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令和5年3月9日予算審査特別委員会 文教児童分科会-03月09日-01号
令和5年3月9日予算審査特別委員会 都市建設分科会-03月09日-01号

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  1. 板橋区議会 2023-03-09
    令和5年3月9日予算審査特別委員会 都市建設分科会-03月09日-01号


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    令和5年3月9日予算審査特別委員会 都市建設分科会-03月09日-01号令和5年3月9日予算審査特別委員会 都市建設分科会            都 市 建 設 分 科 会 記 録 開会年月日  令和5年3月9日(木) 開会時刻   午前10時00分 閉会時刻   午後 4時54分 開会場所   第2委員会室 議題     別紙運営次第のとおり 出席委員  主査      山 田 ひでき       副主査     小野田 み か  委員      こんどう秀 人       委員      山 内 え り  委員      寺 田 ひろし       委員      坂 本あずまお  委員      田 中やすのり       委員      かいべ とも子  委員      渡 辺よしてる 説明のため出席した者  都市整備部長    内 池 政 人     まちづくり推進室長 田 島   健  土木部長      糸 久 英 則     都市計画課長    千 葉 亨 二  建築指導課長    廣 木 友 雄     建築安全課長    吉 田   亘
     住宅政策課長    宮 村 宏 哉     まちづくり調整課長 長 尾 幸 久  地区整備課長    彼 島   勲     鉄道立体化推進課長 菊 地 利 幸  高島平グランドデザイン担当課長       土木計画・交通安全課長            牧   修 造               佐 藤 隆 行  管理課長      義 本 昌 一     工事設計課長    笛 木 志 穂  みどりと公園課長  河 島 一 郎     南部土木サービスセンター所長                                  内 田 洋 二  北部土木サービスセンター所長            歌 津 知 己 事務局職員  事務局次長     森   康 琢     書記        安 部 詩 織                都市建設分科会運営次第 1 開会宣告 2 理事者あいさつ 3 署名委員の指名 4 議  題    所管の予算について(3頁) 5 閉会宣告 ○主査   ただいまから都市建設分科会を開会いたします。  本日も新型コロナウイルス感染拡大防止のため、発言は着座にてお願いいたします。  ──────────────────────────────────────── ○主査   初めに、理事者のご挨拶をお願いいたします。 ◎まちづくり推進室長   おはようございます。本日は、令和5年度の予算関連審査といたしまして、都市建設分科会となります。簡明直截な答弁に努めますので、本日一日よろしくお願いいたします。  ──────────────────────────────────────── ○主査   次に、署名委員をご指名いたします。  寺田ひろし委員、田中やすのり委員、以上お二人にお願いいたします。  ──────────────────────────────────────── ○主査   議題に入る前に、運営について申し上げます。本分科会の審査項目は、当初予算、修正動議ともに既に配付いたしております分科会別審査項目一覧表に記載されているとおりでありますので、この範囲内で質問されますようお願いいたします。また、お手元に配付しております予算審査特別委員会の運営についてのとおり、分科会では議題に対する説明は省略し、順次質疑を行うこと。主査を除く委員が1人20分を限度として質疑を行い、再質問は改めて質問希望者を募り、再度1人20分を限度として質疑を行うこと。会議終了までの残り時間は質問希望者で割り振ること。修正動議に対する質疑についても委員の持ち時間内で行うこと。再々質問以降の質疑については規制しないが、他の委員の質問時間を考慮して、20分以内に収めること。分科会では表決を行わないことなどが2月27日の予算審査特別委員会理事会で決定されておりますので、ご確認願います。  ──────────────────────────────────────── ○主査   それでは、所管の予算についてを議題といたします。質問のある方は挙手願います。  質問の順番を確認させていただきます。田中委員、寺田委員、山内委員、渡辺委員、こんどう委員、かいべ委員、小野田委員、以上の順に行います。  なお、円滑な質疑・応答が行えるよう、質問をする際は、予算資料における該当ページをお伝えいただくなど、ご協力いただきますようお願いいたします。 ◆田中やすのり   都市建設分科会、一番大きなメインはまちづくりのところだと思うんですけれども、それは後でうちの会派の小野田委員に質問を譲ることにしていますので、後で出ると思います。私からは、まず最初にこの予算の概要で、新規事業のところ、米印がついているので、新規事業のところについて確認したい点だけちょっと確認していきます。時間もあるので、まとめて質問しますので、まとめて皆さん順番でご答弁いただければと思います。  予算の概要の51ページのところに公園の改修がいっぱいあります。こどもの池の改修が中台公園のところと東坂下二丁目公園のところであります。こどもの池改修に当たっては、親水のできるような公園に改修していくというふうに方向が出ているので、中台公園はどうなっていくのか。東坂下二丁目公園、これ撤去ってなっていますけれども、もうここはそういう親水公園みたいなのは進めていかないのかという方向性の確認をさせてください。  55ページに除却工事の助成があります。区域を広げるということですけれども、この区域拡大でどのくらいの拡大効果が見込まれていると見ていて予算を組んできているのか教えてください。  58ページ、私道整備・排水設備助成で手すりの50%助成が今回始まるそうですけれども、これもどのくらいの件数を見込んでいて、どのくらい効果がありそうと見ているのか教えてください。  あとは、同じ58ページで景観形成重点地区の指定に向けてなんですけれども、重点地区の指定を目指していくわけですけれども、スケジュールというか、ロードマップはどうなっているのか。令和5年度はどこまで進めていくのか。その後、いつを目指しているのかというようなところを少し詳しく知りたいので教えてください。  あと、同じページに地域地区管理というのがあって、東京都がやっている土地利用現況調査、これをさらに分析していくということで、今後の行政計画の基礎資料とするというふうに聞いているところなんですけれども、これ具体的にどういうふうに活用していくご予定なのか。単なる基礎資料で終わっちゃうのかどうか確認をしたいと思います。  ちょっとページ飛びますけれども、マンションのところで分譲マンションの実態調査というのも行うように今年度新規事業で入っているんですけれども、これも分譲マンションの適正管理を進めていくために調査しますということで、ちょっと具体的な活用の方針が見えないのでどうなっているのか。住宅マスタープランをつくるものの調査も行うそうなので、そのあたりの内容がかぶっていないのかどうか、調査の結果についてどういうふうに活用するのか教えてください。  最後です。59ページの31番のところに都市計画道路整備推進というのがあります。これは今未着手になっている都市計画道路を今後どうしていこうか検討等を進めるということなんですけれども、未着手になってしまっている都市計画道路って一体どの辺の道路のことで、具体的にここもちょっと知りたいので教えてください。取りあえず以上です。お願いします。 ◎みどりと公園課長   まず、中台公園こどもの池改修工事についてですが、中台公園につきましては、平成27年度に策定しておりますこどもの池見直し計画に基づきましてこどもの池の廃止が決まってございます。それに基づいて今回の整備としましては、池を撤去し、広場の形状にした上で、そこに遊具等を設置しまして、水施設というのはないんですけれども、スペースとそれから遊具で楽しい公園の形状というのを考えております。そして、東坂下二丁目公園なんですけれども、こちらにつきましても先ほど同様、こどもの池見直し計画で廃止が決まっているところでして、ここにつきましても基本的には広場の形状にしまして、遊具ですとかパーゴラの設置、建て替え等を行う予定でございます。 ◎土木計画・交通安全課長   私道手すりの助成に関してのご質問いただきましてありがとうございます。令和5年度に新規で事業化をさせていただいたものでございます。私道上に手すりのみを設置する場合に、2分の1助成という形で制度化をさせていただきました。年度初めということ、スタートの年度ということもございまして、現在の見込みでございますけれども、件数ということではなしに、延長150メーター程度まで対応できるという想定で予算のほうは積ませていただいているという状況でございます。 ◎都市計画課長   私のほうからは、まず景観の重点地区のお話からさせていただきたいと思います。赤塚四丁目、五丁目の景観重点地区の指定に向けてということで、今年度からのまちづくりニュースの配布を既に始めてございます。全体の計画といたしましては、令和9年度ぐらいまでに指定していきたいと考えておりまして、その取組を進めていくというところでございます。来年度は委託をさせていただきまして、本まちづくりの推進のためということで、周辺の現状などを調査させていただき、まちのほうにも機運醸成だとか、そういうことを徐々にさせていただきたいと考えてございます。  それから、もう一つ、地域地区管理のところでございまして、土地利用現況調査データ分析及び地図作成の部分でございます。こちらのほうでございますけれども、土地利用現況調査データのところのデータの分析、作成というところでございまして、既に使っているシステムのところなんですが、今年度、東京都のほうでやらせていただいた地域地区の見直しのところも反映していきながら、将来的にはDXなどもございますので、そういったデータの使い方、こういったところを適切に進めさせていただきたいということで、このデータ分析及び地図作成をさせていただくというところでございます。 ◎建築安全課長   予算概要の55ページの木造住宅耐震化推進でございますが、除却工事助成については、対象地域を全域化ということでございますが、これは一部昔の木密地域に限定していた地域を全域化することによりまして除却を進めていきたいと。この対象になる建築物につきましては、昭和56年5月以前の建物でございますので、築が40年以上たっているということで、これからは改修あるいは建て替え、特に建て替えを助長させていきたいということも含めまして、除却を推進していくために全域化を図ったものでございます。なお、件数的には、令和5年度は47件で見込んでいますけれども、昨年度においては20件を見込んでいましたので、倍以上に件数は増やしてございます。 ◎住宅政策課長   59ページの分譲マンションの実態調査の件でございますけれども、おおむね5年に1回程度実施するものでございます。マンションの管理不全の兆候などの原因の究明を行いまして、その状況と調査を行いまして、マンションの管理状況を把握した上で、管理不全の兆候があるマンションに積極的に介入していこうというものでございます。介入方法としては、助言ですとか指導を行わせていただいて、マンションの適正化を目標として行うものでございます。先ほどのマスタープランとの兼ね合いの件ですけれども、将来予定されているマスタープランの改定には当然影響があるものとは考えられますけれども、調査自体は、内容的にはかぶっておりません。 ◎都市計画課長   都市計画道路の整備推進についてのお答えでございます。まず、都市計画道路の整備推進につきましては、今年度、主に庁内で次期第5次優先整備路線の絞り込みというものをさせていただきまして、まだ条件等は出ていないところなんですが、前回の東京都さんとの中で重点として挙げられている項目、こういったところを挙げさせていただきまして、庁内で一定まだ着手されていない路線について検討をスタートしたところでございます。これを受けまして来年度については、この中で実際に現在交通事情がどうなっているかという部分も含めまして調査をさせていただこうと考えてございます。 ◆田中やすのり   今ご答弁いただいたところでちょっと関連して、さっきのこどもの池のところとマンションの調査のところで関連して質問しますけれども、こどもの池の見直しの計画を見ていると、なるべくこどもの池があったところは親水遊具みたいな形にして残していきたいというような記載があったと思うんですけれども、2つとも水はもうやめちゃうということで、何か見直しの方針とはちょっと違うんじゃないかなというふうに感じるんですけれども、そこはどうですか。 ◎みどりと公園課長   実は、ちょっとタイムラグがあるので非常に分かりにくくなっているんですが、こどもの池見直し計画というのは平成27年度に策定しました。その中でどういうふうに考えたかといいますと、やはり将来的にもう維持管理しきれないという地域の方の意見等も反映させながら、老朽化の状況等を踏まえて数を絞り込んでいくという作業をしたところでございます。それで21か所に最終的になりまして、その後、令和3年度末に新たな水遊び施設の整備方針というものを策定しまして、それで動き始めたんですけれども、既に策定前に見直し計画で廃止が決まっているところについては、もう最初から水施設はやらないということで調整は取れているところでございます。ちなみに中台公園につきましては、令和2年度の時点で既にもう池を廃止ということで、使用をしていない状況。それから、高島平九丁目につきましては、令和元年度で利用が廃止されているというところですので、その後にできた水遊びの整備方針というのは、それ以降のところについて適用してやっていくという、そういう違いがございます。 ◆田中やすのり   先ほどの分譲マンションの実態調査ですけれども、数年前にもマンションの調査をやって、条例をつくるときでしたか。管理組合の有無を調べたり、結構細かくお調べになったと思うんですけれども、見ているとやはりマンションのソフト面がどうなっているかを見たりとか、あとはハード面も確認したりとかというふうに内容が過去の調査と何か類似しているようにも感じるんですけれども、そこはどこが明確に違うのか教えてください。 ◎住宅政策課長   この5年間の間で東京都のマンション条例も施行されました。それに併せてマンション調査を細かく実態調査をさせていただいたものもございます。内容としては、マンション管理者さんに直接現地へ行っていただいて状況を聞くということを今までやっておりました。話が変わるんですけれども、区の条例が施行されて、区の全体で分譲マンションが1,800棟ほどあります。その区の条例に基づく届出が届出率でいうと65%程度でございます。そういった点で、届出が出てこないところ、専ら管理組合がないですとか、普通は開催されるべき管理組合の総会が1年に1回程度開かれていないとかということで、いわゆるマンションの管理不全の兆候が認められるというような状況のところがその届出が出ていないところに見られますので、そういったところをなぜそんな状況になってしまうのかということを詳しく調査させていただいて、原因究明を行って対応していきたいというふうに思います。積極的にマンションに指導、助言、管理して積極的に介入するための資料とさせていただきたいと現在は考えております。 ◆田中やすのり   マンションについては、アップデートしながらということだと思いますので、分かりました。さっき新規事業で一個抜かしちゃったんですけれども、自転車通行空間の整備というところなんですけれども、来年度は高島平二丁目から五丁目、1.4キロほど整備するとありますけれども、来年は優先整備路線はここだけなのかということと併せて聞いちゃいますけれども、優先整備路線のどこをやっていくかというスケジュールへの落とし込みというのは、来年度以降少し進めていってもらいたいなと思うんですけれども、そのあたりも併せてご答弁をお願いします。 ◎土木計画・交通安全課長   自転車の通行空間の整備でございます。ご指摘のように来年度につきましては、高島平二丁目から五丁目で約1.4キロの計画を持ってございます。計画上では、その後毎年7キロずつ整備をしていくという考え方を持っているところでございます。ただ、この通行区間の整備につきましては、通行空間を単独で整備していくということではなく、道路の補修等と併せながら通行空間の整備を図るというところがございまして、なかなかこの先々、複数年にわたってどこを具体的にやっていくという計画が立てにくいというのが正直なところでございます。いずれにしましても優先整備路線50キロということで、50キロについてはお示しをしているところでございますので、その中でできるだけ早めに着手できるところを早め早めにお示しをしていけるような方策については、今後考えていきたいというふうに思っているところでございます。 ◎工事設計課長   工事につきましては、今土木計画・交通安全課長のほうからお話があったように、補修工事を見ながらというところで、併せて出していくかというところも含めてちょっと今整理をしていきますが、補修工事のタイミングを見計らって進めていきたいと思っております。 ◆田中やすのり   優先整備路線についてもう一つ陳情からなんですけれども、他区と隣接しているところ、練馬区の整備と板橋区の整備がやっぱり同時に行われてほしいので、自転車は練馬区から板橋区のほうに、うち区境が近くなので、そういうところの何かうまく他区との調整というのは来年度以降、何かしらうまく協議を取っていってほしいんですけれども、そのあたりってどうお考えですかね。 ◎土木計画・交通安全課長   今しがたご答弁申し上げたように、私どもの区自体の整備も道路の補修工事との見合いで進めていくという形になります。そうしますと、周辺の区、例えば練馬区であったり、豊島区であったりというところも同じような状況になっていくんだろうというふうに考えております。私ども、区境のところの路線については、当然他区のそういった整備路線と接続するようなところを優先路線ということで選定をかけているということについてはそのとおりなんですけれども、他区の工事の進捗状況と必ずしもその辺うまくリンクが取れるのかなというのは、委員ご指摘のように、相手方との調整がどうしても必要になってくると思ってございます。ただ、必ずしもその調整した結果、うまく年度がタイミングがよくてつながっていくかどうかというところまでは、なかなかちょっと難しいところがあるのかなというふうに考えてございます。 ◆寺田ひろし   順番に伺います。予算書の277ページの3、再開発事業経費というところであります。まず、順番に確認だけお伺いしたいと思うんですが、まず277ページの3の(1)上板橋駅南口駅前地区というものが40億円ほどあります。この内容をまず簡単に伺いたいと思います。 ◎地区整備課長   上板橋駅の予算についてですが、こちらの内容としましては、上板橋東地区の再開発事業における公共施設管理者負担金と再開発の補助金、あと地区計画の検討の予算になってございます。 ◆寺田ひろし   いろいろ内容が入っているかと思うんですが、ここに40億円という形であるので、一旦区から出てくると思うんですが、これは本当に出っ放しなのかと。その後の処理というのを簡単に教えていただければと思います。 ◎地区整備課長   こちらの歳入関係の質問でございますが、再開発事業、都市計画事業でございますので、国からの補助金が一部入る形になってございます。残りの区が一時的に負担した部分でございますが、25%、4分の1が都市計画交付金として当該年度に入るという状況でございます。参考でございますが、それが予算書でいいますと99ページのところに(10)番というところで、市街地再開発事業費交付金という形で、当該年度に区が一時的に負担した部分の4分の1が入るという状況でございます。区が負担した残りの4分の3でございますが、それにつきましては翌年度以降、令和6年から9年までかけて財政調整交付金で4分の1ずつ戻ってくるということで、実質区が負担する部分はほとんどないという形でございます。 ◆寺田ひろし   続きまして、一つ飛ばして(3)の同じく関連して板橋駅西口地区ですね。これも3億円とありますので、内容とまたそのお金の処理のほう、簡単に教えていただければと思います。 ◎地区整備課長   板橋駅西口地区の予算についてのご質問ですが、こちらにつきましては西口地区の再開発事業が進展しているところでございまして、再開発事業に対する補助金と、あと公共施設管理者負担金等の業務を行っていくところでございます。歳入についてですが、先ほどの上板橋と同様ではございますが、国から再開発事業の補助金として出したものの2分の1が国から入って、残りは都市計画交付金と財調等で翌年度等に戻ってくるというところでございます。 ◆寺田ひろし   このページの中で同じく3の再開発事業経費の(2)の大山町クロスポイント周辺地区、これもちょっと同じく内容のほうまずは伺いたいと思います。 ◎まちづくり調整課長 
     2番の大山町クロスポイント周辺地区の予算でございますが、現在、組合のほうで建物の建設工事を鋭意行っているところでございます。予算約32億円のうち、約31億円について、建物の共同施設の整備費ということで区から補助金を出す予定でございます。また、あと工事の現場の監督・管理について同じく予算を計上しておりまして、こちらが約3,200万円ほど積んでいる状況でございます。財源でございますが、先ほどの上板橋、板橋駅と同様に、国のほうから補助金として2分の1が入る予定となっております。 ◆寺田ひろし   では、1問ずつで恐縮なんですが、(4)の大山町ピッコロ・スクエア周辺地区、これも同じ内容で、内容とそのお金の流れとかちょっと確認をさせていただきたいと思います。 ◎まちづくり調整課長   こちらは大山町ピッコロ・スクエア周辺地区の市街地再開発事業に関わる関連の経費でございます。予算の5億2,000万円のうち、約5億2,000万円のほぼほぼが組合のこれから行います建築の設計の費用でありますとか、権利変換の計画を策定する費用の補助金として支出する予定でございます。財源につきましては、国のほうから補助金として2分の1が歳入として入ってくる予定でございます。また、この中に現在ピッコロ広場として開放している都有地、都から借りている敷地がありますが、こちらの土地使用料としまして東京都にお支払いする経費でありますとか、また電気代、また広場の草刈りの費用といったものを併せて計上している予算でございます。 ◆寺田ひろし   275ページの続けてで恐縮なんですが、2、市街地整備事業経費の(3)の大山地域まちづくり推進、これも関連するかなと思ったので内訳と、あとこの支出が6,000万円ほどありますが、この区の負担、これを丸々負担するのかとか、そういったところも教えていただければと思います。 ◎まちづくり調整課長   大山地域まちづくり推進の予算の内訳でございます。大きく委託費と補助金の2つに分かれております。委託費としましては、大山駅東地区のまちづくり、これは地区計画の変更の検討会を今年度やってまいりましたが、来年度に向けての業務がありますので、こちらの支援の委託のための予算を計上しているところが一つございます。また、東京都で進めています補助第26号線の整備に伴いまして、生活再建のサポートセンターの運営の委託、それと建物等の共同化コーディネートの検討の委託、それと商店街コーディネート検討委託、こちらはにぎわいの創出でありますとか、そういった内容を検討する委託がございまして、こちらの経費を積んでいるところでございます。また、併せましてこちら、大山地域は不燃化特区の地域になっておりますので、老朽した建築物の除却の費用の助成並びに老朽建築物の設計に関する助成の費用を積んでいるところでございます。まちづくりの支援につきましては、東京都から補助金として2分の1が歳入として入ってくる予定でございます。また、補助第26号線に伴いますサポートセンター、コーディネート等の委託につきましては、東京都から10分の10の歳入で交付金が入ってくる予定でございます。また、不燃化に関する予算につきましては、東京都のほうから2分の1の歳入が入ってくる予定となっております。 ◆寺田ひろし   そういったところで一応確認なんですけれども、またちょっと続けてで恐縮なんですが、予算書の77ページの真ん中辺りの都市整備費補助金、(1)と(2)ですね。今もろもろお話いただいたところも含まれているかと思いますが、一応この国庫補助金についてちょっと簡単な形で結構なので、再度内容、仕組みを教えていただきたいと思います。 ◎まちづくり調整課長   77ページの国庫補助金のまず(1)でございます。都市防災不燃化促進事業費の補助金でございますが、こちらは補助第82号線の道路を東京都が整備いたしますが、その両脇の30メートルの区間について、区のほうで延焼遮断体の形成を図るための建物の除却並びに建て替え等の助成に関する費用の補助でございます。国のほうから区が支出する費用のうち2分の1を負担するということで、歳入としてこちらの金額を計上させております。(2)の密集住宅市街地整備促進事業費補助金でございますが、こちらは木密地域不燃化特区の大谷口一丁目地区の中の主要生活道路を整備するための費用の補助金でございます。例えば、用地の取得でありますとか、今後行ってまいります道路の設計などに係る費用を国のほうが負担率約2分の1で支出、国のほうから補助金が入ってまいりますので、その費用を計上させていただいております。 ◆寺田ひろし   このまちづくりと、あとこういった駅前の再開発とか、丸々区が全部負担するのではないかとちょっと思われがちだったんですが、いろいろ教えていただきまして、しっかり国やあるいは東京都からとか必要なところは返ってくるといいますか、そういった仕組みになっているというのは、やっぱり広く私も勉強させていただきましたし、あとは広く区民の方にもやっぱり知っていただく必要があるかなと思って、ちょっと細かかったんですけれども伺わせていただきました。  では、続きまして、次の質問をさせていただきます。275ページのこれはちょっとシンプルにどういうものなんでしょうというのを伺いたいんですが、275ページの2、市街地整備事業経費の(7)、東西を結ぶ新たな公共交通網整備促進という、これの内容について伺いたいと思います。 ◎都市計画課長   こちらは東西を結ぶ新たな公共交通網整備促進ということで、これは継続的にやらせていただいていますエイトライナー導入検討の促進会議における協議会の負担金でございます。 ◆寺田ひろし   一部区民の方からいろいろご要望もあって、エイトライナーというのは実現可能性というか、将来的な進捗の中で今どういった立ち位置にあるのかだけ教えていただければと思います。 ◎都市計画課長   エイトライナーにつきましては、関係の区が集まりまして、将来の整備に向けてということでお話合いを続けているところでございます。まだ具体的にいつということは決まっていないところでございますが、各区、促進に向けて取り組んでいるところでございます。 ◆寺田ひろし   非常に一部根強い方々からいろいろご質問もあったりして、ご要望もありましたので伺いました。あと、歳入のほうで61ページのまた戻る形で申し訳ないんですが、61ページの10、まちづくり事業用地使用料ですね。これで2,260万円歳入のほうがありますので、この内容とあと今後のスケジュールといいますか、そこをちょっと簡単に教えていただければと思います。 ◎まちづくり調整課長   まちづくり事業用地使用料でございますが、こちらはハッピーロード大山商店街振興組合に対して、ピッコロ広場の前面にございます区有地を行政財産としてお貸ししております。そのための行政財産の使用料の収入がございますので、こちらを計上させていただいております。期間といたしましては、行政財産の使用許可は1年単位で許可を出すことになっておりますので、こちらは令和5年分、1年間分を計上させていただいている状況でございます。また、市街地再開発事業の進展に伴いまして、令和6年度以降の状況でございますが、こちらについてはまた進捗の状況を組合側と情報共有しながら判断していきたいと考えているところでございます。 ◆寺田ひろし   ぜひ組合の皆様と協議を進めていただければというふうに思います。次の質問になりますが、予算の概要の青い資料の高島平のほうでちょっと確認をさせていただきます。