町田市議会 > 2021-06-18 >
令和 3年建設常任委員会(6月)-06月18日-01号
令和 3年文教社会常任委員会(6月)-06月18日-01号

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  1. 町田市議会 2021-06-18
    令和 3年建設常任委員会(6月)-06月18日-01号


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    最終取得日: 2024-09-15
    令和 3年建設常任委員会(6月)-06月18日-01号令和 3年建設常任委員会(6月)              建設常任委員会記録 1 日時  令和3年(2021年)6月18日(金)午前10時 2 場所  第4委員会室 3 出席者 委員長 渡辺厳太郎       副委員長 深沢ひろふみ       委員 田中美穂 わたべ真実 友井和彦          おく栄一 佐藤伸一郎 おさむら敏明 4 出席説明員       環境資源部長 循環型施設建設担当部長 道路部長 都市づくり部長       都市整備担当部長 都市づくり部次長 その他担当管理職職員 5 参考人 桜井朋広 大嶋眞之助 6 出席議会事務局職員
          議事係長 新井亮介 調査法制係 寺内悠莉       担当 青栁晴香 7 速記士 植木那津子澤速記事務所) 8 事件  別紙のとおり  ────────────────────────────────────        建設常任委員会審査順序                        令和3年(2021年)                      6月18日(金)午前10時                             第4委員会室  1 都市づくり部  (1)請願第 7 号 野津田公園ばら広場への土砂埋立てによる危険を避け安全の確保と環境保全を求める請願  (2)第56号議案 町田市立公園条例の一部を改正する条例  (3)第59号議案 野津田公園拡張区域整備工事(その2)請負契約  (4)行政報告 「(仮称)町田市都市づくりのマスタープラン」策定の進捗状況について  (5)行政報告 「町田市住みよい街づくり条例」改正の進捗状況について  (6)行政報告 「町田市耐震改修促進計画」の改定について  2 道路部  (1)第60号議案 玉川学園前デッキ整備工事請負契約変更契約  3 環境資源部  (1)行政報告 多摩ニュータウン環境組合へのごみ処理支援要請について(その2)  (2)行政報告 新たなごみの資源化施設について  4 特定事件の継続調査申し出について  ────────────────────────────────────              午前10時1分 開議 ○委員長 ただいまから建設常任委員会を開会いたします。  今期定例会におきまして、当委員会に付託されました案件について審査を行います。  審査順序につきましては、お手元に配付してあります委員会審査順序に従い進めてまいりますので、よろしくお願いいたします。 △請願第7号 ○委員長 請願第7号を議題といたします。  請願者から、意見陳述の申出がございます。  お諮りいたします。本日、6月18日の本委員会に、参考人として請願者である桜井朋広さんと大嶋眞之助さんの出席を求め、意見を聞くことにいたしたいと思います。このことにご異議ありませんか。    (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○委員長 ご異議なしと認め、そのように決定させていただきます。  休憩いたします。              午前10時2分 休憩            ―――◇―――◇―――              午前10時3分 再開 ○委員長 再開いたします。  本日は、参考人として請願者である桜井朋広さんと大嶋眞之助さんの出席を得ておりますので、この際、一言ご挨拶申し上げます。  本日は、本委員会にご出席いただき、ありがとうございます。委員会を代表して心からお礼申し上げますとともに、忌憚のないご意見をお述べくださるようお願いいたします。  早速ですが、議事の順序について申し上げます。請願者の方は、5分を限度としてご意見を述べていただき、その後、委員の質疑にお答えいただくようお願いいたします。  それでは、請願者桜井朋広さんと大嶋眞之助さん、お願いいたします。 ◎桜井 参考人 では、団体名、野津田公園・ばらと自然と農業を守る会、桜井朋広大嶋眞之助が請願の趣旨説明を行います。  野津田公園ばら広場において、町田市は、2月の建設常任委員会について、テニスコート建設の延期を決定されました。無理なテニスコート計画の延期を訴えていた私たちに、このことは英断と思えました。  しかし、市はその後、盛土は多目的グラウンド事業の一部としてコート土台となる盛土の工事のみ先行するというふうにされました。そのため旧ばら広場には盛土がされたまま、のり面の十分な固定、または排水施設もないまま盛土が放置されることになります。この広場から斜面の下側には農家の鶏舎と畑があり、さらに下には居住者のある住居もあるため、万一のことがあれば大きな損害となります。  もともとここに造られるテニスコート12面の計画があったんですが、それでは地盤は、初めほぼ切土により造られる計画になっていました。これで大規模な盛土に変更されたんですが、その理由は明らかにされていません。現在のばら広場は、緩い斜面の谷戸地形の芝生であり、周りから水が流れ込みやすいような地形であるといえます。不十分な防災対策の盛土に、近年多発しているような夏場の豪雨被害などが襲うようなことがあれば、土砂の流出や崩落が起きる可能性は十分に考えられると思います。  そもそも旧ばら広場には、営農継続を表明している先ほどの農家の土地などが隣接していて、買収が困難となっています。市街化調整区域などの事情からか、大きく農家の方が異を唱えることはありませんが、お話を伺うと、隣接する場所で工事が行われたり、また崩落の危険があるようなことは心配だというふうなことがうかがわれます。公園内には排水施設もないままで長期に盛土をしてしまう、こういう計画は1度考え直すことが必要と思います。その上で、今の芝生の広場を生かすことを含めた議論も必要と思います。  国連での取組である持続可能な社会のための目標、いわゆるSDGsというのがあるのですが、ここではCO2削減による気候変動の予防、また、里山環境維持などによる生物多様性の保護など、そういったことが挙げられています。ここの雑木林に囲まれた芝生の今の広場の環境を生かすことは、そうした取組にも合致していると考えます。  都市公園と自然の両立をこれまで図ってきた野津田公園、その町田市においては、市民に十分な説明と市民の声を取り入れ、市民を交えた計画変更のための活動、それにより旧ばら広場の危険回避と環境保全を実現していただけるように請願いたします。  では続き、大嶋さん、お願いします。 ◎大嶋 参考人 私からは、野津田公園近隣住民として、委員の皆様に急速に失われていく野津田公園自然環境を何とかして残すための議論を進めてくださるようお願いいたします。  ばら広場跡地、養鶏場、有機野菜農地は、今では希少となった穏やかな田園風景を保っています。どうかこれを奪わないでください。ひとたび失ってしまったら、二度と取り戻すことはできません。  今、世界中で環境保護環境保全の機運が高まっています。2030年という数値目標も検討されています。その中で、野津田公園がどうあるべきかを改めて考えていただきたいのです。どうぞよろしくお願いいたします。  もう一つ、ばら広場に土を盛るという行為は法令違反であると申し上げます。 ○委員長 ありがとうございました。  以上で請願者桜井朋広さんと大嶋眞之助さんからのご意見の開陳は終わりました。  質疑に先立ちまして、念のため申し上げます。請願者は、委員長の許可を得て発言し、また、委員に対しては質疑をすることができないことになっておりますので、ご了承願います。  それでは、これより質疑を行います。 ◆田中 委員 本日は、陳述、ありがとうございました。  今回、旧ばら広場跡地の盛土の件でさらにご心配の声が上がっているということなんですけれども、先ほども陳述の中で様々例示していただいたとは思うんですけれども、具体的にどんな声が上がっているのかというところを詳しく教えていただければと思います。 ◎桜井 参考人 具体的な行為ということなんですが、先ほども陳述のときに申し上げたとおり、直接、農家の方から激しい不安とか批判の声というのが上がったことはないのですが、ただ、言葉の端々にといいますか、例えば、盛土があった場合に崩れてこないといいけれどもねといった感じの柔らかな言い方ですけれども、そういった形での盛土が崩落することに関しての不安とか、または、直接、盛土の話ではないんですが、ここにテニスコートができた場合には、照明とかそういったことが鶏に影響を与えるんじゃないかとか、そういった不安とか、または、建設工事についてやっぱり鶏に影響が出るんじゃないかとか、そういった不安の声を言葉の端々ににじませてくる、そういったことは今までありましたので、恐らくはですが、工事とかこの盛土に関してもそういったご不満を抱いているんではないのかなということが感じられます。  大島さんから何かありますか。 ◎大嶋 参考人 そのとおりだと思います。皆さん声高にはおっしゃらなくても、現実的に養鶏であるとか、農業とかを営農していらっしゃる方ですから、その環境が変わることに関しては非常な危惧を持っていらっしゃると感じています。 ◆田中 委員 ありがとうございます。言葉の端々にというところで、具体的に農家の方からお話を伺っているということも分かりました。  また、大島さんのほうからは自然の田園風景を奪わないでほしいという発言が先ほどありましたが、自然の保全という点で、町田市ですとか公園緑地課のほうに期待することはどんなところでしょうか、教えてください。 ◎大嶋 参考人 基本的には、現状の自然環境を極力残していただきたいということです。 ◆田中 委員 ありがとうございます。  