足立区議会 > 2021-03-12 >
令和 3年 3月12日建設委員会-03月12日-01号
令和 3年 3月12日厚生委員会−03月12日-01号

ツイート シェア
  1. 足立区議会 2021-03-12
    令和 3年 3月12日厚生委員会−03月12日-01号


    取得元: 足立区議会公式サイト
    最終取得日: 2023-04-16
    令和 3年 3月12日厚生委員会−03月12日-01号令和 3年 3月12日厚生委員会       午前9時58分開会 ○杉本ゆう 委員長  定刻前ですが、全員おそろいのようですので、厚生委員会を開会いたします。  今回、議案その他、請願、陳情、かなりたくさんの量となっております。執行機関の皆さんにおかれましても、説明のときには是非簡明にお願いいただければと思います。 ○杉本ゆう 委員長  それでは、最初に、記録署名員の指名を行います。  白石委員、はたの委員、よろしくお願いいたします。 ○杉本ゆう 委員長  次に、議案の審査に移ります。  (1)第21号議案 足立区保健所運営協議会条例を廃止する条例を単独議題といたします。  執行機関の説明を求めます。 ◎衛生部長 では、衛生部の議案説明資料を御覧ください。  件名は記載のとおりです。  概要ですが、公衆衛生及び保健所の運営など、保健衛生分野に関する協議を行うことを目的として、昭和50年から足立区保健所運営協議会を条例で設置しておりました。今般、保健衛生分野の協議を行う場としては、高齢者・子ども・障がい等の福祉分野の観点も含めて総合的な協議ができる地域保健福祉推進協議会が中心的な役割を果たしておりますので、この条例については廃止いたします。  なお、事前に保健所運営協議会委員の意見を皆様に伺ったところ、「全員一致で廃止について異議なし」との回答でございました。
    杉本ゆう 委員長  質疑はありませんか。 ◆はたの昭彦 委員  何点か質問させていただきます。  今、説明があったように、保健所運営協議会を廃止をするということで、今後については、地域保健福祉推進協議会の中で、同じような議題をしていくというようなお話ですが、条例をちょっと私見たんですけれども、保健所運営協議会の条例と地域保健福祉推進協議会の条例、両方を見て、それぞれの協議会の目的を見たところ、保健所運営協議会の方には、保健所の運営についてという項目があるのと、あと推進協議会の方が、そういった保健所運営に関することではなくて、様々な保健福祉の業務の推進に関することですとか、地域の保健福祉の推進に関する必要な事項を区長の諮問に基づいて、調査、研究、協議をするという場なわけですね。  そもそも保健所運営協議会地域保健福祉推進協議会の設置目的が、まず違うんじゃないかと思うんですけれども、いかがでしょうか。 ◎衛生管理課長 目的は、今、はたの委員言われているとおりでございますけれども、実は、地域保健福祉推進協議会につきましては、ほぼ保健所運営協議会に関する内容についても御協議いただいてございますので、それぞれの目的が違うように見えますけれども、今、地域保健福祉推進協議会の方で十分論議はしていただいているところでございます。 ◆はたの昭彦 委員  それで、十分御議論というお話なんだけれども、今、コロナ禍の下で、やっぱり保健所のその機能の強化というのが求められている中で、やっぱり様々な団体から意見を聴取して、どう保健所を運営していくのかということが、非常に重要だと思うんですね。  その中で、平成6年に、地域保健対策強化のための関係法律の整備に関する法律が改定をされて、このときに、設置義務からできる条例ということで、これ自治体の判断でどちらでもいいですよ、というふうに変わったと思うんですけれども、現在23区の中で、保健所運営協議会が設置されている自治体というのはどれぐらいあるのでしょうか。 ◎衛生管理課長 足立区を含めて6区でございます。 ◆はたの昭彦 委員  23区で6区はまだあるという中で、このときに、その後、平成9年の3月に、厚生省の健康政策局長が、各都道府県知事政令市市長、特別区区長宛てに、「保健所運営協議会について」という通知を出しているんですね。この中で何を言っているかというと、この保健所運営協議会については、新たな地域保健体系の中で、保健所の機能強化を図るためにも、また医療、福祉との連携を図りつつ、保健所業務の推進を図るためにも、引き続き重要な役割を果たしている。先ほど言ったように、コロナ禍の下で、これから保健所の機能を強化して、コロナとか新たな感染症対策を進めていかなきゃいけないというときに、保健所運営協議会を今なくすときなのかなというふうに思うんですけれども、いかがでしょうか。 ◎衛生管理課長 今の保健所運営協議会につきましては、年1回の開催で、前年度の実績、また、今年どういうことをやりますかというそういう内容に終始してございましたので、それよりも、今現在、各所管の方で団体については定期的に会議とか協議をしています。そこで十分お声をお伺いし、また、保健所の運営に生かしているところでございますので、このタイミングで、区としましては廃止を提案したところでございます。 ◆はたの昭彦 委員  先ほどから何回も言っているように、フェーズが変わったというか、これまで経験したことのないコロナという中で、やっぱり保健所の役割というのが、改めて再認識されているわけですよね。国が、この間保健所を統廃合とか含めて少なくしていく中で、今回の検査の遅れだとか、こういった感染拡大する事案の中で、人が足りないとかという事態があったわけですよ。  そういうことに対して、広く区内の団体から意見を聞いて、どういうふうに対応していくのかということをやるのが、やっぱり保健所運営協議会だと思うんですね。先ほど、年に1回とかという、報告事項のみという話がありましたけれども、それはやはり事務局側の運営の問題じゃないかなと思うんですよ。保健所が地域の中でどういう役割を果たしていくのかというのを、様々な団体の人が集まって、その中でもむ中で、よりよい保健所をというふうにしていって、地域の住民を守るという体制ができていくんじゃないかと思うんですが、その辺はいかがでしょうか。 ◎衛生管理課長 昭和50年の自治法改正で保健所が東京都から区に移管されまして、既に46年の時間が経過しています。その中で、区としましては、様々な御意見をいただきながら、今の保健所ができていると思っているところでございます。  また、こちらについては、コロナの関係で感染症の強化をしたと、そういうところで、既に保健所については、現状に合った、今どういうことが必要かということをるる、日々検討しながらの保健所運営をしているところでございます。 ○杉本ゆう 委員長  ほかにありませんか。       [「なし」と呼ぶ者あり] ○杉本ゆう 委員長  質疑なしと認めます。  次に、各会派からの意見を求めます。 ◆白石正輝 委員  可決で。 ◆いいくら昭二 委員  可決でお願いします。 ◆はたの昭彦 委員  質疑の中でも申し上げましたけれども、今、御答弁があって、保健所ができて46年経過をして現状に合った対応だということを言われましたけれども、現状じゃなくて、これからどうしていくのかということで、46年間の中でこういった新型コロナの感染症は初めてですよ。そのずっと前にはあったかもしれないけれども、私たちが知る限りでは、そういったことを初めて経験する中で、今後どうしていかなければいけないのかということが問われているときに、今、やっぱり廃止をするべきではなくて、今こそ更に充実させていくべき時期だということを申し上げまして、この議案については反対をさせていただきたいと思います。 ◆銀川ゆい子 委員  可決でお願いします。 ○杉本ゆう 委員長  本案は、原案のとおり可決すべきものとすることに賛成の方の挙手を求めます。       [賛成者挙手] ○杉本ゆう 委員長  挙手多数であります。よって、原案のとおり可決するべきものと決定いたしました。  (2)第22号議案 (仮称)足立区介護保険事業者支援施設の大規模改修工事の実施に関する基本協定単独議題といたします。  執行機関の説明を求めます。 ◎福祉部長 おはようございます。それでは、福祉部の議案説明資料を御覧いただきたいと思います。  2ページをお開きください。  件名は、(仮称)足立区介護保険事業者支援施設の大規模改修工事の実施に関する基本協定でございます。  対象の施設は、2を御覧いただきたいと思いますが、「特別養護老人ホームさの」及び「高齢者在宅サービスセンターさの」の二つ、複合施設となってございます。  この施設は、平成3年に開設してから29年以上経過しておりますので、大規模改修が必要ということで、協定を結ばせていただきたいと思います。  工事の内容につきましては、3番でございますが、主要電源設備の屋上への移設ほか2点の工事内容となってございます。  4の協定内容でございますけれども、(2)を御覧いただきたいと思いますが、協定の金額、総額11億4,000万円となってございます。この中には小破修繕費を含みます。  内訳といたしまして、令和3年度につきましては3億6,000万円余の金額を予算計上させていただきまして、令和4年から6年度に掛けまして債務負担を取らせていただきたいと考えてございます。  (3)の協定の相手方は、社会福祉法人東京蒼生会で、工期につきましては、協定締結日以降、令和7年3月31日までと考えてございます。  今後の方針のところでございますけれども、この施設の改修に関しましては、特別養護老人ホームの入居者が入居した状態での居ながら工事とさせていただきたいと思います。そのため、法人主導で、安全と健康に最大限配慮した形で工事を進めさせていただきたいと考えてございます。  基本協定の案につきましては、3ページ以降掲載してございますので、御覧いただきたいと思います。 ○杉本ゆう 委員長  質疑はありませんか。 ◆はたの昭彦 委員  ちょっと確認なんですけれども、主要工事の中で、設備工事とかというのは入っていないんですけれども、建物、ある一定の年月たつと、その設備、水回りとかというのは、更新というのは非常に重要だと思うんですけれども、今回の工事は、そういうのは入っていないということでしょうか。 ◎営繕管理課長 3番に書いてあります主要工事、主な工事しか記載しておりませんけれども、今、はたの委員がおっしゃいましたように、給排水関係の配管等についても更新する予定でございますし、また空調関係の機器についても更新の予定があります。 ◆はたの昭彦 委員  工事期間を見ますと、令和3年から6年ということで、4年間ということで言うと、今お話のあったかなり大規模な工事という理解でよろしいですか。 ◎営繕管理課長 はたの委員のおっしゃるとおり、大規模な工事になると思います。  それで、先ほど福祉部長の方から御説明ありましたけれども、居ながら工事のために、工期をその分取っております。 ◆いいくら昭二 委員  私も少し質問させてください。  これ大規模改修工事ということで、期間がたっているということで、居ながら改修工事をするということになっているんですけれども、古い建物だと、例えば、改修する場合に、人体に有害な様々な部分もあるかもしれないと思うんですけれども、その点この居ながらの改修というのは、どのような安全対策、入居されている方に対する対策を取っているんでしょうか。 ◎営繕管理課長 今、いいくら委員おっしゃいました有害な物質等という御意見ですけれども、その辺につきましては、例えばアスベストとかありましたら、その辺は法的な手続を取り、関係各所と調整しながら、安全対策を講じながら工事を進めていくような形で計画しております。 ◆いいくら昭二 委員  要望といたしまして、是非とも安全対策をしっかりと、対策の下で行っていただくことを要望しておきます。 ○杉本ゆう 委員長  ほかにありませんか。       [「なし」と呼ぶ者あり] ○杉本ゆう 委員長  質疑なしと認めます。  次に、各会派からの意見を願います。 ◆白石正輝 委員  可決で。 ◆いいくら昭二 委員  可決でお願いします。 ◆はたの昭彦 委員  今、いいくら委員の方からありましたように、本当に居ながら工事というのは、入居者、特に高齢の入居者なので、音ですとか、あと有機溶剤の臭いとか、そういうものに十分注意していただきたいと思います。  私も以前、前の職場のときに、老人施設改修工事をやったことがあるんですけれども、やっぱり3年ぐらい掛かりまして、1部屋ずつ患者を1回、朝ほかの部屋に移して、中の改修工事をやって、工事が完成すると、また戻すということで、本当に現場も大変ですし、その辺の注意と連絡を密にしながら、最後まで安全に工事をお願いしたいと思います。賛成です。 ◆銀川ゆい子 委員  可決でお願いします。 ○杉本ゆう 委員長  これより採決をいたします。  本案は、原案のとおり可決すべきものとすることに御異議ありませんか。       [「異議なし」と呼ぶ者あり] ○杉本ゆう 委員長  御異議ないと認め、原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。  次に、(3)第23号議案 債権の放棄について、(4)第24号議案、(5)第25議案、(6)第26号議案まで債権の放棄について、以上4件を一括議題といたします。  執行機関の説明を求めます。 ◎福祉部長 それでは、福祉部の議案説明資料の9ページを御覧いただきたいと思います。  第23号議案の債権の放棄についてでございます。  債権の内容でございますが、1の(1)種類のところを御覧いただきたいと思いますが、足立区生業資金貸付金でございます。  (2)債務者につきましては記載のとおりでございます。  (3)放棄する債権額でございますが、元利金、延滞金を含めまして101万円余の金額となってございます。  2番の債権放棄の理由でございますが、債務者であります借受人、連帯保証人のいずれもが自己破産によりまして、本債権について免責を受けてございますので、回収できる見込みがないということから、債権を放棄したいと考えてございます。  続きまして、第24号議案、10ページでございます。  こちらも種類は同様でございます。足立区生業資金貸付金でございます。  (2)の債務者については記載のとおり。  (3)放棄する債権の額でございますが、元利金、延滞金含めまして186万円余の金額でございます。  こちらの債権放棄の理由でございますけれども、債務者であります借受人は死亡されております。そして、その法定相続人は、全員が相続放棄をしているという状況でございます。また、連帯保証人につきましては、消滅時効の援用をしておりまして、回収できる見込みがないことから、債権放棄をしたいと考えてございます。私からは以上です。 ◎足立福祉事務所長 福祉事務所からも、生活保護費返還金に関する債権放棄が2件です。  11ページ、第25号議案でございます。  1の(3)放棄する債権の額、返還決定額と同額199万8,000円でございます。  2番、債権放棄の理由ですけれども、自己破産により回収見込みがなくなったためでございます。  続きまして、12ページ、第26号議案でございます。  1の(3)放棄する債権の額、こちら徴収決定額から一部納付がありましたので、259万2,996円です。  2番の債権放棄の理由、先ほどと同じ自己破産により回収できる見込みがなくなったためでございます。 ○杉本ゆう 委員長  質疑はありませんか。 ◆はたの昭彦 委員  第25号議案、第26号議案について、ちょっと質問したいのですけれども、両方生活保護者ということなんですけれども、第25号議案の方は、生活保護法第63条に基づく返還金で、もう一つが第78条に基づく徴収金という、この2件の違いをまず教えていただきたいんですけれども。 ◎西部福祉課長 第63条の方は通常の返還金ということで、第78条につきましては不正受給等の返還金でございます。 ◆はたの昭彦 委員  通常の返還金、どうして返還金が発生して、もう一つの方はどうして徴収金が発生したのか、その理由をお聞かせください。 ◎西部福祉課長 返還金の中身は、第78条につきましては不正受給、こちら西部福祉課であった事例ですけれども、不正受給があって、これを返還していただく内容です。  不正受給の内容は、不正に就労していたものを偽って、黙って不正していた、所得があったという中身でございます。 ◎東部福祉課長 第25号議案についての発生の方は、カードローンによる借入金をしてしまったということが原因になって第63条になっております。 ◆はたの昭彦 委員  今のまず第25号議案については、生活保護を受けていてカードローンというのは可能なのかなというのがまず一つ疑問なのですが、それはどうなんでしょうか。 ◎東部福祉課長 こちらの方は、金融機関の方での審査によって、融資が受けられてしまったという状況になっております。 ◆はたの昭彦 委員  本来ならば、生活保護ですから、生活保護受給範囲内で生活するのが基本なんだけれども、今回の場合はカードローンということで、かなり大きな金額ということでは、どうなのかなというのがあるけれども、ただ、その生活保護費というのが年々減らされる中で、急な出費とかで、例えば友達から借りちゃったとかというときに、もうあるかもしれないと思うんですよ。そういう中で、今の生活保護法で言うと、借りたお金というのは収入になって収入認定されてしまうということでいうと、その額、減額されるとか、返還金が生じるのとともに、例えば借金ですから、借金した相手にも返さなきゃいけないというようなことでいうと、やっぱり在り方として、本来はいけないことなんだけれども、そういう制度の在り方としてはどうなのかなというふうな私は疑問を持つんだけれども、それについてはどのようにお考えでしょうか。 ◎東部福祉課長 生活保護の保護法の法律上の話なので、私たちの側としては、借入金の方はしない形ということで制度の説明の方と、あと家庭訪問等でそういった状況はないか、生活状況の方を聴取しながら御相談を受けているところでございます。 ◆はたの昭彦 委員  分かりました。  それと、第26号議案の方は、不法就労ということだったんですけれども、この方は、生活保護を受けているのか受けていないのかどちらなんでしょうか。 ◎西部福祉課長 この方については、今現在は保護を受けておりません。 ◆はたの昭彦 委員  この方は、生活保護が廃止になった後に徴収金ということで発生したという理解でよろしいですか。 ◎西部福祉課長 今、はたの委員おっしゃるとおり、廃止になってから、返還金、課税調査で見つかった返還金が決定しております。  付け加えて言いますと、平成26年の7月に法改正があって、本来は第78条、不正受給について今は返還対象、免責にはならないんですけれども、この平成26年7月の法改正によって、その前に決定しているものですから、今回は債権放棄という形になったものでございます。 ◆いいくら昭二 委員  私、第23号議案についてちょっと質問させていただきたいと思うんですけれども、これ第23号議案の貸付最終返済日が平成18年8月4日ということで、破産の簡易裁判所に訴え提起したのは平成30年2月5日ということで、これ、時効は、区としては、10年以上たっている間において簡易裁判所に訴えを提起したという、この間というのは、時効の絡みでどういう形で対応していたんでしょうか。 ◎福祉管理課長 借受人の方は、平成18年に破産免責があったということで、連帯保証人に対して償還を求めていた形になります。平成18年の8月に最後に償還が取られたと。その後、文書催告等も、支払が行われなかった。それで、平成20年に連帯保証人変更届が出されて受理されたと。そこで連帯保証人との関係で催告書等を平成23年以降も送ったんですが、なかなか住所等が分からなかった。それで、平成28年6月に住所が判明したので、文書催告を再開し、その後、平成29年から区の顧問弁護士から連帯保証人内容証明書等を送ったのですが、反応がなかったので、先ほど言ったとおり、訴えの提起をする等、その間、そのような経過をたどっております。
