば、これから整備する新しい学校については、児童数がいきなり急増としたとしても大丈夫なように、余裕を持った教育環境、多目的教室などを用意して教室ができるようにする、一定程度長い期間、人口増が続くというのであれば、この推進計画のスケジュールの見直しというものも必要だということは、この推進計画策定の時点から想定として入っているため、当然そのような取扱いや検討、事務の遂行というのはするようになるかと認識をしているとのことでした。
質疑終結後、請願第9号及び請願第10号に賛成の立場から、市教育委員会が進めるまちだの新たな学校づくりの名による学校統廃合計画は、2040年までに小中学校合わせて24校、38.7%がなくなるということになる。40万人を超える人口を有する町田市において、新たな統合校がつくられるとはいえ、4割近い現在の学校が地域からなくなることは極めて重大な問題だと考える。
学校を中心としたコミュニティー、災害時の避難拠点は必要不可欠な存在である。何よりも一人一人の子どもたちに視点を合わせた学校教育環境の充実は、今ほど求められているときはない。
国が35人学級を方針化し、小学校から始まる。今後、中学校にも適用され、さらなる少人数学級への流れが大きく進むことが展望され、求められている。
さらに、コロナを経験した中で、私たちは少人数学級への要求がますます強くなっていることを実感している。
市教育委員会が進めている学校統廃合計画は、子どもたちに対する豊かな学校教育と地域コミュニティーづくりの在り方を考えたときに矛盾する方向だと思うとともに、この計画を見直し、現在の小中学校を存続し、少人数学級の取組を大きく進めるべきだと考える。
以上の理由から、請願第9号及び請願第10号に賛成するとの賛成討論がありました。
討論終結後、採決の結果、請願第9号及び請願第10号については、いずれも賛成少数をもって不採択すべきものと決しました。
なお、
委員会提出議案第1号
インターネット上のいじめ抑止に関する意見書については、全員一致をもって当委員会より提出することに決しました。
以上で
文教社会常任委員会の報告を終わります。
○議長(熊沢あやり) 委員長の報告は終わりました。
これより質疑に入ります。ただいまの委員長報告に対する質疑を許します。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(熊沢あやり) これをもって質疑を終結いたします。
これより討論に入ります。第64号議案及び認定第1号を除く議案及び請願に対する討論を許します。討論の通告がありますので、発言を許します。
第88号議案に対する反対討論。
8番 田中美穂議員。
〔8番田中美穂登壇〕
◆8番(田中美穂) 通告に基づき日本共産党市議団の一員として、第88号議案 町田市立鶴川駅前図書館(
図書館運営業務に限る。)の指定管理者の指定について反対の立場から討論を行います。
2021年第1回定例会に提案された町田市立図書館条例への反対討論でも述べましたが、図書館という公共性と専門性の高い事業への民間導入に対しては、市民から懸念の声が上がり、図書館協議会においても指定管理者制度導入を推進する意見よりも、デメリットや課題を指摘する意見が多かったという経過があります。図書館協議会に、直営、カウンター業務委託、指定管理者とそれぞれ意見を求めながら、市立図書館への指定管理者制度の導入が効率的・効果的な図書館サービスのアクションプラン案で唐突に出されたことの問題は、これまでも指摘してきたとおりです。
次に、専門職である司書の待遇面にも課題があると考えます。提案されている協働事業体の構成団体であるヴィアックスのホームページで、都内他自治体の図書館業務の求人を見ると、司書資格または司書補資格が必須で、時給は1,080円というケースもあります。月給の募集は週5勤務で18万8,000円以上となっておりました。「広報まちだ」で募集していた町田市の会計年度任用職員司書を見ると、月16日勤務で月額19万2,200円でした。委員会の審議では、民間への指定管理を行うことで、官製ワーキングプアの懸念があることも指摘がされています。
その地域図書館でどんな本が求められているのか、経験と専門性が問われる仕事や、市民の知的関心に応えるレファレンス対応、子どもたちと本との出会いを支える地域団体との連携、郷土資料の適切な扱いと活用など司書の専門性を待遇面でも担保する必要があると考えます。
最後に、図書館サービスのアクションプランでは、指定管理者制度の検証と他の地域館の運営検討がスケジュールに入っています。今回の指定を皮切りに、他の地域館への導入が進められる計画も大きな問題だと考えます。
以上の理由から第88号議案に反対いたします。
○議長(熊沢あやり) 以上で通告による討論は終わりました。ほかにありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(熊沢あやり) これをもって討論を終結いたします。
これより表決に入ります。
第75号議案を採決いたします。本案に対する委員長の報告は可決であります。本案の賛否について、表決ボタンを押してください。
〔表決ボタンにより表決〕
○議長(熊沢あやり) 押し忘れはありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(熊沢あやり) なしと認め、確定いたします。
賛成全員であります。よって本案は原案のとおり可決されました。
第76号議案を採決いたします。本案に対する委員長の報告は可決であります。本案の賛否について、表決ボタンを押してください。
〔表決ボタンにより表決〕
○議長(熊沢あやり) 押し忘れはありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(熊沢あやり) なしと認め、確定いたします。
賛成全員であります。よって本案は原案のとおり可決されました。
第77号議案を採決いたします。本案に対する委員長の報告は可決であります。本案の賛否について、表決ボタンを押してください。
〔表決ボタンにより表決〕
○議長(熊沢あやり) 押し忘れはありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(熊沢あやり) なしと認め、確定いたします。
賛成全員であります。よって本案は原案のとおり可決されました。
第83号議案を採決いたします。本案に対する委員長の報告は可決であります。本案の賛否について、表決ボタンを押してください。
〔表決ボタンにより表決〕
○議長(熊沢あやり) 押し忘れはありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(熊沢あやり) なしと認め、確定いたします。
賛成全員であります。よって本案は原案のとおり可決されました。
第84号議案を採決いたします。本案に対する委員長の報告は可決であります。本案の賛否について、表決ボタンを押してください。
〔表決ボタンにより表決〕
○議長(熊沢あやり) 押し忘れはありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(熊沢あやり) なしと認め、確定いたします。
賛成全員であります。よって本案は原案のとおり可決されました。
第85号議案を採決いたします。本案に対する委員長の報告は可決であります。本案の賛否について、表決ボタンを押してください。
〔表決ボタンにより表決〕
○議長(熊沢あやり) 押し忘れはありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(熊沢あやり) なしと認め、確定いたします。
賛成全員であります。よって本案は原案のとおり可決されました。
第86号議案を採決いたします。本案に対する委員長の報告は可決であります。本案の賛否について、表決ボタンを押してください。
〔表決ボタンにより表決〕
○議長(熊沢あやり) 押し忘れはありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(熊沢あやり) なしと認め、確定いたします。
賛成全員であります。よって本案は原案のとおり可決されました。
第88号議案を採決いたします。本案に対する委員長の報告は可決であります。本案の賛否について、表決ボタンを押してください。
〔表決ボタンにより表決〕
○議長(熊沢あやり) 押し忘れはありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(熊沢あやり) なしと認め、確定いたします。
