出席説明員
副区長 松村克彦
政策経営部
部長 加賀谷 実
政策企画課長 秋山武徳
DX推進担当部
部長 菅井英樹
DX推進担当課長 齊藤真徳
副参事 梅澤光洋
副参事 松永 仁
総務部
部長 池田 豊
総務課長 中潟信彦
庁舎整備担当部
部長 佐藤絵里
庁舎管理担当課長 桐山徳幸
庁舎建設担当課長 鳥居廣基
施設営繕担当部
部長 小柴直樹
公共施設マネジメント課長
並木正志
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本日の会議に付した事件
1.報告事項
(1)令和五年第一回区
議会定例会提出予定案件について
〔報告〕
① 議会の委任による専決処分の報告(
自動車損傷事故に係る損害賠償額の決定)
(2)
警察庁深沢宿舎跡地の活用方針について
(3)DX推進にかかる取組状況等について
(4)IP電話機及び
ライセンス等の購入について
(5)世田谷区立千歳温水プールへの
ESCO事業導入について
(6)その他
2.協議事項
(1)次回委員会の開催について
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午前八時五十九分開議
○おぎのけんじ 委員長 ただいまからDX推進・
公共施設整備等特別委員会を開会いたします。
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○おぎのけんじ 委員長 本日は報告事項の聴取等を行います。
委員会運営に関しては、引き続き
新型コロナウイルス対策を講じてまいります。理事者からの報告は簡潔明瞭に、委員からの質疑も要点を絞っていただくなど、会議時間の短縮に向けた御対応をお願いいたします。
また、発言の際は、
ワイヤレスマイクを御使用ください。
それでは、1報告事項の聴取に入ります。
まず、(1)令和五年第一回区
議会定例会提出予定案件について、報告①議会の委任による専決処分の報告(
自動車損傷事故に係る損害賠償額の決定)について、理事者の説明を願います。
◎桐山
庁舎管理担当課長 私からは、議会の委任による専決処分の報告(
自動車損傷事故に係る損害賠償額の決定)について御報告をいたします。
本件は、昨年十一月十四日の当委員会におきまして御報告しました
自動車損傷事故に関するものでございます。このたび相手方との示談交渉がまとまり、地方自治法第百八十条の規定に基づき専決処分を行いましたので、第一回区議会定例会に専決処分の報告をするに当たり、あらかじめ本委員会にて御報告するものでございます。
続きまして、資料を御覧ください。1の事故の概要につきましては記載のとおりでございます。十一月十四日に御報告した内容から変更はございません。
2の相手方への損害賠償額は記載のとおりでございまして、計二十三万三千六百九十円でございます。
なお、今回の御報告ではまとめて報告しておりますが、第一回区議会定例会における報告案件の件数としましては、損害賠償の相手方が二者となるため二件に分かれておりますので、御承知おきください。
また、区が支払う賠償金につきましては、特別区
自治体総合賠償責任保険により全額補填されます。
3の専決処分日は令和五年一月十三日でございます。
このたびは誠に申し訳ございませんでした。
報告は以上でございます。
○おぎのけんじ 委員長 ただいまの説明に対し御質疑がありましたら、どうぞ。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
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○おぎのけんじ 委員長 では次に、(2)
警察庁深沢宿舎跡地の活用方針について、理事者の説明を願います。
◎秋山
政策企画課長 それでは、
警察庁深沢宿舎跡地の活用方針について御報告をいたします。
なお、本件は
福祉保健常任委員会、そして当委員会との併せ報告でございます。
一ページを御覧ください。1の主旨でございますが、令和元年十二月に国の留保財産に選定されました深沢三丁目にございます
警察庁深沢宿舎跡地を区として行政需要のあります障害者施設として活用する方針を取りまとめ、国に要望することを御報告するものでございます。なお、国は、本件土地に関する活用方針としまして、土地の所有権を留保した上で地域のニーズなどを踏まえ、定期借地権による貸付けとしております。
2の敷地概要でございます。所在地、敷地面積、用途地域等については記載のとおりでございます。既存の建物につきましては、現在、国による解体作業が進められております。
一ページ下に周辺図、そして二ページ上に詳細図のほうを添付しております。
