足立区議会 2021-03-12
令和 3年 3月12日建設委員会-03月12日-01号
令和 3年 3月12日
建設委員会-03月12日-01号令和 3年 3月12日
建設委員会
午後1時28分開会
○
小泉ひろし 委員長 定刻前でございますが、
皆さんおそろいでございます。
ただいまから
建設委員会を開会いたします。
○
小泉ひろし 委員長 最初に、記録署名員2名を私から御指名申し上げます。
高山委員、市川委員、よろしくお願いします。
○
小泉ひろし 委員長 次に、議案の審査に移ります。
第27号議案 足立区綾瀬駅
東口周辺地区地区計画の区域内における建築物の制限に関する条例を単独議題といたします。
それでは、執行機関の説明を求めます。
◎建築室長 恐れ入ります、
議案説明資料2ページをお願いいたします。
制定理由につきましては、綾瀬駅前の交通利便性の向上や、
にぎわい空間を創出することで、魅力高い市街地を形成するために、昨年の12月、地区計画が都市計画決定されました。
この
まちづくりルールを建築条例として制定するものでございます。
制定概要ですが、用途、敷地面積の最低限度、壁面の位置、垣柵の構造などの制限です。
3ページに制限の概要と、4ページには位置図がございますが、条例規制の掛かる適用範囲については、4ページの点線の囲まれた範囲となります。
条例案は、5ページから9ページでございます。
施行日は公布の日からを予定しております。
○
小泉ひろし 委員長 それでは、何か質疑はありますか。
◆西の原えみ子 委員 1点質問させていただきたいんですが、このルール1というところで、駅前ということで、1、2階はにぎわいを創出するという今、御説明のあったとおりなんですけれども、そういうことで(1)から(3)のこういう場所に限定したということでよろしいでしょうか。
◎建築室長
西の原委員おっしゃるとおりでございます。
◆西の原えみ子 委員 そうなりますと、このルール3で壁面の位置の制限1
号道路境界線からは3mということで、距離は取れていると思いますけれども、制限3
号道路境界線から0.5mというのは、何か狭いんではないかなというふうにちょっと考えるんですね。大きなビルも建つということになると思うんですけれども、空間形成の部分からも、この0.5mというところでは十分と言えるのでしょうか。
◎
まちづくり課長 南側の駅前通りをメインに壁面後退をしていただこうということで、北側の方については、今のところ出入口もありませんし、現に今歩道がございますので、それも肉付けすると0.5mでも足りるというふうに考えてございます。
○
小泉ひろし 委員長 他に質疑はございますか。
◆鈴木あきら 委員 やはり今のところ、そのルール3なんですけれども、その北側の方のはよく分かったんですが、0.5mという、その制限3号というのは、東綾瀬公園とか、
あと綾瀬小学校の方の縦軸の、そちらの方もなっていますが、そこにはもう、そもそも論で公園なので、また学校なので、本当はそこは要らないのかなと思ったんですが、それはあえて何か記したという理由は何かあるんでしょうか。
◎
まちづくり課長 計画上も連続性を持たせようということで、そこには壁面後退を連続して、路線として位置付けているところでございます。
◆鈴木あきら 委員 あともう1点は、制限4号の方の1.5mというところが、AとBという間のところの縦、そこになっていますけれども、ここは、そもそも論で道路ということの認識はあったのかどうなんでしょうか、そこら辺はどうなんでしょうか。
◎
まちづくり課長 ここにつきましては、現在の住友不動産の敷地とイトーヨーカ堂の敷地の敷地境界になっておりまして、今のところ道路という認識はございません。
◆鈴木あきら 委員 そうするとあくまでもその敷地の境界のところから1.5mずつ建物建てないでねというだけの話ということでいいですね。
◎
まちづくり課長 基本的にはそういう考えでございます。
◆鈴木あきら 委員 分かりました。
○
小泉ひろし 委員長 他に質疑ございますか。
[「なし」と呼ぶ者あり]
○
小泉ひろし 委員長 なしと認めます。
次に、各会派からの意見をお願いいたします。
◆新井ひでお 委員 賛成です。
◆さの智恵子 委員 可決でお願いいたします。
◆西の原えみ子 委員 きちんと制限を掛けて進めてほしいということと、住民も待ち望んでいたということに対して、先ほども、やはり裏側の部分も空間形成もきちんと制限が取られているということが確認できましたので、可決でお願いいたします。
◆鈴木あきら 委員 賛成です。
◆市川おさと 委員 賛成。
○
小泉ひろし 委員長 これより採決をいたします。
本案は原案のとおり可決すべきものとすることに御異議ありませんか。
[「異議なし」と呼ぶ者あり]
○
小泉ひろし 委員長 御異議ないと認め、原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。
次に、(2)第28号議案 足立区谷在家三丁目
地区地区計画の区域内における建築物の制限に関する条例を単独議題といたします。
それでは、執行機関の説明を求めます。
◎建築室長 それでは、まず10ページの方をお願いいたします。
件名は記載のとおりでございます。
制定理由でございますが、
都営谷在家アパートの建替えを適切に誘導し、良好な住環境を形成し、安全・安心で快適に暮らせる住宅市街地を確保するために、昨年の12月、地区計画が都市計画決定されました。
この
まちづくりルールを建築条例として制定するものでございます。
制定概要でございますが、用途、それから容積率、建蔽率、敷地面積、壁面の位置の制限、高さの最高限度などでございます。
11ページ、12ページに制限の概要がございます。13ページには位置図がございます。条例案につきましては、14ページから20ページでございます。
施行日は公布の日からを予定しております。
○
小泉ひろし 委員長 何か質疑はございますか。
◆鈴木あきら 委員 1点だけ。12ページのルール4のところの左上の枠のところにブルーと赤で1と2とかとあるんですが、これはどういうふうな見方をするんでしょう、ちょっと私、専門家じゃないんで分からないんですが。
◎
区営住宅更新担当課長 道路境界線とございまして、ここ一点鎖線でありますけれども、こちらが敷地と道路境界になっています。この線の左側が道路になっております。右側が敷地になりますけれども、この線、下の方に、1ですと4.0mとなっておりますけれども、4.0mの範囲までは建物が建てられないと。ただ、高さ10mを超えますと8メートルまで建てられるというふうな見方になっております。
◆鈴木あきら 委員 あくまでもこれ立体図ということでいいんですよね。
それでなおかつ、1階よりも2階の方が開けなくちゃいけないという話になるんですか。普通は、どっちかといったら逆かなと思ったんですけれども。その辺はどういう理由なんでしょう。
◎
区営住宅更新担当課長 下の方が、より広くつくりたいという例が多くありまして、上の階に行きますと、やはり道路からの斜線といいますか、見方もありますので、より距離を取っていただきたいというふうに考えております。
◎
まちづくり課長 鈴木委員おっしゃられる、逆と言うんですか、雁木型の壁面後退というんですか、上が出ていて下がへこんでいるというのは、千住ですとか江北のバス通りみたいなところで、歩行空間を確保したいということもあって、そういう壁面の位置の制限をしているところもございます。
一方で、都営住宅とかURの建て替えにつきましては、どちらかというと、そもそも広いので、逆に建物を建てたときの上空の圧迫感をなくすために、上の方を下げていただくというな趣旨でやっているところが多いかなという感じでございます。
◆鈴木あきら 委員 分かりました。
○
小泉ひろし 委員長 他に質疑ございますか。
◆西の原えみ子 委員 ここの場所、都営住宅の建て替えということでは、住んでいる方や地域の住民の方は本当に大きな関心になっているんですけれども、都営住宅ということで、多くの住んでいる方々は、高齢化だったり
ひとり暮らしだったりということも、とても多いですね。
そういう中で、やっぱり
シルバーピアだとか、足りない障がい者の
グループホームなんかを造ってほしいなというそういう要望がすごくあるんです。
そういう中で、このルール1の
公共公益施設地区というところですが、ここには何が建築されるとかいうことは決まっているのでしょうか。
◎
区営住宅更新担当課長 現在のところまだ決まっておりませんけれども、地区内に保育園がありますので、その移転先として考えております。
◆西の原えみ子 委員 1つはきっと保育園なのかなと思いますけれども、もう1か所なんかはまだ決まっていないということなんでしょうか。
◎
区営住宅更新担当課長 まだ決まっておりません。
◆西の原えみ子 委員 でしたら、やはり住民が要望しているような形で、ここにも黒丸でいろいろ老人ホーム、保育所、病院とかいろいろありますけれど、是非、
シルバーピアだとかそういうところ、
グループホームなどというのも建ててもらいたいという要望は可能であると捉えてよろしいですか。
◎建築室長 地域の住民の方の御意見をいろいろ聞きながら、どういうものにしていくかというのを検討したいと思います。
○
小泉ひろし 委員長 他に質疑ございますか。
[「なし」と呼ぶ者あり]
○
小泉ひろし 委員長 なしと認めます。
各会派から意見を求めます。
◆新井ひでお 委員 賛成です。
◆さの智恵子 委員 可決でお願いいたします。
◆西の原えみ子 委員 是非、建て替えに関しては、住民の方々の意見も聞いていただきながら、建物への縛り、制限を掛けていく、こういう形で進めていただきたい、賛成いたします。
◆鈴木あきら 委員 賛成です。
◆市川おさと 委員 賛成。
○
小泉ひろし 委員長 採決しますが、本案は原案のとおり可決すべきものとすることに御異議ございませんか。
[「異議なし」と呼ぶ者あり]
○
小泉ひろし 委員長 御異議なしと認め、原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。
次に、第29号議案 足立区
区営住宅条例の一部を改正する条例を単独議題といたします。
それでは執行機関の説明を求めます。
◎建築室長 それでは、21ページをお願いいたします。
改正は2点ございまして、
同性パートナーを入居可とする改正と、
シルバーピア居住者等への移転料を支払えるようにする改正でございます。
1点目は、
同性パートナーが入居できるように使用申込書の資格要件を追加させていただきました。
2点目ですが、借上契約が終了する
シルバーピアの居住者と、それから生活援助員がほかの
シルバーピアなどに移転していただく際に、移転料を支払うように改正するものでございます。
条例の新旧対照表は、22ページから24ページ。
施行日は令和3年4月1日を予定させていただいております。
○
小泉ひろし 委員長 何か質疑はございますか。
◆鈴木あきら 委員 1点だけ。22ページの第5条の改正後の方ですけれども、これ
同性パートナーというのは本当に非常にありがたいなと思ったんですけれども、ここで見ますと、特に変わるところ、「事実上親族と同様の事情にある者として規則で定める者」とありますけれども、これ
同性パートナーの申請をして、また区からその証明をもらった人じゃないと駄目だということではなくていいわけですね。
◎住宅課長 基本的には、
パートナーシップ要綱に基づきます受領証明書をいただいた方を対象にしております。
◆鈴木あきら 委員 やっぱりそれは必要だということですね。
◎住宅課長 通常、親族関係につきましては住民票等で続柄を確認しておりますので、受領証明書において、それを確認させていただく必要がございます。
◆鈴木あきら 委員 そうすると逆に、その上に書いてある、「事実上婚姻関係と同様の事情のある者」とか、それから「婚姻の予約者」とかとなってくると、その辺というのはどういう区分けをできるのかなと思うんですが。
◎住宅課長 婚姻の予約につきましては、婚約ということになると思うんですけれども、申込み時点では婚約をしていた方が最終的に当選しまして、資格の審査をするときには、やはり住民票等、婚姻が確認できる書類が必要となりますので、同様な形になると思います。
◆鈴木あきら 委員 予約の方は分かったんですが、同様の事情にあるという事実婚みたいな方は、それは今でもオーケーということですよね。
◎住宅課長 これまでも、一般的に内縁というような、住民票上、婚姻していなくても、住民票上、続柄として出てくるものがございますので、それは確認しております。
◆鈴木あきら 委員 今回、これに入ることによって、
同性パートナーにとってはとてもいいことなんだけれども、その辺の混乱が起きないかなというふうにちょっと思ったので、確認したので、それに丁寧に進めてください。よろしくお願いします。
◎住宅課長 すみません、住民票上、未婚の妻とか未婚の夫という形でたしか出てきたかと思っております。
◆西の原えみ子 委員 私は、改定概要(2)の
シルバーピア居住者等への移転料の関係なんですけれども、ここで、この移転料の支払というのをここに出したということは、今までは出していなかった、出なかった、それはどういうこと、なぜでしょうか。
◎住宅課長 条例をつくったときに、多分、
シルバーピアを建設したときに、そこまでちょっと考えていなかったんだと思います。
今現在、やはり老朽化してきて、
シルバーピアもしかすると借り上げして、オーナーが返却してほしいとかということも考えられますので、今回の条例改正の中で移転料をお支払いできるような形を取ったものでございます。
◎
都市建設部長 今回の改正につきましては、あくまでも区側の事情によりお引っ越しをしていただかなきゃいけないような場合に、その費用を補填をさせていただく、そういう内容でございます。
◆西の原えみ子 委員 つまり、今までは、区側の事情でお引っ越しをするという方がいらっしゃらなかったと、そういうことの理解でよろしいですか。
◎住宅課長
西の原委員御発言のとおりでございます。
○
小泉ひろし 委員長 他に質問ございますか。
◆市川おさと 委員 今のちょっと鈴木委員の話の続きみたいな感じなんですけれども、この
同性パートナーが入居できるようになるというのは、それはよかったなと思うんですけれども、一方で、事実婚というんですか、籍が入っていない。
例えば近親婚がありますよね、おじとめいが事実上の結婚をしている、子供もいるというケースがあると思うんですけれども、こういう場合は現状ではどうなんでしょうか。
◎住宅課長 住民票上、恐れ入ります、どういう形で出ているのか私は認識しておりませんが、一般的には先ほど申し上げましたように、未婚の夫、未婚の妻という形で出てくるものを対象にしておりました。
◆市川おさと 委員 マルかバツか教えてほしいんだけれども、そういう場合は、これは入居はできるんでしょうか、できないんでしょうか、申込みは。
◎住宅課長 すみません、ちょっと改めて御回答させていただきたいと思いますが。
◆市川おさと 委員 私、今、架空の話をしているんじゃなくて、現実にそういうのがあるから、足立区でもありますから、ちょっと余り詳しく言えないけれども、そういうのがあるんで今聞いているんですよ。
要するに、おじと、近親婚だよね。それは例えば窓口で婚姻届を出しても受理されない、それはいいんですよ、現状では、受理されないというのはいいんだけれども、ただ、もう実態として家族、夫婦の実態があるという場合があるんですよね。そういう場合は、現状ではどうなのかなという話なんですよ。
もう1回ちゃんと答えてください。
◎住宅課長 住民票で親族関係が確認できれば、入居の対象になるという形です。
○
小泉ひろし 委員長 他に質疑ございますか。
[「なし」と呼ぶ者あり]
○
小泉ひろし 委員長 なしと認めます。
各会派から意見を求めます。
◆新井ひでお 委員 賛成。
◆さの智恵子 委員 可決でお願いします。
◆西の原えみ子 委員 足立区で
パートナーシップ、
ファミリーシップ制度が開始されることによる改正ということで、本当によかったと思っております。
そしてまた、この
シルバーピア居住者に関して移転料の支払ができる、それと一緒に生活援助者に対しても同様ということは、正に前進をしたということになっておりますので、可決です。
◆鈴木あきら 委員 混乱がないように、丁寧に進めていただきたいということで、賛成です。
◆市川おさと 委員 私の方も結論は賛成なんですけれども、3年前、
建設委員会で同性愛者の区営住宅の入居に関しましては認めるようにということで言って、当時としてはまだ機が熟してなかったということで、潰されちゃったんですけれども、その後、本会議質問で、白石議員の質問ですね。それが本当に災い転じて福となすというんですか、一気に風穴が空いたなというふうにも思います。しっかりやってもらいたいなと思います。以上です。