予算の概要の59ページの23番、一番上に高島平地域まちづくり推進とあります。これが右側のほうに1から3までの内容が書いてありますので、主な具体的な内容、これをちょっとご説明いただきたいと思います。 ◎高島平グランドデザイン担当課長   それでは、高島平地域のまちづくり推進の予算についてご説明いたします。①アーバンデザインセンター高島平デザインスクールの開催でございます。こちらは今現在、高島平で交流核形成まちづくりプランの検討を進めております。その検討に当たって、各種専門家の方々、学識経験者などから意見聴取をする際に必要となる報償費を計上してございます。②の交流核形成まちづくりプラン策定、こちらは高島平駅前を交流核と位置づけ、旧高島第七小学校跡地の区有地や駅前のUR団地等を、その周辺をにぎわいの形成や各種公共機能やUR団地の更新、都市再生に向けたプランの策定を今年度から来年度にかけて策定しているところでありまして、来年度が2年度になります。その委託費用を計上してございます。続きまして、③旧高島第七小学校等不動産鑑定、来年度、区とURとの間で基本協定を締結する予定なんですけれども、この基本協定というのは、今回高島平の都市再生をするに当たっては、駅前のUR団地約2,000戸の移転先として、旧高島第七小学校跡地等の区有地の一部に移転先となるUR賃貸住宅を計画して、連鎖的に都市再生を進めてという計画になっておりますが、URの建物を学校跡地部分に建てるに当たって土地の交換を想定してございます。その土地の交換の内容を基本協定にある程度盛り込んでいく予定になってございます。その土地の交換に際して必要となる土地の評価を不動産鑑定士に依頼することから、この予算を計上しているところでございます。 ◆寺田ひろし   ちなみに、最後のほうの不動産鑑定のほうなんですけれども、これ結果というのは公表されたりはするんでしょうか。する予定とかあるんでしょうか。 ◎高島平グランドデザイン担当課長   結果については、ちょっとまだ基本協定や交換まで時間がありますので、その間はまだ公表しないというふうには考えてございます。 ◆寺田ひろし   あと、予算書のほうに戻りまして、277ページの4、住環境整備事業経費、ここの(3)の木造住宅耐震化推進と。今回、総括質問のほうで取り上げさせていただきまして、ちょっと時間がなくて本当に回答だけになってしまって申し訳なかったんですけれども、一応再度確認をさせていただければと思いまして。先日の答弁の中でいろいろ教えていただきまして、特に東京都のほうで2000年の新しい新基準に満たないものを支援していくというのが打ち出されて今後決まっていく予定なので、ちょっと最後確認だけ、将来的なことになるのでお伺いしたいと思うんですね。この経緯がやはり熊本地震で従来の新耐震基準というか、昭和56年以降の木造住宅でも崩れた、倒れてしまったと。そういったことから2000年に新しいはりとか筋交いとか強化する新耐震基準というのが盛り込まれて、これに適合しないものをしっかり手当てしていこうという東京都の方針だと思います。そこで、この2000年の基準に満たない新耐震基準の木造住宅への取組についてなんですけれども、現状、新しい情報といいますか、質問からちょっと日がたっていないので申し訳ないんですけれども具体的な支援内容とか、何か新しい情報があればちょっと教えていただきたいなと思うんですが、何かございますでしょうか。 ◎建築安全課長   ただいまのご質問ですけれども、今東京都のほうで耐震改修促進計画が3月いっぱい、3月末に改定をするという情報が入ってきております。その中で東京都の新たな目標の設定としまして、今委員が言っていただきました2000年基準未満のものについても対象を広げると。それを令和17年度までにおおむね解消していきたいというふうに目標を新たに設定されております。現在、板橋区のほうでは、一方で昭和56年5月以前の建築物に対して助成を行っているところでございますので、現時点においては助成についての対象外でございますけれども、東京都さんの促進計画の決定を踏まえまして今検討に入ったというところでございます。 ◆山内えり   予算書の469ページの東武東上線連続立体化事業の受託収入320万円の内容について、あと内訳についても教えてください。 ◎鉄道立体化推進課長   連続立体化事業受託収入の件でございますけれども、こちらについては東京都が施行いたします鉄道付属街路の第1号線から第4号線について東京都から側道の設計を受託するものでございます。こちらについては、事業主体である東京都のほうから区に協力を求められたものでございまして、連続立体交差事業については、区としても早期事業の完了を目指す、また地元区としても当然協力する立場もございますので、こちらのほうを受託して設計すると。こうした中で、将来的にはこの道路が道路管理者として区が受け持つ道路になりますので、その辺との整合性を取るために合理的であるということで今回受託するものでございます。 ◆山内えり   そうすると、これは第1号線から第4号線の設計ということですけれども、区が発注するのかということと、それは1年かけてなのか、どれぐらいの期間で設計を考えているのかということと、あと区施行の第5号線、第6号線はどこに入るのか、あるいはどういう関係になっているのかについても教えてください。 ◎鉄道立体化推進課長   こちらの今回の受託いたします第1号線から第4号線については、区が東京都から委託費用を受託という形でお金を頂きまして、区が委託を発注して設計するというものでございます。そして、鉄道付属街路第5号線と第6号線については、ページで言いますと474ページ、475ページのほうになりますけれども、474ページの2番、大山駅駅前広場等整備事業経費の中で第5号線、第6号線、そして先ほど受託した第1号線から第4号線についても併せてこちらの委託料の中で執行するというような形になってございます。 ◆山内えり   すみません、先ほどその期間についても伺ったんですが、どれぐらいで見通しというか考えているんでしょうか。 ◎鉄道立体化推進課長   期間でございますけれども、こちらについては新年度明けてから委託を発注します。そういう意味では、年度内いっぱいを考えているところでございます。 ◆山内えり   今ご説明のあった474ページですけれども、この1の下の段の大山駅付近連続立体化事業経費、この9,340万5千円。この内訳といいますか、18番の負担金補助及び交付金ということで書いてありますけれども、これはいわゆるこの総事業費約428億円と聞いていますけれども、その内訳となるのか、あるいは区の歳出分があるのか、そのあたりについて教えていただきたいと思います。 ◎鉄道立体化推進課長   474ページ、475ページの大山駅付近の鉄道立体化事業推進経費については、こちらは連続立体交差事業の区の負担金でございます。こちらについては、最終的には総事業費428億円の一部になりますけれども、毎年、東京都から翌年度に使うというんですかね。東京都が行う事業についての照会がございまして、こちらを受けて区のほうが予算化をしているものでございます。こちらについては、先ほどの地区整備課長がご答弁しましたけれども、都市計画事業でございますので、区としては国庫補助金については当然除いた中で、残った経費については25%が都市計画交付金、残りについては財政調整交付金で4年間にわたって経費が戻っていくというようなことで考えているところでございます。 ◆山内えり   そうすると、いわゆる駅前広場事業と異なって区の歳出はゼロということになるんですか。 ◎鉄道立体化推進課長   駅前広場整備事業についても、こちらも同じく都市計画事業でございますので、予算の歳入については、同様の形で区に歳入としてまた戻っていくというものでございます。 ◆山内えり   すみません、質問の仕方が違くて、東武東上線の立体化の区の歳出、総事業費428億円に対して、先ほどの都市計画交付金で4年間で戻ってくるというお話があったものですから、結果的に戻ってくるということで区の歳出はゼロということなのかを確認させてください。 ◎鉄道立体化推進課長   こちらの今ご質問のあった区の歳出は戻ってくるのかということなんですけれども、こちらについては、都市計画事業の区域内においては、都市計画交付金と財調という形で戻ってくるということで聞いております。 ◆山内えり   ゼロということでいいですか。 ◎鉄道立体化推進課長   ゼロということでいいということで聞いております。 ◆山内えり   もう一回そこの確認ですけれども、先ほど立体化の話がありましたけれども、この負担金の内容、来年度は設計や用地取得に入るというふうにも聞いていますけれども、そういうことで合っているのかということと、東武東上線関係の用地取得はどこまで進んでいるかについても教えてください。 ◎鉄道立体化推進課長   まず、負担金の使い道ということですけれども、東京都から設計費及び用地取得費等に係る費用ということで聞いております。そして、連続立体交差事業の東京都の施行分については、私どもとしては用地を取得したという情報については入手してございません。 ◆山内えり   そうすると、区としてはその進捗状況が分からないということでいいのかの確認と、私は地域の方からやはり今、用地の測量をさせていただきたいとか、お部屋の状況を見させてほしいという話で都の職員と区の職員がいらっしゃったというふうに聞いているものですから、それが委託の方なのかその方がどういうふうに理解しているかということもあるんですけれども、数件聞いているものですから、現状、進捗ということは答えられないにしても、どういう方が今、金井町、それから大山東町等、関係する地域に説明に入っているのかその状況についても教えてください。 ◎鉄道立体化推進課長   土地利用の用地取得に対応している職員については、東京都の道路整備保全公社が対応してございまして、今、委員のほうから区の職員の同行という話がございましたけれども、用地折衝をする中で区の職員、事業の説明等をする中では地元区でございますので、同行が必要なときには双方で情報共有しながら、必要な場面には同行して対応するということをしている状況でございます。 ◆山内えり   いわゆる計画が令和12年度、立体化の完了という状況ですけれども、今進捗が分からないということですけれども、区として事業完了の見通しというのはどういうふうに考えているでしょうか。 ◎鉄道立体化推進課長   事業の進捗の見込みでございますけれども、事業認可、令和3年12月に取得しましたけれども、令和12年の3月完了を目指して、東京都も区においても連携して事業を進めているところでございます。 ◆山内えり   それから、大山駅駅前広場等整備事業経費についても伺います。委託料の5,344万1千円の内訳と金額についても教えてください。 ◎鉄道立体化推進課長   5,937万9千円の内訳でございますけれども、こちらについては大山駅駅前広場等の設計検討業務ほか、関連側道、先ほどお話しいたしました付属街路第1号線から第4号線も含めまして、あと毎年土地の評価を行いますので、不動産鑑定の委託料、そのほか用地取得を進めておりますのでそのための調査、算定、そして補償説明等を行うための経費、そちらを見込んでいるところでございます。詳細については、委託の発注の金額のところに当たりますので、これ以上は答弁は控えさせていただきたいと思っております。すみません、あともう一点ですけれども、先ほどちょっと私、答弁修正ございまして、連続立体交差事業あるいは駅前広場整備事業の事業完了については、令和13年の3月を一応目標に進めているところでございます。 ◆山内えり   金額の詳細についてはそうなんでしょうけれども、およそその不動産鑑定で大体どれぐらいかとか、用地取得ではどれぐらいを見込んでいるのかとか、そういったおおよその委託料5,344万1千円の大枠についてもお答えいただけないでしょうか。 ◎鉄道立体化推進課長   細かい金額の話でございますけれども、まず用地取得の支援業務につきましては、こちらについては令和3年度に債務負担行為で3,000万円で計上しておりまして、それはこちらの中には一応入ってございます。そのほか、不動産鑑定業務については、具体的には2か所の標準画地のところを3件の不動産鑑定士に鑑定していただくというもので、ただし金額については、実際その調査に入ってみないとなかなかこの場でお答えできるものではございませんでして、また関連側道については、歳入のところで雑収入というところでございましたけれども、その程度の費用が見込まれているということで見ていただければと思っているところでございます。 ◆山内えり   駅前広場、その用地の立会いですとか用地測量だとか、いろんな進捗が進んでいるとは聞いていますけれども、現状、一番新しい立会い率、それから用地取得の状況についても教えてください。 ◎鉄道立体化推進課長   用地取得の立会いの状況でございますけれども、こちらについては以前、都市建設委員会でも答弁させていただいておりますけれども、今のところ約7割の方に立会いをしていただいているところでございます。そして、用地取得についてでございますけれども、こちらについてはただいま用地折衝中でございますので、今のところまだ正確にお答えできるような状況ではないということで理解していただければと思います。 ◆山内えり   あと先ほどの鉄道の付属街路の第5、第6号線についての立会い率についても教えてください。 ◎鉄道立体化推進課長   鉄道付属街路第5号線と第6号線の立会い状況についてのご質問でございますけれども、鉄道付属街路については、立会い依頼を従来、全員の方に送付いたしまして、立会いをいただいている方については10割という形になっております。あと、鉄道付属街路第6号線については、立会い依頼については全員の方に発送させていただきまして、こちらについては約6割の方に立会いをしていただいているところでございます。 ◆山内えり   分かりました。ありがとうございます。いいです。確認します。それから、すみません、277ページのピッコロ・スクエアのところをちょっと伺います。先ほど、委託等々、いろんな内訳の話があったので、昨年の委員会で区有地の場所ですけれども、転出する方向で考えているという区からの報告がありました。転出する時期、それから売却する際の金額の見通しについても教えてください。 ◎まちづくり調整課長   ピッコロ広場に関するご質問でございます。昨年の委員会で、区の区有地については、権利変換を希望しないで転出をするということを区として方針を決めましたという形でご答弁させていただきました。これから組合のほうが組合設立に向けての認可申請を出していくという段階でございまして、それが出された後、組合が設立された後になってまいると思いますが、組合のほうから権利変換で床を取るのか、転出するのかという調査が来るという形で聞いておりますので、その時点で判断することとなると考えております。 ◆山内えり   それは、時期でいくといつ頃になるかというのは、見通しというのはいかがでしょうか。
    まちづくり調整課長   組設の東京都への認可申請を今、今年度中に行いたいという形で地権者の方から組合のほうで組設の同意を求めている状況でございまして、条件が整えば東京都にお出しすることができますが、東京都のほうで審査期間はやはり4か月ぐらい必要というふうにお答えがありますので、仮に3月中に出されたとすれば、夏ぐらいになってくるのではないかと予想しているところでございます。 ◆山内えり   分かりました。あとは、277ページの板橋駅西口地区の状況についても伺いたいと思います。今、駅前広場計画のほうが検討されているということで、以前も幾つか報告があったかと思うんですが、駅前広場計画の特に地域の人が皆さん心配されている公衆トイレの状況、それから駐輪場の場所、あるいは台数、それから喫煙所がどうなるのか、このあたりの検討状況についても教えてください。 ◎地区整備課長   板橋駅駅前広場の施設についての質問でございますが、まず駐輪場につきましては、現在90台の駐輪場がございます。駅前広場整備を将来的に行った後につきましては、駅前広場に駐輪場は今は置かないという形で進めているところでございます。その理由としましては、板橋駅西口地区の再開発事業の中で商業施設利用者の駐輪場として約200台、あとそれ以外に100台を放置自転車…… ○主査   時間となりましたので、2回目の際に冒頭で答弁をお願いします。 ◆渡辺よしてる   先ほど、まちづくり関係で大まかなお話をしていただいたと思うんですが、予算の概要のほうの4ページのところ、(2)、①一般会計歳出のところの3つ目の丸のところで土木費に関して書いてあるんですが、再開発事業の進捗により前年度と比べて17億円、8.3%増というふうに書いてあるんですが、どういった事業が進んで、どういった内容のものが増えたのか教えてください。 ◎まちづくり調整課長   今回増額となっているほぼほぼの内容がまちづくり推進室が絡む事業の内容でございますので、こちらからご答弁させていただきます。令和5年のまちづくりの歳出の総額として約84億円ほど、対前年度額で約30億円ほどの増額となっております。主な内容としましては、市街地再開発事業の進捗に伴い負担金及び補助金の支出額が増加になったものでございます。大きなポイントとしましては、上板橋駅の南口駅前地区につきまして約40億円ほど、また大山町のクロスポイントの周辺地区が約32億円ほど、大山町ピッコロ・スクエア周辺地区が約5億円ほど、板橋駅西口地区が約3億円ほどといった内容でございまして、こちらの経費が増額になりましたことで土木費が全体として増額になったという状況でございます。 ◆渡辺よしてる   もろもろ多分予算の概要の59ページ辺りにつながってくるのかなと思うんですが、この59ページの23、高島平地域まちづくり推進の部分でちょっとお聞きしたいんですが、高島平をやっていく計画の中で、今の区有地とURのところを入れ替えて計画を進めていくというふうに聞いたんですが、大体何か建て替えとかするときって、仮住まいに行ってもらってやってもらうという方法もあると思うんですが、今回この入替えでやっていくことでのメリットについて教えてください。 ◎高島平グランドデザイン担当課長   高島平のまちづくりについてご質問いただきましたのでお答えいたします。URの団地が駅前に8,000戸近くありまして、そのうちの約2,000戸近くの建て替えを今想定してございます。その移転先として、旧高島第七小学校の跡地を活用することを今想定してございます。通常、URの団地の建て替えにおいては、今委員がおっしゃったとおり、一度仮移転をして、現在ある団地を取り壊して新たな団地を造って、その上で数年後に戻り入居するということで、2回の移転が必要になっております。その場合、結構高齢者の方が多い高島平団地ですので、居住者の方の負担が非常に大きいというふうには考えてございます。なおかつ今回、区有地を活用することで一回の移転ですぐ居住者の方ができますので、そういった意味で居住者の方の負担が軽減されるというメリットがあるというふうに考えてございます。 ◆渡辺よしてる   何か何となくのイメージなんですけれども、サイズ感的にうまく入替えができるのかなというのがあるんですが、そういった問題は大丈夫なんでしょうか。 ◎高島平グランドデザイン担当課長   旧高島第七小学校跡地を含む区有地は約2万平米ほどありまして、今建て替えを想定しているURの駅前の団地部分が約6万平米ございます。6万平米の2,000戸の住戸の方が全員移転するかどうかというのはちょっとまだ未定なんですけれども、区有地も2万平米全部を使うわけではなく、そこに集約した建物をURが建てて、そこに移転していくと。新築になるので多少家賃は上がってしまうこともあるんですけれども、今回の連鎖的都市再生のいいところはURの団地を全部建て替えないで、継続的に管理する部分もございますので、そちらのほうは新しくならないので、耐震補強等はした上で移転をすることができるということで、そちら家賃が変わらず移転ができる。分散するような形を取れるので、ボリューム的には納まるというようには考えてございます。 ◆渡辺よしてる   続いて、予算の概要の51ページ、34の公園・児童遊園等維持管理の④総合パトロールの実施についてお聞きいたします。実績や件数とこれまでと何か変化があれば、それも教えてください。 ◎南部土木サービスセンター所長   総合パトロールの件数なんですけれども、基本的には、公園のパトロールというのは毎日行っていただきまして、1か月で全公園を回っていただくということになっております。その中で、それは基本的な数字でございますけれども、南部土木サービスセンターとしましては、そのほかに緊急のパトロール等ありまして、それは指示書というものでやっていただいているところなんですけれども、それに関しては令和3年度で179件、令和4年度、149件ということで実績としては出ております。公園のパトロールの内容の主な仕様については、特に大きな変化はございません。 ◎北部土木サービスセンター所長   安心・安全パトロールにつきましては、今南部土木サービスセンター所長が申し上げたとおりですけれども、北部土木サービスセンターにおきましては、苦情等があった場合、特別なパトロールということで指示書で依頼をするわけです。こちらにつきましては、件数といたしまして令和3年度、27件、令和4年度、これは2月28日現在ですけれども、48件ということになってございます。 ◆渡辺よしてる   北部のほうは、結構追加のパトロールがすごく増えた感じがするんですが、何かそういう傾向があったんでしょうか。 ◎北部土木サービスセンター所長   こちら特別何かがということではないとは思うんですけれども、単に苦情が少し増えてきているというようなことに基づくものだと思いますので、特別それがどんな原因に基づくのかというのは、ちょっと具体的には把握はしておりませんけれども、苦情があれば必要に応じてパトロールを回すということになっておりますので、こういった件数になってございます。 ◆渡辺よしてる   分かりました。続いて、35の特色ある公園施設運営についてお聞きいたします。これは交通公園の展示車両についてちょっと決算のときにも聞いたんですが、進捗があれば教えてください。 ◎北部土木サービスセンター所長   こちら城北交通公園の展示物ということになろうかと思います。進捗といわれますと、特に今のところ特別進んでいるものはございませんが、SLに関しましては、いわゆるD51が展示してございます。こちらについては非常に貴重なものというふうに考えておりますので、今後しっかり維持管理、手入れ等していきたいというふうに思っています。バスなんですけれども、こちらについては非常に型式が古いということもございます。また内装もかなり傷んでいるというのも認識はしております。しかし、今後の改修等の関係も恐らく出てくると思いますので、そのあたりと併せながら、またバスの入替えについては、なかなか大型バスをすぐにというわけにはいかないと思いますので、いろんな機会に恵まれましたら、またそういった機会をしっかり我々も中で議論しながら、いつ交換すべきか等々も考えてまいりたいと思います。そういった点におきましては、特に目立った進捗というのはございません。 ◆渡辺よしてる   結構車両、SLもそうですけれども、なかなかいいものがある公園だと思っているんですね。意外とちょっと中に入ると模型とかあって、区立公園としては結構クオリティー、いいものがあるという話もよく区民の皆さんから聞きます。以前、決算のときだったかな、こども動物園の紹介を頻繁にやったほうがいいという話をさせてもらったんですが、同じようにやっぱり特色ある公園について、例えばその展示車両の紹介とか、交通公園のみならず、例えば水車公園とかボート場とかつり堀公園とか、こういうものの紹介とか何か、今公園のほうだと花が咲いてこうですとかというPRとかやっていると思うんですが、ああいう感じで特色ある公園をどんどんどんどん発信していくのがいいんじゃないかなと思うんですが、SNSとかを使っての紹介はいかがでしょうか。 ◎みどりと公園課長   SNSの発信について今、渡辺委員のほうからもみどりと公園のTwitterをお褒めいただき誠にありがとうございます。我々としても、非常に皆様がこまめにご覧いただいているのをありがたく思っている次第です。Twitterにつきましては、非常に影響というのがございますので、必要に応じて我々もこども動物園等の関係でもツイートしておりますので、何かございましたらいろいろと言っていただければ、改善というのはできると思います。誠にありがとうございます。ほかの委員の皆様につきましても、Twitterをフォローしていただいている方も大勢おりまして誠にありがとうございます。 ◆渡辺よしてる   なかなか今、やっぱりSNSの社会になっていて、特色とか、例えば季節を感じるという部分とかでちょっとタイムラインを見て、ああ花が咲いているからちょっと公園へ行こうかなとか、何かそういうきっかけづくりにも多分なると思いますので、ぜひブラッシュアップしてどんどんやっていただきたいと思います。続いて、同じく51ページの38、公園・公衆便所維持・改修についてお聞きします。まず、③の改修工事が4か所、この内容を具体的に教えていただけますか。 ◎みどりと公園課長   こちらにつきましては中台公園、これがこどもの池を撤去し、広場整備をし、遊具等を置きまして水施設はなくなるんですけれども、そのような形での改修でございます。それから高島平九丁目第二公園、これも同様、こどもの池を撤去いたしまして、広場整備、遊具設置等を行いまして、それと併せてこちらにつきましては、管理棟とあと既存のトイレがございましたので、それも撤去することと併せてバリアフリートイレを設置いたします。それから、東坂下二丁目公園につきましてもこどもの池を撤去いたしまして、ここも広場を整備して遊具等を置くという形でございます。そして、最後の板橋区平和公園につきましては、今現状で暫定の自転車駐車場というものを設置をしているところなんですけれども、非常に利用者からも好評の施設になっておりますので、ごめんなさい、失礼しました。トイレのほうですね。トイレの改修ということで、すみません。誠に失礼いたしました。トイレの改修につきましては、赤塚七丁目児童遊園、それから四ツ又公園、二塚公園というのが改築ということで、建て替えでございます。そして、新築のほうでいうと西台二丁目児童遊園というのが新たに整備するということになってございます。 ◆渡辺よしてる   これ、一緒にこの下の④番の洋式化改修工事も聞きたいんですが、これは年間でどのくらいやるかというのと場所が決まっていたら教えてください。 ◎南部土木サービスセンター所長   ④の洋式化改修工事というのは、みどりと公園課でやっている公衆トイレの改修、それを暫定的に進めるということで、土木サービスセンターのほうでは和便器を洋便器に変えるというような洋式化の工事をやっておりまして、今年度は南北含めて10か所を予定しております。南部土木サービスセンターでは来年度、10か所のうち5か所をやる予定にしておりまして、予定としましては、東新児童遊園、蓮沼公園、なかいたプチパーク、氷川児童遊園、薬師の泉庭園という5か所を予定しております。 ◎北部土木サービスセンター所長   北部土木サービスセンターにおきましては、高島平緑地、こちらは高島平の駅前ですね。それから徳丸ヶ原公園、高島平西口公衆便所、成増駅南口公衆便所、舟渡水辺公園の5か所を予定しております。 ◆渡辺よしてる   これ洋式化に関連して修正動議のほうもちょっと質問させていただきたいんですが、内容とこの金額の根拠、また件数や計画などを教えていただけますか。 ◆山内えり   ご質問ありがとうございます。内容というのは和から洋ということでいいですかね。すみません。もともとは、人間の基本的な必要性を考えてだれでもトイレの設置を求めてきたところで、そちらで所管課と相談をさせていただいたりやり取りしてきたところなんですが、毎年大体北部と南部土木サービスセンターで2か所ずつということで、年間4か所ということを聞いておりましたので、そこを少しでも引き上げたいということで、建蔽率の関係で改築、いわゆるだれでもトイレの設置が難しい場所が14か所あるというふうに聞いておりましたので、その14か所の場所を和式から洋式化に変える、それを少しでも促進させたいということで何とか2年間あればできるかなというふうに思いまして、そういった計画をさせていただきました。 ○主査   時間ですが、じゃ、次の質問順の際に山内委員の答弁からでお願いします。 ◆こんどう秀人   この予算の中で使用料、歳入のほう、予算書の59ページなりますけれども、道路の占用料が中でも大きな割合を占めている金額になっていると思うんですけれども、こちらの内容・内訳、少し教えていただけますでしょうか。 ◎管理課長   道路の占用料につきましては、道路上にあります電柱だとか架線、あとは地中に埋まっておりますガス管だとか東電の電柱、電線管、そういったものがありますので、そういったものを各企業者から頂いている占用料、合わせて21億円という形になってございます。 ◆こんどう秀人   要は土中、空中あと路上、そういったものがあるというのは、多分区民の方とかでもそれに税金がかかっているというのは、あまりごく生活として当たり前のものなので、関わっている区がもう敷設しているから、自分たちが払った税金で賄っているような感覚も多分ある人もいるとは思うんですが、それが今言った感じですと業者のほうからお金が入っているような感じですから、実際には今言った電柱、恐らくポスト、最近は減りましたけれども公衆電話、そういったものですね。今言っていた土中に入っているものも料金がかかっているということですから、ガス管、水道管、最近では地中化が進んでいる電線とか、ごく一部でしょうけれども、そういったものがかかってくるんだと思いますけれども、ということはもう区の全域に係って非常に多くの占用料がかかっているからこれだけ収入としても大きくなっているんだと思いますが、その下のほうを見ていきますと、公共溝渠使用料とか公園占用料とかいろいろあるんですけれども、以前、京都のほうで家の前にある側溝みたいなところに渡るために蓋をかけるというのでも実はこれ税金かかるらしいんですよ。そういったのは板橋区のほうではあるんでしょうか。 ◎管理課長   例えば公共溝渠と言われるものがございまして、一般に言われる昔水路だったものが緑道になって今も管理されているというところがございます。具体的には谷端川だとか蓮根川だとか出井川だというところはあります。そこを渡るときの占用料というところに関しましては、調べてみなきゃ分からないんですけれども、今のところは、例えばその道路を自らが使うということでやる場合は占用料を頂いておりますけれども、調べる限りですとそういったものが今のところはないというところではございます。 ◆こんどう秀人   やっぱりここら辺に関しては、自治体によって大分ルールが違うというのがはっきりしまして、板橋ではないということなんですけれども、税制上、今回は繰越しとか基金のほうも大分大きかったので、多分そういった税収対象を増やすことはないとは思うんですけれども、今後そういった税収対象のうちに係ってきそうなものとか、こういった占用料とか使用料とかいうのを考えているところはありますでしょうか。 ◎管理課長   緑道になったところは一般の方が通行できるんですけれども、まだ開渠として残っている例えば旧白子川だとかというところにつきましては、新たな建築等があった場合につきましては、協議によって料金を頂く場合がございます。 ◆こんどう秀人   それでは、使用料とかに関してはここら辺で一度終わりたいと思います。予算の概要で幾つか細かいところでお聞きしていきたいと思うんですけれども、まず51ページ、34番、公園・児童遊園等維持管理のところで3番、高島平緑地の安全性の向上と環境整備というのがあるんですけれども、こちらのほう安全性の向上はごく普通だと思うんですけれども、逆に危険性のあるようなところ、どこかあるのかどうかというのを教えていただきたいと思います。 ◎北部土木サービスセンター所長   高島平緑地もしくは高島平、安全性の向上ということで、危険なところといいますといわゆる危険樹木と呼ばれるもの、樹木調査を行いまして、非常に生態として状況がよろしくないというものについての樹木というのが存在しております。ですから、危険な要素ということであれば、その危険樹木かなというふうに考えております。 ◆こんどう秀人   危険樹木、高島平のほうもそうなんですけれども、桜の樹齢がもうほぼ50年ぐらいになって、中に菌が入って、そこに恐らく鳥、カラスやハトやらが止まったときに、そのまま折れてしまって落下しているというのはたまに見ることはあります。そういったことで管理している危険性がある。以前では、専決処分のときに公園を散歩ないしは走っていた方が、路上のところにあった根っこに足を引っかけてこけてけがをしたというのがあったと思いますけれども、そういったところもまた考えて、考慮してみていただきたいと思います。あと、同じくその34番の6ですね。日暮台・中台二丁目・西台公園斜面地の安定化設計等というのが入っていますけれども、ここら辺に関しては、危険性があるから工事をするのかどうか、その辺をお聞きしていきたいと思います。 ◎みどりと公園課長   ご指摘のとおり、そちらにつきましては、東京都で調査をした危険な崖というところがございまして、そこに指定されているものがありまして、それをベースに板橋区のほうで調査をさらにして、対策が必要だというところが3か所ございます。そこについての整備ということでございます。 ◆こんどう秀人   危険なところということで、その指定があるということで、こちらは予算の概要56ページのがけ・よう壁助成とかは全く別とは思うんですけれども、以前に比べこのがけ・よう壁助成の件数も徐々に減ってきている。金額、予算のほうも減ってきていると思いますが、こちらのほう4年度の実績としてどれぐらいになっているのかと、あと今後5年度、予想している工事助成4件、あと専門家派遣8件となっていますが、この枠内で十分収まりそうな感じでしょうか。 ◎建築指導課長   がけ・よう壁の件につきましては、まず今年度当初予算のときは3件を予定していたんですけれども、こちらにつきましては前年度ご相談があったところを計上しております。ただし、実際、今年度に入って実施しているのが1か所という形になっております。残りの2か所につきましては、相談があったんですけれども、まず時間的に補助金のスケジュールに合わないというのが1件、あともう1件につきましては、補助金を頂かないで自己資金で行ったというのが1件あります。来年度につきましては、今年度と同じように工事助成につきましては3件、プラスよう壁の補強工事については1件を計上させていただいております。あと、がけ・よう壁の専門家派遣につきましては、今年度につきましては5件実施をしているところでございます。 ◆こんどう秀人   予想より少ない件数になっているということで、徐々に危険なところも減っていると。安全性も徐々に上がっている。ただ、逆に見落としている家とか壁とかある人もいると思いますから、そこら辺に関してはまた告知・アナウンスをして、点検をするように言ってもらえればと思います。  同じく予算の概要56ページのその下ですね、老朽建築物等対策のところで、3番の除却費助成4件というふうになっていますけれども、この4件というのが非常に少ないのではないかなとは思ったんですが、そこら辺ちょっと見通しを教えていただけますでしょうか。 ◎建築安全課長   こちらのほうにつきましては、老朽建築物に認定されている物件については、助成を4件計上しているところなんですが、内訳としましては、無接道敷地については2件、接道ありは2件ということで、おおむね実績からいっても4件程度でよろしかろうということで計上させていただいているんですが、今年度につきましては、今のところ5件助成をしているところでございます。場合によって老朽化、もう待ったなしで進んでまいりますので、適宜そこについては、予算については弾力的に考えていきたいというふうに考えてございます。 ◆こんどう秀人   仮にこれが多く申請が来たりとか申込みが来たというときであれば、また補正か何かがかかるとは思うんですけれども、安全性を高めるためにこういったところをしっかりとやっていただきたいと思います。あと、次のところなんですが、金額的に大きいなと思ったのが予算の概要55ページ、30番、木密地域不燃化特区事業のところで、建替え助成などの件数5件、5件、1件と書いてありますけれども、その割には金額が2億2,300万円、思ったより金額が大きかったので、ここら辺ちょっと内訳を教えていただけないでしょうか。 ◎まちづくり調整課長   こちらは木密地域不燃化特区事業でございます。金額が大きく上がっておるところの原因でございますが、④番の主要生活道路拡幅整備という項目がございます。こちらについては、令和6年度までに道路として完成するという目標を持って作業を進めておるところでございますが、来年度中に用地買収につきまして全て完了できればというところを考えておりまして、約1億7,000万円ほどの予算を残りの用地買収に係る費用として計上させているところがございまして、これによって金額が大きく跳ね上がっているところでございます。また、その他老朽建築物の除却助成としましては、上限が1件150万円でございますのでその5件分。あと、建替設計の助成につきましては、上限が1件100万円でございますのでその5件分。延焼遮断体の形成助成としましては、上限が1件150万円でございますので、その1件分の予算を積み上げさせていただいてございます。 ◆こんどう秀人   主要生活道路の拡幅整備、用地買収1億7,000万円というので、これがほとんど占めているということですけれども、これ具体的な場所とかというのは聞くことは難しいんでしょうかね。 ◎まちづくり調整課長   主要生活道路の場所につきましては、大谷口一丁目地区の不燃化特区内にございます。場所としましては、目標としました大谷口へ行きますと水道局の水道タンクがございます。大谷口給水場がございますが、そちらのちょうど裏手になるところがございます。補助第26号線から入りまして、千川上水の今緑道になっておりますが、そちらに抜ける道路でございます。こちら幅員4メートルを6メートルに拡幅していく事業でございます。 ◆こんどう秀人   そうなると道幅が1.5倍になるということで、工事が完了すれば相当に使いやすい道路になるでしょうけれども、もちろん木密で不燃化、延焼の火事とかのそういったものが広がりにくい造りになっていくということで、すぐにはいかないとは思いますけれども、ゆっくりまちづくりのほうをよくしてもらって、災害に強いまちにしていただければと思います。  次の質問に行きます。予算の概要51ページの36番、先ほど少し話がこどもの池の改修、中台のやつで出ていましたけれども、維持管理のほうなんですが、これ今21か所、これはもう先ほどの話から聞いていますと年々池の数が減っていくような感じだとは思うんですけれども、最終的にはこどもの池の数はどのくらいまで減るんでしょうか。まだこれは見通しが立っていないんでしょうか。 ◎みどりと公園課長   現時点では、21か所というのがこどもの池という状況になっていまして、そこから、いたばしNo.1実現プランの中の実施計画でも改修の際には整備というのを新たな水施設、水スタイルのものでやっていくということで計画を進めているところでございます。 ◆こんどう秀人   具体的な数字とか変化に関しては、まだロードマップは出ていないのかなという感じがしましたが、その40番に書いてある中台公園こどもの池改修工事がありますけれども、これが水施設に変わるということで、今年はこの維持管理の21か所からも外れているんでしょうかね。 ◎みどりと公園課長   中台公園こどもの池につきましては、令和2年度にもう廃止ということで使っておりませんので、今現状としては、維持管理の中のカウントには入っておりません。
    ◆こんどう秀人   この後、去年、令和2年度、令和3年度とコロナで池が全然使えなかったような状況でしたけれども、令和5年度のほうからは池がまた再開するというのは聞いております。ただ、先ほども問題が今後、管理運営していく際に高齢化に伴って非常に運営が厳しくなっていくというのを言っていましたので、そこら辺に関しては、もうできる範囲内でするしかないなというのは思っています。ただ、水があることによって夏場とか天気のいい日とか、見えているだけでも安心感のある非常にいいものになってきますので、これから工事などちゃんと進めてもらって、住みよい環境のいい板橋にしてもらえればと思います。 ◆かいべとも子   今回、質問に当たって、自分の中では来年、東京都の地域防災計画の震災編が改定されるに当たって、板橋区においてもそれに準じて改定されるので、ソフト面は危機管理部が担当されて、いわゆる無電柱化ですとか道路だとか、様々がけ・よう壁含めて耐震とか、ハードはこちらの担当だと思いますので、それを念頭にすると現在目標が東京都は強靱化プロジェクトで示した2040年代の目指すべき東京の姿を実現するために、中間地点である2030年度までに首都直下地震等による人的・物的被害を概ね半減するというかなりハードルの高い目標を立てて、当然本区もそれに準じていくわけなので、当然令和5年にはすぐ反映はできないんですけれども、それの初年度に当たってどんな状況か、各事業をちょっと確認の意味でお聞きしたいと思います。予算の概要の55ページ、27番に無電柱化促進事業があります。これ大谷口の部分だと思うんですけれども、これについてはこの予算がどういう内容になるのかちょっとお伺いいたします。 ◎工事設計課長   無電柱化、この予算は支障移設、各企業の道路の下に埋まっています下水道ですとかガスとかというところの支障移設に関する費用でございます。今年度までに詳細設計のほうは終わっておりまして、来年度からいよいよ工事に入っていくという段階に今ございます。 ◆かいべとも子   そうすると、この調査したものについては、令和5年度で全部その地域にあっては完成ということでよろしいんですか。 ◎工事設計課長   無電柱化事業自体は令和11年度の完了を現在目指しておりまして、支障移設が令和5、6、ちょっと7年度までかかるかなというところを考えていまして、令和7年度から電線共同溝の本体の工事が入っていくという現在の予定でございます。 ◆かいべとも子   本区の無電柱化は、区道683キロの中の現在は2.3キロで、無電柱化率は0.33%ということでよろしいですか。 ◎土木計画・交通安全課長   令和2年の2月に無電柱化の推進計画をお示ししております。その際にお示しした数値は、今委員のほうからご紹介いただいたとおりでございます。その後、補助第87号線等々、区のほうで施工した分がございまして、今現在の延長でございますけれども、2.64キロメートルございます。進捗率としましては、0.51%という状況になってございます。 ◆かいべとも子   今ご説明あった無電柱化推進計画の中で18か所提示されているんですけれども、これの取組というのはこの番号順にいくのか、それとも、現状推進できる箇所を随時抽出していくのか、その辺はいかがでしょうか。 ◎土木計画・交通安全課長   推進計画の中で18路線をお示しをしているところでございますけれども、順番どおりということではございません。当然、道路の今後の施工状況等も見ながら、より早く手をつけられるところから順次手をつけていきたいという考えを持ってございますが、今現在、日大前のところの路線以降、計画があるのかということになると、その後の予定についてはまだ白紙という状況でございます。 ◆かいべとも子   そうしますと、次回取り組む場所は現時点では決まっていないということでよろしいですか。 ◎土木計画・交通安全課長   おっしゃるとおりでございます。 ◆かいべとも子   先ほどの推進計画の中にコストの縮減に向けた手法とか様々ご説明があるんですけれども、今の取組のやり方でいくと、単価という言い方が正しいのかどうか。場所によって埋蔵物が違うので平均値は出せないと思うんですけれども、基本的には、大体その今の取組、無電柱化のやり方でいくと、例えば100メートル幾らとか、そういう単価というのは出るんでしょうか。 ◎土木計画・交通安全課長   施工単価につきましても無電柱化の推進計画の中で一定お示しをさせていただいてございます。キロ当たり5億3,000万円という金額を一応算出をしているところでございます。当然施工費につきましては、より効率化を図りながら、低廉な金額で施工していけるようにという方向性を目指していく必要があるんだろうと考えてございます。推進計画の中でも新しい技術の導入等について一定触れさせていただいているところでございます。ボックスの小型化を図っていくですとか新素材を導入していく、また浅層埋設、浅い層に埋設をしていくことによって深く掘らないでも施工ができるというようなことも追求していく必要があるだろうというふうに思ってございます。委員おっしゃるように、深く掘ってしまいますと当然既設の埋設管等々も干渉してくるようなケースも出てくるかと思いますので、その辺、より低廉で施工性のよい方策を今後も追求していきたいというふうに考えてございます。 ◆かいべとも子   今課長からご説明あったように、無電柱化というのは大変だというイメージがすごくあったんですけれども、こういう手法があるんだなということで今勉強させていただいて、これを活用して進めている他区とか、区以外でもいいんですけれども、そういう事例というのはあるんでしょうか。 ◎土木計画・交通安全課長   申し訳ございません。他区の事例についてまだ詳細に私ども、承知していないところであるんですけれども、東京都の第四建設事務所が現在環七で、板橋区内でございますけれども、環七で無電柱化の施工をしてございます。こちら、道路本体のほうではなくて、いわゆる歩道部分を掘削しながら施工しているというような事例もございますので、当然ボックスが小型化したことによって歩道の中で収められる、そういうような施工もあるんだろうというふうに思ってございます。今後も他の自治体の施工の方法・方策等も参考にしながら、私どものほうの無電柱化の推進に向けて、そういったことも勉強してまいりたいと考えてございます。 ◎工事設計課長   ちょっと今資料を持ち合わせていなくて申し訳ないんですけれども、都のほうの研修等々というのが毎年開かれておりまして、そこで事例も紹介をされているところでございます。我々としても最新の情報を毎年入手しながら、参考にして進めていきたいというふうに思っております。 ◆かいべとも子   この方法でやるとかなり今の無電柱化がコストも安く、また期間も短く進むので、区としてもいつ頃着手されるのかなと思って今質問した次第です。先ほど言った震災においては、特に無電柱化というのは重要な事業ですので、ぜひその辺、さらに速やかにこの方法も取り入れて行っていただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。では、無電柱化については以上です。  それで、同じく予算の概要の55ページの30番、先ほど木密地域不燃化特区事業については質問もありましたけれども、このそれぞれア、イ、ウですかね。件数が載って、費用もご説明ありましたけれども、これの根拠というか、これはどういったあれでこの件数なんでしょうか。 ◎まちづくり調整課長   この件数につきましては、ここ最近の申請の件数とかをベースに、今年度これぐらいあるだろうなということで計上させていただいているところでございます。ただ、実際のところ、昨年度の申請は当初の予算よりも少し減るとか、そういったことが例年ございますので、年度の当初5件積ませていただいていますが、状況によっては3件にちょっと減ってくる可能性もございます。過去の事例を参考に計上させていただいている状況です。 ◆かいべとも子   そうしますと、基本的にはこれで区民のご要望には耐えられるという件数だということで分かりました。それと、木密については大谷口と大山が今進んでいるわけですけれども、区内には21か所木密地域のエリアがあるんですけれども、今後、区の見通しとしては、この木密についてどのような見解をお持ちなのかお伺いいたします。 ◎まちづくり調整課長   委員から先ほどご説明ございましたまずTOKYO強靱化プロジェクトが令和4年の12月に出ておりまして、この中で重点整備地域についてまずしっかりとやっていこうというところが掲げられておりますので、まず第一に私どもとしましては、まず今不燃化特区で事業を行っております大谷口、それと大山についてしっかりと除却、設計、工事などの支援を啓発しながら、不燃化率を70%に上げていくというところをしっかり取り組んでいきたいというのをまず考えているところでございます。また、その後、今委員から質問のございました板橋区内21か所の木密地域でございますが、皆さん自然に建物の建て替えとかを行っているところもございますので、全体としては安全な方向に動いているのだろうかなというふうに考えているところでございますが、今後また都でありますとか、あと区の関係部署とも調整しながら、土地の実態の調査なども行っていくことも踏まえて検討していければと考えているところでございます。 ◆かいべとも子   木密については、震災があると一番火災で、過去の事例も含めて心配な点ですので、ぜひよろしくお願いいたします。そして、同じく同じページの31番の木造住宅耐震化推進というのは、これは先ほど地域の全域化はご説明を伺ったので、それ以外の部分でこの件数の根拠とか、それぞれの1から5までの米印を除いたご説明をお願いいたします。 ◎建築安全課長   こちらのほうにつきましては、主にメニューとしては、まず診断をしてから耐震性がないというものに対して補強あるいは除却、建替といったものの助成を行うことになっておりますので、まずは診断は必要になってまいります。来年度の予算につきましては、除却の対象を増やしたことによりまして診断数も令和4年度の当初予算、50件に対して72件にしていると。一方で、改修のほうについては減ってくるというふうに予測をいたしまして、令和4年度は15件だったものが、来年度の予算では7件にさせていただいているところが大きなところの変化だと思っております。 ◆かいべとも子   そうしますと、基本的には令和4年度の状況を見てこれでいけるだろうという件数の予算ということなんですか。分かりました。次に、同じく55ページの32番の緊急避難路の整備について、現況調査と整備工事等とあるんですけれども、これについての予算はどういった内訳でしょうか。 ◎まちづくり調整課長   こちらの予算につきましては、行き止まり道路の終端部付近の民地の地権者の方々が地震等の火災等のときに避難路として使えるように区と協定を結び、庭先や軒先を利用して避難路を整備していく事業でございます。こちらが現況調査、図面作成、それと整備工事の費用を計上させていただいているところでございます。また、住民の方の消火器などの設置の費用としては、3か所計上してございます。金額としては小さいんですが、しっかりやっていきたいと考えているところです。 ◆かいべとも子   板橋区は結構密集しているところが多いので、規模感が分からないんですけれども、全体としてどれぐらいのエリアがあるのかと。それと今言ったいわゆる私道の部分ですよね。そういったところに整備また改善をされる、そういう区民の方への助言も含めて、助成も含めて進めてきたと思うんですけれども、どれぐらい進んでいるのかがちょっと数値的にもし示されるのであれば。 ◎まちづくり調整課長   先ほど、私のほうで協定を結ぶというお答えをさせていただきまして、具体的に協定の件数でございますけれども、令和4年度では1件ほど協定を結ばせていただきまして、これによって4世帯の方が安全に避難できる通路が整備できたところでございます。現在、板橋区全体で約81件の協定を締結させていただいておりまして、約950世帯の方が行き止まりの通路に設けた扉を使って安全に避難ができるという状況になっているところでございます。規模感については以上になってまいります。また、協定の件数は、大変申し訳ありません。件数、82件でございます。失礼いたしました。訂正させていただきます。 ◆かいべとも子   そうすると行き止まりの部分がこういう数字が出るのかどうか分からないですが、板橋区の中でどれぐらいあるのかというのがちょっと知りたかったんです。この950世帯というのは進んですばらしいと思うんですけれども、それが何割ぐらいなのかがちょっと全体像から見えないので、お伺いできればと思ったんですけれども。 ◎まちづくり調整課長   全体の行き止まりの通路についてどれぐらいあるのかというところについて、私ども、住宅地図とかを見ながらここだねというものをやっているところでございまして、具体的なその行き止まり通路か、実際現地に行かないと本当に人が通れるのかも分からないところもありますので、住宅地図を見てここかなと思うところを現地に係員、係長など職員が行って調べてきていますので、ちょっと全体が幾つあるのかというところまでが申し訳ないんですが、お答えできる資料が現状ない状況ではございます。 ◆かいべとも子   この1番の現況調査というのはそういうものではないんですね。 ◎まちづくり調整課長   実際に住宅地図と、また現地へ行ってできそうだなというところにつきまして現在どうなっているのかというのを図面を起こして、工事を発注していくための図面、また協定書を結ぶための添付の図面を作成するための設計の費用として計上させていただいております。 ◆かいべとも子   結構根気の要る事業だということがよく分かりましたので、了解いたしました。あと、同じく55ページの33番の細街路拡幅・指導という中に測量・拡幅整備・助成等とあるんですけれども、これについての内訳を教えてください。 ◎建築安全課長   まず、こちらの主な内訳でございますが、工事費につきましては、2億5,041万5千円でございます。件数としては、180件を想定してございます。それと、測量費として約6,000万円、件数としては300件ほどを予定してございます。 ◆かいべとも子   これもいわゆる私道ということでよろしいんでしょうか。 ◎建築安全課長   こちらのほうにつきましては、私道もございますし、公道の場合もございます。というのが建築基準法第42条第2項道路という法に指定された道路に対して中心を出して、さらに広がったところについての道路整備を行うという費用になってございます。 ◆かいべとも子   私も以前、そこの2項道路のところに実際に立ち会って、視察に区の職員の方と行ったことがあるんですけれども、なかなかこれも先ほどの事業と同じように時間のかかるものだと思うんですけれども、これの私道という部分では、隣接するというか、対象の私道の場合には方々、すみません。 ○主査   時間となりましたので、2回目の質問でお願いいたします。  所管の予算審査の途中ではありますが、議事運営の都合上、この際暫時休憩いたします。  なお、再開時刻は午後1時といたします。 休憩時刻 午後零時02分 再開時刻 午後零時58分 ○主査   休憩前に引き続き都市建設分科会を再開いたします。  所管の予算について審議を続けます。 ◆小野田みか   まずは、予算の概要の57ページの放置自転車対策について質問をさせていただきます。前回の委員会でも質問をさせていただいたんですけれども、放置自転車は平成29年が1万1,848件だったのに対して令和3年度が4,742件まで減っているにもかかわらず、撤去指導と撤去保管料が平成29年には合計が2億2,100万円、それに対して令和3年度は2億5,480万円になっているんですけれども、撤去の数が減っているのに委託費が増えているという現象について、区ではどのように考えていらっしゃるのか、まずお聞かせください。 ◎土木計画・交通安全課長   放置自転車の撤去・保管についてでございますけれども、委員ご指摘のように、撤去している自転車の数というのは年々減少傾向にございます。ただ、この委託に関しましては、撤去台数の出来高払いというような考え方で委託を組んでいるものではございません。撤去すべき自転車があってもなくても、当然、区内の駅周辺については巡回もしておりますし、また保管所の運営も、撤去してきた自転車の台数の多寡にかかわらず、保管所というのは同じように運営していく必要があるというところから、台数が減ってきたからイコール委託料が落ちていくという性質のものではないというふうな理解をしているところでございます。 ◆小野田みか   普通にコスト感覚を民間企業のように考えた場合、撤去の台数が半分以下になっているのですから、少し減ってもおかしくないのかなというのが私の感覚なんです。調査係さんに、近隣3区についても調べていただいたんですけども、確かに近隣3区もそんなに変化がなく、練馬区も平成29年から半分以上は減っているんですけども、練馬区は板橋区のように増えたわけではなくて、200万円減ってはいるんですけれども、このコスト感覚、委託事業者がそのコストが、撤去数が減っているにもかかわらず委託料が増えているということについて、サービス内容がよくなったんであれば、その内容についてお聞かせください。 ◎土木計画・交通安全課長   この撤去・保管につきましても、その経費の大宗を占めているものが人件費でございます。したがいまして、例えば物価高騰がある等々、年々人件費についても見直しをしておりますので、その辺の人件費見合いでの増加というのがあるんだろうと思ってございます。先般も、自転車駐車場の維持のところで、現場にシルバー人材センターの方々がいらっしゃる、会員の方々が実際には配置されているというお話ございましたけれども、この撤去・保管もしくはルール推進で札かけをしている係員も、多くがシルバー人材センターの会員の方々にご奉仕というんですか、働いていただいているというような実態もございます。そういったところからもサービスの内容が向上したことに伴っての経費の増ではなしに、人件費の増に伴う経費の増というふうに考えているところでございます。 ◆小野田みか   人件費の増ということなんですけれども、人数はそんなに変わらないで人件費だけが上がったということだと思うんですが、具体的に時給として幾らから幾らになったのか、お聞かせください。 ◎土木計画・交通安全課長   大変申し訳ございません。この事業につきましては委託で行っているものでございまして、直接的な人件費が幾らで実際に働いている方々にお支払いされているかというところまで、つぶさにつかんでいるものではございません。ただ、当然、最低賃金を割り込むようなことはないだろうというふうには考えてございます。 ◆小野田みか   人件費は、そんなにもし変わっていないんだとしたら、区としてはやっぱりこの台数が減ったところで、委託会社に対してもうちょっと委託料を減らしてもらえないかとか、そういったサービス内容に切り込んでいって、コストを下げてもらうための努力というのをするべきだと思うんですけれども、そこら辺についてはいかがなんでしょうか。 ◎土木計画・交通安全課長   繰り返しの答弁で大変申し訳ございませんけれども、出来高払いで経費をお支払いしているものではございません。私どものほうで作成した仕様書、仕様に基づいて業務を行っていただいている委託でございますので、撤去してきた自転車の台数が減ることイコール経費の減ということに直結するものではないというふうに理解をしてございますので、そこについてはちょっと考えにくいというふうに思ってございます。 ◆小野田みか   ごめんなさい、しつこくて申し訳ないんですけれども、私も自分で仕事をしているんで、こういう内容が減っているのにコストが同じもしくは高くなったということにとても違和感を感じていて、例えば課長が誰かにおうちの掃除をしてもらっていて、週に3回やっていただいていたものを1回とか2回になったときに同じコストを払うかどうかという、自分のところに落とし込んで考えたときに、委託しているからって同じ費用を常に払うというその大ざっぱな考え方、自分のことに落とし込んだときに、仕事内容が確実に多分減っていて今後も減るかもしれない、例えばこれ今4,742件ですけれども、2,000件になったときも同じ費用を払うのかどうかというところも含めて今後考えていただきたいと思いますので、ちょっと一応、最後お願いします。 ◎土木計画・交通安全課長   小野田委員おっしゃるコストと費用という面については、おっしゃるとおりだというふうに思っています。当然、業務内容に見合った経費をお支払いするというのがあるべき姿だろうとは思ってございます。ただ、これも繰り返しで大変申し訳ございませんけれども、保管所の運営につきましても、例えば保管所に止まっている自転車が100台であれ500台であれ、その保管所を運営していくという業務については全く変わりがございません。また、たとえお預かりしている自転車が1台、2台であったとしても、取りに来る方に対応するという業務も、何時にお約束をして来られるというものでもないものですから、保管所が開いている時間帯については常に職員を配置してお客様がお見えになるのをお待ちするという体制を取らざるを得ないという状況がございます。また、この撤去・保管と、あとルール推進を一括して委託をしているところでございますけれども、駅周辺の巡回等につきましても、放置自転車の有無にかかわらず巡回というのはする必要があるんだろうと思ってございます。これは例えばですけれども、青色防犯パトロールカーが区内を巡回をしていますけれども、青パトの巡回があるから犯罪の件数が減っているのかとか、青パトが回らなくなったら犯罪が増えるのかというのと同じような議論なのかなと思ってございます。撤去するべき放置自転車があろうがなかろうが、回っていくことによって一定の抑止効果が働いているというところもあるかと思いますし、また撤去する自転車等につきましても、これも繰り返しで大変申し訳ございませんけれども、台数の多寡にかかわらず人を配置してその業務を行っている以上、一定の経費を支払いする必要があるだろうと考えてございますので、その辺はご理解いただければというふうに思ってございます。
