荒川区議会 2010-02-01
03月17日-03号
平成22年 第1回定例会(2月)荒川区議会会議録(第二十九日目)================一、日 時 平成二十二年三月十七日 午後一時一、場 所 荒川区議会議場一、出席議員(三十名) 一番 小坂英二君 二番 小林行男君 三番 安部キヨ子君 四番 横山幸次君 五番 斉藤邦子君 六番 相馬堅一君 七番 小島和男君 八番 明戸真弓美君 九番 茂木 弘君 十番 若林清子君 十一番 竹内捷美君 十二番 小坂眞三君 十三番 服部敏夫君 十四番 並木一元君 十五番 斉藤泰紀君 十六番 菅谷安男君 十七番 北城貞治君 十八番 守屋 誠君 十九番 鳥飼秀夫君 二十一番 志村博司君 二十二番 斉藤裕子君 二十三番 浅川喜文君 二十四番 清水啓史君 二十六番 瀬野喜代君 二十七番 吉田詠子君 二十八番 保坂正仁君 二十九番 中村尚郎君 三十番 萩野 勝君 三十一番 戸田光昭君 三十二番 武藤文平君一、欠席議員(一名) 二十番 須永京子君一、出席説明員 区長 西川太一郎君 副区長 三嶋重信君 副区長 三ツ木晴雄君 総務企画部長 北川嘉昭君 管理部長兼
教育委員会事務局
文学館調査担当部長 藤田満幸君 区民生活部長 佐藤安夫君 産業経済部長 高野政義君
産業活性化担当部長 石原 久君 環境清掃部長 岡本壽子君 福祉部長 和気 剛君 健康部長 金田麻里子君
子育て支援部長 高梨博和君 都市整備部長 倉門 彰君 土木部長 緒方 清君 土木担当部長 裸野和男君 会計管理部長兼
債権管理担当部長 新井基司君 総務企画課長 五味智子君 財政課長 宮腰 肇君 教育長 川嵜祐弘君
教育委員会事務局次長 友塚克美君
選挙管理委員会委員長 金久保健司君 代表監査委員 岩下 肇君一、職務のため出席した事務局職員 事務局長 高岡芳行 庶務係長 白石正昭 議事係長 赤沼克己 主事 加藤隆志 主事 伊藤智徳 主事 桂木義典 主事 齊藤 潤
企画調査係主査 野口正紀 議 事 日 程 平成二十二年三月十七日 午後一時開議第一 荒川区議会永年在職議員表彰について第二 請願の付託について第三
委員会提出議案第一号 荒川区議会議員の議員報酬、費用弁償及び期末手当に関する条例の一部を改正する条例第四 議員提出議案第五号 食品表示に関する制度の改正を求める意見書提出について第五 議員提出議案第六号 介護保険制度の抜本的な基盤整備を求める意見書提出について第六 議員提出議案第七号
子ども読書活動を推進するための予算確保を求める意見書提出について第七 議員提出議案第八号 国会として「陸山会」土地購入事件の真相の解明を求める意見書提出について第八 議員提出議案第九号 所得税・住民税の
扶養控除廃止縮小を止めるよう求める意見書提出について第九 議員提出議案第一号 荒川区高齢者の医療・
介護保険料福祉助成条例第十 議員提出議案第二号 荒川区
高齢者入院見舞金の支給に関する条例第十一 議員提出議案第三号 荒川区
シルバーパス費用負担額の助成に関する条例第十二 議員提出議案第四号 荒川区
住宅リフォーム区内施工業者仕事づくり条例第十三 議案第一号 荒川区債権管理条例第十四 議案第二号 荒川区職員定数条例の一部を改正する条例第十五 議案第三号 荒川区行政委員会の委員等及び非常勤の監査委員等の報酬及び費用弁償に関する条例の一部を改正する条例第十六 議案第四号 職員の給与に関する条例の一部を改正する条例第十七 議案第五号 職員の退職手当に関する条例の一部を改正する条例第十八 議案第六号 荒川区職員住宅条例の一部を改正する条例第十九 議案第十九号 平成二十一年度荒川区
一般会計補正予算(第四回)第二十 議案第二十号 平成二十一年度荒川区
国民健康保険事業特別会計補正予算(第一回)第二十一 議案第二十一号 平成二十一年度荒川区
老人保健医療特別会計補正予算(第一回)第二十二 議案第二十二号 平成二十一年度荒川区
介護保険事業特別会計補正予算(第二回)第二十三 議案第二十八号 本庁舎耐震補強ほか
改修工事請負契約第二十四 議案第七号
幼稚園教育職員の給与に関する条例の一部を改正する条例第二十五 議案第二十九号
荒川区立南千住保育園の指定管理者の指定について第二十六 議案第八号 荒川区
国民健康保険条例の一部を改正する条例第二十七 議案第九号 荒川区介護保険条例の一部を改正する条例第二十八 議案第十号 荒川区
後期高齢者医療に関する条例の一部を改正する条例第二十九 議案第十一号 荒川区
区民ひろば館条例の一部を改正する条例第三十 議案第十二号 荒川区ふれあい館条例の一部を改正する条例第三十一 議案第三十号 東京都
後期高齢者医療広域連合葬祭費事務の受託について第三十二 議案第三十一号 東京都
後期高齢者医療広域連合規約の一部を変更する規約第三十三 議案第十三号 荒川区
道路占用料等徴収条例の一部を改正する条例第三十四 議案第十四号
荒川区立公園条例の一部を改正する条例第三十五 議案第十五号
荒川区立荒川自然公園条例の一部を改正する条例第三十六 議案第十六号
荒川区立児童遊園条例の一部を改正する条例第三十七 議案第十七号 荒川区公衆便所に関する条例の一部を改正する条例第三十八 議案第十八号 荒川区地区計画の区域内における建築物の制限に関する条例の一部を改正する条例第三十九 議案第二十三号 平成二十二年度荒川区一般会計予算第四十 議案第二十四号 平成二十二年度荒川区
国民健康保険事業特別会計予算第四十一 議案第二十五号 平成二十二年度荒川区
老人保健医療特別会計予算第四十二 議案第二十六号 平成二十二年度荒川区
後期高齢者医療特別会計予算第四十三 議案第二十七号 平成二十二年度荒川区
介護保険事業特別会計予算第四十四 委員長報告について ①二十一第四号陳情 荒川の保育・学童保育・子育て支援施策の拡充と予算の増額を求める陳情第四十五 議員提出議案第十号 訴えの提起に関する区長の専決処分について第四十六 議案第三十五号
損害賠償請求事件に関する和解について第四十七 閉会中の継続審査・調査の付託について 午後一時三分開議
○議長(茂木弘君) ただいまより本日の会議を開きます。 出席、欠席議員数を報告いたします。出席三十名、欠席一名であります。 直ちに日程に入ります。 日程第一、荒川区議会永年在職議員表彰についてを議題といたします。 ――
―――――――――――――○―――――――――――――――
△荒川区議会永年在職議員表彰について
○議長(茂木弘君) お諮りいたします。北城貞治君には、荒川区議会議員として在職二十五年以上にわたり区政の発展のために貢献され、その功績はまことに顕著であります。このため本議会は、荒川区議会永年
在職議員表彰内規に基づき、ここに決議をもってその功労を表彰することにいたしたいと思いますが、御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(茂木弘君) 異議ないものと認めます。よって、本議会は北城貞治君を表彰することを決議いたします。 お諮りいたします。表彰状の授与につきましては、議長において取り計らいたいと思いますが、御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(茂木弘君) 異議ないものと認め、そのように決定いたします。 なお、表彰内規に定められた表彰文を事務局長より朗読いたします。 〔事務局長朗読〕 表 彰 状 北城貞治殿 あなたは議員として在職二十五年以上に亘り常に区政の発展に貢献されその功績は誠に顕著であります。 よって荒川区議会は永年の功労を多とし決議をもってこれを表彰します。 平成二十二年三月十七日 荒川区議会
○議長(茂木弘君) ただいま表彰を受けられました北城貞治君より謝辞がございます。 〔北城貞治君登壇〕
◆十七番(北城貞治君) 一言御礼のごあいさつを申し上げます。 二十五年在職の表彰の決議をいただき、身に余る光栄に存じております。また、この二十五年以上にわたりまする議員生活の中で、いろんなことがありました。その折その折に支えていただきました多くの方々、すべての方々に感謝の意を表したいと思っております。 そして、とりわけ二つほどの思い出があります。その一つは、議員定数の削減を断行し、そして、行政改革の断行をお願いしてきた経過であります。そして、最近、痛切に感じますることは、やはり政治というのは、弱い立場の方々に可能な限り政治の光を与えていくという使命があるということであります。そんなことを考えあわせますると、西川区政の本髄というのは、やはり弱い立場の方々に政治の光を与えていくことであろうと私は確信しております。 そんなようなことを考えあわせながら、微力ではありますけれども、今後、議会と行政との緊張感を保ちつつ、微力ではありますけれども、西川区政を支えていきたいと、こんなふうに思っております。 今後とも御指導のほど心からお願いを申し上げながら、御礼のあいさつにかえます。本当にありがとうございます。(拍手)
○議長(茂木弘君) 以上で荒川区議会永年在職議員表彰についてを終わります。 日程第二、請願の付託についてを議題といたします。 ――
―――――――――――――○―――――――――――――――
△請願の付託について (資料の部に記載)
○議長(茂木弘君) 陳情書二件、議長において受理いたしました。お手元に配付いたしました請願文書表のとおり所管委員会に審査を付託いたします。 日程第三、
委員会提出議案第一号、荒川区議会議員の議員報酬、費用弁償及び期末手当に関する条例の一部を改正する条例を議題といたします。 ――
―――――――――――――○―――――――――――――――
△
委員会提出議案第一号 荒川区議会議員の議員報酬、費用弁償及び期末手当に関する条例の一部を改正する条例 (議案の部に掲載)
○議長(茂木弘君) 本案については、二月十九日の本会議におきまして、会議規則第三十八条第二項の規定により委員会審査を省略することを宣告しております。よって、直ちに討論に入ります。 討論はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(茂木弘君) 討論はないものと認めます。 本案は原案どおり決定することに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(茂木弘君) 異議ないものと認めます。
委員会提出議案第一号は原案どおり決定いたしました。 日程第四、議員提出議案第五号、食品表示に関する制度の改正を求める意見書提出についてを議題といたします。 ――
―――――――――――――○―――――――――――――――
△議員提出議案第五号 食品表示に関する制度の改正を求める意見書提出について (議案の部に掲載)
○議長(茂木弘君) 事務局長より朗読いたします。 なお、本案は議員全員の提案ですので、提出者の氏名の朗読を省略いたします。 〔事務局長朗読〕
◎議会事務局長(高岡芳行君) 議員提出議案第五号 食品表示に関する制度の改正を求める意見書提出について上記の議案を提出する。平成二十二年三月十七日 提出者 荒川区議会議員 食品表示に関する制度の改正を求める意見書 食品の表示は、消費者が食品の内容を正しく理解し、選択する上でなくてはならない重要な情報源です。 現在、食品の生産から処理・加工、流通・販売等の各段階で食品とその情報を追跡し、遡及できる
トレーサビリティ制度は、牛の個体識別のための情報管理及び伝達に関する特別措置法に基づき、国産牛に適用される制度と、JAS法により、牛肉、豚肉、豆腐、こんにゃく、農産物、養殖魚を対象とする任意の
生産情報公表JAS制度がありますが、加工食品については、そうした制度がありません。 一方、加工食品における
原料原産地表示は、
加工食品品質表示基準で義務付けられているものの、その対象は二〇食品群・四品目のみとなっています。 また、
遺伝子組み換え食品に関しては、分別生産流通管理していれば、「不使用」の表示でも五パーセントまでの
遺伝子組み換え作物の混入が認められています。さらに、クローン技術によって生み出される家畜由来食品については、任意表示となっています。 このような中で、食料の自給力向上と食品の安全・安心の回復など消費者の関心は高まっており、そのことに対応する食品表示制度の充実が求められています。コスト面や技術的観点から全ての食品について義務表示することには困難を伴うと思われますが、今後、可能なことから表示の義務化を図っていくべきです。 よって、荒川区議会は、国会及び政府に対し、食品表示の義務化について下記の事項を強く要請します。 記一 加工食品原料の
トレーサビリティと原産地の表示を義務化すること。二 全ての
遺伝子組み換え食品、飼料の表示を義務化すること。三
クローン家畜由来食品の表示を義務化すること。以上、地方自治法第九十九条の規定により、意見書を提出します。平成二十二年 月 日 荒川区
議会議長名衆議院議長、参議院議長、内閣総理大臣、厚生労働大臣、農林水産大臣、内閣府特命担当大臣(消費者及び食品安全)あて
○議長(茂木弘君) 本案については、会議規則第三十八条第三項の規定により、提出者の説明並びに委員会の審査を省略することに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(茂木弘君) 異議ないものと認め、そのように決定いたします。 本案に対し質疑はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(茂木弘君) 質疑はないものと認めます。 討論に入ります。 討論はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(茂木弘君) 討論はないものと認めます。 本案は原案どおり決定することに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(茂木弘君) 異議ないものと認めます。議員提出議案第五号は原案どおり決定いたしました。 日程第五、議員提出議案第六号、介護保険制度の抜本的な基盤整備を求める意見書提出についてを議題といたします。 ――
―――――――――――――○―――――――――――――――
△議員提出議案第六号 介護保険制度の抜本的な基盤整備を求める意見書提出について (議案の部に掲載)
○議長(茂木弘君) 事務局長より朗読いたします。 〔事務局長朗読〕
◎議会事務局長(高岡芳行君) 議員提出議案第六号 介護保険制度の抜本的な基盤整備を求める意見書提出について上記の議案を提出する。平成二十二年三月十七日 提出者 荒川区議会議員 明戸真弓美 茂木 弘 若林 清子 竹内 捷美 小坂 眞三 服部 敏夫 並木 一元 斉藤 泰紀 菅谷 安男 北城 貞治 守屋 誠 鳥飼 秀夫 須永 京子 志村 博司 吉田 詠子 保坂 正仁 中村 尚郎 萩野 勝 戸田 光昭 武藤 文平 小林 行男 安部キヨ子 横山 幸次 斉藤 邦子 相馬 堅一 小島 和男 斉藤 裕子 小坂 英二 浅川 喜文 介護保険制度の抜本的な基盤整備を求める意見書 介護保険制度がスタートしてから十年を迎えましたが、介護現場では深刻な問題が山積しています。特に、
特別養護老人ホームの入所待機者は四十二万人にも上り、在宅介護においても家族の心身の負担など深刻な状況にあります。介護保険を利用している要介護認定者とその家族、そして介護事業者および介護現場で働いている人など、介護保険制度にかかわる方々から、必要なサービスおよび介護施設の確保、経済的負担の軽減、介護報酬や処遇の改善などを要望する切実な声が数多く上がってきています。 しかも、十五年後の二〇二五年には六十五歳以上の高齢者人口がピークを迎えるといわれています。今後さらに進展する超高齢化社会を見据え、「安心して老後を暮らせる社会」の実現をめざすには、介護施設の大幅な拡充や在宅介護の支援強化、利用者負担の抑制、公費負担割合の引き上げなど、必要な見直しが求められています。 よって、荒川区議会は、政府に対し、二〇一二年に行われる
介護保険制度改正では、制度設計の徹底的な見直しを行い、介護保険制度の抜本的な基盤整備をすべく、特に以下の点について早急な取り組みを行なうよう強く要請します。 記一 二〇二五年までに「介護施設の待機者解消」を目指すこと。そのために、
特別養護老人ホーム、老人保健施設、
介護療養型医療施設の介護三施設と、
有料老人ホーム、ケアハウスなどの特定施設やグループホームのさらなる増設を行うこと。二 在宅介護への支援を強化するため、二十四時間三百六十五日の
訪問介護サービスへ大幅な拡充を行うほか、家族介護者が休息をとれるよう「レスパイト(休息)事業」も大幅に拡大すること。三 煩雑な事務処理の仕分けを行い、要介護認定審査などの手続きを簡素化するとともに、現場の意見を取り入れ、すぐに使える制度に転換すること。四 介護従事者の大幅給与アップなどの待遇改善につながる介護報酬の引き上げを行うこと。五 介護保険料の上限額を抑制するため、公費負担割合を五割から、当面六割に引き上げ、二〇二五年には介護保険の三分の二を公費負担でまかなうこと。以上、地方自治法第九十九条の規定により、意見書を提出します。平成二十二年 月 日 荒川区
議会議長名内閣総理大臣、
厚生労働大臣あて
○議長(茂木弘君) 本案については、会議規則第三十八条第三項の規定により、提出者の説明並びに委員会の審査を省略することに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(茂木弘君) 異議ないものと認め、そのように決定いたします。 本案に対し質疑はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(茂木弘君) 質疑はないものと認めます。 討論に入ります。 討論はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(茂木弘君) 討論はないものと認めます。 本案は原案どおり決定することに御異議ありませんか。 〔「異議なし」「異議あり」と呼ぶ者あり〕
○議長(茂木弘君) 本案については異議がありますので、起立によって採決いたします。 本案は原案どおり決定することに賛成の諸君の起立を求めます。 〔賛成者起立〕
○議長(茂木弘君) 起立多数と認めます。よって議員提出議案第六号は原案どおり決定いたしました。 日程第六、議員提出議案第七号、
子ども読書活動を推進するための予算確保を求める意見書提出についてを議題といたします。 ――
―――――――――――――○―――――――――――――――
△議員提出議案第七号
子ども読書活動を推進するための予算書確保を求める意見書提出について (議案の部に掲載)
○議長(茂木弘君) 事務局長より朗読いたします。 〔事務局長朗読〕
◎議会事務局長(高岡芳行君) 議員提出議案第七号
子ども読書活動を推進するための予算確保を求める意見書提出について上記の議案を提出する。平成二十二年三月十七日 提出者 荒川区議会議員 明戸真弓美 茂木 弘 若林 清子 竹内 捷美 小坂 眞三 服部 敏夫 並木 一元 斉藤 泰紀 菅谷 安男 北城 貞治 守屋 誠 鳥飼 秀夫 須永 京子 志村 博司 吉田 詠子 保坂 正仁 中村 尚郎 萩野 勝 戸田 光昭 武藤 文平 小林 行男 安部キヨ子 横山 幸次 斉藤 邦子 相馬 堅一 小島 和男 斉藤 裕子 小坂 英二 浅川 喜文
子ども読書活動を推進するための予算確保を求める意見書 本年二〇一〇年は、「文字・活字文化振興法」の制定・施行五周年にあたり、「国民読書年に関する決議」において、「国民読書年」と制定されています。この決議は、政官民協力のもと、国を挙げて読書の機運を高めようと、二〇〇八年六月に衆参両院の全会一致で採択されました。 それにもかかわらず、政府は、二〇一〇年度予算案では、「
子ども読書応援プロジェクト」事業(二〇〇九年度予算額一億五千五百六万円)を廃止しました。その代わりに、子ども読書の普及啓発予算として四千九百万円を計上したものの、結果的に子どもの読書活動の関連予算が大幅に削減されてしまいました。また、読み聞かせなどの読書活動を行う
ボランティア団体に助成金を支給している官民出資の「子どもゆめ基金」も、政府出資金百億円が全額国庫へ返納となり、事業の大幅な縮小を余儀なくされています。 このように、鳩山政権によって子どもの読書活動に関連する予算が大幅に削減されたことは大変残念であり、地道に読書活動を推進してきた学校や