    ◆いいくら昭二 委員  今、それは書類上の話で、要するに、この10年以上の間、区としてどういう形で対応したか、書類だけの審査で終わっていたのでしょうか。これ、多分、生業資金貸付ですので、多分ほかの融資もあるんだろうと思うんですけれども、区としては、この順位というか、破産したということで、その間に幾らの、どのぐらいの金額を返していただいたか、その10年以上になっているので、今書類、平成20年から、多分時効がスタートしてということなんだろうと思うんですけれども、平成18年から20年の間に、区としてどういうことをやってきたのか。  これは、何を言いたいかというと、今後もこういうことがあった場合には、しっかりとやはり区としまして、大切な税金でございますので、その対応というものを、書類だけでやると、またこのような形になるんではないのかなと思って、ちょっとお伺いしているわけでございます。  今後の対応を踏まえた上で、区としてこの部分に対して、何か反省すべき点とか、何かそういう点がありましたら、それをお聞かせください。 ◎福祉管理課長 連帯保証人の関係で言えば、区としても、電話催告、文書等にとどまっていたという部分もありますので、今はそのような形でなく、先ほど、平成29年から顧問弁護士、郵送とか、訴えの提起等もしてございますし、早期の対応として、早めに滞納があった場合は、徴収員もいますので、徴収員を派遣して、支払えない理由等を調査した上で対応を丁寧にしているところでございます。 ◆いいくら昭二 委員  この件に関しましては、例外ということで分かりましたので、今後ともしっかりとよろしくお願いします。 ◆ただ太郎 委員  今、大切な税ということもありまして、関連するのですが、第23号議案のところでは工業用ミシン、第24号議案では車両の購入資金ということで貸付けが決定されたというふうに記載されているのですが、今現在、このミシンなり、車両というのは、どのようになっているのでしょうか。  というのは、返済できないのであれば、こういったもの、資産があれば現金に換えるなどして返済に充てることもできたのかな、だけれども、お亡くなりになったですとか、様々な理由で、今回議案として出されているんですけれども、そういったものを売却するなりして、お戻しいただくという、そういったルールというのはあるんでしょうか。 ◎福祉管理課長 破産宣告等を受けているケースでもございますので、こういった部分に関して、なかなか購入したものに関して差押えとか、そういったところはなかなか難しいところでございます。 ◆ただ太郎 委員  そもそもいろいろな購入費として借り受けた場合に関しましては、それぞれ購入しましたよというような領収書ですとか、そういったものは役所なりに提出の義務というのはあるのですか。 ◎福祉管理課長 提出する義務はございます。 ◆ただ太郎 委員  なるほど。ということは、これを買いましたよということで提出されて、現物はそれぞれの方に渡っているということですけれども、こういった場合に、その車両ですとか、もし売却とかできるのであれば、そういったことも含めて、お返しいただくというところに充てていくというのは、単純に普通の考えかなと思うのですが、そのあたり難しいというのは、どういったところなのでしょうか。 ◎特命担当課長 破産宣告になりますと、破産管財人の弁護士が、その破産者の財産を全て処分して配分するというやり方になりますので、実際に破産宣告後は、新たに区が処分するということはできなくなります。 ◆ただ太郎 委員  相続人の方が全部相続を放棄するということなのですが、ということは、その車両というのは、単純に誰の持ち物でもなくなるよというところなのですかね。 ◎特命担当課長 車両等につきましては、破産管財人の弁護士が処分をして、金銭に換えて、債務者に分配するというのが破産事件のやり方でございますので、そもそも破産事件が発生してしまいますと、財産はもう全てなくなってしまって免責という形になります。 ◆ただ太郎 委員  ということは、第23号議案の方は、それも含めて、その分は返済に充てられたということでよろしいですか。それで、第24号議案に関しては、その分はどうなっているのでしょうか。 ◎福祉管理課長 第23号議案に関しては、その分を含めてというか、工業用ミシン等に関して、これはもう大分前のものなので、資産価値はないものと考えられます。  この破産宣告を受けた後、そういった分配するようなものがないということで、我々そういった資金等を破産後は受けておりません。 ◆ただ太郎 委員  福祉管理課長、大体で答弁されてもちょっと困ってしまうんですけれども、ミシンはそう考えられるという、一般的にはそうかもしれないですけれども、先ほどお話しのとおり、いろいろな手続の中で、そういったものは、資産というのも、裁判所の方ですか、そちらの方でいろいろと手続踏んで、その分は、こちらのこの生業資金で購入したものだから、そちらの返済に回すというふうにはされているのかというところをお聞きしたいのですが。 ◎区長 それぞれについて、実際に処分された後に、財産があったのか、財産を処分された金額があったのかどうかということと、複数の債権者があった場合に、区が、この中から、幾らか当時受け取っていたのかどうかということについては、ちょっと改めて確認させていただいて、正確なところを御答弁させていただきたいと思います。大変申し訳ありません。 ◆ただ太郎 委員  細かいことかもしれないですけれども、これ非常に大事なことだと思うんですよね。生業資金として、お仕事、生活のためにやるためにしっかりと寄り添った事業をしていく、施策を打ち出していくというのは、役所の役目でありますが、やっぱり返済できなかったということであれば、少しでも皆さんから頂いた税を使っているわけですから、少しでも返済に回していただけるように、是非是非、そのあたりもしっかりとルール決めというか、引き締めてやっていただきたいと思いますので、よろしくお願いします。 ○杉本ゆう 委員長  ほかに質疑ありませんか。 ◆白石正輝 委員  今さら債権の回収は、もうこの状況になったらできないことは分かりますよ。でも、福祉管理課長自己破産したから個々の財産については足立区が押さえられない、これ自己破産したからですよ。その以前にきちっと調べておけば、この人は返せるのか返せないのか、ある程度分かると思うんですよ。その時点で破産宣告をされる前の時点だったら、工業用ミシンも車も押さえられたわけですよ。差押えができたはずです。その辺についてはどういう形で考えているのですか。  それともう一つ、自己破産した場合には管財人が財産的な価値があるものについて全部処分をして、債権と負債と合わせて整理するわけですね。足立区も、もちろん債権持っているわけですから、この御二人からは、自己破産した時点で、足立区に少しも返してもらえなかったのですか。 ◎福祉管理課長 自己破産後に関しては、返していただいていないのが事実でございます。 ◎区長 ただ議員の御質問にもお答えしましたように、そこら辺について、当時どういう状況だったのかについて、改めて精査をして、後日、御回答させていただきます。 ◆白石正輝 委員  もう先ほど言いましたように、これ今さらどうしようもない案件ですから、我が党としては、これは認める以外ないんですけれども、ただ、こうしたことがもう毎議会出てくるんですね、債権放棄が。そのときの事務的なやり方がちょっと民間と比べると動きが鈍かった。民間の債権者と比べると区の方が非常に動きが鈍かった、こういうふうに感じるわけですね。  ですから、区長が言ったように、どの辺で問題が起こったのか、全く、だって自己破産して財産整理したのに足立区には一銭も返ってきませんでしたと、足立区だって100万円、200万円近い債権者なんですから。この人に例えば、一般的に銀行からどんどん貸してくれる可能性ないですよ。そうすると、足立区は、もしかしたら一番大きな債権を持っている債権者なのかもしれない。その辺について、やはりもう少し動きをしっかりしていただいて、区民の税金ですから、これ全部。少しでもそれは返してもらえるような、少しでも回収できるような動きをしないと。  今言ったように、認めるけれども、今後ずっといつも認めるかということになれば、やはりそうはいかないよと。ですから、これはもう要望でいいですから、この案件について、もう少しきちっと調べていただいて、今後は、一般の民間の債権者と同じように速やかな行動をしてもらわないと、形としてはこうなってしまう。よく調べて、今後、こうしたときには、足立区だって民間の債権者と変わらないわけだから、少しでも早く行動を起こすことによって、自己破産したから何もありませんと言うだけでは、区民は納得しないということですから、ひとつしっかりと調べて、同じような形にならないようにしてください。 ○杉本ゆう 委員長  ほかにありませんか。       [「なし」と呼ぶ者あり] ○杉本ゆう 委員長  質疑なしと認めます。  次に、各会派からの意見を願います。 ◆白石正輝 委員  可決でお願いします。 ○杉本ゆう 委員長  4議案全部可決でよろしいですか。 ◆白石正輝 委員  今言いましたように、もう今さらこれどうにもならないことですよ。可決しなくたって、絶対債権回収できませんから。これもう今さらどうしようもないことなんですから、議案で出ている以上、可決か否決なんですから。そういうことで言えば可決せざるを得ないと。  ただ、こんな形で考えるのは、民間じゃ絶対ないですからね。ですから、民間の債権者と同じような気持ちで、これは1円でも10円でも100円でも多く回収ができるような動きを是非していただきたいと、この案件については可決でお願いいたします。 ◆いいくら昭二 委員  4議案とも可決でお願いします。 ◆はたの昭彦 委員  事業をやるに当たって、様々なところから運転資金を借りて、それを回してやっていく中で、やっぱり様々な要因の中で事業が行き詰まるということはあると思うんですね。  第23号議案の方についても3年間は返済をしていましたし、これを見ると。第24号議案の方についても、平成11年に借りて令和2年4月1日まで返済をしていたということで言うと、やっぱり令和2年4月というと、コロナの中で、タクシーなんかは特にお客さんがいなくなって本当に経営が大変中で、こういったことが発生してしまったのだと思うんですね。  やっぱり貸したものは返していただくというのが基本なんだけれども、区として、こういったことに陥ったときに、相談に乗るような体制とか窓口とか、行き詰まっているときに、どうしたらいいんだろうと気軽に相談できるようなところが身近にあったら、また違った対応になったんじゃないかなというふうに思いますので、そういうところも充実させていってほしいと思いますし、自己破産というのは、法律で認められて、新たな生活を再建する上で認めた法律の権利ですので、こういったことで債権の回収ができなくなってしまったということでは、ある程度仕方がないのかなと思いますので、4議案全部については賛成ということで、よろしくお願いします。 ◆銀川ゆい子 委員  全て可決でお願いします。 ○杉本ゆう 委員長  これより採決をいたします。  4議案まとめての採決をいたします。  本案は、原案のとおり可決すべきことに御異議ありませんか。       [「異議なし」と呼ぶ者あり] ○杉本ゆう 委員長  御異議ないと認め、原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。  次に、(7)第41号議案 足立区介護保険条例の一部を改正する条例、これを単独議題といたします。  併せて、報告事項(2)第8期介護保険事業計画における介護保険料について、(3)足立区高齢者保健福祉計画・第8期介護保険事業計画(中間報告)へのパブリックコメントに対する区の考え方について、(4)足立区高齢者保健福祉計画・第8期介護保険事業計画(案)の策定についての報告も受けます。  執行機関の説明を求めます。 ◎福祉部長 それでは、13ページを御覧いただきたいと思います。  第41号議案 足立区介護保険条例の一部を改正する条例でございます。  今回の条例改正の主な改正点でございます。  1を御覧いただきたいと思いますが、現行については、まず、所得の段階区分、14段階となってございますが、改正案の方は17段階に数を増やしてございます。これに沿いまして、これまで14段階の保険料率については、第5段階を1としたときに2.7という数字でございましたけれども、改正案については、1に対して4.5まで引き上げさせていただきました。  また、もう1点、介護保険料の基準額でございますけれども、現行が年額7万8,960円、月額にしますと6,580円でございますけれども、これを年額8万1,120円、月額で言うと6,760円に引き上げをさせていただきたいというふうに考えてございます。  新旧対照表については、別紙の15ページ以降に添付させていただいております。  併せまして、福祉部の報告資料の5ページをお開けいただきたいと思います。  件名でございます。第8期介護保険事業計画における介護保険料についてというものでございます。こちらの内容につきましては、まず、この介護保険条例改正に当たりまして、地域保健福祉推進協議会の方から答申を受けてございます。  その答申内容が、5ページの1の記載でございます。1の(1)が保険料設定といたしまして月額6,760円と示されました。また、(2)保険料の多段階化ということで、先ほど申し上げました17段階への多段階化をさせていただいたところでございます。  また2でございます。中間報告のときの保険料と比較しまして、今回の条例改正の案では、金額が変わってございます。その変わっている影響事項について6点示させていただきました。  一つ目が、2の(1)介護報酬改定がございました。報酬改定で0.7%アップということになりましたので、保険料について46円上げるという内容が1点目でございます。  また、(2)介護保険制度の改正といたしまして、ア、イ、記載のものがございます。高額介護サービス費の上限の引上げ等の改正がございました。これによりまして、都合52円の介護保険料の引上げ効果がございました。  また、6ページを御覧いただきたいと思います。  (3)でございます。介護保険給付準備基金取崩額、こちらについては、中間報告より10億円増の40億円を投入させていただいて、保険料で換算すると170円減の効果がございました。  また(4)介護保険料収納率の精査によりまして、収納率を97.5%を見込み、中間報告より0.5%引き上げまして、35円引き下げる効果がございます。  また(5)調整交付金に関する係数の変更ということで、国から調整交付金の5%の配分の割合が示されました。それによりまして、中間報告よりも、記載のように区への交付が増える交付割合が示されましたので、これを算定いたしまして、65円の減の効果がございました。  最後に(6)総事業費等の推計でございます。中間報告よりも8億円減といたしまして、新型コロナウイルスによります保険給付費の伸びが思ったよりも抑えられている状況を勘案しまして、給付費の方も減させていただいたところでございます。  そして、答申の内容につきましては、7ページ、8ページに掲載をさせていただいておりますので、御覧いただきたいと思います。  続きまして、9ページを御覧いただきたいと思います。  足立区高齢者保健福祉計画・第8介護保険事業計画(中間報告)へのパブリックコメントに対する区の考え方でございます。  パブリックコメントの実施結果につきまして、実施期間は記載のとおりでございます。いただいた意見の提出件数は710件でございまして、3年前と比較して100件以上増えたというものでございます。  (3)の意見・要望等の内訳が表になってございますが、710件のうち約6割に当たります420件が介護保険料についての御意見で、そのうち、主に介護保険料を引き上げないでほしい、また引き下げてほしいという意見も多くございました。これに関しまして、区の考え方は、別添の資料のようにまとめさせていただいておりますけれども、先ほど御説明したとおり、保険料については、今後の認定者の増ですとか、給付費の伸びを勘案すると保険料を引き上げないわけにはいかないというのが結論でございまして、御意見に関する実現はできないということで、記載をさせていただいております。  また、10ページを御覧いただきたいと思います。  足立区高齢者保健福祉計画・第8期介護保険事業計画(案)の策定についてでございます。  こちらも公聴会、それからパブリックコメントでいただいた意見を踏まえまして、別添の資料のようにまとめさせていただいております。  1に、主な内容で、5章立てとなってございますけれども、第1章から第4章までが、高齢者保健福祉計画、第5章が介護保険事業計画という構成になっています。  