賛成多数であります。よって本案は原案のとおり可決されました。
請願第9号を採決いたします。本件に対する委員長の報告は不採択であります。本件の賛否について、表決ボタンを押してください。
〔表決ボタンにより表決〕
○議長(熊沢あやり) 押し忘れはありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(熊沢あやり) なしと認め、確定いたします。
賛成少数であります。よって本件は不採択と決しました。
請願第10号を採決いたします。本件に対する委員長の報告は不採択であります。本件の賛否について、表決ボタンを押してください。
〔表決ボタンにより表決〕
○議長(熊沢あやり) 押し忘れはありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(熊沢あやり) なしと認め、確定いたします。
賛成少数であります。よって本件は不採択と決しました。
あらかじめ会議時間を延長いたします。
休憩いたします。
午後零時 休憩
―――◇―――◇―――
午後1時 再開
○議長(熊沢あやり) 再開いたします。
休憩前に引き続き、議事を続行いたします。
――
―――――――◇――――――――
△日程第7
――
――――――――――――――――
○議長(熊沢あやり) 日程第7、第73号議案外議案5件、認定2件を一括議題といたします。
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建設常任委員会議案審査報告書
1.第 73号議案 町田市
バイオエネルギーセンター会議室等条例
1.第 81号議案 市道路線の認定について
1.第 82号議案 市道路線の廃止について
1.第 64号議案 令和3年度(2021年度)町田市
一般会計補正予算(第4号)
1.第 68号議案 令和3年度(2021年度)町田市鶴川駅
南土地区画整理事業会計補正予算(第1号)
1.第 69号議案 令和3年度(2021年度)町田市
下水道事業会計補正予算(第1号)
本委員会は、9月7日付託された上記議案審査の結果、「原案を可決すべきもの」と決定しましたので報告いたします。
1.認定第 1号 令和2年度(2020年度)町田市一般会計・
特別会計歳入歳出決算認定について
本委員会は、9月7日付託された上記議案審査の結果、下記の附帯決議を付し、「認定すべきもの」と決定しましたので報告いたします。
記
次の意見は、全員一致をもって可決したものである。
1 一般会計
(歳出)
衛生費
(1)ふれあい収集については、関係機関と連携し、事業継続に努められたい。
土木費
(2)道路総務費の人件費について、コロナ禍でのテレワークやIoT技術等の活用等への対応が、職員のモチベーションや生産性の向上や危機管理に結びつけられる。これを良い機会としてICT、IoT等のさらなる活用を図られたい。
(3)利用者数の拡大、主権者意識醸成のため「まちピカ町田くん」の広報チラシを市内高校で配布されたい。
(4)カーブミラー設置の予算を十分に確保し、市民からの設置要望に丁寧に相談に乗り、対応されたい。
(5)シェアサイクルの需要増に併せ、さらに利用台数とサイクルポートを増やされたい。
(6)道路維持、修繕については、計画的に今後数か年で要望を限りなくゼロに減らすよう努力されたい。
(7)道路施設の維持管理にあたり使用されるグリホサートを主成分とする除草剤について、環境に負荷の少ない、代替薬剤の使用を研究されたい。
(8)道路上公共トイレの全トイレ機械警備(警備サービス直結緊急通報ボタン)の設置にとどまらず、さらなる公共トイレの防犯・衛生の向上に取り組まれたい。
(9)アフターコロナを見据え、モノレール、他の公共交通も含め、様々な可能性について検討されたい。
(10)都市の農地が存続できるように取組をさらに進められたい。
(11)コミュニティバスの運行継続とともに交通空白地区解消及びE-バスに代表されるような地域公共交通の導入検討を積極的に進められたい。
(12)2020年度は設置できなかったバス停のベンチや上屋について、市の補助を増やすなどして、設置を支援されたい。
(13)道路・街路築造事業について、保有する普通財産・未使用地11筆の土地売りをさらに進められたい。
(14)公園の整備に当たっては、ばら広場の事例を参考に、より景観に配慮した整備に努められたい。
(15)四季彩の杜全体に案内板が少ない。事故防止の上からも早急の整備を図られたい。
(16)公園の整備に当たっては、少しでも子どもが水遊びできるような環境を整えられたい。
(17)鶴間公園テニスコートの遮音対策について、引き続き住民の声を聞き、対応されたい。
(18)市営住宅の新規申込者と同様に、現入居者においても、希望があれば保証人を緊急連絡先に変更できるようにされたい。
(19)ブロック塀等撤去事業助成が進むよう、より一層の啓発に努められたい。
次の意見は、賛成多数をもって可決したものである。
1 一般会計
(歳出)
衛生費
(20)
新型コロナウイルス感染症による外出自粛等で家庭での不燃ごみ、ペットボトルごみ量が増加しているが、不燃ごみ、ペットボトルごみ収集は月2度しかない。不燃ごみ、ペットボトルごみ収集回数増を検討されたい。
土木費
(21)LED街路灯について、賃貸借契約に分電盤は含まれていない。今後の経年劣化に対応するため、しかるべく更新方法を研究されたい。
(22)四季彩の杜内のラボ・体験工房等の集客が遅れている。周辺施設に併せ集客を図られたい。
(23)野津田公園事業のテニスコート整備については、コロナ禍による財源不足及び官民の役割分担を念頭に周辺・同規模の民間施設等の情報を調査の上、効率的な事業執行に当たられたい。
(24)町田市第二次野津田公園整備基本計画にテニスコート整備ほか、複数ある施設整備の順序については、整備規模等条件が満たされた施設から行うよう柔軟に対応されたい。
(25)市営住宅の入居者の対象を同性カップルに拡充することを検討されたい。
1.認定第 2号 令和2年度(2020年度)町田市
下水道事業会計決算認定について
本委員会は、9月7日付託された上記議案審査の結果、下記の附帯決議を付し、「認定すべきもの」と決定しましたので報告いたします。
記
(1)国土交通省の実証事業であるB-DASHプロジェクトの成果が上がっている。効率的で健全な下水道事業経営が求められるため、さらに先進的技術の研究・活用を図られたい。
(2)下水処理の過程で、河川への流出が一定程度認められるマイクロファイバー(プラスチック)の除去について、国の動向を踏まえ、除去する対策を研究されたい。
(3)消毒設備(次亜塩素タンク棟・塩素混和池)の耐震補強他工事の入札不調が続いている。施設管理上からも早い段階での入札を推進されたい。
令和3年(2021年)9月17日
建設常任委員長 渡 辺 厳 太 郎
議長 熊 沢 あ や り 様
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○議長(熊沢あやり) 本件に関し、委員長の報告を求めます。
建設常任委員長 渡辺厳太郎議員。
〔建設常任委員長渡辺厳太郎登壇〕
◎建設常任委員長(渡辺厳太郎) 今期定例会において、当建設常任委員会に付託された議案6件及び認定2件につきまして、9月10日、13日及び17日に審査を行いましたので、経過の概要及び結果についてご報告いたします。
まず、第73号議案 町田市
バイオエネルギーセンター会議室等条例について申し上げます。
まず、委員より、地元の方向けに無料利用ということなどは想定されているのかとの質疑がありました。担当者の説明によれば、地元の利用については、その他市長の定めるところという条例に基づき、当然想定をしているとのことでした。
次に、委員より、無料利用も可能だということだが、どういったケースを想定されているのかとの質疑がありました。担当者の説明によれば、基本的には市民センターに倣った形で、一般の利用の場合の減免は定めるようにしている。地元の考え方については、周辺の15町内会・自治会の自治会としての利用というものを地元利用の範囲として考えているとのことでした。
次に、委員より、駐車場の使用料で大型区画とあるが、どういうときに利用されるのか。台数とか、その辺を含めて教えてもらいたいとの質疑がありました。担当者の説明によれば、大型区画については、大型バスが3台分止められるスペースが確保されている。利用の想定だが、恐らく一番多いのは、市内の小学校の社会科見学である。工事の期間中は駐車する場所、それから見学についての危険が伴い、一時社会科見学の受入れを見合わせていたところだが、新しい工事ができたら積極的な受入れをしていきたいと思っている。それ以外にも行政視察等大人数でおいでになられるケースもあるので、そういうときの利用を想定して設定しているとのことでした。