ボランティア団体などからは驚きと不安の声が相次いでおります。 昨年十一月に発表された文部科学省の社会教育調査結果によると、全国の図書館が二〇〇七年度に小学生に貸し出した本は登録者一人当たり三十五・九冊と過去最多となり、一九七四年度の調査開始時の十六・五冊に比べて二・二倍に伸びました。この結果は、二〇〇一年の「
子ども読書活動推進法」制定を機に、学校での「朝の読書」や、家庭や地域、学校などでの「読み聞かせ」活動などが着実に根づいてきたこと、また、国が積極的に読書活動推進の事業を行なってきたことの表れといっても過言ではありません。 読書活動推進の取り組み効果が表れているにもかかわらず、まさに「国民読書年」の本年に予算を削減するというのは、二〇〇八年の国会決議にもとるものです。 子どもの読書は、言葉を学び、感性を磨き、論理的思考力や創造力などを高め、豊かな心を育むとともに、様々な知識を得るなど、生きる力を養う上で欠かすことのできない活動です。 よって、荒川区議会は、政府に対し、「政官民協力のもと国を挙げてあらゆる努力を重ねる」という国会決議を真に履行し、子どもの読書活動を守り育てていくため、子どもの読書活動を推進するための十分な予算を確保するよう強く要請します。以上、地方自治法第九十九条の規定により、意見書を提出します。平成二十二年 月 日 荒川区
議会議長名内閣総理大臣、総務大臣、財務大臣、
厚生労働大臣あて
○議長(茂木弘君) 本案については、会議規則第三十八条第三項の規定により、提出者の説明並びに委員会の審査を省略することに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(茂木弘君) 異議ないものと認め、そのように決定いたします。 本案に対し質疑はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(茂木弘君) 質疑はないものと認めます。 討論に入ります。 討論はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(茂木弘君) 討論はないものと認めます。 本案は原案どおり決定することに御異議ありませんか。 〔「異議なし」「異議あり」と呼ぶ者あり〕
○議長(茂木弘君) 本案については異議がありますので、起立によって採決いたします。 本案は原案どおり決定することに賛成の諸君の起立を求めます。 〔賛成者起立〕
○議長(茂木弘君) 起立多数と認めます。よって議員提出議案第七号は原案どおり決定いたしました。 日程第七、議員提出議案第八号、国会として「陸山会」土地購入事件の真相の解明を求める意見書提出についてを議題といたします。 ――
―――――――――――――○―――――――――――――――
△議員提出議案第八号 国会として「陸山会」土地購入事件の真相の解明を求める意見書提出について (議案の部に掲載)
○議長(茂木弘君) 事務局長より朗読いたします。 〔事務局長朗読〕
◎議会事務局長(高岡芳行君) 議員提出議案第八号 国会として「陸山会」土地購入事件の真相の解明を求める意見書提出について上記の議案を提出する。平成二十二年三月十七日 提出者 荒川区議会議員 明戸真弓美 茂木 弘 若林 清子 竹内 捷美 小坂 眞三 服部 敏夫 並木 一元 斉藤 泰紀 菅谷 安男 北城 貞治 守屋 誠 鳥飼 秀夫 須永 京子 志村 博司 吉田 詠子 保坂 正仁 中村 尚郎 萩野 勝 戸田 光昭 武藤 文平 小林 行男 安部キヨ子 横山 幸次 斉藤 邦子 相馬 堅一 小島 和男 斉藤 裕子 小坂 英二 浅川 喜文 国会として「陸山会」土地購入事件の真相の解明を求める意見書 検察は、資金管理団体「陸山会」の土地購入事件で、現職の民主党衆議院議員である石川知裕氏ら現・元秘書を
政治資金規正法違反での起訴、小沢一郎氏自身については不起訴としました。しかし、政治的・道義的責任の追及は、刑事責任とは別です。 現職議員である石川氏や、小沢氏の公設第一秘書である大久保隆規氏らが起訴された事実は、極めて重大です。小沢氏が不起訴になったから、もう責任がないでは通用しません。 もともと、国会の「政治倫理綱領」は、疑惑を抱かれた政治家は自ら解明し、国民に説明するよう求めています。 よって、荒川区議会は、国会に対し、小沢氏や石川市の招致を行うなど、真相を解明し、政治的・道義的責任を追及するよう強く要請します。以上、地方自治法第九十九条の規定により、意見書を提出します。平成二十二年 月 日 荒川区
議会議長名衆議院議長、参議院議長あて
○議長(茂木弘君) 本案については、会議規則第三十八条第三項の規定により、提出者の説明並びに委員会の審査を省略することに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(茂木弘君) 異議ないものと認め、そのように決定いたします。 本案に対し質疑はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(茂木弘君) 質疑はないものと認めます。 討論に入ります。 討論はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(茂木弘君) 討論はないものと認めます。 本案は原案どおり決定することに御異議ありませんか。 〔「異議なし」「異議あり」と呼ぶ者あり〕
○議長(茂木弘君) 本案については異議がありますので、起立によって採決いたします。 本案は原案どおり決定することに賛成の諸君の起立を求めます。 〔賛成者起立〕
○議長(茂木弘君) 起立者多数と認めます。よって議員提出議案第八号は原案どおり決定いたしました。 日程第八、議員提出議案第九号、所得税・住民税の
扶養控除廃止縮小を止めるよう求める意見書提出についてを議題といたします。 ――
―――――――――――――○―――――――――――――――
△議員提出議案第九号 所得税・住民税の
扶養控除廃止縮小を止めるよう求める意見書提出について (議案の部に掲載)
○議長(茂木弘君) 事務局長より朗読いたします。 〔事務局長朗読〕
◎議会事務局長(高岡芳行君) 議員提出議案第九号 所得税・住民税の扶養控除縮小廃止を止めるよう求める意見書提出について上記の議案を提出する。平成二十二年三月十七日 提出者 荒川区議会議員 明戸真弓美 茂木 弘 若林 清子 竹内 捷美 小坂 眞三 服部 敏夫 並木 一元 斉藤 泰紀 菅谷 安男 北城 貞治 守屋 誠 鳥飼 秀夫 須永 京子 志村 博司 吉田 詠子 保坂 正仁 中村 尚郎 萩野 勝 戸田 光昭 武藤 文平 小林 行男 安部キヨ子 横山 幸次 斉藤 邦子 相馬 堅一 小島 和男 斉藤 裕子 小坂 英二 浅川 喜文 所得税・住民税の扶養控除縮小廃止を止めるよう求める意見書 政府は、子ども手当、高校授業料実質無料化の導入にあたって、所得税・住民税の年少分の扶養控除の廃止、特定扶養控除の高校生分の縮小を盛り込みました。これでは、子育て世帯に所得税・住民税増税を押しつけることになる上、何らかの手だてが講じられなければ、多くの社会保障制度で負担増を招く恐れがあります。また、新たに子ども手当が支給されても、所得税・住民税増税と現行児童手当の廃止によって、その効果は大幅に減少します。 よって、荒川区議会は、政府に対し、扶養控除の廃止縮小を止めるよう強く要請します。以上、地方自治法第九十九条の規定により、意見書を提出します。平成二十二年 月 日 荒川区
議会議長名内閣総理大臣、財務大臣あて
○議長(茂木弘君) 本案については、会議規則第三十八条第三項の規定により、提出者の説明並びに委員会の審査を省略することに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(茂木弘君) 異議ないものと認め、そのように決定いたします。 本案に対し質疑はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(茂木弘君) 質疑はないものと認めます。 討論に入ります。 討論はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(茂木弘君) 討論はないものと認めます。 本案は原案どおり決定することに御異議ありませんか。 〔「異議なし」「異議あり」と呼ぶ者あり〕
○議長(茂木弘君) 本案については異議がありますので、起立によって採決いたします。 本案は原案どおり決定することに賛成の諸君の起立を求めます。 〔賛成者起立〕
○議長(茂木弘君) 起立多数と認めます。よって議員提出議案第九号は原案どおり決定いたしました。 お諮りいたします。議員提出議案第五号から第九号までの五件の意見書提出につきましては、議長に一任願いたいと思いますが、御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(茂木弘君) 異議ないものと認め、そのように決定いたします。 日程第九、議員提出議案第一号、荒川区高齢者の医療・
介護保険料福祉助成条例、日程第十、議員提出議案第二号、荒川区
高齢者入院見舞金の支給に関する条例、日程第十一、議員提出議案第三号、荒川区
シルバーパス費用負担額の助成に関する条例、以上三件を一括議題といたします。 ――
―――――――――――――○―――――――――――――――
△議員提出議案第一号 荒川区高齢者の医療・
介護保険料福祉助成条例
△議員提出議案第二号 荒川区
高齢者入院見舞金の支給に関する条例 議員提出議案第三号 荒川区
シルバーパス費用負担額の助成に関する条例 (委員長報告)
○議長(茂木弘君) 本案に関しては、福祉・区民生活委員長中村尚郎君より委員会の審査経過並びに結果の報告があります。 〔中村尚郎君登壇〕
◆二十九番(中村尚郎君) 付託を受けました議員提出議案三件につきまして、一括して委員会の審査経過並びに結果の御報告をいたします。 本委員会は、付託を受けた議案について、それぞれ議案提出者より説明を受けた後、順次審査に入りました。 初めに、議員提出議案第一号、荒川区高齢者の医療・
介護保険料福祉助成条例につきましては、委員より、制度の実施に係る財源措置について質疑がありました。 その後、討論に入り、高齢者の安心を担保するため、国の制度で対応できない部分については、区が助成すべきとして賛成との意見、これに対して、低所得者への配慮は必要だが、国からの指導により一般財源の投入ができないため実現は困難であるとして反対との意見があり、委員会は、本案について採決の結果、起立少数により否決と決定いたしました。 次に、議員提出議案第二号、荒川区
高齢者入院見舞金の支給に関する条例につきましては、委員より、総支給額の試算について質疑がありました。 その後、討論に入り、高齢者が安心して入院できる一助となり、財源は全体の予算枠の一部で実現できるとして賛成との意見、これに対して、入院見舞金の支給は、在宅の高齢者との兼ね合いや所得制限が設けられていないことから不公平が生じ、また、限られた財源から支出することは難しいとして反対との意見があり、委員会は、本案について採決の結果、起立少数により否決と決定いたしました。 続いて、議員提出議案第三号、荒川区
シルバーパス費用負担額の助成に関する条例につきましては、委員より、総助成額の試算について質疑がありました。 その後、討論に入り、高齢者の社会参加に寄与するものであり、また、他区に先駆けた条例制定によって都に対して事業の改善を促すべきとして賛成との意見、これに対して、現行の制度にふぐあいがあるのは一定理解できるが、本制度は都の事業であり、都議会で議論すべきものである。また、都の財政負担を区が肩がわりすることになりかねず、妥当ではないとして反対との意見があり、委員会は、本案について採決の結果、起立少数により否決と決定いたしました。 以上、御報告といたします。
○議長(茂木弘君) 一件ずつお諮りいたします。 議員提出議案第一号、荒川区高齢者の医療・
介護保険料福祉助成条例について、ただいまの委員長報告に御質疑はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(茂木弘君) 質疑はないものと認めます。 討論に入ります。 討論の通告がありますので、発言を許可いたします。 五番斉藤邦子さん。 〔斉藤邦子君登壇〕
◆五番(斉藤邦子君) 私は、日本共産党荒川区議会議員団を代表して、議員提出議案第一号、荒川区高齢者の医療・
介護保険料福祉助成条例の賛成討論を行います。 本条例案は、六十五歳以上の高齢者の方で世帯非課税、年収百二十万円以下、貯蓄が三百万円以下の場合に、保険料自己負担分を助成するために月額三千円を支給しようとするものであります。 介護保険制度が始まって十年を迎え、無年金・低年金の高齢者の方、区内でも約二千人が保険料滞納状態になっています。また、七十五歳以上の
後期高齢者医療制度の導入で、この一年間で滞納が一千百人を超えています。法律では、一年滞納で保険証の取り上げを入れてしまったのです。経済状況によって保険料の納付が困難となり、やむなく保険料滞納となる、こうした高齢者を放置すれば、必要な医療も介護も受けられない事態となります。今回の条例案は、低所得者が無保険状態にならないようにするための福祉的な施策であります。 生活費を切り詰めて、普通徴収で保険料を納めている方、大先輩の皆さんから、八十、九十、百になっても、死ぬまで介護保険料を払い続ける制度そのものが間違っているのではないかとの怒りの声を伺うこともしばしばでございます。
後期高齢者医療制度は、「高齢者みずからが保険料を納め、医療費上昇の痛みを感じていただくため」と当時の政府担当者が説明しましたが、最低生活費に満たない年金や就労所得に公租公課をかけて、生活を脅かすことが間違っているのであります。制度の問題点を明らかにして、それを改善する政府の責任が問われています。とりわけ、新政権のもとで、
後期高齢者医療制度の廃止など喫緊の課題ですが、身近な自治体が限られた中でも福祉的な手当を助成して支援の気持ちを伝えることは、高齢者への激励になると考えます。 何とぞ御賛同していただけますよう、改めてお願いをいたしまして、賛成討論といたします。(拍手)
○議長(茂木弘君) 以上で討論を終わります。 本案については異議がありますので、起立によって採決いたします。 なお、本案に対する委員長報告は否決でありますので、原案について採決いたします。 本案は原案どおり決定することに賛成の諸君の起立を求めます。 〔賛成者起立〕
○議長(茂木弘君) 起立少数と認めます。よって、議員提出議案第一号は否決されました。 議員提出議案第二号、荒川区
高齢者入院見舞金の支給に関する条例について、ただいまの委員長報告に御質疑はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(茂木弘君) 質疑はないものと認めます。 討論に入ります。 討論の通告がありますので、発言を許可いたします。 二番小林行男君。 〔小林行男君登壇〕
◆二番(小林行男君) 私は、日本共産党荒川区議会議員団を代表して、議員提出議案第二号、荒川区
高齢者入院見舞金の支給に関する条例案に賛成の討論を行います。 七十五歳以上の高齢者の皆さんの入院日数に応じて、一万円から三万円の見舞金を支給しようとするものであります。 二〇〇八年から
後期高齢者医療制度が導入されました。この対象の方々は、昭和八年生まれ以上です。少年少女期から戦争のさなかで過ごし、戦後は経済成長の担い手として働き続け、一九六一年からは被保険者として健康保険料も支払い続けてまいりました。七十五歳となり「後期高齢者」と呼ばれるようになったのであります。
後期高齢者医療制度廃止を掲げて政権交代した新政権は、廃止を先延ばし、保険料引き上げもさせない、財政措置をとらない二重の背信行為をしております。 本来であれば、「七十五歳になったら、これまで御苦労さまでしたの意味を込めて、医療費は無料になります。安心して元気に長生きしてください」と言いたいところであります。せめて入院時に、ささやかでありますが、お見舞金をお渡しすることは、区民に優しい区政として必要な施策だと確信いたします。 委員会審議では、残念ながら財源についての御質問だけでありました。七十歳からの前期高齢者の国保入院者数から推計すれば、三千七百万円程度で実現できることであります。 新宿区や中野区でも実施しております。また、日の出町では、七十五歳以上医療費無料化、七十歳から七十四歳の入院見舞金、七十歳からの一万円の敬老祝い商品券など、お年寄りに優しい福祉施策が進められております。荒川区の財政規模でも十分実施することができるはずであります。 医療も介護もお金がかかり過ぎます。区と議会の決断を心からお願いを申し上げまして、賛成討論といたします。(拍手)
○議長(茂木弘君) 以上で討論を終わります。 本案については異議がありますので、起立によって採決いたします。 なお、本案に対する委員長報告は否決でありますので、原案について採決いたします。 本案は原案どおり決定することに賛成の諸君の起立を求めます。 〔賛成者起立〕
○議長(茂木弘君) 起立少数と認めます。よって、議員提出議案第二号は否決されました。 議員提出議案第三号、荒川区
シルバーパス費用負担額の助成に関する条例について、ただいまの委員長報告に御質疑はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(茂木弘君) 質疑はないものと認めます。 討論に入ります。 討論の通告がありますので、発言を許可いたします。 六番相馬堅一君。 〔相馬堅一君登壇〕
◆六番(相馬堅一君) 私は、日本共産党区議員団を代表いたしまして、議員提出議案第三号、
シルバーパス費用負担額の助成に関する条例の賛成討論を行います。 本条例は、七十歳以上の方のシルバーパスについて、住民税課税では二万五百十円負担がかかることから、区が助成を行うことによって約五千円の負担に抑えようとするものでございます。 シルバーパスは、そもそも敬老乗車証として、高齢者の方々への敬愛と感謝をもって、元気に長生きをしていただきたいと心のこもった事業であります。しかし、二〇〇〇年の全面有料化によって、住民税がわずかでもかかると二万円以上の負担になることで、利用者が大幅に減少いたしております。何とか制度そのものの精神を生かし、二万円以下の中間的な負担も必要ではないかといった区議会各会派の皆さんからの御意見なども寄せられております。改善の必要性については、一致点が大きいのではないかと思いますが、都事業であり、区が助成を行うことに反対の御意見が多いようでございます。 しかし、各種制度について、市区町村が独自に改善を進めて、最終的には全都的な制度として広がった例は、子供の医療費や、あるいはお年寄りの医療費助成をはじめ、少なくございません。予算的にも二千万円程度でございます。利用をあきらめている区民も含め、大先輩を激励して、元気に外出していただければ、御本人も御家族にも喜んでいただけるものと思います。ぜひ荒川区から突破口を開いて改善を図りたいものだと思います。 力強い御賛同を心からお願いして、討論といたします。(拍手)
○議長(茂木弘君) 以上で討論を終わります。 本案については異議がありますので、起立によって採決いたします。 なお、本案に対する委員長報告は否決でありますので、原案について採決いたします。 本案は原案どおり決定することに賛成の諸君の起立を求めます。 〔賛成者起立〕
○議長(茂木弘君) 起立少数と認めます。よって、議員提出議案第三号は否決されました。 日程第十二、議員提出議案第四号、荒川区
住宅リフォーム区内施工業者仕事づくり条例を議題といたします。 ――
―――――――――――――○―――――――――――――――
△議員提出議案第四号 荒川区
住宅リフォーム区内施工業者仕事づくり条例 (委員長報告)
○議長(茂木弘君) 本案に関しては、建設・環境委員長安部キヨ子さんより委員会の審査経過並びに結果の報告があります。 〔安部キヨ子君登壇〕
◆三番(安部キヨ子君) 付託を受けました議員提出議案第四号、荒川区