    ◆小野田みか   もう時間もあれなんで、そんなにしつこくするつもりはないんですけども、撤去台数が減ったというところで、人もそこまで以前と同じように、人数も減らしてもいいと思うんです、同じように多くの人を使わないで。そういったところをちょっと切り込んでいって委託会社に質問をしてみるですとか、あと撤去台数が減ったわけだから、その指導のほうで例えばSNSを使ったりとかお金のかからない形でマナーとか指導をするということを考えることで、少し委託費を下げるっていう努力をしていただきたいと思っております。要望です。  次は、大山のまちづくりについてなんですけれども、予算書277ページ、大山町クロスポイント周辺地区が32億円、大山町ピッコロ・スクエア周辺地区が約5億円ぐらいのこちらの事業について質問させていただきます。こちら現在工事中で、以前のハッピーロードのにぎわいというのは大分なくなってしまって、まちがさま変わりしてしまったというふうに、私の地元の方々からもお伺いしていて、以前のようなにぎわいですとか、まちの活性がなくなっていく、今後どういうふうに変化していくのかというのをとても不安に感じられている方々が多いと感じております。現在の進捗状況と、あと今後にぎわいをつくり出すために各課との連携ですとか、東京都とのやり取りですとかそういったところがどうなっているのかお聞かせいただけますでしょうか。 ◎まちづくり調整課長   大山地域まちづくりの推進の予算でございまして、まずご質問いただきました大山町クロスポイント周辺地区の市街地再開発事業の進捗状況でございます。現在、建物の工事をA街区からD街区まで、4か所で分割しながら行っております。同時並行で進めておりまして、今年度末にA街区については3階を立ち上げて4階の床まで工事進めていく予定です。B街区については基礎工事、耐圧盤までの工事を行う予定です。C街区についてはくい打ちまで、そしてD街区については、2階の立ち上がりから3階の床までを今年度末までに進めていきたいと考えております。来年度、令和5年度でございますが、現在の予定ではA街区については26階、そしてその上のペントハウスと言われるところまで躯体を立ち上げていく予定でございます。B街区については8階までと外構、建物の周りの工事を進めていく予定です。C街区についても3階、そして外構の工事を進めてまいります。D街区につきましては25階、それとその上ペントハウスと言われるところまで躯体を立ち上げていく予定でございまして、現在白壁のところから、おおむね3階ぐらいまでのコンクリートの打設状況、また型枠などがご覧いただけるかと思いますが、来年度末には建物の躯体が立ち上がっていくという状況でございます。以上が工事の進捗状況でございます。2点目の工事の進捗に伴って商店街の活性化などの件でございます。今年度は、空間活用計画部会という部会が、昨年度から立ち上がってまいりまして、参加の構成員としまして大山町会、大山本町会、板橋第六小のPTA、ハッピーロード大山商店街振興組合、大山ハッピーゼミ実行委員会それからまちづくり大山みらい等が入りまして約20名で、月1回で打合せを行いながら、にぎわいを創出するためのイベントなどの企画などを行ってまいりました。交流をテーマに、おかげさまで3回、実証実験ができまして、春のフォトコンテスト、夏祭りの縁日、秋のワークショップなどを重ねて行ってまいりました。実証実験で得られた知見が幾つかございます。また、いろいろにぎわいのイベントを企画してくれる有志の方々とのパイプもできてきましたので、そういった方々との連携をつなぎながら、次年度も同様ににぎわい創出に向けた実証実験を行っていきたいと考えております。また、工事期間中の白壁についても、写真を展示するなどの企画なども行いながらにぎわいの創出に努めていく考えでございます。 ◆小野田みか   にぎわいをつくるためにいろいろ努力されているということで、まちの方々も一緒にされているということでよかったと思います。先日、ちょっとニュースを見ていたら面白い取組があって、やっぱり日本全国いろんな古くからあるいい商店街がたくさんあるんですけれども、やはり活性化をとか、にぎわいをつくるということが大きな課題になっていて、大阪の布施というところで、商店街全部をホテルとして考えて、例えば、前は床屋さんがあったところをフロントにして、八百屋さんの2階をホテルの部屋として内装は全部改築して、お風呂は銭湯、まちの定食屋さんはレストランみたいな感じで、ビジターのカードをその方々は首に下げて、そのホテルのお客様として商店街が皆さんを招くという、そのことによって交流人口も増えますし、若い世代の方々がたくさん来る、そして商店街も活性化するという取組があるということを聞いて、また民間の方々と区もこういった新しい事例とかに取り組んで、ぜひ、今後こういうのを、昔ながらのハッピーロードを保ったりとか、新しい若い方に入ってきていただくということも視野に入れて、こういった取組にも目を向けていただきたいと思っております。  補助第26号線の道路の幅が20メートル以上で、結構広くなると聞いているんですけれども、以前、一般質問のときに質問させていただいたんですけれども、まちの方から国とかの規制緩和とかを利用して、ストリートピアノですとかカフェですとか、そういった道路を利用した、規制緩和を利用した形でのにぎわいづくりというのを区に情報提供して教えてもらいたいと聞いていたんですけれども、そこら辺について、支援という形でどのようなことをされているんでしょうか。 ◎まちづくり調整課長   委員からお話がございました補助第26号線につきましては、車線については20メートルで、あと歩道について地元の商店街でありますとか、地区の町会のほうからの要望などを都に伝えておりまして、おおむね幅員としましては、植栽帯も含めて約5メートルぐらいの広い幅の整備を考えているような形で、第二市街地整備事務所のほうで交通管理者の協議などを進めているというふうに聞いております。また、私どもについてはにぎわいのイベントなど、例えばお隣の豊島区さんのほうにお邪魔させていただいて、池袋の公園でありますとか、昔の区役所があった場所の、あそこは東京建物さんが入って建物を造ったり、公園のカフェとかございますので、そういったのはどういうような事業の歴史があったり、成り立ちがあったりするかというところを、実際に豊島区役所のほうにお邪魔して見学させていただいたり、事業の成り立ちなどをお聞きしてきましたので、そういった内容を先ほどの空間活用の計画部会のほうとも情報を共有しながら、今、進めているところでございます。なかなか、まちぐるみでイベントやっていくというのが、非常に皆さん色々なご意見もあったり、いろいろやりたい、行きたいところもあって、私ども事務局として職員がその部会の中に入ったり、委託の職員も入ったりしてコーディネートしながらやっていきますが、なかなか難しいところもあるんですけども、一歩一歩着実に進んでいきたいなと考えているところです。 ◆小野田みか   近隣の区の事例も参考にまちのにぎわいづくりに努力されているということで、引き続きよろしくお願いします。275ページ、大山地域まちづくり推進、こちら6,700万円なんですけれども、大山東地区のロータリー、駅前周辺地区についてなんですけれども、こちら板橋区の窓口になる場所だと考えておりまして、板橋区のブランド強化というところを視野に入れたまちづくりの取組状況について、ブランド戦略担当課や産業振興課など他課との連携状況をお聞かせください。 ○主査   すみません。時間なので、2回目の質問順でお願いします。  ただいまの小野田委員の質問で質問者が一巡いたしました。  再質問のある方は挙手願います。では、田中委員、寺田委員、山内委員、渡辺委員、こんどう委員、かいべ委員、小野田委員、以上の順に行います。再質問につきましても、1委員の質問時間を20分とさせていただきますので、よろしくお願いいたします。 ◆田中やすのり   すみません、先ほど優先整備路線の話をしていたんでもう一つ追加でお聞きしたいんですけれども、来年度できるのが赤塚公園通りというところですので、それなりに車の通行もあると思うので、整備路線にしたときに路上駐車の車があると、それなりにあるんでよけて行く人もちょっと怖いんじゃないかなと思うんです。ですので、太い通りの優先整備路線で整備していったときの路上駐車の対策というのも警察との協議になるんでしょうけども、やはり考えないといけないかなと思うんです。赤塚公園は、それなりにあると思います。私ちょっと近くに、川越街道沿いに住んでいるもので川越街道なんか、やっぱり国道を走っていると路駐があると怖いんですよね、よけると後ろからばんばん車来ると、自転車だとやっぱり無防備な感じがするので。国道はさておき、来年度整備するのは赤塚公園通りですから、そこのところの路駐対策というのはちょっと力を入れて、警察と何か進めていただきたいと思うんですけども、どのようなことをお考えになっていますでしょうか。 ◎土木計画・交通安全課長   委員おっしゃるように、自転車通行帯を整備しても、結局、その自転車通行帯の上に車を止められてしまうと自転車の通行が阻害されるというところがあるというふうに、区のほうとしても認識をしているところでございます。例えば、物理的にボラード等で、自転車通行帯に入らないような形が取れれば、それはいいんだろうというふうには思ってございますけれども、必ずしも全ての路線がそれだけの幅員がある路線ばかりではないものですから、どうしても車道と混在するような形で自転車通行帯を整備していかざるを得ないと考えてございます。したがいまして、路上駐車の車を全て排除するというのは現実的には難しいと考えてございますけれども、例えば注意マーク等を貼って注意喚起を行うですとか、あと警察のほうでの取締り、巡回の回数を増やしていただくように警察に要請するとか、そういったような形で対応してまいりたいと考えてございます。また、自転車にお乗りの方におかれては、安全確認を十分にしていただいて、基本的には車道の中心側に逃げるような形にならざるを得ないというふうには思うんですけれども、十分その辺は注意して通行していただければというふうに思っているところでございます。 ◆田中やすのり   なかなか難しい問題なのはよく分かるんですけども、せっかく来年度整備するんですから、そこのところは少し取締りとか注意喚起を頻度よくやってもらうと、何か整備されたところは結構ちゃんと警察も取り締まるんだなみたいなのがあると抑止力になると思うんです。放置自転車で、毎日持っていかれるよってなると止めなくなったように、そこでいつも目を光らしているよってなると、何かしらの抑止力は働くと思うので、その辺もちょっとうまく考えながら事業を進めてほしいなというふうに思っています。あと1点だけ、放置自転車の撤去の件なんですけども、さっき無駄があるんじゃないかみたいなお話もありましたけれども、私はちょっと少し別の視点で、要はいたちごっこになっちゃっているところの放置自転車、放置禁止区域のところはすぐ持っていけるというふうに聞いているんですけれども、それ以外のところはどうしてもタイムラグがあるので、タグをつけてもまたその間に移動してしまえば持っていけないし、また置かれて、タグをつけて、また何日かたって自転車を持っていっちゃう、移動すれば持っていけないしということをその委託の会社からやっているシルバーさんたちなのかな、今は。シルバーさんたちも、言い方が悪いんですけども、不毛な作業を繰り返しやらなくちゃいけないというエリアも一部あるって聞いているので、そういうところはやっぱり改善していってあげないといけないんじゃないかなというふうに単純に思うんです。放置禁止区域にはならないんでしょうけども、駅前とかそういうところを放置禁止区域にしているので、放置禁止区域に準ずる区域みたいなのを例えば何か設定してあげて、そこについて問題のある地域については短期間で持っていけるような取組というのは、区のほうで検討してもいいんじゃないかなというふうに思うんですけども、そのあたりどうですか。 ◎土木計画・交通安全課長   今、委員からご指摘いただきましたように、駅周辺につきましては放置禁止区域としてエリア指定をかけさせていただいています。エリア指定がかかっているところにつきましては即時撤去といいまして、放置自転車に札をかけて、条例上は札をかけてすぐ持っていけると書いてありますけれども、現実問題、運用としては大体札をかけてから1時間ないし2時間程度様子を見させていただいて、まだ残っていれば撤去するという状態です。一方で、放置禁止区域に指定されていないその他のエリアにつきましては、放置されていますよということで札をつけてから3日を経過した後に撤去すると条例上規定をさせていただいています。今、ご紹介いただきましたように、例えば商店の前ですとか、もしくはマンションの周辺等々で自転車が放置されていると、札をかけました、3日後には札がついた自転車はなくなっているので撤去ができません。ただ、違う色の今度自転車がまた止まっていましたとか、もしくは札をかけた自転車が、次の次に行ったときにはまた同じ自転車が、札が取られた状態で置いてあったとかというようなケースが実は区内の複数の箇所でよく言われているところです。おっしゃるように、まさにいたちごっこというような状況になっているということは我々も理解をしているところです。この対策でございますけれども、いずれにしても条例の改正を議会のほうにお願いする必要性があるんだろうというふうに思っていますけれども、1つには放置禁止区域とその他の区域の中間的なエリアを新たに設定をするですとか、もしくは中3日で撤去という、その中3日をもっと短縮するですとか、いろんな方策があるんだろうというふうに思ってございます。ただ、いずれにしましても今の中3日を経過しないと撤去できないというものについては、条例をつくった当時は一定効果があったのかもしれませんけれども、現状、区内の状況から考えますと、必ずしもふさわしい運用にはなっていないのかなというふうに考えてございます。その辺、どのような形に条例改正すれば効果が上がるのか、十分に我々としても検討をさせていただきまして、また議会のほうにご相談をさせていただければというふうに思っているところでございます。 ◆田中やすのり   ちょうど、半分のエリアがまた指定管理者になるので、指定管理者さんも悩むと思うんですよね、そこの部分については。なので、協議しながらいい方向に、何かしらぜひ進めてもらいたいと思っていますので、よろしくお願いいたします。  次、公園の関係でちょっと聞きたいんですけれども、今年度Park-PFIが残念ながら不調に終わってしまいましたので、来年度以降また考えていかなくちゃいけないと思っているんですが、今年のやり方は広く全般的に企画から全部出してくださいと、要は何でも受けますというやり方だったので、もしかしてそれが結果として手が挙がってこなかったということもあるんじゃないかなと思っていまして、これはあくまで私見ですけれども、ある程度こういう公園をお願いしたいんですというのを絞った上で公募したほうが、方向性を絞った中での公募のほうがもしかしたら手を挙げやすいんじゃないかなというふうに思うんですけれども、例えば私たちのほうに要望の多い公園は、1つはドッグランを求める声というのは結構来ます。近くにないんでって話もよくあります。あともう一つは、若い世代の子たちはスケートボード、やっぱりオリンピックであれだけ金メダルをバンバン取りましたからね、若い世代が。やりたいんだけども、やるところがないんですという相談、相談というか声は聞きます。こういう公園があったらいいねとよく聞くのは、ドッグランとスケボーなんですけども、私のところでは。例えば、ドッグランだったら、ドッグランを高島平に造ってもらって、犬と一緒にご飯が食べられるカフェが併設とか、あとはストリートスポーツができるような、スケボーだけじゃなくて、電車沿いですから多少ちょっと少し音が出ても大丈夫なんじゃないかなって勝手に安易に想像するところなんですけども、ストリートスポーツのできる公園で一緒にカフェが併設みたいになっている、若者のストリートカルチャーをちょっと象徴するような渋谷にありそうな公園みたいな、例えばそういうふうにある程度方向性を示してあげれば、何となくこの企業にお願いすればやってくれるかなとかってイメージがあると思うんですけども、そういうある程度方向性を絞ったPark-PFIの今後の公募の受け方というところについてはどうでしょうか、来年度以降。 ◎みどりと公園課長   昨年、公募した高島平におけるPark-PFIの試行というところなんですけれども、残念ながら応募者が現れなかったという結果になっております。まず、そこら辺につきましては我々としても、今回の件でいろんな見地を得たところなんですけれども、やはりPark-PFI事業を成立させるための一番大きな要素としては、やっぱりそこの公園が持つ集客力というところが非常に大きいということが、今回改めて感じたところです。それと、このコロナ禍で経済的な社会情勢というのが非常に縮小するような要素もございまして、そういったところも結果として応募者が出なかった要因にもなっているかなと考えております。目的を絞らないという話につきましては、一長一短あると思いますので一概には言えないと思うんですけれども、今回につきましてはなるべく事業者のほうに負荷をかけないで、簡単にいろいろなことを試すことができる、そういう条件で提示したところなんですが、やはり集客力という公園の持つポテンシャルが一番ネックになっていたと感じております。そして、今後につきましては、当然そういう公園の改修時期に合わせて、ポテンシャルのある、集客力のある公園に対して民間活用ということをやっていくのが望ましいと考えております。具体的には、高島平緑地につきましては、グランドデザインのほうの動きというのもまだこれからいろいろとありますので、そこには今回はちょっとしばらく手を出す予定はございませんが、板橋公園、交通公園の機能がございます。そこで民間活力、Park-PFIを含めた導入というのを図っていこうと考えております。 ◆田中やすのり   高島平は、もともと今回公募を募集したところだけじゃなくて、恐らくあの緑地も一体で考えるといろんなところがすぐ手を挙げてくるんだろうなって思うんですけれども、あそこの一角だけだと、なかなかあそこでPFIっていっても難しい現状も恐らくあったんだろうと思いますので、今、板橋公園という話があったので、そちらでちょっと展開してみて、あそこの高島平の残されたところをどうするか、今後の課題だと思いますので、ああいう狭いところでやるならやっぱりある程度方向性を絞らないと来ないかなとは感覚として持っているので、またやるときに、また協議させていただければと思います。今、ストリートスポーツって話をしましたけども、さっきのこどもの池の話と連携するんですけど、もうこどもの池やれないよというところ、どうしても高齢化で出てくると思うんですけれども、こどもの池をやらないとしても、夏以外もうずっと閉まっちゃった状態なんですよね、公園。もったいないですよね、あのスペース。もうやらないのにずっとあのままで、柵があって入れない。ああいうスペースを、もうこどもの池をやらないって決めた公園については、期間限定でもいいので何かストリートスポーツに活用できないんですか。ああいうところ自転車をぴんと持って、少し何かやればできるような気もするんですけども、網もあるし。その辺り何かもったいない、あのデッドスペースの活用というのはみどりと公園課としてはどうなんですか。 ◎みどりと公園課長   ご指摘のとおり、こどもの池の夏の利用期間以外のところ、約11か月ほどずっと閉鎖しているというのは非常にもったいない話でして、これについては我々も水施設の整備方針という、昨年度策定しました中でも、やはり課題として取り上げていまして、それを解消すべく、今後こどもの池があった場所を改修に入る際には、通年して利用できるような構造のもので水施設としての需要・要望等が地域である場合には、新たな噴水等の施設、水スタイルのもの、そういったものを整備しながら、なるべく長い期間水と親しんでいただくようなことをしつつ、水を使わないような冬場につきましては、広場ですとかそういう別の使い方でうまく活用できるような方策というのを、地域の皆様と改修の際に考えながら進めていきたいと考えております。それで、ご要望の強いというドッグランにしても、スケボーにしてもなんですけれども、まずドッグランのほうについては、やはり一定規模のスペースを管理できる方というのが、担い手がいないとなかなか実現は難しくて、以前、前野町の高架下のキャッチボール広場のところを、団体の方が自主的に管理をしながら日にちを決めてやっていましたけれども、最近はその活動も途絶えてしまっているという状況でございます。やはりその担い手の方というのがいて初めて、あとそれに加えて地域の方のご理解というところが一番必要なのかなと思っております。そして、スケボーについては、これは実際にいろんな公園で夜な夜なされる、子どもたち、青年等はいらっしゃるんですが、多くの場合騒音の問題というのがやはり非常に大きく取り上げられることになって、近隣からの苦情というのが非常に多く土木サービスセンターのほうに入ってくるような状況になっています。ですので、スケボーについて、ストリートスポーツ全般そうなんですけれども、やはりそれをもし実現させるためには、まずは地域の方々のちゃんとご理解が得られること、それからあとほかの公園利用者とのバッティングによる危険性というものがちゃんと回避できること、そういったものがきちんと整わないと、なかなかやることは難しいかなと考えております。 ◆田中やすのり   言っていることはよく分かるのであれなんですけども、公園のこどもの池、もうやらないよってなっても、その親水施設になるのには二、三年とかタイムラグがあるわけじゃないですか、整備まで時間かかるので。その間の二、三年、丸々デッドスペースになっちゃうんであればという前提でのお話だったんですけども、ちょうどこどもの池ですから、網があるんで鍵をかけられますよね。そうすると、夕方5時に鍵をかけちゃえば子どもたちも入れなくなると思うんで、結構たまたま条件がいいんじゃないかなというふうに思っているので、ちょっとお話しさせていただきました。ちょっと今後もまた話をしたいと思います。  あと、公園の件で最後にしますけども、私たちのところに要望がやっぱり来るのが、今、夜騒ぐとかってありましたけども、治安の問題でやっぱりいろいろと苦情が来るんです、私たちのところにも。防犯カメラを設置してくれという陳情も結構多くて、ただ、今、区の方針としては防犯カメラは一旦ちょっと公園については止まっているって話も聞いているんですけども、今後検討してもいいんじゃないかなって思っているのが、ずっとつけちゃうと、ずっと維持費がかかっていくので、治安が悪化している公園に例えば半年とか3か月とかつけて、治安が改善すればそれはまたほかのところにローテーションで移っていくというような、そういうちょっと知恵も絞って、目的は要は騒音とか治安なので、ある程度の効果が出たらもう取り外しちゃってもいいと思うので、防犯カメラレンタルじゃないですけども、そういうような施策もちょっと検討してもいいんじゃないかなというふうに感じているんですけども、それは後で聞きます。すみません。 ◆寺田ひろし   せっかく修正動議もお出しになっていらっしゃるので、まず最初にそちらのほうからお伺いします。まず、この公園のトイレのだれでもトイレ化とか、あと洋式化というのはやっぱり進めていかなければいけない点であるところは一致しているところでございます。ぜひ、早急に進めていただきたいなと思っております。その上で、今回は修正動議ですので私たち議会に議決をしてもらいたいということでございましたので、伺いたいと思います。今回、修正動議の資料も頂いていまして、公園・公衆トイレ洋式化における公園管理費の工事請負費の390万円の増額ということだと思いますが、この点について議会に議決をしてくださいという内容でよろしかったでしょうか。 ◆山内えり   そうです。 ◆寺田ひろし   今、申し上げた公園管理費とあと工事請負費の増額、この点は目と節になるんですけれども、この点について伺います。地方自治法第216条で、議会の議決は款と項に対するものと、予算について。執行項目の目、節に対するものではないということらしいんですが、そこで確認で伺いたいんですけれども自治体法務研究の議会運営Q&Aにこうあります、予算案に対する議会の議決は款と項までであり、目と節は議決の対象ではありませんと。このため、議会が目と節の部分に対し修正案を提出して議決し、それを長に執行させることはできませんというふうに書かれてあるんです。果たしてどちらが正しいんだろうかというところをちょっと質問です。今、山内委員は目と節、工事請負費まで議決してほしいと。片や一方、自治体法務研究のQ&Aによると、目と節は対象ではなくてそれを長に執行させることはできませんと、どちらが正しいんでしょうか。 ◆山内えり   大変失礼しました。款と項という質問であれば、議会の議決案件は款項だったので、款項って答えられたんですけども、そういうちょっと工事請負費というふうな質問で私の認識が間違っていたので、議決事項は款項です。失礼しました。 ◆寺田ひろし   あくまでも、最初私は議会の議決をどの内容として求めるのかという確認でございましたので、その点は訂正いただいたというところで、次の質問に移ります。今回は、増額修正ということですので、これ地方自治法第97条ただし書で、区長の予算提出権限を侵すことはできないとありますが、この予算提出権限を侵すことはできないという中身についてちょっと確認なんです。これは総務省、当時自治省の通知で予算の趣旨を損なうかどうかが問題となるというふうに言われております。これで1つ、前提としてちょっと共有しておきたいんですけれども、この総務省の通知2点あります。1つは、予算の趣旨を損なうような増額修正をすることは、長の発案権の侵害になると解すると、この発案権の侵害になるかどうかというのはその内容、規模、当該予算全体との関連、当該地方公共団体の行政運営における影響度等を総合的に勘案するというふうに書いてあります。2点目に、長と議会の間で調整を行い、妥当な結論を見いだすことが望ましいと、予算修正を行うとするときはと、この2点です。まず、1点目のほうで伺います。この予算の趣旨を損なうかどうか、総合的に判断すべきというふうにこの総務省の通知があるんですけれども、まず前提として、この動議の財源、これはどのように手当てされるかというのを伺います。 ◆山内えり   財源というと、いわゆる財政調整基金のことということでよろしいでしょうか。すみません、聞いて。私ども、やはり区長の予算編成権がありますので、それを何%とか、どれぐらいという規模ということはあると思いますが、できるだけそこは損なわないようにということで、当然その額については検討してまいりました。その上で、各所管必要な、私たちとして修正して、どうしたらより区民の要望だとか、そういったことを改善していくために必要なのかという視点で考えておりまして、今回の財政調整基金の部分については、特段そういう区長の予算編成に大きく影響を与える、侵害を与えるものとは考えていません。 ◆寺田ひろし   その主張の思いは分かりました。ちょっと理事者のほうに伺いたいと思うんですが、もともと予算原案において、今回10基ほど洋式化されるということで、ただ以前、令和4年度まではどのような状態であったのかと、その比較ですとか、今回その予算を確保するに至った経緯とか、そういったもろもろのところをお伺いしたいと思います。 ◎南部土木サービスセンター所長   令和4年度までは、南北合わせて4基というような形で進めておりました。今年度に入りまして、その洋式化に対するそういう要望も多かったものですから、財政当局と折衝いたしまして、今回10基というのを財政フレームの中で確保したというところでございます。 ◆寺田ひろし   令和5年度は、もう既にもう今までの4か所でなくて倍以上の10か所と、およそ250%というところなんですけれども改修できると、できる限りの予算を財政課と折衝の上で確保されたというふうに認識いたします。要は、こうした予算を確保した枠を果たして超えることが可能なのかどうかと、そういった点が非常にポイントになってくると思うんです。積み上げたこうした財政フレームを変更できるのかどうかと、議会の議決でと。参考になんですけれども、予算の概要の前提でもうご存じのとおり、予算の概要の2ページの2番の財政規模というところにあります、この5行目に、5行目の後半です、2番の。財政調整基金からの繰入は行わず、収支均衡の予算となったというところで、左ページの財政の見通しのところも、6、7行目ぐらいに、5年ぶりの収支均衡予算となったと。結構、これ非常に重要かなと思うんです。今、いろいろお伺いしたように、令和4年度までは南北合わせて4か所だったのが令和5年度は10か所に引き上げられたと。本当に数年ぶりに達成したこの財調からの繰入れがない収支均衡予算がもういよいよ達成できたという、そんな状況でございます。これが、果たしてこの修正動議で崩れるのかどうかというところは、影響がこれを小さいというふうに先ほど答弁をいただいたていたんですが、果たして本当に小さいかどうかというのは、これは検討しなければいけないかなと思います。今、私は意見を述べるつもりはないんですが、質問として、今、委員から、あとは提出者から、あとは理事者から、両方伺うとこの均衡予算がもう果たしてどれだけ重要味を帯びているのかと、やはり私たち議員としては重視しなければいけないかなというふうに思いました。  次の質問ですけれども、先ほど申し上げた総務省の通知の2項目めに、議会が予算修正を行おうとするときは、長と議会との間で調整を行い、妥当な結論を見いだすことが望ましいというふうにあります。今回は、区長とは調整を行いましたでしょうか。 ◆山内えり   区長とはしておりませんけれども、所管とどういうことができるのかということで、みどりと公園課、それから土木サービスセンター、施設経営課等、様々な調整もさせていただいております。 ◆寺田ひろし   ちょっともう一度伺いますけれども、この総務省の通知によると、長と議会との間でということなんですが、担当課とかではなくて、あくまで議会がこの予算修正を行おうとするときは、長と調整して妥当な結論を出してくださいと、これが望ましいと言われているので伺っているんですが、ちょっともう一回聞きますけれども、長と、区長と調整されたかどうかというのを端的にお答えいただきたいと思います。 ◆山内えり   基本的には、これは議決された後の話かなと思っておりまして。なので、そういう認識です。 ◆寺田ひろし   ちょっと違いますね、私の認識とは。これ、もう一度2項目めを読むと、地方公共団体の議会の予算審議において、いいですか予算審議において議会が予算修正を行おうとするときはですね、事前ですね。これはいかがでしょうか。 ◆山内えり   既に議会運営委員会で通されて、この委員会に付託されていますから、私どもはもうそういう運用ということで、今日は予算修正の範囲の中での質疑ができると考えています。 ◆寺田ひろし   提出できるかどうか問うているんじゃなくて、この通知によって予算、もう一度言いますけれども、予算修正を行おうとするときはということで、事前に区長、長と議会との間で調整を行い、妥当な結論を見いだすことが望ましいというのは、提出された方が事前に区長と調整しなきゃいけないという総務省からの要望なんですね。ちょっと質問を変えますけれども、これ多分できていないと思うんです。できていない、でも通知としてはこれしっかりやってくださいと言われている、議会に対してこれを今回議決してくださいという提案、お願いしているのであれば、この総務省が区長と調整を行い、妥当な結論を見いだすことが望ましいと言われているのにやっていないという、やりませんでしたという合理的な理由というのをちょっとお示しいただく必要があるかなと思います。ですので、長と、区長と調整をしていなかった、また妥当な結論が見いだせなかったという合理的な理由をお示しいただきたいと思います。 ◆山内えり   基本的には、地方自治法の第112条で議員の議案提出権ということがありますので、板橋区議会の場合は46名の提出ですから、議員の定数の12分の1で提案できるというふうに考えています。 ◆寺田ひろし   ちょっと答弁がずれていますね。僕は、別に提出権がないというのは一切言っていないんです。出す前に必ずこの通知によって調整を行ってください、妥当な結論を見いだしてくださいという、そういうお知らせなんですね。だから、この調整を行っていないんですねという質問だったんです。したんですか、どうですかと。だから、それをやらない場合に合理的な理由を説明してくださいという、そういう質問です。提出権があるなしの話は一切していないです。 ◆山内えり   これは、運用ということで記載がありますので、区長とということであれば、区長との調整はしておりません。 ◆寺田ひろし   次の質問に行きます。では、今回もし仮にですけれども、この修正動議が可決された場合、予算の原案には賛成されますか。 ◆山内えり   それは、ちょっと総合的に考えていく必要があるし、予算修正というのは提案はさせていただいていますけれども、全体的な検討が必要と考えます。 ◆寺田ひろし   果たして、それでいいかどうかというのはちょっとご判断によるかなと思いますが、自治体法務研究のほうでは、全国市議会議長会のこれはQ&Aの見解ですけれども、動議をして提出する議員は問題がある部分を改める内容の動議、今回のように提出することは求められると、修正の動議を提出する議員は、修正部分が可決されれば残りの原案については問題がないためこれに賛成するべきであるというふうに書いてあるんですが、これはちょっと間違っているんでしょうか、正しいんでしょうか。 ◆山内えり   私どもは、今日は公園・公衆トイレの洋式化の推進の議論をする上で、議会運営委員会から通されて、今日はこういう提案をさせていただいているものですから、そういった議決の話ですとか予算の話となると、私どもはちょっと今、質問については明確な答弁ができかねるということです。 ◆寺田ひろし   答弁いただけないのは、ちょっと大変残念です。この後に続いているのは、修正動議が可決したのに予算原案に反対することは、修正動議の提出に関する考え方とは矛盾するものであると、このような表決態度を取る議員に対する道義的な問題が指摘されるというふうに、この法務研究のほうでは記載されているんです。これを、ちょっと私見かけたときに、先ほどの答弁で賛成するかどうかは分からないと、もうここでせっかくもし仮に修正動議が可決されたなら、その残りの原案は、これは賛成すべきであるというふうにこの全国市議会議長会のほうは書いてあります。これにもし反対するのであれば、それは道義的な問題が生ずるというふうに、ここまで書かれてあるので、やはりこれ今回こういった修正動議を出されるに当たって、私ども議員のほうが審議するには、その提案者の意向というのはしっかりやっぱり把握しなきゃいけないなと思ったので質問させていただきました。重ねて申し上げますが、答弁いただけなかったのは非常に残念でございます。  時間もないんで、最後のほうになりますけれども、次に中身について伺います。390万円の計画内容は、なぜ3基分なのか、どのトイレなのかというのを教えてください。 ◆山内えり   もともとはだれでもトイレの改修が必要と考えています。それは、区もユニバーサルデザインの視点が必要と言っておりまして、乳幼児そして高齢者や障がい者、車椅子の方、外国籍の方など、やはり多様な利用者に対応できるトイレの整備が必要と考えておりますし、私どもはこの間、区が行う年2か所の整備では少ないということで引上げを求めてまいりました。ところが、所管とやり取りをさせていただいた中で、大変額が大きいということが1つ、それから特に調査や設計に大変時間がかかるということと人手も足らないということ、それから調査、設計が前年度で工事をするのに翌年になると、こうした様々な課題があったこともありまして、なかなか先ほどの大きな額ってなりますと総合的に区長の提案権を侵害するという額にすることは不可能だなというふうに私どもは考えまして、まずは公園の現在、建蔽率との関係でいわゆるだれでもトイレに不可能な場所が14か所あると聞いていたものですから、その残りの14か所について、何年だったらできるのかということを検討しました。土木サービスセンターとやり取りさせていただきましたら、私どもが準備をしていた段階では、数については新年度10基ということではなかったんです。相談を何度もしましたけれども、数字についてはお答えできないということでしたし、今まで年間4基の整備だったらやってきたということだったので、何とか3基足して7基にすれば2年間でできるのではないかと、こういうできるだけ早く和式から洋式化へ替える必要があるということで、こうした3か所の修正提案とさせていただいたところです。 ◆寺田ひろし   1つ、重要なところですね。出されたということなので、そういった経緯があっても。先ほどあったように、これまでは4か所だったのが10か所に増えたと。もし仮に令和6年度、元の4か所戻ったら14か所で、ある程度その数は解消されるんじゃないかなと。要は、本当にこれ今回修正動議で議決を求める、審議を求めるというべきものなのかどうかというのはちょっとふと疑問に思ったんです。この点についてはいかがですか。 ◆山内えり   私どもは、今年、10基の予定があるということは大変喜ばしいことだと思っています。ずっと求めてきましたから、多く、できるだけ早く、こうした洋式化を。ただ、やはり提出するに当たって様々な準備、それから相談をしているときには数字が出てこないものでしたから年間4基という、そういう数字に対してできるだけ早くということと、所管ともやり取りさせていただいて7基程度ならできるかもしれないというようなそういったご相談もさせていただく中で、できるだけ早く洋式化へ替えるという、そういう内容にはなっています。 ◆寺田ひろし   ちょっと最初のほうで答弁が抜けているんですが、どのトイレかというのも教えてください。 ◆山内えり   これも今、検討している場所とか、どこをということを相談してまいりましたが、場所についても検討中ということでしたので、私どもとすれば場所を指定して3か所というよりは、とにかくその洋式化を進めていただきたいということの3か所です。 ◆寺田ひろし   ここでちょっと分かったところが、どのトイレを改修するか分からないと、およそ令和5年度10基、令和6年度、仮に4基としたらもうそれで解消されてしまうと、この動議がなくてもと。さらに財政調整基金を繰り入れると、この収支均衡を破ってしまうような財源であると、財源処置をするというような内容であったということが分かりました。区長との調整もされていなくて、合理的な理由、やらなかったご答弁もちょっといただけなかったということでもありましたので、しっかり議決のほうに検討してまいりたいと思います。 ○主査   では、続いて山内委員の質疑を始める前に、先ほどの山内委員の板橋駅西口地区再整備に関する質疑の答弁を理事者よりお願いいたします。 ◎地区整備課長   午前中の板橋駅前の施設についてのご質問ですが、まず駐輪場につきましては、現在90台駐輪場があるところでございますが、こちらにつきましては、将来的に駅前広場整備が終わった後については造らない形で、今、進めているところでございます。その理由としましては、西口地区の再開発事業の中に商業利用者の駐輪場として約200台造ることになっていまして、それ以外に100台、放置自転車対策として造っていただくという形で、合わせて約300台、西口の再開発事業の中で造ると。同様に、板橋口の駅直結の再開発事業の中でも、商業施設利用者の駐輪場として400台造るというふうに聞いているところもございますので、両方合わせると、商業施設と駅利用者向けに約700台整備されるというところもございますので、今の段階では駅前広場に造らない形で進めているというところでございます。続きまして、トイレについてでございますが、駅前広場整備を行う段階では将来的には造らないということで、トイレについても進めているところでございます。理由としましては、徒歩1、2分のところに板橋駅の公園トイレがございますが、そちらのほう、だれでもトイレ等あるトイレでございますが、今後リニューアルをしていくという話も聞いていますので、そこで駅前広場のトイレを代替的に使いたいということで考えているものでございます。あわせて、公共施設の中ではございますがハイライフプラザもございますので、限られた駅前広場の中に新しくトイレを造らない方向で進めているというところでございます。続きまして、喫煙所についてでございますが、区のほうで喫煙所を造る場合には、コンテナ型というのが今、前提という形で進めているところでございますが、駅前広場につきましては道路上になるところもございますので、多々課題もございますので、コンテナ型の喫煙所を設置することについては、今、所管課等と協議をしているという段階でございます。
    ◆山内えり   この間も、こういった検討状況というのはお話にあったかと思うんですが、今後これまでやってきたような住民への説明ですとか利用者説明会、あるいは今までは検討しているというようなことで、なかなかその具体的な場所あるいは駐輪場の位置というところまでは、どこまでお伝えしていったかなということがありますので、説明会のスケジュールですとか今後のスケジュールについても教えていただければと思います。 ◎地区整備課長   まちの方に対してのご説明ですが、今年度、昨年の7月の段階で今お話しした状況はご説明をさせていただいています。また、来年度につきましても、7月から8月にかけてまちづくりの状況を説明する説明会を開催する予定ですので、その中で駅前広場の施設等の現状についてご説明をしていきたいと考えております。 ◆山内えり   説明会は昨年も行ったということですけども、まだちょっと現状について、地域の皆さんがそれぞれご意見も二分しているようなところも聞いております。特にトイレの設置ですとか喫煙所についてもいろんな声がありますので、検討しながらも、やはり一番利用者と住民の声を反映するような計画にしていただきたいというふうには要望させていただきたいと思います。  それから、公園・公衆トイレのところで確認をしたいんですけれども、先ほど南部土木サービスセンターと北部土木サービスセンターで、新年度10か所洋式化をするということで、10か所の場所をご答弁いただいたんですけれども、ちょっと早口で聞きづらかったので、もう一度場所について教えていただけますか。 ◎北部土木サービスセンター所長   令和5年度に予定しておりますトイレの洋式化の10か所の場所について、申し上げます。まず、高島平緑地、こちら高島平の駅前です。それから徳丸ヶ原公園、高島平西口公衆便所、成増駅南口公衆便所、舟渡水辺公園、これまでが北部の管内です。 ◎南部土木サービスセンター所長   すみません、先ほど5つ話をした中で、1か所だけ訂正をしたいということを渡辺委員の今度の答弁のときにお話をしたいという申出を出していたのですけれども、この場でちょっと訂正をさせていただきたいと思います。まず、南部土木サービスセンターのほうでの予定箇所ですけれども、東新児童遊園、それから、蓮沼公園、なかいたプチパーク、氷川児童遊園、最後に薬師の泉庭園と言ったんですけれども、これは見次公園に訂正させていただきたいと思います。 ◆山内えり   それから、確認ですけれども、区内230か所の公園・公衆トイレの中で洋式化されていないトイレが、令和4年4月1日現在で91か所というふうに伺っています。そのうち、建蔽率の問題からだれでもトイレに改良が困難なトイレは14か所と聞いていましたが、その数については合っているでしょうか、確認させてください。 ◎南部土木サービスセンター所長   14か所で間違いないです。 ◆山内えり   私ども、オープンデータになっています230か所のトイレの洋式化のこのデータを見まして、いわゆる建蔽率のところから、あるいはだれでもトイレの設置が難しいというところで14か所を調べていたところなんですけれども、先ほどご答弁いただいた新年度10か所の場所というのは、必ずしもいわゆる和式から洋式化にしなければならない場所でない場所も含まれているでしょうか。 ◎南部土木サービスセンター所長   私ども、この洋式化を進めるに当たっては、様々トイレの利用率とかそういったものを考えて、劣化も考えて、優先順位を決めた上での10か所ということですので、あえてその14か所を意識してつけているものではございません。 ◆山内えり   そうなりますと、いわゆる建蔽率の問題からだれでもトイレへの改良が困難なトイレは14か所はあるけれども、そういう、いわゆるだれでもトイレへの改良が困難な場所の10か所を新年度洋式にするわけではないということになるんでしょうか、ちょっと確認させてください。 ◎南部土木サービスセンター所長   そのとおりでございます。 ◆山内えり   それから、ちょっと人件費のところを伺いたいと思います。ページ数が4ページにわたっておりまして、予算書259ページと263、267、273とありますので、各課に聞くと大変時間がかかるので端的に伺いたいのは、特に工事設計課が1,332万1千円と。非常に高い数字で、いわゆる超過勤務とかの見込みとかが入っているのか、あるいは休日の見込みが入っているのか、そういった職員の方の超過勤務を大変心配しております。今年度の話ですけれども、月80時間あるいは年360時間を超える過労死ラインを超えるような残業や超過勤務をしていた職員の方が各課でいらっしゃれば、何課で何人いるかというのをつかんでいれば教えてください。 ◎土木計画・交通安全課長   いわゆる過労死ラインと言われるラインを超えている職員というお話ですけれども、月に50時間を超える残業が3か月継続すると、人事課のほうから産業医の面談を受けるようにというような通知がなされています。そのような人事課からの通知を受けているような職員が土木計画・交通安全課においては今年度1名ございます。 ◎都市計画課長   都市整備部におきましては、都市計画課で1名と住宅政策課で1名というところでございます。 ◎まちづくり調整課長   まちづくり推進室につきましては、いわゆる過労死ラインを超えるような超過勤務を行っている職員はいないという状況でございます。 ◎みどりと公園課長   みどりと公園課も、通知を受けているのが1名おります。 ○主査   土木部関係の所管で、ほかにいらっしゃらないですか。         (発言する人なし) ◆山内えり   そうすると、いわゆる月80時間というよりは、産業医の面談が必要なそういった通知が来ている方の数字を今お答えいただいたということでよろしいか、その確認だけさせてください、もう一度。 ◎土木計画・交通安全課長   そのような認識でお答えを申し上げました。 ◎都市計画課長   都市整備部のほうでもそのような認識でございます。 ◎まちづくり調整課長   まちづくり推進室のほうでも同じ認識でございます。 ◎みどりと公園課長   みどりと公園課でも同様でございます。 ◆山内えり   あと、工事設計課のところでは1,332万1千円ということで、1人以上の職員がつけられると思われるような数字をというふうにありますけれども、超過勤務がこれ前提となっていないか大変心配しているのと、1人から2人の職員配置が本来であれば必要なのではないかと考えますが、そのあたりはいかがでしょうか。 ◎工事設計課長   超勤につきましては、緊急経済対策等、事業の増もございましたので、それに今年度、実際行った実績に見合う予算をつけさせていただいているというところでございます。 ◆山内えり   それから、281ページについても伺います。仲宿住宅の改築経費で、5億9,557万8千円とありますが、こちら金額の内訳とスケジュールについても教えてください。 ◎住宅政策課長   こちらは、全て工事請負費という形になっておりまして、現在、債務負担行為の3年間の2年目ということになりまして、全て工事請負費ということになっております。 ◆山内えり   スケジュールといいますか、現状、工事の3年間の2年目というのはどういうことになるんでしょうか。 ◎住宅政策課長   今年度から工事が始まりまして、工事の完成予定は令和6年の12月というような予定で、今現在工事を進めていただいております。その関係の、4年度、5年度、6年度の3年間の2年目ということになります。 ◆山内えり   あとは、279ページのブロック塀等撤去助成についても伺います。これも助成制度の問題で、相談があってもなかなか実際の申請とか実績がなかなか上がらないというふうに聞いていて、助成の額を大きく求める声もあるんですが、新年度は何件分を見込んでいるんでしょうか。 ◎建築安全課長   来年度は、撤去で58件見込んでございます。 ◆山内えり   275ページの市街地整備事業経費、大山地域まちづくり推進についても伺います。先ほど、内訳がありまして委託費の件も聞きましたが、委託費については幾らになるのかということと、それからこれまでいわゆる東地区の駅前周辺地区の地区整備計画変更検討会が行われたと思いますが、その4回の検討会でどういった意見になって、それから提言が出されたというふうにも聞いておりますけれども、今後のスケジュールについてもお示しください。 ◎まちづくり調整課長   大山地域まちづくり推進の委託費の内訳でございますが、委託費の総額としては約5,900万円ほど積んでおります。細かい委託の経費につきましては、入札契約等に関わる金額のため答弁は控えさせていただきます。申し訳ございません。2点目でございます。東地区のまちづくりの検討会の状況でございます。今年度は、検討会を4回行ってまいりました。大山東地区の町会の皆様、商店街の皆様の推薦委員、それと公募の委員による約14名で会議を行い、全4回行ってまいりました。その中で、特に駅前地区の将来像については、道路と鉄道の立体交差化、駅前広場の整備に合わせて地区のにぎわい、交流、回遊性を満たす新たな駅前の拠点として、商店街との調和、連続に配慮した地区の玄関口としてふさわしい土地利用の誘導を図るといった内容の提言書がまとまったところでございます。こちらについては、昨日、検討会の代表の方が区役所にお見えになりまして、区長のほうに提言書をお出しいただいたところでございます。私どもとしましては、こちらの提言書の内容を基に、令和5年度に地区計画の変更につきまして変更をかけていく手続を進めていきたいと考えているところでございます。 ◆山内えり   令和5年度は地区計画をどうしていくかというのを1年間かけて検討し、その後、都市計画決定というような流れなのか、令和5年度以降のスケジュール感が分かれば教えてください。 ◎まちづくり調整課長   令和5年度の予定でございますが、頂いた提言書を基に、区のほうで地区計画の素案、また案をつくりまして、都市計画の審議会のほうに報告また付議をしながら、都市計画の変更の決定を行っていきたいと考えているところでございます。 ○主査   では、次に渡辺委員ですが、渡辺委員の質疑を始める前に先ほどの修正動議に関する質疑の答弁を山内委員からお願いいたします。 ◆山内えり   金額の根拠と件数、計画だったと記憶しております。先ほどもお伝えしましたが、1か所の工事請負費が130万円と聞いておりますので、当初、新年度4か所できる、洋式化が可能だというふうに聞いておりましたので、残りの3か所で、7か所で、だれでもトイレの設置が難しい場所が14か所あるというふうに聞いておりましたので、2年間で全ての洋式化が進むということで、2年間という計画で考えました。 ◆渡辺よしてる   先ほどの山内委員の質疑で、10か所に、だれでもトイレの改修が困難なトイレの数はゼロだったという答弁がありましたけども、だれでもトイレを改修するのが困難な場所ということだったんですが、何かトイレの考え方として、困難であれば例えば近いところに新設するとか、コンビニとか民間施設が多いところだったらそこに代替でやってもらうとか、トイレに対する考え方というのは多分いろいろあると思うんですが、その中でやはりこの改修が難しいところを洋式化するというふうに決めた理由は何でしょうか。 ◆山内えり   事業所、コンビニやスーパーというご意見があるのもそのとおりだと思うんですけれども、やはりそうしますと事業者の撤退ですとか廃業、移転というリスクもある中で、公共性をどう担保していくかということは一つあるかと考えています。やはり、自治体として公共のトイレをどうしていくか、こういう姿勢が問われるので、必ずしも民間施設が近隣にあるからということでは違うかなというふうに思っているのと、当然ユニバーサルデザインの視点で誰でも、今こういう自然災害がいつ起こるか分からない中、一時避難所ですとか集合場所になる場所で、多くの方が利用できるトイレを造るべきと考えますけれども、先ほど申し上げたような、現状、人手の問題ですとかそれから経費の問題も相談する中で懸念がある、課題があるということでしたので、とにかく今、学校でも文科省がトイレの洋式化を進めているということ、それから子ども自身も今、和式での排せつが難しくなっている、それから高齢者の方、加齢に伴う膝や足の困難等を考えたときに、まず和式から洋式化ということでしたらその多くの費用がかからない点、それから所管課と相談した中でも、そういった洋式化だったら進められるということでしたのでそういう判断をいたしました。 ◆渡辺よしてる   先ほど、ちょっと計画されていたときは年間4基というので、来年度10基、10か所というのは分からなかったという話があったんですが、だれでもトイレに改修が困難なトイレの数、14か所で2年間で7ずつでという話なんですけども、何か逆に1年でやってもいいかなと思ったんですが、その分けた理由というのはどういった理由なんでしょうか。 ◆山内えり   もちろん、私たちは早期にお願いしたくて、それはもちろん所管課と相談をいたしました。