板橋区議会 2021-03-09
令和3年3月9日予算審査特別委員会 区民環境分科会-03月09日-01号
令和3年3月9日
予算審査特別委員会 区民環境分科会-03月09日-01号令和3年3月9日
予算審査特別委員会 区民環境分科会
区 民 環 境 分 科 会 記 録
開会年月日 令和3年3月9日(火)
開会時刻 午前10時00分
閉会時刻 午後 4時57分
開会場所 第3委員会室
議 題 別紙運営次第のとおり
出席委員
主査 山 内 え り 副主査 安 井 一 郎
委員 小野田 み か 委員 こんどう秀 人
委員 吉 田 豊 明 委員 しいな ひろみ
委員 大 野 治 彦 委員 し ば 佳代子
委員 田 中 いさお
説明のため出席した者
区民文化部長 森 弘 産業経済部長 堺 由 隆
資源環境部長 渡 邊 茂 地域振興課長 町 田 江津子
定額給付金担当課長(オリンピック・ 戸籍住民課長 石 橋 千 広
パラリンピック推進担当課長兼務)
文化・国際交流課長 折 原 孝 スポーツ振興課長 金 子 和 也
オリンピック・パラリンピック
推進担当課長 産業振興課長 木 内 俊 直
小 田 健 司
くらしと観光課長 北 村 知 子 産業戦略担当課長(産業振興課長兼務)
赤塚支所長 宮 津 毅 環境政策課長 田 島 健
資源循環推進課長 新 井 悟
板橋東清掃事務所長 森 下 真 博
板橋西清掃事務所長 木 村 徹
農業委員会事務局長(赤塚支所長兼務)
事務局職員
議事係長 龍 野 慎 治 書記 岩 渕 真理絵
区民環境分科会運営次第
1 開会宣告
2 理事者あいさつ
3 署名委員の指名
4 議 題
所管の予算について
5 閉会宣告
○主査
ただいまから区民環境分科会を開会いたします。
本日も、発言は着座にて行っていただくようよろしくお願いいたします。
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○主査
初めに、理事者のご挨拶をお願いいたします。
◎区民文化部長
おはようございます。
本日は、令和3年度の当初予算のご審査をいただく分科会でございます。新型コロナウイルスに係る緊急事態宣言が延長されました。収束のめどが立たない状況でございますが、こんな中においても、区民の安心・安全を守り、新たに策定したいたばしNo.1実現プラン2025に基づきまして、未来を見据えた予算を編成したところでございます。簡潔明瞭な答弁に努めますので、よろしくご審査のほどお願い申し上げます。
以上です。
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○主査
次に、署名委員を指名いたします。
小野田みか委員、吉田豊明委員、以上お二人にお願いいたします。
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○主査
議題に入る前に、運営について申し上げます。
本分科会の審査項目は、当初予算、修正動議ともに、既に配付いたしております
分科会別審査項目一覧に記載されているとおりでありますので、この範囲内で質問されますようお願いいたします。
また、お手元に配付しております
予算審査特別委員会の運営についてのとおり、分科会では議題に対する説明は省略し、順次質疑を行うこと。
主査を除く委員が1人20分を限度として質疑を行い、再質問は、改めて質問希望者を募り、再度1人20分を限度として質疑を行うこと。
さらに、会議終了時間までの残り時間は、質問希望者で割り振ること。
修正動議に対する質疑についても、委員の持ち時間内で行うこと。
再々質問以降の質疑については規制はしませんが、ほかの委員の質問時間を考慮して、20分以内に収めること。
分科会では表決は行わないことなどが、2月26日の
予算審査特別委員会理事会で決定されておりますので、ご確認願います。
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○主査
それでは、所管の予算についてを議題といたします。
質問のある方は挙手願います。
質問の順番を確認させていただきます。
小野田委員、しば委員、吉田委員、しいな委員、こんどう委員、大野委員、田中委員、安井委員、以上の順番で行います。
なお、円滑な質疑応答が行えるよう、質問する際、予算書等における該当ページをお伝えいただくなど、ご協力いただきますようお願いいたします。
◆小野田みか
皆様、おはようございます。本日はよろしくお願いいたします。
まずは、産業関係について質問させていただきたいと思います。
こちらの予算の概要のピンクの本から質問させていただきます。
ページが37ページ、光輝く板橋ブランド・産業活力のところをお開きお願いいたします。
まず、去年コロナの影響を受けて産業の全体像について区がどのように把握されて、それに対してどのように令和3年度の予算をつくられたかという大きなところから質問をさせていただきたいと思います。まとめて、質問させていただきます。
こちらなんですけれども、2020年のコロナで国や都からまた利子が全額支給されるなどの様々な融資が出たと思います。
まず、1つ目の質問なんですが、令和2年度にどのような業種がコロナによって一番影響を受けていると把握されているのか、お聞かせいただきたいと思います。
続けて、まとめて質問させていただきます。
また、産業経済部さんでは、そうしたたくさんのデータを基に予算を立てられたと思いますが、コロナの影響でまずは区内事業者さんの閉業などがあった場合、その状況についてどのように把握されているか、もし閉業の件数などお分かりになりましたら、例えば令和元年度までの件数などと比較して、どのぐらい差があるのか、コロナで差があるのかないのかなどについてもお聞かせください。
次の質問ですが、産業の活性化は区の税収にもつながる大事な事業と思いますが、令和元年度と令和2年度の区内産業による税収が幾らぐらいだったかに対して、令和3年度のコロナの影響を含めた税収が大体どのぐらいになるかと予想されているか、もしあればお聞かせください。
令和3年度から令和5年度は、財政が厳しいという見通しが出ておりまして、産業による収益の向上を図る必要があると考えておりますので、ポストコロナ時代を見据えて板橋区の産業活性化をするに当たり、産業融資利子補給、38ページの
経営安定化特別融資以外の何か新しい取組をしていく必要があると考えています。
融資というのは、今まで事業をやってこられた方が今後も円滑に何かコロナで影響を受けて、今後も円滑に事業を進めるためのものだと思うんですけれども、何かそのポストコロナ時代のライフスタイルの変化に合わせて、何か新しい取組ということをする必要があると考えておりまして、区の事業としては37ページの産業活性化戦略の企業誘致促進事業、現在もやられていると思うんですけれども、企業誘致促進事業ですとか、ベンチャー企業・
起業家支援賃料補助事業とかそこら辺に力を入れていくとよいと思うんですけれども、区として何か新しい試みを考えておられればお聞かせください。
○主査
少し分けたほうがよいかと。
◆小野田みか
そうですか、それじゃここまで。すみません。
◎産業振興課長
まずは、1点目のご質問ということで、どういった業種が影響を受けているかというようなところでございます。
振り返りまして昨年の3月ぐらいから、ちょうど1年ぐらい前からかなり影響が出てきていたのが、最初はサプライチェーンとかが、中国が閉鎖になったということで製造業を中心になかなか部品が届かないということで、工期等が滞るというような事象が見受けられたところでございます。一方で、発注自体は請けて、受注はされていたということなので仕事はあったんですがなかなか進められないというような状況でございました。
そのうち、例えばイベントなどそういったところの部分の業種さんが自粛というようなことで、閉鎖をして開催をしないというようなことで苦労があったとか、あと印刷関連も、特に板橋区は大きなところですので、そういったところはイベントに対しての印刷物のキャンセル等が相次いだというようなところがございました。
当初、本当に資金繰りがいろいろ困るというようなことで、業種問わず出てきたところでございます。1年間、その後コロナの波があったところではございますが、今現在は特に飲食店等が非常に自粛の要請とかを、感染拡大に協力するという意味合いで出ていましたので、そういったところが厳しくなってきているのかなというようなところです。
1回目の緊急事態宣言のときには、業種の分けはなくというようなところで進んでおりますが、今は特に飲食店というようなところですので、厳しいところはそういったところなのかなというふうに考えているところでございます。
また、倒産件数等は私どものほうでも調べておりまして、令和3年1月末現在で、4月からの数字になりますが21件です。負債額が1,000万円以上で倒産したというところは21件ございました。これは、昨年の同月で比べますと令和2年の1月ということになりますが、その時点では28件となっています。そういう意味合いでは7件ほど減っているところではございますが、この辺は各種資金繰り等、融資等が非常に厚くなったところがあったんで、倒産等を免れているというような事業者さんが多いんじゃないかなというところでは、推測しているところでございます。
ちなみに、この令和3年1月末で21件の倒産した業種で一番多いのは、6件で製造業となっております。そのほか、情報通信業と運輸業、これカテゴリーが一緒になっちゃっているんですけれども、あるいは飲食店、宿泊業というようなところがそれぞれ3件ということで、2番目に高くなっているところでございます。
また、税収についての部分でございますが、ちょっとこちらのほうが私どものほうの所管ではないのでちょっとお答えできない部分ではございます。
一方で、やはり売上げを伸ばしていくというようなところ、またポストコロナというようなことで、新しい生活様式に対応したというようなところの取組ということが私どものほうでも大切だと思っております。
特に、令和3年度の予算の中ではコロナ対策としまして、委員のほうも例示として挙げていただきました
経営安定化特別融資というようなことで利子補給全額であったり、あるいは信用保証料についても全額補助するというようなことで、ただ利子補給については4年以内というところになってはおりますが、4年以内で借り受けるというようなことですと全額利子補給を受けられるというような形になってございます。
一方で、これからの生活様式で新たな取組というようなことでは、今年度も実際に行っているところではございますが、各種補助助成事業というところを産業振興公社のほうで担っていこうというふうには考えております。例えば、コロナ禍でビジネス環境の変化というところで対応、適用していくというようなことでは、例えばオンラインによる商談や会議などのための
コミュニケーションツールとしてOA機器等を、パソコンや周辺機器を取りそろえるというようなところに対して、最大で5分の4の助成をしていく事業であったり、あるいは例えば販路拡大というようなところで、ホームページを作成したりリニューアルしたり、あるいは宣伝や広告、こういったようなところに力を入れるような際には営業活動の促進事業について助成をしていこうというような取組もしていきたいと思っております。
あわせて、クラウドファンディングを活用したものについても、併せて助成をしてまいりたいとは考えておりますが、それと来年度も引き続き、今年度から実施している専門家による経営相談の派遣事業とかを進めていきたいと思っております。
また、併せまして経営相談については窓口のほうでも、今現在3ポストで中小企業診断士の方に対応していただいておりますが、そういったところはやっていくような形でございます。
1点、すみません。周辺機器というようなことで先ほどビジネス環境のというようなところでは、パソコン自体はちょっと対象外となっております。Zoom等を活用したコミュニケーションのツールのみということが対象になるところではございます。
それとあわせまして、コロナ禍の影響によりまして失業してしまった方や非正規でやむなくお勤めをいただいているような方を対象に、緊急の就労支援というようなところで、事業者さんにとっても人材確保というような意味合いで就職活動のサポート事業、こういったものも進めていきたいというふうに考えているところでございます。
また、賃料の補助というようなことで、ベンチャー企業であったり創業をされる方、また創業されて間もない方を対象に賃料の補助というところも、今年度から引き継いで来年度も行っていきたいというふうには考えているところでございます。
以上です。
◆小野田みか
分かりやすいご説明ありがとうございました。
まず、1つ目の質問に対してなんですけれども、製造業が影響を受けているということなんですけれども、そのサプライチェーンというか中国とかそういうところからの備品などの輸入とかは、今現在、戻ってきているんでしょうか。
◎産業振興課長
現在、かなり物流というようなところも回復はしてきているというところではございます。一方で、ほかに頼らない、これまではどうしてもサプライチェーン、地震とか局地的に起こったものに対してということではございましたが、今回のコロナ禍においては全ての物流等が滞ってしまったというようなところなので、エリアを変えても結局海外だと入ってこないということでしたので、一部の事業者さんではそういったものを内製化、自分のところでつくっていきながらというようなところで、ほかに頼らないというような新たな事業の再構築というようなところも取り組んでいるところはあるというふうには聞いているところでございます。
◆小野田みか
ありがとうございます。
板橋区は製造業の方もたくさんいらっしゃるので、そこら辺をサポートするということで融資がかなり効いているという理解でよろしかったと思うんですけれども、令和2年1月に28件で、今年1月に21件ということでやはり倒産した内容というのは製造業さんが令和2年度も多かったと考えてよろしいんでしょうか。
◎産業振興課長
すみません、ちょっと資料を持ち合わせていないので、後ほど確認してご答弁させていただきたいと思います。
◆小野田みか
ありがとうございます。では、後ほどよろしくお願いいたします。
産業振興公社のほうで、助成金をビジネス環境について出されているということなんですけれども、そのポストコロナ時代を見据えてというところで、例えばそのOA機器とかオンライン会議用の道具というか、そういうものを助成されているということなんですけれども、例えばその世代とか業種をある程度絞ってターゲットをつくっていったりはされていますか。
◎産業振興課長
特段、業種を限定するというようなところはやっておりませんので、全ての業種を対象としているところでございます。
◆小野田みか
ありがとうございます。
やはり、リモートワークとかもかなり普及していて、何か家で仕事をしていると騒音の問題ですとか、やはり子どもとか家族がいる中で広くない東京の家で仕事をすることは大変だと思われている方もいらっしゃるみたいで、そういう方に対してシェアオフィスの需要とかもどんどん出てきていると思うんですけれども、そういった事業についてはどのようにお考えでしょうか。
◎産業振興課長
確かに、直接ご自身の会社の事業所まで足を運ばなくても、家庭であったりあるいは駅周辺のスペースを活用しながら、民間のほうでも
コワーキングスペースであったりそういったところを設置しているところはあるようには聞いております。
区としても、駅周辺のところで施設があれば、そういったところは貸出しというようなところで、例えば私どものほうでは浮間舟渡駅の近くに
企業活性化センターがありますので、そういったところもそういう
コワーキングスペースに活用できないかというようなところは、今、検討しているところでございます。
◆小野田みか
ありがとうございます。
私のところにも、何か女性専用のシェアオフィスに関するご相談みたいなのが来たりしているんですけれども、そういったオフィスを区内につくるための助成金とかそういったものも後々考えていただきたいと思うんですけれども、民間の事業者さんにそういったコロナ後のライフスタイルに合わせた助成金みたいなこともできれば、考えていっていただきたいなと思っております。
次の質問に行かせていただきます。
今度、金額についてなんですけれども、産業活性化戦略の6,900万円の中でベンチャー企業・
起業家支援賃料補助事業は、この中でお幾らぐらい、1番の産業活性化戦略の①のエです。
◎産業振興課長
およそ、3,700万余でございます。
◆小野田みか
ということは、かなりこの産業活性化の中でも力を入れていらっしゃるという認識でよろしかったでしょうか。
◎産業振興課長
確かに、産業活性化戦略の中では6,900万余の予算というようなところで取らせていただいている中での3,700万というところでは、半分以上を占めているというようなところではございます。
◆小野田みか
時間がないので、次に行かせていただきます。ありがとうございます。
産業融資利子補給の1億7,400万円の中で、
経営安定化特別融資はお幾らでお考えでしょうか。
◎産業振興課長
信用保証料の補助といたしまして、1億3,400万余を算定しているところでございます。
◆しば佳代子
よろしくお願いいたします。
環境について、伺いたいと思います。
国は、
温室効果ガス排出量実質ゼロを2050年までに達成すると宣言しています。また、
地球温暖化対策推進法改正案では、国民と国、地方自治体、事業者などが密接に連携して取り組むというのを進めるというふうにしています。
また、いたばしNo.1実現プランでも、プラスチックごみ再資源化の推進で、区民にリサイクル意識を高め、循環型社会の形成を進めていきますというふうにあります。そして、板橋区
地球温暖化対策実行計画2025にも、ペットボトルの使用を控え、レジ袋を受け取らないというふうにあります。
自分でできる削減として、レジ袋を受け取らないというのは定着してきているんですけれども、ペットボトルの使用量を減らすということについてお伺いしたいと思います。
令和3年度予算には、
プラスチック分別回収に向けた家庭ごみなどの内容を調査するというふうに予算がついていますけれども、ペットボトルの消費量について注目する必要があると考えますけれども、こちらについての現状と見解を教えてください。
◎資源循環推進課長
こちら、ペットボトルでございます。
今、実績として出ている回収量としましては平成元年度の数字になります。こちらにつきましては、2,310トンの回収ということになっております。これは数字で言ってもということで、例えばなんですが500ミリリットルのペットボトル、こちら大体1個33グラムございます。これで見ますと7,000万本、7,000万本分と言っても57万区民で割り返しますと、大体お1人、赤ちゃんからお年寄りまで含めると123本ぐらいになるかなというところになっております。
こちらのほうのペットボトルにつきましても、できる限り削減、まずはリサイクルというよりかはリデュース、発生抑制に努めていきたいというふうに考えているところでございます。
◆しば佳代子
平成元年度の調査ということでよろしいでしょうか。
◎資源循環推進課長
申し訳ございません、調査ということではなく、これは実績でございます。
今回、ごみの組成調査ということで内容についての調査を来年度の予算で実施するところでございます。家庭ごみ、事業系のごみ、そういったものの中にどういったものが入っているのか、プラスチック、そのほか可燃、不燃の中でペットボトルなんかも混じっているケースもございます。そういったものを組成する調査経費ということで、今回、計上しているところでございます。
◆しば佳代子
家庭のごみの内容を見るというのはすばらしい、必要なことだと思います。
それとは別に、ペットボトルについてもぜひ注目をしていただきたいと思います。平成元年度の実績ということなのでちょっと前になってしまいます。今は、全国的に飲料用ペットボトルの出荷本数が右肩上がりになっていて、リサイクル率は高いけれども一部は焼却されて二酸化炭素が発生をしていると、またポイ捨てによる環境破壊も問題になっているということもありますので、まずは調査をしながら減らすということを行っていく必要があるというふうに考えています。
昨年の10月に総括で、
ウォーターサーバーについて申し上げました。京都市のほうではかなり進んでいまして、3年間で市内1,000台の設置を目標にしたりということも行っていますので、まず
ウォーターサーバー、ペットボトルを減らすということでマイボトルを進めていくという意味から
ウォーターサーバーの実施をお願いしたいと思いますが、この辺はどのようにお考えでしょうか。
◎環境政策課長
ペットボトルについては、確かにすごく数が多くて、それをどうしていくかという問題が非常に大変重要な課題だというふうに考えております。
国、環境省になりますけれども、世界的な海洋プラスチックの問題の解決に向けまして、個人、自治体あるいはNGO、企業、研究機関などのあらゆる主体の取組といたしまして、プラスチック・スマートのキャンペーンを平成30年の10月から開始しております。また、令和元年6月に大阪で開催されましたG20になりますけれども、そちらで海洋プラスチックの新たな汚染を2050年までにゼロにするということで、大阪ブルー・オーシャン・ビジョンというものが共有されております。
区では、昨年2月から庁内で方針を決定させていただきまして、板橋区版プラスチック・スマートを進めております。その促進行動の一つといたしまして、区が主催する会議でのペットボトルの使用抑制を図っているということになります。その中で、
ウォーターサーバーにつきましては、ペットボトルに替えましてマイボトルの普及を促進するための有効な手段というふうに考えておりまして、特に多くの区民の方々が訪れていただきます区施設への試験的な導入、あるいは設置を考えているというところでございます。
◎資源循環推進課長
申し訳ございません。先ほど、答弁で平成元年度と言ってしまったんですがこれは令和元年度の間違いでございました。
◆しば佳代子
分かりました。令和元年度ということなんですけれども、ありがとうございます。
また、さらに調査をしながら進めていただきたいと思います。
また、
ウォーターサーバー、ありがとうございます。ぜひ進めていただきたいと思います。高齢者の多い高島平なんですけれども、スーパーに
ウォーターサーバーが入っていまして、そこはかなり利用されていて、行列、並んで待っていたりもするので需要はあると思いますので、ぜひ進めていただきたいと思います。ありがとうございます。
それに関連して、清掃工場なんですけれども、間違っていたら教えてください。令和7年から計画と工事に入って12年の完成予定、まずそこを教えてください。
◎資源循環推進課長
板橋清掃工場の建て替えのお話かと思います。
当初予定していましたのが、令和9年から改修工事を予定しておりましたが、すみません、こちら令和12年と、12年からの改修工事という建て替えになります。大体、おおむね3年から4年かけて建て替えるというような予定というふうに聞いているところでございます。
◆しば佳代子
分かりました。
ちょっと先ということになると思うんですけれども、その際に以前から要望しています足湯ですとか、あとはいろいろなにぎわいというか、人が集められるようなものをぜひ造っていただきたいというふうに思います。
というのが、板橋清掃工場がある周りの住民の方たちはかなりトラックとか、あと車とかでご協力をしているというか、事故も起きているので、やはりその周りの方たちに還元できるような施設にしていただきたいというふうに考えて、板橋区のものだけではないんですけれども、そのように考えているんですけれども、そちらについてはどうでしょうか。
◎資源循環推進課長
今、委員おっしゃるような形での地元還元というところでございます。
いたこうフェスタということで、板橋清掃工場で実施する地元の皆様方をご招待するような形、また桜、今、申し訳ございません、中止になるかと思いますが、そういうような桜の花見といったところから始まりまして、私どものほうとしては熱の還元ということで温水プールのほうに熱供給ということがございます。
そんな中で、やはり今度令和12年から建て替えということであれば、やはり令和9年ぐらいからきちんと私どものほうからもきっちり要望を出していきたいなというふうに思っているところでございます。
◆しば佳代子
よろしくお願いいたします。
環境に関連してなんですけれども、今回、環境政策課の中にスマートシティ・環境政策係が設置されます。来年度からできるということで、まちづくりと連携していくということなんですけれども、その役割を教えてください。
◎環境政策課長
板橋区らしいスマートシティということの実現ということに向けまして、デジタル基盤あるいは都市基盤の推進を担う高島平グランドデザイン、そちらの担当課とまちづくり部門等と連携をいたしまして、スマートシティに関する実証実験などを検討するということで現在のところ考えております。
◆しば佳代子
その実証実験ということの内容について、詳しく教えてください。
◎環境政策課長
高島平地域につきましては、都市基盤施設や、あるいは建物の老朽化、あるいは少子高齢化等の急速な進行があるというふうに考えております。
そのような課題に対して、平成27年に高島平地域グランドデザインを策定したという部分がございます。区では、現在、グランドデザインの策定後のSDGsやあるいはsociety5.0の社会情勢の変化というものもありまして、今、高島平地域につきましては都市再生実施計画の策定を進めているというところになります。
ちょっと繰り返しになりますけれども、スマートシティの取組についてはまちづくりと連携していくということで、特に少子高齢化が進みますと交通関係の非常に支障が起きるという部分が、ご自分で運転するというのがなかなか難しいという部分が出てくると思いますので、現在、考えているのはそのモビリティ、自動運転です。そちらやあるいはシェアリング、シェアをするというような感じで実証実験というものを、今、研究をしているというようなところで考えております。
◆しば佳代子
このようなことが、地元でということで、何となくお話をさせていただいたんですが、すごく未来に対する、明るい未来がということで喜んでいます。実際、今、研究されているということ、これから研究されていくということなんですか、実際に行っていくのは大体いつ頃になるんでしょうか。
◎環境政策課長
時期的には、まだ確定はしていないんですけれども、来年度早い段階ではやりたいというふうには考えております。
当然、いろいろ企業の方とのお話というのも、実際、自動運転をやっている企業とかもありますので、そのあたりの調整も含めてなるべく早い段階からかかりたいというふうに考えております。
◆しば佳代子
来年度の段階でと、できればお願いをしたいと思います。
また、地域の方々にもお知らせをぜひしていただきたいと思います。よろしくお願いいたします。
次に、花火について伺いたいと思います。
板橋の花火が、去年はできなかったんですけれども、今年は予算がついてましてうれしく思っています。いつ頃実施されるのかとか、計画を教えてください。
◎くらしと観光課長
花火の実施時期なんですけれども、東京2020大会が終わって秋以降の開催を、現在、想定をしておりまして、今ちょうど戸田市、警察、消防など関係機関と候補日について調整をしているところです。
◆しば佳代子
秋ということで、今までにない取組だと思います。
コロナが、いつ収束するか分からない状態で、観客を含めて密になる状況になることを考えて実施ができるかどうかという判断は、いつ頃になるんでしょうか。
◎くらしと観光課長
予定としましては、7月末頃を目安に感染症の収束状況であるとか戸田市の意向、また東京都他区の状況に鑑みながら実施の可否であるとか、最終的な実施の内容を決定していきたいと考えております。
◆しば佳代子
7月末に決めていくということで、実施が理想なんですけれども、状況によっては中止せざるを得なくなるのかなと思うんですが、そのときに、方向転換をしたときに、例えば以前から言っていますサイレント花火、サプライズ花火、こういったものの考えはどうでしょうか。
◎くらしと観光課長
基本的に、現在はワクチン接種が進むことも考えておりまして、従来方法をベースに考えていくところではあるんですけれども、確かにシークレット、例えば無観客で区内で短時間実施する場合であっても、ある程度の人出がちょっと想定されますので、警備をしやすい安全な場所というとやはり広い河川敷以外で打ち上げ場所を想定することになると思うんです。
その場合、やはり小さな花火しか上げられず、地方と違いまして高い建物が多い都内でございますので、花火が見える範囲が狭くなることから直接鑑賞できる方がとても少なくなってしまって、費用対効果はやはりすごく少なくなってしまうと思うんです。また、無観客で河川敷において打ち上げるということになると警備の範囲がちょっと広がってしまうので、その分の経費がかかってしまうという課題もございます。