住宅リフォーム区内施工業者仕事づくり条例につきまして、委員会の審査経過並びに結果の御報告を申し上げます。 委員会は、議案提出者から議案内容について説明を受け、審査に入りました。 審査に当たっては、条例に規定する「リフォーム」の定義及び助成件数を五十件とした理由、区内施工業者数、就業者数及び請負件数の状況、住宅修繕に対する利子補給制度の内容と実績、区内中小業者と大型ホームセンターとの競合の状況、環境や福祉の視点からの業者の育成、条例制定に伴う具体的な経済効果などについて質疑がありました。 その後、討論に入り、本条例は区内の就労者の八パーセントが対象ではあるが、区内の需要を喚起し、経済効果があるとして賛成との意見、これに対し、本条例の経済効果については疑問があるとして反対との意見、環境や福祉の視点からリフォームを活用するという考え方が本条例には欠けているとして反対との意見、さらに、議員が議案を提出すること自体は重要であるが、議会として議論を積み重ね、財源問題も含め、合意形成を図ることが必要であるとして反対との意見があり、委員会は採決の結果、起立少数により本案を否決と決定いたしました。 以上、御報告といたします。
○議長(茂木弘君) ただいまの委員長報告に御質疑はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(茂木弘君) 質疑はないものと認めます。 討論に入ります。 討論の通告がありますので、発言を許可いたします。 七番小島和男君。 〔小島和男君登壇〕
◆七番(小島和男君) 私は、日本共産党区議団を代表して、議員提出議案第四号、荒川区
住宅リフォーム区内施工業者仕事づくり条例に賛成の討論を行います。 本条例案は、長期にわたる景気低迷による町場の仕事の冷え込み、さらに、リフォーム工事にも大手・中堅の建設関係企業が進出しているもとで、地域での仕事確保は、区内建設業の振興と地域経済への活性化を進めること、区民の住環境のよりよい改善を図るものであります。二十万円以上のリフォーム工事に対して、工事金額の百分の五を限度額に十五万円まで助成し、推進するものであります。予算的にも七百五十万円で一億円以上の仕事を生み出す可能性のある施策であります。リフォームが行われれば、それを機に、家具や家電、カーテンなど買いかえるなどの波及効果も期待できます。 委員会審議の中では、手続が大変で実効が上がらないのでは、経済効果は余り上がらないのではなどの御意見が出されました。住宅リフォーム条例は、全国で八十三自治体が実施するなど、この間、中小企業の営業を支援する目的で全国に広がっています。秋田県横手市や宮崎県の日南市など住宅リフォーム条例を制定しているところでは、助成額に対して十倍以上の経済効果を上げていると報告されています。手続の簡素化は、知恵を出すことで実現可能になるものであり、何よりも苦境に立たされている区内建設業者に荒川区が積極的に応援する立場に立つことが求められています。 荒川区として、区内経済の活性化策として実施することが求められていると申し上げて、賛成討論といたします。(拍手)
○議長(茂木弘君) 以上で討論を終わります。 本案については異議がありますので、起立によって採決いたします。 なお、本案に対する委員長報告は否決でありますので、原案について採決いたします。 本案は原案どおり決定することに賛成の諸君の起立を求めます。 〔賛成者起立〕
○議長(茂木弘君) 起立少数と認めます。よって、議員提出議案第四号は否決されました。 日程第十三、議案第一号、荒川区債権管理条例、日程第十四、議案第二号、荒川区職員定数条例の一部を改正する条例、日程第十五、議案第三号、荒川区行政委員会の委員等及び非常勤の監査委員等の報酬及び費用弁償に関する条例の一部を改正する条例、日程第十六、議案第四号、職員の給与に関する条例の一部を改正する条例、日程第十七、議案第五号、職員の退職手当に関する条例の一部を改正する条例、日程第十八、議案第六号、荒川区職員住宅条例の一部を改正する条例、日程第十九、議案第十九号、平成二十一年度荒川区
一般会計補正予算(第四回)、日程第二十、議案第二十号、平成二十一年度荒川区
国民健康保険事業特別会計補正予算(第一回)、日程第二十一、議案第二十一号、平成二十一年度荒川区
老人保健医療特別会計補正予算(第一回)、日程第二十二、議案第二十二号、平成二十一年度荒川区
介護保険事業特別会計補正予算(第二回)、日程第二十三、議案第二十八号、本庁舎耐震補強ほか
改修工事請負契約、以上十一件を一括議題といたします。 ――
―――――――――――――○―――――――――――――――
△議案第一号 荒川区債権管理条例
△議案第二号 荒川区職員定数条例の一部を改正する条例
△議案第三号 荒川区行政委員会の委員等及び非常勤の監査委員等の報酬及び費用弁償に関する条例の一部を改正する条例
△議案第四号 職員の給与に関する条例の一部を改正する条例
△議案第五号 職員の退職手当に関する条例の一部を改正する条例
△議案第六号 荒川区職員住宅条例の一部を改正する条例
△議案第十九号 平成二十一年度荒川区
一般会計補正予算(第四回)
△議案第二十号 平成二十一年度荒川区
国民健康保険事業特別会計補正予算(第一回)
△議案第二十一号 平成二十一年度荒川区
老人保健医療特別会計補正予算(第一回)
△議案第二十二号 平成二十一年度荒川区
介護保険事業特別会計補正予算(第二回)
△議案第二十八号 本庁舎耐震補強ほか
改修工事請負契約 (委員長報告)
○議長(茂木弘君) 本案に関しては、総務・企画委員長北城貞治君より委員会の審査経過並びに結果の報告があります。 〔北城貞治君登壇〕
◆十七番(北城貞治君) 付託を受けました議案につきまして、一括して委員会の審査経過並びに結果の御報告をいたします。 本委員会は、付託を受けた議案について、それぞれ理事者より説明を受け、順次審査に入りました。 初めに、議案第二号、荒川区職員定数条例の一部を改正する条例について審査に入り、委員より、区の人事戦略、非常勤職員の平均的な勤続年数、清掃事業に従事する職員数の推移などについて質疑がありました。 その後、討論に入り、安定的な雇用条件がよりよい区民サービスの提供に必要であり、専門的な知識を有する非常勤職員の処遇についても検討が必要として反対との意見、また、保育園の調理業務委託に反対であり、これに係る定数の削減も含まれるので反対との意見、これに対し、財政的にも厳しい時期ではあるが、区民サービスが低下することのないよう要望し、賛成との意見、また、区が今後の人事戦略を立てて人材育成に努めていこうという姿勢が見られるので賛成との意見があり、委員会は採決の結果、原案どおり決定いたしました。 次に、議案第三号、荒川区行政委員会の委員等及び非常勤の監査委員等の報酬及び費用弁償に関する条例の一部を改正する条例について審査に入り、委員より、対象となる委員の人数及び削減効果、過去の委員長の交代時期などについて質疑がありました。 その後、討論に入り、特に意見等なく、委員会は原案どおり決定いたしました。 続いて、議案第四号、職員の給与に関する条例の一部を改正する条例について審査に入り、委員より、超過勤務の実態及び管理手法、財政的な手当などについて質疑がありました。 その後、討論に入り、特に意見等なく、委員会は原案どおり決定いたしました。 次に、議案第五号、職員の退職手当に関する条例の一部を改正する条例について審査に入り、委員より、本議案に該当する事例、外郭団体への適用などについて質疑がありました。 その後、討論に入り、特に意見等なく、委員会は原案どおり決定いたしました。 続いて、議案第六号、荒川区職員住宅条例の一部を改正する条例について審査に入り、委員より、職員住宅の使用料、対象となる非常勤職員の人数、雇用携帯との関係などについて質疑がありました。 その後、討論に入り、これを機会にさらなる非常員職員の待遇改善に向けた対応を強く要望し賛成との意見、また、本条例改正が生かされるよう、今後の利用促進を要望し賛成との意見があり、委員会は原案どおり決定いたしました。 次に、議案第二十八号、本庁舎耐震補強ほか
改修工事請負契約について審査に入り、委員より、今後の追加工事の有無について質疑がありました。 その後、討論に入り、特に意見等なく、委員会は原案どおり決定いたしました。 次に、議案第一号、荒川区債権管理条例について審査に入り、委員より、生活困窮者や多重債務者への対応及びその生活再建に係る区の取り組み、これまでの債権の管理方法、未回収となっている債権の種類及び内容、今後の議会への報告などについて質疑がありました。 その後、横山委員より提出された修正案の内容について説明を受け、特に質疑等なく、討論に入り、修正案により区民の実態に合った適正な運用がなされるとして修正案に賛成であるが、修正案が否決された場合には、回収見込みのない不良債権を放棄し、不納欠損処理をするものなので原案に賛成するとの意見、これに対し、本条例の施行に当たっては、個々の事情に即した対応を要望し、修正案に反対し、原案に賛成との意見、また、本条例可決後は具体なスケジュールを立て、同時に区民の幸せにつながるよう要望し、修正案に反対し、原案に賛成との意見、さらに、多くの債権を取り扱うことによって、その背景にある問題が分析され、区民の幸せにつながることを期待して修正案に反対し、原案に賛成との意見があり、委員会は原案どおり決定いたしました。 最後に、議案第十九号、平成二十一年度荒川区
一般会計補正予算(第四回)、議案第二十号、平成二十一年度荒川区
国民健康保険事業特別会計補正予算(第一回)、議案第二十一号、平成二十一年度荒川区
老人保健医療特別会計補正予算(第一回)、議案第二十二号、平成二十一年度荒川区
介護保険事業特別会計補正予算(第二回)の四件について、同種関連があるとして一括して審査に入りました。 審査に当たっては、委員より、市街地再開発事業費の増減の内訳、三河島駅南地区の再開発の見通しと今後の拠点開発についての区の考え方、国民健康保険の事業に係る交付金算定の経過、介護保険給付額の増加の理由などについて質疑がありました。 その後、一件ずつ討論及び採決に入り、まず、議案第十九号について、Jアラートシステムと再開発事業の課題について検証を行うこと、加えて、国民健康保険について、国民健康保険団体連合会との情報交換を緊密に行っていくことを要望し賛成との意見があり、委員会は原案どおり決定いたしました。 次に、議案第二十号について討論に入り、特に意見等なく、委員会は原案どおり決定いたしました。 続いて、議案第二十一号について討論に入り、特に意見等なく、委員会は原案どおり決定いたしました。 最後に、議案第二十二号について討論に入り、特に意見等なく、委員会は原案どおり決定いたしました。 以上、御報告といたします。
○議長(茂木弘君) 一件ずつお諮りいたします。 議案第一号、荒川区債権管理条例について、ただいまの委員長報告に御質疑はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(茂木弘君) 質疑はないものと認めます。 討論に入ります。 討論の通告がありますので、発言を許可いたします。 四番横山幸次君。 〔横山幸次君登壇〕
◆四番(横山幸次君) 私は、議案第一号、荒川区債権管理条例について、賛成の討論を行います。 この条例は、荒川区の債権について、地方自治法施行令百七十一条で定められている債権管理に関する規定を記載し、明確化を図るとともに、債権放棄による債務整理ができるようにするものであります。しかし、運用に当たっては、慎重な対応が求められます。 債権回収に当たって、払える資力が十分にあるにもかかわらず払わない、いわゆる悪質な滞納者については、法令にのっとって徴収することは当然であります。しかし、滞納の多くが経済的理由によって、払いたくても払えない状態に陥っている場合であることは各会派の御質疑でも明らかとなりました。しかも、その場合、失業、倒産、病気、多重債務をはじめ複数の要因が重なっているケースが多く見られるとも指摘されます。 こうした状況を踏まえ、この条例で定められている徴収停止、履行延期、免除、債権放棄など、必要な手だてを区民実態に合わせて適用することが求められていると考えます。そのために、滞納した区民の実態をよくつかんで、生活の再建も視野に入れた支援なども必要です。必要な場合には、区の多重債務相談窓口や法テラスなどへの案内をはじめ、区民の生活を立て直すところまで支援が必要ではないでしょうか。こうした運用についても、きちんと規則などに明記すべきと申し上げておきます。 加えて、我が党区議団は、委員会でも債権放棄の要件について、「債務者が著しい生活困窮状態にあり、資力の回復が困難であると認められるとき」とつけ加える修正案を提出いたしました。残念ながら賛同は得られませんでしたが、そうした内容も含んでいるとの答弁もありました。答弁の中で、区長は、債権管理を取り立てるための条例とは思わないでほしい、納税者に対する条例よりも職員への精神規定とも言われました。今後、区民の苦難に寄り添う立場に立った運用を行うことを強く求めて討論といたします。(拍手)
○議長(茂木弘君) 議案第一号について、委員長報告に御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(茂木弘君) 異議ないものと認めます。議案第一号は委員長報告どおり決定いたしました。 議案第二号、荒川区職員定数条例の一部を改正する条例について、ただいまの委員長報告に御質疑はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(茂木弘君) 質疑はないものと認めます。 討論に入ります。 討論はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(茂木弘君) 討論はないものと認めます。 議案第二号について、委員長報告に御異議ありませんか。 〔「異議なし」「異議あり」と呼ぶ者あり〕
○議長(茂木弘君) 本案については異議がありますので、起立によって採決いたします。 本案は原案どおり決定することに賛成の諸君の起立を求めます。 〔賛成者起立〕
○議長(茂木弘君) 起立多数と認めます。よって、議案第二号は委員長報告どおり決定いたしました。 議案第三号、荒川区行政委員会の委員等及び非常勤の監査委員等の報酬及び費用弁償に関する条例の一部を改正する条例について、ただいまの委員長報告に御質疑はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(茂木弘君) 質疑はないものと認めます。 討論に入ります。 討論はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(茂木弘君) 討論はないものと認めます。 議案第三号について、委員長報告に御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(茂木弘君) 異議ないものと認めます。議案第三号は委員長報告どおり決定いたしました。 議案第四号、職員の給与に関する条例の一部を改正する条例について、ただいまの委員長報告に御質疑はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(茂木弘君) 質疑はないものと認めます。 討論に入ります。 討論はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(茂木弘君) 討論はないものと認めます。 議案第四号について、委員長報告に御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(茂木弘君) 異議ないものと認めます。議案第四号は委員長報告どおり決定いたしました。 議案第五号、職員の退職手当に関する条例の一部を改正する条例について、ただいまの委員長報告に御質疑はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(茂木弘君) 質疑はないものと認めます。 討論に入ります。 討論はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(茂木弘君) 討論はないものと認めます。 議案第五号について、委員長報告に御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(茂木弘君) 異議ないものと認めます。議案第五号は委員長報告どおり決定いたしました。 議案第六号、荒川区職員住宅条例の一部を改正する条例について、ただいまの委員長報告に御質疑はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(茂木弘君) 質疑はないものと認めます。 討論に入ります。 討論はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(茂木弘君) 討論はないものと認めます。 議案第六号について、委員長報告に御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(茂木弘君) 異議ないものと認めます。議案第六号は委員長報告どおり決定いたしました。 続きまして、議案第十九号、平成二十一年度荒川区
一般会計補正予算(第四回)について、ただいまの委員長報告に御質疑はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(茂木弘君) 質疑はないものと認めます。 討論に入ります。 討論はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(茂木弘君) 討論はないものと認めます。 議案第十九号について、委員長報告に御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(茂木弘君) 異議ないものと認めます。議案第十九号は委員長報告どおり決定いたしました。 議案第二十号、平成二十一年度荒川区
国民健康保険事業特別会計補正予算(第一回)について、ただいまの委員長報告に御質疑はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(茂木弘君) 質疑はないものと認めます。 討論に入ります。 討論はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(茂木弘君) 討論はないものと認めます。 議案第二十号について、委員長報告に御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(茂木弘君) 異議ないものと認めます。議案第二十号は委員長報告どおり決定いたしました。 議案第二十一号、平成二十一年度荒川区
老人保健医療特別会計補正予算(第一回)について、ただいまの委員長報告に御質疑はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(茂木弘君) 質疑はないものと認めます。 討論に入ります。 討論はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(茂木弘君) 討論はないものと認めます。 議案第二十一号について、委員長報告に御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(茂木弘君) 異議ないものと認めます。議案第二十一号は委員長報告どおり決定いたしました。 議案第二十二号、平成二十一年度荒川区
介護保険事業特別会計補正予算(第二回)について、ただいまの委員長報告に御質疑はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(茂木弘君) 質疑はないものと認めます。 討論に入ります。 討論はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(茂木弘君) 討論はないものと認めます。 議案第二十二号について、委員長報告に御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(茂木弘君) 異議ないものと認めます。議案第二十二号は委員長報告どおり決定いたしました。 議案第二十八号、本庁舎耐震補強ほか