また、請願事項の4つ目に「第二次野津田公園整備基本計画」は、7年間の状況変化などを踏まえ市民と共に再検討するようにしてくださいとあるんですけれども、この間、7年間の状況変化というところでは、どういったものがあるとお考えになって、こういった項目になったのかというのを教えていただければと思います。 ◎桜井 参考人 7年間の変化といった、具体的にこのばら広場建設について直接何かなるというような変化そのものではないのですが、一つには、これが直接ばら広場テニスコートにする原因だったかは分からないんですが、いわゆるオリンピックの開催について大幅に縮小されたと。ばら広場の建設が言われていた当初、7年前においては、多目的グラウンドなどもオリンピックの選手を招いて、そこで練習してもらって交流を図ろうとか、そういった計画の一環として造るというようなことがかなり熱心に言われていたと思います。ただ、そういったことは、いわゆるコロナ禍での縮小オリンピックのせいもあって実質上はなしになって、実質上、多目的グラウンドは別の目的だというふうに変わってきたと。そういった中で、今まで、もともとの2014年の計画どおり多目的グラウンドテニスコートを造る必要性というのは大分減ったのではないのかなということが一つあると思います。  また、これは状況的な変化ではあるんですけれども、町田も、ほかの日本のどこでもそうなんですけれども、いわゆる高齢化というのか、年を取ってもそれなりに体を動かせる人が増えてきたということはあるんですけれども、ただ、テニスをしたりとか、サッカー場を使ったりとか、そういった運動をされる方は少なくて、むしろ歩かれたりとか、散歩されたりとか、うちの親の年寄りなんかもそうなんですけれども、しょっちゅうこういった風景のいいところに出かけていって歩き回ると。そういったことで利用して、体力の維持まではいかないにしろ、そういった健康を保つようなそういうことをされている方というのが実際よく見られます。  実際にこの前、このばら広場でイベントというのか、うちらも一種の歩く会みたいなこともやったんですが、その途中にも何人かすれ違ったり、通り過ぎていったりする方が見られたりして、まだ、バラがなくなってもあそこの周りの道などは皆さん散歩で使われているんだなというふうに感じます。  あと、あえて言うのであれば、先ほどの陳述でも言ったとおり、いわゆるSDGsというんですか、15項目あって複雑ではあるんですけれども、中でそういった気候変動を抑制するためには、緑をなるべく保つこと、または増やすことが大事だと。そういった中で、芝生の広場と雑木林を保つということは有効だと考えられますし、また、生物多様性を保つためにも、本当にどこにでも一見ありそうな草むらと雑木林なんですけれども、中を見てみると、いろんな虫もいれば、いわゆる雑草と言われるようなものでも、よく見ると野草が咲いていたりとか、そういった環境を残すということは十分に意義があるというふうになると思うので、そういった取組が進んできたということも、この7年間の変化ではないのかなというふうに思います。  あと、大島さん、追加することはありますか。 ◎大嶋 参考人 結構です。 ◆田中 委員 実際に周りを散歩されている方なんかもいらっしゃるということで、ありがとうございます。  最後に、先ほどの陳述の中でちょっと気になったところで、法令違反なのではというお話があったんですけれども、何か具体的にどういう意図でおっしゃられたのかというところをちょっと確認をさせてください。 ◎大嶋 参考人 私の発言の中にあったことですね。分かりました。私が申し上げたのは、ばら広場に土を盛るという行為は法令違反であるという言い方でお話ししました。その根拠は、都市公園法というのがありまして、その中に、国の設置に係る都市公園における行為の禁止等ということとして、第11条、国の設置に係る都市公園においては、何人も、みだりに次に掲げる行為をしてはならないとして、4つの項目が挙げられています。その3項目めに土石、竹木等の物件を堆積することと書かれているんです。それに基づいて、私はそのような発言をさせていただきました。 ◎桜井 参考人 あえて追加することを挙げるとすれば、ここでのグラウンドの準備のための盛土というのが、いわゆる放置された土に当たるのかという考え方もちょっとあるとは思うんですけれども、ただ、少なくとも今回のグラウンドテニスコートの整備については、排水施設とか十分な擁壁というのですか、そういった安全施設のないままで積み重ねられるということで、これは実質上、盛土で行われることと同じような危険があると。公園法の趣旨としては何人もというので、あくまで公的な目的があればというのは例外になるかもしれないとは思うんですけれども、ただ、実質上、同じような危険があるという意味では、やはり同じような問題があると言ってしまっていいのかなと思ってしまいます。 ◆田中 委員 詳しく、どうもありがとうございました。 ◆わたべ 委員 請願の趣旨の中に、下のほうなんですけれども、2020年2月実施の市の遺跡調査のことが書いてあるんですけれども、ちょっと私も調べ切れなかったので、どういう遺跡調査だったのかを教えていただきたいと思います。  あともう一つは、今、旧ばら広場はバラの移植が終わって、芝生も既に雑草に覆われつつありますが、芝生の広場として維持したいという思いがあるのかどうかについて教えてください。 ◎桜井 参考人 まず、1つ目の遺跡調査についてのご質疑なのですが、正直、自分も詳細、目的とか結果については、あまり公表されているデータも、ちょっとどのくらいあるのか分かりませんが、少なくとも、恐らくテニスコートを造る前の遺跡の影響を与える下調べだと思うのですが、土を一部分、恐らくピットと言われる溝のような形だと思うんですが、掘り返して、下に遺構とか遺物がないかどうかというのを調べた、そういう調査が行われたということは聞いています。その結果、何が出たかとか、重要な遺物や遺構が出たかどうかということについては知りませんが、ただ、その際、副産物として土が畑の土として柔らかな層をなしていると、そういったデータが出ていたので、これはここを残す1つの意義になるのではないかというふうに思い、中に盛り込んだということであります。  それから、2つ目として、移植後、バラが実質上、もともとはグラウンドの脇のほうに移してみたいというものについては市の意向で移植がされて、今新たなバラ園で一部は花を咲かせ、また、移植後でまだ咲かせていないものもありますが、また、それ以外の移植が困難でそのまま枯れてしまうというふうになっていたものについては、ボランティアの町田ばら会という方々に隣接する私有地のほうで、篤志家の方の土地の提供を受けて、そちらのほうで花を咲かせている、そういったものがあります。あくまでこれは個人的な思いなんですが、そういった避難させたバラが、将来的にまたあそこの芝生の広場に移せたらとてもいいなとは思うんですが、そこまでいかなくても、今の芝生の広場の形で何らか残せたらいいなと。  もちろん今セイタカアワダチソウなどの外来種などが伸びてきていますので、そういったことに関しての手入れは必要だと思うんです。ただ、前回請願したときにも多少申し上げたことなんですが、あそこの場所は適度な斜面と広さがあるので、例えば、今の新しいばら広場を造る際に撤去してしまったターザンロープ、ああいった施設を置いて中で遊んだりすることができるとか、または、今、あそこの軟式野球場の脇のところで、月1回ぐらい冒険遊び場の試みなんかがされているんですが、そういった試みに活用できるんじゃないかとか、または、今回入れなかったんですが、先週の日曜日に周りに立ってシャボン玉を飛ばそうというようなことをやったら、思ったより飛んだので、きれいだなというふうに、こういった使い方もできると。そういったことのために芝生の今の広場として残せたら、町田市としてもまたいろいろな活用方法が考えられるんじゃないか、そういった活用方法については、また市民を交えていろいろ考えていけたらいいんじゃないのかなと、そういうふうにあくまで夢の部分も含めてですが、思ってはおります。  あと、大嶋さん、何か追加があれば。 ◎大嶋 参考人 あくまで、区域の旧ばら広場跡地に関してはそのまま現状は残していただきたいというのが願いであって、芝生の広場として芝生整備をしてくださいということまでは願ってはおりません。それだけは付け加えておきます。 ○委員長 ほかにありませんか。    (「なし」と呼ぶ者あり) ○委員長 以上で請願者桜井朋広さんと大嶋眞之助さんに対する質疑を終了いたします。  この際、請願者桜井朋広さんと大嶋眞之助さんに対し、委員会を代表して一言お礼申し上げます。
     本日は、ご出席いただきましてありがとうございました。  本委員会として、皆様のご意見を委員会審査に十分生かしてまいりたいと思います。  休憩いたします。              午前10時24分 休憩            ―――◇―――◇―――              午前10時25分 再開 ○委員長 再開いたします。  次に、本件について、担当者から、願意の実現性、妥当性について意見を求めます。 ◎都市整備担当部長 請願第7号、願意の実現性についてお答えいたします。  その前に、タブレットの資料をつけております。審査資料として、第二次野津田公園整備基本計画図を載せてありますので、参考にご覧ください。  まず、請願項目1の旧ばら広場への盛り土は安全性が確認されていない限りは止めてくださいについてでございますが、町田市が発注する全ての工事につきましては、まず、安全性の確保が大前提となっております。旧ばら広場でのテニスコート整備に伴う造成工事に当たりましても、都市計画法の規定に基づき、安定する勾配で土砂の整形を行い、安全性を確保いたします。あわせて、大雨により表土が流出して隣接地に影響が出ないように、土留め柵や土のうなどによる災害防止対策を行います。  次に、請願項目2の旧ばら広場の改変について、技術面だけに限定されない説明会を工事前に開き、市民の声に耳を傾けて下さいについてでございますが、旧ばら広場を含む北側拡張区域事業着手に当たりまして、2年以上前の2018年10月に、近隣自治会・町内会や公園利用者に向けた事業説明会を既に実施しております。そのため、改めて建設計画に関する説明会を実施することは考えておりません。