そのまま二ページの3の跡地活用の方針についてでございます。
(1)を御覧ください。当該地は障害者施設の需要が高い地域であり、記載の三つを整備内容といたします。
①の生活介護につきましては、令和十二年度までに三百四十人の定員確保を必要としております。当該地周辺には
生活介護施設が整備されておらず、玉川地域は最も定員の確保が必要な地域でございます。また、
医療的ケア者が通所できる
生活介護施設が玉川地域に整備されていないことも踏まえまして、当施設は
医療的ケア者の受入れも含めた
生活介護施設といたします。
②の
グループホームについては、特に
重度障害者向けですが、令和十二年度までに約三百人程度の定員確保を必要としております。
重度障害者向けの
グループホームは、この間、
ふじみ荘跡地などでの整備を進めておりますが、依然として定員確保が必要であることから、
医療的ケア者を含めた
重度障害者向けの
グループホームを整備することとしました。
③の
重症心身障害児通所施設についてです。
重症心身障害児を含む
医療的ケア児による利用需要は、令和三年度に実施しました
医療的ケア児を育てる家庭を対象にしたアンケートからも高いことが分かっておりますが、直近で整備した施設は
花見堂複合施設のみとなっており、その需要に応えるため施設整備を図っていくものでございます。
三ページを御覧ください。(2)の
施設整備手法については、区が公募し選定した民間事業者が国による活用方針を踏まえ、国から定期借地権により土地を借り受け、整備、運営を行います。
(3)の各施設の想定規模、定員、対象者については記載のとおりでございます。
4の関連経費でございます。(1)の
施設整備費補助につきましては、東京都の補助制度の活用を想定し、区は、都の
整備費補助交付額に区で六分の一を上乗せいたしまして、整備規模に応じて事業者へ交付いたします。現在の想定では、
都整備費補助基準額を約二億六百万円、区の整備費補助を約三千四百万円と見込んでございます。
(2)の運営費補助は記載のとおりでございます。
(3)の
土地賃借料補助ですが、これまでの
障害者施設整備におきましては、区有地は無償での貸付けを行い、都有地におきましても、区の
土地賃借料補助によって賃借料の全額を事業者に補助してございます。今回、区は初めて国有地を活用することから、運営事業者の負担を考慮いたしまして、東京都の補助制度を活用しつつ、区の国有地活用に係る新たな
土地賃借料補助制度を検討してまいります。
四ページを御覧ください。5の今後の
スケジュールでございます。次年度に国の審議会による利用方針の審議を経た後、住民説明を重ねながら、令和五年度に整備・運営事業者を公募、決定いたします。その後、東京都への手続を行い、令和七年度に事業者と国による
土地賃貸契約の締結後、工事に着手し、令和九年度の開設を予定しております。
御説明は以上でございます。
○おぎのけんじ 委員長 ただいまの説明に対し御質疑がありましたら、どうぞ。
◆中里光夫 委員 昨日の福祉の委員会でも言ったんですけれども、従来、保育園などで国有地を借りているケースでは、区が国から借りて、それを安く
社会福祉法人に貸し出すという手法を使っていて、その差分を区が負担するという手法を取っていると。
今回は国と事業者が直接契約をして、区がその差分を補助するというか、その賃借料について補助する新たな制度を検討するということで、社福法人が高い土地代を払えないというのは当然のことなので、これは当然やっていくべきだと思いますけれども、問題だということで私が指摘したのは、そもそも国が高い値段で貸していることに問題があるということで、従来たくさん国有地を使って福祉施設を世田谷区はやっていますけれども、その差分を世田谷区は随分負担しているわけですよね。
そもそも国に対して賃借料を下げるように粘り強く交渉を続けるべきだということで要望もしました。所管が政策経営部だということもあったので、今日改めてそのことを要望したいと思います。いかがですか。
◎秋山
政策企画課長 今、委員からございましたとおり、保育施設を国有地を活用してつくるとき、国のほうからその賃借料の減免ということでしていただいております。今回、障害者施設ということで、現段階で国に関しては減免の規定はないということは確認しております。そこの部分は今後協議ということで、昨日、福祉所管の答弁でもしたとおり、今後協議はしてまいりたいと思っています。
また、今ありましたとおり、国との施策の要望に関する要望で、全国市長会を通じてですが、全国市長会の部分に関しましても、今言った部分、国有地の活用しやすい仕組みの整備、それから賃借料の負担軽減などということを区のほうからは要望してございます。
