平成30年度定例会・2月会議荒川区議会会議録(第二十九日目)================一、日 時 平成三十一年三月十四日午前十時一、場 所 荒川区議会議場一、出席議員(二十九名) 一番 瀬野喜代君 二番 小坂英二君 三番 小林行男君 四番 安部キヨ子君 五番 横山幸次君 六番 斉藤邦子君 八番 小島和男君 九番 町田 高君 十番 中島義夫君 十一番 菅谷元昭君 十二番 明戸真弓美君 十三番 茂木 弘君 十四番 若林清子君 十五番 小坂眞三君 十六番 服部敏夫君 十七番 並木一元君 十八番 斎藤泰紀君 十九番 北城貞治君二十一番 鳥飼秀夫君二十二番 志村博司君二十四番 藤澤志光君二十五番 竹内明浩君二十六番 清水啓史君二十七番 森本達夫君二十八番 菊地秀信君二十九番 松田智子君 三十番 吉田詠子君三十一番 保坂正仁君三十二番 中村尚郎君一、欠席議員(なし)一、
出席説明員区長 西川太一郎君副区長 佐藤安夫君副区長 北川嘉昭君総務企画部長 五味智子君財政担当部長 宮腰 肇君区政広報部長兼
全国連携担当部長 米澤貴幸君管理部長 梅原一彦君区民生活部長 三枝直樹君
地域文化スポーツ部長 池田洋子君産業経済部長 石原 久君環境清掃部長 古瀬清美君福祉部長 片岡 孝君健康部長 倉橋俊至君
子育て支援部長 青山敏郎君
防災都市づくり部長 松土民雄君再開発担当部長兼
都市計画担当部長 松崎保昌君会計管理部長兼
債権管理担当部長 丹 雅敏君総務企画課長 小林直彦君教育長 高梨博和君
教育委員会事務局教育部長 阿部忠資君
選挙管理委員会委員長 小林清三郎君代表監査委員 小川秀行君一、職務のため出席した
事務局職員事務局長 濱島明光庶務係長 小原 実議事係長
幸野佳紀主任主事 染谷沙織主事 肥塚喜史主事 堀川光佑主事
山本麻由来企画調査係長 細井貴洋議事日程 平成三十一年三月十四日 午前十時開議第一 議員提出議案第三号 荒川区就学援助の実施に関する条例第二 議員提出議案第八号 荒川区子どもの医療費の助成に関する条例の一部を改正する条例第三 議員提出議案第四号 荒川区
高齢者入浴事業の実施に関する条例第四 議員提出議案第五号 荒川区
高齢者在宅介護応援手当条例第五 議員提出議案第六号 荒川区家具類の転倒及び
落下防止器具設置等の助成に関する条例第六 議員提出議案第七号 荒川区
住宅リフォームの促進及び
区内施工業者仕事づくり条例第七 議案第四十三号 荒川区職員定数条例の一部を改正する条例第八 議案第五十三号 平成三十年度荒川区
一般会計補正予算(第四回)第九 議案第五十八号
荒川遊園観覧車等新設工事請負契約第十 議案第六十号 職員の勤務時間、休日、休暇等に関する条例の一部を改正する条例第十一 議案第六十三号 (仮称)新
尾久図書館建築工事請負契約第十二 議案第六十四号 (仮称)
日暮里地域活性化施設建築工事請負契約第十三 議案第四十四号
荒川区立保育所条例の一部を改正する条例第十四 議案第四十五号 荒川区
児童育成手当条例の一部を改正する条例第十五 議案第四十六号 荒川区ひとり親家庭の医療費の助成に関する条例の一部を改正する条例第十六 議案第六十一号
幼稚園教育職員の勤務時間、休日、休暇等に関する条例の一部を改正する条例第十七 議案第四十七号 荒川区
心身障害者福祉手当条例の一部を改正する条例第十八 議案第四十八号 荒川区
地域包括支援センターが実施する
包括的支援事業の人員等の基準に関する条例の一部を改正する条例第十九 議案第四十九号 荒川区
旅館業法施行条例の一部を改正する条例第二十 議案第五十九号 普通財産の貸付けについての一部変更について第二十一 議案第六十二号 災害弔慰金の支給等に関する条例の一部を改正する条例第二十二 議案第六十五号 荒川区
国民健康保険条例の一部を改正する条例第二十三 議案第五十号 荒川区
道路占用料等徴収条例の一部を改正する条例第二十四 議案第五十一号
荒川区立公園条例の一部を改正する条例第二十五 議案第五十二号 荒川区
従前居住者用住宅条例の一部を改正する条例第二十六 議案第五十四号 平成三十一年度荒川区一般会計予算第二十七 議案第五十五号 平成三十一年度荒川区
国民健康保険事業特別会計予算第二十八 議案第五十六号 平成三十一年度荒川区
後期高齢者医療特別会計予算第二十九 議案第五十七号 平成三十一年度荒川区
介護保険事業特別会計予算第三十 同意第三号 荒川区監査委員の選任同意について第三十一 委員長報告について
①平成二十九年度第九号陳情 東京に、第三十二回
オリンピック競技大会(二〇二〇/東京)の開会式に競技施設等の工事従事者の入場行進を求める等の意見書提出を求める陳情書 ②平成二十九年度第十七号陳情 五十五歳以上の求職者が就職活動をしやすい環境を求める陳情書 ③平成三十年度第六号陳情
荒川区立幼稚園が公設公営であり続けることを求める陳情書 午前十時開議
○議長(若林清子君) ただいまより本日の会議を開きます。 出席、欠席議員数を報告いたします。出席二十九名、欠席はおりません。 直ちに日程に入ります。 日程第一、議員提出議案第三号、荒川区就学援助の実施に関する条例、日程第二、議員提出議案第八号、荒川区子どもの医療費の助成に関する条例の一部を改正する条例、以上二件を一括議題といたします。 ───────────────◯───────────────
△議員提出議案第三号 荒川区就学援助の実施に関する条例
△議員提出議案第八号 荒川区子どもの医療費の助成に関する条例の一部を改正する条例 (委員長報告)
○議長(若林清子君) 本案に関しては、文教・
子育て支援委員会茂木弘委員長より委員会の審査経過並びに結果の報告があります。 〔茂木弘君登壇〕
◆十三番(茂木弘君) 付託を受けました議員提出議案二件につきまして、一括して委員会の審査経過並びに結果の御報告をいたします。 本委員会は、付託を受けた議員提出議案について、それぞれ提出者より説明を受けた後、順次審査に入りました。 初めに、議員提出議案第三号、荒川区就学援助の実施に関する条例につきましては、委員より、他区の状況、議案が成立するためのプロセス、学校徴収金に関する区としての認識、資産を加味した就学援助認定基準認可する区としての見解などについて質疑がありました。 その後、討論及び採決を行い、義務教育に係る負担は大きなものであり、可処分所得ではなく、実態に照らした対応を検討するとともに、予算の編成過程の透明化及び公開を要望し、賛成との意見。これに対し、子どもの親に対する感謝の気持ちを醸成させるためにも、全てを行政が負担するのではなく、多少の負担も必要であるとして反対。本議案は提出すること自体が目的であると判断し、反対との意見があり、委員会は採決の結果、起立少数により否決と決定いたしました。 次に、議員提出議案第八号、荒川区子どもの医療費の助成に関する条例の一部を改正する条例につきましては、委員より、医療費助成の対象年齢を十五歳から十八歳に引き上げる理由、中学を卒業した後の生徒に対する支援制度などについて質疑がありました。 その後、討論及び採決を行い、医療費助成の年齢を十八歳まで引き上げることにより、健康保険の枠組みを活用し、中学卒業後の動向を把握することができ、また、経済的な問題による受診抑制がある中で、子どもたちが健康を確保するためにも実現させるべきとして賛成との意見、これに対し、成長にするにつれ体力がつき、病気にもかかりにくくなり、中学校卒業まで医療費を負担している現行制度で十分であるとして反対との意見、議員提出議案第三号と同趣旨で反対との意見があり、委員会は採決の結果、起立少数により否決と決定いたしました。 以上、御報告といたします。
○議長(若林清子君) 一件ずつお諮りいたします。 議員提出議案第三号、荒川区就学援助の実施に関する条例について、ただいまの委員長報告に御質疑はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(若林清子君) 質疑はないものと認めます。 討論に入ります。 討論の通告がありますので、発言を許可いたします。 五番横山幸次議員。 〔横山幸次君登壇〕
◆五番(横山幸次君) 日本共産党区議会議員団を代表して、議員提出議案第三号、荒川区就学援助の実施に関する条例に賛成の討論を行います。 本条例は、荒川区の就学援助の収入基準を生活保護の一・二倍から一・五倍に引き上げるものです。 就学援助の認定率は、二〇一二年から下降傾向で、二〇一七年度は小学校二二パーセント、中学校三四パーセントとなっています。年収七百万円の子育て世帯の場合、この十五年間に社会保険料の増加や税控除削減などで手取り収入が五百八十七万円から五百三十七万円に五十万円も減っているとNHKの「あさイチ」でも報道されました。現状で十分との御意見でしたが、可処分所得は確実に減少を続けています。さらに住宅ローンや教育ローン、また、介護の負担なども大きく、
国民生活家計調査では、子どものいる世帯で生活が苦しいと答えている割合が六割近くになっています。中間所得層と言われる層にも就学援助の対象を広げることが今日的に求められていると実感しています。 就学援助の基準は、各自治体それぞれの判断で決めることができるのですから、東京二十三区の多くが一・二で横並びの現状にとどまるのでなく、子どもの貧困をいち早く区政の重点課題にした荒川区にふさわしい、あるべき水準に引き上げることが求められているのではないでしょうか。 世田谷区が
高校授業料無償化の所得基準に合わせて見直しを行ったように、議会からの区の決断を求めることを呼びかけて、賛成討論といたします。(拍手)
○議長(若林清子君) 以上で討論を終わります。 本案については異議がありますので、起立によって採決いたします。 なお、本案に対する委員長報告は否決でありますので、原案について採決いたします。 本案は原案どおり決定することに賛成の議員の起立を求めます。 〔賛成者起立〕
○議長(若林清子君) 起立少数と認めます。よって、議員提出議案第三号は否決されました。 議員提出議案第八号、荒川区子どもの医療費の助成に関する条例の一部を改正する条例について、ただいまの委員長報告に御質疑はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(若林清子君) 質疑はないものと認めます。 討論に入ります。 討論の通告がありますので、発言を許可いたします。 五番横山幸次議員。 〔横山幸次君登壇〕
◆五番(横山幸次君) 日本共産党区議会議員団を代表いたしまして、議員提出議案第八号、荒川区子どもの医療費の助成に関する条例の一部を改正する条例に賛成の討論を行います。 本条例改正は、子どもの医療費無料化の対象を児童福祉法に定める十八歳まで引き上げるものです。 委員会審査では、中高になれば一人で病院に行けるし、体力もついてくる、中学生までで十分という御意見や、やり方が間違っている、出すのが目的だという御意見で反対の声もありました。しかし、私どもの
区民アンケートで、子育て要求では十八歳までの無料化が多くを占めております。また、首都大学の「子どもの生活実態調査」では、十六、十七歳の困窮層で自己負担金が払えないことによる受診抑制の理由が周辺層や一般層に比べて多くなっています。そこには
医療費助成制度が十五歳まで対象となっていることが理由の一つと考えられるとも分析されています。 中学生十五歳までの医療費無料化は、二〇〇六年、我が党区議団も条例提出をいたしました。そのときは賛同を得られませんでしたが、翌二〇〇七年には与党会派の皆さんも代表質問で取り上げていただきました。区民の切実かつ道理ある要望は必ず実現すると確信しています。 以上申し上げて、討論といたします。
○議長(若林清子君) 以上で討論を終わります。 本案については異議がありますので、起立によって採決いたします。 なお、本案に対する委員長報告は否決でありますので、原案について採決いたします。 本案は原案どおり決定することに賛成の議員の起立を求めます。 〔賛成者起立〕
○議長(若林清子君) 起立少数と認めます。よって、議員提出議案第八号は否決されました。 日程第三、議員提出議案第四号、荒川区
高齢者入浴事業の実施に関する条例、日程第四、議員提出議案第五号、荒川区
高齢者在宅介護応援手当条例、日程第五、議員提出議案第六号、荒川区家具類の転倒及び
落下防止器具設置等の助成に関する条例、以上三件を一括議題といたします。 ───────────────◯───────────────