1月下旬でしたので、当時はこういう10か所という数字は出していただけず、恐らく今までどおりに4か所だったということでしたので、何とか一気に14か所という話ですとそこはなかなか難しいという話もあったものですから、では何とか2年間で残り3か所プラスして、2年間で洋式化の設置ということだったらできるのではというふうな判断をいたしました。 ◆渡辺よしてる   修正動議については以上です。所管のほうにも、ちょっとトイレの考え方について聞きたいのですが、先ほどいわゆるだれでもトイレへ改修が難しいトイレについて、山内委員に質問させていただいたんですが、所管としての考え方として、改修が難しいトイレ、これ逆に洋式化するというのも一つの手段だと思うんですが、例えば近隣に代替のだれでもトイレを造るとか、もしくはその施設がたまたまそこに来たら要らなくなるわけなんで、そういう考えもあれば、例えばその逆に民間、コンビニとかそういったところに、逆にどんどんトイレを造ってもらって補助していくとか、いろいろ多分トイレの在り方というのはあると思うんですが、だれでもトイレにやっぱり改修ができないこの14か所、ここに関して、取りあえず洋式化をしてまずはやり過ごしていくというような考え方なのか、その周りとバランスを考えて、当然、廃止をして新規で造るとか、何かそういった計画そのものにどういったコンセプトがあるのか、教えてください。 ◎みどりと公園課長   トイレの適正な配置、それから整備改修計画というのは、平成28年2月に策定した公園・公衆トイレの適正配置・改修計画というもので考え方をまとめておりまして、その中で、先ほど14か所というお話あったところというのは、物理的に公園の面積が小さくて、それで我々が標準としているのは8平米のバリアフリーのトイレなんですけれども、それが建蔽率2%を超えてしまうという状況、それはもう設置困難ということになりますのでそこはまずできないということ。それから、あとはほかの防災格納庫ですとか、様々なほかの施設が建築されていることによって、結果として8平米のトイレを造ろうとしても建蔽率2%を超えてしまうというところが、建築困難だというものに当たるところでございます。渡辺委員のほうもおっしゃるように、周りのコンビニだとか、ほかのものを活用するのはどうだろうかとかというところは、我々としても当然議論の余地はあるなと考えております。ただ、一応この適正配置・改修計画では、10か年の計画ということで、令和7年までのスケジュール感で一応こういう整備計画等を立てておりますので、それが終わる、切れるその後の次期の計画の中では、改めて民間のトイレの活用というところですとか、トイレそのもののあり方とか、様々な課題があると思いますので、それを議論していきながらよりよいトイレの再配置というものを考えていきたいと思っております。 ◆渡辺よしてる   ぜひ、よろしくお願いします。次の質問に移ります。予算の概要の57ページ、2番の交通安全啓発の、先に⑤番の危険箇所等安全対策通学路点検についてお聞きいたします。この点検、そもそもその目線としては道路を歩いている通学側の目線と、道路を運転して道路を使う側、運転主側の目線と両方あると思うんですが、視点としてはどういった視点で点検しているのでしょうか。 ◎土木計画・交通安全課長   通学路点検でございますけれども、これを主催というんですか、主として担当しているのは実は教育委員会でございます。教育委員会のほうで主催をしておりまして、そこに道路管理者である私ども土木部、それと交通管理者、警察、基本的には警察といっても区内3警察それぞれの管轄エリアの中の学校ということになります。それとあとPTAの方々、そういった方々が共同で参画をいたしまして、各小学校の通学路上の危険箇所を確認し、もし不具合があれば、例えば道路管理者であれば、私どもが、道路の例えば陥没があるですとかそういったところを直す、また交通管理者が例えば横断歩道ですとか止まれ等の路上表示、もしくは看板等が傷んでいればそれを直すというような対応をしているというところでございます。視点としては、子どもたちが歩く際にどういった危険があるかというところを見て回るという視点でございます。 ◆渡辺よしてる   例えば、歩行者用信号を渡るとき、ボタン式のところとかで、これ他の自治体の事例であったんですけども、ボタンがいわゆる道路側についていて、小学生がそのボタンを押すときに回り込むとランドセルが道路側に出ちゃうという場合もあって、そういったところも点検とか、いわゆる車で言うと内輪差みたいに思っていない部分が出てしまっているというのがランドセルを背負っているとあったりするので、そういったところも点検してほしいという点と、ここの④とかにも関わるかもしれないですけども、この世代別の交通安全教室の中でも、いわゆるランドセルはみ出ちゃいますよというのが、本人は背負っているんで分からないんですけども、これ結構出ちゃったりで、車を運転している人も本人は道路に出ているつもりないんですけどもランドセルが出ちゃったりとか。これ逆に言うと自転車もあるんですけども、信号を待っていて前輪だけ思い切り道路に出ていて、車はもうびっくりしてよけていくとか、何かそういった個別事案とか、世代別とか、そういった特色を生かした啓発みたいなもの、歩きスマホと一緒で、歩きスマホをやっていると危ないですよみたいのがあるんですけども、例えば僕のところに来た相談はそういうのがランドセルとか自転車の前輪とか、何かそういった啓発をやっていくのがいいんじゃないかなと思うんですが、いかがでしょうか。 ◎土木計画・交通安全課長   押しボタン式信号につきましては、これは交通管理者のほうにも確認をさせていただいたんですが、押しボタン式信号の押しボタンの設置の基準みたいなものは特にないというふうに聞いております。高さですとか向きという部分について、基準はないそうなんですけれども、ただ当然歩道側に押しボタンというのは当然つきますので、歩道を通行している人の障害になるようなつけ方はしないというふうな話は聞いているところでございます。ただ、その一方で、渡辺委員おっしゃるように、子どもがそれを押すがために背中に背負っているランドセルが歩道に出るような場所が万が一あるのであれば、それは危険な設置の仕方というふうなことになりますので、当然そういったところをご指摘いただければ、交通管理者としては直ちに是正をしていくという話も聞いているところでございます。したがいまして、ご相談いただいた区民の方からそういったお話があれば、所轄各警察署、管内の警察のほうにご連絡をいただければというふうに思っているところでございます。それと、あと交通安全教室についてでございますけれども、世代別と書かせていただいています。未就学児向けの教室、それと未就学児向けにはトラフィックスクールというのをやっております。また、小学生、中学生それぞれの世代に応じた交通安全教室をやらせていただいていまして、特に中学生向けにはスケアード教室というのをやっています。これはいわゆるスタントマンによる事故の再現でございますけれども、そういったところで、例えば車の内輪差が危ないよというようなところのスタントをやる際に、自転車にも内輪差があるんだよというようなことも当然教えていますし、そういった停止線の手前でちゃんと車輪も、自分の乗っている自転車の車輪も止めないと危ないよ、はみ出すんだよというようなことも小学校の交通安全教室の中でも伝えているところでございます。そういった世代に応じて、より自分たちの身に即したような安全教室がしっかりと図れていくように、今後も努めてまいりたいと思ってございます。 ◆渡辺よしてる   ちなみに、YouTubeで警察のやつの内容をやっているのを見ました。ああいう感じで、どんどん啓発していただければいいなと思います。次の質問に移ります。同じく、予算の概要57ページの9番、道路維持管理のところの③番、ごみ不法投棄処理について聞きます。これは、基本的に全部道路の話で、公園とかに投棄されたものも入るのでしょうか。 ◎北部土木サービスセンター所長   今、委員おっしゃられたとおり、道路のみならず公園も含んで考えております。すみません、予算上は道路だけです。失礼しました。 ◆渡辺よしてる   これ、ちなみにどういったごみ、家電が捨てられているとか、不法投棄されているごみの種類、例えば何か飲食をしたであろう空き缶とかそういうごみが投棄されているのかというのとか、件数とか何かそういうのって、区内で大体年間でどのくらい道路に不法投棄されているのかというのは分かりますか。
    南部土木サービスセンター所長   道路の不法投棄なんですけども、一番多いのはやはり家電で、テレビだったり、洗濯機だったりとかというのが多くて、例えば南部土木サービスセンターの令和3年度の件数でいきますと18件、4年度はまだ終わっていないんですけども、今のところ16件ということが出ております。 ◎北部土木サービスセンター所長   令和3年度で、道路に家電として不法投棄されたものは19件、令和4年度についてはすみません、ちょっとまだ集計をしておりませんで、明確な数字を出しておりません。 ◆渡辺よしてる   意外と、ちょっと何かコンビニで食べたものをぽんと捨てちゃうとか、そういうのが多いかなと思っていたんですが、家電とかがほとんどということで、こうなってくると多分、対策と言ってももう何か人の倫理感の部分だと思うので、どちらかというと警察と連携していくとか、例えば、ポイントによっては捨てられやすい場所、実質、何かごみ捨場みたいになっちゃっている場所とかがあると思うんですが、そういうところは警察も含めて取締りをお願いしたりしていくのでしょうか。 ◎南部土木サービスセンター所長   あまりにもひどいところには看板を設置したりして、ごみを捨てるなみたいな看板で周知をしたりとか、そういうこともやっております。 ◎北部土木サービスセンター所長   不法投棄に対して、警察との連携というところですけれども、かなり悪質、例えば大量に捨てられているというようなことがあれば、もちろん警察との連携というのがありますが、テレビ単体とかということであると、なかなかその所有者を割り出すというのがそもそも不可能なところがございますので、先ほど南部土木サービスセンターの所長が申し上げたとおり、警告の看板等の設置で対応をしているところでございます。 ◆渡辺よしてる   先ほど来から、魅力を発信するのでSNS活用、いろいろ言わせていただいたんですが、注意喚起って部分でも、さらすってわけではないんですが、こういうごみ駄目ですよというのを出してもいいんじゃないかなと実は思っていて、こういうことをやる人いるんだなという意識共有をすることによって襟を正すというか、いけないことですので、看板も重要なんですが本当にちょっと残念でこういうケースがありました、看板立てましたみたいなその施策を紹介するみたいなイメージで。ごみ、どうしてもやっぱり家電、なぜか道路上にあるんですよね、なぜか分からないですけども。 ○主査   時間ですので、次の質問順の際にお願いします。 ◆こんどう秀人   予算書135ページ、諸収入、雑入の(6)、自転車等売却収入のところなんですけれども、これは自転車撤去費用とかの後に返還したときの保管費用や撤去費用で、多分自転車を返すときにお金は頂いていると思うんですけれども、その費用は含まれていないんでしょうか。 ◎土木計画・交通安全課長   135ページでございますね、20款諸収入の6項雑入でございます。こちらにつきましては、撤去してきた自転車のうち返還に至らなかったもので売却できるものを、いわゆるリサイクル業者さんに売却をした収入でございます。ここで売った自転車は、先ほど申しましたようにまだそれほど傷んでいないような自転車を買い取っていただいて、リサイクル業者さんがさらにそれをリサイクルとして売っていらっしゃるというふうに理解をしてございます。これにつきましては、毎年台数は減ってきているところでございますけれども、さらに売却先につきましては、入札で業者さんを選定しているものでございまして、ちなみに令和4年度につきましては最終補正で594万4千円ほど予算を立てさせていただいているものでございますけれども、令和5年度におきましては当初予算で515万1千円ということで、先ほど申しましたように減りぎみなものですから、このような予算立てにさせていただいているものでございます。 ◆こんどう秀人   収入の内訳、ありがとうございます。ちょっとこれ、もともとは僕質問するつもりじゃなかった、聞きたいのは先ほど小野田委員が質問した撤去費用、撤去・保管のほうに関しては業者のほうに委託して、委託費のことをお話しされていたんですけども、答弁の中で気になったせりふが1つあって、自転車を撤去されて取りに来た人にお返しするときの対応する職員が必要だというときに、取りに来られた方のことをお客様と言われたんです。これ区としてどうですか、ここに売上げが上がっていないのであれば、収入が上がっていないのであれば、これはどうなのかなと思ったので、ちょっとその認識をお聞きしたいと思います。 ◎土木計画・交通安全課長   そうですね、流れでお客様というような言い方してしまいましたけども、取りに来られる方は、区民の方もいらっしゃれば区外にお住まいの方も当然いらっしゃるんですけれども、取りに来られた方からお支払いいただいているいわゆる撤去の手数料につきましては、予算書の65ページをご覧いただければと思います。歳入でございます。13款使用料及び手数料、2項手数料の土木手数料です、5目土木手数料の中の2番目でございます。自転車等事務手数料、自転車等撤去手数料というのを歳入で予算を組ませていただいております。ここに1,043万5千円とございます。これが、撤去した自転車を取りに来られた方から頂いている手数料になります。自転車につきましては、1台4,300円、原付バイクにつきましては1台6,600円、また自動2輪につきましては8,700円を頂戴しているものでございます。こちらにつきましても、年々やはり撤去している自転車・原付バイク等の台数が減ってきていますので、こちらの自転車等事務手数料につきましても毎年減少傾向ではございますけれども、令和5年度におきましても、1,000万円余の金額を歳入として予算立てさせていただいているというものでございます。 ◆こんどう秀人   一応、区の歳入として上がっているということで、お客様というのも言い得て間違っていないかなとも思うんですけれども、やはり取りに来た方はサービスを受けるためにお金を払っているというか、ペナルティー的なものでお金を払っているので、ちょっとそのお客様というのはやめてもらったほうがいいかと、つい言ってしまったんだと思いますけども、それはちょっとやめてもらったほうがいいと思います。この件はこれでおしまいにします。  それと、予算の概要の57ページです。5番の自転車駐車場計画改修というのがあるんですけれども、板橋本町駅第1駐輪場と、ときわ台駅北口第3駐輪場、これいつ頃工事が開始になって、その間の代替になるような駐輪場とかはどのように考えられていますでしょうか。 ◎土木計画・交通安全課長   板橋本町駅第1と、ときわ台駅北口第3の駐輪場でございますけれども、いずれも改修工事を行わせていただくというものでございます。建屋等を建て替えるとかということではなくて改修でございます。改修工事の時期でございますけれども、年度の半ば頃から年度末ぐらいまでの期間、おおむね半年から7、8か月ぐらいまでになるかなというふうに思ってございます。その間の代替の駐輪場でございますけれども、周辺の区営の自転車駐車場に分散をして、お客様には、まさにこれはお客様でございますけれども、ご利用いただくということを想定しているものでございます。 ◆こんどう秀人   工事の期間中、駐輪できる設備、駐輪・保管できる台数に特に影響はないということでよろしいでしょうか。 ◎土木計画・交通安全課長   はみ出すことがないように、きちんとそこは対応できるというふうに考えてございます。 ◆こんどう秀人   次の質問を伺います。あと細かい質問になってくるので、ちょこちょことお話しさせていただきます。予算の概要59ページ、24番、上板橋駅南口駅前地区再開発の先ほどちょっと質問があったんですけれども、③の地区計画検討というところなんですけれども、これ、その地区の方との話合いの場を設けるというふうに少し聞いていたんですけれども、その場合、予算として幾分かこれは入っているんでしょうか。 ◎地区整備課長   上板橋の地区計画の検討についてですが、予算としてこの中に入っているところでございます。内容としましては、地区計画、再開発エリア外の部分で地区計画を検討するところでございます。再開発事業によって、駅前広場もしくは道路空間が新たにできることによって環境も変わりますので、まちの方々とどのようなまちづくり、建て替え等のルールにしていくかというのを検討していく形でございます。 ◆こんどう秀人   具体的に、予算が幾らというところまでは見積もっていないということでよろしいですか。 ◎地区整備課長   これから入札等になりますので、予算等はしっかり見積りを取っているところでありますが、お答えは控えさせていただくというふうに考えてございます。 ◆こんどう秀人   次の質問で、同じページの28番、コミュニティバス事業なんですけれども、こちら予算のほうで2,451万2千円上がっています。これは、維持運行にかかる費用だけで人件費などが含まれているのか、いないのか、それをちょっと教えてください。 ◎都市計画課長   こちらのコミュニティバス事業のところでございますけれども、ほとんどがバス会社に対する補助金になっていまして、その中に運営に係るものは全て含まれるというところになっております。 ◆こんどう秀人   もうバス会社のほうが雇っている人が、要は事業委託みたいなものと考えてよろしいですか。 ◎都市計画課長   運行費がございまして、それに収入が当然ございます。それを差し引いた部分が補助金という形で区から支給になりますので、分けはどういうところかはあるんですけれども、そういう意味で含まれているというところでございます。 ◆こんどう秀人   少し何か内容が見えたような気がします。次のところに行くんですが、これとちょっと分からなかったことがあったんでお聞きしたいと思います。予算の概要の62ページ、22番、地理情報システム運営で、これ都市整備部が入っているんですけれども、これ1から5番のどこら辺に関わっているんでしょうか。 ◎建築指導課長   こちらが、703万4千円のうちの38万5千円部分が建築指導課の部分となっております。内容としましては、こちらがGISのシステムの中に建築の確認申請とかの情報を入れ込んでいますので、その年度ごとの修正とか追加の費用として算入されております。 ◆こんどう秀人   これですと、予算の概要の64ページ、52番の建築関連証明書発行事務等のデジタル化事業、この辺のあたりとは何か絡みが出てくるんでしょうか。 ◎建築指導課長   こちらが来年度から行う事業でありまして、今まで建築の計画概要書とか、建築確認、概要書とかにつきましては、窓口で職員がお客様に対応して実際にどこの場所かを確認して、内容を確認して、職員が台帳を調べて、その調べた内容を窓口で実際に閲覧をさせたりとか、発行したり行っているものなんですが、それを今度タッチパネルで、お客様が直接自分で選択して取得できるようにする事業を来年度から実施していくと、その費用になっております。 ◆こんどう秀人   こちらの62ページの地理システム運営とかとは、一切別のものかと思いますけれども、64ページ52番の建築関連証明書発行業務というのは、端末を区役所の建築指導課でしたか、そちらの窓口の前辺りに設置するというような形でよろしいですか。 ◎建築指導課長   そのタッチパネルを設置して、計画概要書とか記載事項証明書と併せて、用途地域とか都市計画図もタッチパネルから発行できるようにする内容になっております。 ◆こんどう秀人   一応、しっかりとお聞きしたいと思ってチェックは入れていたんですけれども、結局、そのタッチパネルとかで必要条件をプリントアウトするということですけれども、これはインターネットみたいな感じにつないでいるものとは違って、もう区内で設置したところで、その設置した台数に応じて受付を同時進行するというか、業務ができるようになる。しかもその必要に関するところの職員のほうは多少説明をする程度になるということで、業務の効率化とスピードアップと、これはいつ頃から運用を開始できるのかというのを、ちょっと教えていただければと思います。 ◎建築指導課長   タッチパネルの設置につきましては、今現在の建築指導課の前のところに、今のところ4台ほど設置する予定で考えております。こちらにつきましては、来年度にシステムの構築をするんですけれども、計画概要書につきましては、もう今年の10月ぐらいから稼働が可能なんですけども、記載事項証明書につきましては来年の2月ぐらいから施行する予定になっています。ただ、記載事項証明書につきましては、ものがかなり多い量になりますので、昭和34年からになりますので、これにつきましては来年度1年で完成することはできないので、あと2年ほどかけて、令和5年、6年、7年、完成して令和8年度から、全部のタッチパネル化という計画になっております。 ◆こんどう秀人   結局、来年度で完結するものではなくて、3年間かけてやるということですから、これはシステム開発の端末の導入、購入費あたりにはなるとは思うんですけれどもこれができることによって、いろいろなデータが非常に分かりやすくほかの業者もなると思うので、こういったことは進めてもらって、トラブルがないようにだけしてもらえればうれしいとは思います。  次の質問に移りたいと思います。予算の概要80ページのところにいきます。予算額の比較で非常に減ったところを、ちょっと質問したいと思います。136番、都市防災不燃化促進事業助成金の5年度は1,042万9千円、令和4年度は1,967万7千円で、約900万円ほど下がっているんです。ここ、下がった理由とか教えていただければと思います。 ◎まちづくり調整課長   ご質問の都市防災不燃化促進事業の助成金でございますが、こちらについては、予算書275ページの都市防災不燃化促進の補助第82号線に関わる事業経費のうち、延焼遮断体形成のための建築の除却の助成、建築の設計、建物の建築に関わる助成金などをお支払いする予算になっております。昨年度、予算を計上させていただきましたが、地元の地権者の方の建物の工事の遅れ等がございまして、昨年度予算の執行ができなかった状況でございますが、今年度また改めてその方の分の予算を計上させていただきました。その中で、建築の具体的な内容が固まってきまして、頂いた図面等を精査したところ、補助金として交付対象にできる範囲が前年度の予算に対してかなり絞られてきたところがございますので、そのために予算が減額になっているところでございます。 ◆こんどう秀人   引き続き、同じページの143番、非木造建築物耐震改修等工事助成金の部分ですが、これは結構大きな数字で金額、3億円ほど下がっています。これに関しても、教えていただければと思います。 ◎建築安全課長   こちらにつきましては、非木造建築物の耐震改修工事の助成金でございまして、申請によって増減がございます。一番大きなところにつきましては、令和4年度、今年度でございますが、4億円程度の補助金を出した物件が今年をもって終了ということになりましたので、それの差額が大きかったのかなということでございます。来年度におきましても、件数的には4件予定されておりまして、こちらの工事費としても5億2,000万円余り支出する予定でございます。 ◆こんどう秀人   ここら辺、除却とか、トラブルのもとになるような危険なものとかが減ってくることによって、助成する費用が下がるというのも非常にいいことだと思いますので、これはなるべくなくなる方向に進んでいけばいいと思います。 ○主査   所管の予算の審査の途中ではありますが、議事運営の都合上、この際暫時休憩いたします。  なお、再開時刻は午後3時30分といたします。 休憩時刻 午後2時59分 再開時刻 午後3時27分 ○主査   休憩前に引き続き都市建設分科会を再開いたします。  所管の予算について、審査を続けます。  それでは、かいべ委員の質疑を始める前に、土木計画・交通安全課長より、かいべ委員の無電柱化促進事業に関する答弁について訂正したい旨の申出がありましたので、これを許可いたします。 ◎土木計画・交通安全課長   申し訳ございません。先ほど、かいべ委員のほうからご質問いただきました無電柱化の関係のご質問の中で、現在の進捗率でございます。地中化率、私、0.51%というふうに申し上げたんですが、大変申し訳ございません、現在の進捗率につきましては0.39%でございます。こちら、0.39%に訂正をお願いできればと思います。よろしくお願い申し上げます。 ◆かいべとも子   先ほど、無電柱化、随分進んだんだなって思ったんですけども、0.09ですね。 ○主査   0.39。         (「そうです」と言う人あり) ◆かいべとも子   今後とも、どうぞよろしくお願いいたします。予算の概要の56ページ、午前中に引き続き、耐震に及ぶ事業について質問をしていきたいと思います。56ページの、非木造建築物耐震化促進事業ですけれども、ここにある1から3まで、4、耐震改修等の工事の助成については、先ほど答弁がありましたので、1から3までの内容と予算についてお伺いいたします。 ◎建築安全課長   まず、耐震化アドバイザー派遣でございますが、予算としては48万9千円でございます。②番の耐震診断助成でございますが、こちらが1,040万円でございます。そして、③番の耐震補強設計助成ですけれども、こちらが2,400万円となっております。 ◆かいべとも子   それぞれの件数が記載されていますけれども、耐震診断助成と耐震補強設計助成の、これについての件数の根拠、この根拠はどういった形で。 ◎建築安全課長   こちらにつきましては、今年度、相談を実際受けていて、来年度執行できるという打合せの下に載せました件数となっております。 ◆かいべとも子   そうすると、今後増えるっていうことは、特段ないんでしょうか。