特徴は、さきに策定しております地域包括ケアシステムビジョンの主な取組の18本の柱立てごとに、成果指標や活動指標などを設けまして、PDCAを回せるような形の計画づくりをさせていただいたところでございます。  今後の区民への周知ということでございます。  3の(1)あだち広報の「介護保険特集号」を3月末に発行する予定でございます。また、区のホームページには、策定いたしました計画についても掲載を予定しているところでございます。 ○杉本ゆう 委員長  質疑はありませんか。 ◆白石正輝 委員  まず、区の方で、第7期のときは14段階まで、第8期になって17段階、これ第7期のときに、23区の中でも、例えば港区なんかは17段階だったんですね。その17段階は4.5なんですけれども、足立区の14段階のとき以外、あの当時、今度足立区は17段階にしたんだけれども、ほかの区はもっとその段階を別の段階、例えば18段階とか19段階とか、そういうのはないんですか。 ◎介護保険課長 第7期の時点では、23区で一番段階の高いところは17段階となってございます。 ◆白石正輝 委員  この間の予算特別委員会でも話を聞きましたけれども、区民に改めて知ってもらうために例えば広報等を利用してやるんだと思いますけれども、この表だけ見ていると、よく分からない部分があるんですね。何が分からないかというと、例えば、第7期のときに、港区17段階、要は10%近くの区民がいたんですよ。今度、足立区は8期で17段階にしたんだけれども、17段階から12段階までかな、それから上を全部足しても2%いないんです。だから、例えば第17段階の人は区民の大体何%いますか、第16段階の人は区民の何%いますか、第1段階の人たちは何%いますかというのが出てくれば、足立区はそういう意味では、なかなか広報には、足立区低所得者多いですよという言い方はしにくいにしても、お知らせの仕方によっては、ある程度ほかの区と比べて、足立区が高くなってしまうのかなというのも仕方がないなと思えるような、そのお知らせの仕方をしないと、これだけ書いてあるだけではちょっと分からない。なぜ足立区が他の区と比べると高くなるのか。  この間も話したように、第5段階が基準ですよね。この第5段階から下に53%ぐらいいるわけですから、しかも2倍以上取る上には、全体足しても2%もいないんですね。だから、どうしても基準額が高くなるということは、そういう数字から考えてもしょうがないと思えるような報道をしないと、それは、安くしてくださいと当たり前なのですよ、それは。私も段階上の方で払っておりましたけれども、それは安くした方が、私だって助かるわけだよ。これは誰だって同じなんですよ。ただ、安くならないという、仕方ないのかなこれでというようなことが分かるような報道の仕方はありませんか。 ◎介護保険課長 白石委員おっしゃるように、区民の皆様に御理解いただけるような周知の方法、これは大事かと思います。ただ、この保険料に関して、特筆して広報に載せるということも、研究させていただきたいと思いますので、違った方法もあるかと思いますので、検討したいと思います。 ◎区長 あだち広報の特集号という形で、今回はこの介護保険料が改正になる特集号を発行させていただきます。  ゲラの段階で、この改正案の年間保険料額の段階ごとに何割ぐらいの区民がいるかという数字が入っていたかどうか、ちょっと記憶、定かではなくて大変申し訳ないんですけれども、今からでも、もし修正が利くのでしたら、今回から割合を入れさせていただきます。ただ、もし仮に間に合わないとしたら、次回からそのような形で広報させていただきたいと思います。 ◆白石正輝 委員  区長会や、できるだけそういう形でというのは、要は区民の皆さん方が理解しないと、なかなか不満だけがたまってしまうと。この制度は本当にいい制度なんですよ。これがなければ、基準額より少し上の人たちは介護をとても面倒見切れないんだから。これ自費でやったら、実際には、年間にして400万円、500万円と掛かってしまうのだから。それが、1割でいいですということであれば、十分に親の介護を見られる、例えば配偶者の介護も見られるということが、この制度があるからできるんだから。ただ、この制度を維持していくためには、皆さん方に共助という部分で相当協力してもらわなくちゃいけないことはもう分かり切ったことですから、是非それはお願いしたいというふうに思います。  もう一つ、これどこから出てきたお金だかよく分からない。介護保険給付準備基金取崩額とありますよね。中間報告では30億円ぐらい。それが最終報告になったら急に40億円になってしまった。これの差額というのは、どこから出てきたお金ですか。 ◎介護保険課長 こちらの30億円から40億円になった理由でございますけれども、今年度、令和2年度の給付費、こちらについて、3月補正のときに給付費の金額を減額いたしました。それによって、65歳以上の部分の金額、こちらが取り崩す額が減りましたので、その分を積み立てたということになりまして、その部分で40億円まで取り崩すことができるようになったというものでございます。 ◆白石正輝 委員  この中間報告が出てきたときには、この30億円というのは、第7期の積立金だという話で出てきたんですね。要するに、第7期でもらったお金と給付金で出たお金の差額、それについては、ずっと積み立ててきたんですね。それの積立金が30億円ありますというような話だったのに、急にまた10億円増えて40億円だと。これが、こういう形は、もし40億円出せるなら、最初から出しておいてほしいわけですよ。そうしないと、役所というのは、何かいろいろなこと言うと、どこかからお金が出てくるように感じちゃうわけですね。これはあまりいい方法だと思わないんですよ。積立て、要するに、第7期の積立金が、もし40億円使えるならば、コロナの問題があったからというようないろいろな説明はありましたけれども、あったのならば、それに近い数字を出してもらわないと。それを知らないと、今言ったように、役所というのは、いろいろな話をすると、どこかから10億円や20億円出てくるんだと。もう少し、一押しすれば、あともう少し出てくるんじゃないかと思われることは決していいことじゃないから。それについてはどう思いますか。  それともう一つ、この40億円を使ってしまうと、少なくとも、第9期のことを今ここで考える必要はないといえば、それはそれまでですけれども、第9期に残る積立てというのはほとんど出てこない、ほとんどない。こういうふうに思いますけれども、そのことについてお答えいただきたい。 ◎福祉部長 基金に関しましては、申し訳ございません、中間報告のときに、令和2年3月時点での基金積立額を想定して30億円という形にさせていただきましたけれども、結果、1年間たって、最終的に基金残高が10億円増えたために、10億円という差額になりました。その当時、あくまで予算額で見積もりましたけれども、3年後になるかと思いますが、今後はその見込みをもう少し踏まえた形で、投入額についてはきちっと精査をさせていただきたいと思います。  また、この基金の投入と、それから給付費の伸びの算定によりまして、第8期は何とかこれで賄えるという試算ではございますけれども、第9期に向けての基金の積立てはかなり厳しい状況ではございますので、本会議の答弁でも申し上げましたけれども、大分ゼロに近い形の残額にしかならないだろうという見込みでございますので、次のときの保険料の算定は、かなり厳しい状況になろうかというふうに、今のところ考えているところでございます。 ◆白石正輝 委員  多分、第8期で積立てができるという可能性はこの金額でいくとほとんどないんですよ。そうすると、第9期にいきなり高くなる可能性があるんです。40億円投入しても、この金額になっちゃう。しかも、その3年間のうちに、介護給付金は少しずつ上がっていきます。例年の計算で行くと、4%から6%ぐらいずつ毎年上がっていくんですよ。この3年間で、当然、介護給付額は上がっていきますから。しかも、積立金はゼロに近いということになると、第9期の介護保険料は、今のまま行ったらすごく高くなるんじゃないのかと。我が党内でも、このまま行くと1,000円以上高くなる可能性はあるよねという話が出ているのですよ。  そういうことをなくすために、そちらから頂いた報告資料には、例えば、国に制度設計そのものの変更とか抜本的な組替えをお願いするというような話が一行だけ出ていますよ。それはもう当然やらなければいけないことなんですけれども、できるだけ早く足立区としての考え方、こうすれば、何とか保険料を抑えられるよというような考え方をしっかり足立区が持たないと、23区の当事者の話で決まるとか、区長会で話が決まるじゃなくて、まずは足立区が、各党から言われているように、一番高い保険料なんですよと。その足立区がきちっとした考え方を持たなければ、なかなか国は動かない。  国だって、実際に介護保険料、地方へ行くとやっていかれるというようなことは言っているわけだから。23区はやっていかれないかもしれないけれども、地方はやっていかれるんじゃないかというようなことも言っているわけです。そうしたことについてのはっきりした区の姿勢、区というより、足立区の姿勢を23区の中で示していかないと、次の第9期までにあと3年しかないんですから。第9期までにあと3年しかないんですよ。国を動かすということは大変なことですから。是非そのことについては、早く足立区の基本的な姿勢を持つ。それで、23区の中でそれをしっかりとほかの区にも分かってもらう。そして、国に理解していただいて、介護保険の枠組みをしっかりと変えていかなくちゃいけない、こういうふうに思いますので、区長、よろしくお願いします。 ◎区長 予算特別委員会の中でも、白石議員の方から、改正の内容について、るる御説明がございましたので、まず23区の中での意見を取りまとめていくに当たって、足立区としてきちっとしたリーダーシップをとっていくということの今御意見かと思いますので、担当の部課長会等を経ながら、議論を収れんしていけるように努力してまいります。 ○杉本ゆう 委員長  ほかにありませんか。 ◆横田ゆう 委員  これまで厚生委員会では介護保険料の軽減を求める陳情が出されておりまして、介護保険料について毎回審議を重ねてきました。  第8期介護保険事業計画の中間報告で、7,020円から7,270円の提案がありまして、これに対して区民が驚き、区内で行われた公聴会は4か所に大勢が集まり、そして介護保険料の値上げをしないでくださいという声が上がっていました。また、パブリックコメントで、710通の意見の中でも420の介護保険料を上げないでという声が上がっています。
     これを受けて、区としては、介護保険料を抑えるために、今までにない本当に大変な努力をしてきたと思います。  第8期の介護給付費の見積りの精査や積立金の40億円を繰入れ、介護報酬が上がる中でも、最大690円の値上げ幅7,270円から180円の値上げで幅が下がり6,760円にするという最大限の努力をしてきたという経過だったと思いますが、いかがでしょうか。 ◎介護保険課長 横田委員おっしゃるように、これまで委員の皆様からの御意見、それから区民の皆様からの御意見、様々御意見いただきました。  そういった中で、どれだけ介護保険料、来期の介護保険料を抑えられるかということで、区といたしましても、できるだけ抑えられる方策というのを考えて、今回の答申をいただいたというところでございます。 ◆横田ゆう 委員  その経過は分かりましたが、区民から見れば、やはり東京23区で一番高い保険料を更に値上げするのは耐え難いということです。  現在の介護保険制度では、高齢者が増え続けて、介護給付費が伸びれば、際限なく介護保険料が上がり続けます。国に対して国庫負担を上げてほしいと声を上げるべきと思いますが、どうでしょうか。 ◎介護保険課長 区としましては、これまでも国に対しまして、国の負担割合の引上げ、そういったものは要望しておりますので、こちらについては引き続き要望してまいりたいと考えております。 ◆横田ゆう 委員  やはりこの点では、区民と共に声を上げていく必要があると思います。  今回の先ほど説明ありました国の制度改正、これについては、国は非常に重大な責任があると思います。今回の改正についても、自助、共助を強調し、介護報酬を7%上げたのと同時に、介護保険制度改悪で高額介護サービス費の自己負担限度額の見直し、資産要件の基準額の見直し、ショートステイ施設での食費の見直しなど、利用者の個人負担を更に増やすことになります。これでは、高齢者は制度があっても使えなくなっていく、今でも使いにくい介護保険制度が更に使えない制度となると思いますが、いかがでしょうか。 ◎介護保険課長 区としましては、介護が必要になったときに必要なサービスが使えるようにということで、この介護保険制度を運営しておりますので、使えないようなことがないように、周知はしていきたいと思いますし、そうあってはなりませんので、必要なときに使えるように、区としても、考えていきたいと考えております。 ◆横田ゆう 委員  区としての対応では、もう既に困難で、やはり私はこの国の法的な責任を、後退する介護保険制度の改悪は許されないものと思っています。  次に、高齢者はやはりこれ以上の値上げには耐えられないということで、区議会への陳情や署名が積み上がっておりますが、区長宛ての署名なども更に積み上がっていることと思います。  現在、値上げ幅は180円となっていますが、これを値上げしないために幾ら必要なのでしょうか。 ◎介護保険課長 横田委員おっしゃっている内容というのは、65歳以上の方々の保険料、これが今後3年間でどれくらいの歳入として入ってくるかという、180円部分の見込みということでよろしいでしょうか。そういうことでございますと、3年間、65歳以上の歳入としましては、約11億円となるかと思います。 ◆横田ゆう 委員  3年間で11億円となると、1年間に換算すれば、3億5,000万円程度あれば、1年間値上げをせずに済むということでよろしいでしょうか。 ◎介護保険課長 先ほど申し上げました11億円、これを3年間で割ると、大体3億5,000万円ということでよろしいかとは思います。 ◆横田ゆう 委員  それでは、やはり自治体本来の役割として、区民の福祉の増進のために働くという力を発揮して、180円の値上げをしないために最大限の努力をすべきと思いますが、いかがでしょうか。 ◎介護保険課長 介護保険料が引上げにならないように、努力はしてまいりたいと思います。 ◆横田ゆう 委員  具体的な努力としては、どのようなことをしたのでしょうか。 ◎介護保険課長 これまで、先ほどもお話ございましたが、介護保険料、中間報告から値上げにならないように、例えば介護給付費の再精査を行いまして3年間の総事業費の見直し、それから、介護給付準備基金の取崩額の金額を見直したりですとか、あとは、介護保険料の収納率、これを0.5ポイント引き上げて介護保険料の抑制を図ってまいりました。 ◆横田ゆう 委員  その中間報告の現在の提案を受けまして、180円の値上げとなったわけですね。その180円をできるだけ抑えるという努力をどのようにしたのかということを聞いております。  介護保険特別会計の中には、包括的支援事業、任意事業、例えば、成年後見事業や認知症対策などの高齢者福祉部門が入っていますが、これを一般会計に移して少しでも介護保険料を安くする努力をするべきと思いますが、いかがでしょうか。 ◎福祉部長 横田委員のおっしゃる意味は我々も算定に当たっては様々な考え方で、これができないか、あれはできないかということは考えさせていただきました。ただ、事業に関する今の組立ての中で、保険料を減額するために効果的な事業の移管というのは、ちょっと考えにくかったというところでございます。  また、180円を下げる努力というのは、こちらでは、そもそもそういう前提ではなく、精査を重ねた結果、現在より180円上げざるを得ないというのが結論でございまして、これ180円を下げる努力は、やってもできないというのが結論でございましたので、その部分の何か代替案というものは、結果としては見いだせなかったということでございます。 ◆横田ゆう 委員  更なる努力をお願いしたいところなのですが、一つの例を挙げると、第8期事業計画に移行するときに、紙おむつの支給事業の要介護4、5を一般会計に移しました。これは、他区では既に移行している区もあるわけですね。足立区が、今回で初めて紙おむつ支給を介護保険特別会計から一般会計に移した経緯を教えてください。 ◎高齢福祉課長 紙おむつの要介護度4、5の方につきましては、今まで経過措置として介護保険特別会計における補助金が活用できたということで、足立区としては介護保険特別会計の方で支出してきたものでございます。  ほかの区につきまして、いつどのタイミングでやったかというのは、各区それぞれ事情があったかと思いますけれども、その詳細については把握してございません。 ◆横田ゆう 委員  ですから、他区ではもう既に紙おむつの支給事業、5,000万円でしょうか、そのぐらいの金額、5,300万円ぐらいですが、それが、もう既に一般会計に移っていたわけですね。これが第7期のときには、介護保険特別会計で行われてきたわけですから、その部分で、高齢者に高い介護保険料をこれまで第7期で課してきたことにはなりませんか。 ◎福祉部長 おっしゃる観点で言うと、保険料算定の基礎になる介護保険の財源の中に、紙おむつの介護度4、5の方の部分が入っていますので、若干ではございますけれども、引上げ効果はあったと思います。ただ、5,000万円という金額が保険料に幾ら影響するかというと、恐らく10円未満の金額でございますので、明確に保険料の引上げに影響を及ぼしたというほど大きな財源ではなかったという認識でございます。 ◆横田ゆう 委員  区民にとっては、その10円が本当に貴重なお金になるというふうに私は思っています。そういう観点から、紙おむつと同様に、一般会計に移すことができる高齢福祉施策もあるのではないかと思いますが、そこはどうなんでしょうか。 ◎高齢福祉課長 まず、介護保険特別会計の方で支出すれば、国からの補助金等がありますので、区としての支出は結果的には少なくなります。できるだけ補助金を活用できるものにつきましては、補助金を利用して事業を実施していくというのが私どもの考えでございます。 ◆横田ゆう 委員  そういうことですから、やはり介護保険特別会計が膨れ上がってきてしまっているという状況だと思います。