改修工事請負契約について、ただいまの委員長報告に御質疑はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(茂木弘君) 質疑はないものと認めます。 討論に入ります。 討論はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(茂木弘君) 討論はないものと認めます。 議案第二十八号について、委員長報告に御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(茂木弘君) 異議ないものと認めます。議案第二十八号は委員長報告どおり決定いたしました。 日程第二十四、議案第七号、
幼稚園教育職員の給与に関する条例の一部を改正する条例、日程第二十五、議案第二十九号、
荒川区立南千住保育園の指定管理者の指定について、以上二件を一括議題といたします。 ――
―――――――――――――○―――――――――――――――
△議案第七号
幼稚園教育職員の給与に関する条例の一部を改正する条例
△議案第二十九号
荒川区立南千住保育園の指定管理者の指定について (委員長報告)
○議長(茂木弘君) 本案に関しては、文教・子育て支援委員長並木一元君より委員会の審査経過並びに結果の報告があります。 〔並木一元君登壇〕
◆十四番(並木一元君) 付託を受けました議案二件につきまして、一括して委員会の審査経過並びに結果の御報告をいたします。 委員会は、議案の審査に当たり、それぞれ理事者から議案内容の説明を受けた後に順次審査を行いました。 議案第七号、
幼稚園教育職員の給与に関する条例の一部を改正する条例につきましては、義務教育等教員特別手当の創設された経緯等について質疑がありました。 その後、討論に入り、特に意見等なく、委員会は原案どおり決定いたしました。 次に、議案第二十九号、
荒川区立南千住保育園の指定管理者の指定については、平成二十二年度に指定管理者から派遣される職員の状況、新園舎の構造等について質疑がありました。 その後、討論に入り、特に意見等なく、委員会は原案どおり決定いたしました。 以上、御報告といたします。
○議長(茂木弘君) 議案第七号、
幼稚園教育職員の給与に関する条例の一部を改正する条例について、ただいまの委員長報告に御質疑はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(茂木弘君) 質疑はないものと認めます。 討論に入ります。 討論はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(茂木弘君) 討論はないものと認めます。 議案第七号について、委員長報告に御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(茂木弘君) 異議ないものと認めます。議案第七号は委員長報告どおり決定いたしました。 議案第二十九号、
荒川区立南千住保育園の指定管理者の指定について、ただいまの委員長報告に御質疑はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(茂木弘君) 質疑はないものと認めます。 討論に入ります。 討論はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(茂木弘君) 討論はないものと認めます。 議案第二十九号について、委員長報告に御異議ありませんか。 〔「異議なし」「異議あり」と呼ぶ者あり〕
○議長(茂木弘君) 本案については異議がありますので、起立によって採決いたします。 委員長報告に賛成の諸君の起立を求めます。 〔賛成者起立〕
○議長(茂木弘君) 起立多数と認めます。よって議案第二十九号は委員長報告どおり決定いたしました。 日程第二十六、議案第八号、荒川区
国民健康保険条例の一部を改正する条例、日程第二十七、議案第九号、荒川区介護保険条例の一部を改正する条例、日程第二十八、議案第十号、荒川区
後期高齢者医療に関する条例の一部を改正する条例、日程第二十九、議案第十一号、荒川区
区民ひろば館条例の一部を改正する条例、日程第三十、議案第十二号、荒川区ふれあい館条例の一部を改正する条例、日程第三十一、議案第三十号、東京都
後期高齢者医療広域連合葬祭費事務の受託について、日程第三十二、議案第三十一号、東京都
後期高齢者医療広域連合規約の一部を変更する規約、以上七件を一括議題といたします。 ――
―――――――――――――○―――――――――――――――
△議案第八号 荒川区
国民健康保険条例の一部を改正する条例
△議案第九号 荒川区介護保険条例の一部を改正する条例
△議案第十号 荒川区
後期高齢者医療に関する条例の一部を改正する条例
△議案第十一号 荒川区
区民ひろば館条例の一部を改正する条例
△議案第十二号 荒川区ふれあい館条例の一部を改正する条例
△議案第三十号 東京都
後期高齢者医療広域連合葬祭費事務の受託について
△議案第三十一号 東京都
後期高齢者医療広域連合規約の一部を変更する規約 (委員長報告)
○議長(茂木弘君) 本案に関しては、福祉・区民生活委員長中村尚郎君より委員会の審査経過並びに結果の報告があります。 〔中村尚郎君登壇〕
◆二十九番(中村尚郎君) 付託を受けました議案七件につきまして、一括して委員会の審査経過並びに結果の御報告をいたします。 本委員会は、付託を受けた議案について、それぞれ理事者より説明を受けた後、順次審査に入りました。 初めに、議案第八号、荒川区
国民健康保険条例の一部を改正する条例、議案第九号、荒川区介護保険条例の一部を改正する条例、議案第十号、荒川区
後期高齢者医療に関する条例の一部を改正する条例、以上三件につきましては、同種関連があるとして一括して審査に入り、委員より、階層別の保険料の増額分、保険料の滞納状況、延滞金の軽減期間に関する所管課の見解などについて質疑がありました。 その後、一件ずつ討論・採決に入り、議案第八号については、さらなる保険料の負担増は容認できないとして反対との意見、これに対して、区民の健康管理は重要な問題であるとして賛成との意見があり、委員会は本案について採決の結果、原案どおり決定いたしました。 議案第九号については、介護サービス受給者にとって介護保険制度は不可欠であり、区には引き続き社会保障の充実に尽力してほしいとして賛成との意見、介護保険制度自体には議論の余地があるが、本案は負担の緩和となるため賛成との意見があり、委員会は本案について原案どおり決定いたしました。 議案第十号については、
後期高齢者医療制度については、仕組みを改善していく必要があるとして賛成との意見、
後期高齢者医療制度自体は廃止すべきだが、本案は負担の緩和となるため賛成との意見があり、委員会は本案について原案どおり決定いたしました。 次に、議案第十一号、荒川区
区民ひろば館条例の一部を改正する条例につきましては、委員より、ひろば館の名称の変更理由、施設の利便促進に向けた方策などについて質疑がありました。 その後、討論に入り、特に意見等なく、委員会は本案について原案どおり決定いたしました。 続いて、議案第十二号、荒川区ふれあい館条例の一部を改正する条例につきましては、委員より、ふれあい館の開設までのスケジュールについて質疑がありました。 その後、討論に入り、特に意見等なく、委員会は本案について原案どおり決定いたしました。 さらに、議案第三十号、東京都
後期高齢者医療広域連合葬祭費事務の受託について、議案第三十一号、東京都
後期高齢者医療広域連合規約の一部を変更する規約、以上二件につきましては同種関連があるとして一括して審査に入り、委員より、葬祭費事務が広域連合の実施事業として規定された背景、保険料の軽減実施に係る区の総負担額などについて質疑がありました。 その後、一件ずつ討論・採決に入り、議案第三十号については、特に意見等なく、委員会は本案について原案どおり決定いたしました。 議案第三十一号については、全体の保険料の負担増に合わせて必要な財政措置をとるのは当然であり、また、葬祭費事務に関して、区として実施していくことを要望して賛成との意見があり、委員会は本案について原案どおり決定いたしました。 以上、御報告といたします。
○議長(茂木弘君) 一件ずつお諮りいたします。 議案第八号、荒川区
国民健康保険条例の一部を改正する条例について、ただいまの委員長報告に御質疑はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(茂木弘君) 質疑はないものと認めます。 討論に入ります。 討論の通告がありますので、発言を許可いたします。 二番小林行男君。 〔小林行男君登壇〕
◆二番(小林行男君) 私は、日本共産党荒川区議団を代表して、議案第八号、荒川区
国民健康保険条例の一部を改正する条例の反対討論を行います。 本条例案は、新年度の保険料の改定を行うものであります。保険料の均等割年三万七千二百円から三万九千九百円に、所得割を住民税額の九四パーセントから一〇三パーセントに、賦課限度額を五十九万円から六十三万円にそれぞれ引き上げるものであります。その結果、保険料の引き上げは全所得階層に及び、一人当たり平均年間六千二百円以上にもなります。過去五年間で最高の引き上げ額になります。 今回の引き上げの理由は、医療費の増大や診療報酬の改定、そして最大の要因は、二〇〇八年に導入された
後期高齢者医療制度の影響によるものであります。同制度によって、国保財政に前期高齢者交付金が入れられ、この見積もりが過大だったために、国保財政から返還金二百億円が必要となり、その財政不足を補うものとされています。国の医療制度の変更による見込み違いの中で、財政措置が穴があくからといって、住民に負担しろでは本末転倒だと思います。 もともと低所得の方が多い中で、さらにこの間、雇用破壊による非正規労働者の低賃金、社会保険からの離脱などにより、より一層大変さが増しております。荒川区の国保加入世帯は四万一千六百六十五世帯、六万八千七十六人、そのうち滞納世帯は一万一千五百世帯、およそ二七・六パーセントにも及んでおります。さらに、短期証の発行は七千百八十世帯、資格証明書の発行は八百二十九世帯にも上ります。この傾向でこの数年間推移しております。 ここに区民生活の厳しさが如実にあらわれています。所得が減っているのに保険料だけが引き上がっていく、これでいいのでしょうか。例えば年収三百万円の夫婦、子ども二人の四人家族の場合、一万一千五百二十九円引き上げられ、年間十六万八千円にも保険料がなります。これ以外に所得税、住民税などの支払いが加わります。これが払える保険料の水準なのでしょうか。資格証明書になれば、医療機関で十割負担です。医療から足が遠のき、重症化、取り返しのつかない事態が全国各地で報告されております。 国民皆保険の制度を守っていくためには、国の財政措置がとりわけ重要でありますが、この国庫負担、八四年では四九・六パーセントを占めていたものが、二〇〇七年には二五パーセントまで下がっております。国の財政措置を順次もとに戻すことを求めると同時に、地方自治体が最大限支援することこそ、区民の命と安全を守るために必要であり、耐えられない保険料を課す本条例案に反対をいたします。(拍手)
○議長(茂木弘君) 以上で討論を終わります。 本案については、異議がありますので、起立によって採決いたします。 委員長報告に賛成の諸君の起立を求めます。 〔賛成者起立〕
○議長(茂木弘君) 起立多数と認めます。よって、議案第八号は委員長報告どおり決定いたしました。 議案第九号、荒川区介護保険条例の一部を改正する条例について、ただいまの委員長報告に御質疑はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(茂木弘君) 質疑はないものと認めます。 討論に入ります。 討論はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(茂木弘君) 討論はないものと認めます。 議案第九号について、委員長報告に御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(茂木弘君) 異議ないものと認めます。議案第九号は委員長報告どおり決定いたしました。 議案第十号、荒川区
後期高齢者医療に関する条例の一部を改正する条例について、ただいまの委員長報告に御質疑はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(茂木弘君) 質疑はないものと認めます。 討論に入ります。 討論はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(茂木弘君) 討論はないものと認めます。 議案第十号について、委員長報告に御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(茂木弘君) 異議ないものと認めます。議案第十号は委員長報告どおり決定いたしました。 議案第十一号、荒川区
区民ひろば館条例の一部を改正する条例について、ただいまの委員長報告に御質疑はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(茂木弘君) 質疑はないものと認めます。 討論に入ります。 討論はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(茂木弘君) 討論はないものと認めます。 議案第十一号について、委員長報告に御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(茂木弘君) 異議ないものと認めます。議案第十一号は委員長報告どおり決定いたしました。 議案第十二号、荒川区ふれあい館条例の一部を改正する条例について、ただいまの委員長報告に御質疑はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(茂木弘君) 質疑はないものと認めます。 討論に入ります。 討論はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(茂木弘君) 討論はないものと認めます。 議案第十二号について、委員長報告に御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(茂木弘君) 異議ないものと認めます。議案第十二号は委員長報告どおり決定いたしました。 議案第三十号、東京都
後期高齢者医療広域連合葬祭費事務の受託について、ただいまの委員長報告に御質疑はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(茂木弘君) 質疑はないものと認めます。 討論に入ります。 討論はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(茂木弘君) 討論はないものと認めます。 議案第三十号について、委員長報告に御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(茂木弘君) 異議ないものと認めます。議案第三十号は委員長報告どおり決定いたしました。 議案第三十一号、東京都
後期高齢者医療広域連合規約の一部を変更する規約について、ただいまの委員長報告に御質疑はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(茂木弘君) 質疑はないものと認めます。 討論に入ります。 討論はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(茂木弘君) 討論はないものと認めます。 議案第三十一号について、委員長報告に御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(茂木弘君) 異議ないものと認めます。議案第三十一号は委員長報告どおり決定いたしました。 日程第三十三、議案第十三号、荒川区
道路占用料等徴収条例の一部を改正する条例、日程第三十四、議案第十四号、
荒川区立公園条例の一部を改正する条例、日程第三十五、議案第十五号、
荒川区立荒川自然公園条例の一部を改正する条例、日程第三十六、議案第十六号、
荒川区立児童遊園条例の一部を改正する条例、日程第三十七、議案第十七号、荒川区公衆便所に関する条例の一部を改正する条例、日程第三十八、議案第十八号、荒川区地区計画の区域内における建築物の制限に関する条例の一部を改正する条例、以上六件を一括議題といたします。 ――
―――――――――――――○―――――――――――――――
△議案第十三号 荒川区
道路占用料等徴収条例の一部を改正する条例
△議案第十四号
荒川区立公園条例の一部を改正する条例
△議案第十五号
荒川区立荒川自然公園条例の一部を改正する条例
△議案第十六号
荒川区立児童遊園条例の一部を改正する条例
△議案第十七号 荒川区公衆便所に関する条例の一部を改正する条例
△議案第十八号 荒川区地区計画の区域内における建築物の制限に関する条例の一部を改正する条例 (委員長報告)
○議長(茂木弘君) 本案に関しては、建設環境委員長安部キヨ子さんより委員会の審査経過並びに結果の報告があります。 〔安部キヨ子君登壇〕
◆三番(安部キヨ子君) 付託を受けました議案六件につきまして、一括して委員会の審査経過並びに結果の御報告をいたします。 委員会は、議案の審査に当たり、それぞれ理事者から議案内容の説明を受けた後、順次審査を行いました。 まず初めに、議案第十三号、荒川区
道路占用料等徴収条例の一部を改正する条例、議案第十四号、荒川区区立公園条例の一部を改正する条例、議案第十五号、
荒川区立荒川自然公園条例の一部を改正する条例、以上三件につきましては、同種関連があるとして、これを一括審査とし、委員より、占用料の算定方法、行政財産の使用料率等の定義、区道と都道等で占用料が違う理由並びに地上の電線と地下の電線の占用料の違い、荒川自然公園における写真撮影のための占用の事例の有無などについて質疑がありました。 その後、討論及び採決については一件ずつ行い、まず、議案第十三号については、歳入確保の観点から、算定式による積算額に一刻も早く近づけることを要望して賛成との意見、使用料率の根拠を明確にすることを求めて賛成との意見、さらには、定期的に精査をし、実態と乖離しないようにすることを要望して賛成との意見があり、委員会は本案について原案どおり決定しました。 次に、議案第十四号については、歳入確保の観点から、算定式による積算額に一刻も早く近づけることを要望して賛成との意見があり、委員会は本案について原案どおり決定しました。 最後に、議案第十五号については、特に意見等なく、委員会は本案について原案どおり決定しました。 続きまして、議案第十六号、
荒川区立児童遊園条例の一部を改正する条例については、委員より、新設する児童遊園の面積及び法的位置づけ、児童福祉法に基づく児童遊園とした場合の施設の付置義務、現在の児童遊園の設置状況と今後の展望、用地取得費等に対する都などの補助金の状況、区の緑化政策の目標値などについて質疑がありました。 その後、討論に入り、法令と乖離している条例の規定については、速やかに整備することを要望して賛成との意見があり、委員会は本案について原案どおり決定いたしました。 次に、議案第十七号、荒川区公衆便所に関する条例の一部を改正する条例については、委員より、本条例改正案を提出した理由及び背景、条例に規定する公衆便所の定義及び他の施設の「便所」の呼称変更、公文書である条例に日本語以外の言語を使用することに対する区の見解などについて質疑がありました。 その後、討論に入り、通称として「トイレ」という言葉を使用すること自体に何ら反対するものではないが、「便所」という言葉の持つ印象が汚いなどの理由により、公文書である条例に日本語以外の言語を使用することについては、日本語を喪失することにつながる危険があり、強い危機感を感じるとして反対との意見、これに対し、「トイレ」という言葉は、口に出すことをはばかることなく使用できる用語であり、また、今回の条例改正案は、区がぴかぴかトイレ事業を推進する中での提案であることから、反対する理由は見当たらないとして賛成との意見、現在においては、「トイレ」という言葉が広く一般的に使用されていることから、条例上の名称を変更することもやむを得ないものであるとして賛成との意見、今回の改正には賛成であるが、行政が概念や用語を変更することは、住民に大きな影響を与えることから、今後については、慎重に検討することを要望するとの意見、さらには、本案は、ぴかぴかトイレ事業を推進することの区の決意表明と理解しており、今後、日本語の重要性をさらに考えるよう要望して賛成との意見があり、採決の結果、委員会は本案について、原案どおり決定いたしました。 最後に、議案第十八号、荒川区地区計画の区域内における建築物の制限に関する条例の一部を改正する条例については、委員より、住民への周知方法と建て替え促進に向けた受け皿住宅の検討状況、建物の外壁が周囲の色彩と調和していない場合の取り扱い、専門分野に特化した任期つき職員の活用などについて質疑がありました。 その後、討論に入り、住民参加・住民合意に引き続き努力することを要望して賛成との意見、住民への周知徹底を求めて賛成との意見、荒川区のまちづくりにとって重要であるとして賛成との意見があり、委員会は本案について原案どおり決定いたしました。 以上、御報告といたします。