◆加藤たいき 委員 先ほど秋山課長から、この地域には障害者施設のニーズが、需要があるというふうにおっしゃっていましたけれども、具体的にどれぐらい需要が、ニーズがあるのかというところが一点伺いたいんですが、というのも、この深沢の
警察宿舎跡地というのは学校の横で、学校の横が空く大規模の土地はなかなか存在しない中で、たしかここの地域は、
東深沢小学校は学童もかなり狭隘化されている中で、外への切り出しということを考える必要がなかったのかなというところがまず一点と、深沢保育園の跡地に民間学童の誘致をいっときだけ使って、また出ていってもらって仮園舎としてまた使うというところがあるとは思うんですけれども、同じ地域の中でこの
東深沢小学校の隣、児童の通学路とか帰り道の中ですごく使いやすい場所ではないかなというところも考えられたんじゃないかなというふうに思うんですが、何故にこの障害者施設をこの地域に、この場所に置いたのか、いま一度お願いします。
◎秋山
政策企画課長 まず、
東深沢小学校の現状ですが、教室数等の確認はしてございます。今後に関しまして、
東深沢小学校の部分で教室の不足はないとこういうことで教育委員会のまず確認を取っておりますので、学校の拡大の用地ということはまずないだろうということで考えてございます。
そして、お子さんの部分のいわゆる学童のところにおきましては、こちらは区のほうとしては喫緊の課題というふうに認識しております。先ほど
スケジュールのところで御説明をさせていただきましたが、こちらでつくるとなると、どうしても、この後国の審議会等がございますので、令和九年度ということで、四年から五年かかってしまいます。現在あります深沢保育園を活用した場合には令和六年からお子さんのほうで活用ができるということで、区のほうといたしましては、まず喫緊の課題に対して素早く対応するということで、現在の
区立深沢保育園の跡地というのが適切だろうということで考えたところでございます。
また、最後に障害者施設の部分でございますが、特に
医療的ケア者のところに関しましては、結構おりまして、約三四%の方が使われていないということで、玉川地域のところではその施設がございません。ということで、こういう観点からも、玉川地域のところで整備するのが重要だろうという観点から区として決めたものでございます。
◆加藤たいき 委員 令和九年度に学童だと間に合わないということだと思うんですけれども、
東深沢保育園の跡地でしたっけ、深沢保育園でしたっけ、どちらかちょっと今ぱっと思い出せないんですけれども、いっときって、令和六年に間に合わせて、でも三年後にはたしか出ていかなきゃいけないという状況を考えると、あまりにも無駄なお金が出てきてしまう。その保育園の仮園舎が出た後にまた土地が空いてしまうということもあると思うので、スライドして考えると、令和九年以降にこの深沢保育園の跡地を障害者施設にしてしまうという考え方もあったのではないかなというのもあるんですよね。
ちょっと時間はかかってしまうわけですけれども、そうすると仮園舎をつくらないで済んだりとかいろんなことも考えられたのではないかなと、もったいないとは正直思っているわけですが、障害者施設も必要だということは認識を私もしているので、その辺はうまく政経部として今後の保育園の跡地の使い方も含めてしっかりと出していただきたいなというふうに要望しておきます。
以上です。
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○おぎのけんじ 委員長 では次に、(3)DX推進にかかる取組状況等について、理事者の説明を願います。
◎齊藤
DX推進担当課長 それでは、DX推進にかかる取組状況等について御報告いたします。
二ページを御覧ください。主旨でございます。DXの推進に関しまして、今年度の取組状況と来年度の取組案につきまして、
DX推進方針の三つの柱とそれを支える人材育成の取組を御説明いたします。
次のページを御覧ください。まず、方針1、
行政サービスのRe・
Designに基づく取組です。
オンライン手続きに関しましては、今年度は
Web口座振替受付サービス導入のほか、表に示す記載の事項を実施しておりまして、来年度は
オンライン手続のさらなる拡充として、子育て、介護二十六手続のマイナポータルでの申請受付を順次開始する予定です。
オンライン相談等は、昨年十一月から開始した五か所の
まちづくりセンターと
総合支所保健福祉センターを結ぶモデル実施を、来年度は総合支所のほかの所管課ですとか本庁所管課を結ぶように拡大し、令和六年度からの全
まちづくりセンターでの実施に向けて検証を行ってまいります。