次に、委員より、大型バス3台分だが、子どもたちが社会科見学するときは、減免措置はやるのかとの質疑がありました。担当者の説明によれば、社会科見学は、教育活動の一つであるので、行政利用と同等というふうな考え方で料金をいただくことは想定していないとのことでした。
質疑終結後、反対の立場から、質疑の中で、地元町内会・自治会の方については無料という答弁があったが、その他の地域の方々にこれまでリサイクル文化センターでは無料で利用できたという点があるので、バイオエネルギーセンターにおいても、そういった無料の利用について行うべきだと考え、本議案には反対するとの反対討論がありました。
討論終結後、採決の結果、賛成多数をもって原案を可決すべきものと決しました。
次に、一括議題として審査いたしました第81号議案 市道路線の認定について及び第82号議案 市道路線の廃止については、担当者の説明を了とし、質疑、討論はなく、採決の結果、いずれも全員一致をもって原案を可決すべきものと決しました。
次に、第64号議案 令和3年度(2021年度)町田市
一般会計補正予算(第4号)について申し上げます。
まず、環境資源部所管部分については、担当者の説明を了とし、質疑はありませんでした。
次に、都市づくり部所管部分について申し上げます。
まず、委員より、交通事業者運行継続支援事業について、交通事業者というのは、例えばどことどこだとか、より詳細に教えてほしいとの質疑がありました。担当者の説明によれば、道路運送法に基づく許可を受けている乗合バス事業者、貸切バス事業者、法人及び個人のタクシー事業者だと考えているとのことでした。
次に、委員より、交通事業者運行継続支援事業について、今バス事業者らが便数を減らしている中で、この支援をすることで便数を少しでも元に戻すように近づける可能性はあるのかとの質疑がありました。担当者の説明によれば、大変厳しい環境に置かれている交通事業者に対して、事業の継続を目的としているもので、増便等についてはまた別途協議になるかと思うとのことでした。
以上が都市づくり部所管部分についてであります。
次に、下水道部所管部分については、担当者の説明を了とし、質疑はありませんでした。
質疑終結後、討論はなく、採決の結果、第64号議案のうち、当委員会所管部分については、全員一致をもって原案を可決すべきものと決しました。
次に、第68号議案 令和3年度(2021年度)町田市鶴川駅
南土地区画整理事業会計補正予算(第1号)については、担当者の説明を了とし、質疑、討論はなく、採決の結果、全員一致をもって原案を可決すべきものと決しました。
次に、第69号議案 令和3年度(2021年度)町田市
下水道事業会計補正予算(第1号)については、担当者の説明を了とし、質疑、討論はなく、採決の結果、全員一致をもって原案を可決すべきものと決しました。
次に、認定第1号 令和2年度(2020年度)町田市一般会計・
特別会計歳入歳出決算認定については、質疑終結後、反対の立場から、2020年度、新型コロナ感染拡大の中、住民生活の基盤を支え、日々の生活を支える事業を滞りなく行ったことが委員会審議の中でよく分かった。
一方、薬師池公園駐車場の平日有料化、また町田市街路灯電気料金補助金が2020年度で終了してしまった点、さらに、そもそもこれまで大型の開発事業として問題視してきた野津田公園陸上競技場観客席増設や多目的グラウンド整備などの事業、さらに市民や関係団体との合意がないままに進められてしまった野津田公園ばら広場移転について問題があると考える。
よって、認定第1号について反対するとの反対討論がありました。
討論終結後、採決の結果、認定第1号のうち、当委員会所管部分については、賛成多数をもって認定すべきものと決しました。
なお、採決終了後、次の附帯決議を付すことに決しましたのでご報告いたします。
まず、一般会計のうち、全員一致をもって可決した意見であります。
初めに、歳出の衛生費について申し上げます。
ふれあい収集については、関係機関と連携し、事業継続に努めることを求めるものであります。
次に、土木費について申し上げます。
まず、道路総務費の人件費について、コロナ禍でのテレワークやIoT技術等の活用等への対応が、職員のモチベーションや生産性の向上や危機管理に結びつけられる。これを良い機会としてICT、IoT等のさらなる活用を図ることを求めるものであります。
次に、利用者数の拡大、主権者意識醸成のため「まちピカ町田くん」の広報チラシを市内高校で配布することを求めるものであります。
次に、カーブミラー設置の予算を十分に確保し、市民からの設置要望に丁寧に相談に乗り、対応することを求めるものであります。
次に、シェアサイクルの需要増に併せ、さらに利用台数とサイクルポートを増やすことを求めるものであります。
次に、道路維持、修繕については、計画的に今後数か年で要望を限りなくゼロに減らすよう努力することを求めるものであります。
次に、道路施設の維持管理にあたり使用されるグリホサートを主成分とする除草剤について、環境に負荷の少ない、代替薬剤の使用を研究することを求めるものであります。
次に、道路上公共トイレの全トイレ機械警備(警備サービス直結緊急通報ボタン)の設置にとどまらず、さらなる公共トイレの防犯・衛生の向上に取り組むことを求めるものであります。
次に、アフターコロナを見据え、モノレール、他の公共交通も含め、様々な可能性について検討することを求めるものであります。
次に、都市の農地が存続できるように取組をさらに進めることを求めるものであります。
次に、コミュニティバスの運行継続とともに交通空白地区解消及びE-バスに代表されるような地域公共交通の導入検討を積極的に進めることを求めるものであります。
次に、2020年度は設置できなかったバス停のベンチや上屋について、市の補助を増やすなどして、設置を支援することを求めるものであります。
次に、道路・街路築造事業について、保有する普通財産・未使用地11筆の土地売りをさらに進めることを求めるものであります。
次に、公園の整備に当たっては、ばら広場の事例を参考に、より景観に配慮した整備に努めることを求めるものであります。
次に、四季彩の杜全体に案内板が少ない。事故防止の上からも早急の整備を図ることを求めるものであります。
次に、公園の整備に当たっては、少しでも子どもが水遊びできるような環境を整えることを求めるものであります。
次に、鶴間公園テニスコートの遮音対策について、引き続き住民の声を聞き、対応することを求めるものであります。
次に、市営住宅の新規申込者と同様に、現入居者においても、希望があれば保証人を緊急連絡先に変更できるようにすることを求めるものであります。
次に、ブロック塀等撤去事業助成が進むよう、より一層の啓発に努めることを求めるものであります。
次に、一般会計のうち、賛成多数をもって可決した意見であります。
初めに、歳出の衛生費について申し上げます。
新型コロナウイルス感染症による外出自粛等で家庭での不燃ごみ、ペットボトルごみ量が増加しているが、不燃ごみ、ペットボトルごみ収集は月2度しかない。不燃ごみ、ペットボトルごみ収集回数増を検討することを求めるものであります。
次に、土木費について申し上げます。
まず、LED街路灯について、賃貸借契約に分電盤は含まれていない。今後の経年劣化に対応するため、しかるべく更新方法を研究することを求めるものであります。
次に、四季彩の杜内のラボ・体験工房等の集客が遅れている。周辺施設に併せ集客を図ることを求めるものであります。
次に、野津田公園事業のテニスコート整備については、コロナ禍による財源不足及び官民の役割分担を念頭に周辺・同規模の民間施設等の情報を調査の上、効率的な事業執行に当たることを求めるものであります。
次に、町田市第二次野津田公園整備基本計画にテニスコート整備ほか、複数ある施設整備の順序については、整備規模等条件が満たされた施設から行うよう柔軟に対応することを求めるものであります。
次に、市営住宅の入居者の対象を同性カップルに拡充することを検討することを求めるものであります。
以上、認定第1号に対する附帯決議の意見についてご報告いたしました。
次に、認定第2号 令和2年度(2020年度)町田市
下水道事業会計決算認定については、質疑終結後、討論はなく、採決の結果、全員一致をもって原案を可決すべきものと決しました。
なお、採決終了後、次の附帯決議を付すことに決しましたのでご報告いたします。