しかしながら、花火業者さんであるとか、花火を待ち望んでおられる方々たくさんいらっしゃると思うので、2年連続で中止にしたくないとは考えております。基本的に、花火を準備してしまってからの中止、状況の急変による中止になりましたらそれはなおさらなので、その際にはシークレットを含めて、実施方法を検討してまいりたいと思います。
◆しば佳代子
2年連続はないと言っていただいたので、ぜひお願いいたします。
今、皆さん大変な環境の中でいろいろ私もお声を聞かせていただいているんですけれども、何か困っていることはないですかと聞くと、たくさん困っていることはあるけれども、花火が見たいという声もありますので、ぜひそこはいろいろなご苦労があると思いますけれども、何かしらでできるように進めていただきたいと思います。
次に、中小企業への相談の窓口について伺いたいと思います。
先日の総括でもお伺いしたんですけれども、総合窓口が必要だというふうに、今は対応されているということなんですけれども、その内容が中小企業診断士の方が相談に乗ってくださっているということで、ほかの区では社会保険労務士、税理士の方も常駐しているというふうに伺っているんですけれども、その辺はいかがでしょうか。
◎産業振興課長
今現在、産業振興課の窓口で行っております経営相談、特に特別相談窓口ということでコロナ対応に当たっているところでございます。
中小企業診断士の方、3名ということで3ポストで日々行っておりまして、それ以外の士業の方が来てというようなことはないところではございますが、一方で産業振興公社のほうでは、専門家の派遣等も行っておりまして、そういった中には例えば社会保険労務士の先生であったり、弁護士、行政書士、弁理士といった方々を派遣しているところでございます。
◆しば佳代子
ほかのところでも派遣をしているということなんですけれども、その連携、相談窓口に来た方と公社との連携はどのようになるんでしょうか。
◎産業振興課長
同じフロアに、産業振興課と産業振興公社、しかも窓口も併設してございますので、必要なご相談いただいている事業者さんに対してはすぐに公社のほうにご紹介をしながら、そこで進められるというようなメリットもあろうと思います。
◆しば佳代子
何件くらい、そちらにご紹介というか、行っていただいた実績とかが分かれば教えてください。
◎産業振興課長
直接、こちらの特別相談窓口からご紹介ということがどうかというところまでちょっと把握できていないところでございますが、産業振興公社で今年度行った専門家の派遣は全部で344回ということで出ておりますので、それだけ行っていただいている件数はあろうかというふうには把握しております。
◆しば佳代子
全体的な相談は何件ぐらいになるんでしょうか、その中小企業診断士のところに来た相談。
◎産業振興課長
全体では、こちらの方が特別相談窓口ということで、昨年の2月26日から年末12月31日までの数字でございますが、全部で6,791件でございます。
◆吉田豊明
よろしくお願いいたします。
まず初めに、プレス発表の41ページに載せられています(仮称)植村直己スポーツセンターの完成!というところで、現在の東板橋体育館が植村直己スポーツセンターというふうに変わるようなイメージを受けるんですけれども、まずこの区民の皆さんへのこのことを周知したのはいつなのか、また議会への報告があったのかを聞かせてください。
◎スポーツ振興課長
まず、複合施設の名称につきましては、本課のほうで中心となりまして庁内の調整を経てその後地元の町会、自治会の皆様ですとか、加賀のまちづくり協議会等の意見を踏まえまして、ブランド戦略の一環として加賀エリア全体のにぎわいの創出につながるよう検討してきたところでございます。
特段、現時点では議会のほうに報告をしているという状況ではございません。
◆吉田豊明
前に、あずさわスポーツフィールドのときには報告があったんです。
そのときにも名称の、通称のことで議会から大きな意見が出たと思うんですけれども、この名前を変えるということで議会の報告がなかったのは、なぜなんでしょうか。
◎スポーツ振興課長
(仮称)植村直己スポーツセンターにつきましては、あくまで複合施設としての名称、いわゆる愛称でございます。体育施設条例上は東板橋体育館のままでございます。そのような意味も含めまして、現時点では条例改正も伴わないというものでございますので、特段の報告等は行っていないというような状況でございます。
◆吉田豊明
今年の6月には、この東板橋体育館が出来上がり9月からオープンすると、そして11月には植村冒険館の展示室が出来上がり、12月にはこの施設全体が名前をつけてオープンをするという段階だというふうに思います。
それで、まず条例上は東板橋体育館というふうになっているということなんですけれども、通称と言いますか、通称の前に施設に入るときにプレートとか、その施設の名前が書かれていると思うんですけれども、条例上が東板橋体育館ということでプレートの名前も東板橋体育館とか、または3階は植村直己冒険館とか、そういうような形になるのでしょうか。
◎スポーツ振興課長
建物全体の表記につきましては、基本的には植村直己スポーツセンターということで、複合施設の名称が表示されることとなります。
ただし、建物自体は東板橋体育館と、あとは公の施設ではございませんけれども植村冒険館が複合化されるというところでございますので、東板橋体育館の場所ということで分かるようには表示の工夫は、当然、進めていきたいというふうに思っているところでございます。
◆吉田豊明
条例上、決まった名前になっていて、その施設のプレートの名前が変わるという施設はほかにはあるんですか。
◎スポーツ振興課長
区内でも、例えばですけれども、まなぽーと、生涯学習センターでございますか、まなぽーとについても同じように条例上の施設と愛称が一致していないというところがございまして、まなぽーとというような表記をしている施設もあるというふうには確認しているところでございます。
◆吉田豊明
けれども、体育施設なわけです。それで、体育施設の名称を貼り付ける基準というのはまずあるのかどうか、お聞きしたいというふうに思います。
◎スポーツ振興課長
基準といいますか、名称につきましては、体育施設であれば体育施設条例の中で例えば東板橋体育館であれば東板橋体育館、小豆沢体育館であれば小豆沢体育館というように、条例上で設置の場所も含めて定めているというところでございます。
◆吉田豊明
明確な基準はないとしても、1つはどういった体育、スポーツの内容なのかということと、それからもう一つはやはりどこにあるのかということが、やはり住民の皆さんにとって、または区外から来られる方もいらっしゃいますから、そういうことが非常に重要だというふうに思うんです。
それで、この今回の(仮称)植村直己スポーツセンターなんですけれども、先ほど課長は住民の合意形成をしたんだというふうにおっしゃったんですけれども、まずこの決定の中で住民の方が入るという、住民の声を聞くというような合意形成みたいなことはされたんでしょうか。
◎スポーツ振興課長
まず、1月に町会長会議等がございまして、そちらで情報提供をしまして、その後、加賀まちづくり協議会、こちらは代表の方にお話をして、全体の皆さんの意見を確認して進めてきたというところではございませんが、一定の区としての考えにつきましてはご報告をした中ではご理解はいただいているものというふうに考えているところでございます。
◆吉田豊明
今年1月に、町会長会議と加賀まちづくり協議会に報告をしたということなんですけれども、まず1つは、これまでにその報告の前にこの名前を考える経過の中で、住民の声が入るスペースがあったのかということと、もう一つはこの1月の説明会、説明をしたという内容がどうなのか、町会長は何名ぐらい参加されたのか、まちづくり協議会の方は何名ぐらい参加されたのかを示してください。
◎スポーツ振興課長
町会長会議につきましては、たまたまちょっとコロナウイルスの感染拡大ということで、緊急事態宣言が発令しておりましたので、実際ちょっと会議自体は開けてはいなかったんですけれども、資料を作成して資料という形で情報提供をしております。
加賀まちづくり協議会につきましても、同様に緊急事態宣言がちょうど重なってしまったということで、実際の会議の開催というわけではなく、あくまで資料としての情報提供という程度でございます。
◆吉田豊明
具体的に、資料をお渡しした方は何人ぐらいなんですか。
◎スポーツ振興課長
町会長会議につきまして、町会長の数ということです。板橋支部でございますので約10名というところでございます。加賀まちづくり協議会につきましては、協議会の代表者ということでございますので、会長のほうに情報提供をしたというところでございます。
◆吉田豊明
町会長とまちづくり協議会の会長とに渡したから、その情報が末端の会員のところまで行ったかどうかということは、まるきり違う話で、また末端の会員の皆さんが納得をしたかどうかということもまた別の問題になるわけです。
それで、そういう点でいうと、この植村直己スポーツセンターという名前を決定した過程にも住民が参加していないということ、それからこの名前を説明する段階でも住民の方々への説明にはあまりなっていないというふうに思うんです。
それで、お聞きしたいのが、(仮称)というふうになっていますけれども、これが最終的に決まるのはどのくらいになるんですか。
◎スポーツ振興課長
複合施設の名称につきましては、現在、(仮称)となっておりますけれども、植村直己スポーツセンターということで、今後、最終調整をして正式に区として決定していきたいというふうに考えているところでございます。
◆吉田豊明
この植村直己スポーツセンターという名前も含めて、地域の住民、特にお住まい方の声を聞くということがやはり重要だというふうに思うんです。住民の合意形成を図る、決定するまでにそういった一段落のクッションを置いて、住民の皆さんに自分のまちのスポーツセンターなんだということを分かってもらうためにも、そういう作業が必要なんじゃないですか。その辺についてはどうでしょうか。
◎スポーツ振興課長
今回の複合施設の名称としての植村直己スポーツセンターにつきましては、区のブランド戦略の一環として、加賀エリアの魅力向上も目的として命名しているところでございます。
今後、施設のオープンに当たりましては、利用者等も含めてしっかりとその名称の意味合いですとか、そういったところも伝えていきたいというふうに思っているところでございます。
◆吉田豊明
なかなか積極的な答弁はなされていないというふうに思うんですけれども、もうこの名前で、プレートの名前で、現場に貼るプレートというのはもう発注されちゃったんですか。
◎スポーツ振興課長
現在、本体工事の中のスケジュールに合わせて、徐々に準備のほうは進めているところでございます。
◆吉田豊明
でありましたら、先ほど私が述べたように、住民の合意形成、そして自分たちのまちの施設がきれいになってスポーツもできるし植村冒険館も来たということで、住民の合意を図る努力を進めていただきたいということを求めて、次の質問に移りたいというふうに思います。
たまたまちょっとまたスポーツ振興課で申し訳ないんですけれども、今回の令和3年度の予算でスポーツ振興課の中で廃止をされた事業について、教えてください。
◎スポーツ振興課長
来年度に向けて、幾つか廃止をした事業ですとか、もしくは一時的に休止をしている事業がございますけれども、廃止というご質問でよろしいでしょうか。
◆吉田豊明
できれば、両方お願いします。
◎スポーツ振興課長
両方、はい。
まず、廃止につきましては、例えばですけれども少年少女サッカー選手権大会、こちらが廃止ということでございます。ただサッカー選手権につきましては、今後、サッカー連盟がこの大会を引き継いでいくということで最終調整をしている段階でございます。区としての財政的な支援はなくなりますけれども、会場使用の面などにおきましては引き続き協力をしていくというようなものがございます。
あともう一つ、例えば区民のドッジボール大会、こちらも廃止というところでございます。ただし、来年度以降につきましては板橋区ドッジボール協会と板橋区スポーツ推進協議会との共催により開催をしていくというところで、一定の事業の見直しの中で廃止というところでございます。
その他、幾つか細かい事業等につきまして廃止の部分も発生しているというような状況でございます。
◆吉田豊明
去年、予算書の中に書かれていたものでなくなったものを調べました。
まず1つが、高齢者スポーツ振興費、これが58万7,000円あったものが全くゼロになっています。具体的な内容を教えてください。
◎スポーツ振興課長
まず、高齢者スポーツ振興につきましては、これまで継続性のある3つの事業により取り組んでまいりました。
内訳としましては、まず高齢者スポーツ大学というものがございました。こちらは生涯にわたり楽しむことができるスポーツを発見するきっかけづくりとして卓球やグラウンド・ゴルフ、ボッチャなどの種目を体験できる事業でございました。次に、シニアスポーツ教室でございます。高齢者スポーツ大学で体験をした卓球やグラウンド・ゴルフなど、同一の種目を5日間程度集中的に行いまして、当該種目のスキルアップを主な目的とした教室でございました。最後に、シニア向けの大会の開催でございます。これまでの成果を発揮する場としてシニア世代に人気の高いグラウンド・ゴルフ大会を開催をしておりました。
これらの事業を通じまして、高齢者の健康増進や仲間づくりにつなげてきたというものが取組でございます。
◆吉田豊明
私は、この3つの事業でくくられた高齢者スポーツ振興というのは、非常に重要な事業であるというふうに思うんです。
特に、高齢者のスポーツの振興については、基礎的なところから教えてもらうということも含めて、非常に重要な予算づけだったのにもかかわらず、これがばっさり切られてしまうということは大きな問題があるというふうに思いますが、こういった高齢者の方々のスポーツというのは、新年度予算ではどのように計上されているんですか。
◎スポーツ振興課長
令和3年度につきましては、新型コロナウイルス感染症の拡大が長期化している中で、重症化リスクの高い高齢者を区が積極的に募って、これまでと同様の事業を実施することは難しいと判断をいたしまして、参加者の安全を第一に考え、やむなく来年度につきましては休止の扱いをしているところでございます。
令和4年度以降の取組につきましては、例えばグラウンド・ゴルフ大会を区民体育大会の種目とする方向で、既に関係団体とも調整を図っているところでございます。
また、体育施設内におきましても、指定管理者における健康体操ですとかヨガですとか、高齢者でも参加しやすい健康プログラムの充実をさせていくなどして、高齢者スポーツ関連事業のブラッシュアップを図り、高齢者スポーツの推進には今後とも取り組んでまいりたいというふうに考えているところでございます。
◆吉田豊明
グラウンド・ゴルフの大会というのは、例年9月か10月ぐらいに行われていたかというふうに記憶をしているんです。高齢者の方々のワクチン接種も一応行われた後ということなので、このグラウンド・ゴルフ大会、多くの高齢者の方が老人クラブを代表して行っている大会でもあるので、ワクチン接種が終わったということを勘案すれば、この大会は区主催で開いていただきたいというふうに思うんですけれども、その辺はどうでしょうか。
◎スポーツ振興課長
これまでも、例えば高齢者スポーツ大学の修了者で構成をされております任意団体であります高齢者スポーツ大学の同窓会ですとか、板橋区の老人クラブ連合会、または板橋区のグラウンド・ゴルフ協会などにおいても、自主的に、大会の規模は小さいですけれども、大会を開いておりました。
よって、今後、新型コロナウイルスの感染状況も見極めながら、区として支援できる部分につきましては側面からの支援に重点を置く取組をしていきたいというふうに思っております。
◆しいなひろみ
おはようございます。よろしくお願いいたします。
予算書でこの項目の該当ページが見つからなかったんですけれども、高齢者、障がい者の戸別収集について、まずお伺いしたいと思いますのでよろしくお願いいたします。
現状について、お聞かせください。
東と西の清掃事務所の、この高齢者、障がい者の契約件数と断った事例というのはあるのか、ないのか、お願いいたします。
◎
板橋東清掃事務所長
今現在、直近の数字ですと2月末日時点でございますけれども、高齢者、障がい者等の戸別収集、537件の登録がございます。
断った件数というのはちょっと記録に載っていませんので定かではありませんが、条例上、要綱上も含めて要件がございますので、その説明をさせていただいて該当しなかったケースはあるかと思います。
以上です。
◎板橋西清掃事務所長
西清掃の管内では、現在、今年の2月末現在で390件ほど高齢者、障がい者の戸別収集を実施してございます。
私、ちょっと聞いたところでは、基本的には要件に該当している方の申請でありますので、制度を説明しているので、お断りしている例はほとんどないというふうに聞いているところでございます。
以上です。
◆しいなひろみ
ありがとうございます。
申込みというのは、ご家族からなのか、ご本人からなのか、それともケアマネジャーなのか、ざっくりでいいので教えてください。
◎
板橋東清掃事務所長
具体的な比率というわけではございませんが、おおむねやはりケアマネジャーであったり、もしくは実際にヘルパーの方の問合せが比較的多いのかなと、あとはご家族、たまに来るご家族であったりご本人からというところもございますけれども、一番はやはりヘルパー、ケアマネジャーが多いのかなという印象でございます。
◎板橋西清掃事務所長
ほぼ西も同様でございまして、ケアマネジャーの方からの制度のご案内、ご本人の要介護の程度がかなり大きいような方などの場合については、こういった制度がありますよということをご本人にもお伝えをして、それでこういったものをやっていこうというような考えになるところも多いのかなと思っています。
また、一般の障がいをお持ちの方の中で、メンタルの方なども希望される方もいらっしゃいますし、相談の中で、地域包括支援センター等で制度等についていろいろな生活上の相談をする中で、ご本人やご家族などから相談があったりするようなケースもございます。
以上でございます。
◆しいなひろみ
ありがとうございます。
現状、週に何回ぐらい可燃を収集したり不燃を収集したりしているんでしょうか。
◎
板橋東清掃事務所長
基本的には、週2回ですので、月木にお伺いする方、火金にお伺いする方、水土にお伺いする方という、その週2回の中で可燃、不燃、資源含めて収集させていただいている状況でございます。
◆しいなひろみ
ありがとうございます。
私もケアマネジャーをしているときに、随分、ご協力していただいて助かったんですけれども、入院とか入所でケアマネジャーなどとどういう感じでやり取りされているのか、運営上で困ったことなどあるのか、コロナの影響は受けたのか、受けていないのか、どちらかの事務所の方で結構ですので、この3点教えてください。
◎
板橋東清掃事務所長
まず、基本的に今申し上げましたけれども、ヘルパーさんであったりケアマネジャーの方から始まっていますので、例えば入院であったり、一時的に休止というときにはケアマネジャーさん、ヘルパーさんからご連絡をいただくことが多いんですが、往々にして結構忘れられていることがございまして、何回か行ってもずっといらっしゃらない、ごみが出ていないよ、排出がないぞというところで、大丈夫かなというところでヘルパーさんなりケアマネジャーさんにお聞きしますと、入院していますよということがありますので、その辺は連絡を密にということで最初のときにお願いをしている状況でございます。
あと、お引っ越しをされてしまう方も結構いらっしゃいますが、そういうときになかなかご連絡いただけないケースもありますので、やはり何回かごみの排出がないときにはもともとお申し込みいただいたときの関係者の方であったりに確認するようにしています。万が一のことがありますので。
あと、コロナにつきましては、緊急事態宣言中には極力その面談、最初にお申し込みいただきますと実際に状況を確認しにお伺いして、ご本人なりヘルパーの方、ご家族の方とご相談をさせていただいて確認をさせていただくんですけれども、コロナのときにはちょっとそういったことを極力、相手の方も避けたいという傾向がありますので、できる限りケアマネジャー、ヘルパーさんとファクスのやり取りであったり、電話のやり取りなどで確認して開始するというようなことをやっておりました。
以上でございます。
◆しいなひろみ
ありがとうございます。
今後、要介護者も増加していくと思います。独居の高齢者も増えていくと思うんですが、どのぐらいまでなら受け入れるとか、やはりこれ以上だともう戸別収集は受け入れないとか、何かそういった見通しというのは、今後、いかがなものなのか、どちらかの清掃事務所長さん、お願いいたします。
◎
板橋東清掃事務所長
実は、平成31年の4月1日現在、503件でございまして、先ほど申し上げましたように、2月末時点で537件ということで、ある意味微増という状況でございます。転出される方、またお亡くなりになる方含めて、極端には増えてきていないのが状況でございますので、今現在では、清掃事務所のほうでこの要綱といいますか、ルールに基づいて該当する方には全てサービスを開始しておりますので、今後とも基本的にはお困りの状況の方に応えなければいけないサービスだと思っておりますので、引き続きできる範囲で続けていきたい、極端に件数が増えたりですとか、そういったときにはまた我々のほうの運営方法も見直したり、人数、車の台数も含めて調整しながら、皆様のサービスに応えていきたいというふうに考えているところでございます。
◆しいなひろみ
ありがとうございます。
なかなか、独居の高齢者の方たちは集積所に出すという曜日の認識ができなくなったり、朝のごみ出しだけのためにヘルパーの手配もなかなかできない状況で、この戸別収集というのは本当に助かっているサービスです。
私も、現場にいたときに入院した連絡をいつもうっかり忘れると清掃事務所の方からご連絡頂戴して、本当に申し訳ない思いを何度もしていたんですが、ご担当の方というのは決まっていらっしゃるからここまでしっかり把握をされているんですか。
◎
板橋東清掃事務所長
清掃事務所のほうでは、高齢者の戸別収集につきましては、基本的にメインとサブで2名の者が一括してその情報収集、新規の方の受付であったりをしておりますので、実際に現場で回る収集作業員がそれとは別におります。その収集作業員から2回、3回続けて排出がないぞということがあれば、その担当のものが先ほど申し上げた関係者の方にご連絡する、そんな体制でやっているところでございます。
◆しいなひろみ
本当に、連携もしっかりしてくださっているので助かっておりますので、引き続きよろしくお願いいたします。
次なんですが、予算書253ページの区民農園運営経費についてお尋ねしたいと思います。
この区民農園の返却時の野菜のごみについてなんですけれども、まず区民農園の申込書には年齢を書く欄があると思うんですが、申込者の年代別ですと65歳以上の割合はどれくらいなんでしょうか。
◎赤塚支所長
今、区民農園の利用者の65歳以上の方の割合ということで、ご質問をいただいたところでございます。
令和2年度、今年度です、お使いいただいた区民農園の利用者の方で65歳以上の割合が約58%、半分以上というようなところでございます。
◆しいなひろみ
ありがとうございます。
半分以上の方が、もう高齢者ということですよね。
この区民農園なんですけれども、最後、返却するときに出る野菜くずを持って帰るのが大変だという区民の方からよくお声を頂戴するんです。この区民農園には、近隣住民との関係性もあるので車では乗りつけないでくださいと、自転車で行ける方もいらっしゃるんですけれども、自転車の後ろの籠にこの野菜くずを入れて持ち帰るって結構大変で、実は自転車も乗れない方は何かバスに乗って持って帰ってくださいとご回答いただいたことがあるということを聞きまして、実際、この野菜くずは重いので、ごみ袋に二重にして入れたとしても、これバスに乗るって高齢者の人にしてみたらかなり現実的じゃないご回答をしているんじゃないかなと思うんですけれども、このごみの野菜くずを例えば返却する月は、この清掃事務所さんにお願いして持って帰っていただくとか、他区なんかはやっているんですけれども、本区の場合はご利用している半数以上が高齢者で、何とかしてもらうようなお考えはいかがでしょうか。
◎赤塚支所長
区民農園のごみの問題でございますけれども、平成10年頃に区民農園のうち、幾つかの大きな区民農園でごみの集積場を設けたことがございます。
その際には、幾つかの問題がやっぱり発生しまして、本来であれば野菜くずだけであればいいものを、支柱であるとか、マルチングでありますとか、要するに不燃のごみを入れたがためにキログラム当たり今でしたら15.5円で処分できるものが、不燃が入ると、現在のところ60円が100円ぐらいに上がりましたので、かなりの高額になってまいります。混入しているもんですから、かなりの費用がかかってしまうというような問題がありました。
それから、常設しているとやっぱり不法投棄が多かったということで、家庭ごみが捨てられたりとか様々な問題が生じた中で、回収ということをやめてしまったというふうに聞いてございます。
一方、区民農園の利用者さんが高齢化していっているという実態のほうも我々もある程度把握しているところではあって、大変、心苦しいところではあるんですが、現在のところは管理上の問題、マナー、モラルの問題、費用の問題等からこの回収をしないという方針を変えるところではないところでございます。
◆しいなひろみ
ありがとうございます。
ただ、以前の方と今ご利用されている方のやっぱりこのごみに対する意識はかなり変わってきていると思うんです。今まで駄目だからもうやらないじゃなくて、現実問題として区民農園を借りたいけれども、ごみがね、だから借りられないのというのは、もったいない話だなと思いますし、本当にこの区民農園を借りるということで、それこそ高齢者の人にしてみたら生きがいにもつながりますし、お日様をたくさん浴びれば骨が強くなるというすごくいろんな効果があるんです。
このごみの、今までモラルがない人がいたからというところだけに何か光を当てるんじゃなくて、そうじゃなくてやっぱり契約の段階からきちんとご説明をして、ご協力を仰いで、この返却する例えば1月だけでも、この野菜くずを捨てられるようにサポートをしていくような体制は、この高齢化社会においてはとても必要なものだと思いますので、ぜひ改善に対するご一考をしていただきたいと思うんですが、そのあたりいかがでしょうか。
◎赤塚支所長
大変、区民農園の利用者の方のことを考えていただいているご質問で、ありがたいなと思っております。
我々も、区民農園は高齢者の方の憩いの場だという、コミュニティもできているようなところもございますので、十分、認識しているところでございますし、私個人も区民農園の利用者の方から、できれば返却時にはごみは持ち帰らずに処分してもらいたいというような話を直接伺ってはいるところでございます。
一方、今度、費用の問題になってくるんですが、全部の農園で閉園時にごみを回収したとして試算したところですと、大体、今の区民農園の利用料が1割程度アップする。現在は年間5,500円ですけれども、これに対して500円から600円、可燃のごみだけを集めたとしてもアップしてしまうと、これにまた不燃のごみが加わってきますとかなりの金額のアップになってくるというところで、区民農園の利用者さんの利用料にも跳ね返ってくるという問題もございます。
そういったことも考え合わせながら、今回、いただいたご意見も参考にしながら、今後少し、他区の状況も研究してまいりたいというふうに考えているところでございます。
◆しいなひろみ
ありがとうございますとは言えないんです。
やっぱり何とかしていただきたいと思いまして、この不燃ごみ、野菜くずが出るごみの総量というのは、自宅に持って帰って捨てるんであれば変わらないと思うんです。実際、区民農園の利用者さんに対して、この最後の処分のやり方についてのアンケート調査とか実態把握をしたことはありますか。
◎赤塚支所長
特段、そのことについてアンケート調査等は行ったことはございません。
◆しいなひろみ
区民の方たちに寄り添ったサービスをするという視点で考えたら、まずご利用されている方たちがどう思っているか、何にお困りになっているか、しっかり実態把握をした上で、対策を考えるべきだと思うんですか、そのあたりいかがでしょうか。
◎赤塚支所長
確かにおっしゃるとおりで、アンケート等をとって利用者の方のご意見を伺うことは大切なことだと思います。
一方、野菜くずにつきましては、冬の葉物が多い野菜の時期に比べまして、夏野菜のトウモロコシやトマトやナスを作っている時期のほうが、実際には野菜くずが多いといったところがございます。その夏野菜の野菜くずは持って帰れるのに、冬野菜の葉物でほとんど収穫できるもので、野菜くずが出ないときに持って帰れないというのはちょっとなかなか、我々としても理解ができないところでございますし、また先ほどマナー、モラルの問題と申しましたけれども、実際には返却時に、キャベツの芯ですとかブロッコリーの芯を区画の中に埋めていかれる人、昨年に至りましては、スキーの板を埋めていかれた方もいらっしゃいまして、過去にはスクーターを埋めていった方もいらっしゃいました。