なお、2022年度以降、旧ばら広場でのテニスコート整備を行う施工者の決定後に、関係する地域住民の方を対象として、安全対策や作業時間等に係る工事説明会の開催を予定しております。  次に、請願項目3の養鶏場と農地に建設予定テニスコート計画は、農家の営農意思を重く受け止め、適地の再検討を市民を交えて行う様にしてくださいについてでございますが、第二次野津田公園整備基本計画は、市民委員を含む懇談会の設置や市民意見募集を実施した上で策定しております。計画内容の検討の際には、現況施設の配置と樹林地や広場などの地形や自然の状況を考慮し、各施設と自然とのバランスを取りながら、新たに設置する運動施設の配置や規模を決定しており、テニスコートについても、現在の基本計画における位置が適切であると判断しております。計画どおりテニスコートを整備するために必要な用地取得につきましては、地権者と適宜、丁寧に交渉を進めてまいります。  最後に、請願項目4の「第二次野津田公園整備基本計画」は、7年間の状況変化などを踏まえ市民と共に再検討するようにしてくださいについてでございますが、新型コロナウイルス感染症の拡大に伴う影響により、人が密集する屋内での活動が制限されております。このような社会状況の変化に伴い、緑豊かで開放的な環境の下で、散策、遊び、休息、スポーツなどを楽しみながら心身の健康を保つことができる公園の重要性が高まっており、健康的なライフスタイルを支える場所として、第二次野津田公園整備基本計画に沿って、野津田公園の整備を進めるべきであると認識しております。  以上のことから、項目1、2、3、4いずれも願意に沿うことはできません。 ○委員長 これより質疑を行います。 ◆佐藤 委員 盛土の安全性ということで請願は言われているんですけれども、この土自体は野津田公園の中から出てきた、別な工事で出てきた残土だと思うんですけれども、それで、皆さんは町田市役所の中でやっぱり都市計画のスペシャリストであって、安全性というのは、それを一番重要視して、その担当だと思っているんです。だから、請願者のようにご心配になっているということについては、ちょっとあり得ないと私自身も思っているんですけれども、この点はどうなんですか。 ◎公園緑地課長 この盛土につきましては、グラウンド造成工事を前年度している中で出てきている土を、テニスコートの造成に活用するというものでございます。その盛土に当たっては、ご心配は様々あろうかとは思いますけれども、私どもは、都市計画法の規定に基づく開発行為の許可等に関する審査基準に基づいて、盛土が崩落しないように確実に安定する勾配で土砂の整形を行いました。安全性は確保いたします。また、大雨とか、表土が流れ出して隣接地に影響が出ないように、土留め柵ですとか土のうなどにより対策はきちんと行ってまいります。 ◆田中 委員 今、佐藤委員から盛土についての質疑があったんですけれども、多目的グラウンドからばら広場跡地に運ばれる残土の量というのはどのくらいになるのでしょうか。多目的グラウンドと、あと、駐車場のところにも残土があると聞いているのですが、両方ともばら広場に持っていくのかということと、今、安定した勾配でということでございましたが、盛土した場合の盛土の広さや高さというのはどのような形で想定がされているのか伺いたいと思います。 ◎公園緑地課長 まず、土量ですけれども、約7,000立米ほどと考えております。盛土の高低差ということなんですけれども、斜面の上と下とで大体3メートル程度の勾配ということになっています。広さにつきましてはこのテニスコート予定地、旧のばら広場全体に薄く盛土をしますので、恐らく面積でいうと6,300平米ほどかと思います。 ◆田中 委員 詳しくありがとうございました。  請願者の方から、排水施設のこともご心配の声が上がっているんですけれども、こういったケースでは集中豪雨ですとかそういったものの対策ということでは、想定はされていらっしゃるのかどうか伺いたいと思います。 ◎公園緑地課長 雨の対策ということなんですけれども、そこにつきましては、例えば、1か所に雨が集中したりすると、そこから崩落ということもございますので、そういうことがないようにきちんと整形をして、1か所に集中するようなことがないようにというような対策をいたします。あと、水がどこからどういうふうにここのところに流れてくるかというのは、現場の状況によっても変わってくると思いますので、そこのところは施工時にきちんと確認をしながら、流れないような形で対策はしていきたいと思っております。 ◆田中 委員 ありがとうございます。  全体に薄く盛土をするという想定をされているということで、請願者の方から、テニスコート造成の計画がもともと切土だったのではというお話もあったんですけれども、4年前ぐらいに造成の基本設計の図を私も見たことがあるんですけれども、そこから何か変更というのはあったのでしょうか。整備基本計画のほうには、切土、あと盛土を12メートルということも書いてあるので、そのあたりのことが分かれば伺えればと思うんですが。 ◎公園緑地課長 当初から特に大きく変更したところはございません。そもそも土地が緩く傾斜している土地ですので、平たんな部分を造るためには、切土の部分と盛土の部分が必ず出てくるという形になっております。 ◆田中 委員 ありがとうございます。  それでは、先ほど請願者の方から都市公園法の第11条の話があったんですけれども、その点についての認識というか伺えたらと思うんですけれども。 ◎公園緑地課長 都市公園法11条は禁止事項ということなんですけれども、今回の工事につきましては、公園管理者が公園施設を設置する整備工事ということで、一時的に土砂を仮置きしているという状況でございますので、この11条には抵触いたしません。 ◆田中 委員 この仮置きというのは、設置者が設置するというものなので、誰かの許可を得るとかそういう形のものではないということですか。 ◎公園緑地課長 そのとおりでございます。 ◆田中 委員 それでは最後に、前回の議会で、テニスコート12面の整備については、いつになるか分からないというご答弁もあって、地権者の方の了承が前提ということもご答弁いただきましたが、その後、土地所有者の方ですとか関係団体の方から話を聞くなどされたのでしょうか。また、その反応などがありましたら伺いたいと思います。 ◎公園緑地課長 隣接の方には、今年度工事をするに当たっても、このテニスコート予定地のところに土砂を搬入することにつきましてはご説明をさせていただいております。それから、テニスコートに関しましては、これは要望が以前出ておりますけれども、その要望に変わりはないということでお聞きをしております。 ◆友井 委員 前々から、今回の請願のほうでもそうなんですが、前回の請願のときとかもそうなんです。地権者の2軒の方の件なんですけれども、行政側が感じている温度と請願者の皆さんがおっしゃる温度がどうしても違う部分もあるような気がするんです。その点について、ちょっと感じていること、もしくは事実をお知らせいただけますか。 ◎公園緑地課長 基本計画策定時にこの計画図の中に含めることについてはご承諾をいただいているという中で、その後の地権者の方のお考えが、その先、実際に都市計画決定をするという段になって、ご承諾を今得られていないという状況ではございますけれども、この都市公園にするという事業について反対だということは全くお聞きしておりませんので、継続して、ご理解いただけるようにお話をしていきたいと考えております。 ◆友井 委員 直近で何かお会いするようなことはありましたか。 ◎公園緑地課長 6月にお会いをしております。 ◆友井 委員 6月というと今年の6月、非常に近いところですけれども、そのときはどのような内容のお話が展開されたんでしょうか。 ◎公園緑地課長 内容については控えさせていただきたいと思います。 ◆友井 委員 では、言えない理由だけ教えてください。 ◎公園緑地課長 まだ交渉の途中ですので、そこについて当事者の方以外にお話しするということは控えたいと思います。 ◆わたべ 委員 先ほどの請願者のお話の中で、多目的グラウンドをもっと早くに整備できていればオリンピックに活用したいというような思いがあったというふうなお話だったんですけれども、第二次野津田公園整備基本計画を当初つくったときに、そういうようなつもりで進められていたのかどうかというのを教えてください。 ◎公園緑地課長 計画策定の検討の中では、大きなイベントがこの基本計画を策定する、検討する途中で将来的にあるということで、それも当然視野に入れてということで検討は進んでおりました。ただ、オリンピックがあるからこのグラウンドを設置するということではございません。 ◆田中 委員 追加でもう1点伺いたいと思います。  先ほど請願者の方から、今のばら広場跡地の勾配を生かした計画というのもあり得るのではないかという提案がありました。先ほども、繰り返しになってしまうんですけれども、テニスコート12面というのがいつになるか分からないという中で、そういった現場を生かしたような計画に再検討をする、そういった可能性というところはいかがでしょうか。 ◎公園緑地課長 このテニスコート予定地につきましては、2020年度にテニスコートの整備をして、2023年度に供用開始したいと考えておりますので、その計画を変更することは考えておりません。 ○委員長 ほかにありませんか。    (「なし」と呼ぶ者あり) ○委員長 それでは、質疑の途中でありますが、これより議員間討議を行いたいと思います。  ご発言があれば、お願いいたします。    (「なし」と呼ぶ者あり) ○委員長 議員間討議を終わります。  休憩いたします。              午前10時42分 休憩            ―――◇―――◇―――              午前10時43分 再開 ○委員長 再開いたします。  これをもって質疑を終結いたします。  これより討論を行います。    (「なし」と呼ぶ者あり) ○委員長 これをもって討論を終結いたします。  請願第7号を採決いたします。  本件を採択することに賛成の方の挙手を求めます。    (賛成者挙手) ○委員長 挙手少数であります。よって請願第7号は不採択すべきものと決しました。  休憩いたします。              午前10時44分 休憩            ―――◇―――◇―――              午前10時45分 再開 ○委員長 再開いたします。 △第56号議案 ○委員長 第56号議案を議題といたします。  本案について、提案者の説明を求めます。 ◎都市整備担当部長 第56号議案 町田市立公園条例の一部を改正する条例についてご説明申し上げます。  本議案は、公園の施設整備に伴い、関係する規定を整備するため、所要の改正をするものでございます。  内容といたしましては、成瀬うさぎ谷戸公園に新設するグラウンドと駐車場の利用時間、利用料金及び野津田公園に新設するグラウンドの利用時間、利用料金の規定を新たに加えるものでございます。  説明は以上でございます。よろしくお願い申し上げます。 ○委員長 これより質疑を行います。 ◆おさむら 委員 この丘の上グラウンドというのが成瀬の何とかという、今あまりよく聞こえなかったんだけれども、成瀬の何、今何と言ったのですか。 ◎都市整備担当部長 ちょっと聞こえづらかったようで申し訳ございません。成瀬うさぎ谷戸公園。 ◆おさむら 委員 鞍掛のことを言っているわけですか。 ◎公園緑地課長 スポーツ広場として使われていた鞍掛グラウンドのことでございます。 ◆おさむら 委員 それはうさぎ何とかというのですか。もともとそういう名前だったのが丘の上グラウンドになったわけですか。どうなっているの。分からなかった。 ◎公園緑地課長 今のご説明は2つご説明をしておりまして、丘の上グラウンドというのは野津田公園に新しくできる多目的グラウンドでございます。成瀬鞍掛グラウンドは、隣接にもともと成瀬うさぎ谷戸公園という公園がございました。ぴったりくっついている状態でございました。成瀬鞍掛グラウンドを整備する際に、成瀬うさぎ谷戸公園に拡張区域ということで広げるような形で公園の敷地にしております。 ◆おさむら 委員 成瀬うさぎ谷戸公園というのは、区画整理でついた名前なのか、これはもともとあったのかな。 ◎公園緑地課長 もともとあった公園でございます。黒いところはグラウンドの部分で、左の上にある白抜きの黒い線で囲ってあるところが成瀬うさぎ谷戸公園というもともとの公園でございます。 ◆おさむら 委員 成瀬うさぎ谷戸公園なんてあったの、こんなの後から区画整理でくっつけた名前だろう。 ◎公園緑地課長 名前は設置当初、その当時、つけた名前でございます。 ◆おさむら 委員 最近訳の分からない名前をくっつけて、昔からある名前をくっつけるとぱっとくるんだけれども、何だか訳の分からない名前をつけて、昔からある名前をつけてもらうと本当にありがたいなと思いますので、よろしくお願いいたします。 ◎公園緑地課長 地域の方からもこの鞍掛という名称を残してほしいというご要望を伺っておりまして、このグラウンドについてはこの名前を残しているというところでございます。 ◆おく 委員 供用が2022年4月1日ということでよろしいかと思いますが、それぞれいつ頃完成するか教えていただいていいですか。 ◎公園緑地課長 2022年3月に工事としては完成をする予定でございます。 ◆わたべ 委員 利用時間なんですけれども、成瀬鞍掛グラウンドが午前9時から午後5時までで、丘の上グラウンドが午前7時から午後7時までになっているんですけれども、夜間照明というんですか、利用する際にそういう照明を使うという前提でこの2か所はこういう料金設定になっているんでしょうか。それはまた別の話なんでしょうか。 ◎公園緑地課長 夜間の照明は、運動施設としての照明というのは、どちらも現在のところは設置しない予定でございます。野津田公園の丘の上グラウンドのほうにつきましては、既存の上の原グラウンドと同じ利用時間になっております。成瀬鞍掛グラウンドのほうにつきましては、照明がないということから昼間の時間帯ということで想定をして、9時から5時ということで設定をしております。  成瀬鞍掛グラウンドにつきましては、近隣に住宅地がありまして、土地が、グラウンド自体が住宅地よりも高い位置にあるということもございますので、照明についてはつけないということにしております。 ◆わたべ 委員 もう1回確認なんですけれども、では、丘の上グラウンドに照明はつけるということでいいんですか。 ◎公園緑地課長 今回の工事では設置しませんけれども、将来的には照明をつけることも視野に入れております。 ◆わたべ 委員 将来的にということで、今のところは7時までは利用できるけれども、基本照明なしでというところ、分かりました。隣接にまだ農地があるので、住宅地ではないにせよ、その影響はちょっと心配であったので、質疑しました。ありがとうございます。
    ◆おさむら 委員 鞍掛グラウンドというのは、私は造成をやっている頃、昔、このところに油を納めていたんです。ここは盛土なんです。山裾なの。雨が降ると、ぐしゃぐしゃとすぐ土砂が流れていたの。そういうところなんだ。だから、ここはこの傾向はいまだに変わらないと思う。あまり地盤がいいところじゃないので、ここは雨水対策は大丈夫なんですか。ちょっと大雨が降れば土が流れちゃうんじゃないかなと、そういう心配をしているんだけれども、それはどうなんですか。整備はちゃんと完璧にやってあるのですか。 ◎公園緑地課長 通常どおり、公園整備する際の標準的な雨水排水についてはきちんと対応してまいります。 ◆おさむら 委員 昔のことだから、いろいろ雨水対策は講じていると思うんですけれども、何しろここはあまり地盤がいいところじゃないから、この辺を頭に置いて、その辺、何か大雨が降ったときには注意するなりしてもらいたいなと思いますので、よろしくお願いいたします。 ◆田中 委員 確認なんですけれども、成瀬うさぎ谷戸公園駐車場というのは、新たに整備をされた駐車場ということなんでしょうか。もともとあった駐車場なのか、まず伺いたいと思います。 ◎公園緑地課長 今回新たに整備する駐車場でございます。 ◆田中 委員 ありがとうございます。  それでは、成瀬鞍掛グラウンドについてなんですけれども、今回の料金の設定について、地元の方とはどのような話合いがされたのでしょうか。以前、市民の方が管理をしていたときの料金などももし分かれば伺いたいと思うんですけれども。 ◎公園緑地課長 スポーツ広場だったときの利用料金というのは、申し訳ございません、今、手元に資料がございません。料金設定につきましては、受益者負担の適正化の方針にのっとりまして、維持管理費ですとか貸出しに係る人件費、そういったものを全体の利用されるこま数から割り返した金額で算定をしております。 ◆田中 委員 以前、文教社会常任委員会のときに成瀬鞍掛スポーツ広場について請願が出されていたのを思い出しながら、今回の議案を見ていたんですけれども、様々な市民のスポーツ団体の方が使われていらっしゃったというふうに、そのとき記憶をしております。また、子どものスポーツ団体などもそういったスポーツ広場を利用されていたということはありますでしょうか。利用料金がスポーツ団体に対して負担にならないかというところの問題意識から質疑をさせていただいているんですけれども、利用の状況について分かることがあれば伺いたいと思います。 ◎公園緑地課長 利用できる種目についてのご要望等につきましては、少年野球とかを含む軟式野球ですとかソフトボール、サッカー、少年少女を含むということで、あるいは、フットサルとかグラウンドゴルフということを、これまで使われていた用途に支障がないようにということで考えております。 ◆田中 委員 ということは、子どものスポーツ団体も利用していたし、するだろうということでよろしいでしょうか。 ◎公園緑地課長 そのとおりでございます。 ◆田中 委員 特に子ども向けのそういったスポーツ団体への利用料金の配慮ですとかそういったものというのはあるんでしょうか。 ◎公園緑地課長 特段、優遇措置というのはございません。 ◆田中 委員 先ほどスポーツ広場だったときの料金については手元に資料がないということだったんですけれども、その請願のときの話では2時間200円だったというふうに記憶をしているので、そこと比べるとやはり高くなるのかなというところで、市民のスポーツ団体の方への影響が予想されるわけですけれども、そのあたりについては、何か市民の方から声が上がっていたりというのはありますでしょうか。 ◎公園緑地課長 これは整備するに当たって、地域の方ですとか、団体の方とかとちょっと別の部署になりますけれども、協議をしておりまして、その上で、こういった料金でご理解をいただけていると理解をしております。 ○委員長 ほかにありませんか。    (「なし」と呼ぶ者あり) ○委員長 これをもって質疑を終結いたします。  これより討論を行います。 ◆田中 委員 第56号議案に対する反対討論を行います。  本議案の中で、成瀬鞍掛グラウンドについては、先ほどの質疑の中でもありましたが、以前とグラウンドの利便性ですとか機能の向上が図られた上でのことではありますが、料金が大幅に値上げになってしまうことが市民負担につながるということに対して問題だと考え、反対をいたします。 ○委員長 ほかにありませんか。    (「なし」と呼ぶ者あり) ○委員長 これをもって討論を終結いたします。  これより採決を行います。  第56号議案について原案のとおり決することに賛成の方の挙手を求めます。    (賛成者挙手) ○委員長 挙手多数であります。よって第56号議案は原案のとおり可決すべきものと決しました。  休憩いたします。              午前10時59分 休憩            ―――◇―――◇―――              午前11時 再開 ○委員長 再開いたします。 △第59号議案 ○委員長 第59号議案を議題といたします。  本案について、提案者の説明を求めます。 ◎都市整備担当部長 第59号議案 野津田公園拡張区域整備工事(その2)請負契約について、ご説明申し上げます。  本議案は、町田市第二次野津田公園整備基本計画に基づき、野津田公園北側拡張区域多目的グラウンドを整備するため、工事請負契約を締結するものでございます。  工事内容につきましては、多目的グラウンドの舗装、駐車場の整備などを行うものでございます。  説明は以上でございます。よろしくお願い申し上げます。 ○委員長 これより質疑を行います。 ◆田中 委員 多目的グラウンドのダスト舗装ということなんですけれども、当初の計画では人工芝の計画だったということがありますので、改めて、その変更の理由と経過について伺いたいと思います。 ◎公園緑地課長 基本計画では人工芝でしたけれども、その後、上の原グラウンドにつきましてはハイブリットの人工芝になったということがございまして、それも勘案をして、ダスト舗装にしたというところでございます。 ◆田中 委員 上の原グラウンドが芝生になったというところをお答えいただきました。もともと上の原グラウンドは臨時駐車場としての利用もされていたというところでは、今回のダスト舗装というところで多目的グラウンドのほうが臨時駐車場というふうにチェンジしたような、そういった感じなんでしょうか。 ◎公園緑地課長 今回の整備するグラウンドにつきましても、駐車場として利用することも想定をしております。 ◆田中 委員 そのことに関連して、もう1点だけ人工芝のことでお伺いしたいんですけれども、ダスト舗装よりかは人工芝のほうがけがなどについてはしにくいのかなというふうに聞いているんです。上の原グラウンドも芝生、こちらは人工芝というような考えというのはなかったんでしょうか。 ◎公園緑地課長 利用される種目によって、芝のほうがいいものと、あるいは野球とかでは内野の練習なんかをするときにはダスト舗装のほうがということもございますし、そこら辺を考え合わせて、今回、ダスト舗装を選択しております。 ◆田中 委員 種目によってということで了解をいたしました。引き続き、臨時駐車場として使うという想定のことで伺いたいんですけれども、臨時駐車場として使う場合に、あとは今回整備される駐車場もそうだと思うんですけれども、野津田公園北から小野神社に向かう道路の途中に多目的グラウンドで、旧ばら広場跡地につながるような道路があると思うんですけれども、多目的グラウンドの臨時駐車場として使う場合は、そこから入るということになるのでしょうか。 ◎公園緑地課長 ここを駐車場として使う場合には、大規模なスポーツ大会等を開催するときだと思いますけれども、こちらにつきましては、主催者側で周囲についても安全を確保しながら運用ができるようにということで検討するものだと考えております。 ◆田中 委員 先ほど大規模スポーツイベントというお話があったので、やはりその道路というのが先に狭い十字路というか丁字路になっていて、渋滞になることが普段通っていても多いので、その点を心配しているのですが、その対策、先ほどはスポーツの主催者と検討をしてということですが、何か対策についてお考えのことというのはあるんでしょうか。 ◎公園緑地課長 先ほども申し上げたとおり、主催者の方と協議はしてまいります。 ◆田中 委員 ダスト舗装のことから駐車場のことについて関連して聞かせていただきました。そういった懸念もあるということでお伝えをさせていただきました。  次に、今回の請負契約の金額というのが出されているんですけれども、今回の金額も合わせて、多目的グラウンド整備にかかった金額というのは現状幾らになるのでしょうか。 ◎公園緑地課長 その1工事が約7億8,000万円、今回の契約金額は約2億円ということですので、約10億円弱ということになります。 ◆田中 委員 詳しく提示していただいてありがとうございます。当初の予定、整備基本計画のところでは入っていない工事もあるとは思うんですけれども、見ると、拡張区域の全体で6.5億円で、サッカー場とその当時はなっているんですけれども、サッカー場のところでは大体3.3億円ということだと思うんですけれども、その点は合っていますでしょうか。 ◎公園緑地課長 基本計画段階でもその概算ということで工事費は算出しておりますので、その後、どういった仕様で、どういう構造でというのが、正確に設計をする中で最終的にこの金額になったということで、適正な金額であると考えております。 ◆田中 委員 金額の多さというところに問題意識を持っているわけですが、その点はご答弁いただいたので、適正だということで考えていらっしゃるということでご答弁はいただきました。ありがとうございました。  最後に、多目的グラウンドそのものについてなんですけれども、高低差はすごくあるんですけれども、民家とも隣接をしているというところでは、住宅に対しての配慮というのはどのように行われていますでしょうか。グラウンドが住宅地より物すごく高くなっているので、家の中が見えてしまうのではというような心配も伺っております。その点については何かありますでしょうか。 ◎公園緑地課長 グラウンドの設計に当たりましては、こういった段差がある地形ですので、その配慮として住宅地よりも少し距離が取れるように、配置を敷地の中で限度いっぱい取っているということでございます。 ◆田中 委員 離してやっておられるということで了解をいたしました。  最後に、先ほどの議案の中で、わたべ委員からあった多目的グラウンドの夜間照明の件なんですけれども、以前は、夜間照明について隣接農家の方といろいろ相談をしながらやっていきますということで、一般質問でご答弁いただいたこともあったので、隣接の農家さんとの相談の内容というか、その上でしばらくは夜間照明をつけないということになったのか、逆にいつぐらいに夜間照明を、今後設置することを考えていらっしゃるのか。設置をする場合は、先ほどわたべ委員もおっしゃったように、農家さんへの影響がないようにというところがすごく大事だと思うんですけれども、その考え方について伺いたいと思います。 ◎公園緑地課長 照明については、まだ設置をする時期というのは決定をしておりません。実際にここに照明を設置するということになれば、それは当然、近隣の方への配慮もしながら設計のほうは進めていきたいと思います。 ◆田中 委員 以前、一般質問をいたしましたときには、黒いカーテンじゃないですけれども、そういったようなもので覆うとか、そういった技法なんかもご提案があったかなと思うんですけれども、一番は照明がなければ影響はないというところはあると思うんですけれども、その辺も引き続き近隣の方ときちんと相談を、直接相談をしていただくということでよろしいでしょうか。 ◎公園緑地課長 遮光といいますか、光の遮り方につきましてはいろいろな手法があると思いますので、そこはよく検討していきたいと思います。 ◆田中 委員 実際に隣接の方とそういったことも、相談というかどういった手法が一番いいかということをやられるということでよろしいでしょうか。 ◎公園緑地課長 お話も伺ってまいります。 ◆おく 委員 ここに書かれてあるダスト舗装という言葉が出ていますけれども、どういうダスト舗装を考えていらっしゃるんですか。 ◎公園緑地課長 いわゆる土です。イメージ的には学校のグラウンドのような舗装をイメージしていただければよろしいかと思います。 ◆おく 委員 そうすると、砕石なのか、または石灰なのか、ダストにもいろいろ種類があるかと思いますけれども、その辺は。 ◎公園緑地課長 一般的な手法としましては、細かい砕石の上に、さらに石灰等で多少固定できるような形になろうかと思います。 ◆おく 委員 そうすると、グリーンダストをその上から貼りつけるということは考えていないんですか。芝生に似たものです。 ◎公園緑地課長 いわゆる緑色のダスト舗装というのがありますけれども、今回のものは通常のもので考えております。 ◆おく 委員 その判断はどこでされたんですか。要は、もともとは人工芝云々というところの話があったものを、完全に人工芝じゃなくて石灰、砕石のダストの工程と同じようなものという認識になったわけですけれども、それに人工芝に似たようなグリーンのコーティングをして、少しでも使う方々にとってけが等々の安全性を保つということの認識というのは、ダスト舗装をここで契約するときに、その発想というのはなかったということですか。 ◎公園緑地課長 グラウンドの舗装につきましては、通常どおりのダストでということで当初から考えております。 ◆おく 委員 分かりました。では、そういうことであれば、また次の段階で伺いたいと思います。了解です。 ◆わたべ 委員 この費用の中に、今ある盛土を移動させる費用というのは含まれているんでしょうか。 ◎公園緑地課長 含まれてございます。 ○委員長 ほかにありませんか。    (「なし」と呼ぶ者あり) ○委員長 これをもって質疑を終結いたします。  これより討論を行います。 ◆田中 委員 第59号議案に対する反対討論を行います。  本議案は、野津田公園拡張区域整備工事(その2)として、多目的グラウンドと付随する駐車場の整備を行うものです。この多目的グラウンド整備については、野津田公園の現在営農中の民有農地も組み入れた拡張区域の一部の多目的グラウンドの整備であること、また、整備費については整備基本計画の当初の予定よりも大幅に増えていること、多額の金額がかかっていることなどの理由から、今回反対をいたします。 ○委員長 ほかにありませんか。    (「なし」と呼ぶ者あり) ○委員長 これをもって討論を終結いたします。  これより採決を行います。  第59号議案について原案のとおり決することに賛成の方の挙手を求めます。    (賛成者挙手) ○委員長 挙手多数であります。よって第59号議案は原案のとおり可決すべきものと決しました。  休憩いたします。              午前11時17分 休憩            ―――◇―――◇―――              午前11時18分 再開 ○委員長 再開いたします。 △行政報告(「(仮称)町田市都市づくりのマスタープラン」策定の進捗状況について)