まず、国土交通省の実証事業であるB-DASHプロジェクトの成果が上がっている。効率的で健全な下水道事業経営が求められるため、さらに先進的技術の研究・活用を図ることを求めるものであります。
次に、下水処理の過程で、河川への流出が一定程度認められるマイクロファイバー(プラスチック)の除去について、国の動向を踏まえ、除去する対策を研究することを求めるものであります。
次に、消毒設備(次亜塩素タンク棟・塩素混和池)の耐震補強他工事の入札不調が続いている。施設管理上からも早い段階での入札を推進することを求めるものであります。
以上、認定第2号に対する附帯決議の意見についてご報告いたしました。
以上で建設常任委員会の報告を終わります。
○議長(熊沢あやり) 委員長の報告は終わりました。
これより質疑に入ります。ただいまの委員長報告に対する質疑を許します。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(熊沢あやり) これをもって質疑を終結いたします。
これより討論に入ります。第64号議案及び認定第1号を除く議案及び認定に対する討論を許します。討論の通告はありません。ほかにありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(熊沢あやり) これをもって討論を終結いたします。
これより表決に入ります。
第73号議案を採決いたします。本案に対する委員長の報告は可決であります。本案の賛否について、表決ボタンを押してください。
〔表決ボタンにより表決〕
○議長(熊沢あやり) 押し忘れはありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(熊沢あやり) なしと認め、確定いたします。
賛成多数であります。よって本案は原案のとおり可決されました。
第81号議案を採決いたします。本案に対する委員長の報告は可決であります。本案の賛否について、表決ボタンを押してください。
〔表決ボタンにより表決〕
○議長(熊沢あやり) 押し忘れはありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(熊沢あやり) なしと認め、確定いたします。
賛成全員であります。よって本案は原案のとおり可決されました。
第82号議案を採決いたします。本案に対する委員長の報告は可決であります。本案の賛否について、表決ボタンを押してください。
〔表決ボタンにより表決〕
○議長(熊沢あやり) 押し忘れはありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(熊沢あやり) なしと認め、確定いたします。
賛成全員であります。よって本案は原案のとおり可決されました。
第68号議案を採決いたします。本案に対する委員長の報告は可決であります。本案の賛否について、表決ボタンを押してください。
〔表決ボタンにより表決〕
○議長(熊沢あやり) 押し忘れはありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(熊沢あやり) なしと認め、確定いたします。
賛成全員であります。よって本案は原案のとおり可決されました。
第69号議案を採決いたします。本案に対する委員長の報告は可決であります。本案の賛否について、表決ボタンを押してください。
〔表決ボタンにより表決〕
○議長(熊沢あやり) 押し忘れはありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(熊沢あやり) なしと認め、確定いたします。
賛成全員であります。よって本案は原案のとおり可決されました。
認定第2号を採決いたします。本件に対する委員長の報告は認定であります。本件の賛否について、表決ボタンを押してください。
〔表決ボタンにより表決〕
○議長(熊沢あやり) 押し忘れはありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(熊沢あやり) なしと認め、確定いたします。
賛成全員であります。よって本件は認定されました。
これより第64号議案の討論に入ります。討論の通告はありません。ほかにありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(熊沢あやり) これをもって討論を終結いたします。
これより表決に入ります。
第64号議案を採決いたします。本案に対する各常任委員長の報告は可決であります。本案の賛否について、表決ボタンを押してください。
〔表決ボタンにより表決〕
○議長(熊沢あやり) 押し忘れはありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(熊沢あやり) なしと認め、確定いたします。
賛成全員であります。よって本案は原案のとおり可決されました。
これより認定第1号の討論に入ります。討論の通告がありますので、発言を許します。
認定第1号に対する反対討論。
32番 殿村健一議員。
〔32番殿村健一登壇〕
◆32番(殿村健一) 日本共産党市議団の一員として、認定第1号、2020年度一般会計・
特別会計歳入歳出決算認定について反対の立場で討論します。
初めに、昨年度は
新型コロナウイルス感染症が拡大し、市民生活に大きな影響を与える中、地方自治体として、市民の命と暮らしをどう守るかが問われました。医師会と連携した早期のPCR検査センターの立ち上げや高齢者・障がい者施設での検査の実施、中小事業者への家賃補助実施、市民病院事業会計への5億円の繰入れなど、幾つかの市独自の取組については評価するものです。
同時に、コロナ対策の中心的な役割を担った保健所の職員の皆さんの献身的な奮闘に敬意を表するとともに、補充を余儀なくされた職員体制については、今後抜本的な拡充を求めると同時に、安定したワクチン接種や大規模なPCR検査の実施、また、中小事業者や生活困窮者へのさらなる支援を求めるものです。
そのほか、学校給食問題協議会の議論と答申を経て、初めて中学校全員給食実施を決定したことや全小中学校体育館へのエアコン整備を進めたことなど、市民の切実な要求に応えた取組については大いに評価しますが、以下の問題点を指摘します。
第1に、これまで町田市が市民の暮らしを支えてきた重要な事業を廃止したり、大幅に見直したことであります。シルバーピア生活協力員の業務について、外部委託をする通知が突然出されたことです。約20年にわたり最低賃金を下回る待遇で、高齢者福祉の増進のために尽力されてきた方々への市の対応は間違っていると考えます。適正な待遇への改善、住居の確保などを強く求めるものです。また、学校給食調理業務や用務業務、事務業務の委託化推進も問題です。市葬祭事業廃止の検討や長寿号や高齢者ふれあい館のお風呂の廃止、奨学金制度の廃止、障がい者施設家賃補助の削減、都営住宅等の街路灯電気料補助の終了など、重要な暮らし、福祉、教育施策を大幅に後退させたことです。
第2に、国民健康保険事業会計では、国保税の5年連続値上げが行われたことです。学校プール市民利用料の値上げ、薬師池公園駐車場の平日利用料の有料化など、市民の負担が増やされたことです。また、市民税や国保税、後期高齢者医療保険料などの徴収強化が行われ、市民生活を追い詰めることになりました。
第3に、公共施設再編計画を市民の理解と合意なしに推進してきたことであります。8か所の市立図書館を6か所に集約するため、鶴川図書館とさるびあ図書館を廃止する計画です。また、鶴川駅前図書館に指定管理者制度を導入する計画を、市民と有識者の合意なしで図書館のアクションプランに盛り込み推進してきたことです。市立図書館は集約ではなく、不足する地域に増やすべきであります。新たな学校づくりの名の下に、地域から小中学校62校を41校に、3分の1もなくす学校統廃合計画は、一人一人の子どもたちに行き届いた教育を行うための環境を悪化させることと、地域コミュニティーを切り崩す要因になります。未来を担う子どもたちのために、少人数学級の積極的推進と学校の計画的修繕、建て替えを行うべきであり、今ある学校は存続させるべきです。