○
小泉ひろし 委員長 これより採決をいたします。
本案は原案のとおり可決すべきものとすることに御異議ございませんか。
[「異議なし」と呼ぶ者あり]
○
小泉ひろし 委員長 御異議ないと認め、原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。
次に、(4)第30号議案 足立区
河川流水占用料等徴収条例の一部を改正する条例を単独議題といたします。
それでは、執行機関の説明をお願いします。
◎
道路整備室長 議案説明資料25ページをお願いいたします。
足立区
河川流水占用料等徴収条例の一部を改正する条例でございます。
足立区
河川流水占用料等徴収条例につきましては、東京都
河川流水占用料等徴収条例に準拠する状況でございます。
対象となる河川は足立区では花畑川だけということになります。
本条例に関しましては、おおむね3年に1回程度で改正しており、前回、平成29年に改正しております。
新旧対照表の方は26ページの方にございます。若干の値上げという状況でございます。
施行年月日につきましては、令和3年4月1日を予定しております。
○
小泉ひろし 委員長 それでは、何か質疑はございますか。
◆西の原えみ子 委員 これで値上げとなる対象者はどこになりますでしょうか。
◎
道路整備室長 ガスや
電気事業者等の
占用企業者が対象となってございます。一般の方の対象はございません。
◆西の原えみ子 委員 恐らくここにガス管、
電気ケーブルとかになっていますから、東京電力とかNTTとか東京ガスだとか、そういう解釈でよろしいんですか。
◎
道路整備室長 西の原委員御発言のとおりでございます。
◆西の原えみ子 委員 大企業というか、こういう企業への値上げということで、私たちはもっともっと企業からも取ってほしいなという立場ですので、いいと思うんですけれども、ただ、今はこういう企業だけということになっておりますけれども、今後、例えば住民の様々な取組が出てくると思うんです。例えばカヌーを置きたいだとか、何か水辺で何かしたいとか、そういうときに、住民が関わって使用をする、そういうときの占用料というのは、できれば無料にしてもらう、取らないというとか、あと減免をする、こういうことを考慮していただきたいなというふうには思うんですけれども、この辺はいかがでしょうか。
◎
道路整備室長 基本的には減免等はしたいという状況だと思います。
◆西の原えみ子 委員 無料じゃなくて減免ということで考えていらっしゃるということでよろしいんですか。
◎
道路整備室長 無料にするか、減免するか、その占用の条件だとか占用する物件によって変わるのかなというふうに思います。
○
小泉ひろし 委員長 他に質疑ございますか。
[「なし」と呼ぶ者あり]
○
小泉ひろし 委員長 なしと認めます。
各会派から意見を求めます。
◆新井ひでお 委員 賛成。
◆さの智恵子 委員 可決でお願いいたします。
◆西の原えみ子 委員 今の対象の値上げは企業であることですし、今後に対しても、そういう減免も含めて考えていただけるということですので、賛成します。
◆鈴木あきら 委員 賛成です。
◆市川おさと 委員 賛成。
○
小泉ひろし 委員長 本案は原案のとおり可決すべきものとすることに御異議ありませんか。
[「異議なし」と呼ぶ者あり]
○
小泉ひろし 委員長 御異議ないと認め、原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。
次に、(5)第31号議案 足立区景観条例の一部を改正する条例を単独議題といたします。
執行機関の説明を求めます。
◎
都市建設部長 恐れ入ります、27ページを御覧いただきたいと思います。足立区景観条例の一部を改正する条例でございます。
これにつきましては、今回の景観計画を改定させていただきましたけれども、景観法の届出における、届出をしていただいた後の完了届、これを義務化をさせていただきたいということと、委員の任期を延長するということで提出をさせていただいております。
現在、届出をしていただいてその後の完了届、御提出をいただくわけですけれども、現状、約6割しか届出はないということで、実際にやっていただいたのかどうかということが確認ができないという状況でございますので義務化をさせていただくということと、(2)にございます、
景観審議会委員については2年という任期ではなかなか審議が尽くせない部分ございますので、2年から3年に変更させていただきたいという内容でございます。
施行年月日については、令和3年4月1日ということでお願いしたいと思っております。
○
小泉ひろし 委員長 何か質疑ございますか。
◆さの智恵子 委員 今、御説明でございましたが、これまで4割の方の届出がなかったということでございますが、その中に、確認できていないところで景観に問題がある、そういう建物なんかはございましたでしょうか。
◎
都市計画課長 今、4割につきましても、特に景観上問題があるというようなものについては、認識しておりません。
◆さの智恵子 委員 分かりました。ないということでしたので、景観を守る意味ではよかったと思うんですけれども、今後の方針でございますが、これから、この規定整備とともに、区民及び事業者への適切な指導に努めていくというふうにございましたが、今後、徹底をする意味ではどのようなことをされるんでしょうか。
◎
都市計画課長 まず、4月以降、届出をいただく際に、きちんとこういう手続完了のときも完了届を出していただきたいというようなことは事業者を通じて申し上げたいと思います。また、
ホームページ等、またチラシも作らせていただいて、周知をしていきたいというふうに考えてございます。
◆西の原えみ子 委員 私も、6割しか出していないということなんですけれども、4割の方は何か複雑な届出のために出せなかったとか、何かそういう理由があったのでしょうか。
◎
都市計画課長 全て把握しているわけではございませんけれども、実際上、手続として定めがどこにもないということで出されないという方もいらっしゃるんではないかというふうに認識をしてございます。
◆西の原えみ子 委員 そういたしますと、今まで出さなくても済んできていたというところで、届出をあえて義務化する、出してもらう、その辺の意義というか、先ほどちょっと御説明もありましたけれども、その意義ということをどうなのかというのを教えていただけますか。
◎
都市計画課長 当然、設計者は、設計されるときには思いを込めて、景観形成ということも含めて、設計をされるんだと思います。
工事が完了した後も、設計者にも確認をしていただいて、自分が設計したものがきちんと反映されているということを我々も一緒に確認をしたいということの一つが、この義務化ということの裏付けでございます。
◆鈴木あきら 委員 私は、28ページの右側の行為の完了の届出のところですけれども、最後のところですけれども、「規則で定めるところにより、速やかにその旨を」ということなんですが、速やかにというのは、期日を決めない理由というか、そういったものはどうなんでしょう。
例えば3か月以内とか半年以内とかという期日を決めてもいいような気がするんですが、それを速やかにというと、自己判断として、1年でも速やかにというふうに思う人もいるかもしれないとか、そうなってくるのがちょっと心配なんですが。
それからもう1つは、あえてこれ罰則は一応決められないのか、決めることは可能なんだけれども決めないのか、その辺ちょっと詳しく聞きたいんですけれども。
◎
都市計画課長 速やかにということにつきましては、中止ですとか、あるいは完了したときにはもうすぐにその段階でということの意味合いの中で考えているところでございます。
また罰則につきましては、条例で定めている区が1区ございます。ただ、調べたところ適用した事例はないということでございます。まずは罰則ということの前に、事業者と一緒に景観形成をつくっていく意味合いの中で、手続を条例化をさせていただきたいということで考えているところでございます。
◆鈴木あきら 委員 完了したらすぐに届け出るだろうということであれば、速やかにじゃなくても、3か月以内とかというふうに期日を決めても、そうすると、まだ出ていないじゃないかとかということ言えると思うんですよ。
ただ、それが、ただ単純に速やかにというと、いや、まだとか、延ばし延ばしとかいうことも多少懸念されるような気がするんですね。ただ本当に義務化というんだったら、その辺まで、罰則はやっているところもあるという話なんですけれども、そこはちょっと踏み込めないとかというのはあるかもしれませんけれども、そのぐらいは書いておいてもいいなというふうに私は個人的に思うんですが、いかがでしょう。
◎
都市建設部長 鈴木委員のおっしゃる趣旨はよく分かるんですけれども、今回、この景観法の届出をしていただくところから、かなり窓口で事業者とやり取りをさせていただいております。
そういう中では、区役所に来て何回もお話合いをするというような過程を通じておりますので、その中で、終わったらすぐに出してくださいねというところでのある程度、信頼関係はできるのかなというところで、今回、こういうような文言にさせていただております。
◆鈴木あきら 委員 余りしつこく言いませんけれども、例えば今、確定申告の時期で、所得税などだったらいつまでに提出しないと、1日でも遅れるとその控除ができないとか、そういったのはたくさんあるんですよね、今、一例で。
そういった意味からいけば、本来はこういった完了届を義務化するというんだったら、ある意味ではその辺まで書いた方がいいなというふうに個人的には思ったので、また、罰則というのは別の問題だというふうになれば、受け止め方違うでしょうけれども、ながら条例なんかも、そういう形で、やっぱり期日を決めていつから始めますよと、義務化といっても、やはりもっと厳しくするんだよという意図がどこまで伝わるかというので、この辺の文言で多少気にする人が、まあいいやというふうに思う人が出てくるというふうに思いますので、これ要望ですけれども。
◎区長 鈴木委員のお話を伺って、改めて、確かに遅くともいつまでにというふうな言い方を入れておけば、おっしゃるようなアプローチができるかなと思いました。
当面、その現在6割をどこまで上げられるかということですので、余りその状況が変わらなければ、おっしゃるようなことも含めて、内容を加筆するようなことも検討してまいります。
○
小泉ひろし 委員長 質疑ございますか。
[「なし」と呼ぶ者あり]
○
小泉ひろし 委員長 なしと認めます。
各会派から意見を求めます。
◆新井ひでお 委員 賛成。
◆さの智恵子 委員 可決でお願いします。
◆西の原えみ子 委員 この問題、景観審議会でも質疑されたということで、完了届の意義が、一緒に景観形成をつくってきたことを確認し合う、またこれからも一緒につくっていこうという意味であるということ、その意義も確認できまして、本当に必要だと思いました。
そして2番目の審査委員の任期の件でありますけれども、やはり最後まで見届けるという長期的なものが必要だなということで、3年に延長すること、必要だとも思いましたので、可決でお願いいたします。
◆鈴木あきら 委員 ずる賢い人は、どうしてもその文章の中で、これはこういうふうに自分の都合のいいように受け止めるということがありますので、今後、もし6割が、なかなかこれも行かないよという話であれば、またいろいろ考えていただくという区長のお話もありましたので、今回可決でお願いいたします。
◆市川おさと 委員 賛成です。
○
小泉ひろし 委員長 それでは採決をいたします。
本案は原案のとおり可決すべきものとすることに御異議ございませんか。
[「異議なし」と呼ぶ者あり]
○
小泉ひろし 委員長 御異議ないと認め、原案のとおり可決すべきものとすることと決定いたしました。
次に、(6)第32号議案 足立区高野
地区地区計画の区域内における建築物の制限に関する条例等の一部を改正する条例を単独議題といたします。
執行機関の説明を求めます。
◎建築室長 恐れ入ります、30ページをお開きください。
件名は記載のとおりでございます。
まず、改正理由でございますが、高齢者、障害者等の移動等の円滑化の促進に関する法律施行令、これいわゆるバリアフリー法なんですが、この一部が改正されましたことに伴いまして、今、区が持っている22の条例を改正するものでございます。
概要につきましては、建築物のバリアフリー基準への適合義務の対象に、小学校それから中学校なども含まれ、条ずれが生じたために条例を改正するものでございます。
改正する条例一覧が31ページにございます。
条例の新旧対照表につきましては、32ページから53ページでございます。
施行日は令和3年4月1日予定とさせていただいております。
○
小泉ひろし 委員長 それでは、何か質疑ございますか。
◆市川おさと 委員 バリアフリーの新法で改正になって小学校、中学校も対象に含まれたということなんですけれども、ただ、足立区の場合は、この法律を待たずに、新規の小学校、中学校に関してはバリアフリー化なされているというふうに認識しているんですが、そのあたりいかがですか。
◎建築室長 市川委員おっしゃるとおり、東京都の条例で既に小・中学校についてはバリアフリーの規制が掛かっております。
◆市川おさと 委員 一方で、私なんかも一緒に活動している障がい者の団体なんかで、今すごくホットな話題になっているのが、既存の小学校、中学校、これも建て替えまでに相当まだ時間が、下手すると20年、30年残っている、要するに平成の初めぐらいに建ったやつは残っている、それをどうするんだという話になっているんですけれども、このあたり、足立区として特段の考え方というのはどうなんですか。
◎建築室長 既存のバリアフリー化されていない小・中学校、足立区に相談するかどうかもちょっと把握しておりませんが、改修するような検討はしているんじゃないかなと予想されます。
◆市川おさと 委員 もうちょっとしゃきっと答えてほしい。要するに、具体的に言うと、例えば、うちの近所で言うと、入谷南中学校とか、割に平成の初めの頃にできた、認識としては結構新しい学校で、建て替えなんかも相当しばらくないだろうという学校があるんですよね。そういう学校はバリアフリー化されていないはずなんですよね、されていないんですよ、実際に。
これについての足立区の特段の考え方というのはどうなんですかという、今質問です。
◎建築室長 すみません、その改修予定については、建築の方で把握しておりませんので、確認したいと思います。
◆市川おさと 委員 問題提起したということで、この場はとどめておきます。
◆西の原えみ子 委員 私も、正にその辺をちょっとお聞きしたかったんですね。
国が今ということで、遅かったなと思っているんですけれども、つまり、都はなっていたけれども、国がまだ小・中学校入っていなかったという理解でよろしいですか。
◎建築室長
西の原委員おっしゃるとおりでございます。
◆西の原えみ子 委員 都がやったということで、足立区も、先ほどおっしゃっていたように、新築の学校は、少なくとも進んでいる、エレベーターとかスロープ、それから多目的トイレとかいうのがすぐ浮かぶんですけれども、そういうのがやっぱりきれいに整備されているなというのを感じましたけれども、本当に既存の学校はまだまだで、強く感じたのは実は台風19号のときだったんですね。
私もいろいろお手伝いに行ったときに、本当に大変で、エレベーターがなくて、2階のところまで車椅子を大人の方が一生懸命運んでいるだとか、あとトイレが和式だったもので、洋式のトイレはどこかありますかと言って、その階には全くなかったとか、そういうところで本当に大変な思いをしたと。やっぱり学校が避難所対応というときには本当にまだまだ進んでいない、こういうことをバリアフリー化の問題は強く感じるんですけれども、でも学校というのは、やっぱり避難所の問題だけではなくて、例えば授業参観日があったときには、保護者などが、やはり障がいを持っている方やいろいろな方が見に来る。そういうときに、本当に御不便されているんじゃないかなということだとか、もちろん教師だとか生徒たちも車椅子で通っている方だとか、車椅子で生活している方というのはいらっしゃるわけでして、こういう点から見ても、やはり、今回、国がということで入れたことにはなっているんですけれども、本当に足立区でも、既存の学校に関しては本当に進めてもらいたい、先ほど提起ということをおっしゃっていましたけれども、私も全く同じ、早急に進めてもらいたいという思いがありますが、いかがですか。
◎