なお、こちらにありますとおりPTとマークがついているものに関しては、庁内で組織した
DX推進委員会の下にPTをつくり、そこで検討を進めているものです。
次のページにお進みください。表の上の
キャッシュレスに関しましては、昨年九月からくみん窓口、出張所での手数料支払いに関して開始したところですが、今後の拡大に向けて、来年度は対応方針、標準手順書の作成を行ってまいります。また、情報発信をすることで、区民の方への
キャッシュレス利用を促進してまいります。
窓口の改善につきましては、今年度末の繁忙期の混雑緩和に向けた対策を行うとともに、来年度はその効果を検証の上で、今後の対応策の準備や検討を進めてまいります。
広報に関しましては、
区公式ホームページについて、これまでの検討状況に基づきまして、来年度は
リニューアル業務委託の事業者選定や新
ホームページの構築を行ってまいります。
次のページに参ります。続きまして、方針2、参加と協働のRe・
Designに基づく取組です。
気軽な区民参加の推進として、今年度は、LINEの活用や
次期基本計画の検討に際して、
市民参加型合意形成プラットフォームの試行を行いました。来年度もさらなるLINEの活用や、
次期基本計画の骨子案に対する
区民意見募集での
市民参加型合意形成プラットフォームの活用を進めてまいります。
続いて、区民ニーズの見える化の推進のため、EBPM、
オープンデータの検討を進めてまいりましたが、来年度は、国や都の動きを踏まえた庁内啓発や
オープンデータの質、種類の充実を図るとともに、
スマートフォンのGPSデータによる人流分析を導入し、政策や計画策定への活用の試行を行ってまいります。
次のページに参ります。続いて、
コミュニケーション多様化の推進として、今年度は、全
まちづくりセンターの活動フロアにWi―Fi環境を整備し、活動団体が
オンライン会議で活用できるようにしました。その活用を推進するとともに、LINEのさらなる活用を進めてまいります。
デジタルデバイド対策に関しましては、
高齢者向けスマホ講座を引き続き実施してまいります。
次のページに参ります。方針3、区役所のRe・
Designに基づく取組です。
職員の業務効率化や多様な働き方を推進し、区のDX推進を下支えするため
次期情報化基盤の設計を進めており、来年度は、新庁舎一期棟整備に合わせ、記載の拠点での基盤整備を進めてまいります。
あわせて、新たな
コミュニケーションツールや、より業務効率化を図ることのできる新
事務用パソコンの展開を順次進めてまいります。
続きまして、次のページに参りまして、
自治体情報システムの標準化・共通化に関しましては、これまで国が提示する標準仕様書に準拠した
システム移行準備を進めており、まずは記載の第一期
移行対象業務を令和七年一月に移行できるよう作業を進めてまいります。
庁内オープンデータに関しましては、庁内に存在するデータを政策判断等で効果的に活用できるように、データの蓄積や活用方法を引き続き検討してまいります。
最後のページです。九ページ、三つのRe・
Designを下支えするDX人材の育成です。
これまで記載の
人材育成方針等の見直しや研修により人材育成を図ってまいりましたが、改正される
人材育成方針に基づく研修の充実や
外部人材活用に関する課題研究を行ってまいります。
説明は以上になります。
○おぎのけんじ 委員長 ただいまの説明に対し御質疑がありましたら、どうぞ。
◆
高岡じゅん子 委員 まず、一番最初のほうのいよいよ始まる
引越しワンストップサービスに関してです。こちらについて、結局、完全に足を運ばなくて済むわけではなくて、転出の届けは地元、最短の場合はスマホでできるけれども、それをした後で、引っ越した先では、現地というのかな、行ってやらなければいけないということ。
もちろん全国でちゃんと周知していただけるとは思うのですが、例えば大阪からマイナンバーを使って世田谷に引っ越ししました。何せ
ワンストップサービスという名前とかになっていますので、普通は
ワンストップといえばそこで終わると思うので、引っ越してきた方はその引っ越ししたスマホを持っておいでになるのか、
マイナンバーカードを持っておいでになるのかもよく分からないんですが、新しく来た方は必ず最寄りの、それかまた、できれば
まちづくりセンターで済めばきっと楽だし分散できると思うんですが、どこに行けるのか。
それで、初めて来た方は世田谷区のことを知らないので、皆さんは本庁舎においでになっていたり、それからあと、よく知っているのが、三軒茶屋と本庁舎だけがとても混むみたいなことも起こっているように感じています。
ワンストップサービス、全国規模のものですが、そこのところのそごがないように、例えば、