第4に、芹ヶ谷公園芸術の杜整備計画、野津田公園スポーツの森整備計画についてです。モノレールの延伸と中心市街地の経済効果向上を目的に、官民連携の名で芹ヶ谷公園(仮称)国際工芸美術館と国際版画美術館を一体化させる計画が盛り込まれました。その計画の犠牲になったのが、34年の世界に誇る歴史を持つ国際版画美術館であり、もともと一体となって市民に親しまれてきた貴重なオアシス芹ヶ谷公園であります。にぎわいのある公園づくりのために、価値ある文化と自然を改変し、壊すことは許されませんし、それを市民は支持していません。市民が求める芹ヶ谷公園と国際版画美術館ヘ計画を練り直すべきです。野津田公園整備については、市民や関係者の合意なしに、ばら広場の移転が行われました。コロナ後の公園の在り方を考えたときに、莫大な費用を投じたスタジアムの観客席や多目的グラウンドの整備は問題があると考えます。200億円を超える4つのもり整備への投資は抜本的に見直すべきであります。
最後に、多摩都市モノレール延伸を前提にしたまちづくりが進められてきたことです。町田駅周辺における再開発事業や、団地再生によって市民生活や環境、市財政に大きな影響を及ぼすことになります。モノレールに固執した将来の公共交通の在り方を見直し、環境に優しい未来型の公共交通の在り方を、専門家、市民の意見を基に改めて検討し直すべきであります。
以上の理由で、認定第1号に対する反対の討論とします。
○議長(熊沢あやり) 以上で通告による討論は終わりました。ほかにありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(熊沢あやり) これをもって討論を終結いたします。
これより表決に入ります。
認定第1号を採決いたします。本件に対する各常任委員長の報告は認定であります。本件の賛否について、表決ボタンを押してください。
〔表決ボタンにより表決〕
○議長(熊沢あやり) 押し忘れはありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(熊沢あやり) なしと認め、確定いたします。
賛成多数であります。よって本件は認定されました。
お諮りいたします。この際、第90号議案を日程に追加し、議題といたしたいと思います。これにご異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(熊沢あやり) ご異議なしと認めます。よってこの際、第90号議案を日程に追加し、議題とすることに決しました。
――
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△議事日程追加の1 日程第1
――
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○議長(熊沢あやり) 第90号議案を議題といたします。
本案について、市長から、提案理由の説明を求めます。
副市長 髙橋豊君。
〔副市長髙橋豊登壇〕
◎副市長(髙橋豊) それでは、第90号議案 令和3年度(2021年度)町田市
一般会計補正予算(第5号)につきまして、その概要をご説明申し上げます。
今回の補正予算は、
新型コロナウイルス感染症の影響の長期化により、2021年4月以降も市内事業者の事業活動や資金繰りは依然として厳しい状況が続いており、9月9日には9月13日から9月30日まで緊急事態宣言の期間延長が決定しました。このことに伴い、経済活動の回復には時間を要することが見込まれるため、市内事業者の事業活動の継続支援を目的として、町田市中小企業者家賃補助事業の第4弾を実施いたします。加えて、市民の食事のテイクアウト、デリバリーを促進するとともに、市内飲食事業者を支援するため、デリバリー・テイクアウト支援事業の第2弾を実施します。
8ページをご覧ください。
第1表、歳入歳出予算補正につきましては、まず、歳入において、国庫支出金、繰入金について増額計上しております。
9ページをご覧ください。
歳出におきましては、総務費にて会計年度任用職員人件費、商工費にて中小企業者家賃補助事業などを増額計上しております。その結果、歳入歳出それぞれ3億6,912万円を追加し、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ1,814億27万6,000円とするものでございます。
それでは、歳入の主なものから順を追ってご説明申し上げます。
14ページをご覧ください。
第15款、国庫支出金2億958万5,000円の増額につきましては、
新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金を増額計上しております。
第19款、繰入金1億5,953万5,000円の増額につきましては、財政調整基金繰入金を増額計上しております。
続きまして、歳出の主なものにつきまして、16ページからご説明申し上げます。
第2款、総務費607万円の増額につきましては、中小企業者家賃補助事業などに係る会計年度任用職員人件費を増額計上しております。
第7款、商工費3億6,305万円の増額につきましては、中小企業者家賃補助金、デリバリー・テイクアウト支援給付金を増額計上しております。
以上、
一般会計補正予算の概要につきましてご説明申し上げました。
よろしくご審議の上、ご可決賜りますようお願い申し上げます。
○議長(熊沢あやり) 市長の説明は終わりました。
これより質疑に入ります。ただいま議題となっております議案に対する質疑を許します。
5番 村まつ俊孝議員。
〔5番村まつ俊孝登壇〕
◆5番(村まつ俊孝) 第90号議案、補正予算について質疑を行います。
まず歳入について、
新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金2億958万5,000円が計上されておりますが、その内容と交付限度額決定までの経過について伺います。
歳出につきまして、商工業振興費、中小企業者家賃補助事業第4弾について3点伺います。
事業実施までの経緯、事業の目的と概要、それから補助金の予算額2億9,290万円の算定根拠について伺います。
最後にもう1点、デリバリー・テイクアウト支援事業第2弾について伺います。こちらも3点質疑を行います。
事業実施までの経緯、事業の目的と概要、給付金の予算額6,000万円の算出根拠について伺います。
○議長(熊沢あやり) 財務部長 井上誠君。
◎財務部長(井上誠) 第90号議案についてお答えいたします。
今回計上された
新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金の内容と交付限度額決定までの経過についてでございますが、今回、国から示されました
新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金は、事業者支援分として、緊急事態宣言やまん延防止等重点措置により、経済活動への影響が全国的に生じていることを踏まえ、その影響を受ける事業者に対し、地域の実情に応じてきめ細かく支援の取組を着実に実施できるよう、追加で交付されたものでございます。
国は、財源として2020年度第3次補正予算の繰越分を活用しており、市町村分として1,000億円を交付するとしております。町田市では、8月20日付で国から東京都を通じまして2億958万5,000円の交付限度額が示されております。
○議長(熊沢あやり) 経済観光部長 堀場淳君。
◎経済観光部長(堀場淳) 商工業振興費についてお答えいたします。
まず、中小企業者家賃補助事業についてでございますが、まず1点目の事業実施までの経緯につきましては、
新型コロナウイルス感染症の影響の長期化により、2021年4月以降も市内事業者の事業活動や資金繰りは依然として厳しい状況が続いております。この9月9日には、9月30日まで緊急事態宣言の期限延長が決定し、経済活動の回復には時間を要することが見込まれております。また、町田商工会議所が2021年6月1日から7月31日まで実施した新型コロナウイルス経営影響調査第3弾によりますと、全体の55%の事業者が今年、2021年の経営状況について、
新型コロナウイルス感染症の感染拡大が始まった2020年度よりも悪化したと回答しており、さらなる支援が必要と認識しております。このような状況から、資金繰りに苦しむ市内事業者への家賃補助事業の第4弾を実施するものでございます。
2点目の事業の目的と概要につきましては、市内事業者に対する事業活動の継続支援といたしまして、第3弾の補助対象期間2021年1月から3月以降の緊急事態宣言及びまん延防止等重点措置区域として指定されていた2021年4月から9月までを補助対象期間として、そのうち1か月分を支援するものでございます。
3点目の補助金の予算額2億9,290万円の算出根拠につきましては、家賃の平均補助額を10万1,000円と見込んで、2,900事業所分を算出しております。
続きまして、デリバリー・テイクアウト支援事業についてお答えいたします。
1点目の事業実施までの経緯につきましては、