一般会計に移せば、今負担しているものよりも、やはり大きなお金が一般会計から出ていくということで、やはり区民の介護保険料の問題とかそういうものよりも、一般会計が出ることを心配しているということで、非常に冷たい区政と言わざるを得ないと思います。  今、高齢者はかつてない厳しい状況に置かれています。コロナウイルス感染拡大が収まらず、自粛生活を送られています。これまで必要でなかったマスクやアルコール消毒液、うがい薬の購入で出費もかさんでいます。このような中で、介護保険料は基準額180円を上げると、年間2,160円値上がりますし、生きがい奨励金の3,000円も廃止されるとなれば、合計で5,160円のマイナスになってきます。経済的にも精神的にも追い詰められているところに追い打ちを掛けるような区政の在り方だと思います。緊急事態宣言の中、つらい時期だからこそ、コロナウイルスに負けないで、みんなで乗り切りましょうと……。 ○杉本ゆう 委員長  横田委員、もう少し簡明にお願いできますか。 ◆横田ゆう 委員  介護保険料は値上げしませんと言ってあげますのが区政の在り方だと思いますが、いかがでしょうか。 ◎介護保険課長 私も介護保険料を上げるということは、上げたいとは思っておりません。ただ、今高齢者が増えている状況の中、またそれに伴いまして、介護給付費が増えている、こういった状況の中で値上げをせざるを得ない状況であるということは御理解いただきたいと思いますので、その点はよろしくお願いしたいと思います。 ○杉本ゆう 委員長  横田委員、簡明にお願いします。 ◆横田ゆう 委員  他の自治体の動向を見ますと、世田谷区では、基準額270円の引下げ、目黒区では基準額480円の値下げ、渋谷区は据置き、市部でも瑞穂町と武蔵野市が据置きとなっています。東京23区で一番高い介護保険料が、また第8期になっても23区で一番高い保険料と言われる可能性もあります。やはり、介護保険会計の中で、高齢福祉施策を一般会計に少しでも移し、できる限り値上げを抑えてほしいと思いますが、いかがでしょうか。 ◎福祉部長 横田委員おっしゃることも酌みながら、事業のどんなことができるかということは、引き続き考えてまいりたいと思いますけれども、今回御提案した中では、もう既にやることは全てやり尽くしたということが、我々の提案のベースになってございますので、その辺を御理解いただきたいと思います。  また、今、この介護保険以外で行っている区の一般財源を使った事業についても、今年度、敬老祝い金であったり、それから元気応援ポイント事業であったり、また、介護予防については非常に大事な事業で、これをしっかりと地域包括ケアシステムの構築をしっかり進めていくことが、この介護保険制度の延命というか、適正な運営に資するものだと思っておりますので、そちらの事業の充実をしっかりと取り組んでいきたいというふうに考えているところでございます。 ◆横田ゆう 委員  そちらの事業の方は、管轄外なので触れることはしませんけれども、やはり今コロナ感染拡大で高齢者の命と暮らしが脅かされているときだからこそ、やはりあらゆる方法を駆使して、区民のために使っていただきたいと思います。 ○杉本ゆう 委員長  ほかにありませんか。 ◆はたの昭彦 委員  先ほど介護保険給付準備基金取崩額が30億円から40億円というお話がありましたけれども、中間報告に比べると10億円伸びたということでいうと、やはり予想よりも大幅に給付費が減ったと。コロナのこともあるだろうけれども、そういったことで、考えたよりも利用が減ってしまったということですよね。 ◎介護保険課長 今年度ですけれども、確かに4月、5月、緊急事態宣言が発令されたとき、こちらについては、前年度よりもかなり落ち込んでいたという状況でございます。  ただ、最近は、その後、前年度に比べましても増えている状況でおりますので、持ち直しているような状況ではございます。 ◆はたの昭彦 委員  質問と説明がちょっとかみ合っていないんですよ。  要は、コロナの影響もあって、中間報告で予想した金額よりも最終的には給付額が減ってしまったから、余った金額が大きくなって、回せる金額が大きくなったということですよね。  それで、介護保険、要介護度によって利用限度額が決まっているんですけれども、例えば、要介護5だと35万円で1割負担の3万5,000円の費用負担は発生するんだけれども、各段階でその満額まで利用されているという方というのは、どれぐらいいるか分かりますか。 ◎介護保険課長 すみません、ちょっと今手持ちに資料ございませんので、後ほどお渡ししたいと思います。 ◆はたの昭彦 委員  いろいろ高齢の方、利用されている方に聞くと、なかなか保険料も高い中で実際に利用すると利用料が掛かるということで、本来ならば、もっと利用したいんだけれども、利用できないという方も非常に多くいるというふうに、私なんかは聞いているわけですよ。実際に毎年年金が減らされる中で、どんどん使えるお金が減っていく中で、では、どこを利用するかというふうになるわけですから、そういう厳しい生活実態の中で保険料を払っていただくということは、本当に大変だと思うんですね。  もともと介護保険制度というのは、低所得者が無料だった介護については、公的介護に移るということで、その中で制度を維持するために、一定の負担をしてほしいということで始まったわけですよ。だから、せめてその負担できる金額じゃないといけないわけです。滞納が発生すれば、利用できなくなっちゃう。それが払える限度額を超えてしまってきているということがまず問題で、制度としては、先ほど言ったように、今後高齢者が増えて、利用者が増えていけば、保険料はどんどん上がる仕組みなわけですから、そういった意味では、今後の高齢人口の増えとかを考えると、やっぱり制度をどこかで見直していかないと、私はもたないと思うのですが、区の考えはいかがでしょうか。 ◎介護保険課長 確かに、はたの委員おっしゃるように、今の制度、今の介護保険制度のままで行きますと、足立区の現状で見ますと、高齢者も増えていますので、来期についても、介護保険料上がってしまうのではないかという危惧はございます。ですので、こういったことについては、今もですが、国の方にも要望してまいりたいと考えております。 ○杉本ゆう 委員長  ほかに質疑ありませんか。       [「なし」と呼ぶ者あり] ○杉本ゆう 委員長  質疑なしと認めます。  次に、各会派からの意見を願います。 ◆白石正輝 委員  先ほど質疑の中でも申し上げましたように、介護保険制度は、少なくとも収入の中ぐらいの人たちの生活をこれによって支えているわけですから、この制度をなくすということはとても私たちとしては考えられないことですけれども、このまま行くと、第9期には、ある意味ではえらい騒ぎになるのかなと、保険料のことで。そういう危惧もありますので、是非、第9期に向けては、区の方の足立区の意見をしっかりと23区に伝えて、23区の意見を国の方にきちっと伝えていく中で、介護保険制度そのものを基本的に抜本的に考え直さなければ、この制度駄目になってしまいますよということについては、しっかりと、私たちも努力しますけれども、執行機関側としても是非努力をしていただきたいというふうに思います。  今回の議案については、いろいろと努力したことだと思いますよ。私は、こんな金額になると本当は思っていなかった、もう少し高い金額になるのかなというふうに思っていましたけれども、実際にはいろいろと努力して、この金額に落ち着いたと。もうこれ以上はもう考えられない、今の時点では考えられないということですから、そういう意味では、会派としてはこの制度を守るためにも、絶対に制度を維持していくためにも、議案には、賛成せざるを得ないというふうに思います。  可決でお願いいたします。 ◆いいくら昭二 委員  我が会派といたしましても、先ほどの議論の中におきまして、この介護保険制度というのはしっかりと守っていかなくちゃいけない。しかしながら、先ほど福祉部長の御答弁の中で、やはり御負担をしていただくためには、是非とも事業の充実をより、もう昨年以上に、今年度、来年度以降も、事業の充実を図っていただいて、本当に払ってよかったと思えるような制度の充実をよろしくお願いしたいということで、可決ということです。 ◆横田ゆう 委員  この条例案は、介護保険料を値上げし、高齢者の生活を圧迫するもので、到底賛成することはできません。条例案には反対です。 ◆銀川ゆい子 委員  可決でお願いします。 ○杉本ゆう 委員長  それでは採決いたします。  本案は、原案のとおり可決すべきものとすることに賛成の方の挙手を求めます。       [賛成者挙手] ○杉本ゆう 委員長  挙手多数であります。よって、原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。  次に、(8)議員提出第2号議案 足立区子どもの医療費の助成に関する条例の一部を改正する条例を単独議題といたします。  なお、委員の皆様方にあらかじめ申し上げます。  議員提出議案に対する質問につきましては、提出者に対する質問に限りまして、執行機関に対して質問することは御遠慮いただきたいと思います。  それでは、提案理由の説明を求めますが、本議案につきましては本会議で十分説明されていますので、簡明にお願いいたします。  それでは提案者、お願いいたします。 ◆横田ゆう 委員  ただいま議案となりました足立区子どもの医療費助成に関する条例の一部を改正する条例について、提案者を代表して提案理由を説明します。  この条例は、子どもの医療費の助成対象年齢を15歳から18歳に拡大するものです。  コロナ禍で、子育て世代は大変な苦境に陥っている今こそ、経済的負担の軽減を図るために、18歳までの医療費の無料化を実施するべきと思います。千代田区では既に実施しておりますし、品川区、北区では、入院については無料化を実施しております。子どもの貧困対策に取り組む足立区ですから、より多くの子どもたちが安心して医療を受けられるようにし、子どもの健全な育成と保健の向上を図るために実施に踏み切るべきと思います。  議員各位におかれましては、前向きに御審議いただき、賛同していただけますようお願いいたします。 ○杉本ゆう 委員長  それでは質疑に移ります。  質疑はありませんか。       [「なし」と呼ぶ者あり] ○杉本ゆう 委員長  質疑なしと認めます。  次に、各会派からの意見を求めます。 ◆白石正輝 委員  我が会派も、この議員提出議案については、先般の議員総会で議題となりまして、話合いをさせていただきました。  これは前の議会でも出て、実際には結論が出ないまま審議未了、廃案ということになったんだろうというふうに思いますが、それでいいですか。 ○杉本ゆう 委員長  事務局、いかがですか。 ◎区議会事務局長 そのとおりでございます。 ◆白石正輝 委員  党の態度表明ですから、質問をするのは変な話なんですけれども、実際に、また我が会派としても、例えば子育ての観点からすると、決して反対すべき議案ではないというふうには思いますけれども、政策というのは全体の調和が必要ですから、全体の調和が必要だと。これが優先的にやらなければいけない、政治的な判断をやらなければいけないとするのかどうかについては、まだまだ十分な検討をして、財源がなければできないわけですから、執行機関との財源の問題等を十分に考えながら、この問題、進めていきたいというふうに思います。  決して反対するものじゃないですけれども、やはり財源が必要だという中で、この政策を第一にするのか、もっと大事な政策があるのかということについては、十分、我が党としては、検討をしながら進めたいというふうに思いますので、継続でお願いいたします。 ◆いいくら昭二 委員  我が会派といたしましては、議員提出議案というのは、やはり予算との関係で課題になってきますので、執行機関の皆様方としっかりと話を詰めながら進めていきたいと思っておりますので、継続ということでよろしくお願いします。 ◆銀川ゆい子 委員  私たちもこの案に対しては、前向きに考えております。だけれども、先ほど白石委員の方からもありましたけれども、総合的に考えていかないといけないということで、今コロナの状況ということもありますし、区としてもその予算の一律カット、厳しい財政状況の中で、今、この計画をやるべきかどうかというのは、もうちょっと慎重に進めていかなければならないと思いますので、どんな進め方がベストなのか、ゆっくり計算して、議論を深めていきたいと思いますので、継続でお願いいたします。 ○杉本ゆう 委員長  これより採決をいたします。  本案は、継続審査とすることに賛成の方の挙手を求めます。       [賛成者挙手] ○杉本ゆう 委員長  挙手多数であります。よって、継続審査と決定いたしました。  以下の審査に直接担当でない執行機関の退席を認めます。       [執行機関一部退席] ○杉本ゆう 委員長  次に、請願・陳情の審査に移ります。  (1)元受理番号3 命を守る熱中症対策の強化を求める陳情を単独議題といたします。前回は継続審査でありました。  執行機関、何か変化はありますか。
    ◎環境政策課長 昨日の産業環境委員会でも報告させていただいた内容でございますけれども、環境部では、令和3年度から、気候変動適応対策の見地から、新たにエアコン購入費補助制度を開始する旨の報告をさせていただきました。  内容につきましては、エアコンが設置されていない65歳以上のみで構成される世帯につきまして、上限7万円までエアコンの購入設置について補助するという内容でございます。 ◎足立福祉事務所長 予算特別委員会でも申し上げましたが、ただいまの来年度から環境部で予定されているエアコン購入費補助事業を生活保護受給世帯が利用することについて、東京都に疑義照会した結果、エアコン購入に充てられたことが明白である、自立更生計画は必要とせず、領収書の提出をもって自立更生に充てられたと判断して差し支えない等の回答を得ました。  つまり、補助金については、収入認定除外として取り扱って差し支えないこととなりました。  また同じく予算特別委員会において、生活保護受給世帯が生活福祉資金を借りて本事業を利用した際、区から直接東京都社会福祉協議会に返済することはできない旨答弁いたしましたが、間接的に福祉事務所生活保護費から補助金分を東京都社会福祉協議会に支払うことはできるかもしれないため、今後詳細について検討してまいります。 ○杉本ゆう 委員長  何か質疑ありますか。 ◆はたの昭彦 委員  今回、環境部で65歳の高齢者のエアコンということで制度を提案しているんですけれども、65歳以上のみの高齢世帯のどれぐらいが申請するという前提の下で数字を出したか分かったら教えてほしいんですけれども。 ◎環境政策課長 いろいろと、正直言ってはっきりと分からないというのが現状です。実際そのエアコン設置世帯が全国的な統計でも9割以上みたいな数字は出ているんですけれども、それを足立区の中で当てはめられるのかどうかというのは甚だ疑問なところもありまして、まずは、今回、約200世帯というところの数字を出していますけれども、まずはこれでやってみて、どのぐらいの反響があるかも確認をしつつ、これからの制度を拡大するのか、引き続きどういった規模にしていくのか含めて、考えていきたいというふうに考えております。 ◆はたの昭彦 委員  本陳情は、高齢者世帯とあとひとり親、障がい者世帯のエアコンということなんですが、ひとり親世帯とあと障がい者、この対象となる世帯というのは、区内でどれぐらいいるか分かりますか。 ◎高齢福祉課長 高齢のみの世帯ということで、これ推計値でございますけれども、本年の1月1日現在ですと、約8万9,000世帯でございます。そのうち単身の世帯につきましては、約5万9,000世帯という状況でございます。 ◆はたの昭彦 委員  障がい者とひとり親の数は分かりますか。 ◎親子支援課長 足立区におけるひとり親世帯の数というのは、統計的には把握しておりませんが、昨年給付金のときにちょっと試算をしたところなんですけれども、そのとき住民基本台帳の中から抽出するような形だったんですけれども、1万300世帯がひとり親世帯とそのときは想定をいたしました。ただ、すみません、65歳以上ということでの限定の数字は持ち得ておりません。 ◆はたの昭彦 委員  何でこういう質問したかというと、陳情では、65歳以上と高齢者と障がい者とひとり親ということで、今回高齢者については、環境部の方でそういう制度を設けてくれるということでいえば、あと残りはひとり親世帯と障がい者ということで、予算的には、福祉の方でやるにしても、随分抑えられるなということでは、そのうち、さっき言った高齢者世帯の多分9割はもう持っているというふうな話になると、そのうちの1割ぐらいの措置で制度としてできるのかなというようなことで質問をいたしましたので、是非今回そういった環境部でやっていただくということで、今までと違う財政負担の割合になるのかなと思うので、そういう意味では、より実現性というか、可能性ということで、財源の面から見た可能性といえば、できるんじゃないかなというふうな思いはあるんですけれども、それについての考えというか、感想というか、どうでしょうか。 ◎環境政策課長 先ほども答弁しましたけれども、今、実際これから、問合せがもう既に何件か届いている状況でございますので、そういったものも含めて、財源の話になるとなかなか我々の方で答弁することは難しいんですけれども、実際の状況を見ながら、65歳以上の分については、我々の方でもしっかり対応していきたいと思います。 ○杉本ゆう 委員長  ほかに質疑はありませんか。       [「なし」と呼ぶ者あり] ○杉本ゆう 委員長  質疑なしと認めます。  次に、各会派からの意見を願います。 ◆白石正輝 委員  継続でお願いします。 ◆いいくら昭二 委員  継続でお願いします。 ◆はたの昭彦 委員  先ほど言ったように、陳情の中の対象者のうち、高齢世帯については、環境部の方でやるというふうになると、残りはひとり親と障がい者世帯ということで、やはり今般の地球温暖化に伴う高齢化というのが尋常ではないということでは、弱い人たちの命を守るという立場から、是非区としては決断していただきたいということを申し上げて、採択を求めます。 ◆銀川ゆい子 委員  継続でお願いします。 ○杉本ゆう 委員長  これより採決いたします。  