ワンストップサービスで引っ越ししたのに子どもの行く小学校の通知がいつまでも来ないと四月十日ぐらいになって思う人が出ないように周知と、出ていく方にも来てくださる方にも周知がまだまだ必要だと思うんですが、そちらについての対策についてまずお教えください。
◎齊藤
DX推進担当課長 委員御指摘のとおりと申しますか、全国的に始まった
引越しワンストップサービスに関しては、転入時には足を運ばなきゃいけないというそこが完全な
ワンストップではないじゃないかと言われれば、現状では確かにそういう面がありまして、そういったこともありますので、広報、周知に関しましては、
ホームページや
ツイッター等も使いながら、「区のおしらせ」ですとか、あとは区の広報板での周知を行うなどで広報を強化してまいりたいと思っております。
また、
マイナンバーカードの取扱いに関しては、まちセンでという話もありましたけれども、
マイナンバーカードの取扱窓口の拡充というのをまず一部のまちセンで進めるということで、それを並行して活用していくということと、あとは、今後の
システム標準化の中では、
マイナンバーカードを持たない方でも、転出証明書を、例えば二次元コードを使って転入手続を簡略化するようなことも予定されているということなので、関係所管とも連携を図り、
窓口改善PTでも議論しながらその辺は十全に進めていきたいと思っております。
◆
高岡じゅん子 委員 三月、四月の
窓口繁忙対策というのも別の項目で立っていますが、やはりこれは本当に大切ですし、一人の分でも漏れや落ちがあると、もう全ての根幹になるものなので、ぜひきちんとしていただきたいと思いますし、それから、
区民センターの中で幾つかそれができるようなところがあるということでしたら、そういったことも、引っ越してきた方はとにかく世田谷区の三層構造も知らないので、どこなら何ができるというのもできるだけ分かりやすく、四月とか三月の
ホームページのかなり上のほうで、初めて世田谷に転入なさった方みたいなところをつくって、ここでもできます、こことここは集中するので混みますみたいなことも、ぜひせっかくDXで進めていくのでしたら進めていただきたいと要望いたします。
◆中山みずほ 委員 五ページの気軽な区民参加の中の二つ目の先進事例(
市民参加型合意形成プラットフォーム等)の研究についてなんですけれども、これは今現在、たしか基本計画の中の区民検討の中の引き続きの意見聴取というかで使われていると伺っているんです。これ自体の検証とかというのはどこで報告をされるんでしょうか。
◎加賀谷
政策経営部長 御指摘のとおり、夏に区民委員さんが検討会議を行った延長で、今現在、区民委員さんの中で主に登録いただいて使用している状況ですので、あまり登録状況も実は多くない実態がございまして、来年度、基本計画の骨子を五月以降ですか、区民にまたお知らせしていく中で、
パブリックコメントと併せて、
ステークホルダーの団体ですとか、また引き続き区民委員さんの方にも御意見いただきたいと思って、そういった機会にツールを活用して御意見をいただこうかなと思っていますので、もう少し利用されている状況の節目を狙いながら御報告はさせていただきたいと思っています。
今現在、ちょうど今週ですかね、このツールの事業者との意見交換を行う機会がございますので、また使い方を含めて意見をいただきながら、もう少し使い勝手を広くしてきたい。
基本計画だけじゃなくて、来年度いろいろ環境を含めたいろんな事業の中でも活用できればと思っていますので、それぞれの使った際の節目として、使ったときの評価的なフィードバックはしていきたいと思っています。
◆中山みずほ 委員 その際はプロポーザルは行われるんですか。今やっているところは実証的にやるイメージを持っているんですけれども、実際このサービスをやっている事業者というのは、別にこのDecidim――このサービス名ですね――だけではないと思うんですけれども、このままDecidimでいくのか、ほかを検証するのか、いわゆる使う用途がこれから増えるという可能性があるのであればプロポーザルの必要性があると思うんですけれども、その辺はいかがでしょうか。
◎加賀谷
政策経営部長 今年度、来年度、引き続き試行をさせていただきたいと思っていますので、来年度の使用状況検証を踏まえて、再来年度、六年度以降、どうするかというのは改めて検討していきたいと思います。
