• "通行利用"(/)
ツイート シェア
  1. 立川市議会 1993-12-01
    12月14日-15号


    取得元: 立川市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-05-02
    平成 5年 12月 定例会(第4回)  平成五年          立川市議会会議録(第十五号)  第四回定例会十二月十四日(第二日) 出席議員(三十三名)     1番   小玉博美君      2番   上條彰一君     3番   安東 真君      4番   森 文昭君     5番   矢口昭康君      6番   中島光男君     7番   田中和夫君      8番   荒井明久君     9番   青木晃一君     13番   牛嶋 剛君    14番   中村 進君     15番   鳴島勇一君    16番   豊泉喜一君     17番   笠原順二君    18番   梅田尚裕君     19番   堤 保有君    20番   青木更造君     21番   伊豆善正君    22番   小林茂夫君     23番   浅川修一君    24番   戸井田春子君    25番   新井美智子君    26番   志沢 実君     27番   矢島重治君    28番   太田光久君     29番   長野尚文君    30番   白飯磊三君     31番   中山孝次君    32番   高田好一君     33番   須崎一男君    34番   尾崎玄三君     35番   岡部寛人君    36番   志村真次郎  ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~説明のため会議に出席した者の職氏名   市長       青木 久君    助役       中島 寛君   助役       石橋 愿君    収入役      清水庄平君   企画部長     斎藤光世君    企画課長     藤本 完君   総務部長     中原 勲君    職員課長     羽生凱哉君   総務課長     森 信保君    文書課長     北岡宏邦君   市民部長     滝島茂男君    生活経済部長   関根吉雄君   福祉部長     清水甲子雄君   都市開発部長   豊田和雄君   都市開発部参事  宮下 隆君    建設部長     伊藤宗四郎君   清掃部長     石川 博君    下水道部長    宮田道男君   公営競技事業部長 田島悦郎君    水道部長     荒井 博君   教育長      小山祐三君    学校教育部長   乙幡克治君   生涯学習部長   佐藤高之君    選挙管理委員会                              久保 章君                     事務局長  ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~会議に出席した事務局職員の職氏名   事務局長    野口慶次君     議事課長  石坂慶通君   議事係長    花角主税君     調査係長  河合朝英君   主事      金子裕二君  ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~議事日程   1 一般質問  ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~本日の会議に付した事件 議事日程第1。   〔開議 午前十時零分〕 ○議長(中山孝次君) おはようございます。 ただいまから平成五年第四回立川市議会定例会を再開いたします。 これより本日の会議を開きます。  ---------------------- △日程第1 一般質問 ○議長(中山孝次君) 日程第一 一般質問を行います。 これより、質問順序表により順次質問を許します。 まず、三番 安東議員の質問を許します。安東議員。   〔3番 安東 真君登壇〕 ◆3番(安東真君) それでは、通告に従いまして大きく分けて二点について一般質問を行いたいと思います。 一点は、ずっとこの間懸案になっている立川駅のエレベーターの問題についてでありますが、十月の二十六日よりJR立川駅の中央線の下りホームでエスカレーターの設置工事が始まりました。来年の三月いっぱいで完成の予定だということですが、ことしの十一月の新聞の記事に、実はこのエスカレーターが一二〇〇型、つまり車いす対応型のものであるということが報道されました。このことは私たち市民はもちろんですが、立川市内で数年来エレベーターの設置運動にかかわっていた人たちにも全く知らされていません。この点について何点かお伺いをしたいと思います。 この計画についてJR側から立川市への説明、報告があったのかどうか。あったとすればどういった内容での報告であったのか。また逆に立川市からJRへの確認は行ったのかどうか。それから、この間の九月の議会の際には、年度内にはJRと特定契約を締結をしていく運びとなるという答弁があったわけですが、JRとのエレベーター設置の協議はその後どこまで進展をしているのか。当然そろそろ具体的な計画が出てきていいものと考えます。JRとの契約時期、着工時期等、計画を御明示をいただきたいと思います。 それから二点目ですが、高齢者・障害者の地域福祉政策についてですが、特に今回は福祉公社というものを中心に今後の立川市の在宅福祉のあり方全般についてお伺いをしたいと思います。 一点目の公社の性格、目的についてですが、この公社については立川市の地域福祉総合計画の中でも述べられておりますが、第二次基本計画に基づく第一次実施計画の中では、既に来年度一千五百万円の事業費を一般財源から計上するということが出されています。これまでも議会のやりとりの中で何度か福祉公社についての答弁がなされていますが、どれも地域福祉総合計画の中で書かれているおおまかな内容以上のことは述べられていません。そこで、今回はもう少し突っ込んだ内容で御答弁をいただきたいんですが、一点目の目的、性格ということで一体どういう内容の業務を行っていくのか。これは地域福祉総合計画の中でも実施事業ですとか市等の受託事業等を考えているわけですが、このあたりについて具体的にお伺いをしたいと思います。 また、設置主体は市となっているわけですが、設立または運営の母体はどのような形態で一体どこが行っていくのかと。 それから、設立の計画年次と来年度の予算に組まれている一千五百万円、これが一体どういう内容で使われているのか、お伺いをしたいと思います。 二点目ですが、設置箇所は、これは総合福祉センターの中に設置をするということになっていますが、計画ではここに社会福祉協議会とそれから市の在宅福祉課ですか、これが入るということを聞いています。この仕事の分担や協力体制としてこの三者の関係というものをどのように協力体制等も含めて考えているのか、お聞かせをいただきたい。 特にこの中で今の在宅福祉課の市のヘルパーですね、このヘルパーが一体どういう位置づけになっていくのか、お聞きをしたいと思います。 三点目は市民の意見、要望ということですが、これは福祉公社というよりも市の在宅福祉政策全般にわたってのことになりますが、この計画策定の資料として社会福祉協議会が八九年ですか実施をした老人実態調査であるとか、九一年の市民の意向調査等が挙げられているわけですが、特にこの二、三年の間、市民の老後に対しての考え方というのが大きく変化をしてきていると思います。こういった変化に伴い、計画の発展をさせていくこと、また必要ならば変更するということもあり得ると思うわけですけれども、計画策定の大きな背景として、国のゴールドプランが前回にも挙げられていましたが、現時点でのこの国のゴールドプランに対しての評価をお聞きをしたいと思います。 また、立川市として改めて今後の福祉のあり方、また生活スタイル等も含めて市民の意向調査を行うべきではないかと思うんですが、その点についてもお伺いをしたいと思います。 ○議長(中山孝次君) 市長。 ◎市長(青木久君) おはようございます。 では、安東議員の質問にお答えいたします。 まずエレベーター関係でございますが、JR立川駅へのエレベーター設置につきましては本年三月議会において繰越明許費として実施設計費の翌年度繰越費をお認めいただいておりますが、その後JRと現在まで折衝の結果、実施設計に入るための最終的な調整を行っております。また、地方財政再建促進特別措置法に基づく自治大臣の承認の件につきましては、東京都を通じて調整を進めているところであります。なお、現在立川駅中央線下りホームにエスカレーター設置のための工事が進められておりますが、この工事はJRの独自の事業でございます。 次に、二番目の高齢者・障害者の在宅福祉施策についてでございますが、福祉公社、財団についてでありますが、立川市地域福祉総合計画で位置づけておりますように、家事介護のサービスの提供、配食サービスの提供、養成された人材及び有資格者の登録の場として考えております。福祉公社の設立について検討しているところでございますが、この公社と関連性についてどのような体制が望ましいか研究してまいりたいと思っております。公社設立に当たっては関係者の意見、要望等は十分取り入れながら検討に当たってまいりたいと思っております。 具体的な問題についてはそれぞれ担当から答弁させます。 ○議長(中山孝次君) 福祉部長。 ◎福祉部長(清水甲子雄君) 立川駅へのエスカレーターの設置の関係でございますが、最初にエスカレーター設置の計画の報告が市にあったのかどうかという御質問でございますけれども、市に計画の報告は特にございませんでした。ただし、エレベーター設置の件でJRと話をしている中で、九月の初めの段階でそういうような計画があるということは伺いました。 そして、これらのことについて具体的に承知をしたのは、その後十月段階になって、現在のような中央線下りホームのところに来年の三月を目途にエスカレーターをJR独自の計画として設置をしていくというような説明を受けております。なお、この点につきましては十一月の広報でもそのようなことでのお知らせはしております。 それから、エレベーターの設計の関係でございますけれども、JRとの協議の中身につきましてはおおむねこういう形でいけるのではないかという段階に来ております。ただし、立川市がこの事業をするに当たりましては地方財政再建促進特別措置法に基づく自治大臣の承認が前提となりますので、この承認がとれるのかどうかという点について現在東京都を通じて調整しております。この状況を見ながら実施設計に入っていくという判断をすべきであろうと考えております。 次に福祉公社の件でございますけれども、御質問にもありましたけれども、地域総合福祉計画の中で財団法人としての福祉公社の設立を考えております。東京都と財団法人の設立についての協議をしている中で、財団法人としての性格から今立川市が考えている福祉公社については若干なじまない部分もあるのではないかというような話があります。というのは、福祉公社が計画している事業の大半が市からの委託事業であるというようなことから、できるなら財団としては財団独自の事業が過半数を占めるというようなことがいいのではないかというようなことが言われております。なお、これについては東京都と協議をしている段階でございます。 そして、設置主体につきましては現在財団福祉公社という考え方で協議をしておりますので、そういう形で進めたいと思います。 それから、設置時期につきましては平成七年度を目途に今協議を進めているところでございます。 それから、福祉公社の設置場所につきましては福祉センターの中に設置をしていきたいということで、そのスペースについても予定をいたしております。 それから、公社と社協と市の三者の役割分担、協力体制についてという御質問ですけれども、これらについてはそれぞれの立場での責任分担がありますので、十分検討していきたいと思います。 それから、現在職員としてのホームヘルパーの位置づけがどうなるかということでございますが、現行の市職員としての仕事をしていただくというふうに考えております。 それから、市民の意向が変化をしてきているということから、市民の意向調査をすべきではないかというような御質問がありますけれども、それらについても今後研究してみたいと思います。 また、国のゴールドプランの評価ということでございますけれども、各自治体におきましてはまだ総合福祉計画そのものができているのがごく限られた団体だけでございますので、現段階でゴールドプランの評価をするのはなかなか難しいのではないかと考えております。 以上です。 ○議長(中山孝次君) 安東議員。   〔3番 安東 真君登壇〕 ◆3番(安東真君) 一点目のエレベーターについてなんですが、今の御答弁ですと、おおむねいけるのではないかというような非常にあいまいもことした言い回しで、今最終調整を自治大臣の承認の件で都を通じて行っているですか、そういうような御答弁だったわけなんですが、結局時期の明示はなかったわけですよね。例の今JRの駅で建設をされているエスカレーター車いす対応型であったということは、これは多分JRの方から、市の広報に報告をすると、一方的な形で。そういう形で来たんではないかと思うわけです。 実は、先日この長年エレベーターの設置運動に携わってきた方々とJRの立川駅を訪れまして、副駅長、助役と会談を行ったわけなんですが、その中で、市からもこれに対しての問い合わせというか確認というものは一切来てないと。これはどうも納得がいかないわけですよね。これは分かった時点で当然昨年の議会の経過--昨年というか一昨年になりますけれども、議会の経過の中で一度エレベーターではなくエスカレーターで対応しようというような案が市から提案をされて、そのことに対して例えば一般乗客を排除してしまう点ですとか、またメーカーによってはこの車いす、電動の場合だと対応できない機種があることですとか、さまざまな原因を挙げてこれはやめようではないかと。で、もう一度エレベーターに戻して考えるという経緯があったと思うんですね。JRの独自の事業だということを非常に強調されて何回もおっしゃるわけですけれども、じゃ、JRが勝手にやったんだからこれは市は関係ないんだよというようなふうにとらえられる答弁なんですね。ですから、このあたり一体どうなってるんですか。この計画がわかった時点で、やはりこれまでエレベーターそれからエスカレーターの問題も含めてずっと対応してきた福祉部として、ちゃんと駅に報告を聞くなり説明を受けるなり確認をとるなりするべきだったんじゃないですか。何でこんな非常に単純なことが行われてないのかということが全然理解できないんですね。本気になって、最終段階だということで見通しは明るいというようなことばかりを言って、実際明るいかどうかこの点も定かでないのに、ですからなぜ福祉部として対応しなかったのか、この点はちょっと確認をしたいと思うんです。 それから、先ほど言った駅と会談を行った時点に、このエレベーターの設置時期に関してはモノレールと同じころになるんじゃないかと。こういううわさがあるんだというような話がJRの立川駅を管理する立場の方から出ているわけです。こういったことは全くの寝耳に水で、もうすぐにでもできるというようなことを何年も言い続けてるんですけれども、そういう中でこういったうわさについては何かお聞きになっているんですか。それをお聞きしたいと思います。 それから、二点目のこの福祉公社のことについてですが、何だかよくわからないですね。答弁を聞いても、非常に最初に言ったようなこの総合福祉計画の中に書かれている以上のことは述べられてはいないわけなんですけれども、一点はこの運営主体というか設立の母体の中に、やはり例えば障害当事者であったり、それから高齢者であったり、そういう方を含めて考えていくべきではないかと思うんです。その辺の考え方について一点お伺いをしたいのと、三者いわゆる福祉公社と社会福祉協議会それから立川市の在宅福祉課、こことの協力体制ということについては研究をしていきたいということでしたが、問題は例えば全般的な派遣計画ですね、ホームヘルパー等の。派遣のコーディネートといいますか、つまりいつどこでどれだけの介助、または家事援助というものが必要なのかというこの計画をつくっていくかなめの部分、これは一体どこが行っていくという計画になっているのか、お聞きをしたいと思います。 地域福祉総合計画の中では、在宅福祉サービス調整会議ですか、そういったものを設けていくというようなことが書いているわけなんですが、それがこのことを指すのか、そうであればこれが一体どこに置かれることになるのか、お聞きをしたいと思います。 市のヘルパーの仕事は今の現行の市の職員としての仕事を続けていくということですが、だとすれば、福祉公社としてもヘルパーを派遣をしたりだとかする事業を行っていこうという計画になっていますよね。それが単純な協力体制ということになっていくのか、その辺についてもう少し詳しくお聞かせをいただきたいと思います。 それから、将来的にはこの福祉公社のニーズに対応して二十四時間のヘルプサービスを行っていくということがあるわけですけれども、この公社が置かれている総合福祉センターというのが、これまでも何回も触れてきたように、開所時間が朝の九時から夕方の五時までですよね。にもかかわらず、この二十四時間体制でのホームヘルプサービスを福祉公社として実施をしていくということであれば、これは当然総合福祉センターの開所時間の大幅な変更というものが今後あり得るんだということでとらえてもよいのかどうか、確認をしたいと思います。 それから、今や障害者の方ばかりではなくて高齢者の中でも、老後は家族との人間関係ですとか住宅事情等さまざまな理由で、自立をしたというか独立をした生活を営みたいという要望が急増しているわけです。そのためにも、先ほどのゴールドプランについての評価をお聞きをしたのは、既にこのゴールドプランの最も根幹となっていた背景が崩れてきているということがだんだん明らかになってきてるんです。といいますのも、ことしの九月の二十一日の毎日新聞に載った全国的な高齢者社会に対しての世論調査というものが発表されまして、非常に興味深い資料だったのでとっておいたんですが、例えば国は寝たきりの高齢者などを自宅で介護する在宅ケアに重点を置く施策を進めています。あなたはこれをどう思いますかということについては、賛成が六四%、反対が一六%。一方で実際の在宅ケアの施策は順調に進むと思うかということについては、これはやっぱりできないだろうという方が七割に達している。実際介護を希望する人が多いので、進むと答えている人はわずか二〇%に過ぎないんですね。というのも、年をとったとき子供と同居をしたいかという質問について、同居をしたいという方は半分ぐらいいるんですけれども、したくないという方が三三%、これは経済的な理由だとか住宅事情で無理だと答えている人が一〇%もいらっしゃるわけですよ。ですから、日本は厚生白書の七八年版だと思うんですけれども、同居というのは我が国の含み資産だということを言って、欧米に比べて非常に三世帯同居の比率が高いということをうたっておりまして、このゴールドプランの老人介護の受け皿にしてきたわけです。ところが、この非同居傾向というものが進行する中で、この国のゴールドプランが最初立てていた介護をする家族をヘルプをするという在宅福祉というのが成り立たなくなるんではないかということが言われ始めているわけです。ですから、あえて今ゴールドプランについての評価をお伺いをしたかったのと、それからこういったことについてもう一度調査、またはそういった資料があるのであればそこにあわせて計画を練り直していく必要があるのではないかと、そういうことをお聞きをしたかったんです。ですから、その点についてちょっとお聞きをしたいと思います。 それから、この件についてはもちろん昨年十二月の一般質問の折りに今のゴールドプランのあり方というか、これをゴールドプランを柱とした地域福祉総合計画というものがやはりあくまで高齢者と保健福祉十カ年計画でしたか、高齢者というものが中心に置かれていて、障害者というものはあくまで国の指導としても高齢者と同じ枠の中で対応していけという指導があったということを一般質問の中で話をしたわけなんですが、そのときの答弁では、そうではなくて立川では独自に障害者の在宅福祉の政策も考えていくということだったんですけれども、ところが、そのときよりもう一歩進んで、高齢者の側の在宅福祉の根幹そのものが危うくなってきているということで、当然これは今後今三級のヘルパーの実習等を行って、登録ヘルパーというのがふえているわけですが、これはあくまでやはり家事援助ですから介護を行うヘルパーというものが必要だと。これは今回これ展開しているとまた時間がかかりますので今回やりませんけれども、そこで一点だけ確認をしたいんですが、今の市の三級のヘルパーというものが家事援助が中心だということで、介護を行っていくヘルパーが今後必要になっていくだろうと、その養成が急務だと思うわけですけれども、私はやはり介護というのは家事援助はどうかわからないんですけれども、介護となれば原則としては同性介護、介助というものが原則なんじゃないかと思うんです。そこで、今後の市のヘルパーの予定として、今後男性のヘルパーの確保についてこの計画があるのかどうか。それから、ちなみに現在研修を三級の研修また二級をことし受けるということですが、受けていますが、そういった中での男性の比率というものを数というものを挙げていただきたいと思います。 ○議長(中山孝次君) 福祉部長。 ◎福祉部長(清水甲子雄君) 立川駅へのエスカレーターの設置について、駅との情報把握の件でございますが、先ほど御答弁いたしましたけれども、私の方では九月の初旬にそういうことがあるというようなことを若干聞きましたので、九月議会に報告すべく具体的な内容について照会していたところでありますけれども、議会内に報告する時期には状況把握ができませんでした。したがいまして、その後十月二十六日に着工にはなりましたけれども、十一月の段階でおくればせながらですけれども、広報でお知らせをさせていただいたというのが状況でございます。 それから、エレベーターの設置についてモノレールと同時期になるというようなうわさがあるということでありますけれども、私の方ではそういううわさを聞いておりませんし、先日も立川駅長さんからエレベーターの関係で照会を受けたことがありますけれども、先ほど市長から申し上げたような点につきまして私の方でも駅長さんにお話をしているところでございます。 それから、福祉公社の件でございますけれども、運営主体の中に障害者の方や高齢者の方等も参加させてというようなお話でございますけれども、それらについても今後研究していきたいと思います。 それから、在宅サービス調整会議はどこにあるのかということでございますけれども、現在福祉部の在宅福祉課が所管いたしまして設置をいたしております。 それから、ヘルパーの体制ということでございますけれども、総合福祉計画の中でも示しておりますように、平成十一年を目途に四百六十人のヘルパーを確保していきたいというようなことで現在進めているところでございます。 それから、福祉センターの開館時間の件でございますけれども、九時から五時ということで決めております。大幅に変更をする考えがあるかということでありますけれども、現行では九時から五時の中で福祉センターの業務を行っていき、今後社会情勢の変化等があってそれらとの関係で必要性があればこれにつきましても検討させていただきたいと思います。 それから、総合福祉計画の変更ということでありますが、これにつきましても計画の中で明示しておりますが、急激な社会情勢の変化等があった場合には計画の変更についても検討するんだというふうな考え方でおりますので、その姿勢でおります。 それから、三級ヘルパーと介護との関係でございますけれども、現在男性ヘルパーとしての職員の確保という考え方はなかなか困難があるというふうに考えております。また、三級ヘルパーの男性比でございますけれども、本年男性ヘルパーの養成を行っていく中で四十人のうち二名の方が参加をされ、資格を取っているというふうに承知をしております。 以上でございます。 ○議長(中山孝次君) 安東議員。   〔3番 安東 真君登壇〕 ◆3番(安東真君) まず、福祉公社のことについてですが、運営の主体等にきちっと当事者が参加をしていくと、これはそういう方向で研究をしたいということですが、これは非常に当然のことなのでこれはぜひ進めていただきたいと、これは強く要望しておきたいと思います。 計画に関して急激な情勢の変更があったときには変更もあり得るということなんですが、急激な情勢変更というお話をしたんじゃなくて、既にそのようになってきている今の実情がそうなってるということをお話をしてるんですね。ですから、これは変更があったということが一般的にいろいろなところで言われてから取りかかったんじゃ間に合わなくなっちゃうと思うんですよ。少なくとも地域福祉総合計画が何年先かを目途に立川でどういうヘルパーの体制を引いていくのかと、在宅福祉のあり方をどうしていくのかという計画がなされてそれに従って進んでいるわけですから、計画の変更だとか発展を行う場合だと、非常に早い時期にやっていかないとこれ手おくれになりますよ。ですから、この点についてはあえて質問という形はとりませんけれども、これはそういうことを日常的に考えながらやっていかないと常に後追いになってしまう。これは非常に危惧を持っているということだけ言っておきたいと思います。 在宅福祉調整会議が在宅福祉課に置かれているということですが、ということになれば、やはり例えば福祉公社であるにせよ社会福祉協議会であるにせよ、そこでのホームヘルプサービス等の派遣の計画等に最終的な責任というのはやはり市が負っていくということで確認をしていいのかどうか、お聞きをしたい。 それから、センターの開所時間が九時から五時でこれを変えるつもりはないということですが、これでどうやって二十四時間の体制を将来しいていくんでしょうね。その辺ちょっとわからないので、もう一度教えてください。 同性介護についてなかなか困難があるということですが、なぜ困難なのか。考えられるのは、今例えば介護だとかそういうものがきちっと世間一般でなかなか労働として確立ができないというような点にある点はあると思うんですけれども、それでも市のヘルパーとしてやはり男性を確保していくということは必要になってくるんじゃないでしょうか。四十名中二名ですか、一回目の三級ヘルパーの公募というのは女性に限ってたわけですよね。二回目は男性も募集をするということで募集になったわけなんですけれども、実は私もこれ受けたかったんですよ、三級ヘルパーの講習。ところが、これが議会の開催中なんですね。つまり平日の昼間にこれをやったんじゃ当然集まらないんですよ。この辺もうちょっと研修の時間を変えていくだとか、そのようなことが検討できないのかどうか、ここを確認したいと思います。 それから、エレベーターのことについてですが、ちょっと今の御答弁は余りにも納得ができません。状況が把握をできなかったと。できなかったから説明をできなかったんじゃなくて、把握しようとしなかったんじゃないですか。例えば、じゃなぜ新聞でも報道されて、その後に立川ではこれまでの立川駅をめぐっての経緯があったわけですから、当然そういった記事が目に入ったらすぐにJRに対して市として対応して、この問題について問いただすということはやるべきなんじゃないんですか。それはやらなかったんですか。 こういったうわさを聞いていないということですが、きょうの質問の中でも、一切具体的な契約の時期ですとか着工の時期については何も御答弁いただけませんでしたよね。今最終調整の段階だとか、それから近いうちに契約が締結をできるんだとか、そういう希望的な観測の上でのみ答弁なさっているように思われるんですよ。ですから、今まで今回今JRで建設をされているエスカレーターについては、今のものが恐らく完成をして以降だと思うんですけれども、今JRの下り線ですか、今度は上り線にもつくるという計画があるんですよ。お聞きになってますか--同じ型のものを。ですから、エスカレーターができて、これが車いす対応型であるからもうエレベーターは当分必要ないじゃないかと、そういう話になってしまうことは十分考えられませんか。あくまでエスカレーターとこれまでのエレベーターの協議というものは全くの別物で、別途に協議に進めているんだということはこれはぜひ確認をしたいですね、そのことについては。 あわせて、やはりもう一度繰り返しになりますが、JRとの契約の時期それから着工時期、これ見通しでも構いませんから、具体的な明示をいただきたいと思います。 ○議長(中山孝次君) 福祉部長。 ◎福祉部長(清水甲子雄君) 在宅福祉にかかわる問題で、公社、社協、市の中で相協力しながら進めていくということで、だれが責任を持つのかということでございますけれども、これはあくまで行政を担当しております市の責任において在宅サービスを推進していくというような考え方でございます。 それから、総合福祉センターにつきまして時間の件でございますけれども、当面九時から五時ということで考えております。将来的には二十四時間のヘルプサービス等ということもありますけれども、実態を見ながらやはり十分検討していくべきものであろうと思っております。 それから、男性のホームヘルパーの点でございますけれども、先ほど申し上げましたように、市の職員としての採用についてはなかなか困難性がありますけれども、三級ヘルパーとしての男性介護については希望者についてはぜひお願いしたいと考えておりますし、さらに二級、一級の資格を取っていただくことについても市としても協力はしていきたいと考えております。 それから、ヘルパーの講習の時期、時間等につきましては、東京都との関連もありますので、なるべくそういう御要望があるとするなら協議を東京都ともしていきたいと考えております。 それから、立川駅へのエスカレーターの関係でございますが、問い合わせをしなかったかというようなことでございますけれども、先ほど申し上げましたように、九月の初旬の時点で若干そういうことを聞きましたので問い合わせをしたんでございますけれども、その時点では具体的な説明がされる段階ではないということで説明がなく、九月議会への報告はできなかったという事実関係はございます。その後なるべく早い時期に市民にお知らせしたいということで、広報でのお知らせをしたということになったわけですけれども、時間的にそういうことでおくれたということについては今後反省していきたいと考えております。 それから、JRの上り線についてもエスカレーターが設置されるのではないかということでございますけれども、具体的な計画としてそういうことは聞いておりません。ただし、中央線下りホームへ設置し、今後については南武線については駅ビルの改築と関連してエスカレーターが設置されることにもなるであろうと。そうなりますと、残るのは中央線と青梅線であると。将来的に考えれば、そういうものの必要性については承知はしているけれども、いつやるかということについては計画がないというふうに聞いております。 それから、エスカレーターを設置することによってエレベーターの必要性がないのではないかというようなことでの話はいたしておりません。私の方で、あくまでエレベーターエスカレーターは別のものであるということで協議をいたしております。 以上です。 ○議長(中山孝次君) 安東議員。 ◆3番(安東真君) 九月の段階で具体的な説明をする時期ではないということがこれJRから言われたわけですか。これは余りにも市の方がなめられてますよ。そう思いませんか。だって、これまでずっとこの問題で市議会の中でもやってきたわけでしょう。担当の方も何度もJRに行って協議を進めてきて、ところがこういったエスカレーターがつくと。これは余りにも市の軽視じゃないですか、JRの側の。明らかに引き延ばしにかかっているんじゃないかと思うわけですよ。ですから、早急にJRの側ともう一度このエレベーターエスカレーター問題について協議をして、所管の委員会とこの議会で報告をしてください。これは強く要望したいと思います。 ○議長(中山孝次君) 以上で安東議員の質問は終わりました。 次に、二十番 青木更造議員の質問を許します。青木議員。   〔20番 青木更造君登壇〕