新型コロナウイルス感染症に関する緊急事態宣言により、主に酒類などを提供する飲食店に対する休業要請、それ以外の飲食店に対しては、営業時間の短縮要請がされており、市内飲食事業者の経営状況は依然として厳しい状況が続いております。各種統計機関が公表するデータのほか、町田商工会議所が2021年6月1日から7月31日に実施した経営影響調査におきましても、昨年比で改善した業種がある中で、飲食業は84%が悪化したという結果となり、最も厳しい業種となっております。これらの状況から、市内の飲食事業者を支援するため、デリバリー・テイクアウト支援事業第2弾を実施するものでございます。
2点目の事業の目的と概要につきましては、国が
新型コロナウイルス感染症を想定した新しい生活様式の実践例として示している食事のテイクアウト、デリバリーを促進するとともに、市内飲食事業者を支援するため、デリバリーやテイクアウトを実施する市内飲食事業者に対し、一律で10万円を給付いたします。
3点目の給付金の予算額6,000万円の算出根拠はにつきましては、現在実施している第1弾の実績見込み550件から申請件数を600件と見込み、一律10万円給付として算出しております。
○議長(熊沢あやり) 5番 村まつ俊孝議員。
〔5番村まつ俊孝登壇〕
◆5番(村まつ俊孝) それぞれ答弁いただきましたので、再質疑をさせていただきます。まず、歳入につきましては、地方創生臨時交付金が昨年の第3次補正予算の繰越分を活用しているということを理解いたしました。また、交付限度額を満額使用しているということも分かりましたので、これで終わりたいというふうに思います。
中小企業者家賃補助事業第4弾につきまして、事業の実施までの経緯、事業の目的と概要、理解をいたしました。補助金の金額についての算出根拠も理解をいたしましたが、この補助金額申請件数については、2021年度に実施した第3弾の実績をどのように踏まえているのか伺いたいと思います。
それから、デリバリー・テイクアウト支援事業第2弾につきまして、こちらも事業実施までの経緯、事業の目的、概要は理解をいたしました。給付金につきまして、こちら第1弾のときは5万円だったと記憶をしております。今回10万円と増額をした理由について伺います。
もう1点、デリバリーやテイクアウトの実施期間を10月から明年1月にした理由についても伺います。
○議長(熊沢あやり) 経済観光部長 堀場淳君。
◎経済観光部長(堀場淳) まず、中小企業者家賃補助事業についてでございます。
第3弾の実績については、5月6日から6月30日まで申請を受け付けし、補助交付事業所数は2,854件となり、補助交付総額は約2億8,000万円でございました。そこで、1件当たりの補助金額10万1,000円につきましては、第3弾の1か月分の平均補助額が10万616円となったため、第4弾では1事業所当たりの平均補助額を約10万1,000円と見込んでおります。そして、申請件数2,900事業所につきましては、第3弾の実績、2,854事業所から2,900事業所分の申請を見込んでおります。
次に、デリバリー、テイクアウトについてでございます。
まず、給付額を増額した理由についてでございますが、まず第1弾では、デリバリーやテイクアウトを実施する際に必要となる容器、包装紙などの消耗品経費、メニュー表作成、チラシ作成費などの販促費を支援するため5万円という金額を設定いたしました。しかし、第1弾申請時のアンケートでは、給付額に対する満足度の問いに対して、約4割の事業者が申請額に不満、やや不満、増額希望との回答がございました。また、幾つか第1弾交付済み者に電話で聞き取りをしたところ、その多くが現在の5万円という給付額では、1か月から2か月分の容器の購入やチラシの印刷代だけしか賄えず、広告掲載費等の他の経費に経費を割くことが難しいとのことでした。
これらのことから、
新型コロナウイルス感染症の影響が長期化する中で、さらなるデリバリー、テイクアウトの促進を支援するため、給付金を5万円から10万円に増額いたしました。
次に、デリバリーやテイクアウトの実施期間につきましては、第1弾では、当初事業実施期間を5月から6月までの2か月に設定しておりましたが、緊急事態宣言が6月20日まで延長されたことを受け、市内飲食事業者のデリバリー、テイクアウトの実施機会を確保するため、2か月間延長し、5月から8月までの4か月間といたしました。今回の第2弾につきましても、
新型コロナウイルス感染症の影響が長期化する中で、市内飲食事業者の今後の事業展開におけるデリバリー、テイクアウトの新規実施を促進するため、4か月間に設定をいたしました。
○議長(熊沢あやり) 5番 村まつ俊孝議員。
〔5番村まつ俊孝登壇〕
◆5番(村まつ俊孝) ご答弁いただきましたので、最後にもう1点再質疑をさせていただきたいと思います。
中小企業者家賃補助事業第4弾について伺います。補助対象期間についてですが、今年の4月から9月までというふうにしておりますが、1か月分を支援するとした理由について伺いたいと思います。また、今後も必要に応じて、このような市内事業者への支援事業を一般財源を活用して行っていく考えはあるかどうか伺いたいと思います。
○議長(熊沢あやり) 経済観光部長 堀場淳君。
◎経済観光部長(堀場淳) 中小企業者家賃補助事業についてお答えいたします。
まず、今回補助対象期間1か月分を支援とした理由についてでございますが、現在新型コロナウイルスの影響を受ける事業者支援策として、国が売上げが50%以上減少した事業者に対する月次支援金、また、東京都が売上げの減少率に応じた東京都中小企業者等月次支援給付金を支給しております。市として、国や東京都の支援制度の充実が図られている中で、限られた財源の中で効率的に市内事業者支援を実施するため、1か月分を支援することといたしました。また、今後についてでございますが、中小企業者家賃補助事業第4弾につきましては、市内事業者の事業継続の支援を目的として、国の
新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金を活用するほか、一般財源を投入して実施いたします。今後につきましても、
新型コロナウイルス感染症の感染状況や国や都の動向、市内事業者の経営状況を把握し、適切に対処してまいります。
○議長(熊沢あやり) ほかにありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(熊沢あやり) これをもって質疑を終結いたします。
第90号議案は
総務常任委員会へ付託いたします。
休憩いたします。
午後1時44分 休憩
―――◇―――◇―――
午後2時45分 再開
○議長(熊沢あやり) 再開いたします。
お諮りいたします。この際、第90号議案を日程に追加し、議題といたしたいと思います。これにご異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(熊沢あやり) ご異議なしと認めます。よってこの際、第90号議案を日程に追加し、議題とすることに決しました。
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△議事日程追加の2 日程第1
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○議長(熊沢あやり) 第90号議案を議題といたします。
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総務常任委員会議案審査報告書
1.第 90号議案 令和3年度(2021年度)町田市
一般会計補正予算(第5号)
本委員会は、9月29日付託された上記議案審査の結果、「原案を可決すべきもの」と決定しましたので報告いたします。
令和3年(2021年)9月29日
総務常任委員長 ち だ 伸 也
議長 熊 沢 あ や り 様
────────────────────────────────────
○議長(熊沢あやり) 本件に関し、委員長の報告を求めます。
総務常任委員長 ちだ伸也議員。
〔
総務常任委員長ちだ伸也登壇〕
◎
総務常任委員長(ちだ伸也) 今期定例会において、当
総務常任委員会に付託された議案1件につきまして、本日審査を行いましたので、その結果についてご報告申し上げます。
第90号議案 令和3年度(2021年度)町田市
一般会計補正予算(第5号)のうち、当委員会所管部分につきましては、討論はなく、採決の結果、全員一致をもって原案を可決すべきものと決しました。
以上で
総務常任委員会の報告を終わります。
○議長(熊沢あやり) 委員長の報告は終わりました。