そういった状況の中で、本当にお困りの方がいるのも十分認識はしているところなんですけれども、実際にはマナー、モラルの問題で、なかなか担当部署としても踏み切れないというのが実態のところでございます。
◆しいなひろみ
もう時間もないんですけれども、今、マナー、モラルのお話で、スクーターを埋めちゃったとなるともう借りる側の問題でもあると思うんですが、そういったモラルのない方たちが借りることに対して制限をするとか、何か処置というのは取られているんですか。
◎赤塚支所長
これまでは、制限をすることはかけていなかったんですけれども、このところ悪質なケースが増えていますので、要綱等を改正して、制限を設けるようなことも検討するというふうに内部では検討しているところでございます。
◆しいなひろみ
ありがとうございます。
確かに、冬野菜より夏野菜のほうのくずが多いとか、夏野菜のくずは持って帰れるのに最後の冬野菜のくずだと持って帰れないと言われてもということも、すごくよく分かるんですが、やっぱり返却となると原状復帰ということで元のとおりに戻さなければいけないということで、ちゃんとやろうと思う方たちが大変だということなんです。
ですので、そのあたりご理解いただいた上で、まず実態把握をしていただいて、寄り添えるような対策を考えていただけたらなと思いますので、よろしくお願いいたします。
ありがとうございます。
(「答弁しないでよろしいですか」と言う人あり)
◆しいなひろみ
大丈夫です。
○主査
大丈夫ですか、あと50秒です。
◆しいなひろみ
分かりました。
次なんですけれども、4館無料で回っている送迎バスについてお伺いしたいんですが、もう時間がないんですけれども、何で熱帯環境植物館、半年休業していたのに、4館無料送迎バスを通常どおり回していたのか、教えてください。
◎環境政策課長
4館無料送迎バスですけれども、平成7年度から開始されています。
平成8年度からは3館になって、その後、今の運用体系になっているんですけれども、熱帯環境植物館での乗降者数が降りる方、乗る方が11月、12月の平均ですけれども4.7人ほどいらっしゃるというのを把握しておりまして、その方々含め、あとルート変更等ダイヤの変更も生じるということも含めまして、安全上の問題等も含めまして、休館しつつも運行、そこを回っているというような状況になっております。
◆こんどう秀人
よろしくお願いします。
幾つか、質問があるんですけれども、まず最初にマラソン関係をちょっと質問させていただきたいと思います。
去年、ちょうど1年ほど前からコロナの関係で、板橋Cityマラソン、昨年は中止になったと思うんですけれども、今年、調べてみたら開催はすると、しかも以前のような1か所スタートで、ゴールを目指してみたいな感じではなくて、各自スマートフォンを使ったアプリでマラソンを開くというのを見ました。
これに関して、予算のほうでは補正で半分ぐらい減っていたんで、どのようにやりくりしたのかちょっとよく分かりませんでしたけれども、どちらにしても各自で距離を走って、移動した距離が出るとゴールということになるようですけれども、恐らくその今回、板橋の区内だけで走るというわけじゃないような気がするんです。
その場合、板橋であったとしても、人が集中しそうな場所が出てくるんじゃないかと思うんです。やっぱり走りやすいところで、都内ではよく問題になっているのが皇居の周りとか、ああいったところが出てきているんですけれども、そこら辺は何か対策とか予測とかされていますでしょうか。
◎スポーツ振興課長
まず、オンライン大会でございますけれども、今年度につきましては委員おっしゃるとおり、コロナ禍でも走る機会を提供して健康増進につなげるとともに、区の魅力をPRするなどの目的でオンライン大会を開催したところでございます。
既に、3月1日から開催されておりまして、21日までの3週間をかけて42.195キロを目指す大会となっております。参加ランナーにつきましては、この期間中、先ほど委員おっしゃるとおり、スマートフォンアプリを持ちながら、好きな場所を好きなだけ走って、このアプリのGPSの計測で、累計42.195キロに達すれば完走と認定されるものでございます。
さらに、この完走者はインターネット上の専用サイトを使いますと、走った記録を例年のコースマップに反映させた動画の完走証を作成できるというものでございます。
よって、全国どこでも基本的に走れるというような大会としておりますので、特に区内の中でこの辺が集中しそうな場所ですとか、そういったところは特段予定はしておらず、参加者の自主性に任せて大会のほうは運営しているところでございます。
◆こんどう秀人
ありがとうございます。
それですと、特段トラブルとかそういった苦情とか、そういったのも多く連絡が入ったりとか、そういったのはないように見受けられるんですけれども、今、出ている予算の中で組まれている分は、多分、来年の3月の分だと思うんですけれども、そこら辺は来年度の予定として、例年どおりのマラソンを開催するのか、様子を見て今年と同じようなまたそのアプリを使ったイベントのような感じでマラソンを開催するのか、何か見通しは立っていますでしょうか。
◎スポーツ振興課長
来年度の大会につきましては、基本的には感染防止対策を講じながら、通常大会ができるように検討しながら、引き続きしっかりと他自治体の状況ですとか、そういったところも見極めながら、検討していきたいというふうに考えているところでございます。
◆こんどう秀人
ありがとうございます。
そういったところで、感染防止は非常に重要だと思っています。
先日、高田馬場辺りのモールのところに入ったら、スポーツ用品コーナーがありまして、そこにスポーツ用のマスクというのが売っていました。見たところ、通気性がよくて呼吸に支障を来しにくいようなものを使ったと思うんですけれども、こういったものをして走るようなことを推奨されたりとかはしていますか。
◎スポーツ振興課長
現在、様々な高機能のマスクですとかそういったものが流通しております。特段、積極的に区として推奨するということはしておりませんが、スポーツ庁のガイドラインの中でもそういったウォーキングですとか、マラソンですとか、新しい生活様式の中で比較的3密状態にならないということで示されております。
そういった中で、参加者やランニングを楽しむ方が自主的に使っていただくというようなことを期待をしているところでございます。
◆こんどう秀人
ありがとうございます。
実際、マラソンをしているときにマスクをして、子どもの話ですけれども、事故が起きたりとかそういったのがいろいろあるんで、大人の場合はそうそう自分で健康管理も含め体調管理ができると思うんで、そこら辺は自主性でいいとは思います。
次なんですけれども、このマラソンに絡んでというか、オリンピックに関わってくるんですけれども、先頃ニュースを見ると芸能人が聖火ランナーを辞退するというような状況が次々出てきているようですけれども、こういったのも含めて海外からの観光客も受入れしないような方針が出て、この辺は板橋の産業とかに大きく影響してきそうでしょうか。何か予測はされていますか。
◎産業振興課長
確かに、これまでコロナ前ですとインバウンドというようなことで、非常に海外からのお客様方を招き入れるためにどうしていこうかというような取組もあったところではございます。
いろいろと、日本的なものを出したりとか、あとは宿泊についても畳の部屋で寝ていただくとかというようなところでは、そういうのを進めてはというようなところもございましたが、今般、委員おっしゃるとおり、オリンピック・パラリンピックの観客についても海外から受け入れるかどうかというところは非常に不透明なところもあって、しかも選手とかも来ても会場とキャンプ地ぐらいしか行き来できないというようなところを聞いておりますと、なかなかそういったところに結びつけていくのは難しいんじゃないかなというふうには考えているところでございます。
◆こんどう秀人
どうもありがとうございます。
例年ですと、こうやってオリンピックがあるとそういった特需に向けて、いろんな企画をつくったりしていると思うんですが、今の状況からいうとそういったのもなかなか立てづらいような状況にあるとして、これが続くと本当にいろんなところが、先ほどの質問の中にもありましたけれども、倒産件数の話だとか、見込まれているものが入ってこないという苦しい状況が出てくると思いますので、この先、そういったのも含めて何か助成というのもまた検討していただければなと思っています。ありがとうございます。
その次なんですけれども、今度、環境政策課のほうでちょっと伺いたいと思います。
2月にも出ていたんですけれども、板橋区のほうですが
地球温暖化対策実行計画2025とか、板橋区は脱炭素社会を目指しますというところで、いろいろと打ち出しているとは思います。
その中で、ちょっとお聞きしたいのはその地球温暖化防止の普及啓発と、あとスマートシティなどです。建築材とかそういったものに関しての助成等に関することをちょっとお聞きしたいのと、あとスマートシティに関してはカーシェアです。そういったのをこれからどういうふうに増やしていくのかとか、計画があればちょっと教えていただきたいと思います。
◎環境政策課長
まず、助成制度につきましては、今年度いっぱいなんですけれども、省エネルギー及び新エネルギーの太陽光設備機器とかあるいは蓄電池等を含めました、区民の方あるいは事業者の方宛ての助成制度がございました。
それに代わりまして、来年度からいたばし環境アクションポイントということで、区民の方、事業者の方に機器を買うのではなくて、ご自身で行動していただいて、自発的に行動していただいて、省エネルギーを図っていただくという制度が新しく来年度から発足するということになります。
あと、スマートシティのほうですけれども、カーシェアにつきましては、現在、本庁舎のすぐ近くで始まっておりますけれども、今後、新たなまたその今の状況を踏まえまして、新たな場所等が見つかれば、また普及をしていきたいというふうには考えております。
◆こんどう秀人
ありがとうございます。
まだ、具体的にそのカーシェアで、電動自動車、そういったのを増やしていくというのは、まだ具体的な計画はないということで伺っておきます。
そこら辺で、このゼロカーボンシティに向けて30年後、2050年が目標になっているんですけれども、その見たグラフの中で年度ごとにこういった事業、今言われたので区民がまず行動によって省エネルギーを始めるというところがあるんですけれども、省エネルギーとかゼロカーボンに向けてでしたら、流通とかそういったところでも、多分、出てくるとは思うんですけれども、そこら辺は区としてではなく国として政策していくから、区としてはあまり提案とかはしないような方向性でしょうか。
◎環境政策課長
今、策定中の
地球温暖化対策実行計画(区域施策編)2025の中では、区民の方、あるいは事業者の方、あと区がそれに対してどう支援していくかというところは掲載させていただいておりまして、6つの基本方針として区民の方、事業者の方に行っていただきたいという部分についてはご提案させていただくというところになると思います。
◆こんどう秀人
ありがとうございます。
この先々でどのように変わってくるかにもよるとは思うんですけれども、少しずつ進めていただければいいと思います。
あと最後に、環境政策課のこの予算書の235ページなんですけれども、環境協働推進経費、これが51万3,000円上がっているんですけれども、これ具体的にはどういったことをやっているのか、ちょっと教えてもらってよろしいですか。
◎環境政策課長
こちらですけれども、環境教育推進協議会を開いておりまして、そこの方々のまず報償費が入ってきます。それが27万2,000円です。
この委員の方々にやっていただいていることなんですけれども、要は区の環境教育の進捗及び評価や助言をしていただく場になっております。区のほうで、環境教育プログラムあるいはカリキュラムがありますけれども、それについてその進捗あるいは新しいプログラムの開発とか、そのあたりに評価とか助言をしていただいたりしております。
これは、20名の方がいらっしゃいまして、その方々のうち報償費の対象になる方が15名いらっしゃるということになります。あと、それに付随した消耗品費等がこの中に、51万3,000円の中に入ってくるということになります。
◆こんどう秀人
分かりました。詳しい説明ありがとうございました。
取りあえず、最初に質問する内容はここら辺に予定していたんですが、あと1つだけちょっとお聞きしてもよろしいですか。
くらしと観光課のほうなんですが、消費者センター経費のところに入ってきます。
これ、多分ほとんど職員さんの人件費みたいなところに充てられているんじゃないかとは思うんですけれども、この間、NHKの割増金制度の話があって、僕のほうのところにも相当問合せがかかってきているんです。
そこら辺は、消費者センターのほうに問合せが、説明等が入っているかどうかというのと、分かればでいいです。あと、これはルールとして、まだ法律として決まっていないので、そこら辺もし問合せがあった場合どういった説明をしているか、分かりましたらちょっと教えてください。
◎くらしと観光課長
すみません、今、委員のおっしゃった相談の状況について、ちょっと状況を把握しておりませんで、手持ちにないので、確認しまして後ほどご回答させていただきたいと思います。
◆こんどう秀人
分かりました。ありがとうございます。
後ほど、また回答お願いいたします。
質問のほう、これで一度、終了します。
◆大野治彦
よろしくお願いいたします。
令和3年度の予算編成なんですが、収支均衡の取れた予算編成から一変して、大変厳しい状況に直面をすることになっています。
そこで、いたばしNo.1実現プラン2021を1年前倒しで改訂をし、新たに令和3年度を初年度とするいたばしNo.1実現プラン2025が策定をされました。本来であれば、令和3年度はいたばしNo.1実現プラン2021の最終年であったと思います。
そこで、伺います。
1年前倒しによる影響と、計画していた事業の中止、凍結、延期など、各部で予定していた事業に大きな影響を及ぼしてしまったことについて質問をいたします。お願いします。
◎地域振興課長
区民文化部ですので、地域振興課のほうでまとめて答弁させていただきたいと思っております。
いたばしNo.1実現プラン2025でございますが、1年前倒しとなりました趣旨は、激変する社会情勢に対応した持続可能な区政運営を実現するためのものと認識してございます。
区民文化部における影響につきましては、先ほどスポーツ振興課長が細々とした事業の中止などはご説明したと思いますけれども、大きなものについてちょっとお話をさせていただきたいと思っております。
公共施設等ベースプランの中に、公共施設の集約、複合化の推進、これまでエリアマネジメントと表現されてきた計画がございますけれども、こちらの計画事業の検討期間が掲載されているんですけれども延伸されております。
この延伸されたことに伴いまして、区民集会所の在り方の検討自体も、またその調整も延伸となる可能性がございます。また、補助負担金の見直しということが行われまして、これに伴いまして、コミュニティ活性化事業支援として町会や自治会にお出ししている地区祭りなどの補助金が10%削減というような影響が出ております。この影響につきましては、予算の議決前ではございますけれども、経営改革推進課長より地域の支部長へ事務事業連絡会の中でご説明したり、また地域センターを通じまして各町会長会議にこういった緊急財政対策実施のゆえにこういったような状況をどうぞご理解くださいというような形で、お話をさせていただいているところでございます。
◎産業振興課長
私のほうから、産業経済部関連についてお答えしたいと思います。
まず、産業振興課で携わっておりますNo.1プランの実施計画のうち、基本政策の「心躍るスポーツ・文化」のうちの事業名、「近代化遺産としての史跡公園整備」こちらにつきましては、令和3年度から予定をしておりました産業ミュージアムの整備計画、こちらの方が令和8年度へと延期となってしまいました。
このことによって、若干、計画自体が遅れるということにはなりますが、一方でハード面での整備というところは延期となりましたが、産業ミュージアムでの展示の一部を前倒しして、その場でというよりは、こういったものがその産業ミュージアムとして理化学研究所の跡地であったり、野口研究所の跡地であったり、そういったものを展示できるようにというところを、今、生涯学習課と連携をして展開していきたいというふうには考えているところではございます。
また、くらしと観光課におきましては、重点戦略の3番目の柱でございますブランド戦略につきまして、このほどNHKの大河ドラマでも放送が始まりまして、また3年後の令和6年に1万円札の肖像となります渋沢栄一翁のこちらの関連事業について、機を捉えて観光振興の観点から展開していくというような事業を盛り込んでいるところでございます。
なお、赤塚支所も携わっております実施計画のうち、「農業の継承支援と農にふれる環境の充実」こちらにおきましては特段の影響はないところでございます。
◎環境政策課長
資源環境部として、お答えさせていただきます。
まず、いたばしNo.1実現プラン2025のその係る影響として、まず3つの戦略がありまして、そのうちのSDGs戦略の中の重点戦略及び実施計画に相当するという部分になりまして、新たな2つの事業を実施するということになりました。
これは、いたばし環境アクションポイント及びプラスチックごみ再資源化の推進という部分が、新たな事業ということで実施することになっていくということになります。
また、この2つの事業ですけれども、先ほどお話出ていました板橋区
地球温暖化対策実行計画2025の重点施策にも該当するという部分で、新たなこの2つの事業をやっていくという部分ができてきます。
また、公共施設の在り方につきましては、エコポリスセンターの在り方が、もともとエコポリスセンター自体が令和2年度に結論を出すということでしたが、これが令和4年度末までにということに延長されるということになります。
もう一つにつきましては、資源循環推進課のほうですけれども、清掃事務所の在り方の検討につきましてもこちらが令和3年度予定したものが、令和4年度末までに予定が延長されたという部分が影響であるというふうに考えております。
◆大野治彦
今までと違った状況になっているという中で予算を組むのは大変なことだというふうに思います。
そこで伺いたいんですけれども、当初3年計画で進めようとしていた各種の事業を財政状況が大変厳しい状況になってしまったので、急遽変更して体制を整えたことには理解をいたします。緊急財政対策が敷かれた中での予算編成が行われたことには間違いない中で、3つの戦略、「SDGs戦略」「デジタルトランスフォーメーション戦略」「ブランド戦略」この3つの戦略に考慮した予算編成を組まれたというふうに伺っております。
そして、区政の持続的な発展とサービスの質の向上、そして「区民の生活を守り、未来へつながる〝重点戦略実行予算〟」と銘打った予算を編成したとされておりますけれども、この特徴的な取組が何かあれば、お聞かせいただきたいと思います。
◎地域振興課長
区民文化部のことをまとめてお話しさせていただきたいと思います。
いたばしNo.1実現プラン2025の3つの重点戦略から、令和3年度予算の区民文化部の特徴的な取組をご紹介いたします。
まず、ブランド戦略ですけれども、「板橋の魅力が定住と交流を促すまち」に寄与する事業としましては、加賀エリアにおけるにぎわい創出としまして、先ほどちょっとお話がございました(仮称)植村直己スポーツセンターのグランドオープンがございます。さらに、モンゴル国「文化・教育交流協定」25周年記念事業のほか、絵本のまちのブランド戦略に資する関連事業を展開してまいりたいと思っております。
また、デジタルトランスフォーメーション戦略のほうでは、「新しい技術や価値が暮らしを豊かにするまち」へとつなげるために、個人番号カード発行経費を計上いたしまして、個人番号カードの交付の普及促進を図りながら、デジタルオンライン化への対応を進めてまいります。
以上が、区民文化部の取組でございます。
◎産業振興課長
私どものほうでは、特に「光輝く板橋ブランド・産業活力」というようなところにおきましては、経営安定化の特別融資制度の創設をはじめ、こちらのほうで利子補給や信用保証料の全額補助、これは板橋区では初めての取組となっております。
こちらの制度をはじめ、オンライン商談やテレワークなど環境整備であったり、営業活動に関する助成制度を実施するほか、営業時間短縮に協力している飲食店等に対しまして、これは先ほどの補正予算のほうで繰越明許費をかけて来年度も実施していくというものではございますが、飲食店等に対しまして負担を軽減するための協力金を支給するほか、そういった支援を進めながら区内の中小企業の持続的経営を支えていこうと考えております。
また、コロナ禍の影響による失業者や非正規雇用者に対しまして、オンライン研修や就労機会の提供など就職活動サポート事業、こちらのほうも展開していきたいというふうに考えております。
◎環境政策課長
資源環境部ですけれども、まず環境政策課所管の部分になりますけれども、エネルギー使用量の削減量に応じましてポイントを付与させていただきますいたばし環境アクションポイント、こちらが来年度から新しく始まるということで、一応、1,000世帯、40事業者の方を対象にポイントを付与させていただいて、商品券に交換させていただいてお使いいただくという部分が特徴的な部分になります。
もう一つ、資源循環推進課の所管になりますけれども、こちらも先ほどプラスチックのお話が出ておりましたが、今後の
プラスチック分別回収を見据えましたプラスチックごみ再資源化の推進というところが特徴的な取組ということになります。
この2つにつきましては、繰り返しになりますけれども重点戦略ということでNo.1プランの中で位置づけられているということになります。
◆大野治彦
区民文化部の事業で、本年度、地域センターの新たな在り方ということで取り組まれようとしていたんですが、新型コロナウイルス感染症の影響を受けて、支部・青健の事業もほぼ、ほぼというかもう全てですか、本年度は現状できていない中で、私もそういった事業があれば青健の実行委員もしているので、地域センターに伺ったりする機会があったんですが、今年度は1回もなくて職員の方とも接する機会もなかったんですが、現状、今、18の地域センターの職員の皆さんはどのような、事業が今、滞っていますのでどのような対応というか、職場での取組をされているのか、お聞かせいただきたいと思います。
◎地域振興課長
今回、コロナが蔓延しまして、様々なイベントができなくなっております。ただ、イベントができなくなったといっても、地域センターは身近で頼れる存在でなくてはいけませんので、私ども各地域センターには相談体制をきっちり充実させるようにというようなお話をしております。
ですので、今までは町会の方や自治会の方、そういった町会長さんがお見えになってお話ということもあったと思うんですけれども、もう本当に身近な方からのご相談がいろいろ入っております。
事細やかに報告を上げさせているんです。そうしますと、独居老人の方が亡くなってしまってどういうふうに対応したらいいか分からないというお電話や、また小動物、猫の死体などが出たときに、清掃事務所にご連絡する以前に、まず地域センターの職員が違うところに動かして皆様が悲しい気持ちというか、不愉快な気持ちにならないように動いたりとか、様々な相談を積極的に受けて、自ら外に出て行くというようなことをしております。
また、コロナの関係で、施設の運営などにもいろいろ影響を及ぼしておりますので、消毒やら殺菌やらそういった新たな事業というか、新たな動きもいろいろ発生しているところですので、決してイベントがないから何かできていないということではなく、そうではなくできることを、今、一生懸命やっているところでございます。
◆大野治彦
私も、かねてから地域センターは板橋区役所本庁舎の分身ですから、板橋区の顔でもあるので、また地域センターで働く職員の皆様も実際に町会、自治会の区民の皆様と一番先端というんですか、接することが多いお仕事ですから、大変気を遣ってお仕事をされていると思います。
こういった状況なんですが、今、課長からのお話でいろんな相談体制に乗っていただける、私も常々思っていたことなので、やっぱり区民の皆様、いろいろ困っていることがありますから、そういうのを乗っていただけるというのはすばらしいことだと思います。ありがとうございます。
それと、すみません、産業振興なんですけれども、産業振興課とやはり産業振興公社との連携というのが、すごく密な連携を現在も取られているのはよく分かりますし、最近ですと産業振興公社からのいろんな困っている方々への対応についての動きもすごく早く取られているというのは、すごくすばらしいことだと思います。令和3年度についても、やっぱりより一層強化をして連携を深めていく必要があると思うんですが、どのようなお考えか、お聞かせいただきたいと思います。
◎産業振興課長
まず、公益財団法人板橋区産業振興公社、こちらにつきましては私どもの所掌事務の中でも、連絡、調整に関することということで行っているところでございます。そういった中では、特に公社の強みでございます継続的な個別支援であったり専門性であったり、あるいは迅速性、こういったものを生かしながら区の進める産業振興施策の中で相乗効果が図れるように両輪として協力体制を強化しながら、区内の中小企業の方々の支援に努めていきたいというふうには考えております。
特に、今般のコロナ禍におきましては、非常に区の対応よりも迅速的に、また柔軟に対応してと、いろいろな各種相談業務であったり助成事業であったり、こういったことが展開できているのかなとは思っております。こういった強みを一層生かしながら、重ねて申し上げますが、区内中小企業の支援に努めていきたい、そのように考えているところでございます。
◆大野治彦
ここで、板橋区も緊急財政対策を敷いている状況ですから、厳しい予算の中での運営になりますので、やっぱりこれは産業振興公社との相談体制を、困っている方々へ充実することが、お金を使うんではなくて相談体制の強化、充実を図ることが、やはり中小企業の皆様や区民の皆様にとっての安心につながると思いますので、今後とも連携を取っていただいて、進めていただければと思います。ありがとうございます。
続けて、質問いたします。
板橋区
地球温暖化対策実行計画2025について、1点伺いたいんですが、こちらの事業につきましては、板橋区と事業者と区民の皆様の中でそれぞれ取り組んでいきましょうということが表明されているわけですけれども、やはり区民の皆様というのは2050年までで温室効果ガスゼロにするために、具体的に何をやれば減っていくのかということがあまり分からない方が、私もそうなんですけれども、多い中で、やっぱりそれを発信して取り組んでいただかなければ減っていかないので、今後5月、6月に策定されるわけですけれども、区民の皆様方へのその具体的な周知、取組について発信をする手だてをお考えであると重々思うんですけれども、改めてちょっとお聞かせいただきたいと思います。
◎環境政策課長
委員のおっしゃるとおり、この計画はつくるだけでは、当然、意味がありません。事業者の方、区民の方々にいかにやっていただくかというところになります。あと、区としてはそれをどう支援させていただくかというところになると思います。
発信方法ですけれども、当然、従来のとおりの部分も当然あります。ホームページあるいは各施設に置かせていただくとかというところもあります。あとは新しい方法としては、やはりSNS等でも発信していきたいというふうに考えておりまして、あと先ほど申しましたいたばし環境アクションポイント、こちらも同じく実行計画につながっていく内容になりますので、これはまさに区民の方々、事業者の方々にやっていただくことがこのポイントにつながっていくという部分になりますので、あらゆる手段を通じて広めていきたいというのは、今、考えているところです。
そのやり方については、また庁内のほうでちょっと話合いをしまして、どういう方法が適切であるかということを含めまして、いろんなチャンネルを使って周知していきたいというふうに考えております。
◆大野治彦
ありがとうございます。
いろいろな、例えばごみの減量も多分温室効果ガスを削減する要素にもなりますし、いろいろな分野であると思いますので、その分野をまとめていただいたものを区民の皆様に分かりやすくお示しいただければ幸いでございます。ありがとうございます。
○主査
所管の予算の審査の途中ではありますが、議事運営の都合上、この際暫時休憩といたします。
なお、再開時刻は午後1時といたします。
休憩時刻 午後零時01分
再開時刻 午後1時00分
○主査
休憩前に引き続き区民環境分科会を再開いたします。
所管の予算について審査を続けます。
◆田中いさお
午後もよろしくお願いいたします。
先ほども各委員からあったいたばし環境アクションポイントの件で、予算のプレス発表でちょっと細かく聞きたいと思っているんですけども、これ個人と事業者ということで、電気、ガスそれぞれ2%以上1,000ポイント、4%が1,500ポイントとかうたわれてますけれど、これ8月、9月、10月、もしくは9月、10月、12月ですか、マックス5,000円なのか、月これだけ削減したらどのぐらい、そこをちょっと事業者と個人と個別でちょっと教えていただいていいですか。