本件は、継続すべきものとすることに賛成の方の挙手を求めます。       [賛成者挙手] ○杉本ゆう 委員長  挙手多数であります。よって、継続審査と決定いたしました。  次に、(2)元受理番号5 介護保険の負担軽減を求める陳情を単独議題といたします。前回は継続審査であります。  執行機関、何か変化はありますか。 ◎介護保険課長 特に変化はございません。 ○杉本ゆう 委員長  何か質疑ありますか。 ◆横田ゆう 委員  陳情項目の5番目の紙おむつ支給要件について伺います。  第8期介護保険事業計画策定に当たり、紙おむつの支給要件の見直しが行われて、要介護3から2へ適用になりました。これについては大きな改善で、対象者が増え、大変よかったと思っています。  しかし、これでは十分とは言えないと思います。陳情者の趣旨というのは、紙おむつが必要になったときには、所得要件に関わりなく支給してほしいというものです。所得要件では非課税世帯に限るのは非常に厳しい要件で、葛飾区と足立区のみですが、改善しても、まだ、この要件では23区中最低となっています。  今回、介護保険特別会計から一般会計に移管しましたが、予算額は幾ら掛かっているのでしょうか。 ◎高齢福祉課長 来年度の紙おむつの総予算額につきましては、約1億5,000万円という状況でございます。 ◆横田ゆう 委員  本人だけが非課税ということになると、幾らぐらい掛かるんでしょうか。 ◎高齢福祉課長 本人だけが非課税ということで、要介護2までの方に広げると、前回の委員会でもお答えしましたけれども、約2億4,000万円と見込まれているところでございます。 ◆横田ゆう 委員  所得要件を世帯で外すと幾らぐらいになりましたでしょうか。 ◎高齢福祉課長 この点についても前回お答えしましたけれども、要介護2で所得制限を外すと、約3億8,000万円と見込まれるところでございます。 ◆横田ゆう 委員  やはり介護状態になりますと、毎月6,000円も掛かる紙おむつ代は、課税世帯でも重くのしかかっていますので、所得要件を外すことも対象にしていただきたいと思いますが、いかがでしょうか。 ◎高齢福祉課長 紙おむつの支給事業につきましては、これまでも財政規律との関係で、何をどこまでということで、いろいろと議論があったというふうに認識しております。いろいろな考え方ございますけれども、やはり非常に高額の事業でございますので、一定程度の制限というのはやむを得ないものと考えております。 ◆横田ゆう 委員  そうしますと、やはり冷たい区政と言わざるを得ないと思います。再度検討してください。  そして、入院中の紙おむつについてですが、病気や急なけがで入院した場合、介護認定を行っていない場合があります。高齢者の場合、ほとんど入院すると、紙おむつ、紙パンツになってしまいますが、介護申請をすると、手術や治療の後に落ち着いてから申請という形になってしまうので、非常に大変な状況になっています。入院中は、現金給付に代わり6,000円の支給となっていますけれども、高い入院費の中で、少しでも支給をするとなると、大きな支援となると思いますが、どうでしょうか。 ◎高齢福祉課長 入院した際に紙おむつが必要になるというのは、要介護度が低下したというよりも、医療の面で紙おむつが必要ということがまず原則ではないかと考えております。  私ども紙おむつの支給事業につきましては、要介護度の認定というのを前提条件としておりますので、この考え方について変更する予定はございません。 ◆横田ゆう 委員  これは、他区から比較しても、やはりほとんどの区が入院中は支給になるというふうになっているんですね。ですから、もう本当に高い最近の入院費では本当に家計の負担になると思うので、検討していただきたいと思います。  紙おむつを使い始めると、もう本当に毎月生活費が圧迫されるようなことになりますので、本人と、それから家族を支える直接な支援として大変有効なものですから、検討をお願いしたいと思います。要望です。 ○杉本ゆう 委員長  ほかに質疑はありませんか。       [「なし」と呼ぶ者あり] ○杉本ゆう 委員長  質疑なしと認めます。  各会派の意見を求めます。 ◆白石正輝 委員  継続でお願いします。 ◆いいくら昭二 委員  継続でお願いします。 ◆横田ゆう 委員  介護保険の軽減を求める陳情では5項目ありますが、どれも非常に重要なことだと思いますので、採択を求めます。 ◆銀川ゆい子 委員  継続でお願いします。 ○杉本ゆう 委員長  これより採決いたします。  本件は、継続すべきものとすることに賛成の方の挙手を求めます。       [賛成者挙手] ○杉本ゆう 委員長  挙手多数であります。よって、継続審査と決定いたしました。  次に、(3)元受理番号12 全てのがん検診無料化及び女性のがん検診毎年実施を求める陳情を単独議題といたします。前回は継続審査であります。  執行機関、何か変化はありますか。 ◎衛生部長 特段の変化はございません。 ○杉本ゆう 委員長  これより質疑に入ります。  何か質疑はありますか。       [「なし」と呼ぶ者あり] ○杉本ゆう 委員長  質疑なしと認めます。  各会派の意見をお願いいたします。 ◆白石正輝 委員  継続でお願いします。 ◆いいくら昭二 委員  継続でお願いします。 ◆横田ゆう 委員  がんの早期発見は何よりも本当に大切なことだと思います。早期発見すれば命が助かり、医療費の軽減にもつながります。  がん検診の無料化は非常に重要だと思いますので、採択を求めます。 ◆銀川ゆい子 委員  継続でお願いします。 ○杉本ゆう 委員長  これより採決いたします。  本件は継続審査とすることに賛成の方の挙手を求めます。       [賛成者挙手] ○杉本ゆう 委員長  挙手多数であります。よって、継続審査と決定いたしました。  次に、(4)元受理番号15 医療的ケア児や重症心身障害児とその家族に対する日常生活支援サービスの向上を求める陳情を単独議題といたします。前回は継続審査であります。  執行機関の方、何か変化はありますか。 ◎障がい福祉課長 特段の変化はございません。 ○杉本ゆう 委員長  何か質疑はありますか。 ◆はたの昭彦 委員  4月から報酬改定が行われたり、制度が充実させるような厚生労働省の方針とかが出たと思うんですけれども、どういうふうになっていくのかとか、どういうようなことが充実されたのか、分かる範囲で結構なので教えてください。 ◎障がい福祉課長 医療的ケア児に関する部分ですと、例えば、放課後等デイサービスに通われる際に、医療的ケア児が通っても、そのための追加報酬加算というのが基本的にはございませんでした、これまで。重い人については、一定程度カウントされていたんですけれども、これまでは軽い医療的ケア児については加算対象になっていなかった、そこが令和3年度からは、医療的ケア児全てを報酬加算対象にするといったところであったりとかが大きな医療的ケア児に関する変更点でございます。 ○杉本ゆう 委員長  ほかに質疑ありませんか。       [「なし」と呼ぶ者あり] ○杉本ゆう 委員長  質疑なしと認めます。  各会派の意見を求めます。 ◆白石正輝 委員  継続でお願いします。 ◆いいくら昭二 委員  継続でお願いします。 ◆はたの昭彦 委員  今、障がい福祉課長の方からお話があったように、国もこの医療的ケア児については、非常に大きな、支えることについては大きな問題だということで、報酬加算なんかもより充実する方向にあるわけですから、やはり区としても、こういった医療的ケア児、重症心身障がい者を持っているその家族に対して、できるだけの支援をしていくということが大事だと。この間もいろいろ充実していただいていますけれども、更なる充実を求めていきたいという意味では、採択を求めたいと思います。 ◆銀川ゆい子 委員  継続でお願いします。 ○杉本ゆう 委員長  これより採決いたします。  本件は継続審査とすることに賛成の方の挙手を求めます。       [賛成者挙手] ○杉本ゆう 委員長  挙手多数であります。よって、継続審査と決定いたしました。  次に、(5)2受理番号2、ケアプランの有料化は行わないことを国に求める意見書の提出を求める陳情を単独議題といたします。前回は継続審査であります。  執行機関、何か変化はありますか。 ◎介護保険課長 特段の変化はございません。 ○杉本ゆう 委員長  何か質疑はありませんか。       [「なし」と呼ぶ者あり] ○杉本ゆう 委員長  質疑なしと認めます。
     各会派の意見を願います。 ◆白石正輝 委員  継続でお願いします。 ◆いいくら昭二 委員  継続でお願いします。 ◆横田ゆう 委員  このケアプランの有料化は、毎回介護保険制度の改定のときに出てくる問題ですが、今回も見送られました。介護サービスを入り口から利用する人を制限することになるような、こういった有料化は行わないように、国に意見を求めていくべきと思いますので、採択を求めます。 ◆銀川ゆい子 委員  継続でお願いします。 ○杉本ゆう 委員長  これより採決いたします。  本件は、継続することに賛成の方の挙手を求めます。       [賛成者挙手] ○杉本ゆう 委員長  挙手多数であります。よって、継続審査と決定いたしました。  次に、(6)2受理番号4 3歳児健診でカメラ型のオートレフラクトメーターを用いた検査や視能訓練士・眼科医が視力を測る体制と各保健センターにおける相談窓口を早急に構築するよう求める請願を単独議題といたします。前回は継続審査であります。  執行機関の方、何か変化はありますか。 ◎保健予防課長 本請願が出された時点では、カメラ型のオートレフラクトメーターを2区で導入してございました。その後、今年度3区、また令和3年度に3区導入するということで、状況が変わってきております。  区としましては、導入している区に視察をし、情報収集に努めていきたいと考えてございます。視察結果がまとまりましたら、委員会の方に御報告したいと考えております。 ○杉本ゆう 委員長  何か質疑はありませんか。 ◆いいくら昭二 委員  今の御答弁の中で、令和3年度また対応するということで、このオートレフラクトメーターの効用というか、他区の状況というのは、どういう形でそういう追加で導入しているのか、その点について、区の方は把握しているでしょうか。 ◎衛生管理課長 ほぼ機械につきましては、一瞬にして屈折異常や斜視、遠視、乱視などが発見できるようになってございます。導入した区におきましては、要精密検査率が練馬区の場合ですと10%と、結構多くの率が上がってきてございますので、そうすることによって、やはり疑い例を多く拾うことによって、早めにそういうお子様を救うことができる、そういうことが出ているということをお伺いしております。 ◆いいくら昭二 委員  今の足立区の対応では、やはりそこら辺のところというのは、対応、漏れてしまうとか、そういうことというのはあるんでしょうか。 ◎保健予防課長 現在、三、四か月の乳児健診、また3か月健診で、それに関する取組はしております。それで、区としては、それが十分かどうかについては、今の段階では3歳児健診ではできると思っていますけれども、やはり他区の機械を導入したということも踏まえますと、更にやることによって、そういうお子様たちの早期発見につながるのではないかなと考えているところでございます。 ○杉本ゆう 委員長  ほかに質疑はありませんか。       [「なし」と呼ぶ者あり] ○杉本ゆう 委員長  質疑なしと認めます。  各会派の意見を願います。 ◆白石正輝 委員  継続でお願いします。 ◆いいくら昭二 委員  今の御答弁でありましたように、区の方もしっかり視察していただきまして、その対応を見ながらということで、また審議していきたいと思っていますので、今回、継続でお願いします。 ◆横田ゆう 委員  是非、今言われました視察を実行していただいて、オートレフラクトメーターを導入していただくのと、そのほかの陳情項目であります視力機能の啓発ですとか相談業務、そういったものも重要であると思いますので、採択を求めます。 ◆銀川ゆい子 委員  継続でお願いします。 ○杉本ゆう 委員長  これより採決いたします。  本件は継続審査とすることに賛成の方の挙手を求めます。       [賛成者挙手] ○杉本ゆう 委員長  挙手多数であります。よって、継続審査と決定いたしました。  次に、(7)2受理番号9 高齢者も障がいのある方も安心して暮らせるよう求める陳情を単独議題といたします。前回は継続審査でありました。  最初に、追加署名の提出がありましたので、区議会事務局から報告を願います。  また、併せて報告事項(5)足立区第6期障がい福祉計画・第2期障がい児福祉計画(案)についての報告も、その後執行機関の方から報告を受けます。 ◎区議会事務局次長 本陳情につきましては、2月26日付で79名、3月11日付で52名の追加署名の提出があり、合計で391名になりましたので、御報告いたします。 ◎障がい福祉推進室長 恐れ入ります、福祉部厚生委員会報告資料の11ページをお願いいたします。  件名、所管部課名は記載のとおりでございます。  前回1月20日の本委員会で、足立区第6期障がい福祉計画・第2期障がい児福祉計画の素案についてパブリックコメントや関係団体でヒアリング等、寄せられた意見、御報告させていただきましたけれども、その御意見を踏まえまして、別添資料のとおり、計画案を策定いたしましたので、報告させていただきます。  1、主な内容でございます。  第1章から第5章の章立ての内容になってございますが、今回追加をいたしましたのが第5章、障がい関連基礎データを追加させていただきました。  2、本計画案の特徴、2点ございます。  一つは、策定に当たっては、初めて障がい者、障がい児の保護者、サービス事業所を対象としたアンケート調査を実施いたしまして、当事者等の御意見を反映させていただきました。  二つ目は、国から示された計画策定上の基本方針に基づきまして、相談支援体制の充実強化、障がい福祉サービス等の質の向上を追加をいたしました。  3、区民への周知でございますけれども、本計画を区ホームページ等に掲載をさせていただく予定でございます。説明は以上でございます。 ○杉本ゆう 委員長  何か質疑はありますか。 ◆水野あゆみ 委員  令和2年9月30日の厚生委員会陳情説明資料の9ページなんですけれども、(2)のヘルパー待遇改善策のところで、現在、国において、介護職員の賃金向上策として特定処遇改善加算を設け、介護報酬に上乗せして支給しているとあります。厚労省の取得率の公表というのがありまして、見てみますと、介護職員処遇改善加算の取得率が90%程度であるのに対して、この特定処遇改善加算の取得率が、特別養護老人ホームとかショートステイは80%以上あるんですけれども、地域密着型の通所サービスでは31%、あと訪問介護で45%、介護療養型医療施設では27%と低くなっています。  足立区の現状というのは、2019年10月に新設された制度なので、特定処遇改善加算の方については、ちょっとまだ把握されていないのかどうか分かりませんけれども、この取得率についてはいかがでしょうか。 ◎介護保険課長 足立区内の地域密着型サービス事業所、こちら177事業所ありまして、こちらのうち、特定処遇改善加算取得しているのは101ございます。  取得率としますと、大体57%となってございます。 ◆水野あゆみ 委員  分かりました。せっかく国から支給されるという制度ですので、取得できない理由というのも、これ厚労省の方で挙げていまして、賃金改善の仕組みを設けるための事務作業が煩雑であるためと答えている事業所が38%に及んでいるということでした。これ取得の要件も様々ありますので、取得できないという事業所もあるかとは思うんですが、取得したいのに取得できないということがあってはならないかなと思います。こういった取得できていますかということでは、特に18人以下の小規模事業者、地域密着型とかが難しいのかなと思うので、そういったところを中心にヒアリングなどをしていただけますでしょうか。 ◎介護保険課長 すみません、この特定処遇改善加算、新たにできた制度でございますので、取得していないような事業者については、これからも意見を聞きながら、また周知できるように、漏れのないように努めてまいりたいと思います。 ◆水野あゆみ 委員  私も、事業所に勤めている友人がいまして、もう本当にこの事務作業が煩雑だと、賃金のことが本当に難しいんだということは伺っておりますので、もしできないというようなことがあれば、サポート体制もしっかりやっていただきたいと、これは要望させていただきます。  あと、報告資料の方で、障がい児福祉計画もありますので、そこも併せて質問させていただきます。  第2期障がい児福祉計画の44ページ、医療的ケア児コーディネーターの配置についてお伺いします。重症心身障害児とか医療的ケア児の専用の窓口をという陳情も上がっていますので、そこも併せてなんですけれども、この医療的ケア児コーディネーター、令和3年度中に1名配置しますとなっておりますが、具体的な役割や配置する場所については、どのように検討されているのか、状況をお伺いします。 ◎障がい福祉課長 まず配置についてなんですけれども、現在この研修を受けた区の職員が、これまでたしか延べ6名ないし7名ほどおります。なので、そちらの方を令和3年度中に何らかの形でコーディネーターとして配置していきたいと考えてございます。  ただ、それをどこに置くかとか、要するに、区の1か所に集中的に置くのか、分散して区民の方がおいでになりやすい場所に置くのかというところについては、今、医療的ケア児ネットワーク協議会の方でも御意見いただいているところでございますので、そういった意見をいただきながら、区民の方が立ち寄りやすい、情報を得やすい、そういうような形で、令和3年度中には報告、体系をつくってまいりたいと考えてございます。 ◆水野あゆみ 委員  私も医療的ケア児支援協議会の方の資料も読ませていただきました。本当に1か所で拠点のようにやっていくのかとか、各地域に配置していくのかというところも含めてモデルケースをつくっていく必要もあると思います。  コーディネーターは、分かりやすく言うと、地域包括ケアシステムのケアマネジャーのような役割なんだよというのも、協議会の中で話し合っていました。