△議員提出議案第四号 荒川区
高齢者入浴事業の実施に関する条例
△議員提出議案第五号 荒川区
高齢者在宅介護応援手当条例
△議員提出議案第六号 荒川区家具類の転倒及び
落下防止器具設置等の助成に関する条例 (委員長報告)
○議長(若林清子君) 本案に関しては、福祉・
区民生活委員会松田智子委員長より委員会の審査経過並びに結果の報告があります。 〔松田智子君登壇〕
◆二十九番(松田智子君) 付託を受けました議案三件につきまして、一括して委員会の審査経過並びに結果の御報告をいたします。 本委員会は、付託を受けた議案について、それぞれ議案提出者より説明を受けた後、順次審査に入りました。 初めに、議員提出議案第四号、荒川区
高齢者入浴事業の実施に関する条例につきましては、委員より、区で実施している
高齢者入浴事業の内容及び利用率、他区の
高齢者入浴事業の状況、事業を実施する場合の財源に対する認識、他区の銭湯利用を事業の対象とすることに対する認識、事業を実施した場合の利用率の見込み、利用者及び公衆浴場への
アンケート実施に対する区の認識などについて質疑がありました。 その後、討論に入り、今回提案された条例内容は、利用者への経済的支援及び公衆浴場への経済的支援となるとして賛成との意見、これに対し、区が実施する
高齢者入浴事業は、利用率からしても、必要な方に行き届いている。今後、高齢者数は増加が見込まれることから、事業の継続性を考えると現行の実施方法が望ましいとして反対との意見、事業実施のための財源の考え方が異なるとして反対との意見、見守り
支援員銭湯派遣事業等の地域を巻き込んだ事業を拡充するべきであるとして反対との意見があり、委員会は採決の結果、起立少数により否決と決定いたしました。 続いて、議員提出議案第五号、荒川区
高齢者在宅介護応援手当条例につきましては、委員より、提案された条例に係る対象者数及び経費の見込み、条例を実施する場合のフルコストに対する区の認識、要介護度四及び五の方の支給限度額及び支給状況、提出された議案に係る要介護度三の方を対象者から除いた理由、介護離職に対する区の認識などについて質疑がありました。 その後、討論に入り、要介護度四及び五の世帯では、生活に係る支出額が全体で二万円程度多いとの研究結果もある。介護する家族への負担の軽減を図ることが自治体の大事な役割であるとして賛成との意見、これに対し、区では、在宅での介護サービスの充実を図っている。また、一億円の経費を毎年支出することは大きな負担であり、介護保険制度全体については、国において検討するべきであるとして反対との意見、歳出の計画とともに歳入の計画も立てるべきであり、歳入における根本的な考え方が違うとして反対との意見、所得制限がなく、要介護度三以下の方が非対象であり、公平性の観点からも支障があるとして反対との意見があり、委員会は採決の結果、起立少数により否決と決定いたしました。 続いて、議員提出議案六号、荒川区家具類の転倒及び
落下防止器具設置等の助成に関する条例につきましては、委員より、事業の助成実績及び来年度の予算規模及び内容、一般世帯及び特例世帯の
平均設置工事費、設置率及び設置率算出の根拠、設置業者の設計労務単価などについて質疑がありました。 その後、討論に入り、区政世論調査では、一部の家具類への設置率が約四割である。積極的に区民に周知していく必要性や設置業者の設計労務単価から見ても助成額を引き上げる必要があるとして賛成との意見、避難行動要
支援者名簿対象者の世帯に対し、区から積極的に設置を進めていくとともに、自助努力も徹底するべきである。提案された条例は限度額を増額しており、設計労務単価から考えても適正であるとして賛成との意見、これに対し、助成実績における工事費の平均額からも、おおむね限度額内におさまっていることから、現行の事業が妥当であると考える。引き続き屋内の安全・安心について一層の普及啓発に取り組むべきであるとして反対との意見があり、委員会は採決の結果、起立少数により否決と決定いたしました。 以上、御報告といたします。
○議長(若林清子君) 一件ずつお諮りいたします。 議員提出議案第四号、荒川区
高齢者入浴事業の実施に関する条例について、ただいまの委員長報告に御質疑はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(若林清子君) 質疑はないものと認めます。 討論に入ります。 討論の通告がありますので、発言を許可いたします。 八番小島和男議員。 〔小島和男君登壇〕
◆八番(小島和男君) 私は、
日本共産党荒川区議団を代表しまして、議員提出議案第四号、荒川区
高齢者入浴事業の実施に関する条例について賛成の討論を行います。
高齢者入浴事業の一回当たりの二百円の負担を軽減し、また、利用回数を週一回から二回にふやすことに、高齢者の公衆浴場への入浴する機会をさらに提供し、高齢者の健康の保持及び増進並びに地域における交流及び触れ合いの促進となるものであります。 審議の中では、利用率は四五パーセント程度という区の答弁でした。七十歳のお誕生日にふろわり二〇〇が送付されています。しかし、利用券を送られた方の中には、病院に入院したり、高齢者施設に移転されたり、訪問入浴などを御利用されている方もいらっしゃいます。御利用されているのかいないのかも含めて、ふろわり二〇〇の
アンケート調査を行うよう実施の提案もさせていただきましたが、残念ながら実施されていません。 区内の銭湯は二十四ありますが、荒川区の産業の一つでもあります。そういう中で、区の事業の高齢者の入浴サポートも、身近に銭湯があることで利用者もサポーターも利用しやすくなり、区内産業にも役立つ銭湯を絶やさないために応援が必要になります。 議員各位におかれましては、御賛同いただきますようお願い申し上げまして、賛成討論といたします。
○議長(若林清子君) 以上で討論を終わります。 本案については異議がありますので、起立によって採決いたします。 なお、本案に対する委員長報告は否決でありますので、原案について採決いたします。 本案は原案どおり決定することに賛成の議員の起立を求めます。 〔賛成者起立〕
○議長(若林清子君) 起立少数と認めます。よって、議員提出議案第四号は否決されました。 議員提出議案第五号、荒川区
高齢者在宅介護応援手当条例について、ただいまの委員長報告に御質疑はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(若林清子君) 質疑はないものと認めます。 討論に入ります。 討論の通告がありますので、発言を許可いたします。 六番斉藤邦子議員。 〔斉藤邦子君登壇〕
◆六番(斉藤邦子君) 議員提出議案第五号、荒川区
高齢者在宅介護応援手当条例に賛成の討論を行います。 本条例案は、在宅で要介護四、五の高齢者を介護する家庭に月額一万円の手当を支給することで、高齢者の負担軽減と生活の安定を図るものでございます。 介護保険制度も二十年が経過いたしました。介護の社会化をうたって、当時支給されていた在宅介護を支える老人福祉手当は廃止されました。しかし、介護離職、老老介護、施設整備のおくれなど、保険あって介護なしの状態が大きな問題となり、制度そのものの矛盾が吹き出しています。国家的詐欺状態とも言える状態であります。 その中でも要介護四、五の重介護状態の高齢者を在宅で介護する御家庭は、経済的負担とともに精神的負担は大変です。介護保険外の負担が五万円近いという報告もあります。ささやかな手当の支給でありますが、負担の軽減と激励にもなるものと確信をしております。 議員各位におかれましては、こうした趣旨をぜひ御理解いただいて御賛同いただきますようお願いして、討論といたします。(拍手)
○議長(若林清子君) 以上で討論を終わります。 本案については異議がありますので、起立によって採決いたします。 なお、本案に対する委員長報告は否決でありますので、原案について採決いたします。 本案は原案どおり決定することに賛成の議員の起立を求めます。 〔賛成者起立〕
○議長(若林清子君) 起立少数と認めます。よって、議員提出議案第五号は否決されました。 議員提出議案第六号、荒川区家具類の転倒及び
落下防止器具設置等の助成に関する条例について、ただいまの委員長報告に御質疑はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(若林清子君) 質疑はないものと認めます。 討論に入ります。 討論の通告がありますので、発言を許可いたします。 三番小林行男議員。 〔小林行男君登壇〕
◆三番(小林行男君) 私は、
日本共産党荒川区議団を代表しまして、議員提出議案第六号、荒川区家具類の転倒及び
落下防止器具設置等の助成に関する条例に賛成の討論を行います。 本条例提案は、
家具転倒防止金具設置工事助成の限度額を引き上げることで、事業を一層推進するために提案したものでございます。 委員会の質疑では、阪神・淡路大震災では家具転倒などによる圧死が問題となり、震災で一人の犠牲者を出さないためにこの事業は重要であり、とりわけ要援護者である高齢者、障害者の皆さんについては実態を把握して支援を強化すること、また、東京の大工さんの労務単価は二万四千七百円であり、区の工事単価が実態に合っていないとして改善が必要との賛成の御意見もいただきました。 事業の導入当初は一定の取り組みがなされましたが、その後、進んでいません。最新の荒川区の区政世論調査では、「
家具転倒防止金具を設置していない」、「一部しか設置していない」の合計は四〇パーセントにもなっております。また、労務単価が実態に合っていないために仕事にならないとの声も挙がっております。こうしたことからも改善が求められるものであります。 区の新年度予算で
家具転倒防止金具設置予算は百二十三万円で、百三十件程度の予定であります。極めて不十分だと言わなければなりません。設置工事助成の限度額を引き上げて、事業の推進を図ることが求められていると申し上げて、賛成討論といたします。
○議長(若林清子君) 以上で討論を終わります。 本案については異議がありますので、起立によって採決いたします。 なお、本案に対する委員長報告は否決でありますので、原案について採決いたします。 本案は原案どおり決定することに賛成の議員の起立を求めます。 〔賛成者起立〕
○議長(若林清子君) 起立少数と認めます。よって、議員提出議案第六号は否決されました。 日程第六、議員提出議案第七号、荒川区
住宅リフォームの促進及び
区内施工業者仕事づくり条例を議題といたします。 ───────────────◯───────────────
△議員提出議案第七号 荒川区
住宅リフォームの促進及び
区内施工業者仕事づくり条例 (委員長報告)
○議長(若林清子君) 本案に関しては、建設環境委員会小島和男委員長より委員会の審査経過並びに結果の報告があります。 〔小島和男君登壇〕
◆八番(小島和男君) 付託を受けました議員提出議案七号、荒川区
住宅リフォームの促進及び
区内施工業者仕事づくり条例につきまして、委員会の審査経過並びに結果の御報告を申し上げます。 委員会は、議案提出者から議案内容について説明を受け、審査に入りました。 審査に当たっては、委員より、
住宅リフォーム助成制度に係る区の費用負担額、耐震補強工事施工における区内事業者の参加の有無、
住宅リフォーム助成制度による地域経済波及効果、区内事業者の育成などについて質疑がありました。 その後、討論に入り、区内施工業者の仕事づくりと住み続けられる住宅の安全や快適性は地域経済に波及効果をもたらすと考える。
住宅リフォームにより働き手にとっても次の世代へ技術の継承ができる有意義な助成制度だと考え、賛成との意見、これに対し、本条例は個人的な資産の付加価値を高めるだけの
住宅リフォームに活用されることが想定されるが、老朽化した建物の除却・耐震化、生活道路の拡幅といった点により力を注ぐべきであり、危険な建物の寿命を延ばしかねないと判断し反対との意見、区で行われている防災、環境、介護等の対策が
住宅リフォームの促進、区内施工業者の仕事づくりにつながっていると考えるので、よりきめ細やかな相談事業を進めることを要望し、反対との意見があり、委員会は採決の結果、起立少数により本案を否決と決定いたしました。 以上、御報告といたします。