○議長(茂木弘君) 一件ずつお諮りいたします。 議案第十三号、荒川区
道路占用料等徴収条例の一部を改正する条例について、ただいまの委員長報告に御質疑はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(茂木弘君) 質疑はないものと認めます。 討論に入ります。 討論はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(茂木弘君) 討論はないものと認めます。 議案第十三号について、委員長報告に御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(茂木弘君) 異議ないものと認めます。議案第十三号は委員長報告どおり決定いたしました。 議案第十四号、
荒川区立公園条例の一部を改正する条例について、ただいまの委員長報告に御質疑はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(茂木弘君) 質疑はないものと認めます。 討論に入ります。 討論はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(茂木弘君) 討論はないものと認めます。 議案第十四号について、委員長報告に御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(茂木弘君) 異議ないものと認めます。議案第十四号は委員長報告どおり決定いたしました。 議案第十五号、
荒川区立荒川自然公園条例の一部を改正する条例について、ただいまの委員長報告に御質疑はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(茂木弘君) 質疑はないものと認めます。 討論に入ります。 討論はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(茂木弘君) 討論はないものと認めます。 議案第十五号について、委員長報告に御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(茂木弘君) 異議ないものと認めます。議案第十五号は委員長報告どおり決定いたしました。 議案第十六号、
荒川区立児童遊園条例の一部を改正する条例について、ただいまの委員長報告に御質疑はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(茂木弘君) 質疑はないものと認めます。 討論に入ります。 討論はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(茂木弘君) 討論はないものと認めます。 議案第十六号について、委員長報告に御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(茂木弘君) 異議ないものと認めます。議案第十六号は委員長報告どおり決定いたしました。 議案第十七号、荒川区公衆便所に関する条例の一部を改正する条例について、ただいまの委員長報告に御質疑はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(茂木弘君) 質疑はないものと認めます。 討論に入ります。 討論の通告がありますので、発言を許可いたします。 二十三番浅川喜文君。 〔浅川喜文君登壇〕
◆二十三番(浅川喜文君) 議案第十七号、荒川区公衆便所に関する条例の一部を改正する条例に反対の討論をします。 本件審議を通じ、わかったことは、条例を改正する唯一の理由は、「公衆便所」という名称は汚いイメージがある、だから「公衆トイレ」に改正するというものであります。ここには、日本語を大事にするという観点が皆無であることは明らかです。そもそも、公衆便所が汚いというイメージが定着したのは、その名称からではなく、荒川区が他区に比較して清潔な環境維持を怠ってきた結果と言えます。 私が議会に議席を確保した二十数年前の印象深い仕事に、公衆便所の水洗方式の改善がありました。当時、荒川区の公衆便所は、大便も小便も用を足した後、水洗のスイッチがありませんでした。利用者があるなしにかかわらず、一定間隔で水洗されるようになっていました。当時、区は、「用便後、水洗しない利用者や、水洗スイッチなどが破壊されるため、やむなくこのような方式を採用した」と回答いたしました。このような状況から、多くの公衆便所で用便後の大便が残り、次の利用者に著しい不快感や公衆便所周辺に悪臭が常時漂う状況になっていました。そこで、他区の状況を調べると、本区のように水洗スイッチがない区は皆無で、既にジェットバルブ方式が採用されている区さえあり、彼我の違いに愕然となり、一刻も早い改善を実現させました。 このように、本区では汚い・くさい・不潔な公衆便所が長年放置されてきたのです。区民の間で、公衆便所は汚い、不潔という印象が定着したのも当然と言えます。 私は、委員会質疑で、区民が接する「公衆便所」の表記を「公衆トイレ」にすることに異論を挟むつもりはないと申し上げ続けました。肝心なのは、なぜ公文書である条例を改正までして、日本語ではない言葉を使用するのかと区当局に問い続けてきたのです。いまだに明確な答えはありません。 英国のデイビット・クリスタルは、「今、地球上から二週間に一つのペースで言語が消滅している。英語やスペイン語など優位言語の圧力で消えてゆくものもあれば、話者が激減してうまく継承されない言語も多い。歴史や民族的独自性を表現する言語が死ぬということは、人類の知的遺産の喪失を意味し、世界の多様性を脅かすものである。」「もし人々が自分の言語を使うことを恥ずかしがり、何かにつけて優位言語に切りかえて、危機言語の話者を的にして冗談を言い、その言語がたたえられるような機会を避けるなら、言語消滅危機は迫り来る。したがって、母語を積極的に評価する姿勢を育てることは、言語維持という課題の達成にとって最も重要な一歩なのである。言語はこのような肯定的な姿勢がないと衰退する」と警鐘を鳴らしています。 ことし生誕百年を迎える日本語の碩学、福井出身の故白川静博士。氏が十三年余の歳月をかけ編さんした「字統」「字訓」「字通」を通じ、「漢字は難解であり、新しい時代の言語生活に適合しないという考え方が一部に根強くある。しかし、我が国の文化は、漢字に支えられているところが多い。殊に、知的営みの世界から漢字を除くことは、ほとんど不可能と言ってよい。我が国の文化的集積の大部分がその上に築かれているからである。漢字は、国語表記の上からは、国字である。音訓を通じて自在に表記するという方法は、我が国独自のものである。漢字は、我が国では音訓をあわせ用いるという方法によって、完全に国語表記の方法となった。他の民族の他の語系に属する文字を、このように自国言語、その言語の表記に用いるという例は、他にないものである。これは誇るべき一つの文化的成就と言ってよい」と述べています。 願わくば、議員各位におかれましては、氏の遺言とも言える言葉をかみしめ、賢明な御判断をされることを熱望し、私の討論といたします。
○議長(茂木弘君) 以上で討論を終わります。 本案については異議がありますので、起立によって採決いたします。 委員長報告に賛成の諸君の起立を求めます。 〔賛成者起立〕
○議長(茂木弘君) 起立多数と認めます。よって、議案第十七号は委員長報告どおり決定いたしました。 議案第十八号、荒川区地区計画の区域内における建築物の制限に関する条例の一部を改正する条例について、ただいまの委員長報告に御質疑はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(茂木弘君) 質疑はないものと認めます。 討論に入ります。 討論はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(茂木弘君) 討論はないものと認めます。 議案第十八号について、委員長報告に御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(茂木弘君) 異議ないものと認めます。議案第十八号は委員長報告どおり決定いたしました。 この際、約三十分間の休憩をいたします。 午後二時三十四分休憩 午後三時八分開議
○議長(茂木弘君) 休憩前に引き続きまして、会議を開きます。 日程第三十九、議案第二十三号、平成二十二年度荒川区一般会計予算を議題といたします。 ――
―――――――――――――○―――――――――――――――
△議案第二十三号 平成二十二年度荒川区一般会計予算 (委員長報告)
○議長(茂木弘君) 本案に関しては、予算に関する特別委員長服部敏夫君より委員会の審査経過並びに結果の報告があります。 〔服部敏夫君登壇〕
◆十三番(服部敏夫君) 付託を受けました議案第二十三号、平成二十二年度荒川区一般会計予算につきまして、委員会の審査経過並びに結果の御報告をいたします。 本委員会は、二月二十四日から延べ八日間にわたり、活発な議論のもと、慎重に審査を行いました。 まず初めに、理事者から予算大綱について説明を受けた後、七会派八名の委員により総括質疑を行いました。 総括質疑では、スカイツリーの建設に伴う観光振興策、待機児を解消するための子育て支援施策、西尾久地域の広域避難場所の変更に伴う対応、入札における総合評価方式への母子家庭に対する優遇策の導入、中小建設業の育成策、地球温暖化論の検証、児童虐待の防止対策などについて質疑がありました。 続いて、各款ごとに歳出に関する詳細な質疑を行った後、歳入、債務負担行為、特別区債、一時借入金、歳出予算の流用について審査を行いました。 その後、横山委員から提出された修正案について、議案内容について説明を受け、審査を行いました。 最終日には、これまでの委員会審査を踏まえ、各会派七名により、締めくくり総括質疑が行われました。 締めくくり総括質疑では、今後の財政運営に関する見解、国保資格証明書発行の状況、特別支援教育の状況、区庁舎耐震化工事における区内業者の活用、国の地方分権策の評価、災害対策本部機能の強化、児童虐待の防止対策などについて質疑がありました。 その後、討論に入り、
特別養護老人ホームの誘致やおたふく風邪・水ぼうそう予防接種の助成などは評価するが、景気後退に伴う区民生活の悪化に伴う対策が不十分であり、医療・介護等において区独自の施策が必要として修正案に賛成し、原案に反対との意見、一方、
特別養護老人ホームの誘致等の優先順位の高い事業については推進し、堅実な予算編成に努めているとして修正案に反対し、原案に賛成との意見があり、委員会は修正案並びに原案について、それぞれ採決を行いました。 まず、修正案については、起立少数により否決と決定し、次に本案については、起立多数により原案どおり決定いたしました。 以上、御報告といたします。
○議長(茂木弘君) ただいまの委員長報告に御質疑はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(茂木弘君) 質疑はないものと認めます。 討論に入ります。 討論通告がありましたので、順次発言を許可いたします。 三番安部キヨ子さん。 〔安部キヨ子君登壇〕
◆三番(安部キヨ子君) 私は、日本共産党荒川区議会議員団を代表し、議案第二十三号、二〇一〇年度一般会計予算原案に反対、修正案に賛成の討論を行います。 新年度予算案は八百十七億円、前年比五・一パーセント減で計上されました。歳入では財調交付金の減があるものの、汐入東小学校の建設完了、市街地再開発関連の歳出減少などを考えますと、ほぼ例年並みの予算規模と言えます。基金残高は百九十五億円、区債残高は二百十八億円になって拮抗しています。 日本共産党区議団は、第十八回区民アンケートでの回答に「暮らしをやりくりするのに食費を切り詰める。衣類は買わない。病院に行くのを我慢する」などの切実な声が圧倒的に寄せられました。 政権が変わり、六カ月経ちました。国民の願いの一部は実現したものの、依然として景気悪化や構造改革の傷跡が区民を直撃、区民生活も深刻さが増しています。 厚生労働省は、製造業の年間賃金が四十万円減少と発表、収入、可処分所得が減少し続け、税や介護、医療などの負担は重くなる一方です。保険料を払えず滞納する方が増加、医療や介護などの高い自己負担で必要な介護サービスが受けられない、受診抑制で重症化するなど、社会保障制度の網の目から排除される区民もふえています。 区長は、区民の安心の砦として、暮らしをしっかりと支え、「幸福実感都市あらかわ」の実現に向けた予算を唱えています。また、格差の拡大で市場原理主義の過度な競争原理の支配に懸念を表明し、それらを払拭するために、「協力社会」の構築を求めていくなどとされました。そこが問われたと思います。 予算原案では、
特別養護老人ホームの増設やおたふく・水ぼうそう予防接種助成、デイサービス負担軽減、障害者福祉サービスの負担軽減などの継続を評価するものです。 さらに、我が党は、最低生活費を割り込む区民に税や保険料の負担を求めるべきではなく、生活を支える区独自の福祉施策を実施すべきと繰り返し提案してまいりました。政府に改善や財源措置を求めることは当然ですが、暮らしを守る基礎的自治体・荒川区の役割を発揮する予算が求められていると思います。 そこで、日本共産党区議団、高齢者の保険料負担軽減助成など、暮らしを守る四条例案を提出し、これに教育における教材教具の助成大幅拡大、アルバム代補助など加えた総額三億七千万円の増額予算修正案を提案いたしました。私どもの提案は、部分的ではありますが、区民の暮らしの実態から必要なものであること、一方、原案の不十分さを指摘せざるを得ないのであります。 また、官製ワーキングプアをつくる流れを転換すべきと申し上げてきましたが、区長は、自治体の職員体制の充実に対して、再三反論されました。この点は見解を異にします。 現業不補充の政府方針に従い、学校用務、国保、財務など非常勤化、道路・公園工事事務所、学童保育クラブ、保育園給食調理などの民間委託推進で、直接区民と接する部署で非常勤化や民間委託が進み、公的責任をあいまいにし、サービスの低下につながりかねません。一昨年のあらかわ遊園での重大事故も、指定管理者のACCから何重もの再委託が行われ、責任があいまいになるとともに、不安定雇用によって安全性が軽視され、起こったものです。区の非常勤の待遇改善については評価しますが、自治体の住民福祉サービスの基本は人であることを社会の共通の認識にしていくことを訴えたいと思います。 次に、予算審議で明らかになった点を幾つか指摘いたします。 第一に、保育園の待機児問題は重大です。待機児が二百七十五人と昨年以上に達していることです。ゼロ歳・一歳・二歳児だけではなく、今、私どものところには、三歳・四歳児も不承諾で入園できずに困っているとの相談があります。南千住地域の方々からの悲痛な声を紹介しましたが、理事者の答弁は、「丁寧な対応をする」とのことでした。その方々はどうなったのでしょうか。働きたい、でも保育園に入れない親の思いは、本当に胸が痛みます。 また、「子どもの貧困問題をなくす研究」をしている区ですが、働きたいという親の願いにこたえる保育を実施することは、基礎自治体の基本的な責務です。保育園待機児をなくすことは、雇用を守り、子どもの貧困につながらないためにも、重要な役割があります。同じ地域で保育待機児を繰り返すことは、許されるものではありません。 日本共産党区議団は、今すぐ保育園で使える暫定子ども園舎、南千住保育園などで対応することを求めましたが、決断には至っていません。待機児をなくして、雇用を維持するために、できることはあるはずです。 また、コミュニティ施設としてのふれあい館での児童事業、限界があります。南千住東部地域では、在宅の方を含め、児童事業を専門に行う施設の増設の必要を求めておきます。 第二に、介護と福祉の問題です。やはり人間らしい介護ができているか、問われています。介護療養ベッドなどを一カ月利用すると、住民税課税では月最低でも十二万円程度かかります。生活を脅かしています。 在宅介護を支える地域包括支援センターも、介護予防プラン作成とともに、地域の保健福祉向上、虐待防止など、本来自治体が責任を持つ事業を総合的に行って、相談内容も多岐になっています。支援センター職員一人当たり年平均一千二百件以上の相談は限界です。職員の増員や尾久・日暮里地域を分割し、増設すべきです。基幹型包括支援センターについて、区は既に基幹型の役割を果たしていると言いますが、名称を含めてはっきりと位置づけるべきです。 区立三特養ホームなど介護施設では、胃ろうや重度の方がふえ、処遇の困難さや介護保険報酬が実態に合わないこともあって、低賃金のために雇用の定着率はよくありません。手厚い介護を行うためにも、さらに区独自で介護・専門職の確保のための支援が必要です。 区の精神障害者支援センターアゼリアは、区内外から利用されており、電話は鳴り続け、応対したくても対応できないことに指定管理者の苦労も生まれています。利用者の相談充実のためにも、二つ目のアゼリアの設置を早急に求めます。 第三に、まちづくりと産業です。超高層ビルを中心にした拠点開発の問題点を明らかにすることが、三河島南北の開発にとっても不可欠になっています。また、無秩序の大型店の出店の影響も深刻で、日中町を支える地域商店や業者の営業と暮らしに光を当てることが求められています。 また、住宅政策が市場原理にゆだねられるもとで、公営住宅の収入基準の改定が区民住宅へも矛盾を拡大しています。今でも高過ぎる家賃のため、多くの空き室がありますが、公営住宅の収入基準の引き下げによって、区民住宅の入居者の申込所得基準も引き下がりました。家賃は高いままです。区民住宅はじめ公的住宅の活用を図り、弱者が利用できるように改善を求めておきます。 第四に、新型インフルエンザへの情報収集と即応体制の強化の必要性も強調しておきます。また、ワクチンについては、ストック状況を区がきちんと把握し、区民に医療機関の受診先がどこでもわかるよう、周知と改善を求めておきます。 最後に、子ども、教育の問題です。教育では、少人数学級の推進が求められています。子どもたちの置かれている現状は深刻さを増し、特別支援体制だけでなく、発達障害への対応や、いじめ、不登校、学力向上など、あらゆる問題解決に最も効果的な対策が少人数学級であることは、もう議論の余地はありません。東京都もささやかな第一歩を踏み出しましたが、荒川区として、より積極的に施設整備をはじめ、行動を起こすことを求めます。 以上、申し上げて、原案に反対、修正案賛成の討論といたします。(拍手)
○議長(茂木弘君) 十五番斉藤泰紀君。 〔斉藤泰紀君登壇〕