◎環境政策課長
いたばし環境アクションポイントですけれども、8月または9月、あと10月、あと12月のこの3か月間の削減量でいくということで、3か月まとめてどれだけ削減されたかということで、ポイントをつけさせていただきます。それで、区民の方は最高で5,000ポイント、あと事業者の方なんですけども、板橋エコアクションの取組をされている事業者の方については、さらに1,000ポイントが加算されまして、最高で6,000ポイントということになります。
◆田中いさお
ゼロカーボンを目指すというところで、こうやってモチベーションが上がる事業というのは、非常に大事だと思いますし、ぜひ宣伝していただいて、皆さん活用していただきたいと思うんですけど、これ万が一、夏場に周知した場合、じゃクーラーを止めようかとかいって、熱中症になったら困るという部分と、じゃガスもちょっと控えようと。それで、肉を焼いててちょっと中途半端にやって、生肉食ってて病気になったって、これも困る話なので、そこら辺もうまく、例えば長年クーラーをもう10年、20年使っている方が、買い替えればすごい効果があるというのは分かっていることなので、そういうことだったり、具体的な例示を挙げながら取組を進めたほうがいいんじゃないかと、健康面も含めてですよね。ぜひこちらのほうは成功していただきたいと思いますので、応援していきたいと思います。これは、これで終わります。
それで、先ほどからも話はあった植村直己スポーツセンターということで、蓮根のほうも私、行かせてもらって見てまして、あと連携事業、違う場所での地方自治体の確か中国地方にもあるんです。これ植村直己の施設が。これは、我が会派でも視察に行ってきて、場所は今ちょっと度忘れしたんですけども、そこの施設は非常にいい施設で、各ブースを歩いて結構な敷地面積と建物と展示物が、非常に充実していると。それと、あと中にはテントも展示されてて、そこら辺の風景も、蓮根の植村冒険館も一部そういうことがあったと思うんですけれども、このスポーツセンターは仮称でしょうけれども、開館するにあたって、これそちらのほうの施設には、リサーチとかそういうことはされているのか、ちょっとこちらを伺っていいですか。
◎スポーツ振興課長
兵庫県の豊岡市のほうに植村冒険館がございます。豊岡市のほうは、委員おっしゃるとおり、大自然の中に共生するような、そういった中に建つ冒険館ということで、非常に冒険へのエネルギーですとか、そういったものは感じる施設になっております。ちょうど豊岡市の冒険館のほうも、今年の4月にちょうど時期を同じくして、リニューアルオープンをするということで、双方で情報共有をしっかりとさせていただいているというような状況でございます。施設の名称等につきましては、ほか特段ご意見を伺うですとか、そういったところまでは至っておりませんが、連携しながら双方の施設についてのPRはしていきたいというふうに思っているところでございます。
◆田中いさお
そちらの施設と比べると、後発のうちは施設になりますので、通常で言えば同レベルか、それを超えるような施設が望まれるところですけど、敷地の問題とか全然環境が違うわけなので、やっぱりこれソフト面に力を入れなきゃいけないというふうに、そこしか勝負できないでしょうし、持っている展示物の貸し借りも、そちらの施設との貸し借りもそうでしょうけれども、見劣りと言っては失礼かもしれませんけど、新しい施設ですから、そこはぜひ勝負していただいて、日常に誰が来てもいい施設だなという形で、またぜひオープンしていただきたいと思いますので、よろしくお願いします。これは、これで終わります。よろしくお願いします。
そうしましたら、予算の概要からちょっと細かく単発的な質問になるかもしれませんけれども、34ページのモンゴル国の25周年記念イベントを開催するということで、こちらも区長から多少説明はあったというのは覚えてますけれども、このコロナ禍でなかなか人の交流ができないという中で、こういうイベントを開催するのは非常に難しい事業だと思いますけれども、やはり価値あるイベントにしなきゃいけないというところで、ぜひこれ目玉になるようなイベントの内容等がありましたら、ご紹介していただければと思います。
◎文化・国際交流課長
交流事業に関しましては、ブランド戦略の一環として位置づけさせてもらっております。理由というのも、板橋区は今5か国と交流させてもらっているんですが、それは23区の中でトップの国数となっております。そういった部分からも、板橋らしさというのも生かしていくというところでブランドと位置づけております。
今回の交流事業なんですが、時期が大体秋です。締結したのが10月19日になりますので、おおむね秋頃を予定しているんですが、やはり交流自体は継続することに意味があると思いますので、コロナ状況によってなんですけども、できればその対面をするような形での通常の事業を考えております。ただ、コロナのこの状況が長く続いていくようであれば、またその状況に見合った、例えばオンライン、ネットワークを活用した交流であったりだとか、そういったものも先方と協力しながら実施していきたいと考えております。
◆田中いさお
ぜひこちらのほうも、大成功できるように祈っておりますので、よろしくお願いします。
下の10番です。ページをこのままめくってどんどん行きますので、そのままでいいです。
34ページの10番です。東京オリンピック・パラリンピック関係、これ1、2、3ということで予算措置されていると思うんですが、今このコロナの第3波が終わりかけというところだと思うんですが、予算計上されて、今現状細かく聞いたら切りないんでしょうけれども、これは予定どおり準備は進んでいるのか。それで、ざっくりでそれは1個ずつじゃなくても構いません。どういうイメージで進めているのか。もうすぐですから、7月、8月というところですから。それと、あと聖火リレーについての予定について。それは、また別途でお願いします。
◎オリンピック・パラリンピック推進担当課長
現在、コロナの影響で1年延期になった東京2020大会ですけれども、大会組織委員会、東京都と協力しながら予定どおり進める方向で準備は進めております。聖火リレーなんですけれども、こちらもつい先日、コースの詳細がもう一度延期した後のものも発表になりましたけれども、板橋区のほうは7月18日、日曜日、時間が11時13分から12時15分を予定という形で、あずさわスポーツフィールドを出発して板橋区役所前まで、延期される前と同じコースになりますが、そちらで行われる予定であり、今それに向けて東京都と連携しながら、どういうふうにやっていけば、コロナ禍でどういうふうにやっていくかというのを調整もしてますし、あと今、国、大会組織委員会、東京都のほうで、コロナの対策の調整会議等も行っておりまして、その今中間整理までしか出てないんですけれども、その結果等を踏まえながら準備を進めていきたいと思っております。
◆田中いさお
ニュース等では、芸能人がどんどん辞退してるという状況で、板橋区ではどなたか芸能人が走る予定はあるのか、いいですか。
◎オリンピック・パラリンピック推進担当課長
まだ、ランナーは公表されていないので、どなたが走るかというのはちょっと分からないんですけど、昨年の延期前で公表されているところだと、著名人で言うと杉浦太陽さんのお名前が同じ日に挙がっていたので、板橋区かどうかは分からないんですけれども、著名人として去年、延期前ではそういう名前が挙がっていたという形になります。
◆田中いさお
ぜひ個人的にはオリンピックを開催していただきたいという思いも、コロナ禍ですけど。ちょうど私も昭和39年生まれでオリンピックの生まれで、実際生まれでも見てないわけなんでね、私自身は。ぜひ成功していただきたいと祈っているところです。
次のページへ行きまして、文化会館の運営です。指定管理者による運営ということで、非常に老朽化も進み、これも以前も課長に聞いたことはありますけれども、再度確認なんですけれども、老朽化も含め芸術団体からも、もうちょっと使い勝手のいいということで要望も上がってますし、そこら辺の今現状での改修の予定が分かれば、まだ決まってないのであればしょうがないです。今現状での予定について伺います。
◎文化・国際交流課長
文化会館の改修に関しましてですけれども、やはり周辺の学校の改築の状況であったりだとか、その周辺部分の状況を踏まえて、これから調整していく形となっておりますので、現時点でいつ大規模改修があるというのは決定していないのが状況となっております。ハード面では、そういった状況ではあるんですけど、ソフトの部分で当課において財団の組織強化、令和5年度から文化会館、そしてグリーンホールの指定管理を担っていくという方向で対応を進めております。そういった意味では、令和4年度中にはしっかりとした組織強化を済ませて、ソフト面においては、そういった部分で財団の組織強化を行っていきたいと考えております。
あともう一つ、一部天井の工事が、前回の区民環境委員会でもご報告させていただいた東日本大震災のときに、天井の崩落事故が相次いで起きた。造り的に文化会館が同じ構造を取っているというところもありまして、令和3年と令和4年、2年かけて改修の工事を進めていくというのが、状況としては施設のハード面での改修という部分ではございます。
◆田中いさお
続きまして、先ほどもちょっと触れたところの植村記念財団の施設とともに、東板橋体育館がグランドオープンということで、これ皆さん地域の方も、植村冒険館とともに体育館のオープンは、非常に楽しみにしていただいているとは思うんですけれども、以前の施設と新しくなってどう変化するのか。どこがよくなっているのかというのが分かれば、そこはお示ししていただいてよろしいですか。
◎スポーツ振興課長
まず、体育館の機能の向上というところでございます。空調などの設備更新のほか、アリーナ、プール、トレーニングルーム、スタジオなどにおいて、安全性や利便性を向上させつつ、ユニバーサルデザインにも配慮した形で健康づくりや地域の交流の拠点になる施設としてまいります。改修後につきましては、例えばアリーナにおきましては、床に傷ですとかささくれなどが発生しないような素材を用いて、安全性を高めたりですとか、あと大規模イベントにも対応可能となるような音響設備や照明等の機能も向上させてまいります。あとはプールにおきましても、水深はやや浅めにすることでシニア世代の方々に人気の水中ウォークですとか、そういったものとの相性も非常によくなります。また、ジャグジー等も設置いたします。さらには、車椅子のまま入水可能となるようなスロープも設置いたしまして、障がい者用の更衣室も併せて設置するところでございます。主な機能向上の面は以上でございます。
◆田中いさお
基本的なところで再度確認なんですが、今回、植村冒険館が入るということで、床面積数は、今までの体育館で使われていたアリーナがありますね。これは減るというイメージなのか、逆に増えたのか、体育施設について。植村冒険館が入ることによって、運動関係の施設が圧迫されているかどうか、そこを確認させてもらっていいですか。
◎スポーツ振興課長
植村冒険館と複合化することによりまして、体育施設の機能としての面積ですとか、そういったところは減少することはございません。逆にスタジオプログラムを展開する場所等につきましては、逆に面積としては拡大をしてまいります。植村冒険館が複合化することによって、減少する部分と言えば、会議室が今まで4つあったものが利用状況等を踏まえて2つに変更するというところの部分でございます。
◆田中いさお
ありがとうございます。
続きまして、36ページの史跡公園整備について、ここも新規で3つ、新規事業がうたわれてますので、これについてはそれぞれ何が行われるかお聞きします。
◎産業振興課長
ここに関しまして、2,000万余の金額がありますが、このうちの産業経済部では57万9,000円です。それの使途でございますが、理化学研究所の跡地がありまして、建物もあって、そこの機械警備というところで出ているところでございます。一方で、先ほど大野委員のところでお話しもさせていただきましたが、産業ミュージアムというのをここにも建てていきたいというのが、先送りになった事業でございますけれども、その事前展示というところでは、教育委員会のほうで生涯学習課ですが、そこで持っている予算がおよそ1,100万余あります。そこにタイアップというか、関連としては板橋の産業の中では光学というようなところが、非常に秀でているものがありますので、その事業者等との関連というところで、予算はないんですが一緒にやっていこうというような中身でございます。
◆田中いさお
ぜひこちらのほうも着実に史跡公園を整備していただきたいと思います。
次のページです。37ページ、にぎわいのあるまちづくり事業について、商店街関係です。イベント事業、商店街まちづくり事業とありますけれども、コロナ禍で去年もほとんどイベント関係が全部終わったということで、予算も使われなかったんじゃないかと思いますけれども、今年についてもまだまだワクチンが打てない状況が続いている中で、イベントもなかなか厳しいのかと思うんですけれども、取りあえず今現状での見通しです。その商店街の補助事業、そこら辺ちょっとお伺いさせてもらっていいですか。
◎産業振興課長
そうですね、おっしゃるとおり、なかなか集客をしてイベントをやるという従来型のものって、なかなか難しいところではございます。一方で、また予算上も税収も落ち込むであろうということで、補助メニューでございますので、そこは精査させていただいて、減らさせていただいた部分はございます。一方で、商店街のほうも、この第3波が収束に向かいつつ、これからはいよいよ消費喚起だというようなタイミングでは、そういった集客のイベント等についても、当然感染の予防をしっかりと対策を練った上でやっていこうということで、幾つか商店街のほうで主体となる事業というようなイベント事業等についても、計上しているところでございます。
◆田中いさお
ありがとうございます。
次のページの38ページです。12番の就職活動サポート事業に、ここまた新規のコロナ禍における就業支援がありますので、この内容について伺います。
◎産業振興課長
こちらのほうは、コロナ禍で影響を受けた、それで就業がなかなかできなかった方たちに対して、それと併せて非正規雇用の方々を対象にしながら、オンライン研修や、あるいは紹介予定派遣事業といった形で、企業に実際に働いていただきながら正規雇用、こういったものを目指していこうという事業でございます。希望者というところにはなろうかとは思いますが、個別の相談、キャリアカウンセリングなどフォローアップをしながら進めていきたいと考えております。
◆田中いさお
ありがとうございました。
◆安井一郎
それでは、予算の概要のまず先ほどの田中委員と同じページの38ページの14番の観光振興のことで、④の桜のライトアップのことについてお伺いしますが、もう都立公園等は花見ができないというのは、皆さんご存じだと思うんで、この先、区として桜のライトアップをやるのかやらないのか。やる場合はどこでやっていたのかというのをまずお聞きしたいんですが、教えてください。
◎くらしと観光課長
桜のライトアップなんですけれども、区内いろいろな場所でライトアップはされているんですけれど、ちょっと所管が分かれているところがございます。例えば、くらしと観光課では、浮間公園と、あと板橋の橋のたもとのところのライトアップをやっておりまして、区内の公園はみどりと公園課、また緑道については工事課のほうでライトアップをしているところでございます。それで、くらしと観光課のライトアップにつきましては、浮間公園につきましては、今回、公園のほうの区立公園のライトアップはやらないということで、それに沿って中止を決定してございます。それで、橋のたもとのライトアップのところなんですけれども、そこについてはちょっと人が滞留しないということも踏まえて、今現在ちょっと保留の状態にはなってございます。
◆安井一郎
同じページの16番、いたばし花火大会、先ほど来からいろんな委員の方に質問されておりますけど、同じ予算の概要の51ページの6番、クラウドファンディングを活用した形での記念事業ということで、植村直己生誕80周年記念プロジェクト、米印がついて②のいたばし花火大会、2年分の思いを打ち上げよう!プロジェクト、これは先ほど来、11月の上旬というふうなお話がありましたけど、コロナはこのまま少しでもワクチン接種によって抑えられていくのかと思いますけど、私は荒川の河川敷、ちょうど台風シーズンもあろうかと思いますけど、オリンピックもあってということでやむを得ないのかと思うんですが、2年中止になるようなことのないように、ここは天気次第は天気次第なんですけど、やっぱり区民の方が非常に期待しているんで、何とかこれを成功させたいと思いますが、この辺の思いをどういうふうにお考えなのか、教えていただければありがたいと思います。
◎くらしと観光課長
一応この日程につきましては、やはり戸田市と一緒にやるということで、戸田市とのもちろんその日程調整もございますし、オリンピック・パラリンピックも含めて警察・消防等の警備の都合もございますので、あともちろんお天気についても、雨の可能性であるとか台風が来る時期であるとか、そういうところも全部確認した上で、今調整を進めているところです。それで、先ほども申し上げましたけれども、やはり花火業者もございますし、また花火を待ち望んでおられる区民の方々へ、やはり花火で元気になってほしいというところもございまして、2年連続で中止にしたくないとは考えております。今回のクラウドファンディングにつきましても、初めての試みなんですけれども、目標額300万円としまして、やはり今回はコロナ禍に尽力されている方々への感謝の花火を上げたいというところで、この取組を実施していきたいと思いますので、コロナの状況はまだはっきり分かりませんけれども、最善を尽くしてやっていきたいと考えております。
◆安井一郎
続いて、お隣の39ページの27番の区民農園のことについてお聞きします。
一般利用の区画が1,879区画、ここは昨年に比べて大分少なくなったんではないかと思うんですけど、その原因はどこにあるのか。その生産緑地の見直しもあってのことと思いますが、その辺のこれからやはり区民としては、区民農園はたくさんあって選択肢があったほうがいいに決まってますけど、昨年に比べたら数が減ったと感じているんですけど、その辺はいかがでしょうか。
◎赤塚支所長
確かに、委員おっしゃるとおりです。従前ですと、2,000区画ぐらい確保できていたところ、本年度はなかなか確保できなかったところでございます。この原因につきましては、土地所有者からの返還の希望が多かったということで、以前は1か所減って1か所増えるような状況だったのが、数か所まとめて減ってしまうというような状況でした。主な原因は、やはりコロナ禍において、高齢の農業者の不幸な出来事でお亡くなりになるというようなケースが多くて、相続の関係で返してもらえないかというようなことで、返還した分が多くなったというところでございます。
◆安井一郎
続いて、40ページの7番の環境協働推進、これの④打ち水普及・啓発、これについてお伺いします。夏場打ち水をするというのは、日本の古来の伝統というか、それはすごくいいことだと感じるんですが、このアスファルト、コンクリートのあるところに水をまいて、何か涼を楽しむというようなイメージは、ちょっと程遠いかというのが都内のあれだと思うんですけど、仮に渇水期にその水の制限があった場合なんかは、この打ち水をしろということと矛盾が生じると思うんです。それをやはりこの環境協働推進ということで書いてあるということが、何かちょっと矛盾しますが、これについてはどういうお考えがあるのか教えていただきたい。
◎環境政策課長
打ち水ですが、やはりその効果というふうになりますと、皆さんでやっていただくということは前提としても、どれほど効果があるかというと、その何と言うんですか、大幅に何か気温を下げるような効果があるということではないんですけれども、ただそれを通じて、やはり環境関係に関する意識を高めていただきたいというところの趣旨はございます。毎年やらせていただいているんですけども、やはり渇水期なんかですと、やはり水を大切に使わなきゃいけないと、当然そういう部分はあると思いますので、残り湯とかを使っていただいて、やっていただくということもお勧めさせていただいております。
◆安井一郎
隣の41ページ、15番の集団回収支援、これも資源環境部関係ですけど、業者報奨金の基準単価の見直し。これは、前回というか説明のときに、資源環境部長にお聞きしたら、キロ8円とおっしゃってました。この基準単価の見直しというのは、まずその何を基準に上がったり下がったりするのかというところを教えていただきたい。
◎資源循環推進課長
こちらの基準単価というのは、業者への報奨金ということで、支援をするためにということでございます。これは、日経新聞で毎週出ております新聞、雑誌、段ボール、それぞれの取引単価。こちらで今現在ですと7円、そちらとの差額を区のほうで負担させていただくというものでございます。来年度、3年度につきましては、この基準単価は日経平均の市況でございます。こちらとの差、8円まで私どものほうでお出しするというような状況でございます。
◆安井一郎
その場合、その単価が8円までということは、買取り価格で8円以下になった場合の差額を8円まで面倒を見るということでよろしいんですね。
◎資源循環推進課長
言葉が足りなくて申し訳ございません。今現在、大体取引価格が新聞ですと6円になっております。今現在ですと、7円との差ということで、その1円をお出ししております。これが来年になりますと、2円お出しするというような形になります。そのほか雑誌、段ボールにつきましては、雑誌につきましては2円50銭、段ボールについては4円50銭、その差額をお出しするというような形になります。
◆安井一郎
続いて、17番の環境美化普及・啓発、これの④、⑤、公衆喫煙所管理、公衆喫煙所設置、それぞれ1か所、毎年話をしてますから、場所はどこだということを聞くんじゃなくて、概要の72ページの90番、公衆喫煙所設置費補助金、これが2,000万円、令和2年度はあった。だけど、令和3年度、これが全くゼロになっちゃった。まず、これはなぜ、ほかにもたくさん予算を使うからということでしょうけども、後で申し上げますが、後というか、板橋区のたばこ税の収入は33億5,261万円、黙って一般会計に入ってくるんですよね。でありながら、公衆喫煙所1か所を高島平に移しました。今は多分、板橋駅西口のところをやるのか、成増をやるのかちょっと分かりませんけど、申請者がその臨時補助金を欲しいと言ったら、全然出てこないわけです。これじゃね。これについてどうして下がったのか。なぜたばこ税をもっと有効に利用できないのか。その辺をお聞きしたい。
◎資源循環推進課長
まず、予算の概要の72ページのこの2,000万円でございます。こちらにつきましては、東京都からの補助金の関係、これがゼロというふうな形で、今回歳出だけを組んでいるというような状況でございます。
まず、こちら予算の概要の41ページの17の⑤の公衆喫煙所の設置1か所というところでございます。こちらにつきましては、令和2年度については、民間事業者のほうの補助ということで、設置の補助ということで補助金関係を組んでいたところでございますが、なかなか民間のほうでは行かないというのもございまして、また直接、令和3年度につきましては、区のほうでの設置も視野に入れながら予算を組んだというところでございます。なお、もちろん要綱はそのまま生きておりますので、民間のほうで手を挙げていただけるようなところがあれば、上限1,000万円までということでの補助については、また別途、財政当局とも相談しながらやっていきたいというふうには思っているところでございます。しかし、今回、東京都の補助金がオリンピック・パラリンピックを視野に入れた形での整備ということですので、7月までに完了するものに対してのみ補助というようなことがございまして、3か月間ということではなかなか難しいというところで、今回、歳入は組んでいないというところでございます。
◆安井一郎
確認しますけど、東京都が補助金をカットした、板橋区が要らないと言ったわけじゃないですよね。もちろんそんなことは言わないでしょうけど、その辺のところは。
◎資源循環推進課長
東京都のほうにつきましては、補助を出すということではございましたが、条件としまして7月末までに設置が完了するものということになっております。ですから、申し訳ございません、ここまでの間にできるということが可能性ゼロだったので、歳入のほうは組んでない状況でございます。また、歳出のほうも2,000万円の補助ということに関しましては、今申し上げたような形で、私どものほう、直接コンテナ型の喫煙所、喫煙場所を設置するということで考えておりまして、民間への補助ということは、今回ゼロにしたというところでございます。
◆安井一郎
4月1日から区立公園が全面禁煙になりますよね。所管は、それぞれ違うかもしれないですけど、この環境政策を考えるんであれば、その禁煙にするだけじゃなくて吸えるところ、それで設置場所も7月までにやれば2,000万円の補助金が出たということも、知らせてないんじゃないですか。それをこの令和3年度の予算書に載っけてきてゼロだと、7月で終わりだからゼロだというようなのは、何かおかしくありませんか。環境政策を考えるんだったら、受動喫煙防止も重要ですけど、吸う人の場所も考えてあげなきゃ何のための環境政策なんですか。その辺のところをもう一度よく考えて、資源環境部長はよくその辺のところを、実際に部長としてあなたの見解をお聞きしたい。
◎資源環境部長
公衆喫煙所に関しましては、数年来の懸案となっておりまして、なかなか高島平に1か所設置したのみで、ほかの場所について、まだ進んでないことは事実でございまして、このことに関しましては、大変申し訳なく思っております。そのために令和2年度につきましては、なかなか区の中で直接設置するのが難しいということで、民間の事業者の方に手を挙げていただこうということで、補助金制度を設けましたが、残念ながら手を挙げていただく事業者はいらっしゃらなかった。今回、コロナ禍ということで、なかなか喫煙所を、密閉した空間での公衆喫煙所設置についての逆風が吹いておったというような状況もございまして、なかなか令和2年度については、進展してこなかったという状況であります。ただ、令和3年度につきましては、先ほど課長が申し上げましたように、東京都の補助金が7月まで、これはオリンピックを見据えて7月までに喫煙所ができなければ出さないよというような条件で、補助金は存続しているわけですけども、それに頼らずに区としては、もちろん補助金があればそれは使いたいところですけども、今の現状では7月までは時間がそれほどございませんので、なかなか難しい状況はありますけども、補助金なくしても区の一般財源を投じてでも、ぜひとも残っている懸案となっている成増等につきましては、1か所でも多くできるだけ早く設置してまいりたいという覚悟で望んでおりますので、何とぞもう少しお時間を頂戴いたしたいと思ってございます。よろしくお願いいたします。
◆安井一郎
それでは、予算書63ページの4番の認可地縁団体事務手数料1,000円、これは何なのか、私ちょっと分かんないんですけど、これを説明していただきたい。
◎地域振興課長
認可地縁団体事務手数料なんですけれども、こちらのそもそも認可団体というのが、町会、自治会が法人格を得ることによりまして、保有する不動産の財産を町会、自治会名義で登録することができるようになります。ですので、例えば町会会館などを自分の町会で持ちたいと思ったときに、この町会、もしくは自治会が認可地縁団体として登録をすると、そのまま登記が、町会・自治会名で登記ができるようになります。そういった手続を地域振興課のほうで行います。地域振興課のほうで、この認可地縁団体という、そういった認可をいたしまして、それに対して例えば告示事項証明が欲しいであるとか、印鑑登録の証明が必要であるというときに、1通300円になりますけれども、その手数料として頂くものでございます。これは予算措置をするにあたって、科目を残すためには必ず1,000円を計上しておかなくちゃいけないので、科目を残すために1,000円ということになっております。
◆安井一郎
分かりました。ありがとうございます。
同じ63ページで、資源環境事務手数料、これで廃棄物処理手数料が5億円と、ほぼこの予算のほとんどを占めているんですけど、この廃棄物処理手数料って具体的に廃棄物を処理するのに払うお金と思ってよろしいんですか。
◎資源循環推進課長
こちらのほうにつきましては、粗大ごみの処理券、それとあと事業系のごみを出していただくときに袋に貼っていただくシール、こちらのほうの手数料という形になっております。皆様方が負担していただく分のその券でございます。
○主査
ただいまの安井委員で質問者が一巡いたしました。再質問のある方は挙手願います。