○議長(若林清子君) ただいまの委員長報告に御質疑はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(若林清子君) 質疑はないものと認めます。 討論に入ります。 討論の通告がありますので、発言を許可いたします。 四番安部キヨ子議員。 〔安部キヨ子君登壇〕
◆四番(安部キヨ子君) 私は、日本共産党区議団を代表して、議員提出議案第七号、荒川区
住宅リフォームの促進及び
区内施工業者仕事づくり条例に賛成の討論を行います。 本条例案は、区内事業者を使った
住宅リフォーム工事に工事金額の五分の一、上限二十万円まで助成することで、住生活改善とともに、区内事業者の受注機会を拡大、区内経済の活性化を図るためのものです。 全国的にも消費が大きく低迷している中で、当初は期限を切ったものも多くありましたが、経済効果が大きく、今年度も地方自治体が行うさまざまな経済対策の中でも効果的なものとして、五百七十を超える自治体で実施され、長く継続されている施策です。荒川区の住宅政策審議会が行った
区民アンケートでも、「リフォームを考えている」としている方が四〇パーセントと潜在的な需要があります。 委員会では、介護、環境、耐震などの助成制度があり十分だ、個人の資産形成につながるもので反対との意見がありました。工事金額の五分の一、上限二十万円であり、個人の資産形成との御批判は当たりません。 区民の皆さんの安心・安全な住まいの改善と地域での仕事起こしと、リフォームだけにとどまらず、他の事業などにも波及効果があるものであることを申し上げて、賛成討論といたします。
○議長(若林清子君) 以上で討論を終わります。 本案については異議がありますので、起立によって採決いたします。 なお、本案に対する委員長報告は否決でありますので、原案について採決いたします。 本案は原案どおり決定することに賛成の議員の起立を求めます。 〔賛成者起立〕
○議長(若林清子君) 起立少数と認めます。よって、議員提出議案第七号は否決されました。 日程第七、議案第四十三号、荒川区職員定数条例の一部を改正する条例、日程第八、議案第五十三号、平成三十年度荒川区
一般会計補正予算(第四回)、日程第九、議案第五十八号、
荒川遊園観覧車等新設工事請負契約、日程第十、議案第六十号、職員の勤務時間、休日、休暇等に関する条例の一部を改正する条例、日程第十一、議案第六十三号、(仮称)新
尾久図書館建築工事請負契約、日程第十二、議案第六十四号、(仮称)
日暮里地域活性化施設建築工事請負契約、以上六件を一括議題といたします。 ───────────────◯───────────────
△議案第四十三号 荒川区職員定数条例の一部を改正する条例
△議案第五十三号 平成三十年度荒川区
一般会計補正予算(第四回)
△議案第五十八号
荒川遊園観覧車等新設工事請負契約
△議案第六十号 職員の勤務時間、休日、休暇等に関する条例の一部を改正する条例
△議案第六十三号 (仮称)新尾久図書館建設工事請負契約
△議案第六十四号 (仮称)
日暮里地域活性化施設建築工事請負契約 (委員長報告)
○議長(若林清子君) 本案に関しては、総務企画委員会並木一元委員長より委員会の審査経過並びに結果の報告があります。 〔並木一元君登壇〕
◆十七番(並木一元君) 付託を受けました議案六件につきまして、一括して委員会の審査経過並びに結果の御報告をいたします。 本委員会は、付託を受けた議案について、それぞれ理事者より説明を受けた後、順次審査に入りました。 初めに、議案第四十三号、荒川区職員定数条例の一部を改正する条例につきましては、委員より、再任用職員、再雇用職員等の勤務形態、定年退職者の継続雇用の推移、教育委員会からの職員増員要望の有無、公立保育園の役割に対する見解などについて質疑がありました。 その後、討論に入り、保育の質を担保する上で公立保育園の必要性がさらに高まっている中で、民営化に伴う職員の減員に対して異議があり、反対との意見があり、委員会は採決の結果、原案どおり決定いたしました。 次に、議案第五十三号、平成三十年度荒川区
一般会計補正予算(第四回)につきましては、委員より、補助三百三十一号線及び宮前公園の用地取得の進捗状況、残地買収に対するこれまでの対応及び今後の取り扱い、プレミアムつき区内共通お買い物券の販売状況及び利用状況などについて質疑がありました。 その後、討論に入りましたが、特に意見等なく、委員会は原案どおり決定いたしました。 次に、議案第五十八号、
荒川遊園観覧車等新設工事請負契約につきましては、委員より、リニューアル後の保守点検やメンテナンス費用等に関する評価、メリーゴーランド等の大型遊戯施設の仕様等に関する積極的な提案の有無などについて質疑がありました。 その後、討論に入りましたが、特に意見等なく、委員会は原案どおり決定いたしました。 次に、議案第六十号、職員の勤務時間、休日、休暇等に関する条例の一部を改正する条例につきましては、委員より、区における時間外勤務の取り扱い及び実態などについて質疑がありました。 その後、討論に入り、仕事の効率化や人員の確保を含めて、時間外勤務が日常化しないような体制をとるよう要望し、賛成との意見があり、委員会は原案どおり決定いたしました。 次に、議案第六十三号、(仮称)新
尾久図書館建築工事請負契約につきましては、委員より、この間の建築工事契約に対する区としての認識などについて質疑がありました。 その後、討論に入りましたが、特に意見等なく、委員会は原案どおり決定いたしました。 最後に、議案第六十四号、(仮称)
日暮里地域活性化施設建築工事請負契約につきましては、特に意見等なく、委員会は原案どおり決定いたしました。 以上、御報告といたします。
○議長(若林清子君) 一件ずつお諮りいたします。 議案第四十三号、荒川区職員定数条例の一部を改正する条例について、ただいまの委員長報告に御質疑はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(若林清子君) 質疑はないものと認めます。 討論に入ります。 討論はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(若林清子君) 討論はないものと認めます。 議案第四十三号について、委員長報告に御異議ありませんか。 〔「異議なし」「異議あり」と呼ぶ者あり〕
○議長(若林清子君) 本案については異議がありますので、起立によって採決いたします。 委員長報告に賛成の議員の起立を求めます。 〔賛成者起立〕
○議長(若林清子君) 起立多数と認めます。よって、議案第四十三号は委員長報告どおり決定いたしました。 議案第五十三号、平成三十年度荒川区
一般会計補正予算(第四回)について、ただいまの委員長報告に御質疑はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(若林清子君) 質疑はないものと認めます。 討論に入ります。 討論はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(若林清子君) 討論はないものと認めます。 議案第五十三号について、委員長報告に御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(若林清子君) 異議ないものと認めます。議案第五十三号は委員長報告どおり決定いたしました。 議案第五十八号、
荒川遊園観覧車等新設工事請負契約について、ただいまの委員長報告に御質疑はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(若林清子君) 質疑はないものと認めます。 討論に入ります。 討論はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(若林清子君) 討論はないものと認めます。 議案第五十八号について、委員長報告に御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(若林清子君) 異議ないものと認めます。議案第五十八号は委員長報告どおり決定いたしました。 議案第六十号、職員の勤務時間、休日、休暇等に関する条例の一部を改正する条例について、ただいまの委員長報告に御質疑はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(若林清子君) 質疑はないものと認めます。 討論に入ります。 討論はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(若林清子君) 討論はないものと認めます。 議案第六十号について、委員長報告に御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(若林清子君) 異議ないものと認めます。議案第六十号は委員長報告どおり決定いたしました。 議案第六十三号、(仮称)新
尾久図書館建築工事請負契約について、ただいまの委員長報告に御質疑はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(若林清子君) 質疑はないものと認めます。 討論に入ります。 討論はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(若林清子君) 討論はないものと認めます。 議案第六十三号について、委員長報告に御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(若林清子君) 異議ないものと認めます。議案第六十三号は委員長報告どおり決定いたしました。 議案第六十四号、(仮称)
日暮里地域活性化施設建築工事請負契約について、ただいまの委員長報告に御質疑はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(若林清子君) 質疑はないものと認めます。 討論に入ります。 討論はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(若林清子君) 討論はないものと認めます。 議案第六十四号について、委員長報告に御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(若林清子君) 異議ないものと認めます。議案第六十四号は委員長報告どおり決定いたしました。 日程第十三、議案第四十四号、
荒川区立保育所条例の一部を改正する条例、日程第十四、議案第四十五号、荒川区
児童育成手当条例の一部を改正する条例、日程第十五、議案第四十六号、荒川区ひとり親家庭の医療費の助成に関する条例の一部を改正する条例、日程第十六、議案第六十一号、
幼稚園教育職員の勤務時間、休日、休暇等に関する条例の一部を改正する条例、以上四件を一括議題といたします。 ───────────────◯───────────────
△議案第四十四号
荒川区立保育所条例の一部を改正する条例
△議案第四十五号 荒川区児童育成条例の一部を改正する条例
△議案第四十六号 荒川区ひとり親家庭の医療費の助成に関する条例の一部を改正する条例
△議案第六十一号
幼稚園教育職員の勤務時間、休日、休暇等に関する条例の一部を改正する条例 (委員長報告)
○議長(若林清子君) 本案に関しては、文教・
子育て支援委員会茂木弘委員長より委員会の審査経過並びに結果の報告があります。 〔茂木弘君登壇〕
◆十三番(茂木弘君) 付託を受けました議案四件につきまして、委員会の審査経過並びに結果の御報告をいたします。 本委員会は、付託を受けた議案について、それぞれ理事者より説明を受けた後、順次審査に入りました。 初めに、議案第四十四号、
荒川区立保育所条例の一部を改正する条例につきましては、委員より、区立保育園民営化における指針やガイドラインの必要性に対する区の見解、新たな保育園における保育士の確保状況及びその経験年数、私立認可保育園に対する巡回指導体制及び指導概要などについて質疑がありました。 その後、討論を行い、事実上存在しない園名を削除することについては、あえて反対はしないものの、今後は私立保育園が増加している中において、公立保育園の役割が重要であり、保育のノウハウの蓄積により強固にすることを要望し賛成との意見があり、委員会は原案どおり決定いたしました。 続いて、議案第四十五号、荒川区