◆十五番(斉藤泰紀君) 私は、自由民主党荒川区議会議員団を代表いたしまして、議案第二十三号、平成二十二年度荒川区一般会計予算案につきまして、原案に賛成、修正案に反対の立場で討論をさせていただきます。 昨年夏の衆議院選挙で、自民党は国民の厳しい審判を受け、歴史的惨敗を喫し、政権の交代を余儀なくされました。事実上、政権を奪取すること以外の目的を持たなかった民主党政権は、想像どおり政権担当能力の欠如を露呈し、さらに国政の混乱に拍車をかけています。しかしながら、自由民主党は、国民の思いの中にそれなり以上に残っていた再生への期待にこたえることができていない現状にあることは、大変わびしいことでございます。 が、私たち自由民主党荒川区議会議員団は、区議会第一党として、国政のことではございません、荒川区政全体への責任と区民生活全体への責任を負っているとの自覚のもとに、厳しさが増すであろう今後の財政運営を想定しながら、不安ではなく安心を、厳しさではなく心の余裕を必要とする新しい時代にふさわしい荒川区実現に向けて、平成二十二年度予算につきまして、六項目の重点施策をはじめといたしました二百二十四項目にわたる要望をさせていただきました。自民党区議団の予算要望は、小坂眞三幹事長の指示のもとに、鳥飼・竹内政調会が中心となって、六月から盛夏までの間、ほとんど連日、調査研究を重ねて、検討精査の上に作成いたしましたことは、理事者の皆様、御承知のところでございます。 私たちの要望を踏まえ、区は、直面する重要課題や区民生活に的確に対応した施策に財源を重点的かつ効果的に配分する一方、内部努力のさらなる徹底や事務事業の全般にわたる再点検・再構築を図られました。この結果、過去最大であった前年度との比較で五・一パーセントの減とはなっていますけれども、今後の経済見通しを踏まえ、中長期的視点で健全財政にすべきという強い決意のもとに、抑制できるものは可能な限り抑制しながら、自民党区議団が強く要望いたしました重点施策を推進していくための新規事業やレベルアップ事業がそれなり以上にしっかりと組み入れられ、区長・理事者の御努力を高く評価するところでございます。 しかしながら、区民に負担をお願いすることではありますけれども、がん検診について、精度を上げて有料化していただきたいということや、家庭ごみについても、他区との協調を待たずに有料化していただきたいこと等々、その他、先送りになっていることは残念でございます。また、リサイクルセンターの早期設置など、今後の区民生活・区政運営にとって重要であると思われる幾つかの具体の提案についても、今後の検討課題になっております。来年に向けての区の真摯で前向きな御検討をお願いしておきたいと思います。 次に、分野別に幾つか簡潔に箇条書き風に評価と意見を申し上げさせていただきたいと思います。 区民生活でございますが、町会でのイベント助成を増額される予算計上がされておられることや、ふれあい館がさらに推進されようとしていることを評価したいと思います。 まちづくりについてでございますが、三河島駅前北地区再開発のことにおきまして、さまざまな要素から、事実上暗礁に乗り上げている状況かもしれません。区は、最大の地権者として、しっかりとした指導力を発揮していただいて、積極的な取り組みを期待しておきたいと思います。 イルミネーション設置の費用が予算化されていないことを大変残念に思っております。住民に評価が高いものでありまして、ぜひ流用等、再考、再構築をお願いしておきたいと思います。 産業と観光につきまして、産学連携において、山形大学、高専、産業技術センター等との連携をより深める予算になっています。区内産業の再生、活性化は喫緊の課題でございます。そのことからも評価をさせていただいているところでございます。 今年七月の「成田スカイアクセス」開業までに、日本の玄関口としての日暮里をアピールし、日暮里の町、荒川に降りていただける具体の工夫をお願いしておきたいと思います。 また、二年後の「東京スカイツリー」完成までに、日暮里からの直通バスの運行をぜひ実現していただきたいということで、その御努力に期待しておきたいと思います。 教育・文化について申し上げます。自民党が強く要望してまいりました学校図書館の環境整備や国語力の向上、読書活動推進についても、高く評価をさせていただきたいと思います。私もできるだけ日本語を大事にしていきたいと思っているところであります。好評の学校パワーアップをさらに充実することを期待しておきたいと思います。小学校低学年への少人数指導も積極的な検討をお願いしておきたいと思います。 私たちの重点要望でありました新図書館、文学館、子ども施設の整備に関する予算も着実に計上されていることを高く評価させていただきたいと思います。ぜひとも二十五年度開設に向けての積極的な御努力をお願いしておきたいと思います。 福祉・健康について申し上げます。区内六カ所目、七カ所目の特養の整備の経費が盛り込まれて、特養入所待機者解消に向けての区長の強い思いを高く評価しているところでございます。 このことに関連して申し上げておきたいと思いますが、ショートステイの利用に係る環境整備をぜひお願い申し上げたいと思っております。在宅介護者のレスパイトの観点から、例えば三カ月に一週間程度利用できるショートステイのあり方を検討していただきたく、是非要望させていただきたいと思います。新特養におきましても、ショートステイ用のベッドの充実の検討を是非期待しておきたいと思います。 また、自由民主党区議団が強く要望しておりましたよい歯の子どもたちに報償バッジを配布する予算を計上していただいたことを大いに評価するところでございます。今後は、児童・生徒の給食後の歯磨き全校実施に向けてのさらなる努力を期待しておきたいと思います。 健康のことの最後でございますが、脳ドック検診の助成につきまして、想像外の理由から研究・検討をされていないということに残念な思いをしているところでございます。 次に、子育てでございます。ヒブワクチン予防接種費用の助成を継続するとともに、私たち自由民主党区議団が強く要望しておりました、おたふく風邪、水ぼうそうの予防接種費用助成がしっかりと計上されていることを大いに評価させていただきたいと思います。 また、自民党が提案して開始されました放課後子どもプラン事業が拡大されることを高く評価いたします。今後は、できるだけ早く学童クラブの趣旨も生かしながら、放課後子どもプランに統合することを期待しておきたいと思います。 以上、時間の関係もありまして、一部ではありますが、分野ごとの評価と意見を述べさせていただきました。予算特別委員会での自民党各議員からの提言や意見を真摯に受けとめていただいて、今後の積極的な検討と対応をお願いしたいと思います。 最後に、北城議員の締めくくり総括質疑で明らかになったように、経常収支比率七五パーセント前後、人件費比率二二パーセント前後、公債費比率六パーセント前後と、起債活用の余力もあり、弾力性のある財政状況が維持されているということは、西川区長をはじめ理事者の皆様、意識のある職員の皆様の御努力を高く評価して、私たち自由民主党区議団の思いと一致するところでございますので、強く支持させていただきたいと思います。 そのことも踏まえなから、自民党小坂眞三幹事長が提言されました複合施設建設などにつきまして、その他も含めてでございますが、いわゆる愛区債の活用を積極的に検討・実施することを期待しておきたいと思います。 私たち自民党荒川区議会議員団は、執行機関との緊張関係を保ちながら、力強く西川区政をお支えし、新年度の予算執行をしっかり見守っていきたいと思います。 以上でございます。(拍手)
○議長(茂木弘君) 二十二番斉藤裕子さん。 〔斉藤裕子君登壇〕
◆二十二番(斉藤裕子君) 私は、議案第二十三号、平成二十二年度荒川区一般会計予算に反対する討論を行います。 今回の予算の特徴、あるいは予算を編成する環境の特徴と言いかえてもいいと思いますが、それは次の二点であろうと思います。 一つは、戦後最大の経済危機の中にあり、景気と経済の不振、区民生活の危機の中での予算であること、しかも、長期化する経済危機のもとで、区民税や財政調整交付金の先行き不安を抱えながら、どのように自治体財政を維持していくのかが問われ、反対に区民の窮状を支援するためには、どのように財政出動を行わなければならないのかも問われる、そうした局面での予算ということになります。まさに首長の思想と戦略的観点とが問われると言っても過言ではありません。 二つ目は、政権交代による政策変更が進行する中での予算であることです。現在の政権がいつまで続くのかは、ますます予断を許さなくなっている昨今でありますが、政権交代という状況によって、政策の基本をめぐる問題が明るみに出て、選択肢がまな板の上に乗ったことは間違いありません。例えば、控除なのか、給付なのか、現政権が進める地方分権改革は是か非か、消費税の増税をどうするのかなどですが、このような国の政策の変更は、すべて地方自治体の税収や財政に直結した問題であることは言うまでもありません。誰が政権を担当するかを問わず、今後、我が国の外交・安全保障問題と同時に、内政における基本問題として選択を迫られることになるだろうと思われます。 従って、首長と幹部職員は、国の政策の動向に常に関心を払い、荒川区政に利益をもたらし、区と区民を豊かにする政策なのか否か、分析を怠らないようにしていただきたいと一般質問と予算委員会で申し上げた次第です。 さて、このような視点から来年度予算を見たとき、果たして将来の課題に耐え得る戦略と思想を持ち、区民の期待にこたえられる予算であるのか、私は以下の点で大いに疑問と問題を感じざるを得ません。 一つは、西川区長が主張される「所得の再配分」はどのように実行される保障があるのかという点です。西川区長は、予算審議の中で、「区は、『所得の再配分』を重点にしていく」と述べられました。大変重要な見識だと思いますが、では、限られた区の権限と財政を使って、どのように「所得の再配分」を行うのか。また、国に対しても、当然「所得の再配分」、「富の再配分」に逆行する政策があれば、地方自治体として異議を唱えていただかなければなりませんが、その点はどうなのか。 私は、後に述べる「控除から給付へ」に象徴される税政、これが荒川区財政と区民にとって「所得の再配分」につながるものなのか、また、この間進行してきた「富の再配分」に逆行する地方税政、これは地方が徴収する税ですから、特に重要な問題なんですか、それに対してどうされるのか、こうした問題を抜きにはできないと考えております。 「行き過ぎた市場原理の横行によるひずみを是正する」というのがはやりのようですが、私は、誰から税を多く徴収し、誰の自由を規制するのかということなしに、このような議論をすることは、まやかしにすぎないと思っています。西川区長が「所得の再配分」「富の再配分」とおっしゃるのであれば、ぜひこの点を鮮明にしていただきたい。地方自治体は国の言いなりではないと主張される西川区長の今後、期待を持って見守り、私の限られた持ち時間の範囲内で大いに議論を続けたいと思います。 さて、二つ目に、中途半端で効果が見込めない財政出動のあり方であります。 平成二十二年度予算は、「区民の安心の砦として、暮らしをしっかり支え、『幸福実感都市あらかわ』の実現に向けて、着実な前進を図る予算」との編成方針のもとにつくられておりますが、果たしてそれにふさわしい財政出動が予算化されているのでしょうか。 その一例は、プレミアムつき商品券であります。総務企画委員会でも予算委員会でも超党派で継承、拡大の議論がありましたが、当初予算には組み込まれず、実現しておりません。もはや検証ではなく、補正予算を組んでもやっていただきたい事業であると思います。ことほどさように、思い切った財政出動で区民を支援する必要があります。一般質問で、渋谷区が所得の低い子育て世帯に行う保育料の無料化、そして、若者への家賃助成を引き合いに出しましたが、こうした効果のある財政出動をなさったらいかがでしょうか。 さて、予算の各分野について申し上げますが、歳入については、自主財源の柱であるべき区民税がどのような流れにあるのか、荒川区としてそれを是とするのか、非とするのか、この問題を明確にして歳入の組み立てをしていただきたい。地方税のフラット化は、多くの区民に増税で負担を重くしましたが、区税収入は潤ったこと、これは御承知のとおりです。このフラット化をやめ、応能税制にかじを切ってこそ、「富の再配分」「所得の再配分」であります。 さらに、子ども手当などに示される「控除から給付へ」の税政について、私たち荒川区議会は、先ほど賛成多数で控除の縮減と何らかの手だてを講じることを求めて意見書提出を決めました。住民税まで含む控除廃止は、「所得の再配分」どころか、所得の低い層に負担が増大し、全くそれに逆行するものです。 消費税の増税に関しては、売上税の失敗を総括し、地方自治体を利害関係者に巻き込んで、消費税の恩恵に浴するようにしてきました。増税論議の前に、二十年の長きにわたる大企業と高額所得者減税こそまず見直すべきと地方自治体は主張するべきではないでしょうか。 また、債権管理条例が可決され、税や国民健康保険料の滞納に関する処分が決められましたが、区は納税できない状況となった区民の中から、倒産、失業、多重債務、心身の病気などに適切に対処して区民を助けるため、「(仮称)区民の生活再建支援窓口」をつくり、行政として専門家と連携した支援を行うようにしていただきたい。このような中から、区民が再び豊かになり、税収も潤うということを息長く追求すべきであると考えます。 歳入の各分野についてですが、産業経済費については、各種補助金の効果についての検証を求めます。また、区長が努力された山形大学工学部の熱意ある取り組みにこたえる体制を整え、物づくりが輝く荒川区を目指していただきたいと思います。 まちづくりについては、一般的な活性化論ではなく、再開発の厳しい検証と見直しを求めます。 高齢者福祉については、先ほどこれもまた荒川区議会として提出した意見書も踏まえ、介護保険の現場の把握と改善支援に努めていただきたいと思います。 子育て支援についてですが、保育園に入園できない子どもや保護者の悲鳴が上がっていることを理由に、二百名規模の保育園を増設することは反対であると申し上げておきたいと思います。 さらに、教育については、予算委員会で質疑した子どもの数の将来把握、そして、子どもの状態の変化をまずしっかり予測していただくことを求めます。学校や教室が足りないなどということのないようにしていただきたい。また、医療との連携で、大変複雑化する子どもの精神の問題に取り組むことを求めたいと思います。 最後に、私たち荒川区議会は、政権与党が極めて少数で、大多数が国政野党という珍しい状況になってまいりました。今後は、自民党か民主党かの二元論ではなく、区民に最も身近な地方議員という立場から、荒川区民の利害から出発した政策の是非を闊達に議論していくようにしたいものだと痛切に感じます。 また、この間、西川区長は、民主党政権にエールも送られ、期待をお持ちのようにお見受けいたしました。締めくくり総括質疑で、政府の「地域主権戦略会議」での原口大臣や平野官房長官の発言を紹介しましたが、区長や私たちオール地方が望む方向とは異なる意図のもとに進められる地方分権なのではないでしょうか。北川総務企画部長の答弁は大変甘いというふうに思っておりますので、大変危機感を持っていることを申し添えたいと思います。 以上述べまして、予算に反対、そして共産党提出の修正案にも反対の討論といたします。
○議長(茂木弘君) 二十七番吉田詠子さん。 〔吉田詠子君登壇〕
◆二十七番(吉田詠子君) 私は、公明党荒川区議会議員団を代表しまして、議案第二十三号、平成二十二年度荒川区一般会計予算につきまして、原案に賛成、修正案に反対の立場で討論を行います。 平成二十二年度予算は、西川区長の第二期二年目となる予算であります。平成二十年から続く未曽有の経済危機が雇用不安をはじめ、区民生活に重大な影響を与え、また、過去最大の都税の減少による財調交付金の減額など、財政環境が一段と厳しさを増す中で編成された予算であります。 しかし、そうした中で、区が基礎自治体として果たすべき役割を全うし、区民生活を守り抜きたいという区長の揺るぎない信念と熱い情熱から、「区民の安心の砦として、暮らしをしっかりと支え、『幸福実感都市あらかわ』の実現に向けて着実な前進を図る予算」と位置づけられたものであります。 区民の健康増進や福祉の充実、子育てや教育環境の整備、産業振興、環境対策、文化振興、防災・防犯、まちづくりなど、区政の重要課題に積極的に取り組み、区民ニーズに対応する新規・充実事業などに重点的かつ効果的に予算を分配した結果、一般会計の予算額は八百十七億八千万円となったものであります。これは二十一年度との比較では四十四億円の減、率にして五・一パーセントマイナスの予算となったことから、さきの本会議において、我が党の戸田議員より予算編成における考え方を質問させていただきました。 西川区長より、予算総額が減額となった理由として、学校建設やまちづくりなどの大規模な事業が完了したことだけではなく、今後の経済の見通しを踏まえ、将来の財政負担に与え得る健全な財政運営に徹するために、区民生活や安全に関わる予算はしっかりと確保した上で、抑制できるものは可能な限り抑制に努めたことによるという明解な御答弁をいただき、区民の幸せのため、持続可能な区政を推進されようとする西川区長の堅実な姿勢に改めて敬意を表するものであります。 さらに、我が党がかねてから主張しております行財政改革への取り組みを一層強化・推進することにより、安定した財政運営と施策の充実を図り、「区民が幸せを実感できる荒川区」の実現に向けて、積極的に取り組んでいただくことを高く要望するものであります。 また、我が公明党荒川区議会議員団は、本予算の編成に先立って、昨年九月に、予算に関する要望書を西川区長に提出いたしました。行財政改革のさらなる推進から、入札・契約制度の改善、教育改革、子育て支援、健康促進事業の充実、高齢者福祉の充実、介護予防の推進、産業振興策、文化・芸術の振興、環境問題、まちづくり対策、安心・安全なまちづくり、防災対策まで、六分野百八十三項目の予算要望と十三項目の最重点要望と位置づけております。 以下、重立った具体的な施策について申し上げます。 最初に、教育の分野では、新図書館や吉村昭記念文学館を含む荒川二丁目の複合施設の建設については、総合基本計画の策定や地盤調査など、建設準備の経費が予算化されております。また、就学相談員や支援員の体制強化により、特別支援教育の充実が図られるとともに、スクール・ソーシャルワーカーの配置等により、いじめ・不登校問題対策の充実が図られております。 子育て支援の分野では、学校における子供の居場所づくりとして、放課後子どもプランの実施を三校から六校に拡大するとともに、待機児解消に向けた対応として、私立保育園の整備や認証保育所の開設に対する補助などが盛り込まれております。 健康促進に関する分野では、引き続き高齢者の季節性インフルエンザ予防接種の費用助成に係る経費や、新型インフルエンザの流行に向けた対策費が盛り込まれております。 なお、本委員会でも質疑がありましたように、子宮頸がん予防ワクチンの導入と接種の助成につきましては、我が党は三月十日、「子宮頸がん予防ワクチンの接種費用の助成を求める要望書」を西川区長に提出いたしました。予防効果が極めて高く、有効な予防手段であることから、当区においても、いち早く導入されるよう改めて要望いたします。 高齢者福祉の分野では、