都市建設部長 かつて、学校施設課長やっておりましたので、その立場でちょっとお答えいたしますけれども、古い学校を完全な形でバリアフリーというのはなかなか難しい、後付けでエレベーターを付けるとかということはなかなかできないんですけれども、あと私が担当していた当時も、保全工事というような形で、トイレを洋便器化する、また入り口もドアがないような形で中に入れるような形にするとか、その都度の工事の中で、できる範囲でバリアフリー化を進めていく、当然そのような形で対応させていただくしかないのかなと思いますが、現在の状況については、また教育委員会に確認していきたいと思います。
○
小泉ひろし 委員長 他に質疑ございますか。
[「なし」と呼ぶ者あり]
○
小泉ひろし 委員長 なしと認めます。
各会派から意見を求めます。
◆新井ひでお 委員 賛成。
◆さの智恵子 委員 可決でお願いいたします。
◆西の原えみ子 委員 やはり今、そういう形で、
都市建設部長もお答えしてくださいましたように、やっぱり進めていってほしいということと、また今後、高齢者とか障がい者の移動等の円滑化促進、これもバリアフリー化でどんどん進んでいくということも含めまして、期待も含めて、可決ということでお願いいたします。
◆鈴木あきら 委員 賛成です。
◆市川おさと 委員 賛成です。
○
小泉ひろし 委員長 本案は原案のとおり可決すべきものとすることに御異議ございませんか。
[「異議なし」と呼ぶ者あり]
○
小泉ひろし 委員長 御異議ないと認め、原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。
次に、(7)第33号議案 足立区に係る防災街区整備地区計画の区域内における建築物の制限に関する条例の一部を改正する条例を単独議題といたします。
執行機関の説明を求めます。
◎建築室長 恐れ入ります、54ページの方をお開きください。
件名は記載のとおりでございます。
改正理由でございますが、建築基準法、それから東京都建築安全条例の方の一部改正に伴いまして、昨年の11月ですが、5地区の地区計画が都市計画の変更がされました。
これに伴いまして、条例の一部を改正するものでございます。
改正点2点ございまして、1点目ですが、建築物の構造に関する防火上必要な制限の改正であります。
中段の表にありますように、耐火建築物等、括弧書きで、延焼防止建築物を含む、このように改正になります。これにつきましては、ある一定の基準を満たした延焼防止性能が確保された場合、建物内部を木造にできるというようなことでございます。
2点目ですが、文言の整理でございます。
バリアフリー法の改正による条ずれと、それから、「すみ切り」を漢字の「隅切り」に、また「算定」を「算入」に、「特定地区防災施設」を「特定地区防災施設道路」に改めるものでございます。
条例の新旧対照表につきましては、55ページから57ページでございます。
施行日は令和3年4月1日予定とさせていただいております。
○
小泉ひろし 委員長 何か質疑ございますか。
◆西の原えみ子 委員 今回のこの条例改正は、国の建築基準法、東京都の建築安全条例改定に緩和された規制に合わせて区の条例の制限を緩和すると、そういうものなんですけれども、この耐火建築物、準耐火建築物でなくてもよいということで、耐火建築物から耐火建築物等、準耐火建築物から準耐火建築物等という、こういう「等」がついたということで、この内容のことを言っているといいますか、こういう緩和ということでよろしいですか。
◎市街地整備室長
西の原委員おっしゃるとおりでございます。
◆西の原えみ子 委員 そういう中で、この「等」を入れたところで中身が木質化にできると、今説明を受けたんですけれども、この木質化という今ちょっとよく分からないというか、どういう形でオーケーになったということですか、少し説明をしていただけますか。
◎
まちづくり課長 今までは、耐火建築物ですとか準耐火建築物は、要は壁ですとか柱がサンドイッチ構造になっていて、燃えにくいボードで木材を包んで火が来ても抑える、それが45分とか60分とか耐えられるような構造にするのが耐火、準耐火と言われましたけれども、建物の外側をしっかり造って、中に火が入らないようにすれば、その建物の中の構造というのはある程度自由になってもいいんじゃないかということで、なので、今までサンドイッチで包まなきゃいけなかった建物の中の木造部分が、裸といいますか、そのままでも使えるようになるというようなイメージかなというふうに感じてございます。
◆西の原えみ子 委員 そのことで、例えばそういう技術が進んだとか思うんですけれども、ここで大丈夫だとかこういうことでオーケーになったんですよというような事例とか、それを見習ってとかというのはあるんですか。
◎
まちづくり課長 まだ制度ができたばかりで、余り私もそういうのは見受けていないんですが、これから国の方で、そういう建物に対してこういう建物でいいよという建物の認定制度というのがありまして、こういうふうに造ればいいよというのを国の方がお墨つきを出しているわけですけれども、それがたくさん増えてくれば、まちなかにもそういう建物が増えてくるのかなというところでございます。
◎市街地整備室長 少し補足させていただきます。
木質系のプレハブのメーカーも、こういう建築物に取り入れて計画できるような取組をしているという話も聞いておりますので、もうしばらくすると反映をされていくのかなというふうに考えております。
◆西の原えみ子 委員 要するにまだ分からないですよね。いろいろ国の実験だ何だというところで大丈夫だろうということにはなっている。それを信じるしかないのかなということはありますけれども、まだいろいろな検証とか、そういうことはやっていないというふうに思うんですね。
それと、この改定案のところでは、この東京都市計画防災街区整備地区計画5地区、ここをまずやっていくというような形が出されていますけれども、この辺では、なぜこの5地区になって指定されたのかなというのも教えていただけますか。
◎市街地整備室長 防災街区整備地区計画の中の建てられる建築物は限定列挙されておりまして、表にございますが、耐火建築物と準耐火建築物に限定されておりましたが、法改正で緩和により、この建物を条文に入れることによって建築ができる、限定列挙をするものが4種類になったということで、今回、変更させていただいたということでございます。
◆西の原えみ子 委員 私、この5地区はすごい密集地域ですよね。それで、燃えないまちづくりをする、そういう形で建て替えを進めていく、そういう地域で密集の網を掛けて一生懸命やっている地区だと思うんですね。
私、耐火の緩和をするのは、何もこの狭いここではなくても、広い場所とか、そういうところで進めて様子を見ることも全然問題ないとは思うんですが、あえてこの密集がかかっている、本当に燃えないまちづくりをする、そういう中で、区としても力を入れている場所に、そこに緩和をしてしまう。まだしっかりどうなのかは分からないような形で、いいですよ、これでも建てられますよう、木質もできますよという、そういうことをすること自体が燃えないまちづくりを進めることになるのかなというのはちょっと疑問なんですけれども、いかがですか。
◎
まちづくり課長 実は発想が逆でして、全国的には建築基準法がこのように緩和をされましたので、できるようになっています。
ただ、足立区の防災街区整備地区計画の条例で、耐火建築物、準耐火建築物しかできないというふうに記載がされておりますので、逆に緩和された延焼防止建物、準延焼防止建物がこの地区の中でできないということになっております。それを解消するために今回、条例を改正するというところでございます。
◆西の原えみ子 委員 私は、不燃化で建て替えが進まないのは、こうやって木質化にできるから、要するにいろいろなことができるから進みますよということではないと思うんですね。やはり、この密集に住んでいる方々は、建て替えするためには、それこそ家族構成だったりとか、もうお年寄り1人で建て替える必要はないだとか、いろいろなことが絡まっていて、それでなかなか進まない部分もある。問題は、こうすれば簡単に建て替えられますよという、そういう内容ではないんじゃないかなと、いつもずっと思っているんです。
そういう中で、緩和をします、これで建てられますよ、大丈夫ですよといったところで、まず1つ本当に不燃化、燃えない、そういうまちづくりができるのかということと、それこそ今なかなか進まないのはそういう、ちゃんとしたものをつくらなきゃいけない、何だという縛りがあるからだという、その理由自体がどうも納得できないと思っているんですけれども、いかがですか。
◎市街地整備室長 今回、緩和という言葉を使わせていただいておりますが、基本的には、国土交通省が性能は同等以上であるというふうに定めた建物を建築するので、我々としては、これが燃えやすい建物をそこに造るという見解はございませんし、また、建設費等の関係も、少し木造系であれば安価なものになるということで、同等の性能以上のものの建物を安価で建て替えができるのであれば、それであれば、我々としては是非、採用したいというような考え方に基づいて、条例の中に組み込ませていただきました。
◆西の原えみ子 委員 ここはきっと平行線かもしれないんですが、あえて、本当に密集地域を解消していくという、そういうところが、安くなるとか、何だろう、これもあります、あれもありますというような形で緩和していくということ自体が、私は、何と言うんだろう、正しい方向ではないんじゃないかなというふうにすごく感じるんですね。
もちろん、ほかのところではいいと思います。そういう技術革新に関しては決して反対するものではないんです。でも、不燃化特区として、本当にこの下町のというところで、ここを何とかしようと区が一生懸命やってきた、網を掛けて頑張ってきたここを、これも建てられます、あれも建てられますとどんどん緩和をすることが本当に解決策になるのかなというところが、やっぱり私としては疑問に思う部分なので、その辺は、どうかなというふうに思っているんですけれども、いかがですか。
◎
まちづくり課長 やはり糸魚川市の火事がありまして、ああいうふうに耐火の措置がされていない建物が並んでおりますと、火の手が上がったときに一気に燃え広がってしまうということがございます。
やはり急いで、なるべく早く建て替えていただくためにも、市街地整備室長申しました、安価な建物であれば、そういうのも進むであろうということで、条例改正をしているというところでございます。
◎市街地整備室長 加えて御説明させていただきます。
密集市街地の中の不燃領域率を70%目指して進めるためには、建物の解体、若しくは建物の建て替えが必要になってまいります。
今回の建物は不燃領域率に加算できる建物として認定されておりますので、建て替えを促進する上では有効な手段と考えております。
◆西の原えみ子 委員 だから、私はやっぱりそのことがまだできていないと言っていたじゃないですか。それこそ国は、きっと糸魚川市の例もあって燃えなくなるということにもなるという根拠にしていらっしゃいますけれども、実際まだそういう形にもできていないし、しっかりした検証がされていないと思うんですね。
そういう中で、すぐ70%にしたいから、建て替えを進めたいからということで、安易にこういう形で入れていくということ自体には、どうも納得ができないなという部分があるんです。そのことは是非、私としても分かってほしいなといいますか、やっぱり密集地域解消する、本当に解消していくためには、もっともっと解決しなければ問題あると思います。
木質化するという安価なもので解消していくということも一つはあるかと思いますけれども、でもやっぱり人の命の問題に関わることですから、この防災の関係。そういう点では、この密集地域、特に本当に、何だろう、考えてもらってやっていく、早急に国が変えたから、都が変えているからといって乗るということは考えていただきたいというふうに思っていますが、いかがですか。
◎市街地整備室長 繰り返しの御答弁になってしまいますが、一刻も早く密集市街地を解消する際の得策だと考えております。
これで進めさせていただきたいと考えております。
◎
都市建設部長 いろいろな、それぞれ様々な理由があって、なかなか燃えない形の家にしていただけないというふうなことがあるかと思いますけれども、そういう意味で選択肢が広がって、少しでも今よりもよくなるような形が取れるということで、私どもとしてはこういう形で条例を改正させていただきたいというふうに思っております。
○
小泉ひろし 委員長 他に質疑ございますか。
[「なし」と呼ぶ者あり]
○
小泉ひろし 委員長 なしと認めます。
各会派から意見を求めます。
◆新井ひでお 委員 賛成です。
◆さの智恵子 委員 可決でお願いいたします。
◆西の原えみ子 委員 今、お話したように、やっぱりこの問題に関しては、本当に人の命に関わる問題ですし、密集地域として燃えないまちづくり進めていく、そのためには、やはり、ただこの緩和、その一つの手だてとはおっしゃっておりましたけれども、もっともっと先にやるべきことたくさんあると思います。
そういう点では、私としてはこの緩和をするということには、もっと待ってもいいと思いますし、きちんとしたその結果が出て検証ができてという段階でも十分間に合うことだとも思っておりますので、どうしても賛成することはできません。
◆鈴木あきら 委員 賛成です。
◆市川おさと 委員 賛成です。
○
小泉ひろし 委員長 本案は原案のとおり可決すべきものとすることに賛成の方の挙手を求めます。
[賛成者挙手]
○
小泉ひろし 委員長 挙手多数であります。よって、原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。
次に、(8)第34号議案 特別区道路線の認定について、(9)第35号議案 特別区道路線の廃止について、以上2議案を一括議題といたします。
執行機関の説明を求めます。
◎
道路整備室長 議案説明資料58ページをお願いいたします。
特別区道路線の認定についてでございます。
足立扇一丁目地内の都営住宅の建て替えにより、外周道路を区道として認定するものでございます。
概要については、1の方を御参照ください。
続いて、59ページをお願いいたします。
特別区道路線の廃止についてでございます。
これは、第34号議案の方で認定した路線に伴って区道の廃止でございます。
概要については、1の方を御覧ください。
○
小泉ひろし 委員長 何か質疑ございますか。
[「なし」と呼ぶ者あり]
○
小泉ひろし 委員長 質疑なしと認めます。
各会派から意見を求めます。
◆新井ひでお 委員 2議案賛成。
◆さの智恵子 委員 2議案可決でお願いいたします。
◆西の原えみ子 委員 2議案可決お願いします。
◆鈴木あきら 委員 2つとも賛成です。
◆市川おさと 委員 賛成です。
○
小泉ひろし 委員長 それでは、本案は原案のとおり可決すべきものとすることに御異議ありませんか。
[「異議なし」と呼ぶ者あり]
○
小泉ひろし 委員長 御異議ないと認め、原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。
以下の審査に直接担当でない執行機関の退席を認めます。
[執行機関一部退席]
○
小泉ひろし 委員長 次に、陳情の審査に移ります。
(1)元受理番号17 花畑運河の歴史文化的価値の保存を求める陳情を単独議題といたします。前回は継続審査であります。
最初に、区議会事務局次長から報告があります。
◎区議会事務局次長 本陳情につきましては、改めて陳情者に御意向を確認させていただきました。変わらず、陳情を取り下げる御意向ではございますが、現在のところ、取下願の提出はまだされていない状況でございます。
○
小泉ひろし 委員長 ただいまの区議会事務局次長の報告のとおりございますので、本委員会においては継続審査と……。
◆新井ひでお 委員 凍結にしている理由が、取下げというのを前提にしているんですか。このまま、仮に、今回も次もと続いた場合、おかしなことになってしまうと思うんです。今、区議会事務局次長が言ったけれども、取り下げるということを今回確認はしているけれども、何をどう考えているのかというところ、不思議なところがあるんで、議会の委員会での審査する上で、この凍結継続という形ではおかしいと思うので、いかがでしょう。
○
小泉ひろし 委員長 これ本件は凍結にはしていないです。
◆新井ひでお 委員 そうですか。
○
小泉ひろし 委員長 はい。
◆新井ひでお 委員 じゃあ、継続ということになっている。
○
小泉ひろし 委員長 継続ということです。
本委員会においては継続審査といたしたいと思います。御異議ありませんか。
[「異議なし」と呼ぶ者あり]
○
小泉ひろし 委員長 なしと認めます。よろしいですね。本件は継続審査とすることと決定いたしました。
次に、(2)受理番号5、花畑二丁目住宅地にある生コン工場の早期移転を求める陳情を単独議題といたします。
最初に、本陳情について追加署名の提出がありましたので、区議会事務局次長から報告をお願いします。