これより質疑に入ります。ただいまの委員長報告に対する質疑を許します。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(熊沢あやり) これをもって質疑を終結いたします。
これより討論に入ります。討論の通告はありません。ほかにありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(熊沢あやり) これをもって討論を終結いたします。
これより表決に入ります。
第90号議案を採決いたします。本案に対する委員長の報告は可決であります。本案の賛否について、表決ボタンを押してください。
〔表決ボタンにより表決〕
○議長(熊沢あやり) 押し忘れはありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(熊沢あやり) なしと認め、確定いたします。
賛成全員であります。よって本案は原案のとおり可決されました。
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―――――――◇――――――――
△日程第8
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○議長(熊沢あやり) 日程第8、第91号議案を議題といたします。
本案について、市長から、提案理由の説明を求めます。
市長 石阪丈一君。
〔市長石阪丈一登壇〕
◎市長(石阪丈一) 第91号議案 町田市
行政不服審査会委員の委嘱につき同意方についてご説明申し上げます。
本議案は、町田市行政不服審査会の委員5名のうち、田村達久委員、橘高真佐美委員及び三木由希子委員の任期が本年9月30日をもって満了いたしますので、引き続き委嘱いたしたく、提案するものでございます。
3名とも、人格、識見ともに大変優れた方でありまして、町田市
行政不服審査会委員として最適任者であると思料されますので、町田市行政不服審査会条例第3条第2項の規定に基づき、議会の同意を求めるものでございます。
よろしくご審議の上、ご同意賜りますようお願い申し上げます。
○議長(熊沢あやり) 市長の説明は終わりました。
これより質疑に入ります。ただいま議題となっております議案に対する質疑を許します。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(熊沢あやり) これをもって質疑を終結いたします。
お諮りいたします。ただいま議題となっております議案については、会議規則第37条第3項の規定により、委員会の付託を省略いたしたいと思います。これにご異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(熊沢あやり) ご異議なしと認めます。よってただいま議題となっております議案については、委員会の付託を省略することに決しました。
これより討論に入ります。討論の通告はありません。ほかにありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(熊沢あやり) これをもって討論を終結いたします。
これより表決に入ります。
第91号議案を採決いたします。本案は原案のとおり同意することにご異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(熊沢あやり) ご異議なしと認めます。よって本案は原案のとおり同意されました。
――
―――――――◇――――――――
△日程第9
――
――――――――――――――――
○議長(熊沢あやり) 日程第9、第92号議案を議題といたします。
本案について、市長から、提案理由の説明を求めます。
副市長 髙橋豊君。
〔副市長髙橋豊登壇〕
◎副市長(髙橋豊) それでは、第92号議案 3R推進課車両による交通事故に係る
損害賠償請求事件の和解についてご説明申し上げます。
初めに、今回の事故に関しましては、けがをされた相手の方に心からお見舞いを申し上げます。
本議案は、町田市が被告となっております3R推進課車両による交通事故に係る
損害賠償請求事件について、大津地方裁判所彦根支部から和解案の提示があり、これに従い和解による解決をいたしたく、地方自治法第96条第1項第12号の規定に基づき、議会の議決をいただくものでございます。
事故の概要といたしましては、2017年11月7日午前9時50分ごろ、町田市の職員が運転する3R推進課車両が丁字路を直進していたところ、左側から坂を下り右折しようとした自転車と衝突し、原告である相手方は、右鎖骨骨折等の傷害を負った事故でございます。
裁判の経過及び内容といたしましては、損害賠償額の内容について、原告である相手方と合意に至らず、2020年10月28日に損害賠償について提訴されておりました。裁判は、大津地方裁判所彦根支部にて審議が進められておりましたが、2021年8月2日付で裁判所から和解案の提示がされました。
和解案の内容は、町田市が原告に対して損害賠償金として180万円を支払うものでございます。
なお、この金額につきましては、公益財団法人全国市有物件災害共済会から、全額補填されることになります。
以上、よろしくご審議の上、ご可決賜りますようお願い申し上げます。
○議長(熊沢あやり) 市長の説明は終わりました。
これより質疑に入ります。ただいま議題となっております議案に対する質疑を許します。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(熊沢あやり) これをもって質疑を終結いたします。
お諮りいたします。ただいま議題となっております議案については、会議規則第37条第3項の規定により、委員会の付託を省略いたしたいと思います。これにご異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(熊沢あやり) ご異議なしと認めます。よってただいま議題となっております議案については、委員会の付託を省略することに決しました。
これより討論に入ります。討論の通告はありません。ほかにありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(熊沢あやり) これをもって討論を終結いたします。
これより表決に入ります。
第92号議案を採決いたします。本案の賛否について、表決ボタンを押してください。
〔表決ボタンにより表決〕
○議長(熊沢あやり) 押し忘れはありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(熊沢あやり) なしと認め、確定いたします。
賛成全員であります。よって本案は原案のとおり可決されました。
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―――――――◇――――――――
△日程第10
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――――――――――――――――
○議長(熊沢あやり) 日程第10、
委員会提出議案第1号を議題といたします。
本案について、提出者から、提案理由の説明を求めます。
文教社会常任委員長 おぜき重太郎議員。
〔文教社会常任委員長おぜき重太郎登壇〕
◎文教社会常任委員長(おぜき重太郎)
委員会提出議案第1号
インターネット上のいじめ抑止に関する意見書につきましてご説明いたします。
現在、文部科学省では、新しい学習指導要領としてGIGAスクール構想を進めており、町田市においても、児童生徒に対し1人1台のタブレット端末を配付しており、無線LAN環境整備などに力を入れ、新型コロナウイルスの影響下でのリモート授業等の対応も含め、各児童生徒がタブレットを家庭に持ち帰っている状況にあります。
このような環境下で、今回、町田市立小学校に通っていた6年生の女子児童がいじめを受けていたという趣旨の遺書を残し亡くなられたという報道がされました。この事件の中では、学校で配られたタブレット端末のチャット機能が使われ、誹謗中傷が繰り返されていたという可能性が指摘されています。
いじめ防止対策推進法の中では、いじめ防止等への対策の調査研究の推進等について定められていますが、実際は発信者情報の開示請求などを学校や教育委員会が行い、調査、検証を行う法的体制が整っていないのが現状です。
そこで、今後、いじめにより尊い児童の命が失われないよう、国に対し、以下について求めます。
1、「いじめ」による自殺の可能性がある場合、地方自治体や学校が調査・検証する体制を速やかに立ち上げるため、「いじめ」に係る発信者情報の開示請求等ができるよう法的整備を求める。