特別養護老人ホームについて、区内六カ所目の建設助成、七カ所目の用地取得を予算化し、いずれも社会福祉法人を誘致して整備されております。また、介護予防事業としては、ころばん体操の会場を増やすなど充実が図られております。 産業振興策につきましては、起業家支援育成事業やモノづくりクラスター形成促進事業などを引き続き実施するほか、新たに区内企業に対し、試験研究機関利用料の一部を助成して新製品開発等を促進する事業や、経営基盤強化や高度化・高付加価値化する新製品・新技術開発を支援するために、高度な専門知識を有する専門家を派遣する事業などが新たに予算化されております。 なお、プレミアム付き区内共通お買物券につきましては、当初予算から計上されていることは一定の評価をいたしますが、本委員会でも質問しましたように、子ども手当の支給に合わせた工夫など、早急な検討を強く要望いたします。 環境対策につきましては、昨年の予算委員会の締めくくり総括質疑でも、街路灯の整備事業において、早急にLED照明を導入し、環境に配慮した明るいまちづくりを進めることなどを要望しておりましたが、遮熱性塗装の施工助成などエコ助成の充実に加え、新年度から街路灯にLED灯を順次導入することとされております。 安全・安心なまちづくりに関しましては、引き続き安心安全パトロール等を実施するとともに、区内三警察署との覚書締結による連携強化、防犯カメラや防犯対策等の補助、ワイヤーロック、防犯ネットの配布など、治安対策の充実が図られています。 なお、商店街への防犯カメラについては、商店街における安全性の面から、区全体の安全につなげる観点で、さらに研究していただきたいと要望いたします。 防災対策につきましては、尾久中央地区の密集住宅市街地整備促進事業、都市防災不燃化促進事業、木造・非木造の建物耐震化推進事業などを引き続き実施するとともに、支え合い見守り合いネットワーク事業におきましては、高齢者等支援マップの策定のほか、私が提案しました「救急医療情報キット」については、早速予算化がされておりました。 このように、我が党の主張が随所に取り入れられた予算案となっていることにつきましては、改めて西川区長及び区当局の御努力を高く評価いたします。 今後の経済状況の見通しを踏まえれば、我が党が主張する荒川二丁目の複合施設の建設、新たなふれあい館や保育園等の整備とあわせて、現在あるひろば館の売却を含めた活用方法、また、老朽化した小中学校の建て替えなど、今後も大きな財政需要が予測されております。基金と起債の活用を含め、将来を見据えた中長期の財源見通しを立て、健全な財政運営を維持していくよう強く要望いたします。 本予算委員会で我が党議員よりなされました質問・要望をはじめ、総括質疑において提案しました区の防災時における広域避難所の対策を検討すること、三河島駅の利便性ある整備を進めること、マンション管理費等の専門家の派遣、発達障害児対策、メタボ対策のさらなる充実、武道指導者の充実、汐入地域の保育園待機児の解消に向けての対策、悪質なリサイクル業者の対策、第二回バラの市開催の取り組み、また、予算(決算)資料の金額の詳細化など、いずれも区民の重要課題であり、荒川区にとりましても、早急に検討すべき諸課題であります。また、締めくくり総括質疑におきまして、四人の退職する部課長の方々に対し、敬意を表しながら提案しました戸籍のコンピュータ化の成果と今後の展開、放置自転車の対策、汐入地区内の中学校の特別支援学級の設置、職員提案制度の導入等、今後の事務執行や予算編成に十分反映させていただき、区民生活の向上に一層の努力をしていただくことを強く要望いたします。 私は、本予算特別委員会におきまして、我が党の各議員からなされました質問や提案・要望につきまして、区は基本的に前向きの答弁がなされたと理解しております。 今、アメリカでは、サーバント・リーダーシップ論というのが注目されております。「汗をかく人こそがリーダーたり得る」という意味です。西川区長をはじめ区職員、そして議員が現場を歩き、区民の声に耳を傾け、対話を重ねながら、「区民のための区政」実現のため、早急に検討に入ることを強く要望し、本予算に対し原案に賛成、修正案に反対の討論といたします。ありがとうございました。(拍手)
○議長(茂木弘君) 二十六番瀬野喜代さん。 〔瀬野喜代君登壇〕
◆二十六番(瀬野喜代君) 私は、民主党・市民の会として、二〇一〇年度荒川区一般会計予算につきまして、原案賛成、修正案反対の立場で討論を行います。 世界経済は、最悪期を脱したとの見方が強まっているとも言われますが、先行き不安な状態は変わりません。そんな中、荒川区の一般会計来年度予算総額は、今年度からマイナス四十四億二千万円の八百十七億八千万円となっております。税金収入の減も見込まれていることから、堅実な予算案と言えましょう。 施政方針の中で、「区民の幸福のために、持続可能で将来の財政負担にも耐え得るだけの財政の健全性を確保した予算」と説明されました。この基本的な考え方を評価いたします。地方自治体の責務として、持続可能で地域経済を活性化するような予算を求めたいと思います。 まず、健康の分野では、荒川区民の健康状態が全国平均より悪い現状に鑑み、積極的にたばこ対策、生活習慣病対策に取り組む姿勢や、女性の健康応援事業を評価します。新型インフルエンザ対策については、全国の自治体の先頭に立って取り組んできた今までの経験を総括し、今後に備えていただきたいと思います。区民の死亡原因トップのがんにしろ、脳梗塞にしろ、正しい知識を持ち、たばこをやめ、偏らない食事と十分な休養と運動が最大の予防であることを啓発してください。 高齢者福祉の分野では、住まい対策の拡大とともに、在宅生活を支える小規模多機能型居宅介護への支援がさらに加わったことを評価します。見守り事業や介護予防にさらに地域福祉の観点を充実させて、温かい地域づくりを進めていただきたいと思います。 障がい者福祉の分野では、就労支援事業に重点的に取り組んでいること、幼児から学齢期への相談事業の継続が始まったことを歓迎します。たんぽぽセンターと教育センターの連携をさらに強めてください。 子育て支援の分野では、
ボランティア団体への支援が始まったことを評価します。区民との協働を進め、地域福祉の充実を実現してほしいと思います。保育園の待機児童をなくすため、さらに努力をお願いいたします。 教育の分野では、スクール・ソーシャルワーカーの配置を歓迎いたします。教育委員会においては、何よりも学校が楽しいと子どもたちが思うような学校運営をお願いしたいと思います。また、(仮称)あらかわ地域大学が始まります。区と区民との協働で地域経済を活性化し、地域福祉を担う人材養成に期待します。産業の分野では、商店街空き店舗対策を地域福祉の観点から、区民との協働をつくり出す努力を是非ともお願いしたいと思います。 予算委員会の審議の中で繰り返し、日本学術会議の二〇〇八年の提言「我が国の子どもの成育環境の改善に向けて」で述べられている「子どもが外で群れ遊ぶ経験の欠如が、子どもの危機をもたらしている」という観点を紹介いたしました。子育て・学校・公園・道路・環境などなど、区政のすべての分野で「荒川区として、子どもの危機に何ができるか」という命題に取り組んでいただきたいと思います。 また、子どもが病気になっても休めない職場、家族そろって夕飯を食べることができない長時間労働がいかに子どもの育ちに悪影響をもたらすかを指摘しました。日本の国全体で考え直さなければならない課題ではありますが、毎年正規職員を減らしている荒川区役所で決してそんな職場環境にならないよう十分な配慮をお願いします。 また、「官製ワーキングプア」などという言葉で語られる非常勤職員の処遇改善に取り組む区の姿勢を評価するとともに、さらなる取り組みと区民サービスの担い手として指定管理者、委託業者など、民間の働き方にも光を当てる荒川区を期待しております。 「幸福実感都市」を掲げ、不幸な人を減らすことを目指して、自殺防止対策も始まりました。区長が施政方針演説の中でうたわれた「温かさと優しさに包まれたふるさと荒川」の実現を目指して、そして、区民の心に寄り添う政治を期待して、討論を終わります。(拍手)
○議長(茂木弘君) 一番小坂英二君。 〔小坂英二君登壇〕
◆一番(小坂英二君) 私は、議案第二十三号、平成二十二年度荒川区一般会計予算案につきまして、原案に賛成、修正案に反対の立場で討論を行います。 各分野において、着実な施策展開を図る平成二十二年度予算案は、多くのニーズを吸い上げながらも、過大な支出を控え、堅実な予算案となっており、大いに評価するものであります。尚志会を含む区議会各会派の議論の中で真に必要なものを先入観なく取り入れていると認識し、賛成する次第であります。 平成二十二年度の予算執行に当たり、指摘すべき点を幾つかこの際申し上げます。 まず、行政が区民の依存心を高めたり、生き抜く力を損ねるような姿勢、施策をとってはならないということであります。必要な福祉を供することは当然のことでありますが、悪意を持つものが排除されない「性善説」に基づいた行政の姿勢は、見直しが必要な時期に来ていると考えます。「プライバシー保護」と「生存権」という言葉を過大に認識し、不正受給がとても防げないような限られた調査のみで多額の生活保護費が被保護者の過去・現在の努力の有無にかかわらず支給を続けられる現状、有期保護制度の導入やチェックの厳格化を制度化することを国に求めるべきであります。 予算特別委員会でも指摘しました児童手当や子ども手当の支給が海外在住外国人児童にまで及び、偽装申請を何らチェックできない体制で、荒川区だけでも年額五千万円もの多額な手当を支給しようとしている、これは国の制度ですが、現状に強い危機感を持たざる得ません。せめて不正や偽装を正しく見抜くことができる体制づくりと国益を損ねない制度設計にするよう、関係機関に問題提起をすることを再度求めたいと思います。 次に、行政は歴史の重みをきちんと踏まえ、その上で意思決定をせねばならないということも申し上げます。平成二十二年の時点での意思決定を、現時点で生きている人やそのときの社会風潮だけを踏まえて行うのではなく、未来に生まれ来る子供達はもちろん、さまざまな思いや労苦を伴い、過去に生きてこられた先人の思い、その結果積み重ねてこられた文化や伝統の重みをしっかりと踏まえることです。軽薄な風潮に流され、日本語を粗末にしたり、政治的思惑に引きずられた言葉狩りを行政が行うことは、あってはならないことであります。政治宣伝でつくり上げられた自虐教育を一刻も早くやめ、世界の中で日本が果たしてきた役割を事実に基づき知り、今後の進むべき大局に思いを寄せられるような教育に転換をせねばなりません。 教育分野においては、社会の中では通用しない「偽善」に基づいた授業や学級運営を行うことをやめ、「正直者が馬鹿を見ない」学校にしなければなりません。例えば、区内の各学校で起きている学級崩壊への対応一つ見ても明らかでありますが、「混乱を引き起こす児童の学ぶ権利」というものを過度に尊重し、さらに、「だれが悪いとかレッテルを張るのはやめて、クラス全体で解決していこう」と問題点をぼやかし、問題を起こす児童に正面から当たることを避けるような風潮、どんなに児童が暴れても、教師の言葉を聞く耳を持たない児童にげんこつ一つすらできない。そうしたことを見透かして、教師の足元を見ながら、クラスは荒れる一方です。結局、学級崩壊は卒業時までおさまらず、まじめに授業を受けたかった児童は、被害を受け続けるだけで終わってしまいました。明らかにADHDのような症状であっても、親が首を縦に振らなければ医療の診断も受けさせることができず、暴れ続ける。指導力が足りない教師には、それを向上させる取り組みが不可欠であるのは言うまでもありませんが、それだけではこうした現状を抜本的に改善するのには足らず、必要な対策の障害となる法律や条例・規則があるのであれば、それを変えていくべく、国や都へ地方教育の現場からしっかりと問題提起し、声を上げていくべきであるということをこの際申し上げたいと思います。 予算の執行に当たりましては、以上指摘した点に加え、尚志会が予算特別委員会及び各委員会、本会議において各分野で指摘した事項も踏まえ、特段の御留意を要望し、原案に賛成、修正案に反対の討論といたします。
○議長(茂木弘君) 二十三番浅川喜文君。 〔浅川喜文君登壇〕
◆二十三番(浅川喜文君) 議案第二十三号、平成二十二年度荒川区一般会計予算に対し、原案に賛成、修正案に反対の討論を行います。 まず、予算審議に当たり、予算総額が対前年度に比較し、その増減を評価することに意味を感じません。予算は、当該年度に収入をどのように確保し、それをどのように使い、区民の福利向上を図るか、このことを具体的にあらわしたもので、問われるのは、その中身であることは論を待ちません。その上で、歳入歳出を審議いたしました。 まず、歳入については、特別区交付金財源である調整三税が七・三パーセントの大幅減収でしたが、本区の特別区交付金は都区財政調整などにより、対前年度比三・四パーセントの減で済んだことはよかったと言えます。しかし、歳入の四五パーセントを特別区交付金にゆだねる荒川区として、なお一層財政運営の堅実性保持に努める必要があります。 一方、今年度数次にわたる補正予算編成により、累積債務残高が基金残高を上回ってしまい、今後十分な認識と注意が必要です。従来、起債の運用は、適債事業の活用による財政の弾力的運用の一翼を担ってきました。しかし、後年度負担を強いられる未来の納税者には、事業の選択権が付与されないことに十分留意しなければなりません。 本区の歴史的・地理的条件による自主財源の脆弱性は、未来の区民にとり、自己実現達成の阻害要因になりかねません。自主財源強化は、一朝一夕に達成できることではありませんが、不断の努力が私たちに課せられた責務であります。区長ともども努力していく所存です。 歳入歳出ともに、おおむねよく検討され、また、堅実な予算編成であったと高く評価いたしたいと思います。 特別委員会において、質疑をした歳出について、以下、申し上げたいと思います。 まず、一番、児童虐待防止について。 総括質疑・締めくくり総括質疑で荒川区の児童虐待防止についての決意と抜本的対策の整備について質疑しました。江戸川区で殺された岡本海渡君の事件で、家庭支援センターが十分機能せず、死に至らしめられたことを質しても、「本区ではそんなことはありません」と担当者は強弁を繰り返しました。このような無分別な姿勢が年間四万件を超す児童虐待相談件数の激増と、虐待・育児放棄による幼児・児童死亡の連鎖につながっていることは、ここ数日の報道で明らかです。 平成十二年、児童虐待防止法施行、平成十四年乳幼児健診の活用、平成十七年、市区町村に窓口・専門組織の設置、平成二十年、児童相談所権限強化と対処療法的に暫時体制が整備されてきましたが、結局中身が伴わず、一向に児童虐待防止につながらず、現在に至っています。 質疑を通じ、西川区長とは大きな認識の違いはないと感じました。是非可及的速やかに、子ども家庭支援センターの人材強化と保健所との連携強化、児童虐待防止ワンストップ窓口の整備を進めていただき、荒川区から児童虐待・育児放棄による犠牲者ゼロを是非実現してください。また、児童相談所を二十三区に設置することは喫緊の課題で、実現に向け、区長、議会が力を合わせ、対応することを求めます。 そもそも、増大の一途をたどる児童虐待・育児放棄は、親子関係や家庭崩壊の現象と言え、戦後、経済復興と経済発展のみ追求してきた現代日本社会の宿痾と言えます。中長期的に親子関係を中心とした家庭や地域社会の適切なあり方を、温故知新を旨として再構築していくことが肝要です。 二、保育事業の質の確保について。 子育て世帯の転入が続く本区にとり、子育て基盤の整備は最重要課題です。保育園待機児解消のため、区はさまざまな手法を駆使し、希望実現に向け、努力しています。一方、数の対応とともに、保育環境の質の確保も求められています。現在、上智保育園一園で病後時保育が実施されていますが、保育需要の急増に伴い、病後時保育の拡大と病児保育の整備が焦眉の課題です。保育園利用世帯は、未来の荒川区の担い手です。この世代は、とてもフットワークがよいことで知られています。保育環境への期待値がかなわなければ、いとも簡単に転出してしまいます。中長期的視点からも、早急に整備しなければなりません。 三、商店街の活性化について。 商店街の活性化は、まず足元をしっかり見つめ、潜在資源を活用すべきであります。日舎線に並行する尾久ぎんざ商店街、熊野前商店街、川の手もと町商店会を日舎線利用者にアピールするために、車内放送の活用や尾久小学校の屋上にディスプレーを設置するなど、対策を講じるべきであります。 また、当該地域は公的施設が少なく、商店街に図書館など集人集客施設を設置することも求めます。 富山県舟橋村は、日本一小さな自治体と言われています。数年前、村長が越中舟橋駅と一体型で図書館を設置しました。今では住民一人当たり貸出冊数日本一となり、周辺自治体の中で若い世帯の住みたい町一番となっています。事実、平成十七年度国勢調査で人口増加率全国二位となっています。図書館の中身が重要ということはもちろんですが、利用者にとり、利便性の高い商店街に図書館を設置すれば、さまざまな相乗効果が期待できます。是非具体的に検討してください。 本区と鉄道で結ばれる京成線や常磐線・東武線沿線に対し、結節点の日暮里、西日暮里、町屋、南千住、三河島の祭りや歴史、食文化などをPRする車内広告や、沿線各駅構内のポスター頒布など、宣伝PRを積極的に行うべきであります。 最後に、教育政策について。 現在、小学校二十四校中二十二校で家庭科の専科教員が未配置です。美術・音楽の専科教員がそれぞれ全校配置されているのに比べ、家庭科専科教員の未配置は大きな問題と考えます。食育や裁縫など生涯生活に不可欠な教養を家庭でしつけとして教育されることは、現在望むべくもありません。小学校高学年で家庭科を学ぶ重要性は、以前に増して重要です。必要な学校から速やかに家庭科講師派遣を強く求めます。 また、今年度、五校近くだったと思いますが、教育研究発表会に私も参加させていただきました。その際、すべての学校での教職員の方々の真摯な教育に向ける姿を拝見し、私は、驚愕とともに感動いたしました。是非来年度にもこの教育研究を利用し、教職員のスキルアップに是非つなげていただきたい。また、あわせて、昨年来要望しております道徳教育における副読本、荒川区の関係の偉大な先人をぜひ偉人としてその中に入れていただきたいのとあわせて、つい先日、塙保己一さんというすばらしい江戸時代の方がいることを知りました。私は、非常に残念に思っているのは、戦前の日本人はほとんどこの塙保己一さんの偉業を知っております。しかし、戦後の教育では、ほとんどこのことが教育されておりません。唯一、高校の日本社会の山川出版で三行書かれているだけであります。このことが私は戦後教育の大きな問題点の一つだと考えております。このようなすばらしい人を是非荒川区がつくるであろう道徳教育の副読本に加えていただくことも、この際強く要請したいと思っております。 以上のほかに、大震災や新型インフルエンザなどに対応した区の発災時における事業継続計画策定や、女子医大尾久分院の地域町会などとの協力関係の樹立など、具体的に指摘しました。いずれも来年度以降、速やかに事業実施していくことを求め、討論といたします。
○議長(茂木弘君) 以上で討論を終わります。 本案については異議がありますので、起立によって採決いたします。 委員長報告に賛成の諸君の起立を求めます。 〔賛成者起立〕
○議長(茂木弘君) 起立多数と認めます。よって、議案第二十三号は委員長報告どおり決定いたしました。 日程第四十、議案第二十四号、平成二十二年度荒川区
国民健康保険事業特別会計予算、日程第四十一、議案第二十五号、平成二十二年度荒川区
老人保健医療特別会計予算、日程第四十二、議案第二十六号、平成二十二年度荒川区
後期高齢者医療特別会計予算、以上三件を一括議題といたします。 ――
―――――――――――――○―――――――――――――――
△議案第二十四号 平成二十二年度荒川区
国民健康保険事業特別会計予算
△議案第二十五号 平成二十二年度荒川区
老人保健医療特別会計予算
△議案第二十六号 平成二十二年度荒川区
後期高齢者医療特別会計予算 (委員長報告)
○議長(茂木弘君) 本案に関しては、予算に関する特別委員会副委員長小林行男君より委員会の審査経過並びに結果の報告があります。 〔小林行男君登壇〕
◆二番(小林行男君) 付託を受けました議案第二十四号、平成二十二年度荒川区
国民健康保険事業特別会計予算、議案第二十五号、平成二十二年度荒川区
老人保健医療特別会計予算、議案第二十六号、平成二十二年度荒川区
後期高齢者医療特別会計予算につきまして、一括して委員会の審査経過並びに結果の御報告を申し上げます。 本案三件につきましては、関連があるため、一括議題とし、質疑は一括して行い、討論及び採決は議案ごとに行いました。 初めに、理事者より議案の内容について説明を受けた後、審査に当たっては、委員より、
後期高齢者医療制度の見直し等について質疑がありました。 その後、討論に入りましたが、特に意見等なく、委員会は本案三件について、それぞれ採決の結果、原案どおり決定いたしました。 以上、御報告といたします。
○議長(茂木弘君) 一件ずつお諮りいたします。 議案第二十四号、平成二十二年度荒川区
国民健康保険事業特別会計予算について、ただいまの委員長報告に御質疑はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(茂木弘君) 質疑はないものと認めます。 討論に入ります。 討論はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(茂木弘君) 討論はないものと認めます。 議案第二十四号について、委員長報告に御異議ありませんか。 〔「異議なし」「異議あり」と呼ぶ者あり〕
○議長(茂木弘君) 本案については異議がありますので、起立によって採決いたします。 委員長報告に賛成の諸君の起立を求めます。 〔賛成者起立〕
○議長(茂木弘君) 起立多数と認めます。よって、議案第二十四号は委員長報告どおり決定いたしました。 議案第二十五号、平成二十二年度荒川区