    ○委員長 行政報告、「(仮称)町田市都市づくりのマスタープラン」策定の進捗状況についてを議題といたします。  本件について、担当者の報告を求めます。 ◎都市づくり部長 「(仮称)町田市都市づくりのマスタープラン」策定の進捗状況につきましては、都市政策課長から説明いたします。 ◎都市づくり部次長 では、「(仮称)町田市都市づくりのマスタープラン」策定の進捗状況についてご報告をさせていただきます。  本件につきましては、2020年第4回定例会の本委員会におきまして、中間の検討状況として、計画の基本的な構想や将来都市像の考え方につきまして報告をさせていただいております。現在、本マスタープランの策定につきましては、まちだ未来づくりビジョン2040の策定に合わせまして、都市計画、交通、緑、住宅の各マスタープランを統合的に策定することとし、2020年2月に町田市都市計画審議会に特別委員会を設置いたしました。  特別委員会は、2020年3月から2021年5月まで計8回開催しております。20年後の市民の暮らしに着目した将来都市像やそれを実現するための設計図である都市構造などについて検討を重ね、このたびマスタープランの全体構成がおおむね定まってまいりました。  資料の2ページをご覧ください。  マスタープランの全体構成案を示しております。上から、ピンク色で塗っている部分がビジョン編、真ん中の黄色で塗っている部分が方針編、下の青色で塗っている部分がコンテンツ編となっており、全体を3編構成としております。また、ビジョン編では、将来のまちのかたちとつくりとして、都市の設計図を2階層で設定をしております。  資料の3ページをご覧ください。  設計図の1層目、まちのかたち(暮らしの図)として、市民の暮らしの視点から、左下の凡例にありますように、地域の特徴を活かした4つの暮らしを整理しております。また、日々の暮らしを支える場として、日常の暮らしの中心地や町田らしい新しいモノが生み出される場として、産業の中心地を示しております。  4ページをご覧ください。  設計図の2層目、まちのつくり(拠点と軸の図)として、市内の拠点、移動、交通の都市の活動軸、そして、緑の軸を示すマクロな視点からの都市構造を示しております。また、多摩都市モノレールの延伸によって形成される活動軸を都市骨格軸とし、モノレール駅が想定される忠生を新たな都市拠点として位置づけしております。  なお、多摩都市モノレール町田方面延伸の進捗状況につきましては、東京都が沿線市や学識経験者等で構成する多摩都市モノレール町田方面延伸ルート検討委員会を設置し、多摩都市モノレールのルートを検討しているところでございます。具体的には、町田市北部の都市計画道路が未確定の区間につきまして、これまで市が想定していたルートのほか、野津田公園を通るものなど幾つかのルートについて、事業性やまちづくりなど複数の観点から比較、検討を行っております。町田市といたしましては、当初から想定しているとおり、多摩センター駅から北部丘陵、小山田桜台団地、桜美林学園を通り、町田都市計画道路3・3・36号線に至るルートについて東京都に働きかけており、本マスタープランにおいてもその前提で検討を進めております。  1ページ目にお戻りください。  今後のスケジュールにつきましては、来月7月21日に最後の特別委員会を開催し、8月に都市計画審議会の答申審議、9月に行政報告及びパブリックコメントを実施、来年3月に公表を予定しております。  最後に、子どもたちと考える「未来のまちアイデア」の募集結果についてでございます。  資料の5ページ及び6ページをご覧ください。  2021年2月に中間まとめの公表をするに当たりまして、「広報まちだ」特集号を市内の小中学校において児童生徒に配付し、2040年の社会で主役となる子どもたちへの情報発信と未来に向けたアイデアを募集したところ、808件のアイデアの応募をいただいております。これらのアイデアを紹介するリーフレットを5月に発行し、市内の小中学校にて児童生徒に配付をしております。  報告は以上です。 ○委員長 これより質疑を行います。 ◆佐藤 委員 都市づくりのマスタープランは7月、来月で委員会が終了ということで、8月には答申の審議に入る。これが決まると、おおむね20年間ということです。その中で、今、具体的には小田急多摩線の延伸だったりすると、小山田地域の今現在ある都市計画と、例えば、駅の想定があるわけで、そういうところを今後この都市づくりのマスタープランにどうやって入れ込んでいくか。来年の3月に確定して策定、そこから20年先となって、そういうことを現実に今進めて検討会等でやっていただいているんですけれども、そういうことの整合をどう取っていくのか。そしてまた、新たな業種としてのそういう部分というのは出てくる可能性もあるんですけれども、それをどうやってこの都市づくりのマスタープランとの整合をさせていくかというのを教えてください。 ◎都市づくり部次長 本マスタープランは、今、まちだ未来づくりビジョン2040も策定しておりますけれども、これに整合する形で、20年後を見据えた都市づくりのマスタープランということで検討を重ねているところです。今、委員がおっしゃったどう整合していくかというところで、今回は都市計画、交通、住まい、緑というものも統合的にまとめて策定するということで、この都市づくり分野の4分野においても、今後、町田市の将来に向けた取組ということで、ビジョンをまず示していくというところです。その中で、各分野におきましても、これを具体的にどう進めていくかというような、このマスタープランを策定した後の計画というか実施ということになっていくと思うんです。そこにつきましては、各分野ごとに実際の5か年計画という実施方針と取組内容というのを定めていきますので、そこで進捗状況をしっかりと把握しながら、都市づくりのマスタープランで定めた未来の将来像に向けた具体的な取組は、そこで確認をしていくというようなことになっております。 ◆佐藤 委員 では、ここで大枠ではつくるけれども、個々の案件についてはこれから5か年計画なりで、その事業は事業として並行して進めていくという考えでよろしいんですか。 ◎都市づくり部次長 今回の新しい目玉というか、全体構成としてビジョン編と各方針編を4分野まとめると。もう一つ、コンテンツ編ということでつくっております。今までは、地域別構想編ということで市内を分けてそこの大きなくくりでこういうまちづくりをということで示していたんですけれども、実際はもっと細かいというか、小さい地区ごとで、もしくは団体ごとでまちづくりに取り組んでいる団体や、これは地域の方ですとか、当然、行政と一緒に協働で取り組むものもございますので、コンテンツ編にそういった各取組を挟み込んで、いろんな取組をしているというものを広く皆様に周知して、そういった活動が町田市全体に広がっていけるようなことで考えております。 ◆田中 委員 スケジュールのところで、今年の9月にパブリックコメントの実施ということなんですが、私はいつもパブリックコメントに関していろんなところで質問をしているんですが、本当にたくさんの方に計画を知っていただいて、パブリックコメントも寄せていただきたいなといつも思っているんですけれども、たくさんの方にコメントが寄せられるような工夫については、今から考えていらっしゃることはありますでしょうか。 ◎都市づくり部次長 パブコメにつきましては、通常どおり推し進めてはいきますけれども、今現在も、まちだ未来づくりビジョン2040と併せて環境のほうもマスタープランを改定したり、ホッとプランもやっております。広報のほうで、コラムということでこの計画、マスタープランについての周知というかアナウンスを定期的に行ったりしております。なので、そういったところで随時、今回、子どもたちのアイデア募集も非常に多くの件数をいただいておりますので、こういったいろんな方に触れられるような形で、周知は今後も考えていきたいと思っております。 ◆田中 委員 ありがとうございます。今、子どものアイデア募集のこともお話があったんですけれども、配付の資料に載せていただいたリーフに、ここのページから見られるよということでQRコードが載っていて、ここからすぐに子どもたちの作品にばっと飛ぶことができて、本当にたくさんの作品が出ているなというのがすぐ分かったんです。例えば、ほかの部署でもやっていらっしゃったり、やっていらっしゃらなかったりいろいろなんですけれども、パブリックコメントもメールで送れるというところでは、やはりそういった案内のQRコードはぜひ載っけていただきたいなと思うんですが、いかがでしょうか。 ◎都市づくり部次長 先ほども申し上げましたとおり、多くの方にこのマスタープランを知っていただいて意見をいただきたいと思いますので、広く周知できるような方法で行いたいと考えております。 ○委員長 ほかにありませんか。    (「なし」と呼ぶ者あり) ○委員長 これをもって質疑を終結いたします。  以上でただいまの行政報告を終了いたします。 △行政報告(「町田市住みよい街づくり条例」改正の進捗状況について) ○委員長 行政報告、「町田市住みよい街づくり条例」改正の進捗状況についてを議題といたします。  本件について、担当者の報告を求めます。 ◎都市づくり部長 「町田市住みよい街づくり条例」改正の進捗状況につきましては、地区街づくり課長から説明いたします。 ◎地区街づくり課長 「町田市住みよい街づくり条例」改正の進捗状況につきまして報告いたします。  まず、条例改正の背景・趣旨ですが、本条例は、1999年に当初策定しました都市計画マスタープランの実現手法の一つとして、2004年に地域や地区の特性を生かした市民主体のまちづくりを目的に施行しております。現在、策定中の都市づくりのマスタープランと併せまして、マスタープランで示す暮らし方や町の中での多様な活動を地区単位で実現化する仕組みへと改正する検討を進めております。検討体制としましては、街づくり審査会へ諮問し、審査会の下部組織となる専門部会にて検討を進め、2021年5月に街づくり審査会から答申を受けております。  次に、条例改正の概要を資料2ページ目を使って説明いたします。  まず、本条例は、宅地開発や建物の建て方などに関する制限を加えるための条例ではなく、市民、事業者、市の協働によるまちづくりを推進するための手続を示す条例となっております。その内容は、資料左側上段の現条例の3つの柱のとおり、地区計画などの素案を市へ提案するまでの手続、まちづくりに関する特定のテーマの活動に取り組むための手続、事業者が関係住民へ開発などの計画を早期に周知するための手続を定めているところでございます。  現在条例が抱える課題と条例改正のポイントを説明いたします。  まず、条例で支援するまちづくりの対象となります。現行条例では地区計画などの町のルールづくりを対象としており、都市づくりのマスタープランで示す町の中での多様な活動を支え切れておりません。そこで、新たな条例では、支援する対象を町のルールづくりといった特定のテーマに限らず、地区をよくする活動や取組へと拡大してまいります。また、町をよくする活動が手軽に生まれるように、団体認定から活動認定へと切り替えます。具体的には、資料左側のオレンジ色枠の街づくりプロジェクトになりますが、写真にございますように、新たなモビリティーを使った高齢者支援や空き家を活用した地域のつながりづくり、公園を使って子育て支援を行うといった地域資源を使って市民主体の活動や取組を条例の支援対象といたします。