◎区議会事務局次長 本陳情につきましては、3月8日付で135名の追加署名の提出があり、合計で138名になりましたので、御報告いたします。
○
小泉ひろし 委員長 それでは、新規付託でありますので、執行機関の説明を求めます。
◎建築室長 陳情説明資料の2ページをお願いいたします。
件名は記載のとおりでございます。
陳情の要旨でございますが、5点ございます。1点目が生コン工場の早期移転を求めるということ。2つ目が、建築基準法に基づく是正命令を含め、あらゆる方策を考えてほしいと。3点目が、移転時期を明確にした計画を提出させ、地域住民に公表してほしい。4点目が、無許可で工場を建設しているが、放置している理由及び建築主、設計者、施工者の責任を明らかにしてほしい。5点目が、区画整理時に現位置換地を受けて工場を建てざるを得なかったとの工場側の主張と移転補償金が出ていることについて東京都に説明を求め、結果を住民に知らせてほしいという5点でございます。
内容及び経過でございますが、陳情対象物件については記載のとおりでございます。
現在の状況でございます。
まず、昭和30年台から創業し、今も都内の方へ出荷している状況で、コンクリートミキサー車自社所有分は15台で、セメントサイロ2か所で操業していると。それから、工事関係車両についてはスピードを落して、騒音、振動の軽減に努めている。それから、骨材の搬入時に騒音軽減措置を実施しております。また、車両の出入り時間なんですが、従前より1時間遅くして午前8時以降としている。登下校時には誘導員を配置して交通事故の防止に努めている。また、消火活動に協力する協定を消防署と締結して地域貢献を図っているというような状況でございます。
過去からの経過につきましては、3ページから7ページまで、順を追って記載しているところでございます。
○
小泉ひろし 委員長 それでは質疑に入ります。
何か質疑はございませんか。
◆新井ひでお 委員 予算特別委員会でも少し申し上げましたけれども、新たに陳情が本
建設委員会に出されておりますので、以前と重複するところもありますけれども、改めて聞かせていただきます。
今、建築室長から御説明がございましたが、まず、コンクリートミキサー車の自社所有分が15台という、自社所有が15台というふうになっているんですが、自社所有じゃなければ何台あるか、全体で何台あるかというのは確認されていますか。
◎建築室長 そのときの発注とか受注によって、リースを受けて生コン車を運転していますので、全体で何台かというのは把握しておりません。
◆新井ひでお 委員 それ非常に重要な部分でもあろうと思うんですよ。指導する上で、どのぐらいの自社所有があるのか。そんな暇じゃないからね、私も何台あるかとか見ていないんだけれども、夜通ったとき駐車場に置いてある、2か所ぐらい私が知っている駐車場がある、本社のところも含めると、15台じゃとてもきかないぐらいある。
それが自社所有なのか、ほかからのリースなのかちょっと確認できませんけれども、少なくともあの周辺にあるだけでも15台ということはないんですね。ほかからの車も入ってきますから、相当な出入りがあるというのが視認できるわけですよ。
それと、サイロは3か所から2か所に削減しているというふうに記載してあるんですけれども、こういう記載の仕方もちょっと考えた方がいいと思うんですね。削減しているんじゃなくて爆発して壊れたんでしょう。それで、もう1つ新しいのを設置するというのはまずいだろうというのは、あるんじゃないんですか、関連で。だって、違法工場だから。無認可の。そういうことじゃないのかな。
◎建築室長 爆破事故で1基が使えなくなって、その次の増設はもう区としては認めないということをはっきり事業者側に言っておりまして、ですから2基でしかやらないということです。
◆新井ひでお 委員 であれば、そういうところを書かないと。こういう委員に対する説明資料だから、知らない委員は善処したんだと思うでしょう。
だから、自分の工場で爆発したもので、区もそれを新たに回復することを認めないというので2台になっていると、サイロは2つになっているという経過が非常に重要なんですね。視点として、そういうこと。
それと、スピードを落として騒音、振動軽減に努めている、その努力は、私が見ている限りでは認めますけれども、私が家の前で見ていると、確かにバス通りのところは静かに走っています。ただ、ちょっと離れると、生コン名が記載されているミキサー車すごいスピードで走っているのを数回見ていますよ。私だけでも数回見た。対向して細い、とんでもないところに駐車場があるわけだけれども、対向車、1台しか通れないところだけれども、譲らないで突っ込んでくるときもあったね。
だから、これもやっぱり確かに向こうはこう主張しているからこう書いているんであろうと思うんですけれども、実態は、そういうことが一応あるんですよ。あそこの周辺以外のときは結構なスピードで走っているんです。仕事で早くセメントを届けなきゃいけないとか、そういうのもあるんでしょうけれどもね。
そんなことは、でも事故を起こしたら大変なことだから、そういうことは、ほかのところでもあんなでかい車なんだから気を付けなきゃいけないと思うんですよね。
聞くところによると以前は人を跳ねてしまったということも聞いていますから、それはちょっと、これは現実の状況を向こうが主張していることを書いているだけだからあれだけれども、そういうこともありますよ。あえて申し上げますよ、私から。
それと、3番目の(3)は、骨材搬入時の騒音軽減措置を実施したと。これも何かチラシ入っていて、そういう作業をしたらしいから、騒音の軽減措置を実際はしたんだと思います。ただ、それほど変わったという感じにはちょっと聞こえない。もしかして区の方で調査をしたのかもしれませんが、もし調査をしているんであれば、騒音が軽減した実態の数字を教えてもらえればと思いますけれども、ちょっと外見的に感じているのは余り音は変わらないんじゃないかなというふうに思いますけれどもね。
5番目は誘導員が確かに配置されていますよ。あそこの入り口に配置されているけれども、配置されているんだから、いいよ。
6番も、消火活動に協力する協定を消防署と締結、地域貢献に努力していると、最後に書いてある、でかでかと書いてあって、亡くなられた御本人も消防団員であり、今の社長も消防団員だったと。そういう意味では確かに、消火活動に協力しているということかもしれないけれども、地域貢献に努力しているとわざわざ書く必要あるのかなという気もするんだよ、何かこの姿勢が、行政の姿勢があちらの業者側に、少してこ入れしているのかなと見えてしまうんだけれども、叱っているわけじゃないですよ。一応、付け加えさせていただきました。私も地域に住んでいる議員であり、住民として、一応付け加えさせてもらった。
各委員の御判断もいただきたいと。いただくべきだと私も思うんですけれども。
それで、もう1つちょっと加えさせていただきますと、この間、ちょっと予算特別委員会で申し上げましたけれども、1回、サイロが、先ほどの爆発したときに、こういう実態だったという説明を地域に回すための資料を作って配られたんだけれども、そこは株式会社西野建材という名前じゃなくて、トクヤマ通商株式会社とか、違う名前だったわけですよ。その辺も、ちょっと解明できているのかどうか。
ちょっと想像するに、地域の人とか、その辺に詳しい人と話してみたんですが、どうも財務内容のことをもうちょっと真剣に調査したらどうですかという話をして、もう一歩踏み込んで会社に調査したらしいけれども、赤字だということで、赤字の内容が西野家の土地を借用しているから、西野建材が借用しているんですね、西野家から。それで地代を払っている。それも大きな理由の一つということは聞いた。
ほかにももちろん赤字の理由はあるのかもしれない。あるんでしょうけれどもね。その辺の調査をしっかりしないと、赤字赤字と言ったって、そんなの、西野建材のオーナーは西野家であって、それは管理しているだけの話であって、移転という最後の約束を実行する、その理由に、移転、約束をしたものの移転できていない今の理由としては成立しない話なわけですよね。
そして、トクヤマ通商が実際、サイロを動かして、あの工場を運営している。西野建材が今、自社の所有車が15台と一応言っておりますけれども、それを入れて協力しているというか、そこで多少なりとも生業を立たせているんだという感じなのかなと。
だから、その財務の調査、なかなか、個人で犯罪を犯したわけじゃないから調べるとかいうことじゃないんだろうけれども、一応、誠意を持って聞ける範囲を聞いて、なぜ赤字なのかということを解明すべきだ。自主的にそれは赤字とは言えない、財務内容としてはそれは赤字と言えないということであれば、やはり、この最大の願意である移転のためのスケジュールをちゃんと出してもらうということだと思うので、そういう流れでどうでしょうか。
◎建築室長 財務の件につきまして、事業者側から提出されている損益計算書をちょっと専門的な目で見なくちゃいけないということで、中小企業診断士の方にちょっと確認をさせていただきました。
その結果、見る中身としては、やはり売上総利益率から見て経営状況はよくないですねという話がありました。
新井委員おっしゃるように、借地の関係とか、そういうものについて、やっぱりこれ以上、あの中で見られないんですけれども、貸借対照表ですとか、それからまたキャッシュフロー計算書、それから税務署に申告している別表というのがあるらしいんですけれども、そういうものを見てみないとその中身というのはなかなか確認できないということで、これが区として請求できるものなのかどうか、その辺はちょっと法的チェックが必要かなと思っています。
◆新井ひでお 委員 結局、そんなことしていたら全然前に進まないんですよね。行政がそういう法的なチェックだなんだと、それをやりながら慎重慎重にやっているから、慎重なのは大事なんだけれども、それを何とかクリアしながら進めないと、強制的に、行政代執行で工場取りやめさせたり、移転させたりということはできないわけだから、ここまで来ちゃったことは。少なくとも、御自分の方で移転ということを、その当時の課長が調査したときに言ったということでありましたね。だから、それを生かしてもらうしかないんですよね、ここまで来ると。
ともかく、こんなしつこく何回も言うのは、地域が迷惑被っているのは事実なんですよ。爆発して、ちり粉じんが飛ばされたのもあったことだし、そういう事故があって死傷者が出たことも事実だし、そして今、住んでいる人たちが、あそこで生活しているんですよね。一種住居地域という住宅環境として落ち着いて住める閑静な住宅街である用途地域、法律にのっとった用途地域に違反して、あんなでかい工場になっちゃっているわけですね。地域の人たちは、我慢して慣れっこにもなっているけれども、音とか振動とか、危険な安全上のこととか、それを受け止めながら、生きているんですよね。
それを、工場が先にあったから、お前ら後から来たんだろうなど、ふざけて言っていた時代もあるらしいけれども、みんな我慢しているわけですよ、あの周辺の人たちは。親戚とかいるから、親戚の人はそうじゃないんだろうけれども。口には出せないけれども、お隣同士だから、口には出せないけれども、もう困ったよねと言っている人多いですよ。
いよいよ地域でもいろいろな人たちが署名が増えていると思うんだけれども、参加しているようだし、相当それを重く受け止めてほしいと思うんです。そのためには行政がそれなりの指導をしっかり進めていかなければならないというふうに思います。
○
小泉ひろし 委員長 他に質疑ございますか。
◆西の原えみ子 委員 私も、実は地域ではないので、そこの場所に朝、行ってまいりました。本当に今、新井委員が言ったように、ミキサー車だとか、運転席がくるっと曲がるようなすごいトラックだとかがかなり出入りをしておりまして、いやあ、危ないなというのは率直に感じまして、それで少しいたら、資材をがらがらがらと入れるんですか。ああいう音が何回か、があということで最後に入れるんですね、きっとコンクリートを造るためだと思うんですが、すごい音を聞きました。
私は、本当に1時間弱だったので、こういうものかという形は、それでもびっくりはしましたけれども、見てきて、住んでいる方は大変だなと、これはちょっとなかなか我慢も本当に、先ほど我慢だ我慢とおっしゃっていましたけれども、我慢しなければ生活できないなというのは本当に実感したんですね。
そのとき1台、自転車が、きっと地元の方慣れているせいか分からないんですが、細い道をこの大きなトラックと擦れ違うような形で、私も巻き込まれてしまう、危ないなと思ったんだけれども、何かうまく隙間通り抜けていったというのも見まして、いやこれ事故だったら大変だなぐらいなちょっと冷やっというのも見てきました。
そういう中で、本当にやっぱり地元の方たちは、それこそ安全面を、それからこの騒音ということで、陳情も出し採択もされたけれども、実態は、区はこういう形で、こうしたああしたということで経過が出ていますけれども、それでもまだまだやはり全く知らなかった私が行っても、これはすごいなという感じは受けたというところでは、本当に区としても何とか陳情に応えて対応していってほしいなというのをすごく感じたところなんです。
それで、陳情の要旨の5番のところで、この工場側の主張と移転補償金が出ているということで東京都に説明を求めてほしい、そしてその結果も知らせてほしいということが出ておりますけれども、この移転補償金というのはどうなったかというのは、ちょっと確認していただけたのでしょうか。
◎建築室長 過去に、前回の陳情の際に、同じようなことがありまして、平成30年の、この中にありますけれども、東京都の区画整理事務所の方に出向いて確認をしたところ、移転の補償というのは出していない、建て替え補償というか、現位置換地なので、そこの建て替えの補償について出しているけれども、外に出ていくための移転補償というのは出していないというのを確認してございます。
◆西の原えみ子 委員 ということは、その建て替えは出たけれども、移ることには出ていないから移転ができていないということなんですか。
◎建築室長 移転ができないのは、財務上の、今いい状況じゃないので外に出る余裕がないというところで今事業者は移転できないということを言っています。
◆西の原えみ子 委員 移転できてないですよね。
それと、平成21年から26年、工場移転先として草加市、八潮市の準工業地帯地域、二、三か所を検討している、実際、八潮市の方にも工場があるようなこともお聞きしているんですが、それなのに難航していると。この難航しているという理由は何なんですか。
◎建築室長 八潮市に実際、土地は持っていますが、操業できるほどの敷地の広さがなくて、あと一部借地もしていて、今は資材置場として使っていまして、これ事業者側の話ですけれども、同じような生コン工場を操業するためには、2,000坪程度の、駐車場も含めてそういうところが必要なので、あそこでは、今持っている八潮ではできない、ほかも探していますが、まだ見付かっていない状況です。
◆西の原えみ子 委員 あと先ほど、社長と工場長と面談したことについて、財務状況の確認で赤字だというお話はあったんですけれども、移転計画のところとか、今後の対応、その辺についても、いろいろ意見交換しているとは思うんですが、具体的にどういう状況なのか、今の現在というのは、どういうことなんでしょうか。
◎建築室長 相手側の事業者の話になってしまうんですけれども、今の状況、財務状況では、いつ移転できるかという計画を出せる状況でないので、財務状況がよくなった場合に、具体的に計画を立てたいというふうに言っております。
◆西の原えみ子 委員 ということは、区としては、今できることといいますか、そういうことは何か聞いていると限られてしまうというか、指導していく、それから行政代執行できないから指導していくだとか、要請をしていくだとか、お話を聞いていくだとか、一緒になって移転地を探すのかよく分かりませんけれども、そういうことを今後も続けていくという判断でよろしいんですか。
◎建築室長 建築基準法による使用禁止命令は、現時点では発令しないということで、区としては考えています。
その理由といたしましては、区内に同様の用途違反に絡む事例と比べて、本当に著しく危険な状態であるというふうには認められないということと、それから昭和30年から操業していて、JIS規格工場の認可を受け、それから、東京都の土地区画整理事業で現位置換地を受けるなど、過去の経過から一定程度の権利も発生しているという状況もございます。