老人保健医療特別会計予算について、ただいまの委員長報告に御質疑はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(茂木弘君) 質疑はないものと認めます。 討論に入ります。 討論はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(茂木弘君) 討論はないものと認めます。 議案第二十五号について、委員長報告に御異議ありませんか。 〔「異議なし」「異議あり」と呼ぶ者あり〕
○議長(茂木弘君) 本案については異議がありますので、起立によって採決いたします。 委員長報告に賛成の諸君の起立を求めます。 〔賛成者起立〕
○議長(茂木弘君) 起立多数と認めます。よって、議案第二十五号は委員長報告どおり決定いたしました。 議案第二十六号、平成二十二年度荒川区
後期高齢者医療特別会計予算について、ただいまの委員長報告に御質疑はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(茂木弘君) 質疑はないものと認めます。 討論に入ります。 討論はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(茂木弘君) 討論はないものと認めます。 議案第二十六号について、委員長報告に御異議ありませんか。 〔「異議なし」「異議あり」と呼ぶ者あり〕
○議長(茂木弘君) 本案については異議がありますので、起立によって採決いたします。 委員長報告に賛成の諸君の起立を求めます。 〔賛成者起立〕
○議長(茂木弘君) 起立多数と認めます。よって、議案第二十六号は委員長報告どおり決定いたしました。 日程第四十三、議案第二十七号、平成二十二年度荒川区
介護保険事業特別会計予算を議題といたします。 ――
―――――――――――――○―――――――――――――――
△議案第二十七号 平成二十二年度荒川区
介護保険事業特別会計予算 (委員長報告)
○議長(茂木弘君) 本案に関しては、予算に関する特別委員会委員長服部敏夫君より委員会の審査経過並びに結果の報告があります。 〔服部敏夫君登壇〕
◆十三番(服部敏夫君) 付託を受けました議案第二十七号、平成二十二年度荒川区
介護保険事業特別会計予算につきまして、委員会の審査経過並びに結果の御報告を申し上げます。 初めに、理事者より議案内容について説明を受け、特に質疑、意見等なく、委員会は採決の結果、原案どおり決定いたしました。 以上、御報告といたします。
○議長(茂木弘君) ただいまの委員長報告に御質疑はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(茂木弘君) 質疑はないものと認めます。 討論に入ります。 討論はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(茂木弘君) 討論はないものと認めます。 議案第二十七号について、委員長報告に御異議ありませんか。 〔「異議なし」「異議あり」と呼ぶ者あり〕
○議長(茂木弘君) 本案については異議がありますので、起立によって採決いたします。 委員長報告に賛成の諸君の起立を求めます。 〔賛成者起立〕
○議長(茂木弘君) 起立多数と認めます。よって、議案第二十七号は委員長報告どおり決定いたしました。 日程第四十四、委員長報告についてを議題といたします。 ――
―――――――――――――○―――――――――――――――
△委員長報告について (委員長報告)
○議長(茂木弘君) 文教・子育て支援委員長並木一元君より陳情の審査経過並びに結果について報告があります。 〔並木一元君登壇〕
◆十四番(並木一元君) 本定例会開会中に審査を行いました陳情の審査経過並びに結果の御報告をいたします。 平成二十一年第四号陳情、荒川の保育・学童保育・子育て支援施策の拡充と予算の増額を求める陳情について、審査を行いました。 委員より、小中学校の学級編制における東京都及び他自治体の方針、需要の多い地域での保育施設の整備状況、旧南千住幼稚園用地の利用に関する検討状況、陳情を採択した場合の所管での対応等について質疑がありました。 その後、討論に入り、陳情項目については、いずれも必要と考え、採択との意見、一方、学童クラブよりも放課後子どもプランを充実すべき等として不採択との意見、保育需要に対して、区は適切に対応している等として不採択との意見、公立保育園の給食調理業務委託は進めていくべき等として不採択との意見があり、委員会は採決した結果、不採択と決定いたしました。 以上、御報告といたします。
○議長(茂木弘君) ただいまの委員長報告に係る二十一年第四号陳情についてお諮りいたします。 委員長報告は不採択でありますので、本陳情について起立によって採決いたします。 本陳情を採択することに賛成の諸君の起立を求めます。 〔賛成者起立〕
○議長(茂木弘君) 起立少数と認めます。よって、二十一年第四号陳情は不採択と決定いたしました。 日程第四十五、議員提出議案第十号、訴えの提起に関する区長の専決処分についてを議題といたします。 ――
―――――――――――――○―――――――――――――――
△議員提出議案第十号 訴えの提起に関する区長の専決処分について (議案の部に掲載)
○議長(茂木弘君) 朗読を省略いたします。 本案に対し、提出者の説明を求めます。 十二番小坂眞三君。 〔小坂眞三君登壇〕
◆十二番(小坂眞三君) 議員提出議案第十号、訴えの提起に関する区長の専決処分につきまして、提出者を代表して、提案理由並びに内容を御説明申し上げます。 本案は、迅速で円滑な行政運営を図るため、地方自治法第百八十条第一項の規定に基づき、議会の権限に属する事項について、区長が専決処分できるよう、特に指定するものであります。 その指定する内容につきましては、区が提起する訴えであって、その訴訟の目的の価額が五百万円以下のもの及びこの訴訟事件に係る和解についてであります。 議員各位におかれましては、提案の御趣旨を御理解いただき、賛成いただきますようお願い申し上げ、提案の御説明とさせていただきます。
○議長(茂木弘君) 本案に対し質疑はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(茂木弘君) 質疑はないものと認めます。 議員提出議案第十号は、会議規則第三十八条第一項の規定により総務企画委員会に審査を付託いたします。 日程第四十六、議案第三十五号、
損害賠償請求事件に関する和解についてを議題といたします。 ――
―――――――――――――○―――――――――――――――
△議案第三十五号
損害賠償請求事件に関する和解について (議案の部に掲載)
○議長(茂木弘君) 朗読を省略いたします。 本案に対し、提出者の説明を求めます。 〔総務企画部長北川嘉昭君登壇〕
◎総務企画部長(北川嘉昭君) 議案第三十五号の提案理由及び内容を御説明申し上げます。 議案第三十五号、
損害賠償請求事件に関する和解につきましては、区職員の自転車乗車中の事故に係る
損害賠償請求事件について、損害賠償額を定め、訴訟上の和解を成立させるため、地方自治法第九十六条第一項第十二号及び第十三号の規定に基づき、御提案するものでございます。よろしく御審議のほどお願い申し上げます。
○議長(茂木弘君) 本案に対し質疑はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(茂木弘君) 質疑はないものと認めます。 議案第三十五号は、会議規則第三十八条第一項の規定により文教・子育て支援委員会に審査を付託いたします。 本日の会議時間は、議事の都合によりあらかじめこれを延長いたします。 この際、議事の都合により暫時休憩いたします。 午後四時三十一分休憩 午後六時五十三分開議
○議長(茂木弘君) 休憩前に引き続きまして、会議を開きます。 この際、日程の追加についてお諮りいたします。 事務局長より朗読いたします。 〔事務局長朗読〕追加議事日程 平成二十二年三月十七日第一 議員提出議案第十号 訴えの提起に関する区長の専決処分について第二 議案第三十五号
損害賠償請求事件に関する和解について
○議長(茂木弘君) ただいま朗読のとおり、日程に追加いたしたいと思いますが、御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(茂木弘君) 異議ないものと認め、そのように決定いたします。 追加日程第一、議員提出議案第十号、訴えの提起に関する区長の専決処分についてを議題といたします。 ――
―――――――――――――○―――――――――――――――
△議員提出議案第十号 訴えの提起に関する区長の専決処分について (委員長報告)
○議長(茂木弘君) 本案に関しては、総務企画委員長北城貞治君より委員会の審査経過並びに結果の報告があります。 〔北城貞治君登壇〕
◆十七番(北城貞治君) 付託を受けました議員提出議案第十号、訴えの提起に関する区長の専決処分につきまして、委員会の審査経過並びに結果の御報告をいたします。 まず、議案内容について、議案提出者から説明を受けた後、審査に入りました。 審査に当たっては、委員より、地方自治法に規定された専決処分の委任に対する議案提出者と執行機関側の認識、専決処分に係る価格の上限を五百万円とした理由と妥当性、議案提出に当たっての詳細な実態調査の必要性、「訴えの提起」の内容の具体例、通年議会に転換した場合の対応、区が保有する債権の内容と価額などについて質疑がありました。 その後、討論に入り、専決処分にすべて反対するわけではないが、議会の議決権を手放すことになる専決処分の委任は慎重に行われるべきであり、議会の関与が必要とされる場合も想定されるため、軽々に認めることができないとして反対との意見、これに対して、他区の状況をかんがみて、荒川区議会としても議決すべきとして賛成との意見、迅速な訴えの提起を可能にすることにより、悪質な滞納に対する有効な手だてとするとともに、区民生活の現状について、きめ細かい対応を要望する。また、専決処分に対する執行機関側の慎重な姿勢を了として賛成との意見、当該専決処分の委任には妥当性があるとして賛成との意見があり、委員会は採決の結果、原案どおり決定いたしました。 以上、御報告といたします。
○議長(茂木弘君) ただいまの委員長報告に御質疑はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(茂木弘君) 質疑はないものと認めます。 討論に入ります。 討論の通告がありましたので、発言を許可いたします。 四番横山幸次君。 〔横山幸次君登壇〕
◆四番(横山幸次君) 私は、議員提出議案第十号、訴えの提起に関する区長の専決処分についてに反対の討論を行います。 この議案は、五百万円以下の訴えの提起について、地方自治法百八十条にある議会の権限に属する軽易な事項に指定し、区長において専決処分ができるようにするというものであります。 御承知のように、専決処分ができるのは、地方自治法百七十九条で定める、一つ、議会が成立しないとき、二つ、出席議員が定足数に達しないときの例外規定でも会議を開くことができないとき、三つ、議会招集の時間的余裕がないことが明らかな場合、四つ目、議会が議決すべき事件を議決しないときの四つの場合であります。 もとより我が党区議団は、専決処分について、住民の利益との関係で必要な場合もあり、機械的に反対するものではありません。しかし、議会の議決権というものは、議会の権限中最も基本的、本質的なものであり、この議決により地方公共団体としての団体意思が決定されるものだけに、専決処分を安易に行うべきではないと考えます。 地方自治法改正のときも、専決処分について議会招集の時間的余裕がないことが明らかな場合と明確化された経緯もございます。今回、百八十条の議会の委任による専決処分の場合は、またこれとは異なります。地方自治法第九十六条では、二元代表制のもとで区民の代表である議会の最も重要な権能として議決権を挙げています。法律上は十五項目ですが、条例によって議決事項を拡大する取り組みも広がっています。 今回の訴えに係る事項も議会固有の議決事項です。それを手放すということは、事の軽重にかかわらず、議会にとって重大です。また、これまでの議会側の議論もなく、会期中に区長サイドから要請されて、議員提出議案として出したことも重大です。議会は固有の権能である議決事項の一部を事実上放棄することになるのです。慎重の上にも慎重を期すべきだと考えます。 また、議会の委任による専決処分は、自治法百七十九条による専決処分と異なり、議会の承認の必要はございません。議会が権限の一部を長に譲るのですから、事後のチェックすら不要なのであります。区長は議会に事後報告するだけとなります。 また、議会の委任については、議会の権限に属する軽易な事項と限定されています。何をもって軽易な事項に属すると提出者は判断したのでしょうか。なぜ五百万円以下なのか、三百万円以下ではいけないのか、提出者から私は合理的な説明を聞くことができませんでした。 また、訴えの提起という場合、債権管理だけではありません。区が損害賠償の訴訟を起こしたり、区が訴えられた場合、控訴する場合も含まれます。額の多い少ないと同時に、訴訟の中身が問題になることもあるでしょう。また、区が訴えられて、控訴の是非を判断する場合もあるでしょう。これで本当にいいのでしょうか。 議会は三カ月に一度開かれます。そもそも滞納処分に至る経過は、一年や二年ではないはずであります。多くの場合、それ以上の時間がかかります。その中で十分対応できると考えます。 最後に、債権管理条例と抱き合わせのようでありますが、議会の権限を長に譲り渡すわけですから、議会として独自の十分な調査を実施してからでも遅くないのではないでしょうか。また、債権管理条例の実施を踏まえ、区民の利益から見て本当に専決が必要なのか、金額がどの範囲から軽易と議会が判断できるのかなど、推移を見てから決めるなど、慎重な対応が求められているのではないでしょうか。 以上の理由を申し上げて、反対の討論といたします。(拍手)
○議長(茂木弘君) 以上で討論を終わります。 本案については異議がありますので、起立によって採決いたします。 委員長報告に賛成の諸君の起立を求めます。 〔賛成者起立〕
○議長(茂木弘君) 起立多数と認めます。よって、議員提出議案第十号は委員長報告どおり決定いたしました。 追加日程第二、議案第三十五号、
損害賠償請求事件に関する和解についてを議題といたします。 ――
―――――――――――――○―――――――――――――――
△議案第三十五号
損害賠償請求事件に関する和解について (委員長報告)
○議長(茂木弘君) 本案に関しては、文教・子育て支援委員長並木一元君より委員会の審査経過並びに結果の報告がございます。 〔並木一元君登壇〕
◆十四番(並木一元君) 付託を受けました議案第三十五号、
損害賠償請求事件に関する和解につきまして、委員会の審査経過並びに結果の御報告をいたします。 委員会は、議案の審査に当たり、理事者から議案内容の説明を受けた後に審査を行いました。 審査に当たっては、委員より、事故の概要、被害者の負傷の状況、事故発生から和解に至る経過及び裁判費用の負担、損害賠償額の妥当性、今後の事故防止対策、損害保険の適用などについて質疑がありました。 その後、討論に入りましたが、特に意見等なく、委員会は原案どおり決定いたしました。 以上、御報告といたします。
○議長(茂木弘君) ただいまの委員長報告に御質疑はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(茂木弘君) 質疑はないものと認めます。 討論に入ります。 討論の通告がありますので、発言を許可いたします。 二十三番浅川喜文君。 〔浅川喜文君登壇〕
◆二十三番(浅川喜文君) 議案第三十五号、
損害賠償請求事件に関する和解について、賛成討論を行います。 まず、事故発生後、相当期間が経過し、この間の対応が適切だったのか否か、いささか疑問を感じざるを得ません。また、区側代理人の対応及び代理人選任が適切だったかなど、不明な点が多く、この点で適切な判断をしかねるところです。ただ、事故の実態がつまびらかではございませんので、事故を起こした図書館職員を責める気はさらさらございません。今後、本事件を契機に、自転車事故防止に向け、意識啓発を徹底することを要望します。 あわせて、自転車事故で一千万円近い損害賠償が課せられる事実を広く区民に注意喚起をしてください。さらに、四月初旬に交通安全週間が始まりますが、これまで区職員がこの運動に参加してこなかったようです。この際、区民と一体で交通安全週間に取り組み、荒川区交通事故の半数を占める自転車事故削減に向け、運動を展開することを求め、討論といたします。
○議長(茂木弘君) 以上で討論を終わります。 議案第三十五号について、委員長報告に御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(茂木弘君) 異議ないものと認めます。議案第三十五号は委員長報告どおり決定いたしました。 日程第四十七、閉会中の継続審査・調査の付託についてを議題といたします。 ――
―――――――――――――○―――――――――――――――
△閉会中の継続審査・調査の付託について (資料の部に掲載)
○議長(茂木弘君) 各常任委員長及び議会運営委員長並びに各特別委員長より、お手元に配付の請願・陳情継続審査件名表及び委員会審査・調査事項表のとおり、閉会中における継続審査・調査の申し出がありました。 本件について、申し出のとおり、継続審査・調査を付託いたしたいと思いますが、御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(茂木弘君) 異議ないものと認め、そのように決定いたします。 この際、区長より発言の申し出がありますので、これを許可いたします。 〔区長西川太一郎君登壇〕
◎区長(西川太一郎君) 閉会のごあいさつを申し上げます前に、北城貞治議員におかれましては、在職二十五年の永きにわたる議員活動に対する荒川区議会永年在職議員表彰の御受賞、まことにおめでとうございます。北城貞治議員の区政に対する長年にわたる御努力、御尽力に対しまして、ここに区民の皆様とともに、深甚なる敬意を表するとともに、心からお祝いを申し上げたいと存じます。 北城貞治議員におかれましては、今後とも区政の一層の発展のため、御尽力をお願い申し上げたいと存じます。 それでは、平成二十二年荒川区議会第一回定例会の閉会に当たりまして、一言御礼のごあいさつを申し上げます。 本定例会に御提案いたしました議案三十五件につきまして、慎重なる御審議の上、いずれも御議決を賜り、まことにありがとうございました。 御議決を賜りました議案につきましては、御審議の中で賜りました御意見や御要望に十分留意し、適正に執行してまいりたいと存じます。また、平成二十二年度予算につきましても、予算に関する特別委員会におきます議員各位の活発な御議論を踏まえ、十分配慮の上、適正かつ効率的な執行に努めてまいりますので、今後ともよろしく御指導賜りますようお願い申し上げます。 陽気が春とはいえ、不順でございます。くれぐれも御健康に御留意賜り、区民の幸せのために御活躍あそばれされますようお祈りを申し上げまして、大変長い一カ月でございましたが、御審議を賜りましたことに心から御礼を申し上げまして、ごあいさつとさせていただきます。 まことにありがとうございました。(拍手)
○議長(茂木弘君) 以上をもちまして本日の日程は全部終了いたしました。 お諮りいたします。本定例会による議決事件の字句及び数字等の整理を議長に一任願いたいと思いますが、御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(茂木弘君) 異議ないものと認め、そのように決定いたします。 お諮りいたします。本定例会の会議に付されました事件はすべて議了いたしましたので、本日をもって本定例会を閉会いたしたいと思いますが、御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(茂木弘君) 異議ないものと認めます。よって、本定例会は本日をもって閉会することに決定いたします。 会議を閉じます。 平成二十二年荒川区議会第一回定例会を閉会いたします。 まことに御苦労さまでございました。 午後七時十分閉会 議長 茂 木 弘 署名人 小 島 和 男 署名人 菅 谷 安 男 署名人 吉 田 詠 子...