児童育成手当条例の一部を改正する条例、議案第四十六号、荒川区ひとり親家庭の医療費の助成に関する条例の一部を改正する条例につきましては、同種関連があるとして一括して審査を行い、委員より、控除対象配偶者から同一生計配偶者へ変更したことによる変更点などについて質疑がありました。 その後、一件ずつ討論に入りましたが、特に意見等なく、委員会はそれぞれ原案どおり決定いたしました。 最後に、議案第六十一号、
幼稚園教育職員の勤務時間、休日、休暇等に関する条例の一部を改正する条例につきましては、特に意見等なく、委員会は原案どおり決定いたしました。 以上、御報告といたします。
○議長(若林清子君) 一件ずつお諮りいたします。 議案第四十四号、
荒川区立保育所条例の一部を改正する条例について、ただいまの委員長報告に御質疑はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(若林清子君) 質疑はないものと認めます。 討論に入ります。 討論はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(若林清子君) 討論はないものと認めます。 議案第四十四号について、委員長報告に御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(若林清子君) 異議ないものと認めます。議案第四十四号は委員長報告どおり決定いたしました。 議案第四十五号、荒川区
児童育成手当条例の一部を改正する条例について、ただいまの委員長報告に御質疑はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(若林清子君) 質疑はないものと認めます。 討論に入ります。 討論はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(若林清子君) 討論はないものと認めます。 議案第四十五号について、委員長報告に御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(若林清子君) 異議ないものと認めます。議案第四十五号は委員長報告どおり決定いたしました。 議案第四十六号、荒川区ひとり親家庭の医療費の助成に関する条例の一部を改正する条例について、ただいまの委員長報告に御質疑はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(若林清子君) 質疑はないものと認めます。 討論に入ります。 討論はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(若林清子君) 討論はないものと認めます。 議案第四十六号について、委員長報告に御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(若林清子君) 異議ないものと認めます。議案第四十六号は委員長報告どおり決定いたしました。 議案第六十一号、
幼稚園教育職員勤務時間、休日、休暇等に関する条例の一部を改正する条例について、ただいまの委員長報告に御質疑はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(若林清子君) 質疑はないものと認めます。 討論に入ります。 討論はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(若林清子君) 討論はないものと認めます。 議案第六十一号について、委員長報告に御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(若林清子君) 異議ないものと認めます。議案第六十一号は委員長報告どおり決定いたしました。 日程第十七、議案第四十七号、荒川区
心身障害者福祉手当条例の一部を改正する条例、日程第十八、議案第四十八号、荒川区
地域包括支援センターが実施する
包括的支援事業の人員等の基準に関する条例の一部を改正する条例、日程第十九、議案第四十九号、荒川区
旅館業法施行条例の一部を改正する条例、日程第二十、議案第五十九号、普通財産の貸付けについての一部変更について、日程第二十一、議案第六十二号、災害弔慰金の支給等に関する条例の一部を改正する条例、日程第二十二、議案第六十五号、荒川区
国民健康保険条例の一部を改正する条例、以上六件を一括議題といたします。 ───────────────◯───────────────
△議案第四十七号 荒川区
心身障害者福祉手当条例の一部を改正する条例
△議案第四十八号 荒川区
地域包括支援センターが実施する
包括的支援事業の人員等の基準に関する条例の一部を改正する条例
△議案第四十九号 荒川区
旅館業法施行条例の一部を改正する条例
△議案第五十九号 普通財産の貸付けについての一部変更について
△議案第六十二号 災害弔慰金の支給等に関する条例の一部を改正する条例
△議案第六十五号 荒川区
国民健康保険条例の一部を改正する条例 (委員長報告)
○議長(若林清子君) 本案に関しては、福祉・
区民生活委員会松田智子委員長より委員会の審査経過並びに結果の報告があります。 〔松田智子君登壇〕
◆二十九番(松田智子君) 付託を受けました議案六件につきまして、一括して委員会の審査経過並びに結果の御報告をいたします。 本委員会は、付託を受けた議案について、それぞれ理事者より説明を受けた後、順次審査に入りました。 初めに、議案第四十七号、荒川区
心身障害者福祉手当条例の一部を改正する条例につきましては、委員より、同一生計配偶者の定義などについて質疑がありました。 その後、討論に入りましたが、特に意見等なく、委員会は原案どおり決定いたしました。 続いて、議案第四十八号、荒川区
地域包括支援センターが実施する
包括的支援事業の人員等の基準に関する条例の一部を改正する条例につきましては、委員より、介護保険法施行規則の変更内容、主任介護支援専門員資格取得のための講習受講費用の助成に対する区の認識、
地域包括支援センターの人員配置及び配置基準などについて質疑がありました。 その後、討論に入りましたが、特に意見等なく、委員会は原案どおり決定いたしました。 続いて、議案第四十九号、荒川区
旅館業法施行条例の一部を改正する条例につきましては、委員より、許可物件に係る近隣住民と事業者との合意形成の状況、集合住宅における許可件数、条例改正前の申請物件に対する区の指導の状況、シェアハウスに対する区の認識、シェアハウスを利用している外国人滞在者に対する在留資格等の確認方法などについて質疑がありました。 その後、討論に入り、近隣住民の生活環境が悪化することがないよう、
旅館業法施行条例に係る荒川区ルールを厳しくして、近隣住民の安全・安心のさらなる確保を図るべきであるとして賛成との意見、荒川区の旅館業全体を確認しながら、先手を打って対策を講じることを要望して賛成との意見があり、委員会は原案どおり決定いたしました。 続いて、議案第五十九号、普通財産の貸付けについての一部変更についてにつきましては、委員より、これまでの貸付料改定の有無、貸付料増額の理由、議決によらない施設の貸付料変更の有無などについて質疑がありました。 その後、討論に入りましたが、特に意見等なく、委員会は原案どおり決定いたしました。 続いて、議案第六十二号、災害弔慰金の支給等に関する条例の一部を改正する条例につきましては、委員より、法律改正に対する区の認識、保証人の有無により利率を変更する根拠などについて質疑がありました。 その後、討論に入りましたが、特に意見等なく、委員会は原案どおり決定いたしました。 続いて、議案第六十五号、荒川区
国民健康保険条例の一部を改正する条例につきましては、委員より、共同保険者としての東京都の責務に対する区の認識、これまでの保険料負担軽減策の効果、過去三年間の保険料の推移、特別区長会での負担軽減策の検討経過、東京都としての国保の安定運営に係る財源措置の有無、保険料の滞納世帯数、差し押さえ件数、資格証明書発行件数、保険料上昇の要因に対する区の認識、わかりやすい制度設計に対する区の認識、算定された保険料と生活実態との関係性などについて質疑がありました。 その後、討論に入り、国民健康保険は被保険者間の相互扶助ではなく、社会保障制度であり、国や東京都がより多くの財源措置を行うことを要望する。加入者の負担能力や生活実態を把握して、負担できる保険料を試算していないことが制度の矛盾であるとして反対との意見があり、委員会は採決の結果、原案どおり決定いたしました。 以上、御報告といたします。
○議長(若林清子君) 一件ずつお諮りいたします。 議案第四十七号、荒川区
心身障害者福祉手当条例の一部を改正する条例について、ただいまの委員長報告に御質疑はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(若林清子君) 質疑はないものと認めます。 討論に入ります。 討論はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(若林清子君) 討論はないものと認めます。 議案第四十七号について、委員長報告に御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(若林清子君) 異議ないものと認めます。議案第四十七号は委員長報告どおり決定いたしました。 議案第四十八号、荒川区
地域包括支援センターが実施する
包括的支援事業の人員等の基準に関する条例の一部を改正する条例について、ただいまの委員長報告に御質疑はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(若林清子君) 質疑はないものと認めます。 討論に入ります。 討論はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(若林清子君) 討論はないものと認めます。 議案第四十八号について、委員長報告に御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(若林清子君) 異議ないものと認めます。議案第四十八号は委員長報告どおり決定いたしました。 議案第四十九号、荒川区
旅館業法施行条例の一部を改正する条例について、ただいまの委員長報告に御質疑はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(若林清子君) 質疑はないものと認めます。 討論に入ります。 討論はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(若林清子君) 討論はないものと認めます。 議案第四十九号について、委員長報告に御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(若林清子君) 異議ないものと認めます。議案第四十九号は委員長報告どおり決定いたしました。 議案第五十九号、普通財産の貸付けについての一部変更について、ただいまの委員長報告に御質疑はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(若林清子君) 質疑はないものと認めます。 討論に入ります。 討論はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(若林清子君) 討論はないものと認めます。 議案第五十九号について、委員長報告に御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(若林清子君) 異議ないものと認めます。議案第五十九号は委員長報告どおり決定いたしました。 議案第六十二号、災害弔慰金の支給等に関する条例の一部を改正する条例について、ただいまの委員長報告に御質疑はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(若林清子君) 質疑はないものと認めます。 討論に入ります。 討論はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(若林清子君) 討論はないものと認めます。 議案第六十二号について、委員長報告に御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(若林清子君) 異議ないものと認めます。議案第六十二号は委員長報告どおり決定いたしました。 議案第六十五号、荒川区