またそれを、ケアマネジャーを統括するスーパーバイザーのような役割ではないかという協議もされていましたけれども、大事なのはやっぱりコーディネーターが庁内の各課に情報共有していくというのが本当に大事かなと思いますので、その情報共有の仕組みもしっかり検討していただきたいと思います。  あと51ページに、やはり放課後デイサービスのところも載っていました。次期の取組として、肢体不自由児や医療的ケア児を含む重症心身障がい児の受入れ可能な事業所を増やす取組を始めるとあります。これについても、我が党で第1回定例会の代表質問でもさせていただきましたけれども、先ほどはたの委員からも質問ありましたが、2月4日に厚労省の方で、2021年度の障害報酬改定案の概要が発表されました。動ける医療的ケア児の見守りを評価する項目を追加して、また一般型の通所事業所に医療的ケア児の独自の基本方針を設けるとありましたけれども、実際に経験のある看護師を確保することは容易ではないんじゃないか、また、このままでは受け皿は増えにくいという専門家の御指摘もありました。やはり事業所任せにしては進まないと思うんですが、この辺検討状況はいかがでしょうか。 ◎障がい福祉課長 今お話のあったとおりの状況でございます。特に、放課後等デイサービスで看護師を採用するときの課題としては、やはりその放課後等デイサービス等で働きたいという看護師がなかなかいないというところと、また医療以外にも、例えば生活、子どもの福祉といったところで、相談の内容が多岐多様になるといった難しさがあると考えでございます。  そういった声をまずは情報交換させていただきながら、看護師の配置に向けて、区でできることがあれば、そこは事業所等と一緒に取り組んでまいりたいと考えてございます。 ◆水野あゆみ 委員  毎回提案させていただいています。現在、医療的ケア児を受け入れている放課後デイサービスも1か所あります。また、児童発達支援事業所で医療的ケア児を受け入れているところも何か所かありますので、そういった経験豊富なところに、是非区としても協力を要請しながら進めていっていただきたいと思いますが、その点もう1回いかがでしょうか。 ◎障がい福祉課長 今御発言のあった、1か所、医療的ケア児を受け入れている放課後等デイサービス、ここが、最近、一般社団法人から社会福祉法人化になりました。非常に意欲がある法人ですし、また東京女子医科大学の東医療センター、ここの看護師さんもそこにいらっしゃることもございますので、意見交換させていただきながら、どういうことを区がやっていくかについては、意見の方を頂戴して進めてまいりたいと考えてございます。 ◆水野あゆみ 委員  分かりました。是非お願いいたします。今年度、医療的ケア児の実態調査も進めていただけるということですので、ニーズとしてはもう本当、今後ますます高まっていくものだと思います。もう本当に、保護者の皆様からも早急に実現してほしいという声も私もいただいておりますので、是非区としてもしっかり進めていただきたいと要望して終わります。 ○杉本ゆう 委員長  ほかに質疑ありませんか。 ◆白石正輝 委員  一つだけちょっと教えていただきたいんですけれども、障がい者の通所施設、江北ひまわり園ができたときに、もちろん足立区から東京都に言って、東京都から国に上げてもらったんですけれども、国の方は、もう足立区は十分な施設を造ったんだからお金出さないということで、江北ひまわり園については国の補助金が出なかったんですよね。それでも、足立区の土地を利用して造るということで、東京都に御理解をいただいて、東京都と足立区の資金で、江北ひまわり園ができたんですね。  今後、例えば、現在障がい者の通所施設というのは、定員の2倍近い人たちを受け入れて、実際に運営しているんですね。相当運営はそういう意味ではきついということになって、これからまた施設を造るといったときに、国に駄目ということを言われてしまうと、もう東京都の今回の施設だけは何とかするけれども、これで勘弁してくれというような東京都の姿勢なんですね。ということになると、今後、障がい者の通所施設というのは非常に造りにくい、こういうふうに思いますけれども、その辺の感触はどうなんですか。 ◎障がい福祉課長 まず江北ひまわり園の当時は、国との予算額があり、足立区のニーズは認めるけれども、ほかの自治体の方を優先的にというところで国との補助金を受けられなかったというふうに聞いてございます。その後、江北ひまわり園の案件を受け、東京都の方では、国の方が補助金を出さなくなったときには、東京都の方で、一定の補助金を出すというスキームを構築したというところで聞いてございますので、まずは一歩前進しているのかなと思ってございます。  それから、次に予定しているのは、令和6年度開設に向けた東伊興、要は足立清掃事務所の伊興分室跡地なんですけれども、これについては現在東京都のやり取りとしては、競合するような申請ないし相談というのは、まだそんなに受けていないというところでは、そんなに補助金の採択が漏れるようなところは今のところは考えていないというか、そのような方向にはならないというふうなやり取りはさせていただいているところでございます。 ◆白石正輝 委員  国の補助金が出る制度の中で、国が決まらないと、ほとんど東京都は動かないのですね。江北ひまわり園については、特別にやってもらったんですよ。それで、足立区選出の都議会議員の方々にもお願いしたわけですけれども、もうこれで勘弁してくれよと。国が付けてくれなければ、東京都は付けようがないよというふうに言われているわけですよね。ですから、何とかこれが今後、実際にはさっき言ったように、定員の倍近い人数を受け入れて経営しているのですね。そういう意味では、非常に厳しい運営になっているので、何とか、まだ通所施設が全く足りないわけですから、そういう意味では、努力をしてほしいというふうに思います。 ◎障がい福祉課長 今、白石委員おっしゃるとおり、通所施設が確かに定員以上受けていただいている環境はよくないものと考えてございますし、引き続き造り続けてまいりたいと思ってございます。 ◎障がい福祉推進室長 今、白石委員御発言のとおり、23区で一番障がい者数が多い足立区でございますので、障がい施設計画にのっとって、きちっと都の方にも要望していきたいと存じます。 ○杉本ゆう 委員長  ほかにありませんか。       [「なし」と呼ぶ者あり] ○杉本ゆう 委員長  各会派の意見を求めます。 ◆白石正輝 委員  継続でお願いします。 ◆水野あゆみ 委員  まだまだ議論していかなければいけないと思いますので、継続でお願いいたします。 ◆横田ゆう 委員  この陳情項目、多岐にわたっておりまして、どれも重要な問題ですので、これからも審議をしていく必要があると思いますので、継続審議を求めます。 ◆銀川ゆい子 委員  継続でお願いします。 ○杉本ゆう 委員長  これより採決いたします。  本件は継続審査とすることに御異議ありませんか。       [「異議なし」と呼ぶ者あり] ○杉本ゆう 委員長  御異議なしと認め、継続審査と決定いたしました。  次に、(8)2受理番号15 保健所の機能強化に向け、国に予算強化等を求める意見書の提出を求める陳情を単独議題といたします。前回は継続審査であります。  執行機関の方、何か変化はありますか。 ◎衛生管理課長 令和3年度の人事異動におきまして、感染症対策課に3名の保健師の増員をしました。そのうち1名につきましては、新規採用時期を前倒しし、3月1日から配置し、感染症対策の強化に取り組んでおります。 ○杉本ゆう 委員長  何か質疑ありますか。 ◆はたの昭彦 委員  1点だけ。今、保健師の増員というお話だったんですけれども、コロナの感染がピークのときには、夕方から各保健センターの保健師の方に応援に来てもらったり、庁内でほかの部署にいる保健師の方にも応援に来てもらったりというお話ありましたけれども、そういった応援体制というのは今でも続いているんでしょうか。 ◎衛生管理課長 今現在も各センターから保健師が兼務という形で、あと東京都からの事務の3名の派遣とか、あと区の全庁的に事務の方の応援も全庁からいただいているところでございます。 ◆はたの昭彦 委員  陳情の中では、コロナの人員不足が深刻で、非常に負担が増えているということではいるんだけれども、しっかりと休みとかというのはちゃんと取れているということでいいんですよね。 ◎感染症対策課長 保健師についても、事務についても、交代制で、土日に出勤した者は必ず前後のところでお休みをいただくようにしております。 ○杉本ゆう 委員長  ほかに質疑ありませんか。       [「なし」と呼ぶ者あり] ○杉本ゆう 委員長  質疑なしと認めます。  各会派の意見を願います。 ◆白石正輝 委員  継続でお願いします。 ◆いいくら昭二 委員  継続でお願いします。 ◆はたの昭彦 委員  先ほどの議案の審議でも言いましたけれども、保健所の機能強化というのは、これからますます重要で、それをやっぱり一地方自治体に責任を押し付けるのではなくて、しっかりと国が責任を果たしていくことがまず大事だということでいえば、議会としてもしっかりこういったことを国に求める意見書を提出するということは重要だと思いますので、これについては採択を求めたいと思います。 ◆銀川ゆい子 委員  継続でお願いします。 ○杉本ゆう 委員長  これより採決いたします。  本件は継続審査とすることに賛成の方の挙手を求めます。
          [賛成者挙手] ○杉本ゆう 委員長  挙手多数であります。よって、継続審査と決定いたしました。  次に、(9)受理番号3 安心・安全の医療・介護の実現と国民のいのちと健康を守るための意見書を国に提出することを求める請願を単独議題といたします。  新規付託のため、執行機関の説明を求めます。 ◎衛生部長 では、衛生部の請願・陳情説明資料の2ページを御覧ください。  件名は記載のとおりです。  請願の要旨は5点ございます。  1点目が、医療、介護、福祉に十分な財源確保を行うこと。2点目が、地域の声を踏まえた医療体制の充実を図ること。3点目が、医師・看護師・医療技術職・介護職等大幅に増員すること。4点目が、公衆衛生行政の拡充、ウイルス研究、検査・検疫体制を強化拡充すること。5点目が、社会保障に関わる国民負担軽減を図ることになります。  内容及び経過になりますが、1点目につきましては、令和2年度は15次にわたる補正予算、これは16次も今予定されておりますが、補正予算を編成し、私どもも財源確保に努めながら事業を進めてまいりました。  2点目は、3ページになりますけれども、地域の声を踏まえた医療体制の充実を図ることにつきましては、東京都の保健医療計画推進協議会を中心に検討されております。  3点目の医療専門職等を大幅に増員することにつきましては、足立区といたしましても、区内医療機関への就職に結び付くようなイベント、啓発を支援しております。以上でございます。  4点目の公衆衛生行政の拡充等につきましては、先ほども答弁ございましたが、今保健師を増員し、事務職、保健師合わせて70名近くで感染症業務に当たっているところでございます。  4ページを御覧ください。5点目の社会保障に関わる国民負担軽減を図ることにつきましては、こちらにございます3点を特別区長会を通じて国に要望を提出しております。 ○杉本ゆう 委員長  何か質疑はありますか。 ◆横田ゆう 委員  今、新型コロナ感染拡大が止まらずに、緊急事態宣言が2週間延長されているところですけれども、国が感染症を抑えるために、積極的なPCR検査を行っていない中で、収束の見込みが立っていない状況です。このような中ですが、区内の病院や介護施設の状況をどのように把握していますでしょうか。 ◎足立保健所長 発生届というものが全てのコロナの新規患者の発生に伴って出てまいります。その中で、高齢者施設、介護施設等は、重点的に調査をさせていただいて対応しているところでございます。 ◆横田ゆう 委員  職員体制ですとか、その声、従事者の声なんかは、聞いていますでしょうか。 ◎感染症対策課長 病院や高齢者施設、1名でも患者が出たときには、現地に直接調査に出向きまして、そちらの方で、るる御意見を伺っているところでございます。 ◆横田ゆう 委員  働く現場の方のサイドのお話をちょっと私はいろいろと聞いています。医療従事者の方からは、休みたくても休めないですとか、本当に疲れてしまって、医療ミスを起こしてもおかしくないなどというような、悲鳴に似たような声も聞いていますし、介護職員からは、いつ感染するか分からない、自分がもしかして、コロナに感染してうつしてしまったらと思うと大変不安だなどという声を聞いています。  職員の大幅増員と処遇改善は待ったなしの状況だと思いますが、いかがでしょうか。 ◎感染症対策課長 各施設において、標準予防策やコロナに感染しないようにするための方策を、保健所の方からも支援をしているところでございます。 ◆横田ゆう 委員  支援体制、区の方の支援体制は、本当にあれですが、いろいろとやっていることとは思いますが、本当に大変な状況に現場はなっているということなんです。そういった意味でも、やはり区として努力するのと同時に、国の方にこの意見書を上げていくという、そういうことが重要だと思っています。  それから、医療機関とか介護施設は、利用控えによって、かつてない経営危機に陥っています。これに対して、区はどのような支援策をこれまで行ってきたのでしょうか。 ◎衛生部長 区の方では、感染症業務を積極的に行っている病院に対して、危険手当ですとか、職員の宿泊手当の補助ですとか、ベッド確保費用などの支援を行っております。  利用控えそのものについては、区では直接行ってはございません。 ◆横田ゆう 委員  そうすると、利用控えによる減収なんかは、あまり把握はしていないということなんでしょうか。私としては、非常に困った、減収の施設によって、介護施設も病院も大変な苦境に陥っているということは聞いています。やはり、今、緊急事態宣言が終わっても、まだまだ完全にコロナ感染を抑え込むという状況ではありませんし、ワクチンも予定どおりに入手できずに、足立区としてもなかなか動きが取れないということがあると思います。ですから、やはり国の責任において、安全・安心の医療、介護を保障するために、意見書を上げるべきと思います。意見です。 ○杉本ゆう 委員長  ほかに質疑ありませんか。 ◆いいくら昭二 委員  これ、新規付託でございますので、聞かせていただきたいと思うんですけれども、先ほど衛生部長の方からも、区の対応というのは、お話いただいたわけでございますが、今回のこの請願に関して、ちょっと幅が広い部分で、どこまでという部分において、区としましては、新年度予算、今審議されているわけでございますが、この請願に合わせることで、今後、こういうことをやるとか、増員というのはお話聞いたので、それ以外の部分で何か新たな施策ということで考えていることはあるんでしょうか。 ◎感染症対策課長 予算特別委員会でも副区長からもお話しさせていただいたところですけれども、検査を希望する区民の方に積極的に検査をやっていくような体制を検討しているところでございます。 ◆いいくら昭二 委員  請願者のこの意見を、今、新年度予算ということで、どのような形で区としては考えていくか、衛生部長はどう思いますか。 ◎衛生部長 これらを全てに行うことは難しいですし、また、国や東京都と分担して進めるべきことも含まれておりますので、まず区としては、本当に一番身近な区民のためにできることから進めていきたいと思います。  その中で、現在65歳以上で無症状で、それでも検査を受けたいという方もいらっしゃいます。一度は、それらよりはワクチン接種をという考えもございましたが、ワクチン接種が大分遅れる状況ですので、今お話したことについて、今庁内で検討し、今後事業化をしたいと検討しているところです。 ○杉本ゆう 委員長  ほかに質疑ありませんか。 ◆はたの昭彦 委員  時間を押していますので、簡明に。  この間、コロナの感染拡大が増える中で、医療現場が逼迫をするということで、特に感染症病床なんかは満床で受入れができないということで、ホテルだとか自宅療養というふうになったと思うんですけれども、医療施設の動向調査というのがありまして、これによりますと、1984年に全国で1万5,042床、感染症の病床があったのが、2015年には1,814床に減ったということなんですけれども、どうしてこういうふうに減ってきたというふうに区はお考えでしょうか。 ◎足立保健所長 このところ感染症病床が減ってきた一番の原因は、多かった国民病であった結核の減少によるものと考えています。 ◆はたの昭彦 委員  それも一因かもしれないですけれども、私は、やはり周産期とか小児医療とかということで、やっぱり感染症病床というのは、人手が掛かる割には利益が出ないと。今回この間ずっと公的病院が国の政策の下でどんどん減らされる中で、民間病院がほかの国に比べて日本というのは、かなりの数を占めているわけですよ。そうすると、経営が求められるわけですから、そういう中で、なかなか利益が出にくいところは減っていくということだったと思うんですね。  その証拠にというと変なんだけれども、今回のコロナの対応で、東京都が広尾病院とかというのをコロナ専門病院に変換をしたということで言えば、そういう意味でも、いかに公的病院がこういったあまり利益が出ない医療の分野で大きな役割を果たしているんだということの今回の措置は表れだと思うんですけれども、いかがでしょうか。 ◎衛生部長 公的病院が果たす役割は大きいとは考えますが、一方で、公的病院をベッドがふだん埋まらない状況で、ずっと継続し続けているというところは、また保険診療ですとか医療費の負担のところで費用が高くなってしまう原因でもありますので、そういったバランスを持ちながら、病院経営をしていくことやベッド確保を検討していくというところが、今後その医療行政の中でも重要な点になると思います。 ◆はたの昭彦 委員  ただ、いざというときに、その体制が取れなかったから、今回みたいな事態が生まれたのであって、そこをやっぱり支えていくのが、公的な自治体とか東京都とかの役割、国とかの責任で、国民のそういった際の医療確保、医療を支えていくというのが使命だと思うんですね。そういう意味では、今、東京都においては都立病院、公社病院を第三セクターにしていこうということで方針が出されていますけれども、もしこれが進んでいったら、今回みたいに、広尾病院とかといった都立病院を東京都知事の権限でそういったコロナ病床に全部転換するなどということはできなくなってしまうんじゃないかと思うんですけれども、それについてはいかがでしょうか。 ◎感染症対策課長 はたの委員おっしゃるように、公的な病院のことも必要ではあるんですけれども、今回も病床の支援や危険手当等財政支援を非常に手厚くすることによって、区内を含め、民間の病院の方でもかなり感染症病棟をどんどん増床することが今できている状況ですので、必ずしも公的病院だけではなく、区内を含めて民間の病院にも感染症の病床で協力していただく体制が必要であるし、現実にできてきているというふうに考えております。 ◆はたの昭彦 委員  別に区がどうのということではなくて、区を批判しているのではないのです。区は一生懸命やっていただいているんだけれども、やっぱり公的な医療という部分でいえば、東京都とか国とかが支えて、いろいろな対策を取っていくということは必要だということを今申し上げているので、それについては、別に区を批判して頑張っていないとか言っているわけではありませんので、これは御理解いただきたいと思います ○杉本ゆう 委員長  ほかに質疑ありませんか。       [「なし」と呼ぶ者あり] ○杉本ゆう 委員長  質疑なしと認めます。  各会派の意見を願います。 ◆白石正輝 委員  継続でお願いします。 ◆いいくら昭二 委員  継続でお願いします。 ◆横田ゆう 委員  やはりコロナの時期に、安心・安全の医療、介護を保障するために、意見書を上げるべきと思いますので、採択を求めます。 ◆銀川ゆい子 委員  継続でお願いします。 ○杉本ゆう 委員長  これより採決いたします。  本件は継続審査とすることに賛成の方の挙手を求めます。       [賛成者挙手] ○杉本ゆう 委員長  挙手多数であります。よって、継続審査と決定いたしました。  次に、(10)受理番号4 コロナ禍を克服するために、PCR検査の拡充等を求める陳情を単独議題といたします。  新規付託でありますので、執行機関の説明を求めます。  また、報告事項(8)足立区における新型コロナウイルス感染症発生状況については、本陳情と関連しておりますので、併せて執行機関より説明をお願いいたします。 ◎衛生部長 では、衛生部の請願・陳情説明資料の5ページを御覧ください。  件名は記載のとおりです。  陳情の要旨5点ございまして、1点目が、早期に区内のスクリーニング検査を目的とした希望者全員の無料ないしは廉価なPCR検査を行うこと。2点目が、医療現場や介護施設、保育園や学校など、感染リスクの高い施設については、社会的検査として定期的にPCR検査を行い、陽性者を発見すること。3点目が、事業所等で感染者が確認された場合、濃厚接触者だけではなく、同じ事務所内の希望者全員にPCR検査を実施すること。4点目が、コンタクト・トレーシング部門を設置すること。5点目が、区民に対して、廉価ないしは無償でPCR検査を受ける体制を整えることと、そういった要旨になっております。  内容及び経過ですけれども、まず、現在の状況、区内におけるPCR検査体制につきましては、資料では130か所以上となっておりますが、現在150か所以上で検査ができる体制となっております。  2点目のPCR検査対象者につきましては、医師が検査が必要であると判断している場合はもちろんのこと、そのほか現場の不安を払拭するために必要と判断した場合は、感染拡大の防止から、検査対象者については柔軟に対応しております。  3点目、医療現場や介護施設という点では、アですが、医療現場においては、通常の感染予防策が実施されていれば濃厚接触者は発生しないと考えられるため、医療現場で従事していることをもってのみ検査対象とすることはしておりません。  2点目のイ、介護施設や障がい者施設、こうしたところでは、濃厚接触者に限らず、一定程度検査範囲を広げてPCR検査を受けられる体制を取っております。  6ページのウですけれども、高齢者施設、障がい者施設等におけるPCR検査の費用補助については、記載のとおり3月末までですけれども実施をしております。  4点目、コンタクト・トレーシング部門の設置については、不具合もございましたが、接触確認アプリの利用ですとか、あとは患者発生時、保健所職員などを中心とした積極的疫学調査を実施することで対応しております。  こちらの陳情の説明は以上です。  続きまして、衛生部の厚生委員会報告資料の2ページを御覧ください。  足立区における新型コロナウイルス感染症発生状況についてでございます。  まず、区内の感染の状況ですけれども、区内におけるPCR検査数と陽性率の推移というところでは、直近の1週間では1,910件検査をしておりまして、陽性率は4.4%になっております。いっとき3%まで陽性率は下がったんですけれども、今少しリバウンドして4.4%という状況です。  また、3ページの図2ですけれども、1週間ごとの10万人当たりの新規陽性者数を見ますと、直近の数字では、足立区は12.99人、東京が13.10人、全国が5.88人と、東京都よりは少し少ないのですが、足立区もその1週間ほど前は、11.11人でしたので、ここも少しリバウンドが見られております。  また、クラスターの発生状況では、最近では、柳原病院が、現在、職員、患者、合計で17名の感染者数が出ております。  今後についてですけれども、現在経路としては、20代、30代の方が仲間内での会食などを通じて感染し、それらを職場や施設、家庭内に持ち込んで高齢者に広がっているという経路がございますので、今後、若い方向けの啓発ができるように、東京都と連携しながら、現在準備を進めております。以上でございます。 ○杉本ゆう 委員長  何か質疑ありますか。 ◆いいくら昭二 委員  時間もあれですので、報告のところなんですけれども、今先ほど足立区の状況をお話しいただいたんですけれども、今、ワクチンの接種というのは、先行接種ということで行われているんですけれども、足立区におきましては、どのような状況に置かれているんでしょうか。 ◎新型コロナウイルスワクチン接種担当部長 現在先行接種としては、医療従事者の方に接種をするというふうに取り組んでおりますけれども、足立区内の医療機関においては、まだワクチンが供給されていないという状況でございます。 ◆いいくら昭二 委員  それで、質問したいことというのは、このクラスターの発生状況が3ページに出ているんですけれども、その中で今、医療機関、お話があったところも出たということとか、高齢者施設とか、また民間企業も出ているんですけれども、基本的に先行接種が終わった場合に、また医療機関という形になるんですけれども、医療機関、数が限られている中において、部長としては、どういう順番で、例えば、医療機関でも大きいところとか、すいません、間違えましたか。 ○杉本ゆう 委員長  後で、報告事項の中にワクチン接種の進捗状況についてがありますので。 ◆いいくら昭二 委員  そういうことで、後でまた質問させていただきたいと思います。  クラスターの発生状況ということで、今後、区として、21日に宣言が解除されるという中において、今、若干下げ止まりという中において、区としてどういう形の対応を今後持っていきたいか、その点についてお伺いします。 ◎衛生部長 感染の拡大防止のためには、やはり一人一人の方に基本的な感染予防策を取っていただいて広げないことが重要だと考えます。今回は、足立区はまだまだ若い方の感染が下げ止まっておりません。また、そういった方は、より多くの方に感染を広げる可能性もありますので、若い方向けの感染予防対策について啓発してまいります。 ◆いいくら昭二 委員  具体的にどういうことをやろうとしているのですか。 ◎衛生部長 東京都の方でも映像など今制作しておりますが、足立区でも広報室と連携して、デジタルサイネージなどで若い方向けの啓発ができないか、今準備をしております。 ◆いいくら昭二 委員  要望でございますが、是非とも、デジタルサイネージ、また区の広報紙等々を使いまして、しっかりと周知徹底の方、よろしくお願いします。 ○杉本ゆう 委員長  ほかにありませんか。 ◆はたの昭彦 委員  今、いいくら委員の方からもあったように、2週間、緊急事態宣言が延長されたんですけれども、今先ほどから説明あるように、下げ止まりとかリバウンドというようなことで言うと、これ本当にいつまで続くのかなという、2週間後に解除できるのかなという、私は印象なんですけれども。  先ほど、若い方がということで言っていましたけれども、夜はもうお店がやっていないですから、何かこの間、危機管理部長か何かが千住を見回りしたときには、もうお店が全部閉まって、あんな千住の飲み屋街、初めて見たなんて、それぐらい努力しているのにもかかわらず、感染が一定のところで下げ止まらないということで言うと、本当に解除、このままずっと何かこの数字がずっと続いてしまうのではないかという不安があるんですけれども、それについていかがですかね。 ◎副区長 御懸念のとおり、21日で解除できるかどうかというのは、非常に微妙な状況かなと思っています。ただ、国の方、東京都もそうですけれども、解除されても、1か月間程度は、同様の対策をこれからも要請していくということにしておりますので、イベントもそうですし、飲食もそうですので、そういったことをしっかりとPRしていかないと、当然リバウンドにつながっていくと思いますので、区としても十分PRをしていきたいと思います。 ◆はたの昭彦 委員  ただ、緊急事態宣言が解除されると、飲食店なんかの支援策がなくなるということもあるだろうし、今でもぎりぎりのところということでいうと、大阪なんかの例を見ると、解除された途端に繁華街が30%も人出が増えたなんていうことになると、特に今変異ウイルスの拡大が言われていて、今までのウイルスよりも感染力が高くて、今日のニュースでは、死亡率が今までより2倍ぐらい高いみたいな話が出ていましたけれども、ゲノム検査しないと変異か分からないと思うんですけれども、足立区でもそういったゲノム検査、東京都に出してやっているんでしょうか。 ◎感染症対策課長 東京都は、他府県に比べて感染株のスクリーニングが少ないと言われていたんですが、東京都の健康安全研究センターへの持込み株数が少ないということが原因だったんですが、今、SRLという民間検査会社の方でも、2月8日以降、東京都の要請に従って民間の検査の分もスクリーニング検査をやっておりまして、都内全陽性者分の約10%以上が検査対象になっているところですので、他府県と変わらず、検査ができるようになっております。  しかし、今のところ都内では、非常に見つかる数は限定的となっております。 ◎衛生部長 少し補足いたしますが、クラスターなどでそういった変異株が疑われるときは、積極的にそういった検査も依頼していきます。 ◆はたの昭彦 委員  疑われる場合だけなんですか。足立区としてゲノム解析をお願いしてということではないのでしょうか。 ◎感染症対策課長 必要と思われるときにはお願いをして、民間で検査した分についても、東京都に持ち込んで検査をしているところでございます。 ◆はたの昭彦 委員  やはり、これだけ感染が収まりつつある中でも、変異株が急激に増えてくるということで言うと、変異株による第4波が起こるんじゃないかというようなことも一部に言われているわけですから、そこの対応もしっかりやっていく必要があるんじゃないかと思いますけれども、今後についてはどうでしょうか。 ◎衛生部長 先ほど名前が出ました民間の検査会社、SRLというところは大変大手で、区内でも、多人数の検査をしている医療機関が検査を依頼している機関でもあります。そこの1割が現在そういった変異株の、検査が出された分の1割を抜き取って変異株かどうかを調べておりますので、そういった結果を見ながら、私ども対応していく予定です。 ◆はたの昭彦 委員  変異株が出た場合は、是非区民の方にも知らせて、注意を喚起するような対応を取っていただきたいと思います。  それと、予算特別委員会の中で何回も質問されて、今も御答弁されていましたけれども、65歳以上の高齢者の無症状感染者の検査については、予算特別委員会の質疑の中で、9月を目途にというような、1,000名というような話だったんですが、あれは9月までに1,000名規模の検査体制をやるための体制をできるだけ早く取っていくということですね。9月に始めるということはないですよね。そこをちょっと確認させてください。 ◎衛生部長 この後、予算の審議、補正予算の審議になりますが、そちらの方が通りましたら、至急医師会と協議をしまして準備を始めます。今考えているのは、ワクチン接種が、大多数が10月ぐらいには受けられるだろうというふうに考えておりまして、それまでの9月までに、できるだけ早く準備をして、9月までに実施するという予定でおります。 ◆はたの昭彦 委員  これから審議されるということなので、あまり中身、答えられないかもしれないんですけれども、区内の医師会との連携ということでいえば、区内の医師会の医者、診療所とかで、検査ができるような体制を取っていくということでよろしいですか。
    衛生部長 今後そうした形を医師会と協議したいと考えております。 ◆はたの昭彦 委員  もう1点なんですが、予算特別委員会の質疑の中で、1人感染者が出たら全員検査をしていくという中で、今後はまず最初に検査を受けられるよう説明するというような答弁されましたけれども、要は、発生したら、全員に対して検査できますよということをお知らせして、全員やっていくということでよろしいですよね。 ◎感染症対策課長 はたの委員おっしゃるとおりでして、やはり適切な検査の期間というのがあるんですけれども、もう調査に行ったときに、全て全員検査の予約をされているというようなことも見られたものですから、最初の段階から、適切な検査の日程等をお示ししながら、区の方で検査をしていくようにやっていきたいと思っております。 ◆はたの昭彦 委員  やはりそういったことに区が取り組んでいるということを知らせていく必要もあるんじゃないかと思うんですけれども、例えば、区のホームページで、今感染症対策、こういうことをやっていますよという中で、やっぱり区としてのそういう体制整備、こういうことで、こういう人に対しては検査をしていますということを周知していく必要もある。そのことで、やっぱりちゃんと言っていただくということにつながるんじゃないかと思いますが、いかがでしょうか。 ◎衛生部長 そういった点につきましてもこれからしっかり広報できるように検討してまいります。 ○杉本ゆう 委員長  ほかに。 ◆ただ太郎 委員  新型コロナウイルスの感染拡大防止について質問させていただきますけれども、ちょっと耳にしたんですが、区内はもちろん、夜8時まで飲食店、酒類は夜7時までですよということで、飲食店の方々、お店を閉めましょうというところで、皆さんで頑張っているところだと思うんですが、耳にしたのが、何か役所の方々、委託されているのか分からないですけれども、夜8時以降に何か飲食店、やっているところには回って、何か注意喚起しているということを聞いたんですけれども、何かされているのですか。 ◎副区長 3月7日以降、緊急事態宣言が延長されましたので、千住ですとか、竹の塚の飲食店街を職員が午後8時以降に回って、指導をしている状況でございます。  3月7日まで守っているんですが、延長されて、どうしてもやっていけないという店が何店か出てきて、営業して、それを注意したというのは、報告を受けています。 ◆ただ太郎 委員  今回、いろいろと罰則が付くということで、単純にやっているから、役所の方で確認してということになると、東京都の方も何か1,300店舗ぐらい夜8時以降やっていると、東京都が確認しているだけで1,300店舗あると。その中の70何店舗かには、ちょっと要請とかではなくて、命令に変えていって、それでも聞かない場合は、罰則も含めたものを検討しているというような報道もあったんですよね。役所がお店に直接行ってということなんですけれども、それでも守らないということに関しては、どうする予定でしょうか。 ◎衛生部長 特措法の過料の権限は都道府県知事にあります。東京の場合は、都知事になります。  今、まずは指導をして、要請をして、命令もして、それが全く通用しなかったときに最後、過料になります。東京都はそういった段階を踏みながら、指導、要請などをしているところです。  足立区が行っているものは、警視庁や消防庁にも協力していただきながら見回りなどを行っておりますが、行った先では、感染防止のガイドブックを手渡したり、こういった感染対策を取る必要があるということを伝えつつ、できるだけ国の要請に従って、お酒は午後7時まで、お店は午後8時までを守ってくださいという協力を依頼しているという形です。 ◆ただ太郎 委員  もちろん飲食店の方々も午後8時以降というのは、専門的にはゴールデンタイムと言われるような時間帯だと、午後8時から夜に掛けて。お店も開きたいけれども、こういった状況だから、もう本当に生活もあるし、従業員の方のこともあるんだけれども、お店を閉めるぞと決意をされてお店を閉めている方からすると、やはりその後、午後8時以降でやっているということに関しては、それ許されるのかという思いはあると思うんですよね。区が、そのように確認をしていくということになると、やはり責任も出てくると思います。  区の方でお願いをしているよ、そういったパンフレットを配っていますよ、もちろんそうかもしれないけれども、東京都がそういった罰則なりの権限があるのであれば、しっかりとそれは東京都に報告をするというところまで、しっかりとやらないと、それは、涙を飲んでお店を閉めているという方々からしたら、この緊急事態宣言下においての飲食店の在り方について、理解を得られるのかなと思ったら、それはどうかなと、疑問があるんですよね。ですから、回るのは、もちろんそうなんですけれども、回るのであれば、単純にそういったお願いだけではなくて、しっかりと東京都に報告するなりする、そこまでしなければ、責任は果たせているとは言えないのかなと思うんですけれども、そのあたりはいかがでしょうか。 ◎副区長 まず、今回、現段階では、まずは状況を把握するということで回っておりますので、当然警視庁も一緒に回っていますから、しっかりと東京都の方にお伝えをして、判断を仰いでいくということでいきたいと思っています。 ◆ただ太郎 委員  時間もあれなんですけれども、やっぱり開いているから行くという、利用する方の意識というところもやっぱりあると思うんですよね。