それと、事業者が移転しないんではなくて、将来的には移転の意思もある中で、行政指導、今までの行政指導にも全く従わないという姿勢ではなく、先ほど言ったように、登下校時の誘導員の配置ですとか、また時間帯、車両の出入りの時間帯を1時間程度遅くするだとか、先ほどスピード、速度ですね、速度を落とすだとか、骨材については材料、音が減るようにゴムか何か当てたんですかね、そういう措置も取ったというようなことも行政指導について従っていますので、引き続き行政指導を続けていきたいと思っています。
今後、本当に地域が、これまで以上に悪化していくような状況が目に見えるようであれば、命令を出すようなことも考えなくちゃいけないかなと思っています。
◆西の原えみ子 委員 JISの規格も取っていて、優良だとおっしゃっていたって、そのもの自体違反の工場が建っている、違反だけれども優良ですよみたいのは、どう考えても納得できないなという気がするんですよね。
それと、以前と比べて随分、改善されてきたと言っても、何か行政指導だけでは本当になかなか進まないかなという気もしますし、それから、きっといろいろな面で、向こう側も移転ができるようになれば移転はすると、将来的には移転はすると、ここに居座っているわけではないということをおっしゃっているということも分かるんですけれども、今回の陳情は、やっぱりあらゆることを考えて、そして移転をしてほしいんだと、あそこはやはり住民が住むそういう住宅地で違反工場が建っていること自体が問題なんだから、何としてもその違反を解消するためには移転をしてもらいたいという、それがすごく真意であると思うんですね。
ですから、その辺も本当に、区としても御苦労だとは思いますけれども、こういうことを、住民の方とも本当にいろいろコンタクトも取り、お話も聞き、そしてその橋渡しもしながらといいますか、やっぱり移転をしていくという方向で進めていくという姿勢を貫いていただきたいとは思いますけれども、いかがですか。
◎建築室長 繰り返しになりますけれども、使用を禁止して移転を促すという命令的なことは今もうできないので、引き続き行政指導で続けていくしかないかなと、総合的に判断してそういうふうに考えております。
◆新井ひでお 委員 現位置換地されたのでと言ったけれども、行政として、工場なのに現位置換地されたという現実を不思議と思わないんですか。しかも集約換地されて、もっと増えているんですよ。これは行政の、これはちょっと不作為というか、ちょっと一般人にしてみれば、区画整理の人いっぱいいるから、みんな疑問に思っていても黙っているんだけれども、行政として当たり前に、どう考えているの、現位置換地。
◎建築室長 東京都の区画整理の方に確認したところ、本当に現位置換地が基本で、それで、花畑については現位置換地でということで進めたというふうに確認しています。
◆新井ひでお 委員 現位置換地は区画整理の基本なことは分かっているんだよ。工場なんだから、あそこは第一種住居地域なのに、それを換地したのがおかしい。しかも、もっと西野家の土地を集めて大きくしたわけでしょう。それを行政の立場で当たり前のように、工場を現位置換地しているということはちょっと問題なんじゃないか。
◎建築室長 東京都の進め方というか、そういうことでなったの、区がおかしいとかということではないと思います。
◆新井ひでお 委員 そこが縦割りで、今そういう言葉言っては駄目なんだよ。東京都がやったんだよ、それ。でも足立区は地場の行政なんであって、そういう主管、担当する主管課があるわけだから、言わないだろうけれども、東京都にこれおかしいでしょうとかいうのが普通だよ。それを逆に言わないんだよね、やらない、そういうふうに仕向けているんだ。過去のことをいろいろ探ってみると、そういうふうにしようとしているから、行政一体となっているから、そういう結果が出ているわけですよね。そういうことが、組まれなかったらあんなことを成立しないんですよね、過去の話だけれども。
それは、言葉に気を付けないと、こういう陳情が出て、いろいろ質疑しているんだから、気を付けてください。
それと、今、
西の原委員が言った、埼玉県に土地があるということだけれども、それだって、土地があるけれども規模的に合わなくてできませんよという言い訳はおかしいんだよ。それに合わせるように規模を縮小すればいいじゃないかということが言えないのかという話だよね。今と同じ大きさの土地を求めていたら、そんなこと、秩父市でも栃木県でも群馬県でも、どこか行かなきゃないんじゃないの、そこら八潮市や草加市辺りでは。
そういうふうに常に業者の方の立場というか、斟酌しちゃっているんだよね、姿勢を応援しているんだよ。していないかもしれないけれども、そういうふうにかいま見えちゃうんだ、言葉尻、言いたくはないんだけれども、まずは区民の立場に立ってやらないとおかしいよ、行政として。それ仕事なんだから。発言気を付けてください、答弁。一々かんに障ってこうやって何回も言わなきゃいけないんだから。
とにかく姿勢は住民の立場、区民の立場に立って答弁してくれないと、違反だらけの状態になっているんですから、幾ら納税者だろうけれども。俺も別にあの人を敵だと思って言っているんじゃないんだよ。地元でああいう状態になっていることがおかしいんだよ、工場辞めた人いっぱいいるんだから。それは、この人間社会においてまずいことだよ。それをただしていくことも少しは考えていかないと。過去の先輩たちが、行政の先輩たちがやってきてしまったことだけれども、今生きているのは俺たちなんだから、しっかり対応してください。
◎建築室長 発言の仕方がちょっとそういう誤解を与えたかもしれない、住民の立場を無視しているわけじゃなくて、行政もできることを引き続き続けていきたいと思います。
○
小泉ひろし 委員長 他に質疑ありますか。
◆さの智恵子 委員 私の方からも何点かお伺いをさせていただきます。
こちら早期対応、この生コン工場の早期移転を求める陳情が今回出されました。
こちら、2年半前にも、違う趣旨ではございますが、大型車両の通行規制する、それを対策をしてほしいとか、そういうものもございまして、こちらの
建設委員会でも採択をされたという経緯がございます。
こちらの地域の方たちの多くから、このような声があるということでございますが、本日、区議会事務局次長から数が上がったのは138名ということでございますが、その他近隣の方からはどのような声があると認識されていらっしゃいますでしょうか。
◎建築室長 建築室もそうですけれども、環境部の方にも確認しているんですけれども、近隣から特に苦情というのはそんな入っているという話はちょっと聞いていないです。
◆さの智恵子 委員 138名ということは大変重く受け止めるべきだとは思いますが、住民の皆様全てが言っているんではなくて、やはり個人差もございますし、しっかりと対応することが大事かとは思います。
区としては、今後、このような要望、早期移転ということを受けまして、どのように進めようとされているのでしょうか。
◎建築室長 引き続き、移転については指導しますけれども、その強制移転というのはできないところがありまして、その財務のこともありますから、いろいろ確認していきながら、指導は続けていきたいと思っています。
◆さの智恵子 委員 分かりました。本当に区民の皆様のお声もございますし、安全を担保するという意味でも、確かにこちらの工場が移転してくださればというところはございますが、今いろいろと財政のこと等あったりとか、八潮市の土地のこととかもございますが、やはり粘り強く対応しながら、しっかり移転に向けては進めていっていただきたいというふうにも思っております。
例えばなんですけれども、この陳情を採択することにより、例えば裁判等で争って足立区に勝機というのはあるんでしょうか。
◎建築室長 前回の陳情のときに、弁護士相談させていただきましたけれども、先ほど言ったように、ほかと比べて著しく何かあるというものについては、そういう行政が勝つ場合があるんですけれども、そうじゃない場合は負けるんじゃないかみたいなことは言われています。
◆さの智恵子 委員 分かりました。そういう意味では、しっかりと区の指導にも従って、いろいろな対策をしていることは本当に十分認めることではございますが、やはり早期移転に向けても、区が全力で取組をお願いしたいというふうに思いますので、よろしくお願いいたします。
○
小泉ひろし 委員長 他に質疑ございますか。
◆鈴木あきら 委員 私は違った観点から、まず7ページの、令和2年12月から令和3年2月までの間で、こういうふうに西野建材の社長と工場長とも面談して、それでいろいろ聞いていると、ヒアリングを行ったというんですが、それ以前の、これは3ページに戻りますけれども、平成21年から平成26年、このときの西野建材の責任者ということを言っていますけれども、①②③、用途違反の認識はあるとか、将来的には工場移転を計画しているとか、それから、草加市とか八潮市等については、難航している、この3つは最低そのときに言っているんでしょうけれども、直近のヒアリングでは、ここは実施したとは書いてあるけれども、その辺というのは、どういう、変更になっているのか、それともまだずっと同じようなこと言っているのかとか、そういったことはここに書いていないんですが、その辺はいかがなんですか。
◎建築室長 直近の昨年の12月から今年の2月にかけて3回ほど、工場長、それから社長も面談した内容ですけれども、移転計画についてはまだやはり、何というんですか、いい場所がまだ見付かっていない、それから、さっき言った財務的な状況がよくないということで難しいという話は聞いておりました。
移転をしないというふうなんじゃなくて、考えていますけれども今すぐということは難しいというような状況でございます。
◆鈴木あきら 委員 用途の法律違反ということは認識しているというところは、これは変わっていないんでしょう。
◎
都市建設部長 私も同席して確認させていただいていますけれども、そういった内容については従前の回答と同じ内容でございます。
◆鈴木あきら 委員 そういったものを、やり方なんですけれども、この現在の状況というところ、今こういうことを向こうは少しずつ対策を行っていますよという、その言い方というのは分からないでもないけれども、現在の状況というのはそこなんですよ。例えばその用途の違反をしているということだけじゃなくて、今、陳情者の方ではいろいろ言っていますよね、ほかの部分でも。そうすると、例えばこの陳情者の声を、この部分について、区の認識として、これは違うとかというのは中にはないんですか、これは。
◎建築室長 この陳情の内容につきましては、違うというのはちょっと、最後の5番目の移転補償金が出ているというところについては出ていないのかなというふうに考えています。
◆鈴木あきら 委員 そうすると、そういったこともその説明の中に入れておいてくれないと分からないんですよ。だって、陳情者がいろいろ御自身で調べて、自分たちはこういうことの主張をしていますということを言っているわけですから、それが本当に合っているかどうかというのは、区は全部合っているという認識なのか、それとも、今みたいに移転補償金が出ているということを言っていらっしゃるけれども、ただ、東京都に確認しても、それから、いろいろな専門的に見ても、移転補償金というのは、先ほどの話じゃないですけれども、現位置でのということで条件になっているということだから、別にそれは関係ないという話でしょう、その部分に関しては。
だから、そういったことがちゃんと、その辺は違うんだったら違うとか、それからその用途変更の違反だけじゃなくて、いろいろな違反があるんじゃないのと言ったら、違反のものを全部ここに書き出してくださいよ、違反と思えるもの。その中で、この違反はどうなの、この違反はどうなの、この違反はどうなのというふうにやっていかないと、1つずつ全部潰していくんですよね。そうじゃないと、結局、例えばその用途違反ということだって、今、先ほどの議論から聞いていても、当然ながら、指導はできるけれども命令はできないとか、それから裁判にもし持ち込むということは、区が判断してやったとしても、勝ち目が余りなさそうだとかというのであれば、向こうにとってみれば、別に今のままでいいじゃないという話になっちゃうわけでしょう。
それが一番怖いのは、この生コン工場、今たまたまここにありますけれども、そうじゃなくて、例えばその用途違反という1つをとれば、用途違反は足立区内に今何件ぐらいありますか。今後も、例えばそういったもので、ここが用途違反だったら、うちだっていいじゃない、うちだっていいじゃないと言ったら、ルールというのは何なのという話になりませんか。
そういったことまで含めて、この1件が今一番大きな問題としてなっていますけれども、当然この問題を区民がみんな見ていて、そしてこの中で、これが大丈夫だということであれば、みんなそういうふうに右倣えしていくということを足立区でやっていっていいんですかという、そういったことも裏に隠されているということを十分認識していただいて、それでどうしても勝てないというんだったら、それは何か法律とか条例とかもっと厳しくやっていく必要があるんじゃないのとかということが順番で行くんじゃないかなと思うんですが、ただ単純に何年もずっと、私も関わっていますけれども、確かに生コン工場の前の道路が大型が通っても大丈夫なような道路に、一部ですよ、本当はもっと長い区間のところをやってほしいんだけれども、一部はそうなっているとか、そういうのはあるけれども、ただ、それはもう本当に、仕方なく、できることからというんでしょうけれども、根本的な原因の解決になっていないということはもう百も承知でしょう、皆さん。
そういったことから考えたら、この辺は1つずつ、この条例違反とか、法律違反とかいうことを相手側に示して、そしてこのヒアリングのときに詰めてくるでしょう。そういったことはやっていないのかな。
◎建築室長 違反の内容については全て事業者の方に説明して事業者も認識しております。こういう資料に載せていなかったのは申し訳なかったと思います。
◆鈴木あきら 委員 ここへ載っかってくれば、またそれが、いい面でも悪い面でもあるんだけれども、いい面はみんな共通認識するんですよ、悪い面というのは、これを見て、うちもやろう、うちも大丈夫だとか、こういったことは行政は手が出せないんだよね。幾ら指導されたって命令まで行かないだろう。命令されたとしても、何も壊される、代執行されるわけじゃないんだったらいいじゃないか。それでいいんですかということを投げ掛けられているわけだから、それに対する解決策をどう考えるんですかという話なんですよ。
そこで、例えばもっと厳しいものをつくろうとか、国に対して、ここにありますね、国の方、国土交通省の方に電話連絡をしたりとか、共産党の皆さんが行ったりとかやっているわけじゃないですか。そして、向こうからは、こちらに問合せが来るだけ。そして、国の方に、もし必要だったら、足立区からも現地でこんなに困っているんだから、国の方の何か厳しくできるようなものを何かつくってくださいとか、そういう行動を起こさなくちゃいけないんじゃないですか。
裁判所でやるのか、それとも国の方を動かすのか、東京都を動かすのか、そういったことは今まで過去に何回ぐらい、どこでやったんでしょうか。
◎建築室長 この違反の取締りに関する法律を抜本的に変える動きはしておりません。
◆鈴木あきら 委員 もう一度、ちょっと聞こえなかったので。
◎建築室長 鈴木委員おっしゃるように、そういう抜本的な解決に向けて、国に法体制を見直すべきだとか、そういう動きは今までしておりません。
◆鈴木あきら 委員 だから、していないんでしょう。だから、そういうことをやっていて、だけれども、ここに壁にぶつかっていますとかいうことがあれば、住民の方たちも少しは、納得するというわけにはまだいかないけれども、区も頑張っているな、私たちの、新井委員じゃないけれども、住民の立場になって動いてくれているなと伝わるんですよ。
ということは逆に、国とか東京都とか、それから、そういったいろいろなところに働きかけていないということは、ただ単純に向こうの社長といろいろ会って話を聞いて、やり取りして、これは難しそうだな、これはできなさそうだなというふうに言っているだけをずっと長い期間やっているだけじゃないんですかというふうに見られちゃうケースもあるんじゃないんですかということ。その本気度が見えてこないというのが一番の大きな根本的な問題だと思います。
副区長いかがでしょう。
◎副区長 改めて、今、鈴木委員からも、区の指導が非常に生ぬるいんではないかという御指摘等賜りました。私たち決してこの現状を是としておりません。用途違反という事実は認めております。
そして、この間、指導してきましたけれども、その指導の内容について今、委員からいろいろ御意見いただきましたので、確かに先ほど建築室長の方から話ありましたけれども、私たちが次できるのは是正命令ということで、使用禁止なりの行政処分ができる権能を持っておりますので、ただそれを出すに当たっても一定程度、公平性等、区内の今の用途違反の他の状況も含め総合的に判断していきますので、今後も、私たちも決して今の状況を是としておりませんし、用途違反ということを認めておりますので、今の御意見も踏まえて様々な取組について今後も継続させていただきたいと考えております。