    ◆20番(青木更造君) おはようございます。 それでは、通告に基づきまして質問をいたしてまいります。 初めに、ごみ減量対策についてでございますが、年々ふえ続けるごみの減量化を目指しまして各自治体が指定のごみ袋や回収の新しいシステムを導入するなど、あの手この手を使い打開策に乗り出しているのが現状でございます。全国の都市のごみ排出量はこの十年間に約三八%増加をしております。本年六月に開催されました全国市長会では、家庭ごみの有料化が提言をされまして注目を集めたことは皆さんも御存じのとおりでございます。なお、昨年六月実施の調査によりますと、全国六百六十二市に対し廃棄物問題の実態によると、三年度の都市部のごみ総排出量は三千七百五十五万トンと十年前に比べまして三六・七%増加しておる現状でございます。 こうした中で、少しでもごみを減らそうと各市では多様なリサイクル事業を実施をいたしました。五百十七市が庁舎内で再生紙を使用しているほか、コンポスト助成四百七十五市、資源回収などモデル地域設定市が百九十二市、牛乳パック回収箱設置が百五十八市などがございます。家庭ごみ回収の有料化も五十三市実施しているのが実情であります。我が市においても担当部局が長年かかって積極的にごみ減量と資源の再利用に取り組んできており、さまざまな施策を投じて成果を上げていることは周知のとおりでございます。 ここで本筋に入りますが、立川市のリサイクル条例が十月一日から施行されました。市民と事業所と市が一体となってごみ減量とリサイクル運動を推進するわけであります。よって、来年四月からは市内の事業所や市の公共施設での収集が実施されなくなりますが、第一点にどのように事業などに対し指導徹底をしていくのか、説明会なども含めまして状況をお聞かせをいただきたいと思います。 二点目には、現在テスト的に庁内で九月からリサイクル倉庫とリサイクルボックスを設置をいたしまして資源の再利用に努めているわけですが、地域においても現在柏、けやき、若葉、幸の四団地において住民の協力を得ましてリサイクルヤードを設置をしておりますが、もっと広域的なリサイクルヤードを常設設置できないのか、この辺の御答弁をいただきたいと思います。 三点目には、家庭から排出されるごみの量は年々ふえており、このままいけばごみの埋立処分地はあと数年で飽和状態になるだろうと、このような予想をされます。特にほうっておけば腐敗し悪臭を放つ生ごみの処理方法として、画期的な試みとして生ごみの微生物を使い醗酵させて堆肥に変えるリサイクル方法は我が党の中島議員より既に紹介済みでございますので、その後実施に向けて前向きに検討され、内容について御説明をいただきたいと思います。 次に四点目には、利用可能な粗大ごみのリサイクルに関しましてであります。 本市は保管スペースがなく、以前は庁舎フロアにおいて市民の抽せんにより提供されてきた経緯もございますが、残念ながら不用品の保管、展示紹介、情報交換などのスペースが皆無である状況かと思います。平成八年建設予定されている、仮称でございますが総合リサイクルセンターに設置する予定に既に決定をされていると確認をしておりますが、認識をしておりますが、必ずこのスペース確保に努力されますよう決意のほどをお聞かせをいただきたいと思います。 五点目には、吸い殻や空きカンのポイ捨て対策であります。 既に全国的に反響を呼び注目されております、施行後ポイ捨ては目に見えて激減しているのが現状と報道をされております。福岡市を初め、福岡都市圏二十二市町村や佐賀県唐津市などや福岡の北野町では既に全国から五十九自治体が視察に来ており、好調な推進をされ、評価されている現状にございます。本市においても十月一日よりリサイクル条例が施行されており、総則の目的の第一条に、   この条例は廃棄物の発生を抑制し、再利用を促進するとともに廃棄物を適正に処理し、あわせて生活環境を清潔にすることによって生活環境の保全及び公衆衛生の向上並びに資源が循環して利用されるまちづくりを図り、もって市民の健康で快適な生活を確保することを目的とする。--と、このように条項が設けてございます。たばこの吸い殻や空きカンのポイ捨てになると、きめの細かい施策との整合性と連携をとりながらどう対策するのか、この御見解をお示しをいただきたいと思います。 第六点目に、立川市は現在空きカン回収箱を設置しておりますが、空きカンポイ捨て防止のための空きカン回収機を設置する考えはないかどうか、お聞かせをいただきたいと思います。 最後七点目になりますが、ごみ袋の有料化についてでございます。 厚生省の調査によると、家庭から出る一般ごみについて有料化を実施している市町村全体の三五%に当たる千三十四市町村で実施しており、ごみの減量化と分別収集の徹底を目的に実施しております。このうち指定のごみ袋やシールなどを購入してもらい、排出量に応じて負担額がふえる仕組みの重量制を採用している自治体も多くございます。そこで、将来的に有料化実施に向けて検討する考えはないか、御見解をいただきたいと思います。 次に、余裕教室の有効利用についてでございます。 総務庁は平成四年九月二十日、義務教育諸学校等に関する行政監察の結果をまとめ発表しております。それによりますと、児童生徒数の減少が全国の小中学校普通教室の約四分の一が事実上空き教室になっているとの実態が明らかになっております。このため、文部省に対し余裕教室の生涯学習活動への活用など見直しの推進などを勧告しているものであります。監察結果によると、近年小中学校での児童生徒数の減少傾向が目立ち、平成三年の小学校の児童数は約九百十六万人と、ピーク時の昭和五十六年に比べ二三・二%、中学校の生徒数も約五百十九万人で、ピーク時の六十一年と比べ一五%とそれぞれ減少の状況でございます。このため、勧告では学校開放の指針作成とともに学校施設を生涯学習などに幅広く活用するよう、都道府県を通じ市町村教育委員会に指導しております。平成五年四月にも余裕教室活用指針の策定について通達もされております。ここで、その後小中学校に対しどのように指導伝達されてこられたか、具体的に御説明をいただきたいと思います。 二点目には、学校教育用の兼用された教室数を含む余裕教室を小中学校別に数字でお示しをいただきたいと思います。 三点目には、余裕教室といってもほとんどの学校はこれらの教室を教材室あるいは図書室、資料室、会議室、PTA会室、コンピューター室、ランチルームなど、多目的に活用し、また多角的に活用しておる、全く空き教室はゼロであるというのが現在の状況かと思います。地域性は十分にあり、活用度合いは異なると考えますが、地域住民の強い要望にこたえるべく施設不足に悩む生涯学習や地域の集会施設として有効利用する方針で、余裕教室対策検討委員会で検討されておられると思いますが、委員の構成メンバーとその検討内容について御説明をいただきたいと思います。 次に、高松町の消防署跡地利用についてでございます。 近隣の高松商店街は長引く景気不況によりまして、商売が行き詰まり厳しい状況を迎えている昨今であります。この跡地利用に関しまして地元のさまざまな要望が強い中で、市政懇の場においても、一つには商店街の立場から商店街活性化のために駐車場にしてほしい、このような強い声も聞いております。また一方では、地元住民の方からは、この地域は緑が少なく地域から公園が少ないのでぜひ公園にしてほしい、このような要望もございます。第二次基本計画の駐車場事業の中にも五十二台の整備等ございますが、ここで跡地利用について市長の見解をお聞かせをいただきたいと思います。 最後大きなテーマのパート労働者の実態調査でございます。 パートタイム労働者は総務庁労働力調査によると、平成四年で八百六十八万人に達しており、約四百万人が増だと。昭和五十八年当時と比べますと十年で倍増という大幅な伸びを示しております。我が国の雇用者総数五千十八万人に占める割合も一七・三%とおよそ六人に一人の労働者がパートによる就業をしていることになるわけであります。パート労働者の内訳は女性が七割に当たる五百九十二万人を占めました。また女性のうちの八割が主婦層で、これは家事と仕事を両立させたいとのニーズを反映している現状でございます。働く理由としては自分の都合のよい時間帯に働きたいから、このようなデータも出ているのが状況であります。なお、東京都のパート人口は七十六万人ぐらい、立川市でも一万人ほどと言われておるわけであります。さきの実施された実態調査は、五人以上八千事業所から無差別に二千事業所を抽出いたしまして、八百二十事業から回収されたとあります。この調査を見ますと、パート労働者の雇用している職種別平均勤続年数、残業あるいは休暇状況、さらには特別休暇制度の状況、さらに各種社会保険などの加入状況も明らかにされております。 ここでお聞きをいたしますが、この基礎資料をもとに労働条件の改善などに具体的施策を講じられてこられたか、どう検討されたか、御答弁をいただきたいと思います。 それから二つ目に、パートタイム労働者の報告書の中にも、福利厚生、退職金制度についてございますが、この中のデータによりますと「ない」というのが七九・六%、約八割を占めまして、「ある」は一五・七%となっているのが現状であります。この見地から、退職金制度の樹立について御所見をいただきたいと思います。 以上、第一回目の質問といたします。 ○議長(中山孝次君) 市長。 ◎市長(青木久君) 青木議員の質問にお答えいたします。 幾つか具体的な御質問がありましたが、それは後ほど部長から答弁させます。 まず、有効微生物によるところのリサイクル方法等の御質問でございますが、有効微生物による生ごみのリサイクルにつきましては本年第二回定例会において御質問をいただき、調査するよう指示いたしました。調査によりますと、有効微生物EM菌は琉球大学の比嘉照夫教授が発展途上国の農薬による農業を懸念され開発されたものであり、スリランカ、タイ、インドネシアなどの農業に大きな貢献をしております。清掃課において実験した結果によりますと、虫の発生、臭気の問題等もなく、有効な処理方法であるとの報告を受けており、今後モニターを募集いたし、市民による実験を開始する方向で検討してまいります。 次に、吸い殻、空きカンなどのポイ捨て対策については、今回改正いたしました条例では生活環境の保全、市民の健康で快適な生活の確保を目的としており、ポイ捨て禁止モデル地区を設定するなどを今後検討してまいりたいと考えております。 ごみ袋の有料化につきましては、ごみ減量の一つの施策であることは、有料化した市町村の実績から見て明確でございます。官民一体となってごみ減量に取り組み、特に行政が処理部門の充実、資源の収集、資源の流通などに積極的に取り組むことが先決であり、ごみ袋の有料化については今後の課題と考えております。 次に、高松町の消防署跡地利用についてでございますが、消防署跡地は立川市の土地でありますので、なるべく地元の役に立つような利用計画を持ってまいりたいと思います。 防災センターは南北二カ所の設置計画がございます。住宅の密集地でもあり防災の拠点でもある高松町消防署跡地に北地区の地域防災センターの設置を予定しておりますが、ただいま第二次実施計画を策定中でございますので、現在この中で検討しているところでございます。 それから、パート労働者の実態調査の問題でございますが、パート労働者の実態調査につきましては、これまでも予算及び決算特別委員会でも御質問をいただき、御答弁申し上げた経過がございます。御質問にもございますように、平成三年、四年度に事業主とパート労働者個人を対象に実施してまいりましたが、退職金、有給休暇等の休暇制度や、各種社会保険の加入などが非常に低いという結果になっております。これまでこうした実態を機会あるごとに商・工業団体や事業主などに周知しておりますが、特に平成元年に策定いたしました働く人の便利帳の改定版作成に当たり、パートタイム労働指針及びパートタイム労働法とあわせて掲載するとともに、特定退職金制度や勤労市民共済会などへの加入促進にもさらに努めてまいりたいと思います。また、国や東京都の各種施策事業の活用意欲の向上、及び東京都や多摩各市との連携を図り、事業主やパート労働者の意識啓発に努めてまいりたいと考えております。 ○議長(中山孝次君) 清掃部長。 ◎清掃部長(石川博君) 御質問の事業所等のPRの対応でございますけれども、ごみの取り扱いについては、御質問のとおり市民、事業者の御協力がなければこれはできません。そのような中でできるだけの努力をしているわけでございます。内容的には説明会、またビラ等をつくりまして、事業所並びに市民に御協力をいただいているわけでございます。具体的には商工会議所また各自治会等にも御説明にお伺いし、PRに努めているわけでございます。 二点目のリサイクルヤードの件でございますけれども、今回補正でもお願いしてございます資源ごみの回収等も含めまして、市民からもヤードについての御要望がございます。これはやはり公共施設等も十分利用する、そしていかなければならないというふうに考えておりますので、今後検討させていただきたいと思います。 四点目の総合リサイクルセンターの関係で、展示場というような御質問がございましたけれども、将来の総合リサイクルセンターの中には展示場も考えております。 それから六点目の回収機の設置でございますけれども、これはリサイクルヤードと同じように、この件についても今後検討をさせていただきたいと思っております。 以上でございます。 ○議長(中山孝次君) 教育長。 ◎教育長(小山祐三君) 大きな二点目の余裕教室の有効利用に関しましてでありますが、御質疑ありましたように、総務庁の勧告を受けて文部省といたしましても余裕教室の活用指針をこの四月に出しております。この趣旨は、まず学校教育の上で児童生徒が使う学習スペースの利用をまず優先させていくべきであると。なお、余裕教室が見込まれる場合には社会教育施設等の転用を検討すると、こういう優先順位も決めておる指針でございます。本市といたしましては、この指針が出る前から平成三年の十月からおおむね毎学期一回程度を目途として、この余裕教室の活用に対する検討を進めてきた経緯がございます。構成メンバーは小学校長四人、それから中学校長三名、教育委員会の事務局、学校教育部の職員四人と生涯学習部の職員三名、合計十四名で構成されております。現状では、文部省から出されました余裕教室の活用指針を参考にしながら、学校教育と社会教育での供用をどういうふうにしていくべきか、実態的にどう対応すべきかというようなこと、それからこれまで余裕教室の活用の実態調査もしてきております。御指摘がありましたように、現在児童生徒数の減少傾向が現在見えております。ゼロ歳児まで試算しましてもおおむね毎年減少していくと。ただし地域によってはゼロに一、二歳程度で増加をする地域もございますが、余裕教室の数は実態上増加しているというのが事実であります。 御指摘がありましたが、実際上のそれでは余裕教室の活用はどうかということでありますけれども、学校教育の面で新しい学習指導要領ができてまいりまして生活科が設置をされるということになりますと、その生活科で使用する部屋、あるいは視聴覚の機器、あるいはコンピューター室というような学校教育の指導上の部屋の活用、その他ランチルームの活用も図ってきたり、中学校におきましては進路指導室を設置をしてきておる学校もございます。その他児童会室あるいは会議室、図書室等たくさんの学校教育上の活用を図っておりますので、実質的な空き教室はほとんどないというのが実態であります。教育委員会といたしましては、文部省の活用指針をこの校長会等に示しまして、小中学校全体でそれでは地域との活用をどう図るべきかということも検討してきておるわけでございますが、基本的には学校と地域で供用できるという方向を立てまして、今具体的に施設の整備を図っている学校もございますが、今後も生涯学習の観点に立ちまして学校開放も積極的に進め、学校でも利用し、それから夜間等は社会教育でも活用できるように考えていきたいというふうに考えております。 ○議長(中山孝次君) 学校教育部長。 ◎学校教育部長(乙幡克治君) 続きまして、余裕教室の数でございます。 保有普通教室数マイナス認可学級数でその差を余裕教室と称しますけれども、その余裕教室の中で先ほど御質問にありましたように、転用している教室等の数もございます。その差で言わせていただきます。 一小は四でございます。四を転用ということで使用してございます。第二音楽室、児童会室、第一生活科室、第二生活科室というようなわけでございます。二小につきましては十で八、それから三小につきましては四で二、それから四小につきましては九で六、五小につきましては八で八、六小につきましては六で六、七小につきましては六で六、八小につきましては四で四、九小につきましては……。 ◆20番(青木更造君) 小学校と中学校、合計で結構です。 ◎学校教育部長(乙幡克治君) 大変失礼いたしました。 小学校で百四十一ございまして、実際に転用して使っているところが百二十七、百四十一で百二十七でございます。中学校では六十、それから六十は転用してございます。 以上でございます。 ○議長(中山孝次君) 青木議員。   〔20番 青木更造君登壇〕 ◆20番(青木更造君) それでは二回目、引き続きまして質問をいたしたいと思います。 ごみ減量に対しましては昨日もほかの議員の方から質問がございましたので、指導徹底はこれは了解をいたしました。 二点目のリサイクルヤードについては市民の皆さんの強い要望がございますので、全市的に可能な範囲からこのリサイクルヤードをやっていただきたいと思いますけれども、この辺の状況を踏まえて再度お聞きをいたします。 また、この順序に際しましてどのような順序で今後全市的にリサイクルヤードを実施をしていくのか、この辺のお考えをお聞かせいただきたいと思います。 次に、生ごみのぼかしの件でございますが、テスト的に今やっていきたいというような答弁がございましたけれども、その後の手順としてやはり家庭にどのようなPRあるいは啓蒙活動をしていくのか、お聞かせをいただきたいと思います。 それから、総合リサイクルセンターの不用品のスペース確保についてでございますが、これはただいま決意のほどをお聞きをいたしましたが、今後建設予定をされますところのリサイクルセンターでの確保が最適と考えておりますので、このスペース確保には絶対に確保されますように、これは強く要望して終わります。 次に、たばこの吸い殻や空きカンのポイ捨て対策でありますが、幾つかの実施市町村の紹介をしてまいりますと、いずれもこれに関する条例化をいたしまして対応しているのが現状でございます。佐賀県の唐津市では本年十月一日から空きカン等の散乱防止並びに環境美化に関する条例を実施し、ポイ捨て追放に乗り出しておるのが現状でございます。また、同条例によりますと空きカン、空きビン、その他の容器、紙くず、たばこの吸い殻、ガム等を公共の場所、他人が占有管理する場所にみだりに捨ててはならない。市民や事業所あるいは販売者にごみの持ち帰りや回収再資源化可能な容器への転化、回収容器の設置などを義務づけておるのが現状でございます。また、福岡県は罰則こそございませんが、散乱防止条例を施行いたしまして、空きカンのポイ捨てをやめて再資源化に努めましょう、このように十月一日から実施をしております。福岡市初め福岡都市圏二十二市町村ではポイ捨て禁止を呼びかける街頭キャンペーンを実施をしております。区域内でカン入り飲料などを販売する小売業者には回収容器の設置と、再資源化に努めるよう義務づけをいたしました。違反があった場合は市が指導勧告、行政命令を行い、業者には氏名を公表するとまで徹底をしております。 よって、本市には競輪場や馬券売り場がございます。特に開催時にはたばこの吸い殻、紙くず、外れ券、空きカンなどのポイ捨て、投げ捨てなどは目を覆うものがございます。そこで、一定地域を促進区域を指定しまして、先ほど答弁の中にモデル地区をという答弁ございましたけれども、どの辺にモデル地区を設置をされるか、その辺も含めましてお聞かせをいただきたいと思います。したがいまして、この施設の周辺にはキャンペーンを実施をいたしまして、市民に例えばチラシを渡すなり、またはポケット灰皿などを配布しながらこの方策を考えていくのが適当かと思いますので、御答弁をいただきたいと思います。 次に、空きカン回収機設置についてでございます。 これは今後検討していきたい、このような答弁かと思いますが、空きカンのポイ捨て追放の特効薬といたしまして、福岡市では区役所など七カ所に設置をいたしまして実施をいたして、約二カ月間で年間予想回収量が上回ったとの効果も報道されております。例えば空きカンを入れると図書券の引きかえ補助券が出ると。このような仕組みでアルミカンは一カンにつき一枚、スチールカンは二カンに一枚、この補助券を二百枚集めるとそれ相当の図書券と交換をいたしまして、この得点が非常に小学生あるいは主婦の皆さんの中に人気がありまして、利用者が増加をしていると、このような傾向がございます。この状況から、本市では公共施設の特定数カ所を選定し設置の検討はできないか、御見解をさらにお聞きをいたしたいと思います。 最後に、ごみ袋の有料化でございます。 これも検討していきたい、このような答弁をいただいておりますが、福岡県の太宰府では平成四年七月よりごみ減量化の分別収集の徹底を目的に、有料ごみ袋方式を導入いたしまして、不燃物が一九・三%、可燃物一一・八%の減量の成果を上げております。また、岐阜県高山市は昨年四月から重量制を採用いたしまして、可燃シールをごみ袋に張って出している、このような状況でございます。また、出雲市は指定袋を一世帯当たり百枚を無料で配布をいたしまして、ごみの量がこの枚数を超える場合は一枚四十円で購入する方式で実施、前年より二四%減少しておる成果を出しております。本市でも平成八年までには三五%のごみ減量をしようとしておりますので、この施策を講じていかなければ減量は厳しいであろうと考えますので、この辺の御見解をお示しをいただきたいと思います。 それから、次の余裕教室の有効利用でございます。 ただいまも答弁にございましたけれども、余裕教室の有効利用は学校教育の学習活動が多用化し、管理運営上多岐にわたっている状況下で転用教室が必要とされております。全市小学校二十一校の抱える余裕教室は計十四室、中学校九校では全くゼロでございます。小中学校合計一時転用教室数が二百一室もありながら、先ほど答弁にもありましたように、児童生徒の学習活動上または管理運営上必要な教室数が百八十七に上っております。学校別に見ますと大変に各学校ごとの内枠が地域差がございますが、この状況を踏まえまして今後どのように対策を練られるか、お聞かせをいただきたいと思います。 また関連をいたしまして、既に学校にも社会教育に供用を認めている教室もございますが、二小、三小、四小、けやき小などですが、管理責任が社会教育と学校教育の両分野にかかわるので、新たな管理体制をつくるために使用条件の改正などが必要ではないかと、このような状況かと思いますので、この辺の状況をお聞かせをいただきたいと思います。 次に二点目には、小中学校合計三十校中、耐用年数から見て校舎等の老朽化に備え、数年後には改修も余儀なくされる学校も考えられますので、その際は生涯学習活動への活用から複合利用を前提に、学校施設の改修に向けて基本計画を策定されておりますので理解はいたしますが、その辺のところを再度確認をさせていただきたいと思います。 また、建築年数の古い学校順から何校かで結構でございますので、お聞かせをいただきたいと思います。 三点目には、第二次基本計画、義務教育の百カ年計画の中に余裕教室の有効活用を推進し、地域開放についてはモデル校を指定して複合施設の整備を行うと、このような項目がございますが、内容について現時点でわかる範囲で御説明をいただきたいと思います。 また関連をいたしまして、第二次基本計画の義務教育の主要事業計画の中に、校舎の大規模改修が年二校ずつ、さらに四年から七年まで八校、さらには平成八年から十一年まで八校とありますが、これは先ほどお尋ねいたしております建築年数の古い学校順から校名を挙げていただいた学校とは重複しないか、また老朽化に伴っての改修計画なのか、お尋ねをいたしたいと思います。 次に、消防署跡地利用でございます。 地元市長の方から先ほど見解をいただいた中で、地元の要望を十分に聞いた中でというような答弁をいただきましたが、若干スペース的な面で私も自信はございませんし、また研究の余地があろうと思いますが、構造上無謀な提案かと思いますが、半地下なり地上に駐車場を設け、その上に二階は緑地を要した公園をつくっていくという二層方式は研究できないか。地元住民のまた商店街の活性化のためにも要望が満たされますので一石二鳥の建設かと思いますので、この辺の御見解をお聞かせをいただきたいと思います。 それから最後になりましたけれども、パートの実態調査に関しましては、パート人口の増加に伴いさまざまな問題が浮かび上がっております。就業規則や労働条件が不明確であるとか、パート労働者を取り巻く就業環境の改善を目的に定められたのがパート労働法であり、この十二月一日より施行されました。この法律の主な柱は、一つには事業主がパートを雇用する場合、賃金、労働時間などの労働条件を明らかにした文書を交付をしていく。二つ目には就業規則の作成、あるいは変更の際にはパート労働者の過半数を代表する者の意見を聞く。三点目には、パート雇用の事業所ごとに短時間雇用管理者を選任するなどが事業主の努力義務として規定されてるようでございます。また、パート労働センターも来年四月に開放の運びとなり、きめ細かな諸問題に対応を行う予定にされております。パート労働法の施行により、就業環境改善へ法的な今後は図られることになります。行政の立場から施行後の市内の事業所の雇用主やパートの方々にどう指導していかれるか、御見解をお示しをいただきたいと思います。 また、前回より広域的な、例えば八千事業所より半数以上の事業所の選定をして、さらにパート実態調査を進めていく考えがあるかどうか、この辺の御見解もお聞かせをいただきまして、以上、二回目を終わります。 ○議長(中山孝次君) 清掃部長。 ◎清掃部長(石川博君) 第一点のリサイクル回収の今後の計画でございますけれども、先ほど申し上げましたように、今回の補正予算でもお願い申し上げてございます平成六年から八年の三カ年計画で実施をしていきたい。現在四団地でモデル地区として回収しておりますけれども、これを本格的に来年度から実施をしていきたい、そのように考えております。 二点目の微生物の対応の件でございますけれども、さっき市長から申し上げましたように、これはやはり来年度の予算に向けましてモニター等もお願いをし、実施をしていきたい、そのように考えております。 それから、ポイ捨ての問題でございますけれども、この問題につきましてはやはりモデル地区を設定をいたしまして実施をするのが一番最も早い方法じゃないかというふうに考えております。それはまず駅の周辺とか競輪場また場外馬券場地域を考えております。これにはやはり住民の皆さんの御協力がないとなかなかこれもうまくいきません。また、庁内的にも検討する必要があろうかと思いますので、今後検討を進めてまいりたいと思います。 それから、空きカンの回収のことでございますが、これは現在小学校ではもう長年やっていただいております。これは民間の地域にそれを設定するということはなかなか他市の状況を見ましても難しい点もございます。これにつきましても、先ほど御答弁申し上げましたように検討をさせていただきたいと、そのように思っております。 それから、七番目にございましたごみ袋の有料化でございますけれども、このごみ袋の有料化をするということは当然ごみの有料化につながってくるということも考えざるを得ないと思います。前回も昨年の六月には市長会からもごみの有料化というような提言もいただいております。そのようなことを考えますと、やはり住民の合意形成が必要だろうと、そう思います。今後この問題については研究をさせていただきたいと、そのように考えております。 ○議長(中山孝次君) 学校教育部長。 ◎学校教育部長(乙幡克治君) 余裕教室の問題等につきましてお答えさせていただきます。 今後の対応でございます。