    ◎建築安全課長   当然、来年度増える可能性もありますので、ある程度、弾力的に予算は見越しておりますけれども、基本的には今年度ご相談、実際受けているものを来年度に予算計上し、来年度も1件程度は、ある程度受けられるものについては予算化はしているところでございます。 ◆かいべとも子   もしオーバーした場合には、補正みたいな形でもできるという認識でよろしいでしょうか。 ◎建築安全課長   こちらにつきましては、国や都の補助金を頂いてる関係上、特定財源を頂いて、やっているところもございますが、予算全体の中で件数の内訳については財政当局と、あるいは東京都と打合せをしながら弾力的に運用できる制度もございますので、そうした仕組みを利用しながら、件数の増減については、年度内に執行する上で、調整しながら進めていきたいと考えております。 ◆かいべとも子   そうしましたら、次の35番のがけ・よう壁助成なんですけども、先ほどご答弁の中で、令和4年度は予定が3件あったのが、実施が1件で、時間的に間に合わないのが1件、自己資金で行ったのが1件というご答弁だったと思うんですけれども、申請方法というのは、出してから助成金がつくまでどういったシステムになってるのか、時間がかかるのかどうかお伺いしたいんですけども。 ◎建築指導課長   申請をいただいてから、工事をすぐやるということであれば、審査時間が多少、1か月とかそれぐらいはかかりますけれど、問題なく、それ以降から助成が可能かと思うんですけれども、先ほどの期間がというのは工事をしたい期間が年度をまたぐとか、そういうのがあったために、補助金の制度上、年度をまたぐことができなかったのでそれは期間をずらしたという形になります。来年度に関しましては、その案件を含めまして3件ほどご相談がありますので、3件の築造の件数と、あと補強工事に関しましても1件足して、4件ほど計上しております。 ◆かいべとも子   そうすると、先ほど言った自己資金でやった方についても同じですか。 ◎建築指導課長   自己資金の方は、資金で、もう築造していますので、その方は来年度には含まれておりません。 ◆かいべとも子   そうだと思ったんですけども、せっかく申込みをして、助成金を使わないっていうのはなぜかなという、ちょっと疑問があったのでお聞きした次第です。 ◎建築指導課長   よう壁を造ったりするときに、併せて建物の建て替えとかもありますので、その時期とかが補助金の期間を待てないとか、そういうこともありますので、建て主さんのご都合だということで考えております。 ◆かいべとも子   次に、老朽建築物等対策についてお伺いいたします。この事業の1から5まであるうちの3については、先ほどご説明があったと思うんですが、それ以外の予算の内訳をお伺いいたします。 ◎建築安全課長   まず最初の、老朽建築物等対策協議会の運営でございます。こちらについては報償費が主な金額になりますが、予算としては46万8,000円でございます。②番の緊急安全措置でございます。こちらについては、45万円計上してございます。飛ばしまして、④番の専門家派遣としては、こちらのほう、33万7千円。⑤番の空き家等に係る所有者等調査としては、委託費として100万円を計上してございます。 ◆かいべとも子   5の空き家等に係る所有者等調査、3件というのは、既にそういう該当物件があって、どのような調査をするのか、ちょっと詳しく教えていただきたいんですけども。 ◎建築安全課長   こちらは、司法書士さんだとかに委託をする費用として考えてございます。というのが、今のところ予定は、来年度についてはございませんけれども、権利者が複雑で相続人が多数にわたる場合、うちのほうで一応目安にしているのが、相続人となる方が10人以上いる場合は、区職員だけではちょっと追い切れない部分がございますので、こちらを、やっぱり専門家である司法書士さんのほうに委託をかけまして、調査していただく費用として計上してございます。 ◆かいべとも子   こういった調査というのは、特に空き家ですと、様々、私も区民相談を受けたりして課題がたくさんある空き家が多いんですけれども、一定の期間で解決しない場合っていうのもあるかと思うんですけれども、そうすると、そのままそれは終了して調査のみに終わるんでしょうか。それとも、また継続して何かするんでしょうか。 ◎建築安全課長   終了ということよりも、やはり調査は継続してまいります。また、特措法に基づく、あるいは区の老朽建築物の条例にかかってくれば、特定空家として認定を、この協議会で学術研究者の方々の意見を聞きながら、最終的には我々のほうで認定をかけて、勧告あるいは除却と、代執行という手続をしていくわけですけれども、その過程の中で当然これは諦めることなく、我々は指導はしてまいります。指導は、主に行くのは現地に、所有者さんに直接会いに行く、あるいは文書による指導が多いですけれども、こちらは諦めることなくやっていくと。その過程の中で、どうしても我々で追い切れない相続人の方、登記をしていない方だとか、そうした複雑な権利関係の方を調査するために、このような司法書士さんの専門家の力を借りながら、委託をかけているところでございます。 ◆かいべとも子   よく分かりました。田島室長のときに、過去に代執行をたしかやった記憶があるので、今後はどうなるのかなと思って、確認をした次第です。次に、同じ56ページの37番、ブロック塀等撤去助成、これについても先ほど撤去の助成についてご説明があったかと思うんですけれども、これ、予算過程の中で、当初、所管からの要求額よりも実際の金額は300万円減となってるかなと思うんですけれども、この減はどういったものをお考えだったんでしょうか。 ◎建築安全課長   こちらのほうにつきましては、実績が、今年度も当初に比べて落ちてきている。実際、我々計上したときには今年度並みに計上させていただいたところなんですけれども、件数を財政当局とよく打合せをして、実績に近い形に修正をさせていただいたことによる減でございます。 ◆かいべとも子   そうしますと、これで、この金額で対応できるということでよろしいですね。 ◎建築安全課長   我々のほうも一層啓発のほうに努めまして、今年度予定される実績以上に実績を上げられるように予算計上させていただきましたので、精いっぱい頑張っていきたいと考えております。 ◆かいべとも子   冒頭、東京都の防災計画の中での目標が半減した中での質問をさせていただいて、どの事業も皆さん重要だと思うんですけれども、今後、減災に当たってハード面で、各部署でこれが一番、それぞれの部署でスピード感を持って進めていくことが望ましいという事業があれば、ご所見をお伺いしたいんですけれども。すみません、分かりにくいでしょうかね。 ◎建築安全課長   我々のほうでは、やはり木造しかり、非木造も、特定の緊急輸送道路等々の沿道の助成工事をやっております。さらに今、東京都のほうでは今年度1月に耐震化の促進計画の見直しを出されて、そちらは一般の緊急輸送道路のほうの沿道についても助成を拡大というようなものも打ち出してございます。まだ、我々のほうも一般のほうには力を入れてるところですが、まださらに力を入れていくというような都の方針も出てまいりましたので、そうした防災に、減災につながるような、あと避難者の方が円滑に移動できるような沿道整備というものを今年度から検討を始めて、来年以降に支援につなげられればなというふうには考えてございます。 ◎まちづくり調整課長   TOKYO強靱化プロジェクトの中に、木密地域において、重点整備地域の加速化をしていくという記載がございました。その中に、不燃化特区制度に建築工事費の助成を追加するという強化制度について、記載がございました。所管の東京都のほうに、都市整備局になりますが、確認しましたところ、新たに都が補助金を出すようなことを今検討中ということを聞いております。ですので、私どもとしましても周辺の区と情報共有しながら、また都の中で調整を進めて、重点整備地域の不燃化率の向上に向けて検討していきたいと考えてるとこでございます。 ◎管理課長   土木部のほうでは、災害対策というわけではないんですけれども、事後の復興に向けてというところでの取組なんですけれども、予算の概要の57ページの7番の地籍調査、街区の境界確定をやるというものでございます。大震災が起きたときに地盤が揺れて、それで測量がしにくいという状況になったとしても、事前に調査をして、街区の境界が決まっていれば、速やかな道路復興ができます。それによって、復興の兆しも見えてきますので、まずはここの部分をきれいにやって、基盤を整備しておけば、災害が起きても速やかな対応ができるということで進めております。ただ、関係利害者が多いものですから、スピード感は持ってやらなきゃいけないんですけれども、現在のところ区内の約8%程度しかできてないというところが現状ですので、今後はスピード感を持って対応していきたいというのが課題となってございます。 ◎工事設計課長   橋りょうも耐震化を行ってまして、スピードアップというところではないんですけれども、毎年やっておりますので、引き続き着実に進めていきたいと思います。令和5年に関しましても、4橋予定しているところでございます。 ◎都市計画課長   災害対策調査特別委員会のほうでもお話を出させていただいたんですが、我々、都市復興について、いい制度を持っているところでございますけれども、やはり職員向けですとか、また住民向け、こういったところの啓発活動、こういったことを進めて、都市復興についてもさらに周知をしてまいりたいと思っております。 ◎地区整備課長   地区整備課としましては、上板橋の再開発事業でございますが、単体のまちづくりでございますが、今、駅前、木造等の住宅が密集している状況でございまして、そこに駅前広場を整備して、道路も整備すると。また、建物につきましても、制震構造等で地震等に強いものを造るというところもございます。また、新しく整備する地区内は無電柱化も実施していくところでございますので、駅前空間がよりよく、防災に強いまちになるのかというところでございます。 ◆かいべとも子   今の事業は全庁横断的に取り組む事業だと思うので、この場であえて聞かせていただきました。それぞれ、私が質問しなくてもしっかりと取り組んでらっしゃるし、また令和5年度以降も計画を取り組まれてると思うんですけれども、本当に災害についてはいつ何どき起こるか分からないので、スピード感を持ってっていう言葉を加えさせていただいたのは、そういう部分で、ぜひ全力で全庁挙げて取り組んでいただきたいと思います。  次に、予算の概要の59ページで、最初に高島平地域まちづくり推進についてお伺いいたします。先ほどもご質問があったんですけれども、本当にこの事業が大変感動するのは、一般の、例えば都営住宅等の建て替えですと、区内とかいろんなところの都営に分散して、移転をされて、そして完成すると戻ってくるっていうのがほとんどですけれども、この高島平のまちづくりについては板橋区の種地を利用して、ずれていくっていうか、大変理想的な事業かなと思うんですけれども、種地を基にするときに、先ほど説明のあった、旧高島第七小の不動産鑑定をされるということなんですけれども、これは鑑定した後に、当然等価交換みたいなものをしていくのかなと思うんですけども、その辺についてはいかがでしょうか。 ◎高島平グランドデザイン担当課長   先ほどご説明したとおり、来年度はUR都市機構と区との間で、土地交換に関わる基本協定書を締結いたします。その参考に、不動産鑑定を実施する予定です。土地交換に当たっては、基本的には等価交換になるかということを想定してございます。 ◆かいべとも子   当然、ここではどこをということは示されないし、またこの先の話になると思うんですけれども、やはり希望としては、区の複合施設みたいなものが例えばできるとしたら、駅により近いとか、いろんな要素があると思うので、ぜひ区民の方により便利な等価交換をしていただきたいと思いますけれども、いかがでしょうか。 ◎高島平グランドデザイン担当課長   委員おっしゃるとおり、場所については、今、鋭意、区とURとの間で検討を深めてるところでございまして、まだ決定してはおりませんが、委員おっしゃるとおり、区民にとってより魅力的な場所になるように最適な場所を検討してまいりたいというふうに考えてございます。 ◆かいべとも子   あと、先ほど8,000戸のうち2,000戸が建て替えというお話だったと思うんですけれども、その方々が移り住むときの家賃というのが、当然新しくなれば今よりも、現状よりも高くなると思うんですけれども、その点についてはいかがでしょうか。 ○主査   すみません、時間となりましたので、次のときにお願いします。  では、次に小野田委員の質疑を始める前に、先ほどの大山駅東地区のブランド化に向けた庁内の連携状況に関する質疑の答弁を理事者よりお願いします。 ◎まちづくり調整課長   大山駅東口のブランド化に向けた取組、また庁内との連携状況ということで、今年度、大きく3つほど取り組んでまいりまして、ご説明させていただきます。1つ目は、やはり東地区の地区計画の検討会を地元の皆様方、また公募委員の方々とともに立ち上げまして、全4回にわたって意見交換させていただき、提言書という形でまとめていただくことができました。その中には、駅前周辺地区の取組としまして、遊座大山商店街に面した、例えば商店街通り沿道での1階部分の住居等の制限をかけて、商店街の調和とか連続性を確保していきたい。また、建て替えの際は壁面を約50センチほどセットバックしていただいて、お客様の買物のときのたまりの空間をつくっていきたいと。また、セットバックしたところに垣、柵などを設けずに有効活用していくといった、地元の方々または商店街の皆様からのご意見が出てまいりました。こういったものを提言書としてまとめていただきましたので、こちらをしっかり、令和5年度に地区計画の変更という形で事務手続を進めていきたいというのが1点でございます。2点目は、毎年3月に大山まちづくりのお知らせというパンフレットをお配りしております。昨年が11号、今年度は12号ということで、茶色の少し温かみのあるようなパンフレットを作らせていただきました。こちらを地元の地区の関係者の皆様方、約1万6,000軒いらっしゃいますが、3月1日と2日に配付させていただきまして、地元の地区の関係者への周知を図ったところでございます。3点目は、まちづくりのパネル展を行っております。2月13日から3月10日まで、東地区も含め、西地区も含めて、現在のまちづくりの状況等を写真やパネルを用いて、区役所1階のギャラリーモールで実施しております。こちらは、庁内の政策経営部のブランド戦略担当課とも連携しながら事業を進めてまいり、実現できたものでございます。来年度以降もこのようなパネル展などを開催することによって、地域のブランドとして一歩一歩育てていきたいと考えてるところでございます。 ◆小野田みか   ほかの部署と連携しながら、まちを盛り上げていっていただけるということで、安心いたしました。以前、KOHトライアングルっていう本があって、今、それはないんですけれども、補助第26号線ができることで、一部、氷川町まで行かないんですけども区役所と大山駅との、例えばバスですとかの行き来がしやすくなるのかなと思っているんですね。そこに、例えば次世代モビリティとかシェアサイクル、キックボードを置いたりして、若い方々が行き来しやすくなったり、例えば補助第26号線が広い道になるということですので、ご高齢の方はその通りを歩いて行かれたりすると思うんですけれども、板橋区は緑のまちっていうブランディングもしていると思うんですけれども、広くなった道は、夏はやっぱり日陰なども必要なので、たくさん緑を植えていただいたりですとか、あと地元の方からはまちの中にたくさんベンチを置いていただきたいというご要望などもあるので、ぜひ行かなきゃいけないから区役所に行くっていうよりは、ここを歩いてみたいなって思うような通りにしていただきたいと思うんですけれども、そこら辺について、東京都との話合いとか連携とかどのように取られてるのか、簡単でいいのでご説明いただけますか。 ◎まちづくり調整課長   補助第26号線につきまして、第二市街地整備事務所で整備を進めてるところでございます。私どもとしましては、地元の町会の打合せ、また商店街振興組合の打合せなどに参加させていただいて、いろいろご意見を頂戴してるところでございます。月に一度、私ども、第二市街地整備事務所でありますとか東京都の都市整備局と、また商店街の方々を含めて、打合せを行わせていただいておりまして、その中でその意向を伝えさせていただいたり、また打合せで東京都または第二市街地整備事務所に行く際に、このような要望がありますというのをお伝えしている状況でございますので、なるべく地元の方の意見を伝えていきたいと考えてるところでございます。 ◆小野田みか   ご丁寧に対応していただきまして、感謝いたします。駅前広場についてなんですけれども、先ほど皆さんからトイレの話題があるんですけれども、やっぱり公共のトイレっていうのはとても大事だと思っておりまして、まず駅前広場にトイレを造るかどうかっていうところも含めて、あとこちらの予算にトイレを造る費用が入っているのかどうか。それと、あと渋谷区で去年の3月か4月に、世界的に活躍するデザイナーさんとか建築家が区内17か所にトイレをデザインして、置くというプロジェクトがございまして、この概要を見てたらとても面白いなと思ったんですけれども、インクルーシブな社会のあり方を社会に提案、発信するような公衆トイレっていうことで、私も恵比寿のトイレは行ってみたんですね。それは佐藤可士和さんというクリエーターの方がデザインしたものなんですけれども、5個の扉があって、男女も分かれていなくて、LGBTとか、そういった方とか男女平等っていうところに配慮しながら多様性を尊重した社会を推進するための取組っていう意味でも、こういうトイレをなさっているっていうことだったんですね。やっぱり、大山のまちっていうのは板橋区の入り口でもあると思いますし、新たにいらっしゃる若い方々とかいろんな方が印象を受けやすい、まちに降りたときにどんなまちかっていう印象を受けやすいので、ぜひ駅前にトイレを造る場合は、こういったTHE TOKYO TOILETっていうプロジェクトみたいなんですけども、そういった他区での取組も参考にしていただきたいと思ってます。THE TOKYO TOILETっていう取組は、日本財団と渋谷区の観光協会と渋谷区が一緒にやってるもので、板橋区はSDGsの未来都市として選定されているので、そういったところをアピールするにもいいのかなと思ってますけれども、そこら辺についてはいかがでしょうか。 ◎鉄道立体化推進課長   大山駅の駅前広場についての機能というんですかね、トイレについては、平成29年3月に作成いたしました大山駅の駅前広場構想の中に、都市の機能、サービス機能として公衆トイレが位置づけられております。今年度の予算については、特にまだ公衆トイレの予算というのは計上していないものでして、今、委員のおっしゃったとおり、いろんな、やっぱり世の中の人々の生活様式なんかも変わってくる中では、今後検討をすべき施設だと思っておりますので、意見を頂戴しましたので、今後検討していきたいと考えております。 ◆小野田みか   やっぱり公共のトイレって暗いし、汚いし、ちょっと臭いってイメージで、できるだけ、私とかあんまり行きたくないなっていう思いがあるんですけれども、維持管理とか清掃とかも含めて、行ってみたいなって思うようなトイレがあるまちだったら、やっぱり人が集まってくるんじゃないかなと思いますので、渋谷区の例は費用がかかり過ぎるんですけども、そういうものも参考にして、新しいまちづくりに役立てていただければと思います。高島平グランドデザインのときとかもトイレを造られるということで、こういったところを参考にしていただければと思っております。  それでは、次の質問させていただきます。高島平地域まちづくり推進の275ページでございます。高島平のまちづくりについてなんですけれども、今までUDCTakということで、民・学・公の方々が協働でまちづくりをしてきたということなんですけれども、こちらの成果っていうのが、現在どのように反映されているかっていうところについて、まずお聞かせください。 ◎高島平グランドデザイン担当課長   UDCTakについては、高島平のまちづくりに際して、これまで大きな役割を果たしてきました。いろいろな、今、委員がおっしゃったとおり、民・学・公の多様な主体との連携を行う上で、プラットフォームとしての役割が、これまで果たしてきたところでございます。そしてこれまで、平成28年に設立してから、毎年のようにいろいろなプロジェクトや講習会等々やっております。そういったことを通して、地域住民の方々や各主体、事業者さんとの連携が深まり、これから高島平の都市再生をしていくという機運醸成に大きな役割を果たしてきたというふうに考えております。また、昨年度策定した高島平地域都市再生実施計画の策定に当たっても、意見交換を通して、よりよい計画の策定に関与しております。また、現在策定中の交流核形成まちづくりプランにおいても意見交換をして、引き続きUDCTakの各先生との関わりが継続しておりますし、今後も行っていきたいというふうに話をさせていただいてるところでございます。 ◆小野田みか   予算の概要59ページの23番、高島平地域まちづくり推進のところの米印4番で、スマート東京推進プロジェクトin高島平っていうのがあるんですけれども、こちらが、東京都デジタルサービス局がスマート東京先進事例創出事業として高島平を選んでくれたというところで、私はUDCTakの成果として、こうやって選ばれるっていうところに至ったのかなと思っております。そういった意味でも、高島平の新しいまちづくりっていうのはほかの自治体の方々からも注目されていると思っているんですけれども、その課題っていうところでいろいろあるとは思うんですけれども、ご高齢の方がたくさん住まわれていること、建物については連鎖的な建て替えということで、先ほどかいべ委員が質問されていたように、すばらしいアイデアだと思うんですけれども、ソフトの面で、ご高齢の方々がたくさん住んでいらして、お買物とかが不便だっていうところがあると思うんですね。スマート東京推進プロジェクトは直接的にそういった問題ではないかなっていうのを、ARやMRなどのデジタル技術を活用したイベントを開催するということなので、そういった不便な地域に次世代モビリティをっていうわけではないと思うんですけれども、私も高島平の団地をよく回っていったときに、ご高齢の方が、やっぱりお買物に行くのがとても不便だというお話を聞いていて、高島平二丁目の団地だけでもたしか約1万2,000人ぐらいお住まいで、端っこから端っこがとっても遠いんですね。ですので、ぜひここでご高齢の方も乗れる次世代モビリティっていうのをつくっていただきたいと思ってるんです。実証実験でもいいですし、スマート先進事例創出事業ということで、まちのクオリティー、サービスの質を上げるっていうことで、ぜひここでそういった取組もしてみていただきたいんですけども、そういったところは視野に入れてらっしゃるんでしょうか。 ◎高島平グランドデザイン担当課長   委員おっしゃるとおり、高齢な居住者がたくさんいる地域のため、重い買物を運ぶのに苦労されているという話は実際あります。そういった課題認識の下、新たなモビリティの導入について、現在のまちづくりの中でも検討してまいりたいというふうに考えております。また、UDCTakでも、そういった新たなモビリティの実証実験もしてまいりましたが、今度、3月18・19日にまた緑地を活用したイベントを実施するんですけれども、昨年度に続いて、その中でもトヨタ自動車の販売店が高島平にできまして、そこと協賛で新たなモビリティという形で3輪の電動自動車の試乗会や、次世代型の電動車椅子の試乗会、また電動スクーターの試乗会も、併せてそのイベントにおいて実施する予定にしております。そういった実証実験を通じて、利用者の方々のニーズを掘り起こして、ひいては次世代モビリティの実用化に向けて検討を進めてまいりたいというふうに考えてございます。 ◆小野田みか   ぜひ、次世代モビリティといっても、若い方というよりはご高齢の方が安心して乗れる、快適に乗れるような次世代モビリティも視野に入れていただければと思っております。  次に、老朽建築物について予算の概要の56ページ、こちらなんですけれども、私も老朽建築物の審議会にこの間出させていただいて、除却費助成のところで、この間ほかの委員の方から質問があったんですけれども、除却をする家について、対象者の属性についてはその方の所得とか、ご自身で除却の能力があるかどうかの判断というのが必要だと思うんですけれども、そこら辺について、どのように調べているのかお聞かせください。 ◎建築安全課長   こちらの除却費の助成につきましては、所得要件はございません。ただ、敷地自体の接道のあるなしで、助成額が変わってまいります。敷地が、建築基準法上の接道がない場合については200万円、接道がある場合は100万円ということで、助成額に差をつけているところでございます。申請者、いわゆる利用者にとっての所得制限はございません。 ◆小野田みか   例えば支払う能力があるのに助成をしてしまうっていうふうになってくると、個人が建て直そうと思ったときにうまく利用されてしまったりすることを避けなければいけないと思うんですけれども、そういったところの、何か対策みたいなのはされていますでしょうか。 ◎建築安全課長   今現時点で、そのような所得の確認というのはしてはございません。特に、今のところ検討する予定というのは考えてないところでございます。 ◆小野田みか   それでは、個人の利益につながるようなことに利用されないように気をつけていただければと思います。次に、5番の空き家等に係る所有者等調査っていうところなんですけれども、こちらの36番全て、5つ全部で842万円ということなんですけれども、板橋区の空き家対策について、私、去年の9月に一般質問をさせていただいたんですけれども、空き家対策にあんまり力を入れてないかなって印象を受けてるんですけれども、空き家対策について何か新しいことですとか、空き家の掘り起こしとか利活用、老朽対策っていうよりは利活用していただきたいという内容で質問させていただいたんですけども、そこら辺についてはいかがでしょうか。 ◎建築安全課長   利活用につきましては、委員のほうからもいろいろとご意見をいただきました。あの後、我々のほうも、利活用については力を入れていくというのは国の方針でもございますので、考えているところでございます。具体的な動きとしましては、まずほかの22区に対して、利活用についてどのようなメニューを使ってるかということで、アンケート調査を年末しました。今、集計中でございます。まとめて、考えていきたいと。あと、今、東京都のほうではワンストップサービス、事業者4社ほど委託契約をして、こちらの事業者を利用しながら、我々、区民の方々などを誘導しながらそちらのワンストップサービスを利用していただく、あるいは今年2回、そちらの事業者によるセミナーが既に1回、9月に開催され、2回目が今月開催される予定になってございます。そうしたテーマの設定なども、我々、講演したりして決めているところです。そうした事業者のほう、東京都が委託しています事業者4社に、今、ヒアリングをかけたところです。いろいろとワンストップサービスあるいはマッチング等々の実績を踏まえて、板橋区に利するようなことはないかどうかというヒアリングも始めたところでございます。ですので、検討を今掘り下げてやっているというふうに考えてございます。 ○主査   再質問者が一巡いたしました。再々質問につきましては、残り時間を質問希望者で割った時間が1人当たりの質問時間となりますので、ご承知おき願います。それでは、再々質問のある方は挙手願います。質問希望者が7名いらっしゃいます。残り時間が51分ですので、1人当たりの質問時間は約7分となります。よろしくお願いいたします。