◆つるみけんご 委員 四ページ目の窓口改善についてなんですけれども、ここに窓口の混雑緩和に向けた対策の実施ということで四年度、五年度の主な取組を書いていただいているんですが、前回、この委員会の中で、混雑の緩和ではなくて解消ということをきちんと目指していくべきだということを申し上げたんですけれども、その際に副区長からも解消を目指すというようなお話をきちんといただいていたかと記憶しているんですが、いまだにこの混雑緩和という書き方をされていて、本当にこれは解消に向かっているのかなという不安をちょっと覚えております。
今もうこの第二庁舎の一階でも本当に区民の皆様が大変な列をなしてお待ちいただいているという現状があって、区民に時間を返す改革をするというふうに区長がおっしゃられてもう随分たっているわけで、やはりこの本気度というのがいまいちこの資料からは見てとれないんですけれども、その辺のお考えをぜひお聞かせいただきたいんですが、お願いします。
◎齊藤
DX推進担当課長 窓口改善の取組に関しましては、別の委員会のほうで詳しく本日御説明させていただくところではあるんですけれども、私どもは
窓口改善PTの中で議論を進めて、我々DX推進課も入って議論をしているところで、やはり今、ピーク時にはかなりの待ち時間が発生していると。
それをいきなり完全に解消してゼロにしますというのはなかなかやっぱり現実的には難しいと思っておりまして、先ほど申し上げたマイナンバー取扱窓口を拡充するだとか、あと
ホームページの検索性を向上して、この窓口だとこのことができるから、この用事だったらここでできるだとか、手続ガイドというのを充実させて、死亡とかに関してだったと思いますが、これまであった手続ガイドというイエス、ノーで答えることで必要な手続ができるような仕組みに関しても、転出入に関してもできるようにするですとか、いろいろ複合的なことをやることによって、まずは混雑解消に向けて取り組んでいくと。
ただ、それでゼロになるとはさすがにちょっと考えられないので、今回の繁忙期の結果を検証した上で、例えば令和七年度の新庁舎二期棟構築に向けては、それを生かして解消に向けて取組を進めるだとか、
オンライン手続の推進だとかも併用しながら、お待たせしない窓口というのを目指していくということを、やはり少しお時間をいただくことになるとは思うんですけれども、関係所管を挙げて取組を進めていきたいと考えているところです。
◆つるみけんご 委員 今、令和七年度というお話が出ましたけれども、これは本当に区民の皆様は、以前資料を頂いた中でも八十七分でしたかと思うんですけれども、それぐらいお待ちいただいているということが現実的にあって、これまでの議会答弁では一時間半とか二時間とかそういう数字も出ていますけれども、では、今年度取組を進めてこられて、具体的に今待ち時間がどれぐらい減るのかという目標みたいなもの、今年度末、今、二月、三月の待ち時間というのが総合的にどれぐらい減ってくるのかという目標みたいなものはあるんでしょうか。教えていただければと思います。
◎齊藤
DX推進担当課長 先ほど申し上げましたとおり別の地域行政などの特別委員会で詳しく御説明するところで、そこで目標値というのは示しております。なので、そこで対応を関係所管から御説明させていただくことになると思います。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━
○おぎのけんじ 委員長 では次に、(4)IP電話機及び
ライセンス等の購入について、理事者の説明を願います。
◎桐山
庁舎管理担当課長 私からは、IP電話機及び
ライセンス等の購入について御報告をいたします。
まず、1の主旨でございます。新庁舎における電話は、機能の拡張性が高く、また、電話機移設にかかるアナログ電話線敷設作業等のコストを縮減できることから、庁内ネットワーク用LANケーブルを活用するIP電話を導入いたします。つきましては、IP電話等の購入に係る指名競争入札を行いましたので御報告をするものでございます。
2のIP電話概要、3の購入物品等、4の相手方、5の契約予定金額につきましては記載のとおりでございます。
6の今後の
スケジュールでございますが、令和五年三月の第一回区議会定例会で御審議いただき、本契約を締結した後、九月末の新庁舎一期棟竣工後、IP電話機を設置する予定でございます。
資料の二ページには参考としまして購入機種とIP電話等のネットワーク概要イメージ図を記載しておりますので、御覧いただければと思っております。
報告は以上でございます。
○おぎのけんじ 委員長 ただいまの説明に対し御質疑がありましたら、どうぞ。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
━━━━━━━━━━━━━━━━━━
○おぎのけんじ 委員長 では次に、(5)世田谷区立千歳温水プールへの
ESCO事業導入について、理事者の説明を願います。
◎並木