あくまで学校教育としての需要が第一でございますので、社会教育との共用を図りながらその辺のところを検討していきたいということを考えてございます。 それから二番目の古い学校の対応につきましては、改築に当たりましては複合施設化と、社会教育的な施設もその中にあるというような複合施設化を考えております。 それから、モデル教室的なところにつきましては幸小でつくらさせてもらいましたが、学校の問題でやはり一番問題はその管理体制をどうするかというところがございます。そういう面から考えますと、施設的に管理上にやりやすい学校、例えば前棟、後棟と分かれまして、後棟の部分で入り口等が別にとれるような部分というような格好で管理体制がとりやすい施設、それから学校の協力のある学校というような格好を一つのもとにいたしまして余裕教室等を拡大していきたいということを考えてございます。 それから、校舎の大規模の改修につきましては老朽化からかというような御質問でございます。建築年次に合わせまして実施しているのが現状でございます。 以上でございます。 ○議長(中山孝次君) 企画部長。 ◎企画部長(斎藤光世君) 消防署跡地の有効活用の問題につきましては、建築法規等の関連なども含めまして今後さらに研究を深めてまいりたいと存じます。 ○議長(中山孝次君) 生活経済部長。 ◎生活経済部長(関根吉雄君) パート労働法の制定に伴ってどういう指導をしているかというようなことですけれども、現在商工会議所、商振連、工業団体の会議あるたびに、施行されたことをお伝えし、各事業主に御指導いただくようお願いしているところでございます。 それからもう一つ、調査の関係でございますけれども、先ほど労働条件の改善については市が直接指導するのは大変難しいというようなことで現在勉強させていただいているところで、この辺で御理解いただきたいと思います。 ○議長(中山孝次君) 青木議員。   〔20番 青木更造君登壇〕 ◆20番(青木更造君) 御答弁をいただきましたので、要望を申し上げ終わりたいと思いますが、ごみ減量対策については先ほど来いろいろと要望に対しまして積極的に答弁がございました。また、予算も設けて云々ということでございましたが、ぜひお願いをしたいと思います。年々ふえ続ける廃棄物問題は全国非常に各自治体や全国市長会においても多種多様な施策を講じて減量対策に努力をしているところでございますが、本市でも、先ほど申し上げましたように八年度に三五%のごみ減量を目標としているというようなことから、積極的な施策を投じましてかかることを強く要望して終わります。 また、余裕教室の有効利用については了解をいたしました。 跡地利用についてはただいまいろいろ御見解をお示しをいただきましたけれども、ここで一点だけ確認をさせていただきたいと思いますが、地元住民の意見を聞くために先ほど研究をしていきたいと、二層方式を研究したいというような答弁がございましたけれども、近隣の住民の要望に沿えられるように、仮称でございますけれども建設検討委員会と、地元の皆さんを含めたそういう一つの委員会を設けて設置をいたしまして、その中で地元の意見を聞いていくというようなことをされたら適当かと思いますが、この辺の御見解を最後にお聞きをいたしまして終わりたいと思います。 ○議長(中山孝次君) 企画部長。 ◎企画部長(斎藤光世君) 現在施設をどうするべきかということを研究をしている状況でございますので、さらにまとまった段階でただいま御提案の問題については対応を考えてまいりたいと存じます。 ○議長(中山孝次君) 以上で青木議員の質問は終わりました。 次に、二十四番 戸井田議員の質問を許します。戸井田議員。   〔24番 戸井田春子君登壇〕 ◆24番(戸井田春子君) それでは、通告に従いまして一般質問を行います。 新井美智子議員が質問を取り下げましたので、中学校給食につきましては私の方で若干質問をさせていただきたいと思います。よろしくお願いします。 初めに、美術館計画についてお尋ねをいたします。 立川市基本構想は、基地跡地利用計画の中に都立美術館の誘致を計画しています。第一次基本計画で位置づけられておりましたが、具体化されないままに第二次基本計画に横滑りをしています。また、議会は昭和六十三年都立美術館誘致の決議を上げてきました。しかし、その後具体的な動きが見えない中で、ことし三月私は予算委員会の中でこの点について質問をいたしました。御答弁の中では、有力なところが出てきて非常に厳しい状況にある。しかし頑張るんだと、こう頼りがいがあるというのかまたおぼつかないというのか、そういう答弁がありました。最近ある新聞で都の財政事情が大変悪化しているので有力とされていた国分寺にも難しいのではないか、三多摩全体への都立美術館の誘致については大変厳しい状況だと、このような報道がされておりましたが、美術館誘致の計画は具体的に今どのようになっているのか、お聞かせいただきたいと思います。 それから実現の見通しですが、これも明らかにしていただきたいと思うわけです。 次に、九月の決算特別委員会で指摘のありました絵画のことについてお尋ねをいたします。 日本画四部作でございますが、二点ずつ分離して掲示をされており、掲示場所もイメージとしてはふさわしくないこと、そしてまた作者名や作品名を書いたプレートがついていないことなど指摘をされましたが、これがその後どのように改められたのか、お尋ねをいたします。 次に、体育課管理職の職務の実態についてお尋ねをいたします。 最近退職いたしました体育課長であった方、仮にAさんと呼んでおきたいと思いますが、この方の在職中の勤務状態に問題があったのではないか、こういうことでございます。Aさんはスポーツ万能でミニテニスを発案し、市民の中に愛好者がふえていると聞き、結構なことだと思っておりました。ところが、Aさんはミニテニス協会の理事長というポストについていて、協会の中心的な仕事をやっており、平日昼間のAさんを見ていると、立川市の職員としての仕事をやっているのか、ミニテニス協会の仕事をやっているのかわからないような実態であったようです。この実態は公務員の職務専念義務に抵触をするのではないかと考えられるのですが、見解をお聞かせいただきたいと思います。 二点目として委託について問題はなかったか、こういうことをお尋ねしたいと思います。 ミニテニスの普及事業、ミニテニス協会へ委託をするということは理解できます。しかし、Aさんは市の体育課の係長として数年、今年度から課長職についている方であります。一方、ミニテニス協会の理事長として実質的に協会を取り仕切っています。事業を委託する立場と委託を受ける立場と、二つの顔を持っています。Aさんが協会の一会員なら問題にはなりません。協会の窓口であり、中心にいる人だから私はこの委託には問題があると思うわけでありますが、御見解をお聞かせいただきたいと思います。 また、Aさんに対して指導監督など特に留意して行うようなことはなかったのか、この点も御答弁をお願いします。 三点目は、中学校給食の実施についてお尋ねをいたします。 中学校給食実施に向けて準備検討委員会が調査検討を始めまして、間もなく二年間がたとうとしています。九月の決算委員会で教育委員会は検討委員会の報告を受けた後、可及的速やかに結論を出すと答弁をしています。準備検討委員会の今の到達点はどのようなところにあるのか、お聞かせをいただきたいと思います。 それから、教育委員会の可及的速やかな結論でありますが、準備検討委員会の報告を受け、すぐに結論を出すことができるのではないかと私はこのように思うわけでありますが、御見解をお聞かせください。 市長にお尋ねをいたします。 中学校給食実施は市長の公約であります。市長の任期は折り返し点を過ぎました。市民への公約からいっても、もうゴーサインを出さなければならない時期だと思うのですが、いつゴーサインを出すおつもりか、お聞かせいただきたいと思います。 ○議長(中山孝次君) 市長。 ◎市長(青木久君) 戸井田議員の質問にお答えいたします。 まず、都立美術館の計画についてでございますが、多摩地域の八市が誘致を表明しております都立美術館につきましては、93東京都総合実施計画におきまして平成五年度用地買収、六年度基本計画、七年度基本設計という位置づけになっておりますが、都は現在の厳しい財政状況から計画をおくらせざるを得ない状況にあると聞いております。しかし、東京都は多摩振興構想懇談会報告書に基づく広域文化施設の分散配置の方針や、本市への多摩都民フォーラムの誘致との兼ね合い、優先候補地として都有地が検討されていることなどを勘案しますと、本市への誘致は大変可能性が少ない状況にあります。今後につきましては残された可能性を探るとともに、少なくとも本市を含む北多摩西部地域への誘致に努めてまいりたいと、このように考えております。 次に、美術品に関する御質問にお答えしますが、初めに健康会館と幸公民館に掲示しております四点の絵画「火」につきましては、直ちに作者名及び作品名を掲示いたしました。次に、健康会館に掲示してございます二点の絵画につきましては、今年度購入を予定しております絵画とあわせた中で公共施設に配置をすることで検討してまいりたいと考えております。 それから最後に、給食の問題に関連しての御質問でございますが、中学校給食につきましては、食文化や個性を大切にしたものを目指して実施に向けての条件整備を進めるという考え方に立って、第二次基本計画に位置づけをして教育委員会に検討を依頼しております。現在教育委員会の内部機関でありますところの中学校給食準備検討委員会において実施にかかるさまざまな内容を検討しておりまして、本年度末にはその結論が出ると聞いております。その結論の報告をもって教育委員会としての検討を加え、教育委員会としての考え方が来年度中に出されるのではないかと思いますので、その検討結果を待って財政的な検討を加えながら結論を出していきたいと考えております。 ○議長(中山孝次君) 教育長。 ◎教育長(小山祐三君) 二点目の退職した体育課の管理職の職務に関する御質問でございますが、御承知のとおり生涯学習時代を迎えまして、特に老人向けのいろいろなスポーツに対するニーズも多くなってきたと。そういう中でお年寄りが大変気軽に取り組めるスポーツとしてミニテニスが誕生したわけでございますが、大変このミニテニスにつきましては好評で、市内はもとより他地区からも大変大きな反響がありまして、立川版のミニテニスということでいろいろ指導を受けたいというような要望もあったわけでございます。ミニテニスの事業につきましては、体育課で直接やるものとそれから協会が委託を受けてやるというような内容のものがあるわけでございます。こういう中で退職した管理職が職務専念義務はどうだったかということでございますが、非常に熱心な取り組みをしてきた経過がございますが、私どももいろいろ調査をしました経過の中で、職務の執行上では公私の別をきちんと分けて取り組んで終始一貫職務に専念をしてきたというふうに認識をしているわけでございます。しかしながら、事務上の手続等で例えば協会の連絡等の先を職務のデスクに電話を入れて電話番号を入れてあるというようなことが一部ございまして、不適切な事務処理があったというふうに認識をしております。この辺はもっときちんとしておくべきであったというふうに考えております。 それから委託の面でございますが、委託を受ける側と公務の立場という両面があるという御指摘もあったわけでございますが、一応契約当事者といたしましては、会長が別におりまして当事者となっておりますので問題はなかったかと思っております。しかしながら、御指摘がありましたようにミニテニス協会の理事長という実質的な総括の立場におって事務を進めていたということでございます。管理職と理事長という立場が重なるということで、立場上では適当ではなかったのかというふうに判断をしておるわけでございますが、この点につきましては直接の上司が何回か自分の身の振り方、理事長の職務についての検討をすべきではないかという進言もした経過がございますが、結果的には今日に至ったわけでございます。この点で指導監督上私どもが不徹底であったということは十分反省をし、申しわけないと思っております。 市民が行いますいろいろな事業について職員が直接指導をするということは大変奨励すべきことでありますけれども、立場をやはりわきまえてきちんと処理をしていくべきであったというふうに思います。その点で御指摘のようなことがありましたので、私どもも十分反省をし、おわび申し上げたいと思っております。 ○議長(中山孝次君) 学校教育部長。 ◎学校教育部長(乙幡克治君) 中学校給食につきましてお答えさせていただきます。 中学校給食準備検討委員会の現在の到達点という御質問でございます。平成四年の六月二日に第一回目を行いまして、現在まで十回委員会を開催してございます。あと一回ということで現在まとめの段階ということでございます。中学校給食の今日的意義は何か、ゆとりある中学校給食にするための時間設定はどうあるべきか、実施方法、形態及び施設整備をどのようにするかというようなことを検討の重点目標といたしまして検討を重ねてきたわけでございます。あと一回の委員会におきましてまとめたいということを考えてございます。 それから、教育委員会の検討の時期でございます。可及的速やかというようなお答えをさせていただいたわけでございますが、教育委員会といたしましてもできるだけ早く出すべく努力したいと考えてございます。 ○議長(中山孝次君) 戸井田議員。   〔24番 戸井田春子君登壇〕 ◆24番(戸井田春子君) それでは、二度目の質問をさせていただきたいと思います。 美術館計画でありますが、ただいま市長の方から、東京都の方で五年度用地買収ということでいろいろ計画を立てているがということで御答弁がありました。そして、都有地を使うという点では可能性が少ないということも言われ、さらに本市を含む三多摩西部地区へ誘致をということで御答弁がありまして、ちょっと私はこれは驚くわけです。立川市基地跡地利用計画の中で都立の美術館を誘致しようということで、第一次も第二次の基本計画にもそう載っているわけですよね。三多摩の西部地区というとこれはこれはもう立川を外れたところに考えていらっしゃるんですか。よその自治体に誘致をするかどうかということは、私はきょうはそういう質問はしてなくて、立川への誘致のことについてお尋ねをしているんですね。ですから、市長の方向とか考え方というのはかなりもう右か左かわかりませんけれども曲がってしまっているなというふうに思うわけです。立川への誘致の見通しというのは今のところないと、そういうことなんでしょうか。よその地区のことはともかくといたしまして、立川市についてどうなのか、この点を明確にしていただきたいと思います。 それから、決算委員会での指摘につきまして、プレートをつけたこととかあるいは掲示の場所ですか、今年度二点購入して全体で配置を考えるというようなことで御答弁がありましたが、プレートというのは大体ああいうものなんでしょうか。何か紙ですかね、あれは。もっと違う材質か知りませんけれども、絵のわきの壁面に張ってあるわけで、あるいはこれは今年度に二点購入したときにもう一度きちんと掲示場所も考えるということで、暫定的なプレートかなとも思うわけでありますが、その辺はどうなんでしょう。 それから、今年度購入した後の問題になるわけですが、これは四点一緒に展示ができると、そういうことでいろいろ配置を考えていくんでしょうか。東京都の美術館の真室さんとおっしゃるんでしょうか、事業課長がこの立川市の絵画の問題でちょっと言ってるんですが、「四部作を分けて展示するのは作者の意図に反することになり望ましくない」と。「自治体の絵画購入は市民文化交流のためにもよいことだと思うが、特に日本画は光に弱いことなどもあって保存管理が難しい。専門の美術館で展示するのが本来望ましい」と、このように述べていらっしゃるんですが、こうした見解といいますか見方を受けての改善がされるどうか、この辺をもう一度お聞きをしたいと思うわけです。 それから、絵画を購入するときにこの作者の方は当然四部作一点ということで一緒に展示をしてほしいという意向であったようですが、このとき市側は、将来美術館ができたときに一緒に展示をするので、しばらく分離で了解をしてほしいというようなことを言われて、それで作者としてはやむを得ず「結構です」というふうにおっしゃったようでありますが、こういうやりとりがあったのかどうか、この点も念のためお聞きをしておきたいと思います。 それから、今年度購入する作品についてでありますが、今回のこうした四部作の点から考えましても、よほど慎重にこういう購入というのはしないと大変作者に対しても失礼だし作品の芸術的な価値を低めると、そういうことにもなりかねないと思いますが、こういう点で今後の購入につきましての留意というかその点はどんなふうにお考えか、これもお聞かせいただきたいと思います。 それから二点目の退職した管理職の方の問題でありますが、ただいまの御答弁ですと、執行上は公私を分けてやっていたと。ただいろいろ実務的な事務的なといいますか、こういう点で一部不適切もあったんじゃないかというような、そういう御答弁だったと思うわけでありますけれども、これは一部どうのこうのというような問題ではないんですね。一応教育長の方もいろいろ反省もされていらっしゃるようでありますけれども、私今後のこともありますので、こういう問題はきちんとしておく必要があるということでちょっとしつこいようなんですけれども、幾つか具体的なことを申し上げておきたいと思うんです。 ミニテニス協会の結成祝賀会というのが平成二年の十一月にやられているわけでありますが、これの連絡ですけれども、これは市民体育館へ会費を添えて、申込書と同時に会費を添えて直接かまたは各クラブの方へということで、ミニテニス協会が結成祝賀会をやるときからこういう形でいろいろ連絡先といいますか窓口といいますかそういうことになってきているんですね。それで、いろいろこれは会員向けの会報が発行されておりまして、私の手元に一号から九号までありますが、この中で、すべて連絡については体育館三六の六七一一ですか、その電話番号と御自分の名前、夜間はということで自宅の電話番号まで書いているわけですから、ここでは昼も夜も協会のことについては問い合わせや何かは全部私のところへということでやられているわけですよね。ですから、市民から見ると、あの方は一体何をやってるのかわからない。立川市の職員なのか協会の仕事をやっているのか一体どうなんだろうと、こういう疑問が出ているようでありますし、また内部の職員の方としてもいろいろこれは疑問をお持ちだったのではないかというふうに思うわけであります。要するに公私の別が御本人の頭の中としてもつけにくいような、そういう状況であったと思うわけです。 それで、こういう方のところへこういう職務専念義務が十分に果たせたとはとても思えないようなそういう方のところへ委託--これはもちろんAさん個人への委託ではないわけでありますけれども、この委託のあり方につきましても、これはやはりかなり問題があったというふうに私は思うわけです。 平成五年度四月一日付でミニテニス普及事業の委託契約書ということで、市長とそれから協会の会長の若松さんとの間で契約書が締結されておりますが、この甲は立川市ですから、所在地といいますか住所もこの市役所のところになってますし、市長名ですね。乙の方になりますと名前は会長さん、若松さんのお名前になっておりますが、住所は錦町五丁目九の三二番地ということで、これは明らかにAさんの御自宅になっているわけですね。こういうところへ委託をされてきたわけで、私この点につきまして今教育長の方は、会長は別にいるから問題はないと言われたわけでありますけれども、その体育課の課長の自宅が委託先の事務所といいますかあるいは事務局といいますか、そういう住所になっていると、これは本当にやはりまずいというふうに思うわけです。管理上いろいろ適当ではなかったかということをおっしゃられましたので、ここで市長の方にちょっとお聞きをしておきたいと思うわけでありますけれども、このミニテニス協会と委託を締結されたのは市長ですよね。委託の予算も市長がこれは当然つけているわけでありますね。今年度ですけれども、ミニテニスを普及するとして冊子五千部を作成するんだということで四百二十五万円計上されているわけであります。昨年度が委託料が百二十万、それから委託契約を最初結んだ三年度が六十万ということで、今年度は七倍強にもなっているわけでありますけれども、こうした四百二十五万円もの予算を計上して委託をする相手が、実際には協会の実務を仕切っていたそういう市の職員であったという、このことにつきまして市長はAさんのこういうポストを知っていて委託予算をつけられたのか、あるいは知らずにつけたのか、この点について市長の御見解をお聞かせいただきたいと思います。 それから、この方の指導の問題でありますが、直接の上司が進言したけれども今日に至ってしまったということでありまして、いろいろ公私の別がまずいという指導をされながらもそれを正すことのできなかった方だというふうに理解をしておきたいと思います。 それから次が中学校給食の問題でありますけれども、これは準備検討委員会の方はあと一回でまとめができるということでありますが、この提出といいますか報告書の提出はいつごろになるのか、ことし中--十二月中にできるかどうか、この点ももう少し明らかにしていただきたいと思います。 それから、教育委員会としての結論でありますが、できるだけ早くということで御答弁でありますが、時期的にこれはいつごろなのか。その可及的速やかな結論ということでありますと、これはただ単に議会向けに急いでやるからということでは私はまずいと思うんですね。やはりかなりやっぱり可及的速やかにやろうとしているんだということが私たちにわかるような、そういう点での御答弁をいただきたいと思います。 それから市長の方でありますが、市長の方では教育委員会の方にいろいろお願いをしてきたと。それで、来年度中に教育委員会の方の考えが出るだろうと、それを待ってということで言われたわけでありますが、教育委員会の方は可及的速やかに結論を出すと言ってるわけですよね。市長の方は、その結論が出たら直ちに例えば年度の途中で補正を組んでやるとか、そういう決意でいらっしゃるのかどうか、その点をお聞かせいただきたいと思います。 ○議長(中山孝次君) 市長。 ◎市長(青木久君) まず、美術館の話でございますけれども、これは先ほども申し上げましたように、本市への誘致は大変可能性が少ないと、こういうようなお話を申し上げ、さらにこれからの努力といたしましては、本市を含めて北多摩西部地区への誘致に努めてまいりたいと、このように考えておるところです。 それと、ミニテニスの会への委託でございますが、私の方といたしましては、会長さんの方へ市長として委託を申し上げたわけでございます。 それから、中学校給食の問題でございますが、今教育委員会の方で検討されておりますので、その結果を待ちまして、先ほども申し上げましたように財政的な検討を加えて結論を出していきたいと、このように考えております。 ○議長(中山孝次君) 生活経済部長。 ◎生活経済部長(関根吉雄君) 絵の関係でございますけれども、プレートは現在プラスチックでできておりますけれども、先ほど市長が申したとおり、今年度買う絵と検討の中で移設したいと考えてますので、暫定的に紙というかそういうので今掲示させていただいております。ただ、「火」の作品でございますけれども、掲出に当たっては作家と現地を見て幸公民館と健康会館に設置させていただいております。 それから、「火」の四点を一括掲出するのかというような御質問ですけれども、その辺作家の方からはそういうような話は聞いておりません。 それから、今後その四点を一括掲出するのかというようなことでございますけれども、掲示場所のスペース等も考えなくちゃなりませんので、一点でもそれから四つ一遍または二点ずつ分けてもおのおの作品になっているというようなことでございますので、その辺今後検討させていただきたいと思います。 ただ、今後の絵画の購入についてでございますけれども、作品を中心に考えてまして、今後も幅広い選択をした中で芸術度の高い絵を購入していきたいと、このように考えております。 以上でございます。 ○議長(中山孝次君) 学校教育部長。 ◎学校教育部長(乙幡克治君) 中学校給食準備委員会の結論はいつごろかということでございますが、来年の一月末に十一回目の委員会におきまして結論は出るという予定になってございます。 それから、教育委員会の結論が時期的にいつかというような御質問でございます。現在段階ではその時期を明示することには大変難しみがございまして、先ほど御答弁いたしましたようにできるだけ早く出したいと考えておりますということで御理解いただきたいと思います。 ○議長(中山孝次君) 戸井田議員。   〔24番 戸井田春子君登壇〕 ◆24番(戸井田春子君) 絵画の点でございますが、プレートについては暫定的だということで、これはわかりました。 ただ、今後の問題なんですけれども、作者、この絵画を購入するときに将来美術館ができたらということでそのときに全部そろえるからという、そういうことであったという話も私の方では聞いておりまして、この点は水かけ論になってしまうと思いますので、これ以上この点についての質問はいたしませんが、今後の問題といたしまして、やはり今生活経済部長もかなり芸術的な何ていいますか--(「格調が高い」と呼ぶ者あり)--ええ、格調が高いといいますかそういう方でいらっしゃるようでありますけれども、私はこの四部作というのはやはり一点ずつ分離したり、あるいは二点ずつ分けたりして、それでも作品としての主眼といいますかテーマといいますかそれは損なわれないと、そういうことではないと思うんですよ。やはり作者がなぜその四部作にしたかというのは、やはりその四点でなければその作者が言わんとすることをあらわすことができないと、そういうことでこれは四点で四部作ということにこれはなったんじゃないんですか。そういうことからいいますと、こういう作品を二つずつ分けて、その展示場所がないからということで掲げておくなんていうのは本当に立川の文化性が疑われますね。市民からしてもこれは恥ずかしいことじゃないんでしょうか。こういう点につきましてはやはり作品の価値をきちんと損なわないような、そういう掲示ができなかったら作者に対して本当に失礼だと思いますよ。 今後の作品の購入ですが、作品中心に考えていって芸術性の高いものにするんだと言われましたが、せっかく芸術性の高いものを買いましても、その芸術性が半分ずつに分けられてしまうようなそういうことではこれは大変なことになりますね。私は、この点につきましては理事者の方の見解をお聞きしておきたいと思います。 それから市長なんですが、本市を含む多摩西部地区へということで、これは市長としては随分方針の変更といいますかそういうことになるんじゃありませんか。(「いつから昭島の市長になったんだ」と呼ぶ者あり) ○議長(中山孝次君) お静かに願います。 ◆24番(戸井田春子君) (続)基本構想とか基本計画の中で基地跡地にと明確にしてるじゃないですか。そうしたらこれは、じゃ立川基地跡地の昭島地域という、その辺も考えているんですか。そうじゃないんでしょうね。何か立川市以外のところにも誘致ができればそれで結構なんだというようなことだとしますと、これは基本構想や基本計画からかなり外れてしまうと、そういうことになると思うんですね。立川市についての美術館の誘致の見通しは全くないと、そのようには理解してよいのかどうか。もう一度これはよその自治体のことはいいですから、立川市についてはどうなのかを明確にしていただきたいと思います。 それと体育課の関係でありますが、この委託の関係ですけれども、会長に委託するのは当たり前なんですよね。団体のその代表の方と一緒に委託契約を結ぶわけで、ですからこれだって青木市長とそれから若松さんということになっているわけで、私がお聞きしているのはそうじゃないんですよ。そういう実際に若松さんはミニテニスをそんなにおやりになるようなことはないわけで、実際にはこの協会の中心的な仕事をしているのがAさんなんですよね。体育課長でしょう。だから、体育課長としてはことしはミニテニスを普及するためにどうしても冊子をつくりたいと、そういうことで市長に予算をつけてくれと言ったんじゃないですか。市長としては、結構なことだということで予算をつけて委託をしたと。そうしたら、委託先が実態としてその予算を要求した課長であったと、そういうことになってるわけなんですね。Aさんが協会のそういうポストにいたのを知っていたのか知らなかったのか、この点を明確にしていただきたいと思うわけです。 それから、ここで選挙管理委員会の方に一点お尋ねをしておきたいと思います。 政治家や、選挙に立候補しようとする者の寄附行為が禁止されていることは十分承知しているところであります。また、このことは議会でも時々取り上げられてきましたが、最近たがが緩んだというのでしょうか、葬儀の場に議員名の入った生花や盛りかごなどが見られます。また、会費として会費が求められていないところへ金一封を持っていくと、こういうことがあちこちにあるようです。私はきょうはそれら全般について取り上げることはしませんが、このAさんが十月ごろ町民運動会へ会費として金一封を持っていった。課長が何でこんなことをするんだろうと思った人がいたようです。このAさんは来年の市議選に立候補するとして退職した方です。Aさんのこの行為は公選法に抵触しないかどうか、選挙管理委員会の見解をお聞かせいただきたいと思います。 次に中学校給食の点でありますけれども、準備検討委員会の方の報告は一月末ということでわかりました。なるべく早くというふうに思うわけでありますが、これは了解いたしました。 それで、その次のこの報告を受けての教育委員会なんですけれども、できるだけ早くというのは全くそうであってほしいと思うんですね。ですが、この準備検討委員会からの報告を受けて教育委員会として結論を出すのはそれほど私は長い期間は必要ないと思うんですね。これまでも随分市民を待たせてきている問題でありますから早く結論を出して、市長の方も公約を実現するということでもって教育委員会の結論をお待ちになっているようですね。そういうことでありますので、結論の時期がいつごろになるのか、その点をお聞かせいただきたいと思います。 