国民健康保険条例の一部を改正する条例について、ただいまの委員長報告に御質疑はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(若林清子君) 質疑はないものと認めます。 討論に入ります。 討論の通告がありますので、発言を許可いたします。 六番斉藤邦子議員。 〔斉藤邦子君登壇〕
◆六番(斉藤邦子君)
日本共産党荒川区議会議員団を代表して、議案第六十五号、荒川区
国民健康保険条例の一部を改正する条例に反対の討論を行います。 本条例案は、医療分と後期高齢支援分の均等割を五万一千円から五万二千円二百円に、所得割を九・五四から九・四九に、そして限度額を七十七万円から八十万円に、介護分の所得割は一・五九を一・五〇に改定するものであります。 国民健康保険は、他の保険には加入できない人を対象にし、荒川区では世帯で三三パーセント、人口で四人に一人が加入する国民皆保険を支える重要な制度です。病気になる割合が高くなる高齢者や収入が不安定な非正規労働者、夫婦で働くまち場の業者などの健康と命を守る大切な公的医療保険です。 荒川区国保の加入者の約九割が年収三百万円以下で、低所得が多い国民健康保険に国や東京都、そして荒川区が一般財源を投入して保険料を低く抑えなければならないはずです。ところが、加入者の支払い能力の観点というものはありません。必要な医療費を加入者で割り振る仕組みになっているのです。その上、国民健康保険にしかない加入世帯一人一人、赤ちゃんでも子どもでも均等割分を負担しなければなりません。 国民健康保険加入者の平均保険料一人当たりの政府の試算でも、中小企業の労働者が加入する協会けんぽの一・三倍、大企業の労働者が加入する組合健保の一・七倍という水準にあります。給与年収四百万円の四人世帯のモデル世帯で保険料は四十二万六千円、協会けんぽだと十九万八千円で、実に二倍以上の格差が生じています。そしてまた今回の値上げです。 相互扶助では支えることができない、国民健康保険は社会保障として国の責任を明確にすべきです。政府は毎年三千四百億円の公費投入を図ることで、保険料負担の軽減や伸び幅の抑制が期待できると説明していますが、全国知事会が一兆円の国庫負担増を要望しているように、国保の財政構造を根本的に変えることが求められていると思います。 今回の値上げについては区長会でも検討したようですが、高額療養費や葬祭費、出産費などを全額賦課総額に算入したこと、また、一般財源の繰り入れを一パーセントずつ減らすことなどをやめれば抑えられたことを申し上げて、反対討論といたします。(拍手)
○議長(若林清子君) 以上で討論を終わります。 本案については異議がありますので、起立によって採決いたします。 委員長報告に賛成の議員の起立を求めます。 〔賛成者起立〕
○議長(若林清子君) 起立多数と認めます。よって、議案第六十五号は委員長報告どおり決定いたしました。 日程第二十三、議案第五十号、荒川区
道路占用料等徴収条例の一部を改正する条例、日程第二十四、議案第五十一号、
荒川区立公園条例の一部を改正する条例、日程第二十五、議案第五十二号、荒川区
従前居住者用住宅条例の一部を改正する条例、以上三件を一括議題といたします。 ───────────────◯───────────────
△議案第五十号 荒川区
道路占用料等徴収条例の一部を改正する条例
△議案第五十一号
荒川区立公園条例の一部を改正する条例
△議案第五十二号 荒川区
従前居住者用住宅条例の一部を改正する条例 (委員長報告)
○議長(若林清子君) 本案に関しては、建設環境委員会小島和男委員長より委員会の審査経過並びに結果の報告があります。 〔小島和男君登壇〕
◆八番(小島和男君) 付託を受けました議案三件につきまして、一括して委員会の審査経過並びに結果の御報告をいたします。 本委員会は、付託を受けた議案について、それぞれ理事者から説明を受けた後、順次審査に入りました。 初めに、議案第五十号、荒川区
道路占用料等徴収条例の一部を改正する条例、議案第五十一号、
荒川区立公園条例の一部を改正する条例、以上二件につきましては、同種関連があるとして一括して審査に入りました。 審査に当たっては、委員より、荒川区道路占用料及び公園占用料改定の時期、そのほかの占用料の内訳、工事延期における料金発生の有無、公園内の自動販売機設置数、自動販売機設置における公共料金発生額などについて質疑がありました。 その後、一件ずつ討論に入りましたが、議案第五十号、議案第五十一号ともに討論は特になく、委員会は原案どおり決定いたしました。 続いて、議案第五十二号、荒川区
従前居住者用住宅条例の一部を改正する条例につきましては、審査に当たって、委員より、都市計画道路補助第百九十三号線付近に在住の方々の世帯数、従前居住者用住宅入居希望者の内訳などについて質疑がありました。 その後、討論に入り、道路拡幅のために余儀なくされている方々の住居は確保していくということであるが、今まで以上に負担にならない公的な住宅に住み続けられるように引き続き要望し、賛成との意見があり、委員会は原案どおり決定いたしました。 以上、御報告といたします。
○議長(若林清子君) 一件ずつお諮りいたします。 議案第五十号、荒川区
道路占用料等徴収条例の一部を改正する条例について、ただいまの委員長報告に御質疑はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(若林清子君) 質疑はないものと認めます。 討論に入ります。 討論はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(若林清子君) 討論はないものと認めます。 議案第五十号について、委員長報告に御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(若林清子君) 異議ないものと認めます。議案第五十号は委員長報告どおり決定いたしました。 議案第五十一号、
荒川区立公園条例の一部を改正する条例について、ただいまの委員長報告に御質疑はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(若林清子君) 質疑はないものと認めます。 討論に入ります。 討論はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(若林清子君) 討論はないものと認めます。 議案第五十一号について、委員長報告に御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(若林清子君) 異議ないものと認めます。議案第五十一号は委員長報告どおり決定いたしました。 議案第五十二号、荒川区
従前居住者用住宅条例の一部を改正する条例について、ただいまの委員長報告に御質疑はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(若林清子君) 質疑はないものと認めます。 討論に入ります。 討論はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(若林清子君) 討論はないものと認めます。 議案第五十二号について、委員長報告に御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(若林清子君) 異議ないものと認めます。議案第五十二号は委員長報告どおり決定いたしました。 日程第二十六、議案第五十四号、平成三十一年度荒川区一般会計予算を議題といたします。 ───────────────◯───────────────
△議案第五十四号 平成三十一年度荒川区一般会計予算 (委員長報告)
○議長(若林清子君) 本案に関しては、予算に関する特別委員会菅谷元昭委員長より委員会の審査経過並びに結果の報告があります。 〔菅谷元昭君登壇〕
◆十一番(菅谷元昭君) 付託を受けました議案第五十四号、平成三十一年度荒川区一般会計予算につきまして、委員会の審査経過並びに結果の御報告をいたします。 本委員会は、二月二十五日から延べ八日間にわたり、活発な議論のもと、慎重に審査を行いました。 まず初めに、理事者から予算大綱について説明を受けた後、七会派八名の委員より総括質疑を行いました。 総括質疑では、防災に強いまちづくり、産業の活性化支援、児童相談所設置の準備状況、児童虐待、金融教育、虐待予防の取り組み、子ども家庭総合支援拠点、里親制度の充実、消費税増税、高齢者の支援、日暮里駅及び周辺環境改善、朝鮮学校への補助金、東京女子医科大学東医療センターの土地・建物の取得、不登校対策などについて質疑がありました。 続いて、各款ごとに歳出に関する詳細な質疑を行った後、歳入、債務負担行為、特別区債、一時借入金、歳出予算の流用について審査を行いました。 その後、横山委員から提出された修正案について、議案内容の説明を受け、審査を行いました。 その後、討論に入り、消費税増税は最も弱い立場の方々に対する影響が大きく、地域経済にも打撃を与えるものである。最大の景気対策は消費税増税の中止であり、こうした立場に立ってこそ、区民に寄り添った施策の展開ができると考える。一千億円という当初予算案は初めてであり、シルバーカー等日常生活用具を復活させることについては評価するが、在宅介護や介護離職問題に対する区の支援策は不十分である。また、子どもの貧困対策の問題でも、居場所づくりや学習支援のさらなる手当や就学援助の拡充を行うべきであると考える。子どもの医療費無料化の拡大、高齢者への福祉手当、ふろわり二〇〇の拡大など、区民の暮らしを応援する取り組みをさらに前へ進めていく必要があるとして、修正案に賛成、原案に反対との意見。 これに対し、本予算案には、児童相談所設置や宮前公園内での新尾久図書館建設、荒川総合スポーツセンター改修やあらかわ遊園のリニューアル、英語検定受験料補助金等、区民の声が十分に生かされた予算であることを確認した。とりわけ、警察や関係機関との連携強化、家庭教育の支援、児童虐待防止策、在宅避難の推進、自転車事故防止策、保育園のゼロ歳児における十一時間保育の実施、難聴者支援策、フードドライブ事業の拡充、荒川自然公園の整備、教科書採択方法の見える化等、行政が一丸となって取り組むことを要望し、賛成。 修正案については、所得にかかわらず、無差別に税金をばらまく内容のもので、到底納得のいく予算とは言えず、修正案に反対との意見があり、委員会は修正案並びに原案についてそれぞれ採決を行いました。 まず、修正案については、起立少数により否決と決定し、次に、本案については、起立多数により原案どおり決定いたしました。 以上、御報告といたします。
○議長(若林清子君) ただいまの委員長報告に御質疑はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(若林清子君) 質疑はないものと認めます。 討論に入ります。 討論の通告がありますので、順次発言を許可いたします。 八番小島和男議員。 〔小島和男君登壇〕