◆鈴木あきら 委員 お願いいたします。
◆市川おさと 委員 先ほど
西の原委員との話の中でもっと状況が悪くなれば、更に、今、副区長がおっしゃったような是正命令とかという話あったんですけれども、具体的にもっと条件が悪くなったときというのはどういうことなんでしょうか。
◎建築室長 今の状況で操業している分には変わらないと思うんすけれども、それをもっと規模を拡大するとか台数をどんどん増やしていっちゃうとか、そういうものがあって交通の安全性に支障を来すようなものが目に見えるようであれば、指導していくというふうに考えています。
◆市川おさと 委員 平成30年の1月にサイロが爆発したという大きな事故がありました。そのときも私、建設委員で、非常に衝撃を受けたという記憶があります。
例えばこういうサイロが爆発、住宅街の真ん中でサイロ爆発などということがあったというのは、その後、区としては再発防止の何か提出させたということはあるんですけれども、これなんかのときだって私は相当強いことをやっても構わなかったのかなと思うんですけれども、そのあたりいかがでしょう。
◎建築室長 それを理由に、その時点では命令の発令は出せない状況でございました。
◆市川おさと 委員 そうした命令の発令というのは、やはりこういった大きな事故が起こったときに、そういう含みを見せるということだけでも、尻をたたくというか、一応、今、口では移転をするということも言っているわけですから、そうした具体的なスケジュールを立たせるということもできたのかなというふうに思っています。
これからも、第一種住居地域ですか、閑静な住宅街の中で大きな工場をばんばん動かしているわけですから、注意深く見ていって、それから、先ほど副区長おっしゃいましたような手段につきましても、これはちゃんと引き続き検討していってもらいたいなというふうに思います。以上です。
○
小泉ひろし 委員長 他に質疑ございますか。
[「なし」と呼ぶ者あり]
○
小泉ひろし 委員長 なしと認めます。
それでは、各会派の意見をお願いいたします。
◆新井ひでお 委員 各会派、ここに座っている委員は認識はほぼ一致していて、問題である事案だということだと思いますが、本来、願意を認めて採択すべきなのかもしれませんが、これは新しい問題も起きるし、また行政もしっかり取り組むと今、副区長の話が出ましたから、継続しながら、しっかり後追いもして質疑を重ねた方が実態としては実になるのかなというふうに考えましたので、継続を主張させていただきます。
◆さの智恵子 委員 そうですね、今回の陳情につきましては要旨は5点ございますし、今、区がしっかりと指導していくということでもございましたし、議会としましてももう少し議論が必要かと思いますので、継続でお願いいたします。
◆西の原えみ子 委員 今後も地域の皆さんとよく論議をしていただいて、そして、是非、調査にも行っていただいて、社長との話とかも含めまして、どんどん進めていってほしいと思っておりますので、継続を主張いたします。
◆鈴木あきら 委員 先ほどの副区長の答弁のとおり、すごく取り組んでくれるという意思も伝わってきましたので、是非、その辺を見守りながら、私たちも、時には叱咤激励というか、お尻をたたきながら進めたいと思いますので、今回は継続ということでよろしくお願いいたします。
◆市川おさと 委員 継続でもいいんですけれども、もう今回の件は何回も議会で既に採択もされている。今回の件も非常にまた同趣旨のものであるということで採択と言いたいところですが、他の方も継続と言っておりますので継続ということで主張します。
○
小泉ひろし 委員長 これより採決します。
本件は継続審査とすることに御異議ございませんか。
[「異議なし」と呼ぶ者あり]
○
小泉ひろし 委員長 御異議ないと認め継続審査と決定いたしました。
○
小泉ひろし 委員長 次に、所管事務の調査に移ります。
(1)パークイノベーションに関する調査を単独議題といたします。
何か質疑等はございますか。
[「なし」と呼ぶ者あり]
○
小泉ひろし 委員長 質疑なしと認めます。
○
小泉ひろし 委員長 次に、報告事項に移ります。
報告事項(1)千住関屋ポンプ所整備の進捗状況等について、(2)中川堤防(佐野一丁目~六木二丁目)の交通について、(3)用途地域等の一括変更について、(4)バリアフリー地区別計画(花畑周辺地区)の検討開始について、(5)バリアフリー地区別計画(江北周辺地区)の策定について、以上5件は
都市建設部長から、(6)六町加平橋及び主要区画道路②Ⅱ区間の交通開放についてを
道路整備室長から、(7)興野周辺地区まちづくりの取組み状況について、(8)西新井大師周辺地区まちづくりの取組み状況について、(9)神明二丁目周辺地区他1か所の地区計画策定について、(10)島根四丁目
地区地区計画変更の原案について、(11)不燃化特区制度のこれまでの実績についてを市街地整備室長から、(12)足立区耐震改修促進計画に係る改定作業期間の延伸について、(13)
シルバーピア(民間借上高齢者集合住宅)に係る契約更新意向調査結果について、(14)居住支援の検討状況についてを建築室長から、(15)令和3年度足立市街地開発株式会社の事業計画及び収支予算についてを
都市建設部長から、報告をお願いいたします。
◎
都市建設部長 恐れ入ります、報告資料2ページの方を御覧をいただきたいと思います。
千住関屋ポンプ所整備の進捗状況等についての御報告でございます。
今回、この工事につきましては、年に1回、やはり工事の進捗状況について御報告をした方がいいだろうということで、今回この時期に御報告をさせていただくものでございます。
1番にございますとおり、現在の工事の進捗状況と今後の予定というところで、以前の御報告の中で東西のケーソン、鉄筋コンクリートでできた箱でございますけれども、この連結が水が出るということで工事の延伸、工期の延伸ということで御報告をいたしましたけれども、令和2年12月にこの工事が無事完了いたしまして、現在、管理棟の建築及びポンプ施設等の機械・電気設備の工事に着手をしているところでございます。
工期については令和7年度までということで延伸されておりますけれども、現況では順調に推移をしているという状況でございます。
表の方は工程概要、それから2ページの下が工事概要、また3ページの上が地元関連の経緯となっております。また、周辺関連工事ということで、隅田川スーパー堤防整備ですとか、立坑工事なども行われている状況でございます。
千住地区内の各ポンプ場の敷地面積及び開設時期について、4ページにございますけれども、地図上で位置を示しております。
一番下の備考にございますけれども、千住関屋ポンプ場の稼働後は、千住地区内における下水道対応能力は現在の約2倍になるということで予定をしているところでございます。
続きまして5ページ、中川堤防(佐野一丁目~六木二丁目)の交通についての御報告でございます。
懸案となっておりました佐野一丁目から六木二丁目の車両通行でございますけれども、方針といたしましては、歩行者・自転車専用道といたしたいと考えております。交通管理者、綾瀬警察交通課の意見でございますけれども、交通安全対策上ということで歩行者・自転車専用道が望ましいということ、また周辺の町会・自治会長の皆さん方の御意見も同様でございました。
また、昨年の12月でございますけれども、中川五丁目でちょうど同じ形態になります道路の視察会を行いましたけれども、やはりそのときも歩道が狭いということで不安ですねというような御意見もいただいております。
これに伴う中通りの安全対策ですけれども、これまで時間帯による規制ですとか、注意看板等設置してまいりましたけれども、今後も引き続き、信号の設置要望を引き続き行ってまいりたいと思っております。
続いて、6ページ、7ページを御覧いただきたいんですが、中川堤防嵩上げ工事の令和2年度の施工箇所の状況でございます。
写真でございますけれども、下の方の緑で囲ってある部分でございます。中川一丁目から二丁目付近、常磐線を挟んでの位置については令和2年7月に完了しております。
またその左側の方ですけれども、中川五丁目付近、こちらについても令和2年12月に完了しておりますけれども、上の資料のちょうど飯塚橋から中川防災公園の間、こちらが未整備区間ということで、また更に発注を掛けているというようなことをお伺いをしている状況でございます。
続きまして8ページを御覧いただきたいと思います。用途地域等の一括変更についてということで、東京都の方で用途地域の一括変更を進めておりまして、それに伴う区の対象地域等について、現在の進捗状況を御報告するものでございます。
8ページの1番、アでございます。用途地域の境界の基準としていた地形地物が変更した地区ということで、10地区想定をしてございます。境界の際の部分の道路が変わったりというところで、本来変更すべきところがされていない部分、そのような内容でございます。
また9ページのイでございますけれども、事業中又は整備が完了した都市計画道路等の沿道地区ということで、道路の拡幅等により用途地域を変えるべきところ、これが3地区ございます。また、都市計画を伴わずに土地利用が転換した地区ということで、従来、工場等があって工業地域になっていたものが工場移転がされているというような内容でございます。
10ページでございますけれども、今後のスケジュールでございますけれども、令和3年5月に住民に対する御説明をさせていただいて、最終的には、令和5年7月の東京都になりますけれども、都市計画決定の告示という形で進めさせていただきたいと思っております。
続きまして12ページ、御覧をいただきたいと思います。
バリアフリー地区別計画(花畑周辺地区)の検討開始についてということでございます。
まずもって、この花畑地域のバリアフリー地区別計画については、本年4月に文教大学が開設をするということで、本来であれば今年度の早い時期から策定をすべきだったと反省をしておりますが、来年度当初から進めさせていただければと思っております。
1番に必要性については記載してございますけれども、花畑エリアデザイン計画によるまちづくりが進んでいる、また文教大学を核としての面的なバリアフリー化が不可欠と捉えているところでございます。
対象の区域でございますけれども、花畑団地中央部を中心に半径500m程度の徒歩圏ということとか、都県境、町丁界等々踏まえまして、13ページにございますような青でくくってある地域を対象エリアと、今のところ案として考えているところでございます。
来年度、江北のときもそうでございましたけれども。地元のまち歩き等々をしながら、具体的な計画を立ててまいりたいと考えております。
続きまして、14ページでございますけれども、バリアフリー地区別計画(江北周辺地区)の策定についてということで、前回の
建設委員会でパブリックコメントの内容について御報告をさせていただいて、そのとき鈴木委員の方から、その内容について御指摘をいただきました。その関係で、少し回答文の方を修正をさせていただきましたので、御案内でございます。
17ページでございますけれども、江北バス通りについては、やはり区の方で課題としているよということの認識が少し足りないのではないかというような御意見もいただきましたので、区の考え方のところを記載のとおり変更させていただいて、区としても十分課題として捉えているというような部分を表現をさせていただきました。
続きまして、大変申し訳ありません。資料の方がちょっと別冊の方になってしまうんですけれども、令和3年度公社事業概要・収支予算説明書提出資料の方、御覧をいただきたいと思います。足立市街地開発株式会社の来年度の予算について、御報告をさせていただきたいと思います。
1ページおめくりいただきますと、令和3年1月1日現在ということで、1番の概要説明、2番の組織機構については変更ございませんので、割愛をさせていただきます。
3番の令和3年度経営方針と重点事項についても、重点事項の1番(新)となっております。ここの部分が今回変更させていただく部分ということでございます。
次のページ2ページの令和3年度の主な公益目的事業等詳細内容でございます。
1番から4番までございますけれども、特に2ページの3番、不動産賃貸事業というところの③でございます。これ今、賃貸事業の調停を行っておりますけれども、まだこれはコロナの関係でなかなか進捗がはかばかしくないということで結論出ておりませんけれども、坪当たり600円の値上げを見込んで計上させていただいているところでございます。
3ページ損益計算でございます。
収入の部でございますけれども、まず売上高の②駐輪場事業については、コロナ禍の影響を受けていない、過去4年間の平均伸び率、これを基に算出をさせていただいておりますけれども、やはり自転車利用が少し減っているというような部分でマイナス160万1,000円というような形。それから、営業外収益の②と③でございますけれども、東京都道路整備保全公社からの特別融資の利子補給が減っております。こういったことも踏まえて、来年度予算については547万2,000円、収入が減っているという状況でございます。
続いて4ページでございます。支出の部でございます。
営業費用でございますけれども、トータル、売上原価の方が1,685万1,000円の増でございますけれども、右の内訳にございますとおり、特に大きなものという部分では修繕費、これが2,242万円の増加になっておりますので、ここが増加の大きな要因でございます。
続いて、2番の営業外費用の部分では、支払利息、これが借入金の元本の返済が済んでおりまして支払利息の支払が減っているということでマイナス420万3,000円となっております。トータルで1,208万7,000円の増と支出の方はなってございます。
続きまして、5ページでございます。
貸借対照表、こちらについては、資産合計また負債・純資産合計、両方とも66億7,832万4,000円というふうになっております。
特にこの中で、右側にございます利益剰余金の中の修繕積立金ということで、今後の修繕に充てて積立てを継続をさせていただいているという内容でございます。
続いての6ページ損益計算書、7ページの株主資本等変動計算書については、大変申し訳ありません、記載のとおりでございますので、説明は割愛させていただきます。
◎
道路整備室長 恐れ入ります、18ページの方お願いいたします。
六町加平橋及び主要区画道路②Ⅱ区間の交通開放についてでございます。
1番、六町加平橋でございます。
案内図と整備状況写真については、20ページを御参照ください。
開放日につきましては、令和3年3月22日、月曜日の午前11時を予定しております。
橋梁の構成、整備概要については記載のとおりでございます。
2番、主要区画道路②Ⅱ区間(亀田トレイン通り)の交通開放についてでございます。
案内図と整備状況写真については、21ページの方を御参照いただきたいと思います。
開放日につきましては、3月12日、今日の午前11時にもう開放したという状況でございます。
道路構成及び19ページの整備概要については記載のとおりでございます。
3番、周知方法ですけれども、あだち広報、区ホームページ、SNS、また町会・自治会へチラシを配布をしております。
◎市街地整備室長 恐れ入ります、22ページをお願いいたします。
興野周辺地区まちづくりの取組み状況について御報告でございます。
まちづくり計画住民説明会を行おうと思いましたが、新型コロナウイルス感染拡大防止対策により、郵送等の代替対応で実施したので、御報告させていただきます。
配布させていただいた資料につきましては(1)(2)(3)と、配布年月日、配布対象者、配布方法については記載のとおりでございます。
お送りした資料でございますが、5種類ございまして、まずア、案内文につきましては別紙1、24ページから25ページ、イ、ご意見募集の回答用紙につきましては、別紙2の26ページから27ページ。続きまして、地区まちづくり計画(変更案)、こちらの方の御意見をいただいたわけでございますが、別紙3で、28ページから35ページに掲載をさせていただいております。エ、地区の拡張計画(案)、オの不燃化特区地区の拡張計画(案)については、別紙4、別紙5の方に記載をさせていただいているところでございます。
回答件数につきましては、令和3年3月2日現在で265件ということでございます。主な意見等は記載のとおりでございます。
23ページでございますが、今後の予定でございます。このまちづくりの御意見をいただいた中で、まちづくり協議会を3月に開催をさせていただきたいというふうに考えておるところでございます。
恐れ入ります、少し飛びますが39ページをお願いいたします。