それから最後に、市長の方にこれ念押しみたいになるわけですが、給食の実施につきまして教育委員会の方から結論が出たら直ちにそのために足を踏み出すと、そういうお考えといいますか決断であるかどうか、ぜひそうあらねばならないと思いますが、お聞きをしておきたいと思います。 ○議長(中山孝次君) 市長。 ◎市長(青木久君) 都立美術館の誘致に関しましては再三申し上げているように、非常に本市の誘致というのは可能性が少ない状況、これは何回も申し上げているとおりでございますが、しかしながらその可能性を探るということを忘れずに今後ともやっていきたいと、このように思っております。 ○議長(中山孝次君) 中島助役。 ◎助役(中島寛君) 二点目の絵画の件でございます。 これは四部作の問題で、一点ずつにした場合に芸術性が損なわれるという御指摘もありますが、私どもといたしましては、作者の方とも十分打ち合わせをした中でその作品としての価値を損なわないような形で展示をさせていただいたという経緯はございます。今後の問題といたしましては、その辺の芸術性を損なわない展示の方法も十分追求をしてまいりますし、購入に当たりましては先ほどお答えを申し上げておりますけれども、可能な限り芸術性の高いものの購入を図っていきたい、このように考えておるところでございます。 それから、委託の関係でのお尋ねがございましたけれども、これはやはり私どもといたしましても委託の相手方がだれなのかということで判断をさせていただいております。そういう意味合いでは、市長からお答えを申し上げておりますように、委託の相手方が職員以外の者であるということで承知をしておるわけでございます。 それから、給食の問題でのお尋ねもありましたけれども、このことはやはり私どもといたしましても教育委員会の検討の結果が出まして、その上で財政的な検討を加えながら結論を出していくべきものであると、このように考えております。 ○議長(中山孝次君) 教育長。 ◎教育長(小山祐三君) 中学校給食の結論はいつごろ出るのかということでございますが、検討委員会の報告を受けまして、今度は具体的に実施に向けての検討でございますので、一定の教育委員会としての検討期間が必要であります。この結論がいつ出るかということは現状では申し上げられませんので、御理解いただきたいと思います。 ○議長(中山孝次君) 選管事務局長。 ◎選挙管理委員会事務局長(久保章君) お尋ねの件でございますが、御存じのとおり公職選挙法の第九十九条の二という条文がございまして、この内容につきましては、公職にある方並びに公職選挙に立候補しようとするような方につきましては寄附が禁止されている条文がございます。ただ、ただいまのお尋ねでございますが、私どもといたしましても事実関係の認定等はできませんので、こういう条文があるということで御理解賜りたいと思います。 以上でございます。 ○議長(中山孝次君) 戸井田議員。 ◆24番(戸井田春子君) 最後要望させていただきたいと思いますが、美術館の関係でありますが、立川市への美術館の誘致というのは可能性がないということであろうと思います。 その展示の問題なんですけれども、どこでもこういう何か作品を買う場合に、うちのどこに展示しようかと考えながら展示の場所のことなど考えながら買うものを決めていくというのが普通ですよね。立川市の場合はお金があるから、せっかく予算を計上してあるから買ってしまおうというような感じで、買ってしまった後がその芸術性を損なうような掲示の仕方をしなければならないと、そういうことであると思うわけです。こういうことがないようにこれは強く要望しておきたいと思います。 それから、管理職の方の問題でありますけれども、委託なんですが、実務的にはそれは委託先の代表の方との締結ということになるのはこれは当然でありますが、市の担当の所管の課長が委託先の協会の理事長というポストにいたという、このことをあるいは知っていながら答弁を避けられたのかもしれませんけれども、私はこういう委託のあり方というのは非常にずさんだと思うんですね。やはり予算を計上して、予算をつけてそれを執行していただくわけですから、委託先がどういうところかその辺は明確につかんだ上でもってやらなければ、予算の執行上の市長の責任というのも今後このようなことがあれば出てくるかと思います。そのことを強く申し上げておきたいと思います。 それから、中学校給食の問題でありますが、やはり市民の長期にわたる熱い希望でありますので、本当に市民の期待にこたえるということで速やかな努力をお願いしておきたいと思います。 質問を終わります。 ○議長(中山孝次君) 以上で戸井田議員の質問は終わりました。 暫時休憩いたします。 午後からの開始は一時十分といたします。   〔休憩 午後零時十二分〕  ----------------------   〔開議 午後一時十一分〕 ○議長(中山孝次君) 休憩前に引き続き会議を再開いたします。 次に、二十六番 志沢議員の質問を許します。志沢議員。   〔26番 志沢 実君登壇〕 ◆26番(志沢実君) 一点目は立川駅南口の再開発問題についてであります。経過について市長はどのような見解をお持ちになっていらっしゃるかという、そういう問題であります。 立川駅南口の周辺再開発ということで立川市がこれまで四・四ヘクタールの再開発を追求してきましたけれども、最近はモノレール優先ということで再開発は先送りというか事実上困難という状況になっていると思うわけでありますが、市長はどのような見解をお持ちでありましょうか。 また、我が党がこの問題を当初から批判してまいりましたけれども、今日市長はどのような見解をお持ちなのか、ぜひお聞かせをいただきたいというふうに思います。 二点目の点は、現在の到達点をどのように考えていらっしゃるかという問題であります。 モノレール優先ということで、まちづくりという問題がモノレールにあおられているというそういう感じがするわけであります。平成九年の開業ということは南口も含めてそういうことになるのか。以前第一期工事というのは立川駅の北口から北へのルートということが言われておったわけでありますが、南も含めて九年の開業ということに相なるのかどうか、お聞かせをいただきたいというふうに思います。 また、モノレール駅のためということで、現在の駅前の大通りが三十七メートルに拡幅をされるわけでありますが、このことによりまして従来の区画街路など従来計画が変わってしまうということはないのかどうか、お聞かせをいただきたいというふうに思います。 また、東京都の事業であるモノレールのために道路を拡幅するということでございますので、この部分の買収は東京都で行うべきであると思いますけれども、市はどのように考えていらっしゃるか、お聞かせをいただきたいというふうに思います。 また、モノレールは東京都の事業であるのに、立川市は最近モノレールの専門委員ということで民間企業から人を迎えたということを聞くわけでありますが、本当なのかどうか、なぜこういうことが行われておるのか、お聞かせをいただきたいというふうに思います。 また、四・四ヘクタールの再開発は先送りというか事実上断念ということであるならば、私どもはこの計画が大き過ぎる計画ということで批判してきたことが正しかったわけで、これを耳を貸さずに無視して進めようとしてきた市長の責任はないのかどうか。この問題を打ち出してから構想の段階からは十五年、計画の段階からは十三年間時間と金を使って結局再開発が事実上断念ということであるのならば、それ相応の市長の責任というものがあるのではないかと思うわけでありますが、市長の見解をお聞かせをいただきたいというふうに思います。 次の点は、都市計画税の減税についてであります。 これは通告の段階で「税」という文字を消して通告をしたつもりなんですが、「税」という文字が残っておりますので、適当にお読み取りをいただきたいというふうに思うんですが、固定資産の評価がえによってこの税がどういうことになるのか。きのうの質問でも議論がございましたけれども、来年の六年度は前年度比で立川市としては固定資産税が六億円の増になるというふうに言われているわけでありますが、実際にどのぐらいの増額になるのか。また、七年度は前年度比の九倍で二・七%の評価になるというわけでございますが、金額ではどのぐらいになるのか、お聞かせをいただきたいというふうに思います。 次の点は、この評価がえに伴いまして議会では政府関係機関への意見書の提出なり、あるいは決算委員会等での市長に対する要望意見ということで、市民の切実な要求というもので理事者の方に働きかけをしてきたわけでありますが、市長はこの問題で政府にどのような働きかけを具体的に行ってきたのか、お聞かせをいただきたいというふうに思います。 また、都市計画税の減税を行うべきではないかと思うわけであります。二年前に我が党は都市計画税を百分の〇・二二まで減税すべきであるという条例提案を行いました。このときは残念ながら他の議員が反対をして否決をされたわけでありますが、最近では与党の議員までがこの都市計画税の減税を言うようになっているわけであります。固定資産税が増税になることから、立川市の権限でできる都市計画税の減税を行うべきではないかと思うわけでありますが、市長の見解をお聞かせをいただきたいというふうに思います。 三つ目は、細川内閣に対する見方であります。 市長は、前の議会で細川内閣に対して高い評価をしていたわけであります。現在でもそのように考えていらっしゃるのかどうか、小選挙区制の問題、政党助成の問題、消費税の引き上げの問題、米の一部開放問題等々についてどういう見解をお持ちなのか、依然として高い評価をお持ちなのかどうか、ぜひお聞かせをいただきたいというふうに思います。 最後の四番目は、フロンガスの回収の問題であります。 昨日、同僚議員の方からいろいろと質問がございました。市側の方は、早急に行いたいという御答弁でございましたが、これは来年度からの実施ということで理解をしていいのかどうか、お聞かせをいただきたいというふうに思います。 ○議長(中山孝次君) 市長。 ◎市長(青木久君) 志沢議員の御質問にお答えいたします。 まず、立川駅南口の再開発問題についてでございますが、立川駅南口土地区画整理事業の計画が見直しされた際、東京都都市計画審議会におきまして、駅前地区の高度利用を図るべしとの意見が付帯されて、以来今日まで難解な同時施行によるまちづくりを目指して、権利者みずからが権利者の協力を得て事業を行うべく活動が展開されてまいりました。ベースが市施行によるところの区画整理事業であるため、上物計画は公にとらわれない民意の十分反映されたものとしてもらうため、その実行へのスケジュールを最大限尊重してまいりました。関係者におかれても精いっぱい取り組んできたわけでございますが、なかなか合意に至らず、いかに共同化事業が難しいかを痛感しております。経済情勢が低迷している今日、公的事業の推進に協力をいただき、これが民間事業へインパクトを与えることにつながればと考えております。 それから次に、現在の到達点をどう考えるかと。関係者においてはそのときそのときの状況に応じて精いっぱいの努力を重ねてこられましたが、いまだ結果が出ておらず残念に思っております。さらに皆さんの御理解と御協力をいただき、一日も早く事業が具体化するよう指導し、計画の実行に当たってはできる限りの御協力を申し上げたいと考えております。 それから、モノレールの件につきましては南を含めて平成九年かというお話でございますが、そのように予定しております。 それから、長としての責任という御質問でございますが、大変時間がかかっているため他方に迷惑をおかけしておりますが、このことについては大変申しわけないと思っております。なお、関係権利者においては事業化に向けて真剣な取り組みがなされており、私としては民意を尊重する立場で時間の許す限り対応させていただいてまいりました。多摩都市モノレール事業も平成九年ということであり、また区画整理の事業認可期間との関係からも円滑に事業が進むよう最大の努力をもって対応してまいりたいと考えております。 それから、この事業についてモノレールの駅部分の問題でございますが、これは東京都へ借り上げなり買収ということについてはこれからいろいろお願いをしてまいりたいというふうに考えております。 それから、民間からの人間をというお話でございますが、モノレール株式会社を退職した人を専門委員としてお願いをいたしております。 それから、二番目の都市計画税の減税についてでございますが、特に最初の固定資産の評価がえによって税はどうなるかの質問でございますが、土地・家屋の固定資産税と都市計画税を合わせまして約六億円程度の増になるのではないかと考えております。ただ内容的には家屋の新・増築や滅失あるいは土地の使用形態の変更等がありますので、すべてが評価がえになる増ではありません。また、平成七年度、平成八年度につきましてはただいま申し上げましたようにかなりの移動が見込まれますため予測できませんので、御理解を賜りたいと存じます。 それから、政府への働きかけでございますが、全国市長会を通して要請を行っておるところでございます。 それから、都市計画税の減税という御質問でございますが、本市におきましては昭和六十三年度から税率を〇・三%から〇・二四%に引き下げ、税負担の軽減を行っているところでございます。平成六年度以降につきましては、立川市の置かれている現状から見まして現行より引き下げることは困難であると認識しております。 それから、細川内閣に対する見方でございますが、私はたしか前の議会--九月の議会において太田議員の質問で、世論調査の結果指示率が七割近くを維持しているということは、多くの国民が期待しているところでありまして、その結果は素直に受け取るべきものとお答えしたものでありますが、三カ月たった十一月現在の世論調査もまだかなりの高い指示率があるようでございまして、これもやはり今後の経過を見ないとわかりませんけれども、前回同様その結果はやはり素直に受け取るべきものと考えております。 次に、小選挙区制あるいは政党助成、消費税等の御質問でございますけれども、これは小選挙区比例代表並立制などにつきましては、政治改革法案に関連いたしまして、また政党助成につきましても現在国会で審議されているところでございますが、私といたしましては、国会での審議でありこれを見守っているというのが現在の立場でありますので、御理解賜りたいと思います。 また、消費税の引き上げ等についての質問でありますが、現在政府税調等の中間答申の方針決定の内容を見ますと、所得減税を行う一方で、消費税の比率を高めて直間比率を是正していくという方針であるとしております。私といたしましては、消費税率の引き上げについても低所得者層の負担割合が増す逆進性の緩和、また福祉財源への充当や所得税、住民税の課税最低限の引き上げ等の処置が今後焦点となり課題になると思いますので、今後の税制改革の動向を注視してまいりたいと、このように思います。 次に、フロンガスの回収についてでございますが、フロンガスの回収については森議員よりの質問にお答えしたとおり、回収されたフロンガスが適正に処理される状況などを確認した以後回収に向けて検討いたしたいと思っております。   〔議長退席・副議長着席〕 ○副議長(鳴島勇一君) 志沢議員。   〔26番 志沢 実君登壇〕 ◆26番(志沢実君) 御答弁をいただきましたが、重ねてお聞かせをいただきたいというふうに思います。 最初の立川駅南口の再開発問題の経過についてどういう見解を持っていらっしゃるかということで質問したわけでありますが、一言で言うと、共同化というのは難しいものだと、そういう御答弁だったんではなかろうかというふうに思うわけであります。この点で、私は市長にもっと認識を明らかにしてもらいたいというふうに思いまして、きょう私は年度でいえば六年度前、つまり八七年の段階で我々が市の方からいただきました調査研究費に基づきまして、立川駅南口区画整理に関する調査報告書というものを明らかにしたわけであります。この中で、例えば今私が質問した再開発の問題でどのようなことを言っているかという、この辺の問題があるわけであります。これは言った言わないではなくて、活字になりまして恐らく市長の方にも渡っておるのではないかというふうに思うわけでありまして、以下幾つか御紹介を申し上げますので、今のこの段階に立って今市長が言われたような認識では少しお粗末なのではないかというふうに思うわけであります。 例えば昭和五十三年の九月には、策定委員会の基本計画試案をもとに立川南口駅地区整備基本計画というものができたわけであります。この中で駅前地区整備構想というさっき私が言った十五年前の段階でありますが、これが打ち出されまして、約五・五ヘクタールにわたって、公共施設と商業機能を一体的に整備するものとして再開発事業を進めるということが言われたわけであります。そして、昭和五十五年の五月に策定された立川駅南口地区再開発計画によると、   駅前地区五・五ヘクタールを土地区画整理事業と市街地再開発事業同時施行するとしている。再開発によって建築されるビルの延べ床面積は約十三・五ヘクタール。そのうちの約三〇%は住宅三百六十戸に充てられるというものである。--と。この後が大事なことであります。   屋上屋を重ねるような市街地再開発事業の実施について住民の同意は難しく、その後五十一年八月になって立川駅南口再開発準備組合発起人会が立川駅南口再開発構想案を発表した。延べ床面積六ヘクタールから七ヘクタールの大規模店舗を中心とした大規模複合施設やホテル等を建築する計画となっている。住宅については積極的に導入する必要はないとして、権利者の居住用をある程度計画するとしている。要するにもう住民が住む町としての構造ではないのである。--と。こういったような経過を私どもは踏まえまして、いえば当初からこの五・五あるいは四・四の再開発というのは無理なんだと。こんな大規模な再開発がまとまるわけはないではないかということを繰り返し繰り返し述べてきたわけであります。それで、問われる行政の姿勢ということで言っているわけでありますが、こういうふうに言ってます。   再開発事業が都市改造を進める上で、行政が責任を持って実施するとしてきた付帯事業を住民負担に転嫁するものである。十分な住民参加を保障し、住民の納得の上で住民の生活要求に基づいて土地区画整理事業を進め、完了させることがもはや必要である。--六年前に我々がこういうことを少なくとも言ってきてるわけですね。この終わりにというところではこういうふうに言ってますよ。   住民の要求は駅前の公道利用ということはあってもこんなに広い面積の再開発は考えていなかったはずだ。南口に適した個性あるまちづくりを、それには大きな建物でなく低層のものをとのそれまでの方針は音を立てて崩壊した。住民の意向よりも建設省の指導を尊重したものと私たちは強く批判した。--というふうに述べているわけであります。こういうような経過なり問題点があったからこそ、今日の段階で先送りなり事実上断念というような状況になっておるんではないかと。だからそういう点からいって、さっき市長が言った共同化というのは難しいものだというのは、要するに準備組合任せで行政としての指導性なり哲学なり方針というものは全くなかったんじゃないのかと。結局は右に流され左に流されして、結局はモノレールにあおられて、駅前を三十七メートルにするかどうかという、まちづくりではなくて下手をすればまち壊しというような状況になっておるんではないかと。こういうふうに思うわけでありまして、この点で市長がどういったような認識を持ってらっしゃるのか。今の段階は南口の四・四の再開発は事実上断念ということに相なるのではないかと、こういうふうに思うわけでありまして、率直な感想を聞かせてもらいたいわけであります。 それから到達点の問題でいろいろ御答弁があったわけであります。その中で市長の責任ということで申しわけないと。権利者が今真剣に検討を加えておるので、時間の許す限りというふうなことを言われましたが、これは確認の意味で明確にしてもらいたいわけでありますが、この時間の許す限りというのは来年の秋口ということですか。秋口までは再開発問題をいろいろ検討してもらうとして、それがリミットで、それがなくなれば区画整理一本ですよと、そういうことなんではないかというふうに思うわけでありますが、そのことを実際に見通しの問題として明確に述べておいてもらいたいというふうに思うわけであります。 同時に、これは市長の責任というのは申しわけないで済むんですかね。十三年から十五年間にわたって議会の中で少なくとも我々はいろいろ指摘をし、こういう出版物も出し、警鐘乱打して結局は我々の言うとおりになってるじゃないかと。それに対して申しわけなかったということをその一遍のそういう言葉だけで済むのかどうなのか、これをぜひ明らかにしてもらいたいわけです。 同時に、ことしの三月の予算委員会で市長は南口周辺の問題でどういうことを言っていたのかという、このことがあるわけであります。いいですか市長、こういうふうに言ってますよ。   周辺地区市街地再開発事業につきましては、区画整理事業との一体整備による計画的な再開発を図るため、準備組合の指導調整に当たるとともに、平成五年度中の都市計画決定に向け実施要件を整えてまいります。--ことしの三月にこういうことを言ってるわけですよ。まだ年度は終わってないんですね。今年度の予算の提案の段階でこれだけ明確に言っていて、このこともできないで申しわけなかっただけで済むんですかね。毎年毎年同じようなことを言ってましたけれども、とりわけこの五年度はここまで言ってるわけですよ。「都市計画決定に向け実施要件を整えてまいります」と。どうなっちゃったんですか、これは。いかにも何かその場限りで適当なことを言っておるという感をぬぐえないわけでありますけれども、これら含めて長のやはりあるべき責任のあらわし方、考え方、こういうものがなければ、こういう大きなまちづくりというのはなかなか住民の支持と理解のもとに進めるということは難しいんじゃないかというふうに思うので、ぜひ明確に述べていただきたいというふうに思います。 それから、モノレールの駅部分については東京都へ買収ということでいろいろとお願いをしてまいりたいということでありまして、私もこれは当然だろうというふうに思うわけです。この際やはり率直なところを聞かせてもらいたいわけでありますが、今年度は公社の予算をもって十億円であの南口の地区を買収したいと、こういう話があったときに私はそれはおかしいと。再開発をやるのか区画整理に戻るのか、そういう方向かはっきりとしないまま十億円を使わしてくれというのは納得できないということで、結局凍結になってしまったわけですね。あのときもしこれが使われておれば、今の段階で東京都に買ってくれなんていう話はとてもできる相談ではなかったんだろうというふうに思うわけですよ。今にして思えば、あのやはり凍結措置というのは私は正解だったんではないかというふうに思うわけでありますが、これは東京都に買収をというからには、今年度立川市で買収というのはやはりまずかったことなんだという反省が述べられなければならないというふうに思うわけでありまして、この点も明らかに市長の見解を述べておいてもらいたいというふうに思います。 それから、民間の人がモノレールの専門委員として立川市でお願いをしているということで、つまり働いているということですね。東京都の事業なのになぜ立川市がこういう人を採用するというのかしなければならないんですか。きのうも職員減らしたらどうかという質問がございましたけれども、なぜこの言ってみれば立川市が責任を負うべき事業でもないのに専門委員などと称してこういう人件費を払わなければならないのか。今市長は、モノレール株式会社を退職してというふうに言われましたけれども、この方のその前の職場はどこですか。立川市なり市長と因縁浅からぬ企業の出身じゃございませんか。(「おれとの関係」と呼ぶ者あり)--おれとの関係--だから、どういう関係かということは聞いているので明確ににしてもらいたいんですよ。要するに今いろいろ言われているゼネコンからの天下りだとか、あるいは最近では商工会議所問題なんかがいろいろありましたけれども、モノレール株式会社からの採用というふうなことを言ってますけれども、立川市なり市長と因縁浅からぬ企業からの人材ではないのかと、こういうふうに言っているので、これはなぜこういう人事配置をしておるのかということも含めて納得のできるような答弁やってくださいよ。議会には何の報告もないんだから。非常に不明朗なので、あえてこの際明らかにしてもらいたいというふうに思うんです。 それから、都市計画税の問題でありますが、来年度はいえば評価がえだけではないけれども六億円余計に入って来るということは、市民からすれば固定資産税が六億余計に取られるということですよね。これは評価がえがあっても緩やかな上昇だから大した増税にはならないということをきのうあたり理事者は盛んに言っておりまして、確かに六年度の上昇カーブというのは少ないわけですよ。だけれども、七年度になるあるいは八年度になると、これが九倍に評価のアップが変わるわけでしょう。単純計算でいえば六億円が今度は五十四億円になるのかなというふうに思いますけれども、しかしそんなに上がった日には立川に住んでいられなくなるわけで、これは幾ら何でもそうはならないだろうというふうに思いますけれども、計算上はそうなるわけですよね。まだ試算の段階だというふうに言ってらっしゃいますけれども、大体どのぐらいに上がるんだというそういう予測というものはこれつかないのかどうなのか、お聞かせをいただきたいというふうに思います。 それから、政府への働きかけはまたぞろ全国市長会ということで、どうも一般的な感じがあるわけでありますが、例えば横田基地の問題で時には福生の市長が単独でも撤去ということを申し入れますよね。またこれに似たような問題というのがあるんだけれども、よく市長会市長会ということで、市長会の陰に隠れて立川市長がどういう政府に対して働きをやったのかということが余り明確に出ないんですが、どういうようなプレーをやったんですか。また、この全国市長会というのは何回ぐらい評価がえはやめてくれとか、むしろ下げてくれとか、そういうことをやってきたのか、明らかにしてもらいたいというふうに思います。 それから、現在の〇・二四よりも引き下げることは困難だというふうに言われました。しかし、今の不況のもとで固定資産税は上げられてしまう。立川市の権限でできる減税は都市計画税だけですよね。既に〇・二二ということでもう何年も前から実施している武蔵野の例もありますし、来年度から〇・二二に引き下げるというところもあるわけですね。この間は与党の議員さんも〇・二二にやったらどうかという話がありまして、ならば二年前になぜ賛成しなかったんだというちょっと陰口もたたきたくなるんだけれども、それを言っても始まらないので、この際市民のいえば重税感に少しでも市としてはこたえようということで、この〇・二二あたりに下げるというふうなお考えは一切持ち合わせありませんか。議会で決めれば別だということになるんですかね。このあたり本当にもう一回お答えをいただきたいというふうに思います。 それから、細川内閣に対する見方の根拠はどうやら世論調査でその結果で何か判断しているようですね。やはり一市の長たるべき人の物の見方が、世論調査が出てみないと何とも言えないというのは若干情けないですね。やはり先に憂いて後に楽しむという、こういう言葉もあるんですが、今これだけいろいろな問題が噴出している中で、さっき言った具体的な問題については国会の推移を見守りたいと言って、評価については世論の支持がまだあるようだからと言って下がってから自分の見解を述べるというのではちょっと市長としてはどうなんですかね。ちょっと情けないと思わない。もう一回こんな世論がどうのこうのじゃなくて、今課題になっているさっき言ったような幾つかの問題との中で例えば自民党よりひどいねとか、自民党ができないことをやろうとしているじゃないかとか、見かけ倒しでとんでもないとか、そういったような率直な評価があってもしかるべきなんじゃないかというふうに思うんです。 それからフロンガスの問題では、きのうの答弁だということでそれはそれでわかるんですが、清掃部長がきのうの答弁の中で言われた早急にやりたいというのは、さっきの私の質問は来年度からの実施ということで理解してよろしいのですかということですから、そのとおりですとか、そのとおりじゃないとか明確に言ってください。 ○副議長(鳴島勇一君) 市長。 ◎市長(青木久君) 南口の再開発問題は、御指摘にもございましたように大変長くかかってる問題でございまして、これは最終的には南口のまちづくりの手段としていろいろ今まで考えてきたわけでございますし、また地元の人たちも再開発をあきらめたわけではございません。まだこれからも一生懸命やろうと、こういうような考え方の人たちもいるわけでございます。しかしながら、前からも申し上げましたとおり、モノレールの時期が平成九年でございますので、この時期に合わせまして南口もそのモノレール空間をあける手段を求めなければならないわけでございまして、今いろいろこの南口の準備組合の人たちからの御意見あるいは条件等も出てまいりましたので、近くまた南口懇談会にこの問題を諮りまして、その方向もお聞きしたいと、このように思っておりまして、私といたしましてもこれは将来の南口を考えていろいろ手を尽くしていきたいと、このように考えているわけでございます。 それと、時間の許す限りという問題についても、答えは来年の秋ごろというふうに考えております。 それから、駅部分の買収について十億円の凍結の問題がございましたが、これと駅の今度の買収とちょっと性格が違うというふうに私は理解しております。 それから、専門委員の職員の問題でございますが、これはモノレール株式会社へ来る前は西武鉄道の職員でございます。これはモノレールは東京都だけの事業でございませんで、やはり沿線市のそれぞれの市が一生懸命これにかかわり、またいろいろ地元の折衝等についても御協力申し上げなければなりませんので、このような専門委員をお願いした次第でございます。 それから税の問題でございますが、全国市長会への働きかけ、あるいは全国市長会での動きと、こういうようなことで、一立川市長かこれ動くよりもやはり全国の市長会という形で国へ折衝を持った方がより有効であると、こういうようなことで全国市長会での運動にお願いをしているわけでございます。 