     それでは、田中委員ですが、田中委員の質疑を始める前に、先ほどの公園への防犯カメラ設置に関する質疑の答弁を理事者よりお願いいたします。 ◎みどりと公園課長   先ほどの防犯カメラの期間限定ですとか、場合によってはレンタルとか、そういう件についてどうだろうかというお話についてお答えさせていただきます。今ついている防犯カメラといいますものは、実は平成26年度に5か所、SDカード式ですとかハードディスク式のものというのを設置しておりまして、その後、平成28年度に公園のパトロール、いわゆる今の青パトの委託と組み合わせる形で、クラウド式の防犯カメラというのを24基ほど導入をして、それが今、運用されているという状況でございます。クラウド式のものにつきまして、そのほかのものもそうなんですけれども、基本的には必要に応じて設置場所というのを変えることというのはできる構造になってございます。ですので、実際、件数的には少ないんですけれども、過去に非常に必要性が生じた場合に移設をするということは行った実績がございます。今後につきましては、やはり防犯カメラの要望というのは高まってる中で、我々としても少しでも皆様の気持ちに寄り添える形が望ましいという中で、一つの提案としては、防犯カメラつきの自動販売機というものの導入というのを検討しているような状況でございます。それから、あと費用対効果の高い、新しい形での防犯カメラというものが何とかできないだろうかということも今検討しているところでございます。ですので、委員のおっしゃった短期間のレンタル的なものというのも一つのアイデアかなと思いますので、そういったところも踏まえながら、今後検討を進めてまいりたいと考えております。 ◆田中やすのり   ぜひ、常設じゃなくてもいいので、目的は一時悪化している治安をどう回復してくかってことだと思いますんで、パークマネジメントガイドラインでは、今年度から安心安全カメラっていうのは運用というふうにもともとの計画ではなってたので、やはりそのときの気持ちというか、姿勢、方針というのは、やはり忘れないでいただきたいなと思います。目的を達成するために手法は何でもいいので、自販機のやつもいいと思いますので、ぜひ検討を進めていただきたいなと思います。  最後に、私からまちづくりについてお聞きしたいんですけれども、やはり板橋区の今の都市建設委員会の中で一番目玉の事業は、やっぱり僕、まちづくりだと思ってますので、これだけ多くのまちづくりが動いてるっていうことで、まちづくりがしっかり進んでいけば、今日ずっといろんな議論で出てきた、さっきの自転車道の通行の道路とか、電柱の無電柱化とか、公園の緑を増やすとか、あとは公共交通機関の、今度、流れも変わるでしょうから、例えば南部地域との接点とかそういうのも変わるでしょうし、バリアフリーのまちづくりというのも恐らくちゃんと進むと思うので、まちづくりが起爆剤になって区の課題がいっぱい改善していける、そういう本当に大きな使命を担っていると思います。ですので、そういう視点で来年以降も区の皆さんは、ちゃんと都市計画っていうところで粛々とやらないといけないところもあると思いますけれども、そういう大局的な視点でぜひまちづくりを進めてもらえると、誇れる板橋のまちがいっぱいできてくるなと思いますので、来年度以降もぜひ頑張っていただきたいなというふうに思ってます。その視点で、一つだけ最後にお聞きしておくのは、駅前広場ができる上板橋と大山、あとJR板橋駅もそうかな、について聞いておきたいんですけども、公共交通機関、この都市建でも、今回陳情がいっぱい出てきましたよね。都市建で出てきたのはバスでしたけども、そういう公共交通機関とか私たちの移動の手段、シェアサイクルとか、そういう移動の手段、公共交通という視点から駅前の整備について、どういうふうな大局的な視点を持ってやっていってもらえるのかっていうところ、漠然とした質問で申し訳ないんですけども、最後に聞いて質問を終わりにしたいなと思います。 ◎地区整備課長   地区整備課としましては、上板橋につきましては駅前の地下に駐輪場を設けますので、そこにできる余地はあるのかなと考えております。板橋駅については、駐輪場等は設けないところはございますが、今後設計等に入っていく中で、協議していく中で検討はできるかなと考えております。 ◎鉄道立体化推進課長   大山駅の駅前広場については、先ほどもちょっとお話ししたんですけれども、駅前広場構想の中で、交通結節機能としてバスの乗降場とか、あと自転車駐車場、タクシーの乗降場などを今後検討する施設として位置づけているところでございまして、いろんなシェアサイクルとかそういう公共交通機関の一翼を担うものでしたら、今後検討していきたいということで考えております。 ◆寺田ひろし   最初に、街灯の件について伺います。予算書の265ページです。下のほう、1、街灯整備維持経費と、総括質問のほうでさせていただいて、これもまた時間がなくて質問と答弁だけで終わってしまったので申し訳なかったんですが、ご答弁いただいた中で、令和4年度までの間で公道の街灯のLED化がほぼ終わる見込みと、残る私道の街灯については5,000基ほどあるということで、これがいよいよ調査の上、今後進められるというふうにご答弁いただいております。そこで、3点ほど、2点プラス1点なんですけれども、1点目が私道街灯について独立した柱につく場合とか、あとは電柱につく場合といろいろあると思うんですが、優先順位を検討していくということもご答弁いただいたので、どのように具体的に優先順位をつけてやっていくのかというのをまず1点目、教えていただきたいと思います。 ◎工事設計課長   優先順位につきましては、老朽度でございますとか、今おっしゃっていただいたような独立、共架、設置の形態、あとは設置されている状態、地権者等々の状況もございますので、その辺も踏まえながら判断をしていきたいというふうに思っております。 ◆寺田ひろし   これ、やっていくのは、やっぱり委託とか外注してという板橋区が直接やるんじゃなくてということでよろしいですね。 ◎工事設計課長   そうですね、工事として発注を考えております。 ◆寺田ひろし   答弁の中にも、およそ3,000件のうち、令和5年度が大体950基やっていくというふうにご答弁がありましたので、そうすると大体5,000ほどある私道の中だと大体4,000ぐらい残るので、今後3年間で整備計画を定めるということでしたので、令和6年度、7年度は2,000ずつやってくような見通しでよろしいでしょうか。 ◎工事設計課長   おおむね、そのように考えております。 ◆寺田ひろし   あと街灯については、最後、参考までになんですけれども、平成28年度から公道のLED化が進められてきたと思うんですが、ちょうど4年、5年たちまして、発光部分の故障という、蛍光灯とかは蛍光灯切れとかって、よく交換の手間がかかってくると思うんですが、LEDに関しては長期間もつと言われてますけれども、この4年間の間で発光部分が故障したとか、そういったLED部分が使い物にならなくなってきたそんなものはあったんでしょうか。 ◎工事設計課長   当初に入れたもの、一部、ちょっと切れ始めてるものはあるんですけれども、だんだんLEDの技術も、交換して、平成28年から始めてからも進歩が続いているところですので近年というか、途中、初期のもの以外であれば比較的、耐用年数、しっかりもって使えている状態というところでございます。 ◆寺田ひろし   結構、町会の歳末のパトロールとかのときとかいろいろご意見いただいたり、あとは新聞配達されている方から、従来のものですけれどもここが切れてるとかっていう、そういったお声を結構たくさん、年間を通じて10件、20件ぐらいいただいて、そのたびにご連絡を差し上げて、本当ありがたいなと思ってましたので、じゃ長寿命化というか、なればいいかなと思います。  次の質問でございまして、279ページの下のほうの住宅管理経費ということで、区営住宅運営ということで、これ、直接ということではないかもしれませんが、パートナーシップ制度が今後始まると思いますので、都営住宅では既にうたっている申請時の入居の条件とか、パートナーシップの制度にのっとった形で今後取り組まれるかどうかと、まずは入居時のほうで伺いたいと思います。 ◎住宅政策課長   住宅政策課からお答えさせていただきますけれども、パートナーシップ制度のことについては、所管の課のほうで検討させていただいてるところでございます。その情報共有は密に図っておりまして、私どもと、ほかの区の状況ですとか東京都の状況ですとか、そういった情報収集を行いながら、研究を行ってるところでございまして、区の全体の方向性がしっかりと決まった段階で、歩調を合わせて導入していければというふうに考えております。そのような状況です。 ◆寺田ひろし   ちなみになんですけども、今質問したのは入居時なんですけれども、例えば本人死亡時の地位承継とかも同じく検討、足並みをそろえてということでよろしいでしょうか。 ◎住宅政策課長   そうですね、今、委員おっしゃったとおり、一番問題になるのが地位の承継という分で、夫婦関係のない中で財産権はどうなのかっていうところ、当然問題になるかと思います。その解釈の仕方によっては非常に難しい問題が発生する可能性がございますので、そういった点をよく研究して、導入時にはしっかりと方向性を見いだしていきたいというふうに考えております。 ◆寺田ひろし   ぜひ進めていただきたいと思います。じゃ最後、474ページ、予算書ですね。連続立体化事業推進経費ということで、474ページの上のほうの18番ですかね、節の部分の負担金補助及び交付金とありますので、このあたり内容を簡単に教えていただければと思います。 ◎鉄道立体化推進課長   こちら18番の中、当課のほうでは、5万5千円のうちの1万9千円が当課のものでございまして、参加料を計上しております。1つ目は実務者講習会という形で、日本交通計画協会のほうに職員を派遣することと、あと全国連続立体交差事業促進協議会、こちらの参加費を計上しておりまして、1万9千円となっております。いずれも職員の育成のために計上しているものでございます。 ◆寺田ひろし   説明いただいたところですと、いよいよこれからそういったところへ派遣されるということでしたので、ぜひ育成の面で推進いただければと思います。 ◆山内えり   予算の概要の59ページをお願いします。32番の住宅マスタープラン推進のところを伺います。2,304万4千円の、①、②、③とあるので、金額の内訳について、まず教えてください。 ◎住宅政策課長   こちらは、まず①の板橋区居住支援協議会運営支援でございますけれども、これは負担金といたしまして、47万円ほどの金額になります。②のリフォーム支援事業のほうですけれども、報償費として3万4千円ほど積んでございます。リフォーム事業者の講習会の講師の謝礼となってございます。あと、住まいの学習講座というのを開催しておりますけれども、その中の消耗品関係の費用を積んでるものでございます。そのほか、住宅マスタープランに係る基礎調査経費として、業務委託の費用を計上させていただいたものでございます。委託の費用については契約の前ですので、具体的な金額は発言を差し控えさせていただきます。 ◆山内えり   そしたら、③の基礎調査、金額はお答えいただけないということですけども、基礎調査の内容はどういったものになるんでしょうか、教えてください。 ◎住宅政策課長   住宅マスタープランに係るということですけれども、住宅マスタープランの改定を近い将来、想定しているところでございます。そのための調査をさせていただくための費用となってございまして、基本的には住宅白書を最終的には作る方向で、今現在、計画しているところでございます。この内容については、例えば民間賃貸住宅の現状とか、そういった内容を調査をさせていただこうというふうに考えてございます。 ◆山内えり   その中に、住居確保配慮者に対する調査ですとか、どういった方を調査するという内容、ぜひ入れていただきたいって思いなんですけれど、配慮者への調査などは含まれているでしょうか。 ◎住宅政策課長   今現在、契約の内容について検討しているところでございますので、詳しい内容については契約の内容となるため、今、回答が難しい状況でございます。 ◆山内えり   そうすると、内容はこれから検討ということなんでしょうけども、そしたら要望といいますか、やっぱり住居の確保が困難な方の声っていうのは大変多くあると考えておりまして、ぜひその配慮者を入れていただきたいというのと、福祉部ともぜひ連携していただきたいというふうに思います。  それから、予算書の279ページ、3番に住宅管理経費、それぞれ区営住宅、高齢者住宅、改良住宅と3つあると思うんですが、先日、ウクライナの避難してきている方が区営住宅に入られているっていう話も聞いているんですが、こうしたいわゆる避難民ですとか、あるいは急な災害、火災等で、板橋区としてあえて空き室をつくっている住宅っていうのはあるのかっていうのが一つと、基準が全戸数の中で何%、そういった方を受け入れるっていうことになっているのか、それぞれ教えていただきたいんですが。 ◎住宅政策課長   住宅政策課のほうとして、区営住宅等で、そういった今回のケースのウクライナから来た人のための住戸を事前に準備してあるかっていう点については、準備というのは行っておりません。タイミングよく空き室があったことから、昨年、住宅を避難されてきた方にお貸ししたというようなことでございます。あと、全国的な何%というふうな点については、私ども、情報が入ってきてないことからお答えができないような状況でございます。 ◆山内えり   ごめんなさい。そうすると、現状はたまたま区営住宅で受けられたけども、基本的には全て基準はないということでいいですか、確認だけさせてください。 ◎住宅政策課長   そうですね。基本的には定例的な空き家募集をかけて入居者を審査していただいて、審査に合格した方から入居していただきますので、そういった関係で、そういった用意はされてないというふうな状況でございます。 ◆渡辺よしてる   先ほどの続きで、予算の概要の57ページの9番の道路維持管理、③のごみ不法投棄処理の話なんですが、先ほど、実際にこういうのがありましたって、よほど個性的な家電じゃない限りは量産されているものなので、多分自転車と違って個人が特定されるものでもないと思いますので、そういった例として、こういうものが不法投棄されていた、意識啓発のためにSNSなどを活用して、そういうのを啓発していくのはどうかなと思うんですが、いかがでしょうか。 ◎北部土木サービスセンター所長   今、委員からご提案いただきました。今後、それをどのようにアップしていくかなど、いろんな技術面などありますので、そういったものを今後検討し、不法投棄がなくなるよう周知に役立つような形で考えてみたいと思っております。 ◆渡辺よしてる   この時期になってくると、ちょうど引っ越しシーズンというか、月によってやっぱり多い時期っていうのは、ごみ、道路の不法投棄も決まっていたりするんでしょうか。いわゆる年度で、4月から翌3月までで集中して多くなる時期とか、もしあったら教えてください。 ◎北部土木サービスセンター所長   統計として、そういった集計の仕方を、すみません、しておりませんので、どちらかというと肌感覚的なところにはなってまいりますが、やはり3月、4月あたりは、我々も不法投棄が増えるのかなというふうには警戒し、巡回等はよくそういったところを注意しながら回っていくというようなことはやっております。必ずしも、それが多いかどうかというのは数字的なものがございませんで、すみません。 ◆渡辺よしてる   最後に、コミュニティバス、59ページ、28のところで、先ほど全体的な話を聞いてたんですが、バスを使ってほしいっていうので、キャンペーンでりんりんちゃんとハートを撮りましょうって、これ僕、娘と実際に高島平操車場のところ行ってきたんですが、ああいうようなキャンペーンとかをどんどんやって、バス移動っていうのはすごい意外と、意外とといったらあれなんですが、網目があって結構融通が利くというか、そういった移動のメリットみたいなキャンペーンをどんどんやってほしいなと思うんですが、そういったのは来年度いかがでしょうか。 ◎都市計画課長   そうですね、おっしゃるとおりでございまして、既存のバス路線というものが実は便利なもので、どんどん活用していただきたいと思ってます。最近でいいますと、乗務員の不足という点からも、バス会社のほうもどうも便数に影響が出たりということもございますので、ぜひ新しい路線を考えていくことも重要なことだと思っているんですが、それと併せまして既存の路線、これをどんどん活用していただいて、ここを守っていく、こういった取組が、我々も必要だと思ってます。そういったことで、バス、それから電車含めまして、乗り継ぎ、それから一日乗車券っていう便利なものもありますので、そういったところの周知について我々も一生懸命取り組んで、既存の交通というものを守っていきたいと考えております。 ◆渡辺よしてる   ほかにも例えば、ある他県のバス会社なんですけども、車20台くらい道路に並んで、これが実はバス1台で済んじゃうんですっていうので、移動するときに渋滞緩和とか、環境のほうなんであれなんですけども、エコとかっていう話とかでもいろいろとバスを使おうっていう運動をやっていて、そういった面でもバス利用っていうのを促進させるっていうのはいいんじゃないかなと思うんですが、そういった面ではいかがでしょうか。 ◎都市計画課長   我々、公共交通という視点でやってるんですが、当然、庁内で例えば観光マップと、今回公共交通、バス網を載せさせていただいたり、今回のキャンペーンについても、我々だけではなくて庁内的な協力をいただいてます。当然、今後、区としてもゼロカーボンなど、そういったことも取組として挙げられますので、まだ具体的なところは上げられないんですが、庁内で公共交通と関連の深いところ、こういったところとコラボレーションというか、連携しながら、新たなキャンペーンについても考えてまいりたいと思います。 ◆こんどう秀人   ちょっと気になってたことがあるので、それを質問させてもらいます。予算の概要58ページ、先ほど寺田委員のほうでも質問出ましたけれども、街灯の更新の街灯の維持管理っていうところで、先ほど耐久性、寿命とか、そういった話があったと思うんですが、私が気になったのは、高島平駅の北側のところで街灯が昼でも点いてる部分があるんですね。そちらのほう、何か理由があって24時間のような点灯具合にしているのか、それとも何か設定ミスなのか、機器の不具合なのか、そこら辺を分かれば教えてほしいと思います。 ◎工事設計課長   高島平のところに関しましては、街灯、通常、昼間点くというところはございませんので、通常であればセンサーが暗さを感知して、暗くなれば点くというところなので、そこのセンサーに異常があったというところがございまして、対応させていただいたところでございます。 ◆こんどう秀人   じゃ、点灯、消灯に関しては自動でするようなセンサーが付いていて、それの不具合が起きてるから点いてることがあるということなんですけども、今現在では、点灯とか消灯をコントロールするものっていうのは、ほぼ自動で行ってるような感じでしょうか。 ◎工事設計課長   そのとおりでございます。 ◆こんどう秀人   昔、LEDの前は水銀灯とか、そういうのはよく街灯で使われてて、タイミングによってはぼわっと点くようなのがあったんで、いつ点いてるかとか、消えるタイミングを見ることはあまりないんですけども、点いてるタイミングって大体夕暮れどきとかって確認することはできたんですが、最近はLEDで、多分瞬間でついてるから、点くタイミングって全然分かんないんですよね。そこら辺でいつ点いてるのかなとか、逆に点きっ放しになってると、どういう具合で点いたのかちょっと気になったので個人的に質問させていただきました。あと、同じページの17番、河川等維持管理のところなんですが、⑤の三園二丁目仮排水機所改修工事なんですが、これ、大きな改修を予定されているのかどうか教えてください。 ◎工事設計課長   こちらは、老朽化している設備の更新がメインになりまして、ポンプの更新が主なところでございます。排水機所は、低地部にたまる雨で、下水が飲み込めない分などをポンプで後で排水をするという機能のものでございまして、ポンプの交換がメインで、あと付随する配管ですとか、雨がたまる層の部分の補修というところで、改修というところでございます。 ◆こんどう秀人   じゃ、これはこの工事に関しては長期にわたるようなものではなくて、結構短期間で終わって、工事期間中による代替施設が必要だとか、そういったのもないような感じでしょうか。 ◎工事設計課長   工事自体は2年間を予定しているものでございます。ポンプ取替えについては、今、2台ありますので、なるべく影響のないようにやっていくというところでございます。 ◆こんどう秀人   じゃ、工事期間中、そこそこあるっていうときにトラブルが起きないっていうのであれば、事故等ないようにしていただければよろしいかと思います。  あと最後に、もう一つ質問したいと思います。1つ前のページ、57ページの交通安全啓発のところで、ここに入ってるところとしては1番から3番ぐらいの範囲に入るのかもしれないですが、最近、実は池袋のほうとかに近いところほど、電動のキックボードが設置されるところを見るようになってきました。実際、これ聞いたら、6台ぐらい置いているような狭い、スペースがあってもあまり利活用できてないところを契約して置いているっていうことなんですけれども、電動キックボードが普及するためには借りるところと返すところ、シェアサイクルと一緒ですね、それがないと使いづらいっていうのがあるんですけども、板橋区としてはこれを普及させる方向にあるのかないのか、まだちょっと分かんない、自転車の利活用では、一応項目では入ってますけども、助成をつけたりとかして、そういったのは何か後押しするような考えがあるのかどうか教えてください。 ◎土木計画・交通安全課長   今、委員のほうからご指摘いただきました豊島区寄りのところに設置されているものにつきましては、東京都が、今現在は実証実験を行っておりまして、東京都の実証実験に基づいて設置されているものというふうに理解をしてございます。板橋区内でも、おっしゃるように豊島区寄りのほうに現在4か所設置をされているというふうに聞いてございます。電動キックボードにつきましては、ご承知のように、本年7月に道路交通法の改正を控えております。そうしますと、時速20キロ以下に設定されたものであれば、免許証がなくても乗ることができるというふうになってございます。また、時速20キロ以上30キロ未満であれば、現在と同じように免許証が必要だというふうなところで、運用が7月以降、大きく変わってまいります。その辺の法改正を踏まえた社会的な動きなんかも見極めながら、区としての対応を考えていく必要があるんだろうというふうに思ってございます。今現在は、都が行ってる実証実験に参加している業者さんと、私ども交通政策を担当している部門とは直接のやり取り、今現在、持ってございませんので、今後その辺、業者さんとの接触も含めて考えてまいりたいというふうに思ってございます。 ◆こんどう秀人 
     そこら辺、また乗り物が、使える交通手段が増えることで利便性が上がって、住みやすい地域が増えていくといいなと思います。 ◆かいべとも子   先ほど、私の質問の途中で切れてしまったので、予算の概要の中の59ページの高島平地域まちづくり推進のところで、建て替えが進むと当然新しくなりますので、家賃が高くなるかなと思うんですけども、そうすると入居者に対しての負担感っていうのがあるので、その辺どのようにお考えなのかご説明を。 ◎高島平グランドデザイン担当課長   家賃については委員おっしゃるとおり、50年経過した建物が新築になれば、家賃の上昇が想定されます。そうした場合に、UR発行のニュースの記載によると、家賃が現在のお住まいの住宅の家賃を上回る場合は、一定の条件下で家賃減額措置があるというふうには記載がございます。 ◆かいべとも子   そうしますと、新しいところじゃなくて、建て替えのない、耐震補強して現状維持というか、そういった住宅に移り住むということも可能でしょうか。 ◎高島平グランドデザイン担当課長   委員おっしゃるとおり、今回、8,000戸以上あるUR団地のうち約2,000戸の建て替えが想定されていますけれども、残りの団地再生の継続検討部分については、全部かどうかまだ決定はしていませんけれども、耐震補強をしつつ、引き続き住める状況になるというふうに聞いてございますので、そういったところについては家賃が変わらず引っ越しができるというふうには想定してございます。 ◆かいべとも子   建物的には、ちょっと細かい話なんですけれども、今回、種地になるところからより近いところが建て替えになって、西台の駅に近いほうが耐震で残るのかなと思うんですけれども、そうなりますと、もしそちらに移る方、勝手な臆測で申し上げて申し訳ないんですが、ご高齢の方がそちらを選んだ場合には、家賃は抑えられるんですけれども、同じ街並みに住めるということでは変わりはないんですけれども、若干、お買物とか駅の利用が遠くなるんではないかなと思って、その辺を危惧するんですけれども、いかがでしょうか。 ◎高島平グランドデザイン担当課長   委員おっしゃるとおり、同じ団地区域内の引っ越しになりますけれども、駅から遠くなるというような不便が出るっていうのは想定されますので、そういった意味では、いろいろな改善策等も考えていかなければいけないというふうに考えてございます。 ◆かいべとも子   ぜひ、主体はURなんですけれども、やはりご高齢の方が多いエリアですので、区としてもそういった対策をぜひ考えて、長いスパンですけれども、計画を立てていただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。次に、同じページの24番の上板橋駅南口駅前地区再開発ですけれども、これは、ちょうど平成16年に都市計画の決定がなされて、自分も平成19年に議員になって、本当に再開発がされるんだということで盛り上がったんですけれども、住民の方々との折り合いっていうか、うまくいかず、今日に至ったっていう経緯があって、やっと形になったなというので、実は感慨深いものがありまして、なかなか再開発って完成するとすばらしい街並みになるんですけども、そこに至るまで時間と費用と、そして何よりも地域住民の理解がないとできないので、自分自身も実は大山の商店街の、あそこ、メインストリートと路地があるんですけれども、路地のところで両親が飲食店をやってて、当時、古い話ですしあれですけれども、立ち退きがあって、我が家も移転したっていう経験があって、自分の人生振り返ると、あそこが一つの節目っていうか大きく変わった時期だったんですね。ですので、ここに、上板もそうですけども、その後出てくる大山も、板橋駅前もそうですし、それぞれ再開発するに当たっては、住民の方々の、ある意味人生の大きな分岐点になるぐらいの出来事なので、これからこの3つのそれぞれの再開発が見える形に今なりつつあるので、大変希望を持っているんですけれども、最後までそういった方々が、一人でも多くの方が、再開発ができてよかったと思えるような事業にしていただきたいと思いますので、その辺を、ちょっと時間がないので、要望と感想を述べて終わりたいと思うんですけれども、ぜひご担当者の方はそういう思いを込めて進んでいただきたいと思いますけれども、いかがでしょうか。 ◎地区整備課長   上板橋につきましては、長い間、まちづくりをまちの方々とともに進めてきたところでございます。2月24日の時点で権利変換計画認可という形で東京都から下りたところでございますので、今後は、まちの方々が4月末をめどに引っ越しをしていただいて、進めていくというところでございまして、今後におきましてもまちの方々の理解を深めていただきながら、もしくは地区外の方も含めて説明をしながら進めていきたいと考えております。 ◆かいべとも子   ほかもあるんですけれども、とにかく、ぜひ、長年かかってここまで形になりましたので、よりよい再開発になるように願ってるところです。 ◆小野田みか   一番最初に質問した自転車撤去について、私、数字を間違えてしまったので、訂正させていただきます。板橋区と似たように撤去数が減った練馬区の予算なんですけれども、約2,000万円減で、板橋区については約3,000万円増えているという状況だったと思います。訂正、お願いします。  先ほどの質問の続きなんですけれども、一応、空き家について確認だけさせてください。空き家の活用という視点で前向きに考えていただいてるということで、私が去年質問させていただきましたような、空き家の見える化ですとか、所有者と活用したい方の空き家のマッチングシステムを検討していただいたりですとか、民間企業とも連携しながら、2026年以降の空き家対策の計画の作成に向けて新たなビジョンを示していただきたいという思いに、前向きなご答弁をいただいたという認識でよろしかったでしょうか。 ◎建築安全課長   あくまでも、利活用については調査研究していきたいということと、具体的に行動を起こしてるということがございます。一方で、利活用につきましては、除却、売却というのも一つ、利活用の視点の中に入ってございます。今、板橋区のほうでは、そういった土地の譲渡、一定の要件を満たした相続人の方が、譲渡所得3,000万円以下の中では譲渡所得を控除できるという制度がございまして、そういった除却をしたことによって、毎年60件から70件、区のほうに証明を申請をしていただいて、その証明書を持って、国税庁に出していくと。控除を受けてる方も、そういった利用者もいるということで、ある意味では利活用の売却も進んでるということもございますので、いろいろな側面を冷静に調査しながら検討していきたいというところでございます。 ◆小野田みか   私の思いとしては、東京都のワンストップサービスに、こういう言い方したら申し訳ないんですけども、頼るだけではなくて、区独自でぜひ利活用というところも進めていただきたいという思いです。これは要望です。  次の質問をさせていただきます。予算書の275ページのコミュニティバス事業について、こちらに関連することなんですけれども、先日の委員会でも南部地域の交通不便地域について、グリーンスローモビリティに関する陳情をいただいたと思います。本当に、私も4年前に都市建設委員会で、その頃からやっぱり交通不便だっていうお話をいただいてて、どうにかならないかなってずっと考えてて、そしたらこの間いい情報を見つけてしまって、民間企業の事業なんですけれども、mobiっていう、ワゴン車で半径2キロ圏内をかなり、例えばマンションの前、バス停、区役所の前とか、いろんなところ、バス停よりももっと細かく止まるところを相乗りをしながら人を運ぶっていうシステムで、これは北海道の室蘭市とかも地元のタクシー会社と組んで運行を開始していて、実証実験をやっているところでして、この地域、バスも幅員が狭いので通れないということとか、グリーンスローモビリティは遅すぎるとか、いろんな理由でなかなか皆様の不便が解消されないときに、こういった民間のアイデア、ワゴン車で相乗りで一定の区域、狭い地域をぐるぐる回りながら、不便を解消するっていうアイデアをぜひ参考にしていただきたいなと思いました。この事業なんですけれども、一月、5,000円で乗り放題とかいうことなんですけれども、そういったところに区が少し助成をしながら、例えば70歳以上の方に少し助成をするとか、そういった形で交通不便を解消していただきたいなと思ったんですけれども、そういうことについては、いかがでしょうか。 ◎都市計画課長   今お話いただいたmobiについても、我々も研究も一応してきたところでございまして、既存の、例えばバス路線、先ほど守っていきたいというお話もさせていただいたんですが、そういうところとの競合になる可能性もあるという課題も、一方ではあると聞いてます。現在も、サービス水準の低い地域ではタクシー乗り場をつくったり、まだ実証実験をやっている途中でございます。また、そういった新しい乗り方についてもどんどん、今、出てきているところなので、そういった研究も併せて行いながら、サービス水準の低い地域の解消という部分の課題を持ちつつ、先ほどの既存路線の活用、こういったところも併せてよりよい交通環境というか、区内全体の交通がよくなるような考え方にいけたらと思ってますので、今後も情報等ありましたらいただきたいところと、我々も研究してまいりたいと思います。 ◆小野田みか   前向きなご答弁ありがとうございます。既存路線を確かに確保しなければいけないというところで、例えば一番便利なバス停までの足ということで、こういったシステムを考えていただいてもいいのかなと思いました。  ──────────────────────────────────────── ○主査   以上で本日の審査を終了いたします。  これをもちまして、都市建設分科会を閉会いたします。お疲れさまでした。...