2、「GIGAスクール構想」によるタブレット端末による「いじめ」が今後起きないよう、児童生徒同士がやり取りできるチャット機能等の使用制限強化を求める。
3、今回町田市で起こった事件に関する調査・検証体制を速やかに立ち上げ、事態の真相を明らかにすることを求める。
以上3項目につきまして、町田市議会として、
インターネット上のいじめ抑止に関する意見書を委員会として提出することに全員一致で決しました。
以上、議場にいる議員の皆様のご賛同を賜りますようお願い申し上げ、提案理由の説明とさせていただきます。
○議長(熊沢あやり) 提出者の説明は終わりました。
これより質疑に入ります。ただいま議題となっております議案に対する質疑を許します。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(熊沢あやり) これをもって質疑を終結いたします。
ただいま議題となっております議案については、会議規則第37条第2項の規定により委員会の付託をいたしません。
これより討論に入ります。討論の通告はありません。ほかにありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(熊沢あやり) これをもって討論を終結いたします。
これより表決に入ります。
委員会提出議案第1号を採決いたします。本案の賛否について、表決ボタンを押してください。
〔表決ボタンにより表決〕
○議長(熊沢あやり) 押し忘れはありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(熊沢あやり) なしと認め、確定いたします。
賛成全員であります。よって本案は原案のとおり可決されました。
お諮りいたします。ただいま議決されました
委員会提出議案の条項、字句、数字、その他の整理を要するものについては、その整理を議長に委任されたいと思います。これにご異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(熊沢あやり) ご異議なしと認めます。よって、条項、字句、数字、その他の整理は議長に委任することに決しました。
――
―――――――◇――――――――
△日程第11
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――――――――――――――――
○議長(熊沢あやり) 日程第11、
議員提出議案第16号から第22号までを一括議題といたします。
お諮りいたします。本案については、会議規則第37条第3項の規定により、提案理由の説明を省略いたしたいと思います。これにご異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(熊沢あやり) ご異議なしと認めます。よって本案については提案理由の説明を省略することに決しました。
これより質疑に入ります。ただいま議題となっております議案に対する質疑を許します。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(熊沢あやり) これをもって質疑を終結いたします。
お諮りいたします。ただいま議題となっております議案については、会議規則第37条第3項の規定により、委員会の付託を省略いたしたいと思います。これにご異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(熊沢あやり) ご異議なしと認めます。よってただいま議題となっております議案については、委員会の付託を省略することに決しました。
これより討論に入ります。討論の通告はありません。ほかにありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(熊沢あやり) これをもって討論を終結いたします。
これより表決に入ります。
議員提出議案第16号を採決いたします。本案の賛否について、表決ボタンを押してください。
〔表決ボタンにより表決〕
○議長(熊沢あやり) 押し忘れはありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(熊沢あやり) なしと認め、確定いたします。
賛成多数であります。よって本案は原案のとおり可決されました。
議員提出議案第17号を採決いたします。本案の賛否について、表決ボタンを押してください。
〔表決ボタンにより表決〕
○議長(熊沢あやり) 押し忘れはありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(熊沢あやり) なしと認め、確定いたします。
賛成少数であります。よって本案は否決されました。
議員提出議案第18号を採決いたします。本案の賛否について、表決ボタンを押してください。
〔表決ボタンにより表決〕
○議長(熊沢あやり) 押し忘れはありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(熊沢あやり) なしと認め、確定いたします。
賛成全員であります。よって本案は原案のとおり可決されました。
議員提出議案第19号を採決いたします。本案の賛否について、表決ボタンを押してください。
〔表決ボタンにより表決〕
○議長(熊沢あやり) 押し忘れはありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(熊沢あやり) なしと認め、確定いたします。
賛成多数であります。よって本案は原案のとおり可決されました。
議員提出議案第20号を採決いたします。本案の賛否について、表決ボタンを押してください。
〔表決ボタンにより表決〕
○議長(熊沢あやり) 押し忘れはありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(熊沢あやり) なしと認め、確定いたします。
賛成全員であります。よって本案は原案のとおり可決されました。
議員提出議案第21号を採決いたします。本案の賛否について、表決ボタンを押してください。
〔表決ボタンにより表決〕
○議長(熊沢あやり) 押し忘れはありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(熊沢あやり) なしと認め、確定いたします。
賛成多数であります。よって本案は原案のとおり可決されました。
議員提出議案第22号を採決いたします。本案の賛否について、表決ボタンを押してください。
〔表決ボタンにより表決〕
○議長(熊沢あやり) 押し忘れはありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(熊沢あやり) なしと認め、確定いたします。
賛成少数であります。よって本案は否決されました。
お諮りいたします。ただいま議決されました
議員提出議案の条項、字句、数字、その他の整理を要するものについては、その整理を議長に委任されたいと思います。これにご異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(熊沢あやり) ご異議なしと認めます。よって条項、字句、数字、その他の整理は議長に委任することに決しました。
――
―――――――◇――――――――
△日程第12
――
――――――――――――――――
○議長(熊沢あやり) 日程第12、各常任委員会の
特定事件継続調査申し出についてを議題といたします。
各常任委員長から、目下委員会において調査中の特定事件につき、閉会中の継続調査の申し出があります。
お諮りいたします。委員長から申出のとおり、閉会中の継続調査に付することにご異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(熊沢あやり) ご異議なしと認めます。よって委員長から申出のとおり、閉会中の継続調査に付することに決しました。
以上をもって本日の日程はすべて終了いたしました。
今期定例会に付議された案件はすべて議了いたしました。
会議を閉じます。
これをもって令和3年第3回町田市議会定例会を閉会いたします。
午後3時3分 閉会
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――――――――――――――――
地方自治法第123条第2項の規定により、ここに署名する。
議 長 熊 沢 あ や り
署名議員 斉 藤 かつひろ
署名議員 おんじょう 由 久...