小野田委員、しば委員、吉田委員、しいな委員、こんどう委員、大野委員、田中委員、安井委員、以上の順番で行います。再質問につきましても、1委員の質問時間を20分とさせていただきますので、よろしくお願いいたします。
産業振興課長より答弁がありますので、お願いいたします。
◎産業振興課長
先ほど小野田委員のご質問の中で、ちょっと数字が分からずお答えできなかった部分についてお答えしたいと思います。
令和2年1月末の倒産件数28件とお答えさせていただいております。その業種の内訳でございますが、製造業がどうなっているのかというようなところもございまして、製造業についてはその28件の中には入ってないです。この時点で1件も倒産はなかったということです。一方で、情報通信業と運輸業、このカテゴリーの中が一番多くて11件ございました。今年の1月末だと3件まで減ったということではありますが、11件ございました。また、2番目に多いのは建設業で4件ということで、令和2年の1月末の内訳でございます。
それとあわせまして、
経営安定化特別融資につきまして、信用保証料の額についてお答えをさせていただいたところでございますが、それが1億3,483万1,000円ということでお答えさせていただきました。これと併せて、利子補給もこの融資には区で補助をするところでございまして、この額がおよそ来年度、令和3年度では3,900万円ほど見込んでいるところでございます。
以上でございます。
◆小野田みか
ありがとうございます。
コロナの影響を受けて、製造業の方がかなり倒産してしまったということなので、引き続き融資でしっかりとサポートして、昔から続いている製造業とか区内の産業を支えていただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。
予算の概要の38ページ、9番の先ほど課長がおっしゃっていた
経営安定化特別融資3,900万円の内容なんですけれども、こちらに対して何件ぐらいの相談を予想していらっしゃいますでしょうか。
◎産業振興課長
およそ件数的には1,000件程度の融資の件数というところを見込んでいるところでございます。
◆小野田みか
信用保証料の補助も含めてなんですけれども、こちらは事業の規模によって金額を変えるのか、それとも一律大体幾らというふうに決まっているんでしょうか。
◎産業振興課長
一応融資の限度額を1,000万円とさせていただいておりますので、その枠でこれまで借りてきたものの借換えも含めて、別枠でというようなところで考えておりますので、そのそれぞれの企業のご入り用の額1,000万円までというようなところで、まずは当たりをつけていきたいというふうには考えております。
◆小野田みか
ありがとうございます。そうしたら、早く申請した企業が有利という形になるんでしょうか。例えば、使い切っちゃうと思うんですけど、予算を。
◎産業振興課長
先着順ということにはしたくないと思っておりまして、当然、1,000件を超える申込みがあった際には、補正を予算で追加で出しながら融資のあっせんは行っていきたいというふうには、現時点では考えております。
◆小野田みか
ありがとうございます。
それでは、次の質問に移らせていただきます。
先ほどからもほかの委員からも質問があったと思うんですけれども、予算の概要38ページの12番、就職活動サポート事業についてなんですけれども、こちらは当初要求額が約4,000万円だったのに対して、コロナ禍における就業支援・人材確保事業の実施によって約900万円ぐらい増えていると思います。これは、令和2年度でコロナで相談者が増えたり需要が増えたということを考えての増額だと思うんですけれども、どのぐらいの割合で令和2年度相談者が増えたのかということと、コロナ禍における就業支援・人材確保事業では、紹介予定派遣や動画配信、オンライン研修なども実施しているということなんですけれども、この5番のコロナ禍における就業支援・人材確保事業の予算の内訳、金額とあと内容を簡単に説明していただければと思います。
あと、紹介予定派遣もされているということで、非常に親切だと思うんですけれども、令和2年度の実績と令和3年度の目標数などがもしあれば、その数をお聞かせください。
◎産業振興課長
まず、キャリアカウンセリングについてでございますが、こちらについては令和元年度のときと比べて、令和2年度については、令和元年度は毎週行っていたところですが、隔週にさせていただいて、むしろ回数としては減ったところでございます。12月末現在で相談者数というところは、34件、4人というところです。これが令和元年度については、59件1年間でありましたので、若干、日数も減らした分、減ってはいるかなというところではございます。
また、こちらの今回の就職活動サポート事業についてでございますが、実際には金額といたしまして、予算の見積りでは4,620万円見込んでおります。こちらを委託をさせていただいて、最も的確な受託者をプロポーザル等で選びまして進めていきたいというふうには考えております。その中で、私どものほうでは、今お話しのございましたオンライン等も活用させていただきながら、そうですね、派遣就業前の準備研修であったり、あるいはそのビジネスマナーといったようなところも含めて行っていきたいと思っております。
そして、紹介予定派遣事業ということで、これOJTということで、実際に企業を募りながら、そこに派遣をして実際に働いていただく。そのマッチングがうまくいけば、そのまま正規就労というようなところで結びつけたいというふうに考えているところでございます。一応、目標といたしましては、20名程度を正規就労に結びつけたいというふうに考えてございます。
なお、実績でございますが、実は今年度、外国人材であったり、就職氷河期の方々を対象にということで考えておりましたが、昨年4月の段階で補助事業という経緯もありまして、その中身を東京都等にも示さなければいけないタイミングで、昨年の4月、ちょうどコロナが蔓延し出した頃でしたので、人材確保というよりは今の雇用の維持というほうに、やはり力を入れなければいけない。また、中身についても集合的な研修というところを予定しておりましたので、実際に今、ウィズコロナの中での研修は非常に難しいであろうということで、事業自体を中止をさせていただいたところでございます。
以上でございます。
◆小野田みか
ご説明ありがとうございます。
そうしましたら、900万円増えたという理由の背景としては、やはりその新正規雇用の方が正社員になったりする就労支援に力を入れていくという認識でよろしかったでしょうか。
◎産業振興課長
当初要求での額というようなところで精査をして、ここの部分でございます。就職活動サポート事業というようなところで、増えたというようなところでございます。当初に予算要求したものから900万円増えたのは、そこの部分でございます。
◆小野田みか
ありがとうございます。
ちょっとこの項目で最後の質問なんですけれども、研修内容についてなんですけれども、準備研修とビジネスマナーということだったんですけれども、通常ハローワークとかですと、エクセルとかワードとかパワーポイントとかのソフトウェアの使い方とかを研修するんですけれども、区ではそういう具体的に実際に仕事に使えるような研修は、あまり考えていらっしゃらないということでしょうか。
◎産業振興課長
具体的な中身については、これから受託事業者等も提案をいただきながらというようなところですので、確かにそのスキルを上げることによって、より就職がしやすいような研修等もあれば、積極的にそういったものを取り入れながら、実績というか正規就労に結びつけられるように努めていきたいというふうには考えております。
◆小野田みか
ありがとうございます。しっかり研修をして、次の就職先がすぐ見つけられるように、サポートをよろしくお願いいたします。
次の質問に移らせていただきます。次は、予算の概要の34ページの4番、先ほども質問があったモンゴル国の文化・教育交流協定について、もう少しちょっと詳しくお伺いさせていただきたいと思います。
来年度25周年記念事業として、モンゴルの教育科学大臣をはじめとする訪問団を受け入れるということなんですけれども、また周年記念イベントを10月に開催されるということなんですけれども、板橋区は絵本のまちというブランディングをしようとされていて、皆様もよくご存じだと思うんですけれども、スーホの白い馬というモンゴルの有名な民話が絵本になっていたりするんですけれども、そういう絵本とかともつなぎ合わせながら、区民の方々にモンゴルの文化というところでご紹介いただけたら、分かりやすくていいかと思っているんで、ほかの課の方とも連携しながら、うまく紹介していただければと思っております。
公式訪問団の受入ということなんですけれども、こちらに予算が650万円ぐらいついているんですけれども、私もカシミヤの仕事をしておりまして、モンゴルによく行っておりましたが、女性の経営者がモンゴルはとっても多くて、それでモンゴルの教育についてちょっと調べてみましたところ、男性の大学進学率が約50%に対して、女性の大学進学率が72.3%ぐらいございまして、日本とは逆の状態なんです。こういうところで今注目されてるSDGsですとか、女性活躍ということが自然とできているところがあるんじゃないかと思っておりまして、こういうところをモンゴルの教育を参考にしていただいて、板橋区でも何か話合いをうまくして、女性活躍に結びつけていただけたらと思っているんですけれども、この公式訪問は実際に何人ぐらいが来日して、どのような話合いというか、どのようなことをされる予定でしょうか。
◎文化・国際交流課長
モンゴルの交流の受入れの関係のご質問になります。前回実施の事例をベースにお答えいたしますと、先方の文部科学省の方々をはじめまして、大体10名前後の方が見えられて、こちらで公式訪問をされたという形となっております。話合いにつきましては、文化交流という部分が非常に大きな部分となりますので、こちらの日本の伝統文化をご紹介したりだとか、あとモンゴルの伝統の文化を逆にご紹介いただいたりだとか、そのような形で相互理解を深めていくような内容となっております。
◆小野田みか
ありがとうございます。そのような内容だということは理解できたんですけれども、ぜひ先ほど申し上げたように、双方で教育で参考になりそうなところがございましたら、それを生かして板橋区の参考にしていただけましたらと思いますので、よろしくお願いいたします。
次の質問に移らせていただきます。予算の概要の40ページの先ほどから皆さんが質問されているいたばし環境アクションポイント事業について、この周知の方法だけ簡単にご説明いただけますでしょうか。
◎環境政策課長
こちらですけど、来年度から新たに始める事業ということで、先ほども一旦ちょっとお答えさせていただいた部分もありますけれども、どれだけ多くの人にこれを知っていただくかというお話になると思います。ですので、ホームページやその広報等に載せるというのはもちろんのことなんですけども、SNSもそうなんですが、新たな何と言うんでしょうか、媒体というか、どのようなその媒体を使ってさらに広められるかというのは、ちょっと研究していきたいというふうに考えております。基本的には、できる限りの手段は使って、皆様にお知りになっていただきたいというふうに考えております。
◆小野田みか
ありがとうございます。
では、時間がないので次の質問に移らせていただきます。予算の概要の41ページのプラスチックごみ再資源化推進についてなんですけれども、これに関連している内容になってしまうんですけれども、昨年7月1日からプラスチックバックの有料化が義務づけられていると思うんですけれども、実際にマンションのごみ捨て場とかに行くと、結局、何らかのビニール袋にごみが捨ててあることが多いと思うんですけれども、このプラスチックバック有料化で、皆さん自分の袋を持ってお買物をされていると思うんですけれども、実際にCO2がどのぐらい減っているのかというところを、もしお分かりになればお伺いしたいのと、実際のところ啓発的な内容に、その目標にとどまっているのかというところの区の見解をお聞かせください。
◎資源循環推進課長
昨年7月1日から有料化ということで、俗に言うレジ袋の削減という、7月1日から有料化というふうになっております。それで、CO2の削減効果ということでございますが、申し訳ございません、その数字については今、手元に持っておりません。いずれにしましても、区としましてもマイバック交換会を行ったりとか、いろんな場面でマイバックの持参ということで考えて、啓発に努めているというところでございます。
◆小野田みか
ありがとうございます。意識の啓発というところで承知いたしました。
時間がないので、また次の質問に行かせていただきます。
予算の概要の34ページのオリンピック・パラリンピックの開催予定と、あと区民まつりや花火大会の予定があると思うんですけれども、それぞれオリンピック・パラリンピックが8,500万円、区民まつりが2,000万円、花火大会が4,300万円ぐらいの予算がついているんですけれども、これが万が一開催されなかった場合には、どのぐらいの予算を使うことになるのか、お聞かせください。
◎オリンピック・パラリンピック推進担当課長
万が一開催されなかったというところなんですけれども、例えば今中止になるのか、その直前で中止になるのかというところでも、準備にかかるお金は変わってきてしまうので、一概には言えないんですけれども、例えばイタリアの受入れがなくなったとしたら、その部分はカットできるとか、そういった形でちょっと時期によって変わってきてしまうので、今具体的にちょっと申し上げることはできないです。
◎くらしと観光課長
くらしと観光課の花火大会と区民まつりにつきましても、同様になります。ちなみに去年、花火大会を今年度中止した際には、花火の製造には影響ないような形でやりましたけれども、板橋区の場合、有料席の販売をしているので、その有料席に関わるホームページを作ったり、ポスターを作ったりというところで、1,000万円程度は支出をしております。
◆小野田みか
ありがとうございます。
◆しば佳代子
よろしくお願いします。
まず、修正動議から伺いたいと思います。貴重な時間になりますので、簡潔で分かりやすいお答えをお願いいたします。
まず、6,000件という件数なんですけれども、こちらは区の家賃助成を行ったときと同じ根拠の6,000件になるのかどうか教えてください。
◆吉田豊明
全く違います。実は、東京商工リサーチが毎月20%以上売上げが減った事業者、中小企業がどのくらいのパーセンテージであるかというのを、1月から12月まで示しているんです。その平均を取ると34.6%ということで、これを区内の中小企業に掛けると5,500ちょっとということで、6,000件でカバーできるということで考えました。
以上です。
◆しば佳代子
分かりました。なぜそちら、区の考えと違ってそちらにしたのか教えてください。
◆吉田豊明
区の考えは、家賃を払っている事業者は6,000件という前提なんですけれども、私たちが修正する内容は、それに加え駐車場などの地代、それからリース代も含んでおりますので、多くの事業者が支払っている固定費であると、そこにもカバーをしていきたいというふうに考えました。
以上です。
◆しば佳代子
今対象の範囲、固定費の範囲をおっしゃったんですけれども、それぞれ家賃、地代、リース代、何件ずつぐらいというふうにお考えでしょうか。
◆吉田豊明
正確には分かりません。6,000件というのは、区のほうからの情報で分かりますけれども、どれだけの事業者が地代を払っているか。事業に関連して駐車場代を払っているか。どれだけのリース代を使っているかということは、数字としては全く分からない状況です。ですので、全ての中小企業事業者が申請できるという数で、その6,000件というふうにしました。
以上です。
◆しば佳代子
全く分からないということなんですけれども、全く分からない状況で人件費が区と同じという考えを教えてください。
◆吉田豊明
これは、申請書に対する区の職員の、何と言うのか、時間外勤務または休日の勤務を充てたもので、申請が増えても、その業務はそれほど変わらないだろうというふうには考えています。
以上です。
◆しば佳代子
ちょっとよく分からないです。申請が増えて、地代、リース代それぞれを精査しなくてはいけない作業が含まれるのに、人件費が同じということを教えてください。
◆吉田豊明
基本的に、これらの業務は委託をするという前提になっています。でありますので、区の職員が働くところは、前回の家賃助成と変わらないというふうに考えています。
◆しば佳代子
区の職員のそれでは時間外手当についてなんですけれども、ここが400万円で、最終的な資料が400万円、その前に出てきた数字、緻密なものが出てきたんですけれども、400万円の根拠を教えてください。
◆吉田豊明
それは、時間外勤務手当3,000円、これが5時間掛ける50日掛ける5人、375万円。休日手当3,240円、6時間5回、3人、29万1,600円。合計で404万1,600円ということになります。これは、見積もった上での最大の業務量でありますので、400万円というところが適当であるというふうに考えました。
以上です。
◆しば佳代子
緻密な計算をしているにもかかわらず、丸っと収めて400万円ということに納得がいかないですね。ちょっと納得のいく答えをお願いしたいんですけれども、そこまで行かないだろうということで、このような計算をされたというふうに認識したんですけれども、その辺はいかがでしょうか。
◆吉田豊明
どこから考えても最大で404万円ですということで、最大ですから、そのうち一定程度休んでいただいて、400万円に抑えることは十分可能であるし、それを予算に上げることも十分可能であるというふうに考えました。
以上です。
◆しば佳代子
最大で404万円で、そこまで行かないから400万円にしたというお答えでよろしいでしょうか。
今回、このような家賃プラス地代、リース代を含めたものになっているんですけれども、区で出したコロナ感染拡大の防止上乗せについては、反対をされていると思うんですけれども、家賃を区で行った時期は、コロナが蔓延しているとき、一番困っているとき、家賃助成だったと思います。今は、感染拡大防止をする時期だと思うんですけれども、この時期について去年一番困っているときは家賃、今は感染拡大防止に力を入れるべきだという考えだと思うんですけれども、その感染拡大防止に反対をして、家賃にこのような修正動議を出した理由を教えてください。
◆吉田豊明
感染拡大防止に反対したというのが分からないんですけれども、説明していただければありがたいんですけれども。
◆しば佳代子
営業時間短縮の上乗せをした区の施策がありますよね。
◆吉田豊明
はい。
◆しば佳代子
それです。
◆吉田豊明
旧8号補正のことだと思いますが、これに関しては反対はしておりません。
◆しば佳代子
反対してなかったでしたっけ。
◆吉田豊明
そこの東京都の感染拡大防止協力金に対する上乗せの区の政策に対しては、私たちは反対の意思は示していません。
◆しば佳代子
分かりました。ちょっと今調べていただいていますので。
この時期に、家賃、リース代、地代ということでの修正を行う。この時期に行うという理由を教えてください。
◆吉田豊明
4月から現在、昨年そして今年の1月から3月まで、非常に中小企業にとっては重要な時期なんですよ。去年5万件の中小企業が廃業し、この間も増えていると。そういう状況の下で、現金給付事業をやらないということは、全く私たちは考えられないことだというように考えました。そういうことで、できる限り早くこの事業を行いたいという考えであります。
◆しば佳代子
積算根拠にしても、また残業時間にしても、ちょっとよく分からないというか、はっきりした数字が出ていないというふうに考えます。また後でお伺いしたいと思います。
すみません、私の時間ですので、次に行きたいと思います。
地域の底力発展事業の助成についてなんですけれども、東京都のほうで今回、高齢者向けのスマホ教室を行うということで、予算をつけました。それに伴ってではないんですけれども、地域の底力発展事業助成について、町会とか自治会でスマホ事業を高齢者向けに行った場合に助成がついたんですけれども、それについて何かご存じでしょうか。
◎地域振興課長
先日、事務事業連絡会がございまして、支部長の方々にご説明させていただきました。令和3年度地域の底力発展事業助成というのがございますので、こういったものを漏れなく活用していただいて、うまく地域で役立ててほしいというお話でございます。今回、令和3年度から今の委員のお話のように、非常にありがたい支援が出ております。これは、東京都が緊急に取り組むべき特定施策の推進につながる取組ということで、デジタル活用支援となっております。
主な使い方なんですけれども、デジタルをどんどん地域に普及していこうじゃないかというような趣旨でございます。ですので、例えばLINEを使ったそういった連絡ツールをするための講座、講習会であったり、また電子による回覧板の電子閲覧に向けた講習会など、そういった町会・自治会活動が、電子化に資するデジタルデバイド対策を支援していこうということです。単一町会であれば20万円、町会連合会のような形でやれば100万円と、そういった助成限度となっているということで、非常に今ご紹介いただいたように使っていただきたい支援策だと思っております。
◆しば佳代子
私もぜひ使っていただきたい事業だと思っていますので、協力しながら行っていただきたいと思います。
それに伴いまして、昨年行いましたPayPayの事業なんですけれども、近所のところでPayPayを使うと20%還元されるということで、それを機にスマホに替えたとか、そういう方もいらっしゃったので、この教室を行って、高齢者の方が使えるような、そういう事業もぜひつなげていただきたいと思うんですけれども、その辺はどのようにお考えでしょうか。
◎地域振興課長
PayPayに限ったことではないんですけれども、ぜひなかなか町会、自治会のほうでも、この情報だけだとすぐ動けないのかと思っています。ですので、地域センターがございますので、そこで町会長会議などもやっておりますので、地域センターを通じまして、こういったものの取組を一緒にやろうじゃないかとか、こういった取組ができるんじゃないかというような、そういった情報発信をしながらつなげていければいいなと思っております。まずはスマホを持っていただくことから始めていくのがよいかと思っているのと、また区のほうでは別の支援策として、ホームページ作成助成というのをやっておりますので、町会、自治会ごとにホームページを持つ、そういったところから地域振興課は発信していきたいと思っているところでございます。
◆しば佳代子
教室を行っていただく、使えるところもぜひ作っていただきたいということなんですけれども、その辺はどうでしょうか。
◎地域振興課長
使っていただくべきところとしては、先ほど委員のお話しがありましたようなPayPayといったような事業もあるということですので、産業振興課などと連携を取りながら進めていけたらいいと思っております。
◆しば佳代子
地域振興に関してなんですけれども、各地域センターでフードドライブを行っていると思います。この資料があるんですけれども、これを見ますと、4月からのデータがありまして、空欄があるんですけれども、これについてはコロナ禍でなのか、それとも物が入ってこないのか、どういう状況なのか教えてください。
◎資源循環推進課長
やはりコロナ禍ということは、全く影響ないとは言えないと思います。やはりお持ちいただくというところがありますので、その辺はあるかと思いますが、実際問題としまして、大体例年、今あるような数字、人数、点数というような形になるかというふうには思っているところでございます。若干はやっぱり少なくなっているかというふうに思っております。
◆しば佳代子
この運営は、対象者がどうとか、その辺教えてください。
◎資源循環推進課長
こちらの運用というのは、この集めた食材の先ということでございますか、それともお持ちいただく皆様方という形ですか。
◆しば佳代子
全部教えてください。
◎資源循環推進課長
もちろんお持ちいただく皆様方につきましては、区民の皆様方、食材等に余裕のある場合、よくローリングストックみたいな形で入れ替えたり何かして、まだ賞味期限等がある食べ切れない物、そういう物をお近くの地域センターのほうにお持ちいただくというようなことでございます。
お持ちいただいた食材関係につきましては、まず初めにお近くの子ども食堂の皆様方、そういった皆様方に社会福祉協議会から情報提供しまして、ここの地域センターにこういった食材がありますということをお知らせして、週1回でございます。週1回お知らせして、それを直接取りに来ていただくというような形になります。一月間そのまま子ども食堂のほうに行かなかった残った食材につきましては、私ども資源循環推進課のほうで、地域センターを回ってフードバンクのほうにお届けするというような状況になっております。
◆しば佳代子
分かりました。
子ども食堂との連携が取れているのかと、少し心配になったんですけれども、今お話しいただいたように連携が取れているということで安心しました。区民の方に提供していただくということなんですけれども、例えばこれは業者とか、そういう方々も受付はされるんでしょうか。
◎資源循環推進課長
業者ということでは、製造業の皆様方になるのかというふうに思うんですが、その場合、フードバンクのほうですとか、そういった直接そちらのほうにお持ちいただくケースが多いかというふうに思っております。こちらの窓口を通じなくても、直接フードバンク等と、そのほか福祉団体のほうと直接やり取りということはあるというふうには聞いているところでございます。
◆しば佳代子
食品ロス削減に向けての大切な機関になりますので、ぜひこれからも続けていただければと思います。
次に、マイナポータルについて伺いたいと思います。
マイナポータルの事業なんですけれども、予算の概要の52ページ、今予算がついているんですけれども、マイナポータルが使える予算はどのくらいになるんでしょうか。
◎戸籍住民課長
すみません、マイナポータルに関しましては、こちらはIT推進課のほうになりますので。
◆しば佳代子
ああ、駄目なんだ。
◎戸籍住民課長
はい、申し訳ございません。
◆しば佳代子
分かりました。ありがとうございます。
それでは、AIについて総括でも行ったんですけれども、AI化を目指しているものとか、何か戸籍住民課のほうでありましたら教えてください。
◎戸籍住民課長
現状では、特別に何かマイナンバーカードを使って、AI化を独自に戸籍住民課として進めるということはございませんが、今般新しいICTの推進計画が出ましたので、その中でIT推進課のほうと、あとマイナンバーカードを活用したいろんなどんな活用ができるかというのを、今後進めていくことになるかと存じます。
◆しば佳代子
ちょっと時間がない中でありがとうございます。
ブランド戦略についてなんですけれども、先ほど渋沢栄一さんのお話が出まして、今NHKの大河ドラマでも取り上げられているその中で、高島平由来の方も出ていますので、高島平まつりのほうでも、ぜひ活用していただければという要望をしようと思いました。
以上です。
○主査
先ほどしば委員の修正動議に関する質疑の中で、事務局より確認事項がありましたので答弁をお願いいたします。
◎議事係長
すみません、先ほどしば委員と吉田委員のところのやり取りの中でありました補正予算に関する共産党の態度になります。3月2日の本会議におきまして、補正予算第7号、いわゆる最終補正なんですけども、こちらは共産党は反対という態度を取られました。一方、その前に議決になりました補正予算第8号、2月18日なんですけど、恐らくこちらの区内飲食店等に対する営業時間短縮感染拡大防止協力金の給付に要する経費、こちらが含まれている第8号なんですけど、こちらについては全会一致で議決ということになりました。
以上になります。
◆しば佳代子
はい、分かりました。私の勘違いでした。すみませんでした。
○主査
それでは、次。
◆吉田豊明
午前中、スポーツ振興の点で質問が終わったんですけれども、ちょっと簡単に質問させていただきたいというように思います。
新年度に廃止される、または休止される事業として、課長のほうから少年少女サッカー選手権大会、区民ドッジボール大会が挙げられました。私の調べた中で言うと、水泳教室、また洋弓、アーチェリーですね。洋弓教室、また和弓の教室も廃止というふうに聞いています。先ほど細かく述べました高齢者のスポーツ支援も休止になりました。それに加えて野外活動、いたばしウォークラリー大会も廃止になり、ウォーキング大会も廃止になっています。緊急財政対策の中で、10%シーリングと言われているものにとどまらない大きな規模で、廃止が行われているというふうに思うんですけれども、その辺について認識はどうなっているのか、お聞きしたいというふうに思います。
◎スポーツ振興課長
まず、令和3年度に予算計上をしていない理由としまして、先ほど委員からありましたように、野外活動経費がございます。こちらにつきましては、例えばウォーキング大会につきましては、区の商店街などへ全面的に協力を募って、コース上で様々な協賛の食品などを提供していただく場面も、非常に多いイベントでございます。このイベントの一番の魅力となっている部分でございます。シニア世代も参加しやすく毎年1,000名を超えるイベントでございます。ただ、新型コロナウイルスの感染拡大が長期化する中で、経済的に苦しんでいる飲食店の方々などに対して、区のほうからイベントへの協力を全面的にお願いをしていくということは、非常に難しい状況なのかというふうに認識をしているところでございます。