一概にお店入って、午後8時まで開いているけれども、緊急事態宣言なんだから、行っては駄目だよねという意識があれば、お店には入らない、でも開いているのだったら行っていいのかな。いろいろな方々のお考えがあるとは思いますけれども、しっかりと対応している方々に対しても説明が付く、しっかりと役割を果たしていますよと、役所がやることは果たしていますよというふうに言えるように、対応していただきたいと思いますので、そのあたりお願いしたいと思います。 ○杉本ゆう 委員長  ほかにありませんか。       [「なし」と呼ぶ者あり] ○杉本ゆう 委員長  質疑なしと認めます。  各会派の意見を求めます。 ◆白石正輝 委員  継続でお願いします。 ◆いいくら昭二 委員  我が会派といたしましては、先ほど、元受理番号3のところでも、衛生部長からの御答弁の中で、できるだけ65歳以上の無症状の方にも広げていくということの体制整備をすると、そういうようなお話も聞きましたので、しっかりその議論を見届けていきたいと思っておりますので、今回は継続ということでお願いいたします。 ◆はたの昭彦 委員  この陳情は、コロナ禍を克服するためにPCR検査の拡充等を求めるということで、やはりコロナを克服するには、やっぱりワクチン頼りならずに、そういった検査を充実させていくということが重要という意味では、この陳情の要旨、どれも当然のことかなというふうに思いますので、この陳情については採択を求めたいと思います。 ◆銀川ゆい子 委員  以前からPCR検査の拡充は我が会派でも訴えてきました。厚生労働省もPCR検査にプール方式を行政検査で行えるようにするというふうに決めましたので、更にPCR検査、区内でも増やしていってほしいと思います。更に内容を詰めていきたいと思いますので、継続でお願いいたします。 ○杉本ゆう 委員長  これより採決いたします。  本件は継続審査とすることに賛成の方の挙手を求めます。       [賛成者挙手] ○杉本ゆう 委員長  挙手多数であります。よって、継続審査と決定いたしました。  以下の審査に直接担当でない執行機関の退席を認めます。       [執行機関一部退席] ○杉本ゆう 委員長  次に、所管事務の調査を議題といたします。  (1)糖尿病対策に関する調査を単独議題といたします。  何か質疑ありますか。       [「なし」と呼ぶ者あり] ○杉本ゆう 委員長  質疑ありませんね。 ○杉本ゆう 委員長  次に、報告事項に入りますが、時間も今押しておりますので、説明、質疑、答弁、簡明に是非お願いいたします。  まず、(1)足立区介護保険事業者支援施設使用者選定等委員会の選定結果について、以上1件を福祉部長から、(6)足立区生活保護適正実施協議会への諮問について、以上1件、足立福祉事務所長から、(7)【追加報告】令和3年度足立区社会福祉協議会の収支予算及び重点的な取組みについて、以上1件、社会福祉協議会事務局長から、(9)新型コロナウイルスワクチン接種事業の進捗状況について、以上1件、新型コロナウイルスワクチン接種担当部長から報告をお願いいたします。 ◎福祉部長 それでは、福祉部の報告資料2ページをお開きください。  足立区介護保険事業者支援施設使用者選定等委員会の選定結果でございます。この度、選定対象となりました施設、法人でございますが、1に記載のとおり、特別養護老人ホーム中央本町杉の子園、法人は社会福祉法人杉の子でございます。  使用期間につきましては、令和3年から向こう5年間という使用期間で予定をしております。  選定等委員会の開催日、委員の構成につきましては記載のとおりでございます。  5の選定評価内容の(2)を御覧いただきたいと思います。3ページになります。評価方法といたしまして、事前の財務評価及び選定等委員会の各委員の選定シートによる評価を実施した上で、合計点の平均を委員会の評価点とさせていただき、また、選定基準としましては、100点満点中6割を超えていれば選定という基準で実施させていただきました。  結果につきましては、6、7にございます。財務評価はA、B、C、DランクのうちのC、評価点は79.83点でございまして、結果といたしましては選定という結果となっております。  委員会での質疑につきましては、3ページ、4ページに記載がございますので、御覧いただければと思います。私からは以上です。 ◎足立福祉事務所長 ただいまの資料12ページを御覧ください。  昨年11月に生活保護廃止処分の取消しを行ったことを踏まえ、足立区長から生活保護適正実施協議会に諮問したので報告するものでございます。  1番の諮問理由について簡潔に申し上げます。不十分な調査をもって早計に失踪と判断し生活保護を廃止した事案が発生したため、再発防止に関し、現在実施している取組の効果検証に加え、専門的知見に基づく御提言等をいただくために諮問したものでございます。2番、諮問事項は記載のとおりでございます。3番、昨年の事案の概要、4番、現在実施している再発防止の取組、こちらは既に公表しておりまして記載のとおりでございます。この4番の現在の取組について効果検証、更には改善すべき点などを御議論いただきたいと考えております。  13ページを御覧ください。  協議会に専門部会を設置して検討を進めてまいります。委員3名、アドバイザー3名で組織いたしますが、委員の1名については選定中でございます。  6番に、今後のスケジュールの予定を記載させていただいております。緊急事態宣言の再延長等もあり、若干遅れる見込みですので御了承ください。私からは以上です。 ◎社会福祉協議会事務局長 それでは、14ページをお開きいただきたいと存じます。  令和3年度の当社会福祉協議会の収支予算案及び重点的な取組についての御報告でございます。  まず、収支予算でございますけれども、表中のとおりでございまして、対前年度で約2.25%減、これは主に障がい者の同行援護事業ですとか居宅介護事業、こういったものが対人業務でございますので、どうしてもコロナ禍ではできないということでございまして、それぞれ事業費ベースで約50%減となってございます。  他の重点的な取組については、2の記載の内容でございますので、後ほど御高覧いただければと存じます。以上でございます。 ◎新型コロナウイルスワクチン接種担当部長 恐れ入ります、衛生部の報告資料の7ページをお開きください。  新型コロナウイルスワクチン接種事業の進捗状況についての御報告でございます。  早速内容でございますが、1月19日に区議会の臨時会をお開きいただきまして、補正予算の方を御承認いただきました。これを受けて、1月28日には、委託事業者と契約の方を締結させていただき、29日には、区議会の全員協議会と予算プレスの方へ区長から今回のワクチン接種事業の概要の方を説明をさせていただきました。  私ども所管としましては、3月22日の週に高齢者向けの接種券約18万件の発送及びそれを受けて、4月17日に毎週2万回にわたる接種を開始しようということで準備を進めておりまして、もうほぼ2月の中旬には、そのスキームが出来上がったところでございますが、御案内のとおり、ファイザー社製のワクチンが供給がなかなか見通せない中で、3月4日の新型コロナウイルス対策本部会議の席上、4月のワクチン接種、集団接種については中止をすることとさせていただきました。  実際3月25日号に会場等の御案内をする予定で広報紙の紙面を確保しておりましたが、今回ワクチン接種の予約や接種の流れ等の掲載の方に今切り替える手続をしているところでございます。  なお、3月5日現在、今もそうなんですけれども、足立区の方には、4月12日の週に2箱、約1,000人分が2回というようなワクチンの供給及び4月26日の週に、全ての区市町村に1箱ずつ配るということですので、足立区にも1箱来るかなということで、都合4月中にワクチンが来るのが3箱、接種回数としては約3,000回分の供給にとどまるというような状況になってございます。  問題点、今後の方針ですが、5月以降の集団接種については、このワクチンの供給が整わないとなかなか整備ができませんので、そのあたり動向を注視しながら、接種の方準備をさせていただきたいと思います。  併せて、各医療機関での個別接種についても、毎週月曜日に感染症委員会を開いていただき、また今日の夜も打合せをさせていただく予定ですけれども、現在医師会の方と調整をさせていただいているところでございます。 ○杉本ゆう 委員長  何かありますか。 ◆いいくら昭二 委員  先ほどの話の続きでございますが、本来は、僕は陳情の話かなと思ったんですけれども、ワクチン接種の状況で、先ほどの御答弁の中で3,000回ということで、また、新型コロナウイルスワクチン接種担当部長の方で、医療機関も多い中でどういう順番でやるのかという。私がお伺いしたかったのは、陳情のときに説明したクラスター発生状況の中で、医療機関のところにこのクラスターが発生しているところも出ているんですけれども、どういう順番、まず普通であるならば、このクラスターが発生したところから、まず重点的にやった方がいいのかなと私自身は思っているんですけれども、足立区としては、どういう形でその3,000個というのですか、どういう形で、プライオリティーを考えていくのか、その点についてお伺いします。 ◎新型コロナウイルスワクチン接種担当部長 先ほども御答弁差し上げたとおり、集団接種会場、学校の体育館等を使った集団接種会場は毎週2万回接種ということを予定をしております。ところが、供給されるワクチンは1,000人分のみというのが4月の12日の週ですので、先ほどいいくら委員からお話があったとおり、なかなか一般の区民の方に予約を受け付けて、接種の体制を整えるというのは厳しいというふうに判断しまして、高齢者施設の入所者の方に接種をできないかということで、今、関連する医療機関と調整をさせていただいているところでございます。 ◆いいくら昭二 委員  その中でも、特に、4ページなんですけれども、クラスターが発生している高齢者施設とか、そういうところからまずしっかりと対応、接種を開始してもどうかなと私自身は思っているんですが、その点はどうでしょうか。 ◎新型コロナウイルスワクチン接種担当部長 今回のワクチンについては、クラスターの要因も考えなくちゃいけないなというのはありますけれども、何よりも大きいのが、ディープフリーザーというその冷凍機を所有しているというのがキーになってまいります。足立区内で、現時点では、五つの医療機関のみがディープフリーザーを国から供給されているという状況ですので、具体な内容としては、今、博慈会記念総合病院と苑田病院の方に、それぞれ接種の方の体制が整うことができるかどうかというのを相談をさせていただいているところでございます。 ◆いいくら昭二 委員  最後なんですけれども、いずれにしましても、民間業者、高齢者の医療機関にいたしましても、やはりクラスターが発生したということで、早くそういう不安というか、地域の方々も心配されている部分があると思いますので、是非ともそういう解消のためにも、こういう出てしまっているところには優先的に、是非ともワクチン接種の方をよろしくお願いしたいと。これ要望しておきますので。 ◆水野あゆみ 委員  私も、簡明に2点だけお伺いします。  2回打つということで、接種間隔が明確になっているのか、ちょっとそこを教えてください。 ◎新型コロナウイルスワクチン接種担当部長 今、報道等で出ているのは、ファイザー社製のワクチンですので、こちらについては、21日を置いて接種しなさいというふうに、いわゆる薬事承認上うたわれているところでございます。 ◆水野あゆみ 委員  では、予約については、21日空いていれば、もうお尻の方は全然構わないということですか。 ◎新型コロナウイルスワクチン接種担当部長 このあたりがまた難しいところで、21日より手前では打つなというふうに言われていますけれども、21日を超えたあたりについては、できる限り早くというような記載がされているところでございます。  ちなみに、区の方で今御用意している予約システムについては、必ず21日以上空けて2回同時に予約を取れるようなシステムのつくりに整えているところでございます。 ◆水野あゆみ 委員  分かりました。あと、高齢者施設の職員については、一般の区民より優先接種されると思うんですけれども、これ65歳以下の方だと、クーポンが届くのが遅れるのかなと思うんですけれども、これはどのように予約していけばいいんでしょうか。 ◎新型コロナウイルスワクチン接種担当部長 国から示されている優先接種の順位が、高齢者がまず第1に来て、その次に高齢者施設の従事者というふうになっております。ただ、国からまた通知が順次来ているんですが、いわゆる接種の効率性も考えて、高齢者施設の従事者も、高齢者の入所者と一緒に打ってもいいというようなお話をいただいているところでございます。  水野委員からお話のあったとおり、接種券がまだ送られてこないので、それについては、私どもの方に連絡をいただければ、個別に接種券の方を印刷して発送するようなことを考えておりますが、そのあたりも個々に従事者の方からお問合せいただくとなかなか手間も掛かるかなということで、施設との今調整をさせていただいて、一括してリスト等をお預かりして、まとめた上で、施設の方にお渡しできないか等についても、今調整をさせていただいております。 ○杉本ゆう 委員長  ほかに質疑ありませんか。 ◆ただ太郎 委員  ワクチンの件なんですけれども、予算特別委員会で様々質問もあったかとは思います。その中で、やっぱり気になるのは、今後のスケジュールは未定ですよというところなんですよね。休日は学校体育館、平日は地域体育館を使って集団接種、4月からのは中止するという報告が出ておりますけれども、例えば、学校の体育館ですとか、地域体育館、それぞれ個人利用だったり、それぞれの地域で使いたいという年間の予定とか、なかなか立てられないんじゃないかなというふうにも思うんですが、例えばこの予定がずれたから、本来であれば使えなかったんだけれども、使える状況になったとかという逆なイレギュラーな状況というのも出てきている中で、体育館の施設と新型コロナウイルスワクチン接種担当部との連携というのは、しっかりと図られる体制は整っておりますか。 ◎新型コロナウイルスワクチン接種担当部長 今回接種会場で使わせていただく教育委員会、学校と地域のちから推進部とは、綿密に連絡を取らせていただいております。  接種の会場で使うところについては、既にもう9月末まで、私ども使うところは押さえさせていただいておりますので、予約が取れない状況というのは発生しておりますけれども、百年に一度の非常事態というか、そういうところなので、御了承いただければありがたいというふうに担当としては考えているところでございます。 ◆ただ太郎 委員  使えるんだけれども、予約は取っていないから、例えば、個人利用に切り替えるよとか、そういうことを特にしない、百年に一度だから、予約しているから、そこは従来どおり使え、空いているけれども、その手続上の問題もあるし、時間もタイトだから、なかなか個別な予約を取っていくという余裕はないから、使わないで押さえているという状況で、今後、スケジュール的には、体育館なりは、そのように進めていくということでよろしいですか。 ◎新型コロナウイルスワクチン接種担当部長 非常に心苦しいところではあるんですが、例えば4月中については今回中止というふうにさせていただいておりました。ただ委員のおっしゃるとおり、この施設について開放するかどうかということについて、学校及び地域のちからと相談させていただきましたが、利用者の混乱を避けるために、空いているとはいえ、追加の予約、新規の予約というのは、受け付けない方向で今整理をさせていただいているところでございます。 ◎副区長 緊急事態宣言下において、施設の新規利用は今禁止をしている状況ですので、当面、解除されても、1か月間程度は新規予約というのは、ちょっと御遠慮いただきたいというふうに思っています。 ◆ただ太郎 委員  緊急事態ということで、それもそうなんですけれども、学校の行事だったり、そういうのを、せっかく使えるのだったら、学校内の中の単独の判断であれば使ってもいいのかなと思いますが、そのあたりは教育委員会ですとか、そういったところのお話を聞きながら進めていただきたいと思いますが、最後に2点お聞きしたいんですけれども、医療従事者等の皆さんへの接種状況はどうなのかということと、あと相談ダイヤルというのが3月1日から開設されているんですけれども、これ予約相談ダイヤルということなので、何かもう予約できるんですかなんて逆に相談が増えちゃっていたりしていないかなとか心配なんですけれども、その相談内容だとか件数が分かれば、教えてください。 ◎新型コロナウイルスワクチン接種担当部長 先に相談内容についてですけれども、3月1日から開設をさせていただいておりまして、例えば、昨日時点ですと49件、おとといが88件、その先が104件と、約100件を下回るような状況というのが、現在の中身になっております。  医療従事者については、先ほど御答弁させていただきましたけれども、実は、東京都の所管が医療従事者の対応をすることになっておりますので、我々、情報として漏れ聞いているところでありますが、足立区においては、医療機関向けのワクチンの供給が3月中はないということで、接種が進んでいないというのが実態となっております。 ◆ただ太郎 委員  最後に、その医療従事者等の皆さんがまだ接種が終わっていないけれども、高齢者の方の分が来て、同時並行でやっていくということでよろしいでしょうか。また、高齢者終わった後も、順次、医療従事者等が接種するのでしょうか。 ◎新型コロナウイルスワクチン接種担当部長 担当部署としては、本当にそれでいいのかという疑問はありますけれども、事実上、供給が国からされないということで、医療従事者には接種ができないというのが実態であることが一つと、医療従事者に足りないにもかかわらず、高齢者向けのワクチンが僅かながらでも配られるというような非常に矛盾した状況というのは、私もちょっとじくじたる思いといいますか、腑に落ちない点はあるのは事実でございます。 ○杉本ゆう 委員長  よろしいですか。       [「なし」と呼ぶ者あり]
    杉本ゆう 委員長  次に、その他に移ります。  その他何かありますか。       [「なし」と呼ぶ者あり] ○杉本ゆう 委員長  それでは、本日の厚生委員会を閉会いたします。       午後1時01分閉会...