◆八番(小島和男君) 私は、日本共産党区議会議員団を代表して、議案第五十四号、二〇一九年度一般会計予算案に反対、修正案に賛成の討論を行います。 本予算案は約千二十三億円、前年度と比べ二十八億円、二・八パーセントの増、過去最大の予算となりました。本予算案が区民の暮らしと営業を応援する予算になっているかどうかが問われているとの認識のもとで審議に臨みました。 予算案に反対する第一の理由は、消費税一〇パーセント増税を容認する荒川区の姿勢では、区民に寄り添った予算編成ができないことであります。 安倍政権のもとで消費税が二〇一四年から八パーセントに引き上がって、家計消費は二十五万円落ち込み、実質賃金も十万円以上引き下がっています。こうした中で、消費税一〇パーセント増税が強行されれば、区民の暮らしと地域経済に大打撃となることは明らかです。 ことし一月に内閣府が行った景気動向指数調査では、国民経済が後退局面の可能性、景気動向指数が三カ月連続悪化したことが明らかになりました。共同通信の世論調査でも、八四パーセントが景気回復の実感なしと回答しています。 荒川区みずから昨年行った商業調査でも、消費税八パーセントになって五年間で六二パーセントが売上減少しており、今回の消費税一〇パーセント増税によって売上減少するという回答が四四パーセント、わからないを含めると六八パーセントにも達しており、区内中小業者が厳しい状況になっていることを荒川区が把握しながら、軽減税率やプレミアカード導入など混乱の多い対策をよしとする区の姿勢は、区民の暮らしを守る立場に立つことはできません。 第二に、区民の暮らし応援の対策が不十分であります。相対的貧困状態にある子どもが一三・七パーセントと七人に一人、母子家庭では約六割に達しています。区は、子どもの貧困対策として、居場所づくり、学習支援などを行ってきました。しかし、子どもの貧困は、その世帯の貧困に起因しており、経済的支援の必要性が多くの専門家からも指摘されています。 就学援助の対象拡大を通じた保護者への経済的支援は、区の政策判断で実施できます。現在の生活保護の一・二倍で本当に相対的貧困状態にある世帯に手が届いているのか、実態に基づく検討がありません。二十三区横並びで一・二倍にし、区独自の検討が行われていない区の姿勢は問題です。 高齢者の暮らしは、消費税増税や年金削減、医療・介護の負担増などで大変厳しい状況に置かれています。介護難民、介護離職、老老介護など、保険あって介護なしなど、介護保険制度の矛盾が大きな社会問題になっています。 施設整備のおくれでやむなく在宅で家族介護に依存しなければならない方も少なくありません。制度の矛盾で苦しむ区民の皆さんに区の独自福祉施策で応援していくことは、自治体本来の役割です。しかし、新年度予算案では、介護や暮らしの負担軽減や家族介護への支援など、区の新たな支援策は不十分と言わざるを得ません。 こうした中、我が党は、区民の暮らし応援のために、十八歳まで子ども医療費無料化、就学援助の対象拡大、高齢者在宅介護応援手当の支給、ふろわり二〇〇の拡充、
家具転倒防止金具設置助成の拡充、
住宅リフォーム助成の実施の六条例と三億八千万円の予算修正案を提案しました。暮らし応援の対策のささやかな提案ですが、区民に求められているものでありました。その財源について、新年度予算の〇・三八パーセント程度で実現できるものです。区民の暮らしが厳しいとき、暮らし応援のために必要な財政出動を行うことこそ、区民の切実な声に応える道であります。 この問題に関連して、予算編成時に議会の対応についてであります。 例えばタブレットの更新時を迎え、検証についての報告はありましたが、リース更新の具体化について、議会に報告がありませんでした。予算編成の準備段階から議会に経過報告をするとともに、概算要求時に公開など、予算編成過程の透明化なども検討すべきであります。 第三は、学力テストやタブレットパソコン配置など、十分な検証に基づく施策の見直しが行われていない問題です。区独自の学力テストは毎年実施されていますが、効果について検証があったでしょうか。また、新年度は委託業者変更で二千万円から三千四百万円に予算が引き上がりました。これまでの学力テストの委託業者の問題点は何だったのか、新年度になぜ変更するのか、なぜ三千四百万円なのか、説得力ある答えはありませんでした。 また、各学校の授業で定期的に行うテストや学力把握のための教育実践と全児童・生徒を対象に学力テストを行う必要性、学校ごとの結果公表と序列化の問題、教員の負担など掘り下げた検証と見直しが必要です。 ことし七月にタブレットの更新を行うとして六億五千万円の経費が計上されていますが、従来と変わらない台数となっています。授業におけるタブレットの利用割合を見ると、小学校の国語、算数は一〇パーセント程度です。全く使用しない、ゼロに近い教科もあります。読み書きそろばんが基本と言われてきました。タブレットパソコンは授業を理解するための一つの道具であり、どういった配備が必要なのか、一人一台体制が本当に必要なのか、真摯な検証と見直しが必要だったのであります。 また、西日暮里駅前や三河島駅北地区再開発も問題です。百六十四億円もの税金を投入した日暮里駅前と三河島駅南地区再開発事業でしたが、住宅はふえた一方で地域の活性化には役立っていなかった、この教訓を踏まえた対応が必要です。 ゼネコンからの提案で超高層ビルに住宅千戸、商業床二万平米を確保して計画を推進するというだけでよいのでしょうか。きちんと踏みとどまって、計画を見直すべきです。 第四は、区民が主人公の区政運営が不十分です。荒川区議会は、認可保育園のゼロ歳児の十一時間保育実施を求める陳情を採択しました。区は四月からの時間延長を行うと表明、当初、公立園で六カ月から開始すると答弁していました。本来なら産休明け園の需要が多いはずで、ゼロ歳児受け入れ園の全てでやるのが当然です。しかし、新年度では公立五園だけの実施で、公立園で九カ月からしか預からないとしています。しかも、入園案内に記載がありませんでした。陳情を採択するという重い結果を議会が出したことに対する区の対応は不誠実であり、容認できません。 以下、委員会審議を踏まえて幾つかの点を指摘いたします。 児童相談所は、区内だけでなく、区外の子どもたちへの対応も必要となります。当然、都の財政支援が必要です。都に対して、児童相談所設置への独自補助を求めるとともに、財調における二十三区配分の見直しも求めるべきです。 学童クラブは新年度十二学童クラブが定員オーバーとなりました。今後、利用者のさらなる増大が見込まれており、定員四十名で休憩室や宿題ができる家庭的な雰囲気を確保できるスペースを持った学童クラブを増設すべきです。 区の商業調査結果からも、施設改装、設備導入への支援は区内商業者の切実な声となっています。これまでの小規模事業所への設備投資補助をさらに拡充し、手続の簡素化とあわせて、区内事業所に工事や物品購入の発注の場合の補助率を大幅に引き上げることを求めます。 荒川区が都事業に協力してきた歴史的経過を踏まえ、南千住の都浄水場跡地については、無償化、低額で都から荒川区の用地として譲り受け、特養ホームや生活実習所の新設、防災用地として区が活用できるよう都に働きかけることを求めます。 受動喫煙防止の積極的な対応が必要です。新年度から東京都で子どもを受動喫煙から守る条例が施行されます。通学路などの灰皿を撤去すること、また、民間敷地であっても道路に沿った場所については調査を行って撤去するよう求めます。 以上で討論を終わります。(拍手)
○議長(若林清子君) 二十二番志村博司議員。 〔志村博司君登壇〕
◆二十二番(志村博司君) 私は、自由民主党荒川区議会議員団を代表して、議案第五十四号、平成三十一年度荒川区一般会計予算案に賛成の立場で討論をいたします。 自由民主党荒川区議団は、本予算の編成に当たり、区民生活が少しでも向上し、安心・安全に暮らすことのできるまちづくりを目指し、十二の重点項目をはじめとした二百九十を超える事項について積極的に推進していくよう要望いたしました。この要望を踏まえ、区は直面する重要課題や区民生活に的確に対応した施策に財源を重点的かつ効果的に配分する一方、内部努力のさらなる徹底や事務事業全般にわたる再点検、見直しを図っていただきました。 予算規模は千二十二億九千万円と当初予算では過去最大の規模となっております。これは今後の行政需要に的確に対応するため、中長期的な視点で健全な財政を維持すべきという強い決意のもと、抑制できるものは可能な限り抑制する一方、我が党が要望した重点施策等を推進していくための新規事業やレベルアップ事業が積極的に組み入れられており、改めて予算編成に当たっての区長及び区当局の御努力を高く評価するところであります。 主な施策について幾つか述べさせていただきます。 まず、震災対策につきましては、我が党の要望を受けとめていただき、平成三十一年夏までを目途に全ての区立小中学校及び生涯学習センター体育館にエアコンを設置するほか、不燃化特区における整備をさらに加速化させるなど、区民の安全・安心に全力で取り組む姿勢を高く評価いたします。 次に、子育て支援では、ゼロ歳児からの十一時間保育の区立保育園五園での実施、区立日暮里幼稚園での預かり教育、また、区立児童相談所の開設に向けた職員体制の整備など、子どもたちが安全で健やかに成長できるよう取り組む区の努力を高く評価いたします。 施設の整備では、あらかわ遊園の大規模改修で我が党の要望を十分に取り入れたリニューアル内容になっていることなどを評価いたします。 産業振興では、小規模事業者経営力強化支援事業の継続と対象拡大による新たな展開、公衆浴場振興及び観光振興施策としての銭湯マップの作成支援などを評価したいと思います。 これらのほかにも、我が党は予算に関する特別委員会における質疑を通じて、各分野の施策や事務事業に関して指摘、要望をさせていただきました。主なものを申し上げます。 警察と連携した防犯カメラのPRや空き交番対策、町会等へのバルーン型投光機配備支援の検討、行政コスト計算書の表示改善及び活用、行政評価へのサンセット方式の導入、諏訪台中学第二体育館の避難所としての活用検討、避難所生活を長期化させないための万全な対策、防災部署に限らず、意識、思い、行動を全庁的に共有した他都市との交流、職員による避難所体験訓練、区全体で積極的なAI等の導入検討、地域防災計画における密集市街地のわかりやすい目標設定、区民の読書活動を推進するインセンティブの検討、若い職員が他地域とかかわる研修の充実、遺体安置所設置にかかわる対策の徹底、清里施設や八ヶ岳キャンプ場の有効活用、豪雨対策の充実、スポーツハウスリニューアルの実施、児童相談所設置に向けた万全な職員体制の整備と財源の確保、警察OB等を活用した一時保護所等の防犯体制の整備、要保護児童対策協議会を中心とした情報共有及び連携の強化、在宅療養の確立に向けた後方支援病床の効果的展開、在宅育児家庭に対する支援の充実、手話言語条例の趣旨のさらなる普及啓発、学童クラブにおける発達障がい児対応の質の確保、介護報酬の加算制度改善に向けた国への要望、新生児聴覚検査の着実な実施、小児へのインフルエンザワクチン接種費用助成の検討、区民が望む内容を備えた病院の誘致、資源の持ち去り対策、蛍光管のリサイクル推進、事業系ごみの排出指導と事業者負担の徹底、分煙社会を目指した閉鎖型喫煙所設置の検討、区のイベント等での銭湯利用促進、区内店舗のキャッシュレス決済導入に向けた支援、都電軌道敷の緑化実現に向けたさらなる要請、エスカレーターを含む紅葉橋工事の着実な検討及びJR東日本への負担協力の要請、三河島駅入り口階段の安全対策、地域別ではない視点からのコミュニティバス路線の検討、中学校への防災ヘルメット配備の充実検討、学校図書館スーパーバイザーの増員、スクールロイヤー制度の導入検討、スクール・サポート・スタッフの早期拡充、特別支援教育の全中学校実施に向けた拠点の早期検討など、まだまだ要望した問題は多数ありますが、後は省略させていただきます。 区におかれましては、こうした我が党各議員からの意見や提案を真摯に受けとめ、ぜひとも区政に反映させていただくよう求める次第であります。 これらを踏まえ、新年度予算の予算執行に当たっては、地域と区民の輝く未来の礎となるよう一層努力していただくことを強く要望し、また、私ども自由民主党荒川区議会議員団も執行機関とのよき緊張関係を保ちつつ、今後とも力強く西川区政を支えていくことを表明して、予算案に賛成の討論とさせていただきます。(拍手)
○議長(若林清子君) 二番小坂英二議員。 〔小坂英二君登壇〕