また、コースの選定ですとか準備を含めまして、かなり早い段階から関係各所との調整も必要となってまいります。参加者ですとかボランティア、関係団体などの多くの皆様の安全と感染拡大防止を最優先に考えまして、令和3年度につきましては、総合的に判断した結果、やむなく一時的に休止扱いとしているような状況でございます。
◆吉田豊明
新年度の前半は、新型コロナの問題で大きな影響が出てくるというふうに思うんです。それで、一概に予算に乗っていないからといって判断はできないというふうに思うんです。それで、廃止する事業、それから休止する事業、細かいとこまで含めて委員会に資料を出していただきたいというふうに思うんですけれども、主査、お諮りねがえれば。
◎スポーツ振興課長
廃止、休止も含めて整理したものを資料としてご提示したいと思います。
◆吉田豊明
ありがとうございます。
あと地域振興の点でお聞きしたいというふうに思うんです。今年の予算の地域センターの維持管理経費について、建物の修繕などには、大規模修繕じゃないです。改修と言うんですか、この前お聞きしたら3か所、高島平地域センター、蓮根地域センター、志村坂上地域センターというふうに聞いております。この内容について、どういったところの工事内容なのか、お聞きしたいと思います。
◎地域振興課長
令和3年度の地域センターの工事請負の新たなサマカンで要求が通ったものでございます。高島平地域センターの空調改修、それと蓮根地域センターの屋上とガラスブロックの外壁改修、志村坂上地域センターの地下にございます給水管改修のその3点になってございます。
◆吉田豊明
この間、私も指摘したんですけれども、熊野地域センターでは、雨漏りしてるという利用者の方から訴えが出ています。この雨漏りというのは、この緊急な改修という点では、サマカンには載らないんでしょうか。この熊野地域センターの雨漏りのことは、サマカンではどう判断されたのか、それを答えていただきたいと思います。
◎地域振興課長
まず、熊野地域センターの雨漏りについてのまず認識をちょっとお話しさせていただきたいと思います。熊野地域センターの雨漏りが起こっているということは、地域センターの職員も私どもも認識しているところです。こちらは平成30年度から発生しているんですけれども、2階の第1洋室流し台付近などで雨漏りが発生しているんです。毎回起こるわけではなく、何度かの雨でたまった水が落ちてくるために、業者に見てもらうタイミングもなかなか難しいということもございます。施設の雨漏りは、どこが原因なのか、天井なのか壁なのか、サッシなのか、その場所を特定するのが非常に難しいんです。ですので、この熊野地域センターに限ったことではないんですけれども、まず雨漏りすると、雨漏りの履歴簿みたいな記録表を作ってつけています。こちらは、熊野地域センターも平成30年度からどのタイミングで、どの程度雨漏りするのかという記録をつけております。その雨漏り記録で原因を特定して、その後の修繕の検討材料とさせていただくわけなんですけれども、令和3年度については、まだその熊野地域センターの雨漏りについては、サマカンで地域振興課としては上げてございません。修繕でできるのか、それとも大規模改修になるかという、その判断がまだ令和2年度のこのサマカンを上げる段階では、判断がつきかねていたんですけれども、雨漏り記録をつけている中で、大体場所が2階第1洋室の流し台ということで特定できてきておりますので、この一般修繕の中で、手をつけられるんじゃないかという判断を今しているところでございます。
◆吉田豊明
雨漏りということですので、利用者の方からすると、区のイメージが非常にこれで随分あれだなということになりますので、ぜひ認識されておりますので、早く手を打っていただきたいということを要望したいというふうに思います。
続きまして、多くの皆さんが挙げておられたいたばし環境アクションポイントについてお聞きいたします。
このいたばし環境アクションポイントが何年間の事業なのか。それから、この登録をしなきゃいけないということなんだけれども、これも毎年しなきゃいけないのか。この2点をまずお答えください。
◎環境政策課長
一応3年間ということで考えております。登録なんですけれども、毎年していただくということで考えております。というのは、登録された方がそのまま継続されるということになりますと、新たな方がまたできなくなってしまうというような状況が考えられますので、毎年やられる方については、登録していただくということで考えております。
◆吉田豊明
この事業で、削減されるCO2の量について分かるようでしたら教えてください。
◎環境政策課長
基本的にその事業者の方、ご家庭の方、区民の方につきまして、3%基本的には目安としてやっていただきたいというふうに考えているんですけども、それによって1年間で削減されるCO2の量ですが、117トンを想定してます。ですので、3年間ですと351トンということになります。
◆吉田豊明
この現在のCO2削減の事業としては、板橋区では新エネルギー・省エネルギー普及啓発経費というところで事業を行っていると思うんですが、来年からこのいたばし環境アクションポイントが行われるということで、この事業は廃止をされるということを聞いています。この現在行われている新エネルギー・省エネルギー事業のまず内容と、この事業の費用と、それから削減量をお答えいただきたいと思います。
◎環境政策課長
現在の新エネルギー・省エネルギーの機器に関する補助制度につきまして、これは平成11年から始めております。もともとは太陽光発電設備のほうから始まっておりまして、その後いろんなメニューが加わりまして、最終的には住宅用につきましては、太陽光燃料電池、あと蓄電池、あとHEMSです。あとは断熱化に関する助成、あとLEDということになります。事業用につきましても、太陽光発電あるいはエネルギー診断によります環境設備機器の購入についての補助ということになります。金額は、令和2年度になりますけれども、予算的には2,190万円ということになります。CO2の削減量ですが、これは事業用、家庭用と合わせて175件、令和2年度は想定しておりまして、想定の削減量とすると396トンということになります。
◆吉田豊明
現在行われている新エネルギー・省エネルギー普及啓発経費で削減されるCO2が、年間396トンと。それで、来年度から始まるいたばし環境アクションポイントは117トンと、3倍以上開きがあると思います。なぜこの396トンも削減できる事業をやめて、年間117トンの事業をこれから3年間行おうとしている、この理由についてお答えください。
◎環境政策課長
先ほど少し申し上げましたが、この事業自体は、平成11年から既に20年程度やってきております。その中で、区民の方や事業者の方が、脱炭素の社会に向けてのその意識醸成というのは、ある程度進んだというふうに考えております。また、LED機器などの省エネ機器になりますけれども、こちらも20年の間には計画化がかなり進みまして、結構一般的なものというふうになってきたと考えております。これまでのCO2の削減量なども含めまして、その成果によって、ある程度この制度につきましては、貢献できたというふうに考えております。ですので、今度は新しい板橋区
地球温暖化対策実行計画(区域施策編)2025の中でも、今後はより自発的な行動変容を促すという部分が目的として一つありますので、具体的な対策事例をこの計画の中でも載せて、この新たな制度に向かってステップアップしていきたいというふうに考えております。
◆吉田豊明
私は、まるっきり理解できません。というのは、1年間で396トンの削減ができている事業を、1年間117トンしか削減できない事業に替えるということが、僕は理解できないんです。今作成しています
地球温暖化対策実行計画(区域施策編)2025の18ページでは、このように書かれています。
パリ協定で求められている水準を達成するためには、さらなる削減が引き続き求められますと。そのためには、東京都全体と比較すると、業務部門が占める温室効果ガス排出量の割合が高いという板橋区の地域特性を踏まえながら、取組を一段と強化・充実していくことが不可欠ですというふうに、明らかにこれから削減を増やしていくんだという計画になっているにもかかわらず、実際の計画は年間396トンから年間117トンになるということが、僕は理解できないんです。もう一度その辺、分かるように説明していただきたいというふうに思います。
◎環境政策課長
繰り返しになってしまいますが、既に20年間この事業をやってきておりまして、それなりの意識醸成が進んだというふうに考えております。当然、照明器具、省エネ機器についても、低価格化が進んでおります。例えば、LEDなんかですと、過去6年間で大体3万2,000円から1万円程度に低価格化が進んでおりまして、太陽光なんかも家庭用の4キロワットが300万円から100万円ぐらいになっております。こういうことを含めますと、機器を買うためのお金ということで補助するというよりは、もっと意識を高めていただくというところで、自ら行動していただくというところに力点を置くということで、この判断に至ったということで考えております。
◆吉田豊明
全く納得できない。要は、これから2050年のゼロカーボンに向けて、板橋区は苦労していかなきゃいけないにもかかわらず、年間396トン事業として減らしてきた事業をやめて、年間117トンの事業に金額的には2,100万円から300万円まで安くなります。けれども、この地球温暖化の問題は、お金の問題じゃないというふうに僕は思うんです。
そして、もう一つは、この新エネルギー・省エネルギー事業が、21年たって陳腐化しているとは言わないけれども、一定の業績を上げて、現在では機器も安くなっていると、課長はおっしゃるんだけれども、実際この予定額2,100万円に対して最終補正で削られた金額は100万円です。ほぼ使われていると、そういう事業を削ってまで、この私はいたばし環境アクションポイント事業は駄目だと言っているわけじゃないんです。この事業も必要だけれども、この前の事業も必要だから、どうにかこの一緒にとは言わないまでも、何かうまいやり方で、お金はかかるけれども、そういう考え方がなかったのかという質問なんですが、改めてお答えいただきたいと思います。
◎環境政策課長
CO2の削減量をちょっともう一度申し上げます。目標数値としては390トンぐらいなんですが、実績とすると、現在1月時点になりますけれども、200トン余りということになると思います。繰り返しになりますが、やはり機器をこれまで購入していただくことについて、補助をさせていただいていたということがあります。それなりの意識醸成はやはり進んでいるというふうに私どものほうでは考えておりまして、先ほど申し上げましたが、太陽光発電につきましても、およそ3分の1ぐらいになっているというふうなデータもございます。このあたり含めますと、やはり意識に向けてどうやっていただくかというところで、確かに量の問題というのはあると思いますが、少しずつ意識を広げて皆さんにやっていただくということで、一定の方が機器を買うのではなくて、皆さんに広げていただいて皆さんでやっていただくというところを狙っております。
◆吉田豊明
納得するわけではないけれども、考え方は分かるんです。それで、3年間の事業ですから、一度これをやってみて、実際どれだけ減ったのかということも検討していただいて、どの事業が必要なのかと。2025年には30%削減しなければいけない計画が、今作られています。そして、2050年には吸収量を合わせてプラス・マイナスゼロにしようという計画ですから、どこも手抜きはできないというふうに思いますので、その辺も十分勘案していただいて、事業計画を進めていただきたいというふうに思います。
終わります。
○主査
答弁はよろしいですか。
◆しいなひろみ
よろしくお願いいたします。
まず、予算書171ページの板橋区文化・国際交流財団運営経費のところでお伺いしたいと思います。
アーティストバンクいたばしの運営経費は、この中に含まれているのでしょうか。含まれているのであれば、幾らぐらいの予算を見込んでいるんでしょうか。
◎文化・国際交流課長
アーティストバンクいたばしに関しましては、板橋区と財団が連携して行っているところでございます。バンク自体に係る経費といたしましては、既にホームページ等立ち上げておりまして、今後は登録いただいたアーティストとのネットワークの構築という部分になってきますので、現在金額として予算上、アーティストバンクに係る経費が幾らというものはございません。状況に応じて、ある程度、財団でございますので、その状況に応じて自由に使える部分というのはございまして、その状況に応じて必要な部分を活用していきたいと考えているところでございます。
◆しいなひろみ
ありがとうございます。
いたばしゆかりのアーティストの発掘が既にできたと思うんですけれども、今後この人材をどう生かしていくのか。そして、ピアノとか和太鼓とか読み聞かせとかいろいろな分類があったと思うんですが、何分類ぐらいに分かれているのか、そのあたり教えていただけますでしょうか。
◎文化・国際交流課長
まず、活用なんですけれども、このキャンペーンをやることで、107件動画申込みがありまして、現状100件動画のほうをいただいている状況でございます。このキャンペーンを実施するにあたって、アーティストバンクへの登録というものを前提の条件としておりました。その結果、この人材バンクのようなものなんですが、140件、個人・団体含めて現在の状況としては140人の板橋に関係のあるゆかりのアーティストの人材発掘に成功しているところでございます。
今後についてなんですけれども、例えばですが、財団で行っているアウトリーチの事業です。これが学校であったりとか、最近では福祉関係の施設です。こういったところに芸術家が出向いて、そういった芸能であったり、音楽を披露するという取組があるんですけども、こういった部分につなげる体制を構築したり、あと財団が今、組織強化を進めているところなんですけど、一番のやっぱり課題になっているのが、地域の芸術の方々とのつながりです。これは、ちょっと不足しているような部分があったので、今回この140人という発掘できた方々とのつながりを強化して、例えばイベントの開催、アフターコロナになってくると思うんですが、イベントの開催であったりだとか、そういったことをやっていきたいと考えております。
ジャンルに関してなんですけれども、おっしゃられたように、ピアノ、和太鼓、読み聞かせであったりだとか、あと書道のような方の登録があったりだとか、非常に細かく分類していきますと、大体60ぐらいの文化・芸術分野の方々の登録をいただいている状況でございます。
以上です。
◆しいなひろみ
60ぐらいの分類だということなんですが、その中で一番多いのは何なのかということと、それといたばしアーティスト応援キャンペーンのほうで、107件あったうちの100件ということなんですが、この応援キャンペーンから外れた7件の理由を教えてください。
◎文化・国際交流課長
まず、多い分類になるんですけど、やはりこちらでも想定していた音楽関係が非常に多くなっております。あとは演劇だとかが続いていくような状況となっています。アーティスト応援キャンペーンに107件ご応募いただいて、結果として7件が漏れてしまった結果なんですけども、これについては重複の申込みが見られまして、あとは例えば連絡が結果、取れなくなってしまったりとか、そういった部分がありまして、ちょうど結果としてその7件、重複や連絡が取れないというものがありまして、ですので、基本的にルールに従ってお申し込みいただいた方については、期間内に提出いただいた方は、全て登録いただいてる動画を発信しているという状況でございます。
◆しいなひろみ
ありがとうございます。
応援キャンペーンに登録している動画を、どれくらいの方たちが視聴しているのか。そういった把握はどのようにされているんでしょうか。
◎文化・国際交流課長
動画の回数の把握というのは、今現在、財団のほうで逐一実施しておりまして、動画の配信を開始したのが年明けです。12月以降になってだったんですが、現状で約2万2,000の視聴が行われているという状況でございます。
◆しいなひろみ
ありがとうございます。
こういった場合の2万2,000の視聴というのは、多いのか少ないのか、ちょっと基準が分からないんですが、そのあたりいかがでしょうか。
◎文化・国際交流課長
所管の感触としては、まだまだ少ないという印象がございますので、今これからPRに強化しておりまして、現在新たに例えばやっているものとして、Facebook広告といいまして、例えば板橋区のある地域に足を踏み入れた方に対して、踏み入れた方の中でFacebookを利用している方に対して、一斉に広告をデータ上で送るというものを今、財団のほうで取りかかっておりまして、その結果がどれだけ反映されるかというのが、今状況を見守っているところでございます。
◆しいなひろみ
ありがとうございます。
ぜひPRの強化をしていただきたいと思うんですけれども、ちょっと私も視聴させていただきまして、ヒーローもののサヤエンダーだったりとか、あとスペシャルハッピーバースデー365分の1の選ばれた笑顔にとか、とってもステキな内容のものがたくさんあったんですが、知らないと見ないし、やっぱり広告宣伝ってすごく大事だと思うんです。特に、今高齢者がご利用されているデイサービスって、区内にかなりの数ございまして、ネタが尽きちゃっているんです。レクリエーションなんかの。こういったところにも積極的に周知して、お食事のときに流していただければ黙食にもつながりますので、しっかりと応援していただけたらと思います。ありがとうございます。
次に行きたいと思います。
次なんですが、予算書249ページの空き店舗ルネッサンス事業についてお伺いしたいと思います。
この空き店舗ルネッサンス事業って、ずっと継続しているということで、それと今課題というのが、この空き店舗ルネッサンス事業が終わった後に継続している事業所が、とても少ないということが課題じゃないかと思うんですが、今回この予算がついている店舗の分は、板五米店ということでよろしいんでしょうか。
◎産業振興課長
こちら令和3年度の予算でついている432万円につきましては、板五米店の空き店舗対策の補助金ということになります。
◆しいなひろみ
ありがとうございます。
そうすると、この板五米店への補助金というのは、あと次年度の1年で終わりということでよろしいんでしょうか。
◎産業振興課長
一応補助が始まって3か年ということで、36か月ということなので、令和4年の途中までということで考えております。
◆しいなひろみ
ありがとうございます。
本区のこの事業では、商店街のにぎわいとかの活性化にもつながるということなんですが、板五米店がこれを始めて、この仲宿商店街はどのようなにぎわいになったという評価を、どのような評価基準でしているのか教えてください。
◎産業振興課長
付随してにぎわいということよりも、商店街が主体となって、商店街全体のにぎわいを創出して、集客効果を高めるために、空き店舗を活用しながら取り組む事業に対して補助をしているというような感じでございます。一方で、今般、板五米店での事業というような中では、確かにカフェ部門とかでおむすびを作ったりとか、そういった販売をしているとともに、実は観光等を板橋宿の魅力の再構築というようなところで、ご案内であったりというようなところを目指しているところではございますが、実際にコロナ禍の中で、集客がなかなかできないというようなところでは、予定していたイベント等が組めないというようなところがありますので、評価としては実際のところ、まだまだ効果は出せていないのかというふうには考えておりますし、一方でおむすび屋さんのほうも、テイクアウトにシフトしたというようなところでは、非常に人気を博したり、一方で金沢市との連携というところも含めながら、氷室の氷を使ったかき氷とか、そういったものに取り組んだりというようなことで、新たな顧客を獲得するというようなところで、積極的に動いているかというふうには判断しているところでございます。
◆しいなひろみ
ありがとうございます。
この板五米店への空き店舗ルネッサンスが終わった後は、まだほかのどこかの商店街でもやる予定は見込んでいるんでしょうか。
◎産業振興課長
終わった後というか、来年度でも手を挙げるところがあれば、予算措置ができる限りにおいては、補助をしてまいりたいというふうには考えております。
◆しいなひろみ
ありがとうございます。
今までこの空き店舗ルネッサンス事業を使った店舗が、なかなかうまくいっていない状況なんですけれども、他区なんかをいろいろ調べてみますと、1年目当初すごく中小企業診断士の訪問回数を増やしているとか、その開業した状態によって、そういった手厚い指導などしているんですけれども、本区の場合は、3年間の中でどのような感じで中小企業診断士を入れて、訪問指導などしているんでしょうか。
◎産業振興課長
直接、専門家派遣というようなところで、私どもがということではないところではあります。一方で、商店街の方々が主体となってやるということで、まずは商いのプロがやるというようなところでは、私どもも期待をしているところです。一方で、今、委員のご指摘がありましたように、これまで13か所で実施を、空き店舗の活用をやったところ、現在でも続いているというところが5か所だけというところではあります。そういったところを踏まえながら、私どものほうでも、実は昨年度閉店してしまった中板橋のほうの事業もありましたが、そういったところでは、決算書を拝見させていただいたりとか、あるいは私どものほうで無料で中小企業診断士が行っております経営相談等にも、ぜひちょっとご相談いただいたりとかというようなことで行いました。
また、個店の魅力を高めるためのセミナーとかも行っておりましたので、実際にそこには足をお運びいただきながら、どういう形で魅力を出していくかというところも、一緒になって考えていただいたところではございましたが、やはり支出のほうが多かったというようなところで、これ以上そこの部分を商店街で賄えないということになりまして、昨年度は残念ながら閉店に至ったところでございます。
ご指摘のとおり、そういったところを今制度化して、経営相談を受けなさいとかというようなことを義務化しているわけではありませんが、一緒になって相談できるような体制には、特に板五米店につきましては、なかなかコロナ禍で、毎月行おうと思っていたんですが、情報連絡会等、関係者等で行っているところで、コロナ禍で何となく3か月に一度ぐらいにはなっているんですが、そこの中では、経営状況の報告をいただいたりとか、今後ではどういう活用が準備できるかというようなところも、区も含めて商店街、あるいは特に板五米店の場合は、第1支部ということで、商店街の連合している第1支部とかも入りながら、より魅力のあるところにしていこうということでは、取組を進めているところでございます。
◆しいなひろみ
ありがとうございます。
次なんですけれども、予算書235ページの資源環境費の自然との共生の予算と環境協働推進経費、どちらに入るのか分からないんですが、生態系に影響するナガミヒナゲシの駆除についてお伺いしたいと思います。
住民の方から緑道に幾つか咲くと、あっという間に群生してしまって、何かこの花は植物の育成を妨げる成分を含んでいるから、駆除しなきゃいけないんじゃないかと。実際、新座市では駆除を呼びかけたりしておりますが、板橋区ではそろそろこの花は咲き出す季節なんですが、このナガミヒナゲシに関してどのように考えていらっしゃるか教えてください。
◎環境政策課長
こちらの予算の中には、特にナガミヒナゲシの部分についての除去については、特に計上はされておりません。ナガミヒナゲシなんですけれども、特定外来生物や、あるいは生態系被害防止外来種というのがあるんですけども、そちらには指定されているものではないということは、こちらのほうでちょっと調べました。東京都では、対策や広報を行っておらず、国の動向を伺っているというふうにお聞きしてます。板橋区では、繁殖が旺盛というところで、毎年開花シーズンに向けて、区のほうでTwitterで注意喚起をしております。
こちらなんですけれども、1,000個から2,000個ぐらいのやはり種が、車のタイヤ等に付着して、全国に広がっていったというふうな経緯があるというふうにお聞きしてます。もともと地中海沿岸の植物でありまして、観賞用として導入されましたけれども、1960年代から東京で確認されているというところは確認しております。今後も繁殖力が旺盛というところで、またTwitter等を通じて注意を呼びかけていきたいというふうに思っております。また、先ほど委員のおっしゃったとおり、根と葉から周辺の植物の生育を阻害する成分、アレロパシーと言うんですが、そちらの物質があるということで、生態系に与えることは懸念しているというところでございます。
◆しいなひろみ
ありがとうございます。
まだ特定外来生物に指定されていないということではあるんですけれども、やっぱりこのお花が咲き出しちゃいますと、本来咲くべきお花にも影響を与えてしまうということと、あと子どもたちが摘んだりして家に持って帰ったりすると、また種が飛んじゃったりとかするので、ぜひ積極的にTwitterなどを通じて、駆除を促していただければと思いますので、引き続きよろしくお願いします。
次なんですが、秋の花火大会についてちょっとお伺いしたいと思います。
区内の美容院から夏の花火大会ですと、浴衣の着つけとヘアメイクで、かなり収入につながるということをお聞きしました。中止になってしまったので、それも見込んでて、いわばそれが美容院にしてみたら、夏の一時金ボーナスにも近かったということだったんです。今度11月に開催となると、浴衣はちょっとなと思いますと、やはり楽しみにしている区民の方だけじゃなくて、楽しみにしていた美容院なんかも、すごくある意味がっかりするんじゃないかと思うんですが、このあたりについてどのようにお考えになってますでしょうか。
◎くらしと観光課長
そうですね、時期が秋冬にずれてしまうことによって、来られる方はもちろんのこと、例えば今ですと、企業協賛などで財政面を確保している部分がございまして、例えばビールであるとか、夏休みの映画のPRを兼ねたポケモンであるとか、こういったところも時期がずれてしまうことによって、ちょっとまたそういった広告を出してくださるところも新たな改革になってしまうかなというところもあります。また、有料席の販売についても、ちょっと肌寒くなってしまいますので、そこも課題と感じております。トータルで時期がずれてしまうことによって、いろいろ見直しをするとともに、そういったいろんな方々にも、何かうまく対応できるようなプランも出しながらやっていきたいと思いますので、検討させてください。
◆しいなひろみ
よろしくお願いします。
○主査
所管の予算の審査の途中ではありますが、議事運営の都合上、この際暫時休憩いたします。
なお、再開時刻は午後3時35分といたします。
休憩時刻 午後3時05分
再開時刻 午後3時35分
○主査
それでは、休憩前に引き続き区民環境分科会を再開いたします。
所管の予算について審査を続けます。
それでは、こんどう委員、お願いします。
◆こんどう秀人
午後からもまたよろしくお願いします。
○主査
すみません、くらしと観光課長より先に答弁があると伺っています。よろしくお願いします。
◎くらしと観光課長
先ほどのこんどう委員からのご質問について資料を持ち合わせておらず申し訳ございませんでした。政府は2月26日、テレビを設置しているにもかかわらずNHKに受信料を支払っていない世帯から、割増金を徴収できる制度の導入を柱とした放送法改正案を閣議決定しました。このことに対する相談やお問合せなどはありますかというご質問でした。
この件につきまして消費者センターに確認をしましたところ、今日現在、今の時点において相談や問合せなどはまだありませんということでしたので、よろしくお願いいたします。
◆こんどう秀人
ありがとうございます。今、答弁の中で受信料を支払っていないということですけれども、これは受信料を契約していないということなので、それだけまた訂正をお願いします。
一応未契約の方が過去に遡って割増金を払わせられるという話が出てきて、私のほうは問合せが随分来ているんですけれども、実際には何を基準にして過去のところに振り返るかと今のところ分かりません。ただ、NHK側に記録が残るものとしては、BS契約をせずにスクランブル解除をしている人は、ここから見ているという記録が必ず残っていますので、その方は要注意であるということです。
そういった関係の判例では、3年前、2017年12月7日に最高裁判決が出た未契約でスクランブル解除をして見ていた方の支払いの判決がちゃんと出ています。この場合、支払い金額20万を超えていまして、通常、請求に関しては5年間という請求期限がありますので、本来契約していれば5年以上たった分は援用を適用して支払いを免除できるんですけれども、未契約の場合はそれが適用できないので、そういったことだけをしっかり伝えてもらえればいいかと思います。ありがとうございます。