また、これまで規約をつくり団体認定した上で支援したところを、活動を認定することで市民が町をよくする活動に取り組みやすい環境を整えてまいります。  次に、条例と都市づくりのマスタープランとの連動になります。これまでは、現行条例に基づき地区の目標方針となる地区街づくりプランを策定するものの、新たな都市づくりの施策、事業へとつなぎ切れていない状況がございます。そこで、新たな条例では、地区と市が協働でつくる地区単位の将来像、まちビジョンを都市づくりのマスタープランに位置づけ、市の都市づくりの方針とし、施策、事業に展開できる仕組みといたします。具体的には、資料右側の緑色枠のまちビジョンとなりますが、先ほどの街づくりプロジェクトをはじめ、市民がやりたい活動ややり続けたい取組を地区で話合い、束ねて作成するまちビジョンのうち、名称、区域、目標、方針の部分を都市づくりのマスタープランへ位置づける仕組みといたします。なお、街づくりプロジェクト及びまちビジョンへの条例による支援は、これまでのアドバイザー派遣に加え、情報発信や場と機会の提供を行ってまいります。  最後に、大規模土地取引における協議の場の設定です。現行条例では、早期周知のまちづくりを定めておりますが、開発などの計画が固まった段階での住民周知や、市への届出となっております。そこで新たな条例では、土地の売買される情報をいち早く知ることと、開発の構想段階から市や住民のまちづくりへの意向を伝えるということを目的に、土地の売主の方に対しまして、届出をしていただくことや、また、この土地を買う事業者と市の協議の場の設定を追加いたします。具体的には、資料左側、茶色枠の大規模土地取引における協議となりますが、まず、5,000平米以上の土地を取引する場合、売主の方は取引前に市へ届出をしていただきます。市は売主の方へ都市づくりのマスタープランなどに基づき、まちづくりの方向性を伝えつつ、土地の売主へ開発計画などに関して市と協議を行うようお願いいたします。次に、土地の買主の方は開発の構想段階から市と協議を行う仕組みといたします。住民周知につきましては、これまでも買主による説明会を義務づけておりますが、これを開発の構想段階での説明会へと前倒しいたします。  以上が今回の改正の概要となります。  最後に、今後のスケジュールとなりますが、資料1ページ目下段のとおり、本年9月にパブリックコメントを行い、12月の市議会定例会へ条例改正の議案を上程し、採決後に公布いたします。その後、3か月の移行・周知期間を経まして、2022年4月の条例施行を予定しております。  報告は以上です。 ○委員長 これより質疑を行います。 ◆佐藤 委員 大規模土地取引における協議ということで条例ですけれども、業界にはどんな周知というか、そういう連絡はされるんでしょうか。 ◎地区街づくり課長 これはこれからの制度になるんですけれども、関係団体の方が複数いらっしゃいますので、そちらの方々に丁寧な説明は大事なことだと思っております。この後、先ほどのマスタープランと同様にパブリックコメントを実施いたしますので、その中でも制度の内容を分かりやすくしたパンフレット等で周知をしながら、条例改正に向けてのご意見もそこでしっかり伺いながら、スケジュール感も当然示してまいります。そのあたりでまずはしっかり制度の内容を見ていただきながら、来年度の4月から施行いたしますので、そこの猶予期間というところも考えながら進めてまいりたいと思っております。 ◆おく 委員 今、佐藤委員がおっしゃった大規模土地取引なんですけれども、適用面積5,000平米以上ということで、最低でも1,700坪未満のところなんだけれども、具体的に示す広さというのは、私たちがぱっと見たときにグラウンドとかここの広さが大体1,700坪ぐらいですよというのはありますか。イメージをちょっと教えてもらおうかと思って。数字だけで言われちゃうと、イメージがちょっと湧かないというのも実はありまして。 ◎地区街づくり課長 学校が大体1.4ヘクタールとか、当然、大体1ヘクタールを超えているんですけれども、それの半分以下というような感じです。 ◆おく 委員 適用面積を5,000平米と決めた以上は、当然、背景があってしかるべきだと思うんです。私たちはこういう大規模土地取引というイメージからいくと、もう少し狭めてもいいかなというイメージが、今の学校のグラウンドを描きながら感じたんですけれども、ここに至った経緯みたいなものをちょっと優しく教えてもらうといいんですけれども。 ◎地区街づくり課長 5,000平米ということで、まず町田市内を見まして、研究所だとか、倉庫だとか、先ほどの学校、大学さん、そういったところで土地利用転換がぽんと起きてしまいますと、周辺環境に対してかなり大きな影響がございます。また、交通も含めたインフラ関係、あと、学校、保育所あたりの生活インフラに対しても影響があるということで、それをできるだけ早めに情報をキャッチし、事業者さんとお話合いをしながら、何をどういう形でやっていくかというところをやっていくということが趣旨になっております。  5,000平米で先ほどの開発が起こると、マンション計画でいきますと、大体そういう大きな土地というのは200%ぐらいの容積率がついていまして、敷地の2倍を建てることができることになります。マンションがどんと建つような計画ですと、300人とか、400人とか、そういう人口が一遍に増える可能性がございます。そういったところを踏まえて、また、他市の事例も踏まえまして、多くの自治体でも取り入れている制度でございまして、多くの自治体も5,000平米ということを目安にやられているところが多かったといったところも参考にしております。 ○委員長 ほかにありませんか。    (「なし」と呼ぶ者あり) ○委員長 これをもって質疑を終結いたします。  以上でただいまの行政報告を終了いたします。 △行政報告(「町田市耐震改修促進計画」の改定について) ○委員長 行政報告、「町田市耐震改修促進計画」の改定についてを議題といたします。  本件について、担当者の報告を求めます。 ◎都市づくり部長 「町田市耐震改修促進計画」の改定につきましては、住宅課長から説明いたします。 ◎住宅課長 それでは、「町田市耐震改修促進計画」の改定についてご報告させていただきます。  まず、改定の経緯でございます。町田市では、市内の住宅、建築物の地震時における建築物の倒壊被害を低減し、市民の生命及び財産を守ることを目的として、2008年3月に町田市耐震改修促進計画を策定いたしました。その後、2016年3月に計画改定を行いましたが、計画期間が2020年度までとなっておりましたので、今回、2021年度から2025年度までの計画期間として改定したものでございます。  次に、改定の主な内容でございます。まず、計画期間につきましては、先ほど申し上げました2021年度から2025年度、具体的な耐震化率の目標につきましては、表1のほうに、建築物の種類ごとの現状値、2020年度までの改定前の目標、そして2025年度までの目標について、対比して記載しております。  2ページをご覧ください。  計画の概要について記載しており、下線部分が今回の改定項目でございます。先ほどご説明しました計画期間、目標値のほか、2018年度から開始いたしましたブロック塀等の倒壊対策について、今回の改定から新たに記載をしております。  説明のほうは以上でございます。 ○委員長 これより質疑を行います。 ◆佐藤 委員 これについて助成だとか補助は出ているのかどうかから、そのまんま年度を引き継いでいくのか、教えてください。 ◎住宅課長 助成につきましては、主に木造住宅の関係、それから特定緊急輸送道路沿道建築物、あとマンションの関係などの助成制度は現行のものを引き継ぎまして、目標値として改めております。あと、申し訳ありません。ブロック塀の撤去助成というのも同じような形で今後も取り組んでいく予定でございます。 ◆田中 委員 こちらの現状値というのは、2020年度の値ということでよろしいのかお尋ねしたいと思います。また、改定後の目標、住宅のところを95%から耐震性が不十分な住宅を概ね解消というふうに、数値ではない目標にされた理由を伺いたいと思います。 ◎住宅課長 まず、現状値につきましては2020年度末の時点で集計を行ったものでございます。それから、住宅の目標値につきましては、基本的には同じような形で数値を入れるというか、95%程度という想定はしているんですけれども、上位計画に当たります東京都の耐震改修促進計画のほうで、今回、耐震性が不十分な住宅を概ね解消という目標値の設定に文言の訂正がされましたので、町田市の計画においてもそれに準じた形でこの目標値を入れてございます。 ◆田中 委員 詳しくありがとうございました。目標値が上がっているのか下がっているのかちょっと分かりにくかったので、上がっているという意味だということで理解をいたしました。ありがとうございます。 ◆おく 委員 大変恐縮です。耐震化にそれぞれ直下型だとか書いてありますけれども、液状化に対する制度的なものはこれに絡ませて考えていないのですか。 ◎住宅課長 液状化に関しては、地域防災計画の中で液状化の想定、それから鶴見川流域ということで、東京都のほうからも一部おそれがある地域ということで指定がされているのは承知をしておりまして、ただ、今、町田の中では液状化のない地域のほうが大半でございますが、耐震化の中では、優先して木造住宅の耐震化というところに、まずは取り組んでいきたいというところで考えておりまして、液状化に関しましては、所有者の方の相談に乗っていく、それから、東京都のほうに液状化のアドバイザー制度というものがございますので、そちらのほうをご紹介させていただくという形で取り組んでまいりたいと考えております。 ◆おく 委員 ということは、今回のこの行政報告の中では液状化を含まないということでいいんですか。それとも、ここに2021年から2025年に変えていこうとあるので、さらにその先に進むときに、東京都をにらみながら液状化という項目も含まれる可能性はあるのかないか、この辺も含めて答えていただければと思います。 ◎住宅課長 地震の想定という点では液状化の部分も意識をしておりますので、その点は計画として認識はしておきつつ、計画の対応としては、液状化の具体的な施策というものは、今のところ入れておりません。将来的に液状化の部分について記載をするかどうかは、現時点では白紙の状態であります。 ○委員長 ほかにありませんか。    (「なし」と呼ぶ者あり) ○委員長 これをもって質疑を終結いたします。  以上でただいまの行政報告を終了いたします。  休憩いたします。              午前11時48分 休憩            ―――◇―――◇―――              午前11時49分 再開 ○委員長 再開いたします。 △第60号議案 ○委員長 第60号議案を議題といたします。  本案について、提案者の説明を求めます。 ◎道路部長 第60号議案 玉川学園駅前デッキ整備工事請負契約変更契約についてご説明申し上げます。  本議案は、玉川学園前駅デッキ整備工事施工に当たり、デッキ橋脚の施工位置の地中に残置されていた浄化槽の撤去に時間を要したため、工期の変更契約を締結するものでございます。