それから減税の問題でございますけれども、先ほども申し上げましたように、それはよその市で率のもっと低いところもございます。こういう点については十分考えますけれども、現在の立川市の置かれているまちづくりから考えまして、その目的税である都市計画税がやはり今まで〇・二四ということでやってまいりましたので、これ以下に下げるということはやはり問題があるのではないかと、こういうふうに考えまして先ほどの答弁をしたわけでございます。 もう一つは細川内閣の問題でございますが、これは三カ月たった現在での先ほど申し上げましたように国民の支持率の高いということはこれは率直に認めなきゃいけないと思うんです。それで、先ほども申し上げましたように、いろいろな問題点もそれはございますけれども、今私がここで小選挙区制あるいは政党助成、消費税ということについて申し上げるよりもこれは見守っていった方がよろしいと。率が下がってから意見を述べると、そういうこともございません。やはりそのときそのときの国民の評価を実質に我々としても認めていくと、こういう姿勢を持っていきたいと、このように思います。 ○副議長(鳴島勇一君) 清掃部長。 ◎清掃部長(石川博君) フロンガスの御質問についてですが、実施に向けていろいろな課題がございます。早期実現に努力いたします。現状ではここで時期を申し上げる段階にございませんので、よろしく御理解いただきたいと思います。 ○副議長(鳴島勇一君) 志沢議員。   〔26番 志沢 実君登壇〕 ◆26番(志沢実君) 一点目の点でありますが、今市長は再開発をあきらめたわけではないと。地元から条件が出てくると。しかし時間の許す限りというのは来年の秋口なんだと、こういう言い方ですね。つまり来年の秋口までは再開発の可能性があるけれども、そこでまとまらなければもう再開発はだめなんだよと、つまりこういうことになるわけでしょう。だから、半年かあるいは十カ月ぐらいのことで、いえばだから私は事実上の断念宣言じゃないのかというふうに言ったんですよ。本来市長に腹があるならば、モノレールは東京都の事業なんだし南口のまちづくりは立川市の事業なので、立川市としては再開発をどうしてもまとめたいので来年の秋口までとは言わないから、もう少し時間を与えるから、まとまるまでやってみろと言っても罰は当たらないんですよね。東京都のモノレール計画に合わせてリミットを設けて来年の九月までにまとまらなきゃだめですよと、そういう話でしょう。まさにまちづくり優先ではなくてモノレール優先なんですよね。こういうやり方が私は将来に禍根を残すことにはならないのかなというふうに思うわけでありますが、いずれにしても市長は時間を切ってこの時間の中で結論を出してもらうということは、もう事実上の断念宣言じゃないんですか。少なくとも四・四についてはだめだよと。規模が小さくなってまとまるかもしれないけれども、従来から追求をしてきたようなそういうことではちょっと難しかろうという判断があるからこそ、東京都に買収をさせてモノレール駅舎対応という、そういう苦肉の策を考えてるんじゃないですか。これは地元に与える影響も大きいわけなので、何かその希望を持たせるような、また秋波を送るような言い方ではなくて、やはり明確に今こうなんだと、あるいは御指摘のとおりということで言わないと、逆に新しい混乱が発生するんじゃないのかと。来年の秋口までなどという、いえばその出口を押さえられていて、これまでに結論が出なきゃだめだよというのは事実上の再開発四・四については断念宣言じゃないんですか、これ。このあたりは明確に長の見解として責任を持って述べてもらいたいというふうに思います。 それから市長の責任問題なんですが、どうなんですか。余り何かこのあたりでは来年の秋口まで待ってくれという意味なんですかね。全部まだ終わってるわけではないんだという意味合いで。だけれども私はさっきも言ったように、時間と金を使って今日こういうふうな状況のときに市長が率直に何らかのやはり責任の所在というものを表明をしませんと、後々市長を信用してついて来ないんじゃないですかね、住民が、議会もだけれども。やはり区切り区切りで必要な責任を明らかにするということができないのかどうなのか、この点は明確に述べてください。 それから、モノレールの専門委員という問題ですが、何か御協力をしなければならないということなんですが、モノレールの沿線各市ではこういうふうな制度、あり方を採用しているところがあるんですが、これ。だれがだれに協力をしようというわけ、これ。今西武鉄道というふうなことを言われましたけれども、西武鉄道なりあるいは西武不動産なり、そういう西武関係のところから市長は政治献金もらってませんか、政治献金。さっき私は因縁浅からぬというふうな表現を行ったわけでありますけれども、どうしてこういう方が立川市の専門委員なんていう格好で来なきゃならないんですか。助役が二人いて開発部の部長がいて参事がいてという、こういう体制の中で、東京都の事業であるにもかかわらず専門委員という肩書をつけて人を使わなければならないという理由がどこにあるんですか。沿線各市はどうなってるんですか。今後この西武系列がいろいろな形で立川市にやって来るなんてことは全くありませんか、工事関係その他において。これら含めて私は非常に引っかかる問題なので、明らかにしてもらいたいというふうに思います。 それから都市計画税の減税問題なんですが、いえば立川市は残念ながら三多摩二十七市の中で所得は低い方にあるわけですね。しかしながら、まちづくりというか都市計画にかかわる予算が非常に多いということの特徴があるわけでありますが、開発重視でなくて市民の暮らしを優先をというふうな立場に立てば、この都市計画税の減税ぐらいは他市がやったのならば引き続いて立川市もというふうにお考えになりませんかね。固定資産税の七年度、八年度のやつが明らかにならないからちょっと残念ですけれども、当然これは七年度、八年度で莫大な額に上るわけでしょう。その一方で都市計画税の減税は今よりもできないなんてのは、ちょっとどこ見て政治やってるんだということになりませんかね。重ねてお聞かせを願いたいというふうに思います。 それから最後に、清掃部長が時期については述べられないということでありますが、時期について述べられないような問題をなぜ早急にやるなんて言うんですか。時期にめどがあるから言うんじゃないんですか、これは。御答弁お願いします。 ○副議長(鳴島勇一君) 市長。 ◎市長(青木久君) まず、まちづくり--南口の問題でございますが、四・四ヘクタールの断念宣言かというお話でございますが、先ほども申し上げましたように、地元からの条件も出てきておりますし、これはやはり市といたしましても、また懇談会等の御意見も承って方向をはっきりさせていきたいと、このように思うわけでございます。 モノレール優先かということでございますが、やはり地元のまちづくりはこれは欠かせないものでございます。しかしながら、平成九年というモノレールの時期もこれもまた大切なものでございますので、両々相まってこれが目的が達せられれば本当に我々としてもありがたいことでございますが、なかなか地元の再開発問題が時間がかかっておるようでございますから、これも一定の期間内にまとめていただくように、これからも役所としても御助力申し上げ御指導申し上げ、何とか目的を達成していきたいと、このように考えるわけでございます。 それから、市長の責任ということでございますが、先ほども申し上げたように、大変この再開発問題、時間がかかってしまって皆様方に御迷惑もかけておりますが、これをやはり早い時期に完成させるということが市長の責任でもあるわけでございまして、また一生懸命これからも努力していきたいと、このように思います。 それから、専門委員制度といいますか、これは立川市のこの市街地を通るモノレールでございますので、東京都の事業とはいいながら、この町の景観とのあわせたいろいろなお知恵等の検討の際にも力を貸していただきたいと、こういうような関係で、ほかの市ではこういうことはやっていないと思いますけれども、立川のこの町の真ん中を通るモノレール事業でございますから、モノレールそのものに対するいろいろな勉強をする際の手助けをしてもらおうと、こういうような関係でお願いした次第でございまして、これに関係して西武関係の仕事があるいは業者がということは絶対ございません。 それと、都市計画税の減税でございますけれども、先ほど来申し上げているように、立川の現在のまちづくりの現状から申し上げまして、今までの減税率をさらに下げるということは大変困難な状態であると、このように認識しております。 ○副議長(鳴島勇一君) 清掃部長。 ◎清掃部長(石川博君) フロンガスに関係してのお答えを申し上げます。 昨日も御質問ございましたように、この実施に向けては幾つかの課題がございます。その中で申し上げた中でも三つほどありました。それと御質問のように、今予算時期もございまして、ここで予算の時期に対していつ計上するかということは今検討している段階でございますので、ここでいつということは申し上げられなかったわけです。しかし早期にということは今このようなオゾンが破壊されているような状況でございますので、一日も早くするためにはこれを解決するためには早期実施したいというような意味で申し上げたわけでございます。 よろしく御理解いただきたいと思います。 ○副議長(鳴島勇一君) 志沢議員。 ◆26番(志沢実君) 最後でありますが、市長の方に何点か要望申し上げておきたいというふうに思います。 一点目は、南口の四・四の再開発問題でございますが、先ほど私が五年前に我々が明らかにしました出版物によって明確なように、行政の指導性というものが著しく欠けておるという、これに尽きるのではないかというふうに思うわけであります。今来年の秋ということでタイムリミットが決まっていて、その間だけは住民の要望を聞こうというこういう形でありまして、これからもちろんどうなるかわかりませんけれども、これまでの各種委員会や審議会等の答申をもう一回勉強してもらって、ぜひ南口に適したまちづくりはどうあるべきかということで、行政としての指導性をぜひ確立をしてもらいたい。口を開けば、準備組合が準備組合がというああいう言い方は、いいかげんでもうやめてもらいたいというふうにお願いをしておきたいというふうに思うんです。 同時に、やはりこういう事業でございますから、当然やはり断念とかあるいは先送りだとかあるいはどうのというふうな、そういうことになればそれは当然市長のやはり政治責任というのはついて回るわけでありまして、そういう意味で議会はチェック機関でございますし、この点では引き続いて私は十分重大な関心を払ってまいりたいというふうに思います。 それから、やはりわからないのは専門委員の問題ですね。モノレールの沿線各市ではこういうのはないと。立川市は市街地の真ん中を通るからこういう人が必要なんだと。市街地の端を通るところは必要がなくて、立川は必要なんだという理屈は私はちょっと思い上がった理屈なんじゃないかと。こんなことでは私は絶対納得ができませんし、政治献金云々についての御答弁はございませんでしたけれども、この問題についてはやはり私はかなり気にかかる問題ということで引き続いて注目をしてまいりたい。こういう議会にも諮らない、質問が出るとたまたま言うという、こういう不明朗な人事のあり方というものは改善をすべきではないかということを申し上げておきたいというふうに思います。 都市計画税の減税やフロンガスの回収についても、ぜひ鋭意御答弁は御答弁として取り組まれるように強く要望して終わります。 ○副議長(鳴島勇一君) 以上で志沢議員の質問は終わりました。 次に二十一番 伊豆議員の質問を許します。伊豆議員。   〔21番 伊豆善正君登壇〕 ◆21番(伊豆善正君) 質問通告に基づきまして、私も大きく分けて三点にわたってお伺いしたいと思います。 私の質問はこれまでの三年半にわたりましての私個人のこれから立川の市政に対する提案を含めての総括という意味でありますので、今回は余り細かい点についてはお伺いしませんので、できるだけ誠意のある方向性のあるような御答弁をと思っております。 まず、第一点目の中学校給食の実施についてであります。 一日も早い実施に向けての今後の予定はということで、先ほども同僚議員よりそういった点についての御質問があったわけであります。そして、この中学校給食を一日も早く実施をしていくためには、来年度の予算につけてどのような取り組みをなさっていこうとするのか、その辺についてお伺いしたいと思います。 それから、さきの決算委員会の中で御答弁をいただいた中に、この中学校給食が成功するのはやはり中学校の先生方三分の二以上の方が反対をされているという、そういう中でその先生方の協力を得ないと成功しないんだというお話がありました。一月末に第十一回目準備検討委員会としては最後の会議を持たれて報告、取りまとめに入るということでありますが、そのまとめができた時点で中学校の先生方の反対は消えるというふうに、なくなってしまうというふうに考えていいのかどうか、その辺についての取り組み方。 またもう一つ、先ほどの御質問の中にあった中に、教育委員会に準備検討委員会より報告がされて、それを教育委員会が来年度中に一つの報告を市長の方に提出するその期間が来年度中ということでありますが、来年度中ということは随分時間があるわけでありますから、その間にさらに市民の皆さん、子供を持つ親の皆さん、また中学生の皆さんの意見を取り入れながら、本当にそれぞれの中学校、九つある中学校の中でどういった給食がいいのかという、そういうものを話し合うのも同時に並行されていくようにされてはいかがかと思いますけれども、本当に喜んでもらえる中学校給食をつくるためにもぜひとも取り組んでいっていただきたいと思うわけであります。 それから、二点目のマイ・テレビ放映と市の基本的考えについてであります。 私は、総務委員会でも事あるたびに議会や委員会のテレビ中継をやるべきだと、なぜやらないのかというふうにずっと言い続けてまいったのであります。それは私は議会の方からその話をしていくのではなくて、やはり行政サイドから市民に市の情報をより多く、そして理解をしていただくためにも伝える義務があるわけですから、当然市の方から議会に対していろいろな相談を持ちかけてくるべきではないかと、そういう立場で発言をさせていただいているわけであります。これにつきまして助役の御答弁の中には、「マイ・テレビの役員会と話し合いをしたい」、もう一点は「議会に十分御相談申し上げます」というお答えをいただいているわけでありますが、その件についてこれまでどういった経過になっているか、お答えをしていただきたいと思います。 それから大きな三点目でありますが、JR西国立駅周辺の対策についてであります。 国鉄清算事業団所有の空き地を羽衣町、錦町を初めとする市民の皆さんのために広場として利用するようにお願いをこれまでもずっとしてきたわけでありますが、一番いいのはあの周りに行ってみていただいて、あれだけの広さの空き地が草ぼうぼうになって、刈り入れもされておりますが、ずっとそのまま放置をされている。ましてや私は何度は言いますように、羽衣町、錦町は人口密度も非常に高いところであります。そういったところにただ広場が漠然としている。これはもっと広場を活用するものにやったらいかがですかという、それに対して今までの御答弁は、そういうところを分割して借りることができないんだとかいうお話でありました。また一方、東京都があそこのところに都民住宅を建てるということでその動向を見守っているということでありましたが、それはやはりあくまで傍観者の立場でありまして、市民の皆さんの本当にいろいろな意味での必要性を感じ取る、そういった私は温かい行政をやっていこうというのであれば、敏感にそれに対応しながらやはり市民の皆さんへとサービスをする、そういう姿勢を示していただくためにも市としても何か取り組んでいく道があるんじゃないかと。市としての私はその立場をもっとその辺のところをしっかりと方向を私に示していただきたいと思うわけであります。 もう一点目の一カ所ある改札口を市所有の駐輪場側にもう一カ所新しく自動改札口を機械を入れて、それからあそこの込んでおります踏切を渡ることなく、通行利用される方に安全にそして非常にスムーズに、人の流れも含めてそういうことが非常に喜ばれるということはわかっていることでありますから、その辺についても積極的な取り組みをお願いしたいということでありますが、これまで市としてはJRに対して駅に対してどういった要望をやってこられたか、お伺いをしたいと思います。 以上、一回目の質問とさせていただきます。 ○副議長(鳴島勇一君) 市長。 ◎市長(青木久君) 伊豆議員の質問にお答えいたします。 最初のは教育長から答弁させます。 マイ・テレビは助役から答弁させますので、一番最後のJR西国立駅周辺対策について御答弁申し上げます。 御指摘の土地につきましては、現在事業団の職員宿舎として二棟が利用されております。また、東京都が都営住宅の建設のため跡地利用を図りたいと要望しております。本市といたしましては、建設に際し、駅前や道路の整備など地区住民の要望を計画の中に組み込むように要請するとともに、事業団に対しましては、議員御指摘のように住宅建設までの間市民のための利用ができるよう折衝してまいりたいと考えております。 また、西国立駅周辺につきましては平成三年度に駅前駐輪場を整備したところでありますが、この駅前駐輪場側への改札口の設置につきましては、駅舎の改良や南武線の高架化事業の促進とあわせてJRと折衝してまいりたいと考えております。 ○副議長(鳴島勇一君) 中島助役。 ◎助役(中島寛君) 二番目のマイ・テレビの放映の関係でございます。 たしか九月の議会で御指摘をいただきまして、私どもとしても検討を進めておるわけでございますが、具体的に技術的な問題での成案がまだまとまりませんので、議会の方へ御相談を申し上げる段階には至っていないというのが現状でございます。おかげをもちまして、マイ・テレビの事業につきましては、ケーブル敷設事業が順調に進んでおりまして、今年度中には市内全域で視聴可能になってまいります。そういう状況でありますので、お尋ねの議会中継も十分可能になってくるわけでございますので、先ほど申し上げましたように、技術的な問題のクリアができ次第議会の皆様方に十分に御協議を申し上げまして、その上で実施に移していく、こういうスケジュールを考えておるところでございます。 ○副議長(鳴島勇一君) 教育長。 ◎教育長(小山祐三君) 中学校給食についてのお答えでございますが、先ほどもお答えを申し上げましたとおり、来年度の予算に向けてどういう取り組みなのかということでございますが、一月末に準備検討委員会のおおむねの報告が出るという見込みで今進めているわけでございますけれども、これを受けまして、教育委員会として実際実施をしているところの方式等も実地に見まして具体的な検討を進めたいということで、報告を受けた後、一定の時間教育委員会で検討を詰める必要があろうかと思っております。したがいまして、来年度の予算につきましては具体的に実施をしている場所に行くための予算を計上をしたいという検討をしておるところでございます。 それから、第二点目のこの中学校給食の成功の可否につきまして御指摘があったとおり、先生方の反対が過半数を超えているわけでございますので、実際実施をする先生方の御協力がなければいけないということで、現場の先生方に入ってもらっていろいろ検討を具体的に進めているわけでございます。現在幾つかの大筋についてまとめの段階に入っているわけでございますが、一つ一つの課題について全員が一致をするということはあり得ません。おおむね方向づけとして大方の先生方の一致を見る点もありますけれども、場面によりましてはいろいろな並行意見、少数意見もありまして、並記をして報告にまとめるという形をとらざるを得ない項目もございます。したがいまして、報告書をいただいた後これを具体的に実施をするための検討に時間がかかるというのはそういう点であるわけでありますので、この報告がまとまった段階で中学校の先生方の反対は消えるのかということでありますが、消えることはありません。まとまりましてもその中で異論を持っている先生もおられますので、これらも全体としてまた話し合いもしていったり、まとめの方向に努力しなければまとまっていかないというふうに考えております。 それから第三点目の教育委員会のまとめを来年度中ということでありますけれども、御指摘がありますように、できるだけ早くこの結論を得たいということもありますが、既にこの報告をまとめる前々段階におきましても、父母の意見あるいは中学生の実際の意見は十分集約されておりますので、改めてこの段階で意見を求めるという考え方はありません。 ○副議長(鳴島勇一君) 伊豆議員。   〔21番 伊豆善正君登壇〕 ◆21番(伊豆善正君) ただいまお答えをいただいたわけでありますが、教育長の今お話で、消えないということでありますが、それでは成功しないということになるんでしょうか。だから、その辺のことを私はいろいろと危惧をしておりまして、各学校が、九つある学校が、だからこそ個別に学校の中の事情を一番よく知っている、一中の先生は一中のことが一番よくわかるわけでありますから、その先生の一中においては一中の中での話をすると、そういうことを私は今提案しているわけであります。そうすることによって、先生方も抽象的にただ単なる中学校給食という考えじゃなくて、今度は具体的に自分の学校においてはどうなんだという話はしていけるわけであります。だから、そういうことを私はこの準備検討委員会に来てくださった先生を中心にして、またその学校に帰っていただいて先生方がその中でより一層中身のある給食にするためにということを提案しているわけです。 それから、父母や子供の意見はもう懇談会の段階で聞いているから聞く必要がないというお話でありますが、そこが大きな間違いの原点になるわけであります。中学校給食をやるかやらないか、いろいろな方法について今まで聞いてきたかもわかりません。しかし、設計をするとか計画を立てる段階でそれぞれの中学校についてどうだとか、そういうことについて一番使い勝手をよくするとか、その辺の一番やはり情報を持っている人と一緒にそれぞれの学校においての私は計画を立てていく必要があると思うわけであります。ですから、先ほどと同じことになりますが、計画の段階からやはり市民の皆さんの意見を大切にする、そういう姿勢の中で中学校給食もぜひとも取り組んでいただきたいと思うわけでありますから、その辺のところは教育長がひとつ真剣な態度で聞いていただいて、やっていただきたいと思います。 それから、マイ・テレビのお話でありますが、エリア的にも五年度中に全エリアを市内のエリアをカバーするということであり、経営的にも黒字に転換していくということであれば、これからのマイ・テレビはそういった意味では番組の内容の向上とか、今までできなかった、この五年間ほどできなかった分に加えて市の情報をより送っていくということで助役からそういう方向をつくっていきたいというお話でありますから、それは非常にいいことだと思いますので、続けていっていただきたいと思うわけであります。 ただ、マイ・テレビの会社と立川市とどういった形でいろいろお話し合いをしているのか、単なる会社の経営に対して役員として参加をしているのか。そうでなくて、立川市の情報を伝えるためには立川市はマイ・テレビにこういうものをやってほしいんだということを伝えていく努力をどういうふうにされているのか、その辺についてちょっとお伺いをしておきたいと思うわけであります。 それから、市長が御答弁くださいました西国立駅周辺のいろいろな問題についてでありますが、建設ができるまでは何もしないというわけではありませんが、利用できるように折衝していきたいということでありますが、清算事業団としては二棟あるアパートと、あそこは今空き地になっているところが一緒じゃないと売らないと言ってるわけですから、まだまだあと先六年間も七年間もあのままの状態が続く可能性があるわけですから、清算事業団がもしどこかに売ると、立川市が買えなくてどこかに売ってしまうんだと。それは仕方ない部分もあるでしょう。でも、それは努力をしていただいてなるたけ市民に利用できる方向で、買えなければ借りる、そういうことでやっていっていただきたいわけでありますが、この六年か七年間をどういうふうに対応していくか。ただ折衝してるというんじゃなくて、市長が三日間ほどJRの西国立駅に座り込みをしていただいて、そうすると羽衣町からもっと票がふえるかもわかりませんけれども、そのくらいの気持ちでやっていただけば本当に市民に対する市長の真摯な気持ちも伝わってくるわけでありますから、そのくらいのデモンストレーションも含めて熱意を持って、とにかくずっとあそこに広場が空き地として置かれていないようにぜひとも努力をしていただきたいと思うわけであります。 それから新しい改札口をというのも、南武線が高架化されるということでありますが、それだってずっとずっと先のことでありますから、それまでは何もやらないという今の御答弁ですと、そういうふうに聞こえてくるわけでありますから、それでは私たちが地元の声を伝えるこの議会の場において伝えてもう三年半、新井美智子先輩がもう既に久しくやってきてるわけですから、それまですれば長い経過があるわけであります。そういったことを考えれば、やはりこれは地域のやはり切実な問題でありますし、通勤をされてる方、駅を利用されてる方にとりましても、これは本当に皆さんが強く望んでいらっしゃることでありますから、新しい駅舎ができるとかいう段階でなくて、今あそこに自動のそういった改札の機械を二つほど入れれば、非常に簡単にできる話ですから、あとはそこをそういった新しい駅舎ができるときにはそのときにはそれは考えればいいわけですから、そのできるまでのことをどうされるかということをもう一度お伺いして二回目の質問にいたします。 ○副議長(鳴島勇一君) 学校教育部長。 ◎学校教育部長(乙幡克治君) 中学校給食の問題でございます。 一中はどうするのか二中はどうするかというような御質問でございます。先ほど教育長の方から答弁いたしましたように、中学校給食準備検討委員会では、全体的な意向をまとめようとした会議でございまして、一中はどうするか二中はどうするかというような個々の検討はしてございません。一つの検討の材料として校地の問題等がございまして、その中で調理室なり食堂等を置いたときにどういう置き方ができるかというような検討はさせていただきましたけれども、個々の検討はしてございません。 それから二点目の中学生とか父母の御意見をというような御意見でございます。これは教育委員会の検討段階でそのような必要性があるという判断があるならば、そうしてみたいなということは考えてございます。 ○副議長(鳴島勇一君) 中島助役。 ◎助役(中島寛君) 二点目のマイ・テレビの関係でございますけれども、役員会の場面にまいりますと、マイ・テレビの会社そのものの経営をどうするかという大枠の論議が中心になってまいります。したがいまして、立川市独自の要請をどうという議論には余り及ばない場合が多うございますが、担当者のレベルでは、会社の実務の担当者と私どもの職員との対応の中で具体的にこうあってほしいというような意見交換は行っておるところでございます。 ○副議長(鳴島勇一君) 企画部長。 ◎企画部長(斎藤光世君) 清算事業団の用地でありますけれども、先ほど市長が御答弁申し上げましたように、住宅建設までの間市民の利用ができるようなおさらに努力をしてまいりたいと思います。 それから、改札の設置でありますけれども、これにつきましても今後さらにJR東日本と協議をしてまいりたいと考えております。 ○副議長(鳴島勇一君) 伊豆議員。   〔21番 伊豆善正君登壇〕 ◆21番(伊豆善正君) いろいろとお答えをいただいてありがとうございました。 中学校給食のことでありますが、全体的なお話をしているので個々の検討をしていないということ、それはわかっているんであります。つまり今後教育委員会に来た報告が、市長に提出する前にそれを来年度中ということで期限を定めていないわけですから、ですから時間がいっぱいあるわけですから、そのときにその十分な時間をうまく利用してなるたけ早くするということを考えてみても、十分にある時間をうまく利用するには--ですから私は中学校単位でそういったものを検討するように委員会というようなものを設けて、中学校単位あるいは二、三校単位でお互いに意見の具体的な点において意見を交換することをされてはどうかと、こう私は提案をしているわけでありますから、その辺の趣旨を間違えないようにしていただきたいと思います。 それから、父母の意見についてもそういう報告の中にそういう判断があればそうしたいということでありますが、私はここでもう一度はっきり申し上げておきますが、計画を立てる段階、設計をする段階において一番使いやすく、そして一番使う人、そこで働く人、またそこで給食を食べる人の意見をまず第一に尊重して、それをやはりその意見が生かされた給食の施設、また運営をされるようにということをぜひとも取り入れていただきたいと思うわけであります。 それから、マイ・テレビにつきましては役員会においては経営の話、これは当たり前の話でございます。立川市独自の要請につきましては担当者レベルで具体的にいろいろお話をされているということでありますが、私はそういった中で、じゃその中で議会の放映について担当者レベルでどのくらい話し合われたかどうか、また話し合われてないのかどうか、その辺をもう一点だけお聞きしておきたいと思います。 それから、西国立駅周辺の問題につきましては、企画部長が一生懸命これから努力してくださるということですからそれを期待をしたいと思うんですが、これはゴールが見えないようなものでありますけれども、でも定期的にそれでは総務委員会等でそういったことでこういったことをやってるんだというふうな報告をぜひとも出していただきたいと思います。 今後それから新しい改札口につきましてもさらにJR東日本とお話を続けていきたいということでありますが、やはりこれは一定の非常に要求が強いわけでありますから、時期を設けて例えば三カ月後か半年後にはどういった方向が出るかとか、やはりそういっためどを設けていただきたいと思うんです。