西新井大師周辺地区まちづくりの取組み状況についての御報告でございます。
まちづくり協議会を3月26日に開催をさせていただきたいと思っております。
開催場所、協議内容につきましては記載のとおりでございます。
今後の予定でございますが、令和3年度中に西新井合築施設の改築工事が着工されるということでございます。
本件のまちづくり協議会の内容につきましては、4月の閉会中の委員会で御報告をさせていただきたいと思います。
40ページをお願いいたします。神明二丁目周辺地区他1か所地区計画策定ということで、2か所の地区計画を変更策定いたしましたので、地域にまちづくりニュースを配布させていただくということで御報告でございます。
1か所目につきましては神明二丁目周辺
地区地区計画ということでございまして、まちづくりニュース、別添資料の1の方をお送りさせていただくという状況でございます。
2につきましては、足立東部地域神明
地区地区計画でございます。こちらは変更でございますが、まちづくりニュース別添2の資料のものを本日から送付させていただきたいというふうに考えております。
なお、2つの地域の位置につきましては、足立東部地域につきましては赤で囲まれた部分、神明二丁目地区については青で囲まれた部分のエリアになっているところでございます。
続きまして41ページをお願いいたします。
島根四丁目
地区地区計画の変更の原案についてということでございます。
今回、コロナウイルス感染拡大防止対策のために、16条説明会を代替措置ということで郵送により行わせていただいた旨の御報告でございます。
周知方法につきましては、記載のとおりでございまして、別添資料3にございますが、こちらの方を地権者の皆様にお送りをさせていただくということで、本日からお送りさせていただくということで対応させていただきたいと思っております。
42ページにつきましては、地区計画の変更の概要を記載をさせていただいております。道路の変更ということで、幅員の変更、それから一部区画道路10号については廃止ということで今手続を進めておるところでございます。
今後の予定につきましては、記載ございますが、7月に足立区都市計画審議会を経て告示をさせていただく予定で取り組んでまいりたいと思っております。
43ページをお願いいたします。
不燃化特区制度のこれまでの実績についてということで、不燃化特区制度、平成28年から5年間やらせていただいたんですが、その中の5年終了したところをもちまして、現在の実績を今回、御報告させていただきたいと思っております。
制度導入時期と面積については、記載のとおりでございまして、これまでの実績につきましては、表とグラフの方に記載しておりますが、累計で966件と、約1,000件の助成をさせていただいたところでございます。棟数、金額、不燃領域率の伸びにつきましては下表のとおりの部分でございます。
44ページを御覧いただきたいと思います。特に4でございますが、事業効果についてということでございまして、不燃領域率は、5年前は約55%でございましたが、令和元年度末には約61%ということでかなり上昇しているということでございます。
表1にございますが、不燃領域率と焼失率の関係ということでございまして、かなり不燃領域率が60%、70%になってくると焼失率が限りなく少なくなってくるということで、安全なまちに近付くというような状況の表もお示しさせていただいております。
6の今後の進め方についてでございますが、記載のとおり、令和7年度末の目標を、不燃領域率68%と定めまして、また5年間不燃化特区を精力的に展開して、燃えない、燃え広がらないまちを実現していくべく取組をさせていただきたいと思っております。
45ページにつきましては、不燃化特区区域図を掲載させていただいております。
◎建築室長 恐れ入ります、46ページの方お願いいたします。
足立区耐震改修促進計画に係る改定作業期間の延伸についてでございます。
東京都が今、方針を出す予定でございますが、ちょっとコロナの関係で東京都との都区協議会が中止になったりということで、今現在、東京都ものパブリックコメントをやっている状況でございます。
そんな中で、今後のスケジュールにございますように、6月の
建設委員会に報告させてもらって、6月、7月にパブリックコメントを実施し、また8月に
建設委員会に報告させていただいて、令和3年11月には区の方針を決めたいと思っております。
今後の対応といたしましては、今の促進計画が令和2年度末で終わってしまいますので、それを令和3年度末に延伸を考えております。
続きまして47ページでございます。
シルバーピア(民間借上高齢者集合住宅)に係る契約更新意向調査結果についてでございます。
全ての建築物の建物所有者から更新の意向があったということでございます。
方針なんですが、所有者の役割である大規模改修などを条件に契約更新を行うということ、条件が折り合わない場合には契約更新せず、その分、区営住宅更新計画の中で戸数を確保していくということです。
2番目の契約更新意向調査結果でございますけれども、令和2年11月から令和3年2月にかけて調査させていただきました。
シルバーピアにつきましては、建設から30年経過しているということで、まず契約更新前には専門家による劣化状況の診断を行っていただいて、その3年以内には大規模改修の実施をお願いしたい。また、契約更新時の賃借料については、不動産鑑定士の鑑定額を原則としていただきたいというような条件を付けております。
なお、この8か所でございますけれども、もう既に20年目に1回更新をしていまして、10年の契約更新をしているところでございます。
契約終了が近づきましたら、建物所有者と更新に向けた協議を行うということをさせていただきたいと思っています。
次48ページをお願いいたします。
居住支援の検討の状況でございます。
第1回足立区住居支援協議会を昨年の12月に開催させていただきまして、そのときの検討状況を踏まえまして、今月第2回がございますが、そのときに、お部屋さがしサポート事業(案)ということで、すみません49ページに、そのサポート事業のイメージ図が載ってございますが、住宅の相談窓口の拡充を常設で専門職員を配置して相談を受けるということと、それから相談の体制につきましては、不動産協会と連携して月2回、個別相談の窓口を開設したいと思っております。
個別寄り添い支援といたしまして、直接不動産店窓口、また現地内覧にも区職員が同行して進めたいと思っております。
また、単身高齢者等につきましての助成制度なのでございますが、家賃債務保証ですとか、少額短期保険費用の一部を助成するなど、加入促進に向けて家主が貸しやすい環境整備に努めたいと思っております。
また、家主の相談窓口につきましても、成約後、家主に対するアフターフォロー体制を整備したいと思っております。
第2回の居住支援協議会につきましては、3月19日に開催する予定でございます。
今後、適宜、不動産協会と調整を図りながら、また居住支援協議会を通じて検証しながら、更なる必要な支援について検討を行っていきたいというふうに思っております。
○
小泉ひろし 委員長 質疑ございますか。
◆鈴木あきら 委員 まず私は、中川堤防の車両交通についてでございます。
この中通りの安全対策、ここにも書いてありますけれども、今後の対策として、信号の設置要望とか公共施設のセットバックなどの歩道の拡幅、これ特に地元からも要望が強いと思います。
というのは、当然ながら八百免公園辺り、あの辺がちょっと車の擦れ違いが結構厳しくて、スピードを落とすんですけれども、結構早い、スピードを落とさないで車を走らせている人も多いので、その辺の安全対策、特に肉の万世のところの環状七号線側から大谷田小学校の方を回って、中川の土手に上がって埼玉方向に行く車が、今、全部その途中で、防災公園のところで降りていますけれども、その車がほとんど、あそこに信号ないんですよね、もう一本先の郷土博物館の通りまで行っちゃうと、また信号があったりとか混むということで、その抜け道になっているというのがありますので、その辺ひとつをよろしくお願いいたします。
それは要望だけで結構です。
次に、バリアフリー地区別計画のところの17ページです。これ本当に要望を聞き入れていただいてありがたかったんですが、江北バス通り、区の取組がちょっと弱く感じるからもっと強調してくれということですけれども、もうちょっと本当は具体的に1つ2つ入るともっと更にいいなと思うんですけれども、困難なのはよく分かります。ただ、そうは言っても、できるところからというのもあると思いますので、その辺はいかがでしょうか。
◎ユニバーサルデザイン担当課長 鈴木委員おっしゃるとおり、区の課題として、東京都、そのほか関係機関の方に積極的に働きかけていきたいと思っております。
◎
都市建設部長 私もこれを修正するに当たって、具体的にこういう手法こういう手法ということを本当に書きたい気持ちはやまやまなんですけれども、なかなかそれが実現できるかというと、かなり困難なところが多いのかなということで、区の姿勢としては課題として認識をしていまして、何らかいろいろなことを通じて解消していきたいということで、本当にちょっと申し訳ないんですが、今回こういう表現で何とかとどめさせていただければなと考えております。
◆鈴木あきら 委員 便利になるということはもちろんですけれども、それ以上に安全をもっと重視するという考え方からいって、あそこを例えば車椅子で、もし移動していたらどんな気持ちになるだろうかとか、あと足が悪くてつえをつきながら歩いていて、後ろからバスだとかトラックがばんばん走ってくるというと、本当にさぞかし怖いだろうなというふうに思いますので、特にお願いいたします。
それから、今の江北地区ですけれども、確かにバリアフリーの地区別の計画ということで、ストレートにこの条文だとか、それからそのやり方を見て、よく分かるんですけれども、例えば、いつも私が、委員会が違うので軽くだけですけれども、例えば東京女子医科大学のバスロータリーにコミュニティバスが入れないかとか、そういった問題というのは、ここには全然載ってこないんですよ、そういったものは。なぜかというと、病院の建物はバリアフリーになっていますよ、それから道路もなっていますよ、それからバス停もなっていますよ。だけれども、バス停からそこの家屋というか、建物まで歩くのに、じゃあどうするのといったときに、例えば階段だったら15段上がります。だけれどもスロープだったら、それこそ、ちょっと事情があるから100mぐらいぐるっと遠回りしなきゃいけない。でも、それは担保されているから、バリアフリーにはなっていますよね。といったときに本当にそれでいいんですかという、この疑問というのがここに隠されちゃっているんですよね。
だから、1つずつを取り上げていけば、これはちゃんとバリアフリーになっていますと。だけれども、そうじゃないところたくさんあるわけですよ。
例えば、これも後で、交通網・都市基盤整備調査特別委員会のときにまた言いますけれども、例えば常磐線の地下ホームから常磐線の
快速のホームまで行くのも、そういったものも全部バリアフリーになっていますよといったって、200m、300mぐるっと回って、バリアフリーで行けるでしょうと言ったら、それは法律上なっているかもしれないけれども、皆さん方それでできますかと、それでいいんですかという、そういったものもこの交通計画の中に、地区計画の中に隠されている部分をちょっと洗い出して、なるべくそれを近付けてほしいというふうに思うんですが、それはいかがでしょうか。
◎
都市建設部長 今回、この計画をつくりまして、各事業者の方で特定事業計画という形で具体的な計画に現していくことになります。
なかなか全てを理想形に持っていくというのは難しいかもしれませんけれども、できるだけ使う方の気持ちに配慮して計画がつくられるように、私どもとしても対応していきたいというふうに考えています。
◆鈴木あきら 委員 次に、六町加平橋です。やっと補助第258号線に、環状七号線の渋滞もこれで少しは解消されるかなというふうに思っておりますが、これ西側の六町二丁目辺りですか、そちらの方を通り越して、ずっと鹿浜の方まで、これで完全に行けるという形で考えていいですね。
◎建設事業調整担当課長 鈴木委員御発言のとおり、まだ未開通区間が、補助第140号線の西側ですけれども、約400m程度あります。こちらが、区画整理の事業で完了すれば全線つながって、環七北通りとして完成になります。
◆鈴木あきら 委員 やはり私は東側の大谷田の方ですから、大谷田の方から鹿浜まで、足立区を環状七号線に沿って下通りをずっと行くというのは理想ですから、また東京都の区画整理ということはよく分かるんですが、あれもずっと長引いてしまっているじゃないですか。なかなか大変なのは分かるけれども、その部分だけというのは非常に、更に目立つ関係になってくると思うんですね。
そういった意味で東京都の方にも強く要望していただきたいと思いますが、いかがでしょう。
◎建設事業調整担当課長 東京都の事業完了年度が、たしか、すみません、令和4年度だと記憶していますけれども、そちらに計画どおりの完了を目指して進めるように、強く要望してまいりたいと思います。
◆鈴木あきら 委員 渡り初めみたいな、そういったものがなくて、ちょっと残念なんですけれども、非常に楽しみしております。
それから最後に、居住支援の検討状況です。
これ、うちのおぐら区議がかなり言って、予算特別委員会でもやったと思うんですけれども、1点私の方からは別の観点から言って、(4)の単身高齢者の入居促進に向けた助成制度、これ非常にありがたくて、これはいいんですけれども、今回も確定申告の関係で大家といろいろな話もすることが増えていろいろな話をしているんですが、一番ネックになっているというのは何かというと、やはり単身者だと、急遽、部屋で亡くなってしまったというところが一番怖いと。それから高齢者のお二人が今いらっしゃるといっても、やはりそれも心配だと。
場合によって、ここで一つ必要だなというふうに思ったのは、原状回復ですね。別に亡くなっただけじゃなくて、例えば、御夫婦で一人が例えば先立たれてとかということもあるでしょうけれども、そのときにじゃあどうするといったときに、そこを原状回復をするという意味で、昔から日本の制度というのは、だから敷金というのがあったんですよね、ある意味では、その敷金を預かっているから、すぐ原状回復までできるよとか、そういう形でできたんですけれども、そういったものがなかなか最近なくなってきているということもあって、その原状回復そのものを、例えば基金じゃないけれども積み立てておいてくださいと、大家とすれば。そうすると、その基金で原状回復ができれば、少しは安心して貸せるとかいう形というのがあるので、それが区が、都がといった部分でその基金制度をつくるとかというのは難しいかもしれませんけれども、不動産業界で基金みたいな形でどこかで立ち上げてもらうとか、今現在それに近いものがあるかどうか分かりませんけども、そういったもので補填するという形で、だからそういった部分であれば、たとえ借りるときに少し余計にその基金分を預けなくちゃいけないというのはあるかもしれませんけれども、例えばここの貸しやすい環境を整備するというのであれば、家賃債務、もちろん債務保証も必要ですけれども、その立ち退くときの、そうすると、例えば相続か何かでお子さんたちも、本当は両親二人がそこに住みたいと言っているんだけれども、そこを今度出るときに、自分たちがまたそれを出して原状回復しなくちゃいけないかなとかという不安も持っているという部分の声もあるので、その辺いかがでしょう、考え方としては。
◎住宅課長 今、鈴木委員おっしゃったように、大家の不安というのがあると思います。それは今こちらに書いてあるとおり、家賃が支払われなくなる、あと孤独死した場合に家財が残る等があります。
その中で、今回家賃債務保証の助成ですとか、先ほどの家財が残るというのは、こちらに記載のとおり少額短期保険の方である程度カバーができると思いますので、そこで大家の不安を解消するということで今考えております。
◆鈴木あきら 委員 そしたら、その部分で、もっと足立区住宅支援協議会の中で、そういった部分での促進を、またそのPRも含めて、そういったことで安心して借りられますよという形で増やしていっていただきたいと思うんですが、いかがでしょうか。
◎住宅課長 今、こちらにもございますように、不動産協会と密に連携を取っておりますので、不動産協会を通じて大家にPRできるように努めていきたいと思っております。
○
小泉ひろし 委員長 他に質疑。
◆さの智恵子 委員 私の方からも何点か御質問させていただきます。
まず5ページのこの中川堤防のことでございます。
こちらは以前のアンケートでも車も通してほしいというものも半数ぐらいあったということで、やはりこの生活道路に入ってくるという意味では、安全対策はかなり重要かと思いますが、今こちらにも今後の対応等は書いてございますが、ほかに具体的な対策についてはどのような検討がされていますでしょうか。