◆二番(小坂英二君) 私は、日本創新党として、議案第五十四号、平成三十一年度一般会計予算案への反対の討論を行います。 反対する理由は、日本国の自治体として、日本の縦糸を守り、引き継ぐ覚悟を持たず、世の風潮に流され、編成されているとみなされる予算案だからであります。 日本国内の北朝鮮である朝鮮学校への対象が九割である外国人学校保護者補助金に約千七百万円の予算を組んでいるのは、行政によるテロ国家支援にほかなりません。何十年もそれを見直しせず、繰り返す体質は改善されねばなりません。 また、タブレットパソコン全小中学校へのばらまきに毎年六億数千万円を出すこともやめないことが明らかになっています。学力向上につながっていないということは明らかになっていますし、教育をタブレット頼りに劣化させていく、そうしたことをやめるべきであります。 また、保育園の運営、建設に予算案全体の一割にも上る百億円を支出する一方、家庭での子育てをする世帯への支援が余りに貧弱であることも著しいバランスを欠いているということも言えます。 ゼロ歳児への十一時間保育を区立園でも来年度実施するということが明らかにされましたが、子どもの幸せというものを全く無視した親の都合だけでそうしたことをどんどん広げていくというのは、私は暴挙にほかならないことだということを申し上げたいと思います。 また、区立保育園での結核の蔓延事件について、対応の是正や責任の明確化を繰り返し求めてきたにもかかわらず、同じ過ちを繰り返す可能性が高い姿勢を今もとり続け、見直しをしない、そうした体制も到底容認できるものでありません。そうした姿勢を見直すということもなされないことが委員会の審議でも本会議等でも明らかになっています。 以上申し上げた点を中心に強く異議申し立てをし、反対討論といたします。
○議長(若林清子君) 二十八番菊地秀信議員。 〔菊地秀信君登壇〕
◆二十八番(菊地秀信君) 私は、公明党荒川区議会議員団を代表しまして、議案第五十四号、平成三十一年度荒川区一般会計予算案に賛成の立場で討論を行います。 平成三十一年度予算は、西川区長就任第四期目の三年目となる予算であり、幸福実感都市あらかわの実現に向け、子育て環境の整備、介護予防の充実、防災まちづくりの推進など、区民の安全・安心のさらなる向上をはじめ、地域の経済や文化の活性化などに着実に取り組むことで、区民の幸福実感を一層高めていくという思いが込められたものと受けとめております。 一般会計の予算規模は千二十三億円となっており、荒川総合スポーツセンターの大規模改修や児童相談所の開設準備費、私立保育園運営費の増などが主な要因となり、前年度と比較して二十八億円、二・八パーセントの増という過去最大規模の予算となったものであります。 私たち公明党荒川区議会議員団は、本予算案の編成に先立つ昨年九月、日ごろの区民相談で受けた要望を百二十三項目の政策提言書「あらかわ公明ボイス百二十三」としてまとめ、西川区長に提出いたしました。その際に私からは三つの備えについて要望いたしました。首都直下地震への備え、高齢化による介護需要への備え、公共施設の老朽化への備えであります。区は、この要望を受けとめ、「輝く未来の礎予算」として本予算を編成されたものと高く評価をいたします。 具体的には、予算の主要事業として、特殊詐欺根絶対策の強化として、自動録音機の設置拡大や高齢者の集まる場所での意識啓発、円滑な事業継承への支援として、技術・技能の継承支援によるものづくり企業の継続的な発展・推進、ごみ削減対策の推進として、食品ロス対策の周知徹底、認知症予防対策の拡充として、認知症対応型介護施設の充実、子育てにおける負担の軽減、産後支援として、産後ケア事業の拡充、児童相談所の区移管に向けて、職員の人材確保及び育成、待機児童対策として、マンションの一階や空き部屋を使った保育園の整備、空き地・空き家対策の推進として、所有者への適正管理の指導強化、グローバル人材の育成として、英語検定料の助成等々が予算化されており、そのほかにも私たちの主張が幅広く取り入れられ、限りある財源を重点的、効果的に配分し、めりはりの効いた予算を編成したものとなっています。 さらに、私たちは、予算に関する特別委員会におきましても、総括質疑における児童虐待防止への取り組みをはじめ、さまざまな要望や提案を行ってまいりました。区にとって早急に検討すべき重要課題であり、これらの提案・要望につきましては、ぜひとも今後の予算執行等に反映していただき、区民生活の向上に一層の努力をされるよう要望しておきます。 最後になりますが、予算に関する特別委員会の中で提出された修正案につきましては、安易な現金給付の新設や給付額の引き上げ等であり、税金をばらまくようなものであることから、反対である旨を表明させていただきます。いかなる議案の提出であれ、他の会派が納得するような地道な説明を行うなどの下準備や度重なる交渉といった根回しなどの合意形成に向けたプロセスが必要不可欠です。そのような議員としてのプロセスを十分に踏むことなく、一方的に御自身の意見を主張するだけでは、真に区民のための議会とはならないと考えます。 共産党の皆さん、仮に自分たちだけがあたかも区民のための提案をして、他の会派が理由もなく否決したなどの宣伝をするならば、それは選挙前のパフォーマンスと言わざるを得ません。 以上、申し上げ、本予算案に賛成の討論とさせていただきます。ありがとうございました。(拍手)
○議長(若林清子君) 二十五番竹内明浩議員。 〔竹内明浩君登壇〕
◆二十五番(竹内明浩君) 民主ゆいの会、竹内明浩です。 会派を代表して、議案第五十四号、平成三十一年度荒川区一般会計予算に賛成の立場で討論をいたします。 今、さまざまな格差や子どもの虐待、貧困が社会問題になっています。次世代を担う子どもたちを応援していくことが、子どもたち自身の未来を開くだけではなく、結果として社会全体を支えていくことになり、持続可能な社会をつくり出していくことにつながります。 これだけ早いスピードで刻々と変化し、新住民も流入してくる中、今までの延長で考えるのではなく、常に新しい視点を持って取り組んでいくことが重要と考えます。未来への責任を担う世代として、これからも荒川区に住んでいてよかったと誰もが感じることができる区政となるよう取り組んでまいります。 さて、過去最大の規模となる平成三十一年度荒川区一般会計予算編成に当たり、「輝く未来の礎予算」と位置づけ、一、限られた財源を重点的かつ効果的に配分すること、二、事務事業の再点検、見直しを図ること、三、中長期的な視点に立った財政運営を行うことの三点に重点を置いて積極予算を編成したとの説明がなされました。 予算に関する特別委員会においては、この方針のもとに適切に予算編成がなされ、実効性のある施策が実施されるのかとの認識を持って審議に臨みました。賛成に当たり、予算に関する特別委員会で取り上げた点について改めて指摘し、実現に向け、要望いたします。 まず、日暮里紅葉橋の速やかなバリアフリー工事、また、閉鎖型喫煙状況への変更、公立、私立問わず、全保育園のメール配信、そして、三歳児健診における
眼科検査の充実を求めます。 また、災害時、大切な通信機器となるMCA無線の配置基準の見直し、見守り支援員銭湯派遣事業の拡充、医療・介護の切れ目のないサービス提供の一環として、利用者とその家族の立場に立ったICTを活用した情報共有システムのさらなる活用、あらかわ遊園通りの地域経済支援並びに子どもプール活性策としてのスケートパーク施設の設置、災害時医療体制整備事業としての緊急医療救護所における人員確保策として、(仮称)OB・OGの元医療従事者人材バンクの創設、シェアサイクル事業の環境、観光の視点に立った積極的活用等々について質疑をいたしました。 以上、申し上げた施策の充実、実効性を図るよう取り組みを求め、賛成の討論といたします。(拍手)
○議長(若林清子君) 以上で討論を終わります。 本案については異議がありますので、起立によって採決いたします。 委員長報告に賛成の議員の起立を求めます。 〔賛成者起立〕
○議長(若林清子君) 起立多数と認めます。よって、議案第五十四号は委員長報告どおり決定いたしました。 日程第二十七、議案第五十五号、平成三十一年度荒川区
国民健康保険事業特別会計予算、日程第二十八、議案第五十六号、平成三十一年度荒川区
後期高齢者医療特別会計予算、以上二件を一括議題といたします。 ───────────────◯───────────────
△議案第五十五号 平成三十一年度荒川区
国民健康保険事業特別会計予算
△議案第五十六号 平成三十一年度荒川区
後期高齢者医療特別会計予算 (委員長報告)
○議長(若林清子君) 本件に関しては、予算に関する特別委員会中村尚郎副委員長より委員会の審査経過並びに結果の報告があります。 〔中村尚郎君登壇〕
◆三十二番(中村尚郎君) 付託を受けました議案第五十五号、平成三十一年度荒川区
国民健康保険事業特別会計予算、議案第五十六号、平成三十一年度荒川区
後期高齢者医療特別会計予算の二件につきまして、一括して委員会の審査経過並びに結果の御報告をいたします。 本案二件につきましては、関連があるため一括議題とし、質疑は一括して行い、討論及び採決は議案ごとに行いました。 初めに、理事者より議案の内容について説明を受け、審査に入りました。 審査では、特に質疑はなく、その後、討論に入り、議案第五十五号については、都道府県単位化へ制度が変わっても、引き続き国も東京都の財源についての責任が果たされておらず、今回も保険料の連続値上げとなった。もはや区民実態から負担の限界に達している。また、多子世帯への均等割減免についても実現されなかったことも含め、この点でも対応が求められているとして反対との意見がありました。 本案について異議がありましたので、委員会は採決の結果、原案どおり決定いたしました。 次に、議案第五十六号については、特に意見等はありませんでしたが、本案について異議がありましたので、委員会は採決の結果、原案どおり決定いたしました。 以上、御報告といたします。
○議長(若林清子君) 一件ずつお諮りいたします。 議案第五十五号、平成三十一年度荒川区
国民健康保険事業特別会計予算について、ただいまの委員長報告に御質疑はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(若林清子君) 質疑はないものと認めます。 討論に入ります。 討論はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(若林清子君) 討論はないものと認めます。 議案第五十五号について、委員長報告に御異議ありませんか。 〔「異議なし」「異議あり」と呼ぶ者あり〕
○議長(若林清子君) 本案については異議がありますので、起立によって採決いたします。 委員長報告に賛成の議員の起立を求めます。 〔賛成者起立〕
○議長(若林清子君) 起立多数と認めます。よって、議案第五十五号は委員長報告どおり決定いたしました。 議案第五十六号、平成三十一年度荒川区
後期高齢者医療特別会計予算について、ただいまの委員長報告に御質疑はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(若林清子君) 質疑はないものと認めます。 討論に入ります。 討論はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(若林清子君) 討論はないものと認めます。 議案第五十六号について、委員長報告に御異議ありませんか。 〔「異議なし」「異議あり」と呼ぶ者あり〕
○議長(若林清子君) 本案については異議がありますので、起立によって採決いたします。 委員長報告に賛成の議員の起立を求めます。 〔賛成者起立〕
○議長(若林清子君) 起立多数と認めます。よって、議案第五十六号は委員長報告どおり決定いたしました。 日程第二十九、議案第五十七号、平成三十一年度荒川区
介護保険事業特別会計予算を議題といたします。 ───────────────◯───────────────
△議案第五十七号 平成三十一年度荒川区
介護保険事業特別会計予算 (委員長報告)
○議長(若林清子君) 本件に関しては、予算に関する特別委員会菅谷元昭委員長より委員会の審査経過並びに結果の報告があります。 〔菅谷元昭君登壇〕
◆十一番(菅谷元昭君) 付託を受けました議案第五十七号、平成三十一年度荒川区
介護保険事業特別会計予算につきまして、委員会の審査経過並びに結果の御報告を申し上げます。 初めに、理事者より議案内容について説明を受け、審査に入りました。 審査では、委員より、地域資源を活用した生活支援体制整備の推進、医療と介護の連携、認知症施策のさらなる推進、取り組み、課題、西尾久地域における認知症カフェの拡大、認知症サポーター養成後の活動などについて質疑がありました。 その後、討論に入り、特に意見等はありませんでしたが、本案については異議がありましたので、委員会は採決の結果、原案どおり決定いたしました。 以上、御報告といたします。