めどがないとやはりずるずるという形になりますから、一つ一つめどを設けることによって一つの目標ができていくわけでありますから、その辺のところをぜひともやっていただきたいということでお願いをしたいと思います。 中継の話につきましては、簡単にお答えをしていただくことによって私の質問は終わりたいと思います。 ○副議長(鳴島勇一君) 中島助役。 ◎助役(中島寛君) マイ・テレビの関係で、担当者でどの程度まで話をしているかというお尋ねでございますが、九月の議会で具体的な御提案をいただきました。その御提案がありまして、それを具体化をするのにはどういう方法があるかと、そういう点を会社の方で十分検討してもらいたいと、こういうような話を出しておるところでございまして、その実は結論がまだ出ておりませんので具体的な御相談に至っていないと、こういうことでございます。 ○副議長(鳴島勇一君) 伊豆議員さん、よろしいですか。 ◆21番(伊豆善正君) はい。 ○副議長(鳴島勇一君) 以上で伊豆議員の質問は終わります。 次に、十九番 堤議員の質問を許します。堤議員。   〔19番 堤 保有君登壇〕 ◆19番(堤保有君) 質問通告に基づきまして、生涯学習の推進についてと国際交流の推進についての二点にわたりお尋ねをいたします。時間もございませんので、前置きは省略して単刀直入に質問をさせていただきますので、簡略かつ明快な答弁をお願いをいたします。 まず最初に、生涯学習の推進についてお尋ねをいたします。 平成三年一月に、生涯学習推進審議会から出された「いきいき立川生涯学習のすすめ」という答申を受けて、生涯学習推進計画が策定されたのは平成四年九月であり、その後約一年経過しているわけでありますが、推進計画の第五章で施策の体系として「一、生涯学習の基礎づくり、二、学習の場と機会の整備、三、いきいき地域活動、四、生涯学習情報の提供、五、生涯学習推進整備の組織」の五項目にわたる施策の目標を掲げていますが、概括的に見てその後の進捗状況についてまずお尋ねをいたします。 次に、図書館行政についてお尋ねをいたします。 市民の長い間の希望であった中央図書館がいよいよ平成六年度に完成の運びとなったわけでありますが、図書館は言うまでもなく市民一人一人の学習を保障する場であり、生涯学習の中核的な機関であります。そこで、来年度予算編成の時期でもありますので、確認の意味も含めてお尋ねをいたします。 特に確認をしておきたい点は、建設場所が駅直近ということで開館時間については五時以降の利用者も大変多いのではないかと予想されるわけであります。したがって、中央館の機能を果たすためにも、開館時間の延長と昼休み時間中のカウンターの開設は必須の条件であると考えますが、その考えがあるのかどうか。またそのためには十分な人員配置が必要であることは言うまでもないわけであります。この点についてどのようにお考えなのか、御見解をお示しを願います。 言うまでもありませんが、開館時間のみならず中央館の機能を十分果たすための人員の確保は言うまでもないわけでありますので、念のため申し上げておきたいと思います。 次に、除籍本の再利用についてお尋ねをいたします。 現在は地区館の利用エリアの中にある学校等に除籍本を再利用してもらっているということを聞いておりますが、ごみの減量、資源の再利用という面から、除籍本の有効活用は今後ますます考えていかなければならない問題であると思うわけでありますが、そこで一つの提案でございますが、市民の皆様方に除籍本を無料で配布してはどうかと考えるわけでありますが、御見解をお示しを願います。 次にOA化についてでありますが、資料館が建設された段階でコンピューターネットワークは一応の完結を見るわけでありますが、次の一つの段階として学社連携という立場から、市内及び隣接する大学図書館のコンピューター端末の相互乗り入れの考えはないか、お尋ねをいたします。 次に、生涯学習推進のための人材の確保、人材バンクとOA化についてお尋ねをいたします。 以前にもこの問題につきましては一般質問等で何回か申し上げてきた経緯があるわけでありますが、推進計画の第五章施設の体系のいきいき地域活動の中では、人材の活用と生涯学習人材バンクの整備について、前期つまり平成七年度までに検討実施となっておりますが、どのような進展があるのかお答えを願います。 生涯学習の推進の進捗状況についての質問の最後に、スポーツについてお尋ねをいたします。 従来スポーツは勝敗とか記録を争う競争の論理が優先する分野であったわけでありますが、生涯体育、生涯スポーツという理念からすると、その基本的な考え方を確立する時期に来ているのではないかと考えるわけでありますが、今後どのような方針で進んでいくのか、御見解をお示しを願います。 二番目に、国際交流の推進についてお尋ねをいたします。 国際交流の推進ということで質問通告を出しておりますが、国際化施策の中での国際交流ということでありますので、まず国際化についてお尋ねをいたします。 本市においても平成四年三月に、国際化検討委員会から立川市における国際化の推進についてという提言がなされましたが、その後どのような進展があったのか、お示しを願います。 海外に派遣しての交流研修事業は大変に重要な事業であり、市民各層、各年代で行うべきであると考えますが、まず青少年を対象に行うことが順序ではないかと思いますが、どのようなお考えをお持ちなのか、お示しを願います。 次に、派遣事業以上に国際化、国際交流に重要な事業として、ホームステーなど受け入れ事業があると思いますが、その点どうなっているのか、お示しを願います。 今後国際化、国際交流を進めていく場合、主体はあくまで市民であるということは当然であります。行政は条件整備や環境整備の面で力を発揮すべきであります。先日視察をいたしました豊岡市では国際化、国際交流推進のための市民組織として国際交流協会があり、ホストファミリー制度を発足させてその助成を行ったり、講演会、セミナーの開催、外国語講座、英会話教室の実施、友好訪問団の派遣、民間レベルの国際交流事業に対する補助制度の運用であるとか、市民意識の啓発と情報提供のための機関紙誌の発行等、幅広い事業を展開をしております。したがって、本市も市民が主体の組織を育成していくべきであると考えますが、御見解をお示しを願います。 最後に、在住外国人の学習権についてお尋ねをいたします。 在住外国人の学習権については、我が国が一九七九年に批准した人権に関する包括的な国際条約である国際人権規約に明確に定められております。そこで、外国人の学習権についての御意見を御見解をお示しを願います。今回は学校教育を省き社会教育の面での在住外国人の学習権についてお尋ねをいたします。 最初に、社会教育における在住外国人の学習権をどのように考えているのか、お示しを願います。 次に、図書館協議会から中央館の建設に当たり、外国語資料の提供についてという意見具申が出ておりますが、多文化サービスが中央図書館の重要な機能の一つである以上より充実する必要があると考えますが、御見解をお示しを願います。 以上で、第一回の質問を終わらせていただきます。御答弁によりまして二回目の質問をさせていただきますので、よろしくお願いいたします。 ○副議長(鳴島勇一君) 市長。 ◎市長(青木久君) 堤議員の質問にお答えいたします。 最初の生涯学習の推進についての問題は、教育委員会の方から答弁させます。私の方からは国際交流の推進についてというものについて御答弁申し上げます。 まず第一に、国際交流推進の現状と今後の方向についてと。立川市の国際交流の推進につきましては、市政の中で極めて重要な課題の一つであると認識いたしております。現在昨年三月に庁内組織である立川市国際化検討委員会から提出された報告書、立川市における国際化の推進についての趣旨を踏まえながら事業を進めており、その中では交流と組織制度が二本の柱となっております。昨年は英語表記の庁内案内板、立川市全域の地図、市紹介ビデオ英語版の情報提供等を今年度は四月からボランティア団体の立川国際友好協会にお願いして、外国人のための日本語教室を開設して相互理解を図っています。組織についてはこの四月から企画部に担当主幹、主査を置いて進めております。 それから三番目の市内の交流受け入れの面からの交流推進についてでございますが、市内の交流受け入れの面につきましては、毎年実施している姉妹都市サン・バーナディノ市との交換高校生のホームステーを初め、本年はサッカー、野球等の交流、あるいは立川市地域文化振興財団の催し物で招聘したワーテルローの子供たちのホームステーをお願いいたしました。特に夏の立川世界子供音楽祭では、来日した十四カ国の方々三十五名が十五軒に分かれて市民の皆様にお世話になり、交流を深めました。市といたしましては、こうした市民の皆様方の前向きな姿勢に本当に感謝申し上げますとともに、さらにふえるでありましょう交流事業に対しホームステーのネットワーク化を図り、推進を図っていきたいと考えております。 次に、国際化事業を推進する市民団体の育成についてでございますが、現在立川市において国際化事業を推進する市民団体の代表的なものといたしましては、姉妹市委員会や地球クラブ等々の外、さきに述べました外国人のための日本語教室を委託しております立川国際友好協会が挙げられます。立川世界子供音楽祭での通訳スタッフもこの協会にお願いしており、市としての組織、体制を整えていくためにはこれらの方々との連携をとりながら国際化事業を進めていかなければならないと考えております。 五番目の外国人に学習の機会を与えることについてでございますが、外国人の学習機会については全体としては門戸を開いていると認識しております。しかし、対応についてはさまざまな問題があろうかと思います。生涯学習にかかわるものについては生涯学習にゆだねるとか、個々に対処してまいりたいと考えます。
    ○副議長(鳴島勇一君) 生涯学習部長。 ◎生涯学習部長(佐藤高之君) 生涯学習の進捗状況を外郭的にどうとらえてるかということでございますので、生涯学習の推進につきましては、平成四年の九月に立川市生涯学習推進計画を策定いたしまして、庁内に推進本部や幹事会、さらに市民参加によります生涯学習推進審議会を設置いたしまして事業を推進しているところでございます。この中で、生涯学習関連事業は全庁的に三百六十七の事業が計画されておりますが、生涯学習推進本部の幹事会で定期的にその進捗状況を把握するとともに、生涯学習推進審議会に状況を報告しているところでございます。 次に、図書館につきましての特に時間の延長と休み時間等の件でございますが、昨日も教育長から答弁いたしましたように、中央図書館は市民の文化活動や学習活動を保障する、援助する施設として位置づけてございます。したがいまして、その運営につきましては親しみやすく利用しやすい図書館、だれでもが利用できる図書館などを柱に、その実現に向けて環境整備を図っているところでございます。具体的な点をちょっと申し上げますと、平成六年二月一日に本稼働いたします図書館の貸し出しの変更業務によるコンピューターのオンラインネットワーク化によります中央図書館等を中心とする全域のサービス体制の確立、さらに中央図書館の資料及びサービスが受けられるように体制づくりを検討しておりますし、また要望の多い昼休みの窓口、あるいは時間延長につきましても検討を進めている状況でございます。 除籍本のリサイクルにつきましては、現在平成二年度から市内の小学校や児童館、学童保育所さらに市立の保育園、私立の幼稚園などに呼びかけをいたしまして、再利用を図っているところでございますが、一般図書につきましては課題としてとらえ、実施に向けて研究してまいりたいと考えております。 それから、大学とのいわゆるコンピューター化によるネットワークというようないわゆることでございますが、大学等のコンピューターによるネットワークにつきましては、現在では個別に大学に電話等をおかけいたしまして、資料をお借りしているようなことでございますが、貴重な御提言でございますので、研究してまいりたいと思っております。 生涯学習のうちの人材バンクとOA化についてのさらなる質問でございますが、人材バンクは市民の学習活動にとって欠くことのできない情報源の大きな柱とこのように考えてございます。現在各市各県から人材バイク制度の調査関係の書物を取り寄せ、さらに視察等も行いまして調査も終えておりますし、そういった中から本市独特の方策について各種の検討をしているところでございます。 国際交流の中で、私どもの方で実施しておりますいわゆる青少年の国際交流の今後でございますが、青少年が学力だけでなく豊かな人間性や幅広い社会性を身につけていく一つの大きな目的といたしまして、青少年健全育成の海外交流事業というようなものを考えてございます。現在検討を進めております。 以上でございます。 ○副議長(鳴島勇一君) 教育長。 ◎教育長(小山祐三君) 生涯学習の推進の最後の生涯スポーツの考え方でございますけれども、御指摘にもありましたが、従前の体育あるいはスポーツのとらえ方というのは、確かに勝敗とか記録とか、競争の論理というのが優先をしていたという嫌いがございますけれども、生涯学習時代における生涯スポーツの定義というのは、単にそういう域ではなくて、大変余暇時間が長くなるとかあるいはスポーツをする年齢層が大変広がってきたということでありますので、これからのスポーツは健康増進あるいは体力の向上というだけではなくて、生活の質的向上を目指す活動と、いえばいろいろな文化的な面も付与されるような大変幅の広い活動としての性格が出てきているというふうになっております。したがいまして、新しい学校におきます学習指導要領の中でもこの生涯スポーツの理念を取り入れて新しく方向性を出しております。 ○副議長(鳴島勇一君) 堤議員。   〔19番 堤 保有君登壇〕 ◆19番(堤保有君) 御答弁をいただきましたので、第二回目の質問をさせていただきます。 最初に、生涯学習の推進についてお尋ねをいたします。 生涯学習の推進計画の中に、最初に組織といたしまして審議会それから推進本部が挙げられています。審議会につきまして、推進計画の効果的な実施や新たな方向を調査研究して建議する組織というふうに定義をされておりますし、推進本部につきましては推進計画を効果的、全庁的に実施するための組織、そういうふうに今規定をされております。この両組織の位置づけにつきましては私はこれでよろしいんではないかというふうに思うわけであります。ただし、問題は生涯学習の発想の原点というのは従来単に社会教育というカテゴリーだけをとらえて行政が行ってきたものに対して、より広い範囲に広げていこうという面があるわけであります。また、これは当然組織の中でもいわゆる教育委員会が従来行っていたものを市長部局まで取り込んでいこうと。そしてそれを有機的かつ全体的に推進をしていこうというのがまさに生涯学習の発生の原点であります。二つ目には、行政が行っていたものだけではなく、いわゆる大学であるとか高等学校等のいわゆる高等教育機関であるとか財団であるとかという民間団体が行う行事、事業、これとどうリンクをさせていくかというところに生涯学習の一つの意味があるのではないかというふうに思うわけであります。こういう観点からこの組織を見ていった場合、この推進本部というのはあくまで庁内組織でありまして、実施機関であるというふうに私はとらえておるわけであります。そうなると、この推進審議会がどういう役割を果たしていくかということがこれは極めて重要な位置づけになってくるのではないかというふうに思うわけであります。つまり、この推進計画を見ますと新規事業とか、あるいは従来行ってきたものの充実事業ということで先ほど答弁がありましたように三百幾つですか、事業が行われていますけれども、横を見ますと必ずその担当部署というのがついているんですね。これはまさに縦割りのそのままであります。したがいまして、これらの事業を有機的かつ総合的に関連をさせていくことが今後の課題ではないかというふうに思うわけであります。そうなりますと、この推進審議会の果たす役割というものが非常に重要になってくるのではないかというふうに思いますので、この推進審議会の位置づけについて教育委員会の方ではどのようにお考えになっているのか、お示しをお願いしたいと思います。 それから、図書館につきましてはこれは昨日の質問でも出ておりますけれども、大変高いところに非常にコストをかけて建設をするわけであります。図書館が五時になったら閉まってしまって、夕方行ったらもう真っ暗だなんていうんじゃ、これは全く市民の何ていいますか反感を買う以外の何物でもないというふうに思うわけでありますね。そうなりますと、当然これは開館時間につきましても七時なり八時までは当然これは開いていなければならないし、昼休みも当然開設されていなければならない、これは当然の論理だというふうに思うわけであります。 そこで、これは市長にお尋ねをしたいんですが、その本館機能、地方館機能を十分果たすためにそれなりのやはり人的配置が必要であるというふうに思いますので、これは開きましたら人が足りませんので五時に終わってますなんてことが決してないような体制をとるべきであるというふうに考えますが、市長の御見解をお示しを願いたいと思います。 次に、コンピューターの端末の大学との相互乗り入れの問題でございますけれども、立川の一つの特色といたしまして、立川市内あるいは隣接に非常に特色のある大学が数多くあるというのが立川の生涯学習の面から見た一つの特色ではないかというふうに思うわけであります。そういう面からいたしまして、外国図書であるとか専門書については相当多くの蔵書をそれらの大学図書館は持っておりますので、これは何らかの形で今例えばという形でコンピューターの端末の相互乗り入れをというふうなお話をいたしましたけれども、それ以外でも協力体制をとって市民の利用の便に供していただきたいというふうに思いますので、御見解をお示しをお願いいたします。 次に、除籍本の利用についてでございますけれども、市内における各団体に除籍本の再利用を行っているということでありますけれども、これは時期的に研究をしていくということでございますけれども、時期的に確かに中央館の準備とか開設ございますので、今すぐというわけにはいかないにしても、これは確実に実施をしていただきたい。中央図書館が軌道に乗ったら、除籍本の再利用につきましては市民の皆様方あるいは団体に無料で配付するというシステムをぜひとっていただきたいと思いますけれども、御見解をお示しをお願いいたします。 次に、貸し出し業務の電算化がこの二月に行われるわけでありますけれども、いわゆる電算化に伴いましてカウンターの工事であるとか、いろいろな準備があると思いますけれども、このいわゆる休館期間が長くなりますと市民の皆様に大変に不便をかけるということでありますので、この貸し出し業務の電算化に伴う休館についてはできるだけ短期日でやっていただきたいと思いますけれども、その辺の見通しについてお示しを願います。 次に、人材バンクとOA化についてであります。 これは先日前橋市を視察いたしまして、生涯学習について視察をしてまいったわけでありますけれども、前橋市におきましても人材バンクを採用いたしまして、今ここで出発をしようとしているところであります。ここで人材バンクにつきましては再三同僚議員からも質問がございましたけれども、人材バンクを有効的に活用していくためには、やはりそれなりの条件整備がやはり私は必要ではないかというふうに思うわけであります。ここで前橋市の例を申し上げますと、前橋市では全市に二百十五自治会がございます。一つにはその各二百十五自治会がそれぞれその単位をもちまして生涯学習を推進をいたしていたします。例えば生涯学習の機関誌を各自治会単位で発行いたしておりまして、一番頻繁に発行しておるところは毎月発行している。あるいは隔月であるとか三月に一遍であるとか、そういうような形で生涯学習の基盤が草の根で育っていくと。そういうところでやはり人材バンクというのがその効果を上げていくんではないかというふうに思うわけであります。そういうような観点から、つまりこの制度というのは身近な単位における学習機会の育成というものがやはり必要になってくるというふうに思うわけでありますけれども、そのような観点からのこの人材バンクについて現在の進捗状況とあわせてどうなのか、お示しを願います。 また、人材バンクの情報システムの拡充ということもこれは一つ必要になってくるというふうに思うわけであります。これは日立の例でございますけれども、日立では生き生き日立百年塾というシステムがございまして、これは公私の情報をいわゆるパソコンネットワークで公民館は当然といたしまして自宅からもアクセスするというふうなシステムであります。その計画には生涯学習のネットワークとして生涯学習施設、情報のネットワーク化、図書館情報ネットワーク化などが計画されており、図書館については貸し出し返却事務の電算化により地区相互のネットワークもなされております。また、公民館、体育館などの学習施設の施設情報、それから事業内容や利用申し込みなどの平成七年度までに稼働するとなっております。そういう面から、立川市における情報ネットワークの進捗状況についてどうなのか、お尋ねをいたしたいと思います。 スポーツの生涯スポーツ、生涯体育の基本方針については理解をいたしました。 次に、国際化、国際間交流についてお尋ねをします。 青少年の海外派遣、交流事業については日頃地域においてボランティア活動をしている青少年を派遣することを検討しているということでありますが、まず具体的にどのようなことを考えているのか。特に有識者による調査会を設置し、調査研究していくということでありますから、その結果についてはいつごろ出るのか。 もう一つは、現在は地域におけるボランティア活動してないけれども、そういう機会を通じて青少年の人材を育成をしていくということも重要であろうというふうに思いますので、ただ単に現在ボランティア活動している人のみにその対象を絞ることは問題があるのではないかというふうに思いますので、その辺の御見解もお示しを願います。 次に、市内の交流、受け入れ面からの交流推進についてお尋ねをします。 ホームステーのネットワーク化を図っていきたいとのことでありますけれども、ホームステーの内容を高めていくためには市内に住んでいる多くの人たちにホームステーを理解をしていくという、そういうことが必要があるというふうに思いますけれども、今後ホームステーの対象者をふやしていくために啓蒙、学習援助を行っていくべきであるというふうに思いますけれども、どのように考えているのか。それから、ネットワークを進めていくということですけれども、どのようにしていくのか。 次に、受け入れの面で具体的な面でございますけれども、今まで立川市としては中国の柳州市との交流について模索をしてきております。そして数度の交流がなされておりますけれども、本年度につきましては諸般の状況により一応中断をしております。そういうことから、一つ目には柳州との関係についてこのまま中断をさせるべきではないんではないかというふうなことを考えますので、それに対する御見解。と同時に、柳州市の青少年を招きホームステーの方法で交流事業を図ってはどうかというふうに考えますけれども、その点についての御見解をお示しを願います。 その次に、先ほども答弁ございましたけれども、TAMAらいふ21がいろいろな評価がある中で終わった中で、立川世界子供音楽祭はいろいろな面で評価が高い事業であったのではないかというふうに思います。先ほどの答弁でも十四カ国、三十五名がホームステーをして国際交流、文化交流の面でも見るべきものがあったと思いますけれども、この事業をいわゆるTAMAらいふ21だけの単発事業として終わらせるのは大変に惜しいような気がいたします。今後この事業を継続していく考えがあるのかどうか。そしてこの事業が及ぼした波及効また評価についてお答えを願いたいと思います。 最後に、国際交流の中で一番大事なのはやはり市民レベルでの交流だと思います。そういう面で行政は条件、環境づくりの役割を果たしていくべきであるというふうに思うわけであります。先ほどの答弁にもございましたとおり、何団体かが既に国際交流、文化交流の段階で活動を展開をいたしております。そのように並列的にある各団体をやはり一カ所に集めるというか、求心力を持たせるという意味合いにおきまして国際交流協会はぜひ設置をすべきであるというふうに重ねて主張するわけでありますし、同時に来年度の予算化をして、その準備のための審議会とかあるいはしかるべき組織をつくるべきであるというふうに思うわけでありますけれども、その点についての御見解をお示しを願いたいと思います。 社会教育におきまして在住外国人に対して学習の場は確保されているという答弁がありました。それはそういう面では理解をいたします。そこで、相互の理解、文化交流を深める意味で相互の学習が極めて意味のあるものであると考えるわけであります。国際化、国際交流の面で学習活動をどう位置づけているのか、御見解をお示しを願います。 以上で二回目の質問を終わります。(「休憩」と呼ぶ者あり) ○副議長(鳴島勇一君) 暫時休憩いたします。 再開は三時二十五分といたします。   〔休憩 午後三時七分〕  ----------------------   〔開議 午後三時二十五分〕 ○議長(中山孝次君) 休憩前に引き続き会議を再開いたします。 中島助役。 ◎助役(中島寛君) 最初に図書館の人員配置でのお尋ねでございます。 平成六年度につきましては非常に大型の施設、図書館を初めといたしまして施設が多うございまして、人員をどう配置をするかについては今非常に苦慮しておる場面でありますが、図書館につきましては図書館審議会の中での御検討などがありますが、その上で必要な人員につきましては配置をするよう努力をしてまいりたいと、このように考えております。 ○議長(中山孝次君) 生涯学習部長。 ◎生涯学習部長(佐藤高之君) 生涯学習の審議会の件でございますが、御質問いただきましたように、生涯学習というものは社会教育のカテゴリーを超えまして全庁的な事業と。さらに民間企業あるいは高等教育機関との連携、こういうようなものを総体的に推進するというような形が生涯学習の発想の原点ということは言うまでもございません。そこで、私どもといたしましては、庁内に一つの推進本部を設置するとともに、生涯学習の推進審議会というような審議会条例を作成いたしまして、御質問いただきましたように市長の諮問に応じまして生涯学習推進計画及び生涯学習の推進にかかわる施策についての必要な事項を審議していただきまして、これらの事項について市長に建議すると、こういうような条例になってございますので、御質問の趣旨に沿いながら進めてみたいと、このように思っております。 それから、高崎経済大学の例をいただきまして、いわゆる端末の相互乗り入れというようなことでございますが、この辺につきましても研究をさせていただきたいと、このように思っております。 それから、除籍本のことにつきましては再度実施してほしいというような御意見でございますが、実施の方向に向けましてこれも検討させていただきたいと、このように思っております。 それから、貸し出し返却業務に伴いますいわゆる来年の二月から行います電算化に伴います臨時休館のことでございますが、よその市では三週間だとか一カ月間とかというようないわゆる休館をとるようでございますが、私の方といたしましては一週間の休館で対応していきたいと、このような考えでございます。 それから次に、人材バンクとOA化のことでございますが、これも日立の百年塾、そういったいわゆる人材バンクが既にいわゆる市民サイドの中で行政のいわゆる環境整備に伴いましてできているところも、私どもも研究をいたしてございます。人材バンクにつきましては行政がこれはつくりますが、これの効果的な活用を図るためには、やはり行政と市民とが同じようなレベルで人材バンクについて考えていかないと、実際つくったはいいが活用されなかったということになりますので、市民ともどもこういった人材バンクを設置した以降についてはそういうような方針を検討しながら実施に向けてということで現在研究しているところでございます。 さらに、生涯学習のコンピューターネットワークの考え方のことでございますが、来年度平成六年に生涯学習いわゆる四の一街区の施設の開設に伴いまして、その中に生涯学習の関連施設、いわゆる情報コーナーというものができるようなことになってございます。こういったことと、体育館が柴崎市民体育館も開館してございますので、こういった関係を念頭に置きまして、本年の七月に庁内の生涯学習情報提供に関するコンピューターシステムの基本構想をつくったわけでございます。今後このコンピューターのスケジュールといたしまして、私どもといたしましては平成五年度に全体的な状況、現状の事務の分析、調査をさせていただきまして、さらに屋外体育施設の予約業務に関するコンピューターシステムについての考え方をまとめ、平成六年度に基本計画を立案いたしまして、平成六年度には屋外体育施設のコンピューターシステムの導入というようなことを念頭に置きながら現在検討を進めているというような状況でございます。 あとはボランティア活動というようなことで、青少年の派遣ということで、ボランティアをしていない人についても海外の派遣についての調査、検討をしているかというような一点の御質問でございましたが、私どもとしましては現在検討、調査研究をしております中には、平成四年四月一日現在で十六歳から二十五歳までの人を青少年という感覚でとらえまして、やはり地域活動、ボランティア活動を現に行っている青少年を中心として一つの対象枠を考えてございますが、派遣、もし仮にこの事業ができると仮定いたしました場合は、行ってそのまま帰ってきてボランティア活動しないということでは困りますので、派遣後も活動できるものとして進め、そういうようなものを対象にしたいというようなことと、それから御提案いただきました今後のボランティア活動推進のためにも現在ボランティアをしていないが、一定の枠をつくりまして実施--ボランティアをするというようなことにつきましてもそういう枠の中でも考えてみたいと。いずれにいたしましても、調査研究をいたしまして、今年いっぱいについては検討を終了させてみたいと、このように考えてございます。 以上でございます。 ○議長(中山孝次君) 企画部長。 ◎企画部長(斎藤光世君) 国際交流の問題について何点かお答え申し上げます。 まず、ホームステーの問題で啓蒙あるいは援助、ネットワーク化といったようなものを考える必要はないかということでありますが、この問題につきましては例えばホームステーの登録制度を設けるといったようなことも一つの方法かと思います。こういったことをすることによりまして、ホームステーに理解のある家庭を登録しておきまして、言葉や家族の状況などに合ったホームステーが速やかにできる状況をつくっていくことが必要であろうというふうに考えております。 それから、何よりもやはりそういったことを実現するためには市民の方の理解が必要でありますので、それらの啓発を進めたいと。そのためには具体的にはやはりネットワーク化を進めるということが必要かと思います。名称についてはちょっとまだ考えておりませんけれども、交流の推進母体となるような組織をつくりながらネットワーク化を図ってまいりたいと考えております。 それから次に、世界子供音楽祭の問題であります。 今後のことでありますが、補正予算でもお願いをしてございますけれども、来年度継続して進めたいと思います。なお、来年度以降につきましては隔年で実施をすることが適当ではないかと考えております。 なお、波及効果の問題でありますが、私ども子供音楽祭について大変評価が高いということも喜びであるところでありますが、何よりもこの子供音楽祭を通しまして市民の方あるいはボランティアの方々のネットワークが広がりまして、大変国際交流について理解が深まったと、このことが大変大きな波及効果であったと認識をしているところであります。 それから、参加した方々が十四カ国と大変多国籍でありました。このことによりまして、例えば柏小が国際理解教育の推進校ということになっておりますが、この子供たちが音楽祭に参加をいたしまして、肌身でこのことを感じたというような教育効果も上がっているいったこと等がございます。国際交流協会といったようなそういった集合組織でありますが、ただいま申し上げましたようにこういった組織をつくっていくということは、今後につきまして大変重要なことだと認識をしております。 以上でございます。 ○議長(中山孝次君) 総務部長。 ◎総務部長(中原勲君) 柳州市との交流につきましてお答えいたします。 私ども柳州市との交流につきましては、これまでの交流を踏まえまして基本的には交流を継続していきたいというふうに考えております。なお、そういう意味で来年度訪問団を派遣したいというふうに考えておりますけれども、財政状況は非常に厳しい部分もございます。それらも踏まえまして今後正式に決定していきたいというふうに考えております。 以上でございます。 ○議長(中山孝次君) 企画部長。 ◎企画部長(斎藤光世君) 一点答弁を追加させていただきます。 学習活動の問題で御質問がございましたが、この問題につきましては先ほど議員がお尋ねの際にいわゆる人権という形でこの問題をとらえておられましたが、やはり学習権とかというそれだけでとらえるのではなくて、包括的にやはりいわゆる外国人のというか、人間の権利としての問題というふうにとらえて位置づけてまいりたいと考えております。 ○議長(中山孝次君) 堤議員。   〔19番 堤 保有君登壇〕 ◆19番(堤保有君) じゃ最後でありますので、簡単にお尋ねします。 まず、推進計画の組織につきましては答弁の方向はわかりましたけれども、とかくこういう審議会等につきましては形式的に流れがちでございますので、実質的な意味を持つような形で推進計画のさらに実施計画に及ぶような形で審議会が活用されるよう期待をいたしています。 その次に、あと、まず世界子供音楽祭につきましては、答弁にございましたとおり今継続の方向ということでございますけれども、これはかつて立川のイベントについて何回か質問した経緯があるわけでありますけれども、立川には全国に誇るべきような特色あるイベントがないわけであります。そういう面におきましていろいろなさまざな波及効があるということがイベント事業の一つの大きなポイントでございますので、国際交流等も含めての波及効があるということで特色のあるイベントにぜひ育て上げていっていただきたいということを要望しておきます。 それから、柳州市につきましては私はホームステーについて申し上げたので、交流団ではなくてホームステーとして受け入れる余地があるのかどうか、その点を改めてお尋ねをいたします。 それから、国際交流協会につきましては必要性はあるということでありますけれども、これはぜひ来年度予算で頭出しをしていただきたい。つまり審議会なり検討する機関をできたら設置をしていただきたいというふうに考えますけれども、この点についてのお尋ねをいたします。 あと情報化につきましては総合的に後戻りのしないようなそういう形での情報化、ネットワーク化を御考えを願いたいと思うわけであります。これは情報化の場合、要するにコンピューター化の場合二つの面がございまして、一つは情報提供という面、もう一つは予約等における申し込みの面、両方ございますので、その点もあわせて御検討をお願いをいたしたいと思います。 以上です。 ○議長(中山孝次君) 総務部長。 ◎総務部長(中原勲君) 柳州市からのホームステーでの受け入れということでありますけれども、今直ちにこういう組織で受け入れますという確信を持ってお答えすることはできませんが、先ほども答弁ありましたように、ことしジュニアワールドサッカー、そういう面でも総務課が担当いたしまして、それぞれ受け入れていただきました。そういう面ではいろいろな工夫をしてみたいと考えておりますが、それ以前に向こうからこういう面で訪問したいという希望がございます。現在はそういうことで応じているわけでありますけれども、今御指摘のような点があればうちの方でも工夫していきたいと、こんなふうに考えております。 以上でございます。 ○議長(中山孝次君) 企画部長。 ◎企画部長(斎藤光世君) 交流組織の予算ということでありますけれども、この問題につきましては現在予算編成作業中でございますので、その中で検討させていただきたいと思います。 ○議長(中山孝次君) 以上で堤議員の質問は終わりました。 次に、十六番 豊泉議員の質問を許します。豊泉議員。   〔16番 豊泉喜一君登壇〕 ◆16番(豊泉喜一君) 質問通告に基づきまして、大きく分けて二つの点につきまして質問をいたしたいと思います。 まず第一点目でありますが、立川市における省資源への取り組みにつきましてお伺いをいたします。 現在ごみ処理をめぐりましてリサイクルという言葉が盛んにちまたに使われておりますが、私は限りある資源の有効利用のため、リサイクルを今後より一層積極的に推進すべき重要な課題と考えております。今回特に紙を中心に質問をしてまいりたいと思いますので、よろしくお願いをいたします。 現在紙については立川市でもリサイクルに大変熱心に取り組んでおりまして、これまでもトイレットペーパー等については他の自治体に先駆けて積極的な取り組みをしておりまして、この点につきましては高く評価するところであります。しかし、紙に限らずリサイクルには非常に大きな手数とエネルギーが必要であります。まずリサイクルのためにはその品物を収集し、それを分別し梱包蓄積し、それを工場に運搬するまでには膨大な人手が必要であります。さらにこれを再生するためには、電力を初めたくさんのエネルギーを使わなければ再生利用はできないわけであります。その上、再処理に当たっては有害物質でありますとか環境汚染物質等も排出されるというおそれもあるわけであります。このように考えてまいりますと、再利用、リサイクルをする前に資源をできるだけ有効利用することが大切であると思うわけであります。言うまでもなく紙は今急速に減少しております地球上の森林資源を使用してつくられるものでありますので、この森林資源を大切にするという観点からも、リサイクルの前にまず資源をむだにしないという発想が必要だというふうに考えるわけであります。私は、立川市においてもこのような観点に立って日常の業務の中で資源を大切にしていくべきであると考えますか、現在立川市として省資源にどのように取り組んでおられるのか、お伺いをいたします。 次に、現在立川市においては一年間にどれくらいの紙を使っているのか、その使用量がおわかりでしたら、お答えをいただきたいと思います。 あわせて、最近は複写機の普及によりまして紙の使用量が以前と比べて飛躍的にふえたと言われておりますが、立川市のここ数年間の使用量の傾向等もおわかりでしたらお聞かせをいただきたいと思います。 次に三点目でありますが、近く各役所が使う用紙類がこれまで使用してまいりましたB判からA判へと切りかえられつつあります。これは立川市としてはこのA判への切りかえをいつまでに実施するのか、それからすべての書類をA判にするのかどうか、この点につきましてお伺いをいたします。 私は、この現在各種の書類がB判でも十分間に合ってるものはこれからA判に切りかわりますとかなり紙のむだが出るのではないかというふうに考えるわけであります。ちなみに今回私どもの議会で始まりましてからといいますか、配られた書類を見ましても、今B判の書類が配られておりますが、これはこの手のものがこのA3のこういう形になるのかどうなのか、こういうものもすべてA判に切りかえるのかどうなのか、この点につきましてお伺いをいたしたいと思います。 現実にこの私ども大量の書類が届けられるわけでありますが、こうした書類を見ましても、この一ページにせいぜい四行か五行で使ってる紙というものが実にたくさんあります。これをもしA判にするというのならば随分もったいない話でもありますし、この辺は今後どうなるのか、お答えをいただきたいと思います。 B判をAにすれば一ページにたくさんの文字が入るから当然これまで二ページであったものが一ページで済むというそういう効果はもちろんありますが、ずっとこの問題で関心を持って調べておりますと、かなり決まった形というのがありまして、なかなか一ページの中におさめ切れない書類というのが大変多いように私には思えるわけでございますので、この点のお考えをお聞きいたしたいと思います。 それから、この用紙が切りかわりますとさまざまなほかの付随するものが変わってくるかと思います。封筒のたぐいでありますとかファイルのたぐいでありますとか、こうしたものが従来の大きさの中にはおさまり切れない。現に決算書はA判になっているかと思いますが、私ども決算書と予算書を同じ本棚に入れるには従来B判で入れてたものが入れられなくなってきておりますので、こういう点ではそうしたいろいろな機材等につきましても今後切りかえが必要になってくるかと思いますので、先ほどお伺いをいたしましたようにその切りかえの時期、どの程度までおやりになるつもりなのか、お伺いをしたいと思います。 それからもう一つは、立川市が一年間に発行する刊行物がどれくらいになるかということで、これはなかなか各部門におきましてさまざまな形で発行がされておりますので、総体的にどのくらいというのは難しいかと思いますが、おおむねの量でおわかりでしたらお答えをいただきたいと思います。 ちなみにこの一年間私どもに配られました刊行物、これをちょっと積んでみましたところ、私も余り背の大きい方ではありませんが、ほぼ私の背丈ぐらいにはなってしまうようでありますので、これだけ今情報化社会と言われておりまして、大量の文書が配られますと、まさにこの文書の中に我々は埋もれて生活するようなことになりかねないわけであります。現実に必要な書類がいつでも手に入るというのは今度は探すのがなかなか大変で、実質的に十分活用されないという面がかなりあるように思うわけでございますが、私はこれらの発行物は部数を減らしたからといってむしろコストが高くなる場合もあるかと思いますが、そうかといって余り有効利用されないものを、貴重な資源を使って大量に印刷をするというのはいかがなものであろうかというふうに思うわけでございますが、御見解をお聞かせいただきたいと思います。 続いて大きく分けて二つ目の質問であります。仮称立川市立看護専門学校についてお伺いをいたします。 この市立看護学校につきましては、都立北多摩看護専門学校が昨年東大和に移転することに伴ってその跡地利用についてさまざまな意見要望があった中から、平成二年十二月の定例市議会に立川医師会から請願が出されて、これが全会一致で採択になり、その結果来年度開校に向けて現在準備が進められております。先日現場を見てまいりましたが、工事が大分進んでおりますが、現在は立川保健所の工事ということで看板が出ておりますが、保健所とこの看護専門学校は一つの建物の中に入るようでありますが、この部分、どのように使い分けがされるのか。例えば看護学校の方は二階であるとか、入り口なども当然違ってくるかと思いますが、この使い方がどんなふうになるのか、まずお伺いをいたします。 私は、現在医療に携わる専門職である看護婦不足が大きな問題になっておりますことは十分承知をいたしております。あわせて、急速に進展する高齢化社会に対応するためにも、看護や福祉に携わる専門的知識を持つ方々を養成することは、当面する社会的要請にこたえるという意味で大変意義あることと思うものであります。 そこで一点目として、この看護専門学校は来年度開校するに当たりましてこの学校の内容規模はどのくらいのものなのか、お伺いをいたします。 定員は何名なのか、修業期間はどれくらいなのか、入学するにはどんな資格が必要なのか、それから直接事業を教える職員は何名必要なのか、あるいは学校運営に必要な職員の数は何名か。そしてまた、この学校を運営するために立川市の職員が何名か派遣されることになるかと思いますが、この人数等についてお伺いをいたします。 それから二点目でありますが、学校が開校するまでに必要な経費といいますか費用についてであります。 学校施設そのものは東京都のものを借用する形になるようでありますが、これを使うために借用料といいますか一般的にいう権利金のようなものが必要ではないかと思いますが、そうしたもの、あるいは内部の備品関係の初度調弁の費用など、合わせてどれくらいになるのか、お聞かせ願います。 三点目は、開校後のランニングコストについてであります。 この看護専門学校は来年開校後には職員の給与あるいは維持管理費、光熱費などが必要になってまいりますが、これが年間どれくらいの額になるのか、お伺いをいたします。また、この学校は専門学校ということでありますが、学校としては法律上どのような種類の学校として位置づけられるのか、あわせてこの種の学校については国なりあるいは東京都なりから費用の一部負担とか補助なり援助は期待できるのかどうか、お答えを願いたいと思います。 以上で第一回目の質問を終わります。 ○議長(中山孝次君) 市長。 ◎市長(青木久君) 豊泉議員の質問にお答えいたします。 まず省資源の問題でございますが、省資源につきましては環境の保全や省資源、省エネルギーの視点から循環型の都市づくりを目指してリサイクルに努めておりますが、特にごみの減量、資源化を一層進めるため、市民の協力を得ながら資源ごみの分別収集と再利用に積極的に取り組んでおるところであります。 次に、庁内での資源再利用につきましても廃棄文書を初め不用紙等の回収を図るため、庁内三十八カ所に分別ボックスを配置し、徹底を図っておるところでありますが、さらに資源の有効利用のため努力していきたいと考えております。 次に、事務用書類のB判からA判化への切りかえについてでございますが、文書のA判化についてでありますが、国際化、OA化等への対応、また文書事務の効率化、文書の減量化などを目的といたしまして、平成六年四月から二カ年計画により可能なものから文書のA判化を段階的に実施したいと考えております。なお、A判化の実施に当たりましては、用紙規格の統一をするだけでなく内容の見直しを行い、文書の簡素化を図るほか、ワンベスト運動、両面コピー、両面の使用など、省資源及び文書の減量化に取り組んでいきたいと考えております。 次に、看護専門学校の開校についてでありますが、規模、内容についてでありますが、立川市立看護専門学校は旧都立北多摩看護専門学校跡施設の一部を借用し、利用するものであります。規模といたしましては、二階の一部、三階、四階で、借用面積は供用部分を除いて約千五百九十八・七三平米であります。内容といたしましては、看護専門課程、昼間、定時制で修業年限は四年であります。一学年定員四十名で、総定員百六十名を予定しております。また、職員配置計画につきましては養成所指定規則に基づきまして教務主任一名、専任教員四名と教務以外の事務職員合わせて約十名を予定しております。 次に開校までの費用でございますが、施設整備費を初め養成所指定規則に基づく機械器具、標本及び模型類等、初度調弁を合わせ約四億円強となる見込みであります。また、建物貸付料及び権利金の減額につきましては、東京都公有財産管理運営委員会で減額率五〇%と決定されましたが、金額そのものにつきましては改修工事完了後、契約予定月の直近時の土地更地価格、及び改修後建物の現在価格等の鑑定評価をいたしまして、東京都財産価格審議会へ付議し、決定することになっております。 開校後のランニングコストについては総額で約一億五千万円と見込んでおります。国・都からの援助負担などの期待に対するお答えは、国庫補助金につきましては施設整備費として土地の取得費及び建物の建築費のみの補助の対象となる制度がありますが、立川市においては賃貸借でありますので該当いたしません。また、運営費補助金につきましては公立分については平成五年度から全額一般財源化となり対象外となっております。また、都の補助金は都単独で運営に必要な経費については交付要綱の中で自治体立についても助成することになっております。なお、立川市についても平成七年度は当然交付対象となることを確認しております。 以上です。 ○議長(中山孝次君) 総務部長。 ◎総務部長(中原勲君) 文書のA判化に関係いたしますことについてお答えいたします。 まず、先ほど市長が基本的なことは先ほど答弁したとおりでありますけれども、この中ですべてA判化かという御質問がございました。当面すぐ実施できるものあるいは規則の改正、あるいは要綱等の改正を伴うもの、それから当面実施しないものというふうに分けてございますけれども、具体的には基本方針がここで決まりましたので、直ちに実際の文書の調査をいたしまして、三月末までに実施計画をつくる予定でございますが、それに基づいて実施していく予定でございます。当面A判化を対象としないものという中には、原則的にA判化に伴って費用はかけないという原則を持っておりますので、例えば電算処理されている調書類でコンピューターのプログラムの変更等膨大な費用がかかるもの、そういうものは当面A判化をしないという方針であります。 それから、ここ数年の紙の使用量はどうなっているかという御質問がございました。ここ数年で見てまいりますと、これはいわゆる皆さんのお手元にお配りしているような印刷それからコピーも両方含みますけれども、約半々という--正確にはいろいろ数字がありますけれども、約半々というくらいでお聞きいただきたいわけでありますが、昭和六十三年から見てまいりますと、例えば六十三年で見ますと両方合わせまして四百六十八万枚、それから平成二年、三年が若干落ちておりますが、平成四年の実績でまいりますと両方合わせまして約五百万枚、こういうようになっております。 それから、いわゆるA判化に伴ってむだが出るのではないかという御指摘がございました。この辺につきましては先ほど市長からも御答弁申し上げましたように、単にB判をA判にするということではありませんで、B判に書いてあります内容、それらも検討を加えていただいて、できれば先ほど市長からもやはり申し上げましたが、A判はA4判を基本といたします。そのA4判、両面を使っていただいて一枚でできるだけ可能な限り一枚で済むような工夫をしてもらう。したがって、職員の意識改革ということも大事になりますけれども、これらも含めて今後とも取り組んでまいりたいと、こんなふうに考えております。 それから、A判に伴っていわゆるキャビネット類あるいは中心的にはキャビネット等でありますけれども、現在入っております机もそうでありますが、キャビネットあるいはファイリングシステムを今採用しておりますけれども、それらはすべてA判対応になっておりまして、若干B判にまだ対応のものもありますけれども、そう大きな変更はないというふうに考えております。 以上でございます。 ○議長(中山孝次君) 福祉部長。 ◎福祉部長(清水甲子雄君) 看護専門学校について補足して御説明いたします。 看護専門学校の施設につきましては、保健所それから東京都が設置しますナースバンクと共用する施設となっています。一階が立川保健所であり、二階がナースバンク、看護専門学校は二階の一部と三階、四階という予定でございます。 それから、この学校についての位置づけでございますが、この学校は学校教育法に基づく専修学校という位置づけでございます。 以上です。 ○議長(中山孝次君) 豊泉議員。   〔16番 豊泉喜一君登壇〕 ◆16番(豊泉喜一君) お答えをいただきましたので、再度質問をさせていただきます。 紙の省資源化につきましては、立川市としても前向きに積極的に取り組んでおられるようでありますので、最初に申し上げましたように、この本当に貴重な資源であります森林資源を守るという意味からも、私は今後ともぜひこの紙の省資源化につきましては特段の御努力を願いたいというふうに思います。 ただ、ここで私はちょっと今回配られた書類の中で例月監査報告書というのがございますが、紙の使い方が例えばここに特別会計の報告がございますが、北口用地取得事業については歳入の部がわずか三行なのに一枚、そして歳出の部も三行で一枚、こういうのがずっとそれぞれ特別会計についてはほとんどせいぜい四行か五行しか使ってないのに二枚の紙を使っているわけです。これも微々たるものかと思いますけれども、これはやはり先ほど私が申し上げましたように、省資源化への取り組みの姿勢といいますか、そういうものがもっと徹底していれば、別に歳入歳出を一枚の紙に書いても何ら差し支えがない問題ではないかというふうに思うわけでありますが、こうした点もぜひ今後改善をしていったらいかがかと。ましてこれがもしA判ということになりますとかなり紙の量としては多くなるわけでありまして、先ほどA判にすれば二枚が一枚に収容できるということもあるかと思いますが、こういう形の決まったものについてはなかなか長い間の習慣といいますか、こうしたものが変えられていないんではないかと。幾ら省資源に取り組むといいましても、こうしたものについて今後ぜひ取り組んでいただきたいと思うわけであります。 そのほかに、ちょっと先ほどこちらにも持ってきましたけれども、年間大変大量な刊行物が出ております。ちょっとついきょうですか配られたものでありますので、ちょっと皮肉っぽくなりますけれども、清掃部の資料が配られました。あれを見ましても、条例とか決められたことあるいは毎年余り変わらないようなものもきちんと載っていると思うんですが、ああいうものが必ずしもすべて書類に載っていなければいけないものなのかどうなのか、こうした点もやはり取り組みとしてはぜひ今後お考えをいただきたいというふうに思うわけでございます。 それから、今お答えの中で両面使用というようなお答えもございましたので、これはぜひ両面使用を進めるべきだと思いますが、既に小平市等でもこれはこういうぐあいにうまくいくのかなと思うんですが、新聞報道によりますと、用紙が半減したというようなことが出ておりましたので、紙の使用量を減らすという意味では両面使うということもぜひ今後ともお考えをいただきたいというふうに思うわけでございます。 それから、私どもを初め年間には立川市から大量の通知類とか文書が発送されていると思うわけであります。私はこの特に支障のないものについては、封筒による通知をはがきに変えてはどうかと。特に会議の開催通知などははがきにして、一般の目に触れても何ら支障のないものだろうというふうに思うわけでありまして、この点につきましても既に小平市では実施をしているようでありまして、郵送料が三四%節減できたというようなことが新聞に出ておりました。来年度から郵便料金もまた引き上げになるということでありますので、省資源の見地からあるいは経費の節減という意味からも、はがきで発送しても差し支えないもの等については極力はがきの通知に切りかえるべきだと、こんなふうに考えておりますが、見解をお聞かせをいただきたいと思います。 それから、看護学校についてであります。 この看護学校につきましては、開校までにおよそ四億円ほどの費用がかかるということでありますが、さらにランニングコストが年間約一億五千万ということで、一部平成七年度あたりからは東京都からの補助も期待できるというようなお話もございましたが、今後永続的にこの学校が続く限り立川市としてはこれらの負担金を払っていかなければいけないということになろうかと思います。これだけの経費をかけて私は立川市にとってどれだけのメリットがあるのかなということを疑問に思うわけでありまして、立川市が独自に市立病院のようなものを持っていれば当然市立病院で働いていただくというようなことも可能ではありますが、立川市ではそういう施設を持っておりません。そして、市民の健康や福祉に携わる皆さんが、その卒業生の中からたくさん就職をしていただけるかと思うと、これも定数の中ですべての卒業生を立川市で働いていただくということはないかと思います。 一点お伺いしたいのは、ここを卒業した皆さんの就職はどういうことになるのか、日本全国どこからどこへ就職されてもこれは当然憲法でも保障されている就職の自由というのはあるわけでありますので、立川市の学校を卒業したからといって拘束するというようなことはできないんではないかと思いますが、既に立川市では大きな病院の一つであります共済病院は独自に看護学校を持っておりますので、立川市がどうしてもこれだけの費用をかけて看護学校を開設をしていかなければならない理由というのがどうも私には見当たらないように思うわけであります。これは私どもある意味で自戒を込めて言わなければいけない問題かと思いますが、この請願の審議の状況を議事録で見てみますと、全会一致だから審議しなくても通しちゃおうというような声が出ておりました。私はやはり我々が議会で市民の皆さんから出ました請願というのも十分検討した上で採択するなりまた意見を申し上げるなりすべきで、どうも全会一致だったからもう多少問題があってもいいんだよというようなやり方ではいけないのかなということを、私今回この種のかなり我々もこの看護学校の設置につきましては全会一致で請願を採択し、また東京都などにも働きかけを行ってきたということでありますから、議会も責任の一端はあるかと思いますが、こうした点では私はこの看護学校が今後立川市にとってかなり大きな負担になっていくんではないかと、こんなふうに考えているわけでありますが、御見解をお聞きするのはちょっと難しいかと思いますが、ぜひどのようなお考えにあるか、お聞かせがいただければというふうに思うわけでございます。 以上で二回目の質問を終わります。 ○議長(中山孝次君) 総務部長。 ◎総務部長(中原勲君) 文書の関係についてお答えいたします。 大変申しわけありませんでしたが、先ほどの御質問の中で刊行物の御質問がございましたけれども、答弁を落としました。 私どもの方で総務部の資料室の方で把握しております部数で申し上げますと、定期刊行物で約三十種類ございます。正確な発行部数まではちょっと把握してございません。それから、随時と申しますかいろいろな調査報告書でありますが、そういうもので約二十種類、合計いたしまして約でございますが五十種類程度になろうかと。 それから、通知類のはがき使用という御質問でございましたが、私どもも御質問にもありましたように、個人情報等にかかわらない、見られていわゆる公開されても構わない内容のもの、特に御質問にあった会議の通知等でありますが、そういうものはできるだけ今後はがき使用を考えていただきたいということで、先般の庁議でもお願いしたいところでありますし、先ほどもいろいろな例を挙げて御質問ありましたが、確かに私どもこれまでいろいろな形式とか様式等にこだわり過ぎた部分もあろうかと思います。そういう意味ではお手元にお配りしております議案等も含めまして、今後いろいろな工夫をしてみたいと、こんなふうに考えております。 以上でございます。 ○議長(中山孝次君) 中島助役。 ◎助役(中島寛君) 看護学校についての御質問でございますが、最初に卒業後の就職の問題でのお尋ねがございました。 この事業の計画につきましては、市内医療機関などからの看護婦不足に対する強い要望などもありまして、現在看護助手として就労している従事者の派遣をも考えていることも確認をしておりますけれども、派遣学生以外の学生の卒業後の就職につきましては、市内医療機関と連携をとりながら市内医療機関等への定着化を促進をしていきたいと、このように考えております。 二番目の市にとってのメリットでのお尋ねでございます。 私どもといたしましては、都立の看護学校がありましてその跡の利用につきましてさまざまな意見がございました。東京都の利用計画もある程度決まっている矢先に、立川市としての利用計画があるから何とかということで食い込んだというような、割り込んだというような事情などもございます。議会の皆様方にもお力添えをいただきながら東京都の一定の理解をいただいて、現在まで鋭意設立に向けての努力を進めてきたわけでございます。そういう点でお答えを申し上げますと、資質を備えました看護実践者として養成をいたしまして、これから多様化をしてまいります高齢化社会に向けての市内の医療関係施設などの保健医療看護の向上を図り、地域住民が安心のできる保健医療の環境づくりをすることによりまして、地域住民への還元が図られるものと考えております。 また、将来的には私ども今いろいろ計画を持っておりますけれども、老人保健施設でありますとか老人訪問看護体制を整備していく上でも、保健医療、福祉分野で大きな役割を果たすものであろうと、こういうふうに考えておるところでございます。そういう意味合いから申し上げますと、重荷になるのではという御指摘もございます。確かにランニングコスト一億五千万というのは非常に大きなお金でございますけれども、今申し上げました人材育成という観点からの判断を私どもはしていきたいと、このように考えておるところでございます。 ○議長(中山孝次君) 豊泉議員。   〔16番 豊泉喜一君登壇〕 ◆16番(豊泉喜一君) それでは、三回目の質問をさせていただきます。 私は、冒頭にも申し上げましたように、紙の省資源化につきましては、とにかく日常的に私どもは紙がもう大量に自分の周りにあるのは当たり前、紙の消費量は文化の程度のバロメーターだと言われた時代もあるわけでありますが、我が国の紙の原料はその大部分が輸入に頼っているわけであります。さらに森林資源が今急速に失われていくと言われている中で、私たち自身が紙の使い方についてもっとよほど意識をして今後取り組んでいかなければいけない問題だというふうに考えるわけであります。ある意味では私ども議会の立場でも、特に必要がない、どうしても持ってないと困るものも当然我々にはあるわけでありますけれども、私自身の問題として大量に配られる刊行物の三分の一も十分に目を通さないでただ積んであるというようなものも率直に言ってございます。現実にはとても読み切れる量ではないように思いますし、そうしたものは会派の部屋などに一括していつでも使えるように置いておくということでも十分間に合うものではないかと思いますが、その種のものは我々も十分自戒をして、この紙のむだ遣いをしないような方向も考えていくべきではないかというふうに思うわけでございます。現実には一つ一ついただいてもそれがどこにしまってあるのかどの書類の間に挟まってしまってるのか、なかなか自分自身で探すのが難しいほど大量の資料等をいただいているわけでありますが、こうした点でも今後とも私たち自身も十分こうした点を自戒していくべきではないかというふうに思っているわけであります。 一つここでお願いをしておきたいことは、いろいろ配られる書類、これは縦書きと横書きの違いでどうしてもとじ方が違ってきてしまうかと思いますが、左とじと右とじと両方参りますので、書式につきましてはだんだん横書きが中心になってきているようでありますから、その点につきましては横書きに統一されればそういうことが少なくなってくるかと思いますが、この文書の規格のA判への移行に伴って、とじ方等につきましてもぜひ統一したとじ方でとじていただけるようにお願いをしておきたいと思います。 先ほどちょっとこちらに持ってくるのを忘れてしまって恐縮だったんですが、この平成四年度の清掃事業年報、この清掃部が今ごみで一番お悩みになっている部署でありますけれども、ここでこれは毎年この年報にはそれぞれ今清掃部で関係する要綱でありますとか、それから条例のようなものはこれは毎年同じようなものであっても印刷をして出しているんでしょうかね。こういう点もかなり一々こういうものを載せなくても済むものは省略をしてもいいのではないかなと。年報自体これは大切な資料でありますから、これはぜひ今後ともお続けいただきたいと思いますが、先ほど例に挙げましたように、省けるものはぜひ何とか省く方向で書類の御検討をいただきたいというふうに思います。 それから、看護学校についてでありますが、私も看護婦さんの今手が足りない、そして看護婦さんが大変な労働を強いられているということで、より多くの看護婦さんを養成するということの大切さにつきましては何ら異議のないところでございまして、これは立川市がまたそういうものに取り組むこと自体は結構ではあると思います。しかし、今助役からもお答えがありましたが、全国のそういう医療機関に向けて立川市が看護婦さんを養成し、市民の税金で養成した皆さんがどこに就職をされるかわからないというような、今委託といいいますか市内から派遣されてくる方もいらっしゃるようでありますが、どうもちょっと立川市にとって何となく問題点があるように思われるわけでございます。 具体的にちょっと私それを取りまとめてみたんですが、まず一点目はせっかく四年間もかけて養成した人材が直接立川市で働くかどうか何の保障もないこと。二点目は、卒業後立川市以外の病院や医療機関にも自由に就職できるわけで、立川市民の負担で広域的な人材を養成する必要があるかどうかということ。三点目は、今後中央図書館や女性総合センター、総合福祉センターなど職員がさらに必要な時期にここに職員を配置しなければならないこと。四点目は、大幅な歳入の減収によりまして、財政逼迫の折りに今後永続的に財政負担を強いられること。五点目は、立川市にとっては行財政面での投資効果が余り期待できないこと。これらを考えますと、大変問題のある施設であるように思うわけでございます。 私は、今からでもこれが開校の延期でありますとか、あるいは都なり国なりに経営を移管して、立川市の負担を軽くしていくことができないのかどうか、この点についてだけお答えをいただいて質問を終わりたいと思います。 ○議長(中山孝次君) 総務部長。 ◎総務部長(中原勲君) 刊行物の内容についての御質問でありました。 ただいま清掃年報を例に出されましたけれども、他の部分もいろいろあろうかと思います。先ほど申し上げましたように、A判化に伴う内容検討の中で十分検討してもらうように私どもの方からも庁内へ徹底したいと考えておりますので、御理解をお願いしたいと思います。 ○議長(中山孝次君) 中島助役。 ◎助役(中島寛君) 看護学校についてのお尋ねでございます。 卒業生の取り扱いの問題でございますが、私どもは先ほどお答え申し上げましたように、市内の医療機関への定着化は十分図っていきたいと、こんなふうに考えておるわけでございます。 それから、財政的な措置の問題でございますが、国の援助はちょっと難しいかなというふうに思いますが、都からの補助金の支出等については十分そういう財政援助が得られるように工夫をすべきものであろうと思います。最終的に御指摘がございました、財政の逼迫している折から開校時期の問題でどうなのかというお尋ねでございますけれども、現在私どもでは平成七年四月開校を目標にいたしまして、東京都あるいは厚生省などと準備作業を進めているところでございますし、さらには立川市が使用することを前提に建物の改修工事に着手をしているというそういう二つの点からだけ考えてみましても、開校時期を延期することにつきましてはまことに難しい判断となってまいります。本市の財政事情にも十分配慮すべきだという御指摘でございます。私どもといたしましては、後日このことにつきましては決定を行っていく予定でございます。 ○議長(中山孝次君) 豊泉議員。 ◆16番(豊泉喜一君) それでは、最後要望させていただきます。 今紙の省資源化につきましては今後とも積極的に取り組んでくださるということでございますので、この点につきましてはなお一層省資源化に向けて庁内に徹底して推進をしていただきたいと思います。 ただ、先ほどからお話がありましたように、A判に切りかえるまでにはかなり時間がかかる--二年間かけてというお話でございましたが、私どもも実際に書類を整理している中ではA判とB判がまじってくるというのは非常に書類の整理がしにくい面がありますので、なるべく同じような種類のものから判をそろえるように特に御注意をいただければというふうに思います。 それから、看護学校につきましてはいろいろと御苦労されていらっしゃるようでありますが、今後なお一層東京都なり立川市が余り負担が重くないように関係機関に十分働きかけて、これは私がどう考えても立川市のためにやる事業ではなくて、大変広域的な地域の皆さんにある程度利用していただけるというものでありますので、こういう施設を病院を持たないで経営しているところは全国でもまず余りないんじゃないかと思うんですが、そういう意味で、そうした広域的な面から国なり東京都なりからさらにより一層援助が得られるように今後とも御努力をお願いを申し上げまして、質問を終わらせていただきます。 ありがとうございました。 ○議長(中山孝次君) 以上で豊泉議員の質問は終わりました。 お諮りいたします。 議事の都合により時間を一時間延長したいと思います。これに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(中山孝次君) 御異議なしと認め、よって、一時間延長することに決しました。 次に、五番 矢口議員の質問を許します。矢口議員。   〔5番 矢口昭康君登壇〕 ◆5番(矢口昭康君) それでは、質問通告に基づきまして質問をいたします。 男女共同参画型社会についてでございます。 人生八十年時代の女性のライフコースは職業、家庭、地域活動、学習など多様な価値観による生きがいを求め、女性が自分の生き方を自由に選択し、自分の人生を自身で設計する動きが強まっています。一方、社会情勢も女性の能力を生かそうとする動きも強くなっております。国連婦人年十年の間に女性を取り巻く状況は大きく変化し、法律、制度面での改善は整理されたのに比べ、日常的な具体的な面における性差別の改善は十分でないと指摘されております。男は仕事、女は家庭といった男女の固定的な性別役割分担意識は依然根強く残っております。むしろ男性が家庭の仕事や家庭、家族から切り離されていたことの方が不思議でもあり、男性は非常に損をしているのではないでしょうか。女性問題を解決することは、男だ女だといった性にとらわれず、生き生きと暮らせる幸福な家庭、社会、時代をつくることであり、つまり人間が人間らしく生きるための根本的なテーマである女性の私権、人権というところに到達するのではないかと考えるのであります。立川市は、女性問題については先駆的な役割を果たしているということを聞いております。市長は、昨年の92女性フォーラムの開催に当たりあいさつの中で、「今まで亭主関白で何もしてまいりませんでしたが、女房に倒れられると何が何でも生きててくれ頼むという気持ちで、病気療養中はほとんど家事は私がやった」とあいさつをされております。全国のすべての市長の中で我が青木市長ほど女性の存在の重要性を理解している市長はほかにいないのではないかと推察するのであります。 来年の秋には仮称女性総合センターがオープンになる予定で、楽しみにしているのでありますが、まず初めに、市長は女性問題について基本的にどのように考えておられるのか承りたいと思います。 次に、仮称女性総合センターのネーミングの問題でありますが、女性という名称がつくと男性は入りにくくなるのではないかと考えるが、見解をお聞かせいただきたいと思うわけでございます。 次に、女性総合センターは床面積は約二千五百平米ですか、取得金額約五十一億という大規模な施設になりますので、使い方によっては大きな成果が期待されるのであります。また、その逆も考えられるのであります。立川の女性は今何をしたいのか、どのようなセンター設立を最も望んでいるのか、どのような活動の拠点にしたいのか、そのコンセプトを明確に示す必要があると考えるが、御見解を承りたいと思います。 それから、女性総合センターの管理運営についてでありますが、どのようにお考えになっていらっしゃるのか、見解をお聞かせいただきたいと思います。 それから、庁内における女性管理職の登用について何か基本的な考えがあるのか、また実態も踏まえ見解をお示しいただきたいと思うわけでございます。 次に、国際家族年の取り組みについてであります。 来年は国際家族年であります。一九八九年国連総会で家族の権利と責任を再確認しようと決議され、設定されたものであります。その背景には家族が社会構成の基礎的単位であり、近年種々の問題によって家族構造に変化を来たし、機能も低下しており、特に幼児や高齢者、障害者等に対し必要な援助を行うことができなくなってきたことであります。また、家族の絆を強化することによって家庭不和、犯罪、青少年非行、麻薬、アルコール中毒の防止にも寄与するということから、家族問題は特別かつ国際的な注目を必要とするとの認識が深まったことが挙げられております。したがって、国際家族年の目的は家族の重要性を強調し、家族の問題に対する政府、国民の関心を高めるとともに、家族の役割、構造及び機能に対する理解を深め、家族の福利を支援促進するための施策を実施することにあります。 我が国においては十八省庁からなる国際家族年に関する関係省庁連絡会議を設置し、家族から始まる小さなデモクラシーの共通スローガンも決定し、記念行事及び関係事業を行い、予算の概算要求もされている現状であります。東京都におきましても、この家族年に対し新しい事業の予算要求をしておりますし、また十一月の十五日には児童環境づくり推進協議会を設置し、家族、子育て支援への検討をするということであります。 そこで、市長は家庭・家族を行政とのかかわりにおいてどう考えているのか、見解をお示しいただきたいと思います。 次に、本市において国際家族年の取り組みとして家族問題を重要な施策の一つとして位置づけ、全庁の横断的協力体制の拡充の初め、庁内連絡会議を設置するとともに明年度の予算についても各種の記念行事や関係事業の実施など、家族年の趣旨を踏まえて編成すべきと考えるが、市長の御所見をお伺いしたいと思います。 若葉町のまちづくりについてでございますが、これまで何回かお尋ねしておりますが、これまでの経過も踏まえお答えをいただきたいと思います。 若葉町の地域活動、文化活動はユニークで活発な活動を展開して高く評価されているところであります。今年の文化祭でも我が町若葉町を考えるというテーマでディスカッションを行い、熱気を帯びた議論が交わされたとのことでありました。まちづくりについて第二次基本計画に位置づけはしてありますが、今後まちづくりは行政の論理だけではなく、実際地域に住んでいる方々がどういうまちづくりを望んでいるのかを的確にとらえ、柔軟に対応すべきではないかと考えるが、見解をお示しいただきたいと思います。 次に、若葉町団地の南側の緑道整備についてでございますが、団地の玄関先に匹敵する団地の南側はこれまで公団が管理しているときは草がぼうぼうでありましたが、地域の方から何とかしてもらいたいと、そういう相談もあり強い要望がありまして、おかげさまで緑道として市の管理に置かれることになり地域では喜んでまた感謝をしているところでありますが、現在植樹がされているのでありますが、今後の進捗状況はどうなっているのか、また市道東一二五号線の狭隘道路の整備について現状と今後の見通しはどうなっているのか、お聞かせいただきたいと思います。 以上、第一回目の質問を終わります。 ○議長(中山孝次君) 市長。 ◎市長(青木久君) 矢口議員の質問にお答えいたします。 まず、男女共同参画型社会の形成についてでございますが、立川市女性行動計画に基づきまして、女性と男性があらゆる場において真に対等な立場で共存し合える男女共生社会をつくることを目指し、その障害となる差別や慣習を改めるための意識の変革を促すことを初め、さまざまな事業を通して働きかけています。これは単に女性の基本的人権を確立するだけでなく、男性も含めた人間としての生き方にかかわる問題としてとらえるものでございます。 次に、女性の管理職への登用でございますが、立川市女性行動計画の考え方に沿ってここ数年来特に意を用いるように努めております。しかし現状では管理職八十六人のうち女性課長二人、係長は二百二人中女性係長二十三人であり、以前と比べ増加しているとはいえ職員全体の男女比が三対一から考えますと、今後一層登用に努めていく必要があると考えます。御承知のように、職員の役職への昇任基準には男女の性別による基準はありませんので、資質、能力や意欲のある女性職員の育成に努め、人材の発掘、登用に努めてまいりたいと考えております。 次に、国際家族年の取り組みについてでございますが、平成六年は一九八九年に国連総会で決議いたしました国際家族年に当たります。国際家族年は官民一体となって家族問題に対する意識を高め、家族の機能や家族内に起こる問題についての理解、家族の権利や責任に関心を集めることを目的としています。ことに家族の問題の中で子育てをとっても、複雑化する社会の中で最近は家族の努力だけでは健康的な家庭生活を維持することは困難な状況もあります。こうした状況を克服するためには、地域社会や行政が支援し、家族や家庭の機能を高めていく必要があろうかと思います。本市が推進している家庭の日につきましてもこのような認識に基づいて行っているものであります。 次に、若葉町地域のまちづくりについてでございますが、若葉町には地域活動の拠点といたしまして学習等供用施設や図書館が設置されております。また、この施設には潤いのあるまちづくりの一環といたしまして平成四年には彫刻を設置したところでありますので、御理解賜りたいと思います。 それから、若葉町団地の南側の緑道整備についてでございますが、若葉町団地前の緑道の整備につきましては平成四年度に住宅・都市整備公団から延長約七百六十メートル、面積にいたしまして約五千七百平米の帯状の土地の無償使用を受けましたので、若葉小学校前約百五十メートルの区間につきまして、歩道及び緑地帯の築造を実施したところであります。未整備地区につきましては、今後財政状況を見極めつつ平成六年度から対応が図られるよう努力いたしたいと考えております。なお、植栽につきましては本年度から順次施行してまいります。 それから、狭隘道路につきましては、北部地区の生活道路の整備につきましては、昭和六十三年度に地域や議会の了解のもとに狭隘道路十五路線を選定いたしまして、以後拡幅整備を進めております。現在までの進捗状況は、十五路線のうち六路線について事業を完了いたしました。三路線について事業を着手しているところであります。御指摘の市道東一一二号線につきましては、狭隘道路の拡幅路線に位置づけられておりますが、今後地元の状況や財政状況を見極めた上で取り組みたいと考えております。 ○議長(中山孝次君) 中島助役。 ◎助役(中島寛君) 国際家族年に関連をいたしまして、庁内の取り組み組織のお尋ねがございました。家族・家庭を支えるための施策につきましてはその重要性を認識をいたしまして、私ども現在の市の基本計画の中でも、教育の分野あるいは福祉の分野で位置づけをして取り組んでおるところでございます。したがいまして、この国際家族年に対応して新たな組織をということでなくて、今私どもが考えておりますのは庁議の場を利用活用しながらこの取り組みを図っていきたいと、このように考えております。 ○議長(中山孝次君) 教育長。 ◎教育長(小山祐三君) 仮称女性総合センターのコンセプトの御質問でございますけれども、女性問題は男性問題と一緒に考えていかなきゃならぬということでありますけれども、今考えております総合センターのコンセプトは婦人行動計画をもとにしまして女性自身の自立の促進なり社会人としての資質を高めると。そのために社会、労働、家庭などにおきます女性の地位の向上を図るなど、多岐にわたります女性問題を男女共同社会の実現を目指すという観点に立ちまして設置するものでありますから、これらを中心にした事業を展開をしていきたいと思っております。 なお、このネーミングの問題につきましては、親しみやすい施設として愛称を公募してまいりたいというふうに考えております。 それから、この仮称センターの運営の問題でありますけれども、昨日もお答えしましたように、時間の延長なり開設の曜日等の問題については今検討中であります。なお、生涯学習部と生活経済部の二つの部門で運営に当たる考え方でございます。これは生活センター機能も併設いたしますので、消費者行政の問題等も含めて当たっていきたいということで考えています。 ○議長(中山孝次君) 矢口議員。   〔5番 矢口昭康君登壇〕 ◆5番(矢口昭康君) それでは、二回目の質問をいたします。 ただいま御答弁をいただいたんでありますけれども、立川の議会いわゆる議決機関の非常に大事な場で、いわゆる答弁者側に一人も女性がいないという、これはまさしく男性社会そのものではないかと思うんです。先ほど市長は、女性行動計画に基づいて女性と男性があらゆる場において真に対等な立場で共同し合える共生社会を目指すとか、あるいはその障害となる差別や習慣を改めるためとおっしゃったんでありますけれども、何か言葉のみが虚しく響いていくような感じがして、確かに法制度は整備されたのでありますが、実際は違うわけでありまして、そこで女性問題というのを惹起するわけであります。私は行政の段階、特に政策決定の段階で女性がどういう形でいわゆる参加ではなく参画をしているのか。現在実態を踏まえて御答弁をいただきたいと思うわけでございます。部長はいませんし、それから課長が二名ですか、それから係長が二十三名ということで、女性という視点から私は非常に問題ではないかと、こう思うわけでございます。 それから、女性総合センターでございますけれども、コンセプトについて教育長の方から御答弁いただいたんでありますけれども、視察に行きましてよく感ずるのは、箱物としてはすばらしいけれども、余り活用されてないということを目にするわけでございます。男性も女性も気楽に使っていける施設として必要であると思いますので、明確なコンセプトというかそういうものを示す必要があると思うわけでございまして、特に先般女性フォーラムに私も参加させていただいたわけでありますけれども、このフォーラムには男性はほとんど参加してない、もうすべてが女性だけという、これが実態なわけでございまして、男性と女性が共同でやはり使っていける、これはよほどコンセプトというかそういうものを考えていかないと、私は本当にある一部の方々のみの利用になってしまうんではないかと危惧するわけでございます。 ネーミングについてでございますけれども、中央図書館それから生活機能それから青少年社会教育と、文化施設と一体となったネーミングを考えているのか、それとも中央図書館あるいは女性総合センターというそれぞれ別々のネーミングを考えているのか、その辺について御見解をお示しいただきたいと思うわけでございます。 それから、女性の管理職への登用についてでございますけれども、やはり現在部長が一人もいないというのは今までの女性の歴史の結果であると厳しく認識する必要があると思うわけでございます。東京都の実態調査を見ましても、局長級が大体三%ぐらいですか、それから部長級が七百五十名中三十三名、いわゆる四%、課長級になりますと二千百二十二名中二百三十五人、一一%とかなり高い率で管理職を占めているわけでございます。その理由としては、一つは登用試験に対して試験制度を実施をしていると。それから二つ目の理由として、新入職員の採用の割合が例えば平成五年度の場合、東京都の例でいきますと非常に女性がふえていると。非常に底辺が拡大をしていると。それから三つ目といたしまして、各審議会委員に女性が一人もいない機関をなくすと、そういうことを一つの目安ということでやっておりまして、こういうことが一つの庁内の風土の中に男女平等という一つの機運というか、そういうものをつくっているということでありました。女性だから特別ということはよいことではないということでありまして、平等になる素地を地道につくり上げていくことしかないと、こういうことでございます。そういうことからいたしましても、登用試験については試験制度を導入することも検討していったらどうかとこう思うわけでございます。この辺の見解についてお聞かせいただきたいと思います。 それから、研修制度についてでありますけれども、職員あるいは係長、課長、部長、それぞれの層に女性問題の視点をきっちりと入れた研修をやるべきではないかと。そして研修にマネージメント等の内容を入れたその研修に男性も女性も特に参加できるように態勢をつくるということが私は必要ではないかと思いますけれども、この辺について御見解をいただきたいと思います。 それから、女性職員の意識調査というか、東京都とかあるいは浦安、中野区、国立市でも女性職員に対する意識調査をやり、そして女性職員の意向をくみ上げているわけでございます。やはりこの女性職員の実態調査をすべきではないかと思うわけでございますが、この辺についての見解をお示しをいただきたいと思います。 以上、二回目の質問を終わります。 ○議長(中山孝次君) 総務部長。 ◎総務部長(中原勲君) 女性職員の登用にかかわる問題についてお答えいたします。 まず、試験制度を導入したらどうかという御指摘がございました。このことにつきましては昨日も市長から御答弁申し上げましたが、行財政検討委員会の部会の方で人事任用制度についても検討することになっておりますし、今回労働組合と給与交渉で妥結した際にも、給与制度も当然でありますけれども任用制度についてもお互い享受していこうということでありますので、それらの中で十分検討していきたいと、このように考えております。 それから、特に研修でマネージメント関係の研修にも女性もという御指摘であります。 特にそういう研修には女性は参加させないという意識はないんでありますけれども、これまでにもいろいろ参加していただいておりますが、さらに御指摘のような面も含めて広く職員が参加できるように工夫してまいりたいと考えております。 それから、女性職員のいろいろな意見を聞く、調査すべきではないかという御指摘がありました。このことにつきましては、毎年私ども自己申告制度を現在やっておりますけれども、それらの中にもいろいろな意見が出されてまいります。それらを参考にしながら今後いろいろな施策に生かしていきたいと、こういうふうに考えておりますので、ぜひ御理解を賜りたいと思います。 以上でございます。 ○議長(中山孝次君) 教育長。 ◎教育長(小山祐三君) ネーミングの問題でありますけれども、中央図書館は性格が別でありますので、文化施設ということをある程度加味しながら考えなきゃいけないと思いますが、公募によりまして愛称を決めていきたいと思っています。 ○議長(中山孝次君) 中島助役。 ◎助役(中島寛君) 政策決定の場に女性の参画をというお尋ねでございます。 今総務部長からもお答え申し上げましたように、研修の場に女性の参画をいただくということもそうでありますが、そういう言ってみれば管理職に女性を登用する前提となりますいろいろな方策を展開をしまして、若干時間がかかるかもしれませんけれども、私どもは女性職員の管理職、特に政策に参画をする場面への登用につきましては消極的に考えているわけではございませんので、若干時間をいただきながらそういう方向で持っていきたいと、このように考えております。 ○議長(中山孝次君) 矢口議員。   〔5番 矢口昭康君登壇〕 ◆5番(矢口昭康君) それでは、三回目の質問をいたします。 二回目に若干ちょっと落としましたので、この辺について再度質問させていただきます。 家族年に対する取り組みで、男女共同参画型といわゆるリンクする部分があるんでありますけれども、厚生省がエンゼルプランプレリュードと名づけたいわゆる子供が健やかに生まれ育つための環境推進には十八の新規事業が計画されているわけでありまして、自治体レベルでの児童家庭対策が盛り込まれているわけでございまして、昨年の十二月の私の一般質問で少子化対策について質問をいたしたわけでございますけれども、今日までの取り組み、それから検討されたことをお示しをいただきたいと思うわけでございます。 それから、ことしは新しく高齢者のスポーツ大会ということで93スポレクフェスタということでスポーツ大会が開催され、大変好評を得ていたわけでございますけれども、もう一歩この事業を進めて家族で楽しめる催し物、例えば三世代楽しめるスポーツという、例えばおじいさんそれからお孫さんも含めたスポーツ大会ということも考えるべきではないかと思うんですが、この辺についてひとつお聞かせをいただきたいわけでございます。 それから、女性総合センターについてでありますけれども、それぞれのこれまでの女性のグループというか、ところから連合組織について考えたらどうだというようなこともありますし、使い勝手のことについて公平に利用ができるように配慮をする必要があると思うわけですけれども、この辺についてはどういうお考えなのか、お示しをいただきたいと思うわけでございます。 それからあと女性問題については、女性問題の発生そのものはもう大変根が深くて幅の広い問題でありますので、この問題についてはまた機会をとらえて質問をいたしたいと思います。 以上、三回目の質問を終わります。 ○議長(中山孝次君) 中島助役。 ◎助役(中島寛君) 国際家族年についての取り組みの問題に関連をいたしまして、少子化対策あるいは高齢者スポーツ対策等についてのお尋ねがございました。 私どもはきょうお尋ねがございましたように、国際家族年という形で国連が決議をし、来年この事業展開が行われるというこの機会をとらえながら、やはり家族の問題に関する認識を私ども個々人の問題、さらには行政の問題、両面からこれをとらえる必要があるのではないかと、そういうふうに考えておるわけでございます。そうなってまいりますと、御指摘がありました少子化対策の問題にしましても、高齢者をどうスポーツに参加させるかの問題につきましても、実はこの家族の発想からいろいろな考え方が出てくるであろうと、このように私ども考えておるわけでございます。したがいまして、今後の家族年に対する私どもの取り組みの中で実現化を図っていくべきものであろうかなと、こんなふうに今感じておるわけでございます。 ○議長(中山孝次君) 生涯学習部長。 ◎生涯学習部長(佐藤高之君) 連合組織の件でございますが、仮称でございますが女性総合センターがこれがいわゆる老若男女、これが公平に使えるようにということもございますし、それから女性がいろいろないわゆるこの人権の意識の高揚と権利の公平というようなことを国連の総会で決まってございます。そういうことを受けての女性の一つの今日のあり方ということでございますので、連合組織ということを女性の団体の中でつくって、お互いの能力いわゆる地位を守っていこうというようなことで、現在女性青少年課の方で連合組織につきまして検討を進めてございます。こういう中で、みんな平等にいわゆる女性だけではなしに男女平等に女性総合センターも使っていこうというようなことでございますので、よろしくお願いいたします。 ○議長(中山孝次君) 以上をもって矢口議員の質問は終わりました。 これをもって一般質問を終結いたします。  ---------------------- ○議長(中山孝次君) 以上で、本日予定された日程は全部終了いたしました。 なお、次回本会議は明日午前十時から開きますので、あらかじめ御了承願います。 本日はこれをもって散会いたします。御苦労さまでした。   〔散会 午後五時八分〕...