◎企画調整課長 この中通りに堤防の道路から入る、流入するところ、そこをできれば今後ちょっと車のスピードを落とすような工作物みたいなのを置くとか、そういうのを検討しているところでございます。
◆さの智恵子 委員 分かりました。地域住民の方が本当に安心して通れるように、そのようなしっかり安全対策をお願いしたいというふうに思っております。
また18ページでございますが、本日うれしいことに、こちら主要区画道路②Ⅱ区間、亀田トレイン通りが開通をいたしまして、私も11時前から伺わせていただいて、様子を拝見しておりました。本当に広い幅でございまして、これから本当に安全に通れるなということでもございますし、こちら以前、私も一般質問で質問させていただきましたが、亀田小学校の通学路にもなっている一方通行の道路で、車と人が、歩行者と接触事故がある等々ございまして、本当に地域の方が喜んでいらっしゃいます。
本日、コロナ禍でイベントはないということでございましたが、あだち広報等を見て20数名の方が来られておりまして、カメラを持っていた方もございました。
その方からも御質問がございましたが、このトレイン公園前の横断歩道には信号機が付くんですかという御質問がございまして、やはりあそこかなりエル・ソフィアの方から来ると、車がスピードが出てしまうという状況もございますが、その辺の安全対策については今後どのようにお考えでしょうか。
◎街路橋梁課長 公園前の交差点の信号なんですけれども、区から交通管理者に対して、交差点のところに信号の設置を求めているところでございますけれども、警察の回答としては、現時点では信号を設置する考えはないという回答でございます。
◆さの智恵子 委員 分かりました。今後しっかりと状況を把握しながら、あそこ今後、梅島八丁目アパート跡地については、また公園と、またその跡地の再開発もございますので、状況を見ながらしっかりと安全対策もお願いしたいということで要望でございます。
以上です。
◆西の原えみ子 委員 私も何点か質問させていただきます。
7番目の興野周辺地区まちづくりについてです。
今回、コロナ禍で説明会を開くことができないという中でアンケートを行っていただいた、それは本当によかったと思いますが、報告にある主な意見というところが、意見1だけでは余りにも少ないと思いますけれども、これはどういうことですか。
◎
まちづくり課長 資料作成時点ではまだ集計中でございましたので、その時点でいただいた意見を主なものとして掲載をさせていただいております。
◆西の原えみ子 委員 ということは意見2、3、4とか、これから出るということでよろしいですか。
◎
まちづくり課長 そうですね、全ての意見を集約して報告としてまとめまして、また、まとまりましたら
建設委員会の方に御報告をさせていただきたいと考えてございます。
◆西の原えみ子 委員 是非、そのときは全ての意見を出していただいて、見せていただきたいなと思います。駄目なら情報公開を掛けようと思いますけれども、やはり地域の人たちは本当に自分たちのまちづくりだということで、アンケートにも応募したと思うんです。
このアンケートなんですけれども、実際、私もちょっと御相談を受けた中で、とっても難しかったと、すごく書きづらかったといいますか、要するに言葉が余りよく分からないという、そういう相談が出たんですね。私もそれをちょっともらったりとか、ここにも出ていますけれども、賛成、反対とかというところで丸をしていくんだけれども、反対のところには理由の回答も求められているということとか、やっぱり説明を聞きながら、説明会でいろいろ説明を聞いて、ここはこうでこうだけれどもどうでしょうみたいなこと、これはどういうことですかというやり取りをしなければ、本当にその内容とか思いというのがなかなか伝わらない、出せないというのがあるのかなというのはすごく思いました。判断ができないんじゃないかなというふうにはあったんですね。
御相談あった方は、区の方に、このナンバーのここのここは一体どういうことで、どこのあれでどうなんですかという形で、電話で問合せをして、このアンケートに答えたと。すごい熱心な方だと思いますが、このような電話とかという形で、アンケートに対していろいろあったのかどうかもお聞きしたいんですけれども。
◎
まちづくり課長 配布した後に、ちょっと件数は把握していませんけれども、数十件は電話がありまして、電話でアンケートにお答えいただいたという方はちょっと聞いていないんですけれども、説明をさせていただいてその上で御回答いただいた方はいらっしゃるかなというふうに考えてございます。
◆西の原えみ子 委員 是非、今後このアンケートも活用しながら説明会を開いていただいて、それでやっぱりこのアンケートだけで終わらせるのではなくて、必ず説明会、これを基にしたという形ででも行ってほしいと思いますが、いかがですか。
◎
まちづくり課長 まずは、まちづくり協議会の方に集計結果もお伝えをさせていただいて、必要に応じて説明会等は考えていきたいというふうに考えてございます。
◆西の原えみ子 委員 それで、あと別紙3の興野周辺地区まちづくり計画(変更案)というのを見ていきますと、一番最初にといいますか、補助第138号線ありきという形で書かれていくんですね。道路ありき、まず道路があってということでこういうことだけれども、こういう形で出てくるんですけれども、今、特にこういうコロナ禍の中で、まちづくりしていくというところでは、本当に道路ありきでない、そういうまちづくりということを検討していくべきだということをすごく感じたんですけれども、その辺はいかがですか。
◎
まちづくり課長 この地区まちづくり計画につきましては、将来形を定めていこうということで、都市計画道路ができた後にどうなるのかということを記載していきたいということでつくってございます。
◆西の原えみ子 委員 それと、緑の関係なんですけれども、緑地の保全とか公園整備ということで、緑豊かなまちづくり、そういうところでは、本当に農地をどう生かしていくかということがすごく重要だなというのをこれを見ていて感じたんですけれども、その辺はいかがでしょうか。
◎
まちづくり課長 西の原委員おっしゃられるとおり、生産緑地、農地がかなりありまして、2022年問題ということもございますので、これにつきましては、皆様に御意見を聞きながら、どう残すか、どう活用していくかということについては考えていきたいというふうに思っております。
◆西の原えみ子 委員 是非、本当に住民の声を聞きながら、道路ありきではない形で、本当に農地を活用したような形で、この興野のまちづくり進めていただきたいと思います。
次に、不燃化特区制度のこれまでの実績というところなんですけれども、今回ここで出された中身では70%を目指すという形にはなっているんですけれども、今の5年前の55%、令和元年61%、こういう形の評価といいますか、それはどのように考えておりますでしょうか。
◎密集地域整備課長 大きな伸びではございますけれども、着実に、他区とも比べますと、足立区は非常に伸びが高いというふうに認識しているところでございます。
◎市街地整備室長 助成制度でございますが、建て替え、また建物を除却されるということで御判断いただいた家族の皆さんに本当に感謝したいなというふうに考えております。
◆西の原えみ子 委員 先ほどの議案のところといいますか、言ったんですけれども、5年延伸したとていうことでは、本当にこの不燃料率を向上していく、解体、建て替えを進めていく、防災のまちづくりを推進するということで進めていただきたいと思いますけれど、やはりこの進まない問題点、先ほど御家族、協力してくれた御家族とかいろいろおっしゃっていましたけれども、その辺の問題点だとか、どうすれば進んでいくかというようなところは認識されているんでしょうか。
◎密集地域整備課長 まず、いろいろな御相談参りますけれども、相続が終わっていないという中で壊すにも壊せないという課題が大変多くございます。
それと高齢者の方のみの御家庭もありますので、そういう方に御家族と一緒にこういう制度がありますよというようなものをきちっと周知徹底させていただくと、随分、解決につながっているという状況でございます。
◆西の原えみ子 委員 やはり延びたということもありますので、丁寧にその辺は御相談に乗っていただいて、建て替えの問題というか除却も含めていろいろやっていただきたいと要望いたします。
最後に、居住支援の検討状況ということで質問しますが、先ほども鈴木委員の方から、やはりこれは大家の不安解消をしていかなくてはならない。なかなか貸せないんだということありましたけれども、私も先日83歳の
ひとり暮らしの男性が、とてもお元気なんですね。ただ、自分は親戚も誰もいないと。そういう中で1人だから、もし自分が突然死してしまったら本当に大家に迷惑が掛かる、お隣の部屋の方に迷惑が掛かる、近隣の方に迷惑が掛かる、自分は死んでしまうのでどうということないんだけれども、本当に後の始末をどうしていけばいいのか不安で仕方がないと、貯金もそんないっぱい持っているわけではないんだけれども、いろいろなそういうものも含めて、どうしたらいいんだということで、どこに頼めばいいんだと、そういうお話をいただいたんですね。
この制度はこれから入居するということでいろいろ書かれてはいるんですけれども、やはり、入居者というか貸す大家ですよね、こういう不安に応えていくことが本当、一番求められているのかなというのを強く感じていますが、いかがですか。
◎住宅課長
西の原委員おっしゃるように、高齢という理由だけで、やはり大家がお断りするという事例がかなり多く出ております。
その中でやはり孤独死の問題等もありますけれども、今、少し見守り、今、福祉部の方でも少し見守りやっておりますけれども、その見守りというと、どちらかというと御本人が突然お亡くなりになったというときに使うもので、少し視点を変えまして、オーナーが孤独死しても、建物に被害が及ばないような、少しちょっと時間が掛かっても発見できるような、少し安価な見守りを今、検討しているところでございます。
◆西の原えみ子 委員 ④の入居促進に向けた費用助成というところがあるんですけれども、これは実際、現実的にいつから始められるのかとか、どのような形にするとかというその目途といいますか、いつぐらいにどうする、こうするだとか、そういうようなものはあるんでしょうか。
◎住宅課長 今、第1回目の相談を4月に考えておりますので、4月から助成制度が始まることで、今、検討を進めているところでございます。
◆西の原えみ子 委員 私もちょっと調べましたら、国土交通省住宅局の方が、令和3年4月から居住支援協議会補助事業とかいう、何かそんなようなのを出されているんですね。もちろん御存じであるとは思いますけれど、この支援制度も活用していくだとか、今やっているこの支援協議会がどうなのかちょっとはっきりしませんけれども、その辺との関係というか検討というのはどうでしょうか。
◎住宅課長 国土交通省の補助事業につきましては、私どもも認識しておりまして、少し届いたところ、補助事業、今私どもが考えているところにぴったり合うので、実際少し補助金をもらえないかということで確認しましたけれども、少しちょっと合わないところもあったりですとか、まだ具体的に決まっていないというところもありましたので、いろいろな補助金を活用しながら、今後事業を進めていきたいというふうに考えております。
◆西の原えみ子 委員 以前も私この
建設委員会でお願いをしていたんですけれども、このような支援協議会が開かれて、そして内容が検討されていて、とてもいい内容ですし、それこそ利用したい、何とかしたいと思う方もたくさんいると思うので、ニュース、是非こういう形で支援協議会ニュース、それこそ重要なところの施設でも何でもいいんですけれども、ニュースを発行していただいて区民に知らせていく、こういう形で進めていますよということも含めて、区として進んでいるんですよということも含めて、そういうニュース発行で知らせていくということは是非やっていただきたいと思いますが、いかがですか。
◎住宅課長
西の原委員御発言のとおり、情報発信は行っていきたいと思っています。
また、今回、お部屋さがしサポートにつきましては広く区民の方に情報発信をしたりですとか、あと不動産屋にも置いていただいて、なかなか不動産屋に行って、やはり高齢者1人だけですと貸してもらえないという状況もありますので、そういうパンフレットを置いて区の方につないでいただくということも今考えております。
○
小泉ひろし 委員長 他に質疑ございますか。
◆高山のぶゆき 委員 先ほど
西の原委員と同じような質問になると思うんですけれども、興野周辺地区まちづくり計画についてなんですけれども、この土地利用は主に補助第138号線が入るのと、それから興野二丁目は改まって道路が入るという予定がないんですけれども、それ2つの区域を対象となっていると思うんですけれども、雑駁で構わないんですけれども、両方どういうふうにしていく予定になっているか、ちょっと教えていただければありがたいと思います。よろしくお願いします。
◎
まちづくり課長 道路の件で言いますと、27ページを少し御覧をいただければと思いますが、やはり予算特別委員会でも御答弁させていただきましたが、この地区につきましては、広い道路がそんなになくて、消防活動困難区域が残っているということが課題かなというふうに感じてございます。
そのために、まずは都市計画道路として補助第138号線を、東京女子医大の関係もありますけれども、整備を進めていくのと併せまして、北側にあります、②と書いてあります、ちょっと先すぼまりで狭くなっていっている道路ありますけれども、ここを拡幅することで、北側の東西の6m路線が確保できるであろうと。
それと、下の方にあります④というところに書いてあります道路、ここが一部狭いところがあるんですけれども、ここが拡幅することで南側の6mの道路ができるだろうということで、そうすると、北、中央、南とそれぞれ6m以上の道路が貫通していますので、これにより消防活動困難区域が随分なくなって、まちの安全性が向上していくんではないかというふうに考えてございます。
○
小泉ひろし 委員長 質疑ございますか。
◆市川おさと 委員 1点だけ。バリアフリー地区別計画で花畑周辺地区の検討開始についてということなんですけれども、これ、前々から言っているんですけれども、障がい者の当事者からの話を、どういう機会にどういった形で聞いていくのか。
それからもう1つは、今までややもすると団体頼みということがあったんですけれども、団体に所属していない多様な障がい者から私も意見聞くべきだということを以前から主張しているんですけれども、今回もそのようにするべきだと思うんですけれども、やるとしたらそれをどのような形でやっていくというふうに考えているのか、お聞かせください。
◎
都市建設部長 江北のときもやったわけですけれども、実際に団体に属していない地元でお住まいの方、特にまち歩きをやって、具体的にここに障がいがあって不便だねというところをまち歩きの中でやっていますので、そういう場に御参加をいただいて具体的な御意見をいただくということはまずすぐできるかなというふうに考えています。
◆市川おさと 委員 どのような形で、そういった方たちに声を掛けるというふうに考えていますか、花畑で、江北でも。
◎
都市建設部長 江北のときもそうだったんですけれども、福祉部の御協力をいただいて、今のところその地域でお住まいの方いらっしゃらないかというようなことを打診できればというふうに考えております。
◆市川おさと 委員 江北のときもそうだったんですけれども、今、多様な障がいということで言ったんです。例えば車椅子で手動で自分でやっていく僕みたいな人もいるし、あと電動といっても、簡易の連動と、あとかなり大掛かりの電動で、ちょっと需要が違うんですよね、意見が違うというのもある。それから、聴覚障がいとか視覚障がいだって、これは程度によってはこれは違うわけでありますので、そういった多様な障がい者を是非呼ぶという形、江北の場合は私、必ずしも十分じゃなかったなというふうにも認識しておりますので、花畑は実はそういった障がい者、結構多く住んでいるんだよね、そういう施設もあるので、割に声も掛けやすいと思うので、ちょっと花畑では気合いを入れてやってもらいたいなと思うんだけれども、いかがでしょう。
◎
都市建設部長 今の御意見も踏まえて、少し多くの方に御参加をいただいて御意見できるように工夫したいと考えております。
○
小泉ひろし 委員長 他に質疑ございますか。
[「なし」と呼ぶ者あり]
○
小泉ひろし 委員長 質疑なしと認めます。
以上で本日の案件は全部終了いたしました。
これをもって
建設委員会を終了いたします。
午後4時11分閉会...