次の質問に行きたいと思います。すみません。予算の概要のほうなんですけれども、72ページの92番、商品券事業費補助金というところで、前年に比べて60万ほど出てきている金額が下がっているんですけれども、これは国のほうが支払ってくれる分だと思うんですけれども、板橋区としては、今年1月に予定していたプレミアムバルチケットでしたか、あれが中止になったので、そういったものを踏まえて、またこれから予算が出ている分とは別に予算計上、追加とか補正予算が出ればやっていけるかと思うんですけれども、活性化のためにこれからコロナが少し収束したときを狙って何かやっていけるのかどうか、見通しを教えてください。
◎産業振興課長
こちらのほうの減額の60万につきましては、商店街振興組合連合会のほうで実は区独自の共通商品券、プレミアムとかついていないもの、その事業を行っているところでございます。補助率にしては80%ということで出しているところなんですが、今回は隔年で取扱い店舗の一覧の印刷経費をつくっているんですが、それがその分として隔年なので、令和3年度についてはつくらずにということでの減額分になっております。
また、今後につきましては、確かに紙の商品券だと世代を問わず利用の方法としては定着している部分はあろうかと思います。一方で、今、新しい生活様式の中では、対面での商品券も含めて、現金等のやり取りというところはできるだけ避けたりとかということも国ではキャッシュレスというようなところでもやっていますので、今後、区でもこういう形で商品券を展開するに当たっては、そういった電子化というようなところも視野に入れながら研究をしていきたいなというふうには考えております。
◆こんどう秀人
ありがとうございます。電子化のPayPayとかLINE Payとか、そういったものもあるとは思うんですけれども、先ほど、しば委員のほうからも質問があった地域振興課のほうですよね。高齢者の方に向けてスマホの使い方とか、そういった説明会とかガイダンスみたいなものがあったようなんですけれども、そういったときに詐欺被害、先日ちょっとニュースでも流れたんですけれども、携帯電話の事業を受託していた社長が3年間ほどやっていたんですけれども、個人データを6,000件ほどデータベース化してそれを外に流すと。流された人たちのうち、半数ぐらいの方が携帯電話の暗証番号と銀行の暗証番号が同じであったと。それによって不正にお金を引き出されているという例が実際にありました、事件として。そういったことに関する取扱い、特に暗証番号に関して注意喚起というか、そういったものは説明会のときなどにはしているんでしょうか、ちょっとお聞きしたいと思います。説明会というか、スマートフォンの高齢者向けの。
(「これからです」と言う人あり)
◆こんどう秀人
これからですか。すみません。これから説明会をする際に。
○主査
答弁可能な所管はありますか。
◆こんどう秀人
質問を付け加えます。その使い方の説明会をする際に、そういった説明をトラブルを避けるためにどういった気をつけないといけないことも含めているのか、含めて説明ができるかどうか、そこら辺、分かっているところがありましたら教えていただきたいと思います。
◎地域振興課長
先ほど申し上げました地域の底力発展事業につきましては、それぞれ町会やら地域での申請事業になりますので、そこでの事業に対して補助金が出るものということでございます。当然ながらこれだけスマホの使い方というところでは、セキュリティーを万全にしておかないと様々な被害があるというところも併せて、通常であればその講座に盛り込むものだと思っております。ただのお話になりますけれども、区におきましても消費者センターというところ、ご存じのとおりでありますので、そういったところでもスマホやらそういったところでの過去ですけれども、使い方の教室というか、セキュリティーの使い方というのは教室でやっていたという記憶がございますので、そういったところからも発信していくものと思っております。
◎くらしと観光課長
今のスマホの使い方に関わる注意の啓発等につきまして、実は今回、コロナ禍であったので、今年度の前半は講座関係、なかなか難しかったんですけれども、例えば初心者に向けたスマートフォン安全教室という形で11月17日に実は一回、消費者センター主催でこういったセミナーを実施してございます。なので、安全教室なのでそういったトラブルも含めてのご説明をさせていただいております。
これとはまた別に、消費者センターのほうでは様々な啓発事業を行っていまして、高齢者被害であるとか、今回のコロナでありますと給付金が出ますといったそういった給付金詐欺、様々なコロナに関わるもの、また高齢者あとお子様に関わるもの、対象やそういったターゲットを定めまして効果的にいろいろな方法で啓発はしてございます。
◎産業振興課長
今年度行いました私どものほうのキャッシュレス決済によるポイント還元キャンペーンにおきましても、そもそもキャッシュレス決済、QRコード決済というのはどういうものなのかというようなところとか、あとは登録の方法とかどういうふうにするのかというようなところは、実は区役所の1階のほうで一日だけだったんですけれども、事業者のほうが来て説明をしました。
また、コールセンター、24時間対応するということなので、問合せにも電話で応じながらというところでは、やはり注意喚起としては、そういった個人情報等を、あとは暗証番号なんていうのは大切なものだというようなことの説明はいたしているところだと思いますし、実際に電話だけでなくソフトバンクショップがPayPayと関係があるので、そこのショップに行ってもらえればそういった説明もするというようなことで利用される方々への対応というのは行ったところでございます。
◆こんどう秀人
いろんな所管にまたがっての質問で申し訳ありませんでした。いろんなことを対策されているということが分かりましたので、非常にうれしいと思います。できればそういった使い方、注意喚起に関しては1回でなく定期的に何度かやっていただくとか、啓発のチラシを置くとか回すというのをやってもらえれば非常にありがたいと思います。
この質問に関しては、以上で終わります。
次の質問なんですけれども、予算書144ページ、歳出予算事項別明細書のところなんですが、5番の資源環境費、ほかで見ると土木費が一番割合として減っているんですけれども、その中でその次に資源環境費が結構減っています。減った理由が分担金の計算方式による変更によるものなのかと思っていたんですけれども、67ページの予算の概要のほうを見ると分担金により入ってくるお金が7,800万ぐらいしかない。差額は大分あるので、どこら辺でこの金額のコストが下がっているのか、できれば教えてください。
◎資源循環推進課長
予算の概要の67ページの26番でよろしいですか。
こちらのほうにつきましては、東京23区の清掃一部事務組合の分担金ということで、分担金を私どものほうでお支払いしているというものでございます。こちらにつきましては、令和2年度に比べまして7,800万円の増という形になっているところでございます。
やはり清掃工場が移管されまして、建て替えの時期ということで集中し始めまして、その関係で建て替え工事経費の増というところがございまして、分担金等の増額というような形になっているところでございます。
◎環境政策課長
この5億5,400万余の金額なんですけれども、このうち4億3,500万余が熱帯環境植物館の改修経費が今年度かかりまして、来年度はかからないということで大幅に減っている原因の一つになっているというふうに考えております。
◆こんどう秀人
ありがとうございました。改修工事費も入っていたということで、金額が大分大きく変わっていたということでよく分かりました。ありがとうございます。
それと、同じく予算の概要42ページのところに入ってくると思うんですけれども、粗大ごみの受付なんですが、金額ではなくて、いつもよく見ているんですね。粗大ごみの回収、申込みしてからいつ頃に出せるのか。一時期、長いときは1か月以上かかっていましたけれども、ついこの間見たら1か月。私が一番最初の頃に見たのは3週間ぐらいなんですけれども、なかなかやっぱり期間が長い。
今後、人口が増えてきたりするとこれがやっぱりどっちにしても短くなる要素が少ないのでないかと思うんですが、そこら辺に関して何か見通しは立てていますでしょうか。
◎資源循環推進課長
こちら、粗大ごみ受付センターでございますが、粗大ごみの受付に関しまして、23区のうち14区で共同運営しているところでございます。今、委員おっしゃるような形で、ただでさえ年末年始、年度末は引っ越し等々もございまして粗大ごみが多く出てくるような状況でございます。一番長いときには1か月以上という待ち等もございましたが、今大体3週間ぐらいで落ち着いてきたかなと思ったんですが、また年度末で少し上がりつつある。
それとあわせまして、粗大ごみ受付センターのほうでコロナの陽性者が出たというところがございまして、規模を縮小したりして受付自体がなかなか滞ったりして悪循環が進んでしまったというところでございます。
今後につきましては、粗大ごみ受付センター等についても受付体制、改めるというふうなお話も聞いておりますし、また受付業務自体、西台のほうでございます。そちらのほうについても順次、改善に努めていきたいというふうに考えているところでございます。
◎板橋西清掃事務所長
従来、粗大ごみの待ち時間については、1週間から10日程度の待ち時間を目安に処理を進められるように、引っ越しシーズンの3月ですとか、あるいは年末年始については臨時対策車といったものを導入しながら、なるべく区民の方をお待たせさせないように工夫してきたところでございます。ただ、昨年4月に緊急事態宣言が出て以降、いわゆる片づけごみみたいなものが急増しまして、その対応がなかなか追いつかなくなって、一時的に急に増えてしまって、ついには1か月ぐらいの待ちになってしまったという状況がございます。
それで、宣言明けに臨時対策車等を導入して、それで徐々に感染防止などにも心がけながら対応してきたところなんですけれども、なかなか以前のような形で待ち時間を縮減することができませんでした。令和元年度は、平均の待ち日数は8日程度でございましたけれども、それで補正予算等も組みまして、1月から3月、またさらに臨時対策車を導入して待ち日数を減らすように努力しているところでございます。
先ほど、お話がありましたように、いっとき30日以上待っていたのが17、18、19ぐらいまでいったんですけれども、また20日程度に3月ということもありまして、臨時対策車を通常でも入れている時期だというところもありますので、なかなか吸収し切れないところがございます。
それで、待ち時間の関係ですとやっぱり人員・機材等の関係もございますので、もしあまりにもというようなときには、財政当局ともまた相談しながら、なるべく区民の方をお待たせしないように工夫してまいりたいというふうに考えております。
以上でございます。
◆こんどう秀人
どうもありがとうございます。
確かに1か月とか待つなら団地の下とかでもそうなんですけれども、粗大ごみ回収のシールを貼ったまま1か月ぐらい本当に放置されているんですね。もちろん引っ越しがもう迫っているから仕方がないというのも多分ある、そういう人もいるとは思います。できることならやっぱり短めに、目標に向けて10日ぐらいで出せるようになるのが、もうちょっとかかるとは思いますけれども、その方向でやってもらえればいいと思います。
また、毎年同じ時期にやっぱり出る量が増えるのであれば、そのときに今言っておられたように車の台数を増やすとか依頼をするということで、早めに対策できるように続けてもらえればうれしいと思います。
あと、もう一つ資源のほうなんですけれども、133ページ、あき缶等売却収入が書いてあるんですけれども、それ以外に予算の概要の42ページのところに、一番上に資源物持ち去り防止対策というのが載っています。この金額、売却益、持ち去られた後の金額として出しているのかどうかと、あと実際に持ち去りは今、それなりにあるのかどうかを教えていただきたいと思います。
◎資源循環推進課長
まず、こちら、持ち去りの関係でございます。持ち去りにつきましては、今現在もやはりございます。一番多いのは、やっぱり新聞、雑誌、段ボール、それから不燃ごみなんかの部分でも持ち去るような状況もございます。
ただ、私どものほうとしましては、パトロールを行っておりまして、見つけ次第、注意喚起をするのと同時に、私どものほうとしましては、禁止命令等も踏まえた上で警察への告発等も行ったというところでございます。今現在は、目立った形ではいない状況ではございます。しかし、まだ若干はあるかなというふうに思っております。
それで、その持ち去りの後かどうかということでございますが、実際、資源を回収しておりますのは、決められた曜日に出していただいたものを回収しているというところでございますので、今現在、持ち去りは全くないとは言えないんですが、今の状況というのはそのまま持ってきているというような状況でございます。回収しているということでございます。
以上です。
◆こんどう秀人
どうもありがとうございます。
○主査
次は、大野委員、お願いします。
◆大野治彦
予算の概要の35ページ、11の公益財団法人植村記念財団運営助成と17番の東板橋体育館等改修について質問させていただきます。
まず、公益財団法人植村記念財団運営助成、こちらについては私も数年前の植村財団の評議員として参加させていただいておりましたので、運営については一定の理解を示している一人であるというように自分でも自負しております。
そこで、米印がついているリニューアルオープン・植村直己生誕80周年記念事業について何か決まっていることがあればお示しいただきたいと思います。
◎スポーツ振興課長
こちらのリニューアルオープンの記念事業でございます。
こちらにつきましては、本年の12月18日の土曜日に開催する予定で準備を進めております。内容につきましても徐々に決定しておりますが、記念式典の開催後に東板橋体育館及び植村冒険館の内覧会を行いまして、その後、体育館のアリーナにおいて講演会を予定しております。講師につきましては、野口健さんで最終調整をしているところでございます。
野口健さんは、植村直己さんに大変影響を受けまして登山を始めたという世界的なアルピニストでございます。財団が作成した植村直己さんに関する動画の上映に加えまして、登山や冒険の話を本人のエピソードを交えながら講演をしていただくというようなことで計画をしているところでございます。
◆大野治彦
たしか前回は数年前、夢枕獏さんの講演があったふうに記憶しております。ありがとうございます。
次に、東板橋体育館の改修工事について、12月最終的にオープンになるわけですけれども、今現在の進捗状況、うまくいっているんでしょうけれども、進捗状況についてお聞かせいただきたいと思います。
◎スポーツ振興課長
現在、老朽化が進んでおります東板橋体育館につきましては、順調に工事が進んでいるところでございます。本年の6月に改修工事が終了しまして、まず9月に先行して体育館のみオープンする予定でございます。その後、体育館を運営しながら植村冒険館の展示整備を終えて、12月の先ほどの18日にグランドオープンを迎えたいと考えております。
以上でございます。
◆大野治彦
そこで、令和3年度の当初予算、プレス発表にも出ているんですけれども、(仮称)植村直己スポーツセンターの完成!というように出ているんですが、どうも私自身、個人的なことを言ったらあれなんですけれども、この名前に違和感があります。そして、つい先日なんですが、区民の皆様からもこれは体育施設、スポーツ施設です、植村直己さんの名前がついているのがちょっと違和感がありますねという問合せも受けているような状況です。
この施設というのは、私は植村直己さんや植村記念財団を否定することは一切ありません。すばらしい財団であって、すばらしい方だと、それだけは分かってください。ただ、植村直己冒険館の中の体育館ではないと思うんですよね。東板橋体育館の中にある植村直己さんの冒険館になるわけですから、あまりにも植村直己さんが前面に出過ぎていて板橋区立も何もないと。
利用する人、先ほど、課長の答弁を聞いていると地域の方が了承したからこれでいきますというものでもないと思うんですよね。十何億かけて大改修して、その原資は何かといえば、区民の皆様の税金が投入されているので、あるその地元の地域の方々、特に町会長さんがよしとしたからそれでいきますというわけにはいかないと思いますよね。
その辺についてまだ3月ですし、本オープンが12月になるわけです。やっぱり区民の皆様の施設になりますから、これは提案なんですけれども、例えば名前を公募にして区民の皆様から募るとか、そういったことをする時間というのはまだあると思うんですが、そういうことをぜひ取り組んでいただけるか、いただけないか、これから検討していただけるのであれば、庁内で検討段階に入ると思うんですが、私の思いはそういう考えがあるんですが、どのように思われているか、私の質問に対して答弁いただけるとありがたいんですけれども。
◎スポーツ振興課長
まず、植村冒険館の課題でございますけれども、当然来館者も年々減少してくる中で、国民栄誉賞も受賞されました偉大な冒険家である植村さんを知る世代も徐々に少なくなってきているというような現状がございました。そこで、複合化の改修工事に合わせまして、体育施設とさらに新たな冒険館という付加価値を与えまして、来館されるスポーツ利用者も含めましてPRをしていきたいという考えの下に、今回の複合施設の名称として植村直己スポーツセンターということで、前面に押し出しをしまして進めてきたというところでございます。
あと、施設の愛称ですとか通称名の決定の方法でございますけれども、確かに他の自治体におきまして一般公募などにより決定しているような事例も見受けられます。しかしながら、今回の複合施設の名称につきましては、加賀エリア全体のにぎわいの創出につながるように検討してきたものでありまして、区がブランド戦略の一環として進めていきたいというような考えもございまして、区のほうでネーミングにつきましては検討してきたというところでございます。
◆大野治彦
複合施設になることには一切異論はないんです。ところが今の課長の話でも結構板橋区は、皆様の意見を聞いてちゅうちょしている割には、こういうことに関してはすぐ決めるという、何かすごく両極端で不思議に思うんですけれども、加賀エリアの問題じゃなくて、先ほどから言うように体育館というのは、体育施設とスポーツ施設、私、第4回の定例会で体育とスポーツは違うというように言わせていただきましたけれども、そういった機能を十分に持ち合わせている施設なんですよ。
私が言いたいのは、植村直己さんがあまりにも前面に出過ぎているので、例えば利用する人が植村直己スポーツセンターですと言ったときに場所が分からないといろんなことが発生するんじゃないでしょうかということを心配しているんですよ。
加賀エリア全体のことの発展もすごく応援しますよ。ただ、この施設は体育館ですよ。体育ですよ、体を育む。その要素を十分持っているので、植村さんの冒険館ではないわけですから、例えば板橋区立東板橋体育館という中に植村さんが入っているのはいい。植村冒険館とかね。やっぱり体育館という名称を、おしゃれなのかもしれない、板橋区が考えている名前、植村直己スポーツセンター。ただ、やっぱり区民の皆様の声を聞くというのは大事だと思いますよ。
それをあまり地元だからそういうふうに地元の声、地元の声と今、おっしゃいましたけれども、そういうふうにしていると必ず私もそうですが陳情か何か来ますよ。そのときに、私はもう今、質問していますから誰が何と言おうとその陳情に多分賛成すると思いますよ、会派は反対しても。そのとき私は、会派を出るかもしれないですよ。それぐらいのやっぱり違和感というのはあるんですよ。
私、体育人ですから、体育大学出ていますから。今、スポーツと体育、違います。それはもちろんですけれども。あまり名前ばかりにとらわれないで、本質をもっとよく見極めてやっていただきたい。それで、私だけの考えじゃない。区民の皆様からもそういう声が出ているわけですから、そういう声を拾い上げていくというのは区の責務だと思いますよ。あまりそうやって変なところで固執して、これでいきます、これで変えませんじゃ何の声も通らないじゃないですか。まだ時間がありますから、もう少し庁内で検討していただいて、誰の施設だと言えば区民の皆様の施設ですから、そういうことをもっと酌んでいただいて、再考していただけるとありがたいんですけれども、見解をお聞かせいただきたいと思います。
◎スポーツ振興課長
確かに体育館という区民の大切な財産でございます。ネーミングにつきましては、表記も含めて一度持ち帰らせていただきまして、再度、様々な角度から考えてみたいというふうに思っております。
◆大野治彦
熱くならないように質問しようと思っていたんですけれども、この性格なのですみません。言ってしまってごめんなさい。ぜひご検討いただいて、皆様が喜んで受け入れていただけるようなネーミングにしていただけますようお願いをいたします。よろしくお願いします。ご立腹しないでくださいね。
次に、ごみの関係について質問させていただきたいと思います。
ページ数で言いますと、予算の概要の41ページです。
今に始まったことではないんですが、最近、区内を動いていると、ごみの出し方が出してしまえば関係ないみたいなごみが結構至るところに点在しているように思えます。区のほうもそういった対応に追われている現状だと思うんですけれども、やはり出している方も無責任だと思うんですよね。そういった意識というのは、自分自身の問題なんですが、板橋区としても困っていると思うので、今の現状と今後の対策についてお聞かせいただきたいと思います。
◎
板橋東清掃事務所長
委員ご指摘のとおり、不法投棄を含め、また曜日違いであったり、未分別といったごみが残念ながらかなり後を絶たないといいますか、見られるところでありまして、いろいろ住民の方からも通報いただいているところです。
我々としましては、やはりパトロールをしながら、またアパート等集合住宅であれば、各個別に私どもで作っております分別等をご案内した冊子を個別に投入してご理解いただく、直接お話しさせていただく、不法投棄等のごみについてはイエローシールを貼る、そういった様々な対応をしているところでございますが、やはり引っ越ししている方、新しい住人の方含め、なかなか定着していないところがありますので、これを一度に解決する手法というのはなかなかないと思いますので、引き続き我々のほうでパトロール等強化しながら、ある意味、地道にご理解をいただくように努力を続けるというようなスタンスで何とか解消に努めていきたいと考えているところでございます。
◎板橋西清掃事務所長
ほぼ同じなんですけれども、ルールを守れない方の中に外国人の方とか、ルールをあまりよく理解していない方がいらっしゃる場合がございます。そういった場合に、ルールに関する多言語を活用した説明書を出したり、あるいは集積所が特定の集積所になっていたりするようなときで、それを調べるとある共同住宅から出ていたというようなことが分かったようなときに、解決につながるような事例としては、大家さんとか不動産会社さんと話合いをしたり、それで、その方を通じて住民の方に周知を図るというようなこともやってきている実績がございます。少しずつ努力を重ねて、ルールを浸透させていきたいなというふうに思っているところでございます。
◆大野治彦
そこで、集団回収についてもなんですけれども、びん、缶、ペットボトル、古紙とあります。このびん、缶もスプレー缶は出しちゃいけないというのにスプレー缶が出ていたり、例えばびんも化粧瓶は持っていっていただけないというのは分からないと。出してしまった後に、例えば古紙もそうなんですが、最近、業者さんのほうは段ボールをたたんでひもで結ばないと持っていってくれないんですよ。そういうところがある。
ところが、持っていかないのはいいんですけれども、置かれていった管理しているところは大迷惑なんですよね。例えば自分自身でひもで縛って出してくださいといったって出しやしないんですよ。びんも缶も分けて出せと言っても出せない。これは、もう本当に個人の意識、モラルの低下というか、ごみの分別もできない日本になってしまったのかというぐらい、私も2か所管理しているのでいつもそういうことを思います。なぜできないのかと。出されたほうの身になってもらいたいという気持ちが強いんですね。
これは区に言ってもどうしようもないことで、愚痴になってしまったんですけれども、特に古紙の回収のひもで結ばないのを持っていっていただけないと管理していれば困るということをお聞きしているんですが、その辺について回収業者のほうに話をしていただいて、何か改善ができる要素はあるのか、ないのか、お聞かせいただきたいと思います。
◎資源循環推進課長
集団回収の件でございますが、やはり私どもも実態調査ということで、今、区内、集団回収を行っているエリアを回って、その実態を確認しているところでございます。
実際問題としまして、やはり今、かなり古紙のほう、下落しているところでございます。相場が下落しているので、なかなかきちんと段ボールなんかもたたんで積んでいかないと量的な問題等もございます。そういう意味では、集団回収実施団体の皆様方にもご理解を得るために、回りながらきちんとご説明等をさせていただいているようなところでございます。やはり先ほど、清掃事務所長も申し上げましたが、これも地道に少しずつ改善していかなければいけないというふうに思っているところでございます。
◆大野治彦
これはもう区の問題でなくて出すほうの問題なので、本当に意識の低下に私、驚いています。
41ページの19番のプラスチックごみ再資源化推進ということで、実態調査に入られるということになっているんですが、これも資源回収と一緒にそういったものを出してくださいとなると余計分別できなくなりますので、これだけはよくご検討いただいて、そういうことがないように対応を打っていただきたいと思うんですが、見解をお聞かせいただきたいと思います。
◎資源循環推進課長
まず、こちらのプラスチックごみの分別でございますが、令和3年度につきましては実態調査、どのようなごみの中に混じっているのかということを調査させていただきますが、実際行うに当たりましては、今、委員おっしゃるような形で、ただでさえびん、缶、ペットボトル、新聞、雑誌、段ボール、6種類分別して出していただいております。その上、プラスチックというような形での資源を出していただくとなると、やはり場所的にもかなり狭くなってくるかなというように思っております。それらも全て今後、検討してまいりまして、どのような形で回収するのがいいのかといったものも含めて今後、検討してまいりたいというふうに思っているところでございます。
◆大野治彦
ありがとうございます。
それと、予算の概要34ページのスポーツプロモーションについて質問します。
スポーツプロモーション、令和3年度、どのような取組をされるのか、お聞かせいただきたいと思います。
◎スポーツ振興課長
まず、スポーツプロモーションにつきましては、大きく分けますとスポーツ大使ですとかプロスポーツの連携に関する事業でございます。スポーツ大使につきましては、今後、オリパラ終了後についても現時点ではパラアスリートの活用なども十分生かされておりませんので、大会を契機として、新たにパラアスリートをスポーツ大使として任命するなどの準備を進めていきたいというふうに考えております。それらを通じまして、障がい者スポーツの推進についても図っていきたいというふうに考えているところでございます。
◆大野治彦
恐らく村田諒太さんがスポーツ大使の第1号かなと思うんですけれども、それ以降、女子プロの方とかいろんな方がなっているんですけれども、なったときはいいんですけれども、それきり単発で何の目立った動きもないんですが、そういった方々との縁というのはまだあるんですか。質問します。すみません、お願いします。
◎スポーツ振興課長
確かに第1号の村田諒太さんにつきましてもその後、プロボクサーに転向したりしまして、なかなか区との実際イベントでのご参加ですとか、そういったような関わりができていない状況がございました。やはり現役選手となりますとご自身の活動がどうしても優先されますので、その辺については今後も区の課題と認識しているところでございます。
◆大野治彦
ありがとうございます。
○主査
田中いさお委員、お願いします。
◆田中いさお
2度目になりますが、よろしくお願いします。
今の関連で、大野委員もこんどう委員も言っていましたように、ごみの件です。区民相談でごみの件が非常に多くて、やっぱり曜日も関係なしにいろんなものを捨ててしまうということで、そもそもこのごみの不法投棄について犯罪なのか、罰則規定はあるのかどうかの確認をさせていただけますか。
◎資源循環推進課長
不法投棄につきましては、これは犯罪ということで、たしか繰り返してやった場合、罰金が100万円ぐらいだったと思うんですが、すみません、今、手元にありません。
◆田中いさお