     変更の内容につきましては、履行期限について2021年9月20日を2021年12月15日に変更するものでございます。  説明は以上でございます。よろしくお願い申し上げます。 ○委員長 これより質疑を行います。 ◆田中 委員 1点だけ教えてください。今回、浄化槽の撤去に時間を要したということなんですけれども、想定外の工事だったということなのか、あとは、もともと何のための浄化槽だったのかというのをちょっと教えてください。 ◎道路整備課長 今回のこの浄化槽については、想定外のものでした。実際に小田急線側の橋脚部を築造するために掘削をしていたんですけれども、そこで浄化槽が出てきまして、この浄化槽については、ここの土地は小田急電鉄さんが所有していたんですけれども、実際、小田急電鉄さんも十分把握していなかったということで、今回、この浄化槽が出てきましたので、これに関する小田急電鉄との調整に時間を要したこと、また、浄化槽を撤去するために時間を要したということで、合計3か月期間がかかったということで変更をいたしました。 ○委員長 ほかにありませんか。    (「なし」と呼ぶ者あり) ○委員長 これをもって質疑を終結いたします。  これより討論を行います。    (「なし」と呼ぶ者あり) ○委員長 これをもって討論を終結いたします。  これより採決を行います。  第60号議案について原案のとおり決することに賛成の方の挙手を求めます。    (賛成者挙手) ○委員長 挙手全員であります。よって第60号議案は原案のとおり可決すべきものと決しました。  休憩いたします。              午前11時51分 休憩            ―――◇―――◇―――              午前11時59分 再開 ○委員長 再開いたします。 △行政報告多摩ニュータウン環境組合へのごみ処理支援要請について(その2)) ○委員長 行政報告多摩ニュータウン環境組合へのごみ処理支援要請について(その2)を議題といたします。  本件について、担当者の報告を求めます。 ◎環境資源部長 多摩ニュータウン環境組合へのごみ処理支援要請について(その2)ということで、環境政策課長よりご説明申し上げます。 ◎環境政策課長 それでは、多摩ニュータウン環境組合へのごみ処理支援要請について(その2)につきましてご報告いたします。  本件は、3月10日、第1回定例会の本委員会でご報告しました内容のその後についてのご報告でございます。  2019年度、ごみの量が増加に転じまして、新型コロナによる断捨離などの状況も今終わりが見えないという状況になっております。今年度、2022年1月に本稼働の町田市バイオエネルギーセンターでは、市内のごみを処理し切れないということから、多摩市にございます多摩清掃工場を運営いたします多摩ニュータウン環境組合のほうにごみの処理支援を要請したと報告をしております。この3月の委員会でお話ししました周辺住民の皆様との意見交換会が終了いたしましたので、その報告をいたします。  コロナ禍ということもございまして、自治会など個別の意見交換会のほうはなくなりました。5月29日土曜日、一度だけ、住民の方に多摩清掃工場のほうにお越しをいただきまして、町田市からはごみ処理支援のお願い内容につきまして説明をし、住民の皆様からはご意見をいただきました。  参加は、資料にございますとおり、11人、自治会役員の方、それから多摩市の市議会議員の方が主な参加者でございました。  いただいた主な意見といたしましては、今回の支援がこれまでの支援とは違う特殊なケースであるので、確実に4年間で終了してほしいと。また、ごみの減量というのは一人一人でやらなければいけないものであるので、この減量の必要性というのがどれだけ町田市民のほうに伝わっているのか心配であるといった、そんな意見がございました。ほかにも幾つか質問、ご意見がございましたけれども、多摩清掃工場周辺の皆様や、また周辺の環境に十分に配慮をして、極力影響がないようにということで町田市の要請に応じていただくといった方向で手続を進めていけることになりました。  今後のスケジュールにつきましては、ご覧のとおりになっておりますが、2022年3月に協定のほうを締結いたしまして、4月から町田市の可燃ごみの一部を支援として多摩清掃工場に搬入する予定でございます。  なお、当日の配付資料のほうを参考としてつけさせていただきましたので、よろしくお願いいたします。  報告は以上でございます。 ○委員長 これより質疑を行います。    (「なし」と呼ぶ者あり) ○委員長 これをもって質疑を終結いたします。  以上でただいまの行政報告を終了いたします。 △行政報告(新たなごみの資源化施設について) ○委員長 行政報告、新たなごみの資源化施設についてを議題といたします。  本件について、担当者の報告を求めます。 ◎環境資源部長 新たなごみの資源化施設については、古屋循環型施設整備課担当課長よりご説明申し上げます。 ◎古屋 循環型施設整備課担当課長 新たなごみの資源化施設について、2021年3月の行政報告以降の進捗状況について報告させていただきます。  1、資源ごみ処理施設。資源ごみ処理施設整備は、目標年度での稼働に向け、関係者と協議及び調整を進めております。また、相原地区につきましては、資源ごみ処理施設に隣接して整備を行う(仮称)大戸広場の整備事業について、6月に地元へ事業計画等を説明する予定としています。今後も、地域のご理解を得ながら事業を進めてまいります。  2、町田市バイオエネルギーセンター、(1)工事の進捗状況及び今後の予定。新工場棟・新管理棟を囲っていた足場が取れ始め、建物の外観が確認できる状況となってきております。工事は順調に進んでおり、7月には受電を開始し、各設備の試運転を開始する予定となっております。また、西側の交差点改良工事も10月中旬の完了に向け順調に進んでおり、工事に当たっては引き続き周辺への配慮に努め、安全第一に進めてまいります。  (2)バイオガス化施設の稼働準備。バイオガス化施設を稼働させるための準備として、メタン発酵に必要な下水道汚泥を8月中旬頃より搬入する予定としております。下水道汚泥は産業廃棄物であるため、一般廃棄物処理施設である町田市バイオエネルギーセンターで取扱いができるよう、町田市一般廃棄物処理実施計画を一部変更し、必要な手続を進めてまいります。  2ページ目をご覧ください。  バイオガス化施設の試運転スケジュールとなります。8月中旬より下水道汚泥の搬入を行い、メタン発酵の準備を進めます。9月中旬からは生ごみ等による発酵を開始し、12月下旬までに性能の確認を行う予定です。  次に、4月20日に撮影したバイオエネルギーセンターの航空写真となります。建物の外観が確認できるようになってきております。  最後になりますが、施設整備のスケジュールとなります。2022年1月に稼働を開始し、既存工場の解体工事に移行していく予定となっております。  報告は以上となります。 ○委員長 これより質疑を行います。 ◆田中 委員 すみません、1点だけ確認をさせてください。メタン発酵に必要な下水道汚泥を搬入するということなんですけれども、量というのは大体どのぐらい必要なものなんでしょうか。 ◎古屋 循環型施設整備課担当課長 量につきましては、約760トンの下水道汚泥を運ぶ予定となっております。 ◆田中 委員 ありがとうございます。なかなかの量なんだなと思ったんですけれども、トラックとかで運ぶようになるんでしょうか、どのぐらいの台数というのがもし分かれば教えてください。 ◎古屋 循環型施設整備課担当課長 今、天蓋型トラックということで、屋根をかぶせられるトラックを使用する予定でおりまして、大体約100台を予定しております。 ◆わたべ 委員 田中委員の質疑につなげてちょっとお聞きするんですけれども、この汚泥というのは、鶴見川クリーンセンター、または成瀬クリーンセンターから運んでこられるのかということと、一応、脱水した汚泥を運ぶということでよろしいですか。 ◎古屋 循環型施設整備課担当課長 今、ご質疑があった町田市の下水処理場は2か所あるんですけれども、こちらの汚泥については、汚泥消化設備というものがないので、メタン菌があまり含まれていない汚泥になります。そのために、ほかの都道府県の下水処理施設から運ぶ予定となっております。 ○委員長 ほかにありませんか。    (「なし」と呼ぶ者あり) ○委員長 これをもって質疑を終結いたします。  以上でただいまの行政報告を終了いたします。  休憩いたします。              午後零時8分 休憩            ―――◇―――◇―――              午後零時9分 再開 ○委員長 再開いたします。 △特定事件の継続調査申し出について ○委員長 特定事件の継続調査申し出を議題といたします。  特定事件の継続調査申し出については、お手元にご配付してあります内容で議長に申出することにご異議ありませんか。    (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○委員長 ご異議なしと認め、そのように決定させていただきます。  以上ですべての案件の審査が終了いたしました。  これをもって建設常任委員会を閉会いたします。              午後零時10分 散会...