○議長(若林清子君) ただいまの委員長報告に御質疑はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(若林清子君) 質疑はないものと認めます。 討論に入ります。 討論はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(若林清子君) 討論はないものと認めます。 議案第五十七号について、委員長報告に御異議ありませんか。 〔「異議なし」「異議あり」と呼ぶ者あり〕
○議長(若林清子君) 本案については異議がありますので、起立によって採決いたします。 委員長報告に賛成の議員の起立を求めます。 〔賛成者起立〕
○議長(若林清子君) 起立多数と認めます。よって、議案第五十七号は委員長報告どおり決定いたしました。 日程第三十、同意第三号、荒川区監査委員の選任同意についてを議題といたします。 ───────────────◯───────────────
△同意第三号 荒川区監査委員の選任同意について (議案の部に掲載)
○議長(若林清子君) 事務局長より朗読いたします。 〔事務局長朗読〕
◎議会事務局長(濱島明光君) 同意第三号 荒川区監査委員の選任同意について上記の議案を提出する。平成三十一年三月十四日 提出者 荒川区長 西川太一郎 荒川区監査委員の選任同意について荒川区監査委員に下記の者を選任したいので同意を求める。 記 住 所 東京都荒川区●●●●●●●●● 氏 名 齋藤 暢生 生年月日 ●●●●●●●●●●(略歴省略)
○議長(若林清子君) 本案に対し理事者の説明を求めます。 〔区長西川太一郎君登壇〕
◎区長(西川太一郎君) 御同意を賜りたく提案を申し上げさせていただきます。 荒川区監査委員の選任御同意につきまして、本案は識見を有する監査委員といたしまして、新たに弁護士の齋藤暢生氏を選任させていただきたく、議員の皆様方の御同意をお願い申し上げるものでございます。 齋藤暢生氏につきましては、略歴にもございますとおり、昭和四十年に弁護士登録をなされて以来、日本弁護士連合会常務理事などの御要職におつきになり、荒川区におきましても、区民相談所法律相談員、人権擁護委員、感染症審査協議会委員、行政不服審査会委員など、さまざまな分野で法律の専門家としてのお力を発揮していただいておることは御案内のとおりかと存じます。 こうした御経歴を有する齋藤弁護士の専門知識と区政への御理解、豊富な御経験から、本区監査委員に適任であると存じまして、御提案申し上げるものでございます。 何とぞ議員皆様の御同意を賜りますようお願いを申し上げます。
○議長(若林清子君) 本案に対し質疑はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(若林清子君) 質疑はないものと認めます。 〔「議長」と呼ぶ者あり〕
○議長(若林清子君) 十二番明戸真弓美議員。
◆十二番(明戸真弓美君) 菅谷議員、茂木議員、両名の賛成を得て動議を提出いたします。 本案は、委員会の審査を省略されるよう提議いたします。
○議長(若林清子君) 所定の賛成者がございますので、ただいまの動議を議題といたします。 本案は委員会の審査を省略することに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(若林清子君) 異議ないものと認めます。本案は委員会の審査を省略することに決定いたします。 討論に入ります。 討論はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(若林清子君) 討論はないものと認めます。 本案は同意することに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(若林清子君) 異議ないものと認めます。同意第三号については同意することに決定いたしました。 日程第三十一、委員長報告についてを議題といたします。 ───────────────◯───────────────
△委員長報告について
○議長(若林清子君) 総務企画委員会並木一元委員長より陳情の審査経過並びに結果について報告があります。 〔並木一元君登壇〕
◆十七番(並木一元君) 二月会議の会議期間中に審査を行いました陳情の審査経過並びに結果の御報告を申し上げます。 初めに、平成二十九年度第九号陳情、東京都に、第三十二回
オリンピック競技大会(二〇二〇/東京)の開会式に競技施設等の工事従事者の入場行進を求める等の意見書提出を求める陳情書につきましては、委員より、想定される建設工事従事者の総数、公共施設建築工事現場における労働災害防止等に関する区の指導状況などについて質疑がありました。 その後、討論・採決に入り、工夫をすれば入場行進をすることも可能であり、工事従事者の励みになることから実施すべきであり、労働環境の改善に関しては、まだ十分でないとして採択との意見、これに対し、入場行進は現実的ではなく、また、労働災害防止に関する注意喚起については、当然実施されているものであり、あえて意見書を提出するほどの必要性はないため、不採択との意見があり、委員会は採決の結果、不採択と決定いたしました。 次に、平成二十九年度第十七号陳情、五十五歳以上の求職者が就職活動をしやすい環境を求める陳情書につきましては、委員より、ハローワークの窓口対応の体制、五十五歳以上の求人者と求人事業主間での条件の相違に関する傾向などについて質疑がありました。 その後、討論・採決に入り、求人の原則年齢不問とした法改正の趣旨が徹底されておらず、例外規定もあるため、趣旨の徹底を図り、窓口での支援体制にさらに力を入れるよう要望し採択との意見、それに対し、法改正により求人を原則年齢不問としたことは、求人の間口を広げる観点から意義があり、既に設置されている生涯現役支援窓口などの年齢層の高い方に特化した支援体制を強化することにより改善されていくものと考え、趣旨採択との意見、年齢層の高い方は、経験豊富でスキルの高い方が多くいる中で、行政としても、雇用推進の働きかけをしていくことが重要であり、生涯現役社会の実現に向けた取り組みとして重要な視点であり、趣旨採択との意見があり、委員会は採決の結果、趣旨採択と決定いたしました。 なお、付託を受けました平成二十七年度第十三号陳情外十四件につきましては、慎重審査すべきとして継続審査といたしました。 以上、御報告といたします。
○議長(若林清子君) ただいまの委員長報告に係る陳情について一件ずつお諮りいたします。 初めに、平成二十九年度第九号陳情、東京都に、第三十二回
オリンピック競技大会(二〇二〇/東京)の開会式に競技施設等の工事従事者の入場行進を求める等の意見書提出を求める陳情書についてお諮りいたします。 委員長報告は不採択でありますので、本陳情について起立によって採決いたします。 本陳情を採択することに賛成の議員の起立を求めます。 〔賛成者起立〕
○議長(若林清子君) 起立少数と認めます。よって、平成二十九年度第九号陳情は不採択と決定いたしました。 次に、平成二十九年度第十七号陳情、五十五歳以上の求職者が就職活動をしやすい環境を求める陳情書についてお諮りいたします。 委員長報告は趣旨採択であります。委員長報告に御異議ありませんか。 〔「異議なし」「異議あり」と呼ぶ者あり〕
○議長(若林清子君) 異議がありますので、起立によって採決いたします。 委員長報告は趣旨採択であります。委員長報告に賛成の議員の起立を求めます。 〔賛成者起立〕
○議長(若林清子君) 起立多数と認めます。よって、平成二十九年度第十七号陳情は趣旨採択と決定いたしました。 文教・
子育て支援委員会茂木弘委員長より陳情の審査経過並びに結果について報告があります。 〔茂木弘君登壇〕
◆十三番(茂木弘君) 二月会議の会議期間中に審査を行いました平成三十年度第六号陳情、
荒川区立幼稚園が公設公営であり続けることを求める陳情書につきまして、委員会の審査経過並びに結果の御報告をいたします。 委員より、公立幼稚園の廃園や統廃合計画の有無、公立幼稚園の役割、特別な支援を要するお子さんに対する区としての対応などについて質疑がありました。 その後、討論に入り、公立幼稚園の役割として、支援を要するお子さんへの対応や幼児教育や保育をしっかりと実施し、パイオニア的存在としてさらに充実を図っていただくよう要望し採択との意見、これに対し、過去に審査した同趣旨の陳情に対する意見同様、趣旨採択との意見、これに対し、私立幼稚園も公立幼稚園同様に一生懸命努力しており、時代の変化によって必ずしも公設公営とするほどではないため、不採択との意見、これまでも同趣旨の陳情審査がされている中で、現段階で心配される部分はないとして不採択との意見、公立や私立などにとらわれるべきではなく、しっかりとした教育や支援をされることが大切であり、あわせて公立幼稚園の給食導入を含めて検討することを要望し、不採択との意見があり、委員会は採決の結果、不採択と決定いたしました。 また、付託されております平成二十七年度第九号陳情外六件の陳情につきましては、今後なお一層調査研究し、慎重審査すべきものとして継続審査といたしました。 以上、御報告といたします。
○議長(若林清子君) ただいまの委員長報告に係る平成三十年度第六号陳情、
荒川区立幼稚園が公設公営であり続けることを求める陳情書についてお諮りいたします。 委員長報告は不採択でありますので、本陳情について起立によって採決いたします。 本陳情を採択することに賛成の議員の起立を求めます。 〔賛成者起立〕
○議長(若林清子君) 起立少数と認めます。よって、平成三十年度第六号陳情は不採択と決定いたしました。 この際、区長より発言の申し出がありますので、これを許可いたします。 〔区長西川太一郎君登壇〕
◎区長(西川太一郎君) 二月会議の終了に当たりまして、御礼を申し上げたいと存じます。 二月会議に提案申し上げました議案につきましては、いずれも御可決、御同意を賜り、まことにありがとうございます。 これらの議案につきまして、御審議の過程で賜りました御意見や御要望に十分留意させていただき、適正かつ効率的な執行に努めてまいることは当然のことでございます。今後とも格段の御指導を賜りますよう心からお願いを申し上げます。 さて、今期をもって御勇退あそばされます御尊名を列挙させていただくことをお許しいただきますが、鳥飼秀夫先生、若林清子先生、中村尚郎先生、吉田詠子先生、安部キヨ子先生、瀬野喜代先生におかれましては、これまで長年にわたり区民の皆様のために御尽力を賜り、まことに御苦労さまでございました。かつありがたく存じます。 区民を代表することはまことに僣越ではありますが、この場ではそれをお許しいただき、心より先生方に長年の御努力に敬意を表し、御礼を申し上げます。ありがとうございました。 先生方がこれまで区議会議員として積み重ねられてこられた御経験、培ってこられた御見識は、今後も地域においてなくてはならないお力であろうと存じます。どうぞ、くれぐれもお体を御自愛いただき、引き続き地域の指導者として、そのお力を存分に発揮してくださいますようお願いを申し上げます。重ねて、諸先生のさらなる御活躍を心よりお祈り申し上げます。 本日は、いろいろ御審議をいただき、貴重な御意見を賜りましたことを結びに当たり、心から感謝を申し上げ、私の閉会に当たっての御礼の言葉とさせていただきます。ありがとうございました。(拍手)
○議長(若林清子君) 以上をもちまして本日の日程は全部終了いたします。 お諮りいたします。二月会議における議決事件の字句及び数字等の整理を議長に一任願いたいと思いますが、御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(若林清子君) 異議ないものと認め、そのように決定いたします。 お諮りいたします。二月会議に付されました事件は全て議了いたしましたので、本日をもって二月会議を閉じたいと思いますが、御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(若林清子君) 異議ないものと認め、そのように決定いたします。 本日はこれをもって散会いたします。まことにお疲れさまでございました。 午後零時三分散会 議長 若 林 清 子 署名人 小 島 和 男 署名人 志 村 博 司 署名人 保 坂 正 仁...