公共施設マネジメント課長 本案件につきましては、区民生活常任委員会、スポーツ・交流推進等特別委員会と本委員会との併せ報告として報告させていただくものでございます。
一ページ目を御覧ください。初めに、1主旨でございます。区では、世田谷区環境マネジメントシステム「ECOステップせたがや」に基づきまして、環境負荷の低減と光熱水費負担軽減を図るため、ESCO事業の導入を進めています。また、新実施計画や世田谷区未来つながるプランにおいても、区施設等のエネルギー使用量の削減の中にESCO事業を位置づけているところでございます。
このたび、総合運動場、北沢タウンホール、ほか四つの公共施設に次ぐ導入について、可能性調査に基づきまして考慮した結果、千歳温水プールを対象とし、事業提案の公募を実施するので報告をいたします。
2導入理由でございます。こちらは主に二つございます。
一つは、当該施設は区の公共施設の中で、コロナ前の令和元年度の時点でございますが、エネルギー使用量が三番目に多く、可能性調査では、ギャランティード方式によるESCO事業の導入効果が大きいと診断されていること。
二つ目は、隣接する千歳清掃工場からの温水を供給され、その熱を空調、給湯等に利用し、既に二十三年が経過しているということもありまして、更新が必要な機器が多いということが理由の一つでございます。
以上から、令和七年四月のESCO事業のサービス開始に向けまして、千歳清掃工場の大規模な整備により工場が高温水の供給ができない期間に合わせまして設備を改修し、ESCO事業の導入に着手するものでございます。
3事業の選定方法につきましては、プロポーザル方式で選定をしてまいります。
4、主な設備の改修につきましては、①空調・熱源、②制御関係、③電気、④水道の設備関連でございます。
5
ESCO事業導入後の効果につきましては、一ページ、二ページにわたって申し訳ございませんが、①CO2削減効果は年間で二百七十八トンのCO2の削減と、②光熱水費削減効果は年間で約二千四百四万円を想定しております。
二ページ目の6区の経費負担でございますが、設備改修等が令和五年から令和六年度で二億四千六百万円、サービス料はESCO事業が開始される七年度からの三年間で年間三百万円、合計の経費、五年度から五年間で約二億五千五百万円を想定してございます。
7の今後の
スケジュールでございますが、こちらは御覧のとおりでございまして、今後、休館の時期、まずプロポーザルで業者が決まりましたら詳細を詰めてまいりますので、休館の時期が決まりますタイミングで再度、常任委員会等、特別委員会等でも併せて報告をしていきたいと考えております。
御説明は以上です。
○おぎのけんじ 委員長 ただいまの説明に対し御質疑がありましたら、どうぞ。
◆中里光夫 委員 確認ですけれども、千歳温水プールは清掃工場の熱源でやっていて、その熱源を止めている間更新するということですけれども、これは、更新が終わったら熱源は復活して、今後も清掃工場の熱は利用し続けるという理解でよろしいですか。
◎並木
公共施設マネジメント課長 御指摘のとおりでございます。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━
○おぎのけんじ 委員長 では次に、(6)その他ですが、何か報告事項はございますか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○おぎのけんじ 委員長 以上で報告事項の聴取を終わります。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━
○おぎのけんじ 委員長 次に、2協議事項に入ります。
(1)次回委員会の開催についてですが、第一回定例会の会期中である二月二十八日火曜日午前九時から開催予定としたいと思いますが、よろしいでしょうか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○おぎのけんじ 委員長 それでは、次回委員会は二月二十八日火曜日午前九時から開催予定といたします。
以上で協議事項を終わります。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━
○おぎのけんじ 委員長 その他何かございますか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○おぎのけんじ 委員長 特にないようですので、以上で本日のDX推進・
公共施設整備等特別委員会を散会いたします。
午前九時三十五分散会
━━━━━━━━━━━━━━━━━━
署名
DX推進・
公共施設整備等特別委員会
委員長...