犯罪行為ということでしたら、僕、あまりにも多いんですよね、うちの地域も。だとしたら簡易型の防犯カメラを設置して、撮って、それでも直らない人は直らないでしょうから、撮った写真をあちこち貼り付けてみたらどうだと思いますよ。そうしたら、周りの人は分かりますよ、あの人だなと。それで捕まえるわけにはいかないでしょうけれども、そうしたら抑止には僕はなると思うんですよね。
そこら辺、ぜひこの不法投棄というか、ごみ出しのルールを守らないことについては、大体そういう場所は決まっていると思うんですよ。きっと同一人物か一人、二人がいると思いますから、そういうのもぜひ検討を進めていただいて、犯罪であるんだったら、僕、やっていいと思いますよ、防犯カメラを仕掛けて、写真とか。何か回答してくれますか。
◎板橋西清掃事務所長
ルールを守っていただけないごみの中で、排出した方が特定できるような場合については、例えば住所が書いてあるような手紙が入っていたとかそういうようなときには、そのお宅を直接訪問したりですとか、あるいはお会いしたりして排出のルールについて周知、また指導していくというようなことでやっているところでございます。カメラ等というのはなかなか難しい部分もあるかなと思いますけれども、できる範囲でやらせていただいているところです。
また、数が少なければ、2軒ぐらいしかないところですとどっちがというような話にもなってきたりはするわけですけれども、我々も区民の方が自主的にルールを守っていただけるような方法を考えながら、時には厳しく、ごみをそのまま残したりとかいうようなこともやりながら対応していっているところでございます。
◆田中いさお
それで、もう大変な作業だと思いますよ、言うこと聞くか聞かないか分からない区民に対してやるわけですから。ですので、僕はあまりにも悪質な場合は検挙したほうがいいと思いますよ、僕は個人的に。じゃないとこういう、たまたま間違えたとかそういうのは全然いいとは思いますけれども、毎回毎回やるような方については、指導じゃ追いつかないような方が出たときには、そういう対応もしていただきたいなと、それは要望ですけれども。
あと、資源ごみの持ち去りについても以前、区民相談があって、しかも事業者の方ですよね。資源を回収しようと思ったら持ち去られているということで、板橋区が東京都で一番厳しい罰則をつけたと。たしか記憶によれば50万の罰則で、もう本当にスパイのようにGPSを新聞の中に忍び込ませて行先を探るという、そこまで徹底した対応をしたのはすごいことだなということで、導入した当時は、大分件数が減ったという話は聞いていたんですけれども、最近の現状、持ち去りの年間の件数はどのぐらいになったのかとか、大枠で構いませんからお知らせしていただければと思います。
◎資源循環推進課長
持ち去り用でGPSの発信機を1回導入したことはあるんですが、今やっておりません。私どものほうとしましては、それがやはり問屋さんのほうに行くだけで、場所が特定されてももう全然何もというような状況もありまして、どちらかというと今、委員おっしゃったような形で摘発のほうに移って、1回目の摘発では20万円以下の、2回目以降、悪質ということで50万円以下の罰金ということで、摘発のほうを行っているところでございます。ただ、今、現状では先ほどもちょっと触れましたが、完全にはなくなっていないんですが、やはり件数的にはかなり減っているというような状況です。
あわせて、回収業者さんと私どもも一緒になりながら、朝のパトロールですとか、そういったものも行っているような状況でございます。
◆田中いさお
これは、月別で件数は押さえていらっしゃるんでしょうね、所管ではもちろんのこと。
◎資源循環推進課長
申し訳ございません。件数的な何件ということでは、今のところ言えない状況でございます。やはりすみません、そこの集積所にずっと張っていて持ち去ったとか、そういったものは、すみません、その現場を押さえない限りは件数的には出てこないものですから、実際、パトロールしていても新聞がある、段ボールがあるというような形で、量があるところには、やはり少し見張るというとおかしいんですけれども、持ち去りがないかどうかということでは待機はするんですが、実際、件数が何件あるかというのは、すみません、そこまでは把握できていない状況でございます。
◆田中いさお
確かに盗んだ瞬間を見ないとなかなか分からないんでしょうけれども、例えば通報があった件数は分かるか。持ち去られたという区民からのそういう訴えは押さえているということでいいですか。
◎資源循環推進課長
私どものほうもそういうお話、電話等でいただいたりしております。その場合には、きちんと事後、翌週ですとか、そういう形で重点的に見回るというようなことはやっております。件数的には把握しております。
◆田中いさお
件数は押さえているということですよね。
以前、私が役所来るときに、目の前で持ち去りの現場を見て、写真を撮って情報提供をしたこともあるんですけれども、これは分からないという部分が今、大半で、実際、持っていかれた、持っていっていない。板橋区のちゃんと認証されたシールを貼っているかどうか見てくださいとよく言われましたけれども、やっぱりここも大事な資源ですから、そこはまたGPSの導入も含めてやったほうが僕はいいような気がします。
それで、なぜGPSを導入したかと、行った先の問屋が分かるだけで意味がないというように先ほど、課長さんから聞こえたんですけれども、その問屋さんにどこで仕入れているか全部一覧表を出せと、それで板橋区方面からやってくるのは誰だというのを特定できる可能性、僕、高いからこそGPSを導入したはずなんですよ。買うところがなくなれば違法な持ち去りがなくなるわけですから、問屋さえ押さえてしまえば。今後、ここの業者との付き合いをやめてくださいと、うちの区の資源を持ち去っているんですよという注意喚起もできる。そういうところからいきなり100%完全になくなるということはないでしょうけれども、もう売る先をどんどん潰していくことといっても意味はあることだと思いますから、そこはまた今後、ぜひまた新しいものも何かできているかもしれません。そこはぜひ研究していただきたいなと思いますので、よろしくお願いします。
続きまして、また産業関係で申し訳ありません。予算の概要の38ページです。時間のある限り順番にいきます。
ここでの13番のところなんですけれども、BCP策定支援ということで、今回、コロナがあったということで、通常の地震や水害にプラスアルファの感染対策をやっぱりここに盛り込まないといけないのかなという、避難所運営もそうなんですけれども、そこら辺の支援、下にも新型コロナウイルス感染症対策助成もありますけれども、支援について今、検討されていることがあればお聞かせください。
◎産業振興課長
こちらの簡易型のBCP策定については、もちろんパンデミック対策というようなところも含めてつくっていただくというようなことで進めているところではございます。
◆田中いさお
今現状、このBCPを策定している企業さん何社、これは全企業押さえるのは大変なんでしょうけれども、大枠何社板橋区内にはBCPを策定すべき会社、一定程度の規模なんでしょうね。それに対してどのぐらい進んでいるかという何かそういうデータとかそういうのがあれば教えてください。
◎産業振興課長
実績としては、過去で大体100社ぐらいだったと思います。平成26年度からやっておりまして、100社を今年度で超えているところでございます。また、来年度に当たってもこちらのほう、しっかりとこれまでのところのフォローアップというところも含めてやっていこうと思っております。予定でございますが、新規15社でフォローアップ20社というようなところで進めていきたいというふうには考えております。
◆田中いさお
最後ですみません。これは一定規模の企業さんをやっぱりちっちゃな個店というわけにもいかないでしょうから、どこを目標に置いて、従業員10名以上の企業500社に対して、この何%BCP策定を目指すんだとか、そういう指標みたいなものがこれはあるんですかね。
◎産業振興課長
特に事業規模で限定するというようなことはなく、広く区内の中小企業者に策定いただきたいというようなところはあります。
一方で、こういうBCPを策定しているというようなことは補助金等の加算ポイントにもなったりはしますので、それは国であったり、都であったり、そういう補助金の加算ポイントです。あとは、これまでもそうなんですけれども、板橋の産業融資を受ける際に1割分の利子補給をプラスするとか、そういったインセンティブも、小さなものかもしれませんけれども、引き続きやっていきたいと思っています。
◆田中いさお
今後、要望ですけれども、大きな会社こそ大きな意味が生まれると思うんですよ。これは事業継続の話ですから、ですのでそこは今後、小さな個店ももちろんつくったほうがいいと思いますけれども、ある程度の規模のところはもうしっかりやってくださいというところのまた目標値も設定しながら、従業員何名以上ぜひつくってくださいというような基準をつくるなり、こういう助成制度がありますからセットでとか、そういうのもぜひこれは検討を要望ですけれども、それはしていただきたいなと思います。
続けてなんですけれども、隣の39ページの消費者センターの先ほど、話がちらっとありましたけれども、先ほどもこんどう委員の話のほうであったと思うので、このコロナ禍で還付金詐欺とか、いろいろコロナに関連するそういう詐欺めいたネット上のものが多いと思うんですが、昨年1年でそういうようなコロナ関係で何かそのような相談件数とか相談内容で多かったものがあれば、教えてください。
◎くらしと観光課長
コロナで多かったのが去年の4月、5月、6月ぐらいがやはり多かったと思います。内容につきましては、例えばコロナにおいての予約キャンセルや解約、また返金の相談、またマスクや消毒液、トイレットペーパーが手に入らないとか、それに関する相談が多かったです。これが4月頃が多かった情報になります。
また、6月についてもやはり続いていて、同様の内容になっておりまして、予約キャンセルの相談とマスク、消毒液、衛生関係に関する相談がトップ2になっています。
◆田中いさお
了解しました。
それで、今のシステム上のことを確認したいんですけれども、以前、板橋区でそういうような相談を吸い上げたものは、そのまま東京都の情報センターか何かへ行って一括で情報を整理すると、傾向性が分かるような話をたしか伺ったことがあるんですけれども、そこを情報を吸い上げるのはいいんですけれども、その情報をどうやって区民の方に消費者センターには今、こういう相談が多いんですということをやっぱりバックしないと駄目だと思うんですよ、区民の方に。今現在こういうような困っていることが、だって今、オンラインでつながっているわけなので、瞬時に東京都か国かは押さえているんだと思いますよ、今の被害状況を。今日はこれが多かったとか、例えば月別、週別とかいろいろあるでしょうけれども、その戻し方をちょっと俊敏にしたほうが僕はいいと思います。
区民でそうやって被害を受ける方がいらっしゃるからこそ消費者センターに情報が行って、そこで相談する。その相談内容が上に上がって集計作業されているわけですよね、きっとコンピューターで。そのフォローバックの方法をぜひ区のホームページでも広報でもいいんでしょうけれども、今こういう相談が多いんですということを常に発信するべきだと僕は思いますし、それに注意喚起がやっぱり必要だと思いますよ。高齢化社会なので、なかなか毎回同じことを言い続けないとまたそういうような詐欺に引っかかるような心優しいご高齢者もいっぱいいるでしょうから、そこら辺をぜひ対策を講じていただきたいと、これは要望なんですけれども、どうでしょうか。
◎くらしと観光課長
ご要望ありがとうございます。
消費者センターでも今回、コロナ禍でなかなかイベントや啓発事業が中止になってしまったんですけれども、その代替としてホームページとプラスして結構広報いたばしで広いスペースを取っていただいて、啓発する機会をたくさん頂戴しました。なので、いろんな方からの情報提供を受けながら、また国や東京都からも月報が送られてきて、こういう相談が今、多いということで、傾向も把握しているので、そこも踏まえた形でできるだけ瞬時に啓発には努めてきたんですけれども、より一層努めてまいります。ありがとうございます。
◆田中いさお
引き続きいきます。申し訳ありません。ハイライフプラザの管理運営です。下に行きます。21番です。
今現状、これは予約についてどのような形で予約するか。以前、これは平日に呼出しされて、呼出しでくじ引を引かなきゃいけない状況であって、私、行ったときがあるんですけれども、今その予約システム、これは分かりますか。分かればでお願いします。
◎産業振興課長
今現在、コロナの関係があるので、夜間の新規というところは受けていないところでございますので、これからもちょっとどうなるかというところがあるので、ネット予約自体はやっていません。
◆田中いさお
抽せん方法は分からないですよね。分からないですね、産業公社の方がいらっしゃらないと。分かりました。こちらでまた確認します。お願いします。
今、コロナで止まっているということなんですけれども、仕事をしている人が昼間に抽せんしに行くというのは、前も言ったことがあるんですけれども、今現状止まっているということなので、また復活する際には、ぜひ予約システムについては検討していただく。変わっていないようであれば検討していただきたいと思いますので、よろしくお願いします。
主査、引き続きいきます。
その下の区民農園です。区民相談で当たったところが一日中真っ暗だという苦情が来まして、そんなことがあるのかなと、僕。その場所によって真冬だったらそういう当たらないところが発生するのかな。真夏にそんなことはないとは思うんですけれども、それはまだ場所を確認していないんですが、そんなような場所はあるのか、お尋ねします。
◎赤塚支所長
確かに区画によっては、壁のそばだったりすると日が短い時期になかなか日が当たらない条件のところもございますが、丸々一日当たらないということはないとは思います。ただ、条件が悪くて半日程度当たらないところがあるのは事実でございます。
◆田中いさお
そういうところは何か減額してあげるとか、そういう措置はできないんですかね。だって区は押さえていると思いますよ。土地に対して区画がいろんなところがあって、この壁際は、これは冬場は日が当たらないなという、当たった人は残念ですよね、同じお金を払って。これは何かごみの問題も解決してあげたいなと。この暗さの問題も切実だと思いますよ、野菜を育てるに当たっては。そこもぜひ何か工夫できないかなという要望なんですけれども、いかがでしょうか。
◎赤塚支所長
今、区民農園は抽せんで順番を決めて、実はいい区画から順番を割り振って、当選がいい順番の人からいい区画に当たるようにいっているんです。なので、最後のほうの人はちょっと日当たりの悪い区画になってしまっているというような状況もございますので、同じ条件でやれないのはすごく申し訳ないんですけれども、これからも当選順が若い人からいい区画に入れるというシステムでいきたいと思いますので、悪い区画に当たってしまった人は、また次の抽せんのときにぜひチャレンジしていただきたいと思います。申し訳ございません。
◆田中いさお
大体それでよく分かりました。
でも、そのシステムは、区民の方全員知っていらっしゃるということでいいですか。最初に当たった人たちがいい場所を取るんだよと、それで最後になるのはくじの最後のほうに当たった方がというそこだけ短く。
◎赤塚支所長
周知が足りない部分あると思いますので、その部分については周知に努めたいと思います。
○主査
では、安井委員、お願いします。
◆安井一郎
それでは、予算の概要の9ページのいたばしNo.1実現プランの重点戦略、デジタルトランスフォーメーション、これで個人番号カード交付関連事務のことについてお聞きいたします。
個人番号カード、マイナンバーカードと言われる部分だと思うんですけれども、これが今現在、個人番号カードを交付していて、いろんな面でコンビニで住民票が取れたりとか、そういう利便性があります。
私、今後、健康保険証がこの中に組み入れられると聞いているんですけれども、それはまたいつ頃の話になるのか、お聞きしたいんですけれども。
◎戸籍住民課長
マイナンバーカードを保険証としても使えるようになるということでございまして、来年度から保険証としてもお使いになれるようになりますが、使うためには、先ほどちょっとお話があったように、マイナポータルというところにご自分で入っていただく。マイナンバーカードを使ってパソコンを使ってマイナポータルというところに入っていただいて、ご自分で保険証と自分のカードの番号をひもづけていただく必要がございます。そういった手続をした後で保険証の代わりに使うことができるというふうになりますが、使うためには、病院のほうはそれだけのパソコンですとか、マイナンバーカードを読み取るための機器がないとできないということで、厚生労働省のちょっと前の資料ですけれども、まだ10%ぐらいしか病院のほうでそういう設備ができていないというような状況だというふうに見たことがございます。
◆安井一郎
その場合、保険証がひもづいた場合、今現在、私どもが持っている紙ベースの保険証の裏には臓器移植の有無、死んじゃった場合は何と何を取り出してもいいですよみたいな同意とかがありますよね。そのことについてもマイナンバーカードで出せば意思表示が自分の中でできるというようなシステムになるんですか。
◎戸籍住民課長
そこまでは私も伺っていないんですが、基本的には保険証の番号とだけひもづくということで、保険証の番号とひもづいて住所とお名前と生年月日などが共有されているということなので、手書きの部分で臓器移植の有無を多分お書きになっていると思うんですけれども、その部分までひもづくかどうか分からない状況でございます。
◆安井一郎
今、分からないとおっしゃいましたよね。だから、それはつくかつかないかということをシステムとしては、私はその中にあることが一番重要じゃないかなと思うので、そういうシステムの運営をする側として、区民がやはりそれで不自由になるんじゃデジタルトランスフォーメーションという区が推し進めている内容とはかけ離れてしまうと思うんですけれども、いかがでしょうか。
◎戸籍住民課長
マイナンバーカードにも意思表示の箇所がございますので、保険証とは別に意思表示をしておくことはできるということでございます。失礼いたしました。
◆安井一郎
続いて、予算書の105ページの行政財産収入で、環境政策課、資源環境推進課、板橋西清掃事務所、それぞれ財産を運用していく。これだけ今年度は収入があるというふうに書いてありますけれども、これは何で財産を運用してこれだけのお金が入るのか、まずそれをお聞きしたい。
◎環境政策課長
こちらですけれども、まず土地の賃貸料の部分がありますけれども、こちらは熱帯環境植物館の自動販売機を置いてあるところになります。それが12万円です。あと、カーシェアをすぐ本庁舎のところでやっておりますけれども、ちょうど道路を挟んで向こう側になりますが、そこでいわゆるカーシェアをやっていただいている会社に土地を貸し付けていますので、その部分の賃料ということになります。それが6万6,000円です。
◎資源循環推進課長
私どもの146万2,000円でございます。こちらも自動販売機になります。リサイクルプラザのプラザゾーン、屋外に自販機を1台設置しております。それとあわせまして、処理ゾーンのほうにも屋外2台設置している分、それぞれプラザゾーンが9万3,000円、処理ゾーン2台で136万9,000円というような状況でございます。
◎板橋西清掃事務所長
板橋西清掃事務所の財産収入、土地賃貸料につきましても同じでございまして、自動販売機の設置によるものでございます。西台中継所の屋外の部分ですけれども、自動販売機を設置しておりまして、7万4,800円程度掛ける12月というところでございます。
◆安井一郎
次のページの107ページにも同じように行政財産収入が提示されていますけれども、これは何でしょうか。
◎環境政策課長
こちらは、環境政策課の部分17万1,000円になっておりますが、やはり熱帯環境植物館の建物の中に自動販売機があるというところと、あとエコポリスセンターの中にやはり自動販売機があるという部分で、それぞれが8万7,000円、8万4,000円という部分になります。
◎資源循環推進課長
私どもも同じようにリサイクルプラザ、プラザゾーンの屋内に自動販売機1台ございます。それの分で7万1,000円という形になっております。
◎
板橋東清掃事務所長
こちらのほう、板橋東清掃事務所で自動販売機が4台、あと志村の清掃事業所のほうにも2台ございまして、その合計の設置の金額になっております。
◎板橋西清掃事務所長
同様でございまして、板橋西清掃事務所、自動販売機3台設置してございます。単価はちょっと違いますけれども、以上でございます。
◆安井一郎
また資源環境部関係で、今度は237ページの9番のPCB廃棄物処理経費、その経費の値段、1,000万近く計上されておりますが、量と単価というんですか。例えばリットルなのか、1個なのか、キロなのかとか、そういう部分がまず我々には分からないので、処理費の量それから単価が分かれば教えていただきたい。
◎環境政策課長
こちら、957万8,000円の部分だと思いますけれども、こちらは令和元年になりまして、東京都のほうから今までに昭和49年までの施設の調査を行っていたんですけれども、それ以外にも昭和50年から52年の3月までに竣工した建物についてもPCBの蛍光灯というか、照明器具がついている可能性があるということで調査をしてくださいというふうな依頼が来ました。その結果、施設あるいは道路街路灯、あるいは公園とかそのあたりを調べさせていただいて、およそ2,000個の照明器具のいわゆる安定器の部分になりますけれども、その部分が見つかって、その部分についての運搬処理費というふうになると思います。基本的には、トン単位ということになると思います。
前回、3.7トン、今年度処理したんですけれども、そのときはトン単位でやっていましたので、今、2,000個のキロ数は何トンだか分かりませんが、基本的にはトンでたしか換算していたというふうに思います。
◆安井一郎
それは、この廃棄物は三園二丁目のごみ詰め替え所に今でも保管されているんですか。まだこれから調査が進めば、そこには増えていくんですか。
◎環境政策課長
基本的には見込みですので、まだ正確な数ではないということになります。基本的には、これを北海道まで運ぶということで、北海道にちょうど処理施設がありまして、そこで処理をするための一旦の保管を三園中継所で行っているということになります。
◆安井一郎
これは区施設だから予算計上して処理することもということでしょうけれども、民間の場合の指導はどうされているんでしょうか。民間でも例えば電気のキュービクルとかの中に含まれている液体、油にはPCBが入っていると聞いていますけれども、そういうものも処分する対象になると思うんですけれども、そういう指導はされているんでしょうか。
◎環境政策課長
民間の事業者の方につきましては、それぞれの責任でやっていただくということで、区としてもやはり事業者の一人ということでやっております。国のほうでそのPCBについては喚起を行っておりまして、基本的には事業者の方の責任において処分していただくということになると思います。
◆安井一郎
似たようなアスベストも今後、対策が急務で、いろいろな形で進んでいくと思いますけれども、環境政策を怠らないようにひとつよろしくお願いいたします。
それでは、次は245ページの(5)の使用済小型電子機器等回収のことについて聞きます。
一説には、電子機器は例えば携帯電話とかの場合、ボタン電池も含めてなんでしょうけれども、都市鉱山という言葉があると思うんですけれども、緑のおばさん都知事がさんざんオリンピックのメダルはこれで作るんだと言っていた時分があったと思うんですが、板橋区はこれを回収して、それはどうしているんでしょうか。
◎資源循環推進課長
小型家電の回収でございますが、今、拠点回収等で行っているところでございます。こちらにつきましては、週1回回収してきまして、今、委員おっしゃるような形での携帯電話ですとかコード類ですとか分別しまして、それを売却しているというような状況でございます。
その中で、携帯電話の中には、今、委員おっしゃるような形で金ですとか銅ですとかいろいろなものが含まれております。それにつきましては、最終的な数字ということで、今回のこれについてはこのぐらいの金が取れましたということでも報告はいただいているところでございます。ただし、本当に0.000何グラムというような感じでございます。
◆安井一郎
続いて、動物死体処理経費に東と西とでは、それはペット数とかそういうもので計上する処分費の額が変わってくると思うんですけれども、それに合わせて同じように手数料、1匹当たりたしか3,000円だったかな。それで、特に大きいものについては受け付けないという規則があったと思うんですけれども、手数料、これを計算するに当たっての毎年のどんなものかということを基準にして処理経費を出されているんでしょうか、ちょっとそこだけお聞きしたいんですが。
◎
板橋東清掃事務所長
動物死体処理経費につきましては2,700円ということで、今現在、条例で決まっております。今回、予算計上させていただいているのは、その2,700円掛ける実績等で何頭程度回収することがあるということで予算計上させていただいているというものでございます。ちなみに大型のキロの制限、25キロ未満ということでやっております。
○主査
答弁ありますか。よろしいですか。
◆安井一郎
それでは、かたつむり運動について、「かたつむりのおやくそく」というフレーズというか、ごみ収集車等に貼ってあって、それから、またユーチューブで子どもに「かたつむりのおやくそく」を歌わせている。先ほど来からいろんな委員から人の気持ちというか、ごみをそうやって不法投棄するとか、心の問題だろうと。そういうことを子どものうちからちゃんとやるということが重要であると。
そこで、ごみ拾いのピリカというSNSの取組があるんですけれども、区としてはそれを認識していますか。
◎資源循環推進課長
皆様方、スマートフォンを持ってここでこういうごみを拾ったみたいな形で出すようなということは聞いておりますが、詳細まではすみません、分かっておりません。
◆安井一郎
ぜひこれはいいなと。何でごみを拾ったということが、それをSNSで発信するといいのかという部分は、これから情報化社会の中においてポイ捨てごみの分布の調査とか、どこに何が落ちていたかというのがAIとかが認識してごみの流れみたいな、人が何を捨てたかとか、そういうことが分かるシステム、これは資源循環推進課としても「かたつむりのおやくそく」をやっている中で、こういうアプリもありますよということをぜひ進めていただきたいなと思うんですけれども、そちらはいかがでしょうか。
◎資源循環推進課長
やはり今、今年度はコロナの影響でまとまった形での春、秋のクリーン作戦やポイ捨て防止キャンペーン、こういったものができませんでした。そういった中で、各人がご自宅を中心にごみ拾いをやってくださいということは周知しているんですが、やはり今、委員おっしゃっていただいたような形でのそういうSNSを活用したものですとか、そういったものについては有効な手段というふうには考えておりますので、今後検討してまいりたいというふうには思います。また、そういうものがあるということに関しての周知、こちらのほうについても十分努めていきたいなというふうに思っているところでございます。
◎
板橋東清掃事務所長
先ほどの答弁で少し私のほうで勘違いしておりまして、安井委員からページ数でご指摘いただいたのは、動物死体処理の関係で歳出の部門でしたので、歳出ということは区からの支出になりますので、ここで計上されている金額は区が引き取った死体を業者に委託する場合の経費になりますので、それにつきましては1頭2,700円、20キロを超えたものについて1頭3,100円ということで業者と契約して委託しています。私が先ほど申しました1頭2,700円、25キロ未満というのは区民の方から有償でお預かりするときの話でしたので、訂正いたします。
◆安井一郎
すみません。もう一回重さに関してのことを教えてください。
◎
板橋東清掃事務所長
区民の方からペット等でお預かりする場合には1頭2,700円、25キロ未満という規定でお預かりしているということでございます。
今、私が申し上げたのは、区のほうが区民の方からお預かりした動物の死体を業者のほうに委託して処分してもらうときの経費がこれも通常1頭2,700円なんですが、今度は20キロを超えると1頭3,100円になりますという意味でございます。
◆安井一郎
業者に渡すときですか。
◎
板橋東清掃事務所長
業者に処分してもらうときの経費という意味でございます。
◎環境政策課長
すみません、PCBのお話で、先ほどの957万8,000円なんですけれども、分解、分別、荷姿登録をする費用ということになります。大体2,000個で2トンぐらいということになります。すみません、補足させていただきました。
○主査
以上で本日の調査を終了いたします。
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○主査
これをもちまして区民環境分科会を閉会いたします。...